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03月07日-03号

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  1. 本宮市議会 2018-03-07
    03月07日-03号


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    平成30年  3月 定例会(第1回)          平成30年第1回本宮市議会定例会会議録(第7日目)◯議事日程(第3号)                    平成30年3月7日(水)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件 議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  斎藤雅彦君      2番  石橋今朝夫君     3番  三瓶幹夫君      4番  菅野健治君     5番  橋本善壽君      6番  三瓶裕司君     7番  後藤省一君      8番  円谷長作君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺善元君     12番  川名順子君    13番  國分義之君     14番  伊藤隆一君    15番  川名正勝君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  渡辺秀雄君     20番  渡辺由紀雄君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  総務部長     渡辺正博君   市長公室長    鈴木弘治君  市民部長     坂上清彦君   保健福祉部長   矢吹誠司君  産業部長     柴田久幸君   建設部長     橋本久雄君  白沢総合支所長  移川善弘君   放射能除染・モニタリングセンター所長                            武田与司弘君  会計管理者    渡辺豊和君   教育部長     後藤 章君  総務部次長兼総務課長       総務部次長兼財政課長           柳内正美君            増子宗一君  市民部次長兼市民課長       保健福祉部次長高齢福祉課長           菅野秀昭君            三瓶 隆君  産業部次長兼商工観光課長     建設部次長兼上下水道課長           永田達也君            遠藤良一君  教育部次長兼幼保学校課長           菅野安彦君◯事務局職員出席者  議会事務局長   渡辺正彦    主幹兼局長補佐兼議事係長                            橋本信人  主任主査     根本寛子    主事       石塚勝太  書記       川名隆裕 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議録署名議員は、前回同様   6番 三瓶裕司君  13番 國分義之君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため、録音、撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、広報広聴委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。 次に、市長より報告があります。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) おはようございます。 副市長及び教育長の議会欠席についてであります。 本日、副市長が本宮市パークゴルフ協会総会に市長代理として出席するため、総会から戻るまで議会を欠席させていただきます。また、昨日に引き続き、教育長がインフルエンザのため議会を欠席いたしますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 以上、報告とさせていただきます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして、一般質問を行います。----------------------------------- △根本七太君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告6番、議席9番、根本七太君の一般質問を許します。 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) おはようございます。 議席ナンバー9番、志誠会、根本七太です。 3月定例議会、一般質問2日目のスタートを切らせていただきます。 既に通告いたしております3件について、順次お尋ねいたします。 まず初めに、道路整備についてであります。 言うまでもなく、道路は人体でいえば、血管の役割を担っており、大動脈は国道、動脈は県道、静脈は市町村道と認識させていただいております。国政の中心、東京を心臓部と捉えれば、本宮市の中心を走る国道4号線は本市の大動脈であり、今回取り上げる県道二本松・金屋線、飯野・三春・石川線、本宮・常葉線は動脈であります。動脈は心臓から送られる情報を大動脈を通して収集し、静脈を通して末端へつなげる役目と、静脈が健康で末端組織の活性化を担う栄養を補給する重要な役割を担っております。そのような認識をもとにいたしまして、これから質問させていただきます。 初めに、二本松・金屋線について伺います。 昨年6月定例会で、同様の質問をいたしました。その時点での回答は、県では既に3億円を予算化しており、平成29年度は土地買収終了次第施行に入り、平成32年を今回施行部分の竣工と考えているとの答弁をいただきました。きのう初日、作田議員の質問とも重なる部分もありますが、確認のため重ねてお尋ねいたします。 北大沢地区140メートルは、平成29年度繰越工事で平成30年度完成とのことですが、安達疎水ポンプ場のある南大沢地区から高木狐森間についての拡幅工事経過など、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 県道二本松・金屋線の整備状況についてのおただしでございます。 昨日答弁させていただきました二本松・金屋線、北大沢地区につきましては、現在、発注準備を進めておりまして、平成29年度の繰越工事ということでありますので、平成30年度には完成するのではないかと思われております。 この改良後でございますが、県としましては、整備方針としまして、突角部分の除去、狭隘箇所の拡幅をメーンに進めるということでございますので、終了次第、次の施行箇所に進むものと思ってございますが、具体的な内容については、市のほうにまだ相談はないところでございますので、今後の見通しについてはわかり次第お知らせしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 二本松・金屋線に位置づけされています阿武隈川を走る上ノ橋かけかえ工事も順調に進み、竣工も間近と聞きます。八幡仲川にかかる橋も完成し、施工中のバイパス道路も改良工事が進み、舗装を残している状況に捉えていますが、周辺住民の方々、通勤通学に利用する方々にとりまして、完成を大変期待している道路でもあります。現在の八幡付近の進捗状況をお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 二本松・金屋線、八幡地区の状況でございます。既に現地を確認させていただきましたところ、旧落合橋はもう撤去されてございます。舗装も完了しまして、突角部分の除去、数十メートルを残すのみとなってございますので、これも平成30年中には開通できるのではないかというふうに見込んでおるところでございます。 以上でございます。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 二本松・金屋線ですが、ただいま部分的にお尋ねいたしましたけれども、本市を走る部分、この部分が和田江口、菅田橋付近が頭になると思いますが、糠沢八幡に係る今申し上げました橋、市内を走る全区間、これらの完成といいますか、それはおおむねいつごろにというものの情報はおつかみいただいているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 全体の竣工時期でございますが、先ほど申しましたように、二本松・金屋線につきましては、部分改良で進めるという方針でございまして、北大沢地区のような箇所がその他複数あると伺ってございます。これらをまずメーンに対応工事を実施しながら、最終的に通行に支障がないような形の完成を目指すものと思っています。この時期につきましては、まだ県のほうから具体的な内容についての説明はございませんので、回答は差し控えさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) なかなか市道じゃありませんので、県がやる工事ですから、その主たるところの情報は得ていないところもあるんだろうというふうに思いますが、情報を得次第、お知らせいただければ大変ありがたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。 県道二本松・金屋線、一般の認識では、阿武隈川の右岸に並行して走る路線として認識していますが、現実には阿武隈川にかかる安達橋を渡り、県道二本松・須賀川線丁字路を左折いたしまして、郡山方面へ走り、鳴瀬の信号を左折して、現在の上ノ橋を渡り、十字路にぶつかるわけですが、それを右折して八幡バイパスに接続する路線だろうというふうに私自身こう認識しているんですが、誤りはないでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 二本松・金屋線のルートにつきましては、ただいまの議員のただしたとおりでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 意外と、二本松・金屋線というのが本来ですと阿武隈川の右岸を真っすぐ行ってしまうという、そんな感じで現在まで捉えていたんですが、今回の上ノ橋の移動ということもあって、それらを学ぶ上で初めて感じて、こう回っていく道路なんだなと。そういうところで関連してちょっとお尋ねしたいんですが、安達橋入り口の船場から上ノ橋の入り口ございますが、猫田地内だと思いますが、ここの間が本来我々二本松・金屋線だというふうに、その道路もという感じがしていたんですが、それは抜けているんですね。それで市道なのかなと思っています。その市道が一番狭くて、二本松市から本宮市の人もそうですが、郡山市に行くのに往来するのに非常に狭い。そしてあそこのところから中心ですが、きょうもパークゴルフ場の話がありましたけれども、あの入り口があるんですよね。非常に危険極まりないところだなというふうに感じています。 その辺の今後の計画といいますか、今パークゴルフ場で申し上げましたけれども、パークゴルフ場はどちらかというと高齢者が利用するという感じがするんです。そうすると、やはり事故防止というふうな観点からも、早急にあの辺の改良が必要なのかなというふうな感じをしております。 現状認識と計画等についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) ただいまの議員のおただしの区間でございますが、上ノ橋から中の橋、安達橋までにつきましては、市道原・高木線ということで、やはり市道で市のほうで管理してございます。このうち、高木字辻地内の230メートル区間におきましては、一部歩道拡幅路肩により歩道整備は進めてございます。一方、鳴瀬地内の400メートル区間につきましては、危険防止のために側溝のふたをかけてございまして、一応整備は済んだと。両側に住宅が密集していて、大規模な道路拡幅は今のところ難しいのかなという認識ではおります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 県道二本松・金屋線がいずれ近い将来、拡幅されていきますと、ちょうどその残された区間が今お話しした区間なんですけれども、これが地元の人たちにとっては早急にやってほしいという、そういう希望がかなりあります。地元の方と接したときに、何でここできないのかなという、そういうものもございました。どうかできるだけ早目に対応していただければ大変ありがたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、県道飯野・三春・石川線の整備状況と今後についてお尋ねいたします。 この路線への陳情活動は、平成11年、自由民主党白沢支部として党員40人で国会陳情したのを振り返っています。あれから合併を経て19年が経過しました。この間、赤坂、上橋ッ辺間と当時難所と言われました稲沢平田石地内拡幅工事も完了いたしまして、さらに地権者の協力を得ながら進んでいることも承知しております。この道路は稲沢、松沢地区の皆さんにとりまして、通勤通学道路としてはもちろん、日常生活に欠かせない重要な役割を担っている道路であります。地形的に丘陵地で片側が急斜面の山、片側が眼下に見る水田、道幅が狭く、カーブが多いことがあり、冬期間降雪時の安全確保が大きな課題で早期改良工事が求められてまいりました。 この路線は県道であり、直接市がかかわれないことも承知しておりますが、市民の安全と地域の活性化に欠かせない重要路線であることから、沿線住民の方々から早期完成が期待されております。現在、平田石から赤坂間が未整備状況にあります。今後の進行に向けた取り組み、見通しなどをお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 主要地方道飯野・三春・石川線の整備状況と今後についてというおただしでございます。 今の議員のほうからもありました平田石工区につきましては、平成24年度から平成26年度の間、3カ年で局部改良を実施しております。平成26年度から研石地内の調査設計が始まりまして、今現在工事をしているところでございますが、これについては、9月末の完成予定というふうに聞いてございます。 今後、この路線につきましても、先ほどお答え申し上げました二本松・金屋線と同様に、突角部分の改良と狭隘箇所の拡幅をメーンに、とりあえず通行支障をなくすというのが県の方針なんだそうでありまして、これが終わり次第、次の狭隘箇所、突角部分の改良のほうに取りかかりたいというふうに聞いておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 先ほど来申し上げましたように、県道は動脈というようなことでございまして、地域にとっては重要な道路でございます。一日も早い完成をというのが地域の望みでありますので、引き続き強い要望をしていただきたいというふうに思います。 次に、県道本宮・常葉線の整備状況(堤崎交差点)と今後についてお尋ねいたします。 県道本宮・常葉線は本市分については歩道を除きほぼ竣工と捉えております。しかし、堤崎地内、白沢中学校方面白沢総合支所方面との変速十字路を解消するための改良工事が現在進められております。通学する生徒や通勤時に利用するドライバーから早期完成を求められております。現在の進捗状況と完成見通しなどをお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) 堤崎交差点周辺の市道整備につきましては、白沢総合支所で担当しておりますので、私のほうから答えさせていただきたいと思います。 白沢総合支所入り口に当たります交差点につきましては、県道本宮・常葉線と市道白岩・稲沢線、市道柳内2号線、市道東笹田・五味内線の市道3路線が交差する変則交差点となっております。この交差点を改良することにより、大型バス等の乗り入れを容易にすることとともに、見通しがよくなり、通行車両等の安全確保を図ることができるものであります。 市としましては、白沢総合支所周辺道路整備改良事業としまして、市道白岩・稲沢線等の改良工事を平成26年度から着手しまして、3路線の交差点改良工事を平成28年10月に完成をしたところであります。 県道本宮・常葉線につきましては、平成26年度から県が用地取得を始めております。未買収地につきましては、現在地権者と交渉中であります。県では、平成25年度から交差点改良計画360メートルの整備に着手をしておりまして、用地取得を進め、平成28年度から用地が確保できた箇所から改良工事に着手しております。平成29年度まで東側約150メートル区間について改良工事を実施している状況でございます。 進捗状況につきましては、今申し上げましたとおり、交差点改良計画360メートルのうち150メートルの一部が改良済みであります。市といたしましては、変則交差点となっておりまして、安全性を図る上から、県に対して早期完成をさせるよう引き続き要望をしてまいりたいと思っております。 今後も、福島県と連絡調整を図りまして、道路用地取得に向けて協力をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、お話を伺いますと、県道と市道が絡み合った形の路線かなというのを感じています。聞きますと、市道のほうはほぼ全部完了というふうなことで、ネックとなっているのが県道だと、こういうふうな形でお聞きしました。 いずれにしても、地権者の絡みがございますから、当然地権者の了解をもらわないことには前に進まないんでしょうけれども、ぜひあそこを利用する市民の人たちにとっては、その辺のくだりは全くわからないもんですから、いつになったらできるのかなという、そういう思い、また非常に期待されるところでございますものですから、なおさら、そういういつというのが心に残っているのかなというのをこう感じがしております。 一日も早く解消されるよう、県と一緒になって完成に向けて取り組んでいただきたいなというように思いますし、いずれにしても2020年にオリンピックが開催され、また海外からお客さんたちも来るんではないかなという大きな期待を寄せているところですから、その辺に完成した道路があれば非常によろしいのかなというふうに思っております。 どうぞ、頑張っていただきたいというふうに思います。 次に、大項目2、東京オリンピックパラリンピックについてお尋ねいたします。 東京オリンピックパラリンピックは2020年に開催されます。既に政府は大会に参加する海外選手と地域住民の交流を目的に、ホストタウン全国約300の自治体が登録し、本県では福島市、会津若松市、郡山市、いわき市、猪苗代町、4市1町が登録されています。また、政府が進めるホストタウンには、東日本大震災で支援を受けた国、地域との交流を目的とした復興「ありがとう」ホストタウン、障がい者や高齢者に配慮したバリアフリー対策を推進する共生社会ホストタウンがあります。本市は南相馬市、北塩原村、飯館村とともに、復興「ありがとう」ホストタウンに登録されており、この機を生かした取り組みが市民から大きく期待をされております。 こうした中、まず初めに、復興「ありがとう」ホストタウン指定を受けた本市、今後の取り組みについてお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。 復興「ありがとう」ホストタウンの登録決定を受けまして、本市におきましては、ウィリアム王子ご来訪以来、これまで築いてまいりました英国との交流のきずなをより深いものとしていくため、多くの英国の方々と市民、特に子どもたちの交流事業などを通しながら、国際性豊かな人材育成に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 具体的な事業内容でございますが、今後、相手国、英国、ロンドンとの調整により、検討していくこととなりますが、現時点での想定といたしましては、1つに、本市の子どもたちが英国を訪問し、本市の復興や生活の様子を伝えながら感謝の思いを伝える。それによりまして国際性豊かな人材の育成を図ってまいりたいということでございます。 2つに、英国の子どもたちを本市に招待いたしまして、プリンス・ウィリアムズ・パークや英国庭園の視察、あるいは各種体験などを通した子どもたちの相互交流を行う。 3つに、英国のオリンピックパラリンピック選手また大会関係者等を本市に招待いたしまして、市民との交流を通しながら、今後の本市発展へつながるようなレガシィとしての成果、このようなものを期待するものでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私はこれまで、本市の観光への取り組みは単発、スポット的なPR活動と捉え、新たな発想を目指し、幾つかの観光地を周遊バスでつなぎ、誘客に成功している茨城県鹿嶋市を会派研修で学び、師走議会でも提案させていただきました。前向きな回答が新年度予算に反映していることも承知しております。 国や県の支援を期待できる復興「ありがとう」ホストタウン、今しかないチャンス、東京オリンピックパラリンピックの成功は全世界に日本の復興、福島の復興をアピールするまたとない機会です。福島県あづま球場を会場とする競技も既に方向づけされており、本市観光地を国内外に示すまたとないチャンスです。ここはもちろん全世界から来られる選手、サポーターの方々をどのようにお迎えするのか。きのう、類似する質問もございましたし、今も部長から回答はございました。 再度、確認のためお尋ねいたしますが、お迎えするスタンスですか、そういったところでちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 今回の復興「ありがとう」ホストタウン事業の中では、さまざまな取り組みを今後具体的な内容につきまして、検討させていただくという状況でございます。当然市といたしましては、市民を挙げて選手の応援、さらには英国の方々との交流がさらに深まるようなお迎え、おもてなしを考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 次に、観光資源への道案内、案内標識の見直しについてお尋ねいたします。 観光地の名称看板は、観光地を視察しますと意気込みが裏づけされます。また、本市周辺市町村との交流に主となるのは県道であります。本市に入る県道の境界に、観光地の看板、道案内も大切なもてなしであります。県道全路線を見て回りましたが、目につく看板はありませんでした。指定を受けて間もないわけですが、ぜひ早い機会に復興「ありがとう」ホストタウンに指定された市ですから、復興「ありがとう」ホストタウン指定本宮市など、看板を設置するのも他市にない条件を最大に生かし誘客を図る的を射た策と思い、提案をいたします。 オリンピックまで2年あるは危険でございます。2年しかない、そのような気持ちで観光地道案内標識の設置を計画、実施強化を図るべきと考えますが、市のご見解をお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 市内各箇所に観光PRのための看板は設置されておりますが、老朽化している部分もございます。現在、本市を訪れる方は車でいらっしゃる方が多いのかなと思いますが、車でおいでになる方はインターネット、またはカーナビなんかを活用して、下調べをして訪れるお客さんは多いというふうに思いますが、やはり初めて訪れる方につきましては不安を感じることが多く、視覚に訴える案内看板などが大きな役割を果たしていると思います。 英国庭園の開園、また東京オリンピックパラリンピックの開催によりまして、本市に訪れるお客様の増加が見込まれることから、この案内標識の看板について関係機関と調整をとりながら、充実していきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、答弁の中にカーナビというのもございました。大変時代がよくなってきていまして、私なども車でカーナビを見ながら目的地に行くということは非常に多くございます。ただ、これから高齢化社会の中で、若い世代は確かにそういう認識で現地に到着するのは容易に到着するかもしれませんけれども、年齢のいかれた方、特にこれから高齢化社会が進む中で、団塊の世代なんかもそうですが、行くのに、やはりもてなし的に感じますよね。本宮市とほかの市町村との境に、ようこそ本宮市へとか、英国庭園はここですよという道案内があれば、非常によろしいのかなというふうな感じをいたしております。どうぞ、今お話がありましたように、検討しながら、前に進めていただければ大変ありがたいというふうに思います。 次に、(4)に移ります。もてなしを題材に、本市観光物産協会を中心とした各観光地を運営する組織との合同研修を実施し、誘客に万全を図るべきと考えますが、市の見解をお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼商工観光課長(永田達也君) もてなし等の関係についてのおただしにお答えさせていただきたいと存じます。 本市の観光振興につきましては、市と観光物産協会が中心となりまして、各観光地の観光協会、さらには観光施設運営者、商工会などの関係団体の皆様のご意見とご協力をいただきながら、進めております。モニターツアーの「ちょっと素顔のもとみやの旅」の企画に際しましては、訪問先の地元の観光団体の皆様、観光施設の関係者、さらにはボランティアガイドの皆様で構成します運営委員会を開催しまして、ご意見を伺いながら進めている状況でございます。 各自治体で取り組んでおります観光振興策でございますけれども、昨日も答弁しましたが、ばらばらというのが現状というようなことでございます。観光の振興に当たりましては、魅力ある観光地として磨き上げること、さらには、どのように来訪者をもてなすかということが課題となっております。ちょっと素顔のもとみやの旅が参加者の皆様から大好評をいただいております大きな要因といたしまして、全ての行程にボランティアガイドが同行すること、さらには、訪問先でもそれぞれの観光施設のガイドの皆様による詳細な説明を行っていることが挙げられております。 観光施設を見るだけではなくて、ガイドによる説明が加わることで、魅力を強くアピールしまして、リピーターの確保につながっております。ガイドが不足しているという状況もございますけれども、今後、来訪者の増加が見込まれるということで、もてなしの心で来訪者の皆様に接しまして、もう一度訪問したいと思ってもらうことが、魅力ある観光地づくりの基本というふうなことで捉えておりますので、今後も観光関係団体の皆様との連携を強化しまして、協議を進めて取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 観光地を訪れ感じることは、観光者を心をもって迎えてくれる姿に心を癒されることがあります。何気なくいただいた一言が生涯の思い出になることもあります。いらっしゃいませ、またよろしかったらおいでください、当たり前のことが心温まるもてなしであります。観光地を運営する組織の皆さんと組織をつなぐ本市観光物産協会との研修で、観光者に訪れてよかった、友人にもぜひ見せたい、そのような思いをお土産にしていただける観光地となるよう、本格的な観光地の心得を研さんし、観光者の心を癒す観光地となるよう提案させていただきたいと思います。 ちょっと素顔のもとみやの旅というふうなことで、大変好評を得て、応募者も3倍、4倍いるというふうなことでお話を聞いております。しっかりとやっておられると思いますが、さらに本市の2020年に向けた観光地のPR等についても、しっかりとやっていただきたいというふうに思っております。 次の大項目3へ移ります。 高齢化社会についてお尋ねいたします。 高齢化社会、タイトルが大きく、取り組む課題が広過ぎますので、今回は増加するひとり暮らし老人について行政と地域がどのようにかかわるべきかを重視し、質問をいたします。 私たちの生活する地域社会において、ひとり暮らし世帯、高齢者世帯が増加傾向にあり、社会保障の強化、地域のつながりが重視されております。新年早々マスコミ報道によりますと、国立社会保障・人口問題研究所が日本の世帯数の将来推計を発表しました。22年後の2040年には全世帯5,076万世帯の39.3%がひとり暮らしになるとしており、2015年時点の34.5%から25年後、約5%上昇するとのことであります。 要因は、晩婚化、未婚、離婚の増加が数値を高くしているとのことでした。ひとり暮らしは2015年の1,842万世帯、その15年後、2030年、2,025万世帯、2040年には1,994万世帯まで若干減るんですが、これは人口全体が減少することから、全体に占める割合は39.3%というふうに高くなってまいります。65歳以上でひとり暮らしの割合は男性で5人に1人、女性で4人に1人の報道でありました。まさに驚きの数値でありますが、現実に私たちの生活する周辺でも見受けられる状況にありますから、今後社会福祉協議会の協力を得ながら行政と地域社会が情報を共有しながら、しっかり取り組むべき課題であると認識いたしております。 このような視点に立ちまして、これから中項目についてお尋ねしたいと思います。 きのう、斎藤議員の質問で、本市の65歳以上の高齢者は現在7,864人と回答されました。男女別での数値がおわかりでしたら、お示しいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長高齢福祉課長(三瓶隆君) それでは、65歳以上の高齢者数につきましてのおただしにお答えいたします。 福島県の現住人口調査の月報によります本宮市の高齢者数65歳以上でございますが、2月1日現在では8,536人となります。男女の内訳といたしましては、男性が3,740人、女性が4,796人となります。高齢化率にいたしますと27.8%となります。これは、59市町村のうち県内でも高齢化率の低い方から7番目となっております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私の捉え方として7,864人と捉えておりましたけれども、一番新しい2月1日でしょうから、8,536人ということで驚いているわけでございますが、この中でひとり暮らしのお年寄りですが、私は600人ということで、ちょっと数値的には拾っているんですが、さらに世帯数としては523世帯というような形で拾っておりますが、どうでしょうか。確かな数値としてひとり暮らしされている方、男女別も含めておわかりでしたら、お示しいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長高齢福祉課長(三瓶隆君) おただしの65歳以上のひとり暮らし高齢者でございますが、これにつきましては、民生児童委員のご協力によりまして昨年実態調査を実施しております。ひとり暮らしの世帯につきましては600人、600世帯となっております。男女の内訳につきましては男性が221人、221世帯、全体の占める割合としまして36.8%となります。一方、女性につきましては379人、379世帯となりまして、率にしますと63.2%となります。これは、65歳以上高齢者の全体の7%を占めているような状況でございます。 一方、高齢者世帯につきましては、65歳以上でございますが、昨日データをお示ししました後の集計によるものでございまして、現在581世帯ございます。ひとり暮らし高齢者数と高齢者世帯数を合わせますと、1,181世帯となります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) きのう、お聞きした数値よりも新しいという数値を今お聞かせいただいたんですが、きのうの数値でもびっくりしておりましたけれども、なおさらにふえているというふうなことでございまして、大変驚きを持っております。本市においても国立社会保障・人口問題研究所が調査した国の動向と同様に、計算してみますと、4人に1人がやはり高齢者といった人口動態が、数値的に拾われるのかなというふうに思っております。4人に1人ですよね。大変な高齢者社会になっていくのかなというふうな感じがしております。 これは高齢者の1人世帯が増加傾向にありますけれども、本市として、2030年、今後12年後ですが、さらには2040年、その辺を想定しまして、この今の高齢者、ひとり暮らし、どのくらいにふえるかなというふうな想定をされているか、アバウトで結構ですけれども、もし、お持ちでしたらお示しいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長高齢福祉課長(三瓶隆君) 2030年、2040年の65歳以上のひとり暮らし高齢者の推計でございます。国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口より算出をさせていただきました。2030年につきましては現在の600世帯から680世帯、2040年につきましては766世帯というような推計となります。いずれも10年間で12%、13%からの伸びとなります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 全く今の数値を聞きまして驚きだなと。やはり私たちの想像以上にそういった姿が顕著に出てくるのかなというふうな感じがいたします。私たちも老後、いつどのようになるのか想定できませんけれども、一人で生活するということは、日々老いるという避けがたい現象との戦い、認知症など、高齢者特融の病と向き合いながらの余生、サポートする行政の果たす役割は今後大変大きいものを感じます。今後、高齢者ひとり世帯への生活支援について、どのような対策をお持ちなのか、昨日も若干触れられましたけれども、再度お尋ねをしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長高齢福祉課長(三瓶隆君) ひとり暮らし高齢者が増加していく中で、今後の生活支援はどのようにしていくかというおただしでございますが、本市では、ひとり暮らし高齢者等の在宅生活を支えるために、これまでもホームヘルパーの派遣事業、配食サービス、緊急通報システム運用事業、寝具洗濯乾燥消毒サービス事業などを行ってまいりました。また、行政以外でも市の社会福祉協議会やボランティア団体等でも高齢者を支援してまいりました。 これらの事業は継続しながら、今後、高齢者世帯が増加する中で、地域住民に身近な生活支援サービスを担う事業といたしまして、今年度地域で支援したいという市民で組織いたします協議体というボランティア団体を組織化いたしました。この協議体では、地域では今何の支援を必要としているのかなどの地域の課題などを把握する活動を行いまして、さらに生活支援のための企画立案なども行いながら、地域づくりの支え合い活動を実施してまいります。 また、これらの協議体のまとめ役といたしまして、平成30年度になりますが、地域支え合い推進員、生活支援コーディネーターと申しますが、推進員を配置いたしまして、助言、実態の取りまとめを行ってまいります。 さらに、生活支援の担い手の養成やサービスの開発、関係者のネットワーク化など、地域で主体的にできる生活支援の協議などを行っていきながら、ひとり暮らしの高齢者はもちろん、地域の高齢者が必要とする生活支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) ただいま回答の中で、協議体を設立しながら、ひとり暮らしのサポートをしていくというふうなお話がございます。時代に即応した的を射た対策かなというふうに思っておりますし、種類的にいろいろな形のサポートをなされるように今お聞きしました。いずれにしても、社会福祉協議会との連携を持ってしっかりと、これからふえるひとり暮らしの世帯をしっかりとサポートしていただきたいというふうに思います。 (3)に移らせていただきます。 高齢者のひとり世帯、我が国古来の家族制度から一変した社会構造となり、尊厳という言葉の認識が薄れ、特に先祖や親への感謝、家族のきずなが弱くなってしまったことによる現象も多々見受けられます。私は、本宮市の住みやすさの中に感謝の心が通う本宮市を定着することで、国の動態と反比例する地方自治体が生まれるものと確信いたします。こうした見地から、幼少時においてのお年寄りとのかかわり、お年寄りに感謝するその精神を宿す教育が必要というふうに感じております。 そうした点から、現在の教育現場の現状をお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 高齢者への尊敬や感謝の心につきましては、小・中学校では道徳科の授業におきまして学習が行われております。平成30年度からは小学校で、平成31年度からは中学校で道徳が教科となりまして、年間の時間数は小学1年生が34時間、その他の学年は35時間というふうになります。その中で、特に高齢者とのかかわりに関しましては、小学校の3、4年生で感謝を学ぶ項目といたしまして、家族など生活を支えてくれている人々や、現在の生活を築いてくれた高齢者に尊敬と感謝の気持ちを持って接すること、また、全学年を通して、家族愛、家庭生活を学ぶ項目の中で、父母、祖父母を敬愛し、進んで家の手伝いをし、家族の役に立つことなどを学んでおります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私が幼少のころからというふうなことでお話し申し上げましたけれども、今、教育部長の回答ですと、3年生、4年生の時点でお年寄りにかかわる感謝というか、ありがたいとか、そういったところの学びを教えているというふうなことをお聞きしました。今、我々の子どものときと違って、我々のときには、保育所とか幼稚園とかなかったものですから、そのころのお年寄りというものがしっかりと我々小さいころ見ていただいた。だから、お年寄りとのかかわり、感謝なんていうのは小さいころからもう持ってきていたのかなというふうに思っております。 そういう点で、現状、保育所があるからとか幼稚園があるから悪いんじゃなくて、時代が時代なんですけれども、今みたいにそういうものを感じるものはじゃどこで感じるのかなといったら、家庭的にはやはりなかなか、今勤め勤めといって出ていってしまっている状況ですから、しっかりと学校の教育の場で、または社会教育の場で教えていくことが大変必要なのかなというふうな思いをしております。今後とも継続しながら、ご指導いただければ大変ありがたいというふうに思っております。 今日、老人の施設入居者が増加傾向にありまして、施設にあきがなく、順番待ちと聞きます。家族が少し面倒を見ることで自宅で生涯を閉じることもできます。私ごとになりますが、決して自慢ではございません、今、99歳の父を抱え生活しております。私の孫たちもひいじいちゃんと言って言葉をかけてくれます。父の年金がひ孫の小遣いとなり、そうしたことにより息子たち夫婦もじいちゃんに感謝しています。いずれ父との別れも来ますが、父に感謝し、父からも子どもを産んでよかったと思っていただける、そんな余生を過ごしてもらいたいと日々願っています。時代の変遷で細くなった家族のきずな、社会のきずな、高齢化社会を迎えた今こそ、行政のより以上の支援が求められていると思います。 東日本大震災から7年が経過いたしました。放射能対策に真摯に向き合ってこられました高松市長、息つく暇のない課題でありますが、市長のご見解などをお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、根本議員の質問にお答えをさせていただきます。 まず、今、議員がおっしゃられたことが多分理想なんだというふうに思います。老いたら家庭で家族の人たちに囲まれて心豊かに過ごしていきたい。余生を送りたいと。できれば、終末を自宅において迎えたいというふうなこと、これは議員のおっしゃるとおりだと思います。しかしながら、核家族、それから人口が日本全体で減ってきていながら、世帯数だけはふえていると。これは極端な核家族であります。そんな中で、先ほどの道徳の話もそうですけれども、やはり家庭、社会がいかにその心を醸成していくか、育てていくかということは非常に大切です。 もう一方、したくてもできないというそういう現状があるということ、これを行政がしっかりと認識することも大切だろうというふうに思います。市内には、特別養護老人ホーム、それからグループホーム、老健施設等々あります。在宅での介護を望む方については、在宅介護の充実を図っていくプログラムもあります。しかしながら、多くの方々は施設に入りたいというふうな思いを多く持っておられますが、特老に入れない方々が今待機者200人だとかという話もありますけれども、今の現状を申し上げますと、特別養護老人ホーム、それからグループホーム、さらには老健施設、これら全てを利用できない方が今本宮市に約四十数人おられるというふうなことであります。 この方々のフォローをどうするかと、どうしていけばいいかというふうなこと、これが目の前に迫った私たちの課題だというふうに考えておりますので、今後とも我々の大先輩、一生懸命この社会づくりに貢献をしていただいた、ましてや我々よりも数倍厳しい時代を生き抜いてこられた先輩の方々であります。どんな立場でどんな環境でお過ごしになろうとも、健やかな心でお過ごしをいただけると、そういう形を求めながら今後も進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞご指導方よろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私の質問全てを終了しました。 新年度一般会計予算も間もなく審議に入りますが、拝見しますと今年度当初予算の28.6%アップ、173億円が計上されております。一読させていただき、やる気の感じる予算と感じます。放射能除染も住宅除染、一部山林除染、道路除染に一つの区切りができ、ほっとする間もなく、2020年東京オリンピックパラリンピックに向けた対策、子育て支援、高齢化社会への対応など難題山積であります。執行部、議会は車の両輪ですので、ともに知恵を出し合い、市民のために頑張りましょう。 時間がまいりました。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 9番、根本七太君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は、11時5分といたします。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時05分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして、一般質問を続行いたします。----------------------------------- △円谷長作君 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、通告7番、議席8番、円谷長作君の一般質問を許します。 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 議席8番、円谷でございます。 議長から発言の許可をいただきましたので、ただいまから3項目にわたって一般質問をさせていただきます。 では、時間が過ぎるのは早いもので、3.11東日本大震災から7年の月日がたとうとしています。この間、市長を初め市職員の皆様におかれましては、震災からの復旧復興、放射能除染など、市民の安全・安心なまちづくりに邁進され、住みよさランキング県内1位にランクされるなどの効果が上がっております。 また、先ほど終わりましたけれども、平昌冬季オリンピックは、日本では過去最多のメダル13個を獲得し、大きな盛り上がりと私たちに感動を与えてくれました。あさって9日からは平昌冬季パラリンピックが開催されます。また、世界の国々に新たな感動や勇気を与えてくれるものと思います。スポーツの祭典は2020年東京オリンピックパラリンピックに引き継がれます。小学生の参加によるマスコットも決まり、本宮市もホストタウンに指定され、英国を初めとして国際的な交流が期待されます。これらに対してインバウンドを含めて食の提供に、GAP農業生産工程管理認証食材の利用が欠かせないものとなるように聞き及んでおります。 それでは、さきに通告をした項目に従い、順次質問しますが、既にきのうきょうの各議員の質問と重複する質問項目や、また、この後行われる予算審査で明らかにする事項もありますが、平成30年度の予算書が提出される前に、一般質問を提出しておりましたので、重複する点についてご了承願いたいと思います。 それでは、大項目1の食の安全・安心と風評払拭についての中の(1)のGAP(農業生産工程管理)についてお伺いいたします。 まず、昨年の6月定例会で質問させていただきましたが、今回は、その6月定例会以降、市の取り組み経過についてどのようなことを取り組んできたのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) GAPの取り組みでございます。福島県におきましては、昨年5月15日の福島GAPチャレンジ宣言以降、GAP取得に向けたセミナーの開催や研修会を開催しております。また、県では2月をGAPの推進月間と位置づけまして、2月1日には郡山市で福島GAPチャレンジ推進大会を開催しまして、取り組みへの強化を図ってまいっております。 本市におきましては、県やJAが行いますGAPの取得に向けた研修への案内、最近では2月3日に本市で開催されました安達地域農業振興推進大会におきまして、GAP取得に向けた講演会を行っております。その際、GAP取得に向けたアンケートを実施しております。回答の内容におきましては、GAPへの関心また認知はしているが、まだGAPに取り組む大きな広がりにはなっていないという状況にございました。 市としましては、県やJAと協力いたしまして、生産農家へ丁寧な説明を行いまして。GAP取得への取り組みを図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 昨年の6月にこの関係について質問させていただいて、今ご回答をいただきましたように、5月15日以降の県の関係、それから2月1日に郡山市で開かれたGAP取得日本一を目指した県の対応ですか、こういったものの説明があったと。それから、2月3日ですか、農業振興推進大会において、この地域のGAP取得に向けての取り組みがされたと。ということは、行政としての取り組み、それからJAやそれからそのアンケートの話なんかを聞く限りは、個々の農家の取り組みの状況などについても、今の内容だというふうに捉まえてよろしいということですね。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) GAPにつきましては、グローバルGAPであるGGAP、あとアジア版でありますAGAP、日本版でありますJGAP、そして福島県版であるFGAPと4つございます。その中で県としましては、一番取得しやすいFGAPの取得に向けた取り組みを強化しております。 さらに、JAにおきましては、原発事故による風評被害を払拭するため、安全・安心を確保するために、JAの組合員組織によりまして、品目ごとにJGAP認証取得に向けた取り組みを強化しております。現在、県内での認証見込みは66件という状況でございます。 さらに、本市においては、JGAP1件を取得見込みであると、品目につきましては米でございます。そういう実績も出ておりますので、JGAP取得に向けた取り組みを県またJA等関係機関と一体になって、市としても取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) これは、某新聞、地方紙なんですけれども、GAP取得に向けて福島県は日本一の取り組みの加速ということで、社説なんかに載っていると。このような状況を含めて、今、回答がありましたように、風評払拭にもこれは物すごい大きな役割を果たすんだろうというふうに思います。 それから、冒頭申し上げましたように、2020年東京オリンピックパラリンピックに向けて、ホストタウンという部分を打ち出しましたけれども、この本宮市に入ってくる外国人の方々に対してだって、このGAP認証食材の使用という部分は大きなウエートを持つんだろうというふうに思っております。 そういった点からすると、これから先も市としてJAさんや個々の農家に対する支援、それから食材についても当然支援していくんだろうというふうに思っております。それで、これもマスコミ報道で大変恐縮なんですけれども、矢吹町のトマト班が県内のJA初の団体の日本版のGAPを取得したとかというふうに載っております。こういったものも含めて、マスコミに載るということは、これも宣伝効果が出てくるというふうに思いますので、ぜひこれから先々も支援をして、本宮市の農業政策に生かされればいいのかなというふうに思っております。 それで、これはできるかどうかなんですけれども、前から同じような部分で話をしておりますけれども、GAP取得された商品に対して、まゆみちゃんのステッカーを張るなどということはできるのかどうか。前に本宮の商品、例えば包装紙なんかにまゆみちゃんのステッカーを張るとか、そういう部分もあってもいいんじゃないかということを申し上げておきましたけれども、このGAP、先ほどの米なんかで認証されれば、その包装体にまゆみちゃんのステッカーを張るとか、こういうことはできるのかどうかお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) まず、県が推奨しておりますFGAPを取得した場合には、生産された農家はFGAPの認証シールを張ることができます。これは義務づけられていない状況でございます。GAPの認証というものは事業者間の取引の条件でありまして、このシールによります消費者に向けた農作物そのものへの表示は任意と、FGAPのシールの添付は任意という形になっています。 今、ご質問のありましたまゆみちゃんのシールの関係でございます。まゆみちゃんのキャラクターにつきましては、既に市のほうで商標登録をされておりまして、申請があればそのまゆみちゃんを無料で使用することができる状況でございます。 現在、ポスターやシールなどで137件の使用があります。GAP取得にかかわらず、その生産者が販売するものについて、まゆみちゃんのシールを張るということは何ら問題ないのかなというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) (3)番のGAPとホストタウンについての項目でも、若干まゆみちゃんのシールの関係、ステッカーの関係について触れたいと思います。 それでは、2番目の学校給食における地元産食材の活用についてお伺いいたします。 県産食材が給食で使われている部分が35%という発表がされております。この35%は震災前の水準まで県産食材が学校給食に使われていると、回復しているという報道がされております。そこで、本宮市は学校給食に県産食材はどのくらい使われているのか、もし、その中の詳細の部分で本宮市産の食材がどのくらい使われているのか、わかればそれについてもご解答いただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 学校給食におけます食材の使用割合ということでございます。ただいまお話ありましたように、学校給食における福島県内産の食材の使用割合、これは毎年県が調査を行いまして、公表をしているということでございます。この調査につきましては、毎年6月と11月、この2カ月間のうちの5日間における使用食品数について県内産の使用割合を集計するもので、平成29年度の県内平均は議員おただしのとおり35%ということでございます。 本市におきましては、本宮方部学校給食センター、それから白沢地区4校での自校給食による給食を提供しておりまして、両方合わせました市全体の県内産食品の使用割合は31%となってございます。本市が県の平均よりも4ポイント低い理由といたしましては、6月の調査時点で地元産の野菜が品薄のため調達できなかったということで、県外の利用があったことが要因と思われます。 なお、11月の調査時点におきましては、市内全体で38%という使用割合になっております。 また、そのうち、地元産の使用割合ということでございますが、ただいまの11月の38%の内数でございますけれども、このうち地元産につきましては約26%という状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 6月、食物ですので季節変動等々、それから雨だったりとかそういった影響が、気候変動ですか、その影響があるんだろうと思いますけれども、極力地元産を使っていただく。ただ、そうは言うものの、経済的な要素ももう一つあるんだろうというふうに思っております。外国産が高い安いなのかも含めて、給食費に占める経済的割合なんかも考慮しなくてはならないんだろうと思っておりますけれども、極力地元産の食材を学校給食に使っていただきたいというふうに思っております。 それじゃ、GAP、先ほど米について認証が見込まれると……、米ですか、地元産がということになれば、学校給食にGAPが認証された食材の使用というのはどのように考えていくべきなのか、お伺いしたいというふうに思っております。 米という主食だけではなくて、野菜なんかも含めて認証されれば当然使っていくんだろうと思いますけれども、その辺の考え方はどのように持っていくのか、お伺いしたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 学校給食におけます食材調達の考え方でございますが、基本的には地元産優先ということでこれまでも積極的に使用をさせていただいております。議員おただしのGAP認証食品の関係でございますが、給食メニューの中で、当然需要と供給ということがありますけれども、内容が合えば当然活用という対応は考えてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) GAPで認証された食材を使うと、これは量的な問題等もあるんだろうと思いますが、ぜひ、そういった方向での活用をお願いしたいというふうに思っております。 それから、ちょっと話題が変わりますけれども、学校給食のメニューに外国食の使用という部分で設問させていただいたらば、報道されているように、28日にイギリスの給食、これを出されたというふうに聞いております。ぜひ、こういったことをまちづくり、いろいろな記念日を通じながら英国食だけに限らず、いろいろな国々のメニュー、こういったものを提供して、食による食文化の教育というんですか、国際的な食事の子どもさんに対する提供というのですか、こういったものも必要なんだろうというふうに思っておりますので、ぜひそういった点は考えていただければというふうに思っております。食文化、歴史というものにつながってくるというふうに思いますので、今後のこの取り組み、ホームページには載っております。市長と一緒に、これは本宮まゆみ小学校での食事の風景が載っております。それから、写真つきでパンとスープと野菜と卵なんかが載っていると。こういったものについてもやはり今後もいろいろな記念日であったりとか、いろいろな機会を通じて食文化を通じての、海外に行かなくても、国内においても学校での食文化の教育という点での利活用ということも考えるべきだというふうに思いますけれども、今後の対応、考え方についてはどのように持っていくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいま議員からお話ございましたように、2月28日、これはウィリアム王子のご来訪記念日ということでございますが、市内10校の小・中学校におきまして、イギリスの料理の給食を実施いたしました。メニューはイギリスの郷土料理ということで、4品ほどございましたが、この給食記念日の給食を通じまして、子どもたちはイギリスの食文化、さらには本宮市とイギリス、ロンドンとの友好関係について理解を深めたというところでございます。 今後も、毎年同様の取り組みを継続しながら、ホストタウン事業への意識の高揚につなげてまいりたいというふうに思っております。また、そのほかのいろいろな国々とのというお話もございました。当面は現在行っておりますウィリアム王子の記念日の特別メニューを中心に、今後どのような取り組みができるのかという部分につきましては考えてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 2020年にオリンピックパラリンピックが東京で開催されるという部分で、いろいろな国々の話題がこれから次々入ってくるんだろうというふうに思っております。したがいまして、子どもさん方々も含めて、世界の国に対しての国際的な目の向け方というんですか、こういったものの一助につながるというふうに、こういう食文化を通じてつながっていくと思いますので、ぜひいろいろな機会を通じなから、外国食、こういったものの提供も心がけていただきたいというふうに思っております。 次に、GAPとホストタウンについてお伺いいします。 12月定例会で、英国庭園姉妹都市の交流と市内の名所観光施設などを、巡回バスの交通手段についてお伺いしておりますけれども、その検討内容について、きのうもこの点については答弁がありましたけれども、改めて再度お伺いしたいというふうに思っています。 来年度の予算書の中にもこれは載っておりますけれども、一般質問で出させていただいておりますので、交通手段の試行ということで載っていますけれども、この中身についてお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 駅と観光施設等をつなぐ足ということで、平成30年度の新規事業としまして、本宮駅から観光施設ほか市内の公共施設も含めまして、それをめぐる巡回バスというものを、試行運転を予定しております。 停車場としましては、みずいろ公園、えぽか、プリンス・ウィリアムズ・パーク、しらさわ夢図書館、蛇の鼻を予定しております。あわせまして、4月の桜の季節には塩ノ崎、5月以降は岩角山ということで停車地を考えております。 運行する時期につきましては、4月の中旬から11月の上旬まで、桜から紅葉の季節までということで、毎週土曜、日曜日、それに祝日を運行予定しております。時間につきましては、午前9時台から午後3時台までということで、1日4便の運行を予定しております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 12月のときにですけれども、英国庭園なんか結ぶということで巡回バスという話をさせていただきました。その際に、もう一つ申し上げたと思うんですけれども、プリンス・ウィリアムズ・パーク、室内のほうには軽食、飲み物なんかが販売されていると。ところが屋外のほうにはそういう施設がないと。あの際に申し上げましたのは、例えばワゴン車、天気のいいときなんかですけれども、ワゴン車をもってスーパーなんかに出しますよね、特売みたいな、ああいうワゴン車でもっての販売なんかも試みてもよろしいんじゃないかということを申し上げました。その辺についての考え方はどうなっているのか、お伺いしたいというふうに思っております。 今回、こういうふうに交通手段を取り上げていただいたのは本当にいいことだというふうに思っております、足の確保という部分では。ただ、それだけじゃなくて、経済効果も考えていかなくてはならないんだろうというふうに思いますので、そういった点を含めたときに、ワゴン車による販売などなどについても経済効果を含めて検討されたのか、この交通手段の確保に向けてされたのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今、円谷議員のおただしであります。 プリンス・ウィリアムズ・パーク、英国庭園等々での物販関係でありますが、その後、今、検討をさせていただいておるところであります。6月までには方向性を見出しながら、さらには運営をしていただく皆さん方との協議をしていきながら、どういった形でそれらが実現できるか、今ありましたとおり、ワゴン車等での販売、あるいはそういった車等の整備等々も考えながら、運営については6月前までには方向性を見出して、おいでをいただける皆さん方には利用していただきながら、当然本宮市のほうにも物販関係の中では利用していただきながら、市の活性化につなげていければというふうに思っておりますので、方向性を今後6月までには見出していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕
    ◆8番(円谷長作君) ぜひ、まずはワゴン車みたいな話から始まって、恒久的にそういう施設、販売みたいにつながれば非常によろしいんだろうというふうに思っております。ただ、一気にそこに行かないものですから、まずはワゴン車みたいな簡略なところから始めてみたらよろしいかなというような思いでございます。 次にですけれども、先ほどの巡回バスのときの説明の中に、観光施設からそれから公共施設という言葉が出ましたけれども、多世代交流施設がおかげさまで3月29日が落成式ということでご案内が来ております。新たにでき上がったということで。それで、私ども議会としての意見交換会をさせていただいたときに、旧町内の方なんですけれども、多世代交流施設に行く足がないと。これについても巡回バスとか、あとまたイクタンタクシーとか、これはできないものかというお話がございました。免許を返納させていただいたんだけれども、足がないんでなかなか行くに当たって不便を来しているんで、多世代交流施設に向けても、毎日なくて結構ですと。何日に1回とかという割合で、そういったこともできないかというような話がございました。先ほどの巡回バスのときに、公共施設ということもありましたけれども、公共施設に対しての考え方というのはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 巡回バスのルートを検討する中で、どのような施設を巡回したらいいかということで、いろいろ案を練らせていただきました。その中で、運行する1台の車でどのように効率よくめぐることができるかといった際に、ある程度公共施設も絞らざるを得ない状況にありました。その中におきまして、若い方から高齢者の方までお使いいただくしらさわ夢図書館を公共施設として選んだものでございます。 今、ご質問のありました多世代交流施設につきましては、この半年間の試行を経た中で、次年度以降どのような運行に結びつけるかという中での検討課題とさせていただきたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 何点かご質問ありました。 まず1点目の多世代交流施設、現在の憩いの家ですけれども、本宮地区、高木地区を運行しています現在の巡回バスも憩いの家の前までは運行している状況ですので、これについては引き続きご利用いただきたいと考えております。さらに、イクタンタクシーにつきましては、直接憩いの家、乗降場所になっておりません。このイクタンタクシーの乗降場所につきましては、委託先であります商工会の新交通システム運営委員会で決定いただいているところでありますので、こちらの協力なしには動くことができませんので、この委員会のほうでよく協議をさせていただければと思います。 さらに、試行の巡回バスと今我々が運行している巡回バスの関係ですが、市内各種の公共施設を結ぶということになりますと、現在運行している路線を利用している方々の利便性を損なわずに、コースとか本数を見直すことになります。さらに、東北運輸局の許可ということも必要になってまいります。産業部長からも答弁がありますが、平成30年度試行の白沢地区も運行する巡回バスを運行いたしますので、それらの状況もよく見せていただきながら、現在の巡回バスの連携等について関係機関の皆様と十分協議をさせていただいて、方向性を見出していければと思っております。 以上です。 すみません、答弁漏れました。 もう1点、現在、免許返納者の方に5万円の共通利用券を交付させていただいておりますが、新年度予算におきましては、新たにそのうちの5,000円分を、市内のタクシー会社さんのご利用にも使えるような共通利用券とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 平成29年度が免許返納者に対しての部分で5万円という補助ですか、これを出すというふうにされています。その5万円のうち5,000円がタクシーで使えると。一般のタクシー、民間のタクシーですか、普通のタクシーで使えるというふうにするという部分がございますよね。これに伴って、当然、普通のタクシーですので、利用者、免許返納者からすれば、この施設だけではなくて、自分のかかりつけの病院であったりとか、そういったところにも利用できるという部分での利便性を図れるということにつながるというふうに思いますので、ぜひこういった点は利用者の利用勝手のあるような方向で考えていただきたいというふうに思っております。 したがいまして、先ほどの巡回バス試行も含めてなんですけれども、ルートだったりとか効率性だけではなくて、利用者の利便性もやはり考慮していただきたいな、そんなふうに思っております。 次に、先ほどまゆみちゃんのステッカーの関係でお話しさせていただきましたけれども、今度は、食のホストタウン化ということで、どのくらいあるかわかりませんけれども、英国庭園の関係なんかで、外国人だけではなくて、近隣を含めて市外の方々、県外の方々が本宮市に来る機会をつくっていかなければならないんだろうというふうに思っております。 これをするために、もう一つは、GAP食材をもって食事を提供している本宮市の食堂などに対して、まゆみちゃんのステッカーを交付するとか、そういったことも考えていってもよろしいのかなというふうに思っております。 食材の全てじゃなくても、ある一部分であっても、GAP認証食材を使っている食堂なんかには玄関にまゆみちゃんのステッカーを掲げるとかということで、GAPの推奨と、そしてそれの食材の活用という部分で本宮市の食堂では生産工程管理、安心・安全な食材を出していますよと。世界から認証、福島県で認証されている食材を使っているとか、そういった部分が即アピールできるような部分での、ステッカーの活用なんかも考えてもよろしいのかなというふうに思っております。 ただし、これは相手があります。業者があるんで簡単に行かない部分と、それからもう一つは、裏腹の考えなんですけれども、差別することによって、それじゃ中小零細のところの農家さんは、GAPを取得できない方が切り捨てにつながるのかと、こういう部分にもつながりかねないんですけれども、まずは、GAPを取得されている食材を本宮の市内の食堂なんかで提供できるようにする。提供している食堂はここですよと即わかるようなことでのまゆみちゃんのステッカーの活用なんかについては、考えられないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) GAPにつきましては、農業において考え方が少しずつ浸透してきておるところでございますが、反面消費者にとっては、まだ認知度が低いのかなというふうに考えています。 実際、GAPを取得した作物については、米と果物が中心で、野菜類についてはまだ品目が少ない状況でございます。今、議員からおただしのあった差別化を図るためのステッカーの活用ということでございます。他自治体の先進事例を見ますと、GAPに限らず、地元産品を活用しているお店に対してそれぞれ市町村が登録をして、店先に看板を設けさせてもらっているというふうな事例も、実際私も部長研修で見てきた経験がございます。 市内の飲食店さんにつきましては、それぞれ仕入れ先が異なりますので、そういう事業が即行われるかということについては、また検証の必要があると思いますが、まず、商店街の方、飲食店の方にこのGAPのよさについて訴えてまいりまして、そのGAPの認証をうけた食材は安心・安全につながるんよだということをお話しする場を設けまして、その結果、その他飲食店等との差別化が図れるステッカーなどの活用ができれば、ぜひ検討、研究してまいりたいというふうに考えています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) ただ単に本宮市は通りすがりだけじゃなくて、本宮市の滞留時間ですか、とどまる時間を長くしてもらうためにも、こういったものが必要なのかと。それで、これは市のほうの広報、ホームページのほうにプリンス・ウィリアムズ・パーク、北海道、東北人気ランキング第1位というのも載っておりす。こういった点を含めて考えたらば、これ、東北、北海道ブロックだけなんですけれども、1位ということはこれを見ている方々がいると思うんです。そうすると、子どもさんを連れても含めて、英国庭園みたいなところも含めてで、年配から子どもさんまで含めて来る機会をつくられるような要素につながっている。その方々が少しでも本宮市に滞留時間を長くすると、その要素の一つに食の提供であったりとかというものも可能なんだろうというふうに思いますので、滞留時間を長くして、本宮市に経済効果をもたらせる要素の一つにつながるというふうに思いますので、その要素の一つにGAP食材を使わせていただきますというので、安心ですよという部分にもつながるというふうに思いますので、ぜひそういった取り組みについても検討するべきだというふうに思います。 それでは、この項目の最後になりますけれども……     〔発言する人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) じゃ、ちょっとお待ちください。 市長。 ◎市長(高松義行君) まさにおっしゃるとおりですが、なぜこのGAPが脚光を浴びてきたかというと、2020年度のオリンピックの食材を提供するためには、GGAPの取得をしておかなければ食材提供ができないというふうなことで、急遽このGAPが脚光を浴びてきたと。 ただいま、担当部のほうからもいろいろと管内のアンケート調査とかをさせていただいておりますけれども、この本宮市にとりまして、まだGAPに対する生産者の方々の認識が非常に薄い。これからオリ・パラのホストタウンでもありますし、どういう形の中でこの本宮市にGAPを根づかせていくか。これは造語ですけれども、FGAP、福島のGAPがかなわないんだとすれば、MGAP、本宮GAPみたいなのをつくって、そこから徐々にいかないと、その段差が非常にやはりハードルが高いです。GGAPまで。ですから、そういう中でどういう形の中でこれを農家の方々に認知いただきながら、つくっていただけるか。 もともと、本宮市でできている食材というのは、安心でおいしいんです。ただ、GAP認証のその認証を取るまでの過程が非常にハードルが高いということで、私は世界中どこに出しても本宮の野菜はおいしいんだと思います。だから、議員おっしゃるように、その意識をどういう形の中で生産者の方々に持っていただけるか、抱いていただけるかということをしっかりと2020年に向けて、それ以降になっていくかもしれませんが、意識づけとして、活動していくことは大切だろうというふうに思っております。 非常にこれは重要なことだと思いますので、何らかの形で市も取り組んでいきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 食という部分で本宮は食材だけじゃなくて、本宮市でつくっている食品なんかも含めて、非常にすばらしい、おいしくて安全で安心だという部分をPRしていく必要性があるんだろうというふうに思いますので、ぜひ、ただいま市長から話があったように、一つ一つの積み重ねで、まずは生産者からそういう理解を求めて、当然最終的には消費者に向けての理解促進を図っていくべきだというふうに思っております。 そういった中で、平成30年度、来年度ホストタウンに対しての取り組みはどのようなことを考えているのか、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 復興「ありがとう」ホストタウン事業では、本市の子どもたちと英国の子どもたちとの相互交流、オリンピックパラリンピック選手等の大会関係者と市民との交流などを想定しておりますが、具体的な内容につきましては、今後英国との調整を経まして固めてまいります。 このため、平成30年度の当初予算におきましては、復興「ありがとう」ホストタウンの関係予算は計上しておりませんが、平成30年度におきましては、平成29年度から実施しております英国訪問団といたしまして、市内中学生12名の派遣を予定しております。これによりまして、ホストタウン事業の地盤づくりとして、英国との交流をさらに深めながら、今後のホストタウン事業の展開につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 また、平成30年度、新たに招致予定の国際交流員につきましても、ホストタウン事業への積極的な活用を図ってまいるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) ホストタウンオリンピックだけじゃない、オリンピックが終わった後も継続ということもございますけれども、もう日程的も時間的にはそんなにありませんので、一つ一つの積み重ねが大切だというふうに思いますので、平成30年度、平成31年度のオリンピックパラリンピックに向けてのホストタウンの構想と、それからもう一つあるのは、オリンピックパラリンピックが終わった後のホストタウンの構想という部分を、それぞれ一つ一つ練り上げていくべきだというふうに思っております。 次に入ります。 国民健康保険の県統合についてお伺いしたいと思います。 準備状況についてなんでございますけれども、4月1日から統合になります。当然のことながら、これは準備は万端整っているんだろうというふうに思っております。簡単にその準備の状況についてお答えいただければと。何ら問題なしという部分でお答えいただければというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼市民課長(菅野秀昭君) 国保の平成30年4月からの統合に向けての準備は万全かというおただしでございますが、本市におきましても、今まで説明会等への出席、あるいはそういった情報収集を行いながら一本化に向けた予算編成や国保システムの一部改修、また4月以降の事務内容の確認など、準備は万端に整っているという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 準備万端なんですけれども、もう一つの問題は、対象者に対する周知と理解促進をどのくらいやっていますかという部分で、今の話だと、説明会は開いているということなんでしょうけれども、ぜひ理解促進も図っていただきたいなというふうに思っております。 その次の項目と、保険料についてお伺いいたします。 ここに最終的にかかわってくるんだろうというふうに思っておりますけれども、これは2月16日付の地方紙なんですけれども、国保保険料全59市町村減額というふうに1面トップで掲載されております。こういうものを見てしまうと、この県統合に伴って、保険料が安くなるんじゃないかというふうな誤解を生みやすいと。そういう点も含めて考えた場合に、先ほど言いましたように、県統合に向けての周知とそれから理解促進についてやはり図っておかないと、これはおかしくなってしまうんじゃないかなというふうに思いますので、最終的に保険料についての項目になりますけれども、県統合されることによって、市に対してのメリットとデメリットについてどのようなものがあるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部次長。 ◎市民部次長兼市民課長(菅野秀昭君) それでは、今のおただしでございますが、平成30年からの国保財政運営の県移行に伴いまして、平成30年度の国保事業納付金の確定額が2月15日に県から示されまして、翌日の新聞に掲載されたところでございます。 県平均の1人当たりの保険料につきましては、激変緩和措置後としまして9万2,844円でございました。県の国民健康保険課では、県の算定では市町村が行う国保の赤字を埋める一般会計の繰り入れなどを考慮しておらず、必ずしも保険料が下がるとは限らないとしてございます。 県の算定につきましては、各市町村の医療費や所得水準などをもとに、保険料を算出しておりまして、市町村が行います保健事業等に必要な費用は含まれてはおりません。本市としましては、県の納付金6億9,500万円と市の各種保険事業に必要な額の確保、また一般会計からの法定外繰り入れができなくなることなどを考慮しまして、5月に所得状況が確定してから、本算定を行うこととなります。 国保の被保険者の皆様には、制度改正に伴います保険料算定の仕組みにつきまして、十分ご理解いただけますよう、広報もとみや等を通してわかりやすく、また丁寧な説明に努めてまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、メリット、デメリットについてのおただしでございますが、まず、メリットでございますが、メリットといたしましては、当面のメリットといたしまして、今までにつきましては、医療費の急激な増額などがあった場合に、一般会計に法定外繰入金の補正などをお願いするなど、医療費の動向に注意する必要がございましたが、平成30年度からは保険給付費は全額県から交付されることになりますので、予算不足等の心配はなくなるということでございます。また、将来的に保険料の県内の一本化が図られれば、市の本算定業務はなくなりますので、事務が軽減されることにもなると考えております。 逆に、デメリットといたしましては、当面ですが、保険給付費の支払いについて、県から直接国保連への支払いができませんので、市が県から概算交付を受けて支払うということになりますことや、資格管理、賦課・徴収、保健事業などは引き続き担うことになりますので、当面事務の軽減は図られない。むしろ若干多くなるというふうに捉えておりますので、そういったところがデメリットということでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) メリット、デメリットがあるんですけれども、それ以上にやはり冒頭申し上げましたように、保険料、全59市町村減額と、こういったものがひとり歩きしてしまうと。したがって、こういったことのひとり歩きじゃなくて、これだけじゃないんだということも含めてなんですけれども、関係者に対する周知、いかに理解を図るかということが大切だというふうに思っておりますので、ぜひそういう機会機会ごとにこういった話をしていただければというふうに思っております。 次に、予算編成方針についてお伺いいたします。 まず、1点目は市税の確保の関係なんですけれども、予算編成方針の中で国内の経済情勢、それから県内の経済情勢についての見方に立って、市税につきましては、市税全体で42億391万6,000円で前年度比8.9%の増額予算を組んでおります。こういうふうな増額予算組んでいるというんで、経済の見方の中で、国内経済とそれから福島県の経済情勢を見て、こういうものは出していると。ところが、もう一つなんですけれども、予算資料のところで、55ページになりますけれども、個人市民税、予算編成資料を見る限りでは、税額は対前年に対して94.7%というふうに見ていると。ということは、前年よりも少ない数字を見ているということは、経済情勢がいいから増額ですと言いながらも、個人市民税を見る限りは減額になっていると。本当にこの経済の見方が大丈夫なのかという部分で、市民税のこの見方について、なぜこのようになっているのか、お伺いしたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 予算資料の関係のおただしでありますが、予算資料の比較ということで、この資料の過去3年分は課税実績の金額でありまして、その実績の金額と当初予算編成積算時の比較となるため、資料的には例年ここはマイナス表記となっておりました。当初予算同士を比較いたしますと、予算書10ページにあるとおり、個人市民税は3,900万円の増額となっております。この資料の数値につきましては、過去3年間の実績を精査して勘案して、当初予算時の税額を計上した資料でありまして、歳入として確実に見込まれると判断した金額を積算計上したものであります。 当初予算同士の比較では、増額となっておる内容でありまして、歳入確保に努力していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 予算資料ですので、この後の予算審査の中でもこれ議論できますので、このくらいにしてここは終わりたいと思います。 いずれにしても、173億円というふうに平成30年度の事業計画、これが予算として編成されております。この事業を遂行するに当たっては自主財源である市税の確保というのは絶対欠かせないものだというふうに思っておりますので、見方の過ちはあってはならないし、間違いなくこういったものが確実に財源を確保できるように、努力していかなければならないというふうに思っております。 それから、もう一つ、この市税の関係なんですけれども、固定資産税、3割減額措置を平成30年度から廃止して正常に戻すということにしております。これらに対して、関係者に対しての周知はどのように図ってこられたのか。たしか12月の広報紙ですか、あの中に若干載っていたように記憶しておりますけれども、どのような関係者に対する周知を図ってきたのか、お伺いしたいというふうに思っております。 この件についてもなんですけれども、どうしても遠くのところよりも身近なところとの比較ということになります。どうしても比較するときに、身近なところというと、お隣さんの市や村の比較ということにつながりかねないんで、したがってこれらについても気分よく納めてもらうためには、理解促進を図っていかなければいけないんだろうというふうに思っておりますんで、今までの取り組み経過について、お伺いしたいというふうに思っています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、固定資産税の通常課税に係る周知の関係ですが、今、議員おただしのとおり、広報もとみや12月号、それから市のホームページにその旨、12月に掲載をさせていただきました。 また、この固定資産税の減額解除に向けた電算業務委託料、9月補正予算でお認めいただきましたので、その成果データ、ことしの1月末に出てまいりました。そのデータをもとに、税額が50万円以上戻る企業さんと市の企業立地連絡会に加盟している企業さん、合わせて60社になりますが、そちらの会社さん、直接訪問させていただきまして、説明をさせていただいております。さらに、10万円以上戻る企業さんには文書でご通知を申し上げたところであります。 さらに、市民の皆様には、2月の末ですが、回覧で周知を図らせていただきました。この固定資産税の対応につきましては、市役所全ての部署の職員が対応できるように庁議等を通じまして、さらには回覧を発送した節目節目においても、情報と意識の共有を図っております。今後もご理解、ご協力いただけるように、丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 次の項目に入ります。 次の項目も、昨日も一般質問で取り上げられております。 本宮駅周辺東西アクセス整備事業についてでございます。 私の耳にもなんですけれども、どこが発信源なのかわかりませんけれども、西口駅前広場の整備は、あれは頓挫したと。某食品会社が土地の売却は断ったと。したがって、あそこの開発はできないという話が入ってきました。決してそんなことはないと。その計画からいうと、それは平成29年度の計画じゃないんだ。平成30年度以降の計画なんでという話をしたんですけれども、ただ、そういううわさ話が、どこが発信源かわかりませんけれども、そういう話が出てきておりますので、ぜひこの東西アクセス整備事業について今年度は何をするみたいな部分を、もっと市民に対してアピールするべきじゃないかというふうに思っておりますので、平成30年度に例えば何と何をしますと。表に出ている分、例えば地域交流センターは建設に入りますとか、そういった部分をもっとアピールするべきじゃないか。平成30年度、平成31年度、そして平成32年度に全て完成ですよということをアピールするべきじゃないかというふうに考えておりますけれども、きのうも質問が出ておりますので、広報活動についてやるべきだということを申し上げておきたいというふうに思っております。 次に、財政健全化と第2次総合計画について、きのう答弁いただいておりますので…… ○議長(渡辺由紀雄君) 答弁はよろしいですか。 ◆8番(円谷長作君) ええ。 ○議長(渡辺由紀雄君) よろしいの。 ◆8番(円谷長作君) ええ。 広報紙などを通じてアピールしていくということでございますので、そのとおりやっていただきたいというふうに思っております。ひとり歩きしないように、発信源がどこなのかわかりませんけれども、そういう分部が耳に入ったものですから、ぜひその辺も心がけていただきたいというふうに思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 円谷議員、時間ありますから、答弁させましょう。 ◆8番(円谷長作君) そうですか、はい。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) それでは、平成30年度の予定でございます。 平成30年度におきましては、仮称でありますが、地域交流センターを着工完成まで目指したいと思います。あわせまして西口広場でございますが、企業さんの協力によりまして、昨年12月半ばに売買の契約、補償の契約を締結させていただきまして、今月末に市に引き渡すということで現在解体工事を実施しております。 このことによりまして、当初予定しておりました西口の駐車場の整備が前倒しで実施できることになりました。よって、非常に企業さんのほうにはもう感謝申し上げたい。一番懸念していましたのは、駐車場の整備でございまして、東口の駐車場、西口の駐車場をこれはどうしても工事用の広場としてJRさんで使いたいということがありまして、最後まで懸念だったわけですが、今回企業さんの協力によりまして、3月末で市のほうに引き渡すということになりましたので、少し早目の整備ができるのかなというふうに思ってございますので、よろしくお願いしたいと思います。 なお、広報につきましても、広報もとみや4月号におきまして、この地域交流センターの建設着工についてお知らせしたいと思っておりますし、7月号におきましては、駅東西自由通路等の工事着工について広報する予定でおりますので、あわせてよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 地域交流センターの建設に伴って、今現在の東側の駐車場、これが使えなくなる部分がありますので、今話がありましたように、駐車場を確保できるということは大変ありがたいことだというふうに思います。 ぜひ、こういったものも含めてその進捗状況というんですか、平成32年度完成ですので、平成32年度まで時間がありますから、先ほど言ったように、発信源がどこかわかりませんけれども、変なうわさ話なんかが横行しないようにするためにも、正しい情報を市民に提供するべきだというふうに思っております。 それと、もう一つなんですけれども、こういった完成に合わせて、いろいろな行事なんかも含めてなんですけれども、プロジェクションマッピング、こういったものの活用ということは考えられないものか。東京駅にやったりとか、それから鶴ヶ城ですか、プロジェクションマッピングなんかでアピールしたりとかありますので、私どもの本宮市の行事の中で、財政的なものがどうかとか、できるかできないかわかりませんけれども、こういったことも考えて話題の提供という部分につながるというふうに思っておりますので、ぜひこういったことも考えていく、オープニングセレモニーに考えていくべきじゃないかというふうに思っております。 続きまして、財政健全化と第2次総合計画についてお伺いいたします。 今さらなんですけれども、平成29年度、平成30年度でこの第2次総合計画が策定されます。この第2次総合計画は第1次総合計画と同じように、市の最上位の計画というふうに位置づけられるんだろうというふうに思っております。そのとおりなのかどうかの再確認と、その総合計画の中に財政健全化計画というのはどのようになっていくのか。財政健全化計画、現行のものは平成19年度から始まって、3年のローリングプランにしまして、平成32年度に終わる予定だというふうに思っておりますので、この財政健全化という部分はこの総合計画の中にどのように反映されていくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) それでは、2点ほどご質問がございました。 まず、1点目のご質問でございます。市の最上位計画に総合計画が位置づけられるのかということでございます。現在の本宮市第1次総合計画につきましては、地方自治法に基づき策定するとともに、策定時におきまして基本構想について議会の議決をいただき、本市の最上位計画として位置づけられているものでございます。 今年度から、次期計画となる第2次総合計画の策定作業を行っているところでございますが、総合計画につきましては、市の総合的かつ計画的な行政運営の方針を示すとともに、市民に対しましてまちづくりの長期的な展望を示す計画であり、他の個別計画を包含する計画として策定されるものでございます。 また、平成23年の地方自治法改正により、総合計画の策定及び議会の議決につきましては自治体の判断となりましたが、本市の総合計画の策定につきましては、平成25年3月に制定されました市条例、地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例に、その基本構想が議決すべき事件として規定されております。これらのことから第2次総合計画につきましても、現計画同様、本市の最上位計画として位置づけられるものと考えているところでございます。 続きまして、2点目の総合計画に財政健全化計画はどのように触れられるかというような質問でございますが、現在の総合計画におきまして計画に定められた施策を計画的に実施するため、財源見通しを財政フレームとして示しております。その財政フレームにつきましては財政健全化計画に委ねられているところでございます。 第2次総合計画におきましても、財政フレームの策定をすることといたしておりまして、第2次総合計画における財政の健全化についても、その財政フレームにおいてその方針を示していくことと考えております。 現在の本宮市自主的財政健全化計画は議員おただしのとおり、最終の第4次改定を終え、平成32年度までの期間となるため、一昨年において、自主的財政健全化計画の策定条件等を基本として策定いたしました長期財政シミュレーションと同様のシミュレーションを策定し、財政フレームのベースとすることで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君。     〔8番 円谷長作君 登壇〕 ◆8番(円谷長作君) 総合計画が先ほどご説明がありましたように、議会の議決を要するという部分では、議会にこの後提出されるんだろうと思っておりますので、その際にまた議論させていただければというふうに思っております。 そしてもう一つは、財政の健全化、この財政という部分は先ほどの質問でも言いましたけれども、事業を遂行する裏づけになっているのが財政でございますので、この財政の健全化という部分は、常に私ども見ておかなくてはならないんだろうというふうに思っておりますので、総合計画がひとり歩きではなくて、そこの中に大きな骨としての財政の健全化という部分が入ってくるんだろうと、これは常々市長がそういう話を話しておりますので、ぜひ今回の総合計画の中にもそういった健全性を入れていただきたいというふうに思っています。いずれ議会のほうの議決ということでございますので、いずれまた議論する機会がありますので、本日の一般質問はこれにて終わりにします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 8番、円谷長作君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき、暫時休憩いたします。 再開は、午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午後零時03分 △再開 午後零時58分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。----------------------------------- △菅野健治君 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、通告8番、議席4番、菅野健治君の一般質問を許します。 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 議席番号、4番、菅野健治です。 ただいまより、大項目4点の一般質問をさせていただきます。 まずは、第1の消防団についてです。 (1)なり手不足が全国の自治体で叫ばれておりますけれども、本宮市の消防団の充足率についてお聞きいたします。 また、団員の平均年齢、10年前と比べましてどのようになっているか、まず、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 本宮市消防団の充足率のおただしでございますが、条例定数541、100%満たしております。 平均年齢の10年間の推移でございますが、平成19年度が32.6歳、平成29年度が34.1歳で、1.5歳高くなっております。 内訳としては、本宮地区は31.9歳から33.9歳で、2.0歳高く、白沢地区は33.3歳から34.4歳で、1.1歳高くなっている状況であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 私個人も、消防団、8年間お世話になりました。 その中で、今の消防団員の悩みというのは、なり手がなかなかいなくて、消防団員、8年以上、10年以上やっている方なのですけれども、なかなかやめられないという実情があります。 (2)なのですけれども、なり手不足の背景には、勤務している企業または家庭の理解が得られないということが背景にはあるというお話をお聞きいたしました。本宮市では、入団要請の活動に対しては十分なのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 市の入団要請のおただしでありますが、毎年、本市の消防団員におきましては、各分団において選出していただいており、新入団員確保にご尽力をいただいているおかげで、条例定数を満たしております。 入団の要請の関係ですが、県と合同で事業所訪問等も行わせていただいております。平成29年は、JAふくしま未来さんと株式会社福島芝浦電子さんを訪問いたしまして、協力に対するお礼と依頼を行っております。 また、地域の消防防災力の充実・強化の一環ということで、消防団に積極的に協力している事業所に対しまして、協力事業所表示証を交付しております。こういった制度をPRしております。 なお、広報もとみや今月号、3月号ですが、有限会社飯田製作所さん、会社の社会貢献活動として消防団活動で地域貢献をいただいている姿をご紹介しながら、消防団加入へのPRもあわせて行わせていただいているところであります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 今、部長から答弁ありましたけれども、本宮市にはインター周辺、あと、市内には優良企業、たくさんあると思うのですが、そこら辺の企業に対しての要請活動をしている、また、今、家庭という話、ちょっと質問させてもらったのですけれども、家庭などにはどのような要請活動をしているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 企業さんへの要請活動ということで、ただいま申し上げましたが、全ての企業さんというわけにはいきませんけれども、各企業を訪問しながら依頼をしているところでございます。 それから、各家庭ということでございますが、これは各分団の中で次の新入団員を選出していただきながら、各家庭のご理解をいただけるように動いていただいておるところでありまして、事務局といたしても、消防団のバックアップ体制をとっているという状況であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 家庭の理解が得られないという背景はいろいろあると思うのですけれども、地元でも、親が分団長までやられた息子さんなどもやはり家庭の理解が得られないで、理由はわかりませんけれども、団員にならないというケースもあります。 今後、広報または本部幹部会などで、そういったなり手不足の背景にある企業や家庭の理解、この辺についても十分に協議していただきたいというふうに思います。 続きまして、(3)今後、人口減少、少子化、過疎化に伴いまして、団員の定数の見直しも検討しなければならないと思います。 また、団員定数の見直しに伴いまして、分団の集約なども近い将来考えないといけないと思うのですが、集約についてのご見解をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 団員定数と分団集約の見直しのおただしでありますけれども、全国各地では大きな災害が相次いでおりまして、そういった災害が発生した際、市や常備消防のみで全てに対応することは困難でありまして、消防団が地域防災力の中核として担う役割が重要視されております。 また、本市消防団員の皆様も、自分たちの住んでいる地域をみずから守ることが、安全・安心な生活につながるということで言っていただいております。 そういった状況でありまして、消防団においても条例定数に関する議論はされておりません。市としても、現在、定数を見直すことは考えていない状況であります。 それから、分団集約でありますが、これは平成26年4月1日から地区体制をなくして、1つの消防団として活動しておりまして、現在、14の分団となっております。各分団、大字地区ごとに設置されておりまして、古い歴史、伝統、地域の深いつながりがございます。先ほどの条例定数の見直しとリンクしてくる内容かと思いますが、消防団からも分団統合に関するお話はいただいておりませんので、市としても統廃合ということは考えていない状況です。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 定数の見直しを今のところ考えていないということなのですけれども、当然、一般質問でもさせてもらいましたけれども、少子化、過疎化ということによりまして、団員の高齢化がどんどん進んでいます。若い方も地元を離れますと次の後継者がなかなか出ないという中で、私のときは8年やったものが、今、10年以上やってもなかなかやめられないのだという話を聞いております。 今後、そういった問題、当然、市民部では消防団関係者とお話があると思いますので、その辺についても聞いていただければなというふうに思います。 続きまして、消防団員は非常勤特別職の地方公務員であり、団員報酬については安達広域管内で統一されていると認識しておりますけれども、報酬の見直しの検討はされているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 消防団員の報酬の見直しの関係ですが、この報酬は市町村ごとに条例で規定しておりまして、安達管内での統一はされておりません。 本市の団員報酬は、合併時の旧町村の額と他市の状況を勘案し設定されております。安達管内では二本松市とほぼ同等。大玉村よりも高い金額となっております。県内13市と比較しても大きな差は生じておりませんので、現在、見直しの考えはありませんが、他市の状況を見ながら、必要が生じればその時点で見直しをしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 団員報酬並びに退団されますと退団ということで報償があると思うのですけれども、今、部長答弁の中では、二本松市と本宮市、同等で、大玉村は違うということなのですけれども、これは、二本松市、本宮市、大玉村、独自で報酬を決定するという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) これについては、あくまでも条例で定めるものでありまして、統一しなければいけないということではありませんので、市町村それぞれの条例で規定しているものであります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 今、団員なども、以前は自営業をされている方が多かったのですけれども、今、サラリーマンの方が多いということで、非常に、仕事を持ちながら消防団活動をやっていく中で、団員の報酬、分団によっては団員に入るところ、あと、分団に入るところといろいろあると思うのですけれども、なかなか大変な苦労の中でやっているというふうに思います。 今後につきましても、報酬の見直し、すぐにはやらなくてもいいと思いますけれども、この辺の検討、増額だけでもなくて減額ということもあり得るのかなと思いますけれども、その辺についても将来的には考えていかないといけないのかなというふうに思います。 次に移ります。 屯所の建設計画についてお聞きいたします。 市の計画では、岩根地区の本宮第8分団、長屋地区の白沢第5分団の計画があると思いますが、屯所建設の状況について、まずはお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 屯所の更新の計画でございますけれども、現在、市内の屯所は21カ所ございます。まず、おただしの本宮第8分団の屯所でございますが、これは羽瀬石地区にある羽瀬石屯所であります。こちらは老朽化に加えまして、駐車場がなくて、作業スペースも狭いことから移転、建て直しの検討を進めておりましたが、消防団からは、正式に、羽瀬石屯所のみの建てかえではなくて、もう一つ、本郷地区の本郷屯所もあわせた中での屯所統合の要望が出されてまいりました。 そういったことから、新たに建設場所の調査検討を行っているところでありまして、建設場所が決まり次第、それに合わせた設計を行いまして、建設を進めていくことになります。まずは、場所の選定を早急に行いながら、事業を進めてまいりたいと考えております。こちらの岩根をまず第一に進めながら、その次の屯所計画に移ってまいりたいというスタンスでおります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) そうしますと、岩根地区に関してはわかりました。 長屋地区に関しましては、岩根地区がある程度見込みがあってからという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) まず、消防団のほうから、今、本部会、幹部会で議論になって進めておるのが岩根の屯所の建てかえ、統合のお話でありますので、まずは消防団と協議しながら、そちらを進めてまいりたいと思っております。 そちらが終わり次第、また新しい屯所計画のほうに着手していきたいという考え方でおります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) そうしますと、岩根地区、おおむねどんなスケジュールでいるのか、再度お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 先ほども申し上げましたとおり、ただいま建設場所の調査検討を行っているところでありますので、平成30年度中には場所の選定だけでも、まずはそこは必ず、確実に固めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 次の質問に入ります。 (5)白沢地区の消防団員は毎月15日、毎戸督励というものを実施しております。まずは、13市の実施状況についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 県内13市の毎戸督励の実施状況ですが、13市とも市内全域ということではございませんが、地区ごとにではありますけれども、13市全て消防団による毎戸督励を実施している状況にございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 今回一般質問をさせていただきましたのは、先ほども言いましたけれども、団員のサラリーマン化によりまして、夕方や夜に毎戸督励が実施できないという団員や、核家族、共稼ぎによりまして、訪問しても不在のケースがあります。 白沢地区の団員は毎月やっているのですが、団員の負担の軽減を図るために、分団へのアンケートなどをはかってみてもどうなのかなと思うのですが、その辺についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 団員の負担軽減のためにアンケート調査はというおただしでございますけれども、この火防の毎戸督励は、昭和の時代から伝統的に行われてきておりまして、防火意識の再認識ができて予防消防として大きな効果を上げているというふうに思っております。 また、あわせて、地域住民の見守りのほうも兼ねているというふうに感じております。消防団からは、負担軽減のために、この毎戸督励の見直しの意見は出ておりませんので、このまま続けていただきたいと思っております。 我々事務局としては、消防団が活動しやすい環境づくりに努めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 毎戸督励の関連でちょっとお聞きしたいのですけれども、今、住宅用の火災警報器というのがありまして、平成18年6月1日の新築住宅への設置が義務化によりまして、10年が経過いたしました。現在の普及している住宅用火災警報器の多くは電池式でありまして、その電池の寿命は10年ということで、今、火災警報器の電池の寿命が切れているというような状況があります。 毎戸督励、実施しているわけなのですけれども、この辺の、電池切れをするので交換してくださいとか買いかえてくださいということは、やられているのかお聞きいたします。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 毎戸督励の際に、分団によっては住宅用報知器の設置あるいは更新についても周知をしております。 また、女性消防協力隊も消防署とのひとり暮らし高齢者世帯訪問の際に、そのような周知はしているところであります。 市としても、住宅報知器の設置更新については、広報もとみやにも随時掲載しておりますか、今後も広報紙や防災行政無線によって周知をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) (6)に移ります。 以前、地元を離れ、隣市へ所用で出かけ、帰宅すると地元分団がホース洗いをしておりました。後輩の団員に声をかけると、地元で火事があったとのことでした。消防団員は市外にいてもメールにて有事を把握することができますが、関係者以外はメールを受け取ることができません。火災情報メールを市民へ拡大すべきではないかと思いますけれども、市の見解をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 火災の情報メールを市民への拡大というお話でありますけれども、この火災発生の通知メールは、平成28年度までは本部員と正副分団長に緊急連絡しておりましたが、消防団からの要望によりまして、平成29年度からは全団員に緊急連絡しております。 火災が発生した際に全焼にならないように、また、延焼で大火を防ぐためには、消火活動の迅速さが大変重要でございます。火災現場におきまして、そういったメールで、関係のない一般車両が常備消防と消防団の消火活動の妨げになるということも想定されます。 まずは、消火活動を第一とさせていただきたいために、一般の方への火災メールの周知の拡大は考えていないところです。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。 ◆4番(菅野健治君) 本宮市では、今、部長答弁であったとおりなのですけれども、隣の二本松市では、緊急情報メール配信サービスということで、災害などが発生したときに、あらかじめ登録されたメールアドレスに災害情報や道路通行どめなどの情報がメール配信されるということで、大変いいことかなというふうに思っています。 この緊急情報メールは、例えば、大雨、大雪などの情報も流れてきますし、通行どめの情報、先日の雪が降ったときでも通行どめの情報が携帯などに入るということで、とても今後、火事だけでなく、こういった災害などの情報発信源ではすごく便利かなと思うのですが、今の部長答弁で、関係のない方がということなのですけれども、実際あったからといってそうは多くは火事場には来ないのかなと思うのですが、この辺についてももう一度、隣ではやっておりますが、本宮市ではできないのかどうか、再度お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいまおただしのありました各種災害についての緊急メール、これは本宮市も電話事業会社と契約をさせていただいておりまして、地震とかJアラート、台風などの避難につきましては、これは確実に我々も緊急速報メールを出していきたいと思っております。 火災につきましては、繰り返しになりますが消火第一ということで、現場を最優先に救助したいという思いから、拡大は今のところ考えておりません。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) Lアラートという情報もちょっとお聞きしたんですが、このLアラートというのは、災害などの住民の安心・安全に関する情報を迅速かつ効率的に伝達することを目的として整備された社会システム、Lアラートということなんですけれども、これは福島県内では福島県や喜多方市、楢葉町、大熊町などで導入しているんですけれども、将来的には本宮市でも、このLアラートというのを導入するような考えはあるのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 現在、想定外と言われる災害が多発状況にあって、いろいろな情報伝達手段が出ております。その中で、Lアラートあるいはエムネットという部分も出てきております。 本市においては、エムネットの到達もしておりますが、今のところそれ以上に緊急メールのほうが速いので、そちらのほうを受けて、すぐ市民の皆様にお知らせする態勢をとっております。 今後、Lアラートとの有効性も確認されれば、そちらも併用した動きをしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 続きまして、大項目2番に移ります。 (1)今年度で住宅除染や事業所除染、生活圏域除染(森林除染)が終了いたしますけれども、まずは市の総括をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) まず除染業務につきましては、発災後すぐに公共施設等の除染を行いました。この際は、地元の建設事業者の方にお願いしました。平成24年度は、平成24年5月に発足いたしました本宮市除染事業組合により和田地区の住宅除染から着手し、さらに平成25年度以降は、法人格を取得しました本宮市復興支援事業協同組合と契約いたしまして、現在までやっております。 この間、復興支援事業協同組合を初めとしまして、地元の方々に大きなご支援をいただいたということで、今まで住宅除染を初めとしまして、各種作業を地元の方を中心に行ってきたということでございます。 こういうことで、それぞれ安心感のある作業ができたというふうに現在総括をいたしております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 今、センター長からもお話がありましたけれども、市内に組合を立ち上げまして、組合に委託する方式をとったということで、市内の住民、企業からも安心したというお話をよくお聞きいたします。 その中で(2)番なんですけれども、この除染に関しまして、市民や企業からトラブルで大きなものがあったのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) まず除染作業に当たりましては、浜通りの避難地域と違いまして、本市におきましては市民の方、家人が家にいて、その庭先等の除染をするということでございます。 その際に、車の出入りのお願いですとか、あとはそれぞれ家人の方の意見を聞くということで、そのお住まいの住民の方とのコミュニケーションが非常に大切であったというふうに考えております。 そうした中で、例えば国直轄の除染事業で不正等がありますと、本市の作業員も同じじゃないかというふうな疑念を抱かれたということもございました。さらに多くの作業員の方が作業に当たりまして、住民の方との連絡不十分ということもあったのは事実でございます。そのために、それぞれ丁寧なご説明をしながら現在まで至ったということでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 関連してなんですけれども、施工面でのトラブルは何かあったのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) 施工上の大きなトラブルはございませんでしたけれども、台風等の自然現象によりまして、例えば覆土しました山砂が流出したということで手直しをしてくれとか、そういった要望はございました。 ただ一番は、人命にかかわるような事故がなかったということが何よりだったというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) この除染関連のニュースなどいろいろありましたけれども、隣市などではいろいろなニュースがありました。ただ、本宮市に限っては新聞やテレビ報道が出るほどのトラブルはなかったのかなというふうには思っています。 すごく市民にとっては、一番いい方法だったのかなと思いますけれども、その市の総括の中で、今年度で終了するという時期的な問題があると思うんですが、これは市当局では予定どおりといいますか、平成30年3月、これは目標どおりというような認識でよろしいでしょうか。もう少し早くできたのかな、その辺の総括もお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) 市としましては、除染実施計画を策定しまして、昨年の3月でまず当初の計画では終わる予定でございました。 その後、丁寧な除染ということで、国・県と協議しまして除染実施計画を本年の3月まで延長させていただきまして、その計画に基づいてスケジュールどおり本年度中に終わるということで、現在進めております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) (3)の今後なんですけれども、高線量箇所が発生した場合はどのような対応をとるかということなんですけれども、空き家などを購入されて例えばその空き家に除染をしていない場所があった。その空き家を購入したと。除染事業が終わったからもう終わりですよと言うのか、何かこう市では対策を考えているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) いわゆる面的除染は終了したところでございますけれども、年間追加被ばく量1ミリシーベルトを超える場合、このような場合はフォローアップ除染というふうなメニューがございまして、そういった場所が発見された場合には、国・県等と相談しながら対処してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 今、センター長からフォローアップ除染という話をお聞きしましたけれども、私もちょっと勉強不足でよくわかりません。 どのような除染方法で、委託先、あとこのかかる費用はどのようなところから予算が出るのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) フォローアップ除染につきましては、年間の線量1ミリシーベルトを超えるかどうか、まずはそれを確認するわけでございますけれども、そこにお住まいの方ですとか、ガラスバッジなどをつけていただきまして、そこから試算するものでございます。 それにかかる費用につきましては、全て国のほうで全額対応するということでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) この委託先などは、どこでやるのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) まず、線量測定については国のほうで測るということでございます。 それから、作業等につきましては、それぞれ市町村が責任を持ってやるということで、現在、フォローアップ除染は実施しておりませんけれども、やるようになった場合はそれぞれ事業者等を検討する必要があろうかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) わかりました。 続きまして(4)番に移ります。 応急仮設住宅の各地区の入居状況についてお聞きいたします。こちらにつきましては、きのうなんですけれども、同僚議員が一般質問されましたけれども、重複で構いません、入居状況についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) 平成30年2月末現在の数字でございます。 市内の浪江町応急仮設住宅の入居住居につきましては、栗木平応急仮設住宅でございます。ここには27戸ございますが、そのうちの2戸に4名が入居されております。 そのほか、恵向応急仮設住宅には128戸ございますけれども、そのうち39戸61名が入居されている状況でございまして、市内の仮設住宅には41戸65名が入居されている状況でございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 集約に向けてのスケジュールについてお聞きいたしますが、この集約、いわゆる仮設住宅の撤去ということなんですけれども、いつごろ発注されて、いつごろまでに整地される予定なのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 仮設住宅の撤去についてのおただしでございますので、私のほうから答弁させていただきます。 昨日も答弁させていただきましたが、本来仮設住宅は県が責任を持って撤去するということで進めてまいりましたが、ここに来まして集中してなかなか思いどおりに返還できない可能性があるということで、代理施工のお話がありまして、市としては代理施工を受け入れることで今進めております。 受け入れますと、4月にその契約を締結しまして、早い時期、4月に予算等を議会のほうに上程しながら、平成30年度の仮設住宅の撤去を確実に進めてまいりたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) スケジュールについては今お聞きいたしましたが、県の代理施工ということが決まりましたので、この予算というのは平成30年度の予算には入っていないというような認識でよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 撤去費用については、県のほうで算出するということで、今月末に出てくる予定でございます。 これを受けまして、4月に、新年度になりますが、県のほうと正式に契約した後に、改めて議会のほうには補正予算として上程したいという考えでおります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) きのうも一般質問で同様の質問があったのですけれども、県の代理施工になった理由というのは、なぜなのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 先ほどの答弁と重複します。 県のほうが本来全部やるということでしたが、集中しましてなかなか発注に手間取って、平成30年度中の返還が難しいという状態になったので、確実に返還するためには市町村のほうで代理施工をお願いできないかという相談があったものですから、市としましてはその相談を受け入れて、代理施工の方向で確実に平成30年度中に返していただきたく、代理施工というものを選択したところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 関連して次の質問に入るんですけれども、平成30年度に解体、撤去しますとグリーンパークサッカー場というのが当然オープンする予定でいると思います。 これも同僚議員からもお話がありましたので、別の質問をさせていただきたいんですけれども、きのうの一般質問では国の災害救助費を単年度を使ってやるので、平成30年度は撤去、平成31年度は芝張りなので平成32年度オープンということなんですが、この辺の認識でよろしいでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) そのように進めたいというふうに思ってございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 質問させていただきたいんですが、これ平成30年度の撤去と平成31年度の芝張りは、やはり単年度の予算でやっている関係で、一緒にはできないんでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) お答えします。 この予算は、昨日も申しましたが災害救助費を使うというものでございまして、災害救助費は国費で、これは単年度決算が原則でございます。 芝張りを一緒にする場合、撤去してから造成をして芝を張ると、撤去後の芝の張りかえは冬期間になる見込みでございまして、仕事が、芝張りが終わっても定着するかどうかというのは、これわかりません。ですが、単年度施工ですので通常予算のように繰り越しができませんので、一旦は撤去しまして、時期、いい時期ですね、春先に芝を張って養生しますと翌年には使えると。そういう見込みから、単年度で全部施工して芝がだめになったとき、では補償するのかというと、当然これ単年度ですから終わってしまいます。そうなりますと、単費施工になりますので、そういう危険を冒すのではなく、確実に平成30年度は応急仮設住宅を撤去して、平成31年度に改めまして芝の施工をすると。確実性を重視するものでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) それでは続き、大きな3番に移りたいというふうに思います。 子どもの教育環境についてお聞きいたします。 (1)保育士の確保は十分かということで質問させていただきます。新年度に向けた再任用、臨時保育士の採用状況について、まずお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 保育士の確保状況についてでございます。 まず、保育士の募集につきましては、年間を通しまして募集をしているという状況でございますが、応募者が少ないということで現状また新年度に向けましても、不足している状況にございます。 平成30年度を迎えるに当たりましては、幼稚園と保育所の職員につきまして、全体的な配置の調整をさせていただきながら、待機児童をできるだけ少なくできるような対応をしてまいりたいというふうに考えております。 また、再任用の関係もご質問ございましたけれども、今年度末に退職をいたします保育士は5名おります。このうち、再任用を希望しておりますのが4名という状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 聞き漏らして申しわけないんですけれども、臨時保育士、4月から入られる方というのは、何名いるのか再度お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 臨時保育士の数ということでございます。現在予定しておりますのが、保育所で62名でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 質問がかみ合わなくてすみません。 4月に入る臨時保育士は何名いるのかということ、新しく臨時保育士として採用される方はいらっしゃるのか、いらっしゃらないのか。いるのかいないのか、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 大変失礼いたしました。 臨時保育士の方々でございますが、これまでお願いしている方々、さらには新規で申し込みをいただいている方、合わせまして62名ということでございます。 その新規採用の数につきましては、今ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、ご了承いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 通告では新年度に向けた臨時保育士の採用ということなので、この辺についてお聞きしたいと思います。 次に移ります。 平成30年度から白沢地区の3幼稚園の園長が1人になるというお話をお聞きいたしました。まずは保護者の理解は得られているのか、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 白沢地区におけます幼稚園の園長の職員体制ということでございます。 以前にもご説明を申し上げておりますが、新年度の待機児童対策といたしまして、白沢保育所に1歳児クラスを増設いたします。これに伴いまして、必要な保育士を確保するために、白沢地区の3つの幼稚園の園長を一人の職員で兼務をしていただくというような職員体制を考えているところでございます。 これらの内容につきましては、2月末から3月初めに開催されました各幼稚園のPTA総会におきまして、保護者の皆様に説明をさせていただきました。その際、保護者の方々からは、園長不在時のトラブル対応というような部分で不安があるという意見をいただいております。 これらに関しましては、今後、保護者の方々の不安を解消できるよう、園長代理として副園長が十分に役割を果たせるような体制を整えてまいりたいということで考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) そうしますと、園長になられた方というのは、月曜日から金曜日、土曜日まであると思うんですが、どのような動き方といいますか、きょうは例えば糠沢、きょうは和田、きょうは白岩というような形になるのか、1日3幼稚園をぐるぐる回るのか、どのような園長の動きになるのか、わかる範囲で教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 新年度の園長の勤務状況、体制でございますが、基本的には1週間のうちに1日なり、2日の間隔で各園を回る、常駐するというような体制を考えておりますけれども、年度当初につきましては、1日3園必ず回っていただいて、各園の状況、さらには子どもたちとの触れ合いといいますかね、そういった形で良好な関係が築けるようにつくってまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 一番心配なのが、園長の負担の問題があるんですけれども、新たに園長になられた方、新たな試みなんで、この方はすごく大変なことになるのかなと思うんですけれども、この園長の負担に対しては市ではどのように考えているのか、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 園長の業務内容についてでございますが、当然これまで各園に一人ずつ園長がおりましたが、それを一人で兼務するということであれば、共通する事務もございますけれども、それぞれ園独自の業務もございます。 これらのまず業務につきましては、事前に調整できるものはなるべく調整を図りながら、事務の軽減を図っていくということでございます。さらに、これまで事務補助員という者は各園におりませんでしたが、新年度につきましては、そういった事務の補助ができるような形をとるために職員を新たに配置いたしまして、園長の業務の軽減を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 保育士の確保、なかなか難しいという話の中で、12月定例会、同僚議員よりも質問がありました。プラチナ保育手当というような質問がありました。 この手当は、保育士不足の解消のためにつくられている手当でありまして、自分のお子様や孫を自分の家で見るというようなことでございます。大玉村でも生後6カ月から1歳までですか、在宅子育て応援奨励金というのがありまして、保育士不足解消まではいかないとは思うんですけれども、そういった独自の政策をやっているところがあります。 当市でも、多世代同居奨励金、これについての検討を行うべきではないのかなと思うんですが、まずは、13市でこういったものをやっているのかどうか、まずお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) いわゆる自宅保育に対する奨励金の交付ということでございますが、県内の13市におきましては実施している市はございません。そのような状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 先日の地方版で、南相馬市の新聞がありました。こちらも、定住促進を兼ねてなんですけれども、3世代以上の家族が新たに市内に同居するか、近くに住む世帯に奨励金を出すということで、これは定住促進も兼ねたことなんですけれども、奨励金を出しております。新築を建てた場合は100万円、中古住宅取得した場合は75万、近居世帯には新築75万、中古が50万ということで交付されております。 これ、保育士不足の解消とはまた別なんですけれども、同居することによってのメリットはかなりありまして、まずは保育士の不足解消、あと、おじいちゃん、おばあちゃん、祖父母からしますと生きがいであったり、認知症予防とか介護予防などもあります。あと、話し相手にもなるということで、すごく効果はあるのかなと思うんですが、当市では、こういう多世代同居奨励金、南相馬市では似たようなことやっているんですが、その創設についてどのように考えているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 保育士不足の対策、それから多世代同居というようなことでメリットが多いというお話でございます。 全国的に見ますと、こういった調査は実施されておりませんので正確な情報としては把握はしておりませんけれども、広島県の府中町、以前ご質問をいただいた中で、こちらで調査をいたしましたプラチナ手当というものがございます。こういった取り組みにつきましては、待機児童の解消、それから保育の重要度が高い特に低年齢児の保育に対する対応の一つというふうに捉えておりますので、本市におきましても今後の保育ニーズを踏まえた上で、必要があるかどうか調査研究を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 次に、小学校のいじめについてお聞きいたします。 今年度、3月も間もなく終わりなんですけれども、平成29年度、小・中学校のいじめ件数について、まずはお聞きいたします。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 本市におけますいじめの件数ということでございます。 本市におきましては、いじめに関する調査を年3回、8月、10月、2月に実施をしておりまして、早期把握、早期対応に努めているところでございます。 件数でございますが、まず学校ごとの公表は行っておりませんので、小・中学校の区分とさせていただきたいと思います。ご了承いただきたいと思います。平成30年2月の末現在でいじめに関する報告を受けたものは、小学校が13件、中学校が17件、合計で30件でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 30件の報告いただきましたけれども、その報告を受けたことによっての対応などはどのように行っているのか、現在はこの30件がなくなっているのかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいま答弁をさせていただきました内容の対応でございますが、合計30件のうち解消しているものが18件、解消はしたが経過観察中が11件、解消していないが改善しているが1件という状況でございます。 この解消していないが改善しているの1件につきましては、職員会議を通じ学校全体で共通理解を図りながら、また家庭との連携を図り、担任及び養護教諭が指導を行い、当該児童が安心して学習や学校生活が送れるよう取り組んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 本県の南相馬市では、中学2年生が自殺した問題がありまして、いじめ防止条例案というのを提出するということで新聞報道されました。福島県の南相馬市ということもありまして、本宮市でも同様の問題ということで捉えているのかどうか、この南相馬市のいじめに関する問題、どのように認識しているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 学校におけるいじめに関しましては、あってはならないことでございますが、現実として大なり小なりこのような実態があるというのは事実でございます。 教育委員会といたしましては、これらの内容についてできるだけ早く実態を把握しながら、適切にかつスピード感をもって解消できるように努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 関連して、不登校についてお聞きいたします。 現在、市内の小・中学生、不登校の児童・生徒数について、まずはお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 不登校の関係でございますが、まず不登校の定義について申し上げますと、年間30日以上欠席した児童・生徒のうち、病気や経済的な理由によるものを除くというふうにされております。 本市におけます不登校の人数につきましては、これも小・中学校の区分で申し上げますと、平成30年の1月末現在で小学生が9名、中学生が14名となっております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 先日、現在先生になっている方とちょっとお話ししたんですけれども、同世代です、不登校になっている方というのはどこでもおりまして、これ原因は何なんだいとお聞きしましたら、これやはり家庭的な問題が一番だというお話がありました。 本宮市でもこの不登校の原因、やはり家庭的な問題が一番なんでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 不登校の原因ということでございますが、主な理由といたしましては、体調不良などの本人の状況によるもの、また、親子関係をめぐる問題、さらには家庭環境の急激な変化など、家庭に係る状況によるものもございます。そのほか、友人関係のトラブル、学業不振なども理由として挙げられております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) これに向けた対応策、何か市では検討しているのか、今後新年度に向けて考えているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) これらの対応ということでございますが、まず当該児童・生徒の当面の目標達成に向けて、今できるところから段階的に目標を設定いたしまして、一つずつ進めていくことが重要ではないかというふうに考えております。 この一つずつ目標をクリアしていくということが、成功体験ということでそれらを重ねていくことによりまして、自分に自信を持たせ、学校復帰に向け、きめ細やかな対応ができるのではないかと考えているところでございます。 また、家庭訪問、手紙や電話等で継続的に連絡をとりながら、いつでも学校に戻れるような温かい雰囲気をつくり、自然な形で学校復帰につなげられるような環境づくりに努めているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) いじめ、不登校、これ大変な問題で日本全国どこにでもありまして、新聞、またテレビ報道もされます。最悪の事態も想定されますと、心が痛むニュースであります。 本宮市でもいじめ、不登校、ゼロというのはなかなか難しいと、今、部長から話を聞きましたけれども、いろいろな対策、対応策を講じまして、ゼロに向けてお願いしたいというふうに思います。 続きまして、(5)番、平成32年度より小学校、主に高学年かと思いますけれども、英語が履修されるとお聞きいたしました。新年度からの対応についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 小学校における英語教育の関係でございます。 ただいま議員からお話がありましたように、平成32年度から新学習指導要領に基づきまして、小学校における英語の授業が全面実施となります。平成30年度、平成31年度につきましては、移行措置として3年生と4年生が1単位45分を年間15単位、5年生、6年生は現在の35単位に15単位を加えた50単位となります。 これらの全面実施になりますと、3、4年生が35単位ということで、5、6年生が70単位を確保する必要がありますので、まず、授業時数の増加対応としましては、平成30年度から夏季休業日数を3日間短縮することとしております。 また、学習面の対応につきましては、これまでも活用しておりました英語指導助手の学校訪問を、平均2週間に1回程度の訪問から、各学校週1回の訪問として小学生への指導を強化してまいります。 また、中学校の英語教員が小学校に出向きまして、6年生の全クラスにおいて英語の授業を行う出前授業、これらを継続して実施してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 部長答弁で、平成30年度から夏休みが3日間減るというようなお話をいただきました。これ平成32年度以降のことなんですけれども、今のお話を聞きますと、もう少し夏休みは減ってしまうのかなと思うんですが、平成32年度以降、これから先なんですけれども、夏休みはもっと減ってしまうのでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 授業数がふえるということで、学校のカリキュラムを組むのに大変苦慮しているという状況がございます。この時間数確保のために、各学校における行事の調整、さらには会議等の簡素化、いろいろと取り組みをしてまいりまして、今後の状況を見ながら夏休みのさらなる短縮につきましては、検討をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 関連してなんですけれども、新年度新たに国際交流員という方が入られるということをお聞きしましたが、この新年度の対応について、国際交流員とのかかわりについてどのように考えているのか、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 平成30年度の新規事業といたしまして、国際交流員の招致を予算計上させていただいております。メーンは国際交流業務のサポートという形になるかと思いますが、教育委員会としては、現在おります3名の英語指導助手に加えまして、国際交流員についても学校の訪問なりご協力をいただければということで考えております。 さらには、ただいまお話にありますように、小学校での英語の授業というものが入ってまいりますので、そちらのほうのサポートも協力していただければということでございます。今後、国際交流員の業務内容等の調整の中で、できるだけ協力をしていただければという考えは持っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 4番、施政(予算編成)方針についてお聞きいたします。 (1)平成30年度の重点施策の定住促進事業の強力な推進の中で、空き家対策の構築とありますけれども、市内の空き家数と空き家バンクの推進の現状についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 市内の空き家の状況、そしてまた、空き家バンクの推進状況でございます。 まず、空き家バンクの取り組みにつきましては、昨年度から進めておりまして、これまで空き家の実態調査、そして、空き家所有者の確認と空き家利活用の意向調査を行ってまいりました。 最終的には、市と宅地建物取引業者との連携により、空き家の利活用促進につなげることといたしております。 空き家の実態調査におきまして322件の空き家が認められまして、そのうち所有者が確認できた空き家232件につきまして、管理の状況や売買、賃貸などについての意向調査を実施し、120件の回答をいただいたところでございます。 調査において、空き家を売りたい、または貸したいとの意向については55件ありまして、そのうち、宅地建物取引業者への情報提供の希望は29件でございました。 この、こうした取り組みの中で、最終的に宅建業者との連携が必要となりますが、この3月16日に、福島県宅地建物取引業協会との空き家の対策に関する協定を結ぶこととなったところでございます。 また、あわせて、シルバー人材センターとは空き家の適正な管理が困難な所有者の支援ということで、空き家の適正な管理の推進に関する協定も結ぶこととなっております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 今、市長公室長からいろいろお聞きいたしましたけども、調査をした中で322件ある中で、確認できたのが232件ということなんですけども、これ残りの約100件ぐらいなんですけども、これというのはなぜわからないんでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) まず、所有者の確認におきましては、課税台帳等を確認させていただいております。 そうした中で、課税のされていない空き家等もあり、そちらの住所から追っていった場合に所有者が確認できなかったということ、さらには、所有者の所在等について課税もされていないという部分もあり、確認できなかったということもございました。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 私もちょっとわからないので教えていただきたいんですけども、この所有者が確認できないということは、固定資産税、未税であるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 固定資産税については免税点という制度がございますので、そうした中で空き家に課税されているかどうかについては、ちょっと現時点での持ち合わせ資料がないんですが、報告を受けた段階ではそうした空き家の所有者については住所から追っていっても確認ができなかったということでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 一番やはり心配しているのは、今、定住促進といいまして、新たに市外の方が市内に住んで、新しい家を建てるか中古住宅を購入するのはいいんですけども、反対で、もう空き家が322件あって、所有者がわからない、100件以上あるという、アンバランスといいますか、そういうような状況があるんですね。 次の質問に入るんですけども、将来、後継者がなく、空き家となる可能性がある家庭に対し、今後、行政支援や行政指導をすべきではないかと思います。個人財産に一行政が手を入れるのはなかなか難しい問題ではあるんですが、まずは市の見解をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 何らかの理由で空き家とせざるを得ないという状況があった上で、空き家がふえているのかなというふうに認識しております。 それで、今後、可能性として、空き家が生じる可能性はございますが、そうした空き家の生じる前に、市としましては物件の情報等の提供を広く呼びかけまして、先ほどの空き家バンクの仕組みの中で空き家に対する相談等をさせていただきながら、利活用に向けた取り組みにつなげていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 当然、空き家になる可能性がある家庭というのは、ひとり暮らしの家だったり、高齢者の夫婦の世帯がそういう可能性がある家庭なのかなというふうに思います。 なかなか、やはり市としてもその辺までの、個人財産でありますので難しいとは思うんですけども、何らかの対応をとらないと、この空き家ってふえていく一方になってしまうのかなと思います。 ちょっと先ほど聞き漏らした点もあるので、もう一度、行政支援、行政指導についてお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 先ほども申させていただきましたが、そうした空き家とならざるを得ない状況、なる方につきましては、空き家の情報等もいただくなど相談体制をつくりながら、そのPRも、今後、ホームページまたは広報紙等も含めて行わせていただき、市への相談を促していきたい。 さらにその後、どういった活用を望むかをお聞きしながら、賃貸なり売買なりにつなげていくような、そういう取り組みにつなげていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 次の質問に入ります。 (2)観光防災Wi-Fi事業についてお聞きいたします。 平成30年度事業757万円が計上されておりました。市役所や都市公園等への設置とありますけども、具体的に設置する箇所がわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 設置予定箇所につきましては、市役所の本庁舎、白沢総合支所、えぽか、スマイルキッズパーク屋外あそび場、みずいろ公園の計5カ所を予定しております。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) この事業は国の予算が一部入っているんですけども、しらさわ夢図書館、中央公民館の図書コーナー、新築計画の高木公民館、地域交流センターなどにはWi-Fiは入らないと認識してよろしいでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 今回の整備をさせていただきます補助事業につきましては、公衆無線LAN環境整備支援事業という事業を使わせていただきまして、整備をさせていただく計画でございます。 おただしの設置場所につきましては、現在の整備支援事業におきましては補助対象の施設に該当いたしておりません。 今後、今回設置をさせていただきます各施設等の利用状況等を検証させていただきながら、今後、整備計画について協議をさせていただければなというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) このWi-Fiを施設に入れるということなんですけども、市の独自予算ではなかなか入れられないのでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 先ほどの答弁、繰り返すようになるかもしれませんが、やはり、できましたらば、できる限り補助事業等を活用させていただきながら事業を進めることで、財政的な負担を軽減させていただくということが必要なのかなというふうに考えているところであります。当然、必要に応じては、単独事業ということで実施をしなくてはならないということも考えております。 今回、実施をさせていただきます5カ所の状況を見せていただきながら、今後、このWi-Fiの活用状況、それらを検証した上で、今後の施設の整備については十分協議をさせていただきながら、検討させていただければというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) インバウンド増の影響で、今後、英国庭園にも来訪する海外来場者がふえるものと思われます。施設の外国語ガイダンスが必要と思われますが、市の見解をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 今後ふえると思われる外国からの訪問者、お客様、それらの方をお迎えするに当たっては、当然、外国語のガイダンスの必要性は認識をしているところでございます。 それらのガイダンスのために、Wi-Fi等も含めた中で、どのような案内の方法ができるかということも含めまして、先進事例の調査等もあわせながらさせていただき、今後の対応の中で検討をさせていただければなというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 今、部長答弁で先進事例というお話をいただきましたけども、庭園などでQRコードというのがありまして、それをカメラで読みますと、例えば、その施設の概要がわかったり、そこにある花の名前がわかったりということで、すごく便利な機能があります。今後、Wi-Fiを英国庭園に入れるのであれば、何らかの対応をしなくてはいけないのかなというふうに思います。 本宮市の地理的にも中央でありまして、これから春先、一度は行ってみたいなという市外の方もいらっしゃると思います。今後、Wi-Fiを通じて英国庭園のPR、いろいろやっていかなければならないのかなと思っている一人であります。今後、検討をお願いしたいなというふうに思います。 最後の質問に入ります。 ロンドン中学生派遣についてお聞きいたします。 本年度から始めました国際交流を来年度も実施しますけども、市内の3校、生徒各4名、12名が訪問いたしますけれども、今後の派遣スケジュール、派遣前のスケジュール、わかる範囲で教えていただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ロンドンへの中学生派遣についてのスケジュールということでございます。 まず、訪英の時期につきましては7月末に予定をしておりまして、3泊5日を予定しているところでございます。 それに向けたスケジュールということで、各学校からの選考をいただきまして、先ほどお話がありました12名の中学生を選出させていただきたいと。そちらがある程度固まりました段階で、訪英に向けたさまざまなカリキュラム等のお話をさせていただくということでございます。準備をさせていただくということでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) そうしますと、派遣のスケジュールはお聞きいたしましたけども、派遣前のスケジュールというのは特にまだ何も決まっていないと、未定という認識でよろしいでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 平成30年度のイギリス訪問関係であります。 今、流れ的には、市長公室長、答弁させていただいたとおりでありますが、いかに本宮市と英国との今後のさらなる絆を結んでいくかという一つの流れの中で、当然、今回、人材育成のためにも中学生を訪問、訪英させたいという部分がありますので、そういった中で、どういった形で平成30年度の交流事業を進めるかについては、今、精査をさせてもらいながら、訪英に向けた準備をしているところでありますので、ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 当然、引率するからには訪問団の団長並びに引率者の人選は必要かと思います。現在、わかる範囲で、人選について決まっているかどうかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 団長並びに随行の方の人選ということのおただしでございます。 現時点ではまだ未定でございまして、今後のスケジュール等もありますので、早急に進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) これ、各中学校から4名ということなんですけども、本年度この4名に漏れた方といいますか、行けなかった方とのトラブルなどはないんでしょうかね。本当は行きたかったんだけど行けなかった、でも、そのある立場の方が行く。 行く、行かないでいろいろな中学生のトラブルって、私も聞いたことはないんですけども、ちょっと想像するんですが、その辺に関しましては、教育部長、どうでしょうかね。行く、行かない、いろいろトラブルがあるのかなと思うんですが、お聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 平成29年度、各中学校から英国訪問団への参加ということで、それぞれの中学校からは、生徒の代表として選ばれております生徒会の役員、具体的には会長、副会長という形で、平成29年度は学校の選抜により行っていただいたということでございます。 これに関しましては、特に、生徒、それから保護者の方々から教育委員会、または学校のほうに苦情なり何らかの要望という形での声は届いておりません。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 最後の質問になります。 派遣後、各中学校代表で11月に行われる青少年健全育成推進大会で、派遣後の発表をすべきではないかと思いますけども、市の見解をお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 青少年健全育成推進大会につきましては、これまで、市内の各小学校から代表1名、中学校からは代表2名、さらに本宮高校から代表1名の、計14名の方々に青少年の主張を発表いただいております。 各学校の代表者は、各学校で選抜をされ、今年度の発表では、中学生の発表者のうち英国訪問団の参加者が1名、それからベラルーシ訪問者が1名、学校代表として選抜されまして、発表いただいたということでございます。 英国へ派遣された中学生が青少年健全育成推進大会で発表すべきではというおただしでございますが、同大会の趣旨でございます、青少年の積極的な参加を促していくためには、発表希望者の門戸を広げ、多くの児童・生徒が関心を持てるような形が望ましいだろうというふうには考えているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 12名の方を市の予算を使ってイギリスに訪問をしていただくということで、私も市民の一人として、その行く前と行った後と、中学生はどのように感じて、どういうふうに思って帰ってきたのかなというのがやはり気になりまして、昨年度ですと、解団式ですか、市役所で行われた解団式などで一人一人発表していただいたり、あと、私も青少年健全育成推進大会、これ行きました。 そういう、せっかく行った中学生がどんな思いを持って帰ってきて、これからどうなろうというのをちょっと知りたいなと思ってはいるんですが、青少年健全育成推進大会でできないというのであれば、広報紙とか、何か違う形でそういうような発表する場なども必要なのかなと思うんですが、教育部ではどのように考えているのかお聞きいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 英国訪問をした中学生についてでございますが、平成29年度につきましても、帰国後、それぞれ訪問団員として参加した感想、それから、今後に向けた抱負といいますか、そういった感想文をそれぞれ提出していただいております。かなり中身の濃い、非常にいい内容の感想文でございます。 これらにつきましては、できるだけ多くの市民の皆様の目に触れられるような形で、今後、周知を図っていければということで考えおります。お話にありましたように、市の広報紙とか、あるいは防災無線とか、どのような周知方法がいいのか、それについては今後考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君。     〔4番 菅野健治君 登壇〕 ◆4番(菅野健治君) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 4番、菅野健治君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時30分といたします。 △休憩 午後2時22分 △再開 午後2時28分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。-----------------------------------
    △渡辺善元君 ○議長(渡辺由紀雄君) 次に、通告9番、議席11番、渡辺善元君の一般質問を許します。 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 3月に入りまして、大変暖かい日が続いております。間もなく桜が咲き、草花が芽吹いて、本格的な春が間もなくやってまいります。 農家にとってもまた忙しい時期になってまいります。ことしの農作業の計画を考えますと、特にことし、水稲の作付については、大きな制度の変更によって悩みが多いスタートになります。 そこで、本市の振興策と生活環境の安全対策について、さきに通告しております3点について質問をさせていただきます。 最初に、産業の振興について伺います。 ことしの水稲の作付計画に、行政としてどのようにかかわっていくのかについて伺います。 ことしから減反の割り当ての廃止、また直接支払交付金の廃止と、稲作農家にとっては今までにない大きな変更がなされることから、生産者にとっては大変な不安の中での作付計画になっていますが、本市の進め方、かかわり方について、どのようにしようとしているのか伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 本年度まで主食用米の生産調整がございました。この制度は、生産者が配分に協力することによりまして米の需給調整が図られまして、米価の安定をもたらしてきた40年続いた制度でありました。しかしながら、平成30年産米から生産調整の目標配分が廃止されます。米づくりが自由となりまして、生産量が過剰となり、結果的に米価下落を引き起こすのではないかという懸念が起こっていることから、本宮市の地域農業再生協議会におきましても生産数量の目安をお示ししたところでございます。今回お示しした数字でございますが、平成29年産米と同様の作付をお願いするということで、2月末の農事組合長会議において説明をいたしまして、各生産者のほうにお知らせしたところでございます。 同じような取り組みが県内の他の再生協議会でも行われておりまして、県内を見ますとほぼ昨年並みの目安を設定しているところでございます。全国的に見ましても、7割を超える36都道府県で昨年並みの、平成29年並みの目安を設定しているという状況から、主食用米の需給バランスはおおむね保持できるのではないかと考えております。 営農計画書につきましても提出をいただいておりますので、米の生産については市の再生協議会のほうで、従来どおり深くかかわってまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) ただいま答弁でありましたように、先日、地域農業再生協議会よりことしの作付計画書が配付されましたが、それを回収後、その中身や作付動向によってどのように役立たせていくのか。これはなぜかといいますと、1月の全国の統計の見通しが発表された中では、昨年同様の作付計画によって十分その需給調整バランスがとれるんでないかというような発表がありましたが、後で申し上げますが、やはり今の業務用米の不足感というのは、これは全国的にありまして、それによって増産をしようという、特に東北3県くらいの目標が示されておりますんで、なかなか昨年同様の計画というのはちょっと難しいのかなと、私個人では思っているんですが、その辺、市として、再生協議会に携わっている行政としては、どのような捉え方をされているか伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 先月末の農事組合長会議を経て、各農家に営農計画書、あと目安をお示ししたところでございます。現在、各農家から電話でのお問い合わせがございますが、その内容については、昨年どおりつくっても大丈夫なんだねというような声が多くございます。営農計画書についても、それでは昨年同様の取り組みとして提出したいというようなお声をいただいております。 米づくりが自由になりましたので、その営農計画書をもって配分とか生産調整をできるものではございませんが、出された数値をよく調査しまして、場合によっては飼料用米への転換等へも結びつけてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 確かに我々農家にとってはこの計画書、長年にわたって減反をしてきた延長ですから、これを守らなくては自分の首を絞めていくということは一番理解はしておるんですが、でもやはり農家の本音で、作付できるものは主食米でなく飼料米とか、WCSであればこれはいいんでしょうけれども、そういうことにできないような条件のままでは、なかなかそのほかの転作は難しい。 ですから、再生協議会の集計が終わったような時点で、もし作付が多いとすれば、この協議会を通じて何らかの変更等のようなアピールをするようなことになっていくのか、その辺について伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 先ほどの答弁と重なる部分がございます。生産調整が廃止されましたので、強制的に飼料米への転換ということを求めることはできませんが、飼料用米ですとか大豆等につきましては国の交付金制度が残っておりますので、そちらに転換することによって農業所得がふえるということも考えられますので、主食用米からの転換については、ご協力をいただくというような形での調整というか、かかわりを持っていきたいと考えています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 次の、本市の農業振興策として水稲作付の方向性をどのように考えているのかについて伺います。 本市の農業は米の生産が第一であるというふうに思われます。よって、今までの情勢から考えますと、米の価格が今後上がるというふうな方向性としては思われないかなというふうに考えておるところでございます。 今後、水稲の作付については大規模農家に集約になり、コストの低減化を図っていく流れになると思います。この流れは変わらないのかなというふうに思われますが、しかし、本市全体の振興策を考えれば、一部の大規模農家だけでは本市の農業、農地を守っていくことは大変難しくなるのでないかと思われます。 そういう中で、やはり大規模経営でない、集約的なハウスを使っての野菜の栽培であったり園芸であったりとかの方策を、今後進めていくべきではないのかなというふうに思われますが、振興策の中でこのような事業展開ができるものなのか、どういうふうにお考えになっておられるのか、伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 本市の基幹作物、水稲であります。     〔発言する人あり〕 ◎産業部長(柴田久幸君) はい。水稲でありまして、従来から稲作経営を守ってきた農家が多いところでございます。また、本市の場合は労働環境が整っているということで、他地域よりも兼業農家が多いという実態もございます。 今回、生産調整が廃止されまして、直接支払交付金も廃止されるということで、今までこの生産調整に協力してきた大規模農家ほどそのダメージが大きいのかなというふうに考えております。 市としましては、従来どおりの米はつくっていただけるということで目安をお示ししておりますが、あわせまして農業の複合化ということで、米だけに頼らない農業の転換ということをさらに取り組んでまいりたいと思います。具体的には水田を適地適作として、作物の生産を維持していただけるように、産地交付金を活用した多収品種の飼料用米であったり、キュウリやトマトなどの重点作物への取り組みに対して、水田フル活用ビジョンの中で手厚く支援してまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 確かに答弁のとおりなんですが、それは十分理解はするところですが、農業に関しては、私ら農業に携わってもう五十数年になります。そういう点でも、私らが五十数年前に、若いときに農業についたときから農業の曲がり角と言われて、いろいろそのときそのときの制度がころころ変わって、猫の目農政なんて言われたときもありますし、そういう点では非常に国の政策に翻弄されてきたというふうな思いがございます。 そういう点では、何とかいろんな農家の皆さんの頑張りや努力によって、今日まで農業を継続してまいったわけですが、本当に今回みたいに大きく農業全体が変わるような、変更になるというのは私も経験上初めてかなというふうな思いで、また、今示されているような、今まで守ってきた減反の主食米を減らす、そういう政策も継続しないと、先ほど申し上げましたが、自分の首を自分が絞めるような方向性というのは十分理解しながらも、どうなんだというふうな思いで、今ここで本市の振興策とあわせて、今後そういうふうなものを、どういうふうな方向性に導いていくような政策展開ができるかというような思いでここに立っているんですが、本当にここ、本市一自治体ではなかなかその方向性を示すというのは難しいかと思いますけれども、やはり先ほども申し上げましたが、本宮市の大地と土地と自然を守っていくのには、やはり農業の継続と振興しかないのかなというふうな思いがありますので、そういう点でのこれからの政策展開をしていく上で、行政としてどういうふうな思いで振興策を考えていただけるか、思いがございましたら伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 農業、米づくりをされてきた方は、古くから国民の食糧の供給、あと国土保全という大きな宿命を背負いながら、今まで農業に携わってこられたということで考えております。今回このような大きな農業政策の転換がございました。どうやって農業を続けていくかという大きな問題は、それぞれお考えになっていると思います。しかしながら、今後営農を続ける中にあっては、やはり国の方針に沿って交付金なんかを活用して収入を上げるという対策に乗っていかざるを得ないのかなと思います。 幸いなことに、本宮市においても地域の担い手としまして人・農地プランの策定であったり、中間管理事業も契約になっております。私としましては、できるだけ農業を続けていただきたいところでございますが、それがかなわないときには担い手へというのも一つの考え方になってきてしまうのかなというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 今、部長答弁にございましたように、本当に今、高齢化の問題、また担い手不足の問題というのも本当に切実な問題で、今現在担っている我々がメーンくらいの年代でやっているもんですから、体調が悪くなって、いつできなくなるかわからないというような方向性でありまして、うちの近所でもやはりそういうふうな体調不良で、ことしからできないというふうな方もおいでになる。これは、大規模でほかの耕地まで請け負ってやってくれていたような人も、そういう状態になりますと急にできなくなるということで、非常に地域の助け合いといいますか、地域を守ってきたそういう環境が大変崩れていくといって心配、危惧されているわけですが、そういうことのいろんな解決策を、ぜひ人・農地プランであったり、集落営農であったりというような方向性で、今後解決の方向に導く必要があるんであろうというふうに思いますが、新年度事業の中で、これから審査というか審議になりますんであれなんですが、平成30年度の当初予算、重点事業の中で、新規事業でもとみやの農業創造事業、これが64万円の予算計上ですが、新規事業で上がっております。ちょっと早いかもしれないんですが、私の質問とあわせて、どういうふうなことをやっていくような展開をされるのかなというふうな思いがございますので、お聞かせいただければと思いますので伺っておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 新たな取り組みとしまして、本宮市の未来、将来の農業をどのようにしてつないでいくかというふうな問題に対しまして、農業に従事している方やJAなど関係団体の方から委員を選ばせていただいて、検討組織を立ち上げるということで当初予算で上げさせていただいております。 今まで農政については、我々職員だけの目から見ていたものが、やはり直接農業に携わっている方のご意見も参考にしながら、どうあるべきかということを課題を設けまして、他先進事例なども調査しまして、今後の農業政策に生かしたいということで、すぐ取り組めるもの、また将来的にこれはやらなくてはいけないものというような複数の提案をいただきながら、将来の本宮市の農業に生かしていきたいということで、そういう組織を組むものでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足をさせてください。 ことしの予算はそんなに多くありませんけれども、ただいま渡辺議員と、それから部長の話を聞いていて、全くそのとおりで非常に苦しい状況にあると。先がなかなか見えてこないというふうな中で、平成30年度についてはとりあえず同じ作付をしていきながら、やっていくしか方法がないんだろうという結論に今のところ達しているのかな。 そんな中で、では、飼料米だけでいいのか、それから営業米も需要が多いと、それをどうふやしていくのかと。そのほかに、今議会でも話題になりました長芋がなかなか不足をしている、片方では烏骨鶏もそうであります。特産品と言われるものが需要に耐え切れていないというふうなこと。万が一、水稲が少なくなってくる、作付面積が少なくなってきたときに、どういう形の中で利用していけるか、これを積極的に取り組んでいく。近隣の自治体の成功事例ではなくて、遠隔地の成功事例をしっかりと学ばせてもらう。その中で、この1年間かけて、しっかりした大きな方向性はできないと思いますけれども、糸口を何とか見つけていきたいというふうに思っております。 ですから、行政マンだけではこれはかないません。JAの皆様方、それから実際の農業生産に携わる方々、できれば消費者の方々、それから学識経験者、そういう中で組織を編成しまして、しっかりとした次の農業の一歩の指針を示せればうれしいというふうに思う、そういう意味での予算編成であります。 市もこの時期が遅いのかもしれません。しかし、取り組んでいかなければならない時期でありますので、どうか生産者のお一人として、農業行政に携わる方として、ご指導を賜れればありがたいというふうに思います。どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 大変前向きなお答えをいただきまして、期待するところでございますので、我々も努力しますから、ぜひいい方向を出していただきますようにご期待するところでございます。 それでは、次に、除染事業について伺います。 除染事業につきまして、(1)の住宅、山林、道路の除染、来年度で終了するのかの見通しについて、これは通告後に報告も受けましたし、前者でも確認しておるようですが、重複する点もあるところですが、もう一度その見通しについて確認の意味も込めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 渡辺議員に申し上げます。 (3)番の堆肥の配布云々というのは、この質問はよろしいですか。 ◆11番(渡辺善元君) ごめん。ちょっと熱くなり過ぎちゃったようだから、これは一番私が言いたかったところだから。 ○議長(渡辺由紀雄君) 戻りますか。やりますか。 ◆11番(渡辺善元君) 戻りまして、やらせていただきますので。 市長から大変前向きな答弁をいただいたもんだから、すっかり舞い上がっちゃって、申しわけないです。 (3)について、やらせていただきます。 ことしも堆肥の配付を続けているが、農産物の付加価値を上げる政策と一体的に取り組むべきではないかという項目でありますが、今までも堆肥配付による環境保全型農業への助成や農業団体が進める特栽米の作付に利用されてまいりましたが、今、全国的に有機利用によるブランド産品の生産が見直され、付加価値を上げて消費者に利用されております。安全性であったり、味がよくなったりと成果が上がっております。この有機栽培を前面に出すことで、県を挙げて取り組んでいる風評払拭にもなると思われますが、この事業展開をする上で、どのように市としてお考えになっているか伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 堆肥の助成でございます。これまでの堆肥助成につきましては、生産調整の達成者への報奨として行ってまいりました。配付の基準につきましても、生産調整の達成面積について配分をさせていただいておりました。 しかし、来年度から生産調整がなくなるということで、新たな事業としてこの堆肥の配付を続けさせていただきたいと考えております。その目的としまして、事業名は米づくりパワーアップ支援事業という名前をつけさせていただいております。従来の循環型農業と耕畜連携の推進ということは当然でございますが、さらに本宮市の基本作物である米づくりのために、この市内で生産されている堆肥が最も有効であると考えております。したがいまして、新制度によります堆肥助成は、全ての主食用米の生産者に対して配付するという米づくりパワーアップ支援事業を行うものであります。 本宮市の米、非常に好評でありまして、昨年度まで食味ランキングも特Aをとっておりました。残念ながら今年度Aに後退したところでございますが、食味が高い米というものは商品力や販売力も高まることから、全ての生産者に食味の高いレベルのお米をつくっていただきたい、さらにその地域がつくる米づくりに付加価値を持たせる一因として良質な土づくりをしていただきたいということで、来年度につきましては、この堆肥を良質な土づくりのために活用していただきたいという考えから配付を続けるものでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 大変この堆肥の配付、今までですと減反達成報奨というようなことで配付をしておったんですが、農家にとって堆肥の投入というのは昔から非常に大事で、作物をよくつくり、味をよくするためには必要なんだという認識は十分持ってはいるんですが、やはり今日の経費の削減であったり、コスト削減であったり、労力の不足によって、やはりどんどん機械化農業にするにしたがって有機の投入が少なくなった。 そういう点では非常にありがたい政策でありますし、何で申し上げましたかといいますと、せっかくこれだけの資金を投入して配付してくれても、十分活用されていないんですね。田んぼにまいていただいている皆さんもありますけれども、あとは野菜に一部使ってくれたり、納屋に山のように積まれていたりというような、十分活用されていない。 ですから、この堆肥、せっかくの優良な堆肥を配付していただいているんですから、皆さんに使っていただいて、さっき言ったような風評払拭になるようないいものをできるような、そういうふうな利用方法を周知していただけるような方法であれば、まだ十分有効活用というようなことになっていくんではないのかなというふうな思いで質問させていただいたんですが、その点の考えについてはどういうふうな意識を持っておられるか、伺っておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 従来の堆肥につきましては、生産調整の報奨ということで、その堆肥の使い方については使用者に委ねていたところがございます。実際、配付しても使わないで畑にまいたりとか、山積みになっているというふうな状況もお聞きをしております。 今回は米をつくっていただくための制度でございますので、配付に当たりましては十分にこの事業の目標を、目的を周知させていただきまして、有効に使っていただけるように取り組んでまいりたいと考えています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 堆肥を入れることによって、先ほども申し上げたんですが、今までも、ことしも継続されます助成事業の環境保全型農業の助成、また農協等で進めています特栽米の栽培、そういうことで、これは堆肥を、有機質を入れるのが必須条件ですから、そういう点で、これを有効活用していただければ、さっき申し上げた付加価値を高めていくうえで本当に有効になっていくものでありますから、これは大事な事業だというふうに捉えておりますし、ぜひこのような貴重な、今、畜産農家が減る中で堆肥というのは非常に貴重になってきているものでもありますから、有効活用を図って、本宮市の産品がいいものができるような、周知を図るような方法を今後検討していただきたいなというふうに考えておりますが、再度その点について伺っておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 確かに、特栽米を栽培する際にはこの化学肥料を半分以下にするということで、堆肥の使用が重要でございます。そういった意味も含めまして、繰り返しになりますが今回の堆肥助成につきましては、堆肥施用の目的やその効果を十分に生産者の方にお知らせしながら有効に活用していただけるように取り組んでまいります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) それでは、2のほうに移らせていただきます。 除染事業についてであります。 先ほども申し上げましたが、住宅、山林、道路の除染は今年度で終了するのかというふうな質問について、先ほど前者が質問をしておりましたので、重複する点ありますが、確認の意味を込めて、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) まず、住宅につきましては、昨年の2月に計画しておりました8,618件が終了いたしております。生活圏の森林除染についてはことしの2月に終了いたしまして、道路につきましても年度内に計画した除染作業が完了できるという見通しになってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 大変、震災発生以降この除染事業、多大な労力と業者の皆さんを初めとする多くの皆さんの協力の中で、今日まで進められたことに感謝申し上げます。ただ今後、前者も話しましたが、どういうふうな除染が落ちたところがあるかわからないんですが、それも先ほど、後のスポット事業でしたか、それでできるというようなことでありますので、やはり生活の安全を取り戻すために、今後もこの除染事業を手を抜かないで続けていただきたいと思います。 それでは、(2)のため池除染の進め方、どのくらいの期間を考えているのかについて伺いたいと思います。それとあわせて、この中で除染することになったため池の数、実施する期間について、これも先日、報告は受けておりますけれども、改めてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 平成28年の福島県のモニタリング調査におきまして、8,000ベクレルを超えましたため池、当初31ということで準備しておりましたが、年度途中に1つ追加になりまして、計32カ所につきまして詳細調査を行っております。この結果、8,000ベクレルを超えているため池につきまして31カ所判明しました。32カ所調査した中で31カ所除染の必要が生じましたので、今後実施設計を行いまして、平成32年までに対策工を実施する計画でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) 対策工の部分につきましては、私どものほうからご回答させていただきます。 まず、昨年の9月補正によりまして測量設計2カ所を発注いたしまして、現在設計作業を進めております。対策工の手法としましては、池の水を抜きまして放射性物質を除去するバックホー等によります直接掘削、またはバキュームカー等によります吸引、さらには台船を浮かべて小規模なしゅんせつを行うポンプしゅんせつ工法等が考えられます。 現在設計しております2カ所につきましては、水を抜かずに施工するしゅんせつ工を考えてございます。これらにつきましては、調査結果をもとにしまして、池の規模ですとか対策工の範囲などを十分に勘案いたしまして、それぞれの池で最良の対策を実施できるようにしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 今、ため池除染の工法について答弁ありましたが、先ほど報告がありましたため池の除染をやることになった31カ所、その場所は白沢地区のため池が多いというふうな話であったんですが、その辺どういうふうな位置割合になっているか、確認したいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) 場所につきましては、確かに白沢地区、いわゆる阿武隈川の東部のほうが多いのは事実でございます。三十数カ所になりますので、3年間の中での作業等を見据えながら3等分できる、なおかつ線量の高いところ、受益者の多いところを優先的に進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 白沢地区が多いということになりますと、白沢地区はかんがいの水を阿武隈川からポンプアップして米の作付に利用しているんですが、大変池の重要性というのは、部長も十分ご存じだと思うんですが、作付期間中に水を下ろしたり、攪拌したりということの工法では、稲に移行するような危険性があろうかと思うんですし、作付に支障が出るんではないかと思うんですが、その辺の対応について現在考えられていることをお知らせいただきたい。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) 対策工につきましては、今ご指摘あったとおり、水稲作付等に非常に影響いたしますので、受益者の方々とご相談しながら、それぞれ秋施工なり冬施工ということを踏まえて対応してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) ぜひやってほしいという長年希望していた除染でありますから、受益地の皆さんに支障のないように、ぜひ安全に進めていただけるようにお願いしたいなというふうに思っております。 次に、(3)の山野にある山菜やキノコ等が食べられない現状の回復の方策、また国への働きかけはどうなっているのかについて伺います。 震災前、原発事故前でございますが、普通の生活の中で春は山菜をとり、秋にはキノコの収穫と自然の中での恵みが生活の一部でありましたが、原発事故後は放射能の汚染で現在も食べられない現状であります。 事故前は当たり前に野山に入り収穫しておった山菜やキノコ等の安心して食べられる状況への回復への方策はどうなっているのか、その辺の認識について、これは営業用でなくても、そこの地域に住んでいた人たちの恵みや楽しみを現在も奪ったまま回復されていない現状でありますから、その辺、生活環境の除染は終わったといえ、まだまだそういう被害的なものは残っているわけですから、その辺の認識と今後の対応についてはどのようになっていくことになるのか、その件について伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(武田与司弘君) いわゆる山地等の山野草等でございます。 ご指摘のとおり、なかなか大変な状況にあるというふうなことは私どももよく理解してございます。特にやはり精神的なダメージが大きいということで、私ども放射能除染・モニタリングセンターとしましても、そういった山野草につきましては、丁寧に線量を図っていただいて、安心・安全等を確認していただいて食べるようにというふうなことでお願いしてございます。 東京電力から、一時平均的に、平成24年3月以降8万円、さらに追加賠償ということで平成25年1月以降4万円というふうな賠償金が支払われた経緯もございます。内容を確認しますと、これはあくまでもやはり自主的避難に係る分であって、そういった精神的なものに対するものは含まれていないというふうな判断でございましたので、機会あるごとに私どもとしましても、そういった各市民の方々のやるせない気持ち等を東電なり国に伝えていきまして、対応を考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) 住環境であったり、生活環境の除染というのは大変進んでよかったことでありますし、安心を少しずつ取り戻しているということですけれども、やはりそういう営業被害については東電も当然そういう賠償請求に応じて今までも来たんでしょうが、やはりそこに住む人間が、本当に小さいことではありますけれども、暮らしていくのに不便を感じているわけですから。今まで何事もなく普通の生活をしていた中で、とっていた山菜とかキノコであったりとか普通に利用できたのが、それの代価をどういうふうに求めるかということは難しいことですけれども、やはり我々住民としては被害者という意識がありますから、今答弁にありましたように、前にお金をいただいた分がそれに値するというふうなことではないというお話でありましたが、やはり最終的にはそういうふうな金銭的なもので償ってもらうしかないのかなと思いますが、再度、今後そういうことを進めるのにどういうふうな進め方がいいのか、進めようとされているか、その辺の中身についてちょっと伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) ごもっともなご意見であります。 また、キノコや春の山菜等については、まだ摂取制限が出ていると私は理解をしております。ですから、はかっていただいても結構なんですけれども、まずまだ食べることすらできないということでありますから、ただ、今、渡辺議員おっしゃったように、個人の負とするものを個人対東電との賠償でやるということは、非常に私は今難しいと考えております。 いろんな形の中で、じゃ、ほかの自治体はどういうふうな取り組みをしているのか、その辺についてちょっと調べさせていただきながら、可能であれば対応をさせていただければというふうに思いますので、もう少しお時間をいただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) ぜひご検討をいただいて、住みやすい地域が回復できるような方法をご検討いただきたいというふうに思います。 最後に、3番目の地域の安全対策について伺います。 防災行政無線の復旧の見通しについて。これも、故障発生以来、何度か報告は受けておりますが、再度、この復旧の見通しについて伺っておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 防災行政無線の復旧の見通しのおただしでありますが、昨年11月に白沢地区の防災行政無線が故障して、個別受信機が修理不可能となっております。屋外のスピーカーは順次復旧して、今、全部放送はしておりますが、屋内に設置している個別受信機は、今回の故障で放送ができない状況です。復旧の見通しでございますが、平成30年度に予算を計上しております。できるだけ速やかにこの予算を執行して、白沢地区から順次ラジオを整備していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) できるだけ早くに再開していただきたいと思います。屋外放送については何とかこれ復旧できたので、外にいれば聞こえるという可能性もあるんですが、白沢地区は山間地だから山にこだましちゃって、外の放送は場所によってなかなか聞きづらいんですよ。だから、特にうちの中にいる女の人たちにとってやはり屋内受信機が大事なのかなと思いますので、一刻も早く設置して、確かにペーパーでごみの収集の変更とかいろんな行政からの連絡が来るんですが、回覧とか何かではいはいと渡すようなことになると、なかなか周知が徹底しないので、ああいう放送は非常に今までも役に立っていたんですよ、そういう点では。ですから一刻も早く回復できるような方法をご検討いただきたいと思います。 それと、(2)の火災発生時の放送がなくなったと聞くがその理由はについて。どういうふうな事情であったのか伺っておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) この火災発生時のサイレン及び火災放送の関連ですけれども、これは本宮地区、白沢地区ともに防災行政無線の運用開始から、まず本宮地区は、消防団員宅の個別受信機のみの放送で、サイレン吹鳴は大規模で緊急な場合のみであります。白沢地区は、屋外スピーカーと全戸の個別受信機により放送しておりまして、合併後も2つの方式を並行して続けてきたということであります。 今回、白沢地区の防災行政無線が修理不可能なために、現在は本宮地区の電波を白沢地区の屋外スピーカーへ送って放送しているために、白沢地区だけの放送ができないという状況になっております。 現在は、全消防団員への自動のメール送信システムもありまして、サイレン音が鳴らなくても火災発生が確認できて現場に急行できるため、消火活動には支障がありません。また、サイレン音を聞いて駆けつける一般の方もおられるので、現場の迅速な消火活動を確保したいということから、今はサイレン吹鳴は行っていないという状況であります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) この件に関しては、先ほども前者がいろいろ質問されておりましたので聞いておりましたが、メール等で消防団員の皆さんに連絡すれば、多分出動は可能なんでありましょうが、やはり、何ていいますか、白沢地区にとっては長年火災放送が緊急の場合はあったものですから、我々もそうなんですけれども、どこどこの山林火災とかどこどこの住宅火災という放送になりますと、消防署に電話をしてどこだかとは確認すればわかるんでありますが、あそこに縁者がいる、こっちに知人がいる、あの近くでは心配だから、それじゃ見舞いに行かなくちゃならないのかなというふうな、そういう利便性はあったわけですよ。 確かに、消防の皆さんからすると、そういう、悪く言えば関係のない車がいっぱい集まる、やじ馬といいますか、それは障害になるのかなというふうな思いもありますけれども、その利便性とどちらを優先するか、その辺十分判断しながら、今、うちのほうの地域の皆さんにとってはぜひ今までどおり、その火災時の放送はあったほうがいいというように言われる方が多いという現実もございますので、十分検討して、できる方法が、前に進めていただきたいと思うんですが、その辺のご判断についてはどういうふうな見解でありましょうか、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 今回、個別受信機が防災ラジオに変わってまいります。その中でいろいろと詰めなくてはいけない部分があります。特に、モットコムさんと放送内容等を協議していかなければなりません。そういった中で、そういった火災のサイレンも含めまして、どういう形が市民の皆さんの安全・安心につながっていくのか、その辺をよく検討して、よりよい無線放送につなげていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 11番、渡辺善元君。     〔11番 渡辺善元君 登壇〕 ◆11番(渡辺善元君) ぜひ、いい復旧ができるようにご期待申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 議席11番、渡辺善元君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は、午後3時30分といたします。 △休憩 午後3時21分 △再開 午後3時28分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。----------------------------------- △発言の訂正 ○議長(渡辺由紀雄君) まず、初めに、先ほどの4番、菅野健治議員の質問に対する答弁に誤りがありましたので、答弁の訂正を行わせます。 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 先ほど、菅野健治議員の空き家対策についてのおただしの中で、空き家の実態調査の件数についての答弁をさせていただきました。 その中で、所有者の確認ができた空き家232軒という答弁をさせていただきましたが、こちらにつきましては、空き家としての利活用が図れる可能性の高いということで訂正をさせていただきたいと思います。申しわけございませんでした。     〔「空き家として利活用される可能性のあるものが232軒と」と言う人あり〕 ◎市長公室長(鈴木弘治君) はい。 ○議長(渡辺由紀雄君) 静粛にお願いします。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 訂正後でございますが、そのうち、空き家としての利活用が図れる可能性の高い232軒について意向調査を実施したということでございます。お詫び申し上げます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 菅野健治議員、このことに対して質問ございますか。 ◆4番(菅野健治君) ないです。 ○議長(渡辺由紀雄君) ありませんね。----------------------------------- △渡辺忠夫君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、次に通告10番、議席17番、渡辺忠夫君の一般質問を許します。 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 議席17番、日本共産党の渡辺忠夫です。 3月定例会での一般質問を行います。さきに通告しておきました項目について質問をいたします。 最初は、市営住宅問題についてお聞きします。 最初は、公営住宅制度で建てられている市営住宅は、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住居に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転嫁することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするということで設置されているところでありますが、この住宅で第1点として、市営住宅の水洗化等を図るべきではということで、質問項目に挙げました。 現在の市営住宅は何戸あって、その中で水洗化していない住宅は何戸あるのかまずお聞きしたいと思います。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) それでは、お答え申し上げます。 市営住宅、市内全体で17団地ございまして、その戸数は383戸でございます。このうち、水洗化されていない市営住宅につきましては190戸でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 水洗化されていない住宅があるわけでありますが、今ある住宅はちなみに地域的に見てどこに建っているのか。ちなみに、小学校区単位で見てどのようになっているのか数をお知らせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 学校単位での市営住宅の数というおただしでございます。 申し上げます、本宮小学校区では69戸ございます。本宮まゆみ小学校区については65戸ございます。五百川小学校区では162戸ございます。岩根小学校区はゼロでございます。白岩小学校区21戸、糠沢小学校区35戸、和田小学校区31戸でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) こうやってみますと、各小学校区単位に見てもばらつきがありますが、どこにも建っているというような状況になっているわけですが、そのうちで190戸が水洗化されていないということなんですが、どことどこが該当しているのかその場所についてお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 渡辺議員、先ほどの答弁をちょっと訂正させていただきたいと思います。 先ほど申しました数字というのは、各小学校区の市営住宅の数でございまして、その中で水洗化されていないというのはちょっと調べてございません。ただ、水洗化されていない市営住宅については調べておりますので、それを述べさせていただきたいと思います。 まず、桝形でございます、これは12戸でございます。立石住宅が51戸でございます。瀬戸川が77戸、花町が4戸、団子森3戸、桑内4戸、石神20戸、石神第二が5戸、小田部5戸、大谷戸10戸の合計190戸でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 今ちょっと聞きにくいところがあったので、後でもいいですから、その数についてお知らせいただければというふうに思います。 それで、文化的な生活を営むに足りるという住宅を貸すということになっておりますので、これらについては、ぜひとも水洗化を図っていくべきじゃないかというふうに思うんですが、その計画と見通しについてお聞きしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 渡辺議員、数は後でよろしいんですか。一般質問終了後で構わないですね。 ◆17番(渡辺忠夫君) はい。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 水洗化の予定でございます。水洗化につきましては、平成26年3月策定いたしました本宮市公営住宅等長寿命化修繕計画、これがございまして、これにのっとりまして、まず下水道計画地区内の兼谷平、これは平成29年度に完了してございます。次に、桝形住宅を平成30年から予定してございまして、この後、合併浄化槽が必要な地区となります立石、瀬戸川、石神、大谷戸、この辺を整備してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 下水道に直結するところは早急にできるというようなことで、それ以外のところは合併浄化槽というようなことで、時間がかかるというようなことでもありましょうが、ぜひとも早く実行されるようにお願いしておきたいというふうに思います。 あと、この住宅関連問題は、定住問題とも関連するわけでありますが、その問題については定住のところでちょっと話したいと思うんですが、次に進みたいというふうに思います。 次は、施政方針について伺っておきたいと思います。 基本方針の初めの部分で…… ○議長(渡辺由紀雄君) 渡辺議員、市営住宅の増設の考えはという設問もあるんですが、それはどうですか。 ◆17番(渡辺忠夫君) すみません、落としました。 では、(2)の市営住宅の増設ですね。このことについてお伺いしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 今、市営住宅の増設の件、質問がございました。 今現在、空き家が34戸ほどございます。今年度5回40戸の募集を実施しましたが、11件の応募があって、うち入居が8戸でございました。今現在、空き家が34戸あります。この内訳としまして、水洗が7戸、くみ取りが27戸という状況でございます。市営住宅、長寿命化計画の中では65戸壊して新たに15戸をつくるという計画になってございますので、これらをまず長寿命化計画にのっとった改修のほうを進めてまいりながら、先に進めてまいりたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 後で、その定住の関係との関連があるということで少し申し上げましたが、小学校区単位に見ますと、岩根はゼロでありますが団地がありますので、そういうことを勘案してみると、特に児童の少ない地元でありますが、和田小学校区なんかは全体として戸数が少ないということから学校の児童が少なくなると、そういう点では、公営住宅そのものはそういう人口のバランスをとるような役割も果たすことができるということから、増設する場合の一つの目安として考えるべきじゃないかということを申し上げたいと思いまして、この質問をしたところであります。 次に、施政方針について伺っておきたいと思います。 基本方針の初めの部分で、国の経済対策、つまり3本の矢の施策について述べられており、この施策に期待されているというふうに書かれておりますが、しかしこの最初の3本の矢からはや5年が経過して、この5年の経過についてはさまざまな意見が出されて、ある程度方向づけ、評価がされているというように思うんですが、市としてはどのような評価、あるいは思いをしているのか、お聞きしていきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、施政方針につきましての予算編成方針の最初の部分、国の施策についての渡辺議員の質問であります。お答えを申し上げたいと思います。 これにつきましては、私がどうこう評価しているというふうな話ではございません。国がこういう方針の中で経済状況については、時間がたったにしろ、ある程度ずつ改善をしてきているというふうなこと。その現状を数字を捉えて述べさせていただいたものでありまして、私が国政に対してそれをどうこうと批判したり、それから評価したりとする文章ではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。 それを受けて、本宮市につきましても、景気は緩やかでありますが間違いなく回復をしてきていると。先ほどの質問もありましたけれども、税収、市税につきましても、当初予算のベースでは間違いなく増加を見込めることができるような状況になってきているというふうなことでございますので、その辺につきましては、いろいろと解釈があろうかと思いますが、私が市長としてこれを評価する、それから批判するというふうな文章ではございません。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) アベノミクスによって一部の大企業は大幅に利益を伸ばす一方で勤労者の所得は伸びず、地域経済を担っている中小企業、業者は厳しい状況に置かれている。そして農家も厳しい状況にある。こういうこの厳しい状況にある人たちが大きなウエートを占めている地域経済は大変になっているというのが一般的に評価されているところであります。 それで、平成30年度の国の予算案が昨年暮れ発表されました。その中で、私たちが判断、評価している点では、暮らし経済の分野では、大企業や富裕層優先で国民には冷たいアベノミクスの本質は変わらず、社会保障の自然増削減や大企業への減税など、格差と貧困を一層拡大する予算となっていると思いますが、認識をお伺いしたいというのが2番目の質問であります。その点についても再度お聞きしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、再質問というか2番目の質問にお答えを申し上げたいと思います。 御党の評価はそういうことだろうというふうに考えております。しかしながら、今、国会開催中、予算委員会も開催されていまして、いろいろと諸問題があります。私がコメントをすることは差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、本市においては経済状況は間違いなく好転をしてきている。そして納税義務者もふえてきておりますし、税収もアップしているという事実、これは本宮市においては経済状況はよくなってきているのではないかと思います。また、逆に扶助費が減ってきている、生活保護を受けている方々が減ってきているというふうな状況もあります。 これは、本宮市に住んでいらっしゃる方、いろんな方がおられます、格差社会もあるのかもしれません、しかしながら、生活保護を受けていらっしゃる方が、この状況の中で減ってきていて、税収がアップしてきているということについては、おおむね本宮市は今のところはいい方向に向いているのではないかなと思っております。諸問題については、これから一つ一つ解決をしていかなければならないというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。 ◆17番(渡辺忠夫君) 平均的な、アベノミクスの5年間で格差と貧困が拡大したという状況の中で、暮らしの格差がついてきたというふうなことについて、やはり本宮市は全然関係なく、向上しているというような点については納得がいかないところがあるんですが、特に農村部での農業なんかは、1反歩当たり1万5,000円もらっていたのが7,500円になって、今度からなくなるというふうな状況ですよね。それで米価が下がるという状況の中で、所得が激減しているというのが状況でありますし、周りの店屋さんを見ても、店屋さんがなくなるわ、こういう実態を見ると、本当に緩やかに向上しているのかなというふうに疑問に思うところがいっぱいあるわけであります。市内の商店街でも、そういう状況が出ているというのも伺っておりますので、その辺についてはよく実態を見ながら施策に生かしていくと。そして同時に、その地方にとってよくない国の施策については、国に物申し上げると、そういう姿勢が大事なんではないかということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。 次に、定住対策について伺っておきたいと思います。 これまでも定住促進事業を進めてきましたが、これまで、宅地造成などをしながら進めてきた事業がありますが、これまで造成したところの販売状況について、まずお聞きしていきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 議員おただしのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 平成26年より定住対策の一環としまして、定住促進奨励金制度としまして、マイホーム取得奨励金制度、そして、ただいまご質問のあった宅地造成奨励金制度を創設しまして定住促進を図ってまいりました。ことし2月までとなりますが、宅地造成奨励金を活用していただきまして造成されました宅地造成区画数は84区画となっております。このうち、これまでの調査で、その84区画中68区画が分譲済みとなっており、率にしますと81%となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 残数は幾らあるんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 残りの未分譲ということで16区画になりますが、こちらにつきましては、昨年11月並びに12月に完成したばかりのところもあり、数ははっきり把握していないんですけれども、約10区画程度含まれているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) その残っているところというのは、特別、売れないのには理由があるとか、そういうことはあるんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 各宅地造成の事業者さんのほうに売れ状況を確認しておりますが、残った理由等については確認していないところでございます。ただ、先ほど、お話しさせていただきましたが、年度末に完成したばかりのところがまだ残っているところもありまして、今後は、その事業者等のほうで販売の促進を図られていくのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) それで聞いたのは、非常に好評だと言いながら、残っているところもあるというようなこと、そういうところについては、例えば場所の問題があるとか、道路の問題があるとか、そういうふうなことを常に検討しながら考えているのかなと思ったものですから質問したわけですが、こういう場所を選定して造成をしているわけですが、今、この数字を挙げたのは奨励金を受け取った数でしたよね、それとも造成した区画の数、その辺をはっきり分けてくださいますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 宅地造成奨励金につきましては最大15区画ということになっておりますが、ただ、15区画を超えましても、その区画数につきましては、今ほどの84区画のほうに含めさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) ここの造成した区画についても、小学校区単位にずっと振り分けるとどういうふうになるかというのは、分けていませんよね。わかれば。 ○議長(渡辺由紀雄君) 答弁できますか。わかりますか。     〔発言する人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 再度、先ほどのご質問について、一部詳細に説明させていただきます。 84区画ということでお話しさせていただきましたが、こちらにつきましては、奨励金の制限というのもありまして、払っていない部分もございます。また、学区別の分譲区画ということでございますが、そちらについては現在把握をしているところではございません。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 把握していなければ、後でもいいですから、お知らせをいただきたいと思うんですが、その定住促進事業での、施政方針の中で、強力な推進というふうな字句を使って進めるようなんですが、この強力というような内容というのはどういうことなのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思うんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。 定住対策につきましては、子育て、就労、福祉、住環境など、さまざまな取り組みを総合的に取り組む必要がございますが、特にこれまで、先ほどお話ししました宅地造成奨励金、マイホーム取得奨励金、また、主な子育て支援としまして、子どもの医療費の無料化や公立・私立、保育所・幼稚園の保育料の助成などを実施してまいりまして、社会動態人口は増加傾向にあるなど、一定の成果が出ているところでございます。 予算編成におきましての定住対策を強力に進めるというような内容につきましては、定住対策が人口減少に対する最も有効な施策ではあると考えまして、これまで実施してまいりました成果が見られる定住対策につきましても、平成30年度において引き続き実施するとともに、新たに4月から子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠から子育て期まで切れ目のない支援を行い、子育て支援の充実を図るということもあります。さらに、これらの取り組みにつきまして、広く発信し、強力に本市の住みやすさのPRを行っていくなどを含めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干、補足をさせてください。 この対策、政策を始めまして数年たちました。去年は約100人の社会動態の増、99人ですけれども、社会動態の増が見られました。ことしも増をしたとはいえ、若干1人であります。この減少、非常に今、私は危機的な状況にあると。今、この本宮市のプランをもっともっと発信していかなければいけないと。そして、この本宮市の利便性を、一時、私は間違いなく、私を含めて、気が緩んだかなというふうな思いがあります。そんな中で、これだけ利便性に優れて、そして、他市にまさるとは言いませんけれども、他市並みの補助制度を持っている我が市の社会人口動態の増加を、もう一回ちゃんとした増加につなげていくために強力に進めていきたいという、サービス内容は変わるわけではありませんけれども、役所としての強い気持ちというふうにご理解いただければありがたいと思います。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。 17番、渡辺忠夫君の一般質問の途中でありますが、お諮りいたします。ただいま午後3時56分であります。議事運営上、時間を延長したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、時間を延長し会議を行うことに決しました。----------------------------------- ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、一般質問を続行いたします。 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 基本姿勢についてですから、基本的なことについて聞いて、あとは予算審議の中でやりたいと思うんですが、次の質問に移ります。 次に、保育士、幼稚園教諭などの確保対策でありますが、保育士などの確保対策は急務であります。ことしは、新たな手だてで何か確保対策をするのかなというふうに期待しているんですが、そういう対策があれば、お示しください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 保育士の確保対策ということでございます。 まず、現状を申し上げますと、保育士の人員確保につきましては、年間を通して募集を行っておりますが、なかなか苦慮しているというのが現状でございます。引き続き、広報もとみやや市のホームページ、ハローワーク、さらには地域の情報誌などを活用しながら募集を継続いたしますとともに、保育士間のネットワークを活用した情報収集、あるいは大学等への直接的な働きかけなどにより、保育士の人材確保に向け、粘り強く取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、新年度におきましては、白沢地区の3つの幼稚園につきまして、1人の園長で3つの幼稚園の園長を兼務していただくという態勢をとることによりまして、保育士の確保に努めていくという状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) きのう、おとといですか、NHKのニュースで、福島県の保育士確保に向けたニュースがありまして、この中でいろいろ報道されていましたが、保育士で一番、仕事をやめた理由が給与への不満が一番多いわけですね。また、仕事の多さというのも、その次の2番目に挙げられておりました。全くこのとおりだと思います。 保育士でありますが、幼稚園の場合、例えば、幼稚園教諭を、2人は恐らく保育所に回すんだと思うんですが、保育所に回すんですよね、たしか、保育士が足りなくて。だから、こういう間に合わせではなくて、今度これが、幼稚園の園長が1人になりますから、3カ所回って、年じゅう3カ所回っていたら、これそれこそ仕事がきつい、この2番目に入って、やめるようなことになったら大変なことになってしまいますよね。 ですから、そうではなくて、もう足りないことはわかっていて、そして、待機児童ゼロというのは、これ方向として決まっていて、それについては大変感謝して敬意を表しているわけですが、ただ、そのための保育士が、あるいはこの幼稚園も合わせて対応していくのに、もう少しお金を使うとかするような方向で考えたら何とかなるんではないかと、素人考えですけれども、そういうふうに予算も使ってというふうなことにはならないんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 本宮市の臨時の保育士さん、幼稚園の先生の採用につきましては、それなりのお金を使わせていただいて、近隣では先駆的な募集方法を取り入れさせていただいたというふうに考えております。それを、近隣自治体の方が、ある意味、本宮市をモデルとしていきながらやってきたというふうな状況があり、これ以上、じゃもっと上げろというふうな形になってくると、どうなのかなというふうなこともあります。 それから、私、そのNHKのテレビは残念ながら見ることできなかったんですが、賃金が安いというのは、私立の幼稚園、保育園の先生方の賃金が比較的安いと。その賃金が上がってくるがゆえに、今度、公立との職員の方々の行き来がだんだん激しくなってくると、それで余計に公立の保育士さん、幼稚園の先生の確保が難しくなってきているというふうなことが状況であろうかと思います。 今、教育部長もおりますけれども、いろんな大学と提携をさせていただきながら、いろんな先生を通していただいて、人の紹介ですとか、優秀な人材の派遣ですとか、そういうパイプをしっかりとつくっていくというふうなこと、これも必要かと思っていまして、過日につきましては、郡山女子大の保育科との協定も結ばせていただいたり、いろんな形で努力をさせていただきたいというふうに思っております。人件費を使うのも限度があるかなというふうに考えているところであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) このニュースの中で、つまり、このアンケートをとった、仕事をしていない2,670人を対象にアンケートをとったと言っていますが、2,670人もいるというのにもびっくりしました。この人たちも財産ですから、大事にしていくというふうな一つの方向づけもあるのかなと思ったりもして考えているところでしたが、ぜひとも確保できるような体制を確立して、確保する対策をとられるように要望します。これは本気度が問われる問題だというふうに私は理解をしております。 それから最後に、農業支援対策について伺っておきたいと思いますが、方針の中で、農業機械等の補助要件の緩和というふうにうたわれておりますが、その緩和の内容について、お聞きしていきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 認定農業者を中心として組織されました団体につきまして、機械の取得、また農業用機械、または施設の取得に対しまして2割補助を行う事業でありまして、これは市独自の事業として平成27年から実施をしております。今回、要件を緩和するものでありますが、大きく分けて2つございます。 1つは、対象となる事業費の下限額を従来の200万円から100万円に引き下げることでございます。これまで、パイプハウスやトラクターのアタッチメントなど、補助対象のものであっても、場合によって下限額の200万円以下であり、この事業が活用できなかったという事例がございました。今回、下限額を200万円から100万円に引き下げることによりまして、対象品目の多くがカバーできるという状況が判明いたしましたので、100万円に引き下げまして、より広くこの制度を利用していただきまして、機械等の共同利用化による農業経営の低コスト化に役立てていただきたいと考えております。 2つ目に、対象となる団体に新規就農者が加わる場合において、担い手育成の観点から、補助率を従来の2割から3割とするものでございます。 以上2点が、要件の緩和でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) その対象者は、今までは認定農家というようなことだったんですが、そのほかにも何か対象者の拡大といいますか、緩和というのはあるんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) あくまでも対象となる方は認定農業者を中心とした団体ということでございます。ただ、今回その団体に新規就農者が加わることによって、全体に2割から3割の補助に引き上げるという内容でございます。     〔発言する人あり〕 ◎産業部長(柴田久幸君) 失礼しました。 認定農業者が1人でも入っていれば、それを団体と認めて、この機械購入の補助が受けられるというものに関しては変わりございませんが、そこに新規就農者が加われば、2割から3割へ補助率を上げるという内容でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 今の農村の状況というのは、先ほども、米の暴落や何かで言いましたが、荒れ地が非常に目立つ、ああいうふうな状況が出ていますが、全体として見れば、食料やエネルギーの大半を海外に依存している今の日本は、食料自給率が33%ということになっているということから、この食料とエネルギーを安定的に確保することができないという局面に入っているという、こういうふうに見ている人もいるわけですよね。 また農村の生産基盤が堀り崩されると、それはTPPや、あるいは日EUの経済連携ですね、EPAというのがあるんですが、それらによって、ワインやチーズとか酪農製品、豚肉とか、林業では木質構造用の集成材の関税について、これが撤廃されるというふうなことになってきますと、いずれも農家を直撃することになっていくというふうなことになっているわけですよね。 それで、アベノミクス、地方創生のもとで、今、農地法や農協法や、あるいは農業委員会、土地改良区まで変えて、土地改良区では地主が許可しなくても構造改善ができるみたいなことになっていくというような、これは国はどういうふうにしたいかというのは、国の導きでは農業はだめになっていく方向ですよね、これは。農業ができなくなる方向に導いているわけですから、今。ですから、ここの中でどういうふうにしていくかということになれば、国が今言っているような補助体制や、その大型化や集約をするだけの方向だけではなくて、もっと違う方向といいますか、つまり、そこに住んでいる人たちが全ての人が参加できるというような、そういうふうな形の地域を守る、地域農業を守るという方向にかじを切っていく、そういうふうな国の体制でもしていくというふうな方向を打ち出していかないと、ちょっとこれは立て直しができないんではないかなと思うんです。 農家経営の基本は、大体、割に合えば誰でもやるわけですから、つまり、つくったものが売れる、あるいは経営が割に合う、つまり、経営をやっていることによって割に合えばやるわけですから、そのためには何をするかといったらば、価格保証と所得保証なんですよね、基本的には。そうすれば、誰でも安心して営農できるということになるわけですから。 その補助的な感覚として、高くものを売るという、これはトップセールスも含めてですけれども、高くものを売れば、割に合う、採算が取れるということになるわけですから、そこを組み合わせていくことが、地域を守る、地域農業を守っていく最大の基本があるというふうに私は思うんですよね。 ですから、そういう方向を見出していくためには、今言った、ここまでの人にというふうなことの壁をつくらないで、本宮地区だと30アールですか、農地の取得要件があれば農家として認めるわけですから、白沢地区は50アールですけど、だから、その資格がある人全てを対象にした機械の補助とか、つまり農業に意欲を持っている人全てを後継者と見て支援していくという、そういう体制をつくれば、やる人ができてくるんではないかと、希望を持ってできてくるんではないかと。 また、そういうことによって希望者が生まれることを期待して行政が農業振興を進めるという、そういう方向がすばらしいんではないかなと。そうすれば、この地域はうまくいくんではないかと、こういうふうに思うんで、そういうことを目指して、そういう制限をしないで、やりたい人全てを後継者と位置づけて支援をしていくというふうな政策を可決することを求めて、私の質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 新規就農者への支援はいいんですか。 ◆17番(渡辺忠夫君) それですね、先ほど、農業機械の問題では、新規就農者が入れば3割にするというような話がありましたが、そのほかの新規就農者に対する、例えば、新規就農で、空き家対策も含めて、白沢地区、あるいは本宮市内で農業をやってみたいという人が出た場合、どういう日々の支援、月々幾らくれるとか、そういう支援策が今現在あるのか、また、それについてどのように対応していくのか、お聞きしていきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 新規就農者に対する支援ということで先ほど答弁させていただきました。2割から3割の補助率アップということを、まず掲げさせていただいております。 その他の就農支援ということでございます。福島県内におきましては、平成29年度の新規就農者211人おります。このうち42%が農業法人への雇用就農ということでございます。半分が農業法人への就職という形になっています。 本市におきましては、ここ数年、新規就農の実績というものがない状況でございますが、世の中、現状が、農業法人への就職ということが中心となってきている状況でございますので、本市におきましても、その受け皿となれるような農業法人、または担い手の育成、確保というのに努めてまいります。 新規就農支援の他自治体の事例を見ますと、支援金の交付であったり、資金の貸し付け、利子補給というものが多うございます。本市におきましては、先ほどお話ししました機械購入の補助というものしか現状ございませんが、先進事例を調査して、本市に合った支援策というのを考えてまいりたいと考えています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君。     〔17番 渡辺忠夫君 登壇〕 ◆17番(渡辺忠夫君) 新規就農者においては、県の事業や何かもあるようでありますので、ここの近場では、隣の二本松市の旧東和では、もう十何世帯が新たに東和人として農家をやっているというような先例もあるので、ぜひとも本宮市でも、新規就農、ことしはぜひできるようにお願いをして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 17番、渡辺忠夫君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第8日、3月8日は通告11番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、日程第8日は、通告11番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時15分...