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  1. 神石高原町議会 2020-06-15
    06月15日-01号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第 5回 6月定例会      令和2年第5回神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 令和2年6月15日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   会 6月15日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          5番 横 尾 正 文         6番 橋 本 輝 久          7番 久保田 龍 泉         8番 小 川 清 治          9番 木野山 孝 志        10番 藤 田 晃 己         11番 寄 定 秀 幸        12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長  松 本 真 典     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり1. 会議録署名議員    第4番  横 山 素 子         第 6 番  橋 本 輝 久            午前10時00分 開会 ○議長(松本) 皆さん,おはようございます。 私たちの任期では最後の6月議会となりました。そして,定例会も,今定例会と9月定例会を残すのみとなりました。 緊急事態宣言が解除され,自粛と我慢の生活から平常の生活に徐々に戻りつつありますが,第2波がいつ発生するかわからず,引き続き警戒が必要です。今後は感染予防を基本とした新しい日常生活が始まると思います。 本定例会は一般質問からスタートしますが,新型コロナウイルスの対策を含んだ条例改正,補正予算など重要な議案を審議いたします。そして,本庁舎の建設工事も始まる重要な時期でもあります。議員各位の真摯な審議と執行者の的確な答弁により,活発な議論を展開され,実のある定例会になりますようお願いをし,開会の挨拶といたします。 ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので,これより令和2年第5回神石高原町議会定例会を開会します。(説明員を報告) また,さきの議会運営委員会で,本会議において新型コロナウイルス感染症拡大対策としてマスクの着用許可と,省エネ対策として服装をクールビズに努めることとしました。暑い方は,上着をとっていただいても結構です。 町長から挨拶があります。 ◎町長(入江) 皆さん,おはようございます。 令和2年第5回神石高原町議会定例会の開会に当たり,ご挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては,大変ご多用のところ,6月定例議会にご参集を賜り,まことにありがとうございます。今月末までの長い会期となりますが,よろしくお願いを申し上げます。 初めに,新型コロナウイルス感染症対策について少しご報告を申し上げます。 国,県の給付金,単独事業等,本町におきましては,迅速に対応することができたと思っております。例えば,町が行っています緊急支援事業ですけれども,現在104事業者に対し3千万円余りを給付をさせていただきました。また,国の臨時特別給付金,10万円を給付するという事業ですけれども,本町では既に96%の交付を行うことができました。これも,町議会のご理解と町職員の町民の立場に立った業務執行によるものと,行政を預かる町長として感謝しているところです。この感染症も完全に終息したわけではありませんので,今後においても引き続き感染状況,経済状況の把握等,情報収集を行い,迅速かつ確実にその対策に取り組んでまいります。 また,今年も梅雨に入り,出水期となりました。2年前の西日本豪雨災害を教訓として,減災・防災の取り組みもしっかりと進めてまいります。特にこのコロナ禍での避難所の運営等については,感染予防等,十分な対策が必要となります。先般も避難所運営訓練を行ったところですが,避難者の安心・安全を最大限確保すべく,行政一丸となって取り組んでまいります。 さて,本定例会に提出させていただく議案は,新型コロナウイルス感染症対策の第二弾となる補正予算を含む全19議案でございます。第三セクターの決算等もあわせてご報告いたしますので,ご審議の上,全議案可決いただきますようお願い申し上げ,開会に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(松本) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 定例会の会議録署名議員は,会議規則第125条の規定により,4番横山議員,6番橋本議員を指名します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第2,会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は,本日から6月30日までの16日間とすることにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から6月30日までの16日間と決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第3,諸般の報告をいたします。 新型コロナウイルスの関係で,全国町村議長・副議長研修会は中止となりました。 広島県備後地域振興協議会及び広島県内陸部振興対策協議会総会は,いずれも書面による審議を行ったところであります。 議会運営委員会の所掌事務調査及び議会広報常任委員会の所管事務調査について,各委員長からお手元に配付したとおり報告書が提出されています。説明は省略します。 次に,地方自治法第235条の2第3項の規定による令和2年4月分及び令和2年5月分の例月出納検査の結果報告書が,地方自治法第199条第9項の規定による定期監査結果が手元に配付したとおり提出されております。朗読は省略します。 以上で諸般の報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第4,一般質問を行います。 簡潔明瞭な質問と明快な答弁を求めるため,本定例会における一般質問は,基本条例第13条の規定により,一問一答方式により行います。質問時間は,質疑及び答弁を含め1議員1時間を限度といたします。 通告が10名よりありました。通告順にこれを許可します。 ◆7番(久保田) 皆さん,おはようございます。 それでは,早速ですが,トップバッターということで一般質問をさせていただきます。 まず初めに,新型コロナウイルスの感染影響による支援についてお伺いをいたしたいと思います。 初めに,新型コロナウイルス感染拡大防止に懸命なる活動をされておられる医療従事者の方,それにかかわる関係者の方に心からの敬意と感謝を申し上げます。幸いにして本町では感染者は確認をされておりませんが,コロナウイルスが終息したわけではなく,今後も発症が心配されますので,医療従事者の方には今後とも感染防止にご尽力いただきますようよろしくお願いをいたします。 また,役場では,国内の感染拡大に伴い,いち早く新型コロナウイルス対策本部の立ち上げ,相談窓口の設置等,全庁一丸になり感染防止の啓発,町民への支援体制をとっていただき,スピード感のある支援が行われましたが,これら一連の取り組みに対し敬意をあらわしたいと思います。 さて,今回の新型コロナウイルス感染により経済活動に大きな打撃を与えました。国の緊急事態宣言発令,県の感染拡大警戒宣言発令と外出自粛要請が行われ,人,物が動かず,今なおイベントの中止,延期などで経済活動に深刻な影響を与えております。今は宣言は解除されており,少しずつ日常を取り戻しておりますが,発症以前のような完全な回復には至っておりません。業種によっては厳しい状況は変わっておりませんが,一刻も早い回復を願いつつ,今後の事業者や町民の方の支援についてどう取り組まれていかれるのかをお伺いをいたします。 質問の1,新型コロナウイルス影響による事業者及び町民の支援について,5月に第1次の補正予算が可決をいたしましたが,その中の緊急支援給付金,法人は従業員20人以下のみの対象で,給付金は最大50万円とありますが,この条件を21人以上も対象にして,給付金の引き上げ,そして従業員割として給付すべきではないでしょうか。 2,コロナウイルスの影響を受けている企業の実態調査をされましたが,何社訪問し,要望内容はどうだったのですか。 3,影響を受けている企業は,第三セクターも含みますが,生産調整や従業員の一時帰休など厳しい状況に直面をしておりました。何としても雇用は守らなければなりません。国の第1次地方創生臨時給付金の本町への配分額と支援の財源は,また地方創生臨時給付金だけにされるのか,単独町費も入れるのか,今後の第2次の補正予算の金額,支援内容をお伺いをいたします。 以上,1点目です。 ◎町長(入江) 久保田議員のご質問にお答えをいたします。 初めに,新型コロナウイルス影響による支援についてのご質問です。 町内の企業活動は,今回の新型コロナウイルス感染症によって非常に大きなダメージを受けております。議会のご指摘もあり,5月中旬に町内の事業所を20社程度訪問をさせていただきました。私も,電話ですけれども数十社聞き取りをさせていただきました。その中でお聞きした声は,今たちまちしんどい,これからの見通しがつかない,そういった声を多く聞かせていただきました。ただ,そんな中にあっても,少し違った業態への取り組みを行っているとか,コロナ後を見据えた取り組みを行いたいといった前向きな意見もあったところです。そんな切実な声を聞かせていただきましたので,早々に4月下旬から5月上旬にかけて第一弾と言える支援策を打ち出したところです。 今議会では,従業員数21人以上の企業への支援も新たに加えた第二弾となる補正予算を編成させていただきました。町内の事業者が引き続き雇用を維持し会社運営ができるよう,全力で支援をしてまいります。なお,今後も町内の経済状況をしっかりと把握をした上で,必要があれば間髪を入れず支援を行ってまいります。 次に,地方創生臨時交付金の配分額,支援の財源はその交付金だけなのか,単独町費を入れるのか,2次補正の金額,支援内容を伺うとのご質問ですけれども,新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に基づく国の第1次補正予算において1兆円が措置され,本町への交付限度額は8,600万円余となっております。国の第2次補正予算につきましては,2兆円の地方創生臨時交付金が予算化され,自治体が行う事業者への家賃支援や雇用維持,施設,イベントの再開支援など,新しい生活様式に対応した地域経済活性化に予算が配分される予定です。 なお,今回の補正による対象となる事業概要や本町への交付限度額については,詳細の情報が明らかになっておりません。今後しっかり情報収集をしながら調整を行うことになります。 町内の事業者等に対する支援につきましては,引き続き状況を把握する中で,必要な支援を迅速,確実に進めてまいりたいと考えております。 なお,支援策については,国の補助金を最大限活用するとともに,可能な限り町費の持ち出しを抑制してまいりたいと考えております。 また,財源の確保につきましては,本年度予定している各種事業等の一部休止,縮小等を行うとともに,自主財源である財政調整基金,前年度繰越金を活用し対応してまいります。 新型コロナウイルス感染症対策は,目に見えないコロナウイルスから町内の事業者や雇用を守るとともに,多くの町民の生命と生活を守る緊急的な対策が求められています。町といたしましては,引き続き国,県の支援と連携し,必要な支援を全力で行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆7番(久保田) 先日の12日に第2次の補正予算の提出を受けました。その中に早速,従業員21名以上の方の支援策が盛り込まれておりまして,これは私は,すぐ対応していただいたということで評価をしたいというふうに思います。この私の一般質問の質問書を5月25日に出しておりまして,あのときにはまだ従業員21人以上の方の会社の支援ということが出ておりませんでしたので,前後いたしましたが,今回予算のほうへ早速入れていただきましたので,これは大変よかったというふうに思います。 ただ,5月には緊急支援給付金,これは小規模事業者の支援ということで,従業員20人以下の方と個人事業主の方の支援ということで,そこの21人以上の方の支援がなかったので,この辺は残念だったなと。初めから町内の企業の方を対象にしていただいておればこういう質問までしなくてよかったんじゃないかなというふうに思いますので,その辺が残念だったというふうに思います。 それから,早速会社のほうを執行部の方が訪問していただきまして,20社訪問されて,この会社の意見としまして非常に今しんどいと,見通しが立たないというような答弁がありましたけれども,私も何社か会社のほうへ行きまして,実情を少し聞いたところもあります。やっぱり同じようなことを言っておられます。 それで,この要望内容は,しんどいというのはわかります。どういうことを要望されておったのか,もし差し支えなければ一部でいいからお話をしていただきたいなというふうに思います。また,先週12日に提出いただきました補正予算にこれがどれくらい盛り込まれておられるのか,お伺いいたします。 ◎政策企画課長(岡崎) 5月12日から18日の間で町内22社の企業を回っておりますけれども,その中の状況でありますけれども,既に減少している,それから今から影響が出るという企業が全体で16社ありますので,7割方が影響が出ているよということであります。 その企業さんの中で例えば要望がどんなものがあるかと,具体的なものということでありますので,若干説明をさせていただきますけれども,一つは,今は直接的な影響があるんだけれども,これがそのままずっと続いていく,企業活動をしていこうと思うと,企業としては設備投資をしていく必要があるんだろうというふうに話されております。設備投資をすると非常に巨額というか,大きなお金が必要になってくるというようなことが当然考えられますので,設備投資の支援がいただけないかなと。 それから,これは製造業ですけれども,今発注がされておるのは,半年前ぐらいの親会社からの受注を今生産をしておるんだけれども,それ以降で,言うてみれば自動車関連なんかでいうと,新しい自動車をつくるためには機械を導入していかないといけないということがありますので,そういった巨額な設備投資が必要になると。その設備投資をするかしないかというところが非常に悩ましいところがあるんだというようなことを話されておりました。 それから,人は今全然動いていないので,消費が少なくなっていると。これはある企業さんですけれども,こうげん通貨を継続をしていただきたい,なぜかというと,こうげん通貨であれば町内の消費が喚起されるというようなことがありますので,そういったところを要望されますと。 それからもう一つは,固定費,やっぱり固定費がかかるよということがありますので,そういった家賃などの固定費のところを幾ばくか考えていただけんかなというようなこともありました。 それからもう一つ,これは町内でもだんだんキャッシュレスの店が増えてきておるんですけれども,これが6月以降,手数料が国の補助金がなくなるところが心配で,だんだんキャッシュレス化が進むに当たってどういうふうな手だてをしていけばいいかということを悩んでおられるというようなことが例としてありましたので,お伝えをさせていただきます。            (久保田議員「うん,だからどれくらい盛り込まれた」の声あり) 済みませんでした。今回の第2次補正は,議員も言われました21人以上の企業さんの支援もしておりますけれども,第2次は,今は第1回目の輸血をしましたけれども,1回だけの輸血では足りないなということで,直接的な給付事業を行っております。ですので,こうげん通貨は,やまなみ商品券のプレミアム商品券というものを予算化をしましたけれども,固定費であったり設備投資というようなところにまでは踏み込んでいないところがあります。なぜかというと,固定費やそれから設備投資については,国の補助事業も今準備をしていただいておりますので,それは本町では今回第2次には入れておりません。 また,キャッシュレスについては,見通しがなかなかつかないところがありますので,これは今後考える必要があるのかなということで,予算化はしていないというところであります。 ◆7番(久保田) 事業者の要望というのはいろいろあったなというふうに思いますが,すぐ要望を予算に上げるというのはなかなか難しいかなというふうに思います。国のほうも,第1次の補正が1兆円措置をされて,本町へは限度額が8,600万円と,交付があるというようなことでございまして,国の2次補正が先週の12日に可決されまして,これがまた順次配分があると思いますんで,これはまた今からどういうふうになるかはわかりませんけれども,よくわかっておられると思いますんで,最大限に活用していただきまして事業者の要望に応えていただきたいなというふうに思っております。 それで,時間もあれなんですけど,5月29日に資料をいただいたんですけど,その中にいろいろ取り組みが書いてあるんですけど,これが国のほうは配分額を決めるのに事業の実施計画を出すようになっとるんですかね。じゃけえ,これが事業実施計画と捉えていいんでしょうか。違うんですか。まあいいです。 この資料,この中へ継続支援給付金,これがありますよね。これで,町内の法人の方で法人税を滞納されておられる方も対象になるというような説明があったんですが,これは給付の対象にされるんでしょうか,法人税の対象になっておられる業者,もし申請があればですよ。 ◎政策企画課長(岡崎) 先ほども説明させていただきましたけれども,小規模事業の継続給付金,20人以下の事業者でありますけれども,まずは事業を継続していただきたいというところがありますので,税金の滞納がない証明,そういうものはいただくことにはしておりません。 ◆7番(久保田) 先般,補正予算の説明をいただきまして,税金の徴収業務の説明がありましたけれども,法人税の滞納は平成28年分からこっちへずっとあるらしいんですね。納税というのは,国民の義務でしょう。それを果たしていない事業者に,果たしてこの交付金や給付金を払う必要があるのかなというのを私は思いました。これは,じゃけえ平成28年というたら,コロナ以前ですよ。コロナは,今年の3月からこっち,現在までのことでしょう。じゃけえ,そこはよう,町長,考えていただいて,税金も払ってないのに,幾ら事業を継続してほしいからといって,すぐまた税金を出すというんもおかしげな話じゃないかなというふうに思うんです。 庄原市のページを見ていただければわかるんですが,同じような小規模の給付金のあれが出ておりますが,市税の滞納の業者には給付しないとはっきり条件でうたっておられます。これが当たり前じゃないんかなと思うんですけど,そこらはよく検討されたんがいいと思います。 それと次へ行って,肥育牛の出荷奨励金ということがあります。現在,和牛の枝肉相場が消費の自粛ということで,外食の自粛ということで,大変落ち込んでいるということで奨励金を出すということで,これはいいと思うんですけど,神石牛の消費拡大につきまして,子どもたちに肉を食べさせてあげたらどうですか,給食のほうへ。これはひとつ検討してみてください。 それからもう一点,これは肥育農家への支援ということが出ておるんですけど,繁殖農家も子牛の価格が下がってきております。最盛期には子牛は70万円,75万円という,去年はそのような相場がありまして,今は大体,4月の出荷価格を見ても23%ぐらい定低下しとるようです。それが以前はケーブルテレビで子牛の取引価格が出ておりましたが,今はないんですよね。じゃけえ,詳しいのは産業課に聞かんとわからんのですけど,大体二十数%,今下がっとるようです。以前に比べたら下がっておりますので,繁殖農家のほうの手当てというのはどうにされるんか,この辺をお伺いいたします。 ◎産業課長(豊田) 繁殖農家の方への支援はということでございます。 とりあえず,ただいま肥育農家さんのほうは,非常に高目のときの子牛を導入されて,それなりに経費をかけられてこれから販売されるということで,なかなか経費分が出てない,マルキン制度で赤字の補填が発動されてるような状況がございますので,まず肥育農家さんの経営支援をさせていただきたいというふうに思っております。 繁殖農家さんにつきましては,今まで比較的高目の推移で価格が推移しておりました。コロナの影響で若干下がってきております。4月にかなり下がりましたけれども,5月で少し,4万5千円程度だったと思いますけれども,価格のほうが持ち直しをしております。そういうこともありますし,もう少し市場の価格等々を推移を見させていただいた中で検討をさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。            (久保田議員「給食」の声あり) ◎教育課長(砂田) 教育委員会のほうからお答えさせていただきます。 県の畜産課のほうから幾らか連絡がありまして,広島牛を使った給食メニューを提供できるようにという対応を今関係機関と調整をしております。神石高原ランチを年3回計画しているんですけど,それ以外で広島牛を使ったメニューを考えて提供するように,大体3回ぐらいできるかなというような格好で今取り組んでいるところです。 以上です。 ◆7番(久保田) わかりました。 牛肉の消費拡大ということで,子どもたちにもこのような広島牛,神石牛を給食に出して食べさせてあげるということを今取り組んでおられるようでございますので,ぜひともこれは早く実行に移していただきたいというふうに思います。 それから,繁殖農家につきましては,5月に少し持ち直したようだということがありますんで,取引価格が上がってくればいいと思うんですけど,その辺の推移を見ながら,必要があれば次の支援を打ち出していただければなというふうに思います。 次の医療介護事業関係者特別給付金ということで,これは町内の福祉施設の56の事業所に感染症の拡大防止,地域医療の供給体制の確保,維持ということで,1事業所当たり3万円から5万円ということでありますけど,1事業所に病院関係が5万円,介護施設が3万円ということで,これは予算の関係もあるんでしょうけど,もう少しこれは,病院の経営もコロナの関係で患者さんが減っとるんじゃないんかなというような,ちょこちょこ病院へ行ってみるんですけど,そういうふうな感じもしておりまして,経営状態がどうなんかなということを,そこら辺をもう一度よく聞き取りをされて,5万円じゃどうかなというのも思います。 というんが,一時期コロナが厳しいときには,病院のスタッフの方は,事務の方にしろ看護師さんの方にしろ,うちの呉ヶ峠のクリニックなんかはゴーグルをはめて,その上に防護服を着て,それで患者さんの対応に当たられとったんですね。ほで,防護服を着とったら暑いですよ,中はね。じゃけえ,大変なことだなと思うて,これをしばらくされておりましたよ。だから,そういうふうな完全な体制をとって感染防止をされておりますんで,町立病院も同じだろうと思うんですけど,よく経営状況を聞いていただきまして,もうちょっとならんかなというふうな思いもあります。そこら辺はどうでしょうか。時間がありませんので,簡単にお願いします。 ◎保健福祉課長(松井) 久保田議員ご提案の件でございます。 確かに,病院,診療所5万円,それから歯科5万円,薬局3万円というような,額的にはあれかもしれませんが,町のほうとしましては,この間そういった最前線の医療現場を支えてくださったという意味で,言葉があれかもしれませんが,気持ちとしてさせていただいてます。 また,この事業とは別に,これまでにもマスクであるとか衛生用品であるとか必要なことはないでしょうかというような形で随時病院ともやりとりをさせていただいております。そういった支援金以外にもさせてもらってるということもございます。 議員言われますように,病院の経営の状況とかも聞きながらしっかりと支援をしてまいりたいというように思っております。
    ◆7番(久保田) 次の財源の確保のことを言われましたけれども,本年度事業の一部休止,縮小を行うという答弁がございましたが,これはもう決まっているんでしょうか。どの事業を休止されるのか,対象にされるか,またこれによって浮く財源はどれくらいあるのか,お伺いいたします。 ◎総務課長(瀬尾) この4月から5月,今現在もそうなんですが,コロナの対応を最優先し行ってるところです。そのため,今年度予定しておりましたさまざまな事業の見直しを行ってます。議員ご指摘の案件につきましては,既に中止を行ってるものにつきましては,例えば職員を対象とした研修会であったりとか,それから総務課の関係でしたら消防大会をとめたり,教育の関係としては高校や中学生を対象とした修学旅行等についてとめております。また,そのほかにも本年度事業実施が難しいものについては,来年度へ先延ばしをしようということで,延期を決定してるもの等もあります。第2定住団地の事業等,オリンピックの関係の事業等もそうです。こういう見直しを40事業程度,今行っております。 今後の見直しについては,事業費が約2千万円程度浮いてくるんじゃないかなと考えてるところです。次回9月補正等で財源を調整を行っていこうと思っております。 ◆7番(久保田) わかりました。 40事業余りを休止されて2千万円の財源が浮くということでございますので,これはいたし方ないなというふうに思います。 国の第2次の補正予算が12日に成立をしております。本町へも,第三弾の補正予算を組むと思われますので,どうかスピーディーな予算編成をして対応をお願いをしたいというふうに思います。 次の今後の神石地域の医療体制についてお伺いをいたします。 神石地域にあります診療所の土地,建物を町が買い上げをしたいというような説明がありました。その経過と買収の金額,買収後の医療体制をお伺いをいたします。 2,売買契約が成立した後は,この診療所と町立病院とは今まで以上の連携が必要と考えます。町がリーダーシップをとっての町立病院との例えば訪問診療でありますとか訪問看護などの医療の連携体制はどのように構築をされるのか,お伺いをいたします。 3,町立になった場合にこの名称はどのようになるのか,お伺いをいたします。 ◎町長(入江) 今後の神石地域の医療についてのご質問ですけれども,神石地区の僻地診療所に係る土地,建物の買収についてですけれども,経過につきましては後ほど副町長のほうがご答弁申し上げます。所有者と今交渉を進めておりますけれども,順調に進んでいるところでございます。今回の補正予算で土地,建物の買収費を2,156万6千円計上させていただきました。買収後には,町立僻地診療所として運営をしていく予定でございます。 町全体の医療体制を考える上で,町立病院をはじめ各医療機関との連携は今後も重要だというふうに考えております。訪問看護等についてのご質問ですけれども,昨年12月末に訪問看護ステーションの閉所がありました。現在のところ,その事業所との引き継ぎを行い,町立病院による訪問看護,訪問診療により対応をしているところでございます。 名称ですけれども,町立診療所を設置する場合,名称や場所を設置管理条例で定める必要があります。名称につきましては,今後検討してまいります。 以上です。 ◎副町長(森重) これまでの経過でございますが,僻地診療所として神石地区のクリニックで運営をいただいておりましたが,今年になりまして今後の僻地診療所のあり方等々をクリニックのほうと協議をしてまいりましたが,3月になりまして閉院のお話がありました。それで,僻地診療の継続について協議をしてまいりましたが,診療所自体を閉院されますと施設もなく継続が難しいということで,そこで町として診療所の医療施設を買い取りをして,継続していくということでお話を進めてまいりました。当然そのバックアップが必要でございますので,町立病院の指定管理者ともそういった支援の連携等々,調整をいたしまして継続を図っていくということで話をしてまいりましたが,結果的には診療所の買い取りをして町立の僻地診療所として運営をしていくということで,現在クリニックを運営されてるところでしばらくは継続していこうということで,継続はできるということになっております。 ◆7番(久保田) 今回,神石地区のクリニックは,今答弁がありましたが,閉院をされるという話が3月にあったようでございます。聞くところによりますと,この大事な話に町長は参事と一緒に行かれたそうですね,大事な話に。どうして担当課長を一緒に同行させて,担当課長ですよ,病院の担当ですよ,行かれんかったんですか。もう済んだことを言うてもしょうがないとはいいながら,参事の任期は今年の3月でしょ。どうして担当課長と一緒に行かれんかったんか,私はわからんかったんですわ,そういう話を聞いて。だから,そういうところも,小さいところも聞くんですよ。そしたら,担当課ですよ,やっぱりね。当時の保健課,そういうところもありますんで,ちゃんとやってください,こういうところはね。 それから,今回重大な決断をされたと私は思っております。というのが,合併前でもありますけれども,民間の診療所がそれぞれ各地区にありました。歴史を振り返ってみますと,例えば神石地区なんかは,私が小さいころには五つ診療所がありました。福永に2カ所,ほから牧,ほから永野,草木と5カ所,私が小さいときにあった。それが今はその5カ所は全部閉院されて,今新しくクリニックに先生が来られて二十二,三年になります。油木にも同じように診療所があったと思うんです。そこも閉院されて,また新しく先生が来られております。豊松にもありました。また閉院されてる。それぞれ民間の診療所が閉院されて,その後どうされたかというたら,そのままですよね。 ほで,今回は町が買い上げて町立の僻地診療所として維持していこうというような考えで今回の補正予算も出ておりまして,これは私は,大変な決断をされたというふうに思っています。私も,地元の議員といたしまして,無医地区になるのはどうしても避けたいという思いで,それぞれ考えがあると思いますけど,いい決断をされたと思っています。 心配をしておるのは,これを将来にわたって続けていくことが町費をかけてする以上は必要だと思うんですね。診療所を維持していく長期的な戦略ですよね。無論,医師の確保もしていかねばなりませんし,陽正会との連携も必要になると思います。まだ補正予算は通っておりませんよ,通っておりませんけれども,そういう決意をこの場で表明をしていただければ,また議員の皆さんも考えがいろいろ出てくるんじゃないかなというふうに思いますんで,そういうふうな決意はどういうふうな長期的な戦略を持っておられますか。 ◎町長(入江) 長期的な戦略,決意でございますけれども,その前に参事の話がありましたけれども,まだ任期中に私と以前もクリニックの院長先生のところに地域医療についていろいろご助言をいただこうということで伺ったことがありまして,今回も3月中,前年度中に行きました。神石地区の地域医療をこれからどのように考えるかなという話をしている中で,そういうふうに閉院を考えてるという話が出たんですね。それがきっかけで町が町立で運営をしていくということにつながっていたんですけれども,それ以降はもちろん担当課長も一緒に同席をして話を進めてきたところでございます。 それから,長期的な戦略につきましては,当面今の現状どおりで運営をしていくという形になりますから,ただそれが期間がどの程度かというのはまだ今協議をしているところでございますけれども,それ以降も町立診療所ということで,町が運営をするということであれば将来にわたって神石地区の医療を継続できるということを考えて決断をしたんですから,もちろん町立病院の指定管理者とも協議をしながら,それから今実際運営をされてるクリニックとも協議をしながら,そのときに方向性を出していきたいというふうに考えております。 ◆7番(久保田) わかりました。 その辺のところは,これから協議もあると思いますんで,しっかりやっていただきたいというふうに思います。 これは要望書が出ております。せっかくの機会でありますので,町民の皆さんにも知っていただきたいというふうに思います。時間がありませんので,これを全部読むというのは無理ですので,要点だけ申し上げたいと思います。 6月1日に町長宛て,議長宛てに神石地区の高齢者介護研究会会員一同の方々から要望書が出ております。内容につきましては,クリニックの存続と当院長の医療の継続,また訪問診療,訪問看護等の実施についての要望ということで出ております。賛同者の方は,神石高原町社会福祉協議会の会長名,ほいから自治振興連絡協議会の神石支部長名,それから老人クラブの連合会の神石支部長名,それから女性会の神石支部長名,それから地域のお医者さんを支える会代表の方,それぞれ連名で賛同していただきまして要望書が出ております。 最後を読ませていただきますが,神石地区住民の声ということが1ページにわたって書かれております。要望があります。要点だけ言いますね。 現在,当地区にはクリニックがあり,住民の命の公平性,平等性というものは保たれているだろう。先生も高齢で,いつまでもというわけにはいかない。このままでは近い将来きっと無医村地区になるのは,火を見るよりも明らかである。そうなる前に,どうしたら少しでも医師が心身とも楽に地域の医療を支えてもらえるかを考えるのは,地域の住民として当然のことだと思う。特に高齢者にとって,近くに診療所がある,それも自分の身体だけでなく生活全体をわかってくれる先生がいる,そんなかかりつけ医があることがどれほど安心できるか。このクリニック開業以来,私たち住民は,先生から疾患の治療だけでなく医療との向き合い方,つき合い方も教わってきたということで,この地域で生きてよかったと思える医をこれからも求めます。いろいろな問題があると考えますが,今の医を存続させることを望み,問題は必ず人々の知恵で乗り越えることができると信じますということを地区住民の声ということで書いてありますので,町長のところにも要望書が来ておりますので,ぜひともこの住民の声を大事にしていただきまして,私らも,無医地区は絶対に避けなければならないというな思いでおります。 町立病院があるからこけえ来りゃあええがのという考えもあるかもわかりませんが,若い人は車が自由に使えますから,町立病院に行かれようがどこへ行かれようが自由に動くことができますが,高齢になって在宅で見ていただきたいという方も中にはいらっしゃいます。 今介護施設に入ろうと思うても,特養なんかは特に介護度3以上しか入られませんよね。今の介護度3はちょっと前より厳しくなった,介護の認定がなっておりまして,なかなか入れないというようなこともあると思います。在宅で診療とか医療とかそういうことを望んでおられるというな高齢の方がいらっしゃいますので,当面は今の先生がしていただくと思いますけれども,その後を見据えた長期的な戦略を持って,ぜひとも無医地区にならないように,私らもできるだけのことはやっていきたいというふうに思いますけれど,私らはまだまだ力不足でありますので,町長の力を信じて,これからもひとつ地域住民を守るというか命を守る政策をしっかりとやっていただければというふうに思いますんで,どうか今後ともよろしくお願いをいたしたいと思います。もう一度決意のほうをお願いしたい。 ◎町長(入江) 6月1日に私も要望書をいただきました。今議員おっしゃられるように,医療のみならず地域のことを考えた,まさに地域医療全般の取り組みをしっかりとされてきたクリニックだなというふうに私も思いました。これをこれから町立診療所として継続をしていきたいというふうに考えております。そのために町立という形にしましたから,今後も地域の方々,今回要望をいただきました団体の方々としっかり話をしながら,神石地区にふさわしい地域医療を継続してまいりたいと考えておりますので,引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。            (久保田議員「以上で私の質問を終わります。ありがとうございました」の声あり) ○議長(松本) 以上で久保田議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は11時10分とします。(午前10時56分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時10分) ここで,瀬尾総務課長より発言の申し出がありますので,これを許可します。 ◎総務課長(瀬尾) 失礼します。先ほど久保田議員のご質問の中に,現在のコロナ禍の中で見直しを行ってる事業についての質問がございました。その中で,現段階で中止を検討している事業として,中学校,高校の「修学旅行」っていう表現で説明をさせてもらったんですが,実際には「海外研修」について中止をされておられます。ということで,説明を訂正をさせていただきます。どうも済みませんでした。 ○議長(松本) 一般質問を再開いたします。 ◆4番(横山) それでは,2番バッター,横山でございます。よろしくお願いいたします。 今回私は,1点だけ,コロナ感染予防の対策についてをお伺いしたいと思います。 初めに,このたびコロナのウイルス感染拡大によりまして,町長様をはじめ役場職員の皆様におかれましては,通常業務もしながら感染予防の対応であったり,また給付金の申請の対応であったりを休日返上して迅速にかつ正確に行っていただきましたことへまずもって心から感謝を申し上げます。 そしてまた,町内の医療従事者の皆様,高齢者の介護事業所の関係者の皆様には,感染拡大防止にご尽力をいただきまして,町内の感染者発生,クラスター発生を抑えていただきましたことへ重ねて心から敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございました。 それでは,質問に入らせていただきます。 今回はコロナウイルス感染拡大による影響とその対策についての質問をいたします。 緊急事態宣言が発令されまして,自粛生活に入り,町内でもさまざまな行事が残念ながら中止となってしまいました。小・中学校におきましても,授業が今再開にはなりましたが,子どもたちは大きな不安を抱えて学校再開となっていることと思います。特に中学3年生という大事な受験を控えた子どもさんは,特別な大きな不安を抱えていらっしゃることと思います。 また,高齢者の方の楽しみでもあるサロンであったり百歳体操であったり,1週間でも楽しみな行事も中止となりまして,家から出ることができなく,家で自粛をされておられました。また,各地区でも行われるはずだった運動会であったりとかというイベントも次々と中止になり,こうした状況になって地域のコミュニケーションが希薄になっていってもいけないなというふうに懸念をしております。 6月になって徐々に経済活動も再開されておりますが,すぐに以前のような生活には戻れず,これからは新しい生活様式に変えていかなければならないということに関しては,住民誰もが大きな不安を感じておられることと思います。 こうしたことを踏まえまして,次の4点について質問をさせていただきます。 初めに,緊急事態宣言が出され,外出自粛や休業要請などにより,町内でも各産業において大きな影響が出ております。町独自の施策をスピーディーに行い,各種給付金は支払われているようですが,周知方法は万全だったのでしょうか。そして,給付金や補助金などの申請状況について現状をお聞きいたします。 また,新生活様式を踏まえて,今後イベントや集会などなど,さまざまな行事の開催の仕方などどのように行っていくのか,お聞きします。 そして,高齢者の方が楽しみにしていた行事が中止になり,出かけることもできない日々が続きましたが,コロナの感染拡大の影響で心と体にダメージを受けた高齢者の方もおられると思いますが,その高齢者の方の現状の調査,また今後のケアなどはどのように行われるのか,お聞きします。 そして,5月まで臨時休校になっていた子どもたちの自粛生活ですが,この長い休みの間に学習の遅れの影響はどのようなものか,そしてその対策は。また,子どもたちもこの自粛により心のケアが必要な子がいるのではないかと思われます。その対応をお聞きします。 最後に,第2波が今後万が一来たときに備えておかなければならないこと,今後の課題は何か。例えば消毒液やマスクは十分に足りているのか,災害が起きたときの避難所の対応は万全か,学校,保育所の対策はどうなっているのか。 以上,初めにこの4点について質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ◎町長(入江) 横山議員のご質問にお答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響,対策等々のご質問です。 初めに,外出自粛や休業要請などによる町内産業への影響,また給付金の現状でございますけれども,経済対策の第一弾として町が単独で実施しております緊急支援給付金小規模事業者に対し20万円から最大50万円を給付するという事業ですけれども,6月11日現在で104件,104事業所,金額にして約3千万円の給付となっております。主な業種としては,飲食,宿泊サービス,卸,小売,建築,製造業となっております。 町内企業へのコロナ禍の影響は現時点でも非常に大きいものとなっていますので,町といたしましても,できるだけ機動的に企業支援を行っていくことを考えております。 周知につきましては,まずは商工会を通じて全商工会員へお知らせをいたしました。また,町の広報や告知放送,SNS等を活用し,町民全体へ声かけを行っているところでございます。 2番目の新生活様式を踏まえた町の施策ですけれども,集会やイベントなどの開催をどのようにしていくのかというご質問です。三つの密の回避や手指の消毒設備の設置,マスクの着用等,新しい生活様式の定着等が前提となりますけれども,外出の自粛や施設の使用制限を緩和しつつ,段階的に社会経済の活動レベルを引き上げていくよう進めております。 具体的には,イベント等の開催条件は,6月18日までは,屋内では100人以下,かつ収容定員の半分以下の参加人数に制限をすること,屋外では200人以下,かつ人と人との距離を可能な限り2メートルを確保することと示されております。住民の皆様には,感染拡大防止のため,ご協力いただきたいと考えております。 次に,高齢者の方の心のケアや体のケアなどの対策についてですけれども,コロナウイルス感染症のため,ひとり暮らしや高齢者のみの世帯に対し電話をかけさせていただき,体調や生活について困り事がないかなど,声かけを行ってきました。6月に入り,見守り支援員の訪問の再開,百歳体操や認知症カフェが再開されています。 広島県が作成した通いの場活動自粛アンケートにより,コロナで自粛した期間の体や心の変化を調査をしております。6月中には町内の通いの場でのアンケートがおおむね終了する見込みです。 なお,県によるこの調査結果の公表は,今年度中になる見込みでございます。今回の自粛期間における体や心の変化を分析し,通いの場の重要性や今後も起こり得るウイルス対策等へ生かしていきたいと考えております。 学校の臨時休校による影響については,後ほど教育長のほうがご答弁申し上げます。 感染拡大第2波が来たときの体制づくりはどうかというご質問です。 消毒液,マスクは十分に足りているのかというご質問ですけれども,これまでコロナウイルスの拡大防止のため,町内外の個人並びに法人や団体の皆様から貴重なマスクや消毒液等のご寄附を賜りました。温かいご支援に心から感謝し,御礼を申し上げます。 医療機関にヒアリングを行い,マスク等が不足している場合,その都度,医療機関や介護施設,町内飲食店に配布をしてきたところでございます。これまでマスク1万4,300枚,衛生用品30本を配布をしてきました。関係機関へ聞き取りをしておりますが,現時点,不足しているという声は聞いておりません。 避難所への消毒液の配備についてですが,手指消毒液200ミリリットルのものを基幹避難所へ各37本,地域避難所へ各10本,手すりや机等共用部分の消毒液500ミリリットルを基幹避難所へ各10本,地域避難所へ各4本ずつ配備いたします。 また,マスクにつきましては,6,000枚を調達し,基幹避難所へ各1,100枚,地域避難所へ各150枚を配備しますが,現在のところ,その数で十分対応できるものと考えております。 災害が起きたときの避難所の対応についてのご質問ですけれども,避難所の受け入れにつきましては,新型コロナウイルスの影響により感染防止対策等が重要となっております。現在指定している避難所を活用する中で,マスクや消毒液の活用など基本的な感染症対策に加え,密閉,密集,密接の三つの密を避ける取り組みが重要だと考えております。あわせて,避難者の健康管理と発熱者等への対応につきましても,これまでにないきめ細かな対応が求められています。 今後の対応につきましては,広島県より示されました新型コロナウイルス感染症に係る避難所運営マニュアル等に基づき,環境整備や運営体制の構築を進めてまいります。 学校,保育所についてですけれども,学校については後ほど教育長のほうがご答弁申し上げます。 保育所ですけれども,保育所におきましても感染対策の徹底を図り,安全な保育の継続に努めてまいります。また,2次感染拡大防止のため,今回6月補正でマスク,手袋,石けん,ペーパータオル,消毒液等の衛生用品の購入や,各保育所,幼稚園にタブレットを配備し,家庭訪問や保護者相談,所長会議,職員研修をオンライン上でできる仕組みを考えているところです。 以上です。 ◎教育長(馬屋原) 続いて,教育委員会のほうからご答弁を申し上げます。 まず1点目ですが,学校の臨時休校による児童・生徒の学習への影響はどうか,また対応策はというご質問でございます。 本町では,新型コロナウイルス感染症対策のため,本年度は4月15日から5月31日まで臨時休校といたしました。始業式と入学式は実施をいたしましたけれども,本格的な授業を実施しないまま臨時休業となり,児童・生徒への学習及び生活への影響が生じているところでございます。そして,5月以降は,1週間ごとに家庭訪問や保護者の皆様のご協力により家庭学習教材を回収し,そして先生が添削,評価するなどの取り組みや,ケーブルテレビを活用し,学習や生活の仕方などを発信してまいりました。今後,全ての児童・生徒の学習の保障のため,3月分も含め再度指導計画を見直し,実施計画を立て,夏季休暇等を活用した授業の実施を行いたいと思っています。 また,児童・生徒の心身の状況の把握と心のケア等につきましては,休業中も児童・生徒及び保護者との連携を密にし,定期的に心身の健康状態を把握しており,再開後も全教職員で教育相談を充実させるなど,心のケアを丁寧に実施していきたいと思っています。 次に,第2波が来たときのために備えておかなければならないこと,あるいは今後の課題はということでございます。 本感染症につきましては,いまだに不明な点が多く,有効性が確認されたワクチン等も存在せず,この新たな感染症とともに社会で生きていかなければなりません。このため,学校においても,3密を徹底的に避け,新しい生活様式を導入し,教育活動を継続してまいります。また,感染症対策を徹底しつつも,感染者が確認された場合は迅速かつ的確に対処することができるように,衛生管理部局との連携や,学校医,学校薬剤師の皆様等の専門家と連携した学校における保健管理体制を構築することが重要と考えています。 また,1人1台の端末の導入及びインターネット環境等の準備を進めており,第2波が発生時に自宅での学習活動として活用できればと考えているところでございます。 以上です。 ◆4番(横山) ご答弁ありがとうございました。 いろいろな大変な中でも,避難所等へのマスクとか消毒液も万全に配備してあるようでございますので,その点は安心してもいいのかなというふうに思いました。 経済対策の第一弾として本当にスピーディーに対応していただいて,先ほどの答弁で104件,今3千万円余りの給付を行ったところだというふうにお聞きをいたしました。また,国の給付金,10万円の給付金に関してもスピーディーに対応していただいたと思っております。 コロナの影響というのは,さまざまな,いろいろなところを影響を及ぼしていると思います。先ほど同僚議員の質問の答弁の中で,町内のさまざまなイベント等も中止とかをして,40事業を見直していますというふうな答弁がございましたけど,消防大会であったり海外研修であったりとかというのは,3密を避けるという意味で実施できないということで見直しをされたんだろうと思います。やむを得ないのかなというふうに思います。 コロナの影響というのは,そのほかの今年度の入江町政の事業の中においても,町政運営においても,さまざまな影響を及ぼしているのではないかなというふうに思っておりますけど,そのあたり町長はどのようにお考えでしょうか。 ◎町長(入江) まさに私の任期も残るところわずかですけれども,最後の取り組みとしてしっかり形にしていこうと思ってたやさきがこういう形になって非常に残念ではございますけれども,ただこれが行政の役割でございますから,コロナの今回の感染症の対策,感染防止,それから事業所支援,生活支援,これをまず第一としてやっていくことが私の仕事だというふうに思ってますから,まだもちろんまちづくり活性化等々の事業もたくさんこれから詰めるところがございますけれども,そこはひとつ,こっちを優先することによって遅れる可能性はあると思いますけれども,そういう気持ちで今取り組んでいるところです。 どうしても新しい生活様式になじまないものについては,やめるとか延期をするということが発生をすると思いますけども,そこは町民の方々にもご理解をいただきながら今後とも進めていきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) コロナの問題というのは,一昨年の豪雨災害,大きな被害を私たちの町も受けましたけど,それに匹敵するぐらい大きな事態だと思います。最優先と言われてますけど,今,災害復旧も最優先で行われています。また,それに加えてコロナ対策も最優先ということで,最優先,最優先と,こんなに二つも最優先があると,事業を行っていくのが大変なんじゃないかなと私は素人なりに思うんですけれども。 先ほど町長は言われましたけど,私は,この事態をみんなで乗り越えていくためには,職員の皆さんも通常業務だけでもいっぱいあると思うんですよ。それに加えて災害であったり今回のコロナであったりとして,本当に大変なんじゃないかなというふうに思います。今年度の事業を,行事は置いといて,いろんな大きな事業もたくさん計画されて執行されておりますけれども,そういう中でも精査をして,不要不急の事業はここで一旦中止してでもコロナと災害を最優先していくという覚悟もひとつ必要なときじゃないかなというふうに私なりに思いますけど,町長のご見解をもう一度お伺いします。 ◎町長(入江) 最優先がたくさんあるということですけども,もちろん災害復旧も,2年前の西日本豪雨災害ですけども,一応発注もほぼできましたので,これからは工事ができるのを待つだけです。ただ,まだ県工事も今町内でどんどんやられてますから,もう少し町の工事については時間がかかるのかなというふうに思いますけれども,発注作業は終わりましたので,一段落ということかなというふうに思ってます。 コロナの関係は,これからまだ第2波とかも懸念されてますから,しっかりやっていく必要があります。ただ,このコロナ禍の中で新しい事業とか違った部分,業種へ,全部転換をするということではありませんけれども,収益の確保ということで新しい分野にも進出をするという方々もおられますから,そういった方々の支援はしっかりやっていく必要があるなというふうに思ってます。 職員も,土日も夜も頑張ってくれてます。感謝をしています。職員もそういった思いは共有をして意思統一をしておりますので,職員のほうからも,先ほど総務課長が申し上げましたように,9月補正に向けてこの事業は今回はやめようとか延期しようとかということをはっきりと精査をして上げてもらうように話をしているところでございます。 ◆4番(横山) わかりました。町長のお考えはわかりました。 先ほども言いましたけど,災害が起きたときと同じぐらい緊急の事態だというふうに思いますので,町長がしっかりリーダーシップをとられて職員の方と一丸となって,私たちももちろん協力はいたします。みんなで協力をしてこの難局を乗り越えていかなければいけないというふうに改めて感じております。 コロナの影響で今東京のほうではテレワークっていうんですかね,在宅で仕事をするというのが増えているというふうに言われてますけど,町でもサテライトオフィスを開発センターに開設されたと思うんですけど,そういうところが今こそ力を発揮するところなのかなと思うんですが,今の現状はどうなっていますか,お聞きします。 ◎政策企画課長(岡崎) 油木の山村開発センターに昨年準備をさせていただきましたサテライトオフィスですけれども,現状はコロナの影響で都市圏からの移動というのもまだ解除されていないという状況でありますので,現在のところは利用ができていないということになっております。 ◆4番(横山) それは,コロナ以前からも利用は全くなかったんですか,施設を整備されてから。どうだったですかね。 ◎政策企画課長(岡崎) いや,今手持ちの資料を持っておりませんけれども,昨年は首都圏からの方々にも何社も来ていただいておりますので,昨年は利用いただいたんですが,今年度になってこの利用は今中止をさせていただいております。 ◆4番(横山) コロナの影響で利用がないというふうに言われたけど,コロナだからこそ今こそそういう問い合わせも増えているのかなと私は思ったんですけど,PRはどのようにされてますか。せっかくあそこまで整備をされたんで,しっかりPRしていかないといけないんじゃないでしょうかね。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員言われるように,今であるからこそしないといけないということでありますが,首都圏それから関西圏の移動の自粛ということがありましたので,そういった首都圏の企業さんにお声がけは今いたしておりませんので,議員言われるように,宣言が終わりましたので,今から一生懸命このコロナ禍の次の時代に向かって取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。 ◆4番(横山) コロナの影響でいいことというわけじゃないですけれども,これからは新しい時代が来るというふうに言われてます。そうした中で,これから田舎のよさをしっかりとアピールしていけば,また世の中変わっていくんじゃないかなというふうに思います。せっかくこうして開発センターも整備されているので,あそこを活用しないのは本当にもったいないと思いますので,力を入れていっていただきたいとお願いいたします。 それから次ですけど,高齢者の方のことですけど,答弁の中でいろいろと調査をして声かけをしてきましたというふうにありました。アンケートを今とっておられる最中で,まだ結果は出ていないようでございますけれども,見守り支援員の方が訪問したりしておられるので,そういった中で今現在把握しておられる現状,高齢者の方が自粛によってどのような影響が出ているか,把握しておられればお聞かせください。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問の件でございます。 まず第1点は,6月1日以前において,町長が答弁しております,発生したすぐの状況で電話の聞き取りをさせていただきました。約270人ぐらい,地域包括支援センターのほうでかかわりを持たせていただく方を対象にさせてもらいました。 その中で,私どもも,そういった方々がどういう状況にあるかというところで大変心配しておりましたが,生活に関すること,例えば買い物とかというようなことはどうかということだったんですが,それについてはご家族の方であるとかということが対応されておると。今一番に本当に困っとるのは,百歳体操とかそういったところに行けなくなっとるんがしんどいと言われました。早くに開催してほしいというようなところがございました。 それから,6月1日以降に体操の開催それから認知症カフェの開催ということでお知らせしたところ,それぞれの地域でやられております。もちろん近くに寄らない,距離をとるとかアルコール消毒をしていただくとかマスクをしていただくとかというところを前提にやっていただいてるところでございます。 私も,この前,高齢者の方がどういう状況かな,心配はないかなということで行かさせてもらって,一緒に百歳体操もやってきた中で話を聞くと,一部の人はしんどかったなというところもありましたが,何人かは,コロナにおいての制限の間でも畑をしたりとかということでそんなに困ってないよというなことも一部には言われておりました。 アンケートを今,県が主体でやられております。通いの場活動自粛に係るアンケートということで,百歳体操でそこで配布してその場で書いてもらっております。それが大体6月中にはほとんどの百歳体操の場でお配りできて回収ができるかなと思っております。それを受けて,今度は県のほうに送って,9月までに送るということになっておりますので,県全体では年度内の集計,分析かなというふうに思ってます。 我々も,高齢者の居場所だとか健康面で心配しておりますが,対象となる高齢者の方については,それほど,私が受けた感触としては,元気でやっとるような感じで理解をしております。 以上でございます。 ◆4番(横山) ありがとうございます。 課長さんみずから百歳体操の会場に行かれたということで,大変すばらしいなと思います。ぜひうちの近くの百歳体操へも来ていただきたいというふうにお願いをしときます。しっかり高齢者の方の生の意見を聞いていただきたいなというふうに思いました。 大体3月の終わりから百歳体操も閉鎖をして,6月から開催して,うちの近所でしてるのはそうやってるんですけど,2カ月余り自粛して家におられました。田舎ですから,家に閉じこもってるということはないですけれども,草取りをしたり,農業もありますから,そんなに体がなまってという声はなかったんですけど,衰えたということは聞いてないんですが,みんながみんな畑仕事がある人ばっかりじゃないです。ですから,そういう人らも,テレビでやってるけど家じゃあなかなか体操ができないと,みんなと一緒だからできる,だから早く開催になったらいいっていうふうに言っておられました。 高齢者の方々って,2カ月ぐらい運動しないと体力の衰えも早いと思うんです,普通の人より比べて。コロナの自粛に入る前にある人の話を聞いたんですけど,600円のタクシーで百歳体操へ行っておられたと,楽しみにして。5月からは900円になるからどうしようかなと言っておられて,5月も自粛になって体操がお休みになったので,その後はタクシーで行っておられるかどうかわからないんですけど,そうやってタクシーで行っておられた方が値上げになったことで,ああ,百歳体操どうしようかなっていうふうに悩んでおられるっていうのが,せっかく行きたいっていう気持ちを持っておられるのに交通手段のことで悩んでおられるというのが本当に残念だなというふうに思ったので.タクシーの値上げはいたし方ないのでそれは仕方ないんですが,高齢者の方が本当に行きたいところにお出かけができるように,例えばこういうサロンであったり百歳体操であったり,そういうところへ行く場合に限って何かみんなで乗り合わせをすれば千円でいいですよとか,何かそういう格安な計画もしてさしあげたら,高齢者の方ももっと気軽に出れるのかなというふうに思ったんですけど,そのあたりはどうでしょうか。 ◎副町長(森重) ふれあいタクシーにつきましては,さまざまなご意見をいただいて,財政的な面でこれで維持ができるかどうかというところで,できれば額を変更せずにとも思ってましたが,いたし方なく900円と値上げをしましたが。 このふれあいタクシーは,もともと制度的に乗り合わせをしていただくというのが根本でございますので,そういったいろんなイベント,それから今言われた百歳体操等も地域の方で申し合わせをして乗り合わせをする,そういった活用もできますから,ぜひ支援センター,自治振興会,地域で,また参加者の方でそういった乗り合わせをしていただければ,より有効に活用がいただけると考えております。ぜひそうした活用をお願いしたいと思っております。 ◆4番(横山) 乗り合わせをすればいいと思うんで,割り勘にすれば割安になるんですけど,なかなか乗り合わせができない状況もあるんですよね。必ずしもみんな,じゃあ乗り合わせをするって,すごいぐるぐる回らなきゃいけなくなったりとか,そういう事情もあるので,単独で行きたいっていう人もいると思うんですよ。だから,乗り合わせというてもなかなか簡単にはできないと思うので,今言ったようにそういうサロン,百歳体操に通う交通手段をもうちょっとここで考えていただいて,高齢者の方が,より多くの方がそういう体操へ,集まる場へ参加できるような仕組みづくりができたらいいなというふうに思いましたので,頭の片隅にでも入れておいて検討していただければと思います。 それから,次に行きます。 学校と保育所ですけれども,学校関係においては,先ほど答弁の中で,しっかりといろいろな部局と連携をとって今から管理体制を構築していくというふうにも言われました。学習の遅れも,今からどんどん夏休みとかも縮小して補習されていくんだと思うんですが,さっきも言いました,中学3年生の受験生は大変心配をしているんじゃないでしょうか。中学3年生を特にというわけじゃないんですけれども,精神的にも多分すごく不安を抱えていると思うんですね。そこらの中学3年生,受験生に対する補習授業を行うのであったりとか,例えば土曜日も学習を行うであったりとか,そういう受験生への対策は何か考えておられますか。 ◎教育長(馬屋原) まず,私が校長会等を通して校長に話をしたのは,3月の臨時休業とこの4月からの臨時休業は全然違うという,そういう認識を持ってほしいと。 例えば3月の臨時休業は,4月当初から先生あるいは保護者,児童・生徒とかなりのコミュニケーションを交わしながら人間関係を構築されて,そして授業を進めてきた,その最後ということで,十分な卒業式もできませんでしたけれども,卒業式も実施してきたと。 それと,今回の4月の当初からの臨時休業というのは,先生と子どもたちの人間関係すら構築できない,あるいは保護者との関係も十分でないままに臨時休業に入ってしまったと。そういう意味で,今回の4月からの臨時休業は大きな違いがあるんだというふうなことを話をしてまいりました。 したがって,その差を克服するために自主分散登校を実施しましたけども,その間で子どもたちの様子,あるいは家庭での様子,そういったものを十分把握しながら対策を立ててほしいと。そして,6月1日からの学校再開に踏み切ったということでございます。 授業につきましては,先ほど申しましたように,夏季休業を使ってなるべく早目に授業を取り戻したい。しかも,どんどんどんどんスピードを持って進むんではなくて,今までやっている授業の形で十分定着をさせていきたいということで,本町では8月8日から8月18日までの10日間という非常に短い夏季休業を設定をしてまいりました。 とりわけ3年生についてでございますけれども,小学校についてはもう少し早目に,夏休みの前半ででも授業は取り戻せるんですけれども,どうしても中学校はなかなか授業がかなり残っているというような状況もございます。これは3年生のみならず,中学校1年から3年まででございます。そういったことを配慮したということで,夏季休業を少なくさせていただいたと。できれば土曜日の授業は私は避けたいというふうに考えて,こういう設定をさせていただきました。 とりわけ3年生についても,1,2年生と同じように,学校の先生方も一生懸命,今取り組んでいただいておりますので,十分,授業については確実にこなしていけるんではないかなというふうに考えております。 ◆4番(横山) わかりました。ありがとうございます。 先生方も,また生徒の皆さんも,大変だろうと思いますけれども,今度また第2波が来たときに万が一休校になったときも,先ほど言われましたネット環境を今整備されておりますので,それが即活用できるようになるんだろうと思うんですけど,今から工事とか進められますが,実際活用できるのはいつごろからできるんでしょうか。今の工期が10月ぐらいだったと思うんですけど,それ以降は現場ですぐ活用できるようになっているんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) 先日ご説明をさせていただきましたが,タブレットにつきましては9月末,校内LAN工事については10月末を一応期限としておりますが,若干早く終了するかもわかりません。ただ,工事については夏休み中を計画をしておりましたが,夏休み中,授業をするということになっておりますので,若干計画を変更せざるを得ないところもありますけれども,前のエアコン工事と違ってそんなに騒音とかということは多分ないと思いますので,できる限り計画どおり進めて,少なくとも秋,10月いっぱい過ぎたら学校で活用できるように今進めている所存でございます。 ◆4番(横山) よろしくお願いいたします。 保育所なんですけど,密になったらいけないってしきりに言われますが,保育所って子どもたちが保育士さんにわっと抱き着いたりする,そういうスキンシップも大切なんですけど,そこは密になるからだめよって,近寄っちゃ,2メーターはあけなさいっていうわけにはいかないと思うんですよ。そういうところはどのようにされるんでしょうか。 ◎子育て応援課長(赤木) 保育所の保育でございますが,議員がおっしゃるとおり,子どもたちは,保育士との触れ合いでありますとか子ども同士の集団の遊びの中で日々成長していくというところがございます。そういった中で,どうしても密を完全に解消するということはなかなか困難でして,まだだっこやおんぶの要る子どもさんもいらっしゃいます。どうしてもそういった保育が必要な場合もございますが,手洗いでありますとか,それからおもちゃであるとか機器の共用部分の消毒を徹底しながら感染防止に努めていきながら,でも子どもたちの育ちの部分は大切にしながらお預かりをしていきたいと思っております。 ◆4番(横山) もう一点,学校給食なんですけど,これは今年度から無償化が廃止となったんですが,コロナの影響で収入が減っている世帯もあるだろうと思います。こうしたことを踏まえて,今年度廃止にはなったんですが,一定期間もう一回無償化をもとに戻すことはできないんでしょうか,町長にお尋ねします。 ◎町長(入江) 確かに,コロナの関係で保護者の方の経済状況というのは変わってきてると思いますけれども,現時点で給食費が払えないとかというような状況をまだ聞いてはおりませんので,現時点では考えておりませんけども,よほど影響があってというようなことがもしあるとすれば,第2次補正を活用することも考えられるかなと思いますけども,現時点では考えておりません。 ◆4番(横山) 給食費が払えないっていう人は,先に給食費を優先的に払っておられると思うんですけど。しっかり調査をしていただいて,今回コロナの感染が拡大したときも,いち早く子育て世代の皆さんに5千円の商品券を配られましたよね。あれもすごくよかったと思うんですけど,喜んでおられました。それから,エブリイさんのお心遣いでお菓子を配っていただきました。あれもすごく喜んでおられました。 それももちろんいいんですけど,給食費,今まで無償化だったのが今年になって廃止になった,そしたらこういうコロナの状況になってしまった,収入が減ってしまったとなると,負担になられる方もおられるんじゃないかなと思います。それで,そこらをお願いしたいなと思ったんですけど,今後状況を見てぜひとも前向きに検討していただきたいなというふうに思います。 それから最後に,第2波が来たときの対策の一つとして私が心配しているのは,感染者が万が一町内に出たときに,町はその情報を把握すると思うんです。把握をして,それを公表しますよね,公開,公表。今までも感染者が出ると,県知事であったり各市長であったりが記者会見とかで公表されておりましたけど,町として把握する情報,それからどの程度を公表していくのか,公表の方法,万が一感染者が出たときですよ,そのときのことをどのように考えておられるのか,お聞かせください。 ◎保健福祉課長(松井) 万が一感染者が出た場合というご質問だと思います。 それについては,もちろん町が公表するわけですから町名,あと性別,そういったものになると思います。それとあと,ご本人の意向も踏まえたという対応になると思います。 ◆4番(横山) 心配なのは,今回も町内で感染者は出ませんでしたが,いろいろと誤った情報が物すごく町内に出回ってて,いろんなのを私も耳にしたんですけど,どうしてそういう根も葉もない情報が回るんかなと思って。その都度,私は,それは違うんじゃないんですか,もし本当に感染者が出たんなら町長が多分きちんと発表するはずですよって言いました。けど,何かいろんなところからいろんな情報が,いわゆるデマっていうんですか,そういうのがすごく回ってて,私たちのような小さな町でそういうことが出回ると,当人を傷つけてしまうし,周りの人たちも傷つけてしまうし,人間関係がぎくしゃくしたりですとか,隣近所のつき合いがどうこうとか,いろんなことに波及してくるんじゃないかなと思うんですけど。 全国のニュースを聞いてても,いろんなそういう差別的なことですとかいじめがあったりとかというのも聞いておりますので,公表する際は細心の注意を払って公表しなくちゃいけないんだろうと思います。私たちも,それは最低限の情報は欲しいとは思いますけど,そういうことを踏まえて,細心の注意を払った上で情報公開をしていただきたいというふうに思いますけど,いかがでしょうか。 ◎副町長(森重) 感染者の情報ですが,まずは広島県が公表されます。知事なり関係部局から公表されますが,その内容を受けて神石高原町が記者発表というな形でマスコミ発表も行いますが,そうした形でまずは行いますが,広島県が公表する内容以上のものは本町で行うことはできませんので,そういった調整をしながら,湯崎知事も,感染者に対する偏見,また誤った情報を流さないようにというようなお願いの発信をされておりますが,本町も同じくそういったお願いをしてるところでございます。 そういったことで,もし感染者があれば確実な情報は発信をしてまいりたいと思いますし,そういったプライバシーのほう等も広島県と連携してとっていきたいと思います。 ◆4番(横山) ぜひともよろしくお願いいたします。 広島県は,昨日発表がありました,最後の1人が退院をされたということで,感染者がゼロになりましたというふうに発表がございました。 今感染者の数が県単位で発表されておりますけど,決して県境に仕切り板があるわけでも何でもないので,いつどこから菌が舞い込んでくるかわからない,相手は見えない敵ですから,今広島県に感染者が出ていないからとか神石高原町でも感染者がいないからといって,安心はできないと思っています。決してまだ終息したわけではございません。いつ第2波が来るかもわからない状況ですので,これから次の局面に備えて対策を万全にしておく必要があろうかと思います。今こそ私たち町全体が心を一つにして感染予防に取り組むことが重要だと思います。 全国で感染者が一人もいない日が来ること,そして大きな災害も起きないことを心から願いまして,私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(松本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午後0時01分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時15分) ◆6番(橋本) 私からは,町財政についてお聞きをしたいと思います。 まず,コロナウイルス感染,日本をはじめとして世界中に大変な危機をもたらしております。一番大事なのは,命にかかわることであると思います。目に見えないウイルスということで,本当に怖いなと思っておりますが,感染防止に全力で取り組まなければならないと思っております。 また,経済にも大きな打撃を与えておるということでございます。そうした状況下において,本町ではいち早く対策本部を立ち上げ,数々の支援策を迅速に行い,助成もしていただいておるということは,高く評価をしたいと思っております。 また,職員の方々には,通常の業務の上にコロナ対策の業務ということで,大変頑張っておられることに感謝を申し上げたいと思っております。 5月25日には国のほうでは緊急事態宣言の解除を宣言をしております。新しい生活様式をこれから構築をしていかなくてはなりません。また,町内の商工業者,またその他の事業所,事業者の方々にも,町としてできる限りの支援を行っていかなくてはならないと思っております。以前のような生活スタイルにはならないかと思いますが,一番は安心して暮らせる町をつくるためにいろんな施策をともに講じていきたいと思っております。そんな思いで質問に入らせていただきます。 まず,新型コロナウイルス対策の支援事業など,町財政に与える影響はということでございます。 新型コロナウイルス対策の支援事業は,緊急性を要するものであります。しかしながら,本町では,自主財源が乏しい中で,独自の支援策には限度があると思っております。どうしても国,県の支援策に乗っかっていかなくてはならないと思っております。現在の本町の財政状況の中で,いろいろな支援策の事業は,令和2年度の本町の予算に,町財政にどのような影響を与えているのかどうかをお聞きしたいと思っております。 また次に,支援事業費の財源確保の手段はということで,財源を確保するためには,本年計画の事業も中止せざるを得ない事業や中止する事業を精査をして,支援事業に充てることも考えられます。その辺のご見解をお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 橋本議員のご質問に答弁を申し上げます。 新型コロナウイルス対策支援事業など,町財政に与える影響は,今回の支援事業費は令和2年度予算に,町財政にどのような影響を与えているのか,またどういった対応をするのかというご質問でございますけれども,新型コロナウイルス感染症対策につきましては,国,県の補助金を最大限に活用していきます。 現在の補正予算につきましても,町費の持ち出しをできるだけ抑制する方針で編成しております。もちろん財政調整基金等の活用も行っているところです。 今回の6月補正予算において約9,400万円余の感染症対策事業費を計上しております。4月,5月にも補正をお願いをし,感染拡大防止対策,事業者支援,住民生活支援,教育環境整備等として総額約10億4,300万円の補正を行ったところでございます。 財源につきましては,96%に当たります9億9,800万円を国,県の補助金を活用しております。一般財源につきましては,約3,400万円と最大限抑制をしているところでございます。 なお,一般財源につきましては,財政調整基金や前年度繰越金を活用しておりますので,現在のところ財政運営に与える影響は抑制できているというふうに考えております。 次の支援事業費の財源確保手段についてですけれども,現在,町では,新型コロナウイルス感染拡大による影響を受け,感染防止対策や町内事業者に対する支援,特別定額給付金の支給など緊急的な対応を優先して行っているところです。その対応に当たっては,本年度予定しておりました事業等を中止,延期,縮小等を行いながら対応しています。 先月,全国で発令された緊急事態宣言が解除され,一部地域を除き,事態が収束に近づいている状況も見られますけれども,引き続き感染防止対策や影響を受けた町内商工業者等に対する支援が必要だというふうに考えております。 今後の動向を見きわめながら,必要な行政サービスの提供を維持するとともに,改めて各種事業等の見直しを行い,財源の確保また人材の確保に努めてまいります。 以上です。 ◆6番(橋本) ほとんど,約96%に当たるものは,国,県の補助金の活用をして支援を行っておるということであります。これが第1次ということであろうかと思いますが,今はちょっとおさまっていますよね,コロナに関しては。これからのことを言っても仕方ありませんが,かといっても約4%に当たるものは一般財源からということになるわけですよね。第2次の補正も,2兆円からうちの町へ幾ら来るか,まだ詳細はわかってないということでありますが,全てはそれは当てはまらない,同じように何%は町費の持ち出しがあるよということになろうかと思います。 支援はとにかくしていかなくてはならない,町の存続にかかわる大きな問題だろうと思います。その辺が財政調整基金の前年度繰越金を活用するということでありますが,昨年でしたら繰越金が幾らでしたか,2億円程度でしたかね,余り金額は言えませんが,それぐらいの繰り越しをしたと思うんですね。それが全てというわけではありませんが,これからコロナの感染がどこまでまた広がっていくのかわかりません。町長の思いとして,その繰越金程度の財源はコロナ対応に使用するという考えでよろしいんでしょうかね。 ◎町長(入江) 前年度繰越金が2億数千万円ありますけれども,それを全部コロナ対策に使うということは,今の状況では考えておりません。第2波,第3波がどういう形で本町に影響を及ぼすかということももちろん考慮する必要はありますけれども。 一番初めの初期段階で私が考えてたのは,財政調整基金を5千万円程度は町の持ち出しでというふうには財政とも話をして,その中でとりあえず対応していこうということで,1次目の国の交付金がありました。今回2次目がその2兆円のうち幾ら来るのかわかりませんけれども,そういったものも最大限活用しながら,できるだけ町費の,財政調整基金の繰り越しもそうですけれども,抑制をしていきたいと考えております。 ◆6番(橋本) 午前中の議論の中で,各種事業の見直しを図って,9月でしたっけ,減額補正で行うという総務課長の答弁でありました。40程度,事業の見直しを行って,約2千万円程度ということを話されたと思いますが,それはそれとして,事業自体の今年度中止というものもあるのかなと思いますが,その辺の内容は言える範囲でお答えできますかね。 ◎総務課長(瀬尾) コロナの関係で既に中止を決定してる事業についてでございます。 午前中もちょっと触れましたが,総務の関係では消防大会,夏の消防大会に合わせてさまざまな訓練も行っております,そういった訓練はもう既に中止をしております。また,交通安全の取り組みについても,テント村については中止を行ってます。 そして,まちづくり推進課の関係ですと,例えばブライダルの関係で婚活イベントの取り組みを中止をしたところです。 あと,教育委員会の中学校,高校の海外研修,そういったものを既に中止をしております。 そのほかにも,当初予定していた事業を,事業は続けていくんですが,事業の中身をかなり圧縮して縮小して行うような事業も調整を今してるところです。 ◆6番(橋本) 事業の内容を縮小するということで,事業自体はあるということなんですよね。じゃけえ,事業そのものの中止の事業っていうのはないんですかと聞いたんですけど。ないならないでいいですけど。 ◎総務課長(瀬尾) 事業っていうのも,結構大きい事業もありますし小さい事業もあって,例えば職員研修とかそういったものは,この間計画していたものは全て中止にしたりしております。とりわけ大きい事業で現段階で中止をもう決めてるものについては,具体のものは今のところはございません。 ◆6番(橋本) そういうことであるということで理解をいたしました。 コロナ対策に集中的に迅速に対応していくということが大前提だろうと思うんですね。午前中,答弁の中で,町長は,これも大事だけど,また挑戦する人もたくさんおるから,そういう人たちも支援をすると言われたんですね。いや,それはちょっと待ってねという話じゃないですかね。コロナ対策に全力を投球するということで,僕はそういう考えを言ってほしかったんですけども。これもやる,こっちもほいじゃあそういう人もおるからやるというのでは,コロナ対策に対応する本気度が薄れると僕は感じたんですね。その辺の見解は,町長,どう思われます,私の考えがおかしいんかなと思いますが。 ◎町長(入江) 午前中も申し上げましたけども,もちろんコロナの対策が第一番です。それを行いながら,ほかの事業も調整をしていくと。どれだけのボリュームがあるかというところも,役場の業務はたくさんありますから,その全体の中身を見ながら,またコロナに対する業務のボリュームも見ながら,バランスをとりながらやっていきます。 ただ,考え方としては,もちろんできるだけ新しい事業は控えていくと,できるだけですね,控えていくと。例えばトマトの補助金がついてるとか,ハウスの補助金,そういうものは今やめるわけにいきませんから,そういうものはもちろんやっていきます。あと,例えばチャレンジ基金であれば,例えばコロナの影響を受けて自分はもう少しこういう事業に,今これもやりながらこっちの事業にも着手をしていくというような新たな創業とかチャレンジをする人はもちろん応援をする必要がありますから,そういうのは考えていきたいと思います。全くコロナと関係ない事業でこれからやりたいというところは,少し待っていただくということは考えてます。もちろん今まで継続してやってきた事業はやりますよ,途中でやめるわけにはいきませんから。というのは,チャレンジ基金の中ですね。一般的な事業も,継続してきているものであっても,中断できるものは中断をしていくというような考え方で進めていきたいと思います。 ◆6番(橋本) 緊急を要するもの,緊急性が必要なものは,それは素早い対応をしていかなくてはならないと思っています。その辺の考えをしっかり今お持ちだと私は理解しましたので,間違わないようにやっていただきたい。任期もあと少しでありますが,その辺はしっかりと,狂わない考えを持ってやっていただければと思います。 なかなか町長はパフォーマンスが上手で,新しいものがまたすごく好きな町長であると僕は思ってんですね。それはそれで町長の人格というか性格であろうかと思います。いいものはいい,悪いものは悪いというか,すぐ飛びつく性格であろうかと思いますので,じっくり,いや,これは僕が感じたことをストレートに言っとんですよ,と思うんで,その辺はしっかりと副町長がサポートしながら町政運営をしっかりとやっていただきたいと思っております。 それと,コロナにかけるわけですが,先ほどから事業の見直し等々も出ました。私は,合併以来から,もう16年たっていますけども,大きな改革をしていかなくてはならないものがまだあると思うんですね。僕は,そうやって考えています。そのことによって財源が生まれる,そしてまた組織の体制も変わってくるんであろうかと思っておりますが,例をとって僕は言いませんけども,町長の考えを聞きたいんですよ。まだまだ大改革するものがあるという認識を持ちかどうか,お聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 大きな改革というのがどういった種類のものというか枠組みとか,そこら辺はわかりませんけれども,もちろんいろいろな,今高齢化も進んでますから,それに伴う,例えば農業であったら今は集落法人等も活動いただいてますけれども,そういったもののこれからの将来,維持をしていくための施策とか,教育も今やっていただいてますけども,そういったものを各分野において改革というか,これから変革をしていくものはたくさんあるというふうに私は認識をしております。 ◆6番(橋本) ここでは言いにくいんであろうかと思いますが,少しここにはメスを入れていかなくてはいけないという団体,事柄,事業も含めて,大々的にここはメスを入れなくてはいけないという部分が私はあると思っとるんですね。町長の思いでそれはないと言われりゃそこまでなんですが,その辺の認識をもうちょっと聞きたいんですけども。 ◎町長(入江) メスを入れるという言い方かどうかですけども,もちろんいろいろな分野においてここはもう少し変えていく必要があるなということは,私も認識をしております。 ◆6番(橋本) そういう思いを認識であれば,もう任期がわずかなんで,任期中にそこを町長として一石を投じんと前に行かない部分もたくさんあると思うんですね。その辺をトップリーダーとして考えていってほしいなという思いを一番に持っています。 そこには当然理解もしていただかにゃいけん部分もありますし,トップダウンでという部分もあると思うんですね。その辺は,町長,もう少しお強いリーダーとしてやっていただく意思はないですか。 ◎町長(入江) もちろん,先ほど言いましたいろいろな分野において変革をしていく必要があるものがございますから。ただ,こちらから一方的にやるというものではありませんから,町民の方々,そこの関係者の方々ともちろんしっかり議論しながら進めていく必要がありますから,現段階でこれをこういうふうにするということは今は申し上げることはできません。 ◆6番(橋本) それと,コロナで生活様式が変わっていくというのがよくうたわれています。コロナによって今までの行事等々が中止になったりしてますね。地域のコミュニティーまでが脅かされてきておると思っています。これがコロナが鎮静化すると,その辺をまた再構築していかなくてはならないと思うわけなんですね。まず,生活様式,スタイルというか,いろんなことに気をつけて行動しなさいという部分があろうかと思いますが,何点か,生活をする上でのスタイルというものを幾らか行政として持っておられたらご答弁願いたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 感染症の対策本部を所管しとる保健福祉課のほうからお答えさせていただきたいと思います。 橋本議員言われますように,現在,終息といいましょうか,おさまっておる状況ではございますけども,いつ2次拡大といいましょうか,そういうことが起きても不思議はないような状況もございます。 そうした中で,新しい生活様式ということのご質問だと思いますので,それについてはもう既にいろんなところで言われておりますが,3密の回避といったところ,要するに距離を置くとか,それからマスクを着用するとか,アルコール,手洗い,そういったもの以外に,それぞれが感染症,インフルエンザ等も含めて,そういったものに対して意識をしていくということになるのかなと思います。 なかなかワクチンができていない中で,人の経済活動もそうですし,日常が脅かされるといいましょうか,そういう状況になる中で,そうはいいましても足をとめることなく経済活動も再開していかにゃいけんというところがあるので,そこは新しい生活スタイルというところでは3密回避,アルコール,マスク着用,そういったところからしっかり心がけていただく必要があるのではと思っております。 ◆6番(橋本) 注意点等々を述べられました。 いろんな,マスク等々もありますが,その辺を住民の方々に周知をするというのが一番の大きな課題ではなかろうかと思います。どのような周知徹底をしていくのか,その辺はいかがですかね。 ◎政策企画課長(岡崎) 町民への周知の仕方の問題であります。 今月発行の広報の中に,新しい生活スタイルはこういうものですよと,それからこういうところに注意をしてくださいといったものをページでいうと1ページを使って,町民の皆さんに広報で訴えております。 それからまた,今月の日曜日の新聞に折り込みを入れて,先ほど言いました新しい生活様式はこういうふうなことがありますよというのを,それから新しい事業はこういうものを行っていますよというものを2回ですけれども新聞折り込みをしようと。 それから,告知放送,それからホームページであったりフェイスブックを使って,できるだけ町民の皆様方に発信をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆6番(橋本) その辺の周知をするということであります。 もう一つは,行事,集会,毎月の常会等々も含めて,うちのところも常会は回覧でしましょうねっていう話になってますけども,その辺も意識が,気をつける人とそうでない人と,それぞれ人って違いますからね。回覧であると,毎月人と会えないし話もできない,その辺が何カ月も続くと,また地域内のいろいろと,問題じゃありませんけども,コミュニティが図れないという状況になってくるのかなと思っています。その辺の注意を払いながら,早い時期にもとの生活リズムに幾らかは戻していかなくてはならないのが早急の課題ではなかろうかと思っています。第2波が来ないことを本当に願うばかりであります。 それと,第2次の補正,2兆円に及ぶ支援事業費が国会で承認されましたけれども,内容がまだ詳細にわからないということでありますので深くは入りませんけれども,町内事業者の方々が一番ご苦労されておるのかなと。商工業者,またその他飲食業,いろんな事業がありますけども,そういった方々を守るというか,最大限の支援をしていかなくてはならないと思っています。そうしないと町内の経済も循環しませんので,その辺は強く思っております。その辺の決意を,町長,述べていただきたいと思いますが,いかがですか。 ◎町長(入江) 議員おっしゃるとおり,町内事業者は今非常にしんどい状況にあるということで,調査もさせていただいてますから,今後もう少し長引くのかなという状況もございますから,しっかりと状況を把握をしながら,商工会とも連携をしながら,具体的に施策をつくって間髪を入れずに取り組んでいきたいと考えております。 ◆6番(橋本) この難局を乗り越えるためには,みんなで協力し合い,助け合いの精神でともに頑張っていかなくてはならないと思っております。これで私の質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で橋本議員の一般質問を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は14時とします。(午後1時45分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時00分) ◆1番(小川善) まずもって,東京のワイドショーで特定定額給付金,これの通知がようやく来たとか,まだ来てないとか,申請をしたのにまだ支払われてないとかというような状況の中,この神石高原町では申請をしたら次の週の水曜日には入金があるという,すごくスピーディーで,すごくこういうことがありがたいと思っております。こういうのに対し町長をはじめ職員の方々が皆さん頑張られてきていることに対して,とても感謝しております。ありがとうございます。 私も,コロナ関係で3点ほど質問をさせていただきたいと思っております。 まず最初に,複合災害,コロナウイルスというのは必ず再燃するだろうと予測されております。コロナウイルスの感染とか毎年広がるインフルエンザの感染,こういうことと同時に大地震や夏の大雨,冬の大雪などが起きた場合の複合災害に対して,避難所での対策はどのように準備されているかをお聞きいたします。 パーティションや避難所の人数制限など,プライベート確保や密にならない対策があるのか,防災用品,食料,飲料水,マスク,消毒液などの確保,保管について,何人分を何日程度の数量を確保するかなどの基準があるかなどを含めてご説明ください。 ◎町長(入江) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。 複合災害の対策についてというご質問ですけれども,新型コロナウイルスの感染が危惧される中,住民の皆様が安心して避難できる対策というものですけれども,先般,広島県より示されました新型コロナウイルス感染症に係る避難所運営マニュアル等に基づき,対策を行ってまいります。 議員ご指摘のとおり,避難所での感染防止対策が極めて重要だと考えております。基本的な対応として,マスクや消毒液,体温計,フェースシールドなどを活用し,感染防止対策を行います。また,プライベートの確保や飛沫感染対策として,段ボール製の間仕切りやテント,パーティション等の活用も行ってまいります。 避難所運営におきましては,こうした資材を活用するとともに,避難者同士の間隔を確保し,定期的な換気や一般避難者と体調不良者の居住スペースや動線の分離など,レイアウトを工夫し対応を行う予定としております。 避難所の人数制限につきましては,平成30年7月豪雨災害や近年の避難所への避難者数を見ましても,特に制限は必要ないというふうに考えております。 また,防災用備品,食料,飲料水,マスク,消毒液などの確保,保管についてですが,食料,飲料水の配備基準については,本町の地域防災計画では,各家庭で3日分程度,町は発災後2食分程度の備蓄に努めることとしております。 食料,飲料水の確保については,平成30年の豪雨災害時の避難者数を目安にし,現在3日分程度の確保を行っております。 防災用備品につきましては,昨年度,地域避難所へテレビ,ラジオ,ストーブ,発電機,投光器,備蓄倉庫等を重点的に配備し,避難所の環境整備を行ったところでございます。 マスク,消毒液については,今月,広島県から配布を受けるものをあわせ相当数購入をしており,おおむね充足していると考えております。 以上です。 ◆1番(小川善) 町が最低限必要なものは確保します,ただ住民の方にもできる限り用意をしていただきたいというようなスタンスだと思いました。 この場合,避難所への災害用ベッドの設置というのがエコノミークラス症候群などの健康リスクの抑制のために使われております。これは,戦時中のロンドンの空爆などの教訓により,グローバルスタンダードとなっております。こういう場合,段ボールベッドなどの簡易ベッドの配備の予定などがありますでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 避難所へのベッドの配備の予定についてでございます。 現在,広島県においても,この5月に各市町の避難所の受け入れ環境整備を強化して行うということで,広島県から本町のほうに段ボール製のベッド34個,またエアマットについても200個程度の配備をいただくこととしております。そういったこともありまして,本町では今のところ整備をしませんが,県からの受け入れによる資材を活用していきたいと思っております。 ◆1番(小川善) 段ボール製というのがすごくいいというふうに聞きました。これは,防音,断熱効果だけではなく,細菌,コロナなどが付着してもすぐに死にやすい,これがプラスチック製だったらなかなかずっと残ったまま死ににくいとかということがあって,段ボール製がいいんではなかろうか,またそれを処分するときも再利用できるので,それがいいんじゃなかろうかということを聞きました。ただ,段ボール製ということになったら,保管という点でゴキブリやネズミの温床になりやすく,すごく保管は大変だと思いますので,その辺を十分注意してあげていただければと思っております。 自治防災組織では,そういうものを配備するということを検討されているところもあると思いますが,今回新型コロナ対策のために制度の改正が行われて,被害が発生する前に使われることとなった地方創生臨時交付金,こういうことも使用が考えられると思いますが,そのあたりはいかがでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 新型コロナウイルスの感染予防対策に関して,本町でも,5月の補正の中に例えばマスク,防護服,消毒液などの消耗品を購入する予算,約200万円程度だったと思うんですが,それを保健福祉課の予算のほうに計上させていただいたところです。今回その中の一部を使って,避難所への環境整備を行うための例えばテントとかフェースシールド,また消毒用のアルコール消毒液,そういったものを避難所のほうへも使う予定にしております。 ただ,こうした状況の中,全体的に10億円を超える予算計上を今行ってまして,国から交付を受ける交付金については8,600万円程度しかございませんので,今のところは大きな事業のほうに交付金を充当して,衛生関係の消耗品等,小さな予算については一般財源で対応することにしております。 ◆1番(小川善) 多分,各自治防災組織でも必要なものがいろいろ違うんじゃないかなと思っております。ここではそれこそ間仕切りをもうちょっと数が欲しい,もう少し簡易ベッドが欲しい,こっちのほうではまた全然違うものが欲しいとかということがあると思うので,そういうところは自治防災組織ごとに十分,どういうものが欲しいかということを聞き取りをされてからのほうがよろしいかと思います。 それと,避難所のことをもう少し踏み込んで聞きたいんですが,避難所の登録数というのが去年からすごく数が減っとりますよね。これは,全部の避難所を開設をするということは,役場の職員が同時に開設するということもできないし,また備品についても,それだけ,全部のところに同じぐらい,さっきも言われたように,テレビからラジオから何やらかんやら全部準備しておりますという話があったんですけど,それまで準備ができないということで大分数を減らされてるのかなと思いましたが,その辺はいかがでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 本町が指定する避難所の数についてでございます。 確かに議員がご指摘のとおり,昨年6月に本町の地域防災計画の抜本的な見直しを行いました。これまで42あった避難所を30に減らしました。数字的には12施設を減らすこととなりました。 この基本的な考え方なんですが,一つは,30年7月豪雨災害を受けて実際避難所を16カ所開設をしましたが,役場が開設,運営をすることができた施設というのは16カ所のうちの6カ所程度でございました。それ以外の施設は,各地域の自主防災組織のほうが開設,運営をしていただきました。先般の災害を経て,行政主導では全ての避難所の開設,運営ができないということを改めて実感したところです。 また,避難所を開設した後も,物資の受け入れであったりとかさまざまな課題も出てきたところです。今後については各地域の皆さん,自主防災組織の皆さんと協働して避難所開設,運営をやっていきたいということを考えております。 もう一つは,今回の見直しについては,土砂災害の危険箇所にある避難所について指定から外すこととなりました。それは,土砂災害防止法の関係で,特にレッドゾーン,特別警戒区域にある避難所というのは,今回の見直しの中でも減らした12カ所の避難所のうち9カ所がレッドゾーンにありました。そういう法的に制限を受けることになった避難所についても,改めて見直しを行ったところです。 また,それ以外にも耐震性についてもあわせて考慮を行ったところです。実際に今回見直しに当たっては,避難所のあり方を改めて検証し,実態に伴う避難所の指定に変更を行ったところでございます。 確かに,避難所の数が多ければ備品の整備等いろいろ費用的なこともかかってくるかとは思いますが,まずはそういった面じゃなくって,どこの場所が避難所が適すだろうかというところで検証を行った結果です。 ◆1番(小川善) ここへ神石高原町地域防災計画の震災対策編というのがあるんですが,ここへ指定避難所の基幹避難所と準基幹避難所と地域避難所というのがあります。これの開設の仕方,基幹避難所というのが5,油木へ二つ,神石,豊松,三和へ一つずつで,準基幹避難所というのがその次にあって,その後,地域避難所というのがあります。これのすみ分け方というか,横のほうへ1番,2番,3番というな番号も書いてあるので,その開設の仕方というものを教えてください。 ◎総務課長(瀬尾) 避難所については,全施設30カ所ございますが,その中で基幹避難所というものが5カ所あります。基本的には,役場の本庁また支所に隣接する,災害時に役場と連携しやすい箇所にある公共施設を各旧町単位1カ所ずつ確保するということで基幹避難所を設けております。これは,基本的に役場のほうが主体的に開設,運営を行っていく施設でございます。 そして,準基幹避難所というものが13カ所ございます。これは,町内5カ所ある基幹避難所の受け入れがいっぱいになったとき,もうこれ以上避難者を受けれないというときに補完的な受け入れ施設として指定しております。学校の体育館とかそういったものを指定し,使っていくものでございます。 そしてもう一つは,地域避難所というものがございます。これが全体では12施設ございます。この地域避難所は,各振興会単位で1カ所ずつ地域に配備を行っていくものでございます。自主防災組織が町と連携し,主体的に運営をしていただくものでございます。 この三つを合わせて指定避難所ということにしております。 その計画書の中に数字番号を書いているものがありますが,それはまずどこの施設を優先的に開放していくかということで番号をつけております。 以上です。 ◆1番(小川善) ということは,基幹避難所と準基幹避難所というのは役場の職員の方が開設をしていただける,また地域避難所というのは自主防災組織が開設をするというような形でよろしいでしょうか。はい。 この中で,先ほどの地震の関係なんですが,横線が入った避難所があります。その中で気になったのが,小野の社会教育施設や時安の社会教育施設など,地震災害の避難所として開設されないという場所があります。また,これと別にもっと小さい単位で,例えばコロナの場合も,今避難をするときには避難所に避難をするのではなく,もし自分の家の2階が安全なら2階へ避難しなさい,近所に避難できる人の家があればそこへ避難しなさい,親戚の家へ避難しなさいみたいな感じで,密にならないようにしなさいみたいなことがよく放送されとります。そういうとき,どういうふうな手続をとって避難されるのが一番よろしいのかということをお聞きしたいんですが。 ◎総務課長(瀬尾) 今回の防災計画の一覧表を見られてのご指摘だと思いますが,各避難所の指定については,災害の区分を三つ想定をしております。一つは洪水時,そして土砂災害が発生したとき,そして地震が発生したときということで,基本的には災害の種別3区分で,それぞれの災害でどこの施設を指定するかということで計画を決めております。先ほど言われたとおり,一部,例えば地震について使えない施設が出てきてしまいます。これは,耐震性等を考慮して判断をしておりますため,それぞれ全ての施設が三つの災害に対応できてるかといったらそういう状況じゃないということでございます。 そういった中で,より身近な施設を利用してくださいということを各自主防災組織に対しても役場のほうからお願いをしております。先ほど説明をしました基幹避難所,準基幹避難所そして地域避難所という施設がございますが,これ以外にも集落避難所という施設がございます。この集落避難所というのは,それぞれの振興会,地域の中で,班の集会所であったりとかお寺,それと今回指定をしてない町の公共施設,特に身近にある施設については,一時的な避難所として使っていただいてもいいですということにしております。ただ,使用に当たっては,自主防災組織がその必要性,そしてまた危険な場所にあるかどうか,避難所として適しているかどうかということを判断して指定をしていただくことになっております。なので,この防災計画のリストにない施設についても,地域の主体的な判断によって避難所を使っていただくことができます。 また,それ以外も,議員もさっきおっしゃられました個人宅がございます。近所で特に親しい方とかまた親戚の方がおられたら,そういった家も避難所として利用していただくことを今進めているところです。とにかく身の回りの安全のところを複数箇所,避難所として確保しといてくださいということがとても大切なことになりますので,そういった対応を今後もしていただけたらなと思っております。 ◆1番(小川善) その場合に連絡とかというものはどうされるのがよろしいんでしょうか。例えば自主防災組織のほうへどこどこの家に行きますよというて言われるのがええんか,それとも自主防災組織のほうからそこのお宅に避難してくださいとかということを言われることになるのか,それがまたずっと役場まで上がってきて,役場のほうで親戚の方の家に避難されているということを把握されるのか,それとも,昨年の夏でしたか,は直接住民の方に電話をして,そちらのほうから今親戚のほうにいますよとかというようなことがあったと思うんですが,そういうふうな形でされるのか,その辺は検討というものがされておりますか。 ◎総務課長(瀬尾) そうですね,前回30年の災害のときも,開設してる避難所の数,それから何人の方が避難されているかということはとても重要な情報になってきますので,その辺の把握というのは徹底して行っていかなければならない点だと思います。 ただ,集落避難所については,基本的に地域の自主防災組織のほうで開設それから受け入れ,運営をしていただくべきだと考えておりますので,各地域のほうでまず避難されている方の情報収集に努めていただけたらと思ってます。その情報を町のほうへ報告をしていただくと。ただ,個人宅とか親戚の方のほうへ避難された場合についても,可能な限り自主防のほうで把握していただくことが必要なんじゃないんかなとは思ってます。その情報の収集のあり方については,それぞれの地域の中で検討し対応していただいたらと思っております。 ◆1番(小川善) ありがとうございました。 大体何となくわかってきたんですが,まだこれって住民の方にはなかなか徹底されてないというところがすごくあると思いました。私も,今班長をさせてもらようるんで,その関係でいろいろ聞いたことを住民の方に言ったら,全然伝わってないということがあります。実際に逃げるのは住民の方なんで,そこをなるべく徹底するようなことを周知していただければと思います。 続きまして,学校の集団感染の対策についてお聞きいたします。 コロナ禍の中,小・中・高では,全国的に自宅学習のためにスマートフォンやパソコンへの教育アプリのダウンロード数というのが大幅に増加していると聞きました。世界でも,オンライン授業というのを受けられるという国はたくさんあります。文科省も,GIGAスクール構想の早期配備を推進しています。 これを踏まえた神石高原町での今後来る第2波,3波に対する備えとそのときの対応マニュアルというものを持っておられるか,お聞きいたします。 ◎教育長(馬屋原) 小・中・高で来る第2,第3波に対する備えということでございますが,まずGIGAスクール構想は,1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するということでございまして,多様な子どもたち一人一人の資質,能力を一層育成できる教育ICT環境を実現することでございます。本町としても,早期実現を目指して現在取り組んでいるところでございます。 本事業が実現をすれば,これまでの教育実践の蓄積に加えまして,ICTを活用した授業改善を図ると同時に,今後,新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休業した場合に,オンライン学習等にも使用できる体制が構築できるというふうに考えております。 また,児童・生徒または教職員の感染が判明した場合には,衛生管理部局と学校内における活動の対応,接触者の多寡,多い少ない,あるいは地域における感染拡大の状況,あるいは感染経路の明否等を確認しつつ,これらの点を総合的考慮して,臨時休業の必要性について衛生主管部局と十分相談の上,実施の有無,規模及び期間について判断することとしているところでございます。 ◆1番(小川善) GIGAスクール構想というのは,当初は令和5年に完成を目指しとられたようなんですが,新型コロナで臨時休校が続いたために,急遽,令和3年度,来年の早期実現を目指されとります。 文科大臣の会見の中で,各家庭で通信教育を受けることができる世帯はどれくらいあるのかというものを調べて,そしてパソコンやタブレットのない家庭には,現在学校で使っているものを貸し出して,通信環境がない場合は,モバイルWi-Fiなどを貸し出す。ただし,通信料というものは各世帯が払っていただくというようなことをお願いしたい。大切なことは,新しく買いそろえるとかというのではなくて,現在あるものを上手に使いながら整備を進めていくことが必要だというような会見がありました。 本町での通信環境というのはどのくらい整備されているかを教えてください。 ◎教育課長(砂田) ネット環境についてなんですが,今回こういう状態になりましたので,アンケート方式で調査をさせていただきました。 親御さんのスマホを含めてネット環境のあるご家庭は,今,小・中学校の世帯で99%,親御さんがいらっしゃらない時間帯にでも使えるという方も90%余り,かなりの数のネット環境があるかとは思いますが,そうはいいましても十分に安定した通信ができるかどうかというのは不安がありますので,今後またタブレット端末が1人1台ということになりましたら,きちっと操作がスムーズに行えるような環境をつくっていくのが大事だと思っております。 ◆1番(小川善) ということは,もし何かあった場合でも,ある程度学校の機材で対応はできるのかな,ただ安定したネット環境がないからなかなか通信をするのが難しいということでよろしいんでしょうか。 ◎教育課長(砂田) そうですね,安定した通信ができるかどうかというところが大事だと思います。それから,兄弟等複数いらっしゃったときに,各学年,6年生,3年生,1年生みたいな格好で同時配信をしたときに,一つの世帯で3人ぐらいが一遍に使ったらどうなるかっていうところが,容量が足りないのではないかというなことも懸念されるところではありますが,それは今後考えていきたいと思います。 ◆1番(小川善) 今度の議会で上程されているように,ネット環境も,もし何かあった場合にはまた改善できるようなことを聞いたんですが,もう少し詳しく教えていただけますか。 ◎教育課長(砂田) 本町の場合,かがやきネットの普及率が高うございます。かがやきネットの光ファイバーですか,そちらのほうのインターネット回線を使わせていただけるとかなり安定しているのではないかということをお聞きしております。 ただ,かがやきネットにも100%の方は加入されていないっていうのと,全てがインターネット契約をされていない場合もありますので,そういったところをお願いというか,そちらを使っていただけないでしょうかというなお願いもしていかなきゃいけないのかなと思っております。 また,ご家庭によっては,今お持ちのモバイルツールというか,そういった回線契約の中で大丈夫ですよというところはあると思いますので,そういったところは使っていただければいいと思うんですが,できればかがやきネットの安定した通信を使っていったらいいんではないかと思っております。 ◆1番(小川善) ありがとうございました。 私も,中学校でしたかね,何かあって学校を休まないといけないときがあったんです。それが病気だったのか何だったのか覚えてないんですが,そのときに一つ授業が飛んだらさっぱりわからなくなったということがあるんです。数学とかというのは,教室におってただ座ってぼうっと見よっても大体のことはわかっとっても,それが授業へ出てないだけに,その授業をきっかけにぱたっとわからなくなってしまうということがありました。 例えばインフルエンザでも,何日間か,熱でうなされてパソコンも開けないとかというような場合は除いて,元気になっても学校には来てはいけないというような期間がありますんで,そういうときにでもアプリからそういう授業を持ってこれるような環境ができれば,そこが補われるのではないかと思っております。 その場合に,例えば先生がLINEで生徒みんなに,Xイコール何とかかんとか,ABが何とかを当てはめたときの解を求めなさいとかというような問題を出したとします。そういう問題に対して生徒が答える。ただ,それのヒントになるものは,こういうサイトでやっとるからこれを勉強してくださいというような感じでもいいと思うんです。今は学校先生だけじゃなくて,いろんな,大学生とか一般の人が授業をネットで教えられてるようなところがあるので,そういうものを見て,生徒が自分でそこから勉強して先生に答えを送る,先生が合うとるか違うのかを見ながら,それをまた指導していくというような形もとれるのではないかと思いました。だから,別に同時通信でなくっても,そういうようなことができれば,インフルエンザでしんどくなくなって元気になって家の中におるときに勉強ができるようなことができるのではないかと思いました。 ただ,小学校の場合,中学校もですけど,学校は勉強を教えるだけじゃないんで,コミュニケーションをとりながらいろいろな社会生活というものを勉強する場だと思っておりますんで,なかなかそれに頼り切るということはできないと思うんですが,もし必要ならそういうような病気,けがで休まれているときでも使えるような配備をしていただければと思っております。いかがでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) 議員おっしゃるとおりで,全てこの端末があれば解決するというものではございません。やっぱり学校というのは,学校へ行って先生方といろいろコミュニケーションを図りながら,授業とか行事を通して子どもたちが成長していくというものでございます。 ただ,先ほど言われましたように,新型コロナウイルス感染症だけでなくインフルエンザであるとか,あるいはさまざまな事情によって学校に来れない,そういった児童・生徒たちにも十分活用できるツールだろうというふうに思っておりますので,頑張っていきたいと思っております。 ◆1番(小川善) 続きまして最後に,観光施設の対策についてお聞きいたします。 町内の観光施設というのは,町外の人に来てもらいたい,来ていただきたいのにそれを言うことが,それ自体がはばかられるような時代となっております。売上減収に対する対策と観光施設のこれからの売上対策はいかがでしょうか。 ◎町長(入江) 観光施設の対策についてのご質問です。 観光施設の売上減に対する措置ということですけれども,感染症拡大により特に大きな影響を受ける事業者に対しましては,国の持続化給付金や雇用調整助成金の活用,県の休業や営業時間短縮の要請等を受け,全面的に協力いただいた事業者に対する感染拡大防止協力金の支援がございます。さらには,町独自の支援である緊急支援給付金により,売上減に対する支援を実施しているところでございます。 それから,これからの売上対策ですけれども,広島県においては,旅館,ホテル,飲食店,観光施設等を含めた休業要請の解除,感染リスクの高い一部の都道府県を除き県外への外出も容認する等,緊急事態措置の緩和がなされ,徐々にですが,旅行,観光が再開される動きが出始めております。 一方,観光地側は,感染症の予防と社会経済活動の両立を図る取り組みが求められ,観光客はもちろん,受け入れ側のスタッフを感染症から守り,感染症への不安を極力なくしながら楽しんでいただける観光地であることが今後求められています。 町民の中には,地域外から人が来ることに抵抗のある人も少なくなく,こうした方々にも理解や協力が得られる観光の体制を整えることも必要だと考えております。 広島県においては,県民,町民が安心して店舗を利用できる環境をつくることを目的に,店舗等による自主的な感染症予防策を見える化するために,新型コロナウイルス感染症対策取組宣言店の取り組みをスタートしています。本町の感染予防の取り組みも,かがやきネットを通じて情報発信をしていく予定でございます。 さらには,今後,観光需要喚起策として期待されている国のGo To キャンペーン事業の推進,活用などにより,観光産業の復興に取り組んでまいります。 以上です。 ◆1番(小川善) 今までは観光っていうたら,来てもらいたいということが主だったと思います。今答弁も,できるだけまた呼び戻せたらいいんじゃなかろうかというようなことだったと思うんですが,これからはもっと商品とかサービスというものを,来てもらうんじゃなくて提供するようでないとなかなか難しいのかなと思うのですが,そのあたりはいかがお考えでしょうか。
    まちづくり推進課長(矢川) まず,観光の再興でございますけれども,産業そして経済的な意味だけでなく,町民,人々の生活に欠くことのできない社会的な意義がございます。 まず,観光地として重要なことは,先ほど町長が言いましたように,健康,衛生面の配慮だったり,3密の回避策など,観光地自体が安心な旅行そして観光に最適な地であることを選んでいただくということですね。そして,当然にお越しいただく利用者,観光客にも感染予防の協力ということが必要であること,そして受け入れ側としては人数に制約があること,そして来られる地域に限定されることなどを観光地としても整理し,そして利用者,観光客にお伝えするということも必要なんではないかなというように思います。こうした観光地の姿勢にご理解,ご協力をいただく取り組みとして,先ほど町長が申しました取組宣言店ですか,こういったものも現在展開をしてるところでございます。 そういったことをお伝えして,コロナウイルスに対して不安なく宿泊だったり体験だったり食事だったりを楽しむために,来られる前,そして滞在,来られてるとき,そして場合によっては帰られた後,旅行後も細かい情報提供や問い合わせへの対応をすることなどが要るんだろうなというふうに思います。 こうした来られる観光客とそして観光地のコミュニケーション,そういったきめ細かいプロセスというものを繰り返すことでお互いに信頼を,そして今までにない継続した関係が築ける,ぜひまた行ってみたいとか,ぜひとも行ってみたい,また来てみたいと思えるファンの獲得になるんだろうなというふうに考えてます。 今町内で取り組んでいるものとしましたら,スコラ高原で取り組んでおられます特産レトルトカレーのオンライン販売化ですかね,それであるとか,道の駅のECサイトの開設なども予定されております。こうした取り組みは,顧客との継続的な信頼関係を築くものであるというふうに思います。 まだ感染症はなかなか終息してはおりませんけれども,今後も観光地だけでなく観光客そして地域住民にとってこの感染症に対する有効な取り組みとはどんなことかというものを,観光地そして観光協会などなどと一緒に考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(小川善) もっともっと町をアピールできるような観光の商品,特産品などができればええのかなと思います。特産品でもレトルトカレー1種類だけを送るんではなくて,詰め合わせで何種類かを送る,それにあわせてそれに付随したものをいろいろセットにして送るというなことを多分考えられとるんだと思います。道の駅でもこういうようなECサイトで販売をされているということを聞きましたんで,そういうところももっともっと町をアピールすることができるように有効に使っていただければと思いました。 今回の質問をするに当たり,ほとんどコロナウイルスの関係となりました。日本は,比較的,世界と比べて被害が少なかったと思っております。これは,民度が高いということなのか,それともファクターXがあるのか,それは私にはわかりませんが,ただ実際こういうことが起きて初めて,もっとここを直しておけばいいんじゃないかということがだんだんとわかってきたのかなと思いました。さっきの学校の教育に関してでも,避難所に関してでも,そういうところをもうちょっとこれから次のステップ,だから自分たちが新しい生活,ニューノーマルになるような生活をもう少しいろいろ研究していければと思っておりますので,またご協力をよろしくお願いします。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で小川善久議員の一般質問を終了します。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 あす6月16日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後2時49分 延会...