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令和 4年  9月 文教福祉常任委員会−09月20日-01号

  • "教育基本法"(/)
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  1. 須賀川市議会 2022-09-20
    令和 4年  9月 文教福祉常任委員会−09月20日-01号


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    令和 4年  9月 文教福祉常任委員会−09月20日-01号令和 4年  9月 文教福祉常任委員会           須賀川市議会文教福祉常任委員会会議録 1 日  時  令和4年9月20日(火曜日)         開 会  10時00分         閉 会  14時00分 2 場  所  須賀川市議会委員会室 3 出席委員  溝 井 光 夫     鈴 木 洋 二     堂 脇 明 奈         高 橋 邦 彦     安 藤   聡     加 藤 和 記         鈴 木 正 勝     大 内 康 司 4 欠席委員  なし 5 説明員   文化交流部長   須 田 勝 浩    市民交流センター長秡 川 千 寿         市民福祉部長   野 崎 秀 雄    教育部長     角 田 良 一         生涯学習スポーツ課長          東公民館長    橋 本 裕 史                  熊 田   保
            文化振興課長   関 根 徳 栄    観光交流課長   上 妻 秀 男         総務課長     鈴 木 行 宏    企画課長     長 澤 泰 和         中央図書館長   佐 藤 幹 夫    社会福祉課長   小 林 繁 直         長寿福祉課長   古 川 一 夫    保険年金課長   増 子 輝 仁         健康づくり課長  岡 田 充 生    市民課長     大 槻 恵 子         長沼市民サービスセンター所長      岩瀬市民サービスセンター所長                  小 針 則 雄             五十嵐 敏 之         教育総務課長   小 池 文 章    学校教育課長   野 原 光 弘         こども課長    板 橋 圭 寿 6 事務局職員 主任       須 釜 千 春    会計年度任用職員 鈴 木 久 美 7 会議に付した事件  別紙のとおり 8 議事の経過  別紙のとおり                      文教福祉常任委員長   溝 井 光 夫      午前10時00分 開会 ○委員長溝井光夫) おはようございます。  本日は、台風対応などもあってお忙しい中だと思いますが、各委員並びに当局の関係部課長の皆様には御出席いただきありがとうございます。  ただいまから文教福祉常任委員会を開会いたします。  出席者は定足数に達しております。 ───────────────────── ◇ ──────────────────── ○委員長溝井光夫) 本日の議題は、お手元の審査事件一覧表のとおり、今期定例会において当委員会に付託されました議案3件に対する審査と、継続調査事件についてであります。  本日の会議の進め方でありますが、初めに議案審査を行うこととし、当局担当課の説明を求め、質疑を行った後、討論、採決を行います。  議案審査終了後、継続調査事件を議題とし、6月定例会終了後に当局に対し申入れを行っておりました文化財の保存・活用に係る質疑事項に対し、当局から説明を頂き、質疑、答弁を行うことといたします。  最後に、当局から申出のあった行政報告について説明を受けることといたします。  本日の会議の進め方については、これに御異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。  早速、付託議案の審査を行います。  初めに、議案第57号 須賀川体育施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、当局の説明を求めます。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) おはようございます。  ただいま議題となっております議案第57号 須賀川体育施設条例の一部を改正する条例につきまして、御説明いたします。  恐れ入りますが、文化交流部提出資料改正要旨を御覧願います。  初めに、改正の目的でありますが、「二人の円谷」顕彰事業の一環として、円谷幸吉選手の偉業を後世に伝えるとともに、本市全体のスポーツ振興、本市の認知度向上及びシビックプライドの醸成を図るものであります。  次に、主な改正内容でありますが、一つには、「須賀川アリーナ」の名称を「円谷幸吉メモリアルアリーナ」に改正するものであります。去る6月20日の当委員会におきまして、名称の変更を検討していることについて御報告させていただいたところでありますが、今回の名称決定の理由といたしましては、既に、市内には「円谷幸吉メモリアルマラソン大会」「円谷幸吉メモリアルホール」、そして幸吉選手の生まれ育った大町地内に「円谷幸吉メモリアルパーク」があり、「円谷幸吉メモリアル」という名称が市内外に広く親しまれていることから、これらの施設や大会等と併せて、幸吉選手の更なる顕彰を図るため、関係機関等と協議し、決定したものであります。  また、二つには、「円谷幸吉メモリアルホール」に関する規定を追加するため、所要の改正を行うものであります。「円谷幸吉メモリアルホール」につきましては、平成19年1月に開設し、条例等の改正は行わず、「須賀川アリーナ」の施設の一部として運用してきたところでありますが、今回の「円谷幸吉メモリアルアリーナ」への名称変更に併せて、同アリーナを構成する必要不可欠な施設として位置付け、今後も、恒久的に維持していくことを目的に改正するものであり、これまでどおり開館時間を午前9時から午後5時までとすることや、入館料を無料とすることを規定するものであります。  なお、同ホールの入館につきましては、これまでどおり許可申請を行うことなく自由に入館できるよう体育施設条例施行規則の改正を行うなど、入館者の更なる利便性の向上に努める考えであります。  次に、三つには、当該施設名称を引用している条例及び文言の整理についても、併せて改正するものであります。  最後に、本条例につきましては、令和5年4月1日から施行するものであります。  説明は以上であります。御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長溝井光夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、各委員から質疑ありませんか。 ◆委員(高橋邦彦) 先日の総括質疑石堂議員の再質疑にも触れられておりましたが、円谷幸吉メモリアルホールにつきまして、今後、改めて単独条例の検討をされるのか、質疑いたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化交流部長須田勝浩) おはようございます。ただいまの御質疑にお答えいたします。  円谷幸吉メモリアルホール単独条例の制定につきましては、この度の円谷幸吉メモリアルアリーナへの名称変更を含めた顕彰事業ですね、引き続き積極的に取り組んでいく中で、市民への認知度、更には円谷幸吉メモリアルホール運営状況、こういったものを踏まえながら検討はしていきたいと考えてございます。  なお、個別条例の制定という形は今回取りませんけれども、円谷幸吉選手の功績、偉業につきましては、関係団体等とも連携しながら、これまでにも増してしっかり取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解をいただければと思います。  以上でございます。 ◆委員(高橋邦彦) 意見としてですが、「二人の円谷」顕彰事業の一環とありますので、今後よろしくお願いいたします。  以上です。 ○委員長溝井光夫) 意見ですね。ほかにありませんか。 ◆委員(堂脇明奈) おはようございます。  大河内議員からの総括質疑でもあったんですが、答弁をお聞きして、ちょっと分からない部分がありましたので、改めてもう一度確認させていただきます。  今回の改正で、第7条の見出しですね、「使用料」から「使用料等」に改正されていますが、本文の「使用料」は改正されていないというのが問題ではないかという質疑だったと思うんですが、そのときの答弁では、メモリアルホールは今までどおり無料であるため、「使用料」のままにしたとのことだったと思います。  そこでお聞きしたいのは、そうであれば、質疑の中でもあったんですが、見出しも、「使用料等」に改正するのではなくて、そのまま「使用料」のままの見出しでもいのではないかと思うのですが、改正に至った具体的な理由があれば、お伺いしたいと思います。  それから、2点目に、これも同じく大河内議員から総括質疑で出されているんですけれども、別表に、メモリアルホール無料という表を規定したために、今後は、使用許可を受けるようになるかとの質疑に対して、先ほども、要旨のほうで御答弁いただいているんですが、規則を改正して、使用許可を受けなくても済むようにするというような答弁だったと思います。  本来、条例改正は目的があって、議会の議決を受けるものと思いますので、今回、議会の議決で新たに使用許可を受けるように条例改正したものを、またすぐに規則を改正して、使用許可を受けなくてもよくするというのは、条例の下に規則があるということを考えると、ちょっと違うのではないのかなと思います。最初から、こちらも使用許可が受けられるように条例改正をする必要があったのではないのかなと思います。  その意味で、条例改正に至った理由がよく分かりませんので、改めて、今回の条例改正によって、円谷幸吉メモリアルホールについて使用許可を要する施設とした理由をお聞きしたいと思います。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) ただいまの御質疑にお答えいたします。  初めに、条例の第7条の見出しの関係でございますけれども、今回の改正によりまして、「使用料等」に改正いたしますけれども、本文については「使用料」のままということでございますけれども、総括質疑等でも御説明させていただきましたけれども、第7条の見出しを「使用料等」に改正することにつきましては、別表の円谷幸吉メモリアルホール入館料という表記がございます。これが一体的な見出しということで、「使用料等」にちょっと改正させていただいたところでありますけれども、本文中の規定につきましては、有料施設使用料納入等に関する規定であることから、本文については改正をしなかったということでございます。  次に、2点目の使用許可についてでございます。  今回は、体育施設条例の中の体育施設の一部として円谷幸吉メモリアルホールについても位置付けられるわけでありますけれども、これまでも体育施設は、団体で使う専用使用以外にも、個人使用というのがございました。例えばですけれども、個人で使用する場合は、口頭で使用の許可を受けることができるということで、現時点でも規則でなってございます。  円谷幸吉メモリアルホールは、基本的には、あそこは人が常駐しておりませんけれども、利用者の方には、可能な範囲で記名等をさせていただいておりますけれども、そういったものも、必ずしもということでありますので、職員に使用許可の申出することなく自由に入館できるように、必要に応じてその規則を改正するということで、今回、個人使用についての規則については、改めて条例等に位置付けずに、現時点で運用しています規則で見直すというふうにしておるところでございます。  以上です。 ◆委員(堂脇明奈) 使用料のほうも、やはり分かりにくいということもありますし、条例を改正するのであれば、そのときにやはり分かりやすく表示したほうがいいのかなと思われます。詳しくただし書も、使用許可のほうもただし書で、ゴルフ場は必要ないですとか、そういったことがきちんと条例に書かれていることによって、市民の方に分かりやすくなるのかなと思われます。使うときになって、規則になってるからそれは大丈夫だということでは、条例というのは、やはり地方自治体の法律にもなるわけですので、そちらをきちんと整理したほうがいいのではないのかなと考えております。  それから、あと2点お伺いしたいのですが、円谷幸吉選手陸上競技の選手であることから、なぜ、この体育館施設アリーナを、幸吉選手の名前を付けるのかというところが疑問点となるので、そちらのほう理由をお聞かせ願いたいのと、あと、市民の方から、夕方のニュースで、テレビで、名前が変わりますというか変わるということが報道されたということをお聞きしまして、変わるんですよねというふうに、市民の方から言われまして、今まさに、それを議会で議案として提出されて議論しているところですという話で、否決も可決もされていない状況ですという話をしたんですが、市民の方も変わるのかなという方もいらっしゃる中で、テレビでこのことを報道される経緯が、もし、お分かりになれば、あとはそういう連絡を頂いていたのかどうかをお伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の再質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) ただいまの再質疑にお答えいたします。  まず、1点目に、現在の須賀川アリーナ円谷幸吉選手との関連性でございますけれども、一つには、円谷幸吉メモリアルホールを現在の須賀川アリーナ内に開設して、県内外から多くの来館者にお越しいただいているという点。二つには、先ほどもありましたが、メモリアルマラソン大会発着点になっているという状況があります。何よりも、円谷選手陸上競技マラソンの選手でありますけれども、円谷選手は、本市スポーツ振興の象徴であると捉えております。そのため、本市のスポーツの拠点である須賀川アリーナ円谷選手の冠した名前、名称にすることで、本市全体のスポーツの振興を目指すということにしております。  また、令和2年度に幸吉賞というものを創設いたしまして、陸上競技に問わず、市スポーツ全般でオリンピックやパラリンピック、世界大会等で入賞した選手を顕彰するために、幸吉賞というものを制定しています。令和2年度には、相沢選手と陸上で活躍する阿部選手を表彰し、昨年度も相沢選手を引き続き表彰したところであります。  こういった次世代を担うアスリートにつきましても、円谷幸吉メモリアルホールの中にそういったコーナーを設けまして、スポーツの振興に推進していこうということで位置付けているということで、今回、須賀川アリーナの名称を変更するというものがあります。  次に、報道の関係ですけれども、私も朝のニュースですけれども、NHKニュースをちょっと見させてもらいました。報道、市のほうですね、そういった名称変更にするという部分につきましては、市長の記者会見で、初めて表したものであります。  私も、あのNHKニュース見たときに、最初、議員おただしのとおり、名称が変わったのかなみたいな感じになりましたけれども、最後に、その名称変更については議会等に今回提出しているということで、可決になれば来年の4月からというふうな、最後に分かりづらい部分ありましたけれども、説明があったところでございます。事前にそれに対しての個別の質問等はなく、あの記者会見の情報に基づいて報道されているというふうに承知しています。  以上です。 ◆委員(堂脇明奈) 一つ目の、なぜアリーナの名前を変更かということに関して、マラソン発着点でもあるということだったんですが、この条例改正の目的の一つに、本市の認知度向上ということが言われているかと思うんですけれども、マラソンのコースの発着点須賀川アリーナであるということで、須賀川も名前も入りますし、それがメモリアルマラソン発着点であるということで、幸吉選手の名前も出てくるということであれば、どちらも、須賀川市、円谷幸吉選手須賀川出身であるということで、本市の認知度向上にも、やはりつながるのではないのかなと思いますので、須賀川アリーナのままでも、幸吉選手の名前も売れますし、須賀川市の名前も売れるのではないのかなと感じます。  それから、テレビ報道のほうなんですが、やはり市民の方から変わったよねという感じで言われているので、そう言った問題というか、疑義が生じるようなことでは、あちらのほうで、その確認もなく報道されたということなんですけれども、その後、何か申入というか、そういうものをしたのでしょうか。その1点お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) ただいまの再々質疑にお答えいたします。  私どもで承知しておりますのは、NHKの朝のニュース等で拝見させてもらいましたけれども、私も生で見ておりましたけれども、最初、変わったかのような、報道、変わったといいますかね、最後に、議会に、変更するということもありまして、そこで最後に説明されておりましたので、それに対しての申入れ等は行っておりません。 ○委員長溝井光夫) もう一つありましたね。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) 今回の須賀川アリーナが、円谷幸吉メモリアルアリーナというようになりますけれども、やはり、円谷幸吉メモリアルホールと併せまして、須賀川円谷幸吉さんがいるということが、その施設の名称になることによって、更に認知度が高まるものと考えておりますので、そういったことで対応しております。  以上です。 ◎文化交流部長須田勝浩) ただいまの1点目の部分でございますが、今後、「二人の円谷」顕彰事業をしっかり取り組んでいくということで、今回、名称を須賀川アリーナということで須賀川の名称はなくなりますけれども、円谷幸吉選手イコール須賀川市ということが幅広く認知していただけるように、しっかりこの顕彰事業にも取り組んでいくと考えてございますので、御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◆委員(堂脇明奈) 最後にもう1点。先ほどもありましたけれども、補正予算も組まれているということで、補正ということで、当初予算ではないということであると、2人の顕彰事業、前年、前々年度から続けているもので、きちんと当初予算にも2人の顕彰事業ということで予算が組まれている中で、こちら補正になったというのは、去年の中の計画ではこういった名前を変えるという、6月20日にこちらで報告を受けているところではあるんですけれども、当初には計画がなかった、去年は計画をしていなかったということでいいのでしょうか。お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) ただいまの御質疑にお答えいたします。  補正予算に計上した理由としましては、来年の4月からに向けての準備期間ということでございますけれども、年度当初には、そういった名称変更についてのまだ検討までは至っておりませんでしたけれども、円谷幸吉、「二人の円谷」顕彰事業の、幸吉選手の最後といいますか、大きな顕彰事業の一つとして、令和5年度につきましては、この名称変更を4月1日から円滑に対応したいということで、今回の補正に至ったものであります。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。
     討論ありませんか。 ◆委員(堂脇明奈) ただいま議題となっております議案第57号 須賀川体育施設条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論を行います。  今回の改正は、「二人の円谷」顕彰事業の一環として円谷幸吉選手の偉業を後世に伝えるとともに、本市全体のスポーツ振興、本市の認知度向上及びシビックプライドの醸成を図る目的で、須賀川アリーナの名称を変更するものです。  これを踏まえ、次の3点の理由から反対をいたします。  一つに、円谷幸吉選手円谷英二氏の偉業を同等化すべき点からです。それは、今回の改正で「円谷幸吉メモリアルホール」が体育施設に組み込まれ、更に、陸上施設ではなく須賀川アリーナという室内施設に組み込み、位置付けられることによって、円谷幸吉選手陸上選手であることが不明瞭になるということです。「二人の円谷」顕彰事業の一環として、シビックプライドの醸成ということを考えますと、総括でも質疑されていましたように、円谷幸吉選手の貴重な資料が常設されているホールを、須賀川円谷英二ミュージアム条例のように、体育施設条例とは別に独立した形で条例を設けて存続させることが妥当と考えます。それにより、円谷英二氏と円谷幸吉選手を同等に位置付けることになり、シビックプライドの醸成や他の市町村、そして県外に向けて強い発信となると考えます。「円谷幸吉メモリアルホール」条例を設置することを求めます。  二つに、市民にとって慣れ親しみかつ愛着のある「須賀川アリーナ」の名称をあえて変更する必要はなく、かえって円谷幸吉選手須賀川市の出身であるということを明確にすべき点からです。須賀川アリーナは1994年3月にオープンし、1995年の福島国体では卓球のメイン会場に使用され、オープン以来、様々な室内競技で使用されています。須賀川アリーナの名称は、市民にはもちろん県内各地及び全国にも慣れ親しんだ名称であり、その認知度は高い状況と考えます。  また、須賀川アリーナは、高速インターを降りて最初に目にする施設であることから、須賀川市の顔ともなる施設です。大きな表示もあり、須賀川に来たということが一目瞭然です。そして、アリーナに着くと、円谷幸吉選手をたたえる「円谷幸吉メモリアルホール」が正面にあります。円谷幸吉選手須賀川市出身であるということが認識されます。本市の認知度向上には、須賀川市の名と円谷幸吉選手が結び付けられることが必要であると考えます。現在の名称は、通称としても呼ばれ、短く分かりやすい利点もあり、名称変更後のことを考えますと、条例改正による名称変更の目的が達成できるのかは疑問です。須賀川アリーナの名を残すことを求めます。  それから、三つ目に、今回の条例の改正において、実際の使用について、条文と規則の整合性を取るべき点からです。総括質疑や、ただいまの委員会においても議論されていますが、使用料についてや使用許可必要性について、しっかりと条例に分かりやすく明記して、条例より下位の法形式である規則においても、そごが生じないようにしなければならないと考えます。条例と規則は自治立法であり、いわば地方公共団体の法律となるものです。条例と規則で、一貫して整合性を取るようにしなければならないと考えます。  以上の3点の理由から、須賀川体育施設条例の一部を改正する条例について反対をいたします。  なお、名称変更に伴い、看板の掛け替えなどに必要な補正予算も含まれていることから、慎重な議論が今後も必要であることを付け加えさせていただきます。  委員各位の御賛同をお願い申し上げます。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、これにて討論を終結いたします。  これより、議案第57号について採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成諸君の起立を求めます。      (起立多数) ○委員長溝井光夫) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第58号 須賀川保育所条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について当局の説明を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) おはようございます。  ただいま議題となっております議案第58号 須賀川保育所条例の一部を改正する条例について説明いたします。  恐れ入りますが、教育委員会提出資料の1ページを御覧ください。  まず、改正の理由につきましては、緑の広場に建設中である民設民営の認定こども園が令和5年4月に開園予定であり、その民設民営化の対象である第三保育所、うつみね保育園、ぼたん保育園の3施設を閉園するためであります。  主な改正点は、「名称及び位置」から当該3施設、第三保育所、うつみね保育園、ぼたん保育園を削除するものです。  施行期日は令和5年4月1日です。  説明は以上です。よろしく御審査ほどお願いいたします。 ○委員長溝井光夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、各委員から質疑ありませんか。 ◆委員(高橋邦彦) 大柿議員も総括質疑をしておりましたが、私も、次の表の改正前の欄に掲げる規定を、同表の改正後の欄に掲げる規定に太枠で示すように改正すると説明しながら、太枠が改正前の欄にあることは議案として問題があると思っております。  この理由については、大柿議員の総括質疑では、公文例規程で決まっているためとの答弁があり、どうしてこのような状況になったのかについては理解しました。ただ、公文例規程で決まっているとはいえ、我々議会は提出された議案で審査するため、やはり正しい表現で提出いただかなければ問題があると思っています。  そこで、まず確認のためお伺いしますが、議案の表現内容に問題があることは知っていたが、公文例規程に定めてあるということで、そのまま提出したという理解でよいか、質疑いたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの質疑に答弁いたします。  この改正する条例の「太枠で示すように改正する」という表記につきましては、この公文例規程に定めてあるというのも確認した上で、問題ないものと考えて、今回提出したものでございます。  以上でございます。 ◆委員(高橋邦彦) そうしますと、議案の内容は、担当課において慎重にチェックされると思いますが、今回の議案の文章表記に問題がないということで理解でよろしいでしょうか。 ○委員長溝井光夫) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの再質疑につきまして、答弁いたします。  問題がないかということでございますが、確かに、総括質疑の中で御意見ありましたように、この書き方につきましては分かりにくいであろうという御意見は、こちらもそのとおりだと考えるところもあります。ただし、直ちにこれが成立しないということではないなという理解でございます。  以上でございます。 ◆委員(高橋邦彦) 公文例規程は、条例と違って議決は必要ないので、内部決裁で改正できると思いますが、これから速やかに改正して、正しい表現で議会に提出する考えはなかったのか、再々質疑いたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) こちらの公文例規程につきまして、行政管理課に相談したところではございますが、須賀川市公文例規程は、条例改正のこの記載は絶対変えることができないというものではなく、それを踏まえて更に分かりやすくするために改正することも検討したいという御意見も頂いておりますが、実際には、この新旧対照表方式というのが全国で始まって、まだ多数派ではなくて、いろいろ試行錯誤しているという状況もございますので。  例えば、考えの中にあったのは、この「太枠で示すように」という言い方が分かりにくいのであれば、例えば、単に「次の表の改正前の欄に掲げる規定を、当表の改正後の欄に掲げる規定に改正する」というのは一部の自治体で使っているそのようなパターンもありますので、そのほか、備考に改正する場所はどこですというふうに規定する方式とか、いろいろございますので、検討する部分もありますし、当然、所管課、法制担当課の行政管理課にございますので、この辺りは時間をかけましてかつ速やかに、丁寧に議論した上で、速やかに改正できるように、担当ではございませんので、相談、協議していきたいと考えてございます。  以上です。 ◆委員(高橋邦彦) 今回、議案第58号については、多くの議員から問題があるのではないかと意見が多く出されました。また、会派の議案調査におきましても、表現がおかしいとの指摘がありました。  私は、民設民営の保育所の開園のため、条例の中身については理解しております。ただ、議案の書き方については、内部の規定で決まっているからとはいえ、今回のような内容で提出することには問題があると思います。議案は、議会へ提出したということは、市民へ提出したことと同じことだと思っています。市民にも分かりやすい形で議案を作成するべきだと思います。  今後は、気づいた時点で、内部の規定を改正するなど柔軟に対応していただき、適正な議案の提出をお願いしたいと思います。意見です。 ○委員長溝井光夫) 意見ということで。  ほかにございませんか。 ◆委員(鈴木洋二) 今回、議案の改正ということで、今現在、審議されている最中でありますが、須賀川市の広報、9月1日発行の広報において、既にこの内容で募集が始まってというか、これを市民の皆さんに案内しております。  これ、スケジュールとして、条例がまだここで可決されない間に広報でお知らせするということは、スケジュールとしてはちょっといかがなものかなというふうに思うんですが、そこの考えについてお伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの鈴木洋二委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの質疑に答弁いたします。  こちらの保育所並びに認定こども園の募集につきましては、10月3日から市の窓口などで実施することとして予定しておりまして、そのために、周知のために9月広報でお知らせさせていただいたところでございます。何分、期間が短いといいますか、10月の広報ですと、ちょっと周知期間が短いということもございまして、9月の広報に載せさせていただいたということで、あくまでも予定という形で、決定ではございませんが載せさせていただいた次第でございます。 ◆委員(鈴木洋二) 先ほど高橋委員からも、いろんな意味で分かりにくいという御指摘がありました。この条例なので、本来これが可決されて、本会議で可決されてからお知らせするのが順序かなというふうに思います。今、当局のスケジュールの都合ということなので、そうなると、ここで議論してることはどういうふうなことになってしまうのかという疑問もあります。そういった部分においても、当局の都合ではなくて、少なくともその順番、スケジュールというか、そのプロセスはきちんとしたものでなければならないと思います。そこについては、どのようにお考えになりますか。 ○委員長溝井光夫) ただいまの鈴木洋二委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの御意見を真摯に受けとめて、今後対応していきたいと考えております。 ○委員長溝井光夫) ほかにございませんか。 ◆委員(大内康司) 今、質疑するほうと、答弁するほうと、いろいろ聞いていましたが、答弁する中で、提案するのを差し替えてもいいというふうなお話がありましたので、私は、継続審査で、もう一回出し直していただいて、審議したらいかがかなと思っておりますので、検討してみてください。 ○委員長溝井光夫) 意見ですね。  暫時休憩いたします。      午前10時41分 休憩      午前10時43分 再開 ○委員長溝井光夫) 休憩前に復し、会議を再開いたします。  ただいま大内委員から継続審査という発言がございました。その継続審査の趣旨、もう少し詳しくお願いいたします。 ◆委員(大内康司) 今、話聞いてますと、質疑、それから出し直した方がいいんじゃないかという声が結構多いものですから、その件に関して、答弁の中でも、見直して再提出しても構わないような様子が見受けられましたので、できましたら皆さんが納得できるような出し方をしていただくようにお願いをしたいということで、継続審査を提案いたします。 ○委員長溝井光夫) ただいま大内委員から、議案第58号について、継続審査との発言がありました。継続審査に賛成諸君の起立を求めます      (起立少数) ○委員長溝井光夫) 賛成少数でございます。  よって、本案は継続審査としないことに決しました。  ほかにございませんか。 ◆委員(鈴木正勝) 今回の議案なんですけれども、一応、中身的にいきますと、特に大きな問題はないかと思いますので、速やかに可決はしていかないといけないかと思うんですが、ただ問題は、その新旧対照表の説明の仕方というところが大きな問題だと思うんです。ですから、中身については問題ないので、その説明の仕方の中で、先ほどの答弁にもありましたように、この文言については修正も検討できるということなので、今回、議案として、条例としてのっていますので、できれば今回の議会の中で文言修正、それができるのかどうかお聞きしたいと思います。 ○委員長溝井光夫) ただいまの鈴木正勝委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎教育部長(角田良一) 議案のつくり込みでございますが、先ほどから議論していただいているとおり、分かりにくいところがあるということは重々承知いたします。  ただ、現行の公文例規程の中では、このような提案をするということで定められているものですから、それに従いまして、条例の担当課とも打合せをさせていただき、今回の提案になったものでございます。  各委員の意見については真摯に受け止めまして、今後、公文例規程の在り方等について検討させていただきたいと考えております。この文書の訂正につきましては、議案提出になりますので、担当課と調整しないとここで即答できないかなと思いますが、できれば、次年度の募集期間が、スケジュールが迫っておりまして、これらの事務処理等につきましても進めていただければならないということもございますので、御理解賜りまして、議決いただきますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◆委員(鈴木正勝) 今後ということでは、一応、理解はするんですが、今後ということは、今の時点以降ということの今後ということになりますので、実際に、先ほどの説明の中で、もう10月から募集始まるということなので、この議案は議案として、しっかりと速やかに通していくべきだと思うんですが、ただ問題なのは、やはり、公文書関係の規定もあるかと思うんですが、その辺の変更も含めて、今定例会の中で速やかに修正できるのかどうか、よく検討していただきたいと思うんですが、その考えについてお聞きします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの鈴木正勝委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎教育部長(角田良一) 議案の修正につきましては、担当課、部局と調整させていただきまして、後ほど対応させていただきたいと思います。  以上です。 ○委員長溝井光夫) 暫時休憩いたします。      午前10時48分 休憩      午後 零時54分 再開 ○委員長溝井光夫) 休憩前に復し、会議を再開します。  ここで当局から発言の申出がありましたので、これを許します。 ◎教育部長(角田良一) 午前中、審査いただきました議案の取扱いにつきましては、最終調整するいとまがございませんので、保留いただきますようお願いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいま当局から申出があったとおり、議案第58号については、当局において調整に時間を要するとのことでありますので、本日の審査は保留といたします。  次に、議案第59号 須賀川市立認定こども園条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、当局の説明を求めます。
    こども課長板橋圭寿) ただいま議題になっております議案第59号 須賀川市立認定こども園条例の一部を改正する条例について説明いたします。  恐れ入りますが、教育委員会資料1ページの中段を御覧ください。  改正の理由は、保育の充実を図る目的で、岩瀬地域の白方こども園及び白江こども園を、令和5年4月にそれぞれ幼保連携型認定こども園に移行するためであります。  主な改正点は、一つには「名称及び位置」に当該2施設白方こども園及び白江こども園を追加記載することと、二つには附則により須賀川市立こども園条例を廃止することであります。  施行期日は令和5年4月1日であります。  説明は以上です。よろしく御審査のほどお願いいたします。 ○委員長溝井光夫) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、各委員から質疑ありませんか。 ◆委員(堂脇明奈) 議案第59号についても総括質疑されている部分ではありますが、もう一度確認のため、改めてお伺いをさせていただきます。  石堂議員からの総括質疑の内容で、こちらの第2項の準備行為について、「この条例施行の日以後の認定こども園」としたことで、白方、白江だけではなくて、大東こども園も含まれる内容になってしまっているのではないかという質疑だったと思うんですが、それに対して答弁としては、3園全てを対象としておりとの答弁がされております。しかし、その後の第3項を見てみますと、そちらのほうでは丁寧に、白方こども園、白江こども園と2園を限定して経過措置を定めています。今ほどの説明の中でも、主な改正点として、当該2施設を追加記載すると、2園だけを取り扱うということになっております。  そこで、お伺いしたいのですが、第2項の準備行為において、白方こども園そして白江こども園に限定せず、大東こども園も加えることになった理由をお伺いしたいと思います。  それから、第2項の準備行為は3園全てを該当とし、第3項の経過措置については、新たに認定こども園となる白方、白江の二つのこども園を対象としましたが、経過措置については3園全てを対象としなかった理由についてお伺いをいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの質疑にお答えいたします。  附則第2項の「この条例の施行の日以後の認定こども園の入園に関して必要な手続は、施行日前においても行うことができる」という規定でございますが、施行日前でありますと、認定こども園は大東こども園1園であります。  ただ、「必要な手続を行うことができる」というこの2項の規定によりまして、1園ではなくて3園の受付や決定などの行為を行うことができるということで、1園であった認定こども園が3園になると。それの手続については、3園が手続の対象になるという意味で、このような定め方とさせていただきました。  以上でございます。  もう一点ですが、経過措置、こちらにつきまして、大東こども園につきましては、特段、制度の変更はございませんので、こちらの記載のほうには入れてないという内容でございます。  以上でございます。 ◆委員(堂脇明奈) 経過措置では、大東は、特段、準備するものがないということであって、しかしながら、準備行為については、大東こども園も含まれるということでありますと、大東こども園についても、何かしら入園に手続なものに対して、何を準備するということに、新たに何か準備するようなことになるのでしょうか。お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) こちらの附則の見出しですね、括弧書きで(準備行為)とございますが、大東こども園につきましては、直接的に準備行為が及ぶわけでございませんが、ただ、規定としまして、1園の手続ではなくて3園分の手続ということで、施行日前にできるようにするという規定でございます。  大東幼稚園については、今までの条例の規定の中でも生きておりますので、改めて準備行為というものがあるものではございません。  以上でございます。 ◆委員(堂脇明奈) そうであるならば、やはり、こちらも2園だけを対象としたような文言にしたほうが分かりやすい。この条例自体がこの2園についての条例ですので、こちらの準備行為についても2園とするほうが分かりやすいのではないのかなと思います。  それから、もう一つ経過措置で、最後のほうに、「ただし、須賀川市立白方こども園又は須賀川市立白江こども園への入園を希望しない者については、この限りではない」と、ただし書をされているのですが、総括質疑でも出されていましたけれども、この「ただし」だけですと、施行日前のことなのか後のことなのかということがはっきり分からない、名前の表示はそのまま変わりませんので、分かりづらいのではないのかなと思われますが、こちらのほうはその前ですとか、後ですとか、そういったものが入れなかったということは、どういった理由からここを入れなかったのかということをお伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎こども課長板橋圭寿) ただいまの質疑にお答えいたします。  この施行日においてというのを、ただし書のところに入れなかった点ということでございますが、このただし書の部分につきましては、施行日において、須賀川市立白方こども園又は須賀川市立白江こども園に入園したものとみなすというところの例外規定でございますので、こちらのほうは、施行日後の認定こども園に入園を希望しない者等はこの限りではないということで、例外規定ですので、施行日後の認定こども園を指すものとして混同は避けられるものと考え、表記したものでございます。 ◆委員(堂脇明奈) 議案第58号のほうとも同じようなところなのかもしれないんですが、やはり、混乱を来すといいますか、やはり後なのか前なのかということも、条例ですのできちんと明確にして表示されたほうが、これ市民の方も使うものですので、きちんとした表示をしていただきたいということも、意見としてさせていただきます。  先ほどの58号のほうとも重なる部分があるんですけれども、やはり12月定例以降に、今後提出される議案についても同様のことですので、庁内で情報を共有していただいて、文言の整理をきちんとしていただきたいと思います。  以上です。意見として。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、これにて討論を終結いたします。  これより議案第59号について採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  ただいま審査が終了いたしました議案2件に関する委員長報告については、正副委員長に御一任いただきたいと存じますが、これに御異議ございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) 御異議なしと認めます。  以上で、議案の審査を終了いたします。  次に、継続調査事件のうち、文化財の保存・活用についてを議題といたします。  本件については、これまで委員会における質疑や、去る4月21日に実施した長沼城址、上人壇廃寺跡及び団子山古墳の現地調査などを通して、本市の現状等について理解を深めてまいりました。  これらの調査を経て、委員会として更に確認したいことについてお配りした資料のとおり取りまとめ、6月定例会終了後に、市当局に対し説明の申入れを行ったところであります。  本日は、質疑項目1番から8番まで一括して当局から説明をいただき、その後、質疑を行うことといたします。  それでは、早速、当局から説明を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) それでは、継続調査事件、文化財の保存・活用に係る質疑項目について御説明いたします。  初めに、1番、長沼城址の石垣修繕に係る計画についてであります。  長沼城址ののり面修繕に係る計画でありますが、本件に要する費用については今回の補正予算において計上したところであり、予算が成立次第、発注に向けた準備を進め、令和4年度内に完了することを予定しております。  続きまして、2番、文化財見学者のための環境整備に対する考え方についてであります。  文化財見学者のための環境整備についてでありますが、平成31年3月に策定した須賀川市歴史文化基本構想において、史跡やガイダンス施設等の整備及び保全管理の促進の中で、上人壇廃寺跡等を始めとする史跡や名所、天然記念物などを後世に引き継いでいくため、所有者、管理者はもとより、地域の理解と協力を得ながら周辺環境の整備などを含め、計画的な整備を推進するとしております。このことを踏まえまして、文化財及びその周辺状況等を勘案しながら必要に応じて整備を進めてまいりたいと考えてございます。  3番、各種文化財の周知方法に対する考え方についてであります。  現在は、文化財ガイドブックや博物館、歴史民俗資料館での常設展示、企画展示、市ホームページ等を通じた周知に努めているところであります。今後は、学校教育や公民館等が行う各種事業、さらには、各地で行われる地域行事など、様々な場面を捉えて市内各地域にある多くの文化財の周知に取り組むとともに、文化財を始め、須賀川の歴史文化について実感を伴って理解していただくことができるよう、多様な世代が親しみを持って須賀川の歴史や文化に触れ、体験できるような機会の創出を図りたいと考えてございます。  4番でございます。  本市ゆかりの著名人を活用したPRに対する考え方についてということでございます。  今年NHK大河ドラマで放送されています「鎌倉殿の13人」において、中世須賀川を含む岩瀬郡を領地としました二階堂氏の祖先であります二階堂行政が登場したことを機に、二階堂氏についての周知を図るため、広報すかがわで、「二階堂行政と須賀川」と題した記事を3回にわたって掲載してございます。また、中央図書館や市役所のみんなのスクエアにおいて関連する展示を開催したところであります。本市ゆかりの著名人を活用したPRについては、全国の自治体が行っている様々な事例を調査研究するとともに、話題性や影響力など総合的に勘案した上で検討していく考えであります。  5番目でございます。  文化財に関する県外在住者からの問合せ状況についてであります。  文化財に関する県外在住者からの問合せ状況についてでありますが、文化振興課に寄せられたものにつきましては、昨年度は10件、本年度は3件であります。問合せされた方は、宮城県、東京都、愛知県と広範囲にわたっており、その内容は、幕末の須賀川で疾病が流行したかなど、本市の歴史に関する事項についてのものや、文化財に関連する資料の提供、写真掲載に関するものが主であります。  6番、AR、VR等の活用に対する考え方についてであります。  AR、VR等の活用に対する考え方についてでありますが、須賀川市歴史文化基本構想において、史跡やガイダンス施設等の整備及び保全管理の促進の中で、整備に当たっては、VR、ARの活用などにより理解を促す取組を推進するとしております。このことを踏まえて、各文化財が持つ特性も勘案しながら、それぞれの文化財に適した手法を使用して、文化財に対する理解を促したいと考えてございます。  7番でございます。  文化財の保存・活用における過疎債の活用の考え方についてであります。  本議会において提出させていただいております過疎地域持続的発展計画の中において、文化財に係るものとしてましては、歴史民俗資料館長寿命化及び展示室リニューアル事業、長沼城址城山公園環境整備等事業、文化財情報コンテンツ作成事業、民俗芸能記録保存活用事業を挙げてございます。これらの事案について過疎債を活用し、事業を推進していくことにより、文化財の適切な保存・活用の推進に努めたいと考えてございます。  8番でございます。  今後、適切な保存・活用のために、各種文化財の所有地部分を公有化する考え方についてであります。  文化財の所有地部分を公有化についてでありますが、所有者の意見、意向も踏まえながら、文化財の現況及び今後の整備計画等を総合的に勘案しながら、検討していきたいというふうに考えてございます。  説明については以上でございます。 ○委員長溝井光夫) ただいまの説明に対し、各委員から質疑がありましたら、発言をお願いいたします。 ◆委員(堂脇明奈) 5番の文化財に関する県外在住者からの問合せなんですが、今ほど、写真掲載について何度も問合せがあったということだったんですけれども、こちら、個人としてなのか、団体ですとか、自治体から問合せがあったのかなど、お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。  文化振興課に対する問合せにつきましては、個人がほとんどでございます。  以上でございます。 ◆委員(堂脇明奈) 個人ということだったんですが、PRですとか、そういった内容の確認などは、本市のほうではされているのでしょうか。お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) 問合せの内容につきましては、個人の方からこういう資料があります、この資料について分かること教えてくださいと、そういう中身になりまして、それについて、須賀川市史等から確認をしながら、御本人にお答えするというような形で進めてございます。  以上でございます。 ○委員長溝井光夫) ほかにございませんか。 ◆委員(加藤和記) 7番ですか、文化財の活用に過疎債の利用ということで、先ほど説明あったわけでありますが、8番のこの各種文化財の個人所有地部分を公有化するということも、当然、この過疎債なんかを活用すれば進められる話なので、特にこの長沼城址については、先ほど説明でもあった、本市の著名人を活用したPRということなんだけれども、まさにあの長沼城が造られたのが1,260年という記録があるんだね。そうすると、今まさに大河ドラマでやっている「鎌倉殿の13人」の年代から追っていくと、まさにちょうど二階堂がこの地域を治めていた時代と合うんですよね、話がね。そうすると、やっぱり長沼城址をちょっと掘り下げただけで、この須賀川市における二階堂のやってきたこととか、長沼城、多分西方の守りとして、恐らく二階堂が築城したんだと思うんだけれども、そういうものまでいろいろ関連付けたPRができてくるんだと思うのね。  やっぱり、長沼地域が過疎指定されたということになれば、過疎債を有効に使って、まず民地を公有化するところから話を進めていって、この際、この過疎債が使われる間に、一気に長沼城址のことをもっと解明して、須賀川市としてPRできるような体制をつくったらいいんじゃないかなと考えているんだけれども、その辺の捉え方はどのようになっているか、お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの加藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。  今回、過疎債において、長沼城址のほう、城山公園の整備をしていきたいと考えてございます。  整備につきましては、いろんな条件等ございますので、できる範囲でやっていきたいと考えてございまして、公有地化につきましては、今現在、国の指定の文化財、例えば上人壇とかですけれども、そちらについては国の財政的な支援を受けて公有化してございます。市の指定文化財、何十個かあるんですけれども、そちらについてを全てやるというわけにはいかないので、そちらのほうは、できる範囲の中で検討はしていきたいと考えてございます。  長沼城址につきましては、今できる範囲の整備を、桜の再生とか、あと遊歩道の整備とか、あと長沼城址のARの関係、ARによって見ていただくような形の整備を進めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆委員(加藤和記) 今、当局の考え方を出してもらったんだけれども、やっぱり基本的な部分を手を付けないと、今見える部分だけの手入れをしてみても、PRする部分にはつながっていかないと考えているんだね。まさに、さっき言ったように、今大河ドラマであれだけのことをやっているんだから、一般質問でも出ましたよね。ああいうものを利用して須賀川市をPRしたらいいんじゃないかと。これがPRできるような状況をつくるということを目指さないと、遊歩道とか、桜の手入れなどとかというのは、今見えてる部分だけなんだから。  もっと基本的なところから長沼城をどうするかということを捉えて、それを今度、須賀川市の観光PRにもつなげて、あるいは地域に住む人たちの自信と誇りにもつながるような基本的な部分に手を付けない限りは、いつまでたっても進まないと。せっかく過疎指定を受けてるんですから、その過疎債をもっと有効に使うような計画を立てないことには話にならないというふうに私は思うので、基本的な部分に手を付けるという点から、どんな考えをしてるのかお伺いします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの加藤委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化交流部長須田勝浩) ただいまの御質疑にお答えいたします。  委員御指摘のとおり、やはり、このタイミングというのが非常に大事でございますし、長沼城址については、その歴史的な資源ということで考えております。当然、こういった資源をしっかり保存また活用していくと、須賀川市のPRというところにもしっかり活用していくというところもございますので、今回の過疎地域持続的発展計画の、先日、全員協議会のほうでも御説明させていただいたところでございますが、こういった計画を元に、しっかりこの資源を有効に活用していけるように、ただいま委員からもありましたことを踏まえながら、市としてもしっかり取り組んでいきたいと考えているところでございます。
     あと具体的な内容につきましては、その進捗状況を、さらには国・県、関係機関ともいろいろ協議をしながら取り組んでいきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。 ◆委員(安藤聡) 先ほど堂脇委員との関連になるんですけれども、5番目の文化財に関する県外在住者の問合せについて、どの辺が関心高かったのか、お尋ねします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの安藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。  今年度3件ほどございますが、どちらに何か偏ったという形じゃなくて、満遍なくというふうな形で話が来ております。  例えば、須賀川駅から勢至堂までの古い地図についてとか、あと長沼城址の芭蕉の句碑があるんですけれども、それについてとか、個人的にそちらのほうを研究なさっていて分からないところを、文化振興課に問合せが来るという中身でございます。  以上でございます。 ◆委員(安藤聡) 以前にも、京都のほうからもそういった専門の方が、何ですかね、1,000年代ぐらいの石とかいろいろ見ながら探したりとかしていて、やっぱり案内、どこ行っていいか分かんないとか、そういった意見も結構ありましたので、その辺も含めて、いろいろ検討してもらいたいなというのは、意見ですけれども一つです。  それと、もう一点なんですけれども、6番目のAR、VR関係でデジタルトランスフォーメーション関係、今やってるんですけれども、先月、兵庫県の養父市辺りでもメタバース作って、観光資源で今一生懸命やってるみたいなんですね。私も、お気入りリストで、VRチャットで入ってやってみると、やっぱりいろいろな体験感覚でできるんで、これからこういった時代なのかななんて感じて。それで、いろいろ見ていると、今デジタル田園関係でやっていまして、福島県でも郡山、いわき、会津、あと西会津では移住関係とか、そういった関係で、デジタル関係かなり進めているので、その辺をこれから文化関係でどういった形で進めていく考えがあるか、その辺ちょっと教えてください。 ○委員長溝井光夫) ただいまの安藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。  今現在の考えてございますのは、ARによって表現していこうという形で考えてございまして、まずは上人壇廃寺跡、こちらをAR技術によって体験していただくというような形で、現在、整備をこれからしていくところですけれども、整備したところに、昔のお寺の本堂なり、講堂なり、南門と言われるものなり、それをARで映し出して遠くから見ていただくという形を考えてございます。  そちらのほう、これからの文化財のいろんなところで活用できればいいなというふうに考えてございます。  以上でござます。 ◆委員(安藤聡) 大体、今やろうとしてることは分かりました。是非とも、このデジタル関係、かなりスピード感持ってやっていかないと、後手、後手になってしまうかと思いますので、その辺も含めまして、是非とも検討していただきたいなと思います。意見です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。 ◆委員(加藤和記) 今、上人壇の話が出たんだけれども、実際、この前、本委員会で現場を調査して、学芸員の説明を聞いてきたんだけれども、年代も分からない、誰がやったかも分からないというような状況の中で、ただ、土が高台に盛られているほうに本堂があったような話はしているんだけれども、あれっていつまでやったら、らちが明くんですかと聞いたんだけれども、その見当つかないというようなことで、国の中央の方と連携、連絡取っても、その年代とか、誰がやったとかというのは全く出てこないんだと。そういうの、その部分を、あなた方が調査したんだから、あなた方の見解で、年代、誰がやったとかというのを発表できないんですかと質問したんだけれども、それはちょっとできないですと言うんだけれども、上人壇遺跡というのにずっと携わっていて、これから先、はっきりとした証明できるような調査結果につながるのかということが、全く先が見えないと言っているんだけれども、須賀川市としては、どういうところで落ち着けようとしてるんですかね。その辺はどう捉えているのか、ちょっとお伺いしたい。 ○委員長溝井光夫) ただいまの加藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) ただいまの質疑にお答えいたします。  上人壇遺跡につきましては、奈良時代に造られたお寺ということでございます。その時代に、だんだんと大和朝廷の力が遠くのほうに及んできて、そちらの、栄町遺跡というのがありますけれども、そちらが郡役所です。お寺があって、うまや遺跡というのが住んでいたところで、こちらが一体的にその当時の国の統治をしてきた組織というか、郡役所とお寺と居住地になってございます。  いつ建立されたとか、この辺は文献には載っていないので、不明ということになりますけれども、今の現状の上人壇につきましては、あの一帯がお寺になってございます。どこまでがお寺の範囲で、いつ頃に建てられて、出ているところはいわゆる金堂と言われる建物の下が土台です。そちらになってございます。そちらをある程度、全体的、土地の面的に復元できるところは復元していきたいというふうに考えてございます。今現在の範囲の中で、公園化を進めていきたいと考えてございます。  以上です。 ◆委員(加藤和記) そこまで調べが、ちゃんとついているわけですね。ただ、学芸員の話を聞くと、随分不明な点が多くて、最終的にどういうふうなまとめ方をするのかも分かっていないみたいな話してたよね。だから、奈良時代に建てられたというのは学芸員の方も言っていましたけれども、年代とか何かというのは全くはっきりしない、分からない点だらけで、さっき言ったようにARとか何かに利用すると言うんだけれども、果たしてそれが表に出していい部分につながっているんですかね。その辺どうですか。 ○委員長溝井光夫) ただいまの加藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎文化振興課長(関根徳栄) 今まで、ずっと発掘調査等やってございまして、建物はどこにあったのか、その辺はずっと何回かの発掘調査で分かってございます。それ以降、調査で分かったことを専門家の方に確認をしていただいて、こうだったんだろうというところで、そういう結論を整備委員会なりにというところがありますので、専門家の方々にお話を伺いながら、その整備については、そちらで検討していただきながら整備していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長溝井光夫) ほかにございませんか。  それでは、継続調査事件については、以上で終了といたします。  なお、本委員会における継続調査事件は、文化財の保存・活用のほか、教育施設の再編・利活用及び感染症流行時における健康づくりについても、今後、更に委員会で調査を進め、提言に向けて取り組んでまいりますので、市当局におかれましては、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。  次に、行政報告を議題といたします。  中央図書館、健康づくり課及び教育総務課から、事前に発言の申出がありましたので、早速説明を頂くことといたします。  それでは、まず、須賀川市図書館における電子書籍の導入等についてを報告願います。 ◎中央図書館長(佐藤幹夫) それでは、私から須賀川市図書館における電子書籍の導入等について御報告をいたします。  お手元の資料を御覧ください。  市民の読書活動の一層の推進を図るため、いつでも、どこでも読みたいときにインターネットを通じて本を読むことが可能となる電子書籍を導入いたします。電子書籍は、視覚に障害のある方や高齢者の方などでも、電子書籍の持っている音声読み上げ機能や、文字サイズ拡大機能などを活用していただくことで、本に親しむ機会を提供でき、読書環境の充実を図れるものと考えております。  導入方針ですけれども、一つには、本市が運用している図書館システムとの連動が可能であること。これはセキュリティ対策での一つでありまして、システムで管理している地名等の情報を、改めて電子書籍側で入力することのないように連動をさせていくということであります。  二つ目には、国が進めている障害の有無にもかかわらず読書ができる環境を整える法律である読書バリアフリー法の趣旨の下、読み上げ機能や文字拡大機能等を有するものを導入していきたいと考えております。  選書方法及び電子書籍の種別ですけれども、電子書籍の選書につきましては、定期的な選書会を司書が開きまして、司書のほうで蔵書とのバランスを考慮しながら行っていきます。  今年度の導入予定数につきましては、一般書、児童書それぞれ350冊、計700冊程度を考えてございます。電子書籍の種別でございますけれども、これはライセンス形態の違いによりまして2種類がございまして、期限のある、なしということになります。そして、期限があるものにつきましては、比較的最近に刊行された本、ベストセラー、実用書などでありまして、期間的には24か月、2年間や回数52回での制限がございます。この回数52回というのは、年間週52週ありまして、一般的に2週間の貸出しというのが多いことから、2年間だと52回になるというところで、回数の制限が設定されております。期限がないものにつきましては、著作権の切れた古典的な作品などがそれに該当いたします。  事業費につきましては、当初予算で369万2,000円を計上してございます。  利用開始年月日でありますけれども、来月10月20日木曜日午前9時の開館時間から開始をいたしたいと思います。  事業費、大変失礼いたしました。当初予算で269万2,000円でございます。訂正させていただきます。  5番、利用対象者ですけれども、図書館利用者カードを所有する市内在住者の方、それから市内の会社にお勤めの在勤者の方、それから市内の高校などに通学している在学者の方のみということでございまして、利用に際しましてはパスワードの設定が必要となってくるため、市内3館いずれかでの手続が必要でございますが、既に、利用に際してパスワードを設定している方については、特段の手続は必要ございません。  利用の方法なんですが、新たに開設するウェブ上の専用サイト須賀川市電子図書館に、それぞれお持ちのスマートフォン、タブレット、パソコン等でアクセスをしていただきまして、利用者ID、これは図書館利用者カードに書かれている番号になりますけれども、これとパスワードを入力することで利用可能となります。専用のソフトのインストール等は不要です。  貸出しにつきましては、貸出し点数が2点、期間は2週間。返却につきましては、期限が切れた段階で自動で返却となりますけれども、延長ができる回数が1回。  次のページに移りまして、予約でございますが、既に書籍が貸出し中の場合、次の貸出し予約について、ウェブ上で手続が可能になってございます。予約上限点数は2点でありまして、予約取置期間は3日間、この3日間というのは予約した方には優先して借りられる権利があるのが3日間ということになっております。  周知方法ですけれども、広報すかがわ10月号におきまして、電子書籍に関する案内記事を掲載をいたします。それから、館内チラシ、ホームページ、市内報道機関等を通じて周知をしていきたいと思っております。地域への回覧チラシなども考えてございます。導入後につきましては、図書館内にPRコーナーを設置するなどいたしまして、貸出しを希望する方については、実際に、こちらのほうで手順等を説明しながら、利用するフォローをしていきたいと思っております。  説明は以上です。 ○委員長溝井光夫) ただいまの説明に対し、各委員から質問等がありましたら、発言をお願いいたします。 ◆委員(堂脇明奈) タブレットなどでもできるということだと思うんですが、こちら、学校でも今タブレットを使っているので、そちらとの連携、そちらでも貸出しが可能になるのかどうか、お伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎中央図書館長(佐藤幹夫) ただいまの質疑にお答えいたします。  学校などで、GIGAスクールなどで取り組んでいるところに対して、現時点で、具体的な、こちらで協議とかしてございませんけれども、学校でタブレット活用の一つの素材というか、教材として活用していただけるものとも考えておりますので、今後、教育委員会とか学校には、電子書籍の情報は提供していきたいと思っております。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。 ◆委員(安藤聡) 確認なんですけれども、周知方法で、須賀川市のLINEとか、そういったのは特別書いてはいないんですけれども、その辺も含まれるという認識でよろしいでしょうか。 ○委員長溝井光夫) ただいまの安藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎中央図書館長(佐藤幹夫) ただいまの質疑にお答えいたします。  LINEなども含めて、皆さんにお知らせしていきたいと考えております。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。  なければ、次に、健康づくり課から新型コロナウイルス感染症について報告を願います。 ◎健康づくり課長(岡田充生) それでは、健康づくり課から、新型コロナウイルス感染症につきまして、ワクチン接種の状況と感染者の状況につきまして御報告いたします。  資料の、まず1ページを御覧ください。  1、ワクチン接種状況についてでありますが、(1)新型コロナウイルス追加接種3回目につきましては、9月11日現在になりますけれども、12歳以上集団接種の接種者数が3万6,268人、個別サテライト接種の接種者数は1万2,200人で、合計4万8,468人となっております。接種率は71.6%であります。  (2)5歳から11歳の接種につきましては、1回目が集団接種の接種者数557人、個別サテライト接種者数が推計で980人の合計1,537人、接種率は34.3%です。2回目が集団接種の接種者数505人、個別接種者数が推計で745人の計1,250人、接種率は27.9%となっております。  なお、8月以降は全て医療機関での接種、個別接種のみとなっておりますので、その接種での対応となっております。  (3)新型コロナワクチン接種4回目についてですが、9月11日現在で1万2,756人、これは集団接種会場のみのデータとなっております。  なお、対象者は、3回目接種が終了している人で、60歳以上、基礎疾患のある人、医療従事者などとなっております。  次に、裏面2ページを御覧いただきたいと思います。  2、陽性者数等についてですが、(1)コロナ陽性者数は9月11日現在で、総計7,441例で、先月8月は月別過去最高の2,338人の陽性者数となっておりました。今月は562人となっております。  (2)年代別割合ですが、8月から福島県の発表、公表が人数のみとなっているため、データは7月までの割合となっております。御覧のとおり、7月は10歳未満、10歳代で合わせて45%、20歳代が10%、30歳代が16%、40歳代が14%などとなっております。  感染状況につきましては、家庭内における家族間での感染が主な要因となっていますが、先月のお盆以降、職場や交友関係での感染と推測されるケースのほか、高齢者施設や児童施設などのクラスター、中学校、高校の部活動、大学生などの感染が見られます。状況といたしましては、今月辺りから少しずつ感染者数は減少傾向となっていますが、依然として、近隣の都市部、郡山市が主になりますけれども、感染者数が多い状態。昨日は2桁だったようですが、その前までは、ずっと3桁の状況が続いておりまして、その影響も少なからずあるものと考えられます。  なお、福島県では、これまで発出していた医療非常事態宣言と感染拡大警報強化版BA.5対策強化宣言を昨日でもって終了いたしまして、本日から基本対策に移行しています。引き続き、基本的な感染予防対策の徹底など、注意が必要な状況となっておりますので、よろしく御協力のほどお願いしたいと思います。  最後に、(3)クラスター発生状況は記載のとおりとなっておりますが、9月11日現在で、市内のクラスター発生のトータル件数は49件です。御覧のとおり、児童施設21件と一番多く、次いで、高齢者施設の9件、私立学校、市立学校の7件、医療機関5件などとなっております。  説明、報告は以上です。 ○委員長溝井光夫) ただいまの説明に対し、各委員から質問等がありましたら、発言をお願いいたします。 ◆委員(鈴木洋二) 今度、オミクロン株対応のワクチンが始まると思うんですけれども、多分、22日から全国ではなかったかと思うんですけれども、本市の対応はどのようになるのかということと、素朴な質問で大変恐縮なんですけれども、今、モデルナ製のワクチンが在庫があると思うんですね。そこで、日にちで切り替えてしまうのか、それともその在庫ある物がなくなってから新しいワクチンに移行していくのか、その辺の考えをちょっとお知らせいただければと思います。 ○委員長溝井光夫) ただいまの鈴木洋二委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎健康づくり課長(岡田充生) ただいまの質疑にお答えいたします。  オミクロン対応のワクチン接種つきましては、国は9月22日からという形での発出されていますけれども、実際、まだ県のほうからワクチンの配分量の具体的な数値が、正直言って、まだ来ていない状況でありまして、いずれにしても少数でありますけれども、このぐらいという話は来てますが、具体的にきちんとした数字が出てきてない状況になっています。このため、須賀川市といたしましては、今のところ、早ければ10月下旬ぐらいから接種は対応できればとは考えております。10月号の広報にも、その旨をお知らせはいたしますが、今の状況からしますと、きちんと対応、接種開始できるのは、やはり11月からスタートという形になるのが、状況からするとそれが一番有力かなとは思いますが、まだワクチンの配分量が示されていない状況でありますので、まだここで具体的にいつからというのは、答えられない状況であります。  それから、モデルナの在庫云々ですけれども、基本的に10月いっぱい、やはり、今の4回目の接種、これは続けていますので、その人にもよるとは思いますけれども、そちらの終了次第でオミクロンに切り替えるという形になるかと思います。ただ、その切替え云々に対する詳細について、こちらもやはり、まだ、きちんとこうしますという部分をお示しはできないんですけれども、状況としては、先ほどのオミクロンの状況はそういう状況にありますので、その時に合わせた形で、切り替えていくようになるとは思います。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。  なければ、最後に、教育総務課から、須賀川市教育振興基本計画策定について報告願います。 ◎教育総務課長(小池文章) それでは、教育総務課から須賀川市教育振興基本計画の策定についてを御説明いたします。  教育委員会の資料2ページをお開きください。  須賀川市教育振興基本計画の策定について。  この教育振興基本計画につきましては、教育基本法におきまして、国・県並びに自治体に対して、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する政策についての方針等基本的な計画、これを教育振興基本計画と申しますが、こちらを定めることが義務付けられております。それぞれ国・県の策定につきましては、国が第3期、県が第7次の計画が策定されておりまして、これを受けて市の教育振興基本計画が定められるものとなります。さらに、今年度、須賀川市の第9次総合計画が現在策定作業中でありますが、こちらの内容も踏まえた形で、計画を策定してまいります。  現在、現行の計画につきましては、平成25年からの10年間の計画が定められておりまして、中間年の平成29年に中間改定が行われました。今年度の令和3年度中にこの計画を定めまして、新たな計画については、令和5年からの10年間、中間年の令和9年に内容の見直しを行うという前提で、今現在、作業をしております。教育振興計画教育基本法並びに国・県の計画、それから須賀川市総合計画の関連につきましては、図のようになっております。御参照ください。  続きまして、スケジュールについて御説明します。  資料3ページです。  これまでの作業の中で、本年5月に保護者アンケートを実施いたしました。現在、教育委員会並び文化交流部との中で素案の策定を行っておりまして、現段階で、各課から最終的な案の内容の提示をされております。  それの集約、中継集約などを行いまして、今後まず、庁内の基本計画策定会議の中で、この基本計画の案として協議をいたしまして、その後に、表の下から3番目、基本計画審議会、これは外部委員で学識経験者並びに市内有識者で構成をするものでありますが、こちらで11月中を目途に、第1回の審議会を開催する予定でございます。  その後に、11月下旬から12月にかけて表の2番目です、パブリックコメントを実施を予定しております。パブリックコメントに先立ちましては、文教福祉常任委員会において、その内容をお示ししたいと考えております。パブリックコメントを踏まえて、内部的な最終案を定めまして、基本計画の審議会を、1月下旬を目途に第2回を開催予定をしております。  これらの内容を、それまでの議論等を踏まえた内容として、最終的な案を取りまとめる考えです。その内容、それを踏まえて、庁内の市政経営会議あるいは教育委員会会議の手続を経て、計画を最終的に策定するという考えで進めております。  説明は以上です。 ○委員長溝井光夫) ただいまの説明に対し、各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。 ◆委員(堂脇明奈) 5月に小・中学校保護者アンケートを実施したということなんですが、このアンケート内容も、教育関係、範囲も広いということもありますが、国や県、福島県でも計画されているものということを考えると、市独自でのことが掲載されているアンケートなのか、それとも国とか県と比較、比較というかそういうことができるような内容になっているのかどうかお伺いいたします。市独自なのかどうかということでお伺いいたします。
    委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎教育総務課長(小池文章) このアンケートにつきましては、市内の小学1年生、4年生並びに中学1年生の保護者を対象に行いました。アンケートの中身につきましては、前回も同じようにアンケートを実施しておりまして、基本的には、経過等を把握したいところもありますので、基本的な内容としては、引き続き同様の内容で調査しております。国・県の内容とは別に、市独自で対応しております。  以上です。 ◆委員(堂脇明奈) 以前のアンケートも、コロナに関して、コロナ禍の中での家庭環境なんかということもアンケートでされていたかと思うんですが、ちょっと違っていたら申し訳ないんですけれども、その辺のことも、今回も入れ込んであるのかどうかお伺いいたします。 ○委員長溝井光夫) ただいまの堂脇委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎教育総務課長(小池文章) アンケートの内容におけるコロナの関係ですが、設定項目の中で、アンケートのみを取り出して問いかけはしておりませんが、自由記載での欄がありまして、その中で、保護者がコロナ禍に関して触れていただいているケースはございます。こちらからの問合せとしては、設問としてはございません。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。 ◆委員(安藤聡) 確認だったんですけれども、先ほど、第9次総合計画との整合性も取りながらということで、実際は、教育総務課でやられているわけですけれども、これからいろいろ5本の柱の下に、具体的にやっていく中では、生涯学習だったり文化交流関係とも、やっぱり一緒にやっていくようになるのかなと思うんですが、そういった横断的な庁舎内でやり取りしながらやるという考えでよろしいんですよね。 ○委員長溝井光夫) ただいまの安藤委員の発言に対し、当局の答弁を求めます。 ◎教育総務課長(小池文章) 9次総計との関わりですが、大きな5項目、改めて申し上げますと、子育て環境の充実、学校教育の充実、生涯学習スポーツの振興、地域の宝の活用と交流の推進、最後に、教育委員会活動の充実、こちらを柱としておりますが、前段四つにつきましては、そのまま9次総計の中で述べているタイトルになりまして、それを同じ階層としては、それが頭に据えまして、その中で教育委員会、教育行政の中での施策を、その下にぶら下げていくというやり方で、策定を準備しているところです。  以上です。 ○委員長溝井光夫) ほかにありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、事前に申出があった案件は以上となります。  そのほか、当局から追加で報告等はありませんか。 ◎生涯学習スポーツ課長熊田保) 大変申し訳ありません。資料は準備しておりませんが、生涯学習スポーツ課から、二十歳のつどいについて御報告をいたします。  二十歳のつどいにつきましては、6月20日の当委員会におきまして、令和5年1月8日に須賀川市文化センターで開催予定でありますけれども、現在、開催内容につきましては、参加者の思い出に残るイベントとするため、二十歳のつどい実行委員会を組織し、協議を進めているところであります。  これまでの成人式における式典を中心とした内容とは異なり、今回の二十歳のつどいにつきましては、式典の様子を簡素化しましたセレモニーとすることや、友人同士や中学時代の恩師との歓談、また会場内にフォトスポットなどを設置し、記念撮影を楽しんでいただくなど、二十歳を迎えた皆さんが自由に楽しめる時間と場所を提供するというイベントとして開催予定であります。  このため、これまでの成人式におきましては、市議会議員の皆様を始め関係団体の代表者など約160人に御来賓として御案内しておりましたけれども、今回の二十歳のつどいにつきましては、中学時代の恩師約40人のみを御来賓として御招待することとしております。  なお、開催内容の詳細につきましては、現在も、二十歳のつどい実行委員会において協議を進めておりますので、次回の当委員会において詳細について御報告させていただきたいと考えております。  報告は以上であります。 ○委員長溝井光夫) ただいまの説明に対し、質問等がありましたら、御発言願います。ございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) そのほか当局から追加で報告等はありますか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、以上で当局からの報告等については終了といたします。  この際、議員各位から、そのほか所管の事務の執行について申し述べておきたいことがあればお願いいたします。ございませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) なければ、以上で所管の事務の執行については終了といたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  それでは、今期定例会最終日において、閉会中の継続調査事件として、教育施設の再編・利活用、文化財の保存・活用及び感染症流行時における健康づくりについてを議長に申し出ることとし、その内容については正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) 御異議なしと認めます。  また、本日の会議内容及び結果について正副議長に報告することといたしますが、内容については正副委員長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長溝井光夫) 御異議なしと認めます。  それでは、本日の文教福祉委員会は、これにて閉会いたします。  お疲れ様でした。      午後 2時00分 閉会 ───────────────────── ◇ ──────────────────── 須賀川市議会委員会条例第32条の規定により署名する。   令和4年9月20日        須賀川市議会 文教福祉常任委員長     溝  井  光  夫...