神石高原町議会 2018-06-13
06月13日-02号
平成30年第 2回 6月定例会 平成30年第2回
神石高原町議会定例議会会議録(第2号)1.
招集年月日 平成30年6月13日1. 招集の場所
神石高原町議会議場1. 開 議 6月13日 午前10時00分宣告(第2日)1. 応招 議員 1番 小 川 善 久 2番 林 憲 志 3番 赤 木 俊 二 4番 横 山 素 子 5番 横 尾 正 文 6番 橋 本 輝 久 7番 久保田 龍 泉 8番 小 川 清 治 9番 木野山 孝 志 10番 藤 田 晃 己 11番 寄 定 秀 幸 12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員 な し1. 出席 議員 応招議員に同じ1. 欠席 議員 な し1.
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 入 江 嘉 則 副町長 森 重 純 也 参事 上 山 実 教育長 馬屋原 健 治
会計管理者 吉 原 敬 之 総務課長 瀬 尾 浩 康
政策企画課長 岡 崎 謙
まちづくり推進課長 小 坂 依 文 住民課長 川 上 清 高 建設課長 国 重 修 示 産業課長 瀬 尾 明 彦 福祉課長 松 井 和 寛 保健課長 赤 木 まゆみ
環境衛生課長 松 本 真 典 教育課長 石 田 金 寛1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名 事務局長 柏 床 由 夫 書記 井 領 洋 子1. 議事日程 内容は
別紙日程書のとおり 午前10時00分 開議
○議長(松本) 全員出席でございます。 ただいまから平成30年第2回
神石高原町議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告) ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(松本) 日程第1,昨日に引き続き,
一般質問を行います。
◆6番(橋本) 皆さんおはようございます。
一般質問2日目で,その
トップバッターということで一生懸命頑張っていきたいと思っております。 けさ,地元で
もみじまんじゅうをいただいて激励をされましてね,頑張ってこいという,されました。それが,
もみじまんじゅうの表にカープの
ロゴマークが書いてあったんですね。これ
マツダスタジアムで買ってきたもんだから普通の
もみじまんじゅうじゃないよということで,元気を出せという。何が言いたいかといいますと,そのカープという
ロゴマークがどこでも今盛んに使われて,非常にカープの商品についても売り上げが上がっとるということで,ああいったロゴというのが非常に効果的でありますし,商売にもかなり波及効果が大きいんだろうと思います。そういった意味で,我が町もJIN(神)
プレミアムという,JIN(神)というロゴができ上がり,このロゴによって高原町がPRしていこうという思いであると思いますので,まあカープよりは大分格差があるにしても,このJIN(神)を使ってこの町をPRしていこうという思いは十分にわかっておりますので,どんどんとロゴを使いながらPRのほうを強くしていっていただきたいという思いで,ちょっと
もみじまんじゅうの話をさせていただきました。 そういった意味で,私の質問に入りますが,JIN(神)
プレミアムという事業についての質問でございます。質問と
もみじまんじゅうが合致したなという思いで頑張っていきたいと思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。 そこで質問に参ります。今回は2点についての質問でございます。 一つは,JIN(神)
プレミアムブランド戦略構想について具体的にお聞きをしたいなと思っております。 1点目は,超
付加価値農業の実現というものでありますが,根本的にどこを目標,目的にしておるのか,それは何か。そして,各いろんな事業の
取り組みがありますけれども,将来的にそれをどう反映していくのか。また,細かく言いますが,道の駅182
ステーションの
リニューアルにつきまして,これが町内一円にどういった反映を考えておられるのか。そして,
楽天テレファームの連携の状況,次に
ビジネスコンテストの事業者の
事業開始までの
取り組みの状況,そして最後に有機の里構想,これは平成29年度に行った事業でありますが,この
日本オーガニックカレッジの状況ということで,以上の点につきましてお聞きをしたいと思います。
◎町長(入江) おはようございます。本日も
一般質問でございます。わかりやすい丁寧な説明に,答弁に心がけたいと思いますので,どうぞよろしくお願いをいたします。
トップバッター橋本議員の,先ほどカープの
ロゴマークのお話がありましたけれども,
神石高原町も議員言われるとおりこのJIN(神)
プレミアムブランドを確立をして,これからしっかりこれを多くの方に知っていただいて神石の魅力を伝えてきたいというふうに考えております。また,いろいろなご提案がいただければ検討してまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 それでは,ご質問ですけれども,JIN(神)
プレミアムブランド化戦略の構想の具体ということですけれども,根本的な目標は生産者である農業者の所得向上,これは新規就農,新規参入を可能とするという意味も含まれておりますけれども,その所得向上と持続可能な農業経営の実現でございます。 次に,各事業の
取り組みについて将来的にどう反映していくのかというご質問ですけれども,JIN(神)
プレミアム事業をはじめ,その他多くの事業を有機的に連携させ,人と自然が輝く高原の
まち神石高原町の実現につなげてまいりたい,将来につなげてまいりたいと考えております。 次に,道の駅さんわ182
ステーションの
リニューアル,町内にどう反映するのかというご質問ですけれども,道の駅の機能には
産直市場のみならず多様な機能が存在をしています。町の魅力をアピールする機能も充実させ,観光地への誘導,流通の拡大など,町民福祉への還元が実現できる
リニューアルを目指してまいります。
楽天テレファームとの連携状況でございますけれども,第一弾として町内に5ヘクタール,積雪のない町外に5ヘクタール,あわせて10ヘクタールの農地の確保と
カット野菜工場の建設用地が必要となるということです。先般,
代表取締役の方と話をしたところ,
カット野菜工場はもう神石につくるというふうに話してくれました。積雪のない町外,今福山市を想定してましたけれども,福山市以外に笠岡にも今市長を通じて依頼をしているところでございます。その農地と
カット野菜工場の用地が決まり次第,
有機JAS認定に向けた作付とその
カット野菜工場の建築が始まるということでございます。農地は町内の農地3ヘクタール,これについては地権者,
テレファーム双方とも合意の見通しであります。残り町内2ヘクタールと町外農地につきましても,福山市
農業委員会の協力を得ながら候補地の確保に今努めているところでございます。 次に,
ビジネスコンテストですけれども,事業者の状況や
事業開始に向けた
取り組みの状況です。賞をとられました3件の現状についてお知らせをいたします。
株式会社次世代教育環境開発の
インターナショナルスクールについてですが,今年3月に広島県
私学審議会に
学校法人学校設置計画書を提出し,了承され,7月に広島県
私学審議会に申請書を提出,来年3月に学校法人の設立認可を受ける予定となっております。 次に,
株式会社神石高原ティアガルテンの
ワインリキュール開発でございますけれども,試作品の開発と地元農家との
農商工連携についての協定の締結をされています。地元農家は
神石高原りんご生産組合,
農事組合法人仙養でございます。
農商工連携につきましても,今年2月に
広島国税局や中
四国農政局,
中国経済産業局から認定を受け,現在
ふるさと名物応援事業補助金,これは
国庫補助事業ですけれども,の申請をされているようでございます。 次に,株式会社中
國開發神石エコファームの
竹チップ,葉面散布剤の商品化ですけれども,既に商品化をされており,会社内では販売をしているということですけれども,順次道の駅などでの販売を計画をされておられます。また,業務で取引のある会社に購入いただき,試用実験中であり,結果次第では大規模な取引になる可能性もあるようでございます。 以上3社につきましては計画的に事業を進められているというふうに考えております。 昨年の審査につきましてですけれども,
神石高原町商工会。審査はなかったですかね。 (橋本議員「次,行ってください」の声あり) そうですか。有機の里まで。 (橋本議員「審査はまだ聞いてません」の声あり) そうですか,済みません,申しわけないです。申しわけございません。 じゃ,有機の里,
日本オーガニックカレッジの状況でございますけれども,有機の里構想は
有機農業で新規就農を希望する研修生を受け入れ,定住につなげることを目的にした事業でございます。
神石地区協働支援センターからの提案で,町内で
有機農業を営む有志で組織されました
日本オーガニックカレッジが取り組んでおられます。昨年10月には,国の
補助事業の前提要件でもある研修期間として県知事に認定をされました。初年度の昨年平成29年度でございますけれども,研修生10名の受け入れを見込み,
受け入れ態勢づくりの経費として補助金1千万円の予算をご承認いただきました。全国公募し13件の
問い合わせがありましたが,現在のところ応募者はございません。
予算執行額といたしましては,事務所の設置経費,
移動用車両のリース代,通信費など総額529万2,443円を補助金として助成をいたしました。 引き続き研修生の受け入れを行うということですけれども,定住を条件とした募集要項であったため,体験期間を設けるなど,まずは町の魅力を感じていただく
取り組みもしていくというふうにお聞きをしております。 評価といたしましては,募集活動を継続していること,事務所の設置など事業を開始するための
取り組みを行っていることについては評価をしておるところです。しかしながら,結果として応募がなかったということについては残念に思っております。引き続き募集活動を継続して,有機の里構想を実現していただきたいというふうに考えておるところです。 以上です。
◆6番(橋本) まず,超高
付加価値農業,まあ大きな目的,目標は示されております。その中にいろんな神石牛であったり道の駅の
リニューアルも入っておるんですよね。神石牛においては昨年,都市部においてのPR活動といいますか,いろんなPRをされ,神石牛の
ブランド牛として高値で販売をしていこうということで実地をされたと思います。昨年やられてその効果といいますか,神石牛に対する肉の,どれだけアップしたのか,その辺はもう既に検証はされておられますか。
◎町長(入江) 超高
付加価値農業という事業に取り組んでおりますけれども,全ての事業に対して超高
付加価値という意味の基本は,私は情報発信だと考えております。現在でも
付加価値の高いものはたくさんあります。それをどうやって高値で販売をし農家の収益を上げていくかというのが第一の目的だというふうに私は考えております。そのためにPR活動があり,つながりをつくることがあって,品質向上,量的な確保などに取り組んでいくというふうに考えております。 神石牛の件でございますけれども,昨年東京赤坂のお店を活用しまして
トップセールスというイベントを行いました。以前は広島県のアンテナショップのTAUで,銀座にありますTAUで行いましたけれども,これも
問い合わせが数件あったということで,これは余り効果がないなということで,しっかりつながりをつくるためにももう少し濃密なイベントのほうがいいだろうということでお店を借り切って行ったものでございます。 そのイベント以降,
フランチャイズを計画されてる方が焼き肉店を国内20店舗ほど出すと。今も進められていると思いますけれども,そういう話がありまして,そこで神石牛,松阪牛,神戸牛,神石牛と尾崎牛でしたか,の四つを
ブランド化してやっていこうと。いわゆる
ローカルブランドではなくて
グローバルブランド,世界にも通用する
ブランドで販売していこうという戦略で,その
フランチャイズ化,世界にも,海外にもそういう店を出していくということでお話がありました。専門家のチームを,
プロジェクトチームを神石にも来ていただいて検討しましたけれども,肉の仕入れの部分で一頭丸ごとというところがあって,そこがクリアできなかったんですね。で,なかなかそれが合意に至らなかったということがありましたから,その件は断念という形に今なってますけれども,イベントに参加していただいた方がいろんな場面で神石牛のPRを行ってくれてますし,その中でも
ふるさと納税を,会社の社員を対象にした
ふるさと納税をやられている会社がありますけれども,そこがまた神石牛の取り扱いを行ってくれてます。量的にはどれぐらい出てるかちょっと私は確認をしてないんですけれども,
神石高原町のnina,NPOの
nina神石高原の
ふるさと納税の仕組みを使って
取り組みをされていただいてます。それからまた,肥育農家が今子牛が高値のため経営的にも厳しいということで,肥育農家の
支援プロジェクトの一つとして,今度枝肉で,枝半身とかで高額な
ふるさと納税,神石牛の,そういうものもやろうという話を今いただきながら協議をしているところです。それは食肉の卸の業者とも話をして,これからスタートしていくのかなというふうに思ってますから,まだ当然継続中ですけれども,東京でのそういうイベントは無駄にはなってないなというふうに私は評価をしているところでございます。ちょっと数量的なものは今すぐはわかりません,申しわけございません。
◆6番(橋本) そういってPRをするということは非常にいいことであると思います。町長も言われました,その
仕入れ部分がまだまだ課題だということであります。私もそう思います。
幾ら神石牛がいいですよ,いいですよって,それじゃあ供給をしましょう,肉が牛一頭おりませんとか肉のそれだけの量がありませんといったんじゃあ,信頼度が薄れてくる。これもやっぱり信頼があっての取引だろうと思います。やはりそういったものを神石牛に対しては生産者も肥育をしていただかなくちゃならないし,そういった支援も必要でありますし,それから今度は肉にして肉の供給までをどういった仕組みでするのかというのを構築していかなくてはならないと思います。今,その言った
仕組みづくりをされておられるのが現状でしょうか。今からされるんですか。
◎町長(入江) 一頭買いというのがホルモン,内臓とかそういうものも含めて,
フランチャイズの店で焼き肉店ということでそういうホルモンとかも必要ということで一頭買いという話だったんですね。それまで私たちが卸の事業者の方と話をしてたのは,枝だったんですね,枝肉だったんです。それは月に1頭ぐらいはオーケーですよと,1頭分は出せますよという話で進めてたんですけども,いや枝じゃなくて全部欲しいんだという話になりまして,そこがちょっとうまく合意が。内臓はだめですよと,出せないということがありましたからそれは断念したんですけれども,今は枝での話はちゃんと予定を入れて仕入れるという形はもう話ができてますから,それは進んでいくと思います。
◆6番(橋本) まあとりあえず,そういった店に枝肉でも肉が供給ができるというのがもうできておるということで,いう理解でいいですかね。
◎町長(入江) 今,枝でやるというのは
ふるさと納税なんですけれども,定期的にどの部位が何キロとかというふうに計画ができれば,それは可能でございます。
◆6番(橋本) 計画できればじゃなくして,計画をして,その肉の供給を考えなくてはならないと思いますよ。そういった計画がなくして考えていかなくちゃならんのじゃないですか。そこが一番大事なことじゃないですかね。そういった仕組みをつくるというのが一番大事なところじゃないですかね。
◎町長(入江) 計画と申しましたのは,今も別なルートで東京で鉄板焼きをされてる店の方が神石牛を扱いたいというふうに言われてきてるんですけれども,その計画というのは月にどの部位が何キロ要るのか,それですね,そういう計画をいただかないと
仕入れ業者に言えないということなんですよ。だからそれをお店とか必要な人に言っていただければ,それをつないでその業者のほうに話をすると,そういう意味です。
◆6番(橋本) ぜひともそういったいろんなことで神石牛の高価値になるようにやっていただきたいと思います。 まあほかにも神石牛だけじゃありませんで,神石牛は神石牛と認定をする項目が三つ,四つあったと思います。ほかにも野菜,米についてもやはり超
付加価値をつけて販売をするということも大事になってくるわけですね。 例えば,一つは
土づくりですね。無農薬,
有機栽培,いろんなものがありますが,やはり
土づくりから化学肥料を与えない,まあこれは
有機栽培になるのかな,そういったものの野菜ですよと。やはり特化したものを栽培をし販売をしていくことも本当に重要であろうと思いますね。米に至っても,この
神石高原町の米は標高500メートル前後の温度差があり非常においしい米だという,決して魚沼産の米と比較しても同等だという話も聞きますけども,そういった米についても野菜についてもやはり特化して
ブランド化をしていくというのが大事になってこようと思うんですね。そうした
取り組みをしていく,そしてそれに支援をしていくことも非常に重要だと考えますが,その辺は町長,いかがお考えですか。
◎町長(入江) 議員おっしゃられるように,米も標高が高いということで非常に,ある
農業法人の方が,自分がつくっているところの3カ所で食味とかいろんな検査を出したら全部Sランクだったということで,非常に数値的にも実証されるエビデンスがあるということで販売を今しているんだと。しているんだけれどもやはり量的な部分とか,
神石高原町全体でそういうものを確立できたらいいよねという話を私もしたんですけれども,確かに今農協と商社と自家用米の三つぐらいに大きく分かれるんだと思うんですけれども,その部分を
農業生産法人とかそういうところと話をして集約化をして販売をしていかれないかなということを今ちょっと考えてるんですね。
神石高原という
ブランドで,このJIN(神)
プレミアムですね。この標高がやっぱり一番の魅力だと,ときれいな水ですね,それが魅力なので,そこをこれからどういうふうにPRをしていってどこに売っていくのかということをこれから考えていきたいと思ってますし,それは国内だけではなくて海外も考えていきたいなというふうに思ってます。
◆6番(橋本)
ブランド化になりますとつくり方,栽培の履歴が同じような栽培履歴でなくては
ブランドにならないと思いますね。町内でもいろんなつくり方をされておられるのが現状だろうと思いますね。ですから,そういったJIN(神)
プレミアムでいくんであればやっぱりそういう栽培,
土づくりから始まりの栽培履歴を統一したものをつくって,これなら自信を持って高原町が売り出せるというものをつくり上げていくことが一つのJIN(神)
プレミアムが有効に活用できるものであると思います。野菜についてもそうなんですね。ですから,そういったことをいち早く取り入れて
取り組みを行ってほしいと私は思っておりますが,町長はどうですか。
◎町長(入江) 米も
農業生産法人のほうがつくってる面積かなりありますから,そこも高齢化をしてなかなか経営,運営が厳しいという状況がありますから,できるだけそういう
ブランド化というか販売の仕組みができたらいいなというふうに思ってるんですけれども,例えば
竹チップを使って堆肥にしてつくられてるとか有機でつくられてる,それは全体でできるといったらなかなか難しいんですよね。ですから,ただそれを当面,例えば
竹チップですよ,JIN(神)
プレミアム米ですよという形で出すことはできるんですけれども,全体に拡大するのは非常にちょっと難しいのかなということがありますから,全体のイメージの
ブランドでとりあえず販売できないかなということを今,この標高と水と
神石高原という名前と,そういうもので先ほど言いました海外も含めた展開ができないかなと思うんですけど。
◆6番(橋本) そうですね。ですから,モデルとしてもいいですから,
一つモデルとしても,どっかの法人がやられとるモデルとしてもいいですからそういったものをつくり上げて,いち早くの
ブランドとして,この米なら大丈夫というのをやってみれば,ほれじゃあこれなら私も,こっちの法人もやってみようか,その方法でやってみようかと,個人もやってみようかと,こういうことになりますので,全体でいうたらいろんな調整も要りますしいろんなことが起きることもありますので,
モデル法人,
モデル地区を限定してでも取り組むのが一番早い得策だろうと思います。その辺,町長どう思いますか。
◎町長(入江) 確かにモデル的にやるということは可能だと思いますので,何件か案件がありますから,米についても野菜についても,それはモデルという形で早急に進めていけたらと,努めてまいりたいと思います。
◆6番(橋本) 次に,道の駅の質問なんですけども,今もう既に改修工事が始まっていますよね。あの上に遊具ができました。それで,当初,滞在型にする道の駅だという話も最初話が出たと思います。滞在型であれば車の
駐車場台数を増やしていくなり,そういった方向でいろんなことが考えられるのではなかろうかと思いますが,今見ると
産直市場の売上面積を広げて
フードコートもつくり,改修をすることになっておるんですね。ですから,道の駅182の全体像というものがどうになるのというのがまだまだ見えてこないですよ。その辺の町長の考えをちょっと聞きたいんです。あの182,道の駅をどういうふうなものにするのかをちょっと聞いてみたいです。
◎町長(入江) 今改修の工事をしてますけれども,当初予算のときなどもお話をさせていただきましたけれども,一つの
テーマパークみたいなイメージですね,そこに滞在をしてもらう。遊具もそうです。確かに駐車場の問題はありますから,今駐車場についてはきのこの森のちょっと周辺で検討しているところです,駐車場増設するのは検討してます。で,
お子様連れの方に来ていただいて道の駅で楽しんでもらうと,ある程度の時間ですね。そこからまた足を延ばして仙養とか帝釈に行ってもらうというようなイメージですけれども,基本的には買い物もできるし食事もできるし情報交換もできたり,いろんなそういうことができる
テーマパークみたいな,一つのですね,イメージを私は今持っているところです。
◆6番(橋本)
テーマパーク,まあ多機能な施設があり,いろんな年代層に満足してもらえるような施設に持っていくんだということで理解しました。 で,本来ならその
産直市場が本来の主目的のところなんですけども,場所的に一番いろんなものに使える場所であるんで,いろんなことをしたいのはわかりますけども,本来の目的から外れては私はいけないと思うんですね。
産直市場へ来たお客さんが
フードコートでいろんなものを食べて遊んで行かれるものなのか,何かを目当てに,食べ物を目当てに来てついでに寄るとか,観光途中に休憩所として寄って,ああここへ
産直市場あるねって寄るのか,まあいろんな使い方はお客さんによって違いますけども,全ての人に喜んでもらえる施設を考えておるということでよろしいですね。 駐車場においては今検討しているということで,何台ぐらいを思っておられるのかよくわかりませんが,それはそれでそこの道の駅が潤うというか,売り上げも上がってくるということで,それは一つの方策だろうと思います。 ただ,そこを拠点に,やはりそこからこっちの町周辺というか油木地区,豊松,神石地区へどういうふうな方策でいかに取り組むか,足を運んでもらうかが一番の大きな問題であると思います。そこだけで寄って帰られて,何にも他地域には還元がないということになっては私はいけないと思います。観光協会も道の駅へ移転をされるということも聞いておりますので,その辺の他地域への波及効果はどのように思って考えておられるのか,町長のお考えを聞きたいと思います。
◎町長(入江) もちろんいろんな世代の方に来ていただいて,本来の目的は
産直市場からスタートしましたから,もちろんその部分は拡大をして,売り上げも今4億二,三千万円ありますけども,それも6億円を超えるところを目標にやってます。そうすると雇用も拡大するし,産直も,地域も産品が売れていくということがありますからお金も還元できる。当然それは目的の大きな柱でございます。 今の観光の部分ですけれども,各他の地域への誘導というところについては,やはりあそこに来ていただいた方に,例えば豊松なら紙ヒコーキ・タワー,ティアガルテンであればああいう芝の観光地とか,そういう魅力をしっかり伝えないと,行ってみようかなという気になってもらわないと行かないですよね。ですから,その部分のディスプレーとかそういう発信を,観光協会も今度あっこに行きますから,そこをしっかり目で見えるような形で,えっ,こんなところがあるのというようなイメージを持ってもらって,じゃあちょっと行ってみようというような誘導を考えていきたいなと。ビジュアル的にというか,目で見て感じていただけるような。それと,観光協会も表に出ますから,その説明もちゃんと。これはどういう施設なんですかといったときにちゃんと説明ができるというような
取り組みをこれから進めていきたいというふうに考えてます。
◆6番(橋本) ちょっと観光でいいますと,あるタクシーの会社の社長さんが話をしたときに,
神石高原ホテルから半日コースの観光を考えた場合は,豊松でしたら紙ヒコーキ,幸運仏もある,そして豊松プラザできました,ちょっとよりんさいというのもできましたよということで,ああそれは助かると。ちょっと寄ってみて休憩をするところがあれば,半日コースができるよと。そして今から,これも豊松の協働支援センターが中心になってやられますけども,いろんなプラザの空き店舗を活用したものが第一弾,第二弾,第三弾まで考えておられますから,こういうことも少し説明をしました。ああそれはもう絶対観光にひとつ役立つねっていう話をされまして,非常にいいことだというのを話を聞きました。そういった意味で半日コース,また一日コースもあります。ぜひとも,あっこの観光協会についてはそういったことも踏まえて宣伝もPRもしてほしいなという思いを持っております。 本来の道の駅の
産直市場でありますが,
産直市場,エブリイが始まりまして,出荷者も以前と比べまして減っているという。いろんな問題があるそうであります。今まで出されておられました方々も,出荷体制というか,商品にするところまでがちょっとハードルが高いそうでありますが,そういった今まで出されておった出荷者の方々の何が問題かといいますと,その集荷体制,そして商品にする,スーパーですからきちっとしたものをしなくちゃいけませんが,今まででしたらコンテナへ入って持っていって帰ってきょったわけですね。その辺のことを,エブリイへ出せない方々の何か支援ができないかなというのがあるんですね。一番は集荷体制をどう考えていくのかというのが一つ課題があるのかなと思います。その辺について,町長どう考えられますか。
◎町長(入江) エブリイへの出荷がスタートしてますけれども,どういった課題があるのか今検証をしている,担当課のほうでしてると思うんですけれども,集荷につきましては道の駅も今度
産直市場が大きくなりますから,産品もたくさん必要になってきます。やはり高齢者の方が,生産はしても出荷まではようせんよということがありますから,例えばその地域で集荷をしていただく人を決めて,その方に集荷をしてもらうとかということをこれから考えていこうと今しているところです,どういうふうに集荷をしていくかですね。コンテナとかでも,例えばできたものをコンテナにそのまま入れて,土がついたままでもオーケーですよという,エブリイもそういうものもオーケーですよという話を以前もしてましたから,今は2店舗で,緑町店と駅家店の2店舗で今販売をしてますけれども,まだ大々的に販売する計画があるようですので,その段階になるともう少し簡単な出荷もできるんじゃないかなというふうに。まあ,そこは協議をしていきたいというふうに思います。
◆6番(橋本) それと,昨日も出ましたクラフトビールでありますが,3月議会でも相当このビールについては議論があったかと思います。今回も同僚議員もされておりますが,議会報告会の中での声も出ました。そのクラフトビールの事業をするという,まだ進めよというそのあれはどっから湧いてくるんですかね。道の駅の皆さん,会社の従業員の皆さんがほんまこれはいいよと勧めてこの事業をするのか,どこにそういうものが力が湧いてくるのかなと。そこをちょっと聞きたいんです。
◎町長(入江) もちろんパワーを持って進めていってるわけですけれども,いろんなことにですね。クラフトビールにつきましては,企画部長のほうがいろんな世の中の今の情勢,トレンドとかを見て,クラフトビールが地域の産品として販売したらいいんじゃないかということを提案を道の駅の改革の中で,
リニューアルの中で話がありましたから,そういった提案をしてもらうために企画部長も雇用しているわけですから,道の駅の運営全てにかかわって新しいものにしていこうということで提案をされてるわけです。昨日も私も申し上げましたけども,いろんな意見があります。議会報告会でもそういう意見が出たと聞いてますし,直接私のところに来られた方もおられますし,会うたんびにそういう話を聞きますけれども。ですからそういう,私はいろんな情報を見てクラフトビールってこれから伸びていくんじゃないかなというふうに思ってるんですね,ネットとかいろんな人に聞くとですね。私の友人もサッポロビールで販売をしている人間にもその辺も聞いたんですけれども,特徴あるもんであれば全然いけるんじゃないという話も聞いたんですけれども,そういう意見が多いということでリスクのないテナント方式。テナントがなかったら外部で製造してもらうと。ただそれもテナントがない場合は再考するよということにしてますからあれなんですけれども,一つは提案,そういう今の世の中の情勢を見て売れるということで提案を受けたということと,それと昨日もいいましたけれども,売れんよ,売れんよ,やめたほうがええよというて,何でですかねというと,それは今まで失敗してきとるじゃろうというて。どこでですかと言うたら,そりゃどこかわからんけどみたいな。そんな,提案をされた根拠というのはあるんですけれども,やめたほうがええよというのはなぜやめたほうがええかという理由は私ちょっと明確に聞いたことがないなと思ってるんですね。ですから,それでも手法を変えてるということでございます。
◆6番(橋本) 意気込みは感じました。ただ,その道の駅でどうかなというのが一番心配なんですよ,不安なんですね。道の駅でクラフトビールがどうかなというのが一番心配なとこなんですよ。先日テレビを見ておりましたら,広島のほうでクラフトビールを製造されておられる方のテレビ見ました。一つ変わったクラフトビールがありました。カキを殻つきをそのまま煮込んで,そこから黒ビールをつくっております,クラフトビール。で,この販売はどこかっていうところもしてました。鉄板焼きの店に持っていくんだと。そこでいろんな焼いた物をあてに,この黒ビールが合うんだというのをやってましたよ。やはりビールだけじゃないですね。やっぱりそうしたあてというか,そういう食べる物に合うビールならいいのかなと,私はあのテレビを見て思ったわけなんですね。ですから,この町でいえば,例えば神石牛のサイコロのステーキに合うクラフトビール。何かに合うビールというのを,やっぱりそういったものの特徴あるものをつくらんといけないと私は思いますよ。ただ単にクラフトビールというのであってはならないと。やるのであればそういった探求をし,そういうものをつくらんといけんのかなと。ただそのクラフトビールをそれじゃあ委託へ任して,製造は委託へ任してでき上がったものを道の駅で売るんだという,そういった安易な考えはやめてくださいね。私はそう思いますけど,町長どう考えますか。
◎町長(入江) もちろん
神石高原町に関係ない材料を使ってビールをつくる気もありませんし,今のテナント方式に仕組みを変えたというのもリスクを回避するということでやってるわけですね。今議員言われるように,まさにいいそれは
取り組みだというふうに思います。ですから,
神石高原町でビールをつくる場合ももちろんそういうことを,物語をつくりながらつくっていきたいというふうに考えてます。全く関係ないものでつくる気は全くありません,私も。そこはご理解いただきたいと思います。
◆6番(橋本) 提案はしましたけども,もろ手を挙げて賛成ではないというのは一言言っときます。 それと,次のテレファームの質問で答弁がありました。
カット野菜工場,神石地区につくると言われました。そこはそれでいいんですが,その要するとこは,テレファームという会社が新たな就農者を養成をし,他自治体の町へ送り込み,そこで農業で自立させるという会社でありますよね,テレファームという会社は。ですから,この野菜工場をつくって,野菜もつくって,野菜のカット工場をつくり販売をするという。ですから,それによって新規就農者がこの町へ何人来るのか,毎年何人を計画というか,予定をされておるのか。その辺がちょっと明確でないものですから,その辺についてお聞きをしたいと思います。
◎町長(入江) 私がその代表と話をしたときでは,そのテレファームの計画ですけれども,
カット野菜工場も結構大きな工場なんですね。
神石高原町みたいなパッケージを全国で10カ所ぐらいつくって大手流通に流していくという計画ですけれども,先ほどあわせて10ヘクタールというふうに言いましたけども,最終的な目標は
神石高原町で10ヘクタール,雪の降らないところで10ヘクタール,20ヘクタールをやっていきたいと。農業者は100人程度,
カット野菜工場も80人,まあ常時ではないと思いますけれども,休みなく動かしますから80人程度の雇用を考えてるというふうに代表のほうは言ってました。
◆6番(橋本) そのものが確立できればそういった100人,80人という数字的なもんであろうと思いますが,それまでに至る経過ですよね,町内へそれじゃあ10ヘクタール,多分まとまった地域,地区でないとやっていけないのかなと思いますが,3ヘクタールは何とか町内で合意ができたというのが答弁でありますが,その他あと7ヘクタールというか,何かもう予定か計画か,幾らか前に進んでいるんですかね。
◎町長(入江) 3ヘクタールプラス2.5ヘクタールも今ちょっと現地を見てもらって交渉してるというところでございます。それと,まだ公表はできませんけれども,まとまった田んぼが6ヘクタールから7ヘクタールぐらいが使ってもらえないだろうかというところが出てきているということで,当面は5ヘクタールですので,それはクリアできると。町内のほうの農地はクリアできると思いますけれども,10ヘクタールに向けてもそういう田んぼを使えば可能性は高いんじゃないかなというふうに思ってます。
◆6番(橋本) 昨年でしたか,テレファームへ研修へ,現地に赴き,農場も見させていただきました。その中で言われたのが,農業をする若い人を募集したら全国から二百何人募集があって,全部は受け入れないからまあ20人程度で選定させてもらったという話を聞きました。すごいなという思いで帰りましたけれども,もう既にこの事業は始まって,土地も,今年度はもう多分野菜もできないのかな,来年からこの事業は開始されるのか,その就農者がこの町へ入ってくるのか,その辺まだまだ確定の話はないんですかね。
◎町長(入江) 今まだ積雪のない福山市,笠岡と言いましたけども,そちらの農地が確保できないと冬が稼働できないと,
カット野菜工場をつくってもということで,今そちらの広い範囲で,少し時間はかかってもいいから広い範囲で農地が確保したいということで,それも今年の秋口ぐらいまでには確定をして,農地をですね,
カット野菜工場は来年の10月から本格稼働したいと。来年ですね,それまでに人間も確保してやっていきたいというふうに計画をしているようです。
◆6番(橋本) それと,工場の建設といいますか,建設費用ですね,そういった費用は町が施設を与えるのか,それともテレファーム自体が独自に全てやられるのか,その点はいかがですか。
◎町長(入江) 現在ではあいてる公共施設か活用できる公共施設を建物として,どういう形で貸すのか売るのか,企業誘致という観点で例えば無償で提供するのかとかということはこれから考えていきたいというふうに考えてますけれども,基本的に整備をするのは向こうのテレファーム側が整備をすると。ただ,6次産業化とかいろんな農業関係の補助金が使えるのであれば,町も国も含めて一般と同じように使えるのであれば,それは町として申請をしたりはします。
◆6番(橋本) 次の質問ですが,
ビジネスコンテストで昨年表彰されました3社ですかね,ありました。1点聞きたいんですけれども,コンテスト優勝,準優勝された方々の応募条件に,2年以内に起業しなさいという条件が入ってたと思います。一つ,
インターナショナルスクールについて,来年3月が2年であろうかと思います。開業しないとこの起業になったということで考えられないんですが,ならなかった場合はその報償金は返納していただけるというか,返納するものであると私は思いますが,町長はどうお考えになりますか。
◎町長(入江) 来年3月に学校法人の設立許可を受ける予定ということで,計画は来年の春開校という計画ですけれども,ちょっとそれは私自身,建物の建設とかがありますから,校舎の建設ですね,というものがありますから,できるかどうかというのはちょっと私も疑問に思ってますけれども,ただ
インターナショナルスクールを
神石高原町に設置をするということでこれだけのことが進んでますし,全くだめですということであればそれはもう返還になりますけれども,来年の3月に認定を受けて,それまでにもいろんな準備が進んでいく,雇用の準備も進んでいけば,それはもう事業がスタートしたということと考えていいと思います。要項にはどこまでやればという具体的なところが,今事業がスタートしてて,完全に完結しなきゃいけないよということは書いてないというふうに思いますから,そこら辺要項をもう少し整理をして,この事業については当然
神石高原町においてもメリットがかなりあると思いますし,事業もスタートしているわけですから,返還は私は考えておりません。
◆6番(橋本) この事業については大賛成なんですよ。されることについては本当にいいことであるという,どんどん進めてやってもらいたいと思います。ただ,そのコンテストの報償金を出されたもの,その当初,昨年でしたっけ,この予算の議論をするときに,これは2年以内に
事業開始,起業するものであるという説明を受けましたよ。ですから,今まで準備をされておるからもう起業したもんだということを言われても,それはちょっと違うんじゃないかと,それは一線を引かにゃいけんのじゃないかなというとこなんですね。これはやっとるから,もうやるからええことじゃけえそれはいいでしょうと,それはちょっとルールに反しとるんじゃないですかね。我々への最初の説明と違うんじゃないですかと私は思いますけど。捉え方が違うんですかね,町長。
◎町長(入江) 起業して会社をつくってスタートすればオーケーという,これも会社はもうできてますから,次世代教育環境開発株式会社ですね,はできてますから,それが取り組む
インターナショナルスクールのプロジェクトですよね。ですから,それがスタートすればオーケーだと。とりあえず完成して,子どもが入ったりとかしてなくてもそれはスタートしたことになるんだというふうに私は理解をしております。
◆6番(橋本) ちょっと時間がありません,ごめんなさい。 ちょっと有機の里構想を聞きたいんですけども,昨年予算をつけて事業が開始されまして,答弁では,研修生の受け入れができなかったという。当初1千万円予算をつけたと思いますが,そのうちに事務所設置経費等々で約530万円ほど調整をしましたと。これは多分1年限りの私は予算で,来年はありませんと聞いております。その辺が,これを機運にそういった就農者が来てくれればいいですけども,この次の,それじゃあ来て,次の助成は僕は多分できんと思うんですね,そういった昨年の予算のときの答弁でありましたから。その辺はどう考えておられますか。
◎町長(入江) 初め1千万円,当初ですね,予算を計上したのは,これはスタートするイニシャルの部分で1年分という形でしています。ですから,今年は予算化もしてませんし,ただ新規就農者という今町全体でやっているトマトとかブドウですね,そういう制度について活用できるものは当然支援をしていきたいというふうに考えてます。
◆6番(橋本) まあ事務所もでき上がって移動車両のリース代等々も含まれておりますが,ですからその事務所がもうずっと機能はしておるということでいいんですかね。それで受け入れも常時やっておるということで,そういう理解でいいんですか。
◎町長(入江) 事務所はもちろん機能してますし,ホームページもつくって公表,募集もされてますから,その事業自体の
取り組みは進んでいると,募集もしてますから進んでいるというふうに思ってます。
◆6番(橋本) 当初の説明でオーガニックカレッジという非常に大きな計画であったと思います。それがなかなか前に進んでない,行ってないのが現状ですよね。そのオーガニックカレッジというものを目標にまだ頑張っていくという,されておるという理解でよろしいんですか。
◎町長(入江) もともとこの事業は神石地区の協働支援センターの事業として取り組むということだったんですね。ですから,助成金の支援も協働支援センターのほうからやってほしいということがありましたので,協働支援センターとして取り組む事業では非常にモデル的になるんじゃないかということで町のほうも支援をさせていただいたわけでございますから,それは協働支援センターの考えも変わってないというふうに考えてます。
◆6番(橋本) ちょっと時間が少なくなりまして,時間がないですよね。あと一分でありますので,6次産業化も質問しようと思いましたけども,時間がありませんので今回はしません。途中で切れてしまいますので,済みません,時間配分が悪くて大変申しわけなく思っておりますが,また次回ですね,できればこの6次産業化についてお聞きしたいと思います。 ただ一つ,その6次産業化推進協議会は,これ町長であろうと思います。この
取り組み,簡単にこの6次産業化をする,推進をするという
取り組み,この大枠,今どういった方向で取り組んでおられるか,この1点だけちょっとお聞きしたいと思います。
◎町長(入江) 今はナマズですね,草木地区でやられてる,油木高校もやってますけども,それが6次産業化のとりあえず推進協議会の中ではメーンになってますけれども,基本的にはJIN(神)
プレミアムブランドとか道の駅エブリイ,そういうところへ出すことも当然6次産業化につながってきますから,それをこれからはしっかり活用していきたいというふうに思ってます。ナマズについては,6次産業化というのをこれから議論していく必要があるかなと思ってます。
◆6番(橋本) ありがとうございました。
○議長(松本) 以上で橋本議員の
一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は11時15分とします。(午前11時01分)
○議長(松本) 再開します。(午前11時15分)
◆4番(横山) それでは早速,私のほうから
一般質問をさせていただきます。 私は,今回は大きく一つの質問に絞らせていただきました。保健・医療・福祉が充実した安心して暮らせるまちづくりについて質問をしたいと思います。 団塊の世代が後期高齢者となるいわゆる2025年問題を前に,高齢者が重度な介護状態になっても住みなれた町で自分らしい暮らしが一生,人生の最期まで続けることができるように,医療や介護,予防,生活支援などのサービスを一体的に提供できるように地域包括ケアシステムの推進が求められています。本町では平成30年度から平成32年度の3年間の第7期高齢者プランが策定され,それに基づいてさまざまな事業,施策が展開され,高齢者の方が住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるまちづくりの実現に努められていると思います。 そこで,次の4点について質問をさせていただきます。 1点目といたしまして,いわゆる2025年問題における本町での高齢化率,高齢者数,介護者数などが今よりどのくらい増えるのかなど把握をしておられるのでしょうか。また,その対策を検討を始めておられるのかどうかお聞きします。 2点目といたしまして,病院が新しくなるのは2022年です。その3年後には2025年がやってきます。病院が新しくなるころには,もう今よりも高齢化率が上がり,介護者数も増えていると予想されます。懸念されているのは全国的にも医師不足はもちろんのこと,看護師,介護士が不足することです。この点について,本町での人材確保をどのようにお考えなのかをお聞きしたいと思います。 3点目といたしまして,今後は要介護にならないための事業施策をさらに充実させていかなくてはいけないと思います。今よりもそうした予算を増額し,福祉の充実を強化をしていくお考えはありますか。 4点目といたしまして,広島県の健康寿命が女性は全国で最下位という発表がありました。このことを本町ではどのように受けとめておられるのでしょうか。また,本町の健康寿命は何歳なのでしょうか。 初めに,この4点について質問をさせていただきます。
◎町長(入江) 保健・医療・福祉が充実した安心して暮らせるまちづくりについてのご質問でございます。 2025年の本町の高齢化率,高齢者数,介護者数はどのように想定しているのかというご質問ですけれども,昨年の末に策定をいたしました
神石高原町第7期高齢者プランにおいて,2025年度の高齢化率は48.1%,高齢者数は3,696人,要介護,要支援認定者数は855人を想定をしております。 対策の検討につきましては,高齢者一人一人が輝き,緑豊かな住みなれた地域で安心して暮らせる
神石高原町を基本理念とした第7期高齢者プランを昨年度策定する中で,高齢者と取り巻く状況,施策の展開,介護保険サービス見込み量と介護保険料,計画の推進体制,計画の評価,達成のための数値目標などの検討を行っております。 2番目の介護職,介護士の人材確保をどのように考えるかというご質問ですけれども,全国的に人手不足が加速している状況下で,特に中山間地域で介護職,看護師を確保することは非常に困難になってきております。これは大きな問題だというふうに考えております。町では介護人材の確保と育成の充実を図るため,各関係機関と連携して資格制度等に係る情報提供等を行うとともに,人材確保に向けて住民へ介護従事に対する周知を行う必要があると考えております。住民への職業としての介護に対する理解を促すための啓発や,介護現場で働く人のキャリアアップを図るための研修支援を行うなど,県と連携した介護人材育成確保に努めてまいります。 看護師をはじめ医療従事者の確保につきましては,以前より重要課題として取り組んでおり,平成25年度には
神石高原町医療従事者育成奨学金制度を創設し,さらに平成27年度には
神石高原町立病院看護師就職支度金貸与制度も新設して,町立病院等の看護師確保に努めてきたところでございます。医療従事者育成奨学金制度の活用により,卒業を迎えた看護師が昨年度より町立病院に就職していただいており,今後も毎年2名程度の卒業就職を見込んでおるところでございます。町内への確実な就職に向けた指導を行ってまいりたいと思います。また,町立病院においても看護師等の確保についてはいろいろな面で働きかけをいただいており,引き続き町立病院と連携を密にし,また広島県等関係機関等の情報交換も行いながら医療従事者の必要人数の確保に努めてまいりたいと考えております。 3番目に,介護にならないための施策,今後どのように,強化をしていく必要があるが,予算を増やし充実させていくべきではないかというご質問ですけれども,ご指摘のとおり要介護に至っていない要支援1,2の方の介護予防の強化に取り組むとともに,要支援までにない方に対しても日常生活への制限が懸念される段階から運動機能の維持向上を目指した介護予防のアプローチを強化する必要があります。安心して自立した生活を長く過ごしていただけるよう取り組んでまいります。 介護予防事業だけで見ると,予算額は前年度並みでございますけれども,他の事業,例えばふれあいタクシー事業は前年に比べ大幅に増加させております。要件も拡充して,さらに利用しやすくしたところでございます。老人クラブの活動費やシルバー人材センターへの支援など,今後とも高齢者の方々が生き生きと過ごしていただけるような事業に取り組んでまいりたいと考えております。 4番目の,広島県の健康寿命は女性が全国で最下位,このことをどういうふうに受けとめて町の対策はというご質問ですけれども,昨年度公表された広島県の平成28年の健康寿命は,男性71.97歳で全国27位,女性は73.62歳で全国46位となっております。この調査は主観的データ,県民健康意識調査と客観的データ,介護情報をもとに算出をしております。広島県では今年3月に策定した健康ひろしま21第2次でございますが,その中で本県では主観的データと客観的データに乖離があることから,これらの健康寿命の比較を行った結果,要支援等の認定を受け,日常生活に制限がある人が全国に比べて多いと考えられます。また,特定健康診査実施率が全国的に見て低位であることや,広島県健康意識調査によると病気になって初めて健康に気を使う人が多いことから,病気になるまで健康づくりに関心が低く,健康づくりの向上につながっていないことが,健康寿命が全国的に見て低位になっているという主な要因の一つとして考えられるというふうに分析をされております。 介護保険の介護情報による客観的データだけで見ると,平成25年の推計値で,広島県は男性78.97歳で全国16位,女性は83.84歳で全国7位,本町は1.2万人未満で精度が十分ではなく,算定式上の参考値では男性が78.85歳,女性が84.25歳となっております。 本町が平成26年3月に策定いたしました健康
神石高原21計画第2次の総合的な目標として,健康寿命の延伸を掲げております。目標値は平成22年の男性77.83歳,女性83.86歳の健康寿命を延ばすとしており,男性では1.02歳,女性では0.39歳健康寿命が延びております。本町の健康寿命の延伸のためには,県と同様,運動習慣のある人を増やすことと,介護予防の
取り組みの強化に取り組むことが重要だと考えております。本年度から日中家におられない方向けにかがやきネット11チャンネルで放送しておりますいきいき体操を町ホームページ内でいつでも動画で見ることができるようにいたしました。また,高齢者の社会参加と生きがいづくりにもなる住民主体の通いの場においても,いきいき百歳体操を推進し,運動習慣をつけていただく
取り組みをしておるところでございます。 この健康
神石高原21計画第2次の計画期間は9年間で,本年が中間年となり,見直しをすることとしております。策定委員会等でもご協議いただきながら,これまでの
取り組みの分析,検証を行い,見直しをし,健康寿命をさらに延伸できるよう検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◆4番(横山) 答弁ありがとうございました。第7期高齢者プランでは,2025年の人口は7,688人と想定されています。先ほども言われました高齢化率は48%になるということで,多分この2025年の48%という高齢化率がピークを迎えるんではないかなというふうに思います。人口は減少しているので高齢者数も減ってはきていますけど,逆に高齢者のみの世帯が増えているというデータもあります。今の時代,1年先もわからないように社会はどんどん変化をしておりますので,2025年といいますと今から7年後ですから,どのような社会に変動しているかわかりませんが,その中でもやはり高齢化率が上昇していくということは確実なことなので,高齢化率が上がるとどういうことが起きてくるかということをしっかりと今から精査をして対策,検討を進めていくことが大切だと思います。 それで,2問目の介護士,看護師の人材確保についてですけれども,答弁いただいたんですが,新しい病院ができるのは平成34年度です。その34年度時点の今の看護師さんの年齢の動向,年齢がどのような状況かを調査されているでしょうか。確保に努めていくと言われたんですけれども,今から4年後の34年度には60歳の定年を迎える方がたくさんおられます。60歳の定年を迎えて,今では継続雇用というので引き続きお仕事を続けられる方も多いんですけれども,60歳を超えると今までのように夜勤や宿直をしたりすることがとても体力的には厳しくなると思います。やはりそういうことを考えても,今から本気で若い世代の看護師を育てて確保していかないと,新しい病院ができて60床のベッドが満床になったとしても看護師が足りないということにもなりかねません。答弁にもありましたけれども,奨学金制度を利用して就職されている方も毎年2名程度はおられるということなんですけれども,実際には勤めた方もやめられていかれたという方もあると聞いております。この問題は,病院が新しくなると同時に大きな課題だと思っています。そのあたり,町長はどのようにお考えでしょうか。
◎町長(入江) 新しい町立病院が平成34年度に完成をいたします。病床数も60床ということで,そのときにどれだけのニーズがあるか。先ほど議員言われましたように満床になったときの数ですけれども,その数は何人という把握は私はしておりませんけれども,もちろんこれからその状況が,年齢構成も,看護師さんの,もうわかってますから,何人で必要数なのか,そういうところはこれからもちゃんと見ながらですね。その看護の奨学金で11人が今対象となってますけれども,そういうものを含めてしっかり数を検証しながら,足りなければ奨学金をすぐ出しても間に合いませんから,しっかり募集をかけていくとかということを考えていきたいと思います。ちょっと数字的なことはわからず,申しわけございません。
◆4番(横山) その奨学金制度なんですけど,今11人と言われましたが,それは今までに就職された人,そして今現在勉強されている方の人数が11人ということですか。
◎町長(入江) 奨学金の対象になっている方が11名で,今就職されている方5名です。だから,6名がまだ学校行かれてるということです。
◆4番(横山) 私が聞いたのは,昨年2名就職されて,今年また2名就職されてるんですよね。その前の就職された方は今やめておられるというふうに聞いたんですけど,どうですかね。
◎町長(入江) 余り詳しくは言えませんけども,確かにそうです。だから,対象になった方が,就職された方が5名という意味です。
◆4番(横山) 奨学金制度を使ってせっかく勉強されて町立病院に就職されたとしても,返済が済めばやめていくという方も出てこられると思うんですよね。やっぱりもうちょっと大きな病院で勉強したいわという人もおられると思うし,その返済が済んでやめていかれたら,せっかく町立病院は確保のためにそういう制度をつくって就職してもらったのに,返済が済んでやめられたんじゃあこの制度の意味がないのかなと思うんですけど,やめないように引き続き勤めていただくような,そういう時々面談をされてるとか話し合いをされてるとか,そういうことをされているのでしょうか。
◎保健課長(赤木) 今町長が申しました6名は,就職支度金を得て就職していただいた方が6名で,奨学金につきましては今現在看護師でいきますと25年にできてからが13名でして,そのうち5名の方が就職していただいており,1人の方が退職をしているという状況でございます。 今ご質問の,今の方と,それから今貸していらっしゃる方のコンタクトといいますか情報共有をどのようにしているかということだと思いますけれども,小さいことですが,奨学金の決定,いつ振り込みますよといったときに町の広報紙でありますとか病院のいろんなものを全部一緒にしながらうちの情報を知っていただくとか,それから町立病院のほうで年に1回奨学金を借りていらっしゃる方に対して,日にちのいいときにお越しください,今の病院こういうところがあるんですよとかというお誘いをしながら,実際に昨年もそのイベントといいますか,そういう会に来ていただいて,こういう仕事をしているんですよというのを見ていただいているところでございます。
◎町長(入江) 人数の件で,2名違いますけれども,医師が2名,11人プラス医師が2名で,看護師が11ということでございます。
◆4番(横山) わかりました。済みません,人数のことは通告してなかったので申しわけないです。 私が言いたいのは,2年間就職をされて返済が2年で終わったとします。それでもう私は大きい病院へかわりたいよってかわられたんじゃあ,2年間町立病院で就職されて,やっと看護師の仕事が軌道に乗って,いろんなことを覚えて今からっていうときにやめてもらったんじゃあ,何のための奨学金,町がこういう制度をしたのか,確保にはつながらないような気がしたので,やっぱり就職された方とも時々は面談をして,引き続き残っていただきたいという意思を町のほうからも働きかけていかないと,放っておいたんじゃあ多分就職された方,気分はだんだん変わっていって,もっと大きな病院で働きたい,自分の力を生かしたいっていうように気持ちが変わってくるんじゃないかなと思うので,時々は面談をしたほうがいいんじゃないかなと思ったんですけど,その点どうでしょうか。
◎町長(入江) 確かにせっかく奨学金を,そういう制度を活用いただいて町立病院へ就職していただいても,途中でやめるようなことがあれば非常に残念なことになりますから,町といたしましてもそういう方々と定期的に面談をするとか,例えばもしやめられた方がおられれば何が原因だったのか,例えば大きな病院で研修がしたかったとか,そういうことがあればそういうことも取り組んでいくこともできると思いますので,まあ面談等をこれから検討していきたいと思います。
◆4番(横山) 今後もこの制度を続けていくのであれば,しっかりと面談とかもしていただきたいと思います。 それから,介護士の不足ですけど,町内の介護施設でも今人手不足で大変困っておられます。介護士という仕事は本当に肉体労働です。やっぱり性格とかもあって向き不向きもあると思うんですね。だから,誰でもできる仕事ではないと思っていますが,町で今何年か,ここ何年かされてますよね,研修の受講料の助成。これは介護職人材不足の解消のために何か受講料の助成をしているというのがありますけれども,これの課題も,なかなか受講者がいないんだというふうに課題を聞いておりますが,受講者が伸びない原因は何だと分析されているんでしょうか。で,今年の見込みはどうなのでしょうか。
◎保健課長(赤木) お一人につき5万円の補助をしている件だと思いますけれども,2名を予定しておりますが,本年度は,なかなか応募の方がいらっしゃらないのが今言っていただいたような現状でございます。なぜかというところもあるんですが,なかなか介護職を選ばれる方が少ないのではないか。今は人手不足もありますので,もっといろいろしたいという若い方にはちょっとやっぱり介護職というところでこの資格を取ろうという方が少し少ないのかなとは思っておりますが,そればかりではございませんので,介護につきましても町のほうで魅力のある仕事だということを知っていただきたいということもあり,また中学校などの職場体験等々でも介護の職場を選んで施設などへ行っていただいているとも聞いておりますので,そういったことを通じて若い方にも興味を持っていただけるようなことも
取り組みが必要かなと今思っております。
◆4番(横山) 答弁の中で,住民の方へ介護従事に対する周知を行う必要があるというふうに言われたんですけど,どういう手段で住民の方に周知をするおつもりなのでしょうか。広報とかでしょうか。 それともう一つ,済みません,今の受講料の補助ですけど,一人5万円なんですが,これは大体受講料がどのくらいかかるのかはわからないんですけど,何割ぐらいの補助になっているのか。これをもうちょっと増額はできないものか。もうちょっと金額を上げれば対象者が手を挙げられるのかなと思うんですけど,どうでしょうか。
◎保健課長(赤木) この資格に対する受講料ですが,受けられるところで若干差がございますので,はっきりした数字が私ちょっと今思い出せないものですから,また後日お伝えしたいと思いますけれども,以前3万円だったんですけども,3年前に5万円に上げさせていただいたところです。しかし,上げてもなかなか人が来ていただけないところがありまして,では助成額が増えればしていただけるのかというところが今ちょっと分析といいますか,うちのほうでも困っているところでございます。 周知の方法でございますが,いろいろな広報紙を中心に,かがやきネット告知放送でありますとかにこの制度についてはしておりますし,県とかいろいろなキャリアですとか就職のイベント等々がありますが,そういったものも積極的に広報紙やその他の広報媒体のほうに周知を図っていきたいと思っております。
◆4番(横山) 看護師不足も介護士不足も,これから超高齢化社会を迎えるに当たっては本当に避けて通れない重要な課題だと思います。それと,医師不足についてですけれども,以前からずっと私も小児科医の確保をお願いをしているところですが,これもなかなか常駐で来ていただけるお医者さんがいらっしゃらないということで残念なんですが,高齢者の方が本当に安心して暮らせるためにはやはり町内に信頼できる病院があること,信頼できるお医者さんがいらっしゃること,これが大きな重要ポイントじゃないかなと思います。今県内どこの市町も医師不足ということで,県のほうへ要望を出していると聞いております。本町でももちろん要望を出しておられるんだろうと思いますが,ふるさと枠,医師のキャリア支援委員会っていうのがありまして,そこでふるさと枠医師の配置調整を行っているというふうにお聞きしました。この支援委員会というのは,構成員は県と市町,広島大学,県の医師会,中山間地域の医療機関の代表者,そして県地域医療支援センターなどの関係機関で構成されているふるさと枠医師のキャリア支援委員会というのがあるそうなんですが,この委員会へ本町からも参加をしているのでしょうか。
◎保健課長(赤木) このキャリア支援委員会のほうに本町,町行政からは出席はしておりません。
◆4番(横山) じゃあ,中山間地域の医療機関の代表者としての参加もないということですか。
◎町長(入江) 町立病院は自治体病院ですので,町立病院のほうで行かれてればですけど,そこは私も把握はしておりません。市町の代表というのは首長が対象になっているのかわかりませんけれども,多分それは市長会,町長会の中で選定をされて出られてるんだと思います。私は出たことはありません。
◆4番(横山) 町立病院が中山間地域の医療機関ですけど,出ておられるかどうかわかりませんというのは,町立病院なんだけどわからないんですよね。まあいいです,済みません。 その中で毎年15人から20人はこうした地域医療を担うお医者さんが段階的に増加するんだというふうに聞いたので,この15人から20人の中で何とか町立病院に医師を確保することができるんじゃないかなと思ったんですけど,そこらはどうでしょうか。
◎町長(入江) いろいろな場面で医師の確保について県とか県立病院等々にもお願いをしておりますけれども,確かにふるさと枠の先生が出てきますからというふうに言われるんですけども,研修の部分とか期間がありますよね,そういうのが
神石高原町で研修を受けれるのかとかいろんな課題がありまして,ストレートに,じゃあ卒業したから,はい,神石へ行ってくださいねという,神石の町立病院へ行ってくださいということにはなかなかならないですね。でも,できるだけの配慮をしていくという話は私も伺ってますから,またこれから対象者がどんどん増えてくるので,増えてくればその研修が終わってから配置されるという可能性はあると思います。
◆4番(横山) 何か私も知らなかったんですけど,調べてみたらこういうふるさと枠医師のキャリア支援委員会というのがあるというのがわかったんですけど,これに町が行政としても入っていない,町立病院としても行っていない,じゃあ何か蚊帳の外じゃないですけど,どうして町からこの委員会に入れないのか。中山間も代表的な中山間地域ですよね,その地域で医師が確保できないという現状があるにもかかわらずこの委員会に参加できていないというのは,ちょっと疑問に感じます。せっかく毎年15人から20人は増加する見込みだというふうに言っておられるので,こういうところへ積極的参加して医師の確保をもっと本気で取り組んでもらいたいと思うんですけど,これは無理なことを私は言っているんでしょうか。町長,どうでしょうか。
◎町長(入江) 中山間地域からももちろん代表として出られてると思います。例えば庄原の日赤とか三次の中央病院ですか,そういうところでは研修ができるんですね。ですから,そういうところの首長さんが出られてるのかなと。私も確認はしてみます,なぜ私が入ってないんですかという確認はしてみますけれども,大体いろんなこういう県の会議とかというのは町長会とか市長会の中で選定をされてそこの会議へ出られることが多いので,
神石高原町の場合はちょっと今対象というか,当然ふるさと枠の医師の派遣の対象にはなりますけれども,そのキャリア支援委員会の中で議論する中ではほかな首長が出てるんだというふうに思います。まあこれは確認をしてみます。
◆4番(横山) はい,よろしくお願いします。 それから,3点目の要介護にならないための施策のことですけど,高齢者の介護予防事業は今さまざまないろんな会を保健課のほうで進められておりまして,今参加者もだんだん増えてきていると聞いております。それから,いきいき百歳体操などは今住民の方が主体的に積極的に会を開いて,町内でも多くの会場でいきいき百歳体操をされていて,高齢者の方の体力も上がっているという実績があるというふうに聞いております。これは大変すばらしい成果だというふうに思います。これからもどんどんどんどん増えていくことを期待しておりますが,そういうところに参加をしたり,高齢者の人はみずからグラウンドゴルフをして自分の友達をつくって親睦を図って,そして自分の体力も維持していく,健康づくりに積極的に取り組んでおられる方,こういう方本当に多いと思います。でも,まだまだ家の中にこもって出ておられない,こういう体操へも行っていない,グラウンドゴルフもしていないひきこもりがちな高齢者の方がまだまだ私はいらっしゃると思うんです。こういう方たちを把握しておられるのかどうか。そして,引っ張って,行きましょうって声かけができているのかどうか,そこら辺をお尋ねしたいと思います。
◎保健課長(赤木) 地域ですとか,家の中にいらっしゃって地域行事になかなか出られないとか,それから孤立化しているんじゃないかとかという方もいらっしゃると思います。民生委員さん等々からの情報等につきましては,昨日お話しした4地区での連絡会議などにご報告いただいているところですが,気になる高齢者の方でありますとか,そういったことを全部が町のほうで把握というのは多分難しいと思います。そこの部分を今,地域づくりの場ですが,住民主体の地域づくりの場で今体操なんかを主にやっていただいておりますけれども,そういうところに皆さんの地域の力でやはりそういった場に引っ張り出していただくことも私たちもこの事業で期待しているところでございます。どうしてもやはり難しいというような事例がありましたら,また民生委員さんでありますとか直接支所,それから保険課のほうに言っていただいて,支援のできるところについては私たちもどういった方法がその方に一番いい方法なのかというのを探りながら,なるたけ家に引っこまないで地域で社会の中に出ていただいて生きがいをつくっていただくというところに結びつけていけたらなと思っております。
◆4番(横山) わかりました。地域の方としっかり連携をして,こういう方を引っ張り出せるような
取り組みも進めていただきたいと思います。いわゆる出不精な方もいらっしゃると思うので,そういう皆さんが集まるところに行きたくないっていう方もいらっしゃると思うんですけど,要介護にならないためにはやはり自分がまずそういう意識をして,よし,要介護にならんように頑張ろうという,本人がそういう気持ちにならないと周りが幾ら言ってもだめなのかなというふうにも思いますけれども,しっかりと地域と連携をして引っ張り出せるように,みんなが参加できるような
取り組みも大事かなというふうに思いますので,よろしくお願いいたします。 それから,4点目の健康寿命のことなんですけれども,健康で長生きしたいというのは誰もが願うことです。健康は全ての人にとって幸せの源と言えます。高齢化率が進行する中で,単に長生きするという寿命の長さだけではなく,健康で生き生きと暮らせる期間である健康寿命を延ばしていくということが大切だという視点から,今は平均寿命より健康寿命というところへ注目がされています。 答弁でも年齢を言ってくださったんですけど,健康寿命のデータを出すには主観的データと客観的データの2通りがあると言われました。このデータにはかなりの乖離があるということでしたが,ちょっともう一回聞くんですけど,主観的データと客観的データの違いをもう一回説明をしていただけますか。
◎保健課長(赤木) これにつきましては,県のほうにお聞きしたところですけれども,主観的データというのは県のほうが県民全体に対しまして健康意識調査というのをしております。その中で,あなたは健康だと思いますかとか,どういったところに不安を感じられますかというような質問項目が何個かありまして,それについて自分が健康だと思っているかどうかという個人の主観の部分のアンケート調査の部分と,それから客観的データにつきましては介護保険のほうの要介護2未満の方は健康という,要介護2ぐらいの認定者数をもとにしたもので把握している数字でございます。これがじゃあ介護2がどうなのかというところはあるんですけれども,この数字をもとに一律に算定しているデータをもとにした健康寿命でございます。
◆4番(横山) ですから,この昨年発表された広島県の女性の健康寿命が最下位で73.62歳と発表されたのは,この客観データと主観的データを合わせたもののデータだから,余り正確なものではないといいますか,そういうことなんだろうと思いますけれども,先ほど答弁でも言われました広島県では客観的データのほうで数字を出しています。男性は78歳で全国で16位,女性は83歳で全国で7位というふうに答弁をされまして,本町においても男性は78歳,女性は84歳ということですから,最初県の発表を見たときは最下位,73歳というのを,女性がですね,聞いたときはちょっとショックを受けたんですけど,そんなにも平均寿命と差があったらそんだけ長い期間何らかの病気で患っている期間が長い,寝たきりの期間があったりするということなのでちょっとショックを受けたんですが,さっきの答弁からいきますと本町では男性78歳,女性は84歳ということですので,これを見ると平均寿命とそんなにまで差がないので,本町は比較的元気で長生きができる町というふうに捉えてもいいのでしょうか,どうでしょうか。
◎保健課長(赤木) 比較をするときにどうしても数字が必要ですのでこういった数字が出ますが,この数字にとらわれることなく,皆さんが健康だと本当に思っていただける,本当はこの主観的なものが上がることが望ましいのではないかなというふうには思います。ただ,
神石高原町内だけの主観データというのが絞り込みがどうしてもできないということでしたので,客観的データの比較にさせていただいておりますが,皆さんがやはり
神石高原町で健康に暮らしていますよと言っていただけるような健康づくりがいいのかなと思っております。
◆4番(横山) わかりました。平均寿命は多分これからまだまだ延びると思うんですね。健康寿命をもっともっと延ばしていかなければいけない,そういう観点からやはりしっかりと検診を受けて,病気の早期発見,早期治療ということも大事になってくると思います。 今現在,町内でも総合健診が行われておりますけれども,その総合健診の中で特定健診というのがありまして,その中で,今までその特定健診を病院で受けておられたという方が75歳になったことで病院での特定健診が受けれなくなったというふうに言われる方がおられるんですけど,これはどういうことなのでしょうか。ちょっと説明をお願いします。
◎保健課長(赤木) 言っていただいたとおりでございまして,健診につきましては40歳から74歳までの方につきましては国保の被保険者について町では特定健康診査,特定健診を実施しております。75歳になられますと,今度は後期高齢者医療制度というふうに健康保険のほうが変わりまして,健診のほうも特定健診から後期高齢者健診へとなってまいります。腹囲のおなか回り以外はほとんど同じ健診内容でございますけれども,75歳以上の方につきましては集団健診,今やっております総合健診の中で受診していただく方については制度をつくっているところですが,個別で医療機関で受けていただく方についての制度を設けておりませんので,どうしても75歳以上になっても病院のほうの個別受診がしたいという方におかれましては自己負担で受けていただいているところでございます。
◆4番(横山) 75歳からが病気になるリスクが高くなるんだと思うんですよ。それで特定健診が受けれなくなるっていうのは何かおかしいなと思うんですけど,
神石高原町は高齢者に優しい町ですから,ぜひとも75歳以上の方も引き続き無料で自分の行きつけの病院で健診が受けれるようにしたらいいんじゃないかなと思いますけど,今後どうでしょうか。
◎保健課長(赤木) 本町におきましては合併以前から集団健診が健診のメーンでしておりまして,そうはいいましても医療機関のほうで受けたいという方ですとか途中で転入された方とかがこの健診が受けられないということを受けまして,一昨年からがん検診のうちの一部を町内の医療機関でも受けていただけるような仕組みをつくりました。今議員から申されましたような後期,75歳以上になってもやはり健診を受けたいという方もいらっしゃるというご要望も伺いましたので,こういったことがどうできるかというのを町のほうでも今後検討してまいりたいと思います。
◆4番(横山) ぜひよろしくお願いします。 やはりこれからは要介護にならないための介護予防事業,たとえ要介護になったとしても高齢者の方が安心して医療や介護を受けて暮らし続けることができる環境づくりが大事だと思います。これからまだまだ平均寿命は延びていきます。もう今も人生100年時代が来ているというふうに言われております。これから高齢者だけでなく私たちの世代もこれからの長い老後をどう過ごしていくか,私たち自身が真剣に考えていかなくてはいけない時代が来ていると思います。 先般井関地区で,地元の方たちの力の結束で,念願の
神石高原温泉がオープンいたしました。そのオープン式典の来賓で来られておりました島根大学の教授の方がご挨拶で言われたんですけど,温泉にたくさん入っている人と,ほとんど入っていない人では病院にかかる割合が全然違うんだと,温泉にかかっている人は病院にかかる率が少ないんですというデータが出ているというふうにおっしゃいました。そして,泉質についても太鼓判を押してくださいました。こういういい泉質の温泉が町内にあり,そして健康寿命も全国的にも上位にある広島県ですから,これはぜひ町のPRとしてですね。入江町長は挑戦の町というふうに掲げておられますけど,私は毎日温泉,元気で長生きできる町,こういうキャッチフレーズをつくって町のPRにしたらいいかなと思うんですけど,町長いかがでしょうか。
◎町長(入江) ありがとうございます。温泉もオープンしてからすごく利用者も多い,非常に泉質がいいというふうに皆さん言っておられるというようですし,私もオープンの式典に行ってましたからその島根大学の方の話もお聞きをしました。ですから,もちろん町政もしっかりやりますし,そういった地域資源を活用した高齢者にも優しいまちづくり,これからもしっかりPRしながら進めていきたいと思います。
◆4番(横山) 今回私は医療,福祉の充実について,この1点に絞って質問をさせていただきました。2025年に向かって高齢化率は確実に上がっていきます。それに伴って老老介護であったり認認介護,高齢者のひとり暮らしの増加,また高齢者の虐待問題などさまざまな問題が出てくると思います。高齢者でひとり暮らしの方で,今は元気で暮らしているけれども,この先病気になったらどうしようか,施設に入れるんだろうかとか,いろんな心配をしながら日々暮らしている方がいらっしゃいます。これからはこうした高齢者だけに限らず,多くの住民が求めているニーズに沿った政策を展開していくべきではないでしょうか。映画制作とかビールの開発とか,町外への発信も必要かもしれません。でも,一番大事なのはやはり住民の方の直接生活にかかわる満足度が上がる政策だと思います。入江町長の行動力と若さで住民の期待に応えるべく町政運営をしていただきますよう要望いたしまして,私の
一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(松本) 以上で横山議員の
一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午後0時04分)
○議長(松本) 再開します。(午後1時15分)
◆9番(木野山) それでは,2日目の昼からの1番ということでございます。私は,地産地消ということ1点のみ質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 地産地消について。地産地消とは,地元で生産されたものを地元で消費するという意味で言われていますが,地産地消への
取り組みは地場農業を活性化させ,日本型食生活や食文化が守られ,結果として食料自給率を高めることにもなります。 一般的に
取り組みの効果といたしましては,生産者と消費者の結びつきが強化され,消費者にとっては顔が見える関係で生産状況なども確かめられ,新鮮な農林水産物を消費できる。消費者ニーズに対応した生産が展開できる。消費者と生産者の交流が図られ,食育の機会として重要である。地域の食材を活用して,地域の伝統的な食文化の継承につながる。自給率の向上につながる。また,地域の活性化がなされ,生産者と関連事業者などとの連携による地場産業,農林水産物の消費拡大,小規模な生産者に所得機会を創出する。また,流通コストの削減がされ,生産者の手取りの確保につながる。輸送距離を短くして地球温暖化などの環境問題にも貢献をするなど言われております。 地産地消の主な
取り組みとしては,直売所や量販店での地場産業物の販売,学校給食,福祉施設,観光施設,外食,中食,加工関係での地場農産物の利用などが上げられています。本町としても合併以来,地域性をもとに創意工夫を生かして多種多様な
取り組みをされております。 地産地消の
取り組みは,誰がどのような範囲でどのような活動を行うか分類,把握をして,現状分析,成果,課題の検討などが必要と思われます。その意味で,行政として食育を含め,1,学校給食,保育所,小学校,中学校,2,地場農産物の販売,加工品を含めて,3,福祉施設,観光施設,リゾート施設,ホテル,レストラン,道の駅など,4,その他重点的に取り組んでいるものにつきまして,その
取り組みの内容と,また5番目に地産地消の今後のより効果的な推進方策は何か,以上5点についてお伺いをいたします。
◎教育長(馬屋原) 私のほうからは,学校給食についてお答えをしたいと思います。 学校給食におきまして地場産物を活用するということは,自然の恵み,あるいは生産に携わる方への感謝の心を育み,地域の産業や文化などへの関心を持たせるなど,食を通じた教育や地域に根差した教育の推進につながるというふうに考えております。本町におきましても各調理場あるいは学校で,さまざまではございますけれども町内産物を食材として使用しておりますけれども,安定的な供給が困難であるということから限定的な活用にとどまっているというのが現状でございます。今後におきましても,さまざまな工夫を行いながら地産地消に努めてまいりたいと思います。 以上です。
◎町長(入江) 私からは,保育所でございますけれども,保育所では町内産の米を利用しているほか,地産地消給食として年1回から2回程度実施をしているところでございます。 次の地場農産物の販売,加工品を含めてというご質問ですけれども,町内の小・中学校へ給食の食材として野菜等を
産直市場,百彩館,182
ステーションですけれども,
産直市場を通じて提供させていただいております。加工品については町有の加工処理施設,トマト工房,油木農産物処理加工施設,三和農産物処理加工施設,こんにゃく加工所などで加工された加工品,トマトピューレ,一部外注した加工品のトマトdeケチャップ,トマトde酢,きな粉,みそ,こんにゃくなどを
産直市場で販売しております。比較的利益率の高い加工品については6次産業化の
取り組みとあわせて進めているところでございます。 3番目の福祉施設,観光施設ですけれども,道の駅につきましては先ほど申し上げたほか,高原の風レストランでは原材料は主に町内産を使用することで地産地消と農家の所得増大を目指します。福祉施設では,一部施設で米や食材を地元農家や
産直市場から購入,提供されています。配食サービスでは,町内産の米や野菜を購入し地産地消に努めています。 4番目のその他重点的に取り組んでいるものですけれども,地産地消という観念からすれば町として重点的に取り組んでいるものはありませんが,例えば学校給食での
神石高原ランチでは提供する食材に地元産品を取り入れたメニューで町内産品に対する啓発活動を実施しております。 5番目の地産地消の今後より効果的な推進方策は何かというご質問ですけれども,町はいわゆる地産地消の
取り組みとして,地元で生産されたものを地元で消費する等の啓発活動を展開していくことが大切であろうと考えております。今後,あらゆる機会を捉えてそういった考え方を推進,啓発をしていきたいと考えております。さらに,消費される以上に生産される町内産品につきましては積極的に,道の駅等も行ってますけれども,外に売って出る,いわゆる地産外商,この出口対策も今後しっかり推進をしていきたいと考えております。 以上です。
◆9番(木野山) るるご説明をいただきました。 まず,1番目の学校給食について,もう少し具体的にお話を聞きたいなというふうに思います。 地場産業を利用することについての意味は最初に述べられまして,次に,本町においては町内産物を食材として使用しておりますというふうに簡単にお書きでございますけども,その中身について。食材がどんなんかなというふうなことについて,どのように使われておるのか,もう少し具体的にお聞きをしたいなというふうに思います。学校給食の各学校のあり方ですね,学校も合併をして以来,油木小学校は合併当時に建てられたばっかりだったですね,油木小学校がね。それから,統合の三和小学校を建てられたり,それから神石小学校も新しく新築になる。中学校も統合して二つになると,そういうような形で学校の形が変わると同時に学校の給食のあり方も少しそれぞれの学校で違ってるんかなというふうにも思います。その違い方によってのメリット,デメリットとかそういうふうな把握,それから食材に関しましては単価,それから安心で安全かという問題,それからここにちょっと書かれておりますが安定供給ができるかどうか,そういった三つの観点からも少し関係を押さえていかにゃいけないかなというふうにも思います。まあ安定供給するためには価格とか安心・安全が同じようには追求できないかなと思ったり,単価の関係だったらそこでまた安心・安全と単価の関係とかいろいろあろうかと思うんですよ。参考までに,合併当時の,今おられませんけれども,川崎教育長が地産地消とか学校給食について議員からの質問に対して答弁されてるのを,ちょっと読んでもいいですかね。 学校給食の食材を地元産というお話でございます。今,油木小学校が開校を迎えて,実は地元業者の方と食材の搬入についてずっと詰めておりますと,こういう話だったんですけど,価格等の問題がございまして,また検討をお願いするか知りませんけども,その業者の方は,それでは他の食材は棄権するという状況が新しく出ました。まあ業者が4業者ぐらいでいろいろお話があって,どっからどう入れるかという話だったらしいんですけども,今どういう形でどういうものを学校に入れるか,ここで学校給食会というのがございまして,これは法人化しとるわけですが,大きな団体でございまして,いろんなものが安く供給をされております。学校給食専用でございますので,確かにいろいろ工夫をしておりますし安いということがございます。これと地元業者の方とのせめぎ合いが今起こっておるところでございます。まあ,そういうふうに前段で言われたり,それから油木小学校のことではそうですということですが,地産地消ということで,全国的な今の地産地消運動というのがございます。教育委員会といたしましても新しく検討を始めたいというふうに思っております。その前に学校給食会が,これがやっぱりいろんな面でいろいろ問題を持っておりますので,そことの折衝を先にしまして,うちのほうはどれだけ何をどのように対応できるかというものを決めて教育委員会を開き,またあるいは農協,あるいはグループなどをお願いして研究していきたいと思っております。 何分にも今度は一つの町が広うございまして,給食調理場が豊松と三和へございまして,あと油木と神石はそれぞれ学校で調理をしとるという状況でございます。一様にはいかない面が出ようと思っております。深く早く研究して,皆様方のご支援を頂戴したいと思っております。 安全な食材をということをご指摘をいただきました。全くそのように思っております。ここではいろいろ言われておるんですけれども,県内の農協の専務さんと私が一緒に歩いて帰るときに,うちのキャベツの産地だとキャベツを出すのに大体出荷前までに72回予防をするんだと言われました。びっくりしたんですが,そうしないと売れないんだよと。よくわかります。今学校でそういうふんだんに農薬を使ったキャベツと,虫が1匹でも皿から出たら,先生,生徒も大声を上げて逃げるぐらいな時代でございます。虫がちょっとおったら,米虫でもおったら大変な騒ぎでございますという社会状況でございまして,そうするとやっぱり農薬で虫もいないようなものが求められているわけなんです。それは本当に情けない話でございますけどもが,当然学校給食としては栄養士さん中心に指導はしていただきよるんですが,何といいましても家庭でそういう状況でございまして,虫がおったら大変でございます。そういう中で安全食を求めていきたいと思っております。 るるいろいろ言われております。また,北海道から来るジャガイモは非常に肌の艶のいいジャガイモがやってきます。ジャガイモはこういう機械で皮むきをします,手ではしません。そうすると,うちのえくぼの多いジャガイモ,地産の,地元の多いジャガイモではえくぼがないようにするのにはジャガイモがこんな小さくなってしまって効率が悪いというふうなことを言われとんですね。ですから,農薬をしっかり使った食材を使うと効率がいいし器量のいいものを求めるというふうになるけど,やはりそういうことも地産地消の中で非常に一つのかせになっとるというふうなことを言われました。それが合併当初で,いろいろ教育委員会も研究をされたんだろうというふうに思うんです。で,現在の状況ではその辺のところはどのように理解をされて,どんな形で今学校給食がやられとるんか,お答えできる範囲でいいですので,ちょっとご説明お願いしたいなと思います。
◎教育課長(石田) ただいまの町内の各学校の給食の状況を申し上げますと,工程的には8時半までにいろんな材料を仕入れて搬入をいたしまして,その食材をチェックをして,それから調理にとりかかるわけです。調理時間が約開始から終了までが3時間ぐらいです。それで,11時半には出荷の体制ということになりまして,非常に短い間で給食の準備をしなければいけないことになります。それから,小学校,中学校全体で言いますと約600食をつくっております。 先ほど議員が申されましたように共同調理場が2カ所,それから自校給食2校ということでありますが,その中で地場食材の使用状況でありますけどが,季節にもよります。地元産の野菜とかなるべく入れていきたいということで,トマトとかキャベツ,こんにゃくとかタマネギ,米とか,時にはジャガイモとかありますけどが,極めて全体的には少ないと思っております。一遍,全体的に給食の状況を調べる調査がございますけどが,それで申し上げても全体的には広島県内産が3割弱あります。二十何%ということになりますので,非常に県内産でも低い。それに加えて地元産ということになりますと,ますます少ないということになります。そういう中にありましても,やはり地産地消を求めるということで年3回,各学期1回ごとに
神石高原ランチということで地元産をできるだけ使った給食を提供しようということで,説明を加えたそういうランチを提供しております。 それから,そういう短い時間でありますので,例えば量的にちょっと不安定な状況であるとか,それから急にそろわなくなったとかということになりますと,献立から一連の動線といいますか,作業の流れとかというものを全て組みかえを短時間でしなければならないということで,非常に現場としては混乱いたします。それに加えて学校のほうへも連絡をとって了解をとるというふうな形で,非常に効率が悪くなるということで,できるだけ計画的に入ってくるものについて食材に使っておるという状況であります。 それから,野菜がちょっと高くなったりということもありますけどが,やはり地元産は先ほど議員も申されましたけどが,学校給食会からの単価からするとちょっと割高になります。そういうことになりますと給食費を保護者の方に負担をしていただいておりますけどが,そこの見直しをしていかなければならないということで,そこら辺の課題もございます。 それから,各学校にはアレルギー食の対応をしなければならない児童・生徒がおりますので,それらの食材メニューを全て見直しをしなければならないということが発生してまいります。 そういうことのいろんな条件がありまして,特に先ほど言われました虫の関係も,地元には有機野菜ということで提供していただいとる業者もおられます。給食の調理の前段で下処理の中で細かく分解をして洗浄しながら食材としてやっていくわけなんですけどが,そうやってもやはりそういう小さい虫とかというのはおった場合は給食,学校現場のほうでいろいろクレームといいますか,こういうのがあったよということで,極端に言えばその献立は食べないというようなことにもなりかねませんので,特に給食を調理する現場のほうでは注意をしてやっております。まあ私が思いますのに,いろんな安心・安全ということになりますが,私の個人的なイメージでありますけどが,家で調理をするよりも学校給食をつくる現場といいますか,給食共同調理場のほうはより一層の洗浄とかそれから消毒とかというのを徹底をしてまいっておりますので,率からするとそういうものは少ないんではなかろうかと思いますけどが,今のように工程的なものとか,それから価格の問題とか,そういうふうないろんな絡みがありまして,地元産の率を効率的に上げていくと,パーセントを上げていくということはなかなか難しい点があると思っております。しかしながら,地元の食材,地産地消ということもありますので,できる限りの努力をしながら地元の業者さんとも調整をし,導入を心がけてまいりたいと思っております。 以上です。
◆9番(木野山) 言われるとおりなのかなというふうにも思いましたけども,やっぱり地元の商品というか農産物をいかに使うウエートを上げるかということをまず第一に考えてほしいなというのが私の気持ちというか意見でございます。今,広島県産が30%で,地元産はそれにプラスになるんでわずかだというふうに言われましたけども,とりあえずその地元産を使います,使いますと口では言いながら,やはり目標値みたいなのを設定していかないと,次にどうするかというステップにつながらないとは思うんですよ。ですから,今設定をされているその目標値みたいなものがあるんかないんか,そこをお聞きしたいな。それと,広島県産は30%と言われましたが,本当の町内産は何%ぐらい使われてるんですかね。そこら辺のデータはあるんでしょうか。
◎教育課長(石田) 県内産を最近のデータで申し上げますと,昨年の6月に県内産が27.3%でございました。それから,11月には21.3%ということで3割弱には満たないぐらいな県内産ということでありまして,それに加えてその内数で町内産ということになりますので,非常に,数字的には把握をしておりませんけどが,少ないということであります。ただ,学校給食会に入っていただいておりますところにつきましては,例えば米であるとかそういうなものは地元から供給をしていただいておりますので,そういう部分では地元の食材を使っているということになります。ただ,その学校給食会,先ほどありましたけどが,いろんな基準があるということになりますけどが,やはり安心・安全の面からいうと学校給食会の基準というのは非常に厳しいという中で,入っていただければ食材が十分使えると思っております。
◆9番(木野山) ですから,その学校給食会へ地元の商品が何ぼか行ってますということもあるんですかね。まあ戦略会議のときに使う,策定される戦略,何だったっけ,計画書いてないですか,去年,おととし,総合戦略の。あそこの中に書いてあったんですけど,26%ですかいね,23年度,ちょっと今資料を持っとるんじゃけどね。それを30%ぐらいに増加するじゃったかな。ちょっと待ってくださいよ。じゃあなかったか,ちょっとそこら辺。
◎
まちづくり推進課長(小坂) たまたま私が総合戦略の資料を持っておりますので,私が答弁をさせていただきます。 地産地消推進事業ということで,現状値,平成26年度現在のところでは30%という現状値,町内農産物の利用率ということで出ております。目標値,平成31年度で増加という目標にさせていただいております。この30%ですけど,先ほど教育課長が申しましたように米ですね,これにつきましては学校給食会のほうを通してうちの学校はほぼ100%町内産のお米が入っておりますので,そういったところでこの30%という数字が出ているのかなというふうに推察はさせていただきます。
◆9番(木野山) 失礼しました,私も上がっとるんかいね,ここへ30%と書いておりました。ほんで,目標は30%増加させるというふうに,数値が書いてないで,増加させるという,ちょっと曖昧な目標じゃなと思いました。 ほんで,国のほうは何かちょっとこう見たら,全体的に国も地元産の利用は30%ぐらいだと。ですけど,それを80%まで持っていくという目標設定をしております,国は。ですから,本町も具体的に国のようにある程度,その30%を少し増加させますよというような曖昧な目標設定ではなしに,第3次食育推進計画としては国は平成32年度までに80%以上となることを目指すというふうに書いてありました。ですから,国でもそういうふうな大きな目標を上げてるわけですから,うちも何ぼかそういった目標を上げて取り組むべきではないかなというふうに思うんですけど,どうでしょうか。
◎町長(入江) 学校給食におきまして地産地消を進めていくのは非常に重要なことだと考えておりますけれども,先ほど課長も申し上げましたように経費の部分とか安全性の部分というところをどう担保していくかというところが非常に重要だと思いますので,もちろん推進していくことは推進しますけれども,そこらあたりは保護者の方とかそういう農家の方々と十分協議をする必要があるなというふうに考えております。
◆9番(木野山) ようわかるんですけど,やっぱり地元産は僕らの考えでは安全なんかなと。で,学校給食の食材を調達する場合には,普通一般言われているのは第一時的には町内のもの,地元のもの。その次は県内産,それで間に合わんかったら日本国のもので,日本国が調達できんかったら輸入に頼るというふうな感じに順番に決まっとるんで。ということは,地元産をどうしようかなというのが先に来て,それから学校給食会がどうかとかというふうに,今度は食材をほかのところに当たるというふうな計画に持っていかんとだめだと思うんですよ。それと同時に,まず今言われたような計画的にということですから,学校でどれぐらいをどうに使うかという計画があって,それに対して地元負担をどうに使うていこうかという今度は供給側と一緒になった折衝が要るんじゃないかなというふうに思うんですけど,そこらはどうなんです。今はこんだけ決めたら道の駅で買う,それだけなんですかね。地元の生産者と計画的にこうにという話は全然されてはないんですよね。
◎教育課長(石田) 過去の交渉の事例を申し上げますと,例えば道の駅182を活用した調達でありますけどが,そこに相談をしたところ配達がないというふうなこと,あるいは量が,莫大な量が要りますのでそれがそろわないということがあったようであります。 いずれにいたしましても短時間で使用しなければならないということ,それから食材の原材料の入れかえをするということになりますと非常に時間と手間がかかって給食時間に間に合わないということになりますと大変なことになります。そういう中でできるだけ,栄養士のほうも翌月の給食の献立というのを立ててまいります。そういう中で地元産をできるだけ使っていくことにはなるわけなんですが,やはり保存の問題とか,それから今言いましたような量の問題であるとか作業の工程の問題であるとかというふうなことで,場合によっては冷凍食品を使うということもあります。そういう実態であります。 ただ,議員の家庭でもそうだと思いますけどが,地元の食材が幾ら使われているかということであります。私の家も,そうはいっても割と県内産ではなくて県外産,あるいは外国産をたくさん買います。そういう実態がございますので,いろんな給食のメニューを考えた場合,毎日献立の中身というのは変えていかなければなりません。そういう中で限られた原材料費で賄うということになりますと献立も限られてまいります。そういうことで,やはり給食に興味を持ってもらう子どもや生徒たちに喜んでもらえるような給食を提供しなければならないということになりますので,その中には当然地産地消の話もありますけどが,できるだけ子どもに喜んでもらえる食材の提供ということになろうかと思います。
◆9番(木野山) そういうふうになっておるんだろうと思うんです。でも,今のご答弁で聞くと突っ込みどころいっぱいあるんですよね,そりゃ。子どもが喜ぶのを提供するというていうたら,食事はほんまハンバーガーやカレーになってしまうんですよね。子どもが喜ぶ食材がどうとか,そういうふうな面もあるけど,今度は食育を考えるとそうじゃないよというご意見も多少あろうかと思います。ですから,一番肝心なのは,話あちこち飛びますけども,どういうふうな料理をするか,どういう献立を出すかという計画の中で献立をされる,給食を計画をされる栄養士さんというんですかね,そこら辺の方の計画が一番大事になってくるんで,そんなところを公のものがするのがよくって,民間に任せるとどうしても単価を安くとかなってくるんで冷凍食品とか,そういうのを使ってしまう,子どもが好きなものを選ぶようになるというふうなことが起きてくるということであろうと思うんですよ。だから,安心・安全というのも一番大事なんで,例えば週刊誌を切り抜いてきたんだけど,冷凍食品というか何かいろんな化学物質を使った,食べてはいけない国産食品とか,週刊誌,これを読むと危険なものがいっぱいあって,こんなんもう食うもんないなという感じじゃけど,現実的に攻めていくとそういうふうな形になってしまうんですよ。安くしようと思うたら冷凍物のどっかの輸入したものを使ってしまうとか,わけのわからんサバのソース煮みたいなんが出てみたり,いろんなことがするというふうなことが言われとるんですよ。ですから,そういうことではなしに大きな計画の中で,献立の年間の計画の中で子どもたちには何を与えていってどうするかという計画をして,そうすると食材が何と何が要るというのがわかったら,まあ米は100%でよかったら,町内産の品目を,25年の同僚議員の質問では25品目ぐらい町内産の野菜を使っているという前教育長の答弁がありました。25品目使っているんだったら,どっかの県のように,埼玉県ですかね,40品目を使いましょうという目標を立ててやっとるというふうな感じで,少しずつ。全部せえと言ようらへんのですよ,少しずつ少しずつ町内産を増やすという努力ですかね,それをやってほしいんですよ。 今,食育の関係で,21年度から食育ネットワークの構築をされて,町内で全体で取り組んでおられるじゃないですか,計画表も全部つくって。その中に,計画はまだつくっておれるんですから,その中にそういったものも含めていって,町内産をどうして使おうかなという項目も入れながら対応していかれればどうかなというふうに思うんです。そこら辺の考えはどんなでしょうか。あれは福祉課が中心になるんですか,保健課ですか,まちづくりですか。
◎
まちづくり推進課長(小坂) 食育の関係全般というところのご質問だと思いますので,私のほうから答弁をさせていただきます。 最初の食育推進計画につきましては保健課のほうで作成をし,その後まちづくり推進課のほうで所管をするようになっております。30年度でこの推進計画のほう切れますので,今年度新しく食育の推進計画のほうをつくる必要がございます。議員がおっしゃられるようにいろいろとこの食育全般のところで進めてまいりましたけれども,毎年の会議の中でやはりこの学校給食というところが一番難しいところで,なかなか進んでいないというのが現状であろうかというふうに思っております。教育課長等々も答弁をしておりますけれども,学校給食会という組織的な問題もございますし,それから
神石高原町という場所が海に面していないということもございますので海の魚は入らない,それから冬季に関しては野菜等々も限られてくる。時期的に多いもの,それからないものということもあるというふうに思います。1年間を通して学校給食を提供しなければならないということもございますので,どうしても町外のものに頼らざるを得ないというところもいたし方ないところであろうかというふうに思います。議員がおっしゃられましたように,当時川崎教育長のときはまだ町内産の米が入るか入らないかという時期ではなかったかなというふうにちょっと思うんですけれども,法人さん等々のご努力もあって米については
神石高原町産が入ってきたというふうな成果があるものだというふうに思います。 新しい食育推進計画をつくるに当たっては,確かに言われるように初期の今の計画の目標数値は感覚的なものが多い目標数値になっております。今度つくるに当たってはやはりきちんとした目標数値,何%増加させる,感覚的なものではないものが必要であろうかというふうに思っておりますので,今年度でその辺のところも精査しながら新しい食育推進計画をつくっていきたいというふうに考えております。
◆9番(木野山) それで,その地元産の食材を使用するという部分に戻るんですけども,今のままの現状のやり方ではなかなか前に行かないというふうな気がするんですよ。ですから民間では,例えば地元の
農業法人等でも民間の企業と契約して計画生産ですかね,そういうのをされてると思うんですよ,トマトはトマトでも契約栽培とかという言葉があるじゃないですか。と同時に,もう学校給食では何と何をどうに使うかというのはある程度給食を決める段階で先を読んでわかっているわけですから,例えばお米は100%になった,そしたらジャガイモとかタマネギ,タマネギみたいなものは長いこと保存がきくんでしょう。そういったこともあったりして,どのぐらいの量がどう要るんかというふうなことがある程度把握ができるようだったら,そのものをもう地元の農業者さんというかね,団体がいいんか個人がいいんか182がいいんか道の駅かわかりませんけども,どっかを確保しながら計画的にこんだけが要るんじゃからこんだけつくろうやというふうなことはできないもんでしょうかね。それを一つちょっとご提案申し上げるんですけども。民間だったらもう計画栽培みたいになってどんどんやってますからね。それが何で公の学校給食でできひんのんかなと思うんですけど。もう既にやっとるんやけどできんかったというんならわかるけど,一回もやってないんだったら,まあ一遍やってみられたらどうかなと思うんですけど,その辺のところはどんなでしょうかね。
◎町長(入江) 契約栽培も手法としてはあり得るかなと思いますけれども,一つは私が昔聞いたところではその給食会というところを通さないと,何かあったときの保障の問題とかもあるし,いきなり農家から直接仕入れるとですね。それと先ほど言いました単価の問題ですよね,学校給食費が幾ら上がってもいいよという話にもなりませんし,それから安全というところになるとやっぱり栽培環境もちゃんとやってもらわなければいけないというところがありますから,手法としては検討する余地はあるかもしれませんけれども,なかなか値段的な部分等を考えますと今現段階では難しいのかなというふうに考えてます。
◆9番(木野山) 今の段階では難しいという話ですけども,そこら辺は契約の中で管理していく中でできるんじゃないかなとは思うんですよ。例えばジャガイモなんかでも最初の例があったときに穴が多い部分は細こうに切らにゃいけないというふうなこともあったり,お互いが難しいとかということもあったりと言いましたけども,中の給食の機材を改良というか,いいものがあったらそれを導入をして,無駄ができないような調理方法なんかもあるというふうに読みましたことありますからね。そんなんも研究したりして,いろんな面から地元産を使う工夫をしていくべきだなというふうに思いました。 先ほどの計画の中で,地産地消部会というのが課題で,出荷野菜については平成29年4月から栽培履歴の提出を義務化したとかというふうに書いてあるんで,今言われたことかなと思うんですよ。その一般の地元の農家から仕入れる分も何か安心できないよというふうなのがあるんかなと思って。平成30年度の計画の中にも,今度はエブリイさんと取引が始まるんで,エブリイさんの
産直市場の商品についても履歴の提出というて義務化をお願いしていきたいなというふうな計画が書いてありますよね。ですから,そんなことをしながら地元産のものを使おうとされとるわけですけど,その前に指導の中で一緒に契約栽培とかするともうそんなこと必要なくなるんじゃないかと思うんですよ。で,やっていけば地元産を使うという気持ちというか,その量も少しずつ増えていくんじゃないかなというふうに思うんですけど,最初からちょっとできんよというのはどうなんかなと思いますが,再度ご答弁をお願いします。
◎町長(入江) 現段階ではという話をしましたけれども,今言われたようにその機械が,例えばジャガイモのヘタみたいなところをどうにかするのかと,そういう機械がどれぐらいするものなのか,そりゃまあお金をかければ幾らでもできると思いますけれども,そこら辺はやっぱり給食費にも反映してくる,はね返りもあると思いますから,まあ全くやらないということではないということで,検討はしていきたいと思います。
◆9番(木野山) 給食費が高うなる,高うなるというてさっきからやっぱし言よってんですけど,平成25年度の町のこの計画表の推進計画を見ると自校方式で230円から243円,小学校がね,共同調理場じゃったら225円から240円って,こう調べて書いてあるんですよ,二百四,五十円,25年度がね。この辺が限度なんか,これを抑えようとされてるんか,もう少々は高うなってもええと思われよんですかね。そういう細かい話ですけども,どの辺までがどうで,町が幾らか補助されてるんでしょう,給食がようなるというようなことでね。ですから,そんな細かい話はできんかもしれませんが,現在も余り変わらんのんでしょうかね,その給食の単価というのは。
◎教育課長(石田) 給食費のことでございますが,各自校給食はそれぞれ給食会持っておりますし,それから共同調理場はそのゾーンの給食会を持っております。現在の給食費につきましては小学校で一番安いところが235円,それから高いところでは252円ということです。まあ量的なものがありますが,小学校はその範囲です。中学校では275円から285円の間であります。いずれにいたしましても,その給食費をいただきながら,その中で原材料費を賄うということになりますので,単価が上がってくれば給食材料も今いいものといいますかいろんなものが入ってくると思いますけどが,できるだけ給食費も抑えながら運営をしてきておるのが現状であります。町内で昨年度まで実施をしております実質給食の無償化,補助金のほうは2,200万円出しております。そこら辺のところもこれから見直しが行われると影響してくるということになります。 以上です。
◆9番(木野山) わかりました。まあこれ何ぼ言よっても議論尽きないと思います。 お願いをしたいことがあるのは,国もやっぱり地産地消で日本産を増やして自給率を高めたいという方針があって,いろんな施策を今考えているじゃないですか。そういうものにもやはり町はチャレンジというか挑戦をされて,補助金をもらいながら事業を取り組むということにも戦略的に頑張っていただきたいなというのが一つご提案です。一つは食料産業6次産業交付金も国からあるみたいです。それから,日本の消費拡大運動,地域の強化促進でコーディネーターを入れる,そんなんでも800万円ぐらいな予算がついとるとか,いろいろついてるんで,そこら辺も調べながら町もそういったものに挑戦をすると。単独町費使わんでもいいんですから挑戦をする。それから,農産物に関しては地産のものを使っていただくということで,農林水産大臣賞というものがあって,地産地消と優良活動表彰とかメニューの表彰とかされてるじゃないですか。そういうとこへも積極的に参加をするというふうなことをされて,そういう地産地消の,あるいは食育のイメージというんかね,そういった挑戦をするというのも僕は地産地消の量を増やす意味で大事なことじゃないかなと思うんですよ。そういう全国的な表彰等へでも幾らか挑戦されたことはおありですかね,ないですかね,今。
◎町長(入江) 優良表彰の
取り組みを申請すると,私はちょっと記憶にはないんでしてないんだと思います。あと地産地消の推進ですけれども,全国的にそういうのを進めているというお話ですけれども,それはもちろん進めていければいいと思うんですけれども,全国的な都市部も含む地産地消の課題と,こういった中山間地域の農家が多い地域との課題というのはまた別だと思うんですね。まあ全国的にも進めていくということでありますから,町内でも計画に沿って進めていきたいというふうに考えております。 それから,いろんな事業,地産地消の事業ありますので,確かに使える事業があればしっかり活用していきたいというふうに思います。先ほどの優良活動の表彰も,そういう事例が案件があれば積極的に申請をしていきたいというふうに考えてます。
◆9番(木野山) そういうことで挑戦はしていただきたいと思います。 またちょっと話をかえさせてもらいますけども,地産地消の
取り組みという部分で今最後にどうされますかといったときに地産外商ですか,地元のものをよそへ売っていくという
取り組みにしっかり力を入れたいというふうなことでございます。地産外商という言葉も,牧野町長が何度も使われとったかなというふうに記憶はしてるんですけども,地産外商,それから地産地消の消の字を商売の商に変えて,しっかり地元産を使いましょうという運動もどんどんしていただきたいなというふうに思います。これは大賛成でございますが,もう少し大きく捉えまして,地産地消という意味をね,地元産の農水産物に限らずやっぱり地元の経済的なものは地元で消費をする,内需というんですかね,日本国でいえばほとんど日本の景気のもとは外国に比べて日本の内需が多いということなんで,70%近くずっと内需で日本の国は景気がよいわけですからね。そういうとこで内需が少し減ったから少し,この間経済の動向で景気がちょっと悪くなったよという発表もありましたけど,大体内需が強いから日本は強いんですよ。ということは,それを町内に当てはめると町内のものは町内で消費をすると。町内の需要を高めるというのがやはり町内が強くなる,活性化する,景気がよくなるもとではないかなというふうに思います。そういった点については,町長はどういうふうにお考えでしょうか。
◎町長(入江) 大きな視点で捉えて内需の部分ですね,町内の必要なものは町内で賄っていこうと。今,議員さんも何名か島根県のコンサルされてるところに行かれて,いろんな調査をされてるんですね,どういうものを地元のものを消費しているか。そのコンサルと商工会も連携をしながらその調査をやろうという話が今進められておりますので,そういう調査も含めて実際どういう仕組みをつくっていったらいいのかというものをこれから考えていきたいと思います。
◆9番(木野山) やっぱりどういうふうな動向でどうなっとるかというのがまず第一で,そこからどんなふうに伸ばそうかというふうになろうかと思うんですよ。先ほど言った学校給食の材料もそうですけども,全体の町内の経済の活性化につきましても,どんなものがどのように町内で消費されとって,どんなものが町外で買われとるんか,年代はどうか,そういったこともいろいろ含めて一品ごとにどうしょうかという対策を練っていけばええかなというふうに思います。そういった意味で町内の消費を1%,目標はもうそんなに高いこと言わずに,30,80と言わずに1%町内の需要を伸ばすという運動をやっぱり町のほうも一緒になって,商工会もやってると思うんですけども一緒になって頑張っていただければ,何ぼか地元に目が向くのではないかなというふうに思います。先ほど町長言われたようにコンサルを入れて商工会と一緒に調査をするということでございましたので,そこをもとに一つもうワンステップ町内産の需要を高めるという意味の活動をお願いしたいなと思います。そこを最後にやりますよというものをもう一度ご答弁をいただいて終わりたいなと思います。よろしくお願いします。
◎町長(入江) コンサルをお願いして調査をするというのも,やはり行政が主体でやるのではなくて商工会が主体でやる,一緒にやりましょうというスタイルでないと,スタンスでないとだめかなというふうに考えております。町としても一生懸命やりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
◆9番(木野山) それでは,これで終わります。
○議長(松本) 以上で木野山議員の
一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は14時20分とします。(午後2時09分)
○議長(松本) 再開します。(午後2時20分)
◆8番(小川清)
一般質問も9人目となりました。今回同僚議員が10名中5人,道の駅の
リニューアルについて質問をいたしております。私も道の駅の
リニューアルのこと,それから公共施設への木材利用のこと,この2点についてお伺いをいたします。 まず最初に,道の駅182
ステーションの
リニューアルについて,3月定例議会でさんわ182
ステーションの大胆な
リニューアルをし,利用者に配慮した店舗整備と新商品の開発を行い,サービスの向上と売上向上に取り組むと提案をされ可決をいたしました。その後の事業執行状況をお伺いをいたします。
◎町長(入江) 道の駅182
ステーションの
リニューアルですけれども,その後の執行状況,進捗状況ですけれども,本設計に入り,造成工事は既に発注済みでございます。建築工事は建築確認の許可が出次第,7月末には入札を行い,臨時議会をお願いをしてご承認いただきたいというふうに考えております。 新商品の開発につきましては,アドバイザーの協力のもと,国の指令が出次第着手する予定です。新商品開発の一つでありますクラフトビールにつきましては,今全国で公募をしておりますから,その状況を見ながらこれから考えていきたいというふうに考えております。182
ステーションにできるだけリスクは負わせないという考え方で,今そのビールについては検討しているところでございます。 以上です。
◆8番(小川清) 進捗状況をお伺いをいたしましたところ,まず順調にスタートしているんかなというふうにお伺いをいたしました。先週ぐらいから駅前通りを通りますと
リニューアルの工事車両と機械が動いているなというふうに見ています。その中で,先月4月24日に議員調整会議が開かれまして,3月に予算可決した改修工事の大幅な変更説明がございました。道の駅プランによると大きく12項目にわたる計画が示され,慎重審議,可決をいたしましたが,1,駐車場については現行61台収容を59台増で120台の予定が,45台減の75台ということで約4割の減,また2点目に販売店舗も約100平米減の884平米,3番目に敷地造成面積が計画では2,600平米でございましたが,600平米減の2,000平米。まあ大きいところはその辺かなと。それから,身体障がい者の駐車場,西側の店舗横にも設置,これは議員からも提案があったかと思います。また,入り口付近のライダー休憩所のほうも屋根のみということで場所的には設けないというようなこと,それからコンビニ前のスロープ,これも要望がありましたがこれはできないというような説明を受けました。また,コインランドリーについてはテナントで検討中というような説明がございました。コーディネーターを設置し1年かけて検討委員会で協議決定してきた計画が,なぜ一月で大幅な変更となるのかお伺いをいたします。
◎町長(入江) 確かに3月定例会でご可決をいただきました内容から4月になって変更をご説明させていただきました。一番大きな要因は,あそこの屋外ステージがあったところの土を全部とって移動するというところがかなりの経費と時間を要するということがございまして,そこが一番大きな変更で,それに伴いいろいろな部分が変更になってきたのかなというふうに考えております。実際に事業を進めていく中での変更という部分もございますし,いろいろな意見をお聞かせいただいた中での変更という部分がありますから,そこは確かに大きな部分は当初からわかっていたんじゃないかというふうに言われても仕方がないんですけれども,ちょっとその1カ月程度の中で大きな変更が起きたということで了承いただいたところでございます。
◆8番(小川清) 道の駅のプランをいただいておりますが,この中が今回幾らかこのことによって変更してくるんじゃないかなというふうに思うわけですが,こちらのプランのほうはどこをどうにか変えられたんでしょうか。
◎産業課長(瀬尾) 新たな商品開発のことだと思うんですけれども,これについてはもうじき6月の中旬,しまいぐらいには国のほうから指令が出てくると思います。現実的にはその指令後でないと着手というのができませんので,具体的な書類等はまだ始まってはおりませんけれども,それをコーディネートしていただける商品開発の方との調整であるとか,そういった部分については現在進めておるところでございます。 クラフトビールにつきましても新たな商品開発,お客さんにより多く来ていただくための一つでございまして,このことについても,ただクラフトビールいろいろご批判等もありますので,慎重にその辺については進めていきたい。基本的にはお客さんに来ていただける新たな商品を開発していくんだというところの考え方は変わっていません。
◆8番(小川清) 基本的な部分は変わらないんだというようなことですし,今の駐車場,敷地造成もこれが一番大きく変わったのかなと思うわけですが,それによって駐車場の台数がかなり減ってきております。このことによって,やはり道の駅のプランも売上目標かなり大きな目標を掲げて,プランの中ではそういった形で大きい目標を掲げておられることが変わってくるんじゃないかなと心配をしております。 で,24日に説明があったときに議員から特に駐車場のこと等で要望があったと思いますが,このことについて検討するということでございましたが,どのようなことになっておりますか。
◎産業課長(瀬尾) 議員ご指摘のように駐車場それから店舗の面積,それから造成面積,いろいろ大きく言えばコインランドリーの設置であるとか,こういったものが変更になってきております。これは議員調整会議の中でもご説明させていただきましたけれども,この大きな変更をせざるを得なかった要因といいますのが,限られた予算の中で,前年度は基本設計ということで,基本設計の中で住民ニーズを聞いてこういったものができればいいねということで設計したわけなんですが,本年度に入ってから実施設計を組みましてかなり予算的にも超過するということがありまして,全部をすき取る造成にしても半分に抑えて,それから店舗についても若干減らしたと。そのことによって駐車場も減ってきたというようなことでございます。駐車場については,すぐ隣接する箇所の地権者ともお話をさせていただいております。
リニューアルのほうの造成の土のすき取りができた段階で,来年度からの契約になろうかと思いますけれどもそこをお借りして,遊具で,かなりお客さんも来ていただけますので,駐車場については十分な面積を確保していきたいという考え方でおります。
◆8番(小川清) 駐車場については,議員から出された話の中では遊具に近いところの少しなる地がありますが,あの部分へ駐車場を広げてはどうかという意見があった中で,現地行って精査してみなさいやという意見もあったと思いますし,あそこは県の土砂災害,急傾斜地の指定に少しかかるかもしれない,どうかなというようなことがあったと思います。その点についてはいかがですか。
◎産業課長(瀬尾) すき取った土を,今の国道の反対側のほうへ埋めることによって駐車場も広くなるはずだと。したがって,運搬してよそへ持っていく経費も安う上がるのでそういったことを検討せよというご指摘であったというふうに思っておりますけども,これについては議員も言われましたように急傾斜地に指定されておりまして,その許可,要する日数,それから技術的にも裏側のほうは調整池があるわけなんですが,そこからぎりぎりのところから積み上げております。下のほうにはのり尻にはもう擁壁を既に打ってあるんですが,工法的にも難しいと,できないということでございましたので,それについては断念いたしまして,すき取った土についてはほかな町道の利用土として活用するように考えております。 近くのところへ新たな駐車場の確保ということでございますが,具体的にはきのこの森の建物がございますけれども,その周辺,それと時安のほうへ向かっていく道路,県道のちょっと外れたところが車をずっと横にとめるぐらいのスペースがあるわけなんで,そこを第一に思っています。もう一つは近くに中華屋さんがあるわけなんですが,そこの用地もお願いしたいというように考えております。 それだけだったですかね,いいですかね。
◆8番(小川清) 今るる説明をいただきましたが,きのこの森の周辺と民間の飲食店の付近をということで,まあ相手があることですから,この辺は早目に慎重に事業がうまく展開するように努力をしていただきたいと思いますし,24日のときの話でも,あの下ののり尻から積んで上がるんじゃなしに,遊具の下へちょっとくぼがあるんで,なだらかなところがあるんで,あそこを埋められたらどうかという意見で,まあ現場へ行ってみますというようなことでしたが,行かれたんですか。
◎産業課長(瀬尾) ご指摘をいただく前にも検討した事項でありますが,再度ご指摘いただいた後も行って,遊具が立っておるところと182
ステーション,ちょうど三角になっているところ,いかにして工法的に可能かということも検討いたしましたけれども,新たな用地買収等も出てきますし,まず急傾斜地なのでそこで時間を要するというところでひっかかりましたので,入れて入れられないことはないと思います,あの三角のところへは。ただ,十分な土を入れるぐらいのスペースはないというふうに判断したところでございます。
◆8番(小川清) 行って現場を見ておられるんなら,わかりました。まあ私らが見た限りじゃあできるんじゃないかなというふうに見ておりましたが,できないように見られたということで。駐車場についてはそういった形できのこの森,それから周辺の借り地ということになるんかなと思いますが,間違いがないように対応していただきたいというふうに思います。 同僚議員が5人こういったことで質問しておりますが,やはり全体の計画が何か,基本的にはできているけどいまだまだちょっと未完成部分があるんかな,それでこういった質問がたくさん出るんかなというふうに思うわけですが,基本設計が済んで実施設計を行ったら思わぬ土量があったりお金がかかる部分があって縮小していかざるを得ないというようなお答えでしたが,ちょっと見積もりというか,最初が少し甘かったんじゃないかと思いますが,どうですか。
◎産業課長(瀬尾) 当初からの見積もり計画が甘かったのではないかというご指摘でございます。結果的にはそうなるのかなというふうには思いますけれども,当初は道の駅が町民にとって,または来られるお客さんにとっていかに有効な,有意義な施設にしていこうかというような視点でやってきて,町民の方も募集してそういった検討委員会を開く中でさまざまな機能を,これもできたらいいね,あれもできたらいいねという視点でやったものでございまして,当初からこれをつくったらどれぐらいかかるのかというお金の部分というのは確かに考慮はしてない部分がございました。ただ,その段階で実際に設計行ったら,総額3億円程度想定しとったわけなんですが,その予算の中でできる範囲内になってくるので絞らざるを得んところも出てきますよという前提の中でやってきましたので,それが本年度に入って実施設計をしてみるとどうしても絞っていかざるを得ないという結果になったということでございます。
◆8番(小川清) 少し総花的な計画だったんかなというふうに理解いたしました。そのときに4月,この春に閉めたまるごと市場ですね,まるごと市場は閉めたけど,百彩館ですね,それと有限会社182
ステーション,上半期で統合したいというような説明を受けたわけですが,上半期ということは9月ごろには統合されるんですかね。
◎産業課長(瀬尾) これまで182
ステーション,それから百彩館の役員さんには町の方針として,百彩館を9月末ぐらいには会社を清算して,経営については182
ステーションのほうへ引き継いでいく考え方だというような説明をさせていただいております。これをなぜ9月なのかということなんですけれども,年度末ということになりますと野菜もちょうどない時期でもありますし,例えばイベントを打っていくにしても時期的にはちょっとまずいかなという思いもございます。そういったところで
リニューアル中ではございますが9月中ぐらいに,ぎりぎり年度末を待つんではなしに9月ぐらいに会社を清算して新たに統合していきたいという考え方で申し上げているところでございます。
◆8番(小川清) そのときにいろいろお話があったと思いますが,182へ統合されるという話もありましたし,どちらも解散して新しい会社を立ち上げるという話もございましたか,あれから何か進展がありましたか。
◎産業課長(瀬尾) 今回の統合のことについて役員さんに説明したときに,これは百彩館の役員さんから出たご意見でございますけれども,せっかく統合するのであればさんわ182
ステーション,いわゆる三和地区の182
ステーションと,道の駅というようなイメージを払拭して
神石高原町の道の駅というようなイメージに,せっかくですから変えたほうがよいのではないかと。いわゆる今まで親しまれている名称もございますけれども,そういったイメージが変わるように,
神石高原町の道の駅だというふうに変えてはどうでしょうかという意見もいただきました。そのことに伴って会計士さんにもご相談したところなんですが,一旦さんわ182
ステーションのほうも会社を清算して,町の道の駅というイメージに持っていこうとするとやっぱり会社を清算しなければならない。で会社を清算することによって累積の黒字が2,700万円ぐらい182
ステーションはあるわけなんですが,それを保留したまますることはできないのかというようなことも相談したんですが,清算ていうのは一旦もうゼロにするということですよと,そういう手法はできませんということなので,現在の182
ステーションはそのまま残して,あと愛称,さんわをとるとか,そういった意見というのは今検討会の中で進めとるところで,まだ最終的な段階には至っておりません。
◆8番(小川清) なかなかいろいろあるようですが,今年
リニューアルを,工事をするということでいろんなことが変わるというか,新しくなったり取り組むことがたくさんあると思うんですよ。その中でこの9月に本当にそういうことができるのかな,果たしてそれをして大丈夫なのかなというようなことを心配をしますが,町長はどう思われますか。
◎町長(入江) 百彩館のほうも役員の方々に意見を聞いて,また要望にも来られるというふうにお聞きをしておりますから,そういう中身も検討しながらですね。先ほどの名前の部分もありますけれども,施設の名前と会社の名前は別の問題ですから,そこはそれとしてまた考えていくこともできるのかなというふうに思ってます。 会社の統合が9月というのは,今さっきも言いましたように要望の中身を見ながら,できれば9月に進めていきたいなと思います。それはできない可能性もあります,中身によっては。それはこれから考えていきたいというふうに思います。
◆8番(小川清) 今本当に検討中,いろいろ考え中かなというふうにお聞きをしました。やはり今この時期に本当にそれでいいのかな,まだ春にまるごと市場がエブリイに変わったというか,まるごとを閉めて生産者の方はあちらへ出荷というような形にこの春なったばかり。それから,この182もこれから本気で
リニューアルをしようと。まだ実際の設計は今始まったばかりで次々と変わっていくというようなことの中で,本当に慎重に取り組んで,成功裏に終わるように考えていただきたいなというふうに思います。 一つ,このまるごと市場がなくなって影響があったことをちょっと耳にしました。それは,油木の作業所さんがまるごとさんへいろいろ出しておられたようです。油木作業所がまるごと市場が閉店によって売り上げ,油木の作業所の売り上げ100万円超えるぐらい減になったようです。このことによって作業所の運営にいろいろ支障が来ておるというようなことを,これは民生委員さんのほうからお聞きをしました。で民生委員さんも幾らかお手伝いができないかなということで,各地区へ民生委員さんおられますから,各地区で協力できる方は空き缶であるとか新聞紙であるとか雑誌であるとか段ボールであるとかというようなことで,まあそれはわずかなことだと思いますが,月に1回は寄って会議を行っておられるようですから,持って寄って幾らかでも運営の足しにしてくださいというような運動を展開されているようです。そういったところにも影響があるというようなことをご存じでしたか。
◎町長(入江) 油木の作業所ですよね,100万円の減額になっている,売り上げがというのは今私は初めて聞きました。情報としては入ってきておりません。民生委員の方がそういうふうに努力をしていただいているということに対しては感謝申し上げたいと思います。
◎産業課長(瀬尾) 産業課のほうにも作業所さんの情報というのは入っていませんけれども,基本的になぜ出せなくなったのかっていうところがちょっと不安に思うわけなんですが,まるごとに出していた形態と同様にエブリイも受けるということでございます。ましてや形が悪いから畑で捨てとったようなものまで受けるというようなスタンスの中でなっていますので,なぜ出せなくなったのかというところは調査してみたいと思います。 ただ,まるごとへは出しとったけれどもエブリイには出すのにちょっと抵抗があるという方の声を聞きますのが,加工品ですね,加工品についてはこれPL法の関係で保険に入らなければならないというのがあるわけなんですが,これとあと栽培履歴,これについても
産直市場もいろいろこれまでも指導してきとるわけなんですけども,まだ完全な徹底した部分までには至ってない部分があります,実際問題としてあります。産直は何か栽培履歴も緩和されとる,加工品も緩和されとるというイメージになっているので,その辺についてはしっかりと指導してまいりたい。そういうところに抵抗がある方が,ちょっとエブリイは抵抗あるんでわしは182のほうへ出すわという声は聞いています。
◆8番(小川清) 作業所さんのほう,私も詳しいことは直接聞いておりませんが,もしまるごとからエブリイのほうへかわって出荷できるような体制ができるんであれば,ぜひ相談に乗ってあげて指導していただきたいというふうにお願いをしておきます。 先ほどから統合の話等もあって,182がやはり年間を通していろいろ産品不足が多いのかなというふうに思います。後継者の問題等もあって,特に神石地域の方がまるごとが多いかったんじゃないかなと思うんですが,集荷の関係でやはり百彩館へ集荷して,今のまるごとの集荷の車があるでしょう,エブリイへ運んでますけど,ああいった車もあるんですから,182へでも出荷できるよ,百彩館にでも出荷できるよ,まあエブリイへも出荷できるよというように,あの道をどうせ店の前を通ってるんですし,182でも多分荷物を積んだりされとるんかなというふうに思いますから,そういった集荷の体制も検討されて,今出しておられる方が減ることがないように,また増えるようにいろいろ対策をとっていただければいいんじゃないかなというふうに,これはお願いをしておきます。 182の昨年度の営業の報告をいただいておりますが,やはり見ると売り上げが大体横ぐらいで,かすかに微増しとるというようでございますし,そのかわり来客数は1%ほど減っているというような報告書です。やはり自然の力には勝てないのかなと。中身を見ると台風であったりとか寒波であったりとか,大きく天候が影響しているようなことを書いてありますし,無料の高速道路も開通してあちらへ,尾道松江道へもお客さんが流れているのかなというようなことも書いてあります。やはり季節や天候による品不足で,需要と供給のアンバランスが起きているのかなと思います。それと,高齢者の方が後継者不足というようなことも課題も多いのかなというふうに思います。執行部には,今年もコーディネーターを182へ設置されて,もう一年間いろんなことへ取り組んでいただけるようでございますから,年間を通した計画栽培,また計画出荷ができるように指導,また支援体制を確立していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
◎産業課長(瀬尾) まず,集荷でございますけれども,以前集荷のことについてアンケートをとったことがございます。それは油木地区,神石地区,豊松地区がまるごとに出しとる方が多かったもんですから,町内の集荷もしていただきたいという出荷者協議会からの要望を受けましてアンケートをとったんですが,その段階では余り集荷の希望はなかったんですね。ただ,あれから2年ぐらいたっとるわけなんですが,変わってきまして,今70のものは10年先にはもう80になるとすると,今は持っていけるけどもう持っていけないと,産直まで持っていくことはできないと,そういう時期がやがてもうすぐ来る。せっかく百彩館が町の野菜を集荷しとるんであれば,あの車を使うて集荷できないかという声もかなり多くなってきております。これは可能だというふうに考えておりますので,町内産を一緒に百彩館の機能として残して集荷はやっていきたいなという考え方ではおります。 それと,出荷者への,これからも生産意欲を出していただくためにということで,町からもJAの営農指導員さんに対して助成をさせていただく中で,年間の野菜等の栽培の仕方ということも実践しております。JAの所属の指導員さんなものですから,JA出荷にこだわらずに産直へも出していただくようなということでお願いしとるところでございます。先ほどの質問にもございましたけれども,生産者がやっぱりしっかりつくっていただかないと品薄になってくる。品薄になってくると売り上げにも影響する。182
ステーションの昨年の実績というのは,来客数は減ったんですが売り上げ的には伸びています。ただ市場部門,ローソン以外の部門は全て売り上げが下がっています。ローソンだけが伸びて,それがカバーして若干の売り上げのプラスというような状況が出てきてますので,しっかりと出荷者に物を出品していただくことによって市場のほうがもっと売上増が図れるのかなというふうに思ってますので,そういうところへ今後力を入れていきたいと思っております。
◆8番(小川清) ぜひ力を入れていただきたいと思います。今のまるごと市場の出荷からエブリイに変わって手数料も下がっておりますし,これがまた182へ出荷するということになると車へ乗せると変わらないんかな,まあ少し安くなるんかな,まあ期待もしておりますが,出荷者としても前よりは安い手数料で出荷できるわけですから,手取りもその分多く残るわけでございます。 最後に町長,182の
リニューアルについて,百彩館との統合についてもう一度一言お願いをして。
◎町長(入江) さんわ182
ステーションも,三和だけのものではなく町全体のものでございます。百彩館とかまるごとを廃止しましたけれども,そういう一元的にトータルで物事を考えて農家の方,出荷者の方,それからまた消費者の方,全て皆さんがいい施設になったねと言っていただけるような施設を目指して改修を進めていきたいと思いますので,またいろいろご指導いただければと思います。
◆8番(小川清) それじゃあ,いろいろまた相談をしながら前に進めていただきたいというふうに思います。 次に,木材利用についてでございます。公共施設への町内産また県内産木材の利用はということで,町内の公共施設への町内,また県内産木材利用状況と,今後の使用計画はいかがでしょうか。
◎町長(入江) 公共施設への町内,県内産の木材利用についてでございますけれども,現在の利用状況,今後の使用の計画というご質問ですが,公共施設全般における町内,県内産の木材利用状況については十分な把握ができていないのが現状でございます。最近の主な活用状況につきましては,町営小畠住宅新築工事の構造材,また三和小学校の2階渡り廊下の内装材,星の里いせき現地案内所の建設に町産材のヒノキ材を使用しておるところでございます。 今後の使用計画ですけれども,本年度着工予定のくるみ保育所新築工事においては町内の木材事業者と連携し,町内,県内産木材の調達を行う予定でございます。また,現在庁舎,病院についても内装材に町産材の活用を行うよう設計業者と調整を進めているところでございます。 木造建築につきましてはコスト,工期などの課題もありますが,引き続き低層建築物や内装材への町内産,県内産の木材利用を進めてまいりたいと考えておるところです。 以上です。
◆8番(小川清) 最近では星の里の現地案内所とか小畠住宅等々へ利用しているということでございます。少し前に合併してから児童・生徒の机とか椅子へ町内産の,あれは多分町有林のヒノキを切って無垢の椅子,またテーブルということで木の温かさを持ちながら授業に励んで,まだ学校へ行くときれいに使っていただいているなと感謝をいたしておりますが,やはり木のぬくもりを子どもたちは見ながら確かめながら教育に励んでくれているなというふうに思いました。 で,昨年いずみ保育所がたしか木造平家づくりの建物であったというふうに思いますが,これは町内か県内産であったんですか,どうですか。
◎福祉課長(松井) 私の理解しとる上では木造平家建てであったということでありますが,仕様のほうに県産材であるとか町内産材であるというのを規定をして発注をしてということではなかったように思います。ですので,工期等やコストの関係等もある中で建築業者,請負業者さんのほうが入手された中で建てられたというふうに理解しております。
◆8番(小川清) 聞くところによると町内じゃない,広島県内でもないんかなというふうにお聞き受けをいたしました。広島県に限らず戦後植えられた,需要期を迎えた木がこの
神石高原町にもたくさんもう伐期を迎えて待っているというか,きれいな新木がたくさんございますから,ぜひ来年は,来年かな,くるみ保育所を先ほど町長言われましたが,木造平家建てで今基本設計が終わった段階ということで,実施設計の着手中で,10月末には実施設計が終わるというふうに聞いておりますが,ぜひ町内産の木材を使えるような
取り組みで,これは平成32年3月末完成ですから,今から準備すると多分町内産でも切り時期等もございます,そういった形で準備されれば町内産で間に合うのかな。まあこれコストがありますからそこら辺もあると思いますが,どういう対応をされるんですか。
◎福祉課長(松井) 議員が言われますように32年3月完成,33年度から新くるみ保育所の開所というように計画を持っておるところでございます。言われましたとおり,10月の末までに実施設計の業務を発注し進めておるところでございます。来週早々には木材の量,構造材であるとか内装材であるとかの量については概算数字じゃなくてもう少し具体的な数字が出るように聞いております。その時期と合わせて昨年に木材同業者組合様のほうからも町産材の使用について要望をいただいておりますということもありますし,以前からいろんな方面でそういった資源の活用ということを言われておりますので,そういった同業者組合の方のご意見を聞いて町産材であるとか県産材の使用を拡大していきたい,多くたくさん使っていきたいと思っております。 おかげさまで今年の3月にプロポーザルで木材を使った木造平家建ての工法を提案していただいて,それについては従来の集成材とかという案はあったんですが,通常の一般木材12センチ角であるとか,そういったようなものを組み合わせて使うような工法が提案されておりまして,そういうところが優位性があったというところで採用になっておるところであります。ですので,いろんなその木材の町内の資源を活用して本当に子どもたちが木のにおいであるとか木に触れ合える,そういった保育所にしていきたいと思っておるところでございます。
◆8番(小川清) 先ほどちょっと言い間違えました,平成32年度の3月末ですね,ですから……。
◎福祉課長(松井) 32年度開所でございます。済みません,失礼いたしました。
◆8番(小川清) 町のほうも地元木材を需要しようというようなことでございますので,ぜひとも,一昨年でしたか,バイオマスの検討委員会等も私も参加させていただきましたが,残念なことですがうちの規模では今の国の規格ではどうしても対応できないんかなというようなことでございますんで,ぜひともそういった形で。まあバイオマスは発電ですから,これを生きた形で,本当に子どもたちが素足で歩いたり肌にさわったりする施設でございます。木材が持つ調湿機能やリラックス効果,衝撃吸収性などの特性を生かし,構造材や内装材,ぜひ内装材部分では庁舎もありますし新しい病院の内装材もふんだんに木質系を使おうというようなお考えを持っておられるようでございますので,ぜひ町内また県内のそういった木材の使用をされればよいかなというふうにご提案を申し上げておきます。また調達は担当課のほうで,この秋から来春早々までにはできる形で整備されればよろしいんかなというふうに思います。 以上で私の質問を終わります。
○議長(松本) 以上で小川清治議員の
一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は15時25分とします。(午後3時10分)
○議長(松本) 再開します。(午後3時25分)
◆11番(寄定) 6月定例会
一般質問最後となりましたが,よろしくお願いいたします。 それでは,早速質問をさせていただきます。 学校での心肺蘇生教育の普及及び危機管理体制整備についてお伺いをしたいと思います。 突然の心肺停止から命を救うためには,心肺蘇生AEDの知識と技能を体系的に普及する必要があり,学校での心肺蘇生教育はその柱となるものであります。我が国では平成16年に医療資格を持たない一般の人のAEDの使用が認められて以降,急速にその設置が進み,AEDの使用によって救命される事例も数多く報告されております。平成29年3月に公示された中学校新学習指導要領保健体育科の保健分野では,応急手当てを適切に行うことによって傷害,傷ですね,の悪化を防止することができること,また心肺蘇生法などを行うことなどと表記されているとともに,同解説では胸骨圧迫,AED使用などの心肺蘇生法,包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ,実習を通して応急手当てができるようにすると明記されております。 しかしながら,全国における教育現場での現状を見ると,全児童・生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は,平成27年度の実績で小学校で4.1%,中学校で28.0%,高等学校でも27.1%と非常に低い状況と伺っております。本町においても児童・生徒,教職員に対する心肺蘇生とAEDに関する教育をさらに普及推進するとともに,学校での危機管理体制を充実し,児童・生徒の命を守るための安全な学校環境を構築することは喫緊の課題であると考えます。 そこで伺いますが,4点お伺いいたします。 1番目に,小・中学校における児童・生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性について。2点目が,また学校におけるAEDの設置状況,さらに教職員へのAED講習の実施状況など具体的な
取り組みについて伺います。そして,次には町長にお伺いしますが,町内におけるAEDの設置状況,そして4点目は24時間いつでも緊急時に使えるよう,施設内の設置のAEDを屋外に設置すべきではないでしょうか。町長のお考えをお伺いいたします。 以上,1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。
◎教育長(馬屋原) 学校での心肺蘇生教育の普及及び危機管理体制の整備ということで,小・中学校における児童・生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性ということでございます。 本町における心肺蘇生教育につきましては,小学校におきましてはほとんどの学校が5,6年生あるいは5年生を対象に保護者とともに実施をしているという状況でございます。また,中学校におきましては先ほどおっしゃいましたように保健体育の授業で実施をしているというとこでございます。今後におきましても命の大切さでありますとか,突然の心肺停止ということが身近に起こり得るということを児童・生徒に認識させながら
取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 2点目でございます。学校におけるAEDの設置状況と教職員へのAED講習の実施状況でございます。町内各小・中学校には,設置場所はさまざまでございますけれども,全ての学校にAEDが設置をされております。そして,AED設置施設というふうなシールを玄関あるいはわかるところに張るように指示をしておるとこでございます。また,年に1回程度,日赤等の講師を招聘をして,ほとんどの学校が教職員または保護者とともに研修会を実施しているというふうな状況でございます。 以上です。
◎町長(入江) 私からは,3番目,4番目のご質問に答弁を申し上げます。 まず初めに,町内のAEDの設置状況はというご質問ですけれども,小・中学校以外では本庁舎,支所はじめ
保健福祉センター,各保育所,さんわ総合センター,図書館,さんわ182
ステーション,スコラ高原,トレイルセンター,仙養ヶ原森林公園に設置をしております。 次に,いつでも使えるよう屋外に設置すべきではというご質問ですけれども,AEDの屋外設置は基本的に可能ですけれども,課題もございます。一つは人命救助に使用する精密な機械のため,屋外で使用する場合は温度,湿度管理が必要となります。特に本町のような寒冷地で使用する場合,凍結や結露を防ぐため,専用の温度コントロールボックスに保管する必要があります。また,1台が自立式,壁かけ式で異なりますが,設置費が約15万円から20万円程度するため,整備費が高額となるというものです。 二つ目は,通常鍵をかけずに使用するため,盗難ということが予想され,管理体制が課題となります。 以上のことから,基本的に屋外で使用する必要がある場合はその都度屋内から持ち出し使用することが望ましいというふうに思いますけれども,児童・生徒の命を守る観点から,適切な管理方法等について今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◆11番(寄定) AEDを各小・中学校において設置し,心肺蘇生教育あるいはそういった講習が行われているということでありますが,確認をさせていただきたいのは,小学校においてほとんどということになりますけどが,全てというふうに言われませんでしたので,ほとんどというのは全てじゃないのかということと,今後どのようにそういったところの課題をクリアされるのかということをお伺いしておきます。
◎教育長(馬屋原) 小学校についてはほとんどという言い方を申し上げましたけれども,1校実施をしてないということでございます。小学校におきましては,学習指導要領等で心肺蘇生とまでは書いておりません。まあ応急処置というような表現でございます。ただ,小学校はどの学校にもプールがございますので,そういったことを考慮しながら学校では保護者とともにこういった心肺蘇生あるいはAEDの使用についてやっていうというふうな状況でございます。 今後につきましては,1校してないわけでございますけども,何らかの方法で実施するように指導してまいりたいと思っております。 以上です。
◆11番(寄定) よろしくお願いしたいと思います。それから,教職員への普通救命講習,心肺蘇生等の研修ですね,これの実施状況をもう少し具体的にお伺いしたいと思います。
◎教育長(馬屋原) 教職員への講習でございますけれども,これもほとんどの学校という言い方をしておりますが,1校だけ実施をしていないというような状況がわかりました。教職員については先ほど申しましたように消防署であるとか日赤であるとかいろんなところから講師を招聘して,大体年1回でございますけども,教職員を対象に実施しておる学校もございますし,それにあわせて保護者も呼んで何らかの機会を使って実施しておるというのが実情でございます。先ほど言いましたように実施をしてない学校については,今年度は実施をするというふうなことでございます。 以上です。
◆11番(寄定) もちろん児童・生徒もこういった教育が必要だと思いますけどが,実際に有事の際にはやっぱり教職員,大人が対応すると思いますので,教職員の方には漏れなくといいますか,講習を受けていただいて,理論的にわかっていても実際に事故があって子ども心肺停止になったときに,まあ子どもだけということにはなりませんけどが,どなたでも心肺停止に目の前でなったときにはなかなか講習を受けて実際にやってないと対応ができないというふうに私たちの経験でも思うわけですので,安田出張所も保護者の皆さんに出向いて講習もしていただいていると思いますが,ぜひその点もよろしくお願いしたいと思います。 それから,AEDの設置状況ですけどが,平成17年にAEDの設置をすべきということで私が提案したんですけど,それ以来こうして学校,本庁舎,あるいはいろんな公共施設に設置が進んでおりますけどが,先ほど町長が言われましたけどが,町内施設でのAEDの設置が,やすらぎ苑が漏れてるんですけど,なぜかと言いましたら葬式があったから行ったら,ここにもAED設置してあるなということで,人が集まるとこにはAEDの設置が行われているということでありますけどが,問題はこのAED設置がされていても知らない,どこへあるかわからないということだと思うんです。それと,一般の民間の施設もかなりAEDが普及しているというふうに思うわけです。ですから,ハザードマップ,防災マップ等にAEDの配備されているところをリストアップして表示するなど,一般の皆さんにも緊急時にはAEDが活用できると,速やかに,こういったことが必要じゃないかと思いますが,その点について町長のお考えを伺います。
◎町長(入江) ありがとうございます。確かに一番近くにあるところを使用するのがベストだというふうに思います。ハザードマップ等々に落とすのも一つの手法だなというふうに思いました。一般の企業の会社とかにも多分あると思いますから,そこらもできるだけ調査をして早目にそれが対応できるようにしていきたいと思います。
◆11番(寄定) そこで問題なのは,学校にしても役場庁舎にしてもほとんどの施設が屋内。屋外はありません。それは課題があるということで先ほど答弁いただきましたが,確かにそういうことがあるわけですけどが,学校にしたら学校休みの日とか,あるいは夜,その周りで子どもがもし休みの日にグラウンドとかあるいはその近所で事故に遭ったとき,学校にAEDがあっても鍵がかかっていたら使えない。役場等も一緒だと思うんです。ですから,そういうことも改善をしていくということが必要だと思う。ですから,経費もかかると思いますけどが,先進事例としてはやはりリース契約の切れたものを随時屋外へ設置していく方向でやっている自治体も増えてきております。ですから,4分,5分以内にAEDを使わないと脳へダメージが起きるということになりますので,いち早く,それがあってはいけませんけどが,もしものときに速やかにAEDが使えるようにということで屋外設置をお願いしたいと思うんです。普通救命講習でもしますけどが,倒れた人がおったらまず心臓が動いているかどうか,呼吸しているかどうかと。心肺停止が確認されたらどなたか,あるいは近所へおる人へAEDを持ってきてくださいと指示しますね。ところが,AEDがあっても鍵がかかっていたり使えなかったらやはり残念なことになりますので,1秒を争うようなときにできる限りそういう緊急時には使えるようなことを何とか検討できないかというふうに思うわけです。その点もしお考えがありましたら,どうしてもできんと言うんか,何とかやろうかというふうに柔軟な考えを持たれるのか,その辺をお伺いしたい。
◎町長(入江) 役場本庁舎と支所は警備の方おられますから夜も使えるんですけれども,ただ他の施設につきましては夜は営業してないし,機械警備等々入ってますから難しいところがあると思いますけども,先ほどリース期間が終わったものを活用するとかというような事例もご紹介いただきましたから,他の自治体でどういう事例があるのかも調査をしながら,実際その使用が可能になれば人の命が救えるという部分において機能するわけですから,検討していきたいというふうに考えております。
◆11番(寄定) それと,スポーツ大会とかイベント,駅伝大会とか野球大会とか,そういったときにも用心のためということで配備をすべきというふうに私は思うわけですが,そういう貸出用のそういうのが恐らくあるのか,あればその辺の周知をお願いしたいというふうに思うわけです。
◎保健課長(赤木) 貸出用でございますが,地域でのイベント等につきましては
保健福祉センターにあるAEDを,土日に限りなんですけども,申し込みにより貸し出しを実施しております。 周知ですが,確かにホームページのほうにも
保健福祉センターのAEDが貸し出し可能というのは載せておりませんので,ちょっとそういったところで周知をしていきたいと思います。
◆11番(寄定)
保健福祉センターのAEDが貸し出しが可能ということでございますけど,多くの方も知らない。まあ実績もあるかと思うんですが,できれば各地区に一つぐらいはあってもいいかなというふうに思うわけですが。そういった点も考えて,頻繁に使うことがあってはいけないんですけどが,そういう体制をとっていただきたい。 もう一点,24時間何かあったらすぐ対応できるというのは交番だと思うんで確認したんですけど,やはりパトカーへ配備,あるいは交番へ配備というのがされていない状態なんですね。ですから,町民の安心・安全ということになると交番へ配備をしてもらうというのか,する,町がしてもいいわけですけどが,そういうことも必要じゃないかと思うんですね。その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
◎町長(入江) 交番,駐在所ですよね,確かに24時間,まあおらないときもありますけれどもほぼ24時間おられますから,それも含めて検討してみたいと思います。
◆11番(寄定) よろしくお願いいたします。 それでは,2点目の自殺防止対策についてお伺いをしたいと思います。 日本の年間自殺者数が7年間連続で減少しているものの,2016年には2万1,897人,2017人には2万1,321人のとうとい命が失われております。主要7カ国の中でも日本の自殺率は最も高い数値となっております。自殺が若年層,いわゆる15歳から39歳の若年層と言われている層ですね,死因のトップというのは先進国では日本だけであります。改正自殺対策基本法が2016年4月から施行されました。同法ではこれまで国だけに義務づけていた自殺対策の計画策定が自治体にも求められ,子どもの自殺予防へ学校が保護者や地域と連携し教育や啓発に努めることも盛り込まれております。これに基づき,国や地方自治体に自殺対策計画の策定などを定めた自殺総合対策大綱が昨年7月に閣議決定されました。そういう中で本町も自殺防止の対策を強化して,誰もが希望を持って安心して生きられる,そういう温かいまちづくりを目指すべきであると考えます。 そこで,若者,若年層への自殺防止対策にどのように取り組むのかをお伺いいたします。 2点目に,ある橋の欄干の高さが低くて,建設当時から危険性が心配されていたわけですが,改善されずに,その結果多くの人のとうとい命が失われる残念な状況となっております。危険な状態が自殺を誘発させることにつながっているよう思えて仕方がありません。早急に落下防止の防護柵設置など,改修工事を行うなど安全対策を講じるべきでありますが,町長のお考えをお伺いいたします。 以上,1回目の質問とします。
◎町長(入江) 自殺防止対策についてでございますが,町の
取り組みというご質問です。 本町の自殺防止対策といたしましては,健康
神石高原町21計画第2次に基づき,心の健康づくりに取り組んでいるところでございます。ゲートキーパーの養成講座を開催し,平成26年度から平成29年度までで67名を養成をしております。また,広報紙等での周知,講演会の開催や,各種相談から専門職や医療機関をはじめとした専門機関と連携した支援を行っております。 自殺対策基本法の改正により,各自治体において地域自殺対策計画の策定をすることとされ,本町においても本年度策定するよう準備を始めておるところです。この計画には地域の状況に応じた施策を策定し,地域における各主体の綿密な連携,協働に努めながら自殺対策を推進することが求められ,町長が責任者として関係する各課の
取り組みとして地域自殺対策計画を策定するものでございます。この計画は,命を支える計画として関係機関,関係者が連携,協働し,包括的な生きる支援となるよう策定してまいります。若年層への対策については,アンケート調査の結果や地域自殺実態プロファイルなどにより若者の自殺対策に向けた
取り組みを検討してまいります。 以上です。
◎教育長(馬屋原) 児童・生徒におきましては,長期休業あけが特に注意が必要だというふうに考えております。悩みを抱えている児童・生徒を早期に発見するため,アンケート調査でありますとか教育相談を実施をしているというところでございます。また,長期休業中においても登校日でありますとか部活動等の機会を捉えまして,保護者との連携でありますとか家庭訪問などによりまして継続的に児童・生徒の様子を確認することが重要であるというように考えております。また,児童・生徒や保護者から悩みなどの相談を広く受けとめるために,各学校が毎月発行する学校だより等で相談窓口を周知をしております。そして,特定の教職員で抱え込まないで,保護者あるいは医療機関等々と連携しながら組織的に対応するよう努めているところでございます。 以上です。
◎町長(入江) 2番目の自殺を誘発させないよう危険橋梁などの安全対策改修工事のご質問でございますけれども,ご質問の橋梁の防護柵設置に関しましては土地改良事業計画設計基準と道路橋示方書において防護柵の設置基準によるものとされ,この基準で設計をされております。設計基準では,歩行者等の転落防止を目的として設置する柵の高さは,成人男性の重心高さから求めた高さと自転車に乗ったときの重心高さから求めた高さの双方から,歩行者等の転落を確実に防止できる1.1メートルを標準としております。その基準を採用し,広島県の発注により平成7年7月の下部工事着手から5年9カ月の歳月を経て平成13年3月に完成したものでありますので,現在のところ改修する計画はありません。ただし,看板の設置などにつきましては,今後地域自殺対策計画を策定していく中で検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◆11番(寄定) 児童・生徒に対しては長期休業中の休み明けだというふうに思うんですが,そういったときに心の変化といいますか,そういったことに対応するということでありますが,相談支援といいますか相談を受ける,そこですが,例えば悩みを持った児童・生徒が相談をどんな形で受けるのか,それに対して,それはいつでも受けれるのか,24時間受けれるものなのか,それとも時間を限られて。それと,どういう受けやすい,相談がしやすい体制になっているのかということが問題だと思うんで,その辺はどのようになっておるんでしょうか。
◎教育長(馬屋原) 先ほども申しましたけど,各学校には相談窓口というのを設置しておりまして,それは学校によっても違うんですけれども,教頭でありますとか男女含めて大体3名ぐらいの名前を載せておるわけでございます。これが毎月発行される学校だよりに毎月その相談窓口についてはきちんと明記をしているということでございます。したがって,そういう相談窓口の先生方にまず相談をする,しかし基本的には私は担任の先生が相談しやすければ担任の先生に行くのが一番でしょうし,そうでなくてもその相談窓口に限らず相談しやすい先生のところに行くというのがそれぞれの学校で指導しておるという状況でございます。
◆11番(寄定) 担当を決めて相談窓口と,こうなってます。これは直接会って相談をするということだと思うんですが,電話相談とかあるいはSNSを使ってのそういう相談体制というのも大切な部分かなとは思うんですが,直接話ができない人もおると思うんですよね。電話とか,そういう部分はまあ県の
取り組みもあるかと思うんですけどが,厚労省の
取り組みもあるかと思うんですが,その辺が本当に相談しやすくなっているのかどうかということですね。担任の先生とか学校の先生に直接相談できるのはかなりいいほうだと思うんですけどが,そこらはどのようにお考えでしょうか。
◎教育長(馬屋原) 先ほどおっしゃったように国あるいは県の窓口も一応子どもたちには周知をしているわけでございますけれども,本町としては子育て支援センターというのがございまして,そこに電話相談ができるというような仕組みをつくっております。以前は夜間ということにはなかったんですが,一応留守番電話も設置をしておりまして,ただどうしても閉まってしまいますと留守番電話の中に録音されるという形になるんですけれども,留守番電話機能も設置して対応できるようにはしておるというところでございます。
◆11番(寄定) それで,ちょっと確認。ゲートキーパーの
取り組みを取り組んで,健康
神石高原21心の健康づくりでゲートキーパー養成をしていただいておりますが,このゲートキーパーの方はどういった基準でどういうような
取り組みをされるのかを少しお伺いしたいと思います。
◎保健課長(赤木) ゲートキーパーにおきましては,本町におきましては26年から
取り組みをしております。基準といいますか,ゲートキーパーに,門番ですね,なっていただけませんかということでチラシ配布等々を広報で周知しまして,最近は20名ぐらいですけれども,26年は30名,27年は11人,28年度は18人,29年度は少し少なくなって8人で,合計67名の方に受講していただいております。その中で役割と申しますところは,ゲートキーパーとしていろいろな先生方から研修を受けた内容で,身近にいらっしゃる人のお話を聞いていただくことができればですけれども,自分なりに気づいた方とか気になった方が周りにいらっしゃったらどうぞ保健センターのほうに教えてくださいとか,こういういろいろな相談の事業もしております,心の相談であるとか家族関係相談であるとかひきこもり相談であるとか,また県と協働で不眠の相談会でありますとかアルコール依存の相談会であるとかしておりますので,そういったことがあるので,そういったところにうまくつないでいただくという役割になりますので,敷居の低い相談員さんという位置づけですので,どなたがなっていただいても基本構いませんので,多くの方に受講していただきたいなと思います。 本年につきましては,ゲートキーパーさんの事業については今まで受講してくださった方にフォロー研修ということで,この67名の方に再度通知をしてもう一度受講していただくような計画をしているところでございます。
◆11番(寄定) よろしくお願いします。 それで,地域自殺対策計画を策定を進めるということでありますが,これは今年度中に策定をされるということなのかどうか,確認をしたいと思います。
◎保健課長(赤木) 本年度策定予定でございます。
◆11番(寄定) それで,いわゆる心の問題が主になってくると思うんですが,メンタルヘルスケアということが必要になってくるんですが,本町ではまだやってないんで,他の市町の状況を見るとホームページから入れるんですが,こころの体温計というアプリといいますか,ありまして,そこで自分の心の状況,家族の状況というのが自分でちょっとチェックできる部分があるんです,簡単に。そういうのを取り組んで,自分でスマホとかパソコンからでもできるんですけどが,それでチェック,ちょっと心配だな,落ち込んだな,自分のこころの体温計といいますが,それがアニメ的な分で,金魚鉢へ魚がおって,魚の色とかであらわされるんですけど,まあアンケート的な部分で。こういったことも必要かなと思ってしたんですがね,自分でしてみればわかると思うんです。その辺の
取り組みもあるんですが,やはり精神的な部分をどう,それを心が落ち込んでいる部分を心の温度を上げていくことができるかという部分で自分で確認できるというものがありますので,その点も少し検討していただければと思うわけです。まあ簡単にできると思うんですけど。町長,どうですか。
◎町長(入江) 私も見たことがありませんので,ちょっとどこかの自治体のを見させていただいて,まあ費用とかも多分かかると思うんですけれども,検討してまいりたいと思います。
◆11番(寄定) それでは橋の部分で,そういう改修計画がないと言われましたけどが,国等の基準は満たしているけど危険であるということが現実なわけですので,通行する車,あるいは歩行者,自転車,そういった部分があるんですが,やはり悩みを抱えている人がそれを越えないように,越えにくいようにしていくという
取り組みが必要だと思うんですね。おりたら必ず命がないわけですので,おりないように。おりるというふうに言わせていただきますが,あえて,おりる人がおられた場合,その何倍の人もそこへ来てるというふうに言われてるんですね。どうしようか,おりようかおりまいかと悩んだ人が。ですから,そういうおりるほうを選ばないように,おりにくいように,物が落ちないように落下物防止のそういうことはしていく。そういうところが自治体にはあるんです,あっちこっち。どういうことをしているんかといろいろ調べたら,やはり防護柵2メーター50,3メーターぐらいのをするわけですね。で,それ設置して以降はそういう落下物はありませんとなってるんです。ですから,本町が合併前にできましたけどが,そういう事案があって非常に残念なことなんですけどが,インターネットの世界では
神石高原町では一つの名所になっとるというふうな悪口を書かれておりました,私も知りませんでしたけどが,ある人がそういうもので調べれば非常に残念なマイナスなことになっております。ですから,危険であるということがわかったならば,事故にもつながるわけですから,私も確認のために行きますけどが,高さが1メートル10といっても歩道のほうは歩道の高さがあるからこれぐらいしかないんです。下をのぞくと簡単におりようか,おりようかじゃないですけど下へ引力の法則でというような危険であります。まあご存じかと思いますけど。今年も一人広島のほうから来られましておりた方がおられますけどが,やっぱりそういうことのないように防護柵,転落防止,落下防止の防護柵,あるいは防護ネットの設置を検討していただきたいというふうに思うわけですが,その辺はどうでしょうか。看板だけでよろしいでしょうか。町長,お願いします。
◎町長(入江) これも防護柵ですね,逆に内側に曲がっている防護柵も他の自治体でもやっているところがありますから,そこを参考に積算をしたら4千万円ぐらいかかるかなと,あそこでですね,いうふうに。まだ完全な設計をしているわけではありませんけれども,4千万円ぐらいかかるかなと。人の命にはかえられないということもありますけれど,もう少し,どういう手法があるのか。まあネットではそこで一旦ひっかかってもまた落ちるというようなことが,かなり下へやればいいですけれども,そういうことも考えられるので,どういう方法がいいのか,その自殺対策計画を策定していく中で,看板も含めてそういうものも検討してまいりたいというふうに考えております。
◆11番(寄定) 経費の面もあるかと思いますけどが,事故のないように,命を守るという面からしっかり前向きに検討していただきたいというふうに思います。 それでは,最後の質問に移りたいと思います。 道の駅改革についてお伺いしたいと思います。 この道の駅さんわ182
ステーションの改修,
リニューアルについては3月定例会,あるいはこの6月定例会で多くの意見が出され,また真剣な審議がされて,かなり煮詰まってきたのかなと思います。そういう面で,この道の駅の機能と役割を十分に踏まえて,この
リニューアルを機に運営面も含めた総合的な改革をしていくべきと,これが必要だと考えます。このご所見を伺いたいと思います。 また,道の駅は地域振興の施設として協働の場として重要な施設であります。町の戦略的な道の駅改革の全体像,将来像を町長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
◎町長(入江) 道の駅改革についてでございますけれども,
リニューアルを機に運営面も含めた総合的な改革が必要ではないかというご質問です。まさに
リニューアルを機に多様な機能を有する道の駅に生まれ変わるということです。それにより人員配置等々もさらに必要になってくると思いますし,経営方針の転換というものも求められているというふうに考えております。役員とも相談をしながら,まあ一つの会社ですから,第三セクターの,その会社とも相談をしながら総合的な改革を目指してまいりたいと考えております。 それから次の,全体像,将来像でございますけれども,道の駅の機能には
産直市場のみならず多様な機能をこれから想定をしておるところでございます。町の魅力をアピールする機能,観光地への誘導機能,流通の拡大,それから防災拠点としての機能など,にぎわいも遊びも産品の販売も,くつろぎや便利さ,安心もあわせ持つ,子どもから大人まであらゆる年代の交流ができる,いわゆる総合的な
テーマパーク,
神石高原町の顔をイメージをしているところでございます。 以上です。
◆11番(寄定) ちょっと具体性に欠けるような感じでありますけどが,今までずっと議論されてるから,大体この
リニューアルに関して,町民の皆さんに対してもこの
リニューアルに対する周知がかなりできたんじゃないかと思うんですが,中身についても問題が提起されて,それを検討されて,まあ変更もありますが,いわゆる集客増,また売上増という基本的な部分を踏まえて
リニューアルをされるということでありますので,この道の駅の改修が一つの改革ですけどが,それをされて,我が町の町全体の活性化につながるような,そういう
リニューアルにならないと,改革にならないといけないと思うんです。 そういう面でも,今全国に道の駅が1,145ぐらいあるそうです。中国地方の中で道の駅ランキングというのがありまして調べたら,さんわ182
ステーションは8位なんですね。10位以内に入っとんですね,上位。そういう意味でお客さんが年間45万人ぐらい来られるんですか,で4億3千万円ぐらい売り上げがある,一人頭千円近くの買い物をされると。そういう非常に
神石高原町ではほかにない,多くの方が訪れる愛される道の駅だというふうに思うわけです。これを機にやはり
神石高原町の魅力をさらにアップして,お客さんに訪れていただいて,そして町内の活性化につながるように町内へさらに足を延ばしていただきたい。道の駅のもう一つの,道の駅ではございませんけどが油木百彩館がありますね。あれが182号線沿いにある。合併する前から言ようるが道の駅と同じような機能は持ってると思うんです,
産直市場と休憩施設が。そういった部分が経営統合されますけどが,機能は残すというふうに言われてますので,さらにそれが油木,神石あるいは豊松含めて活性化につながるような連携した
取り組みがされなくてはならないと思うんです。今,道の駅が1,145ぐらい全国であるわけですけどが,やはり歴史があり非常に行き詰まった道の駅もたくさんありまして,売り上げが伸び悩みお客さんも減っていくというような,赤字になったり,そして赤字になるから,お客さん来なくなって赤字になる,赤字になるから設備投資もできないというこの負のスパイラルというふうになってる道の駅もございます。そういう中で
神石高原町のさんわ182
ステーションが多くのお客様に愛され,売り上げもかなりの売り上げができている。その中で新たに
リニューアルをされるということを一つのいいチャンスと捉えて,この道の駅改革を整えて,百彩館とあわせて活性化をしていくということが必要ではないかと思うんです。 ですから,そういう面で経営統合されますが,戦略的にこの道の駅を改修することによってどのように
神石高原町の農産物の振興,経済活性化に向けて観光も含めてどういう戦略なのかというのが,全体像というのが非常に最初からそういう
ブランドデザインがあって,だからこうこうこうだからここを改修してこういう新商品開発でクラフトビールするんですよというような説明が最初からもう少しあれば,非常に納得して応援する人も多いと思うんですが,わかりづらい面があったと思うんですよ。遊具は遊具でしました,ほんで今度はこっちが出ました,出たけど具体的には出てないしというようなことがありましたので,これを機にいいものに
リニューアルがなっていけばいいなと思うんですが,その辺も含めて入江町長の,言い残したといったらあれですけど,もっとこういうことが言いたいというものがありましたらぜひお願いしたいと。どうもちょっと不十分な気がするんですけどね。さんわ182の
リニューアルは入江町長のマニフェスト,公約だったと思うんですね。その割には説得力がないんですね。ですから,ただ建物だけ新しゅうすりゃあええというんじゃなしに,やはり運営面も含めて戦略的な思い,どういうようにするのかということをお聞きしたいと思います。
◎町長(入江) 大変わかりにくくて申しわけないんですけれども,確かに紙に落としてこういうものをイメージしているというふうに書けばいいんでしょうけれども,今私が考えているのは百彩館の今のままの機能をそのまま残すということにはならないかもしれませんし,なるかもわかりませんけども,そこはまた地元の人のご意見をお聞かせいただきながらやるわけですけれども,まるごとは廃止して百彩館と一緒になれば,
産直市場は一つの会社になるわけです。 今,いろんな道の駅ではやっているというか活性化しているところは,産品を販売するだけではなくて,例えば果樹園を持っているとかいろんな多様な顔を,経営をやっているところですね。そこにお客さんを呼び込んでくるということがあります。道の駅につきましても例えば自社農場を持って経営をする,その農産物の供給を補完するための自社農場,また体験をする自社農場,そういうものも考えられますし,一つの商社,
神石高原町の一つの大きな商社というイメージを私は持ってますね,EC,ネット販売も含める,それからいわゆる遊びの機能も持たせるとか,そういうまさに施設とすれば
テーマパークというイメージで,会社とすれば総合商社みたいなイメージを今持っているところです。もちろん,もともとはさんわ182
ステーションは無人市から始められたものですから,出荷者がいろんなものを持ち寄ってスタートしたという経緯がございますから,そこのところは出荷者の方の思いをしっかり取り入れながら,そういういろんな機能を持たせた
テーマパークというイメージを持っておるところです。
◆11番(寄定) また漠然としとるんですけど,私ら受けとめが悪いんだと思うんですけど,やはり
神石高原町の顔として一つの商社というふうに言われましたけど,農商工の連携の拠点として,観光も含めて,
神石高原町は町全体が森林セラピー基地に認定されてますし,やはり私が思うのは4カ所,3町1村が合併したわけですが,神石のじ,油木のゆ,三和のさ,豊松のと,これで自悠の里になるんですね,自悠の里。それの全体の回遊式庭園の道の駅は玄関口です。そういうようにやはり体験型のお客様を受け入れる,そして町内へ案内していくと,こういう活性化につなげていく
取り組みが考えられると思うんですが,そういうことでこの
リニューアルを機に町の活性化に取り組む,まあ一番のこれが起爆剤になるというふうに思っております。関心も高い,反対あるいはいろんな不安な意見もございましたけど,それだけ関心が高いということでありますので。 クラフトビールについても今東京あたりではビール女子というのが,クラフトビールめぐりのツアーがはやっているそうなんですね。若い女性がクラフトビールをずっと飲み歩いていくと,あそこのここのどこではどういう味という,オリジナルのそこ独特のおいしいビールが飲めるということでありますから,
神石高原町の農産物を活用して,
神石高原町ならではの高原の道の駅として一つの特徴ある
取り組みをしていけばいいと思うんです。幸いにも広島県内でクラフトビールを行っているところは,主なところは福山,三原に1件あります,醸造が。それから呉,軍隊さんのビールと,それから宮島ビール。それから,広島市内にはレストランであちこちかなり増えてきてます,自分とこのオリジナルができるので。東京板橋にある醸造所では,そのビール女子とかビールの好きな人が集まって,資格はなくても自分のレシピをつくって自分のビールがそこでつくれるんです。そういう体験ができる,ビールづくり体験,ビール醸造体験。こういうこともできる可能性があるということでございますので,ブルーベリーとかトマト,いろんな農産物を活用しながらオリジナルのクラフトビールが楽しめれば,これも一つの魅力なのかなと思っています。この広島県内の道の駅ではクラフトビールもありませんので,そういう面では注目度はあるというふうに思うわけです。京丹後,丹後王国という中四国一ぐらいの道の駅があるんですが,そこではクラフトビールの職員さんが,20年のキャリアのある方がクラフトビールをつくっておられます。その近辺のクラフトビールをつくっているお店とコラボしてクラフトビール祭りをしたり,活発な
取り組みで活性化をしているという事例もございますので,まあ反対もあるけどがそれだけ関心もあるということでございますので,どうか道の駅を訪れる旅をする人がこれから増えますので,団塊世代で道の駅めぐりをする方が増える。また,海外から来た外国人が日本へ来て道の駅めぐりをする。道の駅へ行ったら
神石高原町の全ての文化,歴史,産業,そういったものが体験できるということで道の駅をめぐって旅をするというのがこれから増えるというふうに言われておりますので,どうかいろいろ意見がありますけどが,初心に返り,入江町長が自信を持ってやはりもうちょっと説得力ある物語をつくって町民の皆さんに。 またそれから,道の駅の職員の人が一番だと思うんですね。喜んでこの
リニューアルに取り組んでいただきたいと思うんですよ,浮き浮きとして。それがないと恐らくおもてなしもできないし,喜びにつながらないと思うんで,皆さんの納得の上で,そしてみんなが喜んでこの
リニューアルを,道の駅改革をして,そして町の活性化につなげていくんだというような胸を張って取り組めるような
取り組みをぜひお願いしたいと思います。まあ町長でなしに副町長が社長ということで,何か言いたそうにされてますので,一言決意をお願いしたいと思います。
◎副町長(森重) せっかくの機会でありますし,最後に時間をいただきました。これまで道の駅の
リニューアルにつきましては,いろんな議論をいただいていろんなご意見をいただきました。時間がない中で私たちも進めてまいりましたが,私も社長ということではありますが,実際にはなかなか平日に道の駅に出向いていくことができませんので,休日の土曜日もしくは日曜日に時間がとれれば行っていろんな話をして,職員一丸となってこの
リニューアルを成功させていこうということで話をしております。これからまたいろんなことを議論しながら進めていきたいと思いますが,まずは町民の皆さんにとって,ああ,本当にいい
リニューアルができたなという施設になり,また多くの皆さんに来ていただけるものにしたいと思いますので,ぜひ皆さんの応援をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
◆11番(寄定) それじゃあ,以上で終わりたいと思います。
○議長(松本) 以上で寄定議員の
一般質問を終了します。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 6月19日午前10時までに本議場にご参集ください。 午後4時23分 延会...