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12月13日-03号

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  1. 塙町議会 2021-12-13
    12月13日-03号


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    令和 3年 12月 定例会(第8回)          令和3年第8回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                    令和3年12月13日(月)午前9時開議日程第1 一般質問日程第2 議案第67号 福島県特定事業活動振興計画に基づく町税の特例に関する条例の制定について日程第3 議案第68号 塙町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第4 議案第69号 塙町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第5 議案第70号 塙町下水道条例の一部を改正する条例の制定について日程第6 議案第71号 塙町辺地総合整備計画の変更について日程第7 議案第72号 令和3年度塙町一般会計補正予算(第3号)日程第8 議案第73号 令和3年度塙町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第9 議案第74号 令和3年度塙町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第2号)日程第10 議案第75号 令和3年度塙町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)日程第11 議案第76号 令和3年度塙町介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第12 議案第77号 令和3年度塙町上水道事業会計補正予算(第2号)---------------------------------------本日の会議に付した事件 1 一般質問 2 議案第67号 福島県特定事業活動振興計画に基づく町税の特例に関する条例の制定について 3 議案第68号 塙町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について 4 議案第69号 塙町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 5 議案第70号 塙町下水道条例の一部を改正する条例の制定について 6 議案第71号 塙町辺地総合整備計画の変更について 7 議案第72号 令和3年度塙町一般会計補正予算(第3号) 8 議案第73号 令和3年度塙町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 9 議案第74号 令和3年度塙町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第2号)10 議案第75号 令和3年度塙町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)11 議案第76号 令和3年度塙町介護保険特別会計補正予算(第2号)12 議案第77号 令和3年度塙町上水道事業会計補正予算(第2号)追加日程第1 委員会の閉会中の事務調査の件追加日程第2 議員派遣の件---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     教育長       秦 公男君  総務課長      白石憲男君     町民課長      近藤正伸君  健康福祉課長    藤成寛味君     農林推進課長    江田一寛君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    藤田衛昌君  生活環境課長    大寺弘文君     会計管理者     星 忠吉君  農業委員会事務局長 渋谷孝弘君     学校教育課長    佐藤光一君  生涯学習課長    生田目敏夫君    選挙管理委員会書記長                                白石憲男君  代表監査委員    金澤忠良君     監査書記      藤田淳一君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        関根宏二               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、10日に引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △金澤太郎君 ○議長(割貝寿一君) 1番、金澤太郎君、登壇願います。 持ち時間は10時1分です。 金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) おはようございます。1番議員、金澤太郎です。 通告に従いまして、一般質問を行います。 まず初めに、塙町の観光振興策についてということで質問をさせていただきたいと思います。 今現在、塙町では自転車を活用した観光政策のほうに重点を置いているというふうな印象を持っていますけれども、その点について、自転車活用をどのように観光施策の中で生かしていくのか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの自転車を活用した観光振興ということでございますが、いわゆるサイクルツーリズムですか、観光資源に乏しい当町にとりまして、主に公道を利用するサイクルツーリズムは町民のライフラインの維持管理に直結しておる部分もあります。合理的な整備ができる最も現実的な、地元にとっては、地域にとっては観光施策であるとこのようには考えております。 4年前から始まりましたサイクルツーリズム推進事業、これは4町村が推進協議会を設立いたしまして、郡内を周遊するサイクリングルート、奥久慈街道、これが国交省の認定を受けるなど、さらなる進展を見せております。郡内の至るところで4町村や県が連携したサイクルツーリズムの推進のための道路整備が進んでおりまして、今後のビジョンにつきましては、塙町単独はもちろん、東白川郡など広域的な連携によりまして、より多くのサイクリストが訪れるエリアづくりを目指しつつ、訪れたサイクリストが自転車を楽しむだけではなく、町内での買物、飲食など地域の活性化に直結するような仕組みになっていってくれればなと、こういう思いで進めておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 町単独で推進し始めたところではありますけれども、ここ数年間、短期間の間に4町村に広がりを見せて、国交省の認定も受けたということで、県内にはあと、一番長い通りですと、いわきの七浜海道が恐らく一番距離としては長いのかなということはありますけれども、そちらに負けないように、ぜひ4町村力を合わせて、さらにできれば八溝定住圏含めて広がりを持っていっていただけると、すごく観光資源として重要な施設といいますか政策になってくるんだろうというふうに思います。 自転車については皆さんもご存じのことかと思いますので、ここまでにさせていただきまして、町内各地で花や木、こちらの整備が盛んに行われております。こちら、町の各自主団体のほうでやられていて、かなりな数、活動をされていると思うんですけれども、町長、先ほどの答弁の中で観光資源に乏しいということをおっしゃっていましたけれども、以前は乏しかったというようなイメージも私は持っています。ただ、ここ近年、こういった花木の整備をされる方、各地増えてきている中で、こちらのほうも観光資源として十分に生かしていけるんではないかという考えを持っておりまして、こちらの観光振興への活用の仕方、町として考えがあるのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど、町には観光資源が乏しいというお話はしたんでありますが、我々が気づかなかった部分ですね、これを都市部の方々が町にいらっしゃって、何でこんないいものを持っているのにというふうな、随分お話もいただいているような状況であります。 その中にありまして、現在、お話しの花木の整備を目的とした団体、ただいま10チームというか10団体以上存在しております。町民の手による町内各地の里山景観づくり、これが盛んに行われておるとこのように認識しております。年々、町外、県外から町の花木を見に来られる方も増えております。評判もいいことから、観光振興へ活用については様々検討しておるところであります。 そんな中で、振興計画にも盛り込ませていただきました、来年度より塙の花写真コンクール事業、これを新たに開始する予定であります。これは桜、山ツツジ、ダリア、ハス、モミジなど、町の花を主な対象として写真コンクールを開催することで、町内、町外、県外の写真家を呼び込むというこのような狙いがあります。 また、コロナ禍において3密を避けながらの観光スタイルとしてのサイクリングウオーキングも注目を集めているところでありますので、草木ですか、草木の景観の美しい里山風景を眺めながら、サイクリング、そしてウオーキング、このウオーキングについてもしっかり取組をしようということで、全日本ウオーキング協会、この方との接触も持っております。この後、このコースの指定等もらえればまた一段と観光に弾みがつくのではないかと、このようにも思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 塙町の観光資源が少ないという印象につきましては、批判するものではなくて、私自身もここ数年前までやはり思っていたところでして、町長おっしゃったように、交流人口が増えてきたということによって、私たちが気づかなかった塙町の観光資源に気づかされているというところは大きなところがあると思います。 今回、花木、盛り上げるために町としては花の写真、今までは多分ダリアの写真に限定してコンクール行われたと思うんですが、これが花木全般に広がっていくということでお伺いしまして、ぜひお願いしたいというふうに思います。 あと、ウオーキングにつきましては、そうしますと、先ほどのサイクルツーリズムと同じなんですけれども、茨城県では、多分県北、大子ぐらいまで来る百何十キロに及ぶトレイルコースという、こちらは歩いて走破するというコースだと思うんですけれども、こういったものの計画といいますか実施がされているようです。できましたら、これと連続して塙町のほうまで来ていただけるよう、ここに来るためには矢祭も巻き込まないといけないということもあるかと思いますので、そういったこと含めて、やはり周辺市町村とのリレーションをぜひ図っていただいて活用をしていただきたいというふうに思います。 なお、写真コンクールについては、特に有名な写真家の方等々も来ていただければ、ここ直近なんですけれどもやはりSNSの発信力、ですから、町独自で宣伝をしても、例えば塙町、申し訳ないんですけれども、のSNSのID、どのぐらいの人が見ているのと。当然フォロワー数については有名な写真家さんのほうが間違いなく大きい、そして発信力もあると。町のものが弱いということではないですけれども、発信力がどんどん勝手に強まっていっていただけるということになりますので、ぜひ、いい施策かと思いますので、引き続き継続していっていただきたいというふうに思います。 これらの方、町へ呼び込むわけですけれども、来て単日で帰られてしまうと、ああ、きれいだったねということで終わってしまうということになるかと思います。そんな中で、町内には宿泊施設が数件まだ存在しております。どちらも大体温泉を抱えて、泊まってみればすごく落ち着く、都会の人には魅力のある施設が多いかと思います。こちらに滞在をしていただいて、観光を長期に楽しんでいただくような施策ということについての考え方があるか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に今お話しのように、ただ見ていただくということではなくて、やはり滞在型の観光誘致ということで、これはしっかりと考えていかなければならないとこのように思っております。 一例ではあるんですけれども、湯遊ランドはなわ、酸素ボックスそれから健回炉、健康志向の設備を充実させてきております。健康回復や維持、増進につながる観光との観点から、ヘルスツーリズムによる滞在型観光客誘致、これも大きな目途としておるところであります。 また、令和元年度からアウトドアスポーツ最大手株式会社モンベルと連携しまして、サイクリングウオーキングなどを含めたアウトドアスポーツツーリズムを推進しております。旅先での滞在時間が比較的長い傾向にあるアウトドア愛好家を対象に塙町の豊かな自然、景観を生かした滞在型観光のPR、これをしっかりと継続していきたいとこのように思っております。 それと、直近の話なんですけれども、埼玉女子短期大学の生徒さん、学生さんたちがお泊まりになって、これは湯遊ランドなんですけれども、そのアンケートと申し上げますか、感想を読ませていただいたんですが、大変町の、いいところをたくさん持っている町だというお褒めの言葉、また来たいというような言葉もございますので、これからもしっかりとそういうことを基本に、都市交流型のしっかりとした観光客誘致と申し上げますか、町の紹介、これは取組を強めていきたいと、しっかりと取り組んでいきたいとこのように思っておるところであります。
    ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) そうですね、塙町の観光振興、なぜ今回質問させていただいているかと申しますと、農業政策のほうで私、常々移住定住者募るためにというようなお話しているかと思うんですけれども、やはり塙町に一度足を運んでいただかないと、当然塙町のいいところも分からないだろうということで、やはり入り口として観光って一番人を呼び込みやすい、引っ張ってきやすい、宣伝になるということでお話をさせていただいております。 そんな中で、滞在型の観光誘致の考え方の中で、予算の都合もあるかとは思うんですけれども、例えば県でやっている県民割、こういったもの、町独自に数回といいますか、毎年、少額でも結構なんですけれども、続けていただけるような考え方というものが町で持てないのかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 多少お金がかかるというんですかね、資金の投下がありましても、それが将来につながっていくものであれば継続的にやる、やはり継続は力という言葉もございますので、本当に取組を緩めることなく、かつ担当課のほうでもしっかりと補助金等々、これを探していただいて、融合するものにきちっと融合させて、そして事業運営をしていくとこういうふうな考えでおりますので、ぜひ情報等あったらいただきたいというのもございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) そうですね、町の単独事業としてはなかなか厳しいものがあるだろうということで、私もアンテナを張りながら、そういった助成できるような国の施策がないか、常々目を光らせて、もしございましたら町のほうへも助言させていただきたいというふうに思います。 続きまして、当然まず来てもらう条件として、塙町というのは、よくも悪くも車さえ持っていれば、出ようと思えば首都圏にすぐ2時間、3時間程度で出られるといったような立地条件でありますけれども、基幹道路であったり高速交通網からは、言い方は悪いんですけれども、取り残された地域ということで、塙町へ来ること自体がなかなか大変な状況にあるというふうに認識しております。 そんな中で、滞在型観光を発展させるためには、まず来てもらうという前提が当然必要になってくると思うんですけれども、例えば、限定にはなってしまうんですけれども、首都圏、関東圏からの誘客用のバスといったようなものを町で走らせること、運行することができないのか、もしできるんであればやっていただきたいと思いまして、ご質問させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町への誘客用のバスの運行ということであります。大変重要と申し上げますか、必要なものであると認識をいたし、そして検討を続けております。旅客用バスの運行には利用者から運賃をもらうことになります。道路運送法等々もあり、許可が必要となります。議員もご承知のように、町では練馬区、葛飾区と防災協定を結んでおることから都市交流事業が頻繁に行われてきております。この両区を定期的なバス運行が可能になれば観光誘客になることから、検討は進めておったところであります。 また、別な手段といたしまして、東京から現在、茨城県大子、常陸太田ですか、まで高速バスが運行されております。これをちょっと行き先を延ばしていただいて、塙町まで延長運行が可能であるかどうか、これが可能であれば、帰省や観光などで低料金で町に来ることができるために、既存のバス路線を活用できないか、これは一番手短と申し上げますか、本当に時間をかけないでできる手法ではないかとこのように思っております。 今ほどお話ししたんですが、このコロナ禍の前、この前には今お話をいたしました葛飾、練馬、それから江戸川ですか、江戸川とも協定を結ぶという話が進んでおったんです。そして、その中で週1回、2回とバスを走らせることで、その3区のお客さんと申し上げますか、区民の方に湯遊ランドに来ていただこうと。これは先ほど来申し上げておる健康づくりの部分、健回炉、それから酸素ボックス、それからお風呂ですね、美肌の湯ではないですけれども、美肌の湯ということで、ぜひそういうふうな、定期的にバスを走らせようというふうなお話もございました。 それと一緒に、話がちょっと飛んじゃうんですけれども、農業の体験的なものも含めて、やって本当に喜んでくれるんです。埼玉女子短期大学の学生さんたちが一緒に農業体験ができたということが本当にうれしかったようであります。これなんかは、やっぱりこの町の持つ特性、これをしっかり売り込むための力になる、後押しになるだろうとこのように思っておりますので、このコロナ、これがもうちょっと落ち着いたらば、ぜひ定期的に、週に2便ぐらいは走らせるようなことができないかなとこれは考えております。これは当然、宿泊料金の中に、難しいのかもしれないですけれども、バスの代金を組み込むことで無料送迎という形にすればよろしいわけですから。その辺は、担当課との詰めはこれから必要だろうとは思っています。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしのバスの首都圏からの誘客の関係でございます。 ただいま町長が答弁しましたとおり、コロナ前からその件についてはできないかという検討はしていたところです。ただし、先ほど町長答弁いたしました旅客運送業法等のやはり法律の規制の部分、先ほどの高速バス、いわゆる路線バス扱いになっておりますが、あそこにつきましてもかなり、例えば茨城県に来ているバスですと茨城交通という会社、いわきだと常磐交通といって、県をまたぐのがなかなか難しいという規制もあるようです。そういう部分、クリアできれば先ほど言った路線バスの延長、または定期的なバス、運賃を頂くようになりますが、ただ、無料送迎バスになりますと、例えば農業体験なんかやるときに旅行業法に抵触するおそれもあります。これ難しいです。不特定多数の方を募集して、それを宿泊料金にバス代も含めて運行いたしますと、これ間違いなく旅行業法に抵触いたします。 ただ、どこどこ団地とか、どこどこ組合とか、限られた方たちが来るツアーについては業法のほうには抵触しなくなりますので、ただ、そこのすみ分けがかなり厳しくなりますから、できればやはり運賃を取るというスタイルで、スタンスでやはり考えていかないと、ちょっとその法律に引っかかる、引っかからないというところで、ツアーを組むときに結構、かなり大変な部分になりますので、そこについては運賃を取れる方向でのバス運行につきましては、ここ何年か検討を始めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) バス運行についての厳しさ、難しさというのは理解させていただきました。そんな中で、コロナという状況も当然ありますけれども、今のうちに体制をつくるために、引き続き前向きに検討を続けていただきたいというふうに思います。観光振興策については、以上で質問を終了します。 次、続きまして、下水道事業についてということなんですけれども、先般の質問で、上水道のほうの改修が必要になってくるといったような費用面の問題、つければいいということで、造ればいい、できてしまったらそれを使うだけというような設備ということには当然下水道のほうもならないということで、これから先、やはり料金体系含めて当然見直しを図っていく時期はいずれ来るんだろうというふうに思います。その際に、やはり公共性のある重要な施設であるということをまず認識してもらっておくことが一番重要なのかなと。その先で、改めて世代が代わってくれば、新しい世代の人たちは、必要性に応じて必要な応分の負担をするだろうというふうに思われます。 その中で、下水道についての重要性、こういったものを常々町民に向けて発信していく必要性があるだろうというふうに考えておりまして、町のほうではその点、どのように考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 下水道の重要性ということで、これは十分認識してはおるところであります。私たちの暮らし、水は大切な資源であります。生活排水を浄化して河川に戻すこと、これは環境問題解決に非常に重要なことでもあります。公共下水道農業集落排水合併処理浄化槽への接続につきましては、広報はなわ等で紙上をもって未接続の皆様にしっかりとご協力をお願いしておるところでもございます。これからも引き続きこの重要性、皆さんにご理解いただけるように広報活動に努めてまいりたいと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 下水道事業の重要性ということで、実は国のほうではGKP、下水道広報プラットホームという団体が組織されております。こちらの設立趣意、こちら読み上げさせてもらいますけれども、「下水道は、国民生活を足元から支える最重要インフラであるにも関わらず、年々事業規模は縮小され、優先度も低くなる傾向にあります。その背景として、下水道の機能・役割等を国民に正しく伝達されなかったことや、『造ったら終わり』の事業として誤った認識をされていることなどが挙げられます。」ということで設立された団体のようです。 実は、2番目の質問で、突然マンホールカードということでお話をさせていただいているんですけれども、塙町の下水道の蓋にも当然デザインされたマンホールの蓋、こちら結構な数あるんではないかというふうに思っております。ただ、車道にメインで置かれていますので、私も全部を調べてくるということもできなかったものですけれども、GKPというところでは、このマンホールカードの発行も補助しておりまして、その下水道事業がどうして重要なのかといったようなことを周知させるための組織というふうに聞いておりまして、こちらのほうへの参画、町のほうで考えていただいて、町単独ではなく、こういった大きな組織からの情報提供も受けながら、下水道の重要性というものを町民に周知していくべきであろうというふうに思いますので、その辺の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 GKP、下水道広報プラットホームですか、組織立てされておるということであります。こういうところに参画することで、新しい知識と申し上げますか、情報等いただきながら、この下水道の重要性、町民の皆さんに認識していただくと、これは大変重要なことだろうと思っておりますので、ぜひ担当課とも話合いをしながら研究を、検討を進めてまいりたいとこのように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ぜひ前向きに検討していただいて、町単独ではやはり限界があることだと思いますので、全国的な組織利用をするということも考えていっていただきたいと。 こちらのほうで、先ほど申し上げましたマンホールカードなんですけれども、若干費用はかかります。かかりますけれども、道の駅内にあります観光協会のところで橋カードというものを配布されています。これは恐らく国土交通省のほうでやられているのか、国道に架かっている橋を写真に撮ってカードにしているといったようなものなんですけれども、これが塙に置いてあるのが、赤館の棚倉町の橋になります。 実は、このマンホールカードのほうを集めている人が結構いるようでして、マンホールカードがないのかというような問合せがよくあるということで、このマンホールカード、実はこのGKPに参画することによって、こちらのほうで作成してもらって発行しているといったようなもののようなんで、このマンホールカード、GKPへの参画については前向きということですけれども、その先でマンホールカードの発行、実はこれ観光資源の一つにもなると思うんですね。ですので、こちら、マンホールカードを作られる、その先で作られる考えがあるかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このマンホールカード、この活動につきましては一定の、GKP、下水道プラットホームで実施なさっておるマンホールカード等の活動については一定の成果ですか、これを得られているものと思っております。しかし、現在塙町のカラーマンホール、これは道の駅はなわの前の6枚のみであり、同じデザインであります。また、それ以外のマンホールは車道に多く設置されておりますので、観光資源として活用するためには整備が必要とこのように考えております。現在は、段差解消、実用面の整備、これを優先している状況でありまして、ぜひマンホールカードもこの後、検討してまいりたいと思っております。 実際、このカラーマンホールですか、私事になっちゃうんですけれども、議員のときにこの製造工場に行って見学をさせていただいております。大変立派な工場で、しかもしっかりとした絵づけもされておって、塙の場合はキジとツツジだと記憶しておるんですが、これは間違ったらごめんなさいなんですけれども、きれいなデザインになっておりますので、カードのその町での制作もぜひ考えてみたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 上水道事業、下水道事業とも公会計企業への移行期間ということで、当然資源も限られている、原資も限られている中で仕事をしていただいている中で、その先での段階になってしまうかとは思うんですけれども、当然子供たちに教育をするときに、そういったものも手渡しすることができる、観光資源としても有効活用できるということで、現状は現在の段差の解消、あとは響くことがひどいという場所の解消といったようなことで事業のほうされているかと思いますので、その先の段階としてお留め置きいただいて、有効に活用していっていただきたいというふうに思います。 下水道については以上になりまして、次の3、農業政策についてということで質問をさせていただきます。 現在高齢化が当然叫ばれている、この中で農業振興策というのは、振興しようとしても農業に携わっている主要年齢層が高齢者が中心ということになっている中で、農業振興策、どう考えているのか、この辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私といたしましては、この農業政策、本当に高齢化が進んでおると、大変厳しい状況にございます。今ほどお話しのように、現在、農業中心、農業を支えておる中心的な役割、これはほぼ団塊の世代の方々、その方々も70歳を超えまして、農業後継、大変大きな問題となっております。 そんな中にありまして、少しずつではあるんですが町としての施策、例えば遊休農地、耕作放棄地に花木ですか、枝取り用の桜を植える。これなんかも、これからの農家の生活の一部を支えるということでは大変有効な方法ではないかと。そして、今度開所しました焼酎工場ですか、この工場で使用する大麦、これも聞くところによりますと40ヘクタール、大体120トンぐらいになるんですかね、1ヘクタール3.8トンとかという記憶があるんですが、3.5トンぐらい取れるんですかね、3.5トンを取って40ヘクタールということは、120トンくらいになるんですかね。この生産が目の前に迫っておるということもございます。 そして、こういうふうな少しずつ、あとダリアの花ですね、これなんかももうちょっと生産効率が上がる、そして販路を広げることでの農業の一環としての役づけと申し上げますか、位置づけをしっかりしてあげれば、それを複合的にやることで十分に農家で生活ができる。 それともう一つ、大きな目途にありますのがやっぱり道の駅です。この道の駅で売る野菜の販売、農産物の販売、これは町にとっては大変な収入源にもなっておるわけであります。数億円の売上げがあるわけですから、この販路をもっともっと広げると申し上げますか、深めることでの生産者の所得向上等々、これを単体ではなく総合的に組み合わせることで、これからの町の農業生産人口、しっかりと若い方でもここでしっかり生活して農家の仕事をしながら生活できるんだと、このような町づくり、ぜひ目指したい、大きな目途にして頑張ってみたいとこのように思っておるところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 高齢者、高齢者ということなんですけれども、若い世代、なかなか就労しないということはあるかと思うんですけれども、当然、子供は親の背中を見て育つということで、今の団塊の世代の方が、町長おっしゃったように、道の駅に出荷するだけで年金プラスアルファ以上のものを得ながら、毎週のように1回はゴルフに行ったり、月に1回旅行に行ったりといったような姿を見せてあげられるようなこと、こういったことが次の世代を農業でも食べていけるのかという可能性を見いだす一つになるのかなというふうに思います。 ただ、それを見せるにしても、高齢化のほうがかなり早く進んでいるものですから、農業政策の中で必要になってくるのは、植付けをする、栽培をするというところまでは皆さん、今までの流れで、車があってもなくても結構作業としてはやっていかれるということがあるかと思います。 ただ、問題点としては、それを収穫する、こちらのほうの手、これが収穫がやはり一番、実は農産物で気を遣うところで、実はこの作業が一番、誰でもいいというわけではなくて、ある程度やはり慣れた人、ただ、これ同じ農業者同士だと、自分の作物と同じに扱われると困るような作物まで同じに扱われちゃって商品にならないといったようなこともありますけれども、そういったことで、お互いに助け合いをするための人繰り、これが多分ここに来て、皆さんきゅうきゅうしていると思います。私も個人的に頼んでいた方たちが、やはり年齢が年齢なんでということで、実は今年の春先は一度断られそうになった作業があります。今年の春はやってもらえたんですけれども、来年はこの方たちは多分ないなということで、どうしてもその人繰りの部分、こちらのほうが、町のほうで何とか、高齢者向けの農業政策という中では人手不足の解消、こちらをフォローできるような体制づくりというものが、もし考えがありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その高齢者に対してですか、高齢者の農業生産者に対しての他の助力と申し上げますか手助け、これは振興計画にも計上いたしました。新規に町独自で農作業省力化支援事業、これを構築いたします。これは、農業機械を買うときに町で多少なりとも支援をしようというような、本当に一端の補助ではありますけれども、これなんかはしっかりと取り組んでいきたい。 そして高齢者、まだまだ働けると言ったら怒られちゃうんですけれども、本当に70代前半、後半になってもまだまだやれるよという方も多々いらっしゃいますので、そういう方のご意見をよく聞きながら、今何が必要なのかという部分、これをしっかりと見極めた上で、町としてできる施策、これは考えていかなければならない、しっかりと支えていかなければならないと思っておりますので、ぜひお話をするような機会、これから持ちたいなと。そして、何が不足して、何が必要なのかという部分をもうちょっと掘り下げてお話をできればとこのようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 突然若い人が農業に就農するといったようなことはあり得ないというふうには思っていますので、今の体制をどうやって維持していくか、そのために今回振興計画に上げられたということで、先般見せていただきましたけれども、農作業の省力化支援事業、こちらのほう、これは機械化されるということで、かなり省力化される部分出てくるかと思うんですけれども、それ以外に不足している部分、今言ったような人手であったりといったような掘り下げについては、継続して町のほうでは早め早めに対応できるような体制をつくっていっていただければというふうに思います。 その省力化支援事業ということでお話がありましたけれども、この2番目の質問で上げさせていただきました農業者の収入保険加入、こちらのほうへの助成の考えがあるか伺うということなんですけれども、こちらにも絡んでくるかと思うんですが、農業者の何が一番問題かというと、あらましの人が白色申告でしていて、ほかの事業体ではあり得ない収入保険、この制度、新しくできた制度なんですけれども、こちら青色申告が前提になっているということになります。 町のほうの省力化支援事業のほうは条件が若干違いますけれども、こちらは認定農業者か新規就農の認定農業者、こちらは今農業していなくてもできる、恐らく人・農地プランで後継者ということで指定された人なのかなというふうな考えを持っていますけれども、プラスあと3件以上の団体でということのようなんですが、収入保険、こちらの金額なんですけれども、たまたま二、三日前、私のところにも共済の方、見えられまして、加入しませんかというお話がありました。青色申告はしているんですけれども、去年すごく悪過ぎたんでどうしようかという話をしていたら、そういう際にぜひ使ってほしい制度なんだということでお話をされていきました。 今までの共済制度申し上げますと、年間で五、六万円、私リンゴで掛けていまして、半分取れないといったときで、金額申し上げるのもあれなんですけれども、出てくる保険料というのが30万円ありません。それが今までの共済金の仕組みだったと。米作についてもそうだと思います。特に平成12年のときにひどかったのが、全体が悪過ぎて、冷害のために。本当にひどいところは出たけれども、前の年と比べて、普通共済適用だろうというような状況であったにもかかわらず、一切保険金が下りなかった地区もあったということで、そこから水稲共済のほうは共済離れが進んでいったという記憶がありますけれども、今、先ほど申し上げましたように、一般企業の人が、例えば自分で生産したものが世の中の情勢変わったから値段が下がっちゃいましたといったときに、その価格補填をしてくれるかといったら、そんなしてくれる保険なんて、世の中存在しません。農業だけはやはり国の政策の中で、どうしても生産していただかないといけないという中で、いろいろな方策考えられるという中で、今一番、多分収入保険、この仕組みが農家にとってきちんとした、企業人として農業をしていくといったようなときに、有効な施策ではないかと。 こちらについて、町としてそんなに大人数の人がまだ加入していない制度だとは思うんですけれども、それに対して付保する方へ助成をするという形で、ただ、当然、永遠にしてくれというような話ではありません。そこにシフトしていく、農業者が自立するために青色申告をしたり企業を担っていくといったようなことを支援する手助けとして数年間補助するといったような仕組みがあると、農業者のほうも青色申告にも前向きになってくるだろうし、収入保険というものに対しての考え方というのも持ってこられるんではないかと。 特に、今年のように生産者米価が半端でなく下がる、ただ、ずっと下がり続けているんですよね。それで困った、困ったということなんですけれども、収入保険を掛けておけばある程度の金額は担保されてくるということで、翌年度の作付にも何ら影響してこないということあると思います。その都度都度、毎年対処するんではなくて、継続的に独立していってもらう方向として、収入保険加入への助成の考え方、もし町で導入していただけるのであればと思いましてご質問させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 収入保険加入への助成ということでありますので、具体的な施策についてでございますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 議員のおただしの繰り返しになる部分もございますが、少々お聞きください。 収入保険は、農業をされている方の経営努力では避けられない自然災害や農作物の価格の低下などで売上げが減少した場合に、その減少分の一部を補償するもので、平成31年1月から新たに始まった制度です。基本的に農産物ならどのような品目でも対象となります。塙町での加入状況は、現在把握できている件数は11件となっております。議員がおっしゃっていたとおり、加入できる条件として青色申告を行っている農業者、個人、法人となっているため、加入者が増加していない状況があると思います。 ご質問の助成の件ですが、福島県農業共済組合からも助成措置の依頼がございました。加入者は青色申告という加入条件が厳しく、小規模農家がなかなか加入できないのであれば、条件の緩和が必要ではないかというふうな回答をしておりました。 国の制度でございますので、条件の緩和はなかなか厳しいところがございます。現在、町では助成は行っておりませんが、県では収入保険に初めて加入された方で、新型コロナウイルス感染症等の影響で、過去の農業収入と比較して10%以上減少した方を対象に保険料の3分の1を助成する事業を実施しております。 また、先ほど議員がおっしゃったように、白色申告から青申に向けて、慣れていく間、何年かの間だけでも町独自で補助できないかということを、今後も近隣町村との状況を踏まえた上で検討してまいりたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) そうですね、青色申告って、通常であればイメージすると消費税納税時、事業者1,000万円以上の売上げがある人ということを想像するんですけれども、実際には町の商店であっても当然、通常、事業をしている人は1,000万円の売上げがなくても青色申告会等々に参画されていると。農業者がそこの部分に踏み込んでいけるかいけないかというところになるかと思いますので、認定農業者会がまだ存続はしているのかな。ただ、存続しているだけの状態が塙町だと思います。 ただ、他町村は多分ないというところも聞いていますので、認定農業者にかかわらず、農業者に対して、やはり青色申告にシフトしていっていただけるような、ただ、あと何年農業を続けられるんだろうというような疑問を持たれている方については別枠ということになるかと思うんですけれども、ある程度の年齢若い方に関しては、青色申告のほうへシフトしていただけるような動機づけといったようなものの一つになるんではないかというふうに考えておりますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと。 先ほど農林推進課長おっしゃったように、国の政策ですので、こちらが幾ら白色申告でもいいでしょうというようなことで要請しても、そこはハードル多分下がってこないだろうと思うんで、なるべくなら農業者がそちらのほうのハードルにたどり着けるような考え方を持てるように、町のほうとしてある程度、本当は農協さんの仕事なのかなというふうにも思うんですけれども、そこを含めて町のほうとしても何か助力いただければというふうに思います。 農業政策について3番目、来年度国が予定しています米生産費減へのコスト分析等の支援事業というものが予定されているそうです。こちらについては、上限1,000万円ということでの助成を国のほうでは考えておられるということですので、これも公表されているのか、されていないのか、まだ新聞記事だけの状況でしたので。 毎回聞いていますけれども、塙町では竹パウダー農法について、特産品の一つが竹パウダー農法ということになってくるかと思います。こちらの優位性を示していただけるように、分析等を行っていただきたいという質問をさせていただいているんですけれども、まさにコスト自体が下がらなくても、それによって付加価値がつくことによって米価の安定を図れるということは、コストの削減の一つになるんだろうという考え方も一義的にはできるかと思います。 そういった方向で、こちらの助成金を可能であれば申請していただいて、特に竹パウダー農法で生産したもの、この場合、米に限定されてしまうんですけれども、の成分分析、福島大学のほうでは、国内初のすばらしい機械を最近入れたそうです。こちらでかなり成分分析できそうなんで、できればそういった費用を捻出して、竹パウダー農法を何とか遊休竹林といいますか、竹林の伐採含めて、町にとって大切な事業かと思いますので、それの優位性を示せるデータを作る考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な施策でございますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 町で取り組んでいる竹パウダー農法は、里山に学び、植物の力を生かす農法でございまして、日本の里山で昔から行われてきた農法を現代に再現させた取組であり、以前議員からもご指摘のあったみどりの食料システム戦略の中の考え方及び今回の米生産品減へのコスト分析支援事業のうち、未利用資源の活用という部分あたりが合致するのかなというふうに私のほうでは捉えているところでございます。 これまで行ってきた町の取組には、国の策定した戦略や、こういった支援事業と合致するような取組であったということでございますので、現在、若干足踏み状態と申しますか、竹パウダー農法でございますが、優位性の検証と、それを使ったことによって野菜の食味が上がる、そういった具体的なデータを取りまして、PRへとつなげ、そして竹パウダー農法を普及するために活用していくように取り組んでまいりたいと思っております。これからしっかりと、このみどりの食料システム戦略及び今回の支援事業を研究して、その辺、対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) そうですね、竹パウダー農法については、やはりそれでブランディングして、販売価格をほかの野菜より、通常栽培の野菜より値上げをして売りたいと。当然その分、実入りが増えますよということになります。 ただ、やはり竹パウダーで作ったもの、おいしいですよという触れ込みはしています。シールも貼っています。でも値段はみんな差はつけていません。というのは、つかむ人、結局、消費者側が何でという理解ができていないということで、やはり優位な数字、これが一番必要なものだろうと。ただ、なかなか出ないという話も伺っていますけれども、とにかく出るまで続けていただいて、優位な数値が出たということであれば、それを宣伝として、逆にという言い方は変ですね、竹パウダー農法で製作したものについては、通常販売価格100円のものであれば、例えば110円、120円で販売してもらうといったこと、こちらもお客さんもそれは納得して購入する動機づけになるんではないだろうかというふうに思います。生産者自身がおいしい、おいしいってみんな宣伝はしていただいているんですけれども、どのぐらいおいしいのというのがやはり分からない。あと、例えばそこを含めてなんですけれども、そういったことで継続して、可能な限り優位な数値が出るまでやっていただきたいというふうな要望をさせていただきまして、農業政策については質問を終わりたいと思います。 最後になりますけれども、保育士等の有資格職員の確保について、これ何度かお話しさせていただいているんですが、今期もこども園で会計年度任用職員の方だったと思いますけれども、中途で退職された方がいらっしゃると。たまたま、誰々先生辞めたんだよと、うちの娘、帰ってきて言いました。これがジェンダーフリーの中で、発言として適切なのかどうかはちょっと問題なんですけれども、子供に教える場合には、例えばお祝い事、結婚をして旦那さんの職場が遠いところだから退職したんだよということであれば、すごく説明できます。何で辞めたのと、さあ、こういったことで、幼児期に年度途中で先生がいなくなるということの影響というのはすごく大きいと思います。 ただ、それは今回のテーマとは若干違うんですけれども、そういった場合でも、例えば入れ替わったんだよというようなことで、交代要員がすぐ手配できるような状態というものをやはりつくっておいていただきたいというのが私の要望ではありますし、先週の一般質問でもほかの議員さん、下重議員からやはり待機児童の問題で同じような話が出ていたかと思います。結局、先生がいなくて子供を預かれないというようなことでは、ちょっと話にならないと。 その中で、一応組織上、あと人事上、募集要件があるんでなかなか教育現場以外に配置することは難しいというふうに伺ってはおります。一応、これ多分、組織論的にいくと、こういうことができませんかという質問の最後になりますけれども、実際、教育委員会の所管部門以外であっても幼児教育にとっての知識が必要な仕事というのは多分あると思います。 ですので、募集要件は変えないけれども、役場内の組織規程、業務分掌規程の中で、例えば幼児教育従事者が必要な業務があるんで、この課で人を配置する予定があるといったようなこと、こういったことで、逃げにはなるのかなとは思うんですけれども、そうなれば、もしそこで雇えるということになれば、人事交流も図れて、今は塙と笹原にしかないところで固定された人事の中で人同士仕事をするというのがなかなか難しいんで、ジョブローテーションもできるのかなと思いまして、今言ったようなことで、教育委員会所管外の部門であっても有資格者の助言が必要な業務があると思います。そういう役場組織内の業務分掌を見直して有資格者を配置するなどの手当てができないかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これは私も議員と同様な考えを持っておりまして、何度か担当課長ともお話合いをさせていただきました。ただ、行政職というんですかね、行政事務で入った方と一般有資格者というんですか、有資格者の条件をつけた者と一般行政事務で採用された方というのは区別されるということで、何とか人的な交流、幼稚園、保育園で働く、こども園で働く方も役場の中の組織をある程度理解していただいた上で、その組織の中とスムーズに交流と申し上げますか、事務交流等々、事務の交流と申し上げますか、その相互のやり取りが大変スムーズにいくんではないかというようなこともあって、何度か担当課長とも話はしました。ただ、当初の受験資格というんですか、受験要項というか要件の中にそれが組み込まれていない以上は、その行政職、それから有資格職で役場に入った方との交流はなかなか難しいという話はされております。 ただ、これからは、保育園、幼稚園教諭、それから保育士ですか、この試験を受けるその要項の一項に、町の職員として一般事務の経験をする機会もありますよという言葉を入れたらどうかねと言ったら、それはできるというような話なんですね。ですから、来年の募集要項から、人事交流ではないですけれども、やっぱりその中をよく理解していただくということで、短期間ではあってもその役場の中に入って、事務を学習する、それから人との交流も学習するというようなことは必要ではないか、このように思っておるところでございます。 それでも基本的な見解はございます。それは担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 議員さんのおっしゃるように、フレキシブルな人事交流とか配置とかってできるのが体制であれば、確かに望ましいとは思いますが、基本的に職員を採用する場合に、行政事務として採用する中に幼稚園教諭とか保育士とかの有資格を条件としてつけるということは当然ありません。あくまで行政事務と。有資格が必要な業種については、その資格をもって募集の要件にしております。 そういう中で、どうしても有資格者が特定の部署が長くなるという部分での交流の部分というのは、確かに頭が痛いといいますか、本当はいろんなところを経験していただくのがいいんですが、基本的にその業種として募集をかけ採用している中で、その中でほかにというのは、やはり行政上の規則の中ではできないということなので、ここについては、一般行政で事務で採用された職員がたまたま有資格者であったと、ではその有資格者にその専門業務に行ってくれというのも基本的に採用条件と違うということになってしまうので、基本的には採用された条件、それを理解して、あくまで職員と労働者と雇用者の契約ということで考えれば、契約に基づかない雇用の仕方はやはりできないということでご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) そうですね。やはり行政というものは当然法律にのっとってやるということで、ただ可能な限り、できる手段があるんであればうまく、この先で結構ですので、継続して検討していきながら人事交流も図れるような、開かれた全体での町行政という中で、職員捉えられていただけるようにしていただければというふうに思います。 以上で、1番議員、金澤太郎、一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前9時59分               再開 午前10時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田広明君 ○議長(割貝寿一君) 次に、7番、吉田広明君、登壇願います。 持ち時間は11時11分までです。 吉田広明君。     〔7番 吉田広明君登壇〕 ◆7番(吉田広明君) 7番議員、吉田広明です。 通告に沿って質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、平成26年7月15日付全国知事会による少子化非常事態宣言の抜粋を読み上げたいと思います。若年人口の減少により地域経済の活力が奪われ、地方はその多くが消滅しかねず、労働力人口は減少の一途をたどる。今生まれている子供たちが働き手となる時代には、経済規模の縮小に加え、耐え難いような社会保障負担を背負わされるなど、国全体が閉塞感で覆い尽くされるときの到来も招きかねず、次代を担う子供たちが将来に希望を持てなくなってしまった国には、もはや発展は望めない。直ちに、若い世代が希望をかなえ、安心して結婚し子育てのできる環境整備に向けて、国・地方はもとより、地域社会や企業などが世代を超えて協力し、子育てを支え合う社会を築き上げていくためにも、総力を挙げて取り組むべきであるとここに宣言するとあります。 全国知事会による少子化非常事態宣言は決して大げさな話でもなく、塙町の出生数から見ても、大きな政策転換の時期にあり、子育ては町や地域で支えなければ存亡の危機に直面します。 それでは、質問に入ります。 子供の第三の居場所開設に向けて進捗状況等教育関連及び提案について、それぞれ伺いますが、進捗状況等内容の説明は重複いたしますので割愛させていただきますが、まず気になる名称について、子供たちが差別を持たれないような名称にするべきであると考えます。名称は子供たちから募集をするなど身近な名前にしたほうがいいと思いますが、名称の案があれば、まず伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉田議員のご質問にお答えいたします。 まず、名称でございますが、B&G財団の助成事業を活用する予定でありますので、第1案として、子供第三の居場所となる予定でございます。今後、誰でもが利用しやすいようにするためにも、名称についてはその後も考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) なるべく親しみやすいような名称にしていただきながら、できれば子供たちから案を出していただきながら、大人目線でなくて子供目線で名前をつけていただきたいと思います。 この子ども食堂と言われることに対して、多くの人のまず誤解があります。最初の始まりは子供の貧困対策ではなく、東京都大田区にある気まぐれ八百屋だんだんの近藤博子さんが、子供の居場所や地域の開放スペースとしてスタートしましたが、現在は子供の支援施設として全国に広がりました。 それでは、次の質問に入ります。 町内の子育て世代のつながりと活動があまり見えないのが現状だと思います。子育てに関する課題の手助けをするためにも、ネットワークの創設などが必要になりますが、そこで提案したいのは、子供農場を運営し、収穫した農産物は子供の第三の居場所や道の駅の子供農場コーナーなどで販売するなど、食材供給活動を行う場所として、父母や子供たちが積極的に参加する圃場を整備する提案などについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 現在、各小学校におきましても、体験活動、いわゆる農業関係の体験活動といたしまして、塙小学校では田んぼの学校、それから笹原小学校ではコンニャクづくり等もやっております。また、幼稚園や公民館事業の子供教室においても、サツマイモの収穫等でも田畑での農作業、これを実践、体験しております。こういったところも含めまして、子供第三の居場所活動拠点からも農作業を含めた様々な体験活動が全国でも報告されております。 これからの検討とはなりますが、農業、つまり収穫の喜びや地産地消などを含めた食育の推進を含めまして、子供たちがいろいろな体験をして、それを食事に生かすというようなこと、あるいは自分たちで作ったものを自分たちで売るというような活動を通して、子供たちが自立に向けて、あるいは子供たちの様々な活動が収穫の喜びや、あるいはお金を得るというようなことも含めて、いろいろな活動を体験させるようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 全国では様々な活動が行われています。まだ時間がありますので、須賀川市のマミーズガーデンというところがあります。訪問していただきながら、ネットワークサークルの支援活動を学んでいただきたいと思います。 ちなみに、このマミーズガーデンなんですけれども、父母の特にお母さん方が中心になっておりまして、何ていいますか、お母さん方も自分たちのためにネイルサロンをやるとか、フェイシャルエステをやるとか、皆さんで楽しみながら子育ての話をしている場があります。我々の、65歳以上に私なっていますけれども、その価値観ではないような今の時代なので、そのような支援も含めて第三の居場所等にそういう場所があればいいかなと。常設ではなくてもですね、とは思っております。 それでは次に、GIGAスクール構想ということで、素朴な疑問なんですけれども、プログラミング教育の授業は、プログラムを作成するに当たり、今後、英語や数学の授業時間を増やし、学力を上げないと成果が出ないと言われております。授業時間の配分や中学校卒業時点でのプログラミング言語の理解や制御技術ができるなど、どのようなスキルが身につくのか、私たち高齢者や多くの町民の方が内容をほぼほぼ理解していないと思いますので、ご説明をお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) プログラミング教育の基本的な考えといたしましては、論理的な思考力をつけるということでございまして、様々なものがございますけれども、塙町内におきましては、スクラッチ、フリーソフト等を使いながら実施をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) この事業というのは、国のほうで文科省、総務省、経済産業省が主体となってやっておりまして、文章を拾ったところ、2020年までに37万人のIT人材が不足するということで、世界に向けて対応するということでこういうことをやっているのかなと思います。 その中で、資料を拾っていく上でいろいろ面白い話があったので、ちょっと1つお話ししますけれども、レゴのプログラミングの教材ということで、レゴというとアメリカの企業さんかもしれませんけれども、このような教材が町の学校の施設の中に足りているのか、これは制御する本体があったり、いろんなアタッチメントがあって、当然部品の組立てはするんですけれども、iPadを使いながら、どういう動き方を考えながらするようなシステムのレゴということになっておりますので、十分にそこらの整備状況が整っているのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 まずレゴスクラッチですか、こちらのほうについては、今のところ採用しておりませんが、今後は検討していきたいと思います。塙町内で採用しているスクラッチ等についてですが、スクラッチ、フリーソフトというものがございまして、それをやっております。 また、スフィロミニというようなもの、あるいはまなびポケットの中にあるアプリ等を使用して子供たちに学習をさせているところでありますが、詳細について担当課長から答弁いたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、お答えをいたします。 現在、小学校のほうで行われているプログラミングの中身でございますが、まず小学校の中でいきますと、算数と理科、そちらのほうで多く使われております。 例えば算数ですと、正三角形を書くためにはどういった形で行うかというようなことが、このプログラム教育の中で用いられております。10センチの棒を角度をどれだけ持っていくか、それを反転させて、また持っていくか、それを繰り返すことによって、三角形から八角形とかそういったものも全てできる、これも一つの算数の勉強となってきます。 また、理科においてですが、この中で一番身近なものですと信号機、こういったものが挙げられます。この信号機がいろんな動作を含めまして色が変わっていくというのをプログラミングで学ぶというようなことも行っております。 また、先ほどレゴのプログラミングというようなお話もありましたが、小さな機械を使っておもちゃ的なものですね、そういったもので信号を与えてやって、右に曲がったり左に曲がったり、そういったもので学習するということもやっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 話はちょっとずれてしまうんですけれども、私は、例えば湯遊ランドの木造のシックハウス対策の住宅がありますけれども、ここに、レゴランドとは言いませんけれども、ちょっとしたこういう遊びを学ぶところのスペースがあれば、かなり若いお母さん方やご父兄の方が他県からも含めて来られると思いますし、そんなに費用のかかるものでもないですね。もう何千万円もとか、何百万円もかかるものでもないですから。 特に地元の父兄の方が言うのには、塙町で子供さんを遊ばせる場所がないと言っていらっしゃるんです。であれば、せっかくああいう施設で、山の中でいろんな外でも遊べることもできますので、教育と遊びということでセットで、そこの湯遊ランドの木造のところに数台か数十台か、それはお任せしますけれども、入れれば十分、町のお母さん方、来ていただけるのかなと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。町長、どうでしょうか。いきなりですけれども。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ぜひ、いろいろ話合いを持つ時間を取りまして、検討はしてみたいとこのように思っています。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 最近問題になっています携帯電話の依存症ということで、パソコンというかiPadもそういうふうになってしまうのかもしれませんけれども、大人のパチンコ依存症と同じように私は何となく感じております。屋外で体を動かすことも大切なことですので、注意をしながら進めていただきたいと思います。 次に、塙町も学習の支援体制や体験塾などをサポートする機構が必要だと思っております。 参考までに、秋田式まとめノートタイプから福井式解くノートタイプへの成功事例があると聞いています。これらを参考にしながら、今申し上げましたレゴプログラミングロボットなども常備し、英語やプログラミング学習も含め、教職員の退職者の方を頼みながら、リモートでもこれできますので、そういうシステムを子供の第三の居場所に設ける提案をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) ただいまの吉田議員さんのほうからご提案をいただいた件につきましては、十分検討をしまして、第三の居場所となるスペースの中でこれを進められるように検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 私の知り合いの話なんですけれども、東京で大学の教授をやっていて退職をしてしまって、高校とかいろいろありますでしょうけれども、とにかく在宅ですることがないという方が結構、毎年増えているわけですよね、毎年退職されますので。ですから、多少の報酬は必要でしょうけれども、そういう方に、難しい話じゃなくて、子供たちのその層に合わせた、インターネット回線を使いながら十分できると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 2021年の世界デジタル競争力ランキングというのがありまして、日本は28位。ちなみに、世界幸福度ランキングというのは56位だと言われております。 子ども食堂関連での質問は平成30年3月に私、最初にしておりますけれども、今では全国5,000か所に及ぶ施設が稼働しています。やっと時代に寄り添った政策であり、町長の決断で実現へ動き出しました。本事業での利用者は少ないだろうという人もおりますが、大切な子供たちであり、少ない人数でも拾い上げ、こぼさないことこそ教育と福祉のありようだと思いますので、期待をしております。 それでは次に、空き家バンクの登録状況、人口減少対策及び移住定住関連についてですが、まず、空き家バンクの登録状況と本年度内の契約実績や契約見込み件数の状況と、購入された世代などについても伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容的なおただしでありますので、担当課長より答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ご質問にお答えしたいと思います。 まず初めに、登録状況と実績でございます。空き家バンクホームページ閲覧数でございますが、11月末現在で1万2,071件、月間でありますと、直近の11月の閲覧数は2,494件と多くの皆様に閲覧のほうをいただいているところでございます。 また、本年度、国交省事業で不動産情報のサービスのパイオニアでありますアットホームが運営いたします全国版空き家・空き地バンクに本年5月に登録をしてございます。ここから全国に塙町の情報を発信しておりまして、特に関東圏の問合せが多くなったところでございます。 そのほか、6月と8月に空き家相談会、空き家バンク登録会を実施しております。空き家所有者、利用希望者の中から空き家バンクの有効活用、登録の促進を図っているところです。これによりまして、空き家バンクの登録件数、新規物件が4件ほど昨年より増えてございます。現在は10件、空き家バンクに登録がございます。 購入世代でございます。成約件数は2件ということで、購入世代については40代の子育て世代ということになっております。 特に購入相談の傾向でございますが、山間部の空き家につきましては、高齢者の方のお問合せが多くございます。比較的町の中心部、周辺につきましては子育て世代の方の問合せが多い傾向にあるというふうになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 当然の条件で、若い人たちは町うち、近隣に住むというのは当然のことだと思います。 塙町のホームページに掲載されている空き家を買った場合、それなりの改修費がかかってくると思います。最近は、その資材等も仕切りベースというんですか、下代ベースで二、三割高騰しているというふうに言われております。 令和2年度の家計調査報告の中でも、消費支出は前年度対比でマイナス5.6%で、全ての年齢、階級で減少し、所得も過去25年ほぼ横ばいです。また、貯蓄と負債額を見ても、負債額が増えていくのは30代で、人口構成比の逆ピラミッドを修正していくのには、この30代の世代を注視した新たな戦略的な政策を打ち出すべきだと考えております。その考え方に対して、町長の一言お願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これ、この課題と申し上げますか、問題と申し上げますか、これは全国ほぼ、自治体、同じような思いを持っておることだろうと思います。その中にあって、ぜひ若い世代に移り住んでいただくと。 ちょっと関連するので話させていただきますけれども、宮崎県に、前からそういうお話はしておるんですが、綾町という町がございます。そこに道の駅、先ほどの話とも関連するんですが、木の花ガルテンという名前なんですが、道の駅がございます。数字的には三十数億円、関連施設も入れての数字ですけれども、商いと申し上げますか年商があるんです。この中で、特に農産物を生産している農家の跡取りさん、これが年間の売上げが1,000万円超えるあたりくらいになると、子供たちが帰ってくる、跡取りが帰ってくるというような状況もあるようであります。 ですから、この町にあっては、やはりこの町の特性、これを最大限活用すると申し上げますか、生かし切ることで、若い方の都会からのUターンを含めての、それからここに定住していただくことを含めての施策というのは、そういう方向で進めるのが一番現実的ではないかなとこのように思っておりますし、先ほど申し上げましたように、農産物の中でも新しい視点でその生産を考えることのできるような、そういうふうな業種と申し上げますか、種類の農産物も入ってきておりますので、まずは東京と同じ環境をつくって云々ということも、これも必要ではあろうかと思うんですが、それ以前にやはりこの町の持つ特性をしっかり生かし切ることで、若い方をここでも生活できるんだよという、そういうふうな環境をつくっていければと思っています。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 農業とか塙町で就労した場合に、ここでも頑張って生きていけるんだよという内容については、後で関連でお話をしていきたいと思っております。 当然、1,000万円近く農業収入や、働きながら農業をやっていてそこそこ収入もあられる家庭も十分あると思いますので、前々から言っているんですけれども、職員の方にそこに勉強に行ったほうがよっぽど早いと私は思います。名前は挙げられませんけれども、高齢者の方でもバックホーを買ったりいろんな投資をしながら、計画的に農産物を作って売上げを上げている方もいますので、役場の中にいたんでは駄目なんですよと思います。やっぱり実践者の近くに来て裏表聞けばいいんですよね。私もそういうことで言ってはいるんですけれども、皆さん来られないので、嫌がられているのかなとは思いますけれども、ぜひ怒ることではないので、聞きに来ていただきたいと思います。裏技があるんですよね、皆さん。成功の陰には。それを聞き出さないと、幾ら数字を羅列したところで、これは机上の空論ですので、やっぱり行っていただきたいのが本音であります。 塙町の将来のため、若い人や若い移住者の活躍できる、これからビジネス支援とか生活支援が必要になってくると思います。このビジネス支援とか生活支援には大いに期待をしていくものであります。 それでは次に、企業就労と農業就労及び地方の生き残り戦略について質問をいたします。 塙町過疎地域持続的計画の策定に当たり、新過疎法の改定に伴う移住定住、地域間交流の促進、人材育成などが新たに加わり、個性的、創造的な取組を推進しますと説明がありました。地方の生き残りに生産年齢人口を増やすことが喫緊の課題とされています。企業は人手が不足すれば外国人研修生を受け入れればいいと考えますが、これすら時代遅れで、総所得や最低賃金は韓国に抜かれています。将来、日本が海外に出稼ぎに行く時代が来るとも言われています。 また、労働力が不足すれば、労働力の多い地域に企業は移転を模索すると思います。総務課や商工会に事業所の将来にわたる雇用見込みの統計調査はあるのかと聞いたところ、商業統計アンケートを実施していないとの返答でした。これでは、将来のどういう絵が描けないと思います。将来の生き残り戦略をどのように考えているのか。 また、婚活事業の本年度の進捗状況と、婚活アットマークオンラインというのがありますけれども、ちょっと内容が理解できないものですから、併せて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず生き残り戦略、企業関係等分ということでお話をさせていただきます。 ご承知のように、町では個々就学者に対しての補助、この条件の中に町で働いていただくことを条件に、塙高の子供たちでありますけれども、その補助金を出す。それから、コロナでなかなか集まりができないんでありますが、企業の皆さん、企業の関係者、その経営者の皆さんに集まっていただきまして、話合いをする機会を持つ。そして、町として支援できることはないでしょうかというお話もさせていただいてはおります。まず、できることは本当に、町で企業に関してはできることは人材の確保、それからその就業環境の改善のための話合い等々、本当に限られた部分ではあるのかなとこういうふうな認識は持っております。 ただ、企業自体の情報、これはもっとしっかりとつかんでもいいんじゃないかなとは思っておりますが、なかなか役場の仕事自体が忙しいものですから、そこまで手が出せないというか、それまでなかなか追いつかないんではありますけれども、各企業の今の経営状況、これなんかもしっかり統計的につかんでおいて、何かしらの手助けができればという部分もございます。 そして、農業関係ですか、先ほどお話をさせていただきましたように、やはり地場のもの、これをしっかり育てていくことで、まずみんなの生活基盤を、ある程度の生活基盤を完成させる、こういう思いは持っております。当然、先ほど来、麦の話もさせていただきました。これも、米と麦、二毛作というんですか、これも可能なはずですから、麦も1町歩当たりだと結構な金額になりますので、ぜひ、そういうことも含めて、収入の確保と申し上げますか、これを進めていければ。 ですから、農業に関してはかなり地場のものもありますから、農林業と言ったほうがいいですね、林業も当然しっかり、今いい状況にありますので、これをしっかり守っていく、育てていく、かつ、どんどんアイデアというんですかね、新しい手法等々提案できるものは提案する。それから県、それから国、関係する省庁等ともよく情報をいただきながら進めていく、こういうふうなことは考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 私のほうからは、ご質問の、まず本年度の婚活事業の実績でございます。 本年度は塙町結婚促進協議会、1回開催してございます。毎年実施しております結婚お祝い金の贈呈、こちらにつきましては、本年度、今のところは6組という形になってございます。 あとまた、前は塙町でも仲人連絡協議会というのがございましたが、現在、福島県の結婚・子育て支援センターというものがございまして、そちらに登録している世話やき人という登録制度がございます。現在、塙町内からは3名の方が登録している状況になっております。 また、議員おただしの婚活アットマークオンラインということで、各戸に回覧板で配布が入ったかと思いますが、こちらはしらかわ地域定住自立圏関係の事業で実施しております。本年度、従来ですと、募集をして、男性と女性が会話をしたり食事をするという場を設けてはおったんですが、この新型コロナ禍でやはり民間会社に勤めている方らもなかなか、外へ行っちゃ駄目だよという会社もまだあるみたいなので、今回はオンラインで、まずはセミナーですね、しゃべり方とか対話の仕方をやるとか、服装の問題とか、そういうのをまず先生にアドバイスを受けて、その後イベントを2回オンラインでやるということで、婚活でオンラインがどうなのかなという部分は疑問はあるんですが、まずはやっていかないと、こういう部分についてもということで、県南の市町村のほうで企画をした部分でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 今のお話の中で、企業さんとの接点が何か少ないように感じられます。就労の問題というのは、各企業さん、非常に毎年退職者もいるわけですから、喫緊の課題であると思います。 こういうところに今、協力隊の方でもいいですし、やっぱり積極的につながりを持つ、それから企業さんに町の動き方を理解してもらいながら、共同参画というんですか、共にやっていくという、その足がかりになっていくと思うんですね、こういう事業も。ただアンケートをただ取るだけでも。次の話を持っていけばいいわけですから。まず名刺交換もしていなければ、何も事は進みませんので、ぜひこれは進めていただきたいと思います。少なくても事業所の5か年分ぐらいの雇用見込みアンケートを取る。 婚活事業は、こういうことを言っていらっしゃる方がいます。昔は青年会があったから結婚できたという、今はないからできないのかという問題なので、だったらつくればいいでしょうということなので、本当に、青年会という名称がいいかどうかは分かりませんけれども、昔成功した事例があるんであれば、今つくるべきだと思います。決してお金のかかることでもないし、呼びかけをして、各区の若手の人にリーダーになってもらってやればいいだけのことですから、お金をかけるということじゃなくて、こういうことをやっていただけないかなと思いますので、ぜひとも検討をよろしくお願いいたします。 次に、四国の宇和島市は、子育て世代が移住した場合、住宅の改修費に3分の2、補助限度額400万円などとホームページに書いてあります。泉崎村の定住促進用地無償事業では、第1期から第2期募集、計8区画が全て契約済みで、32人以上の人口が増えそうです。調べれば調べるほど、各自治体は特色のある移住に向けた事業を行っています。塙町も思い切った政策を考えるときです。 そこで提案ですが、若い世代の子育て世帯として限定しながら、定住促進のための無償譲渡する土地開発が可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご承知のように、町で手がけた事業ですか、これは無償ではございませんでしたが、さくらタウン末広、この分譲22区画完売したということで完売、1戸については完売予定であります。この流れの中で考えますと、まだまだ需要があるのかなという思いもございます。 その中で今、用地の無償事業ですか、これを考えていくべきであろうと。当然、初期的な投下ですか、お金の投下が少なくて済む、それから事業のための補助金をもらうとかで、町の負担が少なければ、それを先行投資のお金と考えれば、決して無駄なものではないだろうとこのように思っておりますので、これで次の展開は終わりということではなく、次の展開は十分に考えておるつもりであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 私が考えていたのは、地価の高いような平場の町うちの坪単価の高いところを言っているんではなくて、若干郊外になると思いますけれども、山林を宅地に地目変更をして開発するという意味合いであります。 現在の山林単価が場所によっては若干違うとは思いますけれども、相当購入代金も安価に収まると思いますので、こういうところは検討の余地があるのかなと最近つくづく感じていますし、地元の大工さんが言ったのは、資材費、先ほど言いましたけれども、仕入価格が2割から3割上がってしまうと。そうすると住宅ローンを抱えられない、家を建てる若い人がいないんじゃないのかという、今心配をしている大工さんがおります。結構若い、若いといっても40前後の人ですけれども。やっぱり身近に肌で感じているんだと思います。 より多くの不特定多数の方に家を造ってもらうのには、それなりの工夫というんですか、やっぱり戦略を考えないと、今の時代に合った人口増というのは図れないのかな、定住も含めてですけれども、そう思います。 そこで、さらなる提案ということで、DIY講座と連動して、地域おこし協力隊に無償で提供した宅地に、小規模木造ハウス程度の建物を自分で建てて住むことは定住促進につながると思いますが、もう最初からそれで募集をするみたいな、そのほか不測のいろんなことはあるは思いますけれども、この提案について伺います。
    ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員の考え方は本当に面白いと申し上げますか、興味深い考え方だろうと思います。その土地を提供する、そこには家を建ててもらう、その建て方も、できたらば今の時代ですから、プラモデルを作るような感覚で自分で家を造るというような、そういう方向性ができてくれば面白いなと思っております。当然、専門的な部分、屋根を張る、屋根を造るというんですか、屋根を施工する、外壁云々という問題も多少出てくるかとは思うんですが、主だったものを自分が造って、できるだけ暇を見ながらこつこつとやることで家を造り上げる、そして自分の家を持つ、そしてしっかり原価の、元手のかからないお家をしっかり提供できるような、そういうシステム、ぜひ考えてみたいと思います。 これなんかは当然、中央省庁あたりに投げかけたら、面白がってやる可能性も十分あると思いますので、何かの機会にぜひ提案をして、そして当然、この町にはしっかりとした材木を供給する会社があるわけですから、その会社ともご相談をしていきながら、その建物自体を、プレハブというんではなくて、もう自分で組み立てるようなキットで造って仕上げるというのは面白いかもしれないです。これから一つの新しい住宅政策になる可能性はあると思っておりますので、興味深くこれから資料収集等やってみたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) そのキットハウスみたいな形でのローコスト住宅というのは、これからの時代に非常に若い人受けしやすい内容だと思いますし、専門的な話になりますけれども、外壁は多少の防火機能は必要、多少というか法律的な防火、耐火は必要になりますけれども、杉板の丸太の脇を削り落としたのがほぼ焼却されておりますけれども、これをよろい張りにすれば全然外壁材もかからないわけですから、寸法はまばらだとは思いますけれども、そういう施工もありますし、そういう話を職員の方とやりたいんですよね。だけれども来ないんですね、嫌われておりますので。 こういう具体的な話をいろんなところに行って、自費で行ってもそれは、私は行きますけれども、そういう機会を町長にも設けていただきたいと思います。 そういうことで、協力隊の方の提案ということで、こういう方を募集していただきたいですし、この事業で協力隊は任期後、移住定住を受理してもらう、意欲のある人材確保に努めていただきたいと思います。 それと、建築関連でちょこっと言いますけれども、最近の話で、塙町は竹パウダーしか頭に入っておりませんけれども、フィリピンで竹の合板を国際規格に合ったやつを造り始めております。これは環境問題とかSDGsの問題とかということで、世界に向けて情報発信を始めました。強度はコンクリートの14倍と言われております。担当者1人、フィリピンに行って勉強してくるぐらいの気概があれば、技術は日本でも十分あるわけですから、もうどこへ行っても日本中竹なので、そういう考え方に次の時代はなっていくのかなというふうに思います。 それでは、次の質問に入ります。 国が進めておりますスマート農業は、私から見ても大きな投資になります。来年度から始まる農作業省力化用機器購入補助金事業も高齢化した小規模農家を守る対策ではありますが、一番は担い手の問題です。高齢化した小規模農家を守るということは、先ほど1番議員の質問で重複しますので、一部は割愛させていただきますけれども、今言った担い手不足、要するに労働力不足ということになってきます。 これから、私なんかもある程度年齢がいってしまうと、莫大な設備投資というのは回収を見た場合になかなかできません。例えば、小型専用機というのはたくさん今売られております。たまたまニンニクの作付とか、取り上げるというんですかね、機械を見た場合に、打ち込む機械があるんですけれども、三百五、六十万円するんですね、1台当たり。反収から計算ざっとしていただきたいんですけれども、ニンニク1玉の単価って結構そこそこします。これ300坪やったらどうなのということなんですね。1個100円で売っても、じゃ何個できるのという、後で推進課長、計算してお答えいただきたいと思います。 それと併せて、最近、ネオニコチノイド系農薬の規制強化の情報も出ておりますので、併せて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容的なお話でおただしでありますので、担当課長より答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 地方というか地元に後継者、担い手がいなければ、やはり都会とかからIターンの移住者を呼び込んで農業を営んでいただくということがやはり一つの戦略だとは思っております。 近年、都会に住む方の地方移住の関心が高まっておりまして、特にコロナ禍で会社に出勤することなくリモートワークの増加で、都会に住む必要もなくなったというのが考えられることもございます。このように、リモートワークで仕事をできる方が移住してきて農業を就労するケースと、一方で、農業就労しながら地方の企業に就労するケースもあるかとは思ったりしております。地方の担い手不足は農業だけではなくて、林業、建設、建築業、造園業などいろいろなところに及んでおりますし、新規就農者が農業だけですぐ食べていくというのは非常に厳しい現状もあるのかなというふうに思っておりますので、企業就労と農業就労を併せて移住を進めていくことも選択肢の一つになるのではないかというふうにも考えております。 都会からの若い世代の移住就農は、各自治体間での奪い合いという問題もあるかと思いますが、まち振興課の空き家バンク事業などの定住促進事業と連携しながら、移住就農者の確保に努めたいとは思っております。 それと、ネオニコの件でございます。最近テレビ等で放映されまして非常に話題になってきておるものでございます。ネオニコチノイドと言われる成分を含んだ農薬の問題でございます。名前のとおりニコチンに似た物質で水溶性でございまして、植物体内に浸透するため、残留すると洗っても落ちないというような現状があるようでございます。これら農薬の問題で、当初は有機リン系の殺虫剤に代わる農薬としてネオニコが開発されまして、90年代に入ってから使用してきた、急増してきたわけなんでございますが、その頃から蜂、蜜蜂等の大量死が世界各地で起こり、研究の結果、ネオニコという物質が蜂を含む昆虫、鳥類の激減など重大環境破壊を起こしているということが明らかになっております。 また、人への影響として、脳の発達への悪影響が懸念されているということで、ネオニコ、ニコチン同様、人の脳に存在する受容体に作用しますので、最近ちょっと増えている子供たちの発達障害、いわゆる自閉症であったり多動症であったり、そういったものに影響しているんではないかなというようなことが見られます。 こういったことで、町として昨年、斑点米カメムシの防除の補助を出しました。私も正直うっかりしたということでありますが、その使用農薬については規制をしておりませんでした。実際、5事業体のほうに今年補助を出して、農家の皆様に補助したわけですが、5事業体のうち2事業者がいわゆるそのネオニコチノイド系の農薬を使っていたということで、やはり環境、人体に対する影響があるというふうに懸念されておりますので、今後、来年ももしこのカメムシ防除をやっていく際は、こういったネオニコを含んだ農薬は使わないという方向、そういったものを条件としてやっていきたいということと、町の農業としては、こういったネオニコ系の農薬、有機リン系の農薬を使わないで作った農作物、そういったものに認証制度を考えるとか、そういった施策のほうに踏み切りたいなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 非常に丁寧に説明、ありがとうございます。 ネオニコチノイドの農薬系の使用禁止に関する意見書として、日本弁護士連合会は2017年、国に意見書を出しております。日本も農薬はたくさん使っております、世界3位ということで。この農薬散布量と発達障害ADHDの比率が比例しているというのが各国では言われ始めております。十分留意して、今後指導していただきたいと思います。 最後の質問になります。 国道の件とかいろいろ、関連で質問します。 常豊地区の道路整備ということで、まず289号線の八幡地区のバイパス工事があると聞いておりますが、把握している内容を手短にちょっとお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容的な説明でありますので、担当課長より答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 八幡地区の国道289号のバイパス計画ということでございますが、これにつきましては、ご案内のように鮫川と塙町の境が289号線のいわゆる難所となってございました。その難所を解消するために計画されるものということのようでございます。延長につきましては約4.2キロございまして、その部分のバイパスの調査を今現在しているというふうに聞いております。 なお、地元に対しましては、多分令和元年ぐらいだったと思うんですが、八幡公民館で県のほうで主催しまして説明会を開いております。さらにその後、測量を実施しておりますが、そのたびごとに地元には回覧を回しておりますので、そのような状況であるということで理解をしております。 今後の進行につきましては、測量に関しましては来年ぐらいまで、令和4年ぐらいまで多分かかるんだろうと思っております。その後、用地取得ということになりまして、用地取得完了次第、工事に着工ということでございますので、その辺は用地の協力をいただける状況によって変わってくるものと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) このバイパスも早期完成していただきながら、289の改良工事、全線ですね、完成を、町長には機会があるごとに要望をしていただきたいと思います。 次、まとめてお話しして申し訳ないんですけれども、時間の都合上、まとめて話をします。 常豊地区の念願であります町道西河内・塩沢線は、安全対策と利便性を確保するため、県道泉崎線への昇格について県と協議したと聞いていますが、その結果及び都市計画委員会ではどのような判断をしているのか、また、塙町振興計画の中に令和6年度から測量等記載されておりますが、どのような道路になるのか伺いたいのと、この一部の区間は急勾配のため凍結すると事故が起こりやすい場所でもあり、日陰対策が必要ですが、対応などについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいま県道に昇格といいますか、入れるために県と協議をしているというお話でございましたが、協議にはまだ至っておりません。今現在は県道塙・泉崎線の起点を現在の289号線のタッチ部分ではなくて、今回計画しております北野・松岡線のタッチ部分につなげないかということで要望をしているという状況でございます。要望につきましては、国県道の期成同盟会、町長が会長となっております期成同盟会などの要望活動の中でここ数年続けているということでございまして、今後も続けてまいりたいと考えております。 と申しますのは、今度の、今、都市計画云々ということでございましたが、都市計画の中でその具体的道路の計画までは審議はしておりません。ただ、都市計画の検討委員会の中で意見をいただきましたのは、塙町の都市計画区域、いわゆる羽黒山から久慈川、台宿までの間なんですが、そのエリアだけではなくてその周辺部も検討した、周辺部との関連性も考慮した都市計画、マスタープランをつくってはどうかということで意見をいただいております。 そのような中で、塙の中心部と塙の東部をつなぐ重要な道路の一つとして、今現在、北野・松岡線を整備しておりますが、さらにそれを渋井から今度は289号まで延伸して、289号から118号をつなぐというような主要な物流道路にもなると思いますし、生活道路にもなると思います。その道路を造っていってはどうかということで、振興計画にも載せさせていただいているところでございます。それによって、塙町大字塙だけではなくて、常豊、笹原方面と2つの極をつくりたい、そういった町をつくりたいということでの構想の第一歩というふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) じゃ、この計画では、塩沢線はあまり考えていないということでよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいま申し上げましたのは、西河内・塩沢線でございます。既にできております北野・松岡線、赤坂につながる路線につきましては改良済みでございますので、そちらのほうは今のまま利用できるかなと思っております。 西河内・塩沢線は、今、議員さんおっしゃっているとおり、峠を越えて一部凍結区間もあるということでございますので、あれをある程度解消していくことによって、西と東といいますか、中央と東部を結んでいくというような考え方でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) はい、分かりました。 時間が来ましたので、冬場の凍結の対策も含めてお願いだけはしておきます。 最後に、今回は幾つかの質問をいたしました。その中でも提案が多かったかなと思っております。西河内・塩沢線の測量計画の早期実施と併せまして、ぜひ早期に実現していただけるようにお願いし、以上で一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) これで、7番、吉田広明君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時11分               再開 午前11時25分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第67号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第2、議案第67号 福島県特定事業活動振興計画に基づく町税の特例に関する条例の制定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 今回の条例の制定ということでありますが、固定資産税の課税免除ということでありますが、福島県の計画に基づいているものに対して、町のほうとして特例で課税免除に関する条例だということは、この提案した内容を見ると分かるんですが、その中に特定事業活動施設等ということで、それらが該当するということでありますけれども、その具体的な活動施設等は何を指しているのか、また塙町にそういう施設は今後存在していくのか、その辺を質問させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) ただいまの特定事業活動施設等ということの具体的な用途ということでございますけれども、今回の条例のほうですけれども、風評被害に対処する事業ということで、それを県の認定等を受けまして行う事業者に対して行う固定資産税の課税免除ということでございます。 こちらにつきましては、その風評被害に対処するために行う新たな事業の開拓、事業の再編など、そういった活動に係る新設または増設する機械あるいは構造物、建物の敷地である土地、そういったものが特定事業活動施設等ということで定義されています。 具体的には、前にも申し上げましたけれども、選本機とか、あとバックホーとか、そういった機械類が入ってくるのかなというふうに承知しておりますが、その活動を主にやっていく事業者等を課税免除ということで措置をしていくということでございます。 あと、今後出てくるかということでございますけれども、現在のところ、そういった事業者があるということは承知してございませんので、これから新たに出てくる可能性はあるにしても、現在のところはないということでございます。 ○議長(割貝寿一君) 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) ALPS処理水とか、そういうことでまだ風評被害とかいろいろ出てくる可能性はあると思うんですが、これは、そういう具体的な活動施設というのはちょっとあまり理解はできなかったんですが、要はこの条例を制定するに当たって今回議会で承認した場合は、町民あるいは事業者というんですかね、やはり免税があるんだよという周知をしていかなければならないと思うんですが、そういう周知の方法とか連絡、町内住民の方に。それはどのように考えているのか、その辺をお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) 町民への周知ということでございます。 当然広報はなわ、そういった広報のPR紙、そういったものと、あとIPではちょっと分かりづらいかと思いますので、紙ベースを主体とした、そういったもので周知をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第67号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第67号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第68号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第3、議案第68号 塙町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第68号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第68号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第69号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第4、議案第69号 塙町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 今回の条例の一部改正ということでありますが、塙町国民健康保険条例、それで出産一時金40万4,000円から40万8,000円ということで4,000円ほど高くというか、多く、改正後には支給するんだということでありますけれども、そもそも4,000円上げた根拠と申しますか、48万円の根拠というんですかね。これは、出産子育て支援とか多くの子供を産んでいただきたいということで、高ければ高いほどいいとは思うんですが、40万8,000円の基礎というんですか、それはどのようになって今度、今回改正していくのか。 それと、会社員等が加入している社会保険あるいは健康保険組合とか、そういう方も健康保険には加入していると思うんですが、今回の提出の中では町民、国民健康保険に加入しているということでありますが、それらの比較なども検討してあるものなのか、あるいはこの金額自体は福島県、徴収と申しますが、これは一本化されているというか、保険料は。この金額は県統一の金額なんだか、その辺が分からないので質問をいたします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、ご質問の内容についてご説明申し上げます。 まず、今回の4,000円を引き上げるという形になりますけれども、俗に言われる出産育児一時金という部分については、産科医療補償掛金とあとは出産育児一時金というのが合わさって42万円という形になっているんです。その産科医療補償掛金というのが国の健康保険法の施行令に変わりまして、以前は1万6,000円と育児金が40万4,000円で42万円という組合せだったんですが、今回その掛金が1万2,000円に下がりました。そこで4,000円の差が出ますので、育児金のほうでその4,000円を上げて、総額の42万円は変えないでいきましょうという形の条例の改正となっております。 それから、42万円というのは、国保の中でこれを一律42万円の一時金ということで、これは全国共通で決まっております。 あと協会けんぽとか、あとは普通の健康保険、共済関係につきましては、それぞれの保険組合のほうで決まっていることでありますので、そこについては、私のほうでちょっとまだ、そこは承知していない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あと、これは改正というか第6条の中に、3万円を上限として加算するものとするということで、これは変更にはなっていないんですが、町長が必要があって認めたときということで、塙町では規則で定めるところによるということで、塙町ではこの規則があるのか、あるいはこの大正15年勅令ということで、健康保険法施行令の中に、規定を勘案してとなっているんですね。これはどういう意味なのか、3万円を上限に加算するということになっていますけれども、今までにも出産育児一時金は支払っているとは思うんですが、これに該当して、全ての方がいるものなのか、その辺もお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、今の3万円の部分ですか、それにつきましては、規則の中で8条の中で定めておるんですけれども、その3万円、今まであったのかどうかという部分についてはちょっと承知していないので、ちょっと調べて後でご報告というか回答したいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 休憩します。               休憩 午前11時45分               再開 午後1時15分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、午前中は大変失礼しました。 それでは、吉田克則議員の質問に対して再度お答えを申し上げます。 まず、1つは出産一時金の部分なんですが、出産一時金の40万8,000円ですけれども、これは国民健康法施行令の第36条の中で、出産一時金は40万8,000円とするというふうにうたっております。 午前中、私がその部分に対して1万2,000円プラスして42万円になるという話をしましたが、36条の中で出産一時金は40万8,000円というふうになっているんですが、保険者が認めるときは追加的に必要となる費用の額が3万円を超えない範囲内で保険者が定める金額を加算した金額とするということで、それが1万2,000円ということなのでございます。 その追加的に必要となる費用というものでございますが、これにつきましては、財団法人の日本医療機能評価機構というところが、出産が原因で脳性麻痺になって、後世にわたって多額な医療費がかかるという者に対して、その分をご負担してくださいというような形で動いているものです。これにつきましては、厚生労働省令の中でその1万2,000円という額は決まりまして、3万円を超えない範囲なので、それについては合わせて42万円を支給するようにというような通知が来ているところでございます。 その町長がという表現でございますが、国の法律の中では保険者という表現をしていまして、塙町の場合は、今、県と町が保険者になっていますが、保険者ということで、町長がというような条例上の表現になっているという状況でございます。 ○議長(割貝寿一君) 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) そうすると、これは、私がちょっと不思議に思ったというのは、日本国憲法が昭和21年に制定されて、恐らくこの健康保険法も相当、時代で流れが変わっていると思うんです。それで、大正15年勅令、その大正15年当時の3万円なのだか、そういうことも含めて、塙町の条例含めて、もし改正する必要があるならば、この機会に条例のこの一時金の金額と併せてやる必要も出てくるのではないかなというふうに思ったものですから。国というよりは県から、こういう条例案ということで来ているのか何だか分からないんですけれども、その辺は町としても確認した上で、議案を提案していただければというふうに思ったものですから、そんなことで質問をしました。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 先ほどのいわゆる大正の勅令といいますか、それが現在の施行令に変わっているという部分でございますけれども、金額についてはその時代時代に多分変わってはきているのだと思うんですが、今この3万円という部分につきましてですけれども、医療機関、補償制度の見直しの中で、ある程度動く可能性もあるということで3万円というふうに規定はしてあるということで、厚労省のほうからの省令からそういう文書が入っていますけれども、町としてはそれに従って改正もしていったという状況でございます。 議員おっしゃるとおり、国からの通知での改正でございますけれども、提案したものではありましたけれども、勉強不足のために大切な議会の時間を費やしていただきまして、大変申し訳ございませんでした。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第69号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第69号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第70号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第5、議案第70号 塙町下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第70号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第70号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第71号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第6、議案第71号 塙町辺地総合整備計画の変更についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 10番、鈴木茂です。 総合整備計画の中で、町道湯遊ランド線改良事業、用地測量費というのが新たに加わって1,695万3,000円になったのですが、ちょっと説明を聞き漏らしたので、これの具体的な説明をお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 辺地計画の湯遊ランド線用地測量費が追加になって事業費が増えているという部分なのですが、湯遊ランド線が干泥・払川線と交差する部分での改良の計画をもともと持っておりました。そこで、拡幅に伴って用地等もかかってくるということで、その分の事業費を辺地債借りられるように事業費の枠を広げたということでご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) そうすると、グラウンドのほうを登っていって、丁字路になるところ、そこの拡幅ですね。分かりました。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第71号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第71号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第72号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第7、議案第72号 令和3年度塙町一般会計補正予算(第3号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 5番、七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 5番、七宮でございます。 予算説明書のほうを見ていただきます。 10ページ、2款1項3目の16節、これは会館の購入ということで59万4,000円。説明では、建物が大分景観もよくないということと、危険も伴うということで購入したいということなんですけれども、目玉はその後の解体になるかと思うんです。その解体の金額をどのぐらい考えているのか。それから、解体後のその土地は、町としては何か使い道があるのか、それとも早々に売却をするのか、そのお考えをちょっとお示し願いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、公有財産購入費で旧すみれ会館の買取りの部分なんですが、解体については現時点ではまだ計画しておりません。ただ、景観上の部分と、あと看板等が飛びそうだとか、いろんなやはり近隣の方々から危険だという意見もいただいております。ただ、所有者が別なものですから、町としては何ともしようがないという部分、あとは5回ほど競売をかけても誰も落ちないという現状で、このままでは税の滞納がたまるだけということで、町としても大変悩んだ部分はございます。ただ、町として取得して、そういう落下危険なものとかそういう部分については、きちんと手を入れて、少し安全性の担保を取りたいと。 あとは、解体につきましては、いずれ解体はしなくてはならないというのはもう分かってはいるのですが、事前にどのぐらいかかるかという部分で担当課のほうで概算の見積りを取った場合、かなりの金額、五、六千万円かかるというような話も聞いておりますので、一気にも難しいという部分では、多少なりとも時間をかけながらやるしかないのかなという部分は考えております。 そういう意味では、今の処分の中で勝手に捨てるということはできない、産廃として処分しなくてはいけないという部分では、どうしてもかかってしまう費用だという部分の中では、計画的な形で負担ができるだけ少ないような形で解体をしていくというのを考えなくてはいけないかなということです。 解体が終わりましたら当然更地になりますので、更地については、町としてその部分で有効活用できれば当然活用はしますけれども、更地になった状態で、もし希望者がいればという形で、処分ができればというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 理解いたしました。やむを得ないのかなというところですけれども、あまりお荷物にならないような形が一番いいのかなというふうに思います。 もう一つあります。 次、説明書16ページ、7款1項6目の湯遊ランドはなわの施設の5,000万円の貸付金ということで、これもうちょっと丁寧にご説明していただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 16ページ、湯遊ランドはなわの施設管理費の20節貸付金の内容でございます。 ご承知のように、これまで湯遊ランド、経営改善計画を令和元年度につくりまして、3か年計画等つくってまいりました。町につきましても方針を定めて今まで実行してきたのですが、この2年間新型コロナの影響によりましていろいろな形で、緊急事態宣言等でやはりお客様が来られない状況になったりとかそういうことが続いております。 現在は、説明の中でもお話ししましたように10月ぐらいから回復の兆しにあるということで、10月、11月については黒字の決算になりつつあるのですが、今後冬はどうしても、これまでも冬場のお客様の利用が少のうございます。そうしますと、毎月出ていくお金、いわゆる資金繰り、支払いの部分、この部分で当初は緊急事態宣言等がまた出るということで今回、上限額5,000万円ということで貸付金設定をさせていただいておりますが、今年度、そこで資金繰りができない部分について5,000万円を上限に貸付けを行うというものでございます。 町のほうといたしましては貸付要綱というものを、ご承認いただければ定めていきますが、まず貸付けの条件でございます。 貸付けの条件は、あくまで経営資金だけだと、物を買ったりそういう部分ではないということがまず1つ。2つ目には、先ほどお話しいたしました貸付金の限度額、これは予算の範囲以内にということで設定する予定となっております。 利率については、無利子ということでございます。 貸付けの償還期間でございますが、13年以内ということで、3年間据置期間を含むものとしてございます。 償還の方法につきましては、元金均等の償還方法という形になってございます。 貸付金につきましては、繰上償還も可能という、当然黒字がこれから一応計画上は予想をしておりますので、繰上償還についても可能ということになっております。万が一、償還期限で借入金の支払いの遅延した場合、こちらについては年5%の遅延損害金という形で町にお支払いいただくということで貸付けを行いたいというふうに考えてございます。 なお、貸付けにつきましては、当然契約行為というか申込みになりますが、借用書の中でいわゆる償還金額、償還額等についても契約をしていただくという形で進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 13年間で5,000万円を返していくということなんですけれども、その返済計画というのですか、そういうものはお示しされたほうがよろしいのかと思うんですけれども、どのようなお考えで返済計画を考えているのか、お願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 返済計画というおただしの件でございます。 現在予定をしておりますのは、借用証書の中に償還期限及び償還額ということで、いわゆる5,000万円、多分満額は貸付けはしないとは思うのですが、お貸しした償還金の償還期限、あとは毎年どのくらいの償還をされるのかという部分もしっかり入れながら、お互いが借用証書という形で、双方で持つ形にしてございます。 なお、これにつきましても、湯遊ランドのこれからの資金の計画等についても、一応令和6年度ぐらいまでは私のほうでいただきながら、コロナが今のままいく状態であれば、かなりの部分で償還可能だということで、今回貸付金のほうを定めておるのですが、特に、前にもお話ししましたけれども、東邦銀行さんとあと金融公庫のほうからも、今回コロナ関連の関係で借入れしてございます。どちらについても今のところは利息だけの支払いでございますが、3年後、あと2年後ですか、償還が始まります。そちらも月約50万円程度の償還額の予定でございます。今回、町が貸し付けた場合、当然約50万円弱になりますので、年に1回支払うという形にはなりますが、その部分も含めて、今後の資金計画の中でプラス領域になるということで、今回町のほうでは貸付金ということでお貸しすることで、今回提案をさせていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 多分、このことに対しては、ほかの議員もいろいろと説明を受けたいと思いますので、私の分はここで結構です。 ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) それでは、いろいろあるのですが、今の湯遊ランドの件が出ましたので、私からも質問しますが、指定管理料2,500万円のほかに今度また5,000万円、貸付金なんですが税金から投入すると。いわゆる血税というあれですね、よく言われるのが。これ5,000万円と一口に言いますけれども、何人の人が町税を払って5,000万円になるかちょっと考えてもらいたいのですが、相当高額、納税している人は、いや私、100万円だと言えば50人なんですけれども、このお金を投入すると、非常に大きな問題であると。議会でもこれは特別委員会をつくらなければならないのではないかという話も出ています。それだけのお金を投入するような事態になっているわけです。 まず、お聞きしたいのは、今期の11月までは出ていると思うのですが、4月からの収支、マイナス、プラス幾らぐらいになっているか、まずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 本年度、令和3年度の25期という言い方をしております。当然、これから12月、そして1月、2月、3月が収支悪くなってくるのが毎年の慣例なのですが、現在、前年対比で試算してございます。現在のところ、指定管理料含めて約4,264万円ぐらいのマイナス、赤字ということで試算はしてございます。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君。
    ◆10番(鈴木茂君) 現在までに4,200万円赤字になって、これからもう少し出ればもう5,000万円に赤字が到達すると。賠償金はもう出ないわけですから、出資金もないはずです。非常に、あとは融資で借りているお金、長期融資と短期でどれぐらいお金を借りているのか。合計幾らぐらいなのか、お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 昨年度と本年度に分けてお借りしている部分がございます。 まず、東邦銀行さんが3,100万円、日本政策金融公庫さんが4,900万円ということで、8,000万円の融資を受けてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 8,000万円融資を受けてまだ返していない。それから今度5,000万円を借りるということで、合計1億3,000万円を借りることになって、どうなんですかね。私は非常に将来大変なことだと思うのですが。コンサルタントに約1,000万円かけていろいろと見直しをしたんですが、今回非常に大変な問題なので、ちょっと経営のことにも私は足を踏み込みますが、特別委員会もつくるべというときですから。 まず、今年11月末に行きました、湯遊ランドへ。行政区の行事で、毎年やっているグランドゴルフ大会とお湯入って宴会なのです。グランドゴルフを2組に分かれてやろうと思って、下へ行ったらないんですね、グランドゴルフ場。2面あるうち1面は残っていると思っていたら、2面とも潰してしまったと。幾らコンサルタントの指導であるとも、1面はキャンプ場にしてもいいけれども、1面ぐらいは残したらいいけれども、いきなり全部なくして、中庭だけなんです。中庭も芝生がぼうぼう、転がらないんです。どこに行くか分からない。何かグラウンドゴルフの人が来なくなっちゃったんだというのは、これは分かるような気がします。 5,000円で宴会をしました。これが、前は5,000円で飲み放題90分というのがあったのですけれども、それは今は無理でしょうけれども、5,000円で中瓶が1本つくんです、今の状態。女の人はジュース1本、生ビールにしたら50円追加すれば出ますということで、50円追加したのですが、料理がこれまた非常に小切ったというか内容がひどくなった。もう女の人は腹の足しにならない。男は飲むからいいのだけれども、女の人は全然お腹いっぱいにならないと追加料理を頼んだんですけれども、あのようなことでは、これは半年したら日帰りのお客さんなくなるのではないですか。コンサルタントの意見を聞くのもいいけれども、非常に将来が危うくなります。 余計な話はともかく、それであと、みんなが気になっているのは資本金の問題なんです。1億800万円あったのが、今現在1億円なんですね。800万円分は、葛飾区の人が出資した分、現金で返したという我々説明を聞いたのですが、そのようなことはないみたいな説明があったので、この出資金の問題をはっきりさせてください。これ、800万円は現金で返したのかどうなのか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 先週金曜日の一般質問の中で、青砥與藏議員のほうからおただしございました株の処分内容と今後の対応ということでございました。 株につきましては、以前質問の中で、葛飾ではなく中野区の方だったのですが、株につきましては2,160株発行してございます。1株5万円、1億800万円という数字でございます。株につきましては、この株の数はまず変動はございません。2,160株保有してございます。中野区とか、これまで10人以上の方が株の譲渡で出した分を譲り受けて買うという形で、株の増減数には変わりないんですが、現在資本金1億円というお話を質問等の中でさせていただいております。 こちらにつきましては、平成28年度に株主資本が1億800万円と、ここで会計士のほうから振興公社のほうで指摘がありまして、いわゆる1億円を超えている会社の場合、会社法上で大企業扱いとなってしまうと。そうしますと、外形標準課税が適用されて、高額の法人税、こちらが課税されることになるということで、会計士のほうから資本金から通常の運営資金のほうに800万円を移動してございます。 こちらにつきましても、当然、第19期の株主総会の中で議決を経て、株については1億円と、800万円につきましては運営資金のほうに充てるということで承認を得ているそうでございます。その株主資本の移動の関係なんですが、いわゆるこれ、よくインターネットなんかも出ているのですけれども、税金のためということで、こういう大規模な会社になっちゃうときについては、1億円以下に抑えるというような軽減策が設けられることが度々あるようでございます。 今回、湯遊ランドにつきましても、税理士さんとのご指導の下、1億円にしていると。株の総数についてはあくまで2,160株でございます。ちなみに、振興公社の定款上は4,000株まで発行できるという形になってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 今回の補正予算書の今審議されている株式会社塙町振興公社に対する貸付金の質問でございますが、まず町長が株式会社塙町振興公社へ資金を貸し付ける提案をした。そもそも、この振興公社が塙町に、振興公社が内部で協議をして、あるいは株主総会で議決をして、そして口頭だか文書だか分からないんですが、塙町に借入れの申込みをしたものなのか、塙町の町長が株式会社取締役会と話を決めて、塙町に貸付けを要望して、町長はそれを妥当と認め本議会に提案したのか。その経過も含めて、また、今補正予算に提案された5,000万円の、どこで5,000万円がまた出てきたものなのか。 というのは、組織決定なのか、町内部でただ単に提案したのか、その辺が分からないものですから、それをお聞きするとともに、この議員必携というのにもちょっと貸付金のところが書いてあるんですが、地方公共団体が政策の必要から民間の貸付けが可能だというようなことで、政策の必要からということで載っているんですが、今回内容を見ると経営安定化資金ということでなっていますが、その辺がちょっと理解できないものですから、それについてもお伺いします。議員必携には、政策の必要から農業近代化資金、中小企業近代化資金等ということで書いてありますが、まずその辺から質問させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員、どのようにお考えですか。湯遊ランドはもともとは町の施設ですよね。町所有の施設であります。その経営を振興公社に委託しておるということであります。 当然、その振興公社がこの経営から外れれば町が直営でやらなければならない。果たして、直営でこの施設を管理運営する、これがどのぐらいのお金がかかるかちょっと想像がつかないんでありますが、お客さんに来ていただいて、その料金を取って、そして運営資金としてその施設を運営していると、ここが一番大きなポイントになるだろうと私は思っております。 その運営云々が大変、通常の状態、平常な状態であっての経営難ということであれば、その原因と申し上げますか、その起因というのは経営そのものにあると、このようなことも堂々とお話しいただいても結構かと思うんですが、この状態、コロナウイルス、この2年間、これをしのぐためには、当然同様の施設、全ての施設がそうであろうと思うんですが、大変な辛苦をなめる、大変な辛い思いをしながら経営をなさっておると。 そんな中にあって、この湯遊ランド、今まで果たしてきた使命、20年間、100億円近いお金を町に引き寄せたと申し上げますか、そのお金を町の中全体に投下しておると。その材料費等々も含めますと、膨大な金が町に落ちております。この施設のそれまでの功罪、しっかりとやってきておったと。しかも、コロナウイルス前、台風19号以前、例月収支を私は毎月見ておりました。これなら間もなくとんとん、若干黒字に転換していくなとそういう目算もしっかり持っておったわけでありますが、この自然災害ともいうべき状況の中での今の経営、これをあえて、お金が云々ということでありますけれども、これが、じゃ解散することで解散して、そして町にあの施設を返されたときにはどのような経営をしていくのか、どういう維持をしていくのか。 ちょっと今、頭には想像がつかないんですが、これはあくまでもこれからの努力、しっかりと努力していけば、黒字、黒字というまでいかないまでも、とんとんといけば、そのお金を少しずつ返していく、これだって一遍に返していくわけではないですから、10年というそういう歳月をかけて返していくわけですから、しっかりとその施設のこれからの道筋というか、歩みをみんなで見守ってやる必要があるだろうと私は思っております。 これからもこの施設、今日の一般質問の中にもございましたが、都市交流の中で、当然コロナ対策等々がしっかり完了されると申し上げますか、心配がなくなったら定期的にバスを走らせて、葛飾、練馬、江戸川からお客さんを呼んで、そしてしっかりこの町を味わっていただく、そういうようなことも考えておる次第であります。 ぜひ、この大変厳しい環境下の中での経営ということで、その辺をしっかりとお酌みをいただいた上、ご助成、そしてご理解をいただくしかないだろうと私は思っておるところであります。 そのお金をどちらが貸すとか貸さないとかというのは、これはこのままでは今の状況がどうなるか分からないから、一定にある程度バックアップする資金は必要であろうという相談を受けて、まあそれは必要だろうと、こういう返事をさせてもらったわけであります。 ○議長(割貝寿一君) 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 今の町長の答弁では、湯遊ランドはなわ施設、町長の答弁、株式会社振興公社の社長の答弁、なんだかごちゃごちゃになってちょっと分からないのですが、要するにこの貸付金5,000万円は、株式会社振興公社の申入れで出てきたのですか、それとも塙町町長が5,000万円助けてやるからということで提案したのですか、そこを聞きたかったんです。 それと、今回塙町が議会に提案しているということで、株式会社塙町振興公社の経営状況や返済能力、これを分析して町長は提案していると思うのです。分析して返済可能であるからこそ、町長は議会に提案していると思うんですが、我々議員、ここで議案審議をする上で、最低限必要な返済能力、あるいは判断資料、先ほども出ましたが、最低でも直近の貸借対照表、損益計算書、返済計画書などは事前に議員にやっぱり示して、返済能力の確認、あるいは議会での判断材料、何もないところで判断しろというのはちょっと無理があるのかなというふうに思っているんですが、それはどのように考えているのかお聞きします。 また、借入先の誰が借りるのか、氏名、名称の、さっき言ったように申込みが誰なのか分からないような状況なので。あるいはあと、担保物件、保証人は誰なのか質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど来申し上げておりますとおり、今のこの状況下でありますから、町にとっては必要な施設であるから、それを助けていこうと。これは、ほかの事業等々、それから農業政策等々にも関わることであります。当然、そういう状況下には補助金を出したり何だりと今までもしているわけですから、それと同等でないまでにも、この今まで湯遊ランドはなわが果たしてきた役目を考え、これからの役目もよく考えた上での判断と、こういうふうな思いでおります。 正直私、この施設を預かって5年、その前十数年ですか、何度か黒字のときもありましたが、ほとんど経営状況は芳しくない状況だったと、そういうふうな中でこの施設を預けられました。何とか黒字に転換しようと今まで努力してきたわけでありますが、その中でのコロナウイルスということで、もっと寛容なお考えをいただいて、しっかりみんなで支えていくというふうなお考えをいただければと。これは決して、全部それを使ってしまうということではなくて、これから少しでもプラスになれば、当然これはお金を全部使う必要はないわけですから、そういうふうな含みを持ったお金だということをご理解いただければと思っております。 またあと、今お話の詳細については、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの借入先氏名、名称等でございますが、現在予定してございますのが、町側が職務代理者、株式会社塙町振興公社側は代表取締役という形になろうかと思います。 なお、この施設につきましては、町が51%以上出資しております第三セクターという施設でもございますので、当然保証人、担保等についてはございません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 株式会社振興公社は債務超過に陥っているんですよ。それを、塙町の税金を使って担保もなし、しかも保証人もなし、こんな貸付けはあるんですか。この上程、提案した理由が全然私には。返済能力があって初めて貸付けもできるのではないですか。塙町には金融機関がいっぱいあります。そういう担保するあるいは保証人もないところで、信用で、債務超過に陥っている企業団体に町として貸出しできるんですかということなんです。 令和3年6月定例会で、株式会社塙町振興公社第24期決算報告書の提出が議会にありました。その報告書には、第25期、令和3年度における運転資金が不足した場合の最高限度を8,000万円以内とすると報告書には書いてありました。これは株主総会で決めた金額であります。その報告書には、令和3年3月31日現在の長期借入金残高は8,000万円となっていました。 株式会社塙町振興公社ではこれまでに、4月になってからどれだけ返済したんだかちょっと分からないんですが、最高借入金額が8,000万円ということなので、返した分しか実際は法人の会社では借りることができないんですよね。町長はそれに貸すというのですから、だから、社長が株主総会では8,000万円と言っていて、そして町長はまた8,000万円貸す、先ほどから8,000万円は誰が借りるんですかということで言っていたのですが、この8,000万円はそうすると、会社、組織内では8,000万円以上は借りられないのに、塙町では逆に8,000万円を貸す、合計で1億6,000万円です。町長が、そうすると個人でこの融資を受けて保証人になるという考えなんだか、それをお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 吉田議員、8,000万円ですか、5,000万円ですか。5,000万円の違いではないですか。 ◆9番(吉田克則君) 失礼いたしました。 5,000万円です。大変失礼しました。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 借入れ限度額については、臨時取締役会を開いて、特に早急に検討をさせていただきますし、またその議決をいただきたいと思っております。 また、詳細については課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 借入れの会社の関係につきましては、今、町長がお話ししたとおりでございますが、吉田克則議員の先ほどからのお話の内容の中で、いわゆる第三セクターの考え方でございます。今回町が貸付金に至った経過でございますが、前にもこれはお話ししておりますが、平成26年の総務省の自治財政局長通知がございます。第三セクター等の経営健全化等に関する指針の策定についてということで、こちらを参考に町のほうは今回の貸付金のほうの決定をしてございます。 まず、この法的支援の考え方でございます。いわゆる第三セクター、株式会社塙町振興公社ですが、地方公共団体から独立した事業主体として、公共性、公益性が高い事業を行う法人であるということで、当然公の施設ということで設置条例も制定してございます。 そこの損失補償についても、総務省のほうでは、地方公共団体が第三セクターの債務について行う損失補償は、将来的にその一部または全部を負担する可能性を有するものであると。いわゆる第三セクターを設置するときには地方公共団体にそれだけの責務があるということでございます。 貸付けの方法につきましても、短期貸付け、長期貸付けとございますが、総務省のほうでは短期貸付けについては法的支援はあまり望ましくないよということで、今回長期貸付け、いわゆる地方公共団体の財政的リスクが低いと言われている長期貸付けのほうで貸付けのほうを行う必要があるということで、今回この総務省のこの指針に基づいて、経営健全化方針についてもそうなんですが、これに基づいて今回この長期貸付けのほうのご提案をさせていただいているところでございます。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。 12番、鈴木孝則君。 ◆12番(鈴木孝則君) 12番です。 今の件について質問させていただきます。 債務超過という話がありましたけれども、今の財務状況、本当に債務超過なのか、それをまず伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) お答えしたいと思います。 現在、第25期もそうなのですが、債務超過になってございます。ちょっと参考にですけれども、平成19年度から22年度までが債務超過が続きまして、その後、実質、資本金をくった形になっておりまして、その中でも一番資本金が残った金額というのが3,200万円程度。ということは、7,000万円ぐらいは資本金を一般的に使っていたということで、そこから続きまして昨年度初めて債務超過ということで、今年度についても債務超過の状態になる予定となってございます。 ○議長(割貝寿一君) 12番、鈴木孝則君。 ◆12番(鈴木孝則君) 私は総務省の指針というのは確認はしたんですけれども、やっぱり短期貸付金は望ましくないと。やはり長期でリスクを分散して長期貸付けか、補助金で出すのが望ましいとあるんですよね。 今回、長期貸付金ではなくて、私は、今までの前例もあるわけですから、補助金でなぜやらなかったのか。貸付金だって、これ8,000万円ももう政策投資銀行と東邦銀行から借りているわけですから、もう返せる当ては多分私はなかなか難しいと思うのです、ゼロとは言いませんけれども。 だったらば、最初から補助金として、今までの前例にのっとって補助金で出して、そして湯遊ランド、私も町長と同じく必要な施設であるとは思っていますけれども、でも、今の状況からするともうゼロベースで、これからその湯遊ランドをどういうふうにしなくちゃならないかというのを、議会側も町側も本気になってお互いに考えなくちゃならないと思うのです。ですから、今回はこの貸付金は仕方がないというふうな面もあるのですけれども、本当に振興公社の財務状況というのを、本当に真剣になってお互いに考えなくちゃならないと思うのですけれども、その辺の町長の考え方についてお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当にご提案ありがとうございます。しっかり考えていかなければならないと思っておりますし、また施設自体、これは前々からお話ししているとおり、町にとっては大変重要な立ち位置にある施設だということで、これからも守っていきたい、そういうつもりでおります。 そして、この貸付金ですけれども、これはあくまでも経営安定化資金ということで、この経営を、健全化ということではないのですけれども支えていくための貸付金である。そして、それを長期10年という話でありますけれども、据置き3年で、あと10年で少しずつ返していくと。こういうふうな予算立てをした上で、ここ2年、3年程度ですか、しっかりと経営を煮詰めていきたい。その中で見えるものもあるだろうと思うんです。その際にはぜひ議会と徹底的にお話合いをしながら施設の運営、これは考えていくべきであろうとこのように思っております。 当然、この施設自体が個人の持ち物という感覚ではなく、先ほど課長が申し上げましたとおり公的な施設であると、なおかつ町の活性化、それから観光、交流等々でしっかりとその役目を果たしているわけですから、その重みを十分含み持った上でのこれからの経営になっていくだろうと。当然、これから先、いろんな選択肢があると思うんです。それを議員各位のご意見をいただきながら最良の方向で進んでいければと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 孝則議員質問の、貸付金のなぜしなかったか。 まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 鈴木孝則議員のご質問にお答えいたしたいと思います。 今回、これまでもいろいろな形の、補助金という形では支出した経過はございます。休業補償とかそういう部分で出した経過はあるんですが、今回はあくまで、これから冬場に、いわゆる毎月の資金繰りのための、春になるとやはり安定してくるので、そこの部分の形で、最高額5,000万円にはしていたんですが、先ほどもちょっとお話しした中では恐らく3,000万円弱ぐらいで抑えられそうだと、今ちょっと経営がかなり安定してきていますから、黒字になってきて。 全部が何でかんで5,000万円を貸し付けるということではなくて、当時まだコロナが予測つかなかったので、5,000万円ぐらいの上限額は設けましたが、あくまで毎月の、今、これからちょっと冬場大変な時期の資金繰り資金という形の、安定経営の資金という形で今回貸付けということで、ちょっとやはり補助金の性質とは若干違うのかなという部分で、今回は補助という形じゃなくて貸付金という形で充てさせていただいたのと、やはり返済の部分もしっかり計画性でやっていただくというのが、やはりあそこの会社の経営にこれから必要になってきますので、一応そういう形で、今回貸付金という形で計上させていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 12番、鈴木孝則君。 ◆12番(鈴木孝則君) 補助金ではなくて、その貸付金とした理由は伺いましたけれども、マックス5,000万円で、できる限りその今の経営状況が好転すれば、少し減額するというふうな考えでよろしいでしょうか。 それと、私、第三セクターとその一般の会社というのは、同じ会社法なんでしょうけれども、若干違うのかなと思うのですが、債務超過であれば、やっぱり劣後債というその発行を引き受けるというふうな選択肢はないんでしょうか。それは、総務省のその指針に反するとか、そういうのはできないのでしょうか。もし劣後債であれば、資本超過も、資本にお金を組み入れて債務超過も解消できるわけですから、そういう劣後債の引受けのような選択肢というのはないものか、あるのか、それについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員のご質問は、いわゆる増資という形というふうに受け止めてよろしいですか。 ◆12番(鈴木孝則君) 解消のための。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 解消のための。 選択肢の中には、先ほどお話ししましたように、現在株主発行数が2,160株。定款上、4,000株まで発行できるようになっております。 当時塙町、平成9年に湯遊ランドのほう出資しておりますが、10年にも増資で出資しております。そういう経過もありますので、そこについては検討の余地は大きくあると思います。 ただ、総務省の指針の中で、いわゆる債務超過に陥った段階で、振興公社から改善計画を町に提出いただいて、町のほうでも経営健全化の方針を定めてございます。というのは、これは町として、結局将来的な財政負担がどのぐらいかかるかというのをしっかり見極めていかなくちゃいけないと。ここに、やはり振興公社に常にこういう投資をかけていくことによって、町の財政に負担を強いるということがあってはならないものですから、やはりそのフローチャートの中で、こちらについては全然まだ土台には乗っていないですけれども、総務省の中ですと完全民営化にする方向もあるよということや、いわゆる売却とかそういう話のほうもございます。これはフローチャートに基づいて、もう本当にどうしようもないというときに、そういう部分の検討も入っていかなくちゃいけないと。若干近い状態には、今、振興公社は来ておりますが、この部分も見極めるためには、やはり今回は貸付金と。 増資についても、ある程度経営が安定した段階で、やはりいつまでも債務超過ということもいけませんから、そういう部分については、検討の余地はかなり大きいというふうに考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) ほかに。 7番、吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 7番、吉田広明です。 今の議論を聞いていまして、鈴木孝則議員の話というのは非常に参考になりますし、補助金という形での出資が一番望ましいのかなと思います。その理由としては、やはりコロナ禍というのは共存していかなくちゃいけない、来年改善する見込みも多分ないと思うんです。その中で、施設整備等も含めていきますと、まだまだやり切れていないところがあると思います。例えば、周辺の整備状況なんか見ても、利用できるのにまだまだ利用していないと。そういうところに関して、民間のクラウドファンディングなんかはたくさん普及している時代ですよね、今は。 こういう提案とか、いろんな話を直接湯遊ランドに言って、議員さんたちもできない状況にはありますけれども、これは地方自治法上どうなるかは分かりませんけれども、外部監査なり、執行役員でも構いませんけれども、ざっくりですけれども、議員のほうの1人ぐらい、議長さんでもいいと思いますけれども、やはり中に入って直接話を聞くと、または提案するという人を設けないと、いつもその壁ができた状況の中で議論が進まない、お金を調達する話ばかりで、何か先に進まないと思うのです。来年もきっとこの状態で同じ議論をしているのかなと。 であれば、地方自治法はいろんな絡みがあるので、そこまで読み込んではいませんけれども、オブザーバー参加でも、その執行役員でも、名称はどうであっても、やはり公共施設という共通の認識の下に運営を組み立てていくという考え方に立ち入らないと、来年も再来年も同じだと思いますので、そこらの考え方が正しいかどうか、ちょっとお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) いろいろご提案をいただきました。 その中で、やっぱり議員さんがその経営の中に入ってというこの状況は、ちょっとお聞きしましたらば難しいのではないかということであります。検討というか、調べさせてはいただきますけれども、現実に私もそういう立場にあったときに、議員としてここに入ろうと思ったら、入れないと言われたような記憶がございますので、それとはちょっと類が違うのかもしれませんけれども。 取りあえずは、今、議員がお話しのように、この施設が公共施設としての類をしっかりと、やっぱりみんなで考えていかなければならんということで、それであってもやはり、無限に町のお金を、税金を投入、投下するというのは問題があるということもありますので、これは十分に吟味しながら、経営も含めて考えていくべきだろうと。 ぜひ、議員さんの中でそういうグループをつくっていただいて、全員でも結構ですけれども、これからの経営方針等々、資料提供は当然させていただきますから、みんなで話し合う機会をつくっていただいて、ぜひ、外郭団体という言い方はおかしいんですけれども、経営本体に関わることではなくて、その周りからフォローしてくれるようなそういうふうなシステムをつくっていただくとありがたいと、このようにも私は思っております。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑は。 8番、青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 湯遊ランドの話で13年、このまま安定していくかと思ったら、きっとここにいる全ての人が、きっとそうはいかないだろうと思うのが普通だと思うんです。ましてや、これからかかる費用はまだまだあります。そこから言ったらば、5,000万円の返済が3年猶予していても、きっとこんなものでは済まないよね、毎年5,000万円ぐらいずつ補助してやらないと、先ほど副議長が言ったように、補助金で5,000万円ぐらいずつ毎年出していっても、それでは設備費のほうには支払いは出ないです、設備費の支払い分はないですよね。そんな状況が続くんだろうというふうには私も思います。 これはもう町長一人に任せられないぐらい、町長一人で苦労しても始まらない。やっぱり議会も含めて検討して、いい方向づけをどうあるべきか考えていかないとならないのではないかと。そんなに町長苦労しないでください。私らだって何とかしなければならないという思いはあるのです。それは代表監査だって、このままぶん投げたいという思いと、何とかしなければならないという思いがきっとあると思うのです。 先ほど、吉田議員がみんなで考えていきましょうという話がありましたけれども、本当に今年はそういう年にしましょうというか、来年はそういう年で、みんなで考えていくという流れにしませんか。町長の意見をお聞きしたい。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) いろんな考えがあって、それをまとめるというのですか、その中で最良の方向を見いだしていくと、これは一番最良の方向というか、方法としては最良の方法だろうと思いますので、議員の皆様、議員各位にあっても、この湯遊ランドを考えるための一つの組織としてみんなで動いていただければ。そして、必要であれば説明にも伺う、資料も出せるものは出すということで、しっかりこの町の持ち物として、この後これをどのように町で運営していくかということは、ぜひご参加いただければと私は思っておりますので、ぜひご検討いただきたいと。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 10番、鈴木茂です。 ページ12、3款2項1目18節の子育て世帯への臨時特別給付金、これは先行分5万円かなとは思うのですが、今テレビで話題になっている残り5万円のクーポン券の分、これは自治体の判断に任せられているみたいなんですが、塙町では残りの5万円は現金にするのかクーポンにするのか、決まっているのか決まっていないのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現金5万円に関しては、手続に入っておるといいますか、その段取りは始まっております。 ただ、残り5万円に関しては、国の動向がはっきりしません。来年6月云々という話もありますので、これをよく注視しながら最良の方向でやりたい。こんなふうに考えているところであります。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) これで質疑を終了します。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 本案に反対の討論を許可します。 9番、吉田克則君。     〔9番 吉田克則君登壇〕 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 反対の立場で討論いたします。 町長から提出された令和3年度一般会計補正予算案については、塙町が株式会社振興公社に無担保、無保証人で5,000万円を貸付ける提案が含まれています。 町が出資している第三セクターで運営しているとはいえ、先ほど提案者から、取締役会をこれから開いて5,000万円の協議をするような話をし、経営責任の所在不明、直近の貸借対照表、損益計算書、貸付け後の返済経営計画の詳細な説明もなく、甚だ不透明極まりないと思います。貸付けリスクが高過ぎます。 このような状況の中で、貸付けを実行し返済が不履行になった場合、町に大きな損害を与えます。危険性が大きくあります。議会として認めれば、議決した責任は当然問われます。町長が株式会社塙町振興公社に貸付け実行し、返済が滞り、塙町に損害があった場合には、この議案に賛成した議員にも貸付け責任は当然生じてくるものと私は思います。 貸付金の取扱いを町で行う場合は、特定の団体や個人に限定するものではなく、町で条例を制定し、公平に利用できる仕組みづくりが必要だと感じています。 新型コロナウイルス感染症の影響により業績が悪化し、運転資金に支障が来たす場合、融資が受けられる制度も数多くあると聞いております。株式会社塙町振興公社への貸付けは、専門の金融機関がありますので、貸付けは町が担うべきものではないと考えます。 以上のことの理由から、令和3年度一般会計補正予算案に反対し、討論とします。 ○議長(割貝寿一君) 次に、原案に賛成の発言を許します。 1番、金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) 私は、今回塙町から提出されました一般会計補正予算案について、賛成の立場から発言をするものであります。 多分、今回反対ということで言われた部分につきましては、振興公社への5,000万円の貸付金、こちらの予算立ての部分について反対というふうには伺っております。 湯遊ランドにつきまして、過去からの町での投下資金の累積を考えますと、過去3年以上前の経営状態のままであれば、当然私もここで振興公社に貸付けをするということについては、反対の立場であったというふうには思っております。 ただ、3年間の経営改善計画を出すとともに、今回につきましては、昨年度、経営コンサルタントを入れて徹底的に湯遊ランド内の問題点を洗い出しをして、今期にかけて今度は改善の方向で内部で業務改善を行っているといった中で、10月、11月について黒字化しているという報告も受けております。こちら黒字化されているということであれば、当然費用面含めて大きく削っているところがあると思います。ただ、そんな中でも、このご時世に単月であっても2か月間連続で黒字を出したということは、評価に値するのではないのかというふうに考えます。 今までは、とにかく経費を削減してくれ、お客さんを集めてくれ、やってくれ、この中で経営されていた湯遊ランド、それが今回経営コンサルタントが入るということと、町のほうでもサイクルツーリズム含め、様々な施策の核になっていくであろうというところを込めて、改善に着手しているところであります。 そんな中で、様々な意見の中で、今回貸付けでは回収の見込みがないのではないのかということもありました。ただ、今回補助金で出すという点につきましては、過去かなりの金額の補助金を振興公社に出していると思います。そんな中で、補助金が来ると、結局そこに最後甘えてしまうというのが今までの過去の実例かと思います。 振興公社、民間企業から借りられるという話もありましたけれども、振興公社は資産を持っていません。持っているのは塙町です。ですので、債務超過という財務諸表上の評価がある以上は、民間金融機関は、国の制度がいかなるものがあるとしても貸出しはしないということを含めて、町が貸付けをして、やはり返済するだけの収益を上げるんだということを振興公社の職員全員にも行き渡らせた上での経営改善を今図っているさなかですから、これをあと1年、2年様子を見て、そこから最終的な判断をするべきではないのかというのも、今までの投下資金、全額回収できるとは限りません。けれども、投下資金をどぶに捨てるのであれば、生かせる方向性で、動いている今現在の振興公社、こちらを何とか叱咤激励する形で貸付金を起こして来春まで乗り越えて、来年以降の経営努力に結びつけていただきたいと思うものでありますので、今回は賛成させていただきたいというふうに思って意見を述べさせていただきます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) ほかに討論はございますか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) これで討論を終わります。 これから議案第72号を採決します。 この採決は起立によって行います。 なお、起立しない場合は反対とみなします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(割貝寿一君) 起立多数です。 したがって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 休憩します。               休憩 午後2時33分               再開 午後2時45分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第73号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第8、議案第73号 令和3年度塙町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 10番、鈴木茂です。 30ページの1款4項1目10節、マイナンバーカード普及パンフレットなのですが、マイナンバーカードの普及パンフレットであれば町民課で普通作るはずなのですが、これ担当は健康福祉課ですよね。今、言われているのが、マイナンバーカードを健康保険証の代わりにするという話が出ているんですが、それらの絡みもあっての提案なのかどうかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、マイナンバーカードの普及のパンフレット関係ですが、確かに議員さんおっしゃるとおり、順次保険証に変更していくというような動きの中での、国が全額補助ということでパンフレットを配ってくださいということなのです。 医療機関が国保のマイナンバーカードを使えるようになるのには、その医療機関そのものにそういう機械というか、そういう設備を整えなければならないので、まだこの辺ではそういう動きはまだまだ進んではいないんですけれども、将来的にはそれを進めるためということのマイナンバーの普及というような内容でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これ何部ぐらい、これ4万7,000円ですけれども、どのぐらい作るのですか。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) これは1,500部で各戸に配布という形になります。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑ありませんか。 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 先ほど、一般会計のほうでもちょっと聞きたかったのですが、ちょっと3回質問したのでできなかったので。 32ページにある給与費明細、それでこの場合、期末手当と勤勉手当、この場合だと会計年度任用職員以外の職員だから勤勉手当が比較増減ゼロということだとは思うのですが、それで一般会計のほうを見たらば率、勤勉手当の0.1、1か月マイナスと、あと勤勉手当の0.05か月の減額分、開きがあったものですから、一般会計のほうはもはや終わったのですけれども、32ページの中で率がちょっと0.1と0.05か月の関係、一般会計のほうが率がちょっと違っているような感じ。普通は倍にならなければならないものですから、その点質問したいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんおただしの職員の期末手当の部分及び勤勉手当の部分で、減額等の率の部分0.1、0.05の関係がどうなのかというおただしだと思いますが、基本的には人事委員会の勧告に伴う部分の削減の部分も含まれておりますが、今回の給与費明細の部分は新陳代謝も当然加味して補正をしておりますので、その率ばかり以外のも入っているということでご理解いただければよろしいかなと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第73号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第73号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第74号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第9、議案第74号 令和3年度塙町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第74号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第74号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第75号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第10、議案第75号 令和3年度塙町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第75号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第75号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第76号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第11、議案第76号 令和3年度塙町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 9番、吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 介護保険関係で、50ページからなのですが、保険給付金でありますが、今回結構な金額が補正されているというようなことで、保険給付費の18節で負担金、補助及び交付金ということで、かなりの金額が51ページから52ページまで続いているのですが、負担金、補助及び交付金ということなのでありますが、実際このうち対象者というんですかね、介護者とか入所者、直接補助金とか交付金、給付金も入るんだかちょっと分からないんですが、施設に入るものなのか、介護給付者というか本人に入るものなのか、ちょっとこの18節では負担金、補助及び交付金ということになっているので、仮に短期入所生活介護ということは1,400万円の、50ページ、補正増になっていますけれども、これはどういうことなのか質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ご質問のいわゆる負担金、補助及び交付金なんですけれども、これは各施設に、例えば1目であれば介護サービス給付費ということで、それぞれ訪問とか通所に係る部分で、これについてはほぼ施設に行くものでございます。そのかかったものをこれは施設にお支払いをして、あとは利用者については利用限度額というのがございますから、限度額を納めていただいて、施設のほうに合わせて入るという部分と、あとちょっと当初の予算、あれなんですけれども、納め過ぎている場合は、個人の負担限度額が決まっていますから、それ以外は個人にバックするというような形になっておりまして、今回の18節につきましては、それぞれの施設に入るというふうにご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第76号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第76号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第77号の質疑、討論、採決 ○議長(割貝寿一君) 日程第12、議案第77号 令和3年度塙町上水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕
    ○議長(割貝寿一君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 討論なしと認めます。 これから議案第77号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議案第77号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程の追加 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 ただいま総務、経済、広報及び予算決算常任委員長並びに議会運営委員長から閉会中の継続調査申出書の提出がありました。これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。また、議員派遣の件を日程に追加し、追加日程第2として議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 よって、これらの件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。 休憩します。               休憩 午後2時58分               再開 午後2時59分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △委員会の閉会中の事務調査の件 ○議長(割貝寿一君) 追加日程第1、委員会の閉会中の事務調査の件を議題とします。 総務、経済、広報及び予算決算常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元に配りました調査事項について閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りします。 各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 よって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。--------------------------------------- △議員派遣の件 ○議長(割貝寿一君) 追加日程第2、議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。 議員派遣の件については、お手元にお配りしましたとおり派遣することにしたいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 議員派遣の件は、お手元に配りましたとおり派遣することに決定しました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(割貝寿一君) これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 令和3年第8回塙町議会定例会を閉会します。               閉会 午後3時00分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和  年  月  日        議長      割貝寿一        署名議員    金澤太郎        署名議員    菊地哲也...