棚倉町議会 2020-06-12
06月12日-03号
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 損失額についてはまだ明確になっておりませんので、現在調査中ということでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 調査中で、ある程度の概略まで出てないということは許しがたい問題だと私、思いますよ。と申しますのは、4月24日から全館休業と。それで、6月末日まで休館であるということですが、この間何しているんですか、ルネサンスの幹部の人たちって。経営に携わる人たちって。これ調査して、その対策に今、休館中の今にその対策を講じなけりゃならない時期なんじゃないでしょうか。予約入っているかという質問に対して、7月は数件です。8月の合宿予約はほぼキャンセルですと。そのほかは見当がつきませんと。こういうことでは、相困るんじゃないでしょうか。 お尋ねをいたします。 町長の答弁の中にも、調整会議で対応してまいりますというような答弁もありましたが、調整会議というご発言がありましたが、3月、このコロナの話が出てきまして、初日の決算報告の中にも、3月中にもいわゆる予定の収入に達していないんだと、そういうようなご答弁もありましたが、調整会議って、3月から含めてこの4月以降、何回調整されて、どういう検討、会議の内容であったんでしょうか。お答えください。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 3月から開催しまして、今回で、今のところ2回開催しております。なお、今月につきましては、議会終了後に直ちに開催する予定でございます。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 内容の答弁がありません。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これに対しては、3月は今後のコロナ対策をどうするかということの協議をして、4月も同じく休館等の協議を行っているしだいでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) では、私が申しましたように、休館中に今後の対応ということ、対策、戦略、このことについての協議はなされなかったんでしょうか。
○議長(須藤俊一) ただいまの質問は経営に関することでございますので、質問の内容を変えてください。
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 経営に関することでも、当然のことです。経営に関すること、なぜ経営に関することを質問してはならないんですか。
○議長(須藤俊一) 一般質問の事項の中でご承知のとおり、
第三セクター等々に関する質問はできない、避けると、明確に一般質問の中の、この中でうたわれておりますので、私は議長として、その一般質問の通告事例等々の事例、
町村議会議長会から出ているものに沿って申し上げております。 質問の内容を変えてください。
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 質問そのものは、そのことに関しては抵触してないと思っております。当然のことです。自治法の中で、自治体が、いわゆるルネサンスの場合、法人ですが、法人等々について2分の1以上の出資をしている場合、されている団体が町、自治体に対して当初予算の計画並びに決算の報告をしなければならないとうたってあるんです。それに基づいて、議会も町のほうから提案がありまして、議会で審査の対応をしておりますし、特に棚倉町、ルネサンスについては町が2億2,000万円の債務負担行為の承認をしており、この内容は損失補填ということであります。 なおかつ平成30年から、町の一般財源から1億円の負債がもう既に3年間投入されております。当然、これは町からの提出議案でありまして、これを本会議の中で承認をしております。我々議会は、町の執行に対して、それをチェックする機関が議会の仕事であります。 したがって、町当局に対して、現在
ルネサンス棚倉の経営状況がどのようになっているかということを問いただすのは、当然のことであります。これは、
ルネサンス棚倉の社長に聞いているわけではありません。町の行政上の執行に対して、議会議席壇上においてお問いただしをしているということですから、あえて私の質問に対しては、差し支えないというのが私の見解であります。 以上です。 続けます。調整会議の内容は、どのようなことだったんでしょうか。再度お尋ねをいたします。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 3月、4月の調整会議においては、特に4月の調整会議においては、施設の休館をどうするかということが協議。それから、委託会社いろいろありますので、その委託費をどうするのかの協議ですね。それから、乗馬との、今後のあり方についての協議。あと、社員等いますので、雇用調整金の制度の活用ということで、その辺の協議をしております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) この調整会議というようなことを、再三ルネサンスなどと町当局が調整会議をして、経営のことについて共に話し合っているということでしょうが、この調整会議はどなたとどなたとどなたが参加されたわけですか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 それには、社長である町長、それから取締役、副町長、それから、取締役である
株式会社東京ルネサンスの代表者、あと、町側から総務課長と課の職員、それから担当課、産業振興課。あと、
ルネサンス側から支配人ほか、各部門の代表で構成されております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) ちょっと早くて聞き取れなかったんですが、町長と副町長、総務課長、それから担当所管課の課長ほか職員と、こういうことでよろしいんでしょうか。 それではお伺いします。 このような
コロナ感染症の状況、全国の中で、ホテル関係、観光関係の業界は四苦八苦している状況であります。取締役会は何回開催されたんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 取締役会はルネサンスに確認した結果、3月に2回、4月に1回ほど開催をしております。 以上です。
◆10番(古市泰久) 3月に2回。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 2回です。
◆10番(古市泰久) 4月に。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 1回です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 3月に2回、4月に1回。それで、5月には開かれていないということなんでしょうが、6月は2回これは調整会議。そうしますと、当然、コロナ対策に対してどのぐらいの減収が予想されるのかとか、取締役会で。あるいは、調整会議の中で、それらをつぶさに検討し、それらの戦略を、休館している今の段階で、
第1回目といいますか。現況においてのそういう予測、予想というものを立てるのが経営者。あるいは、そのことに関わる方々の責務なんじゃないでしょうか。いかがでしょう。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。
株式会社ルネサンスのほうでは内々に数字を持っていますけれども、これを私のほうではまだ受け取っておりませんので、その辺はちょっとお答えすることできません。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) これ、もう今年度も既に指定管理料6,000万円、それから、貸付金と申しますか、町側からというような、が4,000万円。この1億円の一般財源、ルネサンスのほうに繰り入れていると思うんですけれども、私が心配するのは、平成30年の12月の補正予算で唐突にいきなり3月末の
キャッシュフローが先行かない。したがって、不渡りを出すということになるんで、12月の議会で町から指定管理料の6,000万円、貸付金として無利子の4,000万円というお金を繰入れしたいという、そういう申出があって、それでは万やむを得ないだろうと。そこまでせっぱ詰まっているのかと。町が、押しなべて言えば約7割の出資率を保有しているわけですよ。活性化協会の10%合わせるとですね。 その中でそういう状態であっては、非常に混乱を来す。そういう思いの中から、議会もそれを承認して進んでいるわけですが、これ、来年の
キャッシュフローですね、決算期においてどのようなことになるのか、これ懸念されますが、この辺のところまではいっていませんか。お伺いします。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) この
キャッシュフローにつきましては、今後見直しを図るよう
ルネサンス側に指導改善をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) これは同じ質問でもありますが、ひょっとするとまた補正や、12月あたりの会議あたりで町からの投入金が増額、追加なんていうようなことになりはしないかというようなことなんですが、であるとするなら、やはりきちっと町の
経営調整会議に町長はじめ副町長も、それから立会い担当する総務課長、担当課長ほか
ルネサンス側の経営幹部の方々と協議をしておるということですから、そのようなことの忌憚のないような形での指導体制というものをぜひともお願い申し上げたいと思っております。 この経営計画、5ケ年の経営計画の見直しが当然必要になってくるんだろうと思っております。これ、今後この計画の中で、実は今年度、2021年から指定管理料が、この3ケ年は6,000万円だったのが4,000万円に減額される。そして、2022年には指定管理料は3,000万円ということですね。そして、借入金、町からの貸付金が次年度は4,000万円から2,000万円になって、2022年、令和4年にはゼロ円であると。この段階で、黒字を計上すると町長答弁の中で、私の答弁の中できちっとご答弁なさっていますが、この計画、どの辺までの見直しが必要なんでしょうか。想定される段階でお答え願います。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これ、
株式会社ルネサンスに係ることでございますけれども、当面5ケ年の計画の見直し、そういったものが必要じゃないかと私は考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 当然のことであろうと思っていますが、非常に、私ばかりではなく、一番心配しているのは町民の方々であろうと思っております。ぜひとも今後、コロナの感染症のこのことについて、棚倉町の中で飲食関係者の方々、ホテル、旅館の方々も非常な打撃を受けていると思いますが、ルネサンスの場合には、額面上、億という単位の形での損失というものが出るということが推察、想定されるわけですけれども、町当局といたしましても十分な指導体制を図って、それで、このルネサンスの経営に関して積極的な経営への関わりを持つべきであろうと、実は私は思っております。 昨年までルネサンスの特別委員会を設置いたしまして、その委員長として私、その責務に当たらせていただいてまいりましたが、塙町、それから美里町の
第三セクター等、出張、視察研修をしてまいりましたが、いずれも町当局側も一様に答えておったのが、この
第三セクターに関する経営指導の体制を強化しているんですね。それから、塙町では監査機能に及ぶ段階までに立ち入って、きちっと、そのようなご指導を受けてまいっております。既にそういう体制に、全国的な流れとして、
第三セクターに関わる各町村においてはそのような取組をしておるという。これ、本当の話なんですよ。 ぜひともお願いを、棚倉町におきましても、そのような体制で進んでいっていただきたいと切にお願いをするわけでございますが、町長、最後に、この件に、
ルネサンス全般でもよろしいです。感ずるものありましたら、一言お願い申し上げたいと思っていますが。対応ですね。よろしくお願いいたします。
○議長(須藤俊一) 町長。
◎町長(湯座一平)
株式会社ルネサンス棚倉においては、皆さんにお示ししましたように、5ケ年の経営改善の計画を立てて、予定よりもやや順調に業績が上がってきたというふうに思っておりました。 ただ、今回のこの
コロナウイルスの関係で、今まで培ってきたものがほぼなくなってしまったかなというふうに思っていますので、改めて再度この計画については見直しが必要なんだろうなというふうに思っております。 ただ、あそこの施設については指定管理ということで、
株式会社ルネサンス棚倉に経営をお願いしているところでありますけれども、町としてもこれからの観光等々にも非常に重要な施設でありますから、十分に関わって、経営がうまくいきますように指導していきたいというふうに思っております。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 以上で、1問目の質問を終了いたします。 2問目の質問に移ります。
タクシー利用の助成事業のお問いただしであります。 まず、事業実施年の交付人数と利用率についてお伺いをいたします。 次に、令和元年度の主な利用先と利用金額について。 次に、事業実施の実績評価について。 次に、隣接市町村の
タクシー会社との連携について。 次に、1人当たり同枚数の
タクシー券交付は平等とのお考えでありましょうか。 以上5点、答弁を求めます。
○議長(須藤俊一) 町長。
◎町長(湯座一平) ただいまの
タクシー利用の助成事業についてでありますが、まず事業実施以来の交付人数と利用率につきましては、交付人数につきましては、平成30年度947人、令和元年度900人、今年度837人であります。利用率については、平成30年度が約49%、令和元年度が約60%であります。 次に、令和元年度の利用先と利用金額につきましては、主な利用先は通院、買物などが主で、利用金額については令和元年度決算で1,237万円となっております。 次に、事業実施の実績評価につきましては、令和2年度更新に係る
利用者アンケートによりますと、大半の方からよい評価を受けております。 次に、隣接市町村の
タクシー会社との連携につきましては、
町内タクシー会社の活性化の観点から、
町外タクシー会社等の登録については考えてはおりません。 次に、1人当たり同枚数の
タクシー券交付につきましては、町内各地域で利用目的によって遠い、近い等発生をいたしますが、利用目的の制限や場所を特定をしていないため、一律に交付をしているところでありますので、特に問題はないと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 先ほどの質問の中で、私、通告の中で、事業実施の実績評価について言い落としてしまいました。甚だ恐縮でございますが、町長のほうからのご答弁いただければありがたいのですが。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 実績評価ということですか。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) 私の通告書の中で、主な要旨の
第3番目に事業実施の業績評価はとうたってあります。そのことを私、申し落としました。したがって、このご答弁をひとつお願いというようなことで、お願いを申し上げます。議長、よろしいでしょうか。
○議長(須藤俊一) はい。 私の今聞いていたところによりますと、3番目は町長答弁の中で答弁されていると思うんですが。
◆10番(古市泰久) ああ、そうですか。
○議長(須藤俊一) 町長の答弁書の中で答弁されておると。よい評価を得ております。答弁されております。
◆10番(古市泰久) ああ、そうですか。聞き落としました。 はい、結構でございます。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) どうも失礼をいたしました。緊張のあまり、この長い人生の中で、この年になりまして、3ケ月に1回ずついい緊張感をお与えいただきまして、心から感謝を申し上げておりますが、めげずに頑張っていきたいと。 それでは、再質問をいたします。 ただいま利用人数等の、利用率の報告があって、やっと60%ということでございましたが、地域別、町村合併前の棚倉、社川、高野、近津の場合は近津、山岡との分けて、4地区についての利用率というのは、平成元年で結構です。どのぐらいの数値になっているんでしょうか。お答え願います。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 利用率につきましては、棚倉地区が63.2%、社川地区が51.1%、高野地区が58%、近津地区が57%、山岡地区が58%ということでございます。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) ありがとうございます。 これらの数値から、全体で約60%と、そのようなことのようでございますが、やはりこの数値を見ると、棚倉、先ほどの答弁の中でも、タクシー券の利用路ですね。利用先ということになりますと、通院、買物と2件ほど町長答弁にもありましたが、これは病院、いわゆる医療機関、それから買物の、スーパーやら何やらというのはやっぱり町の中心部、市街地に集中しているといいますか、旧村体の、昔のところには少ないわけでありますが、そういう観点から63.2%という数値が出ているということにもなるのかなとは思っていますが、旧棚倉町以外の地区についても五十七、八%と、均等な数字が出ているということが見受けられます。 そこで、この評価については、よい評価を得ているということでございましたが、この60%の利用率ということについてはどのように捉えられておられるでしょうか。お伺いします。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) この利用につきましては、これ、利用先とかいろいろ分析をしておりますので、町内のスーパー、それから病院、それから、あと場合によってはほかの地区の通院とかも出ております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) よい評価であると。よい評価でございましたが、60%という利用率というのは、私が評価するとすれば、あまりいい結果は出ていないなという感じを、私個人的には持ちます。 何で60%ぐらいの数字なんでしょうか。これについて、どのように分析なさっているんですか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 確かに利用率、今、60%。これは若干、平成30年に比べますと上がってきましたけれども、利用率、例えば申請をしても、交付しても使わない、利用しない人も中にいるということで分析していっておりますけれども、やっぱり16.4%がほとんど使っていない方もいますので、この方は例えば何かあった場合にはタクシーを使う。ただ、家族の人が送ってくれるから、いいかな。こんな感じで思っていますので、その辺も利用率が上がらない原因かなと分析しております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) そういうことにもなるのかなと思いますが、次、1人当たり同枚数のタクシー券の交付について、平等との考えかという問いに対して、これは利用目的を指定していないと。どこへ行っても構わないんだということだから、平等なんだというような答弁のようでありましたが、やはり市街地、主要な機関がある市街地に、地域に近いところに住む方々と、やはり遠隔地に住む方々の利用者の間では、1回利用に対する枚数を余計に使わなけりゃならないという現実が発生しています。それは、同じ目的を達成する上でであります。そこに差異が生じる。差が生じてくるということは十分考えられることだと思っております。 これは逆に言いますと、1人当たりの同枚数の交付ということが平等であるということが、その利用目的の段階で、遠隔地の利用をする人たちに不公平感が生じるんではないかと、私はそのように思っておるんですよ。このことに関して、どのような検討がなされておりますか。検討されているんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 前にもお答えしていますけれども、町長答弁にもありましたけれども、これは利用目的、そういったものを定めておりません。遠い、近い関係なく、48枚という平等な数字で交付しておりますけれども、例えばこれが、利用目的が棚倉中学校の定期券の補助のように、棚倉中学校だとかというふうに限定した場合にはいろいろ枚数を分けますけれども、限定はしておりません。 例えば、失礼ですけれども、八槻の方が塙厚生病院に行くとしたら、八槻の方は近いかも分かりません。棚倉の人が塙厚生病院に行くというと、やっぱり遠くて、多くの枚数を使うということもありますので、決して棚倉の人が有利とか、そういったことはないと思います。いろんなことで使ってもいいんですから、目的は限定していませんので、そこら辺をご理解願いたいと思います。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) ですから、そこの説明がちょっと理解できないんだと言っているんですよ。利用目的を限定してないとはいえ、私の質問に対して、主な利用先というのはどういうところなんでしょうかというと、医療機関、買物と、こういう答えが出てきているわけですよね。そうしたら、医療機関あるいは買物、スーパー等々については、どうしても町の市街化中心地に点在しているということは紛れもない事実であります。 そこで、その医者に行く、買物をするという同じ目的なわけですね、そもそも。それが多いわけですよ。1位、2位を占めているわけですから、この目的を達成するために、遠隔地の利用者は利用券の枚数を多く使用しなければならない。同じ目的を達成するためにですよ。ここに、遠隔地の方と市街地中心地の方に過不足が生じるという現象が出てくるんではなかろうかと。あるいは、近くに住んでいる人は何回も利用できるということ。そういう現象が、私は出てくるんじゃなかろうかと。発生しているんじゃなかろうかという見解を持っております。 さきの選挙の折りに、町内の人はもちろんですが、特に遠隔地の方々から、やっぱり交付枚数が少ない。同じ枚数では不公平感があるんじゃないの、古市さん、そんな言葉を随分声をかけられました。私の選挙の、せんだってのキャッチフレーズは、小さな声を町政へ届けますというようなことで戦いを展開してまいりました。町長の耳にも、この小さな声が届いているものと思われます。 このタクシー券の利用における差異、あるいは過不足というものを改めるということ、町長は思うんです。改めるにはばかることはないと思うんですよ。検討もしないで、これで十分なんだという答弁を随分繰り返しておられますが、検討してみてください。それが、実際何と、平等なるがゆえに不公平さを発生させている、検討した結果ね。そうであるとするなら、それは改むるにはばかることはないと思うんですよね。 町長、1人同枚数のタクシー券の交付、このことについて考慮を検討する形で、心のゆとりがおありでしょうか。お伺いいたします。
○議長(須藤俊一) 町長。
◎町長(湯座一平) このタクシー補助の制度、これ、始まったときから、これでもうずっと恒久的にいくということは、多分一度も言っていないと思います。先ほどから担当課長も答弁していますように、今までの経過を見ていると、今のところまだこの状況でいいんではないかというようなことから、同じような枚数の交付の仕方を行っていると。 先ほど古市議員からも、利用率の60%については、議員本人はまだ不満足だというようなお話がありました。利用率60%。だから、利用率、交付された人の中で本当に使うという部分が60%というのは、ある程度だんだん浸透してきたかなというふうに私は思っておりますが、まだまだ足りないところもあるんだろうと思います。ぜひ詳しい皆様方からも、まだもらっていない人、交付を受けていない人にもどんどん交付を受けてもらうように、町でも広報、ホームページ等の周知をしますが、ぜひ皆様方からも周知を願いたいというふうに思っておりますし、その利用状況がどんどん変わってくるのであれば、このタクシー補助の制度についても、より見直すところは必要なんだろうなとは思っております。 以上。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) ただいま町長の柔軟なお志をお伺いいたしまして、安堵いたしております。 地方公共団体において、平等、公平、公正、このことこそが住民の生活を支える原理原則であります。伏して改善を申し上げ、ご提言を申し上げたいと思います。 2問目の質問を終わります。 3問目の質問に移ります。小学校統合に関する事項についてのお問いただしであります。 お伺いいたします。 定例会3月会議において、今年度に小学校統合の是非も含めた方向性を検討する組織を発足させるとのご答弁がございました。まず、発足時期と概要について。 次に、高野小学校を令和3年4月から棚倉小学校への統合の考えについて。 次に、山岡小学校統合後の施設利用計画について。 以上3点、ご答弁を求めます。
○議長(須藤俊一) 教育長。 〔教育長 松本市郎 登壇〕
◎教育長(松本市郎) ただいまの小学校統合に関する諸事項についてでありますが、まず小学校統合も含めた検討組織の発足時期と概要につきましては、順位4番、7番、佐藤喜一議員の一般質問に答弁したとおりであります。 次に、高野小学校の令和3年4月の統合につきましては、令和3年4月の統合の考えはございません。 次に、統合後の山岡小学校の利用計画につきましては、順位4番、7番、佐藤喜一議員の一般質問に答弁したとおりであります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) この検討する組織、昨日あたりの答弁の中でも協議会などという表現をお使いだったんですね。この内容について、具体的にはどういうことを検討するんですか。ただいま答弁にはありません。ちょっと簡潔に説明してください。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 昨日、佐藤喜一議員のほうに答弁しておりますが、その中身につきましては今後の町内小学校等における学びの方向性や教育環境の充実、施設の長寿命化、統合の在り方など、教育環境の課題を調整する検討会を今年度設置してまいりますというように答弁をしております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) それでは、統合のことの検討もなさるんですよね。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) はい。今答弁したとおり、統合の在り方も検討してまいります。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) これは、発足して何年後ぐらいにそういうのをまとめるんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 昨日の佐藤喜一議員にも答弁をしておりますが、今年度、学校等の長寿命化計画を委託により実施をしてまいります。それを含めまして、学校の施設の関係、いわゆるハード部門、それから、学びの方向性というのも関係してまいりますので、今年度単年では終わらないということで答弁しております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) そうなりますと、この統合の計画といいますか、方向性がまとまるのは少なくとも数年後というように理解されますが、実はこの高野小学校について、令和3年の4月から山岡と同時統合ではどうかというのは、さきの3月会議の中でも私は発言しましたが、その考えはありませんということですが、山岡小学校をここまで追い込んだわけですよ、昨日。追い込んだというか、本当に惨めなというか、ほっぽり投げて、教育の行政というものの施策として、私には取り上げてこないで、この現象、ここまで来るまで見て見ぬふりをしてきたという、そんな感情がしてならないのですよ。 それで、昨日のご答弁にもありましたが、教育長は、山岡小学校の子供たちにとっていい方向にいくものと思われると。よかったと、そういうようなご答弁なさっているじゃないですか。高野小学校は令和4年から間違いなく、県の基準によりますと、1クラス複式学級になります。令和5年、6年、7年に至っては、間違いなく2クラスの複式学級が発生することになるんですよ。これ、教育長お分かりなんですか。 そうすると、この統合計画がまとまる、計画そのものができるまでにこの数年。それからどうするかという具体的な話になると、もう既に高野小学校は27人になるんです、令和7年に。なってしまう。全校数がですよ。そうしたら、これはもう学校経営が、運営というか、学校経営という言葉を使いますね。運営が、経営が成り立たなくなるというのが火を見るよりも明らかなんですよ、これ。ことなんですよ、現象として。ますます出生率は低下するじゃないですか。 そうしたら、私がお願いしますが、令和3年の来年度の4月に同時統合というところまでは申しませんが、段階的な統合として、全校を統合するという前に、高野小学校が山岡小学校のような状況になる前に、教育行政としての施策として、やはり高野の子供たちやPTAや、あるいはその関係機関の人と手を差し伸べて。 〔発言する人あり〕
◆10番(古市泰久) やじ飛ばさないでくださいよ。一生懸命質問しているんですよ、私は。 手を差し伸べて、協議を図っていく、こういうことも必要なんじゃないでしょうか。 このことについては、教育長、どのようなご見解をお持ちでしょうか。
○議長(須藤俊一) 教育長。
◎教育長(松本市郎) お答えいたします。 まず1点目は、山岡小学校の経営がどうのこうのという話をされましたけれども、複式だからといって、経営がどうのこうのということではなくて、しっかりと教育の成果を上げてきたというふうに思っております。 2点目は、この高野小学校のお話ですが、これは棚倉町全体を見渡したときに、もう高野小学校が先頭に今度はなりますけれども、高野小学校だけの問題ではなくて、次は近津小学校、そして、次は社川小学校ということを全体的に町として考えていった中での話を進めていかないと、この統合の問題というのはなかなか進まないんじゃないのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
古市泰久議員。
◆10番(古市泰久) できたら、その統合の検討会、委員会はどうぞお進めになって、粛々となさってくださいと私、申していますよ。でも、これに数年かかるとおっしゃっているわけですよね、今の答弁で。ですから、それから具体的な話をしていくわけじゃないですか。これ、統合小学校をつくるのに、どれだけのお金がかかると思いますか。とんでもない莫大なお金がかかるでしょう。よしんば棚高の跡地に持っていったって、ただじゃありませんよ。 だから、それまで山岡小学校のような状態にさせる前に、今から地元の関係者の方と協議をしていくというような行政施策として、きちんと手を差し伸べるべきなんではないでしょうかということを言っているんですよ、私はね。それで、どうしても地元の方のあれができないというようなことであれば、それはやむを得ないとしても、また高野小学校の父兄の中から、うちの子供は棚倉小学校に通わせるなんていうような、そういう現象が出ないとも限りませんよ、これ。それが現実だったんじゃないでしょうか。 昨日、教育長が、山岡小の子供たちにとって、私メモしておいたんですが、間違ったらごめんなさい。たちにとって、よい方向に進むと思うと答えてますよ。ですから、子供にいい方向に向かうような施策を講じてくださいと私は言っているわけですよ。私は、複式の子が、学級が駄目だなんて言っていませんよ。しかしながら、昨日の答弁の中でもありましたように、棚倉小学校と交流学習なんていうのを実施してきたというんじゃないですか。なぜそんなことをしているんですか、そうしたら。それでいいというんだったら、こんなの必要ないじゃない。やっぱりそこには複式学級という、あるいは数の、全体の小学生の数の問題の中にあるから、こういうことをなさってきたんでしょう。ぜひお願いをいたしますよ。 時間ですから、質問は終わりますが、そういうこともただ単に協議会の中で、そういうことではなくて、全体的な。全体的なというのは大事ですが、個別のことも大事で、早く対応するという案件があれば、それらに向かって進む。大事なことなんじゃないでしょうか。 以上申し上げて、全質問を終わります。
○議長(須藤俊一) 順位6番、10番、
古市泰久議員の質問を終わります。 ここで、11時10分まで休憩といたします。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時10分
○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。
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△藤田智之議員
○議長(須藤俊一) 一般質問を行います。順位7番、11番、藤田智之議員、登壇願います。 藤田智之議員。 〔11番 藤田智之議員 登壇〕
◆11番(藤田智之) 順位7番、11番、藤田智之です。 通告に従いまして、4点ほど質問をさせていただきたいと思います。 まず、新型
コロナウイルス感染拡大に伴う対応について伺います。 取りあえず緊急事態が収まった状態ですが、多くの課題にどのように取り組むのか。今後予想される事態への取組は。 1番目として、経済や教育など多くの課題にどのように取り組むか。官民を挙げた協力体制の構築は。 ほかの自治体の取組で参考になるものは積極的に取り入れてはどうか。 また、予想される
第2波への備えは。 それから、災害時の想定。これは藤田光子議員なんかも質問されましたが、ほかの災害で避難所等に行ったときの感染症対策をどのように考えるのか、お伺いをしたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位7番、11番、藤田智之議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの新型
コロナウイルス感染拡大に伴う対応はについてでありますが、まず課題解決に対する取組と、官民挙げた協力体制につきましては、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援が大きな課題となっており、日常生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかることと思われます。国の臨時交付金の活用や、町独自の緊急経済対策支援を行うとともに、課題解決に向け官民一体となって協力体制を強化し、この難局を乗り越えていけるように努めてまいります。 次に、他の自治体の取組で参考になるものを取り入れてはにつきましては、町の実情に照らしながら、情報収集に努めているところであります。 次に、予想される
第2波への取組はにつきましては、順位3番、5番、菊池忠二議員へ答弁をしたとおりであります。 次に、災害時の想定につきましては、順位2番、4番、藤田光子議員へ答弁をしたとおりであります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 先日のご答弁で、東白川での地域外来をご計画されているということなんですが、これ、具体的にどのように考えて進んでいるのかお聞かせいただければと思います。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えいたします。 ご質問の東白川郡内での発熱外来の設置についてでございますが、現在検討をしている段階でございますので、今後またさらに発展した内容になっていくものと認識しております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 想像するに、塙厚生病院と東郡の町村が協力をして、白河にあるような発熱外来ができて、熱が出た場合にはそこに行って診ていただけるようなものが計画されているのかなというふうに思うんですが、そういった理解でよろしいんでしょうか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 おただしのとおりでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 先日ほかの議員も言ったように、たまたまこの地区では患者は出ておりませんし、ただ、これからインフルエンザの時期になったりして、熱が出たときに、本当にどこに相談したらいいんだろうという不安は持たれると思います。これ、当然、夏場は少し収まって、秋口からというふうな報道もありますが、いつ頃までにこれ、形になるんでしょうか。当然、約束はできるものではないんでしょうけれども、どのぐらいを目安にご相談されているのか、分かる範囲でお答えいただければと思います。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 いつ頃かといいますのは、現在まだ検討の段階なので、日にちについては申し上げることはできません。 先ほどご質問にありました発熱外来なんですが、通常言われている発熱外来というものはPCR検査ができるような状態ではございませんので、そのことにつきましても、PCR検査ができるような体制が取れるのかどうかということも含めまして、運用方法につきまして今、東郡内で検討しているところでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 国・県の判断の下、やらざるを得ないというのは当然理解した上でお聞きをしたいというふうに思うんですが、
インフルエンザ対策ですね。コロナ対策としても、当然重なってきますし、棚倉町でもインフルエンザの予防接種補助もいたしております。より早く、昨年も質問しましたけれども、早い時期からインフルエンザの接種をしていただいて、なおかつ多くの方に、特にお子さんに行っていただくような方策というのは、コロナ対策としても必要ではないかなというふうに思うんですが、それについてはいかがお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 現在、
コロナウイルス感染症に対する特効薬というものはまだできておりませんので、もしそういうものが国のほうで開発されるようになれば、当然、町民にとって至急接種を受けられるような体制にしていきたいというふうに周知してまいりたいというふうには思っております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) ちょっと質問が食い違っちゃったようなんですが、私、インフルエンザの対策もこの際、たしか11月からだったと思いますが、早い自治体では10月から予防接種が受けられますので、棚倉町でもぜひ10月から。補助もありますので、より積極的に早い時期からインフルエンザの対策も取られてはいかがかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 医師会とも相談しながら、調査、研究してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 本当に昨年もインフルエンザの質問の中で、早い自治体では10月から受けられるようになりますので、ぜひお取り組みいただきたいというのと、コロナと絡んだときに、インフルエンザで熱が出たときには本当に見分けがつかない状況になると思いますので、コロナ対策としても有効だと思いますので、ぜひお取組をいただきたいというふうに思います。 それから、前の議員の方の質問で、備蓄についてありました。体温計、アルコール、段ボール等いろいろ計画されているということなんですが、例えば学校への対策費用は国のほうで補助が出て、何百万というお金が出るというふうに聞いているんですが、それについての対応というのはどのようになっているんでしょうか。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) もう一度申し上げたいと思いますが、学校の対策については国のほうで別枠で予算を取って、いろいろ費用も補助されるというふうに聞いているので、それについてはどのようにお考えかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) まだ新聞報道等であるだけですが、1校当たり100万円から500万円というものが、今おただしの分かと思います。それについてはまだ決まっておりませんが、現在も衛生用品とか購入しております。それから、学校の学びの保障するためのものを購入できればということで考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 昨日、備蓄の中にマスクというのがなかったんですが、今、町のほうではどのぐらいのマスクの備蓄を持っていて、今、需給的にもかなり緩んできたようであります。ですから、そんなに高くなく買えるんであれば、備蓄用のマスクを持つのも必要かなというふうに思いますし、布のマスクですね。棚倉町ではまだ届いたという話は聞いておりませんけれども、全国的にいわゆるアベノマスクですか。これを使わない方には寄附をお願いをして、いざという時に備えたり、必要な方に差し上げたりということに取り組んでいる自治体もあると聞いておりますが、そういったことに取り組むお考えはあるんでしょうか。 マスクの備蓄と、その布のマスクの、寄附していただいて有効に使うということですね。よろしくお願いします。
○議長(須藤俊一) 住民課長。
◎住民課長(原博行) お答えします。 ただいまのマスクの備蓄の件ですが、ただいまは約3万枚ございます。 あと、その布のマスクのほうですが、まだ届いておりませんが、もし寄附をするというお話があれば、社協等、町のほうと、ちょっと対応については協議をしていきたいと思っています。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) これは
第2波と言われている、多分秋口からの状態については、どのぐらい大変な状況が予想されると考えているのか。また、この感染症、薬ができなければ、本当に数年続くのではないかといわれておりますが、その辺についての認識は、最悪どのぐらいというふうにお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。
第2波についての予想についてでございますが、当然、今後、人の流れが流出してきますので、感染が広がるということは予想されると思います。昨日の菊池忠二議員の答弁のとおり、今後、医療体制の強化が必要というふうに考えております。 東白川郡におきましても、発熱外来の設置について検討しているところでありますので、必要な対策を講じながら、また、県に対しても強く要望してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 災害時のコロナ対策ということで、簡単に言うと大雨だったり、そういったときに、昨日も何でかんで避難所に行くのではなくて、友人の家に避難するとか、そういった話もありました。また、報道等ではホテル、そういったところに高齢者だったり、妊婦さんだったりを避難させるというような取組が国・県を挙げて出ておりましたが、町のほうではそれについてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一) 住民課長。
◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 ただいまの要支援者といいますか、高齢者であったりとか、妊婦さんであったりのホテルの活用なんですが、県のほうで今回補助を行うということになっておりますので、対象としましては、町村で特に支援が必要な方を、その感染リスクを下げるために別に退避させるということで、1日当たり7,900円の2分の1という形で補助される予定です。こちらにつきましては、町のほうとしましては、
ルネサンス棚倉が福祉避難所という指定をしておりますので、今後そちらのほうについては検討をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 様々な経済対策だったり、いろんな対策、ほかの自治体のアイデアでいいものはぜひどんどん取り組んでいただきたいというふうに思うんですね。新聞等で出ているものもあるでしょうし、町長はじめ幹部の皆さんがこういうことあるんだというのもあるんでしょうけれども、庁舎内の職員を挙げて、あと、商工会等を含めて、提案制度というか、こういったことは棚倉町でもぜひ取り組んではどうかという意見というか、アイデアを幅広く集めていくような体制をつくっていただきたいなというふうに思うんですが、それについてはいかがでしょうか。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 先日、全員協議会の中でもご説明しましたとおり、臨時交付金、国のほうで臨時交付金の措置がされるというようなことでございました。全庁的に各課、全職員にアイデアを含めた形での申請のアイデアを求めたところでございまして、それらからピックアップした中で申請をしている状況でございます。交付決定につきましては7月と聞いているところでございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 飲食店での券の配布、非常にタイムリーですばらしいなと思います。ただ、事業費の1,300万円に対して、必要経費というか、それが500万円かかる。たしか今まで商品券の事業とかもそういったぐらいのお金がかかってまいりました。ただ、棚倉町で独自でやるときに、1,300万円の券を配るのに500万円かかってしまう。これは、緊急事態で今回はしようがなかったなというふうに思いますが、今後はもう少し工夫をされてもいいのではないかなというふうに思っております。 例えば、今回のこの飲食店が対象であれば、棚倉町の飲食店、多分何百軒もないと思いますので、そういう飲食店側に補助をするとかという方法のほうが、もしかしたら効率がよかったのかなというふうな感じもしております。今後、そういうふうなやり方、ぜひ工夫してお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 確かに、予算上は500万円になっておりますけれども、その経費はできるだけ削減するという方向で、現在動いております。 なお、飲食店側からの、逆にそういったことありますけれども、その辺につきましては今後十分に検討、調査、研究をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) ほかの議員からも出ましたが、特に熱を出したときに、本当に分かっているようで分かっていないですね、どこに行けばいいのか。多分、地元の開業医の方々も、いきなり熱を出されて、インフルエンザのときのように来られても困ってしまうというところもあるかと思いますので、ぜひ熱を出したときの対応については早急に、こういうふうに対応。その発熱外来がない状態ではなかなか難しいのかもしれませんけれども、ぜひご対応をしていただきたい。広く住民に通告していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 現在も広報、またはホームページ等で、発熱した際の対処方法については周知しているところではありますが、議員おただしのとおり、広く周知されていないようであれば、なお周知してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 防災マップの活用も含めて、備蓄。やはり行政で備蓄をしていただく以上に自助、共助。ご家庭で備蓄をしていただくのが何といっても一番だと思います。ぜひそういった広報もしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一) 住民課長。
◎住民課長(原博行) 議員のご意見いただいたとおりでありまして、それぞれに自分を守るということと、備えていただくということは大変重要かと考えております。その辺につきましても、この後、広報等で周知をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 国や県の判断の下、対応せざるを得ない状況も多いと思います。しかしながら、できることには積極的にお取組をいただきたいと思います。 1番目の質問を終わります。 続きまして、
ルネサンス棚倉の今後について伺います。 新型
コロナウイルス感染症の下、同様の形態の施設は危機的な状況が報道されておりますが、現在の状況と今後の展望をどのように考えているのか。 1、再建計画の下、現在どのような状況にあるのか。また、今期の見通しは。 一変する情勢を踏まえて、再建計画を根本的かつ全面的に見直すべきではないか。相当切迫していると思うが、いつ頃までに見直す考えか。 3番目として、
日本ソフトテニス連盟との関係に問題は生じていないか。 先ほどの古市議員の質問とかなりかぶりますが、よろしくお願いをしたいと思います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの
ルネサンス棚倉の今後はについてでありますが、まず現在の状況と今期の見通しにつきましては、順位3番、5番、菊池忠二議員に答弁をしたとおりであります。 次に、再建計画の見直しにつきましても、順位6番、10番、
古市泰久議員に答弁をしたとおりであります。 また、
日本ソフトテニス連盟との関係につきましても、順位3番、5番、菊池忠二議員に答弁をしたとおりでございます。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之)
日本ソフトテニス連盟のほうは、たまたまお聞きしましたら、順調にテニスコートの整備のほうの計画を進めているというようなことをちょっと聞いたんですが、それについての情報はお持ちでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 間もなく入札を行って、入札業者決まり次第、工事のほうを発注する予定と聞いております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) これはほかの町民の方から言われたんですが、ほかの町村の関係している施設、5月の末から、6月頭から開けている施設が多いのに、ルネサンスは6月いっぱいまで閉めている。あまりにもちょっとのんびりしているんじゃないのというふうな意見もお聞きしました。それから、これもある町民の方から、閉めているほうがお金かかんないんだったら、ずっと閉めてたらなんていう意見もありました。これは非常に厳しい意見、町民の意見だと思いますが、それについてどう思うかと聞いても困るんでしょうけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 確かに6月いっぱいまで、これは
ルネサンス側としてもかなり
コロナウイルスが長引くというふうに予想しまして、6月いっぱい休館としたところでございますけれども、7月から営業再開ということで予定でございますけれども、今後、先ほど古市議員にも説明していたとおり、この議会終了後、直ちに、来週ですけれども、
連絡調整会議を開催しまして、その場で一応オープン時期、そういったものを確認して、できるだけ早くオープンするように、町のほうとしては進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 指定管理料、これも聞くのも気の毒なところもあるんですが、実際に町から指定管理料という形で多額の、6,000万円とかいう金額が出ております。当然、観光だったり、町民福祉の向上だったりという具体的な目標、成果がなければ、支出している理由にならないと思います。この指定管理料、どういった目的で出していて、どのような成果を目指しているのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これはあくまでも平成30年12月にお示ししたとおり、ルネサンスが東京電力の賠償金が入らない。経営が苦しいということで、一応指定管理料、それから貸付金等を行っております。今後、先ほど町長も説明したとおり、経営が順調であったんですけれども、
コロナウイルスの影響で再度また検討ということになりますけれども、今後、調整会議とか、そういったことでここの
経営改善計画とか、そういったことで改善の方向というのを要望していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 本当に大手の観光業者も全く予想していなかった状態だと思います。大変な状況だと思いますけれども、大変だ、大変だと言っていても解決にはならないと思いますので、ぜひ、場合によっては思い切った見直しをもしながら、対応をしていっていただきたいと思います。 以上で2つ目の質問を終わります。 それでは、3点目。食品加工施設の活用について伺います。 地方創生交付金で整備した
ルネサンス棚倉が管理する調理施設は、感染症対策の下、経済活動が制限される中、利活用が必要ではないか。 1番目として、パルテノン内の食品加工研究施設の利活用事例は。整備に要した費用と提供できる技能は。具体的な利活用計画はあるのか。課題はあるか。 感染症対策で制限される中、物販やデリバリー、食品加工など、活用の道を官民挙げて検討するべきではないか。予算の計上は。 PDCAサイクルでの成果報告は。見直しは進められているか。感染終息後も見据えた継続した利用推進を検討するべきではないか。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの食品加工研究施設の活用はについてでありますが、まず、施設の利活用事例や整備費用等につきましては、令和元年度については、食品加工体験等を中心に6回開催をしております。整備費用については、平成30年度国の地方創生拠点整備交付金を活用し、約1,536万円であります。提供できる技能については、オーブン、真空乾燥機、瞬間冷凍機などを設置しております。また、具体的な利活用計画については、農家の方々などの6次産業化への取組を支援する施設として、さらには、
ルネサンス棚倉の宿泊者を対象とした体験学習等の活用を考えております。 次に、食品加工など、活用方法の検討につきましては、農家の方々に限らず、誰でも利用できる6次産業化への取組のほか、食品加工体験など、多くの方々に利用をしていただきたいと考えております。町独自の予算の計上はしておりません。 次に、PDCAサイクルでの成果の報告につきましては、まず成果の報告見直しについては、オープンし1年が経過したばかりであり、報告見直し等は行っておりませんが、今後利用状況を見ながら、見直しについて検討をしてまいります。また、利用推進につきましては、農家の方々などの6次産業化への取組を支援する施設として、食品加工体験など、多くの方々が利用できるよう推進をしてまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) この1,536万円の整備費のうち、このオーブンだったり、乾燥、冷凍設備がかなりの金額を占めているのかなと思ったら、実はこの調理場の改修のほうにかなりの金額がかかっているというのをお聞きしましたので、内訳のほうをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 この工事の内訳としましては、内装工事で給排水とか、電気工事等で1,100万円。それから、外装工事で4,000万円。あと、備品購入等で300万円等の費用がかかっております。 以上です。 〔「金額が合わねえ」「おかしいよな」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 失礼しました。訂正します。 400万円ということでございます。1,100万円に400万円ということでございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) そうなんですね。この機械そのものは400万円なんですね。1,100万円はこの施設の電気だったり、排水の改修なんですね。この調理施設、これは、お聞きするところによると、保健所の許可を取っていないので、活用に課題があるというふうなことをちょっと聞いたんですが、その辺はどうなっているんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これにつきましては、あくまでも食品加工研究施設ということでございますので、いろんな食品を今後実験、研究しながら、あとはルネサンスのお客さんにテストマーケティングとしていろいろ提供して、その中でいいものを今後活用していくということで、製造販売の場合には今後、営業許可が必要ですけれども、今のところはそこまではちょっと考えてないです。今後、その辺も含めて検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 実は、そこが一番問題ではないかなというふうに考えております。保健所の許可がないと、例えばルネサンスでお客さんに出すような食品の加工ができないのではないか。例えばお弁当、これも今コロナの中で、少し甘く、保健所のほうでもしているようでありますけれども、本来は許可をもらった調理場がないと、お弁当をつくって売るということもできないというふうに聞いております。ですから、ここの調理施設がそういったお弁当をつくったり、外に食品を加工して出せるという許可はないんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) 現在のところ、そういった許可は取っておりませんので、ただ、ルネサンスのお客さんには、例えば調理したものを出せるということはありますけれども、それを販売する場合には保健所の許可が必要ということ。なお、許可につきましても、製造品目によって違いますので、その辺も今後十分に保健所のほうとも協議して、検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) そうしますと、これはルネサンスのお客さんに対しての調理はそこでつくって出すことができるけれども、ほかに例えばお弁当だったり、加工食品をつくって売るということは、この調理場はできないということなんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 あくまでも製造販売、販売までということになりますと、保健所の許可が必要ということで、そこまではちょっとできませんので、今後そういったものを含めて保健所のほうとも協議していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 調理ができる、許可を受けた調理場であれば、レンタルでも、例えばお弁当等をつくって販売することは可能であるし、実際、デリバリーをやられている方々なんていうのはそういう格好で使われているというふうな報道も聞いております。何でここでできないのかなというふうに思うんですが、それについては解決する方法というのはないんでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 先ほどお答えしたとおり、まずその加工場をどういった製造販売をしていくかということで、その製造販売品目ごとに許可というか、その条件が違いますので、例えばそこを惣菜の製造販売します。じゃ、瓶詰のほうの製造販売しますというと、あそこに間仕切りとかそういったのが必要となりますので、そこら辺を検討しまして、どういったものがいいかということで、今後これから検討、協議をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) この予算の中身を見ても分かるとおり、1,100万円、本当に電気だったり、排水だったりという、設備そのものを直すのに使っているんですね。機械そのものは400万円なんですね。どっちも本当に使わないともったいないと思いますので、ぜひご検討いただきたいというふうに思います。 実は私もこの体験会というんですか、一度参加させていただきまして、材料の加工をして、車の、持ち帰って、例えばお菓子屋さんが自分のところで使うとか、お弁当屋さんが自分のところの材料を使うというのは可能だというふうにお聞きをしましたので、ぜひそういった方法で、これは今デリバリー、これからどんどん増えてくると思いますので、ぜひ官民を挙げて取り組んでいただきたいと思いますし、そこにやはり予算をつけて取り組んではいかがかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 そういうのも含めて、今後調査、研究、検討のほうをしていきたいと考えております。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) そのほかにも、レンタルキッチンだったり、いろんな利用の仕方があるかと思います。また、ここで加工したものを給食等で使ってみる、そういった取組にもぜひこの施設利用していただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 給食まではちょっと私のほうで考えていなかったんですけれども、その辺も含めまして、今後、加工業者とかそういった話合いとか、そういったものを持って、どういったものがいいか十分に検討のほうをしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 実はこれ、いわき地区で、たまたまテレビでやっていたんですが、イチゴ農家さん、時期によってというんですか、4月、5月、いっぱい取れるんですが、ものの少し品質が落ちる。大量のものを冷凍したり、ジャムにしたり、そういった利用。特に今回のコロナの中でやられているということがありました。棚倉でも、イチゴ農家さんいっぱいいらっしゃるので、本当にそういった使い方があれば、この施設も生きるのかなと思っておりましたので、ぜひご検討をいただきたいと思います。 ぜひこの施設、より多く使っていただきたいというふうに思うんですが、これまで新しい施設を整備すると、議会のほうで研修に行ったり、視察をしたりしました。今回、これ、議会のほうの問題でもあるんでしょうけれども、あまり多くの皆さんご覧になっていないようであります。ぜひそこら辺も含めて、町の幹部の方々もどのぐらいの方々があの施設を見て、把握されているのかなというふうに思うんですが、その辺、もう少し広くあの施設を知っていただくような努力というのが必要かなというふうには思いますが、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 やはり町民に広く知ってもらうためにも、そういった機会、そういったものを設けるよう検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) ぜひ今まで以上に利活用を図って、使っていっていただきたいというふうに思います。 以上で3点目の質問を終わります。 それでは4点目、最後に、職場でのハラスメント防止対策は十分か、伺いたいと思います。 今年6月、労働施策総合推進法、いわゆるパワハラ防止法が施行されるに先立って、厚生労働省の指針が出されましたが、取組について伺いたいと思います。これについては3月の会議でも質問いたしましたが、具体的な対応というのは取られていなかったというふうにご答弁をいただきました。6月にもうなりました。現在、どのように対応しているのか。早急に取り組むべきではないかと思います。 そういったことで、ハラスメントへの意識啓蒙の研修・講座の実施、相談窓口の設置や就業規則の整理、発生後の調査体制の確立などの取組状況。また、具体的にほかの自治体の取組も参考にしてはいかがかなというふうに申し上げました。実際、ホームページ等で出ている取組もたくさんありますし、マニュアル等よくできたものもあります。先方がいいと言えば、そのまま棚倉町に置き換えて導入することも、決して悪い方法ではないというふうに思います。ぜひお取り組みをいただきたいと思います。 それから、それぞれの職場の管理職の方々の意識はどのようになっているのか。3月の議会で私も半分ご提示を申し上げたよその地区の取組の冊子を、各管理者の方々どのぐらい読まれていますかとお聞きをしましたら、あまり読まれていないようでありました。あれから3ケ月がたちましたが、この辺はどのように皆さんは考えているのかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの職場でのハラスメント防止対策についてでありますが、まず現在の対応、早急に取り組むべきにつきましては、職場でのハラスメント対策については総務課が総合的な窓口となり、対応をしております。また、法改正により、事業主、労働者の責務が明確化されましたので、今後の防止策として、資料やハンドブック等を活用し、職員に周知をするとともに、今後の職員研修に組み入れ、研修会を実施してまいりたいと考えております。 次に、研修・講座の実施、相談の窓口、発生後の取組状況につきましては、3月の議会でも申し上げましたとおり、ハラスメントに特化した研修は実施をしておりませんが、庁内で組織する棚倉町職員衛生委員会の計画に基づいて実施をしているメンタルヘルス研修会、ストレスチェックの段階において、ハラスメントを含めた研修やメンタル等の相談窓口についての周知を行っているところであり、棚倉町職員衛生委員会の構成員でもある町保健師も相談窓口としてハラスメント対応を行っております。 また、発生後の取組につきましては、総務課が総合的な窓口となって取り組むこととしております。 次に、他自治体の取組も参考にすべきにつきましては、先進的な事例など、情報収集に努め、今後のハラスメント防止対策の参考にしてまいります。 次に、管理職の意識につきましては、これまでの研修などにより、ハラスメント防止について、管理職はもとより職員も十分に理解し、ハラスメント防止に努めております。また、あらゆるハラスメントの要因を解消するためには、日常的なコミュニケーションや風通しのよい職場環境に努め、お互いに助け合う信頼関係を築き上げることができる職場づくりが重要であると考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 新たな総務課長がご担当ということで、これに対してお考え、意気込みをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 町長答弁でありましたように、職員の研修とかというのは計画されてございます。そんな中に、ハラスメントに特化した研修計画を盛り込んでまいりたいというように考えてございます。さらには、町長答弁の中にもありましたように、町職員の衛生委員会がございます。毎年ストレスチェック等を実施しております。そのストレスチェックを有効活用を図りながら、ハラスメント防止対策に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 3月のときも具体的にお示しをして、ぜひ参考にされてはどうかということでご提案しました可児市という市のマニュアルがありまして、ホームページで簡単に取ることができます。これは、総務課長のほうはご覧になったんでしょうか。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) ここに持ってございます。可児市のハラスメント予防対応マニュアルについても、熟読させていただきました。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 別にこの可児市のものをそのままとは言いませんけれども、ぜひこういった予防・対応マニュアルつくることによって、町としてきちっとした対応ができる一歩となるんであれば、ぜひお取組をいただきたいというふうに思います。 こういった予防・対応のマニュアルというものを町としてつくるお考えはあるのか。これ、町長にお伺いをしたいと思います。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 町長答弁にもありましたように、先進事例の優れたところを今、情報収集をしている状況でございます。今後に向けて、調査、研究をさらに深めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 3月の会議で質問をして、6月からこれ施行になっているんですね。できるだけ早急にお願いをしたいというふうに思うんですが、どのぐらいの感覚で、例えば9月までにはとか、どんな感じでお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 時期についてははっきり申し上げられませんし、先ほど議員おただしのように、私も4月からの総務課長でございます。1年間のサイクルというのも全然踏まえていない状況の中で、業務についても多忙な中での作業になるのかなというふうに考えてございますので、時期については明確なお答えはできない状況にございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) 町長のほうは、どのようにお考えですか。これは、逆に言えば、やろうと思えばそんなに時間はかからないでしょうし、先延ばしにすれば、本当に半年、1年、そのまま。もしかしたら、そのままつくらずに済んでしまうのかもしれません。ぜひ町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 町長。
◎町長(湯座一平) 職場でのハラスメントは、これはなくさなければならない。あってはいけないことだろうと思っております。ただ、このやる対策については、マニュアルをつくるということも、えてしてマニュアルをつくると、つくっただけで終わってしまうというようなことがありますので、つくることが目的ではありませんので、それをいかに効果的に実現できるかということでもありますから、そういったことも踏まえながら、この棚倉町としての対策の在り方を考えていきたいと思っております。
○議長(須藤俊一) 藤田智之議員。
◆11番(藤田智之) ぜひ早急なお取組をお願いをして、質問を終わりたいと思います。
○議長(須藤俊一) 順位7番、11番、藤田智之議員の質問を終わります。 ここで、昼食のため午後1時まで休憩といたします。
△休憩 午前11時55分
△再開 午後1時00分
○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。 一般質問を行います。
---------------------------------------
△
鈴木政夫議員
○議長(須藤俊一) 順位8番、12番、
鈴木政夫議員、登壇願います。
鈴木政夫議員。 〔12番
鈴木政夫議員 登壇〕
◆12番(鈴木政夫) 通告に基づきまして、一般質問を行いたいと思います。 今回、4点ほど通告をいたしております。 まず、1点目、新型
コロナウイルス感染対策について。 これは我々としてはなかなか予想もしていなかったような事態が発生いたしているわけでございますけれども、これに対しまして、棚倉町の状況として特別定額給付金の申請あるいは給付決定の状況はどのようになっているのか。 それから、2番目といたしまして、町の中小業者、個人事業者に対する給付事業の申請状況と現在、対象者の何%が申請しているのか。 それから、3点目といたしまして、町独自の対策として町内で店舗を借りて商売している事業者に対し、家賃の助成等はあるのかという問題。 それから、4点目といたしまして、感染防止のため町民がPCR検査を受けられるよう関係機関に働きかけてはどうかという問題について質問をしたいと思います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位8番、12番、
鈴木政夫議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの新型
コロナウイルス感染対策についてでありますが、まず、特別定額給付金の申請と給付決定の状況につきましては、本町においては、5月15日に申請書を発送し、受付を開始をしたところでありますが、6月8日現在で申請受付件数が4,830件、振込み件数が4,745件となっております。 次に、事業者に対する給付事業の申請状況等につきましては、6月8日時点で申請者数110件、対象事業者の14.5%が申請をしております。 次に、家賃の助成につきましては、今のところ、町としての助成については考えておりません。 次に、町民がPCR検査を受けられるように関係機関に働きかけについては、もし町民が発熱など感染が疑われる場合には、保健所やかかりつけ医から帰国者・接触者外来を案内され、そこで医師が必要と判断した場合にPCR検査を行うこととなっております。 感染拡大防止のためには検査体制の拡充が必要でありますので、確実に実施できる体制を構築できるよう県に働きかけてまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 今回の事態に対しまして、町として独自の対策を幾つか講じております。しかしながら、これは大変いいことでありますけれども、ただ1回だけの措置では果たして、例えば業者の場合、今後やっていけるのかどうかという問題が出てくると思います。 私は基本的に、町長も何回か町民に対しまして自粛を要請されました。当然であります。外出自粛するとかあるいは3密を避けるとか、そういう自粛を要請することは非常に当然であり、必要なことでありますけれども、それと同時に、私はそれに対するやっぱり補償というものがなかったら、これは業者がやっていけなくなってしまう。業者ばかりじゃなくて、いろんな産業が停滞してしまうという問題が今、日本国全体でも大きな問題になっております。 したがいまして、町として町民に、今回の問題で大きな影響を与えている業者等に対して町独自の施策を幾つか実行しておりますけれども、さらに、これは1回で終わりというのではどうしようもないんでないかなというふうに思っておりますので、これらの点について町長の考え方をお聞かせいただきたい。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 棚倉町としても町長答弁にありましたけれども、例えば融資受けるつなぎ融資、100万円の融資とか、それから先ほど説明ありましたように臨時休業ですか、事業者の臨時給付金とかそういったものをやっております。 また、さらに先月、全員協議会にかけたように飲食店の支援として、クーポン券、一人あたり千円クーポン券を配布するということで、そういった施策をやっておりますので、今後も国・県の動向、また、県のほうでも自粛要請、休業要請した場合には協力金として支給しておりますので、その辺も踏まえまして、今後どういうふうにするかということも改めまして検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 先ほどから申し上げておりますように、町が独自に取り上げて業者あるいは町民に対して支援していこうというその姿勢は、私は非常に評価いたしております。しかし、今回の問題はそれだけで本当に終わっていいのかという問題であります。 例えば家賃の助成というのは、店や土地を借りて商売をやっている方に対する家賃の助成というのは、国のほうでもいろいろ問題になっているようでありますけれども、町独自の、私は助成が必要なのでないのかな。何でなのか。あまり出かけてはなりませんよ、自粛してくださいと言われて、みんなそれを守って自粛してきたわけですね。 でも、店からすれば、その期間もお客さんが1人も来なくても、家賃とか土地代は払わなくちゃならない。こういう状況になると思うんです。一体、これはどこから出てくるのか。同じ町民であり、また、同じ町内で暮らしている人である以上は、町として、やっぱりこの点も考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思いますけれども、いかがなものでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これについては、最初、いろいろありましたけれども、取りあえず一律に事業者に10万円を給付する、ここから始まっておりますので、家賃については今のところ考えておりませんが、これについては国のほうで家賃の支援給付というのもございますので、その辺の状況を踏まえて、今後どうするかということは十分議論をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 国の対策も非常に重要だというふうに思うんですが、しかし、国の対策は、アベノマスクなんかはまだ入っておりませんね。国の対策はいつどうなるのか分からないという、そういう状況の中で、やっぱり町として責任を持って、幾らかでも町内の業者へ家賃とか土地代を、借りて商売されている方に対する支援というのはやはり、この場ではっきり答えが出ないとしても、今後十分検討していただきたい、このように思うんですが、いかがでしょう。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 最初、やはり国のほうを給付金を優先しますので、その辺のことを踏まえまして、今後、十分調査、研究をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 先ほど申しましたように、今回の場合は感染者が、幸いにして棚倉町からは今のところ、陽性者は出ておりません。大変結構なことでありますけれども、しかしながら、これは本当に我々は大丈夫なんだろうかという不安をみんな持っていると思うんですね。 したがいまして、ちゃんとした検査を実施すると。検査が受けられるようにしていただく、このことが非常に重要なんではないかな。感染を拡大させないためにもそのことが必要なんではないかなというふうに思っております。 そういうことを抜きにして、ただ一律に感染している人がいるのかいないのか分からないのに、こうやれ、ああやれ。学校の休校なんかがそういう一つの例だったというふうに思うんですよね。誰も町内で感染している人もいないけれども、一定の期間、国から言われたのかどうか分かりませんが、学校休校をしたという。何の根拠でやったんですかという問題が出てくると思いますね。 したがって、基本はやっぱり町民、子供も含めて検査が受けられるような体制をどうつくっていくかということがこれからこの感染をなくしていくために、防いでいくためには重要な、私はポイントになるんではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょう。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 PCR検査の検査体制でございますが、現在、県のほうにおきましても、感染拡大防止のための
第2波、
第3波に備えまして医療関係の体制を強化しているところでございます。なお、町としましても県のほうに早急に体制が整うように強く要望してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) そうしますと、県とも協調しながら検査体制の強化を図っていくという、これは今後の日程としてはどんなふうな日程になるんですか。
○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。
◎健康福祉課長(富岡浩一) ご質問にお答えしたいと思います。 日程という話でございますが、引き続き、県のほうに強く要望してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) この問題についてはやはり一刻を争う問題でもありますので、県のほうとも十分協議し、要望しながら、その実現のために全力を尽くしていただきたいと、このように思います。 次に、2点目の問題に入りたいと思います。 大規模災害の教訓と今後の対策について、これについても昨日からいろいろ質問等がありましたが、昨年の台風19号については町内でも非常に大きな被害が発生いたしました。災害復旧はどの程度進んでいるのか、現在までの進捗状況、さらには災害の際に出された避難勧告などの在り方について、改めて検討してみる必要があるんではないかというふうに思っております。 また、棚倉町では10月12日の夕方だったと思うんですが、避難勧告が出された。昨日、質疑の中でもありましたが、地区的には高野地区、あるいは社川の一部、山岡地区、近津の一部ということでそれぞれ避難勧告が出されたわけでありますけれども、これについては町としてどのような、出してみた結果について総括をされているのか改めて示していただきたいなというふうに思います。 それから3点目といたしまして、これは去年の6月議会に私が取り上げた問題なんですが、去年の台風19号の被害を大きくした要因に河川の川底の掘削工事等が放置されてきた、長い間というところにあると思います。台風19号による被害の状況を見てみますと、町内では久慈川とか社川とか、それが氾濫というのか、そのそばが農地や何かも相当やられているということなんですね。 だから、雨が降ったから氾濫したんだと言えば簡単ではありますけれども、雨が降っても増水しても氾濫しないような河川管理というのが今、求められているんではないのかというふうに思いますけれども、そういった点で国や県などに強く要請してほしいということをちょうど去年の6月議会で私、要望しておったわけなんですが、これらについて現在どのようになっているのか、答弁をいただきたいと。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの大規模災害の教訓と今後の対策についてでありますが、まず、災害復旧の進捗状況につきましては、順位1番、3番、割栢義夫議員の一般質問に答弁をしたとおりでありますが、大規模被災箇所においては仮復旧で対応しているところであり、早期復旧に向けて、しっかりと取り組んでまいります。 次に、避難勧告、避難指示の在り方につきましては棚倉町地域防災計画における発令基準に基づき、福島県河川流域総合情報システムにおける雨量や河川の水位、また、土砂災害危険度判定などの情報、さらには河川管理者や気象台からの情報を基に避難情報の発令の要否を判断をしているところであります。 なお、地域防災計画については平成25年度策定をされておりますが、関係法律等の改正や基準等が見直しをされていることから、本年度、計画の改定を行っているところであります。 次に、川底の掘削工事等の国・県への要請につきましては、国は防災・減災国土強靭化のための3ケ年緊急対策を平成30年度から令和2年度で行うこととしており、県は本対策に基づき洪水、氾濫の危険性を解消するために社川、久慈川の河道掘削を実施をしております。 なお、河道掘削要望箇所については、毎年、県南建設事務所と
連絡調整会議において要望をしております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) まず、避難勧告の在り方について、昨年の台風19号における避難勧告の状況を考えてみると、先ほど申しましたように、また昨日からの一般質問の中で何人かの議員の方から質問がありました。その中で、藤田光子議員に対する答弁の中で、避難所だけが全てではなくて、安全な家や親戚等々があればそういうところに避難するということも考えられることだと。これは妥当な答弁なんではないかなと、全くそのとおりだなというふうに思うんですが、しかし、昨年は私はそうではなかったというふうに思うんです。防災無線でもって高野地区の棚倉の福祉センターなら福祉センターに避難してください、夕方。しかも辺りが暗くなった状況の中でそういう勧告がなされました。 しかし、これについてはその勧告にどこまで従うべきなのかどうなのかという問題があると同時に、逆に暗くなって台風が来ている中での車で、車ということになると思うんですが、外に出るということについて本当に安全なのかどうかという問題があって、昨日の質疑の中でも車のない家庭なんかはどうするんだという問題なんかもあったり、いろいろあるわけですね。 ですから、高野地区は避難してください、高野地区だっていろいろなんです。本当に危険なところもあれば、後山から、雨が多く降ってくれば崖が崩れてくるというのは大梅地区にはあります。しかし、絶対安全だというところもあるんです。この区別をして避難勧告、避難指示を出してもらわないとやっぱり住民としては非常に判断に迷うんではないのかなと。 去年の場合は、そうめったにこういう勧告を出しているわけではありませんから、そして台風もそんなにいつも来ているわけでもないという状況の中で、とっさの判断というか、町長の判断だったというふうに私は思うんですが、重要なことは、これをどのように総括して、その中からどのような反省点を見いだして、今後に生かしていくのかということが重要な視点だというふうに私は思っているんですが、これについてどのような、現在、町として考え方に到達しているのか答弁を求めたいと。
○議長(須藤俊一) 住民課長。
◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 ただいまの台風19号関連の総括ということでありますが、町としましては、当日の対応としましては、あらかじめ台風が大きいということで職員体制等々、台風が来る3日前から職員に周知して当日の待機、あとは避難所の開設等々も打合せをしました。 当日は朝7時から避難所を保健センターに開設しまして、7時、10時に自主避難の呼びかけをしております。また、その都度、山岡地区、あとは高野地区、近津地区の一部、あと社川の一部という形で、それぞれ土砂警戒、その危険が高まったということで避難勧告のほうを出させていただいたところです。 その反省点としましては、先ほど議員さんのほうからありました全体が、あくまでも今回の避難勧告につきましては、便宜的に勧告のほうをしております。それぞれ防災マップのほうに土砂警戒区域ですとか浸水区域、これが掲載されております。これにつきましては、そういった危険度が高まったときにそういうおそれがあるということで、事前にご覧いただいて、あらかじめ自分の住んでいる場所はどういう地区かというのを認識していただくことが大変重要だと考えております。 それに伴いまして、再度、これまで答弁してきましたそういった部分について、広報等で再度周知のほうを図ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 少し大げさに申し上げれば、それぞれ命がかかった瞬間であります。そういう中での判断あるいは指示の出し方等々、いろいろなかなか大変だというふうには思っておりますけれども、これはなお一層、綿密に事前に計画を立てていただいて、誰もが納得して、その指示あるいは勧告に従えるような、そういうものにしていただきたいと思います。 なお、社川地区については社川小学校の体育館ということが指示されたようでありますけれども、社川小学校の体育館に行ってみたら鍵が開かない、小学校の先生は何の連絡もなかったよとかと、そういう状況だったというふうに逆川の人たちからの声が聞こえております。 そういった意味では、十分に必要な連絡を取って、そして必要な指示をしていくということについて、十分、やっぱり総括をしながら、これからの行政に生かしていっていただきたいなというふうに思うんですが、これについては町長、どのように考えておりますか。
○議長(須藤俊一) 町長。
◎町長(湯座一平) 避難勧告等々については空振りを恐れずに早め早めに指示を出したいというふうに思っております。さらに、先ほど答弁申しましたように、今、地域防災計画の見直しを図っておりますが、今、頂いたご意見等を参考にしながら、みんなが安全に、町民が安全に避難等々できるように計画も立てていきたいというふうに思っています。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 次に、3点目の問題に入りたいと思います。 これも昨日から今日にかけて各議員から質問等がなされて、答弁などもなされております。
ルネサンス棚倉の問題なんですが、
ルネサンス棚倉の今後の運営については施設の老朽化だけではなくて、毎年、残念ながら赤字が出ていると。その都度、町が補填している状況が続いておりますけれども、町が筆頭株主となっている現在の
第三セクター方式を私は見直す必要があるんではないのかというふうに思っております。 実は、この
ルネサンス棚倉が発足して約30年になろうかと思います。私はそのときも議員でありました。あの当時はバブルの時代だったと思うんですが、都会の人、子供たち、学生、生徒、どこに行って遊んでこようかと、そういう状況だったと思いますが、そういう意味では、私は棚倉町でそういう施設を作って都会からお客を呼んでという方式は、必ずしも悪いものではなかったんではないか、町の活性化の起爆剤としてそういう方法を選んだわけでありますけれども、しかし、今日ではまるっきり情勢が変わっております。少子高齢化の中で景気も後退していると。 こういう状況の中で、この
第三セクター方式というものを町がここに関わって、いつまでもいるということについて考え直す必要があるんではないのかな、見直す必要があるんではないかなと私個人としては考えておりますが、これについて町の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの
ルネサンス棚倉の今後の運営についてでありますが、運営については条例にのっとり、指定管理者による管理で業務運営を行っていきたいと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫)
ルネサンス棚倉の問題については、一昨日の議会でも令和元年度の決算状況が報告になっております。結局、営業実績としては赤字が8,675万4,000円出ているという。しかしながら雑収入、この中には町からの1億円が入っていると思いますけれども、1億2,343万6,000円があって、最終的には3,560万3,000円の黒字ということになっております。 したがいまして、累積赤字がこれまでは2億2,000万円ほどあったわけでありますけれども、それを差し引きますと1億8,597万円というのが累積赤字でありますけれども、しかし、これは町が管理委託料とか無利子の貸付金、合わせて1億円を出資したことによって、こういう状況が生まれているわけでありますけれども、しかし、今年度の状況については昨日からいろいろ、るる議論がありますようになかなか順調ではないんではないかなというふうな状況が出てまいります。 そのほかに貸借対照表などを拝借いたしますと、負債の部ということで補填負債、固定負債とか、あるいはいろんな問題がまだまだ残っております。そういったものを考えると、果たしてこれはこのまま毎年続けていっていいものかどうなのかという疑問が私は出てまいります。 つまり、町にとって何のメリットがあって、これを続けようとしているのか。昨日、おとといですか、報告があったものに対する質疑の中で一部申し上げましたが、例えば乗馬なんかについては1,000万円を超す赤字になっているんですね。これがなかなかやめられない。何でやめられないのか。そして来年度の予算でもやはり1,000万円の赤字ということで予算が組まれている。これは非常に私は最近、疑問になってきている。なぜ1,000万円もの赤字をそのまま来年度もまた予算に組んでいなきゃならないのか。それだけのメリットがどこにあって、誰からこれを要望されてやっているのかという件が非常に疑問になっている。 この
ルネサンス棚倉は
第三セクターで株式会社になっております。しかし、その中で棚倉町が筆頭株主で60%、その次が活性化協会、そして
株式会社ルネサンスも出資されて、運営に参加いたしておりますけれども、そういう中でなかなか明らかになってこないのは、やっぱり運営の主力なんですね。やはり町の意見というのがあまり通っていないんではないのかなと、そんなふうな感じがあるんですが、先ほど、答弁が町長からありました。このまま続けていきたい、こういうことでありますが、
第三セクター、
株式会社ルネサンス棚倉、このまま続けていくメリットというのは一体どこにあるのかということを改めて、ちょっと感想をお聞かせいただきたい。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 メリットといたしましては、やはり棚倉町、観光とかそういったものに力を入れていますので、例えば宿泊施設がなくなると、そういった問題がありますので、やっぱりこのまま。あとはスポーツ施設、そういったものがありますので、その辺を生かしながらこのまま、やはり地域の起爆剤として当初はやっていたものですから、その辺の地域活性化も含めまして、かなりメリットがあるのかと思っています。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) この問題は、あれだけの土地や建物、それからこれまでの実績等々を考えれば、別にあれをなくせばいいと言っているわけではないと思うんですね。経営方式を変えていったらどうなのかということなんです。 つまり、
第三セクターという方式をやめて、つまり、あの経営の中から町はやっぱり足を洗って、そして別な企業とか何かに仕事をやってもらうようにしていったらいいんではないのかな。やっぱりそういう方向転換を私は図っていくべきではないのかなと、このように。あれを全部なくしてしまうとか何とかではなくて、いろいろやり方によって、個人企業の場合ですとやり方によって、例えばバイオマス発電も活用しながら、あの一画をやっぱり維持、発展をさせていくということを全国にも発信していくとか、いろんな方式があるというふうに。これはやっぱり民間のノウハウというのを大いに活用しながら、そういう方向に町としても切り替えてく必要があるんではないのかな。 しかし、そういう引受け企業があるのかどうかというのがまた問題になりますが、しかしそれは話のしよう、いろいろ話の仕方によってはそういったこともできるかもしれませんので、私はそういうこともそろそろ検討の段階に入っているんではないかなというふうに思いますが、いかがなものでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 確かに民間ということも考えられますけれども、当面はやはり今度来る予定の日本テニス連盟との協定の関係もございますので、将来的にはそのようなことも検討する余地はあるかなと思いますけれども、現在のところはこういった
第三セクターでやっていきたいという考えでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) この問題については、私はやっぱり十分検討を加えて、町としてもやっていく必要があるんではないのかなと。棚倉町という地方自治体がやるべき仕事なのかどうかという点も今、やっぱり問われているというふうに思うんですね。 ですから、やはり町のやるべき仕事というのは何なのかということを改めて我々は見直しながら、町民の福祉向上のために全力を尽くしていくというのが町、地方自治体の仕事でありますから、会社を作って、その中の一員となって、そしていかにして赤字を少なくしていくかとか、赤字になったら、それの補填をしていくとか、こういうことが地方自治体の仕事としては、私は違うんじゃないかなという感想を持っておりますので、十分、これは今回の問題を契機として検討していっていただきたいなと、このように強く要望いたします。 4点目の問題であります。
タクシー利用券の現在の利用状況ということで通告をいたしました。 これについても先ほど古市議員のほうからも質問がありました。
タクシー利用券の現在における申請者数及び利用者数等々についても答弁があったように考えております。また、町民の中では、しかし利用券の48枚の配付条件の改善を求める声が依然として強く大きく出されております。 しかし、それについては、先ほどの答弁で改善は考えていないみたいな、そういう答弁があったわけですけれども、これについて改めて町の見解をただしたいというふうに。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの
タクシー利用券の現在の利用状況についてでありますが、まず、現在の申請者数及び利用者数につきましては、令和2年4月末時点で申請者数837人、利用者数405人であります。 次に、利用券48枚の配付条件の改善につきましては、順位6番、10番、
古市泰久議員に答弁をしたとおりであります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) この問題につきましては、過去にもちょっと取り上げてまいりましたが、48枚を一律に交付することが平等であると。別に行き先を決めているわけじゃないんだから、それが平等なんだという考え方のようであります。しかし、私はその考え方は決して正しくないと、このように思っております。 なぜならば、これはこれまでも再三主張しておりますけれども、高齢者が行きたいと思うところというのは病院も含めて、あるいはスーパーだとか銀行、郵便局等々を含めて町の中心部にあるんですね。これは町が委託をして調査してもらったら、調査方法の中にも出されておりますけれども、町の中心部に主な施設があると。 したがって、そこに行く場合の問題点。この問題はそもそも町の中のあれをどうするかというのを、これは町の外側にいる地域にいる人たちの高齢者、運転免許ももうなくなってしまって、高齢者ばかりしか残っていない、いる人は結構、その地域周辺におります。その人たちをどうするのかというところから、そもそもは出発しているんですね。 私は、そういう意味では当時、巡回バスを回せという主張をしておりましたけれども、しかし、これは巡回バスをやっているところもあるんですが、これでいくと、なかなか各戸、家庭までは行けないと。巡回バスのところまで歩いていかなきゃならないとかいろんな問題があって、このタクシーを利用するということは非常にいい方法だと私は高く評価しているんです。湯座町長、すばらしいことやったな、こう思っているんです。だけど、その内容について今一歩、改善をしていけば、申し分がないと、このように思っております。 なお、現在、1回に使用できる枚数が4枚ということですが、この枚数も増やしていただきたいという要望があるんです。5枚では何で駄目なんですか、6枚では何で駄目なんですかと。48枚の中で自分が使うわけですから、そういうふうにぜひしてほしいということが1点。 それからもう一つは、タクシー運転手さんからの要望なんですが、そういう方を乗せた場合に報告書みたいなのをタクシーの運転手さんが書いて出すことになっているんですね。その出すところに自分の会社の名前をいちいち書かなくても、3つしかないわけですね、町内では。該当するタクシー業者というのは。3つのタクシー業者の名前を書いておいていただければ、そこに丸をつけて簡単にあれすることができますよという、そういう要望なんかも出されております。それらについて1つ、答弁をいただきたい。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) まず、枚数の問題、なぜ4枚にしたかといいますと、やはり今までの実績を見ますと、これは令和元年から4枚ということで、その前は初乗り運賃だけですけれども、利用者が増えないということで4枚まで増やすということでしました。 なぜ4枚にしたかといいますと、やはり実績を見ますと、多くても6キロぐらいが妥当かなということで、6キロだとちょうど4枚程度で済みますので、その辺を根拠に4枚にしました。枚数につきましては、現在のところ4枚ということで変える考えはございません。 あと、
タクシー会社の名前を書くということにつきましては来年、今はやったもんですから、今後、特に利用者カードがあると思うんですよ。利用、書くあれですね、カードがありますので、その部分に
タクシー会社の名前を入れるということですけれども、それについては来年度、
タクシー会社の意見を聞きながら改善できるところは改善していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一)
鈴木政夫議員。
◆12番(鈴木政夫) 再度申し上げますが、この方式は非常にいい方式なんです。午前中の質疑の中でも町長の感想なんかも聞かれて、感想もいい評価を受けているというふうな意味の答弁がされておりましたけれども、非常にいいことをやっているんです。ですから、あと一歩、改善をしていくべきなのではないのかなということを強く要望して、私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(須藤俊一) 順位8番、12番、
鈴木政夫議員の質問を終わります。 ここで2時まで休憩といたします。
△休憩 午後1時48分
△再開 午後2時00分
○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き、再開します。
---------------------------------------
△和知良則議員
○議長(須藤俊一) 一般質問を行います。 順位9番、13番、和知良則議員、登壇願います。 和知良則議員。 〔13番 和知良則議員 登壇〕
◆13番(和知良則) 議席番号13番、和知良則でございます。 通告に従いまして、3件ほど質問をさせていただきます。 まず、スクールバス運行で既存の公共交通路線バスがどうなるのかを伺います。 令和3年度より全町的な通学支援策として、スクールバスの送迎が計画をされております。スクールバスの運行により、既存の路線バスの運行をどのように考えているのかを伺います。 まず、スクールバスの運行に伴い、既存の路線バスはどうなるのか。路線バスの配車の予定、路線バスを利用している町民の皆さんに支障のない、そのような対策が必要だと考えております。全町に運行するスクールバスに一般の方も乗車させるのも1つの選択肢と思うが、また、現在、交付されているタクシー券と併せてバス利用ができれば、タクシー券もより一層、有効に使えるのではないか、伺います。 次に、
第2期棚倉町子ども・子育て支援事業計画(案)においては、小・中学校遠距離通学の支援では、スクールバスの送迎や公共交通機関の定期券の補助による通学支援を行うとありますが、既存の路線バスをそのまま利用する考えがあるのか、伺います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位9番、13番、和知良則議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまのスクールバス運行で既存の公共交通路線バスはどうなるかについてでありますが、まず、既存の路線バスの対応につきましては現在、棚倉・東舘線と棚倉・山本線の2路線で路線バスの運行をしております。棚倉・東舘線については、主に塙厚生病院への通院や矢祭町内では中学生の通学にも利用されており、棚倉・山本線については、主に山本地区の小学生の通学等に利用されております。 令和3年度からのスクールバスの運行により、今後の路線バスの在り方については、関係機関等と十分に協議をしてまいりたいと考えております。 なお、スクールバスへの一般の方の乗車、また通学支援における路線バスの利用については教育長が答弁をいたします。
○議長(須藤俊一) 教育長。 〔教育長 松本市郎 登壇〕
◎教育長(松本市郎) 次に、スクールバスの一般の方の乗車につきましては、園児・児童・生徒の通学支援の強化を目的に令和3年度から全町的なスクールバス運行を予定しているところでありますので、園児・児童・生徒の安全を確保しながら、通園・通学の時間帯における町民の方々の利用についても検討してまいります。 次に、通学支援における既存の路線バスの利用につきましては、通学支援の大部分においてはスクールバスによる支援を予定しておりますが、既存の路線バスによる通学も一部の地域においては可能であるため、利用に当たっては今後、利用者との協議において調整してまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 既存の路線バスの運行を考えている、検討するということでございますけれども、路線バスの運行ではやはり相手との協定、調整もあると思います。それから、地域の人は、沿線の方がこれから学校のスクールバスと我々の路線バスはどうなるんだろうと心配している方もありますので、なるべく早くこの作業を進めて、地域の人にその旨を報告して安心させてあげるのも1つの手かと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 確かにこのバスをどうするかということにつきましては、今後関係課、それから東北陸運福島局とも今後の在り方についても検討する必要がありますので、また、福島交通とも検討する必要がありますので、早急に結論を出しながら、また地域の住民の説明会等も計画しておりますので、その辺も考慮しながら今後進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 先ほど、スクールバスを一般の方、私の言っている一般の方というのは高齢者の方、免許証を持っていない。時には交通弱者と呼ばれる方々を指しておりますので、その方などを乗せるということは大変よいことであります。ただ、子供たちは土日あるいは夏休み、冬休みと長期休暇があります。この間はどのように考えているか、お尋ねいたします。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 今、教育長の答弁にもありましたが、通学の時間帯で当初、お願いしたいということで今現在考えておりますが、必要等を今後検討しまして、それ以外の時間帯についてもということだと、長期休業ということになると思いますけれども、子供たちが学校に通学する日等々については、利用に当たっては少々可能だと思いますが、今後、内容については精査させていただきます。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) この中でタクシー券と併せての利用ということで私のほうから質問させていただいております。今回も先ほどから質問の中で、タクシー券についてのお話が出ておりますが、このタクシー券では、地域においては必ずしも公平であると思っていない方もいるということを認識してほしいと思います。地域によってはですよ。 そこで、交通手段の地域格差、これを解消するためにも、このスクールバスを利用して一定の場所まで赴き、そこからタクシーを使って目的地まで向かう。そのような方法を取れば、またタクシー券を利用する方が増えるのではないかと。あまりにも遠くてタクシー券2枚、3枚では来られないという方もおりますので、このスクールバスとの組合せということが大変有効かと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 その辺につきましても今後、十分に検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 地域の人は夏休み、冬休みはありませんので、その皆さんが利用できるように、ぜひとも交通弱者と言われる方に対して優しい手を差し伸べていただきたいと思います。せっかくの全町に対しての交通でございますので。それと、町の中を今、福島交通が運行している路線、棚倉・東舘線、それから棚倉・山本線、そのほかに刈敷坂・棚倉営業線というのがありますが、これはどのようになっていますか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これは、白河市が去年協議しましたけれども、白河・棚倉線のバスが廃止になって、白河市のほうで独自に修明高校の生徒とか東のほうに行くということで、独自に運行しているバス路線でございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 私、ここで関係があるのは堤地区かと思いますけれども、多分、刈敷までは5キロ以上はあると思います。せっかくこのバスが走っているのだから、それに乗らないという手はないと思うんですが、これは乗っては駄目なんですか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 これにつきましては、白河市のほうであくまで運行していますので、堤地区にはバス停を設置しないということでございますので、その先に行けば、逆川とかでは乗れますけれども、堤地区においてはバス停を設置しないということでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 逆川から乗れる、でも堤からは乗れない。それの最大の理由は何でしょうか。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) これは去年も答弁いたしましたけれども、白河市のあくまでも考えで、堤地区、今は昔の旧道にバス停を置いていますから、それをできるだけ時間を短縮したいということで、バイパスを通るということでございますので、そこら辺でバス停を設けないというになりますので、あくまでも白河市の考えでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) せっかく路線バスが通っているんですから、子供たちのバス通学の支援として、それが通っているのに、逆川は乗れるということで、堤は何でなのかなと大体、一般の人は思いますね。これから白河市との協議の中で、それを利用してもらって、止まってもらって、その沿線の人、あるいは沿線の皆さんが乗車可能になるような施策を取ったらいかがでしょうか。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 令和3年度からのスクールバスの運行につきましては、社川地区には2台のスクールバスを運行予定です。まず1台は小学校のバスとしまして23名の子供たちを乗車させる予定であります。それから中学生におきましても、金沢内、堤、福井、一色、玉野、板橋というように26名の生徒を運行する予定です。 なお、通学支援につきましては、小学校におきましてはおおむね2キロ、中学校におきましてはおおむね5キロというルールを設けておりますので、逆川につきましては、中学校は5キロ以内ということになっております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) そのルールは知っておりますが、ただ、そういうスクールバスが先ほど言ったように通って、そしたら高齢者の方が乗れるということもあれば、カバーできるじゃないかと思います。それ以外のことだと通告していないので、高齢者の方あるいは子供たちの通学というので、そういうふうになっているということでございますので、そうなのかなと。 ただ、私、今言っているのは目の前にバスが通っているのに乗れないと、これは残念だなという。堤区の人もおりますので、それを大事にして、ぜひとも乗れるようにしてくれたらいいのじゃないかなということで申し上げたところでございます。 それと先ほど、棚倉・東舘線、棚倉・山本線、この路線の沿線の子供たちがこのバスを利用するということでよろしいでしょうか。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) スクールバス、また近津小学校とそれから棚倉中学校に、山本地内、それから八槻地内の子供たちを乗せるバスを1台準備しようとする計画を今持っております。また、大内のほうからずっと近津小学校のほうまで下ってきまして、そこで小学生を降ろす。その後に近津のほうから八槻のほうに向かいまして八槻の中学生を乗せると。八槻の小学生だけは福島交通のバスを現在利用していただこうかということで考えているところでございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 山本はスクールバスが入るということになると、そうですよね。となると、今の既存の福島交通のバスはどうなるんですか。朝来ているやつは。
○議長(須藤俊一)
産業振興課長。
◎
産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 その辺バス運行については、今後、十分に検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 多分、人数は少ないんですけれども、乗っている方は必ずいますので、その人たちに対して不便な思いをさせないように、ぜひともバスはなくさないようにしていただきたいと思います、既存のバスは。これ以上増やす必要もありませんけれども、なくさないようにしていただきたいと思います。 それで、このバスの巡回ルートあるいは時間帯など等は、先ほどのお話の中では、これから地域の方たちと調整するというような話もありましたが、これは各路線において巡回経路あるいは時間帯を調整する話合いが持たれるということでよろしいでしょうか。
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 地区それぞれに時間帯、それから停留所等の話がありますので、地域の方々との協議は持ちたいと思っております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 交通手段というのは大変生活に直結する問題でございますので、どうぞ今回の機会になお一層の交通機関の充実を図られますよう強く希望いたしまして、一問目の質問を終わります。 〔「議長、訂正お願いします」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(渡辺守) 今ほど、地域の方との協議とお話をしましたが、保護者の方の誤りです。訂正いたします。
◆13番(和知良則) それでは、2問目の質問に入らせていただきます。 町営住宅の管理、生活環境の整備について伺います。 本町の町営住宅は42.6%が耐用年数を経過しているとありますが、取壊し、修繕、建て替え等について伺います。 まず、現在入居者もなく、取り壊さなければならない住宅については、防犯・防火の観点からも適切な対処が必要と考えますが、また、雑草等が生え過ぎて環境面に悪いところも多々あります。どのような管理を行っているのか、伺います。 次に、取壊し予定地が町有地と民間からの借地があると思いますが、取壊し後、民間からの借地はどのようにするのか、伺います。 3件目に、心優しい安全・安心のまちづくりでは良質な住宅の確保が取り上げられており、新たな住宅の確保を継続して検討するとされておりますが、現時点において新たな住宅の建築の構想はあるのか、3点伺います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの町営住宅の管理、生活環境の整備についてでありますが、まず入居者もなく、取壊しをする住宅の管理につきましては、取壊しまでの住宅周辺の管理は年2回草刈りを実施をし、それらを含め適切な維持管理に努めております。 次に、取壊し後の借地につきましては、団地内の住宅取壊しが完了をした後、地権者の方に返還をすることとなります。 次に、新たな住宅の建築構想につきましては、4月1日現在、町で管理をしている町営住宅の戸数が200戸あり、その中で建て替えを予定しているものが57戸であります。今後、町営住宅長寿命化計画の中で見直しを図っていきたいと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 住宅の中には雑草ばかりではなく、ごみらしきものが軒先に散乱しているところも見受けられます。借主がいるのかいないのか分かりませんが、もし借主がいる住宅であるならば、町は家主として改善するように申し入れしなければならないと思いますが、見解を求めます。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 まずは、取壊し予定の建物については町が管理するということで町長答弁にありました。入居されている住宅については、当然、入居者の管理により草刈りあるいは住宅の管理をしていただくようになりますので、その管理が不十分な場合には当然、町のほうからの指導を行っていきたいと思っております。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 南町の真町住宅ですか、これでいくと大変、環境面について悪い、そういう場所が見受けられます。それは、私は入居者が入っているかいないかは分かりませんが、たまたま入居者と契約あるいは協定等を結ぶ前には、何ら衛生あるいは環境整備などの取決めなどはないんですか。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 当然でありますが、住宅の契約書の中に管理区分のほうを明記しております。 以上であります。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) そうした場合、町の職員の方も行けば大体分かるでしょう、その状況。そういう誰もが見てこれはまずいなと、そういう状況を確認したらば、その借主さんとそういう話合いはしないんですか。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 おただしの住宅については、当然、何度か契約者の方とお話をしながら適正な管理に努めていただくよう指導はしておりますが、なかなか進まない状況がありますので、再度、引き続き指導を行っていきたいと思います。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 周りの人が大変迷惑をしていますので、そういった町からの遵守事項、それを守らない場合、最終的に町のほうではそれを改善するまでただ待っているだけなのか、それとも何か強い要望を出すことができるのか、それを伺います。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) 最終的には法的な手段があるかとは思いますが、現時点ではその方と地道に交渉のほうを重ねていきたいと思っております。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 先ほども町長のご答弁で、草刈りを年2回ぐらいやりながら環境整備をしているという話でございましたが、年2回わかりませんですがね。取壊ししなければならない、そういう、もう廃家と言うとまずいんですか、もう入れないうちですか、そういうものを早く取り壊すということが必要だと私は考えます。 取り壊すものを早く取り壊して、そして町独自が環境整備を整えていく、そういった姿勢が結局、地域住民の方にも環境整備をしてくださいというようなことが言えるわけで、それがなければ、町が草をずっと生やしている、草を生やしている、もう取り壊すべきものを取り壊さないで、それで周りの人に環境整備しろと言ってもその真意というのは伝わらないと思うんですが、その点、どうでしょうか。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 当然、取壊し予定の住宅の周辺については、周りの環境に迷惑をかけないように町が管理しております。なお、先ほど申し上げました南町の真町住宅については一応建て替えの候補地になっておりますので、今後、その入居者の方とそれらを含めて、周りの環境整備に努めていただくようにこちらから働きかけていきたいと思っております。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 取壊しがされていないそういった住宅、あるいは雑草などが生い茂っている、そういうことで土地を荒らしておきますと、これからは害虫あるいは害獣のすみかにもなりかねないと思いますので、ぜひともその環境整備を進めていただきたいと思います。 また、入居者の中に草刈りなどがなかなか容易でないという方がありましたら、これは町としても大家さんの務めとして手を差し伸べてあげてはいいのではないかと思いますが、その点、いかがでしょうか。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) 入居者の生活状況の範疇の中で確認しながら、こちらのほうで対応していきたいと思っております。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 全世代が利用しやすい良質な住宅の確保ということをうたっておりますが、今後、建て替えを行うためには、間取りなど現代に見合ったような、そのような住宅の建築は考えているのか伺います。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) 町長答弁にありました57戸が今度、建て替え予定の棟数となっております。それらについても当然、生活様式に合った様式のものを今後、調査、研究してまいりたいと思います。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 住宅宅地の中に新たに取得した清戸作地内の住宅予定地の住宅建築構想などはどのようになっているのか、今後の計画等にあれば伺いたいと思います。
○議長(須藤俊一) 整備課長。
◎整備課長(近藤徳夫) 以前取得しました清戸作の用地につきましては、予定としまして住宅用地ということで計画をしております。町の住宅建築計画、内容は町長答弁にありました長寿命化計画の中で、今後どのような住宅が必要か、あるいはどのような計画が適当かを調査検討していきたいと思っております。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) せっかく取得した土地でございますから、なるべく早く研究をなさるようにお願いしたいと思います。また、誰もが住んで環境がよい住宅を目指して、今後とも頑張っていただきたいと思います。 これで2問目の質問を終わります。 3問目に入らせていただきます。 町内行政区からの要望・陳情等の取扱いについて伺います。 各行政区からの要望や陳情等は、地域の実情により多様にわたっているものと思います。即座に対処できるものとそうでないものがありますが、それらについて伺います。 要望書や陳情書で対処がなされていないものについて、どこで何年ぐらい保管されているのか、また、それらの要望書等は毎年検討されているのか、伺います。 次に、各行政区からどのような要望があり、現在どのような対応がとられているか、行政区ごとに的確に整理し、毎年、当該区長に報告をしてはどうでしょうか。以上2点伺います。
○議長(須藤俊一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの町内行政区からの要望・陳情等の取扱いはについてでありますが、まず対処されていない要望書や陳情書の保管などにつきましては、陳情書や要望書の保管については各担当課において、棚倉町文書管理規定に基づき管理をしております。 また、要望書等の内容につきましては、毎年、実施計画や予算計上も含め検討を行っております。 次に、行政区からの要望への対応につきましては、行政区から提出された要望や陳情につきましては、町民の生活に係る様々な要望があり、担当課において内容を検討し、緊急性や日常生活への影響などを考慮し、それぞれ回答をしているところであります。 なお、要望には単年で解決できるものから複数年を要するもの、県や国との連携が必要なものなど多岐にわたることから、行政区ごとに一括に整理をすることが難しい現状にあります。 以上で答弁といたします。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 要望書等は各担当課で保管しているということなんですけれども、毎年検討しているということでございますけれども、その検討内容、結果、要望の進捗状況、そういうものはそもそも記載されているんでしょうか。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えいたします。 先ほど、町長答弁でありましたように全てが回答している部分ではございません。その理由といたしましては、複数年かかるもの等々もございますので、単年度で解決できるような要望等につきましては回答しているところでございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) ここで私が言っているのは、単年度とか複数年、もちろん長い月日をかけなければできないものもございます。ただ、その流れが各行政区で分からないんですよ、どうなっているのか。 例えば、ここで私は1例を挙げたいと思います。これは我々議員も要望に立ち会う、そういうような機会がございます。その1つの例を紹介しますと、2016年に棚倉7区西中居地内生活道路、俗にいう二項道路と呼ばれている道路ですが、道路の拡張整備についての要望書を提出しまして、7区区長さん、それからその当該地域の住民の方、私も出席して、に要望活動を行ってまいりました。 当然、これは即決できるような問題ではございませんので、その後、当該地域の方とお話しする機会がございまして、その後、どのようになりましたかと私のほうがお聞きしましたらば、当該地域の皆さんは、いつ工事ができてもいいように、その道路の幅だけはいつも確保していると。ところが、今まで何の話もない、どうなっているんでしょうねというようなお話がございました。 それで、私は何年もそうやってただ置くんじゃなくて、その区に対して、当該地域の方に対して、時間がかかるんだから待ってくださいよと、こういうわけでこういう理由で今、延びていますよというような、そういう町からの答弁、お話、対処方法、それらを言っておかないと、その地域の人はもう流されちゃったんじゃないか、お蔵入りされちゃったというふうに思って、ちょっとした町に対しての不信感となりかねないので、ぜひとも、細かい、小さな。小さな話じゃないですね、これは大きな話なんですけれども、そういう対処の仕方が必要だと思います。 さらに、中山本に関しても長年、中ノ内扱久保道路改良等々を要望してまいってまいりました。毎年毎年、区長さんのほうから要望書が届いていると思います。それについても私は一切何ら聞かされておりません。ですから、時間がかかるんだと、長期計画になるんだと、そういうことであれば、そのような返答をしていただかないと地域の皆さんは分からないので、そういうような工程を組んではどうですかというふうな話をしているんですが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 トーク日をはじめ、要望書が複数の課にわたる際につきましては、それぞれ担当する課に要望書の写しなりをお渡ししまして、検討していただいているというような状況でございます。その各担当課における要望書の取扱いにつきましては、様々な状況であるというようなことも認識してございますので、今後、統一的に考えていかなければならないところでもあると思いますので、全庁的な要望に対する対応というようなことを調査、研究してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) これから調査、研究する、検討するという話ですが、その検討する、調査研究するも、結局は時がたつと要望書と同じ、なかなか返答がもらえないというふうなことになりますので、1回でそれをまとめてやろうということはなかなか大変って分かりますから、できれば区ごとに、その区ではどういう要望書が来ていますよ、1回、一度にやりなさいということではございません。段階をもって、それを各課で、全部をまとめるとなると総務課ぐらいしかないのかなと思いますが、それをまとめて区の皆さんに。なぜかというと、区長さんが1年ごとに替わるというのがたくさんあるんですよ。そうすると、区長さんが替わると、では、うちのほうの区ではどのような要望が出ているんだと、そういうのが分からなくなる。それでまた次の区長さんから次の区長さんになったときに、じゃ、これもまた要望書を出しましょうと。課に出すとこれは前に出ていますよと、そういうふうなことになってしまうので、できれば、これは要請じゃないですよ、少しずつ少しずつまとめていったらどうですか。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 昨年、令和元年度の各行政区からの要望件数を調べたところ、昨年はご案内のとおり、台風19号という大きな災害がありました。それを抜いても70前後はございます。平均しますと毎年60から70ぐらいの要望がございます。 そういった中で、一括して整理をしているというのも、先ほど申し上げましたように多岐にわたる部分とか、あとは結論が出るまでに時間を要するもの等々がございますので、今現在におきましては、各担当課において管理していただくというふうなことが一番分かりやすいのかなというふうに考えてございます。 それから、我々も人事異動というものがございまして、懸案事項、さらには重要課題というようなものを引き継いでいるところでございます。各行政区長におかれましてもそれらの引継ぎについては併せてやっていただきまして、疑問が出たときにはお互いをぶつけていくというような方法がいいのではないかなというふうに考えてございます。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) そのとおりなんです。ただ、今言ったように、区長の引継ぎで、そのものを上げましたよと言っても、じゃこの答えは何ですかと。で、次の区長さん役場来て、調べると。それじゃなくて、それの答えというものは何かの形で区長さんにお知らせできないかと私は言っているんです。
○議長(須藤俊一) 総務課長。
◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 全要望に対しての回答というのも非常に厳しい部分がございます。それは多額なお金を要するもの、さらには先ほど来申し上げているように関係機関との協議が必要なもの等々がございますので、それらにつきまして、進捗状況についてお伝えする必要性はあるというふうに感じてはおりますが、回答となりますと、なかなか残念な報告をするというのは我々職員にしても心が痛い部分がございますので、回答し切れていないというのも現状でございます。 そういう中で、進捗状況についてはほぼ報告できるようなことで研究してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(須藤俊一) 和知良則議員。
◆13番(和知良則) 当然です。回答になるとなかなか大変です。ですから私は、先ほど、ちょっと回答と言ったかもしれないけれども、進捗状況というのが私の本来の皆さんに対する、行政区への持っていく話をしてくださいということでございます。 大変忙しい中での仕事ではございますけれども、町と行政区、町と地域、これのコミュニケーションを取る意味でも、この作業は大変重要な作業だと思います。それを踏まえながら、忙しい中、大変ですけれども、進捗状況が回答できるのなら回答して、各行政区の方に伝えていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。
○議長(須藤俊一) 順位9番、13番、和知良則議員の質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。
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△日程
第2
建設経済常任委員会所管事務調査の報告について
○議長(須藤俊一) 日程
第2、
建設経済常任委員会所管事務調査の報告についてを議題といたします。 建設経済常任委員会の報告を求めます。 藤田光子建設経済常任委員会委員長。 〔建設経済常任委員長 藤田光子 登壇〕
◆建設経済常任委員長(藤田光子) それでは、棚倉町議会建設経済常任委員会における調査が終了いたしましたので、棚倉町議会会議規則
第77条の規定に基づきご報告をさせていただきます。 当委員会は、令和元年10月12日に発生し、本町も未曽有の被害を受けました。そこで、台風19号の災害等に関わる現状と今後についてを調査項目といたしまして、担当課長より説明を受け、現地調査を行い、調査、研究を行ってまいりました。 調査結果は、皆様方に既に配付させていただいております別紙報告書のとおりでございます。 今後につきましては、稲作の作付ができない耕作者には、所得補償を国・県に強く要望をしていく。災害復旧工事は、原則として原形復旧でありますが、地球温暖化の影響などによる台風や大雨に備え、河川改修や堤防のかさ上げ、土石流を防ぐ砂防ダムや治山工事などを国・県と協議をして、整備を進めていく必要があり、さらに重要なこととして災害に備えた基金設置が必要であると考えます。 終わりに、土曜日や日曜日、そして年末年始の休日を返上し、災害復旧業務に当たられた担当職員の皆さんに感謝を申し上げ、以上、報告とさせていただきます。 棚倉町建設経済常任委員会委員長、藤田光子。
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△日程の追加について
○議長(須藤俊一) お諮りします。 ただいま町長より、議案の追加提出がありました。 議案
第43号、町長等の給与の特例に関する条例、同意
第4号から同意
第18号、棚倉町
農業委員会委員の任命についての16件であります。 これらの議案を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一) 異議なしと認めます。 よって、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。 ここで、追加議事日程表と議案の配付を行います。 〔資料の配付〕
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△追加日程
第1 議案
第43号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(須藤俊一) 追加日程
第1、議案
第43号、町長等の給与の特例に関する条例を議題といたします。 議案の説明を求めます。 総務課長。 〔総務課長 小林 弘 登壇〕
◎総務課長(小林弘) それでは、ただいまお配りしました議事日程の1ページをご覧になっていただきたいと思います。 議案
第43号、町長等の給与の特例に関する条例についてご説明いたします。 本条例につきましては、新型
コロナウイルス感染拡大に伴い、地域経済や町民の生活に多大な影響を与えていることなどを勘案し、
新型コロナウイルス感染症対策の財源に充てることを目的としまして、町長、副町長及び教育長の6月期末手当を町長100分の50、副町長及び教育長100分の20をそれぞれ減額することに関し、条例の訂正をするものでございます。 附則としまして、
第1項、施行期日でありますが、公布の日から施行し、令和2年6月1日から適用する。
第2項、条例の失効でありますが、令和2年6月30日限りその効力を失う。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(須藤俊一) 以上で説明を終わります。 これより質疑を行います。 質疑ありませんか。 〔「なし」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これより討論を行います。 討論ありませんか。 〔「なし」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一) 異議なしと認めます。 よって、議案
第43号は原案のとおり可決されました。
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△追加日程
第2 同意
第4号~同意
第18号の上程、説明、採決
○議長(須藤俊一) 追加日程
第2、同意
第4号から追加日程
第16、同意
第18号、棚倉町
農業委員会委員の任命についての15案を一括議題といたします。 議案の説明を求めます。 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 同意
第4号から同意
第18号までの棚倉町
農業委員会委員の任命についてでありますが、農業委員につきましては令和2年7月19日をもって任期満了となることから、農業に関する識見に優れ、農地等の利用の最適化に関する事項など農業委員会の職務に深い理解を有している14名及び農業委員会の所掌に属する事項に関し、利害関係を有しない中立委員1名について農業委員会等に関する法律
第8条
第1項の規定により、議会の同意を得ようとするものであります。 委員については、大字棚倉字丸内71番地1、近藤正人氏。大字関口字上河原67番地、古川要一氏。大字逆川字下原9番地、秦博栄氏。大字堤字池下187番地、草野勇助氏。大字福井字一里檀94番地23、大河内守氏。大字山際字屋敷前101番地、緑川利喜男氏。大字強梨字高松平196番地、秋山勝康氏。大字寺山字鶴生56番地、野中賢一氏。大字下手沢字円間28番地2、原正之氏。大字八槻字高渡83番地3、藤田福太郎氏。大字八槻字豊作222番地、金沢庄一氏。大字北山本字平塩197番地、佐川浩一氏。大字塚原字強清水14番地、高橋佐登志氏。大字岡田字切通125番地、沼野謙一氏。大字棚倉字宮下109番地、高田昇氏であります。 何とぞ全会一致のご同意を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(須藤俊一) 以上で説明を終わります。 追加日程
第2、同意
第4号から追加日程
第第16、同意
第18号まで一括採決をいたします。 本件については、人事案件でありますので、棚倉町議会運営に関する基準100の規定により、討論を行わないで採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案に同意することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と発言する人あり〕
○議長(須藤俊一) 異議なしと認めます。 よって、同意
第4号から同意
第18号は原案に同意することに決定いたしました。
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△閉会の宣告
○議長(須藤俊一) 以上で、定例会6月会議に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会といたします。 大変ご苦労さまでした。
△閉会 午後2時55分地方自治法
第123条
第2項の規定によりここに署名する。 令和2年6月12日 議長 須藤俊一 署名議員 佐藤喜一 署名議員 蛭田卓雄...