平成28年12月 定例会(第5回)日 時 平成28年11月30日招集場所 南相馬市
議事堂出席議員(22名) 1番 岡﨑義典 君 2番 門馬和夫 君 3番 但野謙介 君 4番 大山弘一 君 5番 奥村健郎 君 6番 田中京子さん 7番 太田淳一 君 8番 山田雅彦 君 9番
中川庄一 君 10番 鈴木昌一 君11番
田中一正 君 12番
荒木千恵子さん13番 渡部一夫 君 14番 鈴木貞正 君15番 水井清光 君 16番 今村 裕 君17番
竹野光雄 君 18番 小川尚一 君19番 渡部寬一 君 20番 平田 武 君21番 志賀稔宗 君 22番 細田 廣 君欠席議員(0名)出席した
事務局職員の
職氏名局長 山田利廣 君 次長 佐藤祐司 君係長 柚原良洋 君 書記 烏中邦真 君書記 竹中和幸 君説明のため出席した者の
職氏名市長 桜井勝延 君 副市長 田林信哉 君
小高区役所長 安部克己 君
鹿島区役所長 大谷嘉洋 君 総務部長兼直轄理事 藤田幸一 君
原町区役所長 田中 稔 君
復興企画部長 長塚仁一 君
市民生活部長 佐藤幸雄 君
健康福祉部長兼
福祉事務所長 中里祐一 君
経済部長 渡辺昌徳 君
総合病院事務建設部長 菅原道義 君 部長兼小高病 石川浩一 君
院事務部長復興企画部理事(
危機管理・除染担当) 植松宏行 君 教育長 阿部貞康 君
教育委員会事務局長 木村浩之 君
代表監査委員 林 秀之 君
監査委員 選挙管理委員会事務局長 有間浩一 君
事務局長 鎌田一正 君
農業委員会農業委員会会長 但野幸一 君
事務局理事 大石博俊 君 兼
事務局長議事日程 第1号平成28年11月30日(水)午前10時開議 第 1
会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 諸般の報告 第 4
決算審査特別委員長報告(質疑、討論、表決) 第 5
委員会提出議案第 8号
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員 会の
設置期間の延長について (水井 清光
東日本大震災・
原子力災害復旧復 興調査特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 第 6
委員会提出議案第 9号
広報特別委員会の
設置期間の延長について (田中 一正
広報特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 第 7
委員会提出議案第10号
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長につい て (渡部 一夫
議会改革検討特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 第 8 議長の辞職許可 第 9 議長の選挙 第10 副議長の選挙 第11 議席の変更 第12
常任委員の選任 第13
議会運営委員の選任 第14 議長の
常任委員の辞任 第15
議会運営委員会の任期中の
継続調査について 第16
特別委員の辞任及び選任 第17 議案の提出及び説明(議案第157号から議案第190号まで及び報告第16号) 散 会本日の会議に付した事件 日程第 1
会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告 日程第 4
決算審査特別委員長報告(質疑、討論、表決) 日程第 5
委員会提出議案第 8号
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別 委員会の
設置期間の延長について (水井 清光
東日本大震災・
原子力災害復 旧
復興調査特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 日程第 6
委員会提出議案第 9号
広報特別委員会の
設置期間の延長について (田中 一正
広報特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 日程第 7
委員会提出議案第10号
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長に ついて (渡部 一夫
議会改革検討特別委員長提出) (質疑、討論、表決) 日程第 8 議長の辞職許可 日程第 9 議長の選挙 日程第10 副議長の選挙 日程第11 議席の変更 日程第12
常任委員の選任 日程第13
議会運営委員の選任 日程第14 議長の
常任委員の辞任 日程第15
議会運営委員会の任期中の
継続調査について 日程第16
特別委員の辞任及び選任 日程第17 議案の提出及び説明(議案第157号から議案第190号まで及び報告 第16号) 議案第157号 南相馬市表彰条例の一部を改正する
条例制定について 議案第158号
南相馬市議会議員及び
南相馬市長の選挙における選挙
運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部を改 正する
条例制定について 議案第159号 南相馬市
行政嘱託員設置に関する条例の一部を改正す る
条例制定について 議案第160号 南相馬市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部 を改正する
条例制定について 議案第161号 南相馬市職員の給与に関する条例の一部を改正する条 例制定について 議案第162号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条 例制定について 議案第163号
議会議員の議員報酬、
費用弁償等に関する条例の一部 を改正する
条例制定について 議案第164号 南相馬市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の 一部を改正する
条例制定について 議案第165号
南相馬市立病院看護職員の平成28年度
特殊勤務手当 の特例に関する
条例制定について 議案第166号
督促手数料の廃止に伴う
関係条例の整理に関する条例 制定について 議案第167号 南相馬市戸籍等の無料証明に関する条例の一部を改正 する
条例制定について 議案第168号 南相馬市
原子力災害による被災者に対する市税の減免 に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第169号 南相馬市
東日本大震災による
津波被災者に対する固定 資産税の減免に関する条例の一部を改正する
条例制定 について 議案第170号 南相馬市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業 の
利用者負担額等に関する条例の一部を改正する条例 制定について 議案第171号 南相馬市
病院事業使用料及び
手数料条例の一部を改正 する
条例制定について 議案第172号 平成28年度南相馬市
一般会計補正予算について 議案第173号 平成28年度南相馬市
国民健康保険特別会計補正予算 について 議案第174号 平成28年度南相馬市
介護保険特別会計補正予算につ いて 議案第175号 平成28年度南相馬市
簡易水道事業特別会計補正予算 について 議案第176号 平成28年度南相馬市
亜炭鉱害復旧施設維持管理事業 特別会計補正予算について 議案第177号 平成28年度南相馬市
農業集落排水事業特別会計補正 予算について 議案第178号 平成28年度南相馬市
後期高齢者医療特別会計補正予 算について 議案第179号 平成28年度南相馬市
水道事業会計補正予算について 議案第180号 平成28年度南相馬市
病院事業会計補正予算について 議案第181号 平成28年度南相馬市
工業用水道事業会計補正予算に ついて 議案第182号 平成28年度南相馬市
下水道事業会計補正予算につい て 議案第183号 財産の取得について 議案第184号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第185号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第186号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第187号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第188号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第189号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第190号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 報告第 16号 専決処分の報告について 午前10時00分 開 会
○議長(平田武君) これより平成28年第5回
南相馬市議会定例会を開会いたします。
出席議員は定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、議事日程第1号をもって進めることといたします。
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(平田武君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員に17番、
竹野光雄君、18番、小川尚一君、19番、
渡部寬一君を指名いたします。
△日程第2 会期の決定
○議長(平田武君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月14日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から12月14日までの15日間と決定いたしました。
△日程第3 諸般の報告
○議長(平田武君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。 はじめに、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく平成28年第8回から第10回までの
例月出納検査の結果について議長の手元まで報告されておりますので御報告いたします。 次に、閉会中における
議長活動の主なものについて御報告をいたします。 まず、11月2日、宮城県仙台市で開催されました、
東北市議会議長会理事会についてでありますが、本県から提出の
東日本大震災及び
原子力発電所事故災害からの復旧・
復興加速化のための支援についてなど、各
県提出議案18件について審議の結果、それぞれ原案のとおり承認し、要望書については、各関係省庁及び
国会議員等に送付することに決しました。また、平成29年度の
事業計画など協議事項について、全て原案のとおり決定したところであります。 次に、11月17日、本宮市で開催されました福島県
市議会議長会第168回臨時総会についてでありますが、
東日本大震災・
原発事故被災者に対する支援など、
各市提出議案14件並びに平成29年度
事業予定などの協議事項について、審議の結果、原案のとおり決定し、
福島県知事、
福島県議会議長、
復興庁福島復興局に対して実行運動を行うことを決定したところであります。 以上が閉会中における
議長活動の主なるものであります。これらの書類は
議会事務局に備えてありますので、必要に応じごらんをいただきたいと思います。
△日程第4
決算審査特別委員長報告
○議長(平田武君) 次に、日程第4、
委員長報告を行います。 平成28年第2回
市議会定例会において
建設経済常任委員会に付託となり、閉会中の
継続審査となっておりました陳情第5号 小高区小谷地区
上水道給水工事費助成を求める陳情の陳情1件を議題といたします。 本件について
建設経済常任委員長の報告を求めます。
建設経済常任委員長、
中川庄一君。 (
建設経済常任委員長 中川庄一君 登 壇)
◎
建設経済常任委員長(
中川庄一君)
建設経済常任委員会に付託となりました陳情第5号について、調査の過程と結果について御報告をいたします。 陳情第5号 小高区小谷地区
上水道工事費助成を求める陳情については、審査の 中で、資材の高騰、避難の長期化に伴う
加入予定者の減により、負担額が増加し、それに対する助成を求めるものであるが、この趣旨は十分理解できる。しかし、増額となった額については、原因者である東京電力へ賠償を求めるのが本来の姿であるとの意見がありました。以上のことから、審査の結果、本陳情については不採択とすべきであると決しました。 なお、本陳情と同内容のものが
市長部局にも出されており、
市長部局では議会の判断を待たずに、陳情内容については実現できないとの返答をしているが、これは、議会と執行部と力を合わせてこの難局を乗り切っていかなくてはならない中で、
市長部局の勇み足とも思えるものであり、信義にもとるものであると考える。 このことから、陳情者が東京電力への損害賠償を求めていくことについては、
市長部局もしっかりと援助をして頂きたいとの意見がありました。 以上、御報告いたします。
○議長(平田武君) ただいまの
建設経済常任委員長の報告に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、
建設経済常任委員長の報告に対する質疑を終わります。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければ、これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本陳情に対する
建設経済常任委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決をいたします。本陳情を原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立少数)
○議長(平田武君) 起立少数であります。 よって、陳情第5号は不採択となりました。 次に、平成28年第3回
市議会定例会において
決算審査特別委員会に付託となり、閉会中の
継続審査となっておりました議案第121号 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定について、議案第122号 平成27年度南相馬市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第123号 平成27年度南相馬市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第124号 平成27年度南相馬市
育英資金貸付特別会計歳入歳出決算認定について、議案第125号 平成27年度南相馬市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第126号 平成27年度南相馬市
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第127号 平成27年度南相馬市
亜炭鉱害復旧施設維持管理事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第128号 平成27年度南相馬市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第129号 平成27年度南相馬市
工場用地等整備事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第130号 平成27年度南相馬市太田財産区
特別会計歳入歳出決算認定について、議案第131号 平成27年度南相馬市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、議案第132号 平成27年度南相馬市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第133号 平成27年度南相馬市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分及び
決算認定について、議案第134号 平成27年度南相馬市
病院事業会計決算認定について、議案135号 平成27年度南相馬市
工業用水道事業会計未
処分利益剰余金の処分及び
決算認定について及び議案第136号 平成27年度南相馬市
下水道事業会計決算認定についての議案16件を一括議題といたします。本件について
決算審査特別委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員長、
田中一正君。 (
決算審査特別委員長 田中一正 登 壇)
◎
決算審査特別委員長(
田中一正君)
決算審査特別委員会に付託になりました、議案第121号から議案第136号までの
決算関係議案16件について、その審査の過程と結果について御報告いたします。 初めに議案第121号 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査では、
決算概要説明の後に総括質疑を行いましたが、その中で、市債残高が合計で376億円、一方で
積立基金残高は合計で約356億円となっているが、平成27年度には15億2千万円ほど繰り上げ償還を行っている。この繰り上げ償還の考え方についてただすと、繰り上げ償還は借入先と協議を行い、基本的には利率の高いものを優先して繰り上げ償還している。ただ、借入先によっては
違約金等をとられるような条件もあり、繰り上げ償還をしたほうが有利なのか、あるいは今の状態で約定どおり償還するか、個別に検討しながら判断している。との答弁。 次に、決算を
大震災復興事業と
通常事業に分けた場合はどうなるのかとただすと、平成27年度の決算を大きく
復興事業関連と
通常事業関連とに分けると、
復興関連については約1,099億4千万円。
通常事業については約257億7千万円となっている。 復旧・
復興関連の大きなものとしては、
除染関連事業、
防災集団移転、
災害廃棄物などが挙げられる。一方、
通常事業の主なものとしては、起債の償還元金、
職員給与費、
児童手当支給事業などが挙げられるとの答弁。 また、平成26年度からの繰り越しの総額と、繰り越した事業の執行状況、執行率はどうであったのかをただすと、平成26年度から平成27年度へ繰り越しをした事業については69事業で483億1千万円であり、このうち、平成27年度中に執行した金額は453億4千万円であり、執行率は93.8%になるとの答弁がありました。 次に、歳入であります。まず1款市税について、
法人市民税、あるいは
個人市民税の調定額の動向、年度ごとの動向を見た場合、税額の推移、あるいは
景気動向等をどのように判断されているのかただすと、
過年度申告分を除いた
個人市民税の調定額は平成25年度が27億3,282万円、平成26年度が32億4,347万円、平成27年度は33億4,632万円、平成28年度が34億402万円ということでここ3年の間、30億円台を保っている状況であり、震災前の状況を上回っているとの答弁。 次に、市税の未収金の収納対策において、他の団体等では業務委託をしている事例があるが、そのようなことを検討する考えがあるかどうかとただすと、確かに他の団体では、電話等の
コールセンターを設けて平日の夜間や土曜、日曜に滞納をされている方へ電話をかけるなどして納税を呼びかけている事例も承知している。一方で
個人情報保護の観点から民間業者が滞納の情報を知るということ自体、あまり好ましい状況ではないと捉えており、現在のところ民間委託は考えていないとの答弁。 次に、12款分担金及び負担金であります。
し尿処理施設運営費負担金飯舘村分について、避難指示が継続されていて、原則居住されていない、
処理対象物もないものと理解するが、この負担金については現実に処理をするものがなくても負担され続けるということでいいのかただすと、
し尿処理施設運営費負担金飯舘村分であるが、本市と飯舘村とで取り交わした規約に基づき、均等割20%、人口割10%、利用割70%の負担をお願いしている。このうち均等割と人口割については、使用されなくても負担をいただいているとの答弁がありました。 次に、歳出であります。2
款総務費、1項
総務管理費の審査において、市長の出張旅費に関して、
テレビ出演のため、旅費・宿泊費を公費で支出したにもかかわらず、テレビ局から謝礼が市長個人に支払われている。この取り扱いは、
財務規則等法令に照らして適切なのかとただすと、
地方公務員法により一般職の公務員は給与を二重に受けてはならないとなっている。一方で謝礼については給与とみなさないという行政実例が出ており、
地方公務員法では謝礼を受け取っても違法性はない。ただし、
地方公務員法は一般職の公務員が適応範囲であり、市長ほか特別職はこの適応はされず、制限規定はないとの答弁。 次に、3
款民生費、1項
社会福祉費であります。
人工透析通院交通費助成事業について、現在新たな透析患者が発生した場合、市内で受け入れができずに市外に通院せざるを得ないケースもあると思うが、そういったケースは平成27年度では何件くらいあったのか。市外に行かざるを得ない場合の交通費の助成はどのように対応していたのかについてただすと、交通費の助成として
自己負担額は5千円、上限2万5千円まで助成している。市内で透析ができない方についても同じく月額2万5千円の範囲で助成を行っているところである。今後、市内の透析の状況がこのまま続いて支障を来すようであれば、何らかの施策、対応は考えていきたいとの答弁。 次に、
高齢者等生活支援巡回バス運行事業について、乗車人数が5,508人となっているが、1便当たりの
利用者数と1人当たりの費用が、当初の計画から見てどういう評価なのか。また1便当たりの
平均利用人数が5.6人で、1人当たりの費用が4,543円。 この事業は今の特殊な事情の中で実施されていることは理解するものの、この額を鑑みると
デマンドタクシーやタクシーを利用した場合などの検証はしているのかとただすと、この事業は平成25年度から始まっており、当初は週3回の運行、平成26年度からは月曜日から金曜日までの週5回の運行と拡大してきた。その結果、平成26年度の実績は6千人を超える方の利用があった。平成27年度は5,500人程度と若干減ってはいるが、仮設住宅にお住まいの方が市内の病院や
公共施設等へ来るための足の確保という事業の目的は達成しているものと考えている。また
デマンドタクシーやタクシーの利用などについての検討はしていないが、仮設住宅の集約等もあることから、代替手段などについても検討していきたいとの答弁。 次に、4
款衛生費、5項
東日本大震災衛生対策費であります。
看護師等修学資金貸与事業について、修学資金を貸与した後、実際に看護師として定着している方はどれくらいなのかただすと、現在、9名の方が貸与が終了した。そのうち7名の方が市内の
医療機関に就職をして頂いている。また1名の方は看護師としての
スキルアップのために新たに別の学校のほうに進学しており、そこが終わったら市内の
医療機関で働いていただける約束になっている。残り1名の方は市外の
医療機関に就職されている状況であるとの答弁。 次に、
井戸整備事業補助金について。予算では5千万円のところ、実績が2,700万円にとどまっており、33世帯へ交付したとのことであるが、その理由は何なのか。またこの事業は議会で予算を修正した経緯があるが、その当初は井戸1本あたり1千万円が必要ともいわれていた。井戸掘削に要した実際の費用はどうなっているのか。また
事業展開において何らかの支障はなかったのかとただすと、この不用残の要因としては、小高区内の井戸ボーリング業者が、当時山形市内で営業しており、震災による井戸需要の増加から井戸掘削を抱えていた。また地元業者にということで一つの業者に集中し、順番待ちで不用残が生じたものである。また井戸整備の総額であるが、概ね100万円から150万円くらいで仕上がっている。井戸整備に関しては補助金のほかに東電から18万円の別途賠償金が出ているが、現在の
事業展開で課題や問題点があるといった話はこれまでにはないとの答弁。 次に、6款農林水産業費、4項
東日本大震災農林水産対策費であります。大町地域交流センター管理運営事業について、平成27年度の利用状況はどうなっているのか。またバイオマスを使って発電をする計画が途中で止まっていたが、どうなっているのかとただすと、大町地域交流センターの利用状況は平成27年度は延べ5,054人の利用になっている。木質バイオマスの件については、運転当初、煙や臭気の問題等々があり、地域の方からクレームがあったという経過がある。平成27年度中に改善できるものは改善しており、現在、煙・臭気等は発生しないような状況で運転できるようになったが、その後、再度試運転をした段階で煙突から音が出るということがあり、消音装置の設置が終わったところである。最終的には地域の方に試運転状況を確認していただきながら、その了解が得られた段階で運転に入っていきたいと考えているとの答弁。 次に、8款土木費、4項都市計画費についてであります。環状1号線整備事業について、平成27年度において、全体計画のどの程度までの進捗となっているのかとただすと、整備率は約76%。今年度、駅前の交差点から南側、突き当たりの丁字路の部分を改良し今年度で完了する予定となっているとの答弁。 次に、10款教育費であります。教育費全般にかかわって、本市では全国トップレベルの学力を目指すと掲げている。短期的に成果が出るものではないと思うが、平成27年度の評価をどう分析しているかとただすと、学力が全国トップクラスである秋田県と比較して、本市では家で自分で計画を立てて勉強しているか。自分の考えを発表する機会が与えられてきたと思うか。といった9つの項目で明らかに差があることから、これを「9つの課題」として各学校に浸透させ、この課題解決に向けた施策の一環としてスーパーティーチャー招へい事業や先進地視察研修をしている。この数値が、年を追うごとに改善してきており、一定の成果が出てきているものと考えている。ただ、急激に成果があらわれるものではないことから、今後も公開授業や先進地の視察などを行い、授業の質を高めていきたいとの答弁。 続いて討論であります。まず不認定とすべきとの意見として、現在、復興事業を進める中にあって、労働力不足、資材不足が言われている。この状況下において環状1号線の整備を進めることは、復旧・復興事業をおくらせることになると考えることから、認定することはできないとの意見がありました。 次に、認定すべきとの意見として、平成27年度は合併から10年、震災と
原子力災害から5年という一つの節目として、復興から発展、再生に向けた復興加速予算と位置づけられるとともに、避難市民の小高区への帰還を促す準備の年として、小高区への重点予算が組まれ、スタートした。 また、財政調整基金を含めた基金についても367億円となっていることから、今いる子供たちが将来の南相馬市を担っていく環境をしっかりとした政策に基づき、今から整備していくことが重要と捉えている。さらに企画力を高めることを求め平成27年度決算については認定すべきとの意見がありました。 またもう一つ、認定すべきとの意見として、環状1号線整備事業は、市民福祉の向上のため、具体的には市の都市計画道路整備計画に基づいて計画的に実施されてきた事業である。そもそも予算の審議において、事業効果も勘案し議決されたものであり、決算内容も予算に基づき適正執行されていると認められる。 ただ、市長の公務出張に関して、より透明・公正な会計処理を求めるものである。旅費が公費支出されているにもかかわらず、出張先で謝礼を受けており、市長個人の収入になっている。市長には、公務と政務の意識を持った上で、市民目線にも耐えうる透明・公正な対応を求めるものである。以上意見を付して平成27年度一般会計決算については認定すべきであるとの意見がありました。 採決の結果、賛成多数で本案は認定すべきであると決しました。 次に、議案第122号 平成27年度南相馬市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 国民健康保険給付準備基金が1億800万円ほどであるが、これだけの基金をふやす必要があったのか。平成27年度でどのように基金を運用したのかとただすと、震災以降、一部負担金免除の影響もあり、医療費等が増加する一方で、被保険者数は減少傾向になっている。震災以降、保険税率は据え置いているが、今後の国保運営について、相当厳しい状況になることが想定されている。このような状況下にあることから、今後の保険税の急激な上昇を防いでいく考えのもと、基金を積み立てたものであるとの答弁。 次に、討論であります。まず不認定とすべきとの意見として、南相馬市内では、国保税・一部負担金が減免になっている地域と、減免になっていない地域があり、減免になっていない地域の市民の方々が納めている国保税が基金の原資になっている。この積立金については、単年度会計という原則からも、積立金を最低限にして、課税されている対象の市民の方々に何らかの形で還元すべきとものであると考える。ゆえにこの国民健康保険決算については、不認定とすべきとの意見がありました。 一方、認定すべきとの意見としては、現在は震災後の状況の中にあっての基金残高であり、今度の動向を見た場合、一定額は必要であろうと考える。またこの基金を、今後の健康づくり事業に活用するという執行部からの答弁もある。これらを総合的に勘案すれば、現状においてはこの基金もやむを得ないものと判断する。従って、本案は認定すべきとの意見がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第123号 平成27年度南相馬市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第124号 平成27年度南相馬市
育英資金貸付特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第125号 平成27年度南相馬市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第126号 平成27年度南相馬市
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第127号 平成27年度南相馬市
亜炭鉱害復旧施設維持管理事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第128号 平成27年度南相馬市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第129号 平成27年度南相馬市
工場用地等整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第130号 平成27年度南相馬市太田財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第131号 平成27年度南相馬市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第132号 平成27年度南相馬市
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第133号 平成27年度南相馬市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分及び
決算認定についてであります。 現金預金と地方債の未償還残高の差が27億円であり、水道料金を値下げできるだけの資産があると見える。できれば料金は下げたいと考えるが、早急に試算を行う考えがあるかどうかただすと、料金改定については、本来は3年間の料金算定期間を設定しており、平成24年、25年、26年までの3カ年で料金改定するところであったが、震災の影響で水需要の予測が難しく、見送っていた。今般、避難指示区域の解除等があり、ある程度の今後の水需要の予測ができる環境になったと考えており、早急に検討に入っていきたいとの答弁。 審査の結果、本案は原案のとおり可決及び認定すべきであると決しました。 次に、議案第134号 平成27年度南相馬市
病院事業会計決算認定についてであります。 業務量について、入院・外来ともに当初の計画を下回っている。診療単価は外来で1,100円ほど上がってはいるが、収益構造に大きく作用する入院の単価は788円下がっている。この下落要因をどのように分析しているのか、また稼働病床について、当初は平成27年度中に170床まで拡大したいとのことだったが、最終的にはどうなったのかとただすと、入院診療単価下落の要因は、患者数は伸びており入院基本料は増加している一方で、入院に係る手術について、全身麻酔下で行われるような高度な手術が減ったことでの手術料の減、また入院に使われる薬品をジェネリックに切りかえる中で単価が下がってきており、結果的に788円の下落となっている。また稼働病床については、平成27年度末で152床の稼働にとどまっているが本年度に入って6階病床を再開し、現在は167床の受け入れが可能となっているとの答弁。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 次に、議案第135号 平成27年度南相馬市
工業用水道事業会計未
処分利益剰余金処分及び
決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり可決及び認定すべきであると決しました。 次に議案第136号 平成27年度南相馬市
下水道事業会計決算認定についてであります。 審査の結果、本案は原案のとおり認定すべきであると決しました。 以上であります。
○議長(平田武君) ただいまの
決算審査特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、
決算審査特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 19番、
渡部寬一君。
◆19番(
渡部寬一君) 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第122号 平成27年度南相馬市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、この2件については認定すべきではないとの立場で討論をいたします。 最初に議案第121号 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定にかかわってお話を申し上げます。平成27年度は大震災及び福島原発事故から5年目の年になったものであります。多くの明許繰越があるなどの問題があるものの、膨大な仕事量の中で懸命に取り組んできたものであり、やむを得ないものと考えているものであります。だからこそ問題は大きいと思っております。土木費、都市計画費の部分であります。環状1号線整備事業として4,843万円実施された点であります。平成27年度の当初予算の段階でも復興事業を進めるに当たって労働力不足、資材不足の中でこのような幅広い道路をつくることが復旧・復興事業をおくらせることになるという理由から当面環状1号線整備事業は凍結すべきであるとの立場をとりました。このように主張をいたしました。にもかかわらず、平成27年度進めてまいり、その上、平成27年度で終了すると言っていたはずが、本年度平成28年度も事業を追加があったとして継続をしてございます。それこそ担当職員はもとよりでありますけれども、この事業を継続したことによって全ての職員が大変な苦労をしながら仕事を進めざるを得ない状況がより一層加速されたものであります。市長は政治的な決断をして環状1号線整備事業を凍結をすべきであったものだと考えております。おっとまりの道路、環状にならない環状1号線、先ほど
決算審査特別委員長から報告がありましたが、今年度で終了、完了という報告でありました。環状にならないまま、将来何十年過ごすのか分かりませんけれども、そもそも環状にならない道路であれば、一旦少なくとも凍結をすべきであったものだと思っております。この環状1号線整備事業を含む一般会計の歳入歳出決算については、認定すべきでない、不認定にすべきだと強く思います。 次に、議案第122号 平成27年度南相馬市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定すべきでないという立場での討論を申し上げます。言うまでもなく国保の会計を単年度会計であるということは当然であります。剰余金は基本的には当該被保険者に還元すべきであります。少なくとも次の年には、きちんと手当てをし、納税者に還元をすべき、つまり国保税の引き下げをすべきであると強く思っております。この剰余金を積み立ててきた基金は12億4千万円にもなってきております。大災害や伝染病蔓延などへの予期しない事態に備えるというのが基金をおく国としての考え方もないではありません。しかし、この国の方針に従った事例で全国的に使われた例がございません。不測の事態があれば国が手当てを本来すべきものであるからであります。 しかし、先ほども申し上げました国の方針、大災害や伝染病に備えるという理由ではなくて、本市では、将来の国保税の引き上げに備える、引き上げる事態に備えて、その対策のために基金として残しておくんだと、こういうことをおっしゃっておりました。国の基本的な考え方からも逸脱をしているという状況であります。平成27年度は、福島第一原発から30キロメートル圏内の方には、国保税は減免をされております。課税をされているのは30キロメートル圏外などの方だけであります。将来の国保財源のために、今回取りすぎた国保税を今回国保税を納めていない市民全体のために使うというのは、不公平であります。よく市は「公平性を保たなければならないからできない」とよく言いますが、みずから公平性を保たない不公平な対応策をとろうとしているのであります。本年6月定例議会の平成28年度国保税の本算定でも同じような主張をいたしましたが、その姿勢は改められないままであります。市長は市民の暮らしを思い、国保税を引き下げる政治的決断ができないままであり、猛省を促すものであります。 よって、平成27年度
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については不認定とすべきと主張するものであります。
○議長(平田武君) ほかにございませんか。 2番、門馬和夫君。
◆2番(門馬和夫君) 議案第121号から議案第136号までの決算16本について認定すべきとの立場で討論に参画いたします。 まず議案第121号 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定について、ただいま特に環状1号線事業に係る反対討論がございました。環状1号線は市民福祉の向上のため、具体的には市の都市計画道路整備計画に基づいて、計画的に実施されてきた事業です。平成27年度の当初予算の審議において、事業効果も勘案し、賛成多数で議決されたものであり、今回の決算もこの予算に基づき、適正に執行されていると認められます。 さて、その他の決算について、決算の審査は単なる結果の評価でなくて、次年度以降の事業構築、執行に生かされるということが最大の効果があるとの期待の意味も込めまして、その他の決算について4点意見申し上げたいと思います。 まず、全体的、一般的な点として2点でありますが、1点、予算見積もりの段階において、期間内執行の視点を再度認識していただきたいという点です。平成27年度決算では、国の制度の中とはいえ、平成26年度から483億円を繰り越し、さらには91億円を次年度の平成28年度に繰り越し、さらに当該の平成27年度の歳出の不用額も53億円発生するなど、年度内完了の視点から外れる決算も多額に上っております。また、委員会の審査の中で、多額の予算と決算の差異を質問されるケースも多々ありました。執行する段階で年度内執行を目指すということは当然ですけれども、そもそも最初の予算見積もりの段階において、金額、期間、見積もり人数などを適正に見積もるなど、年度内の執行、早期執行の視点も再度認識すべきだという全体的な意見が1点です。 次に第2点。震災後の非常時での事業構築であるとはいえ、費用対効果の面でさらなる改善に努めていただきたいという点です。非常時、短期であるのでと安易に考え、事業構築・執行するのではなくて、常に最小の経費で最大の効果を上げることに努力していただきたいと思います。 次に、個別事業に係る意見を2点申し上げたいと思います。 3、市長の訪問出張に関して、より透明、公正な会計処理を求める件です。2款1項の市長の旅費についてですが、旅費が公費支出されているにもかかわらず、出張先で謝礼を受け取り、市長個人の収入になっている出張や担当部局でさえ市長への謝礼の存在自体も知らされていない出張も明らかになりました。これらについて執行部からは、違法性はないとの答弁がございましたが、市民感覚で見た場合、到底納得できるものではありません。市長には公務と政務の意識を持った上で、市民目線にも耐え得る透明、公正な対応を求めるものです。 4点、誠実な事業執行を求める件です。例えば、3款6項の介護員養成事業は、市内の介護施設の介護職員確保のために講習会費用を全額市が負担し、介護員を養成する事業です。予算審議の中では、市はこのように説明し、またその説明を受け、議会も了承しました。しかし震災被災を受けた市内の状況もあり、現実的な事業執行の時点では、介護資格を取得しても本来の事業目的である介護施設への就職は、30%に届かない厳しい状況です。ただ、これはやむを得ない面もあると理解もいたします。こうした中、本事業の就職率の向上を求めた一般質問に対して、施設への就職率うんぬんの問題でない。事業目的が違う旨の抗弁ともとれる市長答弁があったことから決算委員会でこれらについて質疑、質問、指摘いたしましたが、明確な回答はありませんでした。職員の日々の努力を無にするような不誠実な発言と思います。事実は事実として誠実に受けとめ、さらなる改善に努めるべきです。個々の事業の成果がなかなか見えない中でも復興に果敢に、そして真剣にチャレンジしているとの市の姿勢が市民理解にも繋がるものと考えます。誠実な事業執行を求めるものです。 さて、一般会計についての
監査委員の監査意見書では、決算はおおむね適正であると認められたとあります。決算委員会の審査の課程で、今後の改善が望まれる点があったため、先ほど4点の意見を申し上げましたが、決算審査も全体としてはおおむね適正な結果であったと考えます。 加えて申し上げます。震災後の市内での資材や従業者不足、加えて市役所では限られた職員数や時間の中で、成果を求められるという厳しい環境、制約の中でまさに日々努力され、
通常事業に加えて1,099億円に上る震災復興事業、あわせて過去最大の1,358億円の事業を着実に執行し、本市の復興を担っていただいている執行部の皆様の日々の努力に改めて敬意を申し上げるものです。 以上意見を付して平成27年度一般会計決算は認定すべきと思います。 次に、議案第122号 平成27年度南相馬市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、同じく認定すべきとの立場で討論に参画いたします。 先ほど、この会計で生じた繰越金及び国民健康保険給付準備基金の運用に関する点で、反対討論がございました。確かに本来のあるべき基金残高から見ますと現在の残高は多いという指摘がございます。ただ、平成27年において震災直後の諸々の流動的、特殊な環境の中での会計処理、基金残高であること。また、そもそも今後の動向を見た場合、一定額の基金は必要であろうと考えられる点。加えてこの基金を今後の健康づくり事業に活用するという執行部からの答弁もございました。これらを総合的に勘案すれば、現状においては本基金もやむを得ないと判断いたします。国民健康保険特別会計全体に対する監査の意見も概ね適正であるということでございます。議会としても決算を認定すべきと考えます。その他の決算についても、認定すべきと考えます。
○議長(平田武君) ほかにございませんか。 18番、小川尚一君。
◆18番(小川尚一君) 私もただいま
委員長報告ございました議案第121号から136号まで決算について認定の立場で討論に参画をさせていただきます。 まず、一般会計の議案第121号の部分でございますが、先ほど反対討論の中にもございました環状1号線、いわゆる環1については南相馬市の復興・再生に必要なものと捉えております。さらに、現在市内の交通量が増加する中で車両のスムーズ、また緩和が進められるとして、緊急時の避難道路としても有効であると考えております。 一般会計については、約1,357億の過去最大の額の決算となりましたが、一昨年の繰り越し分についても、おおむね執行されており、人員不足の中で20キロメートル圏内の解除に向けた事業を中心に多くの事業に取り組まれたことについて一定の評価をすべきであると考えます。 さらに、先ほども報告等々にもございましたが、市長の公務と政務についての意見がありました。審査の中でもしっかりと公務、政務は整理されているという答弁でございまして、執行部の職員が市長の政務活動についてかかわっていないとの答弁もありました。 議会の活動においても、委員会の政務視察などで研修終了後はフリーであり、個人的な活動を行っている。その中で市長は政務活動とはいえ、講演やNPO活動、南相馬市への支援活動への御礼や参加などでありまして、南相馬市の現状を訴えるものであります。何ら問題ないと考えます。さらに今後の復興・再生に向け、職員の意識向上と行政経営についても不断の改革を進め、南相馬市の再生、再興のスピードアップと復興総合計画の実現のため不断の努力を求めることとして認定をいたしたいと思います。 また、議案第122号につきましても、今後国保税の引き上げ等想定される中で、そういったものに対応する部分のある基金残高でありまして、これについても認定をいたしたいと思います。
○議長(平田武君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければ、これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。 ただいま議題となっております議案のうち議案第123号から議案第136号までの議案14件については、委員長の報告のとおり認定及び可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案14件については、委員長の報告のとおり認定及び可決されました。 次に、議案第121号 平成27年度南相馬市
一般会計歳入歳出決算認定については、御異議がありますので、起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。 本件は
委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(平田武君) 起立多数であります。 よって、議案第121号は認定されました。 次に、議案第122号 平成27年度南相馬市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、御異議がありますので、起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。 本件は
委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(平田武君) 起立多数であります。 よって、議案第122号は認定されました。
△日程第5
委員会提出議案第8号
東日本大震災・
原子力災害復旧復興 調査
特別委員会の
設置期間の延長について
○議長(平田武君)
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員会の
設置期間の延長についてを議題といたします。 本案に対し、提出者から提案理由の説明を求めます。 提出者、
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員長 水井清光君。 (
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員長 水井清光君 登 壇)
◎
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員会(水井清光一君)
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員会の
設置期間の延長についてでございます。提案理由の説明に先立ちまして、本
特別委員会の活動について、御報告申し上げます。 本委員会は、
東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故による被害とその対策に関する調査・研究を通じ、本市の復旧・復興に資することを目的として平成26年12月22日に設置されました。 本委員会では、この設置目的に沿ってさまざまな現地調査や関係各機関への働きかけなどの活動を行ってきたところであります。委員会の設置から平成27年度中の取り組みについては、平成27年12月に中間報告をしたところから、それ以降について、本日までの活動について御報告いたします。 次に、委員会活動の記録についてでありますが、詳細はお手元に配付しております報告書のとおりございます。お手元に配付されてるかと思います。御参考ください。 まず、平成28年7月22日には、道路整備に関する要望、
福島県知事、復興庁、環境省などに要望活動を行いました。要望書の作成に当たっては、委員の皆様の御協力を得て、道路の危険箇所、狭隘な箇所などを写真撮影を行い、要望書を作成したところであります。また実際の要望活動においては、住民代表として3区の区長会長、また南相馬市議会各会派の代表を伴い、要望活動を行ってまいりました。この道路整備に関する要望、特に県道12号線原町川俣線の整備については、議会としても何度となく関係機関に求めてきた経過があります。中通りと本市とを結ぶ、まさに基幹であり、今後も粘り強く、実現を求めていくべきと考えます。 次に、平成28年10月3日に行われました、東京電力福島第一原子力発電所の現地調査であります。南相馬市議会としては3度目の現地調査であります。現地ではコンビニエンスストアや食事のできる大型休憩所が建設されておりました。作業員の方の労働環境は改善されたものと感じましたが、バス車内でも毎時40マイクロシーベルトを超える線量の場所があり、原発事故の被害の大きさと、廃炉作業の困難さを再認識されたところであります。 最後に、委員会活動のまとめであります。本年7月12日、5年4カ月続いた本市への避難指示が、帰還困難区域を除いて解除され、市内のほとんどの地域で居住が認められることとなりました。 本市においては、
防災集団移転や災害公営住宅の建設が進み、またJR常磐線が一部区間で運転が再開されるなど、復旧・復興に向けた歩みを進めております。 しかし、今後30年とも言われる福島第一原子力発電所における廃炉作業や、いまだ解決されてない汚染水問題など、依然として原発事故は収束してはおりません。また本市においては、医療・介護や日常の買い物など、生活インフラも十分に復旧しておりません。避難指示は解除されたものの、放射線や生活環境への不安などから帰還に踏み切れない人も多くおります。市民が十分な復興を実感できる段階には至っていないものと考えます。本市の復興のためには、これらさまざまな課題がありますが、その解決に向けて、市民と行政が一体となった取り組みが求められているところであります。 今後、南相馬市議会としても地域の再生のための財源の確保、自主財源が確保できる産業・経済の復旧と育成措置の実現、原発事故に起因する差別的措置の是正などの解決を図るよう、持続して国・県の関係機関に継続して求める必要があると考えます。あわせて東京電力に対しても、安全・確実な廃炉、そして情報公開や適切な賠償を求めていく必要があります。 またこれまでの
特別委員会の活動の中で、意見書の提出や各種の要望活動などを行ってきましたが、実現に至らないのも多く見られます。これらのことをしっかりと検証し、踏まえて活動が継続される必要であると考えます。 以上のことから、本
特別委員会の
設置期間を平成30年11月30日まで延長することを、ここに提案する次第であります。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(平田武君) これをもって提案理由の説明を終わります。 これより本案に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、本件に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、討論を終結いたします。 これより、採決をいたします。 ただいま議題となっております
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員会の
設置期間の延長について、
設置期間を平成30年11月30日までとすることについて御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、
設置期間を平成30年11月30日まで延長することに決しました。
△日程第6
委員会提出議案第9号
広報特別委員会の
設置期間の延長に ついて
○議長(平田武君)
広報特別委員会の
設置期間の延長についてを議題といたします。 本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。 提出者、広報
特別委員長、
田中一正君。 (広報
特別委員長
田中一正君 登 壇)
◎広報
特別委員長(
田中一正君)
広報特別委員会の
設置期間の延長について。
広報特別委員会の
設置期間の延長についての提案に先立ち、当委員会の活動状況について御報告申し上げます。 本委員会はより一層の情報公開を進め、市民の皆様の議会に対する御理解と関心を高めることを目的として、平成26年12月10日に設置されました。委員構成は各
常任委員会から2名ずつ選出された6名。設置の期間は平成28年11月30日であります。 本委員会では、この設置目的に沿い年4回の南相馬市議会だよりの発行を行ってきたところであります。特に本年はより幅広い年齢層の市民の皆様に手にとって読んでいただけるような、より読みやすく、わかりやすい市議会だよりの制作を目指してまいりました。まずそのための議会だより、アンケートを計画してきましたが、予定した時期にアンケートを実施できず、議会だよりのリニューアルを
設置期間内に果たせなかったことは大変残念に思っております。 しかしながら後日、時期をおくらせてアンケートを実施する機会を得ました。大変にうれしい限りであり、御協力をいただきました関係各位に改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。アンケート結果は、議会だより43号に掲載したとおりでございます。 今後の議会だよりの紙面充実に大変参考になる情報を得ることができました。次の広報委員会での悲願のリニューアルを実現できるものと強く感じております。活動状況の詳細については、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ごらんください。今後も市民と議会を結ぶ架け橋として、
広報特別委員会の
設置期間を平成30年11月30日まで延長することをここに提案する次第でございます。
○議長(平田武君) これをもって提案理由の説明を終わります。 これより本案に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、本件に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、討論を終結いたします。 これより、採決をいたします。 ただいま議題となっております
広報特別委員会の
設置期間の延長について、
設置期間を平成30年11月30日までとすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、
設置期間を平成30年11月30日まで延長することに決しました。
△日程第7
委員会提出議案第10号
議会改革検討特別委員会の設置期 間の延長について
○議長(平田武君)
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長についてを議題といたします。 本案について、提出者から提案理由の説明を求めます。 提出者、議会改革検討
特別委員長、渡部一夫君。 (議会改革検討
特別委員長 渡部一夫君 登 壇)
◎議会改革検討
特別委員長(渡部一夫君)
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長についてでございます。議員各位に報告書を配付をさせていただいてございます。ごらんいただければと思います。
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長についての提案に先立ちまして、当委員会の審議結果の御報告をいたしてまいりたいと存じます。 本委員会は議会の運営及び情報公開、発信等に関する調査、研究を目的として、平成27年12月16日に設置されました。議員構成は各
常任委員会から2名の6名でもって構成をし、設置の期間は平成28年11月30日、本日まででございます。本
特別委員会では、この設置目的に沿い、これまで11回にわたり
特別委員会を開催し、先進議会の調査研究を初め、セミナーへの参加などの活動を行ってきたところでございます。私たちに付託になりました各課題について、その審議内容について報告をいたします。 まず、議会運営についてでございます。6点ほどございました。その中で議員間討議の導入でございますが、議員間討議の課題として議会提出議案、全員協議会案件、国県要望事項等々が考えられます。また、議事を進め検証するためにも会議録が必要であり、具体的な運用については議場を初め、
議会運営委員会に委ねる等々の議論がありましたけれども、議員間討議については導入をすべきであると結論を導き出したところでございます。 二つは、一般質問、代表質問のあり方でございます。議会の運営にかかわる案件であるため、
議会運営委員会で取り扱うべきとの結論にいたりました。 次に、議会BCP業務継続計画の作成でございます。平成25年6月26日に制定されてございます南相馬市議会で災害対策支援本部設置要綱がございます。本市で行われている防災訓練など災害対応を実効性のあるものにしていくべきであると至りました。その他通年議会、さらには政策検討会議の導入等々については、さらに議論を深める、そのようなことで今後の課題としたところでございます。 次に、情報公開、情報発信についてでございます。一つはフェイスブック等SNSを利用した情報発信でございます。現段階での判断としては難しいと判断をいたしました。しかし、南相馬独自に持っているメディア等による情報発信を別途検討することにいたしました。また、災害時その他の緊急案件の時には、この情報手段は有効な手段であり、使用する方向で検討を深めることになりました。 二つは、市民との意見交換でございます。メンバー各種団体、懇談内容等々綿密にして慎重なる前段の企画立案のもと、市民との懇談会、意見交換会を進める方向で議論を深めていくことになりました。 3点目は、委員会会議録の公開でございます。原則として公開できるものについては公開すべきとの結論にいたりました。公開にふさわしい会議録の作成等、さらに議論を深めることとしたところでございます。 次に、その他でありますが、一つはIT化の促進、タブレット端末、パソコン等の持ち込みでございます。議会改革検討委員会として先行する形で研修を受けてまいりました。10月19日には全議員に研修を受けていただきました。当委員会としては、IT化による有効性に鑑みる、推進する方向で検討するということになった次第でございます。また、導入するに当たり運用面での調査研究を深めるため、別組織の立ち上げの必要性についても議論を深めることにしたところでございます。 2点目は、フリップの使用でございます。市民に分かりやすい議会を考えますと、導入を進めるべきかと考えます。しかし、議場での使用とか、会議録の関係から一定のルールは必要になるものと思います。従って、今後十分に議論を深め、導入に向け進めることにしたところでございます。 3点目は、視察受け入れの時の対応、所管委員長の同席の関係でございます。所管委員長が同席し、必要に応じ適切な対応に心がけることとし、同席した場合は、旅費規定等に準じて対応をするべきと、このようにしたところでございます。 最後になりますが、今後の活動の方向でございます。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から5年半以上が経過いたしました。本市では依然として山積する課題に対応するため、南相馬市復興総合計画を策定し、さまざまな施策に取り組んでいるところでございます。平成28年7月12日には帰還困難区域を除く、避難指示が解除されたものの、いまだ多くの方が避難を継続している状況にあり、市民が十分な復興を実感できる段階に至っておりません。一刻も早く市民が安心・安全な生活を取り戻し、復興を実感できるようにするため、南相馬市議会としても市民の付託に応えるべく、その審査能力及び提案能力の向上が求められていると考えます。 今後、本
特別委員会の協議した内容を引き継ぎ、市議会としてさらに議論を深め、実行に移していくべきとの結論に至ったところでございます。 なお、
議会改革検討特別委員会の扱いについては、本
特別委員会での結論に多くの検討課題があり、継続することが望ましいとの方向性を確認をいたしました。また、案件等については、本
特別委員会での検討課題と新たに選一される委員の話し合いによる課題を加えていただき、市民が求める南相馬市議会を目指していただきたいということになった次第であります。 詳細については、お手元に配付をいたしました報告書のとおりでございますが、以上のことから
議会改革検討特別委員会の
設置期間を平成30年11月30日まで延長することに、ここに提案をする次第でございます。
○議長(平田武君) これをもって提案理由の説明を終わります。 これより本案に対する質疑に入ります。ございませんか。 18番、小川尚一君。
◆18番(小川尚一君) まず、1年足らずの中で議会改革に向けた検討協議を11回もしてこられた分について敬意を表したいと思います。今、委員長から報告ございました中身についても、一つは導入すべき、やるべきだという結果と今後の課題として議論を深めるべきだという部分。もう一つは推進すべきだが、まだ中身についてもう少し充実を図るという報告だと思いますが、一方で委員長がまとめの中でおっしゃられてるとおり復興については、やはり急ぐ、さらにその中で議会としてもそこに対応していかなければならないということですから、まして私どもの任期はあと2年という中で、
特別委員会全体の協議・議論としては2年間延長するとしても、今やれることはやっていくべきだと思いますし、これまでの議論があっての経過ですから、一方で予算措置の対応もしなければならない部分ございますので、そこについてスピード感を持って対応していくというお考えなのかお伺いしたいと思います。
○議長(平田武君) 議会改革検討特別別委員長。
◎議会改革検討
特別委員長(渡部一夫君) 今、18番議員から質問ありました。いわゆるこの指摘されている今申された内容については全くそのとおりであって、いかにスピーディーに物事を運んでいくべきなのかということから考えた時に、今回いただいた項目は非常にボリュームがあるし、それから多岐にわたってございました。そのことをどう交通整理をする、私どもの今求められている南相馬市議会に当てはまるようなそういうものを整理をして取り組んでいくべきものなんだろうと思いますし、さらに結びの中でも申し上げましたけれども、さらには各議員からぜひとも御意見等々課題をいただきながら実のある議会改革にしてしまえればよろしいのかと考えている次第でございます。
○議長(平田武君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、本件に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) なければこれをもって、討論を終結いたします。 これより、採決をいたします。 ただいま議題となっております
議会改革検討特別委員会の
設置期間の延長について、
設置期間を平成30年11月30日までとすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、
設置期間を平成30年11月30日まで延長することに決しました。 ここで議長を交代いたします。暫時休憩いたします。 (議長交代) 午前11時25分 休 憩 午前11時35分 再 開
○副議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第8 議長の辞職許可
○副議長(細田廣君) 日程第8、議長の辞職許可を議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、平田武君の退席を求めます。 (22番 平田 武君 退 席)
○副議長(細田廣君) 議長の平田武君から議長の辞職願が提出されています。 その辞職願を朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(山田利廣君) 細田廣様。南相馬市議会議長 平田武君。
○副議長(細田廣君) お諮りいたします。 平田武君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(細田廣君) 御異議なしと認めます。 よって、平田武君の議長の辞職を許可することに決いたしました。 平田武君の着席を許します。 (22番 平田 武君 着 席)
△日程第9 議長の選挙
○副議長(細田廣君) 次に、日程第9、議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○副議長(細田廣君) 議場が閉鎖されました。 ただいまの
出席議員数は22人であります。 投票用紙を配付いたさせます。 (投票用紙配付)
○副議長(細田廣君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(細田廣君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○副議長(細田廣君) 投票箱の点検をいたしました。 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。 点呼を命じます。
事務局長。 (
事務局長点呼、投票)
○副議長(細田廣君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(細田廣君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○副議長(細田廣君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立ち会い人に 1番 岡﨑義典君、7番 太田淳一君及び14番 鈴木貞正君を指名いたします。よって諸君の立ち会いをお願いいたします。 (開 票)
○副議長(細田廣君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数22票、これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。 そのうち、有効投票 22票 無効投票 0票 有効投票中、細田 廣君 19票
渡部寬一君 2票 水井清光君 1票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は6票であります。 よって、私、細田廣君が議長に当選となりました。 会議規則第32条第2項の規定により、議長に当選であることをここに告知いたします。 議長当選の承諾とあわせて御挨拶を申し上げたいと存じます。 (議長 細田 廣君 登 壇)
○議長(細田廣君) 御挨拶を申し上げます。この度の議会の役職の改正にあたり議長に推挙いただきました。このことは誠に身の引き締まる思いであります。重責と痛感をいたしております。皆様の御指導とお力をお借りして懸命に務めてまいりたいとこのように決意を新たにいたすところであります。我が南相馬市議会は多くの議員の方々の力によって名誉ある議会でございます。この名誉を汚すことなく、さらには発展されますことを望みながら職務に望んでまいります。議員の皆様各位におかれましては、それぞれの思いを胸に多くの市民の方々の付託を背負ってこの議会に臨んでおると私は認識をいたしております。その思いを一つでも多く議会に反映されるようともに頑張ってまいりたいとこのようにも思うものであります。 議会に対しましては、さまざまな希望、御意見あるいは苦情も付されております。市民目線によって、よく見て、聞いて、考えて、工夫をして政策とできることは取り上げてまいりたいと思います。 この市民の皆様方の力と執行部の偉大な力と我々議会の力が相まってこそ、そういう発展があると、そしてまた住民福祉の向上につながるとこのような思いを新たにしたいとおるところでございます。どうぞ皆様におかれましても、議員各位におかれましても、また関係する皆様におかれましても、議会にお力添え御指導、御教導を賜りたいと思っております。我が議会はさらに信頼のおける議会、それを目指して、期待される議会を目指して皆さんとともに歩んでまいりたいと思います。その活動は中立にして公平に取り組んでまいりたいと思います。皆様方の御指導御教導よろしくお願いを申し上げまして議長就任の御挨拶に変えたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。 (拍 手) (議長 細田 廣君 議長席に着席)
○議長(細田廣君) 暫時休憩いたします。 午前11時52分 休 憩 午後 1時00分 再 開
○議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、副議長についてですが、副議長が議長に当選し議長就任を承諾した場合、法律上何らの手続きを要せず、自動的に副議長の職を失うものとされております。 お諮りいたします。ただいまお手元に配付いたしました議事日程のとおり、日程第10、副議長の辞職許可から日程第17、議案の提出及び説明までを議事日程に追加し、これを議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの日程第10、副議長の辞職許可から日程第17、議案の提出及び説明までを日程に追加し議題とすることに決定いたしました。
△日程第10 副議長の選挙
○議長(細田廣君) 次に、日程第10、副議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖)
○議長(細田廣君) ただいまの
出席議員数は22人であります。 投票用紙を配付いたさせます。 (投票用紙配付)
○議長(細田廣君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(細田廣君) 投票箱の点検をいたしました。 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いします。 点呼を命じます。
事務局長。 (
事務局長点呼、投票)
○議長(細田廣君) 投票漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(細田廣君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立ち会い人に 2番 門馬和夫君、8番 山田雅彦君及び15番 水井清光君を指名いたします。よって諸君の立ち会いをお願いいたします。 (開 票)
○議長(細田廣君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数22票、これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。 そのうち、有効投票 22票 無効投票 0票 有効投票中、志賀稔宗君 12票 小川尚一君 10票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は6票であります。 よって、志賀稔宗君が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました志賀稔宗君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 副議長、志賀稔宗君の御挨拶をお願いいたします。 (副議長 志賀稔宗君 登 壇)
○副議長(志賀稔宗君) ただいま、皆様方の暖かい御推挙をいただきまして、名誉ある南相馬市議会の副議長に御選任をいただきました。心から御礼を申し上げます。今、復興道半ばであります南相馬市の一日も早い復興と、市民の皆さんの暮らしの安寧を考えた時に、私たちの議会が果たすべき担っている役割の役目の大きさに、そしてただいまあずかりました副議長の重責の重さに身の引き締まる思いでございます。もとより浅学非才ではございますが、これまでの経験を生かして誠心誠意頑張って皆様方の御期待にお応えすべく努力精進いたす所存でございます。 皆様におかれましては今後ともビシビシと変わらぬ御教導を賜りますよう心からお願いを申し上げまして御礼と就任の御挨拶とさせていただきます。大変にありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。 (拍 手)
○議長(細田廣君) 暫時休憩いたします。 午後1時14分 休 憩 午後2時55分 再 開
○議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第11 議席の変更
○議長(細田廣君) 次に、日程第11、議席の変更を議題といたします。 議長、副議長の選挙に伴い会議規則第4条第3項の規定によって議席の一部を変更いたします。 議席番号及び氏名を職員に朗読させます。
事務局長。
◎
議会事務局長(山田利廣君) 議席の変更について申し上げます。 20番 平田武さん 21番 志賀稔宗さん 22番 細田廣さん 以上でございます。
○議長(細田廣君) お諮りいたします。 ただいま朗読したとおり、議席の一部を変更することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 午後2時57分 休 憩 午後2時58分 再 開
○議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第12
常任委員の選任
○議長(細田廣君) 次に、日程第12、
常任委員の選任を行います。
常任委員の選任については委員会条例第8条第1項の規定により但野謙介君、大山弘一君、奥村健郎君、
中川庄一君、鈴木昌一君、
荒木千恵子さん、
竹野光雄君、細田廣、以上8名を総務
常任委員に。岡﨑義典君、田中京子さん、太田淳一君、鈴木貞正君、今村裕君、
渡部寬一君、平田武君、以上7名を文教福祉
常任委員に。門馬和夫君、山田雅彦君、
田中一正君、渡部一夫君、水井清光君、小川尚一君、志賀稔宗君、以上7名を建設経済
常任委員にそれぞれ指名いたします。
△日程第13
議会運営委員の選任
○議長(細田廣君) 次に、日程第13、
議会運営委員の選任を行います。
議会運営委員の選任については委員会条例第8条第1項の規定により門馬和夫君、山田雅彦君、
中川庄一君、鈴木昌一君、
田中一正君、
竹野光雄君、小川尚一君、
渡部寬一君、以上8名を指名いたします。 ここで議長を交代いたします。 暫時休憩いたします。 (議長交代) 午後3時00分 休 憩 午後3時01分 再 開
○副議長(志賀稔宗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第14 議長の
常任委員の辞任
○副議長(志賀稔宗君) 次、日程第14、議長の
常任委員の辞任を議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、細田廣君の退席を求めます。 (22番 細田 廣君 退 席)
○副議長(志賀稔宗君) 本件は、総務
常任委員の細田廣君から議長の職務を遂行するに当たり、中立、公平な立場で議会運営を行うため、総務
常任委員を辞任したい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。 本申し出のとおり、議長の
常任委員の辞任を許可することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(志賀稔宗君) 御異議なしと認めます。 よって、議長の
常任委員の辞任を許可することに決しました。 細田廣君の着席を許します。 (22番 細田 廣君 着 席)
○副議長(志賀稔宗君) ここで議長を交代いたします。 暫時休憩いたします。 午後3時03分 休 憩 午後4時37分 再 開
○議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議長を交代いたしました。 ここで議事の進行上、あらかじめ会議時間の延長を行います。 (午後4時37分)
○議長(細田廣君) ただいま各
常任委員会及び
議会運営委員会が開催され、委員長、副委員長の互選の結果が議長の手元まで報告されておりますので、御報告いたします。 総務
常任委員長、鈴木昌一君。同じく副委員長、
竹野光雄君。文教福祉
常任委員長、太田淳一君。同じく副委員長、岡﨑義典君。
建設経済常任委員長、渡部一夫君。同じく副委員長、
田中一正君。
議会運営委員長、山田雅彦君。同じく副委員長、小川尚一君。以上のとおりであります。
△日程第15
議会運営委員会の任期中の
継続調査について
○議長(細田廣君) 次に、日程第15、
議会運営委員会の任期中の
継続調査について議題といたします。
議会運営委員長から会期と議会の運営に関する事項について、議会関係の条例、規則に関する事項について、議長の諮問に関する事項についての任期中の
継続調査の申出が提出されております。 お諮りいたします。
議会運営委員長からの申出書のとおり任期中の
継続調査を許すことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 御異議なしと認めます。 よって、
議会運営委員長からの申し出のとおりこれを許可します。
△日程第16
特別委員の辞任及び選任
○議長(細田廣君) 次に、日程第16、
特別委員の辞任及び選任を行います。
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員の志賀稔宗君から辞任したい旨の申し出がありますので、委員会条例第14条の規定により辞任を許可し、同委員に平田武君を
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員に。岡﨑義典君、門馬和夫君、但野謙介君、山田雅彦君、
中川庄一君、鈴木貞正君、以上6名を広報委員に。岡﨑義典君、太田淳一君、鈴木昌一君、
荒木千恵子さん、水井清光君、小川尚一君、以上6名を議会改革検討
特別委員に。委員会条例第8条第1項の規定によりそれぞれ指名いたします。 暫時休憩いたします。 午後4時40分 休 憩 午後5時07分 再 開
○議長(細田廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま各
特別委員会が開催され、委員長、副委員長互選の結果が議長の手元まで報告されておりますので、御報告いたします。
東日本大震災・
原子力災害復旧復興調査特別委員長、
中川庄一君、同じく副委員長、奥村健郎君。広報
特別委員長、但野謙介君、同じく副委員長、岡﨑義典君。議会改革検討
特別委員長、小川尚一君、同じく副委員長に水井清光君。以上のとおりであります。
△日程第17 議案の提出及び説明
○議長(細田廣君) 次に、日程第17、議案の提出及び説明に入ります。 議案第157号 南相馬市表彰条例の一部を改正する
条例制定についてから議案第190号 公の施設に係る
指定管理者の指定についてまでの議案34件及び報告第14号 専決処分についての報告1件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、桜井勝延君。
◎市長(桜井勝延君) 平成28年第5回
南相馬市議会定例会が開催されるに当たり、南相馬市表彰条例の一部を改正する
条例制定についてを初め議案34件、報告1件を提出いたしました。 提出議案の説明に先立ち、本市の復旧・復興の進捗状況及び9月
市議会定例会以降の市政につきまして、お渡ししております資料のとおりでありますが、その主なものを御報告申し上げます。 初めに、旧避難指示区域内の居住状況についてですが、11月18日現在で当該区域内の自宅などに居住していると届出のあった市民は579世帯1,231人となっております。 次に、復旧・復興に係る市民説明会についてですが、11月21日及び22日に旧避難指示区域外の市民を対象に開催いたしました。説明会には50人の市民の皆様に御出席をいただき、復旧・復興事業の取り組み状況などを説明し意見交換を行いました。出席者の皆様からは、フォローアップ除染や県道改良工事の実施などの意見が出されたところであり、引き続き国や県などとの連携を密にしながら復旧・復興施策を着実に進めてまいります。 次に、国の除染の進捗状況についてですが、環境省から10月末時点で宅地96%、農地70%、森林70%、道路56%の進捗率であり、荒廃家屋解体後に除染を希望されている宅地等を除き、南相馬市除染実施計画どおり平成28年度内に除染が完了する見込みであるとの報告を受けております。 次に、市の除染の進捗状況についてですが、生活圏については一部の物件及び未同意物件等を除いて、南相馬市除染実施計画に基づく一当たりの除染を終えたところであります。現在は、未同意の方から同意をいただくよう努めるとともに、これまで除染を実施した地区における追加除染を平成28年度内に終了させるべく実施しているほか、事後モニタリング及びフォローアップ除染を進めているところであります。 また、農地については、新たに除染実施の申し出のあった現況農地等の除染を鋭意進めており、10月末時点で農業用水路の除染は新規申し込み分8.6キロ完了し、農地の除染は13.5ヘクタールを終え、残り4.1ヘクタールとなっております。 次に、平成28年産米の全量全袋検査の状況についてですが、9月16日から検査を開始し、市内作付分の3万7,830点のうち、11月25日現在で3万7,029点が検査を受け、全て食品衛生法に定める放射線セシウムの基準値を下回っており、加えて99.91%にあたる3万6,995点が測定下限値未満となっています。 今後も市内の農産物の安全・安心を確保するため、検査結果をホームページ等で分かりやすく伝えてまいります。 最後に、第10回自治体スクラム支援会議についてですが、震災以降、多大なる御支援をいただいております東京都杉並区を初め、群馬県東吾妻町、新潟県小千谷市、北海道名寄市、東京都青梅市及び北塩原村で構成するスクラム支援会議が11月4日、東京都青梅市で開催されたところであります。会議は静岡県南伊豆町及び山梨県忍野村をオブザーバーに迎え、本市の復興への取り組み状況について報告し、これまでの御支援に対し、御礼を申し上げるとともに、引き続き、職員の派遣や、交流拡大による支援についてお願いしたところであります。 続きまして、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。 議案第157号から議案第171号までの条例の制定及び改正については、復興に向け直面する課題に対応するため及び関係法令の改正により必要な改正等を行うものであります。 議案第172号 平成28年度南相馬市
一般会計補正予算については、復興・再生に向け直面する課題に対応するため必要な経費のほか、国の2次補正予算措置に伴う予算を計上するとともに、
事業計画の見直しなどに伴う事業費の調整を初め、事業進捗に基づく予算の整理を行うものであります。 事業の概要については、予算主要事業説明書に記載のとおりでありますが、主な内容といたしましては、新たに同意が得られた物件に対する生活圏除染事業などの
除染関連事業を初め、復興拠点の実施設計等を実施する小高区復興拠点整備事業、認定こども園の整備に向けて基本設計等を実施する小高区認定こども園整備事業、市民生活の安全に向けて防災施設の整備を図る広域消防鹿島分署整備事業及び防災備蓄倉庫整備事業、国の2次補正予算を受けて実施する臨時福祉給付金給付事業などを計上いたしました。 この結果、98億7,227万5千円を増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を1,293億5,835万9千円といたしております。 議案第173号から議案第182号までの各特別会計及び各企業会計補正予算については、それぞれの目的に応じた事業を実施するための所要額を計上したところであります。 議案第183号の財産の取得については、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例により、議会の議決を求めるものであります。 議案第184号から議案第190号までの公の施設に係る
指定管理者の指定については、公の施設に係る
指定管理者を指定するため
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告第16号 専決処分の報告については、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、損害賠償の額の決定及び和解について2件を専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 以上、提出議案の大要について御説明申し上げましたが、詳細については御質疑に応じ、また委員会において御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(細田廣君) これをもって、提案理由の説明を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 12月1日及び2日は議案調査のため、並びに12月3日及び4日は休日のためそれぞれ休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(細田廣君) 御異議なしと認めます。 よって、明12月1日から4日までの4日間は、休会とすることに決しました。 次の会議は12月5日午前10時から開くことといたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後5時18分 散 会...