◎
企画財務部長(戸成宏三) それでは、議案第1号から議案第7号までの
一般会計及び6
特別会計の
補正予算案の概要について御説明を申し上げます。 議案集1をお願いいたします。 1ページの議案第1号平成28年度尾道市
一般会計補正予算(第6号)でございますが、予算の総額から
歳入歳出それぞれ16億1,268万7,000円を減額し、予算の総額を
歳入歳出それぞれ625億8,679万円とするものでございます。 第2条は、
繰越明許費の補正でございますが、7ページから10ページにございます第2表
繰越明許費補正のとおり、総務費では
情報セキュリティ強靭化改修事業ほか3件、
農林水産業費では
小規模農業基盤整備事業ほか8件、商工費では
戸崎公衆トイレ整備事業ほか1件、土木費では
浸水対策等整備事業ほか33件、教育費では
久保中学校屋内運動場改築事業ほか4件、
災害復旧費では
農林水産施設単独災害復旧事業ほか3件の計58件について追加をお願いしております。 同じく10ページ、変更でございますが、
農林水産業費の
小規模崩壊地復旧事業について金額の変更をお願いしております。 第3条は、
債務負担行為の補正でございますが、11ページにございます第3
表債務負担行為補正のとおり、
おのみち地区し尿処理場運転管理業務の追加と
尾道クリーンセンター先進的設備導入推進事業及び
公共土木施設現
年単独災害復旧事業について限度額の変更をお願いしております。 第4条は、地方債の補正でございますが、12ページにございます第4
表地方債補正のとおり、19件の変更をお願いしております。 このたびの補正では、主に本
年度事業費の確定や
執行見込みにより
増減調整が必要になったものをお願いしております。 説明に際しましては、
特別会計の補正による繰出金の調整や
各種基金の利子の増額による積立金の追加などについては説明を省略させていただき、これら以外で予算の追加をお願いするものを中心に御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 それでは、34ページの歳出をお願いいたします。 まず、議会費でございますが、本年度の
執行見込みによりまして、旅費から補助金までの減額をお願いしております。 次に、総務費、
総務管理費でございますが、
一般管理費の中では、
職員手当等や、35ページの
負担金補助及び交付金において
尾道市立大学特別運営費交付金の追加などをお願いしております。 37ページの企画費では、
ふるさと納税寄附金の増加に対応するために、
通信運搬費や
ふるさと納税業務委託料、
ふるさと振興基金積立金の追加などをお願いしております。 38ページの
庁舎整備費では
因島総合支所庁舎基本・
実施設計等委託料の追加などをお願いしております。 徴税費から42ページの
交通安全対策費までは、41ページの
監査委員費の時間
外勤務手当を除きますと、いずれも事業費の見込みによる減額をお願いしております。 次に、民生費、
社会福祉費でございますが、42ページの
障害者福祉費では、
介護給付費等の扶助費の追加などを、43ページの
老人福祉費では、
敬老用乗車券・乗船券に対する負担金の追加などを、44ページの
児童福祉費、
児童福祉総務費では、
臨時放課後児童クラブ指導員賃金や修繕料、前
年度事業費の精算によります
国庫補助金返還金の追加などをお願いしております。
保育所費では、
臨時保育士等賃金や
障害児保育事業委託料のほか、45ページにあります一時
保育事業補助金や
国庫負担金・
補助金返還金等の追加などをお願いしております。
障害児福祉費では、
障害児通所給付費等に係る扶助費の追加などをお願いしております。
人権推進事業費では、事業費の見込みによる減額を、46ページの
生活保護費では、扶助費の
増減調整や
国庫負担金返還金等の追加などをお願いしております。 次に、衛生費、
保健衛生費でございますが、
保健衛生総務費においては、
水道事業負担金の追加を、
母子保健費では、47ページにございます
国庫負担金返還金の追加などをお願いしております。
老人保健費では、
後期高齢者健康診査委託料の追加を、
医療対策費では、
市民病院事業、みつぎ
総合病院事業への負担金の追加などを、
成人保健費では、
健康診査事業委託料の追加などをお願いしております。 清掃費、
し尿収集費では
臨時技術員賃金の追加などを、48ページの
塵芥処理場費では、
臨時技術員賃金の追加のほか、尾道市
クリーンセンター先進的設備導入推進工事における
工程見直しによる
工事請負費の減額などをお願いしております。 49ページ、労働費では、事業費の見込みによる減額をお願いしております。
農林水産業費、
農林業費、
農林業総務費では、
新規採用職員の人件費の追加を、
農業振興費では、50ページにあります
鳥獣被害防止緊急捕獲対策事業や
農地中間管理事業の
機構集積協力金等の補助金の追加などをお願いしております。 農地費では、
海岸保全や
農道整備に係る
県工事負担金の追加などを、51ページの
水産業費でも、
水産基盤整備に係る
県工事負担金の追加などをお願いしております。 商工費では、
商工総務費において、人事異動に伴います人件費の
増減調整などをお願いしております。 53ページの土木費、
道路橋りょう費、
道路新設改良費では、
道路改良に係る
県工事負担金の追加などを、港湾費、
港湾建設改良費でも
港湾整備に係る
県工事負担金の追加をお願いしております。
都市計画費では、54ページにあります
街路事業県工事負担金と
国庫補助金返還金の追加のほかは事業費の見込みによる減額などをお願いしております。 外灯費、
排水路費や、次の55ページにあります住宅費、
離島振興費、河川費においては、事業費の見込みによる減額をお願いしております。 56ページの消防費においても、事業費の見込みによる減額をお願いしております。 57ページの教育費、
教育総務費では、
事務局費での、
学校教育施設整備基金積立金の追加を除いては、事業費の見込みによる減額をお願いしております。
小学校費、
小学校管理費でも、事業費の見込みによる減額をお願いしております。
中学校費、
中学校管理費では、国の
補正予算を活用して、59ページにあります
耐震補強等工事及び
高西中学校屋外トイレ整備工事の追加などをお願いしております。
高等学校費では、
光熱水費の追加を、
幼稚園費と、次の60ページ、
社会教育費では、事業費の見込みによる減額をお願いしております。 61ページの
保健体育費ですが、
保健体育総務費においては、修繕料と
学校給食会への補助金の追加などを、また、
給食施設費では、
光熱水費と修繕料の追加をお願いしております。 62ページの
災害復旧費では、
農林水産施設災害復旧費、
公共土木施設災害復旧費とも、事業費の見込みによる減額をお願いしております。 次の公債費では、
市債償還金、
市債利子などの減額を、63ページ、諸支出金では、
土地開発基金費では
利子収入減額による繰出金の減額をお願いしております。 以上、歳出の概要を御説明申し上げましたが、これらに係る財源といたしましては、15ページから33ページにございますとおり、
法人市民税の減額や
利子割交付金などの交付金、分担金及び負担金、使用料及び手数料、
国庫支出金、
県支出金、
財産収入の
増減調整、寄附金の追加、繰入金の
増減調整、諸収入の減額、市債の
増減調整などにより全体調整をいたしております。 続きまして、
特別会計でございます。
特別会計におきましても、基本的には本
年度事業費の確定や
執行見込みにより
増減調整をお願いしておりますので、その主なものを中心に御説明いたします。 69ページをお願いします。 議案第2号平成28年度尾道市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)でございますが、
歳入歳出予算の総額からそれぞれ7,747万9,000円を減額し、予算の総額を200億1,239万8,000円とするものでございます。 78ページからの歳出でございますが、総務費では、
一般管理費において手数料の追加を、賦課徴収費において委託料の減額をお願いしております。 後期高齢者支援金等及び老人保健拠出金、続く79ページの介護納付金においては、各種負担金の減額をお願いしております。 保険事業費、特定健康診査等事業費では、
通信運搬費と委託料の減額を、保健衛生普及費では、報償費と各種委託料の減額と共済費の追加を、疾病予防費では、人間ドック委託料の減額をお願いしております。 基金積立金では、財政調整基金積立金の減額を、80ページの諸支出金では、みつぎ
総合病院事業への負担金の追加をお願いしております。 歳入は、74ページから77ページにありますとおり、国民健康保険料、
国庫支出金の
増減調整、前期高齢者交付金及び諸収入の追加、
県支出金及び
財産収入の減額、繰入金の
増減調整などをお願いしております。 次に、81ページ、議案第3号平成28年度尾道市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)でございますが、
歳入歳出予算の総額からそれぞれ4億7,115万1,000円を減額し、予算の総額を26億5,652万3,000円とするものでございます。 第2条は、
繰越明許費の補正でございますが、84ページ、第2表
繰越明許費補正のとおり、4件をお願いしております。 第3条は、地方債の補正でございますが、85ページ、第3
表地方債補正のとおり、1件の変更をお願いしております。 それでは、90ページの歳出をごらんください。 公共下水道費、事業費では、管理費において委託料と補助金の減額をお願いしております。 建設費においては、各種委託料と
工事請負費の減額をお願いしております。 歳入は、88ページと89ページにありますとおり、分担金及び負担金、使用料及び手数料、
国庫支出金、繰入金、諸収入、及び市債の減額をお願いしております。 次に、93ページ、議案第4号平成28年度尾道市
介護保険事業特別会計補正予算(第5号)でございますが、保険事業勘定の
歳入歳出予算の総額からそれぞれ9億9,135万8,000円を減額し、予算の総額を167億2,904万6,000円とするものでございます。 100ページからの歳出でございますが、総務費では、事業費の見込みにより介護認定審査会委員報酬と手数料の減額を、保険給付費、介護サービス等諸費では、事業費の見込みによりまして、各費目における負担金の
増減調整をお願いしております。 101ページの介護予防サービス等諸費でも、同様に負担金の増減をお願いしております。 その他諸費、審査支払手数料では、手数料の減額を、102ページの高額介護サービス等費と、続く特定入所者介護サービス等費では、負担金の追加をお願いしております。 基金積立金では、
介護給付費準備基金積立金の追加を、103ページの諸支出金、償還金利子及び割引料では、過誤納金還付金の追加をお願いしております。 地域支援事業費では、介護予防事業費において、介護予防委託料と負担金の減額に加え、
財源組み替えをお願いしております。包括的支援事業・任意事業費では、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費において報酬など事務費の
増減調整を、104ページ、任意事業費では、報償費及び各種委託料の減額と介護用品支給の扶助費の追加を、認知症総合支援事業費では、委託料と負担金の減額をお願いしております。 歳入は、98ページ、99ページにありますとおり、保険料の
増減調整、
国庫支出金、支払基金交付金、
県支出金及び繰入金の減額をお願いしております。 次に、105ページ、議案第5号平成28年度尾道市
特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)でございますが、
歳入歳出予算の総額からそれぞれ700万円を減額し、予算の総額を1億8,644万2,000円とするものでございます。 111ページ、歳出ですが、特定環境公共下水道費、事業費、建設費において委託料の減額をお願いしております。 110ページの歳入では、下水道費国庫補助金と繰入金の減額をお願いしております。 次に、113ページ、議案第6号平成28年度尾道市
渡船事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、
歳入歳出予算の総額からそれぞれ194万5,000円を減額し、予算の総額を2,869万7,000円とするものでございます。 119ページ、歳出ですが、事業費、
総務管理費、
一般管理費においては
財源組み替えを、公債費、利子では
市債利子の減額をお願いしております。 118ページ、歳入では、運賃収入及び運航費県補助金並びに雑入の追加と繰入金の減額をお願いしております。 次に、121ページ、議案第7号平成28年度尾道市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)でございますが、
歳入歳出予算の総額からそれぞれ1億7,759万円を減額し、予算の総額を21億3,960万9,000円とするものでございます。 127ページ、歳出でございますが、後期高齢者医療広域連合納付金では、事業費の見込みによる減額をお願いしております。 126ページの歳入では、後期高齢者医療保険料の
増減調整と繰入金の減額をお願いしております。 以上、議案第1号から議案第7号までの
一般会計及び6
特別会計の
補正予算案の概要を説明させていただきました。御審議の上、議決いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
高本訓司) 山田
水道局長。
◎
水道局長(山田朋彌) それでは、続きまして議案第8号平成28年度尾道市
水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案集2の1ページをお開きください。 まず、第2条収益的収入及び支出の補正でございますが、
水道事業収益を6万3,000円増額し、総額を49億1,074万4,000円に改めるものでございます。 これは、営業外収益といたしまして、細島海底送水管起債利息に係る
一般会計負担金を追加計上したものでございます。 次に、第3条資本的収入及び支出の補正でございますが、2ページにありますとおり、資本的収入を3,796万8,000円減額し、総額を3億6,463万1,000円に改めるものでございます。 第2項の工事負担金では、細島海底送水管起債元金に係る
一般会計負担金の追加計上による増額をお願いしているところであります。 第3項の補助金では、厚生労働省の交付金減額決定通知により国庫補助金を減額させていただいているところでございます。 また、資本的収入の減額につきましては、1ページ、第3条中、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額14億9,155万8,000円を15億2,952万6,000円に改め、当年度分損益勘定留保資金で調整をさせていただいているところでございます。 この補正に伴います予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表及び注記を4ページから9ページにかけてお示しをしております。 以上、簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
高本訓司) 寺山病院経営企画課長。
◎参事[
病院改革担当]
病院管理部病院経営企画課長事務取扱[兼務](寺山修司) 続きまして、議案第9号平成28年度尾道市
病院事業会計補正予算(第3号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案集2の10ページをお願いいたします。 初めに、第2条におきまして、予算第2条に定めました業務の予定量の補正をお願いしております。 主要な建設改良事業のうち、器械等備品購入事業を86万4,000円減額し、5億7,253万4,000円に改めるものでございます。これは、市民病院において、医療機器であるMRI装置の更新費用の確定による減額をお願いするものでございます。 第3条では、予算第3条に定めました収益的収支の補正をお願いしております。
病院事業収益を1,674万3,000円増額し、総額を144億6,932万8,000円に改めるものでございます。 これの内訳につきましては、13ページをごらんください。 両病院において交付税額等の確定に伴う補正と、公立みつぎ総合病院で保険事業等の確定に伴う補助金の補正をお願いしております。 恐れ入りますが、11ページにお戻りください。 第4条では、予算第4条に定めました資本的収入及び支出を改めるものでございます。 市民病院におけるMRI装置更新費用の確定に伴い、資本的収支の補填財源である当年度分損益勘定留保資金並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額の組み替え調整と資本的収入及び資本的支出の予定額を改めるものでございます。 補正予定額86万4,000円の減額の内訳は、企業債64万8,000円の減額、出資金、これは合併特例債で21万6,000円減額するものでございます。 御説明いたしましたことに伴いまして、第5条では予算第5条に定めました起債の限度額を3億5,435万2,000円に、次の第6条では、予算第9条に定めました他会計からの繰入金の額を19億7,274万1,000円にそれぞれ改めるものでございます。 以上の内容によりまして、15ページから17ページのキャッシュフロー計算書、17ページから21ページの予定貸借対照表、22ページの注記をそれぞれ改めさせていただいております。 以上、概要を御説明いたしましたが、御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
高本訓司)
大崎総務部長。
◎
総務部長(
大崎多久司) 続きまして、議案第10号から議案第17号までの8議案につきまして提案説明を申し上げます。 まず、議案集3の10ページ、議案第10号から12ページ、議案第12号までの3件は、いずれも
市道路線の認定についてでございます。 初めに、議案第10号は、日比崎町内の宅地造成に伴いまして寄附を受けた道路を市道認定するものでございます。 次に、議案第11号は、神田町内の宅地造成に伴いまして寄附を受けた道路を市道認定するものでございます。 次に、議案第12号は、向東町における
道路改良事業に伴いまして、新設する道路を市道認定するものでございます。 次に、13ページ、議案第13号は、
市道路線の変更についてでございまして、東郷・江野沖線の
道路改良事業に伴い、同路線の起点に異動が生じるため、路線を変更するものでございます。
議案説明書1の8ページから11ページまでにこれらの4議案の付近見取り図をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、14ページ、議案第14号は、
工事委託協定の変更についてでございます。 これは、尾道市公共下水道尾道市浄化センターの建設工事におきまして、汚泥濃縮施設土木工事費のうち、くい基礎工事及び配管工事の各工事につきまして、日本下
水道事業団が当初予定していた金額よりも高額となったことにより、委託金を変更しようとするものでございます。 次に、15ページ、議案第15号は、尾道市
国民健康保険条例の一部を改正する条例でございます。 本案は、国民健康保険法施行令の一部改正により、市民税で分離課税される特例適用利子等の額を国民健康保険料の所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に含めるものとするための
条例改正でございます。 次に、18ページ、議案第16号は、尾道市における
地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案でございます。 本案は、介護保険法施行令規則の一部改正により、従うべき基準である
地域包括支援センターに置かなければならない主任介護支援専門員に係る基準が改められたことに伴いまして、条例で定める基準を改めるための
条例改正でございます。 次に、20ページ、議案第17号は、尾道市
住宅団地汚水処理施設設置及び
管理条例の一部を改正する条例案でございます。 本案は、平原台団地の汚水管渠を公共下水道に接続することに伴いまして、平原台団地汚水処理施設を住宅団地汚水処理施設から除くための
条例改正でございます。 なお、
議案説明書1の12ページから16ページまでにこれら3議案の
新旧対照表をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、8議案につきまして提案説明とさせていただきます。御審議をいただきまして御決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
高本訓司) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 19番、魚谷議員。
◆19番(魚谷悟) 私は、議案第1号の平成28年度
一般会計補正予算(第6号)について、特に目を引きます
法人市民税の4億5,000万円の減額の問題について簡単にお尋ねしたいと思います。 これは、議案集1の15ページの一番上に出ております。 これ見てみますと、補正前の金額が、億円で言いますと18.4億円ありますので、そこから4.5億円減額するということで13.9億円ということになると思いますが、率にしますと実に24.5%の、
法人市民税でいいますと減額ということになっております。 さらに、私も、前年度、平成27年度の決算を調べてみますと、このときは決算額が21.2億円ということでありましたので、補正後13.9億円と比べますと、実に7.3億円も平成27年度と比べて低い金額になってるということであります。 言うまでもなく、市民税というのは、
法人市民税と個人市民税というふうに二つあります。いずれも基本的には収入や収益に基づいて課税をされ納めるということになってます。今回、
法人市民税の減額ということで、これは法人ですから、株式会社や有限会社などの収益に関するものだというふうに思いますが、あえて大別しますと、尾道は中小企業のまちというふうに言われてますので、これまでも決算議会や予算議会でも議論されてきましたように、あえて大別すると、中小の企業、それから市内大手というふうに言われる企業とありますが、この減額は、全体が収益が落ちたということなのか、それともある程度、先ほど大別しましたが、中小企業あるいは市内大手というふうにあえて区別すると、全体が落ちたのか、それともどちらかが落ちたのかということについてお答えいただきたいと思います。それが1番目です。 2番目は、先ほど紹介しましたように、収益が落ちたから当然
法人市民税も落ちてくるということになったと思うんですが、さらに一歩突っ込んで、
法人市民税の収益が悪くなった要因について、さらに一歩突っ込んで言えばどのように見ておられるかと、なぜなのかという二つの点についてお答えいただきたいと思います。
○議長(
高本訓司) 理事者の答弁を求めます。
戸成企画財務部長。
◎
企画財務部長(戸成宏三) まず、このたびの
法人市民税の大幅な減額、この部分につきまして、その要因としては、全体なのか、あるいは一部大手なのかという部分でございますが、旧来から
法人市民税の収入の大部分のところを、大きな部分を市内の大手数社でこれが占められておって、その大手数社の動向によりまして
法人市民税の額が大きく左右されてきてる、これは旧来からこのような構造でございまして、このたびの大幅な減額につきましても同様に、大手数社の最終的な決算の状況、それに伴う申告の状況によりまして、このような大きな減額をお願いするというような状況に至っているということでございます。 その減額の大きな要素ですが、やはり各社それぞれ異なった要因をお持ちだろうとは思いますけども、聞き取りを行ったりした結果、言えますのは、会社によっては、決算の手法として、減価償却を通常の方法に加えて特別に増額して償却を行う、そういった決算の手法の問題もございますし、また企業によりましては国外の企業との取引が大きな部分を占める、こうした企業におきましては、為替のレート、これの変動によります影響をかなり大きく受けてまいりますので、この結果が決算状況に影響しているというようなこともございます。また、そうした大きな会社、全国的に展開をされておって、連結決算を行われる場合、例えば尾道の事業所は非常に好調だが、全国を通算した最終的な決算状況はまた異なってくると、こういった状況もございます。そうした要因をもって、このたび主要数社の部分で下方のこういった現象が起こってるということでございます。
○議長(
高本訓司) 19番、魚谷議員。
◆19番(魚谷悟) 何点か要因について上げられましたが、為替レートの問題でいうと、これは我々が左右できるような問題じゃなくて、国際的な情勢、通貨の情勢などによるもんですけれども、円高とか円安とかという言葉がテレビなどでも出てきますけれども、こういうことが尾道市の財政、ひいては我々市民生活にも影響を及ぼしてくるということは、今聞いて改めて思ったんですけれども、そういう要素が今聞く限りではありますので。 これまでもこの
法人市民税については、前年と比べてふえたり減ったりということを、数年間調べますと、繰り返してます。そういう中で、今言ったようにかなりの額が、すると財政にも大きな影響を与えるということになってくるんで、そういう点から、私どもは決算特別委員会などでも、この捕捉に今まで以上に努力をされたいというふうなことを述べてましたが、この外的な要因がということになると、例えば今部長答弁なされた、同じ会社の事業所がよそにある場合に、そこのところがどういうふうになるかというのはこの尾道では推しはかれないという部分がありますので、大変難しい要素があるなと。いわば国際的な問題もあるし、国内の問題もあるというふうなことですから、それはそれを捕捉するというのはなかなか難しいあれだと思いますが。 先ほど数字も紹介しましたように、そういう中で、やはり最大限の努力をして、ふえるものはいいですけど、減るものは財政に大変な影響を与えるんで、今まで以上にそういう努力をしていただきたいということにとどめて、また機会があれば、またあしたは
予算特別委員会も開かれますので、時間などあればまた御議論をしたいということで、終わります。
○議長(
高本訓司) これをもって質疑を終わり、17案の付託については別途考慮したいと思います。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第4
予算特別委員会の設置及び委員の選任について
○議長(
高本訓司) 次に、日程第4、
予算特別委員会の設置及び委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 付託を保留しております平成28年度各会計
補正予算及び関連議案17案並びに、追って提案が予定されております
新年度各会計予算及び関連議案等については、議長を除く全員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高本訓司) 御異議なしと認め、そのように決しました。 議長を除く全員を予算特別委員に指名し、平成28年度各会計
補正予算及び関連議案17案は
予算特別委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時19分 散会 ────────────────── * ──────────────────
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 尾 道 市 議 会 議 長 尾 道 市 議 会 議 員 尾 道 市 議 会 議 員...