須賀川市議会 2022-09-27
令和 4年 9月 決算特別委員会−09月27日-01号
令和 4年 9月
決算特別委員会−09月27日-01号令和 4年 9月
決算特別委員会
須賀川市議会決算特別委員会会議録
1 日 時 令和4年9月27日(火曜日)
開 会 10時00分
閉 会 13時55分
2 場 所
須賀川市議会委員会室
3 出席委員 深 谷 政 憲 高 橋 邦 彦 堂 脇 明 奈
斉 藤 秀 幸 浜 尾 一 美 熊 谷 勝 幸
小 野 裕 史 鈴 木 洋 二 大 柿 貞 夫
大河内 和 彦 溝 井 光 夫 横 田 洋 子
石 堂 正 章 安 藤 聡 本 田 勝 善
大 寺 正 晃 広 瀬 吉 彦 加 藤 和 記
市 村 喜 雄 鈴 木 正 勝 大 内 康 司
4 欠席委員 なし
5 説明員 総務部長 高 橋 勇 治 財務部長 野 沢 正 行
文化交流部長 須 田 勝 浩
市民交流センター長秡 川 千 寿
市民福祉部長 野 崎 秀 雄
経済環境部長 佐久間 貴 士
建設部長 小 針 成 次
上下水道部長 岡 部 敬 文
会計管理者 井 上 敦 雄 教育部長 角 田 良 一
行政管理課長 相 楽 重 喜 財政課長 星 雄 幸
生涯
学習スポーツ課長 東公民館長 橋 本 裕 史
熊 田 保
文化振興課長 関 根 徳 栄 総務課長 鈴 木 行 宏
企画課長 長 澤 泰 和
中央図書館長 佐 藤 幹 夫
社会福祉課長 小 林 繁 直
長寿福祉課長 古 川 一 夫
保険年金課長 増 子 輝 仁 農政課長 安 田 徹
環境課長 伊 勢 邦 宏
道路河川課長 伊 勢 善 宏
建築住宅課長 鈴 木 直 人
都市計画課長 有 我 英 一
経営課長 田 家 幹 郎
水道施設課長 二 瓶 伸 一
下水道施設課長 安 田 昭 会計課長 和 田 恵 子
教育総務課長 小 池 文 章
学校教育課長 野 原 光 弘
こども課長 板 橋 圭 寿
6 事務局職員 主任 藤 田 昌 利
会計年度任用職員 鈴 木 久 美
7 会議に付した事件 別紙のとおり
8 議事の経過 別紙のとおり
決算特別委員長 深 谷 政 憲
午前10時00分 開会
○委員長(深谷政憲) おはようございます。
直ちに本日の会議を開きます。
出席委員は定足数に達しております。
───────────────────── ◇ ────────────────────
○委員長(深谷政憲) 決算審査を続行いたします。
次に、275ページから286ページまでの10款教育費、1項
教育総務費の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(堂脇明奈) おはようございます。
まず1点目に、278ページの中下段、(4)
研修バス活用事業についてお伺いいたします。
こちらの令和3年度の利用状況と、あと基準などがあればお伺いをいたします。
それと2点目に、284ページの下段、(21)
校務支援システム整備運用事業についてお伺いをいたします。
まず、この教職員の方々の出退勤の入力がちょっと難しい、なかなか大変だというお話を以前に聞きましたので、そちらの改善点はあったのかどうかお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章)
教育研修バス運転業務委託につきましては、ぼたん号、
牡丹エンゼル号の2台を運行しておりまして、ぼたん号が委託料537万9,000円、
牡丹エンゼル号534万6,000円が委託料となっております。その他、車検あるいはタイヤ等の消耗品の購入等に当たる事業でございます。
運行状況につきましては、資料整理します。少々お待ちください。
◎
学校教育課長(野原光弘) おはようございます。
ただいまの質疑にお答えします。
校務支援システムについてですが、各学校では、教職員が朝登校し、勤務に入る前に
コンピューターのスイッチを入れて出勤のボタンを押してもらうという、5分程度掛かるような作業をお願いしているところです。それについては改善の余地があるなと思っておりますので、今後について、
ICカードの導入等進めていけるように検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○委員長(深谷政憲) 堂脇委員の先ほどの質疑で研修バスの活用あるいはその基準等の質疑がありましたので答弁願います。
◎
教育総務課長(小池文章) 失礼しました。利用状況につきましては、資料を確認いたします。しばらくお待ちください。
基準でございますが、学校、幼稚園あるいは
社会教育団体等の研修に係る移動につきまして、まずは小中学校の予定を組みまして、その余裕のある時期に、例えば夏休み等について、幼稚園、保育所あるいは
社会教育団体に利用いただくということで、基本的には研修に関わるものということで、レクリエーション的な運用はお断りしているところです。
以上です。
○委員長(深谷政憲) 活用状況については保留ということにさせていただきます。
◆委員(堂脇明奈) それでは、研修バスのほうの再質疑をさせていただきます。
小中学校で利用するということで、児童、生徒数の人数もかなりばらつきがあるのですが、その児童、生徒数の多い少ないで利用の差はあるのかどうか。各校、各学年で、年何回ずつという決まりの中で、児童、生徒数が多いところがちょっと多くなったりとか、そういうことはないのかどうかお伺いをいたします。
それから、2点目の
校務支援システムなんですが、
ICカードなどの利用を検討しているということで、そちらは了解いたしました。
それで、その出退勤の時間外勤務などは、リアルタイムに市の
教育委員会のほうで確認ができるようになっているのかどうかをお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えいたします。
まず、各小中学校に次年度の予定を照会いたします。その中で、各
学級当たり何回という枠がどの程度希望があるかというところを照会いたしまして、その上で、ダブルブッキングというところの調整をさせていただいているところで、基本的には、
学級当たりの回数はなるべく同じような状況で利用できるような調整をしているところです。
以上です。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑にお答えします。
校務支援システムの出退勤の時間の管理についてでございますが、これについては、学校で
校務支援システムのクラウドサーバにつながっているところに
教育委員会の
コンピューターも接続させていただいていまして、出退勤の状況が瞬時に分かるようにはなっております。月ごとにトータルの時間外の勤務の時間を統計しておりまして、それに応じて各学校の校長にお伝えし、指導を行っているところです。
以上です。
◆委員(堂脇明奈)
校務支援システムのほうは了解をいたしました。
研修バスのほうなんですが、ここ最近、小学校や幼稚園生などがバスの置き去りなどという事件が続いているところですので、こちら、研修バスに何かそういった防止策などを付ける検討がなされているのか。
感知システムとかそういうものを付けるというような検討がされているのかどうかお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再々質疑にお答えをいたします。
現在、このバスの運行については委託ということではありますが、必ず教職員の同行をいただいております。ですので、その教職員の管理の下、移動あるいは乗降車というのを管理していただいていると認識しているところであり、特段装置の設置というところは検討はしておりません。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(横田洋子) 277ページの中段、(2)
奨学資金給与・
返還支援事業の実績についてお伺いをいたします。
2点目に、280ページの下段の(10)
特別支援教育推進事業について、予算と比較いたしますと、約二、三百万円減額決算になっていますので、これの理由についてお伺いをいたします。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの御質疑にお答えをいたします。
奨学金給与・
返還支援事業の実績でありますが、まず、
奨学金給与事業につきましては、継続が7名、3年度の新規が2名、合計9名。
奨学金返還支援事業につきましては、6名に対しまして支援を行っているところです。
以上です。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えします。
特別支援教育推進事業の減額についてですが、
特別支援教育支援員50名雇用し活用しているところではありますが、個別の事情等により年度途中でお辞めになったり、あるいは最初からなかなか雇用がなされていない。つまり応募がなされない場合で、昨年、例えば令和3年度ですと、実質的には45名程度の雇用で進んでいたところです。イコール、5名分の
会計年度任用職員の報償や
期末手当等の減額により、このような決算額となっております。
以上です。
◆委員(横田洋子) 奨学金のほうなんですが、非正規が対象にならないということで、正社員のみということになっているかと思うんですが、若者の中で4人に1人が非正規という状況の中で、非正規のほうが大変に経済的にも苦しい状況があるのかなとは思うんですが、その辺の対象の見直しのお考えについてお伺いをいたします。
それから、支援員のほうなんですが、45名で実施ということで、応募がなかったということでは、今後どのような求人を考えていらっしゃるのか。やっぱり必要な人員は確保しなければいけないと思いますので、その辺を検討なさっているところをお示しいただけたらと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えをいたします。
非正規職員に対する奨学金の
返還支援事業ということでよろしかったでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎
教育総務課長(小池文章) こちらにつきましては、現時点で正規雇用のみを対象としているところでありますが、まず、非正規の方からの要望、需要等の調査等は行っておりませんので、その辺の把握ができれば、把握する手段等は検討の必要がありますけれども、調査の上、検討してまいりたいと思います。
以上です。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑にお答えします。
特別支援教育支援員の雇用についてでございますが、今年度についても改善が見られるところなんですけれども、年度途中での退職等に備えて、ハローワークに年間を通して継続的に募集を続けるなど、雇用の確保について努力してまいりたいと考えております。
以上です。
◆委員(横田洋子) 支援員のほうは了解をいたしました。
奨学金のほうですが、こちら調査をして、実態、必要な方も対象にすべきだと。必要な方は非正規だと思うので、その辺は対象にできるような調査をして入れ込んでいただきたいと意見をさせていただきます。
○委員長(深谷政憲) 意見ということで承りました。
ほかにありませんか。
◆委員(加藤和記) 280ページの(7)の
学力向上推進事業についてお伺いいたします。
主要な成果の部分で57ページなんですけれども、この概要を見ますと、これは教職員の
指導力向上ということが主な予算の執行になっているようには見えるんですけれども、この下の段階で、
学力調査対象ということで出ているんだけれども、子供たちにとっての学力向上に対する予算というのは、どの程度この予算の中で含まれているのか、まずお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの加藤委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えします。
学校教育課における
学力向上推進事業につきましては、児童、生徒の学力向上に対する教職員の
指導力向上のための事業として行っておりまして、
研修センターの
指導主事派遣等を含めて、あるいは
学校教育アドバイザーの招致等を含めた教職員への指導を行う事業として、
指導力向上を行う事業として進めているところです。
以上です。
◆委員(加藤和記) 今、県のほうでは、子供たちの学力向上ということで読解力を理解させるということで、
リーディングスキルテストというのか、よくRSTというのだけれども、こういうものを推進しているという話を聞いていまして、県内の何地区かの自治体においては、そのRSTを導入してやっているという話は聞いているんだけれども、本市においては、そのRSTの導入などはどのような受け止め方をしているのかお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの加藤委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑にお答えいたします。
須賀川市においては、学力向上については、この
学校教育アドバイザー等を招致しながら、協働的な学びということで主体的に考える力を主に進めている、
コミュニケーション能力を含めた協働的な学びを推進するということで進めておりまして、直接的には
リーディングスキルテストについては、子供たちの負担も考えて導入などは検討してはいない現状ではあります。
以上です。
◆委員(加藤和記) この成果表を見ると、まず教職員の
校内体制づくりを進めるというようなことで載っているわけでありますが、その
リーディングスキルテストを導入している学校が、ほかの県ですけれども、その例なんかを見ますと、教職員が積極的に子供たちの学力向上に向けた指導体制を、先生方自らがその体制をつくって、そしてそのテストも自分らで作って、子供たちに実施しているというような話を聞いて、それがすごく学力向上につながっているという話も聞いておりますので。先生方にも負担になると言えば負担になるかもしれませんし、そういう基礎的な部分もしっかりと子供たちに植え付けていくというのも、学力向上にとっては非常に大切な部分じゃないかなというような形で、我々
新政会会派としても、予算要望の中にも当然RSTの導入ということは要望しているわけでありますが、今後、そういった取り組む対応について、導入に向けたような検討はされないんでしょうか、その辺をお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの加藤委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
学校教育課といたしましては、この
リーディングスキルテストなどの効果等も、あるいは他県、他市町村等の事例なども研究しながら、このRST、
リーディングスキルテストの導入についても研究してまいりたいと考えております。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(
大河内和彦) 決算書277ページで、報告書が52ページになります。
決算書の277ページ中段の18節の
奨学資金給与金について伺います。
報告書によりますと、継続が7名で新規が2名ということでありましたが、高校からの募集人数というのは、何人か募集をされて2名になったとは思うんですけれども、その募集人数というのは何名だったのでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの
大河内委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの御質疑にお答えをいたします。
奨学金給与事業の応募人数ということでよろしかったですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎
教育総務課長(小池文章) 令和3年度は4名の応募がございました。
以上です。
◆委員(
大河内和彦) 4名が2名ということなので、書類選考であったり、現況確認又は面接といった3段階になっているので、その辺で4名から2名に絞られたというふうなことではあるとは思うんですけれども、それに対しまして、この
奨学資金給与を受けるに当たって、ほかの
奨学金制度との併用というのは可能なんでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの
大河内委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えをいたします。
国の支援機構のうち、
給与奨学金との併用はお断りをしております。その他
貸与奨学金につきましては、併用が可能となっております。
以上です。
◆委員(
大河内和彦) 大変いい制度だというふうに思うんで、その割には募集も4名で2名ということだったんですけれども、少し少ないかなと。募集する人数もちょっと少なくは感じるんですね、これだけいい制度なのに。なので、今後、活用をもうちょっと増やしていくような、更にこの周知といいますか、そういったものをどうしていくかというような考えをお聞かせください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの
大河内委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
まず、国の支援機構の事業が、ほぼ須賀川市の制度と同等の要件となっております。若干須賀川市の制度が、成績要件が厳しいという状況もございまして、既に高校を通じた申込みが国の制度の中では行われておりまして、若干、その制度的な優位性がそちらにあるというところで、市の制度を活用されるというケースは、今後そう大きく増えることは難しいというふうに考えております。
引き続きまして、各高校に対して制度の案内をして募集を図っていくということと、今後は支援事業の拡充といったところも踏まえて、制度全体の制度設計を考えていきたいと思っております。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(溝井光夫) 277ページ、(2)の
奨学資金給与・返還事業、横田委員、
大河内委員とかぶらないところで質疑いたしますが、
奨学金返還支援金、こちら令和3年度の新規事業だったと思いますけれども、こちら、
先ほど該当者6人ということで答弁ありましたが、応募まで実際来られた方は何人だったのかと、それから支援を受けた方から意見とか感想とか声が届いていれば、その辺もお伺いいたします。
それから、285ページ、生涯学習の推進の(2)
青少年人材育成事業基金積立金ですけれども、こちら140万6,992円、こちらの寄附者数をお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの溝井委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの御質疑にお答えをいたします。
返還支援事業の対象者は6名となっておりますが、こちらは特に、選考というものがございませんで、基本的には申請いただいて要件を満たしていれば、支給の対象になるということでございまして、正式に申請いただいたのは6名です。
それから、その支援事業に対する問合せにつきましては、申請前に制度の内容あるいはこの要件、手続の手順等についての問合せは多数ございましたが、制度自体に対する意見というものは特にございませんでした。
次の二つ目の御質疑の
青少年人材育成事業基金積立の内容ですが、140万円の御寄附を4名の方から頂いております。
以上です。
◆委員(溝井光夫) 奨学資金のほうは了解いたしました。
それでは、
青少年人材育成事業基金積立金のほうですが、こちら監査委員の
審査意見書の40ページに基金の一覧があるんですけれども、こちら見ますと、令和3年度中の増減高51万86円ということで、決算書とちょっと数字が違うんですけれども、この理由をお伺いします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの溝井委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えをいたします。
審査意見書における令和3年度増減高51万86円とございますが、こちらにつきましては、前年度、2年度に御寄附を頂いた50万円の寄附並びにその基金のそれまでの利子1万86円、こちらを翌年度に処理して、3年度の増減として反映したものです。
2年度につきましては事業がございませんでしたので、歳入のみということで、その処理が翌年度に処理されたということです。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(石堂正章) 決算書283ページ、(15)
小中一貫教育推進事業でございます。
報告書でいうと58ページになるんですが、大変先生方も時間取りが厳しい中、研修等々小中一貫の中で、小学校、中学校の教員同士の交流等々に時間を割いていただいて、大変御苦労されていると思います。この件についてですが、研修会等、また、
研究事業等に参加する場合の課題点とかを、今後のためにお聞かせいただきたいと思います。
あともう1点、報告書の中で、上のほうの事業概要の中の手段の中で、一番下段なんですが、「地域の教育力を十分に生かし、保護者、地域と一体となった教育活動を推進します」とありますが、この点について、具体的に詳しくお示しいただければと思います。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えいたします。
小中一貫教育推進事業についてでございますが、その効果としては、確かな学力の育成、豊かな心の育成、健やかな体の育成を目指すものとして、子供たちの自尊感情を高めることを目指して、小中学校の連携を深めるための事業として行っているところです。
何分にも小学校と中学校が隣同士になっているような、例えば稲田学園のような一体化している学校であれば、非常に連携が進みやすいところではありますが、何分にも小学校と中学校、少し離れたところにあったりして、直接的に小学校の教員が中学校に、中学校の教員が小学校に出入りしやすい状況ではないところが、今後の課題として、
小中一貫教育を進める上での課題として検討しているところではあります。
また、今後の教育方針についてでございますが、各小中学校の連携に含めて、地域、保護者等の意見等も頂きながら連携を深め、更により良い教育の在り方について協議をしながら、例えば、
学校評議員等を活用しながら地域一体となって学校の教育の改善に努めてまいりたいと考えている、そういう内容の文言になっているところでございます。
以上です。
◆委員(石堂正章) 研究会、研修会等の講評について、非常に詳しく教えていただいていますし、そのような感じで動いていることは認識しております。
それで、1点なんですが、例えば、今、御答弁にもあったように、特に連携型の
小中一貫校のほうで、時間的な、物理的な移動が発生しますので、研修会行ったりとか研究事業に参加する先生方の負担があるのかなと思いますが、そういうときに、例えば人的な支援等々は今現在行われているのか。もしなければ、今後どのような支援体制をつくるのかについて再質疑いたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑にお答えいたします。
小中一貫教育推進事業では、この報償費にもあるとおり、
会計年度任用職員として教育
研修センターの指導主事を派遣しているところであります。
研修センターの嘱託の指導主事を十分に活用しながら、小中学校の物理的な支障の部分について支援できるようには進めているところではございます。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、286ページから304ページまでの10款2項小学校費、3項中学校費に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(大寺正晃) 決算書の292ページ、最下段ですが、学校教育の推進の中の(4)小学校音楽振興事業302万9,000円何がしですが、予算書では227万8,000円となっております。どの部分が増額になったのかお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの大寺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えいたします。
小学校音楽振興事業についてでありますが、備品購入費である楽器購入費も、少し値段の高騰などもありまして微増ではありますけれども、大きいところではその報償費です。令和2年度には大会などコロナ禍の中で止まる中で、令和3年度については、コロナ禍の感染拡大防止を図りながら各種音楽大会が再開されたところでありますので、各学校の子供たちの活躍の増加により、県大会以上の大会に参加、出場する学校が増えたため、報償費の増額があったところでございます。
以上です。
◆委員(大寺正晃) 再質疑します。
報償費ということで、これ、子供もそうですけれども、先生のやりがいにつながるとても成果の大きい事業だと私は捉えています。こういう成果の大きい事業ですから、できれば今後、増額なりするべきじゃないかなと私は考えますが、今後のこの振興事業の本市の考え方についてお伺いします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの大寺委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
音楽振興事業については、ただいま大寺委員からもありましたとおり、子供たちの大きな活躍の場であると
学校教育課としても捉えておりますので、今後ともこの音楽振興事業については大切にしていきたいなと考えております。
また、文化部を含めた部活動の土日の地域移行等の流れもある中で、様々子供たちの部活動の活躍については、より良い結果が生まれるような事業になるよう、検討していきながら進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○委員長(深谷政憲)
学校教育課長、今、再質疑に対する答弁になりますので。
◎
学校教育課長(野原光弘) 失礼しました。ただいまの再質疑に対する答弁といたします。
◆委員(大寺正晃) 最後、意見ですけれども、ただいま課長からも、土日の地域の移行なんていう話もありました。今後、この決算を受けまして、まずは成果の大きい事業だと思いますので、これは引き続き取り組んでいただきたいと思いますが、その地域移行の部分では、今後、生涯学習とかのすみ分けとか、そういう所管のすみ分けとか、逆に連携も必要になってくると思いますので、その辺しっかり連携しながら、今後の予算の確保に取り組んでいただきたいと思います。意見です。
○委員長(深谷政憲) ただいまは意見ということで。
ほかにありませんか。
◆委員(堂脇明奈) 292ページの中下段、(2)小学校プール活動推進事業についてお伺いいたします。
まず、予算のほうとちょっと差がありまして、若干ですが減額になっておりますが、こちらはどういった理由で減額となったのかお伺いをいたします。
それから、もう1点、293ページの最下段、(10)小学校GIGAスクール情報機器等整備事業についてお伺いいたします。
こちら報告書の65ページになりますが、こちら中学校も一緒にお伺いをいたします。この中で分かりやすくなったという意見があるのですが、こちらはアンケートなどを行ったのかどうかお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの御質疑のうち292ページ、プール活動推進事業につきましてお答えをいたします。
こちらにつきましては、事業費の見積りの結果並びに実施回数が予定どおりにいかなかった部分もございますので、若干の減額となりました。
以上です。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えいたします。
GIGAスクール情報機器等整備事業についてでございますが、この情報機器を配置する中で、様々な各学校の改善点、要望点などを伺いながら、全校に一斉にアンケートを取ったわけではございませんが、その改善点などを伺う中で、子供たちの声として、教職員がふだんの授業の中で受けている言葉、声を伝えていただいたところでございます。
以上です。
◆委員(堂脇明奈) 学校プール活動のほうなんですが、回数が予定より少なくなったということなんですが、こちらどういった理由で少なくなったのかお伺いいたします。
それから、大規模校、特に中学校なんかでは、人数が大変多く利用されると思うんですけれども、その辺はどのようにして活用しているのかお伺いをいたします。
それから、2点目のGIGAスクールなんですけれども、こちら利用法の確認をきちんと子供たち、児童、生徒等に行っているのかどうか。使う前に説明はされているとは思うんですけれども、全国的にいろんな意見を見ていますと、授業中に違うページを見たりなんかという話も聞いたりいたしますので、その辺、そういうことがあるのかどうか。そして、そういうことがあった場合の対応など、今後の対策などもあればお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑のうち、プール活動推進事業に関してお答えをいたします。
まず、コロナ関係で授業を予定どおり実施できなかったというケースがございました。
それから、大規模校での対応ですが、スイミングスクール、今4か所で実施しておりますけれども、大規模校については、二つのスイミングスクールを同時に活用しながら、あるいは送迎バスを別途都合しまして移動をするなど、対応しているところです。
以上です。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑にお答えいたします。
GIGAスクール情報機器の子供たちの活用状況についてでございますが、様々な子供たちがいる中で、その授業の中で様々な対応や、ちょっと気の緩みや気がそれたりするようなことも見られるかとは思いますが、それは紙媒体の教科書を使っているときも同じでありますので、教職員に対しては、ふだんから課題の工夫や授業内容の工夫などで興味、関心を高めながら、子供たちの集中力を維持できるような授業改善に努めるよう、学校訪問等で指導を続けているところでございます。
以上です。
◆委員(堂脇明奈) GIGAスクールのほうは了解いたしました。
学校プールのほうなんですが、二つ以上使うということで、同じ学校で一つの学年が二つ以上に分かれて行うということになるかと思うんですけれども、その分け方というのは、クラス別なのか、それとも1か所のプールで使うとしても、コース別で指導をしているというところでは、コース別で子供たちを分けてプールの授業をさせているのかどうか。その場合の先生方の引率もどのようにやっているのかお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再々質疑にお答えをいたします。
基本的には同じクラスで同じスイミングスクールを活用するということで、その中での習熟度別での指導を行っているところです。
それから、教職員の引率ですけれども、移動のバスには必ずお一人付いていただくと。その中に体育教諭が含まれるケースとなります。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(本田勝善) 私からも同じく292ページ、301ページのプール活動業務委託についてお尋ねいたします。
まず、民間スイミングスクールの受入れ先名をお願いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの本田委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの御質疑にお答えいたします。
まず、須賀川のマイティスイミング倶楽部、それから郡山の郡山南スイミングスクール、それからジーラックスイミングクラブ、郡山スウィンスイミングスクール、郡山インターナショナルスイミングクラブの4か所となっております。
以上です。
◆委員(本田勝善) 改めてお尋ねいたします。
まず、小学校の利用学校数と小学校名、同じく中学校の利用学校数と利用学校名をお願いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの本田委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えいたします。
まず、小学校です。西袋第二小学校、それから長沼東小学校、長沼小学校、第三小学校、阿武隈小学校、西袋第一小学校、柏城小学校です。中学校は、小塩江中学校、大東中学校、長沼中学校、第一中学校、第二中学校、西袋中学校。
以上となります。
◆委員(本田勝善) 改めてお尋ねいたします。
まず、小学校、中学校それぞれ1学年当たり何回プールを利用しているのか。それと、その利用した延べ人数、並びにバスを利用しての移動になると思いますので、延べ運行数及び延べ台数についてお尋ねをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの本田委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再々質疑にお答えをいたします。
まず、小学校です。原則1人3回の実施となっておりまして、延べ788名です。中学校ですが、同じく原則1人3回、延べ1,219名。
基本的には、スイミングスクールの送迎バスでの移動となりますが、大規模校、須賀川二中ですが、こちらについては借り上げの実施となっております。これは実施回数については、資料を持ち合わせておりません。保留させてください。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(横田洋子) 私も同じく292ページの中段の(2)小学校プール活動推進事業についてお伺いをいたします。
実施の月ですね、今年の8月の広報には、夏はプールだよねと楽しそうな子供の写真がございましたが、令和4年度には、ある学校では9月、10月に実施するということですので、何月に令和3年度は実施をしたのかお伺いをいたします。
それと、小学校、中学校のプール解体事業についてですが、予算と比較いたしますと、大分解体が進んでいない金額になっているかと思うんですが、その理由についてお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) プール事業の実施時期です。正確なところについては、後ほどお伝えしますが、2学期中いっぱい掛けて事業を実施しております。
それから、プール解体の執行状況ということですが、こちらについては今年度、4年度に繰り越して解体を要する箇所については、基本的には全て発注をしております。
以上です。
◆委員(横田洋子) その解体がずれ込んだ理由についてお伺いします。
それから、その時期について、2学期中という御答弁頂きましたが、2学期でも、9月、10月という時期に実施するということも聞いておりますので、やっぱり暑い時期にプールに入りたいというのが子供の希望ではないかなというふうに思うので、授業はいつでもいいのではないかという考え方も、屋内なので一つにあるかと思うんですが、やはり暑い時期になるべく実施していただきたいなという保護者の方の声も聞きますので、その辺、集中的に6、7、8、8月はほとんど夏休みですけれども、6、7月ぐらいで実施をするということについてのお考えはいかがでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再質疑にお答えをいたします。
まず、プール解体事業の工事につきましては、こちらは発注の平準化ということで均等な発注をしていると。発注側の体制の問題がございますので、2か年にわたっての事業ということで実施してございます。
それから、プール事業の実施月ですが、実際に目いっぱいのプール側の一般の利用の合間を縫って実施させていただいているということで、先方の御都合あるいは各学校のほかの行事等の兼ね合いもありますので、現時点で既に相当タイトな日程で実施しているところでございまして、暑い時期に全てということは実質的に不可能な状況でございます。
以上です。
◆委員(横田洋子) プールの解体の時期がずれ込んだということは、発注の平準化とおっしゃられたんですが、その発注の平準化ということをもうちょっと詳しくお示しいただけますでしょうか。
それから、タイトな中での2学期中にということだったんですが、せめて、それでは9月中までに事業を終了させるという姿勢でというスケジュールは組めないのかどうか、お考えはあるのかどうか、お伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
教育総務課長(小池文章) ただいまの再々質疑にお答えをいたします。
先ほどの答弁でも述べましたけれども、発注側の体制、すなわち
教育総務課の人員体制でございますけれども、この中でそのほかの工事も含めて実施している中で、全ての工事を年度内ということは、実質的に全く不可能でございます。2か年にわたっての事業実施ということで御理解いただきたいと思います。
それから、プール事業の集中化というところでございますが、こちらもカリキュラムの設定上、先方の実施可能な枠に対しまして、学校事業の児童、生徒数を鑑みますと、今以上に集中することは不可能でございます。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(石堂正章) 小学校のほうは293ページで、中学校のほうは303ページになります。
小学校のほうでいうと、(9)小学校学びのイノベーション事業について伺います。小中学校同じ質問でございますので、併せての答弁をお願いいたします。
デジタル教科書やデジタル教材についての事業でございますが、この導入率というか、普及率に関して、まず伺いたいと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの質疑にお答えいたします。
学びのイノベーション事業に関するデジタル教科書の普及でございますが、今回、GIGAスクール、タブレットが小学校3年生以上の全ての児童、生徒に導入されているところでありますが、同じくデジタル教科書についても、国語、算数、数学に係るデジタル教科書については、全て導入されているところです。また、英語については、この授業の事業費、お金は掛かっていないですけれども、無料で現在全ての学年に配置されているところです。
以上です。
◆委員(石堂正章) 報告書でいうと、小学校が61ページで中学校が62ページになるんですが、その中で、事業の進捗と評価の中で、余地のところに「教員がICT活用にスキルアップを図ることにより効果がより望まれる」ということが書いてあります。先生方もなかなかGIGAスクール導入以来、このデジタルに関しては非常に苦労されていると思うんですが、この余地に関するスキルアップの件に関して、今後どのような考え方をお持ちなのかお聞かせいただければと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
学校教育課長(野原光弘) ただいまの再質疑に関してお答えいたします。
教職員のICT活用に関するスキルアップについてでございますが、昨年度、令和3年度の初め、夏休み中の集中的な教育
研修センター主催のセミナー、研修等を開催しながら、各学校訪問での各指導主事からの指導も含め、機会を見ながら教職員のICTのスキルアップについて
教育委員会として進めているところではあります。なかなか教職員の皆さんには御苦労を掛けているところではありますが、今年度、令和4年度になっても、随分理解が進んで活用が進んでいる面も見られますので、今後ともこの研修の充実に関してまい進してまいりたいと考えております。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、304ページから309ページまでの10款4項幼稚園費に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(市村喜雄) 決算書308ページの幼稚園授業料給付事業についてです。
成果報告書では45ページですけれども、この事業の意図ということで、「児童に質の高い幼児教育を保障するため保護者負担の軽減が図られている」というところで、その事業の評価で、「今後、私立幼稚園が認定こども園へ移行することが予想されるため、向上の余地は小さいと考えられます」というふうに書いてありますけれども、この移行することが予想される根拠、それと向上とは何の向上なのか、この2点についてお聞かせください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの市村委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
こども課長(板橋圭寿) ただいまの質疑につきましてお答えいたします。
まず、余地のところで、「多様な教育、保育ニーズがあるため、私立幼稚園に通う3歳児から5歳児は一定程度見込まれますが、今後、私立幼稚園が認定こども園に移行することが予想される」というところですが、保育のニーズが、幼稚園ですと基本的に午前中で、あと一部預かりがあるという形なんですが、土曜日も預かってほしいという保護者の方も多くいらっしゃいまして、その場合、認定こども園に移行しますと、土曜日も預かっていただくというのがございます。さらに、認定こども園になりますと、認定こども園に対しての人数に応じた施設型給付費というのが、国、県、市から給付がございますので、経営的な安定もございまして、そういう面も含めて認定こども園化の移行が進むものと考えております。
あと、成果の向上の余地ということですが、こちら、もちろん漏れなく給付するということは大前提ですので、そちらのほうは徹底して行っていきますが、3歳から5歳までの児童がいずれかの幼稚園又は保育所、認定こども園に通える状態になっておりまして、それに適切に給付を行うということで、成果の向上と考えております。
以上であります。
◆委員(市村喜雄) こども園へ移行することが予想されるということでありますけれども、園のほうでは意向調査で、こども園に移行する予定はないとはっきり言っているというふうなことを確認しているんですが、こういう予想されるというのは、どういった根拠なんでしょうか。改めて伺います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの市村委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
こども課長(板橋圭寿) ただいまの再質疑につきましてお答えいたします。
こちらの幼稚園授業料給付事業ですが、須賀川にお住まいのお子さんが幼稚園に通う場合ということでして、市内の幼稚園以外にも市外の複数の多くの幼稚園に通っているお子様がございまして、市外の幼稚園で認定こども園のほうに移行するという意向を幾つか聞いております。
委員おただしのように、市内の幼稚園につきましては、引き続き幼稚園として経営、運営していきたいということを聞いておりますので、ここはなくなることはないのかなと、私も同様に認識しているところでございます。
以上であります。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
暫時休憩します。
午前11時05分 休憩
午前11時13分 再開
○委員長(深谷政憲) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
決算審査を続行いたします。
次に、309ページから320ページまでの10款5項社会教育費、1目社会
教育総務費に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(溝井光夫) まず、311ページ、成人式開催事業ですが、ちょっと細かいところで申し訳ございませんけれども、委託料の部分で、ライブ配信制作業務委託、前の年度、2年度はオンライン配信ということになっていましたけれども、2年度からどのように変わったのかをお伺いします。また、ライブ配信の場合に、アクセス数というのを把握できているのか。できているのであれば、アクセス数をお伺いいたします。
それから、2点目は320ページ、(12)の地域の宝創造プロジェクト事業、こちら長沼地域から始まった事業ですけれども、令和3年度の成果についてお伺いします。また、長沼地域は令和3年度で終了なのか、そのこともお伺いします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの溝井委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎生涯
学習スポーツ課長(熊田保) ただいまの成人式開催事業のうち、ライブ配信の委託料について御説明いたします。
令和2年度はオンラインの配信業務ということでございましたけれども、令和2年度につきましては、コロナ禍により、感染防止対策を講じるために、成人者代表者3名のみの開催ということで、開催そのものをオンライン開催にしたということでもありまして、オンラインの業務委託というふうにしたものであります。
令和3年度につきましては、通常どおり成人の方が集まっての開催ということでありましたけれども、保護者の方や事情により会場に来られないという方にも配慮いたしまして、同じ内容ですけれどもライブ配信をしたという中身になってございます。
次に、アクセス数でありますけれども、令和3年度のアクセス数は、1月19日現在では3,494回でありまして、今現在もユーチューブのほうにアップしておりますけれども、9月現在で約4,300ということで、1月から約800件ほど増えているという状況になってございます。
以上です。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑のうち、地域の宝創造プロジェクト事業についてお答えいたします。
令和3年度の成果につきましては、幅広い世代が参加したことにより、本事業で実施したワークショップの中で、長沼地域の資産に関して多種多様な意見が出されております。地域には宝となり得る大きな資産があること、参加者の間で改めて認識したところであります。
本取組につきましては、令和3年度に引き続きまして、令和4年度も長沼地域で実施しており、今年度は地域の宝を生かした活動を参加者で考え、発表会を通じて多くの方々に知っていただくというような予定をしてございます。
以上であります。
◆委員(溝井光夫) 成人式開催事業については了解いたしました。
やはり委託しているのであれば、ある程度どれくらいの成果が上がっているのかという、そういうところを数値で把握できるというのを確認しました。
地域の宝創造プロジェクトのほうですけれども、長沼地域である程度成果が出た中で、今後の見通しというのがある程度見えてくるのではないかと思います。その成果、見通しを、今度は市内全域のプロジェクトにどのように結び付けていく考えなのかをお伺いします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの溝井委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑についてお答えいたします。
本事業につきましては、長沼地域での取組を踏まえ、来年度は岩瀬地域での実施を計画しており、以降、他地区での実施を検討しております。
また、市内全域でのプロジェクト終了後の成果につきましては、本事業を通じまして市内各地域で様々な資源を宝として再認識していただき、各地域で自らの地域にある歴史や文化を守り育て、それを生かす動きにつなげたいというふうに考えてございます。
以上であります。
◆委員(溝井光夫) 意見として述べさせていただきます。来年度は岩瀬地区ということですが、市内全域、これ終わるまでに何年掛かるのかなというふうな、最終的にどのようなまとめになるのかなというところがあると思います。このペースで行ったら、私のほうの地区に来る頃に私が生きているかどうかも分からないぐらいの時間掛かってしまうんじゃないかと思いますので、やはりこういったものはある程度の短期間で、ノウハウを得た後で、短期間でまとめる必要があるんじゃないかというふうに意見として述べさせていただきます。
○委員長(深谷政憲) それでは意見ということで。
ほかにありませんか。
◆委員(石堂正章) 311ページになります。上段の(2)学校支援ボランティア活用事業について質疑いたします。
報告書のほうでは70ページになるんですが、その中で、事業概要の手段の中にあるんですが、「公立幼稚園、こども園、小中学校等においてボランティアを活用して役割を深めていきます」とありますので、大変申し訳ないんですけれども、幼稚園、こども園、小中学校それぞれの内容について、詳しくお示しいただければと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎生涯
学習スポーツ課長(熊田保) ただいまの質疑にお答えいたします。
主に幼稚園で行っている活動の内容といたしましては、多くは読み聞かせなどの内容となってございます。
次に、小学校におきましては、やはり同様に読み聞かせ等が多いんですけれども、その他にも、朝の登校時の一緒に歩いてという防犯活動、交通安全指導も踏まえた活動が大きな割合を占めている状況であります。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(浜尾一美) 319ページの(9)埋蔵文化財発掘調査事業についてお伺いします。
現在、こちらの3年度に関しては、どの辺の地域で埋蔵調査を行われたのか、お示しください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの浜尾委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
令和3年度におきましては、発掘調査をした場所でございますが、一つが団子山古墳でございます。もう一つが、森宿地区のほ場整備に伴う大林遺跡というのがありますが、こちらの発掘調査を、2か所行ったところでございます。
以上です。
◆委員(浜尾一美) 今回、この調査したわけですが、今後も同じようなところを実施していくのか。また、別なところも計画しているのか、それも教えていただきたいと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの浜尾委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
一つの団子山古墳ですが、こちらのほうは昨年度の調査で一つの区切りということになってございます。福島大学との共同調査になっています。
あと大林遺跡ですが、こちらはほ場整備に伴う調査になってございまして、こちらも終わってございます。
新たに何らかの整備とかで発掘調査をするところ、今のところはございません。
以上でございます。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、320ページから325ページまでの10款5項2目少年センター費、3目公民館費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、325ページから331ページまでの10款5項4目図書館費、5目博物館費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
当局答弁者入替えのため、しばらくそのままでお待ちください。
(当局答弁者入替え)
○委員長(深谷政憲) 先ほどの審査で答弁を保留しておりました3名の委員の質疑に対し、当局の答弁を求めていきます。
◎
教育総務課長(小池文章) 先ほど答弁を保留させていただきました、まず、堂脇委員の御質疑で、研修バスの運行状況ということでございます。令和3年度の、まず、ぼたん号の運行日数が116日、運行回数が152回、乗車人数が5,389人。
牡丹エンゼル号が運行日数130日、運行回数155回、乗車人数5,156人となっております。
引き続きまして、本田委員の御質疑に対する保留した答弁です。プール事業の最終ということですが、小学校が10月12日、中学校が10月19日となっております。
最後に、横田委員の御質疑でバスの借り上げの回数ですが、須賀川第二中学校で……、大変失礼いたしました。授業の最終日は、横田委員に対する保留でございまして、小学校が10月12日、中学校が10月19日です。
本田委員に対する保留答弁がバスの運行回数ということですが、須賀川第二中学校で1回となっております。
以上です。
○委員長(深谷政憲) よろしいですか。
次に、331ページから337ページまでの10款5項6目社会教育施設費、7目文化センター費に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(石堂正章) 333ページの中段になります。(3)非常用発電設備等整備事業について、この内容を歳入も含めましてお示しください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
こちらの非常用発電装置の設備等整備事業でございますが、文化センターにございます非常用発電機を更新したという中身でございます。
以上でございます。
◆委員(石堂正章) 確認です。文化センター分だけということでよろしいんですか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑にお答えいたします。
こちらは文化センターだけの非常用発電装置の更新でございます。
以上であります。
◆委員(石堂正章) ちょっと確認で恐縮なんですけれども、この事業に関しては、当初予算にも掲載がなく、補正予算というところを調べてみても見つからなかったんですが、これは文化センター分ということで入っているという認識でよろしいんでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの石堂委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
こちらの非常用発電設備の更新なんですけれども、こちらにつきましては、文化センターの耐震補強工事、大きな工事がありましたが、そちらの中の一部というふうな形で工事を行ったものでございます。
以上でございます。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(鈴木正勝) 331ページの6目社会教育施設費の中で、14節工事請負費なんですが、これ予算でいきますと約9億1,000万円、それから決算額が約7億5,000万円、それから不用額が約1億5,800万円になっているんですが、教育施設の中の事業として、一応この決算書で6事業が入っているんですが、この不用額は、この6事業の中でどこの部分の請負費なのかお示しいただきたいと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの鈴木正勝委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎生涯
学習スポーツ課長(熊田保) ただいまの御質疑のうち、生涯学習スポーツ課で所管しているものについて御説明したいと思います。
まず、331ページの(1)社会教育施設維持管理事業につきましては、これは繰越しであったんですけれども、当初予算680万円に対して約200万円前後の残ということで、この一部になってございます。
次の332ページの(2)稲田公民館改築事業、これにつきましても繰越予算でありましたけれども、6,000万円の工事に対して5,690万円ということで、8月で約400万円の執行残ということになってございます。
次に、(3)新型コロナウイルス緊急対策事業、こちらにつきましては、約1,800万円の工事に対しまして約1,584万円ということで、こちらにつきましても約200万円の執行残が出ております。
最後に、(4)公民館改修事業でありますけれども、こちらにつきましては約1,200万円の予算に対しまして1,110万円ということで、こちらについては100万円の残ということで、合計1,000万円弱の執行残が出ているという状況になってございます。
以上です。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑のうち、(2)の文化センター耐震補強事業につきまして、今手持ちの資料がありませんので、後ほど不用額については答弁させていただきますので、保留させていただきたいと思います。
以上です。
○委員長(深谷政憲) 答弁保留といたします。
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、337ページから344ページまでの10款5項8目歴史民俗資料館費、9目市民の森費、10目ふれあいセンター費、11目ふくしま森の科学体験センター費、12目円谷英二ミュージアム費、13目風流のはじめ館費、14目特撮アーカイブセンター費に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(堂脇明奈) 340ページ最下段、(1)風流のはじめ館管理運営事業についてお伺いをいたします。
報告書83ページになるんですが、こちらの来館者について、市外、それから県外の方がどれくらい訪れたのか、お分かりになればお伺いをいたします。
それから342ページ、(2)特撮アーカイブセンター管理運営事業についてお伺いいたします。
こちら、報告書の81ページなんですが、こちらも来館者について、県外の方がどれぐらい訪れているのか、お分かりになればお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑についてお答えいたします。
風流のはじめ館についてですが、年間2万5,000人程度入ってございます。こちら県内、県外の区別を付けて統計を取ってございませんので、数字はございません。
続いて、特撮アーカイブセンターですが、令和3年度につきましては入場者数が2万2,612人になってございます。そのうち県内が1万6,279名、県外が6,333名で、およそ25%程度が県外の方というふうになってございます。
以上でございます。
◆委員(堂脇明奈) 風流のはじめ館のほうなんですが、部屋の利用についてお伺いをいたします。
団体で借りることが多いのかと思いますが、個人的、少人数で借りている方がいるのかどうかお伺いをいたします。
それから、アーカイブセンターのほうなんですが、県外からも訪れている方がいらっしゃるということで、交通手段などがお分かりになればお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑についてお答えいたします。
風流のはじめ館ですが、利用の方法ですけれども、少人数の方、個人の方とかもございまして、団体の方までいろんな形で御利用いただいてございます。
付け加えまして、風流のはじめ館、入館者ですけれども、団体の方が、令和3年度だと17件で377名、貸館ですと、団体になりますが458件で3,176名になってございます。
それと、アーカイブセンターの交通手段ですけれども、こちらのほうもやっぱり統計は取ってございません。見る限りといいますか、いらっしゃる方はほとんどが車でいらっしゃっている方になってございます。
以上です。
◆委員(堂脇明奈) 風流のはじめ館のほうは了解をいたしました。
アーカイブセンターなんですが、報告書の中で、余地としてソフト事業の展開とあるんですが、こちら詳しくお伺いをいたします。
それから、アーカイブセンターで、343ページの下のほうに、教材用映像作成業務委託料とあるんですが、こちらはどのようなものなのかお伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの堂脇委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
現在アーカイブセンターで行っているソフト事業でございますが、ワークショップとしまして、「ウルトラマン切り絵をつくろう」とか、ゾートロープ体験教室等をやってございます。小さいお子さんから、今年度は特撮塾をやっていますが、中学生、高校生まで、いろんな方に来ていただく、特撮を知っていただくという形で、それらのソフト事業を今後も継続してやっていきたい、特撮文化の浸透を図っていきたいというふうに考えてございます。
あともう1点、教材用の映像作成業務委託料でございますが、こちらにつきましては、特撮塾で使う教材として、実際の特撮場面の撮影の方法、あとメイキングですね、こちらを撮影していただいて、教材にしていくという中身になってございます。
以上でございます。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(大寺正晃) 同じくただいまのところで、特撮アーカイブセンター費の部分ですが、343ページ下のほうの委託料の中で、ホームページ制作業務委託料700万円弱上がっております。まず、この委託先をお伺いします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの大寺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
特撮アーカイブセンターのホームページ制作業務委託料ですけれども、株式会社ニュートラルコーポレーションに委託をしてございます。
以上でございます。
◆委員(大寺正晃) 再質疑します。ホームページ、出来上がったものと捉えていますけれども、そうしますと、そのホームページの保守管理だったり、サーバーの管理だったりの委託は上がらなかったのでしょうか、確認させてください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの大寺委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑についてお答えいたします。
令和3年度におきまして、特撮アーカイブセンターのホームページを制作するということで、令和3年度に作成をしまして、4年度以降、保守管理の委託をいたしているところでございます。
以上です。
◆委員(大寺正晃) 分かりました。
確認なんですけれども、予算書の中では、ホームページ保守管理業務委託料並びにサーバー管理業務委託料も含めて、その下にホームページ制作業務委託料というのがあったんですが、それが次年度という理解でよろしいでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの大寺委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
令和3年度におきましては、制作に3年度いっぱい掛かりましたので、保守管理までには至らなかったというところでございます。
以上です。
◆委員(大寺正晃) 分かりました。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(小野裕史) 340ページ、風流のはじめ館事業について質疑いたします。報告書は83ページになります。
来月10月9日で丸2周年を迎えることになるかと思いますが、報告書を見ると、来館者が多く来て、順調に推移しているということで、これを見ると、大体1日80人超えの方が利用していることが分かります。
そこで、先ほど堂脇委員のほうの回答で、団体の貸室の利用はあったんですが、トータルで令和3年度の貸室の実績及び風流のはじめ館は貸室とオープンスペースと、あと展示室があるかと思いますが、この展示室、この2万5,000人を超える方のうち、どれぐらいがその展示室の見学を行っているのか。それが分かれば、その数字をお知らせ願いたいと思います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの小野委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
令和3年度におきまして、先ほど団体と貸館利用ということで人数をお答えいたしましたが、それ以外の方、こちらにいらっしゃった方、2万1,643名というふうになってございます。トータルの貸館です。
貸館のほうですけれども、458件の3,176名で、団体の方がこちらのほうの利用になってございます。こちらに、先ほど一般ということで2万1,643名ということをお話ししましたけれども、展示室につきましては、そこだけのカウントはしてございませんので、こちらの内数というふうに考えてございます。
以上でございます。
◆委員(小野裕史) そうしますと、今の話ですと2万何がしは、個人の使用者、貸館の利用者がその数字ということなのかどうか、ちょっと分かりかねるんですが、それは置いておいて、展示室のほうはカウントしないということですが、何年か前に等躬、芭蕉、曽良の真筆の三筆ですね、あれを数千万円で多分購入しているかと思うんですが、そちらの昨年度の延べ展示率について、及びこの報告書を見ると案内業務等というふうに記載もありますので、職員の方の研修等をどのように行っているのか。以上2点、再質疑いたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの小野委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑についてお答えいたします。
ただいまの御質疑にあった三筆につきましては、展示のほうはしてございません。今後、展示等も検討させていただきたいと思ってございます。
あと、職員研修に関しても、特にそれについてということではやってございません。
以上でございます。
◆委員(小野裕史) いや、三筆は多分、去年、何日間か限定でやったと新聞か何かで見た記憶があるんですが、私の記憶違いならばそうなんでしょうが、そうであれば、高価なものですので、あまり毎日毎日展示する必要はないかとは思うんですけれども、須賀川市の宝として、安いものではないので、そちらのほう、今後どのように有効利用を考えているのか。また、昨年展示をしなかったということですので、今後その展示はあるのかどうかも含めて、今後の有効活用の仕方及び今後の展示についてお伺いいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの小野委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再々質疑にお答えいたします。
高価なもので、須賀川市として宝になるものだというふうに考えてございますので、その活用につきましては、今後、有効活用できるように検討させていただきたいというふうに思います。
以上でございます。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
◆委員(横田洋子) 337ページの下段の8目歴史民俗資料館費についてお伺いをいたします。
年間入館者の数をお示しください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。
歴史民俗資料館、令和3年度の入館者数ですけれども、年間799名になってございます。
以上でございます。
◆委員(横田洋子) ここの利用ですが、年間799ということでは、1日2人から3人になるかなと思うんですが、ここには長沼焼とか昭和時代の農具とか展示、保管されているかと思うんですが、この展示品を学校で教材として学ぶ場所という考え方も一つなのかなというふうに思います。その辺、もうちょっと入館者を増やしていく、歴史を学ぶという場所にしていくために、何か御検討されていることがあれば、お伺いをいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑にお答えいたします。
今現在、学校利用ということで、年間、先ほどの質疑になりますが、308名程度、小中学生が来館してございます。
歴史民俗資料館ですけれども、今後、歴民の資料の在り方とか、その辺も考えながら、各施設の在り方を検討していきたいというふうに考えてございます。
以上です。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、344ページから354ページまでの10款6項保健体育費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
暫時休憩します。
午前11時57分 休憩
午後 1時11分 再開
○委員長(深谷政憲) 休憩前に引き続き、会議を再開します。
決算審査を続行します。
ここで、午前中の審査で答弁を保留しておりました鈴木正勝委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) 午前中に答弁保留とさせていただきました331ページ、社会教育施設費の工事請負費の不用額についてお答えいたします。
この文化振興課分、文化センターの耐震補強事業、こちらにおいての不用額が1億2,010万円程度でございます。あわせまして、非常用発電設備等整備事業につきましては3,300万円ほどの不用額がございます。
あと1件、答弁の訂正をお願いしたいんですけれども。
午前中、小野委員の風流のはじめ館における三子三筆の詩箋の展示について、答弁の中身を訂正させていただきます。
真筆につきましては、通常博物館で収蔵しておりますが、芭蕉来訪とされる6月及び等躬忌の集いのときに、それぞれ1週間程度、風流のはじめ館で展示をさせていただいております。その他の期間につきましては、年4週間程度、複製ですね、そちらのほうの展示を行っているところでございます。
以上でございます。
◆委員(鈴木正勝) ただいま答弁いただきましたが、その中で、(2)の文化センターの耐震補強事業と(3)の非常用発電設備関係なんですが、文化センターの耐震補強関係につきましては、実際に予算額が5億7,500万円、不用額が1億2,000万円ということなんですが、実際に耐震補強する場合に、まず耐震診断をして、それから補強関係の設計も行った上での予算化になるかと思うんですが、この不用額がこれだけの金額になった要因についてお聞きしたいと思います。
それから、同じく非常用発電設備に関しましても、予算が9,000万円に対しまして、不用額が3,000万円ということなので、その要因についてお聞きいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの鈴木正勝委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再質疑についてお答えいたします。
今回の大きな不用額の要因でございますが、こちらは入札の結果により不用額が出たということでございます。
以上でございます。
◆委員(鈴木正勝) 入札の結果ということなんですが、そもそも発注掛ける場合は、予算化をして一応発注掛けているかと思うんです。入札に関しましても、ある程度必要最低制限価格の部分が、そうすると非常に低い見積りで済んだのかどうか、その辺の詳しい状況をお聞きいたします。
○委員長(深谷政憲) ただいまの鈴木正勝委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
文化振興課長(関根徳栄) ただいまの再々質疑についてお答えいたします。
現在、手元に資料がございませんので、答弁保留をさせていただきまして、後ほど答弁させていただきたいと思います。
以上であります。
○委員長(深谷政憲) それでは、改めて保留とさせていただきます。
それでは、次に、354ページから358ページまでの11款災害復旧費、1項農林水産施設災害復旧費、2項土木施設災害復旧費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
当局答弁者入替えのため、しばらくそのままでお待ちください。
(当局答弁者入替え)
○委員長(深谷政憲) 次に、358ページから360ページまでの11款3項庁舎等施設災害復旧費、4項民生施設災害復旧費、5項文教施設災害復旧費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、360ページから362ページまでの12款公債費、13款諸支出金、14款予備費に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
当局答弁者入替えのため、しばらくそのままでお待ちください。
(当局答弁者入替え)
○委員長(深谷政憲) これより特別会計歳入歳出決算に入ります。
初めに、特別会計歳入歳出決算書の373ページ及び390ページから394ページまでの市営墓地事業特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、374ページ及び396ページから399ページまでの特定地域戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、375ページから378ページ及び402ページから430ページまでの中宿財産区特別会計、小塩江財産区特別会計、西袋財産区特別会計、長沼財産区特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
当局答弁者入替えのため、しばらくそのままでお待ちください。
(当局答弁者入替え)
○委員長(深谷政憲) 次に、379ページから381ページ及び432ページから448ページまでの国民健康保険特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、382ページから383ページ及び450ページから465ページまでの介護保険特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
次に、384ページから385ページ及び468ページから474ページまでの後期高齢者医療特別会計に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ次に進みます。
暫時休憩します。
午後 1時26分 休憩
午後 1時28分 再開
○委員長(深谷政憲) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
先ほど鈴木正勝委員の再々質疑について当局答弁を保留しておりましたが、ここで当局の答弁を求めます。
◎財務部長(野沢正行) 先ほどの再々質疑についてお答えいたします。
文化センターの耐震補強事業でございますが、こちらは継続費を設定して実施している事業でございます。
継続費を設定している事業につきましては、各年度ごとの年割で予算化を図っているものですから、途中で予算で減額をする、整理予算で減額をするということはやらない。最終的に精算をして報告をするという形になっております。
その中で、今回耐震補強の中で、耐震補強工事と併せまして、楽屋であるとか、あとは大ホールの座席であるとか、一部リニューアルを行っておるんですが、その中で、県との協議の中で、財源として合併特例債と公適債を活用しているところなんですが、一部起債の対象にならないという事業が、県のほうからの協議で判明したものですから、そこの部分については、進捗調整を図って、単費に振り替えずに事業の内容を変更しております。その関係で、予算としては減額をしないものですから、執行率で大きく差が出たというふうな内容でございます。
以上です。
○委員長(深谷政憲) これにて議案第63号に対する質疑を終結いたします。
これより議案第63号の討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第63号について採決いたします。
議案第63号については認定すべきものとしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) 御異議なしと認めます。
よって、議案第63号 令和3年度須賀川市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定については認定すべきものと決しました。
当局答弁者入替えのため、しばらくそのままでお待ちください。
(当局答弁者入替え)
○委員長(深谷政憲) 次に、議案第64号 令和3年度須賀川市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、概要の説明を求めます。
◎
上下水道部長(岡部敬文) それでは、議案第64号 令和3年度須賀川市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。
須賀川市水道事業会計決算書の16ページをお開き願います。
1、概況、(1)総括事項、ア、給水状況についてであります。
本年度の給水件数は2万8,273件で、前年度に比べまして家事用などが増加したことによりまして348件、1.25%の増となっております。
一方、給水人口は6万7,473人で、前年度と比べ540人、0.79%の減少でございます。
年間総給水量は744万3,346立方メートルで、前年度に比べまして6万7,571立方メートル、0.9%の減少でございます。
年間総有収水量は675万7,022立方メートルで、前年度に比べ6万95立方メートル、0.88%減少し、この結果、有収率は前年度より0.02ポイント上がりまして、90.78%となったところであります。
次に、イ、経営の収支状況についてであります。収益的収支におきましては、消費税及び地方消費税相当額を除いた額で申し上げます。
本年度の収益的収支は、収入総額が17億257万4,563円で、前年度に比べ9,507万6,519円、5.29%の減となっております。これは、主に稲田公民館緊急貯水槽の設置工事に係ります受託工事収益が減少したことによるものでございます。
また、支出総額は15億328万6,528円でございまして、前年度に比べ1億3,247万4,656円、8.1%の減となっております。主な要因としましては、先ほど申し上げましたが、稲田公民館緊急貯水槽の設置工事に係ります受託工事費のほか、業務費や減価償却費が減少したことによるものでございます。この結果、収支差引額は1億9,928万8,035円となりまして、この額が当年度の純利益となっております。
資本的収支につきましては、消費税及び地方消費税込みの額で申し上げます。
資本的収支は、収入総額10億9,392万288円に対しまして、支出総額が20億3,881万9,751円となりまして、9億4,489万9,463円の収支不足が生じましたが、これにつきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1億2,303万7,725円、過年度分損益勘定留保資金2億1,641万6,109円及び当年度分損益勘定留保資金6億544万5,629円の補填によりまして対応したところでございます。
なお、本年度の確定消費税及び地方消費税額は2,335万6,999円の還付となっております。
次に、ウの建設改良工事の状況についてであります。建設改良工事は、木之崎桙衝配水支管布設替工事を始めとしまして、配水管の新設、移設などの工事26件、管路延長3,934.48mを実施しましたほか、西川浄水場改築事業急速ろ過池電気計装設備工事などを実施したところでありまして、なお、平成29年度から令和3年度まで継続費を設定して実施してきましたが、西川浄水場改築事業につきましては本年度で完了いたしました。
次に、17ページを御覧願います。
(2)の経営指標に関する事項についてであります。
この事項は、経営実態を端的に示す経営指標を記載することで、経営状況や見通しにつきまして理解を深めていただけるよう、地方公営企業法施行規則の改正によりまして、令和3年度決算から新たに追加された事項でございます。
令和3年度決算における経営成績でございますが、経営の健全性を示します経常収支比率は113.26%で、前年度比3.36ポイントの増となっており、健全経営の水準となります100%を上回っております。増となった主な要因ですが、検定満期に伴う水道メーターの交換数の減少等による業務費の減少及び減価償却費の減少等による費用の減少によるものであります。
一方、償却対象資産の減価償却の状況を示します有形固定資産減価償却率は45.86%で、前年度比3.44ポイントの減となっております。減の主な要因ですが、西川浄水場急速ろ過施設等の工事完了によります当該施設の資産取得によるものであります。引き続き計画的な施設更新を行ってまいります。
次に、戻っていただきまして、9ページをお開きいただきます。
未処分利益剰余金につきまして説明を申し上げます。
4、令和3年度須賀川市水道事業剰余金処分計算書(案)に記載のとおり、上段の右側、未処分利益剰余金の当年度残高5億5,691万4,717円につきまして、減債積立金の積立といたしまして3億5,762万6,682円を処分しようとするものであります。
次に、恐れ入りますが、40ページをお開き願います。
中段になりますが、(4)その他の会計処理に関します重要事項でございます。
本件は、須賀川市債権管理条例第17条第1項の規定に基づきまして債権を放棄したものであり、その内容は、水道料金56件、117期、63万699円となっております。
以上、決算の概況、未処分利益剰余金の処分、その他会計処理に関する重要事項について説明申し上げましたが、よろしく御審査の上、議決及び認定を賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。
○委員長(深谷政憲) これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ、これにて議案第64号に対する質疑を終結いたします。
これより議案第64号の討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第64号について採決いたします。
議案第64号については可決すべきもの及び認定すべきものとしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) 御異議なしと認めます。
よって、議案第64号 令和3年度須賀川市水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定については可決すべきもの及び認定すべきものと決しました。
次に、議案第65号 令和3年度須賀川市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、概要の説明を求めます。
◎
上下水道部長(岡部敬文) それでは、議案第65号 令和3年度須賀川市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定について御説明申し上げます。
須賀川市下水道事業会計決算書の18ページをお開き願います。
1、概況、(1)総括事項、ア、接続状況についてであります。
本年度の接続件数は1万7,837件で、前年度に比べまして251件、1.43%の増加となっております。
年間総処理場流入量は446万9,341立方メートルで、前年度に比べ1万1,781立方メートル、0.26%の増加となっております。
年間総有収水量は452万4,493立方メートルで、前年度に比べ2万9,487立方メートル、0.66%の増加となっております。
次に、イの経営の収支状況についてであります。収益的収支におきましては、消費税及び地方消費税相当額を除いた額で申し上げます。
本年度の収益的収支は、収入総額が22億8,083万8,983円となっておりまして、前年度に比べ9,423万4,532円、3.97%減少しました。これは、主に令和元年度台風19号の被災被害に係ります建物損害共済災害共済金の減少によるものであります。
また、支出総額は20億6,039万1,556円で、前年度に比べ3,467万3,449円、1.66%の減となっております。主に公共下水道及び農業集落排水事業に係ります令和元年度分の消費税及び地方消費税確定申告額納付の減少により、特別損失が減少したものでございます。この結果、収支差引額が2億2,044万7,427円となりまして、この額が当年度の純利益となっております。
資本的収支につきましては、消費税及び地方消費税込みの額で申し上げます。
資本的収支は、収入総額12億4,676万4,620円に対して、支出総額は16億8,732万3,811円となり、4億4,055万9,191円の収支不足が生じました。これにつきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,013万6,389円、過年度分損益勘定留保資金4,746万3,718円及び当年度分損益勘定留保資金3億8,295万9,084円の補填により対応したところでございます。
なお、本年度の確定消費税及び地方消費税額は1,665万2,000円の納付となったところでございます。
次に、ウの建設改良工事の状況についてであります。
建設改良工事は、公共下水道朝日田準幹線(その16)工事を始め、汚水管渠(きょ)の新設や農業集落排水事業処理施設機能強化事業、大久保地区汚水処理施設電気設備工事など、令和4年度への繰越工事を除き33件を実施したところでございます。
次に、19ページを御覧願います。
(2)の経営指標に関する事項についてでございます。
議案第64号の水道事業会計決算の説明と同様、下水道事業会計決算におきましても、新たに追加された事項でございます。
令和3年度決算における経営成績でありますが、経営の健全性を示す経常収支比率は110.32%で、前年度比4.44ポイントの減となりましたが、健全経営の水準であります100%を上回っている状況であります。減となった主な要因ですが、台風19号被害に係ります建物損害共済災害共済金等の減少による収益の減少によるものでございます。
一方、償却対象資産の減価償却の状況を示します有形固定資産減価償却率は6.27%で、前年度比3.13ポイントの増となっておりますが、地方公営企業法を適用してから2年目であるため、低い償却率となっている状況でございます。
次に、ちょっと戻っていただきまして、9ページを御覧いただきたいと思います。
未処分利益剰余金につきまして御説明申し上げます。
4、令和3年度須賀川市下水道事業剰余金処分計算書(案)に記載のとおり、上段の右側、未処分利益剰余金の当年度残高3億45万5,937円につきまして、減債積立金の積立といたしまして2億円を処分しようとするものであります。
次に、恐れ入ります、37ページをお開き願います。
一番下段に記載しておりますが、(4)その他会計処理に関する重要事項でございます。
本件は、須賀川市債権管理条例第17条第1項の規定に基づきまして債権を放棄したものであり、その内容ですが、農業集落排水処理施設使用料4件、18期、29万8,220円となっております。
以上、決算の概況、未処分利益剰余金の処分、その他会計処理に関する重要事項について御説明申し上げましたが、よろしく御審査の上、議決及び認定を賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。
○委員長(深谷政憲) これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
◆委員(横田洋子) 6ページの令和3年度須賀川市下水道事業損益計算書のうち、3の営業外収益についてですが、(1)の他会計補助金というところの7億円余りの金額ですが、この他会計の具体的なものをお示しいただけますでしょうか。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎経営課長(田家幹郎) ただいまの質疑にお答えいたします。
決算書6ページ、3、営業外収益の(1)他会計補助金でございますが、こちらにつきましては、一般会計からの補助金となっております。
以上であります。
◆委員(横田洋子) この特別会計に繰り出す基準は、どのような考え方でこの7億円余りを繰り入れられたのかお示し願います。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎経営課長(田家幹郎) ただいまの再質疑にお答えいたします。
一般会計からの繰入金につきましては、国が示しております繰出基準や地方公営企業法適用前におけます一般会計の負担状況などを勘案し算定しているところでございます。
以上です。
◆委員(横田洋子) 国の繰出基準は了解いたしましたが、公営企業になる前の一般会計からの繰出しというその考え方はずっと続くのでしょうか。それとも、もうここ数年でそこはやりませんよという考え方なのか、お示しください。
○委員長(深谷政憲) ただいまの横田委員の再々質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎経営課長(田家幹郎) ただいまの再々質疑に対しましてお答えいたします。
現在は、一般会計から補助金という形で繰り入れておりまして、この地方公営企業法適用前におけます一般会計の負担状況等の部分について算定して繰り入れておりますが、地方公営企業法につきましては独立採算というものが原則となっておりますので、今後の経営状況等を見ながら、今後の繰入れ状況についても検討してまいりたいと考えております。
以上であります。
○委員長(深谷政憲) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) なければ、これにて議案第65号に対する質疑を終結いたします。
これより議案第65号の討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) これにて討論を終結いたします。
これより議案第65号について採決いたします。
議案第65号については可決すべきもの及び認定すべきものとしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) 御異議なしと認めます。
よって、議案第65号 令和3年度須賀川市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定については、可決すべきもの及び認定すべきものと決しました。
以上で、当委員会に付託となりました議案の審査は全て終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
本委員会における会議結果の正副議長への報告及び定例会最終日における審査の経過と結果についての委員長報告については、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(深谷政憲) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
以上で、本日の日程は全て終了しました。
3日間にわたる決算審査、大変お疲れ様でございました。
議事の速やかな進行への御協力に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
これにて
決算特別委員会を閉会いたします。
御苦労様でした。
午後 1時55分 閉会
───────────────────── ◇ ────────────────────
須賀川市議会委員会条例第32条の規定により署名する。
令和4年9月27日
須賀川市議会
決算特別委員長 深 谷 政 憲...