平田村議会 > 2020-09-02 >
09月02日-01号

  • 残土(/)
ツイート シェア
  1. 平田村議会 2020-09-02
    09月02日-01号


    取得元: 平田村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-18
    令和 2年  9月 定例会(第3回)          令和2年平田村議会第3回定例会会議録(第1日目)◯議事日程(第1号)                     令和2年9月2日(水)午前10時開会     開会宣告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 村長の行政報告日程第5 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告日程第6 一般質問並びに答弁日程第7 報告第2号 令和元年度平田村健全化判断比率について日程第8 報告第3号 令和元年度平田村資金不足比率について日程第9 報告第4号 令和元年度平田村出資法人の経営状況報告について日程第10 承認第10号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第10号 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について)日程第11 承認第11号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第11号 令和2年度平田村一般会計補正予算(第4号))日程第12 認定第1号 令和元年度平田村一般会計歳入歳出決算の認定について日程第13 認定第2号 令和元年度平田村国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第14 認定第3号 令和元年度平田村簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第15 認定第4号 令和元年度平田村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第16 認定第5号 令和元年度平田村後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について日程第17 認定第6号 令和元年度平田村介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第18 議案第34号 平田村地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第19 議案第35号 平田村手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について日程第20 議案第36号 平田村立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について日程第21 議案第37号 平田村後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第22 議案第38号 令和2年度平田村一般会計補正予算(第5号)日程第23 議案第39号 令和2年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第24 議案第40号 令和2年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第25 議案第41号 令和2年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第26 議案第42号 令和2年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第27 議案第43号 令和2年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)日程第28 請願---------------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員(12名)     1番  太田清実君      2番  永瀬成元君     3番  水野一彦君      4番  上遠野廣一君     5番  高橋七重君      6番  佐藤孝雄君     7番  上遠野健之助君    8番  阿部 清君     9番  荒川英義君     10番  遠藤正彦君    11番  三本松和美君    12番  吉田好之君◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者  村長         澤村和明君   副村長        上遠野 今朝光君  教育長        有賀真道君   代表監査委員     関根 猛君  会計管理者兼出納室長 渡邉敏男君   総務課長       三本松利政君  住民課長       横田博子君   健康福祉課長     鈴木保子君  産業課長兼農業委員会事務局長     地域整備課長     眞弓裕人君             大方憲一君  教育課長       木村 伸君---------------------------------------◯事務局職員出席者  議会事務局長     吉田政吉    書記         太田ひろみ △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(吉田好之君) ただいまの出席議員は、事務局長から報告のとおり12人全員であります。 定足数に達していますので、令和2年第3回平田村議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(吉田好之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長から指名いたします。  8番 阿部 清議員  9番 荒川英義議員 を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(吉田好之君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 8月24日に議会運営委員会を開催しておりますので、協議の結果を太田議会運営委員長から報告を求めます。 太田議会運営委員長、登壇。     〔議会運営委員長 太田清実君登壇〕 ◆議会運営委員長(太田清実君) 議会運営委員会からの報告を申し上げます。 令和2年第3回平田村議会定例会に当たり、去る8月24日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果をご報告申し上げます。 本定例会には、一般質問通告者4人、質問事項10項目、また、審議案件として、村長から決算に係る健全化判断比率資金不足比率、出資法人の経営状況報告3件、専決処分2件、令和元年度各種会計決算認定6件、条例の一部改正4件、令和2年度各種会計補正予算6件、合計で21議案等が提出されております。 これらを検討いたしまして、会期は本日から9月8日までの7日間とすることで本委員会として意見の一致を得ました。 会期の日程については、本日の本会議で諸般の報告、村長の行政報告、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告、一般質問並びに答弁を進め、続いて村長提出の報告3件、承認2件、認定6件、議案10件について一括議題とし、これに伴う提案理由の説明を行います。 会期中の3日、4日、7日を各常任委員会の開催日程とし、その中で議案の内容の説明を受け、調査、審査をお願いいたします。 会期中の5日、6日は休会とし、8日に本会議を再開して議案等の審議、採決を行います。 一般質問につきましては、議事の円滑な運営上、簡潔明瞭な質問で、単に事務的なものや計数を問うような質問はしないようお願いいたします。 細かい内容については再開日の議案審議の際に質問しないよう、各常任委員会の席上で各課長等から説明を求めるようお願いいたします。 また、議会運営基準のとおり、諸般の報告及び行政報告に対する質問はしないようお願いいたします。 以上、議会運営委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(吉田好之君) 太田議会運営委員長に申し上げます。 文章の中で、請願、陳情の受理について抜けておりましたので、直ちにもう一度、その部分だけ報告をお願いします。 太田議会運営委員長、登壇。     〔議会運営委員長 太田清実君登壇〕 ◆議会運営委員長(太田清実君) 大変失礼いたしました。追加申し上げます。 請願、陳情の受理については、請願2件であります。 以上、追加申し上げます。 ○議長(吉田好之君) 以上のとおり報告をします。 太田議会運営委員長からの報告を終わります。 お諮りいたします。本定例会の会期は、太田議会運営委員長からの報告のとおり、本日から8日までの7日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、会期は本日から8日までの7日間に決定いたしました。 会期の日程についてお諮りいたします。本日の会議は、諸般の報告、村長の行政報告、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告、一般質問並びに答弁、さらには各議案等を議題とし、提案理由の説明までを行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 会期の3日、4日、7日を各委員会等開催日程とし、本会議を8日に再開したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、ただいま申し上げました会期日程に決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(吉田好之君) 日程第3、諸般の報告を行います。 令和2年第2回議会定例会以降の諸般の報告をいたします。 本定例会には、審議案件として村長から報告3件、承認2件、認定6件、議案10件が提出されております。それぞれの案件については、お手元の議事日程に記載されているとおりでありますので、報告いたします。 次に、監査、検査の報告であります。 6月11日、7月14日、8月18日に実施されました例月出納検査、6月11日、12日に実施されました定期監査、7月14日から17日までの4日間に実施されました決算審査の結果はお手元の資料1ページから2ページに記載されているとおりであります。 次に、一部事務組合議会等の報告であります。 7月2日に公立小野町地方綜合病院企業団議会第2回定例会、7月6日に第1回須賀川地方広域消防組合議会臨時会が開催されております。その概要については、お手元の資料2ページから3ページに記載されているとおりであります。 次に、系統議長会関係の報告であります。 6月25日、8月6日に石川地方町村議会議長会、8月27日から28日まで令和2年度町村議会正副議長事務局長研修会がそれぞれ開催されました。各会議等の内容については、資料3ページに記載されております。 次に、そのほかの会議、研修の報告であります。 6月9日、7月3日、7月13日、8月19日に新型コロナウイルス感染症対策特別委員会を開催、6月18日、6月30日に広報特別委員会を開催、7月7日に総務経済常任委員会所管事務調査を実施、7月13日、8月19日に全員協議会を開催、8月3日に新人議員研修会に参加しております。その内容については、資料3ページから5ページに記載されております。 また、本定例会に説明員として出席いたしました者の職氏名は、お手元の資料5ページに記載のとおりでありますので、ご了解願います。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第4 村長の行政報告 ○議長(吉田好之君) 日程第4、村長の行政報告を行います。 村長、登壇。     〔村長 澤村和明君登壇〕 ◎村長(澤村和明君) 令和2年第3回議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私ともに何かとご多用のところご出席を賜り、誠にありがとうございます。 今年の夏は8月に梅雨明け宣言されるなど、長雨により7月の日照時間は例年の半分以下の異常気象となりました。これにより夏野菜の収穫量が大きく減収となり、本村における農作物への影響が心配されたところであります。 また、新型コロナウイルス感染者数は、東京をはじめとする大都市や地域へ波及し、本村においても1名の感染者が確認されました。しかしながら、軽症であったため既に完治し、その後の感染拡大もなく安堵しているところであります。日本全体を見ますと、4月の緊急事態宣言を上回る状態の中にあり、本村でも例年行われておりました芝桜の里ひらた花火大会も、残念ながら中止となりました。一日も早い新型コロナの終息と地域経済の再生のために、村民の皆様とともに努力をしてまいります。 それでは、第2回議会定例会以降の行政の執行状況をご報告いたします。 初めに、令和元年度の決算について申し上げます。 令和元年度の一般会計支出額は43億7,079万円で、平成30年度決算額と比較して4億9,924万円の増額となっております。 特徴としまして、民生費は、認定こども園本体工事着手に伴い全体で5億1,286万円増、災害復旧事業費は、昨年10月に発生した台風第19号災害復旧に係る事業費が1億4,922万円増、公債費は、平成27、28年度に借り入れた過疎対策事業債及び緊急防災減災事業債の償還開始に伴い全体で1億864万円増、教育費は、ひらた清風中学校プール建設事業の完了に伴い全体で1億3,730万円減額などが主なものとなっております。 実質収支は2億2,076万円の黒字で、平成30年度の実質収支額を差し引いた単年度収支は2,731万円の黒字となりました。 基金では、財政調整基金7,993万円の取崩しを行い、令和元年度末基金全体の残額は15億4,104万円となり、平成30年度末より8,398万円減少しました。 村債につきましては、令和元年度で7億5,443万円の借入れをしましたが、このうち8,803万円については臨時財政対策債であり、100%交付税措置されるものとなっております。 令和元年度中の償還額を差し引いた年度末の村債現在額は75億8,899万円となり、平成30年度より2億2,989万円の増加となりました。 次に、財政健全化を判断する4つの指標について申し上げます。 まず、一般会計の赤字比率を示す実質赤字比率と、一般会計に簡易水道や農業集落排水等の特別会計を含めた赤字比率を示す連結実質赤字比率は、いずれも黒字決算であるため数値は生じておりません。一般会計の元利償還金のほか、一般会計から公営企業会計への元利償還金に対する操出金や、事務組合への公債費の負担金なども含めた公債費の財政規模に占める割合を示す実質公債費比率は、前年度より1.2ポイント増の10.0%となり、警戒ラインの18%を下回っております。村債の現在高など、村が将来負担すべき実質的な負債の財政規模に占める割合を示す将来負担比率は、前年度より3.2ポイント上昇し、99.3%となっており、早期健全化基準である350%を大きく下回っています。これらの指標はいずれも基準値を下回っており、健全な財政の範囲にあります。 令和元年度の決算を審査していただきました監査委員の皆様にお礼と感謝を申し上げます。この決算審査を通じまして様々な角度からご意見、ご指導をいただいたところでありますが、いただきましたご意見、ご指導をしっかりと真摯に受け止め、これからも健全財政の堅持に努め、引き続き事務事業の適正かつ効果的な執行に努めてまいりますので、今後ともご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、総務関係について申し上げます。 新型コロナウイルス緊急経済対策として実施する一律10万円の特別定額給付金につきましては、締切日の8月3日現在で5,966人、5億9,660万円、率で99.9%の皆様に支払いを完了しています。なお、4月28日から来年4月1日までに誕生される新生児への新生児特別定額給付金の支給を含む、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2次補正に2億293万7,000円を計上しております。 次に、税務関係について申し上げます。 令和元年度決算の村税の収納率は、現年度課税分が98.23%で前年対比0.32ポイント増、滞納繰越分が18.3%で前年対比5.4ポイント増となりました。全体では、昨年同様に高い収納率を達成することができました。住民の皆様の納税に対し深く感謝を申し上げます。これからも地方自治体運営の貴重な財源であります税の適正な賦課徴収に努めてまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 また、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、村民の皆様の日常生活に不安が生じております。村税等の措置として徴収猶予制度の特例、国民健康保険税の減免等、引き続き支援してまいります。 次に、防災関係についてであります。 時節柄、台風やゲリラ豪雨など自然災害が発生しやすい時期を迎えましたが、新型コロナウイルス感染症の現下の状況を踏まえ、災害発生時には感染症予防対策に万全を期し、住民が安心して避難できる避難所開設が重要であることから、多くの人が集まる指定避難所の3密を回避するための間仕切りや、換気用機材、簡易ベッドなど環境衛生備蓄品を準備し、避難所における集団感染症予防対策に取り組んでおります。 また、災害発生時は、発生初期の段階で早めの避難行動をとることが自らの命を守ることにつながりますが、高齢者や体の不自由な方は自力での避難が困難であることから、今後このような要支援者を災害から守るため、地域の様々な団体等と連携した助け合いの仕組みづくりや皆で支え合う体制づくりを支援し、地域力を結集した自助、共助の取組と、地域防災力の向上を図ってまいります。 次に、生活環境関係についてであります。 本年度も、村民憲章推進協議会主催の花いっぱい運動コンクールが開催され、道路の部で東山行政区、花壇の部で上蓬田行政区、学校の部では小平小学校が最優秀の成績となりました。長雨による日照不足と猛暑という苛酷な気象条件において、花の管理に大変ご苦労されたことと思いますが、それぞれ真心を込めて手入れされており、美しい環境づくりと村民の皆様の郷土愛に厚く感謝を申し上げます。 次に、福祉対策・健康づくり関係について申し上げます。 敬老会については、新型コロナウイルス感染防止の観点から、開催を中止としました。該当者の973人の方には、各行政区長、班長の皆様にご協力を得ながら商品券を配付しました。今年度は、通常の商品券に1人当たり1,000円上乗せし、さらに、地元産品活用支援事業敬老会記念セットも併せて配付しました。 9月8日には村長杯ゲートボール大会を開催する予定です。当日は高齢者の皆様の元気な姿を拝見することができると心待ちにしております。 次に、介護保険事業でありますが、第8期高齢者保健福祉計画介護保険事業計画の策定のためニーズ調査の分析を行い、7月29日に第1回平田村高齢者保健福祉計画等進行管理協議会を開催し、よりよい計画が策定できるよう協議を行ったところです。 介護予防事業では、新型コロナウイルス感染症防止のため、教室の1コース当たりの人数を減らし、3密を避けて6月から再開しております。また、7月からこれまでの週2日に加え木曜日に1コースを追加し、高齢者の元気な体づくりへの取組を強化しております。 また、各行政区のご協力により開催しておりますいきいきサロンを7月から再開し、ちょこっと助け隊の運動ボランティアによる運動支援や、保健師、栄養士による健康相談や栄養教育など虚弱、老化予防に取り組んでおります。さらに、認知症の方やその家族などが安心して過ごせる居場所として認知症カフェの年内の開催に向けて、ボランティアの方と一緒に準備を進めております。 次に、健康づくり関係でありますが、村民の健康を守る総合健診は、新型コロナウイルス感染防止の観点から6月の開催を見送り、12月の開催に向け準備を進めているところです。また、人間ドックは、受入れ医療機関の縮小を余儀なくされましたが、例年より若干少ない213人の申込みがあり、7月から開始しております。今後さらに村民の健康維持増進を図ってまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症対策でありますが、5月14日に緊急事態宣言を解除した後も、新たな生活様式を周知してまいりました。また、子育て世帯への臨時特例給付金として、子供1人当たり1万円を受給者366人に652万円支給しております。 また、7月6日には石川地方発熱外来センターが村内に設置され、安心して生活することができるようになりました。お盆の際には、県外で勉強に励み帰省する学生を対象に、PCR検査をひらた中央病院と契約し、全額助成をいたしました。また、新盆で帰省する方には、有料ではありましたが希望を取り検査を受けていただきました。合わせて希望する14名の方が検査を受け、結果は全員陰性で、安心して村内で過ごせたと聞いております。 全世界で新型コロナウイルス感染拡大は止まらず、8月には本村の1例を含め、福島県内で陽性者が、日々変わってはおりますが、本日付で167例を超えました。本村では感染拡大することなく終息でき、安堵いたしました。今後も新たな生活様式を継続しながら、感染予防、感染拡大防止に努めてまいります 次に、観光関係について申し上げます。 今年で有料開園から3年目を迎えます、世界のあじさい園・ゆり園を7月1日から26日まで開園いたしました。今年はゆり園の場所を券売所の南面に移設し、新たに36種類1万8,000本のゆり園として整備したところ、大輪の花を咲かせることができました。またアジサイの株も例年より一回り大きくなり、一面に咲きそろったアジサイはまさに圧巻で、来園された多くのお客様も驚嘆の声を上げておられました。コロナ禍により宣伝等は行いませんでしたが、開園期間中、1万9,300人を超えるお客様にご来場いただきました。今後も世界一の名に恥じないよう、施設整備とサービス向上に努めてまいります。 次に、農政関係でありますが、農業委員会では新たな農業委員として、さきの議会において同意されました8人の方に、7月20日任命書を交付しました。さらに、12人の農地利用最適化推進委員に、農業委員会長から委嘱状が交付されました。今後も農業委員会の重点業務であります①担い手への農地利用の集積、②遊休農地の発生防止、解消の推進、③新規就農、企業等の農業参入の支援の実施に向けて、地元の皆様とともに全力で推進してまいります。 今年の葉たばこは、おおむね順調に生育しております。水稲においては、昨期同様7月の日照不足、低温により減収が心配されましたが、天候の回復により、おおむね平年作になるものと見込んでおります。野菜は、天候不順による影響で出荷量が少ないため、高値の取引が続いております。 福島県家畜市場の8月の子牛競りは、去勢、雌ともに平均価格が前月より10%ほど上昇し、6月以降、回復基調を継続しております。和牛家畜改良のために実施しております県外導入牛事業は、7月に宮崎県家畜市場から6頭を購入し、貸付けを行いました。さらに、県内導入牛事業についても、現在、導入農家の募集を行っているところであります。 まもなく収穫期を迎える令和2年産米の放射性物質の検査体制でありますが、平田村では、今期より福島県が行う旧村単位での抽出モニタリング検査に移行となります。生産農家の皆様におかれましては、旧村ごとの検査結果が出るまで、今年度産米の出荷、販売についてお控えいただくとともに、今後も米の安全・安心のため、ご理解とご協力をお願いいたします。 次に、地域整備関係について申し上げます。 7月5日、村内一斉に河川クリーンアップ作戦を実施しました。早朝から各行政区で約1,600人の皆さんに参加していただき、美しいふるさとの川を目指し、草刈り作業等に汗を流していただきました。また、8月7日には、道の日恒例の道路美化作業に、村内の建設業者12社から総勢75名の方のご協力により、主要村道の草刈り作業を実施し、お盆時の帰省客をお迎えしたところであります。これらのボランティア活動への参加に対し、深く感謝を申し上げます。 災害復旧工事の進捗状況でありますが、7月に河川災害復旧工事8か所を発注し、工事の発注が全て完了したところであります。現在までに発注した79か所中62か所が竣工しておりますが、人員、資材不足の影響を受けている17か所については、早期完成に向け適切な対応を取りながら工事を進めていく考えでおります。 次に、道路工事等の状況でありますが、社会資本整備総合交付金事業として村道草場清水線(西山字草場地内)舗装修繕工事、村道逆水論田線(小平字沼田地内)道路改良工事を発注し、村道草場乙空釜線(西山字煙石地内)については、繰越工事の完了後発注する考えでおります。その他、辺地対策事業として村道真弓千保線(中倉字川面地内)用地測量業務を予定しております。また、単独事業としては、道路台帳補正業務委託や、こども園建築工事に関連した村道1131号線(永田字広町地内)道路改良舗装工事を発注しております。 簡易水道事業では、乙空釜浄水場の管理業務委託のほか、生活基盤近代化事業として、老朽化した塩ビ管を耐震性を有した水道管に布設替えするため、上蓬田字下根本地内調査設計業務を委託し、発注に向けた準備を進めております。 農業集落排水事業では、浄化センターの機器更新業務を委託し、そのほか、上蓬田地区、北方地区、そして本年度から永田地区も加え管路清掃業務を発注し、施設の良好な管理に努めております。 また、両事業とも地方公営企業法適化基本計画算定業務を委託し、令和5年度から地方公営企業会計に移行できるよう計画を進めてまいります。 工事の期間中、何かとご不便をおかけしますが、地区住民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 次に、教育関係について申し上げます。 各小・中学校とも、子供たちに大きな事故もなく夏休みが終了し、8月20日から第2学期が無事スタートしました。 今年は、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の発令により、4月から5月にかけて小・中学校が一斉休校となり、その期間の授業の遅れを取り戻すため、例年より10日短い夏休みでした。これらの措置により、2学期からは従来の授業計画に戻り、子供たちの学校生活も落ち着いてきております。 学校行事におきましては、例年参加していた県南中体連総合大会をはじめ、交通安全子供自転車大会地区大会、石川地区小・中学校音楽祭、石川地区中学校英語弁論大会など、新型コロナウイルス感染症により全て中止となりました。 義務教育の最後の年であった中学3年生には残念な夏だったと思いますが、既に来年に控えた高校受験に照準を移し、おのおのの目標に向かって頑張っております。また、それ以外の児童・生徒も中体連新人戦や来年の大会に向けて日々練習に励んでおります。今は、一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息を心から願うばかりです。 本日は、県中学校駅伝競走大会の石川地区選考会が玉川村で行われており、その結果に期待しているところです。各学校における先生方の熱心な指導と夏休み中の子供たちの努力を、心からねぎらいたいと思います。 次に、こども園建設についてであります。今年秋の開園を目指し、昨年から工事を進めてまいりました。昨年の台風19号被害や新型コロナウイルス感染症により、資材の納品が遅れるなど、工事全体に影響が出てきております。この秋の完成に向けて業者と調整を図り、引き続き工事を進めてまいりますので、議会のご理解をよろしくお願いいたします。 次に、社会教育事業であります。 地域連携による家庭教育事業では、村内各教育施設で子育て・親育ち講座の開催を予定しており、家庭における子育て支援を行ってまいります。 スポーツ振興事業では、8月17日から21日まで行われました勤労者野球大会では4チームの参加となりました。また、9月5日から行われます市町村対抗軟式野球大会、10月10日から行われます市町村対抗ソフトボール大会に参加してまいります。そのほか、ひらたスポーツクラブの活動を支援し、こどもジム、ソフトテニス、レクダンス、フラダンス、ヒップホップなどの教室を6月から再開し、村民の体力の向上を図っております。 芸術文化事業では、第44回平田村文化祭を10月23日から25日までの3日間開催を予定しており、展示を中心に企画し、村民の皆さんにご来場いただけるよう計画を進めているところです。 例年開催しております家庭劇場、少年の主張大会、40歳以上ソフトボール大会、家庭バレーボール大会、文化講演会については、残念ながら新型コロナウイルスの影響で事業が中止になってしまいましたが、開催できる事業については十分な対策を取りながら進めてまいります。 以上、第2回議会定例会以降の主な行政の執行状況をご報告いたします。 なお、今定例会には条例の改正や令和元年度各会計決算の認定、令和2年度各会計補正予算など21の議案等を提出いたしますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして行政報告といたします。
    ○議長(吉田好之君) 以上で村長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △日程第5 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告 ○議長(吉田好之君) 日程第5、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告を行います。 太田新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長、登壇。     〔新型コロナウイルス感染症対策特別委員長 太田清実君登壇〕 ◆新型コロナウイルス感染症対策特別委員長(太田清実君) 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会中間報告を申し上げます。 本委員会に付託された調査事件について、会議規則第47条第2項の規定により、下記のとおり中間報告をします。 1、調査事件。 新型コロナウイルス感染症対策に関する調査。 2、こちらは割愛します。 3、調査の結果。 新型コロナウイルスによる国の緊急事態宣言が5月14日に解除されたことに伴い、福島県では休業要請などを解除し、村内の道の駅等でも営業が再開されたほか、各学校も感染症対策を行いながら通常どおりの時程による授業が行われています。 福島県内の新規感染者は、7月10日に1名の感染が確認された以降は確認されておりませんが、首都圏を中心に毎日多くの新規感染者が発生していることから、引き続き感染症対策が必要と考えます。 また、今回の緊急事態宣言による休業要請、外出自粛、その後の感染防止対策などにより村内経済への影響は大きいものがあります。 国の2次補正予算での新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されますが、村内経済の立て直しに、この交付金を活用した多くの支援策等が必要と考えます。 以上のことから、本委員会としての別紙意見1から5を付して中間報告といたします。 ○議長(吉田好之君) 太田新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長の報告を終わります。 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長からの報告を終了したわけですが、この際、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 質疑を終わります。--------------------------------------- △日程第6 一般質問並びに答弁 ○議長(吉田好之君) 日程第6、一般質問並びに答弁に入ります。 一般質問については、通告の受付順に行います。--------------------------------------- △高橋七重君 ○議長(吉田好之君) 初めに、5番、高橋七重議員の一般質問を許します。 5番、高橋七重議員、登壇。     〔5番 高橋七重君登壇〕 ◆5番(高橋七重君) 令和2年第3回議会定例会において、3項目について質問したいと思います。 1項目め、複合施設建設の延期はできないかということについてです。 中央公民館と保健センターの複合施設については、現在の施設を改修するよりも、金額的に変わらないので壊して新築したほうがよいのではないかという設計士のアドバイスもあり、新築することにしたという説明を受けたのは、3月議会の常任委員会でした。設計費が約4,000万円ということは分かっていますが、建設費の総額や財源の内訳などはまだ示されておりません。 中央公民館が老朽化していることや、保健センターは大事な役目を持つ施設であることは十分理解できます。しかし、これまで本村は、条件の一番悪いときに役場の大規模改修工事、中学校建設、こども園建設など大きな事業を実施してきました。これまでの事業による財政状況、借金の返済額、返済年数を鑑み、複合施設の建設は延期することを考えるべきではないかと思います。立て続けに借金をして建設することは、硬直化している財政状況をさらに悪化させることになるのではないでしょうか。答弁を求めます。 2つ目、教師の多忙化解消についてであります。 教師の働き方改革の件で、6月議会の前後、教育長にお話を伺ったところ、業務や行事の見直しをまず行うことが必要で、政府の言う働き方改革(変形労働時間制)を導入する段階ではないという認識でした。 そこで、業務の見直しについて3点伺います。 1点目、学校給食費の扱いに関しての認識を伺いたいと思います。 現在、学校給食費は、学校が集金、管理、期限までに納入されなかった児童・生徒については事情を聴くなどの作業を行っています。 昨年7月に学校給食費の徴収に関する公会計化等の推進についてという通知が文部科学省から出されていて推進を求めています。本村も教師の多忙化を少しでも改善し、児童・生徒と向き合う時間をつくるために、学校給食費の取扱いは、学校ではなく村が行う公費処理、公会計化に転換すべきではないでしょうか。 2点目、今回の地方創生臨時交付金の実施計画にもぜひ取り入れてほしいと思っていたのですが、全く入っていなかったので伺いたいと思います。 新型コロナウイルスの感染拡大により突然休校になり、再開したものの、学校生活は休校前に戻ったわけではありません。感染防止のために、教師は休校前より、登校時の検温や放課後の消毒作業などさらに業務が増え、ますます多忙化しているのではないでしょうか。それを少しでも軽減するために、1人から2人のスクール・サポート・スタッフの早急な配置は必要だと思います。現在、回覧等で募集をしているようですが、現状どのようになっているのでしょうか、答弁を求めます。 3点目、これは多忙化の解消とは少し異なるかもしれませんが、コロナ禍における児童・生徒の心のケアを考えなければならないのではないかという観点から質問します。 健常児であっても、このコロナ禍で精神的に不安定になっている子供がいます。ましてや障がいのある子供は日常との違いを敏感に感じ取り、学校生活が困難であることが容易に察しできます。普通学級にいても特別支援学級にいても、教師が余裕を持って子供たちと向き合うことができるよう、特別支援員等の増員を考えるべきではないでしょうか。 3つ目です。農産物の特産品の増産体制を。 本村には、評判のよい農産物が幾つかあります。その中で、村長は3月議会の瀬谷一男議員の質問に、「もう一度、平田のインゲンの産地化を図るために生産者にお勧めしていきたいとJA夢みなみさんから話があったので、いい方向に持っていけるような施策と合わせながら取り組んでいきたい」と答弁しています。 その後、インゲンの産地化の話はどのようになっているでしょうか。また、インゲンだけではなくアスパラガスの評判もよいわけですから、産地化に力を入れて農家の所得向上と平田の知名度アップを図るべきではないでしょうか。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 公用・公共施設の管理につきましては、施設の機能維持、利用者の安全や利便性を確保するため適正管理に努めるとともに、施設の長寿命化や建て替えを計画的に行っております。施設の長寿命化や建て替えにつきましては、事業費が膨大になることから、将来財政負担を軽減するため有利な補助金や起債を活用しております。 特に、平成26年度に過疎地域に指定されたことから、過疎地域自立促進計画に基づき実施される事業につきましては、令和2年度までの時限立法により、償還金の7割が交付税措置される過疎対策事業債を活用することができるようになりました。このことから、平成25年以前の財政運営に比べ、投資的経費に充当できる財源を確保しやすくなり、大規模事業の取組が多くなっております。 大規模事業実施に伴い、村債借入額や村償還金が年々増加しておりますが、有利な補助金や起債を活用していることから、自治体収入に対する負債返済の割合を示す実質公債費比率は10%となり、起債発行制限を受ける25%を大きく下回っております。自治体財政健全化法に基づく財政の健全度をはかる将来負担比率は99.3%で、危険水域の350%を大きく下回っております。 高橋議員おただしの複合施設の建設は延期を考えるべきということでありますが、ひらた清風中学校建設や、役場移転に伴う大規模改修を行ったことにより、ひらたこども園がこの秋に開園できるものと思っております。なお、これらの事業は、議会の議決をいただき実施したものであります。今後も健全財政を維持しながら事業を実施してまいります。 また、公民館と保健センターの複合施設は、本村の生涯教育、健康づくりや子育て支援など地域コミュニティーの場の核となるものと考えられますので、なお一層、利用者の安全や利便性を確保するとともに、老朽化した施設の更新と複合化を計画どおり推進してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 複合施設の整備事業費につきましては、現在、実施設計を行っている途中でありますが、7億5,000万円程度の事業費を見込んでおります。このうち複合施設建築費の財源を公共施設等適正管理推進事業債で6億円の起債をして30年償還した場合に、年間の償還額は約2,400万円となります。そのうち50%、約1,200万円が交付税措置されます。また、現在、国において新過疎法の制定に向けて作業中ですので、新たに過疎地域として指定された場合は、より有利な起債を活用し整備を進めてまいりたいと思います。 なお、実施設計等が完了いたしましたら、議員の皆様にご報告させていただきますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。 ◆5番(高橋七重君) 6月議会の国保の本算定のときに、剰余金の取扱い等を見ていると、とても問題がないとは言えないと思うんですね。本来だったら、国保の剰余金は法定繰入分を一般会計に戻すというようなことは今までやったことがないわけですね。たとえ県に相談した上で違法ではないということだったとしても、私はこれまでの議員経験の中で、そういった剰余金の使い方を見たことがない。それだけ一般会計に余裕がないということだと思うんですね。確かに、財政健全化を示す指標という数字は問題がないということにはなっています。ですけれども、実際にはお金がないということが末端の職員の言葉からは出てくるんですね。 来年度は、村の長期計画の後半に入っていくわけですけれども、現在、前半の検証の結果を取りまとめながら、これからの後半の計画の進め方、または、場合によっては計画の変更が出てくると思うんですが、今どういう時点か分かりませんが、その中で、その過程で複合施設建設事業は行っていっても、本当に今後問題がないと言えるのかどうか。必要だという施設であることは十分、分かっています。ですけれども、今言ったようなことを思うと、一、二年、もしくは3年、4年遅らせても、私は別な場所を使って十分対応できるのではないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 答弁、総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 財政シミュレーションを行ったときに、今後、複合施設については、やはり村外から移住、さらには子育て等の支援という場合には必要な施設と考えておりまして、それらシミュレーションに建設を見込んだ場合でありましても、おおよそ実質公債費比率で令和7年度がピークになってきますが、ここで16.7%、恐らく17%程度であろうというふうに考えているところでございます。 なお、これらについては過疎債というふうなものも見込んでおりますので、これが先ほど申し上げました公共施設等適正管理推進事業債、それらを使った場合には30年間にわたる償還となりますので、その数値等については変わっていくものと考えております。 ただ、先ほども触れましたが、現在、過疎地域の指定になってございますが、これは今年度までの時限立法であります。今、国において見直しをしておりますが、1980年度の数値、一番各町村において人口減少率が少ないというふうなことで、この次に該当になるかどうかというのは非常に厳しいというような状況が入ってきております。そういった中においては、仮に外れた場合、経過措置としまして起債等、翌年度については100%見てもらえますが、段階的に減らされるというふうなことがございます。今ここで複合施設、そういった大型施設等の整備につきましては、複合施設が最後になるのではないかというふうに思っておりますので、この機会を逃すとなかなか建設事業着手が難しくなると考えておりますので、それらについてはご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。3回目です。 ◆5番(高橋七重君) 昨年の台風19号の復旧工事も終わっていないところに、また台風の季節がやってきているわけですね。これまでの災害の発生の仕方を見れば、予想外というようなことは言っていられないと思うんですよ。災害が起きたときにも、きちっと対応できるような財政状況を維持しておく必要があるのかなと思うんですね。 本村の台所事情は極めて厳しいということになっていますので、過疎債で交付税措置されるといっても実際には交付税がそんなに増えてはいないわけですね。まだ償還が始まったばかりで、それがちゃんと交付税の中に入って戻ってきているという実感が、私はできないのではないかなというふうに思っているんですね。分けられて来るわけでないし、その他交付税措置されているものというのはたくさんあると思うんですが、なかなかそれが過疎債の分の戻り分だということで、交付税が増えているという実感はあまりないわけです。ですから、こういった苦肉の策を取ってやってきているのかなと思うんですね。 どうしてもというか、必要な施設であることは分かっていますが、過疎債に指定されるかどうかというのは、これはもう賭けるしかないんですけれども、もしそうでなかった場合は、過疎債の指定から外れた場合、もしかして過疎債がなくなった場合は、本当に公共施設等適正管理推進事業債を使いながら30年間の償還でやるというようなことを選択する、もしくは今空いている両中学校のどちらかを改修してやっていくということも、私は考えなければならないのではないかなと思うんですが。 しつこいようですが、もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 答弁、総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 当然、過疎に該当しなかったというふうな場合には、公共施設等適正管理推進事業債を使って整備をするということで考えております。なお、その際には30年償還というような形で、半額でありますが交付税措置される、これらを使っての整備となります。 また、旧中学校等の利用につきましてというふうなこともありましたが、例えば今回、中央公民館の跡地に複合施設として建てるものについては、現在考えているのが、改築面積で1,251平米ぐらいになります。1,230平米弱を考えてございます。それに対しまして、現在、中央公民館、保健センター、さらにはフィットネスクラブ、それらを合わせて面積的には2,358.57平米というふうな形で、約半分ぐらいの面積になってきます。これらは、この後、施設の箇所数を減らすことによって、各ランニングコストも含めて運営維持費、さらには人件費等も含めて、将来このコスト削減のためには、こういった改築が有利なものというふうに考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 ここで10分間休憩します。場内の時計で11時10分から再開します。 △休憩 午前10時58分 △再開 午前11時09分 ○議長(吉田好之君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 高橋議員の2項目めの答弁、教育長。 ◎教育長(有賀真道君) 教育課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 1点目の学校給食費は公会計化にすべきではないかについてですが、文部科学省では昨年7月、教職員の業務負担の軽減等を理由に、学校給食費徴収・管理に関するガイドラインを策定し公表しております。村でもこのガイドライン等を参考に、検討していきたいと考えております。 2点目のスクール・サポート・スタッフ募集の現状についてですが、福島県教育委員会では、新型コロナウイルス感染防止対策として、校内外の消毒作業や学校業務の補助をするために、県内の各小中学校にスクール・サポート・スタッフ1名を2学期から順次配置しております。年度途中の7月下旬からの募集ということもあり、2学期の始業式前に採用が決定したのは、村内では小平小学校だけでしたが、残る蓬田小学校、ひらた清風中学校にも、昨日9月1日からスクール・サポート・スタッフが配置されております。 3点目の特別支援員の増員については、今年4月から小学校の特別支援教育支援員を1名増員しております。村では今年度、村内小・中学校3校に、特別支援教育支援員4名、学力向上支援員1名、外国人児童生徒支援員1名、心の教室相談員2名を配置し、特別支援学級等で子供たちへの支援や他の教職員のサポート、そして各学校の全ての子供たちに関わっております。 今後も特別支援学級の人数や支援が必要な子供の現状に合わせ、村内各学校へ支援員を配置していきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。 ◆5番(高橋七重君) (1)番についてなんですが、一番いいのは学校給食費が無償になれば何の問題もないわけですけれども、少しずつ、3分の1、そして2分の1にちょっとずつ無償化に近づいているので、ここはじっと待ちたいと思います。 学校は、学校給食費だけではなく、学級費、それから諸費、進路対策費、それから修学旅行積立金とか、その他等もあって4つも5つもあるわけですね。今は、それぞれ個々に袋に入れるのではなくて、年間にかかる経費を全てまとめて、それを月数で割って1つの袋で済ませるようなやり方になっていると聞いたので、大分昔よりは違うのかなと思うんですが、ただそれを何費何費と分けたりしなければならない作業があるのは変わりないわけですね。ですから、学校給食費だけでもなくなれば、若干ですけれども業務の短縮にはなるのかなというふうに思います。 何よりも文科省からそういう通達が来ているわけですから、ここは参考にして、先ほどやるという、参考にしていくという答弁だったんですが、できるだけ早く実施していただきたいと思います。 (2)についてなんですが、スクール・サポート・スタッフは県費で賄えるということで、今回この第2次補正の計画には入っていないということだと思うんです。教育課から頂いたこの回覧を見た限りでは、私は回覧で見た記憶はないんですが、なかなかこれだと集まりにくいのかなということで、募集の方法を変えてみたらどうかということを質問しようかなと思ったんですが、今の答弁で、中学校、それから小学校、9月1日、昨日からですか、決まったということなので、これは別に問うことはありません。 3つ目の件についてなんですが、それぞれ特別支援員とか学力向上指導員という名のついた先生が入っているようなんですが、それは通常であって、このコロナ禍においては、さっき質問のときに言いましたように健常児であっても心が揺らぐ、不安定になるわけですよね。障害児であれば、さらに落ち着かないというようなことになるわけだから、通常よりも私は増員するべきなのかなと思います。そうしないと先生も余裕を持てないし、子供たち、何よりも通常の学校生活に戻ったとは言いますけれども、内面まではなかなか、先生がきめ細かな対応というのが、今までと同じではできないと思うんですね。 そういうことのためにも、それをなくしていって、本当に外見的にも内面的にも落ち着いた学校生活が送れるようにするには、やはりそういった教師のほかにサポートしてくれる教員、サポートスタッフがやはり増員されるべきなのかなと思うんですね。この補助事業の中でスタッフが雇えないということはないと思いますので、再度考えていただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 答弁、教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 村内の特別支援学級の児童・生徒数は、昨年度が小・中学校合わせて18名に対し、今年度は12名と、前年度より少なくなってきておりますので、今年度の配置については当初の段階から十分だと考えております。 なお、経験や特別な知識、そういったものがとても重要な職種でございますので、今後も退職される教職員など特別支援教育部分に関われる候補者の発掘に努め、引き続き村内小・中学校に支援員が配置できるよう、業務を進めてまいりたいと思っております。 現年度につきましては、各学校長の意見を教育長が聴いておりますので、前の年よりも人数を多くした形で配置をしておりますし、全く知識のない方が入ってくればくるだけ、今度は教職員のほうで、そこに助言をしたり指導したりという手間が入ってきますので、4月に始まった新体制の下で、教職員の現場のほうでスクラムを組んで対応していけるということですので、引き続き見守っていきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。3回目です。 ◆5番(高橋七重君) スクール・サポート・スタッフが必要だという理由と、それから支援員が必要だという理由にもう一つあって、学校が再開されて、休校宣言が解除されて再開されてから、コロナ対策の物品をそろえるということは進んではいるんですけれども、肝心の3密を避けるということに対してはどうなのかなと。机と机の間を2メートル離すということに関しては、それをやっていると当然2クラスに分けなければならない状況も出てくると思うんですね。でも実際には多分、3密を避けるような状況にはなってないですよね、教室は。もしそれを現実にやるとしたら、当然教師の数は減ってくるわけなので、そういった意味でも私は支援員や学力指導員等を増員させるべきではないのかということも言っているんですが、その辺はどうなんですか。まず、3密を避けるための教室を分けるということは、考えられているのか。 ○議長(吉田好之君) 教育長。 ◎教育長(有賀真道君) 感染状況のステージによってその対応が異なるということで、福島県は一番低いステージ上にあるわけですね。その場合、できれば1メートルの間隔を子供たちに空けてほしいと。それが感染状況がひどくなれば先ほどの2メートルということになるわけですね。平田村では、1教室に子供の数が、都市部に比べれば人数が非常に少ない状況もありますので、そして教室が廊下部分とちょうどつながっているような状況もありますので、少し広めにして対応しているという状況もあります。都市部のほうでは、やはり1クラスに40名も入ると、どうしても2クラスに分けなければならない。そのために、1度に子供たちを来させることができなくて、時間をずらして登校させたりと、そういった工夫もされたところもあったようです。 そういう状況ですので、まず、その3密の状況については大丈夫かなというふうに思っております。 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) それでは、3項目めについてお答えいたします。 インゲンの栽培については、現在、農協への出荷農家として60戸、全体面積で約6ヘクタールほど栽培しており、地域ブランド「高原みどり」として県内や関東方面へ出荷販売しております。また、アスパラガスの栽培については、出荷農家として6戸、全体面積で約1.5ヘクタールほど栽培し、道の駅や農協等に出荷販売しているところであります。 どちらの作物についても平田村を代表する特産野菜であることから、増産に向けた取組として種苗等購入に対する補助や、今年度設立された平田村農業再生協議会が行う水田の転作作物交付金の対象作物として位置づけし、栽培の推進を行ったところであります。 平田産のインゲン、アスパラガスは、品質もよく高収益が見込める野菜であり、産地化は重要な施策の一つと認識しております。 今後も県の農業普及所や農協と定期に開催する農政関係連絡調整会議を通して、栽培農家や栽培面積の拡大につながる支援策を検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。 ◆5番(高橋七重君) 農業政策を進めていく上で、JAの協力というのはなくてはならないものだと思うんですね。今、答弁にあったように、2か月に1度、行政とJAと普及所の方々で農政連絡調整会議というのを行っているということを私は初めて知ったんですが、2か月に1度というのは結構頻繁に行われていると思うんですね。3月の村長の答弁から約半年がたつんですけれども、いまだに何の産地化のための具体的な話が出ていないというのが、ちょっとやはり遅いのではないかなと思うんですね。種苗の支援だけでいいのかということもありますよね。 実際にアスパラなんかは、道の駅に買いに行く人もいるし、それから店頭に出されたものを買いに行く人もいると思うんですが、直接農家の方のところへ買いに行く人もいると思うんですよ。だけれども、グリーンファームのアスパラガスとかはもう全然間に合わなくて、行っても買えなかったという話も聞くし、圧倒的に評判がよくて足りないというのが分かっているのであれば、それをやっぱり産地化に向けた取組というのを早く進めなければならないと思うんですね。 特に、新型コロナウイルス感染が世界規模で拡大したということで、社会の在り方とか日常生活の在り方が変わりつつあると言われています。あらゆる業界で変化が求められているし、これを見直していかなければならないというのが現状になってきているところで、もちろん地方自治体を存続させるためには、企業の誘致とかを図って人口減少に歯止めをかけるということも必要なんだけれども、やっぱり地方にある企業というのは、こういったコロナの、今回もそうだし、リーマンショックもそうでしたし、地方の企業は必ず倒産に追い込まれるんですね。そうなったときに、そこで働いていた人たちの行き場が今度なくなってしまうわけじゃないですか。そういうのも大事なんだけれども、やっぱり平田村だったら平田村の地の利を生かした物づくりというか、地力をつけるということが大事なのかなと思うんですね。 本村は農業が基幹産業だと言っているわけですから、インゲンとかアスパラの増産体制を取って、それで所得を増やして農家で食べていけるようになる、そういうふうに持っていく。そのためにはJAと協力をするということが、私は大事かなと思っているんです。いや、皆さん思っていると思うんですが、それがなかなか進まないのは何でなのかなといつも思うんですけれども、その辺はどう考えているんでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 答弁、産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) アスパラガス、インゲン等の支援策ですが、種苗等の補助については、インゲンについては農協さんで種代の3分の1、アスパラガスについては役場のほうから種苗に対して2分の1を補助しているところですが、昨年は農協さんのほうでインゲンについてのかん水設備についての補助を行ったところですが、申込農家はいなかったようでございます。 今後、村のほうでも、種苗等以外のそういった支柱やネットについての助成なんかも検討していきたいとは思っております。また、どちらの、インゲンについてもアスパラガスについても、かなり収穫作業が大変な作物でございます。また、アスパラガスについては、作付拡大としては、畑等では結構、桑園や果樹、開墾田等では黄斑病という病気の菌があったりして、なかなか畑地のほうで、畑を選ぶ作物になっておりますので、今後、水田の転作交付金に該当させておりますので、水田の遊休農地対策ということで、そちらのほうで作付転換作物として、農協さんや業者さんと連携しながら取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番、高橋議員。 ◆5番(高橋七重君) 「市町村の姿」という県の統計一覧表を見ると、石川管内において本村は、農地があるにも関わらず、そこから得る所得が非常に少ないという結果が出ています。つまり、田畑が十分に利用されていないということだと思うんですね。農産物などが作られていないために所得につながらないということだと思うんですが、やっぱり本村の基幹産業は農業だというふうに言うのであれば、加えて今年、去年からだったかな、国連では家族農業10年ということを位置づけていますので、家族農業や法人農業をこれからつくっていく、応援していくためにもJAとはしっかり手を組んで、農産物の産地化に向けて動くべきであるということを強く申し上げて、質問を終わります。 ○議長(吉田好之君) 答弁は要らないですか。     〔「はい」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) これで、5番、高橋七重議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △遠藤正彦君 ○議長(吉田好之君) 次に、10番、遠藤正彦議員の一般質問を許します。 10番、遠藤正彦議員、登壇。     〔10番 遠藤正彦君登壇〕 ◆10番(遠藤正彦君) それでは、通告させていただいているとおり、3点についてご質問いたします。 まず、建設発生土の処分についてであります。 こども園建設に伴う残土は、旧小野高校平田校グラウンドに仮置きされています。公共工事の場合、発注者の指定処分が前提であり、それによるものと思いますが、他方、受注者任せの自由処分も行われています。 村営の残土処分場を設け、再利用可能な残土のリサイクルを進めていくことが環境保全、資源管理の点から有効と考えますが、村長の考えを伺います。 次に、インフルエンザ予防接種の費用補助についてであります。 秋から冬に向かい、インフルエンザの流行期がやってきます。コロナ禍の今日、さらにインフルエンザの流行が起これば、不安はますます増大します。 そこで、現在実施されている一部補助の金額、対象を拡大し、子供と高齢者及び障がい者の接種費用を全額負担できないか伺います。 続いて、保育士、教諭及び支援員に慰労金を支給できないか伺います。 全国保育協議会の調査によれば、保育士の9割がコロナ対応でストレスを抱えています。子供との身体的な接触は避けられません。幼稚園教諭や小・中学校の教職員、そして放課後児童クラブの支援員も同様であると思われます。献身的な行為に少しでも報いようとする姿勢は重要と思います。 そこで、医療従事者や介護職員と同様に、村立こども園、小・中学校の教職員及び放課後児童クラブの支援員に慰労金を支給すべきではないか。また、今後の新型コロナウイルス等の感染状況に応じて、消毒や清掃作業を外部委託することも検討すべきではないかと思いますが、以上、伺います。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) こども園建設に伴う残土についてお答えします。 こども園建設に伴う発生土は、当初、建設現場の敷地内に仮置きし工事で再利用する予定でしたが、予想した以上に敷地内から石が掘り起こされ、現場やその周辺に仮置きする場所がないことから、それらの石と併せて、廃校となった旧小野高校平田校グラウンドに運搬し仮置きしています。 発生土の一部は工事で再利用していますが、残った土は処分する予定です。 ○議長(吉田好之君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(眞弓裕人君) 建設発生土の処分場についてお答えいたします。 工事等の掘削で発生する土砂については、基本的に現場内での処理が原則となり、粘性土や岩など利用できないものや余剰土砂が残土として工事区域外に搬出され、建設副産物として適正な処理が必要となります。 公共工事の場合、再利用には土の特性により一定の基準が定められており、利用可能な土砂は工事間での流用や、仮置場を確保し活用することで、工事費の抑制、環境保全に努めております。また、公共工事では、再利用できない土砂の中には、農地の客土、湿地や造成地の盛土などに利用できる土砂も含まれるため、各行政区長や、地権者、受注業者などに活用をお願いし、残土量の抑制に努めているところであります。 公設での最終処分場の設営は、環境問題等の観点から必要と認識しておりますが、法令に基づいた設備や、場所の確保、土砂の再生利用のための土質改良などのコストもかかります。今後の需要動向を見据えての検討課題とさせていただきますので、ご理解をお願いします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 10番、遠藤議員。 ◆10番(遠藤正彦君) 行政側もその必要性を感じているということが分かりましたので、以上、了解です。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) お答えいたします。 議員おただしのとおり、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの流行時期が重なることが予測され、村民の皆様の不安も増大されることが考えられます。 本村では、季節性インフルエンザの予防接種に対しまして、65歳以上の高齢者と1歳から中学生までのお子さんに助成をしております。高齢者におきましては、昨年まで自己負担が1,350円で助成額は1人当たり3,150円でしたが、今年度は接種料金の値上げはあったものの、自己負担を1,000円に下げ、1人当たりの助成額を4,100円としたところです。また、お子さんにつきましては、昨年同様の1人当たり1,000円の助成といたしました。 しかし、今回の新型コロナウイルス対策において、中学生までのお子さんには、既に国の臨時特別交付金1万円の支給がされております。また、第2次地方創生臨時交付金において、母子家庭、父子家庭には1人当たり2万円、障がいを持つお子さんには1人当たり3万円及び障がい者の方々に1人当たり1万円を支給したいと考えております。さらには、高校生には高校等通学臨時支援金といたしまして、4月に遡り月2,000円の年間2万4,000円の支給を考え、補正予算で計上させていただきましたので、よろしくお願い申し上げます。 これら支給されるお金を有効に利用していただくとともに、お子さんや障がい者の方々の感染予防のために、支給されたお金の一部をインフルエンザ予防接種の接種費用に充てていただければと考えております。 ○議長(吉田好之君) 10番、遠藤議員。 ◆10番(遠藤正彦君) 大変よく分かった説明でありましたが、論点はインフルエンザの接種費用自体を無料にできないかということでありました。財政措置を伴うことでありますので、軽々にできないということは理解できなくもありません。しかし、今この時期だからこそと、そういった声が子育て世代から少なからず寄せられているということもお伝えしておきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 答弁は要らないですか。     〔「はい」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) こちら、担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) 1点目の村立こども園、小・中学校の教職員及び放課後児童クラブ支援員に慰労金を支給すべきについてお答えします。 村内の小・中学校やこども園などで勤務している教職員や保育士、放課後児童クラブ支援員が、村内の子供たちのため新型コロナウイルス感染症防止に懸命に努めていることにご理解をいただき、ありがとうございます。 ご存じのように村内に勤務する小・中学校の教職員は、給与を福島県が負担しており、その内容については福島県教育委員会が定めておりますので、小・中学校の教職員に関する答弁は控えさせていただきます。 国では、特別養護老人ホームや障がい者施設など、感染すると重症化するリスクが高い利用者との接触を伴う福祉施設の職員を対象に慰労金の支給を決定しましたが、保育所など子供関係の施設については、重症化リスクが低いことを理由に対象から外されております。 また、村立こども園の保育士は村職員として採用されており、役場職員と同様に地方公務員法に基づき村全体の奉仕者として日々の職務に励んでおりますので、慰労金の支給は現段階では考えておりません。放課後児童クラブ支援員も、今年度から村の会計年度任用職員として採用しておりますので、保育士と同様と考えておりますので、ご理解をお願いします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) お答えいたします。 2つめの施設の消毒や清掃作業を外部委託することも検討すべきではないかについてでございますが、新型コロナウイルスの感染者が学校等の施設で発生した場合は、当初から外部委託による消毒も一部検討していたところでございます。 しかし、テレビで放映されているような噴霧による消毒は、ウイルス拡散の可能性があるので好ましくないということを保健所から指導があり、国や県が示している消毒方法は、感染者が触れた場所、例えば教室やトイレなどのドアやトイレの便座、排水用のレバー、洗面台、そして本人が使用しております机や椅子等をアルコールで拭き取る、あるいは台所用漂白剤などの次亜塩素酸ナトリウムを薄めて、同様に拭き取る方法です。しかし、万が一、集団発生と言われておりますクラスターが施設内で発生した場合には、広範囲の消毒が必要なことも考えられますので、業者への消毒委託も検討しているところでございます。 また、8月6日に国から出されました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~学校の新しい生活様式」にも同様の内容で示され、必ずしも専門業者を入れて施設全体を行う必要はないということと、症状のない濃厚接触者が触った物品に対する消毒においては不要であると明記されております。 また、日々の清掃につきましては、新型コロナウイルス感染者が校内で発生していない場合は通常の清掃でありますので、今まで同様、先生方の指導の下、児童・生徒による清掃で十分であると考えております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 10番、遠藤議員。 ◆10番(遠藤正彦君) 了解しました。 ○議長(吉田好之君) これで、10番、遠藤正彦議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △三本松和美君 ○議長(吉田好之君) 次に、11番、三本松和美議員の一般質問を許します。 11番、三本松和美議員、登壇。     〔11番 三本松和美君登壇〕 ◆11番(三本松和美君) では、今定例会におきまして、私は2項目について一般質問を行います。 1項目についてであります。昨年の台風19号による災害の未復旧問題についてです。 昨年は、本村でも台風19号による被害がありました。しかし、村には予算がないなどの理由で復旧されない箇所があるようです。 そこで伺います。 まず1つ。鴇子字内堀子地内の村道法面が崩落状況であります。また、鴇子字札場の農道の橋が壊れた状態です。何らかの対応は必要ではないかと思います。 2つ目は、村には予算がないと言っている話は本当か。本当に予算がないのか伺いたいと思います。 2項目についてであります。トラクターの安全フレーム対応についてであります。 農作業中のトラクターが横転し死亡する事故が相次ぐ中、横転した際に下敷きになるのを防ぐための安全装置がついていない旧型のトラクターが、少なくとも全国でおよそ24万台に上がると見られていることが分かっています。 本村でも、旧型トラクターで安全フレームがない中で作業をしている農業者が見受けられます。メーカーも動き出しているところもありますが、一律ではありません。 そこで伺います。 トラクターの安全フレーム対応を早急に考えてはどうか伺います。 以上で終わります。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(眞弓裕人君) お答えします。 近年の災害は想定外の災害が多く、発生すれば甚大な被害を与えます。昨年発生した台風19号は、村内だけでなく各地域に多くの被害をもたらしました。被害箇所は村内だけでも600か所を超え、早急な復旧に必要な人員、資材は被災箇所が多くなればなるほど不足し、確保が困難な状況となりました。そのため、確保できる人員及び資材を最大限活用しながら早急な復旧を図るためには、被災箇所周辺の状況を確認し、緊急性を有する工事から計画的に発注することが必要と考え、実施してきました。 発生直後から職員を総動員し、被害箇所の調査を実施、施工業者を確保するため平田村建設業協力会に協力を依頼し、日常生活に支障となる生活道路の確保から、工事に着手しました。 調査の結果から、農地等の被災箇所も多く、次年度の営農再開が危ぶまれることから、本村独自に平田村農地・農業用施設小災害復旧支援事業実施要綱による補助金を施行し、施工能力のある個人業者等を含めることで農地等の復旧速度を加速させました。 時間の経過とともに、未施工箇所の早期復旧を望む地域住民や営農者より個別に相談を受けることがありましたが、議員の発言にあります村には金がない等の理由で未復旧とした箇所はなく、その都度現場を確認し、現在の状況に即した対応を取ることを説明し、ご理解いただけるよう努めてまいりました。 また、復旧にかかる費用については、専決予算、補正予算等を計上し、議会の承認を得て支出してきました。 8月に河川災害復旧工事8件を発注し、繰越した予算にかかる工事は計画どおり進めることができましたが、その後の大雨の影響で、新たに被災した箇所や本年度予定した道路工事等もある中、コロナ感染症対策などの影響により、ますます人員や資材の確保が困難となってきております。今後とも計画的に予算を確保し工事を進める考えですので、ご理解をお願いします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番、三本松議員。 ◆11番(三本松和美君) そうしますと、今後、私が話をしていますその鴇子字内堀子の村道の法面の崩落状態や、あるいは鴇子字札場の農道の橋が壊れた状態でありますけれども、これはこのままにしておけるものではないと思われますので、もちろん今の話の中では、これらの箇所も復旧のためにいずれやるというふうに判断してよろしいのでしょうか、伺います。 ○議長(吉田好之君) 答弁、整備課長。 ◎地域整備課長(眞弓裕人君) お答えします。 おただしの未復旧箇所につきましては個別案件ですので、この後開催されます常任委員会のほうで、計画を含めてご説明のほう申し上げたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 11番、三本松議員。 ◆11番(三本松和美君) 確かに、いろいろな経過の流れは承知しています。 こういったやはり残るような部分もあるというのも、確かにいろいろな基準点も含めたり、予算の問題、あるいはその災害の規模、今後の必要性、いろんな面で考えてきたんだと思います。しかし、やはりなかなかできないでいるところで、しかもあまりお金もかからないで済む場所でもある箇所でもあるところなんですけれども、そういった場合は、やはり作業員の皆さんの力を借りて、例えば村がくいや土のう袋などのそういった資材を活用して、時期は遅れてしまったとしても、そういった手法でも直せる箇所があると思うんです。 あと、橋に関しては壊れたまま、もうえぐられた状態でそのままになっています。それは、今後の災害が起きる場合にも、また影響を及ぼすという結果になります。見方によっては、あの場所は、必要性の問題で、大分その必要性が減っているんではないかというふうにも言われてはいるんですけれども、しかし、その周辺にある農道にまで今後影響してしまう可能性がある、そういった状況にあるわけで、それが壊れた状態であるわけですから、少なくても撤去をして流れをよくしていくというような、そういった状況にしてやることは当然だと思うんですが、最後に伺います。 ○議長(吉田好之君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(眞弓裕人君) 先ほどの繰り返しになりますが、おただしいただきました2か所につきましては、地域の方、そして営農者の方から連絡は受けております。そして、その連絡を受けた方に対しては、その後の対応については十分ご理解いただけるように、お話をさせていただいておりますし、現在でも状況の確認はパトロール等で実施しております。 今後の対応状況、さらには計画につきましては、まだ先ほどの繰り返しになりますが、この後の委員会のほうの中で説明したいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) それでは、2項目めについてお答えいたします。 乗用トラクターの安全整備については、平成9年度の安全鑑定基準の改定に伴い、安全フレームの設置が馬力の大小にかかわらず全型式において義務化されております。 おただしの旧型トラクターについては、平成8年以前に販売され安全フレームの装備がないものもあることから、販売元である各農機具メーカーでは、旧型トラクターの事故防止対策として、今年の4月よりそれぞれ装備の後づけや無料の簡易点検診断、下取りでの処分等、取組を実施しております。 メーカーでは後づけの安全フレームの設置を、農家負担1万円で実施しているところもあることから、安全フレームの対応については購入者個々の取組として、ご対応いただきたいと考えております。 なお、各農機具メーカーが行う取組については村民の方へ周知し、農機具の安全対策を推進したいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 11番、三本松議員。 ◆11番(三本松和美君) そうしますと、基本的には村はあまり携わらない。ただ、いろいろな実情をメーカーとともに連携を取ってやってもらえるようにしていきたいというふうに言ったなとは思っています。 私は、例えば今、課長が言いましたように、1万円程度で直してやれるところというのは、クボタのようですね。ですから、そのほかはそうではないような部分もあるようですので、そういった面ではぜひ統一させて、そして1万円くらいで取付けが可能にできるよう村から働きかけていただけないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) 各トラクターメーカーの取組状況については、4月から各メーカーで行っているところであり、今後の動向を見据えながら考えていきたいと思っております。 以上です。
    ○議長(吉田好之君) いいですか。     〔「はい」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) これで、11番、三本松和美議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △水野一彦君 ○議長(吉田好之君) 次に、3番、水野一彦議員の一般質問を許します。 3番、水野一彦議員、登壇。     〔3番 水野一彦君登壇〕 ◆3番(水野一彦君) それでは、今回定例会において、通告どおり2項目について質問させていただきます。 1項目、村長6つの基本政策の進行状況はということです。 一般質問作成のために手持ち資料を確認していたところ、村長の6つの基本政策が目に留まりまして、前回私が要望していましたジュピアランドの遊具設置が同じ内容でしたので、改めて質問いたします。 ジュピアランドは観光施設の景観を損ねることのないよう、ジュピアランドとは特定しませんが、住民が最も望んでいる憩いの場となる公園を前向きに検討していただきたい。 2項目、西山小学校跡地に、加温装置の余熱を生かし、国・県から補助を受け、入浴施設を整備したいとありましたが、その後の進展はどうか、見解を伺います。 2項目めであります。高齢者の事故防止対策について。 本村は、交通アクセスは便利になったものの、徒歩で買物ができる環境ではなく、いずれは運転免許証を返納する時期は来るものの、元気なうちは自動車は大事な足です。 そこで提案ですが、車のペダル踏み間違え防止急発進抑制装置、こちらは後づけ可能もあります、に補助してみてはどうかと思います。 国からの情報が行き届いてないというところも感じるわけですが、本年3月9日から半額補助をしておりますが、予算上限に達し次第、補助終了となっています。また、近隣では田村市が、本年4月1日より補助事業として65歳以上対象に開始しております。 高齢者ドライバーの多い我が平田村でも補助事業を開始し、実施し、事故を未然に防ぐ対応をするべきと考えます。無論、高齢者ドライバーの意識も変わると思います。考えを伺います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) ここで午後1時まで休憩します。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(吉田好之君) それでは、再開いたします。 休憩前に引き続きまして会議を開きます。 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、まず担当課長のほうから答弁をさせていただきます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 昨年7月に、平田村長選挙において村民の皆様から信託をいただきました澤村村長の掲げる「住民の皆様の目線で、心の通う政策」を基本として、健全財政の堅持、子育て支援の充実、若者が定住したくなる村づくり、農業・商工業の活性化、共生・協働の村づくり、高齢者福祉の推進を重点施策として掲げられ、その実現に向けて事務事業を執行しております。 水野議員おただしの1点目の公園の整備につきましては、第2回議会定例会で答弁しましたように、ジュピアランドひらたの遊具の充実につきましては、これまでも議員の皆様方から幾度か同様のご質問いただきました。そうしたことから、村でも子供たちが遊べる遊具の整備は必要であるとの認識の上、平成30年第1回議会定例会、そして第2回議会定例会の2度にわたり、遊具の設置工事費4,500万円を予算計上いたしましたが、いずれの定例会においても予算案に対する修正動議が提出され、遊具設置事業については否決された経過がございます。 若者の定住や子育て支援策としての憩いの場の中心となる遊具の設置は必要なものと認識しておりますが、予算が承認されなかったことを重く受け止め、早急な予算計上は控えるべきと考えておりますので、ご理解を願いたいと存じます。 なお、議会のご理解がいただけるようになりましたら、事業を実施してまいりたいと考えております。 2点目の加温装置の余熱を生かし、国・県からの補助を受け入浴施設整備の進展につきましては、昨年7月に4期目がスタートして間もなく、これまでに経験したことのない台風第19号が11月に襲来し、甚大な被害をもたらしました。さらには、年明けからは新型コロナ感染症対策を優先的に取り組み、入浴施設整備は計画の途に就いていない状況にあります。 まずは、国難と言われます新型コロナ感染症が収束した後、国・県等の補助や有利な起債等の財源確保を図りながら前向きに取り組み、村長が掲げます若者には夢と希望を、高齢者には健康長寿と生きがいを、を目指し、元気いっぱい、夢いっぱい、希望あふれる村づくりの実現に向けて各施策を執行してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 ○議長(吉田好之君) 3番、水野議員。 ◆3番(水野一彦君) 1点目なんですけれども、こちらはジュピアランドということで、前回の場合、ジュピアランドということで特定しましたが、今回はどうも、村民の人たちと触れ合う場が私は結構ありまして、それで話を聞くところによると、憩いの場が欲しいというんですかね、結局。平田村は非常に、例えばゲートボールとかいろいろと趣味に関することは、ほとんどというくらい手を尽くしているかとは思うんですが、ちょっと和める場所ですか、だから私が今回質問しましたのは、遊具とは特定はしていません。できれば場所も、ジュピアランドと前回申し上げましたが、今回はジュピアにかかわらずということでのお願いです。 あと、2点目ですが、西山小学校の加温装置の余熱を生かしてということもありますが、こちらも私は議員になる前のことですので、内容はあまり定かではなかったのですが、今ちょっと議員さんから聞きまして、キノコ栽培業者と提携していたということがあるらしいんですが、そこで何となく放置状態になっているということもありますので、そういったところも法的に整理しまして、できればこの入浴施設というのも、お年寄りの人は必ずというぐらい言うんですよ。平田村は何でもあるんだけれども、そういう憩いの場がない。入浴施設もなければ、文化ホール、そういったものがない。だから、話を聞くと大体、お年寄りは入浴施設とは言うんですよ。だから入れさせてもらいましたが。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 今ご質問いただきました公園関係、これは実は、私も若い皆さんたちと、じかに話しできる機会のときに、随分前から、実はその都会型の公園、こういうのも欲しいというような話は、やっぱりお聞きしているんです。 あと1つ、ジュピアと限定ではないとはいうものの、ジュピアランドに子供連れで行ったときに、やっぱり子供の遊べる遊具が、前あったやつが古くなってしまって、もう取り壊しするしかなくて取り壊したと。だからあそこにも、大人は花見てるでいいけれども、子供たちには遊具がないとというお話、実は来場者からたくさん声をいただくんです。ですから、これも、できるだけ観光客は時間を長くそこにいていただくことが、お金を落とさせるもとなんだそうです。ですから、そういうふうな意味でも、ぜひあそこにも必要であろうと。 あるいは都会型のというのも何となく分かるんです。真っ平らなような場所に遊具があったり、木が生い茂っていたりして、すてきなベンチがあったりとか、そういうふうなものが欲しい。これはもう若い皆さん方、今はもうテレビで東京も北海道も福島も全く同時に分かる時代ですので、そういうふうな考え方も絶対必要だろうというふうに考えておりましたし、何はともあれ、ジュピアランドに大勢の方がおいでになって、子供の遊ばせるところがぜひ欲しいというところをまずかなえようかなというような考えも持っておりましたんでね。 実はあそこの場合には、入場料かかりますよね。若い人が子育てするのに、子供遊ばせに連れて行ってお金を一々出すんじゃ、これはもう話にならないということで、今年から平田村民無料ということにしたのも、その辺も含めての、実は計画でございました。 ですから、今、課長が答弁したような形の中で、やはり遊具にしても公園にしても、やはり財源が必要になってきます。ですから、その財源の確保を、いかに有利な財源を見つけ出すことができるかということで、そこのところは私もぜひ考えていきたいと思っております。 それと、2番目の加温施設といいますのは、実はもう何年か前から、石川地方5か町村でいろんな所へ視察へ行ったりしたときに、特に加温装置を使って冬の農作物、それを何とかしたいというのは、石川郡内5か町村みんな考え同じなんですよ。それでそこに特化したような形の中で視察に行ったり、高知県辺りで、あんなあったかいほうの地方でも、やはり加温装置を使って産品を出している。それが1反歩ぐらいのハウス何棟も建っているところを町でつくって、農家の人に貸し出して、それを1棟だけで1年間500万円以上稼いでいるというような場所もございます。 ですから、そういうふうな形の中で、加温装置としては、電気だとか化石燃料では、やっぱりちょっと高くついて、平田ではなかなか採算とれないということだろうということですから、できれば木質の、木を燃やしてというのが一番いいだろうということで、そこの参考は鮫川村にありますよね。 そういうふうなことで、この温泉施設も、実は私が議員になって、その当時から平田村民の方の要望が随分強かったんです。ですから、前に温泉掘削事業というのをやったんですよ、五、六百万円かけて。平田村に温泉が出ないかということでボーリングを落としたことあるんです。私が議員になって間もなくでした、その話が出ましたのは。ところが最終的に調査の結果、出なかったと、出ないということになっちゃったんでね、その話は頓挫しちゃっているんですけれども。 ですから、私も本当に議員になった当時から、村民の皆さんからの要望が実は大変多い項目なもんですから、ですから、私も今回あそこのところに、やはり学校の廃校跡地の利用として、今現在の会社さんがどうも思わしくないようだというところから、それだったらもう村のほうであそこを利用した上で、加温装置で冬、農作物を作れるような、そういうふうな研究施設的なものだとか、作りながらそれの余熱を利用して入浴できるような、そういうふうな施設にできるだろうと、したいなという思いでですね、今まで本当に政治のほうに足を踏み込んだ当時からの実は思いなんです。ここに来て急に、こういうのやったらいいだろうなんて思いついたりなんだりした話じゃないんです。 ですから、そういうふうな意味では、私も今、財政のほうをやっている総務課長が言うとおりなんですよ。とにかく財源の確保、これをいかに上手にやっていくかということに私は尽きると思っています。ですから、これからも、実は常任委員会の席上で、担当している課長のほうからも、実は過疎見直し入っています。その過疎見直しについても、決して平田村としては予断を許さないような条件になりつつあるという心配が1つございます。ですから、そういうふうなところも踏まえた上で、できるだけ財源を確保した上で、私も政治家になり出したその頃から、これがあったらなという思い、自分でもずっと持っていたもんですから、そういうふうな形の中で、ぜひ何とか実現できるものは実現していきたいなという強い思いがありまして、実は私の今度の6つのいろいろな基本政策の中に入れてきたということであります。 ですから、まず、本当に住民の皆さん方の声をこれからも一緒にお聴きしながら、そして具体的な形になってきたときに、改めて議員の皆さん方にしっかりとご相談をしながら、より住みやすい村づくりのために共に力を合わせながら頑張っていきたいなと考えておりますので、そういう面でのご支援方もひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 3番、水野議員。 ◆3番(水野一彦君) 村長の細やかな回答、ありがとうございます。 村長は細部にわたってきちんと目の届く方ですので、村長としても夢だというふうに思いますし、住民の方々も、まさしくそこのところを望んでいるところですから、ぜひ形にできるよう尽力していただきたいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、担当課のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 住民課長。 ◎住民課長(横田博子君) 質問事項2項目めについて答弁いたします。高齢者の事故防止対策についてです。 お答えいたします。 議員のご発言のとおり、国では高齢者ドライバーの交通安全対策として、満65歳以上の方を対象として、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置の購入費助成事業を今年の3月9日から開始しております。補助内容としましては、安全運転支援装置を搭載したサポカー購入補助金を普通車で10万円、軽自動車で7万円、衝突被害軽減ブレーキのみを搭載した車両には、普通車6万円、軽自動車3万円を補助するものであります。また、後づけのペダル踏み間違い急発進抑制装置購入費用には、車両に関係なく障害物の検知機能つきの設置費用に4万円、障害物の検知機能なし装置の設置には2万円の補助を行っております。後づけの設置費用につきましては、車種やメーカーにより異なりますが、今回調査しましたところ、普通車が6万円、軽自動車が3万円程度で設置できるようですので、国の補助を活用すれば、そこまでの高額な負担をすることもなく、設置できるものと考えております。また、参考までに、装備購入状況を村内4事業者に確認しましたところ、国のサポカー補助を活用した新車の販売実績が7台とのことでありました。 議員よりお伺いしました田村市につきましては、令和3年2月26日までを期限とし、補助率2分の1以内、最大2万円を上限に補助を行っております。ただし、国の補助がある場合は、その残額に対し補助をするものですので、装備内容によりましては、国からの補助でほぼ賄えることもあるかと考えられます。 議員より、高齢者の交通事故を未然に防止する対策として、村でも補助を開始すべきではとのご提案をいただきましたが、この事業は予算の範囲内でとはありますが、現在、国が助成を行っていること、また、令和3年度には国産新型車には衝突被害軽減ブレーキ搭載が義務化されることなどから、村としましては新たに補助を導入するよりも、国の有利な補助活用を優先に検討すべきと考えております。 今後の取組としましては、サポカー補助事業のチラシ全戸配布や、高齢者保健事業の中で助成制度の活用を周知し、高齢者ドライバーの交通事故防止対策につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(吉田好之君) 3番、水野議員。 ◆3番(水野一彦君) こちらの件なんですけれども、国からの補助ということありますが、国の補助というのは上限に達し次第終了ということですから、いつ上限に達するか、これは分からないわけです。それで田村市でも独自で、国でも補助して、そこの補助の分の足りない分を負担するという形をしているかとは思うんですが、この問題というのは、非常に平田村高齢者多くて、まして先ほども申し上げましたが、徒歩で本当に買物に行くなんてできないし、それに、ましてやお年寄りが若い人に頼むということができないような生活環境になっていますね。だから今も、若い人たちが例えばよそに家を建てて、お年寄りと言ったら変ですけれども2人住まいとかそういうのが多くなって、どうしても若い人に足として頼るということができないような状況かと思うんで、これは本当に重要な問題だと思います。 できればぜひ来年の新予算で、これは人命もかかっておりますので、予算計上していただきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 答弁は。 ◆3番(水野一彦君) 答弁、お願いします。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) サポカー補助金等につきましては、先ほど担当課長から説明があったとおりでありますが、基本的には国においては今年度の事業、さらには田村市においても来年2月までの終了というような形で、非常に短期間での事業でございます。こういった補助事業等を行う場合には、今年度の方だけがそういった助成を受けられるということでなくて、一定の継続性も必要かと思ってございます。 なお、今後、管内町村でありますとか、県内等の町村の取組等を見ながら、検討させていただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 3番、水野議員。 ◆3番(水野一彦君) ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。 終わります。 ○議長(吉田好之君) これで、3番、水野一彦議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △日程第7 報告第2号~日程第27 議案第43号の一括上程、説明 ○議長(吉田好之君) 日程第7、報告第2号 令和元年度平田村健全化判断比率についてから、日程第27、議案第43号 令和2年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)までの報告3件、承認2件、認定6件、議案10件を一括議題といたします。 事務局長に議案の朗読をさせます。 なお、議案の朗読は、議案等番号、表題のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。     議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(吉田好之君) 議案の朗読を終わります。 続いて、提案理由の説明を求めます。 村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、提案理由を申し上げます。 報告第2号 令和元年度平田村健全化判断比率について及び報告第3号 令和元年度平田村資金不足比率についての2報告を、一括して報告内容を申し上げます。 令和元年度平田村一般会計歳入歳出決算等における健全化判断比率並びに簡易水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算における資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。 報告第4号 令和元年度平田村出資法人の経営状況報告について、報告内容を申し上げます。 地方自治法第243条の3第2項の規定により、村が資本金等の2分の1以上を出資している株式会社道の駅ひらたの経営状況について、議会に報告するものであります。 承認第10号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。 専決第10号 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けた被保険者等を支援するため、減免申請期限を令和2年7月31日から令和3年3月31日に延長するものであります。 承認第11号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。 専決第11号 令和2年度平田村一般会計補正予算(第4号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ527万7,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ52億7,113万7,000円とするものであります。 主な内容としましては、歳入では、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金377万7,000円、学校保健特別対策事業費補助金150万円を増額し、歳出では、新型コロナウイルス感染症対策事業として、庁舎内飛沫防止用備品39万2,000円、PCR検査委託148万5,000円、学校に対する新型コロナウイルス感染症対策補助金等340万円を増額するものです。 認定第1号 令和元年度平田村一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第6号 令和元年度平田村介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの6認定について、一括して提案理由を申し上げます。 令和元年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものであります。 議案第34号 平田村地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の適用期限が令和2年3月31日から令和4年3月31日に延長となるため、所要の改正をするものであります。 議案第35号 平田村手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 社会保障・税番号制度の開始による住民基本台帳法の一部改正及び情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律の公布に伴い、住民基本台帳カード・通知カードの交付を廃止するため、所要の改正をするものであります。 議案第36号 平田村立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について。 現在、統合を目的に建設中であるこども園舎の完成に合わせ、平田村立認定こども園条例の認定こども園の名称を、現在の「蓬田こども園」「小平こども園」から「ひらたこども園」に所要の改正をするものであります。 議案第37号 平田村後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、令和3年1月1日以後の期間に対応する後期高齢者医療保険料の延滞金及び還付加算金を改めるため、所要の改正をするものであります。 議案第38号 令和2年度平田村一般会計補正予算(第5号)について、提案理由を申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億4,467万6,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ56億1,581万3,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、財政調整基金積立金1億円、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業2億293万7,000円、観光庁の提案型観光コンテンツ造成事業2,000万円を増額補正しております。 歳入では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億9,189万2,000円、観光コンテンツ造成実証事業補助金2,000万円、公立学校情報機器整備費補助金1,332万円、前年度繰越金1億6,075万5,000円を増額補正しております。 議案第39号 令和2年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 令和元年度決算に伴い、歳入では、特別交付金498万6,000円を増額し、前年度繰越金3,515万2,000円の減額、歳出では、一般被保険者療養給付費負担金を3,000万円減額し、予備費を365万8,000円、繰出金を109万6,000円増額するなど、歳入歳出それぞれ2,942万1,000円を減額し、予算総額を8億2,868万6,000円とするものであります。 議案第40号 令和2年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 前年度繰越金等の確定により、歳入歳出それぞれ134万円を減額し、予算総額を1億5,296万円とするものであります。 議案第41号 令和2年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 前年度繰越金等の確定により、歳入歳出それぞれ40万7,000円を増額し、予算総額を1億1,635万7,000円とするものであります。 議案第42号 令和2年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 歳入では、後期高齢者医療保険料100万3,000円を減額し、前年度繰越金は30万5,000円の増額、歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金を100万3,000円減額するなど、歳入歳出それぞれ16万5,000円を減額し、予算総額を5,985万円とするものであります。 議案第43号 令和2年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,534万3,000円を増額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ6億2,874万3,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、過年度分の精算による国県負担金等返還金440万2,000円、前年度剰余金を介護給付費準備基金積立金に1,278万9,000円を増額補正しております。 歳入では、前年度繰越金2,054万2,000円を増額補正しております。 以上、報告3件、承認2件、認定6件、議案10件の合計21議案等を提出いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(吉田好之君) 提案理由の説明を終わります。 続きまして、令和元年度平田村各種会計歳入歳出決算の認定について、監査委員から決算審査の意見を求めますが、詳細についてはお手元に配付されている意見書等がありますので、総括的な意見の報告を求めることにしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、関根猛代表監査委員から決算審査の意見について報告を求めます。 関根猛代表監査委員、登壇。     〔代表監査委員 関根 猛君登壇〕 ◎代表監査委員(関根猛君) 令和元年度決算における決算審査並びに財政健全化審査及び公営企業資金不足比率審査報告をいたします。 なお、各監査委員の意見が一致しておりますので、監査委員を代表し、令和元年度決算における決算審査の結果を報告いたします。 去る7月14日から17日までの4日間、一般会計はじめ、各特別会計の決算審査を行いました。 審査に当たりましては、審査基準により形式審査として決算内容での現金出納、証書等の管理及び収支管理帳票の審査を主に、出納室所管業務で行いました。 実質審査としては、全体的な予算執行状況、債務の状況、財産管理、係数分析等を主に、総務課財政所管業務で行いました。 内容審査としては、各課等の所管業務での歳入歳出状況、業務の執行状況、法的根拠、現地調査、関係資料や台帳等の整備、厳しい財政状況での歳出抑制努力等の審査を行いました。 初めに、決算審査の結果を申し上げます。 審査に付された各会計の決算書類は、いずれも関係法令等に準拠して作成され、その計数は関係諸帳簿、その他の証書類と照合した結果、正確であると認められますので報告いたします。 次に、決算審査についての意見を述べさせていただきます。 令和元年度の予算は、大規模事業を見据えた歳入の確保、経費の節減など、収入、歳出全般にわたり改善を行い、第5次平田村総合計画に基づき、限られた財源の重点的かつ効率的配分を行うことで村民のニーズに対応できる予算編成となっているものと思われます。 一般会計の当初予算額43億6,400万円に、昨年10月の台風19号による災害復旧費等を含めた補正予算額は5億1,067万8,000円となっており、繰越事業費を含めた最終予算額は50億6,260万4,000円となっています。 一般会計の決算状況を見ると、歳入の対予算比92.5%、収納率は98.7%で、財源区分の割合は自主財源が24.9%、依存財源が75.1%と、自主財源の割合が前年比で2.6ポイント減少しています。財源区分の状況を前年度と比較すると、自主財源は分担金及び負担金、繰越金等が減少しているものの、村税、財産収入、繰入金等が増加し、自主財源では4,158万円、3.7%増加しています。 村税における決算額の内訳を見ると、村民税は減少していますが、固定資産税、軽自動車税、たばこ税は増加しており、村税全体では1,210万8,000円、1.9%増加しています。 依存財源では、幼児教育無償化に伴う地方特例交付金が対前年度比で大きく増加しています。地方交付税は1億2,933万円増加しており、決算額の内訳では、普通交付税、特別交付税、震災復興特別交付税のいずれも増加しています。 国県支出金も国庫支出金で7,141万1,000円、県支出金で4,293万6,000円増加しています。 なお、村税の徴収率は増加しており、増収となっていますが、今後も徴収率向上に努め、一般財源確保の向上につなげていただくよう要請しました。 歳出の執行率は86.3%で、決算額は前年度と比較して4億9,924万円増加しています。款別では民生費、衛生費、商工費、災害復旧費、公債費等が増加し、総務費、土木費、教育費等が減少しています。 増加の要因として、民生費はこども園建設事業の本体工事着手により、衛生費は石川地方生活環境施設組合負担金の増加、商工費はあじさい園多目的休憩施設整備により、災害復旧費は昨年10月の台風19号による災害復旧事業で、公債費は過疎対策事業債等の元金償還開始に伴うものであります。 減少の要因として、総務費は旧永田小学校体育館改修工事、旧役場庁舎解体工事、役場駐車場舗装工事の完了により、土木費は辺地対策事業道路改良工事の完了により、教育費はひらた清風中学校屋外プール建築工事の完了に伴うものでございます。 なお、災害復旧事業、福島森林再生事業、社会資本整備総合交付金事業、中央公民館複合施設整備工事設計業務等、18事業5億3万5,000円が翌年度に繰り越されています。 特別会計である国民健康保険特別会計、簡易水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計で、歳入総額19億764万2,000円に対し、歳出総額18億4,211万4,000円となり、歳入歳出差引残額は6,552万8,000円となっています。各特別会計とも実質収支に赤字決算はなく、それぞれの事業目的のために財政運営に努め、執行されているものと認めます。 本村は、こども園の整備に伴う過疎対策事業債などが増加したことと、昨年は台風19号による災害が多く発生したこともあり、自主財源率が24.9%、財政力指数は0.28%であり、財源不足を基金の取り崩しで賄っている状況を見ると、今後も引き続き厳しい財政状況が続くことが予想されます。 経常収支比率は87.4%で、前年度より1.7ポイント増加しており、財政の弾力性の標準75%を超えており、財政構造は硬直化の傾向にあることは否めず、引き続き経常経費の抑制、費用対効果の検証及び効率的な財政運営に努められるよう要請しました。 実質公債費比率は10%と、前年度と比べると1.2ポイント増加していますが、早期健全化基準である25%を下回っています。 また、将来負担比率も99.3%と、前年度と比べると3.2ポイント増加していますが、早期健全化基準の350%を大きく下回っています。 このように自主財源の確保が厳しい中、各種事業の実施に当たっては有利な補助事業、起債事業等を最大限活用するなど、今まで以上に創意工夫を加えた行財政運営を展開し、より健全な財政運営に努めることが必要であります。 一方で、特別会計を含めた村税等の収納率は、現年課税分、滞納繰越分ともに年々改善傾向にありますが、特に滞納繰越額の収納率向上の取組に努めることが必要であります。 不納欠損額は、一般会計で381万9,000円、特別会計の国民健康保険特別会計で874万8,000円、合わせて1,256万7,000円あり、いずれも適法に処理されていると認めますが、地方自治法第240条第2項において「普通地方団体の長は、債権について、政令の定めるところにより、その督促、強制執行その他その保全及び取立てに関し必要な措置をとらなければならない」と明記されており、不納欠損処分を取り扱う場合には、徴収努力を行い、安易に債権を消滅させることのないよう厳正に対処するなど、債権管理の適正化に努めるよう要請しました。 歳出面では、こども園建設工事、公民館複合施設整備工事に加え、新型コロナウイルス感染症対策災害復旧工事に要する経費の増加が見込まれます。厳しい財政状況の中でも、村民生活に直結する事業を着実に進めなければならず、限られた財源を効果的かつ効率的に配分し、最少の経費で最大の効果を挙げ、村民のニーズに対応できる行財政運営に努められるよう、なお一層創意工夫し、邁進されることを期待し、決算審査についての報告といたします。 なお、財政健全化審査及び公営企業資金不足比率審査の結果につきましては、それぞれの指標とも基準値を下回り、健全であることを示しており、指摘すべき事項はありませんでしたが、なお一層の計画的な財政運営を行い、引き続き各比率について適正な水準の維持に努めるよう要望しました。 以上、決算審査、財政健全化審査及び公営企業資金不足比率審査についての報告といたします。 令和2年9月2日、平田村代表監査委員、関根猛、同じく監査委員、上遠野廣一。 ○議長(吉田好之君) 監査委員の決算審査の意見について報告を終わります。 お諮りいたします。ただいま一括議題となりました報告3件、承認2件、認定6件、議案10件の内容説明は、各常任委員会の席上で各課長等から説明を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、報告第2号から議案第43号までは、各常任委員会において各課長等から説明を受けることにいたします。--------------------------------------- △日程第28 請願 ○議長(吉田好之君) 日程第28、請願を議題といたします。 本日まで受理した請願は、お手元に配付しました請願文書表のとおりであります。 事務局長に朗読をさせます。 なお、朗読は、受理番号、件名、提出者のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。     議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(吉田好之君) 朗読を終わります。 ただいまの請願は、性質別に考えますと、請願第2号 「国の『被災児童生徒就学支援等事業』の継続と、被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書」の提出を求める請願については文教厚生常任委員会に、請願第3号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出請願については総務経済常任委員会に付託したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、付託されました請願の内容を審査されまして、本会議再開の日に報告していただきたいと思います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(吉田好之君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日はこれで散会といたします。 △散会 午後1時53分...