郡山市議会 1992-12-15
12月15日-06号
平成 4年 12月
定例会 ------------------------------------ 平成4年12月15日(火曜日
) ------------------------------------議事日程第6号 平成4年12月15日(火曜日) 午前10時開議 第1
市政一般質問(第5日) 第2・議案第 219号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第6号)から議案第 254号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)まで (
委員会付託) 第3・請願第16号、請願第17号、請願第18号 ・陳情第38号、陳情第39号、陳情第40号、陳情第41号、陳情第42号、陳情第43号 (
委員会付託) ------------------------------------本日
の会議に付した事件 日程第1
市政一般質問(第5日) 日程第2 議案第 219号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第6号)から議案第 254号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)まで (
委員会付託) 日程第3 請願第16号、請願第17号、請願第18号、陳情第38号、陳情第39号、陳情第40号、陳情第41号、陳情第42号、陳情第43号 (
委員会付託) ------------------------------------出席議員 (43名) 1番 村上昌弘君 3番
橋本一三君 4番 橋本武治君 5番 柳沼隆夫君 6番
八重樫小代子君 7番 橋本憲幸君 8番 飛田新一君 9番 神田成二君 10番 熊谷和年君 11番 斎藤範一君 12番 朝倉卓見君 13番 藤宮辰己君 14番 石井源基君 15番 箭内喜訓君 16番 佐藤幸夫君 17番 熊田有門君 18番 吉田岳夫君 19番 橋本幸一君 20番
大和田光流君 21番
渡辺憲一郎君 22番 安藤晃君 23番 横山徹君 24番 伊藤武夫君 25番 赤沼雄三君 26番
大和田福男君 27番 仲彰則君 28番 諸越信明君 29番 久野清君 30番 渡辺隆弘君 31番 今村昭治君 32番 佐藤栄一君 33番 石沢春信君 34番 柳沼重吉君 35番 今村豊美君 36番 鈴木武司君 37番 小林開君 38番 夏井義一君 39番 古川利徳君 40番 佐藤一郎君 41番 柳沼清衛君 42番 猪越三郎君 43番 古市哲三君 44番 遠藤直人君欠席議員 (なし)欠員 (1名)
------------------------------------説明のため出席した者 市長 青木久君 助役
伏見彦長君 収入役 高木信雄君
総務部長 溝井康之君
企画部長 安藤昭雄君 財務部長 相楽金三君 保健衛生 市民部長 後藤充君 村松健佑君 部長 福祉部長
佐久間正幸君 農林部長 高橋定喜君 商工労政 伊藤清茂君
建設部長 郡司照夫君 部長 都市開発 国体 栗崎宏元君 清水満夫君 部長 事務局長 水道事業 国分敏彦君 水道局長 松山光克君 管理者
教育委員会 委員長
青木信博君 教育長 本宮俊一君
職務代理者 代表監査 國分榮君
委員 ------------------------------------事務局職員出席者 議会事務 次長兼 沼田元君 滝田守君 局長 総務課長 議事調査 主任主査兼 渡辺拓君 古河勗君 課長 議事係長 主査 会田祥一君 主査 佐藤和雄君 主事
佐久間公人君 ------------------*----------------- 午前10時1分 開議
○議長(
橋本一三君) これより本日
の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席
の届け出者は皆無であります。 本日
の議事は、議事日程第6号により運営いたします。 本日
の列席説明員中、
教育委員会委員長にかわり
青木教育委員会委員長職務代理者が列席しておりますので、ご報告いたします。 ------------------*-----------------
△日程第1
市政一般質問
○議長(
橋本一三君) 日程第1に従い、
市政一般質問を行います。 質問は順序により、久野清君
の発言を許します。久野清君。 〔29番 久野清君 登壇〕
◆久野清君 おはようございます。議長
のお許しを得ましたので、質問を始めます。 私たち
の質問には時間と回数に制限がありますので、適切な答弁をお願いいたします。 なお、項目中
の財政については、時間
の関係から割愛をいたします。差し当たっての問題
の方が大事だということでございます。
青木市長の今期
の任期は4カ月余りとなりました。いろいろご苦労さまでございました。 そこで、ここ8年間で最重点課題、大変複雑な
テキサスA&
Mユニバーシティ郡山校と駅西口再
開発事業を通しながら、市長
の政治姿勢を論じたいと思います。 9月議会、
吉田岳夫議員の質問に対する私
の関連質問で、議事録を大事なところをちょっと申し上げます。「郡山市はこんなに困っているのに本校はちっとも困っていないということ、そこでだ、本校にとってこの恵まれ過ぎた条件
のままでは、今後続けていくことは不可能だと、よって、本校から出資がないと続けていきたくともいけませんと、はっきり言ってもらわなければなんね」と。「そのときに本校は将来
のことを考えて、郡山校が将来必要だというときには応分
の財政援助があるでしょう」と。「州法で金は出せないなんかで済ませることはできません。将来
のため、学校を必要として考えるならば何かしら
の工夫して、この
財政援助を具体化してもらうことです」と。このように私は、不退転
の決意で
ガストン副学長と
の交渉に当たるべきだと、このように申し上げました。で、「もしも、その
財政援助がないときには、本校が将来
のことを考えて必要としていないんですから、基本協定を破棄して重大な決断をするしかない
のであります。」と、こうやって締めくくったんです。そうしたら市長
の答弁では、「
久野議員がいろいろお述べになったそのとおりでございます」と、まず市長は認めたと。「それをもって私は向こうと」、向こうという
のは
ガストンとだ。「折衝してまいります」とこう市民に約束をしたわけですが、きのうまで
のこの
ガストンと
の交渉
の答弁をずっと聞きますと、どうもそういう不退転
の決意は希薄
のように感じました。 そこで、
TAMU本校の出資、これが果たして可能な
のかどう
か、ひとつまず市長にお伺いをいたします。 次、
学校法人から
財政調整積立金の処分
の承認について
の依頼が理事
の武藤千代二さん
の名前で出てまいりました。その内容は、再三にわたり金融機関と交渉を重ねたが、融資不可能だ、融資不可能と
の結論に達し、他に
資金調達の方法がなく、
財政運営が逼迫しているためと。これは、銀行とこの再三にわたり交渉を重ねたが融資不可能、これは事実上
の倒産でございます。それをどうにか回避ができたわけですが、どのようなことでこの
資金調達ができた
のか伺いたいと思います。 このようにです、理事会
の自助努力の積み重ねが
学校法人の信用を築き上げていくことになるわけですから、今後とも
経営主体ですから、あらゆることにこの
自助努力で対応していただきたいと思う
のであります。公金を当てにしない
のなら、私らは何も言うつもりはないわけですから、これも市長ですね、答弁は。 そこで、
学校法人を
補助団体として不適格にしてしまったり、
財政運営を逼迫するまでに追い詰めたり
危機的状態にしてしまった責任はだれ
かと。これは市長が答弁しているように、
学校法人ならば
理事長青木久さんということになるわけなんですが、それは認めているんですが、じゃその責任を、責任を認めたただけでは、これは何ともなんない。認めたら、その責任を果たす
のにどうする
のかと。ひとつ市長
のお考えをお伺いしたいと思います。 次、
一般会計補正予算第4号は、9月議会と同様に告示日には資料
の提出ができなく、おくればせながらと同じ間違いを続けたわけです。少しも反省が感じられない
のであります。これほど執行権
の権威を落としたもの
かと、つくづく残念になります。これも青木流な
のでしょう
か。 問題は中身ですが、9月議会
の提案と全く同じだこれ、
普通財産取得費は。しかし、前回9月議会には、それに20億
の貸し付け
の内容もあった。それで9月議会をさかのぼれば、幻に終わりましたが、
赤沼雄三議員から修正案
の提出があって、15億何がしでこれは委員会としては可決した内容でございます。そういう経過があるんですが、今回はこの
普通財産取得費、これだけで
の、これのみ
の提案です。貸付金を提案しなかった理由はどこにある
のか、ひとつお伺いをしたいと思います。 それでは次、
暫定校舎買い取りについてお伺いをいたしますが、この市が暫定校舎を買い上げをして法人に無償で貸すということは、恒久的なキャンパスはあきらめたということな
のか、伺いたいと思います。 次に、まずこの5億 2,071万 2,000円、この買取料は適正なもの
かどう
か、ひとつお伺いをいたします。
リース会社と
学校法人準備会と
の建物賃貸借契約で期間を5年間とし、覚書
の第12条、「帳簿価格にて譲渡するものとする」とこうなっております。よって、この校舎を買い上げようとするならば、これは準備会
の仕事であります。または
学校法人の仕事です。それがなぜ市が代行しなければならない
のか。理事会
のだれ一人として責任をとらないで、そのツケを行政に転嫁するという
のは筋違いであります。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 そんなことに何
の抵抗もなしにできるということは、準備会も
学校法人も郡山市も表裏一体であると考えているから、そういうことができる
のです。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 市長が
理事長ゆえ、市長
の立場利用です。裁量権
の乱用なんです。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 他
の学校法人に比べて極度
の優遇で、他
の学校法人と
の公平
の原則、比例原則
の違反な
のであります。 加えて、仮にこの建築物を買ったとしてだ、これは
普通財産です。無償で貸せる根拠を伺いたいと思います。
学校経営の根本が間違っている
のです。間違っているままで
の財政援助はすべきでない。なぜならば深みに入ってしまうからです。 よって、どこから見ても予算
の提案ができる状態ではありません。責任を不明確にしたままで
の新たな提案は無責任です。ここまで追い込んでしまった責任はだれな
のかと、その責任をどうとる
のかと、そういうことがあって提案するならまだしも、とても理解はできません。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 議案第 254号は賛成する理由が見渡せません。よって、進言を申し上げます。この議案を撤回しなさい。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 市長
の見解を伺いたいと思います。 今回
の市長
の判断は、この決断は、健康による不安と任期が4カ月になった焦りから
のものでしょうが、気をもんではいけません。 市長
の初当選直後
の6月議会で、市政担当
の基本姿勢として、清潔、誠実、親切がモットーであると言明しました。これは当然なことです。しかし、この
テキサスA&M問題をずっと通して見るならば、
一般寄附者の公表ができない、準備会が今まだ負債があって解散できないで、これで清潔です
か。 (「公平です
か」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 他
の学校法人と比較して公平
の原則、比例
の法則が守られております
か。これで公平と言えます
か。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 東邦銀行、財界出身
の理事、
リース会社、これは
指名業者15社だ、担当職員など、関係者に迷惑をかけておりません
か。これで親切と言えます
か。為政者として
の資質を疑うものであります。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 設立当初
の総資産25億円、今年度
の総資産はマイナス 7,636万 3,000円、トータル25億 7,636万 3,000円はどこに消えちゃったんです
か、これ。資産
の総額が 7,636万 3,000円マイナスということはですよ、事実上破産ということなんです、これ。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 責任を持って学生募集をできる状態でないということなんです。ということは、設立当初に資産がないのに、あるがごとく登記手続をしてしまった。これは刑法上、
公正証書原本不実記載罪になる
のではない
か。犯罪を起こしている疑い
のある団体
の理事長になっていることがおかしい
のであります。 (「そのとおり」その他何事
か呼ぶ者あり)
◆久野清君 何言ってるんだ。あんたもここでやってみたらいいんでない
か。ここでやってみたらいいべ、ああでもねえ、こうでもねえ言ってねえで。ここで言うんだよ、ここで。ちっとは堂々とやってみろ。
経営改善計画についても、
具体的内容のうち履行している点が一つもないんです。 (「ごまかしばっかし」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 市長、これに
学校法人から出てきた
経営改善計画が入っております。ここん中で、
学校法人として現実的にやったものが一つでもあります
か。経営主体だと言っていて、主体性
のあるところが一つもやってないで、その後押し役
の郡山市がなぜ率先してやらなければならない
のか疑問なんです、当初から。当時、
企画部長高橋晃さん
のときから、
学校法人と郡山市
の関係はどうだと。
補助団体と被
補助団体であるとこう言ってたわけですから、被
補助団体の都合よりも
補助団体が優先してそういうことをやるということが理解できない
のであります。 ですから、ここ
の中で一つでも何
か学校法人がやったというんならいいですよ、何かしら
の努力やったと。具体的な内容が出てこないうちに、なぜ郡山市だけが率先してやらなきゃならない
のか。手順が逆だと、このように言ってるんです。ひとつ市長、これについてもご答弁をいただきます。
経営改善計画で
専門課程を設置し、
特定公益法人の認定を受けるとし、
運営資金確保対策を図るためにと
専門課程の認可申請中であるはずですが、可能性はどうなっています
か伺いたいと思います。 前進する
のも大変、後退する
のも大変、私はこの学校はうまくいかないと思う。なぜなら、この学校に取り巻く環境はすべて市に対して、いや市長
の権力に対して弱い立場
の人たちだけであるということです。銀行は市
の指定金融機関、
リース会社は市
の指名業者、寄附者は
建設協議会の1億円を筆頭に市と
利害関係のある人たちだ。すなわち理解者、協力者が、本物
の理解者、協力者でないからです。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 うまくやって、上手にやるというんなら、それに合ったような仕組みをつくっていかなきゃなんないということです。そもそも出発点から迷惑をかけない、負担をかけないとして
の頼まれ雇われ理事では話にはならない。これは学生に対して私は無責任だと思う。 以上
の理由から、このTAMU/Kは将来うまくいかないと私は思うが、市長は今後
の予測、この学校
の予測がどうなる
か、ひとつお答えをいただきたいと思います。 熊谷議員
の質問
の答弁で
企画部長は、準備会と
学校法人とは人格を別にしたものだというふうに答弁をなさいました。市長、これはあなた正しい認識をしてないんです。知事に裁定を依頼したんです。その結果、棄却ですよ。今度はそれを不服として、知事を相手に提訴したんです。ですから、その提訴を取り下げるということは、何が原因であろうがです、原因は問題ではないんです。取り下げたということは、知事
の裁定に従いますということは表裏一体
の関係なんです、これ。 (「そうだ」「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 それを認めないという、それはそれ、これはこれ、そんなわけにいかないでしょう。あなた
の一人
の個人的な見解なら、それでも済むけれども、市長として
の見解はそれでは済みません。 (「そのとおり」「議会も同じだよ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 何が議会も同じだ。あんた
のが間違ってるんだわ。それを認めないという
のは、
法治国家そのものを認めないということになるわけですから、ひとつご見解をいただきます。 それでは駅西口
の問題、これもまた大変な問題なんですが、昭和50年から積み上がったものであります。そして、商調協
の中で論議をしているときに、
青木市長が実は検討案を提示して、この検討案も3日、4日で撤回したんですが、このときからこの汽車をとめようとしたわけであります。そこから、そごう
の出店辞退になり
地権者協議会が解散、ここで汽車がとまってしまったわけであります。それから裁判、裁判と、再開発課は
裁判対策室のような仕事でございました。そして提案協議、募集をやるとすれば、仕様書では百貨店など
の都市型百貨店は嫌ったはずであります。 そういう中で、地権者と
の裁判
の中で一審
の判決が出た。 100%敗訴とは言わないが、大半敗訴だったはずだ。それから
高等裁判所に市は原告となって裁判がまだ進んでる。3つ
の裁判がある。そういう中で、この丹治一郎さんを代表とした作業部会、これはなかなか大変な努力だと思います。それは何で
かと。次
のことをどう組み立てる
かということを考えないで壊しちゃったから、これ時間も労力も、そしてお金もかかるんです。そうやって8年間遠回りをした結果、かつて
のそごう案、約4万 6,000平方メートル、
キーテナントは
都市型百貨店、今度
の新しい案は約5万 2,000平方メートル、これまた
都市型百貨店だ。 じゃ、何
のため
の8年間
のこの遠回りだった
のかと。結局もとに戻った形なんです、これ。だから、それはさっき言ったように壊すときに次
の組み立て方を考えないで壊したから、こういうことになるんです。そこでだ、
作業部会関係者の方々には本当にご苦労さんと申し上げたいと思います。 そこで、どうにかそういうふうに進むようになったんだが、この事業全体
の今後
のスケジュールを伺いたいと思います。 あのとき市長、あなたに哲学があったらこんなことにはならなかった。私たちがこの議場で促進決議をした
のにもかかわらず耳をかさず、実に粗っぱな決断でありました。一日も早くと言い続けて8年ですよ。そして壊して、次組み立てられないまま、壊したままでここで任期を終えようとしているんです。これ壊して終わるんでは、だれでもできちゃうでしょう、これ。改めて市長、
あたな
の無責任
さを痛感するものであります。 ところが、その無責任ということに問題意識を持ってないところが問題なんです。この事業を通じて市長
の政治姿勢を見れば、議会
の意思よりも
利害関係者の意思を優先してしまった。これで清潔です
か。中町再開発、麓山再開発と比較して公平です
か。駅西口再開発
の関係地権者に親切でした
か。為政者として
の資質を疑う
のであります。 先ほど
のテキサスA&M問題、この駅西口問題を通じて清潔、公正、対話で市長
の政治姿勢を述べましたが、これに対して反論ができます
か。できるなら伺いたいと思います。 歴代
の市長でこれほど市民と近い位置づけを保とうとした市長はいなかったでしょうが、これほどいろいろな問題を提起する市長もかつていなかったでしょう。議会と
の対立よりは上級機関
の県と
の対立です。駅西口再
開発事業、
テキサスA&M問題、
保健センター、
産業見本市会館、西部研究
学園都市、再議、裁定、告訴、県
の行政組織と縦軸とそれぞれ
の部署で不信感が出て、全体的にこの不信感が充満しているんです。郡山市出身
の佐藤栄佐久知事を相手にして、
郡山市長青木久さんが告訴するといった前代未聞なことまでやってしまったんです。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 これだもの、地方拠点都市
の指定が受けられない
のは当たり前です。これで市民に迷惑をかけていないと言えます
か。 そこでだ、市には 2,300人ほど
の補助職員がいるんですが、この補助職員は当然補助として市長にいろいろ進言するでしょう。しかし補助職員、一般職はものを言う
のにも限度があるんですよ。という
のは、市長はいいんですと、いいんですと、私が責任をとるからやってくださいとこうなっちゃう。それはそれ、これはこれ、あなたはあなただ、私は私だとこうなる。任命権者からそう言われれば、一般職員ではもうそれは限度です。 そこで、市長
の両腕である三役
の助役、収入役だが、一般職とは違うんですから、やっぱりこれは市長に正しい点をやはり言っていかなきゃなんない。正しい意見をちゃんと言ってんならば、こんなに諸問題が数多く出てきません。そこで助役と収入役に、それぞれ
の役職として
の姿勢についてひとつお伺いをいたします。 それで、駅前問題は議会
の議決に従わない、大学誘致問題は議会
の議決に従うこの不合理
さ、駅前問題は公共事業だから全市民から歓迎されなければならないと言いながら、大学誘致問題は全市民から歓迎されなくてもやってしまう不合理
さ、市長、これはあなただけ
のそのときそのとき
の都合で
の決断なんです、これ。常に一元的な考え方でないと。一元的といえば、人事もそうです。機構改革と大幅な人事異動をした
かと思うと、半年後に地域開発推進本部を設置して改めて
の異動だ。いいです
か、市長
の8年間
の間に、ちょっと調べてみました。
総務部長は6人かわったんです。
建設部長は9人です。都市開発部長は6人です。いかにこの8年間
の間に、
総務部長6名、
建設部長9名、都市開発部長6人だ。いかに人事が頻繁に行われていた
かということを立証しているんです。 市長は、よく議論はいいと言う。もちろんこれは議会制民主主義ですから、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」という議論はいいんです、これ。しかし、常にオクターブが違い過ぎて議論になってないんです、これ。反対は反対でいいと。いろいろあっていいんだと。あなたは反対、私は賛成、あなたはあなた、私は私、これでは議論になります
か。やはり反対者を説得したり、反対者に理解を求める努力、これがないと議論にならないんです。 (「反対者
の声も聞かねえから」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 年齢的にも政治的にも経験が深いわけですから、世の中を知り尽くしているということで何事にも動じない、淡々としている、苦杯
の量が違うと言えばそれまでだが、政治はしょせん政として常になるようになる、こういう姿勢なんです。それが市民利益につながっていくなら結構なことですが、その反対なら始末が悪いんです。行政はするようにしていく、こういうようにしなければならないということを申し添えて、1回目
の質問を終えます。
○議長(
橋本一三君) 当局
の答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君)
久野議員の質問にお答え申し上げます。
久野議員はいろいろお述べになりましたので、もし答え
の点で漏れる点があったら後でご指摘をいただきたいと思います。なるべく漏れないようにいたしたいと思います。 この駅西口とそれからTAMU/K
のA&M大学
の郡山校
の問題について、清潔と誠実と親切をモットーにしたものとどういうふうに考えている
かということでありますが、私は何回も申し上げておりますように、市
の事業遂行に当たりましては常に清潔でなきゃなんない、誠実でなきゃ、親切でなきゃと、こういうことをモットーにいたしまして、市政という
のは、どこでもいつでもね、これ市民
のものであると、こういうことを堅持して市政を執行してまいった
のでありまして、このことにつきましては、これは全職員に対しても、公務員は全体
の奉仕者なんだと、一部
の奉仕者ではないことを強調いたしまして、公共
の福祉
のためには大いに精励してもらいたいということを強く求めてきたところであります。
久野議員のおただし
のTAMU/K
の問題、それから駅西口
の問題等については、どうそのことを生かされてきた
のかということでありますが、私は常にこのことを念頭に置きながら事業執行に当たってきたところであります。今後とも清潔、誠実、親切をモットーとして、人間尊重
の高度な福祉都市
の建設を目指してこれから努力してまいりたいと思っております。 なお、駅西口
の問題についていろいろお述べになりましたが、駅西口は、平駅前
の西口再開発
のあれはああいう一つ
の具体例ですが、あれも第一種事業で、20年経過してもなかなかそれが思うように進行しないという、なかなかこれは難しい、一概にはそういかない難しい問題を含んでいるんです。 それで、促進決議案を守らなかったということですが、促進決議案という
のはね、私は駅前を促進しませんなんてことは決して申し上げていません。一日も早く促進したいんだと。議会
の決議はしっかり踏まえながら対応してまいりました。促進しませんてことは言ってませんですから。 ただ、当初私が市長に就任したときには、今までこういうふうにまだ完全に固まったものではないと、商調協
の結審も出てないという形ですから、例えばこういう方法もあるんだがどうでしょう
かと、もっといい方法はないもの
かどう
かということをお話をしたんですが、それはだめだというから、それではそれ撤回して従来どおりいきましょうと、こういうことになったんですから、それもね、1年も2年もやったわけじゃない。たった3カ月
か4カ月
の間ですわ、こういう方法どうでしょう
かと。 だからね、これは阻害したということではないんです。あくまでも議会
の議決は尊重しながら、駅西口
のあれは実現したいと、こういうことで促進をしてまいったところであります。今後ともですね、この西口事業につきましては、引き続き精力的に実現いたしますように努力してまいりたいと、こういうふうに思っております。 せっかく地権者と商工会議所とそれから郡山市と三者が一致して、やっぱりこれを進めていこうというテーブルに着いた機会に、それぞれ再開発
の具体的事項について、今詰めを行っているところですから、もう少し、しばらく待っていただきませばこれは実現できるものと、こういうふうに考えていますから、そうひとついろいろ意見はありましょうが、いましばらくひとつ時間をかしていただくようにお願いしたいというふうに考えております。 それから大学問題ですが、地方自治
の原点は人であると、私もそういうふうに思っています。市
の発展も人に始まって人に終わるものと、そういうふうに思っております。基本的には、次代を担う青少年
の育成に尽きるというふうに思っております。21世紀に向かって大きく無限
の成長を秘めた郡山市でありますから、どうしても必要な
テキサスA&M大学であると
の信念に基づきまして、誘致、開校をいたしたものであります。これも議会
の議決によって実現したものであります。 このアメリカ大学誘致につきましては、土地とか施設とか開設資金等
の金額とか地元負担、いろいろな問題がありますが、我が国
の現行教育制度では大学として認知されないという問題もありますが、しかしこれから来るべき急速に進む国際化
の時代に備えて、時代を先取りしたところ
の人づくり、地域を、特色あるまちづくりだと、私はそういうふうに思っております。 さらに、これは福島県
の将来にとりましても、県は高等教育機関
の充実を図っていくんだということになっていますから、こういうことにも貢献いたしますし、我が国
の社会があらゆる面で国際化に向かっているということは、これ時代
の変化だと思うんですね。この流れで、先端技術に対応するところ
の人材育成等、極めてこれは重要な効果をもたらすものであると考え、確信をいたして誘致をしたものであります。 それから、補助職員をどうして、活用してないんでない
かというおただしでございますが、私は市政執行
の一切
の責任は私にあるということを常に職員にも申し上げております。で、市
の仕事を、市が発展することを考えて執行したことであっても、それは間違いを起こしたものであっても、それは市政をよくするというその意欲に燃えてやった業務でありますから、私がその責任は一切私が負いますと、心配しないで仕事に大いに精励してもらいたいということを指導してまいりました。 また、独善的にならないように議会
の方
の皆さんにもお諮りをして、職員からは適宜適切な意見あるいは進言、そういうものについては十分耳を傾けまして、最終決定は私が行うということで執行してまいりました次第であります。今後ともその考えについては変わりはございません。 (発言する者あり)
◎市長(青木久君) それから、いろいろお述べになりました問題については、
ガストン副学長と
の交渉について、
久野議員が質問されたことに対して私も全く同感だと、こういうことを申し上げました。そういうことで折衝をしてまいりました。 それでね、プログラム運営費
の削減については、独立採算ですから、これはどうしてもそういう経費には耐え切らないという問題もあります。だから、これは削減してほしいということで、向こうが削減しますと言ってるんですよ、ねっ。これ間違いなく言ってるんです、削減しますと。それで、最終的にこの辺までは今考えておりますが、最終的に決定については、なお引き続き情勢
の状況を見ながら、来年
の入学者がどのくらい入る
かという問題も含めてそれを考えたいということになっていますから、それはもう削減しますということになっています。 (発言する者あり)
◎市長(青木久君) それから、寄附
のネットワークを拡大するという
のは、これは日本
の国内だけでなくてね、世界的な規模も持っていますから、そういうところにちゃんと職員も派遣してやりますということも明言してるんです。だから、間違いなくその寄附
のネットワーク化は、これから展開していくものと、そういうふうに思っています。 それから、基本協定
の見直しもこれはやりますと言ってるんですよ。やんねえと言ってないんですよ。ただし一番、何回も答弁申し上げておるようですが、その新キャンパスがないという状況では困りますと。それでね、キャンパスを今すぐ着工できないとしても、いつごろできる
のか、その見通しを明確にしないとですね、それは学校
の誘致とキャンパスは裏腹
の関係なんだと、そこんとこをね、基本協定を明確にひとつ郡山市として守ってくれということなんです。私も全くそのとおりだと思います。契約事項ですから、その点はね、
久野議員に私がここにご理解をいただきたいということを申し上げたいと思います。 それから銀行は、貸すとき
の問題ですが、銀行は恐らく、郡山市は公的機関でありますから、恐らくそういうところに融資することには一向差し支えないと考えておりますが、事情をいろいろ説明申し上げましたところ、それでは融資をしてあげますということになった経過がございます。私はこの大学を運営、経営をしていかなくちゃなりませんから、ぜひ協力をお願いしたいということをお願いして、融資をいただくことになったわけであります。 それから、何回もこれも申し上げておりますように、その責任はね、理事長にあると、
学園の運営については理事長にある。それから、協定をしたということに対する守るべき問題はですね、義務は郡山市がありますということを吉田議員に昨日答弁したとおりでございます。 で、じゃ責任はどうして果たしていくんだというおただしでございますが、これはね、当然学生を大いに集めて、学生たくさんあれば経営はやっていけるわけですから、学生を集めるということに最善
の努力を払うと、それから経営を健全化していくということなんです。 そういう問題については、先ほど申し上げましたように、いろんな経営を健全化していくためにはこういう要素、こういう要素が必要であるということを申し上げているとおりでございます。そういうことについて十分責任を果たして、この大学が健全運営できるように進めてまいりたいと、こういうふうに考えております。 それから仮校舎
の買い取りは、これは何です
か、理屈に合わないんじゃない
かというお話あったんですが、これは仮校舎
の問題につきましては、新キャンパスが、例えばことし
の12月に着工できるということで、3年間
の間で鋭意これを大事な課題として取り組んできたんですが、突然になってこれはだめになったと。だから、できないできないで、いつごろできる
のかということさえ明確にしてもらいたいと。明確にならないからですね、明確にならないから、その暫定措置として校舎をひとつ提案を申し上げて、皆さんにご協力をお願い申し上げた次第であります。 それから、最後
の市長はこの議案を撤回する考えはない
かという考えですが、私は撤回する考えはございません。その他
の課題については、部長から答弁します。
○議長(
橋本一三君) 伏見助役。 〔助役
伏見彦長君 登壇〕
◎助役(
伏見彦長君)
久野議員の、助役として
の役職として
の姿勢について
のおただしでございますが、助役は基本的には、政治家として
の市長を補佐する政務的分野と、行政事務執行者として
の市長を補佐する事務的分野
の両分野を同時に担当する職務だと考えておりまして、政務につきましては、市長と
の調整
のもとに対外的活動を行わなければなりませんし、事務につきましては、部長ほか職員に対しまして適切に対応して行政運営に当たらなければならないというふうに考えているところでございます。 いずれにいたしましても、市長と一体性が確保されまして、不離一体
のよき女房役でなきゃならないというふうに考えているところでございます。今日まで郡山市はいろんな課題ございまして、市長にも私から進言を申し上げ、執行いたしているところでございますが、今後とも職員、収入役とも連絡を密にいたしまして努力してまいる覚悟でございますので、ご了承願います。
○議長(
橋本一三君) 高木収入役。 〔収入役 高木信雄君 登壇〕
◎収入役(高木信雄君) 収入役
の職責とその姿勢について
のおただしにお答えいたします。 私は、市長
の補助機関として、市長
の指揮監督
のもと十分に意思疎通を図りながら職務に当たっておるところであります。今後とも市長、助役、部課長と
の連携を密にして市政
の進展に努めてまいる考えであります。 以上でございます。
○議長(
橋本一三君) 安藤
企画部長。 〔
企画部長 安藤昭雄君 登壇〕
◎
企画部長(安藤昭雄君)
久野議員にお答えをいたします。 まず、
ガストン副学長と
の会談
のうち、アメリカ本校
の出資について、市長答弁以外についてご答弁申し上げますが、アメリカ
の州には州それぞれに法律がございまして、テキサス州法に沿って基本協定及び運営契約
の締結がされているところでございます。 したがいまして、基本協定や運営契約にも定められておりますように、テキサス州法により国外へ
の資金持ち出しはできず、郡山校
の運営に充当できないというようなことでございます。 次に、貸付金について
の経営でございますが、
学校法人から
の陳情を受けまして9月議会にご提案を申し上げ、諸般
の事情により撤回をしたことはご承知
のとおりでございますが、今回貸付金を計上しなかったというようなことは、種々検討すべき事項がございましたので、計上を今回はしなかったところでございます。 次に、恒久的なキャンパス
の建設について
のおただしでございますが、暫定校舎
の買い取りは、基本協定に基づく市
の義務
の履行
の暫定的な措置というようなことで対処するものでございます。学校が開校し教育を行っていくためには、新キャンパスをつくるという
のが大前提であるわけでありまして、そのためにもぜひ本校舎が建設できるよう今後とも環境整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 それから、
経営改善計画の中で実行されているものがある
かというようなおただしでございますが、
経営改善計画では、
学校法人として対応するものとして大きく学生
の確保、それから運営資金
の確保、さらには運営経費節減とございますが、
学校法人としては、できるものからやっていこうというようなことで、まず学生
の確保につきましては、本年5月から県内及び関東地方
の高校を中心に延べ 178校訪問いたしまして、今後も来年3月までに約90校訪問すると、そういうようなことで今精力的に学生
の確保については対応しているところでございます。 そのほか、経常経費
の節減あるいは寄附ネットワーク等
の関連がございますので、
専門課程の設置等につきましては現在県と協議中であるというようなところでございます。 今もご答弁申し上げましたが、
専門課程の設置
の見通し
の関係でございますが、11月
の9日に事前協議
の手続を完了したところでございまして、県
の指導を受けながら正式な手続について
の指導を待っているところでございます。 それから、TAMU/K
の将来
の予測について
のおただしでございますが、この一大プロジェクトを推進していくためには、いろいろと困難が伴うこともございまして、その経過においては厳しい
財政運営に直面することもあるわけでございます。郡山校は国際性豊かな人材育成と国際交流
の推進を目的とするものでございまして、教育事業は長い年月をかけて大きな成果が得られるものでございますので、将来展望に対する市民
の幅広い理解
の上に立って進めていくことが、事業成功に導く大きな要因であると考えているところでございます。このため、郡山市は誘致に伴う義務を果たすとともに、アメリカ本校も含め
学校法人が
自助努力を重ねることによって将来見通しが開けるものと存ずるわけでございます。 それから、
学校法人と準備会と
のかかわり
の関係でございますが、これはさきにも答弁いたしましたとおり、設立準備会と
学校法人は別個、独立した法人であるというようなことで、こういった考えには変わりございませんので、ご了承いただきたいと思います。 以上、ご答弁いたします。
○議長(
橋本一三君) 相楽財務部長。 〔財務部長 相楽金三君 登壇〕
◎財務部長(相楽金三君) 久野清議員
のTAMU郡山校について
のおただし
のうち、第1点目
の建物
の価格算出
の根拠は適正
かどう
かというご質問にお答えいたします。 不動産取得
の予算を計上するに当たりましては、当然相手方
の提示価格が妥当なもの
かどう
かを検討しなければなりませんが、今回は不動産鑑定士に相談し、妥当な額と
の意見を受けており、それをもとに予算を計上したものでございまして、適正な価格と判断いたしております。 また、予算が議決されました後は正式に不動産鑑定を依頼し、それをもとに所有者とも協議した上で価格を詰め、建物買い取り
の議案を上程いたしたいと思いますので、ご了承をお願いいたします。 また、取得後
の同校へ
の無償貸し付けが可能
かと
のおただしでございますが、ご承知
のように、地方自治法第 157条に規定いたしております公共的団体には、
学校法人のように民法第34条に基づく公益法人が含まれておりますので、郡山国際
学園は郡山市財産
の交換、譲与、無償貸付等に関する条例第4条に規定しております公共的団体として
の位置づけを有しているものでございます。 郡山国際
学園は相当厳しい財政状況に置かれており、苦しい運営
の中にありますが、現に 207名
の生徒が在籍し勉学しており、具体的に
学校法人として
の公共的活動を継続しておることが認められますので、条例上
の公共的団体として無償貸し付けはできるものと判断いたしております。 以上、お答えいたします。
○議長(
橋本一三君) 栗崎都市開発部長。 〔都市開発部長 栗崎宏元君 登壇〕
◎都市開発部長(栗崎宏元君)
久野議員の駅西口市街地再
開発事業の今後
のスケジュールについて、市長答弁以外についてお答え申し上げます。 ご承知
のように本事業につきましては、市民
の方々も一日も早い事業
の完成を願っているところであります。再開発ビルにつきましては、商工会議所、地権者及び市
の三者が一体となって昨年11月に基本計画素案を策定し、以来今日まで59回も
の多く
の会議が開かれました。これらに基づき、ビルに入居する百貨店
の誘致について、アンケートやヒヤリング調査を行い、現在来年3月を目途として誘致とその絞り込みに全力を挙げているところであります。 一方、本事業
の主目的であります駅前広場整備計画につきましては、交通施設計画
の案を策定するとともに、関連事業として駅西口広場地下駐車場整備基本構想について検討を行っているところであります。したがいまして、今後はこれら
の案について計画を策定し、大店法
の手続、都市計画決定事項
の変更協議など、国、県、JR東日本を初めとした関係機関と種々
の協議調整が必要となります。これら
の作業
の後、事業計画
の決定を行い、権利変換計画
の認可を受け、これら
の諸条件を満たした後に工事を着手することになりますので、ご了承願います。
○議長(
橋本一三君) 答弁漏れはありません
か。 久野清君
の再質問を許します。久野清君。 〔29番 久野清君 登壇〕
◆久野清君 では、再質問をいたします。
ガストン副学長と
の交渉、不退転
の決意というふうに私は受け取って、議会、市民に約束したんだから、本校からも出資がないならば、もう重大な決断をするしかないと。そのときに答弁で、そのとおりでございますとこう言ったんだから、その不退転
の決意でやはり臨まなきゃなんない。何
か聞いていると、キャンパス問題をどうにかしないと基本協定
の本質的な見直し
の交渉にならないような感じだ。それでは交渉能力がないと受けとめざるを得ないんですが、どうです
か市長、これやっぱり共同出資、共同経営、共同責任
のような形にしないと、これどうにかやっていけます
か、これ。今5億何がしだ。またぶつかって困った、また3億だ、またその次5億だ、いつまでもこれ引きずっていくようになるんですよ。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 だから、いつ
の時期
かはやはりこれを本当にどうするんだと、郡山市としてどうするんだという基本協定
の枠
の範囲内だけでは考えなきゃなんないでしょう、これ。それは運営契約は
学校法人の理事会ですから、理事会でそれは論じればいい。ひとつ十二分にその辺練ってやらないと、私はいつまでもいつまでもこれ引っ張っていくような形になると、このように申し上げておきます。 それで、基本協定ずっと見ると、交渉に、もちろん向こうも交渉受けると言っているんですから、もちろんなるんですが、基本協定
の第6条
の3項、TAMU/K
の運営は独立採算によるという
のが当事者
の意思なんです。こちら
の意思じゃないんですよ。向こうもそうなんだから。だもの、独立採算になるためにもっと交渉しなきゃだめでしょう。 あの
ガストン副学長が来た直後
のときにはあれですよ、プログラム
の削減だって決定したわけではないようですよ。来年度
の学生が確定したときにと、そういう弱腰ではだめだ。もっと向こうと対等な立場になってやんなきゃならないと、その対等
の立場になってないところが問題なんですよ。 その次、第8条
の6項、基本協定ですよ、TAMUは、TAMU/K
の運営に対して民間から
の財政的支援が得られるような現実的なです、現実的な努力になっています
か、今。 (「なってねえ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君
企画部長、現実的な努力として形になっている
のあります
か。ないんですよ。基本協定違反でしょう、これ。 挙げれば幾つもあるもんですから……。次、今度運営契約でひとついきます。運営契約
の3条
の2項「本件
学校法人の運営及び管理は、本件
学校法人の寄附行為に従って6名以上
の理事」とこうなっているんです。ここに書いてあるように、この寄附行為という
のは、この
学校法人つくるとき
の表裏不可分
の関係なんです。これが公益法人
の設立要件なんですよ。これがないから、
補助団体として不適格になっているんですよ。それを少しでも変えるような努力がありました
か。新しい理事になった。寄附行為
の変更もない。寄附を集めましょう集めましょうとこう言ってて、
学校法人の中心的責任を負わなきゃならない理事が、1円たりともこの寄附行為、財産
の提供がなくして、なぜほか
の人が寄附出してくれます
か。だから、なぜそういうふうな、この公益法人をつくるとき
の表裏不可分
の関係が発起人並びに理事
の皆さん方
の寄附行為、財産
の提供なんだから、そのような仕組み
の理事会にしなければうまくいくはずがないでしょうと、こういうわけですよ。 あわせて、運営契約
の7条
の1項、これから来る3年間を1期間として予算案を提出するということになっているんですが、この学校は2年7カ月で1ローリングすることになっている。ちょうど3年目を迎える。向こう3年間
の予算を見積もりをした
のかどう
か、したならば、してなきゃならないですね、当然その内容についてお伺いをしたいと思います。 よく議会で議決したと言うんですよ。確かに議会で議決したんです。だけど、議会で議決を求めるときには、独立採算でやると言ったんですよ。それなのに独立採算にならない。ならないものをそのままにしておいたんでは、これまた無責任です。運営契約
の7条
の3を見てください。「当事者は、アメリカ人学生以外
の学生が予定
の員数を相当程度超えたり、又は減った場合には」、満たなかった場合には「交渉を行い、対価
の額を新たに決定する」となっているんです、プログラム料そのものが。ところが、独立採算制にならないのに、そのまま
の状態に置いた
のはだれなんです
か、これ。
学校法人の怠慢なんです、これ。協定
のとおりにやらなきゃなんないでしょう、これ。だから私が言わんとする
のは、赤字になっている、赤字になる
の当たり前
のような環境にしておいて、運営契約7条
の3項に書いてあるとおりに、なぜ努力をしなかった
のかと、本校と独立採算
のため
の交渉をしなければならない責任があったのに、それを履行しなかった
のはなぜなんです
かと。これは市民に対して背信行為ですよ。これも答弁をいただきたいと思います。 その次ですね、9条
の1項「当事者は、TAMU/K
の運営を継続することが可能
かどう
かを検討するために3年ごとに会合を持つ」とこうなっています。いいです
か、運営を継続することが可能
かどう
かを検討するというんですよ。まず内部的にそれをやった
のか、あとはアメリカ
の本校と3年ごとにというから、ちょうど3年目なんです、これ。やった
のかどう
か。 それと、9条
の2項には「当事者は、期間を問わずTAMU/Kが途中で停止をされた場合、損害賠償請求について相互に迷惑をかけないようにする」とこう書いてあるんです。だから、不測
の事態になってもお互いに迷惑はかけないようにしましょうと、こう書いてあるんですよ。そんなに心配しないで、対等
の立場になって交渉しなきゃだめですよ。対等
の立場になって交渉しなければ本当
の問題解決にもならないし、市民
の利益にもつながらない。 それでは、今回
の提案
の仕方ですが、これ財務部長ね、最小
の費用で最大
の効果という
のが、これ地方自治経営
の基本なんです、これ。あんた、それを忘れてんでねえ
のか。説明によると、計上額は郡山建設リースが積算したと、あなた言ったんでしょう、議案調査
のときに。忘れた
のかよ。そうすると、議案調査
のときはこの5億何がしは枠内と言ってみたり枠外と言ってみたり、そう言ったんですよ。今
の答弁と違うんだよ。不動産鑑定士と相談した。相談して額決まってんならば、改めて何で不動産鑑定士通さなきゃならないんだ、これ。役務費で上がっているでしょう。だから、この提案
の仕方も間違っているということです。結局、郡山建設リースに算出した額がそのまま予算計上ですよ。これは損を与えない、利益をちゃんと保証しているということだ。こういう考え方になる
のは、市と
学校法人と準備会が一体だと考えてるからですよ。この手順が逆でないです
か。不動産鑑定士をかけて、当事者と仮契約を結んで議会
の議決をいただくと同時にこれが有効になると、こういうふうにする
のが筋じゃないです
か、手順じゃないです
か。 それと、この額ですね、5億 2,071万 2,000円
の根拠といえばね、我々に渡った資料、定率法による減価償却後
の残存価額なんです、これ。これ
学校法人が買うならこれでもいいと、契約を結んであるんだから、5年過ぎたらという約束だから。なぜこの残存価額で市が買わなきゃなんないんです
か。財務部長、残存価額という
のは、これ税法上
のものだからね、これ。これで最低
の費用で購入するという形になります
か。地方自治
の経営に沿った買い方になります
か、この額で。もちろんこの額では、例えばこれを買うとすればこの額では高過ぎる、高過ぎますよ。なぜ適正な価格でない
かという
かというと、この建物がですよ、不法占拠というこの違法状態にあるということです。これがあるから、だだあーっと下がるということです。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 私
の積算では1億円前後でしょう、これ。1億円ぐらい
のもの
の価値を5億 2,000万でなぜ買わなきゃなんない
かということですよ、これ。適正価格ではありません。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 なぜ税法上
の残存価額で買わなきゃならない
のか、ひとつ根拠を示していただきたいと思います。 それとですね、準備会と市
の一時賃貸借契約、これ有償だった。今度は法人として
の使用貸借契約が無償だった。一時賃貸借契約
の場合には、転貸は私あり得ると思いますが、使用貸借契約
の場合には、もちろん無償だから転貸借として
の無償もあり得ないと思っています。ここに違法状態であると思うんですが、ひとつこの見解を伺いたいと思います。 そして、この転貸借
の承認は市長
の裁量
の範囲だったとこう言う。いいです
か、地方自治法第 237条、「普通地方公共団体
の財産は、条例又は議会
の議決による場合でなければ」ということで、「適正な対価なくしてこれを譲渡し、若しくは貸し付けてはならない。」とこうあるんです。で、逐条解説でずっと読んでいきますと、普通地方公共団体
の財産を適正に対価なくして譲渡し、または貸し付けることも原則として禁止されるんです、これ。だから、適正な対価とは何
かといったら、これは時価ですよ、時価。 そこでですよ、この禁止を解除するには、もとより条例または議会
の議決により禁止を解除することは必要最小限度において行わなければならない。条例または議会
の議決にかかわらしめている
のは、条例では一般的な取り扱いだと、それよりも超えるものは個別に議会
の議決を求める趣旨なんだと、こう書いてあるんですが、よって議会
の議決が必要だったんですよ。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 ですから、市は
学校法人と使用貸借契約を無償で締結するとき、議会
の議決が必要だったんです。また、それを転貸借をする場合
の、転貸借を承認するときにも議会
の議決が必要だったと考えるんですが、今言われた逐条解説に伴って私は議会
の議決が必要だったと思うんだが、これについてひとつお伺いをいたします。 これをですね、この校舎を仮に買った場合、無償で貸せる
のかどう
か。公共性があるからと今言ったね、公共性があると。だけど、今
の体質では公共性として責任がとれるような状態でないでしょう。公共性として責任をとれるような状態でない、すなわち公益法人として
の要件をそろえていないのに公共性と言えます
か。表面ではなくて、中身
の問題ですよ。にもかかわらず無理やり押し通そうとすれば、私は背任行為につながると思います。TAMU/Kに
財政援助ができるなら、どんな内容でも、どんなやり方でもいいというような破れかぶれ
のような提案ですよ、これは。 その次、県
の方に
専門課程を認可申請中であると、いろいろ指導をいただいているというんですが、現状では可能性が極めて薄いでしょう。なぜなら極度
の負債超過なんだから、結局体質改善をしなきゃだめなんです、これ。その体質改善
の基本は、
学校法人が公益法人たる要件をそろえなきゃならぬこと。そのためには、理事が寄附行為、財産
の提供をする、そっから組み立てなければ責任
のとれる公共性
の団体として認めるわけにはいかないんです。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 その次、準備会と
学校法人とが一体だ、別個だということで、今
企画部長はそう答えるしかねえ、市長がそう答えてんだからそう答えるしかねえが、事務分掌で裁判
の守備範囲は
総務部長だ、総務
の方だな、これ。あなた
の方
の守備範囲だけれども、今
の企画部長、きのう
の市長
の答弁
のとおりで
総務部長いい
のかな、ひとつご答弁をいただきたいと思います。 まあね、私はTAMU/K
の今後見通しは、うまくいく要因がないと。それはね、このTAMU/K
の本質的な考え方、正しい考え方に市長及び
理事長青木久さんがなってないということですよ、これ。正しいもの
の見方しなかったら、うまくいくわけないでしょう、これ。 それで、せめてこのような提案をするときには、私たちが
補助団体として不適格だと言ったんだから、不適格になった理由はあったはずなんです。その理由を打ち破るため
のような努力をしておいてからでないと、提案してはならないんです、これ。これが手順でしょう。 駅西口再開発問題にいきます。まことに、なるようになる、一日も早くということで8年間過ぎているわけですから、大変困るんです。裁判はあなた
の任期中
のものだったから、任期中に取り下げる考えはない
かどう
か、ひとつお伺いをいたします。 市長は、夢を見ててもいいんです、政治家だから、助役が言うとおり。しかし、助役は市長
の夢を現実にするために工夫と努力が必要なんです。さっきあなたが言われた
のは教科書的な感じだ。しかし、適正だ
かどう
かということになってくると、ここが問題だ。当たり前
のときは当たり前でいいんですよ。市長
の夢と現実に大きな隔たりがあったときには、無理だなとこう思うときには、やっぱり体張ってもとめる気概を持たなきゃなんないんです、これ。そういうときこそ補佐役として
の真価が問われるんです。私は助役
の補佐道として
の哲学をひとつ希望するものであります。 あと、収入役
の答弁ではちょっとおかしいんだ。収入役も、組織図が市長、助役、収入役と縦軸にある
かのような話だ。収入役は、市長、助役、各部長があって、その助役と市長
の間から別個して独立
のところだよ、これ。すなわち職務権限
の範囲内に徹するということだよ。組織図をちゃんと理解してないと困る、これは。40何年も役人やってんだから。あなたはちゃんと別個な形でいなきゃなんない、職務権限
の範囲が決まってんだから。超えてはだめよ、超えては。 それと市長
の答弁ですね、近代福祉都市、高度な福祉都市、清潔、誠実、公平、親切、一日も早く、議会尊重、こんなふうな言葉、抽象的なこんな言葉を使って、それに酔って、そういう言葉を使ってさえすれば、もうそれで満足してん
のかなという感じなんだ。じゃ、清潔なら清潔で、こういうふうに清潔にやっていると。高度な福祉都市で民生費が10%足らずでいい
のかというときに、高度な福祉都市という言葉だけで満足してる
かのようになるから、さき
の議会でも質問されるんですよ。だから、その言葉をきれいに使えばそれで済むと、そうでなくて、そういう信念に基づいてどう最高指導者として判断、企画、指導をしていく
のかというところが問題なんです。だから、もっと上辺だけではなくて中身に入って答弁してもらえばいいんですが、なかなかそれは期待が薄いと思います。 以上で第2回目
の質問を終わります。
○議長(
橋本一三君) 当局
の答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君)
久野議員の再質問にお答え申し上げます。 不退転
の決意でアメリカ本校と
の交渉に当たった
のかということですが、私も全くそのとおりでございまして、不退転
の決意を持って折衝してまいりました。 (「ああ、そうです
か」と呼ぶ者あり)
◎市長(青木久君) はい。ですから、先ほど申し上げましたように、プログラム運営費等についても、これから十分それは引き下げるように引き続き努力してまいりますと。それから基本協定
の問題も、これは見直しをしますと言ってるんですから、それから今
の寄附
のネットワーク
の拡大も、ちゃんと職員を派遣してこれをやってまいりますと。 ただですね、約束したことを守ってくださいということですよ、その最初にね、大事なことは。新キャンパスをね、学校誘致、開校という
のはね、新キャンパスとこれは同一
のものなんですよ。そこんとこを…… (「約束してるんです」と呼ぶ者あり)
◎市長(青木久君) それはね、外交という
のは水際までですよ。日米安保条約にしたってね、それは今
の米
の問題、外交
の問題にしたってね、それは外交は水際までです。やっぱりこちら
の方
の意見をしっかり整えて当たるというものでなきゃですよ、そういう点では、不退転
の決意を持って向こう
の方と折衝したんですから、向こう
の方もしっかりわかってるはずです、わかっています、それは、内容については。 (発言する者あり)
◎市長(青木久君) はい。今後ともそういう考え方で対応してまいりたいと思っております。 それから、駅西口
の問題についてもいろいろお述べになりましたが、やっぱりそう右から左へそんなに簡単にいけばですね、どこ
の自治体でもそんなに苦労しないと思うんですよ。やっぱりね、駅前という特色を持った土地でもありますしね、だからそれは最善
の努力を払って地権者
の皆さんとも話を続けてまいりまして、いよいよ、紆余曲折がありましたけれども、最終的にはここに来てですね、三者が一体になってやりましょうというテーブルに着くような結果になっているわけですから、今後は一日も早く実現するように努力してまいりたいと、そういうふうに考えております。 で、裁判
の件はおろす考えはない
のかという
のは、おろすべき環境さえちゃんと整ってくれば、私はいつまでも裁判をね、この問題で決着つけなきゃならぬなんて、裁判なんてやったって解決するものじゃないんです、これは。 (発言する者あり)
◎市長(青木久君) 駅西口ができる問題でないんです。だからそれはね、そういうおろすべき環境ができたならば、それはもういつでも裁判なんていう
のは、もうおろしますという考えには変わりありませんから、ご了解いただきます。
○議長(
橋本一三君) 伏見助役。 〔助役
伏見彦長君 登壇〕
◎助役(
伏見彦長君)
久野議員の再質問にお答えいたしますが、先ほどもご答弁申し上げたところでございますが、市長は、郡山市
の将来
のためにも国際交流、テクノポリス、人材育成等、いろいろな課題を特色を持って、国家百年
の大計に向かって大きくこのために努力されているわけでございまして、私もその意
の、今
久野議員のおっしゃるとおり、私がその進言しないんじゃない
かとかいろんなご批判につきましては、率直に申しわけないというふうにおわび申し上げるところでございますが、しかしながら、郡山市としては今までいろんな課題を乗り越えて、また課題も相当ありますし、そういう中で議会
の議決もいただきながら、議員皆様方
のご指導を賜りながら精いっぱい私もやっていきたいというふうに考えているわけでございますので、議員おただし
のようなことを踏まえ、今後とも議員ご指導
のもとに努力してまいりたいと思っておりますので、ご指導をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(
橋本一三君) 高木収入役。 〔収入役 高木信雄君 登壇〕
◎収入役(高木信雄君) 私
の役職について
のご質問にお答えいたします。 収入役という仕事は、地方自治法
の 149条では、この 149条という
のは長
の担任事務なんですが、市長
の事務
の中で、市長は会計を監督するという立場にございます。したがいまして、その関係では指揮監督を受けることになります。 さらに、地方自治法 170条では、収入役
の仕事は会計をつかさどるということになっております。したがいまして、ここでは相互牽制作用といいます
か、そういう立場にあることも事実であります。 さらにもう一つ、補助機関
の一つでございまして、収入役という
のは補助機関
の一つと数えられておりますので、そういう部面では市長を補佐する立場にあります。 以上、3つ
の職務を持っているというふうに理解しておりますので、さようご理解いただきたいと思います。
○議長(
橋本一三君) 相楽財務部長。 〔財務部長 相楽金三君 登壇〕
◎財務部長(相楽金三君)
久野議員の再質問にお答えいたします。 まず第1点は、今回
の建物
の取得価格
の算定に当たりまして、法人税法
の減価償却による残存価額では適正ではないというご指摘がございました。確かに所有者から
の提示額は、法人税法
の減価償却後
の残存価額ということでございまして、これは一般
の…… (「よくわかっている」と呼ぶ者あり)
◎財務部長(相楽金三君) 一般
の不動産価格とは、あるいは意味合い
の異なるものとは存じてはおりますが、やはり価格
の根拠
の一つとしてこういう額
の提示があったものでありまして、それはそれとして、不動産鑑定士
の指導を受け、さきに取得しておりました当初
の工事請負契約書
のコピーをもとにチェックいたしまして、工事原価からいって妥当なものと意見を見ましたので、これをもとに予算を計上したものでございます。 次に、第2点
の無償貸し付け
の問題でございます。確かに議員ご指摘
のように、無償貸し付けはこれは例外
の問題でございます。
普通財産の管理は、当然経済的な効率を追求するという意味で
の管理をしなきゃならぬということから、例外中でございまして、これを無償貸し付けする場合には、議会
の議決または条例によって無償貸し付けすることができるということでございます。したがいまして、今回は条例をもとにして無償貸し付けをする考えを持ったものでございます。 それから、
リース会社へ
の転貸
の問題でございますが、基本的には転貸があったといっても、従来から
の市と
学校法人と
の使用貸借契約が消滅するわけではございません。つまり該地はあくまでも
学校法人に貸したものでございまして、転貸は
学校法人が都合によりリース物件で校舎を充当するという方法で公共的事業を行うことになったため、それに伴う範囲でしか承諾しておりませんので、ご了承いただきたいと存じます。 それから、無償で貸し付ける公共団体
の性格につきましては、昨日熊谷議員にもご答弁申し上げましたように、公共的団体が公共事業を行っているということでは、たとえ経営危機に陥っているにしても、
学校法人自体
の法的資格は依然として失っているものではございません。したがって、公共的団体
の性格は有しているものと判断いたしております。 以上、お答えいたします。
◆久野清君 予算計上
の性質が違うべという内容は。不動産鑑定士に先に払ってやっている
の……
○議長(
橋本一三君) 相楽財務部長。 〔財務部長 相楽金三君 登壇〕
◎財務部長(相楽金三君) 手順につきましては、1つはこの建物
のいわゆる残存価額
の計算方法につきましては、月々
の残存価額
の算定ということもございます。そういう関係から、月々減価償却
の中で建物価格が減っていくということもございますので、そういう意味で
の対応も含めて予算計上させていただきました。 (「説得力ねえぞ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 溝井
総務部長。 〔
総務部長 溝井康之君 登壇〕
◎
総務部長(溝井康之君)
久野議員の再質問にお答え申し上げます。 準備会と財団についてでありますが、市長、
企画部長答弁
のとおりと理解しておりますので、ご了承いただきたいと思います。 (「
総務部長、失格だぞ。あんた
の事務分掌
の中だ、裁判
の範囲は。担当者がそういうこと言っているようじゃ、しょうがねえな。」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 安藤
企画部長。 〔
企画部長 安藤昭雄君 登壇〕
◎
企画部長(安藤昭雄君) 再質問にお答えをいたします。市長答弁以外
の部分についてご答弁申し上げます。 順不同になりますのでお許しいただきたいと思うんですが、向こう3年間
の予算見積もり
の内容について
のおただしでございますが、来年
の学生募集を踏まえたプログラム運営費
の削減率を勘案しながら策定することになっておるというようなことで伺っておりますところでございます。 それから、今申し上げた
のは運営契約
の7条関係でございますが、運営契約
の9条関係でございますが、おただし
のとおり、運営契約
の9条
の第1項は、この当事者は、双方
の合意、目的に従ってTAMU/K
の運営を継続することが可能
かどう
かを検討するため、3年ごとに会合を持つというようなことで、ご指摘
のとおりでございます。 なお、この2項におきましては、やはりこのプロジェクト
のTAMU/K
の成功及び存続に向け最善
の努力をするというようなことが基本でございます。したがって、期間を問わず本契約
の停止、あるいは当事者
の意向に反することであり、いずれ
の当事者も望むものではないというようなことで、やはり相当な投資をしているというようなことで、あくまでも前提としてはTAMU/K
の成功、存続に最善を尽くするというようなことを言われているわけでございます。 それで後段
の方に、「当事者
の誠意ある協議
の結果、本契約が途中で停止されることになった場合、TAMU/K
の新たな学生
の受け入れは認められない。ただし、既にTAMU/Kに在籍している学生については、要件を満たす限り
TAMU本校に編入するまで
の責任をTAMU/Kが負う」というようなことになっております。また、所定
のレベルに達しない学生についても、進学に向けカウンセリングを行うというようなことで、最後に「当事者は、期間を問わずTAMU/Kが途中で停止された場合
の損害賠償請求については、相互に迷惑をかけないようにする」と、こういう取り決めでございます。 以上です。
◆久野清君 何だ、まだあるぞ。あのな、そういう趣旨でねえんだわ。 運営契約
の9条
の1項は、TAMU/K
の存続可能
かどう
かを検討するために3年ごとに会合持つと言ってるんだぞ。これやった
のかと、またはやらない
のかと。
○議長(
橋本一三君) 安藤
企画部長。 〔
企画部長 安藤昭雄君 登壇〕
◎
企画部長(安藤昭雄君) 大変失礼しました。 存続
の会合等について、今確認をいたしましておるところでございますので、若干時間をいただきたいと思います。
◆久野清君 今、答弁できねえということ。議長、どういうことだ
か、ちょっと確認とってください。
○議長(
橋本一三君) それはいつまでかかります
か。
◎
企画部長(安藤昭雄君) いや、きょうじゅうに。
○議長(
橋本一三君) そんな時間かかんないで、きょうじゅうと言わずに……
◆久野清君 済んでるんだろう、これ。
○議長(
橋本一三君) ただいま照会中だそうですから、2時ころまでにはできるんじゃない
かと思います。 答弁漏れございません
か。 久野清君
の再々質問を許します。
◆久野清君 ちょっと待ってください。議事進行。 それともう一つね、当然独立採算でやるということに約束なっているのに、独立採算になってないのにもかかわらず、何でこうして怠慢を認める
のかと、
学校法人の怠慢を認める
のかどう
か。郡山市としてだよ、郡山市として、
学校法人は怠慢じゃなかった
のかと、運営契約
のとおりにやってん
のかと。これは大事なことでしょう、市としては。(「質問者はしっかり質問しているはずなんだから、それはやっぱり」と呼ぶ者あり) (「もう一回、議事進行で言います
か。」「市長やらない
か」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君)
久野議員の再々質問にお答えします。あっ、再質問です
か……。 何回も申し上げておりますように、国際
学園の運営
の責任は理事長にありますということですから、それからプログラム運営費
の削減等については、不退転
の決意を持って交渉を進めております。 で、現在もですね、今までもずっと節減について実行してもらいました面もありますし、それから今後ともそれは実行するようにして検討してまいりますということになっております。 ただ、何回も申し上げるようですが、やっぱりそれはそれでやっていきますから、キャンパスをどうしてくれるんだということなんです。だから、これは両方にかかった問題で、これは両方ともそれは解決するようにしていかなきゃなんないということであります。
○議長(
橋本一三君) 久野清君。
◆久野清君 質問
の趣旨を理解してないよ。これ大事なことなんですよ、
補助団体と被
補助団体の関係は。運営契約
の7条
の3項に、独立採算制
のために交渉しなければならないとなっているのに、その努力をしてなかった
のは怠慢なんでしょうと、こう言ってるんですよ。そうすりゃ、こんなにならなかったんだから、こういう危機的な状態には。そこを言ってるんですよ。だから、郡山市としては
学校法人のその努力を怠慢だとして見る
のか見ねえ
のかということだよ。そういう考え方になんねえという
のが、市と
学校法人が一体として考えてるからそういうことになると、こう言ってるんだ。それなのに、今
の市長
の答弁とは全然オクターブが違い過ぎっぺ、これは。ちゃんと質問に合ったような答弁をしてくださいよ。
○議長(
橋本一三君) 答弁を求めます。 (「わかんねえんだ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君)
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君) 私から何回も答弁してますようにね、TAMU/K
の理事長が市長になってるというところにね、なかなか交通整理ができない点になっていることについては、それは私は一日も早くこれは市長と…… (発言する者あり)
◎市長(青木久君) ええ、理事長と早く別人になるように努力をしてますということなんです。 それからね、その責任
の問題については先ほど申し上げたとおりです。 それから、今までこの学校
の運営、健全運営についてはですね、最善
の努力を払って、何回も申し上げておるように、3年間も積み上げてきて努力をしてきてるんですと。それからね、寄附等
の募集等についても努力をしてますし、それから学生集めについても、それぞれ
の責任を持った任務を果たさなきゃならぬということで最善
の努力を払ってまいりました。 それから、アメリカと郡山国際
学園と
の間に、それは双方協力してやっていかなきゃならぬと。それから、郡山市としても協定を約束したことについては守っていかなきゃならぬということも関係して、これを皆さん
の方にご理解をいただきたいということで、今回提案しているわけです。努力は決してしてないということはない。もう最善
の努力を払ってこれに当たっておりますから、どうぞよろしくお願いします。 (「安藤さん、答弁できる
のか。」「まだだぞ」「まだ
か。できるようになるん
か。」「だれがやるんだ、今度は」「だめ」「だめ。じゃ、しようがない、勘弁すっぺ。議長。」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 久野清君。 〔29番 久野清君 登壇〕 (「議長、答弁させればいいがな」その他発言する者あり)
◆久野清君 お静かに、お静かに。ここでやってください、ここで。ここでやりゃいいんだ、ここで。 まあ何ぼ
かしっかりやってくれっぺから、ご拝聴しましょう。 運営契約
の7条
の3、これ市長何ぼ言ってもわかんないけど、これ運営契約
の中でですよ、独立採算制
のためにどうしても合わないときには対価を出すと言ってるんだから、その努力をしてない
のは
学校法人の怠慢でしょうと、こう言ってるんですよ。しないまま来ちゃったから、こういうふうな危機的な状態になるんですよ。これ何やっても、ピンぼけ
の答弁では困ります。 まず財務部長、残存価額、税法上
のものだという
のは認めたようだ。税法上
の定率法による減価償却後ですよ、これであなた、時価と言えます
か。あなたそれ言うんでは、あなたも財務部長資格ねえな、資格ねえ。 これはね、建築代金と5年間
の金利
の合計を5年で均等に割っておよそ1億 7,000万、その1億 7,000万
の、これから3年間残ってっから3掛ける、約5億 2,000万前後だ。すなわち1億 7,000万
の掛ける3だから5億 2,000万ぐらいになるんだけど、これをそのまま買うといったら、今言ったように建築代金と5年間
の金利を両方足して5で割るんだぞ。 (「5分の3だよ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 残存価額だから5分の3なんだ、比例配分で考えると。分配
の法則ですよ、2対3
の割合だ。 (発言する者あり)
◆久野清君 そうだよ。そういうことで、そういう残存価額にあって、それを時価と言える
のかと、あわせて適正価額と言える
のかということよ。 (「そうなんだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 だめですよ、財務部長たるものがそういうこと言っては。 (発言する者あり)
◆久野清君 もう一度言います。それでも適正価格とあなた言えます
か。ちゃんと答弁をしてくださいよ。 加えてですよ、不法占拠という状態にある建物なんです、これ。使用権限
のない人が使っているんです。この状態で、いいです
か、利益を上げるため
の活動をしているんです、郡山建設リースは。利益を目的とした営利会社ですよ。だから、違法状態にある建物を、この残存価額で買うこと自体が、その考え方が間違ってるんですよ。それを何
の考え方、何
のことも考えねえでやれるという
のは、市長、理事長が同一で、自己矛盾して錯覚してっから、何でもなくそうやってできるんですよ。それこそ公私混同というんです、これ。
学校法人の責任を住民負担に転嫁しようとしているだけなんです。これもご答弁をいただきます。 その次、またこれ財政部長、公益法人
の要件を満たしてないゆえに、公共性として責任
のとれる状態でないと、私こう言った。これが
補助団体として不適格とする理由なんです。それでもこれをやるというときにはですよ、さっき言った比例
の法則、公平
の原則に当てはまるんだと。奥羽大学
の駐車場
の地代は、今でもあんた、地代もらってるじゃない
か。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 奥羽大学
の方が郡山市にはもっともっと貢献度が大きいですよ、これ。 (「そうだ」「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 何言ってるんです
か、それ。そこで
政治姿勢は公平だなんか、堂々と言えます
かというんですよ。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 口先だけで公平だと言うんじゃなくて、やってることがちゃんと公平にならなかったら…… (「公平でねえよ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 私らは、市長
の言動一致という
のは認めるわけにはまいりません、これ。 それと財務部長、財務部長ね、いいです
か、条例または議会
の議決があれば、その禁止も解除されると。それで条例
のないとこなんだ。あなた、今例外ということを認めたでしょう、例外と。例外ということを認めて、難しいやつは個別に議決を求める趣旨だと、こう逐条解説に書いてあるんだ。だから、議会
の議決が必要なんです。 財務部長ね、財務部長、条例
の中に転貸が入ってます
か。入ってないですよ。じゃ、なぜ条例
の範囲で市長
の裁量としてやれるんです
か、これ。議会
の議決が必要なんです。何言ってるんです
か、よく条例を読んでください。すなわち条例
の外側を条例内としてるということですよ。まあひとつこれも答弁をいただきます。 私はね、今回
のこの校舎
の買い取りは、郡山市所有
の土地に株式会社郡山建設リースという会社に使わせて営利活動をしている、こういう不可解なことがある。これはやはりどうも違法行為になる
のではない
か。そのことを隠すために、どうにかこれを市で買いたいという、それが最大
の理由でしょう。 (「そうだ、そのとおりだよ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 アメリカ大学に対して、本校舎がつくる見通しがつかないから暫定的に買うんだという
のも、私は何分の1
かの理由はあっかもしんねえけど、大半
の理由は、こういう不可解な状態、背任行為という違法状態にあるものを、どうにか処理するため、問題を隠するためにやると。それをそのままにしておいたら大変なことになってしまうというおそれが、どうにかこれを認めてもらいたい。だから9月、12月と連続してこれを出すんですよ。貸付金
の方はとりあえずいいという
のは、そこにねらいがあるんだ。これは答弁求めても、そうだなんか認めるわけにはいかないでしょうから、これは私はそう思うと、このような意見を申し上げておきます。 その次、運営契約
の9条
の1項、TAMU/K
の運営を継続することが可能
かどう
かを検討するために3年ごとに会合を持つ、
企画部長、これは本当大事なんだよ、これから将来にわたってだ。いい
か、ここにちゃんと「運営を継続することが可能
かどう
か」だよ。それをあなたがわからないということ自体が問題なんです、ここで。聞いてなかったんだ。何です
か、大事でしょう、これから
のことだもの。 あなたも言ってたでしょう。高等教育特別委員会で、第一義的には
学校法人がと。
学校法人が第一義的なならば、当然3年ごと
の、ちょうどことし3年ごとですよ、このローリング、そうでしょう。継続する
かどう
かという
のは3年ごとにローリングして考えると言ってんだもの。その煮詰めはね、両面で考えなきゃなんねえんだぞ、これ。継続するならどうすればいい
か、継続できないとするならどうする
のか、これがこの煮詰めをやってん
のかどう
かというときに、大事なことを
企画部長がわかんないようではしようがない、これ。これは今すぐ答弁できねえんだから、何ともしようねえわ。
学校法人も怠慢だとすれば、市
の当局も怠慢ですよ。市民に対して背信行為ですよ、そういうことできないんだから。 その次、
総務部長、あなたも市長
の補助職員だから、さっきそういうふうに答えるしかねえんだんけども、しかしここね、
総務部長、あんたああいうふうに答えるしかねえんだけども、しかし、それではちょっとあなた、あなた
の品位が今度は疑われる。それはそれ、これはこれ、そういうことにいく
かよ。くどいようだけどね、知事
の裁定を不服として提訴したんだぞ。その提訴を取り下げるということは、知事
の裁定に従うということは、ごく当たり前
の正当な論理でしょう。それあなた、わかんねえ
のか、それ。わかんないとすれば、あなた
総務部長失格だ。 (発言する者あり)
◆久野清君 何言ってん
のよ。あなたはね、地方この行政
の組織
の中で、事務分掌
の中ではあなた
の範囲だぞ、あなた
の専門職
のとこだ。専門職がその正しい論理ができないということは、大変気の毒だ。こういう状態だから、いろんな諸問題を起こすんですよ。くどいようですが、個人青木さん
の考え方ならば、私はそれでいいと思う。 しかし、ここでは市民を代表して私も質問をしてんだ。市長も、市民を代表して答弁をする。郡山市
の公
の形で答弁するんですから、それはそれです、これはこれです、そんな原因が何
かなんか言ってないんですよ。仲裁があったなんか、とんでもない話。仲裁があろうがなかろうが、提訴を取り下げたということは、裁定に従うということですよ。 (「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 これが一地方自治体、市と県
の当然あるべき姿ではないです
か。それが、そっちはそっち、こっちはこっち、あなたはあなた、私は私、それでは自己満足しかないと。社会は認めませんよ、そういうことでは。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 それを、
総務部長たる者が私
の言う論理がわからないようでは、本当に
総務部長としては失格だと、重ねて申し上げておく。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 そもそもこの問題は、市長
の甘
さが原因であります。 時間がありませんので、ひとつまとめを申し上げます。 市長は、この議場でたびだび責任は私にありますと言明してます。責任を認めても、責任
のとれない人は信じるに値しないんです。いいです
か、市長がさっき言ったように、市長と理事長が同一
のために自己矛盾、錯覚をしてるんです。市長は、この学校が郡山市立
の学校、もしくは行政
の補完を目的にした財団、協会、公社
の一つだと思い込んでるんです。そういう考え方だから、
学校法人の募金活動を一般職に命じたり、
学校法人に職員を3名も派遣したりすることに何ら抵抗を感じないんです。 今ここで無理に無理に新たな提案して議会
の同意なんかいうことはすべきではない。これは重大な問題ですから、ちょうどあと4カ月前後で市長選挙があるんですから、やはり民意に従うと。これだけ議会も、これが仮に通ろうが通るまいが大した差ではないですよ。そういうときに本質的な問題
の解決をしないで押し通すよりも、1回民意にゆだねる、これが住民自治
の原則でしょう。そのためには何も足さない、何も引かない、現状
のままにしておくことが大事です。そう思って、終わりにいたします。
○議長(
橋本一三君) 当局
の答弁を求めます。 (「だれもいねえ
のかよ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君)
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君)
久野議員の再々質問にお答えを申し上げます。 学校運営につきましては、これは
学園として最大限
の健全運営できるように、問題点をアメリカ
の本校側と折衝を続けております。それで、この問題については郡山市として果たすべき問題、それから向こう
の方として果たすべき問題、こういうものがそれぞれあるわけです。だから、それを向こう
の方では協議に応じないということではなくて、もちろん協議はしてまいりますということでありますから、そういう協議
のできる条件というものがやっぱりそろわないと、なかなかその問題について進行しないと。今後ともそれは引き続き努力してまいりたいと思っております。私
の考えは、アメリカ
の方に十分通じている考えでありますから。
○議長(
橋本一三君) 相楽財務部長。 〔財務部長 相楽金三君 登壇〕
◎財務部長(相楽金三君) 久野清議員
の再々質問にお答えいたします。 今回
の建物取得
の価格
の点について
のご指摘でございますが、この予算計上をするに当たっては、先ほど来ご答弁いたしましておりますように不動産鑑定士
の指導を受けて予定価格を算出いたしましたが、これが議決をいただきましたならば、これが予算執行、取得実行に当たっては厳正な鑑定価格をもとに取得してまいりますので、ご了承賜りたいと存じます。 それから、第2点
のリース会社の転貸
の件でございます。ご指摘
のように、郡山建設リースは株式会社でございます。分類をすれば営利法人と思われます。ただ、この会社は暫定校舎を建設して、それをリースとして限られた期間のみに郡山国際
学園へ貸し付けるという行為しか結果としてはやってございません。これは幅広く事業を行い営利を追求している一般
の会社
の営利行為とは同様に扱うべきではないというふうに考えておりまして…… (発言する者あり)
◎財務部長(相楽金三君) したがって、この範囲で郡山国際
学園の無償貸し付けをした趣旨に違反して大々的に営利をやっているとは認めてはございません。 以上、お答えいたします。
◆久野清君 おお、財務部長、もう一つ答弁だ。条例、条例、条例
の。条例
の中に転貸なんかある
かと。
◎財務部長(相楽金三君) 財産
の管理
の条例
の中には転貸
の規定はございません。したがって、この転貸については市長
の裁量行為としてやったものでございます。
◆久野清君 あと財務部長、今
のやつは、それはあとできねえんだけど、あとこの校舎を仮に買った場合に、これも市長
の裁量で貸しちまう
のか、議会
の議決を求める
のか。 (「発言終わってんだ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 何だよ、答弁漏れだからだよ。 (「
久野議員が言ってんだから、わかんないやつは黙ってろ」と呼ぶ者あり)
◆久野清君 金で買った場合だぞ、どうやってやるんだ。 (発言する者あり)
◎財務部長(相楽金三君) これが取得
の議決をいただきますれば、これが貸し付けにつきましては、条例に基づく無償貸し付けとして考えております。 (「答弁漏れあるぞ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 答弁漏れありません
か。 久野清君
の質問に対する関連質問を許します。 神田成二君。 〔9番 神田成二君 登壇〕
◆神田成二君
久野議員の関連質問をさせていただきますが、余りにも高度な一般質問だったものですから、簡単に明確に質問させていただきたいと思います。
テキサスA&
Mユニバーシティ郡山校についてお尋ねします。 閉校にならないように努力すると言われましたが、総入学者数 233名、総入学金、授業料5億 6,900万、負債額14億 4,600万、この数字を見ましても、学生納入金が全体支出金
の27%でしかない。すなわち3分の1
の入金額であると。 2つ目、年約5億ぐらい
の負債がふえているので、平成5年は約20億
の負債になります。金利だけでも年7%
の金利としまして約1億 4,000万、こうして考えてみると、平成6年
の負債25億、金利約1億 7,500万、平成7年は30億、金利2億 1,000万。 3、最近
の18歳人口
の推移を考えてみても入学者数が増すことは考えられず、お先真っ暗であります。民間企業
の先を見る目
のある経営者であれば、とう
の昔に倒産と思うが、どの段階で決断する
のか、数字的に示してください。 それから、県と市が対立する問題で
久野議員が触れましたが、郡山西部研究
学園都市構想
の市街化編入問題についてお尋ねします。 市長は、県が市街化区域編入を見送った
のはおかしいと言っておりますが、きょう
の新聞にも載っておりました。必要三条件、まず1つ、開発
の事業主体、2つ目、事業計画、3つ目、地権者
の同意、いずれも決まっていない。これら条件が満たされれば編入できると言ってるが、条件を満たすために何をどのように努力している
のか、具体的にご説明いただきたいと思います。 (「いいぞ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君) 神田議員
の関連質問にお答えしますが、これどの時点でその判断をする
のかということですが、目下ですね、こういうふうにしていただきたいということを議会に提案をしております。またアメリカと
の折衝ですから、そういう経過を見た上で、常に
学校経営についてはしっかり対応していかなきゃなりませんので、そういう状況を今後ともやっぱり計画を進めるように持っていかなくちゃならぬと思ってますから、いつ
の時点というようなことは申し上げるわけにはまいりません。
○議長(
橋本一三君) 伏見助役。 〔助役
伏見彦長君 登壇〕
◎助役(
伏見彦長君)
久野議員の関連質問
の神田議員
のご質問にお答え申し上げますが、西部研究
学園都市
の問題でございますが、この問題につきましては、おととしです
か、去年
の12月3日にそういう話になりまして、特定保留になったことはご承知
のとおりでございますが、その中
の土木部長
の、1月
の何日だ
かに土木部長
の通知が市長あてにあったわけでございますが、その中身については、こういう事業主体等そういう条件は明示されていないんです。 私はですね、非常にこの、その事業主体と地権者
の問題と、それから開発行為
のいろんな形
の3条件があるという話は、私初めて新聞報道も含めてわかったわけでございまして、この点につきましては、公文書で市長あてに正式にちょうだいいたしまして、そういう中で検討して、早急に事業主体も決め、それから地権者
の皆さんも反対があるということであれば、財産区
の問題としてこれはお話をいたしまして早急に詰めていきたいというふうに考えておりますので、ご了承願います。 (「裁判だぞ、それは」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 神田成二君
の再質問を許します。神田成二君。 〔9番 神田成二君 登壇〕
◆神田成二君 さき
の久野議員の質問でもそうなんですが、私
の関連質問に対してもそうなんですが、何を聞いても真意が伝わってくる気がいたしません。したがいまして、再質問はこれで終了させていただきます。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 以上で…… (「議事進行、30番、渡辺」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 30番、渡辺隆弘君。 〔30番 渡辺隆弘君 登壇〕
◆渡辺隆弘君 議事進行を申し上げます。 ただいま
の財務部長
の答弁は、条例になかったから、市長
の裁量権で決定したという答弁でございます。ならば、条例など必要ないんじゃないです
か。 (「そうだ」と呼ぶ者あり)
◆渡辺隆弘君 これは重要な発言だと思います。地方自治体
の法律イコール条例でございます。 議長にお願いいたします。昼休み中、部長に真意をただし、そして議会に報告をしていただきたいと思います。 以上で議事進行を終わります。 (「そのとおり」「よし」「そのとおりだ」「議会
の議決が必要なんです」「法律ねえって、無法ではできないから」その他発言する者あり)
○議長(
橋本一三君) ただいま
の渡辺隆弘君
の議事進行については、後ほど議長
のもとで調査いたします。 (「ようし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 以上で、久野清君
の質問及び関連質問を終了いたします。 昼食
のため、暫時休憩いたします。 午後零時2分 休憩 ------------------*----------------- 午後1時45分 再開
○議長(
橋本一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 当局から発言を求められておりますので、これを許します。安藤
企画部長。 (「何
の発言なんだ、ちゃんと議長も説明しなきゃだめだ」「何
のことだ
かわかんない」「議事進行入れると答弁が2つあるから」「議事進行、何やってんだ」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 安藤
企画部長。 〔
企画部長 安藤昭雄君 登壇〕
◎
企画部長(安藤昭雄君)
久野議員のご質問
のうち、運営契約
の第9条
の関係についてお答えを申し上げます。 本件につきましては、常々申し上げておるところでございますが、この10月に
ガストン副学長がおいで
の際にいろいろと協議をしたところでございますが、その結果を申し上げますと、相互理解と協力
のもとに郡山校
の充実を図ることを改めて確認をいたしたところでございます。 なお、非常に厳しい状況
の中でTAMU/K
の存続をどうする
か等については、郡山
の窓口でございますスタウト校長と常に会合を持ってやっているといようなことで伺っているところでございます。 以上、お答えいたします。
○議長(
橋本一三君) 相楽財務部長。 〔財務部長 相楽金三君 登壇〕
◎財務部長(相楽金三君) 午前中
の久野清議員
の再々質問に、郡山建設リース株式会社へ
の転貸
の承諾について
のご答弁を申し上げましたが、不十分な説明でありましたので、補足答弁をさせていただきます。 答弁
の趣旨は、転貸については条例に規定されている事項ではありませんが、これについて市と
リース会社と
の直接
の契約が生ずるものではなく、あくまでも市と
学校法人と
の契約が存在するものでございますから、当該転貸につきましては市長
の裁量権
の範囲内と考え、
学校法人へ
の無償貸し付け
の目的に反すること
のない範囲で承諾をしたものでございます。 なお、答弁に不手際がございましたことについては、おわび申し上げます。 以上、お答えします。
○議長(
橋本一三君)
市政一般質問を行います。 質問は、順序により横山徹君
の発言を許します。横山徹君。 〔23番 横山徹君 登壇〕
◆横山徹君 議長
のお許しを得ましたので、順序により
市政一般質問を行います。 最終日になりますと傍聴人
の方々も少ないし、報道陣
の方も余り入っていないようですが、一生懸命行いますので、よろしくお願いを申し上げます。 (「よし」と呼ぶ者あり)
◆横山徹君 まず、
テキサスA&
Mユニバーシティ郡山校についてでありますが、私は存続についてということで質問をさせていただきます。 郡山校では、平成2年開校以来3年目を迎え、学生もそれぞれ将来
の夢を託して勉学に励んでおります。本年8月に25名
の学生がアメリカ本校に移籍し、さらに明年1月には15名
の学生が本校に移籍することになり、着実にその教育成果があらわれてきているものと考えております。 先般、私は同僚
の藤宮議員と橋本議員とともに
テキサスA&M大学本校に行ってまいりました。本大学は1876年創立
のフロンティア精神に基づく伝統校であり、 2,142ヘクタールという、ちょうど日和田町
の面積に匹敵する広大なるキャンパスを有する州立
の総合大学であり、全米大学
のトップテン
の実績を持つ大学であります。 特に教育施設、また研究施設などは十分に完備され、図書館においては医学部を除く 200万冊
の図書を有する世界一
の図書館を持ち、また7万 5,000人
の収容できる大スタジアム、 2,500メーター
の滑走路を持つ大学専用
の飛行場、広大なるキャンパスを目の当たりに見て、ただただ圧倒された次第であります。そこには世界 120カ国から
の留学生も含め4万 5,000名
の学生が勉学に励んでいる姿を目の当たりにして感動を覚えた
のは、私だけではないと思います。 その中に、8月に郡山校から移籍した25名
の学生ももちろん入っております。25名
の学生と話し合いをする機会を得まして、彼らに毎日
のライフサイクルを聞いたところ、毎日
のライフサイクルは勉強をすることと寝ることだと、こう笑って答えてくれました。それでも君たちは幸せ
かと聞き返したところ、すばらしい学校で勉強できる
のだから幸せですと。市内には、郡山校は単なる専修学校だとこう言ってるんだ、あんた方はその点どう思うと、私たちは
テキサスA&M大学に入学した
のであるから、そんなこと関係ありませんと、学生たちは満足感あふれている
のだと私どもは考えてまいりました。必ずや2年後には郡山校出身
のアギーが誕生するものと意を深くしてまいったところであります。 今、郡山校
の経営
の主体である
学校法人郡山国際
学園では、3年連続定員が大幅に下回ったことや、予定した寄附金が集まらず、その結果
財政運営は極めて厳しい状況になっております。これを打開するためには、
学校法人郡山国際
学園みずから
の自助努力はもちろんでありますが、郡山市もそれぞれ
の立場で健全化
のため、また我々議会もどのようにしたならば立ち直れることができる
かということを論ずるべきであると思う
のであります。 基本協定にありますように、市においては第7条において土地
の提供
のほか、例外的な赤字に対応するため
の資金を含めて、本校舎建設等に要する資金として25億円を支出する義務があり、さらに第9条によると、管理運営についてその協力義務、第10条においては存続
のため
の最善を尽くす義務があると私は思う
のであります。 このような観点から、私たち3名は、せっかくここまで来た
のだから、郡山校
の厳しい実情を話して、大学
の本校
の側と意見などを聞かせていただくために、滞在中に話し合い
の機会をつくっていただけません
かと、こうお願いしたんです。ところが、オーケーということになったわけであります。場所は大学本部
の応接室でやりましょうと。出席者はモブリー学長、
ガストン副学長、レンゲージ副学長、ラーネ教授、カレッジステーション
の市長、地元
の新聞社
の報道局長、ノリス学校長外2名と、大学側から9名でありました。私たちは3名と。そして、そうそうたるメンバーで歓迎を受けましたので、ただただ恐縮至極であったわけでございます。そこで、
ガストン副学長とノリス校長と私たち3名でよく話してくれと、あと
の方々は退場したわけであります。それで約2時間ぐらい話をいたしました。 今、郡山校はまことに大変な財政難で、重大なる時期に直面しているので、何とかプログラム運営費
の削減や、あるいは寄附金
のネットワーク、そういうことを本校側から財政的に援助できません
かと、こう話をいたしましたところ、それは十分にわかっていると。ただ、本キャンパスを建設することが優先ですよと、こう言う。あそこはあくまでも仮校舎であって、育ち盛り
の若者を教育する場所ではないと。したがって、本校と比較した場合に余りにも校舎が貧弱なので、学校生徒を募集するにしても、父兄
の方々に説明するにしても、宣伝材料にはならないと。したがって、本校舎が建設されれば、大学
の方でも名誉にかけても力を入れますと、こう言ってるんであります。 したがって、本校舎をつくることが先決だと何回も言っておりました。それから対等に黒字、赤字
の話をいたしましょうと、こう言ってるんです。やらないと言っておりません。見解
の相違なんです。郡山市は土地も金もあって、何で本校舎ができねえんです
かとこう言っている、理解ができませんとこう言ってるんです。 それでね、私どもは一番大事なことを聞きたいということで、このことを申し上げました。万が一大学が閉校するような事態になったなら、本校側ではどのような考えを持つ
のかと。ところがですよ、一瞬
ガストン副学長
の顔が変わった。そして通訳に、そんなこと答える必要ないと、そういうぶっつぶれるなんてことは考えていない、こういうことで強く返事をされました。そして、アメリカではそういう万が一とか、あるいは例えばというようなことはないんだと。イエス
かノー、どっちだと、こういうことを言いました。それでしばらく
ガストン副学長が余り怖い顔になったものだから、私
の方を向きにこにこ顔をして手を出して、この話はやめましょうと、こういうことになったんです。 そして、これぶっつぶったら何ぞすっぺということを聞かねえんでは、どうもここまで来たおかげはないと思って、いろいろ通訳に話をして、そして一般的常識でも何でもいいから聞かしてくれと通訳と話したところが、そのことがわかった
のかどうかわかりませんが、しばらく雑談をしておった。そしたらば、私
のところに
ガストン副学長がこういうことを言ったんであります。成功
のかぎは理解と協力だと、夫婦間
の中でも同じことであると、副学長が。我々は伝統ある会社、伝統ある職場、名誉にかけて一生懸命働いていることは日本人も同じだと、その名誉が不理解
のために決裂によって失墜した場合は手段を選びませんよと、これがアメリカ国
の一般的常識でありますと、こう強い口調で、おそろしかったよ、正直言って、本当に。 そして、アメリカは日本にもそういう法律があるんでねえんです
かと、アメリカ国民は国旗を重んじる国民だと、したがって、大統領が就任式には神と国民に誓うんだと。日本
の総理大臣はそういうことやるんです
かと、そこが日本とアメリカ
の違うところだと、通訳がこう言ったんです。 最後に別れるときに、
ガストン副学長が日本語で、「ミスター横山、ミスター藤宮、ミスター橋本、ありがとうございました」と。何言った
のかわかんねえ、郡山校
のこと言ってんですよね、通訳に聞いたらば。よろしく頼むと、こう言っている。といいました。 それから、私は今度は
ガストン副学長に言った。25名
のこの生徒は卒業できます
かと、こう聞きました。そしたら卒業できると、ここにいる生徒は 100%卒業できるんですと。大学というところは自分に打ちかった者だけ卒業できるんです。頭
のいいやつが卒業できる
のではなく、自分に打ちかった者が卒業できるんであって、自分に負けた者は、いかに頭がいくても卒業できませんと。したがって、ここ
の25名、自分に打ちかつように勉強に励むように、こういうことを言われました。そこで、最後に「ありがとうございました」と言って3人とも握手をして別れたんです。 それで、私どもが部屋に帰って、いやいや圧倒されちゃったなと、我々議会で議論してるようなこういうことが、このアメリカ
の方々に通じる
かなと、こういうふうに私どもは部屋で3人して語ってきたわけであります。 そこでだね、市長にお尋ねをするんですが、ただいま私から渡米
の報告を兼ねて申し上げましたが、今回
の暫定校舎買い上げ
のほかに、今後
学校法人国際
学園に対して、存続させるため
の優先的な支援策は一体何な
のかということをはっきりお答えをいただきたいと思うんであります。 次に、第2点は当面する農政問題でありまして、東部開発、これは正式に申し上げますと国営郡山東部地区総合農地
開発事業、こう言いまして、昭和45年ころから話がありまして、私も当時郡山市農業委員会長をやっておりましたから、毎晩
のごとくに東部
の方
の部落
の皆さんと座談会をやったわけです。そして協力を要請してまいったんです。 受益者面積が 3,227町歩、戸数が 2,452戸、事業費が当初は 460億だった。今 700億になっているわけですね。昭和54年に着工いたしまして、平成12年に完成する予定になっております。 ところがですよ、最近農業離れ
の、後継者がいない。 700億もかけてだね、最終的にはこれはもう見直しになっているんですが、 1,870ヘクタールくらいになるんでしょう。その後継者がいないのにどういうことになる
のかと、あるいは償還金
の開始はいつごろになる
のかと、あるいは営農推進協議会という
のがあるそうですが、これはどういうことをやってる
のかと、どういうビジョンを持っている
のか。 それから、認定農家という
のは郡山市農業委員会が設定しているんですが、認定農家、約 330人がいるんですが、この認定農家という
のは、これはプロなんです、プロ。これからこれで暮らすと、この方々
の政策はどのように考えている
のかと、これをお聞かせいただきたいと思うんであります。 それから第2は米
の問題、米
の自由化でありますが、ガット・ウルグアイラウンド、これ圧力はただごとでない。もう来るべきものが来たなと、こういう感じがいたします。我々米作農家は、もう真っ正面闘ってまいったが、もうどうにもならない、米
の関税化はもうどうにもならない、こういうぐあいで、米市場は事実上完全自由化になるという見解を政府が示したわけであります。したがって、いかに米は高率
の関税をかけても輸入阻止はできないと。自然と食管法はつぶれると、私はそういう認識を持っているわけであります。ずいぶん農家も農協も頑張ってまいりましたが、国際化
の日本
の要であるという認識に立っては、とても勝ち目がない。 渡辺外務大臣は、妥協するんだら今だとこう言ってるんです。ところが農林水産大臣はだめだと。そして12月
の8日にアメリカ・ワシントンに言ってヒルズ通商代表と米
の問題を話したが物別れと、こういう始末であります。 宮沢総理大臣はテレビ放送で、日本は敗戦国にもかかわらず、その体制
のおかげで繁栄したんだと。その日本が、ガット体制を守るため
の決断を避けて、いつも敵前逃亡をしたというようなことになれば、日本
の国家的威信は深く傷ついて取り返しがつかなくなっから、米
の自由化はやむを得ないと、こう言ってるんです。それから、思い切った
財政援助を行って、農業後継者
の育つような農業政策を樹立をすべきであると、こうテレビ放送を行った
のであります。 農業という
のは、これは国家
の政策
の非常に大きな影響力があります。しかしだね、私はいつも言ってるように、国
の言うことばっかり聞いてたんじゃ、どうにもならないんです。したがって、市独自
の農政を打ち立てる必要があるんです。例えばですよ、今
の米づくりという
のは、ただ単に省力化、省力化と、経済だけを追求していくものではないんです、これ。やはりこれに安全というものがプラスされて、言うなれば説明
のできる食糧
の生産でないと、消費者は好んで買ってくれない。 例えばですよ、熱塩加納村
の無農薬栽培、これから多田野
の方でことしから取り上げたね、あれ、いわゆる不耕起栽培、こういうものを農協とタイアップして、郡山市ならではというユニークな稲作手法を導入して、合理的に、しかも安全であると、こういうものを生産して消費者に提供すれば、おのずから価格は相手が決めてくれるんです。やりこぶしや鉢巻きで価格を決定しようとする時代ではないと、私はそのように心変えていったんです。したがって、郡山市はこれに対するいわゆる農政
の考え方を聞かせていただきたい、こういうことであります。 それから、第3点はエイズ
の問題であります。この病気は、現代
の黒死病と言われて、後天性免疫不全症候群、日本語で言うとこういうんだそうであります。ご承知
のとおり、我が国においても爆発的に広がっていく兆しを見せております。厚生省
の調査においては、我が国
のエイズ患者は、ことし
の6月現在で 494人、感染者は 2,072人、こういうふうに厚生省が発表しております。過去最高
の記録であると。エイズという病気は、1981年ころ初めて発見された、以来感染者は現在世界で 1,000万人を超えている。このままふえ続けていけば、2000年ころには3,000 万とも 5,000万に達するとも予測されております。 ちなみに、ことし
の上半期だけで世界で感染者が 100万人を超えたとしております。最も急増している
のがサファリ以南
のアフリカ、南アジア、東アジア等
の最も経済力
の悪い国に急増していると言われております。今やエイズは、同性愛や薬物混入者など
の特殊な人だけでなく、全国各地に広まりつつある悪質な性病であります。 我が国
のエイズ感染者は、予測人員では約1万人を超えていると言われております。それからNHK
のスペシャル番組
の中で「エイズ
の時代」というタイトルで12月
の5日
の夜8時から9時半ころまで放映されました。20歳から30歳
の男女50人に聴きました。あなたは、自分
の友人や親戚
の人がエイズ患者であるということが判明したときに、今までどおりおつき合いをできます
かとこう聞いた、今までどおりおつき合いをしますという
のは、たった
の2人。あとはね、恐ろしいとか感染したらば大変だとか、こういう答えであります。 したがって、このエイズという
のは正しい認識がされていないと、誤解や偏見、差別をしていった
のでは、結局は感染者は隠すようになるから、ますます感染していく
のだと、こんなふうに言われております。 感染ルートは、血液とか母子感染とか、あるいは性行為が一番多いらしいです。その中に「激しいキス」とこう書かれております。それ以外は絶対に感染しないとこう言われております。エイズに打ちかつには、正しいエイズ知識を普及し、徹底教育以外にないと言われております。 昨夜10時
の久米さん
のテレビですが、私見ておったんだが、そのところで「エイズ
の正しい知識」というタイトルで小学校
の生徒がこんなこと言ってる。セックス
のときはコンドームを正しく使いましょうと、こう言っている。ははあ、私たち
のころは、男女
のセックスっちゃ、神様がね、年ごろになって黙って教えてくったんです。ところが、子供がこんなこと言うようになった
のでは、人間が声を出して教えてくれるような時代になった
のかなと、こういうふうに感じたわけであります。 文部省は、その教え方にいろいろ苦慮して、賛否両論に分かれているようでありますが、本市においては、このエイズ問題についてどのように考えている
のかと、あるいは郡山市はエイズ
の患者なんていう
の、いん
のかいねえ
のか、そういうことをお聞きいたしたいと思います。 以上で第1回
の質問終わります。
○議長(
橋本一三君) 当局
の答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君) 横山議員
の質問にお答え申し上げます。 最初に、
テキサスA&
Mユニバーシティ郡山校の問題ですが、この大学
の開校につきましては、初めて
の国際的大事業を推進をいたしていくものでありまして、いろいろ前途には困難が伴うことは当然だというふうに思っております。 しかし、その障害に辟易するということであっては、その目的は達成することはできないと。したがって、新しい時代を創造しようとするときには、それを乗り越えていかなきゃならぬと、私はそういうふうに考えております。 横山議員が本校を直接訪ねられて、3人
の方々が大学側といろいろお話をされた経過を今お聞きをいたした
のでありますが、私もアメリカ側
のその意見がありましたことについては、そういう意見を待つまでもなく、本キャンパスが建設されるという環境整備することは、基本協定に基づく郡山市
の責務であります。ことし12月30日までに本キャンパスが、教職員宿舎
の建設、こういう問題がアメリカ本校に対する約束を果たすべきことが基本であると考えております。一日も早くこの義務を果たすべきであると考えておりますので、ご了承をいただきたいと思います。 その他
の課題につきましては、部長から答弁させます。
○議長(
橋本一三君) 高橋農林部長。 〔農林部長 高橋定喜君 登壇〕
◎農林部長(高橋定喜君) 横山議員
の市農政問題について
のおただしにお答え申し上げます。 まず、東部
開発事業の償還金
の開始時期等について
のおただしでございますが、ただいまお話しございましたように、本事業は昭和45年ころから東部地域
の総合的な開発、農業開発ということで推進を図ってきたわけでございます。幸い国営事業として採択されまして、昭和54年より事業に着手したわけでございます。 現在、事業
の進捗状況につきましては、当初計画いたしましたよりも非常に事業が遅延しておるわけでございます。さらに、最近
の農業情勢
の変化や農業従事者
の高齢化、あるいはただいまご指摘ございました農業後継者不足というような、受益者農家、受益者
の本事業に対する意向も相当大きな変化が生じておるわけでございます。現在、国営
の事業所
の方では、あるいは東部土地改良区
の方では、これ
の事業計画
の変更を実施するために、部落座談会等開きながら農家
の皆さん方と話し合いを進めておるわけでございます。この事業計画
の変更が承認されますと、本事業は平成12年に完成を見たいということで、現在進めておるわけでございます。 したがいまして、事業費
の償還は事業完了
の翌年から開始することになりますので、平成13年度から実際に元金
の償還を開始する予定になりますので、ご了承いただきたいと思います。 それから、第2点
の農業後継者
の、東部
開発事業地域内
の農業後継者に夢を持たせるような育成対策について
のおただしでございますが、ただいま申し上げましたように、年々農業後継者が減っているという現況でございますが、これが営農対策といたしまして、開発地における農業
の担い手、農家
の育成と農産物
の産地確立を図るため、各作物を組み合わせまして、東部地域に11
の営農類型を樹立いたしまして営農対策を行っておるところでございます。 導入作物につきましては、果樹類、これは田村地区には柿、それから中田地区にはリンゴ、西田地区には梅等
の生産団地化を図るため、毎年植栽事業を実施いたしております。また野菜類につきましては、全地区にキュウリ、トマト、イチゴ
の施設栽培、青はた大豆、馬鈴薯、ネギ、ブロッコリー、こういうふうな広い面積を活用できるような露地野菜等も導入を進めておるところでございます。 そのほかに、農業後継者に夢を持たせるというようなことで、実証
の展示圃をつくってございます。市独自で、あるいは営農推進協議会等もございますので、その地域に合ったフライト農産物や新規導入作物
の栽培実証圃、これらを農家に普及しながら営農推進を図っておるところでございます。 今後は、これら
の展示圃を将来
の東部地域
の営農
のモデルになるような内容に充実するとともに、さらにこれらを推進してまいりたいと思っておるわけでございます。 さらに、現在開発当初からリンゴ、桃あるいはブドウ等を植栽いたしました
のが収穫期に入りまして、これらを取り入れた優秀な農家もございます。リンゴ 140アール、桃25アールと、それから養蚕 180アールというようなことで、複合経営によって専業農家として基盤を確立している農家、あるいは水稲と養蚕とたばこ
の規模拡大を図った農家、それからキュウリ、トマト
のハウス栽培や露地栽培を組み合わせた経営等ですばらしい実績を上げておられる優良な農家もありますので、これら
の優良事例を生かしながら東部開発
の営農体系を進めてまいりたいと思います。 それから、本東部地区総合農地
開発事業は農業用水
の確保も図られるわけでございまして、畑地灌漑
の施設も整備されるわけでございますので、これが有効に計画的な活用をいたしまして、施設園芸、露地野菜、それから果物等
の畑作営農
の有利性を生かした営農を進めてまいりたいと考えておるわけでございます。 そのほか生産
の組織化、あるいは将来は、現在開発されました農地を管理するため
の総合農場方式、いわゆる請負組織等も整備しながら、農業後継者
の育つ時代に対応した営農推進を図ってまいりたいと、そのように考えておるわけでございます。 それから、ご指摘がございました農地利用増進法に基づきます認定農家等
の対策でございますが、おただし、農地利用増進法に基づきます農業
の経営規模拡大計画認定制度につきましては、農業経営規模拡大を図り、農業に精励する営農計画者に対し農用地
の集積を促進することを目的にした制度であります。今回、本市農業
の中核を目指すプロ農業者として、郡山市農用地利用増進事業実施方針による農業構造改善目標面積に合致する 333名が本制度
の認定を受けたところであります。これら認定農家に対しましては、積極的に農地
の利用集積を図るため、農業委員会並びに農地流動化推進委員等と
の連携を図りながら、経営規模拡大
の推進を図ってまいります。 さらに支援策といたしましては、地域
の中心的農家として
の位置づけをいたしまして、農業技術や農業経営に対する指導及び農業情報
の伝達、制度資金
の優先貸し付け等を重点的に行ってまいりたいと存じておるわけでございます。また、これら認定農家
の方々をリーダーをとして地域集落を単位とした農作業
の受委託、請負耕作等ができる営農集落等
の生産組織化を図り、経営管理能力にすぐれた企業的経営
のできる組織を育成するため
の支援体制も確立してまいりたいと思っておるわけでございます。 また、このたび
の認定を機会といたしまして、認定農家がお互いに話し合い、あるいは情報交換を行う場をつくるために、(仮称)農業経営者協議会というような組織もつくりながら、お互いに話し合う機会を設けてまいると。そのためには、現在進めております農業センターを中心とした活動に大きく期待をかけてまいりたいと考えておるわけでございます。 第2点
の米
の自由化に対しまして市
の農政
の対応策について
のおただしでございますが、ご承知
のとおり郡山市
の平成2年度
の農業総生産額は 295億 6,800万円でありますが、このうち米が 159億 1,500万円で、全体
の53.8%を占めております。仮に自由化がなされた場合、本市農業並びに農家経済へ
の影響は非常に大きなものになると考えております。 このため、本市農業
の基幹作物である稲作
の振興につきましては、圃場整備事業等生産基盤整備を初め農業機械
の共同利用、省力栽培
の推進、良質米
の生産奨励等、稲作と転作を組み合わせた水田農業確立対策を軸に積極的に進めてまいりましたが、さらに今後は自由化に対処し、経営
の大規模化と生産
の合理化を強力に推進し低コスト化を図り、国際化に対応し得ることが急務と考えておるところであります。 その第1番としましては、生産コスト
の低減と生産
の組織化であります。意欲ある農家を中心とした集落農家等
の生産グループによる作業
の受委託や農用地利用増進などにより地域や集落営農
の確立を図ってまいります。 第2には、農作業
の合理化とそれに沿った施設
の整備であります。現在は、ミニライスセンターを中心とした生産グループ
の育成を進めてまいったところでございますが、さらに農協などによるカントリーエレベーター等
の基幹施設
の整備、集団営農用機械導入等各種対策を集中的、計画的に実施して、これらを有機的連携による合理的な生産体制を整備することが必要であると考えております。 第3には、ご指摘
のように技術革新でございます。近年は、圃場
の大型化
のため
の再整備が推進され、また不耕起栽培や直播栽培等
の技術が開発され、コスト低減に向けてこれが普及推進を図るとともに、低農薬栽培等安全性を重視した消費者ニーズに応じた生産
の産地化を進めるなど、新技術
の導入に関係機関とともに濃密な指導を展開してまいります。 第4には、生産米
の消費拡大であります。郡山は環境条件
のよいもとで生産され安全性が高く、消費者が好む銘柄米が生産されますので、これら
の特色を生かして今後自由化に対応できる稲作
の振興を図ってまいる所存でございますので、ご了承いただきたいと存じます。 以上、お答え申し上げます。
○議長(
橋本一三君) 村松保健衛生部長。 〔保健衛生部長 村松健佑君 登壇〕
◎保健衛生部長(村松健佑君) 横山議員
のエイズについて
のおただしにお答え申し上げます。 議員ご指摘
のとおり、エイズは治療法が確立されていない新しい感染症で、その蔓延は世界的に深刻な状況にあります。 エイズ対策
の基本は、国民がエイズに関する正しい知識を持つとともに、その知識を行動に移すことにより、感染
の危険を回避することにあると存じます。郡山市といたしましても、郡山保健所及びNTT郡山支店
の協力を得まして、今月7日からエイズテレフォンサービスを開始いたしましたところ、テレビニュースで報道したこともあって、初日には 958件、それから翌日には 538件と、反響
の大き
さを痛感いたしております。 さらに、昨日は
保健センターにおいて郡山市健康振興財団が市内
の就業保健婦及び小中学校養護教諭を対象に、エイズ防止について
の研修会が開催され、 120人
の参加という高い関心を示しました。また、来春
の2月7日には「健康フェア93郡山」を催す際に、エイズ防止に関する講演会、エイズコーナーを設けて
のパネル
の展示とビデオ
の上映等も企画いたしております。加えて、明年度予算では初めてエイズ防止
の啓発経費として講演会
の開催と啓発冊子
の購入を要求いたしたところであります。 さらに、本市内における感染者について
のおただしですが、公表はされておりませんが、いないと伺っております。今後とも機会あるごとに市民に対し知識
の普及と啓発に努め、保健所、医師会等
の協力を得てエイズ対策を推進いたしてまいりたいと存じます。
○議長(
橋本一三君) 本宮教育長。 〔教育長 本宮俊一君 登壇〕
◎教育長(本宮俊一君) 横山議員
のエイズについて
のおただし
のうち、小中学校で
のエイズ教育についてお答えいたします。 エイズについては、人類
の生存にかかわる緊急かつ重要な問題であり、次
の視点に立って指導に当たらなければならないと考えております。 1つは、教職員に対するエイズに関する正しい知識を持たせる指導者教育を行うことであります。 2番目は、エイズについて
の正しい知識に基づく児童生徒に対する性教育を行うことであります。内容としては、1つは、人間尊重
の精神を基盤として、児童生徒
の発達に応じた性に関する科学的な知識を理解させること。2番目には、豊かな人間形成に資する児童生徒
の健全な異性感をはぐくむこと。3番目には、発達段階に応じてエイズについて
の正しい知識と予防について
の知識を持たせることであります。 大きい3番目といたしまして、エイズに対する偏見を生まないような人権教育を行うことも大事
かと思っております。内容としては、エイズに対する科学的な正しい知識に支えられた人権教育を行うことと思っております。 本市におきましては、以上
のような視点に立ち、今回改定されました指導要領に基づき、小学校では体
の発育と心
の発達、人
の発生や成長、生命
のとうと
さ等、また中学校では二次成長、個人
の尊厳と両性
の平等等について、保健体育科や理科、家庭科等
の教科指導、また道徳、学級活動等
の中で取り組んでいるところでございます。今後さらに児童生徒
の発達段階や実態を考慮し、充実した取り組みがなされるよう努力してまいる所存でありますので、ご了承願います。
○議長(
橋本一三君) 答弁漏れはございません
か。 横山徹君
の再質問を許します。横山徹君。 〔23番 横山徹君 登壇〕
◆横山徹君 再質問をさせていただきますが、私はこんなところで余り自慢気になるような話はしたくないんですが、私が総務財政常任委員長
のときにこの学校が決まったと、こういうふうに私は認識をしております。 したがって私は、ウイリアム・マッケンジー理事長、モブリー学長、
ガストン副学長、ラーネ教授、ノリス前校長、レーン教授、これは1回、2回
のつき合いじゃないんです、私。何回も来るたんび会ってんです。そして、手土産をちゃんと持たして儀礼を尽くしているんです、私。一緒に、マッケンジー理事長とは熱海に泊まったことあるんです。そして、学校
の先生方を全部招待してバスに乗せて裏磐梯、鶴ケ城、そういうことをやってきておるんです。したがってね、私に言ったことは、おべっちゃらでも脅かしでもないと、本当
のことだと、こう思っている。 ここでね、マッケンジー理事長から手紙が来てる。何て書かってる
かわかんねえから、一応翻訳してもらった。ところが、この前来てくれて大変だったと、そしてせっかく来てくれたけんども話ができなくて残念だと。今度来っときはぜひ連絡してくれと、ゆっくり時間をとって話しましょうと、こう言ってるんです。そして郡山校を、
テキサスA&M郡山校をよろしく頼みますよと、こう言ってる、理事長がですよ。そういう手紙が来てる。あるいは、今
のガストン副学長からも来てる。 それで、藤宮議員と橋本議員も一緒に行きましたから、そして、この前ラーネ教授が来たときには、一献一席を持って杯を交わした。レーン教授
の場合、私は自宅に招待してるんです、自宅に、3名、そういうことをやってきているわけであります。したがって、このものは本物であるとこう思いますから、市長は今後いろいろ
の交渉する場合には、やはり謙虚な気持ちでやっぱり話をしていかなくちゃならないと思うんです。そういうふうに私は老婆心ながら市長に申し上げたいと思っておるわけであります。 それからね、東部開発でありますけれども、これはよほどしっかり農政というものを打ち出して営農指導やっていかないと、これ今
の段階で10アール当たり4万 5,000円
の償還金なんですね、これ。これだけ
の償還金が返せないと、これは大変になります。したがって、そういうことを十分に頭に置いて、そして営農指導をやっていただきたいと。後を振り向いてみたらば年寄りと借金だらけだと、こうなったんでは大変なことになってしまう。したがって、そういうことも十分に考慮に入れながら、田村、中田、西田、富久山、旧郡山と、この方々が東部
の総合農地
開発事業の中
の方々でありますから、少なくとも 2,400戸あるわけです。そういう方々にやっぱり温かい農政を樹立しないと、これは大変なことになると、私はそういう今から危機感を持っているわけですから、どうかひとつそのことをよろしくお願いを申し上げたい、こういうふうに思うわけであります。 それから米
の問題、これは一朝一夕になかなか片づく問題でないんですが、例えば鹿沼市
の農業公社、こういうものも一応は勉強してみてはどう
か、こういうふうに思うわけであります。 それから、食糧という
のはやはり消費者とそれから生産者
の信頼関係にある。やっぱり熱塩加納村
のあたりは、横浜
の消費者と提携して、そして向こう
の方で逆に共済制度をつくってやってる。米がとれなかったときに、1戸から 1,000円でも 2,000円でも積み立てて、そして農家にやりましょうと、こういう考えになっているんだそうです、横浜
の消費者は。そういういわゆる信頼関係に立って、初めて我々
のこれから
の農業というものは成り立つ
のではない
かなと、こんなふうに思っておるわけでございます。 大体以上でありますけれども、先ほど
の大学
の問題は、老婆心ながら市長にそういうことでひとつ今後交渉していただきたいということで、ひとつ要望にとどめておきたいと思う
のであります。 以上であります。
○議長(
橋本一三君) 答弁を求めます。高橋農林部長。 (「要望だろう」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 要望です
か。
◆横山徹君 いや、市長はいいや、高橋さん。 〔農林部長 高橋定喜君 登壇〕
◎農林部長(高橋定喜君) ただいま横山議員
の再質問にお答えを申し上げます。 東部
開発事業につきまして、開発は進んだけれども、償還金
の問題、それから農業後継者不足による農地
の利用
の問題等、ご指摘がございました。そのようにならないようにということでございますが、私どもも先ほど申し上げましたような事例を地区におろしながら、これから営農対策あるいは償還等についても土地改良区とともに協議をしてまいりまして、農家
の方々に営農
の面で、あるいは償還
の面で対処してまいりたいと考えておるわけでございます。ご了承いただきたいと思います。 それから、米
の自由化
の問題でございますが、非常に難しい局面でございますが、やはりそういうふうになった場合は、先ほど申し上げましたような、将来は農業公社、こういうふうなものも当然農地
の何と申します
か遊休地化を防ぐためには、農業公社
の設立とかそういうふうなものも検討しなければならないときが来るんではない
かと、そのように考えておるわけでございます。 さらに、現在も日和田農協で進めております花かつみ米でございますが、これは有機低農薬米ということで25ヘクタールほど現在栽培されておるわけでございますが、これもただいまご指摘ございましたように、消費者と
の信頼関係で販売されているというようなことでございまして、これら
のこういうふうな販売方法あるいは生産、郡山米
のブランド化、こういう
のを図る
のも今後
の米作
の振興
のために非常に有利な方法ではない
かと、そのように考えておるわけでございまして、特に安全性を考えた営農対策等について、実施方法等でも検討してまいりたいと思っておるわけでございますので、ご了承いただきたいと思います。 以上、お答え申し上げます。
○議長(
橋本一三君) 横山徹君
の質問に対する関連質問を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 以上で横山徹君
の質問を終了いたします。 長時間にわたりましたので、暫時休憩いたします。 午後2時43分 休憩 ------------------*----------------- 午後3時1分 再開
○議長(
橋本一三君) 休憩前に引き続き会議を開き、
市政一般質問を行います。 質問は、順序により石沢春信君
の発言を許します。石沢春信君。 〔33番 石沢春信君 登壇〕
◆石沢春信君 ことしは3月定例会に続き今回も最後
の順番となりましたが、私は市民
の力によって10年間一般質問を続けて17回目を数えることになりました。こうして健康で本会議は一日も休まず無欠席で頑張れます
のも、温かい市民
の皆様を初め関係各位
のご指導
のたまものと深く感謝しております。 さて、郡山市
の発展は安積開拓なくして成し得なかったと思います。この原動力は、明治6年25人
の出資によって開成社が設立され、あらゆる困難を克服して安積疏水を完成させたことは言うまでもありません。 (「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆石沢春信君 昭和39年新産都市に指定され、40年に大合併により人口22万人
の住む大都市になり、現在は32万人を超える都市となったわけでございます。 そこで、第1番目といたしまして政令指定都市構想についてお伺いをいたします。 指定都市
の要件は、地方自治法 252条
の19第1項
の規定により、人口が50万人以上であること、政令で指定されることとなっていますが、実際には人口がおおむね 100万人、市域面積 200平方キロメートル程度であること、都市
の規模、機能、行政、財政力、諸施設などが他
の一般都市と比べてはっきり区別できることなどが要件となっております。 さきに仙台市、千葉市などが指定となりましたが、本市でも、例えばテクノポリス指定地域と合併するなどして50万都市構想を施策として検討したことがある
かどう
か。平成5年3月福島空港も開港となりますので、これら
の合併を検討していく考えがある
のかどう
か、お伺いをいたします。 また、これらに向けて推進していくためには、高速交通時代に見合う運転免許センター
の建設がぜひとも必要と考えますので、実現に向けてどのように取り組む
のか、お伺いをいたします。 さらに、(仮称)郡山北警察署
の設置につきましては、国道4号バイパスと磐越道が隣接した日和田町にショッピングセンターが建設されますので、町も活性化し人口
の流入も多くなり、防犯体制
の強化と交通政策
の視点からも必要となりますので、日和田町に設置されますよう県に働きかけてはどう
か。 また、警察署が無理であれば、当面派出所
の設置についてもあわせて要望していただきたい。また、千葉市と仙台市では交通体系
の確立
のために、千葉市ではモノレール、仙台市では地下鉄により整備をすることで進めておりますが、千葉市ではモノレールは空間と美観を損ねるということで反対運動が現在起こっていると聞いておりますので、交通体系
の整備には十分な検討を今から進めるべきであることを要望します。 次に、みどり
の都市宣言についてお伺いいたします。 みどり
の都市宣言は、金沢市、前橋市、千葉市などが宣言しておりますが、全国では何市になっている
のか、お尋ねをいたします。人間
の周囲に緑が存在することが人間
の生活環境
の保全につながっていると言われています。特に都市内における緑
の存在は、都市
の機能
の上で物理的効果にとどまらず、そこに住む人に対して心理的にも大きな意味を持っていると思います。 本市内に存在する緑は、市民
の貴重な財産として大切に保存されなければならないことは当然であります。緑豊かな都市環境づくり
のため公園、道路、各種公共施設など、計画的緑化を郡山市は行っておりますが、広く市民にPRするためにも、みどり
の都市宣言をする努力が必要ではない
か、お伺いいたします。 また、郡山市
のシンボルであるハナカツミを増殖するため、株分け、種まきなどして安積山公園などに植栽しておりますが、さらに増殖するため、千葉市などが行っているようなバイテクを積極的に取り入れる考えはある
かどう
か、お尋ねをいたします。千葉市
の農業センターでは、シンピジウムやカトレアなど増殖し、各農協や花卉組合などに出荷していると
のことでございます。 次に、四季
の花についてお尋ねをいたします。 春に咲く花はクンシラン、スイセン、フリージア、キンセンカ、ゼラニウム、ヤグルマソウ、クリンソウ、キンギョソウ、サクラソウ、ノボリフジ、ハナダイコン、アブラナ、ナデシコ、レンゲソウ、アザミ、夏にはヒマワリ、オイランソウ、アサガオ、ガーベラ、ダリア、ミヤコワスレ、百日草、アヤメ、ヒメサユリ、オニユリ、ヤマユリ、アマリリス、マツバギク、オシロイバナ、秋にはハケイトウ、コスモス、千日草、日日草、ベコニア、シュカイドウ、ユウゼンギク、サルビア、フヨウ、ツワブキ、ハマギク、冬は花
の一番少ない季節でございますが、ハボタン、オモト、ナンテン、カンツバキ、アオキ、温室でシクラメン、ポインセチア、カトレア、デントロジウム、ブーゲンビリアなど、そのほかたくさん
の種類がございます。その中から広く市民に提案していただき、選定し、学校、家庭、親子で花づくりを積極的に取り組み、今後
の高齢化社会及び青少年
の健全育成に対応すべきと考えますので、お尋ねをいたします。 なお、福島国体
の花として、48種類
の中から17種類に決めたその花は、冬季大会、プリムラ、シネラリア、パンジー、ハボタン、夏季大会、オトメユリ、カラー、インパチェンス、ヒマワリ、コリウス、夏から秋からかけてサルビア、マリーゴールド、ペチュニア、ベゴニア、秋季大会、リンドウ、菊、コスモス、宿根アスターであります。この種や苗
の購入費は、市町村、団体、個人に負担にしてもらい、地域
の環境美化団体、老人クラブ、町内会、個人レベルで花いっぱい運動に取り組んでもらおうといたしております。 次に、今後
の農政についてお尋ねをいたします。 米
の輸入につきましては、一段と活発な論議
の的となっております。農林水産省では、来年度
の農家
の減反も緩和する措置を考えているようでございますが、昨年度
の緩和措置分でさえ、農家
の人手不足や経費がかかることと、後年また減反をしなければならなくなる
のではない
かという不安などで、復田した農家は50%程度
の状況
の中で、復田を実施させるにはどのように取り組んでいく
のか。また、平成5年度
の郡山市
の緩和面積はどのくらいになる
のか、あわせてお伺いをいたします。 次に、土地改良区
の合併についてお尋ねをいたします。 県では、 140区
の土地改良区
の見直しを進め 100程度に統合する考え
のようでございますが、本市といたしましても圃場整備や後継者
の諸問題がある中で、土地改良区
の合併についてどのように検討し、今後
の指導をどう取り組む
のか、お尋ねをいたします。 次に、4番目といたしまして市民
の休日と家庭
の日
の設定についてお伺いをいたします。 9月から実施されました学校
の5日制に伴い、子供たちが第2土曜日が休みとなりましたが、職場環境
の問題から週休2日制度であっても休みがとれない状況にあります。そのことから、第2土曜日に行事計画をし、地域ぐるみで週休2日制をとっている各種団体
の役員が中心になって行っております。9月12日
の第1回目には、喜久田町子ども育成会、健全育成協議会、喜久田公民館などが協力し合ってウォークラリー、11月14日、日和田町子ども育成会が公民館と共催をしまして第10回
のインディアカー大会をそれぞれ実施し、多く
の参加者があり、高く評価されているところでございます。 これからも第2土曜日に行事計画をし、第3日曜日を月1回
の親子
の触れ合い
の場として、年次計画を中止して親と子が家庭で過ごすなど、家庭
の日を設けてはどう
か、お伺いいたします。 また、過去において郡山市
の記念祝日といたしまして、昭和6年6月13日市告示第36号をもって制定され、この日は明治9年、明治天皇行幸記念日として定められておりましたが、郡山市独自に年1回
の市民
の日として休日を設定する検討をしてはどう
かと思いますので、お伺いをいたします。 なお、この際には明治天皇
の行幸記念日を特に指定するわけではございません。年1回を、どの日でもそれぞれ多く
の方々から意見を聞いて決めてはどう
かというふうに思いますので、お伺いをいたします。 次に、最後になりましたが、水質保全と水利権活用についてお尋ねをいたします。さきに村上議員も質問しておりますが、特に重要な問題でございますので、お伺いをいたします。 三春ダム
の水質については、さき
の質問で答弁しておりますが、猪苗代湖
の水より悪いと
のことでございます。この問題につきましては、多額
の予算を投入して完成を目指しているわけでございますから、良質
の水道水として供給する
のだというPRを積極的に行うべきであります。 そこで、逢瀬川
の水利用につきましては2万 3,000トン程度利用可能と聞いておりますが、水を浄化して利用拡大できる方法はない
のか、また、水質をよくしていくため、市民に積極的にPRすべきと思いますので、お伺いいたします。 また、亀田川、逢瀬川など小山田地区と自衛隊周辺
の生活雑排水
の流入で汚れがひどい状況にありますので、これら
の地区
の下水道
の整備計画についてはいつになる
のか。また、先日
の小林議員
の質問で、認可区域に入ってないということでございますから、前もって認可区域に入れるべきではない
かと思いますのでお尋ねをいたしまして、第1回
の質問といたします。
○議長(
橋本一三君) 当局
の答弁を求めます。
青木市長。 〔市長 青木久君 登壇〕
◎市長(青木久君) 石沢議員
の政令都市構想について
のうち、テクノポリス指定地域
の合併についてどう
かというおただしでございますが、政令で指定しております人口50万以上
の市、いわゆる政令指定都市は、市民
の日常生活に直接関連を有する社会福祉、都市計画等
の事務を政令で定めているところでございまして、処理または管理執行することができることになっております。行政
の合理的、能率的な処理を図ることができる
のであります。 近年政令都市となりました仙台あるいは千葉市
のように、おただし
のように隣接する市町村を合併をいたしております。しかし、自治体
の合併は双方
の住民
の一体的な感情が必要でありまして、お互い
のラブコールがあって初めてできるものだと、そういうふうに考えております。 このようなことから、合併するにはそういう社会的環境づくりが必要であると、そういうふうに私は考えております。何せ無限に発展する郡山市でありますから、中核都市あるいは隣接市町村には、この郡山市を中心とする隣接市町村には60万
の人口が生活をいたしております。その母都市でもあります。将来をしっかり展望しながら、対処してまいりたいと考えております。 その他
の課題は部長から答弁させます。
○議長(
橋本一三君) 後藤市民部長。 〔市民部長 後藤充君 登壇〕
◎市民部長(後藤充君) 石沢議員
の運転免許センター
の建設についてお答えいたします。 県警察本部としましては、現在
の郡山市にある福島県安全運転学校は昭和42年に設置され、建物及び敷地が非常に狭隘
の上、老朽化しているため、免許人口
の最も集中している県中地区及び会津、浜通り
の一部を対象に、現在
の運転免許センター機能
の一部と県安全運転学校
の機能を兼ね備えた運転免許センターを建設する必要があるとして、平成4年度調査費を計上し、平成5年度予算で郡山市を候補地として関連予算を財政当局に要求していると聞いております。 郡山市としましては、本市に建設されますよう、この施設
の用地確保をするとともに関係団体
のご協力を得ながら、県及び関係当局に要請してきたところでありますが、去る10月8日、福島県知事、福島県議会議長、福島県警察本部長、郡山警察署長に対し、郡山に早期に建設されるよう再度陳情したところであります。今後ともこの施設が郡山に早期建設されるよう積極的に要請してまいりたいと考えております。 次に、(仮称)郡山北警察署
の設置についてでありますが、警察署
の増設につきましては、福島県知事を初め福島県警察本部長に対し再三陳情し、強く要望してきたところでありますが、福島県警察本部としましては、その必要性を十分に理解し、福島県警察長期総合計画に郡山警察署
の増設を盛り込んでいるところでありますが、警察署員
の定数、さらには所轄区域
の見直しなど
の問題があり、困難な状況にあるようでございます。 また、派出所
の増設などにつきましても多く
の課題が山積していると
のことで、その対応として、既存
の派出所に相談員
の配置、広域にわたる機動力
の強化、駐在所
の派出所へ
の格上げなど、既存
の施設
の充実強化を図りたいと
の考えであります。今後とも精力的に県及び関係機関に対し強力に要請してまいりますので、ご了承いただきたいと思います。
○議長(
橋本一三君) 栗崎都市開発部長。 〔都市開発部長 栗崎宏元君 登壇〕
◎都市開発部長(栗崎宏元君) 石沢議員
のみどり
の都市宣言についてお答えいたします。 みどり
の都市宣言については、全国で現在27都市が宣言あるいは憲章等を定めております。本市は12年前より都市緑化月間を設け、みどり
の相談所を開設し、昭和63年度からは郡山市みどり
のまちづくり基金
の創設を行って、緑
の重要
さについてPRなど啓蒙に努めております。また、歴史に根差した水と緑あふれる特色あるまちづくりを推進してきたところであり、市民意識
の高揚という点でも一定
の効果を上げてきたものと考えております。 ご提言
のみどり
の都市宣言でありますが、これは市民
の期待や決意
の意思集約と本市
の理念を明確にすることに通ずる重要な表明でありますので、今後市民
の方々とも話し合いをしながら検討していきたいと思います。 次に、ハナカツミ
の増殖についてでありますが、ハナカツミ
の里づくり推進会や郡山青年会議所など市民
の方々
の努力もあって、広く親しまれてきたものと考えておりますが、今後より一層
の浸透を図るため、郡山市みどり
のまちづくり基金
の活用による市民や学校等へ
の苗配布や公園など公共施設へ
の植栽により、市
の花
の定着に努めてまいる考えであります。 ハナカツミ
のバイオテクノロジー
の応用でありますが、この問題に取り組んでいる例は、他市にもないようでございます。しかし、今後技術的に可能
か、あるいは研究機関で研究できる
か検討してまいりたいと存じます。 次に、四季
の花についてでありますが、既に21年
の歴史と老人クラブ、学校、町内会など
の 238団体も
の参加を得るに至った郡山市花いっぱいコンクール
の成功によって、熱心に各地域
の方々による花
のまちづくりが行われております。市といたしましても、ご指摘
のように学校、家庭、さらに高齢者
の方々をも含む全市的な振興に努めるとともに、公共施設へ
の花壇
の増設など行って、花で彩られるまちづくりを推進したいと存じます。また、その中で四季それぞれ
の草花
の演出や市民
の花へ
の関心をより深く持ってもらうため
の工夫をしてまいりたいと考えております。 次に、逢瀬川
の水質についてでありますが、逢瀬川
の水質が悪化している
のは、この流域
の一つである亀田川沿線に密集している住宅から
の排水が汚濁
の要因と言われております。逢瀬川は、ふるさと
の川モデル事業
の一環として現在整備中でありますが、ウォーターフロントなど市民が水辺で遊べる施設も施されていることから、亀田川
の水質改善が急務と考えられますので、これを平成5年から7年ぐらい
の間に下水道
の面整備を進めるべく検討いたしておるところでございます。 なお、自衛隊
のある長右エ門林以西は、市街化区域ではありながら下水道認可区域となっておりませんが、現在
の認可区域が約80%程度進捗した時点で見直しを検討していく所存でありますので、ご了承をお願いいたします。
○議長(
橋本一三君) 高橋農林部長。 〔農林部長 高橋定喜君 登壇〕
◎農林部長(高橋定喜君) 石沢議員
の今後
の農政について
のおただし
のうち、減反緩和に対しまして、復田を実施させる場合どのように取り組んでいく
かのおただしでございます。 本市におきます平成4年
の復田
の状況でございますが、市街地及び未整備地区につきましては水田復帰が困難な状態
の転作休耕田が見受けられ、復田
の実施状況は約66%となっております。今後
の復田へ
の取り組みといたしましては、復田に要する経費を試算いたしますと、10アール当たり
の経費は、未整備田で約5万 2,000円、整備田では2万 200円程度と見込まれますが、農家
の方々が導入しやすい水田復帰
の条件整備事業
の実施等を国県に要望しながら、水稲と転作を上手に組み合わせた生産性
の高い水田営農
の確立を進めるために、地域懇談会等を通じまして積極的に復田対策を推進してまいりたいと存じております。 次に、平成5年度における郡山市へ
の緩和面積について
のおただしでありますが、国は平成5年度から7年度まで
の3年間
の計画で、水田営農活性化対策等引き続き実施することにしておりまして、11月13日に発表されました国全体で
の緩和面積は15万 4,000ヘクタールでございます。福島県に対しましては 5,110ヘクタール
の緩和面積が配分されたところでございます。これを見ますと、郡山市におきましては、平成4年度
の緩和面積が 431ヘクタールでございますので、約50ヘクタール程度
のプラスされる
のではない
かと推定いたしております。来る12月18日に県
の水田営農活性化対策推進会議が開催されまして、市町村別
の面積が配分されることになっておるわけでございます。 次に、土地改良区
の合併について市はどのように取り組みを指導していく
かと
のおただしでございますが、土地改良区は土地改良事業
の推進に大きな役割を果たしてきており、今後もその重要性はより増大するものと考えております。しかし、土地改良区
の現状は地域
の重複や適正規模を欠く小規模なもの等が見受けられ、これが農家負担
の増大を招く等
の要因になっております。 郡山市内には現在18
の土地改良区がございます。そのうち圃場整備事業を実施している
のは7土地改良区で、残り11
の土地改良区は事業費
の借入金
の償還事務や土地改良施設
の維持管理を行っておるものでございます。 このようなことから、県は平成4年11月に福島県土地改良区統合整備基本計画樹立委員会を設置し、整備統合
の検討を進めることになり、今後は各土地改良区
の現状調査や統合整備
の意向調査を実施しながら、全体
の統廃合基本計画を策定することになっております。市といたしましても土地改良区
の関係者と十分協議し、統合整備
のために対応してまいりたいと存じますので、ご了承願います。 以上、お答え申し上げます。
○議長(
橋本一三君) 溝井
総務部長。 〔
総務部長 溝井康之君 登壇〕
◎
総務部長(溝井康之君) 石沢議員
の市民
の休日について
のおただしでありますが、地方公共団体
の休日は条例で定めることになっております。条例に規定する休日以外
の日を休日として定めることができる日は、地方自治法
の規定により特別な歴史的、社会的意義を有し、住民がこぞって記念することが定着している日で、かつ当該地方公共団体
の休日とすることについて、広く国民
の理解を得られるようなものについては、あらかじめ自治大臣と
の協議を得て地方公共団体
の休日として定めることができるとされておりますが、この休日は、性質上極めて限られたものとされ、その例としては沖縄県
の慰霊
の日、広島市
の平和記念
の日などであり、おただし
の市制記念
の日、明治天皇行幸
の日等はこれには該当しないものとされております。 したがいまして、市制記念日を市民
の日として休日とすることは難しいところでありますが、これら
の日を市民
の日として設定し、その意義に沿った行事等を行うことは可能でありますので、今後十分検討してまいりたいと存じますので、ご了承願いたいと思います。
○議長(
橋本一三君) 国分水道事業管理者。 〔水道事業管理者 国分敏彦君 登壇〕
◎水道事業管理者(国分敏彦君) 石沢議員
の逢瀬川
の水利用について
のおただしにお答え申し上げます。 逢瀬川第1水源は、上流域
の都市化に伴い生活雑排水
の流入が増加し、現在
の原水は水質基準値を上回っており水質汚濁が著しいため、豊田浄水場
の現有凝集沈澱池では除去されないため、浄水場内で前処理施設が必要であり、これら
の処理方法で対応する計画であります。 また、水質改善につきましては、ふるさと
の川モデル事業
の促進、下水道整備
の早期完成による水質改善を見守りながら、積極的に水道週間並びに水道広報紙等を活用し市民にPRし、協力をいただく考えでありますので、ご了承お願いしたいと思います。 以上、ご答弁申し上げます。
○議長(
橋本一三君) 本宮教育長。 〔教育長 本宮俊一君 登壇〕
◎教育長(本宮俊一君) 石沢議員
の市民
の休日と家庭
の日
の設定について
のおただし
のうち、家庭
の日
の設定についてお答えいたします。 家庭は人間形成
の基盤であり、健全な青少年を育成する
のには、よい家庭環境をつくることが必要であります。このため、まず大切なことは、家庭
の和やかな話し合いを通して家族全員
の意思
の疎通と感情
の融和を図り、お互いに理解し合うことが大切であると考えられます。 このことから、福島県では昭和41年1月から毎月第3日曜日を家庭
の日と定め、家族全員で話し合う、家族全員で楽しみ合う、家族全員で運動する、家族全員で勤労する等を内容として実施されております。 当市といたしましても、この趣旨に沿い公民館が中心となり広く市民に趣旨
の徹底を図ってきたところであり、公民館としましても毎月第3日曜日は家族全員が顔をそろえ楽しい一日を過ごしていただくよう自主事業を自粛し、休館日としているところであります。 また、学校におきましても児童生徒に周知しているところでありますが、今後とも関係機関、団体等にも周知を図り、広く普及に努めてまいりたいと存じますので、ご了承願います。
○議長(
橋本一三君) 石沢春信君
の再質問を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本一三君) 以上で、石沢春信君
の質問を終了いたします。 以上で
市政一般質問は全部終了いたしました。 ------------------*-----------------
△日程第2 議案第 219号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第6号)から議案第 254号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)まで(
委員会付託)
○議長(
橋本一三君) 日程第2に従い、議案第 219号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第6号)から議案第 254号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)まで
の以上
の議案36件を、件名
の朗読を省略し、一括して議題といたします。
委員会付託を行います。 議案第 219号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第6号)から議案第 254号 平成4年度郡山市
一般会計補正予算(第7号)まで
の以上
の議案36件を、
委員会付託表
のとおり、それぞれ所管
の常任委員会に付託いたします。 ------------------*-----------------
△日程第3 請願第16号から請願第18号、陳情第38号から陳情第43号まで(
委員会付託)
○議長(
橋本一三君) 日程第3に従い、請願3件及び陳情6件を、件名
の朗読を省略し、一括して議題といたします。 ただいま議題といたしました請願3件及び陳情6件については、請願・陳情文書表
のとおり所管
の常任委員会に付託いたします。 それぞれ
の常任委員会においては、ただいま付託いたしました議案及び請願、陳情について、12月18日
の本会議に報告ができるようにご協力をお願いいたします。 以上で本日
の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後3時36分 散会...