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平成12年第2回定例会(第2日 3月 9日)

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    平成12年第2回定例会(第2日 3月 9日)


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    平成12年第2回定例会(第2日 3月 9日)            平成12年第2回府中市議会定例会会議録  平成12年3月9日午前10時府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員       1番  神田治登君      2番  湯藤弘美君       3番  瀬川恭志君      4番  福元登志雄君       5番  松坂万三郎君     6番  金子徳光君       7番  戸成義則君      8番  土井惟克君       9番  赤松隆志君     10番  能島和男君      11番  棗田澄子君     12番  山本廣文君      13番  佐伯好昭君     14番  小森龍太郎君      15番  住田賢治君     16番  高橋源吾君      17番  皿田博一君     18番  小森順治君      19番  平田八九郎君    20番  伊藤正道君      21番  武田信寛君     22番  前木昭美君      23番  小田敏雄君     24番  大原一人君 1 欠席議員       な   し
    1 事務局及び書記    局  長  森下敏彦君      議事係長  内海正訓君    主任主事  皿田敏幸君 1 本日の会議に付した事件  第1    一般質問           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午前10時14分 ○議長(神田治登君) 本日の議事はお手元に配付しております議事日程表により、議事を進めたいと思います。  日程第1    一般質問           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 説明員の出席を求めます。  市 長         橘髙泰司君   助 役           菅波次郎君  助 役         伊藤吉和君   収入役           粟根豊彦君  教育長         小川恵敬君   総務部長兼市史編さん室長  森岡正昭君  市民生活部長      高尾芳文君   建設部長          小川卓二君  市民税課長       楢崎章正君   資産税課長         井上雄介君  市民課長        農宗かほる君  児童課長          髙田義明君  医療国保課長      樫木弘起君   会計課長          山口征夫君  福祉事務所長      小坂家虎市君  総務課長兼選管事務局長   前原 昭君  人事秘書課長      宮原誠之君   財政課長          小川欣宏君  企画課長        安藤靖彦君   農林課長          小林重人君  保健課長        土井博司君   水道課長          池田靖昌君  商工観光課長      千葉弘美君   監理課長          田丸浩造君  用地課長        石丸秀文君   土木課長          石岡省吾君  都市計画課長      神田雅弘君   下水道課長         畑山正憲君  環境施設課長      石川秀生君   隣保館長          細川修二君  教委総務課長      藤井重杵君   学校教育課長        山崎武志君  社会教育課長      大長節吉君   給食課長          佐伯敏行君  図書館長        中村美昭君   監査事務局長        戸川龍男君  同和対策課同和対策係長 藤木勝士君   都市計画係長都市開発係長 三島輝雄君           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) ただいまから本日の会議を開きます。  この際、市長から元町団地の販売計画、資金計画及び議案第2号の債務負担行為について発言の申し出がありますので、これを許可し、発言を許します。  伊藤助役。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) おはようございます。  議長のお許しをいただきまして、お手元に資料を配付してございますが、元町団地の販売に向けてと称したものと、元町団地資金計画(案)と称したもの、それから債務保証と損失補償、議案第2号参考ということで3部の資料をお届けしてございます。  それから、A3版の紙で2枚、県と福山市の予算書の一部でございますが、それをお届けしてございます。これらを説明の資料として使わしていただきまして、ちょっと時間を使わしていただきまして、内容の御説明をさしていただきたいと思います。  説明の順番でございますが、今まで見通しの状況などについて御説明してきた経緯もございますので、資金計画の方から御説明をさしていただきたいと思います。  元町団地資金計画(案)とあるものでございます。  先般の2月7日の臨時議会におきまして、見直しの状況についてということで、この資金計画の骨格、全体的なアウトラインについては御報告申しあげております。もしお手元にお持ちでございましたら、そちらを御参照いただきながらごらんいただけると理解がしやすいとは思うんですが、そのときに全体の事業費62.7億円余り、資金手当については補助金、公的取得、あと借入金が38.9億円で、それに突合させて、その38.9億円の償還及び経費に5年、7年、10年という3パターンでかかる経費の総額をお示ししてございます。基本的にはその骨格に沿った、これは内訳の資料でございます。  銀行などといろいろやりとりする中で、作成途上のものでございまして、実は2月7日に御説明してもう1月たつわけでございますが、その間にもちょっとだけ移動がございます。変更がございます。それらを加味する形で御説明いたしたいと思います。  まずこの資金計画でございますが、2001年度の、1ページをめくっていただきまして、策定についてというところの、まず注釈でございますが、2001年度の当初で収入額と支出額をその時点で一たん突合させる。これはほかならぬ完成時点で支払があるからでございます。今までさまざまな手当を、資金手当などをしているわけでございますが、それらを含めて一たんそこで支払の時点で突合させる設定でございます。それから、新たに長期の借り入れを行いまして、それをその後の保留地の売却でもって償還していくという形でございます。  なお、続けますが、工事費につきましては、現在の契約額5%引きということで計算してございます。さらに、長期借り入れにつきましては、政府の無利子貸付を限度額まで借り入れ、不足分を銀行借り入れで賄うという想定でございます。  それから、95人共有山については、現在行っております換地提案を前提としてございます。  2番目の借入金の返済計画でございますが、銀行からの有利子借り入れにつきましては、元利均等償還ということになってございます。  それから、政府からの無利子借り入れについては、97年度から2001年度に暫時借り入れを、今段階での資金調達が必要でございますので行ってございます。これをそれぞれ4年据え置き、2年償還ということで返済計画をつくってございます。  なお、5年資金計画の場合は、最終年度に全額償還という形になってございます。  最後に収支計画、今後の5年、7年、10年の収支計画というのはくっついてございますが、これにつきましてはいろいろ議論はあるんでございますが、保留地の売却については各年度一定ペースと、これを基本にしてございます。これはさまざまな場合が想定されるわけでございますが、基本的には後ほど御説明いたしますが、短期資金繰りの画内要因、早めに売れるか、後で売れるかといういろんな要因がございますが、そういったものはそこで調整される想定で、とりあえず一定ペースの販売というのを基本にしてございます。  それから、経費につきましては、事務費とあわせて8%、保留地売却額の8%というのを基本にしてございます。  それから、平年の事務費は1,000万円固定、これは固定的な人件費の想定でございます。なお、短期借り入れでもってその期間の期首手持及び期末残高マイナス、これについてはつないでいくという想定で、実際の資金繰りでは、一番何というんですか、工夫のない方法を一応とってございます。つまり、最も不利な方法でつなぎ資金については調達することを前提に計算してございます。  という前提で、またさらに1枚めくっていただきたいと思います。  1、資金計画5年と書いたものがございます。なお、お断りでございますが、この資金計画の一番上の2001年度当初設定の一番右に借入金の設定というのがございます。ここについては、銀行への配慮がございまして、利率、金利の合計についてはちょっと伏せさせていただいております。しかしながら、累計との比較でもって逆算は十分可能なんですが、一応建前上、利率と金利の合計については伏せさせていただいております。これは条件が、仮の設定はあるにしても、最終的に決まるのはまだ1年先の話でございますので、1年先の金利動向、その他我々が資金調達に当たってどこまでの条件を整えられるかによって、これらは決まるものでございますので、今はあくまで想定で入っているものでございまして、形式上ちょっと伏せさせていただいておると、そういうものでございます。  まず、支出額、収入額、販売用資産についてはどの5年、7年、10年でも共通でございます。支出額でございますが、工事費の支払はそこにございますように、50億7,700万円、それから費用については一部工事費も含みますが、委託費からその他経費まで含めて、そこに掲げてあるものでございます。  なお、水道工事費につきましては、1億1,000万円という従来の線がございましたが、工法の変更などにより節減ができたものを反映し、とりあえず2001年度当初の支出分としては9,000万円という計上をしてございます。  これはその他の水道にかかわる経費については、2001年度当初というのは4月のことでございますので、それ以降の支払はございますが、とりあえずこの時点ではこの金額でつくってございます。  合計で62億5,766万円と、これ前回、臨時議会のときにご説明いたしました62.7億円というのに比べて若干減っておりますが、今時点ではこういう金額が想定されてございます。  それから、収入額でございますが、補助金関係、道路関係、その他補助、それからそれを除いて、その支出総額の差分が長期借入及び短期借入で行われるものでございます。  この短期借入といいますものは、一番右の借入金の設定の短期借入のところで期間が0.25年、約3カ月しか想定してございません。これは先行取得分を工事完成払いから、取得をしてもらうまでのたった3カ月つなぐだけという性格のものでございまして、それでもって総額が突合させてございます。  これに対しまして販売用資産、前回、臨時議会でのご報告では、一般的な売却で47.5億円と申しあげてございますが、それが住宅地ということで一番上に掲げております47億5,442万5,000円というこの数字でございます。これについては、現在造成中で、確定測量後に最終的に面積、価格が値付け後に決まるわけでございますが、現時点ではこれだけの数字を想定してございます。  それに対して初年度の売却が公共取得12億円余りと、あと業務用地が多少ございます。これによって、販売用資産はちょうど60億円程度というふうに考えられてございます。  これらに対しまして、借入金の設定は有利子の借り入れで、これは5年想定でございますので、5年の期間で30億8,621万5,000円ということで、有利子借り入れを行う想定でございます。  それから、これは全部の期間で共通でございますが、無利子借り入れで8億100万円と、これによって収入をこの時点で賄うという想定でございます。  これから、次の真ん中の四角の借入金返済計画でございますが、2001年度から2005年度まで5年間で償還する場合には、有利子、無利子、短期借り入れ含めて、その計に掲げてございます金額になります。初年度はその短期のつなぎが入っておりますので、ちょっと額が大きゅうございますが、2年目以降7億円程度の返済をしていく。最終年度は無利子の繰り上げがありますので11億円の償還をして終わるというのが返済の計画になります。  こういった中で、5年で売れるとすれば、その最後の収支計画でございますが、収入、支出、単年度収支及び短期の資金繰り、最終的に総合収支がどうなるかというのがその下にある計算でございまして、保留地が一定ペースで売れるというのが、約47億円余の保留地が毎年9億5,000万円ほどずつ売れていくという想定をいたします。そうしますと、それに係る販売経費などは支出項目でございますが、販売経費と事務費でもって、そこに掲げております平年ベースで経費が6,600万円ほど、事務費は1,000万円ほどかかって、合計で7,500万円ほどずつ経費がかかるということでございます。それに対して借入金、先ほど申しあげました借入金が加わって支出額の総計をなすものでございます。  この収入と支出の差額が単年度の収支になります。5年で売れれば大変幸せな結果になるわけでございまして、基本的には黒字、単年度黒字で推移し、最終年度にその償還を済ませていくという形になります。  手持ち資金におきましても、短期資金繰りのところで一番最初の経費は9,800万円ほど借り入れる必要がございますが、これの支払の金利が130万円ほどあるだけで、後は手持ち資金で賄っていける。それで一番下の総合収支のところでございます。これは各年度の資金の帳尻でございますが、基本的に黒字のまま推移し、5年で売り切れれば、すべての金利を賄い終わって、最終的に2億7,586万6,000円、これはあくまで想定でございますが、手元に残るというような資金計画が成り立つわけでございます。  次に7年でございます。  あとちょっとスピード上げてまいりますが、7年につきましては、支出、収入、販売用資産、基本的に同じでございます。長期借り入れが7年間に延びている想定でございます。これでいきますと、後の想定は基本的に同じで、借入金返済計画の無利子のところが、期間が1年延びまして2005年に全額償還しておったものが2006年まで引っ張ることにはなりますので、多少平準化されております。これによって、最終的な収支計画でもって想定されておりますのが、ここに掲げたとおりでございますが、総合収支では推移し、最終2007年の最後に1億7,300万円余のもうけといいますか、それが手もとに残るという計算に7年であればなります。  最後に10年計画でございます。  10年計画では言うまでもございませんが、最終的に総合収支でもって前半部は黒字で推移してまいりますが、中途無利子借り入れの償還時点で、借入金の返済がふえる年が2005年、2006年にございまして、これによって赤字推移が数年間続きます。がしかし、これは先ほど冒頭に申しあげましたように、短期借り入れでつないでいくという想定のもとでやっておりますもので、現実にはこれを長期借り入れに借りかえるという操作が行われて、こういう形にはならないわけではございますが、全体のトータルとしては、基本的に形は変わらないものと考えていただいて差し支えないと思います。  それで、最終的に2010年で数字の上では一番右下の数字でございますが、682万3,000円ということで、ほぼとんとんといいますか、そういう形で終わるというのが10年の想定でございます。  これが骨格は前回の臨時議会でお示したとおりでございますが、銀行などと打ち合わせて検討しております資金計画の概要でございます。  なお、これの特に短期借り入れについては、私もちょっと理解できないところはあるんですが、いろいろキャッシュフローのやり方というのはたくさんあるらしくて、十分説明できないんですが、さまざまな方法を取りながら、これは最もある意味でありふれた想定だそうでございます。実際は、現在は短期が非常に低金利の状態にございますので、10年間、例えば借り入れを冒頭にやるというようなばかなことはいたしませんで、当面非常に低利な短期を何年間か使ってつなぐと、それで長短金利の推移を見て、ある時期から長期借り入れに切りかえていくような方法が最も有利な想定がございます。  こういったことを、あと1年間計算を繰り返し、またさらに支出、収入についてももっと有利な採算ができるように鋭意見直していって、より健全な状態で必要な販売期間が確保できるように資金調達を図っていくというふうに考えてございます。  資金計画(案)については、大体以上でございます。  それから次に元町団地の販売に向けてということで、かなり分厚いものがお手元に届いているかと思います。販売につきましては、もう事務をやっております公社の方では実際の実務的な仕事が中心になっておりまして、なかなか趣旨とか計画とかそういったことを、正直申しあげましてまとめる機会があんまりなかったんですが、今回、今までのさまざまな資料を整理し、かつ方針などは従来から決めておったわけですが、そういったものの位置づけを正確にし、かつ今、想定して実務的にはもう進めておりますが、その事業の企画を改めて皆様に御報告するものでございます。  なお、最初にお断りしておきますが、情報などは大変業界内情報でございまして、お示しできるのは本当に申しわけございませんが一部でございまして、特にこの中に固有名詞関係は一切伏せてございますので、ちょっともどかしい感じを抱かれるかもしれませんが、その辺はご容赦いただきたいと思います。  1枚めくっていただきまして目次がございます。基本的には販売方針と販売事業という形で組まれてございます。さらに、1ページ目でございますが、市場調査というものを公社の専任スタッフ2名によって、これはマーケティングとかそういうものじゃなくて、まさに足で稼いだ情報を、言葉は悪いですが、インサイダーの情報を中心としたものを大量に収集してございます。  こういった中で、我々の事業をどのような形で組んでいくのが適切なのかという、資料にお示しするもの以外に、このスタッフ2人が肌で培っていただいているものがかなりございまして、その辺についてはこのスタッフが販売、今後のいろんな事業についてそれらを生かしていってくれるものというふうに期待してございます。  さらに1枚めくっていただきまして、2ページからは近郊の大型団地の状況でございます。ここ名前を伏せさせていただいておりますが、近郊府中・福山都市圏といいますか、備後圏で行われております相応の規模の団地がございます。これらの売れ行き、中での対応、価格、販売戦略、価格戦略、そういったものを詳細に収集し、それの置かれた状況と突合する中で、その戦略の適否、または消費者の動向、販売戦略の当たったか外れたかと、そういったことも含めて、詳細に情報を収集してございます。  これは、それの団地の一般的な状況を御報告するだけでございますが、そこに書いてございますように、仮にA団地でございますが、これは組合の事業で342区画、建設実績は44棟で非常に今のところ低調な状況で推移している団地でございます。  また、例えばC団地でございますが、488区画というのは10年前からやっておると、こういったものについては、建築条件つきセットプラン売りという分譲にいま変更していると、価格、値付けなどは、それなりに抑えられておって動きがあるというような状況がございます。  それから、D団地でございますが、これについては好調、非常に好評に推移している事例として、冒頭からその156区画のうち65区画の契約を得たというようなことでございまして、これの原因としては、いろいろありますが、総額が面積を抑えることによって抑制されているものが、やっぱりきいているんじゃないかというようなことが分析できております。  そんなこんなを近隣状況のものを整理してございますので、名前が伏せてあったりしてわかりにくいかもしれませんが、御一読願います。  4ページ以降はこれらのうちデータの一部でございますが、それの面積、単価、販売価格、動き、そういったものをグラフ化してございます。確かに動きの鈍いところにつきましては、面積がちょっと大きめで最終的な総額が高めになっているというところが相場をちょっとあっていないというようなことに感じられるものでございます。  次に5ページでございますが、この辺はいわゆる推移でございまして、ちょっと見にくくて恐縮でございますが、大体どういうように大きな規模の団地の売れ行きが伸びているかというものでございます。これは結果だけでございまして、これの中でさまざまな手だてがそれぞれの時点で、それぞれの団地ごとにとられているわけでございまして、それらの正否とあわせて分析しておるわけでございますが、これを見る限り健闘しているものは確かに1年目、2年目から高水準で売れておりますが、大体カーブとしては5年目で4割から7割というようなところに売れ行きが推移している。これが周辺の状況だというふうに考えられます。  次に6ページで、結局これらを、状況をまとめますと、備後地域の各団地とも売り上げは総じて低調、一部にいろいろ工夫をこらして善戦をしている団地も見られる。概して、足元不況を反映して緩慢である状況は否めないものがあろうと。  この原因でございますが、基本的には地価の値上がり期待というのが完全に消失している。いわゆる仮需ですね。値上げ見込みで手を出すというようなことが全くといっていいほど期待できない、すなわち販売エリアの実需、実際に家を建て住みたいという需要、それが売り上げの推移を左右しているというふうに考えられます。この傾向といいますのは、景気向上が実感できないうちは当面続くんではないかというふうに分析せざるを得ない。したがって、我々の取るべき戦略としましては、地域の、まさにこの府中地域の実需の掘り起こしが最大の課題というふうに分析されます。  販売期間としては早期の想定でも5カ年、確実的には10年間をやっぱり確保したいというふうに考えられます。  ちなみに7ページ、参考でございますが、府中市内でどのくらいの実需があるのかということについて勉強してございます。これについては、着工統計及び住調ですね、住宅統計調査、これらから分析する手段がございまして、府中市内で年間建てられる住宅というのは300戸ほどございまして、そのうち宅地需要は幾らかというのを計算したものでございます。細かい計算過程は省きますが、大体府中市内で顕在化した、実際宅地を求めた数というのは、大体一番下にありますように100戸ほど。福山市内は1,650戸ほどございますが、府中市内は大体100戸ほどが過去のここ10年ぐらいの平均になります。  これは、府中市の世帯数からすると、大体1万四千数百世帯あるわけでございますが、大体全体的な傾向からしますと、この100戸という数字は非常に少ない数でございます。一般的な世帯分離需要などを考えあわせますと、世帯数に対して100戸というのは少ないという意味なんですが、このほかに恐らく市内だけでなく市外で府中市民がお建てになっているものが、大体これと同数あるんじゃないかというふうに考えられております。  100戸というのは府中市の世帯人口で考えますと、二百七、八十人分の人口に当たるわけでございます。府中市から平均して転出している人口が大体この近年四、五百というふうに見られますので、これを上回る、ことによったらこの100戸を上回る宅地需要を市外で求めている可能性が高いと。したがいまして、府中市民の需要としましては、宅地需要としましては、100戸に倍する大体200戸ぐらいの需要がありはせんかというふうに私は見込んでおります。  この200戸ほどの宅地需要が毎年あるわけでございますが、これのうちどれだけを元町団地に取り込んでいくか、そういうことができるかというのが、いわば今後の販売の正否を分けるかぎというふうに言えるかと思います。  次に、8ページ目でございます。府中市内販売の状況でございます。  近隣の団地から今度はひるがえりまして、府中市内の土地の動きというものを整理してございます。これについては、さらに情報がインサイダーのものになりますんで、本当にお示しできるのは一部でございまして大変恐縮なんですが、市内で本当に最近のものだけをお示ししますが、最近取り引きされたものについては、そこに示したものでございます。それぞれの栗柄から始まってずうっと鵜飼までこれだけの取り引きがありまして、平均しますと右にあるような価格で推移してございます。一々数字は申しませんが、これだけの土地情報がこの半年程度でございました。  これをグラフ化したものが9ページでございまして、決してこれはそれぞれの町ごとの相場をあらわしたものではございませんが、大体これを見ますと府中市内の相場がわかるというものでございます。宅地は一戸一戸立地、接道要件、そのほか基盤の状況、地型、そういったもので値段は変わるわけでございますが、なべてこれを見てお感じいただけるようなところに相場があるというふうに考えることができるわけでございます。
     さらに、1枚めくっていただきまして10ページ目でございます。  これは、売り地の情報でございまして、これが販売業者は割愛させていただいておりますが、売り地として市場に出てきているものの値付けでございます。これらを勘案する中でも大体相場がつかめるものでございまして、実際の成約実績というのは、全部つかんではおりませんが、かなりの程度つかんでございます。これは売主の言い値でございますんで、実際に成約になるのは数%これより下がったものとかが多いように感じられます。しかしながら、大体相場としてはこれに近いものが府中市内の取り引き事例のようでございます。  次に11ページでございますが、公的価格設定宅地ということで、特に元町団地を囲む地域でどのような価格設定が行われ、それが公的価格に反映しているかというものをちょっと図上にまとめたものでございます。使っておるのはここにございますように地価公示ですね、それから地価調査並びに固定資産税評価額ということでございまして、実際の取り引き額とどこまでリンクしているかについては、状況によってさまざまでございます。かつては実際の取り引き額の7掛けとか6掛けとか言われておったわけでございますが、最近はこれにかなり近いものもあるというようなことで、一概にこれを見ることはできませんが、一定の傾向はつかめるというものでございます。  これで申しますとごらんいただいたとおりでございますが、大体元町団地近辺で、元町団地はいま住宅地で坪20万円、平米当たり6万600円という値付けを今のところ想定してございますが、すぐ直近の地価公示やら固定資産税評価につきましては、それよりちょっと高めかその辺で行われている。実際の取り引きの価格はほとんど事例がもうないんですけども、これの近辺というふうに考えられます。  次に12ページでございます。立地条件。これらについてもたくさん、要するに最終的に値付けをする際に、どうしても整理する中で値付けのルールをつくるわけでございまして、これのためにどうしても必要な情報として、本当に大量に収集してございます。近隣A、B、C団地と、立地条件を比較したものでございます。  これは公告表示の基準というのがございまして、いわゆるどこからはかるかというものを一律に決めたものがございます。これに従って見てみますと、元町団地については保育所まで600メートル、小学校まで1.2キロ、中学校が0.9キロというふうに読みます。あと市役所、郵便局、その他こういう状況にございます。  近隣A団地がそこに掲げてございますが、こういった距離のもとに行われて値付け化されておりますんで、それらの動向をあわせて考えあわせれば、その値付けの妥当性、もしくは売れ行きの状況からあわせれば市場がそれをどう受けとめたかということが大体推測できると。それからもって、元町団地の値付けについても検討が十分できていくというものでございます。  この値付けについては数量化の理論があるようでございまして、私もよくわからないんですが、宅地の価格を決めていくための、もしくは各一戸一戸の宅地ごとに値段を決めていくためのいろいろな手法が開発されておるようでございます。それらのもので、これはごくごくその説明辺陬の一つであるようですけども、そういったものを収集し、分析をしてございます。  13ページのまとめでございます。府中市内販売の状況については、建前上成約実績こそわからないというふうに申しあげざるを得ないんですが、わからないが、一般的な立地のもとでは坪単価18から24万円が相場というふうに近隣ですね、府中市内といいますか、元町団地近隣では相場であることが大体把握できていると。  値付けに当たってはさらに立地条件等を比較して、現実に即したものとする必要が当然あるというものでございまして、今後、今現在進めておるわけでございますが、宅地ごとの格差づけ、そういったものに必要なデータの整理を鋭意進行しているという状況でございます。  次に14ページの情報収集、これ以降でございますが、こういったデータだけではございませんで、本当に生きた情報というのを把握することに努めてございます。営業活動の一方で、実際にお客さんの皆さんと接している住宅メーカーの営業担当などの方々に、その評価を、元町団地の概要を御説明して、一体どうでしょうかと、参加しませんか、売れるでしょうかという評価を緻密にヒアリングしてございます。その結果を示したものが以下でございます。  我々の方で恣意的に操作することを避けまして、いい意見、悪い意見全部載せてございますが、読み上げるまでもございませんが、立地、需要面については駅、公共施設の距離的な面は評価が高いとか、高台立地は魅力があるとかいい話も並んでございます。そこにぞろぞろぞろっと、白い丸がいい話でございまして、黒い三角がこれは悲観的な話でございます。  道路勾配とかそういったものから不安感があるとか、人口動向から見て期待は薄いんじゃないかと、潜在需要があるとしても期待は薄いんじゃないかと、それから景気の不透明感、住・工混在、そういったものを難点に上げるものもございます。  それから、最初の100宅地程度は早く売れるけども、残りが心配だなんていう非常に売れ行きに危惧をしていただいているものもございます。  それから、16ページでございますが、面積、価格帯についての評価。20万円というのをある程度の線として提示してあるわけでございますが、市内の価格と比べれば20万円は適当な価格だという意見もある一方で、黒三角の下から2番目でございますが、近隣で十七、八万円台というのがあるんで、20万円では苦戦するんじゃないかという意見も当然ございます。  中でもグロスとの兼ね合い、要するにトータル価格ですね。住宅とのあわせた価格と、そういったものが最終的なお客さんを引き込めるかどうかのポイントだというようなことを多く指摘されたようでございます。  そういったところでグロス3,000万円以下とか、中心価格帯が3,500万円以下であれば集客が図れるんじゃないかとか、そういった意見をいただいておるところでございます。中には、2,800万円台が地元ユーザーの大半じゃないかというような、要するに顧客層の想定によって随分と価格には幅があるものでございますが、評価は後で申しあげますが、このような意見が集まっております。  それから、1年後に、完成後に後ほど御説明しますが、住宅展という形で販売していきたいというふうに考えておりますが、それへの出展意欲について各社状況を聞いてございます。  府中市で久々の大型団地なんで最初から参加したいとか、見込みがいるので早めに決めてくれとかいうような前向きな意見もありますが、中には各社の事情でございますが、他の団地に未販売物件があってこれ以上抱えられないとか、そういうようないろいろな事情がございます。いろいろな意見がございます。  ここで浮き上がってきますこういった情報から類推できることでございますが、17ページでございます。  意見聴取の評価としては、立地需要性については好意的な評価が正直いっていただいております。しかし一方でやはり懸念を拭いきれない意見もございます。ですので、我々としてはさらに立地性というのを向上させるための、ちょっと誤字がございますが基盤整備ですね、今後基盤整備を実現していきたいというふうに考えてございます。  それから、面積、価格帯については、やはり足元相場というのが余りよくありませんので、評価が分かれてございます。楽観的な意見もある一方で、厳しい意見も当然聞かれている、これは当然のことでございます。  そういう中で、グロスの価格、そういったものとあわせて初期の販売姿勢というのは非常に重要ということが、もうこれは明らかでございます。  それから、事前営業活動の結果としては、大変販売担当のスタッフ、努力していただきまして参加意欲のあるメーカーというのを15社程度つかまえられることができております。この中には、予約取りを進めたいメーカーも数社あるというようなことで、ここを見る限りでは反応は悪くないということでございます。  次に18ページでございます。  これらの情報収集、事前営業活動を通じ販売方針というものを我々は持つ必要がございます。元町団地をどういう理念のもとに、理念と言うと大げさですけども、どういう考え方のもとに売っていくかということを、やはり柱立てをする必要がございます。  元町団地は言うまでもなく府中市の発展、人口の定住、産業の活性化、そういったものを目的に始められてございまして、販売に当たってもやはりそれを基本的なプロジェクトの出発でございますんで念頭に置く。その上で具体的な販売方針というのは以下としたいというものでございます。  1番としては、府中市民の需要にこたえ、市民の豊かな住生活の実現を基本的な訴求ポイントに置き、かつ市との政策連携を十分に図った販売を展開する。  2番といたしましては、限られた府中市内の宅地需要を最大限取り込むため、近隣分譲地との競合に負けることのない団地イメージの創出を図る。  3番目として、価格設定に当たっては、地元市場に則し、かつ市民にとって妥当な合理的値付けを基本とすると。特に初期の販売展開が重要であることから、その価格戦略を十分に図ると、これは何を言わんとしているか、いろいろお考えがあろうかと思いますが、こういう価格戦略を十分に図ってまいりたいということでございます。  4番目としては、販売は短期的な景況に左右されない安定した基盤のもとで、中長期的展開を視野に入れた体制で行うと、時間はどうしてもかかるぞというものでございます。  それから、5番目として大手中小の住宅関連業者の積極的な参画を得て強力な販売体制を確立する。あわせて長期にわたって、市民の支持と信頼を得られるよう、市民の立場に立った節度と自覚のある販売活動を展開する。こういったものでございます。こういったものを販売の基本方針として確立しつつございます。  その上で、販売事業の企画でございます。これについてはもう実際に動いている面がございますので、その辺をまとめたものでございますが、まず、販売方式としましては、住宅展方式による分譲というのを中核に考えたい、据えたいというふうに企画されてございます。  どうしても住宅メーカー、特に大手の販売力というのは強力なものでございまして、それらのメーカーの参画、協力は不可欠であると。したがって今のところ15社という数字が上がってございますが、この15社によるモデル住宅の展示をその中核とした販売を実施していきたいというふうに考えてございます。  内訳はプレハブメーカー7社、ツーバイフォー3社、それから木造5社、合計で15社程度の参加が今のところ見込まれている。  モデル住宅としては、15棟程度、15社が1棟ずつ建てれば15棟程度になるわけでございますが、これらを市内から良好に見える位置に並べて各社の営業事務所とあわせて建てていただきたい、いただこうと。団地中央線沿い、下から見上げますと、ああいう大きなのり面が見えますが、その前の手前のところに並べていきたいというふうにいま考えておるところでございます。  あわせて、あののり面に団地名をこれから決めるわけでございますが、そういった団地名を大きく掲げるなどして、もう団地自体が非常によく見える形で販売を図っていくことを考えております。  それから3番、これ住宅の「住」がちょっと表題に抜けておりまして失礼しました。住宅展出展条件。ここは実際の細かいことですんで端折りますが、出展区画については、こういった条件を想定しております。3)の3で一番下ですけども、フリー販売区画というものも設定していきたい。これは大手のモデル住宅を建てるところしか扱えないというようなことではなくて、地元業者にも自由に販売できる区画というのを一定程度設けていく、そういったことであわせて、力を合わせてやっていくというようなことを考えてございます。  20ページでございます。  まず、第1期の販売ロットとしては1工区110区画、2工区16区画程度、合計で126区画程度を考えてございます。このうちフリー区画としては36区画程度ができるんではないかというふうに想定してございます。  なお、2期以降は販売状況によって50区画、60区画程度のロットを順次設定していくというような展開になろうかと想定してございます。  ここで大手ばっかりじゃなくて地元の業者に販売を委託するという方法も考えておりまして、地元の業者さんにはなかなかモデル住宅をお建てになるというのは難しいわけでございますけども、宅地住宅の販売も当然委託していくと、また備後の家があるわけでございますが、こういったところにも期待しているということでございます。  それから不動産仲介も当然やっていただく、一般媒介の形態で依頼して、地元不動産業界にも拡販を図ってまいりたいというふうに考えてございます。  それから、土地の直売ということでエンドユーザーが直接購入するということも可能にできないかと、これはいろいろ問題があるようでございますが、問題というか、やるにはいろいろ体制もつくったりなんかしないといけないんで、あるようでございますが、可能としたいと。加えて、その地元の業者さんが土地だけを購入して注文住宅を建てるというようなやり方も取り込んでいきたいというふうに考えてございます。  その他の販促対策としては、紹介制度、市の幹部、市議会議員の皆さん、それから商工会議所等々地元の有力者の皆様に購入者の紹介を御依頼申しあげて拡販を図ってまいる。  それから奨励策としては、市の発展、そういったもののために行うわけでございますんで、行政による販売支援策、こういった措置を要望し、これは組合の立場ですけれども要望し、そういったものを活用していきたいというふうに考えてございます。  もう後は具体的な話なんですけども、分譲開始までの事業としてはどんなことをやるかということでございます。広告、宣伝、ネーミング募集というのを来年早い時期にやって、団地の認知度といいますか、そういったものを上げていきたい。いろいろこれもイベント仕立てにしまして、さまざまな媒体を利用し、新しい府中市のまちの名前、イメージ、そういったものを売り込んでいきたいというふうに考えてございます。  とにかく初期のイメージづくりというのは非常に重要でございます。このまちで暮らしたいと、将来的にこういうまちができ上がるんだというような夢を描くことによって、それを本当に実現していくんですけども、そういったものを理解していただくことによって、その後の販促が大きく違うというものでございます。  それから、販促のための催し、テレビ、ラジオ、そういった媒体を使ったり、あと記念樹、記念碑をつくったりする竣工イベントですね。それから住宅フェア、これは各地で行われておりますが、お祭りでございますが、そういったものもやっていく。  それから媒体計画、これはやはり繰り返していろいろな情報を消費者の皆さんに知っていただく必要がございます。パンフレット、看板、広告、テレビ、ラジオのスポット、あとケーブルテレビ、タウン誌、さまざまな新聞の折り込み、そういったものを使ってこういった媒体に露出度を高めることによって、認知していただく、知名度を高めていくということを継続的にやる必要があります。  分譲開始に当たっては、4番でございますけども住宅フェアをやりたい。街びらきのイベント、ぜひ皆様にも全員御出席いただいて、こういった街びらきイベントをにぎにぎしく行って、住宅フェア、こういったものを展開していく。それからそれにあわせて各種イベント、そういったものをやっていきたいというふうに考えてございます。  最後に分譲開始までのスケジュール、5番目でございますが、これは前回臨時議会のときに資料としてお出ししたものでございますが、こういったスケジュールを考えてございます。  それから、蛇足でございますが、24ページ、最終ページですが、長期の販売予測というのが、仮にございます。これは実際にどういうふうに売れるかなんていうのは、なかなか予測ができるもんではございませんが、基本的に販促目標、そういったものをつくっていく意味で、例えばこの辺で売れるんであれば、大体70戸から80戸程度の区画を毎年販売していくことが必要になります。これで見る限りです。  それから、7年であれば50戸から60戸ぐらい。10年であれば30戸から50戸ぐらいで売っていく必要があろうかと、こういったことで予測というよりは、目標づくりのための数字としてつくれるものでございます。  なお、これは先ほど御説明しました資金計画とは当然合わせてはございません。そういう趣旨のものではございませんので、資金計画は一般的に平均値を使ってございますので、蛇足ながら注書きしてございます。  大体、元町団地の販売に向けてということで、現在取り組んでいる状況の一端を御紹介したわけでございますが、これらの取り組みを通じ、まだ販売開始まで実際には1年間あるわけでございます。この1年間を最大限有効に使って1年後がスタートでございます。このスタートを順調に切って、その勢いを途切れさせることなく、必要な販売期間中順調に売れていくことを願って、いまできることを最大限やっているという状況でございます。  それから、あと債務保証と損失補償についての説明は菅波助役の方から申しあげますので、私からは以上でございます。  失礼しました。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) それでは、元町団地の資金計画等にかかわる債務負担行為をお願いをいたしておるところでございます。続きまして、私の方から御説明を申しあげたいと存じます。  この資料の議案第2号参考資料の一番最後のフロー図を出していただきたいと思います。  損失補償契約というタイトルでフロー図がございますけれども、まず、この前提となる総論的なことについて3点申しあげたいと思います。  まず第1点は、この損失補償契約に基づく債務負担行為は、国の公的支援制度であります無利子融資制度要領に基づいて、広島県が土地区画整理組合に融資するものであります。したがって、その融資額の負担割合は国が2分の1、県が2分の1であります。したがって、貸主は広島県、借主は区画整理組合。なお、広島県は2月定例議会において、予算措置を講じているところでございます。  2点目は、整理組合と広島県の貸付契約に当たっては、当然のことながら連帯保証人を立て、なおかつ担保提供をすることになっております。担保設定をすることになっております。そのことが前提となっております。  じゃ、なぜ府中市があえて損失補償をしなければならないのかということでございますが、それはもう率直に申しあげて補償能力の問題、担保能力の不十分性の問題、それらを補うためにたびたび申しあげておりますように、信用の補完、つまり信用力を供与するために損失補償契約が必要であるということでございます。なお、参考までに申しあげますと、だれが連帯保証人になって担保を提供するのかと、これは個人としての中須町の橘髙泰司さんを予定いたしております。  3点目でございますが、じゃあ、原点に立ち返って市がなぜあえてこのようにするのかということでございますけれども、これはたびたび申しあげておりますように、人口定住対策、地場産業の振興、育成のために市が企画立案し、事実上推進している事業であります。問題点は多々ございますけれども、何としてもこの事業を成功させなければならない、それが唯一の理由でございます。  したがって、財政の健全性を損なわない範囲内において、府中市としても支援策を講じていきたい、その一環でございます。したがって、以上のことを踏まえて、またもとへ戻っていただきまして、参考資料の最初のページをお開きいただきたいと思います。  御案内のように、まず債務保証と損失補償の意義については、御承知のことと思いますが、改めて御説明させていただきたいと思います。  債務保証というのは、簡単に言うならばこれはもう連帯保証であります。身近な例で申しあげますと、開発公社が府中市の先行取得の依頼を受けて、用地取得を行いますけれども、それを債務保証していく、今議会にも御提案申しあげておるところであります。これは法律に基づいて、つまり公有地の拡大に関する法律に基づいて債務保証をしているわけであります。  その他いろいろと特別法がございまして、法令に基づいて債務保証ができるというそういう根拠がございますけれども、そういうことでじゃあ債務保証はできないのかということで検討いたしました。御案内のように、債務保証につきましては、法律がございまして、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律に基づいて、地方公共団体は、会社その他の法人の債務について原則として債務を保証することはできない。したがってできません。  ただし、自治大臣の指定というか承認があれば、この限りでないという例外規定がございますけれども、しかし、この自治大臣にこれから申請をしていくということにはなりません。法の趣旨が債務保証はいけませんよということでありますから、それは選択すべきではないと、道としては残されておるけれども、それは選択すべきではないというふうに理解をいたしております。  じゃ、その債務保証とは連帯保証とはどういうことかと言えば、そこに特徴的なことを2点書いておりますけれども、いわゆる債務が履行されない場合は、かわって弁済する契約、代位弁済をするいうそういう契約であります。そして、弁済期限が到来しても返済されないとき、これは債務者にかわって弁済をするという、同等であります。債務者と連帯保証人。そういう性格のものでございます。  それならば損失補償は、いかなる契約なのかということでありますが、これは先ほどのフロー図で申しあげたように、広島県と府中市との二者間による契約でございまして、前提となる債務は必要としない。いわゆる補償契約であって貸し借りが広島県と府中市にはないという意味ですね。主たる債務を前提としない、前提となる債務が必要としないということです。  したがって、この損失補償契約というのは、他人様の貸し借りについて第三者である府中市が弁済補償契約に基づいて、県の損失を補償するというそういう性格を持つ契約であります。当然、これは債務保証と違いまして、基本的にそこに決定的な違いがあるというふうに御理解をいただければと思います。  じゃ、どういうときに損失が生じたということになるのかということでございますが、これは4枚目をちょっと出していただきたいと思うんですけれども、市街地再開発資金等融資あっせん制度損失補償契約書と、これは参考までに添付いたしておるわけでありますが、第2条を見ていただきたいと思います。  損失補償の請求。いつの時点で損失が発生するのか、いかなる事態のときに損失が発生するのか、いわゆる府中市が損失を補うのか、穴埋めをするのかという問題でありますが、これは先ほども申しあげたように、弁済期限に単に払わなかったということではなくして、簡単に言うならば、客観的に債権の回収がほとんど見込めない、つまり破産するとか、差し押さえを食うとか、あるいは競売になるとか、あるいは支払停止を受けたときとか、こういったようにいわゆる破産、清算の段階、もうこの事業が成り立っていかないという、そういった事態に直面したときに初めて損失が発生する。そのときに穴埋めを市はしなければならないと、そういう性格のものでございます。  したがって、これは一種の債務負担行為でございますから、当然のことながら、予算で債務負担行為として定めておかなければならない。したがって、今回お願いをしておるわけであります。  2ページ目にまいりまして、それじゃ損失補償の法的な性格というものはどうかと、概略は申しましたけれども、我々の行政が一つのよりどころといたしております地方財務実務辞典から抜粋をしたものでございますが、左の下の方から、10行目ぐらいに「また」というところがあります。また損失補償は、私法上の問題として損害担保契約の内容をなすことがある。以下、るる解説をしてあるわけでございますけれども、先ほど申しあげたように、いわゆる単なる当事者間の補償契約に過ぎないと、これは法的に可能であるということであります。  可能であるからと言いまして、損失補償契約というものを、みだりに、むやみに、やたらにすべきものではないことは当然のことであります。したがって、解説におきましても脱法行為にわたってはならないというそういう解説もあるわけでありますが、我々は先ほど申しあげましたように、この団地をどうしても成功させなければならないし、市が大きく関与しとるわけでありますから、これは何としてもお願いをしていきたいと、このように考えておるところでございます。  それから、その参考資料として後から追加配付をさしていただきましたけれども、府中市が無理に無理を重ねて、疑義があるものを、あえて損失補償契約をしているという印象もなきにしもあらずということでございますが、資料にもありますように広島県におきましても、あるいは福山市におきましても、その他市町村におきましても、現実にはそういったことが行われているということをひとつ御承知いただきたいわけであります。  じゃ、例えば財団法人というのが出てきておりますけれども、区画整理組合はいかなる法人かということになるわけでありますけれども、これは名前は組合という名称がついておりますけれども、法的性格は公益法人である社団法人であります。  公益法人というのは、御承知のように社団法人と財団法人であります。で、県においても福山市においても、その他の市町村におきましても、この財団法人あるいは社団法人に対して、行政目的を達成するために必要があれば一定の制約のもとに損失補償契約をしている。こういうことから私どもも府中市において、かつて余り例はないことでありますけれども、余りじゃなく例がないと思いますけれども、あえてそのような手法をぜひともとらしていただきたい、こういうことでございます。  繰り返すようでございますけれども、これは単に金融機関と借主である組合との貸借関係ということではなくして、国の施策による、国の負担による、県の負担による制度でございますので、また資金計画の中で明らかにしておりますけれども、有利子の問題については、また改めて御説明させていただきたいと思いますが、その時点で。今回の債務負担行為については、そのような趣旨から、ぜひとも御理解を賜りたいと思う次第でございます。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、元町団地の販売計画、資金計画及び議案第2号の債務負担行為についての報告を終了いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午前11時19分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午前11時32分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 日程第1、一般質問を行います。  各会派の持ち時間は、自由クラブ120分、社会クラブ60分、市政クラブ150分、自民クラブ120分、日本共産党100分、改革クラブ40分といたします。  質問の順位は、1番自由クラブ、2番社会クラブ、3番市政クラブ、4番自民クラブ、5番日本共産党、6番改革クラブの順といたします。  順次発言を許します。  まず、自由クラブの松坂万三郎君の登壇を求めます。             (5番 松坂万三郎君 登壇)
    ○5番議員(松坂万三郎君) それでは、議長の御指名をいただきましたので、5番議員、松坂がこの3月の一般質問に入らせていただきます。  まず、議会へ出ささしていただきまして2回目の春を迎えようとしております。先般の収賄事件は、民間、市行政、大変厳しく諸問題の多い中で非常に遺憾に思います。また、市民の皆様の理解と協力をお願いしなければならない時期だけに綱紀粛正、襟を正して一日でも早い信頼回復をお願い申しあげます。  通告いたしております一つ目、市長の政治姿勢、取り組みについて。  先般、この議会の冒頭で市長の方から施政方針がこのたび出ております。この中で、都市基盤整備についてお尋ねを、市長に、どういう考えでどういうふうに進められていくか、お尋ねをしてみたいと思います。  この中で、躍動感、力強く活気みなぎる都市(まち)ということで、17ページから方針が示されておりますが、この中で、まず都市のマスタープランの位置づけについて、重要な幹線道路の実現に向けて取り組みとは、具体的に何を一番にするのか。府中市にはPOMとかすばらしい産業、会社、せっかくいいものがあってもそこへ行くまでのアクセスがよくない。団地についてもしかりだと思います。  次に、市街地活性化を目指した住民参加の取り組みを通じて、まちづくりの担い手の育成を図るなど、まちづくりの条件整備を進めるとありますが、これは具体的にどのようなことを考えられているのか、お尋ねをしてみたいと思います。  次に、中心市街地活性化実施計画実現に向けて、関係機関と協力しながら事業の推進を図るとありますが、関係機関とはどこどこを言われるのか、お示しを願いたいと思います。  この計画ができて1年、この中心市街地基本計画、これができまして1年が経過しようとしておりますけれども、どのような市長は評価をされているのか、お尋ねをしてみたいと思います。  既にこのような計画が1億円近い計画費を使って、このたびこの計画が約1,000万円かかっているわけですけども、ひところ駅前鉄道高架が、鉄道高架、鉄道高架ということがよく言われておりましたけども、中心市街地との整合性はいかに考えられているのか。また、そのために先行取得した寝たままになった土地がありますよね。これはどのようにされようとしているのか、お尋ねをしてみたいと思います。  次に通告しております元町団地につきましては、緊急質問に回させていただきたいと思います。  それから、三つ目に上げておりますインターネット関連について、お尋ねをしてみたいと思います。  御存じのように情報通信の世界は、今日目覚ましい進歩をとげております。かのマイクロソフトのビル・ゲイツは、未来の基盤ソフトの中で、これからの5年は信じられないようなことが起きるというような表現をされておりますけれども、その中で、インターネット関連2点、まずネットの学習整備について。  近郊ではもう福山市もこれを取り組まれているというふうにお聞きしておりますが、広島市のちょっと例を挙げてみますと、市立の小・中学校195校すべてでインターネットを使った学習を取り入れる。高度な情報通信社会の中で主体的に情報を収集し、活用できる子供を育てるのがねらい。2000年度に予算1億6,000万円を計上し、インターネット接続業者と契約する。ネット整備は2000年度から実施される新たな学習指導要領に対応するため、市は1年前倒しで導入を決めたと。  現在、これだけ情報が進んでおりますから子どもは自分で好きにネット活用しておりますから、一日も早い学校への対応を、取り組みをされてると思いますが、この辺についてお尋ねをします。  それからもう一つネット関連で、バーチャル化の対応について。  これも同じく県の関係ですが、2002年度をめどに行政情報の提供や各種申請などインターネットでの通信インフラを介してできるバーチャル県庁を構築すると。2000年度中に電子申請システムの整備指針を策定するとともに、県内市町村、役場などに設置する公衆端末システムを設計、2001年度から順次導入する。  通産省などの中央官庁は、各種許可業務を電子化する検討を進めており、県も将来すべて申請、届け出が電子的にできるようにする方針と、こういうことになっております。ということは、もう市役所に来なくてもいろんな業務ができるようになるというのが、もうすぐここ二、三年のことだと思いますけども、どういうふうな対応をされているのか、お尋ねをいたします。  次に、通告しております保育ビジョンの関係について。  この問題は私ずっと質問させていただいておるんですが、府中市保育ビジョン実施計画が実施されて4年目を迎えると思いますけども、今年度和光園、ひなぎくの状況、そして新年度、府川、和光園のこれから実施される0歳、1歳保育の関係、早朝延長保育の関係等、今後についてのことをお知らせをいただきたいと思います。  1回目の質問を終わります。             (5番 松坂万三郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 私の方から都市基盤の整備にかかわりまして、都市マスタープランの取り組み、また中心市街地の活性化の取り組み等々について、御答弁させていただきます。  まず最初に、都市マスタープランの位置づけられた重要な幹線道路の整備でございますが、道路網の整備は市民生活に大きくかかわり、また快適な生活環境をつくり出していく、また社会活動を活発に活性化する基幹的な整備でございます。  今日まで市民の皆さん方の御協力をいただく中で、特に大きな道路の整備は、国道486号を中心に、将来それにかかわるアクセスの道路を幹線道路と位置づけをして、長期的な計画で取り組みをしていく中で、単年度中期的な道路整備も取り組みをしてきているところでございます。  一つには、市道の改良を数本お願いをしてきております。本堀田・伊豆谷線であったり、土生中央線であったり、また土生・元町線であったり、団地関連でございますが、そういった幹線道路を新年度に予算計上をさしていただいておるところでございます。  あわせて県、国との連携でございますが、国の連携等でございますが、これは国道486号とあわせて候補でございます地域高規格道路を整備計画に入れる取り組み、あわせて県道関係でございますが、府中・松永線を中心に将来に向けての大型の都市計画街路を設定していくというようなことも、将来の展望の中で重要な位置づけの骨格的な道路になる幹線道路でございます。そういったものを中心に新年度は重要な幹線道路の実現に向けて鋭意取り組みをしていきたいというふうに考えている次第でございます。  続きまして、市街地活性化を目指しての取り組みでございますが、昨年、中心市街地の活性化の基本計画を策定いたしまして、これは商工会議所、また産業界の代表者に出ていただきまして、また有識者の方々も参加していただく中で、昨年基本計画を策定をさしていただきました。  これをもとにしながら、府中駅周辺の再開発をどうするかということが、府中市にとって大きな課題でございまして、質問者の方も御指摘がありましたように、区画整理事業と高架事業をどうするかということも議論を深めながら、現在、駅前周辺の土地の低未利用地等の有効活用していこうということで、今年度国土庁の予算をいただく中で、三通りの案を作成中でございます。その案を作成しながら、その原案に基づいて、広く市民から意見を聞きながら、ワークショップを開いて議論を深めていきたいというふうに計画を考えております。  無論この中には、地元の地権者を初め、また商工会議所の青年部等を対象にそういったワークショップを開いて議論を深めていく中で、将来のまちづくりの展望について実効あるものを、その3案の中から実施計画に向けての取り組みをしていくのが大きな作業であろうと思います。  いずれにいたしましても、市民的な関心を呼び起こす中で、市民的なコンセンサスの輪を広げ、市民参加のもとにそういった事業が進むように、新年度は鋭意努力をしてまいりたいというふうに、取り組みをしていきたいというふうに考えている次第でございます。  私の方は以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 山崎学校教育課長、答弁。           (学校教育課長 山崎武志君 登壇) ○学校教育課長(山崎武志君) 失礼をいたします。  先ほどネット学習の御質問でございますが、先ほど議員御指摘のとおり、これからの高度情報化社会に生きていくためにはコンピューター、特にインターネットなどの情報手段を選択活用する能力を養う、あるいは情報化が人間や社会に及ぼすさまざまな影響なども子供たちに理解をさせながら、普及に努めていかなきゃいけないということが大変重要であろうということを思っております。  文部省は、自治省との連携のもとに、来年度から公立学校の新コンピューター整備6カ年計画を発足させるということになっておるようでございます。その中で2001年度には、学校がインターネットに接続できるようにと、そういうことで計画を持っておるわけでございますが、府中市の現在の状況というのは御承知のとおりでございますけれども、中学校にはすべての学校に一応基準数のパソコンを入れておりまして、現段階では古いのを新しく更新をしているという段階。  あわせて小学校の方は現在どの学校にも1台は最低整備をしていただきましたが、いわゆる基準数を持つという状況でおりますのが、現在のところ4校でございます。来年度、再来年度と、あと2カ年の中で小学校の方にコンピューターを基準数入れていくという予定でやってきている、実はそういう段階でございます。  インターネットにかかわりまして、御承知のとおりでございますが、今現在市内1校が接続をしておりまして、この1校が非常に有効に使い、そしてその必要性については十分理解をしているところでございます。今後、先ほどの計画もございますし、各学校のパソコンをインターネットに接続をして、いわゆるネット学習ができる、学習に使用できるように、その整備に向けて研究を鋭意努力していきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。           (学校教育課長 山崎武志君 降壇) ○議長(神田治登君) 安藤企画課長、答弁。            (企画課長 安藤靖彦君 登壇) ○企画課長(安藤靖彦君) インターネットのネットワークについてお答えをいたします。  先ほどバーチャル県庁というような具体的な御質問もございました。  まず、広島県が進めております高度情報化ビジョンというのがございまして、これに基づきまして、広島情報トライアルネットワークというものが県の方で今年度構築されました。これは広島市と東広島市と、それから呉市を結ぶトライアングルですね。つまり三角形の中で各市に設置してありますネットワークオペレーションセンターの中の機器に接続して情報化を進めるということで、2000年度と2001年度で試験的に運用していくと、こういうものがございます。  また、この情報トライアングルを全県的に拡大していく広島メイプルネット構想というものがございまして、これは県庁や合同庁舎などを光ファイバー回線で結ぶ情報通信ネットワーク基盤を利用して、県内全域の産業振興、教育、保健福祉などの各種の公共アプリケーションを効率的に整備するための公共情報通信ネットワークでございます。  これは県や市町村、学校などの各種のサービスはもちろんですが、遠隔地から学習ができるとか、災害に瞬時に対応できる。それから医療を遠隔地で遠隔診断ができると、こういう将来的には民間に対しても事務所の場所であるとか、規模にかかわらず全世界を相手にしたビジネスチャンスが拡大できるというような未来に向けたネットワークシステムでございます。  県の方でこの県庁内のLAN、いわゆるローカルネットです。それから出先機関であるとか、各種の公共機関等を結びますWAN、ワイドネットなんですが、を含めて県庁の方でこの2000年度で総事業費約29億円を計上しておられまして、行政情報の提供であるとか、各種申請、住民参加など電子的に実現します。先ほどおっしゃったバーチャル県庁も2002年には実現するという運びになっております。  府中市におきましても、この3月から試験的にインターネットを設置いたしまして、いま活用しております。将来的にはこのインターネットを活用しての住民サービスの導入は、時代の趨勢となっておりますので、県のネットワークの構築状況であるとか、近隣の市町村の動向であるとか、財政状況等を勘案しながら検討を進めていきたいと、かように思っております。            (企画課長 安藤靖彦君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田児童課長、答弁。            (児童課長 髙田義明君 登壇) ○児童課長(髙田義明君) お答えいたします。  保育所につきましては、1997年の9月の答申をいただきまして、既に3年が経過いたしました。その間、具体的に事業を実施してまいりましたけれどもが、そのことについては、昨年の12月の議会に御答弁したところでございます。  今年度の場合、特にひなぎく幼稚園の休園と、それから和光園保育所の法人への委託の問題が大きな課題になったわけですけれどもが、それに向けて具体的に準備を進めておりますので、その経過について若干御説明を申しあげます。  ひなぎく幼稚園の休園につきましては、昨年12月の議会の議決をいただきました。その後、法人の方が1月7日に正式に休園の決定をされました。その後、我々といたしましては、保育所、幼稚園保護者連合会、並びに地元のひなぎく幼稚園の保護者会等々話をいたしまして、2月の中旬に保護者の方々の御理解をいただきまして、休園についての一定の合意をいただいております。現在、その対応について準備を進めておるところでございます。  次に和光園の法人の委託についてでございますけれどもが、これも議会の議決をいただきまして、未調整の関係団体等といろいろ協議を重ねてまいりました。協議に多少時間はかかりましたけれどもが、関係団体との協議も整いまして、4月委託に間に合うべく、もろもろの対応を講じ、保護者の皆さん、児童の皆さんに迷惑をかけないように、職員とともに全力を傾注していきたいと、そのように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  それから、今後の計画についてでございますけれどもが、実施計画に沿いまして、引き続き関係団体と協議をしながら進めていきたいと思います。  特に2000年度、府川保育所におきまして、0歳児保育、1歳児保育を実施いたしますけれどもが、全体的には私立児童施設に依存せざるを得ません。  市といたしましては、私立児童施設との共存と、そういう基本的な立場をとりながら、市として保育行政に対する公的責任を果たす、そういう意味と同時に保護者の方々の負担軽減を図るというそういう視点から、今後私立児童施設に対する助成、並びに保護者に対する助成、そういうことについて今後検討していきたいと、そのように考えているところでございます。  以上でございます。            (児童課長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川建設部長、答弁。            (建設部長 小川卓二君 登壇) ○建設部長(小川卓二君) 駅周辺の整備計画に伴いまして、先行取得をしております土地の関係でございますけれども、先ほど市長の方から答弁申しあげましたように、駅周辺の整備計画の動向にも関係ございますけれども、健全化計画の中で、遊休地の土地の有効利用ということもございますので、その中でも一定程度の方向を出していきたいと考えております。            (建設部長 小川卓二君 降壇) ○議長(神田治登君) 松坂万三郎君。             (5番 松坂万三郎君 登壇) ○5番議員(松坂万三郎君) 2回目へ入らせていただきます。  今、御答弁をいただいたわけですが、まず、都市基盤整備の問題ですね。これはなかなか顔が見えてこないんですけども、そう思うのは私だけではないと思います。  先ほど市長にこの1年の取り組みの評価というのをお聞きしたんですが、それに対する御答弁がいただけませんでしたけれども、再度御答弁をいただこうと思います。  この中心市街地の計画、私が議員になってからですが、これをちょっと見守っていますと、この計画ができてTMO、タウンマネージメントですね。これを立ち上げようとしてもなかなか前へ行かない。行かないのでどうされたかというと、国土庁の低未利用地をそれに当て込んで、いろいろ整合性を持たせていこうという、政策を転換されたんじゃないですか。  私の思いが違うとったら違うと言うてもらえればいいんですが、そういうふうに思えるんですが、実際の取り組みがもうばらばらだと思うんですよね。行政は行政でやってる、産業界は産業界でいろんなことを思っている。このつなぎが全然ないんですね。確かに言葉では、非常にきらめき、すばらしい躍動、共感、感動、いい言葉がつながって聞こえるんですけども、もっともっと実際に根を張った取り組みをしていただきたいと思います。  先般、府中市の商店街の関係だと思いますが、マイタウンほんどーりの通りですね。これ市民経営者のアンケートをされております。その中でこれから実際どうすればいいんだろうかと、どういう取り組みをすればいいんだろうかということを模索されていると思います。そのほかにもいろんな商店街、いろんな単位、そしてこの中心地がどんどん加速する中でどういうふうにやっていけばいいかということを、みんな頭を抱えているのが実情じゃないでしょうか。  やはり、関係機関と協議とかそういう言葉でなくて、週に1回、10日に1回、少なくとも月に1回は関係機関、市、商工会議所、地元、経済界、いろんな関係機関があるでしょうけども、先ほどもワークショップという言葉が出ておりましたけれども、そういうものを、まず協議会をやっていってほしいと思います。  まず、顔を合わせることじゃないでしょうか。全然顔合わせがないんです、見ておりまして。まず顔を合わせること、そして互いの信頼関係を築くことじゃないでしょうか。何でもいいですから話し合って、そこからスタートしていく必要があると思います。  先進地を視察さしてもらっても、まずこのことが大前提、一番にあるんじゃないかなというふうに思えてなりません。非常にいろんな問題があって、忙しいのはよくわかりますけども、やはりこれから3年先、5年先のことを考えてそういうものを構築をしていきたい、していっていただきたいと、そのためには、市民並びに議会、いろんな皆さんが協力しあう体制づくりが必要だと思います。そういう意味での具体的なことをお尋ねをしたわけです。それについての答弁を2回目に求めます。  それから、インターネット、ネット学習の関連について御報告をいただいたんですが、これは大人や親が思うとるよりは、子どもにもうそういうものを与えてしまえば、子どもはもう勝手にやりますから、私らよりも数段早いですし、子ども同士で既に情報通信しとるわけですから。例えば東京の親戚の子とEメールを交わしている、もうそういう時代なんですから、だから子どもの方が先々いって、大人、教える方が恐らくついていってないのが今の現状ではないかと思うんですが、まずどうのこうのでなくて、まず物を入れると、そうして子どもにそういうものを入れ込んでしまえば、もう子どもはもう何十何万とおりの使い方をもうインターネットで、衛星通信でもうすぐアメリカと通信もするかもしれませんし、すぐページを開いていろんな物を見ます。勝手にどんどんやってくれますので、まず四の五の言わずにすぐ導入ということを要望しておきたいと思います。  それから、保育ビジョンの取り組みをいろいろお聞かせ願ったんですが、十分に保護者との対応といいますか、取り組み、ディスカッションをよろしくお願いをしておきたいと思います。  2回目を終わります。             (5番 松坂万三郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) まちづくりにつきまして、非常に直截な御提言をいただきまして、大変私その共感を持ってうかがっておったところでございます。  まず、中心市街地の活性化の基本計画について方針転換をしたんじゃないかというような御指摘がございましたが、これは言いわけでも何でもなくて、もともと鉄道高架と駅前区画整理というのは長期的な課題として、それを基本とするも長期的な課題として位置づけてございました。そこに至る道筋というのが実際の取り組みでございまして、これについては御指摘のようにまだTMOを立ち上げるという、いわゆるその事業の構想を民間で主体的につくっていただく担い手というものを、まだ見つけられずにおるというのが、今の率直な状況でございます。  ですので、言うまでもなく、松坂議員御指摘のように、そういったまちづくりのビジョンを持った担い手をつくる。これはイコールまちづくりでございまして、これがまずは取り組むべき課題であって、その上で全般的ないま駅前が話題にはなりますが、まち全体、府中市のそういう市街地全体に及ぶまちづくりの市民的な議論と、こういったものがまず基本にあって、それからおっしゃるように根を張った取り組みが可能になるんではないかと。まちづくりというのは個々の市民に非常に影響を及ぼす、そこに土地をお持ちの方、もしくはお店をお持ちの方、そういった方々に大変影響を及ぼすものでございます。  ですからこそ、そういう市民的な議論とそれぞれの地権者の、いわゆる御自身の例えば御商売であるとか生活であるとか、そういったものを見通せるまちづくりでなければ実際動かないわけでございます。100人のうち99人が賛成しても一人が反対されれば実際まちづくりというのは動かないということがあるわけでございます。  ですからこそ、そういう市民的な議論を培いながら、実際に自分のまちをどうしていこうという担い手をつくっていくと、これがいわば中心市街地の基本計画に掲げた目標を達成する、一見迂遠なようでありますが、道であるというふうに考えて、例えばことし国土庁の調査などを通じ、幾つかの案を御提示申しあげる中で議論を喚起していくというのを始めたところでございます。  ですから、私の構想ではございますが、今後、駅前以外もいろんなところのビジョンをともに議論していく、そういう場をふやし、できれば来年度中ぐらいに、いわばそういう府中市のまちづくりの課題一覧のようなものを皆様とともに御議論できればなというふうに考えております。  そういった取り組みを通じ、活性化基本計画にありますものを少しでも多く実現するべく努力していきたいと思いますので、よろしく御支援願いたいと思います。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君)これをもって、自由クラブの松坂万三郎君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 昼食のため休憩いたします。                午後 0時 7分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。
                   午後 1時 9分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて自由クラブの金子徳光君の登壇を求めます。  金子徳光君。             (6番 金子徳光君 登壇) ○6番議員(金子徳光君) 6番議員、自由クラブの金子徳光が一般質問を行います。  通告には3点出しておりますけど、まず1番の国旗・国歌についてと。  小・中学校での卒業式、入学式における実施と、それから2番目の教育長の姿勢について、姿勢といいますか、教育長の自覚についてですね。小・中学校における教職員及び生徒の現状把握についての2点は、セットにして質問、また教育長から答弁をいただきたいと思います。  ちょうど1年前、教育長は就任されまして1年たったわけでございますけれども、この1年間の議員の質問に対する答弁につきまして、小川教育長は個人的な答弁が多かったと、多々あったと思います。  まず、小森順治議員、山本議員の給食についての答弁につきましては、生徒とともに仲よく食べたら、こんなに立派に成長しましたと、確かに教育長にはなられましたけど、そういう答弁とか、戸成議員、福元議員、土井議員の国旗・国歌という通告書を出しているにもかかわらず、答弁には旗とか歌とかいう言葉で答弁をしておられます。これは私を含めて小・中学生の保護者、それから市民の方は大変不愉快に思っております。1年たっておるわけでございますから、小川恵敬氏一人、個人の意見じゃなしに府中市教育委員長として、教育長小川として、その立場として答弁を、言葉を選んで答弁していただきたいと思っております。  まず、私が不思議に思っておるのは、教育委員会におきまして、いずれの問題にも対応しております。対処しております。頑張っておりますと言いわけしか返ってきてないわけでございますけど、一昨年、小学校、中学校の卒業式、入学式におきまして保護者、生徒に説明もなく日の丸ですか、国旗を上げたと。昨年はまた突然説明もなしに今度は上げなかった、歌わなかったということでございますけど、果たしてあす市内の中学校の卒業式があるわけでございますけど、一昨年と昨年と、ましてここ1年間、国民、市民の皆さん、大変いろんな論議があった思います。  それでまずあすが中学校の卒業式で、残念ながら私たちは議会があって出席できませんけど、その辺は当然どういうふうにされるかということも教えていただかないといけないし、当然保護者や生徒にも説明をしていると思うし、その経過をまず1年間たった教育長に、どのような対策をとられたり、どのような物議を醸しているのか、わかりやすく答弁していただきたいと思っております。  まず、私が言いたいのは、日の丸・君が代とかいうんじゃなしに、まず国民として、市民として国旗と国歌ですね。そういうものは教育長はどのように考えておられるのかと、間には日の丸がどうとか君が代がどうとかいうのがありますけれども、それはちょっと置いといて、日本の国において国旗と国歌というのが必要であるんかと、そういう認識をどのようにしておられるのかと、まず府中市の教育現場の頂点におられる方ですから、まず市民の皆様や、私たち子どもを持っている親に、保護者にわかりやすく小川教育長の認識、考え方を説明していただきたいと思います。  というのは、これに関連しまして職員の先生方の授業内容にもよりますけど、子どもとの接し方、それが一つの決まりごとを守らないからゆえに、先生の信頼もなくし、それが学級崩壊になったり、登校拒否、不登校の子がたくさん出ているわけです。12月にも私が、再三質問しとるわけですけど、12月には大変言いわけだったから、ちゃんと具体的に対応していることをちゃんと説明してくださいとお願いしておりますので、まず3月ですから、当然時間もあったわけですから、それについて答弁していただけると思いますけど、ところがどっこい12月より2月、3月なんてもっと悪くなっている状態なんです。  どういう対策をしたら、本当に教育の現場として対応しているのかと、教育というよりは先生と教育委員会が仲よくして、保護者や生徒を本当に考えておるのかと、不信ばっかりです。よくなってないんです。悪くなってるばっかりなんです。その実態も1年間たったわけですけど、議会も何回かありましたけど、たびたび質問しておりますけど、結論というか結果ですね、経過をもう一度、1年間振り返ってみて詳しく教えていただきたいと。  本当にこのままで、例えば先生の立場、教育委員会の立場、それが本当に保護者、市民に信頼があるのかどうかということが、ひとつ教育長の考え方を皆さんの前でお聞きしたいと思います。  1回目の質問を終わります。             (6番 金子徳光君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川教育長、答弁。             (教育長 小川恵敬君 登壇) ○教育長(小川恵敬君) 御指名をいただきましたので、私の方からお答えをさしていただきたいと思います。  まず、個人的な意見が多かったということでございますが、そういうようにとられたとすれば、おわびをしたいというふうに思いますが、私とすれば教育的な立場から話をしたつもりでございます。  入学式、卒業式について保護者に説明もなく実施するのかということでございますが、中学校はあしたでございます。卒業式について校長がどう決断しとるかということについては、まだいろんなコンセンサスを得るため、あるいはいろんな条件を整えるための論議を繰り返して職場でしとるようでございます。  またきょう、校長さんたちには集まってもらいますので、その場で話を聞きたいというふうに思ってます。非常によく努力をしていただいているというふうに思っています。  ただ、そういう中で今の意見を聞きますと、説明もなくということでございますので、当然あしたの式の前には、きょうは恐らくできませんから、保護者にはきちっとその経過とかどういうふうにするということについては、校長の方から説明があるというふうに思っていただいて結構だと思います。  それから、教育長として国旗・国歌の必要性とかそういうものについての認識について問われましたけれども、当然国には、そこの国にふさわしい国歌とか国旗が必要であるというふうに思います。日本においては、先ほど国旗・国歌法が成立しましたので、それについて異論を申しあげる立場にはありません。  それから、いじめ、不登校が随分ひどくなっておるんではないかということでございます。非常に憂慮すべき深刻な状況であるというふうに思っています。これについては教育委員会としては、学校と緊密な連絡をとりながら事を進めているわけです。  実は、つい先日もある校長さんに来ていただきまして、そこは学級崩壊という深刻な状況でございましたので、その事実をいろいろお聞きいたしました。確かに大変な状況でございます。プライバシーにかかわりますから、どういうことであるということについて言いませんけれども、非常に困難な状況です。  私たちが中学校で体験したとは違った状況が小学校の低学年において起きている。校長が毎日のようにその学級へ出て、その先生の手助けをしている。そういう状況が毎日のように見られるという状況でございます。  ただ、この問題につきましては、因果関係にあるわけですから因、すなわち原因をきちっと突きとめるということを教育的にしていかなくちゃいけません。その因を探って対策を講じていくということが、教育現場としては非常に大事になるわけであります。そういうことを日々強化しとるところでございます。  以上です。             (教育長 小川恵敬君 降壇) ○議長(神田治登君) 金子徳光君。             (6番 金子徳光君 登壇) ○6番議員(金子徳光君) 日々強化ということでわかったような、わからんような答弁だったんですけど、もう一つ大切なことは、私が議員になって2年間の間、前教育課長の皐月課長、今の現在の山崎課長の答弁にちょっと感じることがあってお尋ねするんですけど、学習指導要領のことについて、今までは学習指導要領のとおりにやっておりますと、ずうっとやっておりますと。ところが昨年12月に福元議員の質問に対して、中身が明らかになったときに、これほど情けないなと思ったことはありません。  というのは、国旗・国歌ですね。当然するべきであるし、音楽の授業に必ず国歌を教えるという、長年教えてないんですから、子どもは歌えませんよ。だけど我々に対して平気で学習指導要領のとおりにやっておりますと、再三再四質問してもその言葉しか返ってません。  ところが12月の議会でははっきりと中身を言われました。認めました。先生が決められることを守らなくて、教えるものも教えなかったら子どもたちは当然わからないわけですから歌いようがないでしょう。それは君が代だから教えないのか。それは答弁していただければいいと思いますけど、さっき言われたように、教育長が言われたように国旗・国歌というものは必要だと、私は当然そうだと思っております。あとの整理はみんなでしていけばいいと思うんですけれど、ただ教えずにして、守らなくちゃいけない教員が守らずして、教えずして、何が教育できるんですか。  また、こういうことがありましたよね。国から県に行って県から市に来るんですよと、指導要領は。ところが前課長ですから、指導要領については県から市に来るときに変わることもありますという苦しい答弁が皐月課長からありました。  だけど、今現在は県もちゃんと指導しております。じゃ、市が勝手に変えるんですか。それを市の議員の皆様方、認めるんですか。今までは国から県、県から市に来るときに変わります。そういうことはありますと言われたんですけども、ちょっとそこらは矛盾しとるんじゃないですか。はっきりその内容を認めたら、認めたらしゅうやろうじゃないですか。そんなにうそばっかりやりょうたんじゃ親も信用しませんよ。きれいごとじゃなしに、お互いに努力して、お互いが理解していかないと、隠しごとばっかり、きれいごとばっかりじゃ先生同士の傷のなめあいじゃよくならないし、ますます悪くなります。  学級崩壊も小学校の低学年ですよ、3年生、2年生、1年生。最悪ですよ。まだ中学生とか高学年ならわかりますけど、年々若くなっとるんですよ。先生を与えときゃいうんじゃないでしょう。先生は教育、しつけをするんでしょう。その先生がうそをついて、市民に対して平気で知らん顔して、いや指導要領にのっとってやっとりますよとか、やっとりゃへんじゃないですか。教えんもんが歌えるわけはないじゃないですか。とりあえず教えて、だけどこうはこうこうよと、それで説明するんならその中で判断する子が出てくると思いますけど、頭から教えんのじゃけえ、何ちゅう教育ですか。どこを信用せいと言うんですか。これは市民の皆さんも同感だと思います。  私は1年間ずうっと、皆さん方の議員の皆さん方の質問をずうっと聞いておりました。だけど、1年たちましたけど、もう待てませんよ、限界ですよ、そうでしょう。  1年生、2年生、3年生、小学生ですよ。その指導もできずに、さっきの答弁なんか全然なってないじゃないですか。いま一度もう1回本当にそれだけ対応されたら、どういう対応されたか、全部が全部無理だと思いますけど、努力した経過を報告してください。  それと、もう一度指導要領の中身、はっきりと答弁してください。  2回目終わります。             (6番 金子徳光君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川教育長、答弁。             (教育長 小川恵敬君 登壇) ○教育長(小川恵敬君) うそをついてきた、そういうつもりは全くございません。ただ、理解を得る努力を十分してなかったなあというふうには思っています。  全然教えてないというふうに言われますけれども、私たちは指導要領を否定する立場には立っていないんです。これはずっと申しあげてきたとおりです。特に後半、一番入学式、卒業式にかかわる内容について、あるいは国旗・国歌の問題についても指導要領には教えるようになってます。だから、それに沿った教育は学校でしていただくようには話をしていますし、学校では取り組んでいただいているはずです。  ただ、全然というふうに言われると、国が思うようには恐らくしてないと思います。なぜか、それは何回も申しあげたとおり同和教育を基底にしているわけです。だから、それに即さないということについては、学校は非常に大きな悩みを持つわけであります。そこは御理解をいただきたいというふうに思います。  ただ、この指導要領については、かっては指導要領については、県は破棄したというんですけれども、2.28文書にあるように、いわゆる君が代については国民的コンセンサスを得てないのでという文書にあるとおり、確かにそれは取り扱かわなくてもよかった時代があるんですね。ここ1年でそれをすぐやれ、こういうわけであります。だからそういう点では、学校に非常に大きなちゅうちょがあったのは事実です。そこはひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。  もう一つ、市としてその方向を変えていいのかどうなのかということは、今さっき申しあげたとおり市には市の方針があります。これは市長や助役が何回も答弁したとおりです。だから、学校においては学校の主体において取り扱ってほしいということを言われました。だから、学校の主体において取り扱ってます。しかし、学習指導要領を否定するものではないという立場に立っているわけであります。  したがって、この前の3月3日の教育委員協議会では、次のように教育委員さんが申されました。一つは学習指導要領にのってやってほしい。同時にばらばらな気持ちでなくて、きぞろうてできる立派な卒業式、入学式をしてほしい。もちろんこのことは各校長に伝えました。それから、今までの市議会の決議、それも伝えました。県からの意向も伝えています。だから後は学校においてコンセンサスを得て、校長がどう決断するか、そういう状況であります。  それから、いじめ、不登校、学級崩壊などについてどういうふうに現場で、どういう経過を経てどうにしたかということでございますが、いろんな例がありますから、それをすべて網羅してお話することはできませんけれども、そういう事象といいますか、そういう事象があればすぐとにかく対応しております。それも一つも怠った覚えはありません。もちろんうまく解決した事例もあれば、そうもいかなかった事例もあります。  では、投げているか。そうじゃありません。不登校の子どもを職員室へ来させて、ずっと教員たちがかかわっているというその事例もあるわけでございます。だから家庭訪問もしてますし、ただほったらかしにしているということは絶対ないということを、ここで申しあげておきたいというふうに思います。  それから、まずこのことについては、御支援もいただきたいというふうに思うんですね。学校だけではとてもできないという状況でもあります。地域の方や、あるいはいろんな経験者の方が学校へ来ていただいて、いろんな知恵をかしていただく、まずそういう開かれた学校にもしていかなくちゃいけないんですけれども、そういう意味では非常に学校は苦労が多いというふうにも御理解いただきたいというふうに思います。             (教育長 小川恵敬君 降壇) ○議長(神田治登君) 山崎学校教育課長、答弁。           (学校教育課長 山崎武志君 登壇) ○学校教育課長(山崎武志君) 今、学習指導要領には一体どういうふうに、それじゃ出ているのかという御質問がございました。いわゆる国旗・国歌にかかわる学習指導要領の中身で言えば、社会科の時間に4年生、あるいは小学校の6年生で学習するようにということで取り扱いについて明示をされておりますし、それから先般の議会の中でも答弁をいたしましたが、音楽の授業の中では小学校においては指導を行うと、各学年を通じて児童の発達段階に即して指導を行うと、こういうふうに書かれております。そういうふうな中で、指導が行われているというふうに、私どもは判断をさせていただいております。  特に、先ほど議員も音楽の時間の、いわゆる国歌に関する指導がないと、どうなっとるのかということの御指摘もありましたけれども、それぞれの学年の状況に応じ、それぞれの学校も実態もかんがみながら、いろいろな形であろうと思うんですけれども、指導は行われていると、こういうふうにとらえておるところでございます。  以上でございます。           (学校教育課長 山崎武志君 降壇) ○議長(神田治登君) 金子徳光君。             (6番 金子徳光君 登壇) ○6番議員(金子徳光君) だからね、言うでしょう。現状を把握しとるんですかと。それが「はず」ですとか「思う」じゃ、教育委員会が「はず」とか「思う」で、それが本当に現状を把握しとるんですか。ぱっと言い切れる教育委員会にならないといけんのですから、紛らわしいですよ。さっき言うた府中市の方針なら方針を皆さんに言えばいいじゃないですか。それをどうこう言ょうんじゃないわけですから、逃げるばっかりだからだめだと言うんですよ。  今の答弁では、登校拒否、そっちの方の話ばっかりの話になっていたけど、学級崩壊の方が大切でしょう。クラスですからね。だから能力がない教員や人材がおるんなら、それを補強するような前向きな姿勢をPTAや保護者やみんなと補強していくとか、特に若い、特に今言い方悪いですけど、臨採の先生のトラブル、必ずものすごい多いんですよね。だけど言いわけやうじうじしとっても、前へ向いていかんでしょう。解決にならない。ますます悪くなる。それはやはりみんなで力を合わしてやっていかないといけん。だから「はず」だとか「思う」というような答弁はやめていただきたい。もう一度答弁していただきたいと思いますけど。  もう一つは、これは私ごとというか希望、要望になりますけど、市長の施政方針の中に生涯スポーツの企画と実施について、その中にウッドアリーナ等の利用につきまして、多少触れてあったんですけど、その中に国体がバレーだったというこで、バレーとかグランドゴルフとかいうのを推進していくいうような方針を市長は言っておられましたけど、実際に国体が終わったからバレーボール大会というてもほとんど参加者もないような状況でありますし、高齢者とか小さいお子さんがやろうと思ったら、なかなかバレーホールというは難しいと思うんですけど、ただ、ウッドアリーナを利用していただくためには、やはり市民の皆さんたくさん寄っていただいたり、競技すると思えば、私ごとでございますが卓球とかそういうたくさんの台を出して、たくさんの人が寄って町別対抗、例えばお年寄りから小さいお子さんまでできる競技ですね、そういうのをやっていただけたらと思います。  まして立派なウッドアリーナがあるのに、まだ行ったことがないようなお年寄りの方もおられるし、できましたら最近、去年ですか産業メッセで愛ちゃんを呼んでいただきまして、延べ5,000人ぐらい第一中学校に来られました。だからそういう企画もことしもやっていただいて、市民の人と行政が一緒に楽しみながら、府中市はええ体育館があるなあとか、よう頑張ったなとかいう結果が出ておるのを利用するべきだと思います。  バレーボールしても1チーム、2チームの大会しよう思うても、これは寄るだけ。寄っても運営はできませんし、てきましたらこれはバレーとかグランドゴルフとか方針を出しておられましたけれども、卓球等か、たくさんの人が、たくさんの方ができる種目を選んでいただきたいと思います。これは要望でございます。  すみませんけどもう一度、教育長。以上で質問を終わります。             (6番 金子徳光君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川教育長、答弁。             (教育長 小川恵敬君 登壇) ○教育長(小川恵敬君) 議員の言われることはよくわかります。  ただ、ちょっと休憩にしていただけますか。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩します。                午後 1時38分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 1時41分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○教育長(小川恵敬君) そこで、議員さんの言われることはよくわかりますので、できるだけ教員の力をつける方向で研修会とか、あるいは講演会とか、あるいは体験する、いろんなところへもっていく、そういうことをたくさんつくりながら、教員の力をつけていくという方向で努めていきたいというふうに思っています。そういうふうに御理解をいただいて、御支援をいただきたいというふうに思います。             (教育長 小川恵敬君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、自由クラブの金子徳光君の質問を終結いたします。  続いて、自由クラブの佐伯好昭君の登壇を求めます。  佐伯好昭君。             (13番 佐伯好昭君 登壇) ○13番議員(佐伯好昭君) 13番議員が、当初予算にかかわることで、これで2回目になります。2回目だということは、初めてこの行政に携わって2年がまいりました。その間、私もこの一般質問をする前に、さて市民にどのような約束をし、どのような公約をして立候補したんだろうかということを考えてみることにいたしました。  同時に市長さんは12年間、そしてまた2年間今日まで14年間、府中市のリーダーシップとやってこられました。その間、市長は多くの山積した問題を抱え、一つずつ解決をされたことだろうと思います。初心に返って、市長が初めて今から、だから14年前にどういう約束を市民にしたのか。どういうスタンスでどういう考えでこの府中市のかじ取りをやっていこうとしたのか、まずここでお尋ねをしておこうと思います。まず、そこでお尋ねをしておこうと思います。  市長さんは、よく最初は市民の皆様とよく御相談をして決めるということが口癖のようにいろいろな会場でおっしゃっておりました。今もそのつもりであろうと思います。それはやはり府中市のコンセンサスを得よう、すなわち市民合意の中で物事を進めていこうという姿勢のあらわれでなかったろうかと、私自身は思っております。  我がこの府中市は、今から30数年前に6カ町村が合併をし、そして大半はなくなられた北川實夫市長が田園都市からこの府中市を工業都市へと発展させていった後、引き継がれたのは市長である橘髙泰司。ところどころに1期1期やられた市長もいたと思います。大半は北川市政、橘髙泰司、基本的には北川路線を引かれたものと解釈をいたしております。  そこで、私は今回そういう中で、自分はさてこの2年間きた中で、どういう考えで20年ぶりに市政を携わってみたい、一遍そういう政にやってみたいという願いの中でなれた喜びをかみしめて意見を申させていただきました。したがって、2年目にきた中間で、自分はこういう考えをした。この府中市を見るとき、山積する困難な問題がいっぱいある。国の政策によって、福山市は府中市の予算の約8倍、大きくなり、また分権制度等によって福山市は、我が府中市もこの質問にも出されてありますが、合併という、府中市を飲み込もうとしょうる。飲み込もうとしょうるんです。府中市の対等の意思の中で合併するんじゃない。国、県の施策によって線引きをされてこようとする。言うならば飲み込もうとされておる。こういう時代が目の前に来ておるかとも思う。  そして、地方自治体はそういう中で、この府中市はオール与党体制が強まる。府中市に限らず地方自治体がオール与党体制、国もそういうオール与党体制へ進もうとしております。そこには目を覚ましている自治体と居眠りをしている自治体に格差が目立ってきた。そのことが市政に関心を寄せなくなってきた。  だから、私はここで思い切って立候補し、府中市の市政の中でともに地方自治は選ばれたということをもって、市長さんも市民の合意をもって選ばれた。私も市民の合意をもって選ばれた。ともに公選によって選ばれた自治体であるなら、議会であるならば、市長の意向が的確に市民の意向をとらえてないとするならば、その府中市の意思決定は、住民に動いてないという形で、例えどうであろうとも、私は与党として堂々と市長に反対を申しあげ、やってきたわけでございます。  今、だれかやじを申しておりますが、静かに聞いてほしいと思います。  そういう中でのこの元町土地区画整理組合が起こした、あるいは市長の政策として起こした大イベントであります。その中で財政が非常に厳しくなった。市長は14年間の間に、広域道路圏の問題、これは多少県とのかかわり、もちろん県道であります。木野山・府中線、篠根・高尾線、府中・松永線、金丸・府中線、下川辺・尾道線、殊に新山・府中線、どのようになっておりますか。道路網の整備は、どのようにお考えですか。まずこの道路網の整備について県道がやるべき道路網をどういうふうにお考えになってますか。糸張り八丁、すっとしたすんなりとした道はできてありますか。  片や都市計画路線。府中町と高木線などの市街化を中心とした15路線、これはどうなっておりますか。端的に言うならば下開・上塚原線、行き当たり。一つの例です。15路線の中でどういうスタンスで、どういうものを開通していこうとするんですか。道は一つの目的から一つの道にスムーズに通る道幅でないといかん。しかもそれは都市計画だ、どうするんでありますか。  そして、もう一つは市長の政策課題でありますよ、政策課題でありますよと言うて、我が自由クラブの5番議員、松坂議員が言うように、府中駅前開発とJR高架のこの問題はペアの問題であります。長くかかっておりますからでありません。そういう答弁は要りません。これこそ府中市の重大な課題でありますよと言って叫んで、既に駅前開発は、府中市の開発公社に、着手の段階に移ってありません。そのために替地を、先行投資をお願いしてるじゃありませんか。これですら顔が見えてこないのであります。
     しかし、市長は今回の問題に対して、いわゆる土地区画組合について2月7日以降、府中市がやらにゃだれがやるんだと、土地区画整理組合、そういう意味は地権者の意味ですよ。そしてだれがやるんなら。もともと府中市がやりょうたねえ、やりょうたねえをやってこられました。このきょうの説明も資金計画も出てきた。しかし、土地区画整理組合よという組合法の法律を適用する以上、肝心な最も関心を持ち、理解をしてもらわなきゃならない95人に、組合方式がどういう方式でどこが責任持ってやるんだということの説明はしてあるんですか。  私は、ある意味で考えてみようという、これを折り込み広告もやってみた。そしたら大きく二つに分かれた。一つは府中市がしょうるんじゃなかろうが、土地区画整理組合は地権者が集まってしょうるんじゃろう、私どもは、というのは、95人以外の人がおっしゃること、私たちの道をつくってほしいねえと、こういう意見。  95人はどう答える。土地区画整理組合は市役所がしておられるんだから、市役所言うたのは失礼ですが、市がやっておるんだから、私は知りません。今さらになってわしらに責任持てというのはどういうことなら。そこのスタンスを言うんですよ、私は。市長さん、14年間の間にそうしたもろもろの府中市の顔としてのスタンス、多くの市民の協力がなければ物事はできません。  そこで、古い記事を集めてみた。そしたら何と元県知事であった竹下さんが、府中市へ来てこういうことを言われておる。ちょっと読んでみます。  府中市におきましても、先般市長の選挙がありました。市会議員の選挙もありました。府中市の問題につきましては、中国新聞なり山陽新聞にいろいろと選挙特集の記事、焦点が書いてありましたので、私も全部拝読させていただき、切り抜いて保管してあります。従来からいろいろ言われておりますように、御当地におきましても問題がございます。国道昇格の問題、これは結構ですね。何とかしました。しかし、既に庄原市の方はここでバイパスをつくろうというときには、向こうはもう4車線のものがついとる。街路樹がつく。府中市はようようその時代に国道昇格の問題が出た。JR高架の問題とか、あるいは工業団地、次から次へとつくらなきゃならないプロジェクト、そして総合スポーツ、国体まで片づき、市民の皆さんの御期待にそえるようスポーツの中心をつくろうじゃないかという仕事、あるいは下水道、これも完備しないと、都市的な形態とは言えんじゃないかという問題とかたくさんの問題が山積しておりますことは、よく御承知のとおりでありますと、県知事がかわって、今の藤田さん。1期目と2期目になった。一部はできあがったでしょう。  そこで、行政というものは権力の座であったり云々ということを時々言われる方がございますが、行政というのは非常に弱いんですよと、こう言うてある。なぜ弱いのかということをここでぴっちりと説明してくれとって。率直に言いまして、法律に基づく許認可という仕事は、一般、皆さん方、幹部の皆さん、そこへ座っとる。幹部の職員、中間管理職の皆さんにお任せしておけば、恐らく99.9%純生です。99.99%ぐらいまで間違いなく処理できますよと。  しかし、私が今しゃべりました問題につきましては、市民皆さん、なかんずく代表された議会の皆さん方、あるいは有識者、市民の協力と激励がなくてはなかなかできるものではありません。ごもっともです。1回大きな絵に書いたプロセス、プランはなぜできないかということを、もう1回市長、ここで反省する気持ちはありますか。  高速道路にいたしても、用地が買収されたら9割は完成したのと同じですよと、こういうことまで県知事が府中市へ来て説明しとるんですよ。  私は物が進まないということは府中市の市長のリーダーシップ及び行政不信にある。それはいろいろ事を始める前にプロセスを組んでないんではないか。そこら辺の自覚を市長のこの残された2年間、もちろんもう1回おやりになるならんは、今聞くつもりはありませんよ。このプロセスをどう考えていこうとするのか、一番大切なことであろうと思います。  そして、いま市長さんはもろもろのものはさてこっちへおいといて、元町土地区画整理組合の土地評価額は23億8,000万円、そのうちのわずか協力はしていただいた4億円、それが95人、後は市がほとんど18億何ぼ持っているわけですから、この95人にどういう形であろうと、協力を願いたいと言うんなら、幾ら菅波助役や伊藤助役が建設省から来てぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん議論を言うてみたところで、市民の協力がなけりゃ何も前へいかんのでしょう。そのためにはコンセンサスを得るように、市長の姿勢、それがぴしっといった時点で事業はいくということの自覚をどう持っているのか。金を費やしてみたところで事業が前に行かなきゃ何にもならない。そこのところの再自覚を市長にしてみたいと思うから聞いておるわけです。  人口が多い少ないというのは、都市の価値が決めるんじゃない。いかにピリッとしたものを、わさびをきかしてあるかいうことだろうと思います。  第1回目に市長の基本的な姿勢、残された2年間を、まず土地区画整理組合のあれを完成せにゃあいけんという意気込みは十分わかる。わかるだけに聞いたのであります。  次に、その土地区画整理組合に対してキャッチボールをした。この人は府中市では一、二を争う企業の元重役であります。その人から投書をいただいた。経営的にはトップの人でありますから、当初の資金計画はどうなっとるんならということが一つであります。  2番目には、当初市会議員としては、この事業計画をどう対処したのか。  3番目、公的資金とあるが、他市では賃金カットが行われているというのに、府中市の財政はどんなに余裕があるのか。余裕があらば国保料を下げるとか、介護保険料を低くするとか、市民サービスとしてそれらが先ではないのか。余分なことはありますけれども、そういう御意見。率直に言ってますよ。  市から金融機関への借り入れ、組合に貸与する場合、回収は相当の期間を要すると思うが、その間はどうするのか、または極端に言えばなかなか回収はできない場合はどうするのか、今それを初めてここで出してくれた。それは当初の資金計画はどうであったんかというとこで御説明ではこの問題はいいでしょう。  造成後、利益を得る人、個人地権者の負担金はどうなるのか、これはやはり95人の問題を言ってるんです、と私は思います。  さらに、大手ゼネコン等の開発者に委託受注販売はできないのか。国や県の援助要請はできないのか、援助はないのかと、これだけが集約されたものでございます。その中で一つでも答えられるものがあったら、答えてほしいと思います。  とりあえず1回目の質問を終わっておこうと思います。             (13番 佐伯好昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 御答弁申しあげます。  地方自治に関する基本的な大変大切な考え方について、御議論、御指摘があったところでございます。地域で生活し、地域で大きな公共的、また関係市民と利益をお互いに得ながら、よりすばらしいまちづくり、快適な生活ができる地域社会をつくっていこうというその認識は、私もございますし、多くの方も同感ではなかろうかというふうに理解しているところでございます。  御指摘がありましたように、府中市のあるべき姿をお互いに議論に議論を重ね、さらに専門家の意見を聞きながら長期総合計画を樹立し、基本的な計画を立てながら、関係いただく関係者の多くの方々の理解を得るための取り組み、実施計画に向けてのそれが一番大切なことになるというふうに理解をしているところでございます。  しかし、実施計画等に当たりまして、大方の御協力をいただくということについては、かなりの時間も要する物件もありますし、計画どおりに実施計画の中で完成するものもございます。我々行政職員は、議会の皆様方の御理解、市民の皆様方の御協力をいただく中で、特に厳しい御理解をいただくのに時間がかかるということにつきましては、我々が市民に対しまして常に基本的に自覚するべき心構えとして、私はやはり市民との信頼関係が第一であろうと思いますし、またその事業が多くの市民にとって将来府中市にプラスになる、発展につながるものに説得力があるかどうかというようなことも信頼の中に加わってくるんじゃなかろうかというふうに思います。  日々、行政職員が市民と多くの方々と接触する中で、いろんな角度で御意見をいただいたり、御指導をしていただいたり、市民サービスの向上に努めているところでございますが、その行政職員としての最大の行政サービスの向上に向けて100%の力を発揮できているかどうかということも、市民の目から見れば厳しい点数がおりてくる場合もあろうと思いますが、私は大方の行政職員は懸命に頑張ってくれていると、これは皆様方の御指導の賜物であろうかというふうに思っておるところでございます。  いずれにいたしましても、市民のための行政組織でございますので、その原点を忘れずに、我々も府中市の将来のあるべき姿、もろもろのことについて懸命に努力をしていく所存でございます。  質問者も、るる当初のことから御指摘がありました。私も常にその気持ちを背負って忘れずに、初心に返ったおごりのない取り組みをしていきたいというふうに、これからもより一層の御理解と御協力を得るようなことを努力していきたいというふうに思っている次第でございます。  また、元町土地区画整理の取り組みでございますが、十分な関係者の理解がなかったんではなかろうかということでございます。当初このことは行政が大きく係わってまいります。企画立案等につきましても、行政主導でやらしていただきました。そういう行政のスタンスで関係者の御理解をいただいてスタートを切ることができたというふうに思っておりますが、中身の問題につきましては、元町土地区画整理事業ということになって進んできております。  しかし、この事業の当初からのつながりからいきますと、そういうような流れがございますので、我々もその原点に返っての取り組みを議会を初め市民の皆さん方に御理解と御協力をいただきたいという、そのために向けてのあらゆる成功に向けて努力をしてきている最中でございます。  その中で、換地の変更をお願いしてきたところでございます。これはどういうことかということを95人の関係者に厳しく指摘をいただいております。当初のお約束と変えることでございますので、信頼関係が薄くなり、このことは私が一番反省をしなければならないところでございます。約束を変えさせてほしいということでございます。まだ、正式な返事をいただいておりませんが、この事業を成功さすためにおいても、ぜひ換地の変更を粘り強くお願いしながら、関係者のさらなる信頼関係を深める方向での取り組みをしていくのが、私の姿勢ではなかろうかというふうに思っております。  言葉ではいろいろ説明ができるところでございますが、我々幹部一同、またこの事業は開発公社が事務委託をしておりますので、そのあたりも精力的に原点に返った取り組みをし、理解と御協力をいただくための取り組みも今やっておりますが、さらにこの事業目的を完成するには必要であるというふうに考えているところでございます。 いずれにいたしましても、やはり市民と行政との信頼関係が一番大切でございますので、その意味では大変申しわけなく思っておりますし、今後、いまお願いしていることにつきまして、このことが、将来完成できるということが、関係者への信頼関係につながるものというような思いを強くしながら、努力をしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 2時11分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 2時33分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  佐伯好昭君。             (13番 佐伯好昭君 登壇) ○13番議員(佐伯好昭君) 続いて2回目の質問にいたしたいと思います。  先ほど市長も住民の実施計画については、住民の信頼の関係に立って第一に考えていこうと、そういう信頼をつくっていこうと、こういう姿勢は今も変わってない。ただ問題は、はいそうですかというわけには、私自身は理解しましたというわけにはいけん。これは当たり前のことなんだからと思います。  続いて、どうも市長とかみ合わないことがあるんです。今、市長はこれを政策的課題、まさしく政策的課題として元町団地造成をおやりになりました。政策的課題、すなわち、土地区画整理法は、自治体がやる場合と組合でやる場合と個人でやる場合と大きく分けて分別すれば三つ。自治体がやる場合、公社がやる場合いろいろありましたけれどもが、大きくわけてこの三つの流れの法律の中で、土地区画整理法の市長は事業を、その事業は組合でない市でやっていこうと、こういうふうに認識をされておるだけなんですよ。  そうじゃないんですよ。途中から全然事業主体、責任主体の違う組合へしたんですよ。すなわち地権者がそれぞれ権利のある者同士が集まって組合をつくったんです。そこから形式的であろうと責任あろうと、この法律を適用した以上はどこが責任を持つんですか。あくまで市長が何遍も言うように、この議場でも、そりゃあ市がやりょうるんじゃない、組合でやりょうるんじゃけえ、組合に答えられませんとか言ってきたその責任は、組合という方式をとったからそうなったんでしょう。  しかし、95人の説明は、昭和62年から途中で土地を提供すらあいう時点、今日まで95人は組合でやっておるんだという自覚がないんですよ。ないのはどこにあるんですか。どこにあるんですかと。  それは市長さんが組合事業でこの土地区画整理事業を行うことについては、府中市がやるんですよと言ってきた、そのことはいいとして、ひとまずですよ、認めるとして、その責任は組合にしたら組合ですから今後組合で責任ありますよ、すなわち地権者の皆さんにも責任があるんですよと、そういう中で土地評価額4億円を協力してくださいよということを説明してあったんかどうか。そしてそれを理解したのか、してないのか。今の95人にはその理解がいってないんですよ。このことが最も大切ですよ。  換地計画になったときに、その95人の換地処分をするときに、そこをぴしっとしないと、幾ら今度は資金の面を出し、多くの住民もよろしいよと賛成しても、前にいきませんよということを言ょうるんです。それはどこにあるのか。これを私は市長に聞いておきたい。  どこに責任があるのか。95人があんなにわあわあわあわあ言わなきゃならないのは、どこに責任があったんだろうか、何の説明が市長さんには足らなかったんだろうか。これがコンセンサスを得られなかったのは、どこがどういうこと、ここに至って。これを市長さんからお聞きしたいんですよ。  それは第1回目に説明をいたしたように、一つの事業をするときに、一つ一つにコンサルタントを頼む、何々を頼む、基本計画をつくる、これはいいでしょう、立派でしょう。しかし基本は県知事が言うように、市民の協力がなけにゃいけんのんだと、このことを県知事も一生懸命言うてんです。権力があって強いようだけども、それは力が弱いんだという意味なんですよ。  だから、市長は信頼をつくるべき、一生懸命やるということですから、信頼関係をつくるんなら、95人とどういう信頼をつくるんですか。95人はいま組合を設立したときにわしら責任ないわと言った。現在もそう思うてる。そのハンデキャップをどう説得をするのか。私は市長にこれを聞いておこうと思います。  それが市長の言葉で出ん以上は、95人は決して言いません。なぜかというと、95人は今までは組合という形でやりょうた。どごかどこで、どこがだれがどうやりょうるんかわからん事業が、ここではっきりしてきたとすれば、公的資金、損失補償をする以上は、そういうものを出してくる以上は、多くの市民、私だって0.3、まあ0.3いうのはおわかりだと思いますが、カットされました。市民も協力しました。請負人も協力しました。請負のJVも協力しました。すべてが一体となって協力していく。協力していこうとする体制ができた。一つだけ95人は、わしらだけが一人何で泥棒していったようなことを言われにゃいけんのなら、95人がええことすらあ、墓所までつくったもろうたねえ。  しかし、それはそういう意見があったが、府中市もそれではいけないから、一括でしかできませんよとなりましたよという書き換えもしたんでしょう。その信頼はどうやってとるんか、2回目の質問にします。             (13番 佐伯好昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 当初、開発に伴いまして区画整理事業としてスタートする換地の条件として、65坪を95人の方に換地さしてもらいますということが、関係者が、それなら市の大きな事業であるし、将来考えた場合に、必要な事業であるから、協力をさせていただきましょうということでスタートを切ることができました。  自来、この事業の推進に当たりまして、頑張ってきたところでございますが、当初の計画どおりに経済環境、いろいろなもろもろの条件が厳しくなって、この事業を成功するからには、この事業にかかわってもらっているいろんな関係者に、例えばJVの関係者にも御無理を申しあげたり、また、議会の御理解をいただいて補助事業等も御理解をいただき、さらに国、県へ出向きまして、有利になるような事業の中でのものが導入しながら、こういった成功へ向けて取り組みをしているという姿勢の中で、非常に採算性が厳しくなったから、換地の変更をお願いをし、関係者へもそれなりの痛みを受けていただくようなお願いをしてきているところでございます。  また、そのことによって、いろいろ御無理をお願いしているもろもろの件についても95人の関係者へこういった取り組みをしながら、完成へ向けて御協力を賜りたい、それは換地の変更で痛みを受けてもらうようになりますが、ぜひ、当初の約束と違えることになりますが、御理解をいただくような取り組みをしてきているところでございます。大変厳しいお願いを申しあげている段階でございますので、これからも御理解をいただくような取り組みをしていきたいというふうに考えている次第でございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐伯好昭君。             (13番 佐伯好昭君 登壇) ○13番議員(佐伯好昭君) 3回目の質問でこれが最後になりますが、また一つもうちょっとかみ合うとらん、市長さん。もうちょっと、それは市長さんが事業は府中市がするんだから、府中市の都市計画でやったんだから、だから、皆さんには迷惑をかけませんよという中で、事業計画を土地区画整理法の事業だけはとんとん進んでいったんですよ。  ところが、それでは土地開発行為ができないと、行為ができない。だから3分の2の強制法を使うて今の土地を一括にぼーんとやってしまったんでしょう。そこで、市長さんの65坪、何ぼかやる。組合をつくった以上は、土地区画整理法の趣旨に沿った責任によって設立されとる。その責任はどこかということなんですよね。明らかに組合員なんですよ。だから組合員がいま65坪絶対くれん、何をくれん言うてんならやめなさい、これ。やめなさい。そこの責任は形式であろうと何であろうと、95人に一応65坪やる。  だけど財政的な販売計画の中で、諸般の状態の中で、市長さんも販売計画というものを変えて、変更したわけですから、そうすると95人も協力してほしいんだと、うそを言うたんだけど、これはあくまであなたもこのままにほっとけば、あっちゃならないことだけれども、95人にすまなんだ、我々も言うてもらいたいんよ、ほんまは。市民にも言うてもらいたいのよ。だけどせめて95人は、せめてすまなんだことをした、許してくれえと、しかし、このままほっといたらあなたたちにも責任がかかりますよということを、この時点にきたら説明をしてあげないと決して前にはいかない。このことをこの本会議の場で、アメニティもあるんだ、そういう中で協力するものは協力してくれえいうことが市長の政治姿勢のスタンスだろうがと、こう言ょうるんですよ、市長。  事業をやられるのはようわかる。やろう思うとって、それを一番にする。そしたらまたほかの一般市民から言えば、財源が厳しいときに売れなんだらどうするんだとか、もろもろの問題がある。それを一つずつあなたたちはいま整理をしてくるわけです。してきとるわけです。それはまた後日緊急質問の中で質問をさせていただこうと思っております。  そこへ市長の政治スタンス、こういうふうに私は思っております。そこが市長と若干どうしてもかみ合わない。そこをもう一度、この場をかりて、多くの市民に、並びにせめて95人には申しあげてなければなりませんぞと。  それで、先般も土地区画整理組合、県の企業局は、ちょっといま非常にようけ残っとると、三百四十何がしのものがそのまま未分譲地として価格にして残ったと、したがって、総事業費、取得土地、その他のもろもろ合わせた単価ではいけないから、今度は土地鑑定方式によって単価を出して、少しでも売ろうということが新聞に載っておりました。広島県はそのような方向へ新年度から向かうことに決定をいたしました。  したがって、再度助役にこの点だけを聞いておこう。そういう土地鑑定評価によって進めていくのかどうか、そういうお考えはあるかどうかをお尋ねしとこうと思います。よろしくお願いします。             (13番 佐伯好昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 組合法からいうならば、質問者が言われたように、組合員の責任がずっとついて回るということになっております。しかし、この事業を成功させていくためには、今までるる申しあげましたことをお願いしながら、さらに95人の方へも大変申しわけないが、換地を変更させていただきたいと、まことに相すまないことで約束をたがえることになりますが、変更させていただく中で、いうことで現在お願いしていこうということにいたしているところでございます。  いずれにいたしましても、いろいろ御指摘をいただいているところでございます。それを踏まえまして、鋭意努力をしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 団地の分譲価格の設定に当たり、鑑定方式をというような御趣旨の御質問ではなかったかと。  処分価格を決める方法は、おっしゃいますように鑑定方法、原価法、それから基準法、さまざまな方法が、あとまだほかにも収益還元法とかさまざまあるわけでございますが、いま確かに事業の資金的な骨格をつくる意味で、皆さん御案内のように20万円、10万円という暫定的な予定価格を使ってはおりますが、もう既にそういう鑑定的な評価、そういったものをいわゆる仮換地間近、仮換地を近々に予定しているわけですから、そういう知見を蓄積しつつございます。  最終的にはどの方式というよりは、まさに市場が決める価格に近づくようなやり方、具体的には実際に販売に当たる皆さん、住宅メーカーなどの皆さんが、いわば中間的に扱う価格を一定期間かけて交渉するというやり方で市場価格に近づけていくやり方をとることになろうかと思います。  これは、いわばどの方法といっていいのか、私もちょっと十分言葉を知りませんが、まさに値段を決める過程については、実際に市場で受け入れていただける、その値段をその過程で把握できるようなやり方をとっていくことになろうかと思います。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、自由クラブの佐伯好昭君の質問を終結いたします。  続いて、社会クラブの小森龍太郎君の登壇を求めます。  小森龍太郎君。            (14番 小森龍太郎君 登壇) ○14番議員(小森龍太郎君) それでは、社会クラブを代表いたしまして、一般質問をさせていただきたいというふうに思います。  通告に従いまして質問を行っていきたいというふうに思いますが、まず、元町団地のことについて、いろいろと話がきょうも出てまいりましたが、私の方からもお聞きをしてみたいというふうに思います。  まず、私はこの問題を考えていく上で、きょう計画なるものを出していただきましたが、この間の問題点についても、しっかりと整理をしておかなくてはならないというふうに思うわけであります。  私が一番引っかかるのは、これまでずっと言われてきたのは、あくまでも土地区画整理組合の事業なんだということが、約この2年間の間にずっと言われて、2年間というよりは私が2年前に出てからの間言われてきたというふうに思うわけであります。ですから、当然のこととして私たちは、これは土地区画整理組合の事業なんだなと、そのように理解をしていたわけであります。  しかしながら、ここにきていつの間にか、府中市が企画立案からかかわりを持っていて、実質は府中市の事業という中身のものなんだというふうに、全く180度といっていい大転換をしたわけであります。ここに私は何とも言えないやるせなさと申しますか、というよりはむしろ憤りを覚えるわけであります。  なぜ、組合の事業だと言ってきたのが、府中市の事業というふうに言い変わったのか。確かにこの間も幾らか私はそのことについてお聞きをしたこともあると思います。そのたびに出てきたのは、先ほどから言っておりますように企画立案から府中市がかわってきたから、実質府中市の事業のようなもんなんだと、人口がどんどんどんどん減っていく、そのいわゆる人口減対策の意味からも、府中市が積極的にこれをやっていかなくてはならない事業であるというようなことを言われました。  しかしそれは、それならばなぜ当初組合の事業ですと。あくまでも組合の事業なんだいうことを言ってきたのか。私はそこに整合性といいますか、いうものが見えないわけであります。じゃ、なぜ当初組合の事業、組合の事業だということをさんざん言ってきたのか。その点について、まずお聞きをしたいというふうに思います。  つけ加えますが、これも私はっきり申しあげて、府中市が議会に対しても、あるいは市民の皆さんに対しても、大うそをついたことになるというふうに思います。その点を考えていただいての答弁をいただきたいというふうに思います。  そのうそというものが、とにかくうそでうそを固めると申しますか、うそをずっとついてきて、今のように進捗率が60%とも70%とも言われるような状況になって形がもう見えてきた、あそこまで見えてきた。ならば当然もう引き返すことはできないだろうということにもなろうかと思いますが、そういう状況をつくっておいて、それはもちろん進捗率がそこにいく以前のとこです。50%にも満たないときでもかなりの形が出てきたわけでありますから、そういう形ができてきて、あの姿があらわれてきてから、府中市の事業なんだということが出てきたように思うわけであります。
     どうもうそにうそを固めていって、言ってみれば作戦としては、いい作戦だったのかもわかりません。我々にとっては腹立たしいことでありますけれども、そういうことをして市が前面に出てきたわけであります。そこらあたりはどのように考えておられるのか、しっかりと市長の方から答弁をいただきたいというふうに思います。  加えて、形をつくっておいて市が前面に出てくる、その間というものは情報というものも一切示さない。ましてや計画なども出します出しますと言いながら、次の議会には出しますと言うて、次の議会が来たら、また次の議会に出します。次の議会が来て、出てくるのかなと思えば、また次の議会に出しますというようなことの連続でありました。なぜそういうふうになってしまうのでしょうか。  私は、この団地の計画そのものがあまりにもずさんで、スタートの段階のことですよ、スタートの段階があまりにもずさんで、このようなことをどんどんどんどん進めてきたもんだから、途中の経過においてもものがずさんなんです。だから、いわゆる情報公開ということができずに、計画も示せないまま、このようにずるずるずるずると来てしまったのではないでしょうか。  そのように判断材料となるものも示してもらうことができずに、形をつくっていった。これは私は大きな罪だろうというふうに思います。  それから、次なるうそということについて申しあげますが、覚書の問題であります。これは前の議会においても私がお聞きをいたしましたことでありますが、そのときに市長は失念をしていたという言葉で答弁をされました。これはしかし、失念では済まないことですよ。  そもそも、かつて私がそういった覚書、地権者との間での覚書を交わしているのかどうかということをお聞きいたしました。そうすると、市長はそういった覚書は交わしていないという答弁をされました。ところがそれからしばらくたってみると、その覚書なるものがちゃんとした形で出てまいりました。この議会にも示されました。私が聞いたときにはないと言ったのに、既に私が聞いた段階では、段階、私がそのことを聞いたときには、既にその覚書は交わされていました。あの年月日を見れば。  でも市長はないとおっしゃった。それが出てきた。出てきたから私は当然あのときないと答えたじゃないかと、おかしいではないか。いや、それは失念をしていた。それは人間のことですから、ちょっと忘れるということはあるかも知れません。しかし、市長それはちょっと忘れた、ど忘れをしていたという水準のものではないと思います。  95人の地権者に対しまして、一人当たり1,300万円相当の換地というようなことが、掛け95であります。そのような言ってみれば、もう大きな金額になるようなことにかかわる覚書をこれ忘れていたということでは済まないと思います。それを市長は失念をしていたという言葉で言われて、その場、そのときそのようにおっしゃられたわけであります。これが仮に失念であったとしても、議会や市民をだましたということについて、その結果においては、私は同じだというふうに思うわけでありますが、市長、そのあたりどのように考えておられるのか、お聞きをさしていただきたいというふうに思います。  それから、計画の中身のことについては、また後日というか明日、その機会があろうと思いますので、またそこでも質問をさせていただければと思いますけれども、ざっと見させていただきました。ざっと見ていった限りにおいても、まさにこれは希望的観測という域を出ていないのではないかというふうに思います、  それは、私がこの間ずっと言っていることでございますけれども、まさに売れる根拠というものが乏しいのであります。5年で売れれば幾らかの黒字ができる、7年でこうなる、10年でこうなるという一つの計画ということでおっしゃられましたけれども、そのようなシミュレーションが仮にあったとしても、売れるという根拠と、こういう売れていけばこうなりますということは、根本的に違うもんなんでありますから、販売計画というものはそういうものじゃないというふうに私は思うわけであります。その計画の中にしっかりと売れる根拠というものを示しておかなければ、販売計画とは言いがたいものであろうと思います。今回これを見る限りにおいては、その部分が皆無に等しい、だから、あくまでも10年で売れてとんとんになるなあというような最終的な話、それが希望的観測というふうに私は思うわけでありますが、そのあたりをどのようにお考えでしょうか。  それから、ここに資金計画がございます。その中で少しだけ触れておきたいと思いますが、借り入れをする金額というものがここに示されておりますけれども、長期の借り入れ、5年計画のところで38億数千万円という金額が出ております。これは当然銀行からということになるんでしょうけれども、これはいわゆる担保ですよね。これが何になるのかということを私、疑問に思うわけであります。これが、あるいは府中市議会の議決というようなものが担保として向こうの方が期待をされているのであるのならば、これはとんでもないというふうに思いますが、ここに計画として出せるわけでありますから、そのあたりがどのようになっているのかということを、まず簡潔でよろしいですから示していただければと思います。  それからこれもまた次回に回してもよろしいかとは思いますけれども、どうしても一言だけ申しあげておきたいと思います。  今回6億100万円のことがございます。これで私はあり方として考えねばならないのは、結局このことで先鞭をつけようとしているのではないかという気がいたしてなりません。一度こういうことをやってしまいますと、ついついそれが癖になって、ずるずるずるずる、だらだらだらだら、もうこれもやってしまえ、あれもやってしまえ、それも府中市でみりゃええじゃにゃあきゃあいうていってしまいかねません。  つまり、前例というものをつくると、ついついその方向に流れていくような気がして、私はならないわけであります。どうしても歯どめをかける部分というものが必要であるわけでありますから、その歯どめなるものがなくなってしまっていくと、先ほど申しましたように、ずるずるずるずると地獄に落ちていく、こういうことになるのではないかというふうに思います。  しかも、これを補償という形できょうもお話がございましたけれども、これはしかし補償ということになれば、これは市民のお金である、いわゆる税金というものがそこにあてがわれるということになろうと思います。しかし、そういうことになったときに、そういうことになる可能性というものがいまもう十分あるときに、市民の皆さんの賛同が得られておるんでしょうか。市長さんはそこらあたりを、市民の皆さんとどのようにその賛同が得られて、どのような合意を市民の皆さんと取りつけたのでしょうか。  私は先ほど申しましたように、何も知らせずに形をつくって、後戻りができなくなるような形にしてしまって、さらには議会をだまし、市民をだまし、今回そのお金を今回そういう形で、また税金をあてがおうとする。これは私は許されることではないというふうに思います。  しかも市長はこの間、私が何度もお尋ねをしてきた中で答えていただいておるのは、公的資金の導入ということについてはないということを再三おっしゃられました。しかし、いまそのことが音を立てて崩れようとしているんではないんですか。あの再三言ってきたことも、またうそでしたということになるんですか。  私は、そこに責任を持った考え方を示していただいて答弁をいただきたいというふうに思います。  それから、団地にかかわりまして、さきの議会の中にでも例の贈収賄の事件については、緊急質問という形で行われましたが、やはりあのような事件が再発するようなことには、当然なってはならないわけではありますが、今回のこの団地造成工事にかかわっての水道事業の工事がございます。これなどは、やはり同じように市内の業者ではなくて市外の業者にお願いをしているという形になっているわけでございます。  このことも以前の議会の中で、私もお聞きをしたところでございますが、なぜそうなったのかというと、府中市内の業者では今回の工事をするのは大変難しい。つまり府中市内の業者ではできないと、それだけの力がないというような意味合いでおっしゃられたと思います。そのような答弁があったわけでありますけれども、しかしそれは私はそれこそ市長の決まり文句じゃございませんが、知恵を出して、汗を流してということでやっていけば、またそのあたりからいい方向性が出てくるのじゃないですか。つまり幾つかの事業者がいらっしゃるわけでありますから、その事業者同士で協力をしていく、そういう中でその難しい工事がお願いできなかったんだろうかというようなことを、私は思うわけであります。一口に府中市の業者ではできないという形で、切って捨てられたような形でありましたので、そのあたりをここでもう一度お尋ねをしておきたいというふうに思います。  しかも、そのように府中市の市内の業者にこれをお願いするということで考えていけば、特にあのような府中市始まって以来といってもいいような大きな事業を元町団地ということで行っておるわけでありますから、それだけの大型プロジェクトをしていくんならば、それこそ市長、これも再三再四あなたはおっしゃられておりますけれども、地場産業の育成だというようなことをよくおっしゃられます。そういうことであるならば、当然これは事業者などの育成にも力を入れるということであろうと思います。  となれば、さきのように事業者同士で力を合わして協力してできなかったんだろうかということも思いますし、また、市内の業者にそれをしてもらうということになれば、その数億円というお金が府中市内の中にまた入ってくるというか、要するに府中市内の中に入ってくるわけであります。そのことの経済効果というようなことなどはお考えにならないんでしょうか。  本当に地場産業を育成していくというようなこと、あるいはその中には事業者の育成ということも、私は当然のことだろうと思います。そのようにして市の発展につながっていくようなこと、数億円のお金がまた府中市内の業者に入ってくるということになれば、相応の経済効果というものが私はあろうと思いますが、そのように府中市の発展につながることについては、なぜ消極的なんでしょうか。そのあたりについても、もう一度きちっとした答弁をいただきたいというふうに思うわけであります。  それから、さきのこととも関連するわけでありますが、そのように6日の日の議会のときにも、資料を私出していただきたいということを申しあげましたけれども、その中に当然この水道事業のことにかかわっての資料も当然入れていただきたいというふうに思います。  そこらあたりも言われれば出すよというようなスタンスではなくて、情報の公開ということは、こういう問題についてはやはりストレートな形という言葉で私申しあげましたけれども、はっきりわかるような形で示していただきたいというふうに思います。と申しますのは、やはりあのような事件というものが再び起こってはならないわけでありますから、そのような言ってみれば、いわゆる価格の部分における底値と言われるようなものが漏れてしまうというようなことになるから、あのような事件が起こったと言っても、これ私は過言でないと思います。  ですから、綱紀粛正というのは、そのようなことも含めて、私はやっていくことではないのかなというふうにも思いますので、資料の方をまた重ねてお願いを申しあげておきたいというふうに思います。  それから、教育問題についてということで通告をさせていただいております。  何点かお聞きをしてみたいというふうに思うわけでありますが、さきの質問者の中にもございました。いま学校現場というのは大変な状況になっているというようなお話もあったわけでございます。確かに学校の現場というものが大変混乱をしている。学級崩壊というような言葉が使われ、そしていじめや不登校というものがどんどんどんどん深刻化をしている状況にあるわけでございます。  私は、こういった混乱を招いていることの要因というものを、やはりしっかりと分析をしていただいて対応策を考えていかなくてはならないのではないかなというふうに思うわけであります。  昨年のちょうどこの時期には、校長先生がみずから命を絶つというような事件もありました。死者を出してしまうような混乱、こういうものは二度とあってはならないことだろうというふうに思いますが、しかしどうしても混乱をしてしまうその要因の一つに、私はやはり辰野教育長、県の教育長でありますが、これが職務命令を連発し、処分を連発していった、こういったことが今日まだ引き続いて、より困難を招いているのではないかなという気もいたします。というより、これが一番大きな要因ではないかなというふうに思います。  そして、学校というものがここでも考えてみないといけないのは、やはりよくよく言われる言葉として、学校は社会の縮図だというような言葉があるというふうに、私も聞いたことがあります。確かに社会の反映というものが学校の中に現象としてあらわれてくるということであろうと思います。つまり、今の今日のように長引く不況、この中で犯罪もふえていくし、こういった社会が荒廃をしている、この状況が学校の中でいろんな形で深刻な問題として現象をしてくるのではないかというふうに私は考えるわけであります。  そういう中にあって、学校現場では、やはり一人一人の子どもを大切にして、とりわけ弱い立場に置かれた子どもたちを尊重しながら、すべての子どもの進路を保障していく、こういう取り組みが現場では真剣に行われているというふうにも私は思うわけでありますが、今日の荒廃した社会の中で、それが学校の中にいろんな問題を現象として起こしているということの中で、私ちょっとこれはよく考えてみないといけないなと思ったことなんでありますが、広島県の東部と広島県の西部において、例えばいじめ問題、あるいは不登校の児童、生徒たちの数というものが明らかに広島県西部の方が多いということの現実。  広島県東部においては、これは全国平均をはるかに下回っているという現実、もっと厳密に言えば、広島市など県西部になりますが、広島市でいけば、これは広島県全体が全国平均を下回っているのに広島市は全国平均よりその上をいっているような数字が出てきているわけであります。これが私は先ほど教育長もおっしゃられましたが、同和教育との関係でこれを見ることができないでしょうか。  私はやはりこの同和教育運動との関係で、西部の方ではやはり若干弱い動きになっている、そのことがそのような数字になってあらわれてきているのではないか。つまりこれも考えてみれば、日の丸や君が代を上げることについて、いわば県教委の言いなりになって上げてしまうような状況があるところでいじめや不登校が多いという問題、これらのこともどうか教育委員会におかれましては、要因を分析する上でこれらのことも考えていっていただきたいというふうに思うわけであります。  私は、ここに通告には学習指導要領という言葉で書かせていただいておりますけれども、今言った日の丸・君が代の問題と学習指導要領との関係というようなことで、どうしても日の丸を上げ、君が代を歌いたいとする人たちにとっては、この学習指導要領が何やら金科玉条のごとく言われるわけでありますが、これは法的拘束力というものが私は皆無だろうというふうに思いますが、多少の法律みたいな雰囲気というものはあろうかと思いますが、ここらあたりの関係というものについてお教えをいただければというふうに思います。  これはやはりその法律的な雰囲気というものがあるにしても、あるいは憲法や、とりわけここに書いてあります学習指導要領と教育基本法ということの関係において、それがどのようなものなのかお教えいただければというふうにも思うわけであります。  それから、確かに日の丸・君が代をめぐって、これが上げられるのか、上げられないのかというようなことが話になって出てくるわけでありますが、私はこれはよく考えてみれば、そのようなことを議会が突っ込んですべき問題なのかどうなのかということについて私は考えるわけでありますが、これはやはり現場、つまり教育の主体性において考えていくべきものではないのだろうかというふうに私は思うわけでありますが、つまりその主体性というものが尊重されなくてはならない。教育基本法には私はそのように書いてあるというふうに思うわけでありますけれども、このようなあるいは議会の場で日の丸を上げろとか、君が代を歌えとかいうような話をする前に、我々議員というものはもっとしなくてはならないことがほかにあるのではないか。  先ほど申しましたように、学校が荒れている、その状況は社会が荒廃していることの反映だというような分析に立って、そうすれば我々議員というものは、まずその荒廃している社会を改善していくために、その社会荒廃としっかりと向き合って、一人一人の市民の皆さんが、生活しやすい状況を築き上げていくのが、まず我々の使命ではないのかなということを思うわけでありますが、いずれにいたしましても、その学習指導要領というものが、金科玉条のごとく振りかざれることにつきまして、先ほどその法律的な関係のことでお聞きをいたしましたが、私はその学習指導要領の中身を読んでみますと、確かに日の丸・君が代ということについては書かれてあるわけであります。  学習指導要領の中では国旗・国歌という形で言われていると思いますが、これを国旗を掲揚し、国歌を斉唱するように指導するものとするという文言で書かれてあるわけであります。私はここで、その学習指導要領にそのように書いてあるからこそ、私は現場が混乱することの要因になってるのではないかなということも思うわけでありますが、そのあたりはどうでしょうか。  つまり、国旗を上げ、国歌を歌えということを指導するようにするわけでありますから、それを指導するということになるのであるならば、国旗、日の丸がどういう歴史性を持っていたのか。そして国歌と言われる君が代がどのような中身であるのか。身分差別を助長する、天皇制を謳歌する中身であること、そしてまた主権在民をうたっている日本国憲法の精神から大きく逸脱している。そのような矛盾する中身を持っているものを歌ったりするということを指導するということであるならば、その中身についてどのように整理するのかということが大変だろうというふうに、私は思うわけであります。  ですから、学習指導要領にのっとってやっていこうとすればするほど、混乱するんじゃないのかなというふうに思うわけでありますが、そこらあたりはどのように考えておられるでしょうか。  それから、さきの議員の質問の中でも出てきましたことで、現場が大変厳しい状況にあるということが府中市内の状況としても理解ができたわけであります。そういう中にあって、じゃあ、どうやって対応していかなくてはならないのかという部分については、やはりこれは先ほど教育長の答弁の中にもありましたけれども、すぐその場で対応できるような体制でないといけないのだということでありました。  つまり、それ相応の教職員の数というものが必要になってくるわけではないのでしょうか。つまり今のこの問題が起きていることにも対応が十分できないのは、そういった教職員の数が少ないということも大きく影響しているのではないでしょうか。  しかしながら、私はそういう厳しい状況だからこそ教職員の数というものもふやしていかなくてはならないというふうに思うわけでありますが、何やら県教委の方は、さらに教員の数を減らすような指導をそれぞれの自治体にしているというようなことを聞いたわけでありますが、府中市にはどのような形で県教委が教職員の数を減らすための画策を行おうとして指導を行っているのか、お教えをいただければというふうに思います。  それから、先ほどの質問者の答弁を聞いていても、他の議員の皆さんからも声として出ておりましたが、歯切れが悪いような状況があるなということであります。なぜそのように歯切れが悪くなるのかということについても、私は考えてみたわけでありますが、つまり真の教育というもの、そのあり方を追求をしていけば県教委の処分を受ける状況があるから、どうしてもそのことへの歯切れというものが悪くなってくるのではないのかなというふうなことも思いますので、そこらあたりもお答えをいただけるのであるならば、答弁をしていただきたいというふうに思います。  まず、1回目を終わりたいと思います。            (14番 小森龍太郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 私の方から、元町団地に関する質問について御答弁を申しあげます。  まず最初に、政策的に元町周辺を開発しようということで、人口減対策あるいは府中市の産業振興活性化というような課題の中で、当初開発公社で計画を立てて造成へ向けて取り組んでいきたいという計画でございました。残念ながら買収等ができない、困難であるというようなことで処方を変えまして、土地区画整理組合という方法を選択をして、今日議論をいただいているところでございます。  当初から政策的な面もございましたから、計画、立案等について大きくかかわってきたということは御理解をいただけるというふうに考えます。そういう意味において、団地内の市道関係等々において、国の補助事業等を導入する中でできるだけ立派で販売価格を抑えていこうということで、補助事業等も導入しながら取り組んできているところでございます。  公的資金導入の云々でございますが、ずっと以前に、いつのころでございましたか私が公的資金の導入についての考え方の質問に対しまして、現段階では軽々に公的資金を導入する時期ではないというようなことを申しあげたり、公的資金導入がありきではないと、まず組合で頑張って造成し、販売をしながら、成功へ向けて取り組んでいこうということが主に事業主体でございますので考えておったところでございます。  今回、いろいろお願いしている件でございますが、もろもろの条件をクリアする中でできるだけ販売単価を下げていこうということで、今回お願いを申しあげているところでございます。  いずれにいたしましても、当初の目的を達成するためにはいろいろ御答弁申しあげているもろもろのことについて精力的な取り組みをしながら、初期の目的を達成したいというふうに考えているところでございます。  また、覚書の関係でございますが、失念ということで議会を初め市民の皆さんにまことに申しわけないことになっております。そのときにも答弁申しあげた中身は、議事録を精査して御指摘をしていただいたところでございますが、やはり換地の面積云々について、これはポイントでございますので、そのことについては65坪という数字で地権者への御理解をいただきながら、この事業のスタートが切れているというようなことも申しあげ、覚書等についてはまことに申しわけないが失念ということでおわびを申しあげたいというふうに思う次第でございます。  また、水道事業の関係でございますが、御指摘のようにできるだけ地元の企業の育成ということで、当初に水道関係事業者の方へ説明もさしていただいているところでございます。仕事の流れからして、非常に元請で地元の業者が受けていくことは非常に難しいというようなことに相なりまして、事業者の組合の関係者にもぜひ元請でやりたいという要請をいただいたところでございますが、仕事の流れ、あるいはそういった団地等の擁壁等もいろいろ仕事の難しさ等もございますので、ゼネコンでやっていく方がさらにコストが安くなるし、仕事も能率が上がっていくというようなことも精査の中で出てまいりましたので、地元の関係者にはまことに申しわけないが、元請という形ではなくて、できれば下請という形で御協力をしていただきたいというようなこともお願いをしてきているところでございます。  いずれにいたしましても、いろいろ御指摘をいただいております。私も謙虚に御指摘をいただく中で、この事業の成功に向けて、さらに努力をしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) その他の団地にかかわる御質問についてお答え申しあげます。  まず、計画についての御指摘でございますが、売れるというその根拠はいかにということかと存じます。  販売のためにということでつくった資料で御説明いたしましたように、適切な値付け、さらには一層の条件整備、それから団地イメージの向上のための広告活動、そして何よりも皆様の御協力、そういったものをいただいて団地を売っていきたいと、またそういう体制が整えられるし、周辺状況などを考え合わしても、既往の期間をかければ十分やっていけると、そういうふうに申しあげておるところでございます。  直接的な売れる根拠というので、議員御指摘のものについて、私ちょっとどのようなものをお示ししたらば、それがお示ししましたことになるのか、大変戸惑っておるところでございますが、午前中に御説明申しあげたように、そのような努力によって達成していきたいし、いくべきであるというふうに考えております。  それから、資金借り入れについては、臨時議会のときにも申しあげましたが、基本的に担保は保留地を予定してございます。正確に言いますと、保留地予定地を担保として差し入れることを考えております。しかし、その担保だけでは不足する分があろうかと、それについては再来年度の借り入れについても、来年度、今お願いしておりますような形式でもって、損失補償という形式でもって不足額を信用補完していただくことが必要になろうかと考えております。  それから、その損失補償が前例となって、まずいことになりゃせんかという御指摘でございます。全くこういったことが前例になり、芋づるになることによって、かつての公共団体の財政破綻といいますか、財政難といいますか、そういった事態を、特にバブルの前後の第3セクターなどをめぐって全国で起こったという事実はございます。  ですから、府中市においては幸い今までこのやり方をとったことがなかったということもございますし、今回、このように厳しい議会のチェックをいただいているわけでございます。今後、これが前例になってずるずる行われるというような懸念は、現在の状況を私としては、見る限りは、とても我々理事者が勝手にできるというような類のものではあり得ないというふうに思っております。  市民の理解についても、だからこそこのように皆様にお諮りしているわけでございまして、皆様の御了解、議決がなければ一歩も前に進まないというものでございますので、何とぞ慎重なる御審議をお願いいたします。  それから、入札調書の件かと思いますが、公表されておる資料でございまして、業者の方などに見ていただいているようでございます。御指摘の事業につきましても、どのような形にできるか、ちょっと相談させますが、御要望にお答えできると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川教育長、答弁。             (教育長 小川恵敬君 登壇) ○教育長(小川恵敬君) 教育問題につきましてお答えをしたいと思います。  学校現場のさまざまな荒れというのが社会の病理的現象に起因するということは、今までの答弁の中でも申しあげたとおりでございます。  ただ、そういった大きな原因をきちっと問題にしつつ、直接的な原因をえぐり出して、そしてそれに対処するということが、厳しく現場に求められているいうことだというふうに思っています。  それから、学習指導要領及びその中にある君が代、国歌ですね。そういった問題につきましては、多様な論議が社会に存在している。そういう中での実践の苦労ということでございます。そういうはざまに学校現場は揺れているというふうにお思いいただきたいというふうに思います。  それから、歯切れの悪さはまことに申しわけないんですけれども、やはりそういう教育という非常に困難な状況をそういう立場に立つ者の姿勢だというふうに思っていただきたいと思います。ただ、強行にこれを進めていき、権力的にやっていくという姿勢には立っておりません。やはりコンセンサスを得て、子どもたちのためにやはり混乱のないような、そういう教育をしていきたいという、そういう願いでいっぱいでございます。             (教育長 小川恵敬君 降壇) ○議長(神田治登君) 山崎学校教育課長、答弁。           (学校教育課長 山崎武志君 登壇) ○学校教育課長(山崎武志君) 定数問題について御質問ございましたので、お答えをしたいと思います。  今回、県の教育委員会は教員の定数配置基準の見直しをするということを言ってきております。今までは障害児学級を含めたクラス数をもとにして、教員数を算出をしておったわけでございますけれども、このたびの話は障害児学級を除いたクラス数をもとに教員定数を出していくと、こういうものでございます。  しかし、学校の実態に応じて配置をしていくということも聞いておりますので、そういう意味では定数がもとにもどる可能性もなくはないのでございますけれども、非常に厳しい状況にあるんではないだろうかというふうには思っておりまして、先ほどの教育長の答弁にもございましたように指導体制は充実をしていかなきゃいけんということを思っているわけですが、非常に苦慮している現状でございます。           (学校教育課長 山崎武志君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 3時41分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 4時 2分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  小森龍太郎君。            (14番 小森龍太郎君 登壇) ○14番議員(小森龍太郎君) それでは2回目の質問をさせていただきたいというふうに思います。  市長の方から、答弁をいただいたわけでありますが、なぜ組合、組合から府中市、府中市になったのかということで答弁をいただきましたけれども、それならばそれでなんで最初から市でやるということが言えなかったのか、また言わなかったのか、そのことが私はどうも理解できません。結果としてうそをついた形になったわけでしょう。だから、最初の段階での計画がずさんだったということも十分わかるわけでありますが、なぜ最初から、それじゃ市でやるということが言えなかったのか。そこらあたりについてお聞かせいただきたいと思います。  それから、公的資金の投入についてのことでありますけれども、当初軽々しく言うものではないということでお話をいただきました。だから、また完売ということを念頭に置いているからそのようなことはあり得ないと、公的資金を入れるということについてはあり得ないというようなことであろうかと思いますけれども、しかし、今回このような形でその可能性というものが出てきたわけであります。もうそうなってしまう可能性というものが出てきたわけであります。そうなってしまうような可能性が出てきた、その可能性が出る方向にあなたがもっていこうとしているとすれば、この間言ってきたことと整合性に欠けるのではないでしょうか。  だから、先ほどの質問の中でも言いましたけれども先鞭をつけるようなことになっていって、ずるずるずるずるいくのではないか。伊藤助役はそのことを否定をされました。しかし、私は恐ろしいことになりはしないかなということを大変心配をいたします。やはりこのようなことは、その可能性さえも出てこないような形にしなくてはならないのではないでしょうか。
     そういうことになれば、市長、どのように考えておられるか、きちっとした答弁をいただきたいと思います。  それから、覚書の問題というのは、これはさきにも申しましたけれども、やはり市長、あなたの政治姿勢の問題だろうというふうに思います。真剣さに欠ける部分というものも指摘をせざるを得ません。すべてのことがやはりあなたの姿勢の中でこのような形にあらわれてくるのではないでしょうか。さきの質問者からも相当あなたの政治姿勢についての質問がありましたけれども、真剣にやっていただきたいというふうに思います。  それから、伊藤助役の方からいろいろ答弁をいただきましたけれども、販売の計画のところで、じゃあ何を示せばいいのだろうかというふうな困惑をされたような答弁をいただいたわけでありますが、何を示すというかというと、売れるということについての根拠ですね。このことを私は問うているわけであります。  はっきり申しあげまして、今のような状況、つまり長期化するこの不況の中で、幾ら幾らの数がこのようにしておうちが建っているという数字を見せていただきますけれども、わざわざ土地を購入しておうちを建てるということとは、私は必ずしも一致しないというふうに思います。  そして、今日のこの状況というものは、地価がどんどんどんどん値下がりをしている状況の中で、一定の価格をつけなくてはならないあの団地、これがどうして売れるのだろうかという疑問を抱くから、その根拠を示していただきたいというふうに申しあげたわけであります。そのあたりについてお答えがいただければ、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それから、いわゆる市民との合意ということについて、だからこのように議会にもいろいろな形で話を出していっているということでありますが、私はもっと議会に対してそのように話をもっていく、これは当然のことでありますが、もっと広く市民の声というものを聞いていただきたいというふうに思います。その中で本当にこの団地事業を進めていくということが、本当に市民の皆さんのお考えと合致しているのかどうなのかということについて、やはりもっと広く声を聞いて判断をしていただかなくてはならないのではないかというふうに思います。答弁の方はもう時間がないので結構ですが、また明日お話をさしていただければと思います。  いずれにいたしましても、行政の責務を果たすという意味から、事実上府中市の事業としてやっていくんだということもありましたけれども、これも私、何度も何度も申しあげますが、人口減対策、府中市への定住化の対策ということをよく言われますけれども、何ぼいい団地ができても税金が高かったりするようなことでは、府中市に定住をしていただくことができるわけがありませんよね。そこらあたりもまたよくよく考えていただきたいというふうに思います。  また明日、このことについてもお話をしたいと思いますが、ほかにたくさんしなくてはならないことがいっぱいあるんじゃないですか。もう目の前に迫っているさまざまな問題というものが、ほかにたくさんあるんじゃないですか。それをこっちにおいといて、あの団地を進めてくことによって、結局何もできなくなってしまうということになれば、またこれは府中市が住みにくいまちということになってしまいますので、なおさら人口が定住できるということにはならないというふうに思います。  そこらあたりもどのように考えておられるか、市長の方から答弁をいただければというふうに思います。  それから、もう時間がなくなったので、これは要望ということにさせていただければと思いますが、介護保険というものがスタートをいたします。余りにも政府の考え方というものが、これもまたずさんな形でスタートをしていく、計画がそういうものであったというふうに思います。中身にも大変な問題を含んでいるこの介護保険制度、これについてそれを府中市でやっていくということについては、関係課の方の大変な御努力があったろうというふうに思うわけでありますが、引き続き御努力をいただいて、いずれにいたしましても、その介護を受けられる方々が安心して介護を受けられるように引き続き努力していただきますよう、心からお願いを申しあげたいというふうに思います。  それから、RDFの問題でありますが、これにつきましても要望という形にさせていただければと思いますが、いずれにいたしましてもこれから進めていこうとするのであるならば、関係者あるいは地元の皆さんたちとの十分なる合意形成というものを行っていただいて、対話も重ねながらコンセンサスを図っていただいて、ものを進めていただきたい。このことも要望をさせていただいて、質問を終わりたいと思います。            (14番 小森龍太郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 開発に伴いまして、処方の選択の件でございますが、政策的に取り組んでいく必要があるというようなことについては、この計画段階においては、議会を初め市民の多くの方のコンセンサスはいただいたものというふうに私は判断しております。処方として、公社でお願いをしていく計画でございましたが、買収等もろもろの条件が難しいということで、区画整理事業で変更していこうということで、取り組んできたわけでございます。このことにつきましても、議会で何回となく変更してきたことにつきましても説明申しあげながら、また多くの方の理解をいただく中で、進めてこられたものというふうに判断をしてきているところでございます。  また、損失補償の関係でございますが、国の制度としてこの事業に無利子の融資ができるというようなことでございます。条件を整えてお願いをしているところでございますが、無利子でございますので、できるだけ有利なことでございますので、ぜひこの制度の利用をしていきたい、活用をしていきたいというふうにお願いを申しあげたいというふうに考えている次第でございます。  さらに御指摘でありました人口の定着の関係でございますが、住みやすいまちをつくっていくということについては、共通の認識であるとこでございます。私もそういった方向で、さらに努力をしていきたいというふうに考えている次第でございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、社会クラブの小森龍太郎君の質問を終結いたします。  続いて、市政クラブの福元登志雄君の登壇を求めます。  福元登志雄君。             (4番 福元登志雄君 登壇) ○4番議員(福元登志雄君) 4番議員、福元が市政クラブを代表いたしまして、一般質問をさせていただきたいと思います。  3月の5日、本当にショッキングな事件でもありました。非常につらく悲しく、そしてどう言えばいいんでしょうか、これが氷山の一角でなければと願う者の一人であります。  近隣市町村からも、かなり私どもの方にも実は問い合わせがありまして、まだ捜査中であるので詳しいことはお話できませんと言って、できるだけ府中市の恥にならないようにという面持ちで私は接しておるところであります。  1月の総務庁の労働力の調査からいきますと、完全失業者が309万人ということで、率でいきまして4.7%が高い高率が続いております。一時4.9%までいったことがございますけどが、そういう状況でございまして、その309万人のうちの約101万人がみずからが欲しないのに、いわゆるリストラとか、あるいは雇用調整によってこの101万人の方がやむなく職場を離れざるを得ないというようなデータが出ております。  そういう中で、今回3月議会に府中市の当初予算が上程をされてまいりました。私はこの予算は、過去のいわゆる様態の延長線で積み上げられてきているというふうにしか思えません。本当に改革的な財政運営をやられるのかどうなのかということが見えません。  実はここにちょっと資料を持っているんですけどが、大阪と東京、それから府中市、99年度の比較をしてみました。年収、予算規模が大きいんですから大阪も東京も、そこと総額で比べたらところで何の比較もできませんもんですから、年収500万円のいわゆる家計としてその数字に置きかえてみました。  そうすると、一番気になるのが医療、いわゆる福祉保健、この予算書でいきますと、民生費といわゆる衛生費でございますけどが、これを足しますと府中市が227万円なんです、500万円のうちの227万円使っているということなんです。  大阪はこれはちょっと横山ノックさんが載ってますんで申しわけありませんけどが、51万円なんです。51万円です。数字で聞いてください。大阪府は51万円なんです。東京は56万5,000円なんです。府中市は227万円ということなんです。これを分析してみますと、圧倒的に人件費なんです。  このことについて、私は財政運営を含めまして一度十分お考えいただきたい。類団と比べてみましても、一人当たりの人件費は1万円高うございます。類団と比較して、一人当たりですよ。人口一人当たり。そういうことでございますんで、当初予算を計画するに当たって、もう少し革新的な市民に顔を向けたそういう予算組みをしていただきたいことを申しあげておきます。これについて市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  2点目は庁内管理と書いております。これは庁舎内を整備してくださいという意味ではございません。先ほど冒頭にも申しあげましたけどが、ああいう事件が起きたわけです。それから緊急質問で能島議員さんの方から、場当たり的ないわゆる運営ということも御指摘なさいました。そういう意味におきまして、私は綱紀粛正ということでこれからおやりになるということはお聞きしました。具体的に何をなさるのか、私はそのことについても深く教えてもらいたいと思います。  例えば過去の議員さんの中には、名鑑議員という方がいらっしゃったそうです。口をあければ名鑑をつけ、名鑑をつけと、市の職員に。ここにも今お世話になった方の中にも服務規定にあります名鑑、義務づけられてありますけどが、おつけになられてない方がいらっしゃいます。  そういう中で市の職員も大半の方が市民課の窓口とかそういう児童課の窓口にいらっしゃる方はつけていらっしゃいますけどが、ほとんどが名鑑をつけていらっしゃいません。名鑑です。名札です。  それから、きょうはまた余裕がありましたけどが、駐車場ですね。これも2キロ以内の方は乗ってきてはいけないということになっとるらしいんですが、そういう小さなことからやっぱり積み重ねていく、庁内の一つ規律を守っていくということが、私は大事であろうと思います。これについても今後の部課長さんとの連携、職員さんとの連携、こういう事件が二度と起きないように、相互のいわゆる牽制ができる組織体制をお考えになっていただきたいと、このように思うわけであります。  次の教育問題でございますけどが、新学習指導要領ということで上げております。先ほど教育長の方からも開かれた学校にしなければならないということの決意も述べられました。しかし、現実はいま本当に小・中学校が開かれているかどうかということについては、例えば学校のことについてお聞きしに行っても、なかなかいい顔してくれません。なかなか教えてくれません。そういうような状況でございます。  要は地域と学校と、そして子どもが、あるいは家庭が、これがやはり密着しなければならないと思います。そうやって家庭の教育力を高めていく必要があろうかと思います。確かに学校の先生の能力の問題もございますけどが、小さな子どものしつけは、やっぱり母親、父親です。家庭でしっかりとしたしつけをしなければならないと思います。そういう意味で、この地域、学校あるいは家庭、これが結びつくようなそういう一つの施策をぜひともお考えいただきたい。  2点目は、総合学習の時間が2002年4月から始まります。この総合学習について、先般も福山市で1,000人ぐらい先生を集められて、いろんな研究会があったそうでございますけどが、この総合学習の時間というのが、ある面では自由裁量がききます。このことについて2002年7月ですから、まだ期間はございますけどが、現在お考えになっているところをお聞かせ願いたいと思います。  3番目は、最初に申しあげた家庭、地域、それから学校を結ぶということを申しあげましたけどが、実は広島県にこういう「くりっぷ」というのが児童、生徒全員に配られています。県から教育委員会へ来てるはずです。これは年間3回発行されとるそうなんですけどが、現在いま11号が出てますんで、2年と大方3年近くこられておるわけです。これが私どもの知り合いの小学生をお持ちになっておられる方、中学生をお持ちになっている方にお尋ねしますと、見たこともないと。これこそまさに地域と学校、家庭、地域をつなぐということで啓蒙紙になってます。  確かに日の丸の問題だとか国旗の問題、君が代の問題がありますんで、そこらにしんしゃくされたんかなあということは、私は想像できますけどが、しかしながら、本当にこれを読んでみますと、母親が、父親が読んで本当にためになります。あるいは地域の中でそういう生かしていくことができます。こういうものがなぜ配られないのか、その辺についてお聞きしたいと思います。  以上が教育の問題でございます。  次に、地方分権と合併についてでございますけどが、先般新市町の商工会が町民を対象にシンポジウムを開かれております。そこに先ほどお名前が出ておりましたけどが、竹下虎之助さんがおいでになりまして、約1時間ぐらい講演をされて、その講演に基づいて、実は合併の問題を論議したというようなことでございます。  その中の話の中に、市川市、浦安市、船橋市、習志野市、この四つの市の人口を合わせると約129万人だそうです。福岡市が大体いま129万人、ほぼ匹敵してます。市会議員の数は福岡市に比べて、この四つの市で2倍です。職員数も3倍です。そういうことで、端的な例を出されて、隣あった市が合同でやると、これだけ経済メリットなりが出るというようなことであります。今は自動車社会であります。昔のように府中市だけで、事が済む時代ではございません。やはり広島市へ1時間半もあれば行くわけですから、そういうふうに非常に自分の生活の行動半径が大きいわけですから、行政を乗り越えてやっているわけですから、やはり私は合併は急ぐべきであるというふうにも思います。  昨日も何か合併審議会があったらしいんですが、この合併問題を私は急ぐ立場で、今、お話ししております。そのことについて、一定の見解は今までにも述べていらっしゃいますけどが、改めて本議会でも述べていただくようにお願いいたします。  介護保険の導入でございますが、そこに住民参加型の取り組みということを書いてます。1999年、既に府中市の高齢化率は先般いただいた計画の中の資料にございましたけどが21.4%、全国が、これ95年でございますが14.5%、広島県が15.8%、95年当時は府中市が18.6%と、4年後の99年、昨年は21.4%ということで、非常に早い速度で府中市は高齢化に進んでおります。  一方65歳以上で元気な方がまだまだたくさんいらっしゃいます。約8,000人ですか、いらっしゃるわけですから、この方々がやはり介護を受けないよう、介護保険を適用しなくてもいいようにいうこと、いわゆる予防介護、予防的措置、これが私はこれからはこの高齢化が進んでいる府中市にとっては非常に重要な問題だと思います。  何回かのこの介護保険にかかわる話の中では、東部、中部、西部に託老所のようなものをつくるという話も聞いてます。全国でも1万7,000カ所つくろうということらしいんですが、それは空き家を利用して5人から10人ぐらいの人を預かっていこうというようなことで、空き家対策としても行われるようでございます。全国に1万7,000カ所ということが計画されて、要は中学校学区単位に一つは最低つくっていこうというようなことが施策を出されております。  こういうことについて、介護保険がどんどん進むわけなんですけどが、こういう元気な方々に対する介護を受けなくてもいいように、いかにその時間を長くするかということについての市の取り組みについて、その統計学を見れば出ておるわけなんですけどが、具体的にもし施策があればお聞かせ願いたいと思います。  元町団地につきましては、質疑通告を出しておりますので省かせていただきます。  6番目の国道486号線及び府中・松永線でございます。これは多くの議員の皆さん方が、これらの取り組みについての具体性について、過去にも御質問なさってます。一番最近、この国道486号、そして府中・松永線について、これはいち早く開通してほしいわけなんですけどが、一番最近の情勢についてお聞かせ願いたいと思います。  とりあえず1回目の質問を終わります。             (4番 福元登志雄君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 私の方から、新年度の予算編成にかかわりまして、特に御指摘がありました民生費等類似団体、また大都市と比較されて中身を分析すれば、府中市の場合は人件費が非常に高いんではなかろうかということでございます。  類似団体等を我々も比較しながら、類似団体の中でもいろいろ行政運営の中で、特色ある取り組みをされておられます。  府中市は過去、地場産業がたくさんありますし、今日でも地場産業のまちでございますが、保育所の処置をできるだけ保護者の期待に沿うような保育行政を取り組んでいこうということで、子どもが多いときにはきめの細かい取り組みをしてまいりまして、自来、人口、子どもの数が減りましても、そういう状況で見直しをしていく必要があるというような指摘の中で、今日まで保育ビジョンの実施計画に伴いまして、多様化し、また、保護者のニーズ等も多様化する中できめの細かい対策を講じていく必要があるというようなことで、現在鋭意取り組みをしてきているところでございます。  府中市の場合は、特に保育行政へ力を入れてきたという歴史的経過がございます。それが突出して今日までかなりの年数で人件費がかなりウエイトを占めておるということは、財政分析をしてみるとはっきり出てくる数字でございます。  子どもが減りまして保育ビジョンの実施計画に伴いまして、保護者のニーズにあった取り組みをしていこうということで、人件費等の抑制に努めながら保育行政を今後とも運営していこうということでございます。  全体に人口減の中で、やはりこれからの地方分権が大きく変わる中で、府中市といたしましても、これからの魅力あるまちづくり等、どういう視点で住民の皆さん方に御理解をしていただき、また快適な住環境を想像していくというようなことが非常に大切な時期でございますので、我々もそういった方へ予算が配分できるような、これからの人件費比率等について、さらに精力的な取り組みが必要になってくるんではなかろうかということでございます。  昨年、財政健全化計画、また事務事業の見直し等でそういったことも視野に入れて年次計画で取り組みをしてきているところでございます。さらに、御要望にこたえるべく一生懸命努力をしていきたいというふうに考えております。  以上です。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 宮原人事秘書課長、答弁。           (人事秘書課長 宮原誠之君 登壇) ○人事秘書課長(宮原誠之君) 福元議員さんの庁内管理についての御質問につきましてお答え申しあげます。  まず、最初に綱紀粛正について、具体的に何をするものかという御質問でございましたが、市民の信頼回復のために早急に倫理要綱を制定いたしまして、倫理の確立に努めてまいりたいと考えております。  また、名札の着用、それと2キロ未満の自家用車での通勤につきましては、定例会の課長会議で徹底を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。           (人事秘書課長 宮原誠之君 降壇) ○議長(神田治登君) 山崎学校教育課長、答弁。           (学校教育課長 山崎武志君 登壇) ○学校教育課長(山崎武志君) お答えをいたします。  地域や学校と家庭、それらが三位一体になって取り組まなければ子どもの教育というのは成り立たないと、そういう意味でも学校は非常に閉鎖的ではないかと、こういう御指摘でございました。いわゆる開かれた学校ということであるわけでございますけれども、このことは単に学校の施設を地域へ、社会へ開放するということのみではなくて、子どもは学校を一つの場としてだけで成長、発達するんじゃないんだと、当然、家庭や地域社会も重要な場としてそういう成長、発達をするものであると、こういうとらえの中で保護者、地域社会とのかかわりというのが、大変重要なものになると、こういうふうには思っておるところでございます。  今までにもこの三者が一体となって、やっていかなければいけないということの認識は、お互いそれぞれの場でできているわけでございますけれども、残念ながらそのことが功を奏していないというのも現状でございます。後に御答弁を申しあげますが、いわゆる総合的な学習という新たな内容も入ってまいりましたし、そこらあたりをより積極的になる、地域とのかかわりが持てるという状況にもなりますので、それと同時に開き方、学校を開くということの開き方というのも、あるいはそのあり方というものも含めて、今後模索をしていかなきゃいけないというふうに考えております。  2点目の新学習指導要領のことでございます。  前の議会のときにも議員さん、御質問になりましてダブる部分があって大変恐縮かと思いますけれども、新学習指導要領が2002年から実施をされるわけでございます。それと同時に来年度、2000年度からは移行措置ということで一部の内容についてはもう学校に入ってまいります。  その内容というのは、御承知のとおりでございますけれども、教育課程の基準の退行や弾力化というのが一つございます。そして、教科内容が3割も削減をされるということもございます。そういう中へ総合的な学習の時間というのが新たにつくられる。そういうので生きる力の育成というのを目指す教育のあり方が示された、そういうふうにとらえております。  この総合的な学習の時間を、新たに設置をする趣旨というのは、各学校がそれぞれの学校や地域の実態に応じて、創意や工夫を凝らした教育実践を行うための時間を確保する。先ほど言われたとおりでございます。そういう理由からこういう時間が設けられたものでございます。すなわちみずから学び、みずから考える力などの生きる力は全人的な力、そういう意味で国際化であるとか、あるいは情報化であるとか、そういうふうな今日的な社会の急激な変動といいましょうか、今日的なそういうものを主体的に対応できる子どもたちの資質や能力というのを育成すると、そういうことで教科とか、あるいは特別活動、あるいは道徳という枠を超えた総合的な学習の時間、これを確保することによって、複雑な社会問題に取り組む時間ができると、そういう学習ができると、こういう場にもなるわけでございます。  そこで、それぞれの学校、先ほど言いましたように来年度から移行措置ということで実施をしていくということで、もう既に準備にもちろん入っておりますし、学校によりましては、その内容を既に選定をすると同時に、時間もある程度決めて、来年の運営をより明確なものにしていくということを、もう既にやっておるところもございます。  情報教育であるとか、環境問題であるとか、あるいは国際理解の問題であるとか、あるいは福祉の問題等々をテーマに地域などに出向いて行かしていただいて、体験学習を実施をしながら、さまざまな問題を解決していく、そういう手法を用いて学習をしていこう、こういう内容で計画をしております。  いわゆる地域の皆さんがまさに先生になっていただいて、子どもたちにいろいろな形でお教えをいただくと、こういうような内容に一つはなるんではないかと、そういう意味で、その節にはどうぞ御協力をお願いをしたいというふうに思っておるところでございます。  それから、3点目に「くりっぷ」の件でございますけれども、今回、お示しをいただきましたそのもので申しますと、いわゆる国旗・国歌の内容が出てございました。いまちょうど学校間で論議をし、ちょうどまとめていく段階にございまして、学校での混乱を避けたいということで配布はいたしませんでした。今後につきましては、内容をそういう意味では検討をさせていただきながら、そうはいっても県のものであるということもございますので配布、混乱をしないものについては配布をしていくと、こういう基本でやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。           (学校教育課長 山崎武志君 降壇) ○議長(神田治登君) 森岡総務部長、答弁。            (総務部長 森岡正昭君 登壇) ○総務部長(森岡正昭君) それでは、広域行政、合併の推進につきまして、御答弁を申しあげますが、お尋ねの真意がいま少しわからない点がございましたので、十分な答弁ができないかもわかりませんが、地方分権にかかわりまして、広島県は現在、合併推進要綱の策定にいまとりかかっております。これは先般も申しあげましたように、広域行政検討委員会なるものを構成して、それぞれ合併パターン等を、例えば市町村の組み合わせ等も含めて現在検討をいたしております。それらのことが今年の9月ごろには策定が公表される予定でございます。  したがいまして、府中市といたしましては、一昨日だったと思いますが、府中市の合併を考える懇話会を開催をいたしました。12名の委員からなる懇話会を開催し、あらゆる各界、各階層の方から御意見をいただいたところでございますが、その中で府中市はあくまでも府中市を核として、府中市の存在感を失わないような形の合併というものを模索をしていきたいと、こういうことを市長みずからごあいさつの中で申しあげまして、そのような形の中で、今後数回にわたって議論をしていただき、とりわけ先般は第1回でございましたので、近隣の合併の状況、動向、それからあらゆる近隣市町村の資料を添付いたしまして、あらゆる角度から考えていただきたいと、こういうことを提起いたしまして、広島県がこの県の推進要綱にしたがいまして、県民アンケート調査、あるいは市町村長のヒアリング等を行う予定にいたしておりますので、それらに間に合うように府中市の考え方をとりまとめて、市長の方から広島県に対しては、府中市の態度を、こういう考え方で臨みたいということを明らかにすべく、いま懇談会等を開いておるところでございますので、そういった中で府中市の合併についてを考えていきたいと、このように考えているところでございます。            (総務部長 森岡正昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 小坂家福祉事務所長、答弁。           (福祉事務所長 小坂家虎市君 登壇) ○福祉事務所長(小坂家虎市君) 福元議員さんの方から、介護保険にかかわって質問がございました。  本来、この質問は保健課にかかわる問題ではないかと思いますけれども、私のとこで担当をしておりますので、ひとつ答弁させていただきますが、住民参加型の取り組みということでございます。これは本当に議員の御指摘のとおりでございまして、お金でできる介護サービスというのは国、県で考えていただいて助かっておるわけでございますけれども、そうでなくしてお金にまさる資本、これは何かといいますと、やはり市民の参加によるこれからの介護保険ではなかろうかというふうに考えております。  そういうことであらゆる機会を提供し、利用していただく中で、皆さんにこの介護保険を理解していただくということから、この介護保険がスタートをするというふうに考えておるところでございます。  今回、皆さんに全員協議会で提示させていただきました介護保険にかかわる事業計画書の78ページに、高齢者の社会参加及び生きがい対策の推進ということを提示させていただいておると思いますけれども、その中にも生涯学習活動の促進ということで、地域の高齢者を含むすべての人が助け合い、支え合い、生きがいが感じられる地域社会を築くために、すべての人がそれぞれの立場で役割を担い、知識や能力に応じた活動を行える社会づくりが必要であろうというふうにさしていただいておりますし、なお、高齢者の学習機会の提供も考える必要があろう。  それから、先ほど御指摘いただきました人材ボランティアの組織化、それから活動拠点の確保等々をこれからも介護保険のスムーズな推進のために施行していく必要があろうかと思いますし、もう一つ指摘いただきました現時点で社会福祉協議会を中心に進めていただいておりますいきいきふれあいサロン、これをできる限り早い機会に全町単位に広げていきたいということも考えております。  それから、先ほどございましたけれども、今年度から試行的にやってみたいと思っておりますミニ託老所につきましても、住民の皆さんの御理解いただく中で、これをひとつ保険外の事業として立ち上げて、皆さんの御理解、御協力をお願いしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  終わります。
              (福祉事務所長 小坂家虎市君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川建設部長、答弁。            (建設部長 小川卓二君 登壇) ○建設部長(小川卓二君) 国道486号線の現在の状況について御答弁申しあげます。  現在進めております区間は、新市町境から中須町の北條神社までの約1キロの区間でございます。先般、2月の28日から3月1日の3日間で用地計画図に基づきまして、格差協議と言っておりますけれども、いわゆる個々の土地についての評価点数を表示したものを、約100名の地権者の方々に対しまして説明会を済ましたところでございます。  昨年の夏に土地の境界の立会をいただきまして、昨年の秋ごろまでには先ほどの説明会をする予定でございましたけれども、現地の方が法務局の備えつけてあります公図と相当件数食い違う部分がございまして、計画図の方に作成が大変おくれておりました。今月中には単価につきまして、改めて説明会を行い、新年度早々から用地買収に全力を挙げてまいりたいと思っております。  御協力いただきますようお願いを申しあげておきたいと思います。  以上です。            (建設部長 小川卓二君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 福元登志雄君。             (4番 福元登志雄君 登壇) ○4番議員(福元登志雄君) 庁内のよりよい管理をするために、倫理要綱なるものを作成するということでございますけどが、いまある規則でも守らない部分がたくさんあるわけですね。私はこういうものはつくればいいというものじゃないと思うんです。そこに魂が入るか入らないかであります。トップの姿勢であります。あるいは部課長さんの姿勢であります。  大体、こういう規則だとか条例だとか、法律というのは人が信用できないからつくるわけです。もし犯したらこうしますよと、こうしたらいけませんよと、本当に信頼できる関係があれば、私は国に法律がなくてもいいわけなんです。信用できないから法律つくってしばらにゃいかんのです。ですから、私はこういう倫理要綱をつくったとろで、本当に皆さん方がその気にならなければ、何もならないということであります。ぜひともそういう一つの庁内のコンセンサスをとっていただくように、応分の努力をお願いをしておきたいと思います。  それから、合併につきましては、これから府中市については考えるわけです。府中市の存在感を失わないようにという意味です。非常に大事なことです。府中市の存在感を失わないように、いま存在感がないんですね。失っているんです。近隣の市町村から嫌われてますよ。府中市なんかつきとうもないと、そのことを我々議員も含めて、やはり信頼を高めていくと、こういうことをしなければ、ただ言葉で言ったところで私は解決にはならないと思うんです。  ですから、けさの新聞ですか、御調町が、大体広島県は御調町は府中市にという構想があったんですが、尾道市につくということで県の方へ申請をされたそうですが、これは尾道市がされたんだと思うんですが、そういうふうなことで、新市町の方に聞いても、やはり府中市じゃなくって福山市だということになるんですね。  ですから、府中市の存在感が高まるような、そういう一つの行政の運営なり、あるいは市民のそういう顔をつくっていくべきであろうと私は思います。  小坂家福祉事務所長からお話がございました。実は60歳を過ぎた方々がたくさんいらっしゃいます。元気な方がたくさんいらっしゃるんですね。暇をもてあましているんです。パチンコへ行けば、とにかく金が少なくなるということで、何か世の中に、地域に役に立ちたいという人がいらっしゃるということも事実です。私は非常に、これが本当に府中市の存在感なんですね。そういう方が本当にいらっしゃいます。いま三つグループをつくってますけどが、福元、何かすることはないかと、例えばおばあさんを病院にでも連れていってあげるよと、それただですよ、ただでやりますいうんです。自分の車でおばあさんを病院まで連れていってあげましょう。そういうお婆さんどっかおらんかと、こういうようなことで、まだまだ府中市の市民は捨てたもんじゃない。まだまだそういう立派な、あるいはボランティアというんですか、そういうことを考えていらっしゃる方もますますふえてきます。  ですから、ぜひそういう働く場を与えるようなことを、ぜひお考えいただきたいと、銭金は言ってませんよ皆。何かすれば銭くれえということで恐れられているんでしょうけどが、お金を出さなくってもやってくれる人はたくさんいらっしゃいます。ただ自分がぼけないために、あるいは時間を埋めるために、そういうことでございます。  486号線、4月より用地買収ということが出たわけなんですが、松永線の現況についてお聞かせ願いたいと思います。府中・松永線について何か都市計画を変えてというような話もちょっと聞いてるんですけどが、もし差し支えなければそのあたりのことについてもお聞かせ願いたいと思います。  それから、山崎教育課長に申しあげますけどが、確かに11号は日の丸と国旗・国歌が出てます。これは全員やりましょうと。だけど10号まではそんなこと何も載ってないんです。10号までは。1号は見てませんけどが、何らこれを配ったところで差し支えない内容なんですね。ですから、一たん配り出したら全部続けて連続で配らないといかんということで、ちゅうちょされとるんかもわかりませんけどが、これも税金なんです。県へ納めている税金なんです。何千というのが府中市へ来ているはずなんです。ですから、私は10号まではどう扱われたのか、ひとつ重ねて御答弁をお願いしたいと思います。             (4番 福元登志雄君 降壇) ○議長(神田治登君) 山崎学校教育課長、答弁。           (学校教育課長 山崎武志君 登壇) ○学校教育課長(山崎武志君) 今「くりっぷ」の再度の御質問でございますが、今まで全く配られていないというお話も途中にはございましたけれども、私ども今まで全然配ってないという状況ではございません。ずうっと配っておりまして、ここ一、二年かなというふうに思っておるんですけれども、特に今言う混乱を起こすような内容が、やはり一方的にという言い方は変ですけれども、割合出ておったというふうに判断をいたしまして、ちょっとこのことを配ることで無用な混乱を起こしてしまうのではないだろうかと、そういう心配も実はしたわけでございます。学校の方には、配布を今のようにし、学校の方で判断をしたというのもあるということであります。  それじゃ、どういうふうに最近のものはしているかということでございますが、今持っておるのが現状でございます。  以上でございます。           (学校教育課長 山崎武志君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川建設部長、答弁。            (建設部長 小川卓二君 登壇) ○建設部長(小川卓二君) 県道府中・松永線の改良につきましては、現在、三原土木管内で工事中でございますけれども、さきの12月議会でも御答弁申しあげましたけれども、完成予定が1年おくれまして、2002年度、平成14年度になる予定でございます。この府中・松永線の改良につきましては、議会でたびたび御答弁申しあげておりますように、扇橋から南側につきましては、扇橋・出口線の街路につきまして1957年、大変以前でございますけれども、昭和32年に都市計画決定をされておりまして、既に40年以上経過しております街路の関係がございます。  その後、鵜飼工業団地等へのアクセス道として市道の下開・上塚原線の開通等が出てきまして、その後扇橋のかけかえも含めて今年度と新年度において予算もお願いしておりますけれども、調査費を計上しておりますが、今後広島県と協議しながら、この都市計画決定をしておりますこの変更、見直しを含めて取り組んでみたいと思っております。この路線につきましては、府中市にとりまして大変重要な路線でございますので、この路線についても全力を挙げて取り組みをしたいと考えております。  都市計画決定の変更の手続等が済みましたら、府中・松永線、あるいは新山・府中線、そういった県道の関係で改良をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。            (建設部長 小川卓二君 降壇) ○議長(神田治登君) 福元登志雄君。             (4番 福元登志雄君 登壇) ○4番議員(福元登志雄君) 府中市の行財政健全化の計画の中に、最終、いわゆるその計画の達成年度が書いてあるんです。私が申しあげたいのは、非常に時間のかかることだということで、市の行政の今までの運営実態から急速に変えることは難しいということはわかります。  いま府中市の中でも大手、中小を含めましてまだまだ雇用調整は続きます。そういう状況にいま追い込まれております。心が痛んでおるわけでございますけどが、日産のカルロス・ゴーンというのがリバイバルプランというのを立てました。急速なグローバル化は少なくとも10年は続くだろうと、企業の統廃合、合併、提携はますますふえていくだろうということでございます。行政だけは手をつけなくてもいいということにはならないと思います。  カルロス・ゴーンが赤字を黒字に転換できなかったら、すぐにでもフランスに帰ると言っておりますけどが、それは革新性の実践です。革新、革新という言葉じゃなしに実践をしていくと、革新を実践していくと、そしてコスト、品質、スピード、この品質とコストとスピードですね。この辺を、一定競争力を圧倒的に日産はつけたいということを、社員に申しあげておられるそうです。  グローバル市場化はするが、企業規模と同時にその実力がないといけませんけどが、含蓄のある私は今の時代にあった言葉であろうと思いますし、日産の職員、労働組合も大変反対したそうでございますけどが、今は何とか共通基盤に立てって、日産をよみがえらそうと、コマーシャル変わったでしょう、最近、日産のコマーシャルが。  非常にセンスのいいコマーシャルになったと思います。そういうふうにセンスの高い府中市にするために、ひとつ応分の力を出し合って頑張っていきたいというふうに思います。  私の質問は以上で終わります。             (4番 福元登志雄君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、市政クラブの福元登志雄君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 5時00分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 5時30分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて、市政クラブの棗田澄子君の登壇を求めます。  棗田澄子君。             (11番 棗田澄子君 登壇) ○11番議員(棗田澄子君) お疲れさまでございます。  それでは、11番議員、棗田澄子が3月定例会における一般質問をさせていただきます。最初にちょっとお断りをしておくんですが、クォータ制のところのクォータの横に棒があるんですが、棒だけ取ってください。クォータで切るようになります。  それでは、最初の質問に入ります。  新ゴールドプランの改訂版が出たところでありますけれども、55歳から74歳までの介護者が実に51.2%、65歳以上で言っても43%、ほぼ半分が高齢者が高齢者を介護するという実態が見られます。これはここ何年か、またこれから先もこの状況が続くと思われます。お年寄りの方が最も気にかけておられることの最たるものが生活習慣病の予防、そして痴呆の予防となっています。  市内では痴呆症であると言われるお年寄りの方が在宅、施設を入れると100人を超えています。最近府中市内でも行方不明になられる方、徘回をされる方がおられます。当の御家族の方や御町内の方は大変御心配をされている状況です。  町内会からも要望が出ておりますが、徘回をされる方をいち早く発見するためのマニュアルづくりが必要だと言われております。この点について、市はGIS、DPS、PHSを活用したシステムを考えておられるようですが、徘回SOSシステムの検討をしてみませんか。  先日、ふれまちづくりのメンバーで、20人ぐらいでジョイトピア大佐へ徘回SOSシステムを見せてもらいに行きました。この方式ですと、GIS方式なら1,000万円ぐらいはかかるんじゃんないかというふうな話でしたけれども、250万円ぐらいでできるようです。  説明によりますと、郵政省の補助事業で150万円をいただいており、残りの100万円は施設と市が負担をしております。つまり250万円でできるのです。年間の使用料は何と5,600円です。このシステムは府中ニュース等でも新聞等で取り上げられておりましたけれども、ジョイトピア大佐では本体が二つあって、子機がそれに20ぐらいついておりまして、周波数を合わせると本体と本体の交信ができますし、本体と子機はもちろんですが、子機同士の交信もできるようになっています。  老人の方が行方不明になったと通報が入ると、施設の方はその子機を持って車に乗り込み、決められた方面に向かって車を走らせて行かれるということになります。地域としては神辺、駅家、服部、それから尾道境の柞魔、木野山、河南、箱田ぐらいのあたりまでは電波が飛ぶようです。この本体部分は、何機あってもいいということになっていて、周波数が同じなら通信をすることができるというふうになっています。このシステムを取り入れる方向で考えてみてはいかがでしょうか。  それから、ミニ託老所についてです。  新ゴールドプラン、この名称はこれから考えるということなんですが、の中にあって、市内に1カ所ミニ託老所の開設をしたいと書かれております。どこにどのような形でなさるつもりかお聞かせを願います。市内に統廃合によって空いた保育所、集会所、公民館等、また児童数の減少による小学校の空き教室があります。これらを活用しない手はないと思います。資金面、運営面等もお考えがあればお聞かせをいただきたく思います。  それでは、次はオンブズマン制度について、これは聞きかじりで詳しいことがわからないので、少しお聞きをしたいと思いますけれども、介護保険が始まると、多少の苦情は発生すると思います。もう既に審査段階において相談に来られた方もあるように聞いております。どのような相談があったか、言える範囲でいいですからお聞かせをください。そしてどのように対処されましたか。市協とか民生委員さん等を通じての相談であろうと思われます。  聞くところによると、この相談は国民健康保険団体連合会が当たるというふうになっていると思いますけれども、この団体は審査の認定における相談であるというふうに思っております。  次に、障害者対策について。  障害者に対する支援について、何点かお聞かせを願います。  介護保険における障害者対策、支援は何がどうなっていますか。65歳以上の高齢者の中の障害者をお持ちの方、それから60歳から65歳までの方も介護保険の保険料を払っていきますが、65歳未満で障害の方へのサービスは、どのような形でなされるかお知らせを願います。  この中に、権利擁護の視点に立った支援体制の確立、ひとり暮らしの痴呆性高齢者や知的障害者など、自己管理能力の低下をしている人に対して、財産保全、金銭管理、それからサービス利用援助等を行うことにより、自立した生活を送ることができるよう生活支援のための仕組みづくりを進めるとありますが、このサービスの提供を既に始められているところが報道されておりましたけれども、府中市でこの支援を受けておられる方がいらっしゃいますか。この制度をどう運用していこうとされているか、お聞かせを願います。  それから、この障害者のことについて、お礼を申しあげておきたいと思います。実はこのたびの予算の中に、先日お願いをいたしました障害者の方の雨天の駐車場の建設の予算がついております。この駐車場がどこにどのような形でできるかということをお知らせください。  1回目の質問を終わります。             (11番 棗田澄子君 降壇) ○議長(神田治登君) 小坂家福祉事務所長、答弁。           (福祉事務所長 小坂家虎市君 登壇) ○福祉事務所長(小坂家虎市君) 棗田議員さんの質問が、福祉事務所の介護保険にかかわるということでございまして、福祉事務所の方から答弁をさせていただきます。  最初に出ました痴呆老人対策の問題でございます。これにつきましても、先ほど既に議員さんの方から紹介いただきましたように、実は先ほども申しあげましたけれども、介護保険事業計画の中で、第5章の中です。地域福祉の推進というところで明らかにさしていただいております。痴呆性の対策について明らかにさしていただいておるわけでございますけれども、ここの内容については全員協議会で説明さしていただいておりますので省かせていただきますが、先ほどの質問が集中しておりました徘回老人の関係でございます。  これにつきましては、実は先般来指摘いただきましたジョイトピア大佐によりまして、徘回高齢者のSOSということで、関係者がジョイトピア大佐に寄りましていろいろな、2回目でございますけれども、いろいろなことにつきまして勉強させていただきました。これにつきましても、近隣市町村と広域的な連携をとりながら徘回用SOSネットの導入を検討していきます。具体的な導入につきましては、地域ケア会議で問題点、体制づくりについて協議をさしていただきますけれども、これはそういう方向で既に考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに考えております。  それから、オンブズマン制度でございますけれども、これにつきましても、この事業計画の中で明らかにさせていただいておるように、ただいま進めさせていただいております介護保険事業計画等作成委員会の皆さんに、引き続いて進行管理、評価等に当たって、介護保険運営協議会という形で改組、組織させていただく中で、引き続いて皆さんの御協力をお願いしたいというふうに考えております。  それから、ミニ託老所の件について質問がございました。これにつきましては、まだ該当の町と最終的な詰めが実はまだできてないんで、もしこれを該当される地域の方が聞かれると思いますけれども、大体大まかな点では理解いただいておると思いますので、ここまでお話したことを若干報告させていただきますけれども、内容につきましては考え方を申しあげますけれども、利用者につきましては、65歳以上の高齢者で、要介護認定で自立と判定された人を対象に考えております。  それで利用回数でございますけれども、大体月曜から金曜ぐらい、週5回ぐらい祝祭日を外させていただいてという方向で考えさせていただいております。  それから、利用人員でございますけれども、大体10人から15人としておりますけれども、大体10人を超える程度ぐらいに考えていただきたいと思います。  それから、利用料でございますけども、これも実は本当はいただかないということがいいだろうと思いますけれども、やはり介護保険の要介護認定の方も若干の負担をされるわけでございますから、この制度も大体デイサービス利用程度のお金をいただく、今予定では600円ぐらいを考えております。それは内容的にはそれに食事代を含ませてもらうというようなことを考えております。  それから、地域でございますけども、先ほど既に幾らか作成委員会出られておられるので、私説明しとるので御理解いただいておると思うんですけれども、今の時点では西の方でございますけれども、明郷学区で保育所とすれば空き教室ということでつばきを考えておるわけでございます。経費の関係もいろいろございまして、送迎については原則としてこれは家族の方に送り迎えをしていただきたいというふうに考えておるところでございまして、御理解をいただきます。  先ほどの質問者の中からありがたい御意見をいただいたので、それも計算に入れさせていただくと大変助かるかなあというふうに感謝して聞かしていただきました。  これを、設置主体はもちろん府中市でございますけども、運営主体を社会福祉協議会にお願いしたらというふうに考えておるところでございます。  それから、障害者の対策でございますけれども、これにつきましては、御存じのように低所得者を対象に40歳から64歳までの方につきまして、既に制度利用されておる方について、ホームヘルパーに限り3%を平成16年まで続けて、そういう支援体制でやらさせていただくということが、既に決まっておりますけれども、そういうことでございます。なお、現時点で先ほど職場で聞いたわけでございますけれども、障害者として府中市が行っております在宅の福祉の3本柱にかかわる制度で、そうした方は利用されている方が10名以内おられるということでございまして、それは引き続いて私のところの職場で対応するかどうかということについて、今検討中でございますし、内容につきましても、これから要綱づくり等ともございますので、今しばらくのお待ちかねをお願いしたいというふうに思います。  棗田議員、女性対策まだでしたか。ちょっと原稿を考えておりまして、ちょっと聞いておりませんでして、すみません。  以上です。           (福祉事務所長 小坂家虎市君 降壇) ○議長(神田治登君) 森岡総務部長、答弁。            (総務部長 森岡正昭君 登壇) ○総務部長(森岡正昭君) それでは障害者用の雨天駐車場につきましてお答えをいたします。  私たちもこの件につきましては、指摘されるまで気がつきませんでした。全く反省をいたしているところでございます。しかし、現実にはほとんど利用がされてないという現状もありまして、いろいろ研究、検討ということで重ねてまいりました。  そこで考えつきましたのが、いわゆるバリアフリーという考え方を超えて、これからの21世紀の時代はユニバーサルデザインが中心になるであろうと、こういう考え方のもとに、障害者であろうが一般の人であろうが共通して利用できるという観点から、いろいろと検討してまいりました。  そういう中で、いわゆるその場所は障害者専用駐車場にはなります。しかし障害者の駐車がないときには、一時的な停車、乗り降り、荷物の積みおろし、そういったものは可能であるという施設をつくりたいということで、いろいろ検討いたしましたところ、庁舎玄関下の軒下をそのように改良いたしまして、きちっとした枠組みをつくり、それからスロープ等を改良いたしまして共に利用できるような形で、現在検討して試験的に実施をしてみたいと、こういう考え方の整備を検討しているところでございます。
               (総務部長 森岡正昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 棗田澄子君。             (11番 棗田澄子君 登壇) ○11番議員(棗田澄子君) ありがとうございました。  障害者の駐車場の件ですが、長時間とめられる方がもしいらっしゃるとしたら、1台分でなくて2台分ぐらいは必要じゃないかと思うんですが、その点はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。今のように皆さんが利用できるという雨の日なんかは利用できるというような方法は大変いい方法だと思います。  それから、徘回SOSシステムなんでございますけれども、これを検討するということでしたので、お願いをしておきます。  このシステムを活用する、取り入れてくるということになりますと、警察とか消防とかのネットワークづくりが必要になってくると思います。早急にマニュアルづくりをしてほしいと思うのです。とりわけ今まであった行方不明者の場合でも、初動捜査が一番だと言われておりますけれども、家族の方は人様に迷惑をかけるからとか言われて通報が遅くなるというようなことがあります。介護保険とか高齢者福祉は人に迷惑をかけてよい保険だと言われる方もおられますけれども、我々もやがて行く道、自覚をし、お互いが信頼をしながら助け合っていかなければならないということになると思いますので、家族の方も遠慮なく通報ができるような方法をとっていただきたいというふうに考えています。  そして、このシステムを取り入れるとしたらどこに配置をされますか。徘回老人の方には時間というのがないと思われます。24時間対応できる体制のある組織のところでなくてはならないというふうに思っています。この点についてよく協議をし配置をしてほしいと思います。  それから、ミニ託老所の件ですが、西の方にお考えのようでございます。あちこちの空き教室を使ったり、それから保育所が空いたところを使って始められているところが全国にもたくさんあります。視察もさせていただきました。子どもたちと老人との温かい触れ合いを見ることができます。府中市内でも子どもたちが静和寮とか施設に訪問をして、老人と触れ合いをしていますけれども、常時近くにお年寄りがおられると核家族化が進んできた今日、お年寄りから学ぶことの少ない子どもたちにとっては精神的にも必要であり、大切なことだ思います。  ある市では厚生省の高齢者緊急整備事業の補助金を取り入れて、これは10分の10、100%の補助があるという補助金ですが、それで保育所とかを改造されてミニ託老所を開設をされているところがあります。このような100万円ぐらいでは補助金としては少ない額かもしれませんけれども、十分に対応できる額だと聞いております。このようなことで面倒でもこのような少額の補助金であろうとも申請をして、財政難の中からできる事業をやっていってほしいと思っております。  大宮市のように、知恵は出すが金は出さないと言われるように知恵を出してやっていきたいというふうに思っております。  それから、オンブズマン制度なんですが、今の審査委員会にそのオンブズマン制度を取り入れていきたいというふうな話でした。今の審査段階においては、先ほど言いましたように国民健康保険団体連合会の方が当たるということになっておりますけれども、ちょっと聞いたところによりますと、私が言っている今のオンブズマンの制度は、施設がどうこう言うんでありませんけれども、施設でサービスの提供を受けておられる人が、自分が提供してもらっているところへ本人も家族も苦情が言いにくいというような点があるというふうに聞いています。  それで、国の方は学識経験者等を各種、各層の間から選ばれましてというか、そういうのをやはりしたいという人がいらっしゃるんだと思うんですが、そのオンブズマン制度をつくろうとしているように思えます。広島市では既に相談センターができておりまして、オンブズマンさんが活動をしておられるように聞いております。これは国の制度でありまして、補助金が出るということになっているようです。  このオンブズマン制度、先ほどちょっと答弁がなかったんですが、権利擁護の視点に立った支援体制の確立に少なからずかかわりがあるように思います。先ほど言いました、今言いました権利擁護の視点に立った支援体制の確立なんですが、これは報道を見てみますと、ヘルパーさんが相当の気を使っておられるように思います。それは他人の財産を管理するわけですから、当然のことかもしれません。絶対的な信頼関係が必要になってくると思えます。特に痴呆症にかかっている方でも、そうでない方でも金銭に非常に執着をされるというところが近年見られているという話があります。  自分でしまっておいた金がなくなったから、だれかが取ったんじゃないかとか、それから預金通帳ここに置いておったのがなくなったから、家族の方ですよ、そういうふうに疑り深くなっているというふうなことをたくさん聞くことがあります。このような場合、ヘルパーさんたちがそういうところに出かけて行って、それで今のいろんな管理能力の低下している人の財産とか金銭の管理をするわけですから、この方法、このオンブズマン制度はいずれもう少し必要になってきて、もう少しきちんと考えていかなくてはならない制度ではないかというふうに考えています。この点について、もう一度お願いをします。  次に、女性施策について。  1年間をかけて審議を行ってきました。進捗状況と今後についてのお聞かせを願います。  昨年アンケートをとりました。50%ぐらいの回収率であったように記憶をいたしております。審議会の方へのアンケートの集計は出ておりますが、今後これを生かしていかなければならないと思います。市としてどのように取り扱うつもりかお知らせをください。  専門家の方は、意識の改革を図りながら進めていかなければならないように思うと言われております。まだまだ今のアンケートの中からは男尊女卑、性別役割分業が根強く残っているように見えております。戦後日本は都市計画の基盤とか、それから道路の整備に力を入れてまいりました。これは建設型の政治だと言われております。現在はケアをする政治、つまりお世話をする政治に移りつつあると言われています。超高齢社会において女性の長生きをする率も大きくなっています。女性の地位が向上している北欧諸国、国においては環境も福祉も充実につながっていると言われています。  ところで機構改革をしようとされている矢先に残念な件が起きたわけですが、庁内組織の見直しをされている最中であると思います。いつもお願いをしているように大変忙しい福祉事務所に間借りをしている形でありますが、できればこの機会に専管の窓口の設置と庁内組織の立ち上げをお願いいたしたく思います。  それから、先ほど言いましたクォータ制についてです。  まだ耳慣れない言葉かもしれませんけれども、ノルウェーでは1986年、世界で初めて大臣の4割を女性が占め、女の内閣を誕生したところであります。クォータというのは、世界の男女平等先進国で実施している性による割当制のことです。つまりクォータ、先ほど言いましたクォーターで延ばすと4分の1になりまして、クォータのとこでとめますと4割という意味です。それでとめてもらったんです。  北欧諸国では、公的な審議会や委員会では一方の性が4割に満たないと会が開かれない、成立をしないということになっています。クォータ制は男女共同参画社会を実現する近道であると言われていて、実際北欧では環境、福祉の、先ほど言いましたように環境、福祉の充実につながっていると言われています。いろんな背景が整備をされてきますので、少子化の歯どめもかかっているようです。  日本では、いま国は現在、政策の決定の場とか審議会とか、それから委員会に30%の女性の参画を実現しようとしていますけれども、実際のところ国会において女性は5%です。残りの95%は男性の議員です。  広島県内でも34の市町村に女性の議員さんはおられません。この経済界のトップに当たる人たちは、政策決定の場が男女平等になるには何年ぐらいかかると思いますかというような質問を投げかけられると、475年かかると答えられるそうです。  世界で既に4割の実現ができているいま、475年も待ってはおられないのです。府中市としては、このクォータ制をどのように考えておられるか、お聞かせを願います。  実はこの5日の日曜日に、日本ではクォータ制の実現を目指す会というのを立ち上げられた方が、三井さんとおっしゃる方がいらっしゃるんですが、この方をお招きをして、多分日本で初めて、地方にあって初めてのクォータ制の実現を目指す会を立ち上げたところでございます。この点についてお願いをいたします。  それから次にRDFの方式について。  RDFとはごみを乾燥し、圧縮成型した固形燃料のことですが、1996年のダイオキシンの発生以来、市は広域でのクリーンセンターの建てかえを考えてきました。県の方針が変わったからと言われていますが、このRDF方式を取り入れるについて、何点かお聞きをしてみたいと思います。  今現在、福山市とのコンセンサスはどうなっていますか。広域ブロックで府中市より福山市に近い町村はどういう動きをしておられますか。  3点目。地元の方には、建てかえ方式を提案されてきました。私もいろんなところに視察に行かせていただきましたが、確かに処理の方法によってはダイオキシンの量はほとんど出ないと思われます。現在、健康調査が行われています。地元の皆さんには御迷惑をかけるのですから、RDFに対する説明等しっかりしたコンセンサスが必要であろうかと思われますが、どのようにされていますか。そして、健康調査の結果はどうでしたでしょうか。血液検査、食べ物の検査が行われていますが、これもどのようになっているかお知らせを願います。  処理方法によっては工事費とか処理単価が変わってくると思われます。どのような方法を考えておられるか。お知らせをください。  リサイクルについて、RDFの工法を使うとなると、温度を上げるために一定程度のプラスチックやビニールが必要になりますから、ごみの中にプラスチックやペットボトル、ビニール、木、紙等燃えるごみはすべて固形燃料になるというんなら、分別を取り入れなくてもリサイクルも必要ないんではないかと思われるかもしれません。実際、最初のときは全部燃やしてしまうんだとしたら、ごみは分別せんでも金属類とか瓶とか缶とかを除いたら、一緒にRDFの工法で燃料化にできると思ったものです。  しかし、この方法をとると、なお一層分別を徹底しなければ破砕機の寿命が短くなったり、ごみの乾燥の時間が違ったりと気をつけなくてはならない問題がたくさんあります。分別方法の改正、収集の仕方、変更などがどのようになるか、どのように考えているかをお知らせ願います。  また、一部ではごみ有料化の話も出ているようですが、どうされますでしょうか。  続いて国民文化祭について。  府中市では産業デザインフェスティバルと、それからファッションショーということになっておりますが、現在の取り組み状況と進捗状況についてお知らせをください。  市長さんは、さきの説明の要綱の中では、木工関係は家具組合にお願いをして、それを製品にしてもらうというふうな考えがあるとおっしゃいました。だとしたら、ファッションショーの方はどうされますか。山本寛斎さんにご来府をお願いをするというふうには聞いておりますけれども、せっかくの機会ですので、地場産業を日本全国に紹介するよい機会だと思いますので、よろしくお願いをいたします。  2回目の質問を終わります。             (11番 棗田澄子君 降壇) ○議長(神田治登君) 小坂家福祉事務所長、答弁。           (福祉事務所長 小坂家虎市君 登壇) ○福祉事務所長(小坂家虎市君) 先ほどは失礼しました。  介護保険にかかわっての質問の中で、繰り返し議員さんの方から出ましたSOSの関係につきましては、いま職場と確認をとりまして、検討ということでなしに前向きで年度の中で考えていきたいというようなことでございます。設置するとすれば、府中市へしたいということでございます。  それから、補助金の関係でございましたんですが、ミニ託老所にかかわって補助金の関係でございました。これもトータルケアで県が2分の1ほど補助してやろうというようなことでございますので、引き続いてこれも検討さしていただくということでございます。  それから、苦情相談でございますけれども、この苦情の関係につきましては、先ほどオンブズマンについてきちっと申しあげなかったんですけども、これは先ほど申しあげたのは、進行管理を介護保険事業計画作成委員会を改組した運営協議会でみてもらうというところまで申しあげたんですが、質問とちょっとずれとった部分もございます。  今回出しました事業計画の中で81ページに、先ほど出ました権利擁護の視点に立った支援体制の確立ということを、この前の運営協議会で説明をさしていただいておろうと思いますが、先ほど出ました財産管理、金銭管理等々についてきちんとした取り組みをしていくということでございます。  また、質問の中に、一定程度プライバシーにかかわる部分もあるんですけれども、既にそうした観点の市民から苦情が、実は出ておるようなことでございまして、これもきちんとした話に入って確認はしてないんで申しあげられませんけれども、金銭にかかわってそういう問題が既に起きておるようでございまして、まことに遺憾と思いますし、ホームヘルパーさんに対して大変申しわけないなあというふうにも感じております。  それから、もう1点、市民の皆さん、介護保険になった場合に、苦情が殺到するということで82ページに苦情処理窓口設置事業ということで、これは既に医師会と社会福祉協議会の方へお願いして、窓口を設置していただいておるということでございますので、御理解をいただきたいと思います。  それでは、引き続きまして女性施策でございます。  これにつきましては、御指摘いただいたように男女共同参画社会づくりに関する意識の実態調査、コメントを議題に府中市女性施策推進協議会を3回昨年は委員会をさしていただきました。そして、委員の皆さんから意見、課題等を出していただきましたし、さらに2000年度も女性施策推進協議会を開催をさしていただく中で、実態調査結果報告書を、これ委託という方法で考えておりますけれども作成して、できるだけ早く議員さんとか報道機関にあらわしていきたいというふうに思っております。  先ほど指摘がございましたけれども、先般も実は県の女性会議の事務局長、坂東先生にお願いして、男女共同参画社会型づくりにかかわっていただいておる委員の皆さんに研修会をしていただきました。  この目的というのは、やはりかかわっておられる委員さんが、きちんとした男女共同参画社会型づくりに対する考え方をひとつ持っていただきたい。まことに失礼な言い方でございますけれども、そういう方向で研修会をさしていただいて、さらにこれに対する認識を深めていただいたというふうに考えておりますので、御報告をさしていただきます。  それから、クォータ制でございますけれども、先ほど議員さん御指摘のように、府中市でもあらゆる差別をなくするということで、市民学習をここ数年来、毎年続けさしていただいております。その中で、議題となって出ます中に、男女の平等、男女にかかる差別の問題が厳しく指摘されるわけでございまして、私たちもその場で改めてこの問題について、根が深いといいますか、きちんとした考えを持って、これからも人間平等の立場でかかわっていきたいなあというふうに考えておるわけでございまして、先ほどの指摘のように4割というのは、すぐそこまで到達するかということにつきましては、問題がありますけれども、先ほど市の理事者の方でお伺いしたら、当面3割を目標に審議会を考えていきたいという、これは方向でございまして、できるだけ近い将来という方向でそういうことだろうと思うんですが、引き続いて理事者の方へお願いする中で、そういう方向ができるだけ早く実現するということを、私も願っておるわけでございます。  なお、そのためにはやはりそれに参画される女性の方も幅広い見識を持っていただいて、その場に出られるにふさわしいというような状況もお願いしたいというふうに思います。そういうことでございまして、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。           (福祉事務所長 小坂家虎市君 降壇) ○議長(神田治登君) 森岡総務部長、答弁。            (総務部長 森岡正昭君 登壇) ○総務部長(森岡正昭君) それでは障害者用の雨天駐車場につきまして、再度お尋ねがございましたが、いわゆる現行の屋外に置いております2台の駐車場につきましては、そのまま現存いたします。そして、加えて軒下に障害者専用の駐車場の看板等を表示して、それらの周りの整備をするというものでございまして、障害者が駐車してないときには、例えばタクシーで来られた外来者の方でもタクシーでの乗り降りもできると、こういったことができるような施設でございます。  それから、庁内組織として機構改革を行う際に、女性対策の専管の組織をつくっていただきたいということでございますが、今後の課題として検討させていただきます。            (総務部長 森岡正昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 棗田議員さんにお答えしたいと思います。  福山市との対応について、どのようにしておるかということでございますが、府中市の計画は県のRDF発電計画を前提としておりますので、それについていろいろ連絡等をとりながら情報収集を行っておりますが、現在2000年2月末に設置主体の設立に向けて、県及び福山市が、出資がおのおの予算の提案をされております。そういう状況でございます。  また、福山市に近い町村の動きについて、どのような動きがあるかということでございますが、神辺町、それから新市町ともRDFには参加をしたいという意向は持っておりますが、それは現在とも基準をクリアした施設を持っておりますので、2004年、すぐ発電所が稼働したとしても、その時点での参加ではございません。  それから、RDFの地元説明についてでございますが、地元の本山町につきましては、現在のクリーンセンター、今までは改修という形で地元へ話しておりましたが、府中市としてはRDFについても、考え方について先日参ったところでございます。  また、鵜飼町につきましては、今晩7時から説明に行く予定にしております。  それから、分別収集につきましては、RDFを行ってもペットボトル等は来年度から全域の収集を行いますし、資源ごみにつきましては、今までどおりの収集は行います。ただ、埋立ごみとして収集しておりましたプラスチック、石油製品については、今度は可燃ごみとして、やはりそういうものにつきましては、火力を上げるという意味で混ざった方がいいということなので、それは可燃ごみの中へ収集をしたいということでございますが、これは来年度からごみの収集の再編についても、いろいろと課内で調整したいと思いますので、それが決定ということではございませんが、そういう考え方を持っております。  それから、ごみの有料化につきましては、今までいろいろなところからも出ておりますが、事業系のごみもある程度収集という考えもございますので、それとあわせまして、有料化についてもごみの再編とあわせまして考えていく予定でございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 高尾市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 高尾芳文君 登壇) ○市民生活部長(高尾芳文君) 棗田議員さんの健康調査と、それから血液検査、あるいは食事調査のことについての御質問がございますのでお答えをいたします。  まず健康調査でございますけれども、本山工業団地周辺居住者の皆さんの健康調査を、実は昨年の11月13日、14日に実施をいたしました。対象は本山町の住民の方ということでございました。この調査結果につきましては、個人診断の結果については、実施機関の方から直接受診者の方に簡易書留で送付をするというような状況でございます。この健康調査と申しますのは、一般的な健康調査でございまして、ダイオキシン関係の調査ではございません。  それで、特に呼吸器系の調査を入れまして、実施をさしていただいたところでございます。この結果、肺、肝機能検査、健康診断、検査項目別の有所見率等から、直ちに工業団地からの影響の有無は確認できなかったということでございます。  また、この調査の中で、周辺住民の方の健康不安についての調査も行っております。この不安等についての調査では、居住環境への訴えについて115人中88人の方から、何らかの訴えがあったということでございます。  主なものを申しあげますと、不快な臭いが60%の方、あるいはすす、ほこりの汚れというふうに感じられる方が43.5%、あるいは自動車の騒音、振動というふうな不安を訴えた方が39.1%と、不安を訴えた方もおられたわけでございます。  先ほども申しましたように、この調査結果によって、直ちにこの工業団地からの影響ということは考えにくいというような調査結果でございました。ただ、全国の人間ドックでの検査結果の集計と余り変わらない結果が出たということでございます。  今後の対応といたしまして、呼吸器系の影響ということでは、直ちに対策ということにはなりませんけれども、やはり今後専門家による評価等も待ちながら、万全を期していきたいというふうに考えております。  次に、血液検査あるいは食事調査のことでございますけれども、本年99年度のダイオキシン精密曝露調査というのを環境庁が実施をしていただいておりますけれども、この調査の中に血液中のダイオキシン類の調査、それから食事調査によるダイオキシン類の調査が行われております。血液の方は昨年の12月の14日に実施を採血をいたしております。それから、食事につきましては昨年の12月、本年の1月、それから現在3月でございますけれども、それぞれ1週間ずつ対象地区の全員から食事調査を実施をいたしております。  この調査結果につきましては、早くて本年の8月ごろに結果が出るというふうに聞いております。したがって、8月以降でないと、この血中ダイオキシン類の調査、あるいは食事に含まれたダイオキシン類の調査結果というものは出てまいりませんので、それを待ちたいと思っております。  以上でございます。           (市民生活部長 高尾芳文君 降壇) ○議長(神田治登君) 大長社会教育課長、答弁。           (社会教育課長 大長節吉君 登壇) ○社会教育課長(大長節吉君) 私の方から国民文化祭の取り組みの進捗状況等についてお答えをいたします。  ことしで第15回を迎えます国民文化祭は、県内45事業をもって11月に実施をされます。府中市におきましては、議員がおっしゃいましたように、産業、生活分野として産業デザインフェスティバルとファッションショーの二つの事業を取り組むことに、方向に向けて、現在努力をしているところでございます。その事業内容は、ほぼ決定をしつつある段階に至っております。  産業デザインフェスティバルにつきましては、11月の4日から12日、9日間ウッドアリーナを主会場として展開をいたします。ファッションショーにつきましては、11月5日、日曜日でございますが、文化センターで開催をいたします。  産業デザインフェスティバルにつきましては、既にインテリア家具デザイン画の募集を行っております。この募集作品の中から、入賞作品を十数点選びまして、家具工業共同組合の御協力によりまして、実作をすることとしております。  なお、この産業デザインフェスティバルの開催期間中のイベントでございますが、入賞作品の展示を初めとし、県内の産業を中心にグッドデザイン賞受賞製品や、あるいはまた地元企業製品、県内の伝統工芸などの展示を中心に、子どもさん向けにも手づくり玩具、ワークショップなどを行うとともに、市民が楽しく集えるイベントを取り入れて実施する予定にしておるところでございます。  ファッションショーにつきましては、スーパーコーディネイトコンテストと題しまして、自己表現をテーマに応募者みずからがモデルとなるというユニークなショーを中心にトークショーなど取り入れ、展開をすることにしております。  特に、今回のファッションショーは国民文化祭では初めてと言われておりますデサイナーの山本寛斎氏が総合プロデュースすることになりまして、既に関係者の関心を呼んでいるところでございます。  なお、議員御指摘のこのファッションショーについての地場産業への活性化への取り組みでございますが、全面的に広島県被服工業共同組合の協力を得て、取り組む予定にしております。この取り組みとショーそのものを通じて、府中・新市地区のアパレル、ユニフォーム関係の産業に生かしていけたらと考えておるところでございます。  なお、当面でございますが、3月27日に実行委員会を開催をさしていただきながら、5月、遅くとも6月には実施本部を立ち上げ、今後各種のイベントなどにおいて広く広報宣伝をしていく予定にしておるところでございます。  以上でございます。           (社会教育課長 大長節吉君 降壇) ○議長(神田治登君) 棗田澄子君。             (11番 棗田澄子君 登壇)
    ○11番議員(棗田澄子君) 3回目の質問に入りたいと思います。  今の国民文化祭についてですが、ファッションショーの方は自分でつくったものを自分が着てするということなので、これはやはり応募形式をとられて、その中から何点か選んで、その中で当選された方が何人か出られるという方法になるんでしょうか。  国体ほどの今のところ盛り上がりがありませんけれども、住民の方の国体のような直接の参画とか参加がないからかもわかりませんけれども、これから広報等で宣伝をしていくということですので、どう楽しんで参加してもらえるかということを考えてほしいと思います。  それから、ダイオキシンのことですが、幸いにしてダイオキシンによる被害が余り認められていないというふうなことで、少し安心をしたところですけれども、しかしRDFになったからといって、地元の方の先ほどのような不安が消えるわけではありませんので、引き続き調査をしなくてはならない点があると思いますから、また残りの調査の結果が出ましたらお知らせを願いたいと思います。  実は、先日私たちは美祢市と苅田町のRDFの工場を見せていただいたんですけれども、この処理方法によっては工事費がいろいろと変わってきますし、処理単価が変わってくるように思います。今までのクリーンセンターの建てかえというと工事費がたくさんかかるように聞いておりますので、そこら辺のところはどのように考えておられるかというところも聞いておきたいと思います。  RDFの工法なんですけれども、二つの今の苅田町と美祢市を比べたときに、苅田町の方では振動もしないし、音もしない、臭いもしない。ごみ処理の方法によってこうも違うものかというふうに考えたわけなんですけれども、水分を飛ばしてしまうという過程において、もちろん排水の施設をしなくていいということで、排水汚染がされるということもありません。これらの点がそういうRDFの工法については、いいところだというふうには考えております。  この苅田町の工場をつくられた方、今の管理をされている方のノウハウを十分に活用させてもらって、また工場をつくられたところが近くに、今の府中市の近くにも機械をつくられたところがあるということなんですので、環境に留意した施設にしてほしいと思います。  これはやはり住民のリサイクルというんか、リサイクル方式というのもそのまま残していかなくてはならないということがあって、先ほど私が言いましたように、最初はそうかなあ、全部燃やせるんかな、例えばこのRDF方式でいくと木も燃やせるし、紙もプラスチックも。そこの工場に行ったときには、たんすもそれからベッドも、ベッドなんかもきれいに割いて、金具とか布とか綿とかいうふうにして、全部を分別をしておられましたんですけれども、そういう軽いものとか、それから水気を含んだごみとか、生ごみね。あれと二列にして処分をしておられましたですよね。軽い物は最初にある程度の燃料代が安くつく、簡単に飛ばしてしまう、水を飛ばしてしまうから、生ごみの方はある程度の燃料費がかかる、倍ぐらいの燃料費がかかるように聞いてはおりますけれども、そういうとこら辺のこともいろいろと考えてはおられると思うんですが、ちょっとどういう方法でされるというのかというところも、ちょっと聞いておきたいと思います。  先ほどの分別収集なんですが、やはり徹底をしておかないと、先ほど言いましたように、何でもやっぱり温度を上げるのにビニールとかプラスチックが必要なんだから何でもいいんだというふうな意識にならないように、今のペットボトルにはリサイクルに回すので徹底して分別をしなくてはならないということは、市民に知ってもらわなくてはならないので、啓発にも力を入れていかなくてはならないと思いますので、この点につきましてもよろしくお願いをいたします。  3回目の質問を終わります。             (11番 棗田澄子君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 経費的なもんでございますが、これについてはいまはまだ調査中でございますので、正確なことは話せません。  それから、基本的に一応燃える物については、全部燃えるということではございますが、やはり資源のリサイクルということは必要でございますので、これについてはやはり資源化できるものについては、さっき話しましたようにペットボトルとかいろんな物は、やはり分別を徹底したいという考えでございます。  それから、分別の方法につきましては、先ほどの有料化と関連いたしますが、袋等につきましても半透明な物にするとか、やはり施設を新しくする時点で、どういう方法が一番よいのか、このあたりはごみ減量審議会等とも十分話をしながら、また市民の皆さんの協力がいただけるような方法、理解をしていただけるような方法で、分別についても考えていきたいと思います。  それから、施設につきましては、今、苅田町の方がいいというように言われましたが、それは今後RDFだけでなくして、いろんな私方の施設につきましては、よりいいものをつくらないと、地元の方の理解も協力も得られないと思いますんで、そのあたりは十分検討したいと思います。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 大長社会教育課長、答弁。           (社会教育課長 大長節吉君 登壇) ○社会教育課長(大長節吉君) ファッションショーについてお答えいたします。  ファッションショーのコンテストの方法についてお尋ねでございました。今回のファッションショーのテーマは自己表現、着こなしというテーマでございます。したがいまして、デニムを素材といたしましたみずからが製作をいたしましたものを着る、あるいはまた市販のものを着る。そしてそれを写真で応募をしていただきます。みずから着たものを写真を撮って応募をしていただきます。  その中から、20名程度の入賞者を選び、入賞者にショーに登場をしていただく。そして、その入賞者の中から、さらに賞を決定をしていくという方式を、いま検討しているところでございます。  なお、応募期間は、5月から6月の2カ月間を予定をしているところでございます。  以上でございます。           (社会教育課長 大長節吉君 降壇) ○議長(神田治登君) これをもって、市政クラブの棗田澄子君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 6時30分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 6時44分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて、自民クラブの高橋源吾君の登壇を求めます。  高橋源吾君。           (16番 高橋源吾君 登壇) ○16番議員(高橋源吾君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、自民クラブを代表し、16番議員、高橋源吾が一般質問に入らせていただきます。  相当時間も経過いたしまして皆さんもお疲れのことと思いますので、ごく極めて簡単に質問はさしていただきますが、ひとつ御答弁の方は御丁寧に、御親切なる答弁をいただきたいと、かように非常に勝手なことを申しあげて申しわけございませんが、3回も4回もここに立たなくてもよろしいような、ひとつ一発で結論が出るような親切な御答弁をお願いしたいと、そのことをよろしくお願い申しあげておきます。  それでは、通告順に従って、まず商店街活性化の問題でございますが、この件につきましては、いろいろと論議され、そして中心市街地の活性化問題につきましても御努力をしていただいておる真っ最中でございます。その結果につきましては、私たちも住民も非常に大きな期待を持ってやっておりますので、ひとつ皆さん方におかれましても、ひとつ理事者の方も一生懸命頑張っていただきたいと、このことをお願いいたしておきたいと、かように思うわけでございます。  それと、続きまして先般、2月16日の日に、消費者並びに経営者のアンケート調査のまとめについて発表が行われました。その席上、商工課長も出席をしていられましたが、このアンケート調査のまとめの発表について商工課長はどのようにお受けとめになったかと、活性化問題について、このお気持ちをここで御披瀝願いたいと、かように思っておる次第でございます。  それと、一言お礼を申しあげますが、実はこのたびの議案の中で、市道22号線の市道認定が計上していただいておられます。このことにつきましては、70メートルの長さで、幅員は5.5メートルということでございますが、しかしこれにつきましては、非常にありがたく感謝いたしております。それは決まるものと信じております。  つきましては、この先、いわゆるまだ未買収の土地が残っておりまして、70メートルしかございません。そこで行きどまりになっておりますので、非常に効果上、少し薄いんじゃないかと、かように思います。それから先の首無地蔵に向かっての道筋をいかにここから先をやっていかれるおつもりなのか、その抱負についてお知らせを願いたいと、かように思うわけでございます。  それと、私、ここに立つたんびにお願いをしておるんでございますが、先般のアンケート調査の報告の中にも再三再四出てきましたが、やはり商店街といたしましては、まことに残念なことですが、公衆トイレが1個もございません。したがいまして、18日の首無地蔵さんのお祭りの日には、銀天街がこぞってNTT跡地で接待という意味で御歓迎申しあげておる次第でございます。そういったイベントを行っております。  そうすると、やはり高齢者の方々は平素の買物に来られた場合でも、やはり同じですが、近尿の方が多いわけですね、お互いに。そういう場合、トイレをちょっと貸していただけませんかというお店の方へ行かれるらしいんですが、しかし御承知のように、銀天街は細長いウナギの寝床のような家ばっかりです。したがって、店先にはトイレはございません。だから応接間を通って、それで炊事場を通って、トイレに行っていただくというような非常に御迷惑をおかけしておるということ、これはやはりこういったことも商業の活性化、いわゆる銀天街商店街の活性化にも大きな影響を及ぼすんじゃないかと、安心して買物ができ、そして安心して、トイレもあるといったような、市長は市長要旨を21ページにわたってのこの要旨を本日も発表されましたが、いろいろ美辞麗句でたくさん語ってありますが、要するところは市民と連携プレーをとりながら、そしてコンセンサスを広くとる中で、コミュニケーションを深めていって、市民一人一人の充実した市政をやっていくということに、これが要約されるんじゃないかと、住みよいまちづくり、そういった意味からもひとつ小さな問題かもわかりませんが、移動式簡易トイレでも結構ですから、ひとつぜひひとつこのことを実現していただきたく、しつこいようですが、お願いしておきます。  それから、西町から目崎町に通じる道路の拡幅、この話を聞いておりますが、これはいつごろ完成する予定ですか。この予定がわかればひとつお知らせ願いたいと、かように思うわけでございます。  それと、商工課長さんにもう一つお尋ねするんでございますが、3月14日に開設されましたハローワークの進出でございますが、それによる商店街に対する波及効果について、どのように御掌握なさっておるか、もし御意見がありましたらお伺いさせていただきたいと、このように思っております。  いずれにいたしましても、やはり商店街活性化ということは非常に口でいうのはみやすいんですが、やはり実行に移すとなればなかなか至難な問題がたくさんございます。  それと先般も申しあげましたが、飛躍的な考え方で非常に過激性があるかとも思いますが、実は銀天街が非常に困っておる、気にしておることは、懸念しておるのは、府中駅の高架問題ですね。これは私が議員になりたてのころから、もう既にその話が出ておりまして、当時の予算でも百数十億円かかるであろうというような話も、うわさも立っておりましたが、そういった面でこれが、高架が本当になされるものならば、南北のいわゆる整合性のある説明も兼ね備えての話の実現に向けてもらいたい。これを素直に申しあげまして、市長自身、本当にこの高架ができるかできないのか。できる、本当にやると、必ずおくれてもやるんだと、このような御意思があるかないかということをはっきりとお聞かせ願いたいんです。  ということは、やはり個人個人の商店にとっても跡継ぎの問題とか、店の改善の問題、いろんな生活権のかかっておる大きな問題で悩んでおるのが現実の実情でございます。私は本当に福塩線というものは、今までは非常に助かっておってありがたかったかもわかりませんが、しかし、もう私の本心はもう廃止して、それでJRのバスを通すように、やはり、   (「ないよ、そのことは。質疑通告にそのことはないよ」と呼ぶ者あり)  いや、これは活性化の問題ですから、そうでしょう。違いますかね。            (「活性化じゃ」と呼ぶ者あり)  活性化でしょう。だから言っとるんですよ。これ大きなかかわりがあるんです。その関係者にとってはですね。関係がない方は何ともないかもわかりません。しかし関係がある者は非常に悩んでおられるんですよ。それは、例えば子どもが東京におると、あれがもしくは門扉を上げられたら、吸引力の強い方へ皆消費者が引かれてしまうと、それじゃ改造までして跡は継がないとか、いろいろ将来設計もあるわけですから、これを含んでおるんですから、市長さん、ひとつ責任を持った、本当にできるのかできないのか、やるのかやらないのか、これは本当ここできれいごとだけで済ませてもらわないように、完全なる責任を持てる御答弁をお願いしたいと、かように思います。  それと、第2番目に移らせていただきますが、486につきましては、先ほど同僚議員からの質問で御答弁がありました。したがいまして、これは了といたしておきますが、高規格道路についての現状はどのようになって、進捗状況はどのようになっておるのか、また今後の取り組みをいかようになされようとしておるのか、この点についてお伺いいたします。  では、第1回の質問を終わらせていただきます。            (16番 高橋源吾君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 駅周辺の区画整理事業とあわせて連続立体事業の件でございますが、中心市街地の活性化基本計画の位置づけでは、府中市にとりましては長期的な視点に立った事業で推進していく必要があろうという位置づけで御意見をいただいているところでございます。  今日まで相当の期間を費やしながら、なかなかいろんな財政問題、あるいは景気の問題、あるいはコンセンサスをいただく問題等々が山積しております。いずれにいたしましても長期的な視野に立った場合に、現状のままでいいかということにならないいうことで中心市街地活性化の基本計画には必要であろうという方向をいただいているところでございます。  それを踏まえまして、やはり市民的コンセンサスを得る中で、どういう対策がとれるかということは、課題として我々も真剣に取り組んでいく必要があろうというふうに考えているところでございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 千葉商工観光課長、答弁。           (商工観光課長 千葉弘美君 登壇) ○商工観光課長(千葉弘美君) 私の方から商店街のアンケート調査結果報告を聞いてということで御質問でございます。  本通り商店街振興組合の皆さんが、県の補助金を受けられまして、昨年まちの商店街の活性はいかにあるべきかということで、消費者アンケート、あるいは商店主のアンケート調査を実施され、商店街の再生プランをまとめ、報告されたところでございます。私もその席に参加させていただきました。  その報告会の中で、まず商店主がやる気になって費用もかからない、労力も余りかからない人集め事業からやるべきではないかと、商店街の再生には約10年はかかるんではないかというような御報告でありました。そういう中で組合の方では、今回の提案を受けまして、組合で協議しながら取り組んでいくというふうなことをお聞きしておりますので、今後行政といたしましても、商店街の皆さんと協議しながら、支援できることを推進していきたいというふうに考えておるところでございます。  それから、公衆トイレの設置でございますが、これは中心市街地活性化基本計画の中で、商業等の活性化のための事業ということに計上しております。今後関係者と協議しながら、検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、ハローワークが移転してきて波及効果はどうかということでございますが、ハローワークが移転、開業されて約1カ月半経過しておるわけですが、現在の不況のもとで多くの方々がハローワークの方へ相談に訪れておられます。波及効果はどうだということは、まだ調査はいたしておりませんが、人が集まり、また回遊するということで、波及効果を期待しているところでございます。  また、ハローワークにつきましては、休日等、地域のイベント等で利用する場合は駐車場の方を貸していただくようにお願いしているところでございまして、今後波及効果があることを期待しておるところでございます。  以上です。           (商工観光課長 千葉弘美君 降壇) ○議長(神田治登君) 石岡土木課長、答弁。            (土木課長 石岡省吾君 登壇) ○土木課長(石岡省吾君) 高橋議員の質問にお答えします。  銀天街から辻町に通ずる市道の見通しと進捗状況ということだったろうと思います。この道路は市道府中25号線で、今回の市道認定にお願いしている道路でございます。この道路の改良は商店街の活性化に非常に役立つ道路だと思っております。それで地権者の協力をいただきまして、2000年初めには土地家屋の契約をする運びになっております。道路工事におきましては、2000年度中に完成する予定でございます。  また、その続きの首無地蔵までどうするのかという質問だったろうと思いますが、これは今後、財政的な面もいろいろございますので、なるべく早くできるように検討していきたいと思っているところでございます。  それから、次に西町から目崎に通ずる道路、どう進むのかということでございますが、これは現在用地交渉を一生懸命しているところでございます。2000年度に工事に着手できるようになればと頑張っているところでございます。  よろしくお願いいたします。            (土木課長 石岡省吾君 降壇) ○議長(神田治登君) 小川建設部長、答弁。            (建設部長 小川卓二君 登壇) ○建設部長(小川卓二君) 高規格道路の関係でございますけれども、この関係につきましても、さきの議会の方でも答弁しておりますが、1998年度、平成10年度でございますけれども、候補路線として指定を受けたところでございます。この路線につきましては、福山都市圏、府中・新市地区を連絡をすると同時に、中国横断自動車道、尾道・松江線と一体となって交流促進型広域道路に位置づけられておるところでございます。  現在、福山市、新市町、御調町、府中市と2市2町で今年度も研究会、意見交換会を行いながら、次の段階でございます計画路線への採択へ向けて要望するための基礎データ、あるいは資料の収集等を現在進めております。  新年度におきましては、関係機関等の要望活動も行う予定にしております。これからそういった新年度には計画をしておるところでございます。  以上でございます。            (建設部長 小川卓二君 降壇) ○議長(神田治登君) 高橋源吾君。           (16番 高橋源吾君 登壇) ○16番議員(高橋源吾君) 2回目の質問に入らせていただきます。  各担当者からの御答弁をいただきましたが、私が最初に申しあげましたように、2回も3回も出ないようにひとつ、ぜひ結論をひとつお答え願いたいと申しあげたにもかかわらず、市長の御答弁もなかなか煮え切らない面があります。本当とり方によってはできるんだろうかなと、とり方によっては難しいんだろうかなと、このようなことを私も感じました。御答弁については。  だから、これはできるのか、できないのか、市長もやる気があるのかないのか、本当のことをここではっきりと申しあげてほしいんです。すればいいんだが、できない方が強いとか、これは可能性があるかないか。これはちょっとやはり市長ともなれば考えられたらわかることじゃないかと思います。答弁をはっきりできるんでないかと思う。それをしないと本当に市民は迷っているんです。だから、その悩みを一掃するためにも、もう一度はっきりとできるかできないか。  それとまた公衆トイレの件でございますが、これも本当公衆衛生費も459万7,000円という予算が計上してありますが、これは公衆トイレとは直接は関係はございませんが、しかし、意味合いからいったら公衆衛生ですから、これも道路端や道端で小便してもうたら困りますから、したがいまして、それをなくするためにも、これもやはり公衆衛生の一環でございますから、ひとつこれに対する御答弁もできるかできないか、予算は出せるか出せないか。その場所さえ獲得すれば設置しようとかできないとかいうこういったはっきりした返事を、御答弁をお願いしたいと、かように思うわけでございます。  したがいまして、もう3回も出ませんので、今申しあげましたように、きっちりとしたひとつ御答弁の方をよろしくお願いします。  これで2回目の質問を終わります。            (16番 高橋源吾君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇)
    ○市長(橘髙泰司君) 駅周辺の再開発事業並びに高架事業でございますが、長期的な事業でございますので、私としては市民的コンセンサスを得る段取りをしながら、長期的な視野で立っていくということが、府中市の将来に欠かせない、発展する事業だというふうに位置づけて今日まで取り組んできたところでございます。  しかし、多くの方々の地権者の御協力、また膨大な予算がかかりますので、市民的コンセンサスとかなりの時間も要りますし、即答せよということでございますが、必要な事業ということで、御理解をいただきたいというふうに思います。  また、公衆トイレのことでございますが、面整備もおかげでできておりますので、適地があれば中心市街地の活性化の中へ事業化するようにという項目がございますので、それもそういった方向で検討していこうということで御理解を賜りたいというふうに御答弁させていただきます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 高橋源吾君────。  これをもって、自民クラブの高橋源吾君の質問を終結いたします。  続いて、自民クラブの小田敏雄君の登壇を求めます。  小田敏雄君。           (23番 小田敏雄君 登壇) ○23番議員(小田敏雄君) 23番議員、今期定例会におきまして若干の質問をいたします。  羅列をしておりますが、本日は非常に時間も経過をいたしておりますので、ダブるところは省いてやっていたきいと思いますので、簡潔な御答弁をお願いいたします。  まず、団地問題でございますが、私は今回資金計画並びに販売計画が出ない場合を想定してこの質問を準備をいたしておりました。まだ完全には読んではおりませんが、それに近いものが出たということで、今回はこれを省きます。当然あす緊急質問があるということで、それを聞かしていただいて、参考にさしていただければと思っております。  次に、七ツ池問題でありますが、非常に古い歴史を保ちながら、七つの池がさん然とあの450メートルの地点にあるわけであります。私は議員になりましてから、この七ツ池の開発ということに、地元の議員さんともども参画をさしていただいておりました関係上、若干お尋ねをいたしますが、先般、県のお計らいによりまして、公園開発だということで資金アップをいただきました。着々と古墳その他の研究がなされていると思います。そして、いま非常に問題になっております元町団地、これの開発が多分あるんだろうと思いますが、そのでき上がりましたときには、非常にこれが大きな協力をするんではなかろうかと、バックに亀ケ岳を控え、その裏に七ツ池がさん然と控えて市民のレクリエーションの場だということで、私は期待をする一人であります。  過去日本鋼管が福山市にまいりましたとき、そこから時間にして1時間を円で結びました。その中に日本鋼管の重役さんが、何かいい遊園地、遊楽地がないだろうかといって、私のうちにも御相談に見えたことがございます。それでその結果が御調の方に行ったようでありますが、あの当時もう少し力を入れて七ツ池の開発に取り組んでいればなということを、今思い出しているわけでありますが、今回この七つ池に力を入れていただきまして、団地開発と並行をするもう少し実のあった大きなイベントでお願いができればと本日質問に立つわけであります。  また、先般、総務課長にお願いをいたしておりますが、前面に本山が開けております山の頂上からハンググライダーの計画があります。このハンググライダーがいま非常に盛んになっておるということで、この計画を取り入れてほしいという要望が私のところに来ておるわけでありますが、この実現性が果たしてどうであろうか。そして、市の資金においてお手伝いができるかどうかということが、今の時点でわかればお知らせがいただきたいと思います。  3番目の高規格道路の進捗状況でありますが、さきの高橋議員の方から、多少お答えをいただいております。私たちは非常に若くて新進気鋭の40歳の助役さんを建設省から御招請をいただきまして、この高規格道路が前進をするんだという期待を非常に持っております関係上、いま一度伊藤建設助役さんの方から、この見通しをお知らせがいただきたいと思います。  次に、ごみ処理問題でありますが、私たちも先般来、180度方向を転換されまして、非常にびっくりをいたしております。焼くんだということが、今度はRDFですか。各地で聞いておりますが、このRDFについては受け手、それを引き受けるところがない場合には絶対に手を出すなということを、私たちが行ったさきでは聞いております。  この難点といたしますれば、それを破砕するとき、そして処理するときに、高濃度のダイオキシンが発生する。また、その焼くときにおいて残った灰が非常に高濃度なダイオキシンであるということを各地から聞いておりますが、その辺の御研究ができておりますのか、お尋ねをしておきます。  次に消防庁舎問題でありますが、先般、他町村に非常に御迷惑をかけて、私たちも残念なことであったろうと思いますが、この庁舎問題がいまどのように進展をしておるのか、本年度土地を買うんだとか、買わないんだとかということも聞いております。この消防庁舎問題について、お話いただけますならば、詳しくお伝えが願いたいと思います。  1回目の質問を終わります。            (23番 小田敏雄君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 地域高規格道路のことでございます。  全力で取り組んでまいります。必ずや実現に向けて着実なステップアップを図ってまいりたい、そういう覚悟でおります。よろしく御支援お願いいたします。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 前原総務課長、答弁。            (総務課長 前原 昭君 登壇) ○総務課長(前原 昭君) パラグライダーに関する御質問でございます。  このハンググライダーの中に三角翼の、いわゆる骨組みのある部分がハンググライダーということでございまして、クラスでいけば1ということで、またパラグライダーというのもございます。これは御承知のように、ポリエステルとかナイロン系のいわゆるスカイダイビング用のパラシュートでございますが、こういったハンググライダーの種類がございますが、まず山の斜面から飛び出してということで、滑降を楽しむというスポーツでございますが、やはり発着地の承認といいますか、というのが必要だというふうに考えておりますが、七ツ池からということになりますと、もちろん地形や気流の変化等がございますので、上昇気流があるかないかということについても、かなり問題が出てくると思いますが、ハンググライダーということになりますと、県内では西部の荒谷山、それからこれは東部だと思いますが、神倉山といった2カ所程度、これは着地がかなりハンググライダーの場合は必要でございます。400メートルの80メートルぐらいの、やはり着地の直線コースが必要というようなこともお聞きをしております。これは日本ハンググライディング連盟というのがございまして、そういうようなとこでの一応の承認といいますか、そういったところも関係があるんじゃないかと思いますけども、もちろん資格も要ります。  そういった面で、七ツ池から今、議員さんおっしゃるとおり団地ということでございますが、パラグライダーにしてはちょっと距離が長すぎるんじゃないかというようなことでございますが、研究をしていきたいというふうに考えておるところでございます。            (総務課長 前原 昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方から2点にわたって御答弁申しあげます。  消防庁舎の問題でございますが、これはさきの議会においてもいろいろと御迷惑、御心配をおかけいたしたところでございますけれども、2000年度に適地を探して、2001年度に用地を取得するということでございます。  それから、ごみ処理問題についてでございますけれども、このRDFの最大の問題は、御指摘のように、引き受け手になる中間処理施設の問題、つまり発電所等の問題が最大の問題であろうと思います。いろいろ問題がございましょうけれども、今後のこの潮流といいますか、流れというのは、やはり焼却方式よりは固形化、燃料化というふうになっておるというふうに理解をいたしております。したがって、国、県の施策に呼応して、私どももその方向で検討をせざるを得ないと、このように思っております。  御指摘のように、破砕時にダイオキシンが発生するということも御指摘なんでありますけれども、乾燥時にこのダイオキシンが出る、皆無ではないというふうに聞いておりますが、しかしこれは対策によっては、これはいかようにも対応ができるというふうに理解をいたしております。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 小林農林課長、答弁。            (農林課長 小林重人君 登壇) ○農林課長(小林重人君) 七ツ池の整備事業についてでございますが、今年度に引き続きまして、2000年度も県営事業の水環境整備事業で、年次計画をもって進めていきたいというふうに県の方と話をしておりますので、県の方もしていこうということになっておりますので、よろしくお願いいたします。          (「何をするの、ことし」と呼ぶ者あり)  まだ、2000年度の分については、具体的にどこをやっていこうということについては、打ち合わせをまだしておりませんので、新年度になりまして打ち合わせをしていきたいというふうに考えております。  よろしくお願いいたします。            (農林課長 小林重人君 降壇) ○議長(神田治登君) 小田敏雄君。           (23番 小田敏雄君 登壇) ○23番議員(小田敏雄君) 出ないつもりでおりましたが、七ツ池につきましては、今のところまだ検討段階でもないというような御返答をいただきましたが、これは市長、助役さん、ぜひ、県はやる気でおるんですから、               (発言する者あり)  いやいやいや、開発です。建設助役さんでも部長さんでも、もっと積極的に取り組んでいただいて、目に見えたものをやっていただかなくては困ります。もう一遍こちらの方から御返答がいただきたいと思います。           (23番 小田敏雄君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 農林課長の方も答弁いたしましたが、現在七ツ池を中心に国の補助事業で整備をお願いしております。まだ残事業がかなりございますし、我々もこの事業の評価をしながら、将来御指摘がありましたように、史跡公園としての位置づけ等についてはまだ計画中でございますので、課長はそれを申しあげたと思います。  しかし、国の補助事業で、現在進捗中でございますので、この計画については、地元の関係者の理解をいただきながら取り組みをしているところでございます。  以上でございます。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 小田敏雄君───。  これをもって、自民クラブの小田敏雄君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神田治登君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次回は明3月10日、午前10時から本会議を開きます。ただいま御出席の諸君には別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。              午後 7時25分...