須賀川市議会 2022-09-16
令和 4年 9月 経済建設常任委員会-09月16日-01号
都市計画課長 有 我 英 一 経営課長 田 家 幹 郎
水道施設課長 二 瓶 伸 一
下水道施設課長 安 田 昭
参事兼
農業委員会事務局長
西 澤 俊 邦
6 事務局職員
議事調査係長 大 垣 光 弘
会計年度任用職員 鈴 木 久 美
7 会議に付した事件 別紙のとおり
8 議事の経過 別紙のとおり
経済建設常任委員長 石 堂 正 章
午前10時00分 開会
○委員長(石堂正章) それでは、おはようございます。
本日は、各委員並びに当局の関係部課長の皆様には、御出席をいただきありがとうございます。
ただいまから
経済建設常任委員会を開会いたします。
出席者は定足数に達しております。
───────────────────── ◇ ────────────────────
○委員長(石堂正章) 本日の議題は、お手元の
審査事件一覧表のとおり、今期定例会において当委員会に付託となりました議案3件及び請願1件に対する審査、行政報告について並びに
継続調査事件についてであります。
本日の会議の進め方でありますが、初めに議案審査を行い、議案に対する当局担当課の説明を求め、質疑を行った後、討論、採決を行います。
なお、議案第55号につきましては、当局の説明の後に現地調査を予定しております。
議案審査終了後、請願を議題として審査を行うことといたします。
これら審査が終了後、当局から行政報告を受け、当局の説明の後、質疑、応答を行うことといたします。
最後に、
継続調査事件を議題とし、
具体的調査項目である
中心市街地活性化の推進についてを協議することといたします。
以上が、本日の会議の進め方でございますが、この進め方について御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
早速、付託された議案の審査を行います。
議案第54号 財産の処分についてを議題といたします。
本案について、当局の説明を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) おはようございます。
ただいま議題となっております、議案第54号 財産の処分につきまして御説明申し上げます。
本件は、本市が企業用地として分譲しております
須賀川テクニカルリサーチガーデン地内のR区画売却につきまして、去る8月26日に
BASFジャパン株式会社と土地売買に関する仮契約を締結したことから、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
お手元の議案書及び
経済環境部資料の1ページを御覧願います。
今回売却します企業用地、R区画につきましては、平場部分とのり面部分の3筆になってございます。
初めに平場部分でございますが、所在が須賀川市虹の台10番1及び10番4、地目は宅地、面積は9,733.91
㎡。のり面部分の所在が須賀川市虹の台10番2、地目は雑種地で、面積は5,645㎡となっておりまして、合計面積は1万5,378.91㎡となっております。
次に、売却価格でございますが、R区画につきましては、県の
土砂災害警戒区域に指定されていることから、通常価格の70%で価格設定しており、平場部分の平方メートル当たりの単価は7,700円で、金額は7,495万1,107円。また、のり面部分の平方メートル当たりの単価は3,850円で、金額は2,173万3,250円であり、
合計売却価格は9,668万4,357円であります。
次に、売却先でありますが、東京都中央区に本社を置きます
BASFジャパン株式会社代表取締役社長、石田博基に売却するものであります。
当社はドイツに本社を置く外資系企業の日本法人で、本社は世界最大級の
総合化学メーカーであります。日本国内においては、塗料、
ポリウレタン製造のほか、健康食品や農薬開発などの事業を展開しております。
本用地での事業計画でございますが、現在、茨城県筑西市で操業しております
遺伝子組換え作物の試験栽培を行うほ場について、借地期間が2023年度で満了することから、将来の建設及び栽培試験を実施する用地として活用するものであり、具体的には、将来、日本に輸入される可能性のある
遺伝子組換え作物の試験栽培を行い、環境や生物多様性に関する影響を国の基準や関係法令に従い、調査、評価するものでございます。
建物及び設備の着工予定は令和5年1月で、操業開始予定は令和5年8月となっており、操業時における従業員数は数名程度と伺っております。
今回のR区画売却によりまして、
テクニカルリサーチガーデン地内の企業用地につきましては、19区画中16区画目の売却となり、分譲率は約84%となります。
また、
BASFジャパン株式会社は、
テクニカルリサーチガーデンにおきまして、10社目の企業となります。
また、残りの分譲区画数は3区画となっておりますが、そのうち9の2区画につきましては、現在、商談中でございまして、商談成立に向け鋭意協議を進めているところであり、その他の分譲地につきましても、引き続き早期の分譲に向け取り組んでいく考えであります。
商工課からの説明は以上であります。御審査よろしくお願い申し上げます。
○委員長(石堂正章) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、各委員から質疑ありませんか。
◆委員(大寺正晃) おはようございます。
まず、3点確認したいことがあります。
1点目は、以前の委員会で、当局の御担当者が、現地、筑西市を見に行ってきたというお話がありましたので、外観を見てきたのか、それとも何か調査項目というか、確認したい項目を挙げて行ってきたのか。もしそうであれば、その結果を教えていただきたいと思います。
それから、その周辺地域に配られた回覧の資料を拝見しました。ほ場を隔離するというので、きっちり隔離してあるのかなと思ったら、鳥が入らないような網の畑だったりの写真がありまして、これは外に出ちゃいけない花粉なりなんなり、小さな虫は出入りできると思うんですけれども、世界的に大きな企業だということで、法律的には多分クリアしているとは思うんですけれども、そういう何か事故というか、不都合な何かトラブルが以前なかったのかどうか、そういう報告を受けていたかどうか、お伺いします。
3点目に、一番初めに当局から頂いた
事前協議案件についての資料では、風評被害を防ぐため、事前に地元住民に対する説明を行いたいという説明がありました。ということは、何か、以前、風評などの問題が起きて、それを踏まえ、事前に対策を講じるという手法を取ったのかどうか、その3点についてお尋ねいたします。
○委員長(石堂正章) ただいまの大寺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
まず、1点目の筑西市の調査でございますが、基本的には、企業立地課に訪問して、過去にそういった経過があったかどうかという確認で、なかったという文書による回答を頂いたこと。
あとは、試験栽培所については、実際、国に出す調査報告書がございまして、それをロッカーにどういう形で保存しているのかという確認。
あとは、ほ場にも直接入らせていただいて、いわゆる一般的な畑になっているところと試験栽培を行う際にガラス張りの試験棟、若しくは
ビニールハウスで囲うという状況でやっている状況を確認してきたという中身でございます。
あと、2点目の周辺地域への回覧ということで、その写真が、畑が普通になっているだけということでございますけれども、実際、試験栽培をする際には、飛沫防止ということで、天井までネットが張っているようなくくりを作りまして、なおかつ、飛沫防止のため、こちら、ちょっと写ってはいるんですけれども、
ビニールハウスと、あとガラスの試験棟というのがございまして、そちらのほうで、外に出ないような対策を打ってやっているというふうなことも確認してございます。
あと、3点目の風評被害ということですけれども、これは過去にそういった事故とか事件があったという事実はないということで受けておりまして、どうしても言葉として、
遺伝子組換えという言葉に対して過剰反応であったりとか、そこを正しく理解していただけていないということが実状としてあるので、そこを住民の方々に正しく理解していただくために、丁寧に対応したという結果になってございます。
以上です。
◆委員(大寺正晃) 分かりました。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(大柿貞夫) 私から、回覧の件で、以前にお話をお伺いしたときも、大栗区と上小山田区の2地区にということで、それの説明も2人の区長だと思うんですが、そちらに説明されたということでありますが、そのときに何か、区長から御意見とか、何かありましたですかね。それをお聞きしたいと思います。
○委員長(石堂正章) ただいまの大柿委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
説明会に関しましては、6月29日に大栗区と上小山田区の区長、副区長に対して説明をしまして、そこで、特に不安な点とか、そういった御相談はございませんでした。
実際、その辺の反応が、どうしても区民を対してやってほしいということであれば、地元に入ってやることもできますという説明をしたんですが、中身は十分理解できたので、回覧でいいということで区長にはお話を頂きましたので、そのような対応をした次第でございます。
◆委員(大柿貞夫) 意見にはなるんですが、できれば東部地区の区長会というのは、大東区長会とかあるんですが、そういうところでの説明をしてほしかったなという考えではあったんですけれども、2区長からはそういう御意見がないということでありますけれども、できれば広いところにこういう話というか、説明をさせていただいて、できるだけ問題の大きな発生しないような方向を取っていただきたいという御意見ですけれども、そういう方向でしていただきたいなと思っております。
○委員長(石堂正章) ほかにございませんか。
◆委員(斉藤秀幸) 先ほどの御説明ですと、その試験ほ場の構造なんですけれども、鳥が侵入しないようなネットであったり、
ビニールハウスやガラス棟で構成しているということだったんですが、今回、この売却した地域が
土砂災害警戒区域ということで、その開発建物の構造等にいろいろ制限があるかとは思うんですが、今回建てられるその建物の構造は、そういったものに合致して、その種苗の流出防止というのが図られているのか、お尋ねいたします。
○委員長(石堂正章) ただいまの斉藤委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
土砂災害警戒区域につきましては、私どもが分譲してから、平成28年に県で指定したという経過がございます。
それに関して、建築上の制限とかそういったものはないんですが、今回、実際に
実験棟オフィスを作って、なおかつ、ガラス張りの研究棟も作るということで、外に出るということに対しては、厳重に管理して、そういった建物を造るという中身になってございます。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(深谷政憲) 確認の意味で、業種的には総合化学業というか、そういう理解しますと、いわゆる
企業立地助成金には該当しないということで、よろしいか。
あと、どうしても期待するのは地元雇用で、数名の職員配置で操業開始するということでございますが、将来的にも、今工場用地という制限がございますので、雇用の増の見込みというのは期待できるものなのか、改めてお聞きしたいと思います。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
まず、1点目の
工場等立地奨励金でございますけれども、総合的な化学メーカーでございますが、今回は一応、農業関係というふうなことで、
アグロソリューション事業部というところがやってきますので、一応、対象としては含まれます。
ただ、面積要件1,000㎡以上で、用地取得後に5年以内に創業するということと、あと5人以上の雇用計画というところで、ここが現段階で聞くと、先ほど申し上げたとおり、数名程度ということで非常に少ないので、この辺は合致しない可能性もあるのかなと考えてございます。
あと、将来的な雇用の部分でございますが、私どもでも、できるだけ地元からということで働きかけてはいるんですけれども、この研究試験場の位置付けであったりとかそういった事情もございますので、今後も引き続き、できるだけ地元から雇用していただけるように働きかけていく考えでございます。
○委員長(石堂正章) ほかにございませんか。
◆委員(大寺正晃) もう一つ確認させてください。
先ほど、斉藤委員から
土砂災害警戒区域の件で、許認可の部分に関しては問題ないということで、了解しました。
ただ、これ一番目につかないような奥のほうに、多分ひっそりとということで、ここを選んだんだと思うんですけれども、急傾斜地、
土砂災害警戒区域ということで、本市から建てるに当たって、これだけは特にお願いしますという何か条件は付けたのかどうか。
去年の大雨で誘致したばかりの製作所の中を水が流れたりとか、そういうこともありましたので、何か条件を付けたのかどうか、お伺いします。
○委員長(石堂正章) ただいまの大寺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
市で条件を付けたかということですけれども、こちらに関しては特段しておりません。
本来であれば、
土砂災害警戒区域に指定された段階で、この面積のほぼ8割、9割ぐらいかかっているので、売れるかどうかというところで、もう問題があって、そういった事情を私どもで事前に説明して、それをもってしてもこの土地が是非欲しいということで、相手方は申し込んでこられましたので、そういった経過があったということだけは御報告させていただきたいと思います。
以上でございます。
○委員長(石堂正章) ほかにございませんか。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第54号について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第55号 市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。
本案について、当局の説明を求めます。
◎
道路河川課長(伊勢善宏) それでは、ただいま議題となっております議案第55号 市道路線の認定及び廃止について、提案理由を御説明いたします。
議案第55号議案書を御覧願います。
今回の市道路線の認定及び廃止につきましては、大きく分けますと2地区において提案させていただいております。
まず、1ページ目中段と、申し訳ございませんが、2ページ目上段、南町地内及び大黒町、稲荷町地内につきましては、JA斎場付近の市道1529号線のJR東北本線、第3稲荷踏切拡幅に伴い、2か所の踏切が閉鎖となったことにより3路線を一旦廃止し、起点、終点、路線延長等を見直して、改めて3路線を認定するものであります。
続きまして、1ページ目下段、花岡地内につきましては、
民間住宅地開発に伴い整備されました道路2路線を新たに市道として認定するものであります。
議案参考資料として添付されております3枚目、廃止位置図を御覧願います。
青線矢印で示しております市道1526号線につきましては、稲村道踏切の閉鎖によるものでありまして、市道1534号線及び市道1512号線につきましては、第2稲荷踏切の閉鎖によるものであります。
この3路線を一旦廃止し、
議案参考資料の1枚目、認定位置図に赤線矢印で示してありますように、起終点、延長等を見直して認定するものであります。
廃止延長は、1,016.14mで、認定延長が971.87mとなり、44.27mの減となります。
続きまして、2枚目の認定位置図を御覧願います。
こちらは、花岡地内、
牡丹園入口向かいに位置する場所となりますが、赤線矢印で示しております開発道路2路線を新たに認定するもので、延長としては2路線で431.60mとなっております。
現在の認定市道の路線数は2,974路線で、総延長が1,506.598kmとなっておりますが、今回の市道路線の認定廃止により2路線、延長で言いますと387.33mの増となり、これによりまして、認定路線数が2,976路線、総延長1,506.985kmとなる予定であります。
説明につきましては、以上であります。御審査のほど、よろしくお願いします。
○委員長(石堂正章) この際、お諮りいたします。
議案第55号につきましては、この後、委員会を休憩し、市道路線について現地調査を行いたいと思います。
つきましては、別紙のとおり
委員派遣承認要求書を議長に対して提出したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
暫時休憩いたします。
午前10時23分 休憩
午前10時51分 再開
○委員長(石堂正章) 休憩前に復し、会議を再開いたします。
ただいま、議案第55号に係る市道路線について現地調査を行いました。
皆様、大変お疲れ様でございました。
それでは、これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第55号について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第56号 須賀川市手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案について、当局の説明を求めます。
◎
建築住宅課長(鈴木直人) ただいま議題となっております、議案第56号 須賀川市手数料条例の一部を改正する条例につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。
今回の改正は、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部改正に伴うものであります。
長期優良住宅の認定手続は、これまで、新築時や改築時等など建築行為を伴う場合に限定されておりました。
今回の改正により劣化対策、耐震性、
省エネルギー性など、一定の基準を満たす建物であれば、既存住宅でも認定できる制度が創設されることに伴い、
当該認定申請に係る手数料を新たに設定するものであります。
お手元の議案資料を御覧ください。
市手数料条例の新旧対照表ですが、右側半分が改正前、左側半分が改正後となっており、太枠部分が今回新たに追加設定される部分であり、4か所ございます。
恐れ入ります、議案の2枚目の太枠を御覧ください。
長期優良住宅維持保全計画の認定手数料で、建築行為を伴わないもののうち、一戸建てのものを申請する場合、一戸につき6万6,000円となります。
議案3枚目下段から4枚目上段にかけての太枠を御覧ください。
長期使用構造確認書等が添付された
長期優良住宅維持保全計画の
認定申請手数料とありますが、ここで言う
長期使用構造確認書等とは、劣化対策、耐震性、
省エネルギー性などについて、
登録住宅性能評価機関が審査し、適合性を確認した書類であります。
その場合、市が確認する内容は、
維持保全計画のみとなりますので、申請手数料は、先ほどの金額よりも安い1万9,000円となります。
議案5枚目太枠は、
長期優良保全計画の変更する場合の手数料であり、議案6枚目下段から7枚目上段の太枠は、確認書が添付された場合で、計画を変更する場合の手数料を示しております。
説明は以上となります。御審査のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(石堂正章) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、各委員から質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより議案第56号について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
ただいま、審査が終了いたしました議案3件に関する委員長報告については、正副委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
以上で、議案の審査を終了いたします。
次に、付託請願を審査いたします。
請願第4号 動物を虐待から守るための法整備を求める意見書提出の請願書を議題といたします。
本件に関し、当局から参考となる情報などがありましたら、お願いいたします。
◎環境課長(伊勢邦宏) おはようございます。
本請願につきまして、現在の参考事項、当市の取組、現状などについて簡単に御説明をさせていただきます。
当地域におきます
動物愛護管理業務につきましては、福島県の
動物愛護センター、三春町にございますが、こちらが所管をしているところでございます。
当センターは、かつての県北、県中、県南の各保健所、こちらで担っておりました
動物愛護管理業務を集約して管理をしているところでございまして、本市につきましては、この
動物愛護センターと連携をして、各種施策に当たっているところでございます。
動物愛護法におきましては、各地方公共団体に広報活動、普及啓発、それから、動物愛護週間での各種行事の実施といったものが努力義務として課せられているところでございまして、本市におきましては、毎年の9月20日から26日の動物愛護週間にちなみまして、広報の9月号に動物愛護に関する記事を掲載しているところでございます。
また、ホームページで動物の虐待については犯罪でありますという記事ですとか、動物愛護に関する各種啓発、猫の飼い方などについての啓発を行っているところでございます。
さらに、市内一覧回覧については、毎年9月に
動物愛護センターから依頼されましたチラシを、全戸配布をしているところでございます。
また、本年度より、市民交流センターの中央図書館と連携をいたしまして、tetteの3階に、動物愛護のコーナーを設けまして、動物愛護精神についての啓発に努めているところでございます。
現在のところ、動物の虐待、多頭飼育等に関する市への相談というものは、特にございません。そういった部分につきましては、直接、県の
動物愛護センターで相談を受けて対応をしているというような現状かと思います。
ただ、市にそういった相談、苦情等が寄せられた場合には、
動物愛護センターと連携をしながら現地調査、それから場合によっては、飼い主への指導等などについても行っていくという対応を取ることになるかと考えているところでございます。
現在のところ、当市の動物愛護に関する取組状況は以上でございます。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
それでは、本件に関しまして、各委員より意見等を頂戴いたします。
いかがでしょうか。
◆委員(斉藤秀幸) この意見書案の中にあります、虐待を受けた動物の保護の方法についてなんですけれども、飼い主の同意がなければ保護ができないということで、令状に基づく差押えであれば一時的に保護することは可能ということなんですけれども、その必要な捜査が終われば、飼い主に返還しなければならないという部分で、意見書案の最終的な目標としては、公的機関が強制的に緊急的に動物を保護できるような法整備を進めていくことでありますけれども、ここで言う緊急保護とかというのは、永久的に飼い主から引き離すという意味でよろしいんでしょうか。ちょっとそこが気になりますので、質問いたします。
(「これは……」と呼ぶ者あり)
◆委員(斉藤秀幸) すみません、質問というか、これは請願を受け付けたときに、何かそういう説明はあったのかどうか、お伺いします。
○委員長(石堂正章) それでは、事務局、受付事務局何かありますか、特にない。
受付時にはなかったそうです。いかがいたしましょうか。
◆委員(斉藤秀幸) 重ねてになりますけれども、結局、緊急保護という書き方だと、何か一時的に保護をするというのと、あまり意味が変わりないんじゃないかな、なんていう気がしまして。その辺が、ちょっと気になった点であります。
○委員長(石堂正章) それに関しましては、紹介議員に確認をしますか。
すみません、暫時休憩します。
午前11時03分 休憩
午前11時05分 再開
○委員長(石堂正章) 失礼いたしました、休憩前に復し、会議を再開いたします。
ただいまの斉藤委員の質疑に対して、回答を確認させていただきたいということでよろしいですか。
◆委員(大寺正晃) 斉藤委員の危惧するところ、もっともだとは思うんですけれども、この文を読みますと、緊急的に保護できるようにしたいという請願なので、その永久的にとか、ずっという趣旨では、そもそもないものと思われます。
よく読みますと、とにかく緊急的に保護を行えるような法律の制度の請願なので、その後、どのように所有物である飼い主の対応という趣旨ではないものと思うんですけれども。いかがでしょうか。
○委員長(石堂正章) それでは、ただいまの件につきまして、各委員で確認の必要性をいただくならば、暫時休憩しまして、紹介議員に確認を求めたいと思いますが、皆さんは、御意見はいかがですか。
◆委員(深谷政憲) 今ほどの大寺委員が言ったように、今は飼い主というか、その同意がなければ保護ができないということなので、虐待そのものは犯罪ですよと。それに整合性でもないですけれども、保護することは、どんなふうにできるということに対しての、そういう制度見直しというか、ですので、その趣旨に賛成するかしないかということであれば、これは賛成、先に言ったように犯罪という法律的には位置付けでされていますので。
ただ、先ほど言うように、市がその業務を担当しているわけではないので、その関係性においては、ちょっと知るところではないんですが、趣旨については賛成できるものではないかと思うので、紹介議員の意見聴収までは必要ないんじゃないかと私は思います。
私としては、賛成していいんじゃないかというふうに思います。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
そのほかいかがでしょうか。
それでは、斉藤委員の質疑に関しまして、もう一度皆様の御意見を頂戴したいと思います。
この件につきまして、紹介議員より確認を得たほうがいいか悪いかについては、いかがでしょう。
それにつきましては、もし必要であれば休憩して、本人確認ということになるかなと思います。
◆委員(大寺正晃) ただいまありました斉藤委員の意見は、もっともな心配だとは思います。
ただし、今回は、その一歩手前の、その緊急保護というのを求める意見書だと思われますので、私は、今回、その趣旨はそれで理解してよろしいのかなと思いますので、紹介議員への聞き取りは、今回は必要ないのではないかなと思いました。
ただし、こういう意見書を私たちに出す以上は、今後、ペットに関しての研究なんていうのも、もしかしたらば必要になってくるのかなと思いますけれども。今回のこの請願書に関しては、そのままの緊急保護という趣旨で捉えて間違いないのかなと、私は思います。
○委員長(石堂正章) それでは、大柿委員はどのようにお考えですか、今の件につきまして。
◆委員(大柿貞夫) 今、大寺委員と深谷委員が話しされているように、これは今回は私も、斉藤委員の言うことも分からないわけでもないのですけれども、そこまで行かない部分でのことでいいのかなと思いますので、それ私も賛成というほうにはいきたいという感じです。
○委員長(石堂正章) このままで判断が付けられるということで。
◆委員(大柿貞夫) はい。
○委員長(石堂正章) 市村委員、ちなみにいかがでしょうか。
◆委員(市村喜雄) 請願事項で言えば、すごく曖昧な言い方というかになっているんですよね。
参考資料というか、神奈川県議会が出した意見書の中には、地方自治体が必要と認めた場合に動物を一時保護できるよう、飼い主の所有権に係る課題を整理した上で必要な法整備をされるよう強く要望すると。
ある意味では、今後、国に任せるというか、それを国がどういうふうに決めるか、人ごとというか、その判断も曖昧な判断になっているんだろうと思うんですけれども。これを、ちょっと判断するのは難しいかなというふうには考えます。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
小野委員、いかがでしょうか。
◆委員(小野裕史) 私も今回の意見書の内容としては、緊急的なものとして、今までは同意を得るという一手間が入ったものが、緊急的にそれができるというような意見書というふうに読み込んでおりますので、私はその一歩前進という考えから、今回この内容を文書として理解をしたいと思っております。よろしくお願いします。
○委員長(石堂正章) 斉藤委員の質疑に関しましては、この請願趣旨並びに請願事項に関しての疑義でございますので、それは委員個人の感覚で、今、お申出がありました。
それで、今、各委員は、それとは別な意見等々の発言がありましたので、改めまして、斉藤委員の質疑に対して、紹介議員に対しての確認の有無をお諮りしたいと思いますが、皆さんの意見を頂戴したいと思います。
この件に関しましては、いかがでしょうか。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) なくとも判断できるという意見もありましたし、斉藤委員は必要だということでございますので、それを委員会でお諮りいただければ、よろしいかなと思います。
いかがでしょう。
(「斉藤委員が聞きたいと言うんであれば、反対はしないですけれども」と呼ぶ者あり)
◆委員(斉藤秀幸) 先ほど、委員の皆様から御意見を頂きまして、この緊急保護というのが一時的に保護することの違いというのが、どういうことなのかということと、あと、この意見書案の最終的な目標が再び虐待や不適切飼育にさらされる現状があって、動物が返還された場合に、そういうところで一時的な保護なのか、恒久的な保護なのかというところで、ちょっと私、疑問に思った点もありましたけれども、委員の皆様の御意見をお伺いして、紹介議員に対して、そこまで聞かなくてもよろしいのかなというふうにも思っておりますので、こちらはこのまま御審査を進めていただければと思います。
○委員長(石堂正章) よろしいですか。
それでは、ただいま斉藤委員からもありましたが、今の質疑等の疑義も含めまして、判断材料として各委員でお持ちいただいて、進めていただきたいと思います。
それでよろしいですか。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) 特にございませんので、続きまして、この請願に対する御意見等を頂戴したいと思います。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) 特にございませんか。
ただいま、3委員からは賛同の意見等々を頂戴しました。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) 特になければ、採決に移りたいと思いますが、よろしゅうございますか。
討論、採決に移りますが、よろしゅうございますか。
特に御意見ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) それでは、これより討論に入ります。
討論ございますか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、討論を終結いたします。
それでは、これより請願第4号 動物を虐待から守るための法整備を求める意見書提出の請願書を採決いたします。
お諮りいたします。
本件はこれを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
よって、本件は、採択すべきものと決しました。
本件については、請願の趣旨に基づき、意見書案を
経済建設常任委員長名で提出することとなります。
意見書案の内容につきましては、各委員より、ただいま頂いた御意見等もありますが、ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、意見書案の内容及び提案理由についは、正副委員長に御一任いただくことに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
なお、意見書案につきましては、今期定例会最終日に提出することとなりますが、提出前に各委員にお示しすることといたしますので、御確認をお願いいたします。
また、請願に関する委員長報告は、提出する意見書案の採決がこれに先立って行われるため、みなし採択又は不採択の取扱いと見込まれますので、あらかじめ御承知おき願います。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
それでは、次に、行政報告を議題といたします。
事前に農政課、道路河川課、建築住宅課、都市計画課及び経営課から発言の申出がありましたので、早速、順次説明をいただきます。
初めに、農政課からお願いいたします。
◎農政課長(安田徹) おはようございます。
農政課から報告事項を御説明いたします。
経済環境部提出資料3ページをお開き願います。
牡丹台アメニティ地区の土地利用に関する基本構想・基本計画策定についてでございます。
まず、策定業務委託についてでありますが、牡丹台アメニティ地区の土地利用に関する基本構想・基本計画策定業務委託につきましては、公募型プロポーザル方式により選定の結果、下記のとおり契約を締結いたしました。
契約相手方でありますが、日本工営都市空間株式会社福島事業所。
契約期間でありますが、令和4年8月4日から令和5年3月31日までとなっております。
契約金額でありますが、1,114万3,000円となっております。
次に、今後の主なスケジュールでありますが、まず、基本構想策定でありますが、9月から10月にかけまして、前提条件、課題等の整理を行うこととしております。10月から11月にかけまして、基本構想たたき台の検討、11月から12月にかけまして、基本構想取りまとめを行う予定であります。
次に、基本計画策定でありますが、12月から年を明けまして2月にかけて、基本計画たたき台の検討、2月から3月にかけまして、基本計画取りまとめを行う予定であります。
なお、今後、基本構想計画のたたき台等がまとまり次第、本委員会へ説明をさせていただく予定であります。
以上であります。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
ただいま、農政課から説明をいただきましたが、各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。
◆委員(深谷政憲) 今ほど、今後のスケジュールの御説明がございました。
最初の前提条件、課題等の整理が10月を目途に行われるということでございます。
それと併せまして、たたき台の時点で委員会への説明を行うということでしたが、それぞれ、今後、情報公開として市ホームページに公開というか、載せる予定があるのかということと、最終的に、今、各種計画については、パブリックコメントをやるということで私も思っておりますけれども、それは、いつの時点になるのかと、今の時点で、分かる範囲で結構ですので、お答えをいただきたいと思います。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎農政課長(安田徹) ただいまの質疑に、お答えいたします。
基本構想計画の公開、公表でありますが、基本計画の取りまとめ、3月を目途に予定しておりますので、まとまり次第公開をして、公表をしていきたいと考えております。
なお、パブリックコメントにつきましても、今後、検討させていただきまたいと思います。
◎
経済環境部長(佐久間貴士) 今の答弁に補足させていただきますと、パブリックコメントに関しましては、今回はサウンディング型市場調査ということで、既に民間企業に対して公開で意見を募っていると。その意見を踏まえて検討しているので、あえて、これ以上のいわゆる意見というかパブリックを公開しての意見集約ということは、必要はないのかなと思っていますので、基本的には、民間から今回提案いただいた民間事業者には検討委員会の中に入っていただいておりますし、更に関係機関、金融機関、大学、幅広い関係者についても、オブザーバーとして入っていただいて、多角的な意見を聴取できる検討委員会の構成になっているものですから、基本的にはパブリックコメントはやらない形で進めたいと考えております。
◆委員(深谷政憲) 今、部長から答弁いただきました。
そういうことであれば、理解はいたしますが、再度、確認の意味ですが、委員会報告は、このたたき台、基本構想取りまとめ後、ここの(2)と二つ段階に分かれているので、この計画そのものが、案ができたときに報告という、2回やるのか、ちょっとお聞きいたします。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
経済環境部長(佐久間貴士) 基本的には、最後の基本計画の取りまとめの段階で、お示ししたいとは思うんですが、ただ、かなり、ここは関心度が高いということもございますので、できれば我々としては、その進捗状況にもよるのですが、基本構想段階でも一度お示しして、最終的な基本計画もお示しできればいいかなと思っておりますが、進捗状況の絡みで、どの時点もタイミングが合えば、2段階でお示ししていきたいというふうに考えています。
◆委員(深谷政憲) 今の答弁で理解をいたしました。
是非、先ほど、やっぱり関心が高い、市にとっても本当に今後、大げさに言えば、将来にとって、大きな事業というかプロジェクトでございますので、是非、今言ったふうに、基本構想の時点、これも情報提供というか、お願いをしたいということで、これは要望でございます。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) なければ、次に移ります。
次に、同じく農政課からお願いいたします。
◎農政課長(安田徹) それでは、次に、資料4ページをお開き願います。
みらいの農業フェアの結果についてであります。
先月、8月6日でありますが、市民交流センターtetteを会場に、令和4年度みらいの農業フェアを開催いたしました。
来場者につきましては2,459人、うちシンポジウムにつきましては、コロナ禍を踏まえまして、80人限定といたしました。
概要でありますが、農業フェアでは、ひょう害を受けた桃などの農産物販売、農業関係団体の取組を紹介する展示、地元産品販売、地産地消コーナー、就農相談ブース、また、フードロスをなくそうコーナーなどを設け、多くの方にお立ち寄りいただきました。
次に、午後からはシンポジウムを行い、基調講演では、農林水産省東北農政局、山本地方参事官から「みどりの食料システム戦略の狙いと今後の展開」と題して講演をいただきました。
次に、パネルディスカッションでは、佐久間
経済環境部長をコーディネーターとしまして、先進的な農業に取り組む皆さんをパネラーとして、意見交換を行いました。
なお、当日のシンポジウムの模様につきましては、ユーチューブ須賀川市公式チャンネルにおいて公開しておりますので、是非御覧いただきたいと思います。
また、資料5ページ、6ページにつきましては、来場者からのアンケートを掲載してございますので、後ほどお目通しいただきますようお願いいたします。
報告は以上となります。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
ただいま、農政課から説明を頂戴しました。
各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。
◆委員(深谷政憲) シンポジウム、私もユーチューブ、動画配信のほうで見まして、1回半ぐらい見ました。
2時間半という長時間で、各部門で活躍されている方のそれぞれの分野からの報告、提言ということと、残念ながらジェイラップが事情により参加できなかったというのが、一つ残念な点ではございましたが、一つキーワード的には、今言っている国の参事官から基調講演があって、質疑の手を挙げた方が、私たちは作る自由しかないというか、多分本人はそう言いました。結局、最後の値段は決められない、みんな市場を通して決まると。
私が思ったのは、生産、流通過程、そして、先ほど言ったように、これは市場での、今は競りという形になろうかと思いますけれども、JAというこの生産に、あっちいってこっちいって失礼しますが、パネラーの設楽さんも、自分もいろんな取組というか、やっているが、本来であれば生産、良いものを作るのに生産に集中したいけれども、これはビジネスというか、回収できなければ再生産はできない、継続できないということなので、そういう意味で、集荷しているそのJAの役割、これも非常に、実際は重要ですが、御存じのように集約化が進んで、ある意味では組織が、それぞれの組合員農家に関係が希薄という表現が正しくはないと思いますけれども、そういう中で、どうしても最後のコーディネーター的な各関係者団体、それは民間企業も含めてあるわけで、JAも含めて、市もコーディネーターというか、役割というのは、現時点では、やっぱり求められるというふうに思いました。
そういう意味も含めて、初めての取組でしたので、これを受けて、市として、今後の展開、今の時点で、考えていることがございましたら、ちょっとお聞きしたいなと思います。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
経済環境部長(佐久間貴士) ただいま、深谷委員からお話がありましたように、やはり、JAとどう行政が連携していくかというのは、これから、大きなポイントになってくるし、あと、JAのみならず、関係機関を交えた、いわゆるプラットフォーム的なものを、いかに行政がそういった場を作っていくかというのは、極めて今後重要になってくると思っておりまして、今現在、早速というわけではないんですが、実務レベルでの、いわゆる行政、JA、更には県中農林事務所の須賀川農業普及所、更には農業委員会、こういった関係機関を交えた実務レベルでの連絡会というのを今年度設置して、情報の共有化と課題の共有を図って、お互いの政策の方針のすり合わせをやっていこうということで、今は動いているところであります。
今後は、更にその辺を、もっと更に進化させまして、それぞれ役割分担を持ちながら、課題解決に向けた政策を立てていければなというふうに考えております。
以上です。
◆委員(深谷政憲) 是非、大いに期待しておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(大寺正晃) 私は、当日会場で聞くことができました。部長、本当に、コーディネーター、お疲れだったと思います。
当日のコーディネーターの部長はもちろんのこと、パネラー5人の話の中には、農業は野菜だけではなくて、その話の中に、例えば、物流だったり、エネルギーだったり、あと工業製品の話だったり、あと観光の話も、あと教育の話も出た。だから、そういうことで、やっぱりその農業でまちづくりできると、すごく可能性は感じたんですけれども、そのためには、所管だけじゃなくて、様々な部署との連携が大事だと大変感じましたので、今後も部長にリーダーシップを取っていただいて、様々な部署と連携を取っていただきたいと感じました。
以上です。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(小野裕史) 私も当日参加させていただきまして、初回ということで、いろいろ手探りで大変だったと思いますが、内容的に、パネルディスカッションのほうも、かなり様々な分野の方がいて、話も濃い話で、ただ、ちょっと時間と人数的に、きつきつかなというイメージがあって、もう少し、例えば、パネラーの方を減らすとか、あるいは時間を延ばすとかのほうが聞きやすさもあって、今回ジェイラップが欠席ということで一人足りない中でも、ある程度、時間的にも皆さん、やっぱり話したい部分というのが多々あると思うので、聞いていて時間が過ぎるのは早く感じましたので、興味のある話は多々あったので、その辺の内容的なものとして、今後2回目以降、テーマをもう少し絞るとか、あるいは、もっと広くやるのであれば、時間を若干調整して1部制、2部制など、その辺をちょっと、いろいろ検討していただいて、広く、多くの方に聞いていただけるイベントになればいいなと思いました。
以上です。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) それでは、次に移ります。
次に、道路河川課からお願いいたします。
◎
道路河川課長(伊勢善宏) それでは、福島県渋滞対策連絡協議会におけるエコ通勤の実施について御報告いたします。
道路河川課及び都市計画課では、福島県内の関係機関で組織されております福島県渋滞対策連絡協議会におきまして、渋滞対策に取り組んでおります。
その取組の一環として、今回エコ通勤の社会実験を実施することとなりましたので、内容につきまして御説明いたします。
建設部提出資料1ページを御覧願います。
1、福島県渋滞対策連絡協議会につきましては、平成24年に発足しまして、現在は、国、県、23市町村、県警、ネクスコなどにより組織されております。
平成24年度の発足時には、県内の主要渋滞箇所143か所を特定しまして、以降は、渋滞対策の進捗状況を確認、把握しながら、最新の旅行速度データを用いた走行速度や、現地の渋滞状況を確認し、解除の可否を決定しております。
続きまして、2ですが、本市の状況ですが、主要渋滞箇所が国道4号で3か所あります。南から、大黒町交差点、須賀川駅入口交差点、池下交差点が位置付けられております。
これまでの対策としましては、昨年度、大黒町交差点の国道4号上り線で、左折レーンの延伸工事を実施しております。
また、実施中の対策としましては、国道4号を補完する道路として位置付けられております郡山市のコスモス通りへつながる関下一里坦線の整備を実施しております。
3の近年の状況としまして、ハード対策は、費用や事業期間を要することからソフト対策として交通需要マネジメントの取組が全国的にも広がっているところであります。
交通需要マネジメントは、交通行動の変更を促して、交通需要の調整を行うことにより、道路交通混雑を緩和していく取組で、例としまして、公共交通利用、時差出勤、経路変更などがございます。
この取組をエコ通勤としまして、令和3年度には福島市、いわき市、郡山市で実施し、令和4年度は、福島市、いわき市、須賀川市で実施することとなりました。
続きまして、4、エコ通勤の社会実験について、御説明いたします。
資料の2ページのチラシも併せて御覧願います。
国道4号の渋滞緩和のため、発生交通量の抑制や、集中の平準化など、交通需要の調整を行う取組として、エコ通勤の社会実験を実施するものであります。
期間は、10月の毎週金曜日の計4回。今回は、須賀川市職員、横山工業団地内企業を対象とすることとしております。
目標は、国道4号の大黒町交差点から池下交差点の区間において、交通量3%削減、走行速度20km以上と設定しております。
今回の社会実験後には、走行速度や交通量の分析、アンケート調査を実施し、年度末までに社会実験の効果と課題を取りまとめ、次年度以降の方向性を検討する予定となっております。
5のその他としまして、今回の交通需要マネジメントによるエコ通勤につきましては、国道4号の渋滞対策のほか、CO2削減などの環境改善も見込まれる取組であると考えておりまして、本市のエコ実行プランやSDGs推進の中でも、CO2削減を大きな目標としていることから、市職員については、当該取組期間におけるエコ通勤に積極的に協力していきたいと考えております。
また、須賀川市商工会議所にも今回の趣旨を説明いたしまして、会員の方に、2ページのチラシを配布していただき、賛同いただける範囲内で協力していただきたいと考えております。
説明は、以上となります。
○委員長(石堂正章) ただいま、道路河川課から説明を頂きました。
各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。
◆委員(深谷政憲) 今、説明があったように、対象として須賀川市職員ということですが、職員でもいろいろ業種というか、よってはというのはありますので、早出遅出というのもありますから、これに参加をする職員というのは、ある意味では限定をされるのかというのと、対象は具体的に、例えば本庁職員とか、そういうふうにしているのか。
そして、いろんな公共交通機関、徒歩、在宅、時差とありますけれども、こういうメニューというか方法としては出すという事ですが、具体的にこの中で、それぞれどの程度の割合を想定しているのかと、そこまでの細かい行動計画的なものを決めて実施するということではなくて、こういう協力してくださいよという、そういうイメージで捉えてよろしいんでしょうか。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
道路河川課長(伊勢善宏) ただいまの質疑にお答えいたします。
市職員につきましては、基本的には全職員が何らかの協力をいただきたいと考えております。
国道4号を通らないとか、またがないとか、そういった職員であっても、ほかの先ほど申し上げましたエコ実行プランですとか、SDGsという面で、CO2削減という意味で効果は大きいと考えますので、大きいというか、第一歩となると思っていますので、以前、月1回ノーマイカーデーというのをやっておりましたけれども、そういう形で、あと働き方改革で、時差出勤というのも現在、人事課でもやっておりますので、それを含めまして、なるべく協力していただきたいという考えでございます。
以上です。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(大柿貞夫) 目標として、数字を出されているんですが、過去というか、これまでのデータとかなんかというのは、ある中での目標設定という形なんでしょうか。
○委員長(石堂正章) ただいまの大柿委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
道路河川課長(伊勢善宏) ただいまの質疑にお答えいたします。
今回の目標としております3%の交通量削減につきましては、昨年度、郡山市で実施しておりまして、その実績値として3%という実績があったことから、今回、須賀川市においても3%以上を目標としていると。
あと今回、須賀川市と横山工業団地にお勤めの方というところに絞っておりますので、3%以上の削減を目標としているということでございます。
◆委員(大柿貞夫) 須賀川市役所と横山工業団地内の企業ということですが、ここの例えば、現在、どのくらいの方が利用して通勤されているのか。それに対しての目標ということの目標なんでしょうか。
郡山でやられたというのは、全体的にこういう交通量が3%削減というのは、全体的に交通量が減ったということなんでしょうかね。
今回、須賀川でやろうとしているのは、須賀川市役所の職員と、横山工業団地の企業の社員だと思うんですけれども、そこの調査ということになるんで、そのデータというのが、ちょっと私は分からないんですが、どうなっているのかなということで今、お聞きしたんですけれども。
○委員長(石堂正章) ただいまの大柿委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
道路河川課長(伊勢善宏) 今回の調査に関しましては、実験が終わった後のアンケート調査にもよりますが、交通量調査も国道4号には交通量を自動で測れるものがあります。あと、ETCでデータを取れるものもありますので、そういうのを複合的に使いながら、交通量がどのぐらい減ったかというのを検討すると聞いております。
以上です。
○委員長(石堂正章) よろしいですか。
ほかにありませんか。
◆委員(大寺正晃) 要望なんですが、質問じゃなくて、これ大変面白いというか、いい取組だと思います。
国道4号を通らないということは、市道を通るということで、多分近道というか、住宅街を抜けたりとか、あとは、当然、そこは通学路にもなっていると思いますので、改めて、初めて行く道路でしょうし、ふだん使わないところを行くので、交通安全の周知徹底を改めてお願いしたいと思います。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(市村喜雄) 直接、その渋滞対策とは違うのかもしれないんですけれども、須賀川市の状況の中で、市道Ⅰ-14号線、これは関下一里坦線と、今でも名称として言っているんですけれども、一里坦まで抜くつもりはあるんですか。あれはもう取りやめにしたんじゃなかったのか。
○委員長(石堂正章) ただいまの市村委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎建設部長(小針成次) 関下一里坦線、これは都市計画道路の名称なんですけれども、そういった起終点で名称と合わない路線というか、そういうのも含めたり、あと実際に今計画の中で、なかなか現実的に整備ができない路線なんかもあるものですから、その辺の見直しを今後やって、名称の変更とか、そういったものを今後やっていく予定で考えていますんで。
以上です。
◆委員(市村喜雄) これ、随分、多分、やめると決定してから、まだ時間、結構たっていますよね。
これから、どのぐらいで名称変更をするんですか。
○委員長(石堂正章) ただいまの市村委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎建設部長(小針成次) 県が県中都市計画区域の中で、実現できるできないとはそういった都市計画道路ですね、こういったものの調査を、今後2年間くらいでやっていくということで、当然、その中には須賀川市の市街化区域の中も入っていますので、今、検討の中で出た結果を踏まえて、今後、いろいろ審議会とかがありますので、そういったものにお話ししながら、進めていくということで考えています。
○委員長(石堂正章) よろしいですか。
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、次に移ります。
次に、建築住宅課からお願いいたします。
◎
建築住宅課長(鈴木直人) 続きまして、建築住宅課より、報告第2、須賀川市耐震改修促進計画の策定について御報告いたします。
当計画の策定につきましては、本年5月に当委員会にて、市耐震改修促進計画の見直し方針について御説明いたしましたが、その後、庁内関係各課への意見紹介及びパブリックコメントを実施し、7月21日に新たな計画を策定いたしました。
建設部資料、インデックスが貼ってあります、報告事項2を御覧ください。
計画事項につきましては、概要、耐震化の目標、耐震化促進をする施策、減災化を促進する施策、その他の取組で構成されております。
今回の資料としては、計画全体像が把握しやすいように作成した概要版を添付してございますが、別添資料として、本計画の本文の冊子も配布させていただいておりますので、詳細につきましては、後ほど御覧いただきたいと思います。
策定に当たりましては、法令の条文等は極力少なくし、耐震診断や耐震改修のイメージ写真やグラフを追加したほか、資料編には、地震被害の写真を追加し、耐震性がない建築物の危険性を認識いただけるような構成とし、市民向けの分かりやすい計画としております。
今後の推進に当たりましては、皆様の御指導、御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
建築住宅課からの報告は以上となります。
○委員長(石堂正章) ただいま、建築住宅課から説明を頂きましたが、各委員から質疑等がありましたら、お願いいたします。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) 特にありませんか。
それでは、ないようですので、次に移ります。
次に、都市計画課からお願いいたします。
◎
都市計画課長(有我英一) 都市計画課より、須賀川市緑の基本計画の改定について、御説明いたします。
建設部資料5ページを御覧ください。
初めに、現行計画の概要について御説明いたします。
緑の基本計画とは、都市緑地法第4条の規定に基づき作成する、緑の将来都市像や、緑に関する取組方針を示す総合的な計画です。市全体が計画の対象区域で、庭の緑から公園、山林、里山、農地、河川など多様な種類の緑を対象としております。
本市の現行計画は、合併前の平成15年3月に策定したもので、計画期間は、令和4年度までの20年間となっております。
現行計画の構成は、表に記載のとおり、四つの基本理念と将来どのようなまちを目指すのか、市民に分かりやすく示すための五つの緑の将来目標像、更にこれらを実現するためのテーマ、現行計画におきましては、「みんなで育てる、緑ゆたかな須賀川」としております。
また、計画を推進するための四つの基本方針を設定し、森林、河川、里山、農地、まちなかなど、重点的に施策を展開するエリアを抽出し、緑の保全や育成、更に協働の取組を推進するための11の基本施策、27の施策、45の具体的な取組を設定しております。
次に、緑の基本計画の改定に至った社会的背景について御説明いたします。
現行計画の策定から約20年が経過し、社会情勢が大きく変化しており、今後は、少子高齢化と人口減少、自然災害の激甚化と頻発化だけではなく、脱炭素社会の実現などに向け、いかに対応していくか、社会資本としての緑の再構築と持続可能な維持管理が求められております。
また、この20年の間に法律や政策等においても、公園の緑地や農地の柔軟な運用を目的とした改正が重ねられ、令和元年度には国土交通省において、グリーンインフラ推進戦略が策定されました。これにより国からグリーンインフラを社会の全般的な取組とすべきとの方針が示され、また、SDGsの実現に向けた取組とも併わせ、緑の基本計画においてもこれらを反映させた見直しが必要となっております。
資料6ページを御覧ください。
これまでの経過について御説明いたします。
令和2年度から緑の基本計画の改定に向け事務を進めており、令和2年度には、現況調査のほか、市内に住む15歳以上80歳未満の1,300人を対象に、意識調査を実施しております。
意識調査の一部を紹介いたします。
緑の満足度においては、住宅地や身近な公園、街路樹、農地において、満足、普通と答えた方が7割を占める一方、公園の利用に関する調査では、コロナ禍という中でもあり、半数近くの人がほとんど行かない、4割弱が季節や目的によると回答し、月に数回利用するの割合は、1割未満という結果となりました。
また、緑に関する活動調査においては、保全維持活動に参加するの割合は1割と低く、今後の参加についても低い結果となり、市民の緑への関心離れが表れる結果となっております。
令和3年度は、計画の基本方針、目標等を設定するため、須賀川市緑の基本計画改定委員会を開催し、意見を伺ったところで、第1回委員会は昨年の12月に開催し、現行計画の概要、意識調査した結果、分析結果などを説明いたしました。
また、本年4月に第2回改定委員会を開催し、総合的な緑の配置計画や緑の管理活用方針等を示し、御意見を伺い、これらを基に次の計画の基本方針案を定めたところであります。
各委員からは、計画期間の20年は長いのではないか、あと、改定に併わせ須賀川らしさを持たせた計画にすれば良いのではないか、Park-PFIが更に進むような計画にすれば良いのではないか、市民に分かりやすく参加しやすい計画にしてほしい、指定樹木、桜などコラム的に紹介するのも面白いのではないかなどの意見が寄せられております。
続きまして、現行計画の検証結果について御説明いたします。
資料7ページを御覧ください。
表の右から、基本方針、基本施策、施策、具体的な取組を表記し、検証した結果を表の右側に記載しております。
基本方針1の豊かな緑を守り伝えるの取組は本市の貴重な緑を後世に伝え、循環型の持続可能な社会を形成するため、里山林整備事業や多面的機能支払交付事業、下水道施設整備事業など、特に自然保全に力を注いだ事業を展開してまいりました。
8ページを御覧ください。
基本方針2の須賀川らしい緑を育てるは、本計画の主となる部分で、都市計画区域内の公園、緑地の整備などハード面の事業を展開してまいりました。
特に、拠点となる都市公園である翠ヶ丘公園や山寺池公園は、国の交付金を活用し、整備を進め、また、駅前区画整備事業区域内の栄町公園、塚田公園、中宿公園の整備のほか、市街地の空き地等の活用としては、北町あじさい公園や結の辻、多代の宙などのポケットパークの整備を進めてまいりました。
そのほか、市制50周年記念事業として実施した、浜尾遊水地の桜の植樹や市民牡丹園へのぼたんの植樹も行ってきております。
都市計画道路の沿道植栽につきましては、現行計画策定当初は、街路樹の植栽を基本としておりましたが、近年進めている須賀川駅並木町線の整備においては、地元の皆さんと話合いを進め、地区の皆さんが要望する植栽を行っております。
次に、9ページを御覧ください。
基本方針3の緑をつなぐは、公園や寺社林など、点として存在する緑を街路樹や河川河岸などの緑でつなぎ、地域の快適性や安全性を高める効果を持つ緑の回廊の形成に向けた取組として、浜尾遊水地の桜の植樹のほか、釈迦堂川ふれあいロードの植花活動など、環境保全事業を行ってまいりました。
基本方針4の人をつなぐは、市民や事業者、行政の3者の連携による緑の保全、手入れ、緑化のための仕組みづくりを推進するため、花いっぱいコンクールや学校や公民館単位で植花を行ってまいりました。
しかしながら、市の補助金頼りの活動というのが実状で、計画の実現するための積極的な取組がなされるとは言えない結果となっております。
次に、資料10ページを御覧ください。
現行計画におきましては、須賀川駅前を始めとする中心市街地とその周辺道を緑化重点区域に設定し、整備テーマをうるおいと風格ただよう緑豊かな中心市街地の形成とし、表に記載の三つの目標、六つの施策、13の具体的な取組を示しており、公園や都市計画道路の整備などハード事業を中心に事業を展開してまいりました。
また、資料には記載しておりませんが、tetteの建設においては、設計の段階から須賀川の里山に根付いている樹枝を選定し、外構や植栽ボックスの配置を重視したことで、建物の至る場所で緑を感じることができる施設となっております。
さらに、平成29年の都市公園法改正により、都市公園における民間資金を活用した新たな整備管理手法として、Park-PFI、公募設置管理制度により、翠ヶ丘公園の新たな魅力発見とにぎわい創出に取り組んでおります。
一方、市民が水と親しめる場所の形成や公共施設の沿道生垣化、民有地の協定等による生垣化、緑化施設整備認定制度等の活用など、ソフト面の事業は、未着手の結果となっております。
以上が現行計画の検証結果となります。
続きまして、次期、須賀川市緑の基本計画の改定案を御説明いたします。
資料6ページの6にお戻りください。
計画期間は、令和5年度から令和11年度までの7年間と考えております。
これは、須賀川市都市計画プランの計画期間と同じにすることで、次のマスタープラン改定時に緑の基本計画の改定を行い、方向性等を統一していくという考え方からであります。
次に、基本理念は、現行計画を踏襲し、自然との共生、水と緑の質的向上、身近な緑の充実、市民と行政との協働の四つとし、緑の将来都市像、計画のテーマになります、市民全員、子供から大人までが推進者との考えから、「わたしたちが育てる、光る緑の須賀川」とするものであります。
資料11ページを御覧ください。A3判の資料になります。
基本方針を設定するに当たりましては、本市の緑を四つの種類に分けた配置計画を定めました。
須賀川市の地図を御覧ください。
四つの緑の一つ目は基盤となる緑で、これは市の景観背景を形成する東西の山林となります。
二つ目の緑は拠点となる緑で、これは、緑の拠点となる公園や緑地の緑で、地図上では、濃いピンク色で示しております。
三つ目の緑はつなぐ緑で、これは市街地と山林をつなぐ緑の面としての農地、もう一つは基盤となる山林と拠点である公園、緑地等を線でつなぐ河川の緑となります。
四つ目の緑は地図上には表記しておりませんが、身近な緑で、中心市街地、住宅地など、私有地の緑、そして、公共施設や寺社林などの緑となります。
さらに、市街地後背部の円形の山並みを緑のカーテンとし、これらの緑の配置と役割の観点から、須賀川らしい三つの緑を育てる四つの基本方針案を設定いたしました。
基本方針案については、左側に記載しております。
基本方針案の一つ目は、記載の順番等前後しますが、身の周りの緑化を推進し公園を多様に楽しむ。
二つ目は、農地を保全し多面的に活用する。
三つ目は、山林・河川の維持保全と利活用を促進するとし、これらの緑を公民連携の取組を根幹とし、本市の緑を保全し、須賀川らしさを守っていくため、基本方針案の1番目に市民・事業者とともに光る緑を育むとしております。
基本方針にひも付く基本施策と具体的な取組につきましては、現在、方針ごとに課題を抽出し、管理活用方針などから設定しているところであります。
基本施策、具体的な取組についての一部を紹介いたします。
一つは、公民連携の取組を推進するため、市民へのグリーンインフラの理解促進、啓発についてであります。
また、公園の多機能化が課題となっていることから、公民連携体系の構築としてPark-PFIの取組の推進について。市街地周辺と山林の間の農地については、保全と多面的な活用が課題となっていることから、市街地内での市民農園としての活用や田園集落地での田んぼダム等の防災面での活用について。更に、須賀川市を特徴付ける山林や水辺の保全については、公民連携による維持保全と利活用の推進が課題となっていることから、釈迦堂川沿いのにぎわい創出を生む河川空間の維持管理についてなど、基本施策とともに具体的な取組を設定してまいります。
また、資料10ページに記載の緑化重点地区につきましては、現行計画の駅前から中心市街地及び周辺に、駅西地区の整備箇所を加えた計画とすることで進めております。
まだ検討の段階ですが、一部紹介いたします。
一つは、中心市街地の街路樹の適正な管理で、県道の街路樹事業で植栽したハナミズキは、現行計画作成当初は木が若いこともあり、緑が少ない印象を与えておりましたが、年数がたち、十分な大きさに育っていることから、適正な樹体での維持管理が必要と考えております。
また、質の高いプランター植花の推進を考えております。単純に横長のプランターにパンジーなどを植え、それを並べるものといったものではなく、例えば、装飾されたプランターに生け花を飾るような感覚で植栽して、それを四季ごとに店の前に飾ることで、それが連続すれば、花を楽しめる、歩きやすい環境につながると考えております。
さらに翠ヶ丘公園では、Park-PFI事業が進められ、今後更に魅力が向上すると考えられることから、翠ヶ丘公園から中心市街地につながる丸田翠ヶ丘線についても何らかの演出が必要であると考えております。
基本施策具体的な取組については、現在、検討しているところで、10月の改定委員会と市政経営会議を経て、その後、数度、改定委員会を開催し、1月にパブリックコメントを実施し、3月の計画書を公表したいと考えております。
常任委員会に対しましては、11月頃、次の報告をしたいと考えております。
現行計画は、主に、拠点となる公園整備において、国の社会資本整備総合交付金の要件に緑の基本計画に位置付けられているという規定があることから、現行計画を策定した経緯があり、そのため、現行計画の検証のとおり、ハード事業を中心に公園や街路樹の整備を進めてまいりました。
次の計画におきましては、市内にある緑をいかに大切に保全していくか、緑を大切にするという当たり前のことを計画に盛り込んで、市民と情報共有をしていきたいと考えております。
そのため、現在、各行政区などで行われている地区の行事、例えば用水路の草刈り作業や神社周辺の里山の下刈り作業など引き続き継続していくことや、指定樹木、桜などをコラム的に紹介し、みんなで守っていくなど、市民に対して呼びかけていくことも計画を改定する目的となっております。
また、街路樹を適正な大きさで管理すること、農地を守っていくことなど、緑の保全として、今やらなければならないことを計画に位置付けていく考えであります。
都市計画課からの報告は以上となります。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
大変申し訳ないんですけれども、ちょっとお昼の時間になっておりますが、もう少々、質疑に関してのお時間を頂戴しまして、ちょっと延長させていただくことを、あらかじめ御了承ください。
それでは、各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。
いかがでしょうか。
◆委員(市村喜雄) 細かいというか、市民と協働という事業の中で、ある程度、その生け垣とか、そういうものを新築するときとか、そんなときにある程度市のほうで補助を出すとか、そういう前向きな、生け垣ばかりじゃなくて、駐車スペースなんかも、ただコンクリートの打ちっ放しじゃなくて、何らかの緑化をすれば、それを補助するとかというような形で、その意識をもう少し理解してもらえるように変えてもらう。
例えば、町の中のポケットパークと、先ほど課長から話がありました丸田翠ヶ丘線のところに、市原さんのところの庭園跡地というか、あれも個人で手入れしているんですけれども、これも何らかの補助みたいな形で多少なりとも、もう少し手入れが行き届くような手助けというか、そういうことも考えていただけたら、ありがたいかなというふうに思います。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、次に移りますが、ここで暫時休憩いたします。
午後 零時13分 休憩
午後 1時25分 再開
○委員長(石堂正章) 休憩前に復し、会議を再開いたします。
行政報告を続行いたします。
最後に、経営課からお願いいたします。
◎経営課長(田家幹郎) それでは、経営課から、水道料金及び下水道使用料のスマートフォン決済導入について、御報告いたします。
上下水道部提出資料を御覧願います。
市では、水道ビジョンすかがわ2030を令和2年度末に策定し、この計画の取組の一つに掲げております水道料金支払い方式の拡充を図るため、水道料金及び下水道使用料のスマートフォン決済を導入いたします。
導入時期は、令和4年10月1日で、10月1日以降に発行された納入通知書が対象となっております。
スマートフォン決済の対象となる料金等は、水道料金、公共下水道使用料及び特定環境保全公共下水道使用料となります。
なお、農業集落排水処理施設使用料につきましては、市税等と同様に、本年4月から既に実施しているところであります。
利用できるスマートフォン決済アプリは、資料の3に記載のとおり、LINEPayのほか5種類であり、市税等で利用できる決済アプリと同様となっております。
使用者が利用される場合の手数料は、銀行納付やコンビニエンス収納と同様に無料となっており、利用できる上限額は決済アプリにより異なりますが、最大で50万円以下となっております。
スマートフォン決済に係る経費につきましては、収納代行業者委託料として、基本手数料が月額税込み6,600円、収納手数料が1件当たり税込み62.7円となっております。
なお、現在、実施しておりますコンビニエンスストア収納に係る手数料との比較では、基本手数料は、月額1,650円の増加となりますが、収納手数料は同額となっております。
導入による効果は、新たな支払いサービスを追加することにより、納付方法の選択肢が広がり、お客様サービスの向上につながるとともに、非対面型であるスマートフォン決済により、新型コロナウイルス感染防止対策の観点からも有効であると考えております。
市民への周知につきましては、10月分及び11月分の納入通知書にチラシを同封するほか、広報10月号、市ホームページ及び市公式LINEで周知することとしております。
資料下段の参考を御覧願います。
今回のスマートフォン決済につきましては、特に目標などは設定しておりませんが、令和3年度の支払い状況では、合計納付件数16万6,774件のうち、22.6%に当たる3万7,725件が納入通知書により支払いを行っており、この納入通知書支払い者の一部でスマートフォン決済を利用されるものと見込んでおります。
水道料金支払い方式の拡充につきましては、今後もクレジットカード決済等、多様化する収納サービスに対応した支払い方式についても検討していく考えであります。
以上で、水道料金及び下水道使用料のスマートフォン決済導入についての説明を終わります。
○委員長(石堂正章) ただいま、経営課から説明をいただきました。
各委員から質疑等がありましたら、発言をお願いいたします。
(発言する者なし)
○委員長(石堂正章) なければ、次に移ります。
以上で、行政報告に関しましては、事前に申出があった案件は終わりました。
その他、当局から追加で報告等がございますでしょうか。
◎
都市計画課長(有我英一) 6月の当常任委員会で、市村委員からお話のありました、翠ヶ丘公園Park-PFI地内での松くい虫の被害木につきましては、新池脇にありました2本につきましては、伐採が完了しております。
なお、そのほか憩いの広場付近に3本の松くい虫枯れがありましたので、現在、発注等を進めているところであります。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
そのほかございますか。
◎
経済環境部長(佐久間貴士) 私から1点だけ、御報告しておきたい点がございまして、それは、福島県で今回物価高騰におけます肥料高騰緊急対策事業というのを県で6月補正に計上をして、制度設計等踏まえて自治体に話が落ちてきたということで、これは、肥料高騰に向けて、1反歩当たり水田の場合は500円、その他については、転作作物等については今のところ10a当たり1,500円というようなことで、これは、自治体を通さずに地域農業再生協議会を通じまして、そこで県からの補助金を受けて、それを農協とかを通じて、各農家にお配りするということで、今、その準備を進めておりまして、まだ具体的に制度設計についてはこれからなんですが、今月の9月30日の市長記者会見では、その旨公表したいなというふうに、今進めておりますので、その点1点だけ御報告させていただきたいと思います。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
ほかにないですか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) では、この際、各委員から、その他、所管の事務の執行について、発言がありましたら、お願いいたします。
◆委員(市村喜雄) 先ほど、牡丹台のアメニティ地区の土地利用の基本構想計画の策定について話がありましたけれども、アメニティ地区だけの話ではなくて、牡丹園との連携というか、牡丹園は花をめでると。でも、その須賀川にぼたんが根付いたのは、生薬として、漢方薬としてぼたんが根付いたわけで、そういう意味でアメニティのほうで、農業の関係の土地利用というか、それと併せて、生薬、漢方薬なんかの可能性みたいなものを一つ探ることができないのかということと、あと、一応、コンサル業務として日本工営が関わっている。この日本工営の部門が、やっているかどうかは分かりませんが、同じ日本工営の中で、栃木だかの道の駅で自動運転の実証実験を取り組んでいるところがあるわけで、そういう意味では、アメニティと牡丹園、スポーツゾーンのところも含めた自動運転の連結というか、運行みたいなものも可能性として検討をしていただければというふうに、2点にわたって、意見を述べさせていただきます。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、以上で所管の事務の執行については、終了といたします。
次の議題に入る前に、ここで当局部課長には、御退席をいただくことといたします。
なお、
経済環境部長、建設部長、商工課長及び
都市計画課長におかれましては、お残りいただきますようお願いいたします。
当局退席のため、暫時休憩いたします。
(当局退席)
午後 1時34分 休憩
午後 1時35分 再開
○委員長(石堂正章) 休憩前に復し、会議を再開いたします。
次に、
継続調査事件を議題といたします。
中心市街地活性化の推進についてであります。
去る令和4年6月10日開催の当委員会において、
中心市街地活性化の推進についてに係る質問項目を決定し、当局に対して提出したところであり、当局から回答を求めることとしておりました。
それでは、それぞれ説明をお願いしたいと思います。
◎商工課長(塩田喜一) それでは、
中心市街地活性化の推進につきまして、こちら質問事項のうち、商工課に該当する部分について、御説明を申し上げます。
初めに、1のにぎわい創出についてで、(1)廃業に至った要因、後継者問題等についてでございます。
中心市街地における令和3年度の商店会等加盟店舗数は151店舗で、前年度と比較し、9店舗減少しております。
経済緊急対策関係機関連絡会におきましては、高齢の経営者や後継者がいない経営者などが、コロナ禍を起因として、前倒し的に廃業しているケースが多いと聞いてございます。
続きまして、(2)新規出店に至った経緯及び出店後の状況についてでございます。
①の新規出店に至った経緯、要因ですけれども、こちらにつきましては、tetteが整備されたことにより、中心市街地への集客が増えた。Rojimaなどの民間イベントが定期的に開催されるなど、出店に当たって須賀川への良いイメージを持たれた。更には、出店費用に対する補助金が活用できたということでございます。
②の出店後の状況ですが、出店後の状況につきましては、元年から3年度に新規出店した27店舗のうち26店舗は、事業継続中でございます。
続きまして、(3)休日イベントと地元商店との連携状況についてですが、主な連携事業ですけれども、毎月第2日曜日に開催しているRojimaへの出店、令和3年10月23日から31日に、すかがわ風流和傘アート及び本町商店会感謝祭との同時開催、11月7日には、須賀川リーゼントへの出店、令和4年4月にはtetteでパンフェスへの出店ということで、休日イベントに出店する店舗がある一方で、イベントがあっても休業している店舗もございまして、商店街全体として休日のイベントと連携している事例は、ほとんど見られなかった状況でございます。
続きまして、4の空き店舗を活用した魅力的な店舗の誘致に伴う取組についてです。
初めに、①補助金による支援ですが、まちなか出店推進事業により、小売業、飲食業、サービス業、その他中心市街地の集客に効果があると認められる事業に対して、空き店舗への新規出店費用を補助しているところでございます。
次に、②マッチング支援ですけれども、まちなか出店サポートセンターの設置運営をこぷろ須賀川に委託しまして、空き店舗と出店希望者とのマッチングを実施しているところでございます。
最後に、③チャレンジショップによる支援ですけれども、tette内にチャレンジショップを設置しまして、将来的に中心市街地において魅力的な事業を始めようとする方々への支援も行っているところでございます。
これまで4人がチャレンジショップを卒業しまして、うち2人が中心市街地に出店をしております。
続きまして、2の回遊性の向上でございます。
中心市街地エリア内の視点における取組ということで、(1)既存の公共施設等を有効活用及び連携した回遊性についてです。
①の活用ガイドの作成ですが、令和2年度には、中心市街地公共空間活用ガイドを作成しまして、公共空間や公共施設の民間利活用を推進しているところです。
また、3年度には、中心市街地区域内の公共空間、公共施設における民間収益事業の利用件数が595件あったところでございます。
事業実施例につきましては、アからウまで記載している中身となっています。
続きまして、②のまちなか回遊性向上ミーティグの設置ですけれども、まちなか回遊性向上を目的に、商工課を中心に関係各課、商工会議所、まちづくり会社の実務担当者によるミーティングを月1回開催しまして、情報共有、事業の連携を図ってきたところでございます。
続きまして、3の中心市街地へのアクセス改善、案内板設置や駐車場の整備についてのうち、②共通駐車システム構築に向けた実証実験でございます。
令和3年度は、まちなかの参加店舗で、一定額以上の買物をした場合に、参加駐車場の共通駐車割引券を配布する実証実験を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、利用は低調でありました。
また、駐車券も、2時間無料サービスで十分に間に合うという結果でございました。
今後は、この結果を踏まえ、こぷろ須賀川や商工会議所と協議をしながら、共通駐車割引券の導入について検討したいと考えております。
最後に、(4)自動運転やシェアバイク等を活用した移動手段の実証実験、在り方についての②シェアサイクルの実証実験についてですけれども、平成31年度から令和3年度までの3か年、シェアサイクルとして、電動アシスト付き自転車20台を駅やtetteなど8か所に設置し、実証実験を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、利用は低調でした。
なお、利用実績は表に記載のとおりでございます。
なお、参考までにお手元に、
中心市街地活性化基本計画の定期フォローアップに関する報告書も配布しておりますので、御覧いただければと思います。
商工課からの説明は、以上です。
◎
都市計画課長(有我英一) 都市計画課より、2の回遊性の向上についての(2)緑化を取り入れた歩きやすい環境整備について、御説明いたします。
先ほどの緑の基本計画の改定の内容と重複する部分もありますが、お答えいたします。
中心市街地におけるその緑化を取り入れた歩きやすい環境整備ということで、行政による新たな植栽につきましては、なかなか難しい部分もあります。ですので、まずは市民へのグリーンインフラの理解促進や広報による啓発活動をしていく中で、市民による植花を進めていきたいと考えております。
また、街路樹で植栽したハナミズキが、年数がたって大きく成長していることから、今後、適正に管理していく考えであります。
なお、現在、一部の街路樹の根元には、各商店ごとに、各々きれいに植栽している部分もありますので、そのようなものが全体的に広がっていけば、更に緑が演出されるのではないかと考えております。
また、質の高いプランター植花も一つの方法であると考えておりますので、生け花のような感覚で、きれいな植栽を四季折々の花で店舗前を飾り付け、それが連続性すれば、花を楽しめる、歩きやすい環境につながると考えております。
また、翠ヶ丘公園内では、Park-PFI事業が進められております。翠ヶ丘公園の魅力が更に向上すると考えられますので、中心市街地につながる街路樹も重要な路線と考えております。併せまして、下の川沿いの桜並木も、翠ヶ丘公園の質の向上に重要な位置付けと考えておりますので、その辺の何らかの演出等を考えていきたいと考えております。
続きまして、(3)の中心市街地へのアクセス改善についてです。
日々、情報が変わる現代社会の中ではありますが、ある程度情報を載せた案内看板というのは重要と考えておりますので、その辺は検討していきたいと考えております。
あわせまして、まち歩きマップやスマホアプリ等を活用した案内機能などの充実も必要ではないかと考えております。
上北町駐車場や市役所駐車場が整備されていることから、翠ヶ丘公園や中心市街地の誘導が重要と考えておりますので、施設案内板等を今後検討していきたいと考えております。
続きまして、(4)の自動運転やシェアバイク等を活用した移動手段の実証実験の在り方について、自動運転の移動手段は、当然、大きなNTTとかソフトバンクとか、通信事業者との連携が重要であると考えております。
最近では、茨城県境町で2020年11月ぐらいから自動運転バスの運行も始まっていると伺って、結構、まちはにぎわっているという部分もあります。今後の先を見据えると導入については、このような自治体の動向を見ながら、今後、調査、研究をしていきたいと考えております。
なお、現在実施しているPark-PFI事業、市内におきましては、事業者による電動小型モビリティの活用も検討していると伺っております。
以上となります。
○委員長(石堂正章) ただいまの当局の説明に対し、委員の皆さんから意見、質疑等がありましたら、お願いいたします。
◆委員(大寺正晃) 中心市街地をインターから貫いて牡丹園に抜けている旧118号なんですが、県道のことなんですけれども、県道の街路樹を全部切りました。
その後、県と須賀川市の今度の緑が光るまちづくりというコンセプトと何か連携するような動きとか、そのような、街路樹の今後の考え方について、お尋ねします。
○委員長(石堂正章) ただいまの大寺委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎
都市計画課長(有我英一) 県に確認した中では、旧118号につきましては積極的に切る方針で進めるというふうに伺っております。
一番心配になった部分につきましては、中心市街地のハナミズキについてでありますが、これについては、現在のところ、県のほうでは切る考えはないということを伺っております。
なお、県でそのような、万が一切るような情報が入った場合は、残すような方向で要望していきたいと考えております。
以上となります。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(大柿貞夫) にぎわいの創出の中で、(1)のところですけれども、中心市街地における店舗、9店舗減っているということなんですが、この店舗、これに下に書いてありますけれども、コロナ禍の中という部分もあるかとは思うんですけれども、例えば、どのような業種というのは、お分かりでしょうか。
○委員長(石堂正章) ただいまの大柿委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
市のほうで把握している業種で申し上げますと、半分ぐらいが飲食業でございまして、そのほかですと薬局、あとは靴屋ということで、合計ですと全体で9店舗ということで把握しています。
○委員長(石堂正章) そのほか委員からございますか。
◆委員(小野裕史) にぎわいのところで、空き店舗とのマッチング支援ということで、こぷろに連携してやっているということですが、具体的にはどういった形でこぷろが、支援をするというか、また、その実績的なものが具体的にあるのかということと、COGICOGI自転車、3年間やって、たまに乗っている方を見ていましたが、若干使い勝手が悪くて、事前登録とか、クレジットカードじゃなきゃいけないとかというのがあったんですが、例えば、これから自動運転とかというのは、まだ先になるかもしれないので、坂道の多い須賀川であれば、電動アシストの自転車であれば、例えば、坂道を上るのもある程度楽になると思いますので、今後そういった部分は、COGICOGIをやって、その反省点から今後、再度そういったものを導入する予定等の考えがあるのかどうかをお伺いいたします。
○委員長(石堂正章) ただいまの小野委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎商工課長(塩田喜一) ただいまの御質疑にお答えいたします。
まず、1点目のこぷろの支援の実績ですけれども、令和3年度につきましては、件数的に30件ほど支援をしておりまして、具体的には、例えば、借りたい人、貸したい人というのがいた場合に、そこをうまく結び付けるという事業をやってございまして、そういったところでは、成果は出ているのかなというふうに感じております。
あと、2点目の電動アシスト自転車の反省点と今後の予定ということですけれども、実際にお手元に配布させていただいた資料でも分かるとおり、なかなかコロナ禍にあったということで、利用が伸び悩んだという点はあったんですけれども、実際に、裏側のデータとしましては、お手元には配ってはいないんですが、現実的な利用者3か年では、542人ほどだったんですね。その中で、市内在住者が3割、半分ぐらいが県内の方ということで、それ以外は、関東や関西の方という状況も把握しています。
あと、よく使われたところが、須賀川駅とtetteと結の辻というところで、この3ポートがいわゆる貸出しと返却では圧倒的に多かったんです。それ以外に、ホテルへ置いたりとか、いろんな工夫をしたんですが、やはりそこもある程度利用は見込めたんですね。なので、やはり、そのユーザーの方の傾向というのを、今回ちょっと分析をさせていただいて、今後そういったものを置く場合には、委員が今おっしゃったような、いわゆる電動アシストであったりとか、あとは、その登録するというアプリを取ってというところが手間だったりとか、その辺をもうちょっと、先進事例なんかを学びながら、今後検討できるかどうかというのをちょっと勉強してまいりたいと考えています。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
◆委員(深谷政憲) 先ほどの街路樹の伐採の話、考え方というのが、大寺委員からあって、緑の基本計画の改定で当然、道路管理者が違うわけですね。
そうしたときに、県道だから県の考え方というのは、それは当然尊重するにしても、伐採に結果的に至っているわけですが、そのときに、市、あるいは、県との協議というのも変ですけれども、意見交換などをしたのか、あったのかというのを、まず、お伺いをしたいと思います。
○委員長(石堂正章) ただいまの深谷委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
◎建設部長(小針成次) 県のほうで、例えば、その樹木伐採ということで、けやきを切ったりとか、結構やっていますけれども、維持管理なんかも費用的に大変だというのもありますけれども、基本的には、例えば、カミキリムシとかそういったものであったり、あと中が空洞になって木が弱ってきて、風とかそういった事象で倒木したときに、車であったり、歩行者に危害、危険を及ぼすということで、そういった理由から、最近切るようになってきているということなんですけれども。
市とのそういった協議というのは、特にはなかったんですけれども、市としても、やっぱり、そういった危険性がある場所であったりとか、あと交差点でとかで視距を取りづらくて危ないとか、そういったところについては、ある程度切らざるを得ないというような形で、ちょっと考えております。
以上です。
◆委員(深谷政憲) 当然、管理者としては、交通の支障、あるいは、危険性の排除というのは、当然のことなんですが、一方でやっぱりその緑の基本計画だし、それこそ風格のある、あるいは、バランスの取れたということになりますと、一つの大きな目的がそういう危険性の排除とすれば、その後どうしていくんだと、こういうのは当然、次の段階として、出てくるわけですけれども、新たに本当にもう1回植樹をするのかという現実的な話になると、難しいのかなと正直感じる部分があるので、これから具体的というか、改定内容というのを煮詰めていくようになるかと思いますけれども。割と中心市街地というか、市街地のそういう緑、あるいは、景観の確保というのは、結構難しいことになろうかと思いますが、最後は要望的な話になりますけれども、どうしてもさっき言った管理者というか、責任の所在が違うとなると、連携といいますか、そういう意味では逆に市側から、考え方を示して、県のほうに理解を得るかとならざるを得ないと思うので、そういう視点も含めまして、改定案の作成に努めていただきたいと思います。これは要望です。
○委員長(石堂正章) ほかにございますか。
◎
経済環境部長(佐久間貴士) 私から、もう1点です。
中活計画の今、第2期計画中ということで、平成31年から来年度、令和6年3月までで第2期計画が来年度で終わるということで、第3期計画については、来年度から準備に入るというところなんですが、今後、その第3期計画については、これまでは第1期、第2期については、国の認定を受けた計画という位置付けで進めてきたわけなんですが、第3期の計画の策定に当たっては、国の認定を受けない自主的な市独自の計画の位置付けで進めさせていただきたいということで、今、進めております。
といいますのは、これまで認定を受けていたメリットというのがハード整備における意味では、非常に認定を受けた計画というのが条件になっていたというところで、ただ中心市街地のハード部分は、ほぼ整備が終わっていまして、逆に今、認定計画がゆえに、ちょっとした変更でも、全てその
中心市街地活性化推進協議会とか、いわゆる手続の手間がかえって負担になっているというところがございまして、今後はソフト重視での
中心市街地活性化ということで、実際的にも認定を受けている市外の自治体もほぼない状況になってきておりますので、須賀川市といたしましても第3期計画については、国の認定を受けない市独自の計画で進めさせていただきたいということで、御理解いただきたいと思います。
以上です。
○委員長(石堂正章) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) なければ、ここで終了とさせていただきます。
当局の皆さん方には長時間、本当にありがとうございました。ここで、退席をいただきますので、ありがとうございました。
(当局退席)
○委員長(石堂正章) それでは、引き続き、先ほど当局からの説明を踏まえまして、委員間で、ここの
具体的調査項目、調査事項に関しまして協議を深めたいと思います。
皆様、今日は中活の返答を都合1回休みというか、事情がありまして、大分、期間がちょっと過ぎてしまったので、時間ばかりかかってしまって大変申し訳なかったのですが、この
中心市街地活性化のための現状に対する感想とか、今、当局の答弁を含めまして、課題と思われるもの、今後対策をどのように取るのが良いかという点につきまして、皆様からお一人ずつ御意見を頂戴したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、順番でお一人ずつ頂戴したいと思っておりますので、斉藤委員からいいですか。
◆委員(斉藤秀幸) 今、説明いただいて、廃業に至った原因のところ、廃業した後の建物のその後、どういう使われ方をするのかというのが、ちょっと気になっています。
シェアオフィスとか、サテライトオフィスというのが出来上がってはいるものの、その利用状況等と、その需要がどのぐらい、今、須賀川市であるのかと気になっています。
◆委員(深谷政憲) 正直、自分でもアイデアがあるのかと言われると、ちょっとないと言わざるを得ないですが、さっき言ったように、大体半分位が飲食店ということだったと思うんですね。
私も、そのほかの例を見ると、例えば月1回とは言わず、年何回か例えば家族でフルコースを食べに行く、そうすると5,000円とかは掛るんだけれども、そこが継続するといったときに、須賀川市の地元及び地産地消的な発想で、そこのほうの食材というかメイン、どうしてもそこのところというので、必要になるのかな。
だから、先ほどは、未来の農業フェアでもないですけれども、そういうことで、来てもらう人が食べる、呼ぶというのもありますけれども、やっぱり住んでいる人がそこで食べに行こうか、利用しようかという、そのところをどういうふうに考えていくんだ。だから、そうすると、レジャー型になるとどうしても大型施設に行って、それぞれ、子供、あるいは、それぞれのニーズというか、好みに合わせたようなところで、ちょっとこうなるんで、この中心市街地だけに呼ぼうとなると、なかなか、現実的には大変だと思うんですよね。
ただ、tetteの開設というか、そういうことで、人流は増えていると、ここのところは、どういうふうに、もう少し意識するのと、そのさっき言ったように新規出店というところなんですけれども、なかなか地元の商店街とコラボというか連携できない要因というのをもう少し分析するということが、さっき言ったように、業態というか、どういう商売をしているのかというところの連動性が、そういうものがつながっていく可能性があるのかないのかとなると、どうしてもコンサル業務でもないですけれども、その分析とか、そういうものを本当にやれるのかという話になると、商工会議所には飲食部会とか、そういうのがあると思うので、先ほどの農業のお話でもないですけれども、本来は、そういう自らのというところと、どうしても行政が主導するみたいになると、限界が、正直あるんじゃないかと思うので、是非、そういう人の出は増えているというのと、何か住んでいる人が来るというか、要するにそれが地産地消でもないけれども、経済の地元というか、須賀川市の中の経済循環をどう作っていくかという、そういう大きな視点からも、考えてくると。しょせんはみんな消費というか、自分の好みで自由なので、そこを強制的にという話には当然ならないんですけれども、そこは工夫をどれだけできるのか、連携をできるのかというのは、建前論ですけれども、そこのところを求められるんじゃないかなと、そんなふうに思っているところです。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
◆委員(大柿貞夫) 中心市街地は、駅から並木町辺りまで入るんですかね。
そうしますと、長いんですけれども、須賀川駅を今、開発ですよね、西口の。駅も新しくなる。それは一つのきっかけにもなるんだろうと思うんですね。そして、一般質問の中で浜尾議員もおっしゃっていたように、駅前にはホテルという一つの建物かな、ああいったものは、あれば、駅前のにぎわいというものも出ていて、それが伸びていって中心街と、本当に今の中町中心街まで、どう、あれを引っ張ってくるかということだと思うんですけれども。
前の駐車場の件については、大寺議員からも今回も質問がありましたけれども、やっぱり、市としても、考えなくちゃいけない。やっぱり市役所の駐車場がこれほどある。ただ、民間の駐車場があるからということで、そこはやっぱり、開放することに対して懸念しているわけですね。だけれども、庁舎関係で有料化しているところは、県庁と、ないんですよ。あともちろん本市ですけれども。だから、市役所関係の駐車場でお金を取って、使用させているところはないんですよね。
だから、そういったことを考えると、やっぱり、地域のために、そういう民間業者もあるかとも思うんですが、そこはうまく話ししてもらって、とにかく市役所の駐車場を開放して、やっぱり車でもこっちに来られるというふうにしないと、まちの活性化につないでいくのは非常に難しいような気がするんで、前からも言っていると思うんですけれども、市役所の駐車場については、もう考えてほしいというところは、強く求めたいなと思っています。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
◆委員(大寺正晃) まず最初に、今、大柿委員からありました、市役所の駐車場については、私は市役所の業務が終わった夜間は、開放するべきだという立場で、そういう意味では、今回、無料券を配る実証実験でありましたけれども、やっぱり、そもそもの開放の実証実験をしていただきたいという立場を貫いていきたいと思っています。
朝まで置くのが困るという意見もありますけれども、私は一晩中というんじゃなくて、例えば、飲食店の要望ですと、市役所が終わった5時半ぐらいから夜中の2時ぐらいまでという要望が大変、私のところには多く届いていますんで、そういう時間帯での実証実験をもう一度提言していきたいと思っています。
それから、それも含めて、中心市街地へのアクセス改善ということでは、私は、電動自転車レンタルは大変面白いなと思っておりました。ここ何年かで、私まだ4回ぐらいしか使っていないんですけれども、確かに坂が多い町ですので、何かアシストがないとということで、アクセスについてもう一度、電動自転車とか、あと先進地では、民間でヘルメットの要らない電動キックボードのレンタルなんかで、町おこしをしているところもあるようですので、その辺と、あとは、今回行政調査に行きます自動運転なんていうのも、キーポイントになってくると思いますんで、そのアクセス、公共交通、あとはレンタルも含めて、その在り方について取り組むべきだと思いました。
あと、空き店舗とかも、商店街の風景というか、だんだん充実してきたようには感じていますけれども、やっぱり面白いまちって、裏通りも面白いんですよね。その中心市街地の中には、表通りだけじゃなくて、裏通りも含まれていますので、その辺も何か面白いまちづくりになるような、ちょっと調査研究をしていきたいと思いました。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
◆委員(市村喜雄) 駐車場に関しては、いろいろと賛否両論というか、さっきは、ノーマイカーデーというか、渋滞緩和というか、そのもともと旧市内なんかは公共交通を使って歩いて暮らせるコンパクトなまちだったのが、どうしても車社会に向けて、須賀川でいえば、西川山寺とか、区画整理事業でどんどん広げていったと。国なんかでの、その都市計画、立地適正化計画なんかでも、広げたものを、どういうふうにまちの中に持ってくるんだと。そういう施設を持ってくるのに、車社会に対応するためには、駐車場も確保しなければならない。市役所の駐車場もさることながら、駐車場の周りには職員の駐車場もあるわけで、これも景観上あまりよくないし、そこに住むわけでもないし。その飲食店に対応するための駐車場を、そういう意味でシェアすると。飲食店で、ある程度共同しながら、職員が帰った後の駐車場をシェアさせてもらうとか。そういうふうに考えていったほうがいいんじゃないのかなと考えます。
だから、歩いて暮らせるコンパクトなまちというものを、どういうふうに構築していくんだというのは、ある意味では、郊外に比べれば、まちの中で車1台駐車場を借りるのに高いところだと七、八千円は、掛るわけで、郊外に行けば、もっと広いところを安く借りられると。そうした場合に、飲食店でも郊外に店を確保して、ラーメン屋なんかでもそうだけれども、そのほうがはるかにお客さんが呼べるという現状があるわけで、だからその辺をもう少し深く議論をして、深めていけたらというふうには思います。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
◆委員(小野裕史) 私は、やはり中心市街地の活性化、にぎわいといったときに、今後は、今、例えば、先ほどあった株式会社こぷろ、須賀川市観光物産振興協会、商工会議所、そして、須賀川市、それぞれの団体があって、須賀川市から委託をしていろいろ業務をやっているというのが現状かと思うんですが、その辺を1回整理して、連携できる部分をしっかりと作って、強みを作り出す。そのことによって、経済が動いていく。
やはりにぎわいの創出というのは大事だとは思うんですが、その後ろにあるのが経済が活発に動くということがついてこないことには、人はたくさん来た、帰っていくという繰り返しになってしまうと、結局、ちょっと例は悪いのかもしれませんが、tetteにはあれだけの人がいます、来ます、120万人を超えて来ていると。じゃ、その人たちが果たしてtetteの後、どこに行くのかとか、120万来た人たちが、中心市街地の中に溶け込んで滞在するのかとか、そういった部分も含めて、せっかく来た人を今度はどういうふうな形で須賀川のまち並みに溶け込ませるかという部分を、本気でそろそろ考えていかないと、市外から来ている方がかなり多い部分がありますので、その辺の対応を今後、考えるべきなのかなと思います。
それと、佐久間部長が最後、独自性の計画とおっしゃっておりましたんで、やはりその辺は、まちづくりに関しても須賀川独自のものというのが今あって、中心市街地のまちなかであればウルトラマンがあったり、ちょっと離れれば風流のはじめ館があったり、そういう部分もありますんで、やはり、須賀川らしさというものを本当に全面に出したまちづくりというものを本気で徹底的に僕はやるべきものじゃないかと考えています。
以上です。
○委員長(石堂正章) ありがとうございます。
私からは、ちょっと細かくなるような話題になるかと思うんですが、やっぱり、来てもらうために魅力あるまちというか、店というか、そういうのが必要だと思うので、空き家も含めてですけれども、簡単に言うとマッチングと言っちゃうとあれなんですけれども、そういうその動きをどんどんとやっていって、どっちが先かはちょっと分からないんですが、魅力あるところには、多分魅力ある店が多いだろうと、だから、人が集まる。人が集まると、相乗効果でもっと良くなるというような流れが自然なのかなと思いますので、特に今、重要商店街として熟知される部分もありますが、その辺の来てもらうためのおもてなしの店というか、そういうところなんかも考えていきたいなと思いますので、先ほど小野委員からありましたが、こぷろとか商工会議所とか、そういう団体がありますので、その辺なんかとも調査というか、お聞きをさせていただきながら、まちづくり、特にその商店も含めた飲食店も考えなきゃいけない、道路、アクセスも考えなきゃいけないという大きな意味でのマッチングを考えていきたいなというのが、私の今後の調査の目標になるのかなと考えておりました。
それでは、以上、今いただいた意見のほかに、もっと御意見があれば頂戴したいと思いますが、特になければ、ただいま皆さんからの頂いた意見等々を、今後の調査に参考として改めてまた委員間で協議を、調査を深めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、以上を持ちまして、
継続調査事件については、終了といたします。
なお、本日の会議の結果を踏まえ、本会議最終日に、引き続き、
中心市街地活性化の推進、農業経営安定化及び地域防災対応についてを閉会中の
継続調査事件として申し出ることといたしますが、その内容につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
それでは、最後ですが、行政視察等を議題といたします。
行政視察で訪れる茨城県常陸太田市議会事務局及び取手市議会事務局から、質問項目の提出を求められていたため、去る9月9日の委員会で資料を配布し、各委員から1項目から2項目程度の質問事項をお持ち寄り頂くこととしておりました。
そのため、閉会後に事務局へ提出していただき、質問項目が重複する場合などの調整及び集約に関しましては、正副委員長に御一任いただき、両市議会へ提出したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
なお、正副委員長において、集約しました質問事項等につきましては、各委員のほうへファクスにて事前にお知らせいたしますので、御了承を願います。
行政視察については、以上となります。
なお、詳しい日程については、もうちょっとお時間を頂いて、皆様にお知らせさせていただきます。
そのほかの件に移ります。
去る9月13日に、当局から正副委員長に対しまして、
継続調査事件であります地域防災対応についてに関連し、本市の流域治水の取組における準用河川笹平川河川改良事業及び西川中央公園再整備等の進捗状況について、現地で説明をしたいとの旨の申出がありました。
そのため、現地説明を受けることとし、その日程調整を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
暫時休憩いたします。
午後 2時21分 休憩
午後 2時23分 再開
○委員長(石堂正章) それでは、休憩前に復し、会議を再開いたします。
次回の閉会中の委員会の日程についてですが、10月21日金曜日午前10時から会議を開き、現地調査をさせていただきたいと思います。
なお、服装につきましては、本日同様に、作業着の上着だけを着用と予定させていただきます。
日程につきましては、以上のとおりとしまして、日程の変更の必要が生じた場合の調整については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
各委員の日程調整を改めましてお願いいたします。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
最後に、本日の会議内容及び結果について正副議長に報告することといたしますが、内容については、正副委員長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(石堂正章) 御異議なしと認めます。
それでは、以上をもちまして、本日の
経済建設常任委員会はこれにて閉会といたします。
長時間、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
午後 2時24分 閉会
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須賀川市議会委員会条例第32条の規定により署名する。
令和4年9月16日
須賀川市議会
経済建設常任委員長 石 堂 正 章...