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令和 2年第 4回 6月定例会-06月22日-05号

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  1. 広島市議会 2020-06-22
    令和 2年第 4回 6月定例会-06月22日-05号


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    最終取得日: 2022-12-05
    令和 2年第 4回 6月定例会-06月22日-05号令和 2年第 4回 6月定例会         令和2年  広島市議会定例会会議録(第5号)         第 4 回                  広島市議会議事日程                                 令和2年6月22日                                 午前10時開議                   日    程  第1 第78号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号) ───────────────────────────────────────                会議に付した事件等  開議宣告(終了)  会議録署名者の指名(終了)  日程に入る旨の宣告(終了)  日程第1 第78号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)       (質疑)       (各常任委員会付託
     休会について(明日及び明後日を休会と決定)  次会の開議通知(13日午前10時開議を宣告)  散会宣告(終了) ───────────────────────────────────────                出 席 議 員 氏 名    1番  岡 村 和 明            2番  川 本 和 弘    3番  田 中   勝            4番  並 川 雄 一    5番  川 村 真 治            6番  石 田 祥 子    7番  川 口 茂 博            8番  水 野   考    9番  平 岡 優 一            10番  椋 木 太 一    11番  吉 瀬 康 平            12番  山 本 昌 宏    13番  山 内 正 晃            14番  碓 氷 芳 雄    15番  海 徳 裕 志            16番  木 戸 経 康    17番  山 路 英 男            18番  森 畠 秀 治    19番  石 橋 竜 史            20番  平 野 太 祐    21番  定 野 和 広            22番  伊 藤 昭 善    23番  桑 田 恭 子            24番  近 松 里 子    25番  大 野 耕 平            26番  西 田   浩    27番  渡 辺 好 造            28番  豊 島 岩 白    29番  宮 崎 誠 克            30番  八 條 範 彦    31番  母 谷 龍 典            32番  三 宅 正 明    33番  八 軒 幹 夫            34番  馬 庭 恭 子    35番  竹 田 康 律            36番  藤 井 敏 子    37番  中 原 洋 美            38番  太 田 憲 二    39番  若 林 新 三            40番  今 田 良 治    41番  佐々木 壽 吉            42番  元 田 賢 治    43番  谷 口   修            44番  永 田 雅 紀    45番  金 子 和 彦            46番  木 山 徳 和    47番  沖 宗 正 明            48番  中 森 辰 一    49番  碓 井 法 明            50番  山 田 春 男    51番  中 本   弘            52番  児 玉 光 禎    53番  木 島   丘            54番  藤 田 博 之 ───────────────────────────────────────                欠 席 議 員 氏 名                 な    し ───────────────────────────────────────          職務のため議場に出席した事務局職員職氏名  事務局長    石 田 芳 文       事務局次長   松 坂 康 雄  議事課長    小 田 和 生       議事課課長補佐主任事務取扱                                吉 川 和 幸  議事課主幹   沖 原 義 文       議事課主査   村 田 愛一朗  外関係職員 ───────────────────────────────────────              説明のため出席した者の職氏名  市長      松 井 一 實       副市長     小 池 信 之  副市長     及 川   享       危機管理担当局長岩 崎   学  企画総務局長  手 島 信 行       財政局長    古 川 智 之  市民局長    政 氏 昭 夫       健康福祉局長  山 本 直 樹  健康福祉局保健医療担当局長         こども未来局長 松 井 勝 憲          阪 谷 幸 春  環境局長    重 村 隆 彦       経済観光局長  日 高   洋  都市整備局長  中 村   純       都市整備局指導担当局長                                胡麻田 泰 江  道路交通局長  加 藤 浩 明       下水道局長   油 野 裕 和  会計管理者   長   敏 伸       消防局長    斉 藤   浩  水道局長    友 広 整 二       監査事務局長  荒神原 政 司  財政課長    沖 村 慶 司       教育長     糸 山   隆  選挙管理委員会事務局長           人事委員会事務局長          橋 場 聡 子               仁 井 敏 子 ───────────────────────────────────────                午前10時00分開議                出席議員  54名                欠席議員  0名 ○山田春男 議長       おはようございます。  出席議員54名であります。 ───────────────────────────────────────                  開議宣告 ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       これより本日の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────                会議録署名者の指名 ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       本日の会議録署名者として               18番 森 畠 秀 治 議員               28番 豊 島 岩 白 議員 を御指名いたします。 ───────────────────────────────────────                日程に入る旨の宣告 ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       これより日程に入ります。 ─────────────────────────────────────── △日程第1 第78号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号) ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       日程第1,第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。  市長。                〔松井一實市長登壇〕 ◎松井一實 市長       ただいま上程されました第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)について説明いたします。  国の新型コロナウイルス感染症対策に係る第2次補正予算を踏まえ,本市として予算措置を行う必要があることから,補正予算案を追加提出するものです。 (1) まず,PCR検査体制等の強化についてです。   感染症の第2波,第3波及びクラスターの発生に備え,衛生研究所におけるPCR検査に必要な機器等を購入します。 (2) 次に,医療資材の購入についてです。   今後の医療資材の不足に備え,地域の医療提供体制を支える医療機関等を支援するために必要なマスク,防護服等を購入します。 (3) 次に,就労継続支援事業所等への支援についてです。   障害者の働く場及び利用者の賃金・工賃を確保するため,就労継続支援事業所等生産活動の再起に向けて必要となる経費等を補助します。 (4) 次に,ひとり親世帯への臨時特別給付金の支給についてです。   児童扶養手当を受給するひとり親世帯等に対し,臨時特別給付金を支給します。 (5) 次に,学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障についてです。   小学校6年生・中学校3年生へのより効果的な学習支援等を行うため,支援が必要な児童生徒が多く在籍する学校等に時間制非常勤講師を配置します。また,感染症対策として,学校内の消毒などを行うスクール・サポート・スタッフを配置するとともに,保健衛生用品などを購入します。  以上の補正措置を行った結果,追加となる補正予算額は,24億2,655万7千円となり,補正後における全会計の総予算規模は,1兆3,612億1,419万3千円となります。
     よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○山田春男 議長       これより質疑に入ります。  発言通告者に順次発言を許します。  8番水野考議員。                〔8番水野考議員登壇〕(拍手) ◆8番(水野考議員) おはようございます。  自民党・市民クラブ水野考です。会派を代表して質疑をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず,学校関連のことについてです。  さきの議会で同じ会派の川口議員から,夏休みの授業日程や給食について,また心のケアや学びの保障について一般質問をさせていただきました。このうちの学びの保障について,このたび予算がつきましたスクールサポートスタッフの件と絡めながら,もう少し具体に質問をさせていただきます。  今新型コロナウイルス感染症,これがもたらした状況の中で,文部科学省をはじめ県や地方都市教育委員会,また学校も手探りで,いろいろな業務を進めている最中です。このような状況の中で,教員一人一人が抱える業務が圧倒的に増えました。まず消毒の業務が増え,また,学びの点でも,子供の学びが詰め込みにならないように目を配り,また教育方法を考える必要が出てきました。心の点でも,ストレスを察し,ケアする必要が出てきました。さらには,感染症の第二波,また今後始まるGIGAスクール構想の実現に向けてIT関係の能力を個々高めていく必要が出てきました。このような状況の中で,教師が子供の学びに集中できるように支援をすることは必須であります。  そこで4点質問をさせていただきます。  現状,小中学校には,働き方改革及び子供の学力向上を目的として,スクールサポートスタッフが38人配置されています。今回さらに2億3400万円の予算を計上し,スクールサポートスタッフを増員することとしているが,その目的は何でしょうか。また,どのような業務を行わせることを想定し,どこに何人配置することを考えているのでしょうか。  二つ目,このたび配置されるスクールサポートスタッフはどのような人材を,どのような募集方法で確保しようとしているのでしょうか。  三つ目,感染症対策には正しい知識が必要だと思われますが,スクールサポートスタッフにどのように身につけさせるのでしょうか。  四つ目,このたび配置されるスクールサポートスタッフは,学校における感染症対策に大きな責任を担わされることで,負担を感じることになるのではないでしょうか。  以上4点をお伺いさせていただきます。  続いて,就労継続支援事業所への支援についてです。  このたび新型コロナウイルス感染拡大を受けて,障害を持っている方の働く場及び利用者の賃金・工賃の確保が大変厳しくなっているようです。具体的には,今まで印刷会社製造会社の下請の仕事を出口にして仕事を行ってきたものができずに,事業継続が難しいと聞きます。また,これまではお祭りなどの各種イベントで出品してきたが,今後はそういったものが催されず困っているとも聞きます。  このような状況の中で,就労継続支援事業所への支援事業が打ち出されました。当局としては,広島の現状をどう捉えて,具体的にどのような支援をしているのかお答えください。  以上で質問を終わります。ありがとうございます。 ○山田春男 議長       健康福祉局長。 ◎山本直樹 健康福祉局長   第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)のうち,就労継続支援事業所等への支援について,コロナ禍の中で企業の下請等をすることで成り立っていた就労継続支援事業所の運営が難しくなっているという話を聞くが, 市としては,広島の現状をどう捉えて,具体的にどのような支援をしようと考えているのかというお尋ねについてお答え申し上げます。  本市が市内にある複数の就労継続支援事業所に対して行った聞き取りによりますと,これらの事業所では,取引先企業の休業や生産活動縮小等により受注の停止,減少が生じたり,各種イベントの中止・延期が相次いだことで自主製品販売機会が減り,売上げがダウンしているなどの実態がありました。  また,就労継続支援事業所等販路開拓等を支援しております広島市就労支援センターが実施した事業所へのアンケート調査によりますと,回答があった中の約8割の事業所が,感染症拡大による事業運営への影響を感じており,また,約4割の事業所におきまして,5月の売上げが前年同月比で40%以上の大幅な減少になったと回答しております。  さらに,これらの聞き取り等を行う中で,事業所からは,行政への要望として,安定した運営ができるよう補助をお願いしたい,作業が減っているので仕事を提供してもらえるとありがたい,自主製品販売機会が欲しいなどの声が寄せられております。  こうした就労継続支援事業所等が置かれた厳しい経営環境やその御要望を踏まえ,本市としては,障害者の働く場を確保し,安定した事業運営が行えるよう継続的に支援していく必要があると考えております。  このため,まず緊急的な支援策として,さきの臨時会におきまして,国の補助事業を活用し,就労継続支援事業所等が行う代替サービスに対する新たな支援制度を創設し,衛生用品購入経費人材確保のための職業紹介料などの追加経費の一部を助成する補正予算案の議決をいただいたところでございます。また,今回事業所生産活動の再起に向けた取組を支援するため,国の補助事業を活用して販路拡大生産活動への転換等に要する経費の一部を補助することとしたものです。  さらに,本市では,これらの事業に加えまして,広島市就労支援センターによる企業,団体への個別訪問等を通じた事業所への業務発注等の働きかけや,市役所内における物品等優先調達の促進,市役所庁舎等で実施しております自主製品販売機会の増加など事業所販路拡大等に資する取組にも力を入れてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       教育長。 ◎糸山隆 教育長       第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)のうち,学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障について,数点お答えいたします。  まず,このたびスクールサポートスタッフを増員することとしているが,その目的は何か,また,どのような業務を行わせることを想定し,どこに何人配置するのかという御質問です。  現在学校においては,教員が教室や廊下等ドアノブ手すりスイッチ等の消毒や,登下校時におけるげた箱給食室前の過密状態を回避するための見守り,声かけ等を行っており,スクールサポートスタッフにはその一部を補助する役目を担わせ,教員の負担を軽減したいと考えております。  想定される主な業務としては,共用部分手すりスイッチ等の消毒,げた箱給食室前の見守り,声かけなどを考えており,具体的には各学校の実情に応じて,校長が業務分担や勤務する時間帯を決定することとしております。配置人数については,各園学校に一人を基本とし,規模の大きい学校については,さらに一人配置することとして,合計278人を配置することを考えております。  次に,スクールサポートスタッフはどのような人材を,どのような募集方法で確保しようとしているのかという御質問です。  スクールサポートスタッフについては,特段の資格を要しないものとしており,地域の方々など幅広い人材から登用したいと考えています。募集に当たっては,各学校において,保護者や地域の方々などへの呼びかけを行うほか,本市ホームページや広報紙などへの掲載,ハローワークでの求人などを行うことを考えております。  次に,感染症対策には正しい知識が必要と思うが,スクールサポートスタッフにどのように身につけさせるのかという御質問についてです。  学校における感染症対策は,国の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づいて行っており,スクールサポートスタッフの主な業務の一つである消毒についても消毒液の扱い方,消毒する箇所や回数等が,図表や絵などを用いて具体的に示されています。  教育委員会では,この国のマニュアル必要部分を取りまとめた簡易なマニュアルを作成し,消毒手順を示した広島県薬剤師会作成映像資料等とともに学校に配付し,各学校では,これらの資料を使ってスクールサポートスタッフ感染症に関する正しい知識や消毒方法等を身につけさせるよう,研修などを実施することとしております。  最後に,このたび配置されるスクールサポートスタッフは,感染症対策に大きな責任を担わせることで,負担を感じることにならないかという御質問です。  学校における新型コロナウイルス感染症対策責任者は校長であり,校長が養護教諭,各学級担任などとともに,学校医学校薬剤師と連携して学校全体で取り組んでいくものです。スクールサポートスタッフには,児童生徒の安全に関わる仕事を行う自覚と責任を持っていただく必要はありますが,あくまでも校長等の指導の下,学校全体で取り組む感染症対策の一員であり,その範囲で役割を果たしていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       水野議員。 ◆8番(水野考議員) まず,学校におけるスクールサポートスタッフ事業につきまして,お伺いしたところ,ちゃんとマニュアルがあり,また動画も見れるということで,具体的にその業務の内容が示されていることについて安心させていただきました。  また,募集についても,まずは地域からということでありますが,私も地域に戻りましたら,今の学校の窮状を訴えて,より地域の方が,学校に何のために入るのかと,入って応援してやろうと,そう思えるような環境づくりに努めさせていただきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。  続きまして,就労継続支援事業のことについてです。  御丁寧な答弁をありがとうございます。もう少し教えてください。具体的には,広島市内にはこのような事業の支援対象は何者あり,例えば1者50万円ずつ支援させてもらった場合には何者まで給付できるのでしょうか。教えてください。お願いします。 ○山田春男 議長       健康福祉局長。 ◎山本直樹 健康福祉局長   まず,このたびの事業の対象事業者でございますけども,大きく分けて3種類ございまして,就労継続支援事業所のA型,それからB型という事業所ございます。これは,いわゆる雇用契約を結んで,最低保障があるかないかでA型かB型かということになっておりまして,国のほうで設置基準というのが割と厳格に決められております,そういったタイプが一つ。それから,これは任意ということになりますけども,いわゆる,それほど国の基準が厳しくなく緩やかで,利用規模も若干小さいタイプで,地域活動支援センターⅢ型という事業所がございます。  今回補助事業予算案を提案させていただいてる中で,国のほうは,このA型とB型については国庫補助の対象にしておりますけども,このⅢ型,いわゆる任意事業ということについては対象外にしておりますけども,実際にこの就労支援を行うということに関していえば,このA型とB型とⅢ型というのは同じものですから,本市としては,この任意事業であるⅢ型についてもきちんと支援すべきだろうということで,ここは独自で予算措置をさせていただきたいというふうに考えてます。  その上で,事業所数でございますけども,いわゆるA型,B型合わせて,これが146か所ございます。それから,Ⅲ型の事業所が20か所ということで,合計166か所になります。  それから,もう一つの御質問で,今回の補助上限額が50万ということでございますけども,50万を1事業所当たり支給した場合で想定すると,A型とB型の事業所については対象が30か所ぐらいになろうかと思います。それから,Ⅲ型の事業所については4事業所ということで,合計34の事業所が恐らく対象になるのではないかというふうに予算上は想定しております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       水野議員。 ◆8番(水野考議員) 答弁ありがとうございます。  まず,支援の対象の範囲の拡大というのは大変すばらしいことであるというふうに考えております。その上で,一番最初の答弁の中で,大体4割の事業所の方が今困っていると回答されてることですけども,30事業所,34事業所ぐらいだとやっぱり4割には届かないということで,本当に支援が必要なところに支援が届いているのかというのは少し疑問が残ります。支援が本当に必要なところに届くように強く要望させていただきます。  もう一つ要望があります。このたび,答弁の中でもいろいろな支援について答えていただきましたけども,イベントが起こせるような状況ではないというのが一つ要因になっていると思います。この支援についてなんですけども,例えばいろいろなこの事業所を呼んでイベントをすると,そういうイベントを起こすという事業について,共助の精神に基づいた支援をするというのはどうでしょうか。併せて検討していただくことを要望して,私の質疑を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○山田春男 議長       次に,23番桑田恭子議員。                〔23番桑田恭子議員登壇〕(拍手) ◆23番(桑田恭子議員) おはようございます。  市政改革ネットワーク桑田恭子です。会派を代表し,第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)中,就労継続支援事業所等への支援と教育委員会感染症対策のための物品等の購入について質疑を行います。  まず初めに,就労継続支援事業所等への支援1700万円についてです。  5月23日の地元紙によると,新型コロナ感染拡大が県内の障害者の働く場にも影響を及ぼしていることが報じられていました。障害者が働く就労継続支援事業所に国から支払われる報酬は,利用者平均工賃や定員数などを基に算定されることとなっており,このため,仕事の減少は利用者の給与に直結し,事業所の存続にも影響しかねないとしています。  今回の補正予算は,障害者の作業所等の生活活動収入が相当程度減少した場合,その作業所が新たな生産活動へ転換するための経費,または新たな販路拡大等に要する経費を50万円を上限に補助するものです。間接的に利用者の収入減を回避する方策で,日本知的障害者福祉協会など複数の関係団体が要望しています。  まず,今回の新型コロナ感染拡大により事業所はどのような影響を受けているのか,実態をどのように捉えているのかお答えください。  補助対象の条件として,作業所等の直近の生産が相当程度減収とありますが,どの程度なら対象となるのかお答えください。  広島市は,全166事業所のうち,約2割が申請すると見込んでいるとの説明ですが,その根拠は何なのかお答えください。  一般の企業でも新型コロナ感染で新たな事業展開は厳しい状況です。このような状況で,障害者事業所が新たな生産活動に転換したり,新たな販路拡大をするなど容易なことではありません。国からの補助金を支給するとしても,手を挙げる事業所がどの程度あるのかと疑問に思います。  事業転換にはアドバイスできる人的支援が必要です。広島市として,人的支援,サポート体制はどのように考えているのかお答えください。  次に,教育委員会に質問いたします。  文部科学省は,学校の段階的再開に伴う児童生徒の学びの保障として,761億円の補正予算を組んでいます。それを受け,広島市教育委員会は,非常勤講師の配置として約2億3000万円,スクールサポートスタッフの配置として同じく約2億3000万円,感染症対策のための物品等の購入に約5億5000万円を計上,全体では10億1593万6000円となっています。  これまで議会では,新型コロナ感染拡大の対策として,2回の臨時議会で追加議案を審議してまいりました。その過程から,物品等の購入については慎重にしなければならないと感じています。今回の物品等の購入5億4729万円中,教育委員会で統一購入するものとしてサーモグラフィーがあります。説明では,非接触型の体温計が不足しているため,サーモグラフィーを購入するとのことです。学校規模には関係なく,市立の小・中・高・特別支援学校の各校に1台,経費としては1台20万円程度のものを購入すると説明をされました。  まず,どのレベルのものをいつまでに購入し,学校現場でどのように使用するのかお答えください。  購入方法はどのように考えておられるのかお答えください。  サーモグラフィーで熱のある子供が分かった場合にはどのように対応するのですか。発熱発見でいじめの対象になるようなことがないような対応も必要です。併せてお答えください。  このほか,各市立小・中・高・特別支援学校に対し,学校規模により80万円から240万円の感染症対策の経費が配賦される予定とのことです。主には換気のためのサーキュレーター購入に充てられるとのことですが,既に準備をしてる学校もあるとのこと。各校に配られるこの資金の対象範囲はどのようなものなのかお答えください。  以上で質疑を終わります。 ○山田春男 議長       健康福祉局長。 ◎山本直樹 健康福祉局長   第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)のうち,就労継続支援事業所等への支援についての御質問にお答えいたします。  まず,今回の新型コロナ感染拡大により事業所はどのような影響を受けているのか,実態をどのように捉えているのか,生産活動収入が相当程度減収している事業所とあるが,どの程度の減収であればこの事業の対象となるのか,それから,広島市は166ある事業所のうちの約2割を対象としているとのことだが,その根拠は何かについてお答え申し上げます。  まず,感染症拡大による事業所への影響につきましては,先ほど水野議員に御答弁申し上げたとおり,本市や広島市就労支援センター事業所に対して行った聞き取り等により把握しておりまして,それによると,取引先企業の休業等による受注の停止や,各種イベントの中止等による自主製品販売機会の減少などの実態があり,多くの事業所が減収による事業運営への影響があったとしております。  次に,減収の程度につきましては,現時点では国から補助要件等の詳細が示されていないため,具体的な内容については分かりません。  また,対象となる事業所につきましては,本市に配分が見込まれる事業費と補助上限額を基に全体の約2割の事業所が本制度を活用するものと想定いたしました。  次に,就労継続支援事業所が事業転換するのは容易なことではなく,その際はアドバイスできる人的支援が必要と考えるが,サポート体制をどのように考えているのかについてです。  本市としては,経営に関する十分な知識等を持たない就労継続支援事業所等が事業転換を円滑に進められるよう支援する必要があると考えております。このため,本事業を活用して事業転換を希望する事業所に対しましては,広島市就労支援センターと連携して,新商品の開発等に関する専門的な知識やノウハウを持ったコンサルタント等を派遣し,事業所のニーズ等を踏まえた適切な指導・助言を行うことなどにより,しっかりサポートしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       教育長。 ◎糸山隆 教育長       学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障について,3点お答えをいたします。  まず,サーモグラフィーについてです。どのようなもので,どのように使用するか,いつまでにどのような調達方法で購入するかという御質問についてです。  本市で導入を検討しておりますサーモグラフィーについては,持ち運びが容易なハンディータイプのもので,非接触型体温計であれば額等から数センチまで近づけて測定する必要がありますが,この機器については,1メートル程度の距離から体温を感知することができます。その活用方法については,体育館などで学校行事を行う際に入り口に設置し,入館する参加者の発熱状況を検知するほか,ふだんは事務室等の学校窓口に置き,来校者に対して使用することを想定をしております。また,御質問にありましたけども,ハンディータイプですので,現在学校のニーズは極めて高いものの,品不足等から入手の見通しが立たない非接触型体温計に代わるものとして,当面の活用をするということも考えております。  それから,このサーモグラフィーの購入については,補正予算議決後速やかに教育委員会で入札手続を進め,一般競争入札により調達することとしており,早ければ8月頃には各学校へ納品できる見通しです。  次に,サーモグラフィーで熱のある子供が分かった場合,どのように対応するのか,また,発熱していることが原因となっていじめの対象になることがないよう対応する必要があるが,どう考えているかという御質問です。  学校において児童生徒に発熱等の風邪症状が発生した場合には,保護者に連絡の上,国の衛生管理マニュアルに沿って当該児童生徒を帰宅させ,症状がなくなるまでは自宅で休養するよう指導することとしております。なお,保護者の迎えがあるまで学校にとどまる場合には,万が一のことを考慮し,他者との接触を可能な限り避けるよう,別室で待機させるなどの配慮を行うこととしております。  また,こうした発熱等に起因していじめの対象になることはあってはならないことと考えており,日頃から教育活動全般を通じて相手の立場に立って思いやることのできる心などを育てる教育を行うとともに,担任等が日々の児童生徒の様子を注意深く見守り,必要に応じて声かけを行うなどにより,いじめ等の加害や被害が起こることのないよう取り組んでまいります。  最後に,このたびの補正予算で各学校ではどのような物品を購入することができるのかという御質問です。  これについては,熱中症指数計やサーモグラフィーのほか,定期健康診断で必要なものなど全校に配備するものは教育委員会で一括して購入いたします。学校において購入できるものとしては,教室の換気のために使用するサーキュレーター── 空気循環器,手洗い用の石けん液,アルコール消毒液などの保健衛生用品があります。購入に係る予算は学校規模等の区分に応じて定額を配分することとしており,各学校はその配分予算の範囲内で,在庫状況などの実情に応じて購入物品を選定・購入することとしております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       23番桑田議員。 ◆23番(桑田恭子議員) まず,事業所への支援についてです。  多くの事業所が減収による事業運営への影響があったという御答弁ですけれども,多くの事業所というようにあまり具体的でない答弁だったんですね。説明の中では,40%減少したというところが3割程度というふうに課長から説明を受けております。3割程度ということになりますと,166者ですから50事業所ぐらいが4割の減収があったのかなというふうに思います。
     国からの補助対象というのはまだ明確には示されていないということですけれども,福祉新聞などによれば,一般の企業と同じように5割程度の削減のところが対象になるのではないかと,それを軸に検討しているということが報じられていますよね。こういう中で,広島市としてⅢ型に補助することを先ほど答えられましたけれども,制度ですから,必ずここから漏れるところがありますよね。そこに対して,広島市としては支援はしないのかどうなのか,そこについてお答えをお願いしたいと思います。  それから,教育委員会についてです。  今回サーモグラフィーの購入については,少し疑問を持っております。国の通達,まだ正式なものではないということですけれども,サーモグラフィーの購入については,特に感染症の拡大を警戒する必要がある地域において集団で検温を実施する場合に必要なサーモグラフィーの購入の経費として上げられています。広島市がこういった,特に感染症の拡大を警戒する必要がある地域というふうに判断してこの購入に当たったのかどうか,学校現場から非接触型の体温計の要望が多くあったということはおっしゃられましたけれども,それがないので,今度はサーモグラフィーを購入してほしいという要望がどの程度あったのかお答えください。  早くても8月というふうな購入時期をおっしゃられましたけれども,8月になりましたら,短いですけれども,夏休みが入ってまいります。実際に運用するとなると9月以降になるわけですね。しかも,大規模校,小規模校,各学校1台です。果たしてこれの活用方法,先ほど御答弁されましたけども,具体的にどのように使うのかなというところは明確ではないんですね。体育館などで集団で集まるときに使うとか,外来者に対して使うことは分かるんですけれども,サーモグラフィーを早くに導入している学校につきましては,校門から教室に入るまで,順路を決めて,野外から中に入るところにサーモグラフィーを設置して,そこを子供たちが一列に通っていく中で体温を測るというようなやり方をしてるところがありますし,そういったところがネットにはたくさん出ております。そういった使い方ではなくて,ハンディータイプで,熱がありそうな子に使うというような説明を受けましたけれども,いま一つ使い方としてどうかなというところがあります。  これが一般競争入札ということですけれども,何社で買われるのか,サーモグラフィーは20万円程度ということですけども,サーモグラフィーの中では割と安価なものになります。となると,ここにもやはりサーモグラフィーを購入するということに集中するのではないかというふうに思いますので,購入がきちんとできるのかどうかお答えください。 ○山田春男 議長       健康福祉局長。 ◎山本直樹 健康福祉局長   就労継続支援事業所についての御質問にお答えします。  確かに,先ほど御答弁したように,回答のあった約4割の事業所で大幅な減収があったというふうに申し上げました。一方で,我々が聞き取りとかアンケートする中で,いろんな御要望いただいているんですが,確かにこういう苦境なので,補助して欲しいという事業所もあります。その一方で,先ほど御答弁したように,作業自体が減ってるので,仕事を提供してほしい,あるいは販売の機会を増やしてほしいというような御要望も一方であります。ということで,この苦境をどういうふうに打開していくか,活路を見いだしていくかっていうのは,恐らく事業所によっていろいろ違うんだろうなというふうに感じております。ですから,我々も補助だけではなくて,先ほど申し上げましたような販路開拓とか,販売機会の増加とか,そういった総合的な支援を講じることで,こういった,今苦境にある作業所のほうを支援していきたいというふうに考えております。そうした中で,もし支援のほうが不十分というところがあれば,必要な予算措置はきちんと講じてまいりたいというふうに感じております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       教育長。 ◎糸山隆 教育長       多岐にわたりましたので,順次お答えいたします。  まず,感染拡大のある地域という認識かということで,広島市は今そういう状態ではありません。恐らく国の通知において,今回まず導入しようとしているのはハンディータイプですので,一般的にサーモグラフィーというのは空港などに置いてあって,多数の人が通るときに感知するというようなものですが,これは値段が桁違いのものです。我々が入れようとしているのはハンディータイプ,手で持って使えるし,置いて使うということも可能であるというものになります。  今回導入した理由ということで,先ほども,最初の答弁で申し上げました。まず学校の要望について,非接触型体温計をぜひたくさん欲しいという声は来ております。ただし,今は見通しが全く立たない状況であるということも事実でありますので,そこにも使えるということ。それから,もう一つ,このハンディータイプのサーモグラフィーは1メートル程度の距離であれば体温が測定可能ということになります。コロナ感染対策という意味では,この距離というのはすごく大事なところでありまして,人と人との距離は2メートル取りましょう,あるいは教室の机の間隔は1メートルを目安にできる限り確保しましょうというようなことで,短い時間で,特定の熱がありそうな子供の検温をするということであれば,非常に短時間ですから,感染リスクというのは比較的低いのですが,例えば先ほど申し上げたような学校行事で体育館に大人数の子供たちが入っていくということになると,それを検温する方,そこの感染リスクを考えたときには一定程度距離が取れて,大人数を継続的に測定ができると,こういうことは感染リスクを低減する意味では効果があると,そういう判断で今回導入することとしたものです。したがって,こうした商品があるということは,学校で必ずしも十分認知されているかどうか分かりませんけども,具体的に学校からぜひこれが欲しいという声があったということは,私は直接は聞いておりませんけども,今回導入するこのサーモグラフィー,ハンディータイプのものというのは,そういう長い目で見たときにいろんな状況が想定されますが,先生方が体温を測るということで,ある程度長時間かかるようなケースにおいて有効であろうという判断です。そういう意味で各学校で,基本的には1台用意しておこうということにしたものです。また,非接触型体温計については,一応各学校で既に持っている,数台持っているところもありますし,ないところもあります。これはまた各学校の配分予算の中で,学校においてその状況を確認しながら,入手可能な時期には手に入っていくという,ただ,それがいつになるかは現時点では分からないという状況でございます。  それから,最後,購入できるのかということで,具体的に何社かどうかというのは,今具体的なことは申し上げられませんが,先ほど申し上げましたように,このサーモグラフィー,ハンディータイプのものであれば入手が可能であるということを業者のほうへの聞き取りで聞いております。ただし,その購入に当たっては,きちんと競争性を確保してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○山田春男 議長       23番桑田議員。 ◆23番(桑田恭子議員) 作業所については必要があれば追加の予算も講じるという御答弁でしたので,ぜひこういった社会的に弱い立場の方々についての支援は,広島市としてきちんとしていただきたいなというふうに思いますので,よろしくお願いします。  学校のサーモグラフィーですけども,さらに体温計もそろえていくということで,サーモグラフィーもそろえていくということで,長々御答弁いただきましたけども,必要性がどこまであるのかなというふうに思っております。また注視させていただきたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○山田春男 議長       次に,13番山内正晃議員。                〔13番山内正晃議員登壇〕(拍手) ◆13番(山内正晃議員) 市民連合の山内正晃でございます。会派を代表して,補正予算案への質疑を行います。  早速質疑に入らせていただきます。まず,PCR検査体制等の強化についてお尋ねします。  さきに行われました一般質問の答弁では,当局から,ピーク時には一日当たり最大で270件実施できるように体制を整備する必要があると考えているということでした。引き続いて検査体制を拡充していくということが必要ということだというふうに思いますが,今後どのように体制を整備していかれるのでしょうか,お尋ねします。  続きまして,就労継続支援事業所等への支援についてお尋ねします。  先ほどからの答弁でお答えいただいておりますように,作業所の運営は大変厳しい状況にあります。こうした事業所を支援するための予算が,このたびの補正予算ですが,そのほかにも広島市役所においては様々な支援をしておられると思います。例えば市役所からの業務発注や民間企業への業務発注の呼びかけ,あるいは事業所が生産された物品の販路拡大のための取組を行うべきではないかというふうに考えます。どのようにお考えでしょうか,お尋ねします。  最後に,学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障について,2点お尋ねします。  1点目は,スクールサポートスタッフの配置についてです。  この配置により,学校内の消毒を行われるということで,この事業は,教職員の負担軽減や児童生徒感染症対策につながるものというふうに思っております。現在まで,幸いにも広島市内では,小・中・高等学校での感染者は出ておりませんが,他都市を見ると,仮に学校で感染者が発生した場合には,学校全体にわたる広範囲な消毒作業が必要になるようです。仮に学校で感染が起きた場合,広島市教育委員会としては,民間事業者の活用など対応を考えておられるのでしょうか,お尋ねをします。  次に,物品の購入についてお尋ねします。  感染症対策について,学校現場では様々な工夫や努力が行われています。しかしながら,児童生徒が遊んだり,学んだり,コミュニケーションを取る場所である以上,いわゆる密を完全に防止することは事実上できないという御意見も,現場の教職員からは伺っているところです。そこで,かねてから私たちの会派としましては,児童生徒たちが登校するときに手指を消毒してから校舎に入るよう,全校の校舎の入り口にアルコール消毒液を配備していただきたい旨を申し入れてきたところです。  改めて,学校現場では感染症対策についてどのように取り組んでおられるのか,また,アルコール消毒液を全校に配備することについてどのように考えておられるのかお尋ねします。  以上で質疑を終わります。 ○山田春男 議長       健康福祉局長。 ◎山本直樹 健康福祉局長   第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)のうち,就労継続支援事業所等への支援について,本事業だけではなく,市役所からの業務発注や民間企業への業務発注の呼びかけ,さらに事業所等が生産した物品の販路拡大のための取組を行うべきではないかとの御質問にお答えいたします。  感染症拡大の影響を受け,生産活動が縮小している就労継続支援事業所等に対しましては,障害者の働く場を確保し,安定した事業運営が行えるよう支援することが重要と考えておりまして,本市では,今回の補助事業以外にも事業所販路拡大等に資する取組を行うこととしております。具体的には,まず広島市就労支援センターにおきまして,新たにこれまで開拓してなかった大手地場スーパー2社に,センターの職員が個別に訪問し,事業所等への業務発注や各店舗における自主製品の販売を要請することとしております。  また,本市におきましては,障害者の法定雇用率を満たす必要のある市内企業約1,000社に対しまして,毎年6月下旬に,本市の障害者就労支援施策の案内を送付しておりますけども,これに併せまして,新たに事業所等への業務発注の拡大や製品の販路開拓のあっせんを呼びかけるチラシを同封するなどして,企業・団体に対する働きかけをこれまで以上に強めていきたいと考えております。  さらに,本市では,平成25年度に策定しました調達方針に基づきまして,毎年各部局ごとに調達目標を定め,全庁を挙げて障害者就労支援施設等からの物品等の調達に取り組んでいるところでございますが,事業所販路拡大につなげるため,各部局に対し,発注業務のさらなる洗い出し等を行い,より一層の調達に努めるよう求めるとともに,広島市就労支援センターでは,各事業所と協議しながら,各部局が発注しやすい品目の開発も促進していくこととしております。このほか,市役所庁舎等のロビーで実施しております就労継続支援事業所等による自主製品の販売会を,今年の7月から現在の週1回を2回に増やすなどにして販売機会の拡大にも取り組んでまいります。  以上でございます。 ○山田春男 議長       保健医療担当局長。 ◎阪谷幸春 健康福祉局保健医療担当局長  第78号議案,令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)のうち,PCR検査体制等の強化について,PCR検査をピーク時には一日当たり最大で270件実施できるよう体制を整備する必要があると考えているとのことだったが,今後どのように整備していくのかについてお答えいたします。  本市のPCR検査については,まずは衛生研究所における体制を整備することにしており,具体的には,これまで手作業で行っていたウイルス遺伝子の抽出などの作業効率を上げるため,新たに自動核酸抽出装置等の機器を購入するとともに,PCR検査装置を追加購入し,一日当たりの検査件数を80件から160件に増やします。検査に当たっては,これまで職員を増員し,最大8名で実施してまいりましたが,新たな感染の発生に備えて,現在,検査業務に従事できる職員を養成しており,今後最大12名で検査が実施できるよう体制を強化いたします。  また,本市では,PCR検査が可能な医療機関に対して,行政検査を委託し,一日当たりおおむね60件程度の検査を実施できるようにしておりますが,今後PCR検査が可能な他の医療機関や民間の検査機関に検査を委託し,一日当たりおおむね110件程度の検査を実施できるようにしたいと考えております。こうした取組を進めることにより,一日当たり最大で270件の検査体制を確保してまいります。  以上でございます。 ○山田春男 議長       教育長。 ◎糸山隆 教育長       学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障について,2点お答えいたします。  まず,学校で感染者が出た場合は学校全体で消毒作業を行う必要があるが,民間業者の活用についてどう考えるかという御質問です。  児童生徒等や教職員の感染が判明した場合の消毒については,国の衛生管理マニュアル,他都市での対応事例を踏まえ,消毒の範囲や具体的な消毒方法などについて,保健センターをはじめ関係機関等と十分連携しながら適切に対応していきたいと考えております。  次に,感染症対策について,学校現場ではどのように取り組んでいるのか,また,登校時には児童生徒が,学校の玄関で手指消毒をしてから校舎に入るような体制として,アルコール消毒液などを配備すべきと思うがどうかという御質問についてです。  新型コロナウイルス感染症対策については,国の衛生管理マニュアルに基づき,教室内の換気の徹底,1メートルを目安に最大限の間隔を取る座席の配置,マスクの着用,小まめな手洗い,ドアノブ,スイッチなどの1日1回以上の消毒などの感染防止の取組を行っております。また,このマニュアルによりますと,登校時の児童生徒の手指の手洗い,消毒については,流水と石けんでの手洗いを基本とし,手指用の消毒液は流水での手洗いができない際に補助的に用いるものとされているところですが,感染防止の観点からは,消毒の機会を増やすことは有益であることから,このたびの6月補正予算に計上している学校の保健衛生用品購入費を活用して,各校に必要な消毒液の確保に努めてまいります。  以上でございます。 ○山田春男 議長       13番山内議員。 ◆13番(山内正晃議員) 御答弁ありがとうございました。  再質問はないんですけれども,2点ほど要望を申し上げたいと思います。  まず,先ほど御答弁いただきました手洗いのアルコール消毒液の配置なんですけれど,答弁ありましたように,基本的には石けんと流水で洗うというのがマニュアルとしてあるということで,それをしっかりやっていくということなんですけれども,やはり現場の教職員,あるいは保護者から,少なくともこれは要るだろうというふうに,ニーズの高いというものだと思っております。答弁では,確保に努めてまいりますということだったのですが,ぜひともこれはやっていただきたいというふうに思います。要望として申し上げます。  もう一つは,先ほどからも質疑がたくさん出ておりますが,障害者就労支援施設等への支援ですね,先ほどの質疑の中にもイベントをやってはどうかというような御意見,御提案がありました。私も趣旨としては同じかもしれないんですけれども,そのように思っております。このたびの販路拡大の支援ということで,ホームページを作成するということが一つ想定されているというふうに事前にお伺いするんですが,例えば事業所がそれぞれホームページを作られたとして,それを,例えばポータルサイトを一つ広島市として作るですとか,それに向けたバナーといいますか,リンクを広島市のホームページのどこかに設置するですとか,健康福祉局ではないので,このたびお尋ねしませんけれども,ぜひともそういった形で考えていただいて,キャンペーン的なものをぜひとも広島市として行っていただければよりよいんじゃないかなというふうに思っております。ぜひともお願いをしたいというふうに申し上げまして,質疑を終わります。 ○山田春男 議長       以上で質疑を終結いたします。  ただいま上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────                 休会について ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       この際,休会についてお諮りいたします。  明日及び明後日は常任委員会審査のため,休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山田春男 議長       異議なしと認め,さよう決定いたしました。 ───────────────────────────────────────                 次会の開議通知 ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       この際,御通知申し上げます。  25日は午前10時より議会の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────                  散会宣告 ─────────────────────────────────────── ○山田春男 議長       本日は,これをもって散会いたします。                午前10時53分散会 ─────────────────────────────────────── △(参照1)  議 案 付 託 表              【総務委員会】  1 第 78 号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)中      第1条第1項      第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち       歳入全部 ───────────────────────────────────────              【文教委員会】  1 第 78 号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 9 教  育  費   │             │       └─────────────┴─────────────┘ ───────────────────────────────────────              【厚生委員会】
     1 第 78 号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第4号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 3 民  生  費   │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 4 衛  生  費   │             │       └─────────────┴─────────────┘ ───────────────────────────────────────   議 長   山  田  春  男   署名者   森  畠  秀  治   署名者   豊  島  岩  白...