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室井伸一議員 議案第115
号平成30年度
決算の認定について、私は賛成の立場から討論をいたします。 御承知のとおり、
決算審査は、議会で議決された予算がいかに適正にかつ効果的に執行されたかを
審査するものであります。このたびの
決算につきましても、この趣旨を念頭に、慎重に
審査を行った結果、年度を通して目的に沿って的確に執行されていることが確認ができました。 平成30年度予算は、「ひと」を育て、「ひと」が輝き、「まち」に活力を
テーマに、将来にわたり市を支えていく貴重な財源である「ひと」を育て、
市民一人一人が生き生きと
暮らし、そして、未来の
白河を活力に満ちた町にするために、
実効性の高い
予算配分となったところであります。
決算の内容を見ますと、「ひと」を育てる
事業では、
白河っ子すくすく
赤ちゃんクーポン券事業や
病児保育園整備事業、「ひと」が輝く
事業では、
コワーキングスペース事業や三
世代同居等支援事業、「まち」に活力の
事業では、
小峰城跡ホープツーリズム拠点整備事業や
マイタウンわくわく
パーク整備事業など、各
テーマに沿った
事業が確実に実施されております。 また、
東日本大震災で被災した
小峰城災害復旧事業や
釜子小学校校舎建設事業が完了するなど
大型事業も確実に実施されるとともに、各分野にわたり必要な課題を的確に捉え、効果的に
事業を推進しており、その内容は
市民の要望に十分応えるものであったと認識をしております。
財政指標を見ますと、これまで
各種事業において
国県補助金を有効に活用して生み出した財源を債務の
繰上償還や
基金の
積み立てに充ててきた効果により、
実質公債比率を初めとした
公債関係の指標は安定して低い水準で推移しております。 また、今後の歳入の減少や災害の
発生等による必要やむを得ない
財政需要に備えるなど
長期的視野に立ち、安定した
財政運営を確保するため
基金を保持してきたことにより、今回の台風19
号災害の発生においても的確に対応できたものと考えております。 さらに、
自主財源の根幹をなす市税においても精力的に
徴収税率向上対策に取り組んできた結果、現
年課税分が99.3%と、27年度以降99%台を確保したことに加え、これまで実施してきた
企業誘致や
各種支援が実を結び、
固定資産税の
償却資産が4億円も増加したことで、
市税総額が初めて90億円を超えております。
自主財源の確保に積極的に取り組み、将来に向けて安定した
財政運営を図られている点は大いに評価すべきものと考えております。 以上、申し上げましたとおり、財政の
健全性に配慮しつつ、
市民生活に密着した身近な
事業から
大型事業まで幅広く
市民福祉の向上や市勢の伸展につながる諸施策が適切に実行されたものと判断し、私は本
決算の認定に賛成すべきものと考えます。 以上でございます。
○
菅原修一議長 これにて討論を終了します。 これより採決します。本案に対する
委員長の報告は認定であります。 本案は
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○
菅原修一議長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり認定されました。
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△
日程第4
議案第119
号~日程第66 報告第12号
○
菅原修一議長 日程第4から
日程第66までの
議案62件、報告1件を一括して議題とします。
提出議案に対する
提案理由の説明を求めます。
鈴木和夫市長。 〔
鈴木和夫市長 登壇〕
◎
鈴木和夫市長 12
月市議会定例会の開会に
当たり、当面する重要な
議案を提出をいたしました。 以下、その概要について説明を申し上げますが、その前に諸般の情勢について申し上げます。 まず、台風19号による災害について申し上げます。 去る10月12日、台風19号が記録的な大雨を伴いながら関東、
東北地方を縦断し、
福島県内各地でも河川の
氾濫等により
交通網の寸断や家屋の浸水が相次ぎました。 本市におきましても、1日の
降水量が過去最多の368.5ミリを記録し、2名の方が犠牲となり、家屋についても全半壊、浸水を合わせ約90棟の被害が発生をいたしました。 ここに改めて2人の
犠牲者の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方々に対しまして心からお
見舞いを申し上げます。 また、この大雨により旗宿から表郷へと流れる社川の堤防が決壊し、農作物や
農業用施設、道路、橋梁などに大きな被害をもたらしました。現段階において、その額は、
公共土木、農地、
教育施設、文化財など、総額で90億円を超えると見込んでおります。 市では、この災害に迅速に対応するため、10月15日には、当座必要と見込まれる金額について
国県補助金のほか
財政調整基金約7億円を取り崩し、総額70億円余の
関連予算を専決をいたしました。現在、国県や友好都市の行田市、桑名市、さらには、西郷村の職員の派遣も受けながら、780件を超える農地、土木災の災害査定の準備や土砂の撤去に、職員一丸となって対応をしております。また、被災者に対する各種市税の減免、災害見舞金の支給、市営住宅の無償提供等のほか、
農業用施設の復旧に必要な経費や営農再開に向けた助成の準備を進めているところであります。 加えて、災害復旧には多額の費用を要することから、全国市長会として、国に対し手厚い財政支援を緊急に要請したこともあり、早期の激甚災害の
指定が実現したほか、住宅に入り込んだ土砂や農地に堆積した稲わらの撤去等に対する支援も講じられるようになりました。 また、県においても、被災した世帯に対する民間賃貸住宅の借り上げや住宅再建の支援、農家に対する低利の営農資金の融資などを行うこととしております。特に、内堀知事は、被害の大きかった本市の農地や白川城跡、南湖公園などの重要文化財の状況について、本市に2度視察をされましたが、その折に、復旧が長引くことによって農家の営農意欲が失われることのないよう、また、地域の宝である文化財の修復が早期に復元されるよう、その支援を強く要望したところであります。 今後とも被災者支援に係る情報収集に努め、1日も早い復旧と生活再建に向け全力を挙げてまいる所存であります。 次に、
白河第一
小学校の栄冠について申し上げます。 きのうも福島民報の社説にも掲載をされましたが、先月3日に郡山市で開催をされました日本学校合奏コンクール全国大会のソロ・アンド・アンサンブルコンテストにおいて、
白河一小の器楽クラブが最高賞である文部科学大臣賞を2年連続で受賞し、
白河市の明るい話題となりました。子供たちが日々積み重ねてきた努力の成果をたたえるとともに、音楽の魅力を伝え、熱心に指導に当たられた先生方の情熱に深く敬意を表するものであります。子供たちの奏でるハーモニーが伝統となり、私たちに元気を与え、あすの力となるよう、これからも一層の活躍を御期待を申し上げます。 それでは、
提出議案について説明を申し上げます。
議案第119号から
議案第123号までの
専決処分の承認を求めることについての5
議案でありますが、いずれも
令和元年台風19号の暴風雨により被害が発生し、緊急の災害復旧に要する予算措置が必要となったため、地方自治法第179条第1項の規定により予算の補正について
専決処分したので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めようとするものであります。 次に、
議案第124号
白河市
老人福祉センター条例の一部を改正する
条例から
議案第157号
白河市
ゴルフ場条例の一部を改正する
条例までの34
議案につきましては、各施設の使用料の改定等を行うものであります。 次に、
議案第158号
白河市
会計年度任用職員制度の導入に伴う
関係条例の整理に関する
条例から
議案第160号
白河市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例までの3
議案につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する事項を定める
条例を制定するほか、
特別職の範囲を改めるなど、関係する
条例について所要の改正を行うものであります。 次に、
議案第161号
白河市
手話言語条例につきましては、手話が言語であるとの認識に基づき、手話に対する理解の促進及び手話の普及に関する基本理念を定め、全ての
市民がともに生きる地域社会を実現することを目的に、この
条例を制定するものであります。 次に、
議案第162号
白河市
水道事業及び
工業用水道事業の
設置等に関する
条例の一部を改正する
条例につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、引用する条項を整理するため所要の改正を行うものであります。 次に、
議案第163号
白河市
下水道事業の
設置等に関する
条例につきましては、地方公営企業法の財務規定を適用した
下水道事業を設置し、その経営の基本に関する事項を定めるため、この
条例を制定するものであります。 次に、
議案第164号
白河市浄化槽の整備に関する
条例の一部を改正する
条例につきましては、大型合併浄化槽設置工事に係る分担金について、納入方法に関する規定を加えるなど、所要の改正を行うものであります。 次に、
議案第165号
ひがし保育園建設事業建築工事請負契約については、工事の請負契約を締結するものであります。 次に、
議案第166号訴えの提起については、市営住宅の不法占用に関し、訴えの提起をするものであります。 次に、
議案第167号
小田川市民センターの
指定管理者の
指定についてから
議案第176号
白河市
市民体育館の
指定管理者の
指定についてまでの10
議案は、
指定管理者に公の施設の管理を行わせるものであります。 次に、報告第12号
専決処分の報告については、市道の管理瑕疵に伴う事故に係る損害賠償について
専決処分したので、報告するものであります。 なお、
議案第177号令和元
年度白河市
一般会計補正予算(第4号)から
議案第180号令和元
年度白河市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)までの内容につきましては、副市長から説明を申し上げます。
○
菅原修一議長 圓谷副市長。 〔
圓谷光昭副市長 登壇〕
◎
圓谷光昭副市長 補正予算書の1ページをごらんください。
議案第177号令和元
年度白河市
一般会計補正予算(第4号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額に7億8657万9000円を追加し、予算総額を381億7114万4000円と定めようとするものであります。 第2条は、継続費の変更をしようとするものであります。 第3条は、債務負担行為の追加をしようとするものであります。 第4条は、地方債の変更をしようとするものであります。 第5条は、一時借入金の借り入れの最高額を55億円としようとするものであります。 次に、10ページをごらんください。
議案第178号令和元
年度白河市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額に1億1467万9000円を追加し、予算総額を57億93万6000円と定めようとするものであります。 次に、15ページをごらんください。
議案第179号令和元
年度白河市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額から20万3000円を減額し、予算総額を6億1285万9000円と定めようとするものであります。 次に、20ページをごらんください。
議案第180号令和元
年度白河市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額に251万8000円を追加し、予算総額を21億7081万6000円と定めようとするものであります。 なお、各会計の歳入歳出予算の補正内容につきましては、各会計の第1表歳入歳出予算補正及び事項別明細書をごらんください。
○
菅原修一議長 これにて
提案理由の説明を終わります。
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△休会の件
○
菅原修一議長 お諮りをします。
議案調査のため、12月9日から12月11日までの3日間は休会することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
菅原修一議長 御異議なしと認めます。よって、12月9日から12月11日までの3日間は休会とすることに決定をしました。
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○
菅原修一議長 以上で本日の
日程は全て終了しました。 12月12日は定刻から会議を開き、
一般質問並びに上程
議案に対する質疑を行います。 本日はこれにて散会をします。 午前10時37分散会
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