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  1. 大垣市議会 1989-06-12
    平成元年第2回定例会(第2日) 本文 1989-06-12


    取得元: 大垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成元年第2回定例会(第2日) 本文 1989-06-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 124 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長鈴木一也君) 選択 2 : ◯議長鈴木一也君) 選択 3 : ◯市長(小倉 満君) 選択 4 : ◯議長鈴木一也君) 選択 5 : ◯議長鈴木一也君) 選択 6 : ◯市長(小倉 満君) 選択 7 : ◯議長鈴木一也君) 選択 8 : ◯議長鈴木一也君) 選択 9 : ◯市長(小倉 満君) 選択 10 : ◯議長鈴木一也君) 選択 11 : ◯議長鈴木一也君) 選択 12 : ◯助役武藤文雄君) 選択 13 : ◯議長鈴木一也君) 選択 14 : ◯市長室長安村準一君) 選択 15 : ◯議長鈴木一也君) 選択 16 : ◯収入役安田和見君) 選択 17 : ◯議長鈴木一也君) 選択 18 : ◯第21番(清水義信君) 選択 19 : ◯議長鈴木一也君) 選択 20 : ◯市長(小倉 満君) 選択 21 : ◯議長鈴木一也君) 選択 22 : ◯産業部長(山田 孝君) 選択 23 : ◯議長鈴木一也君) 選択 24 : ◯計画部長(加藤 智君) 選択 25 : ◯議長鈴木一也君) 選択 26 : ◯第21番(清水義信君) 選択 27 : ◯議長鈴木一也君) 選択 28 : ◯市長(小倉 満君) 選択 29 : ◯議長鈴木一也君) 選択 30 : ◯第21番(清水義信君) 選択 31 : ◯議長鈴木一也君) 選択 32 : ◯第12番(小寺繁好君) 選択 33 : ◯議長鈴木一也君) 選択 34 : ◯市長(小倉 満君) 選択 35 : ◯議長鈴木一也君) 選択 36 : ◯教育長(山本次能君) 選択 37 : ◯議長鈴木一也君) 選択 38 : ◯第12番(小寺繁好君) 選択 39 : ◯議長鈴木一也君) 選択 40 : ◯第3番(富田清治君) 選択 41 : ◯議長鈴木一也君) 選択 42 : ◯市長(小倉 満君) 選択 43 : ◯議長鈴木一也君) 選択 44 : ◯計画部長(加藤 智君) 選択 45 : ◯議長鈴木一也君) 選択 46 : ◯環境部長(北尾俊一君) 選択 47 : ◯議長鈴木一也君) 選択 48 : ◯第3番(富田清治君) 選択 49 : ◯議長鈴木一也君) 選択 50 : ◯環境部長(北尾俊一君) 選択 51 : ◯議長鈴木一也君) 選択 52 : ◯議長鈴木一也君) 選択 53 : ◯第14番(舘 康司君) 選択 54 : ◯議長鈴木一也君) 選択 55 : ◯市長(小倉 満君) 選択 56 : ◯議長鈴木一也君) 選択 57 : ◯教育長(山本次能君) 選択 58 : ◯議長鈴木一也君) 選択 59 : ◯市長室長安村準一君) 選択 60 : ◯議長鈴木一也君) 選択 61 : ◯第14番(舘 康司君) 選択 62 : ◯議長鈴木一也君) 選択 63 : ◯第18番(杉原幸子君) 選択 64 : ◯議長鈴木一也君) 選択 65 : ◯市長(小倉 満君) 選択 66 : ◯議長鈴木一也君) 選択 67 : ◯病院事務局長(栗山 繁君) 選択 68 : ◯議長鈴木一也君) 選択 69 : ◯環境部長(北尾俊一君) 選択 70 : ◯議長鈴木一也君) 選択 71 : ◯第18番(杉原幸子君) 選択 72 : ◯議長鈴木一也君) 選択 73 : ◯病院事務局長(栗山 繁君) 選択 74 : ◯議長鈴木一也君) 選択 75 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 76 : ◯議長鈴木一也君) 選択 77 : ◯市長(小倉 満君) 選択 78 : ◯議長鈴木一也君) 選択 79 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 80 : ◯議長鈴木一也君) 選択 81 : ◯産業部長(山田 孝君) 選択 82 : ◯議長鈴木一也君) 選択 83 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 84 : ◯議長鈴木一也君) 選択 85 : ◯第15番(渡辺雄次君) 選択 86 : ◯議長鈴木一也君) 選択 87 : ◯市長(小倉 満君) 選択 88 : ◯議長鈴木一也君) 選択 89 : ◯建設部長(樋口 弘君) 選択 90 : ◯議長鈴木一也君) 選択 91 : ◯第15番(渡辺雄次君) 選択 92 : ◯議長鈴木一也君) 選択 93 : ◯議長鈴木一也君) 選択 94 : ◯第22番(北村修保君) 選択 95 : ◯議長鈴木一也君) 選択 96 : ◯市長(小倉 満君) 選択 97 : ◯議長鈴木一也君) 選択 98 : ◯計画部長(加藤 智君) 選択 99 : ◯議長鈴木一也君) 選択 100 : ◯市長室長安村準一君) 選択 101 : ◯議長鈴木一也君) 選択 102 : ◯教育長(山本次能君) 選択 103 : ◯議長鈴木一也君) 選択 104 : ◯第22番(北村修保君) 選択 105 : ◯議長鈴木一也君) 選択 106 : ◯市長(小倉 満君) 選択 107 : ◯議長鈴木一也君) 選択 108 : ◯教育長(山本次能君) 選択 109 : ◯議長鈴木一也君) 選択 110 : ◯市長室長安村準一君) 選択 111 : ◯議長鈴木一也君) 選択 112 : ◯第22番(北村修保君) 選択 113 : ◯議長鈴木一也君) 選択 114 : ◯第9番(長澤忠男君) 選択 115 : ◯議長鈴木一也君) 選択 116 : ◯市長(小倉 満君) 選択 117 : ◯議長鈴木一也君) 選択 118 : ◯教育長(山本次能君) 選択 119 : ◯議長鈴木一也君) 選択 120 : ◯第9番(長澤忠男君) 選択 121 : ◯議長鈴木一也君) 選択 122 : ◯議長鈴木一也君) 選択 123 : ◯議長鈴木一也君) 選択 124 : ◯議長鈴木一也君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前10時20分  開 議 ◯議長鈴木一也君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議録署名者には、13番 棚橋孝芳君、14番 舘 康司君の御両君を指名いたします。  これより日程に入ります。  本日市長から、議第44号 大垣市助役の選任についてから、議第46号 人権擁護委員候補者の推薦についてに至る3議案が追加提出されましたので、これを上程いたします。  ただいま上程されました3議案について、これを先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕 2: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、これを先議することに決しました。  まず、議第44号 大垣市助役の選任についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 3: ◯市長(小倉 満君)  ただいま御上程になりました議第44号 大垣市助役の選任につきましては、‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 安村準一さんを選任いたしたいと存じ提案いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 4: ◯議長鈴木一也君)  お諮りいたします。  本案は原案のとおり決するに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕
    5: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議第45号 大垣市収入役の選任についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 6: ◯市長(小倉 満君)  ただいま御上程になりました議第45号 大垣市収入役の選任につきましては、‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 安田和見さんを選任いたしたいと存じ提案いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7: ◯議長鈴木一也君)  お諮りいたします。  本案は原案のとおり決するに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕 8: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  議第46号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 9: ◯市長(小倉 満君)  ただいま御上程になりました議第46号 人権擁護委員候補者の推薦につきましては、‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 川村マサヲさんを人権擁護委員候補者に推薦したいと存じ提案いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 10: ◯議長鈴木一也君)  お諮りいたします。  本案は原案のとおり決するに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕 11: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで、今期をもって退任されます武藤助役のあいさつがございます。        ─────────────────         〔助役 武藤文雄君 壇側にて〕 12: ◯助役武藤文雄君) あいさつ  ただいま発言のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、6月17日付をもちまして任期満了により、大垣市助役の職を退任させていただくことになりました。  去る54年9月、収入役、56年6月、助役に選任をいただきまして2期8年、特別職として9年9ヵ月の長きにわたり、その職責を大過なく全うできましたことは、ひとえに議員の皆様方を初め、皆様方の温かい御厚情と御支援、御指導のたまものでございまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。  顧みますと、昭和17年9月、大垣市土木課の職員として務めさせていただきましてから46年有余にわたり、市の職員としてその職責を全うできましたことは、ただただ感無量なものでございます。この上ない幸せと存じます。重ねて厚く御礼を申し上げます。  本年度より第三次総合計画がスタートいたしました。21世紀に向けまして大垣市政の限りない発展と皆様方の御健勝、そしてますますの御活躍を心から祈念を申し上げまして、退任のごあいさつといたします。  本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。 (拍 手) 13: ◯議長鈴木一也君)  ただいま助役選任に同意されました安村君のあいさつがございます。         〔市長室長 安村準一君 壇側にて〕 14: ◯市長室長安村準一君) あいさつ  ただいま議長から発言を許していただきましたので、この席から一言ごあいさつを申し上げます。  不肖、私の助役選任につきましては、満場の御同意を賜り、身に余る光栄であり、感動のきわみでございます。心から厚く御礼申し上げます。  もとより浅学非才の身でございますが、市長を補佐し、大垣市発展のために誠心誠意精進することをここにお誓い申し上げます。議員の皆様方には、今後とも適切なる御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、甚だ簡単でございますが、ごあいさつにさせていただきます。どうもありがとうございました。 (拍 手) 15: ◯議長鈴木一也君)  次に、ただいま収入役選任に同意されました安田収入役のあいさつがございます。        ──────────────────         〔収入役 安田和見君 壇側にて〕 16: ◯収入役安田和見君) あいさつ  一言ごあいさつをさせていただきます。  浅学非才の私を三たび収入役に選任を賜りまして、まことに感激いたしておるところでございます。今後とも初心を忘れることなく、収入役の職務遂行に最善を尽くす所存でございますので、皆様方の一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますがごあいさつとさせていただきます。 (拍 手)        ────────────────── 17: ◯議長鈴木一也君)  これより一般質問を行います。  順次、質問を許します。  21番清水義信君。         〔第21番 清水義信君 登壇〕 18: ◯第21番(清水義信君)  発言の機会を与えていただきましたので、私はニュー社会クラブを代表し、小倉市長に、市長の2期目の基本理念について、若干の施策を含め総括的な質問をいたしますので、市長並びに関係部長の見解を賜りたいと存じます。  最初に、過日行われました市長選挙において、反消費税、リクルート疑惑の厳しい社会批判の中で、1期4年間の実績を背景に見事圧勝を果たされました小倉市長に、社会党推薦団体を代表し、心からお祝いを申し上げる次第であります。きょう私がお尋ねしたい基本は、小倉市長2期目の栄誉の上に立って新しく設計をされる基本理念について、公人としてお伺いするとともに、私どもの考え方についてもあわせて申し上げたいと存じます。  率直に申し上げて、15万市民がどのように受けとめ、何を期待しているかということでございます。確かに圧勝を果たされた栄誉は、我々推薦者としても、また同じ洗礼を受ける身としても、ある意味では最高の名誉と言えますが、選択権を持つ市民側から見た場合、必ずしも選挙が行われたといえども、理念としては、公約と期待は白紙委任されたものでなく、いわば市民党として公正、平等の政治姿勢の堅持はもとより、21世紀を展望した三次総の実現の期待の上に立って、あらゆる市民層からの、あらゆる思想、信条を乗り越え、絶対多数の支持が得られたものと考えます。それだけに15万市民の票の重さを正しく受けとめていただき、市政運営に当たっては一党一派に偏らない中立、公平な政治姿勢を堅持していただくとともに、市民に根差した、市民のための市政を願うものであります。私のようなものが民主主義の定義について語る器ではございませんが、かって、岐阜市長でありました松尾市長は、「民主主義の中で、反対意見があってよき政治が生まれる」という名言を残されました。確かに反対意見そのものがあってこそ民主主義であり、そのこと自体否定も肯定もできないし、むしろそれにより議論を深めることこそ民主主義であると存じます。反対だからけしからぬという簡単な発想でなく、反対意見を謙虚に受けとめ、模索、追求する中から真実を見詰めるクールな姿勢が民主主義の基盤だと考えます。私どもは、時には少数派意見であっても、必ずしも多数派意見が正しいものとは限らず、数の論理でなく、真実を見詰め、限りない議論の中から新しいものを創造していきたいものであります。小倉市長のコクのある政治哲学をお伺いいたしたいと存じます。次に、三次総の推進についてお尋ねいたします。  向こう12年間を展望した本市の第三次総合計画の将来都市像である「水を愛し 緑をはぐくむ 人間性豊かな 産業文化都市」の形成を目指した第1期実施計画は、投資的事業82件、ソフト事業57件、投資的事業費は 476億円を見込み進められることになりました。この事業内容をつぶさに分析をさせていただきますと、市長の意欲的な姿勢がうかがわれますが、ソフト事業のまちづくりのための最も重要な土地利用の適正化など、市政の根幹に触れる課題は極めて抽象的になっており、二次総に見られるように、取りこぼしのないよう積極的な取り組みを期待するものであります。  また、新規事業につきましては、スイトピアセンター、ソフトパーク構想は、本市にとって都市形成上重要な事業でありますが、これに先立って、高齢者対策、あるいは中小企業の育成、農業、勤労者などの市民の生活の直接施策について最優先させるとともに、公約に従い、15万市民の潤う三次総の実現を期待するものであります。市長の取り組みの姿勢をお伺いしたいと存じます。  次に、イベントのあり方についてお尋ねをいたします。  イベントについては地域経済の低迷や、人口の停滞と総体的な老齢化の増加による活力の低下などの問題から、手法として地域の活性化のため、各地に展開されるようになりました。特に地域イメージづくり、特産品の開発、地域づくりを進めるためのリーダーの育成など、新しい手法による地域間競争の時代を迎えました。本市においては57年のイベント総事業費 1,893万円を 100といたしますと、60年は「戸田公入城 350年記念」で、比率は4.76倍、63年は「スインク'88」事業、「市制70周年記念」など幾つかのイベントがあり、約4億 8,220万円、 25.46倍、平成元年度の予算は1億円、フレンドリー関係 3,700万円、合計1億 3,700万円となっております。私はイベントそのものを否定するものではなく、それなりに評価をするものであります。昨年のイベントは、昭和天皇の崩御による自粛と若干雨にたたられたことがありましたが、「市制70周年記念」としてはまあまあ成功をおさめたものと思います。率直に申し上げて、イベントは地域を活性化するための有効手段であると言われています。それなりに戦術、戦略がなければなりません。当市の過去のケースを振り返ってみますと、どちらかというと夢の追い過ぎ、成功させんがための焦りがあるように見えてなりません。確かに中心市街地の商業力は停滞傾向にあり、現実としてはゼロサム的な状況にあります。いわば一つの商店ができればそこに客が流れ、もう一つのものができればそこと競合するという、絶えず15万なら15万という枠内のパイの取り合い、いわば、いわゆるゼロサムの歯どめとしての商業イベントについては、それなりに理解をいたしますが、そのイベントで金がもうかるとかもうからないという企業努力の分野のすりかえになってはいけません。また行政に対してもおんぶにだっこの姿勢を改めない限り、本来のイベントの成功はあり得ないと思います。  私はさきに申し上げましたとおり、イベントは地域の活性化のために施策の一手法として行うものであるから、官民の守備範囲を明確にすべきだと考えます。そして行政としての最終目標は、市昂の文化の交流の場であり、イベントを通して我が町、我が村を見直し、共同意識をはぐくみ、より住みよい地域を築いていくという土壌づくりにあると考えます。行政守備範囲についての考え方を含め、市長さんからきちっとした見解を賜りたいと存じます。  なお、祭り事の好きな人だけの意見だけでなく、市民各層の意見を取り入れ、市民サイドのイベントになるよう望むものであります。  次に、消費税につきまして本来触れる予定でございましたが、ニュー社会クの長澤議員が質問いたしますので、省略をさせていただきます。  次に、中国情勢と邯鄲市についてお尋ねをいたします。  去る4日、北京天安門広場における民主化運動に対する中国人民解放軍との武力による制圧の惨状は、恒久平和を願う我々日本人として、まことに憂慮すべき事態であると存じます。本市のフレンドリー構想に基づき、友好関係を深めつつある邯鄲市民に対し、国際人道的な立場から、大垣市民はひとしく早期鎮静化を望んでいる旨を表明されるべきではないかと存じます。このことにつきましては、他の各都市においても、中国のそれぞれの都市と友好関係を結んでいる市もありますので、そのタイミング等もあるかと思いますが、市長の見解をお伺いしたいと存じます。  次に、県特産の富有柿のいわれと都市近郊地における農地の有効利用についてお尋ねをいたします。  御承知のとおり、富有柿の発祥の地は、明治20年に揖斐川左岸堤に位置する現在の本巣郡巣南町で、御所柿の優良品質をもって改良され、先人の努力と普及によって岐阜柿、大垣の柿と言われるほど一世を風靡した時代もあったわけであります。そのあかしとして、市章は大垣市の大を図案したもので、いわゆる大柿・柿のへたの形をあらわしたものと言われています。こうした歴史を誇りつつも、大柿の形すら消え去ることはまことに残念なことであります。  富有柿の全国出荷状況は、福岡県が第1位、岐阜、和歌山、奈良の各県が2位を争っており、柿については本巣郡が4大産地を形成しているのであります。歴史を呼び戻す柿の大垣について、どのようなお考えがあるかお伺いをいたします。  さらに私は、単に1村1品運動という次元で申し上げるものでなく、都市近郊地における農業のあり方と都市政策の絡みであります。本市における農業は、兼業農家が98%を占め、農業経営に当たっては集団転作も一つの方法でしょうが、ほとんどが土日百姓で、主婦、老人依存型で、経済的には採算がとれず、農機具などを購入すれば赤字になるのが現実の姿であります。中には、反当たり 7,000万もする農地に、転作奨励金がわずか1万 8,000円では生活の足しにもならない。そうかといって農地を切り売りし、転業するだけの勇気のないのが現状の姿であります。私はいつかも申し上げたように、各務原市があんなに大きく発展したのは、一つは市民の努力もさることながら、名古屋の通勤エリアであること。二つ目には、幾ら通勤エリアでも土地がなければ発展をいたしません。そもそも各務原の土壌は畑でありました。したがって、食糧難の時代には芋をつくり、緩和されたときには果樹をつくり、採算が合わなくなったときには土地利用という新しい農業に転換したことが今日の各務原市を築いたものと考えます。農業維持のための用水、排水路の管理等、都市公害に悩まされている都市近郊農業は、まず水田から畑にする、そこに果樹など都市に貢献する先取りの施策を講ずることによって土地利用という新しい農業が生まれるものと考えます。ぜひ都市近郊地における農業のあり方について、前向きに取り組んでいただくよう期待するものでございます。  次に、土地区画整理事業の助成金についてお尋ねをします。  都市への人口集中がもたらす都市化現象の中で、まちづくりの根幹をなすのは、私から言うまでもなく、線的には街路事業であり、面的には市街地再開発事業と土地区画整理事業であると考えます。このような立場から現在、熊野あるいは南若森北地区においても面整備が行われており、和合北部におきましても、63年度に知事の認可を受け、17.8haの整備実施に踏み切ることができましたことは、市長初め、都市開発課の適切な指導のたまものでございます。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。  今日の段階では、地権者の皆さんのほとんどの理解を得ましたものの、公共減歩が 14.05%について今なお不満が残っております。いわゆる合算減歩率が平均 19.86でございます。そのうち事業費に充てる減歩率が5.81、公園、道路に無償提供する 2.2ha、 14.05%という公共減歩率の負担が余りにも高いということでございます。これを仮に保留地処分単価で試算をいたしますと11億 6,000万円、時価額で試算をいたしますと約18億円という膨大な金額になります。確かに助成金もありますが、区画整理事業による行政メリットは公園、道路の用地買収に要する多額な費用と長期にわたる人件費がただで済み、一挙に整備されるわけでありますから、公共減歩に対する補償なり、助成率の引き上げを望むとともに、本市の5ha以上の未利用地、いわゆる県の要整備指定地域の17地区、 186haの整備事業もクリアできる展望が開けるものと考えます。ぜひ前向きに検討をしていただきたいことをお願い申し上げ、考え方等をお伺いをいたします。  以上、小倉市長の2期目に対する基本姿勢と若干の諸施策について質問をいたしましたので、適切な答弁をお願い申し上げ、第1回の質問を終わります。 19: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 20: ◯市長(小倉 満君)  大垣市政2期目の基本理念について等の御質問がございました。温かい目で見守っていただいておりますことに衷心より謝意を表したいと存じます。  私は、市民の皆様の幸せを第一に考え、清潔と公正を信条に、活力あふれる大垣市を目指し、誠心誠意市政運営に当たってまいりましたが、その決意は4年前の市長就任以来再ぴ市政を担当することになりました現在も、いささかも変わっておりません。2期目の選挙戦では、市全域をくまなく回り、多くの市民の方々の意見を伺い、市民が何を求めているかを、いろいろと再認識することができました。さらに公約の骨子となりました21世紀を展望した新しい大垣の発展方向を示す、第三次総合計画を推進する必要性を十分説明してまいりました。そしてその緒についたばかりの計画を着実に具現化することが、私の第一の責務と考えております。そのためには、時代の要請を的確に見きわめ、重要度、緊急度の高いものから取り組み、市民に不公平感を持たせることなく、全方位姿勢で施策に反映させていかなければならないと存じます。市政運営に当たりましては、次に申し上げます6点の事項に留意して努力してまいる所存でございます。  すなわち、  1、盲従することなく、ノーと言える主体性を持って筋の通った市政を展開していくこと。  1、市民の行政という立場に立って、心を大切にする公平な市政でありたい。  1、行政の限界を明確にしながら、市民意識や連帯感を高める市政でありたい。  1、西濃の中核都市としてリーダー性を発揮しながら、広域圏としてとらえる市政でありたい。  1、セクショナリズムを許さない融和な市政でありたい。  1、財政運営の妙を発揮しながら、構造的赤字のない健全な市政を持つということ。  以上、申し上げました事項に心いたしまして、市政の徹底を図り、大垣市の発展と市民福祉の向上のために全力を尽くしてまいります。一層の御理解、御支援を賜りますようお願いを申し上げます。  次に、第三次総合計画の推進についてでございますが、御承知のように、昭和62年度、63年度の2ヵ年にわたり、議会を初め市民各界各層の御意見、御要望を広く拝聴し策定いたしたものでございます。2期目の市政に取り組むに際しまして、21世紀を展望し、新しい本市の発展を目指す市政運営の基本としているものでございまして、これが着実な推進を図るべく本年度予算にも積極的に計上し、この4月からスタートしたところでございます。この三次総は長期的視点で時代の要請に対応し、新しい行政課題に取り組むための大規模な根幹プロジェクトを初め、市民生活に直結した身近な施策も網羅いたしまして、バランスのとれた計画としているところでございます。しかしながら、御指摘のように、高齢化対策を初めとした市民生活に密着した分野こそ重要であり、計画の実施に当たりましては、さらにきめ細かな配慮が必要であることは申し上げるまでもございません。三次総の推進に当たりましては、社会情勢は常に変化いたしており、固定観念にとらわれことなく、重要度、緊急度を常に見きわめながら的確な対応を図ってまいりたいと存じておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  昨今、はやりと申しますか、いずれにおきましても、大きく取り上げられておりますイベントのあり方についていろいろ御意見がございました。イベントは地域を活性化するために、また、歴史、文化を継承するために極めて有効な手段であると存じております。イベントは人々が集い、物が動き、それにあわせて情報が交流いたします。その情報が集まれば新たな地域文化や風土を生み出し、多様な社会的、経済的効果をもたらすものと考えております。また、イベントは企画から実施までの過程も大変重要であると存じます。特に市民でつくり上げるイベントは、この過程を通して連帯感の醸成、人材の育成や市民同士のコミュニケーションを図ることができるなど、人づくりの効果が大いに期待できると考えております。そのためには、一過性で終わらせてはならないと存じます。いずれにしましても、今後は大胆なイベント、歴史的、文化的に保存、継承するイベント、その目的効果を見きわめながら市民参加と協力を得まして、仕組みや仕掛けを十分検討して進んでまいりたいと存じます。  次に、中国情勢が憂慮すべき状態でございますが、本市がフレンドリー構想として打ち出しておりますフレンドリーシティの邯鄲市については、どう対応していくのかということでございますが、このたびの中国国内の出来事は人道的見地から極めて残念なことでございます。邯鄲市とはフレンドリーシティの交流をしておりますだけに、情勢を大変憂慮しているところでございますし、一日も早く中国国内が平静に戻ることを念じてやまないところでございます。今後は、友好都市提携をされております先輩都市の岐阜市とか瑞浪市など、他都市の行動を踏まえながら、フレンドリー構想の理念にのっとって友情のきずなを揺るぐことなく深めていきたいと考えております。当分の情勢を見ながら進んでまいる所存でございますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  続いて、都市近郊型農業と申しますか、特産の富有柿等々踏まえて、農地の有効利用についていろいろ御提言を賜りました。これにつきましては産業部長が御答弁申し上げます。  次に、土地区画整理事業のあり方と申しますか、助成、その他についての御質問につきましては、計画部長が御答弁申し上げます。 21: ◯議長鈴木一也君)  産業部長。 22: ◯産業部長(山田 孝君)  本県特産の富有柿のいわれと都市近郊地における農地の有効利用について、お答えいたします。  御指摘どおり、本県の富有柿は、我が国の甘柿の中でも最優秀品としての知名度がございます。その発祥は、本巣郡内の在来種の中から発見され、年々栽培面積もふえ、今日に至っているのであります。また御指摘のように、都市近郊地における農地の有効利用には、本市のように米作一辺倒より、生産性の高い果樹、花などとの複合経営が有利だと考えられますが、本来、畑作物であります柿栽培には、本市のように地下水位が高く湿田の多い条件下では難しいのではないかと考えられます。したがって、都市近郊の有利性を発揮するためには、現在栽培されている梨、花などの振興を図りながら早期出荷、直販体制を進め、さらにレジャー性を生かした観光農園等を導入することが最適ではないかと存じます。このような現状を踏まえ、本年度から特産品を創出するためのプロジェクトを組織化、発足させ、この中に地域特産品部会、朝市部会を設け、地域特産品の開発と地域活性化推進を目指し、鋭意努力しておりますので特段の御理解をお願いいたします。
    23: ◯議長鈴木一也君)  計画部長。 24: ◯計画部長(加藤 智君)  区画整理事業の助成金についてお答えをいたします。  土地区画整理事業は、市街地整備の基本的な手法として最も古く、最も広範囲に行われておりまして、都市計画の母とも言われている事業でございます。また、良質な宅地、及び都市基盤整備施設の供給による健全な市街地の造成を本来の目的といたしておりますが、社会的、また経済的にも大きな波及効果を持つ事業でもございます。地域内の道路、公園などの公共施設を一括して整備、改善することによって、地域住環境が大きく改善され、土地の利用価値、ひいては資産価値の増大などの効果もございます。したがって、減歩によります損失は補完できるものというふうに考えております。しかしながら、健全な市街地造成という観点から、市としての助成もまた必要であるというふうに考え、昭和38年に助成制度を設けたものでございます。その後、昭和58年の抜本的な改正を含めまして、実情に合わせ幾たびかの改正を行ってまいりました。その事業の内容、あるいは地区の条件等によって一概に申せませんが、全体的には他と比較いたしまして劣るものでないというふうに考えております。  ただいまの御意見の趣旨につきましては、時代の趨勢を見きわめながら、今後十分に検討してまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 25: ◯議長鈴木一也君)  21番。 26: ◯第21番(清水義信君)  ただいま市長から6項目にわたって意に努めた所信を賜りました。私、率直に申し上げますが、15万市民の市長というか、また都市的には城主でありますから、私どもとしては大いに期待をするということで、この問題についてはこれだけで終わりたいと思いますが、ただ1点だけ私たちは申し上げたいのは、私どもは与党の中の野党だと、そういう次元で申し上げておるのではございません。もっとクールな姿勢の中で、公人として、市長に対して言うべきことは言おう、もっと言うなら、すっきり、はっきり、きっちり言おうと、そういう中から限りない議論の中で、一つのものを模索していこうと、こういう立場を踏まえておりますので、理事者答弁はございませんが、ニュー社会クラブとして御理解を賜りたいと存じます。  それからもう一つは、三次総の推進につきまして基本的な見解を賜りました。意欲的な取り組みについて敬意を表しますが、何といっても市民の生活が最優先ということを、まず念頭に置いていただきたいということと、コントロールといいますか、偏らない政策、こういったものを配慮していただきたいことを、お願いを申し上げておきたいというふうに思います。  さらにイベントのあり方について御答弁いただきましたが、私は、戦術、戦略というものをきちんと組み立ててほしい。やや組み立てられているように見えますが、少なくとも15万市民を対象とするものとか、西濃1市5郡を対象とするものとか、時には大胆に発想するものは発想していただき、長い目で見守るようなもの、歴史を保存するようなイベントについては、気負わず、焦らず、もっと言うなら淡々とした姿勢で、後世に保管する立場で実施をしていただきたいというふうに思います。  私は、いつかの議会の中で、農業イベントについて触れさせていただきました。私は農業祭の評価というのは、農業、いわゆる百姓というスタンスをとっているわけであります。気負っておりません。そういう中で、組合員の皆さんが手づくりによって参加をする、いい悪いは別、手づくりによって参加をする。二つ目に、野菜など展示される場合に、賞という評価つきでありますし、審査もあったわけでありますが、三つ目に、私は子供たちと一緒になって青空の下でああいう楽しいことができたというのは大変な評価であります。レジャーつきの農業祭であり、聞くところによりますと、売上額は1億 5,000万円という盛況ぶりでありました。東京や大阪でできない、いわば都会でできないふるさとの味がする、香りがするイベントであると思っております。こういうイベントについてのスタンスの取り方というものをぜひお願いをしたいとともに、気負わず、焦らず、淡々とした市民サイドのイベントを望むものであります。  中国情勢と邯鄲市につきましては、速やかに対応されることをお願いを申し上げておきます。  さらに、土地区画整理の事業の助成につきまして、時代の趨勢に応じて検討するということでございますが、戦災復興の時代とは違うわけでございます。そもそも区画整理事業は、民活であることは承知いたしております。ところが市民の感覚というのは、民活手法そのものは理解しつつも、公共減歩が余りにも高いので、区画整理そのものになかなか踏み切れないというのが現実の姿でございます。また一般論として、民活手法といえども、公共事業分についてはすべてトータル的に公費で負担すべきだという社会の意識、意見が非常に強いわけでございますので、今日実施されているところの、あるいは見直しをしている、いわゆる県の要整備指定地域17地区の 186haの事業もありますので、これらの促進をあわせて御検討をいただきたいというふうに思います。  もう一つは、面から線の問題でございます。飛び地の区画整理についてどういうふうに線を結んでいくか。いわゆる幹線道路をどうするかということについても、十分御検討をいただきたいことをお願いを申し上げておきます。  県の富有柿のいわれと課題につきましては、本市の場合、食糧危機の時代には、柿から米づくりに転作したということから、私は柿の姿が消えたものと考えています。したがって、歴史的財産として取り入れ、いわゆる保存する立場で公共緑地などに柿の木の植樹などを検討をしていただきたい。このものにたくさん金をつぎ込めということではございません。歴史を保存する立場で考えてくれるだろう、そしていつかの時期にはそういうものを後世に残しておく必要があるだろう、こんなふうに思う次第でございます。都市近郊地における農地の有効利用につきましては、本市は都市近郊地農業というのは本来的に申し上げますと、需要と供給という立場から言えばメリットがあるのは当然であります。岐阜市の場合で言いますと、長良北が野菜づくりでございまして、名古屋、一宮は稲沢が拠点になっております。しかし、本市の実態は、米づくりのため、用水、排水の管理、極端なことを申し上げますと、市街化の中で1ヵ所の水田でも用水も排水も管理をしなきゃならぬ。もし水路にトラブルがあるとするなら改良工事をやらなきゃならぬ。数百万円の投資をしなきゃならぬ。それよりも、「5万円を出すでまあ頼むに米つくらずにおいてください」と頼んだ方が、私は正しいような気がしてならぬわけでございますが、総体的に言えることは、用排水の管理等、そして都市公害に悩まされ、全くメリットのない状況でございます。したがって私は、都市に貢献するような農業、いわゆる先取りの施策など、都市の需要と供給にこたえる先取りの農業というのを模索しなきゃならぬと思っております。ただ、答弁にございましたが、梨とか花とかの振興とか、早期出荷とか直販体制とか、観光農業とか、プロジェクト組織があるというお答えがございましたが、いわば、推進役等の企業など、市場の動向等、品種の選択など、産地化への展望等加えて都市近郊地全域に対してどういう対策があるか、どう発展させるかという点については極めて抽象的であります。都市近郊地を発展させるための過程の中から、土地利用という新しい農業をも一考する必要があると考えます。したがいまして、都市近郊地につきましては、私は数回にわたって議会で取り上げたことがございますので、市長さんからの改めてお考え方をお伺いしたいと存じます。 27: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 28: ◯市長(小倉 満君)  都市近郊型と言われております本市の農業のあり方、もちろんこれは産業として重要な部分でございます。ただ専業農家の比率が極めて低うございますので、いろいろな施策としては非常に多岐にわたります。ですから、今日までも稲の早期栽培、早植えというようなことやら、あるいは先導稲作というようなことで、効率の高い運営には配慮いたしてきておりますが、今お話のような柿の問題とか、あるいは果実の問題とか、あるいはさらに大都市、すなわち名古屋、大阪との物流と申しますか、こういう市場性の問題等もあわせ考え、今後進んでまいります。特に今日までもいろいろお知恵をいただいてきておりますが、市農協さんにおかれましても、その面でかなり積極的な検討がなされてきております。より効率のいい農業政策を展開していく所存でございます。どうぞ一層のお知恵をちょうだいいたしたく存じます。 29: ◯議長鈴木一也君)  21番。 30: ◯第21番(清水義信君)  3回目でございますが、簡単に申し上げますが、市長から初めて都市近郊地の農業のあり方の考え方をお聞かせいただきました。難しい問題でございますが、ぜひひとつ骨を折っていただくようにお願いを申し上げ、期待をして終わりたいと思います。  最後に、私ども冒頭に申し上げましたように、すっきり、はっきり、きっちりという姿勢で臨みたいと思いますから、15万都市の城主として、市民のために御期待を申し上げて終わりたいと思います。 31: ◯議長鈴木一也君)  次に進みます。  12番 小寺繁好君。         〔第12番 小寺繁好君 登壇〕 32: ◯第12番(小寺繁好君)  私は、通告をいたしました2点について意見と質問をさせていただきます。  ことしは昭和から平成へと新たな転機を迎え、大垣市においては小倉市長の2期目であり、市長の充実した市政運営を期待する一人であります。市長に対する要望、政治姿勢については、クラブを代表いたしまして清水議員が申し上げましたので省かせていただきます。  市民各位の英知を結集した第三次総合計画のスタートの年でもあります。そこで私は、多くの充実した計画に対し、補足的な意見と要望について質問をさせていただきます。  第1点は、大垣市の唯一の山ろく地域の総合開発についてであります。  私は、昨年の9月議会において、昭和40年代、昭和62年に文化庁からの風土記の丘構想、また、ふるさと歴史の広場構想について、また地壇、歴史、文化に対する基本的な意見と要望を申し上げ、一定の答弁をいただいたところでございます。前回の質問の内容について簡単に申し上げます。  大垣市の唯一の自然の緑といえば、赤坂、青墓、青野町にある山ろく地域であり、その面積は、大垣市全体の土地のわずか 4.9%であります。その近隣には1200年前の縄文時代からの歴史、文化、すなわち、池田町の願成寺古墳群、円興寺、国分寺、不破ノ関跡等々、ふるさとおこしにふさわしい、まさに生きた歴史を勉強できる場所であると考えております。前回、教育長よりお答えありました内容は、大垣市の唯一の山ろく地域であり、同地城はふさわしいので検討いたしたい旨答弁がありました。そこで質問をさせていただきます。  第1点は、その後の検討経過についてであります。  第2点は、市として構想図の作成に取り組んでいるのかどうか。  第3点は、青少年が自然の中で集団生活を送り、創造性や協調性を養うことができる自然体験宿泊施設の建設計画があるかどうか。あるとすればどの地域と受けとめてよいか。  第4点は、第三次総合計画との関連について市長並びに教育長、関係部長から前向きの答弁を求める次第でございます。  私は過日、地域の発展をこいねがう地域の代表者に、意見を求めに参上いたしました。その中で、森市長当時の一定の発想も徴していることもわかりました。十数年前のことでありますから時効でありますが、しかし、当時と現在とは世の流れはすべて大きく変化していることは、大方の承知しているところでございます。土地問題を含め、行政、議会、住民三者のコンセンサスが必要と考えますし、当時の失敗を糧として、第三次総合計画の中で具体的に検討していただきますよう強く要望いたします。  市民の理想像について意見を述べさせていただきます。  大垣市民の誓い「私たちは水を生かし 緑を広げ 安全に努め 心を育て 助け合います」、また、第三次総合計画では、「水を愛し 緑をはぐぐむ 人間性豊かな産業文化都市」を都市像として出発いたしました。その名文を理解するとき、心が開き、勇気と希望を与えてくれます。21世紀を迎えるに当たって、都市化の進行が進み、コンクリート、アスファルトの中に生活する住民はますます増加し、自然が阻害されることでありましょう。大垣市の唯一の山ろく地域は、憩いの場所として、また、大垣市の財産でもあります。やがて来る所得水準の向上、週休2日制の進行に伴い、市民、住民の余暇活動の充実など、ゆとりの持てるスポーツ、レクリエーション施設、文化、教育等を自然体験によって気軽に自由時間を利用して、豊かな自然とのふれあい広場、西濃地区全体をまとめた一つの大きな総合開発を希望するひとりであります。市長並びに教育長、関係部長の御所見を賜りたいと存じます。  次に、21世紀を目指した老人対策について、意見並びに質問をさせていただきます。  21世紀に向けての長寿社会の到来については、社会構造の変化に伴い、高齢者だけの世帯、ひとり暮らし老人、寝たきりの老人の増加は全国的な傾向であります。65歳以上の比率について参考のために申し述べたいと思います。全国人口1億 2,289万人、65歳以上の比率といたしまして11.4%、 1,406万人でございます。岐阜県の場合には、 205万 7,000人に対しまして11.9%、24万 400人でございます。  さて、大垣市の場合でございますけども、14万 7,000人に対し10.6%、やや低い値でございますが、1万 5,700人であります。平成10年を迎えるときに、全国では 16.26%、岐阜県では16.4%に上昇いたします。なお、平成27年度には、全国では 22.54%、岐阜県では21.9%にもなります。  次に、参考のために平均寿命について申し上げますと、すでに御存じのことと存じますが、全国では、男は 75.60歳、女性は 81.39歳、岐阜県の場合では、男性76.3歳、女性は 81.53歳であります。その差、全国の場合では5.78年、岐阜県の場合では5.23年女性が長生きすると言われています。この数字そのものは、昭和62年度の厚生省人口問題研究所資料によるものでございますので、御了承願いたいと思います。  さて、この数字を考えるとき、21世紀に向けての老人対策が最重点課題になってきています。本市においては、今年度より老人福祉課の新設に踏み切りましたが、その対策として福祉、健康、医療、教育、文化等、社会の変化に対応できる明るい長寿社会の基本構想策定事業の委託費用等々、 8,300余万円を計上し、また、老人対策関係費として9億 809万円、特別養護老人ホーム・くすのき苑の新築工事に4億 4,000万円の平成元年度予算を組まれました。福祉向上予算として積極的予算を組まれた経緯につきまして、私は敬意を表したいと存じます。  そこで、高静者対策について幅広く計画しているところでありますが、今後急激に増大すると予想される寝たきり等、要介護老人に対し中間的施設、すなわち医療サービスと生活サービスをあわせて提供する施設、老人保健施設を全国に先駆けて、第三次総合計画の中で施策として導入していただきたく存じます。高齢化社会に対するための中間的施設の建設は全国的な流れでもあると考えます。  昨年、クラブ視察で、大津市上田桐生町にある独居老人ホームを研修、見学に行って参りました。この老人ホームは、京都社会事業財団の民間経営施設でございます。自然の山の中で調和のとれたすばらしい設備であり、特に寝たきり老人、痴呆性老人の社会復帰をさせる実績等々を聞いて、園長以下職員の奉仕活動、また独居老人、寝たきり老人に対する能力の活用、対応の心得等々には、感心して拝したところでございます。今後の高齢化対策の一環として、民活を含めた老人保健施設の建設について、市長並びに関係部長の誠意ある答弁を要望する次第でございます。  次に、安らぎのある高齢者福祉について第三次総合計画の中では、高齢者の生きがいづくりとして、社会参加の促進、健康の保持増進、設備の整備充実等があります。その中に、シルバー人材センターの充実となっています。私の考え方は、中身の充実の内容であります。本市にも、昭和58年にシルバー人材センターが設立されましたが、その会員数は六百数十人程度と聞いております。そこで、シルバー人材センターの拡大、充実の施策について意見を述べさせていただきます。60歳以上で組織するシルバー人材センターの機構改革を含めた総合審議会の設置を提案します。その目的は、高齢者の生きがいづくりを進めるための組織といいますか、高齢者審議会となるか別にいたしまして、要するに、シルバー人材センターの拡大強化を要望する次第でございます。市長並びに関係部長の御所見を賜りますようお願い申し上げまして、第1回の質問とさせていただきます。 33: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 34: ◯市長(小倉 満君)  ただいまは、幾つかの提言をちょうだいいたしました。  最初の、唯一の山ろく地帯の総合開発について。本市の北西部、特に青墓地区は貴重な山林を有する唯一の地域でございます。今日までも野外活動センター等設置をいたしておりますが、すでに自然遊歩道とか、あるいは古墳等を初めとする史跡、これには十分心いたしまして整備、保存に努めております。今、御質問の件につきましては、教育長より後ほど答弁をいたさせます。  21世紀を目指した老人対策について、いろいろ御質問、御提言がございましたが、御案内のとおり老人問題は、人口構成の急速な高齢化のみならず、扶養意識の減退、核家族化の進展等による家族制度の改革といいますか変化、さらに産業構造の変化や住宅事情の窮迫等によりまして、緊急を要する最も重要な課題と考えております。本市におきましても、21世紀に向けて本年度から第三次総合計画がスタートし、安らぎのある高齢者福祉を進めるための、幾つかの構想が進行しているところでございます。本年度は特に、これらの構想をより具体化するため、安らかな老後のための健康づくり、医療環境、在宅福祉制度の充実、また、生きがいのある老後のための社会参加の促進、社会教育活動の強化等について市民ニーズの把握に努め、長寿社会基本計画を策定したいと考えております。  御提言の老人保健施設につきましては、全国的にもいろいろ重要性といいますか、注目をされている施設であろうと存じまして、第三次総合計画の中で検討課題として掲げているところでございます。御案内のとおりでございます。近隣におきましても、これは民間の施設でございますが、3件ほど、これの具現化に努められているところでございまして、今後、本市におきましても、民活を含め関係機関とも十分協議をいたしまして、実現に向けて努力してまいりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  なお、シルバー人材センターの充実について、もっと多面的な配慮が必要であろうというお話でございました。シルバー人材センターは、地域高年齢者の豊かな経験と能力を生かしまして、臨時的かつ短期的な就労を通して、みずからの生きがいを高めるとともに、健康と福祉の増進を図りながら地域社会に寄与することを目的としております。  社団法人大垣市シルバー人材センターは、昭和58年に発足いたしました。はや7年目を迎えました。この間、昭和61年10月に、垂井町も含めまして、社団法人大垣地域シルバー人材センターと改称されまして、広域センターとして活動して、極めて順調な進展をしているところでございます。現在、会員数を承りますと 646名で、このうち大垣市の会員は 409名でございます。63年度の実績を申し上げますと、受託件数が 4,750件、延べ就労人員は83,753人、ちなみに配分金の総額を申し上げますと、3億 1,177万 4,502円という数字がございます。このように、一つの仕事に生きがいを求めるということも高齢化社会では非常に重要な部分であろうと存じます。趣味に生きがいを求める、仕事に生きがいを求める、いろいろ老後の人生がありますが、シルバー人材センターは極めて順調な形で発展を遂げておりますので、さらに、ただいま御指摘いただきました組織の拡充につきましては、会員の増大、事業の内容の充実等に一層配慮しますとともに、指導、育成に努めてまいりたいと存じます。一層の御支援を賜りますようお願いをいたします。 35: ◯議長鈴木一也君)  教育長。 36: ◯教育長(山本次能君)  ただいま市長から、唯一の山ろく地帯であります青墓、赤坂地区の総合開発について御答弁ありましたが、それに追加をしてお答えを申し上げます。  歴史が多く潜在しております史跡の宝庫と言われます赤坂、青墓地区は、今後リゾート史跡公園として、総合整備していく必要があると考えております。第三次総合計画の中でまとめさせていただいておりますが、特に昼飯町の大塚古墳は県下最大の前方後円墳でございますので、この整備、活用も図っていく必要があると考えております。また、青墓地内は、元円興寺跡として地元で親しまれております平安時代の山岳寺院跡もございますが、この寺院跡の全貌確認も急務でございます。確認後は環境整備を実施して、その活用を図ることを考えていきたいと思っております。これらの史跡、あるいは文化財を整備して、歴史を系統的に正しく理解する一つの方策として、現在、青墓地内の自然の山ろくを利用した遊歩道を、現在ございますのを、青野町の史跡・美濃国分寺まで延長をし、自然に親しみ、その上、史跡周辺を散策しながら勉強していただくようにしたいと考えております。また、この地区は、文化財の重要性を市民の方々や、外来者に啓蒙するために、案内板や解説書の配布といった配慮も必要であり、順次考えて、実施をしてまいりたいというふうに思いますので、御理解をお願い申し上げます。  次に、青少年自然体験宿泊施設等の新設につきましては、第三次総合計画において、生涯学習を進めるため、人生における重要な時期に来る青少年が、自然の中で集団生活を送り、創造性や協調性を養うことを目的とした青少年自然体験宿泊施設の建設を考えております。しかしながら、施設内容等、具体的な計画実施については、関ヶ原自然の家との関連もございますので、それを十分考え、21世紀に向かって、より発展的機能を目指した施設内容を検討してまいります。今後、皆様方の御意見をお伺いしながら、十分検討していきたいと考えております。御指摘の候補地についても今後の問題として、できるだけ早い時期に実施計画をまとめたいと思っておりますので、御理解と特段の御協力をお願い申し上げたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 37: ◯議長鈴木一也君)  12番。 38: ◯第12番(小寺繁好君)  質問全体にわたりまして、本当に前向きの答弁でございまして、大変どうもありがとうございました。  もう少し補足意見を述べさせていただきますと、前回申し上げました文化庁指定の風土記の丘構想、または、ふるさと歴史の広場の構想にかかわることについては、各種設備を建設する際に問題が生ずると考えましたので、今回は総合開発を申し上げた次第でございます。いずれにいたしましても、自然の緑、史跡、文化財については、現在、保存の原則に対応することは言をまちません。総合開発の将来像については、早急に作成して、地域住民の理解を求めることが必要と考えます。なぜならば、土地問題が最も難しいからであります。できるだけ早く、行政といたしまして計画図とまでにはいかないにいたしましても、未来像を作成し、地域住民はもとより、市民各位に夢を与えるのも行政であり、議会人であるからであります。  私の希望を申し上げますと、未来図に基づいて、今から山、畑、田、また、マムシ、ネズミ、雑草まで、市が順次先行投資していく心意気があってもしかりと考えております。未来図は、または地図は、地域住民の理解を求めるに当たって欠かすことのできない必要なものと考えております。  次に、高齢化対策についてでありますが、いずれも先ほど申し上げましたとおり、21世紀に向けて避けて通れない問題でありますし、悔いのない基本構想の作成、シルバー人材センターの拡大、充実をされますよう再度要望いたしたいと存じます。  最後に、杭瀬川以西を初め、7ヵ年計画の下水道計画も認可され、光が見えてきましたことについて、心からお喜びするところでございます。東海道線西駅の建設促進に向けての環境整備、道路整備、第三次総合計画の基本構想の確実な実行を強く要望しつつ、また大垣市の限りない発展を信じ、第2回目の発言とさせていただきます。どうもありがとうございました。 39: ◯議長鈴木一也君)  3番 富田清治君。         〔第3番 富田清治君 登壇〕 40: ◯第3番(富田清治君)  通告に基づきまして、3点御質問いたします。  まず第1に、市街化区域の拡大についてであります。  どうして大垣市は人口が増大しないのかという点から考えてみました。一般的には、「大垣市は住みよい」と、よく言われるのですが、住みよいのであれば当然に人口が増大していくはずであろうにと、単純に考えてしまうわけであります。私の居住いたしております江東校下もよいところでありますが、表通りから一歩中へ足を踏み入れますと、実に道路が狭いところが多く、21世紀の都市形成から考えますと、スラム化してないとは言えません。当地は大垣インターチェンジもあり、大垣の南の玄関口であります。仮に東京の方が大垣へ来られるとすると、どの経路で足を踏み込まれるでしょうか。一つは新幹線を利用され、岐阜羽島駅へ着かれ、羽島駅を見て岐阜県を想像されると思われます。その後タクシー等にて西へ向かわれ、揖斐川等を越えられたころ、大垣の町に着いたなと思われることでしょう。また、東京より名神高速道路等を利用して来られた人は、ほとんどが大垣インターにておりられることでしょう。着いて少々ほっとされ、疲れたという思いにて裏通りのコーヒー屋等を探され、そのとき、何と道路整備等がおくれていると、およそ感じられることと思います。そうしたとき、大企業が、また優秀な先端企業が当地を選ぶでしょうか。お考えをいただきたいわけであります。また、前議員であられました冨田三子一先生が、いつもおっしゃっておりました大垣西駅設置問題にいたしましても、地元の要望の声の大なるものがあります。まず長松あたりを中心に東西南北を眺め、土地区画整理事業等を強く推進され、大垣西駅用敷地等を確保されつつ、市街化区域の拡大をされるべきと考えますが、いかがなものでしょうかお尋ねいたします。  次に、地下水に迫るハイテク汚染についてであります。  国において、水質汚濁防止法の一部改正がなされたと聞いております。当市も地下水をくみ上げての市水道であり、有害な化学物質が含まれていたとしたら、入体に影響があり、大変なことであります。川や海の汚れにはだれもが気づくのですが、地下水の汚染は深く静かに進行する。しかも一たん汚染されると、その影響は長期で除去も難しいわけであります。環境庁と地方自治体が行った地下水の実態調査で、トリクロロエチレンとテトラクロロエチレンの両物質とも、3から4%の井戸より暫定基準を超える濃度が検出されているということであります。当市にもハイテク企業が15社前後があるとのことですが、被害は出ていないかどうか。また市当局より見られた場合、企業の汚染防止に対する取り組み姿勢は良好かどうかお尋ねいたします。  最後に、地方行政の中で、自治会長制度についてお尋ねいたします。  ソ連ではペレストロイカ、折しも中国では民主化を叫ばれている今日、大垣市での自治会長の位置づけについてお尋ねいたします。  2年ほど前、北村議員が発言された中に、選挙に自治会が利用されたとの内容等があったと記憶いたしておりますが、今回は別の内容でありますが、次のようなことがあったわけであります。  地区は安井校下でありましたが、班の7名の人々が、たった1ヵ所の街灯を市道に設置をしてもらうために、その町内の自治会長さんに何回頼まれても合意が得られないために現在も設置されてなく、地元でトラブっている事実を御存じでありましょうか。ここに各種の様式を持参いたしました。順に申し上げます。大垣市独自のものとして、交通安全灯設置申請書、防護棚設置申請書、道路反射鏡設置申請書、リサイクル運動に伴うガラス容器申請書、塵芥ステーション申請書等があります。この種類のものは、まだ自治会長で判断されても相当難しいということはないでしょうが、印を押していただけなければすべて実施してもらえないということには問題ありと考えます。  次に、他市町村も統一的に実施しているものとして、農業委員会提出用として、道水路使用同意書、開発許可、道路位置指定及び優良宅地認定申請用として、宅地の造成工事にかかる誓約及び報告、建築確認申請用として建築工事にかかる誓約及び報告等の書式がありますが、これなどは、かなり難しい判断を要するときもあるはずです。失礼かと存じますが、オールマイティの自治会長ばかりではないと思います。このような重要な処理を自治会に押しつけるのは、考え方として、行政側の責任所在の回避と言われても仕方ないと思います。ここで少し触れておきますが、交通安全灯設置申請書の条件というところに、1として、電気料及び維持修理は自治会で負担します。2、蛍光灯等の取りかえ経費は自治会が負担します。このようになっていますが、市中に取りつけられている街灯がすべて差別なく守られているでしょうか、お尋ねいたします。  建築確認申請用の中身を申し上げます。先ほどここに持って上がったわけでございますが、何々町自治会長殿といたしまして、建築主住所、氏名、署名捺印になっております。または記名捺印になっております。それから設計者の住所、氏名、署名または記名捺印。建築工事に係る誓約及び報告、建築工事の概要、建築場所、建物用途、敷地面積、何m2、構造階数、何々造、何々階。私は、このたび上記建築工事を行うに当たり、建築基準法、都市計画法等の関係法令を遵守するとともに、下記の事項を実施することを誓約いたします。裏にいきまして、記、1、当該建築行為により、地域の生活環境を阻害しないよう十分配慮いたします。2、万一紛争が生じた場合は、私どもの責任において迅速かつ誠実に対処いたします。なお、関係図面(付近見取図、配置図、排水経路図等)を別添し、建築計画の概要をここに報告します。とあります。そして次に、上記建築計画の概要につき、平成元年何月何日、建築主から報告を受けたことを確認する。そしてそこに、何々町の自治会長という記名または署名捺印という欄があるわけでございます。そして下にまた丁寧に括弧いたしまして、建築主及び設計者への注意事項として、1、この誓約及び報告は、必ず地元自治会長と接触の上、自治会長の確認の印鑑を受けること。2、排水経路につき、十分自治会長に説明すること。3、この誓約及び報告は、確認申請をする場合提出すること。というふうになっておるわけであります。  次に、道水路使用同意書の中身を申し上げます。  これも同じような状態でございますが、自治会長あてに、申請人が住所、氏名、記名または署名捺印になっております。申請場所を書きまして、敷地面積を書いて目的を書くと、上記申請場所に建設するに当たり、次の事項を履行いたしますから御同意くださるようお願い申し上げます。1、道路が工事中に破損した場合の補修はもちろんのこと、工事完了後は完全に原形に復します。2、水路及び側溝、工作物等が破損した場合は原形に復します。3、悪水等を水路に放流するときは十分施設を設け処理いたします。以上について万一被害を及ぼしたときは、申請者が責任を持って処理することを誓約いたします。次に、排水放流先は別図のとおりというふうになっております。そして、以下において、願いにより使用を同意いたします。と、「同意」という字が入っておるわけでございます。そして、そこに何々自治会長、記名または署名捺印ということでございます。そこで、もし同意されなかったらどういことになるのかということでございます。排水できないのかということであります。道水路の使用の件については、例えば、自治会長が自分1人で判断をされてトラブっていることも、たまに聞くわけでございます。ここで提案申し上げるわけですが、このような、特に道水路のようなものを自治会なり、自治会長にすべて任せてしまっていいのかというふうに、これはもちろん他市町村も同じ形式で扱われておることは事実でございますが、ここで、例えばこのような重要な書類であれば、自治会の各部長がおりますので、協議の上、署名捺印願いたいというような文章を入れるべきではなかろうかと思うわけであります。今トラブっている内容は今回申し上げませんが、あることはあるわけでございます。これだけのものに記名なり署名をさせ、捺印すべく書式になっているのであります。自治会長にこれだけの重要案件を任せ、責任をとらせる形で本当によいものでしょうか。このようなことを考えているうちに、昭和57年、58年ごろのことを思い出しましたので申し上げておきます。  当時、私が住んでおります島里北自治会の内に、ホテルリッチ建設計画が持ち上がり、市議会はもちろんのこと、市民の方々6万有余の御署名をいただき、時の市長に反対の署名簿等の提出をした覚えがございます。もちろんのこと、当時の田中自治会長は、建築確認申請書、開発許可申請用書式に自治会長としての署名も捺印もされませんでした。ただ何ゆえか、当時の連合自治会長の署名と捺印はありました。時の市長が申されるに、6万有余の署名簿に対し、「サインがしてあるにすぎぬ」と言われたそうであります。たまたま一昨日新聞を見ておりますと、次のような記事が目に入りました。米カリフォルニア州の首都サクラメント市郊外で操業中のランチョセコ原発の閉鎖が先日住民投票で決まった。存在にノーが53.4%、イエスが46.6%、大差がありません。でも閉鎖されることに決まったそうです。すばらしく民主的で進んだ国に見えるのは私だけでしょうか。また、当建築確認申請書に対しても、時の市長は、自治会長の署名捺印なくてもいいのだと言われたとか、そんな法的に裏づけのない、どちらでもよい扱いの文書類であるのならば、一切廃止にされてもよいとも考えるところであります。私も自治会なり、まして自治会長の制度のよい面も理解はいたしておるつもりではありますが、各地域に支所が設置されているわけであります。もっと支所としての役割を果たすべく調整等を支所長が行い、一般住民からの要望に対し、速やかに処理をしていくという行政姿勢を強く望むところであります。以上。 41: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 42: ◯市長(小倉 満君)  市街化区域の拡大についての幾つかのお話がございましたが、町のイメージ向上と、その実質的な充実、これには今後とも十分配慮してまいりたいと存じます。細部にわたりましては、計画部長が答弁申し上げます。
     地下水に迫るハイテク汚染についての御指摘がございましたが、地下水の安全性は常に怠りなくやっておるわけでございまして、後ほど具体的な回答を環境部長が申し上げます。地方自治行政の取り組みについて幾つかの御指摘、御不満な面もよく承りました。ある面においては、むべなるかなという気がいたしますし、ある面においては一つの約束事として、関係の皆さんがいろいろ討議をして決めてきたことでございます。ですから、十分今後も検討してまいりたいと存じております。御指摘の面は逐一、そのケースによっていろいろなことがあろうかと思いますが、幾つかの実例を承りましたので、よく検討してまいります。が、全体的に行政と自治会とのかかわり合いについてお話がございました。自治会、いわゆる住民組織でございますが、これは地域住民の福利の増進と相互の親睦を図り、生活の向上、及び地域の発展を目的にほとんどの市町村で組織されておりまして、あくまでも地域住民の自主組織でございます。日常活動といたしましては、ただいま申し上げました目的に沿って、各種事業活動が実施されておりますが、さらに行政への協力ということがございます。この点でいろいろお話が特にあったわけでありますが、このことは行政だけでは解決のできない地域の各種の問題について、自治会の御協力をお願いしているところでございます。すなわち、役割分担と申しましょうか、これをお手伝いをしていただいているところでございます。これは今御指摘の幾つかの例の中で、地域のこと、これはそれぞれ私どもも全体を掌握はしておりますけれども、やはり地域のことは地域の皆さんが最もよく御存じであろうということから、その代表である自治会長さんの御意見を伺うということでございまして、最終的な責任まで負担をしていただくというものではございません。特に生活環境の整備等につきましては、自治会から寄せられました御意見を取り入れまして、事業を実施している面が多分にございますし、行政が自治会を通してお願いいたしております各種事業につきましても、事前に十分協議を重ねているのでございます。今後とも自治会と行政との連携を密にして、住民の福利の向上、市政の発展に努めてまいりたいと存じます。いろいろなケースがあろうかと思います。いろいろまた御忠告いただきまして、その面は是正してまいりたいと存じます。 43: ◯議長鈴木一也君)  計画部長。 44: ◯計画部長(加藤 智君)  お答えをいたします。  市街化区域の拡大についての具体的な例を挙げての御意見がございましたが、まず最初に、いわゆる線引きの見直しといいますか、そういったものについての基本的な考え方から、述べさせていただきたいというふうに思います。  本市の市街化区域、及び市街化調整区域の設定は、いわゆる線引きというのは、新都市計画法が施行後間もない昭和46年3月に市街化区域面積約 1,383haで始まりました。その後、2度にわたる線引きの見直しを行いまして、市街化区域の面積は、現在約 2.3倍になっております。これは市域面積の約40%に当たります。県下の各都市計画区域に比べて非常に高い率を示しております。今後の土地利用の方針につきましては、第三次総合計画にも掲げておりますが、将来市街地のガイドラインをおおむね大垣環状線と昼飯大島線に設定をいたしまして、都市的土地利用と農業的土地利用との将来的な利用区分を明確にしながら、相互に調和のとれた計画的土地利用の促進に努めたいというふうに考えております。  市街化区域の拡大に当たりましては、満たさなければならない幾つかの要件がございます。まず区域の規模でございますが、いたずらに拡大することのないよう、適正に想定された入口、及び産業を収容するものであること。次に、区域の編入は、土地区画整理事業など、計画的な市街地整備が確実な区域であること。そして市街化区域内の、いわゆる未利用地、特に集団的未利用地の計画的整備を行うこと。さらに、本市の市街化調整区域はすべて農業振興地域でございまして、そのほとんどが農用地の指定を受けております。積極的に各種の農政関係の事業を受け入れております。また、これに伴う制約もあって、農政サイドとの調整も不可欠でございます。やがて県の見直しの基本方針が出されると存じますが・これらの諸要件をクリアしながら、次の見直しに向かって準備を進めてまいりたいというふうに存じます。  御意見の趣旨につきましては、道路が狭いということ、あるいは新駅の設置ということでございましたが、これも三次総に載せてございますが、狭い道路が多い地区につきましては、住民の理解と協力を得ながら、計画的に整備を進めてまいりたいというふうに存じます。  また新駅の設置につきましては、地域住民の利便性の向上や新たな市街地形成を図るために新駅の設置に向けて努力を続けたいというふうに思います。そのようなことでございますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 45: ◯議長鈴木一也君)  環境部長。 46: ◯環境部長(北尾俊一君)  地下水に迫るハイテク汚染についてお答えいたします。  御指摘のハイテクノロジー汚染物質につきましては、先ほど言われましたトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンの有機塩素性溶剤が問題でございます。この問題につきましては、昭和59年から問題になっておりまして、特に、水道水の暫定水質基準が設けられております。したがいまして、飲料水の安全がそのころから取り計らわれております。本市におきましても、この物質を使用している特定工場が、先ほど御指摘ございましたように15ヵ所ございまして、これらの工場を含めて市内一円から30ヵ所、水質調査を本年の2月に実施しております。すべて不検出の結果が出ておりますのでよろしくお願いいたします。  本市は地下水保全の意味から、地下水利用対策協議会が設立されておりますので、これらの問題についても、常に検討をしてまいっておる次第でございます。また、水質汚濁防止法の施行令の一部改正でございますが、これは、今年10月からこの当物質についての規制がなされるわけでございますが、事業所から排出される放流水の水質基準が定められ、トリクロロエチレンにつきましては 0.3ml、それからテトラクロロエチレンについては 0.1というふうに規制されることになっております。本市におきましては、今後より安全な地下水保全のため努力してまいりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。 47: ◯議長鈴木一也君)  3番。 48: ◯第3番(富田清治君)  御答弁ありがとうございました。  要望といたしましてお願いしておきますが、健康被害が出る前の、疑わしきは排除するという規制措置が必要と思います。規制の効果を上げるには、企業指針などで指導を徹底するとともに、設備改善への資金援助などの誘導措置も必要と考えますが、何よりも水質の常時監視をお願いいたしたく思います。よろしいでしょうか。  それから自治会長問題でございますが、これも要望で結構でございますが、支所長等が、もっと積極的に調整をしていただくように強く要望いたします。  それから、質問に一つ答えていただけなかったもので、環境部長にちょっとお尋ねしたいんですが、交通安全灯の設置でございますが、この問題がこういう状態で出ますのは、自治会の料金負担ということがありますので、全市的に見ますと、町内が負担していない街灯があるんではないかと思いますが、あると、私は聞いておるんですが。そうすると、どういう状態で負担をしなければならぬ街灯があり、負担を全くしなくてもいいのがあるのか、そこまでお教え願いまして質問を終わります。 49: ◯議長鈴木一也君)  環境部長。 50: ◯環境部長(北尾俊一君)  ただいまの質問にお答えいたします。  いわゆる自治会で負担していない街灯と申し上げますのは、非常に公共性の強い街灯でございます。それから自治会から御要望のあったものにつきましては、自治会で経費を負担するということでございますので、御理解を願います。 51: ◯議長鈴木一也君)  この際、暫時休憩いたします。         午後 0時 4分  休 憩        ───────────────         午後 1時 5分  再 開 52: ◯議長鈴木一也君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  14番舘 康司君。         〔第14番 舘 康司君 登壇〕 53: ◯第14番(舘 康司君)  通告に従いまして、3件の質問と提言をいたします。  第1に、消費税についてであります。  公共料金における消費税は、本市においては先送りということで今日までまいりました。今、日本全国に欠陥消費税として、消費税の逆進性、物価高謄など消費税に反対の意思を持つ人がほとんどを占めるなど、また、家計簿から見た消費税の調査結果を諸団体が算出しているようであります。我が党の全国各県のデータも収集しつつありますが、特に、消費税の欠陥はどこにあるのか、このことに対しては、所得にかかわりなく一律3%課税、非課税世帯を直撃する物価の高騰を招く、また予想される税率アップ、便乗値上げなどで日常生活に危機を感ずるなど、その中でも特に注目されるのが、消費税の廃止を求めるのが90%以上に上っています。ただいまも、ちょうど昼食最中に、NHKのニュースを見ておりましたが、今年度の消費者物価が前年度比 3.1%ということで、7年ぶりの上昇であると報道しておりました。その原因は、何といっても消費税の導入によると、このように答えておりました。ただし、これは国の問題であります。  そこで、本市における公共料金に対しての今後の消費税転嫁について、その見通しをお伺いいたします。名古屋市では、市長選挙の後、公共料金に対する消費税転嫁は撤廃することに決定したことは、御案内のとおりでございます。市長は、第2期に向かってスタートされ、第三次総合計画の推進と、市政全般における推進を強く述べられており、全く御同慶の至りであります。市民は、これからの市及び市長の行政手腕を高く評価、希望を持っております。また、期待されていると思います。国からの強い圧迫もあるようでありますが、公共料金の消費税転嫁は何とか避けられないものか、強い要望として、第1の質問を終わります。  第2に、教育問題についてであります。  ちょうど一昨日、6月10日朝、テレビのニュースで、家庭における児童に対する事件が 1,039件、虐待、置き去りなどがあり、特に保護を求めたもの 392件、捨て子 222件もあるようです。全く痛ましいことでございますが、各家庭における諸事情がそうさせたと思います。また、全国的な暴走族の横行については、現在、恐ろしいほどの蔓延ぶりでございます。その狂気の暴走族になるまでの段階、いわゆる義務教育の間に問題があるのではないかと思います。その遠因は、人間生命軽視であり、温かい愛情の欠如であると言えます。本市の中小学校におけるデータは入手していませんが、ただ出てきたいろんな数のデータよりも、そのもとの遠因を考える方が早いと思います。教師及び学校当局も必死の努力をしておられると思います。またPTAの皆さん方も同じく最大の努力をしておられることと思います。  ここで今、全国に涙あふるる童話が紹介されております。これは我が党の当時の大久保書記長が、衆議院の予算委員会で紹介をしたものでございますが、童話作家の栗 良平さんの作で、その紹介をしたときに、当事の首相、内閣の閣僚、それぞれが涙を流しながら聞いた「一杯のかけそば」でありますが、これを編集をした編集部員も思わず泣いた感動極まりない童話でございます。これは単なる童話ではなくて、実際あったことを童話にしたものでございます。もう現在 100万部をはるかにオーバーしたベストセラーになっておるようでございますが、この「一杯のかけそば」の胸を締めつけられる思いを日本中に紹介されました。あの作品の中の、あの幼い子供2入と母親のあの一家の姿、中に出てくる北海亭のあるじ夫婦の思いを、私たちの家庭にも教えてもらいたい気持ちでいっぱいでございます。いわば、人間教育の原点を示唆したものであり、教師と児童、生徒間の信頼関係がともすれば薄れがちな今、入間の生き方を学ぶ機会をつくってほしいと熱望するものでございます。  ここで提案でございます。本市の中小学校の副読本として、「一杯のかけそば」を学習教材として使ってはどうかと提言をいたします。特に教育長は、就任のあいさつ、またその他の会合で、常々、教育に心を、と強く述べておられるようであります。ともすれば、受験本位の教育になっている傾向である今日、ぜひとも温かいものを、心を持てる方向に考慮していただきたいということで提言いたします。  第3番目でございます。市職員の資質向上についてでございますが、この件につきましては、過去2回発言をしております。どの課とは、具体的には別の機会に改善することを前提に申し上げたい、そういう所存でございますが、大多数の方は、それぞれの部署で懸命に職務を推進しておられることはよく存じております。例えば、つい先日も雨の中、水たまりの現況を歩いて調査をしておる姿も見ております。市民感情として、市民のためのサービスの精神は、2番目に発言をした教育に心をというのを、行政に温かい心を、さらに温かい心をというふうに通ずるものが必要であると思います、規約とか規則も条例も必要でありましょうけれども、しかし、自分の立場を守るため、ただいたずらに規制を先に出すことも間々見られます。少し配慮をすれば、窓口に訪れた市民も納得すると思うことがございます。  少し具体的に申し上げますけれども、市営住宅の入居者の駐車場の件でございます。もちろん駐車場の数は1世帯1台分であります。しかし現在、全市的に1台ではなく2台、3台という家庭がございます。2台以上所有の家庭がほとんどでございます。その駐車場は、現在当然満杯でございます。だから、その地元自治会長と、また隣りの土地をよかったらどうぞという、貸してあげるというその方とが一緒に窓口へ来まして、いろいろ報告もし、また借用できるようですからと、こう言いましたところが、大体2台所有することがいけないのだと、これは低所得者対策のための住居であるからだめだという、いわゆる厳しく決めつけられたようだと聞いております。答え方はいろいろあると思われますが、このほか日常的に改善すれば、まだまだ改善の余地があるという部署がたくさんあると思います。  なお、これは関連ではありますが、細かいことでまことに恐縮でございますが、過日、社会教育委員会が行われた際に、そのメンバーの学識者の方が、自分の担当する分野でたくさん参考書が要るので図書館でコピーをとった際、1枚40円取られたと、お金の問題ではなく、現在市全体に、市内では10円コピーがたくさん利用されております。こういった料金の見直しもできないのか、また、市の条例、規則の見直しもあわせてお願いをしたいということをお願いし、第1回目の質問を終わります。 54: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 55: ◯市長(小倉 満君)  消費税につきましては、全国的にいろいろな立場から物が申されております。この消費税に伴う公共料金への転嫁につきましては、4月現在の全国自治体の状況を見ておりますと、約80%の自治体が何らかの条例改正を実施いたしているのが現状でございます。ところが、岐阜県下における市町村の条例改正状況は、約61%でございます。そのうち14市の状況を見てみますと、2市が条例改正をいたしておりますけれども、適用時期をおくらせているのが実情でございます。したがいまして、県下におきましては十分に対応されていないのが現状であります。  そこで、本市の公共料金への転嫁でございますが、現在のところ、市民の皆様方には十分理解を得ているとは申せない状況かと存じます。それで、公共料金等の転嫁を伴う条例改正等を行うことは当分の間見送りまして、今後の対応は、市内外の状況を見極めながら進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。  教育問題について、一つの提言がございました。「一杯のかけそば」と、これは私も感動的な作品であろうと存じます。社会の風潮という中から、少年たちが感覚化しつつある、感覚人間になっている時代でございますので、その感動の教育ということは、まことに私も同感でございますし、特に家庭における教育的機能の低下がとやかく言われておりますときでもありますだけに、この作品の評価は高いというふうに聞いております。実際面におきまして、どう対応するかということにつきましては、教育長より御答弁申し上げます。  さらに職員の市民に対する応対、接客、接遇が悪かったというようなことでございますが、これは最も根本的な問題でございますので、我々は常に市民サービスという中から、職員の資質向上は最も重要な一つであるというふうに考えておりまして、今日までもいろいろな立場から職員の研修を実施いたしております。そしてよりレベルアップができるように、人間的なお役所といいますか、心の通う応対、そういう面には今後ともに努力していかなければならないと思います。もちろん一職員も人格、人間形成ということは常に心がけているはずでございます。担当の市長室長より、研修等の内容については御答弁申し上げます。 56: ◯議長鈴木一也君)  教育長。 57: ◯教育長(山本次能君)  それでは、2点目の御質問についてお答えを申し上げます。  現在の青少年問題は、非常に憂うべき現状でございます。何をさておいても、学校、家庭、社会において、子供たちの心を育てる教育が必要であるというふうに思っております。御提言の「一杯のかけそば」は、読者の心を打つ童話だというふうによく理解をいたしております。現代の子供の心を育てるには、やはり先ほども申しましたように、感動の教育が必要でございます。特にこの作品は、家族愛、人間愛の心を育てる上に、大変適している資料だというふうに思っております。しかし、この作品につきましては、作者の経歴等の問題も含めて、今、巷間においては少し問題にもなっておるようでございますので、ただいまの御提案につきましては、十分検討を加えながら、慎重に取り扱ってまいりたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 58: ◯議長鈴木一也君)  市長室長。 59: ◯市長室長安村準一君)  職員の資質の向上につきまして、お答えをいたします。  行政に対する市民の御要望は、ますます複雑多様化しているところでございますが、職員はこれらに的確に対応し、個性豊かな活力ある地域社会の実現を図るため、積極的にその役割を果たしていくことが強く要請されております。したがいまして、市政の担い手でございます職員が、一人一人が常にみずから厳しさを求める意識改革と同時に、時代に合った新しい感覚を培って、活力ある市政を積極的に推進する責任がございます。その意味におきまして、現在、職員研修の充実を図りまして、公務員として高い倫理観に根差した、あるいは公務員に対する確固たる使命感、責任感を持ちまして、常に市民の立場に立って、誠実、公正に職務を遂行する職員の育成に努めてきているところでございます。第三次総合計画に盛り込まれました事務事業を遂行する上におきましても、今後あらゆる機会をとらえ、御指摘のことも含めまして、市民に心の通った職員の育成、あるいは資質の向上にさらに努めてまいりたいと存じております。  なお、コピーの使用料等についての例を挙げられましての、事務事業の見直しという点でございますが、これは常々、実情に合った見直しをしておるわけでして、コピーの使用料等の具体的な件につきましては、今後、現状をよく調査をいたしまして、またそれなりの見直しの検討をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。 60: ◯議長鈴木一也君)  14番。 61: ◯第14番(舘 康司君)  この席でお許し願います。  最初の消費税につきましては、どうか鋭意努力をしていただきまして、何としても市民の負担にならないようにですね、ぜひともよくお考えをいただいて、お願いしたい所存でございます。  2番目の問題でございますが、これは単に童話ではなくて、あの貧しい中を親子3人が生き抜いていくあの尊さを、どうか教育の中に盛り込んでいただきたいことを切望いたします。  3番目につきましては、実例を挙げましたけれども、これは業務をまじめに遂行しようというあらわれがそうさせたとは理解いたしますが、どうかしっかりとさらに奮励をしていただきまして、職員も行政も一体となって、市民に尽くそうという気持ちをさらに進めていただきたいことをお願いいたしまして、質問を終わります。以上でございます。 62: ◯議長鈴木一也君)  18番 杉原幸子君。         〔第18番 杉原幸子君 登壇〕 63: ◯第18番(杉原幸子君)  通告いたしました3点の問題について、質問させていただきます。  第1点目の件は、大垣市民病院における看護婦に関することでございます。  大垣市民病院は、昭和34年開設以来、大垣地域診療圏の中核的総合病院として、地域住民に対する医療の確保、地域医療の水準の向上を目指し、施設の整備、拡充を図り、医療需要にこたえてきたことは事実であります。私は、56年11月に発行されました市民病院開設20周年記念誌に、再度目を通させていただき、20年間携わってきました多くの方々の御努力と、さらにその後7年以上の経過、この間、医療技術の向上は言うまでもなく目覚ましい限りです。この市民病院をより発展させ、市民から一層喜ばれ、安心して治療を受け、また入院できる市民病院にするために質問させていただきます。  第三次総合計画の中での診療棟改築も進められようとしています。そして医療設備も東海一と言われています。けれども、そこで働く看護婦さんたちはどうなっているでしょうか。病院も改築される、高度な医療設備もある、けれども、そこで働く医師や看護婦がよりよい条件で働けない限り、よい医療はできないと思います。看護婦本来の仕事をしたいという声を、私は多くの方に聞いてまいりました。看護婦は、保健婦のように国や地方公共団体の保健衛生行政の施策の仕組みの中で働いたり、助産婦のように一定領域の中で専門性の高い業務を行うのとは異なり、看護婦の場合は、働く場所、条件によって、行われている業務の内容に大きな差があります。看護婦不足のため、雑用にも追われているのではないでしょうか。看護婦と准看護婦との任務はきちっとされているかどうか、第1点目として質問させていただきます。  第2点目は、産前産後の休暇についてですが、昨年、 439名の助産婦さんと看護婦さんが市民病院にはいらっしゃいました。何名の方が産休をとられましたか。そして、産前、産後はきちっととることができるかどうか、2点目の質問にさせていただきます。  3点目の質問は、育児休職の実態はどうなっているか。相当厳しいと聞いていますが、ありのままに現実を知らせてください。  4点目は、年次有給休暇及び生理休暇は、申し出たらとることができるかどうか、その点についてお尋ねいたします。  5点目は、62年6月、私はちょうど今から2年前に、市民病院の院内保育所をお願いしてまいりました。そのときは検討課題とするという答弁を受けておりましたが、その後の委員会で設置の方向をお聞きいたしましたが、再度、本会議で御答弁をお願いしたいと思います。  病院に関する問題は以上でございます。  2点目の質問は、地区センターの建設と提言です。  大垣に住み続けたいという市民の若い層の方が80%もいるということは、非常に喜ばしいことですが、こうした定住化意識にとって、コミュニティ施設は重要な課題だと考えます。コミュニティ施設建設の方針は、どのように持たれているか質問いたします。  次に提言になりますが、私は、高齢化社会に向けて、老人施設を高齢化対策として今までお願いしてきましたが、青少年育成の仕事をする中で、地域の中での高齢化対策に気がついたのです。コミュニティ施設も毎年同じものを建てるのではなく、高齢化社会対策の中身が入った施設が必要かと思います。老人福祉センターにお年寄りの方々が喜んで通う第1の内容は、その内容をコミュニティセンターの中に取り入れ、子供からお年寄りまでが利用できるセンター建設を願うものです。今後のセンター建設についての、もし中身が討議されているようでしたら、お答え願いたいと思います。  第3点目の質問は、名神高速道路に面する防音壁設置についてです。  内原3丁目地内は、名神下り線入り口に沿っての町内です。車社会と言われ、名神高速道路は夜中に走る車の量も多く、また、夜中は大型車がほとんどです。毎日の生活の中で、防音壁を早急に設置していただきたいと思います。昨年、公団に私はお願いに行ってまいりました。市当局からも公団に要望してほしいという趣旨を連絡しておりましたが、その後どのようになっているか質問いたします。もし公団からの回答がありましたら、その回答もお願いしたいと思います。  以上を持ちまして、第1回目の質問を終わります。 64: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 65: ◯市長(小倉 満君)  大垣市民病院は、この地域における唯一の公立病院として、大変高い評価をちょうだいをいたしております。これは医師、看護婦の皆さんの努力のたまものでございまして、私どもとしましても、常に感謝を捧げているところでございます。御質問の実情につきましては、病院事務局長が御答弁申し上げます。
     地区センターの建設について、いろいろ御提言をちょうだいいたしました。御指摘のとおり、市民意識の向上に伴いまして、学習や交流活動が活発になるにつれ、地域住民の活動する場が必要になってまいります。今日までもその流れの中で、行政としても対応してきたわけでございます。大垣市第三次総合計画に挙げられておりますとおり、小学校下でございますが、校下ごとに気楽に利用できるコミュニティ活動の拠点となる地区センター建設を目指しておりますことは、御承知のとおりでございます。地区センターの施設といたしましては、若者から老人まで気楽に利用できる和洋会議室、集会等に利用できますホール等を設置すべきであると、このように考えております。また、高齢化社会に対応できるセンターを目指して、歩いて行けるような、できるだけ利便性の高い場所に設置をしたいと思っております。今日までもそのような対応に努力をしてきたところでございますが、特に1階の日当たりのよい場所には、和室や会議室を設けております。より機能的な運用を目指しまして、せっかくの施設、地域の皆さんに喜ばれるように対応をしてまいりたい、地域の皆さんの御意見、御指導をいただきまして、一層充実した地区センターをつくってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  名神高速道路に面する防音壁についてでございますが、私どもも日本道路公団とは、常に接触を持っておりまして、いろいろな要望を今日までもお願いをしてきております。この件につきましての現況は、環境部長が御答弁申し上げます。 66: ◯議長鈴木一也君)  病院事務局長。 67: ◯病院事務局長(栗山 繁君)  市民病院の看護婦に関する件につきまして、お答え申し上げます。  まず、第1点の看護婦、准看護婦の身分の扱いということについてでございますが、基準看護におきましては、正看護婦5、准看護婦3、その他の職員2、という看護要員をもって当たるということでございますので、国の指導のもとに職務内容は明確化しております。看護婦の就労条件、それから資質の向上については、常々改善を図っておるところでございます。第2点の御質問でございますが、出産に伴う休暇については、母性保護の立場、あるいは職務の特殊性から、継続的な職務の促進等を図るため、法律、条例に基づき運用を図っておるところでございます。すなわち産前産後の休業につきましては、市規則のとおり、産前6週間以内、産後は8週間を完全実施しておるのが実情でございます。  次に、第3点の育児休業についての状況でございますが、許可基準に基づきまして、1歳に満たない子の養育のため、申請により任命権者が許可を与えておりますが、許可に当たっては、法の遵守は当然ながら、医療機関としての運営についても考慮すべき点があるかと考えております。その出産による休暇の実情でございますが、62年度及び63年度の2年間におきまして71件、うち産前産後のみで職場復帰された方は31件、育児休業の申し出により許可をしたものは40件でございます。期間の平均は4ヵ月となっております。なお、6月1日現在の産休の方は5名、育児休業5名、現在10名が休暇をとっております。看護婦総数に対しまして、約10%が年間において出産に伴う休業をとっておりますが、実働の看護婦の負担軽減のためにも、看護婦の充足に意を注いでいかなければと考えております。  次に、年次休暇の実情でございますが、申し出により年次休暇を与えておりますが、病院職員全体としまして、昨年の統計でございますが、 5.2日が病院全体の職員の平均の年次休暇の日数でございます。看護婦につきましては、平均7日をとっておるような状況でございます。昭和63年4月には、増床に伴う看護婦の採用に配慮いたしまして46名、今年度は52名を増員いたしました。今後とも看護要員の確保に努め、育児休業の取り扱いについては、法の趣旨に沿うよう努力してまいりたいと考えております。  院内保育所の件につきましては、設置基準等、検討を加えなければならない点もあり、さらに努力してまいりますので、御理解賜りたいと思います。 68: ◯議長鈴木一也君)  環境部長。 69: ◯環境部長(北尾俊一君)  名神高速道路に面する防音壁についてをお答えいたします。  名神高速道路防音壁の設置の要望につきましては、かねがね地元住民から要望がございますことを十分掌握してございます。市と日本道路公団との打ち合わせの内容でございますけれども、羽島管内は、小牧から関ヶ原までの間の上下線86kmが対象になっております。そのうちの30kmが、今、防音壁が施行されております。この日本道路公団の回答でございますけれども、いわゆる非常にまあ、何ヵ所も陳情が多うございまして、順位の問題等もございます。それからもう一つは、下り線のちょうど内原3丁目は、下り線の上り坂でございますが、このインターの上り坂の所は、スペースの問題で少し問題がありますけれども、なお、今後ともに、強力に、早急に実現するように市の方から要望してございますので、これは十分承知しておりますので、その点よろしく御理解賜りますようお願いいたします。 70: ◯議長鈴木一也君)  18番。 71: ◯第18番(杉原幸子君)  逆からになりますけども、名神高速道路に面します防音壁の設置につきましては、できるだけ早い時期に設置していただきますよう、また、重ねてお願いしていただきますよう、お願いいたします。  それからコミュニティセンターの問題ですけれども、やはり17小学校下、ない所にしますと、できるだけ早くほしいというのが現状なんです。土地との関連もございますけども、やはり一日も早く、第三次総で今年度実施されるのか、12年後に実施されるのかでは、相当地域の格差がございますので、できるだけ早くお願いしたいと思います。それと同時に、今までできましたコミュニティセンターを、やはり総点検と、それからどの部分が使いやすくて、また高齢化社会に向けてどの部分が大切であるかということは、再検討する必要があるんじゃないかというふうに思いますし、また、意見もぜひ聞いていただきたいというふうに思います。  私のこれ感じなんですけれども、行政当局にいつも感じることは、教育関係の分野ですと、教育関係の分野が討議され、福祉になりますと、高齢化社会や、また保育の問題というふうに、こう分けられる可能性があるんですけども、やはり庁舎の中で一つの時代を追っていくわけですから、そこら辺は、本当にコミュニティを持ちながら、コミュニティセンターをつくるときには、じゃあ、教育管轄の中でつくられるけども、高齢化社会に対応できるのかどうか、その点、今後総合的に検討していただきたいというふうに意見を述べたいと思います。  それから、市民病院に関することなんですけども、局長さんは、簡単にすべて解決されているかのように答弁されましたけども、私は、看護婦さんは不足していると思いますけども、市民病院の看護婦さんの中には、相当いろいろ今、矛盾が起きているというふうにお聞きしてまいりましたし、何回か意見も聞いてまいりました。というのは、今、局長さんの答弁されました育児休暇の問題につきましても、62年、63年は71件あったと、このことにつきまして、本当に多い数なんです。私もここ1年ぐらいの間に、相当意見が入ってきたのも事実でございます。ですから、この2年間の間の育児休職に関しては、相当不満を持ちながら、病院に出て行ったというのもあるのではないかといふうにまずひとつ思います。それで、育児休職の実態は、やはり育児休職は、1年間とれるというふうに決まっておりますし、公立の保母さんたちは、ほぼとれていると思いますけれども、やはり私は、市民病院は、看護婦さんの不足によって、これが十分でないというふうに私は認識いたしております。というのは、自分は1年とりたくても病院側の方から3ヵ月にしてほしいとか、4ヵ月にしてほしい、ということで決められて、やはり休暇をとっているのが実態でないかなというふうに思っております。  それと、年次有給休暇、また生理休暇につきましても、年次有給休暇は職員の皆さん 5.2日ですか、看護婦さんは7日というふうに言われましたけども、じゃあ、有休は何日間あるんですか、1年間何日間とれるんですかというふうに、逆に質問したいというふうに思います。それが消化されてないんじゃないかというふうに思います。これも看護婦さんの不足からだというふうに思いますけども、相当、看護婦さん初めそこで働く職員の皆さん、有休をとるときにはいろいろ提出の仕方を、もう本当に中身を考えて出しているということもお聞きしてまいりました。本当のこと言ったらとれないというんですよ。自分が休みたい、自分の本当のことだったらとれないのが現状だというんです。ですから、やはりこのことについても、一度総点検していただきたいというふうに思います。  全体の問題といたしまして、やはり看護婦不足が、いろんな点でこう影響されているというふうに思います。ですから私は、2年前に提言いたしました院内保育所をぜひお願いしたい。これは早急にお願いしたいと思います。一宮の市民病院では、もう近日中に院内保育所を設置すると、それも1ヵ月の10日間は24時間保育をやる、このようにして看護婦さんを確保しているのが実態なんです。ですから、そういう点も私は考慮していただきたいというふうに思います。  それと同時に、20年誌の歴史の中でも私は感じたんですけども、市民病院におきます准看護婦さんたちの学校開設ですか、これにも相当努力されてきた足跡が見受けられました。そして、今でもそれは大きな功績になっていると思います。けれども、そこで勉強された看護婦さんたちが一体どうなっているのか。すべての看護婦さんが市民病院に残るということではないと思います。じゃあ、今どうなっているのかと同時に、大垣市内に在住します看護婦の資格を持った人たちがどれぐらいいるのか、いろんな点でやはり調査をしていただき、看護婦さんの充実を図っていただきたいというふうに思います。  私は、看護婦さんたちが本来の仕事をしたいと、こう言われる、その気持ちが何かわかるような気がするんです。それと、看護婦さんたちが、やはり充実した職場の中で働けるということは、市民の私たちにとって、病気になったときには、本当に安心して治療を受けられ、また入院できる市民病院になるのではないかなというふうに思います。同時に、建物の改築、そして医療器具の設備、これは目に見えるんです。ですから、すばらしい市民病院になった、すばらしい機械が入ったということで、私たち市民は見ます。けれども、看護婦さんや医師、また病院で働く人たちの条件は、私たちの目には見えません。けれども、よりよく考えれば、その職場で安心して働けることが、入院患者の皆さんに返ってくる核心の力だというふうに思いますので、やはり、その解決の方法を一度総点検しながら、再度検討していただきたいというふうに要望いたします。局長、答弁ありましたらお願いいたします。 72: ◯議長鈴木一也君)  病院事務局長。 73: ◯病院事務局長(栗山 繁君)  今後、看護婦の労働条件、それから充足についても、十分配慮して、総合的に検討してまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。 74: ◯議長鈴木一也君)  次に移ります。  11番 岡田正昭君。         〔第11番 岡田正昭君 登壇〕 75: ◯第11番(岡田正昭君)  それでは、通告に従い、イベント施策による地域活性化について質問させていただきたいと思います。  午前中、質問の1番として、清水議員がイベントについて御質問がありましたので、若干重複する点もございますが、角度をかえ、御質問をさせていただきたいと思います。  昨年、本県は、中部未来博の成功に沸きました。本年2月の三菱総合研究所の発表によりますと、入場者数約 407万人、関連支出 1,147億円、国県及び市町村等の関連公共事業等の支出 585億円、パビリオン建設費、運営費、入場者の消費支出等の民間サイドの支出約 562億円の構成であります。そして生産誘致額 4,195億円、県経済規模の 3.7%に相当すると発表しております。そして本市においては、未来博のプレイベント、プラス市制70周年事業と位置づけ、「スインク'88」を催しました。「国際友好駅伝」、「ふれあいフェスティバル」、「文化フェスティバル」、「産業フェア」、「地域物産バザール」などで計2億 5,300万円、うち、県より 4,900万円の補助で行われました。私は、「スインク'88」は、それなりの成果があったと考えます。しかし、未来博ほど大規模でないスインクが、果たして市民の連帯感を育て、地域の活性化に果たした効果を考えますとき、もっと十分な反省と今後の方向性についての討論があるべきだと考えます。先ほど申し上げたように、「スインク'88」は、総額約2億 5,000万円の総支出と、広報課の報告によりますと、市職員動員数述べ 602人、約 740万円の人件費をプラスし、寄附収入の 5,700万円を差し引きしますと、約2億 300万円、1世帯当たりに直しますと、1世帯約 5,700円の税負担となります。市民の声には、「市民はさめている、イベントの費用をもっと福祉に、雨で中止になったパレードの貸衣裳代はどうなるの」といった声も聞かれました。私は、イベントを否定するものではありません。確かにイベントは、一つにはイベントの参加を通して人、物、情報の交流が行われることによって、新しい産業や文化おこしの起爆剤となり、イベントを遂行することによって、さまざまな能力が必要になり、イベント経験を通してノーハウが蓄積され、人材が育成されると思います。しかし、「スインク'88」は、一部のイベント屋の事業の企画や、思いつきではなかったのか、真に市民のニーズにこたえたイベントであったのか疑問であります。また、ことしは武者行列、来年は婦人のイベント、再来年は青少年イベントといったふうに、中身が日がわり弁当のようにくるくる変わり、一過性で終わってしまう。つまり、地域の人たちがイベントプロデューサーとして主役にならず、市職員やイベント屋の企画で終わる、打ち上げ花火で終わってしまうのではないかという危惧があります。ことしは「スインク89」ということですが、「スインク90」もあり得るのか。また、スインクの基本理念及び今後の方向性についてお尋ねをしたいと思います。  次に、具体的に今年度の事業である「スインク89」について、お尋ねをしたいと思います。  今年度は、NHKドラマ「春日局」に組み合わせ、現代社会の中で、女性のあり方を見つめ直すとともに、女性の社会参加を促進する約 5,000万円の事業だとお聞きしています。私は、今回の女性のリーダーを育てようという観点は、「春日局」をテレビ放映するから、女性にスポットを当てることは安易ではないか、という声を耳にしました。しかし私は、女性のリーダーを育てようという観点から、イベントを進めようという市長のアイデアに敬意と賛意をあらわすものであります。  今回、レディース委員会ということで、市の女性職員を作文等の選考で、49名の応募の中から12名選出され、他の22町村各1名の計34名の女性ワーキンググループが編成されたとお聞きしています。先日、一部のワーキンググループの方のお話を聞いたわけです。大変なやる気とエネルギーを感じ、「スインク89」が楽しみになりました。しかし、その他のメンバーは、市の把握している団体の長をあてるという形だとお聞きしています。「女性とまちづくり」のタイトルで、未来のまちづくりを考えますとき、各団体の長の方では、なかなかユニークな意見が出てこないのではないか、平均年齢が高いために、未来について余り語れないのではないかという声も聞いております。また、幾らやる気があっても、市職員のワーキンググループと、市の把握している団体の長では、市のお声がかからないと動かない。そして、お役所主導のパターンではいつまでも民間活力が引き出せず、指導者が育ちません。市の企画や援助がなければ一人歩きができず、今後の継続性もありません。つまり、イベントの最大の弱点である一過性で終わりはしないかと心配であります。むしろ、市民の中から、もっと市職員のワーキンググループのように、広くイベントプロデュースに参加したい人を募集し、若い世代からいろいろな世代の、ユニークな活動をしたい人を活用すべきではないかと考えます。お隣りの岐阜市では、わずか50万円の補助金で、「岐阜女性フェスティバル」が手づくりで行われ、官製でないユニークな実行委員会の力で、足りない分を広告とりをし、落合恵子さんの講演以来、ことしで5回目であり、神津カンナさん等の講演と児童文学家の角田雅子さんのシンポジウムを企画したりしています。また名古屋市も、この6月3、4日に、女姓による市制 100周年事業ということで、「名古屋発ライフメッセージ あなたからあなたへ」ということで、久屋公園通りで女性だけの模擬店やブースをつくり、手づくりの人形や帽子、女性ならではのアイデアの店が好評を博しました。また、シンポジウムではファッションショーを組み合わせ、5人のパネラーを20代から60代のユニークな市民参加の実行委員27名中、市職員は2名のみで、女性問題には男性とともにということで、見城見栄子さん、安井かずみさん、田中康夫氏ら5人のパネラーで、女性1人 1,000円、男女ペア 1,500円のチケットを完売し、 2,000人規模で成功させたと聞いております。これもやはり官製でない市民のエネルギーの活用と存じますが、本市は女性リーダーの育成は、型にはまりすぎてはいないかと思いますが、この点についてどうお考えでしょうか。また、今後一過性で終わることなく、継続して女性リーダーを育てていく事業方針をお持ちかどうかお尋ねをしたいと思います。  次に、コンベンション構想について、お尋ねをしたいと思います。  県は昨年の4月、県内活性化の施策の一つとして、コンベンション中核拠点都市として、岐阜市、大垣市、高山市、下呂町などを位置づけました。また、本市の第三次総の中で、「新風土を生み心のふれあうコンベンション都市を創造する」と位置づけております。最近、岐阜市は本年5月24日に、財団法人岐阜コンベンションビューローを設立し、運輸省の許可を受けました。  御存じのように、コンベンション産業は、国の16種、県の七つの新産業おこしの一つであります。最近、コンベンション都市戦略という言葉が使われます。コンベンションという国際的な、あるいは国内の大きな会議や、企業の製品などの展示会の開催や、イベントをある都市で行います。そうして他地域の人が集まり、その開催都市内での消費を拡大し、コンベンション開催に必要な関連産業、例えばホテル、広告、印刷、バス、タクシー、銀行、旅行、飲食業等の産業を育成し、既存の産業の活性化をさせ、新たな産業を呼び起こすことにより地域活性化を図る。また、人が集まることによって、集中、発生する情報の効果的活用により、都市のイメージアップや都市環境、文化、学術、教育など、ソフト、ハード両面にわたる社会開発を図ることを期待する戦略だと考えます。私は、先ほどイベントについて申し上げましたが、イベントには二つの方向性があると考えます。一つには、地域住民が参加したり、自己表現する楽しみとしての祭りがあります。もう一つには、地域を活性化させるための効用があると考えます。この地域活性化のための一つの施策として、今後、本市としても、本市なりのコンベンション都市を目指すべきだと考えます。東京、名古屋、大阪、神戸といった大都市は、国際都市のコンベンションがあり、岐阜市や金沢市は県庁の所在地であり、観光都市としてのコンベンション構想があります。私は、15万都市大垣には、県下第2の、西濃22町村の中核都市としてのコンベンション都市戦略があると考えます。「IRIS」等の全国的シンポジウムを成功させる行政の企画力と、ソフトパークを推進させる情報産業の着実な歩みと、上場企業6社や工場会など、ユニークな活動と、「TEAM21構想」を策定する商工会議所のチームワークのよさと活力、あるいは岐阜経済大学や大垣女子短大の学術的文化度の高さ、また、コンベンション都市は、高速交通体系とのアクセスが必要となります。名神高速のインターがあり、新幹線の羽島駅から車で15分から20分のアクセスがあること。また、東海環状自動車道の大垣西インターの設立や、羽島市地区でのヘリポート構想など、好条件の交通アクセスがそろっております。以上の条件から、私はコンベンション都市として、全国から企業の展示会やシンポジウムをこの大垣で開催させることのできる潜在的エネルギーや、育ち得る基盤は十分にあると考えます。  次に、コンベンション都市に必要なハード面は、宿泊施設及び展示場、会議場であります。最近フォーラムホテルや、7月にオーブンするチサンホテルなど、シティホテルが民活でふえており、大垣で42軒の旅館、ホテルがあり、約 1,200名の宿泊能力があります。また、展示場や会議場は、先ほど述べましたシティホテルのほか、福祉会館、文化会館、市民会館、大垣城ホール、生涯学習センターなどが利用できると考えられます。しかし、将来のコンベンション都市を考え得るならば、見本市や展示会を開くときに、少なくとも 5,000m2以上の展示スペース、 5,000人規模の会議場が必要となります。市民も広く多目的に利用できるコンベンションホールの建設が、将来の大垣市のハード面の重要な位置を占めると考えられます。ちなみに、岐阜産業会館は 3,166m2、 5,000人収容、大垣城ホールは 1,500m2、約 2,200人収容可能であります。私は、コンベンション都市を考えるとき、一方向だけから都市の未来を見てはいけないと考えます。多面的、有機的に都市づくりを考える必要があると考えます。都市づくりと広域圏交流という観点から、コンベンション都市を考えたいと思います。  コンベンション都市は、会議や展示会を行う建物と、宿泊施設があればよいわけではありません。アフターコンベンションと、都市のアメニティが必要不可欠であります。全国的な会議を開催するとき、会議が終わったら有名な史跡や歴史的な町並みを見ようとか、美しい海や山や温泉などの自然に触れてみたいといった観光レクリェーションが必要であります。そういったアフターコンベンションがなければコンベンション都市ではないと言われています。大垣は、全国的には有名ではありません。しかし、ひとつの考察として、関ヶ原という地名、あるいは松尾芭蕉は全国的にも有名であります。NHKの大河ドラマで、「関ヶ原の戦いが入った作品はヒットする」というジンクスがあります。また、日本の歴史や文化を勉強する外国人の中に、関ヶ原という古戦場を見学したいという声が、少なからずあるそうです。「西濃はひとつ」という広域圏の活動を見るとき、各町村が一緒になって物産バザールを年に数回開いたり、他の町村のイベントにお義理の形で参加するという、広く浅い活動のように感じられます。私は、関ヶ原や大垣の結びの地の水門川流域を、2眼レフとして全国的に売り出すことによって、西濃広域圏の観光資源が生きてくると考えます。例えば、関ヶ原、地名は年間何億円もの広告料に勝る無形の財産であると思います。むしろ民間活力や行政の企画力によって、もっと全国の人たちの鑑賞に足り得る戦国博物館の設立や、年1回ぐらいは、数万人規模による関ヶ原合戦を再現する祭りを持つことを提案します。また、松尾芭蕉は俳句ファンでなくても、中学、高校の教科書で必ず学習する俳文集であり、紀行文である「奥の細道」の作者であります。元禄2年の春から秋にかけて、江戸から奥羽、北陸を回って、大垣を結びの地にしたわけであります。東海道五十三次で考えるならば、出発点の江戸と終点の京の三条大橋と同じように奥の細道は、出発点は江戸であり、終点大垣は東海道五十三次の終点、京の三条大橋に匹敵するものであります。結びの地は、芭蕉翁が大垣に残してくれた無形の財産であります。歩きたい結びの地として、今後とも水門川環境整備を進めることは、個性ある市街地整備と、アフターコンベンションや、都市のアメニティと有機的に結びつくと考えます。また、大垣に宿泊する人たちのためにナイトマップを作成し、安心して大垣の夜の街で飲めることも必要であると考えます。  以上の点から、私は、大垣の特徴を生かしたコンベンション都市づくりを行うべきだと考えます。そのためにも、一刻も早くコンベンションビューロー設置を要求したいと思います。コンベンションビューローは、英語で案内所、事務所、官庁の局、部、課を意味し、コンベンション都市を推進させるための日常的な地域レベルの推進組織であります。活動資金源は、基本財産の運用益や会費、行政や商工会議所からの補助金や事業収入で行われます。ちなみに、岐阜市のコンベンションビューローは、基金1億 1,500万円、そのうち市 5,000万円、民間 6,500万円の分担でスタートいたしました。近い将来、5億円の基金として事業運営に当たるそうであります。現在、職員は11名で、市からの派遣は3名だそうであります。そして、活動内容は展示会、シンポジウムの誘致、企画、相談、宿泊、交通サービスの手配、アフターコンベンションのサービス、イベント補助などだそうです。シンポジウム等の学界関係などは、意外と大学の先生や少数の責任者に負担が多く、なかなか準備ができないため、企画の援助から、シンポジウムに補助金を出したり、低利で開催資金を貸し出ししています。私は、こうしたビューローを設置し、その中でイベント、展示会、シンポジウムのお手伝いをし、大垣市の中にイベントに対する人材が育ち、また、真に大垣市民による活性化の起爆剤となるイベントが発案されてくると考えます。  私は、最後に「スインク'88」の反省と、「スインク89」の事業方針をお尋ねする中で、三次総に掲げるコンベンション都市に対する、一考察を提言させていただきました。かって、フランスの小説家ロマン・ロランは、「広場に1本の杭を立てろ、そして人を集めろ、そうすれば、祭りは始まる」と言いました。私たちは、質素な1本の杭のかわりに、「スインク」という杭を、この大垣という広場に立てます。そして祭りは始まります。果たして、その祭りは市民のための祭りなのか、もう一度じっくり考えたいと思います。  市長並びに担当部長の感性豊かな御答弁を期待し、第1回目の質問を終わりたいと思います。 76: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 77: ◯市長(小倉 満君)  ただいまはイベント施策による地域活性化について、幾つかの提言を賜りました。「スインク」の基本的な考え方、方向性と申しますか、今、一つの警告として、一過性ではないか、思いつきの計画ではないか、起爆剤としての有効性があったのかどうか、厳しい御質問でございますが、「スインク」は、昨年、県民総参加で開催されました、「ぎふ中部未来博」のプレイベントとして、また、県土丸ごとパビリオン構想に呼応して、西濃20市町村で開催したイベントであることは、今、仰せのとおりでございます。多くの皆さんの御理解を得て今日がございます。  国の四全総で提唱しております交流ネットワーク構想では、交流の組織づくりや、ソフト面のネットワーク整備を進めることを目指しておりますように、まさしく「西濃はひとつ」を理念とした「スインク」は、こうした考えに整合したものであると存じます。今日、地域間競争の時代であると言われますが、同時に地壇間協力の時代であるとも言われております。「スインク」は、広域的な視点の中で、22の市町村が個性を競い合って協力し合い、地域の活性化を図っていくわけでございます。22と申しますのは、西濃1市5郡プラス本巣郡の根尾村、巣南町が特別に参加をいたしております。したがいまして、西濃地域の中核都市としての認識に立って、西濃圏域の活性化を目指すために、スインク事業の継続は極めて重要であると、このように存じております。  今年の「スインク89西濃」は、仰せのとおり、NHKの大河ドラマ「春日局」が誘因ではございますが、あくまで独自の発想の中で進められているものであります。願わくば、「春日局」にあやかってということもありましょうが、内容におきましては、西美濃のイメージアップ、西濃のイメージアップを図るとともに、今日的な課題である女性の社会参加の促進と、そのネットワークづくりを目指しているものでございまして、女性をテーマにしたイベントとして整ってきたわけでございます。  また、本市の国際化や情報化の推進の起爆剤に、「スイング'88西濃」がなりましたように、イベントを実施する場合、確固たるポリシーをもって臨みますれば、イベントが誘発する効果は必ずや期待できるものであると、このように考えて進めております。したがいまして、今後スインク事業は、西濃圏域の住民の心を一つにする環境づくりを目指しまして、今日的課題に対処しながらテーマを設定し、一過性に終わることなく、継続してまいりたいと存じますので、一層の御理解をお願い申し上げます。  その「スインク89西濃」の具体的な計画はどうなんだろうかと、内容、スケジュール、実行委員の選抜方法、女性リーダー育成の視点、継続性と、いろいろな観点からお話をいただきました。「スインク89西濃」の経過につきましては、去る3月に杢画推進ワーキンググルーブとしまして、22市町村の女子職員で構成するレディース委員会を発足させ、素案づくりを進めてまいりました。その素案をもとに、女性、市民を中心に参加していただきまして、各事業の企画準備委員会で計画案が練り上げられているところでございます。7月上旬には、事業推進本部を設立いたしまして、事業計画を確定し、実行に移したいと考えております。  現在、企画準備委員会での素案では、大垣会場の5事業と、21町村で繰り広げられる市町村フェスティバル41事業が立案されております。先刻も申し上げましたように、行政主導であってはならない、御指摘のとおりでございます。あくまで市民サイド、住民サイド、これが主導であるべきことは、私も同感でございまして、今後ともにそういう形で陣容を整えてまいります。大垣会場では、「西美濃レディースプラザ楽市楽座」、これは21町村の特産品の販売等をいたそうということでございまして、買う、見る、食べるが楽しめる女性中心の広場を計画していこうというものでございます。ほかに、昨年、若者の手によりまして大変人気を得まして、ぜひ継続をと言われております「綱引大会」、これをぜひ継承いたしまして、ことしは「春日局杯」としての「西美濃綱引大会」、これが予定されております。西美濃の女性の生き方をテーマにした「レディースフォーラム西美濃」もございます。昨年、開催しました文化フェスティバルが、この中から女性をテーマに開催する「西美濃レディースフェスティバル」、これが思い起こされたわけでございます。女性の健康をテーマにした「西美濃レディースフィットネスフェア」など、これも、いずれも女性を中心とした行事でございまして、10月の「十万石ふるさとまつり」を盛り上げるべく、お互いに協力し合って展開する予定でございます。現在、細部の検討をしているところでございますので、大方の御意見、お知恵をちょうだいいたしたく存じております。  御提言の選抜方法等も踏まえまして、先ほど申し上げましたように、女性のリーダーの育成、これの視点というものを確たるものとしまして、地域の女性リーダーといいますか、地域のボランティア活動等、今後ともに実施してまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  次に、コンベンション都市についてでございますが、第三次総合計画における位置づけ等、これは岐阜市が国の指定を受けておりますように、コンベンションとは、イベント、シンポジウムなど、ある目的を持って人々が多く集まる催し物の総称でございまして、今日まで岐阜市は、この目標のもとに幾つかの企画を持ち、実施されてきております。本市におきましても、このコンベンションの状況は、議員各位を初め市民各界各層の深い御理解と御支援を賜り、新しいもので、いろいろお世話になりました「戸田公入城 350年祭」や「スインク'88西濃」といった、産業、文化、スポーツなどの幅広い市民参加のイベントや、「IRIS'87」、同じく「'88国際シンポジウム」、1年早めて奥の細道紀行 300年と銘を打ちました「俳文学会全国大会」、さらに「奥の細道大垣サミット」の開催等、コンベンションを活用した地域活性化に、郷土を見直す交流の機会づくりに努めてまいりました。おかげさまで、効果を上げることができたと存じております。こうしたコンベンションの開催は、都市全体の魅力を高め、人々を引きつけ、交流を図り、新たな文化を創造するなど、都市の活力を生み出していくものと存じます。そこで、第三次総合計画でのコンベンションの取り組みにつきましては、本市の21世紀を目指す活性化施策としまして、ぜひこれを位置づけていこうと、情報化や国際化への積極的な対応と歩調を合わせまして、着実に進めていくことが良策であろうと存じます。今後、古くから受け継がれてまいりました祭りやスポーツ、文化等のイベントにつきましても、より質の高いものへと充実させる中から長期的な展望に立ちまして、各種コンベンションの受け入れ体制の整備、誘致のための仕組みづくりや、もてなす心の高揚に、計画的に取り組んでまいりたいと存じます。質の高いものへと充実をさせていく、これが非常に大変大切であろうと思います。きょうよりもあした、ということでございまして、私どもは、都市そのものを印象づけるコンベンション都市として、大垣らしさにあふれた魅力ある個性的な都市づくりを進めてまいりたいと存じます。  事業のスケジュールにつきましては、平成元年度から3年度までの第1期実施計画における主なコンベンション事業につきましては、広域的な「スインク89西濃」を初めとしまして、今、一、二、手元にありますのを申し上げますと、デンマーク少女合唱団の演奏会がございます。国際ワークショップに引き続いての国際的な事業、あるいは市民の朝市、あるいは大垣イメージアッブブランの策定等がございます。これらの実施に当たりましては、市民の関心、参加、協力が得られますように、一層努力してまいりたいと存じます。  アフターコンベンションとしての広域圏との連携につきましては、このコンベンションを開催して、人々を多く集める場合に、そのコンベンションの内容はもちろんのことでございますが、会場となる都市や周辺地域の魅力が重要な要素になると思います。先ほどもアメニティという条件を、御発言があったわけでございますが、この点も極めて重要な部分であろうかと思います。昨年の「スインク'88西濃」を契機に、22の市町村の協力体制ができてまいりましたので、今後、広域的な連携を踏まえたコンベンションの開催、交流施設の整備、魅力ある地域づくりの検討をしてまいりたいと存じます。  コンベンションビューローの設置についてはどうか、ということでございますが、このコンベンションの総括的活動主体としてのコンベンションビューローの整備につきましては、三次総の中で、主要施策に位置づけておりますので、今後広域的な連携、都市の魅力づくりとあわせまして、御提言の内容を十分検討してまいります。よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。 78: ◯議長鈴木一也君)  11番。 79: ◯第11番(岡田正昭君)  3点にわたりまして、御答弁ありがとうございました。  私は、先ほど大変厳しいことを申し上げましたようですが、やはりイベントというのは、市民にとって、活性化と同時に市民の批判に耐え得る、また本当に楽しみとなるイベントでなければならないと思います。そういった意味で、私は、この間痛切に感じましたのは、もっと論議があっていいんではないか。もっと理事者あるいは議会もっと市民の声を聞くイベントづくりをぜひやっていただきたい。また、先ほど市長も申された、いわゆる確固たるポリシーを持てば、それなりに御理解をいただける、それを私は、もっと前面に、主張に打ち出していただきたい。そうでなければ、まあ、ひとつこんな声もあるわけです。「イベントばかりやっている市長じゃないか」、それに耐え得る正しいポリシーを持てば、それなりの理解も得られると思うわけです。ぜひ、中身の方もですね、亭主の好きな赤烏帽子にならぬように、努めて御論議をいただきたいということをまず1点申し上げたいと思います。  それとコンベンションについて、大体のスケジュール等もお聞きしたわけですけども、これはひとつ、コンベンション事業をやるということは、必ずしもホテルや旅館がもうかるということでなしに、むしろ全体に、いろんな形で企業に波及効果していくと、あるいはその中で、コンベンションビューロー等を通して、いろんな人たちが育ってくるということだろうと思うんです。そういう意味でも、先ほど申し上げたように、必ずしもコンベンション産業を育てることが、都市の都市計画とも関係ないということではないと思いますので、そういった点をぜひお考えいただきたく、最後に産業部長の、コンベンション産業、新産業おこしでございますので、昨年度も情報産業についてお尋ねしましたし、また、今度は新しい産業おこしということで、コンベンションをお願いしたいわけですけれども、産業部長のほうからの御答弁がないんで、その点、所信を一度お伺いしたいと思います。 80: ◯議長鈴木一也君)  産業部長。 81: ◯産業部長(山田 孝君)  都市の活性化はイベントにあるとも言われております。今までいろいろ御討議願ったように、市民各層からのお考えを結集したイベントに今後はしていきたいと、こういうふうに考えておりますので、御了解いただきますよう。 82: ◯議長鈴木一也君)  11番。 83: ◯第11番(岡田正昭君)  また、委員会等で質問させていただきます。どうもありがとうございました。 84: ◯議長鈴木一也君)  次に進みます。  15番 渡辺雄次君。         〔第15番 渡辺雄次君 登壇〕 85: ◯第15番(渡辺雄次君)  通告に従いまして、治水に関する件、洗堰の件から入らせていただきます。  議会と執行部は、おのおのの立場こそ違え、ともに市民生活の向上と市勢の発展という大きな目的に向かい、日夜遭進しておられ、まことに御同慶の至りであります。政治におきましては、中央にあっても、あるいはまた地方にありましても、治水という問題が一番肝心な問題であり、再選を果たされました小倉市長は、この問題に特に格段の意識を持っておられることと推察をいたします。  さて、近世の歴史の中で、私たちの住むこの西南濃地方ほど水とのかかわり合いの深い所はないのではないでしょうか。思えば、今から 235年前、宝暦4年、私たちの住むこの美濃は、毎年供水に見舞われ、尊い人命と莫大な財産を失ってまいりました。「お囲い堤」と呼ばれた、尾張方の堤防が3尺高いがために、水は必然的に私たちの住む岐阜県の方へ流れるようになっていたのであります。たび重なる住民の陳情の結果、時の幕府は、揖斐、長良、木曽の三川分流工事を、遠く離れた九州の薩摩藩に「御手伝普請」という名のもとに、全額島津家持ちで工事をさせたのであります。80有余名の尊い犠牲と、今のお金に換算しまして、約 250億円という膨大な工事費を使い、無事にこの締め切り工事を終えられたわけでありますが、自己犠牲の上になし遂げられました崇高な義士の方々の精神は、深い感動を現代に生きる私たちに与え、当市におきましても、大垣青年クラブの皆さんが、その顕彰事業を展開され、そのことが鹿児島市とのフレンドリーシティとしてのおつき合いに広がっていったことは、皆さん御承知のとおりであろうと思います。当議会におきましも、この友好関係をさらに実り多いものにするため、鹿児島市友好大垣市議会議員連盟が設立される予定であり、まことに御同慶の至りであります。  さて、問題は、この 235年前と同じような状況が、「お囲い堤」と申してもよい姿が、この大垣に厳然と存在するという事実であります。つまり、私の住む大谷川の洗堰がそうであります。大谷川の西側、荒崎に住む者にとりましては、洗堰という存在は、勝るとも劣らないものであり、何物にも耐えがたい過去の屈辱的な遺産であります。今から32年前、大谷川は堤防のない1級河川でありました。雨が降り続くと一面泥海となり、それこそ大変な生活が毎日繰り返されておったわけであります。昭和32年、住民の悲願でありました築堤工事が完成しましたが、悲しいことに、洪水調整用として、延長 110mにわたりコンクリート溢流堰が十六町地内に建設されたわけであります。いわゆるこれが洗堰という呼び名であります。大谷川の水かさがふえ、一定レベルに達すると、この 110mの部分から、水は必然的に荒崎側にオーバーフローするということになっているわけであります。これもたび重なる陳情の結果、8年前の昭和56年には60cmかさ上げされましたが、まだ対岸とは70cmの段差を残したまま今日に至っております。一日も早く対岸と同じ高さにしてほしい、洗堰を撤廃してほしいという願いを抱き続けながら、時代は移り、平成の時代となりました。荒崎は遊水地であるから仕方がないという入がおられますけれども、同じ大垣市民として、まことに悲しいことであります。いつまでもこういう不平等が許されていいのでありましょうか。 235年前の三川分流工事もそうでありました。だれもが不可能と思っていたことが政治的な大英断でなされた。このことがすなわち政治であり、行政はそれを受けて存在するのであります。近年、荒崎も開発が進み、各団地を初めといたしまして、 5,700名の人口となりました。  さて、し尿、ごみ等の処理施設は近代生活を営む上で、必要欠くべからざる施設であります。そうした施設を建設する場合、住民はその必要を認めながらも、私のとこでは建設するのはかなわないというような、つまり総論賛成、各論反対の現状が、今日の各都市間における姿であります。広域行政の中におきましてもしかりであり、建てさせてやるから、あるいはまた、捨てさせてやるからあれをつくれ、あるいはこれをつくれという注文がつくのが常であります。そんな中にありまして、荒崎の住民は何の注文をつけるわけでもなく、この施設を引き受けております。米野の焼却場で発生する残灰処理場の候補地が、荒崎地区に最近決定いたし、現在買収のための交渉が行われておりますが、その話し合いの中には、「洗堰をふたをせい、そうしない限り絶対に買収には応じない」そういう方もおられましたけれども、私は、「15万市民のために、どうか協力してあげてください」と、夜おそくまで説得をしたこともあります。何の注文もつけずに、紳士的に協力している地区が荒崎であります。市長は、公約の第一に、治水の問題を掲げておられました。そうした状況をどう思われるのでしょうか。この洗堰に関する見解と、護岸工事の今後の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。次に、水防施設の件についてお尋ねをいたしたいと思います。  去る9日、当地方も梅雨シーズンに入り、梅雨入り宣言がなされましたが、これからは本格的な降雨シーズンになるわけであります。水に対する備えが重要な時期となり、過日、日新校下におきましては、大がかりな水防工法大会が実施され、本年から、将来の大垣を担う児童生徒も多数見学に来られましたことは、高く評価いたしたいと思う一人であります。水の被害から市民の生命と財産を守るため、現在、各河川には水防倉庫があり、その数は52棟であります。迫りくる都市化の波と変動する人口等に対応するため、大垣市内の適正配置について、当局の考えをお聞かせいただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 86: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 87: ◯市長(小倉 満君)  ただいまは、輪中という宿命のもとにある大垣、もちろん水の恩恵も多く受けているわけでございますが、悲劇もまたあります。そうした中で、治水に関する事業は最優先されるべきものでございまして、今日までも、その努力が払われております。「政治の原点は治山治水にある」と言われておりますように、非常に重要なテーマであります。薩摩義士の偉業についても、ただいまお話がございましたが、今日、我々がそういう恩恵のもとに安全な生活ができているということを忘れてはならないと存じます。  洗堰の問題についてお話がございましたが、1級河川大谷川右岸堤の洗堰は、御案内のとおりでございます。昭和20年代まで、無堤状態であったわけでございます。同地に昭和29年から昭和33年までに築堤工事が行われたときに、構築された重要河川構造物でございます。近年、土地の開発進展に伴いまして、関係地域の形態も、当時とは大きく変化をもたらしてきておりまして、洗堰につきましても、かさ上げを強く要請し、その被害の軽減を図るべく、昭和56年3月に60cmのかさ上げが完了したところでございます。  洗堰の解消につきましては、杭瀬川初め相川、泥川、大谷川の河川改修にまつところが極めて大きいものがございます。今後、杭瀬川高淵地区の狭窄部の改修を初め、関係河川の改修につきましては、昭和51年、いわゆる「9・12豪雨」でございますが、この以後、もちろんそれまでも努力が払われていたわけでございますが、特にこの「9・12豪雨」以来、国県に対しまして、強力に要請を重ねてまいっております。今後とも皆様方の御協力を得ながら、一層強く改修の早期完成を目指して、国県に要請を重ねてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。  水防施設につきましての御質問がございました。仰せのとおり、先日、多数の関係者の御参加を得まして、水防工法大会が杭瀬川の堤防わきにおきまして、大々的に持たれました。出水期を前にしてのこの対応、関係各位の御努力に頭が下がる思いでございます。輪中地帯でありますだけに、幾つかの課題がございます。特にそのうちでの水防倉庫の配置についての御指摘でございますが、建設部長より答弁を申し上げます。 88: ◯議長鈴木一也君)  建設部長。
    89: ◯建設部長(樋口 弘君)  水防施設についてお答えをいたします。  大垣市は揖斐川を初め水門川、杭瀬川、大谷川、相川等、1級河川が14本も流れておるわけでございます。また、輪中地帯であることは御承知のとおりでございます。現在までに幾多の水害に見舞われ、そのたびに市民の生命、財産が多く失われてきました。このような経験の中で、本市の行政の中でも、治水事業については最も重要な施策として、取り組んでおるところでございます。近年、その実績が顕著にあらわれております。しかしながら、水害はいつ起こるかわかりません。そのために、日々、十分な予防知識と水防施設の充実が必要であると思います。  御質問の水防倉庫の配置につきましては、常に点検整備をいたしております。主要河川沿いに52ヵ所設置し、また、水防団員も19分団 503人の編成で、水防に対して万全を期しているところでございます。水防倉庫につきましては、老朽化しているものは、毎年1棟の割合で改築をしております。現在までに20ヵ所は完成し、残りも逐次進めてまいりたいと考えております。配置につきましては、水防計画にのっとって行っておりますが、今後の河川の基盤整備事業等の変化を考えながら、検討してまいりたいと存じます。いずれにしましても、水防倉庫の配置につきましては、流域住民の総意と、国県の河川敷利用許可、及び大垣輪中水防組合の方々と協議の上、整備をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 90: ◯議長鈴木一也君)  15番。 91: ◯第15番(渡辺雄次君)  先ほど市長は、清水議員の質問に対しまして、「市民が不平等感を抱かないことを旨といたしたい」このようにお答えされました。先ほど質問いたしました洗堰に関する件におきましては、私ども 5,700名の荒崎に住む人間にとりましては、極めて不平等であるという考えをもっておりますので、どうかその解消方に全力を傾注していただきたいと思います。  なお、私ども古来日本人にとりましては、現在、北方領土は返ってこない、どうか返してほしい、というのと同じような気持ちを洗堰撤廃に向けて抱いておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  以上で質問を終わります。 92: ◯議長鈴木一也君)  この際、暫時休憩いたします。         午後 2時45分  休 憩        ───────────────         午後 3時 7分  再 開 93: ◯議長鈴木一也君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  22番 北村修保君。         〔第22番 北村修保君 登壇〕 94: ◯第22番(北村修保君)  非常に時間がたちました。お疲れのところ御苦労さまですが、なるべく簡潔に、一応御案内の3点についてお尋ねしたいと思います。  第1点は、消費税に対応する問題ですが、すでに先ほど、同僚の舘議員から詳しくお尋ねがありました。趣旨は余り変わりませんが、なるべく重複を避けてお尋ねしたいと思います。  すでに4月1日の消費税実施以来2ヵ月有余、今日、戦前戦後を通じて幾多の法律、法令が出されましたが、この消費税ほど国民の圧倒的多数から反対、また批判を受けている法律も少ないんではないかと思います。先ほど舘議員も、圧倒的多数の国民が反対しておられると言われましたが、そのとおりでありまして、私どもの調査によれば、幾つかの新聞の世論調査を総合しましても、消費税の廃止、または見直しを要求する声は実に国民の82%を超えている。そのうち、この消費税を直接やめよ、つまり、廃止せよという声が64.5%と、国民の3分の2を占めていると言われています。現在開かれている国会でも、御承知のようにこの消費税問題が論点の中心になり、すでに新総理となられた宇野総理は、その答弁の中で、消費税の見直しについては早くしなきゃならないという意味の国会答弁もされておられますし、また、過ぐる自民党の岐阜県の県連の会議におきましても、この消費税を見直そうということで、自民党本部に対して見直し、新聞報道によれば、 1,000円までは消費税をかけないとするような具体案をもって交渉しておられるということも新聞に報じられています。まさに消費税をみずから進んで施行した政権党にして、かくのとおりであります。  マルクスは、いささか古典的な話でありますが、今から 110年前、今日、人類の偉大な遺産、そして人類が到達した最高の学説とも言われる資本論の冒頭にうたっている資本論分析の中心は、毎日日常幾億回と繰り返されている商品交換の分析から始めると、冒頭書きまして、その中から今日、資本主義的搾取の原理を明らかに余すことなく暴露しておりますが、今日、幾十億回と今商品が交換されております。いわゆる売買されております。そのすべてに3%の税金が基本的にかかるわけです。若干の非課税対象はありますけれど、それはまさに微々たるものであります。今日、統計によりましても、1%消費税率を上げるだけで2兆円、日本では、年間約 200兆円の物品交換が行われていると言われているのであります。そしてこの消費税を提案した歴代の自民党政府、とりわけ中曽根内閣の売上税、これは廃案になりました。後を受けた竹下内閣の消費税に対する説明の中では、一つは、不公平税制を是正するという目的、二つは、高齢化社会に対応するその財源づくりだということが言われてまいりました。しかし今日、2ヵ月有余の経験で明らかなごとく、まさにその言わんとすることとは反対に、消費税によって最大に被害を受けているのは、いわゆる弱者と言われる子供さん、赤ちゃん、そして限られた年金で生活しているお年寄りらに、毎日スーパーやあるいは商店で、家族のために買い物をする奥さん方ではないかということが明らかであります。連日の投書の中で、例えば 100円の缶ジュースが買えなくて、泣いて帰って来た子供のこの悲しい声、あるいはスーパーへ行くたびに税金を取られ、身銭が切られるという思いの主婦の言葉、あるいは年金生活で毎日朝 160円と決まった生活をしているのに、消費税を取られるようになってからは、 170円から 180円、1日に20円から30円ではあるけれども、月にすると朝食だけでも 1,000円から 2,000円の引き上げ、とてもこれでは今の年金ではやっていけないと嘆くお年寄りなど、つまり政府が言っている弱者の救済、不公平税制の是正とは逆に、金持ちには安く、庶民圧倒的多数には大増税、これが消費税の実態であります。当然このようなものは廃止するというのが世論の声であり、天の声ではないでしょうか。その点で、先ほど舘議員さんの質問に対する市長のこの消費税に対する考え方として、私は残念でありますが、見過ごしにできない御答弁があります。つまり、4月1日から80%の自治体が条例改正している。県下では61%、そして14市では2市が改正している。しかし、適用をおくらせており、これは現在十分に対応されてないきらいがある。という、そういう御答弁でありました。そして現在、この消費税については十分市民の間に理解が行われていないために、状況を判断をし、実施については見送りしている。つまり言葉をかえて言えば、市民が十分理解したときには、公共料金に上乗せをするんだとも受け取れる御答弁でありました。私は、今日の消費税が続く限り、永久に市民は理解しないでありましょう。先ほど申し上げたように、わずかな年金で 160円とつつましく、ささやかな朝食を食べておるお年寄りが、消費税によって食べれないという事実、これをどのように理解しよというのでしょうか。 100円であった缶ジュースが 103円持って行かないと売ってもらえない。先ほども言われたように、中小商工業者、零細的な商店ほど消費税を上乗せするわけにいかない、身銭を切って商品を売っておられる。このような方に、何とこの消費税が正しい、あなた方のためになるんだと理解させられるのでしょうか。要は、逆に、このような国民泣かせ、弱者泣かせの消費税をきっぱりとやめて、税制をもとに戻し、国民負担のない、かわった財源によって、国政を種々やっていくんだと、このような姿勢があって初めて市民、国民が納得したんではないでしょうか。そういう意味でくどいようですが、市長さんが真面目に今のままで消費税が納得されるまで待つというのか、あるいは60数%、見直しとあれを入れたら80数%と圧倒的多数が反対しているこの消費税、この廃止の態度を決然ととられるのか、もう一度お尋ねしたいと思います。これが第1点であります。  続きまして、御案内のごとく、最近の目に余る右翼勢力の台頭、そしてその一つの政治的根拠となっている北方領土返還問題についてお尋ねしたいと思います。  ことしで戦後44年を迎え、今日の主権在民の格好的ではありますが、一応の民主憲法が定着しつつある今日、そしていろいろな問題を抱えながらも、この憲法を守っていこうとする世論が高まっている中で、これに逆行し、再び日本を戦前の君主制国家、軍国主義国家に引き戻そうとしているのが右翼勢力であります。右翼とは、右翼的軍国主義団体というのは、これ一つの結社でありますが、「国家権力の最も反動的軍国主義的勢力に寄生して、テロ、クーデターなどの暴力で政治社会に脅威を与え、我が国の民主主義を破壊し、憲法改悪を初め、日米軍事同盟の侵略的再建のもとでの軍国主義復活の実現を目指す集団を指す」と、これは社会科学事典にも出ているわけでございます。戦前の右翼の特徴は、軍部と結託し、国粋主義、排外主義、大アジア資本と共謀して、そしてその矛先を元老、閣僚、財界に向けてまいりました。純真に戦前のあの不景気きわまる資本主義の矛盾の中で、農村では食べれなくて人身売買を余儀なくされるということに、見るに見かねた若き青年たちが、その大衆の力によって社会を変革することなく、この貧困の原因はブルジョア、金持ち、財界にあると、言うならば、手段、方法を間違えて一人一殺のテロに走った極端な例もあります。これは例外でありますが、しかし、戦前はやはり大局的には軍部と結託し、君主制優遇の流れをくんでまいりました。戦後は、あの戦争中は鬼畜米英を唱えていた右翼が、逆にアメリカの占領下にあっては、その国粋主義を投げ捨て、親米反共主義に徹してきた。もっとも幾多の流れの違いはありますけど、大筋はこういう状態であります。そしてその向かわんとすることは、民主国家、民主憲法に対する、そしてこれを擁護しようとする民主勢力に対する攻撃に向けられているのが特徴であります。御承知のように、とりわけ民主的政党、共産党や社会党の幹部に対する幾多のテロ行為が行われたことは御承知のとおりであります。したがって、今日この右翼勢力を台頭させるということは、日本の民主的憲法にももとるものであり、日本の民主国家、平和国家を再建していこうとする国民の悲願にも反するものでありますので、どのような形であれ、このような勢力に対し甘い態度や、あるいは甘い姿で接することは、逆に日本の民主主義に逆行した反動国家に道を譲ることであります。したがって、国も地方自治体も断固としてこのような右翼勢力の台頭に対しては、厳しい態度で臨まねばならないと思います。特にその意味で、ことしの5月、具体的には九州から上京してきたと言われる、いわゆる日本忠義団とか称する右翼の数台の車が、大垣市の三城公園を無断で借用し、事もあろうに、テントを張り、公園内の電灯を無断で自由に引き、水道を使い、近くの子供さんたちやお年寄りが、「あのような恐ろしい車があって行けない」と、幾多の苦情が寄せられております。幸いにしてこの問題が委員会でも取り上げられ、大垣市当局は適切に対処されたので、その点は私は結構かと思いますが、この右翼が西濃1市5郡の各地方自治体を回って、いわゆる反動的立法の強要とか、あるいは、そういう政治的な反動的政治勢力を促進するための寄附金などの強要に回ったと聞いておりますが、この大垣市にあってはどのような形で来ているのかどうか、また来た場合にどのように対応されたのかということをお尋ねしたいと思います。さて、やや次元が国政問題になって、また一定の御意見があるかと思いますが、この日本の右翼勢力を支持、激励し、そして地方自治体を回る口実としている問題に北方領土返還問題があります。これは大垣との関係もありますので、あえてお尋ねしたいと思いますが、大垣市のこの真ん中、ど真ん中の中心である大垣城ホールの横の西にある大垣公園の、しかも県道のたくさんの車が日夜往来するあの石垣の上に、事もあろうに「呼び戻そう世論の力で北方領土」と地図入りで大きい交通安全の看板の倍もあるような看板が立ててあります。ところが、主催者も何にも書いてなく、ただ交通安全と書いてあるだけであります。私は大垣市の真ん中、そして市民の憩いの中心地である大垣公園に、無許可でこういう間違った看板を立てていることについて、市当局はどのようにお考えになっているかということについてまずお尋ねします。もっとも北方領土問題は国会でも決議され、いろいろ新聞に出ています。しかし皆さん、北方領土とは何でしょうか。北の方にある領土、土地だ、どこから北、それならば南方領土というのがあってもいいのですが、こんなあいまいな言葉はこれ自体ごまかしであります。具体的に言うならば、北方領土とは、政府の刊行物の括弧づきで、歯舞、色丹、そして国後、択捉4島だということになっております。  若干歴史的な問題をさかのぼれば、歯舞、色丹は御承知のように、北海道の根室岬から海上に突き出た小さな二つの島と若干の群島、そしてその北に海峡を隔てて国後、択捉があります。北方領土はこの四つの小さい島ですが、歴史的な事実から言うならば、歯舞、色丹は日本固有の領土であり、国後、択捉は戦前までは南千島と称し、千島列島に明確に入っていたことは、戦前の日本の行政、軍事的、経済的、すべての問題で明確になっているわけでございます。なぜこういう問題が今日惹起されているかと申し上げるならば、今を去ることの約 130年前、1855年の安政元年、御承知だと思いますが、幕末のあの風雲急を告げるときの安政元年、下田条約、当時、歯舞、色丹は当然北街道の領域であります。当時は蝦夷地と言っておりました。ところが国後、択捉を含めた、いわゆる今の千島列島は領有も明快でなく、そしてオロッコ人といわれた当時のロシア人、当然日本人、アイヌの人々、いわゆる、あの周辺に住む北方の幾多の民族が領有していたのは明らかであります。それがいろいろ国際的な風雲急を告げる中で、安政元年、下田におきまして、日本とロシア国の代表との間で、いわゆる下田通好条約というのが結ばれて、一応話し合いとして国後、択捉以下の南は日本、得撫島以北は当時のロシアが一応領有し、樺太は共同で使い合うという、第1の近代条約ができたのは御承知のとおりであります。ところが御承知のように、幕末不平等条約ということで、尊王攘夷、維新革命が起こりまして、明治になってから直ちに当時の徳川幕府の結んだ条約改正、不平等条約をなくそうと、明治2年、岩倉具視全権を中心として大使を50数人の顕官、高官が外国を回り、条約改正に入ったのは御承知のとおりでありましょう。そしてロシアとの間では1875年、………〔「簡単に」と言う者あり〕これは大事なことで、ちょっと聞いていただきたい。明治8年に初めてソ連と国内で今日の領土問題のもとともいうべき、いわゆる千島、樺太交換条約が結ばれた。そして、いわゆる千島全部は日本、そして、樺太及びその群島は当時の帝政ロシアが領有するということが条約で決められました。1875年、明治8年5月7日であります。これが今日の千島、北海道を含めた、いわゆる北方の各国の領海を規定する国際的な明確な取り決めなのであります。これ以後、日本が戦争に負けて敗戦となるまでの間に、その間、日露戦争によって南樺太をポーツマス条約によって取りましたけれど、もう千島全体が固有の領土であることは明らかなのであります。ところが御承知のように、戦争が済んだときのポツダム宣言、これは国際的条約でありますが、カイロ宣言、及びヤルタ協定を経て日本は、1917年第一次大戦以後取った国々の島は相手国に返すという、領土不拡大のカイロ宣言によって日本が返還したことは当然であります。しかし、ヤルタ協定、ちょうどドイツが負け、日本の降伏が間近に迫りつつあったときに、アメリカ、イギリス、ソ連が3国で日本の終戦処理を用意したときに、ソ連は不当にも、千島はソ連の方に引き渡してほしいということを米英と話し合い、米英もソ連を日本の戦争を終わらせる条件としてこれをのんで、そしてポツダム宣言となったのであります。そしてそのことが日本も無条件降伏というふうに認められた。つまり、この領土不拡大の協定にもかかわらず、ヤルタ協定というソ連の間違った主張にあって、一応千島はソ連に引き渡すことになったのであります。ところが戦後、1951年、サンフランシスコ講和条約において、その同条約第2条C項で、日本の当時の吉田自民党全権は、この不当な千島放棄を認めたというのが歴史の事実であります。したがって、ここに大きな原因があります。したがって、私たち日本共産党は、日本国民の総意として、本来、そもそも日本の固有の領土である歯舞、色丹については、当然北海道なのだから直ちに返してもらいたい、ところが国後、択捉は南千島、いわゆる戦前の日本のあらゆる経済、行政、軍事的にも千島列島として扱ってきた南千島の国後、択捉については、サンフランシスコ講和条約の第2条C項で、その権原、権利を放棄すると明記しているがために、サンフランシスコ講和条約のC項を廃棄しない限り、日本は国後、択捉を返せということはできないのであります。これが正しい領土問題の解決であります。だから北方領土という、どこからどこまでどういう領土であるかというあいまいなことではなくて、明確に北海道の領土であり、日本の固有の領土である歯舞、色丹は直ちに返してほしい、そして日本が請求権を放棄した千島については、日ソ平和条約をきちんと結んで、そして千島全体をソ連から返せ、これが正しい措置でありまして、どこの国かわからない、小学校の子供にも理解しにくいような北方領土というあいまいな形で、自民党の吉田当時の全権が、千島の権利を放棄したことをほおかぶりするような、こんな態度ではなくて、国民にその明確な事実を知らせ、そしてこの領土問題を解決するのが正当な筋であります。したがって、今日もし看板を出すとするならば、歯舞、色丹は直ちに返せ、そして日ソ平和条約によって日本が平和な国家として国際的にも認められて、千島全島を日本の固有の領土として明治8年の条約にのっとって返せ。これが正しいんであります。今日、右翼がそれを反ソ攻撃の一つの材料、反共攻撃の材料として北方領土返還、そのためにソ連や日本共産党を攻撃しておりますが、これはとんでもないいわれなのであります。筋違いであります。したがって私は、あの看板は直ちに撤去し、歯舞、色丹の即時返還、そして日ソ平和条約を直ちに締結して、北の海が、北方の北海道やその周辺の漁民の方が、安心して昆布とりや北洋漁業に出る、拿捕される心配のない、安心して北洋の豊かな漁業資源がとれるようにすることが、政治家としての最大の務めであると思います。若干くどくなりましたが、そういう意味から言って、北方領土返還というのは間違いでありますし、また右翼を蠢動させる口実になりますので、あの看板は直ちに撤去すべきであると思います。これが国際的にも通用する正しい判断であり、態度でありますので、この点についてのお考えをお尋ねしたいと思います。  第3点は、御案内のごとく、来春の高校入学見通しと、前年の本会議でも再三にわたってお尋ねいたしました大垣第一女子高校の今後の扱い方について、どのように考えておられるか、お尋ねしたいと思います。  昨年、御承知のように私は、前後3回、この本会議の壇上から、この3月卒業されました新制中学生の卒業生がピークに達し、約 900人近いお子さんたちが、この西濃1市5郡の高校に入れず、私立の高い費用を出して地区外に出なきゃいかぬ、そのために高校を新設するように、鋭く、また厳しく市長さん、前教育長に迫りました。そしてまた、1万 8,000人という西濃地域の住民の皆様の署名を県教育委員会へ市当局にも出しまして、このような努力、そしてまた本議会でも大変いろいろな意味で御協力いただきました。そのかいがありまして、昨年はまだまだ不十分でありますが、大垣に関しては4学級 151人の定員増となりました。一定の成果であったことは大いに認めるものであります。しかし、根本的には、やはりこの西濃1市5郡での高校定数と卒業する数の大きなギャップがあるということのこの埋め合わせば変わっておりません。私どもの手元にある資料によれば、これは後で教育長さんから具体的にお答えをいただきたいんですが、西濃1市5郡に関する限りで見れば、昨年は、この3月卒業生総数 6,993人、それに対し定員、西濃1市5郡では 101名の増でありましたので、 6,129人の高校定員、それでもやはり差し引きしますと約 800人近い方々が、この西濃以外の高校へ行かざるを得なかった。こういう実態になっております。ことしは、資料によれば、昨年より約 220人、西濃1市5郡では生徒数が滅っておられるとしても、定員が昨年と一緒ですと 6,130人でありますので、ことしもやはり 650人ぐらいは、西濃1市5郡の高校に入ることができず、やはり地区外や私立に行かざるを得ない、高いお金を出して、こういう実態が解決されておりません。したがって、ことしの具体的に、来年春でございますが、中学卒業予定のお子さんの数、それから来年の高校定数がことしよりさらにふえるのかどうかということについての、県教育委員会のお考えをお尋ねしたいと思います。  そして第2点として、大きな提起となっております第一女子高校。今日ではすでに2学級、約90人足らずと聞いておりますが、現在、第一女子高校、来年をもって全卒業生が巣立ち、いわゆる学校ががらあきとなるという第一女子高校について、今後どのようにこれを活用されようとしているか。願うれば、やはりまだ 600人近い西濃1市5郡のお子さんが、西濃1市5郡のこの高校に行けないので、何とか第一女子高校を、前からお願いしているように、市立高校として、全日制の普通高校として、この西濃1市5郡の子供さんたちが、安心して高校に行けれるような措置をとることができないかどうか。その点を含めて市長さん及び教育長さんにお尋ねしたいと思います。  以上をもちまして、まず第1問といたします。 95: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 96: ◯市長(小倉 満君)  市の公共料金に対する消費税転嫁の今後についての御質問でございますが、消費税に伴う公共料金の転嫁につきましては、先ほどの舘議員に御答弁申し上げましたように、まだ市民の皆様方の御理解は十分でないと存じますので、公共料金等の転嫁は当分の間見送り、今後の対応は、市内外の状況を見きわめながら進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。  なお、先ほどの数字、舘議員に御答弁申し上げました数字について、若干、今、受けとめ方が誤解されているんではないかと思いますので、改めてその数字を説明申し上げますと、5月26日の自治日報でございますが、「自治省はこのほど、4月1日現在における消費税導入に伴う地方自治体の使用料、公営企業料金等の改定状況をまとめた。それによると、市町村では8割の団体が何らかの形で消費税を転嫁しているが、茨城など6県では 100%の市町村が転嫁している一方、東京、大阪では、転嫁した市町村が2割を割るなど、都道府県ごとの格差も目立つ。また、公営住宅では、転嫁している団体が半数を割っている。都道府県、指定都市では9割弱が転嫁している。同省では、今後も引き続き法の趣旨に沿って、各団体が円滑かつ適正に転嫁するよう指導することにしている」というような記事が載っております。これは消費税についての部分でございますが、8割が反対をしているというのではございません。  それから、次の右翼に対する寄附金の拒否について等、御質問がございました。北方領土等への見解、歴史的な変遷、いろいろな見解が今もございますが、仰せのお話も一説であろうと思いますが、大変これは国家レベルのお話でございますし、現在、今の御指摘の右翼に対する市の対応については、市長室長並びに計画部長から御答弁申し上げます。  高校問題でございますが、第一女子高校の見通し等も含めまして、教育長より御答弁申し上げます。 97: ◯議長鈴木一也君)  計画部長。 98: ◯計画部長(加藤 智君)  三城公園の無届け使用についてお答えをいたします。  御指摘の場所は、公園利用者のための駐車場でありますが、たとえ短期間といえどもその目的外に無届けで利用されたことはまことに遺憾に存じます。5月下旬にこのことをお聞きいたしまして、早速退去するよう申し入れまして退去をさせました。今後このようなことのないよう、公園の管理に万全を期したいと思いますので、御理解賜りたいと思います。 99: ◯議長鈴木一也君)  市長室長。 100: ◯市長室長安村準一君)  御指摘のございました北方領土返還運動についてでございますが、この件につきましては、国民的な願いでもある一方で、こうした返還運動、あるいは民族運動を繰り広げられております団体や、あるいは政治結社が協賛金を求めて来庁するケースは間々あるわけでございます。適切に対応しておりまして、今後も毅然とした態度で対処する所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 101: ◯議長鈴木一也君)  教育長。 102: ◯教育長(山本次能君)  第3点の御質問についてお答えをいたします。  昭和63年度の西濃の中学校卒業者数は、 7,047名をピークに、今年度から減少傾向にありまして、3年後には約 1,000名以上の減少となってまいります。ただいま岐阜学区の私立高校へ、西濃地区から多数通学しておる現状の御指摘がございましたけれども、漸次この数も滅ってくるものと予想されます。高校の定員につきましては、年度ごとに不利になることがないように、全県的に配慮されております。したがいまして、本年度の定員につきましては、今検討の段階ではございますが、特に不利にならないよう、西濃中学校長会、西濃中学校PTA、それから西濃の教育長会等と協力いたしまして、県へ働きかけていく所存でございます。  大垣第一女子高校の今後のあり方につきましては、周辺の環境を考え、大垣のイメージアップ、地域の文化に寄与できる教育施設として残していきたいというふうに考えます。  現在、有識者及び学校関係者等により大垣第一女子高校将来構想委員会を結成いたしまして、5月より発足し、検討を進めておるところでございます。ただいま北村議員さんの申されました問題も含めて検討を加えておる段階で、今年度中には具体案をまとめたいと思っておりますので、よろしく御理解をお願いしたいと思います。 103: ◯議長鈴木一也君)  22番。         〔第22番 北村修保君 登壇〕 104: ◯第22番(北村修保君)  再質問させていただきます。  簡潔に申し上げますが、消費税の公共料金に転嫁の問題については、市長さんのおっしゃったとおり、全国の自治体の8割が一応何らかの形で条例により転嫁したということについては、そのとおり理解しております。ただ、私申し上げた国民の世論として、8割が新聞その他で反対している、そのうち62%が廃止を求めているので、この世論の声に従って御理解を求めるんではなくて、基本的には廃止という立場で市長さんに臨んでいただけないかと、こういう質問でありますので、その点もう一度お願いしたいと思います。当然、公共料金に転嫁せずに進めていくことをぜひお願いしたいと思いますし、私はその主張を続けることを強く申し上げるものであります。  それから第2点、右翼の対応につきましては、先ほど御答弁ありました三城公園に対しては、直ちに是正されたということは非常に結構だと思います。今後こういうことはよく注意していただきまして、これが市民生活にも悪い影響を与えないようにぜひ配慮していただきたいと思いますし、北方領土問題については、確かに国政問題でありますが、市の目抜き通りに、いわゆる国際的にも、また正しい意味でも北方領土という、そのどこからどこまで、何だかわけのわからない、言葉は悪いですけれど、看板が出ている。きちんと歯舞、色丹の返還だとか、あるいは平和条約を結んで、全千島を返せ。これならだれもが賛成し、道理が通るわけでありますから、いわゆる道理の通る看板なり、PRをする必要があると思いますので、あの看板は私は撤去すべきだと思います。その点について再度お尋ねいたします。  第3について、第一女子高の未来像。もう再来年には1人もいなくなるわけでございます。5月から鋭意構想委員会をつくって検討中だということで結構でありますが、ではその見通しはいつごろ立てられるのか、具体的に言うならば、来年の3月の高校進学のとき、市立高校として定員募集に入るのかどうか、そういう見通しも含めて御検討しておられるかどうか、私はそのように切望するものでありますが、以上、3点について、でき得れば簡潔にお答えいただければありがたいと思います。以上です。 105: ◯議長鈴木一也君)  市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 106: ◯市長(小倉 満君)  公共料金等の転嫁は、先ほども申し上げましたとおり、当分の間見送りまして、今後の対応につきましては、市内外の状況を見きわめながら進めてまいりたいと存じます。ただいまの御意見はよく承りました。 107: ◯議長鈴木一也君)  教育長。 108: ◯教育長(山本次能君)  構想委員会の見通しにつきましては、先ほども申しましたように、今年度中に具体案をまとめたいというふうに思っております。  それで今、北村議員さんおっしゃいましたような、大垣市立何々高校というようなことになりますれば、また定員等については検討に入らなければなりませんが、今のところまだ多分に流動的でございますので、また決まった段階で御報告を申し上げたいと思います。 109: ◯議長鈴木一也君)  市長室長。 110: ◯市長室長安村準一君)  御指摘の点は理解できますものの、現時点では看板を撤去したり、訂正したりすることは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 111: ◯議長鈴木一也君)  22番。 112: ◯第22番(北村修保君)  さらに細部についていろいろ資料がありますので、時間もたちましたので、あとは委員会におきましてお尋ねしたいと思いますが、消費税については市民生活に影響を及ぼしますから、今の言葉は、詳しくは委員会で、あとの問題点について基本的立場でいたしたいと思います。どうぞよろしく。 113: ◯議長鈴木一也君)  9番 長澤忠男君。         〔第9番 長澤忠男君 登壇〕 114: ◯第9番(長澤忠男君)  一般質問の最後になりましたが、通告に従いまして、私は、第三次総合計画と地域開発、消費税の対応、働く婦人対策の3点について、質問したいと思いますが、その前に一言、4月に行われました大垣市長選挙について発言をしたいと思います。  小倉市長は、4年間の実績と21世紀に向けた第三次総合計画の推進を公約に、2期目への挑戦をされ、リクルート疑惑や消費税問題の中にもかかわらず、圧倒的な支持を受け、再選されました。これは小倉市長の政治姿勢、すなわち清潔でだれもが親しみやすく、常に前向きの行動が、市民の支持を得られたものと思います。これからの4年間、大垣市民の期待を裏切ることなく、第三次総合計画を推進して、だれもが住みたくなる町、住み続けたくなる町、こういつたまちづくりに努力をしていただきたいと願うものであります。私たちも先輩議員の皆さんと一緒になって、21世紀に向けたまちづくりの推進に力を注ぎたいと思います。私は、こうした思いを込めて、順次質問をいたします。  まず初めに、第三次総合計画と地域開発について質問いたします。  大垣市は21世紀を展望し、第三次総合計画を策定し、本年4月よりスタートしました。この計画はすばらしい内容で、大垣市の将来を立派につくり上げているものと思いますが、私は、さらにこれを充実させるために、次のことについて提言したいと思います。  それは、特色のあるまちづくりをするためには、地域ごとの計画的な開発が必要であると思います。例えば、大垣市内を東西南北、中心街、というように区分けをして、それぞれの区域の将来をどのようにつくり上げていくのかということを、市長を初め市当局と、私たち36名の議員が、全市的な立場で考えなければならないと思います。したがって私は、両者による地域ビジョンをつくるための政策審議会のようなものをつくり、そして、調査費等も予算化して進めていただきたいと思います。地域ビジョンをつくることは、住民の夢であり、まちづくりの基本でもあります。夢を求めてまちづくりをすることは、今、求められている社会福祉への参加、すなわち市民一人一人のボランティア活動も押しつけではなく、泉のごとく自主的にわいてくるものと思います。第三次総合計画を住民の願いと密着させて、まちづくりを進めたいと思いますが、どうでしょうか。市長の考えをお聞きしたいと思います。  また、大垣市の発展を願うには、周辺町村の発展も願わなくてはなりません。「西濃はひとつ」の合い言葉で、西濃地域における市町村の交流も活発に進められていますが、最近、そのうちの一つとして、西濃1市4郡内の電話通信における市外局番の統一が、県やNTTの御努力によって進められていると聞いていますが、どのようになっているのかお伺いしたいと思います。  続きまして、消費税の対応について質問したいと思います。すでに2名の方が、この消費税については御発言ありましたけれども、私なりの見方から発言をしたいと思いますので、よろしくお願いします。  本年4月より実施されている消費税は、大多数の国民が反対をしています。このため、大都市といいますか、主要都市と言われるそういう自治体では、大多数が公共料金等に対する消費税の上乗せを見送っております。一部、強行して上乗せした都市では、むしろ市民からの突き上げ等で孤立をしているというのが実態であります。こうした中で、本市は、小倉市長が市民の要望にこたえて、早い時期から公共料金等に対する消費税の上乗せはしないと約束し、それを実施されてきました。まさに、適切な対応であったと思います。しかしこのことは、国税を地方税で補うということであり、国の政策の犠牲に地方自治体がなっているのであります。こうしたことがいつまでも続けられるものではありません。そこで私は、今後の対応について市長の御意見を伺いたいと思います。  現在、国政の場では全野党が廃止を求めており、政府自民党も見直しを必要としています。国民の十分な理解を得ずスタートしたこの消費税は、当初の目的を果たすことができないように思われます。したがって私は、この消費税に関しては、国に対し、大垣市として廃止の意思を表明すべきと考えますが、市長の御意見をお聞きしたいと思います。  次に、働く婦人問題について質問をいたします。  今や女性問題は国際婦人年を契機として、世界各国において女性の地位向上と、その障害の克服を目指す取り組みが積極的に行われており、日本においても、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃、こういうものに関する条約に基づいて諸制度の整備が進められているのは、皆さん御承知のとおりであります。高齢化が進むにつれ、女性の個性と能力が積極的に発揮されることが、社会的に期待をされているのです。しかし、現実的には、女性の自立や社会進出には、さまざまな障害があります。個人の意思に基づく職業の選択ができない場合が多く、ましてや、社会の各分野で女性が方針決定に参加できる場はまだわずかであり、家事、育児、介護や地域活動も、社会的に正当な評価をされていないのが実態であります。一方、女性側にも、主体性を持って積極的に社会的責任を分かち合っていこうとする姿勢に欠けるという批判があるのも事実であります。したがって私は、こうした女性の諸問題に対応するために、次のとおり提言したいと思います。  現在、本市には、市として援助している唯一の組織として、大垣市連合婦人会があります。そして、婦人の地位向上やボランティアなどの活動をしていただいておりますけれども、婦人の数から見て、まだまだ一部の人たちの活動にしかすぎません。市内には、このほか農協の婦人部や、企業で働く労働組合の婦人部などの各組織もたくさんあります。したがって、こうした組織の婦人たちが一堂に会して、みずからが婦人問題の調査研究を行い、総合的な婦人関係施策の推進に努められるように、市が音頭をとって積極的な援助をすべきと考えます。特に、社会人として働く青年婦人や勤労婦人に対する諸問題は多様化をし、深刻となっています。今こそ行政が広く呼びかけて、あらゆる層の婦人の組織化と援助をすべきと思いますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。  以上、3点にわたって質問いたしましたが、御理解ある答弁をいただきたいと思います。 115: ◯議長鈴木一也君)
     市長。         〔市長 小倉 満君 登壇〕 116: ◯市長(小倉 満君)  ただいまは、私に対しまして過分な御激励のお言葉をちょうだいいたしまして、恐縮に存じております。今後も一生懸命頑張って、御期待に沿うべく努力をいたしてまいります。  活力と魅力あふれる都市づくり、これは第三次総合計画の骨子をなすものでございますが、積極的な住民参加とその協力を得まして、各地域が持つ特色を十分生かしながら、バランスのとれた発展が重要でありまして、それが都市全体の魅力につながって実現できるものと考えております。そうした中で、本年度から第三次総合計画を具現化するに当たりまして、社会環境の変化や各地域のニーズを十分踏まえまして、活力と魅力あふれる都市づくりに努めてまいりたいと存じております。ただいま、地域開発の中でのいろいろな組織等につきましての御提言は、御趣旨に沿った仕組みについて、今後十分検討を加えてまいりたいと存じます。  次に、「西濃はひとつ」という意識のもとに、昨年、「スインク'88西濃」を実施いたしたわけでございますが、おかげさまで、自来、地域住民に連帯意識を持っていただけるような形が、徐々に整ってまいっております。もちろん、もっとこのテーマは全体に浸透すべきでございますが、私どもは、くどいようですけれども、あるいはきざなような気はいたしますが、常に「西濃はひとつ」という呼びかけをしてまいる所存でございます。こうした中で、今お話の、西濃地域の対外的イメージアップにもつながるものといたしまして、西濃1市4郡の相互間通話における市外局番、これは「0584」でございますが、これについて、今お話のとおり、県を通しまして、今日までNTTに強力に要望してまいりました。おかげで、このほどNTTから、平成2年6月をめどに実施をする旨、回答がまいりました。いろいろな準備があるようでございまして、少し先になりますが、「0584」の市外局番を使わなくていい、御指摘のように1市4郡、大垣市ほかの11町でございますが、この相互間の通話はすべて市外局番を省略しまして、市内局番なみに2けた化するものでございます。今後は、実施に伴う混乱を防ぐために、周知徹底の広報活動を順次進めることになっておりますので、よろしく御協力を賜りますようお願いを申し上げます。  消費税につきましてでございますが、この消費税法につきましては、新税をめぐる税制改革の中で種々論議され、国会で審議がなされ、国の法律として制定されたものであります。私ども地方自治体といたしましては、基本的には国の制度に従うべき立場にあるわけでございますので、この制度に反対をするということは避けていかなければならないと存じております。しかしながら、公共料金等への転嫁につきまして、先ほども、舘、北村両議員の御質問に御答弁申し上げましたように、まだ市民の皆様方の御理解が十分でないと存じますので、公共料金等の転嫁を伴う条例改正等を行うことは、当分の間、見送りをさせていただこう、そして、今後の対応にうきましては、市内外の状況を見極めながら進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。御要望どおりの回答にはなりませんけれども、現状が以上のような状況でございます。  次に、働く婦人問題でございますが、勤労婦人という言葉が今の時代にもう必要でないような、一般化いたしております。この就労婦人が、御指摘のように年々増加をいたしておりまして、従来の婦人会、そのほか幾つかのグループもございます。そうしたグループの連携と申しますか、コミュニケーションを持つことによって、より福祉の向上につながるという御提言でございますが、現状につきましては、教育長より御答弁申し上げます。 117: ◯議長鈴木一也君)  教育長。 118: ◯教育長(山本次能君)  それでは、働く婦人対策について御答弁を申し上げます。  働く婦人の問題には、女性の地位向上という反面、いろいろな問題が山積をいたしております。御指摘のように、年々、就労婦人の数は増加をいたしておりますが、その方たちも、いろんな団体へ入って活躍をしておっていただくのが現状であります。現在、市内には1万 5,000名の会員を擁します大垣市連合婦人会を初め、各種の婦人団体がございますが、今、掌握しておる数でも89の団体がございます。特に、働く婦人団体といたしましては、農業関係婦人団体が4、商工関係活動団体が1、消費者活動団体が3、そのほか各企業、職場内で働く婦人部の会もできておりますし、さらに、社会福祉奉仕活動に取り組んでいる婦人団体は30ほどございます。それから、教養、文化、スポーツ活動を目的としました婦人団体も52もございます。こうした婦人団体の活動目的は、少しづつ異なっておりますけれども、働く婦人としての問題は、共通点がたくさんあろうかと思います。この共通する問題について交流し、問題を解決していくことが、これからの婦人問題解決の大切な点ではないかというふうに認識をいたしております。各団体の趣旨や目的の相違等はございますが、市といたしましては、あらゆる婦人団体や、職場の代表者によります団体連絡協議会のようなものを組織していくことについて、主体的にそういった運動がなされますように、働きかけていきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 119: ◯議長鈴木一也君)  9番。 120: ◯第9番(長澤忠男君)  ありがとうございました。  2点ほどお願いをしておきたいと思いますが、まず1点は、実は地域というこの発想はですね、やっぱりこれからのまちづくりをするという中では、例えば大垣市の中の中心街の住宅事情やら、現在の例えば新町とか田町、こういった所の昔からの町並み、こういうものをどうしていくんだと、さらには、周辺における問題としては赤坂、これは同僚議員の小寺議員も発言しましたけれども、赤坂地域の、例えば赤坂山の開発など、どうしていくんだとか、いろいろな各地域それぞれの中で、みんなが、市民全体が、その地域の開発をどう進めていくんだと、一つのゾーンというようなものを設けながら、市民全体の合意を得ながらまちづくりをしていく、こういうことが大事ではないかと思いますから、先ほどの市長の答弁で結構ですので、ぜひひとつ、そういうものを考えた組織づくりをしていただきたいと思います。  それからもう1点、就労婦人という表現で、市長の方から御答弁ありましたけれども、何といっても働く婦人というのは、さまざまな環境に置かれた人が多くおります。したがいまして、そういう人たちの声、生活環境というものを十分行政が知る上で、婦人問題というものを解決していく、こういうことが重要ではないかと思いますから、これらについては、ぜひともですね、さらに窓口は教育委員会なら教育委員会で結構ですけれども、いろんな婦人団体とさらに接触を持っていただいて、組織的なそれぞれの団体が活動できるような、そういう指導を賜りたい、こんなふうに思います。  なお、消費税については、くどくど言いませんけれども、大垣市民の総意をもって、市長さんはこれからの運営に当たっていただきたい、こういうふうに思います。 121: ◯議長鈴木一也君)  以上をもって、通告者の一般質問は終わりました。  この際、ほかに御発言はありませんか。         〔「なしと言う者あり〕 122: ◯議長鈴木一也君)  御発言もないようですので、これをもって一般質問を終了いたします。  お諮りいたします。  ただいま上程中の各議案につきましては、それぞれ担当委員会に付託して御審査願いたいと思います。これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕 123: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、さよう付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。  本日はこの程度をもって散会し、以降の日程については、別紙日程表のとおり各委員会で御審査を願い、19日、午前10時から本会議を再開して、各付託議案の委員長報告を願いたいと思います。これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と言う者あり〕 124: ◯議長鈴木一也君)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。  なお、別紙日程表をもって、それぞれの招集通知にかえますので、御了承願います。  本日は、これをもって散会いたします。         午後 4時 7分  散 会        ───────────────  以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。   平成元年 6月12日             議  長   鈴  木  一  也             議  員   棚  橋  孝  芳             議  員   舘     康  司 発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...