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旧太田市 平成16年度予算特別委員会−03月17日-02号

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  1. 太田市議会 2004-03-17
    旧太田市 平成16年度予算特別委員会−03月17日-02号


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    旧太田市 平成16年度予算特別委員会−03月17日-02号旧太田市 平成16年度予算特別委員会        平成16年度予算特別委員会記録(第2日) 平成16年3月17日(水曜日) 1 出席委員(12人)  委員長       鈴 木 信 昭   副委員長       川 鍋   栄  委員        市 川 隆 康   委員         福 井 宣 勝  委員        井 野 文 人   委員         小 林 人 志  委員        高 橋 美 博   委員         伊 藤   薫  委員        荻 原 一 雄   委員         荒 井 昭 男  委員        白 石 さと子   委員         武 藤   泰 1 説明のため出席した者  収入役       戸 塚 清 治   企画部長       清 水 計 男  総務部長      竹 吉   弘   市民生活部長     岡 島 幸 雄  健康福祉部長    早 川 充 彦   産業環境部長     宮 本 富太郎  都市づくり部長   木 村 一 忠   土地開発部長     桑 子 秀 夫  行政事業部長    石 原 康 男   水道局長(水道事業管理者職務代理者)                                 阿久戸 征 三  教育部長      船 山 佳 之   監査委員事務局長   大久保 義 忠
     企画部副部長(企画担当)        企画部副部長(行革担当)            久保田 幹 雄              天 笠   彰  総務部副部長(総務担当)        総務部副部長(税務担当)            小 暮 和 好              富 岡 英 夫  市民生活部副部長(市民生活担当)    市民生活部副部長(生涯学習担当)            堀 江   久              滝 沢 光 栄  健康福祉部副部長(高齢者担当)     健康福祉部副部長(健康福祉担当)            毛 呂   実              小 林   治  産業環境部副部長(産業担当)      産業環境部副部長(環境担当)            高 橋   猛              清 水 正 道  都市づくり部副部長(都市建設担当)   都市づくり部副部長(土木建築担当)            浅 海 崇 夫              大 槻 重 吉  土地開発部副部長(土地開発担当)    教育部副部長(教育指導担当)            松 本 秀 夫              山 根 賢 二  農業委員会事務局長 武 正 廉 平   消防組合次長     小 川 朝 吉  企画部参事(人事課長)         市政ニュース課長   大 谷 恒 雄            金 子 一 男  英語教育特区校設立準備室長       行政経営課長     倉 上 和 裕            上 原 隆 志  IT推進課長    久保田 孝 明   総務課長       塚 越 敏 行  財務課長      竹 内 信 一   契約検査課長     金 田 正 明  市民生活部参事(市民生活部総括)    生活そうだん課長   神 山 博 史            野 村   敏  市民課長      大 槻 憲 一   太田地区行政センター所長                                 森 尻 正 光  九合地区行政センター所長        沢野地区行政センター所長            田 口 一 人              石 関   勇  韮川地区行政センター所長        鳥之郷地区行政センター所長            家 泉 喜久男              江 原 英 夫  休泊地区行政センター所長        市民生活部参事(強戸地区行政センター所長)            金 子 敏 夫              木 部 紀 江  市民生活部参事             毛里田地区行政センター所長  (宝泉地区行政センター所長)                 武 笠 敏 郎            吉 田 きよ子  スポーツ課長    新 井 俊 博   健康福祉部課長(健康福祉部総括)                                 木 村 悦 之  元気おとしより課長 前 嶋   進   介護サービス課長   馬 場 克 己  社会福祉課長    木 村 証 二   健康福祉部参事(福祉事業課長)                                 矢 島 政 充  保険年金課長    阿 藤 節 次   健康づくり課長    神 藤 幸 生  産業環境部参事(産業環境部総括)    産業環境部参事(農業政策課長)            清 水   勉              萬 年 稔 明  農村整備課長    日 野 重 夫   商業観光課長     北 爪   宏  工業政策課長    中 村   勝   環境政策課長     横 澤 義 隆  清掃事業課長    渡 邊 行 雄   下水道管理課理財係長 薗 田 安 男  下水道整備課長   大 隅 武 則   衛生事業課長     岡 田 義 久  都市づくり部参事都市づくり部総括)  都市計画課長     福 澤 善 明            板 垣 一 郎  建築指導課長    亀 井 俊 光   区画整理課長     遠 藤 俊 博  都市づくり部参事(市街地整備課長)   北関東自動車道対策課長椎 名 行 司            松 井 儀 継  道路河川課長    樋 澤 三四郎   花と緑の推進課長   佐 口 修 一  都市づくり部参事(住宅課長)      都市づくり部課長住宅滞納整理営繕担当)            大 矢 光 衛              富 岡   豊  建築課長      細 金 義 光   土地開発部参事(用地管理課長)                                 菊 地 孝 壽  土地開発部参事(用地開発課長)     事業管理課長     坂 本 公 市            土 田 隆 一  応急工事課長    藤 本 壽 男   渡良瀬緑地課長    関 根 英 雄  会計課長      久保田   徹   教育部参事(こども課長)                                 小 野 善 孝  教育部指導参事(青少年課長)      監査委員事務局次長  脇 谷 龍 三            石 原   博  消防組合財務課長   田 精 一   農業振興公社事務局長 金 谷 順 一  太田市外五町広域清掃組合総務課長    下水道管理課長補佐(維持係長)            金 井   稔              籾 山 洋 美  下水道管理課長補佐(施設係長)     総務課長補佐(法制係長)            柳   和 夫              石 井 敏 廣  財務課長補佐(財政係長)        財務課係長代理    赤 坂 高 志            久保田 義 美  財務課主任     春 山   裕   財務課主事      大 谷 美 樹 1 事務局職員出席者  事務局長      吉 田   稠   議会総務課長     塚 越   隆  議会総務課長補佐            議会総務課管理係長  板 橋 信 一  (議事係長兼調査広報係長)            荒 木 建 夫  議会総務課主任   中 島 孝 之   議会総務課主任    中 澤 文 孝  議会総務課主任   大 橋 隆 雄   議会総務課主任    田部井 伸 夫  議会総務課主任   富 岡 義 雅   議会総務課主任    尾 花 公 司            会議に付した事件 議案第 8号 平成16年度太田市一般会計予算       (歳出・4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、9款消防費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費)       (第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債) 議案第10号 平成16年度太田市競輪特別会計予算 議案第11号 平成16年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算 議案第13号 平成16年度太田市八王子山墓特別会計予算      ◎ 開     議                                      午前9時開議 ○委員長(鈴木信昭) ただいまから本日の会議を開きます。      ◎ 4款衛生費に対する質疑
    ○委員長(鈴木信昭) 4款衛生費について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美博) おはようございます。よろしくお願いいたします。145ページ、4款1項5目母子保健事業について伺います。まず、助成金800万円の内容をお願いいたします。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 助成金ということですけれども、不妊治療の助成金でよろしいでしょうか。 ◆委員(高橋美博) はい。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 子供が欲しくて不妊治療をしているにもかかわらず経済的負担を感じている夫婦に対して、不妊治療に要する費用の一部を助成し、不妊治療を受けやすくするためのものでございます。 ◆委員(高橋美博) 国・県・市の助成割合はどんなふうになっていますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) この事業につきましては、太田市の単独事業として行っておりますので、国・県の割合はございません。 ◆委員(高橋美博) 今までに、このような形で何か不妊治療の関係の助成をしていたようなものはなかったのですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) そのようなものはございません。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、この800万円は何人ぐらいを対象にしているのか、また1人どのくらいを上限に抑えているのかを伺います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 161名を予定しております。上限につきましては、1年間にかかった医療費の50%相当額で、3万円を限度として補助するという考え方です。 ◆委員(高橋美博) 初めての事業のようですけれども、少子化対策に大いに貢献できるよう頑張っていただければと思います。ありがとうございました。  151ページ、4款1項10目公害対策費について伺います。まず、鉱毒史編さん事業補助金の280万円の内容をお願いいたします。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 補助金280万円の内容でございますが、これは鉱毒史編さん委員会というものがございまして、それの運営費に充てる費用をこちらから補助しているということでございます。内容につきましては、会議費・資料費・事務費・原稿執筆・監修・編さん・印刷製本などの費用に使われております。 ◆委員(高橋美博) 現在の進捗状況はどんなふうでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 編さん委員会からの連絡によりますと、約90%ぐらいの進捗率だということでございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、いつごろ完成する予定ですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 平成16年度完成の予定でございます。 ◆委員(高橋美博) 新年度ですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 新年度でございます。 ◆委員(高橋美博) それに関連して、農用地の土壌汚染地域の今までの経過と今後の見通し等もお願いできますか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 大変申しわけないのですけれども、これは農業政策課の担当になりますので、もしできれば5款でお聞き願いたいと思うのですが、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美博) 153ページをお願いします。4款2項1目、説明4番ごみ減量資源化事業のうちの生ごみ処理槽等設置助成金363万円の経過、現状それから見通しをお願いいたします。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 生ごみ処理槽助成金につきましては、家庭の生ごみの自家処理を推進してごみの減量化を図る目的で、昭和62年から生ごみ処理槽、いわゆるコンポスターを対象に平成7年度まで推進しておりました。その後、平成8年からは生ごみ処理機とEMボカシとか、電気式の生ごみ処理機等を対象に加えまして、家庭から排出される生ごみの抑制を図り、ごみの減量化を推進してまいりました。 ◆委員(高橋美博) 処理される品物の扱いというのはどうなっていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 減量指導員によりまして、6月ごろに生ごみ処理槽の希望をとりまして、普及を図っているところでございます。 ◆委員(高橋美博) 生ごみを処理して、その処理した品物をどういうふうにまた処理するのかということなのです。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 自家処理で肥料化に役立っているかと思います。 ◆委員(高橋美博) 最近の新聞に、処理したものの処理ができないということで、コンポスターや家電製品の処理機が売れなくなってきているとか、メーカーが廃止したとかということが出ていたのですけれども、その辺はどうでしょう。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 電気式でやっていきますと、自然に発酵等が進まない部分があります。その部分については菌による処理がいいと、私も基本的には考えておりますので、そういう部分で機械式が減っているのではないかと思います。 ◆委員(高橋美博) できれば市の方で、コンポスター等で処理されたものに対応できるシステムを考えてはどうかと思うのです。私などは行ってきたのですけれども、例えば岐阜市ではある団体が生ごみを収集しまして、そこで機械で処理をして、さらにその処理したものを農家へ無料で配っているということなのです。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 大変参考になるご指摘なのですけれども、やはり堆肥というものにつきましては、動物の排せつ物だとか、あるいは草だとか残渣だとか、きのこの菌床になっているものとか、あるいは鶏ふんなど、いろいろなものを混ぜたものが一番いい形だと思われるのです。生ごみについても、総合的な形の中でどのような役割ができるのかということを検討していきたいと思っております。 ◆委員(高橋美博) 部長にコメントをお願いしたいのですけれども、これから太田市としては生ごみ処理についてどのように対応していくのか、ひとつお願いできますか。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 各家庭から出る生ごみについては、焼却場で燃やしているものと各家庭でコンポスター等で処理しているものと二通りあろうかと思います。各家庭では自家処理をしていただいているということです。今、委員が言ったように、農地もなくて、場所もないということで自家処理ができないというものについては、それを市が集めて、農地に還元するということだと思うのですが、非常にいいことかと思います。堆肥としてではなくて、有機物の土壌還元という形の中でやっていければいいのではないかと思いますけれども、それにはまだまだ課題が多く残っています。ですから、その辺も検討しながら今後の課題かというふうに思います。 ◆委員(高橋美博) それから、もう一つあるのですけれども、昨年の会派視察で人口7,000人の町へ行ってきたのですが、その町では廃食用油を1カ所に集めて、精製しまして、それで町の公用車を全部賄っているということなのです。精製すると2万リットルぐらいになりまして、お金に換算すると175万円ぐらいになるということです。それを人数割で置きかえてみますと、太田市ですと43万リットルぐらいになるのです。お金に換算しますと、3,750万円という数字が出てくる。公用車に置きかえてみますと、430台が動くということになります。太田市としても、この辺のことを何か考えに入れなくてはいけない時期ではないかと思うのですけれども、部長のご答弁か、副部長のご答弁をお願いしたいと思います。 ◎産業環境部副部長(清水正道) BDFと称するようでございます。バイオ・ディーゼル・フューエルということらしいのですが、最近、環境政策課の方で新エネルギービジョンというものを策定していますが、そういう中でも言及しています。ただ、委員ご指摘のように、単純に集めて、それをほかの燃料に交換できるというものではなくて、科学的な処理を経てということらしいのです。ですから、いろいろと資料、先進地の状況等を研究してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美博) ひとつ前向きに検討していただければありがたいと思います。終わります。 ◆委員(市川隆康) 145ページ、斎場管理運営費4,652万6,000円についてですが、太田市農協に平成13年8月に管理委託した以降の利用実績を伺います。 ◎市民課長(大槻憲一) 斎場の利用実績ということでございますが、式場の利用件数で申し上げますと、平成13年度が349件、平成14年度が492件、平成15年度が1月末現在でございますが、505件となっております。 ◆委員(市川隆康) 修繕費365万9,000円が計上してありますが、どこを予定されておりますか。 ◎市民課長(大槻憲一) 修繕費365万9,000円の内訳でございますが、火葬炉台車ブロック交換2台分といたしまして100万円、火葬炉側壁セラミック修繕3基分といたしまして81万9,000円、火葬炉レンガ修繕5基分といたしまして134万円、それから待合室トイレ壁タイル修理といたしまして50万円でございます。 ◆委員(市川隆康) 昨年9月の決算委員会で山田委員から、火葬場の冷暖房設備の改善について質疑、要望がありました。課長から、財政的な問題もありますので、その辺をいろいろまた検討させていただきたい、できればそういった設置をする方向でいければよいと考えておりますというご答弁をいただきましたが、その後の進捗状況を伺います。 ◎市民課長(大槻憲一) 火葬室の夏季の利用につきましては、一部の市民の方から非常に暑いといった苦情等も聞いております。今現在、まだ冷房化はいたしておりません。私どもといたしましては、市民の皆さんが少しでも暑くないようにそこで過ごしていただけるように、例えば天窓によしずを張るとか、そのようなことでいろいろと工夫をしてやっているのが現状でございます。 ◆委員(市川隆康) 火葬場の使用は、今後、合併により増えるかと思います。今のままでは夏の猛暑の日などは暑く、真冬は寒くて、親族の方は大変であります。火葬場に空調装置を整備して、心を込めた市の斎場になるよう望まれますが、いかがでしょうか。 ◎市民生活部長(岡島幸雄) ただいま委員からお話がありましたとおり、今後、合併等によりさらに利用のエリアが広がってくるということもございます。そういった中で、それなりの都市としてふさわしい火葬場、火葬室であるべきだと私どもも考えております。最近、派手な式場も出てきておりますけれども、人生にとって一番大事な施設だろうと思います。そういう中で、今、担当課長が申し上げましたとおり、快適と言っていいかどうかわかりませんけれども、利用される方が不快な思いをしないような方向で、今後また財政当局等と十分に話し合って、委員ご指摘の方向でさらに施設を向上できるよう努めていきたいと考えております。 ◆委員(市川隆康) 山田議員ともどもよろしくお願いいたします。  それと斎場の駐車場には不法駐車が多く、中には3年も置いてある車もあるとのことです。道を隔てた同業他社の駐車場には不法駐車がないのに、市の斎場駐車場にあるということで、不法に駐車をする人も心得ているようです。関係者以外駐車禁止の看板を掲げて、使用時間以外は門を取りつけて閉めるとかして、利用者の便宜を図ってはどうでしょうか。 ◎市民課長(大槻憲一) 駐車場の管理につきましては、今現在、門を閉めるとかといったことはやっておりません。これにつきましては、地域の関係等もございます。これから、地域の方といろいろと相談をしながら検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 第2駐車場のように門があるところと、鎖のポールが立ててあるところには不法駐車がないのです。できれば、そういう方向でやっていただければ利用者の便宜が図れるのではないかと思います。私は気がつかなかったのですけれども、ナンバーがあるから関係者かと思ったら、後ろと前のナンバーが違う車もあるということです。あるいは、疑うわけではないのですけれども、近くのアパートに住む人がいつも置いている、メーターまで確認している状況で、ときどき動くというような車が6台ありました。何とか門を閉めるような形でお願いしたいと思います。  次に、147ページ、環境美化事業で伺います。「ポイ捨て罰金3万円」の看板をよく見かけますが、ごみの不法投棄はいまだ後を絶ちません。この条例ができてから罰金3万円を徴収した件数を伺います。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 現在までありません。 ◆委員(市川隆康) それでは、あまり効果がないのかと思いますけれども、ある講演会の資料に佐賀県牛津町・久保多町の例として、ごみ捨て防止立て看板の設置がありました。大人へのメッセージを子供たちから募集し、子供たちの名前を入れて看板を作成し、地域住民への意識改革を短時間で成功させたとのことです。一例として、「捨てるなよ 汚くなるぞ 僕らの町」「大事だよ 水は僕らの命です」が載っていました。今後の環境美化運動や看板作成の参考にしていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 委員ご指摘のとおり、私どもではただいまポイ捨て防止用の看板として、先ほどの「ポイ捨て罰金3万円」のプラスチック看板、のぼり旗、それから絵看板ということで3種類の看板を作成しております。  それから、環境を守ろうポスター・作文・標語コンクールというものを小・中学生を対象にやっておるのですけれども、今、委員がおっしゃいましたような標語等が出てまいりますので、ぜひ検討させていただいて、前向きに進んでいければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いします。  次に、151ページ、公害対策事業、公害調査委託料351万4,000円について概要を伺います。 ◎環境政策課長(横澤義隆) これにつきましては、公共用水域の水質調査委託料、それから東西工業団地の水質調査委託料、ダイオキシン類の測定業務調査委託料でございます。 ◆委員(市川隆康) 先ほど同僚委員からもありましたが、鉱毒史編さん委託料鉱毒史編さん事業補助金について、これまでの経緯と鉱毒史編さんに太田市から補助した総額について伺います。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 鉱毒史編さん事業のこれまでの経緯でございますが、これにつきましては、渡良瀬川の鉱毒根絶太田期成同盟会より平成6年に陳情がありまして、平成7年度にそれを受けまして、鉱毒史編さん委員会が設置されました。その中に、県と市、渡良瀬川鉱毒根絶期成同盟会が協力して編さん事業をやりましょうということで現在まで進めております。太田市は、平成15年度末までに3,220万円の補助金を支出しております。 ◆委員(市川隆康) 私も鉱毒被害農民の一人であり、日本公害の原点、鉱毒根絶運動として戦ってきた史実を後世に伝える鉱毒史の編さんに期待をしております。  渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会板橋会長が、平成8年5月19日に田中正造大学定期講座で講演したときの資料によりますと、鉱毒史の編さんは平成10年4月を目標に上下2巻、約3,000ページとして、運動の経過と被害実態、土地改良も併記、特に公調委関係を明らかにするとあります。昭和47年3月に総理府公調委の提訴以来、既に32年が経過しました。当時を振り返って執筆をした関係者も高齢となり、完成を待たずして亡くなられた方もおります。このような状況の中で、ページ数にこだわることなく、新市に合併する前に現時点での早期刊行をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) ご質問にありますように、平成10年4月を目標にしていたようですが、いまだに発刊されていないのが大変残念です。その遅延の理由といたしまして、膨大な資料及び文献を詳細に吟味しているということのようでございます。また、鉱毒史編さんの運動の真実と背景の精度を高めたいということで、会長の方でも一生懸命やっておるようですが、なかなかというところであります。  編さん委員会によりますと、先ほども申しましたけれども90%の進捗状況だということでございます。この鉱毒史の編さんにつきましては、私どもとしましてもできるだけの協力をしております。平成16年度の完成ということですが、私どももできるだけ早く発刊してくださいとお願いをしております。できれば平成15年度中に上巻だけでも発刊できるようにお願いをしておりますので、ぜひ委員の皆さんにもご協力をお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) わかりました。私もできる限り働かせてもらいます。この項を終わります。 ◆委員(武藤泰) おはようございます。145ページ、4款斎場関係で一番下にあります土地建物等賃借料ですが、どこの土地か、建物はどの建物か、説明をお願いします。 ◎市民課長(大槻憲一) この賃借料につきましては、太田市浜町65−6、998.5平米の土地を斎場第2駐車場用地として、群馬県住宅供給公社より賃借をしているものでございます。 ◆委員(武藤泰) 建物はどれですか。 ◎市民課長(大槻憲一) これは駐車場ということですので、建物はございません。 ◆委員(武藤泰) ここに建物と明記してありますので、建物も借りているという解釈で質問をさせていただきました。  先ほどの同僚委員の質問の中で、農協に委託してから約3年ほど経っていますが、金銭的収支といいますか、委託先ということでマル秘部分もあるかと思うのですが、赤字ではないと判断してよろしいですか。黒字になっていますか。 ◎市民課長(大槻憲一) 先ほど式場の利用件数を申し上げましたように、ここのところ年々増えてきておりまして、それに従って収益の方も上がっているものと考えております。 ◆委員(武藤泰) 結局、3年経って、今言った県から土地を太田市が借りて、斎場を委託している農協に使っていただいているという状況です。総合的な委託料が3,940万円という形の中の大きな額を支出しているのであれば、この駐車場の賃借料を農協に払ってもらってもいいのではないかと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎市民課長(大槻憲一) 火葬業務、それを除く斎場の業務につきましても農協に委託をしているわけでございます。農協との関係もございますので、今後、農協の方と相談をするなりして協議をしていきたいと考えております。 ◆委員(武藤泰) 火葬業務もありますので、全額を市で負担ということではなくて、折半でという考え方もあろうかと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎市民課長(大槻憲一) その辺は、またよく農協の方と協議して検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(武藤泰) お願いします。  それから、放置自動車の件で先ほども質問がありました。私も去年の決算委員会で質問をさせていただきました。半年経った今、その放置自動車の状況をお聞かせください。 ◎市民課長(大槻憲一) 放置自動車につきましては、今現在、第2駐車場に1台、それから第3駐車場に4台ございます。このうちの3台につきましては、所有者に催告をしたり、車に警告の張り紙をしたりいたしましたが移動しないということで、警察に対応を依頼いたしました。警察の方からもいろいろ催告等をしてもらいまして、その結果、2台についてはごみ扱いとして処分してよろしいといった許可をもらいましたので、これにつきましては廃棄していきたいと考えております。  また、もう1台につきましては、ちょっと廃棄には問題があるということで、しばらく様子を見るようにといった指導も受けております。あとの2台は、2月ごろから置かれたものでありまして、今現在、張り紙をして所有者の調査等をしているという状況でございます。 ◆委員(武藤泰) そうすると、去年よりも増えたという理解でよろしいですか。 ◎市民課長(大槻憲一) 最近といいますか、2月に2台置かれたものですから、増えたという状況でございます。 ◆委員(武藤泰) 今現在増えたということですが、去年9月に質問した段階で対応はしていたのでしょうか。 ◎市民課長(大槻憲一) そういったことで、こちらでも催告をしたり、警察にお願いをしたりしておりました。  また、駐車場につきましても、そういった張り紙等をして努力していたのですが、結果的には2台増えたという状況でございます。 ◆委員(武藤泰) この放置自動車というのは簡単に片づけてしまうと、片づけてくれるのだということで、言葉はちょっと悪いのですが、またそういう不心得者が置いてしまうのです。ですから、私もここで強く、早く対処しろとは言えません。いとも簡単に片づけてくれるならということで、今申しましたように置いてしまうので、その辺で行政の対応も大変かと思います。初日に、伊藤委員も早く条例化をしたらどうかと質問されていましたが、条例化となると別のセクションに行ってしまうかと思うのですが、全体的に考えてその辺についてどうですか。  先ほどの中で、警察がごみとして判断するにはどのくらいの期間がかかるのですか。 ◎市民課長(大槻憲一) 道路交通法の関係ですと、90日ぐらいということで聞いております。それが一つの基準になっているかと思います。 ◆委員(武藤泰) 何カ月でという規定はないのですか。3カ月ということでよろしいですか。 ◎市民課長(大槻憲一) その辺の確かなことは聞いておりませんで、いずれにしても今回、警察にお願いして処分の結果をもらったという状況でございます。 ◆委員(武藤泰) これは斎場のことだけではなくて、自治体として何らかの方法を考えていくべきだと思うのです。条例ということで大変難しいと思いますけれども、その辺のコメントをどなたかからいただければと思います。 ◎市民生活部副部長(堀江久) 私の所管は、行政センターも含めて各施設を持っております。そうした中で、斎場だけではなく私どもの施設の中に置かれている車もあります。そうしたこともありまして、伊勢崎市では条例を制定したようですけれども、条例制定をしましても罰則規定がなかったということで、引き続き置かれたという状況もございます。そうした他市の例も参考にさせていただきまして、また関係各課で協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(武藤泰) 先ほどのポイ捨てで罰金を取ったことがないといこともありましたが、ただ啓蒙としては大変重要なことだと思うのです。太田市も条例化をしましたというだけでも、放置自動車が少なくなるのではないかと私は判断するのですが、ぜひその辺を早急に検討していただきたいという要望を出して、この質問を終わります。  次に、147ページ、狂犬病注射事務委託料とありますが、登録してある犬の頭数に対して注射をする頭数は100%に近い状況ですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 委員がおっしゃいましたように、そのように持っていきたいのですけれども、多少の食い違いが出てございます。 ◆委員(武藤泰) 数としては結構残っていますか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 登録数というのが、移動したり、死んだということがありますので、一概に全部が注射をしているかどうかと言うのは難しいのですけれども、登録数の約90%ぐらいしか注射をしてございません。 ◆委員(武藤泰) 最近のエフエム太郎で、狂犬病の注射がありますという内容の放送がされて、多くの市民の方には知っていただくように努力はしていると思うのです。難しい数字ではあると思うのですが、ぜひ100%に近づけるように努力していただきたいと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 登録をしているすべの方には、注射がありますよということではがきを出します。それから、広報、またエフエム太郎等を通じて周知をしますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(武藤泰) ぜひ努力をお願いいたします。
     次に、149ページ、環境衛生費の太陽光発電システム導入促進事業奨励金、太田市で新年度から予定している奨励金制度だと思うのです。現在、国だけの奨励金が出ていますが、その奨励金で現実に設置している数というのは市でわかりますか。増えているかどうかということです。 ◎環境政策課長(横澤義隆) この太陽光発電システム導入促進事業奨励金につきましては、平成16年度からは環境政策課より出すわけですけれども、現在、建築住宅課の奨励金とともに出しております。その数なのですが、1月末現在で19件ほど出ているようです。この数につきましては、着実に増えているというのが現状でございます。 ◆委員(武藤泰) 自治体が公共施設などに太陽光発電を利用した設備を設置する場合、国からの奨励金が自治体に来るという制度はあるのですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) これにつきましては、個人申請もあるのですけれども、業者の方が国に対する太陽光の補助金申請をしているようでございます。ですので、補助金制度はありますけれども、個人というよりも業者がしているということでございます。 ◆委員(武藤泰) ですから、仮に太田市が公共施設に設置した場合に、個人ではなくて自治体に対して国からあるかどうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) それはございません。 ◆委員(武藤泰) 国からはないという答弁をいただいたのですが、今年1月1日、10日合併号広報おおたに、この奨励金のことで「太陽光のまち・おおた」といううたい文句で記事が掲載されていました。特にPal Town城西の杜では、太陽光のNEDOのことで無料でというように、あれだけ推奨している中で、あの土地開発公社の土地の中に太陽光を利用した街路灯を何基かつける予定ですか。土地開発公社の関係で聞きたいのです。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) Pal Townで進めております事業ですけれども、現在は太陽光を設置しておりません。今後も設置する予定はございません。 ◆委員(武藤泰) これだけ太陽光のまちを唱えて土地を販売して、建物に太陽光発電をつけているのですから、あのまちの中に1つでも2つでもつける努力が必要だと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) 確かに委員がおっしゃるとおりかと思いますけれども、現在の太陽光の設置費並びにその後のメンテナンスを考えていきますと、当然単価が高くなるということになります。単価が高くなるということは、そのまま分譲地を買う方に転嫁されるということでございます。  例を申し上げますと、街路灯に太陽光を1基設置いたしますと約130万円かかります。起きる電気が35ワットぐらいです。私どもが街路灯として設置しているものにつきましては、約47万円ぐらいで、電気の明るさも220ワットということで、その照明度から考えても当然違ってきますし、まちの防犯面から考えても今の街路灯設置の方がよろしいのではないかというふうに考えております。 ◆委員(武藤泰) メンテナンスとか、いろいろ高くなるということですと、今つけている人はどうするのですか。今後のことを考えた場合、そういった意味からしてだめだと言われると、これは大変なことだと思うのです。南口には2灯つける予定でいますが、そういった点で私はちょっと合点がいかないのです。太陽光は世界一だということを言っているのであれば、せめて1灯でも2灯でも、これが太陽光を利用した街路灯ですよというものが必要ではないのかと思うのです。  ちょっと違う分野で申し上げますけれども、各行政センターが新しくなったり、新しくしようとしています。現在建設中の太田地区の行政センターでも検討してみるとか、さすがにリサイクルプラザは太陽光を取り入れていました。そこで提案なのですが、団地とか公共施設に1灯でも2灯でも街路灯をつけるということでスポンサーを募集してみたらどうですか。太田市の総合的な施策として考えていくという観点から、どなたかご答弁をお願いします。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) 私どもが所管する団地の立場でご答弁させていただけるなら、やはり環境に優しいエネルギーということから考えていけば、委員のおっしゃる内容かと思いますけれども、例を挙げていただきました看板等の設置につきましては、街並み全体を考えた中での環境ということもあり得るのではないかというふうに思います。一般的な街路灯の中でそういうものを設置して、例えば南口のところに設置して看板をつけるということとは多少意味的には異なってくるような感じがいたします。 ◆委員(武藤泰) スポンサーといっても決して看板をつけるということではないのです。協力設置に対して、こういう状況でやりますのでということで、民間あるいは企業からスポンサーを募集する。太陽光発電も向こうから来たわけでしょう。そういう製造をしている会社に、1灯や2灯は協力してもらえるのではないかと思います。ここにも資料がありますけれども、岐阜県のようにそういった形で協力していただいて設置している場所もあるのです。その辺はもう一度考えていただくということで、答弁をお願いしたいと思います。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) 確かに先ほど言いましたように一つの形かと思うのですけれども、やはりスポンサーがつくわけですから、名前を出さないで太陽光だけを設置するというのはなかなか難しいところもあるだろうと思います。看板を出してそこに1本つけるという意味が、どれだけの効果があるのかということも考えていかなくてはならないと思うのです。これは私の持論ということです。 ◆委員(武藤泰) 私が言うのはまた違うのですが、この太陽光発電は何々という会社からですとプレートに書いて張りつける、そういうことを意味しているのです。その辺で、今、言ったようにそれでは宣伝効果がないとなればスポンサーとして協力はできないという形になってしまうのでしょうけれども、市を挙げて太陽光発電のまちをうたっているわけですから、その辺で何とか協力していただけるよう努力してもらいたいと思います。  これからつくろうとしている行政センター、あるいは今、工事中のところについては、太陽光についての関心はありますか。 ◎市民生活部副部長(堀江久) 宝泉行政センターを平成16年・17年度の2カ年継続で建設する予定でございますけれども、宝泉行政センターにつきましては昨年6月に設計が終了しています。また、予算につきましても、今回、提案しているところでございまして、そういった状況から大変厳しい状況にありますけれども、研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(武藤泰) これからつくろうとする公共施設、あるいは既設の場所にも太陽光発電を利用していただきたい。いろいろな資料を見ても、ランニングコストは逆にかからないで済むのではないかと思うのです。先日も経費節減ということについて光熱費の問題で質問しましたけれども、そういった観点からぜひ設置の方向に向けて努力してほしいと思います。太陽光は、いろいろとお金がかかるのだという先ほどのような答弁をされることがないようにお願いしたいと思います。環境を主体に考えたことですから、ぜひこれは推奨していくべきであるし、ISO14001の認証取得をしている当市にとっては大変重要な問題だと思いますので、質問をさせていただきました。総合的に総務部長から答弁をお願いいたします。 ◎総務部長(竹吉弘) 我々の置かれているスタンスは、太陽光発電を促進しているという立場にあると思います。そういう意味では、リード役という立場にあるかと思います。費用・コストといった面は度外視して、そういった方向をとっていくことが我々の置かれた位置なのではないかと認識をします。 ◆委員(武藤泰) 155ページ、ミックスペーパー回収処理委託料のことについてお尋ねいたします。この事業を始めて何年ぐらい経ちますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今年で3年目でございます。 ◆委員(武藤泰) 今、このステーションは何カ所ぐらいありますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 詳しい数字は手元にないのですけれども、50数カ所です。 ◆委員(武藤泰) 当然、回収量は増えているのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 経過を申しますと、平成13年度に市内モデル地区ということで九合で実施したわけですけれども、その年が7,200キログラム、平成14年度はちょっと拡大して九合・宝泉ということで2万世帯を対象にいたしまして1万6,530キログラム、平成15年になりまして7月から太田市全域で実施したということもあり、3月までの推計ということで8万キログラム、当初からすると約10倍ぐらいになっております。 ◆委員(武藤泰) 10倍というすごい数字になったと思います。回収する箱がメッシュのものと、うちの方の総合ふれあいセンターですとプレハブになっていますけれども、2種類の方法でやっているという理解でよろしいですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) その前に訂正させていただきます。ちょっと勘違いをいたしまして、拠点箇所は11カ所ということで、行政センターで回収をしております。失礼しました。  入れ物なのですが、予算等の都合がありまして、鉄柵の中にミックスペーパーの袋を入れまして、その上にビニールシート等で防水を施している簡易な施設のところと、何カ所かはプレハブのスタイルで行っているところがあるというのが現状でございます。 ◆委員(武藤泰) プレハブなら雨でも大丈夫だと思うのですが、メッシュ式だとどうなのかわかりませんが、ミックスペーパーは雨にぬれても大丈夫なのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 業者の方では大丈夫だということなのですけれども、やはり紙ですので破れたり、飛散したりということがありますので、そのところについてはビニールシートで覆いをかけて防水をしております。 ◆委員(武藤泰) それでも完全とは言えないわけであり、本来はぬれない方がいいわけでしょう。どうですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 扱いやすいという点からも、その方がいいと思います。 ◆委員(武藤泰) 今後、考えていく予定がありますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 財務課とよく相談しながら、効率のよい方法で対応していきたと考えております。 ◆委員(武藤泰) 今後、この事業は拡大していくと思うのですが、どのように考えておりますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 家庭から出る紙というものが多いわけなのですが、その中のミックスペーパーにつきましては、うちの方でお配りしているミックスペーパーを入れる袋が8キロぐらいになるのですが、大体の家庭で2袋ぐらいなのです。それを計算しますと、5万数千の世帯で1,000トン弱がミックスペーパーで出される最大と見込んでおりますが、やはり30%ぐらいを目標としてやっていきたい。それは大体300トン弱となります。来年につきましては、120トンぐらいの目標で取り組んでいきたい、また将来的には300トンを目標にやっていきたいということで、事業はこのまま続けていく予定でございます。 ◆委員(武藤泰) 小学校5校でISOのモデル校としてやっていますけれども、その辺はどうですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 個人的な意見もあるのですが、子供のランドセルとか、かばんの中に数枚でも結構なのですが、家からミックスペーパーを各学校等に持ってきてもらった中で、学校の方の対応になるのかと思いますけれども、クラスの中にミックスペーパーの袋を入れておいて、それがいっぱいになったら違う袋を入れる、私どもとしてはそういう部分があればどんどん応援していきたいと考えています。そういうことでさらにミックスペーパーの回収量が多くなると考えていますので、関係課と協議しながら進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(武藤泰) ぜひお願いします。大変長くなってすみませんでした。終わります。 ◆委員(伊藤薫) 149ページ、4款1項6目になります。先ほど同僚委員が質問いたしまして、私と同じ考え方を代弁していただきましたので、あまり言うこともなくなったのですが、太陽光発電システム導入促進事業奨励金ということが新規事業の中で予算計上されています。この関連になりますが、庁内に発電システムがありますけれども、3年間の実績をお聞きしたいと思います。 ◎財務課長(竹内信一) さかのぼる形になって恐縮ですが、平成14年度が2万498キロワット/時になっております。それから、平成13年度が2万215キロワット/時、平成12年度が1万8,549キロワット/時になっております。 ◆委員(伊藤薫) 庁内における全体の発電の割合はどのくらいになりますか。 ◎財務課長(竹内信一) 平成14年度が0.8%、平成13年度が同じく0.8%、平成12年度が0.6%となっております。 ◆委員(伊藤薫) CO2削減にはあまりにも遠いシステムかという感じはいたしますけれども、この表示はどこにありますか。 ◎財務課長(竹内信一) 太陽光発電の表示パネルは、南玄関から入ってすぐのところの階段を上がっていただきまして、2階突き当たりのフローリングのコーナーになっております。 ◆委員(伊藤薫) 太田市はISOのまち、そしてまた太陽光のまちということで、かなりPRをしているのです。2階のフロアというご答弁ですが、前回の決算委員会ではもう少し市民が出入りするところに置かないかということを提案したと思うのです。そのときに検討しますということになっているかと思うのですが、議事録を見てください。それで、いまだに2階にあるというのはどういうことなのですか。真摯に受け止めていないではないですか。どこを検討しているのですか。だめですよ、委員が質問したときに検討しますと言ったら検討しなければだめですよ。まだ2階にあるというのは何事ですか。 ◎財務課長(竹内信一) 前回、決算委員会のときにご指摘いただきまして、その折にもお話しさせていただきましたが、移転しようとすると100万円ほどかかるということで、次善の策といたしまして庁内を見学する人たちの集まる場所ですとか、あとは総合案内に周知しまして、もしそういう見学者がいれば案内をするとか、誘導するとか、そのような形で対応させていただいておるところでございます。 ◆委員(伊藤薫) 見学者に見せるとか、そういうサービスではだめなのです、行政というのは。行政サービスというのは、毎日、不特定の人が入ってくる庁舎の出入りする1階に置いて、皆さんに常時見ていただくということなのです。発電容量は少ないですけれども、太陽光のまちということをうたっている太田市が、そのように隅の方に表示しているということではだめです。しかも、決算委員会で検討しますと言っていて、何ですか、この予算の中で100万円とは、100万円だったらやるべきです。  これはちょっと道が外れますけれども、BBCOの問題もそうでしょう。2億四千四、五百万円もかけておいて、3,200名ぐらいの人間を対象にしている。行政サービスというのは、15万人を対象にする、そういうところにあると思うのです。皆さんは真摯に受け止めていない。委員は、必要性があり、代弁しているのですから、そういうものはちゃんと受け止めてやるべきなのです。いまだそこにあるとは何たることですか。 ◎総務部長(竹吉弘) 今もお話申し上げましたように、促進奨励という意味は太陽光の中に持っていますし、最初に私どもの庁舎をつくった中で設置をしております。そういった観点から、これからの啓蒙とか普及とかも含めまして、最も効果のある場所を考えたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) これは、決算・予算委員会で強調しているものです。特に予算全体から見たら100万円の支出は何とかなるのではないですか。総計予算の中で、いろいろな新しい事業には大きな金がかかるのです。3役の報酬は下げる、管理職の報酬も下げる、議員の報酬も下げる、そんな小さいことを削って、「爪で拾って箕でこぼす」という予算ではだめなのです。こういうところに、光を当てなければだめなのです。大きいプロジェクトばかりやって、新聞報道で太田市を宣伝してもだめなのです。それでは、太田市を本当に品格の高いまちにはできません。強く要望しておきます。コメントをお願いします。 ◎総務部長(竹吉弘) 基本的には、委員が言われるように非常にまじめで真摯にやっていますので、その辺は誤解をいただきたくないと思います。委員会でそれぞれご指摘を受けた部分については、時間の長短もあるかと思いますが、事によっての対応ということで、前回の決算委員会で今のたったそれだけのことをということでお怒りになられたのでしょうけれども、そういった意味合いでは、先ほども申し上げましたように最も効果的な普及・啓蒙、あるいはそういったことが活動として生きるように我々も考えたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) 部長の答弁は理解しますけれども、やはり我々が意見を言って、前進的な答えが出てくれば、それなりの対応をしてくれるということが、我々から見れば真摯に受け止めるということだと理解するわけです。その辺を十分理解していただきまして、今後も対応していただければと思います。  先ほど同僚委員からも、宝泉行政センターにも太陽光を利用したらどうかというお話がありました。この問題については、宝泉議員団が要望を出していたのです。それにもかかわらず予算がなくてだめだということなのです。今、言ったように、予算というのは計上するものです。冒頭にも言いましたけれども、増やしてみたり減らしてみたり、そうやって予算をつくってあります。だから、ISOのまち、太陽光のまちという太田市の姿勢、アイデンティティーを持ったまちづくりを考えるとすれば、行政センターなどの公共のものにそういうものをやらなければ、単に城西の杜の分譲に拍車をかけるために、売りやすくするために、インパクトを強くするために、やるように見られてしまうのです。ところが一般にもこれから予算を出すということで、少しは気を使ってくれているのかというところはあるのですけれども、本来であれば公共をまず率先する、模範を示すという姿勢でやっていくのが行政ではないかと思うのです。どうですか。 ◎総務部長(竹吉弘) そういう意味で、リード役であることは認識をしなければならないと思ってはおります。ただ、ただと言うと語弊があるかもしれませんが、私たちの予算と国の予算を比較してみると、何が一番違うのか。国では運営するための費用、運転資金を国債で調達するということがあって、それが30兆円から36兆円ということで、任意に財政規模を維持する、あるいはサービスするために国債を発行することができるわけです。地方については、市債というものが歳入の中の一つにありますけれども、それを調達するのは事業のハード部分に限ってのことであって、これがまた適債かどうかということがあるわけです。結果、国が何を残したかというと、これは天文学的な数字だと思いますけれども、400兆円を超える膨大な借金に対して、国ははっきりしたこれからの返済計画を多分明示できていないままだと思うのです。  ところが、我々地方の予算の中では、割とシンプルなのですけれども、元金償還額以内の借り入れにするということを打ち出しているわけなのです。そうしますと、絶対に今持っている借金より増えていかないということなのです。それで、臨時財政対策債だとか減税によるそういったものは、私たちの意思で決めたことではなくて、国が決めたことによってその分を借金でやるということの部分を除いて、我々が元金以内の借り入れをすることによって、平成12年から今年の15年までの4年間に60億円の公債残高を減らしてきているわけです。ですから、そういった意味合いで先ほどの建物全体でリード役は担いたいのですけれども、その部分に充てるものが現実的に生み出せないという苦しさが財政担当の中にはあるわけなのです。その辺だけは、伊藤委員の力強い言葉に対しても、我々も力強くその辺はご理解いただきたいというふうに思っています。 ◆委員(伊藤薫) それは私も承知の中で発言しているのです。要するに、ISOのまち、太陽光のまちという大きなテーマを掲げているわけです。この観点、視野に立って、これを中心に考えて発言をしているのです。予算のことにつきましては、私も多少なりとも理解しており、理解した中で質問をしているのです。予算ですから、どこかを削ったりして工面すれば、特区にも20億円からの金を出すのでしょう。そういうことを考えれば、少しはできるのではないかという我々の考えがあるのです。  太陽光というのは、全国でも非常に注目されているのです。我々が全国を回ってみると、太田市というと太陽光、ISOで通っています。そのまちが公共物に太陽光を使っていない、予算面ではそういうことになるかもしれないけれども、やはりそういう姿勢を示してもらうということが大事なのではないか、私はそれを言っているのです。太陽光については資源が無限大です。先ほども同僚委員が言いましたけれども、知恵を絞ってということになると思うのですが、イニシャルコストがかかっても、ランニングコストはそんなにはかからないのではないかと私も思っているのです。  ですから、宝泉行政センターについては、設計が終わったなどと言っていないで、まだつくっていないのですから、ちょっと頭をひねってもらって何か考えてもらいたいと思うのです。これは、うちの方の議員団全部の声です。 ◎市民生活部長(岡島幸雄) 宝泉行政センターの移転の関係でお答え申し上げたいと思います。先ほど副部長の方からご答弁申し上げましたが、現状についてはそういう状況にございます。また、伊藤委員また宝泉の議員団の皆さんからそういう声があり、陳情を受けているということも承知して、内部では検討させていただきました。そういう中では、環境に配慮ということもございますけれども、空調設備については天然ガス化だとか、そういう方向でも設計を行っております。  お話の中では、公共施設全体というお話ですので、新エネルギービジョンを作成したところの中で、公共が果たす役割というのは当然あろうと思います。まさに伊藤委員の話のとおりだと思います。行政がそういう環境施策を奨励していくのも当然の役割だと認識しております。今回の予算の中で、宝泉行政センターについては6億5,840万円という非常に大きな予算を配慮していただいております。今後、事業を執行する中で、先ほど副部長も申し上げましたけれども、環境の方によると国からの補助等はないということですけれども、私どももさらにその辺を詳細に調査して、いろいろ考えて、限られた予算を事業執行の中で有効に使えるようにさらに研究してまいりたい、そのように考えております。 ◆委員(伊藤薫) 宝泉のみならず、新しくできる施設についても大事かと思います。宝泉行政センターが一番早く始まるかと思うのです。ですから、宝泉が発信のもととして、大きな声で発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(井野文人) 149ページ、今、同僚委員が何人も既に質問されている太陽光について、少し別の角度からも含めて伺いたいと思います。去年12月議会で太田市は一般市民の住宅の新増築にかかわらず制度を導入したわけです。調べてみますと、食料の自給率が4割を切ったということで話題にはなるけれども、なかなか有効な手が打てない中で、エネルギーの自給率というものを数字的に見ますと、わずか5.6%です。日本の場合には、かなり原子力に依存してきたわけですけれども、原子力もいろいろと安全性とか問題がある中で、自然エネルギーを有効に使おうということで太田市が1,800万円を導入したというのは一応評価できると思いますし、私たちも条例案に賛成しました。  ところが、国の予算を見てみますと、去年までの補助金額が2004年度の中ではむしろ減らされているのです。これは国がエネルギー対策の中で原子力とか省エネ対策やバイオマスなどに予算を配分して、太陽光発電に十分に光を当てていないということがあります。たまたまPal TownはNEDOの特別プロジェクト事業の中で光が当てられているわけですけれども、市民全体で見ますと平成2年度で4万3,000件、平成3年度で5万件弱ということです。  そこでお尋ねしたいわけですが、1,800万円ということは補助の対象がキロワット当たり10万円と記憶しておりますので、180キロワットの設置ということになると思うのです。3キロワットとか4キロワットの1住戸当たりで考えますと、五、六十世帯ということになるわけですが、これを超えた場合の予算措置は現在ではどう考えていますでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) この予算措置につきましては、前年度件数を見まして、それ以上の枠を見積もりさせてもらっています。これを超えた場合には、不公平が生じないように補正対応をしようと考えてございます。 ◆委員(井野文人) 今年度の国の予算が、太陽光の部分だけを見ますと減らされて、バイオマスの方にかなりシフトされているので、ちょっと問題があると思うのです。ちなみに、2010年度までの太陽光発電が全発電量のどのくらいの比率を占めるかという目標が国レベルでは1.35%ということで、非常に小さい数字ですが、それでも今のテンポで行けば到達は難しいということです。しかも日本の場合には、RDFのような焼却エネルギーを使った発電も含んで新エネルギーというとらえ方をしています。ちなみに、ドイツの2010年の目標が12.5%、日本の10倍近くになっています。そういう意味では、地方からも発信して、新エネルギーの有効活用という面では、もっともっと声を上げていく必要があるのではないかと思います。  それから、先ほどの同僚委員の質問の中で、業者の方からNEFという別の団体で予算枠を持っている、ここら辺がよく知られていないのではないかと思うのですけれども、それとあわせて市の助成制度を十分告知していく中で、もっと件数を増やすという考え方はどうなっているのでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 件数的には、太陽光のまちということで標榜いたしておりますので、私どもでは、できる限りの予算措置を要求したいと考えております。 ◆委員(井野文人) ちょっとほかの場所で質問できませんでしたので、Pal Townも関連して伺っておきたいのですが、NEDOの計画では440戸と聞いておりましたけれども、最終的に無償で提供される戸数をどのくらい見ているのかということをまずお尋ねしたいと思います。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) 当初の予定は400戸という数字です。それで、国の予算確定がされておりませんけれども、最終的にはPal Townの方には600基つけたいというような話は聞いております。 ◆委員(井野文人) それから、本市の事業ではないので全体像がなかなか見えませんけれども、前回、本会議で質問をさせていただきましたが、現在、住宅団地の場合、オランダで501戸というのが世界最大規模と言われているわけです。緯度が日本よりも大分高いオランダということで、日照条件などがかなり悪い一つの団地で、年間130万キロワット/アワー以上の発電をしているという数字が出されているわけです。Pal Townの目標とか計画というのは市民の間ではあまり知られていないのですけれども、プランの段階で結構ですが、どういう目標でされているのでしょうか。 ◎土地開発部長(桑子秀夫) 全体で何キロワットというのはわからないのですけれども、一般的に戸建てで考えますと、大体3キロから4キロワットですから、4キロで計算して600戸でいったときには、それを掛けていただければ大体の数字が出てくるだろうということです。全体的にはちょっと数字を持っていませんで、申しわけありません。 ◆委員(井野文人) 153ページ、衛生費の4項目にあるごみ減量化に関連するところですが、家電廃棄物回収運搬委託料ということで198万2,000円が出されております。これは法律が導入された当初から私は幾度か質問させていただいておりますが、金額が増えてきているように思うのです。当初は、法の定着とともに不法投棄は減るのではないかということでした。この約200万円は、冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機の4品目を市が代行して回収する費用と理解するわけです。3年目になると思うのですが、この間、家電4品目の不法投棄の数の流れをちょっと教えてください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 手元に詳しい資料がないのですけれども、現在、テレビにつきましては100台、冷蔵庫も100台、洗濯機も100台、エアコンは30台という形で、横ばい、もしくは微増ということになっております。 ◆委員(井野文人) これは本年度の実績見込みでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そうです。 ◆委員(井野文人) では、歴年の数字を後で示してください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい。 ◆委員(井野文人) それから、これはごみステーションのあり方といいますか、私どもの岩瀬川の事務所のところなどは持っていかれた後、またしばらくすると冷蔵庫が立っているのが見えるわけです。先ほどのポイ捨てではありませんけれども、市としてはこれをどうやって減らしていこうと考えているのか。価格の中に転嫁しない限り絶滅しないという個人的な論があるのですけれども、行政としては減らす方策をどのように考えていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 大変難しい問題なのですが、やはり地元の監視の目というのも大変貴重な部分がありますけれども、相手がいるということもあります。法を犯す人というのが、割といい人ばかりではないと思われるところがあるので、警察と環境政策課の方でよく協議しながら、その都度対応しているというのが実情でございます。 ◆委員(井野文人) この処理手数料が今、ユーザーに課せられているわけです。洗濯機の2,400円から冷蔵庫の4,600円までそれぞれ種類がありますが、198万2,000円でこれをやりますと、平均が3,000円ぐらいとすると台数的には600台ぐらいという予算にもとれるのです。運搬車両の費用とかもあるのでしょうけれども、減らすための方策をぜひ工夫していただくか、私の持論から言えば法を変えて、価格に織り込むという方法しかないと思っているのです。台数的にはどのくらいを考えていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 資料が届きましたので、お話しさせていただきます。平成13年・14年の経過につきましては、平成13年が総合計で300、平成14年が総合計で329、内訳については、テレビ・冷蔵庫・洗濯機が約100前後、エアコンが30弱という量でございます。  それから、先ほど委員ご指摘のように、本当になくすためには法改正とか、家電4品目という形の中で対応していただくのがいいのではないかと私個人的にも同じように思っております。 ◆委員(井野文人) 155ページ、4款2項2目ごみ処理費の中の灰溶融炉の問題ですが、これももう1年かけて実証するということでお聞きしておりますが、その中で2点ほど説明を受けたいと思います。第三者機関の評価ということで、恣意的に導入とか、ノーとかの判断をしないようにということで私たちも求めてきました。1,000万円の委託料ということになっていますが、理解できる金額を超えているように思いますので、どんな作業なのかということをまずお聞かせください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 確認運転のために既に確認書等が作成されたところですが、予定では365日を対象に専門家によってその部分を現場と机上で計画してもらうという形の中で、コンサルタント業者に委託する予定でございます。これも第三者機関ということで、私的な感情等が入らないプロフェッショナルな人の判断を求めるためのもので、日数によりまして多少変化する金額でございます。 ◆委員(井野文人) 委託先の企業名と、年間を通してということになると専門スタッフが配置されるということになるわけでしょうけれども、何人ぐらいが配置されるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これから仕様書を作成して、委託業者の選定などをやるわけですが、チーフとサブと外業がほかに2人の計4人、それと内業作業のスタッフという予定で考えております。 ◆委員(井野文人) 次に、そのすぐ下に溶融炉実証運転負担金1億3,000万円が計上されていますが、これも昨年の中間報告では90日の連続運転ということで、なかなかコストダウンにならないという状況をお聞きしました。本当に導入を決めるということから言えば、半年間、180日連続運転で、盆・正月以外は止めないというような、溶鉱炉や長期航路の船のように連続運転が前提にならないと、それが可能にならないと安定したスラグもできないし、コストも下がらないという見方をしております。一定の補修なり、実証運転をするための負担金というのはわかるのですけれども、1億3,000万円というのは結構大きいお金だと思いますので、この負担金の中身がどんなことに使われようとしているのか、お聞かせください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) この1億3,000万円につきましては、溶融炉の補修費とか運転費とか用役費とか諸経費というものを含めて、小山市のメルテックでは1トン当たり4万3,050円という単価が示されております。我々もこれがいいものだという確認をするために、処理費用と同等、それ以下ということであれば確認運転をさらに長く続けていきたいと考えております。 ◆委員(井野文人) 今の小山市のメルテックというのは初耳でよくわからないのですけれども、従来、小山市の例によれば約4万3,000円がトン当たりの単価というふうにお聞きしていますが、そのことでよろしいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 民間の溶融処理委託先です。 ◆委員(井野文人) 確認ですが、これは2つのプラントがあるわけですけれども、両方を同時に稼働させるという前提で進めていただいていると思うのですが、それでよろしいですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今のところ、その予定でございます。 ◆委員(井野文人) それから、質疑の中で再々出てくるのが飛灰の処理と扱いの問題が現実的にはあって、飛灰があるなしで大分処理の技術グレードが違うというような答弁もいただいております。結果は、安定したスラグ、安くできるスラグということになると思うのですが、その問題は今回どのように扱われるのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) よいスラグのために飛灰が入らない方がいいという検証が得られておりますので、さらに品質基準等を検討して、格の上がった基準をつくりたいと考えております。 ◆委員(井野文人) 今のコンサルへの委託の問題と実証運転の評価は、稼働するときになったらぜひ議会の方に報告をいただきたいと思います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 動き始めましたら、逐次報告させていただきたいと思います。
         ◎ 休     憩                                      午前10時28分休憩 ○委員長(鈴木信昭) 暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前10時50分再開 ○委員長(鈴木信昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(荻原一雄) 143ページ、4款の中ほどに看護師養成所運営費補助金とありますけれども、これについて説明をお願いします。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 太田市内にある3つの看護学校に補助している金額でございます。 ◆委員(荻原一雄) 各行政センターへ派遣している看護師に関係があるのですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 行政センターの看護師とは関係なくて、看護師の免許を取るための学校に出している補助金でございます。 ◆委員(荻原一雄) それでは、各行政センターに保健師を派遣されていますが、何名ぐらいずつ派遣されているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 各行政センターに2名ほど配属されております。 ◆委員(荻原一雄) 各センターでは、どのような事業をされておるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 母子保健事業、老人保健事業にかかわる事業、基本的には乳児の相談、健診、それと成人病につきましては、相談ですとか検診関係すべてを行っております。 ◆委員(荻原一雄) 各行政センターごとに特別にやっている事業というのはありますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 基本的には、太田市民に平等に事業を行うということから、統一した考え方の中で保健事業を行っております。 ◆委員(荻原一雄) 各行政センターによって違うと思うのですけれども、成人の方や母子の方々からいろいろな相談を受けているということですが、どのようなことをやっているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 一つの例で申しますと、太田地区については「健康広場」というような成人向けのタオルを使った体操ですとか、九合については、母子を対象にした「もぐもぐランド」という離乳食をテーマとした事業、9地区でそのような形で事業を行っております。 ◆委員(荻原一雄) 沢野地区も同じようですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 沢野地区につきましては、特に教室として離乳食教室というものをやっております。その他としては乳児相談、そのほかに成人病検診に伴います訪問ですとか、相談といった全般的な業務を行っております。 ◆委員(荻原一雄) 年間通してとか、毎月とか、何回くらい、どのように実施しているのですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 年間を通して計画をしておりますので、どの月に何をということではなく全般的にすべてのことをやっております。 ◆委員(荻原一雄) 147ページ、1項保健衛生費、環境企画事業のところでお聞きいたします。先ほども出ておりますけれども、本市では環境企画事業の重点施策としてエネルギーを利用したまちづくりに取り組んでおり、特にPal Town城西の杜をはじめ、市内全戸を対象に太陽光発電設備設置の助成をするということであります。Pal Town以外での申し込みとか、そういった設置状況というのはどのようになっているのか、お尋ねします。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 太陽光の設置状況ですけれども、先ほどちょっと申し上げましたように、建築の方でやっております住宅奨励金を平成15年度まで出しておったわけです。これは新築だけに限られておりますので、恐らく申請をしない人があるのではないかと思っておるのですけれども、平成15年度につきましては1月末現在で19件となっております。私も市内を歩いていると、太陽光がついている家を見ますので、これより幾らか多いのではないかと思います。 ◆委員(荻原一雄) これからも生活環境整備は拡大していくのではないかと思います。合併に向けて新市の中でも話し合われていくかと思うのですが、クリーンエネルギーについての話し合いは、どんなふうに進めているのか、お聞かせいただければと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 合併に向けていろいろな事務協議があるわけですけれども、そういったものすべての協議を現在進めておるということでございます。 ◆委員(荻原一雄) これから新市でやっていくのだと思うのですけれども、自然のエネルギーというのは無限だと思うので、これを利用しない手はないと思うのです。太陽光以外でも検討されていると思いますけれども、強力に進めていただければと思っております。太陽光以外では、どんなことが論議されているのでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 太陽光以外には、新エネルギーという分野で風力、バイオマス、または天然ガスなどがあるわけですけれども、太田市については気候の関係などで太陽光が最適でしょうというビジョンがある程度まとまっております。  先ほど言いました生ごみ等の処理もあるのですけれども、その辺につきましてもある程度検討を加えまして、総合的にこの施策を進めたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(荻原一雄) 先ほど来から出ていますけれども、生ごみがどんどん増えていく、燃やさないで利用する方がこれからの時代には合っているのではないかと個人的には思っております。コンポストではないですけれども、民間で申請があるところには補助金を出せるようなシステムをという考えも必要かと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 清掃事業課では、減量化のために生ごみ処理槽等の助成措置ということで補助をしております。今後も引き続き、その部分ではやっていきたいと思っております。 ◆委員(荻原一雄) その生ごみの補助というのはどういったものですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) コンポスターにつきましては、上限を二、三千円のところに抑えて補助をしております。電気式につきましては、近隣市町村との比較検討を重ねまして、大体2万8,000円ぐらいの補助をしたいと考えております。 ◆委員(荻原一雄) これから先を考えますと、家畜を飼っているところや生ごみをたくさん出す施設では自分のところで処理できる民間施設も出てくると思うのです。そういうところに少し大きなものをつくっていただいて、そこに補助をするといったことが重要ではないかと個人的には思っているのです。新市に向けてそういったことを出していただければと思うのですけれども、お考えはいかがでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) バイオマス技術の方で今度はエリア等も大きくなります。これはある程度の量が出ないとできないものですから、これから3町が入ってきますので、検討を加えてみたいと思っております。 ◆委員(荻原一雄) 大きなもの、小さなもの、中くらいのもの、いろいろあると思うのですけれども、個人でも入れるようなプラントをやっているところもあるようですので、そういったことも検討いただいて、広く普及できるような対応を考えていただきたいと思っておりますけれども、その辺についてはどうですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 委員がおっしゃいますように、広く検討を加えて、前向きにやっていきたいと思っております。 ◆委員(荻原一雄) 最後に、部長からまとめてコメントをお願いします。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) ごみの減量化については、いろいろな形で市民の皆様にもお願いしておりますし、啓蒙啓発も行っております。今度、リサイクルプラザもできますので、粗大ごみ、不燃ごみ等いろいろな分別ができてくるということです。何といっても、市民、企業の皆さん全体でこの問題には取り組んでいかなくてはならないということですので、その辺の普及をしていきたいと思っています。 ◆委員(福井宣勝) 155ページ、4款衛生費、2項清掃費、2目ごみ処理費についてお伺いいたします。前年度に計上されたごみ収集業務委託料は約2億4,000万円で、3,000万円ぐらい増額になっていますけれども、内容をご説明願いたいと思います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これにつきましては、この4月からリサイクルプラザが稼働することによりまして、ご承知かと思うのですけれども、分別の方法が変わるわけでございます。分別する種類が多くなるということで、現在はパッカー車及び網車が12台で対応しているのですけれども、さらに網車を3台増やしまして、職員を6人ぐらい増やすということで委託料が若干上がっているということでございます。 ◆委員(福井宣勝) 4月からは8種類ということで、かなり細分化されたごみの分別がなされるわけですが、それにかける期待というのはかなり大きいものがあると思うのです。それが3,000万円の増額になっているのかと思うのです。リサイクルの効果とごみ減量の成果に期待されているかと思うのですけれども、具体的にその期待度がわかりましたら、ご説明願いたいと思います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 具体的に直面するのが、リサイクルプラザが稼働することによって、不燃ごみがすべて1市5町の方に行くわけでございますから、さらなる分別をしてもらいまして、ごみ減量化を図るために清掃事業課でやらなければならない事業に取り組まなければならないわけでございます。紙の分別収集について、受け入れ量をカウントしていくということで、どういった状況かということが目に見えるのではないかと考えております。 ◆委員(福井宣勝) 家庭ごみの分別については、昨年、市の職員の方が各行政区を回って、実物等も用意して事細かに説明をしてくれました。今後は理解も深まって、徹底されていくのではないかと思っておりますが、モラルというのはほうっておくと低下するというのが通常です。大変な苦労をかけてしまいますけれども、できれば今後も少なくとも年に1回くらいは行政区を回って指導とか、普及活動をしてもらうというようなことは考えておりませんか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) ごみの減量化ばかりではなく、ごみに対するいろいろな考え方等、周知をしなくてはならないことが多々あると思います。そういうところにつきましては、まず広報等を利用させていただきまして周知を図って、それの要求度によりまして、その都度対応していきたと考えております。 ◆委員(福井宣勝) ぜひよろしくお願いしたいと思いますし、かなり根気の要ることだと思いますので、3,000万円の効果が出るように、ぜひとも徹底してもらえればありがたいと思います。  そのほかに先ほどもミックスペーパーのことが出まして、学校の児童・生徒を通じて学校で収集してもいいのではないかという話がありましたし、この間、市長からも新聞紙を子供に持たせて学校へというような話がありました。今、ISO活動などで学校もかなり真剣に取り組んでいるようですが、この学校を中心とするごみの収集とか、減量化というのは非常に輪の広がり方が早いし、広まる範囲も広いような気がするのです。ですから、ぜひ学校と連携を密にとっていただくということも大事ではないかと思いますが、その辺で学校の連絡とか連携とかというものについてはどのようにお考えなのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今、事務レベルの段階でそういう話をしております。今後、教育委員会等のやり方等について、できる限りの協力をしていきたいと考えております。 ◆委員(福井宣勝) ごみを持ってくるときに、手提げ袋などに入れて持ってくると、それが車に引っかかって事故を起こしたとか、例えば缶を拾って持ってこいなどと言うと、缶を拾っているときに交通事故に遭ったりだとか、いろいろな責任問題もあろうかと思いますが、やるときにはぜひ保護者を巻き込んでお願いできればと思います。これがうまくいけば、かなりの成果も上がってきますし、輪も広がってくると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  それから、もう一つ、飲食店のごみの処理についてはどうなっているのでしょうか。普及活動あるいは指導等はされているのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのいい例なのですが、太田市の南一番街商店街に一時カラス等がたくさん出たり、かなり環境が悪化していた時期がございます。その中で、太田市一般廃棄物責任処理組合というところが、そのごみ収集と事業所から出るごみの世話をしていただいて、今では南一番街商店街がかなりきれいになったという状況でございます。 ◆委員(福井宣勝) 市のごみステーションに出さないで、業者に委託している飲食店もあります。かなり高額なお金を取られるという話を聞いています。分別がかなり大ざっぱだというような話を聞いているのです。何でもかんでも一つにまとめておくと、処理業者がそのまま持っていってくれるというようなことを聞いているのですけれども、その後、業者がどういう処理をしているのか、ちょっと心配になるのですが、その辺の話は聞いていらっしゃいますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 一応、事業系ごみということで、何軒かの飲食店あるいは事務系の事業所から収集してきますので、たまに我々の中でごみの内容物について、ほかのものが混入されていないかということでチェック等をさせていただいているのですけれども、それを見る限りでは、やや一般的なごみの配合となっておりまして、特に注意しなくてはならないとは感じていないところでございます。 ◆委員(福井宣勝) 家庭ごみの方はかなり徹底されてくると思うのですけれども、飲食店のごみを扱う業者の分別については、しっかりと普及活動をしていただければと思いますが、ぜひよろしくお願いします。  先ほどもちょっと高橋委員の方からお話が出ましたが、食用油の処理についても業者に委託して持っていってもらうというようなことをしているようですので、先ほど話したような工夫を凝らして、リサイクルできるような方向に持っていってもらえればと思います。感想をちょっと述べていただいて終わりにします。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) まことに申しわけない部分なのですが、清掃事業課では油については処理困難物として扱っておりまして、直接は火の中には入れないような指導となっております。産業廃棄物処理という形の中で、行った先の方でリサイクルをやっている場合もあるし、そのまま何らかの形で分解処理していると聞いております。 ◆委員(小林人志) それでは、衛生費、ごみの関係でお伺いをしたいと思います。清掃総務費とごみ処理費に関することなのですけれども、4月から1市5町の広域清掃組合がオープンするわけですけれども、昨年度の予算書でいきますと、ごみの減量化なり、委託料なり、あるいはごみ処理費ですと、不燃ごみ処理経費というのがゼロということですが、こういった業務がそっくり広域行政の清掃組合の方に行くということでよろしいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりです。 ◆委員(小林人志) 予算でいきますと、約1億円ちょっとなのですけれども、予算書の上でほかにそちらの方へ業務が移るという部分があるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 業務はございません。 ◆委員(小林人志) はい、わかりました。その関係を含めて、ごみ処理費の関係をお伺いいたします。光熱水費が大幅に増ということなのですけれども、増の要因というのは何があるのか、お願いいたします。155ページ、ごみ処理費です。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) この光熱水費につきましては、電気料金がかなり多いわけなのですが、今回、溶融炉がこちらの方で稼働するということも含めて、この金額になっております。 ◆委員(小林人志) そうすると、溶融炉の光熱水費が増になって、約5,000万円の費用だということでよろしいわけですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) ここに計上されているのは、電気料として請求がこちらに来るわけですので、溶融炉の電気代が含まれているという形になっておりますが、実質的には溶融炉の確認運転の電気料につきましてはメーターが設置されておりまして、そのメーターによっておのおのの会社から電気代の負担金として後日戻ってくるようになっております。 ◆委員(小林人志) そうしますと、約5,000万円分というのは、よくわかりませんけれども後で収入の方に入るということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 若干の差異はございますけれども、そういうことでございます。 ◆委員(小林人志) 昨年も連続運転90日等々をやった経緯があると思いますけれども、昨年も同じような形で処理をされたのかどうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 平成14年ですか。 ◆委員(小林人志) 平成15年、今年はそういう予定になるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 平成15年は、この溶融炉の電気代は入っておりません。 ◆委員(小林人志) 平成14年度も連続の実証運転をやりましたが、そういう形で収入ということで入ったということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 平成14年度は実証運転でしたので、太田市が光熱水費は負担したということです。 ◎産業環境部副部長(清水正道) 平成16年度の実証運転に伴う光熱水費については、55ページに戻っていただきますと、ちょうど真ん中あたりに光熱水費等負担金収入ということで4,240万1,000円が載っております。これは全額ではないのですけれども、二千数百万円という形でこちらに入っているというものでございます。 ◆委員(小林人志) とりあえず、この増えた分はそういう形で一部は入ってくるということで、わかりました。  先ほど同僚委員からも質問があったわけですけれども、溶融炉の実証運転負担金1億3,000万円については、小山市の業者に委託した場合の料金相当額だということで説明を受けたわけです。今回、その上の最終処分の灰委託料が大幅に減ったということで理解をしてよろしいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 考え方はそのとおりです。 ◆委員(小林人志) 出たスラグの関係なのですけれども、平成16年度は灰の3分の2程度がスラグ化されるわけですが、その後のスラグの処理というのはどんな形になっていくのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) このスラグについては、群馬県の方でスラグ利用を推進する指針ができていまして、そのマニュアルがございます。それにのっとった形で、私どもの方では、砕石の混入材というのですか、砂の代用として20%ぐらいを混入しております。路盤材としての性能を有する試験等を既に行っており、十分に耐え得る路盤になるということですので、公共事業等に進んで活用していきたいと考えております。 ◆委員(小林人志) 前回、平成14年度の実証連続運転のときのスラグはどうなったのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 大変残念なことに、埋め戻しておりました。最終処分場まで行って埋めておりました。 ◆委員(小林人志) 平成16年度は、それが再利用できるということで検査等々はしたのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) その実証運転で発生したスラグを試験量ぐらいの形でストックしておりまして、その中で試験した結果では路盤材としての性能を有するスラグができたというふうに認識しております。 ◆委員(小林人志) そうしますと、その上の溶融炉実証運転性能評価委託料は何のためのものなのか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) この評価につきましては、各会社が評価したわけなのですが、一定の成果は上がったという形の中で、90日の連続運転はできたけれどもその先は大丈夫か、スラグはできたけれども色がちょっとおかしいというようなことも見受けられたそうでございます。そういう不確定な部分がやや見えたということで、よりよい溶融炉を取得するために我々はさらなる試験等、また飛灰を入れない部分でさらによいスラグができるのではないかということを第三者機関に確認してもらった中で、間違いのないような方法で取得していきたい、そのために実証運転を行うわけでございます。 ◆委員(小林人志) 前回のスラグが県の指針に合致をして、路盤材等に混入して使えるということであれば、今の溶融炉は2基のスラグとも使えたということです。今回はスラグの性能をもっと向上させるのだ、あるいは機械そのものも改良を加えてもっといいものにするのだというような形で、この実証運転が行われるということでよろしいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりです。 ◆委員(小林人志) この実証運転の評価委託料ですけれども、こういった検査ができる業者というのは国内に何社くらいあるのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 環境部門の設計コンサルタントは数十社ございます。その中で十分対応できると考えております。 ◆委員(小林人志) 実証運転性能評価委託料ですから、この評価をできるのが数十社なのか、その会社というのは国に登録になっている業者というか会社なのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 環境部門のコンサルタントということで登録されているのではないかと思っております。 ◆委員(小林人志) 国なり、一定のところで承認というか認可をされた業者なのか、あくまでも自分が名乗っているということなのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(清水正道) 平成15年度は、1号炉・2号炉の2つの炉をつくられた企業といろいろな条件について話し合ってきました。財団法人で、廃棄物研究所というところがあります。1号炉については、そちらに審査をお願いして、幾つか指摘事項があるという回答があったところでございます。それから、新潟鉄鋼を協和エクシオが引き継いだわけですが、2号炉につきましては佐渡で実績がある、それから倉敷でも実績があるということで、既に実績がある炉であるということで、その財団法人では検査対象にはしないということであります。  企業といろいろと話し合っている中で出てきているのは、性能確認書ということで私ども太田市が引き取るに当たってはこういう性能をお願いしますということを言っています。その辺をチェックするに当たって、専門コンサルの目でチェックしてほしいという内容でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) 性能確認書というのか、専門のコンサルタントについては、1社を指定するという委託予定なのか、複数社なのか、その辺の考え方をお聞かせください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これは入札形式でとっていただきたいというふうに考えています。
    ◆委員(小林人志) 入札は何社ぐらいを対象にしているのか、広く公募ということではなくて、ある一定の地域というところで入札をするのか、この業者も委託に出すということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりです。 ◆委員(小林人志) また、ちょっと戻るのですが、現在の灰の関係ですけれども、例えばこの2つの灰溶融炉が稼働した場合には、この予算でいきますとおおむね3分の2程度、先ほどこの炉については365日運転するというようなお話ですけれども、残りの3分の1というのは最終処分場へ持っていくという形で考えているのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 先日もお話ししてあるかと思うのですが、飛灰というのがばいじんでございまして溶融いたしませんので、その分だけはどうしても最終処分場まで行ってお世話にならなくてはならないという部分が残ります。 ◆委員(小林人志) 飛灰というのは、パーセントでいくと全体の灰の中のどのぐらいになるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 灰の約25%でございます。 ◆委員(小林人志) 今回、溶融炉ということで議会も市民の方も大変注目している、先ほど同僚委員からもお話がありましたけれども、慎重な対応の中で実証運転あるいは評価等々についても対応していただきたい、そんなことを要望してこの項の質問を終わります。 ◆委員(荒井昭男) 143ページ、救急医療対策事業というものがあるのですが、この辺については総括質疑でも多数の同僚議員が質問されところであります。例えば、救急車を使わないで緊急的に子供などを抱えて連れていったとか、病院に駆け込んだという実態は把握されておりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 平成15年の1月から12月までで、5病院で3万7,300件ほどございます。 ◆委員(荒井昭男) 救急医療対策事業補助金が5病院の組合に一括で払われているのかと思うのですが、この補助金は定額で払われているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 救急搬送された患者数によって案分をしてございます。 ◆委員(荒井昭男) 例えば、今、言った3万何件も緊急的に、特に子供さんを病院に運んで手当てをしてもらう、その中には一命を取りとめたというように大変なことがかなりあるのだと思うのです。その辺についても、やはり緊急医療ということで考慮してあげられれば、病院側の対応ももっといいのではないかという気がするのですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) この補助金そのものが救急搬送した数に基づいて算出する国の基準額に基づいてやっていますので、現在のところ患者本人が自分の車等でかかった場合については、考慮されていないのが現実でございます。 ◆委員(荒井昭男) 救急車を使わない理由というのはいろいろあると思うのです。救急車を待っていると間に合わないから子供を抱えていってしまうとか、あるいは救急車が来ると近所に迷惑になるから自分で行ってしまうとか、いろいろな理由があるのだと思うのですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 確かに周りの人に迷惑をかけたくないということで、患者本人がかかったという話も聞いております。ただ、先ほど申しましたように、この補助金は規定の中で算出してございますので、現段階では個人で行った場合の患者数については考慮されておりません。 ◆委員(荒井昭男) 国の基準とかがあったにしても、例えば太田市広域では独自にこういう形で緊急医療扱いをしていますというようなことはできませんか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) その一つの例としまして、救急5病院に対しまして太田市では独自に各病院に500万円ずつ市単独の補助という形で出しておりますので、それが一つの考え方になるのではないかと思います。 ◆委員(荒井昭男) 500万円ということが多いか少ないか、3万7,000人ということから見ればとても少ないのではないかという気がするのです。なぜこれを聞きたかったかというと、病院によっては適切に処理してくれたという病院と、そうではなかったという病院があったということを聞いたからなのです。それでは救急車を呼んで行った方が対応がよかったのではないかという気がしたものですから、あえてこれを聞いたのです。いずれにしても、この3万7,000人というのは大変な数だと思うのです。年代別で内訳等がわかればお聞きしたいのですが、ないですか。なければ結構ですけれども、多分、乳幼児というか就学前の子供が多いのだと思うのです。  例えば、市単でもっと補助金を上げて、病院に対して手厚くするとか、それによって病院が対応を考えるとか、そういうことが少子化対策にもつながってくるのではないかという気がするのです。太田市に行ったら、本当に子供のためにいろいろな手厚い施策がされているということが、ひいては子育てをやってみようかということにもつながるのではないか。しかも、先日の中でも出生育児金が3万円減額になると、逆行するようなこともあるのですけれども、これから市単でも何でも、駆け込みで行った場合に対しても救急扱いということでやっていくようなお考えがあるのかどうか、部長にお聞きしたいと思います。 ◎健康福祉部長(早川充彦) まず、お話を聞いていて実態の把握という部分で難しい面があるのではないかと考えられます。あと病院サイドの受け入れに対する問題ですけれども、医師の確保ということも大きな問題として挙げられるのではないかと思います。全般的なところから検討していかないと、この対応については大変難しい問題なのではないかと認識しております。そういう意味で、ここですぐ対応するとか、検討するとかということは難しい問題かと私の方では認識しております。 ◆委員(荒井昭男) 医師の確保とか、いろいろな難しさがあるので、先日の総括質疑で同僚議員がされた中では、特に脳外科と循環器、心臓にかかわるところが医者不足ということで、他の病院へ転送されたというのがかなりの例として挙げられています。  市を挙げて医師の確保とか、そういう取り組みが見えれば、おのずと医師の定着化ということも図られるでしょうし、また市長答弁の中でも救急医療センターをぜひ設置したいということでありますので、特に就学前の幼児も含めた形の救急医療体制というものがとても大事なことではないかという気がするのです。その辺のとらえ方については、いかがお考えでしょうか。 ◎健康福祉部長(早川充彦) これはお答えの中にあったと思うのですが、4月から医師の研修制度がスタートするわけです。医学部というのは6年で区切りがついたわけですけれども、研修制度がスタートすると、それが8年になるということです。これから医師として出てくる先生方は、今年6年目が終わる人であってもあと2年追加されるわけですから、その2年とか3年という期間を経ないと実際に社会に出てくる状態にならないということが、医師不足の要因になっておりますので、すぐにすぐという対応というのは大変難しいお話ではないかと私どもでは認識しているのです。  だからといって手をこまねいていられるかというと、やはり問題なのですけれども、そういう制度的なものがありますので、その辺のところをいかにクリアしていけるかということが一つの大きな課題になってきているのは事実だと思います。 ◆委員(荒井昭男) 確かに、現在のことを言うと医師不足とかいろいろな対応の問題とかということが出てくるのだと思うのです。今、こういう状態だから手が出ないということではなくて、もっと長期的な計画を立てる、例えば何十年もかけて英語特区で国際人を輩出しようとしているではないですか。そういったことで、今の医学を目指している子供たちに対して太田市が何らかの形でバックアップしてあげれば、その子供たちがもしかすると太田市に戻ってきて仕事をやるようになるかもしれないではないですか。ですから、そういった長期的な展望も踏まえた形で行政も取り組んでいかなければならないのではないか、そういう気がするのですが、いかがでしょうか。 ◎健康福祉部長(早川充彦) 向いている方向としては、当然そういう方向で進めなくてはならないと思うのですけれども、いかんせん現実的な問題として、あと数年後まではどうしても我慢をしなければならないという時期かと思います。本会議の議員のご意見の中にありましたとおり、今までの太田市の医療というのは民間医療に依存してきたという長い歴史的な経過もございます。そういう中で、うまくお互いが住み分けができて、あと何年か後に今の制度の中で新しい医師が生まれてきた段階で、そういうシステムがうまく調和がとれていければいいのではないかと考えています。そういう中での対応というのはぜひお願いをしたいし、我々としても考えていきたいというふうに思っております。 ◆委員(荒井昭男) いずれにしましても、来年1月には21万人を超える特例市になるわけですから、その辺も踏まえた形で今後取り組んでいっていただければありがたい、そんなふうに思っております。  続きまして、その下に結核対策事業があるのですが、これの全体の受診者とか、あるいは受診率はどのくらいか数字的にわかりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 平成15年ですけれども、対象者が6万9,258人、受診者が2万1,716人、31.4%になってございます。 ◆委員(荒井昭男) そのうち結核と認定された患者はおりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 今回の検診で、結核と判断された方が1名ございます。それと、肺がんが3名、肺がんの疑いが4名ということでございます。 ◆委員(荒井昭男) 結核の検診をしたらほかの病気まで見つかったということで、とても大切なことかと思うのです。何年か前に結核の院内感染ということが日本中で大きな話題になりましたが、太田市としては市内の病院に対してどのような対策というか、お願いをしているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 結核関係につきましては、各施設長が管理をするということになってございますので、結核予防法の観点からして法律を遵守していただくような形にはしてございます。 ◆委員(荒井昭男) ぜひそういった形で、受けられない方も受診してもらえるような啓蒙というのですか、そういう施策をとっていただいて、6万何人の対象者がいる中で全員が受けるような方向に持っていければ、ほかの病気も見つかるかもしれないのです。そういうことで、これからも大いに努力していただければと思っております。それに対して、部長から何かコメントがありますか。 ◎健康福祉部長(早川充彦) 受診率という問題ですけれども、特に結核の関係については学校の方でもBCGの問題とか、いろいろな形で接種する対象年齢などがずれてきているわけです。そういう中で、レントゲン検診ではX線の問題だとか、集団検診で受ける方というのが落ちてきている傾向に一時あったかと思うのです。  受診率を上げたいというのは我々の当然の目標なのですけれども、もう少し周知なりをしながら上げていきたい。今後の1市3町の動きの中でも、そういう方向に仕向けていきたいという議論はしているのですけれども、やはり結核そのものに対する一般の方々の認識そのものが幾らか薄れてきているのも一つの要因かというふうにとらえているのです。そういう意味で、新たな目を向けてもらうと方向でもう一度やっていく必要があるのではないかと考えております。 ◆委員(荒井昭男) これからも引き続き努力をお願いしたいと思います。  次に、149ページの市民健康診断事業ですが、これは先ほどの結核対策と同じような形になろうかと思うのですが、この健康診断というのはどのような形で、どんなふうにされているのかお聞きしたいと思います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 市民の健康診断につきましては、40歳以上を対象とした健診と30歳からの女性を対象とした検診がございます。まず、40歳以上の方につきましては、基本健康診査と肝炎検査と胃がん検診の3つがございまして、集団検診と施設検診、医療機関での検診を行っております。次に、30歳以上の女性の関係でございますけれども、子宮がん、乳がんにつきましては施設検診と集団検診、骨密度関係につきましては集団のみという形で行っております。 ◆委員(荒井昭男) 過去、何回も予算と決算委員会でこういう話をさせてもらったのですが、特に乳がんに対してのマンモグラフィーは、同僚議員の総括質疑の中で平成17年度から実施してくれるということで大いに期待をしているところです。これによって大分多くの方が早期発見で、治るのではないかと本当に期待をしているところであります。  ただ、健診を受けない人にかなり発病率が高いのではないかという気がするので、やはりこの辺についても先ほどの結核のところでも話をしたのですが、受診率を上げる努力を市でされたらどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 平成15年度に限ってお話をさせていただきたいと思いますけれども、健診に対する認識を深めていただくために九地区の行政センターにおきまして、健診の重要性について医師の講演会を交えながら受けていただくような方向で実施をしてまいりました。平成16年度につきましても、今の段階ですと、健康増進法が昨年5月1日に施行されましたので、それに基づきました保健師の指導による受診勧奨を行ってまいりたいと思っております。 ◆委員(荒井昭男) その辺については、ぜひお願いをしたいと思います。  続きまして、155ページ、ごみ処理経費のところでありますが、この辺についても総括質疑の中、あるいはこの委員会でも同僚委員の中からごみ処理の問題が出ております。特に合併に向けて有料化の問題がテーマになっているのだと思います。私も過去に何回も予算委員会、決算委員会でごみをテーマにさせていただいているのですが、先ほど同僚委員からも一つも反映されていないではないかというような大分きついご意見があったようです。私は、ごみに関してはモデル地区なり、ある地区を決めて個別収集でもされたらどうかという提案をさせてもらっているのですが、その辺についてはどんなふうになっているのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今の体制の中で一応検討したのですが、人等の関係でなかなか難しい部分がございます。あるいは、民間に委託して個別収集ということもあるのですが、現在、民間にお願いする部分というのは既に開かれている部分でございます。今後、我々が試みようとしている部分につきましては、特別収集斑というものを来年立ち上げまして、ここの部分は対応ができるのではないかという部分でやっていきたいということで、今、検討中でございます。 ◆委員(荒井昭男) その辺につきましては、ぜひお願いをしたいところなのです。ただ、ごみ処理に経費がかかるから有料だということではなくて、こういうこともやって努力していますということがとても必要なことだと思うのです。自分の家の玄関の前に置いておけば、ごみをきれいに片づけてくれるということであれば、乱雑に置く人はいないと思うのです。ですから、そういうことを一部的にでもやったらどうかということで、ずっと申し上げてきたわけです。特に今回は有料化ということがありますので、どこか場所を決めてやってみる。ミックスペーパーもモデル地区でやったではないですか。個別収集もできるようなところを選んでもらって、ぜひやっていただければと思います。ただ、有料というだけではなくて、市民の目ということからも、きれいなまちづくりだという観点からも理解をしていただける部分も相当あるのではないかという気がしております。  現在のごみステーションの方法ですけれども、地域の環境衛生委員が中心になってきちんと管理されているところ、されていないところ種々雑多あるのですけれども、見てみると乱雑なステーションほど周りからの持ち込みが多いという現象があるのです。その辺については、どのような指導をされているのか、ちょっとお聞きします。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 確かに委員のおっしゃるとおり、今、分別収集の説明会を開かせていただいているのですが、その中でもステーションの扱いについて非常にいろいろなケースがございます。地区を数カ所のブロックに分けまして、順番を決めて、そこで直接ごみに携わる役員から、分別の話の中で私が携わっている地区はこれこれこういうわけで非常にいい成果が続いていますとか、そういう発表をしてもらっているということもございます。また、あるところではうちのごみではないものがどんどん来るのだけれどもということで、直接お話しするとトラブルのもとになるからということで、責任の所在が難しいということがあります。そういう部分につきましては、環境保健委員や区の世話役、あとは理解をいただけるような人とともに、いろいろなケースがあると思いますので、きめの細かい形で対応していかなくてはならないと思っておりますし、今後もそういう形で取り組んでいきたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 先日の委員会でもお話ししたのですが、某テレビ番組でごみステーションの問題が取り上げられていたのです。それを見ると、ごみステーションの乱雑さに対応するのに周りに花を植えた鉢を置いておくのです。周りでもいいですし、ごみステーションに置いておいて、ごみの収集日にはちょっとよけてもらうということをやったら、まず不法投棄がなくなって、その周りもとてもきれいになったということです。皆さんが認識をしてくるようになって、そのステーション全体がきれいになったということが取り上げられていたのです。太田市としてはいかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) せっかくのご提案ですし、モデル事業等のお話もございますので、中でも質の悪いステーションを選びまして試みたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 特に太田市は花いっぱい運動ということもやっており、ごみステーションに花の鉢を置くというのもいいことかと思いますので、その辺も含めて部長のコメントをお聞きしたいと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) ごみステーション管理から、すべてそうだと思うのですけれども、今まで行政が市民にお願いという形でいろいろとしているわけです。やはり一番大事なのは地域、市民の盛り上がりだと思うのです。ですから、それをどういうふうにしたらいいのかということだと思います。ごみステーション管理のモニターとか減量指導員、いろいろな人に協力してもらってやっているのですけれども、同じ組合の中でごみの出し方が悪いのいいのということで、けんかになる場合もあります。そういったいろいろなことがありますので、これからすべてがそうだと思うのですけれども、啓発的なものをどういうふうにお願いしていったらいいか。  リサイクルプラザができたので、分別を4品目から8品目に広げるということで、各地区に説明会で回っているのですが、実際に来ていただける市民の皆さんは非常に少ないという部分もあるわけです。ですから、幾ら太鼓をたたけどといった部分もありますので、非常に難しいわけですけれども、懲りずに飽きずに精魂込めて、事あるごとに市民に理解を求めていければいいかというふうに思っています。ひとつこれからもご指導をお願いしたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 特にごみの問題は、自分の手から離れると他人のものになってしまって、あとは散らかそうが何しようがというようになってしまいますので、今、部長が言われた市民の認識も大いに必要かと思います。この問題については、永久的にイタチごっこで続く問題ですから、行政としてもひとつ心して取り組んでいただければ大変ありがたいと思います。以上で終わります。      ◎ 休     憩                                      午後0時1分休憩 ○委員長(鈴木信昭) 暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後1時再開 ○委員長(鈴木信昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(白石さと子) 143ページ、4款1項1目救急病院医療機器購入費補助金800万円とありますけれども、どのような機器を購入されたのかお願いします。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) これにつきましては、救急5病院の1病院を決めて毎年補助している金額でございますけれども、平成15年度につきましては、城山病院へ全身用X線CT装置4,830万円の事業費に対しまして800万円の補助をしたところでございます。 ◆委員(白石さと子) 毎年800万円という枠を決めて、5病院それぞれに交代で補助しているということですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) 同じく、救急医療対策事業補助金7,600万円ということでありますが、5病院に振り分けたということでありますけれども、個別の割合がわかりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 総合太田病院1,620万3,920円、本島総合病院1,139万1,980円、堀江病院1,081万7,420円、太田福島総合病院851万9,180円、城山病院945万2,840円、それと小児救急医療センター補助ということで太田病院の方に1,800万円、なお休日歯科診療所補助金ということで太田新田歯科医師会の方へ144万円を支出してございます。 ◆委員(白石さと子) これは先ほどの患者数ということで、救急患者の数に比例しての配分というふうに受けて止めてよろしいのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) その年度によって変動があると思うのですけれども、ほぼこれが一定しているということがちょっと気になるのです。多少の数字の違いはありましても、毎年出ている数字がほぼ一定しているというのがちょっと気がかりなのと、機器購入に毎年800万円というのは今の話で大きな機械を購入したときの補助ということでわかりましたけれども、救急医療対策事業補助金というのは年によっては患者の数も変動するのではないかと思うのです。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 補助金の算定基準としましては、過去5年間の患者搬送数を案分して出しております。総体の金額が決まってございますので、ほとんど差異はございません。 ◆委員(白石さと子) それから、先ほど来いろいろと話が出ていまして、総括質疑などでも同僚議員がされましたけれども、特に脳外科の先生がおいでにならない本市につきましては、患者のたらい回しという部分が気にかかるわけなのです。長期的な展望は先ほどお伺いしましたけれども、緊急に手当てをしなくてはならない部分については、どのようにこのたらい回しの解消をされるように考えておいでなのか、その辺を伺いたいと思います。部長にお願いします。 ◎健康福祉部長(早川充彦) たらい回しという言葉が適当かどうかわかりませんけれども、実際に救急車両で搬送されてきて、例えば夜間の場合、担当医が見て開頭する必要があるのか、そのまま処置をすればいいのかということで、場合によると転院移送することがあると思うのです。  尾内議員が本会議の中で症例として幾つか実例を挙げておりましたけれども、実際には現地に到着してから搬送するまでの間に時間がかかるという面も問題になってきていると思うのです。そういう中で、私ども担当としては市内救急担当病院の5病院の方でよく調整をしていただく中で、当番医ではないですけれども診療科目を調整していただいて、きょうだったらこの診療科はこの病院というように、うまく調整を図れるようなシステムをつくってもらえればと考えております。こういう補助をしていることもありますので、機会があればそういう方向での申し入れなり、ご相談という形で5病院とお話ができるチャンスがあればと考えております。 ◆委員(白石さと子) 私も自分の例を出すわけではないのですけれども、救急車をお願いしなかったのもいけなかったのでしょうが、家族が急に倒れまして、日ごろ健康でしたため、かかりつけの病院もなかったものですから、ある病院に電話をしましたら、うちでは受け入れはできませんということでした。では、どこで受け入れてくれるのかということで、その辺のお話を伺ったところ、では某病院にと違う病院を紹介されました。夜遅かったのであまり快い返事ではなかったですけれども、受け入れをしていただいて、そちらにお世話になったという経緯があります。  病院への対策事業補助金の額も他市の状況と比較してみると、太田市の場合は大分低いのではないかと思います。決まった額の中でこれを分けるのではなくて、うまくこの辺に手当をして、やはり市民が安全で安心して暮らせるような対応をとっていただけたらと思っているのですけれども、その辺の考え方はどうでしょうか。 ◎健康福祉部長(早川充彦) 全くおっしゃるとおりで、そういう体制がとれてシステムとして構築されればいいと思うのですけれども、財政的な面も伴うお話ですので協議はしていきたいと思います。  いずれにいたしましても、午前中のお話の中に出ましたとおり、年々、診療科目が細分化されて専門医がごく狭い範囲の診察をする方向になってきているという面もあります。同じ内科医でも、この分野の先生はこちらとか、外科の先生でも細分化されている状態だと聞いておりますので、そういう中でうまく調整が図られる方向で対応がとれるような形に持っていけたらと考えております。 ◆委員(白石さと子) 先ほども話に出ました20万人という都市になるときに、元気があるからといって皆さんが太田市に寄ってくる中で、元気があるまちだということで来たけれども、こういうところには思ったほど力が入ってなかったと、がっかりして失望してしまうようなことがないような対応をしていただきたい。よく市長が、ケチらないという言葉を使いますけれども、かけるべきところにはかけてもいいかと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎健康福祉部長(早川充彦) そういう意味からすると、専門分野が狭い形の中での専門医が増えてきていることからすれば、市内と限らず、これからはもう少しエリアを広げた関係の中で考えていく必要があるのではないかと思います。この前ちょっとお話が出ましたけれども、管外・管内搬送という面については、逆に太田市に搬送されてくる患者もいらっしゃるということでございます。そういう中で、相互連携がうまく図られるようなシステムを構築できたらというふうに考えております。 ◆委員(白石さと子) ぜひそのようにできますように、お骨折りをいただきたいと思います。  次に、145ページ、4款1項5目母子保健対策費の中の不妊治療助成金800万円につきまして、先ほど同僚委員の質問がありコメントをいただいたわけですけれども、161人という数が端数なのでどうも気になるのですが、この算定の根拠をお願いしたいと思います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 不妊治療につきましては、日本全国で約28万5,000人ほどの患者がいると言われております。そういうことから計算しますと、太田市に約300人程度の不妊治療をされている患者がおるということの中で、先進地の補助金交付の事例等を勘案しまして計算した数字でございます。当初、これにつきましては予算を見積もる段階で、国・県の補助が出る出ないということがはっきりしていなかったものですから、それを加味せずに計算してございます。人工授精までが116人、体外受精が26人、顕微授精が19人ということで、161人という数字を予定したわけでございます。 ◆委員(白石さと子) はい、わかりました。よろしくお願いいたします。  同じ145ページなのですが、「やまとは国のまほろば たたなづく青垣 山隠れるやまとしうるはし」、古代日本で大和政権確立のために東奔西走した日本武尊が緑美しく豊かな故郷の大和地方をたたえた歌として伝えられております。  環境省で平成16年度にスタートさせると言われております「平成まほろばまちづくり事業」ということでありますけれども、先進的な取り組みをしております本市でありますが、この事業につきましては、ご承知していらっしゃるでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 平成16年度の環境省の主事業であるということは承知しております。 ◆委員(白石さと子) それでは、支援対象として全国で10地域が指定されるようですけれども、太田市はこの事業をどのようにお考えですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 当然、応募はしようと思っております。 ◆委員(白石さと子) そうお考えであれば、実際に取り組み計画の概要につきまして、お示しいただければと思います。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 今まで環境省の方に何度か出向いておりまして、地球温暖化防止対策の関係で二酸化炭素の排出量を削減しようということで相談をしてございます。 ◆委員(白石さと子) 相談ということは、太田市も積極的に手を挙げて取り組んでいきたいということでよろしいのでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) そのとおりでございます。群馬県で二、三あるということを聞いておりますので、うちの方も県の方にはまだ相談してございません。出しますよと言うことはいってありますけれども、競争が厳しいものですから、ある程度これが実現化するまでは、申しわけないのですけれども、皆さんにもお控え願いたいと思います。このアイデアをほかのところに取られる可能性がありますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) そんなすばらしい事業では、ぜひ成功させていただくために私も内緒にしておきます。  次に、147ページをお願いいたします。4款1項6目環境衛生費、南一番街クリーンアップ事業監視員委託料28万8,000円の内容についてお願いいたします。 ◎環境政策課長(横澤義隆) これにつきましては、ただいま南一番街の整備事業を行っておりますが、これに伴いまして、南一番街の環境整備が行われますので、夜間の看板とか、たばこのポイ捨て、環境美化等について監視業務を行おうということでございます。
    ◆委員(白石さと子) 南一番街は、今まさに整備の最中でありますけれども、アーケードを撤去した後、街並みをごらんになって何かお感じになりませんか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 多少、道路が曲がったかと、広々してきたかと、狭苦しい感じはなくなったと思いますけれども、夜は昔もひどかったのですけれども、余計に目立つようになったかと感じております。 ◆委員(白石さと子) 私が申し上げたいのは、アーケードを取り外しましたら、店舗の壁面の汚れが非常に目立ちませんか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 私も感じております。 ◆委員(白石さと子) 何が申し上げたいかと申しますと、クリーンアップということできれいなまちをイメージして整備もされているわけで、皆さんはあそこでくつろげるような空間を予想しているのではないかと思うのです。ですから、景観が損なわれていることが非常に残念に感じるのです。道路が全部きれいにでき上がってくると、ミスマッチになってくると思うのです。  そこで、お感じになっていなくて、私が言うと同感ということなので、申し上げにくいのですけれども、店舗自体のお色直しということではないですけれども、市民会館ですら壁を塗ってきれいに様変わりしました。壁を塗っただけでも違いますから、そういった意味で今度は担当が変わってしまうので申しわけないのですが、個々の店舗が積極的にそこをきれいに直せるような手助けができないものかと思うのです。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 駐車場を残して9割方の整備ができ上がっております。今、言われたように店舗の壁面が出てきましたので、これをどうするかということですが、一番街の道路整備計画をしている中で、地元商店街、南一番街商店街振興組合の役員がワークショップでつくり上げた形態でございまして、その検討委員会もまだ現存してございます。その中で今、ご指摘があった件についてこれからどうするかという問題も当然その中で審議をされて、検討しているようでございます。一つはカラーテントできれいにやるとか、ヨーロッパ風とか、イタリア風とか、いろいろ検討されているようです。また、いいアイデアがありましたら、いろいろとご指導いただければと思っております。 ◆委員(白石さと子) いいアイデアかどうかわかりませんけれども、塗りかえる費用を店舗自体が出すのも大変ですので、それを助成してあげる方法とか、あるいは貸付金の方で無利子で貸し付ける、一定の期間を決めて、この期間において直していただくにはという幾つかのことを検討してみるということをされたらいいのではないかと思うのですが、いかがですか。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 今、委員からお話しいただいているご心配の件ですが、制度融資または商工会議所、それから国の融資とか、あらゆる助成制度も含めて委員会の中で検討しております。当然私どもの商業観光課の担当職員もその中に入らせていただいて検討させてもらっています。 ◆委員(白石さと子) ぜひご指導していただいて、皆さんに納得していただきながら、クリーンアップと名前を掲げてありますので、皆さんの意識もそこに持っていっていただいて、皆さんで一体となって取り組んでいただけるように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、次に畜犬避妊手術助成金120万円につきましてですが、昨年の実績と内容を伺いたいと思います。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 平成15年度につきましては2月末現在でございますが、118件でございます。内容につきましては、登録犬で生後6カ月以上3歳未満の雌犬を対象として助成をしてございます。 ◆委員(白石さと子) 推移を聞けばよかったのですが、伸びていると受け止めてよろしいのですか。それとも横ばいでしょうか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 件数につきましては、110件から120件程度で過去3年ぐらいはほとんど変わってございません。 ◆委員(白石さと子) 変わっていないということは、結構これを利用されていると受け止めるのですけれども、猫の避妊手術の方は前に検討していただきたいというような話が出たかと思うのですが、どうでしょう。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 猫の避妊手術については、確かに前の委員会で出ております。これについては、うちの方から獣医師会にお話をしまして、市内の篤志家の方が獣医師会に寄附をしていただき、現在避妊手術については行われております。 ◆委員(白石さと子) 市では取り組んでいないけれども、獣医師会の方で取り組んでいただいているということでよろしいですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) はい、結構です。 ◆委員(白石さと子) それは助成はされていないという意味合いですか。 ◎環境政策課長(横澤義隆) 篤志家のご寄附によって成り立っておりますので、市からの助成はしてございません。 ◆委員(白石さと子) 了解しました。野良猫対策といったことにもつながるのでいいかと思ったものですから、質問しました。以上で終わります。 ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後1時20分休憩 ○委員長(鈴木信昭) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後1時21分再開 ○委員長(鈴木信昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 5款労働費〜7款商工費・競輪特別会計に対する質疑 ○委員長(鈴木信昭) 次に、5款労働費から7款商工費まで及び競輪特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美博) 179ページをお願いします。7款1項5目、説明1の観光施設管理費の中で呑龍公園動物園等管理委託料、それから動物運搬委託料、その下の土地建物等賃借料、それからその下の工事請負費、この4点を続けてご説明いただきたいと思います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 呑龍公園動物園等管理委託料でございますが、これは動物の管理を大光院に委託しているものでございます。呑龍公園動物運搬委託料でございますが、これにつきましては現在飼育している動物を他に引き取ってもらうということで、それに要する運搬の委託料でございます。次の土地建物等賃借料につきましては、駐車場の賃借料ということでございますが、大光院それから太平記の里看板ということで、4カ所の賃借料につきまして計上してございます。工事請負費につきましては、呑龍動物園舎解体、整地に要する経費を計上してございます。 ◆委員(高橋美博) 解体の方の600万円ですが、この金額で間に合いますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、舎の解体、整地ということを見込んでおりまして、大変厳しい予算の中で予算措置をいただきましたので、この範囲内で取り壊し、整備をしていきたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) ところで、先ほどの動物運搬委託料ですが、現在いる動物をどこへ運んでいくのでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、新年度になりましてから交渉を行いたいと思いますが、近隣の動物園等に引き取ってもらうということを考えておりまして、そういったことを行っております業者を通じまして探してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) これから嫁入り先を決めるということですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) さようでございます。 ◆委員(高橋美博) では続きまして、動物園の南東の角にヘリコプターか何かが置いてありますが、あれも一緒に解体ですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) ヘリコプターにつきましては、自衛隊の方から借用している備品でございます。これにつきましても呑龍動物公園の舎取り壊し、その後の整備という計画を平成16年度に持っておりますので、その中で関係機関と協議の上、撤去等についても検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) ところで、あそこの敷地は大光院の敷地だと思うのですけれども、更地にした場合の跡地利用ということについてはどんなふうに考えていますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 跡地利用につきましても、今、申し上げましたとおり平成16年度に協議ということでございます。地主であります大光院、自衛隊、公園ということでありますので私どもの方では花と緑の推進課、庁内の関係部署とも協議の上、どういう形で整備していくか、あるいは更地にするのかということも含めまして、平成16年度予算をもちまして対応していきたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) 参考までなのですけれども、すばらしい日本庭園などいかがかと思います。それから、今、言った場所の北側に砂利敷きの駐車場がありますが、あの辺を何とかアスファルトにするような方法というのは今までに検討したことがあるのかと思うのですけれども、その辺はどうですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 動物公園北側の駐車場ということでございますが、これにつきましては大光院の土地ということで、参詣者に対する便宜を図るための駐車場と考えてございます。私どもの方では、どういう整備計画があったのかということを含めまして承知しておりません。 ◆委員(高橋美博) 呑龍様、金山というのは、太田市の観光地の顔でもあると思うので、できましたら砂利の状態ではなく、市の方でも粘り強く大光院の方に交渉していただきまして、日本庭園と駐車場はアスファルトという方向でご努力いただければありがたいのですけれども、高橋副部長のコメントをお願いします。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 今、委員からお話が出ている太田市のシンボルということで、戦前、東武鉄道からご寄附をいただいた呑龍動物公園がいよいよ撤退ということなのですけれども、これから急に検討するのではなくて、何回か近隣の動物園とかにも当たってございます。  それと、大光院とのお話は、今、委員からお話があったように、やはり寺の境内地ということですので、これからも上司と相談しながら粘り強く交渉したいと思います。観光イベント等でも年間を通して大光院の境内地をお借りしておりますので、そこにおいでになる観光客の皆さんからもいろいろな要望等が出ておりますから、それらも含めてよく検討をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美博) ひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございました。終わります。 ◆委員(市川隆康) 165ページ、6款農林水産業費、地域農政推進事業の認定農業者農地流動化支援事業費補助金63万円について、その概要を伺います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) この関係につきましては、認定農業者が経営耕地拡大をしているわけでありますけれども、流動化された土地の1ヘクタール以上を借りた土地に対しまして、その認定農業者に2,000円の補助を行っているということであります。 ◆委員(市川隆康) 先月、農業委員会と認定農業者の意見交換会に私も参加しました。その席上、ある認定農業者から、借り入れた農地の畔を平らにして農地を拡大し効率化を図りたいと思ったのですけれども、地主から了解が得られなかったという状況の中で、行政として効率化を支援してほしいとの要望がありました。そこで私はとっさに考えたのですけれども、例えば家を借りるときの敷金のように平らにした畔を復元するための費用の何割かを保証金として積み、残りを行政と農協などで負担する契約ができれば地主の了解も得られやすくなり、農地の効率化が図られ、農家所得の向上につながると思いましたが、いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) その関係については、基本的にはよろしいかと思うのですけれども、今の現状を見ますと、農地の流動化はバラであります。ですから、まとまったところに集積して貸し借りが行われていないというのが現状でありまして、第1段階といたしましては、そういうところを集団的に貸し借りができるような手法で今、頑張っているところですけれども、所有権の問題ということで、貸し手側の要望もありまして、なかなか難しいということであります。  ですから、そういうことを進めながら、今、委員が言われたような形の中で機械の効率化あるいは農作業の効率化等々を考えますと、1区画30アールを2枚か3枚にすれば、60あるいは1町近くになるわけですけれども、そういうことが方向的には非常にいいと思っています。その関係については、いろいろな補助によりまして経費がかなり違います。段差があればかなりかかりますし、段差がなければ確定測量をしてありますから、その杭をだけを確定すればできるということでありますので、行く行くはそういう方向で十分検討していきたいと考えております。 ◆委員(市川隆康) 私も四、五年前に新田町農業委員会で5町歩の水田をまとめてやったという記事を見たような記憶があったものですから、新田町農業委員会に行って尋ねたら、そういうことはないということでした。私としても困ってしまって、太田市農業委員会に相談しましたら、「スーパー圃場システムによる農業改革」ということで千葉県佐倉市の取り組みをビデオで見させていただきました。日本最大の10ヘクタールの圃場整備で、米作だけで所得が1,000万円、徹底した効率化によるコストダウンで世界に太刀打ちする圃場整備が基軸とありました。そこで、農村整備について農村整備課の考え方を伺いたいと思います。 ◎農村整備課長(日野重夫) 大規模な農地集積につきましては、ただいま委員がおっしゃったとおり、面積要件として5ヘクタール以上など、その他いろいろな条件がございます。ですが、それらの条件が合致すれば、補助事業等もございますので、ご活用いただきたいと考えております。 ◆委員(市川隆康) いずれにしても、太田市の耕地は狭いものですから、国の基準や先ほど1ヘクタールということもありましたけれども、大きな基準に該当するのは困難な状況の中、身近に取り組める方法を私も模索していきたいと思いますので、行政としてもよろしくお願いいたします。  次に、167ページ、畜産経営対策事業ですが、鳥インフルエンザは未曾有の危機といいますか、犠牲者も出たというような状況の中で、事これは京都府や山口県だけの問題ではなく、身近な問題となろうとしています。鳥インフルエンザ発生に伴い、農協系統では4月から農場ごとに安全検査を10項目、1年で1回から18回の検査、その費用は20万9,400円で自己負担となり、風評被害で卵の安値に加えて経営不安は増大しております。  現時点で、生鶏は検査しておりませんが、近いうちに同様の検査が始まるかと思います。ニワトリの死亡報告も採卵鶏で週に1回、ブロイラーは毎日の報告となり大変な状態であります。農家は、自衛策として行っているカラスなどの野鳥防護ネットや消毒剤には多額の資金が必要となり、国は支援策として低利融資制度を新設しました。3月15日には、全国知事会としては初めて国に経営支援風評被害防止家畜伝染病予防法の改正などの要望を提出するなど、養鶏業は危機に陥っています。太田市の平成16年度予算には計上されておりませんが、緊急対策として支援事業費補助と防疫体制の強化を要望いたします。鳥インフルエンザに対する市の対応策をお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 市の対応の関係でありますけれども、委員ご案内のとおり、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、日本のみならず世界的に非常に問題となっておるわけであります。発生からの時間的な問題で、当市の当初予算もそういった対応はしていない部分がありますけれども、畜産衛生対策事業の項の畜産振興環境対策事業費補助金が63万8,000円ですが、これらは畜舎の環境整備等で防臭剤あるいは殺虫剤等を今までも補助してきた経過がありますので、そららを一部流用できるのではないかということで考えております。  防護ネットにつきましては、今後、国の動き、あるいは県の動きが出てくると思うのですけれども、それらとリンクしながら対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) 気持ちの上からも早急な対策をよろしくお願いいたします。  次に、178ページ、7款商工費、1項5目観光費について伺います。御城道の整備については何ページに記載してあるのか、教えてください。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 御城道の予算ということなのですけれども、私どもは観光の部分でとらえさせてもらいますと、観光については金山を中心とした七福神巡りのマップ、それから太田駅舎の中と八瀬川を散策してもらうと八瀬川筋に観光案内板が出てございます。それで、御城道につきましては、現時点でまだ整備されていないようなお話を伺っておりますので、今後そういうものが整備されたときには総合的な中で活用させてもらうということが一つ、また最近では商業観光課の方で南の部分で5キロコースの観光マップを新たにつくった中にも入ってございます。 ◆委員(市川隆康) 昨年9月議会で一般質問した際、部長から「歴史ある御城道のハード面の整備にあわせて、よりわかりやすい案内板の設置などを検討してまいりたい。」、市長からは「行政として道路整備をやっていくことが今、大切ではないかと、財政とも相談をしなければいけませんけれども、できるだけ早く道路の整備はやりたいと思っています。」とご答弁をいただきました。私は、関係者や市民に議会報告をしました。その後も市長から御城道の整備はやるからと言われて楽しみにしていました。9月の議会質問以降、予算編成に当たり御城道の整備についてどのような対応をしてきたのか伺います。 ◎都市づくり部長(木村一忠) 御城道の整備につきまして前回質問があったようですが、道路の整備という中で、我々も全体的に考えなくてはならないということでありまして、平成16年度予算の8款土木費の中でいろいろな道路整備工事が盛られておりますが、これらとあわせて今後研究を重ねていきたい。また、平成16年度はぜひそういう方向で整備をいたしていきたいと思っております。 ◆委員(市川隆康) 昨年9月に私は議会質問をしました。もう一度伺います。議員の質問に対して部長答弁、市長答弁に対する執行者の考え方を伺います。 ◎都市づくり部長(木村一忠) 平成16年度予算の中で整備をいたしていきたい、そういうふうに思っております。 ◆委員(市川隆康) 私の言わんとすることは、おわかりいただけていると思います。議員と執行者は、市民との信頼をなくしてはならないと思います。当初の予定が難しそうになる前に相談しながら、市民のために前向きに取り組みたいと思うからです。  そこで、政策担当の企画部長に伺います。清水市長が関係者に、御城道の整備は予算にのっていないが補正で取り組むと語っていますが、いつから、どの部署で取り組まれるおつもりでいるのか、お伺いいたします。 ◎企画部長(清水計男) 歴史の発掘の中から出てきて、ここ3年ばかりの中に急激に御城道の問題が出てきたというふうに記憶しております。今、担当部長の方から、ぜひやりたいという答弁がありました。私の方としては、先ほどもある委員からお話が出ていましたが、総体的に金山あるいは大光院の問題等の絡みの中で、御城道から東山に行って、東山から金山に行って、金山から金龍寺に降りて大光院へという周遊コースを市民に提供できたらというふうに考えております。その総体的な周遊ハイキングコース的なものを新年度になりましたら、早急に庁内調整を図っていきたいと思っております。御城道をやるということと、金山のハイキングコースをもう少し整備したらいかがかということもあわせて、新年度になったら早急に庁内調整を図っていきたいと考えておりますので、ぜひご理解してください。 ◆委員(市川隆康) 次に、花火大会実行委員会補助金について、これまでの経緯を伺います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 花火大会実行委員会補助金でございますが、これにつきましては毎年8月に実施しております花火大会に対しまして、その実行委員会の予算に対して市として補助をしているものでございます。 ◆委員(市川隆康) 1回目は幾らだったでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 昨年が第8回ということですが、1回目からの資料が手元にございませんので、ご答弁はできません。 ◆委員(市川隆康) では、資料を提出してください。私の記憶では、1回目が3,000万円、2回目以降は2,000万円だと思いますけれども、そこから入りたいのでお願いいたします。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 1回目の予算が3,000万円ということですので、数字が出ますから調べさせて報告をさせますので、ご質問を続けていただければと思います。 ◆委員(市川隆康) 私もそう思っております。平成16年度が200万円減額になった理由を伺います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 平成15年度が2,000万円、平成16年度が1,800万円ということで200万円の減額になってございますが、これにつきましては予算編成の中で非常に厳しい財政状況を反映いたしまして、補助金等につきましてもかなりの削減ということで、全般的に削減されたというふうに伺っております。その中で、特に市の単独事業の補助金につきましては、一律の削減というようなことで対応となったということも伺っておりますので、そういった予算編成の中での削減かと考えてございます。 ◆委員(市川隆康) ただいまの答弁に間違いはありませんか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 私といたしましては、そういう認識がございます。 ◆委員(市川隆康) 平成15年度の花火大会協賛者の件数と協賛金総額並びに協賛金の残高を伺います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 平成15年度第8回太田市花火大会の協賛についてでございますが、協賛金額が3,458万円、協賛者が2,226件でございます。 ◆委員(市川隆康) 一緒に残高も聞いたのですけれども、お答えください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 残高という質問のご趣旨がわからないのですが。 ◆委員(市川隆康) 実行委員会事務局を受けていると思うのですけれども、市から2,000万円の補助金、協賛金が3,458万円だとして、実際にかかった経費を引けば、それが残高かと思うのです。 ◎商業観光課長(北爪宏) それでは、実行委員会の収入・支出の決算内容ということで、お答えさせていただきたいと思います。収入につきましては、今ご指摘の補助金、協賛金、それからの前年度からの繰越金、その他預金利子等でございます。支出でございますが、花火打ち上げ委託ほか関係の経費でございます。それらを差し引いたものが次年度繰越金ということになりますが、その差引金額を申し上げますと、1,229万円でございます。 ◆委員(市川隆康) 平成16年度の協賛金の目標額を伺います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 平成16年度協賛金の目標額ということでございますが、まだ16年度の花火大会実行委員会等も開催してございません。私の個人的な考え方でございますけれども、昨年、一昨年ということで多額の協賛をいただいておりますので、それに比しまして、その金額を目標に置いていきたいと考えてございます。 ◆委員(市川隆康) 本題に入ります。私は、今年の花火大会の協賛金については深刻な経済不況の中で目標額を集めるのは難しいと思います。まして基本となる補助金がそのような1割カットなら、協賛金を出してくれる市民や企業の心もカットに動き、花火大会のあり方が問われると思います。花火大会実行委員会補助金は例年のとおり2,000万円にしないと、人心が離れることを危惧しますが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 委員ご指摘の内容は、補助金が少なくなったのだから協賛状況も厳しい状況になるだろうということを述べていただきました。先ほど申し上げましたとおり、実行委員会を開催しておるわけではございませんので、私の個人的な考え方といたしましては、昨年第8回の開催をした感想からいたしますと、市民の方は花火をごらんになって非常に喜んでいらっしゃるということです。私どもは協賛席の近くにおりましたので、そういうところでよかったという生の声も伺っております。花火大会に対する市民の思いというものは、引き続き熱いものがあると思いますので、そういったことから関係の職員の皆様とともに協賛金の確保についても努めてまいりたいと考えてございます。 ◆委員(市川隆康) 私がなぜ細かく聞くかと言いますと、お金を減らしたからとか増やしたからとかということではありません。昨年は、協賛金の収支余りがありながら協賛者に何もなく、翌朝の早朝ボランティアにも何も出ませんでした。大会当初から数年は、協賛者や清掃ボランティアや警備を担当してくれる各種団体にも心づくしの飲み物やパンあるいはビールなどが出て、好評でありました。
     今年の花火大会の心配りはどのように考えておりますか。だから、先ほど収支報告も聞いたわけであります。私は、ここが一番大事だと思っておりますので、よろしくご答弁をいただきたいと思います。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) いろいろお世話になりまして、8回ということである程度定着された花火大会かと思っております。また、太田市以外の広域の中でも、かなり認知されたというかファンが多くて、かなりの人が太田市の花火を楽しみにしているようでございます。また、議員をはじめ大勢の皆さん方にお世話になっての花火大会の定着化を目指し、また大勢に市民参加ということも一つのねらいでございます。そういうことで最近ではいろいろと実行委員会の中で検討されてきて、ぜひそういう市民参加の中でやっていきたいということもお願いをしてございます。  最初はパンが出たり、飲み物が出たのではないかということなのですけれども、これらも清掃ボランティア、また当日前後も地域の皆さんはじめ大勢の人にお世話になって花火を上げさせてもらっているわけですけれども、これらについても慣れてきたというのは大変失礼なのですけれども、昨年については清掃ボランティアについては1時間早く始めさせてもらって早くきれいに終わったということもございます。また、参加されたいろいろな団体の皆さんからも、涼しいうちに早くきれいにしようではないかという声が年々増えております。それらの皆さんの声の中にも、できるだけ花火大会を続けてもらいたいということがありますので、内容等についてもいろいろと検討させてもらっているのが現状でございます。 ◆委員(市川隆康) 私は地元のせいか、そういう話は聞こえてこないのです。協賛金がきつ過ぎる、ボランティアといいながらも弁当も出ない、そういう苦情ばかり聞いているので、きょうここに臨んだわけです。そこで提案ですが、大会関係者の弁当や協賛者にはスワンベーカリーのパンを、清掃ボランティアには太田市の缶入りの備蓄飲料水などの心配りをしてみてはいかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) ご協力をいただいているボランティアの状況等についてお話がありましたけれども、私どもの方でも夏の暑い早朝にボランティアをしていただくということは、非常に貴重な活動だと思っております。ごみを拾おうということでお集まりいただいたボランティアの方々に何かをお出しして、それがまたごみになってしまうということもあります。何かいただきたい、暑いから飲み物をというお考えもあるでしょうけれども、短時間で、暑くならないうちに終わるような形で定着してきております。ご提案の件につきましても、昨年やった形で非常にうまくいっているのではないかと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) ごみを拾いに行くボランティアが缶を捨てるはずがないと私は思います。  部長に伺います。合併後の花火大会はどのように考えておられますか。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 合併後の花火大会については、関係各町と協議をしているということです。各町でもそれなりの花火大会をやっているということですので、それを一つにするか、それぞれでやっていくかという部分は、これからの協議の課題かと思います。  太田市の花火大会については、企業、個人、多くの方から善意の協賛金をいただいて実施しているということです。今回、太田市の補助金が200万円削減になったということでありますけれども、今の財政状況から考えて致し方ないのではないか。実際に削減されたということで我々もおもしろいということはないのですが、それでやっていかなくてはならないということです。そういったファンの方もいるわけですから実施していかなければならないのです。200万円削減された、また協賛金が少なくなったということになれば、工夫してやればいいわけです。そして、喜んでもらえればいいということですから、そんな形でやっていきたいと思いますし、これからも協賛金についてはお願いをしていかなければならないと思っています。  次の朝の清掃ボランティアについては、地元の人たちとか、いろいろな団体が来てごみを拾ってくれているということで本当に頭が下がる想いなのです。前は7時からやっていたのですけれども、夏で暑いから1時間繰り上げて6時からにして、涼しいうちにやってしまうということのようです。パンを朝の早いうちから食べても、ジュースを飲んでも大したことはないと、そんなこともあわせて今年は、だんだん寂しくなってしまうのですけれども、そんな形でやらせていただこうかと思います。水道の缶入りの水も備蓄しているということで、お金がかかっている水だと思うのです。その辺はよくわからないのですけれども、また水道とも話をする部分があれば対応していこうかと思います。  平成16年の花火大会の日に私はいないのですけれども、考え方とすれば、今年と同様なことで市民の皆様にご理解をしていただきたいと思っております。 ◆委員(武藤泰) 175ページ、商工費、両毛地域卸売市場統合準備会議負担金について説明願います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 両毛地域卸売市場統合準備会議負担金でございますが、これにつきましては、両毛5市の助役、収入役、それから市場担当部長、企画担当部長というメンバーによりまして、そちらに記載の準備会議を昨年7月に設立してございます。統合した市場という中で昨年7月から調査研究をしておりますが、平成16年度につきましては、市場の構想等につきましてコンサルタントに委託をして調査をするということになりましたので、その準備会議に対して、コンサルタントに委託する経費の一部分を負担するものでございます。 ◆委員(武藤泰) 両毛地域の市場設立に向けて本格的に動き出そうという理解でよろしいですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) ただいま申し上げました準備会議が昨年7月に設立されましたが、それから各市の企画担当課、あるいは市場担当課の職員をメンバーとする幹事会がありまして、今までに準備会議を2回、幹事会を11回、それから研修会を3回開催しております。検討している内容につきましては、市場の規模、経営の形態、公設ということを前提にしたシミュレーション等、それから市場とは何ぞやということから先進地の研修からということで、非常に基礎的なところをやっております。そういった状況でございます。 ◆委員(武藤泰) 小売店が少なくなっている中、あるいは大きなショッピングセンターでは、直接産地との取引をするといった中で、市場を設立するというのもなかなか厳しいと思うのです。でも、そういった中で必要性も当然あるわけですので、何とか早い時点で設立できるようによろしくお願いしたいと思います。  179ページ、先ほど同僚委員が呑龍動物公園のことで聞いたのですが、ちょっと重複するかもしれませんがご容赦願いたいと思います。動物園管理委託料は年間契約の料金ですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 動物の管理委託料ということで年間の金額を計上してございます。 ◆委員(武藤泰) もちろん土地もそうですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては先ほども申し上げましたが、動物の管理をお願いしている委託料ということで大光院の方にお支払いする予定のものでございまして、土地につきましては無償で貸与を受けております。 ◆委員(武藤泰) この土地の契約はいつ切れるのですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 土地につきましては、来年の3月末でございます。 ◆委員(武藤泰) 解体工事というのが平成17年3月いっぱいで完了する、時期的にはそういうふうにとらえてよろしいですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 平成16年度予算に計上してございますので、遅くても平成17年3月末までにはこの予算を執行して解体するということで行っていきたいと思います。 ◆委員(武藤泰) その後ということで聞きたいのですが、これは再度契約できるという確約はあるのですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 契約につきましては10年という契約になってございますが、再契約につきましても可能ではないかと考えてございますが、平成17年4月以降の新たな契約について、大光院と具体的な話し合いはしてございません。 ◆委員(武藤泰) とりあえずは解体して更地で返すという形になりますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 舎解体後の形態について、どういう形にするのかということにつきましても、大光院側と具体的な協議はありません。こちらにつきましては、呑龍公園ということで都市計画公園として指定されている公園でありますので、今後の対応につきましても、私どもの関係部局と大光院とで協議してまいりたいと考えています。 ◆委員(武藤泰) 再契約できたとしてのビジョンは、今、言ったようなものですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 現在、遊具等が南の部分にありますので、そういった遊具を生かした公園としていくのか、どういう形にしていくのかということについても、まだ大光院と具体的な協議をしておりません。 ◆委員(武藤泰) なかなか動物は難しいということですが、今まで動物公園として親しまれてきたわけですので、ぜひ再契約できるように努力していただきたい。敷地はあまり大きくありませんけれども、何らかの形で歴史あるミニ公園として位置づけていただいて、市民の方々、あるいは市外の方々が楽しく利用できるように努力していただきたいと思います。その辺について、部長はどうお考えですか。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 呑龍動物公園は非常に歴史があるし、多くの市民の人たちに親しまれてきたということですが、年々先細りになっているというのも実態だと思います。動物が少なくなっていることももちろん、管理委託料というが発生しておりますけれども、管理してくれている人自体が相当高齢化しているということもあり、今の動物園を存続させるというのは無理だということです。  土地の契約期限も来ているということです。呑龍様の貫首さんの考え方も非常に強い部分もあるということで、再協議ができるかできないかということもありますけれども、恐らくできないのではないかと私個人ではそう思っています。ですから、あそこをきれいにして呑龍様に引き取ってもらうということが、太田市にとって一番賢い選択かと思っています。 ◆委員(武藤泰) なくなるとなると市民の皆さんも惜しんで行くのですが、実際にあるとまた利用しないというのが現状だと思うのです。ただ、相手があることですので、その点を含んで努力していただきたいと思います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 先ほど市川委員のご質問の花火大会実行委員会に対する補助金の関係ですが、平成8年度が第1回で昨年度の第8回まで開催しております。補助金は第1回から昨年まで2,000万円ということでずっと同額でございます。 ◆委員(福井宣勝) 6款1項2目農業総務費の中の米粉パンについて、決算委員会に引き続いてご質問させていただきたいと思います。しつこいと思われるでしょうが、ちょっと納得がいかないことがありますので、改めて質問させていただきたいと思います。昨年度の当初予算が約1,000万円でしたが、3月で450万円ぐらいの減額補正、今年度の当初予算が600万円になっていますけれども、この減額の理由がわかりましたら説明をお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 平成14年度からご理解をしていただきまして始めた事業であります。その関係で、平成14年度は委員がおっしゃるとおり1,120万円の予算で、15年度が992万3,000円、本年度が600万円ということであります。平成14年度は、地元のコメをJA太田市から買いまして、新潟まで持っていって製粉していただいたということで、製粉料とか技術料とか委託費を3つに分けて事業をしてきました。  平成15年度の予算につきましては、農協から太田市のコメを持っていかずに新潟のコメを入れるということで事業を実施してきたという経過がございます。予算見積書の提出時期等もあるのですけれども、その辺で正直言いまして、多少甘さがあったのではないかと反省はしております。そのときに、1,120万円から、現地のコメを持っていった関係で搬送料が150万円ぐらい安くなりました。その安くなったものをベースに平成15年度予算を盛ったわけです。そうしまして、平成15年度に新潟のコメというか、日本のコメというか、ちょっとその辺がいろいろありますけれども、米粉を直接買い実施した結果、1個当たり25円ぐらいでできるという結論に達しました。それで本年度は27万個で、1個25円相当ということで予算を盛らせていただいたという経過で、ご指摘のとおり多少わからなかった部分があったために多目だったかということがあると思います。 ◆委員(福井宣勝) 詳しく説明してもらった割には、十分に理解できないのですけれども、目的は太田市のコメを消費する、つまり地産地消のためにコメをパン化して給食に出すということであったと思うのです。この間の決算委員会でもそうだったのですが、新潟のコメの消費拡大を図っているということではないのですよね。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 新潟のコメとか秋田のコメとかということではなくて、ご案内のとおりコメの消費バランスが非常に悪いものですから、全国レベルでいずれかの方法で消費していただければということで、コメの消費拡大の一助となるだろうということを決算委員会のときに申し上げた記憶がございます。平成16年度以降、今、ちょっと研究しているのですけれども、地元のコメとは言えない部分がありますが、群馬産でできるようになればいいのではないかということで検討をしております。ただ、地産地消ということからしますと、幾分大きなロットの地産地消になるのではないかということで考えております。 ◆委員(福井宣勝) 日本のコメの消費を太田市が担うというのは、非常に大きな仕事で頼もしくは思うのですけれども、ちょっと筋が違うのではないかという気がするのです。その下に米消費拡大事業交付金で10万円が盛ってあります。これとのかかわりはどうなのでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 今、地元のコメではないという議論もございますけれども、米消費拡大というのは、年限は忘れましたけれども転作が始まって間もなく、国・県の施策によりまして米消費をしていくのだということで、コメから生産されるいろいろなものの消費拡大を推進していくという事業がありました。 ◆委員(福井宣勝) それとこのパンづくりとは、どういうかかわりがあるのですか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 説明が足りなかったのですが、日本は瑞穂の国といいますか、そこまで言うとちょっとオーバーかと思いますけれども、コメの文化でございます。そのコメは炊いて食べることもあるし、粉にして食べることもあるということで、コメの文化を子供に理解してもらう、教育上の問題もあろうかと思います。そういう事業だということであります。 ◆委員(福井宣勝) コメの文化ということであれば、パンの文化にコメを移さない方がいいような気がするのです。この間もちょっとお話ししましたけれども、やはりコメの文化ならばコメを食べさせるという形で持っていくのがいいのではないかと思うのです。学校給食にしか出していないという話ですけれども、子供たちはコメを喜びます。例えば、そのお金を使ってお握りにしてあげれば本当に喜んで食べるのです。将来的に考えてみて、パンでなければ食べないような文化をつくってはいけないというふうに思っているわけです。だから、コメはコメで食べさせる、あるいはコメでつくっただんごを食べさせるだとか、その程度ならいいけれども、本来は麦でなくてはできないパンをコメでつくることはないと私は考えるのです。  だから、ぜひそこをもう一回検討して、どうしてもコメの消費拡大を図らなければいけないということで、パンにするのが一番効果的で有効だということになれば話は別ですけれども、将来的にコメを食べている子供は大きくなってもコメを食べるのです。パンしか食べていない子供は、大きくなってもパンしか食べないのです。私たちが中学生ぐらいのときにコメがあまりとれなくて、外国から麦を輸入したわけです。アメリカあたりからとても安く輸入できたわけです。そうしたら、保健室のポスターにコメと麦がはかりに乗っていて、コメの方が重くなっているのです。こちらの方が栄養価も高いし、いろいろといいということで、結局はパン食がどんどん増えてきたわけです。そういう傾向があると思うのです。  コメというのはとてもいい食料だと思います。瑞穂の国ですから、コメを食べるのが習慣になっていている、主食ですからコメで食べさせるという方向で持っていく方がいいと思うのです。どうしてもパンだということになれば、これは農協の仕事だと思うのです。特許がどういうふうになっているか知りませんけれども、機械は買えないのですか。農協あたりで機械を買って、群馬県内でつくればいいと思うのです。太田市のコメを使って太田市でつくればいいと思うのですけれども、その辺はどうですか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 金額は忘れましたけれども、新潟のコメを粉にする機械は5億円とか何とか、かなりの金額だと記憶しているのですが、相当経費がかかるということで、その辺にも少し問題があるのではないかと思います。  福井委員がおっしゃるとおりの部分もあるのですけれども、例えばおじいさん、おばあさんはホウレンソウやかき菜をゆでたものが大好きだけれども、子供はレタスしか食べないといったように子供の嗜好もあると思うのです。そういったいろいろな方法の流れの中でコメの消費もできるし、教育上の指導もできればいいのではないかということで一生懸命やっているところでございますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ◆委員(福井宣勝) おばあちゃん、おじいちゃんが、あるいはお父さん、お母さんがたくあんだとかホウレンソウを好きな家は子供も好きです。そうなのです。親がハンバーグを好きな家は子供もハンバーグが好きなのです。そういう伝統的な食生活を崩さない方がいいという思いが強くあるということです。ぜひ一考していただきたいのです。  特に今は国を挙げて食育教育の問題が非常に大きく取り上げられているわけですが、日本人の食文化、あるいは食生活、礼儀だとかマナーというものについて、もう一回見直していかなくてはならないということがあると思います。この間、英語特区のところでも質問させていただいたときに、日本人を育ててくださいということを申し上げました。日本人なら日本のコメをちゃんと食べる、日本の頭脳だとか体力だとかはコメから養われているような気がします。アレルギーの問題だとか、子供のいろいろな病気もありますから、ぜひ日本食の文化を戻すというような努力をぜひしてもらいたいと思いますけれども、部長にその辺の見解を示していただければありがたいと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 福井委員の家ではコメを食べてくれていますか。 ◆委員(福井宣勝) はい。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) コメというのは昔から粒なのです。粉にという発想はないのですけれども、なぜそうした発想が出てきたかというと、コメの消費がついていかないということなのです。だから、粒だけではなくて粉にしてもコメの消費をしていこうということで、発想が出てきたということだと思います。ですから、粒で食していただければそれにこしたことはないわけです。そういった日本古来の食事をずっとしてこられればいいわけですけれども、途中からパン食になってきたということです。なぜパン食になってきたかということを考えてみれば、そこにはいろいろな原因があるわけですから、そういった原因を取り除きながらコメの消費につなげていければと思っています。世界の食料の中で、コメが体のために一番いいということですから、そういった部分をもっともっと若いお父さん、お母さんに理解をしてもらう、そういうことが必要かと思っています。 ◆委員(福井宣勝) そのとおりだと思います。私の家もコメが主食になっていますけれども、宮本部長の家も多分コメだと思うのです。日本の食文化を衰えさせない、後退させない、進ませるという方向でこれから取り組んでいかなくてはならないと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  175ページ、先日の定例会で高田議員から質問があったのですが、空き店舗の活用についてなのですけれども、空き店舗活用支援事業補助金230万円が盛ってあります。高田議員の方では、ITベンチャー起業のために空き店舗を活用したらどうかということだったのですが、私も大賛成であります。  こんな実験的なことはできないかどうかをご質問します。昨年の決算委員会で山田委員から、商業高校の生徒をそこで使った事業が何とかできないかという話が出たのですが、私もその話を聞いて、若者を空き店舗活用事業に参加させたらどうだろうと思いまして質問させていただきます。太田市には、太田商業だとか、太田工業という実業高校、それと山崎学園が太田市に進出してきまして調理師学校もつくる予定ですし、関東学園大学もあります。ここの学生に空き店舗を使って何か新しいものを考えさせるのはどうかと思うのです。高校等の考え方もあろうかと思いますけれども、ぜひ行政の方から働きかける必要もあるのではないかと思いますが、その辺についていかがお考えですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 実業高校の生徒あるいは専門学校・大学の学生が、空き店舗を結びつけて活用をはかったらどうかというご提案でございますけれども、伺うところによりますと、桐生市では本町商店街と地元の高校ということで、かなり商店街の方がバックアップをして商業活動を勉強されている事例があるということです。  本市においても、本町地区の商店街の方から提案がありまして、そういったような動きもあったように記憶しておりますが、現在のところ私どもの方では具体的に高校・専門学校・大学の学生による空き店舗活用につきましては検討はしてございません。 ◆委員(福井宣勝) 検討する用意はありませんか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 商業高校につきましては市立でございますので、ご提案を受けましたことについては学校にお話をしてみたいと考えてございます。 ◆委員(福井宣勝) 去年の何月でしたか、太田商業高校の百貨市がありましたけれども、1年に1回、学んだことを商業活動という実践を通して学習するという催しのわけなのです。商業高校の卒業生は、ちょっと進学の方が多いのですけれども、約半数が就職です。企業が求めるのは、即戦力的に使える社員ということなのです。1年に1回、2日間くらいの商業活動では、商業の体験学習としては非常に不足するものだというふうに思っています。日常的にそういった体験的学習ができるような、商業高校の部活動の中の一つにでもしてもらって、空き店舗に学校帰りや土日を使って集まってもらって活動してもらう。これも例なのですけれども、地場産業などについて、空き店舗で企業の人たちと連携しながら、いろいろな新しいデザインだとか、製品開発だとか、そういうものを若者の感覚でもってしていく。  ここでこんなことを聞くのは申しわけないのですけれども、177ページにニット産業活路対策事業補助金がありますが、かなり瀕死の状態のようなところがあるという話も聞くのです。外国製品に押されて、かなり厳しい状況にあるというところで、皆さんがカーディガンを着てアピールするというのも非常に効果的だというふうに思います。思いますけれども、これがすべて抜本的な改革にはならないような気がするのです。ニット産業を地場産業だとするならば、それをもっともっと振興させるには、やはり後継者をつくらなければならない。後継者がいなければ衰退の一途ですから、後継者づくりのためにも若者たちをそういうところに参加させる、地場産業の振興計画に参加させるというようなことを積極的にやった方がいいと思うのです。関東学園大学には全国から学生が集まってきているのです。彼らがもしここで関心を持てば、卒業後は全国に散らばるわけですから、非常に効果もあるのではないかというような気がするのです。その辺についてはいかがでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 今、福井委員からお話があったように、都市づくり部の方で中心市街地の活性化ということで、関東学園大学の先生を中心にして学生にもまちづくりの中に入っていただいて、そういう体験をしてもらったり、まちの中で空き店舗と言わず、空き蔵を使って小中学生に体験学習をしてもらうとか、そういう実験は幾つか積み重ねてきたのです。先ほど商業環境課長が言ったように、言葉は足りなかったのですけれども、検討させているところです。商業高校でもどうですかというようなアクションはさせてもらったり、検討をさせてもらっている途中なものですから、なかなかその辺の答えが出なかったのですけれども、今後ご提言があったような方向で進めていきたいと思います。足利市では足利工業大学の学生が本町通りを使って実験的な店舗をやっていますし、桐生市など近隣でもやられているようですので、ぜひその辺をよく検証しながら検討していきたいと思います。 ◆委員(福井宣勝) ただ、そこで研究して、新しいものを開発してということではなくて、起業的なものをやらせて、儲けを出してください、儲けが出たらあなたたちのものですというぐらいのことをやってやらないと、なかなか子供たちは乗ってきませんので、ぜひそういうところも検討して、太田市から地場産業を中心として新しいブランドが発信できるような、そういう環境整備をしていただければ本当にありがたいと思います。そうするとまちも随分活性化するかと思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。      ◎ 休     憩                                      午後2時32分休憩 ○委員長(鈴木信昭) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後2時50分再開 ○委員長(鈴木信昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(井野文人) 163ページ、6款1項2目について伺います。同僚委員から質問もありましたが、米粉パンに関連して、先ほどのやり取りの中でコメ文化はモチやだんごも含めて粒でないものも日本の食文化の大事なものだと思います。もともと学校給食に対して、地元農産物の消費を増やしていこうということで、県の利用促進協議会からスタートしたと思います。私も1期生のときに何度か取り上げたのですけれども、その考え方から言うと、地元のコメを使った米粉パンでないと、地産地消の精神にも反すると思います。考え方としては、安いから新潟米ということではなくて、ゴロピカリ、しかも太田産を使うという方向で検討いただけないものかどうか。もし、検討いただけないのであれば、別の地元農産物の利用増を図るような助成に振りかえた方が、地産地消や食育教育についても見合うと思うのですが、その2点について確認したいと思います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 先ほどもその関係でお話ししましたけれども、基本的には委員がおっしゃるとおり地元の地産地消がベターだと私も考えております。  しかし、コメの流通の点で、もちろん安い高いもありますけれども、いろいろとあります。先ほども申し上げたのですけれども、新潟県の黒川製粉のみではなくて、近隣でもそのような粉を学校給食に使っているところもあるようですから、そういうことを総合的に考えまして今後進めていきたい。近隣であるところにつきましては、太田産というのは特例米等の関係がありまして難しい部分はあるのですけれども、特例米の枠があるなら群馬産でも可能だと言われていますので、その辺を研究させていただいているところであります。ですから、行く行くはそういう方向で考えていきたい。  それから、他の農作物の関係でありますが、ご案内のとおり学校給食に一部、地元の地産地消で野菜を入れています。現在、9校ですが、毛里田中学校が休止状態という部分がありますけれども、平成16年度にまた何校か増やしていきたいということであります。ただ、問題点がございまして、例えばどこの小学校、どこの中学校に、あした、ねぎを5キロ、2キロ持ってきてくださいという形の中で、非常にロットが少ないものですから、農家自体も大変苦慮しているというのが現状であります。今、農協と話をしながら、小さなロットでも多品目の野菜をつくって一度にある程度のロットが持っていけるようになればいいのではないかということで、一応検討はさせていただいています。 ◆委員(井野文人) 質問していないところまで丁寧に答えていただきましたが、考え方としては太田米にこだわってやる以外に、コメを粉にという価値がほとんどなくなってしまうのではないかという意味で提案させていただいたわけです。県産米と言わずに太田ゴロピカリでぜひ検討いただき、それで難しいということであれば政策転換で、別の形での地産地消への助成というふうに変更いただきたいという要望ですが、部長のコメントで締めたいと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 全く井野委員の言うとおりなのです。地元のコメを使って、地元の子供たちに消費してもらう、これが最初の発想だったのです。ただ、それを実施したわけですけれども、その中で問題点があった。それはコメの確保をしなくてはならない、確保したコメを保管しなくてはならない、倉庫料もかかってくる。1年間実施して反省した中で、とりあえず向こうで米粉を買ってきてやった方がいいだろう、大局的には日本国内のコメの消費につながるのだというようなことでやってみたのです。  今回、いろいろとご提言いただいたものを検討させていただいて、今後やっていければいいかと思っております。市内の小・中学校31校で月2回供給しているということであります。これからもそういったコメ消費を何らかの方法でつなげていきたいと、農地を守るためにも水田を守っていきたいということもありますので、今後前向きに検討させていただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) 米飯給食を週3回に増やしてもいいですから、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。要望で終わります。  次に、177ページ、これも先ほど同僚委員からありましたが、7款1項3目地場産業振興事業、ニットの問題ですが、執行者側できょうも大分大勢の方がカーディガンを着ていらっしゃいます。ニット産業活路対策事業補助金270万円の現在の内訳をまず伺いたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) ニット産業活路対策事業補助金につきましては、昨年度は東京のラフォーレ原宿で販路開拓をしたのですけれども、平成15年度につきましては場所を変えまして、東京都墨田区の国際ファッションセンターで開催された共同宣伝事業、新商品開発事業、販路開発事業等々の補助金でございます。 ◆委員(井野文人) ファッションの先端のところでやっているのでびっくりしました。あわせて執行者だけが着るのではなくて、例えば今治市などは太田市に店を常設していますが、国内の友好都市とか、地元市民に使ってもらうとかという点での施策は具体的にないのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 私たち市の職員が着ているということが新聞等々に載りました。そうした中で、会社でも2件ほど利用したいという問い合わせがあったり、今、委員がおっしゃったとおりサマーランドの隣で今治市のタオルを販売している隣にニット工業が展示している場所もあります。 ◆委員(井野文人) それに関連する産業フェスティバルなどの中での位置づけとか、本当に地場産を育てようということであれば、業界の方の意向もあると思うのですけれども、もっと市民全体にということと国内のマーケットを別の見方で見直すとか、そういうことが必要なのではないでしょうか。いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) ご存じだと思うのですけれども、産業フェスティバルでは2階フロアを使いまして展示しております。今度の土・日曜日も元のふじや会館等で地場産品の愛用ということで、企業が展示即売をします。 ◆委員(井野文人) 続いて、179ページ、先ほども同僚からいろいろと出ました花火大会ですが、私は宝泉地区に居住していますけれども、合併がもし実現すると、地理的に見ますと毛里田・足利花火大会になるので、むしろ合併が進むということになれば、花火大会のあり方については、廃止も含めて全体的な見直しが必要ではないかという意見ですが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 平成16年度予算につきましては、先ほど論議がありましたとおり、太田市の補助金を計上いたしまして実行委員会を開き、花火大会を開催していく予定でございます。合併後につきましては、先ほど部長から答弁がありましたとおり、各町でも花火大会を実施しておりますので、そういった中から協議をしていくことになろうかと思います。今後、合併の事務事業の協議の中で、検討されていくと考えております。 ◆委員(井野文人) では、もう一点だけ、市の予算が初めて200万円節減されるということで、ちょっとチープな感じもしますが、一方では協賛企業も景気や何かが大変ということもあります。花火は景気がいい音と華々しいわけですけれども、やはり経済の実態も含めてそういう方向をよく模索していただきたいという要望を出しておきたいと思います。  301ページ、競輪特別会計ですが、1款1項1目歳入にかかわって前年の854万7,000円が、平成16年度の見積もりで160万円、700万円弱と大幅に減少しております。私が議員になった当初は少なくも数千万円あったと思うのですけれども、年々肩下がりで来ております。周辺の高崎競馬や桐生競艇や伊勢崎オートそれぞれを見ても、ギャンブルで自治体の予算を補填する時代は終わったかということもあります。現状の中で今度藪塚本町を迎えるについても競艇からは撤退の方向を明確にしながら、一方ではクリアになっていないけれども抱え込むということもありますが、前橋競輪については前橋市と本市で協議をすれば撤退も可能かと思います。黒字のうちにというか、税負担をしたり、赤字に転落する前に方向を明確に打ち出すタイミングではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 委員ご指摘のとおり、年々かなり減っております。平成16年度の予算につきましては、平成14年度の歳入を見ながら組ませていただいたのですけれども、前橋市と事務レベルで協議しております。脱会金という問題が今後発生するのではないかということで、小田原競輪、宇都宮競輪で脱会の経緯がありますので、現在、そちらの方に行って調査をしているところでございます。 ◆委員(井野文人) 桐生競艇のようにこじれない形で、円満に、なおかつ赤字にならないうちの撤退を模索していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 昭和27年から前橋市とともに、戦災復興ということで来ております。いつも話しておりますけれども、15億四千何がしという歳入が太田市に入っておりますので、前橋市と友好関係を持ちながら円満な脱会ができるように鋭意努力したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(伊藤薫) 167ページ、6款1項5目家畜衛生対策事業の関連でお聞きします。先ほど同僚委員から質問がありましたので重複する点があるかと思いますが、その辺はご了解していただければと思います。  今、西日本では鳥インフルエンザが発生して大変大きな問題となっております。日本じゅうに広がらないことを切に願うところでございますけれども、可能性はゼロではありません。それから、鳥のみならずBSE、狂牛病対策問題、豚コレラ等、それからコイヘルペスとかといったいろいろな細菌が人体に侵入して、突然変異を起こしたときの脅威が世界じゅうに広がっているわけであります。人類がいまだかつて経験したことのない新型ウィルスの発生は大問題でありますが、太田市内における牛舎、豚舎、鶏舎の戸数、それから飼育頭数並びに羽数がわかりましたらお聞きいたします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 豚舎とか牛舎というのは数字的に出ておりませんけれども、乳用牛・肉用牛・豚・採卵・ブロイラー・馬で全部で27戸であります。内訳といたしますと、乳牛が5戸、95頭、肉用牛が8戸、600頭、豚が2戸、630頭、養鶏は、採卵が7戸、2万8,500羽、ブロイラーが1万8,000羽、馬が3戸、38頭ということであります。
    ◆委員(伊藤薫) 今のところ市内には、今、言った動物に対する病気等は聞いていないと思うのですけれども、一番問題になっている鳥インフルエンザの件について聞いていきたいと思います。国も予期していない、感染ルートがわからないという現状の中での原因の究明、そして適切な措置をとっていくか、国もその対策についてはいろいろと研究している段階だと思います。飼っていたニワトリが3万羽死んだという中で、浅田農産の会長が命を絶つという事件まで発生したというように大きな問題となっております。  伝染病予防という法律の観点からすると、補償はなく、いち早く報告をしなさいという被害者の農家を守る法律ではないということから、こうした事件が起きたのではないかと思います。しかも、今、国で法律化しようとしているのは、もっと厳しい網をかけようというものであり、生産者にすれば、その裏として補償制度がない等、いろいろな問題がここで論議されなければならないと思うのです。共済制度もないという中で、伝染病に対する本市における対策として、消毒液とか補助金のお話もお聞きしましたけれども、そうではなく、どういう指導体制、対策をとっているのかをお聞きします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 委員ご案内のとおり、家畜伝染予防法という法律の中で、生産者あるいは関係者には非常に厳しい部分がございます。いずれにしても大変な問題であるので、蔓延を防ぐというのが趣旨だと思われます。  当市といたしましては、国・県からのパンフレットなどによる指導を重点的につないでいるということでございます。既に、国・県の関係で鳥を飼っているということでリストアップされている農家、学校等に、5回くらいリーフレットで消毒なり、防護ネットなりで蔓延を防ぐという指導をしているところであります。 ◆委員(伊藤薫) 県の取り組みとして、学校の関係だと思うのですが、保育所・幼稚園の希望者が157人、小学校が227人という数字が報道されていますけれども、太田市の場合はそういった担当獣医を定めて、動物の診察や愛護教育ということをやっているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 実例はちょっと把握できていないのですけれども、群馬県獣医師会で学校等で要請があれば積極的に指導していくという形の中で行われていると思っております。 ◆委員(伊藤薫) 本市においての現状はどうなのですか。養鶏場、養豚家、畜産農家、養魚場等を含めた中で今の状況をお話ししてください。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 群馬県の出先機関で東部家畜保健衛生所がありますが、そこといろいろと連絡をしてやっているところであります。基本的には、指導あるいは訪問指導が必要だということも一つあるのですけれども、それらの方々が鶏舎に行ったことにより伝播といった懸念もされるということで、極力指導を頼まれたところのみということでやっているようであります。 ◆委員(伊藤薫) いずれにしましても、こういうことは予期できないことであります。東日本では、まだ発生していないからといって安心することなく、その準備体制はとっていただければということを要望しておきます。  171ページ、6款1項8目地籍調査事業について、場所はどこなのか、それからその進捗状況、さらにいつ終わるのか、この辺をお聞きしたいと思います。 ◎農村整備課長(日野重夫) 平成16年度事業につきましては、植木野の一部、約0.35平方キロメートルを実施する予定でございます。また、現在までの進捗状況でございますが、市域の約71.2%、69.78平方キロメートルを計画面積といたしまして、平成15年度の調査済み面積でお答えしたいと思いますが、43.66平方キロメートルでございます。進捗率につきましては、62.6%となっております。  また、今後の見通しでありますが、最近のペースでいきますと0.3から0.35平方キロメートルを1年間にやっておりますので、それを計算しますと、約80年前後かかるのではないかと思われます。 ◆委員(伊藤薫) 今、80年と聞いて、ここにいる人はだれもいないという計算になると思うのです。外注委託を導入されたと聞いているのですが、それでいいのですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 調査等につきましては、そのとおりでございます。 ◆委員(伊藤薫) なかなか気の遠くなる年数がかかるということでありますけれども、時代が変わりますと、地域の状況もいろいろと変わってくると思うのです。それなので、予算を早目に執行して事業を進めていくべきでないかと私は思うのです。特に合併後は農地も拡大され、増えてくるので、もっと大変な事業の一つになるかと思うのです。できれば、もう少し予算を充てて早急にやってもらいたいということを要望したいと思いますが、一言お願いいたします。 ◎農村整備課長(日野重夫) 委員がおっしゃるとおりでございます。私たちも大変長い時間がかかるということで危惧をしております。できるだけ早く執行できますように、体制づくり等について検討しておりますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) できるだけその方向でやっていただければと思います。この辺で、この款は終わりにしたいと思いますが、ぜひまた次の機会にさらに深く質問させていただきたいと思います。 ◆委員(荻原一雄) 175ページ、7款商工費、下の方に卸売市場対策費補助金がありますけれども、昨年と比較しますと若干伸びていますが、これはどうしたわけでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、第三セクターであります太田地区総合卸売市場に対する構成団体としての補助ということでございます。内容的には、市場の施設が老朽化しておりまして修繕等が上がってきておりますので、それに要する経費が増ということから補助金も増ということでございます。 ◆委員(荻原一雄) 市場の現状はどのような感じですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 現在、太田地区総合卸売市場につきましては、青果・漁菜・花卉ということで、総合的な卸売市場を経営してございます。売り上げにつきましては年々低下しておりまして、昨年は14億円というところでございます。 ◆委員(荻原一雄) そうしますと、この先の見通しはどうでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、先ほどお話し申し上げましたが、両毛5市において広域市場の構想もございます。現在の太田地区総合卸売市場につきましては、太田市と尾島町・新田町・藪塚本町及び大泉町と太田漁菜商業協同組合で出資しております第三セクターでございます。今後の市場のあり方につきましては、構成市町では大泉町を除きまして新市に移行ということで合併協議をしているところでございます。新市移行後も現在の市場のあり方、広域的な取り組みとともに検討してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(荻原一雄) 先ほど同僚委員が質問されましたけれども、両毛5市というのは、どことどこが参加されるのでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 両毛地域の総合卸売市場の構成でございますが、予算書に記載してございます合併統合についての準備会議ができておりますけれども、この構成につきましては足利市・佐野市・桐生市・太田市・館林市でございます。 ◆委員(荻原一雄) 準備会議があるということなのですけれども、スケジュールについてはどうなっていますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 先ほどもお話し申し上げました準備会議が昨年7月に設立されまして、今年度も引き続き調査研究をするわけでございます。短期的なスケジュールでございますけれども、コンサルに委託をして、さらに調査検討を行いまして、設立の準備にかかる推進協議会を立ち上げるというのが平成16年度の目標でございます。その間、コンサル等の調査の状況を見まして、関係5市の担当職員により、統合について実現ができるかどうかということを検討するのが平成16年度の重立った内容かと考えてございます。 ◆委員(荻原一雄) 土地の買収とか、設計とか、地質調査ということはされておるのでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 現在、構想を作成する以前の段階でございまして、新しく統合する市場の所在、あるいは具体的な広さにつきましては、まだ検討研究をしている段階でございますので、具体的にはなっておりません。 ◆委員(荻原一雄) これは新市になってからもっと調整するのかと思うのですけれども、オープンはいつごろを予定しておりますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) まだ、統合を実施するということまで進んでございませんので、未定でございます。 ◆委員(荻原一雄) 資本はどのくらいを見積もっていますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましても、運営形態をどういうふうにいたすかということもまだ決定されておりません。会社ということを想定された質問かと思いますけれども、資本が幾ら、規模が幾らということも未定でございます。 ◆委員(荻原一雄) これについては、各地域で賛成反対といろいろな意見があると思うのですけれども、そういったことについてはどうでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 準備会議ということで5市の関係者で構成しているわけですが、その中では広域市場の統合の必要性について総論的には賛成というふうに各市とも考えてございます。 ◆委員(荻原一雄) 先ほど同僚委員から話がありましたけれども、これからの時代は市場も大変厳しいかと思います。地元の業者も地元がいいという人もいるだろうし、新天地がいいという人もいるだろうと思います。場所はどの辺でしょうか。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 市場については、整理統合して、みんなしてやったらどうだろうかという話が出ているわけです。それについて、どういうふうにやっていったらいいのだろうかという一歩を踏み出したところなのです。ですから、規模にしても、資本金にしても、運営形態にしても、できる場所にしても、これからの話ということで理解していただければと思います。 ◆委員(荻原一雄) 何回も会合をされているということですが、新市になってから詳しくということかと思いますので、この質問はこの程度にしたいと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 例えば、荻原委員の家もお店をやっていると思うのですけれども、隣の家と共同でやりましょうということになったときに、どこの場所でやりますか、どのくらいのお店でやりますかという話になると思うのです。今はその段階でございますので、ご理解をしてください。 ◆委員(荻原一雄) なぜこんな話をしているかというと、私もちょっと事業をやっていまして、足利市場で仕入れをしていますが、あそこは買いづらいのです。太田市の方がちょっと買いやすいという感じなのですけれども、足利市の市場は出店する人が減っており、品物も少ないということもありまして、新しい方へ移ろうかと思っているわけです。そうしたときに、どのような形態になるのかということで聞いてみました。 ◆委員(荒井昭男) 173ページをお願いします。下水道事業等会計(農業集落排水事業分)繰出とあるのですが、この辺について説明をお願いしたいと思います。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 現在、ご案内のとおり金山東地区という農業集落排水事業を実施しております。これにかかわる経費のうち補助金分、負担金分ということで補助をいただいております。 ◆委員(荒井昭男) 具体的には、国の負担分、県の負担分、それから市の負担、個人負担ということで成り立っているのだと思います。総体的に各セクションの負担金割合というものがわかりますか。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 農業集落排水事業につきましては、ほとんどが国の補助事業に該当します。最上流で2件の管渠までは補助になるということで、全体事業はほとんど補助事業ということでございまして、国が2分の1を持ちます。県が10分の1を持ちます。全体の5%は地元で負担いただいております。残りが市ということです。 ◆委員(荒井昭男) 残りの市の部分というのはどのくらいになりますか。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 10分の6は国・県で、地元が5%ですから、残りが35%ということになります。 ◆委員(荒井昭男) 例えば今、進められている金山東の総工事費の35%というと、どのくらいになりますか。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 計画では19億1,560万円を総事業費として予定してございます。これの35%となりますので、おおよそですが、6億7,000万円ということになります。 ◆委員(荒井昭男) 全体の計画の中の戸数というのは何戸ぐらいありますか。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 計画戸数は506戸でございます。 ◆委員(荒井昭男) 506戸で総額の19億幾らを案分した額と、先ほどの太田市負担分の6億幾らを案分するとどのくらいになりますか。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 1戸当たりの総事業費は、406万2,000円というふうになろうかと思います。それから、先ほど言った数字でいきますと、市の負担金ですが132万円ぐらいということでございます。 ◆委員(荒井昭男) なぜこれを聞いたかといいますと、実は家庭用の合併浄化槽があるわけですが、同僚委員からも何点か補助金の関係等で質問があったわけですけれども、例えば5人槽で総設置費が70万円ぐらい、それの4割を国・県・市で補助しますというものです。例えば集落排水をやったとすると、太田市の負担分がアバウトで132万円、ということは丸抱えで設置できてしまう、これだと2槽分ぐらい設置できてしまうという計算になるのです。  今の合併浄化槽は保質基準も大変厳しく、いい水が出るということで、結果を言えば下水道普及率にもカウントされるという、すぐれものであるわけです。しかも、低価格でできるということです。例えば国の補助があっても、1戸当たりが400万円もかかるというのは今の時代に合わないのではないか。しかも、環境の世紀と言われている今の時代に、細菌を使った排水処理ということで、非常にすばらしいのが合併浄化槽であると思います。もちろん下水処理場も同じ方法で、バクテリアで処理しているわけですけれども、これだけ安くできるということであれば集落排水をやめて、1軒当たりの小型合併浄化槽にした方が市の負担分も相当安くできて河川にも好影響である。  そこで、集落排水をやった場合の供用率というのはどのくらいですか。北金井が直前だと思うのですが、その例をお聞かせください。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 普及率ということでよろしいでしょうか。太田市には現在3カ所で農集排の供用を開始してございます。最初が太田東ですが、平成5年10月に供用開始をしまして、10年経った現在では100%の普及率ということになります。次に、毛里田北ですが、これが平成8年11月に供用開始で、ここの水洗化率ですけれども、87.9%、約88%です。それから、強戸北が平成13年4月に供用開始をいたしまして、約3年経つわけですけれども、53%でございます。 ◆委員(荒井昭男) もちろんその範囲の中には、既に合併浄化槽が設置されている家もあるのだと思うのです。しかも、これだけ多くのお金をかけながら普及率がそれだけ低いというのは、いかがなものかということで、できればそういう組織を持った形で、例えば金山東のような農集排の組合をつくった形で小型合併浄化槽に振りかえていくというのもいいことだと思うのです。大いにこの辺については検討していただきたいということがあるので、大隅課長のコメントと部長のコメントをお願いしたいと思います。 ◎下水道整備課長(大隅武則) 昨今、非常に財政状況が厳しいわけですので、効率的な下水道整備を心がけなければならないということが大命題だというふうに考えております。市街化区域については公共下水道で今後もやっていきたい、これが一番効率的だと考えております。委員おっしゃるとおり、農振地域の集落については、人口がまばらであったりする場合、確かに合併浄化槽という案もそれなりにインパクトがある提案だと思います。引き続き次の農集排に該当するような地域については、合併浄化槽も含めて何で整備をしたらいいかということを慎重に検討させていただきます。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 全く担当課長が申したとおりだと思います。ただ、合併浄化槽と集落排水との差と言えば、やはり施設の耐用年数、維持管理の仕方、それと排水先の水路が整備されているかされていないか、地形の問題等もあると思います。維持管理については、その地域なり、そのエリアの中で維持管理組合的な組織の立ち上げができるとすれば、合併浄化槽でやっていくということは非常にいい部分があるのではないかというふうにも思います。担当課長が申し上げたように、市街化区域については、人口の密集度が非常に工事費に影響してきますので、公共下水道なり流域下水道でやっていきたい。また、調整区域については地形等も判断しながら、どういう方向でやっていくかということをきちんと定めてやっていくことがいいのではないかと思います。いずれにしましても、効率的な整備が一番の目的ということだと思います。 ◆委員(荒井昭男) 私があえて農集排と言ったのは、その辺なのです。もちろん下水道も大事ということですが、農村部のように将来にわたって下水道の普及が見込めないところが農集排の対象地域ですから、そういう形でやっていけば下水の普及率に大きく貢献できるのではないかということで申し上げたわけです。財政も逼迫している折、早急な検討をしていく中で、ぜひ早いうちの導入をお願いできればと思っております。  しかも、農集排の維持管理については処理場が1カ所ですけれども組合運営だと思うのです。ですから、そういった形で各集落ごとに組合をつくって組合運営という形で保守管理点検もやっていければ、すばらしいものになるのではないか、しかもお金も安く済む大変すぐれものということで、私も大いに推薦していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(小林人志) 157ページ、労働費、今、マル4春闘ですけれども、きょうは自動車あるいは電機、鉄鋼を含めて、中央の大所が昨年と比べると大変いい状況で妥結したというニュースも入ってきているわけでございます。地域にもこの影響が多くありまして、市役所の職員の皆さんも一時金を含めて上がるように期待をしているところでございます。  そういった中で、今回の労働費を見てみますと、いい方向に向かうであろうという形の中で予算的にはすべてが大体減というような状況なのですけれども、その辺のところをどのように思っておられるのか、まずはお伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 雇用対策、労働団体補助等々のことを委員はおっしゃっていると思うのですけれども、先ほど来出ておりますように、予算がかなり逼迫しているという中で、私たちも誠意を持ちながら当初予算をこのように組ませていただいたところでございます。 ◆委員(小林人志) 大体お答えはわかっているわけなのですけれども、そういった中で159ページの勤労会館の委託料が若干上がっていますが、この工事請負費というのは何を予定されているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 3階にあります大ホールの放送設備があまりよくないということで、利用者から苦情が来ておりますので、その修理費でございます。 ◆委員(小林人志) 確かにその辺もそうなのですけれども、勤労会館の利用者の方あるいは入っている方に伺ったのですけれども、空調が都市ガスということで、建設が昭和60年ですから約20年経過するのですが、スイッチを入れるのが大変不安だということです。冷暖房等々が正常に機能しない部分がございますけれども、その辺の状況についてどのように判断されているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 太田NPOに委託しているわけですけれども、その都度NPOの方から上がってきておりまして、今のところ放送設備の問題がありましたので、それを新年度予算に計上したわけです。ほかについては、NPOの方からまだ上がってきておりません。 ◆委員(小林人志) 実は先日、NPOの方に、何か不都合なところがありますかと伺ったのです。そうしたら、空調関係、エアコンの関係が大変なのですと、要するに安普請だったのかどうかわからないのですけれども、19年を経過して設備関係が結構傷んでいますので、その辺のところを再調査しながら対応方をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 私どもはNPOに委託しておりますから、NPOの方と再度協議しながら委員がおっしゃるようなことを早目に措置していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) 私が言うのではなくて、NPOの方にそう言われましたので、ぜひその辺のところは確認をしていただきたいと思います。  次に、177ページ、中ほどの地場産業振興事業ということで先ほどもちょっとお話が出ましたけれども、3月からニットの地場産品の消費拡大を含めて対応しようと取り組まれた、あるいは昨年夏に電力が心配されるという中で室温を下げる云々ということも含めて、ユニクロのシャツにノーネクタイということに取り組まれたのだろうと思うのです。あのときの考え方と今回のニットの考え方、その辺についてちょっとお伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 今回のニットにつきましては地場産品の愛用ということで、まず管理職以上を第1弾として実施しました。第2弾としまして、全職員に普及しようということで全庁的に取り入れているわけでございます。  また、ユニクロの半袖につきましても、これは電力事情の関係で、このようなものを愛用しながら、電気の削減ということで実施されてきたかと記憶しております。 ◆委員(小林人志) 夏のユニクロの半袖シャツといったときの電力云々というお話もあったのですけれども、財政当局としてはその辺の効果がどのくらいあったというふうに判断をしていますか。 ◎財務課長(竹内信一) 今お尋ねのとおり、半袖ノーネクタイで勤務をしましたし、比較的冷夏だったということもありまして、ガスの使用量が少なくて済んだというところでございます。 ◆委員(小林人志) 今回は地場産業の振興という目的もあるのでしょうけれども、今、職員が第一義的に始めたと思うのですが、どの辺までそういった協力を得ているのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 幹部会が209着、その他の職員が41着、合わせて250着が現時点では出ております。 ◆委員(小林人志) 地場産業の振興ということで、私はこれに反対するわけではなく、ぜひやっていただきたいという積極派の1人です。その手段の一つとして、今回こういったことをやられたということですが、広く市民向けにはどんな形をお考えなのか。先ほど新聞社に取り上げていただいたとか、ニュースで流れたとか、そういうお話は伺ったのですけれども、市民をはじめ近隣を含めたアピールというのはどんな形で行っているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) ご存じのように太田市は製造業が大変多いために、大型メーカーとともに開発をすることがかなり多いわけです。私たちの課では、例えば見本市等々に出すときに、場所代の2分の1もしくは5万円の範囲で金額の低い方を地場産品の販路拡大のための補助金として出しております。 ◆委員(小林人志) 行政としてこういった地場産業の振興に当たって、太田市内なり、あるいは近隣を含めて対応をとっているのか、その辺のところなのです。 ◎工業政策課長(中村勝) 地場産品愛用ということで、太田商工会議所、JA太田市とともにポスター等を出しながら、推進をしているところでございます。 ◆委員(小林人志) それが現実的な推進のお話なのでしょうけれども、市長が自らお話になったのが端ではないのだろうかと理解をしております。それに行政として、職員としては追随しながらスタートしたのではないかというふうに、私はこの経過というものを理解しております。また、先月29日、清水市長の講演会が市民会館で盛大に行われたと伺っているのですけれども、そういった席で市長自らカーディガンでごあいさつをされた。そういったことも含めて、地場産業の振興あるいは産品を利用してください、お願いしますということを積極的にやるべきではないかと思っております。  それともう一点、地場産品といいますと、どんなものを具体的にはお考えになっているのか。自動車は当然でございますけれども、それ以外のところで地元、地域を含めて積極的に宣伝をしながらお願いしたいという部分ではどのようなところをお考えになっているのか。 ◎工業政策課長(中村勝) 委員ご指摘のとおり、まず太田市は自動車産業のまちということですが、平成15年度の出荷額では宇都宮市に負けまして第2位ということであります。ニット産業、うちの方では廃プラの関係もありますので、プラスチック工業界の方に力を注いでいるところでございます。 ◆委員(小林人志) こういった地場産品、地場製品の関係ですけれども、行政が口火を切ってやってくれるのか、あるいは業界なりといったところがお願いを含めて対応していただけるのか、今回の関係を見ますと行政主体でいったように私は思っているのです。そういった他業種を含めての公平的な育成、あるいは振興といったところについては、どんなふうにお考えになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 企業を興そうとする人、インキュベーターということでやったり、各種団体等々に働きかけながら努力しているところでございます。 ◆委員(小林人志) 先ほどコメの問題でも地産地消ということを積極的に進めたい、そういった団体を含めてやりたいというお話でございますし、工業製品等々についても全く同じではないかと思うのです。そういう意味では、今回はニットということで積極的に取り組まれている状況を見受けるわけですけれども、太田市には他にいろいろな業界、あるいは製造業を含めた方々もいらっしゃるわけですから、そういったところから行政に働きかけがあればと思います。ニット業界と同じように、公平公正な対応をとるのは行政ですから当たり前だと思いますけれども、その辺のところを部長にお伺いいたします。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 地場産品の愛用、また振興していくということのお手伝いをするのは、行政として当たり前だということだと思います。今回はニットということですが、太平記の里を通して地元の物産も広くPRさせていただいたり、いろいろしているということだと思います。今回、地場産品の愛用ということで職員自らがニット製品を着た、とにかく我々としては積極的にそういったものに参加できるというのは値段もお手ごろですし、そういった趣旨もいいということで愛用したということだと思います。車では1人ずつ愛用しろと言っても高いものですから、すぐにできないという部分もありますけれども、そういうものをすべてトータルした中で、これからも行政として、どういう形で地場産品の愛用、振興をしていけるか。産業フェスティバル・環境フェスティバルにしてもその一環ですけれども、そういった形の中でPRをしながら、職員が使えるものは自ら使っていこうという形で今後もやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) 次に移らせていただきたいと思います。  先ほど競輪のところでは、撤退ということも視野に入れながらということで同僚委員より質問がありました。私も9月決算のときに質問させてもらった経緯があるのですけれども、先ほども合併を含めて整理をしてください云々ということでありました。当然この問題も整理をするのではないかと思いますが、手続的にはどんなことが必要なのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 太田市と前橋市の2市で共催しておりますので、まず2市で協議をするのが第一段階だと思っております。 ◆委員(小林人志) 競艇ですと国土交通省云々というお話もありましたけれども、前橋市にご理解いただければ、この認可元がどこになるのか私は知りませんけれども、そこに申請をするという形の中で進んでいくのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そうです。 ◆委員(小林人志) そういうアクションを起こした場合に、どのくらいの年数というのか、月数というのか、どんな形で対応できるのか、その辺のところを伺って終わりにしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 私たちが視察に行きました栃木県宇都宮市の例ですと、約3年ほどかかっているようなことを聞いております。 ◆委員(白石さと子) 177ページ、7款1項3目工業振興費、ISO取得企業奨励金650万円につきまして、内容とスタート以降の推移をお願いいたします。推移につきましては、9001と14001の別にわかりましたらお願いいたします。 ◎工業政策課長(中村勝) ISO認証取得のことですけれども、まず平成11年4月1日から開始しまして、推移としましては平成12年度15社、13年度26社、14年度12社、平成15年度は今のところ8社で、計61社でございます。  14001と9001についてですけれども、平成12年度は9001がすべてで15社、平成13年度は26社のうち5社が14001、21社が9001、平成15年度は2社が14001、6社が9001です。 ◆委員(白石さと子) 概算でいいですから、14001と9001ではどちらがウェートが高いですか。
    ◎工業政策課長(中村勝) 9001です。 ◆委員(白石さと子) 平成16年度の予算計上はどのように予定されていますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 要綱でいきますと、平成11年4月1日から平成16年3月31日までの5年間ということで、新年度につきましては要綱変更をしながら、取得経費の一部、申込料、登録審査料、基本料金、審査料相当分を交付する見通しでございます。 ○委員長(鈴木信昭) 質問の内容をよく理解して答弁願います。 ◎工業政策課長(中村勝) 15件です。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、取得済みの企業の状況というのは市内企業がたくさんありますが、先ほど5年をめどにというお話がありましたけれども、今回の15社につきましては、1社幾らというのは決まっていないのですか。 ◎工業政策課長(中村勝) すべて1社50万円ということでございます。 ◆委員(白石さと子) 最初は100万円でしたが、いつから50万円ということになったのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 先ほど申しましたように、今年度からです。 ◆委員(白石さと子) 本予算に計上された、このときからということですか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりです。 ◆委員(白石さと子) では、数字が合わないのではないですか。650万円で1社50万円だと13社だと思いますが。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) ISOの取得企業等については担当課長が述べたわけですけれども、昨今の予算規模が厳しい中で、今までは市内に本社がある取得企業には100万円ということでしたが、これを新年度からは2分の1の50万円、また市外に本社があって市内に工場がある会社が取得した場合、今までは30万円のところを金額によってそれを下げていくという中でこの事業を引き続き推進していきたいということでございます。 ◆委員(白石さと子) 了解しました。一律50万円にすると金額が合わないということで不審に思いました。  平成16年度予算にはそういう形で計上してありますけれども、これは今後、平成17年度以降の対応ということではどういうふうに考えていますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 継続をしていく考えでございます。 ◆委員(白石さと子) 継続の条件は、今、申されたような条件を引き続けてということでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 市内に本社がある企業については50万円、市外に本社がある企業については30万円ということで継続していきたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) 新田町が4月1日から新たな制度を創設されるということでありますけれども、ほかの2町の様子なども把握されておいでですか。 ◎工業政策課長(中村勝) 太田市と同じような歩調で行くようにお願いしております。 ◆委員(白石さと子) 取り組みをするのは新田町ということですが、尾島町と藪塚本町についてはどのような取り組みをされる予定なのかを把握されていますか。 ◎工業政策課長(中村勝) まだ正確には把握しておりません。 ◆委員(白石さと子) 合併になりますから、そういった意味で同一歩調ということも視野に入れながら協議していただくことが策かと思うのです。新田町は、既にそういった意味で4月1日からスタートされるようでありますので、ぜひその辺のところも調整していただければと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 今、委員が言われますように平成16年度から新田町が採用するということで、私たちが今、変更しようとしている市内の50万円、市外の30万円ということで協議を新田町としているところでございます。 ◆委員(白石さと子) 新田町につきましては、規模に応じて50万円から100万円を支給するということでスタートするようです。新田町だけではなくて、尾島町と藪塚本町の方も一緒に協議をされたらどうかと思うのです。 ◎工業政策課長(中村勝) これは合併協議会の中で調整をしておりまして、新田町については太田市の平成16年度以降の資料をということで提出しております。 ◆委員(白石さと子) 次に、そのページで工業基盤整備事業の中の太田市企業立地促進奨励金についての内容と、この事業につきましてどのような効果を期待しているのかをお伺いします。 ◎工業政策課長(中村勝) 太田市には、リサーチパーク、沖野上田島、新田東部という3工業団地があるわけですけれども、企業立地ということでこちらに来た企業につきましては、固定資産税が3年間ないということで工業誘致をしております。 ◆委員(白石さと子) 3年間減免ということですか。 ◎工業政策課長(中村勝) 土地だけ減免ということです。 ◆委員(白石さと子) では、この2,268万5,000円というのはどういうことなのですか。 ◎産業環境部副部長(高橋猛) 税法で減免には該当しないかと思いますので、相当額をということでよろしくご理解いただきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) はい、わかりました。どうもおかしいと思ったのですけれども、2,268万5,000円という金額については、どういう内容というふうに理解したらよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) リサーチパークで6件、沖野上田島で2件、新田東部で2件の金額でございます。 ◆委員(白石さと子) 10件について、この奨励金が支給されるということでよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そうです。 ◆委員(白石さと子) この配分はどのようになりますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 今、申し上げました固定資産税土地相当分を支給するということです。 ◆委員(白石さと子) これは立地をするということを条件に、今の固定資産税相当分に当たるものが奨励金として支給されるという理解でよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) これからさらに手を挙げる企業についても、これが適用されるという理解でよろしいでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) 3年間はそういった形で税収がないわけですけれども、その後が期待できるということ、その間にだめになってしまえば入ってこなくなってしまうわけですが、その4年後に期待をかけているという理解でよろしいのですか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) もう一つ、立地を促進する場合に、年間で10社を予定しているということでよろしいのですか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりです。 ◆委員(白石さと子) これをもっと促進するという考えはないですか。 ◎工業政策課長(中村勝) 税は1月1日賦課ですから、契約した翌年からということになります。そこで、平成16年度に契約すれば平成17年度から補助制度が該当しますので、購入した時点で3年間というのはわかりますので、予算計上をしているところでございます。 ◆委員(白石さと子) そういうことではなくて私が言いたいのは、立地を促進するということの意味合いで、それと切り離して考えていただくのですけれども、自らが手を挙げるのではなくて紹介という部分で、これにプラスアルファの部分で事業として立ち上げるということです。要するに、自らがこちらに来ることもあるでしょうが、あとはこういうところにこういう企業があるから紹介しますということで、大手企業を紹介してもらうことについて、1社当たり幾らかの奨励金をというように、今後を期待をかけるのはそういう税収も含めた収入源ということを考えたときに、口利き料というようなお考えについてはどうでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 企業立地促進奨励金のほかに有利な補助金がありますかという質問でしょうか。 ◆委員(白石さと子) 紹介料ということです。 ◎工業政策課長(中村勝) 紹介料についてはありません。 ◆委員(白石さと子) だめだよそれはという声がちょっと聞こえてきたのですけれども、そうでなくて自治体で実際にそれを導入しているところがあるものですから、伺ったわけなのです。だめとかいいとかという問題ではなくて、やはり今後に期待をかけると申しますか、入りをはかりてという部分を見ますと、何か入ってくるものを期待したいということがあるものですから、その辺をよく研究していただけるということについてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 今後、研究させていただきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 私もほかの自治体でやっているからまねをするということではなくて、いいところは取り入れるべきだと思うのです。それが成功しているかどうかというのは別問題として、それを十分検討しながら前向きにやっていく必要があると思うのです。だから、その辺のお考えを最後の置き土産のつもりで部長にご答弁いただければと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) 企業立地については、市の方からはそんな形でしているということです。すべてそうだと思うのですけれども、先進地研修をよくやりますが、よいところはどんどん取り入れていきたいと考えております。また、そういったお話もあれば我々にも情報として伝えていただければと思っていますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 私はまねをしろとは言っていません。それをもとに研究する、市長はその辺が上手で、そっくり同じものにはしませんから、そういう意味で、それを参考にして新たな事業として立ち上げてほしいと思います。 ◎産業環境部長(宮本富太郎) もちろん、私たちもまねだけはしません。創意工夫をしながらやっていきたいと思いますので、そういった情報等があれば教えていただきたいと思っています。 ◆委員(白石さと子) わかりました。私も記憶にあることぐらいでしたら情報としてお伝えできますので、後ほどお話ししたいと思います。以上で終わります。 ○委員長(鈴木信昭) 他ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後4時17分休憩 ○委員長(鈴木信昭) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後4時40分再開 ○委員長(鈴木信昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(鈴木信昭) 本日の会議は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓特別会計に対する質疑 ○委員長(鈴木信昭) 次に、8款土木費及び11款災害復旧費並びに住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(武藤泰) 183ページ、8款土木費の関連でお聞きします。これは県の事業かと思うのですが、最近サイクリングロードに木製案内板が数多くついております。逆に言えば、多過ぎるほどついているというのが現状なのですが、当市の土木課の方では関知しておりますか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) これは今、委員が言ったように県事業で始めていまして、市側にも平成16年度から18年度でという予算化の要望があったのですが、予算の都合等もありまして平成16年度は見送りました。今現在あるのは県が設置した表示でございます。 ◆委員(武藤泰) 案内のことなのですが、ドッグフィールドのところ、運動公園から来て丁字路になります。大泉町の方から来ましたところに、左に矢印で太田市民会館という案内が書いてあるのですが、その先がないのです。あそこへ行くと運動公園に突き当たるわけです。そこへ行ってから市民会館への案内板がついていないのですが、ぜひその辺を県の方にお話し願いたいと思うのですけれども、どうですか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) 県ということですので、県の担当に道路河川課の方から申し伝えます。 ◆委員(武藤泰) 確認していただければわかると思うのですが、運動公園の案内と市民会館の案内ということで左に矢印があります。突き当たったら後は何の案内もないということを、この目で実際に確かめてきましたので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、小さなことですし、管轄違いかもしれないのですけれどもお伺いいたします。407号線の役所のところの信号には英語でOta City Officeと書いてありますが、西の信号ですとローマ字表示になってきます。施設案内はほとんどが英語表示だと思うのですが、英語表示とローマ字表示とまちまちなのです。例えば、太田市役所一つをとっても、今、言ったように407号線の信号の下はOta City Office、市役所に入ってくるゲートの看板はOta City Hallということで、二通りの書き方がしてあるわけです。本当に細かいことなのですが、統一した方がいいのではないかと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) まずは設置ですけれども、県道に関しては県が管轄しておりますので県で設置をしております。市道に関しては市が道路管理者ということですが、今までは交通政策で担当しており、今年度から道路河川課の方にということですので、実際に設置した箇所はまだございません。  それから、ローマ字と英語表示ということなのですけれども、昭和61年11月に標識令の改正がありまして固有名詞はローマ字で表示するということになり、施設名等の表示は英語ということになっております。今のOfficeとHallですけれども、出入口とか何かで施設を単独であらわすものについては、施設管理者である担当課が設置をしております。信号下にあるのはOfficeということでありましたけれども、それはこの改定後にそういうことで施設名等はOfficeというな表示方法になっております。 ◆委員(武藤泰) 確かに固有名詞はローマ字表示なのですが、保健福祉事務所のあたりに行くと、西が「W」、つまりWESTの頭文字で書いてあるわけです。ほかのところは西とか北とかというローマ字表示なのです。これから合併して、どういう新市名になるのかわかりませんけれども、検討してみる余地があると思うのですが、その辺はどうですか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) 今、言ったように、県との絡みもありますので、これからはそういうものも一致できるように相談しながらやっていきたいと思います。 ◆委員(武藤泰) 要望しておきます。  時間が終わってしまったのですけれども、あと2点ほどよろしいですか。 ○委員長(鈴木信昭) 手短にお願いします。 ◆委員(武藤泰) 197ページ、太田市民ゴルフ場等管理運営費について、最近、電動カートを導入したと思うのですが、その利用頻度、効果はどうですか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 2月21日の土曜日から供用開始をしまして、約1カ月が経とうとしているわけです。利用料金につきましては、ほかのゴルフ場は1人様幾らという規定なのですが、うちの方は前にお話ししたとおり、カートを寄贈してもらったという経緯がございますので、経費的に安いということと、できるだけ多くの方に利用していただきたいということで、1台につき1,000円という形でやらせていただきたいと思っております。  1,000円につきましては、4つのバッグがつきますので、4名ですと1人当たり250円になります。他のゴルフ場では、1人当たり六百幾らぐらいをいただいているようです。そういうことで、低廉でやらせていただいていますけれども、今のところ平日ですと四、五台平均で、土日ですと8台から10台ぐらいが出ているという状況でございます。 ◆委員(武藤泰) 予想以上ですか、予想以下ですか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 1,000円という価格設定をしたときには、もう少し出るかと思っていました。いずれにしても、まだ来ていただいてこういうものがあるのだと初めて知る方もいるということですので、これから徐々にPRしながら普及促進を図っていきたいと思っています。 ◆委員(武藤泰) ぜひ利用が増えるように努力していただきたいと思います。
     同じくゴルフ場のことですが、ゴルフをやりに来た利用者の方々が気分よくプレーできて、また太田市民ゴルフ場を使いたいという気持ちになるように、接客担当の従業員の皆さんに接客態度等の従業員教育をしてほしいのですが、その辺はどうですか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 確かにメールでいただきました。非常に不愉快な思いをさせたということで申しわけなく思っております。お客様商売ですので、普段から徹底しているつもりですが、どうしても対人間関係の応対の中で感情的な部分とか、いろいろな部分があろうかと思います。いずれにしても、その辺は他のゴルフ場も同じですし、ましてこういうお客様の少ない時代ですので、まずは接客からということで徹底してまいりたいと思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ◆委員(武藤泰) おとといの収入の方でも、なかなか伸び悩んでいるという報告がありましたので、ぜひそういった形で気分よくプレーができるように、一体となってよろしく頑張っていただきたいと思います。  もう一点、特別会計の方なのですが、八王子山墓で3月13日に火災がありましたが、その状況をお聞かせください。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 八王子山墓の火事につきましては、議員の皆様、それから市民の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。  概要について報告させていただきます。3月13日の午後2時半ごろ、十四墓所にお参りに来た市民の方がライターで線香に火をつけたところ、花を包んできた紙に燃え移り、その紙から墓所の周りの芝に燃え広がってしまい、付近にいた石屋さんと水をかけて消したのですが消えなかった。2時40分に消防署に通報いたしまして、消防署の方に一生懸命頑張っていただきまして5時14分に鎮火いたしました。焼失面積が5,000平米でございます。 ◆委員(武藤泰) 今後の対応は何か考えておりますか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 今年は非常に雨が少なかったということで、10月ごろに火の用心ののぼりを立てました。今年に入ってから3回くらいしか雨が降っておりませんので、注意をしていたところなのですけれども、ちょうどお彼岸が来るということで先週掃除等をしたのですが、こういう事態になってしまったということです。改めて張り紙をしたりということで、もう一度注意を促しております。 ◆委員(武藤泰) しばらく前に桐生市の方で大きな山火事があって、また最近こういう火災があったわけです。そして、今、お話があったように彼岸を迎えるわけですから、ぜひ十二分に注意をして、また利用者に対しても防火に注意を払ってもらえるようにしていただきたいと思います。お願いということで、この項の質問を終わります。 ◆委員(高橋美博) 193ページ、8款4項4目、説明2番の市街地再開発事業、工事請負費2,000万円について説明をお願いいたします。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) この工事請負費につきましては、中心市街地の活性化を実現するために、本町のナカムラヤ書店東隣にございます既存の市有財産石造りの蔵を有効に活用しようということで、木工工事、屋根工事、建具工事等の改修工事を予算計上したものでございます。 ◆委員(高橋美博) この工事費の財源と補助率等について、わかる範囲で結構ですけれどもお願いします。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 財源でございますが、前ページの192ページ、財源内訳の中の特定財源その他に雑入2,000万円とございますけれども、先日、歳入20款6項雑入の中で、魅力ある商店街づくり助成金ということでご説明申し上げたところでございます。自治宝くじの普及宣伝に係る事業費を財源といたしまして、財団法人地域活性化センターが地域の活性化を推進するために、毎年度全国の市町村を対象に支援している事業の助成金でございます。  なお、この助成内容でございますけれども、魅力ある商店街づくり助成金事業1件当たり助成限度額が2,000万円でございます。また、助成する補助率でございますけれども、事業実施に必要と認められる工事請負費、あるいは設計委託料等の助成対象経費の100%以内となってございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、財団法人地域活性化センターが支援する事業というのは、どんなことをやっているわけですか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 財団法人地域活性化センターが行っております助成事業でございますけれども、今回の魅力ある商店街づくり助成事業のほか、活力ある地域づくり支援事業、それから公共スポーツ施設活用化助成事業、地域イベント助成事業、もう一つ、地域づくりアドバイザー事業という以上5つの事業をとり行っているところでございます。このうち平成16年度採択要望といたしまして、魅力ある商店街づくり助成事業を申請したものでございます。  ちなみに、最近の採択状況について群馬県の方から話を伺ったところでは、新規採択件数が毎年度全国で10カ所、10件、採択に当たっては、原則といたしまして前年度に不採択の都道府県の事業が優先されるとのことでございます。県の段階でヒアリングを十分に行いまして、その事業内容を詳しく検討いたして、より趣旨にかなった事業を選定しているとのことでございました。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、昨年度は何か空振りがあったということでいいわけですか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 事業採択のことでございますけれども、昨年は私どもも群馬県に要望いたしましたところ、県の中で順位が2番目になりまして、県では下仁田地区を選定して採択申請いたしましたところ、下仁田地区が採択になったという状況がございます。先ほどご説明いたしましたとおり、事業採択の条件からしますと、かなり厳しいものであるというふうに考えておりましたところ、最近の情報では県関係者の格別なご配慮がありまして、事業採択への見通しが明るいというような連絡を受けてございますので、期待を持ってやりたいというふうに考えております。 ◆委員(高橋美博) 施設の利用計画について、ひとつご説明をお願いします。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 私ども市街地整備課におきましては、駅周辺整備事業を平成8年度から事業着手しておりますけれども、駅を中心とする市街地の再活性化を図るために、地元住民により組織されたまちづくり研究会の活動等の中でのご意見や、また平成13年11月に設立いたしました太田駅周辺地区まちづくり協議会の活動の中でいろいろとご意見をいただきながら、施設の利用方を研究しておりました。  さらには、平成14年度の県の助成を受けまして、地元の関東学園大学のゼミ企画チームがオープンカレッジ事業を実施いたしまして、太田駅北口周辺地区の再開発をテーマといたしまして学生の視点から見たまちづくりの研究を行ってきたところでございます。この中で、大学のチームでは、魅力あるまちの要素というのは、機能と魅力が備わったまちであるというようなところから、機能と魅力の個々の改善により、その地域を最大限に生かす空間づくりができるものであるといたしまして、新旧融合のオリジナル空間を実現させることが、まちの活性化には最も重要であるというまちづくり対策の提案をいたしました。  このような中で、官・学・民の3者共同による中心市街地活性化の具体案を、昨年度策定いたしました太田市中心市街地基本計画の中に位置づけまして、現在その準備を進めているところでございます。この活用については、地元の商店街組合にかかわりの深い経営後継者の皆さんが、強い熱意でこの施設を積極的に活用しようと管理運営企画を現在研究しております。つきましては、このまちづくりグループにNPO団体の組織化をお願いしまして、まちづくり活性化へ向けての継続的な運営をお願いできればと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 土地の所有はどこになっていますか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 太田市でございます。 ◆委員(高橋美博) これは参考までに伺いたいのですけれども、新島町に平成13年6月より太田中央デイサービスセンターがオープンしまして、ここの理事長と施設長が川本恵子さんと順一さんという方になっていますけれども、蔵の土地とこことのかかわり合いというのはどのようになっているのでしょうか。 ◎財務課長(竹内信一) 今、お話が出た川本さんと土地の交換が行われました。 ◆委員(高橋美博) 新島町の方は建設業会館か何かがあったところと、今、言った蔵のあるところを、言うなれば交換分合をしたとか、お金のやり取りがあったのかどうかわかりませんが、そういう形だということですか。 ◎財務課長(竹内信一) はい、そのとおりです。新島町の土地につきましては、市の土地になっておりまして、等価交換ということで交換が行われました。 ◆委員(高橋美博) わかりました。ひとつ頑張ってください。  そのすぐ下の説明3番、連続立体交差事業の部分ですが、5月の連休が明けてそろそろ立体交差の解体作業に入ろうかというところだと思うのですけれども、この工事概要と、また、これだけ通りが激しい中で工事が行われる際の渋滞緩和策はどのように考えているのか、ひとつお願いできますか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 407号線太田跨線橋解体工事の概要でございますけれども、工事が土木事務所、東武鉄道から発注されてございまして、県が発注しております請負業者が河本工業と関東建設のJVでございます。 ○委員長(鈴木信昭) 簡潔に説明願います。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 解体工事につきましては来月4月から始まりまして、11月までに完了しようということでございます。全面通行止めにつきましては、5月12日から11月末まで行いました上で鉄道の切りかえを予定してございます。  それから、渋滞緩和策でございますけれども、市内全域の幹線道路等に迂回路案内看板を設置いたしまして、その対策を事前に図ろうという予定で進めてございます。 ◆委員(高橋美博) 伊佐須美様そばの南北の通りに、何か拡げるような話をちょっと伺ったのですけれども、どのようになっていますか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 迂回路でございますが、407号線に一番接近して生活道路として市民に密着しております伊佐須美東から北にかけての狭い部分につきまして、群馬県・太田市と協調しながら迂回路整備を図ろうということで関係者の方にご協力を願ったところ、私どもの事業に理解を示していただきまして2月13日に移転契約がなされまして、現在移転を進めているところでございます。この4月までに道路整備を完了し、5月の通行止めまでに間に合わせようということで進めております。 ◆委員(高橋美博) 渋滞をなるべく起こさないようご努力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  199ページ、8款4項8目、説明2番、区画整理運営費の中の各種業務委託料1,000万円についてお願いいたします。 ◎区画整理課長(遠藤俊博) 区画整理課運営費の中の各種業務委託料1,000万円についてですが、東別所南部地区の組合施行による区画整理を支援するための委託料です。組合設立に向けて必要な各種調査、基本設計、基本計画、測量等の委託料でございます。 ◆委員(高橋美博) 東別所の区画整理の話が出まして、もう20年、30年近くになるのですけれども、経過と現状、それから今後の見通し等をお願いできますか。 ◎区画整理課長(遠藤俊博) これまでの経過ですけれども、当初は県の指導もありまして、東別所の既存集落まで取り込んだ広い区域での区画整理を予定していたわけですが、民間の宅地開発が盛んに行われたということ、それから事業に対する反対も根強かったということがありまして、当初の予定区域での区画整理事業は断念せざるを得なくなったという経緯があります。  しかし、この地域につきましては国道354号バイパスが予定されていることもありまして、東別所南部の農地を持っている地権者を中心にぜひ区画整理をやりたいということで、平成12年に区画整理組合設立準備会を発足しました。翌13年に施行区域の検討を行いまして、東別所南部の農地を中心とした区域約15ヘクタールに縮小した中で区画整理をやろうということになった経緯がございます。  現状につきましては、地元の整理組合設立準備会によりまして、区域内地権者の合意の取りまとめを添えて、区画整理事業早期推進の陳情が出されました。現在、事業推進と組合設立に向けた権利者全体会議を開催するための役員会議等を行っておるところでございます。  今後の見通しにつきましては、平成16年度に仮同意の取りまとめを行い、地元と県との協議を進める中で、組合設立に必要な基本計画、基本設計等を作成して、平成17年度には組合設立認可の申請を上げて、早期に認可が取得できればその後多少でも事業実施に入れるよう指導していきたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) 東別所の田んぼは面積が少ないのですけれども、公図の顔と現状の顔が全く違うのです。どういうわけかは私もわからないのですけれども。できれば是が非でも区画整理をしてほしいと思います。今、課長が言ったとおり、354号バイパスが走るということでもあり、何とか地元との折衝を頻繁に行っていただきまして、何が何でも成功させてほしいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) 204ページ、8款土木費、5項2目公営住宅建設費で伺います。関連しましたので、民生費のところで知的障害者グループホーム支援の現状を伺い、7つのグループホームで市内に13名、市外に3名住んでおり、そのうち市営住宅は一つしかないとのことでした。ある施設長から聞いたのですが、知的障害者が自立しようとしてもグループで住める住宅をなかなか貸してもらえない、障害者に理解のある事業主を探して働くのも大変だが、住む場所を探すのも大変で2世帯分でも借りたいとのことです。社会福祉法人が責任を持って管理をしますから、グループで住める住宅を市営で市の中心地につくっていただきたいという切実な要望をいただきましたが、このことについて市の考え方を伺いたいと思います。 ◎都市づくり部参事(大矢光衛) 3款の関連でございますけれども、ご案内のとおり公営住宅につきましては、低額所得者で住宅にお困りの方の生活安定を図るための住宅でございます。公営住宅法が改正になりまして、適正な住宅の管理運営に支障がない範囲で、お話がありましたグループホームに、限定的ではありますが使用を許可することができるという規定になってございます。  ただ、市営住宅を待ちの方もたくさんいらっしゃいますので、福祉担当部局の方から私どもの方へ公営住宅のグループホーム使用について要請があれば、本来目的であります低額所得者の住宅困窮者の生活安定を確保するという公営住宅法の法益と、あるいは今お話がありました地域福祉の充実という法益と比較をさせていただきながら、団地の待ち状況等も勘案いたしまして、個別に検討はさせていただきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) 残り時間が少ないので、2項だけお聞きしたいと思います。まず、通告しておきますけれども、8款1項2目と8款4項4目の関連でお聞きいたします。185ページと193ページにわたりまして質問いたします。  まず最初に、8款1項2目建築指導課運営費の関連になるかと思いますが、この点で質問をしたいと思います。昭和46年以降線引きが行われて調整区域と市街化区域に分かれたわけです。その後、調整区域内に大規模集落が指定されて、調整区域の建築基準よりもちょっと甘いかという指定区域ができたわけです。そこで、今の大規模指定既存集落とはどういうものか、条件はどういうものかをお聞きしたいと思います。また、市内には何カ所あるか、そして、どこが指定されているかをお聞きしたいと思います。 ◎建築指導課長(亀井俊光) ご質問の大規模指定既存集落でございますが、これは市街化調整区域内の開発許可基準の一つでございます。調整区域内であって市街化並みに建築物が建ち並んでいるという大規模な既存集落であります。住宅や小規模な工場等が新たに建築されてもやむを得ないということで、群馬県知事の指定を受けている地域でございます。  太田市内におきましては、毛里田地区・休泊地区・韮川地区・由良地区と細谷地区のそれぞれ一部の区域が指定されております。  開発ができる条件でございますが、大規模指定既存集落の中学校区内に10年以上居住もしくは勤務している者、または当該中学校区域内に線引き前から引き続いて現在まで生活をしている本家世帯主の3親等以内の親族であることが条件でございます。 ◆委員(伊藤薫) 市街化区域の中の開発条件というのは非常に厳しいものがあると思います。1,000平米以上は開発業者でなければ開発できないということが宅建業法にもあるのですけれども、そうした中で住宅の開発が行われるということを考えますと、重立ったものとしては側溝、道路の整備が必要になってくるわけです。それが条件の中のメインだと思うのですけれども、その基準と指導がどのように行われているのか。 ◎建築指導課長(亀井俊光) 開発の指導内容ということでございますが、一般の開発におきましては4メートル未満の道路は建築基準法で後退を行っております。それから、一定規模以上の開発行為に対しましては、開発指導要綱によりまして開発区域に接する側溝などの整備をお願いしております。また、1,000平米以上の開発行為に対しましては、都市計画法によりまして接する道路の幅員要件がございます。これを満たしていない場合につきましては、道路の拡幅整備をお願いしてございます。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、大規模集落の場合は開発条件が幾らか甘いのではないかと考えられるのです。例えば1,000平米以上の場合は開発条件でちゃんと区画条件などがつくのですけれども、調整区域はつかない。大規模指定既存集落の場合は個人個人で買いますから、最後に残った1,000平米以上のところを個人個人で買った場合には、開発条件と違う集落ができると思うのです。そういうことを考えますと、市街化区域内の開発行為と同じ指導がなされてなくなってくるのかという感じがするのですけれども、その辺をお聞きしたいと思います。 ◎建築指導課長(亀井俊光) 委員ご指摘のとおりでありまして、市街化区域の開発行為につきましては、不動産業者が開発者となる場合がほとんどでございます。また、一定規模以上の開発行為となりますので、それらにつきましては指導要綱などの対象となります。大規模指定既存集落の開発行為につきましては、個人が申請者でありまして、規模が小さく、道路ですとか側溝の整備等は開発指導要綱の対象外となっております。  しかし、委員ご指摘のように、隣接してこのような個人の大規模指定既存集落の開発が活発になってきますと、一定の規模以上の開発と何ら変わりがないわけでありまして、住環境の整備の観点からすると、やはりこれも指導する必要があるのではないかと感じております。ただ、個人の開発ということでありまして、制約することにはなかなか難しい問題がございます。今後、前向きに環境整備をとらえて研究をしていきたいと考えております。 ◆委員(伊藤薫) 前向きなお答えをいただいたのですけれども、今、大規模指定既存集落の土地の方が少し安いですから、条件にあった人しか建てられませんけれども、そういう人が結構多くなってきているのです。ぜひそういうことも検討していただきたいと思います。  次に、193ページ、8款4項4目工事請負費の関連でお聞きしたいと思います。公共事業が少なくなってきている状況でありますけれども、まだまだ公共事業費というのは膨大な金額になっているわけです。そうした中で、入札の問題があります。そこで、入札から契約及び支払いのフロー等を教えていただきたいと思います。 ◎契約検査課長(金田正明) 簡単にということですので、フローとして、入札、契約、検査までということで当課が扱っておりますので説明させていただきます。まず入札をいたしまして、落札者に対して契約をするということです。工事の請負金額が500万円以上の場合は、40%の前払い金を請求していただきます。それから、工事の着手に入ります。そして、工事が完成しますと、14日以内に完成検査を実施いたします。合格しますと工事請負代金の請求をしていただき、それから40日以内に工事請負代金の支払いを銀行振り込みでするという流れでございます。 ◆委員(伊藤薫) この40日以内というのは、遅延防止法の中の請求からの日数と考えてよろしいのですか。 ◎契約検査課長(金田正明) そのように考えていただいて結構です。 ◆委員(伊藤薫) 今、不況の時代で検査が終わったらすぐに金をいただきたいということもあるのでしょうけれども、民間は大体3カ月とか6カ月とか、支払いの長い条件がつくと思います。  入札問題で随意契約についてちょっと調べてみました。平成13年度が132件で約37億7,000万円あるのです。平成14年度は93件で約17億1,000万円、平成15年度が131件で約7億3,000万円という数字になっているわけです。件数は同じでも金額は少なくなっているので、そういう点は幾らか評価してもいいかというところだと思います。随意契約できる額というのが、条項でいくと第167条の2第1項1号という中にあるのですけれども、そういうところから見ると随意契約がちょっと多いのではないかという感じがあるので、その辺をお聞きします。 ○委員長(鈴木信昭) 持ち時間を過ぎていますので、的確に質問をお願いします。 ◎契約検査課長(金田正明) 随意契約の額が多いということですけれども、地方自治法施行令第167条の2第1項ということですが、今、委員がおっしゃられたことは第1号に該当するところだと思います。ちなみに第1号ですけれども、地方公共団体が規則で定める額ということで、これは太田市の契約規則の中でうたっておりまして、工事または製造の金額の場合は130万円を限度とするということがあります。これの金額は少額でございます。そのほかに契約の性格、あるいは目的が競争入札に適しない場合、あるいは緊急の必要により競争入札に付すことができない場合、あるいは競争入札に付すことが不利と認められる場合等々、7つの項目がございます。  主な随意契約の中には、国あるいは県の補助金で行われる補助事業におきましては、補助金で認められない附帯工事というものも入ってきます。そしてまた、プロポーザルやコンペなど提案型によって評価されて採用する工事等も入ってきております。そうしたものが金額的には大きなウェートを占めるものと思われます。 ◆委員(伊藤薫) 時間がないのでまたの機会にしますけれども、2点ばかり続けてお聞きします。  土木費における事業の発注につきまして、指名競争入札やインターネットを利用した受注の希望入札など、さまざまな入札方法により工事や業務委託の発注が行われているわけです。  近年の入札の執行状況を調べてみますと、平成13年度発注件数が515件、契約金額が98億4,000万円です。平成14年度が発注件数499件で契約金額が67億7,000万円、平成15年度は2月現在で、発注件数が455件で金額は45億円という状況なのです。年々発注量が減少しているとはいえ、厳しい財政状況にもかかわらず巨額な公共投資が行われているわけであります。  そこで、新年度の予算執行を考察する上から、近年の入札執行落札率はどの程度かをお聞きしたい。 ◎契約検査課長(金田正明) 平成13年度ですけれども落札率が89.5%でございます。平成14年度では落札率が88.7%、平成15年度、現在までに扱ったものの入札の中で集計しますと、落札率が89.5%です。 ○委員長(鈴木信昭) 伊藤委員、最後の質問ということでお願いします。 ◆委員(伊藤薫) 今お答えいただきました落札率から推測しますと、発注部局でさまざまな入札努力がなされているということがうかがえて評価をするわけです。  しかしながら、地方自治法第2条にもあるように、地方公共団体は最少の経費で最大の効果を上げなければならないということから、特に平成16年度事業においては、品質を確保しながらさらなる競争性の向上を図ることが要求されてくると思うのです。そこで落札率が大きな影響を与える談合防止に努めることが肝要かと思っているのです。そういうことによって、かなりの予算が軽減されると私は思っているのです。ですから、落札率を1%下げるだけでも大きな予算の転換が図れるということになると思うのです。例えば、競争入札においては地域性を優先させ、競争率のバリアフリー化なども一つの方法かと思うのです。入札執行担当課の考えをお聞きして終わります。 ◎契約検査課長(金田正明) 委員のおっしゃったとおり、落札率が1%下がることによって大きな金額の差異が生じるということでございます。  また、談合につきましては大変大きな社会問題となっておるのが現状です。執行に当たりましては、今まで太田市では予定価格を事前公表して入札する方法、あるいは最低制限価格の事前公表、あるいは時間差とか、図面とかといった8通りの入札方法により談合防止や落札率の低下に努めてまいりました。  また、平成16年度におきましても地域にとらわれることのないインターネットを利用した入札の拡大、そしてまた、これは埼玉県草加市で採用しているのですけれども、価格技術提案型の新方式も考えておりまして、談合防止と落札率の低下に今後も努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(福井宣勝) もうお疲れであまり聞きたくないのではないかと思いますが、まだ5分ばかりあるのでちょっとだけ質問させていただきます。  198ページ、8款4項7目花いっぱい運動等推進費についてお伺いします。この花いっぱい運動というのは、清水市政になって市長がいち早く取り入れた事業だと認識しております。目標は、押しなべて工業都市というのは心身ともに殺伐とした雰囲気になることが多いので、環境に潤いを持たせるために花いっぱい運動を展開し始めたと思っているのですが、それでいいでしょうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 委員がおっしゃるとおりでございます。 ◆委員(福井宣勝) この予算計上を見ますと、平成14年度が4,200万円、平成15年度が3,000万円、平成16年度が1,500万円と、どんどん予算が減額されているのですが、この辺はどういうふうに考えたらよろしいでしょうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 花の購入費の関係で、部内流用をしておりますので今年度は若干少なくなっております。 ◆委員(福井宣勝) 今までの運動の成果がありましたら、教えていただきたいと思います。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) この運動の成果につきましては、やはり委員が最初におっしゃったように、殺伐とした社会の中で市民に潤いと明るさを与えるという面では大変効果があったと思います。  それから、もう一点、この花いっぱい運動につきましては、花の購入先としては農業公社、それから福祉作業所というところから購入しておりますので、障害者の自立の部分でも大変役立ったのではないかと自負しております。 ◆委員(福井宣勝) この運動が展開されましてから、確かに太田市のまちの角々に花が咲き乱れるような光景をよく見るようになりました。花を見て腹の立つ人はいないと言いますけれども、とてもいい事業だと思っています。  私の地区に親水公園があるのですが、最近になってそこに老人会が花壇をつくろうということで電話をしたら、事業管理課が泥をすぐに持ってきてくれました。そこに近所の人が花の苗を寄附してくれて、花壇がずっと広がって今年はきっといい花が見られるだろうと思っているのです。行政の方も一体になって花いっぱい運動を展開しているということで、とてもうれしく思っています。  来年度の取り組みについてはどんなふうに考えているのか、ちょっとお聞かせ願います。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 今年度とほぼ同様でございますけれども、モデル地区、モデル企業の関係、それから1万本運動の方の関係でやっていきたいと思っております。 ◆委員(福井宣勝) 積極的に取り組んでほしいと思いますが、実は8款3項河川費、8款4項の公園事業だとか、6款1項農業費にも多少関わるような提案をさせてもらいたいのです。  昔、我々の時代にはでき合いの公園などがなかったわけです。本当に遠い昔の話なのですけれども、年数的に数を数えればそんなに遠くはないのですが、私にとっては遠い昔なのです。家並みを過ぎれば田んぼが広がり、畑が広がり、あぜや何かにレンゲだとか、シロツメクサがたくさん咲いていたわけです。都市化が進んだり、農業の仕方が変わったりして、そういうものがどんどん少なくなってきている。そういうところが公園がわりだったのです。そういう花には蝶だとかハチだとか、いろいろなものが集まって、近くには小川が流れていてドジョウだとかフナだとかメダカがいて、そういう環境の中でとても楽しく遊べたわけです。  今、子供たちが外で遊ばなくなった理由をいろいろと考えてみますと、確かにゲームだとかコンピューターなどが普及して、子供がそちらに熱中するということがあると思うのですが、それよりおもしろいことが外にないのです。そのゲームよりもおもしろいものが外にあれば、きっと子供たちは外に出て遊ぶだろうと私などは思うわけです。昔のように戻すわけにはなかなかいかないかもしれませんけれども、休耕田だとか、田植え前の田んぼ、あるいは畑に、レンゲやシロツメクサをたくさん咲かせるというふうにすれば、そういうところで子供が戯れて遊ぶ、あるいは親子連れがそこに行って憩うという光景が見られるようになるのではないかと思っているのです。  できれば、花いっぱい運動と連携して、売ったり買ったりするような花ではなくて、野の花というようなものを田畑にたくさん咲かせるということを考えてもらいたいのですけれども、その辺についてはどういうふうに考えますでしょうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 今、委員がおっしゃった件でございますけれども、休耕田利用ですと農業政策の範疇になるかと思います。ただ、鳥之郷地区などですと、レンゲ祭り等をやって、その後、レンゲ米をも販売している。また、新田町ではご案内のように休耕田にコスモスを植えているという例もございますので、農業振興の面からも考えていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(福井宣勝) 子供たちの情操を育てたりするのにとても役に立つことだ思います。情操が豊かにに育ったと自分自身は思いませんけれども、これからの子供たちを心配するとそういうものが必要だと痛切に思うわけです。ぜひ関連団体、関連部署と相談をして研究をしていただきたいと思います。できれば、レンゲの里太田市ぐらいのつもりで取り組んでいただきたいと思います。それから、レンゲだとかシロツメクサが土壌改良に非常に役立つということはご承知のことかと思うのですけれども、レンゲ米の里太田市でもいいと思いますが、何かそのようなものができればと思うのです。コスモスだとかヒマワリというのは後かたづけが大変でしょう。可憐な花でいいのです。金を使わなくてもいいです。1本1本植えなくても、ただ種をまけばいいのでしょう。  フランスの都はパリですが、ここは昔から花の都と言われているのです。ここでは養蜂をやっているのです。おじいちゃん、おばあちゃんが自分の家のベランダに箱を置いて養蜂をやっているのです。ハチみつをとっているのです。自分たちで食べたり、市場へ出したりしているのです。この間のテレビを見て、もし太田市に花がいっぱいあれば、こういうことができるのではないかと思ったわけです。花いっぱいのまち、そしてそれを利用して養蜂業を盛んにする。ちょっと調べてみましたら、今、太田市には養蜂業をやっている家が9軒あるのです。こういうところと組んで、とれたハチみつを卸してもいいと思います。できれば障害者の経済的自立のために、福祉工場などでそういうことを取り入れてもらいたいと思うわけです。きのう、アカマツの名札のこともありましたけれども、いろいろな仕事をやるとたくさん人を雇用できるでしょう。  そういうことを考えると、これも一つのアイデアかと思うのです。ぜひそういうところとも連絡をとり合って、あるいは業者とも連携し合って、研究してもらいたいと思うのです。子供の情操だとか、レンゲ米ができたりだとか、障害者の雇用の場を与えるだとか、太田市の名産ができるだとか、いろいろな意味で効果があると思いますので、ぜひ研究をお願いしたいと思います。最後に、花と緑の推進課長からコメントをいただいて終わりにします。
    ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 委員から提案がありました件につきましては、農業政策課と相談してみたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(福井宣勝) 河川の浄化もあわせてお願いします。 ◆委員(井野文人) 187ページ、8款2項3目に関連して質問したいと思います。時間がありませんので手短にしたいと思います。Pal Town城西の杜の分譲以来、平成15年度も終わろうとしていますが今日までのトータルの一般会計からの投入金額を教えていただきたいと思います。 ◎土地開発部参事(菊地孝壽) コミュニティプラント建設費が7億1,904万7,000円でございます。それから、宅地関連道路費、鳥脇1号線が1億6,210万4,000円、それから団地幹線が2億4,036万8,000円でございます。 ◆委員(井野文人) 本来は分譲単価にというものだと思っていましたが、当初の平均単価17万8,000円が16万9,000円となり販売は好調ということになっております。これだけでも10億円を超える一般会計からの繰り出しがあるわけです。今、東西の幹線の北側の方まで徐々に造成が延びておりますが、最終的にはどれくらいの一般会計からの投入が考えられているのでしょうか。 ◎土地開発部参事(土田隆一) 今、管理課長から話があったとおりということでございまして、これ以外は特に市の持ち出しはないと感じております。 ◆委員(井野文人) 続いてもう一件、アクティビティ・フィールドという共有地の共同管理ということと、分譲地の量り売りということがあって、1期のときにはうまくいかなかったということで少しブラッシュアップして、2期開発以降のときに改めて取り入れたいというお話だったと思うのです。販売はもう3期くらいまで来ているのでしょうけれども、その後、この量り売りとアクティビティ・フィールドの取り扱いはどうなったのでしょうか。 ◎土地開発部参事(菊地孝壽) アクティビティ・フィールドにつきましては、第1期で分譲したわけですけれども、その当時、空きが11区画ほどございました。現在は、8区画になってございまして、徐々にではありますけれども売れてございます。  それから、量り売り区画につきましては、2期で初めて始めまして、2期と3期でやったわけですけれども、端数の関係でそれぞれ1区画ずつ残りましたけれども、全部完売という状況でございます。 ◆委員(井野文人) 先ほど質問を漏らしましたが、団地の中の公園を造成するための費用は分譲単価に反映しているということでよろしいですか。 ◎土地開発部参事(土田隆一) 当然反映をしております。 ◆委員(井野文人) 205ページ、8款5項1目住宅建設等促進奨励金ですが、これは太陽光発電との関連で奨励金の金額が減りましたけれども、導入されてからの推移と太陽光と分離した影響がどの程度出ているのかわかりませんので、最新年度まで含めて教えてください。 ◎建築指導課長(亀井俊光) この制度は平成11年度から実施しております。推移でございますけれども、奨励金の件数は平成11年度が466件、平成12年度743件、平成13年度が600件、平成14年度が723件、平成15年度が2月29日現在でございますが、720件となっております。 ◆委員(井野文人) そうしますと、金額が低くなりましたが、平成16年度の1億3,000万円は何件ぐらいで見積もっておるわけですか。 ◎建築指導課長(亀井俊光) 前年度の実績件数で見積もっております。 ◆委員(荻原一雄) 187ページ、8款、説明の2、伺いたい場所は米沢町であります。県との兼ね合いが大変多いところですけれども、聖川の改修が行われております。米沢の集会所が移転されます。そうしますと、この橋はどういうふうになるのかということをお聞きいたします。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) 委員が言っている聖川の改修は、県土木事務所の方で施工していますので、細かい点は道路河川課ではわからないのですけれども、もし何かあれば土木につなげたいと思います。 ◆委員(荻原一雄) 県といろいろコンタクトをとって話し合いをされているかと思って質問しているのですけれども、聖川の橋が改修になることは聞いていないですか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) それは、この間も地元説明がありましたが、特に用地の単価発表ということで、工事の方までの説明までは今のところ進んでいないようです。今、用地買収に入っています。 ◆委員(荻原一雄) 今、土手は車が通れて、南へ行くと354号線、西へは今行けないと思いますけれども、聖川が改修されると354号バイパスの方へ抜けられるかということを聞きたかったのです。県との絡みがあるということなので、これはまだちょっと無理かと見ているのですけれども、改修になるのはいつごろかわかりますか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) やはり用地買収ということがありますので、工事の完成が何年度ということも聞いておりません。今のところは用地買収、それが済んで工事ということで、細かい点はまだ聞いておりません。 ◆委員(荻原一雄) これを真っすぐ行くと、最後は石田川にぶつかります。ここも県との兼ね合いなのですけれども、大正橋が改修されると聞いたことがあるのですが、そういう話は聞いていないですか。 ◎道路河川課長(樋沢三四郎) そういう話も聞いていませんが、県等の調整等もありますので、できましたら場所等、日にちを限定して県との調整もしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(荻原一雄) 生活道路も変わりますので、あまり橋が高くなってしまうとというような話もありまして、きょうは質問させていただきました。  太田商業から始まって林病院のところ、そしてグリーンパレスのところ、米沢の荻原組のところ、そして聖川、米沢の突き当たりから大正橋の一本道を提案させていただきました。そういうことでいろいろと無理な質問をさせていただきましたが答弁をしていただきまして、本当にありがとうございました。また、いろいろとお世話になりますけれども、ご指導いただければと思っております。きょうは終わります。 ◆委員(小林人志) 実は、きのう応急工事課の新しい事務所へ寄らせていただきました。新庁舎をつくるに当たって事務所が向こうへ移転したという中では、あそこに勤務された職員の皆さんには、この間、ある意味ではご苦労をかけたのではないかと思います。今度は新しい事務所ということで、職員の方も喜んでおられました。  そんなことを踏まえて、まだ出向して1週間あまりでございます。新しい事務所とはいえ当然この後いろいろな設備等で若干不都合な面があろうかと思いますけれども、もしそういった面が出ましたら、真摯な形で対応方をまずお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎応急工事課長(藤本壽男) 3月8日から新しい事務所で業務を開始したわけですけれども、まだ移って間もないので慣れないというのが現状でございます。設備等につきましては、今までの事務所から見れば格段の差があるということですので、ほかの職員からも不満はまだ聞いておりません。ただ、駐車場等を整備しているところですので、それが終わらないと実感がわいてこないのではないかと感じております。自分でも8日から業務を開始しているわけですけれども、快適な事務所ではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) 時間が終わりだということなのですけれども、あと一点だけお願いします。  193ページ、先ほど立体交差の関係で松井課長からご答弁をいただいたのですけれども、伊佐須美東の道路がいつ開通になるのか、4月末なのか、5月12日に陸橋を壊すに当たってそれまでに開通ということなのですけれども、正確にはいつごろになるのでしょうか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 開通の予定は、交通止め直前の日と考えております。 ◆委員(小林人志) そうすると5月に入って開通ということですか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 県からの話によれば、今、お話のとおりでございます。 ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 9款消防費、12款公債費〜14款予備費並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債に対する質疑 ○委員長(鈴木信昭) 次に、9款消防費及び12款公債費から14款予備費まで並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(市川隆康) 207ページ、9款消防費、常備消防費について伺います。太田地区消防地区管内各消防署別の装備と人員について、お伺いいたします。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 各署の人員と装備ですが、現在の1市3町で構成いたします太田地区消防組合といたしましては、消防職員総員で321人であります。署所につきましては、1本部5署6分署ということで、11カ所に消防署・分署を設置して運営しているところであります。消防ポンプ車につきましては、全署所合わせて15台、救急車12台、それから救命バイク5台、それ以外に特殊車両として、梯子車3台、化学車4台、救助工作車1台、10トン水槽車1台ということで、これを各署所に配属して運営しているわけです。なお、太田市内に限りましては太田消防署に53名、太田市内にあります各分署総員で82名、毛里田消防署に29名の、合計で164名の隊員で活動を行っております。車両につきましては、全部の署所に水槽付消防ポンプ車が配属されております。それから、高規格救急車も全署に配属が終わりました。それ以外に、それぞれの署所に必要な特殊車両が配置されているという状況であります。  なお、大泉町内の消防といたしましては、大泉署に32名、大泉北分署に16名、48名の消防士が活動しております。尾島町・新田町それぞれの消防署には30名ずつという体制で行っております。 ◆委員(市川隆康) 現在、合併協議が進められており、藪塚本町にも新市合併後は新たに消防署の設置が望まれております。新市で公平に安心と安全の立場から藪塚消防署をつくるとしたら、どの程度の装備と人員を整える必要がありますか。救急救命バイクの配備も必要と思いますが、どうでしょうか。想定できましたら、どのくらいの予算が必要になるかお伺いいたします。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 藪塚本町に消防署または分署を設置する場合の人員・装備等につきましてですが、これにつきましては、まだこれから合併協議会との整合性、これからの計画を進めていく中で決めていかなければならないという段階です。  現在、藪塚本町につきましては、桐生広域消防の管轄になっており、その消防業務につきましては、藪塚本町と笠懸町の2つの町で半分ずつ負担をいたしております。藪塚本町と笠懸町のちょうど中間点に藪塚笠懸分署ができております関係で、藪塚本町が太田市ほか2町と合併した場合は、新たに藪塚本町内をエリアとした消防署が必要になってくるわけです。設置する場合は、現在の新田町・尾島町の消防署とのバランスを考えると、ほぼ人口規模・世帯数が新田町と尾島町のちょうど中間ぐらいの規模でありますので、その中間程度の消防署が必要ではないかと考えられます。装備につきましては、ただいま各署所の装備を申し上げましたとおり、まずは水槽付ポンプ自動車、水利を中継いたします普通のポンプ車、もう一つは、北関東横断道をにらみましての救助工作車等の配備が必要になるのではないか。それと高規格救急車も当然必要になります。それらを運営して活動する上で、人員的には最低でも30名程度は必要になるかと思います。 ◆委員(市川隆康) 救急救命バイクの配備も必要と思いますが、どうでしょうか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 救命バイクにつきましては、今、5署にすべて配属されておりますので、新市になった場合、管内同一サービスという観点からは配備も必要になってくるのではないかと思います。 ◆委員(市川隆康) 想定できましたら、どのくらいの予算になるでしょうか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 予算につきましては、これからの段階ですので、まだはっきりした試算はできておりませんが、これからの計画の中では、つくります規模にもよりますけれども、建物・設備・装備すべてを合わせまして、約5億円か、それ以上になるのではないかと思われます。 ◆委員(市川隆康) 今のところ合併の枠組みには入っておりませんけれども、大泉町とは太田地区消防組合を通して長年一緒にやってきた関係でありますから、合併後もできましたら将来展望に立って一緒にやっていただきたいと思いますが、今後の計画はどのように考えておられますか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 大泉町の消防につきましては、まだ消防組合が解散されたわけではありませんので、今は太田市が藪塚本町を含めた1市3町で新たに単独の消防本部になったときの仮定の話になってくるかと思います。  基本的には、消防は消防組織法に基づきまして各市町村の責任において組織して、市町村長がこれを管理して、その係る費用も市町村が負担するということになっております。現在は、大泉町を含めた1市3町の共同責任として一部事務組合を結成して、その責任を果たしているわけです。新たな合併の枠組みである藪塚本町を含めた新市が、新市としての単独の消防本部となった場合、これは富士見村の例と同じような問題が生じまして、非常に難しいということになりますけれども、消防組織法に基づく自治体消防の原理原則に基づきますと、当時前橋市が主張したとおり、こちらが一つの消防本部になるから、合併しない富士見村はどうしますかという話になってしまうわけであります。  そこで、太田地区消防組合の現在の枠組みの合併に加わらない大泉町の消防の今後についてですが、これは大泉町が一つの自治体として決めるべき問題だと思いますけれども、これからの新市の合併協議の中で、また消防組合議会、あるいは首長同士の話し合いの中で決められていく問題だと思いますので、これ以上の答弁は差し控えさせていただきたいと思います。  なお、現在の消防隊といたしましては、新市と大泉町間で組合を組むなり、委託を受ければ、今までどおり大泉町住民に対する消防サービスの継続は可能であります。 ◆委員(市川隆康) 続いて、非常備消防費について伺います。消防団活動につきましては、私も元消防団員でありましたので、市民の生命財産を守る活動はもちろんですが、規律厳正な精神と体力が培われ、最高の体験だったと思っています。新市合併予定の1市3町には、それぞれ消防団が組織されておりますが、各消防団の人数と年間幾らぐらいの報酬でやっているのか、伺います。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 消防団につきましては、新市の枠組みの中に太田消防団・尾島消防団・新田消防団・藪塚消防団と4団あるわけですが、合併によりまして将来的には統合、再編していく必要があるかと思います。現在の人員としては、太田消防団が353人、尾島消防団が125人、新田消防団が139人、藪塚消防団が83人、4団合わせました合計で700人であります。  団員の報酬でございますが、太田・尾島・新田消防団につきましては、太田地区消防組合を結成後、大泉町も含めまして、ばらつきのあった団員報酬を統一いたしまして、現在は年額で1人4万8,000円、月になおすと4,000円ということでございます。  それから、藪塚本町につきましては、こちらで資料を取り寄せました結果、一般団員で年額7万2,000円の報酬ということです。太田・尾島・新田の団員に比べて2万4,000円余分にもらっているという状況であります。 ◆委員(市川隆康) 合併により新市の消防団・消防団員の存続は、どのように考えておられますか。消防組織は、1分1秒を争う生命の危険を伴う活動であり、命令指揮系統は1本が望まれます。1市3町では、団員数も報酬も違うとのことです。新市の消防団・消防団員は、統合されると減らされるのかどうか。私はぜひとも現体制を弱体化させないように、全体士気を落とすように、待遇や報酬については慎重に取り扱ってもらいたいと思います。地域にとっては大切な人たちであり、こと有事の際には消防署職員と同様の活動をしている消防団員の報酬については、4つの消防団の高い額に統一してもらいたいと願いますが、ご所見を伺います。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 消防団員につきましては、地震等の大規模災害・風水害に対する備え、それから有事の際の機動力の確保をしておくためにも現有勢力がぜひ必要だと思います。また、一般のボランティアと違いまして、それぞれ厳しい訓練も行いまして、いつでも災害に備えられるような準備をしております関係で、貴重な存在の人たちでありますので、できることなら統合再編の折にも現有の各消防団員をそのまま確保しておくのがいいのではないかと思います。  それから、報酬につきましてですが、一番高い額に合わせるというのは現状の経済状況から考えますと、ちょっと無理ではないかという感じがいたしますので、その辺のところは藪塚本町に了解いただいて、歩み寄っていただいて、合併の時点では同じ新市の中で団員報酬がばらばらにならないような調整が必要になってくるのではないかと思っております。 ◆委員(市川隆康) 先ほど丁寧に申し上げましたとおり、有事の際には一職員よりも低い年俸で一つの分団が維持できるのです。そのくらいの活動をしている消防団員であります。お金の問題ではなくて、これは評価の問題だと思います。私も消防団員を体験した中で、例えば見えない部分での残火処理とか、夜警とかといったときに、会社に行っている人は会社に行くからということで抜けられるのですが、自営業の人は夜から朝までずっと待っていたこともあります。その部分を見た場合に、決して報酬の額で言える問題ではないと思います。この額を減らすということで評価を下げたとみなされたら、消防団組織全体を揺るがす問題になるかと思います。ぜひともその点を強くお願いいたしまして、終わります。 ◆委員(井野文人) 253ページ、13款2項1目土地開発公社利子等補給金ですが、全体の金額からするとかなり大幅増という印象を受けるわけです。これは一昨年に、いずみニュータウンの中に市営住宅用地ということで、たしか28区画を4億2,500万円で購入したと記憶しております。利子補給等とありますが、それらを含むということでよろしいのでしょうか。 ◎財務課長(竹内信一) 31カ所の既取得分及び新規3カ所分の利子補給ということで予定しておるところでございます。 ◆委員(井野文人) いずみニュータウンもそのいずれかに含まれているということでしょうか。 ◎土地開発部参事(菊地孝壽) それも含まれてございます。 ◆委員(井野文人) ちなみに、金額・利子はどのくらいに該当するのか。 ◎土地開発部参事(菊地孝壽) 個々の細かい資料を持っておりませんので、後ほどお答え申し上げたいと思います。 ◆委員(井野文人) 了解しました。後で資料をください。  それから、平成16年度予算には本陣住宅団地工事予算ということで3億九千数百万円がのっていたと思うのですが、これはいずみニュータウンを石原団地の取り壊しに関連してということで、団地の中でもできるのではないかという思いがありましたけれども、そういう理由で購入したと思うのです。これの着工予定というのは、いつごろを考えていますか。 ◎都市づくり部参事(大矢光衛) 平成15年度・16年度で本陣団地40戸を建設しておりますので、来年度、平成17年度に建設を始めたいと考えております。 ◆委員(井野文人) 251ページ、公債費の部分でちょっと教えていただきたいと思って質問させていただきます。これで見ますと、約90億円の元金と利子が返還されることになるわけですが、74億円のうち利子相当分が15億3,100万円ということですから20%を超えます。私たちが車のローンとか、住宅ローンと言えば、定額返済をする場合には最初は利子ばかりを返している、だんだん元本が減ってくるという返し方でないと、これがすごく高い金利に映ってしまうのです。いろいろ起債を起こしたものが混在して、足し算をした累計がこうなっていると思うのですけれども、既に返還している分の最高利子と最低利子の率、もう一つは今のように何年償還のときに元利の比率が変わってくるのかどうか、その返済のパターンを教えてください。 ◎財務課長(竹内信一) 一番高いのが7.50%、低い方は0.5%です。 ◆委員(井野文人) 定額か変動かという返済のパターンをわかりやすく教えてください。 ◎財務課長(竹内信一) 方式は、固定金利方式と利率見直し方式と2種類あります。補足いたしますと、利率見直し方式の場合は10年ごとに利率を変更するという方式でございます。 ◆委員(井野文人) 7.5%を途中で借りかえをして金利を下げるとなると、なかなか財務省が合意しないという話もあるのですけれども、これを行政として積極的に切り開くという点ではいかがなのでしょうか。 ◎総務部長(竹吉弘) ひところ公債費負担増となって、その軽減を図ろうということで、5%以上の高利のものが対象になって、それについては繰上償還をさせたのですけれども、それは限定をされていまして、公営企業債に限るという条件つきでありました。それから除かれるものについては、現在でも7%以上のものが残っているということになります。  今現在ではどうしているかというと、多分あのときから3年くらいの間の措置であったと思いますので、今は借りかえの対象にはなっていないのだと思うのです。この辺はちょっと自分でもあいまいなのですけれども、当時そういう措置がされたということはありました。 ◆委員(白石さと子) 消防で1点お伺いいたします。財政方針の中に救急救命士の養成を強化するとありますが、現状をお聞かせください。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 救急救命士につきましては、予算をいただき、研修所に送り込みまして、毎年増やしているところなのですが、現在20名になりました。 ◆委員(白石さと子) 配置はどのようにされていますか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 配置につきましては、細かくなりますが、太田署に4名、九合分署に2名、韮川分署に2名、毛里田署に2名、大泉署に2名、大泉北分署に2名、新田署に2名、尾島署に2名、消防本部に2名ということで、まだ配属されていない箇所が3カ所残っております。 ◆委員(白石さと子) その3カ所については、どのようなお考えですか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 順次、補充して配属していく考えですが、新年度予算におきまして3名が研修所に入校を予定しております。また、新たに3名増える予定でございます。 ◆委員(白石さと子) そうなると全体に行きわたると理解してよろしいのですか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) もう少し期間がかかると思います。 ◆委員(白石さと子) この救急救命士の中には、女性はおりますか。 ◎消防組合次長(小川朝吉) 平成16年度に1名を研修所に入校させまして、新年度に女性の救急救命士が1名誕生する予定です。国家試験に受かればの話です。 ◆委員(白石さと子) 搬送するときの状況に応じて、女性の方がかかわりを持つ方がとても都合がよいという場面もあるという話も伺っておりますので、積極的にそういった登用をするよう力を入れていっていただきたいと思います。 ◎消防組合次長(小川朝吉) その旨、消防長に伝えておきます。 ◆委員(白石さと子) 消防はそれで結構ですけれども、次に公債費のことで1点だけお伺いいたします。251ページ、一時借入金利子が計上されておりますが、元金は幾ら借りる見込みですか。もし、わかりましたら平成15年度もお願いします。 ◎財務課長(竹内信一) 平成15年度の場合につきましては、35億円の一時借入を起こしておるところでございます。平成16年度は、この金額が前年よりも500万円ほど増えておりますのは、財政調整基金の繰替運用ができないということで、この額が増えたということでございます。 ◆委員(白石さと子) 平成15年度の35億円というのは、既に返済されたという理解でよろしいのですか。 ◎財務課長(竹内信一) そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) それを聞いて安心したといいますか、この辺が出納閉鎖までにということがあるようですので、今度の一時借入で前のものをされているということであると困るものですから、その辺を伺ったのですけれども、そういうことがないということですごく安心しました。  そうしますと、平成16年度の借り入れの元金というのは、同じ35億円を想定しての計上ということでよろしいのですか。 ◎財務課長(竹内信一) 借り入れの額につきましては、収支の状況等がありますので、まだ明確にはなっていないのが現状です。 ◆委員(白石さと子) 一時借入金の限度額が60億円ということですか。
    ◎財務課長(竹内信一) はい、そうです。 ◆委員(白石さと子) 利子が計上してありますので、その辺でどの程度を見込んでいるのかお伺いしたのですけれども、その額については、利子は見込んだけれども、元金についてはまだ先々必要になったときにということですか。 ◎総務部長(竹吉弘) そのときの資金収支によって不足が生じたときに一時借入を起こすわけですけれども、その限度額を60億円に定めて、その年度内の歳入によって全部埋めるということがルールになっています。先ほど懸念されたように、翌年に持ち越すとか、借り入れてしまうとか、そういうことはできないわけなのです。その60億円も1回に借りる限度額が60億円ということで、その繰り返しがあるということになって、トータルにするとまた変わるという可能性はあるわけです。ただ、現実に今までの中で、そんなに大きく一時借入をした年はなく、記憶でいうと一番多いときで50億円ぐらいの一時借入があったかと思います。そういうシステムです。  当然、今、言ったように方法が出てきて、一つには当座貸越という形で、支払う金がなかったときには自動的にそれが入ってきて、そこに1.625%という利子がついて、それを日数で計算して利子を払うといったことの繰り返しの累積の数字がそこに載っているということです。 ◆委員(白石さと子) ただいま部長から答弁をいただいたのですけれども、会計年度の歳入をもって償還しなければならないと法で定められております。それでも出納閉鎖までに償還すればよいとしてやっているのかという感覚を持ったものですから伺ったのです。 ◎総務部長(竹吉弘) 出納閉鎖期間までが会計年度だと思いますので、それはそういうことになると思います。だから、そこでちょんぼするとか、そういうことはできないのです。 ◆委員(白石さと子) 5月31日が出納閉鎖ですから、この新年度予算を組むときに、やる気ならばこの一時借入でどうにかなるということが言いたかったのですが、そういうことはされていないということであれば結構です。 ○委員長(鈴木信昭) もう一度、整理をして質問をしてください。 ◆委員(白石さと子) 会計の年度というのは、4月から3月まででしょう。出納閉鎖までに償還をすればよいという理解をしたときに、出納閉鎖というのは5月31日ということであれば、この新年度の予算がスタートすると、もし大変なときにはこちらで一時借入ができますねという話です。 ◎財務課長(竹内信一) それは平成15年度の会計と平成16年度が並行するときというのは、今のお話のとおり4月・5月とありますけれども、あくまで平成15年度の予算執行、平成16年度の予算執行ということで別ですから、それは分けてとらえております。 ◆委員(白石さと子) 参考までに、平成15年度の一時借入の返済がいつごろ済んだかということを聞かせてもらえれば理解できると思います。 ◎財務課長(竹内信一) 3月末までです。 ◆委員(白石さと子) この利子の方の元金ということについては理解に苦しむのですが、心配ないということだと受け止めればよろしいということで、わかりました。 ◎土地開発部参事(菊地孝壽) 先ほど井野委員の質問に答弁漏れがありましたので、ご答弁したいと思います。  市営住宅の利子補給金の関係ですが、340万1,592円でございます。それが利子補給金でございます。 ○委員長(鈴木信昭) 他のご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(鈴木信昭) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 閉     会 ○委員長(鈴木信昭) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  明日は午前9時から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって閉会いたします。                                      午後6時28分閉会...