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平成 5年第 1回定例会−03月26日-04号

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  1. 各務原市議会 1993-03-26
    平成 5年第 1回定例会−03月26日-04号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成 5年第 1回定例会−03月26日-04号平成 5年第 1回定例会             平成五年第一回各務原市議会定例会会議録        ───────────── ● ─────────────            議   事   日   程   (第四号)                     平成五年三月二十六日(金)午前十時開議 第  一、会議録署名議員の指名 第  二、議第 一 号  平成五年度各務原市一般会計予算 第  三、議第 二 号  平成五年度各務原各務原国民健康保険事業特別会計予算 第  四、議第 三 号  平成五年度各務原市老人保健特別会計予算 第  五、議第 四 号  平成五年度航空宇宙博物館用地取得事業特別会計予算 第  六、議第 五 号  平成五年度各務原市下水道事業特別会計予算 第  七、議第 六 号  平成五年度各務原市水道事業会計予算 第  八、議第 七 号  各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 第  九、議第 八 号  各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 第  十、議第 九 号  各務原市職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例 第 十一、議第 十 号  各務原市産業文化センター条例 第 十二、議第 十一号  各務原市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例 第 十三、議第 十二号  各務原市集会場設置条例の一部を改正する条例 第 十四、議第 十三号  各務原市公民館条例 第 十五、議第 十四号  各務原市生涯教育センター条例を廃止する条例
    第 十六、議第 十五号  各務原市体育施設条例の一部を改正する条例 第 十七、議第 十六号  各務原市産業会館条例 第 十八、議第 十七号  岐阜県市町村職員退職手当組合規約の変更 第 十九、議第 十八号  財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品) 第 二十、議第 十九号  財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品) 第二十一、議第 二十号  土地の取得((仮称)花木公園建設用地) 第二十二、議第二十一号  市道路線の認定(市道鵜七二八号線ほか五路線) 第二十三、議第二十二号  市道路線の廃止(市道各一九〇号線ほか五路線) 第二十四、議第二十三号  市道路線の廃止(市道那一〇三五号線ほか二路線) 第二十五、議第二十九号  各務原市収入役の選任 第二十六、議第 三十号  各務原市監査委員の選任 第二十七、議第三十一号  人権擁護委員候補者の推薦 第二十八、議第三十二号  人権擁護委員候補者の推薦        ───────────── ● ─────────────            議   事   日   程   (第四号の二)                     平成五年三月二十六日(金) 第  一、議第三十三号  各務原市監査委員の選任 第  二、議第三十四号  各務原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部を改正する条例 第  三、議第三十五号  各務原市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例 第  四、議第三十六号  市道路線の認定(市道稲九一〇号)        ───────────── ● ───────────── 〇本日の会議に付した事件 第  一、会議録署名議員の指名 第  二、議第 一 号  平成五年度各務原市一般会計予算 第  三、議第 二 号  平成五年度各務原各務原国民健康保険事業特別会計予算 第  四、議第 三 号  平成五年度各務原市老人保健特別会計予算 第  五、議第 四 号  平成五年度航空宇宙博物館用地取得事業特別会計予算 第  六、議第 五 号  平成五年度各務原市下水道事業特別会計予算 第  七、議第 六 号  平成五年度各務原市水道事業会計予算 第  八、議第 七 号  各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 第  九、議第 八 号  各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 第  十、議第 九 号  各務原市職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例 第 十一、議第 十 号  各務原市産業文化センター条例を廃止する条例 第 十二、議第 十一号  各務原市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例 第 十三、議第 十二号  各務原市集会場設置条例の一部を改正する条例 第 十四、議第 十三号  各務原市公民館条例 第 十五、議第 十四号  各務原市生涯教育センター条例を廃止する条例 第 十六、議第 十五号  各務原市体育施設条例の一部を改正する条例 第 十七、議第 十六号  各務原市産業会館条例 第 十八、議第 十七号  岐阜県市町村職員退職手当組合規約の変更 第 十九、議第 十八号  財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品) 第 二十、議第 十九号  財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品) 第二十一、議第 二十号  土地の取得((仮称)花木公園建設用地) 第二十二、議第二十一号  市道路線の認定(市道鵜七二八号線ほか五路線) 第二十三、議第二十二号  市道路線の廃止(市道各一九〇号線ほか五路線) 第二十四、議第二十三号  市道路線の廃止(市道那一〇三五号線ほか二路線) 第二十五、議第二十九号  各務原市収入役の選任 第二十六、議第 三十号  各務原市監査委員の選任 第二十七、議第三十一号  人権擁護委員候補者の推薦 第二十八、議第三十二号  人権擁護委員候補者の推薦 一、日程追加(議第三十三号から議第三十六号まで) 第  一、議第三十三号  各務原市監査委員の選任 一、委員会付託省略(第一、議第三十三号) 第  二、議第三十四号  各務原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部を改正する条例 第  三、議第三十五号  各務原市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例 第  四、議第三十六号  市道路線の認定(市道稲九一〇号) 一、委員会付託省略(第二、議第三十四号から第四、議第三十六号まで) 一、日程追加(市議第五号並びに市議第六号) 一、市議第五号  「水道水源の水質保全法(仮称)」制定に関する決議 一、市議第六号  家族看護・介護休業の法制化を求める意見書 一、委員会付託省略(市議第五号並びに市議第六号) 一、可決決議並びに可決意見書の取り扱い 一、発言の申し出(市長 平野喜八郎君) 一、発言の申し出(収入役 片岡喜久男君、経済部長 横山恒雄君)        ───────────── ● ───────────── 〇出席議員(三十名)                             一  番  関   浩 司 君                             二  番  小 沢 美佐子 君                             三  番  今 尾 泰 造 君                             四  番  神 谷 卓 男 君                             五  番  古 田 澄 信 君                             六  番  松 本 終 市 君                             七  番  平 松 幹 正 君                             八  番  後 藤 幸 夫 君                             九  番  小 島 軍 司 君                             十  番  横 山 隆一郎 君                             十一 番  阿 部 靖 弘 君                             十二 番  伊 藤 正 博 君                             十三 番  真 谷   碩 君                             十四 番  末 松 誠 栄 君                             十五 番  藤 井 国 雄 君                             十六 番  加 藤   操 君                             十七 番  大 野 泰 治 君                             十八 番  川 島 勝 弘 君                             十九 番  長 縄 博 光 君                             二十 番  河 田 久 和 君                             二十一番  中 村 幸 二 君                             二十二番  森     縋 君                             二十三番  相 沢 正 人 君                             二十四番  広 瀬 安 弘 君                             二十五番  足 立 勝 利 君                             二十六番  小 室 義 明 君                             二十七番  白 木   博 君                             二十八番  小 島   香 君                             二十九番  沢 野 美 得 君                             三十 番  足 立   匡 君        ───────────── ● ───────────── 〇欠席議員(なし)        ───────────── ● ───────────── 〇説明のため出席した者の職氏名
                          市長          平 野 喜八郎 君                       助役          白 木 昭 二 君                       収入役         片 岡 喜久男 君                       企画財政部長      小 林 文 一 君                       総務部長        川 島 英 明 君                       民生部長        川 嶋 棟 治 君                       福祉部長        牧 田 正 明 君                       経済部長        横 山 恒 雄 君                       建設部長        加 藤 経 夫 君                       水道部長        河 合 照 光 君                       選挙管理委員会監査委員事務局長                                   三 宅 吾 郎 君                       教育長         水 野 定 之 君                       消防長         仲   弘 智 君                       企画財政部次長財政課長坂 井 義 弘 君                       総務部次長総務課長  喜多川   紀 君                       選挙管理委員会委員長  小 島 大 司 君                       代表監査委員      阿 部 玉三郎 君        ───────────── ● ───────────── 〇職務のため出席した事務局職員                       議会事務局長      河 合   暁                       総務課長        尾 関 郁 雄                       総括課長補佐兼庶務係長 五 島 敬 行                       課長補佐議事調査係長 金 武   久                       主査          森   広 子                       書記          山 下 幸 二                       書記          小酒井   恵        ───────────── ● ───────────── (開議) 時に午前十一時一分 ○議長(足立勝利君) ただ今から本日の会議を開きます。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) 本日の日程はお手元に配付したとおり定めました。        ───────────── ● ───────────── △第一、会議録署名議員の指名 ○議長(足立勝利君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第八十条の規定により議長において七番 平松幹正君、八番 後藤幸夫君の両君を指名いたします。        ───────────── ● ───────────── △第二、議第一号から第二十四、議第二十三号まで ○議長(足立勝利君) 日程第二、議第一号から日程第二十四、議第二十三号までの二十三案件を一括し、議題といたします。           ─────────────────────                  【議案掲載省略】           ─────────────────────               総務常任委員会審査報告書  本委員会に付託の事件は、審査の結果、左記のとおり決定したから、会議規則第百二条の規定により報告します。                    記 ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━┓ ┃ 事件の番号 │  件               名  │ 議決の結果 │議決理由┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度各務原市一般会計予算      │       │    ┃ ┃      │ 第一条 歳入歳出予算          │       │    ┃ ┃      │  歳入の全部              │       │    ┃ ┃      │  歳出中                │       │    ┃ ┃      │   一 款  議会費          │       │    ┃ ┃      │   二 款  総務費中         │       │    ┃ ┃      │    一 項  総務管理費所管分   │       │    ┃ ┃      │    二 項  徴税費         │       │    ┃ ┃      │    四 項  選挙費         │       │    ┃ ┃      │    五 項  統計調査費       │       │    ┃ ┃      │    六 項  監査委員費       │原案のとおり │    ┃ ┃議第 一 号│   三 款  民生費中         │       │    ┃ ┃      │    一 項  社会福祉費中所管分   │可決すべきもの│    ┃ ┃      │   四 款  衛生費中         │       │    ┃ ┃      │    二 項  清掃費中所管分     │       │    ┃ ┃      │   九 款  消防費          │       │    ┃ ┃      │    一 項  消防費中所管分     │       │    ┃ ┃      │   十二款  公債費          │       │    ┃ ┃      │   十三款  諸支出金         │       │    ┃ ┃      │   十四款  予備費          │       │    ┃ ┃      │ 第二条 債務負担行為          │       │    ┃ ┃      │ 第三条 地方債             │       │    ┃ ┃      │ 第四条 一時借入金           │       │    ┃ ┃      │ 第五条 歳出予算の流用         │       │    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度航空宇宙博物館用地取得事業特別会│原案のとおり │    ┃ ┃議第 四 号│                     │       │    ┃ ┃      │計予算                  │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 七 号│各務原職員定数条例の一部を改正する条例 │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁│原案のとおり │    ┃ ┃議第 八 号│                     │       │    ┃ ┃      │償に関する条例の一部を改正する条例    │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │各務原市職員の育児休業等に関する条例の一部│原案のとおり │    ┃ ┃議第 九 号│                     │       │    ┃ ┃      │を改正する条例              │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十 号│各務原産業文化センター条例       │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │各務原行政財産使用料徴収条例の一部を改正│原案のとおり │    ┃ ┃議第 十一号│                     │       │    ┃ ┃      │する条例                 │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十二号│各務原集会場設置条例の一部を改正する条例│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃
    ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十七号│岐阜市町村職員退職手当組合規約変更  │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十八号│財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品)│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十九号│財産の取得((仮称)総合会館建設に伴う備品)│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━┛  平成五年三月二十四日                        総務常任委員会委員長                                 沢 野 美 得   印 各務原市議会議長 足 立 勝 利 様           ─────────────────────               民生教育常任委員会審査報告書  本委員会に付託の事件は、審査の結果、左記のとおり決定したから、会議規則第百二条の規定により報告します。                    記 ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━┓ ┃ 事件の番号 │  件               名  │ 議決の結果 │議決理由┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度各務原市一般会計予算      │       │    ┃ ┃      │ 第一条 歳入歳出予算          │       │    ┃ ┃      │  歳出中                │       │    ┃ ┃      │   二 款  総務費中         │       │    ┃ ┃      │    一 項  総務管理費所管分   │       │    ┃ ┃      │    三 項  戸籍住民基本台帳費   │       │    ┃ ┃      │   三 款  民生費中         │       │    ┃ ┃      │    一 項  社会福祉費所管分   │       │    ┃ ┃      │    二 項  老人福祉費       │原案のとおり │    ┃ ┃議第 一 号│    三 項  児童福祉費       │       │    ┃ ┃      │    四 項  生活保護費       │可決すべきもの│    ┃ ┃      │    五 項  国民年金費       │       │    ┃ ┃      │    六 項  災害救助費       │       │    ┃ ┃      │    七 項  国民健康保険費     │       │    ┃ ┃      │   四 款  衛生費中         │       │    ┃ ┃      │    一 項  保健衛生費       │       │    ┃ ┃      │    二 項  清掃費中所管分     │       │    ┃ ┃      │   十 款  教育費          │       │    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度各務原市国民健康保険事業特別会計│原案のとおり │    ┃ ┃議第 二 号│                     │       │    ┃ ┃      │予算                   │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 三 号│平成五年度各務原市老人保健特別会計予算  │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十三号│各務原公民館条例            │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十四号│各務原市生涯教育センター条例を廃止する条例│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十五号│各務原体育施設条例の一部を改正する条例 │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━┛  平成五年三月十九日                        民生教育常任委員会委員長                                 真 谷   碩   印 各務原市議会議長 足 立 勝 利 様           ─────────────────────               経済消防常任委員会審査報告書  本委員会に付託の事件は、審査の結果、左記のとおり決定したから、会議規則第百二条の規定により報告します。                    記 ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━┓ ┃ 事件の番号 │  件               名  │ 議決の結果 │議決理由┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度各務原市一般会計予算      │       │    ┃ ┃      │ 第一条 歳入歳出予算          │       │    ┃ ┃      │  歳出中                │原案のとおり │    ┃ ┃議第 一 号│   五 款  労働費          │       │    ┃ ┃      │   六 款  農林水産業費       │可決すべきもの│    ┃ ┃      │   七 款  商工費          │       │    ┃ ┃      │   九 款  消防費          │       │    ┃ ┃      │    一 項  消防費中所管分     │       │    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 十六号│各務原産業会館条例           │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━┛  平成五年三月二十二日                        経済消防常任委員会委員長                                 末 松 誠 栄   印 各務原市議会議長 足 立 勝 利 様           ─────────────────────               建設水道常任委員会審査報告書  本委員会に付託の事件は、審査の結果、左記のとおり決定したから、会議規則第百二条の規定により報告します。                    記 ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━┓ ┃ 事件の番号 │  件               名  │ 議決の結果 │議決理由┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │平成五年度各務原市一般会計予算      │原案のとおり │    ┃ ┃議第 一 号│ 第一条 歳入歳出予算          │       │    ┃
    ┃      │  歳出中                │可決すべきもの│    ┃ ┃      │   八 款  土木費          │       │    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 五 号│平成五年度各務原市下水道事業特別会計予算 │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 六 号│平成五年度各務原市水道事業会計予算    │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第 二十号│土地の取得((仮称)花木公園建設用地)  │       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第二十一号│市道路線の認定(市道鵜七二八号線ほか五路線)│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │                     │原案のとおり │    ┃ ┃議第二十二号│市道路線の廃止(市道各一九〇号線ほか五路線)│       │    ┃ ┃      │                     │可決すべきもの│    ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┼────┨ ┃      │市道路線の廃止(市道那一〇三五号線ほか二路│原案のとおり │    ┃ ┃議第二十三号│                     │       │    ┃ ┃      │線)                   │可決すべきもの│    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━┛  平成五年三月二十三日                        建設水道常任委員会委員長                                 小 室 義 明   印 各務原市議会議長 足 立 勝 利 様           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) これら二十三案件について、各委員会における審査結果の報告を求めます。  最初に、総務常任委員長 沢野美得君。   (総務常任委員長 沢野美得君登壇) ◎総務常任委員長(沢野美得君) 今期定例会において審査の付託を受けました議第一号 各務原市一般会計予算を初めとする総務常任委員会に所管する案件十一案件について、去る二十四日、委員全員と市長を初めとする関係理事者出席のもと、慎重に審査を行いました。その審査の経過と結果の報告を行います。  まず初めに、条例の制定、改正、規約の変更に関する案件から審査を行いました。  議第七号から議第十二号までの六案件と議第十七号については、担当理事者から説明を受け、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、総合会館建設に伴う財産の取得案件の議第十八号、議第十九号の二案件の審査を行いました。担当理事者の説明を受け、質疑を許しましたが、質疑はなく、討論もなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、予算関係に入り、まず、議第一号中総務常任委員会に所管する事項について議題とし、担当理事者の詳細にわたる説明を受け、質疑に入りました。以下、主だった質疑の内容を申し上げます。  歳入面では、「個人市民税の収入の見通しは」との問いに、「経済が低迷状態となると把握するのは難しい。申告所得と給与所得に分けると、給与所得が全体の八割を占めており、給与はベア、人勧でも四・八三%上がっている。しかし、二割の申告所得の営業は一一%程度減少すると見込んでいる。また、譲渡所得はバブル崩壊、税制改正による税率引き上げにより、土地取り引きも少なくなっており、三〇%減収になると思う。五年度は、四年度における収入より下回るという見通しをもっている」との答弁がございました。  また、「基地交付金と基地の百二十万坪の面積の固定資産税相当と対比したことはあるのか」という問いに、「基地付近の土地評価は高い所、安い所があり、積算も難しく、比較したことはない。また、今から十年ぐらい前の基地交付金が伸びていた時代は、固定資産税に相当する分をということで獲得運動をしたが、それをオーバーしたことから、次に迷惑料ということを言って、国の予算の獲得運動をしてきた。しかし、国の財政も厳しく、八年間ふえませんでした。国の基地交付金の大枠の予算がふえない以上、交付金もふえてきません。各務原市の場合は、多少なりともふえている。国の大枠が変わらないので、今回のように一千万円ふえると、そのあおりを他の自治体が受ける状況にある。今の基地交付金は、必ずしも固定資産税の見返りとはなっていないが、固定資産税相当分に引き上げることになると、その分は基準財政収入額に算入され、交付税が減り、当市にとってはマイナスとなり、強く言えないつらい面がある」との答弁がありました。  歳出面では、「行政組織面で土地開発公社の事務事業はふえる状況にあり、各課との兼務ではなく、専任の事務局を置く考えは」との問いに、「大きなプロジェクトでやっていかなければならない時は、そのような必要性があると考えるが、それぞれの事務事業の責任を明確化することから、それぞれの担当課で当たった方がいい場合が多く、従来もこの方法でやっており、当分は現体制で行う」という答弁がございました。  また、「納税組合は納税思想の普及や行政として役立っていると思うが、税の二重還付や不公平があるのではという矛盾も指摘されている。改善する時期にきていると考えるが、どう対応するのか」との問いには、「戦後の長い歴史の中で、納税組合を保護育成し、税の完納を目指したという経緯もあり、自治会と組合が表裏一体で奨励金制度を利用している実態もあることから、抜本的にメスを入れるということは、慎重に検討したい」という答弁がございました。  また、「ファイリングシステムは全庁的に導入するのか」との問いには、「全庁的に取り組むもので、四年度はモデル課として六の課で実施し、五年度は残りの三十二課について実施する」との答弁がございました。  また、「航空宇宙博物館の建設予算二十七億円が計上してあるが、第一期以降の計画は」との問いには、「第二期についても、用地取得を進めており、ブルースカイパークと位置づけ、公園として造成する。また、博物館は公設でアミューズメント施設については、市単独では困難であり、県、民間を含めた計画で進めていかなければならない」との答弁がございました。  また、「地下水の保全のため、砂利採取の埋め戻しをチェックする予算があるが、後から検査して問題が出た時では既に遅い。許可を取り消すぐらいの強い姿勢で臨むべきではないか」との問いには、「砂利採取業者が心配のないものを埋め戻してもらえればいいが、そうでないものを埋める場合には、業者に責任をもってもらうため、ボーリング調査を実施する。また、これまでも業者から死活問題であると強い抗議がございましたが、地下水保全のため、三井水源地付近や今回の北部においての砂利採取禁止の網を張った」との答弁がございました。  質疑を終結し、討論では平成五年度は市制三十周年という大きな節目を迎える。図書館など立派な施設があるが、ソフト面が若干不十分なところがあることから、過去の反省をする必要がある。また、先進的な地下水調査をし、全国でもまれに見る貴重な努力もしたきたことから、地下水問題は行政全体で注意を払う努力をしてほしい。航空宇宙博物館事業は、市単独で行うことは財政的にも大変であり、一方、将来第三セクター、民間企業が参加するということは疑問にも思う。早期に全体構想や計画を財政的な支援を含めて示してほしい。また、高齢化問題は、市全体の問題として具体化が急がれており、行政組織の横の連絡調整を密にして、積極的に対応してほしい」との要望を付した賛成討論や、「長引く不況下、市民所得も減少することが懸念され、厳しい税収見積もりであり、今こそ最少の経費で最大の効果を上げることが大切である。市制三十周年を迎え、また週休二日制が導入されることからも、住民福祉などのソフト面の充実を強く要望する」との賛成討論がございました。  採決の結果、全員賛成で議第一号中総務常任委員会に所管する事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議第四号を上程し、議題としました。執行部の説明後、質疑では「計画用地の取得はどれぐらいか」との問いに、「全体面積十五ヘクタールの五七%で、約八万七千平方メートル取得した」との答弁と、「用地を全部取得するには、総予算はどれぐらいになるのか。また、あと何年かかるのか」との問いには、「総額で約四十億円になる。取得には、地権者の協力が必要であり、あと四、五年かかる」との答弁がございました。  質疑を終結し、討論を許しましたが、討論はなく、全員賛成で議第四号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、総務常任委員会の委員長報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(足立勝利君) 続いて、民生教育常任委員長 真谷碩君。   (民生教育常任委員長 真谷碩君登壇) ◎民生教育常任委員長(真谷碩君) 今期定例会におきまして、民生教育常任委員会に審査の付託を受けました各案件につきまして、去る三月十九日、市長初め関係部課長の出席をいただき、慎重に審査を行いました。これより、その審査の経過と結果について御報告いたします。  まず初めに、議第十三号並びに議第十四号を一括して議題とし、担当者から説明の後、質疑、討論を許しましたが、質疑、討論ともなく、採決では全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第十五号を議題とし、担当者からの説明後、質疑、討論を許しましたが、質疑、討論ともなく、採決では全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて議第一号 平成五年度各務原市一般会計予算中歳出の本委員会に所管する事項を議題とし、担当者からの説明の後、質疑を許しましたところ、まず民生関係では「心身障害者授産施設運営等委託料の内容は」との問いに、「授産施設は三カ所あり、虹の家が二千三百二万一千円、星の村、あしたの会がそれぞれ四百九十万六千円である」  次に、「心身障害者福祉費の中で、扶助費が昨年より減額になっているが、件数はどの程度見込んでいるのか」との問いに対し、「在宅障害者短期保護費は委託措置費と送迎費で二名分、身体障害者更生医療給付費の中で腎臓機能障害者三十六名分、免疫抑制療法者六名、心臓機能障害者九名、障害児福祉手当は七十名分としており、これらはすべて前年どおりである。一方、特別障害者手当給付費は九十名分であり、前年より五名増とし、補装具給付費は前年より増額して計上している。また、経過措置による福祉手当は十三名分を見込んでおり、前年比七名の減となっている」との回答がありました。  次に、「大伊木の埋立地がグラウンドになるようだが、埋立地の寿命はどのぐらいか」との問いに対し、「埋立地は一部分を整備し、期限つきで開放するものである。寿命は一年で七千立方メートルが搬入されることから、あと四、五年と見ている」との回答がありました。  続きまして、教育関係では「文化会館費の委託料の中で、平成五年度は三十周年の節目として特別な企画があるが、委託料と入場料の関係で、どれくらい入場料でカバーできるのか。また、入場料はどのように設定されているのか」との問いに対し、「入場料としては、委託料の九五%を回収している。内容としては、東京や名古屋でしか見られないようなものを低料金で見ていただけるように努力し、市民サービスに努めている」との回答がありました。  次に、「小学校での不登校の児童はふえているのか」との問いに対し、「不登校といっても、すべて休んだり、断続的に休むという児童もあり、不登校の概念は難しいが、ふえつつあるのが現状である」との回答がありました。また、「公立、私立の保育所措置費について、定員に対する入所予定者はどれくらいか」との問いに対し、「措置率は八五から八七%ぐらいである」との回答がありました。  質疑を終結し、討論を許しましたところ、討論として、「本委員会に所管する福祉、民生、教育は、すべて市民に密着したものばかりであり、適切な運営をお願いしたい。また、福祉の里もオープンに向け、動き出しますので、この事業の適正な運営をお願いし、賛成する」との討論があり、採決の結果、全員賛成で議第一号中歳出の本委員会に所管する事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第二号を議題とし、担当者から説明後、質疑を許しましたところ、「平成五年度では、保険料の最高限度額は上がるのか」の問いに対し、「現在、限度額を四十六万円として徴収しているが、国の方針が五十万円となるということで、今後保険料率を決定する中で決めていきたい」との答弁があり、また「国保納付組合の対象と加入率の基準はどうなっているのか」との問いに対し、「十人以上が基準である。国保納付組合の加入率は三五%である」の回答がありました。  質疑を終結し、討論を許しましたが、討論はなく、採決の結果、議第二号は全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議第三号を議題とし、担当者の説明後、質疑、討論を許しましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で民生教育常任委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(足立勝利君) 続いて、経済消防常住委員長 末松誠栄君。   (経済消防常任委員長 末松誠栄君登壇) ◎経済消防常任委員長(末松誠栄君) 御報告いたします。  経済消防常任委員会に審査の付託を受けました案件について、去る三月二十二日、平野市長初め、関係理事者と全委員の出席を得まして、慎重審議を行いましたので、その主な審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、議第十六号 各務原市産業会館条例について、担当課長から説明を受けましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議第一号 平成五年度各務原市一般会計予算歳出中当経済消防常任委員会に所管する事項を議題とし、審査を行いました。質疑を許しましたところ、多くの質疑が出ましたので、その主なものについて申し上げます。  まず、「松くい虫駆除関係で、平成五年度は千七百立米の実施でよいのか」との問いに、「現在市内に山林が約千八百町歩あり、そのうち、五、六%しか松くい虫駆除はできない。県の地区防除計画に基づいて実施しているが、市内の松くい虫被害木全部を実施するのは不可能である。今後県の方へ駆除枠を広げていただくように要望していく」との答弁がありました。  また、「蘇原の商店街の街路工事を実施しているが、これの設計は全部できているのか。また地元では各店に入るスロープが急過ぎるという苦情があるが、どうか」との問いに、「設計はできている。今現在、市道部分の南の方から進めているが、歩道の幅が狭いところで一・五メートルあるかないか、また広いところで三メートル近くある。現在施工中のところは狭い部分が多くで、急なところが多少あるかもしれないが、五年度分については検討していく」との答弁がありました。  また、「平成四年度、五年度の転作面積はどれくらいか」との問いに、「市内には七百五十町歩の水田があり、四年度は二百二町歩実施した。五年度は多用途利用米の分も含めて二百町歩実施する。実際転作面積としては多用途利用米の分としての二十五町歩を引いた百七十五町歩が転作面積である」との答弁があり、また、「完全休耕田はどれくらいあったか。また、二、三年完全休耕田にすると、もとに戻すのに大変であると聞くが、対策は」との問いに、「水田農業確立対策が事業名がかわり、活性化対策になった。単純な休耕は認めないのが原則である。休耕田で草の生えている所は転作対象にならないので、草を刈るよう指導している。中には五、六年もほうってある水田もあるが、すぐ復帰できる状態で管理するよう指導している。預託水田で農協等に管理してもらうのが原則である」との答弁がありました。  また、「高規格救急車を配備するが、完全に運用しようとした時は何人の救命士が必要か」との問いに、「救命士は、現在名古屋市の消防学校で研修を受け、三月二十八日の国家試験を受ける資格がとれた。この試験で一人救命士が誕生すると思う。二人目は県下二十四消防本部に資格を得るための講習を受ける順番があり、その順番がなかなか回ってこないことと、講習を受ける施設がないことから、平成七年になる。救急件数の多い西消防署に救命士を配置するが、二名でも休みの時には運用できない。平成七年から以降は、毎年資格をとれるので、八、九年で資格をとり、四名誕生した時点で、西消防署で完全に動くことになる」との答弁がありました。  また、「高規格車導入にあたり、有効利用されるよう、周辺の広域消防体制はできているのか」との問いに、「高規格車の対応する範囲は、心肺機能が停止したDOA患者、生と死の境の人を救命できるかできないかである。当然病院関係も、県下的に救急救命センターの県病院を中心に構成されている。市の救急情報センターでは、県下の病院の情報はすぐわかるようにしている」との答弁がありました。  次に、「昨年婦人防火クラブの合員の増強を図られたが、五年度の目標は何人ぐらいか」との問いに、「平成四年度に市長から一万人という宿題をもらっている。一万人目標で五年度も頑張りたい」との答弁がありました。  次に、「防火水槽が四十立米六基、二十立米一基の予算があるが、毎年このくらいか」との問いに、「ずっと以前からこれくらいのペースである。四十立米を五基から六基考えている」との答弁がありました。  以上、質疑の要点について述べました。  質疑を終えて、討論を許しましたところ、「観光面では三井山の公園、蘇原自然公園など、地域的な小さな公園を整備していき、市が目指しているパークシティー構想を充実してほしい。また、商工会議所が産業文化センターに入られ、本格的に活動されると思うが、一層市とタイアップして、振興を図られるようお願いしたい。また、高規格救急車が導入されるので、広域的な面も考慮して、有効な活用をされるよう要望し、賛成する」との討論がありました。  採決の結果、賛成全員で議第一号中歳出の経済消防常任委員会に所管する事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、経済消防常任委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(足立勝利君) 続いて、建設水道常任委員長 小室義明君。   (建設水道常任委員長 小室義明君登壇) ◎建設水道常任委員長(小室義明君) 今期定例会において審査の付託を受けました建設末道常任委員会に所管する各案件について、去る三月二十三日、関係理事者、委員出席のもとに審査を行いました。その審査経過と結果について、主なものについて御報告いたします。  最初に、議第二十号を上程し、議題とし、提出者の説明を求めましたが、質疑、討論もなく、採決の結果、議第二十号は、全員賛成にて原案のとおり可決すべきと決しました。  続いて、議第二十一号から議第二十三号までの三案件を上程し、一括議題といたしました。説明ののち、委員の質疑を許しましたところ、質疑、討論もなく、採決の結果、挙手全員にて三案件は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第一号中歳出の当委員会に所管する事項を上程し、説明を受け、質疑を許しました。多くの質疑がありましたが、主なものを報告いたします。  「都市計画総務費の中で、委託料について昨年度委託された結果、どう生かされたかわからないが、新たに同じようなものが委託されているのではないか。昨年度委託された都市景観シンポジウムは行政にどう生かされたか。また、駐車場整備調査委託なども今年度にどう生かされるか」の問いに、「新しい委託業務は、田園居住区整備基本計画調査委託などがあるが、まちづくりシンポジウムについては県と協賛して平成五年に行うものです。また、駐車場については、平成三年度にまとめに入っており、四年度に終わるが、設置場所の計画決定をしないと補助が出ないので、五年度には予算計上がしてない」との答弁がありました。  また、「道路新設改良費の中で、市道四〇〇号線について、五年度の用地取得はどの程度予定しているのか」の問いに、「県道交差点から、スポーツ広場までの間を第一期として、六百平方メートルを予定している。平成五年度に改良工事に着手したい」との答弁がありました。  また、「借地での公園が多いが、最近地主へ返還されるケースがある。市街地での貴重な公園が少なくなってくるが、対策は」との問いに、「借地契約により返還するもので、都市計画公園でなく、地元が子供広場として借りている。将来的には子供広場でなく、都市公園として、千平米以上をつくるよう土地の先行取得をしたい」との答弁がなされました。  また、「都市開発費の中で、鵜沼駅前の予算が計上されていないが、JR鵜沼駅前の拡幅された道路沿いに民家が建っている。市の計画や構想が明確にされていないのでは」の問いに、「当初は全体計画の中で、その第一施設として鵜沼停車場線の改良事業の実施を考えていた。地権者に説明し、理解をと努力したが、全員の協力体制がまとまらなかった」との答弁がありました。  次に、「田園居住区整備基本計画調査は、市内の調整区域内全域か、特定な地域を限定して調査するのか」との問いに、「将来的に市街化区域に入らない地域を整備するというもので、場所については検討中。全体ではなく二百八十ヘクタールを調査する」と答弁。さらに「仮称南部幹線関連道路網検討調査が、三年、四年度と二年間実施されたが、構想が発表されるのか。また、木曽川の新橋南北道路も含めて調査されるか」との問いに、「四年度に都市計画道路策定委員会をつくり、五年度には三、四年度でつくった案を委員会にはかり、都市計画決定できるような資料としていきたい」との答弁がありました。  質疑を終結し、討論では、「バブル経済崩壊後の景気低迷による市税収入の伸び悩みの中で苦しい予算編成だったと思う。しかし、土木予算は、市民生活に最も関連する予算であると思います。花木公園、新規の区画整備事業も計上してあり、都市基盤整備に配慮された予算が組まれていると思う。また、道路整備事業はどうしでも長期計画事業になることから、国、県に対して、補助額の増額を強く要望され、計画された道路整備事業が早期に完了するように、進めていただきたい」との要望を付した賛成討論がなされ、採決の結果、賛成全員で議第一号中歳出の建設水道常任委員会に所管する事項を原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第五号を議題とし、提案者の説明の後、質疑に入りました。  「下水道工事の国の補助が三億六千万円ということですが、補助対象となる工事はどんな工事か。また補助率はどれくらいか」との問いに、「補助対象事業と単独事業に分かれます。施工割合は、国は補助事業五または六に対して、単独事業五または四にせよとなっている。対象となるのは、幹線管渠、準幹線管渠の埋設事業であり、補助率は、対象事業の十分の六が対象となる」  また、「補助率が低いと思う。助対象の拡大を。また面整備を国、県において補助すべきと考えるが」との問いに、「補助率のアップは、市長会、協議会で建設省、大蔵省へ陳情している」との答弁がありました。  「改造資金の増額について、諸物価の値上がりなど、条件的に合わなくなっている。水洗化率を上げるためにも増額を考えては」との問いに、「物価上昇もあるが、現時点では限度額五十万円で、当分の間理解願いたい」との答弁でした。
     次に、「団地でコミプラの跡地問題が出ているが、その対応は」との問いに、「各団地とも開発業者との間で同じ協定を結んでおり、下水道施設は改めて協議することになっている。新鵜沼台は自治会から市へ移管し、公共施設に利用してほしいという要望が出ている。近く協定に基づき、開発業者と協議に入る予定である。その他の団地で、つつじが丘は現時点では自治会も開発業者も、開発業者に帰属させてほしいという要望が出ているが、まだそれに対する回答は出していない」との答弁がありました。  「流域下水道費で促進協への管理負担と思うが、責任水量ということで、二年経過したが、最初に提示した責任水量と、実際の水量の対比は」との質疑に、「三年度の汚水量は、五十八万トンの責任水量に対し、五十一万六千トン、四年度はまだ年度末の数字が出ていないが、水量的に規定水量より下回ると思う。普及率が低いので、責任水量へもっていくよう努力する。機会あるごとに各イベントなどにおいて、水洗化をお願いしたりして、PRに努めている」との答弁がありました。  次に、「公債費について、元金より利息が上回ってくるという予算になっている。これから事業が進んでいく中で、企業債も新たに組まれていく。財政計画、償還計画の見通しは」との質疑に、「公債費は昭和五十三年度から事業を進めており、平成四年度までに借り入れた起債の元金に対する利息です。財政上事業を進めていくのに、このような金額も必要となってくる」との答弁でした。  質疑を終結し、討論に入りました。「都市基盤整備から快適な生活環境をつくり上げていくということでの下水道整備が始まってから三年目になるが、普及率を上げて、早急に整備されなければならないと思います。その中の受益者負担金は、他の自治体ではとってないところも出ている。基盤整備から言えば、都市計画税が財源としてある。今各務原市が受益者負担金をとらなければならないという根拠はますます薄れてきたと思う。これはとらなくてもいい。まして、県が新たな下水道整備を考えてきた時に、下水道のある所とない所の格差を是正するという理由での受益者負担金は根拠がなくなってきた」との反対討論がありました。  採決の結果、賛成多数で議第五号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第六号を議題とし、提案者の説明を求め、質疑を許したところ、「アスベスト管の切りかえ工事の財源内訳は」との問いに、「事業収益の一部と、企業債が主なものである」また、「改良事業費の中で、鉛管の取替工事は、市負担で行うのか」の問いに、「すべて市負担でする」との答弁がなされ、質疑を終結し、討論では、「生活にとって必需品の水である。水に消費税をかけることは異論がある。引き続き、消費税の税率も上げられようとしている。よって、消費税をかけることは認められないので、反対する」との討論がなされ、採決の結果、賛成多数で議第六号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、建設水道常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(足立勝利君) 以上で委員長の報告は終わりました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより各委員長報告に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。   (「質疑なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって質疑を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) 討論の通告書は本日午前十一時五十五分までに提出してください。  これより午後一時まで休憩いたします。 (休憩) 時に午前十一時三十九分        ───────────── ● ───────────── 〇早退議員(一名)                             二十四番  広 瀬 安 弘 君        ───────────── ● ───────────── (再開) 時に午後一時 ○議長(足立勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより討論を行います。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  二番 小沢美佐子君。   (二番 小沢美佐子君登壇) ◆二番(小沢美佐子君) 私は日本共産党市議団を代表しまして、議第一号、議第四号、議第五号、議第六号及び議第十七号について反対の討論をいたします。  議第一号についてです。一般会計予算案については、今不況の風は深刻です。税収が落ち込む中での予算案となっています。その上、国からの補助金カットで、地方自治体の財政も困難を強いられてきております。今地方自治体に求められているのは、国に向けては要求すべきは要求するというきっぱりとした態度をとることが必要だと思います。 歳出では防衛協会の補助金です。憲法違反の海外派兵がなされ、危険な地域での活動が続けられています。平和行政に逆行する自衛隊の後援会に、公費を支出をすることについては容認することはできません。また、私どもは航空祭については、ブルーインパルスの飛行中止を申し入れるなど、反対の立場を表明しています。敦賀市の招待については、平和の記念日などに招待をするなどが本来の友好都市交流であり、航空祭招待はこれに逆行するものです。  また、航空博物館に予算が計上されていますが、議第四号について、合わせて討論をいたします。この構想は、今ひとつ市民にとってのメリットは何かというものがはっきりしてきません。市にとっても、大きな財政負担を伴うものですし、この不況の中では、今優先されるべきは市民の生活の充実ではないでしょうか。市民の多くはそのことを願っています。よって、この議案には反対をいたします。  また、海外視察についてです。特に財政的に厳しい中で、今市議会が海外へ行く必要性や緊急性もないことから、これについても反対をいたします。  次に、議第五号 下水道特別会計事業については、市民の中から受益者負担金が高過ぎるという声が大きく、私どもは税金の二重取りであると思いますので、これについても反対をいたします。  議第六号 水道事業会計予算については、私どもは消費税については、あくまで反対をしており、これを導入している予算には反対をいたします。  議第十七号 岐阜県市町村職員退職手当組合規約の変更については、従来各市町村の議決が必要だったものを組合議決に移す。つまり、三十人の議員定数である組合議会は、すべての自治体の代表から成り立ったものではなく、そこで負担率の議決をすべて任せるという今度の改定については、賛成することができません。  なお、議第二号の国民健康保険事業特別会計予算については、賛成するものですが、意見を付しておきます。引き下げされた国保料は、まだ県下十四市の中で三番目に高いものであり、基金の取り崩しや一般会計からの繰り入れ、そして国への補助率をもとに戻させるなどにより、国保料の軽減に努められるよう要望し、私の討論を終わります。 ○議長(足立勝利君) 十八番 川島勝弘君。   (十八番 川島勝弘君登壇) ◆十八番(川島勝弘君) 明政会を代表いたしまして、平成五年第一回定例会に提出されました全議案に対し、賛成の立場で討論を行います。  さて、市長さんは諸議案の提出説明の中でも申し上げておられますが、昭和四十八年の春に市長に就任されて以来、常に市民生活優先、市民福祉の向上を願われ、清潔で融和に満ちた市民総参加を信条として、十三万三千の各務原丸の船長として、文字通り率先垂範、一年三百六十五日の二十年、七千三百日という長い日々を市民のために全身全霊を傾注してこられましたことに対し、最高の敬意を表したいと思います。二十一世紀まであと七年、この各務原丸が県下九十九船団の旗艦となるべく、なお一層の御奮闘をお願いするものであります。バブル経済崩壊後、ややもすれば萎縮しそうな市民を思い、一般会計では実質五・五%増を見込んだ積極的な予算編成であり、全面的に賛成するものであります。  なお、本月末日をもって退職されます収入役の片岡喜久男氏におかれましては、四十二年の長きにわたり、市勢発展のために、これまた全力を傾注してこられましたことに対し、心からの感謝の言葉を捧げたいと思います。幸いにも、私は氏の最後の年に、監査委員として御指導をいただき、同氏の慧眼に接することができましたことを無上の喜びとするものであります。退職されましても、一市民として、健康には十分留意され、末長く各務原市を御指導、御叱責くださることをお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(足立勝利君) 二十二番 森縋君。   (二十二番 森縋君登壇) ◆二十二番(森縋君) 社会党議員団を代表いたしまして、今期定例会に提案をされました議案のうち、議第一号 平成五年度各務原市一般会計予算並びに議第四号 航空宇宙博物館用地取得事業特別会計予算について、数点について意見を申し上げ、賛成討論を行います。  まず、平成五年度 各務原市一般会計予算について申し上げます。第一点は、今年度は昭和三十八年に各務原市が誕生しましてから三十年、節目の年であります。平成五年度に市制三十周年の各種記念事業の準備が予定をされております。三十歳を十三万各務原市民とともにお祝いをすることも大変結構でありますけれども、お祝いだけの三十周年に終わってはならないのであります。三十年の各務原市の歩みを振り返り、新しい年、さらには二十一世紀の都市づくりに向けて、大きく踏み出す出発の年にしなければならないと考えます。そのためにも三十年の市政の足跡を振り返り、謙虚に反省することが大切でもあります。  まず、各務原市の歩みの中で、市制発足十年目の昭和四十七年には、各務原市にとって不幸な汚職事件が発生をしました。その後においても繰り返されました。その都度、市長も議会も清潔な市政を誓ったのであります。この不幸な歴史に目をつぶることなく、どこにその原因があったのか。当時行政が一部の圧力に屈した、組織の緩みなど、こういった指摘がなされましたけれども、この幾つかの教訓を明日からの行政運営に生かして、行政運営に当たっていかなければならない、このように考えます。  二つ目は、高齢化社会を迎えるに当たっての問題であります。昨年の十二月議会、そしてこの議会においても高齢者の問題に質問が集中をいたしました。高齢者をめぐる多くの心配や、深刻な問題に対する行政の具体的な対応を求める質問が相次いだのであります。国においては、九〇年六月に福祉関係八法の改正に伴う老人保健福祉計画、いわゆるゴールドプランづくりを義務化しました。これを受けて、市においても来年の三月までに作業をするため、老人保健福祉づくりの予算などが計上をされておりますが、計画づくりにとって一番大事なことは、十分な実態調査による市民ニーズの把握に基づいた計画づくりでなければならないのであります。  まだ、高齢者問題は、大きく施設福祉と在宅福祉とに分かれますが、今議会で我が党の関議員から、学校や保育所などの空き部屋を高齢者に開放する提言がありました。このことについて、自治省と文部省によって進められている転用施設の基準づくりなどの動向を見る、いわゆる待ちの行政、待つと言いますか、消極的と受けとめられる答弁でございました。これでは急速に進んでおります今後の高齢者行政に、対応できないのではないか、自治体から国の政策をつくっていく積極さを求めておきたいのであります。  三つ目には、議会の存在についてであります。今、法廷で係争中であります木曽川の河川敷にありますこども広場の問題でございます。これは、各務原市が建設省から占用の許可を受けて、グラウンドやキャンプ場として利用いたしております。このキャンプ場に面した所にこども広場がありますが、このこども広場が、いつの間にかゴルフ場として、一部の大人の人たちが占領してしまい、このことが建設省の占用の許可条件に反するわけでございまして、許可条件に反して二十年近くその状態が続いてきました。この問題については、五年ごとの占用更新でも建設省から指摘をされてきたというふうに聞いておりますし、私どもの議会の委員会においてもその問題が指摘をされ、その解決が求められてきました。しかし、それぞれの委員会、協議会においては、その場だけの答弁で放置されてきた。その結果、今日法廷に持ち込まれ、やがて一年近くになろうとしているのであります。この事件は、市と建設省の信頼関係を損う結果になったことは言うまでもございません。さらに市民を代表する議会に対する行政の姿勢を問う問題でもあり、このことについて関係者の皆さんにお考えをいただきたいと思うのであります。  最後に、航空宇宙博物館の建設に関する問題でございます。今議会には、航空宇宙博物館の建設に本格的に着手する事業費、土地取得を含めて計上されております。約八千五百平方メートルの建物の建築と、航空機等の展示などに要する費用として、債務負担の約二十五億円と合わせ五十二億円、第一期分までの用地費は五万八千平方メートルで約二十五億円が費やされてきておるのであります。この事業が発足をして今日までの調査委託費等を合わせますと、今日時点で総額で約八十億円ほどの事業費になるのであります。この八十億円の財源について、私の計算では、約七〇%余りの五十七億が市税などの一般財源で賄わなければならない、こういう状況でございます。  この事業について、私ども社会党議員団は、事業の性格、規模から国、県、あるいは民間団体などの事業の参加、あるいは財政支援体制の中で取り組むことを当初から求めてきております。しかしながら、今日では各務原市独自の事業として進んでいるのであります。最終的に、お聞きするところによりますと用地は十五ヘクタール、用地費用総額で約四十億円が見込まれております。しかしながら、今回示されました第一期事業以降の計画内容、財政計画がないのであります。事業全体が見えないまま第一期事業のスタートであります。しかも、準備段階からその大部分が、各務原市の行財政に直接責任を持たない企業の委託報告にもたれた計画であることからも心配をするものであります。この土地取得した地域、取得予定地域は、市が事業を予定した以後に砂利の採取が行われました。しかも砂利採取法の規定を上回る掘削がなされました。そのために今回八千五百平方メートルの建物の建築がなされます基礎工事には、特別の工事が必要になるのではないか、こういう心配もいたしておるところでございます。明確な全体計画がないまま、今後も用地を買い続けることには大変疑問であります。今日までに八万七千平方メートルほどの土地を取得されておりますが、この辺で区切りをつけてはどうなのか、こう考えるものであります。  今議会で市長は、市税収入の伸び悩みなど、国及び地方を取り巻く厳しい財政環境の中で、市民生活に直結した急務課題に取り組んでいく、こういう姿勢を示してこられました。今日の各務原市の財政を取り巻く環境は、その一つに起債総額が今年で二百三十四億円になる。その返済は、元金で十二億円、利息は元金を上回る十三億円、こういう数字になろうとしているのであります。今後、先ほどから申し上げましたように、急速に高齢化が進んでまいります。そのことに対する財政需要も当然大きく膨らんでくることが考えられるわけでございます。高齢化社会にこたえられる財政環境づくりを急がなくてはならない時期にきておることは誰もが承知をしております。さらには、この事業が後年度に大きな負担を残すことにならないためにも、用地取得にはここら辺りで区切りをつける。航空宇宙博物館事業の全体計画と、それに伴う財政計画を早急に示していただきたいのであります。  最後に、私の討論の要点について、繰り返し簡潔に申し上げておきます。  一つは、市制三十周年の節目の年に当たって、過去の不幸な歴史に目をつぶるのではなく、その教訓を学んでほしいということです。  二つ目に、高齢化社会の到来を明るく迎えるゴールドプランづくりが進められるわけでありますが、その基本は実態の把握とサービスを受ける市民の側に立った計画にしてほしいのであります。また、施設面では学校など既存の社会資本の活用が必要になってくることは明白であります。各級機関や各部課の垣根を取り払い、行政、地域、企業など、全体で高齢化社会の条件整備に当たってほしい、このことなくして明るい高齢化社会を実現することができないからであります。  三つ目は、河川敷のゴルフ場問題では、議会の存在を軽視したと思える結果が、行政相互の不信や市民の不信を生む問題になっているということでございます。このことについても、今後の行政運営の中で反省をし、繰り返すことのないようにしてほしいと思うわけです。  最後は、航空宇宙博物館については、今後の取得する用地の利用が、公園などその計画が非常に漠然といたしております。公園ならすぐお隣の木曽三川国営公園事業の大きな計画もございます。この三川公園事業を急がせることによって、その目的の達成も可能だと私は考えるわけであります。また、今後多額の財政投資、それに対する効果の点からも疑問でございます。用地取得については、全体計画のないまま、十五ヘクタールの土地を取得するのでなく、十ヘクタール、あるいは現状でも終止符を打ってはどうか、こう考えるものであります。  以上、繰り返し申し上げまして、私の討論を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(足立勝利君) 十一番 阿部靖弘君。   (十一番 阿部靖弘君登壇) ◆十一番(阿部靖弘君) 新政クラブを代表しまして、今議会に提案をされました全議案のうち、特に、議第一号 平成五年度一般会計予算を中心に、三点ほど要望を添えまして、賛成討論をいたしたいと存じます。  まず一つは、どなたもおっしゃってみえますように、各務原市は市制三十周年という節目の年に当たりまして、四月三日には市民会館で、過去、今日の各務原市を築いていただいた方の表彰を含め、式典が催されるところでございます。さらに、そこの中では各務原市の新しいイメージソングなり、新各務原音頭等の発表も行われるわけでございまして、新たなスタートと認識をしていきたいと思います。さらに、今まで市長の進めてみえましたような住民本位の姿勢を貫かれまして、市民生活の向上、あるいは福祉の向上に努めていただきたい、このことをまず御要望をいたします。時期的には大変厳しいバブルが崩壊をしたという経済状況の中ではありますが、このバブルの崩壊というのは、あくまでもやっぱり泡が散ったわけですから、本来の姿になったととらえれば、そういう立場で予算執行もぜひ萎縮することなく、時には積極的に取り組んでいただきたい。その取り組む先というのは、本会議の一般質問の中、代表質問の中でも中村議員あるいは伊藤議員が指摘をしておりますように、街づくりの基本となります基盤整備の部分、あるいは十カ年計画に合わせた福祉の充実、あるいは教育の充実、こういう分に重点的な予算執行をいただくように、この際お願いをしたいと思います。  二点目は、行政サービスの面で、四月からはすべての土曜日がお休みになるようでございますし、さらには産業文化センターがオープンをする。この産業文化センターは市役所の第二庁舎的な要素を持たれるようでもございます。したがいまして、この土曜日の休日、あるいは第二庁舎のできること等々に伴って、市民サービスの面で問題の生じないように、対応をよろしくお願いを申し上げたい、こう思います。さらに、この際、第一庁舎につきましても、決して快適な環境であるとは見えない部分も数多く見受けられます。したがって、これを機会に第一庁舎になるのか、名称は別にしまして、この庁舎の職場環境についても、もう少し快適なものにしていただくような配慮もこれから進めていただくよう要望をしたいと存じます。  最後になりますが、先ほども言いました都市基盤整備と関連をするかもしれませんが、航空宇宙博物館の建設もいよいよスタートをするわけでございます。私はこの部分については、各務原市のよって立つ市の成り立ち、あるいは今後の教育面、あるいは街の活性化の面等々から考えて、時宜を得たものだというふうにつくづく思っておりますし、促進をしていただきたい、こういう立場でございますが、さらに大切なことは、やっぱり全国各地から来ていただいて、交通網なり道路のアクセスなりで何だと言われることのないような準備を、ぜひできるだけ早い時期から進めていただきたい、こういう三点を特に要望をいたしまして、全体の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(足立勝利君) 二十七番 白木博君。   (二十七番 白木博君登壇) ◆二十七番(白木博君) 本定例会に提出されました平成五年度の一般会計予算を初め、全議案に賛意を示しがてら、二、三の要望を付しておきたいと思います。  第一は、経済消防常任委員長の報告にもありましたように、松くい虫の件であります。過去先輩あるいは同僚からも、あるいは今回も本会議で質問が出ました。委員会においても質疑がされました各務原市の木である松の木に対する行政の対応が、大変遅れているということを痛感しております。松くい虫の伐倒は去ることながら、伐倒後においても植栽をするという考えがいまだ明確にされておりません。伐倒すれば、松くい虫は一応解決したという感覚は、当然かもわかりませんが、その後に起き得る植栽をもって、各務原市の松の育成を図る、こういう行政姿勢が私はいまこそ必要じゃないかな、こんなふうに思っております。ですから、新年度以降、執行部は松の木に対する根本的な考えを修正していただきまして、県及び国に対して、積極的に松くい虫後の松の育成に努力をしてほしい、こういうことを要望しておきます。  総務委員長からの委員長報告にもありましたように、平成五年度の歳入減少見込みは大変なものだということもはっきりわかりました。ですから、最小の予算で最大の効果が出るように、執行部は一丸となって、平成五年度に取り組んでほしいということをお願いをしておきます。  最後に、先ほど川島議員からもお褒めの言葉がございましたが、本定例会の最後の討論でございますので、私からも片岡収入役に対する過去の功績に対し、感謝とねぎらいの言葉を送りたいと思っております。昭和四十三年に、各務原市の資産税課係長を皮切りにされて、各務原市が全国に先駆けてコンピューターシステムの導入を図られたわけであります。翌年の昭和四十四年には、資産税にもその問題を考慮されて、以後全国各地から各務原市の電算機能に対する研修が毎年多い時で二十市、最近でも五市、六市の各市から研修があると聞いております。人づくりは街づくりの始めだと、私は今回の定例会にも質問をしたのでありますが、まさに片岡喜久男氏の過去の功績は、現在の市の職員の資質向上にも大きく私は寄与されたと思っております。  そして、もう一つは、今年の元日に市長さんから互礼会の時にお話がありました「昨年の各務原市の工業出荷高が五千三百億になった、そして岐阜市を抜いた」というお話を聞いた時に、私はこれも片岡経済部長時代に、私も本会議で何回となく、各務原市の将来に向けて工業団地をつくってほしい、こういう願望のもとに、あの難しかった八重洞工業団地、そして松本工業団地、須衛工業団地と着実に現在の工業団地の形成の源をなしたのが片岡経済部長であったと私は確信をいたしております。先ほども収入役室で「この退職後にどうなされますか」こうお尋ねしたら、「これからの余生は、息子の安らかな眠りを助けるがごとく、神社仏閣にお参りして、そしてこれからゆっくりと市政を眺めていきたい」こうお話をされました。どうぞお体に十分配慮されて、続くであろう平野市政のためにも大いに力を貸してほしい。そして各務原市に私たちが世話になる以上、この電算システムを契機にして、全国にその名を知らした生き証人として、長く生き延びてほしい、こういうことを願望して、私の討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長(足立勝利君) これをもって、討論を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより採決を行います。  最初に議第一号について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第一号を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立多数であります。よって、議第一号は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて、議第二号並びに議第三号について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第二号並びに議第三号を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第二号並びに議第三号は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて、議第四号から議第六号までの三案件について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第四号から議第六号までの三案件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立多数であります。よって、議第四号から議第六号までの三案件は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第七号から議第九号までの三案件について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第七号から議第九号までの三案件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第七号から議第九号までの三案件は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第十号から議第十二号までの三案件について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第十号から議第十二号までの三案件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第十号から議第十二号までの三案件は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第十三号から議第十六号までの四案件について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第十三号から議第十六号までの四案件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第十三号から議第十六号までの四案件は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第十七号について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第十七号を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立多数であります。よって、議第十七号は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第十八号並びに議第十九号について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第十八号並びに議第十九号を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第十八号並びに議第十九号は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第二十号について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第二十号を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第二十号は委員長報告のとおり決しました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いて議第二十一号から議第二十三号までの三案件について、委員長報告は原案のとおり可決であります。  おはかりいたします。議第二十一号から議第二十三号までの三案件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第二十一号から議第二十三号までの三案件は委員長報告のとおり決しました。        ───────────── ● ───────────── △第二十五、議第二十九号から第二十八、議第三十二号まで ○議長(足立勝利君) 日程二十五、議第二十九号から日程第二十八、議第三十二号までの四案件を一括し、議題といたします。           ─────────────────────                  【議案掲載省略】           ─────────────────────        ───────────── ● ───────────── 一、委員会付託省略(第二十五、議第二十九号から第二十八、議第三十二号まで) ○議長(足立勝利君) おはかりいたします。ただ今議題の四案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、ただ今議題の四案件については委員会付託を省略することに決しました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより討論を行います。討論はありませんか。   (「討論なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって、討論を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより採決を行います。  おはかりいたします。議第二十九号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第二十九号は原案のとおり同意されました。 ○議長(足立勝利君) 続いておはかりいたします。議第三十号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第三十号は原案のとおり同意されました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いておはかりいたします。議第三十一号並びに議第三十二号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第三十一号並びに議第三十二号は原案のとおり同意されました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより暫時休憩いたします。 (休憩) 時に午後一時四十分        ───────────── ● ───────────── (再開) 時に午後一時四十一分 ○議長(足立勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。        ───────────── ● ───────────── 一、日程追加(議第三十三号から議第三十六号まで) ○議長(足立勝利君) ただ今お手元に配付したとおり、議第三十三号から議第三十六号までの四案件が提出されました。  おはかりいたします。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、この際議第三十三号から議第三十六号までの四案件を日程に追加し、議題とすることに決しました。        ───────────── ● ───────────── △第一、議第三十三号 ○議長(足立勝利君) 日程第一、議第三十三号を議題といたします。           ─────────────────────                  【議案掲載省略】           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 二十一番 中村幸二君に申し上げます。本件は地方自治法第百十七条の規定に抵触いたしますので、議場からあなたの退席を求めます。   (二十一番 中村幸二君退場)        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  市長 平野喜八郎君。   (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長(平野喜八郎君) 本日追加提出いたしました議案につきましての提案理由を御説明申し上げます。  議第三十三号は、議員のうちから選任されておりました各務原市監査委員川島勝弘氏の任期が、三月三日をもって満了いたしましたことに伴い、その後任として中村幸二氏を新たに各務原市監査委員に選任しようとするものであります。同氏は人格、識見ともにすぐれ、その職責を全うされるに適任であると存じますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(足立勝利君) 以上で説明は終わりました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。   (「質疑なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって、質疑を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── 一、委員会付託省略(第一、議第三十三号) ○議長(足立勝利君) おはかりいたします。ただ今議題の議第三十三号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、ただ今議題の議第三十三号については、委員会付託を省略することに決しました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより討論を行います。討論はありませんか。   (「討論なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって、討論を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより採決を行います。  おはかりいたします。議第三十三号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第三十三号は原案のとおり同意されました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) 二十一番 中村幸二君の除斥を解きます。      (二十一番 中村幸二君入場)        ───────────── ● ───────────── △第二、議第三十四号から第四、議第三十六号まで ○議長(足立勝利君) 日程第二、議第三十四号から日程第四、議第三十六号までの三案件を一括し、議題といたします。
              ─────────────────────                  【議案掲載省略】           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  市長 平野喜八郎君。   (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長(平野喜八郎君) 引き続きまして、追加提出いたしました議案につきましての提案理由を御説明申し上げます。  議第三十四号及び議第三十五号は、条例の改正に関するものでありまして、  議第三十四号は地方自治法施行令の一部を改正する政令が平成五年三月十二日公布、施行されましたことにより、各務原市議会の議決を要する工事または製造の請負契約の基準額を「一億円」から「一億五千万円」に改めるために、  議第三十五号は育児休業をする企業職員育児休業給を支給するために、それぞれ改正しようとするものであります。  次に、議第三十六号は市道路線の認定に関するものでありまして、新たに設置する都市計画道路岐阜─稲羽線の一部を市道として認定しようとするものであります。  以上で、追加提出いたしました議案の説明を終わらせていただきますが、よろしく御審議の上、ぜひ御賛意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(足立勝利君) 以上で説明は終わりました。  なお、質疑の発言通告書は本日午後一時五十五分までに御提出ください。  議案精読のため、午後二時まで休憩いたします。 (休憩) 時に午後一時四十七分        ───────────── ● ───────────── (再開) 時に午後二時三分 ○議長(足立勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  三番 今尾泰造君。   (三番 今尾泰造君登壇) ◆三番(今尾泰造君) 議第三十四号について質疑をいたします。  今回の改正が、地方自治法施行令の一部改正に伴うものであるということですが、現行では各務原市は施行令では九千万円であるのを一億円という金額の基準額を決めて現在は行っているわけですね。で、そこで今回の自治法施行令の改正に伴っての今回の下限を引き上げていくというその根拠ですね。本来はこの現行の九千万円を一億円として実施をしているわけですから、それは市の判断に属する内容ではないかと思うわけですが、その点で、これまでは施行令に基づかない各務原市独自の金額をもって行っていたのを、なぜ今回は一億五千万円にするのかというのをお尋ねをしたいのと、そしてこの改正に伴って、これまで議決を要してきた議案が一体どれだけ議会にかけられなくなるか、その点をお尋ねいたします。 ○議長(足立勝利君) 総務部長 川島英明君。   (総務部長 川島英明君登壇) ◎総務部長(川島英明君) 今回の地方自治法の改正によりまして、九千万が一億五千万になったわけでございますが、この九千万円というのは、いわゆる市議会の議決を要するという下限を定めたものでございまして、他の自治体におきましても同様、私どもと同様に一億とかというような数字が非常にあるわけでございまして、前回の五十二年の八月の改正時におきましても、議会等と御相談の中で一億円にさせていただいたと、こういう経緯があるわけでございますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。  もう一つございます。この改正により、現在の一億から一億五千万になると、どの程度のいわゆる契約議決を同意を出さなくても済むかということでございますが、これはちなみに申し上げますと、平成二年度におきまして一億円以上のものは八件ございました。三年度で八件、平成四年度でも九件ということで、この三年度に限って見ますれば、二十五件あったわけでございますが、一億五千万以下のものと一億から一億五千万円の間は四件で、全体の一六%ほどになるわけでございまして、従来でございますれば二十五件契約議決をお願いしたのが、単純には二十一件になると、このような数字になるのでございます。以上でございます。 ○議長(足立勝利君) これをもって、質疑を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── 一、委員会付託省略(第二、議第三十四号から第四、議第三十六号まで) ○議長(足立勝利君) おはかりいたします。ただ今議題の三案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、ただ今議題の三案件については、委員会付託を省略することに決しました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより討論を行います。討論はありませんか。   (「議長、三番」と呼ぶ者あり) ○議長(足立勝利君) 三番 今尾泰造君。   (三番 今尾泰造君登壇) ◆三番(今尾泰造君) 議第三十四号について反対をするものです。  地方議会の権限の一つである議決権は、執行機関に対して、その運営、執行の適正の可否をチェックするものでもあります。契約、財産の取得、処分の行為に対して、金額を引き上げることで議会の議決を必要としないという今回の改正は、議会をますます軽視するものでありますし、形骸化を図るものでもあります。先ほどの答弁の中でも二十五件の議案のうちで、四件が議決を要しないという、つまり一六%が従来議会で審議をされなければならない議案であったのを、一六%も議案を議会に付さなくてもよくなるという、こんなことでもありますから、したがって、この議案には反対をいたします。   (「議長、二十二番」と呼ぶ者あり) ○議長(足立勝利君) 二十二番 森縋君。   (二十二番 森縋君登壇) ◆二十二番(森縋君) 追加提案のありました議第三十四号、三十五号、三十六号のうち、三十四号について、二点ほど私の要望を申し上げておきます。  一つは、自治法の施行令の改正で九千万円から一億五千万になったということに伴う三十四号の条例改正については、これはやむを得ないということでございます。したがって、先ほど総務部長から説明のあったように、八件ないし九件というのが今までの金額に該当する件数のようですが、ぜひこのことは定例会にその契約の結果を報告していただくようにお願いをしておきたいというのが一つです。  二つ目は、契約が基本的には指名競争入札というのが基本でございますが、指名競争入札になじまないものに限って随意契約というのが施行令の規定の中に設けられているわけでありますけれども、私の理解では、この随意契約の運用が非常に拡大した解釈がなされているのじゃないか、このことを委員会の中で申し上げてきましたけれども、一つ、原則が指名競争入札だ、あくまで随意契約は例外の扱いとして、極力指名競争入札による契約をこの機会にお願いをしておきます。以上です。 ○議長(足立勝利君) これをもって、討論を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより採決を行います。  おはかりいたします。議第三十四号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立多数であります。よって、議第三十四号は原案のとおり可決されました。           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 続いておはかりいたします。議第三十五号並びに議第三十六号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、議第三十五号並びに議第三十六号は原案のとおり可決されました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより暫時休憩いたします。 (休憩) 時に午後二時十一分        ───────────── ● ───────────── (再開) 時に午後二時十二分 ○議長(足立勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。        ───────────── ● ───────────── 一、日程追加(市議第五号並びに市議第六号) ○議長(足立勝利君) ただ今お手元に配付したとおり、市議第五号並びに市議第六号が提出されました。  おはかりいたします。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、この際市議第五号並びに市議第六号を日程に追加し、議題とすることに決しました。        ───────────── ● ───────────── △第一、市議第五号並びに第二、市議第六号 ○議長(足立勝利君) 日程第一、市議第五号並びに日程第二、市議第二号を一括し、議題といたします。           ─────────────────────                  【議案掲載省略】           ───────────────────── ○議長(足立勝利君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  市議第五号並びに市議第六号について、二十二番 森縋君。 ◆二十二番(森縋君) 市議提案の二件について、順次案文を朗読いたしまして、提案にかえさせていただきます。  まず最初に、市議第五号の水道水源の水質保全法(仮称)制定に関する決議(案)  水道事業者は、市民の水道への期待と信頼にこたえるため、安全で良質な水道水の安定供給に全力を傾注していますが、長年にわたり水道水の水質保全の確保に苦慮しています。特に近年、産業活動の高度化や生活様式の多様化に伴い、河川・湖沼等における富栄養化が進行し、そのため二千万人以上の水道利用者が異臭味水の影響を受けていることや、各種の化学物質の利用の拡大に伴い、水道水から有害な科学物質が検出されている現状にあります。  昨午十二月、厚生省は三十年ぶりに水質基準に関する省令等を改正しましたが、水源における十分な対策が講じられなければ今回の水質基準改正に対応しきれないばかりか、水道水の安定供給に支障を来すことにもなりかねません。  そこで、以下の制度を柱とする「水道水源の水質保全法(仮称)」の法制定を要求するものです。 「水道水源の水質保全法(仮称)」の概要 一、水道水源の水質を保全するための区域指定等  (一)水道水質基準にある健康関連物質等を使用する工場又は事業所は、当該物質等を排出しない施設の設置を行うと同時に排出規制の強化を図ること。  (二)水道水源周辺における農薬・肥料使用の適正規制の強化を図ること。  (三)下水道未整備地域においては、公共下水道・合併処理浄化槽等の普及促進を図り、生活排水の対策を実施されること。  (四)上流域の水道水源の水質保全を行うため、あらゆる開発行為について所要の規制措置を図ること。  (五)水道水源地域に産業廃棄物の不法投棄をさせない監視体制の確立を図ること。  (六)下水道法に生態系との適合を目的化し、工場排水の受け入れを原則禁止とすること。 二、水道水源の水質を保全するための方策等  (一)水道水源の水質保全に関する事業を効果的に進めるため、区域を定め各般の事業で一体的に推進するために都道府県が主体となって事業策定できるよう法整備を行うこと。  (二)水道水源の流域に関係する自治体は、策定等にあたり積極的に関与が行える協議会の設置を義務付けること。  (三)良質な水源確保を図るため、都道府県においては、水系別に水道水源保全条例を制定すること。 以上、決議する。  平成五年三月二十六日                                 各 務 原 市 議 会
     続いて、市議第六号について、案文の朗読をし、提案にさせていただきます。           家族看護・介護休業の法制化を求める意見書(案)  核家族化の進展、女性の職場進出による共働き世帯の増加、高齢化社会の進展の中で、子どもや配偶者が病気になった場合の介護や、親がいわゆる寝たきり老人等になった場合の看護・介護などの問題が切実な課題となっています。  労働者が、このような家族的責任を果たし得るようにする制度として、看護休暇または介護休業などの制度があり、近年、この制度を導入する企業が増える傾向にありますが、なおその普及率は低く、働き続ける意思を持ちながら退職を余儀なくされる例が多いのが実情です。  女性の職場進出や高齢化が進んでいるヨーロッパ諸国では、既にほとんどの国で家族の看護のための休暇が認められており、高齢者介護に関わる社会サービスが整備されています。  従って、わが国においても職業生活と家庭生活との両立が可能となるよう社会サービスの拡充を図るとともに、ILO第一六五号勧告を踏まえ、老親等の看護・介護を必要とする近親の家族を抱える労働者に、一定期間、休業する権利を保障する家族看護・介護休業の法制化実現を要請します。  以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成五年三月二十六日                                 各 務 原 市 議 会  以上でございます。皆様方の御賛同をお願いを申し上げまして、市議提案二件の提案にかえさせていただきます。 ○議長(足立勝利君) 以下で説明は終わりました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。   (「質疑なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって、質疑を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── 一、委員会付託省略 (第一、市議第五号並びに第二、市議第六号) ○議長(足立勝利君) おはかりいたします。ただ今議題の二案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、ただ今議題の二案件については、委員会付託を省略することに決しました。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより討論を行います。討論はありませんか。   (「討論なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) これをもって、討論を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── ○議長(足立勝利君) これより採決を行います。  おはかりいたします。市議第五号並びに市議第六号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(足立勝利君) 起立全員であります。よって、市議第五号並びに市議第六号は原案のとおり可決されました。        ───────────── ● ─────────────  一、可決決議並びに意見書の取り扱い ○議長(足立勝利君) おはかりいたします。ただ今可決されました決議並びに意見書の取り扱いについては、これを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。        ───────────── ● ───────────── 一、発言の申し出(市長 平野喜八郎君) ○議長(足立勝利君) 市長 平野喜八郎君から発言の申し出がありますので、この際特に発言を許します。  市長 平野喜八郎君。   (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長(平野喜八郎君) 議長さんから発言のお許しをちょうだいいたしましたので、専決処分につきましてお願いを申し上げたいと存じます。  地方税法の一部を改正する法律案が、御承知のとおり現在の国会において審議中でございます。この法律が可決、施行されます場合におきましては、市税条例の一部改正が必要となってまいります。また、平成四年度の一般会計補正予算(第八号)につきましては、事務事業の確定等に伴いまして、市債及び国、県補助金等が年度末に決定いたしてまいります。したがいまして、市税条例の一部改正並びに平成四年度の一般会計補正予算並びに市道那五五四号線道路改良事業にかかる名鉄新那加五号踏切拡張工事の変更契約の三案件につきまして、地方自治法第百七十九条の規定に基づきまして、専決処分をさせていただきたいと存じます。なお、次の議会に御報告いたしますので、御承認をいただく扱いにいたしたいと存じますので、よろしく御了承賜りますようにお願いを申し上げます。        ───────────── ● ───────────── 一、発言の申し出(収入役 片岡喜久男君、経済部長 横山恒雄君) ○議長(足立勝利君) 収入役 片岡喜久男君、経済部長 横山恒雄君から発言の申し出がありますので、この際特に発言を許します。  収入役 片岡喜入男君。 ◎収入役(片岡喜久男君) 議長さんのお許しをいただきましたので、貴重な時間を恐縮に存じますが、私昭和二十六年に那加町の役場に入りまして、以来四十有余年奉職いたしました。この間、議会の議員の皆様方には大変公私ともにお世話になりましたことを厚く厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。すばらしい先輩と優秀な後輩に支えられまして、今日まで大過なく過ごしてまいりましたのも、市長さんを初め、議会の議員の皆様方の厚い御指導と御鞭撻のたまものと厚く厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。  ただ今は、私には過分なお言葉をいただきましたことも合わせて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。議員の皆様には、二十一世紀に向かって、大きく躍進します各務原市のために、一層の御活躍のほどを御祈念申し上げますとともに、後任に対しましても、私に賜りました以上の御厚情のほどをお願い申し上げまして、お礼とさせていただきます。本当に本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(足立勝利君) 経済部長 横山恒雄君。 ◎経済部長(横山恒雄君) お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、大先輩の片岡収入役さんの後任といたしまして、市長さんから不肖な私が御推挙いただき、だだ今議員の皆様方から選任の御同意を賜りましたことにつきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。ふつつか者でございますが、さらに決意を新たにして、職務の全うに全力を尽くす所存でございますので、何とぞ今後一層のお力添えを切にお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)        ───────────── ● ───────────── 一、閉会 ○議長(足立勝利君) 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。よって、本日の会議はこれをもって閉じ、平成五年第一回各務原市議会定例会を閉会いたします。 (閉会) 時に午後二時二十五分        ───────────── ● ───────────── (閉会式) ◎議会事務局長(河合暁) 御起立をお願いいたします。  ただ今から平成五年第一回各務原市議会定例会の閉会式を行います。 ◎市長(平野喜八郎君) まことにありがとうございました。平成五年の第一回各務原市議会定例会、去る九日から本日の二十六日に及びますところの十八日間の長い会期の大切な議会でございましたけれども、終始議員の先生方の適切なる御指導を賜りながら、また温かい御支援もいただきながら、最初に提案いたしました三十二案件、本日追加提案いたしました四件、合計三十六案件を全部御可決をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございました。  なお、本会議並びに委員会におきまして、いろいろ御指導賜りましたことにつきましては、十分心にとどめまして、よく対処してまいりたいと、かように考えております。本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。 ○議長(足立勝利君) 改選後初の定例会ではございましたが、市制施行三十周年を迎えたところの平成五年度の予算を初めとする三十二案件が提出されました。また、本日市議提案二案件を含む六案件が追加されまして、計三十八案件提出されましたことになりましたけれども、すべてが適切なる御審議を賜り、議了することができまして、まことにありがとうございました。  なお、市長初め、執行部の皆様に申し上げておきたいと思いますけれども、議会において、多くの御意見、要望がなされましたが、予算執行に当たっては、これらによく御留意され、執行していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、市制三十周年にちなみまして、三十周年式典を初めとする記念行事、イベントが多く計画されておりますけれども、市民こぞっての喜びとする意義ある市制施行三十周年である平成五年になりますように、心から御祈念申し上げ、閉会のあいさつといたします。どうもありがとうございました。        ───────────── ● ─────────────  右会議録の正当であることを認め左に署名する。                    各務原市議会議長      足 立 勝 利                    各務原市議会議員      平 松 幹 正                    各務原市議会議員      後 藤 幸 夫...