広島市議会 > 2021-10-27 >
令和 3年第 4回10月臨時会−10月27日-01号
令和 3年第 4回10月臨時会−10月27日-目次

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  1. 広島市議会 2021-10-27
    令和 3年第 4回10月臨時会−10月27日-01号


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    令和 3年第 4回10月臨時会−10月27日-01号令和 3年第 4回10月臨時会         令和3年  広島市議会臨時会会議録(第1号)         第 4 回                 広島市議会議事日程                                 令和3年10月27日                                 午前10時開議                   日    程  第1 会期決定について  第2 報告第24号 専決処分報告について           (道路管理瑕疵等に係る損害賠償額決定)  第3 令和2年度広島市各会計歳入歳出決算(第1号〜第20号)     令和2年度広島水道事業決算     令和2年度広島下水道事業決算     令和2年度広島安芸市民病院事業決算     第108号議案 令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について     第109号議案 令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分について
    ───────────────────────────────────────                会議に付した事件等  開会宣告終了)  開議宣告終了)  会議録署名者の指名(終了)  勲章受章議員に対する感謝状贈呈終了)  祝辞(終了)  謝辞(終了)  諸般の報告終了)  日程に入る旨の宣告終了)  日程第1 会期決定について       (本日1日と決定)  日程第2 報告第24号 専決処分報告について             (道路管理瑕疵等に係る損害賠償額決定)       (終了)  日程第3 令和2年度広島市各会計歳入歳出決算(第1号〜第20号)       令和2年度広島水道事業決算       令和2年度広島下水道事業決算       令和2年度広島安芸市民病院事業決算       第108号議案 令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について       第109号議案 令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分について       (決算特別委員長報告)       (委員会報告どおり決算は認定、第108号議案及び第109号議案原案可決)  付議事件議了宣告終了)  閉会宣告終了) ───────────────────────────────────────                出 席 議 員 氏 名    1番  岡 村 和 明            2番  川 本 和 弘    3番  田 中   勝            4番  並 川 雄 一    5番  川 村 真 治            6番  石 田 祥 子    7番  川 口 茂 博            8番  水 野   考    9番  平 岡 優 一            10番  椋 木 太 一    11番  吉 瀬 康 平            12番  山 本 昌 宏    13番  山 内 正 晃            14番  碓 氷 芳 雄    15番  海 徳 裕 志            16番  木 戸 経 康    17番  山 路 英 男            18番  森 畠 秀 治    19番  石 橋 竜 史            20番  平 野 太 祐    21番  定 野 和 広            22番  伊 藤 昭 善    23番  桑 田 恭 子            24番  近 松 里 子    25番  大 野 耕 平            26番  西 田   浩    27番  渡 辺 好 造            28番  豊 島 岩 白    29番  宮 崎 誠 克            30番  八 條 範 彦    31番  母 谷 龍 典            32番  三 宅 正 明    33番  八 軒 幹 夫            34番  馬 庭 恭 子    35番  竹 田 康 律            36番  藤 井 敏 子    37番  中 原 洋 美            38番  太 田 憲 二    39番  若 林 新 三            40番  今 田 良 治    41番  佐々木 壽 吉            42番  元 田 賢 治    43番  谷 口   修            44番  永 田 雅 紀    45番  金 子 和 彦            46番  木 山 徳 和    47番  沖 宗 正 明            48番  中 森 辰 一    49番  碓 井 法 明            50番  山 田 春 男    52番  児 玉 光 禎            53番  木 島   丘    54番  藤 田 博 之 ───────────────────────────────────────                欠 席 議 員 氏 名    51番  中 本   弘 ───────────────────────────────────────           職務のため議場に出席した事務局職員職氏名  事務局長    石 田 芳 文       事務局次長   松 坂 康 雄  議事課長    小 田 和 生       議事課課長補佐主任事務取扱                                吉 川 和 幸  議事課主査   村 田 愛一朗       議事課主査   小 崎 智 之  外関係職員 ───────────────────────────────────────              説明のため出席した者の職氏名  市長      松 井 一 實       副市長     小 池 信 之  副市長     及 川   享       危機管理担当局長岩 崎   学  企画総務局長  荒神原 政 司       財政局長    古 川 智 之  市民局長    杉 山   朗       健康福祉局長  山 本 直 樹  健康福祉局保健医療担当局長         こども未来局長 森 川 伸 江          阪 谷 幸 春  環境局長    重 村 隆 彦       経済観光局長  津 村   浩  都市整備局長  中 村   純       都市整備局指導担当局長                                谷   康 宣  道路交通局長  加 藤 浩 明       下水道局長   油 野 裕 和  会計管理者   金 森 禎 士       消防局長    勝 田 博 文  水道局長    友 広 整 二       監査事務局長  大 杉   薫  財政課長    後 藤 和 隆       教育長     糸 山   隆  選挙管理委員会事務局長           人事委員会事務局長          橋 場 聡 子               仁 井 敏 子 ───────────────────────────────────────                午前10時00分開会                出席議員  53名                欠席議員  1名 ○佐々木壽吉 議長      出席議員53名であります。 ───────────────────────────────────────                  開会宣告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      ただいまより令和3年第4回広島市議会臨時会を開会いたします。 ───────────────────────────────────────                  開議宣告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      これより本日の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────                 会議録署名者の指名 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      本日の会議録署名者として               15番 海 徳 裕 志 議員               26番 西 田   浩 議員
    を御指名いたします。 ───────────────────────────────────────             勲章受章議員に対する感謝状贈呈 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      この際,御報告申し上げます。  去る9月1日,木島丘議員が,長きにわたり地方自治育成発展に貢献された御功績を認められ,旭日中綬章受章栄誉に浴されました。  誠に御同慶にたえません。木島丘議員の御功績に対し,心から敬意を表する次第であります。  つきましては,先例により,議会の決議をもって感謝の意を表したいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木壽吉 議長      異議なしと認め,さよう決定いたしました。  感謝状の文案は,先例により,議長において起草いたしましたので,御了解をお願いいたします。  これより感謝状贈呈を行います。             〔議長議長席より演壇に降りる〕 ◎小田和生 議事課長     それでは,木島丘議員,演壇へお願いいたします。              〔木島丘議員,演壇へ進む〕 ○佐々木壽吉 議長      (朗  読)  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  感  謝  状                           木 島   丘 様  あなたは広島市議会議員として四十有余年の永きにわたり地方自治育成発展に貢献されその功績に対し旭日中綬章受章されました  ここに広島市議会の決議をもって感謝の意を表します                            令和三年十月二十七日                            広島市議会  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  おめでとうございます。                 〔感謝状授与〕                 〔拍手起こる〕         〔木島丘議員,議席に着席し,議長議長席に戻る〕 ───────────────────────────────────────                   祝辞 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      藤田博之議員より受章者に対する祝辞の申出がありますので,これを許します。  藤田博之議員。               〔54番藤田博之議員登壇〕               〔木島丘議員,議席で起立〕 ◆54番(藤田博之議員) 誠に僣越ではございますが,同僚議員皆様お許しをいただきましたので,一言お祝いの言葉を申し上げたいと存じます。  木島議員,このたびは旭日中綬章受章,誠におめでとうございます。  木島議員が,長年にわたり地方自治育成発展に貢献された御功績により,このたび受章栄誉に浴されましたことは,御本人のお喜びはもとより,私たち市政に携わる者にとりましても大変大きな誇りであります。また,平成30年5月には全国市議会議長会から議員在職40年以上の特別表彰をお受けになっており,度重なる御栄誉,心からお祝い申し上げるとともに,多年の御功労に対し,深く敬意を表する次第であります。  皆様御承知のとおり,木島議員は,その温厚篤実な人柄と高邁なる識見,抜群の行動力により,早くから衆目を集めるところとなり,昭和46年4月,多数の地域住民から推されて高陽町議会議員に当選され,広島市に合併する昭和48年3月までの間,町議会議員として町政発展のため尽力をされました。その後,昭和54年5月,市議会議員に当選されて以来,今日まで連続11期,四十有余年の長きにわたり議員として本市の発展に尽くしてこられました。その間,第74代議長をはじめとして,副議長各種委員会の正副委員長の要職を歴任され,その業績と手腕は高く評価されているところであります。特に,広域幹線道路整備において,木島議員広島都市圏拠点性のさらなる向上のため,主要幹線道路早期整備が図られるよう,国や関係機関に対して粘り強く働きかけられるなど,長きにわたって尽力をされてきたことを私どもは忘れるわけにはまいりません。さらに木島議員はその卓越した識見と行動力を持って,本市の抱える農林業河川行政の課題や昨今の頻発する豪雨災害からの復旧・復興についても精力的に取り組まれてきたところであります。そのほか,市政各分野における木島議員の御功績は枚挙にいとまがないところでありますが,あえてこの場で私が申し上げるまでもなく,皆様御承知のとおりでございます。  木島議員におかれましては,このたびの受章を励みとして,今後ともどうか御健康に十分留意されまして,本市発展のために引き続き御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして,言葉足りませんが,お祝いの言葉とさせていただきます。  誠におめでとうございました。(拍手) ───────────────────────────────────────                   謝辞 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      木島丘議員から謝辞を述べたいとの申出がありますので,これを許します。  木島丘議員。                〔53番木島丘議員登壇〕 ◆53番(木島丘議員) 皆様お許しを得まして,一言お礼を申し上げます。  このたび,天皇陛下より旭日中綬章を賜った上,ただいま議会の決議をもって感謝状も頂きまして,大変光栄に存じております。また,藤田議員から身に余るお祝いの言葉をいただき,誠に感謝の念にたえません。  今回,私が受章栄誉に浴することができましたのも,これもひとえに市民皆様はもとより,議員各位関係者の温かい御指導,御支援のたまものであると深く感謝を申し上げます。  今回の受章を誉れとし,皆様の御協力をいただきながら,さらなる本市の発展市民生活向上のため,より一層の努力を尽くす所存でございます。どうか今後とも,従来に増しての御指導,御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ,お礼の御挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○佐々木壽吉 議長      以上で,勲章受章議員に対する感謝状贈呈を終わります。 ───────────────────────────────────────                  諸般の報告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      この際,諸般の報告がありますので,事務局長に朗読させます。 ◎石田芳文 事務局長     (朗  読)  報告事項 1 閉会中の継続審査に付しておりました,令和2年度広島市各会計歳入歳出決算第1号から第20号,令和2年度広島水道事業決算令和2年度広島下水道事業決算及び令和2年度広島安芸市民病院事業決算並びに第108号議案令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について及び第109号議案令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分について,以上について,決算特別委員長より審査報告書が提出されました。 1 本臨時会に,市長より提出された案件は,報告第24号の1件であります。  以上であります。 ───────────────────────────────────────                日程に入る旨の宣告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      これより日程に入ります。 ─────────────────────────────────────── △日程第1 会期決定について ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      日程第1,会期決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本臨時会会期は,本日1日といたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木壽吉 議長      異議なしと認めます。よって,会期は本日1日と決定いたしました。 ─────────────────────────────────────── △日程第2 報告第24号 専決処分報告について             (道路管理瑕疵等に係る損害賠償額決定) ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      次は,日程第2,報告第24号を上程いたします。  本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。 ─────────────────────────────────────── △日程第3 令和2年度広島市各会計歳入歳出決算(第1号〜第20号)       令和2年度広島水道事業決算       令和2年度広島下水道事業決算       令和2年度広島安芸市民病院事業決算       第108号議案 令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について       第109号議案 令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分について ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      次は,日程第3,令和2年度広島市各会計歳入歳出決算第1号から第20号及び令和2年度広島水道事業決算をはじめ企業決算3件並びに第108号議案令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について及び第109号議案令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分についてを一括議題といたします。  決算特別委員長報告を求めます。  決算特別委員会碓氷芳雄委員長。                〔14番碓氷芳雄議員登壇〕 ◎14番(碓氷芳雄議員) おはようございます。  決算特別委員長碓氷芳雄でございます。  決算特別委員会に付託されました令和2年度広島市各会計歳入歳出決算を初め企業決算3件並びに関係議案2件について,委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  令和2年度広島市各会計歳入歳出決算は,実質収支は60億5,133万円,単年度収支も11億1,655万円の黒字となっており,「財政運営方針」に掲げている「収支の均衡」及び「市債残高の抑制」のいずれの目標も達成するなど,財政健全化を目指した努力の成果が現れております。  しかしながら,経常収支比率令和元年度と比べて改善しているものの高い水準にあるため,依然として厳しい財政状況が続いております。  また,令和2年度の各企業決算における経営収支は,水道事業が2億8,980万円の純利益下水道事業が11億9,860万円の純利益安芸市民病院事業が215万円の純利益となっておりますが,経営環境は依然として厳しいものと予想されます。  このような状況を踏まえた上で,本委員会としては,10月1日から20日までの20日間にわたり,全体会議や各分科会において精力的に審査を行い,討論・採決を行った結果,令和2年度広島市各会計歳入歳出決算令和2年度広島水道事業決算令和2年度広島下水道事業決算及び令和2年度広島安芸市民病院事業決算はいずれも「認定」され,第108号議案令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について及び第109号議案令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分についてはいずれも「原案可決」されたところであります。  委員会審査の経過並びに結果は,以上のとおりでありますが,審査を通じ,指摘や要望のあった主な事項について申し上げます。
     まず,総括的な事項についてであります。  各会計歳入歳出決算については,自主財源確保財政運営安定性行政活動自主性確保する上で極めて重要であることから,市税等について,効果的・効率的な収納体制を整備するなど,収入の確保及び収納率向上に努める必要があります。  そして,今後とも厳しい財政状況の中で,多様化する行政需要に的確に対応するためには,「選択と集中」による政策の重点化効率化を図りつつ,すべての事務事業の見直しにより,経費の縮減を行う必要があります。  また,臨時財政対策債の発行などの影響により,令和2年度末の一般会計市債残高は1兆1,239億円となっており,将来世代へ過度の負担を残さないよう市債残高の抑制により一層努める必要があります。  次に,企業決算については,水道事業下水道事業及び安芸市民病院事業いずれも,その経営環境は依然として厳しいものと予想されることから,従来にも増して,経営の効率化を図り,独立採算制の原則のもと健全で安定した事業経営確保に努める必要があります。  ついては,最少の経費で最大の効果を挙げることを基本に全庁を挙げてさらなる行政改革に着実に取り組み,弾力性のある健全な財政体質を確立するとともに,市民サービスのさらなる向上をめざして,なお一層努力されるよう強く求めておきます。  続いて,個別の事項についてであります。 1 新型コロナウイルス感染症対策については,終息が見通せない中において,今後も市民の安全・安心を守ることができるよう,人員の確保や体制の構築に万全を期すこと。 2 行政デジタル化の推進に当たっては,行政手続オンライン化をより一層進めるとともに,定型的な業務を自動化するRPAやAIなどのデジタル技術を積極的に活用し,業務のさらなる効率化を図ること。 3 急傾斜地崩壊対策については,危険箇所対策を早期に完了するよう,県と連携して早急かつ確実に進めるとともに,土地所有者対策を支援するため,急傾斜地整備復旧資金融資制度の活用をより一層促進すること。   また,被災地等において,住民の不安が解消されるよう,国・県に対して,砂防堰堤早期整備を強く働きかけること。 4 学校における働き方改革の推進に当たっては,プランに掲げる取組を確実に実施し,目標達成により一層努めること。 5 児童生徒登下校中の安全を確保するため,引き続き通学路等安全点検を適切に実施し,危険箇所については,道路管理者等と連携して対策を着実に進めること。 6 有害鳥獣対策については,防除や駆除,鳥獣が出没しにくい環境づくりに引き続き取り組むとともに,県との連携による広域的な対策の推進により一層努めること。また,従事者高齢化に対応するため,新たな担い手の育成を着実に進めること。 7 コロナ禍における事業者の支援に当たっては,事業者が依然として厳しい状況におかれていることを踏まえ,感染拡大の防止に留意しつつ,地域経済の活性化が図られるよう,国・県と連携して事業活動の回復につながる効果的な支援を行うこと。 8 市民の健康増進に当たっては,医療費の適正化の観点から,生活習慣病の発症予防と重症化予防につながる施策の展開に取り組むこと。また,がん検診については,受診しやすい環境づくりや効果的な普及啓発などにより,受診率の一層の向上に努めること。 9 安佐医師会病院については,令和4年12月末の開院に向けて,地域のかかりつけ医等との密接な連携のもと,市北部における地域包括ケアの核としての機能を十分に発揮できる体制となるよう,しっかりとサポートを行うこと。 10 道路整備に当たっては,道路交通の安全性の向上を図るため,現在着手中の事業を早期に完了できるよう関係者が緊密に連携して,着実に推進すること。  以上,申し上げました要望事項のほか,委員会審査を通じて,委員各位から述べられた指摘や意見,さらには各会派から提出された要望事項についても,このたびの決算審査の内容を十分踏まえ,今後の行政執行及び予算編成等に当たって,十分に反映していただくよう強く求めておきます。  終わりに,長期間にわたっての委員並びに理事者各位の御協力に対し,心から感謝申し上げ,委員長報告を終わります。 ○佐々木壽吉 議長      ただいまの委員長報告に対する質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木壽吉 議長      質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  発言通告者に発言を許します。  11番吉瀬康平議員。                〔11番吉瀬康平議員登壇〕 ◆11番(吉瀬康平議員) 皆様,お疲れさまです。  日本共産党の吉瀬康平です。党市議団を代表して,討論を行います。  反対する決算は,決算第1号,令和2年度広島市一般会計歳入歳出決算決算第9号,令和2年度広島市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算決算第10号,令和2年度広島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算決算第11号,令和2年度広島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算決算第12号,令和2年度広島市競輪事業特別会計歳入歳出決算決算第16号,令和2年度広島市開発事業特別会計歳入歳出決算,それ以外の決算と議案は賛成いたします。  それでは,一括して反対する理由を述べます。  新型コロナウイルスの感染拡大に直撃された2020年の国内総生産──GDPは記録的な落ち込みとなり,リーマンショック直後の2009年以来のマイナス成長となりました。10月期から12月期は前期に続きプラスとはなったものの,戦後最大の落ち込みとなった4月期から6月期の打撃から抜け出せず,日本経済の深刻な現状を浮き彫りにいたしました。  広島市でも新型コロナウイルスの影響で減収や廃業に追い込まれている中小企業も少なくありませんでしたが,市は,これまで公助は国と県の責任だと,自助と共助を強調されるばかりで,市としての公助の責任を果たそうとしていませんでした。国や県の施策がとても十分とは言えない中で,市民に一番身近な市が,国や県の施策の足りないところを少しでも補完すること,市民の命を守るために実態に即した独自の直接支援など積極的に取り組むことが当然のことだと思います。  2019年に大問題となった広島高速5号線二葉山トンネル工事費375億円の増額に続き,2020年は広島駅南口広場の再整備事業を2.3倍の360億円にまで膨らませました。コロナ禍の下で,開発は立ち止まってでも公助の力を発揮するべきではなかったでしょうか。  これまで党市議団が求めてきたように,幼児教育・保育の無償化により,浮いた約32億円はどのようになっているのでしょうか。2020年度からの財政運営方針では,歳出削減の取組として,所得の低い家庭に給食費や学習教材費を補助してきた就学援助制度の適正化が盛り込まれました。さらに長年誇ってきた無料の放課後児童クラブも2024年度から有料化する方針も明らかとなりました。子供の貧困の解消が何よりも優先する政治課題になっているときに,それに逆行するような見直し案など言語道断です。32億円は適正に使うと言いますが,子供たちへの支援は縮小されるばかりです。大型開発優先で,災害とも呼べるコロナ禍の中,適切に公助が行われないことは問題だと指摘いたします。  次に,後期高齢者医療事業特別会計は,昨年12月,75歳以上の後期高齢者医療制度の窓口負担の1割から2割への引上げなど,高齢者に痛みを強いる中身が閣議決定され,今年6月に国会で2割への引上げ法が成立いたしました。このまま突き進めば,高齢者の健康と命を脅かすことになりかねません。後期高齢者医療制度を廃止し,元の老人保健制度に戻し,際限ない保険料アップの仕組みなどをなくすように国に求めるべきです。  介護保険事業特別会計は,2020年度末,介護サービス利用料の1割負担の世帯に設けられてきた年間負担の上限額44万円が廃止されました。また,施設入所者の食費,居住費の負担も増えます。住民税非課税世帯で本人の年収が120万円を超える場合,自己負担が2万2000円増え,食費,居住費,サービス利用料,保険料を合わせると月に8万2000円の負担となり,年金収入のほとんどを施設利用料に充てることになります。このような負担増は,高齢者にも支える現役世帯にも痛みを押しつけるものです。国に対し,障害者が65歳になった途端に,介護保険サービスに強制的に移行させられる,低所得障害者の利用料が発生する,障害者総合支援法の介護保険優先原則を廃止するよう強く求めていただくよう要望しておきます。  国民健康保険事業特別会計は,保険料軽減のために行ってきた一般会計からの法定外繰入れを,国の要求に従い県単位化後の6年間で廃止しようとしていることは問題です。また,決算では,一般会計の繰入金を法定外も含めて6億円も余らせました。県単位化前に行っていたように収納率の見込みを引き上げて,一般会計からの法定外繰入れを充てて保険料を抑える努力をするべきです。  競輪事業特別会計については,公営ギャンブルはもはや必要ないとの立場ですから,賛成できません。  開発事業特別会計についても,利益が出れば市民の暮らしや福祉を守ることに使うことを求めます。  以上のことを申し述べて,討論を終わります。 ○佐々木壽吉 議長      以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  碓井法明議員及び藤田博之議員については,起立による採決の際,挙手によることを認めます。  まず,反対討論のありました令和2年度広島市各会計歳入歳出決算中,決算第1号,第9号から第12号及び第16号を一括採決いたします。  本件は,いずれも委員会報告どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○佐々木壽吉 議長      起立多数であります。よって,本件は,いずれも委員会報告どおり認定することに決定いたしました。  次は,ただいま採決した決算を除く他の決算並びに第108号議案令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分について及び第109号議案令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金処分についてを一括採決いたします。  本件は,いずれも委員会報告どおり決するに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木壽吉 議長      異議なしと認め,さよう決定いたしました。 ───────────────────────────────────────                付議事件議了宣告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      以上で,付議事件は全て終了いたしました。 ───────────────────────────────────────                  閉会宣告 ─────────────────────────────────────── ○佐々木壽吉 議長      これをもちまして,第4回臨時会を閉会いたします。                午前10時34分閉会 ─────────────────────────────────────── △(参照1)  (写)                              決算特委第1号                              令和3年10月20日 広島市議会議長  佐々木 壽吉  様                            決算特別委員会                             委員長 碓 氷 芳 雄                 審 査 報 告 書  本委員会に付託された決算等については,審査の結果,下記のとおり決定したので,広島市議会会議規則第71条の規定により報告します。                     記    ┌──────────────────────────┬──────┐    │         件      名         │ 審査結果 │    ├──────────────────────────┼──────┤    │令和2年度広島市各会計歳入歳出決算         │ 認  定 │    │    (第1号〜第20号)  ※各決算は別紙参照 │      │    ├──────────────────────────┼──────┤    │令和2年度広島水道事業決算            │   〃   │    ├──────────────────────────┼──────┤    │令和2年度広島下水道事業決算           │   〃   │    ├──────────────────────────┼──────┤    │令和2年度広島安芸市民病院事業決算        │   〃   │    ├──────────────────────────┼──────┤    │第108号議案 令和2年度広島水道事業会計処分利│ 原案可決 │    │        益剰余金の処分について       │      │    ├──────────────────────────┼──────┤    │第109号議案 令和2年度広島下水道事業会計処分│   〃   │    │        利益剰余金の処分について      │      │    └──────────────────────────┴──────┘
                                       別紙 令和2年度広島市各会計歳入歳出決算  決算第1号 令和2年度広島市一般会計歳入歳出決算  決算第2号 令和2年度広島市住宅資金貸付特別会計歳入歳出決算  決算第3号 令和2年度広島市母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計歳入歳出決算  決算第4号 令和2年度広島市物品調達特別会計歳入歳出決算  決算第5号 令和2年度広島市公債管理特別会計歳入歳出決算  決算第6号 令和2年度広島広島市民球場特別会計歳入歳出決算  決算第7号 令和2年度広島市用地先行取得特別会計歳入歳出決算  決算第8号 令和2年度広島市西風新都特別会計歳入歳出決算  決算第9号 令和2年度広島市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算  決算第10号 令和2年度広島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算  決算第11号 令和2年度広島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算  決算第12号 令和2年度広島市競輪事業特別会計歳入歳出決算  決算第13号 令和2年度広島市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算  決算第14号 令和2年度広島市国民宿舎湯来ロッジ等特別会計歳入歳出決算  決算第15号 令和2年度広島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算  決算第16号 令和2年度広島市開発事業特別会計歳入歳出決算  決算第17号 令和2年度広島市市立病院機構資金貸付特別会計歳入歳出決算  決算第18号 令和2年度元宇品町財産区特別会計歳入歳出決算  決算第19号 令和2年度三入財産区特別会計歳入歳出決算  決算第20号 令和2年度砂谷財産区特別会計歳入歳出決算 △(参照2)  議 決 事 件 一 覧 表                                                 (令和3年第4回臨時会) ┌─────┬────┬─────────────────────────┬───────┬────┬────────┐ │ 議  案 │ 提 出 │                         │ 付託委員会 │ 議 決 │        │ │     │    │       件 名 及 び 内 容       ├───────┤    │ 議 決 結 果 │ │ 番  号 │ 年月日 │                         │ 付託年月日 │ 年月日 │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │     │    │会期決定について                 │       │ 3.10.27│  10月27日の  │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │                         │       │    │  1日と決定  │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │ 報  告 │ 3.10.27│専決処分報告について              │       │  〃  │  終   了  │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │  24  │    │(道路管理瑕疵等に係る損害賠償額決定)    │       │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │     │ 3. 9.22│令和2年度広島市各会計歳入歳出決算        │  決算特別  │  〃  │  認   定  │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │(第1号〜第20号)                │  3. 9.28  │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │     │ 3. 9.14│令和2年度広島水道事業決算           │   〃   │  〃  │    〃    │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │                         │   〃   │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │     │  〃  │令和2年度広島下水道事業決算          │   〃   │  〃  │    〃    │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │                         │   〃   │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │     │  〃  │令和2年度広島安芸市民病院事業決算       │   〃   │  〃  │    〃    │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │                         │   〃   │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │ 108 │  〃  │令和2年度広島水道事業会計処分利益剰余金処分│   〃   │  〃  │ 原 案 可 決  │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │について                     │   〃   │    │        │ ├─────┼────┼─────────────────────────┼───────┼────┼────────┤ │ 109 │  〃  │令和2年度広島下水道事業会計処分利益剰余金の処│   〃   │  〃  │    〃    │ │     │    │                         ├───────┤    │        │ │     │    │分について                    │   〃   │    │        │ └─────┴────┴─────────────────────────┴───────┴────┴────────┘ ───────────────────────────────────────   議 長   佐 々 木  壽  吉   署名者   海  徳  裕  志   署名者   西  田     浩...