• 憲法改正(/)
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  1. 神石高原町議会 2011-03-08
    03月08日-03号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成23年度第 5回 3月定例会       平成23年度第5回神石高原町議会定例議会会議録(第3号)            (平成24年第1回定例議会(第3号))1. 招集年月日 平成24年3月8日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 3月8日 午前10時00分宣告(第3日)1. 応招 議員  1番 横 尾 正 文         2番 橋 本 輝 久          3番 小 川 清 治         4番 寄 定 秀 幸          5番 丸 山 達 夫         6番 佐 伯 卓 師          7番 木野山 孝 志         8番 村 上 克 朗          9番 藤 田 晃 己        10番 瀬 尾 征 爾         11番 小 林   貢        12番 片 山 元八郎         13番 松 本 彰 夫        14番 岡 崎   奠1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      牧 野 雄 光     副町長     上 山   実   教育長     佐 竹 秀 朗     会計管理者   近 藤 秀 夫   総務課長    前 原 隆 博     まちづくり推進課長                               垰 本 昌 則   住民課長    石 田 金 寛     建設課長    馬屋原 康 弘   産業課長    守 多 三 郎     福祉課長    世 羅 雅 星   保健課長    吉 津 賢 秀     環境衛生課長  横 山 邦 正   学校教育課長  川 上 晃 生     生涯学習課長  藤 井 義 弘1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    柏 床 亦 之     書記      内 藤 員 代1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(岡崎) 皆様,改めましておはようございます。 本日,定例会の3日目,一般質問を行います。よろしくお願いいたします。 全員出席でございます。定足数に達しております。 ただいまから平成23年度第5回神石高原町議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡崎) 日程第1,議案第241号から日程第10,議案第250号までの10議案につきましては,一括議題として3月6日に提案説明が済んでおります。 日程第11,一般質問を行います。 質問に入る前に,私より許可並びにお願いをしておきます。 簡潔明瞭な質問と明快な答弁を求めるため,神石高原町議会会議規則第66条の準用規定を適用し,質問回数の制限を解き,2回目以降,一問一答方式とします。 なお,質問時間は,1議員30分間を限度といたします。 議会広報活動として,橋本,横尾両議員に写真撮影を許可します。 また,申し出のあった新聞社等の傍聴席からの写真撮影等を許可します。 質問の通告が13名よりありました。 通告順にこれを許可します。 ◆9番(藤田) 皆さんおはようございます。 連日お疲れのことと思いますが,きょうから総括質疑ということで,私トップバッターでございます。十分な質問ができないかと思いますが,よろしくお願い申し上げます。 私は,神石高原町が生き残っていくための施策といたしまして,3点にわたりお尋ねしたいと思います。 1点は,町長の7年間の成果の検証,それから課題に対して具体的な政策,それからこれからの課題を実行するに当たっての町長の決意をお尋ねしたいと思います。 初めに,日本全体においても人口減少社会に突入した今日,神石郡においては昭和25年の3万8,800人をピークに人口が減少し続けてまいりました。近年,少子・高齢化現象は顕著であり,町の存続すら危ぶまれる状況にあると言っても過言ではございません。町長は神石高原町合併時,新町の一体化と行財政改革なくして新町の発展はないとの信念のもと,3つの過剰,債務,人員,施設の解消に努力され,7年4カ月が経過いたしました。町長としてみずからの政策の成果の現状認識と課題をどのようにとらえておられるか,お尋ねいたします。 ◎町長(牧野) 皆さんおはようございます。 それでは,藤田議員の質問にお答えをいたします。 まず,一般質問の要旨ですが,神石高原町が生き残るための施策と,大きな課題を向けられております。 その中の1つ目として,7年4カ月余りの私の町政に対する現状認識をどう見とるかというお問いでございますが,おっしゃるように就任当時から財政改革なくして新町の発展,存続すらないと,こう言い切りましたが,それはそのとおりでありましたし,また4カ町村が1つになったのですから,信頼と合意という理念を掲げて一体化に努めました。そして,財政健全化については,改革と創造ということであります。改革というのは行財政改革,特に財政の健全化に向けての取り組みであると思います。 その成果でございますが,それなりの成果は改革のとこ,行財政改革のところはそれなりの成果が上がっておると思いますが,この行財政改革というのはいつも私が申し上げますように,目的じゃない,行政の一つの手段ですから,目的は何といっても合併時掲げております人と自然が輝く高原のまち,この理想高いまちづくりを掲げたわけでありまして,それに向けての取り組みはそんなに進んでないと,道半ばだろうと思います。 今,人口減少が進む中,世界の人口は増加する,その半面,我が国日本人口減少する,その中でも中山間地域の人口減少は急速に進む,それが日本のトップランナーとして我々のところは減少しておるというふうに認識しておりますが,それの歯どめ,今後の課題といえばこういう人口減少をいかに緩やかに減少をとめるかというのがこれからの大きな課題だろうと思いますが,認識としてはそのような考えでおります。 以上です。 ◆9番(藤田) 課題としては人口減少を緩やかにするということをご答弁いただきましたが,今日までの大きな政策の中で三和小学校の建設であるとか,ケーブルテレビの敷設,あるいは井関の定住団地の建設などが大きなハード事業であったわけでございますが,その中でいろいろと井関の定住団地について議論があったわけですが,これについての検証といいますか,やるやらないの是非がいろいろと議論されましたが,町長の勇断で実行に移されたわけですが,これについての評価といいますか,成果をどのようにとらえておられるか,お尋ねいたします。 ◎町長(牧野) 具体的に井関団地の造成,今販売のほうも促進中でございますが,その成果としては,この問題は人口減少のひとつ歯どめにということで,定住促進対策事業として取り組んだわけでありますが,経緯については割愛させていただきますが,スタートしてから実施までがなかなか問題がたくさんございまして,思うというか,当初よりも少しバックしたかなという感じはしますが,しかし町営でやり抜くんだという決意のもとで議会の皆さん,そしてまた多くの町民の皆さんのご支援をいただく中で,まあまあの成果として50の区画をまず当面販売するということを掲げましたが,それに近い38ぐらいが販売できたというふうに聞いておりますので,今の我が国の経済状況あるいは人口減少する中で,土地,不動産という売買が極めて低調な中で,そういった中で条件の悪い本町の住宅団地がそこそこのところはいっておるというふうに思いまして,失敗ではなかったと思います。成功でもなかったと思いますが,どちらかといえば成功に近い状況であろうと,そのように認識しております。 以上です。 ◆9番(藤田) 賛否両論ある中,勇断されたわけでございますが,この事業についてはいろいろと経済情勢を考える中で売れるはずがないというような意見もあったわけですが,私も38現在売れて,商談中が2件あるというようなことも聞いておりますが,町長の勇断がよかったかなと思っております。 そうした中で,少し小さいことを申し上げますが,現在の売れ筋,低価格帯が早目に,ほとんど低価格帯は売れたという状況でございます。それは現在の経済情勢あるいは若い人のフリーターなり収入が少ない方が購入されるわけでございまして,もっともなわけでございますが,1点だけこの場をかりて提案をしておきます。 残る区画は高価格のとこもございますし,平たん地が少なく斜面が多いわけでございます。これを3年後に別荘地で売るかあるいは定住で売るかということになるわけでございますが,できることなら定住がいいわけでございます。 そういったことで,区画を分割してでも平たん地だけ若い人の定住に低価格で売るような方策,区画の分割等で考えて,別荘よりかは定住が私はいいと思っております。そういったことを今後考えていただくお気持ちがあるかどうか,お尋ねいたします。 ◎町長(牧野) これは昨年もちょっと議論したと思いますが,そのときには原理原則に基づいたと言いましたが,時代は流れ,経済情勢も変わりますので,やはり目的に沿って,目的というのは完売でございますから,それに沿って販売条件,そういったものの緩和をしていかないと,今残っとるのは一部傾斜面もありますから,造成部分もある,今おっしゃったようにそれ分割するとか,いろいろと方法的にはあると思いますが,これは知恵を出し合って完売に近づけるような,いろいろなことがあると思いますが,そういったもので全力をそこへ傾注していきたいというふうに思います。 ◆9番(藤田) それでは,次に参ります。 今後の町政運営の課題,克服に向けて,本年度は特に雇用の創出,それから農業の第6次産業化の推進,バイオマス構想の推進,教育環境整備充実ということの4点を最重要課題として取り上げておられますが,この点について,初めに雇用の創出について具体的に計画があるのかどうか,お尋ねいたします。 ◎町長(牧野) 2項目の質問でございますが,今後の町政運営の課題をあえて大綱で4点に絞り,取り組む姿勢を強調したわけでございまして,計画が具体的にあるんじゃなしに,これから人口減少が進む中,先ほども言いましたようにどう取り組んでいくかと。 井関は若い者が来ていただきゃありがたいことですが,やはり人口が減少する大きな要因としては若者が少ない。ですから,若者の確保ができるような,そういう定住対策をやっていきたい。それは,企業誘致を念頭にしてという,念頭ですから,企業誘致も今の時代企業誘致というのは時代に逆行するような面もありますが,しかし学校跡地等々校舎もあいておりますから,できるだけそういうものに目を向けながら対応していこうと,このように思っております。 ◆9番(藤田) この4項目の課題につきましては,同僚議員から大勢の質問ございます。私のほうは軽く提案程度のことで質問をして終わりたいと思いますが,2番目の6次産業化の推進について簡単に答弁ができればお願いします。 ◎町長(牧野) この6次産業化については,県の未来計画プランの中にも大きく入っておりますので,私の思いもそこにあったわけでありますので,それらについて6次産業というのはいろいろ言われますが,農業生産から販売まで一貫した事業展開ということになろうと思いますので,それはまさに神石高原町というのは農業地帯でありますから,今まで農業生産でそれを農協等々を通して販売しとったのを,それみずから販売まで取りつける,加工というものが必要になってくると思いますが,そういうふうなことで農業の生産収入所得を上げるあるいはそこにある程度の雇用の創出も可能かなと,もろもろの有利な点があろうと思いますが,そこらへ知恵を出し合っていくというのが大きな取り組みの内容だろうと思います。具体的にはいろいろありますが,次の人も問われておりますので,そこで答えたいというふうに思います。 ◆9番(藤田) 赤と黒のプロジェクト,以下イ,ロ,ハ,ニと出しておりますが,その点も他の議員に譲りましょうか。 じゃあ,いろいろと同僚議員と重複しておりますので,私はその点につきましては割愛させていただきます。 1点だけ,4項目めの教育環境整備充実ということで確認しておきますが,小学校の整備,中学校の再編ということでございますが,基本的には中学校2校,小学校5校ということで認識しといていいわけでしょうか。 ◎町長(牧野) 現時点ではそれで結構だと思います。 ◆9番(藤田) それでは,本日の本題に移りたいと思いますが,実行へ向けての決意と書いておりますが,牧野町長におかれましては過去7年余り新町の基礎づくりとして新町の一体化を初め,行財政改革なくして新町の将来はないとの思いから,数々の諸施策を取り組んでこられました。 中でも統合三和小学校の建設を初め,ケーブルテレビの敷設,定住団地の建設は最たるものであります。これからも未来創造計画を初め,神石高原町が生き残るための施策が山積しております。計画に対して志し半ばであり,次期も引き続き集大成する責務があると思いますが,町長の決意をお伺いいたします。 ◎町長(牧野) 次の決意ということでありますが,これは我々首長というのは一般的に申して任期は4年でございます。ので,これ一般論でございますが,1期,2期では余り目立った仕事はできないと言われておる。それなら3期,4期でどうかといえば,4期以降は多選だという批判がございます。それなら,どこが適正なのかというのは,私もいろいろ考えてみまして自問自答してみましたが,これは住民の有権者の方が考えられるべきだろうと,そのように判断します。 私は年も重ねておりますし,けがもいたしましたが,今のところそれほど支障がないというところまで回復はしておりますが,そうしたことでいろいろと何日間は紆余曲折の中といいますか,苦渋の思いを繰り返してきました。その中で,中国の論語の中に無心不立というのがあります。これは心なくば立たずという。それは心なくは立たず,これを逆に言いますと心あらば立つというふうにも置きかえられると思いますので,私の心境は今は心あらば立つという心境でございます。 そういった心境でございまして,これから皆さんに結論を申し上げますが,議会の皆さん初め,町民の皆さんのご理解なりご協力を賜る中で3期目を目指して全身全霊をささげ,頑張る決意を表明したいと思います。重ねて申し上げますが,議員の皆さん,そして町民の皆さんのご支援に対して心よりお願い,懇願申し上げて,この項に対する答えといたします。失礼しました。 ◆9番(藤田) ただいま町民の理解,協力を賜る中で引き続きやるという力強い決意を表明していただきましたが,いつの世でもリーダーというものは将来を見通した先見性,洞察力,想像力が必要であり,それに加えて政策に取り組む決断力が必要であります。これからも神石高原町が未来永劫に持続できるよう努力していただくことをお願いいたしまして,私の質問を終わります。 ○議長(岡崎) 以上で藤田議員一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は10時30分とします。(午前10時26分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午前10時40分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。
    ◆11番(小林) 通告いたしております町民憲章位置づけ,24年度新規事業について,雇用確保のための企業誘致に積極策をと,3件についてお尋ねをいたします。 最初に,町民憲章位置づけについてでございます。 みんなで人生を楽しもう,責任を持とう,行動をしよう,元気に暮らそう,挑戦しよう,神石高原町という町名表現にも配慮され,本町の歩みに対する指標との説明づきの町民憲章が示されました。昨年11月21日委員会開催後,1月30日に答申,まさにスピード答申であります。委員長を初め,9人の委員の皆さんに改めて敬意を表したいと思います。 憲章策定は,人,風土,自然など,町の宝をすべての住民が一緒になって大切にし,将来にわたって町の理想像を掲げて,空間,環境的な達成目標を守り,育てる心をあらわすことにより,町としてさらなる一体感を築いていくことに意義があると思いますし,対比されるものに条例及び総合計画があります。 条例は法律として適用対象を厳格に規定するものであるし,憲章は住民の志を述べるものであるため,わかりやすくきびきびしたものであるべきだとも言われております。 総合計画は,まちづくりにかかわって最上位であり,憲章と総合計画の関係が大きな問題になる中,憲章には想定期間がなく,よほどのことがない限り改定されないのに対し,総合計画には通常数年または数十年の想定期間があり,社会情勢等の変化に伴い適宜改定されるものであるべきであります。したがって,憲章では心の支えとなり続け得る半永久的な理想が示され,総合計画では実現を前提とした現実的な施策が示されるのが自然であるということになります。 少なくとも住民憲章総合計画の内容に短期的整合性を求めることは妥当ではないにしても,総合計画の内容や結果は常々憲章にのっとって検討されるべきではないかと考えられますが,合併が絡んだ本町の実態は総合計画が憲章に先行して策定されたことになります。 このような観点から,次の点について伺いたいと思います。 まず最初に,答申のあった町民憲章についての所見についてお伺いしたいと思います。 ◎町長(牧野) 小林議員の質問でございますが,まず第1点目の町民憲章位置づけという項目で,答申のあった町民憲章についての所見ということでございますが,先ほども小林議員もおっしゃいましたように,少しこの憲章の制定がおくれたというのは確かに否めないと思いますが,なかなか憲章が先か,人と自然が輝く高原のまち,こういう大きな理念のあるものが先に,そういったとこがあるわけですが,本来なら双方ともあったほうがよかったと思いますが,しかしそれはおくれたことはわびたいと思いますし,そうして9人の委員さん,松本委員長を中心に非常にわかりやすく,皆さんが日常で会ったときにおはよう,さようならというに近い言い方で叫び合うといいますか,支え合うといいますか,そういったところを確認し合うという,そういったところでありまして,大変日常生活に生かされる憲章になるというふうに思っておりまして,そういったところを期待をしております。 以上です。 ◆11番(小林) 続いて,現時点での町民憲章総合計画の整合性についてお尋ねをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 端的に申し上げまして,町民憲章は町民の皆さんが生き生きと安心して暮らせるまちづくりへの一つの行動規範だというふうに思います。 それから,総合計画とのなんですが,この行動規範を据えて総合計画の人と自然が輝くまちの実現を目指していくと,そういう因果関係になろうかと思います。 以上です。 ◆11番(小林) 続いて,24年度行政運営での町民憲章位置づけについてお伺いしておきたいと思います。 ◎町長(牧野) この制定した憲章は皆さんに広くお互いのあいさつがわりといいますか,ふだん使っていただかにゃならん,自覚をしていただかにゃならんということから,啓発PRを十分にしていきたい。効果が出るようにもしていきたいというふうに思っております。 ◆11番(小林) 2点目に移ります。 24年度新規事業についてでありますが,3カ年平均の実質公債費比率は,23年度については22年の決算でございますので,推計ではございません。待望の18.0。24年度では23年度決算において結果が出るわけでございますが,14.7あるいは27年度には9.2%であり,財政立て直しは計画以上に順調な中,予算編成の基本理念に歳入に見合った歳出計画が掲げられております。新町建設目標5つの柱の事業の中,バイオマス調査未来創造計画は事業名が新規と理解をしております。 そこで,豊かな自然を生かした取り組みの一つとして,バイオマスに関する調査研究を行い,恵まれた資源を活用し,雇用創出と地域活性化につなげていければとの文言で取り組み姿勢が述べられております。バイオマス調査と将来的ねらいについてをお伺いしたいと思います。 ◎町長(牧野) バイオマス調査と将来的なねらいでございますが,これは21年度から太陽光あるいは水力等のエネルギー導入,公共施設への新エネ導入の検討をしてきた経緯がございます。 そして,24年度では計画に基づいてスコラへのバイオマスボイラーの設備導入を予定しております。それから,それに対する設計委託料を予算化しておりまして,国の補助等を見きわめながら実施予定にしております。 それから,仁吾川の水力発電導入に向けても観光資源や環境教育資源等の検討もしていきたいというふうに思います。 それから,町内の間伐材や広葉樹などを活用したバイオマスチップとかあるいはまきストーブの活用など,生産者が自分で伐採してきた,それをどっかへ集中する,そしてそれが換金できる,そういったシステムもつくりたいというふうに思っておりますが,このバイオマスというのは私が掲げておりますこの大きな課題は,これは昨年から議論してきたわけですが,コストが高いということがあってちょっとちゅうちょした面もございますが,しかし今のこの時点で我が町本町に企業が余り来てくれない。若者の雇用の場を確保しようと思ったら何がある。地域資源を生かしてバイオマス。少々コストがかかる面は,それはまた定住対策定住促進対策の事業と一環と連動すれば,それに対する助成がバイオマスコスト高,そういうふうに考え方を幅を広く持てば,コスト高だからできないというのではこの地域にはそういった若者の確保が難しい。 ですから,補助事業助成事業といいますか,そこを連動してコストの削減に考え方も変えていかにゃならんのですけど,そういうふうな思いがありまして,あえて挑戦してみたいという気持ちもありまして,予算大綱へ,予算もそんなにほんならという,調査検討を重ねていくというところでございます。私の思いからいえば,あえて挑戦してみたいという思いであります。 以上です。 ◆11番(小林) 町長からお答えいただきました個人への助成については既に始まっておるということでございますが,私がお願いあるいはお聞きしたいのは行政として全町的に挙げて何をやるのかということについてお尋ねをしたいと思っております。 豊かな自然,恵まれた資源と実態を表現されておりますが,昨年その先進地とも言える近隣の岡山県真庭市を調査したところでございます。印象的に豊かな森林と表現したいと思いますが,豊かな森林といえども用材を豊富に抱え,その木質系伐採後に残る木材,廃材などを主にそのエネルギー化が推進されている真庭市であったと思います。 私たちの地域は神石高原町の自然は樹種こそ豊富,一般に雑木と言われるもの,大勢占める樹種は赤松であり,その赤松も最近は緑を失った葉のない赤枯れた松であります。豊富な資源といえども,森林には値しないと。俗に山という表現のほうが的確ではないかと,そのように考えております。 雇用の創出の面では,おっしゃいましたように有効かと思いますが,果たしてバイオマス本来の総合的かつ効率的なエネルギーとして利活用が可能なだろうかとも考えられますが,その点についての見解をいただきたいと思います。 ◎町長(牧野) 先進地の岡山の真庭ですか,議員各位は視察に行かれておりますので,その辺のところ,あそこは木くずができて,そういったものを原材料が安価,廉価では行ってくるという有利性があると思います。そこは本町では少し違うということですが,ですから1つは挑戦してみたいというのは必ず成功するというものでもないわけですが,その庄原市の例もありますので,用意周到に調査検討はしますが,これは意見というか議論は二分するか,いろいろのものが想定されますが,一応調査検討ということで挑戦してみたいという思いであります。 ◆11番(小林) もちろん今さき申し上げましたように,森林というよりも山というふうな表現にさせていただきましたが,そういう中でこれだけ全町の面積の割合からいうても非常に比重が高いという中ですから,何か調査をして具体化を進める必要があるかなと。そういう意味で別に否定するものでもございませんし,ぜひご検討いただいて,将来的なやはり構想を打ち立てていただきたいというふうに思っております。 町長はもともと地域でも広い山地主でございます。また,森林組合を通しても山,林業の専門家でもあります。釈迦に説法かと思いますが,バイオマス以前に山そのものを資源化する施策が求められるのではないかと,そのようなことも考えるんですが,その点についてはいかがですか。 ◎町長(牧野) この広大な本町の山林,80%以上が山林ですから,山の活用というのがまず第一に考えられるわけですが,なかなか近年はそういうところにいってない。特に高原の赤松というのは,ある地域ではマツタケの発生もある,松の質もいいということで,本当は神石の松というのは天下に,天下というのはちょっと大きいかもしれませんが,広く県内外には知られ渡っとったわけですが,それがこういう無残な山になっておるということで,一昨年,その前ぐらいに何とかならないかということで森林組合長と一緒に東京の関係機関を農水省初め回ったわけですが,なかなか予算がないからということで,我々の思いが満たされぬまま今日迎えておるわけですが,何とかこれを再生したいという思いはあります。 山林の再生,山林の価値が落ちてきて木材価格が落ちてきた,それと中山間が疲弊してきたと,これは比例しておると思います。ですから,逆に言えば,山林の再生を図れば,これをうまく連動すれば中山間はまた活性化といいますか,再生に向かう,その考えはそこにあるわけですが,なかなかそんなら処方せんが見つからないと思いますが,しかしそれも念頭に置きながらやっていきたいというふうに思います。 ◆11番(小林) おっしゃるとおりでございまして,私が考えますのはバイオマス,そのものを活用したエネルギーというのもあわせて山の再生というものをお考えいただいて,将来に向けて進んでいただきたいと,そのように思います。 次に,未来創造計画についてでございますが,所得確保と雇用の場創出による人口減抑制を願い,営農により定住できる仕組みの構築という文言で未来創造計画が提案をされております。 この計画は2年間で県から5,140万円助成をいただくということでございますが,この基本的な方向性についてお伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 質問2ですね。未来創造計画のお問いでございますが,これは未来創造計画というのはご案内のように県のほうに9市町でしたか,中山間地域の,それに計画を出させて県のほうが最終的には全部,9の市町を事業計画を採択されたものでありまして,これは24年度から,ですから今年度から2カ年ということで,総額では5,140万円ということが決定しております。 それから,計画では人口減少に歯どめとかあるいは農業を生かした所得の,農業所得の向上,また雇用の場の創出と,そして神石ブランドの確立,こういったものを大きな柱,目的にしております。 実現のためには,1つ目としてはトマト,和牛など既存ブランドの強化,2つ目としてはイノシシ,ハチみつなど新たなブランドの強化,3点目としては既存,新規ブランドにイメージも入れた新の神石ブランドの確立,確立してコンビニや産直と連携し,全国にPRしていくということでございます。 それから,これを実現するために4つの事業を展開するということにもしております。1つ目には,産直市場のさらなる活用,産直市場販売化事業で1つ目に1,850万円,それから2つ目として6次産業推進事業として1千万円,次の3点目としてブランドイメージをPRで神石高原ブランドを発信費用として2,050万円,そして4番目に農業への就農を支援する新規就農者支援事業として240万円の事業を未来創造支援事業交付金である5,140万円を活用して取り組むと,こういうことにしております。 ◆11番(小林) 目指す将来像の実現ということで,24年から32年の9年計画と理解をいたしておりますが,これに向け,県の支援期間はおっしゃるとおり2年でございます。町独自でも投資をし,平成32年までに7,100万円を投資して,この事業に関連して経済効果額が現在の1.8倍の17億4千万円。それから,人口減抑制効果が129人。それから,観光客が15万9,000人増。これを1日に直しますと,観光客が1日435人もふえるという構想でございます。すばらしい構想だと思っています。 そういう中で,先刻同僚議員の質問に対して続投への決意をいただきました。心あらば立つということで,ぜひとも続投をいただいて,これの実現に向けての歴史を築いていただきたいと,そのように念じています。 次に,3点目に移ります。 雇用確保のための企業誘致に積極策をとしております。 財政運営課題克服のトップに雇用の創出が上げられております。定住促進により人口増をねらっても雇用が伴わないと成果は中途半端となりかねないわけであります。昨年12月議会で企業誘致についての町長の見解を伺ったところでございますが,集積地を造成してという時代ではないと,神石高原町版でとの話でございました。その神石高原町版企業誘致の当面施策についてお伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 3点目の雇用確保のための企業誘致に積極策,こういう項でございますが,現在町が行っております雇用促進奨励助成金,これも1つはご案内のとおりにあります。それと,工場等の設置奨励金,そういう誘致活動がございますが,これ企業側が言われることですが,極めて高額な助成だと。ですから,ちょっとそこは踏み込み過ぎたんかなと思いますが,しかしそれはうちの本町の条例としてやったわけですので,そういうふうにしておりますが,今度新規に企業誘致ということは時代的には今の経済情勢からいえばこれも逆行するようななんですが,しかしですから私は企業誘致を念頭に置きと,これは我々定住対策を推進する側としては働く場所がないとどうしてもあれですから,昔は福山の働く場所へ神石から出ていく,ベッドタウン化ということが言われておりましたが,今はベッドタウンの逆の現象も実は出てきておりますので,大変ゆゆしきといいますか,憂慮をしておりますが,そういったことは別問題として,企業誘致をやっていくのにやっぱり組織として全知全能といいますか,職員の中から部署でそれぞれの委員の設定みたいなのをつくって,しかしそこで何をどういうふうに企業誘致にしていくかという,ひとつ対策のようなものはつくっていきたいというふうに思いますし,それを動く要因としては雇用対策なりあるいは企業誘致対策の係,人員も配置していきたいというふうに思います。 それから,現在の経済状況では工場等の誘致は厳しいものがございますが,多方面で検討を行う。例えば,光ケーブルを活用した環境のよさを活用してIT企業の導入を図るとか,あるいは農業経営での雇用確保,これはローソンが誘致に成功しておりますが,ローソンファームを立ち上げていただきますので,それらの連動として地場産業を活用した6次産業の推進,農産物の加工等々もしていけば雇用の場も確保できるかな,このように思います。総合的に,単品ではなしに複数でそういうふうな対応をしていきたいと思います。これも1つは私の挑戦してみる気持ち,覚悟でありますので,そう簡単には出ないと思っております。 以上でございます。 ◆11番(小林) 町有遊休土地,この有効活用と処分を進めておるわけでございますが,町有財産遊休地のうち売却可能な財産についてリストアップ資料をいただきました。その内容について見ますと,各地区,地域に何らかの形で,面積の大小もありますが,学校跡地など19カ所の遊休地が分散をしております。この活用により,過疎再生のために周辺地域への雇用の場もシフト,スタンス持つべきではないかというふうに,中央集中的でなくてそういう遊休土地を,規模はいろいろありますが,それに見合ったものをやはりシフトを持つべきじゃないかと,そのように思ってますので,その辺についてご見解いかがですか。 ◎町長(牧野) 企業を誘致する前に条件整備,今おっしゃるように学校跡地とか遊休,不要な土地がたくさんございますから,そこらを整理してどれまでどういう企業が可能なのか,そういうところはこっちで検討を重ねていって,そして誘致活動をしないと,何でもいいから来てくれと言うてもなかなかそうはいかない時代ですから,そういったところは十分,先ほども内部でそういう委員会等々つくると言いましたが,そういった面で対応していきたいというふうに思います。有効活用は十分していきたいと思います。 それと,今神石には工業団地がないわけですが,工業団地があってもなかなか中山間の工業団地というのは販売促進が割合難しいという時代ですから,小回りのきく工場等々の誘致に向けて対策を講じていきたいと,このように思います。 ◆11番(小林) 先ほどといいましても,今お答えをいただきましたが,内部機構も検討してみるということでございます。情報取得あるいは調査,交渉等,自治振興会の中でもその地域ではノウハウのある方,そういうのもあるわけでございます。ですから,役場というか,執行者がすべて表へ立つんでなくて,そういう情報を入れるシステムをやはり自治振興会に責任を投げるんではなくて,例えば近田小学校跡地がございます。これにはこういう事業の可能性もあるよとか,こういう希望者もあるよぞと,そういうやっぱり地元で,ここなら,地元の人というのはそういう判断もつくわけですから,そういう情報網を役場の機構とあわせて地域振興会の協力も得るという体制を連携窓口を設置していただいたらどうかなと,そういう思いを持っております。このことについて答弁をいただいて,私の質問を終わります。 ◎町長(牧野) もちろん空き家といいますか空き校舎といいますか,そういったところの地元企業の方あるいは自治振興会,やっぱりそういう関心のある人と我々町役場内のそういう機構と連動して,連携を密にして対応していきたいと。これは大変大事な重要な課題だと思っております。そのように取り組みます。 ○議長(岡崎) 以上で小林議員一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は11時20分とします。(午前11時14分) ○議長(岡崎) 再開します。(午前11時21分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 ◆12番(片山) 私の質問は2点でございます。 第1点目は予算大綱の6ページにございますが,中ほどのところで,予算編成に当たって町議会より提出された政策提言については提案内容を財政,政策両面から十分に検討し,予算化していますというふうになっております。そして,それを受けて7ページのところの中ほどで,保健・医療・福祉が充実した安心して暮らせるまちづくりというところで,引き続き町立病院の運営を充実させる努力をしながら云々というふうにあるわけなんですけれどもが,じゃあ具体的にどうかなと思って予算書の15ページを見ますと,字が小さいんです。私随分と見たんですが,この文言に適当するような予算が計上されていないわけです。通告書にも書いておりますが,総務文教常任委員会に私は所属しておりますけれどもが,政策提言をしました,2つ。その中の一つがこの町立病院の運営のことです。 町長は常々持続可能という言葉をよく使われるわけです。私はとても大事なことだと思うんです。その持続可能な町立病院運営のために将来へ向けての医師,看護師等の確保,これが一番大事になってくると思うんです。それで,これは虫眼鏡で見てもわからんですから,予算のところを,それでよくよく先ほどの6ページのところを見ると,政策提言については提案内容,財政,政策,両面から十分に検討し,十分に検討したけれどもが予算化していますとあるけれどもが,十分に検討した結果,こりゃ議会から出たのは,ま,大したことはないわというふうにとられたんかどうか知りませんけれどもが,具体的には予算化してないように私は思えたんですが,まず第1点目,それをお伺いをいたします。 ◎町長(牧野) ちょっと大綱では少しオーバーに書いておるんかなとも思いますが,しかし予算化はしておるんです。水面下というか,表に出てないところもあると思いますが,実は医師の確保あるいは看護師の確保に向けては,これは県のほうが地域保健医療推進機構というのをこの間松浦先生,これはあの人が会長といいますか,トップです,そういうものをつくられたわけですが,それに対して特に中山間地域の医師不足,看護師不足ですから,そこを重点に医師の確保をすると。県の大義名分はいいわけです。 だがしかし,その負担金の分配でそこからちょっと溝もできたり意見の衝突もあったわけですが,均等割に求めてきたわけです,23市町。私も町長会で異論を申し上げたんですが,しかし多数によって押し切られたわけですが,今度は医師の確保ができたら,今の均等割というのはこういう機構を立ち上げるために負担が要ったわけです。それから,今度は医師の配置をしたら,1人に何ぼというのが決まっております。ですから,そういうものが予算に計上する,してある,これからするというふうにとっていただいたら結構かとも思うんですが,そういったものがこれから要ります。 それと,陽正会,平成大学の看護師学科の学生を対象に奨学制度,陽正会には何ぼか持っておられるそうですから,そこらと連動しながらやっていくということを予算大綱では申したんですが,つい先般の医療を考える会,この席で,2次的な会のときでしたが,私はみずから皆さんの要望にこたえる形で医師の確保あるいは看護師の確保に向けて奨学生徒の基金の創設をすると申し上げたと思いますが,これはこの際,片山議員の質問にお答えする形で,これは必ず設置します。それによってここへ看護師として就職,町立病院へ就職される方はそういうものがあるとないんでかなりバックボーンとして違いますから,そういったものをはっきり申し上げて,本会議で申し上げて基金をつくります。 今でも福祉基金というのがオールマイティーに使えるんがあるんですが,それではちょっとそういう就職する人にインパクトが薄いと思いますので,名称は看護師の奨学基金になるか,ちょっとわかりませんが,そういったところを趣旨はそれにして基金をつくります。それで1ついろいろ予算せにゃないというので置きかえたようなことになります。ご了解をいただきたいと思います。 以上です。 ◆12番(片山) 予算書にはないけれどもが,議会で提案しとります基金の創設ということをやるというふうにおっしゃっていただいたので,これでようやく持続可能ということになろうかと思います。それだけじゃないと思うんですけれどもが,先般の医療を考える集いでも池田看護部長の血の出るような現状の状態,現状の報告,それを聞いて私は涙が出ました。あそこまで非常に厳しい現場なんかなということです。だから,もう看護師さんが32歳から58歳でしたか,というような年齢が非常に高くなっとるから,もう次を考えんといけんので,やはり私は未来永劫というふうに言ったんですが,病院の存続が。そういう心構えで取り組んでいただきたいと思います。 2点目へ移ります。 2点目は,10ページのところで道路対策。 道路対策としては継続路線の早期完了を目指しながら,優先度の高い道路から着手していきますというふうにあるわけです。私が申し上げるのは,いずれもこれ県道なんですけれどもが,やはり町が本気になっていただかないと,なかなか県もその気にならんのですが,3点,何回も聞いてまいりましたが,小畠バイパスの進捗状況,それから宮谷川の砂防ダム,26年度完成ですか,今度はその完成した後には多目的ダムへの変更の申請。それから3番目が,もう数年前に吉舎油木線のカイハラの三和工場からポケット市場までの歩道の新設を住民の代表の方がお願いをされておりますが,その後の経緯はどうか。3点お願いします。 ◎町長(牧野) 片山議員の次の質問でございますが,道路対策等々でございますが,小畠バイパスの件についてはご承知だろうと思いますが,河森橋付近から上へ1,200メートルの用地説明を行っております。終わっております。それで,今用地交渉に入って,ちょっと時間もたっておりますが,数名の方の同意がまだ最終的には得られないということで,東部建設局としても事務所としても我々と担当課と建設課と連携をとりながらいろいろと協議を重ねております。ある程度この用地が難航しとるというのは残地道路,バイパスつけた残地が小さい,小面積,三角になった再度使うのに難しいと。そういったところであるようでございますので,そういったところはできるだけ何かの対応ができるものならというところは検討しておるようでございます。ですから,早い時期にこれを用地を買収して工事に入る,これは優先度の高い道路ですから,これは取り組むのが当然だと私も思っております。 それから,2点目の宮谷川のダムでございますが,これが当初三和で説明されたのと若干食い違うという面もあるようですが,我々もこのダム砂防ダムですから,砂防ダムは原則論といえばその土砂災害から人家なり耕地なり公共施設等を守るのが砂防ダムの目的でございますから,貯水ダムではないということでありますので,補償工事ができないと伺っておりますが,しかし三和時代にそういう話もあったやに聞いておりますから,県のほうにはつなぎはしておりますが,まだその正解はいただいておりませんが,砂防ダムのほうが平成27年で終わるような予定でございますから,その間,三,四年ありますから,今後も用途変更の申請,お願い,そういう陳情は十分していきたいというふうに思いますので,ご了承いただきたいと思います。 もう一つの歩道も言われたんじゃね。 それから,次の吉舎油木線のカイハラ工場からポケット市場までの歩道でございますが,これも鋭意お願いしとるんですが,県とすればどっちか優先する,命が優先すると我々は言っておるんですが,バイパスが不可能ならもう歩道を即でもやるということですが,そこら辺が我々の歩道が大事になると,だからあわせてバイパスも大事な,県のほうはなかなか,県のいつもの言われることですが,そういうところは県道で歩道がついてないのはいっぱいあるというようなことで,なかなか我々としても要望活動はしておるんですが,不自由しとるところですが,もうしばらく要望活動してみたいと思っておりますので,ご了解いただきたいと思います。 ◆12番(片山) 小畠のバイパスの進捗状況について,第2工区と呼ばれとったところを用地買収に動いておられるということで,ちょっと東部の建設事務所の姿勢というのが変わってきたんかなと。変わってきたというのはよくなってきたと思うんです。担当者みずから小畠まで上がってきて,それで課長と私も民間の小畠バイパス期成推進委員会の事務局長を発足以来やっとるので,一緒に地権者の方にお願いに行く,ああいうようなことはなかったがな思うたんですが,やはりそのことは大事なので,4件のまだ了解を得られたという方にも足しげく通ってお願いするより,現在の憲法のもとではちょっと難しいと思うんです,土地を取得するのは。憲法変えたら,私は,というのはそれは公のほうが優先しますよ,私よりというように憲法改正すれば,ですけどもが当分変わりそうにないんで,担当者が足しげくやって通う以外にはないと思うんです。幸い現在の建設課長は旧三和地区の出身なので,より一層力を入れて何とか早く完成するようにお願いをいたします。 それから,宮谷川の砂防ダムの件なんですが,これは先ほど町長言われたように結局旧三和のときに住民に対して説明されたことと現状が乖離しとると,私今この議事録を見て,そういうふうに言われとるんです。特に,多目的でカイハラの工場来たので水が余ったらあっこもパイプラインを引いてから工業用水,染色のほうも使えますよというような説明だったわけです。だから,それがなかったら私は何も言いません。初めから砂防ダムです。ところが,私自身がそのことを現場を見に行って初めて知ったわけですから。ただ町長は去年の答弁の中で現在小畠地区,水が恒常的に不足しとるからということで,水道管,これは漏水が激しいので,その工事を3カ年にわたってということで,24年度もやられるようですが,それでまず飲料水のほうは間に合うんかなというふうに思うんですが,環境衛生課長,どうですか,そりゃ。 ◎環境衛生課長(横山) 小畠地区の水量でありますけども,この1年間取り組んでみまして改良工事も進んで,今のところ現在の水源で賄えております。 以上です。 ◆12番(片山) いや,賄う言うてから,24年度も続いて漏水で古い水道管を取りかえるわけでしょう。そうすると,いわゆる飲料水とそれから今度下水です。それから,公共施設が多いでしょう,役場を初め病院等,そういうなものは渇水期にも大丈夫かどうかということを聞きょうるんです。それがなかったら砂防ダムのほう早うやらにゃいけんわけですから,そのことを聞いたわけ。 ◎環境衛生課長(横山) 渇水については,どういう渇水が来るかちょっと予想されませんが,これまでの経験した大きな渇水のようなのがあれば少し心配ですが,これは河原郷からもう水を送っとりますので,そういったところで融通をしたいと思います。ですから,現在のところでは私は何とかなるという判断を踏んでおります。 ◆12番(片山) 3番目のカイハラ三和工場からポケット市場まで,要望出たのはやっぱりお年寄りが電動車,あれで歩道はないから大変危険だと言われるわけです。それはもう老齢化しとるので,これはもう事故が今まであっとるのはあっとるんですけれどもが,やっぱり人命にかかわることじゃからこの点も,バイパスとの兼ね合いもあるんか知らんのですが,やはり人間の命が一番大事なので,より一層の努力を望みたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(岡崎) 以上で片山議員の一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は13時ちょうどとします。(午前11時40分) ○議長(岡崎) 再開します。(午後1時00分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 ◆4番(寄定) 3・11東日本大震災から早くも丸1年が経過しようとしております。しかし,復興に向けての政府の対応は極めて遅く,物事を決められない野田内閣への支持率は低下し,国民の政治不信は募る一方であります。こうした迷走を繰り返す国政に翻弄されながらも,神石高原町は発足以来,8年目の春を迎えました。牧野町長のリーダーシップと確かなかじ取りにより,財政健全化へ着実に前進し,町の一体感が醸成されてきたと確信いたします。 いよいよ人と自然が輝く神石高原町の未来を開く取り組みが重要なときを迎えました。平成24年度当初予算はその未来創造の基盤を整備する予算として夢と創造をキーワードと位置づけ,防災対策など安全・安心はもとより定住対策,過疎高齢者対策,子育て支援,農林業振興対策,観光開発,保健福祉対策,教育環境整備の充実を中心に,町民が明るい未来や夢を創造する意欲を創出し,実感できるようきめ細やかで充実した予算編成に努められており,高く評価したいと思います。合併から今日までのまさに集大成とも言える予算編成であり,町長と思いを共有しながら,人と自然が輝くまちを目指し,新町のまちづくりにかかわらせていただいたことに対し,感謝の思いを込めて質問をさせていただきます。 予算大綱に関して,そして教育行政についての2点について質問をいたします。 平成24年度予算大綱で最重要課題として掲げられた雇用の創出,企業誘致を念頭に若者の働く場の確保については担当部署を明確にして専門的に雇用対策や企業誘致に協力に企業誘致を推進すべきでありますが,本町の特性である自然環境や現在ある資源を有効に生かした取り組みが重要になると思います。具体的にどのように取り組むのかをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ◎町長(牧野) 寄定議員の質問にお答えをいたします。 この項は小林議員に午前中答弁したわけでございますが,専門的に雇用対策,企業誘致を強力に進めると,ここが違うんだろうと思いますが,これは方法論としてはいろいろあると思うんですが,昔は企業誘致ということで企業回りをした行政もある経緯もあるようでございますが,そういったものが効果があるのかないのか,そういったところから検討もし,さらには午前中雇用対策なりあるいは企業誘致対策の係,人員です,係を設置すると,こういったもので対応していくと。今ここで限定してこうだというんでなしに,そういうものいきたいと思うんですが,そういったことが企業なり農林業,IT環境,医療など,多方面で働く場所確保を全員の職員からそういうノウハウを持っとる者から意識して提案できる,そういう組織づくりもしていきたいというふうに思っておりまして,午前中も申し上げましたが,企業誘致というのは雇用の創出,企業誘致を念頭ですが,雇用の創出が必ず必要ではあるがなかなか口で言うほどたやすいものではない。私がひとつ挑戦をしてみたい項目であるということも念頭に置いてお考えいただきたいと思うんですが,十分な答弁になりませんが,一応答弁といたします。 ◆4番(寄定) 午前中にも答弁にもありましたが,企業誘致で現在ある資源を生かすということでそういったことにこだわってみたときに,やはり農林業はもちろんですが,光ファイバーが整備されましたので,これを活用ということで,徳島県は県を挙げて取り組んでおりますが,コールセンターあるいはデータセンターあるいは農産物のインターネット販売,アニメやCG関連,こういった企業の,全国的にもそういったIT関連の企業誘致に取り組んでいる自治体があります。ホームページをしっかり活用して,我が町の企業に対するこういった受け入れ態勢ですよということを発信をしております。なかなかこれも課題も多いと思いますけれどもが,そういったことへもしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。こういった点についてはこれからどのような取り組みをされるお考えでしょうか。 ◎町長(牧野) 先ほども申し上げましたように方法論はいろいろあると思いますが,今のIT使った,いわゆるファイバーを使って全国に発信するという方法もとっていきたいというふうに思います。 ◆4番(寄定) 次に,未来創造の計画,6次産業化の推進についての取り組みと課題についてお伺いしたいと思います。 午前中もこれに関連した答弁ございましたけどが,あえてもう一度確認したいと思いますが,特にブランド化について,神石高原ブランドについての具体的な取り組みをお伺いしたいと思います。 ◎町長(牧野) この事業は,もちろん午前中に申し上げましたが,県の採択によったものでございまして,6次産業化の一層推進するため農業者や加工業者の連携を支援する,これが6次産業化の推進事業でございまして,これは町のほうが県のほうに提出した計画であります。 これまでも町としては6次産業の推進をしてきましたが,農業者と加工業と一体的なものがなかなか難しかったというか,企業として起業する段階に入っていない。今の問われた神石高原ブランド,それがやっぱり,私,今高等学校のいろいろな提案がございますが,ハチみつ等々とこれと何か連動して神石高原町の特産,どこへ行ってもせんべいかまんじゅうぐらいあるわけですが,本町にはそういったものもないわけですので,そういったものを多角的に模索しながら,ハチみつというのは例えば今まだ水面下であるわけですが,1つ,1企業が模索されておりますが,梅のエキスをとる,これはどこの家庭でもやっとるわけですが,氷砂糖をやっとると梅のエキスがなにする。それにもってって,ハチみつを加えて,何か健康飲料水というようなものを私らは念頭に置いとるんですが,これから企業として立ち上げる人にはそういう話はまだしておりませんが,そういったこともいろいろとあるわけでありまして,トマトが最近脂肪の除去といいますか,脂肪肝の予防になると言われておりまして,トマトを使った一通りの食品というよりも健康にある程度長生きといいますか,健康で長生きを目指す人が多いわけですから,それに対応したものがそういったものを一般の食品でなしに特化したそういう加工品ができれば,それが神石高原の特産として位置づければいいんじゃなかろうかなとも思っております。そういったものをもろもろの知恵を出し合ってやっていくのがいいんじゃないかと思っております。 ◆4番(寄定) ブランド化にはついてありますけどが,特産品の開発もそうですけどが,やはりブランド化としては現在ある環境そのものをブランドと,神石高原町そのものがブランドである。また,こういった地形とか気候とか,そのものもブランドとして生かしていくということも必要かと思いますが,特に農産物についてのブランドということでお伺いしたいと思うんですが,神石高原町の産直市場等でありますけど,この神石高原ブランドの農産物に対する基準というものを,そう基準が厳しいものはないと思いますけどが,やはり環境,健康,こういったことから有機,低農薬,安全・安心という,こういったことをキーワードにある程度のきちっとしたブランドの基準というものが必要ではないかというふうに思うわけですが,また環境への貢献とよく,あるいはエコな町を目指しておりますので,そういったものが付加価値として,ただ安くて安心・安全,おいしいだけでなしに,環境への貢献ということもプラスアルファの価値としてブランド化できないかというふうに思うわけですが,その点についてのお考えを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) 今度の土曜日,10日ですか,全国の有機農業の大会が本町であります。そういった有機農業の全国の指導者クラスが集まった大会になるんだろうと思いますが,そういった機運を通して本町でも安心・安全な食料,食品をこの6次産業とあわせてやっていけば,より一層,先ほど申し上げましたように神石高原の特化したブランド品になるんじゃなかろうと思いますので,もちろん有機農業をされている人はトマトもいろいろな野菜をつくっておられますので,そういう一般の農協へ生産する,市場へ生産すると違う特化したものですから,そこら辺は十分これからのブランドとしての可能性は秘めておるというふうに思っております。 ◆4番(寄定) この6次産業化とブランドということで今質問させていただいたんですけど,この6次産業化についてのもう一点,生産から加工販売というものを既に6次産業化と言われる以前から生産,加工,販売へ取り組んでおられる方もかなりおられると思うんです。今回県の事業を通してこのプロジェクトが進みますけどが,そういった現在取り組みをされておられる方に対する支援といいますか,さらに元気を出してやっていただけるような取り組みが必要ではないかと。新しい取り組みも必要ですし,現在のやっておられる方への支援,これについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎町長(牧野) もちろん新しいものだけを目指すんじゃなしに,既存の野菜等々,生産,加工,販売一体的にやるのが6次産業ですから,もちろん幅広く,これが神石高原での雇用の面でもプラスになる,あるいは経済の活性化にもつながる,総合的にプラス要因になるように仕組みをつくっていかなきゃならんというように思っております。 ◆4番(寄定) それで,町長の提案された赤と黒ということで取り組みが進んでおりますけどが,大変こういった力入れていただいてるということで感謝をしておりますけどが,期待もしておりますけどが,神石高原にはもう一個,神石コンニャクというのが昔からブランドで,神石といえば神石牛と神石コンニャクと,こう言われておりましたけどが,赤と黒の中にコンニャクは色は黒いようですけどがちょっと抜けてるんですけどが,この神石コンニャクに対しての地の利を生かした特産品としてさらにこれが広まるような取り組み,あるいは神石コンニャクのよさをもっとどんどん全国へ,あるいは海外へアピールできるような取り組みも必要ではないかというふうに思うわけですが,その点についてのお考えを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) この6次産業化というのは神石の資源を生かした農林業,そういったものの資源を生かしたというんですから,もちろんコンニャクも入ると思いますが,しかしコンニャクの栽培というのは高齢者向きでないのかなという感じがするわけですが,どんどんと減少しておりますが,しかし全国的に見るとコンニャクの消費というのは食品として,食べ物としての消費はある一定の水準はずっと継続しとるようですから,それの生産というのは必要だろうと思いますが,そこらを畑地の状況と高齢化した人間がどう取り組むかというのは大きな課題だろうと思いますが,コンニャクの生産販売というのはこれからも健康食品として取り組まれてもう既におりますので,そういったところでコンニャクのこれから消費が爆発的に伸びるというものではありませんが,そこそこの今の継続はできるものだと思いますから,神石の資源ですから,そういったとこも含めて総合的に6次産業化に可能かどうかというのは検証しながらやっていきたいと思います。 ◆4番(寄定) それでは,次の新規就農者の総合支援事業ということで農林水産省が本年度より取り組みを進めておりますが,本町では既に新規就農者支援事業を町の事業として取り組んでおります。国の施策としてこういう若者の農業への就農と定着を目指した取り組み,これもしっかり活用できればすべきだというふうに思いますが,それについての本町の町独自の新規就農者支援事業と,そして青年就農給付金などの活用の国の事業との取り組み,どういう兼ね合いでそれに取り組んでいくのかを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) 現在,ご承知のように単独事業で支援をしておりますが,これは8人ぐらいが対象者だと思いますが,すべて成功しておる状況ではないと思いますが,これから国が新規就農総合支援事業として150万円を就農の準備金として2年間補助すると,こういうふうに言われておりますので,それらと連動しながら農業法人への就職または独立した自営農家での就職ということになれば,最高5年間ぐらいは助成するというように言われておりますので,そこら辺が判明次第,連携をとりながらやっていきたいと思いますが,これは議員の皆さんの提案にもありましたが,新規就農者がすぐ農家に入っていくとか自分がやるとかというのはやっぱり農業的な技術面がございませんし,もちろん知識がありませんから,そこら辺を何年か,例えば農業公社で支援していくとか教育していくとか,そういった研修制度も確立していかないと,今までのはちょっと若干反省のなにがあるわけですが,就農の支援金だけ,補助だけしとけば町はそれで一丁上がりだということではないんですが,それに近いような状況も見られますから,十分そこはサポートしていって,農業ができるような体制まで支援していくのがよいんじゃないかと,そのようにも思っております。 以上です。 ◆4番(寄定) 全くそのとおりで,農業というのは非常に難しい面がありまして,気候とかそういったことに影響されるので,なかなか技術的にも難しいかと思うんで,自立できるまでがなかなか大変だと。農業技術の習得とあわせて経営面,そういった研修等もしながら定着していくように,自立し定着していくようなサポートというのを力を入れていかなくてはならないなというふうに思うわけですが,そういった点で本町の取り組みと国の施策とあわせて連動されるということで,ぜひ活用して,しっかり若者の就農あるいは定着につなげて,定住にまたつなげていっていただきたいと思います。 それとあわせて,そこで課題ですけどが,やはり定住,定着ということになりますと地域へ根を張るといいますか,地域での受け入れ,住宅あるいはそこの地域社会とのコミュニケーション,こういったものが非常に重要になってくるのではないかというふうに思いますが,そういった受け入れ態勢のサポートというのはどのように,受け入れ側の農業あるいは法人とかそういうとこも必要ですけどが,地域でのサポートがどのようにできるかということについての取り組みを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) それがもう私の頭でずっと全部総合的なものは持っておりませんが,ケース・バイ・ケースでやっていきたいと思います。 ◆4番(寄定) 臨機応変にその都度ということで,ケース・バイ・ケースというのは非常にとらえようがない答弁で,再質問のしようがないようなことでございます。 具体的にもしありましたら。 ◎町長(牧野) それに向けてケース・バイ・ケースでやると。ここの部分はどうするかという,それは総合的に考えたときに,そういう細部にわたってのとこを今私が申し上げる準備はありません。 以上です。 ◆4番(寄定) それでは,次の重要項目のバイオマス構想への推進についてお伺いをしたいと思いますが,我が町の豊かな自然環境あるいはそういった農林業というものを活用しながら取り組んでいくと,産業振興に,また町の活性化に取り組むということは大変重要なことであると思います。 また,東日本大震災による東京電力第一原発の事故以来,原発に頼らない,依存しないという方向で再生可能エネルギーとかの活用あるいはエネルギーの地産地消また分散化というふうに方向になりつつありますが,これにはまた課題も多いと思われますけどが,バイオマスタウン構想への取り組みというのはコスト高といったことで難しい面もあるかと思いますけどが,ときにかなった取り組みであるというふうに思っております。 昨年,神石高原町のバイオマスタウン構想というのが策定されておりますけどが,これに沿った推進,それの計画あるいは具体的な取り組みについてお伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) バイオマスタウン構想については,ご案内のように23年1月に構想を策定しております。これは現在のところ4つの利用方法があるというように認識をしております。 1つ目は林地の残材,燃料化とエネルギー化でチップとかペレット,堆肥,ペレット化し,堆肥の水分調整やふろの施設への燃料等々が考えられます。 それから,2つ目としてはトマト栽培における農業残渣の肥料化と堆肥化,そうしたものについての資源利用が考えられます。これはトマトのとった後の軸とかそんなものがバイオマスの一つの資源として位置づけられる。 3番目としては,廃食油等のバイオディーゼル化でございます。これは鹿児島のほうでかなりの広い面積の中で菜種油をつくって絞ってそれを町内,市じゃったかな,全部そこで消費して廃油をディーゼルにすると。ある一定の町でそういうものをして燃料の自給自足をやっておるというようなのが1つあると思います。 それから,食品の残渣とか養豚のほかの飼料として利用するもの,そうしたものについていろいろと資源としてはあると思いますが,これはある一定のバイオマスタウン構想はしておりますが,私はこれをどれを取り組むというのはそんな検討しておりませんが,漠然としておるわけですが,1つの起業おこし,もう一つ深く言えば殖産事業としての位置づけ,それが定住あるいは雇用の確保にもつながる。そういったものに連動しないと,ただの地産地消の燃料化だけでは余り意味がないんじゃなかろうかと思いますので,そういった構想は大きい視野を持って取り組む必要があるんだろうと,そのように考えております。 ◆4番(寄定) 全く私も同感でありまして,やはり神石高原町の持続可能,そういったまちづくりのために環境というものを生かす,あるいは産業という面でこれをバイオマスをどう利活用するかということが大きな1つある面,骨太の方針になるのじゃないかというふうに思っております。 化石燃料に頼らないということもありますけど,今国としても,世界的にもそうですけどが,天然ガス,シェールガスとか,メタンハイドレートへの取り組みも進んで,要するにシフトがそういうふうに,化石燃料,石油に頼らないというふうになっております。まして変動が非常に化石燃料は高い,燃料が,変動があるということです。特に今のホルムズ海峡の問題等で,これからどうなるかわかりませんけどが,そういったことを考えたら初期投資は高くつくけどバイオマスというのはずっと町内とか地元へ原料は賦存してると,あるということがありますので,それを産業にどうつなげていけるかという,一つの大きな構造システムを考えていかなくてはならないというふうにも思ってます。 真庭市へ視察に行きましたけどが,真庭市は確かに大きな集成材の会社がありまして,その端材とかかんなくずとかをペレットにして,そこの発電所がありまして電力を賄っておりますけどが,規模は小さくても我が町はコンパクトなバイオマスエネルギーエネルギーの地産地消,こういったものに取り組んで,環境への貢献,またそういったものが我が町のブランドにつながっていくというふうに思うわけで,ぜひしっかり研究しながら取り組んでいっていただきたいというふうに思っております。 この取り組みの体制についてはどのように取り組みをされるのかを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) この構想を策定するときにはいろいろな各方面の知識者といいますか,そういった人をなにしておりますが,まだ実行段階に向けての検討委員会のようなものは組織づくりをしなきゃならないというふうに思っております。 ◆4番(寄定) どういう形で実行できるかという検討と,そして具体的に取り組む場合にはやはり産業としてということですので,地元の木材関係の業者あるいは森林組合あるいはNPOまた外部の企業もございましょうが,そういった方々の協力を得ながら行政とかかわりながら,真庭市では民間企業が中心になって,行政はそういったいろんな手続のあるいは補助金などのサポートをしてきたと。行政が先に立ってしたんか思ったらそうでもなかったということでありますが,こういった真庭市の取り組みは高知県が県を挙げてまたそれを真庭市の取り組みを取り入れながらバイオマス取り組みに高知県として取り組んでおられます。 そういったことを踏まえて,我が町には自然林と里山林,こういったものたくさんありますし,また杉やヒノキも植林したものもありますが,約8割ぐらいは森林ですが,この林地残材がそのままになっております。こういったものの利活用ですることがまず第一ではないかと思っております。ペレットに活用していったら使い道がたくさんあるわけですけどが,ペレットには加工するのに経費もかかるし,ですが使い勝手はペレットがいい。だけどが,チップで今チップボイラーあるいはそれでガス発生装置でガスを,ガスボイラーと,こういった機器も開発されておりますので,しっかり検討しながら,この我が町の特性を生かした取り組みを産業につなげていただきたいというふうに思っております。 真庭市では,集積地を2009年3月,要するに林地残材の集積地を建設しまして,住民の方が山の木を切って,いつでもそこへ持ち込んで買い取っていただける,こういうようなシステムをして山の再生につなげており,またそういった林地残材あるいは間伐材の有効活用に取り組んでおられました。また,近隣の町でもそういう智頭町でもそういう取り組みが始まっておりますが,また神石高原町ならではのそういったシステムも必要じゃないかと思うんですが,そういった住民の皆さんのバイオマスに対する意識,啓発,こういったことも必要ではないかと思いますが,その点についてのお考えを伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) 午前中にもちょっとどなたかのなにに触れたと思うんですが,今どっかの智頭町の私もテレビ見たんですが,あの方式はいいな。山の間伐材を軽トラで集荷所へ持ってくる,それをチップ化するという,そういったものも含めて検討委員会,関係者が寄って知恵を出す会というようなものを設置していきたい思いますし,真庭は大きな企業がありますから,銘建というの,本町にはそんなものがありませんから,ある程度軌道に乗るまでは行政が指導しないといけないのかなと,このようにも思っております。 ◆4番(寄定) ぜひバイオマスタウンへの取り組みを実現していただきたいというふうに思います。 次に,教育行政についてですが,教育長にお尋ねをしたいと思います。 学習指導要領の改訂により,平成24年度から中学校で体育の授業で武道が必修化となりますが,この武道というのは心を鍛えるということで,礼に始まり礼に終わるという精神を大事にして,青少年の健全育成の上で大変重要な取り組みであるというふうにも思いますが,教育長のこの武道教育に対する基本的な考え方と本町における具体的な取り組みをお伺いをいたします。 ◎教育長(佐竹) それでは,寄定議員の教育行政に関する質問,中学校で必須となる武道教育への基本的考え方と具体的な取り組みについてであります。 まず,武道教育への基本的考え方でありますが,武道は武技,武術などから発生した我が国固有の文化であり,相手の動きに応じて基本動作や基本となるわざを身につけ,相手を攻撃したり相手のわざを防御したりすることによって勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことのできる運動であります。また,武道に積極的に取り組むことを通して武道の伝統的な考え方を理解し,相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動でもあります。 武道における固有の文化とは,3点あろうと思います。 1点目に伝統的に精神的な面を尊重する考え方が重視されており,修養的あるいは鍛錬的な目的を持っている。2点目に,先ほどもありましたが礼に始まり礼に終わると言われるように,礼法を特に重要視し,自己を制御するとともに相手を尊重する態度など,人間形成にとって重要な要素であること。3点目に,武道では相手は道,つまり人間としての生き方,あり方をともに学び合う仲間同士であり,お互いが目指す目標は道をきわめることであること。まさしく心身を鍛えるにふさわしい教育であると考えております。 次に,具体的な取り組みであります。 本町においては,長く剣道を体育の時間に指導してきた実績があります。よって,すべての中学校で今後も引き続き剣道の指導を継続してまいります。まず,学習指導要領への移行年度に4中学校の防具,竹刀等の数を調査し,数の調整,買い足し等で整備をいたしております。これによって生徒の学習活動が充実するようにいたしたところでございます。 また,安全面でございますが,防具をつけて行う競技であることから,柔道ほど危険性が伴うとは考えられません。過去のデータを見ましてもそうでございました。しかしながら,突きが禁じ技とされていることや竹刀のふざけた扱い方,管理の不徹底によるけがも想定されることから,安全に競技を行う態度を養い,指導者は常に安全や体調に配慮することが求められますので,この点につきまして引き続き学校に対して指導してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(寄定) 剣道に取り組むということですが,男女ともに剣道ということでしょうか。 ◎教育長(佐竹) 議員の言われるとおり,男女ともに剣道を行ってまいります。 ◆4番(寄定) 必須化ということでありますけどが,どうしても中にはちょっと無理だという方もおられると思いますが,そういった方に対してはどのように対応されるのか。 ◎教育長(佐竹) 生徒の中で無理ということもあるかと思いますが,これは剣道の技をきわめるというものではなく,基礎的,基本的なところを学んでいくと。そして,特に伝統やその特性また礼法等を学ぶということで,そういう面でやはり参加させていくということに努めてまいりたいと考えております。 ◆4番(寄定) 剣道は神石高原町ではかなり歴史もあるし,取り組まれてきたものでありますが,柔道に比べては事故やけがの割合が少ないということでありますが,一番心配されるのはけがとかそういった事故だというふうに思うんです。こういった武道への取り組み等に関しては。また,保護者や生徒の理解を得ようとすれば,そういったことになると思いますが,そういった点で指導者の存在というのが非常に重要になってくると思いますが,中学校武道教育における剣道指導のその指導体制,そういった先生方の体制はどのようになっているのか,伺いたいと思います。 ◎教育長(佐竹) この武道の導入によりまして,県教育委員会におきましても武道に従事する教職員の先生方の研修会というふうなものも実施をいたしておりますし,やはりこれを指導していく段階では安全に実施するという,そういうふうなマニュアル等も含めて,学校の中で教員等に十分そこら辺のところを周知し,研修を行っていければというふうに思っております。 ◆4番(寄定) ぜひ安全で実りある武道教育を進めていただきたいと思います。 次に,教育行政方針にも載せてありますけどもが,児童減少による来見小学校,豊松小学校の複式学級にどのように対応するのかを伺いたいと思います。 ◎教育長(佐竹) お答えいたします。 児童減少による複式学級への対応についてであります。 ご承知のとおり児童の減少,急速に進んでいるという状況がございます。平成23年4月に平成30年までの推計を行ったところ,今後8年間で80名余りの児童数減少が見込まれるということでございます。 町内の小学校では児童数減少によりまして複式学級が出現しつつあり,既に来見小学校では複式学級となっておりますが,平成24年度からはさらに豊松小学校に複式学級が出現してまいります。 現在,新しい学校配置方針の説明会,これ中学校の統合を含めて今説明会行っておりますが,この中でも各会場から複式学級への対応の要望が多く出されているところでございます。このような状況にありまして,教育委員会では複式学級経験教員の配置,また複数学級が同時に学習しにくい算数,社会,また実験に危険が伴うこともある理科の教科等について町独自の措置として非常勤講師を配置し,学年を分けて指導を行い,学習効果を高めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ◆4番(寄定) 人数減少により複式になるということは,ある面ではやむを得ない面もあると思います。ですから,複式であろうが単式であろうが,我が町は子供のための教育はこうするんだというものを持って対応をしていただきたいし,今町独自のこういった特別の配置による対応をするということでございますが,ぜひよろしくお願いしたいと思います。 また,複式教育に対しては,やはり教師の力量あるいは情熱というものが非常に児童・生徒に影響を及ぼすということで,経験者という複式についての非常に経験があり,また複式教育へ生きがいといいますか,教育の原点であると,こういった意思を持った取り組みというのが必要であるというふうに思います。そして,子供のための子供の最大の教育環境は教師自身であると,こういったことが如実に子供に反映するのが複式でもあると思いますので,どうかその辺を踏まえて教員の対応をお願いしたいと思います。 それともう一点,地域へのかかわりと,それから生徒数,児童数が少なくなりますとどうしてもそういったことが課題とされておりますが,他の学校,児童との交流あるいは都市との交流とか,こういったことも必要ではないかというふうに思いますが,その点についての取り組みをお伺いしたいと思います。 ◎教育長(佐竹) 議員の言われるとおり,教員のやはりやる気というふうなものも,これは育てていかなければなりませんし,特にこの複式のための非常勤講師の配置,これすべての教科ではございません。一部の教科であるというふうなことも含めて,教員の負担の軽減というものも考えておりますけれども,これをすることに子供への充実した授業を確保していきたいというふうに考えております。 それと,地域交流,他校との交流も含めてでございますけれども,やはり地域間交流につきましては,これは小学校,中学校との交流,また地域人材活用による地域の方との交流というものも行いますし,また小学校同士におきましては今回の計画にも入れておりますけれども,全校による宿泊体験とか,そういうふうな取り組みも行いまして,複式に限らず各学校が交流できる体制というものをつくっていくように考えております。 以上です。 ◆4番(寄定) それでは,3番目の帝釈峡遺跡群発掘調査50周年記念の行事がこの秋計画されておりますが,帝釈峡の縄文遺跡群は非常に考古学的にも人文学的にも全国といいますか,世界的にも非常に貴重な財産であるというふうに思います。 この広大の取り組みによりまして,1962年から50年に当たり,現在観音洞窟の上の大風呂洞,岩陰洞窟の調査が行われておりますけどが,永野我が町で神石高原町で行われておりまして,50周年という長きにわたって取り組みがされておりまして,これのシンポジウムを開催ということになって,非常にこれをぜひ我が神石高原町をアピールする,帝釈峡をアピールする非常にいい機会だというふうに思いますので,ぜひとも大成功させていただきたいと思います。この記念行事に対する庄原市との連携あるいは広大との連携,県との連携もありましょうが,具体的な取り組みをお伺いをしたいと思います。 ◎教育長(佐竹) 帝釈峡遺跡群発掘調査50周年記念行事の具体的な取り組みでございますけれども,この件につきましては9月定例会でお答えしたところでございますが,この記念シンポジウムは広島大学の大学院文学研究科考古学研究室と庄原市教育委員会,神石高原町教育委員会の共催により行うものであります。 開催日についてですが,11月10日土曜日,総合交流センターじんせきの里を会場に開催することが決まりました。内容といたしましては,帝釈峡遺跡群発掘調査50年の調査成果や帝釈峡遺跡群から見た石器時代についての講演,人類学から見た帝釈峡の石器時代人骨の調査成果と今後の展望について。また,動物考古学では,出土動物の骨から見た石器時代の生活についてなど,大学教授3名による講演を予定いたしております。 そして,午後からパネルディスカッションを検討いたしているところでございますが,このパネルディスカッションにつきましても県教委の文化財課,それから中国新聞,後援者,また地元代表というふうなところで現在調整,検討しているところでございます。 ◆4番(寄定) 県も挙げてということで,県知事も招待できればしてください。 それで,町長,町を挙げてこれは取り組んでいただきたいというふうに思うわけですが,その点この50周年記念に対する,教育委員会が中心ですけど,神石高原町としての取り組み,思いというものがもしございましたら,ひとつお願いをしたいと思いますけど,何かないですか。            (「なし」の声あり) 何も申すことはないと,町長,教育長にすべて任せてということですので,ぜひ大成功の記念シンポジウムにしていただきたいというふうに思いまして,質問を終わらせていただきます。 ○議長(岡崎) 以上で寄定議員の一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は2時5分とします。(午後1時55分) ○議長(岡崎) 再開します。(午後2時06分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 ◆6番(佐伯) それでは,私はあらかじめ通告しております3点について質問をさせていただきます。 1点目は本町の農業6次産業化の推進について,2点目は新規就農者支援について,3点目は源流の里維持再生対策についてお伺いいたします。 それでは,まず1点目に本町の農業6次産業化についてお伺いをいたします。 町長は予算大綱の中で,施政方針として本年度は特に企業誘致を念頭にした雇用の創出,農業の6次産業化の推進,バイオマス構想の推進,教育環境整備の充実の4点を最重要課題として具体的な成果が得られるよう取り組みたいと述べておられます。 私も本町の最重要課題は若者定住と産業振興対策だと考えております。私はその中から農業の6次産業化の推進についてお伺いをいたします。 農業の6次産業化については,合併前の旧町村のときからの大きな課題であります。本町の農家においても作物の栽培や家畜の飼育は経験やノウハウもあり十分対応できますが,加工や販売になるとだれもがそう簡単に取り組めるものではありません。旧町村でもそれぞれ加工施設や研究施設を持ち,取り組んできた経緯はありますが,一定の成果はこれも出ておりますが,期待したような成果が出ていないのが現状であります。 まず初めに,町長は本町の農業6次産業化の現状について,どのように認識されているのかお伺いをいたします。 ◎町長(牧野) 佐伯議員の質問でございますが,3点の中,1点目の農業6次産業の推進についてのお問いでございます。 その中の1点目の6次産業の現状認識をどう考えておるかというお問いでございますが,言われるように合併前からの6次産業というのはいろいろな角度から出ておりましたが,原材料確保,資金,商品化のノウハウ不足など,いわゆる踏み切れない農業者もあるというふうな現状認識を持っております。 それと,農産物の加工品としてはみそ,もち,コンニャク,漬物などがあるが,産直での加工品は個人の加工品が多いということでありますから,こういったところの現状で,いま一つ6次産業化できないという現状であろうかと思います。 以上です。 ◆6番(佐伯) 町長の認識も,いろいろなことはある程度はやっておるけれどもいま一つできていないという状況であろうという認識であると思いますが,やはり旧町村でもいろいろやっておりました。現在も個人でやってる人もおられますし,産品産直にもいろいろ出ております。こういうものもありますが,なかなかヒット商品は出ない,ヒット商品出すということは非常に難しいわけなんですが,なかなか全体的にもう少しふえない。販売やなんかに関しましても,産品産直市場でとまり,大きくなると都市のほうへも出荷も可能になるんですが,どうしてもその程度しか出てこないような状況なんです。 ことしは県の施策もありますけれども,この6次産業化に取り組まれるわけなんですが,新しく,町のスタンスとしてどういう感じで取り組まれる考えなのか。また,民間活用はどのように考えているのかをお伺いをいたします。 ◎町長(牧野) 前段のあれですが,産直市場へ出とる個人の加工品というのは,量にしても金額にしても相当部分があります。それを十把一からげにまとめるというのは難しいと思いますが,そういったところから企業体質にしていくと。1つは雇用の確保ができるような,そういうものにしていくと。そういうことになれば,どうしても民間活用だけでは無理だろう。町と連携しながら,官民一体となった取り組みが必要だろうと,そのように思います。双方が連携を密にして取り組む,そういうのがこれからのなんで,どうしても企業としての取り組みということにないと雇用が生まれませんから,そこまでを目指すものでございますが,しかし個々でも産品市場に出される人はかなり収入を得ておられますので,そういったところをまとめるというより新たに何かできればというふうに思っておりますが,いずれにしても町指導かというところも官民一体だというふうにご理解いただきたいと思います。 ◆6番(佐伯) 今回の事業,新しくする事業はソフトが中心だろうと思いますので,大きな施設,加工場だったりするとはないんだろうと思います。これもいろいろな町内もありますし,しっかり活用されているところもありますけれども,やはりこれもしっかり利用していただきたいとは思っております。そのことは後聞きますが,官民一体である。 以前商工会に対しての補助を出しまして,農商工連携ですか,ああいうようなんもやはりやってここ二,三年前からやっておったことがあります。商工会のほうも各視察に行ったりとかいろんな研究されて,商品化されたこともあるんですが,なかなかこれもどがなというふうになったか,成果が見えてこない。今後はこれはどういうふうに今とられておられるのか伺います。 ◎町長(牧野) これは法的なものがあるんかどうか,私はちょっと承知しかねとるんですが,商工会自体は指導機関であって,事業主体にはなれないというようなことが,どうしても商工会からは出るわけです。ですから,なかなかいい発想だからそれを推進するようにというてもどうも最後までというのはできないのが現状であります。 ◆6番(佐伯) あれは商工会の中でも企業といいますか,個人の方が研修に行かれてある程度取り組まれた経緯もあるんですが,これも続いていないように思います。 また,今は非常に建築関係は厳しいものがありますので,こういう法人の方もこれに取り組むようなことを考えておられるのか,それに対しての町としての取り組み方,支援などの考えはあるのか,伺います。 ◎町長(牧野) まだそこまで,商工会もちろん入っていただく,アドバイザー的なものだけにしてもそのように思っておりますが,どことどこと組むというような,まだ基本的な組織づくりまでは入っておりませんので,まだ今計画を出して県のほうで採択をしていただいたという段階でございますから,これからの問題だと思ってください。 ◆6番(佐伯) ことしの事業はさっき言うたようにソフトだと思いますが,これことしの事業だけでなく,町長の所見としてはいろんなこともお聞きしたいわけなんですが,町長の所見としてはどんなふうに考えておられるのか,点があれば伺います。 ◎町長(牧野) 私の所見は,さっき寄定議員のとこでも申し上げたように集中してやりたいという面はあります。総花的でなしに今の赤と黒をいくのならそれ,要するにハチみつとなにをするのと,ですからそこのところは私が余りこれで行けという専制政治ではありませんから,皆さんからの発信といいますか,そういう提案は尊重しますが,私とすれば総花的でなしに,ある程度絞った段階でやりたいと思います。 ◆6番(佐伯) 最初に言いましたように,農家の人はつくるのは上手つくってんですが,あとの商品化とか加工,また特に販売とかなると産直市場へ出すのは問題ないですが,自分で販売するということになるとまたこれもなかなか難しいという面がありますので,町のほうがそういうところをやはりしっかり主導的な立場をとって,しっかり研究をしながら取り組んでいただきたいわけなんですが,今まで旧町村内でもいろいろあろうと思いますが,各加工施設があります。かなりあると思いますが,これも十分活用されてるところもあると思いますが,ほとんどイベントの前だけとか,年末とかというぐらいしかほとんど使われてないような面もあろうと思いますが,これらの活用についてはこれと連携したことは考えておられないのか,これからのことでしょうが。 ◎町長(牧野) 今のお問いの町所有の加工施設は6カ所ありますが,すべて100%利用になっておりません。それも規模が小さくて,商品をつくる,原料をつくる加工場としてのそういったものでございますので,これからこういう,そうはいっても町の所有の加工場,フル活動してやりたいというふうにも思います。 これは私よりも,県のほうにまちづくり推進課の課長,県のほうで採択を受けるのですから命を削るほど考えておりますので,何なら答弁させますが,どうでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(垰本) 未来創造計画の中では既存の商品のブラッシュアップと新しいものをつくっていこうというような,両方の考え方でございますけれども,特に地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出と及び地域農林産物の利用促進に関する法律,いわゆる6次産業化法というのが23年3月に施行されておりますので,これらを十分に活用していけば新しいものができていくかなというふうに考えております。 具体的なものにつきましては,先ほど佐伯議員の言われたように24年度が調査年度でございますので,そこらでしっかり見きわめをして,町長が言いますように総花的でなくこれでいこうというものでやっていったらというふうに思っております。当然既存の施設も有効活用されるべきかというふうに考えております。 ◆6番(佐伯) 24年度に調査をして,方向性を決め,新しい商品を考えると。そうすると,次の二十五,六年度にはやはり今の施設もいろいろあるとはいいましても古いものもあるし,中の特に機材なんかも古いものもあろうと思うんですが,そういうふうなものに対してもやはり助成とか考えておられるのかを伺います。 ◎まちづくり推進課長(垰本) その調査研究の結果が出ないうちに軽々に申し上げることはできませんけども,この6次産業化法が指定している内容を吟味し,最大限利用していくというのが一番メリットが大きいかなというふうに考えております。 ◆6番(佐伯) 全国では,やはり加工とかいろいろなことになると,農業関係になると農協が主体でやられとって成功しておるとこもかなりあります。ここは農協との連携は全然考えておられないのか,また考えておられればその点について伺います。 ◎町長(牧野) まだ農協との協議には入っていないと思いますが,当然農協もいろいろな面で入って,連携をともにしてやりたいというふうに思っております。 ◆6番(佐伯) 農業といえばやはり農協が本格的に力を入れてやることが望ましいと思いますので,農協ともしっかり連携をとって向かっていただきたいと思います。 それでは,2点目に行きます。 新規就農者支援対策についてお伺いします。 本町の就農者支援は既に事業開始から3年を経過しようとしております。新規就農者の現状についてはどう認識されているのか,また24年度からは新たな支援のための施策も打ち出されていますが,今までの2年間の給与といいますか,金銭面の支援の後はそれぞれの計画に沿って自立した経営の目標に向かって進むわけですが,2年間の研修期間だけではすぐに自立した農業経営は非常に難しいのが現状だと思います。 また,農地の確保のための助成制度もあるわけですが,その活用も利用もされてないと聞いております。新規農業者が自立した農業への目標は達成できつつあるのか,その見通しと今後の支援についてお伺いをいたします。 ◎町長(牧野) 新規就農者支援についてでございますが,現状としては現在8名がそれぞれの分野で頑張っております。和牛関係で2名,トマトを含む野菜関係5名で,農業公社も1名であります。 和牛関係の2人は,1人は独立して,全く畜産農家ではありませんが,今既に20頭ぐらい肥育をやって,これ肥育ですから,それからもう一人は神石の畜産農家の後継者ということでありまして,この2人はかなりいけるんだろうという,私,自信も持っておりますが,農業公社へ入った人はそれなりな機能を発揮しておりますが,農家,自分の自宅でやっとるのはどうも把握しにくい面がありますので,なかなか評価できませんが,おっしゃるようにこの事業は2年間で終わります。それ以後については,町の産業振興的な補助金などで活用しながら,営農計画書に沿った就農をしていただくと,こういうことになろうと思います。 それから,また24年度,本年度からは国の制度もありますので,活用しつつ,研修を助成する制度も入れて充実を図りたいというふうに思います。 以上であります。 ◆6番(佐伯) 農家の出身の人はその家の後継者としてスムーズに入れると思いますけれども,農業以外の方,また町外の方などというのは非常に,特に町外の方,神石来て農業したいという方もあろうと思いますが,一番問題なのはやはり農地の確保だろうと思います。 それぞれそういう希望の人はそれぞれ自分の希望を持って,また目標も持っていると思います。ブドウをやりたいとかまたトマトをやりたいとか。やはりそういう場合に,住宅もですが農地の確保が非常に難しい。特に町外からの人は人もわからないし,いろんな面があると思うんです。やはりそういうときに町がここを何ぼか,買うわけではないんですが,話し合うて確保して,あらかじめ何ぼか話をできるとこを持っておって募集するような体制ができないものかと思うんです。トマトならここらがいいですよとか,ピオーネならここがいいですよとか,やはり形態によって複合経営もありますし,いろいろあろう思うんです。 どこの農家も年とってますが,非常に,特に源流の里,高齢化してもう手放そうかという人もおられますし,あがあでもなかなかやはりもうつくらんのんじゃけど,先祖からのもので手放さないということもあって話をするのも難しい。それをやっぱり行政が仲立ちをすることによって,もう少しは土地の地主の人もやはり安心して任せられるのではないかと思うんです。 ですから,そういう仕組みをつくって紹介できるような体制ができないものかと思います。特に町外の人に対しては。その点についてのお考えはありませんでしょうか。 ◎町長(牧野) 現在も就農される相談に来られる方に空き家バンクなり町営住宅をまちづくりの課で紹介しておるようでございますが,それ場当たり的な対応でありますので,おっしゃるようにそういう仕組みも要るんかなと思います。 ですから,受け入れ態勢はこうだといって募集するというのが一番というか,ベターじゃないかと思いますので,その辺はおっしゃるようなことも検討していきたい。今は空き家バンク等々でやっているのが現状でございます。 ◆6番(佐伯) 土地というのは非常に難しい面がありますので,家もあいとってもなかなか貸したくないとか売りたくないとかというようなんもありまして,空き家バンク制度もなかなか進まないような状況ではあると思うんですが,やはり新規の人を入れるということになるとそこまでせんとなかなか入ってこれんのじゃないかと思うんです。直接個人の人がいろんな交渉をして話をつけるというのは非常に難しいと思うんです。ですから,そういうことに積極的に取り組んでいただきたいと思います。そういうことが耕作放棄地の解消にもつながると思いますし,本町の農地の流動化とかいろいろな面にいい経過は出ると思いますのでよろしくお願いをいたします。 それでは最後に,源流の里維持再生対策についてお伺いしたいと思いますが,過疎高齢化の進行の著しい本町にとりましては,源流の里維持再生対策は大きな課題であります。本町も以前より取り組んでいるとこでありますが,これまでの取り組みと成果についてはどのように認識されているのか。また,課題と今後の取り組みについて伺います。 ◎町長(牧野) この源流の里維持再生対策ですが,これは全国的な広がりはあるわけですが,それに対する教科書的な参考書もない,要するに地域に合った手探りの対策でございます。 先般の地域サポート全国ネットワークで総会,第1回の持ちましたが,それぞれどんなやり方でやっとるかというのを情報交換する場になったと思いますが,したことですから,これをやればこれだけの効果が出るというのがなかなかつかみにくいと,難しい対策事業であるということは認識していただいておると思うんですが,今取り組んでいる状況を申し上げますが,平成21年度に10名を任命しております。それから,自治振興会との連携が必要ということで,23年8月から新しい集落支援員,これ全部で31人になっております。 それから,現在月1回の研修会や交流を深め,地域課題の掘り起こし,解決策について議論をしておりますが,ここで地域づくり計画書の策定につなげていくと,このように成果とすればそうですが,なかなか支援員さんのとこで地域づくり計画書なるものがどんなものが出るかわかりませんが,これもなかなかたやすい作業じゃなかろうと思いますが,しかしそんなに事務的なことよりも再生に向けてですが,現地の安心・安全の確認,そういったところ,それからひとり暮らし等々に,人間というものは話しかけてもらっただけで安心な心境になるわけですから,そういった目に見えないソフトの部分ではかなりの成果が私は上がっておると思います。 ですから,これをまだ充実さすためにはそういった計画書もなされるというように聞いておりますが,現在のところはそういう状況であります。 ◆6番(佐伯) 去年までの2年間で既に積極的に取り組まれているところもあります。全然ほとんど取り組まれてないところがかなりあろうと思いますが,現在のいろいろな調査をされて,アンケートなどされて,今計画づくりの段階だと思うんですが,聞いてみるとこの計画すらなかなか思うようにいかないところかなりあるようでございます。 集落支援,支援といいますと集落のほうからいいますと何をしてくれるんだろうかという,受け身になってただしてくれるのを待つような段階,段階といいますか,そういう認識のところが多いんです。何かせえというてもできゃあせんじゃないかというようなことが非常に多いんで,やはりそういう考え方から変えていかなければいけないとも思うんですが,なかなかそこへ軸になっておられるリーダーもおられない,またそういうなかなか全体的に非常に高齢化しておるのでそういうとこ難しいところがかなりあると思うんです。やはりそういうところを行政は手助けをしていかないけんのんじゃないかと思います。できるところはほっとってもいろんなことをやってくれますので,予算づけぐらいでできると思いますが,全然できてないところ,そういうところをほっとくわけにもいきませんので,ただ安否確認ぐらいで済ませていいものだろうかとも思うんですが,その点についてはどのようにお考えなのか,お伺いします。 ◎町長(牧野) 地域の実情で地域間格差が生じているのは事実だろうと思いますが,そこの取り組みがいろいろな角度でアドバイザーできるような,そういううまくいっている地域,そんな人のアドバイスはそういう研修会等々して,先ほども言いましたように教科書も何にもありませんが,まあまあ成功に近い状況の地域もあるわけですから,そういったところを連係プレーにして研修会等々していきたいというふうにも思っておりまして,先ほどちょっと落としたんですが,地域再生基金というのを積んでおりますから,そういったものも利用していただければ,なお一層活動が活発化するのかなと,このようにも思っております。 ◆6番(佐伯) 地域によって大変難しいところもあると思います。やはり地域に担当者を決めて,町の職員をそこに出させるというようなことは,担当を置いて支援をさせるということは考えておられないのか,伺います。
    ◎町長(牧野) 全国の自治体でそういうところも実はあるように聞いておりますが,本町ではまだそこまでの考えは持っておりません。将来必要ならそういうことも考える余地は残っておると思います。 ◆6番(佐伯) やはり今の限界集落といいますか,源流の里は非常にまたどんどんこれからもふえてくると思います。10年先には8,000人台の人口になるということでありますので,高齢化率も全町でも50%超えるということでありますので,取り組んでもなかなかできない,ほっとればなおさら悪くなるばかりでありますので,町のほうもそういうことを考えていただいて,積極的に取り組んでいただくことをお願いしまして,私の質問を終わります。 ○議長(岡崎) 以上で佐伯議員の一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。(午後2時37分) 再開は14時50分とします。 ○議長(岡崎) 再開します。(午後2時49分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 ◆2番(橋本) この11日で東日本大震災,1年を迎えます。先日,湯崎広島県知事が県民と県内への避難者に対するメッセージを発表されました。県内で避難生活を送る237世帯530人の被災者に向け,被災県の復興と避難生活にできる限りの支援を継続していくと宣言をされました。また,県民に対して,防災体制の充実強化などに意を新たにして取り組む,そして震災発生時刻11日午後2時46分にはそれぞれの場所で黙祷をささげるようにと,こういった談話を発表されました。私もこの時刻には黙祷をささげ,私のできる支援を継続をしていきたいと思っておるところでございます。 この震災を通して,やはり日本人の心と魂,そして人間の強さと団結心を新たに痛感をいたしたところであります。人と人とのきずなで信頼関係を築き,だれもが幸せに生活をすることが人間の真の生きる姿だと思っており,その思いを胸に持ちながらいろんな活動に邁進しておるところでございます。 さて,一般質問に入りたいと思っております。 3点について通告をしております。1つは予算大綱について,2つ目は空き家情報バンク制度について,そして神石高原リゾート星の里いせき宅地分譲についてであります。 まず1点目,予算大綱についての中で2点ほど質問を上げております。 1点目は町政運営の課題克服として雇用の創出についてであります。そして2点目,かがやきネット情報通信サービスの基盤整備とは具体的どう進めていくのかを2点上げております。 まず1点目の雇用創出につきましては,それぞれの議員から何回となくこの質問を出されており,町長もご答弁をされておられます。またここで私が質問をいたしますと前回と同じパターンに入りますので,今まで町長がご答弁されたことを少しまとめてみたいと思っております。 何回もこの問題について質問が出たということは,町長そして我々も同じ問題を共有しておると思っております。やはり若者の働く場,若者定住を第一に考えるべきであります。町長もそのことは同じ考えであろうかと思います。持論に工場の誘致,そして農業の関係,6次産業によって雇用の創出をという考えをお持ちであり,また光ケーブルを活用したIT企業への誘致もという考えを示されました。組織全体で取り組むと,庁内の委員会を設置してそういった対策を講じることも答弁をされており,私の質問をし,答弁をいただくことすべて町長がもう申されましたので,この点についてはご答弁はよろしいかと思います。 その2点目のかがやきネットの情報通信サービスの基盤整備とは具体的にどう進めていくのかについて,まずお伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 橋本議員の質問でございますが,3点についてお問いでございます。 その中の1点目でございますが,雇用の創出については議員のほうから今まで私が答弁として申し上げたものを要約して,考え方を共有したというふうに述べられまして,大変ありがたい発言であるというふうに思います。 私も一番我々行政として取り組む課題というのはここにあると。要するに人口が減ってくるという,これは日本の社会の一つの現象ではございますが,特に中山間では減少が激しい。赤ちゃんの誕生,出生率が非常に低いということは若者が少ない,若者が定着するように何としても知恵を出し合ってこれから対策をしていくのが,これが一つの将来につなぐ橋になるというふうにも思っておりまして,共有した考えを強調していただきまして,ありがとうございました。 それでは,次の答弁といたします。 かがやきネットにつきましては,おおむね軌道に乗りつつあるというふうに考えております。また,屋外放送施設も間もなくJ-ALERTシステムという災害情報を屋外設備に発信できる,そういう装置ができる見込みでございます。 それから,24年度,今年度につきましてのハード事業としては,油木,神石地区の防災無線の屋外アンテナ撤去,三和地区の有線放送設備撤去など計画しております。 それから,ソフト面ではかがやき便り,知っ得ネットの充実や安心通知システム,IP電話の普及を図ると,こんなものがこれから進めていく具体的なものでございます。 以上でございます。 ◆2番(橋本) 予算大綱の中へ情報通信サービスの基盤整備を進めていくという文言がありましたので,新たにいろんな活用をした施策をとられるのかと思い,質問をさせていただきました。 先ほど答弁の中で,防災,有線の施設の撤去,そしてIP電話等々の加入の促進を進めていくという答弁でございました。今年度,かがやきネット情報通信サービスには,委託料として1千万円計上してあります。1千万円の内訳は今のかがやきネットのほうへ,そしてこの議会中継,特番の放送,放映,振興会の情報,お悔やみの情報等々の計上だと思っております。新たにその活用をしての事業といいますか,ものがないなと思っております。やはりせっかくこの光のケーブルができましたので,これを何とか活用する方向でなければこの整備した本当の意味が出てこないかなと思っております。 ただ,保健課でしたっけ,介護予防体操を放映する予算が入ってましたけれども,こういった取り組みをこのケーブルを使って,非常に私はよいことだろうと思います。また,ほかには昼間ではお年寄りが見られると思いますから,頭の体操的な放映とかいろんな身体を動かすような体操等々の,短くてもいいですから時間の決められた範囲できょうの朝何時にはこういった放映がある,そういう楽しみを求められるような番組をぜひつくっていただければと思いますが,町長のご所見をお伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) そこにお問いがあったんなら,ちょっととんちんかんなことを答弁したと思いますが,かがやきネットの通信サービスの,ああいう充実した放送ということを望まれるんだろうと思いますが,せっかく20億円以上の巨費を投じてした事業ですから,ただ通り一遍の流れ的な放送だけではそりゃ住民の皆さんも満足度は低いと私も思います。 それから,この前病院の院長がほかなテレビは画面がすごう多いのに,かがやきネットは何か画面が昔のテレビのように言われたけえ,いやそう言われりゃそうじゃな思うて,私もそこまで気がつかなんだですが,よく見るとそういう感じです。ですから,画面が悪かったら特に年寄りなんか,病院の院長がそう言われるというのは町民の患者さんが行って言われるんだろう思うんです。画面が悪いからいいほうへ変えてみると。そういう院長からそういう不平が出るとは意外でしたが,ついこの間の懇談の中で話出ました。 そこは一例ですが,これは専門的にはケーブルジョイと契約しておりまして,契約内容の変更が要るのか,そこの専門的なところは私も承知しませんが,せっかく巨費を投じたのですから,もうちょっと時間が来てもまだ見たいというように皆さんが考えられるように,そういう充実した放送を私も望みたいと思うんですが,これは今の段階で契約外だったと,そういうことがあると思いますので,その専門のとこはわかりませんが,私の今思っているコメントとして聞いていただいて。 以上です。 ◆2番(橋本) ぜひ視聴者側に立って楽しめる番組づくりもぜひお願いしたいと思っております。 それともう一つ,インターネットを活用して,テレビ電話と言ったほうがいいんですか。カメラをパソコン上にカメラを設置してお互い顔を見ながら話ができることもこの光ケーブルを使って多分無料でできるんだと思いますけども,その辺も安否確認やらまた遠く離れたお子さん,お孫さんにも顔を見ながらの通話もできるようなことも,今この光を使ってできるんだと思います。そして,実際ケーブルジョイさんもそういったところへできる人へ講習とか,いろんなとこへ走り回っておられるんかなと思いますけども,そういったことも町としてアピールをしていただきたい。 そして,先ほど言いました安否確認,そして買い物支援,これはまた次のあれなんですが,買い物支援も画面を見ながら買い物ができる,ボタンを押せばというシステムです,ぜひこういったことも考えていただきたいと思います。もう一度,町長のご所見をお伺いしたいと思います。 ◎町長(牧野) 視聴者が喜んで見ていただける満足度の高い放送,それは異議がないとこですが,専門的にはさっきも言ったように独自のスタジオをつくらないと難しい面もあるんだろうと思いますが,それをケーブルジョイへ委託として出しておりますから,要するところは金を出せば充実したんができるんかなとは思いますが,その辺の協議という限度もございますので,私の思いをお問いですから,私の思いはあなたの思いと同じことですが,しかし行政の執行者とすればできない面もあるわけですので,そこのところはご理解いただきたいと思います。 ◆2番(橋本) 次に行きたいと思います。 空き家情報バンク制度についてであります。 これは,定住促進の一つであると思いますが,売りたい貸したい人の空き家空き地の情報収集と神石高原町へ住みたい,家を借りたい人への情報提供の制度だと思います。 そこで1点,定住するに当たり,地域への受け入れ方などについて町としてのかかわりをどう思っておられるのか,お伺いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 空き家バンクにつきましては,参考までにちょっと申し上げますが,34件の空き家物件が登録していただいております。そのうち10件が成約しておるということであります。利用申込件数は100件程度あるようでございます。 今お問いの地域とのコミュニケーションというところは,余り現段階ではとってないんだろうと思います。これはちょっとある自治振興会長がこりゃ行政やゆされた面でございますが,参考までに申し上げますが,その人はこうおっしゃりました。町には人口がふえりゃ何でもいいんか,そのようにしかとれない。何でかというて聞いてみると,空き家バンクへ人が入りゃ満室になるんでいいんだろうけど,入る人によったら近所の者が困るというようなことをちょっと言われまして,そりゃ本当そうだなということでございまして,この点は空き家バンクの担当する課とも十分協議しながら,今後においては自治振興会長を中心にそういった事前協議をして,納得のいく理解をいただく中で空き家バンクの活用をしていきたいと,このように思っております。 ◆2番(橋本) そういった問題があるということは町長認識をされておられました。 この制度,情報提供のみなんです。ここへ空き家があります,はいそうという情報提供だけであとは当事者間で売買等々をしなさいと。それが成立すると,ほいじゃどうぞというとこで終わっとんです,行政が。じゃあ,実際町からそこの空き家へ入居する場合,例えばある日突然トラックが来て荷物を運び入れたと。これだれじゃろうかという周りの人が不安がって,そういうとこへ一切周りの近所の人にも情報がないし,振興会にも情報が入ってないからそういうことが起きとる,現実にそういうことが起きとるんです。 田舎暮らしというのは非常にそういった人と人とのコミュニケーションをとることが第一番なんです,実際皆さん住んでおられますからわかりますけども。町の人たちはそう言った人もおられますが,やはり個々の生活だけで生活をしょうった人だろうと思いますけども,いざ入ったときはうちだけがよけりゃええという考えではないんでしょうけれども,そのつき合い方が多分わからないと思うんです。どうしたらいいのかというところがかえって疎いのかなと思うことでそういった問題が起きるのかなと思っております。 情報提供だけではなく,そういった互いの相談員といいますか,相談をする人,入ってくる人の相談,そして地域への相談という相談員というものが必要なんかなと思っとるんです。すべてそれは,そこをまだすべて行政にやれというのはいささかまた問題があろうかと思いますが,その辺の体制というか,相談窓口的なものを設置をしたら,そういった問題の起きることが一つでも少なくなるんではなかろうかと思いますけども,その辺について町長のお考えをお願いしたいと思います。 ◎町長(牧野) 行政としてもそういう声も聞きますから,反省点として新年度から自治会と協力し合い,受け入れ態勢づくりを取り組んでいきたいというように思います。窓口というところまで一気に行くかどうかわかりませんが,もうちょっと状況,入る人のなにを近隣の人との協議をして,都会なら近所の人がだれがおるんかわからんと,そういうことは聞くわけですが,やっぱり田舎の生活というのは人の隣へ何百年も住んどる人があいて,そこへ入ってくるというのは何者が入ってくるかというのはやっぱり違和感があるんだろう。その辺はきちっと対応していきたいというふうに思います。 ◆2番(橋本) それと,これは当事者間の問題で,その問題にすることもないんでしょうけども,当事者間で契約され,売買できましたと。それで入居されましたと。家の中には家財道具がいっぱいあったと。それを処分しなくちゃいけんという,そういった困った方もおられたのも現実であります。これは当事者間の問題であろうかと思っております。 また,先ほど町長も言われましたいろんなことで今後のことに課題だという認識をいただきましたので,ぜひともお願いしたいと思います。やはり一つこじれますと,その地域へどうもお互いがやっぱり構えてしまったら,どうにももう再生といいますか,できない状況になるまでそういったコミュニケーションをとるような指導をぜひともお願いをしたいと思います。 次に行きたいと思います。 神石高原の星の里いせき宅地分譲についてであります。 この分譲につきましては,24年度の予算大綱の中には触れてはなかったと思いますが,定住対策という大きな意味でその中に入っとるよと言われれば,それで理解はいたします。 この宅地分譲,一昨年より販売開始となったと思います。72区画やっておりますが,現在38区画販売されており,既に12世帯が定住されたと聞いております。そして,今月中にも1世帯がふえるそうで,23年度中は合計13世帯が定住をされると聞いております。3年間で50区画が目標とされておりますが,あと24年で3年目ですよね。 そこで,2点についてお伺いをしたいと思います。 この販売に向けて,完売に向けての町長の意気込みと24年度の販売戦略を具体的にお願いをいたします。 ◎町長(牧野) 完売に向けての意気込みですか。これは意気込みだけでは成就しませんが,意気込みも持っております。午前中にもちょっと触れたと思いますが,50区画をひとまず当面の目標にしておりますが,それはもう少しのところへ,今言われたように38ですから,来ておると思います。これから条件の悪いところがどうも残ってるということだろうと思いますので,その条件の緩和に向けて販売条件の緩和,要するにハードルが高いとこはハードルを低くする,そういう措置をとりたいと思います。いつまでも最初やったことをずっと踏襲する気持ちはありません。 ものを売るのには例えが悪いと思いますが,生ものを販売する店は夕方になると2割引きとかというのが出ますから,やっぱり販売,セールスするというのは商魂というのはそこら辺も十分あるんだろうと思いますので,そういったことも参考にしながら完売に向けて取り組みたいというふうに思っております。 皆さんのご協力もいただく中でここまで来たというのは,発案者として町長としては大変ありがたいことだと思っておりますが,なお一層これから完売に向けて努力を傾注したいというふうに思います。 済みません。答弁漏れがございました。 建築条件の緩和は今申し上げますとおり,それで完成した家もできつつありますので,完成した家の見学会やイベントの開催,前もやっておりますが,宣伝PRの促進,備北の企業等を中心に営業活動を展開する。この販売については担当課ももちろんですが,あそこへ販売の担当者としてついていただいとる方々の総合的な支援のおかげで今日なっとるということもこの際表明しておきたいと思います。 以上です。 ◆2番(橋本) 24年度の販売戦略の中で条件緩和を言われましたけども,24年度は今までの条件でいくということですね。24年度条件緩和するという意味じゃないですね。 ◎町長(牧野) もう24年度からそういう条件緩和していきます。新年度から。 ◎まちづくり推進課長(垰本) 24年度から町長いろいろな条件を緩和するというふうに申し上げましたけれども,現在パンフレットでいいます青色のところがございます。町内業者による建築を求めている条件がついたところがございますけれども,この部分については24年度から解除をしていこうというふうに考えております。他の例えば区画を分けるとか,単価を下げるとかということにつきましては,25年度以降で見直しをするということでございます。 ◆2番(橋本) 昨年でしたっけ,同僚議員からの質問の中で3年間を50目標とすると,それで条件はこのままでいくという答弁を多分されたんじゃないかな思うんですが,それは変わったということですね,24年度は変わったということ。 ◎町長(牧野) これは午前中にも申し上げましたように,刻々と経済情勢,社会情勢変わりますから,いつまでもこれが基本だという考えは持つべきと持たないべきと仕分けをしていきたいというように思います。 今さっき言いましたように,販売ですから,ものが売れるような仕組みをつくるのは当然だと思います。 ◆2番(橋本) この事業が完了したという安堵感かがわかりませんけども,そういったこの住宅についていろんな情報が我々にも入らなくなったと,私だけかと思いますけども,いろんな戦略があると思うんで,情報を提供し,我々も営業マンとして動かにゃいけんと思っておりますので,情報提供をぜひお願いしたいと思っております。 また,現在販売委託をされておられますよね,町内5社でしたっけ。代理会社へ。その販売会社がいろんな戦略も考えておられ,日々そこへ詰められて努力をされておることに非常に敬意を表するわけであります。23年度まではアドバイザーを1名配置され,来たわけでありますが,24年度はアドバイザーは契約はしないという方向ですよね。これは3年のうちにあと一年あるのにどうしてこのアドバイザーの契約をされなかったのか,その理由をお聞かせください。 ◎町長(牧野) これは契約期間は1年残っておりましたが,要するに一身上の都合ということになったと思います。 以上です。向こうの一身上の都合。 ◆2番(橋本) それで,この1年,ほいじゃ販売代理会社が1年本気でそういった販売活動をするということですよね。 この委託の代理会社は契約は多分3年でしたよね。3年間の代理委託契約じゃなかったですか。その辺をちょっとお聞かせください。 ◎町長(牧野) ちょっと私が勘違いしておりました。単年度単年度でおおむね3年行くと。契約は単年度ということですから。自分が次は契約しないと言われたから,こちらもそれに応じたというのが現状でございます。            (橋本議員「いや,アドバイザーじゃなしに,今の業者販売委託会社」の声あり)            (「委託会社も単年,単年」の声あり) ◆2番(橋本) 単年で契約をされておると。私ちょっと勘違いをしておりました。これもまた3年だと思いましたので,あと一年残って,3年で次はどうするのかなということをちょっと聞きたかったことです。 実は,先日案内所行きまして,いろんな話を聞かせていただきました。入居された方々の購入者の方々の24年度は分析をして,そういったターゲットの絞り込みをしなくちゃならんという話も聞かせていただきました。そういった話をする中で,ホームページに掲載をされておりますよね。そのホームページを見られたお客様が来られて定住をされたということを聞きました。東京から2名でしたっけ,横浜から1名,広島から1名という話を聞きまして,非常に私びっくりをいたしました。これほどホームページというものが大きな反響を呼ぶのかなと思っております。 そこで,そのホームページのもう少し充実をしたというか,アピールをその中の改良をして,まだまだそういった方大勢,興味を示される方が全国にはおられると思いますので,そういった一遍通りのホームページじゃなしに,更新をしながらいろんな興味をそそるようなホームページの作成もお願いしたいなと思っておりますけども,町長,いかがですか。 ◎町長(牧野) 今おっしゃる,そのように思っておりますので,充実していきたいと思います。 ◆2番(橋本) また,団塊の世代の退職により,余生を自然で空気のいいところで自給自足じゃありませんけども家庭菜園,また農業をやってみたいなという方もおられますんで,そういったターゲットをもう絞って,ホームページまたチラシ等々でアピールをしてほしいなと思っております。 いずれにしても,完売のあげくがこの事業が終わりだと思っておりますので,我々も一生懸命営業活動したいなと思っております。 終わりに,町長,けさ方3期目を目指すという力強い表明をされました。何事にも挑戦するという大きな意欲を持たれておると感じました。どうか体調に万全を期し,頑張っていただきたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(岡崎) 以上で橋本議員の一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は15時35分とします。(午後3時26分) ○議長(岡崎) 再開します。(午後3時35分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 ◆8番(村上) 7番目となりまして,総括質問も本日は町長さん非常にお疲れではないかと思いますんですが,本来なら5人で終わったらいいんではないかと思っとったんですが,私までどうしてもやったほうがいいんではないかということになりまして,お疲れとは思いますが,よろしくお願いしたいと思いますが,非常に重なった面もございますので,簡単には流したいと思いますが,よろしくお願いいたします。 質問事項の本年度の最重点課題とそれから観光の事業について,2点お伺いしたいと思います。 通告した部分が同僚議員と同じ事項が質問をしておられますので,重なる点がございますので,視点を変えて質問また提案をしていきたいと思います。 まず,この本年度の予算設定に当たりましては,各職員の方が大変ご苦労さんでございました。非常にいい資料ができておるんではないかと思います。そうした面で,特に今年度の重要施策の中の問題も将来を見据えた長期的視野に立って町全体の物事を考えるとき,人口の減少による多くの難問がありますが,農業従事者の高齢化や担い手の不足,耕作放棄地等の問題など,農業を取り巻く環境は非常に厳しく,またTPP問題など厳しさを増すところでございます。 そうした中,本町の農業の将来像を見据えて実現に向けて取り組もうという本年度の大綱に対しては,私が今まで主張しておりました多くの施策が計画されており,うれしく思うところでございます。 今後の町政運営の課題克服に向けて本年度は特に4点を上げておられますが,それの中でも特に1番の雇用創出,企業誘致念頭に若者の働く場所の確保,また2番目に農業6次産業推進,未来創造の分の赤と黒のプロジェクト,このプロジェクトというのは研究課題とか実施計画が示されておるわけですが,そうした面,またバイオマス構想の推進についての3点についてをお伺いしたいと思います。 特に,この地域の地域資源を生かして将来を見据えての計画に町のトップとしての町長のこだわり,特に職員にどう働きかけて成果が得られるように振興策を行うのかお聞きしたいんですけれどもが,こうした組織の中で信頼関係ですが,例えて申しますとオーケストラを演奏される指揮をされる人は,その演奏する曲の内容を把握されてからその指揮の自分の指揮者が思いをそれと情熱を込められて指揮をとると演奏される方々がその指揮者の熱意,思いが伝わってその曲がすばらしいものになっていくというふうに言われております。 そうした観点から,町長さんのこだわったこだわりのこの4つの重点策の中でも,特に雇用の創出また2番の農業6次産業の問題,バイオマスの問題についての町長の所見を伺いたいと思います。 ◎町長(牧野) 村上議員の質問にお答えしますが,実は私も6人できょうは終わるんだろうという想像しておりましたので,ちょっと認識不足,勉強不足もあろうかと思いますが,その辺をご理解いただきたいと思います。 町長としてのことしの予算のこだわりというのを,まずトップとしてのこだわりというのを聞かれております。 本当にこのこだわりというのはこだわりであって,1から4番,そんなに予算の額では断トツじゃないんです。私のこだわりでいっとん。このこだわりを申し上げるというのは,4点の重点事項がこだわりでございますが,それでは村上さんが納得されんのだろうと思いますので,もう少しこだわりの中でこだわりを言いますが,何といっても何回も言うようですが,神石高原町として8年目を迎えておりますが,1期目は町の一体化に向けてあるいは逼迫しとる財政状況の好転を目指して財政改革,体質改善を図ったわけですが,それも一応のめどは立った。 そこで,最初私が提唱しとりますように,信頼と合意は一体感に向けての信頼と合意,住民とのなに,それから改革と創造というのは要するに改革というのは町の体質改善,行財政の改革をしていく,これはめどのついたわけ。一方の創造というのが残っとるわけで,これを完成させたいというのが私のこだわり,創造というのはあらゆるものを指しますが,要するに神石高原町,人と自然が輝く高原のまち,大きなテーマをいただいとりますから,これに沿ったまちづくりができればという思いで,これがこだわりといやこだわりで,そこら辺から1番目のものへ行くわけですが,何といっても本町に一番なには人口減少が自然減として毎年150人近くが自然減,人口減少どんどん急激に減っておりますが,それを何とかしたいというのは若者の定着,これが一番不足しとるのかな思います。 それで,町の状況を分析してみますと,今三和地区はそれなりに出生率も4地域の中では断トツなんです。それで,油木と神石は人口比は合併前は油木のほうが多かったんです。今出生率というか出生数というか,そういうものは神石のほうがどうも油木よりもまさる状況です。保育所の児童も,幼児ですか,これもいずみ保育所がどうも多い,ここ何年かそういう傾向になる,もう既にそうなっておる。ほんで,油木と豊松,豊松は前々からあれでしたが,油木は特にそういう子供の誕生がいない。よくそれを分析してみますと,やっぱり若者が働く企業がない。 今まで村上さん筆頭に公共事業,土木業者,土建業者があって,それと農家との兼業でいっとったわけですが,それが農業のほうもダウンする,そしてまた公共事業もダウンと言や失礼なけど,これは行政のほうもあれですが,大変減少してきた。そこら辺が減しとると思いますので,まずこだわりとしては,可能かどうかわかりませんが,そういうこだわりの中で雇用の創出,企業誘致を念頭にして若者の働く場所の確保というのを第一に上げたわけであります。 それから,2番目としては県の未来創造計画もありますので,農業の6次産業化推進,これが大きい組織づくりができれば雇用の促進にも確保にもなりますから,そういったものを目指しました。その中で既存の赤と黒のプロジェクト,小規模団地とか,もろもろのあります。 それから,新たにバイオマス構想というのは,常に構想としてはあったのを何とか挑戦してみたいというのがこだわりであります。 それで,そういった大きなこだわりの中で,赤と黒のプロジェクトとして私のこれからのこだわりとしては,産地拡大を図りたいと。今,赤の代表格のトマトが昨年特に価格もよかった。豊松の人の農業技術も向上したというようなことで,非常に販売高も史上初めてと,3億3千万円ですか,個々に割っても相当な年間の所得になる。断トツでトマトということでありますが,しかしトマトの拡大も限度でありますので,これを小規模な農場の整備をして産地拡大を図りたい。 それとまた,和牛の里の再構築ですが,これ午前中に申し上げましたように新規就農者が20頭,これ肥育でやるということですから,そういったとこにもこれから将来展望としては明るいものがある,これらの支援もしていきたいし,産直農産物の販売,産直における農産物の販売がある。これも先人がそういうものをつくっていただいておりますから,3施設ありますが,順調の歩みを来ておりますが,今182がどんどんと集客して,そうすると奥へ上がる油木百彩館が少し寂れつつあるという大きな問題もありますし,まるごとの土地の借り上げ等々も提案していただいとる問題点としてあります。それも何とか克服してやり遂げたい思いますし,それから最近高原野菜のイメージアップを図るために有機農業の取り組み,これ10日に大会もありますが,安心・安全なそういったところ,そういったところのものとか認定農業者,農業法人の強化,新規就農者の育成強化,商工業との連携,6次産業との取り組みと,こういったところ,こだわりとすればあるわけでありまして,それから遊休地や耕作放棄地の再生活用を図るために農業生産基盤の大がかりなことはできんと思いますが,整備を進めるということもこだわりの一つとして持っております。 以上があれでございますが,この4点はまさにこれは私のこだわりで4点に絞ったということでありまして,そこは皆さんも大変関心が多々あったということで,何人かの大半の人がここを質問されておりまして,私と同じ考えを共有しておられるのかなと思いまして,私も相談相手ができたというふうに思いますので,これからもひとつよろしくお願い申し上げます。 ◆8番(村上) ありがとうございました。 この1番の雇用の創出ですが,今までとは違う新たな雇用の創出はこの地域に必要な企業の育成であろうと思います。 この提案でございますけれどもが,本町にも工場等の設置条例の条例が奨励の条例がありますけれどもが,この基準は大きな会社の規定がほとんどでございまして,中小企業また新規の工場を設置する条例の内容が整っておりません。午前中にも委員会を立ち上げてそうした企業誘致を図っていくというような答弁もございましたけれどもが,この本町の中にはこういう大きい企業への誘致奨励条例がございますので,この内容の部分を基準内容を変更してでも地域がそれぞれの強みを生かし,企業のニーズを的確にとらえた魅力的な産業立地環境を整備することが重要ではないかと思うところでございます。 このために企業誘致活動や地域の人材育成なども必要ではないかと思うわけですが,地域が積極的に取り組む立地環境の整備の活動に対して効果的な支援を行うことで地域における企業立地を促進し,産業として自立できる農業になるのではないかというふうに思うわけでございます。そうしたことが雇用の創出の部分に尽きると思うんで,そうした面では人材,特に今の本町にあるときには数の多くの人を雇わないと補助対象になっとりませんが,そうではなしに,企業,雇用の6次産業,特に新たな産業を興したりする場合には優秀なノウハウを持った人を雇うとなると,一人でもそうした優秀な方が雇うとそうした補助金がその企業を起こすのには必要なんだということになれば補助金を出す必要があるんではないかと思うんですけれどもが,そうした見直しについてひとつお伺いしたいと思います。 それからまた,2点目の農業6次産業化ですけれどもが,この6次産業というのはやはり1次産業が農産物の生産でございますし,2次産業が加工なり製造ですね,それから流通販売や観光が3次産業で,足していって6になるんですけれどもが,掛け算でやっても6になるんですけれどもが,実際1次の農業がゼロになると掛けていったらやはり6にならん,ゼロになるわけで,一番重要なのがやはり1次産業であろうというふうに言われております。 そうした場合に,やはり6次産業の担い手を育成し,農商工の連携,また産学の連携で地域産業の活性化を図るためにはこの神石高原町の6次産業人材育成の創生プロジェクトを立ち上げて,やはりそうした専門の人材の養成を行う必要があろうかと思うんですが,先ほども担当課長のほうからもありました,23年度から法が変わって国のほうからそうした人材へも援助するというふうなプロジェクトができておりますし,そうした講師も派遣してもらえる部分の助成金もつくようになっておりますし,24年度も新たなそういう民間の企業へもそうした補助金がおりる人材派遣の講師も,特に広島県では5人ぐらいそうしたコーディネーターがおられますけれどもが,コーディネーターを呼んで企業を誘致するとか育成するようにも来ていただくと補助金がおりるというふうな制度も23年度からできておりますので,そうした便についても多くの企業,現在今人口の油木が非常に少子化でなっておるとおっしゃいましたけれどもが,実際に安田にも工業所がありますし,それから仙養にも多くの工場がみんな持って,農業工場を持っておられます。 そうした面で働いておられますけれどもが,これ以上また新たに食品開発なり企業開発をしようとすると,やはりこうした田舎では特殊な人材が来ていただけないということで,非常に販売路また新規技術,ノウハウのイノベーションを上げていくのには非常に困惑しておられる人が非常に多くおられますので,そうした場合にはやはり補助金があるんだということを本町がPRをして,現在商工業で多くの方を使っていただいとるとこへアピールをしていって,こういう予算も県や国なり,また町もあるんで,まだまだ人を使ってくださいというアピールをしていく必要があるんではないかと思うんですが,そうした面についての2点,お聞きしたいと思います。 ◎町長(牧野) 1点目のお問いでございますが,企業誘致の条例等々の,今既存の分の改正をしてでも中小企業,地場産業の育成というのに目を向けて,地場産業の育成にそういう支援金,新たな制度導入ということでありますが,条例改正をするというのもちょっと即答はできませんが,それもですが,今大きな企業が来ていただきゃ一番助かるんですが,そういう段階でありませんから,状況でありませんから,今おっしゃるように地場産業の育成を何がしかの支援をしていくというのは,私のこだわりの中にあると思います。 それから,最後のもろもろのことを言われましたが,プロジェクトの立ち上げ,トップとしての職員を総動員して私のこだわりに参画させる,こういうことも私自身がそれは発信しておりますので,そこはやっていきたいというふうに思いますが,今参考までに申し上げますが,月1回幹部会というのはやっておるんですが,何回もやりますとこういう会議はマンネリ化しますので,先ほど言われたようにオーケストラの指揮者がこの曲を変えるぞと言えば変わるわけですから,そういった点も参考にさせていただきながらやっていきたいと思います。 いずれにしても,もう一つはこういう発想を持っとるわけです。今のいろいろ農業振興でやって核になる組織をつくって,高齢化した農家の人も今の体制ではなかなかよみがえりができませんから,そういう新しい若者の雇用の場には全国へ募集して,そういう心ある,志の高い農業者の育成というのを1つは考えておりますので,そういった面で今の赤と黒のプロジェクト,そういったものあるいは未来創造計画,県のなににマッチして6次産業の進展等々あわせて,要するに企業の育成といいますか,地場産業の育成を2本立てでやっていくと。これは自由主義経済というのは行政というのはある程度控えて,民間が活力がある,これが本来の姿ですが,これは今の中山間地域ではそういったことの原則論言っても間に合いませんから,やっぱり行政が指導するといいますか,行政が先頭に立つというところは私も考え方とすれば共有いたします。 十分な答弁でありませんが,そのように考えております。 ◆8番(村上) 6次産業の風が吹いておるわけですが,そうしたたこを上げていくにはその糸を引く人が重要であろうと思うんですが,その生産者の確保なり流通販売などをどうするかが課題であるんですが,この神石高原町で農業なりをしておられる長男といいますか,跡取りは非常に義務感なり責任感は強いんですけども,半面改革なり革新や,つまりイノベーション,技術的なことの部分よりノウハウを研究していくことの積極に取り組もうという力は薄いんではないかと思うんですが,この土地柄でと申しますか,一口で言うと出るくぎは打たれるといいますか,余り出ていくことをしない人が多いというふうに,今チャレンジ精神と町長も言っておられましたが,積極的に出るということの気持ちが薄い人が多いんではないかと思うんですが,それに取ってかわって女性は非常に積極的に182でも食堂なりいろいろなことをやってくださっておりますけれどもが,嫁に来てお母ちゃんになってくると,やっぱりよそ者という言葉は適しませんか,来てやるとなるとやはり日常に企業を起こしたり,そうしたものに積極的に携わってくださる人が多いんではないかと思うわけです。そうした面については,やはり女性と老人というか高齢者の技能を使ったまちおこしというのは,まだ十分その利用していかなくてはいけないんではないかと思うんですが,若い人がいない場合にはそうした方を採用というか登用していっていただきたいと思います。 続いて,時間があれなんで,観光事業についてをお伺いしたいと思います。 県知事の海の道構想に基づいて帝釈峡の広域観光プロジェクト推進実行委員会での計画書ができておりますが,立派な計画書ができております。大したものだなと思っとるんですが,この策定された県の中小中山間地域の観光振興推進事業を活用した帝釈峡の観光振興について,庄原市と本町との連携を図りながら,都市交流調査事業として新たに国内外の都市と姉妹提供を結ぶことにより新規観光客の誘致や産業の交流の機会確保を目的とした調査研究を行うとありますけれどもが,具体的な施策についてをまずお伺いしたいと思います。 それと,この帝釈峡は日本でも5大名橋の一つとされておりまして,年間を通じて多彩な自然の美しさが見られておるわけですが,この帝釈峡では全長6キロのうち遊歩道のうち1.7キロが落石のために1996年から通行どめになり,県のほうでは2000年度までに迂回路を整備しておりまして,非常に厳しく,高低差も大きいため観光客には非常に不評でありますけれどもが,そうした面を解消することに対して地元の商店なり観光協会が県にお願いしておるわけですが,その後どうなって今回の新ルートに決まったのかについてもお伺いしたいと思います。 ◎町長(牧野) これ直接私がかかわっておりませんが,昨年3月に庄原市と陳情行って対応は知事のほうへ渡したわけですが,そこから事務レベルでの交渉というのは,なかなか県のほうも,県も知事とか我々とこは紳士協約でそりゃ取り決めましょうという話はあっても,具体論になるとやっぱり予算がないとかということで,観光振興事業も今言われたように新ルートが決定した言や決定したと思いますが,決定してないと言や決定してない。ですから,歩道の改修はできない。ですから,その対応としてそこのとこは遊覧船で対応すると。 それなら従来と変わらへんじゃないかということになるんですが,しかしこの帝釈峡というのは実行委員会を組織にして,町とか庄原市は関係なしに,どうも実行委員会へ県からストレートに補助金,助成金が来るんですけえ,何がしかのなにはできると思いますが,そこの踏み込んだところは……。 失礼しました。ちょっと準備不足で。 基本的な考えとして,海外,国内を対象に人々が交流する,できる基盤づくりとして都市交流や姉妹提携を考えていきたいというふうに思っておりまして,24年度から選定するということにしております。交流内容としては,文化,教育,産業の交流を初め,新年度から始める帝釈観光振興計画と連携したものを考えていくと,こういうことであります。ちょっと勘違いしとりました。済みません。 ◆8番(村上) 大変お疲れでごめんなさい。 続いてまたもうちょっとやらせてもらいたいと思いますけれどもが,この事業期間の別に概略事業費が県の支出期間が平成24年度から25年で約2億3,800万円,それから平成26年から28年にかけて1億7千万円ほどの大きな費用をかけて事業をやるということで,最近にない大きな予算がこの事業についておるわけです。 そうした面でハードなりソフトなり,いろいろ持ち分もありましょうけれどもが,本町が事務局として携わっておるということでございますので,そうした面についてどのように今後そうした費用をお願いして,概略ついておるのは概略だろうと思うんで,中身をどのように使っていかれるのか,概略お聞きしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(垰本) 先般配付いたしました帝釈峡広域観光プロジェクト推進事業の概要というコンセプトペーパーがございますけれども,ここの右下に事業の内容ということで5つの柱を掲げてございます。 事業名で,1つは帝釈峡を満喫できる散策ネットワークづくりということで,ソフト部分では来訪客の動向調査,それから新ルートと言われましたけれども,今の遊覧船は少しサイズが大き過ぎて,雌橋あたりが通れない状況になっておりますので,新規連絡船の購入,それから雄橋から下,養魚場までの距離が結構ございますので,ここらでアシスト自転車とかセグウェイ等が導入できないかというようなことを検討してございますけれども,実際には公衆用道路でございまして,公衆用道路でのセグウェイの運行は今禁止されておりますので,ここら辺の取り扱いについてまた研究をしていきたいと思っております。 それから,2つ目として快適に楽しめる観光環境づくりということで,案内標識のデザイン統一,現在備北地域事務所のほうで一応の整備は済んだということになっておりますけれども,引き続き古い看板等の整理も含めた案内板の統一,それから帝釈峡の中には結構案内看板ございますけれども,福山方面から帝釈峡への案内が余りございません。それから,帝釈峡から反対に鞆へ向かってとか,世羅へ向かってとか,そのような標識もございませんので,そこら辺の案内標識も取り組んだらどうかということでございます。 それから,雌橋は昔は穴が見えてたんだと思いますけれども,現在土砂が入って水没しておりますので,そこら辺もしゅんせつをしながら,その中を遊覧船が通ろうと思うとかなり水位が下がらないとできません。下がると上に上がれないという矛盾はありますけれども,そこら辺の工夫をしていこうという事業でございます。 それから,来訪客への温かいもてなし体制づくり事業というのがございまして,もてなし研究制度の導入継続あるいは開発費の補助等が320万円ほど見ておりますけども,これは恐らく地元で対応しなさいということになって,この部分は県からの補助が充てにくいかなと思ってますけれども,もてなし研修というのは企業として必要なことだというふうに考えております。 それから,体験ツアーコース作成とPR広域観光促進ということで計上してますけども,昨年度関西方面からのモニターツアーをしましたけれども,非常に好評でございました。しかし,これはうちのほうでバス代を全部持っておりますので,実費を出して来ていただけるかどうかと,それから帝釈峡に限らずコースをつくったらどうかというようなことの経費を見ております。 それからもう一つは,まちづくり会社の設立ということで,現在の観光遊覧船等民間企業でやられてますけども,それ全体をマネジメントするまちづくり会社というのができないかということで,この15日にまちづくり会社の先進的なまちづくり会社をつくられておる方を講師に呼んで,講演を聞こうということにしてございます。多くの県から支出していただくお金というのは,特に急ぐのがトイレの整備でございます。下流に向かって2カ所ございますけれども,どちらも使えない状況になっておりますので,ここらの整備を県にお願いをしていこうと。それから,遊歩道,今,先ほど言いました自転車とか走らせますと転落するおそれがございますので,簡易舗装とか偽木のガードレールとかというようなことも含めた計画書になってございます。 少し長くなりましたけれども,事業の概要を説明させていただきました。 ◆8番(村上) ありがとうございました。 今のおっしゃったように,帝釈の中だけの事業が費用が多いようですけれどもが,この帝釈峡の周辺の観光資源,本町にも仙養なり星居とかいろいろあるわけですが,そうした地域の観光資源の取り組み,そうした観光のイベント等の取り組み状況がいろいろ書いてありますけれども,そうした分野の費用はある程度使えるのか。 また,その中にまだ特になかったのが観光農園のブドウの観光なんかもありましたけれどもが,そうした以外に前々から私お願いしとんですけど,農業体験学習,子供の体験して宿泊をしてツーリズム的な部分の学習をする部分が今の資料の中にはちょっと見たんですがなかったように思うんです。そうした部分である程度本町の観光の幅を広げるといいますか,よそへもこの恩典が行くようにしないと,実際観光客が2.5倍にふえないのでないかというふうに思うんですけどもが,この新たな組織ができて,そうした観光客がふえるのかどうかについてお伺いしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(垰本) 今のコンセプトペーパーの下から2行目に村上議員言われます農業,歴史,文化との多様な体験メニュー整備という項がございまして,この中では事業名として周辺観光地の連携による多様な観光体制づくり事業ということで,農業なども含めた体験,それから先ほど言いました世羅あるいは備北丘陵公園あるいは鞆などを含めた広域観光を促進するということで,24年度は調査事業になっておりますけれども,そういう視点に立ってやっていこうということでございます。 それから,観光客がそれだけふえるのかということでございますけれども,先ほどのペーパーの左の上に書いてございますように,全盛期はかなりの人数が来ておられました。そこまで戻せばこの目標の数値になるわけでございますけれども,言うはやすく行うはがたしで,ここに書いてあるプロジェクトが成功すれば見込める数字だというふうに考えております。 ◆8番(村上) 多くの予算が本県の知事の海の道構想で新たに大きな予算がついていきょうるわけで,ぜひともこの事業が有終の美に発展していきますようお願いしたいと思います。 それと1つ申しおくれて,バイオマスの部分について聞くようにしとったんですけど,過ぎたんであれですけれどもが,前回12月のときには町長のほうからあんただけ言ようるんじゃないか,まだほかの議員さんは何も言うてんないぞというふうな答弁をいただいたんです。ですが,今回は多くの方がバイオマスの質問をしていただきましたんで,私も安心しとるんですが,あのときにゃちょっとショックじゃったんですけどもが,今回は多くの方が言われて,あんただけじゃな,みんな言うてくれとんで安心したんですが,あのときはちょっと気分悪かったんですけど,今回は気分よくあれしたんですけどもが,以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡崎) 以上で村上議員の一般質問を終了します。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会とします。 明日3月9日金曜日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後4時17分 延会...