泉崎村議会 > 2020-09-08 >
09月08日-02号

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  1. 泉崎村議会 2020-09-08
    09月08日-02号


    取得元: 泉崎村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年  9月 定例会          令和2年第3回泉崎村議会定例会議事日程(第2号)               令和2年9月8日(火曜日)午前10時開議第1 一般質問-----------------------------------出席議員(10名)  1番  鈴木盛利君     2番  小針辰男君  3番  白石正雄君     4番  廣瀬英一君  5番  中野目正治君    6番  飛知和良子君  7番  木野内 悟君    8番  野崎 隆君  9番  岡部英夫君    10番  鈴木清美君欠席議員   なし-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 村長        久保木正大君  副村長       箭内憲勝君 教育長       鈴木一正君   総務課長      緑川利昭君 住民福祉課長    松川和孝君   税務課長兼会計管理者                             三村 弘君 事業課長      遠藤貴美雄君  教育課長      田崎 洋君-----------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長    岡崎清美君   議会事務局嘱託職員 中山香織君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(鈴木清美君) おはようございます。 本日の会議は議会議員、全員が出席しておりますので、地方自治法第113条の規定により会議は成立いたします。 よって、令和2年第3回泉崎村議会定例会第6日目の本会議を直ちに開きます。 それでは、日程に従い議事を進めます。                           (午前10時00分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) 日程第1、一般質問に入ります。 お手元に配付してありますように、通告制による質問が5名から提出されております。 質問者の持ち時間につきましては、通告質問に対する質問、答弁を含め、原則1時間以内といたしますので、明確な質問、答弁をお願いいたします。----------------------------------- △小針辰男君 ○議長(鈴木清美君) それでは、質問を許します。 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) おはようございます。 村政運営について。 行政が停滞している。4月の人事異動により新たな役場の体制がスタートしています。行政課題が山積する中、職員との円滑なコミュニケーションと仕事を進めるリーダーシップと気力、体力、熱意が不可欠です。 村長は、今後どのような姿勢で取り組んでいくのか伺います。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) 小針議員にお答え申し上げます。 行政が停滞しているということで、今、行政はコロナ禍の諸々の問題で、各種行事、特に行政主催の行事について中止をすることが多くなっております。あるいは、村の施設、そういったものについては、比較的停止をしているという傾向であります。したがって、一般の各団体の方々、村民からはその辺についても停滞しているというふうには見えるのかなというふうに思っていますけれども。 小針議員の趣旨からいいまして、村長の私のやはりリーダーシップというか、方針、そして姿勢、そういったことを問うているんだろうというふうに思っています。そういった意味で、行政が停滞しているというふうに思われるのであれば、反省しながら、これからしっかりやっていきたいというふうに思いますが。 ただ、私はこういった状況、コロナ禍の問題で民間の方々、いろんな業種がありますけれども、飲食業、観光業含めて大変な状況になっているということで、そういったことに影響されないのが役場職員であるということを、管理職の皆さんにしっかり常日頃から伝えております。そういった意味では、そういった村民のやはり期待に、こういった場所だからこそ応えてくれと、サービスを一生懸命やってほしいということを伝えておりますので、そういった思いでみんなやっていると思うんですが、いかんせん、やはり職員の中には色々おりますから、そういったところでやはり、ちょっと仕事の意欲に欠ける、そういった方も見受けられるのかなと、そういったところはしっかりと、もう一遍指導していきたいというふうに思っております。 ただ、今、議員もご承知のように、10万円の給付金の問題、あるいは一次補正のコロナ禍に対するそういった計画、承認、2次も今回出させていただいておりますけれども、そういったところを総務課、財政も含めて、そういったところは本当にてきぱきと、今の人員で頑張ってくれています。私はほかの自治体ではプロジェクトチームをつくって、そこのために集中してやるというふうなところがあるようでありますけれども、今の職員の数でそういったことをしっかりとこなしていると、遅れをとらないでということがあります。そういったところはぜひ見ていただいて、私も頑張っているなというふうに思っています。 そういった意味では、全体で、今、小針議員が言われるようなそういったふうに見えないように、私はしっかりとこれからも、コミュニケーションの話もありましたけれども、しっかりやっていきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 村長自身、行政が停滞している認識は、あまり感じられない。その中で職員とのコミュニケーション確保を今後どうするのか、朝礼を含め、色々な機会でのそういったコミュニケーションづくり、それを伺っていきます。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) お答えします。 どういった方々からのそういったお話を小針議員が伺っているかちょっと分かりませんけれども、大半の職員は本当に一生懸命やっています。ですから、どういった方々がどういう伝え方をしているのか私は分かりませんけれども、むしろそういった方がいろいろ不満を持っているという傾向があるのかなとも思っていますけれども、いずれにしてもコミュニケーションをとって、その辺の不満解消も含めて、これから、もちろん管理職中心に情報、でないと私は分かりませんから、いちいち現場をついて歩いているわけではありませんので、そういった声をしっかりと管理職を通して吸い上げて、しっかりとコミュニケーションをとってお互いに納得する、そんな方向にもっていきたいというふうに思っています。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 村長の不在が多いという指摘もあります。そういった弊害をどう感じているのか。また、どう改善していくのか伺います。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) お答えします。 私が庁舎にいる時間が少ないというような、恐らくそんなことなんだろうと思いますけれども、私は総務のほうを通して、課長を通して、いろいろ発議、稟議、そういったものがある場合には常に連絡するように、そして、あまり数が溜まらない状況で必ず時間をつくるということを常に伝えてあります。 ですから、普段の待てるそういった発議、それと緊急、そういったものをちゃんと区分けしながら伝えるようにということで、常時そういったことを連絡し合いながら、管理職にはそれは伝えてあるということなんで、管理職のほうから恐らく担当部署に伝わっているんだろうと思いますけれども、まだまだそこで、最近は、そういった声も聞かないわけじゃないんで、一つ一つまとめていっぱい持ってくるんですね。だから、その一つ一つが、発議、提案が出たときには必ず総務のほうに伝えるようにと、そうすると溜まらないでじっくりその中身を我々も見られますから、そういった態勢を整えたいということで、総務のほうには指示をしております。 ですから、こちらで、職員が常に待っているという状況は、それはちょっと違うというふうに思っていますので、その辺をどういうふうに捉えているのか、その辺の問題だと思います、職員のほうの。私はそういったことで必ず総務のほうに伝えるように、問題がないように、時間を有効に使えるようにという意識で、常に時間があればその時間に行くという態勢をとっておりますので、やはりそれにしっかりと応えてほしいなというふうに思っています。 いずれにしても、そんな声があるとすれば、また改善に向けてしっかりやっていきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) もう一つお伺いします。 村長自身の村政に対する気力、また自身の健康、体力、熱意についてお伺いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君
    ◎村長(久保木正大君) 私自身の熱意とか、健康問題、色々取り沙汰されておりますけれども、私は自分のそういった置かれた状況を超えて、4年間をしっかりやるということで、こういった立場を与えていただいているということでありますし、負託の中身はしっかりとその任期の期間、責任を持って全うしろと、責任を果たせということが、私は常に身に染みておりますので、全力で取り組むという姿勢はずっと持っております。役場にいなくても、やはり村内をずっと回って歩く、現場を見る、あるいは村民の声を聴くということは常に怠りなくやっているつもりでありますけれども、まだまだ、あとわずかではありますけれども、しっかりと努力をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 遅れているのではないかというような項目を質問させていただきますので、よろしくお願いします。 クロスカントリーコース造成について。 助成金2,000万円の交付を受け、整備事業費5,693万ほどの事業費において、村民の健康増進及び各種大会やレクレーション施設として利用を図ることを目的とし、3月末に完成しています。 オープン時期や利用方法、管理について伺います。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、田崎洋君。 ◎教育課長(田崎洋君) それでは、小針議員の質問に対し要旨に沿ってお答えいたします。 まず、クロスカントリーコースが完成している。オープンの時期についての質問でありますが、クロスカントリーコース整備工事につきましては、令和元年11月1日に着工し、工事の概要としましては、コース延長1,115メートル、コース幅員4.5メートルから5メートル、ウッドチップ舗装仕上げにより令和2年3月25日に完了検査を行い、竣工しました。 オープン時期につきましては、元年度事業であることから、令和2年4月1日供用開始をしました。また、同じ時期に、除染仮置き場として使用していた陸上競技場原状回復工事が完了したことから、芝が落ち着いた時期を見計らい、クロスカントリーコース陸上競技場を使ったオープンイベントを体育協会が中心となり行う予定でいましたが、しかし、いまだに収束が見えてこない新型コロナウイルス感染症の影響により、大勢が集まるイベントの自粛が求められている状況にあります。 現時点において、いつ頃実施すると言い切れる状況にありません。状況を見極めて、実施時期を模索していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) そのほかに問題点として、電柱移設、それからカントリービレッジ入り口の照明、安全対策についてお伺いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 教育課長、田崎洋君。 ◎教育課長(田崎洋君) お答えいたします。 電柱移設、これは6月の議会で補正を上げさせていただきましたけれども、この夏の暑さのために、撤去はしなくちゃいけないのですけれども、電源車を持ってきても施設のさつきの郷ですか、そこのエアコンの電源を賄うことができないということで、暑さが落ち着いてから行うということで、話を伺っていました。 照明ですけれども、これはちょっと、私もよく存じ上げていないんですけれども、カントリービレッジですか、そこの入り口のものは直したというふうには伺っておりました。 それと、安全対策でございますけれども、これはコース上の安全対策なんでしょうか。特別、オープンスペースなために全部を囲って、安全を確保するということはなかなか難しいので、使用される方が安全に気をつけて使用していただければというように思っております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それともう一つ、森林地域内の立ち木を無届け伐採した場合、本来であれば原状回復するのが望ましいが、それは事実上不可能なので、苗木を植林することになり、その解決をどうなされたのかお伺いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご質問の趣旨に従いましてご答弁申し上げます。 クロスカントリーコース内に無届けでの伐採を行った経緯、また箇所等はございませんので、そこはご理解をいただきたいと思います。 しかしながら、以前、福島森林再生事業を実施した箇所についての無届け伐採を行った経緯がございます。 その対処といたしまして、令和元年7月23日と同年9月11日と12月6日、3日に分けまして植栽を実施いたしました。樹種に関しましては、栗、山桜、クヌギ、コナラ、ニセアカシアを植栽いたしました。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) じゃ、次の質問に移りたいと思います。 令和元年度決算審査意見書が提出されて、歳入について収入未済額が、村税など総額1億1,073万となっております。 今後も税の公平負担の原則や財源確保の観点から、収入未済額の縮減が必要とコメントされています。どう取り組んでいくのか伺います。また、消滅時効を過ぎた損失額も伺います。 ○議長(鈴木清美君) 税務課長、三村弘君。 ◎税務課長(三村弘君) それでは、お答えいたします。 まず、通告質問に対する質問の要旨に従いまして回答させていただきます。 まず、村税の滞納における消滅時効の該当になる額についてお答えしたいと思います。 令和2年8月1日時点での消滅時効の該当する額は、実人数で754人、総額1億6,970万8,144円であります。 また、ご質問のありました公平性に関するものなんですが、実際に滞納整理に関しては、以前の議会の中でもお答え申し上げましたが、今、大きなものとしまして、白河に広域圏の滞納整理課というところがございます。また、県税部というところもございます。そちらに、例えば悪質な大きな額の滞納者に関しては、こちらで確認した後委託しまして、徴収に向けて動いていただいています。 ちなみに、徴収で成功したケースとしまして、窓口では、例えば、住民の方がお金がなくてどうしようもないんだというようなことで訴えてこられるのですが、実際に滞納整理課のほうで調べましたところ、別口座に滞納額相当の例えば100万円ぐらいの預金があるということが判明したということで、差し押さえて収納したということがございました。最近その成功例が多くなりまして、回収の効率が上がっております。 また、県税部におきましても協力していただきまして、還付処理、また還付充当とかという処理も行っていますので、そちらのほうの協力も最近は効果が上がっているということであります。 以上であります。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 具体的に県税部、または広域圏の滞納整理課とどのような連携を取り、どのような取組をしていくのかお伺いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 税務課長、三村弘君。 ◎税務課長(三村弘君) 県税部、また滞納整理課とは毎年契約に基づきまして、村のほうで調整をした結果、そちらに回す該当者の方と、またその金額を通知しまして、そこで動いてもらうというようなやり方をしております。 今後とも引き続き行ってまいります。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) では、次の質問に移ります。 北平山新田地区の四辻付近の通学路歩道工事の進捗状況と北平山堂ノ下地区第4分団屯所前付近、県道と村道のT字交差点の改良について伺います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 まず、北平山新田の四辻付近の歩道工事に関してなんですけれども、進捗状況としましては、上層路盤までの工事は完了しております。皆様もご存じかと思います。 現在は、歩道上で支障となる電柱がありまして、それと道路標識、その移設を東北電力さん並びに白河警察署と協議を進めており、移設後、予算を確保した上で、舗装工事を実施したいという計画でおります。 続きまして、堂ノ下のところ、県道塙・泉崎線堂ノ下交差点付近の道路改良につきましては、以前から危険箇所として県に要望しております。県からは令和元年度事業として、2月に工事発注の入札を実施するところだったのですけれども、台風19号の災害の影響で、入札の不調となったため、今年度の工事発注を予定しているという報告を受けております。 時期につきましては、10月頃、県のほうで入札をする予定となっております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 先のほうの事業については10月という見通しがついたんですが、新田地区の通学路歩道工事については、具体的に電力さんと電柱の移設について、どのような交渉になっているのか伺います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 警察署、あとは電力さんのほうと協議をまだしている段階なんですけれども、結論がちょっとまだ、移設の日付等についてはまだちょっと出ておりませんので、で次第ご報告をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、JR泉崎駅東口開発についてお伺いいたします。 跨線橋東西自由通路について設計が完了次第、11月頃以降工事着手に向けて進めていきたい。また、桎内・如信沢線、道路拡幅工事が始まります。土地利用計画ロータリーや駐車場だけでいいのか、イベント広場などを含む構想を伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) それでは、ご答弁申し上げます。 JR泉崎駅東口の土地利用計画でございますが、現在、泉崎駅構内東西自由通路を整備するため、JR東日本と協議を重ね、詳細設計を行っているところでございます。 また、駅前広場につきましては、ロータリーや駐車場を整備するため、基本設計については完了しているところであり、今後、自由通路の整備と並行して詳細について詰めていくこととなっております。 なお、それ以外の土地利用計画につきましては、現段階では具体的な検討は行っていない、そういう状況でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) この構想について、村長さんからコメントは伺えませんか。 東口開発の土地利用計画について、今、総務課長さんから話はありましたけれども、村長の肝煎りでもありますし、その駅前広場をどのような構想にするのか、ちょっとでも考えがあれば伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) お答えします。 今、小針議員から私の肝煎りというお話がありました。これは全く私の肝煎りじゃなくて、海上村政の時代から、そして小林村長という、継続して、特にニュータウンの方々に約束してきていることだということで、小林村長ももうちょっと早く具体化しようということを思っていたようなんですが、いかんせん財政再建最優先ということが県・国からありまして、なかなかそちらのほうには着手できなかった。継続して私が再建を引き継いで、平成25年でしたか、終わりましたので、そのときから、この東口開発について本腰を入れて、今、進めていると。 先ほど、小針議員から言われて、今年工事着手できるというJRの話があったんですが、残念ながら、今ちょっと遅れ気味だということで。私たちが主導権握って、あるいはこうやってくれと言ってもなかなかそのように動いてくれないのが、JRの体質もあるんだろうと思いますけれども、そんな状況で一日でも早くやっていきたい。 そして、ロータリー、駐車場をつくるということ、これは最低限必要だということで、そのことは計画に固まっているんですが、その周辺も含めて計画をということをやれればいいんですけれども、今の時代、あそこは農振地区も全て、農地が大半なんですけれども、農振地区全て外してあると、今までの過去の執行者の中で、そういった状態にして今ありますので、私は民間業者といいますか、民間の開発、不動産とかも含めて民間活用しながらあの辺の、しっかりと規制ももちろん考えながら、有効に活用すると。民間を活用して、あそこの東口をしっかりと開発をしていくと。村民のためになるような、活性化するために、そんなことを私は考えていて、行政主体で何かやろうというのは今の時代にそぐわないだろうと私は思っております。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 続いて、次の質問に移りたいと思います。 パークゴルフ場内の農地農振除外について。 泉崎カントリービレッジに隣接して整備した泉崎パークゴルフ場27ホール、約2.2ヘクタール内の農振地除外手続用途変更手続は、工程表から8月からとされています。工程、スケジュールを伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 農振除外を管轄しております県南農林事務所事前打合わせといたしまして、7月28日及び8月7日の2回にわたり事業内容の説明を行いに行きました。その後、村としての事業計画がおおむねまとまったことから、再度8月25日に事前打合わせを行いました。 今後の進め方といたしましては、県との事前打合わせがまとまり次第、農振除外申請を行う予定となっております。 実際のところ、本当であればもう既に申請するところですが、前に上げている案件が県のほうで行使しない限りは、次の案件に入れないという規定になっているもんですから、そちらが片づき次第、今回のうちのほうで出しております農振除外の申請が受け入れられるということになります。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 今の話だと、大分混み合っている状況だということですが、農振除外2件あると思うんですが、今言ったパークゴルフ場なり、それと新たにつくる調整池の農振除外。これはどのような、2つ一緒なのか、それともどのような方法で進めるのか伺います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) ご答弁申し上げます。 先ほど議員さんが申したとおり、パークゴルフ場内の農振除外地と、あとは是正計画をするための調整池、両方合わせた上で申請するというような形を取ります。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 事業課としては、どちらを優先すべきなのか、その辺伺います。 ○議長(鈴木清美君) 3回目になりますので、これで答弁もらって。 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 優先ということはまずないので、あくまでも是正計画で水関係をつくるための調整池ですので、そこをつくらなければ話にならないし、あとはコース上にも農振除外地がまだ残っていますので、それをやらない限りはパークゴルフのほうもオープンができない状況ですので、両方一緒という重要性はあります。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 調整池建設に向けパークゴルフ場から排出される水量や流量の計算を行い、その結果を基に流量増計算書を県河川計画課に提出し、県より協議結果の承認を得ているということですが、調整池は今後27ホール対応でいくのか、36ホールを対象にするのか伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) ご答弁申し上げます。 あくまで調整池ですので、全体のエリアということで捉えておりますので、その計算書のほうも一応、30ホールと申しますが、その分は十分伸びているという形で算定はしておる状態です。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、次の質問に移りたいと思います。 八雲ニュータウン環境美化についての要望書が届いていると思いますが、八雲ニュータウン内ののり面などの定期的な除草作業が実施されるよう、また、周辺街路環境の美化について対策が講じられるよう要望があり、予算化をして実施してまいりたいとの答弁を受けました。 実施について、また駐車場脇の道路の補修などについても伺います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申します。 八雲ニュータウン環境美化についてなんですけれども、まずは、交通の支障のある箇所から実施計画を立てております。 今年度は、南側はサンマートさんがあった通り道路なんですけれども、南側の道路沿線上にある植え込みに関しまして、地元住民のほうからも強い要望がありましたので、植え込みの刈り込みを行いました。また、あと、南側から北側に向かっている、ちょうど中央を走っていますグラウンド側に向ける道があるんですけれども、そこの桜の木の枝が相当下がってきている。それを今回、そこを伐採すると、枝下ろしをするという計画を立てております。 ですので、のり面に関しましては、ちょっと申し訳ございませんが、今後、予算との絡みもありますので、今後、順次進めていきたいと思っております。 次に、八雲コミュニティセンター隣の駐車場脇の道路補修につきましては、以前からこちらも自治会のほうから道路の損傷の報告を受けておりまして、その都度、職員で自力で補修をやってまいりましたが、しかしながら、簡易的な補修では改善されないことから、今回の補正で予算を計上させていただいております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 八雲ニュータウン内ののり面について、今年度中に対応できるのか伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) お答えいたします。 今回9月のほうでは、ちょっと予算上も上げておりませんので、12月で予算確保でき次第、取り組みたいと思っております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、続きまして、次の質問に移りたいと思います。 中学生のスマートフォンや携帯電話について、現状を伺いたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 教育長、鈴木一正君。 ◎教育長(鈴木一正君) 小針議員さんのご質問に答えいたします。 中学生のスマートフォンの所有とか、それから稼働、使用状況については、全ての状況ではないですが、私が把握している状況だけ、今、お知らせ申し上げたいと思っております。 181名の在籍児童数のうち、携帯電話やスマートフォンを大体の子どもたちが所有しておりますが、大体8割から7割程度の子どもたちは所有をしております。 もう一つ、使用状況なんですけれども、過日、中学校のほうで調査した内容では、平日なんですけれども、3時間以上使用しているというのが約半数程度おる状況でございます。 こういった回答でよろしいでしょうか。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 校内でのスマホまたは携帯電話の使用を教育委員会としては認めていると、そういうことですか。 ○議長(鈴木清美君) 教育長、鈴木一正君。 ◎教育長(鈴木一正君) それでは、ご質問いただいた中学校での携帯電話の使用状況と、それから教育委員会としてどういう対応しているのかということについて、その観点でお話を申し上げたいと思っております。 この件については、文部科学省として、平成21年に初等中等教育の局長通知において、学校と教育委員会の取組の基本とすべき事項という通知が発令されております。 その中では3つございまして、1つは、小学校・中学校での携帯電話の持込みは原則禁止とするということでございます。 それから、学校における情報モラル教育をきちんと行うという。さらには、ネット上のいじめ等に対する取組の徹底を図るというのが、平成21年に通知された文書でございます。 これに基づいて学校運営は行われておりますので、現状では、小学校・中学校への携帯電話の持ち込みは禁止という対応をしております。ただ、この7月に学校における携帯電話の取扱いに関する有識者会議というのが文科省で行われまして、その審議結果が出され、そして通知がなされております。 それによりますと、原則は、同じように持込みは禁止とする。ただし、持込みで発生する様々な課題というのもございますが、そういったものについて、それぞれの教育委員会等で対応できるのであれば、あるいは学校のほうで適切に対応できるのであれば、やむを得ない場合に限り、例外的に認めるという通知が出されておりますので、そのやむを得ない場合というのは、それぞれのご家庭の実情に応じて判断をしていかなければならないというふうでございます。 こう考えますと、基本は、小学校・中学校とも携帯電話の持ち込みは禁止。ただし、ご家庭の実情において例外的に認める場合もあるというのが、現在の認識でございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 7月に文科省のほうからそういう通達があったということなんですが、その中身というのは、文科省のほうでは認めると、ただ使い方については、校内の管理方法の明確化、スマホや携帯電話は登下校中、災害や犯罪に巻き込まれた際の緊急連絡手段と、そのようなことで文科省は認める、あとは市町村の各委員会でそういった管理方法、それを明確にしろと、そういう通達だったと思うんですが、もう一度伺います。 ○議長(鈴木清美君) 教育長、鈴木一正君。 ◎教育長(鈴木一正君) もう一度確認をして申し上げますが、持ってきてよいということではありません。 ただ、それは、各地域の学校、それから教育委員会で保護者と十分議論した上で対応を考えてほしいということですので、前提条件として持ってきてよいというふうに文科省が認めているわけではございません。 原則は禁止ということでございます。ここは、ちょっとご理解をいただきたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 学校運営協議会、コミュニティスクールなどでのそういったスマートフォンや携帯電話の持ち込みとか、それから、私が前から話をしている統合問題について、住民はどのように考えているのか、そういった把握、それはどのように取り組んでいくのか伺っていきます。 ○議長(鈴木清美君) 教育長、鈴木一正君。 ◎教育長(鈴木一正君) まず第1点目は、コミュニティスクール、学校運営協議会の進捗状況について、簡単にご報告を申し上げまして、そしてその中で、どういった議論がなされていくのかということで、携帯電話のことも関連してお話をしたいと思っています。 ご存じのように学校運営協議会は4月からスタートをしましたが、この間、若干、諸般の事情で進められていないという状況がございます。 ただ、6月30日に小中学校の3校の学校運営協議会の委員さんにお集まりをいただきまして、村としての全体で集まる第1回連絡会議を開催いたしました。 その中では、学校運営協議会の役割とか、それから今年度の日程、今年度の教育委員会の重点事項、どういった取組をするのかということ、そして本村の教育における現状、その中でお話をしたのは児童数が今後減少傾向にあります。そこに様々な問題が発生することは、あからさまに見えるものでございますというお話をさせていただきました。 統合問題に関しては、そこで統合だけを取り上げて議論しているわけではございませんので、それぞれの学校の運営協議会の中で、今お話ししたように児童数が減少する傾向を踏まえて、どんな課題が出てくるのかということを洗い出してみてくださいという提案をいたしました。 既に、ある学校では運営協議会を開催しまして、どんな問題が発生するのかということを洗い出したところ、例として申し上げると、例えば、学校の環境整備を進めるために、作業場所や作業内容の見直しが求められてくる。これはPTA会員が減少しているという、そういう理由だと思います。さらには、PTAの組織を改革する必要性が出てきているという、そういう現状があるんだということは協議会の中で出てきています。 じゃ、どういうふうにそれを解決するかということについては、まだ1回の会合ですので、今年度1年間通して、その解決策を考えていくことになると思います。 もう一つの携帯についての議論については、まだ学校の中では議論が始まっておりません。7月に国からそういう通知が出ているということでございますので、それについて学校がこれをどうしますかというような、現在では教育委員会としての提案はしてはおりませんし、また、保護者のほうからもその必然性については求められておりませんので、議論の土台にはのっておりません。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) 学校運営協議会、これは村長、教育委員会委員によって構成されております。 今の携帯電話の持込み、または統合問題について、村長、所見いただけましたら伺いたいんですが。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) それでは、お答えします。 携帯電話の件でありますけれども、これはほとんどの子どもさん、学生が持っているというのが現実だろうと思います。 文科省では、先ほど答弁したように原則禁止、これは、いろんな学力面とか全体のことを考えて原則論を決めているんだろうと思いますけれども、やはりこういった、いろいろ物騒なこういうご時世になってきておりますので、そういったことも含めて考えますと、やはり臨機応変に使用を認めるということ、これは学校単位、教育委員会中心に決めてほしいというふうに思っておりますので、厳格にやってもどっちみち陰でやるような状況が出てくると思いますんで、有効な運用ができような、そういった方向を模索してほしいなと、教育委員会に基本的にはお任せしておるという状況であります。 統合の問題については、先ほど教育長も話があったとおり、現実問題として今のゼロ歳児から大体4、5歳児まで、大体人数把握できていますから、そして新しい子どもさんたちが増える要素もそんなにありません。そういったことを考えますと、村内で大体40人以下という状況が続きますから、今の学校を2つに分けますと、もう20人以下になってしまうということを考えると、そろそろ、そういった統合問題含めて議論をする時期に来ているんだろうなというふうに思いますけれども、私も少数でも学校を別々にしたほうが充実した教育ができるのかどうかという視点から考えますと、私も素人でございますので、そういったことも含めて、泉崎村にとって一番充実した教育、子ども、いわゆる人づくりですね、そういったもので、どれがプラスになるかということを考えなければいけないというふうに思っていますけれども、議論をする、そういったことが必要だろうというふうに思っています。 近隣の東白川郡、石川郡、かなり統合が進んでおります。そういった事例も教訓、あるいは参考にしながら、これから検討していきたい。そんなに先の話ではないというふうに思っております。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) それでは、地方創生臨時交付金事業について質問いたしたいと思います。 新生児子育て応援給付金事業として、特別定額給付金基準日に該当しなかった新生児の子育て支援、また子育て応援給付金、新生児につき10万円ということで、350万円の予算もされています。 私は提案して応えていただいたことに感謝申し上げますが、一つだけ要望があります。 それは、ほとんどの市町村は3月31日までとしておりますが、ここの表にも備考2として事業の終期が令和3年3月を超えることが見込まれる場合、その事情を書くようになっております。このことを利用して、何とか4月1日までにならないか伺いたいと思います。 これは、学年の公平性、やはり4月2日から4月1日までが同じ学年になります。やはり空白の1日はつくらない、妨げていきたい、そんな思いから私は4月28日から3月31日じゃなくて、4月1日まで対象にしていただきたいという希望であります。このことについてよろしくお願いします。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) それでは、ご答弁申し上げます。 まず、要旨に基づきましてご答弁させていただきます。 国の地方創生臨時交付金につきましては、現在、第2次配分に係る申請作業を行っているところでございます。 さて、議員により定額給付金の該当にならなかった新生児に対して、今回の臨時交付金を利用して給付を行わないのかとのご質問でございました。地方創生臨時交付金の内容を精査いたしまして、さきに実施いたしました定額給付金の基準日以降に生まれた新生児も対象とすることとしまして、今回、上程の一般会計補正予算第4号の中に予算措置をさせていただいたことでございます。 対象者につきましては、基準日が4月27日になっておりましたので、4月28日から来年3月31日という形の新生児を対象とするということにいたしました。 それで、会計年度という原則がございまして、4月1日から始まりまして、翌年の3月31日、これが一年の会計年度となっています。この観点から、今回、新生児の対象を3月31日という形にさせていただきました。4月1日ということでございますが、これにつきましては、新年度、新たな年度の予算という形になりますので、その予算要求の段階でその必要性があるかどうか、そういったものを検討していくという形になります。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 2番、小針辰男君。 ◆2番(小針辰男君) ぜひともそのように検討していただいて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で質問を終わります。 ○議長(鈴木清美君) ここで、11時15分までの休憩といたします。                           (午前10時58分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) それでは、議会を再開いたします。                           (午前11時15分)----------------------------------- △鈴木盛利君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 1番、鈴木盛利君。 ◆1番(鈴木盛利君) それでは、質問事項と要旨に従って質問していきたいと思います。 まず最初に、「目でみる泉崎村のあゆみ」という昭和の時代に出されたこの本ですね、皆さんもご存じだと思いますけれども、うちでもかなり古くなっちゃって、しょっちゅう見ているものですから、ぼろぼろになってきたんですけれども。これ本当に私気に入って、暇があるごとに見ているんですけれども、泉崎の歴史が全部ここに入っています。 これ、本当に子どもたちにもよく見せたいなというような思いでいるんですけれども、残念ながらこれは昭和52年のときで止まっちゃっているんですね。その後、昭和の時代が終わって平成になり、今は令和2年です。この間、約43年間空白のままなんですけれども。この後の出来事とかいろんなこと、まず私思うのは、泉崎村再建という大変な思いをしました。これ今後の村のためにも、村民のためにも、いい教訓になると思うんですね。こういうことをやったら皆さんに大変な迷惑をかける、大変な思いをさせるというようなことで、村を運営していく当事者の人たち、本当に肝に銘じてこの泉崎の50年後、100年後、200年後、いろいろと考えながら運営していっていただきたいと。それの基になるのかなというような願いです。 実は私、平成25年の第4回12月定例議会でも質問事項として上げさせていただきました。これは旧庁舎の向こうにある、今防災センターになっているところにある庁舎のときにやったんですけれども、その後色々ありまして、先ほど言ったように財政再建、その後、東日本大震災、そして今はコロナの問題。これはぜひ明記してやっていただきたいと。そして、じゃ、やろうというようなことになっても、これをやる編集会議ですね、それのまず構成を立ち上げなきゃならない。その前に予算をどのようなつけ方をしていただくのかというようなこともありますけれども、そういった段階で、1年半ぐらいの予備期間というのが必要なんじゃないかなというようなことも考えております。ぜひとも泉崎の今後のためにも、何回も言いますけれども、ぜひその辺を考えてやっていただきたいと思います。 それで、過日8月4日です。私のところで民報取っているんですけれども、「我が山河」ということで、この新聞、これが出ていました。この間は国見町が出ていましたけれども、これに本当に細かいことを、泉崎の歴史的なことも書いてあります。これは福島県出身の小泉武夫先生が出しているものなんですけれども、1か月か2か月に1回ぐらい出ているんですね。これには鳥峠のこと、それと泉崎横穴のこと、原山古墳のこと、関和久遺跡、それと踏瀬の、残念ながら高速道路をつくるときに頭ちょん切られちゃったんですけれども、何であんなことをしたのかなと思って、私不思議に思っているんですけれども。そういったものとか、色々歴史的に泉崎というのは昔から中心、この近辺では白河じゃなくて関平、この泉崎が中心になっていたというようなことが書いてあります。そういったことで、何とかこの続きをつくって、今後のためにやっていただければなという思いがあります。 教育長さんのほうからちょっとお話いただいて、その後、村長さんのほうにもどういう考えがあるのか、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 教育長、鈴木一正君。 ◎教育長(鈴木一正君) 鈴木議員さんのご質問にお答えいたします。 今、「目でみる泉崎村のあゆみ」という刊行物を見て、私もこの職を拝命してから、こういったものがあるということを知らなくて大変申し訳ありません。 ご質問いただく前、実は私も小学校の校長をしていたときに、学校に1冊あったものですから、こういうものがあるんだなということで少しひもといた記憶がございます。今お話をいただいたように、この辺りは非常に歴史的に非常に大切な、そして継承していかなければならないものが含まれているななんていうふうに感想を持った記憶があります。 それと、実はこういったものを村では発行しております。これは歴史関係のものに特化したもので、これは小学生に1部ずつ、4年生から配付されています。またこういったガイドブックとか、コンパクトにしたものがつくられていて、大事に私自身も持っておるところです。 さて、ご質問いただきました内容についてなんですが、以前にも今、議員さんのご指摘をいただきましたが、平成25年12月の議会において同様のご質問をいただきました。それをちょっと振り返ってみますと、本誌に掲載されている資料と内容の豊かさから、地域の歴史書としての価値が高いものであるというふうに村長さんご回答されておったかと思います。また、35年経過の節目としてまとめていきたいというような思いもお伝えになったかと思っております。 最後に、編さんに当たり、どの程度のボリュームといいますか、どういう内容にするのか。それからつくったものをどういうふうに扱うのか。各家庭に配布したらいいのか、その辺は検討していかなければならないでしょうという、この議会の中では回答したというふうに記録に残っております。 お話いただいたように、昭和52年に発行されましたので、この編さんに携わった皆さん方の、非常に編さんに当たっての思いが前書きのところに述べられております。それから40年経過しまして、その間にいろんな事案が発生しておりますので、そういったものをやっぱりきちんと文字や写真に確実に収める、価値あるものとして後世に伝えることはやはり大切であるなというふうに私自身は認識しております。 ただ、1つの資料としてまとめるために、今ご指摘いただいたように、編さんの目的ですね、何でこれを編さんするのか。それから、つくるだけではなくて、つくったものをどういうふうに使っていったらいいのかというような、内容とか、それからスケジュールとか、予算等、あるいは資料収集をどうするのかという、そういったところまで計画を立てる必要があるかなというふうに私自身は思っております。 今回、こういったご提案をいただいておりますので、まだ日にちが短いものでございますから、そこまで踏み込めておりませんが、今後、教育委員会事務局の内部で、関係者において検討を行いまして、解決の見通しと方向性をお示しできたらいいかなというふうに思っております。 現状ではそこまでしかご回答できませんので、ご理解いただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(鈴木清美君) 村長、ないですか。 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) それでは、お答えします。 今ほど議員からお話があったように、平成25年に質問いただいていると。質問はあったなということを記憶しております。平成25年といいますと、ちょうど財政再建が終わったか、最終の段階だったと思います。ですから、私の場合は、ぜひとも、40年近くそのときでも過ぎていましたので、何とか実現したいなという思いがあったんで、そういった趣旨の内容の答弁をしたかなというふうに思っているんですが。 私もここへきて、もうほとんどあと任期がなくなっているという状況でありますけれども、43年ですか、発行されていないと。私も先ほどの「あゆみ」ですね、時折部屋の片隅に置いて、たまに見させていただいていますけれども、非常に村の歴史が分かるという意味では、これはいい企画だったなというふうに思っています。今、教育長が言ったように、やはり準備周到してしっかりとやっていかないと、充実したそういった冊子にならないんだろうというふうに思っています。 ですから、私の任期中にできるできないは別にして、できないかもしれませんけれども、私はぜひとも、議員の皆さんもそうですけれども、あれから43年の中の歴史というのは、非常にいろんな要素が入っていて、ぜひとも後世にも伝えたいなという思いの部分も相当あります。我々身近に経験していることでも、財政再建の問題があって、東日本大震災の問題、そしてコロナ禍の問題、いろいろその間に、ニュータウンの建設とか、工業団地の建設、これは非常に画期的なことなんだろうと思います。そういったこともしっかりと伝えながら、現状はどういう結果になっているというのも含めて、私もぜひやりたい。準備を進めたいというふうに思いますので、予算もこれはやはり相当かかると思います。 ですから、今、教育長を含め管理職、課長もいますんで、教育委員会主体になってこれはつくり上げる中身かなというふうに思っていますんで、しっかりと指示をして、準備行為に入って、できれば来年度ぐらいに予算化したり、大枠、そんなこととか方向性が決められればいいなと。もちろん、議員の皆さんにも協力いただいて、委員の中に加わっていただくとか、そんなことを含めて、もしやるのであれば、しっかり中身を後世のために、あるいは村民のために、非常に貴重な資料になるようなものをぜひつくってみたいというふうな思いを持っておりますので、その準備をするという意味の指示、これはすぐにしたいなというふうに思っています。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(鈴木清美君) 1番、鈴木盛利君。 ◆1番(鈴木盛利君) 大変前向きなご答弁いただきまして、ありがとうございます。 本当に泉崎のことを考えて、今後のために、未来の子どもたちのために一生懸命私たちも協力していきたいと思いますんで、どうかよろしくお願いしたいと思います。 それでは、2番目の項目に入りたいと思います。 喫煙ブース設置についてという大きな枠で、厚生労働省のほうですか、健康増進法という改正がありまして、たばこは一切その辺で吸っちゃ駄目ですよというような法律ができたと。あと、いろんな問題があったように思います。 そこで、私、以前もちらっとやったような覚えがあるんですけれども、確かにたばこ吸っている人はいいんですけれども、出した煙が別の人の体に入ると、大分いろんなことが起きるような話がされています。何か、受動喫煙対策とか何とかというやつで、時間があまりなかったんですけれども、調べたら、企業さんのところには国からの助成金みたいなのはあるんですけれども、自治体にはそういうのは何か見当たらなかったんで、ひょっとするとないのかなと思うんですけれども。これもお金かかることなんで、どうなのかなと思いますけれども。 今、そこに設置されている半分開放型の、あれでは完全に駄目なんですね。それと、よそのほうに行くと、よく道路の片隅にしゃがみ込んで吸っている人とか、いろんな方が見受けられますけれども、泉崎でも何かそんなのがちらちらと見えるようなことがあります。対外的にもいろいろそういった面では、あまりいいことじゃないかなと思うんで。 それと今回、令和元年の決算書を見ました。そうしたら、平成31年の当初予算には6,073万1,000円の予算がついていたんです。そうしたら、税の還付ということで来たのは7,082万2,184円、1,000万円以上予算より多く来ているんです。それでずっと何年か前から調べると、大体予算より多めに入っているようなんですよ。 そこで、ちょっとそれだけのお金あるんであれば、やっぱりたばこを吸って税金を納めてくれる人のためにも、ブースをつくってあげたほうが。遠慮しながら吸うよりも、同じたばこを吸っても気分的に健康な気持ちになるのかなと。そっちはそっちとして置いておいてですよ。気分的に心にちょっと余裕ができてゆっくりとたばこを吸えるんで、心のゆとりができるんじゃないかと。そんな意味合いもありまして、今回上げさせていただきました。その辺のことをちょっとご返答いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(鈴木清美君) 総務課長、緑川利昭君。 ◎総務課長(緑川利昭君) それでは、喫煙ブースの設置についてご答弁申し上げます。 改正健康増進法、これが令和元年7月1日から施行されまして、役所や学校、病院の敷地については原則禁煙となったことから、本村におきましても、公共施設の建物敷地内については原則禁煙としているところでございます。 白河市及び西白河、東白川管内の町村の状況を確認しましたところ、全ての市町村において、庁舎内及び駐車場を含めた敷地内において原則禁煙となっているところでございます。しかしながら、矢吹町においてはスーパーハウスよる喫煙所を設けており、また、棚倉町においても、本年4月から喫煙所を設置しております。 現在、本村においては、少しでも喫煙による健康被害を減らすため、原則禁煙の立場を取っており、排煙装置などを備えた喫煙所は設けておりませんが、今後、近隣市町村の状況を見据え、どのような形がよいのか検討してまいりたいというふうに考えています。 以上でございます。
    ○議長(鈴木清美君) 1番、鈴木盛利君。 ◆1番(鈴木盛利君) ありがとうございます。 8月だったですか、9月はもうやっていないと思うんですけれども、防災無線で子どもたちがやっていましたね。7月頃はあまりしょっぱいものを食べないでください、健康に気をつけてくださいなんていうような放送を子どもたちがされていましたけれども、8月は、たばこの害についてちょっと私たち勉強しました。たばこは悪いんですねなんていうようなことで、小さい子どもたちがお話しされていました。あれも確かにいいことですね。ぜひこれからも続けてください。割とじいちゃん、ばあちゃんが楽しみに聞いているんじゃないかなと思っております。そういうことで、これもいろいろあるでしょうけれども、なるべくつくるような方向でやっていただきたいなと思います。 それでは、3番目のほうに入りたいと思います。 泉崎観光株式会社と有限会社イズミザキコーポレーションについてということで、質問事項を上げさせていただきました。 要旨としては、8月11日の全員協議会時に公表された建物賃貸借契約書の中に、家賃の遅延が生じた場合の対処方法を明記されていないが伺うということで、質問したいなと思って出させていただきました。 私、いろいろこれをつくっていく段階で、これどこまで踏み込んでいいのかなと。確かに、議会としては毎年報告はしてくださいよと言うんで、我々受け取ってやっているんですけれども、営利団体ですよね。イズミザキコーポレーションじゃなくて、泉崎観光はたしか村が50%ですか。          (「54ぐらいです」の声あり) ◆1番(鈴木盛利君) 54ぐらいですか。あと、株主さんがいて運営していると。コーポレーションのほうは確かに委託料払ってはいますけれども、これあくまでも営利団体なんで、どこまで踏み込んでいいのかということが頭の片隅にあったんで、その辺ちょっと説明いただければありがたいなと思うんでけれども。お願いします。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 泉崎観光株式会社と有限会社イズミザキコーポレーションの間で取り交わされた建物賃貸借契約書ということになっておりますので、本当であれば、今、議員さんもおっしゃったとおり、入り込みづらいというのもあると思うんですけれども、この契約書の中身は議員さんにも見ていただいたんですけれども、確かに遅延に関することが一目置いていないということもありましたので、今後、村も入りまして、深く入りはしませんけれども、アドバイザーという形で入らせていただきまして、観光さん、コーポレーションさん、そして村と、契約書等の見直しを図っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) 先ほどの、いわゆる第三セクターの観光と、コーポレーションの関係だということで、ちょっとどこまで踏み込んでいいのかというのは、非常に遠慮したお考えなのかなと思いますけれども。 私は、54%村で出資している、管理委託料なんかも出てきます、指定管理のですね。そういった意味で、そのところにそういう54%の、過半数以上の権利があるということ、そしてなおかつ、指定管理料を議員の皆さんに理解していただきながら、そこに投入しているということでありますから、当然、そこのところをしっかり監視していただくという意味では、質問していただくのはいいのかなと。我々もその趣旨に沿って、しっかり答えなければいけないのだろうなというふうに思っています。内容については、そういった趣旨の中でしっかりお答えできればなというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 1番、鈴木盛利君。 ◆1番(鈴木盛利君) ありがとうございます。 そういうことで、例えば泉崎村の村営住宅、村営住宅も保証人必要でしたよね、たしか。2人だったかな。 私以前、ある人から頼まれて保証人に現在もなっています。そのときに、待てよと。保証人というのは大変なことなんですね。あれに判こを押すと大変なことになるよというようなことが頭に残って。私もちょっと仕事やっていたときに、へそくり預金がちょっとあったんで、どのぐらいあったのかなと思って見たらば、これだけあれば家賃半年ぐらい滞納しても俺払ってあげられるかなというような考えがあって、いろいろと好きにさせていただいた方なので、まあいいや、この人が家賃払えないんであれば、半年ぐらいの間だったら俺が払ってもいいやという気持ちで、私保証人になっております。幸いながら、1か月たりともその方は滞納とか遅延することなく支払っているようで、私のところには一切来ておりません。 そういったことで、村民の方々が入る村営住宅にはそういった決まりがあって、この契約書にはそういうものがないと。遅延のときのこともないし、それと、滞納したときのこともないということで、本当に不思議な契約書だなと思うわけでございます。 それと、以前ちょっと未収金の一覧表を見させていただきましたけれども、平成22年から滞納というか遅延しているんですね。その年度か1か月遅れなのか、その辺ちょっとあれですけれども。22年からずっと残って残ってやっていて、去年の分が3月末で4,720万、これだけまだ泉崎観光に納められていないというような報告も受けました。これでいいのかなということもありまして、今回の質問の経過に至ったわけですけれども、これから本当によく考えて、何か昨日あたり、日産自動車で国からの云々という新聞記事、皆さん見ましたか。そういうこともありますんで、どうかいろいろと。 確かにさつき温泉も大事です。でも、それを運営していく企業さんに企業努力していただいて、一生懸命肝を据えてやっていただかないと、村民の皆さんが汗水流して稼いで、なるべく皆さんにご迷惑をかけないで税金を納めようと、納めてくれた税金の中から補充するようなことがあったんでは、私はとんでもないことだと思いますんで、その辺も含めてこの契約書、もう一度じっくりと考えながら作成して、今後のために頑張っていただきたいと要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○議長(鈴木清美君) ここで、13時30分まで休憩といたします。                           (午後11時44分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) それでは会議を再開します。                           (午後1時30分)----------------------------------- △白石正雄君 ○議長(鈴木清美君) 続いて、質問を許します。 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) それでは、通告に基づきまして一般質問を始めさせていただきます。 まず最初に、新型コロナ対策についてお伺いをいたします。 先月の28日、安倍首相が辞任表明をいたしました。病気を理由にいたしましたが、私は内政、外交共に行き詰って辞任を表明したのが本当のところだというふうに見ております。 特に新型コロナ対策では、初動の方針を間違えてしまって、検査をできるだけやらせない方針でもって始まった。そのために押さえ込むことができなくなってしまったと、このことが原因ではないかというふうに私は見ているところです。 安倍首相が辞任表明をした記者会見の中で述べたのは、現在の政治課題の中で最大のものはコロナ対応であり、これに障害を及ぼすようなことは避けたいということで、7月以降の感染拡大が減少傾向に転じたこと、そして冬に向けて対応策を取りまとめておくことができたということを理由に、このタイミングで辞任表明をするといったわけであります。 しかし、本当にそうなのか。一国の首相が、7月以降減少傾向にあるというふうに言いますと、今後は安心なのかなというふうに国民は思うわけであります。ところが、アジア全体で見ますと、今年4月以降、新規感染者数も、感染死者数でも、間違いなく増加をしてきております。 日本国内では、感染拡大第1波のピークが4月下旬、第2波のピークが8月中旬でした。第2波のピークを過ぎた現在、感染者数は減少してきております。しかし、第3波が心配される、そういう状況になってきている。 感染症の専門家たちは、感染者数が減少してきている今だからこそ、それこそ抜本的な対策を進めるときなんだというふうに言っているわけです。ところが、安倍首相が冬に向けて取った対応策が抜本的なものになっていないところに大きな問題があります。 専門家は何と言っているのかというふうにいえば、例えば、国会に参考人として呼ばれて、この証言を行った東大の先端科学研究所の児玉龍彦教授、この方は原発事故のときにも国会に呼ばれて、全面除染とスポット再除染を提言した方であります。そして、この原発の事故のときには、相馬市だとか浪江町、楢葉町、広野町と連携協定を結んで、環境回復に尽力をされる。さらに南相馬市の除染委員長をやった方であります。この方が国会に出て、国会は一体何をやっているのかということで苦言を呈した方であります。 この方がどういったことを言っているかといいますと、新型コロナの感染を防止して、これを押さえ込むためには、エピセンターと言われる感染集積地、あるいは感染震源地、これを面的にPCR検査をして、陽性と陰性を分けて、陽性者を隔離して治療する以外に解決する道はないと、こういうふうに言っているわけです。 そして、この児玉教授の助言を得て、世田谷区の区長、保坂展人氏は、PCR検査の拡大を目指して社会的検査を導入して、いつでもどこでも、誰でも何度でも検査が受けられる、そういう体制をつくろうとしてきている。現状を打開するためには検査を行って、分別をして、対策をしていく以外にないわけであります。 ところが、国がこの検査に金を出す体制を取っていない。このことが大きな問題なのであります。これからやるとしてもあまりにも対応が遅いとしか言いようがありません。国が始める前に、もう既に全国各地の地方自治体が、自らやれるところは進めてきているというのが現状です。 アメリカの一例を申し上げますが、一時ニューヨークが感染爆発に遭って、市内の死者数が今年の7月末までに2万3,000人を超えていました。ところが、6月3日に全ての市民が無料で検査を受けられるということにして、その結果を基に各種の対策を実施してきたわけであります。モバイルテントというのを造って、市内の各所で簡易検査が受けられるということにして、1か月後には死者がゼロになっているわけです。こういうことをニューヨークはやっている。 こうした世界的な経験に学んで、泉崎村としても検査体制、この構築に努力する必要があるのではないか。本来は国がやる仕事です。しかし、国がやらない状況の中では、この検査体制を泉崎村としても構築していく必要があるのではないか。 福島県内でも各市町村で新コロナ感染者が出て広がってきております。平田村の中央病院が検査機器を導入してPCR検査を開始したところ、平田村、古殿町、石川町、玉川村でも検査協力を依頼したようであります。玉川村では、村民が検査する際には助成をする対応もしたということを聞いております。そうした状況でありますので、特に泉崎村として必要とされる検査と対策について、5点ほど伺っておきたいというふうに思うわけであります。 第1点は、村民が発熱をした場合に、現在では自宅待機などというようなことで、すぐに診察してもらえない。厚生病院に連絡を入れますと、4日間待機してくれというようなことを言われるというわけです。こうした状況ではまずい、緊急受診できる体制を村としてつくる必要があると思いますが、どうするのか。このことについて、第1点伺っておきたい。 第2点は、新コロナの陽性者が出た場合、一番危険にさらされるのが医療関係者や介護関係者であり、第3点目、第4点目に掲げた、教育・保育関係者、あるいは、児童・生徒などの集団を形成している、そういう方々です。そうしたところに感染が発生した場合、こうした方々のPCR検査を大量に、真っ先に行う必要があるというふうに思いますが、村としてどうするのか。そして、こうしたことをやる場合に、医師会や病院、あるいは検査機関との協力は絶対的に必要であります。そうした機関との話合い、支援と協力はどうするのか。伺っておきたいというふうに思うわけであります。 ○議長(鈴木清美君) 住民福祉課長、松川和孝君。 ◎住民福祉課長(松川和孝君) それでは、質問の要旨に沿ってご答弁を申し上げます。 泉崎村といたしましても検査体制の構築に向け努力する必要があるのではないかというご質問でございますが、まず(1)の発熱時、緊急受診できる体制につきまして、5月22日に開設いたしました西白河地方発熱外来につきましては、本村でも応分の負担をして開設しているものであります。開設以降、9月7日までの74日間の開設期間に受診された方は91名であります。1日平均では1.23人となっております。 その中で、本村の受診者につきましては2名であります。まだ検査体制に余裕がございますので、発熱時に感染が心配される方は、ご予約の上、ぜひ西白河地方発熱外来での受診をお願いしたいと考えております。 なお、10月からは泉崎南東北診療所の小林所長も、西白河地方発熱外来の当番医として、隔週となりますが診察を行うこととなっております。西白河地方発熱外来の体制強化にご貢献いただくこととなっております。 また、一般病院や泉崎南東北診療所でも同様でありますが、外来受診時に発熱がある場合は、一般外来者とは別の入り口から入っていただき診療を行っている病院がほとんどであります。ここで感染が疑われる場合などは、帰国者・接触者外来へと誘導し、診察を受けていただきまして、必要に応じてPCR検査を受けていただくこととなります。 さらに、発熱等の症状があり、行動履歴や感染者との接触の状況などから感染が疑われる場合などは、帰国者・接触者相談センターに相談をしていただくことがPCR検査への近道であることから、必ずPCR検査が受けられるわけではありませんが、ためらわずにご相談をいただいた上で、帰国者・接触者外来での受診をお願いしたいと考えております。 これらのことから、村独自に発熱外来を設置することは、医師、看護師の確保が困難であること、また、開設にかかる経費などを考えた場合に難しいと思われますが、今後の感染拡大の状況を注視してまいりたいと考えております。 次に、(2)から(4)の関係者に係るPCR検査についてでありますが、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためには、エピセンターを徹底的に押さえ込むことが必要であるとの意見があることは承知しているところでありますが、現時点において村独自にPCR検査を実施することは考えておりません。今後、簡易検査等容易に行うことができる検査が一般的に行われるような状況になった場合、あるいは当地域での感染拡大の流れが加速するような状況となった場合、また、議員ご発言の内容での検査の実施が可能となった場合には、(2)(3)(4)にある関係者のPCR検査について実施を検討していく必要はあるだろうと考えております。現状、感染予防対策につきましては、もう一度意識を高めていただきまして、手指消毒や手洗い、新しい生活様式の実践を徹底していただくよう周知広報に努めてまいりたいと考えております。 次に、医師会、病院、検査機関への支援と協力についてでありますが、これまで白河医師会に対しましては、医療用マスク、N95マスクでありますが、こちらを寄贈しております。村として寄贈を行ったところであります。泉崎南東北診療所に対しましても、村に寄贈されたフェイスガードの一部をお渡ししてきたところであります。今後も支援の内容及び協力できる部分は何かを検討し、実行できるところから実施してまいりたいと考えております。 また、村内にあります医療機関である泉崎南東北診療所との間におきましては、定期的な協議等も行われておりますので、その際にそういった協力体制の件につきましても、今後協議の中に加えまして検討してまいりたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 先ほど申し上げたことで、今、村内から陽性者が出た場合に、どういうことが想定されるかということはほぼ理解できたろうというふうに思うわけであります。そうした点では、集団で働いている方、あるいは学んでいる子ども達、そういった子ども達にやっぱり徹底したPCR検査をして、PCRのこの精度というのが今もう98%まで精度が上がっているわけですから、しかも簡易キットなどもできているというようなこともありますので、そうした陽性と陰性をきちっと分けて、科学的に対応するということが今後必要になってくるだろうというふうに思います。 関連する問題がたくさんあるわけですけれど、私もすぐこの次に取り上げるんではなくて、南東北診療所に対する支援の項目でも、コロナ問題取り上げておりますので、関連してそちらのほうでも取り上げて、続けてお尋ねしたいというふうに考えております。前に2つ目、3つ目にまたコロナとあまり関係のない問題を持ってきてしまいましたものですから、そちらのほうをやらせていただきながら、4番目の泉崎南東北診療所に対する支援の項でも、このコロナ問題を続けて取り上げさせていただきたいというふうに思います。 2つ目のサイクリングターミナルの運営についてに入ります。 最初に掲げたサイクリングターミナルの運営改善については、8月11日に開かれた全員協議会等、8月20日の議員協議会で検討されて、報告が行われておりますので、1つ目については割愛をさせていただきます。これもまたコロナと関係する問題ですけれども、サイクリングターミナルの中にあるログハウス、あるいはログ棟など、このコロナ対策として数棟借り上げて、家賃補助をしてはどうかというような提起であります。 また、3密を防ぐ施設改良として、日帰り休息棟を拡大リフォームして、もっと広く、明るく、そして、風通しのよい休息棟に改良したほうがいいのではないかということであります。さらに露天風呂についてももっと深く広いものに改善すべきであるというふうに思いますが、コロナ対策として検討すべきではないかというふうに思いますが、見解を伺っておきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 施設の有効活用、また家賃の補助ということですが、本村在住者の新型コロナウイルス感染者受入れの施設として活用することにつきましては、これは検討が十分に必要かと思われますので、所有者の株式会社泉観光と、あと運営者の有限会社イズミザキコーポレーションと協議を行い、進めていきたいと思っております。また、家賃の補助につきましても、同時に協議を行った上で進めてまいりたいと思っております。 次に、質問いただいております3密を防ぐ施設の改良ということですけれども、今現在、施設を改良する計画等はございませんが、今後、必要となると思われるので、施設運営を行っておりますコーポレーションさんとの協議を行いまして、どのような施設改良が必要となるかを、私たちも未知なものですから、調査をした上で行っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 今議会に提出されている補正予算に、サイクリングターミナルに足湯を造るというふうな計画が1,000万円規模で計上されております。この足湯というのは、逆に泉崎村サイクリングターミナルの経営にマイナスになるんでないかというふうに私考えているんですが、日帰り休息棟を充実させてやっていくことのほうが、入湯税の関係でも、足湯の場合には入湯税が取れませんし、日帰り入浴ということになれば1回500円ですけれども、その500円のうち100円は入湯税として村に入ってくるわけです。そういったこともありますし、足湯につかった場合に休息棟で休息するかといったら、休息しないでそのまま帰っていくと思うんです。そうなってくると、サイクリングターミナルの経営にも影響してくると、しかも大きく影響してくるんではないかというふうに思うわけです。 そうした点では、足湯を造るというよりは休息棟を拡大リフォームして、明るくて、広くて、風通しのいい、そういう施設にしたほうが、さらに露天風呂なども広くて深いものにしたほうが使い勝手がいいということで、評価もさらに上がるんではないかと、これ3密対策として今の補助金使えるんではないかというふうに私思うんですけれども、この辺のところはどうでしょうか。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) ご答弁申し上げます。 確かに今議員さんがおっしゃいましたとおり、3密を防ぐためにということで、そのような施設の管理もいいと思うんですけれども、今、村のほうで考えているのは、あくまでもこのコロナによって住民の方々の心、それを和らげる憩いの場ということで、これも3密には近くなるんですけれども、青空の下というか、密閉されていない場所で交流ができればということで計上させていただいております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) これはぜひ検討してほしいというふうに思います。足湯を造ることで、将来の泉崎に重荷になっていくような、負の遺産というような形にならないかと私思うんです。そうした点ではぜひ検討していただきたいというふうに思います。 質問項目の3つ目に入ります。 農業所得の支援について伺います。 現在の生産者の米価でありますが、今売られているのは昨年度の米であります。この米市場の価格がどうなってきているかというと、どんどんと下がりつつある。さらに、早場米で今年の千葉産、あるいは茨城産の早場米が出てきておりますけれども、これも昨年と比べて1俵60キロ当たり1,100円から1,600円、安値になってきております。これはまさにこのコロナの影響で、外食産業の消費が大幅に減ってしまった影響です。しかも、政府の在庫が来年の6月末で200万トンを超すのではないかという、こういう見通しがあって、市場価格が下がってきている。このままいくと今年の生産者価格は昨年と比べて1割ないし2割安くなるんでないかということが考えられているわけです。ほぼ確実だという状況です。 そこで、この影響を受ける農家に対する支援はどうするのかということであります。コロナの影響による減収支援は、業者や企業や労働者については行われているわけですが、農家については行われておりません、どうするのか。持続化給付金のように50%も減らなければ対象にならないというのでは、農家はほとんどが対象外になるわけです。そうした点では、国保税だとか介護保険料、あるいは後期高齢者の医療保険料、これらの減免、どうするのかということであります。 国は、新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、国保・介護・後期などの保険料を減免すると、その財源を示しているわけです。財源は国が持つと。ところが、運用は市町村でばらばらなんです。減免基準が市町村によってばらばらです。私は、農家が1割の減収であっても、減収世帯にはこの減免を適用できるようにするというふうにすべきだというふうに思いますが、泉崎村としてどうするのか伺いたい。 あわせて、現在の減収支援対策はどうなっているのか。現在の減収支援対策です。特に、お盆に販売活動が集中するような花卉園芸、あるいは果樹などの販売農家については既に影響が出ているというふうに思います。どう対策をされるのか。さらに、農家に対する持続化給付金の給付申請、これが現状としてどの程度出ているのかということについても伺っておきたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 まず、コロナの影響による減収支援ということですけれども、今回の議会のほうにも上げているんですけれども、抑制農業支援事業としまして、二通りの支援事業を計画しております。 1つ目は、収穫時期を変えることで農産物の付加価値を高めることを目的としましたハウスの設置の補助。もう一つは、今お話にもありましたが、花卉農家の経営継続補助金としまして、種苗費の補助を行う事業になっています。これは、ハウスに関しましては限度額が30万円、種苗のほうの限度額としましては15万円ということで上げております。 あと、議員さんからもお話ありました持続化というか、給付金関係に関しましては、村独自では今のところ実施していないのが実情でありまして、国の給付金事業としましては、対象者は個人事業者で、農業者も対象になっております。平均の月収が50%以下であれば対象になると、これは国の事業でありますが、また、申請期間におきましては、令和2年5月1日から令和3年1月15日までとなっておりまして、申請先は国に直接申請となっております。 村としましても、今どういう対応ということですので、今後、近隣の自治体の動向を見ながら、村としても検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 総合的には次の南東北診療所に対する支援の項でもやりたいと思いますが、国民健康保険だとか介護保険料、後期高齢者保険料などについて、30%からの減収があった場合には減額するというような施策はあるわけです。これだけではなくて、要するにもう少し拡大して10%ぐらいの減収があった場合でも減額するというようなことを適用するというようなことはできるんだろうというふうに思います。財源は国が持つと言っているわけですから、村としても積極的にこういったところにチャレンジしていくと、村民の負担を幾らかでもやっぱり減らしていくというところで頑張っていただきたいというふうに思います。 そのことだけ、次の4番目のところで関連して申し上げますが、泉崎南東北診療所に対する支援、4つ目に入りたいというふうに思います。 政府のこのコロナ対応というのは、初動の方針を必要なところ以外検査をしないという方針を取ったために、大量検査が進まないという状況がいまだに続いているわけです。検査は金がかかりますから、国が検査の金を出さないと進まないわけです。そうしたところは国会でも野党が追及をする。あるいは国民世論が大きく高まってくるというようなことで、こうしたことが安倍首相の辞任表明と同時に、やり方が変わってくるという状況にもなってきております。 先月の8月28日、ちょうど辞任表明、安倍首相がしたその日であります。その日に政府の感染症対策本部が検査体制の見直しなどの新たな方針を打ち出しているんです。これまでコロナの検査というのは2つのルートしかありませんでした。1つは保健所に設置された受診相談センター、これに連絡をして専門外来で検査を受けるルートと、もう1つは、医師会などが設けた地域外来検査センターで検査を受けるルート、この2つだったわけです。 この感染症対策本部は、もう一つルートをつくったんです。今後は、地域の診療所で診療から検査まで一括して行えるルートを整えて、1日20万件の検査をやれるようにすると、こういう方針を打ち出しました。 そして、厚労省は、9月中にも、ですから今月です、全国の自治体に対して事務連絡をして、検査体制の整備計画をつくると、つくらせると、これを求めていくというふうにしております。ようやくこれから検査体制をつくって、当たり前のことができるようにするということです。間違いなくこの方向で進みます、国が決めましたので。 泉崎村には幸いなことに泉崎南東北診療所があるわけです。新型コロナ感染は、対応する医療機関だけでなくて、一般病院でも患者の減少で経営が大変逼迫して、経営が打撃を受けるというような状況になってきております。泉崎村の診療所、これを継続していっていただくということのためにも、南東北総合病院に対する財政支援、泉崎村としても行う必要があるんではないでしょうか。 あわせて、今ほど述べた感染症対策本部の今後の方針を見ても、地域の診療所で診療から検査まで一括して行える体制を整備すると言っているわけですから、泉崎村としても泉崎村南東北診療所に積極的にその役割を果たしていただくと、検査の機械などもそろえていただいて、そして、仕事に当たっていただくと、その南東北の診療所に支援を行って、そうした話合いもしていくということが非常に大事になってきているのではないでしょうか。 あわせて、前もって通告を出しておきましたので、現在の南東北診療所の村民の利用状況と、経営の状況についてもお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 住民福祉課長、松川和孝君。 ◎住民福祉課長(松川和孝君) それでは、ご答弁申し上げます。 まず南東北診療所の利用状況と経営状況についてでありますが、利用状況といたしまして、平成31年4月、5月につきましては、眼科の診療が休止となっておりましたことから、平成30年4月、5月及び令和元年の6月、7月と、令和2年4月から7月の診療件数を比較いたしました。 平成30年4月で982人、令和2年4月では959人で、23人の減であります。平成30年5月で999人、令和2年5月では813人、186人の減であります。令和元年6月で971人、令和2年6月では1,007人、逆に36人の増となっております。令和元年7月では1,069人、令和2年7月では1,010人、59人の減となったところでございます。 次に、通所リハビリの利用人数でありますが、1か月ごとの1日平均利用者数で比較をしてみますと、平成31年4月で34.0人、令和2年4月では31.4人、2.6人の減、令和元年5月で34.9人、2年5月で31.8人、3.1人の減、元年6月で35.7人、2年6月で35.3人、0.4人の減、元年7月で36.0人、2年7月で35.4人、0.6人の減となったところであります。 診療件数につきましては、本年4月、5月及び7月で減少しておりまして、これは新型コロナウイルス感染症の影響によるものと思われます。一方、全国的な緊急事態宣言が解除されました後の6月では、診療人数では一旦回復をしたところでございます。 通所リハビリ利用人数につきましても、その影響が表れていると思われますが、本年6月以降、通所リハビリの利用者数につきましては回復傾向が見られる状況となっております。 次に、経営状況といたしましては、外来の収入で比較してみますと、平成31年4月で697万2,000円、2年4月で627万4,000円、69万8,000円の減、元年5月で631万3,000円、2年5月で523万6,000円、107万7,000円の減となっておりまして、通所リハビリに係る介護報酬では、31年4月で917万7,000円、2年4月で886万3,000円、31万4,000円の減、元年5月で948万円、2年5月で823万円で、125万円の減となったところでございます。 このほかに、新型コロナウイルス感染拡大防止のため村の総合健診が延期となったことから、健診事業収入も減少しているということでございます。村の総合健診につきましては10月以降に実施予定となっておりますことから、その時点である程度の収入改善は見込まれるものと考えております。 新型コロナウイルス感染症の収束が見込めない現状から、今後も泉崎南東北診療所の利用状況及び経営状況につきましては、定期的に行っております運営調整会議の際に報告をいただくなど、状況の把握に努め、支援の必要性等について検討してまいりたいと考えております。 また、ただいま議員ご発言ございましたが、国の方針の新たな方針ということで、この通知については、まだ承知をしていないところでございますが、届き次第内容を精査いたしまして、運用に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 例えば、平田村にある中央病院、あそこは前に原発事故があったときにも検査機器を早々に導入して、そして検査を受け付けるというようなことをやったわけです。経営的にもなかなか精力的なことをやっている病院なんですけれども、やはり泉崎村として見た場合に、あの地域ではひらた中央病院がそういった施設を整えてきておりますが、この地域ではやっぱり大信地区、あるいは表郷、東地区、さらには中島地区を見ると、やっぱり泉崎の診療所って中核的な病院になれる、診療所になれる、そういう施設でないかというふうに思うわけです。そうした点では、やっぱり積極的に出かけて、話合いをしていくということが非常に重要になっているんでないかというふうに思うわけです。 そうした点でも、村長としても積極的にやっぱり出かけて、ぜひこういった情勢をつかみながら、特に国から来る臨時交付金の申請が非常に少ないんです、全国的に見ると。7月末に先行受付した第2次補正予算の受付では、予算総額が2兆円もあるのに1,700億円程度にとどまっていると、全国でです。こういう状況ですから、恐らく各市町村では9月末に向けてこの申請、準備しているところが多いんだろうというふうに思います。そうした点では、泉崎村では7月末に大分申請はされたようですが、さらに必要と思われるところについては、どんどんと申請をして、そして予算を獲得していくという動きが今重要になっているんではないかというふうに思います。 臨時交付金、今色々な形で使えるようでありますので、ぜひともそういった動きを強めていただきたいということを申し上げて、次の原発トリチウム水の海洋放出について伺っておきます。 今年の3月議会から6月議会にかけて、原発事故によって放射能汚染された、いわゆるトリチウム水について、海洋放出に反対する決議が県内各地の議会で上がってきております。私のつかんでいるところでは、現在まで県内で22の議会が海洋放出に反対、あるいは再検討を求めるという決議を上げているようです。 原因は、昨年9月10日に原子力防災担当大臣が汚染水を海洋放出する必要があるかもしれないというふうに言ったことが始まりでした。そして、今年の2月、経済産業省の小委員会が海洋放出と大気放出を選択肢として上げて、そして、海洋放出が有力だとする提案を示したわけです。そのためにこれに反対する動きが起こったわけです。 経済産業省は、2022年にタンクを置く場所がなくなると、このまま貯蔵し続けることはできないから海洋放出するしかないという見解です。しかし、本当にそうなのかということです。1日に排出される汚染水、この量は、最初の頃は1日500トン以上あったのですが、技術の進歩等、それなりに東電も努力をしたわけです。徐々に少なくなってきて、今では150トンから160トンぐらい、今そういう状況になってきております。現在使われている貯蔵タンクは、1つ1,000トンタンクです。ですから、500トンも出るときには2日で満杯になったわけです。ところが、これが150トン、160トンぐらいに下がってきている。このタンクをもっと規模のでかいものにするということになるとどうなるかということです。 いわゆる国内で油の貯蔵のときに使う原油タンク、国内で使われているものの中で非常に大きな規模のものは16万トン入るわけです。16万トンタンクというのがある。大きさはというと直径が100メートル、高さ23メートル、このタンクを造っていれば、今のこの160トン、1日出ているこの量が3年分ぐらいは1つのタンクで間に合うわけです。 なぜやろうとしないのか。金がかかるからです。大体この原発事故を起こした原因のところに、危険性が指摘されていたにも関わらず、防波堤を造らなかったことが大惨事を招いた原因です。防波堤を造っていれば、電源喪失なんていうことはなかったわけです。根っこのところにやっぱり金のかかることはやりたくない。東京電力の体質としてこれがあるんです。 最近、専門家の中で言われているのが、汚染水を処理をしているALPSという機械、多核種除去設備という設備ですが、62種類の放射性物質を除去できるとして稼働してきたわけです。ところが、実際は除去できていないということが判明してしまっているわけです。溜めたタンクの中にある排水の84%が基準に達していないということが明らかになってしまっています。 もともと核種の中の1つであるトリチウムというのは、もともとALPSでも除去できないものでしたが、それだけじゃなくて、そのほかのものも厳密には除去できていないわけです。しかも、排水検査をやれといっても、排水検査を絶対にやらない。検査すると海洋放出ができなくなるからであります。しかも、ALPSをさらに整備していくためには金がかかる。できれば検査もしないで海に流したいというわけです。海に流せば食物連鎖で最終的には人間に蓄積されてくるし、また、国際的にも大問題になるでしょう。その前に福島県の漁業が、もう風評被害で壊滅的な打撃を受けることになる。こうしたことを避けるためにやっぱり排水を長期間保存して、科学技術の進歩を待つ以外にないというふうに思うわけです。 トリチウムの半減期が12年から13年と言われて、完全に安全になるのが100年ということです。少なくともあと30年ぐらいは保管をしていれば、その間に処理技術が完成するのではないかというふうに考えられるわけです。 世界的な平和環境団体グリーンピースというのがありますけれども、このグリーンピースは、トリチウムについても水からの分離技術、これは存在していると、アメリカでは実際にもう使われているんだと、こういうふうに言っているわけです。ですから、東京電力にはしっかりと金をかけて福島県民の安心と安全を守る役割を果たしてもらう。東京電力にはそのことを要求していくということが、今大事になっているというふうに思いますが、村長として、どうこのことについて考えておられるのか、見解を伺いたいというふうに思います。 町村議長会でもこのことについて意見を国のほうに上げておりますし、町村会としても上げているだろうというふうに思いますが、そのところについて触れていただければ幸いと思います。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) それでは、お答えいたします。 質問の要旨の中に、村としてどうするのかと、見解を伺うということでありますけれども、現在まで相双地区の各町村、原発で大分影響を受けた原発地域の大熊町、あるいは双葉町を中心に、そういった自治体、あるいは放射能の大きな影響を受けた川俣とか、そのほかあります。そんなところの自治体には十分説明して、そして意見を聞く機会というのがあります。あるいは漁協をもちろん中心にして、各種団体にいろいろ説明、意見を伺うということでずっと来ておりますけれども、残念ながらそのほかの自治体、泉崎はもちろんでありますけれども、そういった意見を言う機会がありませんでした。そういった意味で、私もそんなところで十分話を聞いて、村の見解を出したかったんですが、あるいはそういった意見を中心にして村民に投げかけていくということも必要だというふうには思っていたんですが、そういう機会に恵まれません。そんな状況の中では、私は、村としての見解、意見というのは、いろんなところで無責任な発言もできませんので、コメントは控えさせていただきたいなというふうに思っています。 ただ、個人としては、同じ福島県人として、先ほど風評の問題ありましたけれども、これは大変な問題だし、私も福島で捕れた新鮮な魚を、今後とも食べたいという思いが非常に強いので、非常に関心を持っているところであります。 最近、福島民報を中心にいろいろ特集を組んでおります。「風評の現場」ということで毎日のように今も出ております。それはやはり、先ほどあと2年でタンクが満杯になると、原発基地ですねという話が出ておりますし、それが今の計画で進むと、規模のものを設置するということでいくと、本当に2年でいっぱいになるそうでありまして、そして、それに準備期間が2年かかると言われているんです。 ですから、今からちょっとこういったことを準備しておかないと間に合わないということで、恐らくこのマスコミ等も含めて、そろそろいろんなことを準備しなくちゃならない。恐らく近いうちには政府の見解も、多分私は、大気放出とか海洋放出のお話が出ていますけれども、海洋放出というようなことで何か出てくるんじゃないかなというふうに思って、非常に心配しております。基本的には、私は、やはり一番原発地区の地元に近いところから、やはり真剣に訴えて、まずそこの意見が重要だろうというふうに思っていますし、我々も是非とも意見として訴えたいなというふうに思っています。 実は、先ほど地元の意見ということでいいますと、双葉町さんとか大熊町さんの姿勢というのは、やはり大きく影響するなと思っているんですが、これは9月2日、1週間ほど前の新聞でありますけれども、大熊町の吉田淳町長と、双葉町の伊澤史郎町長のコメントが出ておりますけれども、処理水のタンク保管は地元の負担が大きいとして、問題の早期解決を求めていると、あるいは吉田町長は、次の首相に判断を持ち越されたとしても、早く解決策を示してほしいというようなことが出ていますけれども、いずれにしても、これからの廃炉の遅れを心配するから、早く最善の方法で解決してほしいというようなこと言われているんです。ですから、早急にそういったことを求めると、変な方向に行くのかなというふうに私は心配しているところであります。 実は、7月の町村会、西白河の町村会が開催されましたが、そのときに経済産業省の担当者が30分ほど時間かけて説明をしたいということがありました。汚染水、ALPS処理をした後にタンクに貯蔵するという、先ほど議員が言われたこと、いろんなやっぱりヨウ素取り除けなくて、トリチウム、特に取り除けないというような状況で、今ため込んでおります。そこで、いろいろ30分ぐらい資料頂きながら、さっと説明をいただきました。 その中で、ちょっと気になること、全体にさらっと説明しているんですが、1つは、議員の手元にはないんですけれども、8ページのところに海洋放出した場合の影響ということで、写真を入れながら出ているんです。それは、その事例は、やはり福島県沖の表示をして、そこに放流した場合にどうこうということで、影響みたいな、そういう写真になっているんです、説明に。 というようなことがあって、必ずしも福島県沖に放出するということが前提の話ではないんだと、今の海洋放出もと言っているんですけれども、こういうことを見るとやはり前提にしているのかなと思ったり。 そしてもう一つ、私は、白石議員も当然いろいろ勉強されているので、理解されていると思うんですが、国際条約上、投棄を禁じられていると、投棄というのは、法律というのはどういうことかと、さらりと説明しているんですが、実はその中で、ちょっとこの文面申し上げますけれども、「沖合での放出は海洋汚染の防止を目的とする国際条約、ロンドン条約の中で廃棄物等の海洋への投棄が禁じられています。このため、沖合まで船舶で運んで放出することは国際条約違反になるんです」ということなんです。 そして、私はそこでちょっと質問しました。ということは船で、私は安全であればみんな、日本の海洋近辺とか含めて、世界を含めて本当はやってほしいんですけれども、そういうところに放流できるんじゃないかと、安全ならばという、ちょっと現実離れしているかもしれないけれども、一福島県民としてはそう思っていますと。そのときに、この船舶で持っていって、汚染水を、そのことは禁止されているという説明なんです。そうしたら結局は、福島沖への放出なんじゃないのという話をしたら、いや決めているわけではありませんと言うんだけれども、国際条約違反してまでやるのかといったら、私は違うと思います。 ですから、その辺は我々真剣に議会でも、先ほど白石議員言われましたけれども、22町村で意見書とか、そういった反対表明も大半でありますけれども、そういった表明がされています。やはり我々は放射能汚染で苦しんで、そして、風評被害もありました。そんなことがあるという立場からすれば、言う権利もあるんだろうというふうに思っていますし、福島沖の漁業、私は補償費を相当ふんだんに出すんだと思うんですけれども、すいません、これ何時間あってもこの議論は絶えないんですけれども、私は壊滅するんじゃないかと本当に心配しているんです。 個人的見解はそういうことでありますけれども、そんなことでこれからも近いうちにいろんな動きが出ると思いますので、注視していきたいというふうに思っています。 ○議長(鈴木清美君) 3番、白石正雄君。 ◆3番(白石正雄君) 3月と6月議会、その後の臨時議会などで決議をされて、現在のところ県内では22の自治体が決議をしているというような状況です。ですから、9月議会が、この議会が終わると、またぐっと増えてくるんではないかというふうに感じているところですが、ぜひともそうした声をやっぱり大きく上げていく必要があると。やっぱり東京電力には安全性を守ると同時に、県民に対する補償をしっかりとしてもらうという立場で、ぜひ村長にも声を大きく上げていただきたいというふうに思うわけであります。 最後、幾らも残っておりませんが、介護保険について簡単にお聞かせをいただきたいというふうに思います。 来年から令和5年度まで介護計画、いわゆる第8期の介護保険事業計画づくりが今進められているんだろうというふうに思います。その進捗状況と計画に盛り込む内容、特に重点項目についてお聞かせをいただいて、私の一般質問を終わりとしたいというふうに思います。 ○議長(鈴木清美君) 住民福祉課長、松川和孝君。 ◎住民福祉課長(松川和孝君) それでは、ご答弁申し上げます。 第8期介護保険事業計画につきましては、計画策定の前段といたしまして、令和2年2月から3月にかけまして、同事業計画策定の基礎資料とするため、要介護認定高齢者を除く在宅の65歳以上の一般高齢者全員を対象とした日常生活圏ニーズ調査及び在宅の要支援・要介護認定高齢者全員を対象といたしました在宅介護実態調査を実施してきたところであります。第8期計画策定年度となります今年度につきましては、去る9月1日に計画策定に係る業務を前回の第7期計画でも委託をしておりました株式会社アイデックスと業務委託契約を締結したところでございます。 議員ご質問の重点事業につきましては、第7期計画の重点事業でありました、1、総合健診の充実。2、施設検診と人間ドック等の充実。3、健康教育、相談の充実。4、予防接種の充実。5、出前元気はつらつ教室の充実。6、保健協力委員会活動の推進。7、放射能調査の継続の重点事業の目標数値等に対しまして、実績を整理するとともに、実績からの課題、改善すべき点を洗い出しまして、第8期計画へ生かしてまいりたいと考えております。 また、具体的な事業内容につきましては、新型コロナウイルス感染症対策等にも十分配慮し、近隣町村の事業計画の内容等も参考にしながら検討を進めてまいります。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) ここで2時45分まで休憩といたします。                           (午後2時31分)----------------------------------- ○議長(鈴木清美君) それでは、会議を再開いたします。                           (午後2時43分)-----------------------------------飛知和良子君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 6番、飛知和良子君。 ◆6番(飛知和良子君) それでは、一般質問に入らせていただきます。 県道母畑・白河線バイパスの今までの経過について伺います。 今回、全員協議会の席上で、県道母畑・白河線のバイパス工事についての図面をいただきました。この件については私も大変心配しておりましたので、簡単に以前に質問した内容をお話ししたいと思います。 私は平成28年6月14日に一般質問をいたしました。このとき地権者の方から、平成28年2月に、今回、県と地権者との話合いがあり、反対する人がいなかったとのことで、一日も早く進めてくれないかとの地権者の相談でしたので、私も地元の議員として6月定例会で一般質問をした経緯があります。 また、十数年前ですが、その当時を振り返ってみますと、県の関係者数人との説明会で、地権者の方々と地元の議員と説明を受けました。地権者の数人の方が反対の意見を述べており、県の方々との話合いはそれ以上進まなかった記憶があります。このような経過から現在に至っております。 その後、数回にわたり、数人の方が一般質問をしております。平成22年、平成27年、平成28年、令和元年と4人質問しております。このとき、一般質問に対する村の答弁でありますが、事業休止期間中においても、福島県県南建設事務所に対しましては、毎年開催される事業調整会議などの機会を捉えて事業再開に向けた要望活動を行っている。平成28年2月に道路計画に関わる地権者説明会が開催されているが、その後、具体的な進展はありませんと。一度事業休止となった本事業は、現地の測量設計など、第1段階からのスタートとなりますので、継続して要望していくことが重要であるとのことでした。 この時点で、今後の工事の日程を聞いたところ、県のほうでは漠然と5年ぐらいかかるのではないかとの答えであるとのことでした。現在の時点でもう3年経過しており、何ら進展は見えないので、今後、事業調整会議の中で声を大にして村に要請をお願いしたい。並行して私たちも一緒に行動を起こしたいと考えております。 私も地元の方々にお願いされた関係上、今回、この件について県会議員の方に相談いたしました。返答の内容は、この件については、長い年月ストップしているが、住民にとっては必要な生活道路であると考えられるので、計画予算化を強く要望するという話でありました。その前に、地元の関係者の方々が一体となって、地権者の方々を歩き、進めていただきたいという話であり、県の関係者も、泉崎村と行政とタイアップして早く実現するよう協力するとのことでした。 このようなことからも、今後とも、行政共々議員も一緒になって早期実現に努力していきたいと思います。この道路が開通することによって、東日本大震災による関和久上町から瀬知房の道路の振動が解決するのではないかと考えております。地元の方々は、振動が激しく、夜中に目が覚めて怖いという住民の方からのお話も聞いておりますので、一日も早い開通の実現を事業調整会議の中でお願いしていただきたいと思います。県に強く要望し、計画、予算化をしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから、今までの経過について簡単でよろしいですので、課長、村長、答弁をお願いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それではご答弁申し上げます。 県道母畑・白河線バイパスの経過につきましては、現在、事業が開始されている下町地内の交差点までが、昭和62年から平成3年までの事業期間で整備をされました。この交差点から先に延びる県道接続までの計画路線事業経過につきまして述べさせていただきます。 これは県のほうから情報を得ているんですけれども、平成4年度に事業説明会を開始しまして、平成7年度に事業に着手しました。そして平成8年度に事業説明会及び測量設計を実施したということになっています。そして平成10年度に用地買収が困難になったということで、その時点で事業が休止ということになっております。そして平成27年度に道路の計画説明会を実施しているということで県のほうから報告は受けております。 また、事業開始よりかなり年数が経過していることから、令和元年度に現在の権利者の調査を行ったとの報告も受けております。その結果に関してはまだ受けていないんですけれども、元年度にそのような新しい地権者に対しての調査を行ったということで聞いております。また、今、議員さんからもお話がありましたように、建設事務所と年2回の連絡調整会議を開いておりまして、村としましては、毎回のようにバイパスの早期の休業をやめまして事業に取り組んでほしいということで要望はしております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 6番、飛知和良子君。 ◆6番(飛知和良子君) 毎年2回会議をしておりますが、その内容というものはちょっと分かりますか。毎年同じような内容ですか。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) では、内容につきましてご答弁申し上げます。 要望理由としましては、やはり今現在の道路が狭くて、大型車等の交通量が非常に多いので危険であると。まして通学路でもありますので、早急に事業の開始をお願いしたいということで要望をしております。 以上です。 ◆6番(飛知和良子君) それで、向こうの答えは。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) 向こうの答えは、今年度の回答をいただきましたのは、今年度は権利者の調査を実施しましたということで、先ほど言ったとおりの、元年度に調査しましたということで、引き続き地域の合意形成にご協力をお願いしたいということで回答はいただいております。 以上です。 ○議長(鈴木清美君) 6番、飛知和良子君。 ◆6番(飛知和良子君) 村長、この件についてもよろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) 先ほど、課長から経過も含めてお話があったように、かなり以前から、平成4年からの事業でありますから、海上村政の時代から小林村政、そして私に引き継ぐまで、ずっとこの問題は常にテーマとしてありました。 以前はやはり肝心な、かなり県のほうでは積極的に事業をやりたいという思いがあったように記憶しておりますけれども、残念ながら、一番大事な地権者の方の反対が随分あったように記憶しております。やはりそのことが一番ネックだったんだろうなというふうに思っております。 それから議会のほうも、やはり一枚岩じゃなかったなというのが私の記憶であります。そんなことで現在に至っておりますけれども、現在、我々執行者は年2回、そのほかの機会もありますけれども、そういったとき常にテーマを出してお願いしているということで、アピールをしております。そして今度は、議会のほうでも要望活動もしてやっていくということも聞いておりますので、やはり村として、この事業を推進したいんだと思えば伝わるんだろうというふうに思っております。 しかし一番はやっぱり地権者が完全に、ここまでやはりこじれた問題ですから、反対者はいないということが大前提になると思いますので、そのことをしっかりと確実にして前に前に進めば、かなり進展するんではないかなというふうに思いますので、我々、そして村当局、あと議会の皆さんと手を携えながらやっていけば、一旦、なかなかこじれたような話ですけれども、調査までちょっと時間かかりますけれども、その後一挙に進むんじゃないかなという、私は展望を持っておりますので、みんなでこれから、議会の皆さんの要望活動も含めて、しっかり我々は前に進めたいというふうな思いを持っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(鈴木清美君) 6番、飛知和良子君。 ◆6番(飛知和良子君) 今回、最後の機会になると思いますので、みんなで本当に協力したい。それで県にもお願いして、これを開通に実現させたいと思いますので、皆様とともに一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、これで私の質問は終わりにいたします。 ありがとうございました。                           (午後2時58分)----------------------------------- △野崎隆君 ○議長(鈴木清美君) 続いて質問を許します。 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) 長い時間ご苦労さまです。 私で最後ですので、私のほうの質問に入らせていただきます。 まず、北平山新田の歩道の舗装についてなんですが、小針議員のほうからもあった質問なんですが、歩道の縁石部分はできているとは思うんですが、これは何年前に完成したかちょっと教えていただきたいです。よろしくお願いします。 ○議長(鈴木清美君) 事業課長、遠藤貴美雄君。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) それでは、ご答弁申し上げます。 あの路線に関しましては、平成29年度繰越事業になりまして、完成したのが平成30年度になります。 ○議長(鈴木清美君) 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) そうすると、大体3年ぐらいですか。          (「2年ですね」の声あり) ◆8番(野崎隆君) 2年ぐらい。先ほど、小針議員の質問の件のときに伺ったんですが、警察の標識、東北電力では電柱というのを動かしてもらう、その期間があるというふうにはお伺いしたんですが、移動してもらう許可というか、それをいただけるまでの期間というのはおおよそめどはついていますか。その場で結構です。          (「今のところまだちょっと回答もらっていませんので、ちょっとめどはついていません」の声あり) ◆8番(野崎隆君) じゃ、もう一つ。その申請というのはいつ出されましたか。          (「これは、路線のほうの変更がありまして、当初見込んだのは、いいですか、この場で」の声あり) ◆8番(野崎隆君) 一言。 ○議長(鈴木清美君) ちょっと待って。それだけの話をするんなら、ちゃんとこっちで答弁してください。 ◎事業課長(遠藤貴美雄君) じゃ、ご答弁申し上げます。 当初の計画は、手前のところから農免道路に抜けるところだったんですけれども、その後変更になりまして、横断歩道があるほうにということになったもんですから、私のほうもちょっとその当時携わっていなかったから分からないですけれども、電柱と警察協議が必要なミラーとかがその段階ではなかったんですよね。その手前で曲がっていたもんですから。ですから、そのやつがちょっと遅れたというのは事実です。 ですので、それを協議したのは本当につい最近で、大変恐縮なんですけれども、そのような形になっております。 ○議長(鈴木清美君) 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) 申請のほうは出してあるということですので、いつかはできるのかなというふうな形では考えておりますが。 私、地域住民または利用者、車に乗ってあそこを通行する一部の方々からちょっと相談いただきまして、たまたま小学校の下校時にちょっと通ってみたらば、3名の下校、登校時は集団登校なので結構上級生もいたりしながら、安全はある程度確保できるのかなと思うんですが、下校時は学年がばらばらになってしまうので、低学年の子だったかな、2、3年生ぐらい。車道を歩いていました、3名。 これあくまでも私の推測になるんですけれども、やっぱり人として砂利を歩くよりは舗装を歩いたほうが歩きやすい。また、砂利の中、いい感じで草が生えた状態になっています。そういうところの整備遅れというのは、万が一の事故、将来ある子どもが交通事故に遭ってしまったといったときに、これは何らかの遅れで済む問題になってしまうのか、また、しっかり舗装してそこを歩くことができれば回避できるものもある。あくまでも万が一の推測の話になってしまうんですが、子どもを亡くしてしまった、万が一事故に遭ってしまった、大けがしてしまったと。家族もやっぱり不幸ですし、本人ももちろん不幸です。 やっぱり村のほうとしては、小さな命、将来ある命というものをしっかり守るべき。これは義務だと思うんです。だからちょっと申請が遅れましたとか、そういう形というのは、今後、村民のための村民サービスの中で、サービスを超えると思うんですよね。義務だと思うので。そういうところをしっかり対応していただきたいなと思います。 村長のほうにもちょっと一言お伺いしたいんですが。こういった行政のちょっとした遅れだったり、対応。仕方ない部分もあるとは思うんですが、そういうところを踏まえて、村民の安全、そういうところに対して村長の意見というか、責任というか、意思というかそういうものをお聞かせください。 ○議長(鈴木清美君) 村長、久保木正大君。 ◎村長(久保木正大君) お答えします。 私も2年ちょっと前ですか、計画をして、そのときは全く歩道スペースなくてどうしてもやっぱり危険だと、地元の要望、議員の方々からも意見がありました。事故に遭いそうだったとか、そんな意見を踏まえて、やはりどうしても現場見たときに、やはり子どもさん、学校近いですから通学路になるんですね。 今1メートル50以内ぐらいなんですね、広さが。でも有効だからということでつくりましょうということで、まずスペースつくれということで着手しましたけれども、その後、私は常にあそこを見ているんですが、標識が1メートル二、三十の中に入っていたり、ましてや電柱が何本も、先ほど1本ぐらいの話、それはど真ん中にあるんですけれども、そのほかの電柱がやはり邪魔になっているんですね、狭い幅員の中で。ですから、それを早くしろということは私指摘していまして、そっちのほうにまずは早く予算をつけて、早く審査も含めてやれという指示はしていたんですが、なかなかスローペースのようで、私もいらいらしているところはあるんですが。 いずれにしても標識関係ですね、今完全に歩道の中に入っています。それを縁石のところにうまく組み合わせるというか、スペースを開けて入れるとかということも可能なんですね。電柱はもちろん外側に置くというようなこと、これは早く申請をしてそういう形を取って、その後じゃないと今舗装したくても意味のない、そんな形で出来上がってしまいますんで、まずそのことを。とにかく急いで、緊急課題ですね。今言われたように、万が一があってはなりません。ということで舗装にできるように、その前にそういった邪魔なもの、あれではちょっとよそ見したらぶつかりますよね。ですから、それを早く解消して、一日も早く舗装仕上げにして、子ども達の安全につなげたいというふうな思いで、もう一度再指導、指示しまして、早く仕上げていきたいなというふうに思っております。 ○議長(鈴木清美君) 8番、野崎隆君。 ◆8番(野崎隆君) 大変心強い、力強いお言葉を村長から今いただきましたので、事業課長の遠藤さんのほうとしてはなるべく急ピッチで、先ほど村長言われたように、現時点で電柱をよこさない状態でやってもこれ仕方ない、自転車なんかが衝突しても、これもまたけがの原因になりますし。そこは順序踏まえながら急いでいただくような形で何とか対応していただければ。よろしくお願いします。 続きまして、次の質問に移らせていただきます。 白石議員さんのほうからもコロナ問題のほうあったんですが、大体それで先ほどの質問答弁のほうで、私のほうでは納得はしたので、私のほうからは1つだけお願いという形になるですが、対応できればで結構なんですが、自分の経験を踏まえて言わせていただきます。 うちの息子もコロナの期間にちょっと高熱を出しまして、実際に保健所に連絡をしました。結果的には陰性だったんですが連絡をしました。結果、たらい回しで5回、厚生病院、保健所、厚生病院、保健所、厚生病院。たらい回しで丸1日電話、ほとんど事が進まない状況でした。物すごく親としては憤りを感じました。1回行政のほうにも相談は入れたと思います。でも、どうにもなりませんという返答でした。 私のほうからのお願いというのは、泉崎村、もしこの村でそういう家族やそういう人が出た場合には、何とか保健所なり何なりにつなぎを取ってもらう。検査体制を取れとかそこまではできない、あくまでも県の指示だと言うんであれば、そのつなぎ役ぐらいは何とかできないかなと。物すごく、何というんですか、憤りを感じるんですね。県のほうの指示に従わなきゃいけないというのはもちろん分からないわけでもないんですが、村民に対しての不安だったり、そういうものを除くためには、相談役ではないですが、ぜひそういうお電話を行政のほうにくださいというふうに、村民のほうに万が一のときは投げかけておけば、強い味方がいると、安心できるという形で、村民のほうは少しでも気が楽になるのかなというふうに思います。いろんなチームだったり、いろんな制度だったりをつくるつくらないといういろんな案が出ましたけれども、あくまでもそういうのが難しいのであれば、逆に住民サービスの一環としてそういう対応ぐらいは何とか。 職員の皆さんは人数も少なくて、いっぱいいっぱい掛け持ちの仕事をなさっているとは分かるんですが、何とかこういう時期に、村民のために何とか頑張っていただきたいなと。いつ収束するかは分かりませんけれども、そこを踏まえながらちょっと、村長はじめ各課長さんたちで会議開いていただいて、そういうところを対応していただければなと。そういうお願いが一つです。 以上で、今日の私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。                           (午後3時10分)----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(鈴木清美君) 以上で、通告制による質問は終了いたしました。 これにて一般質問を終了します。 以上をもちまして、本日の会議の全日程が終了しましたので、散会といたします。 本日はご苦労さまでした。                           (午後3時11分)...