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  1. 岐阜市議会 2016-09-05
    平成28年第4回(9月)定例会(第5日目) 本文


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成28年第4回(9月)定例会(第5日目) 本文 2016-09-16 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 85 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(杉山利夫君) 1445頁 選択 2 : ◯議長(杉山利夫君) 1445頁 選択 3 : ◯議長(杉山利夫君) 1445頁 選択 4 : ◯議長(杉山利夫君) 1445頁 選択 5 : ◯11番(鷲見守昭君) 1445頁 選択 6 : ◯議長(杉山利夫君) 1449頁 選択 7 : ◯理事兼行政部長(松野正仁君) 1449頁 選択 8 : ◯議長(杉山利夫君) 1450頁 選択 9 : ◯市民参画部長田中啓太郎君) 1450頁 選択 10 : ◯議長(杉山利夫君) 1451頁 選択 11 : ◯子ども未来部長(坂口 正君) 1451頁 選択 12 : ◯議長(杉山利夫君) 1453頁 選択 13 : ◯健康部長(兼山鉄郎君) 1453頁 選択 14 : ◯議長(杉山利夫君) 1453頁 選択 15 : ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) 1453頁 選択 16 : ◯議長(杉山利夫君) 1454頁 選択 17 : ◯教育委員会事務局長(若山和明君) 1454頁 選択 18 : ◯議長(杉山利夫君) 1455頁 選択 19 : ◯11番(鷲見守昭君) 1455頁 選択 20 : ◯議長(杉山利夫君) 1457頁 選択 21 : ◯福祉部長(高橋弘行君) 1458頁 選択 22 : ◯議長(杉山利夫君) 1458頁 選択 23 : ◯市民参画部長田中啓太郎君) 1458頁 選択 24 : ◯議長(杉山利夫君) 1458頁 選択 25 : ◯健康部長(兼山鉄郎君) 1458頁 選択 26 : ◯議長(杉山利夫君) 1459頁 選択 27 : ◯34番(田中成佳君) 1459頁 選択 28 : ◯議長(杉山利夫君) 1464頁 選択 29 : ◯市長(細江茂光君) 1464頁 選択 30 : ◯議長(杉山利夫君) 1468頁 選択 31 : ◯教育長(早川三根夫君) 1468頁 選択 32 : ◯議長(杉山利夫君) 1469頁 選択 33 : ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) 1469頁 選択 34 : ◯議長(杉山利夫君) 1469頁 選択 35 : ◯環境事業部長(浅野裕之君) 1470頁 選択 36 : ◯議長(杉山利夫君) 1470頁 選択 37 : ◯副市長(浅井文彦君) 1470頁 選択 38 : ◯議長(杉山利夫君) 1471頁 選択 39 : ◯34番(田中成佳君) 1471頁 選択 40 : ◯議長(杉山利夫君) 1473頁 選択 41 : ◯市長(細江茂光君) 1473頁 選択 42 : ◯議長(杉山利夫君) 1474頁 選択 43 : ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) 1474頁 選択 44 : ◯議長(杉山利夫君) 1474頁 選択 45 : ◯副議長(須賀敦士君) 1474頁 選択 46 : ◯29番(辻 孝子君) 1474頁 選択 47 : ◯副議長(須賀敦士君) 1479頁 選択 48 : ◯教育委員会事務局長(若山和明君) 1479頁 選択 49 : ◯副議長(須賀敦士君) 1481頁 選択 50 : ◯市民参画部長田中啓太郎君) 1481頁 選択 51 : ◯副議長(須賀敦士君) 1481頁 選択 52 : ◯企画部長(牧ヶ野敏明君) 1481頁 選択 53 : ◯副議長(須賀敦士君) 1483頁 選択 54 : ◯健康部長(兼山鉄郎君) 1483頁 選択 55 : ◯副議長(須賀敦士君) 1484頁 選択 56 : ◯29番(辻 孝子君) 1484頁 選択 57 : ◯副議長(須賀敦士君) 1485頁 選択 58 : ◯13番(和田直也君) 1485頁 選択 59 : ◯副議長(須賀敦士君) 1487頁 選択 60 : ◯企画部長(牧ヶ野敏明君) 1487頁 選択 61 : ◯副議長(須賀敦士君) 1488頁 選択 62 : ◯健康部長(兼山鉄郎君) 1488頁 選択 63 : ◯副議長(須賀敦士君) 1490頁 選択 64 : ◯13番(和田直也君) 1490頁 選択 65 : ◯副議長(須賀敦士君) 1490頁 選択 66 : ◯12番(高橋和江君) 1490頁 選択 67 : ◯副議長(須賀敦士君) 1497頁 選択 68 : ◯12番(高橋和江君) 1497頁 選択 69 : ◯副議長(須賀敦士君) 1498頁 選択 70 : ◯市民参画部長田中啓太郎君) 1498頁 選択 71 : ◯副議長(須賀敦士君) 1498頁 選択 72 : ◯環境事業部長(浅野裕之君) 1498頁 選択 73 : ◯副議長(須賀敦士君) 1499頁 選択 74 : ◯防災監兼都市防災部長(神山 奨君) 1499頁 選択 75 : ◯副議長(須賀敦士君) 1501頁 選択 76 : ◯福祉部長(高橋弘行君) 1501頁 選択 77 : ◯副議長(須賀敦士君) 1501頁 選択 78 : ◯健康部長(兼山鉄郎君) 1501頁 選択 79 : ◯副議長(須賀敦士君) 1503頁 選択 80 : ◯12番(高橋和江君) 1503頁 選択 81 : ◯副議長(須賀敦士君) 1504頁 選択 82 : ◯環境事業部長(浅野裕之君) 1505頁 選択 83 : ◯副議長(須賀敦士君) 1505頁 選択 84 : ◯議長(杉山利夫君) 1505頁 選択 85 : ◯議長(杉山利夫君) 1508頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議  午前10時1分 開  議 ◯議長(杉山利夫君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長(杉山利夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において38番堀田信夫君、1番富田耕二君の両君を指名します。             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2 第103号議案から第22 第123号議案まで及び第23 一般質問 3: ◯議長(杉山利夫君) 日程第2、第103号議案から日程第22、第123号議案まで、以上21件を一括して議題とします。            ───────────────────               〔議 案 掲 載 省 略〕            ─────────────────── 4: ◯議長(杉山利夫君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第23、一般質問を行います。  順次発言を許します。11番、鷲見守昭君。    〔鷲見守昭君登壇〕(拍手) 5: ◯11番(鷲見守昭君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  ただいま議長より質問のお許しをいただきましたので、順次質問をさせていただきます。
     この議場を使うのもあと4年半でございますか、岐阜市役所の現在の庁舎の使い勝手は、市民目線からどうなのか、職員目線からどうなのか、新庁舎はどうなるのかということも考えていきたいというふうに思っております。  現在の庁舎は、本庁舎、南庁舎ほか、さまざま分散されて不便なことが多くあります。また、通路の横に書類が山積みになっているところもあります。新庁舎になれば、このようなことは解消されるというふうに思われます。  新庁舎のハードの部分の改善でソフトの面の改善がされることがあります。市民の皆さんは、新庁舎に期待するところがたくさんございます。市民の皆さんの多くから新庁舎のことを聞かれます。知り得る限りの説明をさせていただいておりますが、皆さんの関心の高さがうかがわれます。  ただいまリオデジャネイロでパラリンピックが開かれております。障がいを持った選手が頑張っているところを見ていると応援にも力が入ります。  障がいの程度によってクラスがたくさんに分かれております。視覚障がいや身体障がいでもさまざまです。障がい者ということで同一視はしないでいただきたいというふうに思っているわけでありますけど、先日、障がいを持たれている方々から御意見を聞く場に同席させていただきました。車椅子の方、または視覚障がい、目の不自由な方や聴覚障がいの方たちの御意見でありました。今までにも数多くの御意見をいただいてまいりましたけど、こうした機会を持って市民の皆さん方の使いやすい新庁舎を目指していく必要が大いにあるというふうに思っております。  障がい者団体から、新庁舎の中で物品販売のお願いがございました。昼食等の販売並びに障がい者の雇用、それに伴う理解と交流が図れる場があるといいなというふうに思っております。  また、「みんなの広場 カオカオ」での大きな催し物の会場で、障がい者就労施設などによる物販テントを出したいという声がございます。障がい者の方たちのつくったものの販売にお力添えをいただきたく思っております。  障がい者団体同士の交流や健常者との交流も大切だと考えられます。  そこで、行政部長にお伺いをいたします。  1、新庁舎の設計は、基本設計から実施設計に変わっております。これからも市民の皆さんの声を設計に生かしていく場があるか、お聞きいたします。  2、障がい者就労施設などによる物品販売や、市役所新庁舎で外部委託される業者の雇用のお願いについての方針をお聞かせください。  次に、市民参画部長にお尋ねをいたします。  「みんなの広場 カオカオ」での催し物があるときに、障がい者就労施設などによる物販テントを出すことは可能なのかどうか、お聞かせください。  2番目、高島屋南街区再開発の事業についてであります。  高島屋南地区ですね、ちょっと言い間違えましたけど、高島屋南地区再開発事業で住宅部分が250戸から330戸にふえたという報道がございました。これは、リニアモーターカーの影響で名古屋の駅前の再開発が進んでおると。そして、そこに多くの巨大ビルが何本も何本も建つと。多くの会社がそのビルの中に入り、多くの新たな雇用が発生いたします。3万人とかいうような声も聞こえておるんですけど、その人たちがどこに住んで、どこから名古屋の駅前に通うかという問題だと思います。  ここで、岐阜の都市内居住の有利性が見られるわけであります。高島屋南地区再開発ビルに住居を求めれば、歩いて買い物に行ける、歩いて駅まで行ける、歩いて病院まで行ける、そして、何と歩いて初詣でに行けるわけであります。  というわけで、この近辺のマンションも即日完売であったことをあわせて考えれば、マンション業者が超強気になり、250戸から330戸にふえたことはうなずけると考えられます。  この高島屋南地区再開発のビルの中に岐阜市の施設が入ります。子育て支援施設と健康施設が入ると聞いております。新たに住居を求める人たち、特に若い人たちが何を求めて住まうのか、それは子どもを産み、育て、教育をしてく、それにいい土地なのかどうかということだというふうに思っています。  以前、細江市長が、大企業を誘致しても単身赴任の方しか見えなかった、そういった都市があるという話をされておりましたけど、あれは失敗だと。自分たちのまちに住んでもらいたいのであれば、子どもたちの教育をしっかり充実したような場所にしなければいけないというふうにお話になったことを強く覚えております。この岐阜に住んでいただきたいのであれば、子どもを産み、育て、教育していくのに最適な都市を目指さなければいけないということです。  水のおいしい、空気のきれいな岐阜、そして、住んでいる人たちと住環境はどこにも負けません。それに、岐阜シティ・タワー43、岐阜スカイウイング37からでしたら、傘なしで30分でトヨタ本社ビルまで行けるわけです。この高島屋南の地域でしたら、これもやはり30分から40分でトヨタ本社ビルまで行けるというふうに思います。そういったことが重なれば、岐阜を選んでいただく強力な理由になります。  この子育て支援施設と健康施設の強化は、岐阜市に新たな魅力を構築してく強力な要素となり、他都市の方々にも強くお伝えしなければならないと思っております。  そこで、子ども未来部長にお尋ねをいたします。  高島屋南地区再開発事業ビルは相当な面積になると思われますが、どのような趣旨の施設になるのか、お聞かせください。  次に、健康部長にお尋ねいたします。  これも同じように、高島屋南地区の再開発のビルの面積、ほぼ同じと思われますけど、どのような趣旨で健康施設をつくられるのか、お聞きをいたしたいと思います。  3番目、保育士の待遇改善についてであります。  「保育園落ちた」というブログが有名になりました。私も、待機児童の問題でこの前も質問をさせていただきましたんですけれど、待機児童問題も進展していますが、根本的に保育所の先生の給料が安いということだと思っています。  小さな子どもたちを預かり、ひとときも目を離せない、複数の子どもたちがむずかると若い保育士さんにとっては手に負えないようなことになります。経験を積んだころには結婚、出産の時期が来て、保育士さんがやめられていくという構図があるわけであります。  高齢・少子化社会対策特別委員会で、保育士の再雇用に力を入れている福岡市を、視察に行ったことがございます。保育所、保育園のベテラン所長先生で、やめられた保育士さんに再雇用を図ってらっしゃる方がいらっしゃいます。この岐阜にもいらっしゃいます。休職中の保育士さんに連絡をとって、新たな勤め先と勤務時間と働き方を含めたコーディネートをされているわけです。  福岡市は、こういった事業で多くの保育士さんの確保にも成功されておりますけれど、そこで、子ども未来部長にお尋ねいたします。  1、保育士の待遇改善の方策があるか、お聞きいたします。  2、保育士の再トライについて、その内容を詳しくお聞かせいただきたいというふうに思います。  4番目に、視察団のことでございますけど、岐阜市に視察団が大変来ていらっしゃいます。私が一番最初に聞いたのは、メディアコスモスと、それから、清流ライナーと子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」だというふうに聞いておりましたけど、調べてみたらほかにもいろいろございました。  「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の開館ですね、これは去年の7月18日からことしの7月17日まで見て、ちょうど1年間で304件の視察団が来ておられます。ことしの8月は22件ですから、去年の1.7倍の視察団が来ておられるので、ことしは昨年以上の視察団の数になるのではないかというふうに思われます。  さらに、長良川うかいミュージアム、ここが結構ございました。うかいミュージアムの視察団が平成26年度で59件、27年度67件ございました。清流ライナー、清流ライナーだけでなしにBRTとしての視察は、平成26年度に50件、27年度は57件ございました。子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」への視察が、平成26年度に11件、27年度に15件ございます。  さらに、これはそこら辺よりもっと多いんですけど、学校への視察ということを考えて、岐阜市立の小学校、中学校、市岐商を含めて、学校視察に来られた団体の数は85件ございました。こういった視察団が多数来られているのは大変よいことであり、岐阜市の名前を高め、観光にも寄与するものであるというふうに思われます。  しかし、その発信がなされてないようであります。つまり、ホームページに、他都市でありましたら、ホームページにこういったところで視察にたくさん来てみえますよと、こういう視察のいい場所がありますよ、こういった手順で、どうぞ私のところに連絡をしてくださいというような、ホームページにそういった情報を提供し、視察団を誘致しようと取り組んでいる部局がありますか。ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それで、もう一つ、各組織で持っておられるホームページを大事にして、みんなが共有していくことが大事だと思っております。  そこで、市長公室長にお尋ねをいたします。  1、視察団に対する広報はどのようになっているのか、お聞かせください。  2番目、各組織でのホームページの内容の充実について、どのような認識を持たれているのか、お聞かせください。  5番目の質問でございます。  給食室についてであります。  6月ごろから7月にかけて、クロバネキノコバエという羽虫が発生いたします。コバエというやつですよね。岐阜市内35校の学校給食室で発見されたという報告がございました。大変小さな羽虫で、網戸のサッシのレールのすき間からでも侵入する可能性があるというふうに聞いております。多いところで1万匹というような、小さいところでは見たという、数匹というんですか、数羽というんですか、というふうに聞いておりますけど、網戸のサッシのレール、そして、いろんなとこの本当に細かいすき間、ドアのすき間からでも入ってくるということで、大変厄介だというふうに思っておりますが、これは夏の大変暑い時期に調理をするわけでありますんで、当然換気も大規模にされているわけでありますけど、給食室内は大変な高温になります。  で、たしかキノコバエが発生をすると、中に吸引をするといけないので換気をとめるというようなことも聞いておりますけど、そういったことで給食室内は大変な高温になります。給食調理員の方々の体調管理も大変であります。  そこで、給食室へのクーラーやスポットクーラーの導入をしなければならないというふうに考えられます。新しくつくられた学校給食共同調理場では羽虫の報告は聞いていません。空調も整っているほうでございますので、今後の共同調理場の計画もお聞きしたいというふうに思います。  そこで、教育委員会事務局長にお尋ねをいたします。  1、給食室の環境整備はどのようになっているのか、お聞かせください。  2、学校給食共同調理場の今後の計画をお聞かせください。  これで、第1回の質問を終わらせていただきます。(拍手) 6: ◯議長(杉山利夫君) 理事兼行政部長、松野正仁君。    〔松野正仁君登壇〕 7: ◯理事兼行政部長(松野正仁君) 新庁舎建設に関する2点の御質問にお答えいたします。  1点目の、市民意見の活用に関する御質問でございます。  これまでも繰り返し申し上げてまいりましたとおり、新庁舎建設事業は、岐阜市百年の大計とも言える重要な事業であることから、パブリックインボルブメントを重視し、事業を推進してまいりました。  昨年度の基本設計では、市民説明会や市民ワークショップ、障がい者関係団体との意見交換会など、あらゆる機会や手法を用い、市民の皆様から1,778件もの御意見をいただき、その中から基本設計に関する意見768件のうち、約8割に当たる600件を超えるものを設計に活用させていただきました。  一方、今年度の実施設計につきましても、市民の皆様から意見募集を継続しつつ、新庁舎の構造や防災機能等の専門分野に関する学識経験者からのアドバイスや、庁内公募の女性職員で構成する女性ワーキンググループといった新たな手法を取り入れております。  また、障がいの有無にかかわらず、誰もが使いやすい新庁舎を建設するため、障がい者関係団体の方々との意見交換会につきましても、昨年度に続き、去る8月9日に開催し、新庁舎において配慮を望む設備や運用面などについて、数多くの御意見をいただいたところでございます。  これらの取り組みを通じていただいた御意見につきましては、昨年度と同様、一つ一つ丁寧に精査し、現在取り組んでいる実施設計や新庁舎の運用面において、でき得る限りこれを活用してまいりたいと考えております。  2点目の、障がい者就労施設などによる物品販売などに関する御質問でございます。  本市では、平成27年3月に策定した第3次岐阜市障害者計画に基づき、その基本理念である誰もが自立してともに暮らせるまちを目指し、さまざまな分野にわたって、障がいのある人に関する施策を推進しております。  この計画において、施策の基本目標の1つとして、障がいのある人が働きやすいまちづくりを掲げておりますように、障がいのある方がみずから望む場所で自立した生活を送るため、雇用や就労の促進は極めて重要であると認識しております。  そうした中、障がい者就労施設などによる公共施設での物品等の販売につきましては、就労する方々の自立の促進に資するとともに、障がいのある方がみずから業務に従事することによって、市民の皆様や職員の障がいに対する理解が一層深まることを期待できます。また、多くの人が集う公共施設におけるこのような取り組みは、販売量や販路の拡大、それらに伴う雇用の増加といった効果も期待できると考えております。  これらを鑑み、例えば、身体障害者福祉法第22条では、国や地方公共団体は、身体障がい者から申請があったときは、公共的施設内において、物品等を販売するために、売店を設置することを許すように努めなければならないと規定されております。  こうしたことから、新庁舎におきましても、具体的な申し出があれば、法の規定や趣旨などを踏まえ、関係部局と調整の上、適切に対応してまいりたいと考えております。  また、本市では、障がいのある方の職員採用に努めるとともに、物品購入や工事発注等において、障がい者雇用に積極的に取り組んでいる事業者に対し優遇措置を講じるなど、直接、間接の両面から障がいのある方の就労支援や雇用促進を図っております。委託先事業者での障がいのある方の雇用につきましては、これら既存の施策を含め、より効果的な支援のあり方を引き続き研究してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、あらゆる人が誇りを持って、ともに生きることができる社会を築くためには、障がいのある方の雇用や就労の支援はその重要な柱であり、今後も引き続き関係部局と緊密に連携をしながら、効果的な支援を行っていくことが必要であると考えております。 8: ◯議長(杉山利夫君) 市民参画部長、田中啓太郎君。    〔田中啓太郎君登壇〕 9: ◯市民参画部長田中啓太郎君) 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の「みんなの広場 カオカオ」での催し物がある際に、障がい者就労施設などによる物販テントを出すことは可能であるかとの御質問にお答えいたします。  「みんなの広場 カオカオ」は、にぎわい機能の創出を図るため、市民の皆様がさまざまな用途で使用できる広場となるよう整備をしてまいりました。その結果、ステージイベントや各種ブーステントの設置、飲食などの販売を目的とするキッチンカーの出店などで多くの方々に御利用をいただいております。  また、市の事業を初め、市民団体や民間事業者などが主催する催しが開催される際には、通常の来館者を上回る多くの皆様が集まり、施設の内外でにぎわいがつくり出されております。こうした催しの企画や内容については、主催者の責任において実施されており、そのため障がい者就労施設などの出店につきましては、まずは主催者の理解を得ることが第一となります。  また、「ぎふメディアコスモス」が行う実施事業など本市等の催しにおいて、民間事業者へ出店を依頼する際は、障がい者就労施設などにも情報を発信していくことは可能であると考えておりますが、他方、本市が市民団体や民間事業者などが主催する催しへ障がい者就労施設などの出店をお願いすることは、当該施設などが実施できる事業内容等の情報不足など課題もあるものと考えられます。  しかしながら、多くの人が集まる催しへ障がい者就労施設などが出店できる機会があることは、障がい者支援の観点から必要な取り組みであると考えておりますことから、今後は、福祉部とも連携し、主催者の理解に努めながら、情報発信の手段、また、発信先選定における公平性などの課題について、研究をしてまいりたいと考えております。 10: ◯議長(杉山利夫君) 子ども未来部長、坂口 正君。    〔坂口 正君登壇〕 11: ◯子ども未来部長(坂口 正君) まず最初に、高島屋南地区再開発ビルに整備いたします子育て支援施設についての御質問にお答えいたします。  本事業は、人もまちも元気になれる場の創造を基本コンセプトに、柳ケ瀬の活性化とにぎわいの創出、さらに、まちなか居住を基本方針として、高島屋南地区の再開発ビルに子育て支援施設と健康・運動施設及びその交流スペースを整備するものでございまして、昨年度、その基本的な方針である基本計画を策定したところです。  柳ケ瀬は、多くの都市機能が集積し、交通利便性も高い地域であり、このような場所に多くの市民が利用でき、集客が見込まれる公共施設を整備することは、そこに暮らす人々と相まって、新たなにぎわいの創出につながるものと考えております。  したがいまして、議員も述べられましたように、そのにぎわいが周辺の商店街に波及し、柳ケ瀬全体の魅力を高め、岐阜市全体の活性化にもつながり、ひいては新たな居住を促し、定住人口の増加につながるものと考えております。  御質問の子育て支援施設についてでございますが、基本計画におきまして、面積はおおむね2,000平方メートルを予定しており、子どもの心豊かで健やかな育ちと子育てを支援するという基本方針のもと、遊びを通じて子どもの生きる力を養い、次代を担う子どもを育むとともに、子育て家庭を支援するということを目的としております。  施設の内容につきましては、ゼロ歳から5歳までの就学前の児童とその保護者を主な対象としまして、遊びを通じて健康な心身を育むためのアスレチック的な遊具やキッズスタジオなどの体力増進等に役立つスペース、遊びを通じて豊かな創造力や感性を育むための芸術遊びやものづくりなどのスペース、遊びを通じて社会性や自主性を育むためのごっこ遊びや木育などのスペース、さらに、子育て中の保護者の育児不安や負担を軽減するため、子育て相談や子育て情報の提供、一時預かりなどのスペースの設置を計画しているところでございます。なお、具体的な遊具等の詳細につきましては、実施設計の段階において決定いたしたいと思っております。  以上のように、子育て支援施設は、子どもの支援と子育て家庭の支援の2つの機能を有しまして、創造性、独創性にあふれ、新しい発見ができる施設を目指してまいりたいと考えております。  今後は、子育て支援施設につきまして、基本設計、実施設計と進めてまいりますが、さきに申し上げましたように、にぎわいを創出するとともに、まちなか居住を促進し、市民の皆様に長きにわたり愛され、御利用していただける施設になるよう取り組んでまいる所存でございます。  次に、保育士の待遇改善についてお答えいたします。  現在、国におきましては、待機児童解消加速化プランに基づく緊急対策で、平成29年度末までの保育の受け皿を50万人分拡大するなど、待機児童解消の対策に取り組んでおります。  しかしながら、平成27年度の賃金構造基本統計調査によりますと、勤続年数が異なりますが、全国の民間保育士の平均給与月額は約21万9,000円、全職種の平均約33万3,000円と比較しまして11万4,000円ほど低い水準にあるなど、保育士の賃金が低いこともあって、大都市だけではなく、地方都市におきましても、保育士の確保が喫緊の課題となっておるというふうに思っております。  本市では、市内の私立保育園に対しまして、年度途中からの入所児童に対応するため、低年齢児保育対策費補助金としまして、昨年度には約7,500万円を補助するなど、保育士の確保策に努めておりますが、なかなか応募がない状況だというふうに聞いておるところでございます。  また、公立保育所におきましても、年度途中の入所児童に対応するため、たびたび臨時保育士等の募集をいたしておりますが、募集人数を下回る応募状況が続いており、保育士の確保に苦慮している状況にございます。  それでは、1点目の御質問、保育士の待遇改善の方策についてお答えいたします。  国におきましては、本年6月にニッポン一億総活躍プランを策定いたしました。この中で、保育人材確保のための総合的な対策の1つとして、平成29年度から保育士給与を月額6,000円程度上げるとともに、キャリアアップの仕組みを構築し、保育資質の高いベテラン保育士については月額4万円程度上げ、全産業の女性労働者との賃金格差がなくなるよう追加的な措置を行うことを打ち出しております。  一方、本市におきましても、現在、特にゼロ歳児と1歳児の保育需要が急増しており、そのための保育士確保が問題となっております。したがいまして、先ほど申し上げました既存の補助金に加え、即効性のある支援策を講ずる必要があるというふうに考えております。  次に、2点目、本市における保育士の再トライという制度についてお答えいたします。  保育士再トライの制度は、平成24年度に開始いたしました。これは、保育士資格は持っているが、長年保育現場から離れた方に対し、1日から3日間程度、公立保育所にて保育や給食、保護者との連携などの保育実習や保護者対応、障がい児教育──ごめんなさい。──障がい児保育、指導計画に関する講義などの職場体験研修を通じて自信を取り戻し、現場に復帰できるようにするというものです。昨年度は、短期間でやめられた方もございますが、7名の採用につなげたところでございます。  また、岐阜県では、保育士・保育所支援センターを開設し、専門のコーディネーターを置き、保育所の求人に関する情報の収集、保育士への就職先の案内、紹介などの就労の支援を行っており、昨年度は、その仲介により、市内の公立、私立保育所両方で18名が採用に至りました。  議員の御質問にありましたように、本市におきましても、現在、保育所長の経験者を再任用いたしまして、子ども保育課窓口等で保育士就労の相談に当たっているところでございます。その中で、保育士再トライの制度も推奨しながら、さらなる潜在保育士の雇用に向け、就労相談の充実を図ってまいりたいというふうに思っております。 12: ◯議長(杉山利夫君) 健康部長、兼山鉄郎君。    〔兼山鉄郎君登壇〕 13: ◯健康部長(兼山鉄郎君) 高島屋南地区市街地再開発事業についての御質問のうち、健康・運動施設についてお答えいたします。  昨年度策定いたしました基本計画におきまして、健康・運動施設の面積はおおむね2,000平方メートルを予定しており、豊かな心と体の健康増進を支援することを基本方針としております。
     施設の内容につきましては、市民一人一人の身体の状況や目的に合わせ、体力づくり、健康づくりが行えるよう、機械式ジムやフィットネススタジオ、心と体のリフレッシュのためのリラクゼーションルームなど、そのほか、健康・運動に関する相談コーナー、健康セルフチェックコーナー、体力測定コーナーなどを計画しているところでございます。  なお、具体的な設備等の詳細につきましては、今後検討することとしております。  以上のように、健康増進、健康相談、健康管理などの機能を持つ施設として、生活の質の向上、健康長寿社会の実現、ひいては医療費の削減と、子育て支援施設と同様、にぎわいの創出を目指して整備する予定でございます。 14: ◯議長(杉山利夫君) 理事兼市長公室長、田中英樹君。    〔田中英樹君登壇〕 15: ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) 広報に関する2点の御質問にお答えいたします。  情報化社会の進展の中、効果的なシティプロモーションを行うためには、想定するさまざまなターゲットのニーズに応じた情報発信の手法を選択することが重要であると考えております。  この考え方のもと、例えば、市内外の幅広い層に本市の魅力を伝える手段としましては、「ええとこたんと岐阜市」という冊子を作成し、愛知県内の金融機関や大学、名鉄名古屋本線沿線などで配布をしており、大変な好評をいただいております。  また、若い世代の女性向けには、ユーチューブを活用し、本市出身の人気声優であります立花慎之介氏が岐阜城、鵜飼、川原町など、市内の名所を紹介する動画を作成しましたところ、これが口コミで広まり、公開後46日間で再生回数が1万回を超え、マスコミ各社で取り上げられ、話題となりました。  さらには、同じく本市の出身で人気ロックバンド、Aqua Timezのボーカルを務める太志氏の御協力を得て、現在、岐阜市を舞台に制作いたしましたミュージックビデオが公開されておりますが、これも公開後3週間で13万回を超える再生回数を記録しており、本市のシティプロモーションに大いに寄与しているものと考えております。  このように現在、さまざまな手段、手法によりシティプロモーションを実施しておりますが、議員御提案の行政視察をターゲットとすることもシティプロモーションにとって有効な手段の1つであるというふうに考えております。  その手法についてでございますが、一般的に視察先を決める上においては、先進事例に加えて、宿泊施設や交通手段を調べる際にも、主にホームページが利用されるものと推測されます。したがいまして、行政視察の誘致に関しましては、ホームページを活用した情報発信が効果的であることから、10月中の公開を目指して、現在、主な施設や政策の紹介、行政視察の受け入れ実績などを総合的に案内するホームページの作成に着手したところでございます。  あわせまして、今後、行政視察に関する情報の紹介も含めまして、パソコンやスマートフォンが広く普及しております中、公式ホームページはインターネットによる情報発信の中核となる重要な手段であると認識しております。  また、より充実した内容の情報発信を行う上では、各部署においてホームページの掲載内容を共有し、職員一人一人が広告塔となり、PRに努めていくことも大切であると考えております。  したがいまして、職員に対しましては、今後とも研修などの機会を通じまして、掲載内容の充実と共有を徹底し、公式ホームページによる情報発信の重要性に対する認識をより高めるよう各部署を指導してまいります。 16: ◯議長(杉山利夫君) 教育委員会事務局長、若山和明君。    〔若山和明君登壇〕 17: ◯教育委員会事務局長(若山和明君) 給食室に関する2点の御質問をいただきました。  1点目の給食室の環境整備と、2点目の共同調理場の今後の計画につきましては関連いたしますことから、あわせてお答えいたします。  岐阜市の学校給食では、調理従事者の衛生管理や調理作業の仕方などを具体的に定めた岐阜市学校給食衛生管理マニュアル及び調理作業マニュアルに基づいて、安全、安心な給食の提供に努めております。また、万が一異物混入や食中毒事故などが発生した場合でも、危機管理マニュアルに基づき、調理現場等における迅速な対応に努めております。  議員御案内のとおり、ことしの6月から7月にかけて、キノコバエが市内で大量発生し、学校の給食室にも侵入してきたとの報告がありましたことから、各学校の対応状況等に関する調査を実施いたしました。  その結果、キノコバエの発生が確認された学校では、窓を閉め切るとともに、窓枠とのすき間に詰め物をし、換気扇をとめるなど、外部から給食室内部への侵入を防ぐ対策を実施した上で調理作業が行われておりました。そういった対応に伴って、給食室内が高温多湿の状態となりますことから、従事者が熱中症にならないよう適切な水分補給を行うなど、注意喚起しつつ調理していただいておりました。  一方、岐阜市では、食中毒の防止や異物混入防止など、給食のより一層の安全確保を図るため、学校の改築に合わせて、空調を完備したドライシステムの共同調理場の建設を進めております。これまでに、境川中と岐阜中央中の2校において稼働いたしており、今年度は長良中、来年度は藍川北中に建設する計画を進めております。  しかしながら、共同調理場化にはまだ時間を要しますことから、それまでの間の応急的な対応として、まずは試験的に小中合わせて4校において、スポットクーラーを設置し、その効果を検証する予定をいたしております。その検証結果を踏まえ、必要に応じてスポットクーラーを設置するなど、給食室の環境整備に努めてまいります。    〔「議長、11番」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長(杉山利夫君) 11番、鷲見守昭君。    〔鷲見守昭君登壇〕 19: ◯11番(鷲見守昭君) それぞれ御答弁ありがとうございました。  若干の再質問と要望を述べさせていただきたいというふうに思っております。  まず、新庁舎には多くの市民の皆さん方の期待が集まっております。岐阜市の未来のためにも、これからも多くの方々の御意見を大切にし、取り入れていただきたいと思っております。多くの皆さんの声を、気持ちを、願いを、思いを、要望を、仏の中に魂を入れなければ、何をつくっても箱物行政だというふうに思っております。  障がい者の皆さんは、お弁当をつくる食堂ですとか、パンを焼く機械をお持ちでございますが、そう簡単に売れるものではありません。私も行って食べさせていただくことは多いんですけど、なかなかほかのお客さんは入っておられません。そういったものを新庁舎ですとか、また、「みんなの広場 カオカオ」での物品販売の機会を得ることによって、新しい道が開かれることを要望いたします。  実際、岐阜県庁においては、昼食のお弁当の販売を障がい者の団体でやっておられるところがあります。だから、今この庁舎でもやろうと思ったらできるのかもわかりませんけど、なかなか正直な話、1つの組織、団体でそれをずっと月曜日から金曜日までやっていくということは、これはなかなか難しいことだと思います。  で、こういった質問を通じて、そういうことができるなということになれば、幾つかの団体が相談をして、そして、横に手をつないで、そして、やっていくということが必要だというふうに思っています。  他都市でのいろんなのが、私、見せていただいておりますけど、月曜日から金曜日まで、どこの組織がどういうふうにといって、やはりお話し合いを持たれて、そして、スケジュールがこういうふうになってます。で、障がい者の授産施設でこういうものをつくってますというようなことをスケジュール化してやって、庁舎の中に一定程度のスペースをいただいてやっておられる、そういったことができることの着手し始められる条件になるとありがたいなという思いであります。  身体障害者福祉法についても述べていただきましたけど、具体的な申し出があれば適切に対応していくという御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  委託先事業者での障がい者の雇用も、これも先方の話でありますから、なかなか簡単にいく話ではないというふうに思っておりますが、しかし、地方公共団体に準じて、市役所の新庁舎の中でありましたら、市役所の職員は当然、この法律に関連をしてくるわけでありますけど、例えば、食堂に何らかの業者が入られると、その後、その業者さんに全部これがいくということではないんですけど、ぜひともそういったことも準じてやっていただければありがたいなというふうに思ってます。そういった障がい者の職員雇用に努力を図っていただくようにお願いをいたしたいというふうに思います。  このお答えに基づいて、福祉部長に再質問をさせていただきたいと思っております。  障がい者に対する理解を深めるため、また、障がい者同士や健常者との交流の場を設けるおつもりがあるかどうか、お聞きいたしたいと思います。そして、市民参画部との連携もお願いをいたします。  そして、市民参画部長の答弁の中で、「みんなの広場 カオカオ」での催し物で、主催者の理解を得ることが第一であるというふうには理解はいたしますけれど、これは、例えば、この前、JCが公表2万人っておっしゃいましたけどね、さすが商工会議所で、たくさんの方が集まっておられました。そして、JAさん、農協さんでもやられるとたくさんの方がカオカオに集まられるわけでありますけど、そういったところの御理解を得ることは、これは、岐阜市としてやってもいいよと、こういうところでどうぞお勧めしますよという声があればやる、福祉の関係の、障がい者の関係の団体がお願いをしますと言いに行くところでありますから、先にこれが理解を得るのが第一であるというような表現はいかがなものかという思いもいたします。  そして、また、障がい者就労施設などの事業の内容が情報不足であるということをおっしゃいましたけど、それは情報を収集して、また、こういった話が進めば、当然、障がい者団体のほうから来て、私たち、こういったお店をこういったもので出して売りたいんだよということが出てくるというふうに思いますので、先ほども申しましたが、これは福祉部との協力も含めて情報収集に努めていただきたいと思っております。  そこで、市民参画部長に再質問させていただきます。  メディアコスモスが行う自主行事では出店可能とされていますので、別の催し物の主催者の理解を得ることは可能だというふうに考えられます。そこで、障がい者就労施設などが実施できる事業内容の情報不足を解消する努力をすることができるのかどうか、お伺いをいたしたいというふうに思います。  次に、岐阜は名古屋に近過ぎます。18分でJRで行くと。だから、勤め先も名古屋だと、買い物も名古屋だと、大企業の誘致をやっても名古屋にとられると。その発想の転換を図って、名古屋に近いことの利点と名古屋の弱点を見ていかなければ、都市間競争には勝てないというふうに思っております。  名古屋の河村市長がなぜあれだけ無理な形で市民税を下げたのか。名古屋に住んでほしいと。これは、リニアの関係で名古屋の駅前の再開発で、もうあの時点で河村市長は、駅前の再開発でたくさんのビルが建てば、たくさんの会社が入り、多くの人がそこに勤務する。その人がどこに住むのかというのは、河村市長はもうわかっとってやっとったと思うんです。だから、逆に言えば、これが名古屋の弱点だと。そうやって相手の弱点が見えてきた。大相撲の横綱に体力勝負を挑んで勝負したって誰も勝てるはずがありません。だから、これは発想の転換、体力勝負じゃないんです。英語で勝負する、数学で勝負すると。そういったところでやるという、観点を変えてく必要があるというふうに思います。  名古屋に近いならば、名古屋から来ていただくことを考えましょう。名古屋駅前の再開発ビルに勤務する方に岐阜に住んでいただくのはいかがでしょうかと。何だ、名古屋の衛星都市かと言われた方がいらっしゃいますが、年をとって、自動車の運転ができなくなると。そんなときに生死にかかわるような問題になる、そんな場所ではないんです。歩いて買い物に行ける、歩いて駅まで行ける、歩いて病院まで行ける、歩いて初詣でに行けるという、これは岐阜市の都市内居住の利点を最大限伝えていきたいというふうに思っております。  都市の力は人口です。高島屋南地区再開発事業を通じて岐阜市のよさを訴えていけば、岐阜に住んでみようという方がふえるのは必然であり、再開発ビルの中に入るマンション業者が超強気になったのも当然であるというふうに思っております。  そこで、健康部長に再質問させていただきたいと思っております。  この健康ステーションですね、これが中に入っていくということ、これは今現在、柳ケ瀬健康ステーションというのがございます。その柳ケ瀬健康ステーションの現状と、そして、高島屋南地区の再開発事業の健康ステーションとの関連をお聞かせいただくとともに、高島屋南地区再開発事業に集約してはいかがと考えますが、御意見を、御見解をいただきたいというふうに思います。  3番目、保育士の待遇改善、まことにありがとうございます。岐阜市は待機児童ゼロと公表されておりますが、市内中心部の保育所では競争率がゼロというわけではありません。保育園は市内近郊は倍率が高い、そして、市郊外では倍率が低いというわけで、全てのお母さんたちが安心して自分の思うところに自分の子どもを預けられるというようにしなければいけないというふうに思います。  そのためにも保育士さんをふやさなければいけません。岐阜市立の保育所の保育士さんの給与と私立の保育士さんの給与を調べさせていただきましたけど、年齢、勤続年数に違いはありますが、公立のほうが私立より給与はよいという結果でございました。給与がこれだけ安いと保育士さんの定着が悪い原因になりますので、ぜひとも改善をよろしくお願いをいたします。  そして、岐阜市の視察に来られる方々に岐阜市のよさをわかっていただき、もっと多くの方々に視察に来ていただくために広報の手続をしていただきたいというふうに思っております。そして、各組織のホームページの強化とともに、ホームページをみんなで共有し、有効な広報手段として利用されることを要望いたします。  最後のクロバネキノコバエの発生でありますけど、これは給食室で働く方の体調管理のために、ぜひとも温度管理、そして、また、衛生管理のすぐれた空調施設を完備した共同調理室の建設というのを促進していただきたいと要望をいたします。  以上で二度目の質問とさせていただきます。 20: ◯議長(杉山利夫君) 福祉部長、高橋弘行君。    〔高橋弘行君登壇〕 21: ◯福祉部長(高橋弘行君) 障がいのある人への理解と交流の促進に関する再質問にお答えいたします。  本市では、障がい者団体と連携し、毎年12月3日から9日までの障害者週間に合わせ、障がいのある人の作品展示や舞台発表の場として、「オンリーワンわたしたちの芸術祭」を開催しております。  さらに、障害者差別解消法の施行を間近に控えた本年3月には、聴覚に障がいのある人とない人によるトークショーや、パラリンピック競技のゴールボールとボッチャの体験イベントを開催し、障がいのある人とない人、または障がいのある人同士の交流を通じた理解啓発に取り組んでいるところであります。  このほか、障がい者就労施設等の手づくり品販売の場として、マーサ21内に福祉の店「友&愛」を開設するなど、障がいのある人への理解の促進に努めております。  また、本市の職員に対しても、障がいについて正しく理解し、障がいのある人に適切に対応するため、障害者差別解消法に基づく職員対応要綱や対応事例集などを作成し、研修を通じて周知徹底を図っているところであります。  御質問にありました新庁舎や「みんなの森 ぎふメディアコスモス」といった新たな交流の場を活用し、今後とも関係部局と連携を図り、各種イベントや研修などを通じて広く障がいのある人への理解を促すことにより、障がいのある人もない人も互いに個性を尊重し合い、ともに暮らす共生社会の実現を図ってまいりたいと考えております。 22: ◯議長(杉山利夫君) 市民参画部長、田中啓太郎君。    〔田中啓太郎君登壇〕 23: ◯市民参画部長田中啓太郎君) 障がい者就労施設などが「ぎふメディアコスモス」での市等の催しに出店していただくに当たりまして、これに際して情報不足を解消することは可能かというような再質問でございました。  そうした催しへ障がい者就労施設などが出店できる機会があるということはですね、障がい者支援の観点からは大変必要な取り組みであると考えております。我が部のメディアコスモスでも市民活動団体の登録制度などもあり、こうしたものを活用するということも考えられますし、御答弁申し上げました、あるいは議員のほうから御指摘をいただきましたが、福祉部とも連携をですね、今後もしっかり努めてまいりたいと思っております。 24: ◯議長(杉山利夫君) 健康部長、兼山鉄郎君。    〔兼山鉄郎君登壇〕 25: ◯健康部長(兼山鉄郎君) 高島屋南地区市街地再開発事業に関連して、健康ステーションについての再質問にお答えいたします。  基本計画では、再開発ビルに健康ステーションを整備することまでは計画しておりませんが、現在の柳ケ瀬健康ステーションは、運動スペースが約24平米と狭く、また、近年は利用者がふえて、さらに手狭となってきましたこと、それから、建物も古く、排水設備なども老朽化しておりますことから、今後どうすべきか、検討しているところでございます。したがいまして、議員の御提案も有力な選択肢の1つであると考えております。 26: ◯議長(杉山利夫君) 34番、田中成佳君。    〔田中成佳君登壇〕(拍手) 27: ◯34番(田中成佳君) それでは、質問をさせていただきます。  まず、6月議会に引き続いて、細江市長の政治姿勢を取り上げます。  6月議会で明らかになった、公用車を使用して人間ドック検診を受ける公私混同問題は、マスコミ各社が取り上げ、また、ハイヤー使用の実態については、本当に多くの市民から怒りと驚きの声が届けられました。自分たちの税金を何と考えているのかと怒りはおさまっておりません。市長室にも同様の声が届いていると思います。  前回に引き続いて、ハイヤー使用について見てみます。前回質問時点以降、6月20日ですけれども、以降のハイヤー使用実績15回分をいただきました。1万5,750円が3回、1万5,940円、1万8,000円、2万4,750円がそれぞれ1回、2万7,000円が2回、3万3,100円、3万3,750円がそれぞれ1回、3万6,000円が2回、そして、4万4,100円、5万4,220円、そして、何と7万2,450円が1回ずつあります。  ちなみに、7万2,450円は8時間30分の拘束、5万4,220円は6時間15分の使用時間であり、ともにサッカーの観戦の待機時間が含まれています。私の支払った税金がサッカー観戦に消えているかと思うと、まことに腹立たしい限りであります。すごく長い使用時間と高額な支払い。  ちなみに、市議会の議長がサッカー観戦を希望した場合はどうなるか。(笑声)議長公用車は、会場に送りはしますけれども、その場で議長をおろして待機することなく役所に引き戻すということです。議長はそこで終わりです。(笑声)    〔私語する者あり〕  5月8日から8月28日までに15日の使用料金は46万9,560円に上ります。  さて、市長は、ハイヤー使用に大型車を使用していますが、普通車ではいけないのでしょうか。ちなみに、先ほどの15日のうち2日間は、ハイヤー会社の都合で普通車を使用しています。普通車の料金で換算してみると37万9,970円。大型車使用よりも2割安くなり、8万9,590円、約9万円の節約になります。  ちなみに、平成27年度、ハイヤーの支払い額は285万2,180円ですから、2割といえば57万436円、約60万円もの節約につながります。市長は、初日の議会答弁でも、新たな財源確保策を考える必要性について言及をされていました。大型車を単に普通車に切りかえるだけで2割の節約となります。非常に簡単に財源確保ができます。  1番目、有言実行でハイヤーを普通車使用にして、財源確保に努めていただきたいのですが、いかがでしょうか。普通車に乗りかえる気持ちはありませんか。秘書課が手配しているからなどと逃げを打たずに、市長の決断1つで決まることです。お答えください。  次に、6月26日、7月3日、市長はFC岐阜の試合観戦をしています。しかし、ハイヤー使用は請求書に出てきません。ジョギングででも行かれたのかな、まあよいことだと思ったのですけれども、そうではありませんでした。今度は市の公用車を運転させています。  公用車の運転報告書では、6月26日・日曜日、17時30分出発、20時20分帰着です。こんなときにも随行は1名伴っています。7月3日、同じく日曜日、18時30分出発、夕方6時半です、そして、21時45分帰着です。こちらも秘書課の係長がわざわざ随行しています。もはや公務とは言えないサッカー観戦だけのために2名の職員を日曜日の夕方から夜の時間帯に動員し、つき合わせているのです。日曜の夜の家族団らんを楽しむ職員の気持ちは一体どうなるのでしょう。  7月31日には、大相撲岐阜場所観戦などにやはり随行を伴って出かけておられます。これって本当に公務なのでしょうかと疑問が尽きません。私が6月議会で取り上げて以降、日曜日、祝日のハイヤー使用が減り、公用車使用が頻繁となっています。6月26日・日曜日、7月3日・日曜日、7月10日・日曜日、7月18日・祝日、7月31日・日曜日、8月7日・日曜日といった状態で、ほとんど日曜日に使用しています。ハイヤーでは目立つために、公用車に切りかえたとしか考えられません。まことにせこい発想ではないかと思います。  運転職員の日曜出勤が多過ぎるのではないでしょうか。まして、サッカー観戦、大相撲観戦などにつき合わせるのは論外ではないでしょうか。もっと職員をいたわる気持ちを持ったらいかがですか。  2番目、なぜ日曜日のハイヤー使用から公用車使用に切りかえたのですか。この答えも秘書課の判断だと逃げないでいただきたいと思います。  サッカー観戦について、以下、述べます。  市長の観戦場所は、一般市民が陣取るメーンの自由席などではなく、毎回ロイヤルボックスとのことであります。ロイヤルボックスは、メーンスタンドの最上部に設けられ、眼下に競技場を見おろせる特別観覧席です。もちろん一般の人は入れません。FC岐阜の県を含め、出資企業関係者のための特別室です。市長がこの席を予約するには、秘書課から教育委員会の市民体育課に、例えば、ロイヤルボックスを2人分とってくれと連絡をし、市民体育課がFC岐阜の事務所に連絡をとり、確保するとのこと。ロイヤルボックスには、県を含め、出資企業関係者が入るようであります。  しかし、市長がこの席に入れるのも、岐阜市が2,000万円の出資をし、クラブハウスを建設したりした見返りと言えます。市長だけが独占的に利用できるというのもおかしな話であります。市長は、かなりの回数、これまでサッカー観戦に行っておられるけれども、どうも御本人が身銭を切って入ったことはないようです。  ある落語家は言ってました。本当のお客さんというのは、木戸銭を払ってくれた人がお客ですと。市長は、この例でいくとちょっと違うですね。  以下、伺います。  1、ロイヤルボックスでの観戦は、市長、あなた1人で観戦しているのですか。これまでもよく耳にしてきたことですが、ロイヤルボックス席の予約は2名分を求められ、ほとんど夫人と同伴と担当職員も認めていますが、事実ですか。  2番目、夫人のための席の予約を秘書課にさせているようです。とんでもない公私混同で、公務員としてあってはならない実態であり、大きな問題であります。見解を伺いたいと思います。  3番目、ハイヤーや公用車に御婦人を同乗させていると言われています。これも事実でしょうか。  別の問題で1つ聞きます。  去る7月30日、柳津のもえぎの里多目的体育館完成式が開かれました。市民体育課の職員さんは、それまでの準備等、大変御苦労さまでございました。また、平生、市民の体力向上に寄与していただいていることに感謝を申し上げたいと思います。  さて、完成式典には、市長も主催者として当然出席されています。テープカットの後、主催者挨拶をされています。しかし、挨拶後、急ぐように会場を後にされています。20名近くの市議会議員や50名近い地域の方々はその場にとどまり、続いて行われた聖徳学園や境川中学の生徒さんによるお祝いの踊りや音楽を最後まで観賞されていたとのことであります。開会後45分ほどで式典は終わり、内覧会に移りました。そうした催し物を見ることなく市長が会場を後にしたことに、もう少し式典にいてもよいのではないかと口にされた議員さんもおみえのようです。  市長は、よほど公務が立て込んでおられたのでしょうか。しかし、市のホームページで当日の「市長の活動リポート」を見ると、もえぎの里の後の行事予定は、18時、夜の6時からの中日花火大会まで何もありません。さらに、これまでならハイヤーで乗りつけ、長時間待機させていた花火大会ですが、この日に限ってはハイヤーも公用車も使用せずに会場入りをされておられます。もえぎの里オープン式典という大切な公務を中座して、市長はどこへ行かれたのでしょうか。ホスト役の立場の市長が、よもや私用というわけではないと思うのですが、当日出席した議員が首をかしげたことであります。  しかし、その後、市長は、式典を中座してゴルフに行ったという情報が複数から耳に入ってきました。これが真実なら、市長としてあるまじき行動です。公務を投げ出して遊びに出かけたのですから大きな問題です。
     1、ゴルフに行かれたのかどうか明らかにしてください。そうではなく公務だと言われるのであれば、何の公務かを明らかにしてください。  2番目、また、当日の夜の花火大会会場までの交通手段は何を利用されたのか、お答えください。  あわせて、8月6日の岐阜新聞の花火大会も都ホテルの観賞会に参加をされていますが、こちらもハイヤー、公用車ともに使用実績がありません。どのような交通手段を使われたのか、お答えをいただきたいと思います。  続きまして、FC岐阜から岐阜市へ提供された株主優待券の使用についてお伺いをいたします。  岐阜市の保有有価証券一覧表を出してもらいました。中部日本放送、東海テレビ放送、岐阜観光索道、岐阜乗合自動車、東海旅客鉄道、名古屋鉄道等々、17の企業に出資をしているようです。出資金額の合計は、一般会計、企業会計、基金を合わせ約1億3,800万円であり、それらから得る配当収入は、平成27年度決算では約1,150万円であります。  さて、御案内のように、株式の保有に伴い株主優待券が発行される企業もあります。最近では、市民投資家がこの株主優待の品物に魅力を感じ、その企業の株式を購入するという話も耳にするところであります。  そこで、岐阜市ではどうなっているのか調べてみました。結果は、実際に岐阜市が受け取っている株主優待は2つの企業からのみのようです。1つは、株式会社KVKからの3,000円相当の入浴剤であり、もう一つは、株式会社岐阜フットボールクラブ、つまり、FC岐阜からの観戦チケットであります。他には、東海旅客鉄道(株)からの乗車券がありますが、受け取らずに郵送で送り返しています。これは、その伝票を確認いたしました。また、名古屋鉄道や近鉄グループホールディングスへは、優待券を送らないように要請をし、断っています。  改めて申し上げるまでもなく、株主優待は株主に還元されるものです。本市の場合の株主は、当然税金を負担している岐阜市民であります。ところが、岐阜市が受け取った株主優待は、市民に渡ることなく、3,000円相当の入浴剤は市民参画部で使われ、FC岐阜の観戦チケットは、教育委員会と市長室で使われているのであります。  チケットというのは、これはお借りしましたけれども、こういうものであります。これが7試合分のものがありまして、全部日にちが書いてあります。ですから、これが7試合、全部でホームでやるのが21試合ですので、要するに3枚で1セット、21試合分です。それが6セット岐阜市には来るということになります。  FC岐阜の株主優待は、ホームタウンゲーム21試合のつづりが6セット、つまり、延べ126名分の入場券、メーン入場券、これは当日券として換算すれば1枚2,700円。つまり、総額34万200円相当が岐阜市に来ます。そして、6セットのうち1セットは市長室に、残りの5セットは教育委員会に分配をされ、所有しています。  例えば、7月3日の試合では、教育委員会分としては、教育長が2名分、事務局長が同じく2名分使用しています。残りの1名分は使われなかったとのことです。また、市長室分は、今岡副市長が使用されたとのことです。しかし、どうしてもともとの株主である岐阜市民に渡されることなく、市長室や教育委員会が勝手に使用しているのでしょうか。  教育長及び理事兼市長公室長に質問します。  株主優待であるFC岐阜の観戦チケットをあなた方の部署で勝手に分配して使用していますが、何を根拠にしているのですか。  2番目、また、これまで使用してきたことをどのように認識しているのか。市民に渡すべきだと思いますけれども、あなた方はそのようなことを考えたことがないのか、見解を伺いたいと思います。  次に、自治会未加入者に対するごみ収集について伺います。  自治会加入世帯数が減っております。本年4月1日現在を見てみますと、全世帯数17万5,324に対し、加入世帯数は11万655であり、加入率は63.1%です。最近5年間の推移は、平成24年65.8%、25年65.4%となり、以降64.7、63.8、そして、63.1%、さらに言えば、10年前の平成18年には69.5%、約7割の方が加入をされていました。  この自治会加入率減少の推移を見るならば、加入率60%を切るのも時間の問題と言っても過言ではないでしょう。この実態から憂慮されるのが、ごみの問題、ごみ収集の問題です。過日、私のもとへ手紙が届きました。自治会の運営に疑問を持ち、自治会からの脱退を申し込んだところ、これまでのごみ集積所にはごみを捨てるなと言われ、困ったあげく、市の環境事業部に相談したが、個別収集はしておらず、自治会と話し合ってくれと言われた。結果、現在は人目のつかない集積所に捨てていると書かれ、救済策を求めておられる内容でした。  私がこの件を環境事業部に話を持ち込みましたが、担当者は、投書の人を教えてほしい、自治会長との話し合いの場を持ちたいとのことであった。しかし、一旦こじれた関係を修復することはほとんど困難であるし、禍根を残さず解決に導くことが難しいことは、どなたが考えてもわかることではないでしょうか。  さらに言えば、自治会脱退世帯が今後もふえるであろうことを考えたとき、その都度、担当課が間に入って折衝するのは、時間と労力の費消を生み、決して合理的とは言えないのではないでしょうか。  環境事業部長に伺います。  自治会非加入世帯に対する対処法としての実例として、例えば、栃木県市貝町では、役場の駐車場にごみ捨てのステーションを設置しておられます。現在は、2,804世帯のうち29世帯が利用しているとのことであります。  このように、公共施設に集積所を設ける、あるいは特例的に個別収集を認めるなど、対処のためのルール、あるいは体制をつくり上げておくことが必要ではないかと考え、質問をするところであります。見解を聞かせてください。  最後に、退職した部長と情報隠しについて伺います。  「みんなの森 ぎふメディアコスモス」についての漏水等ふぐあいの経緯は以下のとおりです。  平成27年11月11日、新図書館「本の蔵」のガラスにひび割れ1カ所を発見、平成28年4月26日補修完了。これは、ことしの5月17日に発表されました。  次に、平成28年2月23日、引き渡し1年後検査を実施。185項目中23項目、箇所にして570カ所にふぐあいを確認。3月から4月の休館日を中心に補修等を完了。この発表は5月27日付です。  そして、平成27年4月23日、初回の漏水を確認し、その後、平成27年5月13日からことし5月12日の間に計17回の漏水を確認。そして、平成28年、この後、5月25日、さらに漏水を確認ということで、漏水確認は19回に上りました。  平成28年2月25日、文教委員会が開かれました。この2月25日までに計15回の漏水が確認をされています。つまり、この平成28年2月25日開催の文教委員会、この場では伊東豊雄設計及び戸田建設から担当者を招き、漏水の原因等の説明を受ける委員会でありました。その委員会までに、1、「本の蔵」のガラスひび割れ、2、1年後検査での570カ所に上るふぐあい、3、15回の漏水が判明していたのです。しかし、委員会へこれらの情報は報告されず、隠されてしまい、せっかくの機会にもかかわらず、彼らにふぐあいを尋ねることすらできなくしてしまったのです。  これらの情報が明らかにされたのは、先ほど言いましたが、年度がかわってからの5月17日であり、5月27日付でありました。この時点には、市民参画部長は既に退職して在籍しておりません。  また、環境事業部では、東部クリーンセンター粗大ごみ処理施設火災事故の経緯は以下のとおりです。  平成28年1月15日、1番目、原因者、荏原環境プラント(株)の費用負担、2、2年以内の早期完成、3、性能復旧と安全対策の基本方針を決定。平成28年1月22日、それに基づく復旧スキームの合意がされましたが、平成28年・ことし3月17日、荏原からスキームの趣旨と異なる案が提示されました。  平成28年3月23日、荏原の社長から、復旧工事を賠償行為ではなく、市からの工事発注とする、自社負担による施工ではなく、市からの工事発注とする、施設の損害範囲を施設評価額相当とすると、これまでと180度転換する上記の案が示されたのであります。  本会議でも取り上げられましたが、荏原の翻意については、平成28年8月9日付発表まで議会に報告はされていません。6月時点でも、荏原が全額負担するような話を議会にしていたのです。こちらも、荏原の方針の大転換は隠されたまま、環境事業部長は3月に退職してしまっています。2人の部長がくしくも議会に速やかに正しい情報を提供することなく頬かぶりをしてしまい、結果、3月末には我関せずのようにさっさと退職をされているのです。  浅井副市長にお尋ねします。  あなたは、2つの部署で議会に情報が隠されたままで部長が退職してしまった事実関係を御存じですか。  2番目、ともに今後莫大な損失をこうむるかもしれない重要な情報に関して、議会や市民への説明責任を一切果たさず、また、後に残った職場の職員や市民に全てのツケを回して、みずからは高額な退職金を手にして職場を去っていく、余りにも無責任な態度ではないのですか。市民への背信行為とも言える無責任な部長の姿をどのように受けとめるのか、職員倫理面からも大変問題ではないかと考えるところです。  3番目、退職後、2人の部長は関係機関に天下っています。市民参画部長は一般財団法人岐阜市みどりのまち推進財団常務理事、環境事業部長は岐阜県市町村会館、しっかりと次のポストが用意されています。本当に公務員さまさまであります。さて、天下り先が紹介されていたわけですが、無責任な方々のどこを評価して紹介をされたのか、伺いたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。(拍手) 28: ◯議長(杉山利夫君) 市長、細江茂光君。    〔細江茂光君登壇〕 29: ◯市長(細江茂光君) どうもおはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  ただいまの何点かの御質問にお答えをしたいと思います。  公務に使用する車に関する御質問と、それから、公務についての考え方についての御質問だと、こんなふうに思います。  まず、公務に使用する車についてでありますが、御存じのとおり、通勤の場合もあります。また、各種行事やイベントに出席する際の移動手段として使うわけでありますが、当然、急ぐ場合、迅速性が必要であったり、あるいは安全でなければいけない安全性であったり、あるいは機密性なども大変重要なポイントだと思います。それから、危機管理という意味でも重要かと思います。  それから、原則として車を使用していますが、時として歩くこともないわけではありません。その際に使用する車についてでありますが、車は公用車であったり、あるいはハイヤーであったり、タクシーであったりということになるわけでありますが、これについては、そのときの行事の内容でありますとか、あるいは職員も365日、毎日出てくるわけにはいきませんから、その職員の勤務状況であるとか、さまざま、あるいは職員の健康状態なども考慮した上で考えていると、対応しているということになります。  それから、公務の考え方についてでありますが、さまざまな、もちろん、この役所における公務もあります。また、さまざまな行事への参加も公務として、例えば、市民の皆様方、特に自治会や諸団体の要請に基づいて、平日のみならず、土・日、祝日も問わず、特別職公務員でありますから、行事があれば出席をするということにしているわけです。  要請のあった行事に出席するしない、つまり、行事への出欠、あるいは出席する時間、いつごろのタイミングで行くか等については、その行事の内容でありますとか、あるいはその行事の進行ぐあいなどをよく見きわめた上で、どのタイミングで出席するのかとか、あるいは市長である私に対して、どんな役割がその行事において求められているのかということとか、あるいは週や月単位での大きなスケジュール感であるとか、私も鉄人ではありませんから、たまには病気も、風邪を引いたりすることもありますから、私の体調面などについて総合的に判断をした上で、その行事への出欠、あるいは出席時間の判断等をしているということであります。  いずれにいたしましても、公用車、あるいは車のあり方、あるいは公務についての考え方につきましては、これは私一代でこの考え方をつくったわけではありませんで、長年にわたる先人たちの知恵、あるいは経験、これまでの経緯などを踏まえ、さらには、県や他都市の事例などのバランスなども考慮しながら、現在に至っているということであります。  そこで、いろいろと御質問がありましたので、お答えをしたいと思いますが、まず、ハイヤーは大型車でなく、普通車を使えばいいのではないかと、こういう御質問であります。  このハイヤー、あるいは公用車の利用、あるいはタクシーの利用等々についてはですねえ、今、私が決めればいいとおっしゃっているわけですが、私は、そこまで時間をですね、使って私自身が決めることではありませんので、これは秘書課のほうでしっかりと対応するようにですね、指示をする    〔私語する者あり〕 ということになります。ここは何にすべきだ、あそこにすべきだということまで私が言う立場ではないと、こういうふうに思います。  それから、6月以降、運転手の休日出勤が多いのではないかという御質問でありますが、まず、秘書課職員の健康状態等々についてはですねえ、私自身はもちろん心配はしておりますが、秘書課全体として秘書課職員全体の健康管理などは把握をしているわけであります。  公用車の配車につきましては、事業、あるいは業務の内容、さらには、先ほど申し上げた運転を担ってくれる職員、運転手さんの健康への配慮、あるいは先ほど申し上げたように、私は、365日特別職公務員ですから仕事があるわけですが、その全てに運転手さんもつき合うっていうわけにはいかないわけですから、その時々の運転手さんの仕事のぐあい、あるいは健康状態などを配慮して調整をすると、こういうことになるわけであります。  それから、FC岐阜についての御質問がありました。  FC岐阜につきましては、いろいろと申し上げたいこともあります。さきにリオでオリンピックやパラリンピックが開催をされまして、そのオリンピック、パラリンピックのさまざまなスポーツを通じて、多くの国民、あるいは多くの市民が多くの感動、あるいは勇気をいただいたわけで、スポーツが持つ力というのは大変大きなものがあると。とりわけ本市ゆかりの金藤さんが金メダルをおとりになったということは、岐阜市民にとっても大変すばらしいことであるし、自分自身の健康にも気をつけようではないかということで、医療費や介護費などが減るという効果などもあるかと、こういうふうに思うわけであります。  また、このFC岐阜に関しましては、私は、かねてから、十数年前から申し上げておりますが、岐阜というまちが、やっぱりみんなが一丸となって1つの方向に向かうことが岐阜市の力を、魅力を増すことだと、こういうふうに思うわけであります。  これは450年の呪縛ということで、いろんなところで書いたりもしておりますが、残念ながら江戸幕府ができたときに岐阜は分割統治をされることになりまして、それ以来、なかなかお互いがですね、力を合わせるという文化が長い間なかったと。それをこういうFC岐阜というチームを応援することによって、    〔私語する者あり〕 力を合わせて団結力を増していこうではないかと、こういうことも思うわけでありまして、FC岐阜の持つ意義は極めて大きいと、こういうふうに思っています。  そういう考えのもと、FC岐阜に対して出資をしているわけでありますが、FC岐阜におかれましては、スポンサー企業や、あるいは後援企業、さらには、岐阜県や、あるいは本市を含む県内の自治体の首長さん、副市長さんなどに対してですね、いろいろとぜひ出席してほしいという御依頼があるわけでありまして、こちらから依頼をして出ていくものではなくて、毎回毎回、試合のあるごとに出席の御依頼があります。ある意味では要請かと思います。  これは当然のことでありますが、県や市町村の首長さんが応援に来てくれれば、選手たちも元気、勇気づけられるわけでありますし、また、そこへ当日会場へ来てくれているサポーターの皆さんも勇気づけられるわけでありまして、皆さんの首長さんたちの御出席というのは大変効果が大きいだろうと、こんなふうに思うわけであります。その際には、それぞれの配偶者、あるいは同伴者も含めての問い合わせがあるわけでありまして、それにお応えをしているということであります。  岐阜市役所におきましても、また、その前に、木戸銭の話がありましたから申し上げておきたいと思いますが、私自身はずっと毎年後援会に入っておりまして、サポーターとしてのカードも参りますし、使ったことはありませんが、今も持っていますけども、会員の招待券、後援会会員招待券というのも毎回いただいておりまして、これは岐阜市の職員も多くの職員が後援会に加入しておりまして、そういう招待券などもいただいているわけであります。そういう中で、岐阜市職員も職員の家族も含めて、全庁挙げて、先ほど申し上げたように、FC岐阜が頑張るように一生懸命応援をしています。  また、多くの市民の皆さんも応援をしておられるわけでありまして、私も残念ながら、なるべく全部行きたいと思っているんですが、なかなか時間が許さずですね、行けないことのほうが多いわけですけれども、可能な限りスタジアムに足を運んでいきたいと、こういうふうに思っているところです。  私の妻も、時間が許せば、できる限り一緒に応援するように頼んでいるところでありまして、一緒につき合ってくれる女房に対しては、妻に対しましては感謝をしたいと、こういうふうに思っています。  夫婦での行事参加についてでありますが、例えば、宮内庁主催であります外交団の招待鵜飼でありますとか、国際交流などを中心とする各種晩さん会などにつきましては、妻も同伴した上での出席依頼があることもあります。  それぞれの行事につきましては、秘書課において、その行事の内容、趣旨というものをしっかりと精査、考慮した上で、夫婦同伴での出席が望ましいかどうかということについて判断はしているということであります。  次に、もえぎの里の多目的体育館完成式についての御質問であります。    〔私語する者あり〕  先ほど申し上げましたように、行事の出欠、出席時間の判断は、さきに申し上げたとおりでありまして、行事の内容や進行、私に求められている役割、    〔私語する者あり〕 あるいはスケジュール感、私の体調などを総合的に判断して決定をしているわけであります。  御指摘のあったもえぎの里多目的体育館でありますが、この多目的体育館といいますのは、ちょうど今から10年前に岐阜市と柳津町が合併をいたしまして、その際に新市建設計画をつくって、その中でさまざまな事業を推進しようということで、今までいろんな事業を推進してまいりましたが、その新市建設計画の中の一連の事業の    〔私語する者あり〕 最後の事業であります。    〔「それはいかんよ」と呼ぶ者あり〕  何がいかんのですか。    〔「時間がないんだから」と呼ぶ者あり〕  時間はありますよ、しっかりと。    〔私語する者あり〕  主催者として出席したわけであります。式典には全て出席をいたしました。テープカット、または主催者の挨拶、    〔私語する者あり〕 それから、来賓の祝辞、それから、来賓紹介がありました。で、式典の終了後に退席をしたわけでありますが、終了後に、    〔私語する者あり〕 先ほど御指摘があったように、オープニングイベントということで、踊りであるとか演奏があったということであります。    〔私語する者あり〕 私は、基本的には式典のみの出席で退席するようにしておりますが、余裕があればイベントにも参加することもあるということであります。  行事への出席、欠席、出席する時間帯については、行事の内容やその進行、先ほど申し上げた、私に求められている役割などを十分考慮した上で決めているわけであります。    〔私語する者あり〕  最後に、    〔私語する者あり〕 花火大会への移動手段に関する御質問にお答えいたします。  花火大会は、御案内のとおり大変混み合うわけでありまして、会場への移動については、効率性や公務の連続性    〔私語する者あり〕 などを勘案しているわけでありますが、御存じのとおり、両日の花火大会につきましては非常ににぎわっているので、特に終了後はもうほとんど身動きがとれないぐらい、特に橋の上なんかは混むわけであります。こんな状況を勘案しまして、このところはずっと行きはタクシーと、で、帰りは歩いて帰るということで対応しているということであります。    〔私語する者あり〕 30: ◯議長(杉山利夫君) 教育長、早川三根夫君。    〔早川三根夫君登壇〕 31: ◯教育長(早川三根夫君) FC岐阜のシーズンチケット、いわゆる株主優待券の使用に関する御質問にお答えいたします。
     まず、教育委員会で分配しているその根拠についてということでございますが、FC岐阜の株主優待券は、本市におけるFC岐阜の担当部局である市民体育課で管理しております。  株主優待券は、使用できる試合が指定されており、1試合当たり6枚になっており、1枚を秘書課にお渡しし、残り5枚について、私や事務局長、担当課長、課員等、教育委員会の職員がFC岐阜の支援並びにFC岐阜を活用した市民サービスの企画立案をするため、試合観戦の際に使用させていただいております。  これまで使用してきたことについての見解ですが、競技場では、市民の方々の盛り上がりはどうか、各市町村のホームタウンデーはどうか、チームのコンディションはどうかなど、実際に体感できることで得られる情報が多くあります。さらに、FC岐阜担当のマスコミ関係者から情報を得たり、チームのスタッフにお会いして感想を交えたり、スポンサー企業の方々に支援のお礼を述べる等、チームを支える活動を心がけております。  県におかれましては、競技場を改修し、知事以下、よく応援にいらっしゃっています。同額の出資をしている本市におきましても、スポーツ交流センターを建設するなど、FC岐阜を強力に支援していることから、競技場に足を運ぶことによって応援しているという姿勢を示し、本市の存在感を高めていかなければなりません。  サッカーが好きだから試合に行くというより、FC岐阜に関する業務を担当しているという立場から、競技場に足を運び、チームを支援している気持ちのほうがはるかに大きいわけです。この際、身分証明書で入場できるわけではないため、提供された株主優待券を利用させていただいております。  そうしたチケットを市民に提供してはどうかという御提案でございますが、現在、市民の皆様には、岐阜市ホームタウンデーに無料で招待しているほか、ホームゲーム6試合に100名ずつ招待しております。それらに加えて、ホームゲーム6枚分の優待券を市民の方へ抽せんで配付する方法も直接的な市民サービスではあります。  そうした際には、職員がFC岐阜に関する情報を収集するため、別途入場券を購入するための予算立てをするとか、視察用のパスを発行してもらうとか、また、従来どおり優待券を使わせていただくかなど、他のJリーグのホームタウンの自治体がどうしているのかを調査して、研究してまいりたいと思っております。 32: ◯議長(杉山利夫君) 理事兼市長公室長、田中英樹君。    〔田中英樹君登壇〕 33: ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) FC岐阜の株主優待券についての御質問にお答えします。  本市では、FC岐阜の活動が市のイメージアップや活性化につながることを期待し、クラブの活動に対し、多岐にわたり継続的に支援しているところでございます。こうした中、市長、副市長においては、FC岐阜から試合観戦の招待を受け、時間の許す限り、岐阜市を代表してスタジアムにて観戦、応援をさせていただきながら、試合状況、チーム状況、観客の動員状況などを確認しているところでございます。  しかしながら、こうした際、FC岐阜がほかにも多くの方々を御招待されておられるため、時には招待席に入ることができず、副市長におきましては一般席で観覧することもございます。  このような際には、招待を受けているにもかかわらず、チケットが必要な一般席で観戦することとなりますから、その対応としまして、FC岐阜を所管しております教育委員会から株主優待券が手配されているものと認識しております。 34: ◯議長(杉山利夫君) 環境事業部長、浅野裕之君。    〔浅野裕之君登壇〕 35: ◯環境事業部長(浅野裕之君) 自治会未加入者のごみ出し環境に関する御質問にお答えいたします。  本市では、一般家庭から排出される週2回の普通ごみ、週1回の缶、瓶、ペットボトルを地域ごとに曜日を定め、定期収集をしております。その際、限られた予算で効率的にごみ収集する必要があることから、1カ所につき数世帯から十数世帯分のごみを集積する、いわゆるステーション方式で収集を実施しております。  現在、岐阜市内のごみステーションは約2万3,000カ所ございますが、ごみステーションの設置や管理に関しては地域によって事情が異なりますことから、集合住宅の例を除き、地域の実情に詳しく、コミュニティーの中核を担う自治会に協力いただいております。  ごみ出しとは、市民生活に不可欠な行為であり、自治体加入の有無にかかわらず、全ての市民は平等にごみ出しの機会が与えられるべきものでございます。このため自治会に対しては、自治会加入されていない方ともごみステーションを共有していただくようお願いしております。  また、ごみステーションの管理においては、ごみ出しルールの相互啓発、カラスによる散乱対策など、日常的な維持管理を要しますことから、自治会に加入されていない方もごみステーションの維持管理に協力されるようお願いしているところであります。しかしながら、自治会加入率が全国的に低下傾向にある中、自治会に加入されていない方から、ごみを出せない、あるいは出しづらいといった問い合わせがふえているのも実情です。  そこで、自治会未加入世帯を対象にしたルールづくりについてですが、ごみステーションの管理には、同じ地域に住む方々が協力し合うことが不可欠との考えから、画一的なルールで問題解決を図るのではなく、当事者の相談などに応じながら、ケースごとに丁寧に対応し、少しでも円満な調整に努めているところでありますが、今後、他都市におけるコミュニティー離れに伴うごみ出し環境の変化への対応事例などについて、調査研究してまいりたいと考えております。 36: ◯議長(杉山利夫君) 副市長、浅井文彦君。    〔浅井文彦君登壇〕 37: ◯副市長(浅井文彦君) 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」及び東部クリーンセンターでの事案に関しての市民や議員の皆様への情報の公表のあり方に関連する3点の御質問にお答えいたします。  私を含め職員が市長から常々言われておりますキーワードといたしまして、報告、連絡、相談という言葉と情報の公表というものがございます。  報告、連絡、相談は、上司と部下、あるいは同僚間のコミュニケーションを図ることにより、風通しのよい組織風土を醸成し、組織内の情報共有と業務管理を行う上で必要なものでございます。また、情報の公表は、市政に対する市民や議会の皆様の御理解や信頼を深め、市民により一層公正で開かれた市政を実現することに寄与するものであります。そういった中での今回の指摘でございます。  まず、「ぎふメディアコスモス」における3つの事案につきましては、担当部は建物の補修等の対応に注力をしたために、議会や市民の皆様への公表を行うという考えに思いが至らなかったというものでございます。  いずれの事案とも、私には、本年5月に入ってから市民参画部から報告がありました。その際には、「ぎふメディアコスモス」は市民や議会の皆様方の関心も高いことから、速やかに公表すべきと判断し、議会、報道等への公表の指示をいたしたところであります。    〔私語する者あり〕  次に、東部クリーンセンターに係る事案につきましては、本年3月17日に原因者側が一方的な方針展開の考えを伝えてきたものでありますが、私には、4月に入ってから環境事業部から報告がありましたので、原因者負担で早期復旧を実現するという従来からの岐阜市の主張を曲げることなく、相手方と交渉するよう指示したところであります。  次に、2点目の、両部長の当時の対応に関してでありますが、情報の公開に当たりましては、個人に関する情報、意思決定過程にある情報、契約、交渉または訴訟に係る事務など、公開しないといった判断が必要な場合もございます。    〔私語する者あり〕  そういった中で、先ほども申しましたとおり、「ぎふメディアコスモス」の件につきましては、建物の補修等の対応に注力した余り、議会への報告を行うという考えに思いが至らなかったものであり、また、東部クリーンセンターの件につきましては、原因者側が一方的な方針転換の考えを伝えてきた段階では、まずは相手方の言い分や背景を把握するなど、内容の精査を行った対応をとっていたものであります。  両部長は、それぞれの時点、その立場において精いっぱい努力してくれたと思っております。また、現在の2人の担当部長は、いずれも定年退職をした部長のもと、当時は次長として当該事案に当たっており、問題解決に対する姿勢はしっかりと引き継がれていると思っております。  最後に、3点目の、外郭団体への再就職についてであります。  行政の各分野にかかわりの深い外郭団体におきましては、団体の円滑な運営のため、その業務を遂行する上で経験豊かな人材を必要とされる場合があり、その要請に基づき、本市職員の退職者を紹介しているところでございます。御指摘の両部長につきましても、この観点から、本市での経歴、経験等を考慮し、再就職の紹介を行ったものであります。    〔私語する者あり〕    〔「議長、34番」と呼ぶ者あり〕 38: ◯議長(杉山利夫君) 34番、田中成佳君。    〔田中成佳君登壇〕 39: ◯34番(田中成佳君) 答弁をいただきました。  市長、答えてください。やないづもえぎの里の後にはゴルフに行ったのかどうか。公務に行かれたとしたら、どの公務に行ったのか、明確に答えてください。  それから、御夫人を公用車やハイヤーに乗せているというふうに理解をしていいのですね。総合的にいろいろ判断してということで、これまでも夫人は公用車やハイヤーに乗せてたという理解でいいのかどうか、お答えください。  あとですね、それぞれの要望、まだちょっと市長にありますけれども、    〔私語する者あり〕 要望はですねえ、部長の退職については、余りにもちょっとひど過ぎると。議会とですねえ、理事者ってのは、思うんですけれども、車の両輪なんですよね。やはりいろいろ意見を対立させることもあれば、逆に一緒になってしっかりと事に当たっていくと。  今言ってたメディアコスモスにしろ、環境事業部の荏原の問題にしろ、議会と一緒にやると、やれる話なんですよね。それをみずから断ち切るように、あるいは隠してしまうというのは、私はいかがなものかと。今、議場におられる方も、荏原には何とかせなあかんぞ、メディコスのあの雨漏りは何とかせなあかんぞと。今、役所がやろうとしていることを一緒になって後押しするんですから、何にも隠す必要はないし、また、やはり堂々と情報を開示して、一緒に考えていくという姿勢が求められると思います。  同様のことが二度と起こらないように、副市長さん、各部長にしっかりと肝に銘じるように、同じことが起こらないようにとにかく伝えて実行してください。はい。  それから、FC岐阜はですね、やはり申し上げたいことはですね、株主優待券ってのは市民の税金が原資だということですよね、FC岐阜に出資した結果として岐阜に届けられる。つまり、市民共有の財産という認識に私は欠けていると思います。枚数が多いとか少ないじゃなくって、やはり本来の株主に公表をして、そして、市民に公募を設ける、公募で必要ないですかというのが、これが本筋だと思いますよ。何の根拠かわかりませんけれども、勝手に内々で処理するなんてことは、ちょっと余りにも常識のない問題のある行為だと指摘しておきます。  そして、また、同時に、いろいろな現場に行ってですねえ、市民の盛り上がりを見る、あるいは他市町村のホームタウンデーの状況を把握したいというのであれば、やはりこれは堂々とですねえ、これ、視察なんですから、予算をきちっととってね、これは、こういう予算だったら何も議会が否決なんかしませんよ。ぜひ見てきてください、FC岐阜を盛り上げるためにぜひ行ってくださいということでですねえ、予算について反対する者はいないと私は思いますので、やはりしっかりとね、そんな内密にこそこそやるんじゃなくして、予算をとるということをぜひ心がけてやっていただきたいと思います。  それから、自治会の未加入者に対する問題ですけれども、現在はですねえ、いろいろと個別に相談していますけれども、そういうことじゃなくして、ルールをつくる、そして、本来の仕事にしていただくというようなことで、ぜひ取り組みをしていただきたいと思います。  それからですねえ、公用車の問題がありました。公用車の問題もありますけれども、これねえ、市長、夫人同伴というのはですねえ、はっきり申し上げて、これは公私混同です。公私混合です。そして、県の選管に問い合わせしました。今のような事例でいって、要するに株主側が毎回招待を受けるということは、公職選挙法じゃない、政治資金規正法の第21条の2、何人も、公職の候補者の政治活動に関して寄附をしてはならない。要は金銭等というところで、株主優待というのは、要するに有価証券に当たるということで、市長が今行くことは、大変、この政治資金規正法に抵触するおそれがありますと、これは県のほうの正式な答えです。これについてどうですか。どう考えるのか、大変大きな問題だと思います。  それから、市長公室、これ、市長の奥さんの、御夫人の席をですねえ、あなた、これ、頼んでいるんですかね、いつも。    〔「言ったじゃん、さっき」と呼ぶ者あり〕  いやいや、言ったじゃない。いやいや、それは頼んでいるのかと。    〔「向こうから御依頼があると」と呼ぶ者あり〕  依頼があろうと。いいや、ちょっと黙っててよ。  ということで、市長室のほうから市民体育課のほうに、御夫人の分も含めて2枚、あるいは3枚、1枚と、あなたのほうが要望しているのかどうか、聞かせてください。  それから、公用車についてですねえ、最近あった事例があります。千葉県の八千代市、これが9月3日にありました。夏祭りと別の地区の祭り関連の懇親会に市長が公務で出席、その公務、会場の間を奥さんが公用車に同乗していったと、    〔私語する者あり〕 そういうことです。非常にですね、問題があると、これは議会に取り上げられていますので……。    〔私語する者あり〕  以上です。市長、今言ったように、奥さんを同乗させているのか、もえぎの里の後はゴルフに行っているのか。市長公室長も、今言いました。答えてください。 40: ◯議長(杉山利夫君) 市長、細江茂光君。    〔細江茂光君登壇〕 41: ◯市長(細江茂光君) 議員の皆さんもそうですが、私たちは特別職公務員であります。私自身の日常の生活を分類してみますと、1つは公務であります。    〔私語する者あり〕  それから、    〔私語する者あり〕 もう一つは後援会活動などの政務でありまして、もう一つは私のプライベートであります。公務につきましては、岐阜市のホームページからアクセスしていただくとわかりますが、「市長の活動リポート」というのが出ておりまして、公務については、土曜日、日曜日も含めて、こういう公務をやっているというのが出ておりますから、そこで見ていただければいいと思います。  人によっては、個人的なブログなどを通じて、個人的な情報、活動についても発表する方もおられますが、私は、基本的にプライベートなことについては外に発信をしないということにしております。    〔私語する者あり〕  それから、これは先ほども御答弁申し上げましたが、外交団鵜飼を筆頭としまして、あるいはさまざまな国際交流などの出席依頼等も含めて、さまざまなケースで同伴ということを要望されることがあります。それぞれについて、秘書課において、それの内容をしっかり精査の上、同伴で行くことが    〔私語する者あり〕 ふさわしいということであれば一緒に行くということにしておりまして、私が公務として行くときに一緒に行くということになるわけであります。    〔私語する者あり〕  あとは何だっけか。それだけ。    〔私語する者あり〕 それだけやね。    〔「ゴルフについて」と呼ぶ者あり〕  先ほど申し上げたでしょう。私は、個人的なプライベートなことについてお話をする趣味はありませんというふうに申し上げました。    〔「公務を切り上げて行ったか」と呼ぶ者あり〕  公務は、岐阜市のホームページからアクセスしていただけましたら、「市長の活動リポート」というのが出ていますから、土曜日も日曜日も、そこを見ていただければいいと思います。    〔私語する者あり〕 42: ◯議長(杉山利夫君) 理事兼市長公室長、田中英樹君。    〔田中英樹君登壇〕    〔私語する者あり〕 43: ◯理事兼市長公室長(田中英樹君) 奥さんのチケットについての再質問だと思います。  奥さんにつきましては、FC岐阜から奥さんを含めまして招待を受けております。したがいまして、教育委員会に対して奥さんの分を要望している事実はございません。    〔私語する者あり〕 44: ◯議長(杉山利夫君) この際、しばらく休憩します。  午後0時1分 休  憩             ━━━━━━━━━━━━━━━━━  午後1時1分 開  議 45: ◯副議長(須賀敦士君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行します。29番、辻 孝子君。    〔辻 孝子君登壇〕(拍手) 46: ◯29番(辻 孝子君) それでは、順次質問をさせていただきます。  最初に、スポーツ栄養学の市民講座の現状と今後についてであります。  第31回夏季オリンピック、リオデジャネイロオリンピックでは、アスリートたちの熱い感動のドラマが繰り広げられ、寝不足になられた方も多かったのではないでしょうか。結果として、金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個、計41個を獲得。現在行われているパラリンピックでは、9月8日、柔道の廣瀬 誠選手が銀メダルを獲得したのを皮切りに、15日現在で銀メダル7個、銅メダル9個を獲得しています。
     私たち岐阜市民にとってうれしく誇らしいのは、2014年に開始をした「東京オリンピック・パラリンピック」ターゲットエイジ事業の強化指定選手である金藤理絵選手が競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得したことであります。これは、24年前、バルセロナオリンピックの岩崎恭子選手以来の快挙であります。14日には、岐阜市民栄誉賞も授与をされました。  2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、トップアスリートの育成支援、各種大会への派遣補助などを強化しております。  また、本市において、誰もが気軽にスポーツを楽しみ、生涯にわたって心身ともに健康な生活を営むための生涯スポーツ社会を構築するため、岐阜市スポーツ推進計画策定のもと、ウオーキングや軽いスポーツに気軽に参加をできるような環境整備もしております。  このような状況のもと、2014年6月議会に、スポーツ選手が試合で最大限能力を発揮したり、けがを予防して質の高いトレーニングを実施し、競技を続けられるようにするためのスポーツ栄養学の市民講座を提案をさせていただいております。そのときの教育長の御答弁は、2014年度に試験的に開始をし、そこで参加者が一定数あり、好評ならば、来年度以降、事業として位置づけていこうと考えています。スポーツ栄養学の面からも関係部局と連携しながら、市民のスポーツ、健康を支えていければというふうに考えておりますといただきました。  ここで、教育委員会事務局長にお尋ねをいたします。  1点目、1回目の講座に出席させていただきましたが、好評な様子で、終了後も講師の先生を囲んで多くの方が質問をされていました。最近、プロ野球選手や多くのアスリートが取り入れるようになってきており、注目を集めています。スポーツ栄養学の市民講座の現状及び今後のお考えをお聞かせください。  2点目、今後、スポーツ栄養学の市民講座の充実のために、岐阜市立女子短期大学食物栄養学科の協力をお願いできたらと思いますが、いかがでしょうか。  次に、岐阜市芸術文化振興指針の改定についてお尋ねをいたします。  平成19年3月、おおむね10年間の指針として、岐阜市芸術文化振興指針が策定されました。この間、時折指針の見直しについて質問もしてまいりました。来年度見直しをされる指針に期待をして、質問をさせていただきます。  本指針の基本的な方針は、市民一人ひとりが芸術文化活動の主役~芸術文化への参加・参画の促進~。2点目、人づくりと活躍の場づくり~芸術文化を担う人材の育成、顕彰~。3点目、ぎふ文化の拠点づくり~芸術文化施設の充実~。4点目、「和」をテーマとした芸術文化振興~伝統的芸術文化の伝承や活用~。5点目、地域づくり~芸術文化による地域活性化~。6点目、みんなで芸術文化を育てる社会の構築~新たな協働による芸術文化の振興~となっており、長良川薪能、民話ライブ、子どもの感性を育てるアートライブ、ぎふ長良川勝手おどり、岐阜市民文化祭、「ウエルカム!アーティスト」などが実施されていることは、皆さん御存じのとおりであります。  岐阜市芸術文化振興指針には、その策定に当たり、協議会委員の方の補足意見が載せられております。その中に、浅野公蔵委員のコメントがありました。紹介をさせていただきます。   岐阜市芸術文化振興指針は、今後の10年間を念頭において作成された。長いようで  短く、また短いようで長い10年後に、芸術文化の有り様はどうなっているのか──。   それを考えた時、この内容でよかったのだろうかという思いが、脳裏の片隅をよぎる。  未来予測の不確実性のゆえにである。   しかし、江戸元禄期の俳聖・松尾芭蕉の「不易流行」という言葉を知った時、それも  宜なる哉と思えた。不易──変わらないものと流行──変わるもの。   それは、人間が人間としての存在理由を持つ限り、この指針を構成する内容に大きな  陥穽はないものと確信させてくれたからである。   あとはこの指針を絵に描いた餅に終わらせる事なく、具体的に実現していく過程を大  切にしていく事だろう。   この街に生まれ、この街に生きてよかったと、岐阜市に住む誰もが思えるために……。 このように述べていらっしゃいます。事実、この10年間、大変文化行政は発展をしていると思います。  8月24日、國井議員、竹市議員、須賀議員、山口議員、私、辻の5人で十和田市現代美術館とアートのまちづくり、アートによるまちづくりを視察してまいりました。  十和田市の中心市街地に位置する長さ約1.1キロメートルの官庁街通り全体を美術館と見立て、アート作品の展示やアートプログラムを実施するプロジェクトで、豊かな自然を有する都市、十和田市にアートという新たな要素を取り入れることで、地域が持つ潜在的な活力を掘り起こし、未来へ向けた魅力的な地域を創出しようとする、まさに文化・芸術によるまちの活性化そのものの取り組みでありました。  2008年にオープンをした十和田市現代美術館の建築も、このアーツ・トワダを具現化した柔軟でさまざまな可能性を持たせており、市民の芸術文化の拠点として人々の交流促進や市民活動をサポートし、市民とつくる参加型の運営を目指していることを教えていただきました。  館内を案内してくださった若い女性の学芸員の方は、昨年まで岐阜県美術館の学芸員をされており、メディアコスモスの立ち上げにも携わられたそうで、私たちの訪問を大変に喜んでいただいて、日本全国はもとより、海外からも多くの来館者が訪れる話題の美術館を丁寧に案内、説明をしてくださいました。通り全体を1つのアートに、世界で1つのまちづくりを体感することができました。今まさに不易流行という言葉を実感しております。  ここで、市民参画部長にお尋ねいたします。  十和田市のように新たな文化・芸術の要素を取り入れることは、子どもたちの創造性を養うとともに、豊かな感受性を育み、文化・芸術の担い手となり、文化・芸術の継承にもつながります。新しい指針には、次世代を担う子どもたちの意見を聞くとともに、新たな視点を取り入れる必要があるかと思いますが、御所見をお聞かせください。  引き続きまして、芸術文化の関連から教育委員会事務局長にお尋ねいたします。  450プロジェクトの協賛事業として、来年秋にフィレンツェ展が開催をされます。ルネサンス、フィレンツェ、どのような作品を見ることができますでしょうか、お聞かせください。  次に、岐阜バス城田寺団地線の路線再編とダイヤ改正についてお尋ねをいたします。  本年4月1日より、長良、柳ケ瀬、岐阜駅への利用者が多かった長良橋を経由する路線が金華橋経由に変わり、朝夕のみの運行となるとともに、正木マーサへの利用客が多かった忠節橋経由の路線は、マーサを起終点とする循環線に変わりました。朝夕の運行のみとなった金華橋経由の路線の利用者は大幅に減少しているのに対し、岐阜駅方面への乗り継ぎのためではないかと思われますが、正木マーサ循環線の利用者は増加の傾向にあると聞きました。  しかしながら、地域では戸惑いの声が上がっているのも否めません。城田寺団地線の利用者が少なく、赤字路線であること、運転手さんが足りないなどの理由は伺いました。  平成12年度、岐阜市バス利用促進総合計画から始まった現在の岐阜市の総合交通政策は、平成25年度に策定された、岐阜市地域公共交通総合連携計画と連携をした岐阜市総合交通戦略をもとに実施されております。岐阜市総合交通戦略が目指す岐阜市の将来のイメージは、「公共交通を軸に都市機能が集積した歩いて出かけられるまち」、都市の再構築、リノベーションにより、環境負荷の少ない持続可能な集約型都市構造、コンパクトシティーの実現であります。  その実現に向けた方向性として、利便性の高い公共交通軸の構築。幹線バスの起終点となるトランジットセンターを位置づけ、支線バス、コミュニティバスとのネットワーク化を図る。公共交通軸沿線、中心市街地への集積を促すことにより、自動車に依存しない交通体系への転換を促す。中心市街地へは公共交通でアクセスできる環境を整備し、中心市街地内は歩きを基本とし、自転車などで回遊できるにぎわいのあるまちづくりを推進するとされており、その戦略の1つとして、幹線バスと支線バス及びコミュニティバスが有機的に連携した公共交通ネットワークの構築を着実に推進するとされていることに着目します。  今後は、本市においても、他都市と同様に、さらなる人口減少や高齢化が進み、より健康で快適な生活や維持可能な都市経営の確保が重要な課題となってきたことから、本年度末の立地適正化計画策定を目標にして、コンパクトシティーの業務を実施するそうであります。都市機能の集積に伴う住みかえは重要なことではありますが、容易なことでないことも事実であります。  現在の常磐校区の人口は約6,600人、そのうち65歳以上は1,865人、75歳以上は850人です。常磐校区に限ったことではありませんが、長年住み暮らした地域には当然ながら愛着もあり、コミュニティー、文化が存在をします。それらを行政としても大切にしていかなければなりませんし、現実として、これからも地域包括ケアシステムの構築もなされ、それぞれ地域の特性を生かすためのまちづくり協議会の推進も進んできております。  8月31日、城田寺団地の方々を対象に、岐阜バスの路線再編に伴う住民説明会が行われました。その中で、「バス路線は、人の体に例えれば動脈です。これからもどうかよろしくお願いします」という思いとともに、さまざまな意見、要望が出されました。また、打越地域、上土居地域の皆さんからも、私は多くの要望を聞かせていただいております。  私たち住民がもっとバスを利用することはもちろん大切なことと承知をしております。いただいているお声をまとめると、金華橋経由路線についてですが、本数が少ないために、学校や職場へ4月1日以前よりも1時間以上早く出勤し、通学し、職場等に着いてしまう。定期券を買っているが、バスの運行時間に間に合わなければ、正木マーサもしくは鷺山東までバスを利用し、自宅まで歩かなくてはいけないため、多くの家族が車で迎えに行っている。障がい者の方からは、以前は8時台のバスを利用していた、乗りかえが困難である等いただきました。  そこで、企画部長にお尋ねいたします。  1点目、城田寺団地発の朝の上りの本数は、6時18分、6時58分、7時38分の3本です。6時58分発を少し早めて、7時台をもう一本と、8時台にもう一本追加。夕刻の下りは、16時台に2本、その後1時間に1本、最終は20時43分で計6本。少しでも本数をふやしていただければありがたいですし、多様な交通サービスのネットワーク化の推進ということから、鉄道との時間のアクセスも岐阜バスにお願いしていただけないでしょうか。  2点目、正木マーサ循環線に関しては14時57分が最終ですが、もっと本数をふやしていただきたいと思います。  1点目、2点目を岐阜バスに交渉していただけないでしょうか。  3点目、常磐校区のように幹線バスが大幅に減少した地域においては、コミュニティバス維持の助成金の補助割合を手厚くしていただけないものでしょうか。もちろん、利用者の増加に関しては努力をいたします。御所見をお聞かせください。  最後に、岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例に関連をしまして、セラピー犬の育成と老犬の介護の講習の開設についてお尋ねをいたします。  本市では、犬猫殺処分ゼロの取り組みは全国的にも進んでおり、2013年10月を最後に現在までゼロを維持しています。今後もこの状況を維持し、さらには、猫の殺処分ゼロを目指すためには、これまで同様、献身的なボランティアの方々との協働が不可欠であることは言うまでもありませんし、そのための環境づくりや協力体制の強化に努めなければと思います。  今議会に上程されている第110号議案の岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例制定の目的は、近年、ペットを家族の一員として考える飼い主がいる一方で、マナーを守らない飼い主や飼い主不明の動物、いわゆる野良猫等へ無責任に餌を与えることによる近隣トラブルが依然として多く見受けられます。このような状況を踏まえ、動物の愛護と適正な飼い方に関する施策を総合的に推進することにより、動物を飼っている人と飼っていない人、動物を愛する人と必ずしも好まない人が相互の理解を深め、人と動物がともに幸せに暮らせるまちを実現するために、市の基本理念、行政、市民及び飼い主などの責務などを明確にするためのものと理解しております。  人と動物が幸せに暮らせるための施策について、さらに考えなければと思うところでございます。人と動物が共生する地域社会を構築していくために、以下、健康部長にお尋ねをいたします。  1点目、セラピー犬の育成についてです。  平成26年4月に開所をした県の動物愛護センターにおいて、平成27年度から動物介在活動犬の育成譲渡事業が実施をされております。この事業は、動物愛護センターで飼育されている犬の中から、適性のある犬を動物介在活動犬と、いわゆるセラピー犬として育成をし、福祉施設などへ譲渡するものであります。  セラピー犬と触れ合うと、幸福感や安心感を与えるホルモン、オキシトシンの分泌量が増加することは、岐阜県保健環境研究所での実験で実証済みであります。  活動犬の選定ポイント、その適性は、威嚇や攻撃行動が見られず、人や動物に対して友好的である、過度な飛びつきや要求ぼえが見られない、全身をさわられても嫌がらずに受け入れる、重篤な疾病等がなく健康であること、推定ですけれども、生後1歳以上であること等です。  活動犬の育成方法としては、人や犬との社会性を高める、トイレトレーニング、生活者になれさせる、歩行訓練、動物介在活動の実践等々であり、その活動犬の最後には認定試験が行われます。社団法人日本動物病院協会、これはJAHAと言われますけれども、その基準が参考になって認定試験が行われます。  8項目、まず、鳴き声、人への社交性、動物への社交性、音への反応、許容性、排せつ行為、動物介在活動の実践、健康状態、この8項目の認定試験を3回受けます。最終的には全てクリアして、晴れてセラピー犬となります。  私は、先日、同センターで3頭目のセラピー犬として訓練を終え、譲渡を待つゴールデンレトリバーのチーちゃんに会ってきました。恐怖心からびくびくしていた犬が人を信頼し、セラピー犬として生きる。人と動物の共生そのものと感じることができました。岐阜市でもぜひ取り組んでいただきたいと思います。取り組んでいただけますでしょうか。  2点目、老犬の介護の講習の開設についてであります。  赤ちゃんが生まれたときに犬を飼うとよいという話を聞いたことがあります。子どもが小さなときは犬が友達として遊び相手になってくれる。大切な家族となっている犬が命を閉じようとするときには子どもは思春期を迎え、命の大切さ、はかなさを教わることができるからだそうです。  岐阜県動物愛護センターを訪れた際、職員の方から、最近、老犬の介護の講習の要望が多いと聞きました。センター開設当時に一度開催したものの、そのときは参加者がなかったこともお聞きしました。このことは、地域社会に動物との共生という意識が高まっているあかしではないかとうれしくなってまいりました。ぜひとも老犬の介護の講習を開設していただけないでしょうか。  以上で1回目の質問を終わります。(拍手) 47: ◯副議長(須賀敦士君) 教育委員会事務局長、若山和明君。    〔若山和明君登壇〕 48: ◯教育委員会事務局長(若山和明君) スポーツ栄養学の市民講座に関する2点の御質問にお答えいたします。  議員御案内のように、本年8月のリオオリンピックにおいて、金メダルを獲得された金藤選手を初め、岐阜市ゆかりの選手が多数活躍されました。その姿により、多くの子どもたちや青少年が4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、夢や志を大いに育んでくれたのではないかと思います。  また、そういった子どもたちの競技力の向上はもとより、体調の維持管理等を栄養面からサポートするため、指導者や保護者の方々のスポーツ栄養学への関心はますます高まってきております。  そこで、御質問の1点目、スポーツ栄養学の市民講座の実施状況についてお答えします。  スポーツ栄養学の市民講座につきましては、平成26年度に北部コミュニティセンターを会場として、「ジュニア期の食の指導」と「女性アスリートの栄養摂取」をテーマとし、試験的に開催いたしましたところ、23名の参加があり、参加された方からは、「とてもわかりやすかった」「ぜひ来年も開催してほしい」など、大変好評をいただきました。  この結果を踏まえまして、平成27年度は、参加者に実際に調理を体験していただけるよう調理室のある長森コミュニティセンターに会場を変更し開催いたしました。講座では、「運動・スポーツにおける食事と栄養」をテーマとした講義に引き続き、新たに調理実習も行いました結果、多くの参加者からは、学んだことをその場で実習できたことはとてもよかったなどの感想をいただいたところでございます。  今後も、市民ニーズに立った講座となるよう市民講座の内容について精査しながら、継続して実施してまいりたいと考えております。  次に、御質問の2点目、岐阜市立女子短期大学食物栄養学科との連携についてお答えします。  この学科では、栄養や食生活の面から健康について学ぶとともに、人体の構造と機能、食品と衛生、各種疾病の予防や食事療法、栄養の指導など、食物や栄養に関する幅広い分野について学ばれております。こういった栄養学の専門学科を有する女子短期大学の協力を得ることは、スポーツ栄養学に関する市民講座を充実させていく上で有益なことと考えております。そのため今後、女子短期大学との有効な協力方法、連携方法等について研究してまいりたいと考えております。  続きまして、フィレンツェ展についての御質問にお答えします。  フィレンツェ展は、岐阜市の姉妹都市であるイタリアのフィレンツェ市において、15世紀に花開いたルネサンス美術に焦点を当て、誰もが知る2人の巨匠、ミケランジェロ・ブオナローティとレオナルド・ダ・ビンチの作品を紹介するものであり、来年の秋に信長公450プロジェクトの特別協賛事業として実施するものであります。  展示作品といたしましては、まず、フィレンツェ市が所有するブオナローティ邸美術館から、ミケランジェロが描いた背を向けた男性裸体像などの素描画約17点が出品される予定であります。さらに、この美術館を管理する財団から、ミケランジェロが手がけた十字架を持つキリスト像が出品される予定であります。  なお、本作品は等身大の彫像であり、実現すれば日本初公開となります。また、レオナルド・ダ・ビンチの作品では、少女の肖像、月桂樹の冠をつけた男性の横顔など、美しく感動的な人体表現の素描画約14点などがごらんいただける予定です。  さらに、昨年10月、フィレンツェ市役所を表敬訪問した際、マントヴァーニ副市長から御提案いただきました16世紀に制作された巨大なゴブラン織りのタペストリーの展示について、現在交渉を進めているところであります。  これらの作品を通して、姉妹都市フィレンツェ市との相互理解の促進を図るとともに、ルネサンス芸術の神髄を市民の皆様にごらんいただけるよう、今後とも国内外の関係機関と協議しながら開催に向けて推進してまいります。 49: ◯副議長(須賀敦士君) 市民参画部長、田中啓太郎君。    〔田中啓太郎君登壇〕 50: ◯市民参画部長田中啓太郎君) 岐阜市芸術文化振興指針の改定に関する御質問にお答えいたします。  議員御案内のとおり、本市では、来年度、新たな文化芸術振興指針を策定する予定であります。今年度は、その基礎資料となる市民意識調査を実施するため、学識経験者、文化関係団体、公募市民等で構成する当指針の策定委員会を設置し、現在、調査の実施方法や調査項目等を御審議いただいているところであります。  指針策定に当たって、次世代を担う子どもや若者たちの意見を聞くことは重要な観点であると考えております。この点につきましては、当委員会におきましても同様の意見がありましたことから、市民3,000名を予定する当意識調査の対象年齢の下限を18歳から16歳に広げるとともに、小学校5年生、6年生及び中学生を対象に、新たに約1,200名のアンケートを実施することといたしました。こうした取り組みにより、次世代を担う子どもや若者たちの文化・芸術に関する関心や活動などの動向の把握に努めてまいりたいと考えております。  本市におきましては、昨年度、『「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜』が日本遺産に認定されました。また、知、絆及び文化の拠点となる「みんなの森 ぎふメディアコスモス」がオープンし、公募アーティストなどが出演する「さんぽde野外ライブ」事業や、著名な作家や岐阜にゆかりのある作家の作品を展示するメディアコスモス新春美術館事業といった当施設を利用し、新しい文化・芸術の機会が生まれるなど、本市の文化・芸術を取り巻く環境も変化しております。こうした状況を踏まえると、指針の策定に当たっては、御提案のように、新たな視点を取り入れていくことも重要であると考えます。  いずれにいたしましても、新たな指針は、不易流行という言葉も念頭に、本市における文化・芸術の未来を照らす指針として、御紹介のありました十和田市など、他市の例も参考にしつつ、また、広く市民の皆様の意見をお聞きしながら、策定に努めてまいりたいと考えております。 51: ◯副議長(須賀敦士君) 企画部長、牧ヶ野敏明君。    〔牧ヶ野敏明君登壇〕 52: ◯企画部長(牧ヶ野敏明君) 路線バスの城田寺団地線に関する3つの御質問にお答えいたします。  質問にお答えをする前に、バス交通を取り巻く環境について少し説明をさせていただきたいと思います。  我が国では、超高齢社会の到来や本格的な人口減少を基本的な背景といたしまして、公共交通の利用者が減少し続けるなど、公共交通を取り巻く環境は厳しさを増しつつあります。さらに、全国で深刻な問題となっております運転手不足につきましては、本市においても現実の問題となりつつあります。  国土交通省の調査によりますと、平成35年には、都市部で運転手が3割以上減少すると予測をされており、国土交通省中部運輸局が昨年度に中部管内のバス事業者にアンケートをした結果、既に約7割の事業者で運転手が不足している状況が明らかになっております。  運転手不足の主な要因といたしましては、もともとの人口減少による労働者不足とともに、必要な免許の取得の負担が大きいこと、年収が他職種に比べ低いこと、多くの人命を預かる職種で責任が大きいことなどから、新たに運転手になろうとする若者が非常に少なくなっているということが挙げられております。  現状におきまして、バス運転手の平均年齢は他職種に比較しても高齢化をしており、本市で運行する事業者でも50歳を超えているとお聞きをしております。  交通事業者はもとより、国土交通省においても、運転手の確保のためのさまざまな努力がなされておりますが、運転手不足は今後さらに大きな問題になっていくものと考えております。こうした状況下において、地域公共交通をいかに将来にわたり維持していくかが重要な課題となっております。  御質問の城田寺団地線についてですが、JR岐阜駅から城田寺団地を経由し、方県地域まで延びる路線で、年間3,000万円を超える赤字が続いたことから、平成13年度に岐阜バスより強い廃止の要望が出されました。他の同様な路線の状況も踏まえまして、平成14年6月には、全国に先駆け、岐阜市独自の路線維持補助制度を創設し、必要なバス路線の維持に努めてまいりました。  城田寺団地線は、一旦路線の廃止届が出されましたが、市が補助していくことでバス路線の廃止を食いとめてまいりました。しかし、その後も利用者の減少傾向に歯どめがかからず、この路線における常磐地区の昨年度の1便当たり平均の利用者は2人程度となっておりました。こうした利用状況を踏まえ、バス路線の維持のための検討を重ね、運行の効率化と利便性の確保を目指した再編がことしの4月1日に行われたところであります。  御質問の第1点目、第2点目の、朝夕のJR岐阜駅への便と循環の便の増便についてでございますが、今回の路線経路の見直しは、先ほど申しました運転手不足などに伴う運行の効率化、朝夕のJR岐阜駅までの運行時間短縮による通勤、通学の利便性の向上や、昼間帯、昼間の時間帯の買い物需要に効率的に対応していく再編を行ったものです。この結果、特に利用が多い城田寺団地では、再編前よりも利用者総数が増加するなど、利便性の面でも効果があったものと分析をしております。  議員御要望の朝夕の便と循環の便の増便につきましては、地域の皆様方の御利用状況や岐阜バスの運転手の確保の状況により検討されるものと考えておりますが、今後も地域の皆様方の御意見を踏まえて、引き続き利便性の向上や効率化について、岐阜バスに検討していただくことが必要であると考えております。  市としましても、引き続き交通事業者と連携し、市民の皆様方とも意見を重ねるとともに、各地域の皆様方にも、地域の路線バスを地域の財産として大切にするという当事者意識を持っていただきまして、持続可能な地域公共交通となるものと考えております。  次に、本市のコミュニティバスについてですが、コミュニティバスを持続的に運行し続けるために、地域の皆様に経営感覚を持っていただくよう運行継続基準を設け、地域住民が中心となって構成をされますコミュニティバス等運営協議会が運行し、利用者がふえ続けているという全国でも数少ない成功例として高い評価をいただき、また、視察を多く受け入れているところでございます。  しかしながら、コミュニティバス導入開始から10年が経過し、急激な高齢化と燃料費や人件費の上昇による運行単価の上昇により、地域のみの努力では運行継続が非常に困難となる地域もふえてきていることから、現在の運行継続基準の見直し作業を進めてきております。
     コミュニティバスの補助制度は、全市にわたる基準として策定をしており、特定の地区を対象とした補助金の見直しは難しいと考えておりますが、また、限られた財源の中、持続可能性のあるコミュニティバスとするためにも、引き続き市も地域のコミュニティバス等運営協議会と一体となって努力をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 53: ◯副議長(須賀敦士君) 健康部長、兼山鉄郎君。    〔兼山鉄郎君登壇〕 54: ◯健康部長(兼山鉄郎君) 岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例に関連して、2点の御質問にお答えいたします。  動物と触れ合うことは、情緒の安定や精神的な癒やしの効果があり、それによって日常生活での活力や生きがい、満足度の向上が期待できます。これを動物介在活動といい、この活動の一助となり、適性がある犬をセラピー犬といいます。  議員が御紹介されましたように、セラピー犬は、県の動物愛護センターでは福祉施設などに譲渡するために育成されております。  1点目の、セラピー犬の育成についての御質問でございます。  現在でも、健康でセラピー犬に適した犬が収容される場合もございますが、そのような犬は状態もよく、すぐに新しい飼い主が見つかり、譲渡されているのが現状でございます。仮に、適した犬が残っていたとしても、現在の収容施設である畜犬管理センターは、訓練を行うスペースがないことや、育成には長期間を要するため、収容能力が低い畜犬管理センターでは、長期間継続して収容することができないという問題がございます。そのほか、育成に携わる専門の職員がいないこと、ノウハウがないことなど、多くの課題がございます。  したがいまして、本市でセラピー犬を育成することは現状では困難ではございますが、将来、育成可能な環境が整い、問題が解決されました折には、改めてセラピー犬の育成について検討してまいりたいと考えております。  2点目の、老犬、高齢犬の介護の講習についてでございます。  現在、本市では、適正に犬を飼っていただくため、新たにペットを飼いたいと思っておられる方や、飼育に不安のある方などを対象としました愛犬のしつけ方教室を開催しております。餌の与え方や排せつの習慣づけなど、基本的なしつけの講習を行っております。  犬が寿命を全うするまで適正に飼っていただく上で、高齢犬が介護状態となることも当然考えられ、介護の知識も必要となってまいります。したがいまして、現在実施しております愛犬のしつけ方教室のメニューに、高齢犬の生態や介護を含めた世話の仕方などを盛り込んでまいりたいと考えております。    〔「議長、29番」と呼ぶ者あり〕 55: ◯副議長(須賀敦士君) 29番、辻 孝子君。    〔辻 孝子君登壇〕 56: ◯29番(辻 孝子君) それぞれ御丁寧な御答弁ありがとうございます。  若干の意見と要望を述べさせていただきます。  スポーツ栄養学の市民講座の現状と今後についてでありますが、了解いたしました。どうかよろしくお願いいたします。  次に、岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例に関しての質問でありますけれども、セラピー犬の育成について、本格的に取り組んでいただくための環境整備が必要と思われます。どうかその辺の着手を要望しておきたいと思いますし、老犬の介護の講習も、犬も認知症になり、基本介護をするのは本当に大変であります。これからどうぞよろしくお願いいたします。  もう一点、本条例に関連しまして、平成19年度より実施をされている「いのちの授業」についても要望をさせていただきます。  「いのちの授業」は、岐阜県獣医師会が県内小中学校で、子どもに命とは、生きているとはなど、命の大切さを考える機会を提供するもので、岐阜県からも講師として職員を派遣していただいていると聞いております。小学生、中学生のうちから命の大切さを学ぶことは、条例にある動物愛護の精神の高揚を図ることにつながります。  今後も、県獣医師会と連携してこの授業を続けていただきたいですし、教育現場においていのちの授業をもっと多く取り入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、岐阜バス城田寺団地線の路線再編とダイヤ改正についてであります。  城田寺団地線の路線改正前も、以降も、常磐地域の方たちは、もともと路線バスの本数が少ないがゆえに、遠くのバス停まで自転車で行ったり、歩いたりして岐阜バスを利用しておられる方もかなりいらっしゃいます。しかし、高齢になれば遠くまで歩くこと自体が無理になってきます。問題はこれからです。  今議会で、立地適正化計画についての質問が複数されました。都市機能集積地や中心市街地に幾らすばらしい施設が整備されても、その場所へたどり着くための手段がなければ意味がありません。  岐阜バスの運転手さんも高齢化、私たち利用者も高齢化する多様社会において、公共交通施策は、官民共同、市民協働の最大公約数的な取り組みが必要なのかもしれません。岐阜市において最重要課題かもしれません。鋭意努力をお願いいたします。  次に、岐阜市芸術文化振興指針の改定についてでありますが、以前、岐阜市芸術文化振興指針の改定について質問をさせていただいたのは、東日本大震災が発生した後です。東日本大震災発生以前と以降、社会環境が大きく変化した気がしたからです。あれから5年6カ月が過ぎました。被災地では、防潮堤の整備や土地のかさ上げ、高台移転などが急ピッチで進み、新しいまちの輪郭が見え始めています。総じて、ハードの復興は当初のおくれを取り返し、日々加速の度を増しております。  問題は、ソフトの復興、人の復興と言われます。メディアの世論調査を見ると、被災地への関心は全国的に薄れる一方のようです。時間の経過とともに進む震災の記憶の風化を意識することも人間力かもしれません。  熊本地震も想定外の被害が出ました。東海地震、東南海地震、南海トラフ地震も想定をされております。いかに人間力を養うか、次期岐阜市芸術文化振興指針には、芸術文化による人間の復興を意識しての改定を要望いたします。  最後に、フィレンツェ展についてです。  ルネサンス文化の発祥の地、フィレンツェ市の正式な姉妹都市は、岐阜市と京都市だけです。来年10月上旬から11月下旬の50日間開催をされる国内初のフィレンツェ展は、全国の注目を集めることは間違いありません。ミケランジェロ、ダ・ビンチの迫力に触れ、大人も子どもも心の財が刻まれることと思います。  無事故で大成功をおさめることを心より願っております。市民が楽しみにしております。関係者の皆様、これから御苦労が多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 57: ◯副議長(須賀敦士君) 13番、和田直也君。    〔和田直也君登壇〕(拍手) 58: ◯13番(和田直也君) それでは、お許しをいただきましたので、質問いたします。  今回は、短く2項目についてお尋ねをしたいと思います。  初めに、長良橋通りにおけるトランジットモールの交通社会実験についてです。  今年度の事業のうち、国からの地方創生加速化交付金を活用して実施するトランジットモール交通社会実験の準備が進んでおります。限られた中心市街地の敷地において、ストレスフリーな歩行空間やサイクルロード、イベント広場など、いわゆる歩くことを基本としたまちづくり、道づくりに向け、道路空間のオープン化、規制緩和を進めることは、コンパクトシティー、都心居住の各施策を推進する上でも意義あることと考え、私もこの間、国内で既にこのトランジットモールという考えに基づいて、道路改修、あるいは運用が見られる都市の事例を行政視察いたしました。  まず、国内において早い段階から運用による事例が見られる沖縄県那覇市の国際通り約1,300メートル区間では、2007年より毎週日曜に全線がトランジットモール化されております。もともと多くの観光客でにぎわう国際通りでは、オープンカフェスペースやイベント用舞台などが設置され、ストリートパフォーマンス等を実施、その中を走行するコミュニティバスからは、バスの存在を歩行者に知らせるためのかわいらしいメロディーが流れております。  また、兵庫県の姫路市では、JR姫路駅前再開発に合わせて道路改修を実施、マイカーでのアクセス一般車乗降場を駅の東西に分散させ、駅の中央広場はバス、タクシーの公共交通ターミナルとイベント広場、広大な歩行空間を設け、北方正面にそびえ立つ世界遺産、国宝姫路城のキャッスルビューデッキも整備されております。  さらに、京都市中京区の四条通りでは、地元の商店街振興組合からの要望に基づいて、市が4車線中片側1車線ずつ、計2車線を歩道として拡幅するとともに、バスロケーションシステム搭載の、いわゆる岐阜市内にも幾つか配置されていますエムシードゥコー社製のハイグレードバス停がところどころに配置をされ、特に来街者から高い評価を得ているということであります。ヨーロッパ各都市で見られる中心市街地のストレスフリーな広場や道空間に倣いまして、国内でもこうした新しい取り組みが見られるようになりました。  さて、今回の長良橋通りにおけるトランジットモール交通社会実験についてです。  まず、概要についてお尋ねをします。開催時期、開催区間、そして、何より岐阜市における今回の実験の目的をお尋ねをいたします。  あわせて、路面電車の存廃が議論されていたころに実施された同様の社会実験との相違点、具体的には、電停の安全島が設置された2003年時と異なり、今回はBRT、バスを前提としていますが、乗降時の段差や安全対策はどうしているのか、また、基本的に歩行者天国の中をバスが歩行者に注意しながら走行する空間になることから、先ほども紹介した那覇市のトランジットモールのように、バスからメロディーを流しながらバスの存在を歩行者に知らせる工夫も必要かと思います。などなど、安全対策を含めて目指す方向性をお尋ねしたいと思います。  さらに、岐阜市商店街振興組合連合会が受け皿となる各種イベント企画の進捗状況、柳ケ瀬で毎月第3日曜に実施されておりますサンデービルヂングマーケットとの面的な連携など、にぎわい創出につなげる具体的な企画概要とその告知、広報の時期や進め方について、岐阜市が予定をしているスケジュールをお答えください。  企画部長にお尋ねをします。  次に、条例に基づくマイペットタウン構想の考え方についてであります。  このテーマは、今回が3回目となりますが、条例制定への前向きな答弁を、前回、2015年6月定例会でいただき、1年の時を経て、今議会、第110号議案岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例制定について、議案が上程されましたことを感無量に思う一人であります。  そもそも、このマイペットタウン構想というのは、2014年に実施された岐阜市長選挙における細江市長のマニフェストに掲げられた政策であり、今回の条例制定を経て、特に条例案の第10条1項においてうたわれる「市民と協働して行う動物の愛護及び管理に係る取組に関すること」、加えて、第10条3項においてうたわれる「総合的かつ計画的に動物の愛護及び管理に関する取組を推進するための拠点の整備に関すること」において、より具体的な事業へと移行していくことを期待しております。  そこで、2点お尋ねをしたいと思います。  1点目は、今回の条例制定を経て、既に熊本市などの先進事例を市職員も研究、視察されておられますように、今回の条例案に今後の施策の根拠となり得る条文を整備していることに関連して、動物愛護センターの設置についてどのような方針を掲げていますか、お尋ねをいたします。  2点目、本荘まちづくり協議会、本荘自治会連合会が主催、主導する防災訓練では、家族の一員としてのペットの避難所での過ごし方も踏まえた訓練が毎年実施されております。また、先日開催されました木之本地区での防災訓練でも同様に、都市防災部からのレクチャーにより啓発が行われました。  こうした災害時におけるペットのあり方を今回の条例案ではどのように位置づけているか、必要あれば消防や都市防災部との連携も求められると思いますが、健康部長の考えをお尋ねいたします。  以上、2項目、最初の質問とします。(拍手) 59: ◯副議長(須賀敦士君) 企画部長、牧ヶ野敏明君。    〔牧ヶ野敏明君登壇〕 60: ◯企画部長(牧ヶ野敏明君) 長良橋通りにおけるトランジットモール交通社会実験に関する4点の御質問にお答えをいたします。  本市では、超高齢社会、本格的な人口減少などに対応し、持続的発展が可能な都市を目指し、さまざまな取り組みが進められております。将来にわたって市民の皆様方の生活を支えるために、公共交通は不可欠な移動手段であります。このため都市内移動の公共交通の中心であるバスを軸に、幹線バス、支線バス、コミュニティバスが有機的に連携した利便性の高い公共交通ネットワークを構築することを目指し、岐阜市型BRT、市民協働の手づくりコミュニティバスを柱として政策の推進に取り組んでまいりました。  また、こうした取り組みとともに、公共交通とまちづくりとの連携施策が求められており、こうしたことを背景として、トランジットモール交通社会実験を実施をするものでございます。  1点目の、交通社会実験の目的、概要についてお答えをいたします。  トランジットモールは、自動車の通行を制限し、公共交通のみが運行する静穏な道路空間を生み出し、歩行者が安全にまちを楽しむ魅力的な都市空間を創出することを目的として導入するもので、既に欧米などで導入されておりますが、国内では導入例がまだまだ少ないことから、継続的な実施に向け、交通社会実験を行うものであります。  今回の交通社会実験は、長良橋通りの神田町6丁目交差点から神田町5丁目交差点間の約280メートルと、神田町5丁目交差点から神田町3丁目交差点間の約220メートルの計約500メートルの間で一般車の通行を規制し、バスが第2車線目を運行し、第1車線目を歩行者空間等として開放するもので、一般車への影響が少ない土・日に実施したいと考えております。  また、実施日につきましては、11月の中下旬に実施することで関係機関と協議を進めており、時間帯につきましても、沿線の商店街の開店時間や日没時刻などを考慮して決定をしてまいりたいと思っております。  2点目の、2003年と今回の交通社会実験との相違点についてお答えをいたします。  2003年のトランジットモール交通社会実験は、総合型交通社会実験の一環として、市が計画をして実施をしてまいりましたが、今回は、2003年のトランジットモール交通社会実験を踏まえ、沿線の商店街の導入に向けた意欲が高まったことから、再度交通社会実験を実施するものであります。  特に道路空間を活用したにぎわいの創出につきましては、沿線の商店街が中心となっていただき、交通規制などは市が関係機関と連携して進めるなど、適切な役割分担をするとともに、沿線の商店街と密な連携を図りつつ実施してまいります。  また、今回は、BRTの持つ魅力と情報発信力を十分に活用し、まちのにぎわいや魅力づくりにつなげるとともに、公共交通の利用を促すことを目指しております。  3点目の、安全対策についてですが、バスがトランジットモール空間を走行する際には、バス停ではバスが低くなることや、静穏な空間を生み出すことと安全を期するため、時速15キロメートル以下の低速で通行することとしております。  4点目の、にぎわいや告知、広報などのスケジュールについてですが、既に交通社会実験実施に向け、交通規制等については、交通管理者や道路管理者からおおむねの了解をいただき、必要な手続の準備を進めており、社会実験実施の予告看板等の設置時期についても調整をしております。  また、にぎわいの創出を担っていただいております沿線の商店街につきましては、実行委員会を立ち上げられ、参加団体の募集を行うなど、交通社会実験実施に向け着実に準備を進められております。沿線の商店街は、今回のトランジットモール交通社会実験を来年度の商店街記念式典のプレイベントとして位置づけられております。  本市としましては、今回の交通社会実験を踏まえ、さまざまな効果や影響を分析し、来年度に沿線の商店街が円滑にトランジットモールを実施していただけるようマニュアル等の作成を行うとともに、来年度に向けて弾みをつけていただけるよう支援をさせていただきたいと考えております。  また、今回の実験の結果を生かし、継続し実施していただくことにより、トランジットモールの効果を着実に高めていただくことが重要であります。  今後とも沿線の商店街の皆様方を初め、関係部局などとも連携し、トランジットモールを行うほか、公共交通施策の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 61: ◯副議長(須賀敦士君) 健康部長、兼山鉄郎君。    〔兼山鉄郎君登壇〕 62: ◯健康部長(兼山鉄郎君) 条例制定に基づく動物愛護センターの設置についての方針に関する御質問にお答えいたします。  市民と動物が共生する社会を実現するために、動物愛護の拠点となります施設が必要となります。現在、その機能は保健所と境川にございます岐阜市畜犬管理センターに分散されております。  畜犬管理センターは、築48年が経過し、施設が老朽化するとともに、狭隘で動物と触れ合えるスペースも不十分、収容能力は、犬が8頭、猫が12匹と、犬や猫の収容期間が長期化する場合には、収容場所の確保が困難な状況でございます。  そのため昨年11月に全国に先駆け、殺処分ゼロを掲げ、犬や猫の譲渡率が全国トップレベルにあります熊本市の動物愛護センターの調査を行いました。この施設は、敷地面積が約1万700平方メートルと本市畜犬管理センターの35倍以上、建物は管理棟、収容棟、愛護棟があり、面積もそれぞれ250平方メートルから400平方メートルほどとかなり大きな規模でございました。屋外で多くの犬を係留することも可能で、約50頭を係留することができます。簡単な運動をさせるスペースも十分に確保されており、屋内での犬、猫の収容能力も高く、犬、猫合わせて100頭以上収容することが可能でございました。  この施設では、動物の保護管理を初め、動物との触れ合い活動の拠点、ボランティアの活動支援などの機能を備え、ペットのしつけ方などの講習会、収容された動物との触れ合い、ボランティアの育成、災害発生時のペットの収容、犬の登録事務などを行っております。  御質問の動物愛護センターの設置につきましては、今議会に提案しております条例の第10条に基本施策として、「総合的かつ計画的に動物の愛護及び管理に関する取組を推進するための拠点の整備に関することを推進する」としております。また、第4条では、基本施策を総合的、計画的に実施するため、基本方針を策定するとしておりますので、今後、熊本市や他都市の施設などを参考に、拠点施設の整備につきましても基本方針を作成し、検討してまいります。  2点目の、災害時におけるペットのあり方を今回の条例案ではどのように位置づけているかという質問についてでございます。  災害発生時には、逸走したペットや負傷したペットが多数発生すると同時に、多くの被災者がペットを伴い避難所に避難してくることが予想されます。そのため本市では、平成23年度に岐阜市地域防災計画に、逸走したペットによる人への危害防止、動物愛護の観点から、これらペットの保護及び飼い主への必要な支援に関する項目として、愛玩動物等の救援の項目を追加しております。  また、平成24年度に策定しました岐阜市被災動物救援計画では、被災時にペットとともに避難する同行避難に関する内容も盛り込んでおります。しかしながら、同行避難につきましては、熊本地震の際にもございましたが、ペットの鳴き声や衛生上のトラブルから、飼い主がペットとともに車の中で過ごすという事態が報告されており、避難所での被災者とペットとの同伴生活については理解が得られているとは言いがたい状況にあります。  そのため今後、同行避難を含む災害時の備えや避難所でのペットの飼育などについて、関係部署と連携して市民や飼い主の方に周知してまいりたいと考えております。  また、本条例では、ペットに関する災害発生時の規定は飼い主の遵守事項としてしか規定してございませんが、具体的な詳細な対策につきましては、条例制定後策定予定でございます基本方針の中に記載してまいりたいと考えております。    〔「議長、13番」と呼ぶ者あり〕 63: ◯副議長(須賀敦士君) 13番、和田直也君。    〔和田直也君登壇〕 64: ◯13番(和田直也君) それぞれありがとうございました。数々の無言の御期待にお答えして、要望のみ申し上げたいと思います。  それでは、まず、トランジットモールの交通社会実験について。  おととい、記者発表がありましたが、2011年に導入された岐阜市型BRT、連節バスが5年ぶりにリデザインされまして、来る9月26日にメディアコスモス前にてお披露目とのことです。  デザインを手がけたのは、クルーズトレイン「ななつ星in九州」や、最近では、長良川鉄道の観光列車「ながら」でもおなじみの、日本を代表するデザイナー、水戸岡鋭治さんで、バスをデザインするのは、今回の岐阜市の連節バスが初めてのことだそうです。都市政策の中にもデザインセンスが大変重要視される今日において、大変楽しみに、また、期待をする一人であります。  来る11月のトランジットモールの社会実験でも当該区間を走行することから、実験区間に配置されるさまざまなツールは、こうしたデザインセンスにマッチするようなしつらえとなるよう、改めて要望したいと思います。  また、答弁でも触れていただきましたが、安全対策、特にトランジットモールには横断歩道という概念がありません。基本的には、実験区間全域が歩行者天国であり、その中をバスが歩行者に気を配りながら走行するというものであります。  ヨーロッパでは、既に30年以上前からこうした空間があり、市民になじみがありますが、日本の道路行政ではまだまだ新しい試みであり、まさに地方創生につなげるべく社会実験であります。期待どおりの成果が得られるよう十分な安全対策を改めて要望したいと思います。  次に、マイペットタウン構想については、答弁了解しました。今回の条例制定を弾みに、今後の具体的事業につなげていくように要望しまして、質問を終わります。 65: ◯副議長(須賀敦士君) 12番、高橋和江君。
       〔高橋和江君登壇〕(拍手) 66: ◯12番(高橋和江君) それでは、どうぞよろしくお願いします。  質問をさせていただきます。4つの大きな項目で質問させていただきます。  最初に、市民参画部長にお尋ねします。  「みんなのアート~それぞれのらしさ~」の今後の方向性についてです。  メディアコスモスの自主事業、アール・ブリュットの世界は、昨年度、480万円余りの決算で行われました。去年7月18日にオープンしましたメディアコスモスのスタートを切るイベントでした。  アール・ブリュットというのは、生(き)の芸術、生(なま)の美術、アウトサイダー・アートとも呼ばれています。展示されたのは、京都府亀岡市にある障がい者支援施設みずのきで生活する方たちの作品。個性がしっかり表現され、色の使い方も斬新で、見る人の心を捉えていたと思います。  ことしも7月9日から31日まで、このみずのきのアートに加えて、今回は私もちょっと提案させてもらったんですが、地元がもっと参加してもいいんじゃないのかということを実現してくださいました。地元岐阜の福祉施設、盲学校などの作品も加わり、手で触れられる作品も展示されていまして、広がりのある展示内容でした。  この企画の財源は全額国からということですが、来年以降、もし国の予算がなくなった場合、この企画をどうするのか、お考えを伺いたいと思います。  私もこの絵に感動しまして、みずのきを視察させていただきました。本当にプロに匹敵する作品ばっかりだったんですけれども、この作品ができ上がる背景には、熱心に才能を見出そうとされた画壇の重鎮が長い時間かけて、本当に一人一人の才能を磨いていったという背景があります。  単なる展示に終わらせず、岐阜からもこういったアール・ブリュットの画家を生み出す、そんな土壌をつくっていくきっかけをこの2年間につくってもらったということで、来年以降、ここに木が大きくなるような、そんなきっかけにもしていただけないかと思います。来年以降もぜひ続けていただきたい。  そして、今回、企画のほう、監修には日比野克彦さんが加わってらっしゃるんですけれども、そういった監修にも、地元の本当に障がい者の方と一緒に絵画の才能を伸ばしてあげようという指導者が岐阜市内にもいっぱいいらっしゃるんです。私は、本当に名前挙げてみてくださいと言われたら、10人すっと挙げられます。そういう方たちが一緒に障がい者の方を育てて、そして、その方たちも生きがいを感じながら、岐阜市の魅力アップにつながるような、そんなイベントにしていっていただくためにも、来年以降続けていただきたいと思い、市民参画部長に来年以降の意向を伺いたいと思います。  ことし4月、障害者差別解消法が施行されました。開館1年が過ぎ、来館者が8月末で142万人という多くの方が訪れているメディアコスモス、ここは、皆さん御存じのように、小中高校生、若い人がいっぱい、本当に楽しそうに生き生きと来ています。その子たちと障がい者が作品を通じてつながって、そして、障がい者の方たちの才能に本当に感心して、自分たちも頑張ろうと思うような、そんな機会が、場所が提供されていると思います。  ぜひ来年以降、この企画が続くことを願って、もし国のお金が出ない場合、岐阜市はどうするのか、ぜひ積極的なお答えをいただきたいと思い、あえて質問させていただきました。  次に、環境事業部長に伺います。  事業系ごみの収集についてです。  岐阜市のごみ処理状況、昨年度の決算報告で、総排出量は13万7,621トンで、日量376トン、1人1日当たりの排出量911グラムとの説明を環境事業部から受けました。ちなみに、この量ですが、前年よりも総排出量で876トンの減となっています。  一方、自然共生部では、循環型社会を推進しようとごみ減量の市民運動を展開しています。きのうでも、プラスチック容器の収集について、お二人の方の質問がありましたけれども、両部とも連携をとってごみ減量化に取り組んでいるわけです。  総排出量876トンの減量はどういった背景から実現したのか知りたいと思い、岐阜市ごみ減量対策協議会を傍聴し、また、これまでの協議会の会議録を見るうちに疑問が出てきました。  一般廃棄物は、家庭ごみと事業系ごみに二分されます。しかし、岐阜市には、ごみの排出量が少ない事業所は、一般の家庭が出すステーションに週50キロ、50キロです、50キロ未満出せるという事業系ごみの基準があります。50キロを超える事業所は、自己責任で民間業者と契約して、──もちろん有料です。──ごみ処理に当たるとしています。  協議会の委員からも、週50キロは今の基準に則しているのかという質問も出ていました。私も、1袋とか少ない量が出せるところがあるのは聞いたことがありますけれども、この量は、わあ、すごいなと思いました。おおよそ家庭ごみの45リットルのごみ袋には5キロぐらいのごみが入っていると見込みますと、最大で週10袋の事業系のごみを出すことができるんです。  事業系ごみ袋があるのではありません。ステーションに出されたらもう識別はできません。家庭ごみか事業系ごみかわかりません。どこの事業所が出しているのかもわかりません。10袋か何袋が出されたのか、そういった量をチェックすることもできません。事業系のごみがまじっているため、本当は家庭ごみが年間どれぐらい出ているのか、市民の皆さんの協力でどれぐらい減ってきたのか、それもわかりません。家庭ごみの減量化を市民の協力でこれから進めていくためにも、この方法でいいのか、素朴に疑問を感じました。  決算の説明でも、この事業系ごみが週50キロまで家庭ごみの収集日に出せるという説明はありませんでした。協議会の記録でわかりました。知る人は知っているということなんでしょうか。市民への広報はされているんでしょうか。もっと事業系ごみの収集の説明が市民に必要と思います。それがあってのごみ減量への市民運動の取り組みと思います。  ごみ減量は、地球規模の環境保全を視野にした大切な課題と思います。自然共生部では、循環型社会の実現に向けて、市民、事業者、環境保全団体、また、岐阜市が協働して取り組もうと、ごみ減量・資源化指針2011を平成23年に策定、「ごみ1/3減量大作戦」として、平成35年度のごみ焼却量10万トン以下、平成9年度のピーク時のごみ焼却量15.6万トンから3分の1は減らそうと、今、市民運動として展開しています。家庭ごみと一部の事業系のごみを分けることがこの減量作戦の出発点ではないでしょうか。  環境省の平成26年度一般廃棄物処理実態調査結果によりますと、家庭から出るごみの排出量は、平成26年度のデータでは、1人当たり全国平均668グラム、岐阜県平均661グラム、中核市平均683グラムに対して、岐阜市は702グラムと、岐阜市のごみの排出量は、国や中核市の平均より多いという現状です。  市民と一緒になってごみ減量に本気で向かうには、一部の事業系ごみの週50キロまでが家庭ごみと一緒に出せるということを見直すことが必要ではないでしょうか。こういった50キロまで出せる事業所はどれくらいあり、どれぐらいの量が出せられているのか、把握されているんでしょうか。  そして、2つ目の質問です。  ごみの量を家庭ごみと事業系ごみと分けて知るために、例えば、事業系ごみを出すときにはシールを張るとか、よく、違った、出しちゃいけないごみを出すと黄色いシールを張られますけれども、ああいうシールを張るとか、許可された事業所であることをほかの家庭ごみを出す市民にもわかるようにしていただくのが必要と思います。  今後、事業系ごみのあり方についての見直しが必要と思いますが、部長の見解を伺いたいと思います。  次に、災害弱者の支援について、都市防災部と福祉部それぞれの部長さんにお伺いします。  けさの新聞にも、熊本市は、きのう、市内で唯一残っていた避難所を閉鎖したという記事が出ておりました。地震の発生翌日の4月17日には、熊本県内の避難者数の6割近くに当たるおよそ11万人が市内各所で避難生活を送っていたということで、それからずうっと、ある人は5カ月もこの避難所で生活してらっしゃったわけです。熊本市以外では、まだ避難所で生活している方が今後も続きそうです。県内の避難者、熊本県内の避難者は、14日現在、8つの市町村で426人に上るということです。  こういった一般の避難所にも入れない大変重度な障がいを持った方、高齢者の方、体の不自由な方たちのための福祉避難所という制度があります。こういったことを基礎に、ちょっとこれから質問させていただきたいんですけれども、その前に、この熊本の地震に対して、本当に岐阜市の職員の方が各部、いろいろな形で現地に行かれて、その御報告が何回かありましたけれども、その皆さん、体験なさった方の緊張感を持ちながら、この熊本地震を何とか岐阜市に何かあったときのために役立てないといけないという熱心な熱気を感じまして、まず、そのことに感謝申し上げたいと思います。  そこで、岐阜市の災害対策検討会議というのが立ち上がっておりまして、この熊本地震に学ぼう、そして、作業部会のほうで、今、いろいろとやれることを1つずつやっていこうということで熱心な取り組みが行われております。  熊本の地震災害や今回の台風10号による被災者の状況で共通する災害弱者支援について、その課題について、今回はそこに絞りまして、岐阜市の取り組みを伺いたいと思います。  国は2013年、災害対策基本法を改正し、市町村は、平時から避難行動要支援者名簿を作成し、災害発生後は、本人の同意なく名簿を開示できることとしています。これによって障がい者の安否確認は進むとされていましたが、4月14日、16日に発生した熊本地震では余り役に立たなかったという結果となりました。  熊本市の障害者手帳保持者4万人のうち、行政が行った安否確認は9,000人でした。また、熊本市では、福祉避難所として指定した176カ所のうち、開設は37カ所、2割にとどまりました。熊本地震を教訓にした岐阜市の防災対策の概要、災害対策検討会議の中間報告書が5月に出されています。  このことを踏まえて、災害弱者の支援について伺いたいと思います。  1つ目の質問です。  避難行動要支援者の把握、前にも伺ったんですが、一番新しい数字を教えてください。また、なかなか集まりづらいというこの要支援者名簿に対しまして、もっと集まりが悪いという避難行動要支援者の個別計画の策定状況はどうなってるのか、一番新しい数字を伺いたいと思います。  2つ目に、現在、岐阜市と協定が締結されている47カ所の災害弱者支援の福祉避難所との連携はどうなっているんでしょうか。  福祉避難所というのは、高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、病弱者など、一般的な避難所では生活に支障を来す人たちのために何らかの特別な配慮がされた避難所として、厚生労働省から2005年に、災害時要援護者の避難支援ガイドラインの中で出されました。また、2013年の災害対策基本法の改正で、市町村に福祉避難所の指定が義務づけられ、自治体と福祉施設の間で、福祉避難所として協定をしている数が全国的にふえてきました。  岐阜市では、540カ所の福祉施設のうち47カ所と協定しています。岐阜市災害対策検討会議の中間報告で、要配慮者の対策の項目で、この福祉避難所の開設訓練を実施するとうたっていますが、具体的には今準備はどの程度進んでいるんでしょうか。  3つ目の質問です。  ことし4月の熊本地震では、福祉避難所が受け入れできたのは、先ほど御紹介しましたように、2割でした。この熊本の結果を教訓に、福祉避難所が受け入れ困難な場合の対策も必要になっています。岐阜市での対策はいかがでしょうか。  4つ目の質問です。  日本語で情報を提供しても理解が難しく、災害弱者となりやすい外国人向けの防災講座の実施、外国人支援の専門ボランティアの確保など、支援体制などへの取り組みはどうなっているんでしょうか。  5つ目の質問です。  避難者カードの記載項目に、今後、外国人に配慮した項目を入れることが必要と思うが、どうでしょうか。  6つ目です。  車椅子が防災用資機材として避難所などにどれくらい備えられているんでしょうか、お伺いしたいと思います。  質問をさせていただきました、これが避難行動要支援者名簿です。自分の住所とか体の状態を書き込むように、これ、A4の1枚だけです。で、なかなか集まらないというのが、この個別計画書です。で、緊急連絡先とか、支援者、支援者が自分で書いてください、お二人。要するに、支援を必要としている人を支援する人を書かないといけない、これがなかなか難しいようです。  そして、これが避難者カードです。避難所に行ったときに書き込むんですけれども、特記事項でアレルギーとか書き込むとか、それから、さっきからペットの同行避難の話がありますが、ちゃんとその項目はあります。ペット、名前、性別、種類など。こういった用紙がありまして、これに書き込むわけなんですけれども、そういったことで、都市防災部長にお尋ねいたしました。  そして、最後の質問です。健康部長にお尋ねします。  きょうだけでも3人目になりますが、いわゆる市民版のペット条例が案として出ているということで、皆さん、やっぱり身近なことですので、いろいろと思うことがおありになるようです。  私も、うちの娘が小さいときに野良猫を拾ってきて、ペットを飼うことの楽しさとか、さっき健康部長がおっしゃったように、本当に心が豊かになるとか、本当にペットに助けられてる部分が多くありますし、それから、殺傷されてしまうそのペットの問題とか、いつも心を痛めています。そんな思いで質問させていただきます。  市民と動物の共生社会の推進に関する条例の方向について。  今回のいわゆる岐阜市版のペット条例案では、市と市民は、人の動物に対する考え方、価値観等、多様であるので十分に配慮すること、市民は、動物の愛護についての関心、理解を深め、動物の適正な取り扱いに努めるものとするなど、市、そして、市民の責務を示しています。  このことを進めていくためには、さまざまな仕組みづくりがかなめになってくると思います。条例をつくったからすぐできるということではなくて、これからいろいろな工夫をしないとなかなか進まないんじゃないかと思います。ボランティアの皆さんのこれまでの活動等の協働も広げていく必要があると思います。  こういった視点で3点伺います。  この条例では、動物愛護という言葉で趣旨が説明されていますが、犬、猫の殺処分ゼロを目指して地道に活動しているグループは、かわいがって大事にすることという愛護という観点だけでなく、アニマルウエルフェアという言葉をあえて使っています。このウエルフェアとは、精神的、肉体的に十分健康であり、幸福であり、環境とも調和していることと日本動物福祉協会は伝えています。  また、家畜技術協会は、このアニマルウエルフェアを快適性に配慮した家畜の飼養管理としています。その背景には、縛られた状態で子を産ませるためだけに生かし、役目が終われば殺傷してしまう悪質な業者もあることにも目を向けてほしいとの願いがあることを関係者から伺いました。  県内にも悪質ブリーダーがあることを知りました。具体的な市とか、場所とかそんなことはお伝えはしませんけれども、条例には盛り込まれていない、こういった悪質ブリーダーに対する行政としての対策はどう考えているのか、また、岐阜市内のブリーダーの状況はどう把握されているのかを伺いたいと思います。  次に、多頭飼育についてです。  多くの頭、飼育という漢字になりますけれども、動物愛護管理法には、第9条に、地方公共団体は、多数の動物の飼養及び保管に係る届け出をさせることができるとしていますが、規制を行うかどうかは自治体次第という中、全国的な実態の把握さえ行われていません。動物虐待、災害対策などのためにも、多頭飼育の届け出制を設けるべきだと思います。  平成27年7月に施行された京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例では、犬5頭以上、猫10頭以上、10匹というんですかね、犬、猫合わせて10頭以上は届け出が必要としています。岐阜市の見解を伺いたいと思います。  3つ目です。  物を言うことのできない動物、これまでの人による虐待を受けた猫、犬に心を打たれ、何とかしなければとさまざまな市民の動きがあります。  私の家の近くの岐阜公園、岐阜公園もよく捨て猫が多くあったりしている公園なんですけれども、これはちょっと前にはなるんですが、尻尾を鋭利なもので、すとんと切られた猫がいまして、この負傷した野良猫を遠くから毎日餌をやりに来る女性がいました。彼女は、餌を与えるだけでなく、トイレの始末もし、猫へ励ましの言葉かけをし、家の事情で飼えないからごめんねといつも言いながら、精いっぱいの愛情を注いでいました。  地域猫という言葉も最近はよく聞かれます。東京都中央区を視察させていただきました。ここでは、この地域猫を、岐阜でいうと健康部になるんですけども、そういった保健所関係の方たちがチームをつくりまして、そして、住民の方の中でボランティアで熱心な方とチームをつくりまして、一匹一匹、この野良猫はどうやって最後まで生きさせることができるのか。まず、不妊手術をします。でも、与えられた命を最後までここで全うできるように、そして、でも、マンションなんかはすごい高いマンションがあるんですね。中央区というと、隅田川があって、それから、銀座もありますし、それから、今話題になってる築地もあります。そういったところで高層マンションがいっぱいあって、いろんな人が移り住んできて、人口がすごくふえてるそうです。  そこで、野良猫や、それから、捨て犬もあわせてふえてしまって、そういったことを区のほうで大切な仕事として、地域猫ということでやってます。すごい気を使って、嫌いな人もいるから、余り多くの人の目に届かないところで。でも、猫というのは地域性があるから、縄張り意識があるので、余り遠くへ連れていかないように、片隅でやれるようにというような、本当に時間もかけて、そして、地域の方には理解を求める活動も熱心にしてらっしゃいました。  こういった野良猫を地域猫として面倒を見る。そして、不妊手術をして不幸な猫をふやさない。このことが大事です。岐阜公園でも、正直、善意で餌をあげている人がいます。私も勇気がないので、あげないでくださいとはなかなか言えないんです。でも、餌をあげるだけでは不幸な猫をふやし、ふん公害なども広げてしまいます。そのことをわかっていただく、理解していただくには工夫が必要と思います。  これは、この野良猫を何とか少なくしよう、そして、譲渡につなげようというグループの宣伝のものです。議長に許可をいただきました。  こうやってイラストで、野良猫を見かけたらやるべきこと。大人の野良猫を見つけた。行動チャート、スタート。耳カットを確認。耳カットというのは、不妊手術をした猫は、桜のようにカットしてあるんですね。耳カットしている。じゃ、次は、地域猫として餌やりさんがいる。人なれしている。里親を捜そう。そして、保護器を借りて保護する。  それから、これも岐阜市にあります。これ、こういった野良猫を捕まえて、不妊手術をするための機械で、餌を入れておけばすぐかかるそうですけれども。そして、人なれしている場合は、里親を探そう。人なれしていない場合は、地域猫でみんなで頑張って育てようということですね。で、迷い猫の可能性もあるので、警察署、保健所に届けようとか。それから、自分で餌やりやトイレの世話をしようとか。  これ、条例というと字がざあっと書いてあって、それを回覧板で回しても、きっと皆さん読まないと思うんですが、こういう、大体、犬や猫、かわいいです。子猫や子犬は特にかわいいですから、こういうイラストとか写真でやっていくといいと思います。  そして、こちらのほうは、子猫を保護したら、弱って体が冷たい。とにかく温めます。目があいていない。生後10日もたっていない子猫です。子猫用ミルクを二、三時間置きに与えましょう。目があいている。生後2週間ほどたっている子猫です。子猫用ミルクを与えつつ、歯が生えそろってきたら離乳食を与えましょう。こんなふうに一生懸命、皆さん、広報してらっしゃいます。  そして、里親を探そう。皆さん、本当に一生懸命やっていらっしゃるんですけれども、もう手いっぱいで、そして、自分たちの気持ちが届かないで、なかなか広がらないで、結局殺傷されてしまう猫、特に猫が多いんですが、猫のことを感じると、もうこういう活動をやめよう、心が疲れ過ぎちゃうとか、そんな思いも抱えながら、何とか頑張ってるグループがあります。  そんな方たちの活動もよく理解しながら、こういう輪が広がっていくために、例えば、こういうものを岐阜市の広報で取り上げて、大きくこういうふうに条例ができました、皆さん、協力をお願いしますとか、それから、健康部だけでチラシをつくっていただいて、いろんなイベントでやって、広げていただくとか、公民館活動の中にこのペット条例のことを取り上げてください、講師をちゃんと紹介しますよとか、きめ細かくいろんな仕掛けをしていかないと。  私がまだできないように、餌やりをやってる人は善意なんです。そして、結構、高齢者が多いんです。その方に、あなたのやってることはねえ、よくないんですよ、不妊手術しないとだめだし、一緒に動きましょうか、なかなかその一言が出せれないんです。本当にこういう、遠くから説明してもらえるといいんですが、隣のおうちの野良猫が自分のうちに来て、始末しないでそのままとかね、それの苦情も皆さんも受けてらっしゃるんじゃないかと思います。  本当に地域のことというのは神経を使うんですね、つき合っていかないといけないから。だから、大上段に構えて、条例ができたらやりなさい、やらないと罰則ですよと、そういうことじゃなくて、やわらかく、温かく、時間かけて、そして、みんなが動かないとこういうペット条例は生きたものにならないと思います。  そんなことも含めて、どんなふうに広報していこうと思ってらっしゃるのか、以上、質問をさせていただきました。どうぞ皆様、御答弁よろしくお願いいたします。 67: ◯副議長(須賀敦士君) 高橋議員、福祉部長への質問がない。なしということですか。 68: ◯12番(高橋和江君) あっ、そうか、失礼しました。大変、福祉部長を無視したようで、大変失礼いたしました。ごめんなさい。私って本当に、済みません。反省しておりますので、お許しいただきたい。  ごめんなさいね。福祉部長の質問。  福祉部長にはですね、こういうふうに個人情報がなかなか集まらない中、福祉部のほうでやれることがあるんじゃないのか、そのことをぜひ質問したいと思いまして、お願いいたします。  それと、2つ目は、罹災証明書がなかなか書けれないということで、あれは建物がどの程度壊れたかで、それを専門家が調べてからしか罹災証明書がもらえなくて、そして、1カ月ぐらい最低かかるということで、熊本でもニュースになりましたが、すごい長い列ができて、1日に700人しか受け付けできないということで、雨の中で3日間待った方が、まだ証明書を受け付けてもらえないんですかということがありました。  こういった点、この2つの質問を部長さんにいたします。本当に失礼しました。ごめんなさい。(拍手) 69: ◯副議長(須賀敦士君) 市民参画部長、田中啓太郎君。    〔田中啓太郎君登壇〕 70: ◯市民参画部長田中啓太郎君) 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」で開催した「みんなのアート」展の継続に関する御質問にお答えをいたします。  「みんなのアート」は、「ぎふメディアコスモス」が文化の拠点として先端芸術を発信していくことを目指し、企画、開催をしております。昨年度は、開館記念事業の1つとして実施し、今年度も引き続き、「みんなのアート~それぞれのらしさ~2016」とのタイトルで、開館1周年記念事業「みんなの森のフム・ドキ・ワイ2016」のメーン事業の1つとして、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」自主事業実行委員会及び岐阜市の主催により、「みんなのギャラリー」で開催をいたしました。議員御紹介のようなアール・ブリュットの世界を多くの皆様にお楽しみいただいたところであります。  このアート展は、障がいのある方の作品を多く展示する、御紹介のあったみずのき美術館に委託し、実施をいたしました。今年度は特に岐阜市内外の障がい者施設、障がい者団体、特別支援学校、盲学校、聾学校等へ出向き、展示作品の発掘調査を行った結果、124点の出品の半数以上が県内または市内の障がいのある方の作品となったところであります。  そこで、この「みんなのアート」の継続についてでございますが、さきのとおり、この美術展は、文化の拠点である「ぎふメディアコスモス」にふさわしい事業であると考えますが、一方、議員御指摘の財源などの課題もありますことから、来年度以降に関しまして、こうした課題を整理しながら、現在、関係機関、関係部局と協議を行っているところでございます。 71: ◯副議長(須賀敦士君) 環境事業部長、浅野裕之君。    〔浅野裕之君登壇〕 72: ◯環境事業部長(浅野裕之君) ごみステーションに出されている事業系一般廃棄物に関する御質問にお答えいたします。  平成27年度の本市における事業系一般廃棄物の排出量は4万4,720トンで、この内訳といたしましては、一般廃棄物の収集運搬許可業者が収集したもの、4万1,817トン、事業者がみずから市のごみ処理施設へ搬入したもの、2,903トンであります。  また、平成27年度版岐阜市統計書によりますと、本市内には約2万2,000の事業所があり、そのうち99%以上が中小企業で、その6割に当たる約1万3,000の事業所が従業員5人未満の小規模事業所であります。  これら小規模事業所の中には、いわゆる家族経営で、企業活動と家庭生活の区別を明確にできない例が多く見られ、そのような場合、家庭のごみと事業活動に伴うごみを分けることが実質的に困難であることから、本市では、一般家庭から排出される一般廃棄物と合わせ、週50キログラムを超えないもので、かつ収集回数が週2回を超えない事業者においては、家庭系普通ごみに準じて、ごみステーションに排出することができることを一般廃棄物処理計画で定め、家庭系ごみとして市が収集しております。こうした制度は、中小企業の保護、育成の考え方に基づく本市独自の産業経済支援策の一環として、昭和40年代から採用されてきたものであります。  そこで、ごみステーションに出されている事業系ごみの現状についてでございますが、1つには、さきにも述べましたように、その性状が家庭系ごみと同じであり、区別することが困難であること、また、ごみ出しのルールを遵守すること、すなわち、ごみの減量、資源化にも協力されていること、さらには、多量排出など不適切な事例が見られた場合には、個別に指導、啓発に当たっていることなどから、これまで円滑かつ適切に制度運用されていると認識しており、特段、詳細な調査を実施しておりません。
     なお、本年8月24日に開催されました岐阜市ごみ減量対策推進協議会におきまして、ごみ減量・資源化指針2011アクションプランの点検作業実施の際、委員からも、議員と同様の、ごみステーションに出される事業系ごみの排出状況に関する意見が出され、自然共生部が今後、環境事業部と検討する旨の回答をいたしております。  ごみの発生量や組成などを把握することは、我々が廃棄物行政を担う上での基本でありますので、今後につきまして、市内で出される廃棄物の状況をさまざまな角度から把握するための方法に関し、その目的や費用対効果、あるいはさまざまな影響などを勘案し、議員の御提案も参考とさせていただきながら、適宜、調査研究をしてまいります。  いずれにいたしましても、今後も自然共生部と連携し、廃棄物の実態把握、あるいは他都市の事例研究など情報収集に努め、一般廃棄物の適正処理を確実に実施するとともに、ごみの減量、資源化を推進してまいります。 73: ◯副議長(須賀敦士君) 防災監兼都市防災部長、神山 奨君。    〔神山 奨君登壇〕 74: ◯防災監兼都市防災部長(神山 奨君) 災害弱者の支援に関する6点の御質問にお答えをいたします。  まず1点目の、避難行動要支援者の個別計画策定状況についてでございます。  高齢者や障がいのある方など、避難に際し、特に支援を要する方、いわゆる避難行動要支援者につきましては、平成27年3月から4万903人を対象に、避難行動要支援者名簿登録に係る意向調査を実施しており、本年8月末現在で2万8,263人の方から御回答をいただいております。そのうち個別計画の策定に同意された方は7,724人でございます。  個別計画の策定につきましては、自治会や民生委員、岐阜市社会福祉協議会などの協力を得て進めており、現在、市内50地域のうち10地域612名の方について個別計画の策定が完了し、7地域で取り組みが現在進められている状況でございます。  次に、2点目の、福祉避難所の開設訓練と、3点目の、福祉避難所の受け入れが困難な場合の対策については、関連がございますので、一括してお答えをいたします。  熊本地震では、介護士の人手不足や施設の被災などにより、発災当初、協定を締結していた福祉避難所への受け入れが滞ったと伺っております。このようなことに備え、本年5月に、長良川温泉旅館協同組合と災害時における宿泊施設等の提供に関する協定を締結し、高齢者や障がいのある方などの受け入れ施設の拡充を図ったところでございます。  今後につきましては、小中学校などの一般の避難所において、校舎の一部を活用した福祉スペースを確保し、ヘルパーの派遣、社会福祉士、介護福祉士などで構成される岐阜県災害派遣福祉チーム、いわゆるDCATの派遣要請を行うなど、福祉避難所に準じた環境の確保に努めてまいります。  なお、福祉避難所の開設訓練につきましては、福祉避難所の開設に伴う課題などを検証するため必要と考えておりますことから、今年度内を目途に福祉施設管理者や関係部局と調整を図ってまいりたいと考えております。  続きまして、4点目の、外国人向けの支援体制についてでございます。  外国人向けの防災講座は、市民参画部が中心となり、起震車による地震体験やAEDの使用方法、応急手当の講習といった外国人向けの防災体験学習を毎年実施しております。また、外国人支援の専門ボランティアの確保、支援体制につきましても、現在、大規模災害時の外国人に対する災害情報の多言語化や、避難所を巡回するなどの支援を行う災害時多言語支援センターの設置を、市民参画部において御検討していただいているところでございます。  今後は、通訳などの専門ボランティアの確保を含め、外国人向けの支援体制を関係部局と連携し、整備してまいりたいと考えております。  5点目の、外国人に配慮した避難者カードについてでございます。  外国人の方が避難されたとき、円滑にコミュニケーションがとれるよう、英語、中国語、タガログ語の指さしシートを、避難所運営マニュアルや避難カードなどの避難所を開設する際に必要となる資機材とともに避難所開設セットとして、小学校などの指定拠点避難所に備蓄をしております。  しかしながら、避難者を把握するために記載していただく避難者カードは、現在、日本語のものしか作成しておりませんので、今後は、外国人の方にも対応した多言語化を進めてまいりたいと考えております。  最後に、6点目の、避難所の車椅子の備蓄についてでございます。  車椅子は、避難所となります小学校などに隣接する公民館やコミュニティセンターに配置されております。災害時におきましては、これらを活用するとともに、必要に応じて、協定を締結しております一般社団法人福祉用具供給協会から調達することとしております。  いずれにいたしましても、災害弱者に対する支援は、減災対策を進める上で重要課題と考えておりますので、今後も関係部局や関係団体と連携して取り組みを推進してまいります。 75: ◯副議長(須賀敦士君) 福祉部長、高橋弘行君。    〔高橋弘行君登壇〕 76: ◯福祉部長(高橋弘行君) 災害弱者の支援についての2点の御質問にお答えいたします。  まず1点目の、現在取り組んでいる見守りなどの福祉サービスについてです。  本市では、岐阜市社会福祉協議会と連携し、高齢者や障がいのある人など、支援を必要とする方を対象に、地域における近隣住民による日常の見守り活動と災害時の避難行動支援体制の一体的な体制づくりを岐阜市地域福祉推進計画の重点施策と位置づけ、推進しているところでございます。  具体的には、日常からの取り組みとして、各地域の民生委員に御協力いただき、愛の一声運動推進員がひとり暮らし高齢者の方などに地域で積極的に声をかけていただく愛の一声運動を展開しており、見守り活動とあわせて地域の実情把握に取り組んでいるところでございます。  さらに、岐阜市社会福祉協議会支部におきましては、地域の方々の交流の場となるふれあい・いきいきサロンを市内全域で展開するほか、緊急時かかりつけ医や常用薬、連絡先などの情報を第三者に伝える命のバトンや、地域の要支援者や福祉課題を共有化する支え合いマップづくりなどを実施していただいております。  これらの見守り活動は、日常からの地域の関係づくりを構築するものであるとともに、災害時の住民相互の避難行動支援にもつながるものと考えており、今後も関係部局や関係団体と連携し、活動を推進してまいります。  次に、2点目の、罹災証明書の発行についてです。  罹災証明書は、被災者生活再建支援金や義援金の給付、税金や保険料などの減免、応急仮設住宅の入居条件などにも活用されます。4月に発生した熊本地震では、10万件を超える罹災証明書の申請があり、証明書の発行が難航したことが大きく報じられました。こうしたことから、岐阜市災害対策検討会議において、罹災証明書の発行についても議論してまいりました。  そこで、6月から熊本市へ応援派遣している本市の職員が体得した被災家屋を調査する手順や調査手法などを、福祉部と関係部局から成る罹災証明書発行対策作業部会において情報を整理し、共有化を図るなど、熊本地震を教訓とした課題の洗い出しやノウハウを生かして、罹災証明書の迅速な発行に向けて取り組んでいるところでございます。  さらに、8月には、都市防災部との合同による罹災証明書を発行するシステムの操作研修を福祉部の職員を対象に2回実施いたしました。  いずれにいたしましても、災害が発生した場合の被害状況調査や罹災証明書の発行の体制について、さらなる情報収集を進め、関係部局と連携を図り、万全を期した対策に向けて取り組んでまいります。 77: ◯副議長(須賀敦士君) 健康部長、兼山鉄郎君。    〔兼山鉄郎君登壇〕 78: ◯健康部長(兼山鉄郎君) 岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例制定について3点の御質問にお答えいたします。  1点目の、悪質なブリーダーに対する対策及び市内ブリーダーの把握状況についてでございます。  ペットの販売やトリミング、ペットホテル、動物の訓練、動物の展示などを業としている者をいわゆるペット業者と総称しており、議員御案内のブリーダーは、ペットの販売業者のうち、繁殖を行っている業者を指しております。  御質問の悪質なブリーダーに対する対策についてでございますが、ブリーダーを含め、ペット業者への指導監督等につきましては、「動物の愛護及び管理に関する法律」により、基準遵守義務、感染性の疾病の予防、販売に際しての情報提供の方法等、獣医師等との連携の確保、終生飼養の確保などが規定されており、基準や遵守義務を守らないなど、悪質な業者に対しては改善勧告や命令を行うことができ、命令に従わない場合は罰金に処することとなります。  なお、ペット業者にかかわらず、みだりに動物を殺傷することや虐待することに対しては、罰則規定が設けられております。  また、法律に基づき、「動物の愛護及び管理に関する法律施行規則」に、第一種動物取扱業者、いわゆるペット業者の遵守基準が、そのほか、取り扱う動物の管理の方法や設備の構造、規模など、ペット業者の遵守事項がその他の規定で規定されております。議員御案内のような、縛られた状態で子を産ませ、その後殺傷というような事例の報告は本市にはございませんが、そのような事例があれば、法令に基づき適切に対応してまいります。  次に、市内ブリーダーの把握状況でございますが、ペット業者は、法律により事前に登録することが義務づけられており、立入検査を経て、基準に適合した業者のみ登録しております。8月末現在で市内のペット業者は117施設ございますが、そのうち犬、猫の繁殖を行うブリーダーは50施設でございます。  2点目の、多頭飼育の届け出に関する質問でございます。  犬につきましては、狂犬病予防法で犬の登録が義務づけられているため、多頭飼育の実態把握が可能でございますが、猫については、いわゆる野良猫などに餌を与えている人を飼い主と判断できるかどうか非常に難しく、届け出制の制定は困難であると考えております。現在、犬の登録状況などを把握するため、犬の飼育実態戸別調査を実施しており、その際、猫の多頭飼育の状況についてもできる限り把握するよう努めてまいります。  なお、意に沿わない多頭飼育の大半は、飼い主による適正な繁殖制限がされていないことが原因でございますので、今議会で提案しております条例では、飼養する動物がみだりに繁殖して、適正に飼養することが困難とならないよう繁殖に関する適切な措置を講ずることとしております。  3点目の、広報についての御質問だと思いますが、議員御案内のとおり、動物の愛護の考え方、価値観は人それぞれでございます。本条例では、この考え方や価値観の違いに配慮する旨を基本理念としております。  今後、広報紙やホームページはもとより、さまざまな機会を捉えてわかりやすい説明に心がけ、周知と啓発に努めてまいりたいと考えております。    〔「議長、12番」と呼ぶ者あり〕 79: ◯副議長(須賀敦士君) 12番、高橋和江君。    〔高橋和江君登壇〕 80: ◯12番(高橋和江君) それぞれ御答弁ありがとうございました。  それでは、まず、防災のことです。  要望から、まずさせていただきます。  本当に準備することは山ほどあって、そして、いつ東南海・南海地震が起きるかわからないという緊張感の中で、市民の皆さんの協力も得ないと防災はできないということで、本当に夜の時間にも公民館へ行って説明をしているというような現場のこともよくわかりました。  本当にそういった意味では、市民もしっかりと関心を持って、地域でできること、3日間は公、行政が手助けできないということを自覚しながら、本当にふだんが大事だということを近隣の人と話をしながら、防災に自分たちも頑張らないといけないなあというふうに思いました。  1つ要望はですね、福祉避難所が47カ所あるんですが、どうしてもあるところにお願いするということで、ばらばらなんですね。本当は一番、小学校区に1つぐらいはあるのがいいんですけれども、そのあたり、御尽力だけにお願いするのは難しいかもしれませんが、1つそういった目標を持っていただいて、近いところをまずは当たっていただくようなことをお願いできたらと思いまして、要望です。  それから、防災訓練なんですが、先ほど和田議員のほうからも本荘の話がありましたが、本荘は本当に熱心にやってます。それで、要支援者のことを大事にした防災訓練とか、それから、私がこれは提案させてもらったんですが、聴覚障がいの方に入ってもらって、防災訓練の前から話を聞くということをやりました。  そうしましたら、いろんなことがわかりまして、例えば、避難所の囲いですけれども、その高さも余り高いとみんなの様子がわからない、聞こえないから、みんなが慌ててお弁当をとりに行ったら、あっ、とりに行くんだなとか、あっ、トイレ、あっち行ったからあちらかとか、そういうようなことで、だから、その高さも聴覚障がいの方にはすごく大事だということとか。  それから、AEDの講習があったんですが、音声で説明するんですね。で、わからないということで、それは本当に熱心な自治連合会長さんですので、業者に働きかけて、後日、2週間後に業者を呼んで、開発しなさいという感じで、それで開発しますという感じで、聴覚障がいの方の意見を聞きながら、絵で、図面で説明できるAEDを後日考えて、新しいAEDができました。  そんなふうに頑張ってるところがありまして、そういうようなことが岐阜市内の各自治会に広がっていくように、そのあたりもぜひ働きかけをお願いしたいなあって思っております。  それから、重度障がい者の方はどうしても一番最後になってしまいます。もう最初から諦めちゃっていらっしゃるんですけれども、福祉避難所訓練の中では、ぜひそういった視点でもしっかりと避難訓練をしていただきたいと思います。要望です。  そして、最初の「みんなのアート~それぞれのらしさ~」の今後の方向性について、何かお金の話が出ちゃうと、いやあという後ろ向きの雰囲気をちょっと感じちゃったんですけれども、ぜひ前向きな御答弁を。お金を余りかけないでやれる方向というのは幾らでもあると思います。実行委員会組織で、それこそボランティアでやりたいという人がいっぱいいらっしゃると思いますので。  先ほど辻議員の質問項目の中に、岐阜市芸術文化振興指針の話もありました。こういった芸術の中に障がい者の方のアール・ブリュット芸術もですねえ、入るように、ぜひ視点も変えていただきたいと思います。ぜひお願いしたいと思います。  それから、災害時におけるペットの話なども和田議員からありましたけれども、こういったペットの救援のこと、それこそまた本荘に戻りますが、本荘の訓練の中でもやっていましたけれども、本当にね、住んでいるところでやれるように頑張ります。  それからですね、健康部長にはペットのことで1つお願いがあるんですが、特に子猫は2カ月ぐらいまでに死んでしまう場合が多いんですね。で、目が見えないとか、さっきちょっと御紹介しましたが、目が見えないとかそういう段階には、ミルクやりをきちっと1日に3回なり5回やらないと死んでしまうわけです。で、こういうボランティアの方たちは、その2カ月のミルクボランティアというのを広げれないかっていうことで、こういうふうに私が質問すると言ったら、ぜひお願いしてほしいというふうに言われました。みんな手いっぱいなんです。  健康部のほうでですね、今後、今までやっているいろんな企画の中に1つ加えていただいて、ミルク部品、かごに入れて、何か300円ぐらいで用意できるそうです。そういった道具、グッズ入りで、ぜひ2カ月間だけのボランティア、ぜひお願いしますというふうでやっていただくのが岐阜市で広がるといいなあと思います。  高齢者の方が捨て猫に餌をやる方が多いということもお伝えしたんですが、そういった方たちが2カ月だけでも子猫の世話をするということで、逆に野良猫に餌をあげたいという愛情をですね、そちらに振り分けていただけることにもつながるんじゃないかと思います。残り5分ですので、そんなことで要望させていただきます。  今回ですね、事業系ごみのことを質問させていただきましたが、自然共生部とあわせて、環境事業部長、しっかりやるというふうにおっしゃってくださいましたが、本当ははっきりといつごろをめどにというか、これは規定ですので、それこそ自然共生部、環境事業部長との話の中で、この規定を見直すということは割とできるんじゃないかと思います。  ほかの市町村をしっかり見るというふうにおっしゃってましたけれども、ほかの市町村でも、なかなか資源ごみがまざった状態で回収している場合には量がわからないというのはどこも悩みです。それで、小平市では、議会の発案で、収集をチェックしようということで行われています。  そんなことも含めて、ぜひ今後の方針、もうちょっと前向きというか、何か具体的にどうこうするか、一言でもお願いします。あと、答弁、3分ぐらいありますので、お願いいたします、環境事業部長。 81: ◯副議長(須賀敦士君) 環境事業部長、浅野裕之君。    〔浅野裕之君登壇〕 82: ◯環境事業部長(浅野裕之君) ただいまのごみステーションに出ている事業系ごみの把握等についての再質問にお答えいたします。  先ほどの繰り返しになりますが、ごみの発生量や組成などを把握することは、我々が廃棄物行政を担う上での基本であります。今後につきましては、廃棄物の状況をさまざまな角度から把握するための方法などに関しまして、その目的や費用対効果、影響などを総合的に勘案した上で調査研究をしてまいりたいと思っております。    〔私語する者あり〕(笑声) 83: ◯副議長(須賀敦士君) 以上で質疑並びに一般質問を終結します。    〔副議長退席、議長入場着席〕             ━━━━━━━━━━━━━━━━━                〔付 託 表 配 付〕 一 常任委員会付託 84: ◯議長(杉山利夫君) ただいま議題となっております第103号議案から第123号議案まで並びに日程第24、請願第6号及び日程第25、請願第7号、以上23件については、お手元に配付しました表のとおり常任委員会に付託します。            ───────────────────            委 員 会 審 査 事 件 付 託 表                      平成28年第4回(9月)岐阜市議会定例会 ○総務委員会(第1委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第103号議案│平成28年度岐阜市一般会計補正予算(第2号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費                       │ │       │   第9款 消防費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第106号議案│非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する │ │       │条例制定について                         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第113号議案│工事請負契約の締結について(南消防署建築工事)          │ ├───────┼─────────────────────────────────┤
    │第117号議案│平成27年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成27年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第1款 議会費                       │ │       │   第2款 総務費(第8項 柳津地域振興費は除く)       │ │       │    ただし、第6項 企画費については所管分          │ │       │   第9款 消防費                       │ │       │   第11款 公債費                      │ │       │   第12款 諸支出金                     │ │       │   第13款 予備費                      │ │       │ 平成27年度岐阜市競輪事業特別会計歳入歳出決算         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │請願第6号  │川内原発・伊方原発停止・脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会 │ │       │実現の意見書採択を求める請願                   │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○経済環境委員会(第3委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第105号議案│岐阜市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について      │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第117号議案│平成27年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成27年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第6項 企画費中所管分                  │ │       │    第8項 柳津地域振興費中所管分              │ │       │   第4款 衛生費中                      │ │       │    第3項 環境事業費                    │ │       │    第4項 自然共生費                    │ │       │   第5款 労働費                       │ │       │   第6款 農林水産業費                    │ │       │   第7款 商工費                       │ │       │ 平成27年度岐阜市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算      │ │       │ 平成27年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算   │ │       │ 平成27年度岐阜市観光事業特別会計歳入歳出決算         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第121号議案│平成27年度岐阜市中央卸売市場事業会計決算認定について      │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○厚生委員会(第2委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第103号議案│平成28年度岐阜市一般会計補正予算(第2号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第3款 民生費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第104号議案│平成28年度岐阜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)     │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第108号議案│岐阜市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定につ │ │       │いて                               │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第109号議案│岐阜市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定について │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第110号議案│岐阜市市民と動物の共生社会の推進に関する条例制定について     │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第115号議案│調停及び損害賠償の額を定めることについて(第二恵光負傷事故)   │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第117号議案│平成27年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成27年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第6項 企画費中所管分                  │ │       │    第8項 柳津地域振興費中所管分              │ │       │   第3款 民生費(第6項 市民参画費は除く)         │ │       │   第4款 衛生費中                      │ │       │    第1項 保健衛生費                    │ │       │    第2項 保健所費                     │ │       │ 平成27年度岐阜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成27年度岐阜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算       │ │       │ 平成27年度岐阜市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算    │ │       │ 平成27年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成27年度岐阜市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出 │ │       │ 決算                              │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第118号議案│平成28年度岐阜市民病院事業会計補正予算(第1号)        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第119号議案│損害賠償の額を定めることについて(市民病院医療事故)       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第120号議案│平成27年度岐阜市民病院事業会計決算認定について         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │請願第7号  │子宮頸がん予防ワクチン副作用の情報収集と自治体への情報提供及び副 │ │       │作用の治療法の早急な開発を求める意見書採択を求める請願      │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○建設委員会(第4委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第103号議案│平成28年度岐阜市一般会計補正予算(第2号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第107号議案│岐阜市手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第111号議案│岐阜市都市公園条例の一部を改正する条例制定について        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第114号議案│工事請負契約の変更について(岐阜公園三重塔修復工事)       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第116号議案│市道路線の認定及び変更について                  │ ├───────┼─────────────────────────────────┤
    │第117号議案│平成27年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成27年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ │       │       災害復旧費                     │ │       │ 平成27年度岐阜市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成27年度岐阜市駐車場事業特別会計歳入歳出決算        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第122号議案│平成27年度岐阜市水道事業会計決算認定について          │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第123号議案│平成27年度岐阜市下水道事業会計決算認定について         │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○文教委員会(第5委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第103号議案│平成28年度岐阜市一般会計補正予算(第2号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第10款 教育費                      │ │       │ 第2条 債務負担行為の補正                   │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│岐阜市歴史博物館条例の一部を改正する条例制定について       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第117号議案│平成27年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成27年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第6項 企画費中所管分                  │ │       │    第8項 柳津地域振興費中所管分              │ │       │   第3款 民生費中                      │ │       │    第6項 市民参画費                    │ │       │   第10款 教育費                      │ │       │ 平成27年度岐阜市薬科大学附属薬局事業特別会計歳入歳出決算   │ └───────┴─────────────────────────────────┘             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 散  会 85: ◯議長(杉山利夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。本日はこれで散会します。  午後3時9分 散  会  岐阜市議会議長      杉 山 利 夫  岐阜市議会副議長     須 賀 敦 士  岐阜市議会議員      堀 田 信 夫  岐阜市議会議員      富 田 耕 二 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...