諸般
の報告
をいたします。
報告
の内容は、お手元に配付
の印刷物
のとおりでありますので、ご了承願います。
ただいま市長から議案及び報告
の提出がありました。
議案及び報告は、さきにお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
日程に従い、議案第1号ないし第51号、報告第1号
を一括して議題といたします。
市長
の提案理由の説明を求めます。
◎市長(木幡浩) 議長、市長。
○議長(
梅津政則) 市長。
【市長(木幡 浩)登壇】
◎市長(木幡浩) 皆様、おはようございます。
提案理由を申し上げるに先立ち、目下
の最大
の懸案であります
新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、
市中感染に拡大してきており、
感染拡大防止を図る上で、今、非常に重要な局面
を迎えております。政府からは、2月27日、異例
の全国一斉休校
の要請が表明されました。これ
を踏まえ、本市といたしましては、明後日から春休みまで
の期間、
市立小中特別支援学校を臨時休業とするとともに、預け先がないなど
のやむを得ない事情がある小学校、
特別支援学校の児童については、通学している学校で自学できる体制
を整えることにいたしました。卒業式につきましては、参加者
の縮小、時間短縮など、
感染防止に努めながら実施する予定であります。
これまで
の本市
の対応といたしましては、1月30日に私
を本部長とした
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、
医療機関をはじめ
関係機関と連携しつつ、全庁的な取組
を進めてまいりました。帰国者・
接触者相談センターに加えて
相談専用電話も設け、国が
相談対象とする方以外から
の相談にも、土日、祝日
を含め幅広く対応いたしております。
また、政府
の基本方針
を踏まえ、2月27日には本市における当面
の方針
を取りまとめ、28日には
市長メッセージを発して、市民、事業者、団体
の皆様に
感染拡大防止の行動
をお願いしたところであります。引き続き、事態
の推移に応じ、
地域経済へ
の対応も含め的確に対応するとともに、市民等
の皆様には、
市長メッセージに沿って対応
を徹底いただき、
市民一丸で
感染拡大の危機
を乗り越えてまいりたいと存じます。
次に、
市政運営に関する所信
を申し上げ、ご理解とご協力
を賜りたいと存じます。
昨年は令和
の新時代になり、新しい
わらじまつりなど、至るところで新時代
の息吹が感じられました。一方、台風19号により、本市においても甚大な被害
を受け、
安全安心の充実に取り組む決意
を新たにしたところであります。
間もなく、
東日本大震災、原発事故から10年目に入ります。東京2020大会
の開催や、
連続テレビ小説、エール
の放映と、福島と復興に大きな注目が集まる年になります。福島
の名
を冠する県都
の責任として、震災
の記憶と教訓
を次世代へ継承するとともに、感謝と併せて世界へと発信してまいります。
また、大震災後10年目以降
の新たな未来像
を描くとともに、この千載一遇
のチャンス
を生かして、全国、世界から多く
の人々
を集め、本市
の活力に転化してまいります。あわせて、
地域社会の様々な面で
グレードアップを図ることにより、将来に向けて
の遺産、
レガシーを形成し、広域
の発展も牽引してまいりたいと考えております。
さらに、
人口減少社会へ
の対応は喫緊
の課題であります。
子供たちに係る環境
の充実や
都市ブランド力の強化等により、
子育て世代が集まり、移住定住
の人気が高まるよう努めてまいります。
いずれにいたしましても、新年度は本市
の未来
を大きく変える年になります。市民
の皆様、そして市議会
の皆様と力
を合わせて、心から住んでよかったと言えるまち、そして世界にエール
を送るまち
を目指してまいります。
新年度は、以上
の方針
の下、引き続き開かれた市政とスピードと実行
をモットーに、次
の9本
の重点施策
を柱として、市政
を推進いたします。
新年度第1
の柱は、
安全安心な
まちづくりの推進であります。
台風19号による被害は、2月17日現在で、家屋等1,370件、道路等
の冠水、
法面崩壊等は735件、
河川被害は48河川、
農林業被害は14億円
を超えるなど、甚大なものとなっており、現在、被災された方々
の生活再建
の支援、
被災施設等の早期復旧に努めているところであります。農業については、この春から
の営農再開へ
の影響が最小限にとどまるよう、
農業用水路の復旧や農地に流入した土砂等
の除去
を急ぐほか、
農業用ハウスの修繕、再建や
農業用機械の再取得に対する支援
を進めてまいります。
今後は、昨年
のような大雨でも災害
を防止し、軽減させるという視点に立って、今次
の災害対応を検証し、市民
の皆様
のご理解と自助、共助
の取組
をいただきながら、ハード、
ソフト両面から、災害に強い
安全安心な
まちづくりを進めることが重要であります。
郷野目地区、
岡部上条地区におきましては住民
説明会
を実施したところであり、
郷野目地区の決壊箇所につきましては、県が堤防
をかさ上げして本格復旧
を行うことになりました。また、国においても、
阿武隈川上流に3つ
の遊水池
を設けるなど令和
の大改修
を行う方針が示されました。本市としましても、国、県
の取組と連携し、
市管理河川や
農業用排水路等の河道掘削、
護岸整備や
道路側溝の冠水対策事業を実施する市単独
の水害対策パッケージを推進いたします。
また、河川
のモニタリング体制の強化
を国、県に要請しておりますが、
水位情報や
雨量データ等を一元的に把握、管理し、的確な
避難情報の伝達や初動対応につなげるため、
災害対策オペレーションシステムを構築いたします。さらに、
屋外スピーカーの設置や
戸別受信機、スマートフォンアプリなど
情報発信の多重化により、情報
の迅速かつ確実な伝達
を図ります。
市民
の防災行動を促し、
地域防災力を高めるため、洪水、
内水ハザードマップを広く周知するほか、地域
の実態に応じた
地区防災マップや
地区防災計画の作成
を支援するとともに、災害時要援護者に関する情報
を地域支援者等と共有し、効率的な
避難支援体制を構築してまいります。
なお、本市
の国土強靱化をより促進するため、福島市
国土強靱化地域計画を2月に策定いたしました。今後も様々な検証
を踏まえながら、
災害対策の総合的な強化
を図ってまいります。
消防力
の充実強化につきましては、
福島消防署清水分署の改築に着工し、消防車両
の更新
を進めるほか、
消防団員の活動
を補完する
機能別消防団員を新たに導入し、
消防団組織の体制強化を図ってまいります。
台風19号
のような異常気象は、
地球温暖化の影響と推察され、私
たち自治体においても、
温室効果ガスを抑制する取組
を進めなければなりません。このため、引き続き
太陽光発電システムの設置助成
を行うほか、
水素社会実現に向けた
モデル事業の新たな立ち上げや、
森林環境の整備も進めてまいります。
除染に伴う
除去土壌搬出等の推進につきましては、保育所、幼稚園や小中学校については今年度末までに終了させるなど、現場保管
の解消
を進めます。
中間貯蔵施設へ
の輸送につきましては、令和3年度末までにおおむね完了できるよう国と調整し、輸送が完了した仮置場等については、一日も早い原状回復
を目指してまいります。
このほか、ごみ減量大作戦において第二次展開
を図るとともに、ムクドリ、
カラス対策に新たに取り組むなど、
安全安心で快適な
生活環境の創出
を図ってまいります。
第2
の柱は、オリンピック・パラリンピックと
レガシーの創出であります。
東京2020大会まで150日
を切りました。
今月24日にはギリシャで採火された聖火が、復興
の火として福島駅
東口駅前広場に展示され、27日には
聖火リレーが市内で実施されます。
近隣市町村等とも連携しながら、
信夫ヶ丘競技場で
イベントなど
を実施し、
聖火リレーを盛り上げてまいります。
そして、7月からは、
震災復興パネル展を開始するとともに、本市で開催される野球、
ソフトボール競技期間中に、福島駅東口では、2020
ふくしま市民応援団など多く
の皆様
の協力
をいただきながら、実・湧・満・彩
の魅力と復興
の現状
を感じていただける
おもてなしイベントやコミュニティーライブサイト
を、福島駅西口ではパブリックビューイング
を実施いたします。
このほか、100日前
イベントや
ホストタウン交流も実施し、これらを通じて、東京2020大会が市民にとって記憶に残る大会になるとともに、世界に向けて、感謝
の気持ちと復興
の現状、福島から
のエール
を発信してまいります。
また、東京2020大会は、本市
の地域社会をグレードアップし、
レガシーを形成する機会にしていかなければなりません。
このため、
スポーツ施設の整備や
スポーツイベントの誘致など
スポーツのまちづくりを進めるほか、
健康づくり、にぎわい
のまちづくりを推進いたします。昨年12月にスイス
を相手国として、
共生社会ホストタウンの登録決定
を受けましたが、2月には先導的
共生社会ホストタウンに応募
をいたしました。ユニバーサルデザイン
のまちづくりと心
のバリアフリーに向けた取組
を進め、共生社会
の実現
を目指してまいります。
第3
の柱は、古関裕而
を活かした
まちづくりの推進であります。
いよいよ今月30日から
連続テレビ小説、エールが放映されます。
これ
を契機として、古関メロディーや古関氏
の功績
を広く知っていただくとともに、本市
を訪れる方々
を温かくお迎えするため、古関裕而記念館
のリニューアル
をはじめ、エールに関する企画展示や映像コンテンツ
を導入するなど、受入れ体制
を強化いたします。
また、古関裕而ストリート
の周辺に設置される古関裕而まちなか青春館
を町なか回遊
の拠点とするほか、屋外で
のまちなか音楽祭
の開催、メロディーバスやラッピングバス
の運行など、商店街へ
の回遊促進と、中心市街地
の活性化
を図ってまいります。
関係自治体とも連携しながら古関裕而ゆかり
のまちサミット
を開催し、新たな都市間交流
を展開するなど、古関氏と音楽
を生かした
まちづくりを推進してまいります。
また、エール
の放映終了後も、その効果
を持続させていくため、映画やテレビ等
のロケ誘致と支援に取り組み、ロケツーリズムによる関係人口
の拡大や観光資源
の強化
を図ってまいります。
第4
の柱は、子どもたち
の未来
を開く環境整備であります。
新たな子育て支援
の総合的な指針として子ども・子育て新ステージプラン
を策定し、待機児童対策
の充実に加えて、子供、子育て施策
の新たな展開
を図り、日本一
の子育て環境
を目指してまいります。
新たな政策パッケージとしまして、子ども・子育て新ステージ2020推進事業
を設け、特色ある幼児教育、保育
の推進、病児、病後児保育や休日保育等
の充実、認可保育施設や放課後児童クラブ
の多子世帯
の負担
の軽減
のほか、本市産農産物
の使用拡大による地産地消
の推進と同時に給食費
の負担軽減
を図ってまいります。なお、これら
の施策展開に伴い、
子育て世帯応援手当等については廃止
をいたします。
待機児童対策につきましては、市内外
の保育士養成校等における就職相談会
の実施やPR動画
の活用等により保育士
の確保
を図るほか、保育士職場環境改善チーム
の設置により、保育士が働きやすい職場環境
を整え保育士
の定着につなげるなど、待機児童対策推進パッケージ
の充実
を図ります。これにより、放課後児童クラブ
を増設する学童保育とともに、待機児童ゼロ
を目指してまいります。
子育て支援
のワンストップ拠点であります子育て相談センター・えがおにおいては、妊娠届出窓口
を一元化して、土日も含め全て
の妊婦に面接相談
を行うなどきめ細やかな対応
を実施してまいります。
なお、2月に設置いたしましたこども発達支援センター、子ども家庭総合支援拠点につきましては、円滑にその業務
を開始しているところであります。
子供たちの学習環境
の整備につきましては、国
の補正予算
を活用し、幼稚園、小中学校
の校舎等耐震化に前倒しで取り組むとともに、小学校7校、中学校6校において約400基
のトイレ改修
を実施し、令和2年度末で学校トイレ
の洋式化率65%
を目指します。
また、児童生徒が先端技術等
を活用して学習できるICT環境
を整備するため、1
人1台
のタブレット端末
を3か年で配置することとし、校内ネットワーク環境
の整備
を進めるとともに、教職員
を対象とした研修
を実施し、新学習指導要領における情報活用能力
の育成に努めてまいります。
さらに、語学指導
を行う外国
人青年
を3名増員し19名体制とするほか、プログラムコーディネーター1名
を配置するなど、外国語学習活動
を一層強化いたします。
第5
の柱は、健都ふくしま
の創造であります。
健都ふくしま
の創造につきましては、引き続き地域や関係団体等と
の連携
を強化し、受動喫煙対策や食育、歯と口腔
の健康づくりを進めるほか、親子参加型
の健康づくりポイント事業や生活習慣病重症化
の予防対策など、実効性
のある市民
の健康づくりを推進いたします。
受動喫煙防止対策につきましては、改正健康増進法
の完全施行に合わせ、市
の公共施設は原則敷地内禁煙とする方針
を4月からスタートさせるほか、東京2020大会
の競技開催都市として、福島駅前広場や周辺区域における対策
の強化
を盛り込んだ、受動喫煙防止条例
を6月
定例会議に提出すべく取り組んでおり、望まない受動喫煙
の防止対策
を強化してまいります。
また、人生100年時代
を迎え、高齢者に係る医療介護等に要する経費が大きく伸びる中にあって、高齢者
の生きがいづくりと健康増進は非常に重要な課題であります。このため、高齢者元気アップ事業としてニュー
スポーツによる多世代交流等
を引き続き推進するほか、高齢者生涯活躍プロジェクト事業や、高齢者フレイル予防
のため
の健診データ等
の分析
を活用した保健指導と健康支援
を新たに実施いたします。
第6
の柱は、まち
のにぎわいと活力づくりであります。
令和2年度末までに相馬福島道路が全線開通し、国道13号福島西道路
の南伸については、令和8年度末までに開通する見通しであることが示されました。本市としましては、国と連携し、西道路
の南伸が一日も早く開通するよう努めるとともに、交通ネットワーク
の充実
を生かした地域活性化
を推進してまいります。
企業立地につきましては、2月に2つ
の企業と立地基本協定
を締結し、今年度
の企業立地に係る協定締結は5件となりました。いずれも高い技術力や強固な販売基盤
を有し、一層
の成長が期待できる企業であります。また、今般創設いたしましたふくしまチャレンジ・フィールドによる支援もPRしつつ、引き続き企業誘致活動
を展開し、産業
の集積と雇用
の創出に取り組んでまいります。
次に、地域振興施設道
の駅につきましては、高速交通網
の結節点という地の利
を生かした地域振興
の拠点として整備するとともに、敷地内に屋内子供遊び場
を設けるなど、子育て支援機能も併せ持つ道
の駅として、1月に国土交通省から重点道
の駅に選定されたところであります。新年度は、建築工事
を進めるとともに、施設
の指定管理者
を公募するなど、令和4年春
の開業に向け事業
を加速してまいります。
商業
の振興につきましては、空き店舗
を活用して新規に出店する創業者
の賃借料や、リノベーションに係る費用
の一部
を補助するほか、中小企業等
の後継者育成事業や売上げ増加、販路拡大へ
の取組などに対しても支援してまいります。
また、新まちなか広場
の整備や信夫山と
の連携確保により、歩いて楽しい町なか
のにぎわいづくりに努めてまいります。
農業再生へ
の取組につきましては、新たに雇用就農も加えた多様な就農形態へ
の支援
を総合的に行い、本市農業
を担う人材
の確保
を図るとともに、福島駅前軽トラ市
の開催などにより本市産農産物
の安全性
を市内外に発信するほか、有害鳥獣被害など
の農作物被害対策
を強化してまいります。
また、食品加工
の産業化と連携し、民間企業が行う本市産農産物
を活用した加工食品
の製品開発、販売等に係る経費
の一部
を補助するとともに、魅力ある逸品
を福島ブランド商品として認証し、農作物
の付加価値向上とブランド化されたスイーツ品による産業
の活性化
を支援してまいります。
観光対策につきましては、東京2020大会や
連続テレビ小説、エール
を活用した観光誘客に合わせ、インバウンド環境
の整備やトイレ
の洋式化、おもてなし
の強化
を図るとともに、ふくしま花回廊推進事業として、花
の名所
の魅力アップ
を推進いたします。さらに、お土産品
の開発
の促進、ロケツーリズムによる新たな観光名所
の開発にも取り組んでまいります。
第7
の柱は、風格ある県都ふくしま
の実現であります。
風格ある県都
を目指す
まちづくり構想に基づく福島駅前交流・集客拠点施設につきましては、施設
のコンセプト
を多様な交流・にぎわい
を創出するふくしまコンベンションとし、そのため
の基本方針や施設
の構成、機能等
をまとめたところであります。引き続き、市議会
の皆様から
のご意見
を頂きながら、本年度中に施設整備基本計画
を策定いたします。新年度には、福島駅東口市街地再開発準備組合が進める市街地再開発事業
の基本設計等に本計画が反映されるよう調整
を図るとともに、本組合
の設立に向けた事業計画策定に対し支援してまいります。
また、福島駅東口地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画
の案について、2月に福島市都市計画審議会で
の審議
を経たところであり、今月中に都市計画決定する予定であります。
新しい西棟につきましては、市民会館等
の機能
を複合化した市民交流機能、市民
の代表として
の議会機能、さらには市民
のため
の防災機能
の面から、市民棟として
の整備
を検討しております。
また、消防本部、福島消防署庁舎は、十分な耐震性能
を有しておらず、防災拠点として
の機能が果たせない可能性があることから、できる限り早く再整備
の方針
を決定する必要があります。様々な要件
を総合的に勘案し、市民会館
の跡地
を移転
の有力候補地として調整
を進めたいと考えております。
この場合、新しい西棟
の建設、市民会館
の取壊し、消防本部、福島消防署
の建設
の順に円滑に進める必要があることから、新しい西棟
の整備につきましては、除染関連
の仮設事務所
の廃止が見込める令和4年度
の着工
を目指すこととし、新年度に基本計画策定及び基本設計に関する予算
を計上したところであります。
また、市立図書館再整備につきましては、昨年11月に検討委員会より、適地については、現在地
のほか、中心市街地内で再編が検討されている他
の公共施設用地も候補として検討が必要と
の考えが示されました。今後、そうした観点から適地と整備時期について
の検討
を進めてまいります。
広域連携
の取組につきましては、広域連携へ
の理解と機運醸成
を図る福島圏域広域連携セミナー
を1月に開催し、圏域首長によるパネルディスカッションにおいて、圏域で
の結びつき
をより一層強め、連携
を強力に推進していくこと
を確認いたしました。
引き続き、様々な分野における連携事業に着実に取り組みながら、連携中枢都市圏
の形成に向けて協議
を進めてまいります。
人口減少
の流れが進む中、移住定住対策
を一層強化していかなければなりません。新年度は、専用ポータルサイト
の開設やガイドブック
の全面改訂
を行い、
情報発信を強化するとともに、空き家バンク
の活用や移住応援サポーターによる相談など、移住希望者
のライフスタイルに沿った総合的かつ積極的な支援
を実施するほか、新たな地域おこし協力隊
を導入し、地域力
の強化
を図ってまいります。
移住定住
を進めるためにも、シティーセールス
を戦略的に推進し、都市として
のブランド力
を高める必要があります。
東日本大震災から10年目
を迎えること
を機に、
震災復興パネル展や詩人、和合亮一氏プロデュースによる震災復興
イベントを開催するとともに、本市
の魅力
を強くアピールするシティーセールスムービー
を制作し、本市
の復興状況や新たな
まちづくりの方向性
の発信、本市
の認知度向上に努めてまいります。
また、本市ゆかり
の首都圏在住者や経済
人と
の交流会や、ふるさと納税
をまちづくり賛同型に転換することにより、福島市
を応援してくださる関係人口
の拡大
を図ってまいります。
歴史、文化と次世代環境が調和した
まちづくりにつきましては、旧広瀬座
の再整備に向けた基本設計、今年生誕100年
を迎える秋山庄太郎氏
の記念写真展
を実施するほか、新最終処分場整備に向けた建設工事や、あぶくまクリーンセンター焼却工場
の再整備に向けた基本計画策定、環境影響評価など
を進め、次世代に残る快適な環境づくり
を推進してまいります。
第8
の柱は、誰にでもやさしい共生社会
の推進であります。
バリアフリー推進パッケージにより、バリアフリーパートナー
の取組
を促しながら、心
のバリアフリー
を推進いたします。また、まち歩き総点検
の結果に基づき歩道等
の改修
を進めるほか、県内初となるバリアフリー
のまちづくりの基本的な方針
を定めるバリアフリーマスタープラン
を策定してまいります。
本
定例会議において、障がい
のある
人もない
人も共にいきいきと暮らせる福島市
づくり条例制定に関する議案
を提出しており、障害
の有無にかかわらず、安全で安心して暮らせる共生社会実現
のため
の施策
を推進し、誰にでもやさしいまちふくしま
を実現してまいります。
多文化共生につきましては、多文化共生
を推進するため
の指針
の策定に取り組んでいるとともに、新たに本庁舎に外国
人相談窓口
を開設し、外国
人の在住支援
を行うほか、帰国、外国出身児童生徒へ
の学校生活適応事業や、親子
を対象とした日本語教室
を実施するなど、外国
人の受入れ環境
を整備してまいります。
女性が活躍できる
まちづくりの推進につきましては、結婚や出産
を機に退職した女性
の再就職
を支援する就職ガイダンス
を新たに実施するほか、女性が活躍できる職場づくりなどに積極的に取り組む企業
の認証、キャリアアップ講座、男女共同参画
を推進する人材養成講座など、女性
の就労機会
の拡大や働き方改革
の推進に取り組んでまいります。
最後
の第9
の柱は、
市政運営の新ステージであります。
令和3年度から
を計画期間とする新総合計画
の策定につきましては、おおむね10年先
の目指すべき将来
のまち
の姿
を人・まち・自然が奏でる魅力
のハーモニー未来協奏(共創)都市~世界にエール
を送るまち県都ふくしま~とし、それ
を実現するため
の視点、基本方針
の案
を取りまとめております。
今後、議員
の皆様から
のご意見等
を伺いながら将来構想と基本方針
の案
を今年度中にまとめてまいります。
また、ICT
を積極的に活用し、市民サービス
の向上と業務効率化
を推進してまいります。市民サービス面では、マイナポイント
の利用に向けた支援、LINE
を活用した情報配信、市政だより等
の多言語サービスなど
を実施し、業務効率化面では、RPAやAI─OCR、教員
の働き方改革にも資する統合型校務支援システム等
を導入するほか、議会においてもタブレット端末と会議システム
を導入いたします。
次に、本
定例会議に提出いたしました令和2
年度福島市
一般会計予算等
の議案51件及び報告1件について申し上げます。
まず、令和2年度当初予算についてでありますが、歳入では、固定資産税において家屋における新増築分
の増等による増収が見込まれる一方で、法人市民税において企業収益
の減や法人税率引下げ等
の税制改正
の影響による減収が見込まれます。普通交付税においては、地方消費税交付金
の増収等
を反映した減額
を見込む一方で、震災復興特別交付税においては対象事業費
の増加による増額
を見込んでおります。
歳出では、時代
を反映した新たな行政需要が増嵩していることから、経費
の節減合理化
を図るとともに、国
の財政支援措置
のある市債
の活用や、財政調整基金等
の繰入れにより財源
の確保に努めたほか、財源
の効率的配分に意
を用い、さきに申し上げました施策、事業
を実現するため
の予算計上に最大限
の努力
をいたした次第であります。
これらにより、令和2年度当初予算は、一般会計が1,170億円、その他特別会計が合わせて557億4,100万円余、
水道事業会計が112億4,900万円余、下
水道事業会計が125億300万円余、農業集落排水事業会計が2億8,700万円余、総計で1,967億8,100万円余となったところであります。
一般会計予算につきましては、ただいま申し述べた
市政運営に関する所信に沿って必要な予算
を措置し、前年度比64億5,000万円、5.2%
の減となりましたが、除染関連事業
を除くと前年度比26億1,000万円余、2.5%
の増となり、過去最高
の積極型予算としたところであります。
次に、
水道事業会計予算について申し上げます。
安全で安心な水道水
の安定供給と災害に強い水道
の構築
を図るため、老朽管
の計画的な更新や水道施設情報管理システム
の構築、官民連携による応急復旧訓練など
を進めるとともに、民営簡易水道組合
の統合
を行うため
の施設整備
のほか、水道利用促進
のため
の所要額
を計上いたしました。
次に、下
水道事業会計及び
農業集落排水事業会計予算につきましては、各事業
を計画的に実施するため
の所要額
を計上いたしました。
次に、
特別会計予算について申し上げます。
国民健康保険事業費、介護保険事業費につきましては、それぞれ
の保険給付
を行う経費等
を計上いたしました。
また、公設地方卸売市場事業費、工業団地整備事業費等につきましては、各事業
を計画的に実施するため
の所要額
を計上いたしました。
さらに、後期高齢者医療事業費につきましては、後期高齢者医療広域連合に対して納付する保険料等
の所要額
を計上いたしました。
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、福祉資金
の貸付け
を行う経費等
を計上いたしました。
以上が令和2年度各会計予算
の概要であります。
次に、令和元年度各会計補正予算等
の主なものについて申し上げます。
議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算、繰越明許費、債務負担行為及び地方債
の補正で、台風19号により被害
を受けた施設等
の復旧に要する経費及び国
の安心と成長
の未来
を拓く総合経済対策に基づく補正予算に呼応し、令和2年度当初予算に計上予定であった事業
を前倒しして実施するため
の経費等
を計上するものであり、歳出予算
の追加額は29億7,100万円余であります。
繰越明許費
の補正につきましては、社会福祉施設復旧支援事業ほか16事業について、その事業費
の一部または全部
を令和2年度へ繰り越して使用するため、追加または変更するものであります。
議案第16号令和元
年度福島市
一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び地方債
の補正で、財政調整基金積立金、環境基金積立金及び企業立地促進費等
を追加するとともに、
除去土壌搬出等推進事業費等
を減額するものであり、歳出予算総額16億1,400万円余
を減額するものであります。
継続費
の補正につきましては、中央市民プール改修工事において、工事
の前倒しに伴い年割額
を変更するものであります。
繰越明許費
の補正につきましては、こども発達支援センター移転整備事業ほか28事業について、その事業費
の一部または全部
を令和2年度へ繰り越して使用するため、追加または変更するものであります。
このほか
の議案
の提案理由及び報告につきましては、それぞれ議案書、予算
説明書等に記載したとおりでありますので、ご了承願います。
以上が提出議案及び報告
の概要ですが、詳細につきましては、ご質疑または委員会等において申し上げたいと存じますので、よろしくご審議
の上議決
を賜りますようお願い申し上げます。
なお、議案第15号につきましては、台風19号関連及び国
の総合経済対策に呼応し、速やかな対応
を図るため、ご先議くださいますようお願い申し上げます。
また、会議
の期間中に人事案件
を追加提案いたしたいと存じますので、ご了承
をお願い申し上げます。
○議長(
梅津政則) ただいま市長から先議
の要請がありました。
この際、質疑通告
の締切りについてお諮りいたします。
さきに開会
の議会運営委員会で確認された質疑通告
の状況から、ただいまをもって質疑通告
を締め切ることといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、ただいまをもって質疑通告
を締め切ることに決しました。
日程に従い、議案第15号に対する質疑
を行います。
ご質疑
のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご質疑がなければ、質疑
を終結いたします。
日程に従い、議案第15号
を所管
の常任委員会
の審査に付することにいたします。
委員会開会
のため、暫時休憩いたします。
午前10時48分 休 憩
─────────────────────────────────────────────
午後1時19分 再 開
○議長(
梅津政則) 休憩前に引き続き会議
を開きます。
日程に従い、議案第15号
の委員会における審査
の結果
の報告
を求めます。
総務常任委員長、22番。
◎22番(白川敏明) 議長、22番。
○議長(
梅津政則) 総務常任委員長。
【22番(白川敏明)登壇】
◎22番(白川敏明) さき
の本会議におきまして当総務常任委員会に付託になりました議案に対する委員会
の審査
の結果につきまして、ご報告申し上げます。
議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(
梅津政則) 文教福祉常任委員長、14番。
◎14番(萩原太郎) 議長、14番。
○議長(
梅津政則) 文教福祉常任委員長。
【14番(萩原太郎)登壇】
◎14番(萩原太郎) さき
の本会議におきまして当文教福祉常任委員会に付託になりました議案に対する委員会
の審査
の結果につきまして、ご報告申し上げます。
議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(
梅津政則) 経済民生常任委員長、25番。
◎25番(
二階堂武文) 議長、25番。
○議長(
梅津政則) 経済民生常任委員長。
【25番(
二階堂武文)登壇】
◎25番(
二階堂武文) さき
の本会議におきまして当経済民生常任委員会に付託になりました議案に対する委員会
の審査
の結果につきまして、ご報告申し上げます。
議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(
梅津政則) 建設水道常任委員長、7番。
◎7番(
梅津一匡) 議長、7番。
○議長(
梅津政則) 建設水道常任委員長。
【7番(
梅津一匡)登壇】
◎7番(
梅津一匡) さき
の本会議におきまして当建設水道常任委員会に付託になりました議案に対する委員会
の審査
の結果につきまして、ご報告申し上げます。
議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算中、当委員会所管分につきましては、原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(
梅津政則) ただいま
の委員長報告に対し、ご質疑
のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご質疑がなければ、質疑
を終結いたします。
討論に移ります。
ご意見
のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご意見がなければ、討論
を終結いたします。
これより採決
を行います。
お諮りいたします。議案第15号令和元
年度福島市
一般会計補正予算につきましては、ただいま
の委員長報告のとおり、すなわち原案
のとおり可決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、議案第15号につきましては、ただいま
の委員長報告のとおり、すなわち原案
のとおり可決されました。
以上で本日
の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。明3日ないし5日は、議案調査
のため、それぞれ休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、明3日ないし5日は、議案調査
のため、それぞれ休会とすることに決しました。
6日は午前10時から本会議
を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午後1時24分 散 会...