高崎市議会 2016-09-15
平成28年 9月15日 市民経済常任委員会−09月15日-01号
3 その他
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出席委員等(11人)
委 員 長 林 恒 徳 君 副委員長 後 藤 彰 君
委 員 北 嶋 菊 好 君 委 員 根 岸 赴 夫 君
委 員 堀 口 順 君 委 員 寺 口 優 君
委 員 青 柳 隆 君 委 員 木 暮 孝 夫 君
委 員 田 中 治 男 君
議 長 後 閑 太 一 君 副 議 長 渡 邊 幹 治 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 松 本 泰 夫 君 市民部長 小 泉 貴 代 子 君
市民生活課長 赤 石 守 君
人権男女共同参画課長
小 石 さ ち 子 君
防犯・
青少年課長高 野 敦 君
地域交通課長 金 田 祐 児 君
市民課長 青 柳 正 典 君
保険年金課長 岡 田 節 男 君
環境部長 今 井 伸 一 君
環境政策課長 清 水 弘 明 君
一般廃棄物対策課長 産業廃棄物対策課長
塚 越 直 樹 君 松 田 隆 克 君
環境施設整備室長石 原 正 人 君
清掃管理課長 清 塚 正 人 君
高浜クリーンセンター所長 城南クリーンセンター所長
根 岸 恵 一 君 見 波 伸 君
城南クリーンセンター次長 吉井クリーンセンター所長
福 田 伸 也 君 吉 岡 和 雄 君
商工観光部長 齋 藤 逹 也 君
産業政策課長 吉 井 秀 広 君
商工振興課長 大 山 富 美 雄 君
観光課長 新 井 修 君
農政部長 野 口 浩 康 君
農林課長 真 下 信 芳 君
田園整備課長 金 井 孝 文 君
農業委員会事務局長
吉 田 俊 樹 君
倉渕支所地域振興課長 倉渕支所市民福祉課長
中 山 直 美 君 牛 田 雅 志 君
倉渕支所農林建設課長 箕郷支所地域振興課長
清 水 雅 夫 君 生 方 忠 義 君
箕郷支所市民福祉課長 箕郷支所産業課長上 原 広 充 君
須 田 美 智 子 君
箕郷支所建設課長外 所 広 昭 君
群馬支所地域振興課長
飯 島 照 彦 君
群馬支所市民福祉課長 群馬支所産業課長中 島 金 作 君
細 野 祐 一 君
群馬支所建設課長外 所 康 信 君
新町支所地域振興課長
齋 藤 忠 男 君
新町支所市民福祉課長 新町支所建設課長本 田 時 人 君
中 澤 朗 君
榛名支所地域振興課長 榛名支所市民福祉課長
高 橋 宏 樹 君 関 根 英 二 君
榛名支所産業観光課長 榛名支所建設課長神 宮 宏 幸 君
久 保 達 也 君
吉井支所地域振興課長 吉井支所市民福祉課長
田 代 有 史 君 田 嶋 恭 子 君
吉井支所産業課長松 本 雅 彦 君
吉井支所建設課長田 中 和 典 君
財務部長 北 島 晃 君 財政課長 南 雲 孝 志 君
契約課長 川 嶋 昭 人 君 納税課長 岩 佐 英 臣 君
会計管理者 歌 代 典 彦 君
会計課長 高 橋 淳 一 君
代表監査委員 村 上 次 男 君
監査委員事務局長高 橋 義 信 君
土木課長 松 本 伸 君
学校教育課長 真 下 雅 徳 君
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事務局職員出席者
事務局長 田 口 幸 夫 庶務課長 小 林 茂
議事課長 大 河 原 博 幸
議事課議事担当係長
坂 口 圭 吾
議事課主任主事 高 橋 智 仁
議事課主任主事 後 閑 和 晴
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△開会
午前10時00分開会
○委員長(林恒徳君) ただいまから
市民経済常任委員会を開会いたします。
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△諸般の報告
○委員長(林恒徳君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴は、あらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
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△開議
○委員長(林恒徳君) それでは、本日の会議に入ります。
本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、
決算認定議案及び
補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。
この際、委員会の運営上お願いします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。
以上、円滑な
委員会運営に御協力をお願いします。
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△議案の審議
議案第 93 号 財産の取得について(
中型バス)
議案第 99 号 高崎市
産業創造館設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第108号 平成28年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)(
所管部分)
議案第113号 平成28年度高崎市
一般会計補正予算(第5号)
議案第 81 号 平成27年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(
所管部分)
○委員長(林恒徳君) それでは、議案の審査に入ります。
定例会議案を用意いただき、55ページをお開きください。
議案第93号 財産の取得についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。
◆委員(
根岸赴夫君) この件なのですけれども、中型のバスを3台ということなのですけれども、3台にする理由をまずお聞かせいただきたい。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 常時2台を
ローテーションで使用いたしまして、予備車1台を含め3台、点検や臨時便に対応するために必要な台数となっております。
◆委員(
根岸赴夫君) その予備車1台というのは必ず必要なものなのですか。必要だとすれば、どういう状態で置いておくのかというのをお聞かせください。
◎
地域交通課長(
金田祐児君)
路線運行許可を
関東運輸局に提出するわけなのですが、その中で故障、車検、いろいろなものの対応のために予備車というものが1台必要で、実際の運用といたしましては、それをいつも予備にしておくのではなくて、バランスよくそれを活用してという形で
ローテーションを組んでおります。
◆委員(
根岸赴夫君) 例えばぐるりんだとか、そういったものを代用するだとか、そういった考え方というのはないのかなと思うのですが、いかかでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 今回の
高崎アリーナに向けての運行でございますが、多くのお客様等の対応を考えておりまして、ぐるりんバスの乗車定員が現在36名を中心とした車両でございます。今回導入の
中型バスにつきましては、乗車定員が運転手を除いて60名、座席数が24名という形になっておりますので、そのような対応で、ぐるりんバスとは違うもの、車両という形でお世話になりたいと思います。
◎市長(富岡賢治君)
根岸委員の御疑問はもっともなところがありまして、私もここまで至れり尽く
せりバス会社にしなくてはいかぬものかと思いましたけれども、そういうことが慣行といいますか、それでないとやれないということがどうもあるようです。それから、なぜ
中型バスかということで、大型バスということもあるのですけれども、駅から体育館まで来るのは単線系で来られるのですけれども、帰りなのですけれども、駅まで戻る道なのですが、同じ道を戻るということは実はできませんで、なぜかといいますと、体育館を出て右へ曲がれないのです。左へ曲がって、またもう一回左へ曲がって、
アンダーパスをくぐって西口へ来るというのは、時間的には一番早いのですけれども、せっかく頻繁に回すバスならば、街中の人にも活用していただくというほうがいいのではないかということで、左のほうに出て、右へ曲がった後、右へ曲がりまして、城南球場のほうまでまちの中を走りまして、これからつくります城南球場の駐車場がありますから、それで乗った人、今度はまたずっと戻ってきて線路のそばまで、つまり
城南野球場の駐車場でおりた人がアリーナに来るにはそれを使うということを兼用して、あら町のほうから回るという、高崎駅の西口のほうの街中を通すというためにはどうも道が狭いので、
中型バスということになりまして、多少効率が悪いのですけれども、それを15分に1本ずつ年中回そうと、このように思っております。
◆委員(
根岸赴夫君) 15分に1回という、計算上はそういうふうになるのかもしれないですけれども、実際に利用客がどのくらいの時間帯にどういうふうな形で動くか、まだはっきりわかっていないことですので、市民目線からすると、2,000万円もするバスを3台というのはいかがなものかと考えるのは当然なのかなというふうに思いますので、その辺の疑問に対してきちんと答えられるような形で運行をお願いしたいと思います。
それで、あと1点なのですけれども、これに対する業者の選定方法はどういうふうな形で選定なさったのでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) ぐるりんバス及び
中型乗り合いバス運行で実績のある4社による企画提案、
プロポーザル方式で6月に
優先交渉権者として
上信電鉄株式会社を選定いたしております。
◆委員(
根岸赴夫君) 4社の中から上信電鉄を選んだということで、
プロポーザル方式でということだと思います。それについては、しっかりとやっていただきたいなというふうに思います。
それと、この委託先の
業者選定方法なのですけれども、市の財産、バスの貸与等ということになりますので、契約状況を決める際に議会の議決が必要なのか確認させていただきます。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 高崎市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例第7条に「物品は公益上必要があるときは、国又は他の
地方公共団体その他公共団体又は私人に無償又は時価よりも低い価額で貸付けることができる」とされておりますので、これを適用しております。
◆委員(
根岸赴夫君) 議決は必要ないということでよろしいでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) はい、そのように考えております。
◆委員(堀口順君) ちょっと細かいところで申しわけないのですけれども、まず1点、このバス、通常の
ディーゼル車なのですかね。今いろいろとエコということの関連からして、EV車ですとか、
ハイブリッドですとか、そういうような検討は実際になされたのかどうか、その辺のところを1点確認させてください。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 電気バスについては、現在のところ
大手メーカーで製造されているものはございません。現行車両をEV仕様に改造する業者が存在いたしますが、価格にして約3倍以上のコストが生じ、また
ハイブリッド方式や
天然ガス仕様も比較いたしましたが、メンテナンスのしやすさ等を考慮いたしまして選定いたしております。
◆委員(堀口順君) 当然高くなるということはわかっているのですが、あと距離的にもかなり短いということもあるので、メリットが余り考えられないということも理解はいたします。
あと1点、新体育館が今度できるということで、そこでのシャトルと。また、
城南野球場の駐車場の方々ですとか、それから市民の方も含めてという、そういう市長からのお話もありましたけれども、料金体系だとか、その辺のところはどういうふうにお考えなのでしょうか。現在で結構ですから、お聞かせ願えればと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) ぐるりん
都心循環線というものが現在20分置きに運行しておりますが、それと同様に100円の運賃設定で予定しております。
◆委員(堀口順君) ということは、確認なのですけれども、先ほどの
城南野球場のところのあそこの駐車場にとめて新体育館に行く。かなり短いですよね。それでも100円はやはり料金としてかかるということなのでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 現在民間の路線につきましても最低運賃というのは100円の設定になっております。ぐるりんバスについては、基本運賃は200円で設定をしておりますが、
都心循環線を設定した際に短い距離ということで1回100円という設定をしておりますので、最低の運賃は100円の設定で協議させていただいております。
◆委員(堀口順君) 駐車場にお金がかかり、またあそこはちょうど坂道になっているので、暑いときはやっぱりちょっと涼しいのに乗りたいなという、そういう心理も働くのでしょうけれども、できれば駐車場にとめた方は、料金を取る場合にはそのチケットを見せれば、例えばほんの何十メートルかわからないですけれども、ある程度ただにできるかどうか、その辺のところをぜひ検討できるようでしたら検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。
◆委員(
根岸赴夫君) 1つ気がついたのですけれども、バスの外装というのはどういう考えでしているのでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君)
中型バスにつきましてはオリジナルのデザイン、塗装というのは、それぞれのバス会社とかオーダーになっております。
高崎アリーナのシャトルという形で専用路線になりますので、それがイメージできるようなものを現在研究しております。
◆委員(
根岸赴夫君) 例えば外装の絵を描いたりとか、そういうのを小学校から募集するとか、そういつた考え方はないですか。
◎市長(富岡賢治君) これから検討するのですけれども、例えば障害のある子供に描いていただいたラッピングなんかのやり方があるのですけれども、これはみんないいねという話にはならないのです。結構市民の方はいろいろな意見がありますので、手がたいやつを考えようと思っているのですが。それから、ペガサスなんかラッピングさせてくれないかとかというような話もあるのですけれども、これは手間暇かかる割には余り収入にならないのです。余り無理しないほうがいいかなと思っていますけれども、今検討中です。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第93号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(林恒徳君)
起立全員です。
よって、議案第93号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
69ページをお開きください。
議案第99号 高崎市
産業創造館設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第99号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(林恒徳君)
起立全員です。
よって、議案第99号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
101ページをお開きください。
議案第108号 平成28年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分を議題といたします。
114ページをお開きください。
歳入15
款国庫支出金から
16
款県支出金まで (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 120ページをお開きください。
歳出2款総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(青柳隆君) 121ページ、社会保障・
税番号カード、
マイナンバーカードだと思うのですけれども、枚数的には、発行状態はどのようなものなのでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) 8月31日現在で
マイナンバーカードを申請されている方が3万1,299名でございます。全市民の約8.3%になっております。そのうち、カードの作成が終わりまして、国のほうから市のほうへ到着しているカードが2万8,211枚、申請者の方の約9割の方のカードが届いております。また、市のほうから申請者の方へ交付している枚数でございますが、2万2,385枚で、市のほうへ到着しているカードの約8割の方には交付が済んでおります。
◆委員(青柳隆君) まだ知られていないところもあるでしょうけれども、3万1,000枚ちょっとですよね。この前やっていた
住基カードというのは、これはもうなくなるのでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) この
マイナンバー制度が導入されることによりまして、
住基カードにつきましては昨年12月をもって交付が終了しております。
住基カードにかわるものとして
マイナンバーカードができたということになります。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
124ページをお開きください。
6
款農林水産業費について御質疑ありませんか。
◆委員(青柳隆君) 125ページの農業費の中で
坂東大堰地区負担金というのがあるのですけれども、これの場所と、その
整備内容をお聞かせください。
◎
田園整備課長(金井孝文君) 坂東大堰は渋川市の南、北橘にあります。具体的に申し上げますと、利根川にかかる国道17号線の
坂東大橋のところにございます。
坂東大橋を挟んで下流に大堰、
上流左岸側に取水口があります。それに関する周辺の施設を坂東大堰といいます。また、
整備内容なのですが、経年劣化に伴う堰の右岸側62メートルのコンクリートの改修、左岸側の
取水口スライドゲート12基の補修工事、そして沈砂池の改修となります。
◆委員(青柳隆君) 渋川市のほうの
坂東大橋のところということですけれども、これは負担金というのですから、何市とか町村とかはあるのでしょうか。
◎
田園整備課長(金井孝文君) はい、ございます。高崎市、前橋市、伊勢崎市、玉村町です。
◆委員(青柳隆君) そうすると、高崎市の分というのはどのくらいなのでしょうか。
◎
田園整備課長(金井孝文君) この事業は、事業主体が県でございまして、国の比率が50%、県が25%、市町村が25%です。その25%のうち高崎市が13.91%でございます。
◆委員(青柳隆君) ちょっと高いような気がするのだけれども、それだけ水を引いているということなのでしょうか。
◎農政部長(野口浩康君) ちょっと今流れたような説明だったので、聞き取りづらかったかもしれないのですけれども、全体の50%、これが国からお金が来ます。残りの25%ずつを県と
関係市町村で分けます。ただいま報告をしました13.91%、これは残りの25%を4つの市町で、受益者割で分けた比率でございますので、全体の13.91%ではございませんので、よろしくお願いいたします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
128ページをお開きください。
7款商工費 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) これより議案第108号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(林恒徳君)
起立全員です。
よって、議案第108号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
定例会議案(2)を御用意いただき、1ページをお開きください。
議案第113号 平成28年度高崎市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
2ページをお開きください。
繰越明許費の補正について御質疑ありませんか。
◆委員(堀口順君) これは、崩落したアーケードの修繕というか、また建て直しということだと思います。当初は、たしか経産省ですかね、国の交付金をつけてスタートするような、そういう予定だったと思うのですけれども、そういうところを含めて、どういう経過になってここに至っているのか、御説明願いたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 当初経済産業省の補助金をいただいて進めるという予定でございましたが、経産省の補助金の枠というものがありまして、なかなか厳しい状況でございました。そういった採択のほうが困難であるということの中で、その後国土交通省所管の社会資本整備総合交付金を活用して進めるということで今現在進めておりますが、少しでも多くの補助金を交付いただくという中で、金額等も含め、調整を現在も続けているという状況でございます。
◆委員(堀口順君) 社会資本整備総合交付金、国交省の交付金ということで、これになると建物に関しては市の財産というような、そういう形になるかとは思うのですけれども、その辺のところを含めて御説明願いたいと思います。
◎副市長(松本泰夫君) 御指摘のとおりでございまして、今回の交付金は都市施設、例えば今整備をしております体育館とか文化芸術センターだとか、そういった都市施設に対して補助する交付金で、財産については高崎市のものになるということでございまして、将来的な管理もそういうふうな形で市が管理していくということになります。今まで、アーケードは商店街が管理するという考え方でございましたけれども、国交省は、中心市街地の活性化を考えたときに、そういったものも都市施設として、道路だとか、そういうものと同じような考え方で整備をして、まちの中心部のにぎわいにつなげていく、そういう形で補助金をいただいていますので、御指摘のとおり、市の財産になるということでございます。
◆委員(堀口順君) 今回は130メートルぐらいでしたか、ある程度の区間ということで、今後まだまだもう少し長い区間が残っているというような状況の中で、自然災害等があった場合にはまたそういうような対処をするというような、そういう方向になっていくのかなかと思うのですが、その辺のところの考え方がありましたらお聞かせ願いたいと思います。
◎副市長(松本泰夫君) 今回は、特別な事例として崩壊したと。その対処方法として本市が特別に定めたものでございますので、ほかのところについては商店街の財産になっています。そういったこともありますので、これについては国のほうの考え方もありますので、慎重に取り扱っていきたいと思います。現在の段階では、残ったところについて引き続きやるという考え方はございません。
◆委員(堀口順君) もう一点だけ、このアーケードの整備に伴って、ある程度商店街の活性化ということで、民間の新たな企業も含めて呼び込んで再生をすると、こういう計画であったかと思うのですけれども、その後の進捗状況はどの程度なのか、お知らせ願いたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) アーケードの再整備につきましては、昭和の風情が漂う町並みを再生することで新たなにぎわいを創出するというものでございます。これまで市内の若手経営者と出店に向けた協議を進めてまいりました結果、現在7店が出店を計画しており、そのうち5店は既に店舗建設予定者と賃貸借の仮契約を締結しておりまして、出店に向けた具体的な準備を進めていると伺っております。また、1店舗につきましては、9月6日に地鎮祭を終えまして、市のほうが推奨しております昭和の風情が漂う建物の建設に着手したということを伺っております。
◆委員(堀口順君) 7店舗計画があるという中で着々と一歩ずつ進め始めているということでございます。ぜひそれを持続していただいて、ある程度の町並みにならないと意味がないので、商店街の活性ということの一番の基本になる、商店が元気になるという、こういうところをにぎわいを含めて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第113号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(林恒徳君)
起立全員です。
よって、議案第113号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
決算認定議案の審査を行いますので、平成27年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。
議案第81号 平成27年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての
所管部分を議題といたします。
27ページをお開きください。
歳入12款交通安全対策特別交付金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 29ページをお開きください。
13款分担金及び負担金1項分担金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 31ページをお開きください。
14款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 37ページをお開きください。
2項手数料について御質疑ありませんか。
◆委員(堀口順君) 手数料ということで、38ページの総務管理手数料の中の自転車保管手数料ということで、収入が7,500万円ほどあるのですけれども、これは障害者に対する収入等も入って、減免等もあるとかないとか、その辺のところを含めてお答えいただきたいのですけれども、よろしくお願いします。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 高崎市営の自転車駐車場の手数料でございますが、現在のところ高崎市においては障害者等の減免制度はございません。
◆委員(堀口順君) 隣の前橋市は、100%減免というような、そういう措置になっているというふうなことを聞いておりますし、ほかの施設、これは駐輪場ではないですけれども、高崎市の場合には、新町プールですか、これが100%減免、それから浜川がたしかプールが50%減免。このような形で幾つかの施設においては減免措置もあるというようなことなので、ぜひその辺のところは減免措置を検討していただくことができないかどうか、お答え願いたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 高崎市におきましては、利用者から減免制度を要望するお話は現在お受けしておりませんが、公共交通であるぐるりんバス運賃等については減額制度がございます。そういった観点も含めて検討を進めてまいりたいと思っております。
◆委員(堀口順君) ぜひ検討していただければ。そんなに利用者は多くないと思いますが、優しいまなざしの市政ということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
41ページをお開きください。
15
款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 43ページをお開きください。
2項国庫補助金について御質疑ありませんか。
◆委員(堀口順君) 46ページの一番下なのですけれども、社会資本整備総合交付金ということで100万円ほど収入があるということなのですが、これはどんな補助金なのかお聞かせ願いたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) こちらにつきましては、中心市街地を計画区域とする社会資本総合整備計画の中の効果促進事業として実施いたしました、たかさき食文化情報発信事業に対する補助でございます。このイベントは、市内飲食店を中心に高崎の食文化を市内外に発信することを目的として開催いたしました。対象事業費が200万円で、補助率が50%となっております。なお、たかさき食文化情報発信事業でございますが、7款1項2目の商業振興経費の中心市街地商業活性化支援事業補助金で支出しております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
49ページをお開きください。
3項委託金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 51ページをお開きください。
16
款県支出金1項県負担金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 53ページをお開きください。
2項県補助金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 57ページをお開きください。
3項委託金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 61ページをお開きください。
17款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 63ページをお開きください。
2項財産売払収入について御質疑ありませんか。
◆委員(北嶋菊好君) 物品売払収入というのがありますけれども、有償刊行物等、金額的には80万円ちょっとなのですけれども、この中身はどんなものが売れたのかわかりますか。
◎
市民生活課長(赤石守君) 現在市民情報センターでは、中央図書館の「柴田日記」、「高崎市史」を初め広報広聴課の「高崎千年物語」、「高崎のむかしばなし」などの133種類の刊行物を販売しております。決算書の有償刊行物等の86万5,600円のうち、市民情報センター178冊、33万4,600円、協定店89店、19冊、11万7,100円の合計267冊、45万1,700円が市民生活課における販売実績でございます。
◆委員(北嶋菊好君) 私が記憶しているところだと、財政がつくっている予算書、それと決算書、こういうのも今でも販売しているのですか。
◎
市民生活課長(赤石守君) 予算書、決算書については、予算書の(1)、(2)は平成26年から平成28年の3年分、決算書につきましては平成20年から平成26年までのものをお預かりして販売しております。
◆委員(北嶋菊好君) 販売しているけれども、買い手はいないですよね。
◎
市民生活課長(赤石守君) 昨年1年間のデータでございますが、予算書の(1)、(2)につきましては各5冊ずつ、決算書につきましては平成25年度分が1冊、計11冊が販売されております。
◆委員(北嶋菊好君) ちなみに単価は幾らで売っているのですか。
◎
市民生活課長(赤石守君) 1冊各500円でございます。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
67ページをお開きください。
19款繰入金 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 71ページをお開きください。
21款諸収入3項貸付金元利収入について御質疑ありませんか。
◆委員(北嶋菊好君) ページ数でいくと71ページ、総務管理費貸付金元利収入というので、住宅新築資金等貸付金の関係です。これを見ると、収入済額1,800万円、収入未済額6億7,000万円、非常に収入未済額が多いということでございまして、年度でいくと、滞納繰り越し分は1,560万円ほど入っていますけれども、全体で1,800万円、非常にこれはデリケートな問題も含まれているので、なかなか難しいとは思います。ただし、税金で事業を進めている以上は、税の公平とか公正という視点に立って、借りたものは返すのだと、こういうことで日々職員の方はやっていると思うのですけれども、この辺の現状の認識はいかがですか。
◎
人権男女共同参画課長(小石さち子君) 本市では、昭和44年から平成8年の間に1,454件、総額53億1,216万円の貸し付けを行いました。このうち、いまだ回収できていない額が平成27年度末において232件、6億7,232万6,561円でございます。借受人の高齢化や御本人の死亡、また不況による収入減や生活苦などの現状もあり、回収がなかなか進まない現状でございます。貸付金は私債権であり、滞納処分はできません。今後も引き続き、従来の文書、電話、訪問により滞納額の圧縮に取り組みながら、適切な債務管理に努めてまいります。
◆委員(北嶋菊好君) 大変努力されて大変だと思います。やはり借りた人に御理解いただかないとなかなか難しいのだというふうに思っていますし、借りるほうは税金だから返さなくてもいいなんていう感覚を持たれると、非常にこのことは遅々として進まない問題なのだというふうに思っております。息の長いことだというふうに認識しておりますけれども、借りたものですから、1円でも取る、そういう意気込みで、大変ですけれども、頑張っていただきたいと思います。
それと、歳出にかかわってしまうのですけれども、歳出の2款1項で人権推進費の中で出てくるので、ここで聞かせていただきますと、何人体制でやっているのですか。
◎
人権男女共同参画課長(小石さち子君) 人権男女共同参画課では2名、あと吉井を除く各支所の地域振興課に1名ずつ、さらに高崎と箕郷と群馬地区では団体から推薦をいただきました非常勤嘱託の徴収員6名と協力をして回収業務を行っております。
◆委員(北嶋菊好君) 大変だと思いますけれども、一歩一歩でもいいですから、努力をして回収に向けて頑張っていただきたいと思っております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
73ページをお開きください。
4項受託事業収入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 75ページをお開きください。
5項雑入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 83ページをお開きください。
22款市債 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、91ページをお開きください。
2款総務費1項総務管理費について御質疑ありませんか。
◆委員(木暮孝夫君) 何点か質疑させていただきます。
まず、96ページの真ん中辺で、5目消費対策費の中の消費生活相談事業というのがあるわけですが、この説明書の中で29ページになるのですが、いろいろと啓発事業をしていただいております。その中で食品ロス0啓発事業というのがありまして、料理教室7回の参加者が108人、そしてまた協力店ということで21店舗があるのでございますが、この食品ロス対策は今や社会的に大きなテーマともなっているものでございまして、そこから見ると少し事業の実績が内輪かなというふうに思っておりまして、ぜひここを強化してほしいという意味で、どんなことをやっていらっしゃるのか御説明をいただければと思います。
◎
市民生活課長(赤石守君) 食べ残しや期限切れのまだ食べられるのに廃棄されている食品が食品ロスと呼ばれております。平成23年度に群馬県の発表で一般廃棄物の排出処理状況の調査結果において、群馬県民1人当たりの排出量が全国を上回ったことが示されました。これを受け、国の消費者行政活性化基金を活用し、消費者の観点から食品ロスをなくすための啓発活動を開始いたしました。
主な活動の内容でございますが、消費者センターにおいては、平成25年度に食品ロス削減推進委員会を設置し、一般家庭の食品ロスに焦点を当て、市内に居住する500世帯に意識調査を実施いたしました。その調査から、一般家庭から排出されるごみの減量化を図るため、食材を使い切る、食べ切るための料理のレシピの作成や紹介、レシピを使ったプロのシェフや消費者団体による料理教室などを去年7回実施しております。また、食品の消費期限や賞味期限などの表示内容を正しく理解し、買い過ぎない、つくり過ぎない賢い消費者への育成を目指して、新聞報道やチラシ配布、消費者展や環境フェア等のイベントで呼びかけ等の周知活動を実施してきた次第でございます。
◆委員(木暮孝夫君) そういうことで、大変大きなテーマでもあるわけなのですが、そこでの実績でこの協力店の21店舗ではどんなことをされているのか、また店舗としてはどんなメリットがあるのか。メリットがないとなかなか広がっていかないのかなとも思うわけでありますけれども、その辺のことについてこの決算の中での取り組みはどうなのでしょうか。
◎
市民生活課長(赤石守君) 飲食店で提供されるものに、食べ切る量の導入、小盛りサイズ、ハーフサイズ等を取り入れていただいたり、食べ残しの料理の持ち帰りや食品ロスを出さない料理の工夫などを通じて、食品啓発やごみの減量化に積極的に取り組んでいただいている協力店の登録制度のメリットでございますが、協力店からは、小盛りサイズやハーフサイズのメニューにより、食べ残しによるごみの減量化が図られている、材料費の経費が削減された、食べ切ってもらえるうれしさがあるなどのお話を頂戴しております。また、高崎市のホームページに掲載し、協力店の紹介を行い、店舗のPRにつながっていると考えております。
◆委員(木暮孝夫君) 今課長さんからお話をいただいて、そういう取り組みなので、21店舗というのはちょっと少ないような気がしますが、現在どのくらいなのでしょうか。
◎
市民生活課長(赤石守君) 今年度も随時登録を行っておりまして、昨日も1件登録がございまして、現在34店舗となっております。
◆委員(木暮孝夫君) 取り組みとしては、多いのですか、少ないのですか。そこら辺がもう少し拡大してほしいという思いです。
◎市民部長(小泉貴代子君) まだこの34店舗という数は非常に少ない数だというふうに認識しております。私も4月に参りましてから各地域の商工会、また各店舗を少し回らせていただきまして、趣旨の説明をしてまいりました。そういった中で、実際にはメニューの中に小盛りサイズというのがあるのですけれども、気がつかれていないという、既にそういうものを導入されて、食品ロスという観点からではないかもしれませんが、導入されているところがございますので、ぜひこれを大きくお店の中に張っていただいて、ロス協力店ということで御協力いただけないかと、こういったお願いに今歩いているところでございます。ぜひもっとこの数はふやしていきたいというふうに考えておりますので、もう少しお時間をいただければと思います。
◆委員(木暮孝夫君) その勢いでぜひ目標を聞かせていただければと思います。実は地下の食堂でも張ってあるのです。ちょっと地味だなという感じもありまして、いいお話ですし、ある意味で本当に今の時代を反映する取り組みなので、まず目標をお願いできればと思います。
◎市民部長(小泉貴代子君) 具体的な数が申し上げられないのですが、確かに先ほど委員おっしゃられたように、何か特典みたいなものもないとというのがございます。きょう環境部のほうからごみのアプリの御紹介がありますけれども、ああいったアプリの中にもロス協力店の情報等を入れていただいて、そこでアクセスをすると、そのお店がどこにあるよというのがわかるような、そんなことも広げていきたいと思っておりますので、環境のほうと切っても切れないものでございますので、ぜひ協力をしまして、大きな目標を掲げてやってまいりたいというふうに思っております。お願いいたします。
◆委員(木暮孝夫君) ありがとうございます。ぜひ頑張ってください。
もう一つ、114ページになるのですが、次の13目の交通地域安全費で交通安全推進事業、高齢者の自動車運転免許証自主返納奨励費ということで、これは毎年頑張って取り組んでいただいているのですが、説明書によりますと668人ということなのですが、男女で人数がわかれば、あと年齢的に一番若い方は何歳ぐらいなのか、また一番御高齢の方は何歳ぐらいなのか、この年度での返納された実績をお聞きしたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 平成27年度の実績で申し上げさせていただきたいと思います。年齢別でございますが、65歳から67歳、一番若い世代で全体668件のうち101件。男女別で男性が324件、女性が344件とほぼ同数でございます。制度が65歳からということですので、最低は65歳という形になるのですけれども、最高齢につきましては、96歳から100歳の間で手元の資料がございますが、実際九十何歳なのかというところは現在手持ち資料がございません。確認させていただきたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) 60代から返される方もいらっしゃるということなのでしょうか。そこだけちょっと確認をしたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 65歳から70歳の間の方が101件という形でございますので、60歳代の方は、制度が65歳からですので、いらっしゃいます。
○委員長(林恒徳君) 課長、先ほど答弁の中で、65歳から67歳が101名という話だったのですけれども、それは67歳ではなくて70歳ということでよろしいのですか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 申しわけありません。私のほうの資料の見間違いでございます。ここで訂正をさせていただきまして、65歳から70歳までが101名ということで訂正をお願いしたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) 奨励事業ということなのですが、内容についてお教えいただければと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) この制度でございますが、高齢者の交通事故の未然防止、公共交通の利用促進を図るため、平成22年4月1日以降、運転免許証を自主返納された65歳以上の方への支援といたしまして、3つの奨励品を申請された1回に限って差し上げるというものでございます。
奨励品の内容でございますが、3つのうち1つ目として共通バスカード、県内でテレホンカードのように磁気カードで使えるものとぐるりんの回数券、こちらは7,000円の御乗車分が使えるカードでございます。もう一つが、吉井地域のみで運行されておりますが、よしいバスの回数券、11枚つづりを6セットという形で6,600円相当。最後に3つ目のタクシー券、こちらについては6,000円分、300円ずつの小刻みに使えるような形で、20枚つづりのセットでございます。
こちらにつきましては、共通バスカード190件、吉井バス7件、タクシー券471件が平成27年度の実績となっております。
◆委員(堀口順君) 何点かお願いします。
114ページの鉄道網整備促進事業という中の4段目、地方鉄道事業補助金ということで5,800万円ほどありまして、多分これは上信電鉄の補助金かなと思うのですけれども、またプラス1,716万6,000円ということで、ある程度のプラスが出ているのですけれども、この辺のところの補助金の考え方だとか内容を説明していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 地方鉄道事業補助金でございます。平成25年度上信電鉄沿線市町村連絡協議会総会で承認された上信電鉄再建4カ年計画に基づいて、高崎市の負担割合により支出しておるものでございます。同協議会において、支援協力についての調整や補助事業の審査確認を実施させていただいております。
◆委員(堀口順君) そうすると、その4カ年ということの中でいろいろな施設の整備だとか、そういうことでこの5,800万円ということで、これは年度によってぶれが結構あるということなのですか。その辺のところを内容も詳しく御説明願えればと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) この補助につきましては、3つほどの性質に分かれております。金額がほぼ変わらないのが、鉄道の固定資産税相当分というので、沿線市町村で鉄道の鉄道敷及び鉄道に関する償却資産に係るものについて、一旦は税金で納めていただいた同等額を補助金として支出しております。それと、運行上の安全のための補助金でございますが、そちらについては事業年度によって多少の前後がございます。もう一つ、通常のメンテナンス、修繕等の補助につきましては、運送収入、富岡製糸場の関係で黒字等になった場合には、その部分について補助金を支出しない年もあるということでございます。
◆委員(堀口順君) 富岡製糸場が世界遺産ということの中で、ある程度上がった部分もあるかと思います。平成27年度に関しては、どのような状況だったのでしょうか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 平成25年度、26年度というのは、世界遺産になる前の盛り上がりとなった後の盛り上がりという形で補助金がゼロになった黒字の部分がございましたが、平成27年度については少々落ちついてまいりまして、若干の補助金を出させていただいたという状況でございます。
◆委員(堀口順君) もう一点、周辺の例えば富岡市ですとか下仁田、甘楽ですかね、その辺のところでのパーセントになっているかと思うのですけれども、これは高崎駅から下仁田駅の全線のことに関して、全て負担者割ということの中でこの補助金が出ているというふうに解釈してよろしいのですか。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 沿線市町村という形でございますが、南牧村につきましては鉄道の駅がございませんが、住民の方も利用されるというので、均等割として一部をいただいております。高崎市の現在の割合とすると、21駅のうち10駅、あとは距離もございまして、46%ほどの負担をさせていただいております。
◆委員(堀口順君) 続いて、114ページ、下のほうなのですけれども、自家用有償バス運行事業ということで3,530万円ほど出ているのですが、このところが220万円ほど前年度よりプラスになっているので、この辺のところの内容をよろしくお願いします。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 自家用有償バス事業につきましては、吉井地域で一部藤岡総合病院のほうにも延長しているわけでございますが、こちらの旧吉井町からの引き続きのバスにつきましては、分校が閉校になったところの通学支援とか、あと集団下校時の臨時便の増便とかという部分もございまして、当該年度については若干の増となっております。
◆委員(堀口順君) もう一点、114ページの一番下、井野駅・北高崎駅駅業務運営事業の中の次のページをめくってもらいますと、この井野駅の関係というのが、こちらの説明書を見ますと、例えば駅舎の電気料ですとか業務委託、それから点検保守等で8項目ぐらいあって、総額が1,350万円前後ということで、例年これに近い形で1,000万円前後のお金をJR側に本市から支払っていると。こういう状況で、たしか昭和50年代からずっとある程度支払っているのかなと思うのですけれども、この辺のところはどのようなお考えで今後ともやっていくのか、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 御指摘のとおり、昭和50年代から、請願改札口という言い方をJRさんのほうでされておるのですが、市の要望に基づいてJRさんのほうで新しい改札口を設けていただくという形でこの間お世話になっております。この井野駅の東口の運用時間の延長等につきましては、地域の方に御要望いただいており、JR東日本高崎支社の企画部が窓口でございまして、検討を依頼して研究を進めているところでございます。改めてそちらの部分については御指摘の内容を含めて話し合い、調整をしたいと考えます。
◆委員(堀口順君) この井野駅に関しては、本当にあそこはあかずの踏切等も含めて、たしか一般質問でも丸山議員が取り上げたかなというふうに記憶しているのですけれども。これは提案というか、検討していただけたらなというふうに思うのですけれども、県のほうもちょうどあの踏切から前橋高崎線までというのですかね、ヤオコーさんのところの交差点までを拡幅するというような計画の中で、ある程度測量も前年度から入っているよと。そういう話も聞いておりますので、そういうことも含めて、井野駅の橋上化というのですかね、問屋町駅のような立派なもの、地べたから考えると20億円、30億円というような、そういう金額がかかったかなというふうに記憶しているのですけれども、できるだけ安い金額で、私は素人ですからはっきりはわからないですけれども、5億円とか10億円とか、そういうような金額をある程度設定した中でできるかできないか。ある程度の安価な形でできれば、地域の住民の皆さんも本当にありがたいというふうに思うでしょうし、またバリアフリー化というふうなことも考えますと国のほうの交付金も使えるということで、そういう意味では国、県を巻き込んで、こちらのほうからつくってくれと言うと全額出さなくてはならないというのは承知しているので、その辺のところは考えるというよりも、もう考える時期、検討していく、研究していく時期ではないのかなと思うのですが、その辺のところの考え方をお聞かせ願えればと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 御指摘の県道の改良等の情報とか、あと県の交通政策の政策的な部分とかも含めて関係部署と早急に御相談をさせていただいて、将来的な部分を含めて研究してまいりたいと思います。
◆委員(堀口順君) これは井野駅だけの話ではないと思うのですけれども、バリアフリー化の問題だとかいろいろ交通政策全般も含めて、私どもの会派も要望の中で交通体系、これは都市計画のほうとも絡んでくるのかなと思うのですけれども、政策的にそういうような部署をしっかり横断的に一つにまとめて、これからの交通政策をしっかりと進めていく中でまとめた形で、名前が局になるのか、部になるのか、室になるのか、それはわからないですけれども、そういうような政策的な考え方を持っていただければなと思うのですけれども、その辺のところの御見解をお聞かせ願えればと思います。
◎副市長(兵藤公保君) 委員さん御指摘のとおり、交通と都市計画、都市整備というのは、これは表裏一体のものというふうに認識をしているところでございます。ただ、本市の場合につきましては、地域の交通というところもございまして、現在の組織体系にしているわけでございます。今後につきましては、都市整備の面、また交通政策、そういったものをなるべく一本化できるような形で進めたいとは思いますけれども、ただ組織上の課題等も何点かございますので、そういった中で研究をさせていただきたいというふうに思っております。
◆委員(堀口順君) この交通に関しては、市民の皆さんが、群馬県は自動車が中心とはいいながらも、こういう鉄道網ですとかバス網、こういうことも含めて総合的にしっかりと進めていかなくてはならない、こういうふうに私も考えておりますので、ぜひその辺のところはしっかりと研究して一歩進めていただければというふうに思います。
もう一点、122ページ、男女共同参画推進事業の中の法律相談弁護士派遣委託料ということで、金額は少ないのですけれども、説明書が45ページですかね、179件の相談受け付けと法律相談が64件、計243件ということで出ているのですけれども、この辺のところの内容をもう少し詳しく御説明いただければと思います。
◎
人権男女共同参画課長(小石さち子君) 男女共同参画相談の内訳でございますが、夫婦の問題が53件、人間関係が44件、親族にかかわる相談が18件、また経済、医療にかかわる相談がそれぞれ13件、子供にかかわる相談が12件、その他として26件ということでございます。高齢の親が子供から暴力を受けているという相談に対しまして、長寿社会課へ情報提供したり、また通報に関しましては、関係機関の案内を当事者につなぐように依頼をし、助言、また法律相談のほうに御案内をしました。法律相談については、64件中59件が離婚の問題でございます。セクハラ、パワハラの雇用に関する問題が5件ございました。緊急を要する事案でございますが、内容、状況によりすぐに各関係機関に情報提供、連携体制をとりながら対応しているところでございます。
◆委員(堀口順君) 法律相談は、想像どおりというか、59件が離婚関係ということです。思ったよりDV、パワハラですとか、この辺のところが少ないかなというふうにも感じたのですが、市民の皆さんが相談しやすい、そういうことも広報等も含めてより相談しやすいような体制をつくっていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
137ページをお開きください。
4項戸籍住民基本台帳費について御質疑ありませんか。
◆委員(
根岸赴夫君) 138ページのところですけれども、窓口受付業務委託料、783万円という数字が計上されているのですけれども、この委託先と人数等の状況、委託状況というのですかね、それをお聞かせいただきたい。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらにつきましては、個人番号カードの交付にかかわる窓口の委託業務でございまして、窓口の混雑を避けるためですとか、カードを受け取りに来られる方をお待たせしないように臨時の窓口を置いた部分の窓口委託でございます。委託先につきましては、株式会社両毛システムズの高崎営業所、委託内容につきましては、窓口の受け付けですとか来場者の案内、あと本人確認業務等で、おおむね1日当たり7名ほどの人員を派遣していただきました。
◆委員(
根岸赴夫君) どの場所でやっていたのですか。
◎
市民課長(青柳正典君) 平成27年度で見ますと、2月中旬から1階のロビーのほうでやっておりまして、5月下旬までやっておりました。今年度は、2階の市民税課と介護保険課の間のスペースで窓口を設置しておりました。
◆委員(
根岸赴夫君) 前年度は1階でやっていて、今年度は2階ということは、今年度は多分少なくなるだろうという予想のもとということなのですか。
◎
市民課長(青柳正典君) 今年度につきましては、おおむね交付状況も落ちついてきましたので、7月いっぱいをもって臨時窓口のほうは終了して、現在は1階の市民課の窓口のほうで交付を行っている状況でございます。
◆委員(堀口順君) 同じところの138ページで、戸籍住民基本台帳事務経費の中の上から4行目ぐらい、誕生記念写真立ということで156万円ほどあるのですけれども、わからないので、内容の説明をお願いします。
◎
市民課長(青柳正典君) この写真立てにつきましては、本市に住民登録をする出生児が出生届を出されたときに出生のお祝いとしてお渡しする木製の記念立てで、写真でいうとL版サイズの写真が入るような記念立てをお祝いとしてお渡ししております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
147ページをお開きください。
3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(堀口順君) 154ページの福祉医療事業の中の子ども医療費の扶助費とか、母子家庭等の扶助費、それから父子家庭、この3つぐらいあるのですけれども、これに関して、父子のほうは、ちょっと見ると若干減ってはいるのですけれども、子どものほうですとか母子家庭のほうの扶助費がふえているのですけれども、この辺のところはどんな傾向にあるのか、またその要因等もありましたら、どんなお考えで捉えているのか、お聞かせ願いたいと思います。
◎
保険年金課長(岡田節男君) 子ども、母子家庭等、重度心身障害者の各区分につきましては、年間平均の受給者が減少しております。1人当たりの受診回数が増加していることによりまして、助成額が増加しているということでございます。また、高齢重度障害者区分では、年間平均の受給者及び1人当たりの受給回数の増加によりまして、助成額が増加しております。それと、御指摘のありました父子家庭区分でありますけれども、年間平均の受給者は増加しておるのですけれども、1人当たりの受診回数は減少していると。そのために助成額が減少しているという傾向でございます。各区分とも過去3年間ほぼ同様の傾向で推移しております。
◆委員(堀口順君) この辺のところは、医療費はどこの年代、世代でもふえる傾向があるということなので、いたし方ないのかなと思いますが、わかりました。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
167ページをお開きください。
3項高齢者福祉費 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 183ページをお開きください。
4款衛生費2項環境衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(木暮孝夫君) 188ページ、4目の斎場費のところで、今年度に新しい斎場がオープンして、非常に評判がいいわけですが、旧斎場の取り壊しの計画というのはどうなっているのか、この場所で聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いします。
◎
市民課長(青柳正典君) 旧斎場につきましては、前の指定管理者の後片づけが終わっておりまして、現在は防犯、あと安全対策といたしまして、3メートルほどのフェンスで仮囲いを設置しております。跡地利用につきましては、まだ具体的な計画がございませんので、取り壊しにつきましては、その跡地利用の具体的な活用方法等が見えてきた段階で検討してまいりたいと思っております。
◆委員(木暮孝夫君) 私も地元に住んでいる者としてよく聞かれるのですが、その後どうなるのかねということで聞かれるのです。ですから、今の跡地利用が決まった後で計画が出てくるということなのですが、大体年度的にはどのくらいの目途で取り組まれるのでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) 明確な年度というのはちょっとわかりかねますが、いずれにしても解体設計のほうは済んでおりますので、何か跡地として利用されるということが決まれば、具体的にすぐ解体等もできるのかなというふうに考えております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
189ページをお開きください。
3項清掃費について御質疑ありませんか。
◆委員(木暮孝夫君) 192ページ、3項清掃費全体にかかわる話だと思うのですが、ごみ排出量については群馬県がワースト2だという話をよく聞くのですけれども、これは正しいことなのでしょうか。現状をお伝えいただければと思います。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 平成26年度におきましては、群馬県が全国ワースト2位ということでございます。
◆委員(木暮孝夫君) そうなると、高崎市は群馬県の中でも大きな人口を占めているわけでございますが、高崎市の努力によって少しでもワーストが改善できるかなというふうに思うのですが、他都市からの転入の方の声として、どうも高崎市は分別が緩いのではないかという声を聞くのですが、この点についての御認識はどうなのでしょうか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 確かに委員さん御指摘のとおり、そういった声が聞かれることが多々あります。高崎市も現在はごみの減量に向けまして、雑紙の分別回収ということで重点を置いております。その中で、特に雑紙、モデル地域を募集いたしまして、雑紙を重点に取り組んでいる、そういったことでございます。そのほか、分類的には少ないかもしれませんけれども、瓶、缶、そういった資源の分類はしっかりできている、そういった状況でございます。これからもそういったことを推進していきたいと思っております。
◆委員(木暮孝夫君) 大きな要素として、プラスチックごみの分別をやっているところが最近は全国の中では多く見受けられるのですが、本市の場合はプラスチックごみについてはなかなか資源化の方法が見つからないというようなこともあって現在燃えるごみになっているわけなのです。プラスチックごみの分別をして資源として回収していけば、全体としてごみの排出量自体が減っていくことによってワーストが少しでも改善できるという声があるわけなのですが、この辺の取り組みはどうなのでしょうか。
◎環境部長(今井伸一君) 今プラスチックの話が出ましたけれども、廃プラスチックといいますと、かたいものを想像される方が多いのですけれども、例えば端的に言いますと、ペットボトルのラベルもプラスチックなのです。先ほど木暮委員のおっしゃった転入者の方が少し高崎の分別がぬるいのではないかというのは、多分多くのところが、そういった軽いものなのですけれども、容器包装リサイクル上のプラスチックを分別しているというところが、全国的に6割ほどやっているのは事実なのです。ただ、そういった軽いものですから、ごみの量というのは重さが勝負みたいなところがありまして、プラスチックをやったとしても、多分リサイクル率のほうに反映されて1%ちょっとぐらいよくなる、それが現実的な我々の検討の中でございます。ただ、分別意識の高揚ですとか、そういうものは必ず必要になってまいりますので、そういった中で検討は続けております。
一方で、確かにプラスチックは今燃やすほうに入っているのですけれども、これはただ燃やしているという考え方もあるとは思うのですけれども、今はサーマルリサイクルという、ごみを資源として発電のほうに変えていこうという考え方も出てきております。これによりまして、試算ですと、今売電をしている中で、高浜クリーンセンターの県のほうにやっている中でも4,000万円ほどの歳入があるということになっております。そういった総合的なものを含めながら、先般4月に緊急創生プランの中でも、この雑紙の分別ですとか、それから先ほども出ましたけれども食品残渣の問題、こういった中で少し時間をいただきながら検討を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(木暮孝夫君) 今の部長のお話だと、余りワースト2というのは気にすることはないということなのですか。要するに切り口が違うだけであって、余りそこばかり言われてしまうと本市の捉え方と違うのだということなのか、その辺だけお聞きしたいと思います。
◎環境部長(今井伸一君) 数字的には、ワースト2というのは、イメージの問題もありますし、これはやはり改善はしていかなくてはいけないと思います。ただ、よく言われるのが、ごみの量の考え方というのが、例えば有価物の集団回収なんかで高崎市の場合は奨励金を出しておりますけれども、こういった奨励金を出して一生懸命地域の方に廃品回収とかやっていただく、これはごみの観点だけではなくて、そういった団体や皆さんの活動の資金にもなるわけです。そうすると、地域づくりだとか、そういったことにもつながってきます。ただ、ごみの統計上は、そういったものは集めても除かれないのです。自治体が幾らかでもお金を出したりとか、そういった道具を貸し出したりすると、これは統計上入れなさいということになってしまいます。そういった全体的な中で、確かにワースト2というのは余り名誉な数字ではありませんけれども、やはり現実的な問題としては、全国の平均がどのくらいで、そういうところに向かっていこうとか、そういう現実的な計画を立てながらごみの減量化というのは進めていきたいと思いますので、切り口を広げるために、この後報告をさせていただくようなごみのアプリですとか、そういったことでの啓発を今後とも進めていきたいというふうに考えています。よろしくお願いいたします。
◆委員(木暮孝夫君) たまたまことし委員会で視察に行ったのが岡山県の瀬戸内市でしたか。そこで、市役所のところの前面に目標、ごみ減量化30%でしたか、削減というのがあって、目標を持って取り組んでいくと少しでも改善できるのかなと思ったり。今部長がおっしゃったように、例えば課長さんもおっしゃったように、雑紙をもっと徹底してリサイクルに回すとか、あるいは生ごみをしっかり水を切って出していただくことによって重量はかなり軽減されるとか、そういうことで目標を明確にしていくほうが、行政としての取り組みとしてはいいのかなというふうに私は思っているのですけれども。その辺の目標を明確に出していく、30%削減なんていうのはあり得ない話なのですが、私は非常事態だというふうに受けとめていたので、ワースト2はやはり意識するべきだと思っているのですが、少なくとも、少しでも減らすという面では、市民の皆さんに意識してもらうためには目標数値をみんなで共有することが必要なのだろうなと思っているのですけれども、この点を最後にお聞かせいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎環境部長(今井伸一君) 環境のほうの計画の中には、大きくは環境基本計画ですとか、それから一般廃棄物の計画がございます。こういった中では数値を出していかなければなりませんけれども、人口推計ですとか、そういうものを鑑みたときに国の言っている数字と若干乖離している部分がありまして、今までの環境の計画というのは、正直申し上げて少し背伸びし過ぎたところがあるかと思いますので、十分現実的で、なおかつ市民の方々にも協力いただける数字、そういったものをどうやって計算しながら考えていくかということが必要だと思っていますので、またそういった折にきちんと計算をしながら、考えながらやらせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◆委員(堀口順君) 幾つか質問させていただきたいと思います。
まず、190ページの清掃総務経費の下から2番目に浄化槽維持管理費補助金ということで、説明書の116ページに載っておりまして、484件、520万円ほど載っておるのですけれども、この辺のこの制度も含めて御説明をしていただければと思います。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) これにつきましては水質汚濁防止法が関係いたします。水質汚濁防止法では、河川の水質を守るため、特に重要な地域を指定しています。本市では、倉渕地域がそれに該当いたします。倉渕地域では、浄化槽からの適正な排水を維持するため、所有者が合併浄化槽を清掃したときに清掃業者に支払った金額に対しまして、浄化槽の大きさにより25%から45%を補助する制度でございます。平成27年度におきましては、484件の補助をいたしました。
◆委員(堀口順君) 続きまして、192ページの有価物集団回収実施団体奨励金ということで上から3行目ぐらいにありまして、こちらのほうも説明書では116ページに載っているのですけれども、今部長のほうからも集める団体の云々、そんな話もまちづくりの中であるというようなこともありましたけれども、この辺のところの内容的なものも詳しく説明していただければと思います。よろしくお願いいたします。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) この奨励金は、再生利用可能なごみ、これを少しでも多く集めていただくために昭和52年から実施をしております。現在では、実施団体に対しまして、回収量1キロにつきまして8円を支給し、有価物の収集を奨励しているものでございます。回収する品目は、新聞や雑誌、ダンボール、缶類、瓶類等がありますが、新たに平成25年度から古着、古布を品目回収に追加いたしました。ただ、最近はスーパーの店頭や新聞販売店の回収等があり、有価物集団回収での回収量は減少傾向にありますが、実施する団体は500を超えております。市民にとって身近な資源物の回収場所として利用されている状況であります。
◆委員(堀口順君) もう一つ、説明書の117ページのほうに、有価物の回収の実績ですか、その中に古着、古布ということで、これたしか新たに加わったようなものかなと思うのですけれども、この辺のところはこの金額も含めてどのように捉えているのでしょうか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) まだ始めたばかりですので、ちょっと少ないかなとは感じております。ただ、古着、古布に関しましては、6月の環境フェア、また年に2回行っていますリユース事業におきましても無料回収等を行っておりますので、徐々に各地区の団体がこれに力を入れて、今集まっているものがそちらにも流れるかなと、そういった感じをしております。これから徐々にふえていくと感じております。
◆委員(堀口順君) よく聞くのは、リサイクルショップに持っていくと5円とか10円とか、本当に安いということなので、それだったら市民にも役に立つということで出したらというような、そんな声も聞くのです。ただ、まだ周知徹底がなされていないのかなと。これは始まったばかりということなので、ぜひこの辺のところはしっかりとまた広報等も含めて進めていっていただきたいと思います。
続きまして、194ページになりますが、上から4行目ですか、多野藤岡広域市町村圏振興整備組合
一般会計負担金ということで約6,000万円ほど出ているのですけれども、この辺のところの負担と利用ということの中でどのような状況なのか御説明願いたいと思います。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) この負担金につきましては、内容的に2つあります。1つ目は、吉井クリーンセンターから排出された焼却灰及び不燃残渣を藤岡市の最終処分場である緑埜クリーンセンターへ搬入して処理をしている負担金でございます。もう一つは、吉井地域から排出されたし尿及び浄化槽の汚泥、これを藤岡市のし尿処理場であります岡之郷クリーンセンターで処理をしている負担金でございます。
なお、負担金の割合は均等割と投入量割で算定をされております。最終処分場の負担金ですが、藤岡市と高崎市が構成員となっておりまして、藤岡市が58.8%の3,637万円、高崎市が41.2%で2,549万5,000円の負担金となっております。また、し尿処理施設のほうですが、こちらも負担金割合は同じで、均等割と投入量割となっておりますが、こちらは藤岡市、高崎市のほかに神流町が入っております。藤岡市の負担金割合が74.3%、1億2,680万3,000円、高崎市が20.1%、3,442万9,000円、また神流町が5.6%で、951万8,000円となっております。高崎市のこの負担金を合わせまして5,992万4,000円の負担金となっております。
◆委員(堀口順君) 割合と金額ということで御説明いただきましてありがとうございました。消防ですとか、それから医療関係も含めて、いよいよ合併10年というような、そういう流れの中でほかの委員会の中でも話が出ているかと思いますけれども、そろそろ考えていく必要があるのかなと。その辺のところを含めてまたぜひ執行部の皆さんで検討していただければというふうに思います。
それから、あと2点ほどよろしくお願いします。同じ194ページで、ごみ埋立処分事業の中の真ん中くらい、埋立地浸出水処理施設維持管理委託料ということで1,080万円ほど、前年度、前々年度に比べてちょうど同じぐらいの金額の1,000万円強が減っているということなのですが、単純にどういうことだったのか御説明願いたいと思います。
◎
清掃管理課長(清塚正人君) 減額の理由でございますけれども、この委託料の中に含まれていました水処理薬品代、これを需用費の中の薬品費に計上するなど仕様書を大幅に見直しいたしました。それと、指名競争入札によりまして、競り合いが今回ちょっと大きくありまして、大幅な入札差金が生じたためでございます。具体的には、長年受注いたしておりました東京のプラントメーカーから市内の水処理メンテナンス会社に委託先が変更したことによるものでございます。
◆委員(堀口順君) 内容がよくわかりました。いいことだと思いますし、市内業者が受注したということで、ありがとうございます。
それでは、最後のこの項目での質問ですけれども、198ページ、城南クリーンセンター事業ということで、これは全体的な話なのですけれども、こちらのほうも二十数年たって、今後この城南クリーンセンターをどのような形で進めていくのか、メンテナンスも含めて内容を説明していただければと思います。
◎
城南クリーンセンター所長(見波伸君) 城南クリーンセンターの処理量は、5年前に比べ約2,000キロリットル増加しています。これは、主に下水道区域外において新たな浄化槽の設置が増加したためと考えております。メンテナンスにつきましては、定期的な修繕や部品交換等により万全を期しております。引き続き良好な維持管理に努めていきたいと考えております。
◆委員(堀口順君) ある程度の年数がたっているということで、今後この修繕、メンテナンス関係というのは非常にふえてくるかと思うのですけれども、その辺のところの計画を含めて何かお考え、対応も含めて、もう一度御説明いただければと思います。
◎環境部長(今井伸一君) いろいろ環境施設がございますけれども、今高浜クリーンセンターを進めているわけですけれども、城南クリーンセンターもかなり老朽化してきております。先ほど多野藤岡のところの質問にございましたように、一部藤岡のほうの施設でし尿のほうをやっておりまして、両方の施設が老朽化をしてきている。ただ、藤岡とやっている広域圏のほうも、割合を先ほど課長が説明しましたように、かなりの部分を高崎市が占めておりますので、そちらの広域圏にとっても、高崎市の施設とその大きさの関係等が非常に密接にかかわってきますので、これからよく検討しまして、今後の長期的な方針というのを出していかなければいけないと考えております。
◆委員(堀口順君) ぜひその辺のところはしっかりと計画を立てていただいて、これはもうどうしてもなくてはならないものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
199ページをお開きください。
5款労働費について御質疑ありませんか。
◆委員(
根岸赴夫君) 200ページの労使会館運営費補助金なのですけれども、毎年同じような金額で補助金を出しているのですけれども、この施設の目的と内容についてお聞かせいただければと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 労使会館は、労使関係の円滑化を図るための研修や会議に使用することを目的として有料で会議室の貸し出しを行っている施設でございます。また、愛好会などの余暇を楽しまれる団体への貸し出しも行っております。
◆委員(
根岸赴夫君) いろんな団体へ貸し出ししたりとかしていただいているみたいなのですけれども、特定の市民というか、言い方は失礼なのかもしれないですけれども、利用なさっている方というのが何か限られているような気がするのですけれども、その辺についてはどうなのでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 特に対象者が特定の市民に偏っているという考えは持っておりません。一般の企業さん等の従業員の方の集会等にもよく使われております。
◆委員(
根岸赴夫君) 利用するに当たって、申し込むと簡単には借りられなかったりとかという、そういう話もちょっと聞いたことがあるので、その辺の利用方法について、市民に使いやすい形の会館であるというのをPRしたりとかしている部分というのあるのですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 施設自体が駅に至近の距離にありまして、駐車場も78台と、かなり数がございます。また、貸し出しの料金も非常に低廉な料金で貸し出しておりましたので、大分人気が高くて、予約がいつもいっぱいの状態になっているのは確かでございます。
◆委員(
根岸赴夫君) そういう話が出たということは、多分いっぱいでなかなか借りられないというところから来たのかもしれないのですけれども、これについては補助金が500万円、そんなに少ない金額ではないと思いますので、大きな金額で補助を出しているわけですから、市民に開かれた形の利用を今後お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆委員(木暮孝夫君) 200ページ、2目の勤労青少年ホームの運営事業についてなのですが、先日訪問させていただきまして、ホーム自体は築48年ということでございます。職員の皆さんの対応もよくて、施設管理もよくやっていただいているという印象でございました。ただ、勤労青少年という表現が何か昭和のにおいがするような感じがあるわけですけれども、この勤労青少年という定義というのはどういうものなのかということをまず確認したいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 勤労青少年、対象にしておりますのは、市内在住もしくは在勤の勤労されている方で、おおむね40歳までの方とさせていただいております。
◆委員(木暮孝夫君) 勤労青少年というと、何か寅さんが出てきそうな感じの雰囲気があるのですけれども。説明書の124ページにありまして、この登録者数は427名ということで、男性が98名、女性が329名ということなのですが、在勤の方だから、市外の方もいらっしゃると思うのですけれども、その辺の人数の内訳はわかりますでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 登録者427名の状況でございますが、旧高崎市が273名、合併地域が97名、他市町村が52名、他県が5名でございます。
◆委員(木暮孝夫君) 使っていらっしゃる方は、本当にいい施設で、よく使ってらっしゃるので、ぜひそこの枠はどんどん人数を広げていただきたいと思うのですが、ピークのときは何人ぐらいだったのかわかりますか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 手元に資料がございませんので、後ほど調べてお届けさせていただきたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) そういうことで、この人数で、その中で施設としては一般開放を進めていらっしゃるということでございます。そういう中で、延べ人数ですが、一般開放が1万9,108人、かなり一般の方にも使われているということでございます。そういう中で、地域の方からの御要望として、中の部屋、例えば料理教室なんかも使わせていただければありがたいなという声があります。周辺にも公民館があるわけですが、公民館もいつも満杯でなかなかとれないという中では、こういう勤労青少年ホーム運営事業ということで限定するのではなくて、そこがメーンなのですけれども、もしあいているときにはそういう使い方でも開放していただければありがたいなというふうに私も思った次第なのですが、こういう声に対してどのように受けとめをいただけますでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 一般の有料開放といたしまして、現在、体育館、テニスコートや講習室などもお貸ししておりますので、料理教室も登録者の講座等の運営に支障がないときは対応させていただきたいというふうに考えております。
◆委員(木暮孝夫君) 地域においては、市の施設ということで、そこの有効活用を図ることによって市民の皆さんの要望がかなえられればいいなというふうに思っていますので、できる限り運営に支障がない中でぜひ開放にさらに御尽力をいただければありがたいということと、あと実際の勤労青少年の皆さんにももう少し多くの方に参加していただけるような、そういう施設運営をしていただければありがたいなというふうに思った次第でございます。
△休憩
○委員長(林恒徳君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩いたします。
午前11時45分休憩
────────────────────────────────────────────
△再開
午後 0時57分再開
○委員長(林恒徳君) 会議を再開いたします。
審査に入る前に、
産業政策課長及び
地域交通課長から発言を求められておりますので、これを許します。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 先ほどの勤労青少年ホーム登録者数でございますが、資料を確認しましたところ、平成14年まで確認ができまして、平成14年から平成27年までの間で最も多かったのは平成16年の665人でございます。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 免許自主返納の申請者の最高年齢の方でございますが、96歳の方が3名、いずれも男性の方でございます。
○委員長(林恒徳君) この際、お願い申し上げます。
審査においては、前置き、説明等は最小限にとどめていただき、質疑、答弁とも簡潔・明瞭にされるようお願いいたします。
休憩前に引き続き審査を行います。
199ページをお開きください。
5款労働費について御質疑ございませんか。
◆委員(北嶋菊好君) 前置きをなるべくしないようにしたいと思いますけれども、木暮委員さんがほとんど質問されたので、私のほうはこれといって質疑はないのですけれども、職員体制は今どうなっているのですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 勤労青少年ホームの職員につきましては、再任用職員3名、嘱託職員1名の計4名でございます。
◆委員(北嶋菊好君) 続いて、本館や体育館がありますけれども、48年経過したという答弁だったのですけれども、耐震のほうは大丈夫でしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 本館は、平成22年度に耐震補強工事を行っており、体育館は耐震構造でございます。
◆委員(北嶋菊好君) もともと勤労青少年ホームというのは、多分48年たっているというのでしょうけれども、市内の中小零細のそういう企業の受け皿といいますか、社員の福利厚生施設的な要素があったと。そういうところで、開館時間も午後1時から夜9時だと。そういうことでこの施設が運営されてきたと思うのですけれども、木暮委員も御指摘のように、最近は地域住民が午前中も含めてあそこを利用させてもらいたいという声だと思うのですけれども、その辺の開館時間等はどのように考えているか、わかる時点で結構です。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 勤労青少年ホームは、労働者の余暇の時間に合わせて、御指摘のとおり、夕方から開放しております。一般開放につきましては、午後1時から午後5時までの間で開放しておりまして、土日につきましては、午前9時から午後5時までの間、体育館、テニスコートを開放しております。利用時間に合わせて、できるだけ多くの方に利用していただけるように運営してまいりたいと考えております。
◆委員(堀口順君) 1項1目、200ページの中小企業退職金共済制度加入促進事業ということで、説明書では124ページに内容が書いてあるのですけれども、この制度の仕組み、それから新規の利用等、この辺も含めて御説明を願いたいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 中小企業退職金共済制度につきましては、国が実施する中小企業退職金共済制度及び商工会議所、商工会が実施する特定退職金共済制度に従業員を加入させた事業者に対してその掛け金の一部を補助することにより、退職金共済制度への加入を促進するものでございます。加入は事業者単位でございまして、補助の対象者は退職金共済制度に従業員を加入させた事業主で、補助率は新規加入事業所は掛金の20%、追加加入事業所は掛金の10%、補助期間は加入月から12カ月となっております。新規の申し込みにつきましては、中小企業退職金共済は52件で311人、特定退職者共済は7件で10人でございました。
◆委員(堀口順君) 中小零細の企業にとっては、こういう退職金制度というのは大変ありがたいものだというふうに思いますので、今後もひとつ継続してよろしくお願いいたします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
201ページをお開きください。
6
款農林水産業費1項農業費について御質疑ありませんか。
○副委員長(後藤彰君) 農業総務費の204ページ、農業ふれあい促進事業のところに市民農園除草等委託料というのがあるのですが、市民農園の利用状況についてお伺いいたします。
◎農林課長(真下信芳君) 市民農園は、現在市内に11カ所、216区画、全体面積では1万4,492平米を開設しております。この216区画のうち191区画が現在利用されておりまして、空き区画のある市民農園もございますが、場所によってはキャンセル待ちの市民農園もございます。
○副委員長(後藤彰君) 結構人気があるということなので、市民の皆さんに利用していただければと思います。
続いて、204ページ、その下の地産多消推進事業のところの農畜産物広報活動委託料について、広報活動の効果等をお伺いいたします。
◎農林課長(真下信芳君) 成果等に関する説明書に記載させていただいておりますけれども、5つの区分内容で18回ということで広報活動を実施させていただいております。内訳でございますけれども、農産物のPR販売活動、大都市圏と中心としました恵比寿ガーデンプレイスにおけるマルシェの活動、イオンモールの幕張新都心、名古屋中日ビル等々、大都市で計6回販売促進活動等を実施しております。また、生産者向けの情報サイトセミナー、こちらにつきましては、通信販売の手法を学ぶ講座でございますけれども、年2回開催しております。また、都内の飲食店のシェフによる産地見学ツアーやそのシェフの都内のお店、高崎応援店を年間5店舗指定しておりまして、その5店舗での消費者向けのイベント。また最後になりますけれども、昨年度特に力を入れて実施した点ということで、大きな商談会に3回ほど参加しております。東京ビッグサイトを中心としてアグリフードエキスポや地銀フードセレクションなどに参加をしております。
○副委員長(後藤彰君) またことしというか、今後も継続して行っていくのでしょうか。
◎農林課長(真下信芳君) 引き続き次年度以降も実施してまいりたいと考えております。
◆委員(後藤彰君) 続いて、その下に農畜産物販売拡大奨励金というのがあるのですが、その実績についてお伺いいたします。
◎農林課長(真下信芳君) 首都圏の小売店舗を対象に、本市の農産物を取り扱っていただきました小売店に対する5%の奨励金の制度でございます。平成27年度は、東京都内に加えまして、横浜市を中心に展開するスーパーマーケットチェーンからの引き合いもございまして、合計で4社、105店舗、取り扱い金額にいたしまして4,960万円ほどでございまして、これに対し5%の奨励金を交付したものでございます。
○副委員長(後藤彰君) 続いて、206ページの農業経営基盤強化促進対策事業の青年就農給付金というのがございますが、その内容と金額の内訳等を教えていただければと思います。
◎農林課長(真下信芳君) 平成27年度分の支給でございますが、この支給に係る国庫財源というものが国の経済対策によりまして平成26年度補正予算に振りかえられて執行されております。平成27年度支出予定だった給付金の大部分について平成26年度予算に前倒しをして給付となっておりまして、平成27年度中は2名分、112万5,000円を支給しております。平成26年度に前倒しをして、21名分の2,925万円は先んじて支払ったという状況でございます。
◆委員(堀口順君) 204ページの地産多消推進事業の中の農業者新規創造活動事業補助金ということで9,000万円ほど、以前のブランド商品開発等も含めているのですが、説明書の127ページを見ますと、6次産業化の推進ですとかブランド商品だとか、この辺のところが大きな金額なのですが、この辺のところの実績と内容について御報告願いたいと思います。
◎農林課長(真下信芳君) 6次産業化等推進事業補助でございますが、実績といたしましては、果樹や野菜のドライ加工施設の整備、梅の加工設備の導入、果樹を利用した菓子製造の導入、商品の包装設備の導入などがございました。商品といたしましては、ドライフルーツ、干し芋、梨を初め各種フルーツを使いましたジャムやスイーツなどの商品化が行われたものでございます。
また、ブランド商品開発事業補助でございますけれども、果樹などの加工品のパッケージの開発、ジェラート用のパッケージの開発、梅のスイーツ開発及び商品化、また農園の商品紹介のためのリーフレットデザインなどが行われまして、20年物の梅干しの贈答用のパッケージを一新しまして5粒2,000円で売り出したりとか、変わったところでは、食用ホオズキ、これをおしゃれにパッケージしまして売り出したといった取り組みがございました。
◆委員(堀口順君) このブランドというのは、一朝一夕ですぐに進んでいくものではないというふうに思っていますので、これは継続してぜひブランドを立ち上げ、市民の皆さん、それから県外の皆さん、高崎育ちというのですかね、高崎のブランドを強く売り込んでいただければと思います。
続きまして、206ページ、養蚕振興事業の中の蚕糸業継承対策事業補助金で550万円ほど、この辺のところの内容等も含めて御説明願いたいと思います。
◎農林課長(真下信芳君) これまで県単独で行っておりました蚕糸業継承対策事業補助でございますけれども、富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録を機に、繭生産の増加を目的として昨年度県が補助制度を拡充したことに伴い、本市といたしましても養蚕農家に対する支援を充実するという観点から、補助の上乗せを行うといった協調支援をさせていただいたものでございます。
◆委員(堀口順君) どのくらいの農家の方々に対してなのでしょうか。その辺のところをもう少し詳しく御説明願えればと思います。
◎農林課長(真下信芳君) 市内農家は全23戸ございまして、この年間の繭生産量1キロ当たりに対して県費が900円、市費が100円を補助するものでございます。
◆委員(堀口順君) この辺のところも富岡製糸場の関係での絹の製品というところにつながってくるかと思いますので、ぜひ継続してということで、これは県との協調でございますので、よろしくお願いいたします。
あと1点、208ページの真ん中ぐらい、畜産業費の一般経費の中の真ん中ぐらい、酪農ヘルパー利用促進事業補助金ということで1,000万円ちょっと、説明書のほうでは130ページに41戸、利用延べ日数が1,422日というふうになっているのですけれども、この辺のところの利用者の大小も含めて内容を御説明願いたいと思います。
◎
農林課長(真下信芳君) この制度は、年間休みなく搾乳する酪農家の休日や休息を確保するため、農家にかわって搾乳や飼料の給餌等を行うヘルパー組合に対してその利用を促進するための補助でございます。現在8頭程度を飼育する農家から180頭程度規模の大規模農家が利用している状況でございまして、利用頭数の規模によって利用日数は異なるのですけれども、1戸当たり大体平均で35日程度を利用している状況でございます。
◆委員(堀口順君) 平均すると35日ぐらいということで、週に1回あるかないか、そんな感じですかね。多分この農家の皆さん方も本当に助かっているかなというふうに思いますので、継続してまたよろしくお願いします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
211ページをお開きください。
2項林業費について御質疑ありませんか。
◆委員(青柳隆君) 214ページの上のほうにある森林整備担い手対策事業補助金、330万円ちょっとあるのですけれども、この実績を教えてください。
◎
農林課長(真下信芳君) 森林整備担い手対策事業でございますけれども、市内の山林労務に従事する烏川流域森林組合を初めとした5つの事業者が負担する従業員の退職金や年金についての積立金の一部を助成しております。福利厚生の充実といった観点で担い手の確保を図っていくものでございます。5つの事業者の対象者数でございますけれども、合計で47名でございまして、ここ数年はその辺を維持しているといった状況でございます。
◆委員(青柳隆君) 47名ということなのですけれども、ここのところ担い手の人数というのは同じで、大体変わらないというような感じなのでしょうか。
◎
農林課長(真下信芳君) ここ数年、そのぐらいの数で推移してございます。
◆委員(木暮孝夫君) 214ページの有害鳥獣対策事業で質疑をさせていただきますが、何か最近倉渕地域で猿がすごいというような話も聞いております。それは、たまたま私の住んでいるところもイノシシがアスファルトの道路を平気で歩いてきたとか、相当人里におりてきているというようなこともあって、今現状はどうなのだろうという素朴な疑問があるものですから、現状について御説明いただければと思います。
◎
農林課長(真下信芳君) 倉渕地域の猿なのですけれども、幾つかの群れがございまして、市としますと、このニホンザルの調査に関する委託業務を現在行っておりまして、各種調査を進めているといった状況でございます。
◆委員(木暮孝夫君) 朝に雨戸をあけて外を見たら猿がこっちを向いて挨拶したとか、そんなような話を聞いて。あと帰ってきて車を駐車場に入れたら、猿が車に乗って、ちょっと怖くて奧さんが出られなかったとか、相当被害があるという話、収穫間近のものが全部とられてしまっているということも聞いているのですが、そういう被害の状態、これに対する対策というのをもう少し詳しく教えていただけるとありがたいと思います。
◎
農林課長(真下信芳君) 平成27年度の猿被害の状況でございますけれども、額にして379万2,000円でございます。また、先ほど調査を進めているということでお話をしたのですけれども、榛名地域は御存じのように果樹振興が盛んな地域でございます。なるべくそちらとかに倉渕のほうから来ないように、探知機などをつけまして動向などの把握もしておりますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(木暮孝夫君) そこで改めて、有害鳥獣といったときに、動物の名前とすると、どんなものがいるのかということを教えていただければと思います。
◎
農林課長(真下信芳君) イノシシ、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、カラス、熊、ニホンザル、ニホンジカ等々でございます。
◆委員(木暮孝夫君) いずれにしても大変な被害で、本当に農家の方はがっかりしてしまうということもあったり、林業をなさっている方もそうなのですが、本当に対策をしっかりとしていただいて、被害が食いとめられるようにぜひお取り組みをお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。
◆委員(堀口順君) 今のところでちょっと関連して、この説明書を見ますと、有害鳥獣の捕獲業務で有害鳥獣捕獲隊ということで、8隊というふうに出ているのですけれども、今の木暮委員の質問にもありましたけれども、最近非常に出動回数もふえているように思うのですけれども、高齢化しているということもあって、負担もかなりあるのではないかなと。その辺のところの御認識、それから対策等が考えられているようでしたら、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
◎
農林課長(真下信芳君) 有害鳥獣対策につきましては、各地域の猟友会の会員の皆さんを中心に実施隊を組織して捕獲の対策に当たっていただいております。平成28年度当初の人員と平均年齢の状況でございますが、全体では138人、63.9歳となっております。実施隊員の高齢化等につきましては、3年前の平成25年度の平均年齢と比較をいたしますと1.4歳ほど上がっておりまして、全国的な傾向と同様に高齢化が進んでいる状況でございます。また、出動回数等におきましては、恐縮ですが、延べ出動人員でお答えさせていただきますが、年間を通して市域全体で7,381人となっております。
◆委員(堀口順君) 高齢化ということが数字でも今御報告があったのですけれども、この辺のところはある程度長期展望も含めていろいろな対策を組んでいかないといけないのかなと思いますので、ぜひその辺のところも含めて検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
215ページをお開きください。
7款商工費について御質疑ありませんか。
◆委員(北嶋菊好君) 7款1項3目工業振興費、218ページのところに高崎シティプロモーション事業補助金3,000万円、成果のほうを見ると、渋谷のヒカリエでシティプロモーションを開催したと。これは、大いに結構なのですけれども、そういうふうに書いてあるだけで、成果とか、そういうのがわからないものですから、この補助金の支出先というのはどこですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 補助金の支出先は、ビジネス誘致キャンペーン実行委員会でございます。
◆委員(北嶋菊好君) 総事業費は幾らだったのですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 3,000万円でございます。
◆委員(北嶋菊好君) 補助金が全てだと、そういう理解でよろしいのですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) はい、そのとおりでございます。
◆委員(北嶋菊好君) 補助金の支出の仕方の考え方ですけれども、実行委員会に補助金を出したということになると、普通は総事業費があって、それの一部分というか、何割かを出すのが補助金だというのが私の認識なのです。これ補助金ではなくて、交付金とか、ちょっと歳出名が違うのではないかというような感じがしているのですが、その辺のお考えはいかがですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 総事業費としましては3,000万円で、実行委員の方には、いろいろな周知とか、そういったもので御協力をいただいておりまして、実行委員会として実施しております。
◎市長(富岡賢治君) 補助金というのは、おっしゃるとおり、例えば3分の2補助とか2分の1補助とかというのが普通の典型的なパターンです。この場合、今3,000万円と言ったのは、直接的な支出が組織として出るのは3,000万円だけなのですけれども、実際上はいろいろな民間事業者がみんなで協力してやっているということですから、性格的に言うと補助金なのです。ただ、補助金という行政的な言葉で言うと、北嶋委員おっしゃるように、市が3,000万円で、そのうち3分の1とか、そういうのが普通のパターンですけれども、事業全体としては補助的な性格を持っているというふうに御理解いただいたらいいかと思います。
◆委員(北嶋菊好君) 市長の言わんとすることはよく理解できます。ただ、財政上のことなんかもかかわってくると思うのですけれども、この辺の支出について財政当局はどうお考えですか。
◎財政課長(南雲孝志君) 事業の事業費がありまして、それに対しまして補助金というのは市のほうが援助する意向があるということで補助を出しているものでございますので、そういった趣旨によるものの補助であるというふうに認識しております。
◆委員(北嶋菊好君) 大いに結構な事業だと私は認識しているのです。ただ、公費を支出する場合、その辺の表現、その辺はきちんと整備をしていただいたほうが理解しやすいかなと、このことを指摘して終わります。
◆委員(
根岸赴夫君) 220ページの中ほどからちょっと下のところにクラインガルテン指定管理料があるのですけれども、これは毎年同額の指定管理料をお支払いしているのですけれども。この利用状況というのですかね、現状の利用状況、あそこは宿泊施設があって、温泉施設があって、それ以外のガーデニングだとか、そういったものも使える施設になっていると思うのですけれども、それらの利用状況はどのような形になっているのでしょうか。
◎
倉渕支所地域振興課長(中山直美君) クラインガルテンの利用状況についてですけれども、平成27年度の実績といたしまして、日帰り入浴については6万6,073人、宿泊者数については4,071人、またログハウスについては1,970人となっております。屋内体育館もございまして2,176人、バーベキュー施設は246人の利用がございました。さらに、農園の契約者数ですけれども、平成27年度末の時点で23区画17人となっております。クラインガルテンの利用者数につきましては、ここ数年横ばいとなっておりますが、利用者の増加に向けて社員一丸取り組んでおります。
◆委員(
根岸赴夫君) たしか倉渕に以前何か物をつくる会みたいなのがあって、それで利用させてもらったことがあるのですけれども、結構子どもさんたちが来て、初めて木工をしたとか、竹細工をつくったりだとか、そういったことをした記憶があるのですけれども。例えば高崎にこういったものがあるよということで、高崎以外の地域からキャンプに来たりだとか、例えばガーデニングだとか、そういったものが最近盛んになっていますけれども、そういったものを主体として団体を呼び寄せたりとか、そういう事業に対する補助みたいなことはしているのでしょうか。
◎
倉渕支所地域振興課長(中山直美君) 補助というものは特にしておりません。
◆委員(
根岸赴夫君) クラインガルテンは、私も何回か利用させていただいているのですけれども、宿泊については、施設自体が満室というところがあって、あれなのですけれども、温泉はこの周辺にしてはすばらしい温泉なのではないかなと私は思っているのです。もっと利用価値が高い部分を内外に示していただいたほうが利用客も来るでしょうし、それに付随する倉渕全体の誘客数ですか、その辺もふえてくるのではないかなと思いますので、その辺も今後の検討材料としていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
◆委員(青柳隆君) 216ページの商業振興経費の中で、空き店舗等活用情報システム運用委託料、この内容というのを教えてください。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 中心市街地の空き店舗を解消するため、空き店舗の基本的な情報をインターネット上で閲覧できる空き店舗等活用情報システムを平成14年度に構築し、高崎商工会議所に運用を委託しております。委託料の内訳は、主に空き店舗の所有者等から基本情報を収集し、システムに情報を掲載するためのデータ更新費とサーバー管理料でございます。
◆委員(青柳隆君) そうすると、空き店舗なのだから、空き店舗が埋まれば、そこのところをやるし、どんどん更新をしていくということですよね。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) そのとおりでございます。
◆委員(青柳隆君) 次に、220ページの金融費のところなのですけれども、創業者融資保証料補助金、一千九百幾万円とあるのですけれども、この実績というのですか、何人ぐらいいるのか教えてください。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 保証料補助金につきましては、平成27年度は71件を支援しております。
◆委員(青柳隆君) その71件というのは71人ということなのでしょうか。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 件数で捉えておりますので、実際には企業体という場合もございますので、71件という答え方をさせていただきました。
◆委員(青柳隆君) 最近はどのようなぐあいなのでしょうか。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 保証料の補助だけで見ますと、数字が把握できない部分もございます。日本政策金融公庫から借り入れると、保証料が発生しないこと等もございますので、正確な数字は抑えられない部分がございますが、こちらの創業者融資保証料等の制度、そういった申込者を新規の創業者と考えた場合でございますが、平成24年度の創設以来、平成24年度が63名、平成25年度が79名、平成26年度が76名ということになっておりますので、高い数字を維持しているというふうに考えております。
◆委員(青柳隆君) 実績的には上がっているというようなことでございますが、この申し込みというのですか、それは結構規制があるのでしょうか。
◎市長(富岡賢治君) これは私の施策の目玉の一つでございまして、口幅ったいことを申し上げるようですけれども、高崎は、結構若い経営者、創業者というのが、そういうビジネスが動いているまちにしていきたい。また、そういうまちでございますから、そういうときに若い経営者が市外から来たり、市内でもいいのですけれども、新しいお店を開いたりするというときに、みんなお金がないわけでございますので、信用保証協会の保証料など面倒を見させていただこうということです。この制度ができましたおかげで、例えば東日本大震災なんかを受けて起業できなくなった青年が高崎で店を開くというケースもございますし、割合ヒットしている政策ではないかと実は思っておりまして、大変そういう制度があるということで、実際大体平均70件か60件ぐらいですけれども、市外の若い経営者から問い合わせが来て、もちろん高崎市内の商店にとって競争相手がふえるということになりますけれども、切磋琢磨するいいシステムではないかと、こういうふうに思っております。
○副委員長(後藤彰君) 225ページのプレミアム付商品券事業について、その実績と効果というか、経済効果みたいなものがわかれば教えていただきたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 本市が発行したプレミアム付商品券は、プレミアム率を30%として、1万3,000円分を1セット当たり1万円で10万セット用意し、販売を開始いたしました。結果、9万9,494セット、12億9,342万2,000円の売り上げがございました。また、商品券取扱店は市内全域で2,217店の登録がございました。次に、事業の効果ということでございますが、国からの調査書に基づきまして、発行総額や販売額、商品券の換金額などを報告しましたところ、試算結果として国のほうから5億1,252万円の消費喚起効果が生じたという見解が示されております。
◆委員(堀口順君) 何点か質問させていただきます。
まず、216ページの商工総務経費の中の下から6行目ぐらい、中小企業経営安定化助成金ということで10億5,000万円、非常に中小企業の経営にとってはありがたいなと思いますけれども、136ページの説明書を見ますと、612件ということでなっているのですが、この辺のところのもう少し詳しい内容を御説明いただきたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 中小企業経営安定化助成金の制度につきましては、赤字決算の事業者につきましては事業所税相当額の全額を、また黒字決算の事業者につきましてはその4分の3を助成するものでございます。612件の具体的な内訳ということでございますが、全額の助成が240件で3億9,956万900円、4分の3の助成が372件で6億5,274万4,200円となっております。業種別に見ますと、製造業が255件で全体の約42%、卸・小売業が156件で約25%、サービス業が125件で約20%を占める状況となっております。
◆委員(堀口順君) 今年度も継続になっているかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
続いて、216ページ、同じ場所ですけれども、まちなか回遊性向上事業ということで、一番下にあるかと思います。例の高チャリ、高カフェということで、視察のほうも随分来ているということも耳にしております。この辺のところをどういうふうに、また現在も行っておりますけれども、考えて評価をしているのか、その辺のところをまずお聞かせ願いたいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 両事業とも平成25年度からスタートいたしました。平成24年度と比較しました平成26年度の歩行者、自転車通行量が調査の結果、約1割増加していることから、中心市街地の新たなにぎわいと回遊性の向上に大きく役立っているものと考えております。
◆委員(堀口順君) 高チャリ、私も何度か使いましたけれど、最近はちょっと乗っていないのですけれども、街中でよく見るのは、最近学生風の方々が随分使っているのかなと。あと、ある程度お年寄りの方でも、どちらかというとマイチャリ風に使っている方もいらっしゃいますし、それからちょっと郊外のほうですけれども、私どものほうの6キロ、7キロ離れた郊外のほうまで、あの自転車は目立つものですから、置いてあったりして。非常にそういう意味では使い方が、これはマナーに尽きるのかもしれませんけれども、この辺のところの対策というか、ほかの都市では意外とカードを使って借りたり云々という有償ないしはある程度登録制というような、そういう形もとっておるのですけれども、その辺のところのお考えはこれからどういう形で進んでいくのか、また方針としてどんな考えがあるのか、お聞かせ願いたいと思います。
◎市長(富岡賢治君) 高校生が通学に使って、学校へ登校するときに使って、近くのコンビニに置き去りにするという手法はよく見られるし、サラリーマンもそういうことが多かったので、一生懸命自転車を片づけたりする人たちがそういうことに使わないでくれと口頭で注意したりして、なかなか頑張っていただいていますけれども。マナーの問題といっても、マナーなんてすぐ直るわけではありませんので、そういうのをもし防ぐとすれば、今堀口委員がおっしゃったようにカード式にしたり有料にしたりすると。これで全部失敗しています。この自転車を置いたりする市町村、全国で100ぐらいの市でやっていますけれども、管理を厳しくしますと、使い勝手が悪くなってうまくいかない。それを調査したので、高崎の場合は結果的に無料にする、それから管理は余り厳しくしない、こういうやり方を選ばせてスタートさせていただいたのです。そうしますと、そういう弊害が起きてくるわけでございます。それから、うちへ持っていってしまってちょっとも返さない。誰が持っていったかということは大体わかるのですけれども、警察ではあるまいし、そういうことはやっていませんけれども。学生たちが自分たちで直していこうなんという動きをしてくれている大学なんかもあります。気にはなりますけれども、余りそれをカード式みたいにしますと大体この事業は終わると、こういうのが今までの全国の宿命でございますから、私は多少目をつぶってでもおおらかにやっていく必要があるのではないかと、そういうスタートをさせていただいたわけでございますから、御理解いただきたいと思います。
◆委員(堀口順君) 少ない数とは思いますけれども、どうしてもまたそういうところが目立つというような、そういう状況です。でも、今回のこの件に関しては、ほかの都市を視察させていただいたときには、高崎さんはねというような、そういうお声も聞くので、そういう意味では非常に私も評価をしています。
もう一点、高カフェのほうに関しては、この辺はもう一歩進めてにぎわいを、私自身も出したいな、出してもらいたいなと、そういう思いがあるのですけれども、その辺のところの政策等も含めてどのようにお考えになっているのでしょうか。
◎市長(富岡賢治君) これも、高カフェで外のテラスにテーブルを置いたからといって人がにぎやかになるなんて、そんな甘いものではありませんから、多少のプラスになればいいと。それから、風景でもありますので、まちが開放的な雰囲気を醸し出すというようなものだと私は思っておりますから。よく利用者は何名だなんて、こういう御質問を受けることがあるのですが、これを言いますと、それは大したことないです。大体高崎も群馬県民も喫茶店に入ってゆったりするという風景はほとんど見ませんから。地方は、喫茶店文化が崩壊していますから、そういうところでゆったり話すというタイプではありませんので、利用者というのはなかなかそんなにふえないと思いますけれども、いろんな仕掛けをしてみまして、まちをにぎやかということだけではなくて、落ちついたちょっとゆったりとしたような雰囲気を出す、そういう仕掛けだなと思っていますので、これも長い目で見ていただきたいなと思います。
◆委員(堀口順君) 市長の言葉もよくわかるので、逆にパラソルだけでもまた1年ごとに2つ、3つ、4つとふえて、そこに我々も含めて積極的に、この夏は暑くて外はなかなか出づらい部分があろうとは思いますけれども、いいシーズンにはできるだけ我々が率先して出るという、そういうふうになっていければなというふうに思っております。
続きまして、218ページの真ん中のほうに企業表彰事業ということで、説明書の137ページに載っていまして、貢献企業が27社、それから中小企業の表彰ということで、優良の方が7社ということで、こういうふうになっているのですけれども、この辺のところの表彰された方々を市民に知っていただくなり、表彰しただけではなくて、どういうふうに周知を図っておられるのか、その辺のところも含めてお答え願いたいと思います。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 産業振興を図ることを目的に、産業振興貢献企業表彰と優良中小企業表彰の2つの表彰制度を設けております。市内企業に一定額以上を発注した企業を表彰する産業振興貢献企業表彰が昭和56年から、そして企業の努力により生産技術の改善などに顕著な業績を上げた企業を表彰する優良中小企業表彰を昭和63年から継続して実施しております。それぞれ歴史のある表彰制度でございますが、市内中小企業の受注機会の拡大や生産技術の向上に寄与しているものと考えております。これまで被表彰企業に関する情報は主に新聞等のメディアに向けて情報提供を行ってまいりましたが、今後は対象企業の意見なども踏まえ、市ホームページなどを活用した市民への情報発信についても研究してまいりたいと思っております。
◆委員(堀口順君) せっかく表彰されたのですから、できるだけその周知を図ったり、また今言った受注のそういうようなところのつながりにも行ってもらえるような、そういう施策ということでぜひ進めていっていただきたいと思います。
あと、220ページの一般経費、観光費になると思うのですけれども、下から6段目ぐらい、名所旧跡案内板設置事業委託料629万円とありますけれども、この辺のところの内容と、これ最初の年ですかね、どんな評価なのか、少し御説明願いたいと思います。
◎
観光課長(新井修君) 内容といたしましては、神社仏閣、地蔵、古墳、石碑などが全体の約8割を占め、ハープの泉や高崎電気館などの比較的新しい時代の施設もございました。次に、評判でございますが、先月ですか、新聞の朝刊に、倉賀野町で設置した22カ所の名所旧跡をめぐったという地元の女性の投稿が掲載されており、その中には、案内板が設置されているので、わかりやすく歩ける、より郷土の歴史についての知識を深めることができたなど、お褒めの言葉を拝見しまして、この案内板の設置事業は、まち歩きをする人の利便性の向上のみならず、地域住民の地元愛を育むきっかけになったのではないかなというふうに考えております。
◆委員(堀口順君) 逆に地域の方々にとって、こんなところがあったのだと、ないしはこういう内容だったのだと、そういうことを考えると、例えば公民館の事業の中にそういうまち歩きのものを連携してやるだとか、いろいろその効果をまた高めていただけるような、そんな進め方をしていただければ大変ありがたいなというふうに思います。
次に、222ページの観光宣伝事業の中の高崎の食発信事業委託料ということで3,200万円ほどでございますけれども、説明書は140ページに説明が幾つかあるのですけれども、この辺のことについて実績と効果、この辺のところを御説明願えればと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎
観光課長(新井修君) 本事業を通じて高崎の食を全国にPRしてきたわけでございますが、昨年の4月には金沢で開催されたフーデックスいしかわに、また9月には函館で開催されました函館グルメサーカスに出展、ことしの1月には東京ドームを会場に開催されます、ふるさとまつり東京で高崎の食をアピールしてまいりました。一方、ことし3月に開運たかさき食堂2016春を市内で開催しまして、4万人の市民の方にも高崎の食に親しんでいただいたところでございます。
次に、効果でございますが、このように食イベントの出展参加を通じて高崎の存在力を示すこともできました。これは、効果でございますけれども、高崎の食を途切れることなく全国に向けて発信し続けること、それで本市への集客力を高めたということも大きな効果ではなかったかなというふうに考えております。
◆委員(堀口順君) 今の御説明で、この説明書以外にフーデックスいしかわと、それから函館と言ったのですが、この函館に関しては、どんなきっかけというのですかね、どういうことでこの函館に出展することになったのか、その辺のところの経緯をお教え願いたいと思います。
◎
観光課長(新井修君) 御存じのとおり、ことし北海道新幹線が開業されまして、函館市の職員の方が何とか函館のほうに誘客したいということで、沿線から呼び込むという事業についてはどこでもやっているのですけれども、上越新幹線、また北陸新幹線の沿線都市からも呼び込みたいということで、本市のほうを訪れて出展のほうの依頼がございました。それで協議を重ねて出展させていただいたということでございます。
◆委員(堀口順君) 食発信ということで、ここ数年積極的に高崎市も出展をし、広めているという、そういうことは認識しているのですが、これは継続していかないとなかなか定着するものではないというふうに認識をしておりますので、今後とも継続してよろしくお願いしたいと思います。
最後に、その下の観光活性化支援事業ということで、だあっと幾つも各地のお祭り関係、ほとんどお祭り関係かと思うのですけれども、トータルで1億4,100万円ほどですか、この補助金に関して、どのような基準で支出をしているのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
◎
観光課長(新井修君) 現行の補助金額でございますが、それぞれのお祭りやイベント開催の経緯、規模、地域性などを勘案しまして決まったものでございますので、例えば入り込み客数を算定基準にするような一定の基準を設けることはなかなか難しいのではないかと考えております。これらのお祭りやイベントは、本市の大切な観光資源でもあり、地域の活性化にも寄与するものでございますので、見直すところがあれば、お祭りやイベントの内容をよく調査して、適正な補助金の支出に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(堀口順君) 合併に際して、合併地域の方々ももちろん旧高崎市内の祭りも含めて全体的に1億4,100万円程度ということでございますけれども。合併時の問題もいろいろありましたけれども、約10年たって、どういう状況の中でこういうお祭りがなされてきたのかということをもう一度精査するということも必要だろうなというふうに思いますので、ぜひその辺のところはしっかり検討していただいて、別に減らせというのではなくて、逆にどんどんいいものはふやしてもらたいのですけれども、その辺のところはしっかり内容を精査していただければと思いますので、その辺のところをもう一度、どうですか。
◎副市長(兵藤公保君) 地域のお祭りでございますけれども、合併前から長年伝統の中で文化の中でやってこられたお祭り等々につきましては、当時の合併する前の自治体の補助等もございました。そういった部分を高崎市に合併したことによりまして、どこを切っても金太郎あめというふうなことではなくて、地域の文化というのは大切にしてまいりたいというふうに考えております。人口が減っている地域もございます。そういった祭りの存続、こういったものを行政としてバックアップしてまいりたい、それには予算もかかるものですから、どこまでかければいいというふうな議論もあるのですが、この辺も慎重に研究をしてまいりたいというふうに考えております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
233ページをお開きください。
8款土木費2項道路橋梁費について御質疑ありませんか。
◆委員(木暮孝夫君) 234ページの交通安全施設整備事業、グリーンベルト整備工事ということでお尋ねしますが、グリーンベルトというのは、学校から500メートル以内の通学路の危険と思われる箇所に引いていただいているわけでございます。それで、児童にとりまして、進行方向に向かって左側にグリーンベルトが引いてある場合、歩行者は右側通行だということで、どっちのほうを歩いたらいいのかという疑問が出るというのです。それで、まずここはどういうふうに児童に教えていらっしゃるのかということをお答えいただきたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 平成25年度より新たな整備計画を定めまして、高崎市交通安全施設設置要綱で小学校500メートル以内、歩道の整備されていない道路の片側のみに設置するとされておりますが、現場の状況により、安全面で必要な場合もあるため、事例ごとに判断しております。ただ、この整備については、各小学校区等で実情等を調査の上で要望に伴ってやっております。右側、左側、安全なほうを歩く周知につきましては、登下校の学校の御指導にかかわるものでございますので、そちらのほうは再度確認をさせていただきたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) それで、現場の声として、右側通行なのか、グリーンベルトが進行方向に向かって左にあるときは左を歩くのかというのはちょっと素朴な疑問で、特に小学生なので、そこはすごく疑問に感じてしまうと眠れなくなってしまうところがあるのかなと思うのですけれども、両側に引いてほしいという要望も実はあるのです。でも、両側に引くと道幅が狭くなるということもあったりということで、その辺は現場現場での対応ということが今課長がお答えいただいたことだと思うのですが、両側に引いてあるところもあるのですか。もしあれば、どの辺で実績があるということを言っていただけるとありがたいのですけれども。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 現実に両側に引いてあるところ、例えば群馬地域でピンポイントでどこというのは今お答えできないので、後でお示ししたいと思います。あとは、先ほどの繰り返しになるのですけれども、大もとの要綱の中で歩道が整備できない場所においてというところもございますので、歩道が整備されているところでも、両側が歩道というところはない状況ですので、そこら辺は安全面を考慮して、地域の方々等も含めて安全対策ということで協力に向けて認知してもらうように努力してまいりたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) そこで素朴な話で、もう一回戻るのですが、左側を歩くと後ろから車が来るということで、ちょっと怖さがあったりするのです。でも、児童に対して、そっち側にグリーンベルトが引いてあると、そっちを歩いてくださいというのが今の趣旨だと思うのです。大人もそこを疑問に思っているということなので、こういう声があったときにはどう対応していただけるのかということを最後にお聞きしておきたいと思います。
◎
地域交通課長(
金田祐児君) 平成25年度から新たな整備計画を定めて、小学校区で取りまとめた要望に応じてやってきたところなのですけれども、その定義に基づいて要望に応えてきたところでございまして、両側の希望というのは今までの実績でもまれなケースと認識しております。おっしゃったような趣旨についても、私のほうも十分現場の状況で理解する場所もございますので、引き続きその部分について誤解のないように対応してまいりたいと思います。
◆委員(木暮孝夫君) 交通ルールを守るという意味からすると、ちょっと悩ましいことなのです。子どもたちの最初のころのインプットの仕方できちんとできているかどうかということになると思うので、その辺を疑問に思って、どっちを歩いたらいいのだろうというのが、すぐさまこっちだよと、こう言うことができないところにちょっと悩ましさがあるので、うまくそこは御指導いただきたいと思いますし、地域によって、うちのエリアはグリーンベルトの側を歩くのだよ、こっちの地域だと右側を歩くのだよというのが変なふうにいってしまうと後々悩ましい問題になるので、そこをうまく解決できるようにお知恵をいただきたいと思います。問題提起ということで終わります。
◆委員(
根岸赴夫君) しつこいようで大変申しわけないのですけれども、今のグリーンベルトの件なのですが、実は去年一般質問させていただいたのです。そのときに検討するというふうにおっしゃっていたのです。そのときの検討ぐあいがどの程度進んでいるのか、まずそこを聞かせていただけますか。
◎副市長(兵藤公保君) グリーンベルトの関係でございますけれども、右、左というふうな御議論もあったのですが、行くときには右側、帰りは当然反対になってしまいますので、両側できるのが一番よろしいのですが、その辺の利用状況につきましては、各学校に問い合わせをしまして、調べさせていただきたいというふうに思います。一般質問をいただいた後の検討ということでございますけれども、道路の幅によって両側対応できるところ、できないところが出てくるかと思います。現在そういったところも考慮しながら検討させていただいているところでございます。検討結果はまだお示しはできないのですけれども、今そんな状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆委員(
根岸赴夫君) これは、子どもの安全にかかわることなので、本当に早急に手当てしていただきたいというふうに思います。私は、交通指導員やっておりまして、毎朝そこを見ているのです。グリーンベルトのない右側を行って、途中から渡る子がいるのです。いまだにそういう状況なので、それを私たちが追いかけていって、これはこうだよというふうに説明はするのですけれども、なかなか学校と指導員との間の話がうまくいかなかったりとか、そういった現状もありますので、その辺もきちんと現状把握をしていただいた上で対応していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
323ページをお開きください。
11款災害復旧費1項農林水施設災害復旧費から
2項商工施設災害復旧費まで (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 以上で
一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。
最初に、国民健康保険事業特別会計の審査を行いますので、343ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 357ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 続いて、後期高齢者医療特別会計の審査を行いますので、445ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 451ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 続いて、農業集落排水事業特別会計の審査を行いますので、479ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 483ページをお開きください。
歳出について御質疑ありませんか。
◆委員(北嶋菊好君) 農業集落排水事業、歳出のほうですけれども、収入を見ると、使用料で4,000万円入っていますよと。それから、
一般会計からの繰入金が1億1,000万円ですよと。全体事業費で1億5,000万円。ただ、ここを見ますと、歳出事項別明細書、管理費として7,000万円使えますよと。その下に公債費として8,200万円ですよと。まさにこれは公債費、借金、元利償還で8,000万円使いますよと。ある意味で、これは自治体が条例をつくってこの特別会計を設置するわけでございますけれども、本来その特別会計をつくるという目的、特定の収入をもって、その収入を特定の支出に充てると。そのことによって
一般会計と区別して経理するのが特別会計ですよと私は認識しておるのです。合併して箕郷地域も農業集落が入りました。そういう中で、1億5,000万円の予算のうちの8,000万円が元利償還ですよと。民間企業でいうと、もうけがないのだと。借金を返しているだけだと。ある意味で、言葉は悪いですけれども、債務超過です。民間であったら、この辺の部門は切り捨てると、こういう厳しい企業判断をされるのかと思います。ただ、行政がやるからには、市民に迷惑かけられませんから、赤字覚悟でもやるのは使命だというふうに私は認識している一人なのです。ただ、監査委員の意見書を見ても一目瞭然ですけれども、円グラフがあって、パーセンテージでいくと、歳入の部分の事業収入が26.9%ですよと。
一般会計からの繰入金が71.5%ですよと。歳出を見ると、事業費が45.6%ですよと。公債費は半分以上、54.4%ですよと。こういう監査委員の意見も出されているわけですよね。それと並行して、この特別会計の市債残高が平成27年度末で5億3,700万円、これを今のペースで年間8,000万円を償還していくと、約7年で償還が終わると、ゼロになるという計算になるかと思うのですが。その後に、当然農排水事業でやっていけないので、究極は公共下水道につなぎますよと、そういう方向に行くのだというふうに私は予測をしている一人ですけれども、それはそれでいいと思うのですけれども、ここの認識を農政部に求めるというのもちょっと私も酷だというふうに思っているのですけれども、この辺の認識はいかがですか。
◎
田園整備課長(金井孝文君) 高崎市の農業集落排水は、高崎地域では楽間、浜川、箕郷地域では富岡、善地、蟹沢の5地区あります。事業は農業地域を対象としているため、家屋が密集されていないところが多く、また小規模な施設が点在しております。農業集落排水は、厳しい状況であると認識しております。しかし、同事業の目的は、農村地域の生活環境を整える、特に衛生環境を整備することを主たる目的としております。事業運営は、地域住民にとって極めて重要なものであり、現在の生活環境を維持していく上で必要であると考えております。
◆委員(北嶋菊好君) 課長が答えたとおりなのだけれども、そういう課題があるということだけは認識をしていただいて。でもこれを見ますと、歳入のほうになってしまうのだけれども、当初予算で分担金がたしか40万円計上されていたのです。ということは、1件20万円だから、2件。ところが、歳入を見ると、120万円ですから、4件分ふえて6件。4件ふえたということで、若干はそういうふうにまだつなげていただいている伸びる部分もあるので、その辺のところをぜひ努力していただいて、利用者に迷惑かけるということは一番いけないことですので、万やむを得なく一般財源を投入しているというふうに私も認識しているのですけれども、その辺のところをきちんと考えていただいて、努力をしていただければというふうに思っております。
○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で特別会計の審査を終わります。
次に、調書の審査を行いますので、515ページをお開きください。
財産に関する調書 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) 531ページをお開きください。
基金運用状況に関する調書 (質疑なし)
○委員長(林恒徳君) これより議案第81号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(林恒徳君)
起立全員です。
よって、議案第81号の
所管部分は認定すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△審査終了
○委員長(林恒徳君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(林恒徳君) では、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
午後 2時11分
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△報告事項 ・資源・
ごみ分別アプリの配信開始について
○委員長(林恒徳君) 次に、報告事項に入ります。
資源・
ごみ分別アプリの配信開始について説明をお願いします。
◎
環境政策課長(清水弘明君) それでは、資源・
ごみ分別アプリの配信開始につきまして、お手元の資料に基づき、御説明させていただきます。
この資料は、先週の9月6日に全議員さんにお配りさせていただいたものでございますが、再度この委員会において御報告をさせていただくというものでございます。
この資源・
ごみ分別アプリは、市民のごみ出しにおける利便性の向上や資源物のリサイクル促進のため、ごみの収集日ですとか分別方法などを近年急速に普及しておりますスマートフォンを利用して、いつでもどこでも、気軽に手軽に確認ができるというものでございます。
まず、配信の開始日でございますが、平成28年9月15日、本日からでございます。
また、登録料、利用料につきましては、無料で御利用できます。
それと、このアプリの主な特徴でございますが、恐れ入ります、もう一枚のカラーの資料をごらんください。このアプリは、アプリ制作会社が開発したパッケージの商品を高崎仕様にしたものでございまして、資料にスマートフォンの写真がございますが、これが高崎仕様のトップ画面になります。このトップ画面の右上にメニューボタンというのがあるのですけれども、それをさわっていただくとメニュー画面に切りかわって、いろいろな機能が使えるというものでございます。資料の中ほどにオレンジ色で囲った5つ、分別検索、資源ごみ分別ガイド、収集日カレンダー、転入者、学生の方へ、それとインフォメーション、この5つが主な機能となるものでございます。それぞれの機能につきましては、記載のとおりでございます。
次に、利用方法ですが、裏面のアプリのインストールというところをごらんください。このアプリを利用していただくのには、まず登録をしていただく必要がございます。アップルストア、もしくはグーグルプレイから平仮名で「さんあーる」と入力して検索をしていただくか、またはQRコードからダウンロードをして、住んでいる住所地を登録していただければ御利用できるというものでございます。
最後に、周知方法でございますが、また最初の資料に戻っていただきまして、資料の裏面をごらんください。周知方法につきましては、9月15日号の広報高崎で周知するほか、市のホームページ、また市民課の窓口、市内の大学でチラシを配布したいと考えております。このアプリを多くの市民の皆さんに御利用いただけるよう周知を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
報告は以上でございます。
○委員長(林恒徳君) 説明は終わりました。
本件に対し、御質疑等がありましたらお願いします。────なければ、本件を終結いたします。
以上で報告事項を終わります。
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△その他
○委員長(林恒徳君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際、委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いします。
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△閉会
○委員長(林恒徳君) なければ、以上で本日の
市民経済常任委員会を閉会いたします。
午後 2時15分閉会...