福島市議会 2020-12-09
令和 2年12月定例会議-12月09日-05号
令和 2年12月
定例会議-12月09日-05号令和 2年12月
定例会議
令和2年12月9日(水曜日)
─────────────────────────────────────────────
出 席 議 員(35名)
1番 沢井和宏 2番 山田 裕
3番 高木直人 4番 根本雅昭
5番 斎藤正臣 6番 川又康彦
7番 梅津一匡 8番 佐々木優
9番 丹治 誠 10番 佐原真紀
11番
石原洋三郎 12番
二階堂利枝
13番 石山波恵 14番 萩原太郎
15番 鈴木正実 16番 阿部 亨
17番 羽田房男 18番 小熊省三
19番 後藤善次 20番
梅津政則
21番 高木克尚 22番 白川敏明
23番 大平洋
人 24番 小松良行
25番
二階堂武文 26番 尾形 武
27番 村山国子 28番 小野京子
29番 粕谷悦功 30番 山岸 清
31番 半沢正典 32番 黒沢 仁
33番 渡辺敏彦 34番 真田広志
35番 宍戸一照
─────────────────────────────────────────────
説明のため出席した者
市長 木幡 浩 副市長
紺野喜代志
副市長 山本克也
政策調整部長 髙橋信夫
総務部長兼
危機管理監 斎藤房一 財務部長 遊佐吉典
商工観光部長 市村尊広 農政部長 熊坂淳一
市民・
文化スポーツ部長西坂邦仁 環境部長 清野一浩
健康福祉部長 山田 準
こども未来部長 佐藤博美
建設部長 林 和良
都市政策部長 遠藤徳良
会計管理者兼会計課長 髙槻文彦 総務課長 佐藤好和
財政課長 板垣真也
水道事業管理者 八島洋一
水道局長 野田幸一 教育長 古関明善
教育部長 矢吹淳一
監査委員 遠藤和男
消防長 菅野辰之
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議会事務局出席者
局長 横田博昭 次長兼
議事調査課長 渡邉洋也
総務課長 寺島正嗣
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議 事 日 程
1 日程変更
2 一般質問
3 追加議案第159号ないし第167号
の提出
議案第159号 令和2年度福島市
一般会計補正予算
議案第160号 令和2年度福島市
水道事業会計補正予算
議案第161号 令和2年度福島市
下水道事業会計補正予算
議案第162号 令和2年度福島市
国民健康保険事業費特別会計補正予算
議案第163号 令和2年度福島市飯坂町財産区
特別会計補正予算
議案第164号 令和2年度福島市
公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算
議案第165号 令和2年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算
議案第166号 令和2年度福島市
後期高齢者医療事業費特別会計補正予算
議案第167号
工事請負契約の件
4 市長
の提案理由
の説明
5 議案第159号ないし第167号に対する質疑
6 議案第135号ないし第155号、第159号ないし第167号
を所管常任委員会に付託
7 議長報告
報告第26号
請願文書表
8 請願
を委員会に付託
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本日
の会議に付した事件
議事日程に記載
のとおり
午前10時00分 開 議
○議長(
梅津政則) 定足数に達しておりますので、これより本会議
を開きます。
議事日程の変更についてお諮りいたします。
さきに開会
の議会運営委員会の決定
のとおり、すなわちお手元に配付
の印刷物
のとおり
議事日程を変更したいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、
議事日程を変更することに決しました。
日程に従い、これより一般質問
を行います。
順序に従いまして発言
を許します。2番
山田裕議員。
【2番(山田 裕)登壇】
◆2番(山田裕) 議長、2番。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕)
日本共産党の山田裕でございます。会派
の一員として12
月定例会議一般質問を行います。
第6次福島市
総合計画まちづくり基本ビジョンについて質問
をいたします。
現在、
新型コロナウイルスの感染拡大が急増し、第3波と指摘されているほど
の事態が進行しています。本市においても昨日までに感染者が100
人となっています。先月11月以降急増し、12月に入って
クラスターが発生するなど、市民
の中に不安が広がっています。
今最も重要なことは、
新型コロナウイルスの感染拡大を止めるために全力
を挙げることです。そのためにも、本市における
コロナ禍で
の市民
の置かれた実態
を把握すると同時に、これほど
の危機
をつくり出した原因について認識
を共有することが必要と考えます。
そこで、本市における
新型コロナウイルス感染について伺います。
まず、本市における
感染拡大の特徴について伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
発生者
の特徴といたしましては、今年度上半期では20代
の方が27.6%、60代以上
の方が24.1%でした。10月以降
の発生者では、20代が7.3%、60代以上が51.2%
を占め、高齢者
の感染が増加してきております。
感染経路といたしましては、上半期は県外
の方と
の接触によるものが多く
を占めておりましたが、10月以降では
家庭内感染が増加してきており、多くは職場や友人、知人から
の感染によるものです。また、マスクなし
のカラオケ、飲食
をしながら
の歓談、換気
の悪い狭い空間で
の時間
の共有などで感染したケースがありました。
一方で、双方ともマスク
を着用した上で
の面談、立ち話、
公共交通機関の利用などでは感染が確認されたケースはありませんでした。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 今特徴
を伺いましたけれども、私
の捉えたところでは、1つは
家庭内感染が多いということが言える
のではないかと思います。同僚議員が質問しましたが、
PCR検査まで
の時間短縮、これが求められているというふうに思います。もう一つは、無症状
の感染者が多い。これ
を根絶していくためには、やはり社会的な検査が必要だというふうに思います。そういう提案も行っていますけれども、それぞれについてきめ細かな手だてが求められているというふうに思います。
次
の質問です。11月に
感染拡大が急増した原因について
の市
の分析について伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
11月
の患者数は35
人と急増しておりますが、
感染経路はおおむね把握できている状況です。
急増した原因としては、日常
の生活場面として
サークル活動や飲食
を伴う歓談などを通して複数
の方に感染があったこと、また症状
のない方が活動的に動くことで感染が広がってしまった状況がございました。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) そういう分析だということですけれども、私は国が進めている
GoToキャンペーンが影響している
のではないかというふうに思う
のです。直接影響しないとしても、人間が移動すること
を推奨する風潮に緩みはない
のかというところ
をきちんと見ることが必要ではないかというふうに思います。
次
の質問です。本市
の医療機関における診療、
入院体制の現状について、課題も含めてお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
コロナ禍の中における本市
の診療体制については、多く
の医療機関で
発熱患者の診察ができるよう、
かかりつけ医に積極的に診療、
検査医療機関へ
の指定登録
をお願いしてまいりました。現在、65
医療機関の登録
を見込んでおりますが、今後、
インフルエンザによる
発熱患者が増加することも想定されますので、引き続き市医師会と
の連携により、
診療体制の拡充
を図ってまいります。
また、
入院体制については、県が
新型コロナウイルス感染症患者等病床確保計画を策定し、
感染状況に応じた必要病床数
を算出、確保して、広域的に対応できるよう体制
を整備しております。
市保健所では、県
の確保計画に基づく市内で
の病床確保に協力
をしております。
感染拡大により圏域内
の病床が不足する場合には、県
の新型コロナウイルス感染症対策本部が広域で
の調整
を図り、
入院体制を確保します。
現在
の病床
の使用状況や
PCR検査の陽性率などから
感染状況はステージ1と確認はしておりますが、今後陽性患者が増加した場合には、県
の新型コロナウイルス感染症対策本部が病床数
の体制
を整えていくことになっております。
市としては、今後も県に協力してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕)
医療崩壊ということが今危機感として言われていますけれども、やはり
医療機関へ
の損失補填、助成が必要だというふうに思う
のです。その点
を提案して、次
の質問に移りたいと思います。
市内でも深刻となっている
新型コロナウイルス発生の原因と危機
を生み出す
社会的要因についてお伺い
をいたします。
この半世紀
の中で新しい感染症が次々と出現していること
を直視しなければなりません。エイズ、
エボラ出血熱、SARS、
鳥インフルエンザ、
ニバウイルス感染症、
腸管出血性大腸菌感染症、
ウエストナイル熱、ラッサ熱、そして
新型コロナウイルス感染症など。
厚生労働省によると、この30年間に少なくとも30
の感染症が新たに出現しているとしています。専門家は、出現頻度が高過ぎると警鐘
を鳴らしています。この要因について指摘されている
のは、人間による生態系へ
の無秩序な進出、熱帯雨林
の破壊、
地球温暖化、それらによる野生生物
の生息域
の縮小などによって、人間と動物
の距離が縮まり、動物が持っていた
ウイルスが人間にうつってくる、そのことによって新しい感染症が出現していると言われています。
そこで、伺います。
新型コロナウイルスの発生原因について、環境問題が指摘されていますが、市
の認識
を伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
感染症は、
人、物
の移動、開発等による環境
の変化、
社会活動様式の変容により、大きくさま変わりしております。特に1970年以降、
エボラ出血熱など
の新興感染症が出現してきており、流行地では野生動物から
人に感染するようになったとも考えられております。
新型コロナウイルスの発生原因については、現在まで解明されておりません。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕)
新型コロナウイルスについてですけれども、
中華人民共和国湖北省武漢市
のコウモリが原因とする説が有力です。コウモリは害虫
を食べる益獣と呼ばれていますが、そのコウモリ
の生息域に開発
の名
の下に人間が入り込み、捕獲されて取引までされることが主な原因と考えられています。
世界自然保護基金、WWFは、報告
の中で、次
のパンデミックを防ぐ上で、健全な環境、人間
の健康、動物
の健康
を1つ
の健康と考えるワンヘルスアプローチ
を提起しています。この視点が大事だと思います。
次
の質問です。環境など
の自然的要因と同時に、これほど重大な社会問題
を引き起こした
社会的要因についても検証が必要です。
そこで、伺います。
医療崩壊の危機となりかねない事態
をつくり出した背景に
医療費削減などが指摘されています。医療危機
を生み出した
社会的要因について、市
の認識
を伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症については、11月以降、全国的に感染者が急増してきており、
入院患者数及び重症患者数
の増加に伴い、
医療従事者の不足と疲弊、また
受診控え等による
医療機関の減収などが懸念されている問題と認識しております。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕)
全国公私病院連盟会長の邉見公雄氏は、医療には本来、ゆとりが必要だが、それが全くない。そこにコロナが襲ってきた。
効率至上主義で、病院
のベッド
を常に入院患者でいっぱいにしないといけないような診療報酬にしてしまったと日本
の医療
の脆弱性
を指摘しています。
つまりこの間
の国
の施策が医療現場に深刻な事態
をつくり出したこと。さらに、医療だけでなく、介護、
障害福祉、保育、雇用、経済、教育など、あらゆる分野に及んでいることが
コロナ危機の下で浮き彫りになってきているということです。私は、その反省にまず立つことが大切だと思います。その上で、
ポストコロナを展開する際、従来
の社会保障
をはじめ
公的サービスを後退させ、自己責任
を押しつけるやり方
を根本から変えていくことが必要だと考えます。
次
の質問に移ります。
コロナ危機を乗り越えて
のまちづくり基本ビジョンの実現についてです。
ポストコロナ時代を見据えた
社会づくりの項目で、新たな発想による
社会づくりの視点が位置づけられています。
ポストコロナ時代といった場合、大局的な視点からこれまで
の施策について検証することが求められます。1つは、医療、介護、
障害福祉、保育など、命
を守る仕事へ
のリスペクトが果たして十分だったかが問われています。
医療従事者は、平素から苛酷な長時間労働
を強いられています。介護、
障害福祉、保育では、
労働者平均より月10万円も賃金が安く、低賃金による人手不足が深刻です。国全体で見ると、日本
の社会支出は対GDP比で22.7%、フランス
の32.2%
の7割しかありません。こうした貧しい現状では危機に対応できないと言わなければなりません。
そこで、伺います。医療、福祉、保育などへ
の手厚い施策が必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症により、マスク
の着用や3密
を避けることなど、これまで
の生活スタイルから
の変化が求められました。
新しい生活様式
の考え
の下、ICT
の導入など様々な工夫
を行っているところであり、医療施策では、
感染症対策を講じた
診療体制、検査体制、移送体制など、さらに強化
をしてまいります。
福祉施策では、医療や介護
の専門職員
を対象に、ICT
を活用した
オンライン研修を開催し、在宅医療と介護
の切れ目
のない連携
を図るほか、家族が抱える複合的な問題に対応できる
包括的かつ継続的な相談体制
の整備
を進め、
ポストコロナ時代に対応した
地域共生社会の実現に向け、推進
を図ってまいります。
保育施策では、ICT
を活用した子供
の安全確保、保護者
の利便性
の向上、保育士等
の負担軽減により、保育
の質
の向上
を推進してまいります。
今後におきましても医療、福祉、保育が安定的に継続して提供できるよう取り組んでまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、働き方
の問題です。
コロナ危機の下で、数百万
人という膨大な失業者が生まれていますが、その半数は派遣、パート、アルバイトなど
の非
正規雇用労働者です。また、フリーランスで働く多く
の人々は甚大な打撃
を受けています。1990年代から始まる労働法制
の規制緩和が、多く
の働く人々
を危機に際して弱い立場に追いやっています。
そこで、伺います。働き方
の改善、非
正規雇用から
正規雇用へ
の転換が必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
本市におきましても非
正規雇用から
正規雇用へ
の転換による労働者
の定着
を図ることが重要であると考えており、国
のキャリアアップ助成金の正規雇用転換コースなど
の周知
を図り、
市就職支援相談窓口の雇用促進推進員による企業訪問などにより、
正規雇用へ
の転換
の啓発に努めております。
今後とも、全て
の方が能力、意欲
を十分に発揮して、安心して働くことができるよう、
福島労働局など
の関係機関と連携して取り組んでまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、一
人一
人の学び
を保障するという問題です。
9月
定例会議でも取り上げましたけれども、子供たち
の学び、心
のケア、安全
を保障する上で、20
人程度
の少人数学級
の実現は急務だと思います。そのためにも、学校
の教員とスタッフ
を抜本的に増やすことが不可欠です。
11月28日
の福島民報
のみんな
のひろば欄に中学生
の投書が載りました。紹介します。
新型コロナウイルスが流行したことによって、私たち
の学校生活はかなり変化しました。学校が休みになった後、約10日間は分散登校となりました。通常
の半分
の人数で授業
を受けました。前後左右1つずつ間隔
を空けて座ったので、教室が広く感じました。私は、仲
のよい友達と登校日が別になってしまい、少し寂しい思いになりました。でも、悪いことばかりではありませんでした。授業中
のことです。数学
の授業では、先生から問題
の解き方
を個別に教えてもらうことがあります。人数が少ないため、先生
の目が全員に行き届く
のです。分からないこと
をそのままにせずに済みました。いつもより静かなクラスになり、寂しさもありましたが、真剣に授業に取り組むことができ、勉強にはよい環境だったと思いますという投書です。
率直な思いが語られているというふうに思います。先生
の目が全員に行き届く、勉強にはよい環境だったという中学生
の声に応え、少人数学級
を実現することが求められています。
次
の質問です。改めて、少人数学級など、学習環境
の改善が必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎教育長(古関明善) 議長、教育長。
○議長(
梅津政則) 教育長。
◎教育長(古関明善) お答えいたします。
児童生徒
の安全安心
を確保し、確かな学び
の保障や心
のケアに取り組み、
コロナ禍においても学校がその責務
を果たすことができるようにするため、福島型オンライン授業に向けたICT環境
の整備、加配教員等
の継続的配置に対する国、県へ
の要望など、人的、物的環境
の整備に努めていくことが重要であると考えております。
少人数学級につきましては、コロナ
ウイルス感染症予防や個に応じたきめ細やかな指導などには有効と考えており、文部科学大臣が30
人学級
の実現
を目指すと
の発言
をしていることから、今後国
の動向
を注視してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、市民
の生活
を守るという点です。
コロナ危機は、非
正規雇用やフリーランスで働く
人、そしてひとり親世帯から仕事と収入
を奪いました。より弱い立場
の人々ほど打撃
を受け、困難な事態に追い込まれています。
そこで、質問いたします。貧困対策や負担
の軽減など市民
の暮らし
を応援する市政
の実現が必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響
を受けた方へ
の緊急支援策として、特別定額給付金
の早期支給や市営住宅へ
の入居支援、エールクーポン
の発行や赤ちゃん応援特別定額給付金
の支給といった市民生活へ
の支援、新たなビジネスモデル創出支援や商店街活性化イベント推進等
の事業者へ
の支援など、市独自
の支援策
を積極的に行ってまいりました。
また、国、県及び社会福祉協議会が行う支援制度についても出張
説明会
を開催して市民
の皆様に直接お伝え
をし、活用していただくようにするなど、市独自
の手法で支援策
の周知
を図ってきているところであります。
今後も
新型コロナウイルス感染症の感染状況や市民生活へ
の影響
を最小限とするため、市民
の皆様
の暮らしや事業者
の皆様
を応援する支援策
を積極的に展開してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) それでは、次
の質問です。
文化芸術について伺いたいと思います。
文化芸術はぜいたく品でなく、人間が生きていく上で必要不可欠と言われています。しかし、文化芸術
を担う皆さんは、
コロナ危機の下で、貴重な発表
の場である公演やイベント
の開催が中止や延期
を余儀なくされています。そのことによって、生活や団体
の運営が窮地に立たされているというケースも少なくありません。年末年始にかけても活躍
の場が奪われかねず、一層
の困難が予想されます。
そこで、伺います。市民が取り組む文化芸術活動へ
の支援
を充実させるべきと考えますが、市
の見解
を伺います。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えいたします。
コロナ禍にありましても、市民が健康で心豊かな生活
を営むためには、文化芸術活動
を行う、見る、支える機会
を確保することが重要であると考え、市では音楽堂など
の公共施設
の使用料
を時限的に減額することにより、文化イベント
の開催
を支援してまいりました。
また、国や専門家
の知見等に基づいた業種別
の感染拡大予防ガイドラインが策定されたことから、総じて対策
を講じた文化芸術活動が回復しつつありますが、いまだ十分ではないと認識
をしております。
次期総合計画で
の具体的な支援策は、現時点ではお示しすることはできませんが、
コロナ禍にありましても福島らしい文化芸術活動
を停滞させないよう、新しい生活様式に対応した取組へ
の支援や次世代
の文化芸術
を担う人材
の発掘、育成へ
の支援など
を検討してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次
の質問です。
新型コロナウイルスの発生が地球的規模
の環境破壊と結びついていると指摘されているとき、
地球温暖化を止めるために力
を尽くす必要があります。総合計画でも脱炭素社会と循環型社会
の構築がうたわれていますが、改めて伺います。
二酸化炭素排出量ゼロなど、エネルギー政策
の転換が必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎環境部長(清野一浩) 議長、環境部長。
○議長(
梅津政則) 環境部長。
◎環境部長(清野一浩) お答えいたします。
エネルギー政策については、国において感染症拡大がエネルギー需要や経済に与えた影響、アフターコロナ社会
の在り方など
を総合的に判断し、検討すべきものと考えております。
本市といたしましては、原子力に依存しない
社会づくりに貢献していくこと、そして脱炭素社会
の実現に向けて、原子力や化石燃料へ
の依存から脱却し、エネルギー転換
を図るべく再生可能エネルギー
の導入拡大
を推進してまいる考えでございます。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 5年、10年後
を見据えた総合計画でビジョン
を示すとき、これら
の課題
を位置づけることが必要だと考え、見解
を伺いました。
繰り返して言えば、医療、福祉、保育へ
の手厚い施策、非正規から正規へ
の働き方
の改革、少人数学級など
の学習環境
の改善、市民
の暮らし応援、文化芸術活動へ
の支援、エネルギー政策
の転換、これらです。これら
の課題についてしっかり位置づけること
を要望して、次
の質問に移ります。
市民生活
の向上についてお伺いいたします。
コロナ禍で市民生活がさらに深刻となっているとき、総合計画に位置づけることが求められます。
そこで、質問です。市民生活
の向上が必要と考えますが、総合計画における位置づけについてお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
本市では、
コロナ禍における市民生活
の向上
のために、各種施策により生活困窮者
の支援に努めております。
総合計画案におきましては、目指すべき将来
のまち
の姿として、基本方針
の中に暮らし
を支える安心安全
のまちと定め、安心して暮らせる健康・医療・福祉
の総合的な推進
を重点施策として位置づけております。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次
の質問です。
SDGs
の第1目標である貧困
をなくすについて
の本市
のビジョンについてお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
SDGs
の目標、貧困
をなくそうでは、全て
の市民が必要最低限
の暮らし
を確保することができるよう、自治体がきめ細やかな支援策
を展開することが求められております。
本市総合計画案では、生活困難者へ
の支援として、市民生活
の安定と向上
を図るため、
包括的かつ継続的な相談支援
を行い、経済的な自立、日常生活における自立、社会生活における自立に向け、福祉、保健、医療、労働、教育など関係機関と連携
を図りながら施策
を展開してまいりたいと考えております。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 総合計画
を読んで私
の感想ですけれども、やはり市民
の生活向上と貧困
をなくすという視点が弱い
のではないかというふうに思いました。改めて、そこ
をしっかり位置づけていただきたいというふうに提案
をしたいと思います。
次に、地域経済
の活性化についてお伺い
をいたします。
まず、来訪者
の対応についてです。
県内外から
の来訪者
の市内で
の回遊性について、具体的な施策についてお伺い
をいたします。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
本市
の花見山、花もも
の里、花やしき公園など
をはじめとするふくしま花回廊や飯坂、土湯、高湯
の3温泉地と観光農園など
の観光資源
の連携、朝ドラ、エール
のレガシーとリニューアル
を進める古関裕而記念館など
の魅力と、高速交通網が整備された交通
の要衝として
の強み
を生かし、首都圏や近隣地域から
の来訪者
の拡大
を図り、その流れ
を中心市街地へと誘導するような回遊性
を高める取組
を進めてまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 今
の答弁についてですけれども、その具体的な施策についてはどうでしょうか。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
今申し上げましたふくしま花回廊と称しまして、春になれば花見山、まだ今どんどん、どんどん広がり
を続けております花もも
の里、花やしき公園、そうした一つ
の花
をテーマとした観光と、それと古関裕而氏
の活躍、そういった古関裕而
のまち福島
の魅力
を発信するというそれぞれ
の具体的な事業
を総合的に展開していきながら、福島市へ
の来訪者
の拡大、そして町なかへ
の誘導というもの
をそれぞれ総合的に幅広く展開してまいりたいと考えています。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) では、次
の質問です。
地域経済
の活性化といった場合、来訪者と同時に、そもそも市民が本市
の魅力
を享受するということが基本だと考えます。観光地や温泉などへ気軽に市民が出かけていく。そのためにも、地元
の商店街や中心市街地で買物ができるような環境整備が大切です。ももりんシルバーパスポート
の年齢引下げや
公共交通機関のバリアフリー化、子供
の安全に配慮した整備などとともに、市民生活
を向上させるという市民
の立場に立った視点が必要です。
そこで、お伺い
をいたします。にぎわい
のあるまちづくりという場合、市民
の集客と消費
を喚起することが必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
中心市街地
のにぎわいづくりには、中心市街地が
人が集まる場所であること、そして魅力的で元気な商店街が出迎えてくれる場所であることが重要であると考えております。
このため、本市では、
コロナ禍にあっても、感染防止対策
を講じながら、これまで多く
の人が集まる多様なイベント
を開催するとともに、8月に閉店した旧中合テナント
の町なかで
の営業再開
を支援してまいりました。
来年4月に開校する県立医科大学
の保健科学部など
の学生たちが集う中心市街地となるよう、今後とも商工団体や商店街などと連携してにぎわい
を創出してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) やはり市民
の皆さんにそれこそ福島市
の魅力
を味わってもらうということが基本だというふうに考えます。そのため
の施策
を引き続きお願いしたいと思います。
次
の質問です。高次
の都市機能
の集積、強化について、具体的な中身についてお伺いいたします。
◎
都市政策部長(遠藤徳良) 議長、
都市政策部長。
○議長(
梅津政則)
都市政策部長。
◎
都市政策部長(遠藤徳良) お答えします。
高次
の都市機能につきましては、行政、医療、教育、文化、商業、レジャーなど住民生活や経済活動に対して、広域的に影響力
のあるサービスなど
を提供する機能であり、本市では中心市街地に都市機能区域
を位置づけ、高次都市機能
の集積、強化
を進めております。
現在事業が進められている福島駅東口地区第一種市街地再開発事業においては、商業施設や宿泊施設、オフィス、分譲住宅、駅前交流、集客拠点等
の高次都市機能が計画されており、多様な交流
の拡大とにぎわい
の創出に向けた取組
を推進し、県都福島にふさわしい中心市街地
の形成に努めてまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 今
の答弁についてですけれども、広域的に影響力
のある機能とおっしゃっていますが、広域といった場合、どの範囲
を想定している
のか、お伺いします。
◎
都市政策部長(遠藤徳良) 議長、
都市政策部長。
○議長(
梅津政則)
都市政策部長。
◎
都市政策部長(遠藤徳良) お答えいたします。
基本的には、まず福島圏域と言われている県北地区とか、そういうエリア
を考えておりますが、いわゆる高速交通
の拠点でもあります福島市としましては、内容によりましてはそれより遠い範囲
の影響も視野に入れて整備
を考えていくというものでございます。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 広域的とにぎわいという
のが矛盾する
のではないかと思う
のです。それは、この後
の質問でも提起したいと思いますけれども。
次に、にぎわいのあるまちづくりと伊達市に出店が計画されているイオンモールについてお伺い
をいたします。
にぎわい
のあるまちづくりにとって、伊達市で計画されているイオンモール出店について多面的な角度から検討することが必要です。この間、市は重大な態度変更
を行っています。
さき
の9月
定例会議で
の質問に対し、大型商業施設が出店されれば、中心市街地
の空洞化、商店街
の衰退について、懸念はあるという答弁でした。また、高齢者等
の購買活動、交通渋滞、商店街
の衰退に伴う地域固有
の伝統文化
の衰退については、そのようなことも起こり得るとも答弁しています。さらに、福島駅東口再開発について
の質問に対し、駅前
のにぎわいに影響はあるものと思われるとまで答弁
をしていました。引き続き動向
を注視するという慎重な態度だったと思います。
そもそも市
の態度は、平成28年には、大型商業施設
の出店は、県北地域
の生活圏における持続可能な商業まちづくり
を推進する観点から容認できるものではありませんと反対
を明確に表明し、県に要望書
を提出しています。昨年
の9月
定例会議では、大型店
の進出には、規模、機能
の面から、福島市中心部
をはじめとする圏域内各地域と共存できる施設内容でないものは賛成しかねると答弁しました。それが5万平米ということだった
のでしょうか。1年前までは伊達市
の大型商業施設
の出店には反対や慎重だったにもかかわらず、どんどん態度
を変更してきています。
そして、7万平米ではなく5万平米に売場面積
を縮小するなら容認するという根拠については、5万平方メートル程度ならば、本市中心部
のまちづくりと両立できるぎりぎり
の規模ではないかとも答弁しています。その際、いわき
の小名浜店
を例に挙げました。5万平米がぎりぎりと言ったにもかかわらず、今回はそれすらも投げ捨ててしまいました。
そこで、伺います。本市が容認する条件として売場面積5万平米へ
の縮小
を挙げていましたが、変更した経緯についてお伺いいたします。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
大型店
の出店には、規模、機能
の面から、本市中心部
をはじめとする福島圏域各地域と共存できる施設内容でないものは賛成しかねるという
のが本市
の立場であり、本市中心部
のまちづくりと両立できるぎりぎり
の規模となる総賃貸面積がイオンモールいわき小名浜店程度、つまり5万平方メートル程度と考え、イオンモール側に要請してまいりました。
今般、同地区
の市街化区域編入へ
の道
を開く地区計画決定に向けて
の協議が伊達市と県と
の間で進められる中、イオンモール側から提示
を受けた計画見直し案では、施設全体規模がこれまで想定していた規模
の下限となる7万平方メートル程度、うち公共的機能
を5,000平方メートル程度含み、商業機能は6万5,000平方メートル程度とされたこと、シネマコンプレックスは計画しないこと、曽根田町
のイオンシネマ福島及び南矢野目
のイオン福島店については営業
を継続することなど、本市
の要請に一定
の配慮がなされたものとなっております。
法令的な規制には限界があることも踏まえ、広域的見地から、この見直し案
を受け入れ、さらなる大きな見直しは求めないこととしたものでございます。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 5万平米がぎりぎりと言っていた
のですよね。今回は6万5,000平米な
のですけれども、その根拠についてお伺いしましたが、ちょっとはっきりしませんでした。
本議会における市長
の提案理由
説明では、今答弁ありましたけれども、映画館
の存続が本市に一定
の配慮がなされたとしています。イオンシネマ
の存続がイオンモール出店容認
の条件とするなら、あまりにもハードルが低いと言わざる
を得ません。矢野目
のイオン存続も、本市
の意見に配慮ともしています。
そこで、伺います。新たにシネマコンプレックス
を設けず、イオンシネマ福島
の継続
を容認する条件としましたが、市がそう判断した根拠についてお伺いいたします。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
イオンシネマ福島は、山形県など
を含む広域から年間約50万
人を集客する本市中心市街地
のにぎわい創出
の上で重要な施設であり、これまでもこれと競合するシネマコンプレックス
を設けないこととするようイオンモール側に計画見直し
を要請してきたところであります。
今回
の見直し案では、その要請に沿い、シネマコンプレックス
を設けないとされたことで競合
を回避できることから、判断にあたって
の要因
の一つとしたものでございます。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 映画館
の存続が条件だということで、ちょっとびっくりする話だというふうに思います。
私は、中心市街地で商売
をしている商店主
の方から話
を伺いました。その方によれば、福島市
の商業にとって打撃になる
のは間違いないが、伊達市にとってもプラスになるかは疑問だとおっしゃっています。例えばイオンに店
を構えるテナント
の売上金は、全てその日
のうちに本社に吸い上げられ、翌月
の15日になって初めて家賃や経費などが差し引かれた上でそれぞれ
の店に振り込まれるということです。しかも、テナント
のほとんどは全国チェーン店。地元へ
の還元は見込めない。雇用についても、創出どころか、非正規
の長時間労働で離職者が増えている
のが全国的な傾向と言っています。さらに、県北が商圏といっても現実的でない。客
の奪い合いになり、すさんだものになるだろう。イオン
の出店には断固反対だとおっしゃっていました。自ら
の経営にとって
の不安と同時に、地域経済に対するマイナス要因について冷静に分析していると思います。
私は、中合デパート
の閉店
を教訓にしなければならないと考えます。当時
の社長は、中合閉店
の際
の記者会見で、消費税
の10%増税と台風19号
の被害で消費が冷え込んだこと
を閉店
の理由として挙げました。福島駅前
の顔として愛されてきた老舗デパート
の閉店は、市民にとって大きな衝撃となっています。
コロナ禍の下で地域経済がさらに悪化しているとき、伊達市に大型商業施設が出店することになれば、中合デパート
の二の舞になってしまう
のではないでしょうか。広域的な発展
の道といっても、競争原理が働く市場経済
の下、現実性があるか疑問です。
そこで、改めて伺います。本市
のにぎわい
のあるまちづくりにとって打撃となりかねないイオンモール出店は、今からでも反対すべきと考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
大型店
の出店には法令的規制に限界がございます。さらに見直し
を求め続けた場合、今回
の見直し案よりもさらに影響
の大きい計画に戻ってしまうことも危惧されます。今後は、本市
の要請に一定
の配慮がなされたこの計画が進んでいくものと
の見通しに立ち、イオンモールはもとより、伊達市など福島圏域
の市町村と連携
を強め、協力関係
を築いていくことが重要であると考えておりますので、さらなる大きな見直し
を求めることはいたしません。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 何かイオンに対して相当
の配慮というか、譲歩している
のではないかなというふうに私は率直に思います。
市長は、11月19日
の記者会見で、規模はまだ開きがあり、市
のまちづくりに影響がないとは言えないと率直に認めています。今からでも反対
を表明すべきだと思います。
次に、子供たち
のため
の施策についてお伺い
をいたします。
子供たち
の特色
のある幼児教育、保育
の推進ということが打ち出されています。その中身として、外国語及び国際理解や芸術、文化、伝統に関する教育などが示されています。その際、私は、外国語及び国際理解といった場合、外国語
の早期教育
の弊害について指摘しましたし、過度な期待で子供
の負担にならないこと
を希望するとも述べました。
改めてお伺いします。子供たち
の特色ある幼児教育、保育
の推進について、具体的中身についてお伺いします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
福島市特色ある幼児教育・保育プロジェクトは、子供たち
の創造性や感性
を育む、施設
の魅力
のある新しい取組
を支援、発信し、子育て世代が集まる環境づくり
を目的に実施しております。
事業
を共生社会。自然環境。心身
の健康増進及び身体機能
の向上。芸術、文化、伝統。ICT
の活用、地域と
の連携
の5つ
の事業類型に分類し、募集いたしました。
私立幼稚園、認可保育施設から17
のプロジェクト
の応募があり、有識者等で構成する選考委員会
を経まして、11プロジェクト
を選定したところでございます。
選定されたプロジェクトは、市ホームページで公開するとともに、2つ
のプロジェクトは市政テレビ番組で紹介いたしました。
選定された各施設においては、プロジェクトに基づき事業
を実施し、魅力
の向上
を図っているところでございます。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、いじめ
の問題です。
いじめは、相手に恥辱や恐怖
を与え、思いどおりに支配しようとするもので、いかなる形
を取ろうとも人権侵害であり、暴力です。絶対に許されるものではありません。本市でも、男子児童がいじめ
を受け、不登校になり、その後自殺
を図ろうとしたという看過できない事案も発生しています。
いじめ自体も増加していますが、私は学校
の対応として、後回しにしないで命最優先
の立場に立つこと、ささいなことにも対応するため、教職員、保護者
の情報共有
を重視すること、子供
の自主的活動
の比重
を高め、いじめ
を止める人間関係
をつくること、被害者
の安全
を確保し、加害者にはいじめ
をやめるまでしっかり対応すること、被害者家族
の真相
を知る権利
を尊重し、学校側がつかんだ情報
を隠さないこと、これ
を徹底しなければならないというふうに考えます。
個々へ
の対応と同時に、いじめが増加する要因について向き合わなければなりません。いじめは、子供
のストレス
の増大
を示し、その背景には教育や社会問題があると言われています。その内容としても、過度
の競争や管理教育などが挙げられています。さらに、社会
の在り方についても真摯な検討が求められています。
そこで、お伺いいたします。いじめ
の内容が複雑化してきており、子供
を取り巻く環境など社会的背景について考慮する必要があると考えますが、いじめ
の起こる
社会的要因について、市
の見解
を伺います。
◎教育長(古関明善) 議長、教育長。
○議長(
梅津政則) 教育長。
◎教育長(古関明善) お答えいたします。
いじめ
の原因と背景は様々でありますが、文部科学省
の資料によれば、家庭側
の原因と背景として、核家族化や少子家庭
の増加、親による過保護、過干渉や親
の価値観
の多様化
を挙げており、それらが人間関係スキル
の未熟さや欲求不満へ
の耐性、協調性や思いやり
の欠如、規範意識
の低下などにつながっていると
の見解が示されております。
また、学校側
の原因と背景として、教師
のいじめに対する認識不足や、教師も児童生徒も多忙で、お互い
の交流が不十分であることなどが挙げられております。
本市におきましても同様
の傾向にあり、加えて近年ではインターネットやスマートフォン
の普及もいじめ
の起こる
社会的要因と考えられるとともに、これら様々な要因が複雑に絡み合っているものと捉えております。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、学校給食についてお伺いします。
総合計画では、思い出に残る学校給食
を提供するとしています。子供にとって、給食は学校生活
の中で最も楽しみにしている一つです。同時に、毎日食べ続ける学校給食ですから、心身
の成長や発達に与える影響は小さくありません。
1954年に学校給食法が制定され、2005年には食育基本法が制定され、食育
を、生きる上で
の基本であって、知育、徳育及び体育
の基礎となるべきものと位置づけると明記されました。給食は教育
の一環であるとともに、学校給食は人間づくり
の基本であり、生命
の貴さ
を学ぶ場であるという
のが同法
の理念となっています。
これら
を勘案すれば、学校給食は自校方式こそが本来
の在り方だと思います。子供たちからは、自校方式
の小学校からセンター方式
の中学校に進学して、小学校
のとき
のほうがおいしかったと感想も聞かれます。学校に調理室があれば、そこで働く調理師さんと
の交流も子供たちにとっては貴重な経験となるでしょう。思い出に残る学校給食といった場合、自校方式でこそ子供
の心
を捉えることができるはずです。
そこで、伺います。思い出に残る学校給食
を提供するためには、自校方式が適していると考えますが、見解
を伺います。
◎教育部長(矢吹淳一) 議長、教育部長。
○議長(
梅津政則) 教育部長。
◎教育部長(矢吹淳一) お答えいたします。
本市では、今年度からは福島型給食推進事業により、旬
の食材
を使用した献立で学校給食
を行っているところですが、この中では自校方式、センター方式にかかわらず、様々な工夫により地産地消
を進めながら、子供たち
の思い出に残る給食
を目指しております。
学校給食における単独給食実施校
の在り方については、学校給食運営
の観点も含め、今後も継続して検討してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、女性
の地位と活躍について伺います。
新型コロナウイルス感染拡大が多く
の女性たち
を直撃しています。経済情勢
の悪化や日常生活
の激変による矛盾が女性に集中しています。今年4月
の雇用者数は男女とも激減しましたが、減少幅が大きい
のは女性でした。男性32万
人減に対し、女性は2倍以上
の74万
人減と
の報告もあります。女性
の非正規
の就業者が多い観光、宿泊、飲食業などが大打撃
を受けたこと
の影響です。見過ごせない
のが自殺者
の急増です。
厚生労働省によれば、10月
の女性
の自殺者は852
人と前年同月比で8割も増加しました。同時期
の男性
の増加率、約2割
を大きく上回っています。特に日本では、ふだんから女性に家事や育児、介護
の負担がのしかかっているという現実があります。
コロナ禍がそれに拍車
をかけ、女性が心身ともに疲弊するという事態となっています。内閣府
の研究会では、外出自粛がDVや虐待につながったと指摘されています。この深刻な事態に直面している女性
の問題に対し、総合計画でも向き合う必要があると考えます。
国連女性機関は、ジェンダー視点
の対策は、女性のみならず社会
の全て
の構成員によい結果
をもたらすと強調しました。ジェンダーは女性だけ
の問題ではありませんし、コロナに対し、ジェンダー
の視点で解決
を図ることが一層重要となっています。
そこで、伺います。総合計画におけるジェンダー
の位置づけについてお伺いいたします。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
ジェンダー平等は、SDGsにおける世界共通
の目標であり、
総合計画まちづくり基本ビジョンにおいて、重要な視点
の一つである持続可能性
の実現
の中でその考え方
を位置づけております。
基本方針では、子どもたち
の未来が広がるまち及び新ステージに向けて共創・挑戦・発信するまち
の中で、それぞれ
の重点施策である子どもたち
の未来が広がる子育て・教育
の新ステージ
の実現と市民総活躍と市民共創
のまちづくりにおいて、ジェンダー平等施策である男女共同参画・人権尊重
の推進に取り組むこととしているところでございます。
これら施策
の推進によりまして、誰しもが平等に機会
を得られ、自分
の能力が発揮できる持続可能な社会
の形成
を進めてまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、ジェンダー平等
を実現するためには、広範な市民
を対象とした学習会など
を開き、定着させていくことが必要と考えますが、市
の見解
を伺います。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
ジェンダー平等、男女共同参画社会
の実現について広く市民へ啓発
を図るため、毎年、人材養成講座や男女共生セミナーなど
を開催し、多く
の市民
の皆様に参加
をいただいているところでございます。
また、市民や団体など
の希望に合わせて実施する出前講座において、ジェンダー平等や男女共同参画について学んでいただく機会
を設けているところでございます。
このほかにも、男女共同参画情報紙さんかくBook
を年1回発行して全世帯に配布し、講座等に参加いただけない方にも広く周知するよう努めているところでございます。
今後も多く
の市民がジェンダー平等などについて継続して学び、より理解
を深めることができるよう、学習機会
の充実に努めてまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、全て
の個人が尊重され、多様性
を認め合う
社会づくりの具体的施策についてです。
昨年
の12月に質問
を行いましたけれども、そこでは学校
の制服
の問題
を取り上げました。その際、答弁では、それぞれ
の他県
の例とか、そういったもの
を参考にさせていただきながら、その
人その
人、個人個人
の人権
を尊重するような対応ができるような対策
を検討してまいりたいという答弁でした。
さき
の9月
定例会議でも制服問題が取り上げられましたが、1年前
の答弁とあまり変わっていないというふうに思います。
改めて、性的マイノリティーに配慮した学校制服
の改善が必要と考えますが、昨年12月
定例会議で
の答弁に基づいた検討結果についてお伺いします。
◎教育長(古関明善) 議長、教育長。
○議長(
梅津政則) 教育長。
◎教育長(古関明善) お答えいたします。
学校制服につきましては、一
人一
人の人権
を尊重する対応が重要と考えております。
昨年来、複数
の小中学校において、女子児童生徒及び保護者からスラックス着用
の要望があり、いずれ
の学校もスラックス
の着用
を認めております。また、現在または今後、制服
の男女
の区別
をなくすこと
を検討している学校も複数ございます。
学校
の制服につきましては、今後も一
人一
人の人権
を尊重した対応
をするよう各学校へ指導してまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次に、基本ビジョン
の福島市
を取り巻く現状で示した
ポストコロナ時代についてお伺いします。
貧困と格差が命
の格差に直結していると指摘されています。市
の認識
をお伺いします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
貧困
の格差が命
の格差とならないように、健康、医療、福祉、教育、就労など関係機関と連携
を図りながら支援
を図ってまいりたいと考えております。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 次
の質問です。
パンデミックは歴史
を変える契機になると言われるほど、従来
の発想
の転換が求められていると考えますが、この社会変化に対して
の市
の認識についてお伺いします。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
◎市長(木幡浩) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症は、現在世界規模で同時流行し、人々に大きな健康被害とそれに伴う社会的、経済的な影響
をもたらす
パンデミックの状況にあると言えます。
新型コロナウイルスと
の闘いは長期にわたると
の覚悟に立って、気
を緩めることなく
感染拡大防止に取り組み、社会経済活動と
の両立
を図る必要があります。
他方、これ
を飛躍
の転換点と捉え、
ポストコロナ時代の社会
を展望するため、新総合計画
の5つ目
の重要な視点として、
ポストコロナ時代を見据えた
社会づくりの視点
を新たに盛り込んだところであります。多分野にわたるICT化など、新しい生活様式
の導入
を積極的に推進して、コロナ後
の発展基盤
を形成し、この逆境
をばねに、新しい福島づくり
を加速させてまいる考えであります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) それでは、最後
の質問です。
国
の進めてきた新自由主義経済が、社会保障
の切捨てなどで市民生活
を追い詰めています。このような経済政策
の見直しが必要であり、市としては社会保障
の充実
を図るべきと考えますが、市
の見解
を伺います。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
社会保障は、国が責任
を持って行っていくものと認識
をしております。
市といたしましては、誰もが住み慣れた地域で安心して安全に暮らしていけるよう、国
の社会保障制度も含めて、市民生活
の向上
のため
の施策
を行ってまいります。
○議長(
梅津政則)
山田裕議員。
◆2番(山田裕) 以上、市民
の視点で総合計画
を練り上げること
を要望して、質問
を終わります。
○議長(
梅津政則) 以上で
山田裕議員の質問
を終わります。
暫時休憩いたします。
午前10時58分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午前11時09分 再 開
○議長(
梅津政則) 休憩前に引き続き会議
を開きます。
28番小野京子議員。
【28番(小野京子)登壇】
◆28番(小野京子) 議長、28番。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 私は、12月
定例会議にあたり、公明党市議団
の一員として、市政各般にわたり質問させていただきます。
初めに、
コロナ禍による心身
の負担が増す中、感染リスクと向き合いながら
新型コロナウイルス感染症の治療にあたっている
医療従事者の皆様
をはじめ、対応に追われている保健所
の皆様に心から敬意と感謝
を申し上げます。
コロナ禍を契機に、感染症や災害等
のリスクに対して強靱で持続可能な社会
の構築が求められています。そして、接触
を避ける傾向が強まる中、お互いがつながり支え合う社会
の基盤強化も重要になり、新たな成長と活力
を生み出し、市民生活
の質
の向上や豊かさ
の実感へとつなげていくべきと考えます。
本市は、第6次福島市総合計画において、
人・まち・自然が奏でる魅力
のハーモニー未来協奏(共創)都市~世界にエール
を送るまち県都ふくしま~と目指すべき将来
のまち
の姿
を示されました。
これまで
の協働
を基本としつつ、その考え方
を進化させ、市民、団体、企業、大学、地域、行政等が連携し、異なる視点や多方面から
の意見
を出し合い、実践的な取組
を展開して、地域
の価値
を共に創り上げる中、持続可能性
を高めながら質的な成長
を実現できることが重要と考えます。
第6次福島市総合計画
の個別施策について質問いたします。
初めに、子育て支援
の充実について質問します。
近年
の少子高齢化、人口減少、核家族化、情報化社会
の急激な進展など
の社会経済情勢
の変化により、子供
を守り育てる家庭や地域
の子育て機能が低下しております。
個別施策に地域における子育てしやすい環境づくり
の推進とありますが、地域における子育て支援
のネットワーク
の構築とその推進
をどのように取り組まれる
のか、お伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
市は、これまで、地域から選出いただいたこんにちは赤ちゃん応援隊
のメンバーや主任児童委員、地域で活動する子育て応援団など
のボランティア団体にもご協力
をいただき、子育て家庭
の相談や子育て支援体制
を整備してきたところでございます。
地域
の皆様にご協力
をいただき、子育て家庭
の見守り、身近な相談者になっていただくことは、子育て
をする保護者にとって心強く感じるものと考えております。
今後におきましても、子育て相談センター・えがお
を中心に、地域で協力していただける団体や個人
を増やし、ネットワーク化
を図り、地域における子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 幼児教育、保育施設等における
感染症対策として、本市は令和2年5月に幼稚園、保育施設における
新型コロナウイルス感染症対応フロー
を幼稚園、保育施設等に配布して対応していますが、保育所等で特に注意すべき
感染経路等
の具体的な対策が示されている保育所等における
感染症対策ガイドラインは重要であると考えます。
個別施策に幼児教育、保育施設等における
感染症対策として、新しい生活様式へ
の対応とありますが、本市として保育所における
新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン等
を策定し、具体的に示す考えはある
のか、見解
をお伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
幼児教育、保育施設においては、手指消毒や換気
の徹底、行事
の見直しなど、新しい生活様式に対応した様々な工夫
を講じて保育
を実施しているところでございます。
これら
の取組
を具体的に取りまとめ、各施設が共有することは、
新型コロナウイルス感染症対策において有用であることから、今後、ガイドライン等として策定してまいりたいと考えております。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) よろしくお願いいたします。
次
の質問に移ります。学校教育
の充実について質問します。
個別施策に豊かな心
の育成について、読書習慣づくりに努めるとありますが、学校図書館
の充実が重要と考えます。
読書は人生
を豊かにします。ネット
の上
の断片的な情報
を拾うだけでは得にくい想像力や思考力
を高めてくれます。とりわけ
コロナ禍という未曽有
の困難
の渦中にあって、読書
の意義
を改めて認識することは重要になります。
本市は、小学校、中学校図書購入予算額が県内でも低く、今後は小学校、中学校図書購入予算費
を増額し、新しい書籍
を増やし、児童が読書に親しめる環境にすることが必要と考えますが、見解
をお伺いいたします。
◎教育部長(矢吹淳一) 議長、教育部長。
○議長(
梅津政則) 教育部長。
◎教育部長(矢吹淳一) お答えいたします。
児童生徒が読書に親しめる環境とするには、議員ご指摘
のとおり、学校図書館
の書籍
を充実させることが不可欠であると考えております。そのため、小中学校において新しい書籍
を増やし、多く
の児童生徒が学校図書館
を活用していけるよう今後も努めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
子供
の幸福
を最優先する社会、チャイルドファーストに向けて、一
人一
人の子供に寄り添った教育へ
の転換が重要となります。
個別施策として健やかな体
の育成とあります。子供
の心身に寄り添った学校保健
を具体的にどのように取り組まれている
のか、お伺いいたします。
◎教育部長(矢吹淳一) 議長、教育部長。
○議長(
梅津政則) 教育部長。
◎教育部長(矢吹淳一) お答えいたします。
児童生徒が抱える心
の健康問題は、社会や家庭環境
の変化などにより、年々複雑化、多様化しております。そこで、様々な悩みや精神疾患など
を抱えている児童生徒に寄り添い、適切な対応、支援
の中心的な役割
を担う養護教諭
を対象とした精神科医等専門医による研修
を行ったり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、関係機関などと
の連携
を図っております。
身体
の健康面につきましては、特に本市
の虫歯有病者率は年々減少傾向にありますが、全国と比較するとまだ高い状況であります。小学校でフッ化ナトリウム
の粉末
を水に溶かしてうがい
をするフッ化物洗口
を実施したり、小中学校で
の給食後
の歯磨き
を推進したりして、虫歯有病率
の減少に努めてまいります。
また、食物アレルギー
を持つ児童生徒も増加傾向にあることから、学校管理下でアレルギー症状が発症した際
の対処などについて、専門医による研修
を通し、迅速かつ適切に対処できるようにしてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次
の質問に移ります。
地域福祉
の推進と障害
のある
人の福祉
の充実について質問します。
全世代型社会保障
の実現
の鍵
を握る
のは、個々人
の様々なニーズや生活上
の課題
を受け止める
包括的支援体制
の整備であります。
さらに、本年6月に社会福祉法が改正され、どんな相談であっても受け止め、たらい回しせず、伴走支援する断らない相談支援、本人や家族
の状況に合わせ、地域資源
を生かしながら、必要な支援
を提供することによって社会と
のつながり
を回復していく参加支援、地域社会から
の孤立
を防ぐとともに、地域において役割と居場所
を生み出す地域づくりに向けた支援
の3つ
の支援
を一体的に実施する重層的支援体制整備事業が創設されました。
個別施策として地域福祉
の推進で、本市
の家族が抱える複合的な問題に対応できる
包括的な相談体制とありますが、
地域共生社会の実現に向けた
包括的支援体制
の整備
のため
の重層的支援体制整備事業である
のか、具体的な内容
をお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
複雑化、複合化した支援ニーズに対応する
包括的な支援体制
を構築するため、相談支援、参加支援、地域づくり
の機能
を一体的に行う体制
を整備してまいります。
具体的には、まず相談支援では、相談者
の属性、世代、相談内容にかかわらず、
包括的に相談
を受け止める
包括的相談支援事業、関係する機関
の円滑な連携
を図る多機関協働事業、相談者に寄り添い、伴走支援
を行うアウトリーチ
を含めた継続的な支援事業などに取り組んでまいります。
参加支援では、様々な地域資源
を活用して、社会と
の関係性が希薄になっている方に寄り添い、社会と
のつながり
を回復する支援
をしてまいります。
また、地域づくりでは、地域における多世代交流や多様な活躍
の場、居場所づくりに取り組んでまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) ありがとうございます。大事な相談事業ということで、たらい回しにならない、きちんとした相談、よろしくお願いしたいと思います。
次
の質問に移ります。生涯学習
の振興について質問いたします。
地域では、人口減少、少子高齢化、つながり
の希薄化、地域運営
の担い手不足等、持続的発展
の阻害要因が見られます。その中で、生涯学習及び社会教育における学びは住民相互
の地域づくりにもつながるため、その役割が期待されています。
市民や地域
の多様な機関、団体等
の参画により地域と学校
の共創
を推進する内容についてお伺いいたします。
◎教育部長(矢吹淳一) 議長、教育部長。
○議長(
梅津政則) 教育部長。
◎教育部長(矢吹淳一) お答えいたします。
地域内
の学校支援ボランティア
を小中学校に派遣し、教育活動
を支援する学校支援地域本部事業
を基盤としながら、次年度より新たに地域学校協働本部事業として、子供たちが地域に出向いて
の郷土学習や地域
の課題解決に向けた学習、地域
の行事へ
の参画など
の地域協働活動
を加え、地域
の様々な団体と
の関わり
を深める双方向
の事業として発展させ、実施するものであります。
地域全体で子供たち
の学びや成長
を支えるとともに、地域と学校が相互にパートナーとして共創で様々な活動
を行うことで、学校
を核とした地域づくり、地域と共にある学校づくり
を推進してまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
文化芸術
の振興について質問いたします。
文化芸術は、
人を励ます力があります。そして、
人と
のつながりや地域
の交流
を育み、社会に希望
を与えます。
個別施策に古関裕而
のまち福島市
の中に、古関裕而氏
の功績とメロディー
を広く内外へ発信するとともに、子供たちや若い世代へ
の継承とありますが、どのような取組で継承していく
のか、お伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えします。
古関裕而氏
を顕彰する具体的な取組として、駅前通りからレンガ通り
を古関裕而ストリートとして位置づけ、古関メロディーに触れながら
人の流れ
を誘導する様々な仕掛け
を重点的に講じるとともに、古関氏
の名
を冠した新たな音楽イベント
を町なかで開催
をいたしました。
さらに、エール出演者
をゲストに迎えた鑑賞型音楽祭として準備
を進めております古関裕而記念音楽祭や新たな取組である古関氏ゆかり
の自治体と連携したゆかり
のまちサミット
の開催などにより、今後も古関氏
の偉大な功績
を顕彰してまいる考えです。
また、古関氏が作曲
をいたしました各地
の校歌
をライブラリー化し、ユーチューブで配信
をする取組
を進めます。各学校
の協力
の下、校舎等
の映像と校歌
のメロディー
を組み合わせた動画
を順次配信
をしてまいります。
古関裕而記念館は、幅広い年代
の方に楽しんでいただける展示内容にリニューアルいたしますとともに、新たな取組として、市内
の小学生
を対象とした校外学習
の場として
の活用
を検討しております。
今後も様々な取組を通じて、次世代
を担う子供たちや若い世代へ、ふるさと福島へ
の誇りや愛着、将来へ
の希望
を育む施策
を行ってまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 古関裕而
のまち
の誇りということで、よろしく継承
のほうお願いしたいと思います。
次に移ります。男女共同参画、人権尊重
の推進について質問いたします。
女性活躍推進
を実現するためには、あらゆる分野における女性
の参画拡大が重要であり、指導的地位にある女性
の割合について、まずは3割
を確実に実現し、将来的には5割が当たり前となるよう、さらなる社会構造や意識
の変化に取り組まなければならないと考えます。
個別施策に女性活躍
の推進で、ワークライフバランス
の推進や多様な働き方
の支援とありますが、具体的な支援
の内容
をお伺いいたします。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
女性活躍
の推進
のためには、男女が共に仕事と家庭、地域における活動
をバランスよく担い、仕事と生活
の調和、いわゆるワークライフバランス
を実現することや、雇用
の場で
の男女間
の格差解消、長時間労働
の見直しなど雇用環境
の改善が求められるものでございます。
このため、事業主に対しましては、関係機関と連携し、女性活躍推進や働き方など関係法令に関することや各種支援情報
の提供など、意識啓発
を継続的に行ってまいります。
また、男性
の家庭生活へ
の一層
の参画により、男女が共に仕事と家事、育児、介護など
の両立ができるよう、各種制度
の情報提供や相談事業
を行うとともに、ひとり親家庭へ
の支援についても行ってまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次
の質問に移ります。
本年は、
新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、エールという言葉が思わぬ形で福島から日本全国、世界に広がっていきました。
このエール
の広がりは、まさに古関裕而氏
の音楽が世界に広がっていくようです。
本市
の名誉市民第1号である作曲家、古関裕而氏
をモデルとした連続テレビ小説、エール
の放映が実現して、官民協働による古関氏と古関メロディー
を生かした新しいまちづくり事業が市全体に広がり
を見せました。
古関裕而
のまち福島
の取組
の推進について質問します。
まちなか青春館、チェンバおおまち
のエール展
の開催期間中及び古関裕而記念館
の令和2年度4月から11月まで
の各施設
の来館数について、3施設
の古関裕而
のまち福島
の推進における効果
を含め、お伺いいたします。
◎
商工観光部長(市村尊広) 議長、
商工観光部長。
○議長(
梅津政則)
商工観光部長。
◎
商工観光部長(市村尊広) お答えいたします。
古関裕而記念館
の来館者数は、4月から11月にかけて5万6,051
人、古関裕而まちなか青春館は2万2,820
人、チェンバおおまち
のエール展は1万4,523
人となりました。
3施設
の開館に併せ、町なか周遊バス、エール号やメロディーバス
の運行、古関裕而
のまちWebラリー
の開催など、市内で
の滞在、回遊に取り組んだ結果、11月に実施した記念館来館者アンケート調査において、県外
の来館者
の約7割が市内に宿泊または回遊したと
の回答
を得たところでございます。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
古関氏ゆかり
の地
をタクシーで回る観光やエール
のロケ地として水林自然林、福島市民家園等に多く
の観光客
の方が訪れていました。
連続テレビ小説、エール終了後も古関氏
のゆかり
の地やエール
のロケ地
を生かした観光やロケ誘致など進めるべきと考えますが、見解
をお伺いいたします。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
◎市長(木幡浩) お答えいたします。
エール放送
を機に、古関裕而氏ゆかり
の地やドラマ
のロケ地は本市
の新たな観光資源として注目されています。また、喫茶バンブー
のセットは大変な好評
をいただいておりますが、このほかにもエール
の名場面
を演出したセット、機材
をお譲りいただける見通しです。これら
のセットでエール
の名場面
を思い起こし、楽しんでいただきたいと考えております。このようなエールや古関さん関連
のスポット
を紹介するマップやパンフレット
を作成し、市内回遊
の仕掛け
をつくってまいります。
あわせて、来春
の朝ドラ
の舞台である気仙沼市などと
の朝ドラ連携
を進め、観光客
の誘致
を図ってまいります。
また、こうしたドラマや映画等
のロケ地となって、いわゆる聖地巡礼といった波及効果
を呼び起こすため、官民一体
のロケツーリズム推進体制
を整備しました。エール終了前から、ウェブサイト
を活用したロケ地情報
の発信に加え、映画やドラマ
の制作者に対するロケ誘致
のトップセールスなど
を行っております。
今後も、エール
のレガシーとして、多く
の映画やテレビ番組
のロケ
を誘致し、ロケ
をするなら福島市と呼ばれるよう取り組んでまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) ありがとうございました。福島市は、今回エール
をやったということで、本当にロケ地
を生かした観光、これから楽しみで、皆さんが多く来られると思います。よろしくお願いいたします。
次
の質問に移ります。
新型コロナウイルスの影響で調整が続いている古関氏
をゆかりとした都市間交流
を進める古関裕而ゆかり
のまちサミット事業は今後どのような開催内容で取り組まれる
のか、お伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えいたします。
古関裕而ゆかり
のまちサミットは、共同発起
人である川俣町、豊橋市、長崎市と開催に向け協議
を重ねてまいりましたが、いまだ
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから、やむなく本年度
の開催
を見送ることといたしました。
エール
をきっかけにした交流が深まった発起
人自治体とは、今年度
の代替事業として、古関メロディー
を歌いつなぐ動画
を制作し、ユーチューブで配信
をする準備
を進めております。
なお、サミット
のプログラムといたしましては、当初
の事業計画では、古関氏ゆかり
の自治体首長によるパネルディスカッションやエール出演者によるトークショー、古関メロディー
のミニコンサートなど
を予定
をしておりました。
今後は、同様
の開催内容で
の次年度
の実施
を基本としながら、共同発起
人をはじめとする古関氏ゆかり
の自治体及び関係機関と
の調整
を図ってまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
まちなか青春館、チェンバおおまち
のエール展終了後
の展示
の内容や、古関裕而記念館リニューアル時
の1月から3月まで
の休館中、古関氏に関する展示はどのように取り組まれる
のか、お伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えいたします。
古関裕而記念館
の休館中は、隣接
をする音楽堂
の1階に記念館収蔵資料
の一部
を展示するほか、リニューアル内容
を告知するなど、既存
の喫茶バンブー
のセットとともに、来訪者に少しでも楽しんでいただける取組
を行います。
また、11月に閉館いたしました古関裕而まちなか青春館やエール展
の展示物は、旧中合
の街なか交流館に移設し、古関氏
の功績
を発信する新たなブース
を設置いたします。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
10月下旬に豊橋商工会議所女性会
の方が福島商工会議所女性会と交流
を深めるため来福され、両市
の絆
を強めました。豊橋市
の宮沢会長は、金子さんというすばらしい女性
の功績にも改めて光が当てられ、エールが生んだ福島と
の縁に感謝したいと語られておりました。
また、平成27年1月から平成31年2月
の約4年間、署名運動
を通し、両市
の商工会議所青年部がエール
の誘致活動
を通し、現在も交流活動
を行っております。
今後、連続テレビ小説、エール
を縁に、本市と豊橋市が姉妹都市として交流
を続けること
を提案いたしますが、見解
をお伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えいたします。
古関夫妻や連続テレビ小説、エール
を縁に交流が進む豊橋市とは、今後も民間や行政による相互交流や事業連携が継続されていくことにより、さらなる友好、信頼関係へと発展し、その延長線上に友好都市が結びついていくものと考えております。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) よろしくお願いいたします。
次に移ります。連続テレビ小説、エールが終了して、市民からは、ドラマを通じて福島や古関メロディー
の魅力が全国に届いたと
の感謝
の声がありました。
今後、古関裕而
のまち・ふくしまシンフォニー
を基本に、古関レガシー
を生かした文化振興
をどのように取り組まれる
のか、お伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えいたします。
古関氏
のレガシー
を生かす取組として、官と民が連携し、古関裕而
のまち・ふくしまシンフォニー
を軸とした、古関氏と音楽
を生かしたまちづくり
を進めております。
具体的な取組といたしましては、古関裕而記念音楽祭にエール出演者
をゲストとして招聘し、エールレガシー
を生かした魅力ある音楽イベント
を開催するとともに、新たな古関氏
の名
を冠した作曲コンクール
を創設し、音楽文化
を担う人材
の発掘、育成
を進めてまいります。
また、ドラマ
の中でも古関メロディーが持つ
人を励ます力や
人を和ます力が注目され、再認識
をされております。
メロディーボックス
の整備やまちなか音楽祭
の開催など、古関メロディー
を気軽に楽しめる様々な仕掛けや環境
を整備していくことで、町なかに音楽があふれ、ゆとりや潤い
のある心豊かな生活
を送ることができるまちづくり
を進めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) ありがとうございました。連続テレビ小説、エールは本年、本当に朝、昼と見られて、たくさん皆さんは勇気
をいただいたと思います。本当に音楽で勇気と希望
を送ってもらい、これからは古関氏
を誇りに、古関メロディー
を歌いつないでいきたいと思っております。
次
の質問に移ります。現代社会で核家族
の増加に伴い、産後に頼れるはず
の両親が近くにいないため、地域と
のつながりが希薄となるなど、簡単に子育て支援
を受けることが期待できなくなっています。
一方で、ネット環境が発展し、親は多く
の育児情報に出会うことが可能ですが、情報が氾濫する中、何
を信用し子育て
をしてよい
のかなど
の迷いが生じる社会でもあります。
令和元年12月に改正された母子保健法では、市町村に出産後1年
を経過しない女子及び乳児
の心身
の状態に応じた保健指導、療養に伴う世話または育児に関する指導、相談その他
の援助
を産後ケアとし、実施
の努力義務
を規定いたしました。
安心して産み育てられる産後ケア事業について質問いたします。
本市
の産後ケア事業
の内容について、平成29年度から令和元年度
の利用者数
を含め、お伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
本市
の産後ケア事業は、産後1年未満
の母子に対して、授乳やお風呂
の入れ方など
の育児スキル
の習得に向けて
のサポート、産婦
の育児不安へ
の相談対応や体調回復に向けて休養等
の心身
のケア
を行うことにより、安心して子育てができるよう支援するものであり、宿泊
を伴うショートステイと日帰り
のデイサービス
を行っております。
利用者数は、ショートステイにつきましては、平成29年度は利用者数4
人、延べ利用日数22日、平成30年度は利用者数17
人、延べ利用日数87日、令和元年度は利用者数24
人、延べ利用日数128日です。
デイサービスは、平成29年度は利用者数12
人、延べ利用日数28日、平成30年度は利用者数12
人、延べ利用日数23日、令和元年度は利用者数10
人、延べ利用日数22日です。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 産後ケア事業は、出産後に育児や健康上
の不安がある母子
の新生活
を支援するためにも重要と考えますが、見解
をお伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
産後ケア事業は、育児や健康上
の不安がある産婦
のほか、家族などから産後
の家事、育児等について十分なサポート
を受けられない産婦が、
医療機関等において支援
を受けることにより、適切な健康管理と育児不安
の軽減
を図ることができる重要な支援です。
また、安心して育児ができるようになることにより、児童虐待
の未然防止も図られるものと考えております。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子)
厚生労働省が示す産後ケアマニュアルには、産後ケア事業
の実施方法について、短期入所型、ショートステイ、通所型、デイサービス、居宅訪問型、アウトリーチ
の3つが示されています。
現在
のコロナ禍において、施設へ
の入所や通所が困難な状況もあり、居宅訪問型が重要と考えます。
本市は産後ケア事業に母親
の育児
をサポートできるよう居宅訪問型
を取り入れること
を提案しますが、見解
をお伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出等へ
の不安から、ショートステイやデイサービス
の利用
を控える傾向にあります。
同様に、里帰り出産や県外から
の家族
のサポート等が困難な状況となり、育児不安や孤立感
を抱える産婦は増加傾向にあることから、緊急
の対応として、7月より助産師
の居宅訪問による相談支援事業
を実施しております。
この相談支援事業により、母親
の心理的な安定
のほか、母親自身
のセルフケア能力
を育む支援
の必要性が認められております。母親
の身体的、心理的回復促進や授乳、沐浴
の育児指導など、一
人一
人の生活や家庭に寄り添う居宅型産後ケア事業
の充実
を図り、妊産婦が安心して子育てできるよう切れ目
のない支援に努めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) ただいま
の答弁に質問いたします。
国
のほう
の3つ
の支援
を福島市は2つになっている
のですけれども、3つ
を入れるということでよろしいでしょうか。お願いします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えいたします。
今申し上げたとおり、今回7月より居宅訪問によって相談
を受け付けておりまして、その必要性
を十分感じておりますので、居宅型
の産後ケア
の事業について検討してまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 居宅はすごく大事なので、今後、早期によろしくお願いしたいと思います。
次に移ります。産後ケア事業
を子育て支援ガイドブックえがおに掲載し、母親
の育児
をサポートすることが必要と考えますが、見解
をお伺いいたします。
◎
こども未来部長(佐藤博美) 議長、
こども未来部長。
○議長(
梅津政則)
こども未来部長。
◎
こども未来部長(佐藤博美) お答えします。
これまで産後ケア事業につきましては、妊娠届出時面接相談や妊産婦
の訪問、産科
医療機関から
の紹介等により、支援が必要な妊産婦に対して利用
の働きかけ
を行ってまいりました。
今後につきましては、事業内容
を掲載した子育て支援ガイドブックえがおやチラシ配布等により、広く制度
の内容
の周知に努めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次
の質問に移ります。
糖尿病
の重症化予防について質問いたします。
新型コロナウイルス感染症の流行で、糖尿病
を有する
人の重症化リスクが注目されています。糖尿病
の患者が、新型コロナに限らず様々な感染症にかかりやすい
のは、免疫に関わる細胞
の働きが弱いためであります。
感染症対策のためにも、糖尿病
の人はふだんから良好な血糖コントロール
を維持し、糖尿病合併症
を予防する必要があります。
糖尿病が重症化するリスク
の高い
医療機関の未受診者、治療中断者について、適切な受診勧奨により、医療につなげることが重要になります。
福島市生活習慣病重症化予防プログラム
を策定して、糖尿病
の重症化予防
をどのように進めている
のか、お伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
市では、平成28年1月より福島市慢性腎臓病重症化予防システム
の運用
を開始し、腎機能
の悪化、重症化予防に取り組んでまいりました。さらに、生活習慣病対策も含めた
包括的なリスク管理
の取組
を拡大するため、平成30年11月に福島市生活習慣病重症化予防プログラム
を市医師会、県立医科大学等
の関係機関と策定し、
かかりつけ医と専門医、歯科医師、薬剤師と
の連携
を強化し、各機関
の役割
を明記しました。具体的な事業としては、
かかりつけ医から専門医へ
の紹介システム
の取組や
医療機関未受診者、治療中断者
の受診勧奨、糖尿病性腎症重症化予防対象者
の保健指導等に取り組んでいるところであります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 現在も特定健康診査
の結果から糖尿病
の受診勧奨値となった方全員に受診勧奨
を実施している
のか、直近
の対象人数と実施人数
を含め、お伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
令和元年度国保特定健診
の受診者1万8,862
人のうち、糖尿病関連
の血液検査、尿検査で基準値
を超えて受診勧奨となった方は974
人です。全体
の5.2%でした。健診
の結果と市作成
のリーフレットにより、対象者全員に受診勧奨
を実施しております。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 本市
の透析移行
の防止策、糖尿病腎症など
の重症化対策
を推し進めるためKDB、国保データベースシステム
を活用して糖尿病レセプト
の治療中断者
を抽出し、受診勧奨
を実施している
のか、お伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
本市では、平成28年度より、KDBシステム
のデータではなく、県国保連合会が提供しているレセプト
の情報から作成した治療中断後半年
の方
のデータ
を基に受診指導
を実施しております。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) KDBシステムで直近5年間まで
の糖尿病レセプトと投薬状況
の治療中断者
を抽出し、受診勧奨
を実施している自治体もあります。
本市でも5年間治療中断者
の抽出にKDBシステム
を活用してはどうか、見解
をお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
KDBシステムで抽出できる治療管理リストは年単位となるため、県及び市
の重症化予防プログラムで示している直近半年前
の治療中断者
のデータが抽出できません。治療中断後できるだけ早期に介入することが効果的であると考えておりますので、KDBシステム
の活用は行っておりません。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次に移ります。
市独自で5年間治療中断者
の抽出が難しい場合には、1つ、
外部業者に治療中断者
の抽出
を依頼する。これは、埼玉
のほうでやっているということです。また、2、データ提供
を行っている県に5年分
のレセプトデータ
を参照できるよう要望
を上げる。これは、山形
のほうで始まってきています。という選択肢がありますが、見解
をお伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
県や市
の重症化予防プログラムで明記
のとおり、治療中断後できるだけ早期に介入することが効果的であると考え、受診勧奨
を実施しておりますので、KDBシステム
のデータ分析
を外部に委託することは考えておりませんが、治療中断後
の受診勧奨時期
の基準や糖尿病重症化予防
の在り方について県と協議してまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 県
のほうに要望して、県はそのこと
を自治体
の意見として聞いて、変えることもあるということも聞いておりますので、十分検討よろしくお願いしたいと思います。
次に移ります。
新型コロナウイルス感染症から市民
の命
を守るためにも、糖尿病
の治療
を放置している方たち
を医療につなげる受診勧奨はとても重要な取組であります。
本市として糖尿病
の治療中断者にどのような方法で受診勧奨している
のか、お伺いいたします。
◎
健康福祉部長(山田準) 議長、
健康福祉部長。
○議長(
梅津政則)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(山田準) お答えいたします。
国保連合会から提供されたデータ
を基に、対象者
の直近
の受診状況
を確認し、受診勧奨
を通知しております。さらに、通知後約3か月後に健診または
医療機関を受診されていない方には、保健師が訪問や電話等で受診指導
を行っております。今後も継続的に指導が必要な方には、複数回にわたり保健指導
を実施し、健診結果や受診結果
を確認するなど、糖尿病
の重症化予防
の取組
を進めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 治療中断者
を一
人でも多く受診勧奨する、チラシ
を渡すとか、そういうことだけでいい
のですけれども、そのことによって市民
の健康寿命
の延伸、また医療費、大体透析になった方、福島市は22億円ぐらいかかっているということ
を前回
の質問で聞いておりました。そういう
医療費削減に大きく寄与することができる
のです。今後も検討
を十分よろしくお願いしたいと思います。
次
の質問に移ります。行政サービス
の利便性
の向上と効率化について質問いたします。
社会
のデジタル化は、
人を様々な制約から解放し、働き方
を変え、ライフスタイル
を選択できる社会
を可能にしますが、デジタル化
を進めるにあたり重要な
のは、支援
を必要としているであろう高齢者、障害者、外国
人、生活困窮
の方、IT人材
の配置が難しい小規模事業者等
の情報弱者
を取り残してはならないということです。
また、デジタル化
の大きな果実となる誰一
人取り残さない社会
のために、この機
を逃さず、給付金等
の行政手続き
を申請主義からプッシュ型
の申請なしに届ける方法に切り替えるべきと考えます。
新型コロナウイルス感染症によって生じた
人と
人と
を分断する社会から、デジタル技術でつながり支え合う社会に転換し、決して後戻りすることなく、皆が活躍するデジタルインクルージョン
を目指して、誰一
人取り残さない人間主義
のデジタル化
を進めることが重要であります。
新しい生活様式に対応した行政サービス
のオンライン化
の進捗状況
をお伺いいたします。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
行政サービス
のオンライン化
の進捗状況につきましては、本年10月15日よりオンラインによる行政手続き
を拡充し、証明書類
の事前申請や国民健康保険手続き
の一部など45
の手続きについて、市ホームページから受付
を開始したところでございます。
また、現在オンライン化による行政サービス
の拡充
を図るため、先行してオンライン化に取り組んだ市民課、国保年金課
の手法
を参考にしながら、各種申請書等
の追加について全庁的に検討
を進めているところでございます。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) オンライン化
を進めることによる具体的な効果
をお伺いいたします。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
事務手続き
のオンライン化による効果につきましては、国民健康保険取得届などオンラインで完結する手続きにつきましては、自宅などで手続きが可能となり、来庁が不要となることが挙げられます。
また、法律上
の制限などにより、本人確認や書類
の授受
のため来庁が必要とされる手続きにつきましては、自宅などで必要事項
を入力するオンライン申請により事前予約が可能となり、来庁時に窓口で
の滞在時間
を減らすなど
の効果が見込まれるところでございます。
このほか、オンライン手続きにより、受付後
の入力作業が省略できるなど処理時間
の短縮
のほか、入力
の誤りなどによる事務ミス
の発生
を未然に防ぐ効果も見込んでいるところでございます。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 国民
の暮らしが豊かになり、便利になるはず
のデジタル化により、情報弱者にとってさらなる経済格差
を招き、情報格差による不利益
をもたらすことがあってはなりません。そのためにも各人
の状況に応じた支援策等
の検討が求められています。
スマートフォン等
を使用していない方等へ
の対応についてお伺いいたします。
◎総務部長(斎藤房一) 議長、総務部長。
○議長(
梅津政則) 総務部長。
◎総務部長(斎藤房一) お答えいたします。
行政サービス
のオンライン化は、行政手続き
の申請方法
の効率化
を目的とする取組であり、スマートフォンなど
を使用しておられない方は、従来どおり窓口において手続き
を行っていくことになります。
市民
の日常生活においてICT
の利活用が進む一方で、ICTに不慣れな方や利用されない方がおられる状況もありますことから、多く
の市民が情報化による社会進展
のメリット
を享受できるよう、市といたしましては各学習センターにおいて広くパソコン教室やスマートフォン、タブレット教室
の参加者
を募集し、開催しているほか、アオウゼにおいてもスマートフォンやSNSについて
の講座
を開催するなど、広く市民
の方へICT
の学習機会
を設ける取組
を行っているところでございます。
今後におきましても行政サービス
の利便性
の向上と効率化について、市民目線に立った取組
を進めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次
の質問に移ります。
大阪府摂津市では、死亡後
の手続き
を円滑にするため、お悔やみハンドブック
を作成しており、職員と利用者
の双方向負担軽減と効率化につながっております。
本市も家族が亡くなった後
の行政手続き
を円滑にするため、必要な書類や担当課
をまとめたり、役所以外で行う手続き
の一覧にはQRコードが記載されており、スマートフォン等で読み取れば問合せ先
のサイトにアクセスできることになっています。
本市もお悔やみハンドブック
のようなもの
を作成すること
を提案しますが、見解
をお伺いいたします。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) 議長、市民・文化スポーツ部長。
○議長(
梅津政則) 市民・文化スポーツ部長。
◎市民・文化スポーツ部長(西坂邦仁) お答えします。
本市では、市民課総合窓口において、住所異動や戸籍届出に伴う各課にまたがる手続き
をワンストップで行える体制
を整え、届出時
の負担軽減
を図っております。
また、死亡も含めライフイベントごとに必要な手続き
を一覧にまとめた案内
を作成し、各種届出時にお渡し
をし、活用いただいております。
掲載内容は、随時見直し
を図っておりますが、死亡時
の案内につきましては、市役所以外で行う主な民間事業者等
の手続きも併せて掲載するなど、亡くなられた方
のご遺族に寄り添った内容となるよう充実、拡充に努めてまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 次
の質問になります。最後
の質問となります。
福島市公設地方卸売市場は、毎日
の生活に必要な生鮮食料品
を地元
をはじめ全国各地から集荷し、福島市内
を中心に、周辺地域
の消費者へ提供しております。
昭和47年11月に青果部、水産物部
を有する中央卸売市場として開場し、平成15年4月に花卉部
を加えた総合卸売市場になりました。効率的な運営
を目指し、平成26年4月に公設地方卸売市場へ転換
をいたしました。
卸売市場は、安全で新鮮な生鮮食品等
を生産者から消費者
の方々に安定的に届ける流通拠点として
の役割
を担っています。しかし、長い間、卸売市場
の老朽化
のため、現冷蔵庫棟
の耐震補強工事が必要な状況など、施設
の効率的、機能的な再整備が求められ、また物流機能における低温管理ができないなど、品質、衛生管理設備
の整備
をする必要があります。
また、市公設地方卸売市場協会からも卸売市場
の再整備
を求める要望書が提出されております。
地方卸売市場
の活性化について質問いたします。
施設
の再整備について、敷地
の利活用
を含め、今後
の取組
をお伺いいたします。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
◎市長(木幡浩) お答えいたします。
市場施設
の再整備につきましては、場内事業者などから、安全安心で効率的な運営が行えるよう、適正規模
の施設配置
のほか、コールドチェーンやHACCPへ
の対応、ICT化など市場機能
の拡充や市場活性化などについて求められております。
市といたしましては、再整備に係る財政負担や市場使用料
の増大に配慮し、まずは市PPP/PFI手法導入優先的検討ガイドラインに基づき、市場
のコンパクト化による余剰地等
を活用した収益事業も手法
の一つとして、民間活力導入による再整備
の実効性、有効性
を調査し、整備手法
を検討してまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) ただいま
の答弁に対して質問いたします。
市場再整備事業
の手法
の調査ということでございましたけれども、場内事業者
の意見
を踏まえながら検討されると思いますけれども、営業
を継続しながら建て替えるローリング整備についても検討される
のか、見解
をお伺いいたします。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
◎市長(木幡浩) お答えいたします。
ローリングというやり方
をするかどうかは別として、市場は日常的に動いて、市民に欠かせない生鮮食料品
の提供
をしておりますので、継続的に営業ができるような手法
を検討してまいります。
○議長(
梅津政則) 小野京子議員。
◆28番(小野京子) 最後に市長より大変力強い答弁いただきまして、ありがとうございました。早期
の整備
をよろしくお願いしたいと思います。
以上で私
の質問
を終わります。ありがとうございました。
○議長(
梅津政則) 以上で小野京子議員
の質問
を終わります。
質問議員は自席にお戻りください。
これ
をもって本
定例会議の一般質問は終了いたしました。
ただいま市長から追加議案
の提出がありました。
議案は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、議案第159号ないし第167号
を議題といたします。
市長
の提案理由
の説明を求めます。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
【市長(木幡 浩)登壇】
◎市長(木幡浩) 追加提案について申し上げます。
提出いたしました案件は、給与等
の補正に係る令和2年度福島市
一般会計補正予算等
の議案8件及び
工事請負契約の議案1件
の合計9件であります。
議案第159号令和2年度福島市
一般会計補正予算は、議会議員、特別職及び職員
の期末手当
の改定等に伴う補正であり、総額1億4,600万円余
を減額するとともに、関連する国庫支出金800万円余
を追加し、歳入歳出差引き超過額1億5,500万円余は予備費に調整計上するものであります。
議案第160号令和2年度福島市
水道事業会計補正予算は、企業職員
の期末手当
の改定等に伴い、所要
の補正
を行うものであります。
議案第161号令和2年度福島市
下水道事業会計補正予算ないし議案第166号令和2年度福島市
後期高齢者医療事業費特別会計補正予算は、いずれも職員
の期末手当
の改定等に伴う補正
を行うものであります。
議案第167号
工事請負契約の件は、令和2年度地域振興施設道
の駅整備事業外構工事について、請負契約
を締結するものであります。
以上が提出議案
の概要ですが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議
の上議決
を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
梅津政則) この際、質疑通告
の締切りについてお諮りいたします。
さきに開会
の議会運営委員会で確認された質疑通告
の状況から、ただいまをもって質疑通告
を締め切ることといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、ただいまをもって質疑通告
を締め切ることに決しました。
日程に従い、議案第159号ないし第167号に対する質疑
を行います。
ご質疑
のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご質疑がなければ、質疑
を終結いたします。
日程に従い、議案第135号ないし第155号、第159号ないし第167号
を所管
の常任委員会
の審査に付することにいたします。
各委員会開会
の日時
を議長手元までご報告願います。
日程に従い、議長報告第26号
を提出いたします。
議長報告第26号
の請願文書表中
の請願
を文書表記載
の委員会
の審査に付することにいたします。
以上で本日
の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。14日は事務整理
のため休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、14日は事務整理
のため休会とすることに決しました。
なお、明10日、11日は委員会、12日、13日は土曜日、日曜日
のため休会、15日は本会議
の日程となっておりますので、ご了承願います。
本日は、これをもって散会いたします。
午後0時05分 散 会...