尾道市議会 > 2012-09-04 >
09月04日-01号

  • "各種医療機器"(/)
ツイート シェア
  1. 尾道市議会 2012-09-04
    09月04日-01号


    取得元: 尾道市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    平成24年第3回 9月定例会              平成24年9月4日(火曜日)  ────────────────── * ──────────────────                 議事日程第10号           (平成24年9月4日 午後1時30分開議)第1 会期決定について第2 報告第 30号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について          (報告)第3 報告第 31号 専決処分の報告について   報告第 32号 専決処分の報告について          (以上2件一括上程、報告)第4 報告第 28号 平成23年度尾道市水道事業会計決算状況報告について   報告第 29号 平成23年度尾道市病院事業会計決算状況報告について   議案第111号 決算認定について(平成23年度尾道市水道事業会計)   議案第112号 決算認定について(平成23年度尾道市病院事業会計)          (以上4件一括上程、説明)第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について第6 議案第113号 平成24年度尾道市一般会計補正予算(第2号)   議案第114号 平成24年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第115号 平成24年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第116号 平成24年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)   議案第117号 平成24年度尾道市水道事業会計補正予算(第1号)   議案第118号 平成24年度尾道市病院事業会計補正予算(第2号)   議案第119号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について   議案第120号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について   議案第121号 市道路線の認定について   議案第122号 工事請負契約の締結について   議案第123号 工事請負契約の締結について   議案第124号 公の施設の指定管理者の指定について   議案第125号 尾道市税条例の一部を改正する条例案   議案第126号 尾道市火災予防条例の一部を改正する条例案   議案第127号 尾道市医師確保奨学金貸付条例の一部を改正する条例案   議案第128号 尾道市共同作業場設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第129号 尾道市住宅団地汚水処理施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第130号 尾道市水道事業布設工事監督者配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者資格基準に関する条例案   議案第131号 尾道市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案   議案第132号 尾道市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案   議案第133号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について          (以上21案一括上程、提案理由の説明)                                    以 上  ────────────────── * ──────────────────本日の会議に付した事件日程第1 会期決定について日程第2 報告第 30号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について日程第3 報告第 31号 専決処分の報告について     報告第 32号 専決処分の報告について日程第4 報告第 28号 平成23年度尾道市水道事業会計決算状況報告について     報告第 29号 平成23年度尾道市病院事業会計決算状況報告について     議案第111号 決算認定について(平成23年度尾道市水道事業会計)     議案第112号 決算認定について(平成23年度尾道市病院事業会計)日程第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について日程第6 議案第113号 平成24年度尾道市一般会計補正予算(第2号)     議案第114号 平成24年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第115号 平成24年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第116号 平成24年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)     議案第117号 平成24年度尾道市水道事業会計補正予算(第1号)     議案第118号 平成24年度尾道市病院事業会計補正予算(第2号)     議案第119号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について     議案第120号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について     議案第121号 市道路線の認定について     議案第122号 工事請負契約の締結について     議案第123号 工事請負契約の締結について     議案第124号 公の施設の指定管理者の指定について     議案第125号 尾道市税条例の一部を改正する条例案     議案第126号 尾道市火災予防条例の一部を改正する条例案     議案第127号 尾道市医師確保奨学金貸付条例の一部を改正する条例案     議案第128号 尾道市共同作業場設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第129号 尾道市住宅団地汚水処理施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第130号 尾道市水道事業布設工事監督者配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者資格基準に関する条例案     議案第131号 尾道市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案     議案第132号 尾道市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案     議案第133号 新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)について  ────────────────── * ──────────────────出席議員(32名)    1番 宮 地 寛 行            2番 吉 和   宏    3番 柿 本 和 彦            4番 田 頭 敬 康    5番 金 山 吉 隆            6番 内 海 龍 吉    7番 村 上 泰 通            8番 宇根本   茂    9番 二 宮   仁           10番 檀 上 正 光   11番 三 木 郁 子           12番 山 戸 重 治   13番 吉 田 尚 徳           14番 高 本 訓 司   15番 巻 幡 伸 一           16番 山 根 信 行   17番 新 田 隆 雄           18番 飯 田 照 男   19番 新 田 賢 慈           20番 福 原 謙 二   21番 前 田 孝 人           22番 岡 野 長 寿   23番 村 上 弘 二           24番 城 間 和 行   25番 松 谷 成 人           26番 佐 藤 志 行   27番 杉 原 孝一郎           28番 藤 本 友 行   29番 加 納 康 平           30番 荒 川 京 子   31番 魚 谷   悟           32番 寺 本 真 一欠席議員(なし)  ────────────────── * ──────────────────説明のため出席した者   市長      平 谷 祐 宏       副市長     加 納   彰   副市長     郷 力 和 晴       教育長     半 田 光 行   会計管理者   相 原   満       企画財務部長  島 田 康 教   総務部長    澤 田 昌 文       市民生活部長  大 崎 多久司   福祉保健部長  田 房 宏 友       産業部長    岡 田 豊 明   建設部長    槙 山 博 之       都市部長    川 崎   誠   因島総合支所長 東 風 光 高       御調支所長   亀 川 正 晴   向島支所長   和 田 明 美       瀬戸田支所長  槇 原 雅 樹   教育総務部長  佐 藤 昌 弘       学校教育部長  宮 里 浩 寧   水道局長    井 上   寛       病院管理部長  黒 田 英 治   消防局長    神 原 冨士雄       財務課長    松 尾   寛   総務課長    戸 成 宏 三  ────────────────── * ──────────────────事務局出席者   事務局長    中 司 善 章       事務局次長   村 上 慶 弘   事務局次長補佐議事調査係長        議事調査係主任 三 木   直           加 來 正 和   議事調査係主任 谷 川 瑞 佳  ────────────────── * ──────────────────                午後1時30分 開会 ○議長(檀上正光) 皆さんこんにちは。御苦労さまでございます。 ただいま出席議員32名であります。 定足数に達しておりますから、これより平成24年第3回尾道市議会定例会を開会いたします。  ────────────────── * ────────────────── △諸般の報告 ○議長(檀上正光) この際、諸般の報告をいたします。 去る7月24日、佐藤議員から一身上の都合により議会運営委員を辞任したい旨の願いがありましたので、委員会条例第12条の規定により同日辞任の許可をし、委員会条例第6条第1項の規定により吉田議員議会運営委員に選任いたしましたので、御報告をいたします。 今期定例会までに受理した請願は、お手元に印刷、配付の請願文書表のとおりであります。この請願については、文教委員会に付託をいたします。 今期定例会までに受理した陳情、要望は、お手元に印刷、配付の陳情書・要望書一覧表のとおり、堀純子氏外2名より小・中学校に専任・専門・常駐の学校司書配置を実現するための早期の予算編成・計画立案を求める要望書が、久山田町内会会長古川巌氏より久山田町内の道路法面崩壊箇所の早期の恒久的改修を求める要望書が、久山田町連絡協議会会長古川巌氏外4名より久山田町森末地区のメーン道路の拡張と猪の久地区道路の主線道路からの入り口3差路の改良を求める陳情書が、尾道市剣道連盟会長植木光幸氏より使用可能な体育館を「尾道市武道館」(仮称)として整備・活用することを求める陳情書がそれぞれ提出されております。 今期定例会の説明員として、市長、副市長及び教育長のほか関係部課長に対して地方自治法第121条の規定により出席を求めましたので、報告いたします。  ────────────────── * ──────────────────                午後1時33分 開議 ○議長(檀上正光) これより本日の会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △議事日程 ○議長(檀上正光) 本日の議事日程は、お手元に印刷、配付のとおりであります。  ────────────────── * ────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(檀上正光) 本日の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において20番福原議員及び21番前田議員を指名いたします。  ────────────────── * ────────────────── △日程第1 会期決定について ○議長(檀上正光) これより日程に入ります。 日程第1、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から24日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(檀上正光) 御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。  ────────────────── * ────────────────── △日程第2 報告第30号 ○議長(檀上正光) 次に、日程第2、報告第30号健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題といたします。 補足報告があればこれを願います。 島田企画財務部長。 ◎企画財務部長(島田康教) それでは、報告第30号につきまして御説明申し上げます。 この報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定によりまして、監査委員の意見書をつけて御報告するものでございます。 まず、議案集3の1ページ、報告第30号健全化判断比率及び資金不足比率でございますが、次の1ページにございますように、実質赤字比率連結実質赤字比率ともに赤字額なしでございます。実質赤字比率は、一般会計等に係るものでございます。連結実質赤字比率は、さらに公営企業会計も含めた全ての会計に係るものでございます。 また、実質公債費比率につきましては、9.9%となっており、早期健全化基準の25%を下回っております。これは、一般会計等の公債費及び公債費に準ずる経費が標準的な一般財源の規模を示す標準財政規模に占める割合をあらわす指標でございます。 次の将来負担比率につきましても、70.9%でございますので、早期健全化基準350%を下回っております。これは、地方債残高のほか、一般会計等が将来負担すべき公営企業債等への繰入見込み額、一部事務組合及び第三セクターに対する実質的な負債なども加算した将来の負担の度合いをあらわす指標となっております。 以下のページには、算定資料を添付しております。 続きまして、7ページ、資金不足比率でございますが、地方公営企業法適用水道事業会計及び病院事業会計に加え、法非適用企業会計であります千光寺山索道事業特別会計ほか5会計について掲載しております。いずれも資金不足額はございません。 以下のページには、算定資料及び監査委員審査意見書を添付しております。 以上、簡単な説明ではございますが、御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。  ────────────────── * ────────────────── △日程第3 報告第31号・報告第32号 ○議長(檀上正光) 次に、日程第3、報告第31号専決処分の報告についてから報告第32号同じくまで、以上の2件を一括議題といたします。 補足報告があればこれを願います。 澤田総務部長。 ◎総務部長(澤田昌文) それでは、議案集3の2ページ、報告第31号及び4ページ、報告第32号の2件の専決処分の報告につきまして補足説明を申し上げます。 これらの報告は、いずれも地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したものを同条第2項の規定によりまして報告するものでございます。 まず、報告第31号は、和解し、損害賠償の額を定めることにつきまして、7月11日に専決処分したものでございます。 和解の相手方は記載のとおりで、和解の原因といたしましては、平成24年3月13日午後11時10分ごろ、尾道市長者原一丁目の市道上において、相手方が普通乗用自動車を運転中、路上の穴ぼこに車輪がはまり、当該車両を損傷したものでございます。 和解の内容は、双方の過失割合を、尾道市30%、相手方70%とし、相手方の車両損害額につきまして、過失割合により3万8,244円の賠償義務を尾道市が負うものでございます。 また、双方とも、本件事故に関しまして、今後一切の請求、異議の申し立てなどをしないとするものでございます。 なお、この事故の位置図と状況図を議案説明書の1ページ及び2ページにお示しをいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、報告第32号は、尾道市暴力団排除条例の一部改正につきまして、8月20日に専決処分したものでございますが、内容は、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部改正に伴いまして、引用条項を改めたものでございます。 この条例改正新旧対照表議案説明書の3ページにお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、2件の報告の補足説明とさせていただきます。 ○議長(檀上正光) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。  ────────────────── * ──────────────────
    △日程第4 報告第28号・報告第29号・議案第111号・議案第112号 ○議長(檀上正光) 次に、日程第4、報告第28号平成23年度尾道市水道事業会計決算状況報告について及び報告第29号平成23年度尾道市病院事業会計決算状況報告について、議案第111号決算認定について(平成23年度尾道市水道事業会計)及び議案第112号決算認定について(平成23年度尾道市病院事業会計)、以上の4件を一括議題といたします。 それぞれ説明を求めます。 井上水道局長。 ◎水道局長(井上寛) それでは、報告第28号平成23年度尾道市水道事業会計決算状況報告及び議案第111号決算認定につきまして、あわせて御説明申し上げます。 恐れ入りますが、平成23年度尾道市水道事業決算書の12ページをごらんください。 まず、概況の総括事項でございますが、平成23年度の水道事業は、5カ年継続の御調東部上水道拡張事業が完了したことにより東部地区全体で給水が開始され、隣接する西部地区においても水道未普及地域解消に向けて認可申請等に着手いたしました。 また、水需要においては、景気の低迷や節水意識の高揚により使用水量が減少し、業務用を中心に大きく減収となる一方で、経年劣化した管や施設の更新・改良及び拡張事業などで多額の資金を要する厳しい経営環境にありました。 こうした中にあって、平成19年度に策定した尾道市地域水道ビジョンの見直しを行い、さらなる経営の効率化・減量化の確立を目指すとともに、人件費等の削減や内部資金を有効、適切に活用することで経営の安定化に努めてまいりました。 次に、業務の概況でございますが、前年度と比較して、給水戸数は、316戸、0.5%増加の6万418戸、給水人口は、937人、0.7%減少の13万7,089人、普及率は92.8%となっております。また、年間配水量は、33万5,833立方メーター、2.2%減量の1,503万6,930立方メートル、年間有収水量は、23万4,677立方メートル、1.6%減量の1,426万1,110立方メートルとなりましたが、有収率は94.8と上昇しており、老朽管の計画的な更新・管路診断調査業務委託の効果で高い水準を維持しております。 次に、平成23年度に施行した主な事業でございますが、整備建設事業起債事業として施行し、耐震性向上のために、老朽化した三美園調整池築造工事等を事業費9,241万4,228円で施行するとともに、給水区域内の円滑な給水確保及び耐震化を図るため、3,360.46メーターの配水管の新設・布設がえを事業費1億3,461万4,200円で施行いたしました。 また、改良建設事業のうち、安定的に給水ができる地震などの災害に強い水道の整備では、導水管施設の整備として、栗原貯水池から長江浄水場間の導・配水管布設がえ設計業務委託等を事業費1,166万4,450円で施行いたしました。 送水管施設の整備としては、高根ポンプ場から高根配水池間の送水管等1,434.4メーターの布設がえを事業費5,238万8,700円で施行いたしました。 また、配水池施設の整備として、耐震性向上のために、老朽化した千光寺山第1配水池、赤上配水池築造工事等を事業費1億8,523万9,262円で施行いたしました。 さらに、配水管施設の整備として、給水区域内の円滑な給水確保及び耐震化を図るため、7,172.65メーターの配水管の新設・布設がえ等を事業費3億2,471万8,800円で施行いたしました。 また、安全で安心できる生活を支える水道の整備といたしまして、西藤町地内等262カ所の鉛製給水管の取りかえや舗装復旧工事を事業費2,440万9,350円で施行いたしました。 その他、水源池施設では、栗原貯水池堰堤保全工事(2工区)等を事業費4,102万6,650円で施行いたしました。 浄水場施設の整備としては、長江浄水場号ろ過地ろ過流量計取りかえ工事を事業費247万8,000円で施行いたしました。 拡張建設事業では、平成19年度から平成23年度までの5カ年継続事業として施行の御調東部上水道拡張事業が、最終年度の第5期工事として送配水管457メーターの布設及び舗装復旧工事を事業費1億2,174万7,500円で施行し、事業は完了いたしました。 また、御調西部上水道拡張事業として、認可申請・実施設計業務等を事業費3,698万1,000円で実施いたしました。 次に、決算についてでございますが、収益的収支事業収益では、前年度と比較して給水収益が大幅に減少したことに加えて、広島県企業局からの受託建設工事減による受託管理収益が減少したことなどにより、3億4,944万2,670円、7.9%の減収となりました。 一方、事業費用では、御調東部上水道拡張事業の完了により減価償却費など増加しましたが、受水費、受託管理費の減少などにより、2億3,881万6,184円、6%の費用減となりました。 その結果、事業収益41億172万2,364円に対して、事業費用37億5,911万4,573円で、差し引き3億4,260万7,791円の純利益を計上しております。 この純利益に前年度繰越利益剰余金を加え、当年度未処分利益剰余金は3億4,353万2,590円となりましたが、このうち1億円を減債積立金に、2億4,000万円を建設改良積立金として処分する予定としております。 次に、資本的収支でございますが、収入が3億9,644万6,073円に対して、支出は13億4,936万5,468円となりました。 この資本的収支不足額9億5,291万9,395円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額5,005万5,067円、減債積立金1億円、建設改良積立金1億7,000万円、過年度分損益勘定留保資金4億6,363万419円、当年度分損益勘定留保資金1億6,923万3,909円で補填をしております。 以上、簡単ではございますが、平成23年度の水道事業会計決算の概要を御説明申し上げました。何とぞ御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) 黒田病院管理部長。 ◎病院管理部長(黒田英治) 続きまして、報告第29号平成23年度尾道市病院事業会計決算状況報告及び議案第112号の決算認定につきまして、あわせて御説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案第112号のつづり12ページをお開き願います。 まず、概況の総括事項でございますが、市民病院では、高度・多様化する医療事情に対応するため、血管造影撮影装置デジタルエックス線装置の更新、MRI(磁気共鳴画像装置)のアップグレードなど、各種医療機器や検査機器の充実を図りました。また、電動ベッドの計画的な導入や通路シェルターの整備を通じてアメニティーの向上に努めました。 附属瀬戸田診療所では、新たな診療所の完成とあわせて、設備や医療機器を一新し、さらに充実した医療ができるよう環境整備を行いました。 公立みつぎ総合病院では、地域包括ケアシステムの構築により、救急医療及び疾病の治療から地域住民の健康づくり介護予防、リハビリテーション、在宅ケア、さらに介護・福祉までシームレスなサービス提供をしてまいりました。 主な事業としましては、介護老人保健施設みつぎの苑にスプリンクラーを設置し、平成23年度より3カ年計画の病院増改築工事の基本・実施設計を行いました。また、内視鏡検査システムの更新など、医療機器の充実も図りました。 次に、業務の概要ですが、13ページから14ページの表に両病院の内訳を含めてお示ししておりますので、ごらんください。 まず、業務量でございますが、年間の延べ患者数は、入院が17万8,013人、対前年比96.8%、外来が30万7,334人、対前年比93.3%、合計48万5,347人、94.6%となっております。 次に、決算でございますが、収益的収支のうち事業収益は139億68万6,466円、対前年比95.7%、事業費用は135億2,416万4,681円、対前年比97.5%で、差し引き3億7,652万1,785円の純利益を計上することができました。 この結果、平成23年度末の未処分利益剰余金ですが、9ページをお開きください。合計で26億8,878万4,331円となっております。この剰余金の処分につきましては、減債積立金に1億5,000万円を処分する予定でございます。残ります25億3,878万4,331円は翌年度へ繰り越す予定といたしております。 済いません、13ページにお戻りください。 続きまして、資本的収支でございますが、資本的収入7億6,819万5,033円に対して、資本的支出19億1,368万2,465円で、差し引き11億4,548万7,432円の不足を生じております。 この不足する額は、減債積立金1,000万円、過年度分損益勘定留保資金5億6,538万1,585円、当年度分損益勘定留保資金5億5,225万3,944円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,785万1,903円で補填することとしております。 以上、簡単ではございますが、平成23年度尾道市病院事業会計の決算概要を御説明させていただきました。 本年4月より市民病院を地方公営企業法の全部適用に移行し、尾道市の病院事業を総括する病院事業管理者と病院事業局を新たに設置し、経営形態を変更いたしました。 引き続き、安心で安全な医療を提供し、効率的な運営を心がけ、健全経営に努めながら、地域の中核病院として役割を果たしたいと考えております。御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終わり、議案第111号及び議案第112号の2案の付託については別途考慮したいと思います。  ────────────────── * ────────────────── △日程第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について ○議長(檀上正光) 次に、日程第5、決算特別委員会の設置及び委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案第111号及び議案第112号の2案については、17人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、付託の上、審査することといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(檀上正光) 御異議なしと認め、そのように決しました。 続いて、お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長においてお手元に印刷、配付の決算特別委員会委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(檀上正光) 御異議なしと認めます。よって、お手元の決算特別委員会委員名簿のとおり、決算特別委員に選任することに決しました。  ──────────────────────────────────────                決算特別委員会委員名簿                  宮 地 寛 行                  吉 和   宏                  柿 本 和 彦                  田 頭 敬 康                  金 山 吉 隆                  村 上 泰 通                  二 宮   仁                  山 戸 重 治                  巻 幡 伸 一                  新 田 隆 雄                  新 田 賢 慈                  福 原 謙 二                  前 田 孝 人                  岡 野 長 寿                  城 間 和 行                  荒 川 京 子                  魚 谷   悟  ────────────────── * ────────────────── △日程第6 議案第113号~議案第133号 ○議長(檀上正光) 次に、日程第6、議案第113号平成24年度尾道市一般会計補正予算(第2号)から議案第133号新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)についてまで、以上の21案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) (登壇)皆さんこんにちは。 議員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中を9月定例議会に御参集され、厚くお礼を申し上げます。 7月14日に開幕した海フェスタは、7月29日の閉幕まで16日間にわたり、海の総合展を初め海にかかわる多彩な事業を展開いたしました。来場者は、目標の100万人を超え、多くの人に夢と希望、そして感動を与えながら成功裏に終えることができ、次期開催地の秋田県男鹿市に海フェスタフラッグを引き継ぎました。今後とも、海の恩恵に感謝し、「海を活かしたまちづくり」につなげてまいりたいと考えています。 また、10月には、瀬戸内しまなみ海道サイクリング尾道大会・銀輪パラダイスを予定しており、さらに11月には、民間主導による活動として、旧百島中学校を芸術活動の拠点として活用する百島アートベースの開館や第1回全国仮装大会inおのみちの開催など、多彩なイベントが計画されております。本市としても積極的に協力してまいりたいと考えております。 加えて、広島県は、平成26年度に愛媛県と共同で瀬戸内しま博覧会(仮称)を開催することを表明され、この秋にも実行委員会を設置し、具体的な計画策定に入られると聞いております。本市も計画づくりの段階から積極的にかかわり、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。 一方、円高による景気の停滞が続く上に、国政の混迷が続く中、来年度の予算編成はもとより、補正予算編成も一段と不透明となってきております。本市といたしましては、引き続き動向を注視し、国の対策が具体的に提示されれば、速やかに対応してまいりたいと考えております。 さて、当面する本市の状況でございますが、尾道市立大学E棟の建設工事につきましては、今議会に契約の御承認をお願いしております。 また、向島認定こども園建設工事は、来年4月の開園に向けて順調に進捗しております。吉和保育園につきましても、来年4月の認定こども園開園に向けて、法人による整備が進んでおります。 それでは、補正予算案を初め諸案件を提案するに当たりまして、総体的な説明を申し上げます。 このたびの補正の主なものは、まず6月、7月の豪雨などにより発生した災害の復旧に要する経費や道路等の維持補修など生活基盤整備にかかわる経費、また農業振興のための経費の追加でございます。 次に、統合の時期が1年遅くなりましたが、(仮称)因島南小学校の整備に向けた設計等や小学校の耐震化にかかわる経費、栗原保育園の整備に対する補助金を計上し、あわせてこれらにかかわる債務負担行為の追加をお願いしております。 また、国や県の補助金を活用しての地域での見守り体制の充実を図る地域支え合い体制づくり事業や児童や障害者への虐待防止対策事業を計上しております。 さらに、小児救急医療等事業への補助金や医師確保奨学金の追加などの医療対策事業、ノンステップバス購入への補助や今治・土生航路運航への補助を行う交通対策事業、生口島の小・中学校統合に向けた経費の追加や(仮称)因島北認定こども園の整備に向けた用地測量などのほか、市民活動支援事業の追加などを計上しております。 このほか、三つの特別会計と水道事業会計病院事業会計の補正予算案及び(仮称)福田たちばな住宅建設と尾道市立大学校舎建設にかかわる工事請負契約の締結についてや、市営住宅の指定管理にかかわる公の施設の指定管理者の指定についてなどの議案をお願いしております。 これに、先ほど決算状況の報告を申し上げました平成23年度の水道事業病院事業の2事業会計の決算認定についてを合わせまして、23件の議案を提案しております。 なお、御提案申し上げております諸案件の詳細につきましては、それぞれ担当から説明させますので、よろしく御審議の上、承認、認定を賜りますようお願い申し上げます。 また、平成23年度の一般会計の決算につきましては、実質収支で10億3,377万3,000円の剰余金が見込まれるところとなっております。前年度に比べ、市税、地方交付税などの減少の影響により経常収支比率は91.9%となっておりますが、健全化判断比率の各指標は一定の改善をしており、市債残高も前年度より約27億円減少しております。 しかしながら、先般お示ししましたとおり、今後5年間の財政推計では、約41億円の財源不足を見込んでおります。昨年の同時期に行った推計よりはわずかに改善をしておりますが、平成27年度以降に予定されている普通交付税の合併算定がえの縮減の影響などの要因もあって、本市の財政状況は依然として先行き厳しい状況にあるものと認識しております。 引き続き、議員各位はもとより、市民の皆様方の御支援、御協力をお願い申し上げまして、総体的な説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) 島田企画財務部長。 ◎企画財務部長(島田康教) それでは、議案第113号から議案第116号までの一般会計及び3特別会計の補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。 議案集1をお願いいたします。 1ページの議案第113号平成24年度尾道市一般会計補正予算(第2号)でございますが、第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億971万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ564億7,970万2,000円とするものでございます。 第2条は債務負担行為の補正でございますが、5ページの第2表債務負担行為補正のとおり、栗原保育園の整備事業ほか2件の追加をお願いしております。 第3条は地方債の補正でございますが、6ページの第3表地方債補正のとおり、小学校建設事業の追加と都市計画事業及び臨時財政対策の変更をお願いしております。 それでは、13ページの歳出から御説明いたします。 総務費、総務管理費の一般管理費では、御調支所別館の修繕料やノンステップバス購入費補助金の追加、今治・土生航路運航事業への補助金などをお願いしております。 次の財産管理費では、市有地の売却に向けての測量委託料や百島塩田跡地整地工事の追加を、企画費では、市民活動支援事業補助金の追加や地域イベントの活用手法などを検討する瀬戸田地域しまおこし事業補助金をお願いしております。 また、交通安全対策費では、道路照明の修繕料の追加をお願いしております。 次に、民生費、社会福祉費、障害者福祉費では、国の補助金を受けて、障害者の虐待防止に向けた啓発パンフレットの印刷経費や一時保護事業委託料を、老人福祉費では、県の地域支え合い体制づくり事業費補助金を受けて、65歳以上のひとり暮らしの方を対象に配付する救急医療情報キットの経費やいきいきサロン4カ所の修繕料、14ページに移りまして、備品購入費、ふれあいサロン1カ所の施設改修に係る社会福祉協議会への補助金の追加のほか、県への補助金返還金をお願いしております。 総合福祉センター費では修繕料の追加を、後期高齢者医療費では特別会計への繰出金の追加を、老人保健医療費では支払基金への返還金をお願いしております。 次に、児童福祉費、児童福祉総務費では、県の安心こども基金特別対策事業費補助金を受けて、児童虐待防止対策のための報償費、需用費の追加や、問題を抱える世帯への訪問などを行う児童虐待防止対策事業委託料のほか、芸予文化情報センターの会議室を子育て支援センターに転用するための修繕料や備品購入費の追加などをお願いしております。 また、保育所費では、(仮称)因島北認定こども園の用地測量などの委託料や、15ページに移りまして、県の安心こども基金特別対策事業費補助金を受けて、栗原保育園整備への補助金をお願いしております。 次に、人権推進事業費、隣保館費では人権文化センターの備品購入費の追加などを、児童館費では北久保児童館の備品購入費をお願いしております。 また、衛生費、保健衛生費、予防接種費では、ポリオの予防接種の方法が変更されることに伴う予防接種委託料の追加などを、老人保健費では、広域連合への健診補助金返還金をお願いしております。 次の医療対策費では、普通交付税の確定に伴う病院事業への負担金の増減調整を、また周産期医療や小児医療の病床確保及び小児救急医療の体制確保のための小児救急医療等事業補助金をお願いしており、さらに医師確保奨学金貸付金の追加をお願いしております。 また、成人保健費では、国庫補助金の返還金をお願いしております。 16ページの清掃費、し尿処理場費では、因島クリーンセンターの前処理施設などの修繕料の追加をお願いしております。 次の労働費、労働諸費、勤労青少年ホーム費では、因島勤労青少年ホームの修繕料の追加を、緊急雇用対策基金事業費では、生活保護申請相談事務と瀬戸田地域の地域振興検討ワークショップ開催に係る臨時職員賃金などの追加をお願いしております。 次に、農林水産業費、農林業費、農業振興費では、御調町徳永郷地区のほ場整備に係る測量設計等の委託料を、農地費では、農業用施設の小規模維持修繕業務委託料の追加や県補助金の内示を受けてのため池などの小規模農業基盤整備工事の追加などを、17ページの水産業費、漁港管理費では、吉和漁港の電灯などの修繕料の追加をお願いしております。 次の商工費では、割石作業場の解体撤去工事や照明のLED化などの商店街共同施設整備事業補助金の追加などを、観光費では、レンタサイクル管理運営委託料の追加や来訪者へのおもてなしを行う因島重井町区長会への補助金をお願いしております。 次に、土木費、道路橋りょう費、道路維持費では、地域の要望にきめ細かく対応するための小規模維持修繕業務委託料や機械借り上げ料、簡易補修工事の追加をお願いしております。 18ページの都市計画費、都市計画総務費では、国の補助金の内示を受けての街なみ環境施設整備工事の追加を、公園管理費では公園のトイレの修繕料を、下水道費では、平原台と虹が丘の汚水処理施設移管に伴う維持管理経費や両住宅団地からの寄附を受けての都市基盤整備事業基金への積立金の追加をお願いしております。 次の外灯費では、町内会等で行う防犯灯設置に対する補助金の追加をお願いしております。 19ページの教育費、教育総務費、21世紀の学校づくり推進費では、生口島の小・中学校統合に向けての交流のためのバス借り上げの経費の追加や閉校記念行事実行委員会への補助金をお願いしております。 次の小学校費、小学校管理費では、生口島の小学校統合準備のための需用費、役務費、備品購入費や緊急に対応を要する修繕料の追加、(仮称)因島南小学校の整備に向けての測量設計委託料、耐震補強工事3棟分などをお願いしております。 また、中学校費、中学校管理費では、生口島の中学校統合準備のための役務費、備品購入費などや緊急に対応を要する修繕料の追加をお願いしております。 20ページの人権教育費では、県からの人権啓発活動地方委託金を受けて、人権啓発用の消耗品の追加を、保健体育費、保健体育総務費では、国からの学校給食モニタリング事業委託金を受けて、給食への放射性物質残留の有無などの検査のための経費を、給食施設費では、瀬戸田学校給食センターにおける学校統合による給食数増への対応準備のための経費などをお願いしております。 次に、災害復旧費、農林水産施設災害復旧費、現年単独災害復旧費では、6月、7月の豪雨による2施設の災害に係る工事請負費の追加を、現年補助災害復旧費では、7月の豪雨による2施設の工事請負費をお願いしております。 21ページの公共土木施設災害復旧費では、6月の台風4号と7月の豪雨による22施設の工事請負費の追加などをお願いしております。 これらに係る財源といたしまして、9ページから12ページにございますとおり、地方特例交付金の追加、地方交付税の減額、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金及び諸収入の追加と起債の増減調整をお願いしております。 続きまして、25ページをお願いします。 議案第114号平成24年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億7,299万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ169億8,468万4,000円とするものでございます。 30ページの歳入の療養給付費等交付金ですが、退職者医療に係る過年度分の追加交付を受けまして、31ページ、歳出の基金積立金、財政調整基金積立金の追加をお願いしております。 また、諸支出金、償還金及び還付加算金では、国庫支出金及び県支出金の返還金の追加をそれぞれお願いしており、財源といたしまして、30ページの前年度繰越金を充てております。 続きまして、33ページをお願いします。 議案第115号平成24年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,814万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ148億9,461万3,000円とするものでございます。 39ページの歳出をごらんください。 諸支出金、償還金利子及び還付加算金では、前年度事業が確定したことに伴いまして、国、県及び支払基金への返還金の追加をそれぞれお願いしております。 財源といたしまして、38ページにございますとおり、基金繰入金を追加し、前年度繰越金を減額しております。 続きまして、41ページをお願いします。 議案第116号平成24年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,882万6,000円を追加し、予算の総額を21億421万1,000円とするものでございます。 47ページの歳出をごらんください。 後期高齢者医療広域連合納付金において、前年度事業の精算に伴いまして、保険料等納付金の追加をお願いしております。 財源といたしまして、46ページにございますとおり、一般会計繰入金と前年度繰越金を追加しております。 以上、議案第113号から議案第116号までの補正予算の概要を説明させていただきました。御審議の上、御承認を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(檀上正光) 井上水道局長。 ◎水道局長(井上寛) それでは、続きまして議案第117号平成24年度尾道市水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案集2の1ページをお開きください。 第2条において、平成24年度尾道市水道事業会計予算第3条に定めた収益的収入の補正でございますが、収入を92万1,000円増額し、総額を45億7,907万円に改めるものでございます。 これは、2ページに記載しておりますが、下水道使用料徴収手数料における住宅団地汚水処理施設件数の増加により一般会計からの手数料の増額をお願いするものでございます。 この補正に伴います資金計画、予定貸借対照表は3ページから7ページにかけてお示しをしております。 以上、簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) 黒田病院管理部長。 ◎病院管理部長(黒田英治) 続きまして、議案第118号平成24年度尾道市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして概要を御説明申し上げます。 議案集2の8ページをお願いいたします。 初めに、第2条におきまして、予算第3条に定めました収益的収入及び支出の予定額のうち、収入の補正をお願いしております。 病院事業収益を117万1,000円減額し、総額を139億6,352万1,000円に改めるものでございます。 これの内訳につきましては、10ページに記載しております。これは、平成24年度病院事業に係る普通交付税の額等が確定したことに伴い、一般会計からの繰入金の調整をお願いするものでございます。 次に、第3条では、予算第9条に定めました一般会計から繰り入れる額14億7,623万3,000円を14億7,506万2,000円に改めるものでございます。 以上の内容によりまして、11ページの資金計画を、12ページから15ページにかけまして予定貸借対照表をそれぞれ改めさせていただいております。 以上、概要を御説明いたしましたが、御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) 澤田総務部長。 ◎総務部長(澤田昌文) 続きまして、議案第119号から議案第133号までの15議案につきまして提案説明を申し上げます。 まず、議案集3の7ページ、議案第119号及び8ページ、議案第120号は、いずれも新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)についてでございますが、議案第119号は尾道市が免許を受けた公有水面埋め立てに関する工事が、議案第120号は広島県が免許を受けた同工事がそれぞれ竣工し、尾道市の区域内に新たに土地が生じたため、これらの土地を確認し、当該土地を因島土生町の区域に編入しようとするものでございます。 なお、これら2件の位置図を議案説明書の4ページ及び5ページにお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、9ページ、議案第121号の市道路線の認定についてでございますが、本案は、瀬戸田町地内の寄附を受けた道路を市道認定しようとするものでございます。 議案説明書の6ページに付近見取り図をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、10ページ、議案第122号及び11ページ、議案第123号は、いずれも工事請負契約の締結についてでございます。 まず、議案第122号は、(仮称)福田たちばな住宅建設工事に係る工事請負契約を締結するもので、共同住宅の建築主体工事を請負金額2億9,715万円で行おうとするものでございます。 次に、議案第123号は、尾道市立大学校舎建設工事に係る工事請負契約を締結するもので、校舎及び渡り廊下の建築工事を請負金額14億6,685万円で行おうとするものでございます。 なお、これら2件につきまして、議案説明書の7ページから24ページまでに、位置図、配置図、平面図、屋根伏図及び立面図をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、12ページ、議案第124号の公の施設の指定管理者の指定についてでございますが、本案は市営住宅につきまして指定管理者を指定しようとするものでございます。 議案説明書の25ページから35ページまでに、指定管理者の概要、事業計画等をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、13ページの議案第125号尾道市税条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、地方税法の一部改正により地域決定型地方税制特例措置が創設されたことに伴い、公共下水道を使用する者が設置した除害施設の償却資産に係る固定資産税の課税標準となるべき価格の特例割合を定めるための条例改正でございます。 次に、15ページの議案第126号尾道市火災予防条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、電気自動車用の急速充電設備を対象火気設備等として追加するとともに、急速充電設備を設置する際の位置、構造及び管理に関する規定を定めるための条例改正でございます。 次に、18ページの議案第127号尾道市医師確保奨学金貸付条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、医師の確保を図るため、奨学金の返還猶予要件及び返還免除要件を緩和するための条例改正でございます。 次に、20ページの議案第128号尾道市共同作業場設置及び管理条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、割石作業場を移転するための条例改正でございます。 次に、21ページの議案第129号尾道市住宅団地汚水処理施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、住宅団地の管理組合からの汚水処理施設の移管に伴い、当該施設を尾道市の施設として管理するための条例改正でございます。 次に、23ページの議案第130号尾道市水道事業布設工事監督者配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者資格基準に関する条例案でございますが、本案は、水道法の一部改正に伴い、布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者資格基準を定めるための条例制定でございます。 次に、27ページの議案第131号尾道市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、御調西部上水道拡張事業による事業認可の変更に伴い、給水人口及び1日最大給水量を改めるための条例改正でございます。 次に、28ページの議案第132号尾道市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案でございますが、本案は、尾道市立市民病院小児外科及び形成外科を新設するための条例改正でございます。 なお、議案説明書の36ページから42ページまでに、議案第125号から議案第128号まで、議案第131号及び議案第132号に関します改正の要点及び新旧対照表をそれぞれお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 続きまして、議案第133号は、新たに生じた土地の確認及び町の区域の変更(編入)についてでございますが、本案は公有水面埋立法の規定により、無願埋立地の原状回復義務が広島県知事から免除され、本市の区域内に新たな土地が生じたため、この土地を確認し、当該土地を浦崎町の区域に編入しようとするものでございます。 この土地の位置図を議案説明書2の1ページにお示しをいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、15議案につきましての提案説明とさせていただきます。御審議をいただきまして、御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(檀上正光) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 22番、岡野議員。 ◆22番(岡野長寿) 私は、議案第113号一般会計補正予算中、教育費について質問します。 19ページですが、小学校費として、(仮称)因島南小学校測量設計委託料2,100万円という補正予算がありますが、今御承知のとおり、田熊地域においては、この因南地域の学校統合計画について、昨年12月26日に保護者に、また2月8日に町民に説明がされただけで、そこでは統合計画そのものについて住民の理解が得られたという状況にないことは教育委員会も御承知のことだと思います。 ついこの前ですが、私たち、これは恐らく市議会議員全員や教育長、市長、それから田熊の区長会長宛て等へ、尾道市はたった一度の統合説明会だけで測量設計費予算を計上させるような市なのですかという、今回の見切り発車とも言える措置に対して疑問の声が出されております。 そこでまず、このような経過の中で、なぜ見切り発車的な予算が出されたのか。この設計測量予算の詳細な中身とあわせて説明をしていただきたいと思います。 ○議長(檀上正光) 佐藤教育総務部長。 ◎教育総務部長(佐藤昌弘) まず、今回お願いをしております補正予算の2,100万円の内訳についてでございますが、まずこれは3点ございます。1点目につきましては、(仮称)因島南小学校を予定しております旧土生中学校でございますが、この進入路が狭隘で、拡幅の必要性がございます。これに伴います進入道路測量設計用地調査委託料として628万6,000円を、また2番目につきましては、このたびの移転に伴います部分として、中学校の校舎を小学校仕様に改める必要がございまして、この改修に伴う委託料、それから旧体育館の改築及び新築に対する委託、それからプールの新築の委託、それから単独の給食調理場を予定しておりますので、その関係に当たりまして、その基本設計及び実施設計の委託料として1,007万2,000円を、最後にこれら施設のボーリング調査に伴う地質調査委託料として464万2,000円を、合わせて2,100万円をお願いしているものでございます。 ○議長(檀上正光) 宮里学校教育部長。 ◎学校教育部長(宮里浩寧) なぜこの時期の予算措置なのかということについての御説明を申し上げます。 このことについては、統合の時期の見直しということもあわせて説明をさせていただきたいと思っております。 本年度の早い段階で一定の御理解をいただければ、最低限必要となる校舎の改修は対応できると判断し、これまで関係者との協議に臨んでまいりました。結果的に、関係者に御理解いただけた状態には至らず、建設スケジュールについて行政内部で再度の協議を行った結果、たとえ9月補正で予算を確保しましても、当初の統合時期でございます平成26年4月までに校舎の改修さえ完了させることができないということを確認いたしました。 あわせて、統合時期を1年間おくらせ、平成27年4月に変更したとしても、開校までに全ての施設の改修、建設を完了させるには、この9月補正予算で設計委託料を確保せざるを得ないことを確認いたしております。 このような事情から、やむなく統合時期を見直しすることにいたしまして、あわせて設計委託料の予算措置をお願いするものでございます。 このように、平成27年4月の統合を御提案する以上、行政としてこの時期までに受け入れ側の施設を整備する必要があり、これに必要な予算は確保せざるを得ないと判断したものでございます。現時点でこれらの予算が確保できますれば、開校までに旧土生中跡地で実施する建設工事を全て完了させることも可能となるということから、児童の安全を確保した上で統合を迎えることができるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(檀上正光) 22番、岡野議員。 ◆22番(岡野長寿) 1年おくれるという、当初の教育委員会の計画よりは1年おくれるという経過については説明がありましたが、そもそも統合についての住民や保護者との基本的な合意形成をしてやっていくというスタンスにあるのかどうか、ちょっと本来の原点に戻ってお聞きをしたいと思うんです。 先ほど紹介した田熊小学校の1年生の保護者の添付資料に出されているのは、文科省が昭和48年9月27日に出した公立小・中学校の統合についてという通達で、これは各都道府県の教育委員長宛てに出されておりますが、これ見ますと、学校統合というのは、学校規模を重視する余り、無理な学校統合を行い、地域住民との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない。また、小規模学校には、教職員と児童・生徒との人間的触れ合いや個別指導の面で小規模学校としての教育上の利点も考えられるので、総合的に判断した場合、なお小規模学校として存置し充実するほうが好ましい場合もあることに留意すること。全部読みませんけども、もう一点、学校統合を計画する場合は、学校の持つ地域的意義等をも考えて、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること、こういう通達が出されて、各県の教育長へ管轄する市町へ徹底してほしいという通達がなされて、この保護者は、この通達が少し古いもんですから、現在もこの通達が生きてるのかどうかということを文科省の担当者に確認をしています。そうすると、文科省の担当者も、古い通達ですが、文科省としては公立小・中学校の統合についての考え方は今現在でも変わりませんということも確認された上で、今回の尾道市の見切り発車については非常に憤りを持っておられるんです。 改めてお聞きしますが、この小・中学校への統合についての文科省の基本的なこの考え方、これは市教委としても統合の基本として今考えておられるのか、ですからそれをどう考えておられるのかということと、それに照らして、今回の措置がそういったものと整合性があるのかということ。もう一つ言わせてもらえば、私はこれは地域住民、保護者との合意形成なしには統合してはいけないという趣旨に受け取っていますが、今回のような1回だけの保護者への説明で、しかも合意形成がなされていない中で、意見を伺いながらと言いながら、こういった見切り発車をすることが今後の合意形成の大きな妨げになりはしないかという、ちょっと3点について教育委員会のお考えを伺います。 ○議長(檀上正光) 宮里学校教育部長。 ◎学校教育部長(宮里浩寧) 当時の文部省通知、公立小・中学校の統合についての内容にかかわる3点の御質問でございます。 昭和48年のこの通知の中で、「学校統合を計画する場合は、学校の持つ地域的意義なども考えて、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること」と記載されており、内容については理解しておりますし、これまでも、他の地域におきましても、尾道市教育委員会では住民の皆様の御理解をいただけるよう努力してまいりました。 このたびの因島南地域の三つの小学校の統合についても、保護者や地域の皆様に御理解いただけますよう説明を行ってまいりました。今後もこの方針に変わりはありません。御理解いただけますよう説明を継続したいというふうに考えております。 ○議長(檀上正光) 22番、岡野議員。 ◆22番(岡野長寿) 通達の評価についてはほぼ私と同じ評価ですから、今後やはりこれは尾道市の各地で問題になっていくことだと思うんですが、住民の合意と理解のもとに進めていくというのが基本的なスタンスだということは理解しましたが、やはり人は、教育委員会の腹案はこうあると、これを御理解いただくためにいろいろ説明すると思うんですが、相手のやはり考え方があるわけですよ、それぞれの地域の事情や。例えば田熊中でここおっしゃってるのは、土生中よりも新しい田熊中学校があるんだから、あいてるんだからそれを使いたいと思われるのは当然で、やはり土生と田熊との間にある、まちのやはり違いというものは歴史的にあるわけで、そういった事情をしっかり、そういった全体のもとに持たれとる意見を理解するという姿勢がないと、あなた方が何言おうと私たちのA案は変わりませんよと、実際工事も設計予算も提案しますよと、こういう姿勢では、誰もそういった説明会に参加もしたくないし、住民の合意形成なんていうのはできないんじゃないですか。その辺のちょっと信頼関係損なわれるんではないですかという質問に対して答弁がありませんでしたので、それをまず答えていただきたいのと。 3回目ですから、今後やはり、それは耐震化の問題も含めて、これいたずらにやはり時間を延ばすということは私も本意ではありません。そのためには、やはり速やかな住民合意ができる方策というのを、もう少し度量の広い、腹案もあるでしょうが、そういった、田熊で言えば、多くの方の、6割でしたか、腹にあるまちづくり、小学校づくりというものも選択肢の中に含めた話し合いを行っていくと。だって、教育委員会がこういう案ですよと言ったものに対して、賛成の人もいますが、6割が反対をすると。それを変えて、今のPTAから出てる案に沿ってやっていくのはどうかという案であれば9割ぐらいの方の合意形成が私できるというような状況もあると思うんで、ですから住民、保護者のまちづくりや学校づくりやの願いが、最大公約数がどこにあるのかというのを、やはりきれいな絵を描くという机上の空論ではなくて、地域におりて、その辺の住民の真意を酌み取るような営みなくては、私はこれからのよいまちづくり、市長のおっしゃる市民との協働のまちづくりというのはなかなかそごを来してくるんじゃないかなと思いますので、これは、今言ったことは要望ですけども、先ほどの、今のようなやり方ではむしろ信頼関係が失われるだろうという点についてはお答えを最後にいただきたいと思います。 ○議長(檀上正光) 宮里学校教育部長。 ◎学校教育部長(宮里浩寧) 現在の因島南地域の学校統合におきましては、残念ながら一部の関係者の皆様に理解を得られてないという状況でございます。 当時の文部省の通知の中身にありますように、学校統合を計画する場合は十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めることということを基本方針に置きながら、これまでも説明をさせていただきました。今現在におきましても、私ども教育委員会といたしましては、三つの小学校、3校同時での統合が最善であるという方針には変わりはございません。今後も、並行して関係者との統合協議を継続してまいりますが、これまで以上に、より具体的な統合後の学校の姿等をわかるような形での御理解を求めていきたいというふうに考えております。 ○議長(檀上正光) 32番、寺本議員。 ◆32番(寺本真一) 私は、議案第123号の工事請負契約の締結について質問をしたいと思います。 これは、俗に言う尾道大学のE棟建設にかかわる入札、その結果の承認を求めるというものであります。 請負金額は14億6,685万円と、こうなっておりますけれども、入札の落札金額は13億9,700万円と、こういうことでございます。それで、この入札については、入札レポートが、入札結果のつづりが、入札を実施をされた7月26日に私どものほうに配付をされました。このときには、落札人及び金額の欄は、落札保留と、落札については保留しとくよと、入札はしたけれども、落札人の決定は保留をするよという報告になってます。その理由については、括弧として、低入札ということになってます。ですから、これは低入札価格調査制度でこの入札を実施をしたと。この低入札価格調査制度というのは、予定金額に対する調査基準額、価格を調査する基準額というものを設けまして、その基準額よりも下回った場合には、その金額で市が求める水準の工事がちゃんとできるかどうかということについて調査をするということになっているわけです。そういう制度ですね。ですから、この基準額以下の落札金額だったから、これは調査をするということでこれが保留になったと。 そして次に、同じ件名で入札結果のつづり、入札レポートが回ってきたのが8月7日です。これを見ますと、落札人及び金額は、今回契約をしようとしている相手である堀田・大宝のJVで、先ほど紹介したように、その金額は13億9,700万円、こうなっておるわけですね。これを見ると、調査をしたけれども、問題はないということで、この堀田・大宝JVを落札人と決定をしたということがこの2枚の入札レポートから読み取れるわけですが、改めてこの経過について、いま一度もう少し詳しく説明をしていただきたいと。一体、調査をしたというけれども、何を調査をしたのかということも含めて、その調査結果、なぜ妥当と判断したのかということについてもお答えを願いたいと、これが第1点です。 それからもう一点は、実はこの予定価格は、入札に臨むに当たって、市が積算をして、その積算からはじき出した、設定をした予定価格は18億5,618万5,600円ということですから、この13億9,700万円というのは落札率でいうと75.1%と、こうなるわけです。 これは、御記憶の方も大勢いらっしゃると思いますけれども、私どもは尾道市のこの最低制限価格、予定価格に対する、これで入札可とする最低制限の価格は、これまで75%と、こうなっておったんだけれども、この75%というのは、指名競争入札ならばともかく、今日のように一般競争入札になると、低値落札が横行して、結局制限価格いっぱいのところで落札を余儀なくされると、結果的に市内業者がほとんど利幅がないような状況で落札せざるを得ないと、いわば過当競争になるということから、これを上げるように何度か議会で質問をしまして、尾道市は我々の主張を受け入れて、昨年の場合にはおおむね80%、それから今年度からはさらにそれを85%に上げたわけです。ところが、5,000万円以上の価格の工事については、この低入札価格調査制度というものを導入するということで、結果的に見れば、今言ったように、予定価格の今回の落札結果75.1%という低値落札が容認されるということになっておるわけですね。 これは、これまで私どもの主張したこと、それからそれを受け入れて、尾道市が5,000万円以下の工事については80%から85%に上げる、それ以下についてはもう自動的に失格とすることと比較してみればちょっと矛盾してるんじゃないか。こういう低入札価格制度というものを持ち込むことによって、結果的に見れば、以前のような予定価格の75%という低値落札が容認されるということになっているわけで、これまでの改善してきたことと矛盾するんではないかというふうに思いますけれども、その点についてはどのように考えておられるか。 それからもう一点は、私どもは、尾道の設計金額が余りにも低いために、市内業者が適正な利益を得ることができないということで、それが理由として入札を辞退をすると、入札辞退というのが入札レポート見るといまだに続いてますよね。この背景には、やはり設計金額が低過ぎて、それもあって75%から80%、80%から85%に上げたんだけれども、設計金額がまだまだ実態に合ってないんじゃないかというふうな推測をこれまでして、そういう質問をしてきましたが、今回を見ると、75%ですから、75%でも落札をする、札を入れたということは、業者から見れば赤字覚悟で入れるわけはないんで、常識的に考えれば、75%でも利益は十分見込めるということだから75%で札を入れたということになれば、こういうふうな金額が多い工事、大型公共工事については、やはり設計が甘いんではないかというふうに見ざるを得ないわけですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 以上、3点聞かせてください。 ○議長(檀上正光) 槙山建設部長。 ◎建設部長(槙山博之) まず、1点目の御質問でございます。 今回の工事の入札、それから価格の調査をした内容につきまして、その過程を説明をさせていただきます。 今言われました、7月26日に入札、開札を行いました。その結果、先ほど言われましたが、5,000万円以上の工事でありますので、調査基準額の算定をいたしまして、これの低入札の基準以下ということで、低入札調査を行うということで保留をいたしました。8月3日に低入札価格の調査を実施をいたしました。この内容につきましては、まず前段で2項目の調査基準がございます。一つは、数値的な判断基準を設けております。これは、中身につきましては、まずは業者のほうの数量、内訳につきましては妥当かどうかというのを調査いたします。それから、材料、製品等の品質の規格等の調査も行います。それから、もう一つ大切なものが、工事費の総額基準と、それから事業費の内訳基準を設けております。工事費の総額である程度基準を設けておりますので、これを満たしてないものは数字的には失格という判断になります。あわせまして、工事内訳表の中には、直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費とありますが、この項目ごとに数値基準を設けておりますので、この金額に達してなかった場合も失格というふうに判断をいたします。 それを受けまして、先ほど申し上げました8月3日に調査班で調査を行いまして、その中で、それで合格したということで、次に業者からの見積もり、それから施工計画、下請状況、手持ち工事等々の資料を提出していただきまして、それの判断、検討を行いました。当然ながら、工事につきましては、下請へのしわ寄せとか、それから労働安全条件、それから安全対策等の、これ不備がないかどうかという判断をいたします。あわせまして、建設副産物につきましても適当な処理をしてるかどうかという判断も行います。こういうものを全部判断をいたしまして、調査班で基準を満たしているという結果を出しました。 それを受けまして、8月6日に低入札の価格調査委員会を開催いたしまして、その結果、堀田・大宝JVさんの落札というふうに決定をいたしました。 それからもう一点、75%の落札であったのだが、5,000万円以下の工事であれば即失格であるじゃないかと、低入札の制度と、それから失格制度につきましては、低入札の価格制度と調査制度は矛盾しとんじゃないかという御質問でございますが、基準が5,000万円以下につきましては、工事費が少額ということで、即基準以下であれば失格というふうに判断いたします。5,000万円以上であれば、工事費につきましては、当然ながら業者の努力等で、それから業者の施工に対する受注したいという意欲とか等々がございまして、これは当然ながら即失格じゃなしに、それ以下でも当然ながら工事が妥当に行える、履行が行えるという判断のもとに基準を設けております。この基準につきましては、国の一定の数値を参考にいたしておりますので、矛盾はしてないというふうに判断をいたしております。 以上です。 ○議長(檀上正光) 川崎都市部長。 ◎都市部長(川崎誠) 大型工事について、設計が甘いのではないかという御指摘なのですが、建築工事の場合は、国土交通省が示しております公共工事工事積算基準に基づいて、市場価格を採用して積算しており、適切な価格を積算しております。 以上です。 ○議長(檀上正光) 32番、寺本議員。 ◆32番(寺本真一) 1点目の問題なんですが、これで調査をしたけれども、問題なしで、3JVのうち最も安い札を入れた堀田・大宝が落札をしたということになってますが、さっきちらっと部長も言われたように、これが5,000万円以下の工事と同じような基準でいっておるとどうなっとるかというと、あなた方が、この後聞いた価格なんですが、低入札価格調査で調査をする基準とした額は、予定価格18億5,618万5,600円に対して15億9,960万9,000円を設定しておられるんですね。これが86.2%ですよ。今回はこれを下回ったから調査をしたと。調査をしたら、今答弁があったように、筋書きどおりかなんか知りませんが、問題なしに堀田・大宝が落札したというふうになってるんだが、これを見ますと、この日、入札に参加をしたのは堀田・大宝入れて3社ありますが、1社は大之木建設・三和鉄構建設JV、これは14億4,490万円ですから、これも実は調査基準対象金額なんですね、調査対象の金額と。そしてもう一社は、砂原・加納屋JV、ここは16億2,000万円ですから、もしあなた方が設定した基準額、これ86.2%ですから、ほぼ今年度採用してる最低制限価格85%、おおむね85%、こういう基準でいっておれば、これを機械的に当てはめて、それ以下ならば失格と、こうやっておれば、実はこの入札結果はがらっと変わっとるんです、今紹介したように。堀田・大宝は失格になって、大之木・三和は失格になって、砂原・加納屋が落札人と、こういうことになっとるわけね。 だから、私は、今回の調査というのはどこまで客観性があったのか、専門家でないから私もわかりませんが、そういう意味では非常に大きな意味を持つものであったというふうに思うんです。これはまた改めて産業建設委員会でもう少し細かく聞いてみたいなというふうにも思っていますけども、こういう状況ですから、私はこの低価格入札制度というのは、先ほど言いました、結果的に見れば、最低制限価格をこの間上げてきた、5,000万円以下の、その趣旨と逆行するような、そういうことに結果的には、そういう結果を容認するというものですから、これは、国のほうが今どういうこの問題について思考してるのかわかりませんけれども、検討してみる必要はあるというふうに思います。 この点、もう一度、今後の考え方について聞かせていただきたいというふうに思います。 ○議長(檀上正光) 槙山建設部長。 ◎建設部長(槙山博之) 今言われました今回の結果につきましては、今の制度で、当然ながら業者のほうもこの制度を知った上での入札でございます。それを今回のことで、金額で逆転したじゃろうかと、基準を当然上げれば失格も基準が上がるわけですから、そういう結果になる可能性もありますが、これは当然ながら基準があっての話ですから、後から基準を設けておるわけでもございません。この基準制度は業者のほうもわかっての入札、応札でございます。 それと、今後の検討、見直しということでございますが、入札制度につきましては、毎年入札制度検討委員会のほうでいろいろな項目を検討したりしております。今回の低入札の価格の基準につきましても、前年度よりは当然ながら上がっております。ということで、業者のほうへの配慮、当然ながら経営の配慮とかということも考えながら設定をいたしております。 ただ今後、いろいろな方法で見直していくことも当然ながら必要だというふうに思っております。 以上です。 ○議長(檀上正光) 32番、寺本議員。 ◆32番(寺本真一) 確かにこれ、今回のように16億円、10億円以上の工事であれば、相当融通がきくんだろうと思いますよね、いろいろ、融通がきくところもあるでしょう。だから、そういう意味じゃ、そういう工事を扱える業者のスケールメリットという、あなた方の積算基準に入らないような、その積算基準から見てもかなり利益を生み出すことができるような、そういう部分もあると思いますよ、恐らく、工事が大きくなればなるほど。だから、そういう場合には75%でもいいんでしょうよ、現にそういう価格で落札してるんだから。 ただ、今この低入札価格制度の基準額を、5,000万円を境にして、それ以下は最低制限価格制度で、今でいえばおおむね85%以下になれば自動的に失格と、しかし5,000万円を超えれば低入札価格調査制度で、場合によっては75%もあり得るということになってるわけですが、この5,000万円というのはやっぱり基準がちょっと低過ぎるんじゃないんかと。これをもう少し、例えば1億円とか2億円とかあたりまではやはり最低制限価格制度にして、それ以上を低入札価格調査制度にするというふうな変更は、ぜひこれは検討すべきじゃないかというふうに思います。全般的な見直しということじゃなくて、今言った低入札価格調査制度を適用する最低ラインのところを、これをもっと上げるということについてはどうですか。 ○議長(檀上正光) 槙山建設部長。 ◎建設部長(槙山博之) 今現在の尾道市の工事の設計金額、要は工事費の一番多いのはやっぱり5,000万円以下でございます。今回のような大型の工事、大規模な工事というのは非常に珍しいといいますか、数が少ないということで、対象となる、今言われました5,000万円のことにつきましては、今後の発注状況を見ながら、また入札状況を見ながら検討していきたいというふうに思ってます。 以上です。 ○議長(檀上正光) これをもって質疑を終わり、21案はそれぞれ所管委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会をいたします。                午後3時5分 散会  ────────────────── * ──────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     尾 道 市 議 会 議 長     尾 道 市 議 会 議 員     尾 道 市 議 会 議 員...