広島市議会 2021-12-10
令和 3年第 5回12月定例会−12月10日-04号
第4 第293号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)
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会議に付した事件等
開議宣告(終了)
会議録署名者の指名(終了)
日程に入る旨の宣告(終了)
日程第1 一般質問(終了)
休憩宣告(終了)
開議宣告(終了)
日程第2┌自第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)
┤
└至第137号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
筒瀬運動広場)
┌自第139号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
工業技術センター)
┤
└至第292号議案 契約の締結について(
駅前大橋線軌道等新設その他工事)
(質疑)
(各
常任委員会付託)
日程第3 第138号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
馬木近隣運動広場)
(
総務委員会付託)
日程第4 第293号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)
(市長説明)
(質疑)
(原案可決)
休会について(明日から14日までを休会と決定)
次会の開議通知(15日午前10時開議を宣告)
散会宣告(終了)
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出 席 議 員 氏 名
1番 岡 村 和 明 2番 川 本 和 弘
3番 田 中 勝 4番 並 川 雄 一
5番 川 村 真 治 6番 石 田 祥 子
7番 川 口 茂 博 8番 水 野 考
9番 平 岡 優 一 10番 椋 木 太 一
11番 吉 瀬 康 平 12番 山 本 昌 宏
13番 山 内 正 晃 14番 碓 氷 芳 雄
15番 海 徳 裕 志 16番 木 戸 経 康
17番 山 路 英 男 18番 森 畠 秀 治
19番 石 橋 竜 史 20番 平 野 太 祐
21番 定 野 和 広 22番 伊 藤 昭 善
23番 桑 田 恭 子 24番 近 松 里 子
25番 大 野 耕 平 26番 西 田 浩
27番 渡 辺 好 造 28番 豊 島 岩 白
29番 宮 崎 誠 克 30番 八 條 範 彦
31番 母 谷 龍 典 32番 三 宅 正 明
33番 八 軒 幹 夫 34番 馬 庭 恭 子
35番 竹 田 康 律 36番 藤 井 敏 子
37番 中 原 洋 美 38番 太 田 憲 二
39番 若 林 新 三 40番 今 田 良 治
41番 佐々木 壽 吉 42番 元 田 賢 治
43番 谷 口 修 44番 永 田 雅 紀
45番 金 子 和 彦 46番 木 山 徳 和
47番 沖 宗 正 明 48番 中 森 辰 一
49番 碓 井 法 明 50番 山 田 春 男
53番 木 島 丘 54番 藤 田 博 之
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欠 席 議 員 氏 名
51番 中 本 弘 52番 児 玉 光 禎
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職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 石 田 芳 文 事務局次長 松 坂 康 雄
議事課長 小 田 和 生
議事課課長補佐主任事務取扱
吉 川 和 幸
議事課主査 村 田 愛一朗 議事課主査 小 崎 智 之
外関係職員
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説明のため出席した者の職氏名
市長 松 井 一 實 副市長 小 池 信 之
副市長 及 川 享
危機管理担当局長岩 崎 学
企画総務局長 荒神原 政 司 財政局長 古 川 智 之
市民局長 杉 山 朗
健康福祉局長 山 本 直 樹
健康福祉局保健医療担当局長 こども未来局長 森 川 伸 江
阪 谷 幸 春
環境局長 重 村 隆 彦
経済観光局長 津 村 浩
都市整備局長 中 村 純
都市整備局指導担当局長
谷 康 宣
道路交通局長 加 藤 浩 明 下水道局長 油 野 裕 和
会計管理者 金 森 禎 士 消防局長 勝 田 博 文
水道局長 友 広 整 二
監査事務局長 大 杉 薫
財政課長 後 藤 和 隆 教育長 糸 山 隆
選挙管理委員会事務局長 人事委員会事務局長
橋 場 聡 子 仁 井 敏 子
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午前10時01分開議
出席議員 51名
欠席議員 3名
○佐々木壽吉 議長 出席議員51名であります。
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開議宣告
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○佐々木壽吉 議長 これより本日の会議を開きます。
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会議録署名者の指名
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○佐々木壽吉 議長 本日の
会議録署名者として
7番 川 口 茂 博 議員
36番 藤 井 敏 子 議員
を御指名いたします。
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日程に入る旨の宣告
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○佐々木壽吉 議長 これより日程に入ります。
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△日程第1 一般質問
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○佐々木壽吉 議長 日程第1,昨日に引き続き一般質問を行います。
発言通告者に順次発言を許します。
54番
藤田博之議員。
〔54番
藤田博之議員登壇〕(拍手)
◆54番(
藤田博之議員) 皆さん,おはようございます。藤田博之です。
久方ぶりに一般質問をやらせていただきます。
市街地再開発事業と市有財産の交換について,数点にわたりお尋ねをいたしたいと思います。
この問題については,私どもの会派の
桑田恭子議員が本年3月の
予算特別委員会で数点にわたり質問をし,さらには,修正案も出しておられるので,本来なら,我が会派としては,桑田議員にお願いをして引き続いて質問していただくことがいいんじゃないかと,こういうように思っていたんですが,私のところに投書が何通か参りましたので,私もやっぱり発言をしていかないといけないのではないか,こういうつもりで,その投書の内容と私の考え,あるいは調査をした結果について,数点にわたり質問をいたしたい,こういうように思っておりますので,よろしく答弁のほうをお願いいたします。
広島市は,
広島商工会議所に対し,平成30年9月に
商工会議所ビルの移転・建て替えについて,市営基町駐車場周辺の再
開発事業地区を移転先として検討していただくことを提案をされました。景観上の問題として,以前から
商工会議所ビルの移転の話は,いわゆる雑談の中ではあったように思います。しかし,今回のように,会議所に利益の供与をするような話は全くなかったと思うのであります。会議所ビルが撤去されれば,今度はPLという表示をされた大きなビルが前面に出てきます。
広島商工会議所ビルを移転して,決して景観が今よりかよくなる,こういうようには思いません。PL自体は表に出ますから,環境がよくなるかもしれません。
商工会議所ビルが昭和40年に建設されてから,今日まで56年が経過をいたしております。その間,
平和記念式典の際には,マスコミを通して,現状の景観が世界中に発信をされておるところであります。したがって,今の景観は56年間,いわゆるなれ親しんだ景観でもあります。広島市が今急いで移転を求めなければならないというようなことではないんじゃないだろうかと,こういうように思うわけであります。このビルもいずれ建て替える時期が来るかも分かりません。そのときは,本市が設定をした高さ制限に合わせて建設をしていただければ,自然に解決する可能性もあります。
いずれにいたしましても,
商工会議所ビルがどこに移転されようが,広島市がとやかく言う立場ではありません。売却をしてどこに行かれようが,解体をして現有地に建て替えられようが,本市としては全く関係のない話であります。私は基本的にそういうように思っておるところであります。
広島市と
広島商工会議所は,市営基町駐車場と
広島商工会議所ビルの土地・建物の財産交換について,本年8月1日付で双方の財産が所有権移転をされております。既に財産の交換をされ,この地区で進められる市街地再開発事業の事業者の一員として,
広島商工会議所も名を連ねておられます。このような場合,通常は市街地再開発事業が完了後に,広島市に配分をされた保留床と
広島商工会議所ビルの床面積を交換するのが普通であろうと思うわけでありますが,なぜか異例の速さで,他の地区では見たことのない特別な支援の下で進められているように思います。交換後においても,相互に使用料を同じように払うなどして現状維持を図り続けるような,大変奇妙な方法を採用されています。
なぜこのタイミングで慌てて床面積の交換をされたのでしょうか。その最大の理由は何ですか。そのことによる広島市のメリットはどんなものがあるんですか,その理由をお聞かせください。
次に,今回,財産の交換に当たって,慌てて交換したために,その手続に過ちはなかったのでありましょうか。釈迦に説法かと思いますが,あえて申し上げます。広島市の財産は,行政財産と普通財産に分かれております。行政財産とは,行政目的のために使用される財産であって,地方自治法第238条の4で,行政財産の売払い,交換,貸付け,私権の設定を禁止しています。
広島市が,これまで民間法人と財産の交換を可能にした法律根拠をお示しください。また,過去に実績として,景観の観点から,土地・建物を含む市有財産を買収,交換をしたことがあるのか。あればお示しください。
今回の交換のように,駐車場目的で使用されている行政財産を交換するためには,まず,行政財産を普通財産に移行する必要があって,そのためには,用途の廃止の手続が必要となります。この用途の廃止の手続は,当該財産が行政目的を失い,行政目的では使用されない旨を広島市が宣言し,用途廃止の決定という判定がなされた後に,そこで初めて普通財産への切替えが可能となります。
今回の交換に当たっては,当然普通財産に移行されていなければなりません。その点について,議会事務局の市政調査課で確認をしていただいたところ,今年ですが,令和3年8月1日付で行政内の内部手続は済み,行政財産であったものを廃止して普通財産に変更した上で,
商工会議所ビルと財産の交換をしているとの調査結果をいただきました。この駐車場は,2号基町駐車場として
都市計画決定されている都市施設であります。さらに,一団地の官公庁施設,基町団地の指定を受ける地区ともなっております。現時点でも広島市の都市計画図にはそのように記載をされております。
先ほど申し上げましたとおり,基町駐車場は駐車場として使用するために,わざわざその位置づけを
都市計画駐車場として定めた立派な行政目的の財産,行政財産であります。また,一団地の官公庁施設とは,国家機関または
地方公共団体の建築物を一団地に集約し,行政間相互の円滑な活動を進めるために計画された官庁街でもあります。基本的には,行政機関の誘致を望む区域とされております。都市計画に定めるということは,行政が執行する都市運営にとって基本中の基本であり,非常に重い位置づけでの法律であります。
都市整備局長をはじめ,担当職員は熟知されていると思います。
都市計画法の趣旨を鑑みると,二つの
都市計画決定が変更され,都市計画の廃止が実行されるまでは,この施設は行政目的を失っているとは言えず,用途廃止の決定をすることのできない施設と考えるのが常識的な判断であります。これまでの広島市の
都市計画行政の根幹に位置するものと思っております。都市計画法を無視して用途廃止の決定がなされるのであれば,都市計画を決定する意味すら失うことになります。さらに,
都市計画審議会の存在自体を無視する判断で行われることになると考えられます。
都市計画を定める行政が,その意義を無視して行政運営されるのであれば,広島市の都市行政に対する信頼は地に落ちることになります。本来,普通財産に移行できないものを移行させていたのであれば手続は無効であり,地方自治法第238条の4第6項により,
財産交換自体の契約は即刻白紙撤回,早急に元の姿に戻すべき事案と考えられますが,いかがでございましょうか,お答えをください。
次に,
都市計画変更と
不動産鑑定評価の関係についてお伺いいたします。
今回の財産交換は,6月議会において等価交換であるとの説明であったかと思います。財産交換仮契約書によれば,広島市が3400万円を
商工会議所にお支払いをする計算でありました。
既に皆さん,お気づきのことと思いますが,常識的な手順で,
都市計画変更後,普通財産として財産交換を行っていれば,基町駐車場の評価額はもっと高い評価額になるはずであって,等価交換の領域ではなく,逆に,
商工会議所が広島市に,多額の追加金の支払いが必要となっていたということであります。
ここで問題なのは,個別の鑑定評価が高いとか安いとかだけでなく,広島市が
都市計画変更後に交換をすれば明らかに基町駐車場の評価額が上昇することを知っていながら,意図的に
都市計画変更を回避し,評価額を安く据え置いたまま交換を実行したという事実をどのように捉えるかであります。この事実は,広島市が市民財産を毀損して,
広島商工会議所に対して,特別に利益の供与を図ったということにほかなりません。これは,市民に対しての完全なる背信行為であります。むしろ市民財産を扱う執行権者である広島市が,本来行うべき手順に従って行われれば得られるであろう資産を不適切かつ不誠実な事務処理を実行し,
商工会議所に対し資産を与えたのでありますから,背任の罪に問われるような事案ではないかと思います。
行政が一民間法人に対し自らの資産を供与した可能性がある以上,一連の事務内容を明らかにし,徹底的な真相究明を図るべきと考えますが,いかがでありましょうか,お答えください。
また,
広島商工会議所は,本年度末に予定している市街地再開発事業の計画決定と同時に行われる
都市計画変更によって申し述べた制限が解除され,交換で受けた財産は一瞬にしてその評価額が上がることになるわけであります。その上で,建物の解体費は市街地再開発事業で賄ってもらえるとのことでありますから,この点においても,
広島商工会議所は数億円の経費が削減されることになるのではないだろうかと思います。
広島商工会議所は,まさにぬれ手に粟であります。
そこで気になるのは,このようなことを
商工会議所はどこまで把握をして交換協議を進めてこられたかであります。
商工会議所は,交換後直ちに市街地再開発事業の権利者として参入されておられますから,広島市が示した土地価格1平方メートル当たりの単価にしますと,
商工会議所が107万9000円,基町駐車場が59万円であります。
商工会議所に対する基町駐車場の単価を相対評価してみますと,その相対比率は54.68%となっており,1.83倍です。先ほど申し上げましたが,基町駐車場には現在もなお都市施設,2号基町駐車場及び一団地の官公庁施設,基町団地という二つの
都市計画決定がなされております。この二つの
都市計画決定がなされている以上,基町駐車場の土地は駐車場以外に使用できない土地として扱われるのですから,当然に評価が下がることになります。これは当たり前の話であります。
もう一つの一団地の官公庁施設の指定では,その区域における建蔽率が40%以下に制限されております。当該箇所を含む周辺地域の建蔽率が80%の指定を受けているにもかかわらずであります。当然に,この要件においても土地価格は下落の評価を受けるわけであります。
仮に二つの
都市計画決定が廃止されれば,当然のこととして,基町駐車場はもっと高い評価を得られる土地に変身すると考えられ,道路向かいの中央健診所の土地評価と同等以上の評価額を得られるとするのが素直な常識的な考えであります。
商工会議所と中央健診所は,共に固定資産税の標準宅地の指定がされております。
標準宅地価格が明示されております。それによりますと,令和3年度の価格は,
商工会議所が66万5000円,中央健診所側が49万7000円であります。相対比率は74.7%となり,1.34倍です。先ほど広島市が示した評価額による相対比率と
都市計画決定が廃止された場合の相対比率を比べてみますと,その格差は20%となります。これは,
都市計画変更前の交換と変更後の交換とでは,基町駐車場の評価額は20%も高くなる可能性があるということであります。広島市が示した土地代に20%差として当てはめてみますと,およそ5億円にも上る金額となります。
つまり
都市計画変更を避けて交換していますから,基町駐車場は非常に安い価格で財産の交換を執り行われたということになります。交換後の会議所の財産がどのように転用していくのかとの説明を受けられたと考えるのが自然であり,会議所会員への説明責任もありましょうから,その上で財産交換の意思決定と思われます。
交換後,
都市計画変更により,本来,市民資産となる予定のものが会議所の資産の上昇になりますとの説明を受けられたかどうかは両者でなければ分かりませんが,もし説明を受けられていたのであれば,共謀して事を進められたことになります。仮に御存じなかったとしても,広島市の事務処理の操作によって得られたことになる資産増加は,本来,市民財産に帰属するはずのものでありますから,民法第703条に規定されている不当利得に相当するのではないかと考えます。もし不当利得とされれば,返還の義務が生じるということは御存じのとおりであります。
いずれにいたしましても,このような疑念が生じている以上,広島市はこの財産交換における全ての情報を開示をして市民に説明すべきであると思います。ところが,広島市は,
商工会議所が同意をしないからという理由で
不動産鑑定評価すら開示をしません。
不動産鑑定評価というのは,鑑定士が公表を前提にしてその正当性を担保するものですから,その鑑定内容を明らかにするのは当然のことであり,少なくとも基町駐車場は市民の財産なのですから,市民に鑑定評価を公表するのは当たり前の話であります。
なぜ鑑定評価を公表しないのですか。公表したらどんな障害があるのですか。また,売買実例も調査をしていると思いますので併せてお答えをください。
一事が万事,広島市は情報開示に後ろ向きであります。何となく国の何とか学園事件に似ているように思います。何か後ろめたいことがあるのでしょうか,お伺いをいたします。
議会には,その使命として,執行機関が行う行為に対して不正なことはないか,適切な対応が行われているかなど調査をし,監視をする機能を有するとされております。また,執行機関は,市民の代表である議会に対してでき得るだけの情報を開示する義務があります。ところが,今回のように,広島市が別の意図を持って物事の全体像を示さず,情報公開を拒むことにより十分な情報が得られなかった議会は,誤った判断をしてしまうことになります。今後,議会が議論の場として躍動するためにも,誤った判断を招かないためにも,正確で詳細な情報を十分に提出していただけるよう求めるものであります。
特に駐車場の
都市計画変更の前に財産の交換を進めるこのシナリオで行おうと考えられたのは誰なのか。個人名でなければ,どこの部署なのか。これを市民に明らかにするべきであろうと思います。明確な答弁をお願いをいたします。
行政の執行責任者として重大な問題であります。明確な答弁を期待をいたしまして,質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○佐々木壽吉 議長 市長。
〔
松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 藤田議員からの御質問にお答えします。
市街地再開発事業と
市有財産交換についての御質問がございました。
本市では,
平和記念資料館本館下から慰霊碑とその先にある原爆ドームを望むとき,
商工会議所ビルが原爆ドームの左後ろに位置するという現在の景観を,より平和都市広島を象徴するものに変えていくための取組を進めているところであり,そのために広島市景観計画を改定し,原爆ドームの背景に建築物等が何も見えなくするための高さ規制を導入することとしているところでもあります。
また,本市の都心部を人中心のウオーカブルで回遊性のあるものにするという方針に沿ってまちづくりを進める中で,設置後,相当期間が経過し老朽化が進んでいる上に,耐震基準も満たしていない基町駐車場を具体的にどう処理するかということについて検討しなければならないという状況にありました。
そうした中で,平成30年9月,基町駐車場周辺における再開発事業の検討に併せた
商工会議所ビルの移転・建て替えについて
商工会議所に提案したところであり,この提案は,再開発事業を通じた都市機能の充実・強化という課題と本市にとって懸案となっていた原爆ドームの背景の景観改善という課題を,建設から半世紀以上経過した
商工会議所ビルの建て替えということを機に,同時に解決しようとするものであります。その後,
商工会議所が本市の提案に賛成し,一丸となった開発事業を行おうということで議論を重ねた結果,財産交換を行い,両者が地権者となって事業を円滑に進めることを合意したところであります。
この合意により,本市が都市の中心部で進めております,自動車に代わり自転車や公共交通を中心に据えた環境に優しい交通体系の形成といったことが,経済界の理解と協力を得ながら加速できるようになるものと考えているところであります。
その他の御質問については,関係局長から答弁いたします。
○佐々木壽吉 議長
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 市街地再開発事業と市有財産の交換につきまして,数点の御質問にお答えをさせていただきます。
まず,基町駐車場につきまして,都市計画上,駐車場及び一団地の官公庁施設に位置づけられている中で,都市計画の変更を行わずに財産を交換したことについて,問題があるのではないかという御質問についてでございます。
都市計画は,都市施設や土地の利用そのものに関して規制等をするものでございますが,その財産の取得,または管理の主体が誰であるかを規制するものではございません。したがいまして,基町駐車場につきましては,本年8月に行政財産を普通財産に変更した上で財産交換をしておりますが,都市計画の変更につきましては,土地利用の変更が確定することになります来年2月の
都市計画審議会にお諮りをして変更していく予定としてございます。同時に,このときには市街地再開発事業の計画もお諮りをして決めていくという形にしてございます。
なお,こういう形で駐車場,あるいは一団地の官公庁施設の変更をしていくことに関しましては,関係機関と調整の上,合意を取っているところでございます。
次に,基町駐車場の鑑定評価に当たり,都市計画上,一団地の官公庁施設に位置づけられた建築物の建築や土地利用に制限がかかったままで鑑定評価を行っているという状況は,市にとって不利な評価額になっていて不適切ではないかといった趣旨の御質問がございました。
これにつきましては,このたびの
不動産鑑定評価に当たりましては,基町駐車場の廃止及び財産交換後には都市計画上の一団地の官公庁施設からも除外をされる予定であるということから,所要の都市計画の変更が行われるものとして評価を行っておりまして,評価時点では,一団地の官公庁施設の都市計画の変更をした後での評価という形で,既に変更を見込んでおりますので,御説明いただいたような御指摘は当たらないものというふうに考えております。
次に,鑑定評価書の公表につきまして御質問がございました。
このたびの
商工会議所ビル及び基町駐車場に係る鑑定評価書は,両者を一体のものとして処理をしていくことを前提とした上で,公開しないことを条件に第三者から任意に提供を受けた情報が基になっているものでございます。したがって,情報提供者の了解が得られない限り公表はできませんし,実際に鑑定評価書そのものにも公表しないことを明記させていただいております。
さらに,御質問の中で景観のために買収行為を行ったような実績があるのかといったこともございました。
これに関しましては,具体的にそういった事例を私は承知をしてございません。あったかどうかについては不明ということで御容赦いただきたいと思います。
最後に,御質問の中で,財産交換を発案したのは誰なのか,具体的な名前が出なくても,組織としてどういった組織だったのかといったことについての御質問がございました。これに関しまして,お答えを申し上げます。
商工会議所ビルの移転・建て替えと基町駐車場周辺における再開発事業につきましては,ひろしま都心活性化プランの着実な推進に向けまして,広島県及び
商工会議所と共に設置をしました,広島の都心活性化推進のための調整会議,この会議が平成30年8月に会合がございまして,そこの会合におきまして,将来,都市再生緊急整備地域に指定されるということも踏まえて検討をしていくことになったところです。
先ほど市長からの答弁もありましたけれども,その後,平成30年9月に市長から
商工会議所会頭に対しまして,
商工会議所ビルの移転・建て替えについて,本市,県及び関係権利者と共に,基町駐車場周辺の再開発事業として検討していただくことを書面にして提案をさせていただいたところでございます。その後,
商工会議所が本市の提案に賛成をし,一丸となった再開発事業を行おうということで議論を重ねた結果,財産交換を行い,両者が地権者となって事業を円滑に進めることを合意したという形でございますので,こういった協議の中で決まってきたものということでございます。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 54番藤田議員。
◆54番(
藤田博之議員) 2号基町駐車場は,
都市計画決定がされておる都市施設ですね,それと基町団地というのは,これを来年,廃止をするんですか。来年,廃止をするなら,廃止をする前の今現在は駐車場ですから,それを駐車場ではない鑑定をしたということになるんですか。今,鑑定のことを誰も答弁しないんですが,鑑定書を出さないと分からんじゃないですか。行政財産を普通財産にするのは何とでもできますよ。その基は,その目的がなくならないと普通財産にならないじゃないですか。その目的が一つも変わっていない。お互いが同じことを今しているんでしょう,財産を持っているときと。お互いが借り合って。今の
都市計画決定をしている審議会にかけないと消されないわけですが,それを来年やる。来年やることをもうその評価額の中に入れているんですか。評価額の中に,今の
都市計画決定がされていないという,そういう下で鑑定をしたということになりますか,想定をして。誰も一番大事なことを,鑑定のことを答弁しないんですが,鑑定書というのは,私は第三者に対抗する最高の,何ていうんでしょうか,根拠だと思うんですが,全然,どういうように言われても,今の二つの
都市計画決定をないものにして鑑定をしたんですか。そして,来年の何月かにそれを追認をするんですか。どうなんですか。
○佐々木壽吉 議長
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 鑑定時の規制と評価の仕方について,改めて御説明を申し上げますと,一言で言いますと,評価をしたときには駐車場,それから一団地の官公庁施設という
都市計画決定がなかったもの,そういった規制がないものとしての評価をしております。
これは,今年の令和3年1月1日現在で,その時点で規制等が予測されるものについて,ベースとして評価をしたという形の鑑定評価になっておりまして,その時点でもう既に,将来,市街地再開発事業等を行うことによって,都市計画の変更が見込まれるものということで評価をしておりますので,そういう都市計画が現在かかってはおりますが,その前提での評価にはなっていないということでございます。
○佐々木壽吉 議長 54番藤田議員。
◆54番(
藤田博之議員) そういう鑑定というのが許されるんですか,想定をして鑑定をするということが。今,行政財産は,売ることも,貸すことも,権利を設定することも許されていないんですよ。それを当然ないものにして,法律ではそうやって書いているが,法律なんかは無視して,いずれこれはなくなるんだと,そういう縛りが,今度,
都市計画決定を変えるから,なくなるから,なくなった評価をするという意味ですか,したという意味ですか,今の話はね。そんなことをしてもいいんですか。そういうことは法律で禁止してはおらんですか,想定をして評価をする。結果として,法律ですから,法律に基づいて評価をし,それが決定になるんじゃないかと思うんですが。
私は,あそこは,今でも都市計画法にのっとって行政財産だと思っているんですよ。ですから,行政財産としての鑑定をしておるから,あなたらが出さないんではないの,鑑定書。鑑定書というのは,市民の財産を評価してもらうのに,何で市民に明らかにできないかという,それが一番不思議なんですよ。
そして,景観が何とか言いますがね,私も議長のとき外国の要人を何回も案内して,慰霊碑を参拝しましたが,あの向こうの景観がよくないと言った者は一人もいません。そんなことを話した者は誰もいない。あそこは四千何ぼの人が住んでおられた,1,330所帯が住んでおられて,そういう都市の中に原子爆弾が落ちているんですから,いろんなところへ家が建ったり,倉庫が建つのは当たり前のことですよ。そんなことを知っておられる人はおりました。当時,衆議院議長だった河野議長は,ここはにぎやかなところだったそうですね,という歴史を知って来ておられたんですが,あとはあの話をした者は誰もおりません。
ビルがあったら,そんなに景観が悪いんですか。誰もそんな話をする者はおらんですよ,市民の中で。あれをのけりゃあええのに,早うすりゃええのにという。
何をどうしようとするのかさっぱり分からないんですが,その都市計画の縛りがないものとして評価したいということですね。そんなことが許されるんですか。
○佐々木壽吉 議長
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 鑑定のときの条件の設定の仕方についての御質問だと思います。
鑑定に当たりましては,将来確実と思われる変更等に関しましては,当然見込んで,それを見込んだ上での評価をするのが妥当であるということでございます。そういう条件設定をして評価をすること自体,全く問題ございませんし,逆に,将来変更があると思われるにもかかわらず,それを見込まないで評価すること自体が市の施設の過小評価につながる問題であるという案件だと思っておりますので,今回はそのようなことがないように,事前に将来を見通して,評価をする際には規制がないものとして評価をしたということでございます。
◆54番(
藤田博之議員) 質問ではないんですが,答弁をしてもらわないといけないので今言っているので。質問ではないんですが。鑑定評価を出さない理由,そして,売買実例も調査しているはずですから,そこらを何で答弁しないんですか。
○佐々木壽吉 議長 ただいまの藤田議員の発言は答弁漏れの指摘でございますので,質問ではありませんということなので,回数には入れません。
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 鑑定評価を公表しない理由に関しまして,改めて御説明を申し上げます。
このたびの
商工会議所ビル及び基町駐車場に係る鑑定評価書は,両者を一体のものとして処理していくことを前提とした上で,公開しないことを条件に第三者から任意に提供を受けた情報が基になっているものでございます。したがいまして,情報提供者の了解が得られない限り公表できませんし,実際に鑑定評価書そのものにも公表しないことを明記しているところでございます。
○佐々木壽吉 議長 次に,9番平岡優一議員。
〔9番平岡優一議員登壇〕(拍手)
◆9番(平岡優一議員) お疲れさまです。
12月定例会一般質問のトリを務めさせていただきます。自民党・市民クラブの平岡でございます。会派を代表して,一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて,本日は,六つのテーマについて質問をさせていただきます。
まずは,広島の原点,広島城についてお尋ねいたします。
広島城は,今から432年前,天正17年,1589年,西国の大大名,毛利輝元公によって築城がなされました。以来350年もの長きにわたって,城下町広島のシンボルとして町の中心にあり続けました。安土桃山時代の様式を伝える5層の天守閣は,昭和6年には国宝に指定されますが,昭和20年8月6日,アメリカが投下した1発の原子爆弾によって倒壊。今ある天守閣は,昭和33年,広島復興大博覧会の際に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
しかしながら,再建から63年を経た今,耐用年数が50年から60年とも言われる鉄筋コンクリート造りの天守閣は,近年,壁部のひび割れ,剥落が複数箇所で確認されております。老朽化は確実に進んでおります。一昨年に実施されました耐震診断の結果によりますと,震度6強から7程度の地震で,倒壊または崩壊する危険性が高いとのことでした。
これらの状況を踏まえ,本年3月の
予算特別委員会において,私が広島城天守閣の今後の方向性について質問をさせていただいたところ,松井一實市長自ら,天守閣については木造復元を目指す本格的な調査・検討を進めたい,そのように力強く御答弁くださりました。
そこでお尋ねいたします。今年度,広島市としては,まずは天守台の石垣の調査を実施されておられますが,現時点における調査結果はどのようになっておりますでしょうか。また,天守閣の木造復元実現に向けて,広島市としては現在どのような取組をされておられますでしょうか,お答えください。
今後の広島城のことを考えてみますと,3年後には三の丸ににぎわい施設が,5年後には展示収蔵施設が完成いたします。つまりは,5年後には現在の天守閣は空っぽとなります。空っぽの鉄筋コンクリート造りの天守閣,しかも耐震基準を満たしていない天守閣を観覧料370円で開館し続けるのか,それとも閉館をし解体の準備に入るのか,どのようにお考えでしょうか,お答えください。
また,今後,広島城をより魅力的なものにするためには,天守閣の木造復元に加え,植栽や地面の整備も必要です。植栽は,無計画に植えられた様々な木々が手入れも不十分で伸び切った状態です。城内に入れば,伸び切った木々によって天守閣が見えづらい状態にあります。地面については,本丸下段はアスファルトで舗装がなされておりますが,二の丸も本丸上段も未整備です。特に本丸上段は,近代に入ってから何かしらコンクリートのようなものが打たれた形跡があり,地面ががたがたです。それに,城内に無駄に置かれた無数のカラーコーンも気になります。
現在,広島城は,中央公園として都市整備局緑政課が所管とのことですが,広島城は史跡として指定された文化財です。単なる公園としてではなく,文化財として,また全国から,いや,全世界から観光客が訪れる観光地として,美観もしっかりと考えた上で管理をしていくべきだと思うのですが,これについて,広島市としてはいかがお考えでしょうか,お答えください。
次に,
平和記念式典の開催についてお尋ねいたします。
本年6月25日,広島市議会本会議において,広島市平和推進基本条例が圧倒的多数により可決,制定されました。条例の第6条第2項には,
平和記念式典を市民等の理解と協力の下,厳粛の中で行うものとすると明記されております。
しかしながら,本年8月6日は例年と何ら変わることなく,中核派をはじめとする極左暴力集団に先導されたデモ団体が全国から集結。その数200名程度。早朝より,原爆ドーム前で拡声機を使ったデモ集会を開催しておりました。さらには,8時15分からは,
平和記念式典の会場周辺を拡声機を使って,来賓である内閣総理大臣に対する帰れコールをするなど,シュプレヒコールを上げながらデモ行進を実施。その声は今年も確実に会場内に響き渡っておりました。
そこでお尋ねいたします。
平和記念式典を市民等の理解と協力の下,厳粛の中で行うものとすると明記された広島市平和推進基本条例が制定されて以降,8月6日までの間に,広島市としては厳粛な
平和記念式典の実現に向けてどのような取組をされてきたのでしょうか,お答えください。
また,8月6日当日,原爆ドーム前では早朝よりデモ団体のメンバー数十名が互いに腕を組み人間バリケードを築き,原爆ドーム前の一定範囲,100平方メートル程度を2時間半以上にわたって占拠。一般市民の通行の自由,移動の自由を妨げておりました。さらには,そこで拡声機を使用し政治的主張を繰り返すなど,無許可の集会を行っていた。この事実について,広島市としてはどのように受け止めておられますでしょうか。問題ありと認識されているのか,それとも問題なしと認識されているのか。仮に問題があると認識されているのであれば,8月6日以降,デモ団体に対してはどのような注意,指導をされたのでしょうか,お答えください。
来年の
平和記念式典には,岸田文雄総理が参列をされます。地元広島出身の総理が広島以外からやってきたデモ団体に帰れコールをされる,そういった異常事態にもなりかねないです。岸田総理は御来賓として参列をされます。広島市としても,お招きをする以上は失礼がないよう,きちんとした環境を整えるべきです。
現在,広島市としては,この問題についてはデモ団体と話合いで解決を図るとの方針を取られておられます。私としては,話合いであろうが何であろうが,この問題についての改善が図られるのであればよいと考えております。ただ,令和4年の
平和記念式典まで残すところあと8か月です。これまでも幾度となく話合いがなされてきました。話合いを続けるばかりで何ら前進がないようであれば,別の手法も検討すべきだと思いますが,来年の
平和記念式典に向けて,広島市としてはどのような取組をお考えでしょうか,お答えください。
次に,中学校給食についてお尋ねいたします。
現在,広島市立中学校において,自校や給食センターで調理をした温かい給食を提供している学校は64校中21校,全体の約3割。残りの約7割は,弁当持参か民間業者が届けるデリバリー給食かの選択制であります。デリバリー給食は,民間業者が調理をしたものを弁当形式で各校に届けますが,汁物はなく,食中毒防止のために温度も25度以下にせざるを得ないため,子供たちからは,冷たい,おいしくない,そういった声が聞かれます。
成長期の子供たちにとって給食は貴重な一食であります。栄養価の高い,温かい給食を子供たち全員に食べさせてあげたい,地域間の給食格差を解消し,保護者の負担も軽減したい。そういった思いの下,小・中学生の子供を持つ保護者の方が中心となって活動しているひろしまママSUNの会が,本年6月14日に松井一實市長に中学校給食の完全実施を求める要望書を提出。さらには署名活動も行い,街頭署名やネット署名などによって集まった2万555筆の署名を9月13日に教育委員会の糸山隆教育長に提出させていただきました。
これら一連の動きが強力な後押しとなり,9月24日の文教委員会において,中学校給食に関する大きな方針が発表されました。それは,今後5年間でデリバリー給食を廃止し,順次,温かい給食に切り替えていくという内容でした。
そこでお尋ねいたします。計画では,まずは来年度中に数校程度からスタートをし,令和8年度をめどに全ての中学校で温かい給食を提供できるようにしていくとのことですが,デリバリー給食の解消に向けて,広島市としては今後どのように進めていくのでしょうか,ロードマップについてお答えください。
個人的には,デリバリー給食の解消をできる限り早く進めていただきたい。そう考える一方で,これまでデリバリー給食の提供に尽力をしてくださった業者の皆様方への配慮も必要だと考えております。例えばデリバリー給食の業者には,今後,食缶方式による温かい給食の提供を行っていただき,給食の完全実施に御協力いただくとか。しかしながら,その場合,アレルギー除去食の提供など,新たな取組が求められてまいります。
衛生管理など,安全面についても細心の注意を払う必要があろうかと思いますが,この点についてはいかがお考えでしょうか,お答えください。
それと,現在,弁当を持参かデリバリー給食か選択制の学校は,給食を完全実施している学校と比べて給食の時間が短いと聞いております。ただ,食缶方式を取り入れ,給食の完全実施に移行するとなれば,給食の準備,後片づけの時間も必要となるため,現行の給食時間では足らない場合も出てまいります。
この点について,広島市としてはどのようにお考えでしょうか,お答えください。
次に,動物愛護の取組についてお尋ねいたします。
中区富士見町に建つ広島市動物管理センター。かつてそこでは,犬・猫の殺処分が毎日のように行われておりました。その数は,昭和25年から平成25年までの63年間で20万頭以上にも上ります。
私自身,犬を飼い始めて10年になる愛犬家であります。実際に飼ってみますと,犬にも性格があります。感情もあります。人間の子供と何ら変わりはありません。これは,犬に限らず,猫にも,そして恐らくそのほかの動物にも同じことが言えると思います。これまで実に20万頭以上もの犬や猫が人間の都合により殺されてきた,何ともむごい話であります。
現在は平成24年の動物愛護管理法の改正に伴い,犬・猫の引取りについては,動物管理センターとしても容易に行わなくなったため,平成25年以降は,原則殺処分はゼロになりました。しかしながらその反面,様々な問題が起きております。例えば御高齢の方が諸事情により飼育ができなくなったとしても,センターとしては容易に引き取ることはされません。自分で新しい飼い主を探してくださいと言われます。また,道端に生まれたての子猫がいたとしても,母猫が来るからそのままにしといてください,しばらく様子を見てくださいと言われます。でも,生まれたての子猫は,カラスにつつかれて亡くなったり,病気で亡くなったりすることも多いです。かわいそうで放っておけない。生まれたての子猫を善意で保護した方は,自ら育てるか,ボランティア団体に引き取っていただくしかありません。
動物管理センターとしては,引取る数も減り,殺処分ゼロも実現できているかもしれませんが,その陰で,善意の市民,ボランティアの方々に随分と負担がかかっているように思います。
そこでお尋ねいたします。犬・猫の引取りについて,動物管理センターとしての引取りが難しい場合,せめて適切なアドバイス,適切なサポートができればと思います。そのためにも,まずは動物愛護推進員やボランティアを公募し,より一層の充実を図り,犬・猫の引取りについてお問合せがあった際には,センターが窓口となり,動物愛護推進員,または最寄りのボランティアを紹介するなど,積極的に連携を図ってはどうかと思いますが,いかがでしょうか,お答えください。
現在,広島市としては,町内会が主体となって行う地域猫活動を推進されておられます。しかしながら,市民の認知度はまだまだ低く,導入されている町内会も全体の約25%。まだまだ少ないです。実際に地域猫活動をするとなれば,野良猫を捕獲し,動物管理センターに連れていき不妊去勢手術を行う。その後は,餌やりとトイレの管理をする。町内会長が地域猫活動に興味,関心があり,かつ町内に猫の世話が好きな方がいらっしゃる。そのような地域であればできることかもしれませんが,それでも日々時間もかかります。労力もかかります。餌代も毎月数千円から数万円程度かかります。しかも,それは町内会もしくは実際に世話をされている方の自己負担であります。
捕獲,手術,給餌,トイレの管理がワンセットになっている現在の地域猫活動では,取り組むに当たってのハードルがあまりにも高過ぎるように思います。ただ,雌猫は一度に3匹から5匹程度,年に二,三回出産をします。計算上は,1匹の雌猫から1年で20匹以上に増える可能性があるということです。放っておけば増える一方です。なので,まずは,不妊去勢手術のみを積極的に推進してはいかがでしょうか。
また,不妊去勢手術を全てセンターだけで担うのは人的にもキャパ的にも不可能です。地域の方からは,仕事をしているため平日の日中しか開いていないセンターに連れていくことができない,車がないのでセンターまで連れていくのが大変だ,そういった声が聞かれました。ならば,民間の動物病院と連携を図り,最寄りの動物病院でも不妊去勢手術ができるようにし,費用については行政が手当てできないものでしょうか。
さらには,本格的に地域猫活動に取り組みたい。そのような町内会に対しては,餌代などを補助すべきだと思いますが,広島市としてはどのようにお考えでしょうか,お答えください。
次に,スケートボードパークの整備についてお尋ねいたします。
私自身,正直,スケートボードの経験は全くありません。ただ,以前,地域の方から御相談をいただく機会がありました。その方がおっしゃるには,本通り商店街でスケートボードをする若者たちがいて通行人にぶつかりそうで危ない。そこで,やめるよう注意をしたところ,ほかに練習できる場所がないからここでしているんだ,そのような返事が返ってきたそうです。ほかに練習をする場所がないからといって,人通りの多い本通り商店街で練習をすることが許されるわけではありません。
スケートボードは,道路交通法第76条4項3号において,ローラースケートに類する行為として,交通の頻繁な道路での使用が禁止されております。「頻繁な」の基準に関しては明確なものはありませんが,およそほかの歩行者や車両等の交通に危険が生じ得る場所については禁止をすべきだと思います。ただ,一方で,この問題は,規制をするだけでは根本的な解決にはならないように思います。
現在,国内におけるスケートボードの愛好者は40万人以上とも言われております。この夏に開催された東京2020オリンピックにおいてもスケートボードは正式種目として採用がなされ,堀米雄斗選手,四十住さくら選手,それに,真夏の大冒険で有名になった,当時13歳の西矢椛選手が金メダルを受賞しました。今後スケートボードの人気はますます高まっていくことが予想されます。
確かに若者のストリートカルチャーの象徴とも言えるスケートボードに対する一般的なイメージは必ずしもよいものばかりではありません。危ない,迷惑だ。そういったマイナスイメージを持たれている方も少なからずいらっしゃいます。
しかしながら,ここで大切なことは,危ないから,迷惑だからといってやみくもに規制に走るのではなく,スケートボードを安全に楽しめるスポーツにしていくこと。きちんとルールを守り,子供から大人までもが楽しめるスポーツ,青少年の健全育成に資するスポーツにしていくことが大切だと私は考えております。
そこでお尋ねいたします。広島市はスケートボードを含むアーバンスポーツの祭典,「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA」にも協力をされておられます。この「FISE HIROSHIMA」の開催や東京2020オリンピックでのメダル獲得などを背景とし,現在スケートボードの人気はますます高まっているように感じられますが,広島市としてはこうした高まりをどのように受け止めておられますでしょうか。また,現時点で広島市内にスケートボードができる施設はどれぐらいありますでしょうか。今後,施設整備に関しては,広島市としてどのように対応していこうとお考えでしょうか,お答えください。
私の知る限り,広島の都心で安全にスケートボードが楽しめるような場所はほとんどありません。本通り商店街でスケートボードをしている若者たちもみんながみんな悪気があって迷惑行為をしているわけではないと思います。若者たちがスケートボードで町なかを走行し,苦情が出ていることを考えますと,都心の利便性の高い場所にこそ気軽にスケートボードを楽しめる施設,スケートボードパークを整備することが望ましいと思われます。
例えば現在,イベント広場として整備計画が進んでおります旧広島市民球場跡地の中にその場所を確保できないものか,そのような考えもあろうかと思いますが,広島市としてはどのようにお考えでしょうか,お答えください。
最後に,中心市街地の浸水対策についてお尋ねいたします。
広島の歴史は,まさに水害との闘いの歴史でもありました。広島開府以来,広島のまちは度々大水害に見舞われてきました。昭和40年代初頭に太田川放水路,祇園水門,大芝水門が完成して以降は,中心市街地も大水害とは無縁の土地になりましたが,もともと海を干拓して造った土地も多いです。海抜も低いため,大雨により浸水しやすいという難点に変わりはありませんでした。
それに対して,広島市としても,10年に一度程度降る強い雨,具体的には1時間53ミリの雨が発生しても浸水しないことを目指し,これまで施設整備に努めてこられました。例えば,平成25年には,平和大通りから南,霞庚午線までの舟入通りの下に直径約5メートルの雨水幹線を設置。これにより,以前は下水管のみに流れ込んでいた雨水が雨水幹線に貯留されるようになったため,舟入川口町や舟入南など,浸水被害が頻発していた地区についても随分と浸水が改善されました。このような雨水幹線はほかにも,白島通り,中央通りなどの下にも設置されております。
しかしながら,いまだ雨水幹線が整備されていない地区が多くあることに加え,近年の雨の降り方も局地化かつ激甚化しております。実際,本年7月,そして8月の豪雨の際には,20センチメートルから30センチメートルほどつかったところが複数箇所ありました。いわゆる内水氾濫です。これらの状況を踏まえますと,今後もより一層浸水対策施設の整備を推進していく必要があろうかと思います。
そこでお尋ねいたします。これまで広島市が行ってきた中心市街地における浸水対策事業の基本的な考え方とはどのようなものでしょうか。また,今後も引き続き雨水幹線を延伸したり,排水ポンプを整備するなど,改善計画を図られているとのことですが,現在の整備状況,進捗状況についてはどのようになっておりますでしょうか。それと,整備の完了時期については,いつ頃を予定されておりますでしょうか,お答えください。
浸水対策の整備となれば,規模も大規模で,多額の事業費が必要となります。そのため,施設整備の完成までにはかなりの時間を要するものと思われます。
しかしながら,抜本的な施設整備が進んでいない地区などについては,少しでも浸水被害の軽減を図るために,早急に何らかの対策が必要です。この点についてはいかがお考えでしょうか,お答えください。
また,全体的な施設整備の早期完成のためには,より多くの財源を獲得し,より一層の整備推進を図っていく必要があろうかと思います。広島市としては,この点についていかがお考えでしょうか,お答えください。
以上で全ての質問を終わらせていただきます。御清聴,誠にありがとうございました。(拍手)
○佐々木壽吉 議長 市長。
〔
松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 平岡議員からの御質問にお答えします。
中心市街地の浸水対策についてのうち,浸水対策の基本的な考え方についての御質問がございました。
本市の中心市街地は,都市の活力を生み出し,都市機能が集積する都心を含む人口,産業等が集中している地区であり,一たび甚大な浸水被害が発生すれば,都市機能の低下など,社会経済活動に大きな影響を及ぼしかねないことから,浸水被害への備えは極めて重要であると考えております。
一方で,近年の気候変動の影響が疑われる想定を超えた豪雨や台風が頻発する中,本市においても度々甚大な被害がもたらされておりますが,防災施設などのハード対策は整備に相当の時間を要する状況にあります。
このため,今後の浸水対策は,公助である現行レベルのハード対策を継続しつつも,自助・共助を含むソフト対策も併せた総合的な対策が必要であると考えております。こうした考えは,国が表明している,あらゆる関係者が協働し,ハード・ソフト両面から防災対策を加速させる流域治水にも反映されていると認識しています。
こうした認識の下,本市では,ハード面の浸水対策である雨水幹線やポンプ施設の整備を進めるとともに,災害の危険性を我が事として受け止めてもらう観点から,ハザードマップの作成・周知や避難誘導アプリの運用など,ソフト面の対策も導入しております。今後も自助・共助・公助の適切な組合せを念頭に置きながら,ハード・ソフト両面から中心市街地における浸水被害の軽減に向けた防災対策をより一層推進することにより,災害に強いまちづくりに積極的に取り組んでいきたいと考えております。
その他の御質問については,関係局長から答弁いたします。
○佐々木壽吉 議長 下水道局長。
◎油野裕和 下水道局長 中心市街地の浸水対策についてのうち,数点の御質問についてお答えいたします。
まず,最初に,現在の整備状況や進捗状況はどのようになっているか,また,整備の完了時期はいつ頃を予定しているのかについてです。
本市では,中心市街地で頻発する浸水被害を緩和するため,平成3年度から先行的に,深刻な浸水被害が発生している地区,約2,000ヘクタールを対象として,10年に1回程度の強い雨に対応する雨水幹線やポンプ施設などの整備を進めてきました。
これまで,議員より御紹介のありました舟入地区を含む中区の江波地区や千田地区,また南区の大州地区などにおいて施設整備を進めてきており,令和2年度末時点で,対象地区の約45%に当たる約900ヘクタールにおいて浸水被害の緩和が図られています。
この対象地区の整備が完了する時期は,現行の予算規模を前提とすれば,令和22年度末になると見込んでいます。
次に,抜本的な施設整備が進んでいない地区などでは,少しでも浸水被害の軽減を図るために何らかの対策が必要だと思われるが,どのように考えているのかについてです。
議員御指摘のように,浸水対策施設である雨水幹線やポンプ施設の整備には多額の事業費と長期間を要します。このため,未整備地区において,豪雨でなくても頻繁に浸水被害が発生している地区については,浸水原因を調査の上,比較的短い期間で一定の効果が見込める手法を見いだしながら,順次,暫定的な対策を実施しているところです。具体例として,中区十日市町や西区中広町などにおいては,一定箇所に集中する雨水に対し,バイパス管を整備することで浸水被害の緩和を図ることができています。また,令和2年度から,市街化区域内における浸水被害を軽減するため,止水板の設置に要する費用の一部を補助しており,本年11月末までに36件の補助を行っているところです。
今後も雨水幹線やポンプ施設の整備とともに,こうした対策も進めてまいります。
最後に,全体的な施設整備の早期完成に向け,より多くの財源を確保し,さらなる整備推進を図っていく必要があると考えるがどうかについてです。
本市では,現行の下水道事業の中期経営プランにおいて,近年頻発化する豪雨に対応するための浸水対策として,令和2年度から令和5年度までの4年間で約180億円規模の施設整備を推進しているところですが,より早期の浸水対策を求める声が高まっていることも認識しています。
こうした中,国においては,令和2年12月に,防災・減災,国土強靱化のための5か年加速化対策が閣議決定され,令和7年度までの5年間において,浸水被害を含む激甚化する風水害などの対策を重点的かつ集中的に取り組むべきものとして位置づけており,これまで以上に国からの財源措置が期待できます。
このため,事業の選択と集中の下,国の財源措置を最大限活用しながら,中心市街地における浸水対策について,より一層積極的に取り組んでいきたいと考えています。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 市民局長。
◎杉山朗 市民局長 広島城の整備についての数点の御質問にお答えをいたします。
まず,天守台の石垣の調査について,現時点での調査結果はどのようになっているのかについてです。
史跡広島城跡における天守台の石垣調査の進捗状況については,現地において,本年9月から10月にかけて三次元レーザー計測と写真撮影により石垣表面の調査を実施し,11月から12月にかけてレーダー探査やファイバースコープ等により石垣内部の調査を実施しています。
今後,現況図を作成するとともに,調査データの解析及び評価を行った上で,石垣の健全性についての考察を行い,今年度中に調査報告書を取りまとめることにしています。
次に,天守閣の木造復元の実現に向けて,現在どのような取組を行っているのかについてです。
ただいま御答弁申し上げました天守台の石垣調査のほか,天守閣の木造復元の根拠となる絵図や図面等の調査を引き続き進めており,今後も文化庁と協議を重ねながら,木造復元の実現可能性を高めていきたいと考えています。
また,木造復元の実現のためには,市民の機運が欠かせません。このため,市の広報紙「ひろしま市民と市政」の四季号・夏への特集記事の掲載や市広報番組での発信等を行ったほか,県・市で連携し,広島城と縮景園を巡る小学生を対象としたフィールドワークを実施しました。加えて,天守閣及び二の丸復元建物で実施している企画展についても,広島城の築城の歴史や当時の広島城の広さや構造など,広島城の歴史や魅力をより多くの方に知っていただけるような内容を取り入れており,今後もこうした取組の充実に努めてまいります。
次に,三の丸に展示収蔵施設が完成する5年後には現在の天守閣は空となるが,その後も開館し続けるのか,それとも閉館し解体の準備に入るのかについてです。
現天守閣は耐震不適格な状態でありますが,有識者から成る広島城のあり方に関する懇談会において木造復元を目指す調査・検討を進め,木造復元が実現するまでの間の耐震改修は行う必要がないとされた意見を踏まえた取扱いをしていく必要があると考えています。
こうしたことから,現天守閣が有している展示収蔵機能を三の丸に新たに整備する展示収蔵施設に移転し,令和8年度から供用開始することを目指して所要の作業を進めているところであり,展示収蔵資料移設後の天守閣は耐震改修を行わないこととしています。そのため,来館者の安全・安心の確保の観点から,展示収蔵施設の供用開始時期を踏まえ,令和7年度後半には閉館することを予定しています。
閉館後の現天守閣は,木造復元を実現するためには,いずれかの段階で解体することになりますが,解体にも文化庁の許可が必要であり,木造天守の復元と現天守閣の解体を一体のものとして許可を得るよう協議することを考えていることから,直ちに解体することにはならず,解体するまでの間,忠実に外観復元されたその姿を引き続き多くの方に鑑賞していただきたいと考えています。
最後に,広島城は単なる公園としてではなく,文化財として,また観光地として美観もしっかりと考えた上で管理していくべきと思うが,どうかについてです。
歴史・文化の発信拠点として,また観光拠点として,広島城の魅力向上を図るためには,三の丸への飲食,物販施設や展示収蔵施設などの整備にとどまらず,史跡広島城跡を構成する本丸,二の丸も含め,広島城エリア全体で整備等の取組を進めていく必要があると考えています。
こうした認識の下,現在,公益財団法人広島市みどり生きもの協会が管理している本丸,二の丸についても,令和7年度からは,三の丸の整備を行う民間事業者が天守閣などと併せて一体的に管理することを予定しており,史跡として,また観光地として,より来訪者目線に立った管理運営が行われるものと考えています。
あわせて,植栽や園路などの公園環境の改善については,美観や利便性等の観点を踏まえ計画的に進める必要があると考えており,本市と
指定管理者で連携を図りながら着実に取り組んでいきたいと考えております。
続きまして,厳粛な
平和記念式典の開催についての二点の御質問にお答えをします。
まず,広島市平和推進基本条例が制定されて以降,8月6日までにどのような取組をしてきたかについてです。
本市は,本年3月,令和3年の式典の挙行に適した環境の確保について,デモ行進実施団体から,式典会場に向けて少なくとも10メートル離れた地点での音量測定値が85デシベル以下となるよう努力する,そのための方法として,拡声機を会場方向に向けない状態で実施するとの提示を受けました。しかし,本年6月の広島市平和推進基本条例制定後,団体は,条例はデモ行進を規制するためのものであり,市との信頼関係が崩れたと主張し,その提示を保留にするとの意向を示しました。これに対し,本市は,団体との協議は条例制定によりその目的や性格が変わるものではなく,引き続き音量抑制に係る協議に応じることを求める文書を発出するなど,団体に粘り強く働きかけ続けました。その結果,式典直前の協議において,団体から,これまで提示した内容について自主的に取り組むとの表明がありました。さらに,式典当日には,参列者へのアンケート調査や拡声機の音量測定を行うとともに,本年から新たに,本市職員がデモ行進ルート付近において目視によりデモ行進の実施状況の把握を行うなど,市民等の理解と協力の下での厳粛な式典の実現に向け取り組んでまいりました。
次に,来年の式典に向けてどのような取組を考えているのかについてです。
令和3年の式典においても,会場内に一定程度の音量が届いており,式典への悪影響があると感じた参列者がいることも認識をしております。
このため,先月,団体との協議を行い,今年の式典のアンケート調査結果や拡声機の音量測定の結果を提示し,自主的に取り組むとの表明と異なる結果となった説明を求めるとともに,来年の式典に向けた取組を検討するよう申し入れたところです。これに対し,団体からは,拡声機の音量については,自主的な取組として,黙祷から平和への誓いの間は拡声機を使用しないこととしていたが,結果として,平和への誓いの際に拡声機の音が会場に届いていたことは本意ではなかった,我々としては条例には反対であり,今後の協議については検討するとの回答がありました。
本市としては,この回答をてこにしながら,引き続き対話による解決を目指すことにしていますが,来年の式典については,議員の御指摘に理解を示す方も多くおられると思いますので,市民等の理解と協力の下で,団体に対して拡声機の音量抑制に自主的に取り組むよう粘り強く要請していきたいと考えております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 厳粛な
平和記念式典の開催についての御質問のうち,8月6日の原爆ドーム前を特定の団体が占拠し,デモ活動が行われている事実をどのように受け止めているか,また,式典以降,当該団体に対しどのような注意,指導をしていたのかについてお答え申し上げます。
8月6日の原爆ドーム前において,議員御指摘の団体を含む複数の団体が混在し,横断幕を広げ,拡声機を使用したアピールがされるなど,様々な主義主張が展開されており,部分的に密になる,威圧的で大きな音が発せられることで公園を利用しづらいと感じる方が多くおられる状況であると認識しております。
こうした状況を受け,本市は,広島市平和推進基本条例の提案趣旨を踏まえ,対話による解決を目指すという考えの下,拡声機を使用する団体との式典前後の対話の機会において,別の場所での実施や音量の抑制,通路の確保,様々な主義主張を展開する団体間の挑発行為の自粛などについて要請をしております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 中学校給食の完全実施について,三点お答えをいたします。
まず,デリバリー給食の解消に向けて今後どのように進めていくのか,ロードマップを教えてほしいという御質問です。
本年9月に策定した学校給食の充実に向けた給食提供体制の見直し方針に基づき,五日市地区学校給食センターの調理余力の活用,広島市学校給食事業協同組合による食缶方式での給食提供,親子方式による給食提供,可部地区学校給食センターの拡張建て替え,この四つの取組により,5年以内に選択制のデリバリー給食を解消したいと考えております。
具体的には,五日市地区学校給食センターの受配校の拡大と広島市学校給食事業協同組合による食缶方式での提供については,来年度後期から一部開始したいと考えております。次に,親子方式については,実施可能な学校の抽出を今年度行い,来年度から配送の調整や食器保管庫の設置などの準備を進め,令和5年度と令和6年度の2か年で順次開始したいと考えております。可部地区学校給食センターの拡張建て替えについては,安佐市民病院跡地に整備を進めることについて,12月1日の跡地活用推進協議会で提案したところであり,今後,地元との協議を進めるとともに,民間事業者の意見や提案を聞くためのサウンディング調査を行うなど,令和7年度の供用開始を目指し事務を進めてまいります。
次に,デリバリー給食の事業者が食缶方式による給食を実施した場合,衛生管理やアレルギー除去食の提供など,安全面について細心の注意が必要になると思うが,どうかという御質問です。
衛生管理については,これまでも組合の事業者に対し,学校給食衛生管理基準に基づき調理するよう指導するとともに,適宜,立会調査を行っていますが,食缶方式に切り替わる際には,改めて事業者に同基準に基づく調理の徹底を指導するほか,しばらくの間は担当職員や栄養教諭等が立ち会い,衛生管理が適切に実施できているか十分な確認を行いたいと考えております。
アレルギー対応については,取組開始前までに組合の事業者に対し,現在,自校調理場や給食センターで行っている対応内容に関する研修を十分行うとともに,開始後についても,確実な対策が講じられているか,適宜,立会調査等を行ってまいります。
こうした取組や指導の徹底を通じて,安全面について細心の注意を払いつつ,安全な給食の提供ができるよう努めてまいります。
最後に,食缶方式になった場合,給食の準備時間や後片づけの時間が必要になるため,現行の給食時間では足りない場合が出てくると思うがどうかという御質問です。
各中学校の実際の給食時間を見ますと,準備から後片づけまで含めて,自校調理方式,センター方式の中学校でおおむね45分,デリバリー方式の中学校でおおむね35分となっております。両者を比較しますと,会食や後片づけの時間についてはほとんど差はありませんが,準備の時間が10分ほどデリバリー方式の学校のほうが短い状況にあります。
今後,デリバリー方式の学校に対しては,食缶方式で給食を実施している学校の始業・終業時間やその間の時間配分などに関する情報を早めに提供し,給食時間をしっかり確保できるよう,必要な準備を促してまいります。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 動物愛護の取組について,四点の御質問にお答えいたします。
初めに,動物管理センターに犬猫の引取りの相談があった場合,ボランティアや動物愛護推進員を紹介し,適切なアドバイスやサポートを行っていただいてはどうかについてです。
犬猫の引取りの相談については,まずは,動物管理センターにおいて飼養できなくなった理由を聞き取り,親戚や知人等への譲渡を検討するよう促すほか,新聞やSNSなど,様々な手段を活用し新しい飼い主を探すよう助言をしております。こうした中,当センターには犬猫の引取りを含めた様々な相談が連日数多く寄せられており,相談の内容によっては,本市が委嘱しております動物愛護推進員にサポートしていただく場合もございます。
今後,市民からの犬猫の引取りの相談により一層丁寧に対応するため,議員の御提案も踏まえて,ボランティアの公募や動物愛護推進員の活動の強化を検討したいと考えております。
次に,地域猫活動が広がらない要因として,活動内容が野良猫の不妊去勢手術や給餌,トイレの世話がセットになっており,取り組むハードルが高いと思われる,まずは不妊去勢手術のみを積極的に推進してはどうかについてです。
不妊去勢手術による繁殖制限は,野良猫を増やさないために重要なことと認識しておりますが,不妊去勢手術と併せて野良猫への餌やりやトイレの管理を適切に行うことにより,餌の放置やふん尿被害など,地域における野良猫問題の解決を図ることができると考えております。
こうした中,地域猫活動につきましては,令和4年度から現行の町内会・自治会等に加えて,活動の実効性や継続性を有し,地域の理解と連携を図ることのできる団体を新たに支援対象に加える方向で見直しを進めており,これにより活動に取り組む地域が広がり,野良猫による被害の減少を図ることができるものと考えております。
議員御提案の不妊去勢手術のみを積極的に進めることにつきましては,こうした地域猫活動の支援対象などを見直した後の地域の状況や他都市における取組を参考にしながら,引き続き検討してまいります。
次に,不妊去勢手術を全てセンターで行うのは人員や施設の面で不可能なので,民間の動物病院と連携を図り,地域の方が最寄りの動物病院で手術ができるようにし,その費用については行政で手当てするような仕組みができないかについてです。
地域猫活動に係る不妊去勢手術につきましては,令和4年度から動物管理センターにおける手術に加えて,本市が公益社団法人広島県獣医師会と不妊去勢手術の委託契約を締結し,指定した動物病院において,活動団体の申請により,無料で不妊去勢手術を実施できるよう検討しているところです。
最後に,地域猫活動に取り組む町内会には餌代などに対して補助すべきと考えるが,どうかについてです。
本市では,地域が主体となって取り組む地域猫活動において,活動費の中で負担が大きい不妊去勢手術を無料で実施するほか,捕獲器を購入し,無料で貸し出すなどの支援を行っております。こうした中で,本市がさらに餌代なども補助することになると,ほぼ全ての費用を本市が負担することとなり,活動の本来の姿である地域が主体となって取り組む活動とは異なるものとなります。このため,餌代など,活動に係る経費につきましては,地域猫活動の原点であることに鑑み,引き続き地域住民等において工夫していただきたいと考えております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 市民局長。
◎杉山朗 市民局長 スケートボードパークの整備についての数点の御質問にお答えします。
まず,スケートボードの人気は高まっていると思われるが,こうした高まりをどのように受け止めているかについてです。
スケートボードは,今年開催された東京2020オリンピックで初めてオリンピックの競技として実施され,世界的にもスポーツ競技としての認識が高まっています。本市においても,平成30年から開催しているFISE広島大会により,アーバンスポーツを身近に感じる機会が増えています。
本市では,こうした機運の高まりを受け,来年3月末に3回目となるFISE広島大会を開催するほか,今月には,小・中学生の初心者を対象として,スケートボード,パルクール,BMXの体験会を開催するなど,アーバンスポーツの振興に取り組んでいます。スケートボードをはじめとするアーバンスポーツは,競技スポーツの裾野を広げるだけでなく若者を引きつけるものであることから,市民の関心が高まっているこの機会を捉え,まちの活力創出にもつなげていきたいと考えています。
次に,現時点で広島市内にスケートボードができる施設はどのくらいあり,今後,施設整備に関して,広島市としてどのように対応しようとしているのかについてです。
市内のスケートボード場については,本市が設置する西部埋立第六公園のスケートボード場のほか,民間運営の施設が2か所あります。また,広島広域都市圏内では,三原市や三次市,東広島市,廿日市市,海田町に各1か所あります。
施設整備を含めた環境整備については,多様なスポーツを楽しめるまちづくりの視点に立ち,スケートボードなどのアーバンスポーツができる場所などについて,関係部局と連携し,検討を進めているところでございます。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
都市整備局長。
◎中村純
都市整備局長 スケートボードパークの整備についての御質問のうち,旧広島市民球場跡地の中にスケートボードが楽しめる場所を確保できないのかについてお答え申し上げます。
旧広島市民球場跡地では,令和4年度末の供用開始を目指し,Park−PFI制度を活用したイベント広場の整備を進めており,公募により整備・運営を担うこととなった事業者グループ,「NEW HIROSHIMA GATEPARK」からは,公園の一部をアーバンアクティビティサイトと位置づけ,若者文化とつながり,若者や子供の想像力を育む自由な活動の場所とする提案をいただいているところです。
議員御指摘のとおり,都心にスケートボードが楽しめる場所を整備することは大変有意義であると考えており,現在,この提案を踏まえ,スケートボードなどのアーバンスポーツが可能な空間づくりの可能性に関して,できるだけ早く具体的な方向をお示しすべく,関係課を交えた課題の整理等を行っているところでございます。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 9番平岡議員。
◆9番(平岡優一議員) 御答弁ありがとうございます。
広島城天守閣が5年後には閉館になるとか,あと,今御答弁いただきましたが,スケートボードパークの整備に関しては,旧広島市民球場跡地でも検討をいただけると。随分と大きな方針が明確になったと思います。本当にありがとうございます。
本日は,再質問はありません。それぞれのテーマについて幾つか要望をさせていただきたいと思います。
まずは,広島城天守閣の木造復元に関してなんですけれど,市民の機運をまずは醸成するということで,そろそろ広島市としても,例えば広島城天守閣木造復元プロジェクトとか,そういった看板を大々的に掲げるとか,そして,特設サイトを立ち上げて,その場で,広島城天守閣の歴史的価値であるとか,また木造復元の意義,こういったことを説明されてはどうかなと思います。あとは,完成予想図を3DCGでお見せするとか,また,リアルな勉強会とか説明会を各区で市民向けに開催をしていただきたいです。
それと,広島城の木造復元も大切なんですが,それ以前にできることはまだまだあると思っています。先ほど述べました植栽の整備とか,地面の整備もそうなんですが,例えば護国神社の裏側とか,天守閣の西側とか北側とか,ふだんはほとんど人が立ち入らないところなんですが,結構ここは穴場なんですね。散策ルートとして整備ができれば,それこそ広島城の魅力は倍増だと思います。ぜひとも一度足を運んでみてください。
いずれにせよ,5年後には天守閣が閉館になると。一方で,18年後には,築城450周年です。つまりは,普通に考えましたら,5年後以降18年以内,この間に天守閣の解体,そして木造復元をしなくてはならない。そういったスケジュール感を持った上で,今後のタイムスケジュールであるとか,ロードマップを描いていただければと思います。
次に,厳粛な
平和記念式典の開催についてなんですが,これは私が述べるまでもなく,いろいろとお考えいただいていることと思います。ふだん,日頃,最前線に立っていただいて,デモ団体と折衝に当たってくださっている担当課の課長には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひとも厳粛な
平和記念式典の実現に向けて,これからも根気強く,粘り強く,辛抱強く,そして力強くデモ団体との話合いを継続していただきたいと思います。
そうはいっても,来年は,先ほど述べましたが,岸田総理もいらっしゃるので,ぜひとも何らかの,何かしらの成果を上げていただければと思います。
次に,中学校給食の完全実施についてなんですが,この問題については,私自身,随分と地域も回らせていただきました,また街頭にも立たせていただきました。中には,そんなもの母親が弁当を作ったらいいんだと,そういう声も聞かれました。ただ,一方で,自分自身がかつて中学生だった頃に,お弁当もなければ,デリバリーもなかったと。だから,給食の時間が一番嫌だったと,そういう方もいらっしゃいました。また,友達がお母さんが作ったお弁当を食べる姿を見て,自分もお母さんのお弁当を食べたかったと。ただ,シングルマザーで朝から晩まで働いているお母さんに対して,なかなかお弁当を作ってという一言が言えなかったと,そういう方もいらっしゃいました。
この中学校給食の完全実施は様々な意見があろうかと思いますが,まず一番は,やはり子供たちのことを考えれば,ぜひとも実現していただきたい。しかも,今いらっしゃる中学生の子供たちのためにも,1年でも2年でも早く実現をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に,動物愛護なんですが,先日,動物管理センターへ視察に行かせていただきました。いろんなことをそこで感じたんですが,一番はやはり人手不足というか,人員不足なのかなという印象がありました。あとは,施設に関しても,キャパ的にも多分に無理があるかなと。来年6月以降改装に入られるとのことなんですが,部分的には見栄えがよくなるかと思うんですが,将来的にはやはり移転であるとか,規模の拡大とか,そういったことも検討せざるを得ないのかなと思いました。
それと,地域猫活動ですね。これは本当に地域の方で知る方は少ないです。なので,もっと広報していただきたいし,まめに説明会を開催していただきたい,啓発活動をしていただきたいです。
あと,現在は町内会単位なんですけれど,ふと思ったのが,学区単位でやったほうがいいのかなという,個人的にちょっと思ったんですけれど。例えば,できるかどうか分かりませんが,社協が中心になるとか,あとは,学区ごとに動物愛護推進員を任命していただくとか,現在は学区の中でもやっている町内会もあれば,やっていない町内会もある。だから,町内会長ですらよく分かっていない方が多いと思います。ただ,学区全体で取り組むことによって,皆の意識も上がるんですね。できることも広がります。なので,ぜひともそういったことも検討していただきたい。
それ以前に,とにもかくにも,そういった動物愛護とか地域猫とか,新たなミッションができることで地域コミュニティーは活性化すると思うんですね。だから,そういったプラスの面もあろうかと思います。いずれにせよ,地域とボランティア,ボランティア団体のネットワークの強化を図っていただきたいです。
それと,市内には,例えば広島城であるとか,平和記念公園であるとか,町内会の及ばない場所もあります。ただ,そこにも猫はいるんですね。放っておけば,どんどん増えていきます。この猫に関してどうするか。行政として保護をするのか,何かしら方針を明確にしていただきたいです。
次に,スケートボードパーク。これは本当に町なかにできたらいいと思うんですけれど,ちょっと気になるのが,やはり夜間ですね。若者たちのたまり場にならないか,あとは音の問題とか,治安の問題ですよね。なので,利用時間を明確にするとか,あとは守衛を置くとか,施錠をきちんと夜間はするとか,何かしら対策を考えていただきたいと思います。
それと,本当にやると決まった場合は,まずは,地域の皆様方に丁寧にきちんと説明をしていただきたいと思います。
最後に,中心市街地の浸水対策なんですけれど,実際には,今ある施設,老朽化した施設を維持管理しながらなので,予算的にもかなり厳しいと思います。ただ,やはり地域の皆様方は,浸水問題の早期解消を本当に望んでおられますので,国から財源をいただくにしても,まずは広島市としての予算規模を拡大しておかなければいけないということで,やはり市民の安全・安心のためにも浸水対策事業費のさらなる予算の拡大を検討いただければと思います。
長くなって,すみません。私のほうからは以上です。ありがとうございました。(拍手)
○佐々木壽吉 議長 以上で一般質問を終わります。
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休憩宣告
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○佐々木壽吉 議長 この際,暫時休憩いたします。
午前11時46分休憩
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午後1時03分開議
出席議員 46名
欠席議員 8名
○佐々木壽吉 議長 出席議員46名であります。
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開議宣告
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○佐々木壽吉 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程第2┌自第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)
┤
└至第137号議案 公の施設の
指定管理者の指定について
(広島市
筒瀬運動広場)
┌自第139号議案 公の施設の
指定管理者の指定について
┤ (広島市
工業技術センター)
└至第292号議案 契約の締結について(
駅前大橋線軌道等新設その他工事)
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○佐々木壽吉 議長 日程第2,第116号議案から第137号議案及び第139号議案から第292号議案を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
発言通告者に順次発言を許します。
4番並川雄一議員。
〔4番並川雄一議員登壇〕(拍手)
◆4番(並川雄一議員) 皆さん,こんにちは。
公明党の並川雄一です。第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)につき,二つの事業について質問いたします。
一つ目の事業は,広島市観光誘客促進実行委員会への支援についてです。六点お伺いいたします。
一点目ですが,このたびの支援については,広島市観光誘客促進実行委員会から観光誘客の取組に対し支援の要望が広島市にあったとのことです。さて,旅行業者等といっても,旅行会社をはじめ,様々な業種があります。今回の応援金が一部の業種,一部の規模の企業など,その対象が偏ってしまうと,旅行業の全般的な支援にはならないと思います。そうしたことを防ぐためにも,実行委員会の会員の構成が重要だと思うのですが,どのような団体構成なのでしょうか,お答えください。
二点目です。今回の応援金の目的は,市内の旅行業者等を支援することで,広い視点で見ると,広島市の経済の活性化を目指すものだと理解しています。さて,国のGoToキャンペーンも来年から実施される予定ですが,私が聞いている限りでは,GoToキャンペーンにおいては利用者の居住地などの要件はない状況です。ただし,新型コロナウイルス感染症の第六波の感染拡大が懸念される中で,国内での大幅な移動を伴う旅行は,新型コロナウイルス感染症対策の呼びかけと相反することになってしまいます。長距離の移動リスクを踏まえた上で,今回の応援金はどのような方を旅行の利用対象者として設計されているのでしょうか,お答えください。
三点目ですが,今回の応援金の対象は,個人でのホテルの申込み,観光バス等の利用は入っておらず,団体旅行プランを利用し,その最低人員は6名以上となっています。ここで懸念されるのは,例えば1名では参加できないのではないかということです。市民の方が6名集めないと利用できないということであれば,利用できる方は限られてしまいます。個人での旅行,夫婦や家族での旅行では利用できないとなると,若年層にとっても利用しづらくなります。この点,今回応援金を利用する旅行は1名からでも参加は可能なのでしょうか。
また,新型コロナウイルス感染症の第六波の感染拡大が懸念される中で,6名以上集めるというのは,密集,密接,密閉の三つの密を避けましょうと呼びかけているのと相反することになりかねない心配があります。ただ,夫婦,家族や知人,また,全く知らない者同士など,様々な団体がいると想定される中で,状況に応じた感染防止対策が必要だと思うのですが,どのように考えているのでしょうか,お答えください。
四点目ですが,この応援金は団体旅行の販売価格の割引の費用に充てるとのことですが,これまで国の実施したGoToキャンペーンなどでは利用が休日に集中してしまい,多くの方が利用できない,また,なるべく割引を最大限利用しようとして,高額なホテル,旅館などばかりが利用されるなどの弊害が指摘されていました。今回はどのような割引を考えているのでしょうか,お答えください。
五点目です。団体旅行ですが,考えられる形態として,広島市内での観光,広島市から市外への観光,市外から広島市内への観光と三つに分けられます。この点,広島市内での観光や宿泊であれば,広島市内の観光業の方に対する経済効果も十分見込めると思うのですが,単純に,広島市から市外への観光ということについては,市内の交通事業者に対する支援効果しか見込めません。市内の交通事業者に対する支援も重要ですが,限りある資金で最大の効果を見込めることも必要です。
この点,広島市から市外への観光も支援の対象になるのでしょうか。それが対象となる場合,市内の交通事業者以外の事業者への支援策はどのように考えていますか,お答えください。
最後に,六点目ですが,今回の応援金に限らず,国民の皆様から頂いた税金を利用します。また,今後も同様の応援金を実施する可能性も十分あります。そのため,今回の応援金の利用について,今後の観光誘客の施策につなげるため,宿泊の利用者数,参加人数の内訳,食事の利用など,実行委員会からデータを提出してもらい,分析する必要があるのではないかと思いますが,どのようにお考えでしょうか,お答えください。
続いて,二つ目の事業ですが,放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等です。五点お伺いいたします。
まず,一点目です。広島市では,令和5年度から放課後児童クラブの利用について,サービス向上のため,一定の所得のある方については受益者負担として利用料の負担をしてもらうことを予定しており,そのためのシステムを構築することが必要となっています。そのための補正予算がこのたび計上されているわけですが,今回,放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等となっています。一定の所得のある方について,利用者に費用を負担してもらう制度はまだそもそもなかったはずですが,なぜ新規導入ではなく,改修なのでしょうか,お答えください。
二点目です。放課後児童クラブの現場では,今回の利用料負担の制度導入に際し,新たな事務の負担が増えるのではないかと懸念する声が届いています。例えば,新たに,これまでとは異なる申込書の導入とその対応,利用者からの利用料の徴収・管理などです。このたび新規でシステムを導入するのであれば,現場に負担がかからないようにするべきであると考えますが,本市はどのように考慮しているのでしょうか,お答えください。
三点目は,利用料の期間の設定の件です。放課後児童クラブの利用料について,厳密な形で受益者負担とすると,1日当たりの料金になり,そうすると,利用した日数に応じた費用の徴収になると思うのですが,それを実行するためには,放課後児童クラブにおいて,毎日,児童ごとに利用の有無を確認し,その結果をシステムに登録する作業がどうしても必要となります。つまり現場の負担が増えることになり,適切ではないと思います。
それでは,現場の負担を増やさないために,本市は,利用料の設定単位についてはどのように考えていますか,お答えください。
四点目です。このたびの放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等は,実質,新規のシステム構築だと思います。本市は,広島市DX推進計画を策定中ですが,その推進計画中では,行政のデジタル化を通し,市民の行政へのアクセスを容易にするということが必ず含まれるはずです。今回のシステム作成については,市民の電子申請を受けることができるようにし,さらに,広島市で既に保有しているデータをネットワークで利用し,重複したデータの入力を不要にしたり,入力ミスの防止,事務量の削減を図るべきだと思いますが,どのようにお考えでしょうか,お答えください。
最後に,五点目ですが,広島市では,給食費については公会計化を行うためのシステム改修などを実施しているところです。そのシステムには,引き落とし口座の登録・管理,引き落とし額の管理などの機能が含まれていると思います。今回作成するシステムにも同様の機能が必要になるはずで,それは共通機能として今回その機能を組み込んでしまえば,利用料の徴収は便利になりますし,保護者の口座登録の負担も減少します。当然このようなことを考えてシステムの仕様を考えていると思いますが,今後どのようなスケジュールで進んでいくのでしょうか,お答えください。
以上で終わります。
○佐々木壽吉 議長
経済観光局長。
◎津村浩
経済観光局長 第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)についてのうち,広島市観光誘客促進実行委員会への支援について,数点の御質問に順次お答えいたします。
まず,実行委員会はどのような団体で構成されているのかについてです。
広島市観光誘客促進実行委員会は,一般社団法人日本旅行業協会中四国支部,公益社団法人広島県バス協会,広島市観光ホテル旅館組合など,旅行業者,交通事業者及び宿泊事業者の計7団体で構成されています。
次に,今回の応援金はどのような方を旅行の利用対象者としているのかについてです。
応援金の対象とする旅行プランの利用者は,新型コロナウイルス感染拡大リスクを考慮して近隣地域からの誘客を促進するという考えから,中国地方及び四国地方の在住者を対象とする予定と聞いています。
なお,今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては,当実行委員会に対し,利用者の居住地の範囲の見直しなどの対応を要請したいと考えています。
次に,旅行プランについては1名からでも参加は可能なのか,また,状況に応じた感染防止対策が必要と思うが,どのように考えているのかについてです。
旅行プランの参加者の人数については,個人参加で合計6名以上が申し込んだプランも対象とし,1名からでも参加は可能とする予定と聞いています。
感染防止対策につきましては,マスク着用や手指消毒,出発前及び旅行期間中の体調確認等の実施はもとより,旅行業や宿泊業などの各業界団体が定めるガイドラインに基づき,施設等に応じた感染防止対策を実施することを条件にすると聞いております。
次に,GoToキャンペーン等では,利用が休日に集中する,高額なホテル,旅館等ばかりが利用されるなどの指摘があるが,今回はどのような割引を考えているのかについてです。
旅行プランにおける1人当たりの割引額は,日帰りプランについては,割引前の旅行代金の2分の1以内かつ5,000円を上限額とする予定と聞いています。宿泊プランについても,割引前の旅行代金の2分の1以内としますが,割引上限額については,休日等への集中を軽減することを考慮して,金曜日,土曜日,祝前日の利用は1万円,それら以外の利用は1万5000円と割引上限額を高くする予定と聞いています。また,宿泊プランの割引上限額を設けることで,宿泊料が高額な施設ほど割引率が小さくなることから,低額な施設の利用につながることを期待していると聞いております。
次に,市外への観光も支援の対象になるのか,また,市内の交通事業者以外の事業者への支援策はどのように考えているのかについてです。
広島市外へ出かける旅行プランも応援金の対象にする予定と聞いていますが,その要件として,移動には市内交通事業者を利用すること,加えて,広島市内での宿泊施設または飲食施設の利用,あるいは土産物購入等のいずれか一つ以上をプランに組み込むこととすることで市内の事業者の支援につなげるよう考えているとのことです。
最後に,今後の観光誘客の施策につなげるため,宿泊の利用者数など,実行委員会からデータを提供してもらい分析する必要があると思うが,どのように考えているかについてです。
当実行委員会は,本事業終了後,応援金を活用した旅行プランの参加者数及びグループと個人の内訳,宿泊者数,飲食施設の利用者数等の実績データを集計するほか,旅行業者等に対する実施効果についてのアンケート調査を行うこととしています。これらのデータ等は本市へ実績報告書として提出してもらうこととしており,本市は,同報告書に基づき事業の効果を検証するとともに,利用者の観光目的地や活動内容,利用した宿泊施設や飲食施設の傾向などを分析し,今後の観光誘客施策の検討に役立てていきたいと考えております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)のうち,放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等についてお答えをいたします。
まず,事業名が改修となっているが,新規導入ではないかという御質問です。
本市の放課後児童クラブでは,平成30年7月以降,夏休みなどの長期休業中の朝の延長サービスを既に有料で実施しており,この利用料金については,システムで収納管理を行っております。今回は,このシステムを改修して,基本時間部分の料金も管理できるようにするものです。
なお,長期休業中の朝の延長サービスは希望者のみが利用するものですが,基本時間部分は全ての利用者が対象となることから,これを機に,通年利用の児童の入退会等についても,このシステムで管理できるようにしたいと考えております。
次に,基本時間部分の有料化に伴い,新たにこれまでと異なる申込書への対応や利用料金徴収管理に係る事務が発生すると思うが,現場の指導員の負担が増えないように考えているかという御質問です。
放課後児童クラブの基本時間部分の受益者負担措置の導入に伴い,申込書に負担軽減措置適用の確認を所管課が行うことに同意するチェック欄を加えることとしていますが,こうした負担軽減措置に係る確認は現場の指導員には行わせないこととしておりますので,指導員の負担が増えることはありません。また,利用料金の収納や督促に係る事務については所管課の職員が行うこととしており,現場の指導員の負担は増えません。
なお,これについては,現行の朝の延長サービスにおいても同様に対応しているところです。
次に,利用料金の設定単位を日額にした場合,日々の児童の利用状況を管理する必要が生じ,指導員の負担が増えないかという御質問です。
本市の放課後児童クラブでは,4月から翌年3月までの通年利用を基本としており,この利用の申込みは前年度の1月から2月までの間で受け付けております。通年利用の場合でも,利用料金については月額で設定・徴収することとしておりまして,指導員が児童の利用日数をシステムに入力する必要はなく,こうした点で負担が増えることはございません。
それから,次に,今回のシステム改修により,電子申請に対応できるようにするとともに,本市が保有するデータを利用して事務量の削減を図るべきだと思うがどうかという御質問です。
放課後児童クラブの利用申込みについては,現在,各放課後児童クラブにおいて指導員が保護者から直接受け付けています。これは,児童を預かる現場を保護者に直接見ていただく意味合いのほか,保護者と指導員の接点を確保する観点から,現行の取扱いとしているものです。利用申込みに電子申請を導入した場合には,そうした機会を別に設ける必要が生じるなどの課題があることから,現場の指導員の意見を聞くとともに,関係部局,関係者とも協議し,どのような対応が可能か検討していきたいと考えております。
また,本市が保有するデータの利用については,現行のシステムでも住民基本台帳システムや福祉情報システム等とネットワークで接続し,必要なデータを入手できるような機能を持たせています。改修後のシステムにおいても,こうした機能を持たせることなどにより,引き続き事務の効率化に努めてまいります。
最後に,給食費のシステムと放課後児童クラブのシステムで口座情報などを共有化する機能を組み込むように考えていると思うが,今後はどういうスケジュールで進めるのかという御質問です。
放課後児童クラブ利用料金収納システムについては,本定例会で議決をいただいた後,来年1月下旬には契約を行い,令和5年1月から利用申込みの受付を開始したいと考えております。一方,給食費等管理システムについては,現在構築をほぼ終え,これから運用テストを開始する予定です。こうした状況の中で,給食費と口座情報等をシステム間で共有することについて,令和5年1月の放課後児童クラブの利用申込みの受付開始に向けて検討に入りたいと思っております。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 4番並川議員。
◆4番(並川雄一議員) 丁寧な答弁,ありがとうございました。
まず,広島市観光誘客促進実行委員会の支援ですけれども,この新型コロナに対して,非常に人の移動ができなくなったので,観光業に対しては非常にダメージが大きかった中で,このような支援策を講じることは非常に重要だなというふうに思っております。そういった中で,前回のGoToキャンペーンでもいろんな問題がありましたが,時間に余裕がある方しかなかなか使えないであるとか,また,今回は団体旅行だから,あんまり関係ないかもしれませんが,転売目的の買い占め等も弊害としてよく出ていましたので,そういったものもないように実行委員会に要望していただくようお願いしたいというふうに思います。
続いて,放課後児童クラブの利用料金収納システムの改修等ですけれども,広島市はDXを進めていくという中で,電子申請というのは,先ほど言われましたけれども,必ず来てもらいたいというのがあるというのは分かるんですが,例えば1年のときやっていて,2年のときにももう1回やるということで更新するであるとか,さらに,上の子供が行っていて,下の子供が今回追加するというときには,もう既に行っているというようなこともありますから,ぜひ積極的に電子申請等ができるようなシステムになるよう検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 次に,34番馬庭恭子議員。
〔34番馬庭恭子議員登壇〕
◆34番(馬庭恭子議員) 市政改革・無党派クラブの馬庭恭子です。
第133号議案,地方独立行政法人広島市立病院機構中期目標を定めることについて質疑を行います。
市立病院機構は,4病院を束ねる法人です。今回の議案は,新安佐市民病院を含んだ病院のこれからの4年間における目標設定について諮るものです。
まず,新型コロナ対応により,全国各地で公的病院をはじめ,民間病院には政府から新型コロナに特化した体制づくり,人材確保,ベッド数に応じて補助金が支払われていると思いますが,市立病院機構に支払われた金額は総額幾らですか。国民の皆様からいただいた公金ですので,医療を展開する上で有効活用していく必要があります。市立病院機構の令和2年度決算で幾ら黒字となっているのか,お答えください。
新型コロナは,デルタ株からオミクロン株へと変異しつつ,再び第六波が来るのではないかと専門家は言っています。また,政府も,全国で医師,看護師各3,000人,つまり6,000人規模の体制で新型コロナ対応をすると表明しています。しかし,市立病院機構では,感染対策への体制づくりにおいて,人材や医療機器,そして医療資材はどうなっているのか,お答えください。
また,岸田総理大臣は,新型コロナ対応の医療機関の看護師の給与を3%引き上げると表明しています。医療法の一部改正による医療従事者の働き方改革,看護師等人材確保法による人材データベース化の義務化が叫ばれる中,市立病院機構での看護師の人材をどのように確保し,育成をしていくのか,お答えください。
次に,病院間の医療情報システムの活用が挙げられていますが,これからは地域のかかりつけ医との情報提供,そして共有も必要で,それをシステム化していく必要があると思いますが,どのように考えていますか。
最後に,目標の一つである満足度の高い患者サービスについてです。患者の立場になれば,待ち時間の改善は関心の高い問題です。待ち時間が長いということは,それだけ患者が多い証拠ではあります。つまり,長く待っても診察してもらいたいという患者心理が働くからです。しかし,それが常態化すれば,患者は少しずつ負担に感じ,結局,患者離れが進みます。そこで重要なことは,知恵と工夫です。例えば広島大学病院では,早くから患者に呼出し受信機を1台手元に持ってもらっています。待ち時間案内がその都度手元の受信機に来るので,同じ場所にじっと座って待たなくても,移動可能です。また,自分の受診順番が近づくと,あと何分後に診察室前の椅子でお待ちくださいとメッセージが流れる仕組みになっています。それによって,大学病院では,患者の待ち時間のクレームが減少したということです。つまり,患者は,待ち時間の目安があれば,負担なく待つということが可能だということです。最近では,慶應義塾大学病院が無料アプリLINEでの外来呼出しサービスを開始しています。待ち時間を有効に過ごすことができ,ストレスが軽減できるのではないかと考えますが,どのように取り組まれるのか,お答えください。
以上で質疑を終わります。
○佐々木壽吉 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 第133号議案,地方独立行政法人広島市立病院機構中期目標を定めることについて,数点の御質問に順次お答えいたします。
初めに,新型コロナ対応により国から市立病院機構に支払われた補助金の総額は幾らか,また,令和2年度決算で幾ら黒字となっているのかについてです。
令和2年度に国から市立病院機構に支払われた新型コロナウイルス感染症関連の補助金については,病床確保に係るものが37億3000万円,医療機器の整備等に係るものが6億円で,総額43億3000万円となっております。その結果,市立病院機構の令和2年度の決算で申し上げますと,収入につきましては,国からの補助金等の収入が増加したものの,新型コロナウイルス感染症の影響により入院・外来収入が減少するなどし,前年度と比べて3億7000万円増の602億1000万円となりました。
一方で,支出につきましては,入院・外来患者の減少に伴い,人件費や材料費が減少したことに加え,経費節減に取り組んだことなどにより,前年度と比べて16億9000万円減の583億4000万円となり,収支全体としては18億7000万円の純利益が生じております。
次に,市立病院機構では,感染対策への体制づくりにおいて,人材や医療機器,医療資材は確保できているのかについてです。
市立病院機構では,第六波に備えて,これまでの感染症医療の提供の中で得られた知見を生かしながら,必要な体制を確保することにしていると聞いております。具体的には,人材については,新型コロナウイルス感染症患者の受入れが可能な病床数に応じて各病院ごとに必要な人員を確保しており,人員が不足する事態が生じた場合にも,市立病院間で応援体制を整えることにより対応することにしております。
また,医療機器につきましては,国の補助金の活用等により,患者の治療に必要となる人工呼吸器等を整備し,感染症患者に対し,的確な医療を提供できる環境を確保しております。今後,必要に応じて追加して整備を行うこととしております。
さらに,感染症対策に欠かせないサージカルマスクや手袋などの医療資材につきましては,病院ごとに3か月分程度の使用量を算出し,病院等で備蓄を行うとともに,必要に応じて病院間で過不足を調整し,必要量を確保することとしております。
次に,市立病院機構では,看護師をどのように確保,育成をしているのかについてです。
市立病院機構では,看護師の確保に当たっては,年度内の退職,休職,産休・育休による減少数を見込んだ上で,翌年度に必要な人員を計画的に採用するとともに,年度内に欠員が生じた場合には,病院内や病院間での配置替え,臨時職員の採用を行うなど,円滑に病院が運営できる人員を確保しているところです。また,看護師の育成に当たりましては,OJTを通じた日々の指導に加え,特定の分野で高度な知識と技術を持ち,質の高い看護を提供する役割を担う認定看護師や特定看護師を育成しており,本年12月時点で市立病院には認定看護師が55人,特定看護師が9人在籍をしております。
次に,地域のかかりつけ医との情報提供,共有もシステム化していく必要があると思うが,どうかについてです。
市立病院では,退院時に患者の身体状況や病状,治療内容等を記載した診療情報を地域のかかりつけ医に提供し,情報共有を図るとともに,広島県と県医師会が構築し,運営するひろしま医療情報ネットワークに参加し,他の医療機関と診療情報を共有するなどの取組を行っております。今後もこうした取組により,地域のかかりつけ医等との連携を深めていくと聞いております。
最後に,呼出し受信機があれば,待ち時間を有効に過ごすことができ,患者のストレスが少しでも軽減できると考えるが,どうかについてです。
市立病院における患者サービスを向上させるためには,外来患者が診察までの待ち時間を有効に活用していただくことが重要であると考えております。このため,来年5月に開院いたします北部医療センター安佐市民病院では,診療時間が近づくと,患者のスマートフォンにお知らせする診察呼出しアプリを導入する予定です。また,そのほかの市立病院におきましても,各病院の待ち時間の状況に応じて必要なサービスを提供することを検討していると聞いております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 34番馬庭議員。
◆34番(馬庭恭子議員) とてもきめ細かく答弁していただいて,市民病院がどういうふうに動いていくのかということが安心できる御答弁だったかなというふうに思います。
再質問を用意していたんですけれども,なぜか答弁に入っていて,できなかったんですけれど,安佐市民病院は電子カルテをはじめ,今回,無料アプリ呼出しサービスも導入するということで,新しい病院というのは,そういうのを導入しやすいんですけれども,今まであった病院にそういったものを導入しようとするときに,いろんな壁があるかなと思うんですが,その壁を取っ払って,ほかの病院にもそういうアクセスしやすいことができるんだということが今分かりました。それはそれで結構です。
ただ一つ,ちょっと要望として言っておきたいことがありまして,一つは,慶應義塾大学病院はLINEもそうなんですけれど,メディカというアプリで検査結果とかその他のお薬の処方の控えとか,そういうのが全部手元のスマホに流れてくるようになっていて,非常にタイムリーに情報がつかめるようになっているんですね。それとあと,産科外来で赤ちゃんの超音波の画像が立体的に送られてくるというサービスもしています。どんどんいろんな意味で電子化が進んでいるんですけれども,せめて黒字になった,お金もあるわけですから,公金ですけれども,ぜひ市民病院を市民の皆様からいい病院だと,質の高い病院だと,いわゆる地域における中核をなすマグネットホスピタルなんだというところで認識していただくためにも,やはり電子化ということをスムーズにあらゆる局面でしていただきたいという要望をして,終わります。
○佐々木壽吉 議長 次に,11番吉瀬康平議員。
〔11番吉瀬康平議員登壇〕(拍手)
◆11番(吉瀬康平議員) 皆さん,お疲れさまです。
日本共産党の吉瀬康平です。党市議団を代表して,2021年12月定例会に上程された議案のうち,三つの議案について質疑を行います。
初めに,第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)のうち,放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等についてお聞きしてまいります。
この事業は,2023年4月より放課後児童クラブの有料化を行おうとするために,システム改修を行うものです。しかし,まだ有料化は案が提案されているだけで,正式に有料化が決定しておりません。この事業は有料化を進めるためのものであるため,有料化のことも含めてお聞きしてまいります。
9月定例会にて有料化について案が提案され,利用者負担が就学援助を受けている世帯は無料,こども医療費補助受給世帯等は3,000円,それ以外の世帯は5,000円と示されました。そもそも私たちは,放課後児童クラブの有料化に対しては反対の立場でありますが,有料化を行うにしても,無料とする基準が低過ぎます。こども医療費補助受給世帯以上から有料としておりますが,こども医療費補助制度では,低所得世帯の受診抑制への配慮として,窓口での基準を設けて,月に500円を限度とする世帯と月最大3,000円とする世帯と区別をしています。しかし,このたびの有料化では,こども医療費補助制度で配慮している世帯に対し,全く配慮がされておらず,低所得世帯への市の対応に整合性がありません。安心して子育てを行うために有料化をするにしても,就学援助受給世帯で区切るのではなく,こども医療費補助における窓口負担500円の世帯まで利用料を無料とするべきだと考えますが,市のお考えをお聞かせください。
有料化を実現させると,年間で3億2000万円の収入との試算が明らかとなりました。半分の1億6000万円については,夏休み等長期休業中における希望者への昼食の提供や,古いエアコンの更新など施設面の改善,第2土曜日の開所など,七つのサービス向上策に対する予算だとされ,残り半分は人件費や設備費など運営費にするということが明らかとなりました。国の制度により運営費の2分の1は利用者負担とされておりますが,サービス向上策に挙げられている施設面の改善においては,運営費に当てはまらず,利用者負担ではなく,市の責任で行うものだと考えます。なぜ保護者負担となるのか,御説明ください。
また,現在,トイレや施設そのものなど,施設整備における格差がありますが,このままでは公平性が確保されません。いつまでに解消をするのか,お答えください。
利用者アンケートでは,回答の9割近くがサービス向上を求め,7割強がサービス維持・向上のためには一定の利用者負担もやむを得ないとしております。しかしながら,このアンケートには2割弱の保護者しか回答していないことも明らかとなりました。それでも,市は一定の傾向が捉えられる数だとしておりますが,利用者の5分の1にも満たない数で傾向が捉えられているとは考えられません。改めて,全ての利用世帯にアンケートを行うべきではないでしょうか。市としてどうされるか,お答えください。
続いて,指導員についてです。
指導員の数は,現時点でおよそ30名もの人員不足が出ており,この10年余り,募集しても十分応募がなく,大きな欠員状態が続いています。来年の増設分も合わせて,来年度までにおよそ40名確保しなければならず,さらには,広島市の掲げるサービス向上策を実現させるためには,指導員を2023年度までに今よりおよそ50名増やさなければなりません。しかし,市では,これまで2か月に1回のペースで募集をし,幅広く周知してきているにもかかわらず,募集が少なく,欠員解消となりません。また,市の掲げるサービス向上策のうち,施設改善とエアコン代を除く改善策は指導員の負担を増やすものです。今でさえ指導員が集まらない状況の中,さらなる業務の追加は,より人が集まらなくなるのではないでしょうか。欠員解消を図るため,新たな対策が必要ではないでしょうか。市は新たな対策等を考えているのか,お答えください。市は,今のままで本当に欠員が解消されると考えているのでしょうか。なぜ集まらないのか,その原因は何だとお考えか,お答えください。
指導員確保のためには,抜本的な処遇改善が必要だと考えます。そこで,指導員を会計年度任用職員ではなく,正規職員にするべきと考えますが,市のお考えをお聞かせください。
指導員の確保の見通しもないまま有料化を先行いたしますと,市の掲げるサービス向上策は絵に描いた餅となり,サービスが提供できず,詐欺だと言われる可能性もあります。市はどのように考えているのか,お答えください。
最後に,このたびのシステム改修について,さきに述べたように,有料化は決定されておりません。有料化を行うためには,条例制定が必要だと考えます。システム改修よりも先に条例制定を行うべきではないでしょうか。なぜ行わないのか,御説明ください。
市は,このたびのシステム改修を先行することで,改修したことを既成事実として有料化を強行するのではないでしょうか。今回のシステム改修を行った後でも,有料化の中止・延期は可能なのでしょうか。お答えください。
次に,第124号議案,一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてお聞きしてまいります。
これは,人事委員会の給与に関する勧告等に鑑み,職員の期末手当の割合を引き下げようとするものです。新型コロナから市民の命と健康と暮らしや地域経済を守るために頑張っている職員の方々に対して,一時金を増やすどころか削ってしまうのは,逆ではないでしょうか。これでは,職員の士気を下げてしまうのではないかと思いますが,いかがお考えか,お答えください。
次に,第292号議案,契約の締結について(
駅前大橋線軌道等新設その他工事)についてお聞きしてまいります。
これは,広島駅南口の再整備における路面電車の軌道の設置・撤去,広島駅南口交通広場に接続する東側のペデストリアンデッキの設置,大屋根の設置などの工事を委託金限度額124億5000万円で広島電鉄株式会社に委託するものです。これまでの工事委託費とこのたびの委託費を合わせますと,257億4000万円です。本事業の工事費は360億円ですので,差し引いた残りのおよそ100億円はどのような工事が行われるのかお答えください。
このたびの事業は,広島市とJR,広電の三者で協議し,決定した事業だと認識しておりますが,これを前提に本契約では路面電車の軌道の設置・撤去を委託するわけですが,これは本来,広島電鉄株式会社が行うものだと考えますが,なぜ広島市が行うのでしょうか。広島電鉄株式会社の自己負担ではないのかどうなのか御説明ください。
このたび軌道が設置される駅前通りには,中央に多くのクスノキが植えられています。市民からは,なくさないでほしい,移設して残してほしいとの声をお聞きいたしますが,市はこれらの木をどのように対応されるのか,御説明ください。
以上,質疑といたします。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)のうち,放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修等についてお答えをいたします。
まず,こども医療費補助における窓口負担500円の世帯までを無料にすべきと思うが,どうかという御質問です。
今回の基本時間部分への受益者負担措置の導入に当たっては,国の考え方,先ほど議員からも御紹介がありましたけれども,運営費の2分の1を利用者負担とするという前提での試算では8,700円となるところを,子育て世帯の経済的負担への配慮を重視し,全体の2割強が該当すると見込まれる就学援助を受けている世帯までは無料,約5割が該当すると見込まれるこども医療費補助受給世帯等は月額3,000円,その他の世帯は月額5,000円に設定することとしております。議員の御指摘は,この約2割強の無料の範囲をさらに拡大せよということですが,本市の料金設定は,負担軽減措置も含め,この基本時間部分を有料化している政令市の中では最も低い水準となっておりまして,これ以上の拡大は考えておりません。
次に,施設面の改善は市の責任で行うものだと思うが,なぜ保護者負担になるのか,また,施設面の格差があると思うが,いつまでに解消するのかという御質問です。
施設面の改善のうち,屋上防水や外壁改修など大規模なものについては,国の補助金においても,運営費ではなく,整備費として整理されていることから,こうした改修費は利用料金の算定根拠となる運営経費には含めておりません。一方で,エアコンの更新やトイレの修繕等については,放課後児童クラブを適切に運営していくための維持管理経費であることから,運営費として整理し,運営経費に含めております。施設面の改善については,アンケート調査により保護者のニーズも高いことを把握しておりますので,現場の実情も確認しながら,エアコンの更新やトイレの洋式化などの環境改善に積極的に取り組んでいきたいと考えております。
次に,改めて全ての利用世帯にアンケートを行うべきではないかという御質問です。
利用児童の保護者に対するアンケートは,平成30年5月1日時点の利用児童数が100人以上の本市の直営の放課後児童クラブ,22クラブを対象に実施をいたしました。調査対象の22クラブの利用人数は約3,000人で,当時の本市直営の放課後児童クラブ利用人数の約32%を占めております。また,そのうち実際に回収した人数は2,000人でありまして,統計の精度を確保する上での調査数は十分に確保できているものと考えており,改めてアンケートを実施する予定はありません。
次に,指導員が確保できていない原因は何だと考えているか,新たな対策は考えているかという御質問です。
放課後児童クラブの利用児童の増加に対応するため,多数のクラス増設を行った結果,短期間で多くの指導員を採用する必要が生じたことに加え,年度中途に退職者が生じたこともあって,現在まで解消に至っていないものです。
なお,この欠員が生じたクラスについては,臨時指導員を配置し,配置基準を下回ることなく運営を行っております。
今後,欠員の解消に向けては,現在,採用試験を2か月に1回程度の頻度で実施し,また,その際にはより多くの方々に応募していただけるよう,市の広報紙や民間の求人誌,カラー刷りのチラシによる広報に加え,大学のキャリアセンターとの連携強化などにも取り組むことで,人材確保に努めております。これにより少しずつ成果も表れているところであり,今後ともこうした取組を鋭意進めることにより,欠員を解消できるように努めてまいります。
次に,指導員確保のために,会計年度任用職員ではなく,正規職員にすべきではないかというお尋ねです。
本市の放課後児童クラブの開所日数は年間で約280日ですが,このうち小学校開業日に当たります約200日の開所時間は午後1時から午後6時半までとなっております。こうした勤務時間の状況を踏まえ,指導員についてはパートタイムの会計年度任用職員として採用しているところであり,フルタイムを前提とした正規職員とすることは困難であると考えております。
なお,本市の指導員については,昨年度,会計年度任用職員への移行に伴い,初任給が増額になったほか,期末手当や時間外勤務手当が支給できるようになったことから,処遇の改善が図られてきているものと考えています。
次に,指導員確保の見通しもないまま有料化を進めた場合,サービスが提供できない可能性もあると思うが,どうかという御質問です。
先ほどお答えいたしましたとおり,放課後児童クラブについては,やむを得ず欠員が生じた場合でも,臨時指導員を配置し,配置基準を下回ることなく運営を行っております。また,欠員の解消に向けても鋭意取り組んでいるところであり,採用試験を2か月に1回の頻度で実施することなどにより,本年4月に49人だった欠員が,現在は32人となっております。今後ともサービス向上に支障が生じないよう,適切に取り組んでまいります。
次に,システム改修より先に条例制定を行うべきではないかという御質問です。
放課後児童クラブについては,長期休業中の朝の延長サービスを平成30年7月に導入し,当時,本市以外の19の政令市のうち13都市が条例によることなく利用料金を徴収していたこと等を踏まえまして,本市においても条例は制定せず,要綱を根拠として,そのときから利用料金を徴収してきているところです。その後,平成30年11月に保護者アンケートを行い,それにより把握したニーズに応えるため,昨年11月の安心社会づくり対策特別委員会において,令和5年度当初からサービス向上策を実施するとともに,基本時間部分にも受益者負担措置の導入を目指すという方向性をお示しし,さらに本年9月の常任委員会においてサービス向上策の具体的な内容のほか,利用料金や負担軽減策,実施スケジュール等について説明を行ってまいりました。こうした経緯を経て,今回,基本時間部分の受益者負担措置の導入に必要なシステム改修等に係る債務負担行為を提案しているところでありまして,基本時間部分の利用料金に関し,新たに条例で定めることは考えておりません。
最後に,今回のシステム改修を行った後でも,有料化の中止・延期は可能かというお尋ねです。
放課後児童クラブの基本時間部分の受益者負担措置の導入については,先ほど御説明したような経過を経て,今回,必要な債務負担行為の設定を提案したものです。このたび議会の承認をいただき,令和4年1月からシステム改修作業に着手できたとしても,その作業には約1年の期間を要することから,システムの運用は令和5年度の利用申込みの受付が始まる令和5年1月からの開始ということになります。今後は,放課後児童クラブのサービス充実等に向けて,今申し上げたスケジュールに従い,着実に進めていくことに注力したいと考えており,中止や延期ということは考えておりません。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
企画総務局長。
◎荒神原政司
企画総務局長 第124号議案,一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について,新型コロナウイルスの対応に頑張った職員に対して,一時金を減額すると,士気が下がってしまうのではないかと思うが,どう考えているのかとの御質問がございました。
第124号議案は,議員御紹介のとおり,本年9月に行われました本市人事委員会勧告に基づき,一般職の職員の給与改定を実施しようとするものです。この人事委員会の勧告制度は,地方公務員法の労働基本権制約に伴う代償措置として,中立的で専門的な第三者機関である人事委員会が,市議会及び市長に対し,給与等の勤務条件を民間の水準に均衡させるために講ずべき措置を勧告するものであり,公務員給与の公正性を確保しようとするものです。本市といたしましては,この人事委員会勧告を最大限尊重しなければならない立場にあり,本議案を提案しているものでございます。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
道路交通局長。
◎加藤浩明
道路交通局長 第292号議案,契約の締結について,三点の御質問にお答えいたします。
まず,これまでの工事委託費とこのたびの委託費を合わせると257億4000万円であるが,残りのおよそ100億円はどのような工事が行われるのかについてです。
残りの約100億円については,既に行った実施設計等の業務や支障物移設等の準備工事のほか,今後行うものとして,広島電鉄が実施するレールの新設,撤去などの軌道インフラ外部の工事や,本市が実施する南口広場の整備工事などになります。
次に,本契約では路面電車の軌道の設置・撤去を委託するが,これは本来,広島電鉄株式会社が行うべきものだと考える,なぜ広島市が行うのか,広島電鉄株式会社の自己負担はないのかについてです。
都市の形成を担う基幹的な公共交通である路面電車は,道路交通を補完し,交通の円滑化を図るとともに,市民生活を支える重要なものであることから,一般的には国の制度に基づいて,軌道敷,電停などのインフラ部の整備や低床車両の導入に対する公的支援が行われています。この場合,軌道経営者は軌道の設置,撤去のうち,レールや架線,電気通信設備などのインフラ外部を負担し,施工することになります。このたびの委託契約には,このインフラ外部が含まれていないため,この中に広島電鉄の費用負担はありません。
最後に,このたび軌道が設置される駅前通りには,中央に多くのクスノキが植えられているが,市はこれらの木をどのようにするのかについてです。
本事業では,軌道整備やそれに伴う車線確保のため,クスノキとケヤキ合わせて約60本を撤去する必要があります。これらの樹木は,駅前通りの良好な都市景観の形成などに寄与してきたものであり,専門業者の調査結果を踏まえ,基本的には公共用地へ移植することにしています。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 11番吉瀬議員。
◆11番(吉瀬康平議員) それぞれお答えいただきましたが,放課後児童クラブについてちょっと改めて質問させていただきます。
無料のところをこれ以上は拡大しないというところではありますが,やはり整合性がないというところで,コストありきのところがやはりここでも出てきているのかなというところをちょっと指摘させていただきます。一方では補助をしながら,一方ではできないというところで,やはり市として,そこは合わせるべきだということをお伝えさせていただきます。
あと,条例をつくらないという話がありましたが,そもそもなぜつくらないのか。他都市でやっていないからという話もありましたけれども,本来,放課後児童クラブのサービスは行政サービスだとの認識ですが,そうした認識ではないのか,どういった認識なのかというのをちょっとお聞きしたいです。
本来,行政サービスであれば,やはり料金徴収,賦課であったり徴収というところにおいては,地方自治法において分担金,使用料,手数料というところで必要になってくるということが定められて,それは条例を制定しなければならないと地方自治法第228条第1項で示されております。そこの解釈をどのようにされているのか,改めて説明をちょっといただきたいと思います。
あとは,指導員についてですけれども,人員不足というところは,ハードを先につくって,人員が追いつかないんだという話もありましたが,臨時職員の方も雇いながら何とか賄っているという話ではありますけれども,それを言い出すと,今回のサービス向上策のところについても同じような形で,集まらなければ,臨時職員でいいんだというような回答だったかと思いますが,指導員の負担が増えてくるというところで,市は自らちゃんと配置をしなければならないと定めながらも,最悪,臨時でいいんだというのはおかしいのではないでしょうか。やはりしっかり定めるからには,その人員をしっかり集めていただいて,やれるかやれないかというところをちょっと整理した上で,やれないのであれば,やはりそこは中止,延期等を考えるべきだと思います。広島市の行政サービスだと思いますけれども,そうしたところをないがしろにするのではなくて,しっかり行うべきだと思いますが,改めてちょっと指導員のところにおいても人員体制は今のままで問題ないのかというところはちょっとはっきりさせていただきたく,質問とさせていただきます。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 二点ということでよろしいですか。
まず,条例のお話がございました。
先ほど御説明したのが,我が市において,今回,基本時間部分を有料化いたしますけれども,料金徴収を始めたのが平成30年7月ということでございました。その当時,延長も含めますと,19政令市が徴収しておりましたので,その状況を把握した中で,先ほど申し上げたように,条例を制定しているところもありました。で,13政令市は条例を制定せずにやっておると。条例を制定しているところは,先ほど御紹介があったように,放課後児童クラブの使用料という捉え方で制定をしているパターンがあります。もう一つは,我が市の場合も諸収入で上げておりますけれども,要綱等で徴収をしておるということでございます。ちょっとよいのかというようなところの中で,少し参考になるか,当時の国の資料の中で,この放課後児童クラブの利用申込みに関しての法的な扱いとして,事業実施者と利用者との私的契約に基づくサービス提供に係る費用を徴収するものだというような解釈もありまして,そういったことも踏まえて,各都市は条例によらずに徴収しているところが多いのではなかろうかというふうに認識をしております。
それから,指導員のお話がございました。
おっしゃるとおり,我々も欠員が決していい状態だとは思っておりません。ただし,どうしてもやむを得ず出た場合には,ともかく人数としてきちんと臨時指導員を何とか確保するという形で運営をしてきております。今後,サービス向上に努めていくということも踏まえまして,今回,放課後児童クラブで指導員の増員ということで,一つは,主任指導員の専任化,現在,4クラス以上のクラブはやっておりますけれども,今度は3クラス以下のクラブも増員をすると。また,単独施設のうち1クラスのみのクラブ,8学区ございますけれども,ここには臨時指導員を通年で1人ずつ配置するというようなことで,また人員確保もした上で,サービス向上に支障がないように努めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長 11番吉瀬議員。
◆11番(吉瀬康平議員) 条例についてなんですけれども,ちょっと先ほど例をいただいたんですが,ちょっと聞き取れなかったんですけれども,なぜ条例にこだわるかというと,行政サービスであれば,先ほど,法令的にもそうなんですけれども,仮に要綱において市長が申請を認める認めないなんていう判断を一応されるという形で,その判断が出た際には利用者のほうに伝えるという要綱がたしかあったと思うんですけれども,そうなった際に,要綱であると,行政サービスという扱いにはならないので,例えば不服があったときに,利用者の方は例えば行政での不服申立てなんていうところができないというところが一つあがるので,不服がある場合にどうしたらいいのかというところも問題になってくるのかなと思います。
また,要綱であると,変更等があったときに,議会に上がらないというのがあります。例えば今回決まった後に,今後,料金を上げる,または変更するという際に,議会に上げられず,勝手に変更が可能だというところもありますので,行政サービスであれば,そこはしっかりとやはり上げるべきだというところで,これはしっかり条例に上げるべきだと思います。要綱があるので,これをそのまま条例に書き換えればいいだけだとは思うんですけれども,なぜかたくなに条例化をしないのか,ちょっと改めてそこを御説明ください。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 かたくなにといいますか,先ほど経緯で申し上げたとおり,これは平成30年7月に利用料金ということでは既に徴収をし,毎年ずっと徴収をしてきております。そのときの状況から,今は変わっておりませんので,そこは変えていないということでございます。
今,例えば要綱だと議会に上がらないということですけれども,今回,我々は要綱であろうと条例であろうと,条例の場合も,条例に金額まで書き込んでいる都市がどこまであるのかと。いわゆる規則に徴収根拠を定めるというような条例もあるでしょうし,金額まで入れている条例をつくっているところもあるかもしれません。そこは調べておりませんけれども,我々は条例であろうと要綱であろうと,今回のケースのように,議会に対してはきちんと丁寧に検討の熟度に応じて説明をしながら,変更するときには御説明した上で進めておりますので,そこが要綱だから,議会を軽視していくというような形にはならないというふうに考えております。
不服があったときの法的申立てができないというようなことがございました。実益的には,やはりそういうサービスに不満がある,あるいは,そういうところはしっかり現場でも聞き,担当課でも聞いて,対処をしていきたいというふうに思っております。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 11番吉瀬議員。
◆11番(吉瀬康平議員) 議会には上げられると言われますけれど,そういった上げないこともできるというところを示させていただきました。
最後にちょっと改めて,これは行政サービスなのかどうかだけお聞きして,質問を終わります。
○佐々木壽吉 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 行政サービスというのがどういう言葉の定義としておっしゃっておられるのかよく分かりませんけれども,政令市を見ても,先ほど申し上げたとおり,19ある中,我が市を含めれば,19の中の14になりますけれども,条例によるところとよらないところが今,我が市であれば,14のほうになります。法的に問題があるということであれば,現象面でこういうことは起きていないというふうに思います。
行政サービスか否かということになると,公が関わるサービスであるという一般的な言葉で言えば,それに当たりますし,ただ,この放課後児童クラブについては,民間でも同じサービスをするということで,公的なところで足らないところは民間にも同じようなことを受け持っていただいております。提供するサービスは同じであります。そういったことも含めて,恐らくかつて国のほうもこの放課後児童クラブの実施者と利用者とのこれは私的契約に基づくサービス提供に係る費用を徴収するものだという解釈が出されているのではなかろうかというふうに思っております。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 以上で質疑を終結いたします。
ただいま上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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△日程第3 第138号議案 公の施設の
指定管理者の指定について
(広島市
馬木近隣運動広場)
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○佐々木壽吉 議長 次は,日程第3,第138号議案を議題といたします。
除斥の規定により,森畠秀治議員は退席をお願いいたします。
〔森畠秀治議員退席〕
○佐々木壽吉 議長 本件については,質疑の通告がありませんので,これをもって質疑を終結いたします。
ただいま上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,総務委員会に付託いたします。
〔森畠秀治議員着席〕
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△日程第4 第293号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)
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○佐々木壽吉 議長 次は,日程第4,第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
当局の説明を求めます。
市長。
〔
松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 ただいま上程されました第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)について説明いたします。
これは,国が,子育て世帯に対して,高校3年生までの子ども一人当たり5万円の給付金を支給することになり,その実施主体となる本市において支給に要する経費として,90億6,225万円の補正措置を講じるものです。
その結果,補正後における全会計の総予算規模は,1兆3,043億2,360万円となります。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○佐々木壽吉 議長 これより質疑に入ります。
発言通告者に順次発言を許します。
23番
桑田恭子議員。
〔23番
桑田恭子議員登壇〕
◆23番(
桑田恭子議員) 市政改革ネットワークの桑田恭子です。
第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号),子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)に係る補正予算について質疑を行います。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援する観点から,年収960万円以上の世帯を除き,高校3年生までの子供1人当たり5万円の現金を支給するものです。受給対象は約11万人,所要額は90億6225万円,全額国庫負担となっています。本日議案が提案され,本日採決する理由は,令和3年9月分の児童手当受給者8万人に対し,12月28日に5万円を振り込むためです。金額としては72億5470万円です。説明では,全額国庫負担ですが,一時的には広島市が立て替えることになっていると聞いています。72億5470万円はどのように確保されるのか,お答えください。
この給付は,今後,5万円分のクーポンとセットのものです。広島市は,現金5万円,クーポン5万円分を支給する政府方針に基づき,入学時期にクーポンの支給を行うと説明を受けました。報道によれば,クーポンは子育てや教育に使途を限定し,配布方法や商品の対象範囲などは各自治体に丸投げが実情と報じています。入学時,新学期シーズンの関連消費に使用できるよう,クーポンを各世帯に配るとなると,時間的な余裕は全くありません。
具体的な詰めの日程はどのようになっているのか,議会への提案はどのようになっていくのか,お答えください。
クーポンは,広島市独自で発行するのか,広島県全体での発行になるのか,広島県との調整はどのように行われるのか,お答えください。
クーポン支給には,国全体で1000億円近い事務費が必要とされ,クーポン支給に批判が出ている原因にもなっています。広島市での事務費の見込みは幾らか,お答えください。
スピード感重視の政府の姿勢は悪いことではありませんが,そのため,詰めの甘い未完成の制度設計になっています。大阪市など,全てを現金給付とする自治体がぽろぽろ出てきています。県内では,安芸高田市が現金給付を表明しました。また,昨日,12月9日の報道では,地方自治体の実情に応じて現金での給付も可能とする運用とすると総理が答弁したと報じています。広島市もクーポンでの支給をやめ,現金支給にする考えはないのでしょうか,お答えください。その場合,国がクーポン分の財源措置をしないなどの措置を取ることがあるのか,お答えください。
以上で質疑を終わります。
○佐々木壽吉 議長 財政局長。
◎古川智之 財政局長 第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号),子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)についての質疑のうち,本給付金についての支払い資金,これに関する御質問がございました。
本市の日々の事業の支払いは,歳計現金から行っております。この歳計現金が支払い資金として一時的に不足するような場合には,減債基金などの基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて確保しているところでございます。臨時特別給付金の支払いについても,同様の対応となります。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
こども未来局長。
◎森川伸江
こども未来局長 第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)について,子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)についての四点の御質問にお答えします。
入学時期に使用できるように,クーポンを各世帯に配る具体的な日程はどのようになるのか,また,議会への提案はどのようになっているのか,どのように考えているのかについてです。
クーポン給付については,令和4年春の卒業,入学,新学期に向けた支援として実施するものとされており,国から示されている案では,令和4年3月下旬から遅くとも同年6月末までの事業開始が求められています。今後,国の補正予算成立後,国から順次制度の詳細が示されることから,来年2月定例会に予算案を上程する方法や,事務の着手時期によっては,市長の専決処分などが考えられます。
次に,クーポンは広島市独自で発行するのか,広島県全体での発行になるのか,広島県との調整はどのように行われるのかについてです。
国から示されている案では,クーポン給付は令和3年9月30日時点での児童手当受給者の住所地の市町村が実施主体とされています。一方で,都道府県が市町村の支援について一定の役割を担うことも想定されており,例えばクーポン券印刷の業務委託に当たって,都道府県が関係市町分を取りまとめ,事業者と契約する方法や,また,子育てに係るサービス・商品専用サイトの構築に当たって,複数市町村で利用可能なサイトを都道府県が構築する方法が示されています。いずれにしましても,今後,国から発出予定の制度の詳細を踏まえ,広島県と協議・調整をしながら,適切な対応をしたいと考えています。
次に,クーポン給付には国全体で1000億円近い事務費が必要とされている,広島市での事務費の見込みが幾らかについてです。
クーポン給付に係る事務費については,クーポンの印刷・発送,換金などに要する経費や,住民からの問合せ等に対応するコールセンターの設置,利用可能店舗向けの説明など広報等に係る経費,また,システム構築等に係る経費が考えられます。現在,国から制度の詳細が示されていないことから,本市における事務費については算定しておりません。
最後に,広島市もクーポン給付をやめ,現金給付にしてはどうか,その場合,国がクーポン分の財源措置をしないなどの措置を取ることはあるのかについてです。
クーポン給付については,来年春の卒業,入学,新学期に向けた支援とされているものの,子育て世帯に届くまでに一定の時間を要することや,現金と比較すると,利用者の手間がかかること,また,多額の事務費を必要とすることなどが懸念されています。今後,国からこうした懸念を解消するような仕組みが示されるかどうかを踏まえ,事業趣旨に沿って,子育てに係る商品やサービスを確実に届けられるというクーポン給付の利点や,また,国が補正予算成立後に示す予定の現金給付が許容される基準,給付時期,事務費,事務負担などを考慮の上,本市として総合的に判断したいと考えています。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 23番桑田議員。
◆23番(
桑田恭子議員) この給付がどこまで新型コロナ対策なのかという個人的な思いはありますけれども,今回こうやって国から国庫負担として来るということなので,質問させていただきます。先ほど,基金を使って,たちまちお金を振り込むということなんですけれども,歳計現金というのは,広島市の規模ですと,やっぱり数百億円とまでは言わずとも確保されているものだとは思うんですけれども,そこでは賄えないということで,12月ですからね,皆様のボーナスも出さなければいけませんし,様々お金もたくさん要るので,出せないんだろうとは思うんですが,そのときに基金を流用するということですけれども,減債基金というふうにおっしゃられたんですが,減債基金も基金ですから,使えるのかもしれませんけれど,減債基金というのは何となく私の認識の中では,将来の市債の償還に使うというふうなイメージがあって,あまりこれには手をつけてはいけないんだというふうに思っていたのですが,ここを使うことについて問題はないのか,改めて確認をさせていただきます。
それと,
こども未来局長の御答弁のほうですけれども,質問の趣旨としては,クーポンではなくて,年明けに給付するものについても現金がいいのではないかなというふうに思っているので,今日質問をさせていただいておりますけれども,答弁は国の出方待ちということで,国がゆらゆらしていて,なかなかその方針が決まらないというところで,地方自治体としても困っていると。盛んに毎日報道がされていますけれど,そういった状態なんだろうというふうに思います。
ただ,広島市として,今までクーポンを発行したことがないわけではなくて,クーポンについて様々に時間がかかったりとか,膨大な事務費がかかるということは非常によく分かっていらっしゃるとは思うんですね。で,あえて聞きますけれども,クーポンとなったときに,広島市のメリットがあるのかどうかお答えください。
○佐々木壽吉 議長 財政局長。
◎古川智之 財政局長 今の歳計現金に基金現金を繰り替えて確保しているというところで,減債基金をそういう形で繰り替えることについて問題はないのかということでございます。
御承知のとおり,今の歳計現金の問題というのは,純粋な資金繰りの話でございまして,歳計現金は一般会計,特別会計全ての収入・支出を管理しているお財布になるわけですけれども,これは一時的に支出の時期,収入の時期,このタイムラグによって,資金が,手持ち現金がある時期と手持ち現金が不足する時期というのがございます。ただ,年間を通して見れば,全ての支出は収入でカバーできる,それは市の会計というのは全体でいえば黒字ということになっていますから,収入の額は支出の額よりも大きくなっていますから,年間を通して見れば,必ず支出したものは収入で賄える構造になっていますから,一時的なタイムラグで資金が不足している時期に,基金のほうにある手持ち現金をそこに繰り替えるということについては,必ず元に戻しますから,基金のほうに戻せる前提で繰り替えていますので,歳計現金を取り崩すとかいうようなことにはなりませんので,問題はございません。
以上でございます。
○佐々木壽吉 議長
こども未来局長。
◎森川伸江
こども未来局長 議員からのクーポンを発行することによる広島市のメリットということでございましたが,まず,今回の事業というのは子育て家庭に対して支援をしていくということが趣旨となっておりまして,本市において,まずメリットというよりは,どうやったら今後,未来を担う子供たちに適切な支援ができるかということを考えていきたいと思っております。
先ほども言いましたように,ただ,この事業をやることによって,給付時期だとか,それから事務費,また事務負担,これが過度にかかるようなことも考えられますので,これから国が出してくる制度の詳細を踏まえて,広島市として適切に判断したいと考えております。
○佐々木壽吉 議長 次に,24番近松里子議員。
〔24番近松里子議員登壇〕(拍手)
◆24番(近松里子議員) 日本共産党の近松里子です。
市議団を代表しまして,今回,追加で提出されました第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)について質疑を行います。
これは,11月に新型コロナの影響に対する経済対策の一部として閣議決定された子育て世帯への給付金10万円のうち,5万円を先行給付するというものです。現在,国が残り5万円をクーポン給付にする方針を示したところ,多大な事務費がかかることから,国民的な議論が巻き起こっています。国が示すクーポン給付の事務費は967億円と言われ,現金給付の事務費280億円の3倍の規模です。合わせれば1200億円となり,子育て世帯への給付事業費総額の1割にも上ります。国は閣議決定で,地方自治体の事情に応じて10万円の現金給付も可能とすると明言しており,それならばと政令市では大阪市やお隣の岡山市などが10万円全ての現金給付を検討するなどの動きが起きています。
そこで,お聞きします。本市では5万円の現金給付の事務費を9700万円と見込まれており,単純に計算すれば,クーポン給付の事務費は約3億円程度必要になります。現金給付だけなら,約3億円にも上る多大な追加経費は不要となりますが,どのようにお考えでしょうか。
また,新型コロナの影響を受けている子育て世帯を支援するというのなら,クーポン給付より速やかに届き,かつ使いやすい現金給付が望ましいのではありませんか。さらに,自治体は年度末の3月に向けて繁忙期となります。新型コロナの感染対策に追われ,3回目のワクチン接種事業も始まります。こうした中で,新たなクーポン給付の業務負担についてどのように考えておられますか。
以上の三点について答弁を求めます。
○佐々木壽吉 議長
こども未来局長。
◎森川伸江
こども未来局長 第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)についての三点の御質問にお答えします。
先行給付の事務費は約9700万円と見込まれており,単純に計算すると,クーポン給付の事務費は約3億円程度必要になる。現金給付だけなら,追加の経費が不要になるが,どのように考えているのかについてです。
国が補正予算で計上している事務費については,過去の類似事業と比べて過大な水準ではないという見解を示しているところですが,現時点で国からクーポン給付の詳細な内容が示されていないため,本市の事務費は算出していません。
次に,新型コロナの影響を受けている子育て世帯の支援であれば,クーポン給付より速やかに,かつ使いやすい現金給付が望ましいのではないかについてです。
先ほど桑田議員にも御答弁申し上げましたが,クーポン給付については,来年春の卒業,入学,新学期に向けた支援とされているものの,子育て世帯に届くまでに一定の時間を要することや,現金と比較すると利用者の手間がかかること,また,多額の事務費を必要とすることなどが懸念されています。今後,国からこうした懸念を解消するような仕組みが示されるかどうかを踏まえ,事業趣旨に沿って,子育てに係る商品やサービスを確実に届けられるというクーポン給付の利点や,また,国が補正予算成立後に示す予定の現金給付が許容される基準,給付時期,事務費,事務負担などを考慮の上,本市として総合的に判断したいと考えています。
最後に,自治体は年度末に向けて繁忙期となるが,クーポン給付の業務負担についてどのように考えているのかについてです。
クーポン給付を実施する場合,クーポン券の印刷・発送,クーポン取扱サービス提供事業者等の募集,住民からの問合せ対応等,短期間に新たな事務が必要となり,事務負担が大きくなることが想定されます。このため,指定都市市長会を通じて,地方自治体に過度な事務負担が生じることがないよう,国の責任において効率的な事業スキームを明示することを要望してまいります。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 24番近松議員。
◆24番(近松里子議員) 再質問はありません。意見については,討論で述べさせていただきたいと思います。
以上です。
○佐々木壽吉 議長 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件は,委員会付託を省略いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木壽吉 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
発言通告者に発言を許します。
24番近松里子議員。
〔24番近松里子議員登壇〕
◆24番(近松里子議員) 日本共産党の近松里子です。
市議団を代表しまして,本日上程された第293号議案,子育て世帯への給付金を先行給付する補正予算に意見を付して賛成いたします。
このことに関しまして,8日の衆議院本会議での代表質問で,岸田首相は地方の事情で全額現金給付を可能とすると答弁されています。クーポン給付に多大な事務費がかかることへの批判が大きいことの反映です。一方で,官房長官が現金給付事業とクーポン給付は別事業と全額現金給付を求める自治体を牽制するなど,国の対応も右往左往している感じが否めません。クーポン給付について,群馬県太田市の市長は朝日新聞の取材に対して,市民は現金給付を求めている,自治体も年度末の忙しい上に,ワクチンの3回目接種の最盛期を迎える,クーポンの事務費もかさむ,これは誰も喜ばない,三方よしではなく,三方損になってしまうと苦言を呈しています。全く同感です。
そもそも給付事業は,コロナ禍で大変苦しんでいる女性や非正規,学生といった弱い立場の方々に現金給付を届けたいという岸田首相の考えに基づき計画されたものでした。ところが,対象を子育て世帯に絞ったために,非正規労働者など,コロナ危機で困っている多くの人に届いていません。その上,クーポン給付で多大な事務費が発生するとなれば,全額現金給付にして,事務費の縮減分を新型コロナで困っている人たちに回すべきという批判が起こるのも当然です。岸田首相は今回のことで,今後地方の意見を十分に聞くと言われていますので,市としてもこうした声を国に反映していただくことを求めて,討論といたします。
○佐々木壽吉 議長 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本件は,原案どおり決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木壽吉 議長 異議なしと認めます。よって,本件は,原案どおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま第293号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第9号)が議決されましたことに伴い,同議案並びに第116号議案,令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)の補正前の額等の計数整理が必要となりましたので,その整理につきましては,広島市議会会議規則第41条の規定により,議長に委任願いたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木壽吉 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
休会について
───────────────────────────────────────
○佐々木壽吉 議長 この際,休会についてお諮りいたします。
明日から14日まで,常任委員会審査のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木壽吉 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
次会の開議通知
───────────────────────────────────────
○佐々木壽吉 議長 この際,御通知申し上げます。
15日は午前10時より議会の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
散会宣告
───────────────────────────────────────
○佐々木壽吉 議長 本日は,これをもって散会いたします。
午後2時38分散会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
各常任委員会議案付託表
┌──────────────────────────────────┐
│ 審 査 日 程 │
├────────────────┬─────┬─────┬─────┤
│ 場 所│ 第 1 │ 第 3 │ 全 員 │
│月 日 │ │ │ │
│(曜日) 時間 │ 委員会室 │ 委員会室 │ 協議会室 │
├─────────┬──────┼─────┼─────┼─────┤
│12月13日(月)│ 午前10時 │ 消 防 │ 文 教 │ 建 設 │
│ │ │ 上下水道 │ │ │
├─────────┼──────┼─────┼─────┼─────┤
│12月14日(火)│ 午前10時 │ 経済観光 │ 厚 生 │ 総 務 │
│ │ │ 環 境 │ │ │
└─────────┴──────┴─────┴─────┴─────┘
令和3年第5回
広島市議会定例会
総 務 委 員 会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第1項
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳入全部
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 1 議 会 費 │ │
├──────────────┼──────────────┤
│ 2 総 務 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
第2条 第2表 債務負担行為補正のうち
追加中
┌─────────────────────────────┐
│ 事 項 │
├─────────────────────────────┤
│電子調達システムの改修業務委託 │
├─────────────────────────────┤
│広島市現代美術館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市こども文化科学館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市江波山気象館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市交通科学館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市郷土資料館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島城管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市
筒瀬運動広場管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市
馬木近隣運動広場管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市立図書館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市公民館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島平和記念資料館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市留学生会館管理 │
└─────────────────────────────┘
2 第121号議案 広島市附属機関設置条例の一部改正について
3 第122号議案 市議会議員の議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
4 第123号議案 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について
5 第124号議案 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
6 第131号議案 当せん金付証票の発売金額について
7 第132号議案 公立大学法人広島市立大学中期目標を定めることについて
8 第134号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市留学生会館)
9 第135号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島平和記念資料館)
10 第136号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市現代美術館)
11 第137号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
筒瀬運動広場)
12 第138号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
馬木近隣運動広場)
13 第140号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島城)
14 第281号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市立中央図書館及び広島市こども図書館)
15 第282号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(公民館)
16 第285号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市こども文化科学館)
17 第286号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市江波山気象館)
18 第287号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市交通科学館)
19 第288号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市郷土資料館)
消防上下水道委員会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 7 土 木 費 │ 3 河 川 費 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 8 消 防 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
2 第120号議案 令和3年度広島市下水道事業会計補正予算(第2号)
3 第199号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(特定環境保全公共下水道及び農業集落排水処理施設)
文 教 委 員 会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 9 教 育 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
第2条 第2表 債務負担行為補正のうち
追加中
┌─────────────────────────────┐
│ 事 項 │
├─────────────────────────────┤
│広島市青少年センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市三滝少年自然の家及び広島市グリーンスポーツセンター管│
│理 │
├─────────────────────────────┤
│放課後児童クラブ利用料金収納システムの改修及び運用・保守業│
│務委託 │
└─────────────────────────────┘
2 第283号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市青少年センター)
3 第284号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市三滝少年自然の家及び広島市グリーンスポーツセンター)
経済観光環境委員会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 4 衛 生 費 │ 3 環 境 費 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 5 農林水産業費 │ │
├──────────────┼──────────────┤
│ 6 商 工 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
第2条 第2表 債務負担行為補正のうち
追加中
┌─────────────────────────────┐
│ 事 項 │
├─────────────────────────────┤
│広島市農業振興センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市湯来農村環境改善センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市森林公園管理(昆虫館を除く) │
├─────────────────────────────┤
│広島市森林公園管理(昆虫館) │
├─────────────────────────────┤
│広島市水産振興センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市西新天地公共広場管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市
工業技術センター管理 │
└─────────────────────────────┘
2 第119号議案 令和3年度広島市国民宿舎湯来ロッジ等特別会計補正予算(第1号)
3 第139号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市
工業技術センター)
4 第141号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市農業振興センター)
5 第142号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市湯来農村環境改善センター)
6 第143号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市森林公園(昆虫館を除く。))
7 第144号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市森林公園(昆虫館に限る。))
8 第145号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市水産振興センター)
9 第279号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市西新天地公共広場)
厚 生 委 員 会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 3 民 生 費 │ │
├──────────────┼──────────────┤
│ 4 衛 生 費 │ 1 保健衛生費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 2 原爆被害対策費 │
└──────────────┴──────────────┘
第2条 第2表 債務負担行為補正のうち
追加中
┌─────────────────────────────┐
│ 事 項 │
├─────────────────────────────┤
│広島市吉島福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市温品福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市戸坂福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市中山福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市出島福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市祇園福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市伴福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市可部福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市筒瀬福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市瀬野福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市畑賀福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市阿戸福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市矢野福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市石内福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市湯来福祉会館管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市中区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市東区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市南区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市西区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市安佐南区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市安佐北区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市安芸区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市佐伯区地域福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市中央老人福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市東雲老人福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市南観音老人福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市吉島老人いこいの家管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市宇品老人いこいの家管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市草津老人いこいの家管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市佐東老人いこいの家管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市沼田老人いこいの家管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市矢野老人いこいの家清風荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市船越老人いこいの家鼓が浦荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家新宮山荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家窓山荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家さつき荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家八幡荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家倉重荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家坪井荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家中央荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家五日市荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家楽々荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市老人いこいの家美隅荘管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市心身障害者福祉センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市西部障害者デイサービスセンター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市北部障害者デイサービスセンター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市東部障害者デイサービスセンター管理 │
├─────────────────────────────┤
│大町第二保育園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市こども療育センター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市健康づくりセンター管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市火葬場等及び広島市納骨堂管理 │
└─────────────────────────────┘
2 第118号議案 令和3年度広島市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
3 第126号議案 広島市国民健康保険条例の一部改正について
4 第133号議案 地方独立行政法人広島市立病院機構中期目標を定めることについて
5 第146号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市中央老人福祉センター)
6 第147号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市東雲老人福祉センター)
7 第148号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市南観音老人福祉センター)
8 第149号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市吉島老人いこいの家)
9 第150号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市宇品老人いこいの家)
10 第151号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市草津老人いこいの家)
11 第152号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市佐東老人いこいの家)
12 第153号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市沼田老人いこいの家)
13 第154号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市矢野老人いこいの家清風荘)
14 第155号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家新宮山荘)
15 第156号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家窓山荘)
16 第157号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家さつき荘)
17 第158号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家八幡荘)
18 第159号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家倉重荘)
19 第160号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家坪井荘)
20 第161号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家中央荘)
21 第162号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家五日市荘)
22 第163号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家楽々荘)
23 第164号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市老人いこいの家美隅荘)
24 第165号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市船越老人いこいの家鼓が浦荘)
25 第166号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市中区地域福祉センター)
26 第167号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市東区地域福祉センター)
27 第168号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市南区地域福祉センター)
28 第169号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市西区地域福祉センター)
29 第170号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市安佐南区地域福祉センター)
30 第171号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市安佐北区地域福祉センター)
31 第172号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市安芸区地域福祉センター)
32 第173号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市佐伯区地域福祉センター)
33 第174号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市吉島福祉センター)
34 第175号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市温品福祉センター)
35 第176号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市戸坂福祉センター)
36 第177号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市中山福祉センター)
37 第178号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市出島福祉センター)
38 第179号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市祇園福祉センター)
39 第180号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市伴福祉センター)
40 第181号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市可部福祉センター)
41 第182号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市筒瀬福祉センター)
42 第183号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市瀬野福祉センター)
43 第184号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市畑賀福祉センター)
44 第185号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市阿戸福祉センター)
45 第186号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市矢野福祉センター)
46 第187号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市石内福祉センター)
47 第188号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市湯来福祉会館)
48 第189号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(大町第二保育園)
49 第190号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市こども療育センター)
50 第191号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市心身障害者福祉センター)
51 第192号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市西部障害者デイサービスセンター)
52 第193号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市北部障害者デイサービスセンター)
53 第194号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市東部障害者デイサービスセンター)
54 第195号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市健康づくりセンター)
55 第196号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市永安館,広島市可部火葬場,広島市五日市火葬場,広島市西風館及び広島市高天原納骨堂)
建 設 委 員 会
1 第116号議案 令和3年度広島市
一般会計補正予算(第8号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 7 土 木 費 │ 1 土木管理費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 2 道路橋りょう費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 4 港 湾 費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 5 公園墓園費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 6 都市計画費 │
│ ├──────────────┤
│ │ 7 住 宅 費 │
└──────────────┴──────────────┘
第2条 第2表 債務負担行為補正のうち
追加中
┌─────────────────────────────┐
│ 事 項 │
├─────────────────────────────┤
│大芝公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島駅南口地下広場管理 │
├─────────────────────────────┤
│中央公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│新牛田公園及び牛田総合公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│吉島西第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│河原町公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│桜台公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│観音原第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│馬木ハイツ公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│つつじが丘公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│上温品第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│中山西第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│中山南第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第一号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第二号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第三号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第四号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第五号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第六号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第七号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第八号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第九号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第十号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│二葉の里第十一号緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│若草第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│東山第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│東山第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│矢賀第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│東青崎公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│東霞公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│皆実町第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│仁保公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│仁保第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│仁保第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│新庄公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│新庄西公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│兵庫谷公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│もみじヶ丘第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│己斐上第五公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│己斐上第六公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│茶臼台公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│田方第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│高須第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│庚午第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│鈴が峰C緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│井口台西第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│西部埋立第四公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│西部埋立第九公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│東野公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│古市第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│古市第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│安川緑道管理 │
├─────────────────────────────┤
│大町東第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│高取第四公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│高取南緑地管理 │
├─────────────────────────────┤
│瀬戸内第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│瀬戸内第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│瀬戸内第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│伴東丘の上公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│沼田第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│高陽ニュータウン第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│中小田公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│矢口が丘公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│寺山公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│三入第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│五月が丘第六公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│石内流通第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│美鈴が丘南第五公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│美鈴が丘西第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│美鈴が丘西第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│美鈴が丘西第四公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│月見台第二公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│月見台第三公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│屋代第一公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島広域公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市安佐動物公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市植物公園管理 │
├─────────────────────────────┤
│広島市バスターミナル管理 │
└─────────────────────────────┘
2 第117号議案 令和3年度広島市広島市民球場特別会計補正予算(第1号)
3 第125号議案 広島市都市計画関係手数料条例の一部改正について
4 第127号議案 広島圏都市計画(広島平和記念都市建設計画)特別用途地区内における建築物の制限の緩和に関する条例の制定について
5 第128号議案 広島圏都市計画(広島平和記念都市建設計画)地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
6 第129号議案 広島市市営住宅等条例の一部改正について
7 第130号議案 広島市公園条例の一部改正について
8 第197号議案 公の施設の指定管理者の指定について(自転車等駐車場)
9 第198号議案 公の施設の指定管理者の指定について(バスターミナル)
10 第200号議案 公の施設の指定管理者の指定について(中央公園)
11 第201号議案 公の施設の指定管理者の指定について(新牛田公園及び牛田総合公園)
12 第202号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大芝公園)
13 第203号議案 公の施設の指定管理者の指定について(広島広域公園)
14 第204号議案 公の施設の指定管理者の指定について(広島市植物公園)
15 第205号議案 公の施設の指定管理者の指定について(吉島西第二公園)
16 第206号議案 公の施設の指定管理者の指定について(河原町公園)
17 第207号議案 公の施設の指定管理者の指定について(桜台公園)
18 第208号議案 公の施設の指定管理者の指定について(観音原第一公園)
19 第209号議案 公の施設の指定管理者の指定について(馬木ハイツ公園)
20 第210号議案 公の施設の指定管理者の指定について(つつじが丘公園)
21 第211号議案 公の施設の指定管理者の指定について(上温品第二公園)
22 第212号議案 公の施設の指定管理者の指定について(中山西第一公園)
23 第213号議案 公の施設の指定管理者の指定について(中山南第二公園)
24 第214号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里公園)
25 第215号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第二公園)
26 第216号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第三公園)
27 第217号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第一号緑地)
28 第218号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第二号緑地)
29 第219号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第三号緑地)
30 第220号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第四号緑地)
31 第221号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第五号緑地)
32 第222号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第六号緑地)
33 第223号議案 公の施設の指定管理者の指定について(二葉の里第七号緑地)
34 第224号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(二葉の里第八号緑地)
35 第225号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(二葉の里第九号緑地)
36 第226号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(二葉の里第十号緑地)
37 第227号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(二葉の里第十一号緑地)
38 第228号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(若草第一公園)
39 第229号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(東山第一公園)
40 第230号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(東山第二公園)
41 第231号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(矢賀第二公園)
42 第232号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(東青崎公園)
43 第233号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(東霞公園)
44 第234号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(皆実町第二公園)
45 第235号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(仁保公園)
46 第236号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(仁保第一公園)
47 第237号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(仁保第二公園)
48 第238号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(新庄公園)
49 第239号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(新庄西公園)
50 第240号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(兵庫谷公園)
51 第241号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(もみじヶ丘第三公園)
52 第242号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(己斐上第五公園)
53 第243号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(己斐上第六公園)
54 第244号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(茶臼台公園)
55 第245号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(田方第一公園)
56 第246号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(高須第一公園)
57 第247号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(庚午第一公園)
58 第248号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(鈴が峰C緑地(西区鈴が峰町の19番29から19番116に至る地先に係る部分に限る。))
59 第249号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(井口台西第二公園)
60 第250号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(西部埋立第四公園(西区井口明神一丁目の区域内に存する部分に限る。))
61 第251号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(西部埋立第九公園)
62 第252号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(東野公園)
63 第253号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(古市第二公園)
64 第254号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(古市第三公園)
65 第255号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(安川緑道(安佐南区古市三丁目の区域内に存する部分のうち,古市橋駅前自転車等駐車場の南側に所在する部分に限る。))
66 第256号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(大町東第一公園)
67 第257号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(高取第四公園)
68 第258号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(高取南緑地)
69 第259号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(瀬戸内第一公園)
70 第260号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(瀬戸内第二公園)
71 第261号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(瀬戸内第三公園)
72 第262号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(伴東丘の上公園)
73 第263号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(沼田第二公園)
74 第264号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(高陽ニュータウン第三公園)
75 第265号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(中小田公園)
76 第266号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(矢口が丘公園)
77 第267号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(寺山公園(広場及び園路の各一部に限る。))
78 第268号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(三入第一公園)
79 第269号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(五月が丘第六公園)
80 第270号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(石内流通第一公園)
81 第271号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(美鈴が丘南第五公園)
82 第272号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(美鈴が丘西第一公園)
83 第273号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(美鈴が丘西第三公園)
84 第274号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(美鈴が丘西第四公園)
85 第275号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(月見台第二公園)
86 第276号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(月見台第三公園)
87 第277号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(屋代第一公園)
88 第278号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島市安佐動物公園)
89 第280号議案 公の施設の
指定管理者の指定について(広島駅南口地下広場)
90 第289号議案 市道の路線の廃止について
91 第290号議案 市道の路線の認定について
92 第291号議案 契約の締結について(西風新都環状線梶毛南工区道路新設工事(その1))
93 第292号議案 契約の締結について(
駅前大橋線軌道等新設その他工事)
△(参照2)
令和3年12月10日
議 員 各 位
広島市議会議長
佐々木 壽 吉
請願・陳情の受理について(報告)
下記のとおり請願・陳情を受理し、関係委員会に付託したので報告します。
記
請願
┌───┬─────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 26 │外国人技能実習制度(介護職種)の改│ 3.12. 3 │ 3.12. 3 │厚生委員会│
│ │善を求めることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 27 │「沖縄戦の戦没者の遺骨を含む沖縄本│ 3.12. 8 │ 3.12. 8 │総務委員会│
│ │島南部国定公園周辺の土砂を埋め立て│ │ │ │
│ │に使用しないこと」を政府に求める意│ │ │ │
│ │見書の採択について │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 28 │放課後児童クラブ利用料有料化の理由│ 3.12. 8 │ 3.12. 8 │文教委員会│
│ │と「サービス向上策」について保護者│ │ │ │
│ │に説明し、保護者の意見を聴く「説 │ │ │ │
│ │明・懇談会」の開催を求めることにつ│ │ │ │
│ │いて │ │ │ │
└───┴─────────────────┴─────┴─────┴─────┘
陳情
┌───┬─────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 183 │安心して子どもを生み育てられるよう│ 3.12. 6 │ 3.12. 6 │厚生委員会│
│ │に広島市の保育予算を増やし保育行政│ │ │ │
│ │の充実を求めることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 184 │安心して子どもを生み育てられるよう│ 3.12. 6 │ 3.12. 6 │文教委員会│
│ │に広島市の保育予算を増やし保育行政│ │ │ │
│ │の充実を求めることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 185 │重度の精神障害のある方の通院医療費│ 3.12. 8 │ 3.12. 8 │厚生委員会│
│ │の負担軽減について │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 186 │地域生活支援センター「ふれあい」の│ 3.12. 8 │ 3.12. 8 │厚生委員会│
│ │存続・続行を求めることについて │ │ │ │
└───┴─────────────────┴─────┴─────┴─────┘
───────────────────────────────────────
議 長 佐々木 壽 吉
署名者 川 口 茂 博
署名者 藤 井 敏 子...