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03月23日-一般質問-03号

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  1. 富岡市議会 2015-03-23
    03月23日-一般質問-03号


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    平成27年  3月 定例会              議 事 日 程(第3号)                        3月定例会                        平成27年3月23日(月)午前10時開議                        富岡市議会議長 佐々木 功第1 続・一般質問                                  平成27年3月23日1.出席議員(19人)    1番  横 尾 秀 光 君        2番  佐 藤 信 次 君    3番  大 塚 利 勝 君        4番  長 沼 今朝男 君    5番  佐 藤 和 男 君        6番  栁 澤   敦 君    7番  堀 越 英 雄 君        8番  春 山 邦 雄 君   10番  相 川   求 君       11番  宮 沢 展 彦 君   12番  壁 田 賢 二 君       13番  吉 井 洋 二 君   14番  高 橋 總一郎 君       15番  市 川 廣 計 君   16番  尾 髙 久 勝 君       17番  佐々木   功 君   18番  茂 原 正 秀 君       19番  新 井 昭 三 君   21番  泉 部 敏 雄 君1.欠席議員(なし)1.説明のため出席した者  市  長  岩 井 賢太郎 君      副 市 長  小 林 正 次 君  教 育 長  横 田 公 男 君      総務部長  萩 原 雅 之 君  企画財務  塩 津   薫 君      世界遺産  上 原 茂 文 君  部  長                 まちづく                       り 部 長  健康福祉  武 田 孝 雄 君      経済環境  齋 藤 順 一 君  部  長                 部  長  都市建設  田 中 博 明 君      教育部長  齊 藤   武 君  部  長  ガス水道  小 澤 悦 雄 君      消 防 団  原 田 幹 弘 君  局  長                 事務担当  財政課長  田 島 卓 雄 君      監査委員  清 水 繁 雄 君1.事務局職員出席者  事務局長  吉 澤 和 雄 君      次  長  田 島   彰 君  議会係長  山 田 健 二 君      議 会 係  滝 上 律 子 君                       係長代理 △開議      午前10時00分開議 ○議長(佐々木功君) おはようございます。議員の出席が定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 続・一般質問 ○議長(佐々木功君) 日程第1、20日に続き一般質問を行います。最初に、18番議員 茂原正秀君、ご登壇の上、ご質問願います。18番。               (18番 茂原正秀君登壇) ◆18番(茂原正秀君) 改めまして、皆さんおはようございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しました5件について質問をさせていただきます。 まず1点目は、今後の公共施設維持管理についてでございます。先日発表された富岡市公共施設白書によりますと、市の建物にかかわる今後の更新費用は、そのまま維持した場合、40年間で約1,000億円、年間25億円ほどになるとのことです。これには道路や橋、水道管ガス管などの費用は含まれておりませんが、そうしたものを加えますと公共施設維持管理にはどのくらいの費用が必要となる見込みなのでしょうか。 続きまして、2つ目は、小中学校給食費無料化についてでございます。岩井市長は、給食費全面無料化を前提に、今回は条件つきの第3子の給食費無料化を実施する方針のようですが、給食費全面無料化は市民の血税を毎年2億円も投入する事業であることから、議会の中でも市民の皆さんの間でも、懸念、疑問、反対の意見が多数あるように思います。 そこで、まず伺いますが、第3子の給食費無料化を実施する前に検討委員会を設けて、多様な意見に耳を傾ける必要があると私は考えておりますが、なぜそのような方向で進めないのか、理由をお聞かせください。 そして、3番目は、宿泊型の観光地化についてでございます。製糸場の世界遺産登録で富岡の知名度は一気に上がり、観光客数も大幅に増加しました。しかし、現在の日帰り観光地の状況では、大きな経済効果を期待するのは簡単ではありません。そこで、宿泊施設の誘致などを行って、宿泊型の観光地化を進めることも有効な戦略ではないかと私は考えておりますが、当局のお考えをお聞かせください。 4番目は、行政組織の変更についてでございます。美術博物館教育委員会から市長部局に移管する方針が示されておりますが、市長部局に移すことにどのようなメリットがあるのでしょうか。 最後の5番目は、再生富岡市民会議についてでございます。予算大綱説明の中で再生富岡市民会議の一環としてとの記述がありました。一環としての表現があるのですから、幅広く活発に活動している重要な組織であると推測しますが、この再生富岡市民会議とは何なのでしょうか。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木功君) 市長。               (市長 岩井賢太郎君登壇) ◎市長(岩井賢太郎君) 皆さん、おはようございます。それでは、茂原議員さんの質問に順を追ってお答えを申し上げます。 1点目の今後の公共施設維持管理につきましては、数値的な内容となりますことから、企画財務部長からお答えを申し上げますので、よろしくお願いします。 次に、小中学校学校給食費無料化についてでございますが、9月定例会一般質問においてもお答えをさせていただきましたように、3番目以降の子供さんについて、給食費への補助を行うことが望ましいと判断したところでございます。 検討委員会につきましては、3番目以降の子供さんへの補助を実施していく中で、給食費の補助だけにとどまらず、広い範囲で給食についての検討を行っていただくため設置していきたいと考えております。 次に、宿泊型の観光地化についてでございますが、実務的な内容でございますので、世界遺産まちづくり部長からお答え申し上げますので、よろしくお願いいたします。 次に、行政組織の変更につきましても、実務的な内容となりますことから、企画財務部長からお答えを申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 さて、次に再生富岡市民会議につきましてお答えをいたします。再生富岡市民会議につきましては、課題ごとにそれぞれの分野の専門的な知識をお持ちの方や課題に関係する各種団体からの推薦などにより、また課題によっては市民の方以外に学識経験者などにも入っていただきながら、課題に対する意見をお聞きする場とするもので、できれば余り時間をかけずに、1年から1年半の比較的短期間のうちに方向性を出していく会議でございます。再生富岡市民会議とは銘を打ってはおりませんが、既に新庁舎建設に関していろいろな方面の方々の意見をお聞きする場を設けて、3回意見交換会を開催しております。このような取り組みも、市民の皆さんのご意見を反映させるための再生富岡市民会議の一環と考えており、ケース・バイ・ケースで、名称にこだわらず、スピード感を持って、実りある会議にしたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。 以上、私の壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 命によりまして、茂原議員さんの1点目、今後の公共施設維持管理についての道路や橋、水道管などの更新費用を含めた公共施設維持管理経費についてお答えいたします。 2月に作成いたしました公共施設白書につきましては、建物に係る更新費用を推計したものを記載したものでございます。今回お尋ねの道路や橋、水道管ガス管など、いわゆるインフラ関係更新費用につきましては、現在お示しできる数値はございません。平成27年度に地方自治研究機構との共同研究事業として公共施設問題に取り組みますので、その中で推計してまいりたいと考えております。 次に、4点目の行政組織の変更につきましてお答えいたします。美術博物館教育委員会から市長部局に移管することのメリットでございますが、まず初めに、法的な関係を整理させていただきますと、スポーツ及び文化行政について、地域の実情や住民のニーズに応じて地域づくりという観点から、ほかの地域振興等関連行政とあわせて、地方公共団体の長において一元的に所掌することができるとする趣旨から、平成19年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正によりまして、条例で定めることにより地方公共団体の長がその事務を管理、執行することになっております。本市は、法改正の趣旨にあります地域の実情や住民のニーズに応じて、地域づくりの観点から文化行政を考えたとき、自己の向上を図るとともに地域の活力を高め、よりよい地域づくりに結びつくように、また全庁にわたる活動支援人材育成等について幅広く事業展開していくためには、教育施策の範疇にとどまらず、市のほかの施策との横断的な提携を図る必要があり、市長部局で所管するほうがよいと判断したものでございます。 文化行政市長部局で所管がえする動きは、県内でも群馬県や前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、藤岡市などで取り組まれており、群馬県、前橋市、高崎市は、美術館の所管を首長部局で行っております。 私からは以上でございます。 ○議長(佐々木功君) 世界遺産まちづくり部長。 ◎世界遺産まちづくり部長上原茂文君) 続きまして、3点目、宿泊型の観光地化につきましてお答えいたします。 富岡製糸場を見学し宿泊するお客様は、県内の温泉地に宿泊する傾向があります。しかし、富岡市内には、妙義山麓の旅館を初めホテルや民宿など宿泊施設がございます。宿泊施設は地域への経済効果が期待できますので、現在ある宿泊施設の活用が図れるような取り組みをまず行っていきたいと考えております。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございました。 では、ここからは一問一答で進めさせていただきます。また、途中で事前の原稿から外れることが多々あるかと思いますけれども、その場合は、その質問につきましては先に申し上げますので、できるだけ早くお話ししますので、よろしくお願いいたします。 まずは、公共施設維持管理についてでございますが、道路や橋、水道、ガスなどインフラ関係更新費用については、まだ状況を把握していないとのご回答をいただきました。今後急速に高齢化と人口減少が進むことは確実なのですから、建物の年間維持管理コスト25億円にインフラ維持管理コストを加えた合計で、これからの対策を考えることが重要かと思われます。 突然で大変申しわけないのですけれども、原稿から外れますが、企画財務部長さんにちょっとお伺いしたいと思います。これ2つ合計すると年間30億円ぐらいは、いってしまう可能性あるのですか。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 先ほどご答弁申し上げましたように、まず推計してございません。今質問ありましたように30億円という話がございました。私どもの推計はしておりませんが、30億円以上の経費がかかるものと考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 済みません。ありがとうございました。 2015年から25年後の2040年の人口比較のような、最近統計データが出ていて、消滅可能性がある自治体なんていうのが大分マスコミでも取り上げられていました。インフラ維持管理だけでも、仮に30億円以上は簡単にかかってしまうということになりますと、これから人口減少市税収入も当然大きく落ち込み、現在でも市税収入といいますと大体六十四、五億円ぐらいですか、それから考えても、極めて大きな金額かと思われます。今後は施設の統廃合などの難しい問題が山積することになるかと思いますが、市民の皆さんの意見をできるだけ酌み上げて、うまい対策を進めていただきたいと思います。この件につきましては以上で終了します。 それでは、2件目の学校給食費無料化に移ります。先ほどのご答弁には、正直残念な思いがしました。なぜ無料化を開始する前に市民の意見を伺わないのかと、それを質問したのに、第3子以降が望ましいと判断した。補助を実施する中で検討委員会を設置していきたいでは、全く市民の皆さんが抱いている疑問の答えにはなっていないと私は感じます。先日の予算特別委員会でも何度もこの点を質問しましたが、市長、副市長、教育長は、多額の血税が投入される事業であるのにもかかわらず、なぜ市民の意見を先に聞かないのか、教えていただけませんでした。非常に不自然で、おかしな話だと思います。 それでは、再質問に移ります。先ほどのご回答では、よく内容がつかめませんので、再度伺います。Qの1番の質問ですので、よろしくお願いします。普通に考えれば、検討委員会を先に設けて、市民の皆さんのご意見を聞いたほうが、確実に市民のニーズに合った事業にできると思いますが、検討委員会を先に開いてはまずい理由があるのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) まずい理由はございません。
    ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) それでは、当初は全面無料化するとのお話でしたが、途中から第3子以降の補助が望ましいと変わった理由というのは何でしょうか。Qの2です。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) いろいろな方面からいろいろなご意見があろうかと思いますが、そういうことを私どもも十分検討して、第3子で実施することが適当と判断をさせていただきました。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございます。 いろいろな方から意見を聞いたと。でも、市民の声は聞こうとしない。本当に市民の皆さんのご意見を聞きたいのなら、市民アンケートでも、検討委員会でも行うことが一番確実なのに、そうした当たり前のことは一切やらずに、いろいろな方からご意見を聞いたというのは、ちょっとおかしい話だと思わざるを得ません。 質問に戻りますけれども、Qの3番ですけれども、給食費は食材の費用ということで間違いないのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 教育部長。 ◎教育部長齊藤武君) 給食費として納付いただいている金額は食材費でございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) センターの施設運営費人件費などもろもろのコストを全て入れますと、給食というのは1食当たり幾らほどになるのでしょうか。大まかな数字で結構ですので、教えてください。 ○議長(佐々木功君) 教育部長。 ◎教育部長齊藤武君) 平成26年度予算ベースでは、1食当たり約435円でございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 現在、経済的な理由から就学援助制度給食費の補助を受けている子供さんの数を教えてください。 ○議長(佐々木功君) 教育部長。 ◎教育部長齊藤武君) 210人でございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 就学援助制度給食費実質無料になっていらっしゃる子供さんは、全ての児童生徒のどのぐらいの割合なのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 教育部長。 ◎教育部長齊藤武君) 約5.1%でございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございます。 たくさんの市民の方とこの給食費のことについてお話ししますと、給食費無料化はおかしいと思うけれども、経済的に困っている家庭の子ぐらいは何とかしてもいいのではないのというご意見を時々いただきます。そこで、今でもお困りのご家庭の給食費は補助が出ていて無料なのですよと説明しますと、それなら給食費の無料なんか要らないよ、俺たち高齢者の暮らしだって、もっと大変なのだからさというような話をいつも伺うことがあります。そうしたこともあるのですが、あと実は4つ、原稿上には質問があるのですけれども、ちょっと都合で飛ばしまして、ここからは原稿から外れた質問となります。 私、今回の給食費について、すごく奇妙な印象を持っております。それは、当局に給食費無料化を行う前に検討委員会を設けて話し合うべきではないですかと、予算特別委員会でも何回もお尋ねしましたが、いつもお答えは、第3子以降の無料化をやってから検討委員会を設けるの一点張りで、さらにお尋ねすると、先に開かなければだめだというルールはあるのかと、市長から強い口調で言われておしまいという、非常に残念な状況でした。市長は、昨年の所信表明で、私の政治理念は市民の市民による市民のための政治とお話しされていましたが、これがその政治だとすると、たくさんの市民の皆さんががっかりすると思います。 私は議員として、市民の皆さんが苦労して納めている税金が無駄なく使われるかをチェックしなければならない立場にあります。だから、普通に考えれば誰でも疑問に思う点をお尋ねしたのに、市長からも、副市長からも、教育長からも、納得のいくご回答をいただけませんでした。というわけで、まず教育長に伺います。申しわけないです。 これまで給食費無料化を求める要望は、PTAや保護者の方々からももらったことはないと、教育長は何度もおっしゃられております。また、2月の教育委員さんの会議でも、多くの委員の方々から、給食費無料化に対して強い疑問の声が出ていたのを、私はその会議を傍聴して確認しています。さらに、教育委員皆さんは、岩井市長さんのところに、以前、この給食費無料化についてご意見を申し上げに行ったと聞いております。教育委員の皆様がそこまで強い行動に出るということは、これはただ事ではないと私は感じています。どうしてこのような状況なのに、無料化を始める前に検討委員会を設けて市民の皆さんのご意見を伺わないのでしょうか。教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(佐々木功君) 教育長。 ◎教育長横田公男君) 茂原議員がいろいろお尋ねのとおり、教育委員会議でも教育委員さんから疑問を出されましたが、いろいろ話し合う中で、今円高で食料費が上がっていて、経済的に厳しいご家庭もあります。第3子を子育て支援で何とかしたらどうかという、いろんな意見が教育委員さんからありますけれども、理解していただいて、教育委員会の中では検討したということです。そして、いろんな人から意見を聞くということは、確かに大事だと思っていますので、それは今後しっかりとしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) だから、なぜ始める前に検討委員会を開いて、いろんな市民の皆さんの意見を聞かないのですかと。それを説明してもらいたいのです。お願いします。 ○議長(佐々木功君) 教育長。 ◎教育長横田公男君) まずは、子育て支援が先だというふうに考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) では、同じ質問をちょっと副市長にさせてもらいます。副市長さん、副市長さんも予算特別委員会で大分私に対していろいろおっしゃってくださったのですけれども、どうして検討委員会を先に開くという発想がないのですか。普通だったら、市民の皆様が苦労して納めている税金の使い道、多額な税金を投入してやる事業なのだから、市民の皆さんの意見を聞いて、ちゃんとニーズに合ったものは何か、どうにすれば費用対効果がすぐれた方法なのか、検討してから始めるのが筋ではないのですか。副市長さん、お答えください。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 市役所というところは行政機関でございまして、市民の皆様からお預かりした税金を有効かつ適正に判断した上で執行するということを常にこれは責務として感じております。その上で、市役所は最大のサービス機関であるということを市長は標榜しておりますので、その中で子育て支援策としてどのようなものがあるかということをさまざまな議論を経た上で、市役所の中で政策会議を開きまして、今回このような提案をさせていただいておるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) だから、どうして先に検討委員会を開けないのか、答えになっていないではないか。なぜ検討委員会を開けないのか。開かなくてもいいか。それ言ってください。市民の意見は聞かなくてもいいのだと言ってくれればいいのです。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 決して検討委員会を開いてやる、やらないという議論ではございませんで、市役所として市民の皆様に、これが適正で、非常に必要であると、そういう判断をした上で予算を掲げていただいて今回提案させていただいた上で、当然PDCAのサイクルの中の一つとして今後しっかりと検証した上で今後の方針を示していきたいと、そのように考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) その理論はおかしいのではないですか。だって、市民の皆さんが納めている税金で事業をやるのです。それで、今、教育長がさっき言ったではないか。今までPTAから給食費無料化やってくれなんていう要望は一回も出ていないというし、去年の9月の補正の予算のときにも、議会が第3子以降の給食費無料化を認めなかったときも、それも予算特別委員会教育長に言っていることですけれども、その後、PTAのほうから第3子の給食費無料化だけはぜひやってくださいと意見が一つでも来ているのですかと聞いたら、一個も来ていないと言っています。どうしてこういう要望も何もない状況で、そういうものが必要だと判断するのですか。だから、わからないのだから、市民の皆さん検討委員会でもアンケートでも行って、一回、どういうニーズがあるか聞くことが、貴重な税金の使い方として正しいのではないのですかと私は言っているのです。なに、にこにこしているのですか。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 特に、にこにこしているわけではございません。いろんな事業の中で取捨選択するというのは、行政として当然与えられた使命でございますし、権利でございます。その中で、子育て支援として、妊娠また結婚、婚活、そのところから、子供を産み育てて、安心して富岡でできる社会はどのようなものがいいかと、そういうことを判断した上で、今回学校給食費無料化、第3子以降ですね。そのようなことを取り上げた上で、今回説明させていただいておるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) だから、いろいろ言っているけれども、給食費無料化、第3子以降の無料化を始める前に、検討委員会を開かないメリットというのは何なのですか。私は検討委員会を開いて市民のニーズをちゃんと聞いて、それで議論をして事業を進めるほうが、絶対に市民の皆さんからお預かりした血税の無駄遣いにならないから、そのほうがいいと言っているのです。でも、あなたたち3人、あなたたちと言ってはいけないのか、市長、副市長、教育長のお三方は、市民の意見なんか聞かなくたっていいのだ、その後、検討委員会開けば十分だという、そういう主張でしょう。では、それがどういう面で市民に対してメリットがあるのか、言ってください。検討委員会を開かないことのメリット、市民のメリット、言ってください。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) メリットかどうかということは、またそれは茂原議員さんのお考えになっていることでございまして、手前どもとしましては、行政を推進する上で、市民の皆様にこれは必ずや役に立つことであり、市民の皆様もこれから安心して子供を産んで育てる、そのようなためにはこの施策が必要であろうと。そういうことを判断した上で、さまざまな施策を進めておるところでございまして、1つずつに検討委員会を開くことがメリットがあるか、ないか。そのことにつきましても、行政の中で執行する中で、しっかりと判断していきたいと、そのように考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) だから、のらりくらり言うのではなくて、メリットがあるか、ないか聞いているのです。私は議員として、こんなに多額の税金を投入する事業なのだから、ちゃんと市民の皆さんニーズを把握した上で事業をするのが当たり前だと思います。私の言っていること、おかしいと思いますか、副市長。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 決して、今回出させていただきました1,700万円という予算につきまして、多いか少ないかということは、またそれは一つの理論だと思います。ただ、第3子以降、今後富岡市が少子化社会の中にあるに当たって、いかに子供を産み育てていただくか、そのようなことの施策を子供を産むところから今後成長するまでについて、行政がしっかりと社会として支えていきたいと。その一環として今回の予算を上げさせていただいたところでございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 幾ら言っても、結局、検討委員会を開くのは、どうも何か当局にとって都合が悪い事情があるようで、結局、今回のこの事業も、市民の皆さんの意見、ニーズがわからないまま進んでしまうのかなという、ちょっとそういう懸念を抱いています。 実は私が議員になった2002年か、平成14年です。そのとき、当時、富岡の町なかの区画整理事業の話が進んでいました。たしか、あれは100億円ぐらいかかると言われていたのですけれども、そのとき私、とある先輩議員に、何でこんな事業が、100億円もなるような事業が進んでしまっているのですか、何で議会は認めたのですかとお話ししたら、そのときの先輩議員が、茂原君、私なんかも議会で賛成したときには、まさかこんなでっかい事業になるとは思わなかったのだよ、でも、もう船は出てしまったんだいね、どうにもならないさなんていうお話を聞いたことがございます。 私、懸念しているのは今回の給食費無料化です。これ、すごい曖昧な状況で始まってしまって、どんどん事業が膨張していってしまう可能性があるのではないのかなと懸念しています。議会の皆さんの中には、岩井市長全面無料化でやりたがって頑張っているのだから、落としどころとして第3子無料化ぐらいがいいのではないのかというような、そんなような雰囲気の話も聞くことがあります。でも、私がちょっと懸念しているのが、検討委員会を開いて、ちゃんと市民の皆様の意見を酌み上げた上でこの事業を始めた上で、それでその中で第3子以降の無料化がいいだろうということだったら、私はそれはそれでいいと思っています。でも、今の進め方だと、第3子以降の無料化をしてから検討委員会を開く。そうすると、結局その検討委員会のメンバーによっては、一気に全面無料化を希望する声が出る可能性があると思っております。そうしますと、当局は全面無料化を進めたい。検討委員会でも全面無料化を求める声が出る。そうなれば、議会が幾ら財政的にそれは無理だからといって反対しようと思っても、まずそれは絶対とめられないことかと思っております。 そうしたことから、私はできるだけ今回の件は、始める前にちゃんと話し合いをするのが、市民の皆さんが苦労して納めている税金の最も有効な使い方と思い、きょうはちょっと、副市長、教育長さんに対して失礼な質問をしてしまいました。これ以上は言っても堂々めぐりの形になってしまうかと思いますので、控えさせていただきまして、最後にちょっと言わせていただきます。 市民の皆さんがこの厳しい経済状況の中、苦労して納めている大切な血税を多額に投入する給食費無料化事業なのですから、私は絶対に事業を始める前に検討委員会を開くべきだと考えております。あさっての修正動議が出ていますが、それぞれの議員さん方の税金の使い方の考えが明らかになるかと思います。市民の意見を聞いてから子育て支援策を考えることが、大切な税金の使い方として正しいと思われる議員の皆さんには、ぜひ修正動議に賛成していただきたいと思います。 残念ですが、この件は1,000回言っても、答えは言えないのでしょう。言っていただけないのでしょう。非常に残念です。ただ、このことをホームページに書いたりすると、すごい市民の方から反響が来るので、それはそれでいいかなと思っているのですけれども、以上でこの件については質問は終了いたします。 続きまして、3件目、宿泊型の観光地化について伺います。先ほどのご回答ですと、富岡市内には旅館やホテル、民宿などの宿泊施設があるとのことですが、それは、もう富岡市は宿泊施設が十分にそろっているという意味なのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 世界遺産まちづくり部長。 ◎世界遺産まちづくり部長上原茂文君) 市内の宿泊施設が充足しているかは、季節ごとの宿泊者数によりますが、さきに答弁させていただきましたとおり、まずは既設の宿泊施設の利用促進を優先すべきと考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ありがとうございました。 ちなみに富岡市内宿泊施設の収容人員はどのくらいなのですか。 ○議長(佐々木功君) 世界遺産まちづくり部長。 ◎世界遺産まちづくり部長上原茂文君) 市内の宿泊施設の収容人員は453人でございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 昨年から富岡市を訪れる観光客が爆発的にふえましたが、宿泊客もそれに比例してふえているということでよろしいのですか。 ○議長(佐々木功君) 世界遺産まちづくり部長。 ◎世界遺産まちづくり部長上原茂文君) 宿泊施設への聞き取りによりますと、観光シーズンには、一部では世界遺産効果と思われる増があったものの、富岡製糸場の見学者数に比例した増には至っておりません。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) では、ちょっとここから先は原稿ないのですけれども、副市長さんにお尋ねします。済みません。きょうはいろいろ指してしまって。観光産業の振興策として、ホテルの誘致に力を入れている自治体が非常にふえています。富岡市ではそのようなお考えはございますか。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 富岡市におきましても、現在、目的としては宿泊場所といいますよりも、富岡製糸場を訪れるお客様が多い中で、当然そこに宿泊施設が必要なのかどうかということも含めて、現在検討しておるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) というと、富岡製糸場世界遺産登録になって、お客さんがふえた。でも、今の日帰り観光地状態でも、まあいいかなという、そういう意味合いなのですか。それとも、もうちょっとお客さんが泊まって、ちょっと時間過ごして、食事したり買い物したりしてもらうほうがいいのではないのかな。どちらですか、考え方とすれば。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 富岡製糸場を核としたまちづくりの中におきまして、現在富岡市の中で宿泊場所、また食事場所、それとお土産買い物場所、それぞれ妙義のほうにも宿泊施設がございます。そのようなことを今既存の施設を当然考えた上で、道の駅もございますが、さらに誘致していく必要があると考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 昨年、日本屈指の大手ビジネスホテルチェーンが富岡市に進出してもいいよというような話を、私、実はちょっと知りました。この話は総務部長さんとか、企画財務部長さんとか、何人か、もう去年お話ししているから、当然ご存じかと思いますけれども、そのとき副市長さんにもそのお話はさせていただいております。その話は、その後どうなってしまったのですか。 ○議長(佐々木功君) 副市長。 ◎副市長(小林正次君) 個別具体的な名前につきまして申し上げるわけにはいきませんが、当然宿泊施設として必要なところにつきましては、こちらから打診もしております。ただ、富岡市の中で宿泊するニーズがあるのかどうか。また、そこに投資して、それが回収できるのかどうか、それは民間宿泊施設のほうで考えてございまして、大手の宿泊施設につきましては、投資してくださる方と宿泊管理して宿泊を運営する立場というのが全く別でございまして、どなたかが建ててくだされば、私は運営しましょうという方が多うございまして、なかなか投資まで至らないというのが現状でございますが、今現在につきましてもそのような交渉を進めておるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ありがとうございます。済みません、いろいろ突然聞いてしまって。 私、思うのですけれども、ちょっと名前は出せないのですけれども、日本有数のビジネスホテルチェーンです。それがもし富岡に仮に店を建ててもらって、ホテルが建てば、富岡の観光地としての格というか、ステータスも一気に上がるかと私は思っているのです。それに、今のこの状況が続きますと、製糸場に来られるお客様が幾らたくさんいても、それでは大きな経済効果というのは地域に生まれないのではないのかなと思っております。本当に富岡市が観光地を目指すのだったら、安い費用で快適に泊まれる宿泊施設というのが富岡市には不可欠ではないかなと考えています。このままでは、世界遺産があるまちでも、短時間しか人が寄らない通過型の観光地で終わってしまう危険性があるのではないでしょうか。 先日の一般質問で、東京オリンピックのハンドボールのキャンプ地誘致のような話も出ていましたが、もしも富岡市にちゃんとした、ちゃんとしたという表現はあれですけれども、多くの人数、お客さんを一遍に泊められるような宿泊施設が富岡市にできていれば、そうしたことの実現性の可能性もかなり高まるかと思います。副市長さんには副市長さんの考え、市長さんには市長さんのお考えがあるかと思いますけれども、私は富岡市が観光都市を目指すなら、こういうビジネスホテルの誘致なんか、もっと力を入れるべきと考えております。ぜひその必要性を感じていただきましたら進めていただきたいなと思います。 あと、先日お話ししたホテルのほうも、もし話がまだ完全になくなっていないようだったら、今からでも何とかコンタクトをつけてもらいたいなと、個人的には強く思っております。 続きまして、行政組織の質問に移ります。行政組織の変更についてでございますが、先ほどのご回答の内容が、行政施設の変更について、抽象的で、よく理解できないのですが、具体的に市民にとってどんなメリットがあるのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 具体的な市民のメリットのことでございますが、今回の美術博物館市長部局への移管は、市民の皆様へのサービス向上等の直接的なメリットというよりも、先ほど申し上げましたように教育施策の範疇にとどまらず、市のほかの施策との横断的な連携によって多面的な検討を図っていくためのものでございます。また、地域づくりという観点からも、しっかり行ってまいります。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ありがとうございます。 例えば現在、美術博物館では、館長さんがみずからギャラリートークという、絵の作品についての説明だとか、その作家さんとのトークなんかする試みなのですけれども、それが大変好評なのですが、これからもそのような活動というのは続けることは可能なのですか。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) これからも同じように、文化や芸術に親しんでいただくような取り組みを行ってまいります。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 取り組んで行ってまいりますという話なのですけれども、新しい館長さんというのは何か文化振興課長さんが、かぶら文化ホールと兼務でやるというお話を伺っております。ちょっと原稿から外れる質問で大変恐縮なのですけれども、現在の館長さんは東大のご出身で、長く美術館のお仕事をされてきた、大変美術関係の知識が豊富で、大変なお力をお持ちの方ですから、人事異動で動いた市の職員さんでも、現在の館長さんと同じようなレベルのことができるとは、私にはちょっと思えないのですけれども、当局はどのようにお考えでしょうか。企画財務部長さん、お願いします。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 市長部局の職員であっても同様の企画ができるものと考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 富岡市の職員さんはレベルが高いから、東大を出られた美術の専門家と同等のことができるというのなら、ぜひやってもらいたいと思いますけれども、今それ以上のことはちょっとお話ししませんが、ぜひ、館長さんがかわってしまったら、何だい、全然変わってしまったではないかということがないように進めていただきたいと思います。 ところで、現在の館長さん、おやめいただくという話を聞いたのですけれども、これはコスト削減というのが理由なのですか。企画財務部長さん、お願いします。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) そのようなことはございません。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 現在の館長さん、私は思うのですけれども、すごいお力を持った、本当に富岡市の美術館でこういう人が館長さんやってくれるとありがたいなという方だと思っています。その方が、たしか嘱託で1年契約で、そんなに条件としてはよくない条件の中、来てもらって、一生懸命美術館の改革に取り組んでもらったわけなのです。だから、その嘱託職員ぐらいのコスト削減のために、もし館長さんが出ていって、おやめいただくような形になるのだったら、本当に忍びないな、申しわけないなと強く思っていましたが、コスト削減が理由ではないということで、そこの点はちょっと納得、安心しました。 あと一つ、美術博物館の協議会で、私、その協議会の委員やっていまして、教育長さんもいらっしゃったので、ちょっと伺いたいのですけれども、館長さんの人脈で非常に新しい試みができていたこととか、館長さんが知名度がある方であったことが美術博物館の付加価値を高めるといいますか、そうしたプラスの効果もあったと私は思っております。 2月24日に行われました美術博物館の協議会では、すごく委員の皆さんから、館長がおやめになるということに対して疑問の意見が続出していましたが、これについて教育長さんは率直にどうにお考えでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 教育長。 ◎教育長横田公男君) 確かに茂原議員さんおっしゃるように、今の館長さん、力のある方で、重要な人材と思うのですけれども、今後もそういった外部の力はかりて運営していくことが大事かなというふうには考えております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 非常に私、今でも、これすごくもったいないことしたなと思っております。世界遺産効果でたくさんのお客さんが今富岡市を訪れているわけですから、この数年が美術博物館の新たな切り口というか、新たなお客さん確保という方向で活路を見つけられるラストチャンスだったのではないのかなと思っていましたので、ここで群馬県内でも指折りの知識を持っている館長さんにやめてもらうというのは、本当にもったいなかったことかなと残念に思っております。これは、これ以上は言っても仕方がないので、終わりにしますが、それではちょっと質問のほうに戻ります。 ちょっと話変わりますけれども、各地区の体育祭や文化祭などのイベントは、地区公民館によって支えられてきたと思いますけれども、スポーツや文化に関する事業が市長部局に移ると、これどうなるのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 今までと同じで、変わるものではございません。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございました。 私、スポーツや文化関係の事業というのは教育委員会の所管だから、だから同じ教育委員会の所管の公民館がお手伝いしているかと思ったので、ひょっとしたら今度スポーツや文化が市長部局に移ると、公民館の皆さんが手伝ってくれなくなってしまうのかな。そうなると、体育祭とか文化祭とか成り立つのかなと、ちょっと心配に思ったのですけれども、今までと同じもので、変わるものではないというお答えをいただきましたので、その点はちょっと安心しました。 それでは、またちょっと別の内容になりますけれども、企業管理者について伺います。これまで何年も置いていなかった企業管理者です。これは行政改革の関係で経費節減で置かなかったのだと思いますけれども、再度設置することは行政改革に逆行する方針と私には思えるのですけれども、この理由は何なのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(塩津薫君) 企業管理者を設置する理由は、管理部門を強化し、さらに公営企業の特性を発揮させ、効率的な経営を目指すとともに、経営手法のあり方を含めまして、抜本的な改革を目指すためのもので、行政改革を進めるために設置するものでございます。
    ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 行政改革を進めるために設置するというのですけれども、年間一千数百万円もの報酬を払って、この厳しい時代に新たに企業管理者を置くことは、私にはちょっと納得ができません。民間企業ならあり得ない、甘い考えではないかなと思います。私は、これは完全に行政改革に逆行していると思います。これだけの報酬を払わずに何とかしようというのが今の行政に与えられた使命ではないかと思います。市民の皆さん、苦しい生活に耐えながら、やっと納めている税金の使い道としては、これは私、間違っていると思います。4年間でおよそ5,000万円もの費用がかかる企業管理者は置くべきではないと私は考えます。 では、最後に、再生富岡市民会議について移ります。再生富岡という名前の部分は、富岡を再生するという意味なのでしょうが、富岡の何を再生するという意味なのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) 富岡の何を再生するというような狭い考え方ではないです。富岡市に暮らす方々にとって、暮らしやすい魅力的な富岡市にするためにさまざまな課題について、市民の皆様のご意見を伺いながら、市民と行政が協働して課題を解決する、そういう考えを持っております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ちょっと聞きづらい質問なのですけれども、岩井市長さんの政治団体が同じ名前の再生富岡ですが、行政の内部にご自分の政治団体と同じ名前の表現が入っている組織を設けるというのは、これはどのように理由からなのでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) 先ほど申し上げましたように、富岡市に暮らす方々にとって暮らしやすい魅力的な富岡市にするために、さまざまな課題について、市民の皆さんのご意見を伺いながら課題を解決していくには、よいフレーズだと私は思っております。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) 再生という言葉は、一番の意味というのは、死にかかっていたものを、死んでいたものが生き返るというような、そんなような意味だと思います。市役所内に再生富岡という組織があると、対外的に、富岡市というところは何か大きな問題でも抱えているところなのかと思われる危険性がありますし、市民に対しても、自分の住むまちに対する誇りを傷つけることになるのではないでしょうか。ご自分の政治活動でなら1万回でも再生富岡と叫んでも結構なのですが、市長さんの立場で、行政内部において再生富岡の表現は、ちょっと使ってほしくないなと私はこの1年間ずっと思ってきました。これについて市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) 言葉にはいろいろな解釈があろうかと思います。私が思い描いている再生は、現在国でも使っております地域再生という意味合いが強いと思っております。国の地域再生は、急速な少子高齢化や人口減少、産業構造の変化などに対応するため、地方公共団体が自主的かつ自立的な取り組みを通じて、雇用機会の創出や地域の活力の再生を総合的かつ効果的に進め、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現し、経済の健全な発展、国民生活の向上に寄与する取り組みを指しております。 本市は、かつて経験したことのない急速な高齢化や人口減少に進んでおります。また、富岡製糸場の世界文化遺産登録によってたくさんの観光客が訪れ、地域経済に大きな変化をもたらしておることはご承知のとおりであります。このような状況に対応するため、富岡製糸場を核として、市民の皆さんと力を合わせて知恵と工夫を出し合い、さまざまな課題に対処していこうとするもので、まさしく富岡版の地域再生ではないかと思います。それを再生富岡と名づけても、おかしいとは思っておりません。 ○議長(佐々木功君) 18番。 ◆18番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございます。 まことに失礼な質問になってしまって恐縮なのですけれども、再生という言葉を岩井市長さんがお好きなのは、それは個人の趣味ですから結構なのですけれども、基本的に再生という言葉は、悪いものをよくするという意味が非常に強い言葉だと思います。例えば財政破綻した北海道の夕張市に夕張再生市民会議というものがあります。これと同じような再生富岡市民会議という名前を、うれしいと思う市民の方が多いとは、私にはとても思えません。この名前は対外的に富岡市のイメージを悪化させるだけだと思いますので、私は使うべきではないと考えます。 また、行政というのは市民の皆さんが苦労して納めている税金で運営している組織なのですから、そこに市長さんがご自分の政治団体と同じような名前のものを設けるというのは、私はちょっと好ましいことではないのではないのかなと思います。再生富岡という言葉は、行政組織の中では使うべきではないと私は考えます。 これで一般質問のほうは終了させていただきますが、きょうは本当に市長、副市長、教育長に対して突然いろいろ失礼な質問して、本当に恐縮しております。そういうことで、私はあくまでも市民の皆さんが納めた税金が効率的に無駄なく使ってもらうことが一番大事かと考えています。そのためには、できるだけ市民の皆さんの意見を酌んだ形で事業を進めたいと考えています。そうした観点から、ちょっと失礼な物の言い方してしまいましたが、そういうことで、申しわけありませんが、きょうはいろいろお世話になりまして、ありがとうございました。 ○議長(佐々木功君) 以上で18番 茂原議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午前10時58分休憩 ○議長(佐々木功君) 暫時休憩いたします。 △再開      午前11時09分再開 ○議長(佐々木功君) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(佐々木功君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。次に、2番議員 佐藤信次君、ご登壇の上、ご質問願います。2番。               (2番 佐藤信次君登壇) ◆2番(佐藤信次君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、さきに通告してあります2点について質問させていただきます。 まず初めに、地域包括ケアシステムについてであります。内閣府発表の平成26年版高齢社会白書によれば、高齢者人口は過去最高の3,190万人、前年比で111万人の増、高齢化率も過去最高の25.1%、前年度は24.1%でありました。我が国総人口の4分の1を超えることになります。今後も率にして毎年1%の上昇が続き、平成52年には36.6%となると予測されています。群馬県においても、高齢者人口は51万2,000人、高齢化率25.8%で、全国平均を超えています。本市においても言うまでもなく、高齢者人口、率ともに年々増加しています。こうした中、人間の尊厳の保持と自立生活の支援のために、可能な限り住みなれた地域で生活を継続することができるような包括的な支援、サービス体制の構築を目指すものとして地域包括ケアシステムの構築が求められているわけであります。 そこで、質問させていただきます。まず1点目、市長は、本市における高齢者人口と高齢化率の現状をどのように捉えているか。 2つ目として、4月発足の地域ケア会議で検討する内容を具体的にお聞きしたい。 3点目として、地域包括ケアシステムの構築の時期を2025年としていますが、その理由をお聞かせください。 次に、空き家問題についてでございます。空き家に関連した一般質問につきましては、過去に私と壁田議員さんが計3回行っています。4回目になりますので、壇上からの質問は次の1点とし、以降、一問一答にて質問させていただきたいと思います。 1点目、本市における空き家調査と現状についてお聞かせください。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木功君) 市長。                (市長 岩井賢太郎君登壇) ◎市長(岩井賢太郎君) それでは、佐藤議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、地域包括ケアシステムにつきましてお答えいたします。1点目の高齢者人口と高齢化率の現状につきましては、平成26年4月1日現在の本市の65歳以上の人口は1万4,394人で、高齢化率は28.1%でございます。合併した平成18年4月1日と比較いたしますと5%の増加で、平成24年からは毎年1%の増加となっております。団塊の世代が後期高齢者となる平成37年には36.2%になると予測されており、ひとり暮らし高齢者や認知症高齢者が今後さらに増加することが予想されます。このような中で、高齢者の多くは住みなれた地域でできる限り住み続けることを希望しております。市では、支援を必要とする人へのサービス提供体制の整備とともに、元気な高齢者が活躍できる場の創出に努めてまいりたいと考えております。 次に、2点目の地域ケア会議での検討内容、3点目の地域包括ケアシステム構築の時期につきましては、実務的な内容となりますことから、健康福祉部長からお答え申し上げますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、空き家についてでございますが、実務的な内容となりますので、総務部長よりお答え申し上げますので、よろしくお願いいたします。 以上、私の壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 命によりまして、佐藤議員さんの1点目、地域包括ケアシステムにつきまして、順を追ってご説明申し上げます。 初めに、地域ケア会議での検討内容につきましては、個別会議におきましては、支援困難事例の対応の検討や医療と介護の連携強化体制の整備に向けての退院支援ルールの作成、インフォーマルサービスの検討など、さまざまな内容となります。多職種が集まって個別の事例を検討し、課題解決のためのネットワークを構築し、課題を1つずつ解決してまいります。それを積み重ねていくことで地域の課題を把握し、全体会議において、より有効な政策の形成につなげるための検討を行うものでございます。 次に、地域包括ケアシステム構築の時期でございますが、団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降は、どの地域におきましても医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれておりますので、2025年のシステムの構築を目指すものでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 続きまして、2点目の空き家につきましてお答え申し上げます。 空き家調査と現状についてでございますが、空き家問題につきましては、これまでも議員さんからご質問、また貴重なご意見をいただいており、市としても空き家対策への重要性については十分に認識をしているところでございます。国におきましても、本年2月には空き家等対策の推進に関する特別措置法を制定し、また空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針を設け、空き家の撤去や活用促進を積極的に推進することとしております。本市におきましても、今後空き家対策を積極的に推進するため、本年度、市内全域を対象とした空き家実態調査を実施したところでございます。 調査方法といたしましては、住宅地図メーカーの空き家情報をもとに空き家箇所が示された地図と調査票をことし1月に各区長さんへ配付し、地図に落とされた空き家と区長さんから見て空き家と思われる物件を一軒一軒実地調査をお願いしたところでございます。区長さんには、調査に当たり、空き家の判断基準として、郵便受けにチラシ等が大量にたまっている状況であることや、門から玄関までが草が生え、人が出入りした様子がうかがえない状況にあること、また電気メーターが動いていないことなど幾点かの項目を示し、調査をしていただいたところでございます。現在その結果を集計し、取りまとめをしている段階であるため速報値としての報告となりますが、今回の調査で空き家と判断した戸数は721戸でございます。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) どうもご答弁ありがとうございました。 まず、それでは地域包括ケアシステムの関係なのですけれども、やはり2025年を待たずして、既に高齢者人口は増加している。生活支援を求めている方というのは、ふえ続けるわけです。そういう中で、私個人的には、しっかりしたアウトラインを示す。こういうことをやります、皆さん、安心してくださいというものをまず示して、それから個別な内容、いろんな内容を具体的にやるのも一つの手法かなというふうに思うのです。 ちょっと確認させてください。地域ケア会議は地域包括ケアシステム構築のための会議と考えて、これはいいわけですね。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 地域ケア会議は地域包括ケアシステムの構築、実現に向けた一つの方法として考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ぜひ進めていただきたいことなのですけれども、やはり先ほど申し上げたように、少しでも今の高齢者の方々が安心できる、そういうものを示す、これをまずお願いしたいということを1点目でお願いしておきたいと思います。 それと、地域ケア会議の進め方について、説明の中で個別のケースから検討を進めるというような内容の答弁がありました。再三申し上げますように、まずビジョンを描く。それを高齢者の皆さんに示す。くどいようですが、これが私は大事な部分かなというふうに思います。それを形にしていくということになるのが理想かなというふうに思います。それで、支援困難事例の対応の検討、それから医療と介護の連携強化体制の整備や地域が主体となるインフォーマルな支援のあり方について考えていくイメージを持ちました。地域ケア会議と地域包括ケアシステム構築への考え方、プロセス、その辺、ちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 地域包括ケアシステムの構築につきましては国のガイドラインはございますが、全ての地域に共通した回答は存在しないと思っております。具体的な目標や取り組み内容につきましては、それぞれの地域の特徴や課題を十分に踏まえた上で、地域ごとに検討を進めていく必要があると考えております。地域ケア会議は高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備と同時に進めていくための手段でございます。具体的な要介護者のケアプランの検討を通じて浮き彫りになる地域課題から、医療、介護サービスの確保や連携の仕組み、民間サービスの参入、市民の協力及び多様な主体によるインフォーマルサービスなどを検討していくというプロセスが生まれてまいります。これらが土台となって地域包括ケアシステムが構築されていくと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ここで、市民の協力及び多様な主体によるインフォーマルなサービスを検討している。そういうプロセスが生まれてくるというご回答なのですけれども、やはり市民の皆さんから意見を聞く。特に高齢者の皆さんから、実態はどうなのかという意見を聞くということも、大きな構築するときに必要な事項だと思うのです。 これは、事例として和光市です。高齢者の皆さんにどういうサービスが必要ですか、今何が支援として必要ですかというアンケートをとったらしいのです。大体アンケートというのは、回収率50%、60%になればオーケーだというところなのですけれども、和光市は、ゼロにしたいということで、なぜアンケートに答えられなかったか、この調査をするのだそうです。ゼロにする。意見を言える人は、例えば郵送ならばポストまで行けるのです。ポストへ入れてアンケートに答えるという手法、一例とすれば。ポストまで行けない高齢者がいるということなのです。その人たちに、どういう手当てをすればいいかということもちゃんと検証するのだということです。ですので、意見を聞くというのは非常に大変な努力とエネルギーが必要だということを、まずここで老婆心ながらお話ししておきたいと思います。 そこで、一般的に地域包括ケアシステムの構成要素として、答弁にもありましたけれども、そこでいつまでも住んでいたいということです。住まいと住まい方、それから生活支援、福祉サービス、医療、介護、リハビリテーション、保健予防の5つが挙げられるわけですけれども、本市における取り組み状況をちょっと教えてください。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 住まいにつきましては、住宅サービスにおきましては地域密着型サービスの充実を、施設サービスにおいては特養の待機者解消のため第6期介護保険事業計画におきまして基盤整備を盛り込んでおります。生活支援では、居場所の立ち上げ及び運営支援や高齢者等安心ネットワークによる見守り体制の推進、介護予防ボランティアの育成事業などに取り組んでおるところでございます。医療では、定期的に地域ケア会議を開催し、病院の相談員、理学療法士等との情報交換により地域連携の推進を図っているところでございます。在宅医療・介護推進事業といたしましては、医師会の在宅医療担当医師と富岡甘楽圏域の地域包括支援センターの情報交換会を行い、今後の医療と介護の連携や支援体制づくりの必要性などについて協議を始めました。介護では、今後の24時間対応体制の確保のため事業者に協力を求めるとともに、病院を含めた地域ケア会議の開催に向けて準備を進めておるところでございます。予防では、いきいき健康教室及び筋力トレーニング教室の拡充、介護予防出前講座、栄養改善や口腔機能向上訓練などに取り組んでおるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ありがとうございます。 やはりそこの地域に住み続けるためには、健康というのはやはり必要です。言いかえれば予防です。この重要性というのは非常に大きいと思います。地域差はあるものの、およそ60%前後の高齢者が、そう希望しているわけです。住み続けたいという希望があるわけです。言いかえれば、そこで最後まで暮らしたいということになるわけです。これを現実に起きている切なる希望とこれを受けとめなければならない。そのための施策が展開されているというふうに考えます。 こうした高齢者に本市でどのような対策をとっているか。また、希望をかなえ、安心安全な生活の確保には、地域の理解と役割が大変重要になってきます。地域包括ケア、地域というのはいろいろ幅広い意味がありますけれども、そこで暮らす地域というのが非常に重要になってくるわけです。そこの地域に対してどのような投げかけをして、高齢者の皆さんに安全に生活してもらう、あるいは住み続けてもらうということが考えられるのでしょうか。 それと、市長は協働という言葉を使われて、住民と行政の協働だと。協働というのは古い歴史があります。そういう言葉を使われて、それを進めるということなのですけれども、やはり核となるのは地域づくり協議会だと思います。もう既にいろいろな活動をされているわけなのですけれども、そういう地域協議会と地域包括ケアシステムとのかかわり、重要になってくると思うのですけれども、どのようにかかわっていくことがよいと思いますか。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 住みなれた地域で住み続けていただくための対策といたしましては、ホームヘルパー派遣事業や配食サービス、安否緊急通報装置の設置、介護用ベッドの貸与サービス、紙おむつの購入費扶助、寝具丸洗い事業、火災報知器給付事業などの生活支援サービスを提供しております。地域への対応といたしましては、民生委員を初め区長会、老人クラブ、居宅介護支援事業者、民間企業、ボランティア団体など地域の皆さんに協力していただき、日常生活や仕事の中で高齢者等の見守り支援を行う高齢者等安心ネットワークづくりを推進しておるところでございます。また、地域づくり協議会は、各地域におけるまちづくりの中心となる団体でございます。地域包括ケアシステムは超高齢社会を乗り切るためのまちづくりでございますので、地域づくり協議会との連携は重要で、役割も大きいと考えます。 先般、市で総合事業に向け、多職種参加による勉強会を開始いたしましたが、地域づくり協議会からも14名の方にご参加いただきました。今後は高齢者等安心ネットワークや地域ケア会議にもご参加いただきながら、地域包括ケアのまちづくりを進めていきたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ありがとうございました。 私の希望するような地域づくり協議会が存在になるかなというふうに思いまして、その対応を進めていただくということで、大変ありがたいなというふうに思います。 それと、本市においては、既にいきいき健康教室、実は私のワイフも毎週金曜日、行っていますので、元気になったよというふうに言われるので、ほっとしているのですけれども、介護予防の取り組みは、そういう意味で積極的に行っております。一定の効果も上げているように思いますが、まだまだこうした場所に来ていただきたい方が潜在的にいるように思うのです。そこで、やはりみずから健康に対する意識を高めていくということも大切なのですけれども、やはり市民全体を底上げしていく、こういうのも当然必要になってくると思うのです。 そこで、ちょっと参考までに聞きたいのですが、市民の喫煙率、肥満率は、今のところ富岡市でどのくらいなのでしょうか。また、対象者に対する対策と成果があればお聞かせください。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 国保特定健康診査受診者をもとにした数値では、平成25年度の市民の喫煙率は10.7%、肥満率につきましては13.1%でございました。 対象者に対する対策と成果でございますが、喫煙につきましては各種健診時での保健指導、健康づくり講演会、保健福祉事務所との合同による啓発、成人式でのパンフレット等の禁煙啓発の実施。そして、平成25年度におきます喫煙率につきましては、前年度比較で0.5ポイント減少しておるところでございます。 また、肥満への対策といたしましては、各種健診時での保健指導のほか、運動教室、健康教室の開催、広報紙等により肥満予防の啓発を行う中で、メタボ予備群の減少に努めておるところでございます。さらに、特定保健指導対象者に対しましては、自宅型及び教室型による運動教室、栄養教室を実施し、年間を通して生活習慣病を改善するための保健指導を実施しており、平成25年度のメタボ予備群は前年度比較で1.1ポイント減少しておるところでございます。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ありがとうございました。 たばこが売れないとたばこ消費税が入らないのだよねという方もいらっしゃるわけですけれども、たばこを吸うことによっての弊害といいますか、それが大きくなる、医療にかかる。そうすると国保の基金もどんどん出していかなければならないという悪循環になるわけですので、今の流れとしては、全国的にもそうですけれども、禁煙とメタボ対策というのは重要になると思いますので、これからも機会あるごとにそういう周知徹底を図っていただきたいなというふうに考えております。 それでも医療を受けたり介護の必要というのも出てくるわけです。医療ということになりますと、やはり地域の中核病院であります総合病院の存在も位置づけとしては重要になってくるわけですけれども、現状で連携が具体的になかなか見えてこないですね。行政は行政で、そういうPRやら予防対策、介護予防とか、いろいろ医療の受け方みたいなことはやっているのですけれども、総合病院でも最近はナイトスクールということで、より市民と病院との距離を縮めようということで始まって、第3水曜日ですか、私も上さん連れて、よく行っているのですけれども、やっぱりそういうことをやることによって、病院がどういう状態になるかとか、中には、行って、日常生活で役に立つ話が聞けたとか、そういうことをやっているのです。どうもその連携というのがなかなか見えてこない部分があります。担当部局と病院の人事交流というのも必要ですし、情報共有をより積極的に進める必要があるのではないかなというふうに考えております。形だけでなく、一定の成果品、つまり政策を練り上げるレベルの連携、協力体制が必要ではないかと思いますが、当局はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 介護保険制度改正によりまして、地域支援事業の包括的支援事業に在宅医療、介護連携推進事業を創設し、取り組むこととされております。今回の条例改正によりまして、本市では平成30年4月1日から取り組むこととなりました。地域包括ケアシステムの確立は、医療、介護サービスの一体改革によって実現するという認識のもと、現在も病院との連携により地域ケア会議を開催しておりますが、これをさらに充実させ、富岡総合病院及び医師会、居宅介護支援事業所等との連携により、退院支援ルールの作成や日常の療養支援、みとり体制等を整備してまいりたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ぜひ医療との連携というのは必要になります。実は、これ会派の研修会で地域包括ケアシステムの理解と行政の役割、自治体経営コンサルタント、川本達志さんの講演会、勉強会へ行ってきまして、そのときでも大きく取り上げているのです。これは公立みつぎ総合病院における行政との連携というのです。図式になっているのです。はっきりわかるのです。どういう連携が必要か、どういうことが考えられるかというのです。こういうものをしっかり基本的につくって、その上で作業を進める。こういうことをぜひしていただきたい。そういうことによって、お互いの情報の中で、今何が必要で、何をやるべきだという順序立てといいますか、そういうのができてくると思うのです。これは、副市長さん、後で見てください。お願いします。 結論として、総論といいますか、高齢者あるいは高齢者の世帯の現状を考えると、どうも、先ほど来言っていますけれども、2025年までに構築すればよいというのは、私はちょっと遅きに失したりというような感じがします。やはり今そこにある危機とかいろんな言葉がありますけれども、そういうものを感じながら取り組んでもらいたい。私、そう思います。先ほど紹介した川本氏の言葉をかりれば、地域包括ケアシステムの構築は、まちづくりそのものであると言い切っています。いかにリーダーシップを発揮するか。首長自身だという、首長の考え次第だというふうにさえ言っています。方向性さえ示せば、あとは実行するのみです。いたずらに急げということではありません。これは市長の意気込み次第です。もう一度市長に決意表明的なお言葉をいただきたいと思うのです。よろしくお願いします。 ○議長(佐々木功君) 市長。 ◎市長(岩井賢太郎君) 積極的なご質問、ありがとうございます。それぞれ部長からお答えいたしましたとおり、今、佐藤議員さんも思っている2025年でいいのかと、こういうこと、私も実は懸念はないとは言えません。しかしながら、現状の富岡市を見てみるときに、やはりやるべきことをしっかりやっておかないと、ここにつながっていかないかなと、こういうふうに考えております。 そこで、ことしは、27年度からは丸ごと富岡を元気にしよう、こんな考えを持って、やっぱり健康寿命を延ばしていく、こういうことに取り組んで、それでなおかつ、総合病院と行政と、あるいは民間の事業者と、こういうことともしっかりとタッグを組んで取り組むというと姿勢をまず、姿勢をというか、取り組むということを1年間やってみて、そういうものを基準にして、この地域包括ケアシステムに取り組んでいったらいかがかな、こんな考えを持っているのです。そういうことの中で、私のこの国の姿勢の2025年を目標としておりますが、本市の高齢化率が国よりも2%以上高い、こういうことに推移していることを踏まえまして、本市に合った制度設計を立てて、できるだけ早い時期に完成をさせていきたいと私は考えております。 また、医療と介護の連携につきましては、先ほど担当部長からも答弁いたしましたが、私は市民の健康の保持増進、健康寿命の延伸の実現に向けて、生涯を通じた健康づくりの推進に政策的に取り組んでまいる所存であります。そのためには富岡総合病院と連携が不可欠でありまして、平成27年度におきましては、地域医療連携を見据えて、3人の職員を富岡地域医療事務組合に派遣をいたします。また、組織では健康づくり、介護予防を担当するいきいき健康係を健康推進課に置き、ここを中心にできるだけ若い世代からの健康的な生活習慣への取り組みを進めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 力強いお言葉と受けとめさせていただきます。市長は常々日本一のまちづくり富岡、それを標榜して掲げているわけですけれども、まさに、いや、富岡はすごいなと。2025年を待たずに、もうできているよと。みんなで製糸場を見に行きながら、そっちのほうに勉強に行くかいと。そういう自治体議会が数多くあらわれるというのを私は心の底から期待しているのです。ぜひそういう報告を待ちたい。期待しながら待ちたいというふうに思います。 それから、高齢者の負担軽減、これはイコール暮らしやすい環境づくりになるわけですけれども、私もちょっとこの辺がどうなのかと思ったのですけれども、栃木県鹿沼市は、粗大ごみの有料引き取りサービスというのをしているのです。それは、金額は決まっているのです。鹿沼市のホームページにあるのですけれども、金額を決めたというのは、高齢者が安心して、これは幾らで引き取ってくれるのだなというのがわかるわけです。引き取ってください、来たら、えらい金額だったというのも、これも高齢者としては不安だからなかなか頼めない。でも、実際に金額を決めてもらえば、これなら幾らでとりに来てくれるのだなというのがわかるわけです。これもやっぱり高齢者の人が安心して暮らせる一つの、細かい部分でしょうけれども、これは生活にとって必要なことです。 事例としましては、粗大ごみとして、家具、寝具、自転車、電気、ガス器具類、ベッドやソファー、スプリングのないものは1個200円だそうです。これなら200円でとりに来てくれるのだ、では頼もうという話になるのです。もう一つは、健康器具50cc未満のバイク、電子レンジ、ドラム缶、ポンプ、モーター、ステンレス製風呂、これ1個2,000円です。もう一つ挙げますと、エアコン、テレビ、2,000円プラスリサイクル料。それから、これ当然寂しければ猫も飼えば、犬も飼うわけです。いずれそういう生き物も生命を絶っていくわけなのですけれども、そういう1体について1,400円で引き取ってくれるのだそうです。やはり今富岡市では、ちょっとその辺、どういう引き取り方としているのか、お聞かせ願えますか。 ○議長(佐々木功君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(武田孝雄君) 高齢者の方の負担軽減策といたしましては、生活支援事業におきまして、買い物支援や清掃、調理等を行うホームヘルパー派遣事業、また調理が困難な高齢者世帯を対象とした配食サービス、公衆浴場の利用料扶助などがございます。事例を挙げていただきました粗大ごみ等の運搬サービスにつきましては、市が許可している一般廃棄物収集運搬業者を高齢者等にご紹介し、直接依頼していただく仕組みでありまして、これにより個別に収集を行っているのが現状でございます。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 先ほど来言っていますけれども、安心して、金額がわかっていると大変いいのではないかと思いますので、もしそういう金額は決めていないとすれば、ぜひ考えていただきたいなというふうに思います。これで地域包括ケアについては質問を終わりたいと思いますけれども、幾つかお話をさせていただきます。 ここに3月3日の上毛新聞、認知症10年後11万人、65歳以上、5人に1人だというのです。非常に危機的な状況ではないかと思います。それで、では2025年にはどうなるのだということになると、これは未知数でありますけれども、いずれにしてもこういう認知症という大変な病気がふえてくるということは避けられないのではないかなと思います。ですので、くどいようですけれども、早目に、早目に手を打つ必要があるのかなというふうに思います。 もう一つは、これも認知症の方の悲しいお話、3月9日、認知症女性の死ということで、高崎市の方が書かれているのです。非常に気の毒だと。ここまで認知症が進行しているとは思わなかった。家族さえ気づかなかったのです。そういう悲しい事件がある。ですので、認知症の方に対する対応というのは、もう本当に急がなければならないように思います。NHKも、認知症の方をどう支えるか、どういうふうに対応するか、地域はどうあるべきかというキャンペーン張るそうです。ですので、特にこの認知症に関しては、早過ぎることはないわけですから、大いにこの辺については研究をお願いしたいというふうに思います。 それでは、次の空き家についての質問をしたいと思います。空き家対策の推進に関する特別措置法というのができたというご答弁ありました。あわせて、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針があるということなのですけれども、その点についてちょっとお聞かせください。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 空き家等対策の推進に関する特別措置法は、適切な管理が行われていない空き家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから、地域住民の生命、身体または財産を保護するとともに、生活環境の保全を図り、あわせて空き家等を活用することを目的に制定された法律であります。 この法律の特徴としましては、空き家に対する情報収集として、空き家の所有者を把握するための固定資産税情報の内部利用や、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態の家屋を初め、著しく衛生上、有害となるおそれのある状態の家屋など、法律上、定められた特定空き家に対する固定資産税の住宅用地特例の解除など、さまざまな施策が盛り込まれているところでございます。 また、基本的指針につきましては、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するため、特別措置法第5条の規定に基づき定めたもので、大きく分けて3つの事項から成り立っております。具体的には、1として空き家等に関する施策の実施に関する基本的事項、2として空き家対策計画に関する事項、3として、その他空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための必要事項となっております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ありがとうございます。 それでは、特措法と指針を受けて、それぞれの自治体ごとに環境が違いますから、本市はどのような取り組みを想定できると思いますか。あるいは、すべきかと考えているか、お聞かせください。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 基本的指針においても、基本的事項として空き家等の実態把握、空き家等に関するデータベースの整理等、空き家等対策計画の策定など明記されております。先ほど答弁申し上げましたとおり、現在空き家実態調査を行い整理を進めているところでありますので、今後、庁内の連携を図りながら、法律の趣旨に沿った方向で空き家対策を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 先ほども申し上げましたように、一口に空き家と言っても、地域性、形状、面積、年代等、あるいは老朽化の程度等々、さまざまな違いがあります。そういうものをチェックリスト、またはカルテのようなものを作成し、活用できるのか、除却可能か、そういう判定をすることも必要だと思うのです。調査の考え、ありますか。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 本年度、市内全域を対象に空き家の実態調査を行い、取りまとめを行っておりますが、これにあわせて空き家台帳の作成を進めており、活用可能家屋、危険家屋についても分類を行ってまいります。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 文京区の事例で、1つとして、200万円を上限に建物除去費用を助成しますと。無料空き家相談会をやります。もう一つは、除去後、区が借り上げることなどにより固定資産税ゼロにしますという一つの取り組みがあるのです。どうも建物を壊すと、固定資産税が6割ですか、アップするから、なかなか壊せないというのが本音のようです。これを受けて、ちょっと当局のお考えを聞かせてください。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 空き家対策への取り組みとして、文京区のような対策は効果的ではあると思います。しかし、本来、建物は所有者による適正管理が原則であり、除却撤去についても所有者が行うべきであると考えております。しかし、管理責任が不明確などにより管理不全となり、結果、周囲に悪影響を及ぼしているのも事実であります。このため、今後、各自治体が取り組まれている施策を参考に関係部局との連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 空き家を持っている人、個人もいろいろ不安を持っていると思うのです。ですので、できればそういう無料相談会を受けて、管理、活用、解体など仕分けして、積極的な対応を進める必要を感じます。やはり持ち主と直接向き合って話すと。どういう気持ちでいるのか、そういうのも必要だと思うのですけれども、いかがですか。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 空き家対策については、積極的な取り組みが必要であると認識しております。このため、本年度空き家対策の基礎となる空き家台帳を策定しているところでございます。今後、空き家の撤去、空き家の再生を進めるための施策について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) 時間も押していますので、ちょっと飛ばさせていただきまして、いずれにしても、まとめますと、まず空き家の実態調査を行い、整理を進め、粛々と作業を進める答弁だと思うのです。 では、今後起こり得る話として、例えば既に老朽化が激しい危険な状況にある家屋があり、その所有者が複数いて、はっきりした住所も連絡もわからない。実際、その家屋が倒壊した場合、どのような手順を踏んで対応するのでしょうか。景観的にも周囲にも危険が及ぶとの状況の中でです。 ○議長(佐々木功君) 総務部長。 ◎総務部長(萩原雅之君) 空き家は個人資産であり、その管理は空き家所有者がみずから適切に行うことが基本でございます。空き家等対策の推進に関する特別措置法第3条及び民法第717条においても空き家等の所有者の責務について規定されております。このことから、倒壊家屋の撤去についても、関係者を特定し、その方に処理をしていただくことが原則であると考えております。しかし、放置された物件が著しく公益に反すると認められた場合については、何らかの対応策を講じなければならないことも事実であります。 市としては、空き家が老朽化し、崩壊してしまうような事態を招くことはあってはならないことだと考えておりますが、これまでは空き家に対する国の制度等が進まない中、行政として対応に苦慮している状況でございました。このような中、昨年制定された空き家等対策の推進に関する特別措置法では、倒壊等著しく保安上、危険となるおそれのある状態の家屋を初め、著しく衛生上、有害となるおそれのある状態の家屋など、法律上で定められた特定空き家に対して、行政として、取り壊し、修繕等の措置の指導、助言、また勧告、命令が可能となったところでございます。この特別措置法の施行を受け、市といたしましては、空き家対策を進めるため大変重要な位置づけとなる特定空き家を規定するための条例について、早い段階で制定してまいりたいと考えております。 また、来年度、空き家情報のホームページサイトを立ち上げるための準備を進めているところでございます。その中で、空き家の適正管理の啓発や空き家情報、支援内容、相談窓口など、どのようなメニューが考えられるかを含め、関係部署との連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(佐々木功君) 2番。 ◆2番(佐藤信次君) ありがとうございました。 せっかくなので、ここで壁田議員さんにひとついい資料をいただいたので、紹介しておきたいと思うのです。やはり文京区の事例で、空き家を区が借り上げて、どういう利用したかというと、憩いの場、ポケットパークみたいなものです。それから、そこへ消火器を置いて、万が一に備えるとか。やはり空き家をきちっと調べると、いろいろな利用価値が出てくるのです。もちろん再生も必要です。利用してもらうということも必要だと思うのです。そういう意味も含めて、ちょっとご紹介させていただきます。 今回の質問で大変成果があったなと思うのは、やはり特別な法律ができたということ、それとか指針ができたということに伴って、条例を早目に制定したいと当局から答弁いただいたこと。もう一つは、今回の地域活性化地方創生事業計画の中で空き家情報データベース化の事業1,026万円を計上していただきました。こういうことの整備が伴いました。今後も空き家の利活用のためのいろんな手続、作業をぜひ積極的に進めていただきまして、まさに日本一のすばらしい富岡というところの一つの取り組みとしてやっていただきたいなというふうに思います。私も製糸場で解説していますと、あそこのうち大丈夫かい、崩れないかいという話、するのです。これはどこと言いません。お話を聞いていただければわかると思うのですけれども、そういうことも含めて、これから積極的に取り組んでいただきたいなというふうに思います。 以上で私からの一般質問は終了させていただきます。皆様に大変お世話になりまして、ありがとうございました。 ○議長(佐々木功君) 以上で2番 佐藤議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午前11時53分休憩 ○議長(佐々木功君) ここで、昼食のため午後1まで休憩いたします。 △再開      午後 1時00分再開 ○議長(佐々木功君) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(佐々木功君) 午前中に引き続き一般質問を行います。次に、1番議員 横尾秀光君、ご登壇の上、ご質問願います。1番。                (1番 横尾秀光君登壇) ◆1番(横尾秀光君) 皆さん、こんにちは。お昼もいっぱい食べまして、眠くなるとは思いますが、今回のトリでありますので、しっかりとやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、2点について一般質問をさせていただきたいと思います。 まず1番目に、宮崎公園の維持管理及び誘客について。宮崎公園は明治20年、宮崎の富豪、鈴木城作氏が庭師に依頼して、主にツツジともみじを中心に各種銘木を収集植栽し、巨石の配置がなされ、現在の庭園の基礎をつくりました。その後、昭和30年に富岡市に移管され、現在に至っています。総面積1万674平方メートル、全園にわたる地形の起伏や南面の断崖など変化に富む園内に、当時植えられた樹齢百数十年を超すものを含むツツジ、桜等の開花する時期は絶景ですと市のホームページで紹介されています。 私は、昨年4月に現横田教育長に、宮崎公園のツツジがすばらしいから見に来たらと誘われ、後日家族とともに見に行きました。以前にも見たことあるのですが、そのとき見て、本当にすばらしいツツジの咲いている時期にこの園内に入って、大変感動しました。園内を見て回っていると、そこに現教育長が、つつじが岡公園のツツジの手入れをしていた青木先生や市の職員と3人で調査をしているところに会いまして、ツツジについていろいろ教えていただきました。この公園にあるツツジは、オオヤマツツジという、もともと西上州にあった品種で、雄しべの数が、普通は5本だそうですが、10本前後ある珍しいツツジだそうです。ほかにもヤマツツジ、レンゲツツジ、キリシマ、ミツバツツジ等約700株が植栽されているそうです。富岡市では、これからもツツジの調査を続けるのか。また、調査を続けるのでしたら、品種がわかるように、品種ごとにプレートをつけていただきたいと思っております。この2点についてお答えをお願いします。 続きまして、雪害後のハウスの復旧について。100年に1度と言われた雪害から、2月には早くも1年がたちました。施設イチゴやキュウリの生産者のハウスは、昨年夏くらいには完成して、9月には苗の定植に間に合った農家もいるようですが、まだ手つかずの農家もたくさんいるようです。また、農業生産者の解体ハウスの被覆材処理の最終受け付けも2月20日をもって終わりましたが、市内生産者の解体状況や建てかえられたハウス復旧の進捗状況はどのくらいできているのか、教えてください。また、ハウスの解体撤去が済んでいない農家がこれから解体をしたときの被覆材処理はどのようになるのでしょうか。以上についてお答えいただきたいと思います。 以上で壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(佐々木功君) 市長。                (市長 岩井賢太郎君登壇) ◎市長(岩井賢太郎君) それでは、横尾議員さんのご質問に順を追ってお答えをいたします。 初めに、宮崎公園の維持管理及び誘客につきましてお答えいたします。宮崎公園のツツジの調査につきましては、平成23年度末の文化財保護審議会におきまして、審議委員から宮崎公園のツツジは館林のつつじが岡公園のものと比較しても評価が高い。館林に次ぐ評価とも言えるというご意見や、事務局だけでなく植物専門家の委員の協力のもと、関連する資料等を集めながら、さまざまな専門家の協力を得て進めていくべきである。時間のかかる事業であり、今後検討していく必要があるとの意見が出され、始められたものでございます。なお、具体的な 答弁につきましては教育長から申し上げますので、よろしくお願いいたします。 次に、2点目の雪害後のハウスの復旧につきましては、昨年2月の雪害から、はや1年が経過いたしましたが、被災農家の復旧は、なお継続中でございます。国及び市町村は、これまでに経験したことのない農業施設への被害により国民生活への多大な影響が懸念されることから、農業施設の解体撤去に対しては、国、地方合わせて10割、また再建に対しては9割という極めて手厚い補助率となる事業を緊急に制度化し、その対応に当たってきたところでございます。 パイプハウスの再建につきましては、昨年、再建用資材が十分に確保できない中、JA及びJAの生産部組織の協力により、農産物の品目ごとに収穫や出荷作業の緊急性及び被害規模などを考慮して、再建について一定の優先度を定めていただく上で順次資材を供給するなど、現在まで効率的な対応をしていただいております。年度末になり資材確保にも見通しがついたことから、今後本格的な復旧に向けて着実な取り組みを行ってまいります。なお、具体的な答弁につきましては経済環境部長からお答え申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 以上、私の答弁とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 教育長。 ◎教育長横田公男君) 命によりまして、横尾議員さんの1点目、宮崎公園の維持管理及び誘客についてお答えいたします。 初めに、宮崎公園のツツジの調査の概要及び経緯をご説明申し上げます。先ほど市長がお答え申し上げました平成23年度末の文化財保護審議会の意見を踏まえ、事務局として調査について検討し、調査のための情報収集や資料収集を行うとともに、名勝指定を見据えた文化財調査と捉え、調査方法等につきまして、植物学専門の審議委員等との打ち合わせを行い、平成24年度の文化財保護審議会におきまして宮崎公園のツツジの調査について植物学専門の審議委員を中心に進めるということで了承されました。 平成25年度になり、ツツジの開花時期が4月ころということから、植物学専門の審議会委員1名と文化財保護課職員で宮崎公園内植栽調査の予備調査を実施し、第1回文化財保護審議会で調査経過を報告し、課題等が話し合われました。 平成26年度になり、ツツジの開花時期の春と秋に市文化財保護審議委員のほか、群馬県文化財保護審議会専門委員及び群馬県自然保護指導員の3名と文化財保護課職員とで本格調査を実施いたしました。現在も調査中ですが、ツツジの花の咲く時期が限られており、専門家でも開花していないと品種の断定ができないということもあり、調査期間も限られてしまい、時間がかかる調査となっております。 ご質問の、これからもツツジの調査を続けるのかにつきましては、今後、調査方法や調査結果のまとめ方、適切なツツジの管理、活用等につきまして調査を依頼した専門家との協議を十分に行い、引き続き調査し、平成28年度には調査報告を文化財保護審議会及び定例教育委員会に報告したいと考えております。 次に、品種がわかるプレートの表示につきましては、宮崎公園を訪れていただいた多くの方にツツジに興味、関心を持ってもらうためにも、調査結果がまとまった、できるだけ早い段階でプレートの設置を行っていきたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(佐々木功君) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(齋藤順一君) 続きまして、2点目、雪害後のハウスの復旧につきましてお答えいたします。 まず、農業用ハウスの解体の状況や再建の進捗状況でございますが、国の補助事業を活用しての解体撤去につきましては、年度内の完了が義務づけられており、2月末現在でハウスの解体撤去は100%の状況でございます。また、再建につきましては、おおむねパイプハウスは60%、鉄骨ハウスは30%でございまして、それ以外の施設につきましては繰り越し事業として対応する予定でございます。 次に、被災廃棄物の処分につきましては、国の災害等廃棄物処理事業を活用し、富岡市小沢地内に一時集積地を設置し、昨年3月29日から9月までの間、さらに12月から本年2月までの間に受け入れを行い、一体的に収集、運搬及び処分を実施してまいりました。これまでの一時集積地の設置に伴う受け入れは災害に伴う緊急的な措置であり、生活環境の保全の確保を行うため実施したものでございまして、国からその補助対象期間は1年のみと定められておりました。したがいまして、今後、被災廃棄物の解体等される農業者の皆様には、それぞれ処理施設へ自己搬入していただきたいと考えております。 農業用ビニールや農業用ポリなどの被覆材につきましては、JA甘楽富岡が春と秋に実施している農業用廃資材等適正処理事業における収集時に搬出をお願いしたいと考えております。これは、市とJA甘楽富岡が協調して行う補助事業でございます。また、パイプハウスのパイプなどの金属類は売却可能と思われますので、金属処理業者へ、水耕栽培用発泡スチロールや木材など、清掃センターで受け入れ可能な廃棄物につきましては、被害確認済み票を提示していただければ清掃センターで受け入れを行います。なお、清掃センターで受け入れできない廃棄物につきましては、産業廃棄物処理事業者に処理を依頼していただきますので、自己負担が伴いますことをご理解いただきたいと思います。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。
    ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。これより一問一答で行います。 私は、花の咲いている宮崎公園のツツジに、先ほども申し上げたとおり本当に感動いたしました。できれば多くの市民に、このツツジ、桜を見ていただきたい。また、製糸場に来られたお客様にも大勢の方に見ていただけるチャンスを与えたいと思っております。 そこで、宮崎公園の管理についてお聞きしたいと思います。先日、公園に行って見てきました。ツツジのつぼみは大きく膨らんで、今にも咲きそうな株や、一部のツツジやムラサキハナナも咲き始めましたが、これからが本当に楽しみです。散策すると、剪定した枝や枯れ木が無造作に放置されているのが見受けられました。公園の管理は造園業者に委託していると聞いておりますが、造園業者との契約内容について、また時期や期間はどのくらいまでなのか、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(佐々木功君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(田中博明君) 業務委託の契約内容は、公園内のツツジなど花木の剪定や公園内の除草、薬剤散布、施肥などを実施する契約となっております。契約期間は4月から翌年の3月までの1年間で、剪定等の作業は適宜実施することになっております。 ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。 続きまして、駐車場についてお聞きいたします。製糸場に来た観光客に宮崎公園を案内するにしても、案内板の設置しているところが余りなく、また駐車場には神成山ハイキングをする人の駐車場にもなっているため、数台しかとめられない状況になっています。また、バスで来たお客様のための駐車場もありません。そこで、公園に隣接している浄水場は今も使われているのか。また、もし役目が終わっているのでしたら、そこを駐車場として活用できないのか、ご答弁願います。 ○議長(佐々木功君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(田中博明君) 公園に隣接しております施設は水道用の施設として現在も使われておりますので、駐車場としての使用をすることはできません。 ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ありがとうございます。ということは、駐車場がこれ以上ふやせないのか。ちょっと大変なのですけれども、とりあえず次の質問に行きたいと思います。 公園への案内看板や誘導についてお聞きします。公園に行くのには3つのルートが考えられますが、いずれの入り口付近にも宮崎公園の、一部はあるのですが、案内看板がありません。旧茂木家住宅への看板は1カ所ありました。先日よく見たら、そこに宮崎公園という看板も、よく見ないとわからないぐらいの看板がありました。できれば新しくそういう案内看板ができるか、設置が可能か、お聞きしたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(佐々木功君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(田中博明君) 宮崎公園につきましては、県道菅原一ノ宮線、通称丹生新道と言われるところですが、そこからの入り口については設置がしてございます。なお、今後は観光客の推移を見ながら対応してまいりますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。 続きまして、富岡製糸場を見学した後、宮崎公園のツツジや妙義の桜や秋桜など、時期が異なる年間の花暦などの企画は富岡市にはあるのでしょうか。そして、観光客への案内が可能なのかも教えていただきたいと思います。 ○議長(佐々木功君) 世界遺産まちづくり部長。 ◎世界遺産まちづくり部長上原茂文君) 季節の花の見どころにつきましては、観光客からの問い合わせも多く、誘客の大きな力になると認識しております。市のホームページや群馬県観光物産国際協会のホームページにおきまして、季節の花と見どころを紹介しております。また、市及び広域で構成している協議会におきましても、各種パンフレットに季節の花情報を掲載し、観光案内所などで配布しているところでございます。今後も花情報を充実させ、誘客に努めてまいります。 ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。 できれば富岡市内にもあちこちにそういう花を見せてくれるところというか、公園とかがあるのですが、一般の乗用車とかで行くのでしたら、どこに車をとめてもいいというわけでもないのですが、とめて、ちょっと見ることはできます。ただ、大型バスで行ける場所というのは本当に限られているというのが、今回聞いてみてわかりました。 そこで、昨年2月の大雪で宮崎公園のツツジが折れる被害がありました。それは、カラスウリなどのつるがツツジの上に巻き上がって、そこに雪が積もったのが原因だそうです。 そこで、提案なのですが、市民の人たちにつるの駆除や花後の手入れをしてもらい管理をするボランティア会員を募り、1人1株、持ち株株主制度というのはいかがでしょうか。例えばこの株は私横尾株、その隣は横田株、またその隣には岩井株などと会員の名前をプレートに刻んで、花後の管理をお願いしてみてはいかがかと思います。そういうことをすれば、宮崎公園に来てくれるリピーターもふえるし、管理もよくなります。造園業者の人も毎年お願いしているようなので、その造園業者の人には株主になれなかった株のツツジやほかの樹木全体の管理をしていただければと思います。また、駐車場についても、観光客の推移を見て、これから考えていただきたいと思います。以上、この宮崎公園のことについては終わりにさせていただきます。 続きまして、雪害後のハウスの復旧についての再質問でございます。雪害からの復旧のため、国、県、市により9割の補助金によりハウスの建てかえをすると、パイプハウスで8年、鉄骨ハウスでは14年間は生産を続けなければいけないとされています。富岡市農協の食彩館やインショップに出荷している生産者は、60歳から70歳前後の元気なお年寄りが多いのが特徴です。そんな生産者のハウスが雪害により倒壊して、ハウスの建てかえを考えたが、後継者もいなく、築後8年間ハウス栽培を続けなくてはならないので、建てかえを諦めた農家が現在25名ほどいるそうです。雪害後、イチゴ農家は9月に苗を定植しないと、翌年の栽培に間に合わない。いち早く再建が始まり、8月には完成し、イチゴ栽培やキュウリ、トマト栽培も始まった生産者、また今パイプハウスの資材が届いて、建て始めている農家、また資材やハウス業者、工事業者の対応が進まず、いつ工事が始まるのかわからない農家が多いのも現実です。そして、耐用年数に満たないで、病気やけが等で農業ができないこともあると危惧する農家もいます。 そこで質問なのですが、もし築後7年未満で生産ができなくなった場合、どのようになるのか。市としての対応がありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐々木功君) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(齋藤順一君) 雪害の補助事業に限らず、補助事業を活用する上におきましては、国、県、市の事業を問わず、条件は付されております。この条件を満たせなくなった場合につきましては、耐用年数の残り期間において補助金の返還が求められることになりますので、ご質問の場合も原則的に同様の対応となります。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木功君) 1番。 ◆1番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。 農家は本当に若い人がやっていければ一番いいのですが、現実問題として後継者がいない農家が、私の仲間でも結構おります。みんな子供はいるのですが、仕事というか、農家にならなくて会社員となって、みんな市外に行っている人も多いのが現実です。もしそういう途中でどうしても投げ出さなくてはならなくなる農家もいるとは思うのですが、そのときに何かしら市のほうで対応していただければ、大変ありがたいと思います。 それでは、最後になりますが、雪害からの復興のため、先ほど言いましたように国、県、市より9割の補助が決定したことを被災農家は大変ありがたく思っております。ですが、一般市民と農家との補償の差が激しい、差があり過ぎると思っている人もたくさんいます。また、被災農家を支援するため、朝早くから夜遅くまで仕事をしている市職員の皆さん、そして休日にもかかわらず、ハウスの解体、そして建設やビニール張り等、農家を支えている現農協職員、特に市農政課や甘楽富岡農協営農部の皆さんは、被災直後から事務処理や農家との対応でてんてこ舞いだったと聞いております。大仕事をした市、農協の担当職員に対して、ねぎらいたいと思っております。農家も大変感謝しています。大変ありがとうございます。この場をおかりしまして、お礼を申し上げたいと思います。 それから、被災後、私は反省しなければならないと思っていることが一つあります。被災された農家の現場や営農部など、心配してくる議員の姿を見たことないと。議員は市、農協、農家の潤滑油なのではないかと、ある農家の先輩に叱られました。まさにそのとおりだと深く反省しました。私ごとではございますが、私のところもやっぱり大雪で半分ほどハウスをつぶされていましたが、大雪の後、そのハウスまで行くのに歩いていくのも大変だったので、1週間ぐらい、その道の雪を、うちにあるホイルローダーで雪かきをしました。でも、その雪かきが終わって、今度は自分の農場を見るとやっぱり愕然としましたので、周りを見ている余裕が全然ありませんでした。議員として何もしていなかったのです。近年気候や天候不順により、これから大型の台風や、また大雪被害が、近い将来、来ないとは言いません。そのときは今回の反省を教訓にして行動したいと思いました。以上で私の一般質問を終わりにします。 今回で議員をやめる方、また次に選挙に出られる方もおると思います。本当にこの4年間いろいろお世話になりました。ありがとうございました。 以上で私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(佐々木功君) 以上で1番 横尾議員の質問は終了いたしました。 △散会 ○議長(佐々木功君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、25日午前10時から開きますので、ご出席をお願いいたします。本日はこれをもって散会いたします。大変ご苦労さまでした。                               午後 1時30分散会...