恵那市議会 2017-09-29
平成29年第3回定例会(第4号 9月29日)
平成29年第3回定例会(第4号 9月29日) 平成29年第3回
恵那市議会定例会会議録〔第4号〕
平成29年9月29日
────────────────────────────────────────────
議 事 日 程(第4号)
平成29年9月29日(金)午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2 認第1号から認第11号及び議第59号から議第65号
並びに議第72号から議第79号まで一括上程
第3 議第80号 平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第
3号)
第4 議会第3号 「道路整備の推進」及び「道路財特法にお
ける補助率等の嵩上げ措置の継続」に関す
る意見書
第5 議会第4号 「
全国森林環境税」の創設に関する意見書
───────────────────────────────────────────
1 本日の会議に付した事件
議 事 日 程(第4号)
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 認第 1号 平成28年度恵那市
一般会計歳入歳出決算の認定につい
日程に入る前に、諸般の報告を行います。
地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨、報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。
出席一覧表のうち、教育長・大畑雅幸君、副教育長・児玉光弘君は他の公務のため午後から早退する旨届け出がありましたので、ご了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 議事日程第4 日程第1
会議録署名議員の指名をいたします。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、5番・近藤純二君、18番・柘植 羌君を指名いたします。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 日程第2 認第1号から認第11号及び議第59号から議第65号並びに議第72号から議第79号まで26件を一括上程し、議題といたします。
ここで、
市民サービス部長より発言の申し出がありますので、許可いたします。
市民サービス部長・松村和佳君。
○
市民サービス部長(松村和佳君) 過日、8月30日に上程いたしました議案第72号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算、2款3項1目
戸籍住民基本台帳費の委託料1,134万円につきまして、
コンビニ交付の委託料であるとご説明申し上げました。この経費は、
女性活躍推進の視点に立った国の法令改正に伴うもので、
住民基本台帳に旧姓を併記するための
システム改修に係る経費でございます。お詫びして説明の訂正をお願いいたします。
なお、審議を付託された平成29年9月7日開催の平成29年度第3回
恵那市議会市民福祉委員会において、その旨をご説明し、ご審議をいただいております。大変申し訳ございませんでした。
なお、この
システム変更は、
コンビニ交付においても活用できるシステムでございますので、よろしくお願いいたします。失礼します。
○議長(荒田雅晴君) 発言を終わります。
ただいま上程いたしました議案26件につきましては、今定例会初日の本会議において、それぞれ所管の委員会に審査が付託してあります。よって、その審査結果について、各委員長に報告を求めます。
初めに、
決算審査特別委員会委員長・橋本平紀君。
(
決算審査特別委員長・橋本平紀君 登壇)
○
決算審査特別委員長(橋本平紀君) おはようございます。本委員会が、今定例会において審査の付託を受けました13件の
決算認定議案について、去る9月14日及び15日に委員会を開催し、審査いたしました。その結果、
委員会審査結果報告書のとおり、13件とも原案のとおり認定すべきものと決しました。
執行部の説明は、8月30日の本会議において、市長の提案説明、
会計管理者の概要説明、
代表監査委員の審査結果報告を受けておりますので、所管課長等に詳細説明を求めた後、審査に入りました。
それでは、付託議案について委員の質疑とこれに対する答弁及び討論の主なものを報告します。
認第1号・平成28年度恵那市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、市税全体の不納欠損、滞納処分の件数及び
固定資産税の現年の不納欠損がある理由はとの質疑には、市民税、
固定資産税、軽自動車税における執行停止3年が81件、5年経過による消滅時効では240件、現年の
固定資産税の不納欠損は19件で29万円。主な理由は、死亡による相続人が不明、休業の法人で活動自体がなく財産もないなど、財産の価値がなく処分できないためとの答弁がありました。
固定資産税の現年の不納欠損について、所有者もわからず相続人も不明の財産は、最終的にどうなるのかとの質疑には、相続人等がいないことから、課税通知が戻ってくる件数は増えており、何らかの方法で所有者が変わらなければそのままであるとの答弁がありました。
将来負担比率が27年に比べ大きく動いた理由はとの質疑には、繰り上げ償還により地方債の残高は減少したが、
病院事業会計など公営会計への繰入金が増加したこと、基金総額は前年と余り変わらないが、算定対象の基金の取り崩し等により、分子となる将来負担額が増加した2つの要因によるものとの答弁がありました。
地方交付税が前年と比べ4億8,000万円ほど減っているが、今後も減っていく中で対策や対応はとの質疑には、シミュレーションでは平成32年に
経常収支比率は92.5%と見込んでおり、施策的な新規事業など、いわゆる自由に使える経費は7.5%と予測され、28年度の
経常収支比率が85%で15%を施策的経費に使えたことを考えれば、取り組む事業も限られることが予測される。
対応策として、第2次総合計画や第3次行財政改革に沿って、市税などの収入を増やす取り組みのほか、人件費や物件費などの経常的な経費の削減を着実に実行することにあるとの答弁がありました。
年金生活者等支援臨時福祉給付金事業補助金1億8,195万円の給付人数及び交付基準、障がい者への給付はとの質疑には、給付金の支給対象者は5,778人で5,700人余りの方に支給済みであり、交付基準は、平成27年度市民税が課税されてない方が対象である。また、障がい者に対しては、簡素な
給付措置臨時福祉給付金において、
障害基礎年金を受給された方を対象に305人に支給をしているとの答弁がありました。
財産収入の土地売り払い収入の内訳はとの質疑には、売却件数は8件、面積4,125.73平方メートルで、大きなものは748平方メートルの
笠置町毛呂窪地内の学校用地等であるとの答弁がありました。
基幹交通対策における
自主運行バスの実情と利用者が少ない路線についての見直し計画の有無と地域交通の有償運送への切り替えはとの質疑には、旧恵那市内の10路線の輸送人員につきましては12万1,431人、岩村町は2路線で2,573人、山岡町は6路線8,394人、明智町は3路線で3万1,844人、串原は3路線で1万1,910人、上矢作は1路線で1万5,850人であり、見直し計画については、昨年度、
自主運行バスの路線の見直しをしており、今後さらに見直しをしていくとの答弁がありました。
移住定住の推進事業の
人口対策基金の取り崩し事業について、同居や近居の応援事業など使いづらいという意見もあるが、事業の効果と
奨学奨励金16件の内訳はとの質疑には、28年度から新たに始まった人口対策で、特に若者の移住定住の推進に特化した事業であり、
結婚お祝い支給事業、
新婚生活家賃応援、
子育て世帯等宅地購入、同居・近居応援、
若者市内就業促進、
奨学奨励金等が基金の対象事業のほか、
空き家バンク、空き家改修、
定住奨励金等を含め、28年度、延べ129件391名の方が市外から転入したという実績であり、第2次総合計画の実施計画の目標値は、転入転出の差が指標になっており、目標のマイナス183に対し実績が197で目標に届いていない状況ではあるが、1年が終わったところで全体的な効果までは図れない面があり、事業の改善等も含め、さらなる充実に向け検討していきたい。
奨学奨励金については、対象者は36名であるが、現に市内に住んでいる要件を満たして申請した方が16件で184万円であるとの答弁がありました。
地域自治推進事業費の
まちづくり活動補助金について、合併前から続く地域の単独事業、
地域間連携の事業について継続して補助しているが、上限額、実施内容、
地域間連携を実施している地域と内容についてはとの質疑には、28年度に地域自治区制度を改正する中で新たに運営委員会を各地域に設け、新たな仕組みの中で始めており、補助額について、単独事業は上限50万円、
地域間連携事業は上限100万円で審査会を設け、審査の上決定しており、単独事業は申請65件中53件、連携事業は7件中7件である。内容については件数も多いため、一覧表にして報告しますとの答弁がありました。
笠周地域の
東雲大橋交流広場の測量委託の成果とその後の計画はとの質疑には、
笠周地域振興計画に位置づけられた東雲大橋の交流広場ということで、整備の検討に向けて用地の測量、確定を行った。今後の予定は、ことし8月に
東雲大橋交流広場検討協議会が改めて立ち上がり、活用方法や継続的な運営、組織のあり方等が議論されており、そちらを見守っている状況であるとの答弁がありました。
振興事務所の管理運営費で
恵南振興事務所のみにある負担金補助及び交付金は何かとの質疑には、主に
地域包括補助金として合併前から各地域で進められているイベントや交流事業の補助金であるが、公平性の観点と
まちづくり活動補助の充実が図られているため、30年までで廃止するよう進めているとの答弁がありました。
情報化推進経費の
システム開発費の委託料の内容はとの質疑には、主に複合機の
セキュリティ強化と
印刷コスト削減のための
カード認証システム導入、
市公式ホームページの市民の利便性向上のための本
庁舎設置サーバーから
外部データセンターへの移行、
マイナンバー制度に対応するためのシステムの改修と
内部セキュリティ強化を伴うサーバー等の再構築業務であるとの答弁がありました。
自立支援給付費の扶助費の
生活介護費の増加における傾向と課題、
就労移行支援費の増加における傾向と課題はとの質疑には、
生活介護費は27年度よりも増加傾向にあり、引き続き
生活介護サービスの充実に努めていきたい。現在、市内には3事業者あるが、市外には18事業者があるため、市外の利用も多い状況であり、利用される方々を思えば、市内の事業者の増を期待している。
就労移行支援に関して、
就労継続支援事業所A型は、27年度と比べ利用者が増えており、市内の事業所が27年度1件だったが、28年度に1件参入があり、市内でA型が2件、B型は27年と同様、28年も4件で、課題としては市内の事業所が少ないというところである。
延べ利用者は27年度と比べ減少したが、要因としては、市内の事業者が一部期間休業したためであり、今後市内利用が増えるようにこれからも支援をしていきたいとの答弁がありました。
生活困窮者自立支援事業費の増加理由と事業開始2年目における支援の状況はとの質疑には、27年度に比べ増となっているが、事業量の増だけではなく、27年度に受け入れた国からの補助金の精算返還金が440万円で事業費増分は330万円である。相談件数の増に対応するため、
生活就労サポートセンターの就労支援員を1名増員し、その相談事業に対処した。相談も1回で済むものではなく、一人が何回も相談に来て、それに対してアドバイスを送る等の支援が必要であるため、今後も相談件数の増によっては職員の増員も考えていきたいとの答弁がありました。
放課後児童対策事業費における指導員の確保及び待遇改善と保育料の保護者負担の軽減はとの質疑には、指導員確保に向けての待遇改善については、国の
子ども子育て支援交付金を利用し、常勤職員を雇用したクラブへの補助を行い、父母会を主体とした地域の実情に合った運営をお願いしている。保育料の
保護者負担軽減については28年度に検討を行い、平成29年度から保育料を一律月当たり1,000円の軽減を行っているとの答弁がありました。
じん芥処理費の前年比5,000万円減の理由と
恵南クリーンセンターあおぞらの閉鎖についての協議はとの質疑には、主に修繕計画による定期の修繕及び
経年劣化工事費の項目の減により1,200万円減になったことと、灯油、電気料、燃料費、光熱費が3,000万円ほど減額できたことである。これについては市民の意識によってごみの分別や生ごみの水切り等が図られたことにより可燃ごみの減量が図られたものと考えられ、可燃ごみが減れば、RDFの量も減少するため、運搬に係る委託料も減少したことが要因である。
恵南クリーンセンターあおぞらについては、処理施設としては休止しているが、恵南のごみの
ストックヤードとして機能しており、現在も粗大ごみの解体、分別も行っている。今年度、地元の明智町吉良見地域へ処理施設としての廃止や取り壊し、また
ストックヤードの必要性等の協議を行う予定としているとの答弁がありました。
じん芥処理費の委託料の不用額1,800万円があるが、予算の執行率は84%、これは妥当なのかとの質疑には、不用額の要因としては主に入札の差金であり、
ごみ袋作成業務で770万円、
資源ごみ収集業務委託で210万円、ほかにRDFの
運搬業務委託料が量の減少と運搬距離の減少により680万円、
蛍光管乾電池の
廃棄処理委託料が、量の減少と運搬回数の減少により170万円減少したことによるとの答弁がありました。
林業基盤維持管理費の備品購入した
ホイルローダーと
小型バックホウは、
恵南森林組合へ無償貸与しているのか、また、利用実績と状況等はとの質疑には、
恵南森林組合と
恵南地区林道維持管理委託契約を締結しており、恵那市
林道維持管理業務以外には使用しないこととし、無料で貸し付けている。稼働の状況については、現在、
林道維持管理作業を年間163日ほど行っており、支障木の伐採など数日は使わないことがあるが、普段から崩土除去や側溝の清掃等にフルに活動しており、導入の目的に合った利用であるとの答弁がありました。
企業立地奨励金の
件数減少理由と市民の新規雇用の状況はとの質疑には、
企業立地奨励金は新たに企業が立地した場合や市内企業が再投資を行った場合に交付する奨励金であり、平成28年度は交付終了により前年比1社減の18社、事業所数は新規で2社増となり、前年比1社増の15社の事業所に交付をしており、平成28年度の
新規雇用者数や従業員数、恵那市の住民数についてのデータはないとの答弁がありました。
空き家改修対策事業費について、処理戸数は何戸で実態調査の結果はとの質疑には、処理戸数は旧明智町時代から問題となっておりました1戸で、恵那市
特定空き家等審査会で特定空き家に認定され、空き家対策の推進に関する特別措置法第14条第10項に基づき、29年3月に解体処分を行い、解体費は226万5,840円である。
実態調査の結果については、平成28年度に796戸の現状調査を実施し、倒壊の危険が著しく高く、隣戸や道路に影響を及ぼす可能性が高い建物に該当するのが13件であり、既に文書等で対応を依頼している。そういう案件もあるが、
特定空き家等審査会で現状を報告しながら、特定空き家の認定についても議論し、危機回避に向けても対応していく。また、調査において利用可能な建物と判断された建物については、移住定住を所管する地域振興課と情報交換を行いながら、利用の可能性等を模索していきたいとの答弁がありました。
応急手当普及啓発事業でAEDの更新や講習を実施しているが、実際にAEDを使って救助した事例と件数はとの質疑には、消防が把握する公共施設等のAEDの使用実績は、平成21年以降、
電気ショックを行ったというものが10件で、そのうち後遺症なく社会復帰された方は5名であるとの答弁がありました。
消防水利整備事業費について、防火水槽の要望やニーズはあるのかとの質疑には、防火水槽の地域要望は毎年7月末を締め切りとしており、今年度については3件あるとの答弁がありました。
学校建設費の小中学校の施設改修事業費について、非構造部材の耐震化対策は完了したのかとの質疑には、平成28年度に非構造部材耐震化工事を実施した学校は、山岡小、明智小、上矢作小、串原小、岩邑中、明智中、上矢作中の7校であり、29年度には恵那北小、飯地小、長島小、大井小、大井第二小、恵那西中、恵那北中の7校を予定している。残すところは恵那東のみであるが、29年、30年度と大規模改造工事の関係もあり、31年に計画をしているとの答弁がありました。
コミュニティセンターのいわゆる館長について、三学の塾長の任期は1年とあるが、地域に根差して活動いただく方もあり、もう少し腰を落ちつけた雇用の仕方ができないものかとの質疑には、非常勤の臨時的任用職員という形に塾長はなっており、基本的には1年であるが、3年まで更新ができるということになっているため、市の非常勤の任用の職員の規定に基づいた形で対応していくとの答弁がありました。
文化財の調査保存活用事業費について、行在所の母屋の改修設計の改修計画の内容と行在所を含む一帯の今後の維持管理計画について、工事請負費で行在所の土蔵の解体、公有財産購入費で行在所の隣接地の土地購入であるが、これは母屋の改修計画と関連があるのか、また最終的に母屋改修を含めた事業費はどの程度見込んでいるのかとの質疑には、行在所の母屋の改修設計は、構造及び痕跡調査等を行い、調査の過程で100年近く前の当時の写真等が発見され、当時の外観や内部の状況が具体的にわかるということで、古い写真をもとに、明治13年に明治天皇が宿泊され、その後、昭和8年に国の史跡に指定をされた、その外観で基本的に復元をする方針であり、母屋の建築以外は物販所及び公衆便所、電気設備、機械設備等工事を行い、耐震補強も行う予定である。
行在所を含む一帯の維持管理計画については、中山道井宿の歴史的な建造物を活用しながら観光案内所、休憩所、地域交流活動の拠点として地域による自主自立的な運営を目指し、地元の地域協議会、地域自治区活用検討委員会において、利活用方法や運営体制、事業計画、予算など協議をしていただいており、運営体制の確立と運営費の確保といった点が課題であるため、今後も地域自治区と詰めて協議を行っていく。
土蔵の解体においては倒壊の危険性が高いため取り壊したが、母屋の改修設計と直接関連があるわけではなく、隣接地の取得についても、敷地全体を活用するために必要であるということで購入したものである。総事業費に関しては、設計委託をした中で積算されている費用として、直接工事費に共通仮設・監理費を含めた工事価格は、消費税を加え9,200万円程度となるとの答弁がありました。
討論は、反対討論として、移住定住政策の成果に隠れて、新生児の減少、特に近隣自治体に比べ極端な格差の数字が突きつけられました。出生数減少は全て恵那市政が原因ということではないが、その観点で28年度決算を見たとき、問題点を明らかにして若い人に嫌われないようにしたいとの視点で一般会計の決算認定に反対する。
また、賛成討論として、目標に掲げた事業を実施し、計画に沿った適切な執行ができたと思います。非常に厳しい財政状況の中でも、人口減対策基金や病院施設等整備基金を活用し、財源を確保しながら積極的に課題に取り組んでいます。また、将来の財政負担を軽減するため、地方債の繰上償還を行うなど、堅実な財政運営が図られています。
以上のことから、一般会計の決算の認定に賛成する。
以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で認第1号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第2号・平成28年度恵那市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、保険給付費を含め歳出が伸びなかった理由はとの質疑には、国保被保険者の減と2年に一度の診療報酬改定による影響、高額医療費の増の3点が主な理由との答弁がありました。
余剰金について、28年度末で2億6,000万円出ており、今年度8億円規模の基金になると思われるが、どのような考えかとの質疑には、平成29年度予算編成時に1億8,000万円ほどの基金を取り崩して繰り入れたため、今回繰り越しをしましても、望ましい基金の額9億円には到達しないため、このまま運営していきたいとの答弁がありました。
人間ドックについて、市立恵那病院の開院後の実績はとの質疑には、開院前は1日5人ほどの予約でありましたが、今年度から体制を整え、1日当たりの人数を上げる努力をしており、1日25人までいくような計画で、将来的には予定の25人より受け入れを増やせるのではないかということで検討しているとの答弁がありました。
反対討論として、29年度は保険料を下げるとしたが、大幅な黒字が出ているのにもかかわらず、低所得者家庭に配慮した保険料の引き下げがなされておらず、もっと引き下げができるという面から、この決算の認定に反対する。
以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で認第2号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第3号・平成28年度恵那市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、包括的支援事業費について、予算に対して執行率が70%程度にとどまっているが、その要因や反省点と評価はとの質疑では、地域包括ケア実現に向け、平成29年度末までに全市町村が在宅医療介護連携の推進、それから認知症施策の推進、地域ケア会議の充実、生活支援サービス体制の整備の4つの事業に取り組めるよう必要な財源を確保できるように新設された事業であったが、執行率が低かった要因については、4つの事業のうち生活支援サービス体制整備で、生活支援コーディネーターを公募したが応募がなく、9月から採用になった点、生活支援サービスの協議体制の設置が遅れ、コーディネーターの報酬や会議の委員報酬、費用弁償、事業費の執行が予定どおりできなかった。また、認知症の初期集中支援チームを平成28年度新設設置に向けて準備委員会の設置を進めていたが、関係機関との調整が遅れ予定どおりできなかったことが要因であり、事業評価としては、当初の予定どおりには進まなかったが、現在、4事業全て取り組んで進んでいるとの答弁がありました。
地域支援事業について、市内にサロン数とサロンの運営をされる方がかなり高齢化をされている現状の中で、後継者の育成など状況についてとの質疑には、サロンの数は社協の数が76カ所、介護サポーターでつくった集いの場が31カ所、壮健クラブが集まったとこへの講師の派遣が51カ所あり、28年で158カ所である。運営者の高齢化による対策については、各地の集いの場やサロンでの後継者を継承できればよいが、継承できず消滅するとこがあるのも現状であり、市としては集いの場を全地域に広げるため、介護予防サポーター養成講座を開催し、元気な高齢者のサポーターの方々で集いの場を運営できるよう、サポーター同士が協力し合える体制を整えられるよう進めているとの答弁がありました。
反対討論として、会計上黒字が出たからよいというものではなく、庶民のことを中心に見て、やはり保険料の切り下げということ、庶民の措置の面でのサービスを増やしていくことについて大変厳しいですけども頑張っていただきたいと思い、この決算については認定することは反対といたします。
以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で認第3号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第4号・平成28年度恵那市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、水道料金の収納率について、水道事業への移行に伴い繰り入れをするということで4月以降の未収金というものを含めると、もっとよい収納率が上がるという考えでよいのかとの質疑では、水道料金の前年度の収納率は99.08%であり、今年度の収納率は87.06%であるが、今回、3月31日の打ち切り決算をしたため収入が4月以降になり、3月31日の収納率が87.06%となっているが、5月末の簡易水道の収納率は全体で99.35%となっているとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で認第4号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第5号・平成28年度恵那市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、個別排水の施設の維持管理について、通常の個別排水というのは個人が負担をしてやっていくものであるが、これをずっと続けていくのか、また見直しは考えているのかとの質疑には、旧岩村町時代に下水道計画区域外に30基の合併処理浄化槽を設置し、河川の水質汚濁や快適な生活環境への改善等のための普及促進を行った事業であり、今のところ、これを継続していくつもりで見直しは考えていないとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で認第5号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第6号・平成28年度恵那市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、繰越明許が2,000万円あり、国庫補助金が1,100万円入ってくるということになるが、補助率というのは適正になっているのかとの質疑には、補助率は10分の5.5であり、今回2,000万円繰り越しの事業を行い、その財源の内訳が国庫支出金として1,100万円、地方債が800万円、一般財源が100万円ということで、適正であるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で認第6号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第7号・平成28年度恵那市遠山財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致で認第7号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第8号・平成28年度恵那市上財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致で認第8号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第9号・平成28年度恵那市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、保険料1人当たりの保険料が上がった理由と普通徴収何人で全体の何割なのか、前年比の増減はとの質疑では、保険料の上昇の理由は2年に一度の保険料の見直しの年であり、医療費の増と1人当たりの医療費の増加が見込まれたことと、国の政令により後期高齢者の負担率が28年に10.99%に引き上げたものによる。1人当たりの保険料は、28年度4万7,809円、前年比2,712円の増、約6%のアップであった。普通徴収者の人数は、平成29年3月末で1,212人、割合で13.21%、28年3月末と比べ0.41%減、36人の減であるとの答弁がありました。
反対討論として、1人当たりの保険料が上がり、いわゆる負担も増えてきている。この制度の部分もありますが、そういう点について全体として補充する、面倒を見るというふうな姿勢が欲しいということで、この決算の認定に反対する。
以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で認第9号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第10号・平成28年度恵那市
病院事業会計決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、病院等の施設整備基金について、ほとんど病院の整備が済んだと思うが、基金を残した理由はとの質疑では、再整備事業として起債額を増加しないように病院施設等整備基金から充当することを基本としていたが、医療機器整備の起債につきまして、起債償還期間が6年間と短いということを踏まえ、交付税措置となる病院事業債と合併特例債を財源としたことにより、残りの15億円については本年度の整備の取り崩しと元金の償還を支払い、医療機器の償還が終わるまでにはこの基金がほぼなくなるというような計画であるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で認第10号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認第11号・平成28年度恵那市
介護老人保健施設事業会計決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、全体の収益の費用に比べて支払利息が結構大きいが、その理由はとの質疑には、起債償還金の利息分であり、3分の1を企業会計のほうで支払い、3分の2は市からいただき上乗せして支払っているとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で認第11号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第59号・平成28年度恵那市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、建設改良工事について決算額が27年と28年では約9,000万円開きがあるが、その理由はとの質疑には、建設改良費の主なものは、水道管の老朽化に対応するための更新や耐震化の整備費用であるが、平成28年度の老朽管更新事業の採択基準の変更により、対象から外れた箇所があり、実施箇所が減少したことに伴う事業費の減が理由である。今後の改良計画については、外れた部分を重要給水施設排水設備事業として採択するための調整を行い、従前の水道事業区域に加えて、本年度統合した旧簡水区域の更新事業を検討実施していくとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第59号は利益の処分については原案のとおり可決すべきものと決し、決算についても原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第60号・平成28年度恵那市
国民健康保険診療所事業会計利益の処分及び決算の認定についてを審査いたしました。
主な質疑とこれに対する答弁は、上矢作の歯科診療所について外来の患者数が大幅に落ちてる原因はとの質疑には、上矢作歯科の患者数の減については、人口減少によるものが主な理由であり、高齢者の診療が多いため、その方が福祉施設等に入所すると、それ以降は通院が少なくなり、またできなくなるということと、若い層では、通勤途中であったり、勤務地で診療されている場合もある。こういった要因が減少の理由であると分析しているとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第60号は利益の処分については原案のとおり可決すべきものとし、決算についても原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託された13件についての審査結果報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 決算審査特別委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
次に、総務文教委員長・中嶋元則君。
(総務文教委員長・中嶋元則君 登壇)
○総務文教委員長(中嶋元則君) 総務文教委員長の中嶋元則です。
本委員会が今期定例会において審査の付託を受けた5件の議案について、去る9月6日に委員会を開催し、審査をいたしました。その結果については、お手元に配付してあります恵那市議会会議規則第109条の規定により、議長に提出した恵那市議会総務文教委員会付託事件審査結果報告書のとおり、5件とも原案のとおり可決すべきものと決定しましたから、報告をいたします。
それでは、付託議案の内容及び審議内容の主なものについて、審査結果報告書に基づき報告をいたします。
初めに、議第61号・恵那市
非常勤特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をするため条例を定めるものです。
委員の質疑とこれに対する答弁の主なものは次のとおりです。投票所の関係で指定病院等とあるが、恵那市はどこが指定となっているのかとの質疑には、恵那病院、上矢作病院等で大きな介護保険施設でも不在者投票を行っているとの答弁がありました。
改選によって職員の配置人数の増減があるのか、また、費用弁償の増減が出てくるのかとの質疑には、配置の増員等はありません。また、費用弁償の必要な非常勤職員が増えることもありませんとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第61号は可決すべきものと決しました。
次に、議第63号・恵那市
こども園設置条例の一部改正については、平成31年4月1日に開園予定の新こども園の名称を「おさしま二葉こども園」とし、準備行為を行うため条例を定めるものです。
委員の質疑とこれに対する答弁の主なものは次のとおりです。名称の決定経過についてとの質疑には、平成28年度に行った新こども園建設委員会の中で、関係する地域代表、長島こども園、二葉こども園の保護者代表の部会で協議し、「おさしま二葉こども園」と名称を決定しているとの答弁がありました。
幼保連携型認定こども園と保育所型認定こども園の違いはとの質疑には、それぞれ国の示す法律が異なっており、幼保連携型認定こども園は、幼保連携型認定こども園教育保育要領、保育所型認定こども園については、保育指針に基づいた設置となっており、どちらも平成30年度に改正になる予定ですとの答弁がありました。
名称が決まらなくては次へのステップができないと理解していいのかとの質疑には、今回の条例改正は、今後指定管理を進めていく上で条例に園の名称を位置づけ準備を行うためで、名称を位置づけしていただくことが一番であるとの答弁がありました。
ほかに質疑はなく、反対討論がありましたので、報告します。
おさしま二葉こども園をつくることは、恵那市が直面している出生率の減少に対してどのように貢献できるのか。確かに現在の二葉こども園は古くなっているが、一定の市有地もある。ここを活かした子育て施設も考えられる。旧給食センターは解体され、跡地は一定の広さもあり、長島学童保育をつくれば大きく活きると思う。出生児数回復のためになる話である。
以上の理由から、当議案については反対とします。
次に、賛成討論がありましたので、報告をいたします。
恵那市
こども園設置条例の一部改正については、地域の意見を十分踏まえて提案されているため賛成といたします。
ほかに討論はなく、採決の結果、挙手多数で議第63号は可決すべきものと決しました。
次に、議第72号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第2号)(歳入歳出所管部分)は、総務文教委員会所管部分について審査を行いました。委員の質疑とこれに対する答弁の主なものは次のとおりです。
公共施設整備基金積立金の36億円は、第2次総合計画でどの程度活用しているのかとの質疑には、昨年度5,000万円取り崩し、道路橋りょう維持管理事業で使用している。今後は、財政事情により公共施設の設備に充てる財源の不足分に充当していきたいと考えているとの答弁がありました。
上矢作と串原の消防器具庫解体の予算の振り分けはとの質疑には、上矢作漆原の消防器具庫解体が79万4,880円、上矢作小笹原消防器具庫解体が159万4,080円、上矢作下のホース乾燥塔撤去が36万720円、上矢作小田子の消防器具庫解体が160万5,960円、それから29年度用途廃止予定の串原川ケ渡消防器具庫が58万9,680円、串原相走の鉄塔解体が30万9,960円であるとの答弁がありました。
長期財政計画は当初のとおりか、近々見直しを考えているのかとの質疑には、交付税が31年度まで縮減となり、32年度からは一本算定で大幅な減額が予想される。合併特例債も31年までの許可分しか利用できない。32年度は大変な財政事情の年だと想定している。財源不足を補うために基金を積めるだけ積み、32年度以降の財政不足に備え、基金を使う形で長期財政計画をシミュレーションしているとの答弁がありました。
教育費のマスターズスピードスケート選手権の開催状況と、今後、継続性になっていくのかとの質疑には、今回、恵那市で18回目、前回は郡山市、一昨年が富士吉田市で全国的に開催されている。日本スピード連盟主催で毎年岐阜県でやるという話は聞いていないとの答弁がありました。
保育所ちゃおへの建設補助金の内訳はとの質疑には、国からは対象経費の12分の8、2,798万5,000円が補助され、市は12分の1、349万8,000円、合わせて12分の9を事業所に補助している。12分の3については自己負担となるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第72号は可決すべきものと決しました。
次に、議第77号・平成29年度恵那市遠山財産区
特別会計補正予算(第1号)については、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で議第77号は可決すべきものと決しました。
次に、議第78号・平成29年度恵那市上財産区
特別会計補正予算(第1号)については、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で議第78号は可決すべきものと決しました。
以上、本委員会に付託された事件の審査結果報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 総務文教委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
次に、市民福祉委員長・西尾 努君。
(市民福祉委員長・西尾 努君 登壇)
○市民福祉委員長(西尾 努君) 市民福祉委員長の西尾 努です。本委員会が今定例会において審査の付託を受けた4件の議案について、去る9月7日に委員会を開催し、審査いたしました。その結果については、お手元に配付してあります恵那市議会会議規則第109条の規定により、議長に提出した
恵那市議会市民福祉委員会付託事件審査結果報告書のとおり、原案のとおり可決すべきものと決定しましたから、報告します。
それでは、付託議案の内容、委員の質疑とこれに対する答弁及び討論の主なものについて、審査結果報告書に基づき報告します。
議第72号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第2号)(歳入歳出所管部分)については、今回の補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10億6,449万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ272億6,444万4,000円とするものです。
当委員会所管の主な内容としましては、
住民基本台帳に旧姓を併記するためのシステムの改修とし1,134万円、介護老人保健施設ひまわりのナースコールを修繕するため2,171万9,000円、放課後児童クラブ業務運営委託料の基準額の変更により1,151万円を計上された補正予算について審査いたしました。
それでは、審査の過程において議論されました主な事項について申し上げます。
戸籍
住民基本台帳事務一般経費、総合行政情報システム等旧姓併記対応改修では、本会議においての詳細説明では、
コンビニ交付に向けた準備とあったが、いつごろから交付ができるようになるか、どの範囲までの説明書類ができるようになるかとの質疑には、本会議における詳細説明では、
コンビニ交付における改修との説明をしたが、今回の改修は、
住民基本台帳に旧姓を併記するためのシステムの改修、旧姓併記とは、今の
住民基本台帳に届け出制により旧姓、例えば女性の結婚前の名前を併記するためのもので、政府の方針によって女性の活躍の視点に立った制度等の整備の中で
住民基本台帳施行令等を改正して、旧姓が併記できるシステムに改修するもの。また、
コンビニ交付については、恵那市第2次総合計画に基づき、平成30年度に導入を計画している。発行される証明としては住民票、印鑑証明、税証明、あとは戸籍関係の証明を予定している。なお、詳細説明の訂正については、本会議にて説明するとの答弁がありました。
放課後児童対策事業、放課後児童クラブ業務運営委託料の増額の理由、現在のクラブ数及び新規クラブの数、第2子以降への保育料の支援についてとの質疑では、子ども子育て交付金の基準額の変更によるもので、主に有資格などキャリアのある支援員の処遇改善等であり、現クラブ数に関しては通年が15クラブ、季節学童が1クラブの計16クラブあり、うち今年度新たに増えた学童は4クラブで、増設が2クラブ、大井学童、明智学童、季節型からの変更が2クラブ、北小学童、上矢作学童である。また、第2子以降への保育料減免については、各クラブが徴収する学童保育料の半額を減免し、委託料から支出しているとの答弁がありました。
高齢者福祉施設管理経費、介護老人保健施設ひまわりのナースコール改修工事で、この改修が最終となるのかとの質疑では、ナースコールは経年劣化により改修であり、その後の修繕は指定管理までは今のところ予定はないとの答弁がありました。
児童家庭支援事業費、母子家庭等対策総合支援事業費の内容はとの質疑には、看護師や介護福祉士等の資格取得のために、1年以上養成機関で修業される方に給付金が支給されるものとの答弁がありました。
保健センター一般経費、明智保健センター解体工事費について、この土地の所有者、解体後の活用はとの質疑には、恵那市所有地で、今後については地域自治区から答申があり、駐車場または多目的駐車場として活用する方向で検討しているとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、本件に対する討論はなく、全会一致で議第72号は可決すべきものと決しました。
次に、議第73号・平成29年度恵那市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、今回の補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,735万3,000円を追加し、歳入歳出それぞれ67億3,295万3,000円とするもので、主な内容としましては、給付基金積立金に2億4,402万9,000円、療養給付費等負担金の過年度精算による返還金に2,186万5,000円を計上された補正予算について審査いたしました。
それでは、審査の過程において議論されました主な事項について申し上げます。
現在の国保加入者の人数、基金の積み立てに関し、5月の国保運営委員会で積み立てに至る経過をとの質疑では、平成28年度末で1万1,784人、昨年度比約5.3%の減、また運営協議会での経過では、平成12年の厚労省の通達により、医療給付費の平均年額の25%を持つこととなっており、恵那市に置き換えると約9億円となる。去年に引き続きことしも積み立てができ、年度末には8億5,000万円、9億円に近づいてきているとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、本件に対する討論はなく、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議第74号・平成29年度恵那市
介護保険特別会計補正予算(第1号)については、事業勘定において、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,288万6,000円を追加し、歳入歳出それぞれ62億488万6,000円とするもので、主な内容としましては、介護給付費負担金の過年度精算による返還金に1億4,288万6,000円を計上された補正予算について審査いたしました。
本件については特に質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議第79号・平成29年度恵那市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、今回の補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,379万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ6億8,349万2,000円とするもので、主な内容としましては、過年度精算による後期高齢者医療広域連合への納付金として1,341万1,000円を計上された補正予算について審査いたしました。
本件についても特に質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
以上で、本委員会に付託された4件の審査結果の報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 市民福祉委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
次に、経済建設委員長・千藤安雄君。
(経済建設委員長・千藤安雄君 登壇)
○経済建設委員長(千藤安雄君) 経済建設委員長の千藤安雄です。
本委員会が今期定例会において審査の付託を受けた議案について、去る9月8日に委員会を開催し、審査いたしました。その結果についてはお手元に配付してあります恵那市議会会議規則第109条の規定により、議長に提出した恵那市議会経済建設委員会付託事件審査結果報告書のとおり6件とも原案のとおり可決すべきものと決定しましたから、報告いたします。
それでは、付託議案の内容及び審議の内容の主なものについて、審査結果報告書に基づき報告いたします。
議第62号・
恵那市営住宅条例の一部改正については、公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則の一部改正に伴い所要の改正を行うものです。
それでは、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
市営住宅への認知症や障がい者の入居者は何人ほど見えるのか、また、高齢福祉課や社会福祉課との連携はどのようかとの質疑には、認知症は把握していないが、知的障がい者と精神障がい者の方を合わせ9名を把握している。現在、関係セクションとどのように対応していくか、フォローしていくかの打ち合わせをしており、今後の対応については具体的な方向性を出していきたいとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第62号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第64号・恵那市
上矢作協業活動拠点施設条例の廃止については、恵那市上矢作協業活動拠点施設を廃止するための条例を定めるものです。
審査の過程において、質疑・討論はなく、採決の結果、全会一致で議第64号は可決すべきものと決しました。
次に、議第65号・契約の締結については、道路改良工事の契約を締結するものです。
それでは、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
入札の落札率と指名競争入札の参加業者数はどのようかとの質疑には、落札率は96.1%、参加業者は14社であるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第65号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第72号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第2号)(歳入歳出所管部分)については、経済建設委員会所管部分について審査を行いました。
それでは、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
市営住宅解体工事の詳細はどのようかとの質疑には、大井町舟山住宅で1棟4戸、岩村町八本木住宅で1棟1戸、山岡町新中田住宅で1棟1戸、明智町法明住宅で1棟2戸、片平住宅で1棟1戸、上矢作町平井住宅で1棟2戸、合計6団地6棟の11戸の解体であるとの答弁がありました。
再生エネルギー推進事業の太陽光発電補助が最終年度であるとのことであるが、今までの成果と補助額は、また、今後は新たな環境対策を考えているのかと質疑には、平成21年度から補助事業を開始し、平成28年度までの実績は865件で太陽光発電施設の最大出力量は合計4,166キロワットで1億4,659万円の補助を出している。今後の再生可能エネルギーについては、地産地消をキーワードに研究を進めたい。例えば水力発電などが考えられるとの答弁がありました。
雇用対策協議会の負担金の増額の詳細はとの質疑には、本人ではなく保護者や先生のための企業見学会、企業の説明会や面接会の充実を図り、特に女性に特化した企業面接の実施、また、女性の再就職に係るセミナーの実施、企業採用担当者向けのセミナーの開催、大手求人情報誌への掲載料の補助などを行っていきたいとの答弁がありました。
中山間地農業ルネッサンス事業の詳細はとの質疑には、中山間地域の農業を再生や復活を図るため、今年度より国において新しくできた事業である。ソフト事業が対象で、儲かる農業プロジェクトに係る経費、転作確認の関係で調整円滑化推進事業に係る経費、恵那市の農業取り組みを紹介するポータルサイトの作成費、長島町久須見で実施している花咲か里山プロジェクトに係る経費であるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第72号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第75号・平成29年度恵那市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)及び議第76号・平成29年度恵那市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の2議案については、審査の過程において質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
以上、本委員会に付託された事件の審査結果報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 経済建設委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
以上で、各委員長の審査結果報告を終わります。
ただいまから本26件について、1件ごとに
委員会審査結果報告に対する質疑を行い、討論から採決まで順次、進めてまいります。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 初めに、認第1号・平成28年度恵那市
一般会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。本件に対する質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論を行います。本件に対し、8番・遠山信子さん、5番・近藤純二君、9番・安藤直実さんの3人から討論の通告がありましたので、それぞれ発言を許可いたします。
初めに、8番・遠山信子さん。
(8番・遠山信子君 登壇)
○8番(遠山信子君) 8番、日本共産党、遠山信子です。平成28年度
一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論に参加しますので、よろしくお願いします。
恵那市の平成28年4月1日から平成29年3月31日までの決算額の状況は、一般会計の歳入300億7,658万3,000円、歳出286億8,015万3,000円でした。13億1,290万9,000円の黒字でした。その内容等については委員長の報告にあったようで、丁寧な審査、審議が続きました。
今回の決算報告書では、昨年以上に丁寧な内容の報告がありました。総務、まちづくり、社会福祉、児童福祉、安心した子どもを育てるでは、毎年ながら厳しい予算の中での執行に心を砕こうとする志が報告書の中から伝わってきました。殊に今年度は、農林、商工からの報告には、割り当てられた予算からこの財源をより大切に使ったという志が報告書から読み取ることができました。よい仕事をしてきた、よい仕事をしようとしたかの志が伝わってくることで予算の執行に価値がつきます。
全ての会議の発言の冒頭に、簡潔という言葉がつくのが常套語になってる傾向にある中で、市民の税金を市民のために誠実に執行してきたかという職員の気概が予算の執行報告書にあらわれていると評価しました。これからは簡潔という言葉を誠実にという言葉に置き換えて報告書をつくっていただきたいと思いました。
さて、歳出額に関する討論に進みます。昨年度の決算では、市民が感謝のものもあります中で、これはどうしても市の顔として決行してほしくなかったものがあります。その一つが新こども園建設事業費です。6,220万円。建設委員会の15名の委員報酬11万9,000円、ボーリング土壌汚染対策として1,529万円等。この事業は、昨年の9月議会において、羽白第一自治会から二度にわたり要望書が出され、8項目にわたり詳細な羽白地域の抗議、意見、提言がありました。総務文教委員会では、継続審議としたために、新こども園建設費を補正予算から削減という前代未聞のことが起きた予算額でした。
昨年、当時の委員からは、今日の対応に懸念を持っていると。子育て課題は市の一丁目一番地、前に進めないことは重要なこと。チームとして仕事ができてるか。市民目線が欠けている。オール市役所として対応と苦言が呈されました。新聞報道で当時の事務局長は、説明不足だった、引き続きしっかりと地元へ説明し、建設に向けて理解を得ていきたいと声明をしています。
これだけのことがあったのに、12月、3月までの補正予算では、土壌汚染対策費が復活し業務が執行されてきました。市民の皆さんの十分な納得と理解は得られたと明言できるのでしょうか。どんなに良いことでも、市民の納得と理解が得られるまでには時間が要るということが必要だと思います。反対する者は一部の者だからと押し切ってよいものなのか。押し切ることは社会的リスクが後々までも伴うことです。
言われたように子育て、人つくりは、市の一丁目一番地です。説得と理解、納得と信頼、時間をかけて同意が生まれたときに、市民はこの町に幸せ感を抱くのだと思います。新市長をはじめ職員もよい仕事にと前向きの仕事は多くあり評価するものですが、市民がより幸せ感を抱けるかどうかのこうした優しいやわらかい事業に対しては、特に納得し合う時間が十分保障されることが市の政策姿勢として最も重要だと考えます。
この新こども園建設事業費の決算は、早急にしてはいけなかったものであったと考えます。市の宝の事業である子育て一丁目一番地、時間と信頼が必要です。この意見をもって決算の認定に反対をします。終わります。
○議長(荒田雅晴君) 次に、5番・近藤純二君。
(5番・近藤純二君 登壇)
○5番(近藤純二君) 5番、新政会、近藤純二です。
認第1号・平成28年度恵那市
一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。
平成28年度決算は、第2次総合計画及び第3次行財政改革のスタートの年となり、人口減少対策や市財政の存続を優先する視点と捉え、目標に掲げた事業を実施し、計画に沿った適切な執行ができております。
歳入では、人口減少や高齢化などによる大幅な市税の減少が予想される中、終わってみれば前年度対比3.1%の増、また、合併算定替えの縮小による普通交付税の減少など、非常に厳しい財政状況の中でも人口減少対策基金や病院施設等整備基金などを活用し、財源を確保して積極的に課題に取り組んでいます。
歳出では、恵那病院再生事業による医療の充実、子育て支援包括センターの設置など、切れ目のない子育て支援、健幸ポイント制度、一戸建てによる住もまいか事業など新たな移住定住の推進、いいじ里山バスの運行による地域交通網対策、大正村浪漫亭リニューアル事業による交流人口の拡大、袖畑笠作線清水白坂線改良事業の完成による交通の利便性向上、生涯学習とまちづくりの拠点として笠置、串原コミュニティセンターの改修事業による地域振興など、限られた予算の中で多くの課題に向けた効果的な事業が展開されております。
財政運営面では、将来の財源不足に対応するために基金の積み立てを行い、また将来の財政負担を軽減するために、地方債の繰上償還など堅実な財政運営が図られ、
経常収支比率や実質公債比率など財政指標に改善が見られます。
以上のことから、平成28年度恵那市
一般会計歳入歳出決算の認定については、賛成すべきものと考えます。各委員の賛同をお願いし、賛成討論を終わります。
○議長(荒田雅晴君) 次に、9番・安藤直実さん。
(9番・安藤直実君 登壇)
○9番(安藤直実君) 9番、市民ネットの安藤直実でございます。
認第1号・平成28年度恵那市一般会計歳入歳出予算の認定に賛成の立場で討論いたします。
主な賛成の理由としましては、第1番目に、恵那病院に市民待望の産婦人科の設置に向けて努力されたことです。当初、産婦人科の医師確保については、大変困難であるのではないかと心配の声が上がっておりましたが、複数の医師、また助産師等を確保し体制を整えることができました。東濃東部地域の産科医療の安心安全に向けて、そして妊娠時期から産後ケア、病児保育など切れ目のない子育て支援を推進するかなめの施設として一層の努力をお願いいたします。
市民の方からは、恵那病院の助産師さんが大変いい方ですと、評判もいいように伺っております。さらに子育てのみならず、地域医療と介護福祉の連携拠点となる大きな役割を果たす恵那市の拠点施設となることも期待します。地元民間クリニック、介護関係者等の連携強化のために行政はリーダーシップを発揮をしていただきたいと思います。
次に、今まで上がり続けていた介護保険費用がわずかに下がったこと及び介護認定率がわずかに下がったことは評価をします。地域支援事業などさまざまな予防事業に着手をし、特に介護予防はつらつサポーターを市内に150名近くつくってきたことは、これから期待できるところであります。
先日、27日に行われたはつらつサポーター交流会も傍聴させていただきましたが、大変参加者も多く、介護予防への市民の関心の高さがうかがえます。参加した市民からも予防のための予算を削減、抑制しないでほしいという声が上がっておりましたが、市民サポーターや介護予防集いの場、社会福祉協議会、サロン、壮健クラブ等に参加する方々が楽しく長続きできる仕組みをさらに検討、改善を図っていただきたいと思います。しかしながら、さまざまな予防事業がある中、優先事業へと予算を回していただくようにお願いをしておきます。
3つ目として、中学校における放課後の学習支援が山岡中学校、北中学校で始まったことです。先日、市がとりましたひとり親へのアンケートでは、経済負担なく子どもに学習させたいと願っている親が半数以上でした。そうした中でスタートできたことは評価をしたいと思います。今後、コミュニティスクールとして地域の協力を得ながら、全市的に展開していくことを期待します。
以上、賛成の主な理由を申し上げましたが、少し心配となるところを申し上げます。次年度以降予算編成にぜひ考慮していただきたいことを申し上げます。
地方創生交付金や社会資本整備総合交付金という国のお金も投入しながら、観光費が年々増えております。交流と連携で元気になるという目標で、成果指標といえば観光客の入り込み数を目標としているわけですが、その先の効果、例えば税収のアップや雇用につながっているのか、市や市民がどのくらい元気になっているのかは不透明であります。また、補助金や交付金がなくなっても、市として継続できる仕組みにしていかなければ、一過性のイベントで終わるのではないかと危惧をします。事業推進には慎重を期していただくことを求めたいと思います。
さらに広域連携で実施をしていく事業、例えば東濃ぐるりん観光誘客事業等ありますが、毎年1,000万円ほどの負担金を支払っておりますが、その責任主体や事業内容、その後の評価、検証もよく見えてきません。今後、全体の予算が厳しくなる中、費用対効果の不透明な事業は明確な説明をお願いしたいと思います。
最後に、皆さんが心配しておられましたように、合併特例、電源立地交付金、地方交付税等の合併優遇がなくなる時期が近づいてまいりました。先日の一般質問の答弁を聞いても大変不安になりました。市税の大幅な確保は現在のところ見込めておらず、事務事業の改善や改革、公共施設の統廃合など具体的な改善案を明確にして、市民との理解、そして協力を求める努力をお願いしたいと思います。
何度も申し上げますが、市は施設も職員人件費も高く、経常経費を圧迫しております。施設の統廃合で一定の市民負担を伴う関係上、行政自らも身の丈に合った職員人件費等の改革をお願いしまして、28年度の決算の認定、賛成の討論といたします。
○議長(荒田雅晴君) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ありませんので、ただいまから採決を行います。
認第1号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり認定することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) システムの故障により暫時休憩とします。
午前11時29分 休憩
──────────────────────
午前11時31分 再開
○議長(荒田雅晴君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
認第1号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告とおり認定することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) 賛成多数であります。よって、認第1号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第2号・平成28年度恵那市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
16番・水野功教君。
(16番・水野功教君 登壇)
○16番(水野功教君) 16番、日本共産党、水野功教です。
認第2号・国民健康保険特別会計については、反対の立場で討論いたします。
国保は、そもそも所得の少ない人たちが加入しております。2016年度の国民健康保険料滞納者への差し押さえが、給与が13件、年金で11件あります。市民生活に影響がないように配慮していると言われますが、しかし、この恵那市の国保、平均で1人当たり1万円、1世帯1万5,000円は高すぎます。高いから払えないのです。かって恵那市の国保料は、県下では安いほうでした。今や10位まで上がってきております。一般会計では連続して大幅な黒字の恵那市の市政。市民の懐に配慮すれば、以前より安くできたはずであります。残念ながら、男性の平均寿命は県下で最も悪い。そういう中で、短期被保険者証、資格証明書発行は、これは慎重にすべきであります。このような実態から見て、今回の特別会計決算の認定については反対といたします。
○議長(荒田雅晴君) ほかに討論はありませんか。
17番・堀 誠君。
(17番・堀 誠君 登壇)
○17番(堀 誠君) ただいま議題となっております認第2号・平成28年度恵那市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につきまして、私は賛成の立場で討論をいたします。
国民健康保険事業については、とりわけ人口減、急速な少子高齢化の進展の影響の中で大変厳しい状況が続いておりますけども、国民健康保険の財政安定化のため国からの補助金をいただくため、その努力をしながら保険料の医療分は背負えております。1人当たりの保険給付費は、前年比、県下21市中、5番目の高い数字にもかかわらず、本年の保険料は県下14位となっております。市民の負担を軽減していると言えます。収納率の向上にも努め、昨年と比べると、現年度収納率は95.9%、0.57%増となり、現年の滞納を増やさない努力も行っております。新たに始まった保険者努力支援分では、全国1,700余りの市町村の中で116位と交付金の支給があり、収納率向上の努力が認められている結果だと思います。
また、保健事業では、医師会との連携を進める中で、特定健診の受診率の向上にも努められ、ここ2年、着実にその実績が上がっております。また、健康保険課とともに、健康ポイントの推進や特定保健指導、人間ドック助成事業、医療費通知などの取り組みも行われております。
今後も被保険者に医療費と健康への意識を高め、安定した国民健康保険事業の運営を期待し、平成28年度恵那市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算については可決すべきものと考えます。議員各位のご賛同をお願いし、賛成討論といたします。
○議長(荒田雅晴君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第2号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり認定することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) 賛成多数であります。よって、認第2号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第3号・平成28年度恵那市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
16番・水野功教君。
(16番・水野功教君 登壇)
○16番(水野功教君) 16番、日本共産党、水野功教です。
委員でありながらなぜということですが、委員会でも発言しました。その後、また新たに市民に明らかにしなきゃならない事実も出てまいりましたので、発言をさせていただきます。
なお、議員は発言をするのが仕事でありますので、くれぐれも誤解のないようによろしくお願いします。
介護保険第6期中期年でありながら、決算は前年比1億円もの黒字。特に特別養護老人ホーム待機者は、今年6月1日で573人、要介護4は112人、最も重い介護5が88人です。介護保険料が高く、また来年も上がるという。介護保険料が高いのに使えない、こういう実態であります。しかも、現場は慢性的な人手不足。介護労働者の働き方は尊いもの。この労働に対する社会的評価をしっかりしなければなりません。国は、医療から介護へ、介護から地域へと、川下へ川下へと問題を下ろしていき、高齢化が進む中で、社会保障費の自然増を年間5,000億円もの引き下げをしてきているわけです。安倍政権は、衆議院選挙で目先を変えようと消費税を10%に上げて、2%分は子育てなどと言いますが、そもそも5%から8%に上げてから、恵那市の経済も本当に厳しくなってきております。また、過労死が日常会話となっているわけであります。この上10%になったら、市民生活はもちません。今、政治に求められるのは、特に介護保険について言えば、国民年金者が利用できる特別養護老人ホーム、これをつくるために努力すべきであります。今の要介護・要支援、高齢者の暮らしから見れば、28年度の決算はとても認定できません。反対といたします。
○議長(荒田雅晴君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第3号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり認定することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) 認第3号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第4号・平成28年度恵那市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第4号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第4号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第5号・平成28年度恵那市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第5号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第5号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第6号・平成28年度恵那市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第6号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第6号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第7号・平成28年度恵那市遠山財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第7号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第7号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第8号・平成28年度恵那市上財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第8号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第8号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第9号・平成28年度恵那市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第9号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議がありますので、採決表示システムにより採決を行います。
認第9号については、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり認定することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) 賛成多数であります。よって、第9号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第10号・平成28年度恵那市
病院事業会計決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第10号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第10号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、認第11号・平成28年度恵那市
介護老人保健施設事業会計決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
認第11号は、委員長の報告は原案のとおり認定すべきものであります。よって、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、認第11号は原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第59号・平成28年度恵那市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第59号は、委員長の報告は利益の処分について原案のとおり可決し、決算についても原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決及び認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第59号は利益の処分について原案のとおり可決し、決算についても原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第60号・平成28年度恵那市
国民健康保険診療所事業会計利益の処分及び決算の認定についてに対する質疑を行います。
ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第60号は、委員長の報告は利益の処分について原案のとおり可決し、決算についても原案のとおり認定すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決及び認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第60号は利益の処分について原案のとおり可決し、決算についても原案のとおり認定されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第61号・恵那市
非常勤特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第61号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第61号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第62号・
恵那市営住宅条例の一部改正についてに対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第62号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第62号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第63号・恵那市
こども園設置条例の一部改正についてに対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、本件に対する討論を行います。本件に対し、8番・遠山信子さん、2番・柘植孝彦君から討論の通告がありましたので、順次発言を許可いたします。
初めに、8番・遠山信子さん。
(8番・遠山信子君 登壇)
○8番(遠山信子君) 8番、日本共産党、遠山信子です。
議第63号・恵那市
こども園設置条例の一部改正について、反対の立場で討論に参加します。
この条例は、平成31年4月1日に開園予定の新こども園の名称を「おさしま二葉こども園」とし、準備行為を行うためのものです。こども園の名称を「おさしま二葉こども園」とすること。準備行為として指定管理の募集などの実施に必要な準備行為を行うことができるということです。
新こども園については、かねてから幾つかのリスクが問題にされてきました。保育施設にふさわしい安全安心の場所に建設したと誇れるであろうか。2つ目。240人という大規模保育施設は、市の施設としても初めての大規模であること。そして、指定管理者に初めから委任するものであることが正当であるかということです。240人という大施設が保育施設にふさわしいか。多くの園長、保育士、経験者が、その安全の不安と保育内容の質の低下をずっと懸念されてきています。指定管理者にいきなり丸投げの新こども園で、子育て一丁目一番地の責任が遂行できるか、市の姿勢が問われます。
この施設の大きな課題は、待機待ち児童だということですが、幼児が多くなれば、保育所型施設の顔も大きくなります。この2つの園の中の元二葉幼稚園は、もともと歴史ある幼稚園で、大正時代には全国でも10市に入るくらい、早く幼児教育の理想を掲げて志の高い婦人たちによって設立された、歴史に記されている有名な幼稚園です。この幼稚園教育のシンボルのように、その内容にも誇りを持ってきた施設が統合されて、保育所型認定こども園になるわけですが、そのことも考え深く巡らすことが必要です。二葉こども園となっても、内容は幼稚園と誇ってきた父母もあります。父母の中の納得と誇りを解決できていくには、時間が必要です。建設そのときに時間と納得が必要であるように、指定管理者に保育士の確保、質の確保も丸投げでは、市の責任は十分果たされたことになりません。指定管理者頼みの施設は、子育て・人づくりを柱にすべき市の姿勢とは離れているのではないかと考え、このことについて再度考え直し、反対の討議とさせていただきます。終わります。
○議長(荒田雅晴君) 次に、2番・柘植孝彦君。
(2番・柘植孝彦君 登壇)
○2番(柘植孝彦君) 2番・柘植孝彦でございます。
議第63号・恵那市
こども園設置条例の一部改正について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
新こども園の名称を「おさしま二葉こども園」とすることは、昨年度まで開催されていました新こども園建設委員会の中で、地域の方、保護者の方、関係の方からそれぞれの思いを込めて提案をしていただき、その意見を考慮した上で決定をされております。長島をひらがなとしたことも、二葉の文字を漢字で敬称したことも、さまざまな考え、思いが伺え、ただ単に2つを結びつけたものではなく、地域の思いによって長島地区が一つにまとまる名称であると思います。
また、市街地における3歳未満児の保育サービスの確保は、市にとって長年の課題となっております。子育て世代が安心して必要な保育サービスを受けることができる環境を早急に整備する必要があり、新こども園は、こうした喫緊の課題を解消する効果が期待できます。
毎年多くの子どもたちが希望した市街地のこども園に入所できない、こんな状況を放置しておくわけにはいきません。平成31年4月の開園を確実に進めるために、条例に位置づけて準備をする必要があります。前を向くときは、前を向くべきであると思います。新こども園の早期開園を願い、賛成討論といたします。皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(荒田雅晴君) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
16番・水野功教君。
(16番・水野功教君 登壇)
○16番(水野功教君) 16番、日本共産党、水野功教です。
当議案は総務文教委員会に付託され、私もそこで審議に参加いたしました。しかし、審議の途中で、委員長の配慮で発言も封じ込められましたので、少しそのときに言えなかった分もここでお話しするとともに、その後、新しい事実というか、そういうものが明らかになってきましたので、その部分も含めまして、市民にこの計画が非常に心配な問題である。そういう人たちにもよく議会としても配慮、考えているというところをわかってもらうために、発言をさせていただきます。
議第63号・
こども園設置条例一部改正に、反対の討論をいたします。
委員会では、市民が問題とする事項についての質疑が、副委員長からの質疑打ち切りの提案があり、それを多数決で決めてしまうという、私の経験がしていないこのような方法で発言が遮られましたので、ここで改めて問題を指摘し、反対の討論といたします。
かねてから保育関係者から指摘されている、永田川氾濫時など警報時の子どもの引き渡しについて、そのシミュレーションでも3時間かかるということが、一般質問で明らかになりました。安全安心を第一に考えるこども園の設置場所としては、何らかの対策を考えない限り、現地では不適切ということが明らかになりました。当日の傍聴者から、この問題に対する市当局の問題意識が余りにも低いことに驚いたという意見もいただきました。私は、名称について意見を言っているわけではありません。この条例の中で、位置を規定している。そこの位置が永田川のすぐそばである。ヒ素が出た。それから道も狭い。大変な心配をしている。そういう位置に、わざわざ多額の十何億もかけてつくるのかというふうな面で、議会として何としてもこれは発言をしておかなきゃなりませんし、もう既に工事は始まって、土も一定の排出もしたかもしれませんが、しかし、それでも今、少子、出生児の激減に苦しむ恵那市が、本当にこれをやることによって、これらを推進することでこの流れを止めることができるのか。できたら、それ以外の提案をして……。これでできるならどうなのか。それについてを当局に求めましたが、それもありませんでした。
そして、新こども園は、恵那市の中核こども園として位置づけられているわけです。委員会で私が指定管理について発言しましたが、その発言を委員長は制限されました。
昨晩開かれた、ことし初めての子ども・子育て会議で、ずっと恵那市の子どもたちの育ちにかかわってこられた方で、有識者として当日参加されている委員ですが、この委員から指定管理者制度について質問があり、手のかかる子どもが直営と同じように対応されるのか、これを心配されていました。制度から、どうしても手のかかる子どもたちはというふうなところを心配されるわけでありますが、なぜこのような発言されたのか具体的にはされませんでしたが、それなりの理由があると思います。私は、このような有識者の不安な声に反映されず、この大型の中核施設の計画が進められていることに驚くとともに、行政をチェックする議会として、このような実態があることについて、その責任を重く受け止めました。改めて言うまでもありませんが、子育ては恵那市で最も重要な課題であります。安倍政権が消費税を2%アップさせ、その金で大規模な子育て支援策をすると言っておりますことでありますが、恵那市として市長が決断すれば、若い人たちが嫌だというものはやらないことはできます。これが最も重要な政策だと思います。以上の理由を、委員会での意見に加えて反対の討論といたします。
○議長(荒田雅晴君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第63号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。原案のとおり可決することに賛成・反対のボタンをそれぞれ押してください。
(賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(荒田雅晴君) 賛成多数であります。よって、議第63号は原案のとおり可決されました。
会議の途中ではありますが、ここで1時まで休憩といたします。
午後0時03分 休憩
──────────────────────
午後1時00分 再開
○議長(荒田雅晴君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議第64号・恵那市
上矢作協業活動拠点施設条例の廃止についてに対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第64号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第64号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第65号・契約の締結についてに対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第65号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第65号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第72号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第2号)についてに対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第72号は、各委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第72号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第73号・平成29年度恵那市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第73号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第73号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第74号・平成29年度恵那市
介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第74号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第74号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第75号・平成29年度恵那市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第75号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第75号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第76号・平成29年度恵那市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
本件に対するご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第76号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第76号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第77号・平成29年度恵那市遠山財産区
特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第77号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第77号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第78号・平成29年度恵那市上財産区
特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第78号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第78号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 次に、議第79号・平成29年度恵那市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第79号は、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第79号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 日程第3 議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)を上程し、議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長・小坂喬峰君。
(市長・小坂喬峰君 登壇)
○市長(小坂喬峰君) それでは、追加議案について提案理由の説明を申し上げます。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算については、規定の歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ9,787万8,000円を追加し、歳入歳出それぞれ273億6,232万2,000円とするものです。
内容としましては、東美濃ナンバープレートの導入について協議会を設立し、進めるための負担金として211万8,000円、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官の国民審査に要する経費として2,576万円、平成29年8月18日の豪雨災害に伴い、市内各所で起きた災害に対する復旧事業費として7,000万円を計上するものです。
以上で提案説明を終わりますが、詳細につきましては担当部長に説明をさせますので、よろしくご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(荒田雅晴君) 市長の提案説明を終わります。
本件について詳細説明を求めます。
総務部長・千藤秀明君。
(総務部長・千藤秀明君 登壇)
○総務部長(千藤秀明君) それでは、平成29年第3回恵那市議会定例会追加議案、3ページをごらん願います。3ページです。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,787万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ273億6,232万2,000円とするものです。歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、4ページの「第1表 歳入歳出予算補正」によるものです。
第2条の繰越明許費の追加は、5ページの「第2表 繰越明許費補正」のとおりです。この内容といたしましては、去る8月18日豪雨による災害復旧のための繰越額で、第3条の地方債の変更は、「第3表 地方債補正」によるもので、災害復旧事業の変更に伴う補正額を計上しております。
それでは、12ページをごらん願います。
12ページ、歳入でございます。
10款1項1目地方交付税は、一般財源として普通交付税を計上し、12款1項1目農林水産業費分担金は、8月18日の豪雨による農地災害復旧費分担金で、14款1項2目災害復旧費国庫負担金も、同日豪雨による災害復旧費負担金で、2項8目の国庫補助金も、同日の豪雨災害による農地及び林道の災害復旧費国庫補助金でございます。
15款3項1目の総務費県委託金は、10月22日執行の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官の国民審査執行のための委託金で、21款1項5目の災害復旧債は、8月18日の豪雨災害による農地、林道、公共土木施設の災害復旧事業債の増額でございます。
以上で歳入の説明を終わります。
続きまして、14ページをお願いします。
14ページ、歳出です。
2款総務費1項7目経営管理一般経費は、ご当地ナンバーとなる東美濃ナンバー実現のための東濃6市1町での協議会設立のための負担金で、16ページをお願いいたします。4項3目は、10月22日執行の第47回衆議院総選挙、第24回最高裁判所裁判官国民審査の執行に要する経費で、20ページをお願いします。20ページ、13款の災害復旧費1項1目の現年林道災害復旧費は、8月18日の豪雨による大沢線などでの公共災害4カ所、奥山線などでの市単災害15カ所の災害復旧費で、その下、1項3目の現年農地災害復旧費は、山岡町地内での公共農地災害2カ所、岩村町・山岡町・明智町地内での市単災害16カ所での災害復旧費で、22ページをお願いいたします。2項1目の現年道路・橋りょう災害復旧費は、公共災害1カ所、市単災害1カ所と、応急処理委託27カ所での災害復旧費で、2項2目現年河川災害復旧費は、山岡町地内の神田川、西原川などでの公共災害5カ所と市単災害2カ所、応急処理委託6カ所の災害復旧事業費と、いずれも災害復旧に伴う増額でございます。
24ページから26ページに選挙執行に伴う職員の給与費明細書を、28、29ページには地方債に関する調書を添付しておりますので、ご参照をお願いいたしまして、議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)についての説明を終わります。以上、よろしくお願い申し上げます。
○議長(荒田雅晴君) 詳細説明を終わります。
本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件については、別紙付託表のとおり、所管の委員会にそれぞれ分割して審査を付託いたします。
なお、ただいま付託されました議第80号の
委員会審査につきましては、休憩の間、ただちに第2委員会室において、先に総務文教委員会を開催し、終了後、経済建設委員会を開催することといたしますので、ご了承願います。
ここで、会議の途中ではありますが、暫時休憩といたします。会議の再開は、経済建設委員会終了後といたします。
午後1時17分 休憩
──────────────────────
午後1時48分 再開
○議長(荒田雅晴君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本件につきましては、本日の定例会において、所管の委員会にそれぞれ分割して審査を付託いたしました。よって、その審査結果について、各委員長に報告を求めます。
初めに、総務文教委員長・中嶋元則君。
(総務文教委員長・中嶋元則君 登壇)
○総務文教委員長(中嶋元則君) 総務文教委員長の中嶋元則です。
本委員会が定例会において審査の付託を受けた議案について、本日9月29日に委員会を開催し、審査をいたしました。
その結果については、お手元に配付してあります恵那市議会会議規則第109条の規定により議長に提出した恵那市議会総務文教委員会付託事件審査結果報告書は、原案のとおり可決すべきものと決定しましたから、報告をいたします。
それでは、付託議案の内容及び審議内容の主なものについて、審査結果報告書に基づき報告をいたします。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)歳入歳出所管部分は、総務文教委員会所管部分について審査を行いました。
委員の質疑と、これに対する答弁の主なものは次のとおりです。
東美濃ナンバーの導入についてなぜやるのかとの質疑には、自動車は全国を走ることを考えると、ナンバープレートの地名は知名度を上げる大きな効果がある。観光面のみならず地域を全国に知ってもらうことは、全てにおいて導入に向けて推進したいとの答弁がありました。
東美濃ナンバーを導入することによっての費用対効果、投資効果はとの質疑には、補正の負担金は導入にかかわる経費で、費用対効果、投資効果とも測定していません。6市1町の登録台数は21万台強であり、全国を駆け巡ると、知名度アップには絶大な効果があり、あらゆる方面でも効果が出るとの答弁がありました。
負担金の計算式はとの質疑には、均等割は各市125万円、人口割は各市の人口を6市の9月1日住基人口で割った率を算出し、恵那市の住基人口5万1,114人で、率は0.116、86万8,000円になる。よって、均等割125万円、人口割86万8,000円をあわせて211万8,000円となるとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第80号は可決すべきものと決しました。
以上、本委員会に付託された事件の審査結果報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 総務文教委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
次に、経済建設委員長・千藤安雄君。
(経済建設委員長・千藤安雄君 登壇)
○経済建設委員長(千藤安雄君) 経済建設委員長の千藤安雄です。
本委員会が定例会において審査の付託を受けた議案について委員会を開催し、審査いたしました。その結果については、お手元に配付してあります恵那市議会会議規則第109条の規定により議長に提出した恵那市議会経済建設委員会付託事件審査結果報告書のとおり、原案のとおり可決すべきものと決定しましたから、報告いたします。
それでは、付託議案の内容及び審議内容の主なものについて、審査結果報告書に基づき報告いたします。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)歳入歳出所管分については、経済建設委員会所管分について審査を行いました。審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
災害復旧の応急処理委託費はどのようなものか、また農地災害は速やかに普及していただきたいがどうかとの質疑には、応急処理費は土砂崩れや倒木の撤去の委託であり、農地災害の復旧は災害査定を受けた後、来年の耕作には間に合うようにしたいとの答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、全会一致で議第80号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会に付託された事件の審査結果報告といたします。
○議長(荒田雅晴君) 経済建設委員会付託事件審査結果の報告を終わります。
以上で、各委員長の審査結果報告を終わります。
ただいまから本件について
委員会審査結果報告に対する質疑を行い、討論から採決まで順次進めてまいります。
議第80号・平成29年度恵那市
一般会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第80号については、各委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議第80号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 日程第4 議会第3号・「道路整備の推進」及び「道路財特法における補助率等の嵩上げ措置の継続」に関する意見書を上程し、議題といたします。
本件について、提案理由の説明を求めます。
7番・千藤安雄君。
(7番・千藤安雄君 登壇)
○7番(千藤安雄君) 発案書、議会第3号・「道路整備の推進」及び「道路財特法における補助率等の嵩上げ措置の継続」に関する意見書。
「道路整備の推進」及び「道路財特法における補助率等の嵩上げ措置の継続」に関する意見書を発案する。平成29年9月29日提出、提出者、恵那市議会議員、千藤安雄、賛成者、恵那市議会議員、中嶋元則、以下、敬称略させていただきます。堀 光明、水野功教、後藤康司。提案理由、別紙意見書(案)のとおり。恵那市議会議長、荒田雅晴様。
次のページをお願いします。
「道路整備の推進」及び「道路財特法における補助率等の嵩上げ措置の継続」に関する意見書(案)。
道路は、交流人口・物流を増加させ、地域の連携による都市の成長をもたらすストック効果が期待される社会資本であり、さらには、災害時に救援活動や、復旧、復興に欠かせない重要な施設です。
当市の骨格的な道路網は、東西に横断する国道19号とこれに接続する国道257号、国道363号及び国道418号によって形成されており、これらの道路を補完する幹線道路である県道及び市道が、地域経済の交流や日常生活を支えています。
当市では人口減少対策と持続可能な財政運営が喫緊の課題であり、第2次総合計画及び「はたらく」、「たべる」、「くらす」に重点をおいた政策を推進する上においても、活力ある地域の形成を実現するために、道路は重要な地方創生の社会資本と考えています。
しかしながら、当市は中山間地であるがため、幅員が狭小ですれ違いが困難な箇所や見通しの悪いカーブなどの未整備区間が未だ多く存在しているほか、道路施設の老朽化対策も大きな課題となっています。
このような状況下において、安定的・継続的な道路整備を進めるためには、必要な道路関係予算を確保するとともに、平成29年度までとされている「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」(以下「道路財特法」という。)の規定による補助率等の嵩上げを平成30年度以降も継続し、地方創生に資する道路整備については、特別措置を拡充する必要があります。
よって、国並びに政府におかれましては、道路財特法の規定による補助率等の嵩上げを平成30年度以降も継続するとともに、地方創生に資する道路整備については特別措置を拡充するなど、必要な道路関係予算を確保するよう強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成29年9月29日、岐阜県恵那市議会。提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣宛。
以上で提案説明を終わります。ご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(荒田雅晴君) 提案理由の説明を終わります。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、ただちに採決を行います。
議会第3号について原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議会第3号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 日程第5 議会第4号・「
全国森林環境税」の創設に関する意見書を上程し、議題といたします。
本件について、提案理由の説明を求めます。
7番・千藤安雄君。
(7番・千藤安雄君 登壇)
○7番(千藤安雄君) 発案書、議会第4号・「
全国森林環境税」の創設に関する意見書。
「
全国森林環境税」の創設に関する意見書を発案する。平成29年9月29日提出、提出者、恵那市議会議員、千藤安雄、賛成者、恵那市議会議員、中嶋元則、以下、敬称略させていただきます。堀 光明、水野功教、後藤康司。提案理由、別紙意見書(案)のとおり。恵那市議会議長、荒田雅晴様。
次のページをお願いします。
「
全国森林環境税」の創設に関する意見書(案)。
我が国の地球温暖化対策については、2020年度及び2020年以降の温室効果ガス削減目標が国際的に約束されているが、その達成のためには、とりわけ森林吸収源対策の推進が不可欠となっている。
しかしながら、森林が多く所在する山村地域の市町村においては、木材価格の低迷や林業従事者の高齢化・後継者不足に加え、急速な人口減少など、厳しい情勢にあるほか、市町村が森林吸収源対策及び担い手の育成等山村地域に主体的に取り組むための恒久的・安定的な財源が大幅に不足している。
このような中、『平成29年度税制改正大綱』において、「市町村が主体となって実施する森林整備等に必要な財源に充てるため、都市・地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本とする森林環境税(仮称)の創設に向けて、地方公共団体の意見も踏まえながら、具体的な仕組み等について総合的に検討し、平成30年度税制改正において結論を得る」との方針を示したところである。
もとより、山村地域の市町村による森林吸収源対策の推進や安定した雇用の場の確保などの取り組みは、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や地方創生等にもつながるものであり、そのための市町村の財源の強化は喫緊の課題である。
よって、下記の制度創設について実現を強く求めるものである。
記、平成29年度税制改正大綱において、「市町村が主体となって実施する森林整備等に必要な財源に充てるため、都市・地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本とする森林環境税(仮称)の創設」に関し、「平成30年度税制改正において結論を得る」と明記されたことから、森林・林業・山村対策の抜本的強化をはかるための「
全国森林環境税」の早期導入を強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成29年9月29日、岐阜県恵那市議会。提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、環境大臣、経済産業大臣宛。
以上で提案説明を終わります。ご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(荒田雅晴君) 提案理由の説明を終わります。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、ただちに採決を行います。
議会第4号について原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(荒田雅晴君) ご異議なしと認めます。よって、議会第4号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(荒田雅晴君) 以上で、本日並びに今定例会の日程は全て終了いたしました。
ここで、市長より発言の申し出がありますので、許可いたします。
市長・小坂喬峰君。
(市長・小坂喬峰君 登壇)
○市長(小坂喬峰君) 一言お礼のご挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、今定例会におきまして、平成29年度恵那市
一般会計補正予算をはじめとする提出した議案につきまして慎重審議をいただく中、それぞれ適切な議決を賜り、まことにありがとうございました。
本会議での一般質問をはじめ、審議の過程でいただきました数々のご提言・ご意見につきましては、できる限り今後の市政運営に反映してまいりたいと考えております。特に、8月18日の豪雨災害に伴う災害復旧費をはじめとする平成29年度恵那市
一般会計補正予算の追加議案につきましては、限られた日程の中、慎重審議の上、議決していただき、まことにありがとうございました。それぞれの事業を速やかに実施してまいりたいと思います。
秋の深まりとともに、朝晩の冷え込みが厳しくなってきております。議員の皆様におかれましては、どうぞ健康にご留意をいただきまして、今後とも恵那市の発展と市民福祉の向上のためご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、本定例会閉会に当たってのお礼のご挨拶といたします。本日はありがとうございました。
○議長(荒田雅晴君) 市長の挨拶を終わります。
これをもちまして、平成29年第3回恵那市議会定例会を閉会といたします。どうもご苦労さまでした。
午後2時08分 閉会
──────────────────────────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
恵那市議会
議 長 荒 田 雅 晴
署名議員 5番 近 藤 純 二
署名議員 18番 柘 植 羌...