可児市議会 2020-12-22
令和2年第7回定例会(第4日) 本文 開催日:2020-12-22
議案第69号から議案第71号まで及び議案第76号から議案第87号までについて(委員長報
告・委員長報告に対する質疑・討論・採決)
5:
◯議長(
澤野 伸君) 日程第3、議案第69号から議案第71号まで及び議案第76号から議案第87号までの15議案を一括議題といたします。
これら15議案につきましては、各常任委員会にその審査の付託がしてございますので、審査結果についての報告を求めます。
初めに、予算決算委員会の報告を求めます。
予算決算委員長
山田喜弘君。
6:
◯予算決算委員長(
山田喜弘君) 予算決算委員会の審査結果の報告をいたします。
今期
定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、令和2年度予算の補正が3件でした。
去る12月8日に委員会を開催し、審査を行いました。
その結果、議案第69号 令和2年度可児市一般会計補正予算(第6号)、議案第70号 令和2年度可児市介護保険特別会計補正予算(第2号)及び議案第71号 令和2年度可児市下水道事業会計補正予算(第1号)について、説明の後、質疑に付したところ、サーマルカメラを本庁舎、子育て健康プラザ マーノ及び連絡所に設置するとのことだが、誰がどこでチェックするのかとの質疑に対し、各施設での運用方法は検討中で、チェック体制は未定であるが、カメラの機能、各施設の特性などを勘案し、主に市職員が確認や対応を行うことを検討しているとの答弁。
地区センターではなく連絡所に設置する理由は何かとの質疑に対して、地区センターの貸館利用者は基本的に自分で検温してくる。市の窓口機能がある施設において、不特定多数の方が来所する場合に市の職員で確認したいとの答弁。
住居確保給付金は4月に増額補正し、今回の12月も増額補正するとのことだが、現在どのような状況なのかとの質疑に対して、新規申請件数は11月末の累計で81件、決定件数は60件で支給金額は398万2,400円である。また、延長申請は、11月末現在の申請件数が21件、決定件数は14件で支給金額は69万4,500円となっている。あわせて、支給金額は467万6,900円である。派遣解雇による失業給付が12月で終了する方が増加する見込みや、緊急小口資金特例貸付けや失業給付などを使い切った外国籍の方の相談や延長申請の相談が増加傾向にある。不安定な雇用情勢が続く中、生活に困窮する外国籍の方が増加することに伴い、住居確保給付金の申請も増加する見込みであるとの答弁。
小学校、中学校ICT環境整備事業におけるモバイルWi-Fiルーターは何台になるのかとの質疑に対して、小学校が110台、中学校が50台を考えているとの答弁。
貸し出す基準はあるのかとの質疑に対して、家庭環境の調査をしているので、家庭状況に合わせて使用してもらう。家庭学習や家庭との連絡用として使用したいので、例えば1年の貸出しを考えているとの答弁。
貸出しの対象者は要保護・準要保護の家庭で、Wi-Fi環境がない家庭だけではないのかとの質疑に対して、基本的にはそうであるが、実際使う際につながらない家庭のために予備を用意しているとの答弁。
制限をして貸し出すのかとの質疑に対して、無制限ではない。今後、タブレットの活用のルールを決定し、家庭に理解してもらいながら使用してもらうとの答弁。
教師への研修はどうするのかとの質疑に対して、研修の機会を計画的につくっていくとの答弁。
中学校は日帰りで修学旅行を実施したが、小学校は実施したのかとの質疑に対して、小学校は実施できなかったが、学校ごとに6年生の思い出に残る行事を行っているとの答弁がありました。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正な補正予算と認め、議案第69号、議案第70号及び議案第71号について、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で予算決算委員会審査結果報告を終わります。
7:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ちください。
以上で予算決算委員会の審査結果の報告は終わりました。
これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を行います。
〔「なし」の声あり〕
8:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて予算決算委員会の審査結果報告に対する質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
次に、総務企画委員会の報告を求めます。
総務企画委員長
天羽良明君。
9:
◯総務企画委員長(
天羽良明君) 総務企画委員会の審査結果の報告をいたします。
今期
定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、条例の一部改正が1件でした。
去る12月10日に委員会を開催し、審査を行いました。
その結果、議案第80号 可児市小口融資条例の一部を改正する条例の制定について、説明の後、質疑に付したところ、改正前と改正後の完納している市民税の納期の到来の部分は今までどおりということかとの質疑に対して、申込みの日の以前1年間の納期の納税をされているかどうかということで変わらないとの答弁。
また、市民税が非課税という部分は均等割も所得割もかからない人ということかとの質疑に対して、そのとおりであるとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
以上で総務企画委員会の審査結果報告を終わります。
10:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ちください。
以上で総務企画委員会の審査結果の報告は終わりました。
これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
〔「なし」の声あり〕
11:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて総務企画委員会の審査結果報告に対する質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
次に、建設市民委員会の報告を求めます。
建設市民委員長 中村悟君。
12:
◯建設市民委員長(中村 悟君) 建設市民委員会の審査結果の報告を行います。
今期
定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、条例の制定が1件、条例の一部改正が1件、その他が2件でありました。
去る12月11日に委員会を開催し、審査を行いました。
その結果、議案第79号 可児市太陽光発電事業と地域との調和に関する条例の制定について、説明の後、質疑に付したところ、第7条における抑制区域の指定について、拘束力はどの程度かの質疑に対し、立地に関する法的な制限はない。したがって、市から危険箇所には施設を造ってほしくないということを求めることになるが、協定の締結を義務としているので、危険性が取り払われなければ協定を結ばないということで担保していくとの答弁。
第13条について、地元が事業者との協定を結びたいときに、市はどのように関与するかとの質疑に対し、地元が協定を結びたいとの希望があれば、市が仲介をし、地元とよくコミュニケーションを取った事業計画となるよう推進していくとの答弁。
第20条第3項において、太陽光発電設備の撤去を完了したときは30日以内に届け出なければならないとなっているが、撤去後の安全確保等の確認はどうなっているかとの質疑に対して、第20条第2項において、事業計画に定める終了に伴う措置及び市長が別に定める措置を講じなければならないとなっており、適正な措置を命じることになるとの答弁。
第23条第2項において、市長は事業者に対して期限を定めて必要な措置を講ずるよう勧告することができるとあるが、法的拘束力がない勧告に事業者が従わない場合、国はFIT法の認定取消しを含めた処分を行うとのことだが、その根拠は何かとの質疑に対し、資源エネルギー庁が出している事業計画ガイドラインの中に、当ガイドラインと条例の遵守をうたっているため、FIT法の認定取消しを含めた処分を行うことが可能であるとの答弁。
条例制定後の既存施設への対応についてはどうなるのかとの質疑に対し、事業者に対し
文書にて条例ができたことを周知し、条例に沿って運転することを求めるとの答弁。
開発しようとする区域が他市町村にまたがる場合の条例の扱いはとの質疑に対し、条例はあくまでも可児市の中で効力を持つことになるが、計画としては一体と考え、必要があれば是正を求めることになるとの答弁。
FIT法の認定期間の20年後に撤退する場合はどうなるのかとの質疑に対し、FIT法関係における国の権限は弱まると思われるが、50キロワット以上については電気事業法が適用される。また、太陽光発電設備が廃棄物となった場合は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が適用されるため、条例と併せて市が関与して適切に行わせることができるとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第81号 可児市市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について、説明の後、質疑に付したところ、引揚者、炭鉱離職者という文言が残っているが必要かとの質疑に対して、公営住宅管理標準条例に記載があり、想定される可能性があるとの認識から、今回の改正では検討していないとの答弁がありました。
採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第82号 指定管理者の指定について、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第87号 指定管理者の指定について、説明の後、質疑に付したところ、審査点数表で個人情報保護及び情報公開が適正に行われることに対し、5点配点で3.8点と重要なことに対し低いと思われるが、どう考えているのかとの質疑に対して、個人情報保護に万が一の遺漏があったわけではなく、情報公開に後れを取っているということでもない。委員の意向や視点については、今後のモニタリングや会議の中で確認していくとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で建設市民委員会の検査結果報告を終わります。
13:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ちください。
以上で建設市民委員会の審査結果の報告は終わりました。
これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
〔「なし」の声あり〕
14:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて建設市民委員会の審査結果報告に対する質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
次に、教育福祉委員会の報告を求めます。
教育福祉委員長
板津博之君。
15:
◯教育福祉委員長(
板津博之君) 教育福祉委員会の審査結果を報告いたします。
今期
定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、条例の廃止が1件、条例の一部改正が2件、その他が4件の計7件でした。
去る12月14日に委員会を開催し、審査を行いました。
その結果、議案第76号 可児市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第77号 可児市国民健康保険診療所条例を廃止する条例の制定について、説明の後、質疑に付したところ、久々利自治連合会からは診療所を閉所することに対してどのような意見があったのかとの質疑に対して、久々利地区のために市の一般財源まで投じているのでやむを得ないということで理解していただいた。また、久々利地区社会福祉協議会の会議の場で各種団体役員に説明したときには、特に質問や意見はいただいていないとの答弁。
現在の利用者47名への転院等の対応についてはとの質疑に対して、順次1人ずつ説明をしていくが、薬を定期的に処方され通院している方は18名である。そうした方々には特に丁寧な対応が必要であり、まず閉所することについて理解をしていただいた上で、4月以降の通院や診療の相談をさせていただく予定であるとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、討論に付したところ、今回地元住民もアンケート調査で閉所はやむを得ない、担当医師の高齢化により診療を継続できないとのことであり、建物の耐震の問題も含めた維持管理費など総合的な視点で判断すると久々利診療所を閉所することはやむを得ないと考えるので賛成との意見がありました。
採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第78号 可児市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第83号 指定管理者の指定について、説明の後、質疑に付したところ、選定委員会の審査結果について、審査項目の中に地域経済への貢献という項目があるが、どういうことを期待してこの項目があるのかとの質疑に対して、各児童館が地域と連携して運営することを求めている。地域と事業者、児童館との連携が取れれば、結果的に地域経済に貢献することにつながるものと考えているとの答弁。
児童センターに関する選定委員会のメンバーの構成はとの質疑に対して、学識経験者が1名、税理士や行政書士などの専門職が2名、児童委員やスポーツ推進委員の市民委員2名から成る計5名であるとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第84号 指定管理者の指定についてから議案第86号 指定管理者の指定についてまで、説明の後、質疑に付したところ、どの施設も応募は1団体とのことだが、公募の方法及び問合せはほかになかったのかとの質疑に対して、広報「かに」、市のホームページ等で募集をかけた結果、現行の指定管理者からの問合せしかなかったとの答弁。
この3館については3月から入浴サービスがなくなることになるが、今後サービス内容に変更はあるのかとの質疑に対して、お風呂やデイサービスの廃止に伴い空きスペースができるので、エアロバイクをはじめ体を動かす機材を設置し、高齢者の方の健康増進に充てていきたいという提案があるとの答弁。
当該施設3館で指定管理料の変更はあるのかとの質疑に対して、2館については指定管理料を下げるが、1館については利用者増に伴う光熱水費の増加等により赤字が続いているとのことから、人件費や運営経費等も見込んで指定管理料を上げることになるとの答弁。
その他種々の質疑がありましたが、採決の結果、適正と認め、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で教育福祉委員会の審査結果報告を終わります。
16:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ち願います。
以上で教育福祉委員会の審査結果の報告は終わりました。
これより、ただいまの審査結果報告に対する質疑を許します。
〔「なし」の声あり〕
17:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて教育福祉委員会の審査結果報告に対する質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
以上で各常任委員会の審査結果の報告は終わりました。
これより討論を行います。
通告がございましたが、本人欠席のため討論は行いません。
これにて討論を終結いたします。
これより採決をいたします。
ただいま議題となっております15議案を一括採決いたします。
お諮りします。本15議案に対する各常任委員長の報告は、原案を可とするものであります。よって、本15議案は各常任委員長の報告のとおり、それぞれ原案を可とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
18:
◯議長(
澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、本15議案はそれぞれ原案のとおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────
承認第9号について(提案説明・質疑・討論・採決)
19:
◯議長(
澤野 伸君) 日程第4、承認第9号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
提出議案の説明を求めます。
総務部長
田上元一君。
20:
◯総務部長(
田上元一君) 資料番号7、議案書は1ページを御覧いただきたいと思います。
あわせまして、資料番号8、提出議案説明書は1ページをお願いいたします。
承認第9号 専決処分の承認を求めることについてでございます。
自動車の破損事故について、損害賠償額を定め、和解することについて、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により承認を求めるものでございます。
事故の相手方は、美濃加茂市の方で、事故の原因は、令和2年10月9日午後2時頃、今渡地内において相手方車両が市所有地に駐車していたところ、隣接する市所有地下恵土3376番7地先の樹木が腐食により倒れて車両に当たり、車両前方部分が大破したものでございます。
過失割合は100対ゼロで、損害賠償額は319万847円です。
今回の事案につきましては、交通事故に係る事案であるとの解釈から、地方自治法第180条第1項の市長の専決処分事項として処理すべきものとして11月30日付で専決処分を行い、12月4日に支払いを行いました。
しかしながら、改めて事案の内容を精査した結果、交通事故に係る事案ではないということが判明したため、地方自治法第180条第1項の市長の専決処分事項として処理することは適当でないと判断をいたしました。このため、既に相手方への支払いを終えていることから、地方自治法第179条第1項に規定する議会を招集するいとまがないことを理由とした専決処分とすることといたしたものでございます。
誠に申し訳ございませんでした。よろしくお願いいたします。以上でございます。
21:
◯議長(
澤野 伸君) これより質疑を許します。
〔挙手する者なし〕
22:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと存じます。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
23:
◯議長(
澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、本案件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより討論を許します。
〔挙手する者なし〕
24:
◯議長(
澤野 伸君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。
ただいま議題となっております承認第9号 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
お諮りします。本案件を原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
25:
◯議長(
澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、本案件は原案のとおり承認することに決定いたしました。
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発委第4号について(提案説明・質疑・討論・採決)
26:
◯議長(
澤野 伸君) 日程第5、発委第4号 国土強靭化、防災・減災対策の充実強化を求める意見書についてを議題といたします。
提出案件の説明を求めます。
建設市民委員長 中村悟君。
27:
◯建設市民委員長(中村 悟君) 発委第4号 国土強靭化、防災・減災対策の充実強化を求める意見書について、発案書の朗読により提案説明とさせていただきます。
発委第4号、発案書、国土強靭化、防災・減災対策の充実強化を求める意見書について。
上記事件につき、別紙のとおり発案をする。
令和2年12月22日提出、提出者、可児市議会建設市民委員会委員長 中村悟。可児市議会議長
澤野伸様。
国土強靭化、防災・減災対策の充実強化を求める意見書。
現在、本市においては様々な防災・減災対策の充実強化に取り組んでいるが、今後も気候変動に伴う降水量の増加により、河川の氾濫、土砂災害の激甚化・頻発化や、南海トラフ地震による大規模災害の発生が懸念されている。
これらの災害から住民の生命と財産を守り、地方創生の取組等を進めていくため、国土強靭化、防災・減災に向けた取り組みをより一層推進していくことが急務となっている。
また、加速化するインフラの老朽化対策は喫緊の課題であり、積極的な予防保全措置が防災効果を高めることから極めて重要である。
よって、国においては、次の措置を講じられるよう強く要望する。
1.「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」後の総合経済対策が令和2年12月8日に閣議決定されたところでありますが、強靭な国土づくりを強力かつ継続的に進めるため、今後も必要な事業予算を安定的かつ持続的に確保すること。
2.地方自治体が国土強靭化地域計画に基づき実施する対策に必要な予算を確保すること。また、事業年度が令和2年度までとされている緊急防災・減災事業債、防災・減災・国土強靭化緊急対策事業債及び緊急自然災害防止対策事業債については、対象事業の拡充を図るとともに令和3年以降も期限を延長すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年12月22日、岐阜県可児市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、国土強靱化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)、内閣官房長官。
以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
28:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ちいただきます。
これより質疑を許します。
〔「なし」の声あり〕
29:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
ただいま議題となっております本発委につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託はいたしません。
これより討論を行います。
〔「なし」の声あり〕
30:
◯議長(
澤野 伸君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
これより発委第4号 国土強靭化、防災・減災対策の充実強化を求める意見書についてを採決いたします。
お諮りいたします。本発委は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
31:
◯議長(
澤野 伸君) そのままお待ちください。
御着席ください。
起立全員と認めます。よって、本発委は原案のとおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────
発委第5号について(提案説明・質疑・討論・採決)
32:
◯議長(
澤野 伸君) 日程第6、発委第5号 少人数学級の更なる拡充を求める意見書についてを議題といたします。
提出案件の説明を求めます。
教育福祉委員長
板津博之君。
33:
◯教育福祉委員長(
板津博之君) これまで、少人数学級の拡充に向けては全国知事会、全国市長会、全国町村会の地方三団体が新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言において少人数編成を可能とする教員の確保を求めているほか、自由民主党の教育再生実行本部でも30人以下の少人数学級の実現に向け、政府に公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正を求める決議を採択するなど、少人数学級の拡充を求める声は高まりを見せている。
そのような中、今月17日に萩生田文部科学大臣により、公立小学校の1学級の児童数の上限が現行の40人から35人に引き下げられることが発表されました。来年度は小学校2年生で実施し、2025年度までに全学年を段階的に35人以下にするとのことであります。それに伴って、文部科学省も年明けの通常国会に必要な改正法案を提出するとのことであります。
このことは、少人数学級の拡充に向けて大きな一歩となります。しかしながら、中学校については、上限40人を当面維持するとしており、さらなる少人数学級の拡充を図っていく必要があります。
そこで、今
定例会におきまして、教育福祉委員会では12月14日と18日に委員会を開催し、少人数学級のさらなる拡充を求める意見書を取りまとめましたので、発案書の朗読により提案説明とさせていただきます。
それでは朗読いたします。
発委第5号、発案書、少人数学級の更なる拡充を求める意見書について。
上記の事件について、別紙のとおり発案する。
令和2年12月22日提出、提出者、可児市議会教育福祉委員会委員長
板津博之。可児市議会議長
澤野伸様。
少人数学級の更なる拡充を求める意見書。
未来を担う子どもたちが、夢や希望を持ち、健やかに成長していくことは、すべての国民の切なる願いである。
しかるに、今般の新型コロナウイルス感染症拡大は、今を生きる子どもたちに大きな負担を強いているだけでなく、その将来に計り知れない負の影響を与える可能性がある。
また、近年の少子化傾向の中で、特別な支援を要する子どもや、日本語指導が必要な子どもも増え続けており、いじめや不登校も依然として大きな社会問題となっている。
さらに新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学校現場では学びの保障や心のケア、感染症対策なども加わり、教職員を取り巻く環境は極めて厳しいものがある。
少人数学級は、教室にゆとりが生じることにより、感染症の予防になることはもとより、児童生徒一人ひとりに目が行き届き、個に応じたきめ細やかな学習指導が行える。また、
発言・発表など、子ども一人ひとりの活躍の場が増加し、高い教育効果が期待できる。
よって、国においては、子どもたちが、住む地域や環境に関係なく平等にきめ細やかな教育を受けられるようにするため、下記の事項を実施されるよう強く求める。
記。「少人数学級」の更なる拡充に向けて、小学校第1学年から中学校第3学年の学級編成の標準を順次改定するとともに、計画的な教職員定数改善を実現するための予算を措置すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年12月22日 岐阜県可児市議会。
提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官。
以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
34:
◯議長(
澤野 伸君) 委員長はそのままお待ち願います。
これより質疑を許します。
〔挙手する者なし〕
35:
◯議長(
澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。委員長は自席にお戻り願います。
ただいま議題となっております本発委につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託はいたしません。
これより討論を行います。
〔「なし」の声あり〕
36:
◯議長(
澤野 伸君) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
これより発委第5号 少人数学級の更なる拡充を求める意見書についてを採決いたします。
お諮りいたします。本発委は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
37:
◯議長(
澤野 伸君) 御着席願います。
起立全員と認めます。よって、本発委は原案のとおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────
閉会の宣告
38:
◯議長(
澤野 伸君) 以上をもちまして、今期
定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
ここで、市長から
発言を求められておりますので、これを許します。
市長 冨田成輝君。
39: ◯市長(冨田成輝君) 令和2年第7回可児市議会
定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶申し上げます。
去る11月27日から本日までの26日間にわたり、本会議並びに各委員会を通じまして慎重な御審議を賜り、御理解いただいた上で各種の重要案件を御議決いただき、厚くお礼申し上げます。今議会を通じて頂戴いたしました貴重な御意見や御提案につきましては、今後の市政運営に反映してまいる所存でございます。
さて、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、市民生活や市政運営の面でも非常に大きな影響を受け、様々な事業計画の見直しや行事の延期・中止などを余儀なくされた1年でありました。市民の皆様には大変御不便をおかけしておりますが、感染拡大防止に多大な御理解と御協力をいただき、心からお礼申し上げます。
しかしながら、今月12日に県内の1日の新規感染者数が過去最多となり、18日からは、本市においても酒類を提供する飲食店を対象として県が営業時間の短縮を要請するなど、まだまだ終息の見通しが立たない状況が続いております。
さらに、これからクリスマスと年末年始を迎え、帰省や旅行のための移動や人が集まる行事が多くなることで感染リスクも高まり、感染者の急増による医療体制の逼迫が懸念されております。特に、来年1月の成人式の後には、新成人の皆さんが旧交を温める機会も増えるため、大変心配されるところでございます。
本来であれば、まちも華やぎ、外出や会食などを楽しまれる時期かと存じますが、市民の皆様にはこうした状況をぜひとも御理解いただき、御自身や御家族を守るためにも、県をまたぐ不要不急の往来や大人数での会食など、感染リスクが高い場面を避けていただくとともに、これまでと同様に基本的な感染防止対策の徹底、そして買物や飲食の際には、感染防止対策をしっかりと講じておられる市内の店を御利用いただくなどの御協力をいただきますよう、改めてよろしくお願い申し上げます。
また、今月18日に、新型コロナウイルスのワクチンに関する厚生労働省の説明会があり、今後のスケジュールのイメージなどが示されましたが、現段階では、まだ具体的な内容が不明な部分も多いことに加え、来年以降、非常に多くの事務を短期間で行わなければならない状況となることが予想されます。議会への報告や予算執行の面でも様々な影響が生じる可能性がございますので、議員の皆様には御理解と御協力をお願いいたします。
なお、このように大変厳しい状況の中ではございますが、今年は大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を契機として、可児市の名を全国に発信することができた年でもありました。1月11日に開幕した「明智光秀博覧会2020in可児市」では、11月23日に来場者が目標の30万人を突破し、光秀公のブロンズ像を建立した明智城跡なども含め、かつて明智荘が広がっていた本市のことを全国規模で多くの方に知っていただくことができたと実感しております。議員の皆様をはじめ、関係各位の御協力に感謝申し上げます。博覧会は来年2月14日に閉幕予定ですが、今後も引き続き本市の魅力発信に努めてまいります。
年の瀬も押し迫り、寒さが一層厳しくなってまいりました。皆様方におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、また新型コロナウイルス感染予防にもしっかりしていただいて、幸多き新年をお迎えくださいますよう心からお祈り申し上げ、閉会に際しましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
40:
◯議長(
澤野 伸君) これをもちまして、令和2年(2020年)第7回可児市議会
定例会を閉会いたします。長期間にわたりまして、誠にお疲れさまでございました。ありがとうございました。
閉会 午前9時46分
前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。
令和2年12月22日
可児市議会議長 澤 野 伸
署 名 議 員 林 則 夫
署 名 議 員 松 尾 和 樹
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