議第六十五号は、鵜沼大伊木町二丁目地内の
法定外道路をそれぞれ
市道として
認定しようとするものであります。
次に、議第六十六号から議第七十号までの五
議案は、本
年度の
予算の
補正に関するものであります。
議第六十六号は、
一般会計補正予算(第五号)を定めようとするものでありまして、
平成八年三月の開館を目指しまして、
航空宇宙博物館建設のための
事業費を計上いたしておりましたが、
実施設計の一部見直しに伴いまして、
工事請負費を来
年度に繰り延べするため
減額いたすもののほか、懸案となっておりました(
仮称)
財団法人各務原市
施設振興公社の設立のための
出捐金への
積立金、
地域福祉基金及び
航空宇宙博物館建設基金への
積立金、
市道用地など
土地購入費及び現在の
経済下における
景気高揚対策として、県の
中小企業振興資金融資に対する
利子補給金を計上するなど当面の
財政需要に対応するため、
歳入歳出予算、
債務負担行為及び
地方債の
補正と
繰越明許費について定めようとするものであります。
歳入歳出予算中、
歳入の主なものは、
・
地方交付税 三億八千六十六万五千円
・
国庫支出金 七千四百六十万五千円
・
財産収入 二億二千七百七十七万六千円
・ 繰入金
減額 七億円
・
市債 減額 十九億七千百十万円
などを計上いたしております。
一方、
歳出におきましては、
・
航空宇宙博物館建設基金積立金 一億三千万円
・
航空宇宙博物館建設工事請負費 減額 二十六億九千五十万円
・
地域福祉基金積立金 二億円一千万円
・
市道用地購入費 一億九百
参拾五万六千円
などを計上いたしております。
この結果、
歳入歳出ともに十八億九千六百二万四千円を
減額し、
補正後の
予算総額は、二百九十二億七千百七十一万一千円と相なります。
また、
繰越明許費につきましては、
都市計画街路岐阜─
稲羽線整備事業外一件を翌
年度に繰り越して使用しようとするものであります。
債務負担行為の
補正につきましては、
航空宇宙博物館建設事業を、
地方債の
補正につきましては、
ブルースカイパーク建設事業をそれぞれ変更いたしております。
議第六十七号は、
国民健康保険事業特別会計補正予算(第三号)を定めようとするものでありまして、
保険料収納率向上特別対策事業の
内容変更等により、
歳入歳出ともに五百六万八千円を追加し、
補正後の
予算総額を五十四億七千四百二十九万円といたしております。
議第六十八号は、
老人保健特別会計補正予算(第二号)を定めようとするものでありまして、
医療費適正化特別対策事業にかかる
事務費等の
増額により、
歳入歳出ともに七十二万七千円を追加し、
補正後の
予算総額を五十四億六千五百八十七万七千円といたしております。
議第六十九号は、
下水道事業特別会計補正予算(第三号)を定めようとするものでありまして、
公共ます等設置工事請負費の
増額により、
歳入歳出ともに一千二百六十万円を追加し、
補正後の
予算総額を三十億四千五百八十三万三千円といたしております。
議第七十号は、
水道事業会計補正予算(第一号)を定めようとするものでありまして、
収益的収支におきましては、
各種支障移転工事に伴う
配水管の
補償工事や
給水新設工事の
増加等に伴い、
収入及び
支出額を
増額するものであります。
この結果、
水道事業収益は八千百五十万六千円を
増額し、二十二億九千七百五十七万円に、
また、
水道事業費用は四千百五十四万五千円を
増額し、二十一億六千三百八万五千円となります。
以上で
提出議案の
説明を終わらせていただきますが、よろしく御
審議の上、ぜひ御賛意を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
足立勝利君) 続いて、
監査委員から、
決算審査の意見並びにその経過について
報告を求めます。
代表監査委員 阿部玉三郎君。
(
代表監査委員 阿部玉三郎君登壇)
◎
代表監査委員(阿部玉三郎君)
監査委員を代表いたしまして、
平成四
年度各務原市
一般会計及び
特別会計の
歳入・
歳出決算並びに基金運用状況の
審査結果について、御
報告申し上げます。
地方自治法の
規定によりまして、
市長さんから
審査に付されました
平成四
年度各務原市
一般会計・
特別会計の
歳入・
歳出決算書及び基金運用状況調書など関係諸帳簿と照合いたしまして、計数の正確性を精査しますとともに、担当
職員から事情を聴取いたしました。さらに抽出による現地調査を行うなど、
平成四
年度の
予算が適正かつ効率的に執行されたか、慎重に
審査をいたしてまいりました。その結果、いずれも関係法令に準拠して作成され、計数は関係諸帳簿と符合し、正確であることを確認いたしました。また、各
会計の執行状況はおおむね適正かつ効率的に執行されているものと認めました。
決算の概要につきましては、
一般会計・
特別会計とも黒字となっております。しかしながら、今後の
財政運営を展望いたしますと、
市民福祉の
向上のための諸施策や、経常経費の増加が予測され、
財政運営はさらに厳しさを増すものと考えられます。これらに対処するためには、財源の確保に努められますとともに、行財政の合理化・効率化に一層努力をされるよう
要望する次第でございます。なお、
審査意見につきましては、
別冊にて御
報告申し上げておりますので、御参照いただきたいと存じます。
まことに簡単ではございますが、以上をもちまして
平成四
年度各務原市
一般会計及び
特別会計の
歳入・
歳出決算並びに基金運用状況の
審査をいたしました結果の
報告といたします。よろしくお願いいたします。
○
議長(
足立勝利君) 以上で
説明並びに
報告は終わりました。
───────────── ● ─────────────
△第十六、
請願第三号
○
議長(
足立勝利君)
日程第十六、
請願第三号を
議題といたします。
─────────────────────
【
議案掲載省略】
─────────────────────
○
議長(
足立勝利君)
職員の朗読を省略し、紹介
議員の
説明を求めます。
請願第三号について、二十七番 白木博君。
(二十七番 白木博君登壇)
◆二十七番(白木博君)
請願第三号、
ただ今上程されました
高齢者・
障害者福祉手当実現に関する
請願、この
請願趣旨の朗読を
説明にかえさせていただきます。
市政の発展と
市民の
福祉増進、また地方
議会の充実運営のため日夜御尽力されておられる
議長様に対し心から敬意を表する次第であります。
私たち在日韓国人は、日韓協定締結以来、市当局の好意ある友好政策の具体的あらわれに対し、深謝しております。しかしながら、在日韓国人が置かれている社会的環境はいまだ十分と言えず、一部では今なお基本的人権と福祉の分野で多くの障害がもたらされていることを見過ごすことはできません。
私たちは本市に住む在日韓国人であります。私たちは
市民の一人として、
市民税を初めとする諸義務を日本人と全く同じように履行しながらも、諸権利に関しては外国人という理由で大きな制限を加えられております。
本市におきましては、このような不条理を是正すべく積極的に取り組んでいただいているところでありますが、現実的にはいまだ解決されずにいる問題もあることは、はなはだ残念に思います。
昨年一月十日、海部前首相の在日韓国人に対するメッセージの中に「在日韓国人の方々は、その特別な事情からいろいろと苦労を重ねて来られており、日本社会において、より安定した地位と待遇を必要としておられます。」と述べられておりますが、私たちも在日韓国人の
福祉増進、民生安定が日韓両国の親善に寄与するものと信じております。
御承知のように、今や日本社会は、まさに高齢化時代であり、平均寿命の上昇、高齢福祉などの問題を抱えながらも、時代の趨勢とともに福祉は拡充されつつあります。
しかしながら、在日韓国人一世の
高齢者は大変不安定な状態におかれております。それは戦後の激しい家族関係の変化、特に大家族生活から核家族化が進み、子供たちとも離れがちになり、孤独で不安定な立場に置かれることが多くなりました。その上、在日韓国人には福祉関係の諸法の適用処置がほとんどなされていないことも大きな問題があります。
特に、私たちが日本に住むに至った特殊な経緯と人道的立場からも、高齢福祉年金(手当)のような救済措置は地方自治体の自主的判断で実施できるものと考えられます。もちろん市の財政上の制限もありましょうが、既に全国ではさまざまな形で、
高齢者福祉年金(手当)の支給が実施されております。戦前、戦後を通じて、半世紀以上も本市でともに生活してきた
市民であることに思いをいたし、これら在日韓国人
高齢者に「
高齢者福祉手当」が速やかに実現できますようここに
請願いたします。
また、同じように国民年金法の適用除外となっている重度身障者に対しても、同様の措置がとられますよう
請願いたします。
【
請願事項】
一、一九八二年の国民年金法の国籍条項撤廃の際、救済措置がとられなかった在日韓国・朝鮮人の
高齢者と障害者に対して、市独自の福祉金の支給をお願いいたします。
二、法改正による救済措置をとられるよう国に対し、
意見書の
提出をお願いいたします。
以上であります。どうぞ
議員各位の御賛同をお願いし、採択していただきますようお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○
議長(
足立勝利君) 以下で
説明は終わりました。
───────────── ● ─────────────
一、
委員会付託(
請願第三号)
○
議長(
足立勝利君)
ただ今議題となっております
請願第三号については、お
手元に配付いたしました付託表のとおり、民生
教育常任委員会に付託いたします。
なお、委員会は
会期日程表のとおり開催する旨、委員長にかわって告知いたします。
───────────── ● ─────────────
△第十七、
休会期間の
決定
○
議長(
足立勝利君)
日程第十七、
休会期間の
決定を
議題といたします。
おはかりいたします。
議案精読のため、十一月三十日から十二月六日まで七日間休会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」との声あり)
○
議長(
足立勝利君) 御
異議なしと認めます。よって、十一月三十日から十二月六日まで七日間休会することに決しました。
なお、質問の発言通告書は十一月三十日午前十時までに、また質疑の発言通告書は十二月一日午前十時までにそれぞれ御
提出ください。
───────────── ● ─────────────
一、散会
○
議長(
足立勝利君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
(散会) 時に午前十時二十九分
───────────── ● ─────────────
右
会議録の正当であることを認め左に署名する。
各務原市
議会議長 足 立 勝 利
各務原市
議会議員 広 瀬 安 弘
各務原市
議会議員 小 室 義 明...