令和 2年 6月 定例会(第5回) 令和2年6月8日(月曜日
)---------------------------------------出席議員(22人) 1番 堀籠新一 2番 坂本和広 3番 斎藤 徹 4番 佐久間好夫 5番 佐藤運喜 6番 鈴木一弘 7番 石井 馨 8番 加藤建也 9番 本多俊昭 10番 熊田義春 11番 小野利美 12番 安齋政保 13番 佐藤 有 14番 菅野 明 15番 小林 均 16番 平 敏子 17番 野地久夫 18番 平塚與志一 19番 斎藤広二 20番 佐藤源市 21番 平栗征雄 22番
本多勝実欠席議員(なし
)---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 渡辺誠一 総務係長 渡邊恵子 議事調査係長 鴫原久勝 書記 久保 賢 書記 田神 亮 書記 大室拓也 書記 高野寛正 書記
斎藤大樹---------------------------------------地方自治法第121条による出席者 市長 三保恵一 副市長 齋藤源次郎 教育長 丹野 学 総務部長 市川博夫 秘書政策課長 佐藤秀大 財政課長 安田憲一
人事行政課長併任 選挙管理委員会事務局長 佐々木幹夫 税務課長 土屋健二 市民部長 佐藤吉浩 生活環境課長 阿部清久 市民課長 高橋祐子 国保年金課長 二階堂恵一
保健福祉部長 中村哲生 福祉課長 塩田英勝
子育て支援課長 加藤珠美
高齢福祉課長 斎藤裕二 健康増進課長 騎西東五 産業部長 荒木光義 農業振興課長 遠藤吉嗣 商工課長 伊藤雅弘 観光課長 大内真利 建設部長 磯川新吾 土木課長 鈴木喜代一 都市計画課長 菊地 智 建築住宅課長 福山佳男 上下水道課長 佐藤紀行 会計管理者 高野淳一
監査委員事務局長 伊藤 茂
農業委員会事務局長 三浦一弘 教育部長 篠塚 浩 教育総務課長 石井栄作 学校教育課長 安齋憲治 生涯学習課長 服部憲夫 文化課長 鈴木啓樹 安達支所長 佐藤俊明
安達支所地域振興課長 佐藤幸夫 岩代支所長 内藤徳夫
岩代支所地域振興課長 下村 覚 東和支所長 佐藤正弘
東和支所地域振興課長 武田幸喜---------------------------------------議事日程第2号 令和2年6月8日(月) 午前10時開議 日程第1 議案第53号から議案第67号までの15件 (議案に対する質疑、委員会付託) 日程第2 一般質問
散会---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------会議の経過 〔開議前机上配付資料 議事日程第2号、
一般質問発言順序〕
○議長(本多勝実) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 (宣告 午前10時00分)
○議長(本多勝実) なお、本日、報道機関等から議場内の写真撮影の申し出がありましたので、許可することにいたしました。
○議長(本多勝実) 議員の出席状況を報告いたします。 現在出席議員22人、全員であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、本会議は成立いたしました。
○議長(本多勝実) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました日程第2号のとおりであります。
○議長(本多勝実) 議事日程に従い、議案第53号から議案第67号までの15件を一括議題といたします。
○議長(本多勝実) これより議案に対する質疑に入るところでありますが、期限までに通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 議案に対する質疑を終結いたします。
○議長(本多勝実) これより議案の委員会付託を行います。 ただいま付託表を配付いたさせます。 (付託表 配付)
○議長(本多勝実) お諮りいたします。 議案第53号から議案第67号までの15件については、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付いたしました付託表のとおり、
所管常任委員会に付託して審査することにご異議ございませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、議案第53号から議案第67号までの15件については、付託表のとおり、
所管常任委員会に付託して審査することに決しました。
○議長(本多勝実) 次に、議事日程に従い、一般質問に入ります。 質問通告者は10人であり、お手元に配付いたしました
一般質問発言順序のとおりであります。 順次発言を許します。 初めに、8番加藤建也君。 (8番 加藤建也 質問者席へ移動)
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) 皆さん、おはようございます。 通告に従い、一般質問を行います。今定例会の質問は、
新型コロナウイルス終息後の対策についてですが、1つに、これからの本市の感染対策の行動指針、安心・安全を市民にどのように周知していくのか、伺います。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症につきましては、感染経路が特定できない症例が多数に上り、かつ、急速な蔓延により、医療体制の逼迫や国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある状況から、4月7日に東京都をはじめとする7都府県に対し
緊急事態宣言が発せられ、さらに4月16日には福島県を含む全都道府県に対し、
緊急事態宣言が発せられたところであります。 おただしの安全・安心の市民への周知についてでありますが、現在、
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、ワクチンや治療薬も開発されていないこと、また、いまだ不明な点が多い感染症であり、諸外国や国内におきましても、行動制限の解除後に感染の再拡大が起こった例も複数報告されるなど、長期的な対応が必要であると言われておりますことから、現時点において安心・安全を周知することは難しいと考えております。 本市が平成27年3月に策定し、今回の
新型コロナウイルス感染症対策の基本となっております二本松市
新型インフルエンザ等対策行動計画では、現在の
新型コロナウイルス感染症の患者の発生が減少し、発症が低い水準でとどまっている状態、大流行が一旦収束している状態を小康期として捉えており、引き続き市民に対し防災ラジオや
市ウェブサイト、市公式SNS、重要な情報に係るチラシの全戸配布及び市公共施設への掲示による啓発等により、
感染予防対策である手洗い、マスクの着用、咳エチケット、密閉・密集・密接のいわゆる3つの密を避けていただくこと、換気の重要性等を呼びかけることが重要であると考えております。 こうした予防対策を取っていただき、少しでも感染リスクを下げることで、小さな安心を積み上げていただけるよう、情報の提供に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) ただいまの部長の答弁で、安全・安心について、大変周知するのが難しい部分があると。全くそのとおりだと思います。ただ、その中でも、ある程度は市民の皆さんに安心というものを、心がけているような部分を、市の当局の方から周知しなくてはいけないとは思うんです。その中で、今、部長の方から防災ラジオとか、チラシとか、そういう部分できちっとそういう報告をしながら対策を取っていくという話でございますが、その中でも、ただ安心については、私の方から、もう何点か伺いますけれども、1つは何と言っても、医療体制の確保を万全にすることが大事だと私は思っているんです。それで、その体制を安達医師会または広域とどのような連携を取って、市民のために具体的にどのような医療体制を構築していくのか、答えられる範囲内でお願いします。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えいたします。 安達医師会とは感染症発症の早期の段階から、病院等で不足しているマスクを市の備蓄品から提供したり、市の対策本部と安達医師会の連名で全戸配布のチラシを作成するなど、連携をして対応をしてまいったところでございます。 今後は、今回の補正予算にも計上をさせていただきましたが、安達地方3市村、広域行政組合によりまして、安達医師会の協力のもと発熱外来を設置して、発熱のある市民が安心して受診できる体制を整えてまいりたいと考えております。詳細につきましては、現在協議中でありますが、できるだけ早い時期に開設をして、安達地方の医療体制の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) お答えいただいたように、なるべく迅速にそういう対応を取れるように医師会の方と連携を密に取って、やっていただければなと思います。 それで今、部長の方からの話ありましたように、
安達地方発熱外来設置の部分のお話がありましたけれども、それに対してこの負担金、今回補正に869万が本市に上がっていますけれども、ということは安達地方の負担金ということは、二本松市が869万という理解してよろしいですか。となりますと、私たち議会としても、議員としても、理解しておきたいんですけれども、じゃ、大玉さんはいくら、本宮さんはいくら負担するのか、お分かりであれば教えてください。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 現時点で詳しい資料を持ってまいりませんでしたので、詳しく申し上げることはできませんが、全体としての経費が1,500万弱かかる見込みでございます。通常、二本松、本宮、大玉の負担割合、二本松が概ね6割、本宮が概ね3割、大玉が概ね1割というような負担割合で負担することになろうかと考えております。 以上でございます。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) もし金額的に分かりましたら、後で一般質問終わってからでもいいので、お知らせいただければと思います。 もう1つなんですけれども、実は2つ目に、この安心は、私は消毒の在り方だと思っているんです。それで、今我々が行っている消毒は、手洗いとか、うがい、あるいは
アルコール消毒、先ほど部長がおっしゃった、3密に特化して消毒を行っているんですが、私が思うに、これから一番安心できる消毒は、紫外線消毒が効果的だと私は思っております。ただ、紫外線は、ほとんどの細菌や空気と水の中の他の微生物を数秒で死滅させることができるんです。ですが、特に重要なのは、紫外線には波長によって人体に有害な紫外線があるわけです。 例えば、UVAでありますと、これは長波長紫外線、長い波長の紫外線があって、UVB、これは中波長紫外線です。中間の波長の紫外線なんですけれども。これというのは、この2種類は皮膚がんを誘発するおそれがあって、大変危険なものなんです。あまりこういうものは、使用してはいけない。ですけれども、人体がそこになければ、この空気中の消毒はできるということです。今、ニューヨークの電車の中、やっているのはこのタイプです。結局人体がいないところで一気に照射して、細菌、滅菌をするという状況なんですけれども。ただ今、人体に優しいのは、UVCというのがあるんです。これは短波長紫外線で、これは皮膚がんの発生をしない強い殺菌力を持つものなんです。ただ、これも本来であれば、AよりもBよりも強い紫外線なんですけれども、実はこの220ナノメーターという制御された紫外線で殺菌するものですから、すごく安全にできているわけです。こういうものを、ぜひ本市も安心・安全のために、そういう紫外線消毒と言うんですか、できれば
紫外線照射機を導入していただければなと思っているんです。
紫外線照射機、実際にこのUVCを、もう発売している会社があるんです。会社名は言えないんですけれども、空気清浄機でエアロピアというのがあるんです。これは国産で今製造しております。ただ金額的に1台6万4,000円するんですけれども、これを例えばこの議場に1台あれば、ここの議場全部殺菌されるんです。これは人がいても大丈夫なんです。だから、そういうものを、できるだけ二本松市内で導入して、二本松市の安全・安心を市民あるいは県外の人たちに訴えて、二本松市は安全なんですよという体制を取っていただければなと思っております。 また、そのほかに紫外線の機種には、いろんな機種があるんです。その中で、今、一番有効的なのは、ハンドタイプの紫外線があるんです、折りたたみの。それですと、洋服から全部消毒できるんです。手だと大体10秒間照射するだけで、滅菌できるんです。そういうものも、もうできているんで、ただそれを、そういうものを導入するときに、例えば、各家庭に1台あるのが一番なんです。ただそのときに、市の方で購入する場合は3分の1負担してあげるとか、そういう方法も一つの方法かなと思っているんです。ですから、そういう対策をもし取っていただけるのであれば、一応これから会議のテーブルにのせていただくということになると思うんですけれども、そういうことも検討していただければと思うんですけれども、部長どうでしょうか。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。
新型コロナウイルスの消毒に有効なものといたしましては、厚生労働省より、アルコールや
次亜塩素酸ナトリウムが推奨されているとは思いますが、一般の家庭であれば、石鹸で洗い流すだけでも、十分効果があるものと考えております。ただいまお話がありました
紫外線照射機等につきましては、ご意見として伺っておきますが、消毒液が品薄な状況でありますので、これに限らず、
新型コロナウイルスの消毒に有効なものがないか、情報収集、研究等してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) これから情報収集をしながら、十分に検討をさせていただくということなんですけれども、結局、今、
アルコール消毒に関しても、あれは、今、アルコール度が70%以上、80%以上のもの、消防法によって60%以上のものを使用するということなんですけれども、ただ、こういう気候が温かくなってくると、乾く前に火を扱うものを使うと、やはり引火する危険性があるんですよね。ですから、そういうところも、
アルコール消毒などは、当然日陰に置かなくてはいけないし、日の当たるところに絶対置けないという状況なんです。そういう危険性もありますので、そういうところも周知しながらやっていかなくてはいけないんですけれども、ですから、ただ紫外線消毒に替えたら、私は自分の業界でも使っているものですから、非常に安心できるものなので、ぜひ導入していただきたいんですけれども。 今日、議長の許可をいただいて、見本を持ってきました。機種の一部です。一部の見本を持ってきたので、ちょっと見ていただいて。これなんですけれども、これはパン焼き機みたいなんですけれども、これが我々業界で使っている
紫外線消毒器です。これで何を消毒するかというと、私たちが使っているお客様一人カットするたびに、ここにはさみを入れます。当然工具を入れます。これで20分照射するんです。照射して、全部滅菌をする。その滅菌したもので、次のお客様をやるというやり方をしているんですけれども。 例えば、今、私ども、これマスクなんかは、必ずここに入れて消毒するんです。マスク、布製というのは、10分間で照射できるんです。じゃ、役所でこれをやったらどうなるのかとなると、例えば、1階の市民窓口のところで、住民票とか印鑑証明書とか書くと、ボールペン使いますよね。そういうものを、ここに入れて、消毒して、それを消毒済みのボールペンとして、よく旅館なんかにある。使ったらば、消毒済みの箱に入れている。 そういう安全対策というのは、必要だと思うんです。ですから、そういう部分もありますので、先ほど言ったUVCに関しましては、そういうコンパクトなハンドタイプのものもありますので、それとなると、なぜ、危険性があるかと言うと、皮膚に当てた場合に、皮膚というのは5層に分かれているんですよね。皆さんご存じだと思いますけれども、角質層があって、顆粒層があって、有棘層があって、基底層があって、真皮となっている、我々の皮膚は。でも、UVAとUVBはその3層の有棘層まで届いてしまう。だから、やけど状態になったりとか、シミ、そばかすとか、しわの原因になるんです。だからこれは使ってはいけません。だからよく、日光浴で日陰、日に焼けた場合、あれは完全に火傷状態で、UVB、UVAがもう浸透してしまっている。ところがそのUVC、220ナノメーターという紫外線は、角質にしか行かないんです。だから表面の角質だけを消毒する。それがこれなんです。 ただ、これはUVCでもUVAでもBでもない。これは紫外線ランプ、
ナノオゾンタイプなんですよ。オゾンレスタイプのランプを使っている。だから、室内で使っても大丈夫だという
紫外線消毒器なんです。こういうものを、少しでも、導入していただいて、役所なんかで使っている備品は安全なんですよということをPRしていただけるようにお願いしたいと思うんですけれども、再度いかがでしょうか。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 ただいまいろいろお話をいただきましたが、今の話だけでは、私どもも十分理解はできませんので、今後研究をさせていただきたいと思います。 以上でございます。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) ぜひ、前向きに考えていただけるようにお願いいたします。 次の質問に入ります。 次は、外出自粛解除後の新たな活動についてですが、ステイホームが身についた人たち、市民や観光客を各種活動、イベント、観光施設において、どのような体制で迎え入れるのか、伺います。
◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。
○議長(本多勝実) 産業部長。
◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。
外出自粛解除後に市民や観光客が安心してイベントや観光に出かけることができるためには、まずは、これまで
感染防止対策として市民に周知を図ってまいりましたとおり、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いの徹底、こまめな換気、3密の回避など、一人一人が意識して実行していただくことが基本であると考えております。 その上で、市、民間を問わず、イベントを実施する団体、あるいは観光業者においても、参加人数の規模により開催の可否を判断するとともに、消毒液の設置、こまめな消毒、マスクの着用の喚起、身体的距離の確保、症状がある方の入場制限など、訪れる方の安心・安全が確保されるよう、今後も徹底した対策を講じていただくよう要請してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) ただいまの部長の答弁については、十分に理解させていただきました。 ただ、観光名所、観光施設にお客様を迎え入れるのに、今まで県境を超えないでください、市民には外出を控えてください、とお願いしてきたわけですが、今度は泊りに来てください、飲みに来てください、食べに来てくださいなんです。こうなってくると、これにはほとんどの市民が、事業者も迷っている状況なんです。これらを自己判断に任せるのか、それとも行政としてある程度ガイドラインをつくるのか、伺います。
◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。
○議長(本多勝実) 産業部長。
◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。 市の対策本部会議においても、ある程度、県に準じた外出要請解除というふうな日程は公表しておるところでございます。ただ、やはり今まで危機管理ということもございますが、なかなか出足が鈍いという現状は否めない事実であろうと思っています。ぜひ、受け入れる側としても、安全対策を取りながら、ぜひ迎え入れていただければというふうに考えております。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) よく分かりました。 それで、もう1つ伺いますけれども、市民の皆様には趣味の団体活動があって、習い事の集まり、あるいは体力づくりの集まり、スポーツなど、または飛沫感染が一番気になる合唱サークルなどの集まり等があるんですけれども、これを、各団体のコロナ対応に任せるのか、それともある程度行政の方からアドバイスするのか、その辺のところも伺います。 ついでにもう1つなんですけれども、実は提灯祭りが中止になりました。これは神事なんですけれども、最近ではもうイベントになってきているわけです。その中で、やはり中止になったけれども、字単位で太鼓台を出したいという話も今出ているわけです。そういうところに太鼓台を出すということは、小学生もそこに行くわけですから、そこで3密が発生すると。そういったところに、教育委員会とすれば、そういうところは認めるのか、それともある程度行政の方からそれはちょっと控えてくださいとか、やるんでしたらこういうやり方をしてくださいとかという指導をするのか、その辺のところを伺います。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) お答えをいたします。 一般的な予防対策につきましては、これまで十分広報をしておりますので、改めて行政として個々の団体等に対して、指導等を行うという予定はございませんが、相談があれば、各団体の活動状況、人数であるとか、活動内容、場所等をお聞きして、感染リスクを低くするようなアドバイスは行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
◎教育部長(篠塚浩) 議長、教育部長。
○議長(本多勝実) 教育部長。
◎教育部長(篠塚浩) ただいまの
二本松提灯祭りの中止を受けて、各字で太鼓台の引き回しをやりたいというような話もあるということなんですが、実は先日、
二本松提灯祭り保存会を開催いたしまして、各字のご意見を伺いました。 やはり、やりたいと言う字と、中止という字がございまして、保存会としましては、やるときは七町全部、やらないときは七町全部1台もやらないという方向で進んでおりまして、現在各字に再検討ということで、調整をお願いしているところでございます。 以上です。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) よく分かりました。 とにかくそういう体制を、きちんと市の方で把握しているということで、ぜひともこれからそういうアドバイスなどを市民の皆さんにしていただければなと思います。 次の質問に入ります。 次の3問目は、各種産業における今後の支援についてですが、
新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ観光産業活性化に向け、どのように取り組む考えはあるのか。また、商店街復活のための対策はどのように考えているのか、伺います。
◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。
○議長(本多勝実) 産業部長。
◎産業部長(荒木光義) お答えいたします。
新型コロナウイルスの感染拡大により、落ち込んだ観光産業の活性化に向けた取り組みといたしましては、まずは、市内において、人の流れを取り戻すことが必要と考えており、民間も含めた各種イベント等も徐々に開催してまいりたいと考えております。 次のフェーズとしては、県内を含めた国内での人の動きに着目し、取り組みといたしましては、市内宿泊施設の利用に限定した助成を行う観光誘客支援事業を計画しており、今定例会にご提案申し上げているところであります。 また、県では、観光周遊宿泊支援対策事業として、福島県民向けの宿泊助成を6月1日から開始しており、さらに、7月下旬からは、かつてない規模の旅行商品割引による観光事業喚起策として、国の「GоTоキャンペーン事業」が開始されますが、夏休みシーズンに向けて、国内旅行需要の回復が期待されることから、市内の宿泊業、観光業、観光施設等への誘客の促進が図られるものと考えております。 最後のフェーズとしては、インバウンド事業の推進であります。世界に目を向けますと、600万人以上の感染が確認されており、収束には相当の期間を要するものと思われます。特に、本市が重点地域として取り組んできたアメリカ合衆国や東南アジア諸国の感染拡大もあることから、直ちに観光需要の回復は見込めないものと思料されますが、市といたしましては、訪日再開となった場合の準備を進めるため、県をはじめ、関係機関と協議したいと考えております。 また、現在整備を進めております(仮称)岳温泉交流広場や二本松城文化観光施設を活用した誘客促進、にほんまつDMOと連携した事業及び本市の観光資源を活用した教育旅行の推進を図り、福島圏域連携推進協議会や郡山広域連携中枢都市圏など、広域的な観光事業の着手についても検討してまいりたいと考えております。 次に、商店街の復活のための対策についてでありますが、市といたしましては、これまで市独自の緊急経済対策として、市内の中小企業者等を支援するため、経営回復事業や経営持続化支援金の交付等を実施するとともに、持続化給付金、雇用調整助成金等、国の支援策についても周知を図ってきたところであります。 今後は、感染拡大の状況を見極めながら、経済活動が再開される中において、商店街等の団体が行う事業や消費喚起の
取り組み等、商工関係団体等と協議し、必要な支援策について検討してまいりたいと考えております。 また、繁盛店づくり支援事業や創業支援空き店舗等活用事業、これらの市の既存事業の活用についても積極的にPRし、商店街はじめ、市内経済の回復に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) 今、産業部長の方からも詳細に詳しく説明いただいて、それがこれからの二本松がとる経済対策なのかなとは思っていますけれども、ただその中で、今部長の方から、県外、国外の動きの動向も見ながら、そして、インバウンド推進するという話もあったんですけれども、私が思うに、もうインバウンドは失った状態だと思うんです。どう考えても、国外から呼ぶというのは厳しい状態。ただそれを、何て言うんですか、あまりインバウンド、インバウンドと考えない方がいいのかなという部分もあるんです。 実は、昨年度のインバウンドの国内の収益が4.5兆円ぐらいなんです。でも、国内の旅行者の収益は、11.5兆円あるんです。逆に、日本人が海外に幾ら使っているかと言うと、1.1兆円ぐらいなんです。そう考えると、今まで、国の話になりますけれども、4.5兆円取り戻すのであれば、国内の11.5兆円をもっと拡大していくような努力をした方が、私はいいと思うんです。 それで、今、先ほど部長の方から、誘客支援事業の中で観光振興事業費、多分ここに1,300万、今回補正組むと思うんです。実際使えるのは、中身は1,000万ぐらいだと思うんです。300万は事務費とかそういうのに使えるということで。 それで、この補正に対して何点か伺いますけれども、これはいつから実施する予定なのか。それと、補助金の利用金額には何パターンかあるのか。それと、宿泊プランに抱き合わせるプランはあるのか。 また、この事業はDMO、楽天トラベル、じゃらん等インターネット予約サイトからクーポン券を取ると聞いておりますけれども、これは高齢者にとって非常に難しい部分があるんです。ですから、何とか窓口対応でこのチケットを取るような対応は取れないか、この4点、ちょっとお聞かせください。
◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。
○議長(本多勝実) 産業部長。
◎産業部長(荒木光義) 再質問にお答えいたします。 今定例会にご提案申し上げております補正予算、これは市独自の観光誘客支援事業として、行いたいというふうに考えておるものでございます。開始時期は、7月中を目標に開始をしたいと考えております。当初設計では、収束後ということで、安心・安全に行動いただけるということで考えておりましたが、今申し上げましたとおり、県民限定クーポン、こちらについてはもう既に始まっております。 さらに、7月下旬から国のGоTоキャンペーンということで、乗り遅れないようにということもございますし、観光事業者のやる気の引き出しという部分もございますので、7月下旬からというふうに考えております。 なお、できるだけ早くスタートできるようDMOと協議してまいりたいと思っております。 それから、2点目の割引クーポン券の内訳と言いますか、発行内訳でございます。申し上げます。まず、2万円の割引券でございます。こちらが200枚、400万円。こちらは4人以上、かつ4万円以上の商品を購入いただく際ということで考えております。それから2つ目が、1万円の割引券が500枚、500万円でございます。こちらは2名以上、かつ1人1万5,000円以上の商品で使えるという想定です。3つ目が、最後ですが、5,000円の割引券ということで、こちらが200枚、100万円。こちらは1名以上、かつ7,000円以上というふうな仕様の内容でございます。これらクーポンの総額、割引総額が1,000万円というふうに設計をしているところでございます。 それから、3点目ですが、この事業は市内限定の宿泊旅行プランということで考えてございまして、この宿泊旅行プランは、市内の宿泊施設に泊まるだけではなくて、泊まっていただいて、なおかつ、市内の観光施設を回っていただくという商品の設計で考えてございます。ぜひ、そういった協議をどんどん進めながら、いわゆる参加事業者、そちらの方を増やしてまいりたいなというふうに考えておりますので、決して泊まるだけではないというふうにご理解いただければと存じ上げます。 また、市内にできるだけ、日中ですね、長く滞在していただくことによりまして、人の流れ、お金の流れを生み出したいというのも、1つのコンセプトでございます。 それから、4点目でございますが、このクーポン券につきまして、議員おただしのとおり、このシステムは、DMOからインターネットで通じて、そちらで申し込んで決済をして、販売するという一連のウェブ上の流れの中での取引でございます。高齢者となかなかなじまないというふうなご意見もいただきました。しかし、このシステムの流れの中で、紙ベースでクーポン券を発行するというのは、ちょっとシステムの流れの中では、難しいというふうに考えております。考えられるとすれば、また別建てで、紙の取り扱いはまた別建てて、ちょっと起こすしかないのかなというふうに思っておりますが、現時点ではこのシステムでスタートさせていただければというふうな考えでございます。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) ぜひ紙ベースで、別媒体でできるように努力していただきたいと思います。それがやっぱり、二本松市民の、特に高齢者のためになると思うので、ぜひそれを進めていただきたいと思います。 それと、先ほど抱き合わせプランの中で、市民が有効に使えるようにということだったんですけれども、例えば、私が思うに、この宿泊プランを使うと、例えば、市内のお土産もセットにプランに入れるとか、だから宿泊すると二本松、お菓子どころですので、お菓子がつくとか、あとは銘酒どころですので、お酒もつくとか、そういうのも取り入れてあげると市内活性化につながるのではないかなと思っております。 あとは、例えば、世界的に有名なサファリパークの券もセットにするとか、そういう部分を考えながら、やっていただきたいなと思います。 あとは、5,000円の券があるということは、例えば、今、二本松市にはビジネスホテルが1軒あるんですけれども、あとは、これから開業するというホテルが。そういうところというのは、宿泊が1泊7,000円ぐらいなんですよね。そこに5,000円が使えるというのは、すごく有効的だと思うので、これはぜひ実現できたら、していただければなと思っております。 それで、ちょっと市長に伺いたいんですけれども、例えば、今部長から説明あった2万円が200枚、1万円が500枚、5,000円が200枚という話がありました。これが売り切れた場合に、人気があって、もっと、と言ったときに、補正を組む考えは市長にありますか。
◎市長(三保恵一) 議長、市長。
○議長(本多勝実) 市長。
◎市長(三保恵一) お答えをいたします。 これらの利用の動向等踏まえながら、検討させていただきます。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) ぜひ多くの人が利用できるように、そういう検討をきちんと実現できるようにお願いします。 それで、またもう1つ伺いますけれども、これは担当課はちょっと違うんですけれども、今、二本松市には、高齢者温泉券があるんですけれども、これ70歳以上。これを、この高齢者温泉券を期間限定で、全市民に利用できるようにすべきではないかと思うんですけれども、その辺のところの検討いただけないかという意見が、私の方から出しておきます。 それと、あと先ほど部長からあった国のGоTоキャンペーン、これが今ちょっとトラブルがあって、遅れる状況なんです。うちとすれば、幸いかなと思うんです。そのGоTоキャンペーンに二本松市の今やる政策を抱き合わせで、うまくいくと。 例えば、国が宿泊1万円補助するとすれば、そこに二本松のその宿泊券を、それもプラスされるとなると、これは大きな補助になると思うので、あとは、全国の人を呼ぶんであれば、二本松に、岳温泉に泊まりいただければ、二本松の銘酒1本プレゼントしますよとかと、そういうアイデアもどんどん出すべきだと思うんです。ですから、この国のGоTоキャンペーンに何とか抱き合わせできるように、努力していただきたいんですけれども、その辺のところ、答弁お願いします。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) まず、高齢者の温泉券についてお答えをします。 期間限定で全市民へというような話でありましたが、温泉券につきましては、これは目的、高齢者の外出支援というような目的がございますので、全市民への拡大までは考えていないところでありますので、その点はご容赦いただきたいと思います。 以上でございます。
◎産業部長(荒木光義) 議長、産業部長。
○議長(本多勝実) 産業部長。
◎産業部長(荒木光義) 再質問のGоTоキャンペーンについてでございます。 議員ありましたとおり、若干ちょっと遅れているようでございます。7月下旬スタートということで、情報が入っておりますが、全国の観光地、こちらに、こぞって、ぜひ我が地へということで、多分いろんな事業を展開されるように思っております。二本松市の観光事業者あるいは宿泊業も、それに乗り遅れないように、一緒になって引き込めるようなプラン、そういったものを考えていただくよう、改めて要請をしたいなというふうに思っております。 なお、議員ありましたとおり、何か付加価値をつけて、呼び込むというのも、非常に大事な施策と思っておりますので、併せて検討してまいりたいと思っております。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) 国のGоTоキャンペーンに乗り遅れないように、そういう対策を取っていただければと思います。 あと、
保健福祉部長の答弁に関しましては、もう合併してもう15年ですか、合併したときの政策なので、そろそろその目的を変えるように努力してください。以上です。 それについて、最後に市長に伺いますけども、前段で産業部長から答弁いただいた事業については、非常にあの私とすれば、弱い政策だと思っております。この政策を立案するまでには、市長はじめ職員の皆様が限られた財源の中で大変苦労なさっての予算編成だとは思っております。失礼ながら、この事業は穴の開いたバケツに水を注いでいるようなもので、経済復活にはなかなかつながらないんではないかと、私は思っております。 そこで私が思うに、この小手先の政策では駄目で、今回は対処療法ではなく、どんな大なたを振るか、カンフル剤としてどのような注射を打つかが問題だと思っております。 そこで、 『発言取り消し』 温泉関係、商店街関係、国内からの需要喚起のための仕掛けをすべきだと私は思うんです。それで、この喚起をすることによって、秋口から暮れにかけて、書き入れどきに、どこの自治体も仕掛けてくるんです。だから今、カンフル剤を入れるべきで、そこで他の自治体と差をつけなければ二本松市に人の流れがくるとか、二本松市が元気になるなんていうことは、ないと思うんです。これはすごく大事なことなんです。 『発言取り消し』 インバウンドを失った今、特別な利益を求めるのではなく、二本松市の生き残りをかけるために大胆な政策をとるべきだと私は思っています。 これは市長の決断です。それが市民の生活を守るトップの仕事だと私は思いますけれども、市長どうでしょうか。
◎市長(三保恵一) 議長、市長。
○議長(本多勝実) 市長。
◎市長(三保恵一) お答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、今後、第2波、第3波も予想されるところです。そういう点では、そうした動向も踏まえながら、引き続き市民の「命」を守り、生活を守ることを基本といたしまして、「感染予防」・「生活防衛支援」・「経済対策」を3本柱といたしまして、引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。 なお、今後のそうした課題につきましては、今日までもスピード感を持って実施しなければならないことについては、全力を挙げて取り組んでまいったところでありますが、引き続き取り組んでまいります。 なお、基本的には、私は産業振興、人材養成、人づくりをさらに推し進め、また、住みよい、若い人にとっても夢の持てるまちをつくることが基本であると考えております。
新型コロナウイルス感染症対策、そして、今申し上げた施策を大胆に進めてまいります。 なお、いただいた意見につきましては、受け止めさせていただきます。 以上、答弁といたします。
◆8番(加藤建也) 議長、8番。
○議長(本多勝実) 加藤建也君。
◆8番(加藤建也) 今の市長の答弁ですと、将来的なその夢とか、そういうのは分かるんですけれども、今それを言っている場合ではないんです。今何とかしなくてはならないんです。 だから私は、そういうことを言っているのであって、とにかく市長は、今50年後、100年先とか、よく言いますけれども、これは三保恵一という市のトップが二本松市の将来と二本松市民の生活を考えての発言ですから、あえて否定はしません。しかし、50年先、100年先を目指して、ここで何かできなかったら、二本松市は後がないと思うんです。 三保市長がこの2年間やってきたことは、無料化政策だけが目立っているんです。この無料化が50年後、100年後、二本松市の未来を担う子どもたちに大きなツケとなって返ってくると私は思っているんです。ここで決断ができなかったら、何で市長になっていたんでしょうか。何のために市長をやっているんでしょうか。今は世界の経済が危うくなっているんです。50年後、100年よりも今、そして5年後、10年後の二本松市の生き残る道を考えるべく、私の提案を議論のテーブルに乗せていただくことを強く意見申し上げまして、私の質問を終わります。
○議長(本多勝実) 以上で、8番加藤建也君の一般質問を終了いたします。 一般質問中途でありますが、ここで暫時休憩いたします。 再開は午前11時といたします。 (宣告 午前10時49分)
○議長(本多勝実) 再開いたします。 (宣告 午前11時00分)
○議長(本多勝実) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、2番坂本和広君。
◆2番(坂本和広) 議長、2番。
○議長(本多勝実) 坂本和広君。
◆2番(坂本和広) それでは、6月議会一般質問をさせていただきます。 まず大項目1件目ですが、
新型コロナウイルス対策についてお伺いをいたします。 このたび発生いたしました
新型コロナウイルス感染症拡大において、市民の皆様には多大なご協力をいただいたことに、まずは感謝を申し上げ、また、先日給付をされました定額給付金では、市職員のプロジェクトチームを立ち上げていただいて、深夜に至るまでの作業により、5月27日時点で市内の市民の皆様の91.69%、人口ベースで支給が完了されているということで、資料請求でいただいております。非常に大変な作業だったかと思います。厚く御礼を申し上げたいと思います。 このような迅速かつ正確な事務執行により、生活の安定を得られた市民の方々も多いと思いますので、今後あり得る2次感染拡大の際などにも、変わらぬご尽力をお願いして、質問の1項目めに移りたいと思います。 1つ目です。市民の身体や生活を守る対策について。 1点目、感染症拡大第1波が落ち着きある今、当局としてコロナウイルス感染症予防対策としての今回実施した施策等に対する検証内容を伺います。 2点目、感染拡大第2波が来ることを想定して行う準備の内容を伺います。 3点目、災害発生時の避難所等に関するコロナウイルスの対策方針について伺います。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 議長、
保健福祉部長。
○議長(本多勝実)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村哲生) 所管事項にお答えいたします。 1点目の
新型コロナウイルス感染症予防対策として、今回実施した施策に対する検証内容についてでありますが、本市では、国において
新型コロナウイルス感染症を指定感染症に指定する政令を閣議決定した1月28日以降、危機感を持って市民に対し、防災ラジオや
市ウェブサイト、市公式SNS等により感染症予防対策として、手洗い、うがい、咳エチケット、大勢の人が集まるところにはマスクの着用を呼びかけてきたほか、使い捨てマスクの正しい使い方、正しい手の洗い方など啓発に努めてきたところであります。 また、視覚に訴える広報として、広報にほんまつと同時発送で、3月には、
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安、4月には、最前線で闘っていただいている医療機関を支える観点から、市対策本部と安達医師会の連名で、
新型コロナウイルス感染症についてのお願い、今月には、
新型コロナウイルス感染症の新たな相談・受診の目安のチラシを作成し、全戸配布し、家庭で保存できる形で周知、啓発を図ってまいりました。 さらには、マスクが不足している医療機関を支援するため、2月には安達医師会・安達歯科医師会に対し、市の備蓄品からサージカルマスクを提供するなど、側面から医療現場への支援を行ってまいりました。 また、2月3日には、
新型コロナウイルス感染症対策として、庁内対策本部を設置し、早い時期から国内発生段階、県内発生段階、市内発生段階の3段階に分けて、それぞれの発生期における対応等について協議を行うなど、現在まで合計20回の対策本部会議を開催し、感染状況等の情報把握、感染防止に係る各種指針の策定、小中学校等の臨時休業や市内公共施設等の利用制限など、各種対策について検討を行い、その内容につきましては、随時、
市ウェブサイトや市公式SNS等により、市民の皆様に情報提供してきたところであります。 なお、市内事業所におきまして、陽性者が出た翌日の4月8日からは、市民の不安に対応するため、二本松市
新型コロナウイルス感染症相談センターを健康増進課内に開設し、休日・夜間を含めた相談対応を行ってきたところであります。 これらが市として対応してきた主な内容でありますが、4月上旬に市内事業所でクラスターが発生し、市民2人が感染したことは、残念でなりません。 ただし、それ以降、新たに市民から感染者が出ていない状態を維持していることは、感染症予防対策の周知を早め早めに実施してきたこと。また、市民の皆さんの
感染予防対策に対するご理解とご協力があったことによるものと考えているところであります。 2点目の感染拡大第2波が来ることを想定して行う準備内容につきましては、これまでの予防対策に引き続き万全を期すことのほか、新しい生活様式の実践例などを参考に、さらなる周知を図ってまいりたいと考えております。 また、市内の医療機関を守り、医療体制を崩壊させないためにも、現在協議を続けております(仮称)安達地方発熱外来を早期に設置し、発熱等気になる症状のある方を診察する外来を開設するとともに、これまで医療機関等に提供してまいりました備蓄品等を購入確保し、再備蓄に努め、今後の感染拡大にあっても、医療機関が安心して医療行為ができるよう準備をしてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。
○議長(本多勝実) 市民部長。
◎市民部長(佐藤吉浩) 所管事項にお答えいたします。 3点目の災害発生時の避難所等に対するコロナウイルス対策についてでありますが、災害発生時における避難所の運営につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大をできる限り防止するため、様々な対策を講じていく必要があると考えております。 本市の対応策といたしましては、まず、避難者による避難所での過密状態を避け、避難所への移動中に被災するリスクを抑えるためにも、安全な場所にいる方については、そのまま自宅にとどまっていただく在宅避難や、市の指定避難所ではなく、地区の集会所等に開設されました自主的な避難所への避難、さらには安全な場所にある親戚宅や知人宅へ避難するといった、いわゆる分散型避難につきまして、市民の皆様がそれぞれの状況に応じて、事前に検討していただくことが重要であると考えております。これらにつきましては、今後、市の広報紙やウェブサイトを通じまして、広く周知を図ってまいりたいと考えております。 避難所での対策といたしましては、受付時に体温測定と簡単な問診を行いまして、避難者の体調を確認した上で、その症状や基礎疾患の有無によりましては、避難スペースの振り分けを行いますとともに、避難者同士で2メートル程度の間隔を確保していただくほか、こまめな手洗い、十分な換気、咳エチケットの徹底など、基本的な感染症対策をお願いすることといたします。 さきの5月臨時会における補正予算におきましては、手指の消毒剤、マスク、除菌消毒スプレー、非接触型体温測定器のほか、感染症対策とプライバシー保護の両方に利用できる間仕切り用組立式テントなど、感染予防に関する物品の購入経費を計上させていただきましたので、これらを活用しながら、避難所での感染症予防対策に努めてまいりたいと考えております。 また、大規模な災害発生時に特段の配慮が必要な高齢者や基礎疾患のある方、妊婦で避難が必要な方などの避難先を確保するため、県の
新型コロナウイルス感染症対策強化補助制度を利用しまして、市内のホテルや旅館等を避難所として活用する取り組みについても、関係団体との協議を進めてまいりたいと考えております。 なお、これらの感染症対策を確実に実施いたしますために、早期に避難所設置・運営マニュアルの整備を進めますとともに、市内部で情報共有を図りながら、災害時における感染症拡大防止に努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◆2番(坂本和広) 議長、2番。
○議長(本多勝実) 坂本和広君。
◆2番(坂本和広) ご答弁いただきました。 まず私、今回のこのコロナウイルス、3月の一般質問でもさせていただきましたが、このような感染爆発というのは、皆さん想定して準備ができるというものではなかったかと思います。しかしながら、今回、まず第1波の感染拡大が落ち着きつつある今、だからこそ、しっかりとこの第1波感染拡大で起こったこと、我々ができたことの検証をしっかりと行った上で、第2波が来るものにしっかりと備えるという、このPDCA、この改善こそが大事なことなのではないかと思って、今回の質問をさせていただいております。第1波のこの感染拡大で対応しきれなかったものが仮にあるのであれば、第2波にしっかりと備えていただきたいと思います。 先日、資料の請求をさせていただきまして、手元に。先ほど
保健福祉部長の方で、マスクの件、お話ございました。感染症発生前、例えば、健康増進課さんであれば、サージカルマスク2万5,230枚のところを今回配布分が7,250枚、現在の在庫1万7,980枚に追加購入3万3,000枚ということで、最初の2万5,000枚を上回る今回5万980枚を用意をされるということで、こういったものが2次感染拡大に対する準備であるためということで、非常に心強く思っているところでもございます。 先ほど、手指の消毒液ということで、お話もございましたが、各課さん、手指の消毒液に関して、まず一番この増加分が目立つのが、教育委員会さんの分ですかね。感染症発生前に関しては、0本だったということでしたが、今回補充分1,710本ということで、非常に増量されて、今後のことに関しても、しっかりと準備をしていただいているものかと思って、ひとまず資料の上では、今後の準備、皆様しっかりと行っていただいているものと認識をさせていただいた次第でございます。 問題は、3点目の質問でございます。災害時の避難発生について、ご質問させていただいておりましたが、昨年の台風のような、地域住民の皆様の避難を想定しての対応ということであれば、どちらかと言えば、ある程度の想定が可能ということで、先ほどのお話の中で分散型ですとか、あとは岳温泉を含めた旅館、ホテル等を活用しての避難ということで、先手を打って、対応ができるものということで、こちらの方に力を入れて対応を、準備をしていただきたいとは思ってはおるんですが。 私、先日、臨時会のときに、市民部長に、一つ懸念点として、ご相談申し上げた点が感染拡大、2次感染拡大が、首都圏などで、甚大なものとなった場合、仮に10万人、20万人という大きな数字で感染が拡大した場合です。私も先日までと言いますか、2年、3年前ぐらいまで首都圏で仕事をしておりましたので、満員電車の込みようと言いましたら、もう人と人の肌が触れ合う、また手すりをつかまないと、転んでしまいますので、電車の中の満員具合というのも、本当ぎゅうぎゅう詰めな状態なんです。そういうものとなった場合に、果たして首都圏の方々が生活の安定を考えておると、首都圏にいるというよりも、地方にだんだん避難、疎開をされて来るということも想定をしておかないといけない。こういった広域避難という課題についての側面を保護視点として、しっかりと考えておかないといけない問題かと思っております。2次感染拡大による広域での避難など、そういった最悪の場合を想定してのお考えについて、再度伺いたいと思います。
◎市民部長(佐藤吉浩) 議長、市民部長。
○議長(本多勝実) 市民部長。
◎市民部長(佐藤吉浩) お答えをいたします。 ただいまご質問いただきましたように、首都圏の皆様が大量に避難をされるというふうなこと、ある程度想定しておかなければならないのかな、というふうな部分については、理解をしている部分でございます。確かに、今般の
新型コロナウイルスのみならず、例えば、首都直下地震でありますとか富士山の大爆発とか、そういった大災害が想定されるというふうな場合に、可能性としては、広域避難の部分も考えられるというふうに思っております。 現在、県境を超えた移動の自粛というような部分が求められているというような状況ではありますので、今、直ちに急激に避難者がこちらの方に来られるというようなことは、現段階においては想像しにくい部分もございますが、現時点におきまして、協定を締結しているという自治体も、例えば、東京都の葛飾区ですとか、埼玉県の越谷市等々、複数ございます。そういった相互応援協定の中では、被災者の一時受け入れというような部分も、規定をされておりますので、そういったところからの広域的支援要請、こういった部分がございました際には、対応しなければいけないというようなことは当然に考えられる次第でございます。 そういった際には、単独市町村のみならず、国県、関係市町村、連携を図りながら、できる限りで、キャパの部分もございますが、先ほど申し上げましたホテル、旅館等の活用も含めまして、できる限りの支援について考えていきたいというように考えているところでございます。 以上、答弁といたします。
◆2番(坂本和広) 議長、2番。
○議長(本多勝実) 坂本和広君。
◆2番(坂本和広) お答えいただきました。 2次感染、3次感染等ですね、想定をしておくことが、まずは大事なんだと思うんです。今、協定ということでお話がありましたが、本当にこの甚大な感染拡大となった場合には、個人という単位で考えますと、車にテントを積んで、広い原っぱみたいな所にでも逃げて来ようかというのが、人の心情ですよね。自分の身を守るということで言いますと、その自治体移動という話ではなくて、まず身を守るということで言うと、感染拡大地域から、まず自分の身を離したい。行った先では安定して、周りに人に密にならないような所に逃げてくるというのが自然な、このパニックを想定した場合には、そういうこともあり得るんじゃないのかとは思うんです。なので、一つ頭の片隅にでも、そういったことがあった場合には、どうしようかというのを事前にご相談いただきたい。今、落ち着いたこの状況にあるときこそ、知恵を出し合って、準備をしていくことが必要だと思っております。 それでは、2つ目の中項目の質問に移ります。 子どもの教育や学習について、
新型コロナウイルス感染症対策において、学校等の休業期間が2か月にわたり、子どもの学習に多大な影響が出ているものと考えます。 当市においては、家庭学習シート、こちら借りてまいりました。非常にたくさん作っていただいております。私も中を見させていただきましたが、作るのに非常にご苦労なさったものかと拝察いたします。子どもの学びを止めないために、尽力をいただいたことに、深くまず感謝を申し上げるところでございます。 そこで1点目の質問ですが、学校長期休業による生徒への影響の状況について、お伺いをいたします。 2つ目、今後想定される感染拡大第2波への教育委員会としての対応策をお伺いをいたします。
◎教育長(丹野学) 議長、教育長。