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12月14日-03号

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  1. みやこ町議会 2021-12-14
    12月14日-03号


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    最終取得日: 2022-11-29
    令和 3年 第5回定例会(12月)───────────────────────────────────────────令和3年 第5回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第9日)                             令和3年12月14日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                         令和3年12月14日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(11名)1番 内田 直志君       2番 肥喜里雄二君3番 柿野 正喜君       4番 中山 茂樹君5番 小田 勝彦君       7番 浦山 公明君8番 大束 英壽君       9番 柿野 義直君11番 原田 和美君       13番 飯本 秀夫君14番 田中 勝馬君                ──────────────────────────────欠席議員(2名)6番 中尾 昌廣君       12番 熊谷みえ子君──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 前田 正光君     書記   徳永  篤君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   総務課長 ……………… 山見 紀幸君財政課長 ……………… 進  光晴君   会計課長 ……………… 砂田  功君行政経営課長 ………… 古谷 泰隆君   観光まちづくり課長 … 川本 英紀君税務課長 ……………… 重岡 正和君                     総合行政委員会事務局長 …………………………………………………… 本吉 敏之君教育長 ………………… 桝口 広二君   学校教育課長 ………… 川寄光一郎君生涯学習課長補佐 …… 長尾優美子君   住民課長 ……………… 奥村 芳孝君農業委員会事務局長 … 石谷  守君   農林業振興課長 ……… 長尾 勝芳君保険福祉課長 ………… 田中 靖一君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 進   勲君都市整備課長 ………… 原田 陽二君   建築課長 ……………… 白川 義徳君上下水道課長 ………… 進  貞敏君                     ────────────────────────────── ◎事務局長(前田正光君) おはようございます。開会前に事務局より連絡をさせていただきます。 まず、傍聴者の皆様にお願いいたします。携帯電話をお持ちの方は、電源を切るか、マナーモードにしていただきますようお願いいたします。 次に、報告を行います。本日、6番、中尾昌廣議員、並びに12番、熊谷みえ子議員より、欠席の届けがあっております。また、3番、柿野正喜議員より、遅刻の届出があっております。 次に、配付資料の確認をお願いいたします。お手元に、本日の議事日程第3号、一般質問の質問要旨、本日の一般質問の簡易答弁書を必要とされる方には配付をしております。御確認をお願いいたします。 間もなく開会でございますので、もうしばらくお待ちください。午前10時00分開議 ○議長(田中勝馬君) おはようございます。ただいまの出席議員は10名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。日程に従い、議事を進めます。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(田中勝馬君) 日程第1、一般質問を行います。 では、通告順により質問を許可します。 通告順位1番、議席番号4番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 皆さん、おはようございます。議席番号4番の中山茂樹でございます。 今年こそは、新型コロナウイルスが収束するのではないかと非常に期待しておりましたが、また世界では四十数か国以上の国でオミクロン株、新しい変異株が増加しております。12月になり、日本国内でもオミクロンというコロナの変異ウイルスの感染者が発生しております。また、年末年始には人の流れが増加するので、第6波の流行が非常に心配されております。このような状況ではありますが、12月議会は一般質問も従来の、従来といいますか、過去の30分から今回は60分以内と、従来の在り方が変わりました。また、傍聴もできるように変わってきております。 さて、それでは一般質問に入ります。 主に今回は3つでございますが、1つが町政を問う。2つ目で地元経済活性化についてと、3つ目が災害の防止策を尋ねます。 1つ目の町政の関係で、町長選挙が来年4月には、町長の任期満了により町長選が行われるようであります。ちまたでは現職議員が立候補するのでありますが、そういう評判も話が出ております。現職の町長は立候補するのかと尋ねられることが何度もありましたが、今回の12月の一般質問で私が質問しましょうということで、今回質問を出してる次第でございます。 次の道路整備に関してでございますが、町の発展のためには、とにかく道路の整備が欠かせない最重要課題であります。皆さん御存じのとおり、201号線の新町交差点辺りは、朝、夜、車が非常に渋滞して大変困っております。そういう中で、ぜひとも国道の201号線の早期着工を望んでおります。それと同時に、国道496号線、豊津地区の拡幅、これもなかなか進んでない状態でありますので、この道路の拡幅と、ずっと伊良原、犀川のほうに行きますと、大分に抜ける野峠があります。この峠も将来的にはやはりトンネル化すべきであるという考えの下で、今回質問に出しております。 地元の経済活性化ということで、犀川の四季犀館の駐車場の拡大をお願いしたいと思っております。四季犀館は、うどん屋さんができ、お客さんも年々増加し、イベントを行うにしても駐車場が狭く、そういうイベントごとをしようにも大変できない状況になっております。これを、駐車場の拡幅を早くしていただきたいと思っております。将来的に、みやこ町犀川地区の発展には、やはり四季犀館のあの辺りを、力を入れていく必要があろうと私は考えておりますので、町としての今後の四季犀館の在り方をお尋ねいたします。 2つ目のプレミアム商品券の発行でございますが、今回50%のプレミアム付きの商品券を発行して大変人気でありました。しかし、希望する皆さん全員に行き渡る、希望するとおりの内容では行き渡らなかったと思っております。今後、高額な割合でなくてもいいから、30%程度で発行する計画があるかないかをお尋ねいたします。 災害の防止に関してでございますが、開発規制と対策ということで、今みやこ町においては、皆さん御存じのとおり、風力発電等の関係で山林が開発されたり、宅地の造成も進んでおります。テレビのニュース等で皆さん御存じのとおり、大雨のときに静岡県の熱海市では、山の上層部から盛土をしたところから大量の土砂が流れ、下流の人家や生命が失われるという大変な状況が発生しております。今後みやこ町においても、大きな大災害が発生しないとは限りません。開発は必要ですが、やはり規制というか対策も必要でありますので、そこの十分な対策をしていただき、人命と財産が失われることのない、そういう対策を今後考えていただきたいと思い、質問を出しております。 以上で、壇上での質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。中山茂樹議員の質問にお答えをいたします。 最初に、町政を問うという質問の中で、町長選挙に対する質問にお答えをいたします。 私は12年間近く、みやこ町の安寧、活性化、町民の幸せ、そして日本一元気なまちづくりを目指し、町政運営に努めてまいりました。論語に、「政を為すに徳を以ってすれば、譬ば北辰其の所に居りて、衆星之に共うが如し」、為政者の持っている徳が人民から評価され、その徳をもって政治を心がけるならば、北極星を中心に群星が回るように、民はその為政者の徳を慕いついてくるという言葉があります。 私が仕えた政治の師匠は、政治を行う者は、仁・義・礼・智・信を重んじ、公平無私の精神で政を行うようにとよく話をされていました。私はこの精神の教えを忘れず守り続け、あるときは獅子吼のごとく皆様に訴え、町政運営を行ってきました。 私は、まだまだ心身共に健康で、体力にも自信がありますので、これまで行ってきた施策の完成に向けて、来年の町長選挙には出馬し、町民の審判を仰ぐ予定です。 今後とも、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。 次に、道路整備についてお答えいたします。 国道201号香春町から行橋市の整備につきましては、国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所において、新規事業化に向けて令和元年度より計画段階評価が進められております。 現在の状況は、概略ルートや構造等に関する対応方針が決定し、概要としましては、現在の国道201号線より南側を通り、道路構造としましては、盛土を基本とするバイパス整備となっております。 今後の事業スケジュールとしましては、環境影響評価新規事業採択時評価と手続が進められ、その後、新規事業採択となり、測量・地質調査・設計等の道路整備事業が進む予定です。 次に、国道496号線豊津錦町の状況については、京築県土整備事務所に確認しましたところ、この事業は錦町交差点からマルショクまで工事区間約680メートルを4期に分けて計画しており、令和元年度から事業に着手し、測量設計と地元関係者への説明会も終わっております。 今年度から第1期工事として、マルショクから錦町交差点に向かって約160メートルの区間に着手し、現在、用地及び補償の交渉を進めている状況です。 今後については、用地取得等が終わり次第、第1期工事の着工となる予定と確認しております。 それから、野峠のトンネル化等につきましては、伊良原ダム代替国道から野峠について、平成27年度から上伊良原改良として事業が進められております。 現在、現道拡幅部より用地買収並びに道路改良工事を実施しており、その他の箇所につきましては、今後の課題としているとのことです。 また、国道496号線は、福岡県緊急輸送道路ネットワークに指定された道路であり、災害等により幹線道路が寸断された場合には、迂回路として救助隊や救援物資などを運ぶ重要な路線として位置づけられていることから、早期事業化に向けて今後も機会あるごとに要望してまいります。 次に、四季犀館の駐車場についてお答えをいたします。 第3セクター方式で運営する「よってこ四季犀館」には、年間約20万人の来店者があり、例年2億8,000万円前後を売り上げています。また、現在はコロナの影響により若干状況は異なりますが、これまで季節ごとに行ってきたイベントや春・秋の大型連休の際などには多くの方々に御来店いただき、大変にぎわってきたところです。 一方で、御指摘のとおり来店者の多い時間帯やイベントの際などには、駐車場が満車になることが多く、来店者の皆様に御不便をおかけしているところです。駐車場が足りないほどの来店者があることは文字どおりうれしい悲鳴ではありますが、スーパーや他の直売所との競合が激しくなる中、駐車場の不足による不便さが結果として客離れにつながる可能性も否定できません。 現在、顧問契約を結んでいる税理士事務所とともに、直売所の長期運営計画を策定中ですが、出荷者の高齢化や人口減少、さらには競合店との間における来店者や出荷者の取り合いなど、直売所を巡る経営環境は必ずしも楽観できるものではありません。 しかしながら、農業及び特産品の振興という点はもちろん、住民のライフラインを守るという観点から、四季犀館や国府の郷といった直売所は地域の宝であり、これからも大いに守り、育てていきたいと考えております。そのために必要な施設・設備の整備は計画的に進めていきたいと考えますので、御指摘の四季犀館駐車場の件につきましても、その一環として検討していきたいと考えております。 次に、プレミアム付き商品券の発行についてお答えいたします。 地域経済活性化のため、付加額をプラスした商品券を発行するプレミアム付商品券事業につきましては、みやこ町商工会を事業主体として長年にわたり実施してきたところです。 例年、プレミアム率を10%として実施してきたところですが、令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、前年度からの繰越事業として、プレミアム率50%、額面総額3億円のスーパープレミアム付商品券事業を実施しております。これは、プレミアム率の高い商品券を発行することで、新型コロナウイルス感染症の影響により冷え込んだ町内の消費を喚起し、地域経済の活性化を図ることを目的としたものです。 本事業については大変御好評をいただいており、商工会が行ったアンケートによりますと、今回の商品券取扱事業者の約70%が、この商品券事業消費喚起効果があったと回答し、93%が今後も継続すべきだと回答しています。 また、使用した消費者の約75%が商品券の購入によって普段の買物より消費が増えると思うと回答し、通常券購入者の48%、キャッシュレス購入者の約67%が商品券がなければ、地元以外の店で購入すると回答しています。 したがいまして、このアンケート結果を見る限り、事業の目的は十分に果たされているものと判断しております。御指摘のとおり、プレミアム付き商品券につきましては、コロナ禍で減退した地元経済の活気を取り戻すため、町民と事業者の双方にとってメリットのある大変有効な事業と考えておりますので、商工会と十分に協議の上、今後の事業実施について検討させていただきたいと考えております。 次に、災害の防止、開発規制と対策についての質問にお答えいたします。 盛土や埋立て、宅地造成に関する開発については、事業区域の面積が3,000平方メートルを超えるものは福岡県の管轄となります。それ以外のものについては、開発行為の目的、内容等に応じて、それぞれの条例や指導要綱等に基づき協議、指導を行いながら進め、災害等の発生の防止、住民の安全で良好な生活環境の確保に努めております。 また、今年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害を踏まえ、盛土による災害防止のため、盛土の総点検が国、地方公共団体が連携して行われています。その点検状況を踏まえて、災害の危険性のある箇所への対応や土地利用規制など、安全性を確保するために必要な対応策を関係機関が一丸となって行うものとなっています。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 答弁ありがとうございました。 それでは、現職町長が町長選に立候補するということでございますので、両候補とも、まだ今後候補者が増えるか分かりませんが、みやこ町発展のために頑張ってください。 道路整備の関係で再度お尋ねいたします。 201号線は、要は南側ということで、庁舎の下のほうといいますか、庁舎の辺りを通るわけなんでございますが、その道路が確定しさいかすれば、現在、犀川、豊津から住まいの方が本庁舎に寄ってくるのに、現在、住宅街の中をくねくねと曲がって危ない状況でありますが、今後、町としてはその道路が確定しさいかすれば、豊津、犀川から来る皆さんが、便利になるように、何か道路計画はつくっておりますか。それをお尋ねしますが。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) この国道201号も、ようやく路線が、まだアバウトですけども概略が決まりまして、田川地域から行橋方向に向かってこのみやこ町、本庁があります右側を通っていくという大まかなルートでございます。これから環境アセスのようないろんな調査をしていきながら進んでいくわけでございます。 その中で、議員御指摘の旧犀川、旧豊津町のほうから来ます道路については、住宅街を通ってくるということでございますので、その辺の道路も考えておりますが、いずれにいたしましても、国道201号がどういう形になるのか、その形が分かり次第、早期に町としてもこの道路に着工していかなければいけないと、そういうふうに担当課とは今相談をしている状況であります。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 大体の状況は分かりましたが、今まで町長が長年国土交通省やら県と交渉をしてきたと思いますが、なおかつもっと強く要望をしてもらい、当然地元の期成会の方とも、過去何度か交渉に行っているとは思うんですが、再度、重ねて今後も継続して強く要望していただき、とにかく早く1年でも道路を確定し、庁舎に来るのに便利のいいように道路計画をどんどん押し進めていただきたいと思います。 続きまして、四季犀館の駐車場拡大のことですが、とにかく今現状は駐車場が狭くて、町長も分かっているとおりでございますが、いろんなイベントをするにしても、なかなか駐車場がないからもう通り越してしまおう、あるいは、駐車場に入ろうとして、あの辺部分がちょっと渋滞して車が入りにくいとか、事故の原因にもなりますから、とにかくこの件も早く計画をつくり、どんどん進めていただきたいと思います。今、回答の中で、今検討をしていくとありましたが、具体的には、今、進んではいないのでしょうか。そこの状況を考えているだけでしょうか、ちょっと聞きたいんですが。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 具体的に駐車場の拡幅の計画があるか、進んでいるかというと、今のところはございません。ただ、御指摘のとおり駐車場は狭く、平日はそうでもないんですけども、土日に非常に混雑して、安全性の上でも課題があるということは認識しておりますので、先ほど町長が答弁いたしましたように、現在、直売所の長期運営計画について策定中でございますので、その中で施設設備の整備について計画的に進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 当然、都市計画をつくるにしても、道路が確定しない以上は道路整備も難しいんでしょうが、その中で、商業とか農業の発展のためには、ぜひみやこ町には直売所が犀川、豊津に国府の郷とあります。こういう施設を核として周辺が発展するように計画を策定していただきたいと思いますが、そういう考えはありますか。ぜひ教えてください。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 町長の答弁にもありましたとおり、住民のライフラインを守るという観点からも、あるいは農業、特産品の振興という観点からも非常に直売所は重要だというふうに考えておりますので、一方で、両直売所とも、第三セクターの直売所とも建築から相当な年数がたっておりまして、そのほかの設備、施設もかなり老朽化が進んでおります。そういったことも含めながら、駐車場の整備についても併せて考えていきたいというふうに思っております。 以上です。
    ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかくそういう計画を押し進めていただきたいと思っております。強く要望します。 それと、私が思うには、みやこ町の中では旧犀川地区には大きな道がないんです。正直言いまして、201号線沿いのバイパスができてくれば、勝山地区は恐らくどんどん発展していくであろうと思うし、豊津地区に関しては椎勝線があり、また、インターもあります。こういうところはどんどん開発が進んでいくとは思うんですが、旧犀川地区は、あいにく大きな道がないもんですから、やはり町が音頭を取っていっていただきたいと思いますが、そういう積極的にとにかく計画を進めてください。 続きまして、プレミアム商品券の発行の今後のことですが、これも計画は今何らかの進めている状況でしょうか。お尋ねしますが。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 現在、ちょうど来年度予算の編成作業に入ったところでございますが、議員御存じのとおり令和3年度におきまして、商品券の不適切な使用に関して新聞報道がございました。そういったことが再発しないように、現在、商工会と一緒にそのことについて検討中でございまして、住民の方が安心して商品券を御購入頂けるような環境が整えば、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、地域経済の活性化のためには大変有効な施策と思っておりますので、その条件が整い次第、続けていきたいというふうには思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 商品券のプレミアム率でございますが、50%というのは多分計画していないとは思うんですが、今後、計画するにしても、どれくらいの率で考えていますか。私が今言ったのは、30%ぐらいでどうかとかいう話をしましたが、その点どうでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 過去のプレミアム付き商品券につきましては、プレミアム率10%ということで発行してまいりまして、令和3年度におきましては50%ということで、コロナ対策の地域経済の振興ということで50%とさせていただきました。非常にインパクトのある事業だったなということで実感しておりまして、大変評判もよかったかというふうに思っとるんですが、何分これも財源が必要になってまいりますので、どの辺が適切なものか、使う方にとってはプレミアム率が高いほうが喜ばれるとは思うんですが、財源とのバランスを考えながら、また検討したいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) ありがとうございます。とにかく、プレミアム商品券を今後も発行するということで、私は理解していきます。とにかく消費喚起のためには、やはり何らかの手を打つべきだと思っております。 続きまして、災害の防止ということでございます。 現在、今非常に広く、犀川の大坂の地域とか、豊津では既にできておる彦徳の坂の辺りに電気の太陽光がありますよね。いろんなところで山が開発されたり、今、ゴルフ場の近く、京都カントリーのあの辺りでも、豊津、犀川のちょうど境ぐらいになるんですか、久富の目迫という地域ですが、豊津との境で、やはりあそこも土砂を盛っているようにあります。いろんなところで整地して土が丸出しというか丸見えで、木材が切られておりますから、さっき言ったように、大雨になったときは、いろんなところから土砂が流れるであろうし、以前も話はあったと思うんですが、彦徳の坂のところに既に電力設備ができておりますが、裾のほう、下のほうではどうしても人家があり、大雨のときにはあの辺りに水がいっぱいたまり、それが平成鉄道の下をくぐり、今川のほうに流れているようにありますが、やはり今川の河川も大雨のときには水が大量に流れ、逆流してそういう水路に入っていく箇所が恐らく町内では何か所もあると思うんですが、そういうところを再度調べて、最大限の防ぐための努力をしていただきたいと思います。その点、どうですか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 先ほど議員御質問の彦徳のところの分につきましては、恐らく町道と県道が交差している交差点のところと思われます。どうしてもそこは高低差が低いもので、水が集まってくるところになっております。そういうところは県と協議を行い、以前改良した部分等もございます。今後も要望は考えていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかくいろんな工事については、要望もどしどしと行い、人命に被害がないことを強く要望をいたします。 先ほどの回答の中で、盛土の点検をしたということのようにありますが、町内で盛土の点検をして危険な箇所というのは何か所ありましたでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 現在、盛土等の開発につきましては、一応把握しているところでは、県の管轄で1か所、それから、町が関係している分が2か所でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 町の管轄が2か所あるということでございます。この分は町の責任で改善をするようにお願いします。県に対しては、もう何度でもとにかく強く要望して、人命に被害がないこと、また財産、農地とかいろんな面に被害が生じないことを強く要望いたします。その点はいかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 現在、盛土の開発等の対応につきましては、土砂等による土地の埋立て、それから盛土堆積の規制に関する条例や施行規則に基づきまして、地元の関係者と開発業者との調整を行いながら、現在、指導等を行い、災害の防止、安全の確保に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) とにかく繰り返してあれなんですが、人命とか個人の財産に被害が生じないように、やはり町として責任ある対応をして、町民が安心でいられるような町政を進めていただきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで、暫時休憩いたします。 次は、10時50分からよろしくお願いします。午前10時38分休憩………………………………………………………………………………午前10時48分再開 ○議長(田中勝馬君)  これより、休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 通告順位2番、議席番号9番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 皆さん、おはようございます。9番議員の柿野義直でございます。 私は12月議会に4点の質問を通告しております。 1点目は、町長選挙に当たって、町長は立候補するお考えがあるのかということです。 内容は、来年の4月に行われる町長選挙に同僚議員が立候補をする動きがあります。井上町長は立候補するお考えがあるのか。さきの同僚議員の質問で御答弁をされておりますが、私の質問にもお答えをいただきたいと思います。 2点目は、図書館運営についてであります。 図書、資料等の購入にどのような基準で行われているか。 図書館の運営には、条例や要綱などが規定されております。税金を使っての図書や資料の購入には配慮が求められております。不適切と思われるものがあるが、どのような手順と判断で購入しているのか。図書館職員がこのことに気づいたときには、どのような対応をするものかという質問であります。 3点目は企業の現状と将来について、我が町の企業の置かれている状況を把握しておられるか。 我が町を取り巻く経済環境は大きく自動車関連の産業に支えられております。その自動車産業が百年に一度の大変革の時期にあります。電動化などの流れであります。また、長引くコロナ禍の中、雇用調整助成金を受けている企業もあります。こうした町の企業の置かれている状況と将来についての展望を見守りながら、まちづくりを進めていく必要があるんではないか。どういうことを取り組んでおられるか。 4点目は新型コロナウイルス対策についてであります。 次の波が恐らく来るのではないかと心配されておりますが、日本では、緊急事態宣言が解除され、経済活動が活発になりつつあります。しかし、ヨーロッパとか韓国などで、世界の感染拡大が強まっております。南アフリカ株、オミクロン株と言われるものが出現して、日本への流入が懸念されております。感染拡大のときの準備はできているのか。また、3回目のワクチン接種の準備は進んでおるかということでございます。簡潔な御答弁をいただいて、壇上からの質問といたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野義直議員の質問にお答えをいたします。 最初に、町長選挙に当たって立候補されるのかという質問にお答えをいたします。中山茂樹議員の質問に対してお答えしましたが、同じような答弁となることを御了承いただきたいと思います。 私は12年間近く、みやこ町の安寧、活性化、町民の幸せ、そして、日本一元気なまちづくりを目指し、町政運営に務めてまいりました。 政をなすに徳を以ってすれば、例えば、北辰其の所にありて、衆星これに向かうがごとしと論語にあります。私が仕えた政治の師匠は、政治を行う者は仁・義・礼・智・信を重んじ、公平無私の精神で政を行うようにと私によく話をしてくれました。私はこの精神の教えを忘れず、守り続け、あるときは獅子吼のごとく皆様に訴え、町政運営を行ってきました。 私はまだまだ、心身ともに健康で体力にも自信がありますので、これまで行ってきた施策の完成に向けて、来年の町長選挙には出馬し、町民の審判を仰ぐ予定です。今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 図書館運営につきましては、教育長が後ほど答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 私のほうからは、企業の現状と将来性についてお答えいたします。 御指摘のとおり、現在、自動車産業は電動化という大きな変革の時期にあります。政府も、2035年までに新車販売で電動車100%を実現すると表明しており、化石燃料のみで走る車両については廃止することが目標化されているところです。 その中で憂慮されているのは、自動車の電動化によって、部品が大きく減少することに伴う雇用の流動化です。特に、エンジン部品、駆動部品等の製造事業が大きな影響を受けると言われています。 現在、みやこ町の自動車関連企業のうち、直接、エンジン部品の製造を行っているところはないようです。したがいまして、自動車の電動化が町内の雇用に影響がないように期待しますが、自動車産業全体の大きな構造変化が進む中で、将来的に、決して予断を許さない状況にあると考えています。 また、新型コロナウイルス感染症の影響につきまして、先月行いました町内の資本金上位4社に対する電話による聞き取り調査によりますと、いずれの企業も、少なからずマイナスの影響が続いておりました。 特に、半導体不足によって得意先の生産量が減少し、その間接的な影響によって稼働率が下がっているところが多く、コロナ前に比べ、最大で60%の稼働率にとどまっているところもありました。また、雇用調整助成金によって何とか雇用を守っているという状況の事業所も多いようでした。 その一方、自動車産業を初め、製造業全般において人手不足は深刻な状況であり、聞き取り調査によれば、いずれの事業所も、口をそろえて、人が集まらないとのことで、今は稼働率が落ちているものの、生産が上向きを始めたときに、人手不足が足を引っ張らないのか心配との声が多く聞かれたところです。 平成30年度の数字ですが、町内の総生産額は約541億円で、そのうち、製造業を含む第2次産業は216億円で、全体の40%を占めており、町の基幹産業の1つであることは間違いありません。 町としては、今後の社会情勢を注視しつつ、将来を見据えて、企業の新分野への進出、生産技術の他部門への転換、それらに伴う税制上の支援制度等について、国・県等の関連部署から情報収集を行い、企業連絡協議会を通じて、積極的に情報提供を行ってまいりたいと考えております。 次に、新型コロナ対策についてお答えいたします。 我が国では9月30日に緊急事態措置が解除され、社会経済活動の再開が行われているところです。現在のところ、感染者の状況は低く抑えられている現状でありますが、世界各国では、感染者が増加している国もあり、最近では、変異株、オミクロン株が発生し、危機感を抱いているところです。 新たな変異株に対する措置として、国では、既に水際対策を進めているところですが、これまでの国内にある新型コロナウイルスへの対策も進めていかなければなりません。 本町においても、対策として3密の回避等を町民の皆様にお願いしながらも、ワクチン接種を進めてきました。1回目、2回目の接種について、接種対象者の約85%の方が終了したところですが、国は接種後、時間の経過とともに、ワクチンの有効性が低下することから、追加接種、3回目接種を行うこととしました。 本町においても、追加接種の準備を進めているところですが、まず、今年3月、4月に接種した医療従事者の方への接種券を配送し、今後、随時、接種券の発送を行いながら、医療従事者、高齢者、一般の方へと、順次、接種を進めていくようにしているところでございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 公立図書館の図書、資料の購入基準についての御質問です。 図書館は、基本的人権の1つである知る自由を社会的に保障する機関であり、この役割を達成するため、みやこ町では、町民の教養、調査研究、レクリエーション等に資する多様な資料を豊富にそろえること、また、資料の収集については、町民の要求と関心事、地域社会の情勢を反映させ、組織的、系統的に行うことを資料収集の基本方針としているところです。 図書館では、その収集方針に基づいて定めた資料選定基準に沿って、個々の資料を蔵書として受け入れるべきかどうかを判断しています。 まず、各分野を担当する職員が、この方針・基準をもとに選定し、その後、図書館長、係長、各館の担当司書で構成する資料選書会議を週1回程度開催し、協議・検討を経て決定しているところです。 このため、基本的には、図書館に適さない資料は置いていないものと考えていますが、利用者から、不適切ではないかとの意見があった場合や選定に問題があると判断した場合には、選書会議に諮り、提供制限を含めた対応を検討することになります。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 1番目から順次、再質問をさせていただきます。 町長、出馬されるということで表明されておりますが、私が思うには、この4年間、何をやろうとしたのかというのは、この4年前の選挙のときに公約として出されておりましたですかね。私は町長がどういうことを訴えたかというのは、ちょっと記憶にないんですが、ちょっとそのことについてお答えを願います。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ちょっと今、私も唐突に聞かれて、その中身のことは、今何だったのかなといろいろ考えておるんですが、御承知のように、このみやこ町がなぜ合併をして誕生したのか、そして、このみやこ町をどういうふうに将来持っていくべきであったのかという、前の町長さんが1期4年でやめられました。私はその後、みやこ町の町長に立候補し、就任をさせて、今日に至っております。 そんな中で、議員も御承知のように、みやこ町という人口の中で高齢化、少子化、人口減少という状況になってきております。そういう中で、このみやこ町の財政状況が大変厳しいという中で、私は行財政改革を行いながら、そして、持続可能な、私はみやこ町をつくっていこうということで行ってきました。 そんな中で、いろんなことを提案をさせていただきました。全て今、ここで何をしたのかということを、ちょっとここに羅列をしていませんので、わかりませんけれども、まず一番最初にやったことは、やっぱり私は行財政改革かなというふうに思っております。 その中で、例えば、学校の問題にしても、みやこ町では少人数学級も多くあります。そして、複式になろうとしたところも私はあったと思います。そういうことを解消するために、町独自の教員を採用しながら、そして、複式を解消して、そして生徒児童たちが教育を機会均等に受けられるように、そういうところにも努力をしてまいりました。 さらには、若者が住めるような、そういう定住促進の住宅も私は建設に力を入れてきました。 さらには、この町、若い方がかなり外に出ていくので、この町で住んでいただきたいという思いで、結婚祝金あるいは出産祝金、そして医療費も、高校を卒業するまでは、一部負担はありますけども、ほぼ無料と、こういうことも、私は例がないということで、ある新聞社の方も私のほうに取材に来たこともあります。さらには、水資源の確保ということで、伊良原ダムの建設にも力を注いできました。 そして、何が、私がずっと言ってきました。日本一元気な町をつくろうと、そういう思いで、いわゆる健康診断を、町民を挙げてやっていただきたい。病気になることは仕方ないけども、早期発見、早期治療、このことが、医療費の経費がかさばらないということで、そういうようなことを言ってまいりました。 さらには、国道201号の早期完成、そして、先ほども質問がありましたけども、国道496号の豊津・錦町内の拡幅、さらには、帆柱地域のそういったところを私は整備をしてきまして、いずれにいたしましても、このみやこ町が持続可能な町にしていくために何をすべきかということを考えながら4年間、私は町長として町政運営に携わってきました。ちょっと長くなって、大変申し訳ありません。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 私が訪ねているのは、その4年前の選挙のときに、どういうことを訴えて、どういう方法で訴えましたかと言って聞いているんですよ。だから、そこを答えていただければいいんですけど、この間やってきたことは、私も知っておりますけども。 私はですね、4年間ではなくて、合併してから15年ぐらいになりますけれども、人口が5,000人近く減ったんですよ。日本一のまちづくりじゃないですよ、これは。だから、ある意味では失敗ですよ。そういう掲げてやってこられたわけですから。いずれの地域もだんだんさびれていっているという状況があるでしょう。そのことを言っているんですよ。 なぜ、4年間の間に行財政改革はやったかもしれません。小学校を統廃合して、財政的にはどうなったかわかりません。財政的に、何か整理できたというふうには私は思っておりません。だけど、地域の活力は随分そがれておりますよ。そこに住もうとする人がいなくなっているわけです。 節丸小学校が30人の生徒がおられるのに、実際に節丸小学校に行っておられる方が数名でしょう。もう既に、祓郷とか豊津小学校に移動して、そしたら、統合することによって、その地域が元気が出なくなりますよ。そういうことも加味して、まちづくりをやってほしいと。 そのときには、選挙に当たってどういうことをやるということをしっかり訴えないと、判断のしようがないですよ。今度、同僚議員が手を挙げて、頑張るというふうに言われております。だから、せっかくの機会ですから、今度の4年間について、どういうことをやるということをはっきり町民に訴えて出ていただきたいというふうに思います。もう本当、一言でいいですから、公約を出されるか出されないか、お尋ねいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 公約は出します。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それはぜひ見させていただきたいと思います。 次に、図書館の図書の選定及び資料について、私にとっては不適切ではないかという資料が、町民からの指摘でわかりました。私は、犀川の図書館、行ったことは余りなかったんですけども、年に1回か2回ぐらいしか行ってないんですけども、その中で、こういう本がありますね。この中の内容が、やっぱりどぎつないんやないかという、そういうことを、複数の方から指摘を受けました。 これは、私が持っているのはその方からいただいた資料なんですけれども、これは、廃棄処分されたものをその方が持っていたわけですね。だから、個人的に見る分については、そうとやかくは私は言えないと思うんですが、税金を使って、図書館で置かれているわけですから、その中身については、当初、これを導入したとき、あるいは買ったときの、何年ぐらいたっているかわかりませんけれども、この図書の内容については、やっぱり見ておかないと、内容が変わる可能性ありますよね。 だから、これについて、適切であるかどうかというのは、それは、それぞれの人間の判断にもよると思いますけども、公的なお金で買っているわけですから、そこの判断をどういうふうにされているのかということをお尋ねいたします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾生涯学習課長補佐。 ◎生涯学習課長補佐(長尾優美子君) 質問にお答えいたします。 今、お手元にありました週刊SPA!だと思うんですが、これが犀川図書館合併前から置いてある週刊誌です。県立図書館にも置いてあるものです。内容は、一般大衆向け情報誌だと認識をしております。娯楽としてのファンが多く、ゴシップ記事や一部グラビア写真がございます。こちらは図書館に置いてある一般週刊誌7誌の中では、一番貸出しの利用の多いものとなっております。図書館では、検閲というものはいたしませんので、利用者が読むか読まないかを判断するものと考えております。 問題提起をされてから選書会議にかけて検討しますが、すぐに撤去をするというふうには考えておりません。なぜ、この本を選んだかということですが、合併前の犀川図書館時代から購読しておるものでありまして、毎年、検討には上がっていたようなんですが、利用者が多いこと、利用の貸出しの年齢層が高いこと等の理由から継続をしてまいりました。再編後は、購入はもうしない予定になっております。予算の関係とかありますので、再編後はもう、これに関しては継続をしないことになっております。今まで、SPA!に対してのクレームというのは一度も来たことがございません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) その基準は、それぞれ人によって違うと思うんですよね。これをどぎつないという人はおるかと思えば、普通だよと。今の時代ですからというふうなことを感じる方はいらっしゃると思うんです。 高齢な方が読まれると言っても、それはもうオープンにされているわけですよ。若年の小学生、中学生がこれを見られる可能性もあるわけですよ。だから、その基準というのは何かこう、独断でもいけないですよね。何か基準を設けて、これを選択する基準が必要だと思うんですよね。そのための手続がどういうふうに行われておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾課長補佐。 ◎生涯学習課長補佐(長尾優美子君) 先ほど、教育長も申し上げましたが、基本的には、選書会議にかかりまして決めておりますが、選書会議の資料の選書基準というものがございまして、図書館法による図書館の役割を踏まえた上で、資料収集の基本方針に基づいて、みやこ町図書館資料選定基準というのを定めております。その選定基準では、町民の教養、調査研究、レクリエーション等に資するため、日常生活に必要な実用書などの基本的、入門的な図書のほか、必要に応じて専門的な図書まで、幅広く収集することになっております。さらに、いろいろな分野ごとに資料の選定基準が定められており、図書館職員共通理解のもとで運用しております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうじゃなくて、もっと生きた判断基準をしていただきたいと思うんですよ。そういう、実際に複数の方から、これちょっとどぎつないんやないかという意見があって、それを、町としては、図書館でどういうふうに判断するのかという、そういう基準はあるんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 長尾課長補佐。 ◎生涯学習課長補佐(長尾優美子君) 収集についての留意点として、方針の中で、雑誌のみではないんですが、5つほどございまして、1つは多様な対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する。2つ目、著者の思想的、宗教的、党派的な立場にとらわれて、その著作を排除しない。3つ目、図書会員の個人的な関心や好みによって選択しない。4つ目、個人、組織、団体からの圧力や交渉によって、収集の自由を放棄したり、粉砕を恐れて自己犠牲をしない。5つ目、寄贈資料の受入れにあっても同様である。以上のような基本方針で収集した図書館資料が、どのような思想や主張を持っていようとも、それは図書館職員が指示していることを意味することではありません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) みやこ町には、この3つの図書館があるわけですね。そのうちの1か所だけがこれ入れているわけですよ。だから、その基準がばらばらであってはいけんでしょ。図書館ですから。みやこ町の図書館としていいかどうかという判断をどこかでしないといけないと思うんですが、そのときの基準は、たまたま1か所だけになっているのか。 こういうふうに問題視する人がいらっしゃったり、いらっしゃらなかったりということであれば、図書館としてどういうもとで、この導入について考えるかですよ。問題視している人が、その出先の犀川の図書館に行って、これは問題ですよというふうに言ったときに、図書館としてどういう対応をされるのか。 今の話を聞くと、これは問題ないと言っているわけです。あなたはね。問題ないと言っているでしょ。問題ないというようにとれるわけですよ。言っているかどうかは私はわかりませんけども、とれるわけですね。だから、どれを選びどれを外すというのは、やっぱり選択基準がきちっとあって、それでもないような感じがするんです。今読まれたことではないような気がするんですよ。 だから、そこのところの判断を、しかも、これは町民の代表が入ってないですよね。資料選書会議というのは、町民の代表は入ってないですよね。だから、そういうところにも何か若干、私は違和感を感じるわけですよ。町民が普通に考えて、これちょっと、もう外したほうがいいよというふうに思われる本はちょっと外すということが必要かなというふうに思ったりするんですが、その点については、どういうふうな基準でやろうとしておるかですね。 ○議長(田中勝馬君) 長尾課長補佐。 ◎生涯学習課長補佐(長尾優美子君) 提供の制限を設けている対象となる資料としては、人権またはプライバシーを侵害するもの、わいせつ出版物であるとの判決が確定したもの、寄贈または寄託資料のうち、寄贈または寄託者が公開を否とする非公開資料の、以上の3点です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そういう要綱みたいなのがあるんですね。それを出してくださいよね。そうせんと、私たちがどういうことを判断されているかというのはわかりませんからね。その件についてはいいです。 ただ、問題提起しているこの本については、以後も。あっしない。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 公立図書館という意味合いにおいて、この選書会議で十分諮ってきておるわけですが、今言われたように、町民の方から、ちょっと行き過ぎではないかという指摘もあるということに対しましては、その声を真摯に受け止めて、選書会議において、また検討してまいりたいというぐあいに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) よろしくお願いします。 次に移ります。 今、雇用調整助成金という制度がございまして、これが来年の3月まで延長されるということになっております。現在、雇用調整助成金を受けておられる企業は何社ございますかね。全体では、自動車関連だけでも16社あるというふうに、9月議会では答弁をいただいておりますが、何社ございますか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 雇用調整助成金につきましては、基本的には国の制度でございます。 先日、聞き取り調査を行いました資本金上位4社に聞きましたところ、その4社とも、雇用調整助成金を受けて雇用を守っているという答えをいただいておりますが、町内の全社について調べをしているわけではございません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) わかりました。16社のうち、どれだけ受けておられるかということを、やっぱりしっかり把握していただきたいと思います。 その雇用調整助成金というのは、自動車産業関連だけに限らず、いろんなところが受けておるんじゃないかなというような感じがします。 それと、この勝山に大きな企業がございます。関連企業ですね。そこの営業収支ですよね。これがやっぱりマイナスになっているわけですよ。はっきり言って、ユニプレスという会社がございまして、その会社の資料を取り寄せてみると、今、インターネットですけども、20年度はマイナスなんですよ。だから、かなり厳しい状況にあるんじゃないかなという、これはコロナ禍なのかというふうに思いますけれども、そういう実態を、やっぱりしっかり見届けておく必要があるんじゃないかなと思います。 このコロナとも関連して、企業に対して固定資産税の減額ですか、これの制度が政府のほうで行われておるようです。固定資産税というのは町の収入ですよね。これの制度はどんなものか、教えていただきたい。 ○議長(田中勝馬君) 重岡課長。 ◎税務課長(重岡正和君) ただいまの御質問にお答えします。 済いません。手元のほうに資料はちょっと用意してないんですが、2種類あったと思います。その中で、みやこ町における企業さんについても利用されているというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) できたら、その資料をね、後ほどでいいですから、見せていただきたいと思います。 それと、雇用調整助成金については、ちょっと調べていただいて、どれだけの規模で雇用調整助成金を活用しているかということを、やっぱり資料として提供いただけませんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 企業の営業活動の中に、その雇用調整助成金という助成金をもらうということも入るんではないかと思いますけども、どこまでの資料を出していただけるものか、ちょっと私も。 この間、上位4社に聞いたときは、雇用調整助成金を受けているか否かという質問だけさせていただきました。それ以上の質問はさせていただいてないんですけども、またその辺、企業連絡協議会の会員に相談してみたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 実際に、こういう町の企業の窮状というのがつかめると思います。町としては、どういう手助けが可能ですかね。実際やっておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 町民の雇用と生活を守るという観点からも、町内事業者の支援に努めたいと考えておりますし、行政として、できる範囲のことは何でもやりたいというふうに考えております。 一方で、各事業者の経営戦略の中にどのような形で町の施策を反映していただくかというのは、これは思うよりもハードルが高い問題もあろうかと思います。 例えば、町内に事業所を持つ会社でも、中でも、最も売上高が大きいのは、横浜市に本社があり、犀川地区に工場がある自動車関連部品の製造・販売を行っている企業ですけども、資本金は30億円、年間の売上が、2020年度の実績で811億円となっております。 現実問題として、町の年間予算よりもはるかに大きな売上高のある会社に町が、資金面なり人材面で支援できることは限定的になってしまうかなというふうには思える部分もございます。とはいえ、あくまで側面的な支援とはなりますが、現在ある制度、例えば、過疎法に基づく工場誘致奨励条例、地域未来投資法に基づく企業誘致奨励条例、また、中小企業等経営強化法に基づく先端設備導入制度等により、税制上の優遇措置を積極的に活用していただくなどして、企業の事業展開を側面から後押しして、それが業績の向上、ひいては雇用の下支えにつながるように努めたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 私はちょっと、この周りの自動車産業の盛んな町に行って、担当者にいろんな状況を聞いてまいりました。苅田と宮若市ですかね。ここの課長さんともお話をする機会がございました。 一番なのは、どちらとも言いませんけども、あんまり大きな影響は、今のところは出てないと。電動化によって大きく変わったというか、生産環境が変わっているという状況はないというふうな話です。ただし今後、電動化が実際に動き出すと、どういうふうな影響が出るかというのは、ちょっと心配の向きがあると言っておりました。 概略的に申したら、日産は、日産の社長が新聞報道でされているように、電動化に向けて開発等で2兆円をつぎ込むというふうな動きが、もう本当に加速しております。 トヨタはトヨタで、電動化だけじゃなくて、内燃機関を利用して、水素による機械を動かしていくという、そういう手法も取り入れながら、内燃機関を少し活用しながらというふうな方針を出しているようですね。トヨタ社長、そういうふうに言っておられました。そういうふうに、状況はちょっと違ってくるんですが、総じて、今のところは影響は出てないけど、今後は心配だというふうな話をされております。 今後、ここでありますように、みやこ町の周辺、あるいは苅田町の周辺が人口が減少していく傾向にあって、人手不足はやっぱり、今のところ大変らしいです。だから、苅田町だけが栄えても、周りの、例えばみやこ町とか築上町とか、周辺がやっぱり、それなりの人口を賄えるような、そういう地域でないとだめだというふうに、そうあってほしいと言っておりました。 というのは、やっぱり、そういう現実に人手不足が今、進もうとしております。だから、201号線のバイパスをつくって、とにかく道をつくって、向こうのほう、筑豊から人を集めるというふうな、そういう取組が必要になっているということを話されておりましたので、要するに、みやこ町が人を抱え切るような、そういう状態をつくっていくのがまちづくりだと私は思うんですよね。 町長、その点においてはね、何やかにや集中して、統廃合して、人口がそこにいつかないような状況をつくるというのは、私はちょっと逆行しているんやないかなと思うんですが、それはちょっと、どういうふうにお考えですかね。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 今、議員がおっしゃったように、苅田だけの独り勝ちではないと思うんですね。私は県会議員していたときに言ったことですけども、結局、苅田が港があって空港があって、そして高速道路があると。だから、苅田の埋め立ては全て、国や県が行って、そこに企業誘致をしてきた。しかし、それは全て苅田町の固定資産税になっているんじゃないかなと思います。しかしながら、そういう働く場所に我々の地域から行っているので、私は京築全体の町だというふうに考えております。 その中で、みやこ町がどうあるべきかということは、先ほど議員がおっしゃっておりましたけども、いわゆる国道201号がこの勝山地域の念願であったと私は思うんです。この道路ができることによって、この勝山地域、私は大きく変わってくると。そのためにも、早急にこの道路を完成させなきゃいけないと。そういう中で、この地域にやっぱり豊かでゆっくりのんびり暮らせる、そういう私は住宅を提供することも必要ではないかなと。今、確かに若い人たちが出ていっているかもしれませんけども、いわゆる将来、私はみやこ町にも人が住んでくれると、そういうふうに信じてそういった施策を行ってきています。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) 人手不足について御質問がありましたので、お答えいたします。 ハローワーク行橋に問合わせをしましたところ、管内の10月の有効求人倍率は0.87、つまり求職者1人に対して0.87社の求人数ということになりまして、昨年よりは上向いておりますけども、福岡労働局管内全体では1.07ですので、それに比べれば、この地域の雇用情勢はいまだ厳しいということになります。 一方で、福岡労働局発表した10月期のいわゆる求人求職のバランスシートを見ますと、製造業関連の有効求人倍率は2.58となっておりまして、明らかな求人過多、つまり人手不足ということになっております。 同じ状況は、筑豊地域でも同じでございまして、2.58ということで、やはり人手不足の状態、福岡県内全体では1.48ということを考えると、製造業の人手不足が北九州、筑豊地区ではかなり深刻というふうにハローワークのほうは評価しているようでございました。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) やっぱりそういうのを担当課長としてしっかりやっぱりつかんでおく必要があるんやないかなと思います。 私は、町としてやれることもあるんやないかなと思っているんです。そういう人材の教育なんかのそういうアドバイス等々の手助けがあるんやないかなというふうに思っております。その点についてはどうですか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 人手不足の現状に対して町ができることとして、例えば、今まで合同就職説明会のようなものは実施したことがございませんが、そういったことも今後企画してはどうかというふうに考えておりますし、また併せて、先ほども町長からありましたとおり、住む環境を整えて、就職説明会と併せて移住者の空き家の利活用もセットとした相談会とか、あるいはイベントの開催も面白いのではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 空き家の利活用については、もっと合本的にといったらちょっと語弊がありますけども、活用をしやすいように、町がしっかり手だてを打っていく必要があるんやないかなと思ってるんです。ただ空き家バンクだけでは機能しないですよね。町がやっぱり手を入れて、住めるような状態にして来ていただくというような積極的な取組が必要だというふうに私は思っておるんです。 それと、旧来の住宅、もう老朽化したり歯抜け状態になっていますよね。だから、ここはある程度、ある時間残すというんであれば、空いたところも修理をしてやっぱり入れていくと。高齢者がどうしてもやっぱり家賃の関係でそこから離れられない状況があるみたいですから、そうすると、どんどん抜けたところが増えてきますと、全体的に老朽が進みます。だから、住宅政策といっても、いろんな方法を取りながら、やっぱり人口を養っていけるようなそういうインフラをきちっと持っていくということが必要かなというふうに思うんです。 私は小学校の統廃合も地域がさびれる原因ではないかなと思っております。だから、もう統廃合しているところは別にして、今後残されているところについては、あまり進めないという方法も私は考えられるんやないかなと思う。ただ、合理化、合理化というか、行財政改革といっても、ほどがありますから。そしてそれは国や政府が考えていることであって、我々住民に一番近いところの自治体が住民が暮らしやすい状況をつくり出すというのが一番大切なことだと思います。 したがって、そういう観点から私はまちづくりを考えていくべきだというふうに考えておりますが、町長はその点についてどんなお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 空き家のことですが、今、私ある住職の方と相談しているんですけども、いわゆる空き家を貸してほしいなと私も何度か尋ねたら、仏壇があると、この仏壇をどうしたらいいのかなということで悩まれて、結果的に家を貸すことができないという方が多くおられました。そこで、私はそういうことを何とかしなきゃいけないなと思ったので、公共施設のところにそういった仏壇が移されるんであれば移されたいなと。そのときは柿野議員、賛成してくれますよね。そういうことを私は考えております。 そういうところをしていかないと、結局、仏壇があるために、今、みやこ町の空き家がなかなかうまくいっていないというのが現状です。 それともう一つ、何でしたか。(発言する者あり) 分かりました。その住宅ですけども、いわゆる確かに町営住宅もあります。そこの整備もしているところは十分しているんじゃないかなと思いますけども、その辺のことも担当課と相談をしながらどうしていったらいいのか、なかなかここでは言えないような難しいところもあるということは御理解頂きたいなと思います。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 言えないことはないと思います。本当に。町長そういうふうにお考えなのかも分かりませんけども、実際は高齢者が今住宅にずっと残っておられます。その方が新しい建てたところに入ろうにも、やっぱりだんだん上がっていくので、もう後が大変だということで入らないと。それと、周り近所に親しい友人がいらっしゃるから、そこと離れたくないというそういういろんな状況の中、住みついているわけです。そして、しかし出ていかれる方は出ていかれるということで歯抜けになっているわけですから、そこを手だてをして入れるようにするのか、そういうふうにきちっとして、この部分は何年まで支えていくという計画をきちっと持って、そうすれば人口もある程度、そんな大きなことやなくても、住みやすい状況は生まれるんやないかなとは思っておりますが。そこは、話しにくい状況があるのかも分かりませんけども、私はそういうふうに思っております。 したがって、今後のまちづくりについてのしっかりした方針を誰それに決められるんじゃなくて、町長が自らの言葉で町民に訴えて選挙戦をやっていただきたいというふうに思っております。 最後の質問に入ります。 政府は、8か月に限らず前倒しはやれるところからやってくださいみたいな方針ですが、町としては、どんな方針でしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) ただいまの御質問にお答えいたします。 政府、国会のほうで既に8か月を待たずにして6か月でという話も出ているところではありますが、厚生労働省からの指針におきましては、現在のところでは、6か月を打つというときについては、病院等でクラスターが発生をしたときに対して、そういったところの弾力的な運用をしてもよろしいと。ただ、原則的には現在のところは8か月という形になっております。 また、これをもし前倒しにということになりますと、まず、ワクチンの供給を前倒しをしていただかないといけなくなります。現在のところは、ワクチンのそういった道筋が立っていないところでもありまして、現在のところはみやこ町としては8か月を基本として接種を進めてまいりたいというふうに考えているところです。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 福岡市じゃったと思うんですけど、前倒しして6か月でやるとかという話が、市として判断をされている状況がありますよね。だから、町としてやっぱり方針をきちっと出さないと、政府のワクチンが来るか来ないかを待つだけではやっぱりいけんのやないかなと、私はそういうふうに思うんですが、担当課長はそんなふうなお考えなんですね。 このコロナが長く続いております。恐らくまた次の波が来るんじゃないかというふうに思っております。そうすると、何かかかった人の収容される場所、この辺りでは北九州空港の近くのホテルに、福岡県は収容場所というか療養場所をつくっておるみたいですが、その枠は広がっているんでしょうか、福岡県として。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) この枠といいますか、そういう入れるところにつきましては、福岡県のホームページでも掲載をしているところではあるんですが、この福岡県の掲載している内容によりますと、現在のまず病床使用率については、11月以降非常に低い水準で推移しているところであり、12月11日時点で1,482の床に対して14床の0.9%の使用率となっていると。また、その中でも、重症病床使用率については、203床に対し2床ということで、0.9%と。また、宿泊療養施設については、県内については増床して11か所、2,234室の準備を今進めているというふうになっております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、その今度のピークに、ピーク恐らく来るとは思いますが、それに合わせて増室というか、増やしているという状況というふうに判断してよろしいですね。 コロナが長引いて、貧困家庭がやっぱり大変苦労している状況があります。緊急資金とかあるいは持続の貸付金等々は億を超える金額で貸し付けられておりますよね。これが来年の3月まで延長なんですか。その点についてどういう状況にあるか、お答えを頂きたい。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 緊急小口資金の貸付状況でございますけども、昨年3月から今年11月末までに、累計で緊急小口資金の貸付けが172件、総合支援資金の貸付けは171件となっております。こちらにつきましては、ただいま減少傾向でございまして、近隣の市町と比較しましても、件数、金額とも人口比で言いますと少ない状況でございます。 このほか、特例貸付けの総合支援資金の再貸付けを終了した世帯などに対して支給する新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金でございますが、これについては13件の実績があるということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。
    ◆議員(柿野義直君) それはどれだけ、何件ぐらい増えたんですか。私が質問したのは、6月議会でしたか。それからどれくらい増えた。9月議会でも質問しておりますけども、これからどれぐらい増えたんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 9月議会から今までの間ですけども、緊急小口資金につきましてですが、約24件増えております。総合支援資金については、こちらについては9件ほど増えているという状況でございます。 今、申請についてですけども、こちらについては今落ち着いている状況でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは来年3月まで延長されているんですか。今後も引き続いて関心を持っていただきたいというふうに思います。どうなるか分からないという状況がありますよね。新しいコロナウイルスの変異が出てきておりますので、また恐らく長引くんじゃないかなというふうに思っております。ぜひ頑張っていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩とします。 午後の再開は1時15分からとします。よろしくお願いします。午前11時50分休憩……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 開会前に重岡税務課長より申出が出ておりますので、これを許可します。重岡税務課長。 ◎税務課長(重岡正和君) 午前中の柿野義直議員の質問に対して報告したときに、資料を持ってきていなかったものですから、それについて御報告させていただきます。 午前中の質問の中で、固定資産税の減免に係るものというものがありました。私の答弁は2本ございますという発言をしておりますが、柿野の議員のコロナに係る固定資産税の減免という意味では1本ということになります。そして、それについてはみやこ町税条例に載っております。令和3年度の実績につきましては、件数が13件、減免額については225万4,000円となっております。 以上でございます。………………………………………………………………………………午後1時12分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位3番、議席番号3番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 3番議員、柿野正喜でございます。令和3年度12月定例会での一般質問をいたします。 大きく2項目について伺っていきます。 1点目は、防犯対策、教育現場、小学校は児童を守り学校を守らなければならないが、常にその意識づけが必要と考えます。学校の門扉の開閉は、重要な意識づけの一つと考えております。一部学校では旧式で重量な門扉で、開閉が容易でない箇所がみられます。早期に軽量化を図り対応すべきではないか、考えをお伺いします。 次に、防犯カメラの増設についてであります。 防犯カメラは、今や私たちの身近にあり、様々な場所で普及しております。スーパーやコンビニなどの商業施設では、万引きなどの犯罪行為に対する防止と、アパートや住宅等では不審者や侵入者の監視と、いろんな場所に設置をされています。特に、増えていると感じるのは、自動車内のドライブレコーダーではないでしょうか。 一方、防犯カメラは個人を監視するため、個人情報の保護の観点から問題を指摘されております。とはいうものの、地域の防犯力の向上、事件や事故の解決に重要な効果を発揮することから、多くの自治体で防犯カメラの設置が進められています。そこで、行橋警察署の統計資料によれば、みやこ町でも相当数の窃盗犯事件が発生しているが、防犯カメラの増設や防犯灯のさらなる充実を図り、抑止の強化をすべきではないか、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。 2点目は、みやこ町社会福祉協議会の運営についてであります。 単刀直入にお伺いします。社会福祉協議会内職員と訴訟事件になっているが、その内容と裁判判決の状況をお伺します。 次に、職員が欠員状況にある中、複数人の中途退職者が出たと聞いておるが、実態をお伺いします。 簡潔な答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野正喜議員の質問にお答えをいたします。 教育問題に関しましては、教育長から答弁いたしますので、私からは福祉行政についての質問にお答えいたします。 社会福祉協議会の運営についてですが、現在、みやこ町社会福祉協議会に対して、社会福祉協議会の職員が訴訟を起こしていることは、私も承知しております。 しかしながら、このことにつきましては社会福祉協議会の事案であり、また現在も裁判が継続中であることを踏まえ、社会福祉協議会として御説明はできませんとの理由から、この場で私から答弁することは控えさせていただきたいと思います。 次に、運営についての質問ですが、社会福祉協議会に休職中の方がおられることは、私も承知しておりました。さらに、中途退職された職員がおられることも事実であり、とても危惧をしているところです。 社会福祉協議会の職員の欠員は、住民福祉のための事業運営に直結する重大な問題です。しかし、現在では休職中だった職員は復職されており、それと同時に欠員補充のため職員募集や採用試験などに既に取り組まれています。 みやこ町としましては、今後も社会福祉協議会と協力して、元気で安心して生活できるまちづくりを目指し、福祉の向上に取り組んでまいりたいと考えております。 失礼しました。柿野議員、治安行政について教育長が答弁するものと思っておりましたので、私のほうから改めて答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 治安行政について、防犯対策についてですが、みやこ町内における窃盗事件は昨年度52件発生しており、ここ数年の状況を見ますと毎年、同程度の発生件数となっております。 また、みやこ町内における防犯カメラですが、学校や社会教育施設等の公共施設の一部に設置しているほか、ごみの不法投棄防止用の監視カメラも町内数か所に設置しているところです。さらに、近年はコンビニエンスストアや事業所等、民間の設置した防犯カメラが増加傾向にあります。 複雑化する現代社会において、防犯カメラの設置は窃盗事件に限らず、様々な犯罪に対する抑止と犯罪発生後の迅速な捜査に効果を発揮する安全対策上の一つの有効な手段であると認識しております。 しかし、一方で近年防犯カメラの問題点も指摘されています。幾ら目的が防犯であっても、肖像権やプライバシー保護の観点から、撮影範囲など個人のプライバシーに十分配慮する必要があります。さらに、設置におけるコストの問題もありますので、今後の防犯カメラの設置については、その必要性を検討し総合的に判断したいと考えています。 また、防犯灯につきましても、防犯カメラ同様に犯罪抑止の一定の効果があると考えています。 みやこ町においては、町内全域の防犯灯を平成28年にLED化するなど、その充実に努めているところですが、故障や玉切れ等にも速やかに対応できるよう努力をしてまいります。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 学校の防犯対策に関する御質問です。 児童生徒の在校時には、校門の開閉行為は学校の安全対策に有用であると教育委員会も認識しております。 そのため、校内の安全対策に関し学校から要望があった場合には、教育委員会として児童生徒が安心安全に学校生活を送れるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございます。再質問をさせていただきます。 まず、学校の防犯対策です。冒頭の質問で、門扉が旧式で重量でなかなか開閉が、女性の方にとっては困難だというようなことも聞いておりますが、それはどういうふうに判断されておりますか。現状を見て。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 今、柿野議員から御質問がありましたが、既に重たい門扉のある学校からは改修の要望等届いておりまして、教育委員会としましても改善すべく、今予算の、来年度当初に向けて予算計上等も行うように準備をしておりますので、今後状況を見ながら、改善・改修に努めていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。それで、ではなぜこれが躊躇する時間が置くのですかね、それを。もう今年度予算も12月ですので、執行残も出ているかと思うんですね。その予算を集約して、なぜこういうのへ、防犯対策、極めて大事だ大事だといいつつ、そこに踏み切らないんですかね、それを。私は、防犯意識がちょっと低いんじゃないかと思うんです。どうですか、その辺。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 学校では、児童生徒をたくさん日頃学習活動をしております。それぞれの学校で、やはり優先順位をつけながら、また学校同士でも防犯、またそれ以外の学習環境の整備等についても優先順位をつけながら、補修・改修等を行っておりますので、現時点で当該、校門がある学校についてはちょっと優先順位が今遅くなっているというところで、改修に向けて教育委員会としても今後対応していくというふうな考えを持っておりますので、もうしばらくお待ちいただければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 優先順位をつけて、次年度には確実にやっていくということでよろしいですかね。 それから、今現状は給食センターの車が入りますよね。そのときは、職員が開閉しているということらしいですね。それで、じゃあほかのお客さんはどうしているかというと、ほかのお客さんは自分で門扉を開いてやっているということで、それはどういう理由なんですかね。門から入るときに、給食センターの車だと普通よりも、乗用車よりも大きいですよね。それで、交通の妨げになるとか、そういう理由でされているんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 給食の配送車両につきましては、毎日ほぼ定刻どおりに運行していることもありまして、予定どおり配送するということが原則になっておりますので、所定の時間だけ開けるというふうなところであらかじめ開けているのが現状です。というところで、普段の学校に御用のある方につきましては、それ以外の時間帯に来る場合には、御自身で開閉をしていただいているのが現状です。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。次に、小学校の防犯カメラですね。 みやこ町は今、各小学校には防犯カメラは設置されていないんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 現時点で、小学校には23台、中学校には14台のカメラを設置しております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、防犯カメラをつけてやっているということですね。それで、警報器ですか、それに、両方でやっているということですか、警報器と防犯カメラと両者をつけて、各小学校そうなっておるんですかね。防犯カメラと警報器、警報ですね。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 防犯対策上の機器の設置につきましては、今自分が説明した防犯カメラのみです。それ以外につきましては、職員が警察に通報するというふうな手順を、それぞれの学校でマニュアル化しておりますので、その手順で学校から直接警察に電話をするというふうな形になっております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 防犯ベルといいますか、非常時に押すベルもつけている学校もあります。全てつけているんではないかと思いますが、そこは少しまだ確認はしておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。防犯カメラはつけていると。また、警報器は各小学校によって若干違うんだということですよね。それで、警報器の場合、その警報を、侵入者が入ってきた、(  )とられたとか、侵入したとか、そういったときに警報器が鳴るんだと思うんですけど、その警報器というのは警備会社につくんですよね。警備会社に。警察署じゃなくて警備会社にですね。それで、警備会社がそれを受けたときから、これはどこから来るの、行橋から来るんですかね。それは。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 学校の警備会社ですが、セコムさんともう一つ会社がありますが、それぞれ時間帯によって、待機場所が決まっているというふうに聞いておりまして、どこにこの時間帯おるのかというところまで詳細はちょっと確認をしておりませんので、みやこ町に近い場所に待機していただいているというところの報告はありますが、場所まではちょっと確認できていないのが現状です。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、警備体制については繰り返しますが、防犯カメラと警報器でされるということでよろしいですか。分かりました。 次に、防犯上なんですけど、今年度児童生徒を含めてストーカー行為とかそういうのまだ発生はされていないですか。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) この京築管内で時々連絡があるんですが、不審者情報というのが出てきます。本町において不審者情報というのは、今年度は1件だけというふうに確認しております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それも、防犯上の件ですが、通学路とか、通学路は防犯灯による警備が主だと思うんですね。それから見守り隊の方とか、保護者とかそういった方だったと思うんですが、通学路に防犯灯、これはどうなる、町の施策になるんですか、教育委員会がするんですか、通学路の防犯対策ですよ。それは、防犯カメラの設置の考えはありますか。その辺は。防犯灯に頼るだけですか。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長(川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 学校では、それぞれの学校で教育指導計画書というものを作っております。その中で、学校安全計画というのをそれぞれ学校が作っておりまして、そういう中で児童生徒が安心安全に学校生活が送れるような学習指導を行っております。その中で登下校時の、安全に登下校するための指導も行っていますし、仮に雨の多い時期、道路が冠水したときにはどうするのかとか、具体的な指導をそれぞれの学校で月ごとにいろんな教育活動をやっているのが現状です。 というところで、学校の中では直接いろんな防犯カメラとか、警報器とか、安全教育などはやっておりますが、郊外の道路における防犯カメラの設置というところまでは、ちょっと検討はしていないのが現状です。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それで、今小学校に関係していったんですが、町として、今さっき冒頭回答ありましたが、五十何件か窃盗事件そういうのを発生していると。じゃあ、発生した件数を抑えていくにはどんなふうにしているんですか。こういう数字があるというだけで、見るだけじゃだめだと思うんです。安心安全のまちづくり条例もつくっておるんです。それに照らして、どんな対策をとるかですよ。 それで、公共施設には、一部の公共施設にはつけているということで、集落のどこにつけるとか、そういう本当に町の中に、町の中安心に暮らせるようにするためにはやっぱり防犯カメラは必要だと思うんです。それで、今回も電車内でいろんな事件があっていますよね。だから、国のほうも今度電車を新規に造るときは、車両にカメラをつける。それを義務化するというようなことにもなっておりますよね。 それで非常に今、この効果が上がっていると思うんですね。犯人の検挙についても、ここは警察じゃないけそれがあれやないと思うんですけど、やはりそういう力もないとそこの町には、安心安全のまちづくりとは私は言えないと思うんです。遅れをとったら、私はだめだと思うんですよ。年次計画で、今度は何基つけるとか、そういうふうにして取組を強化すべきだと思うんです。そこら辺の考えはありますか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの質問にお答えいたします。 議員御指摘のとおり、防犯カメラの有効性というのは、以前から私も認識をさせていただいているところではござます。ただ、先ほど申し上げました問題点がないわけでもないというところもございます。 そこで、今後どうしていくかということでございますけれども、一つには予算的な問題、これがかなり大きいかなと、他の市町村でどういったことに取り組んでいるかという事例を申し上げますと、例えば自治会のほうで自治会の集落の中の公民館等につけたいというところで、行政のほうから補助金を出すとか、そういったところに取り組んでいるところもございます。 また、一般家庭について、つけたいということに関して補助金を出しているという市町村もございます。また、違った市町村では、行政のほうで設置しているというところも確かにございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、そういたしますとかなりの財源的な問題もございます。今後、これのことについてどうやってやっていくのかというのは、今後検討させていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 分かりました。それで、最近のこれは新聞ですけど、築上町の小学校で某ライオンズクラブが防犯カメラを寄贈しております。その記事を見ると、2台つけて今度9台目の防犯カメラを設置すると、そして職員がそれを監視するというようなことが記事に載っていますけど、そこまでいっているんだなと。やっぱり、防犯意識が高くないとやっぱり未然に防ぐことができんのやないかと、私はそういうふうに思うんです。 それで、59件の警察の資料を言われたかと、実際にはこの倍以上私はあっていると思うんです。ただ、届け出ていないと思うんです。というのも、例えば農業をしている方とか、漁業している方、やはりいろんな機具がありますよね。それでも、一年中しょっちゅう使うんならそれは分かりますよ、いつなくなったとか。だけど、一年に1回とか、2回かそういう使い方をしているところについては、ここに置いておったのどこにいったか、それはじめて分かるんですよね。だけ、そういうのも警察には届けないと思うんです。だから、倍以上の件数の窃盗事件が私は起きていると思うんです。 だから、そういうふうに考えて、やはりきめ細かにやっていただきたい。それでつけるのも、つけるときはいろんな約束事をつくってやっぱりつけなくちゃいけいないんですけど、やはりこういう時世ですので、防犯カメラは非常に大事だと思うんです。それで、もう一度だけ聞きます。年次計画を立ててぜひやっていただきたいと思います。もう一回、見解を伺います。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの質問にお答えします。 年次計画を立てて、今すぐ計画を立てて設置というところまで、ちょっとなかなかお約束できるものではございませんけれども、議員のおっしゃっていることについては、非常に私も感じているところがございますので、それから先ほど申し上げましたとおり、設置するにあたってはカメラの運用に関する設置基準、あるいはガイドライン等もやっぱ考えながら設置する必要があるのかというところも考えておりますので、今後検討させていただきたいというところで、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) よろしくお願いします。最後に、防犯灯ですね、防犯灯規則をつくっていますけど、150メーターですかね、間隔が。それで、その防犯灯というのはどういうふうにして管理されているんですか。玉切れというか、消えているのを何度か見るんですけど、管理はどんなふうにして。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) 管理の面でございます。防犯灯の管理なんですけれども、一応防犯灯2種類ございまして、リースで設置している分、それからうちのほうで機器を設置している分、二通りございますけれども、基本的には区長、もしくは住民のほうからついていないとか、壊れているよとかいう連絡がありましたら、それに対応していっているというのが現状でございます。 それで、例えばついたままとかいうのもございます。これについては、ついたままのものについては、これは九州電力のほうが管轄になっておりますので、見つけた場合は九州電力のほうに御連絡しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 今時だから、ちょっと触れれば分かるかなと思ったんですが、そうではないみたいですね。 それで、各駐在員の方に駐在で管理、そういう要望等と踏まえながら管理していくということなんだと思うんですが、駐在員会議というか、その周知の機会というのは年間どれぐらいあるんですかね。行政のほうから。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えします。 普通であれば、駐在員会議等のほうでこういったお願いというところをやるべきところではございますけれども、実はコロナの関係で全体の駐在員会議はちょっと今年度開けていない。昨年度も少し開けていないところがございます。これについては、この周知ほうについて、もう少し周知をするよう私のほうから何かしらお願いしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうしてください。というのも、やはりそこの区によっては、もう輪番制で1年交代で区長さんが代わると。やはり長くしていると習熟度というんですか、一生懸命になりさが違うんですよね。ころころ代わるところは。 だから、そういった方はなかなかそこまでいかないんですよね。それで、以前、条例の中で駐在員の仕事というのを明記していたみたいです。今はないですよね。ありますかね。今、駐在員にはこういう仕事をしてもらうんだという、それはあるかないか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) たしか、条例のほうはなくなりましたけれども、駐在員さんにお願いするところの中で、お願い事項という形でまとめて年度の初めにはお渡しをしているところでございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ないということですね。分かりました。そしたらここの質問は終わります。 次に、社会福祉協議会の件です。回答をいただいたのが、私が質問したのは内容と判決状況ですか、それをお伺いしたんですが、判決状況は継続中だから言えないんですかね。裁判に影響を来すんですか、これ。 ○議長(田中勝馬君) 田中課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) みやこ町社会福祉協議会における訴訟事件に関しての御質問にお答えをいたします。 これまでの裁判で明らかになった事実関係の範囲以内でお答えをさせていただきます。 原告であります、みやこ町社会福祉協議会職員が、被告社会福祉法人みやこ町社会福祉協議会に対し、被告が厚生委員会に就業規則の違反に関する諮問をしたなどの行為、並びに安全配慮義務に反する行為をしたことによって、精神的苦痛を被ったとの主張に基づき、損害賠償金の支払いを求めるという事案であると聞いております。 裁判は、福岡地方裁判所行橋支部において、令和3年9月28日、判決の言い渡しが行われ、原告の請求を棄却するなどの判決内容と聞いております。また、その後、原告により福岡高等裁判所へ控訴されているということも聞いております。 社会福祉協議会からは、引き続き裁判中の案件であるということで、これ以上のことについては申し上げることができない旨、連絡を受けておりますので、そのほかについてはお答えする内容がありません。御理解のほどをよろしくお願いをいたします。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 今までに、これは事件になっておりますので、みやこ町社会福祉協議会が弁護士費用というのは払っているんですか。払っておるならどれくらい今払っているんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 詳細については、町としても把握はしておりませんけれども、恐らく裁判を着手するときに着手金辺りを支払っているということだと思います。これについては、社会福祉協議会の中でこういった裁判に対しては保険をかけているということで聞いております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 費用については、金額は今分からないんですが、保険ですか、保険も原資は会員の費用か、税金か使ってされておるんですよね。原資はですね。 それで、どこまで進むか分かりませんけど、和解という方法はかなわないんですか。和解という。そこら辺は情報はありますか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 町といたしましても、今議員の御提案のとおり和解という双方納得した上での円満解決をすることが一番いい方法であるということについては認識をしておりますけれども、そのことにつきましてはみやこ町社会福祉協議会が御判断されるべきことであり、町からはそれ以上にことについて申し上げることはございません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それで今答弁いただいたんですが、町としてそれ以上は言えないと。そういうふうに今言われましたけど、みやこ町は今令和3年度では補助金は4,400万円ですね、4,400万円交付するわけですね。それで、いろんな仕事をしていただくということです。 それで、この状況を改善するには原因が分からないと改善できないですよね。どんなところに原因があると考えられているんですか、町のほうは。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) この裁判の原因ですけれども、みやこ町社会福祉協議会がその組織の中で正職員数6名という中で、そういったことで仕事をいろいろと進めていっておりますけども、職員間でもいろいろな人間関係とか、そういったものがあるというふうなことは聞いておりますけども、その詳細については私どもも深いところについては把握はしておりません。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) どこまで知っておられるかあれなんですが、今の状況を見て、みやこ町社会福祉協議会に評議委員会等ございますよね。その評議委員会の中で、一部評議委員の方がもういろんな問題があるようで、見かねて職員に何人かわかりません、職員に聞き取り調査をされるんですね。その結果は、役場のほうは持たれておるんですかね。評議委員会でそれを配っています。それは、役場のほうではキャッチされるんですか。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 評議委員会の中で、今議員さんが言われたようなことがあったということについては、町の私担当者としても、それは認識はしておりません。今、初めてお聞きしたことでございまして、その内容について町にお知らせしていただいているかということと、そういったことについてもございません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そこら辺のキャッチボールはあまりできていないんですよね。本来なら、こういう問題が起きているというようなことを、やはり知らせるべきですよね、町のほうに。 それで、この報告ね、これ読んでみますと、非常にきついこと書いていますよ。評議委員の方へ配っているらしいですけど、これ10月28日、今年のですね。それで、この中で特に気がつくのは5つに分けてされているんです。人員不足とか職員間、特に職員間のコミュニケーション不足を上げているんです。要するに、そういう職場なんだと思うんですね。そういう訴訟事件の起きるようなところはですね。 それで、ここに括弧書きがあります。会長も含むと。こういう状況みたいですよ、これからいけば。町長は、こういう状況をどんなふうに思われておる。責任は何か感じますか、こういうことになっていること自体。職員間のコミュニケーション不足と書かれて、括弧書きで会長も含むということです。ここに、尽きるんかも分からないですね。それは今始まったことやないかも分かりません。それが、積み重なって、職場内で事件ですよ。そういうことは普通考えられないですよね。どう考えても。前代未聞な事件だと思うんです。私は。 どっちがいいとか悪いとか、そういうことを抜きにして、こういうことが起きる自体が、その辺は町長、どういうふうに責任感じていますか、これ。みやこ町の条例規則にもありますよね。社会福祉協議会に関することってうたっていますよね。だから、そういうふうなことはある程度のことは分かっていると思うんですね。分かって今、そうやって思って今質問させていただいているんですけどね。どう感じます、これ町長は。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 後で、ちょっとその中身を見せていただけたらありがたいなと思うんですが、いずれにしても、私も社会福祉協議会、みやこ町の福祉向上のためには大変重要な組織だというふうに認識をしております。その中で、ここでよく柿野議員が質問されますので、そういう内容のことは聞いておりますので、担当課長を通じていろんな話を聞かさせていただいております。 正常化をして、その中で組織がしっかりとした仕事をしていただきたいなというのが、私の本音です。今後、後ほどそのものを見せていただいて、またどういうふうにしたらいいのか、今後の課題にしていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 町民にとっては、社会福祉協議会ですね、そこはやっぱり私は思うんが、もう最後のとりでと、困ったときのですね。やはり暮らし安全にはそこがやっぱり弱者の、本当に弱ったときに助けを求めるというか、そこに行ったら助かるんだというような社会福祉協議会であってほしいですよね。 それが、こんな中でごたごたして、しかも職員が途中で退職する。かわいそうですね。仕事しよって、そこで自己の都合でやめるんなら別と思います。だけど、中途で退職ですよ。これだけ皆さんがコロナ禍でどうのこうのいう中で、片やこういうふうにして途中で退職する。そんなこと、何名かおるわけですよね。その方は今どうしているか知りませんけど、本当に私も面識もないし、その方とはね。だけど、かわいそうに思いますよ、こういうのを見ると。どうなんですかね。そこら辺。 場所が場所ですよ。社会福祉協議会の中でこんなことあり得るんですかね。これ、先ほど答弁ありましたけど、職員のほうも今1名募集していますよね、10月1日付で。それで、今の原因を取り除かないと、また採用しても、また同じ結果になるんじゃないですかね。職員の負担が大きいとか、いろいろな聞き取り調査のことが解決できるんですかね、本当に。 この5つのことは、人員不足それから職員間コミュニケーション、それから指示命令系統の不明確、責任者の不在、これ括弧で現場責任、それから経営者の不在、経営者の不明確な状態、こういうことをきちっと書かれてね、みやこ町の評議委員会の中で、皆さん了解もらって配ったということです。これは。 これが、今現状です。これが。福祉行政の最もそこが軸になるようなところです。そこで、こんなことが現状起きているということです。これを町長、どんなふうにして解決しようと考えていますかね、これを。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 今、いろいろお話を聞きましたし、私も町長になって以来、みやこ町の社会福祉行政に力を注いできたつもりでありますし、社会福祉協議会そのものも私はうまくいっていたと、そういうふうに思っております。 しかしながら、最近そういううわさを聞きながら、どうしたらいいのかなということは私も心を痛めておりますし、やっぱり職員同士間の中でどういうふうにしていったらいいのか、お互いが足を引っ張るようなことであっていいのかなというところも今、柿野議員からの中でのそういうことを知りましたし、その辺も私も一回腹を割って本音の部分でどうしたらいいのかということを話ながらしていかないと、さっき言われたようにまた新しい職員を採用しても、また厳しい方向になるのかなと、その辺少し担当課長と、また私も残念ながらそこのメンバーでもありませんので、その辺の本音の部分を聞いて、どうしたらいいのか、そういうことを話していきたいなというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ちょっと早いですが、これで終わります。一日も早く、正常な業務ができるように体制を整えるような手助けをしてやっていただきたいと思います。どうかよろしくお願いします。終わります。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
    ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩いたします。再開は14時10分といたします。午後1時56分休憩………………………………………………………………………………午後2時06分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位4番、議席番号11番、原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) こんにちは。11番、原田和美です。ただいまより一般質問いたします。 公文書の取扱いについて、議事録の取扱い方法について、議事録は公文書に当たると思うが、公文書の内容の一部を意識的に削除し改ざんできるのか。また、発言内容を変更する場合は、発言者の同意を求めないのかをお伺いいたします。 2件目は、条例解釈について。政治倫理条例第13条についてです。 9月定例会で一般質問いたしましたが、時間に制限があり、再質問をいたします。行政はなぜ今日まで故意的に指名業者登録をしているのかお伺いします。 また、荒廃事業の下請けをしている業者はいませんか。 公共施設を議員が代表取締役をしている会社と賃貸契約をしてありませんか。 もう一点目は、健全な財政運営についてです。負担金・補助金の交付についてお尋ねいたします。 農業の転作については、国、県、町が各項目に対して麦、大豆、飼料米、ソバ等を作付けしたら負担金・補助金及び交付金が出ているが、作付して収穫ゼロに等しい場合は支払いできるのかをお伺いします。 以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 原田和美議員の質問にお答えいたします。 公文書の取扱いについての質問です。国における行政機関が作成する議事録につきましては、公文書等の管理に関する法律において、経緯も含めた意思決定に至る過程や事務及び事業の実績を合理的に跡付け、または検証することができるよう、作成する必要があるとされています。 地方自治体においても、本法律の趣旨に沿って、会議規則等で規定している場合を除き、発言の事実を記載しておくべきものであると認識しています。 以上のことから、会議等における発言内容を変更する場合については、発言者の同意を求める必要があると理解をしております。 次に、条例の解釈について。町政治倫理条例第13条についての質問にお答えをいたします。 指名業者の登録に関してですが、指名競争入札に参加するために必要な資格につきましては、みやこ町建設工事請負契約に係る指名競争入札に参加する者の資格基準に示しているところです。 また、指名競争入札の参加者につきましては、この資格基準を満たした者の中から、工事業種、実績、地域性などを参考にしながら業者の指名を行っているところであり、故意的に指名業者登録を行ってはおりません。 一方で、町の政治倫理条例第13条の町工事等の契約に対する遵守事項に抵触している業者があるとすれば、該当する業者はその趣旨を尊重し、請負契約及び下請工事を辞退し、町民に対し疑惑の念を生じさせないように努めなければならないと規定されております。 条例の解釈です。 みやこ町が発注しています荒廃森林整備事業で、令和3年度におきましては、現在2期目の工事を実施中ですが、第1期では8社、2期では7社の下請けの報告を受けて事業実施しております。 過去3年間の実績では、平成30年度は1期の工事の発注で8社、令和元年度は2期の発注で延べ15社、令和2年度は3期の発注で延べ21社への下請けの届けを受け事業を実施しています。 例年、約200ヘクタール程度の山林において間伐を実施しております。広範囲の施業になりますので、毎年下請け業者の協力を得ながら事業を進めている状況となっております。 次に、条例の解釈について、町政治倫理条例第13条についてですが、みやこ町では、水稲、麦、大豆等の生産振興を図る目的で2か所の農機具倉庫を管理しております。現在2か所の農機具倉庫は賃貸借契約により、地元営農組合に貸付けを行っております。その内1か所の農機具倉庫については、平成27年から平成31年度までの間、議員が代表を務める地元営農組合と賃貸借契約を交わし、貸付けを行っておりました。 現在も、同営農組合に賃貸借契約により貸付けを行っておりますが、代表者は交代したと報告を受けております。 次に、健全な財政運営について、負担金・補助金及び交付金の支出についての質問です。 担い手農家の経営安定に資することを目的に、諸外国との生産条件の格差から生じる不利を補正する畑作物の直接支払交付金と食料自給率等の維持向上を図る為の水田活用の直接支払交付金により、みやこ町では麦、大豆等を生産する農家に対し交付金の交付が行われています。 これらの交付金の受給に際しては、適切な生産管理が求められており、自然災害等の合理的な理由もなく、極端に単収が少ない場合には適切な生産が行われていない可能性が高いと判断し、交付金は交付しないこととなっております。 しかし、大雨等の異常気象による作業の停滞や、猪、鹿による食害等、合理的な理由により減収となった場合には、原因の確認を行い、交付金の対象としております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 再質問いたします。 委員会で決定した事項を議長権限で文書の削除できるんですか。町長、今、言いよったけど、委員会で決定した分は削除するのができるんやったら委員会要らんの違いますか。そんな回答駄目です。建前だけ言っても駄目です、町長、ちゃんと言ってくれんな。公文書ってそれだけの重みがあるんじゃないですか。できますか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 公文書の取扱いについてという質問でありました。このことにつきましては、このように述べたとおりでありますし、行政の行うものに関してはしっかりとそういうふうに処理をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 町長、私は議員7期目です。議会のこと、頭悪いけど入っちょると思うんです。 それで、提案者の承諾もせんで田中議長が削除しちょるんよ。そんなことできるん。本人の了解を取って削除するのが当たり前やないん。それやったら本当、委員会要らんでしょう。今、ほんなら文教厚生委員会とか総務委員会とか広報委員会とか何しますか。委員会に付託するやないですか、行政も。行政付託せんでいいでしょうが。こんな、勝手にできることやったら。私、そう思います、あんた。まして、個人がした分を例え議長権限であろうが何であろうが本人の了解もなしに文書削除できますか。私も近くの市町村のやっぱり議長さんやらいろいろ聞きました。そんなばかげたことあるんかって言われました。それが議長の権限でできるんやったら、委員会なんて要らんでしょう、本当。何しますか。これ、委員会でちゃんと決定事項でできましたって言って印刷屋さんに送ったんやから。そこを印刷屋さんに電話して削除しちょるんやから。 ○議長(田中勝馬君) ちょっとここで暫時休憩します。今、原田議員の質問は執行部に対して質問をしてもなかなか問題、議長という名前を出して言う討論では…… ◆議員(原田和美君) 議長、したでしょう、あんた。おたくはしていない。していなかったら、俺は言わんです。(「休憩しよう」と呼ぶ者あり) ○議長(田中勝馬君) 休憩して外で話しましょう。 ◆議員(原田和美君) 休憩する必要ないです。なして休憩する。 ○議長(田中勝馬君) 休憩してしないと執行部は答えられんでしょう、これ言っても。 ◆議員(原田和美君) 執行部答えな。公文書やから。 ○議長(田中勝馬君) 止めておけ。暫時休憩します。午後2時18分休憩………………………………………………………………………………午後2時30分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。原田議員。 ◆議員(原田和美君) 補助金についてお伺いします。 大豆、ソバ、麦、飼料米を作っちょうとこ、ちゃんと確認に行きましたか、お伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 御質問にお答えします。 麦、大豆等の作付の確認につきましては、農産物共済の引受け面積について、農業共済組合のほうからデータをもらって、それでもって確認するということを基本としております。 引受け等のない圃場につきましては、職員が現地に出向き、現地確認をしているところでございます。 今年につきまして、麦については4月、大豆・そばに関しましては10月に共済の引き受けていない圃場に関しては、出向いて調査を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 収穫のできる田んぼの、田んぼのじょうやったか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 現地調査を行った結果、中には作付がよくできていなかった、また、なりがよくなかった、雑草が生えていたというような報告は受けております。 そして今年度、現地確認した結果、町内におきまして19筆については補助金の対象から外すということで、農家さんのほうと調整しております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) それとね農機具倉庫の件やけど、1年間何ぼで賃貸契約しちょうかの。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 光冨にございます営農倉庫につきましては6,000円、祓郷農機具倉庫につきましては6万円の賃借料を頂いております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 光冨はいつから金とるようになったん。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 光冨の営農倉庫につきましては、令和3年4月1日から賃貸借契約というふうになっておりますので、令和3年度から徴収しております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 金額的な決算書を見たら違うやろ。光冨、本当に6,000円もらいよん。 平成30年度から、30年の決算書がね、農機具リースは6万2,000円よ、令和元年が6万4,000円、何でそんだけ違うん。 その前に聞いたときは、光冨が一銭も取ってないちゅうて報告受けちょるよ。ほんなら今度は質問したら取りよんか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) すみません。先ほどの光冨の営農倉庫の件でございますが、賃貸借契約の開始が令和3年と申しましたが、令和2年7月1日から賃貸借契約というふうになっております。令和2年度から賃貸借料の徴収を行っております。 町と地元営農組合と賃貸借契約によりまして徴収している金額でございますので、1つは6,000円、1つは6万円というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) そしたら計算書違うち言いよる。決算、金額がね。 財政課長、言うけど、概要説明の金額と予算書の金額が違おうが、決算書の金額が。 いつも説明するときは、概要説明ちゅうてしよるけど、予算書に書いちょうことと概要説明しよる、書いちょう内容が違うやろ。だって同じやねえとおかしいやろ。 いい、言うけど、説明資料には荒廃事業ち書いちゃるんよ。ほたら、請負契約で荒廃事業とは書いてないんよ。金額だけ入れちょる、それはおかしいやろ。 やっぱり、決算書も説明資料も金額とか文面入れることはちゃんと一緒にせんと、すぐ説明資料ちゅうて説明資料でするけど違うんやから。 ほけね俺、言うやろ。農機具倉庫のリース代にしても違いますち、単価が。こっちが6万やとこっちも6万やろう、こっちが6万3,000円やったらこっちも6万3,000円やろう、そうやろう。農機具倉庫のリース代、建っちょん中入っちょる、ちゃんと。 そこんとこをやっぱようと合わせてせんと、例え間違うちょっても合わせんにゃ。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 農機具倉庫の賃借料につきましては、予算書、決算書ちょっとどういうふうに記載しているものか、現在ここにございませんので確認できませんが、議員の御指摘のとおり、今後は整備していきたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 1個違ちょったら、違うんけね、みんな、そうやろ。農機具倉庫のは一緒でもよ、荒廃事業違うちょったら違うんやから、そうやろ。それを俺は今言いよる、公文書ち。公文書がそれだけ大事やないかち俺、言いよるわけよ。 農機具倉庫の賃貸契約も議員が社長しよったときに契約しちょったやろ。しよったでしょ、それでそのままずっとなっちょんやろ。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 祓郷地区の農機具倉庫に関しましては、先ほど答えたとおり、平成27年度から賃貸借契約ということで、当時は議員が代表を務める会社と契約をしておりました。現在も代表者は代わっておりますが、当組合と同一な契約を行っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 賃貸借契約してもいいんよ。いいんですよ。 そけん今年、三隅君がおったとき、今年の5月か、農機具倉庫1回全部整理してくださいって言うたやろ。そのとき誰が質問したんですか。俺には何の報告もなかったよ、行政は。あれは何の事業ね、町長。何の事業ですか、あれは。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ちょっと正式な名前が分からなかったのでお聞きしましたけど、同対事業というふうに聞いております。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 地域改善対策事業で建てた農機具倉庫を勝手なことばかりされて。今、地域改善対策事業がないけ、勝手なことばかり行政はしよるけど、元をただせば行政が金を出さんでいいように地域改善対策事業で建てちょるんやから、そこんとこやっぱりしっかりあなた、あれせな。 今度は農機具倉庫、3月で委託契約するとき、公募型でしなさい。いいですか。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) 契約は1年契約でございますので、4月1日からまた新たな契約を結ぶこととなろうかと思います。その際には当該施設、水稲、麦、大豆等の生産を行う、生産を振興するという施設でございますので、どういったものに貸し付けるのが地域農業のために最適なのかを検討して、そうした団体に対して貸付けを行いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 地域改善対策事業で建てちょうけ、公募型しなさいちゅうん。 豊津営農生産組合は私たちも組合員よ、顔見知りよ。営農生産組合、みんな各区から10万円ずつ出資しちょんやから、足らん分は町と農協がしたわけで、そうでしょう、町長。株主やからはっきり言うて。勝手なことをされたらたまりませんよ。 もう、こげなことはこうで俺は言いたくねえんよ、言うたら。しかし、しよることがかたよっちょうやろ行政が、町長。 政治倫理条例の指名にしてもよ、個人情報でされんちゅうけど、これは平成27年の12月15日に西日本新聞が取り上げてるでしょうが。その当時の議長さん、ことわり言うたでしょ、皆さんの前で。 私がここで政治倫理条例のじょう、言いようち思うか知らんけど、その当時は私議員やないんですよ。違う人が追及しちょんですよ。何でもかんでも政治倫理条例を俺が1人で追及しちょうような言い方なっちょうけど。 やっぱり議会承認を得るんやから、平等に、行政っちゅうのは平等にせにゃいけんと思うよ、町長。もうなれ合いになっちょうやろ。この補助金にしてもそう。今年だけやらんのか、見て回って。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 転作、麦、大豆等を作ったものについての補助金の件でございますが、基本的にはその営農単位でみやこ町の平均収量の2分の1を下回る営農については、その理由書及び資料等を徴収して、適切な理由で減収となったものについては、補助金は支給するようになっております。 先ほど私が言ったみやこ町の19筆というのは、生産が少ないというよりも作付が都合よくできていなかった。播種等の確認が取れなかった圃場については、当初からの補助金申請から落とさせていただいたという書類を取ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) もうあほらしゅうてね、言うたらああやねえこうやねえ言うけど。 これ補助金、国やらの補助金やと、これ警察やと詐欺罪になるんよ。はっきり言うて。そうでしょ町長、作った、できてないもんに金払うんやから。それかて百姓をしよる人は、うちが入ったりいろんな方入って一生懸命なってやっぱりしよる。 営農組合の大きいところはまいてできない、できんでも金やる。共済組合もそげんなんしよったら、共済保険も下りよるんなら、俺は警察言うてもええぞ。証拠持っちょんやから、ちゃんと。 ここで質問するときに、証拠がねえで質問されますか。人のあやふやなあんた聞いたりして。ほうけ、だから本当に、ちゃんとみやこ町に大豆が何ぼ、麦が何ぼ、そばが何ぼ、飼料米が何ぼち、つけ出しが来たら指導員がおるんでしょ。17万か18万か払いよるね。指導員が見て回るのがあれやないん。ほて悪かったら、これは悪いけまき直してくださいとか言うのが指導員と違うんか。そのため雇うちょんやないん。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) ただいまの質問にお答えします。 議員さんの指摘されているのは、農業指導員の活動の件というふうに理解します。 現在、当課では農業指導員として1名を配置しております。この指導員には、農産物の生産に関する相談や営農組織等の経営等に関する相談、また新規就農者への相談等の業務を受けていただいております。 また、営農組合等が生産する麦、大豆の出来が悪い等の相談があれば普及センター等とも連携しながら指導等を行っていただいておるのが現状でございます。 今、議員さんの指摘のありますとおり、出来の悪い圃場等を個別に調査して、その圃場に対して「これはああしたらいい、こうしたらいい」というような指導まではちょっとまだ行きついておりませんが、今後そういう圃場を見つけた場合は、その営農組合等とも連絡を取って対応を検討してまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 自分も毎日歩いたりするんで、築上町のほうとか歩いていくんやけど、出来の悪いんでね、あれちょっとちゃんと看板立っちょんよね、見に来るん共済が、みやこ町、看板立っちょう。 ○議長(田中勝馬君) 長尾農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(長尾勝芳君) お答えします。 農業共済組合が圃場等に看板を立てる作業について、みやこ町で実施しているかどうかにつきましては、申し訳ございません、把握しておりません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 自分たちは飼料米作りよるんやけど、飼料米が悪いときは、ちゃんと共飼料米済組合持ってくるわけよ、立ててくださいち。大豆とか、そばとか持ってきたの見たことない。同じ補助金もらってするんやったらみんな一緒やないん。そうやないかね。もうあまりない、町長、せめてもう、町長選挙控えちょるし、本当、町長選挙、あんた対抗馬おるんやから頑張ってください。 言いたいこといろいろあるけども、今さっき議長とも話したけ、わしがあれしたら議長の顔もなくなると思うけ、わしももうここでやめますけどね、議長、それでいいですか。 ○議長(田中勝馬君) はい。 ◆議員(原田和美君) ほき、言うたことだけはちゃんとしてくれよ。せなまたここに立って同じこと言わんにゃいけんけ、町長もそういう指導、総務課長やらみんなしてくださいよ。ここ立ってあんまやかましゅう言うと頭が悪いんやけど、頼みます。質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩とします。再開は15時とします。よろしくお願いします。午後2時50分休憩………………………………………………………………………………午後2時58分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位5番、議席番号1番、内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) こんにちは。議席番号1番の内田直志です。通告に従って質問をさせていただきます。今回は、みやこ町の財政状況について質問させていただきます。 現在、みやこ町では毎年約300人の人口が減り、年々進む高齢化に伴う社会保障費の増加など、町財政を取り巻く環境は厳しさを増しつつあります。 昨年からは歴史に残る未曽有のパンデミックが世界中を襲い、私たちの生活、経済を直撃しました。 そのような中にもかかわらず、例えば、令和2年度の決算総括によると、単年度実質収支は2,064万円の黒字を残すなど堅実な財政運営を達したと評されております。 しかし、今後の見通しについては厳しさを増していくということも一方で指摘されております。 そこで、財政面から見たみやこ町の今後のまちづくりのあるべき姿について考えていく一助となればと思い、以下お伺いいたします。 1点目、現在の財政状況について、なぜよいと言われるのか。 2点目、今後の財政状況について、何が懸念として考えられるのか。 3点目、財政的観点から考えて今後のまちづくりはどうあるべきか。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 内田直志議員の質問にお答えいたします。 みやこ町の財政状況及び財政面から見た今後のまちづくりについての質問にお答えいたします。 まず、現在の財政状況についてよいとする理由についてですが、令和2年度普通会計決算における実質収支は約5億5,300万円の黒字でしたが、実質単年度収支は約1億2,000万円の赤字であり、経常収支比率は前年度よりも0.9ポイント上昇し88.8%となっております。 一方、財政健全化の状態を判断する指標については、実質公債費率が5.3%、将来負担比率がマイナス75.3%となっており、早期健全化基準を大きく下回っている状況であり、現時点においては財政状況はよいという判断になるものと思われます。 しかし、今後の財政状況の見通しについては、歳出においては少子高齢化による社会保障費のさらなる増加が見込まれることや、収束の見えない新型コロナウイルス感染症の対応経費、公共施設再配置計画に沿った施設の統廃合事業費などの投資的経費、老朽化した施設の修繕費や維持費の増加等が懸念されているとともに、経常経費の増加が見込まれる中、財政構造のさらなる硬直化が懸念されています。 財政的観点から考える今後のまちづくりの在り方についてですが、現下の厳しい財政状況を深く認識し、将来を見据えてこれまで以上の事業の選択と集中により事業を見直し、経常的経費の削減を徹底しなければならないと考えております。 従いまして、町の総合計画、実施計画、行財政改革など各種計画に留意し、時代の変化を的確に見据えるとともに、最優先で取り組まなければならないことを見極める必要があると考えております。 また、状況によっては既存事業の廃止や休止などにも取り組む必要が出てくることも想定されますが、今後のまちづくりを進めていく上でこれまで積み上げてきた地方創生の取組をはじめ真に必要な事業について、計画的、効率的、効果的に事業展開をしていかなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 御答弁ありがとうございます。 それでは、再質問させていただこうというふうに思います。 みやこ町、様々財政を表す指標を見る中で、今現時点では大丈夫でも時系列的に見ていくとだんだんと数字が上がってきて、今後どうなるのかなという部分もあったり、いわゆる借金と言われる部分がある程度の規模あるけれども、一方で基金も摘み上がっていると。様々こういったことを見たときに、住民の皆さんと話すと、何となく将来が不安だと、財政状況厳しくなるんだろうと、だけど、具体的にどう厳しくなるのかと。そういったところが明確にならないので、今日御質問させていただいてやり取りする中で、具体的に今後どう厳しくなるのかと、それに伴って今後どういうようなまちづくりをしていくべきかっていうことが少しでも明らかになればいいかなと思いまして、今日質問させていただこうというふうに思います。 それで、早速なんですけれども、まず、この指標についてちょっとお尋ねしていきたいんですけれども、様々指標があるんですけれども、最初に、みやこ町の財政規模を表す標準財政規模というものがありまして、これ、経常的収入の一般財源規模なんですけれども、令和2年で約67万3,000円となっております。恐らくこれがこのみやこ町の財政規模を考えていく上での指標になると思うんですけども、それで、みやこっちゃでよくみやこ町の財政を町民の皆様にお示しするときに、財政力指数というものが出てきます。ほかにも経常収支比率等あるんですけど、そこら辺の基本的な指数について一つ一つ、ちょっと、お尋ねしたいなというふうに思います。 まず最初に、財政力指数ですけれども、これは端的に何を表すものになるでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) ただいまの御質問にお答えいたします。 財政力指数と言われるのは、「1」を大体基準に言われておりますが、1を超えると、自立した財政運営ができる状態であるというふうに言われております。ただ、1を切ることによって、下回っている分どうなるかといいますと、いわゆる財政力、自主財源と言われる──例えば、町民税であったり固定資産税であったりという、そういう自主財源にだんだん乏しくなっていくということにつながると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) みやこ町では町の財政状況を分析している表がありまして、インターネットで見れるんですけれども、「財政状況資料集」と、こう名前が付いているんですけど、これによりますと、平成27年、みやこ町は0.41という数字でした。これ、つまりは、0.41──4割はみやこ町は自主財源が当時あって、6割は国や県からと、そういう理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) そのとおりでございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) 平成27年は0.41だったんですけれども、これが徐々にポイントを減らしておりまして、令和2年の決算で0.36となっております。この資料によりますと、他の類似団体は平均0.7前後となっていますので、それと比較するとこの指標に関してはあまりよくないんだろうなと考えております。 この数字が今後減っていくと考えられる原因であるとか、もしこれがどんどん減っていく場合、今後、町の町政運営にどのような影響があるとお考えでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 財政力指数のみで判断することはちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、自主財源が乏しくなる、それから、払わなければならない経費はどんどん増えていくというふうな状況も取って見えてくる部分かというふうに思われますが、そういった状態になりますと経常収支比率の増加に伴いましてだんだんと余裕がなくなってくる、いわゆる、その一般財源でいろんな事業をやることができていく範囲が狭まってくる、最終的にはできなくなってくるっていうふうな状況に陥るような状態になってくるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 自主財源が減っていくので、みやこ町独自の政策を打ちづらくなってくるというのが1つ御回答なのかなと思うんですけれども、仮に、これ、どんどん自主財源が減る、だけれども、みやこ町の財政規模といいますか、提供しなければいけない行政サービスに係る経費というのはやっぱり変わらないので、標準的な財政規模というのはやっぱり計算で出されるんです──と、私は理解しているんですけども、その中で、自主財源が減っていってもユニバーサルなサービスを日本全国で提供するために、国は交付金という形でお金をくれる、そういうのが基本的な制度の仕組みになっているんですけども、ここで、ちょっと頭の体操ではないんですけど、国からお金──交付金を頂けるなら、頑張って自主財源確保する必要ないじゃないかと。こうとも考えられるんですけど、この部分についてはいかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) たしかに地方交付税という制度はございます。ややもすると地方交付税に頼っている部分も財政力指数の特に低い自治体はそういった懸念がされる部分があるかもしれませんが、これは、ある程度一定の基準に基づいて交付されるものでございまして、だから、自主財源がどんどん少なくなっていってそのまま放っておいても交付税の措置の対象になって、結果同じじゃないかっていう計算式にはつながらないというふうにも考えておりまして、やはり、経費を少しでも削減する、また、自主財源も少しでも増やしていきながら、いわゆる、余裕のあるまちづくり、継続性のあるまちづくりを進めていかなければならないというふうに考えているところです。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 普通、考えるなら、やっぱり自主財源をどんどん上げていこうというのは当然だと思うんですけど、あえてこういう質問をさせていただきました。 その意味では、これ目標値として掲げられるのかどうか分からないんですけれども、今、みやこ町はこのポイントがどんどん下がっていると。だけれども自主財源は上げるということは、取りも直さず、まちづくりそのものに関わってくるわけです。どのようにしたらこの数値が上がるのか、私はつまびらかではありませんけれども、恐らく人口を増やすであるとか、企業誘致をしていくであるとか、そして、土地の価値を高めて地価を上げていくとか、そういった取組が必要になってくるのではないかなというふうに思っております。 これ、上げる、何か目標値っていうのは、みやこ町、定めているんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 目標値といいますか、基本的には今までの様々な計画によって表されている部分もあるかとは思うんですが、先ほど少し申し上げましたが、やはり、自主財源を少しでも増やしていくための政策的な過程、それからやり方っていうのもございますし、私ども財政サイドといたしましては、できるだけ経常経費を落としていく、下げていく、それによって自主財源になる部分の使えるお金を増やしていくと──相対的に、そういった形で経常経費を削減していかなければならないというふうな目標も立てているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) みやこ町よりももっとポイントの低い町や自治体はあります。日本全国、たくさんと言ってもいいほどあります。だけれども、そんな中でもまちづくりをやっているところもあるんです。その部分については、ちょっとまた後半、お話しはさせていただきたいというふうに思います。 次の指標なんですけども、経常収支比率、先ほど課長がおっしゃっていた経常収支比率ですけれども、改めて、これは何を表すものでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 経常収支比率につきましては、いわゆる財政構造の弾力性を表す指標の1つではないかというふうに考えております。 毎年度必ず支出しなければならない財源が、収入に対してどれぐらいの割合を示しているのかという指標の1つだというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 私の理解では、ですから、みやこ町のそこの財政のうち、平成27年は今81.2%となっているんですけども、逆に言うならば18.8%についてはみやこ町の独自の政策なり投資的な事業ができると、こういう理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) そういうことでございます。また、合併してからずっとこのデータ自体がありますが、合併直後については90を大きく超えている時期もございましたので、上がったり下がったりっていうふうなことを繰り返しながら、何となく、ただ、現在は少しずつまた上がっていっているのかなというふうな懸念はしております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 今おっしゃっていただいたように、平成27年の81.2%から、令和2年には88.8%になっております。漸増しております。これが、数字が大きくなると、今まで頂いた御説明によると町政運営が硬直化してくると。やりたいことがだんだんできなくなってきますよと。そういうお話でした。 じゃ、その原因なんですけれども、いろいろ内訳見ますと、経常経費に当たるものは扶助費だったり人件費だったり、いろいろあると思いますけれども、どの辺がその硬直化の原因を招いているのか、そこについてちょっとお尋ねします。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 様々な原因が考えられるとは思うんですが、例えば、人口減少に伴う少子高齢化、それから、それに伴った扶助費の増加だとかいうふうなことも考えられますし、年々、どうしても人件費の部分も、削減されている部分もありますが、やっぱり増えてくる部分もあるという形で。 合併直後についてはこの扶助費についても100億を切っているような状況ではございましたが、今はもう大きく超えているというふうな形もございますので、いろんな要素が絡みながら、だんだん財政の硬直化のほうにつながっていく部分の要因の1つではないかなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 様々な要因ということでしたけれども、みやこ町は福岡県で一番大きい町になりますけれども、この大きさとそういった経常経費が上がっていくことと関連はありますか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) これといった回答ができるかどうかは分かりませんが、どうしてもやっぱり町の面積が広ければ、それに対してかかる経費というのも必然的に上がるものと思われます。移動に対してもそうですし、いろんなところに施策を打つにも相応の面積に係る部分の経費がかかってくるのではないかというふうに思います。 だから、面積の小さい自治体よりも、少なくとも面積の大きい自治体のほうが、かかる経費については大きいような感じがしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 その意味では、みやこ町は、この大きさということに対する課題というのは、永遠に避けて通れない大きな課題であるということがよく分かるというふうに思います。 これはやっぱり、私は何とか克服していくべきだろうというふうに思います。どうやって克服するのか。それは、最近いろんな民間の事業者のほうでさまざまなサービス駆使されております。インターネットを使った技術が主になると思いますけれども、やっぱりそういうことを使う中で、もっと活用する中で、このみやこ町が本当に広いというところを克服しなければ、恐らくこの経常収支比率を根本的に下げていくということは難しくなってくるんではないかなと、──これだけが原因じゃないとは思いますけれども、そのように感じております。 それで、ちょっと繰り返しになるんですけれども、令和2年で経常収支比率が88.8%ですので、裏を返すと11.2%分が使えるということなんですけど、分母が……。ちょっと詳細申し上げませんけれども、この11.2%分がいくらかというと大体7億円なんです、計算しますと。この7億円は、あれですか、やっぱりみやこ町のまちづくりに自由に使えると考えてよろしいんでしょうか。ちょっと繰り返しになるんですけれども。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) そうですね、非常に難しい部分ではあると思いますが、例えば、この11.2%の中の金額の中でも、毎年必ず──例えば、事業、これを継続的にやっていかなければならないというふうな事業もその中で捻出しなければならないところから、自由に使えるかどうかっていう判断になると、決して全額は自由に使える状態ではないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 この経常収支比率は、全国一律の基準に沿って算出された数字ですけれども、今のお話を伺いますと、町独自の経常収支と言っても過言ではない部分の費用があるんだろうなというのは感じるんです。そうすると、賞味、本当にまちづくりに使えるお金は多分もっと少ないんだろうなというふうに今思いました。そこの数字幾らですかといっても、多分すぐは難しいと思いますので、また私も調べていきたいなというふうに思います。 ただし、まちづくりは必ずしもお金かければいいというものではないと思いますけれども、御覧いただいてもう多くの方が分かっていますとおり、いろんなものが老朽化している。新しいもの、新しいサービスにしたほうが効率的になる部分もあるので、いくらかの投資はやっぱり必要だと思うんです。 だから、例えば、ここで7億もないんですけれども、何がしかはやっぱりそういった投資に振り向けてもらいたいということであります。 先ほど申しました財政状況資料集によりますと、この経常収支比率、令和3年、78%を目指しておりますけれども、見通しについて教えてください。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 恐らく、計画をつくった当時が、80ちょっとぐらいの時代に計画をつくったのではないかなというふうに思っております。今現在88.8%の状態から、それにすぐ行くのかというふうな形では、なかなか一足飛びにはいかないというふうに考えておりますが、できるだけ経常収支比率を削減できるような形で進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) 私、思うに、数値目標を立ててそれに向かって進むことも重要なんですけれども、できれば、あるタイミングで見直して、なぜ見直しが必要になったかというとこを分析して、住民の皆さんにお知らせすることが一番大切なんではないかなというふうに感じています。 先ほど課長おっしゃられたように、令和2年で88.8、それを今年78ってかなり無理がありますので当然難しいだろうなと思っているんですけど、なぜこう上がっているのかの分析、それから新たな見直しっていうのは、ある程度のタイミングでしながら、ぜひ住民の皆さんに分かりやすくお伝えいただければというふうな思いであります。 それから、地方債残高と基金残高についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、地方債残高──いわゆる借金です、みやこ町の、ここ数年で約110億円程度でずっと推移してきております。この額なんですけれども、いわゆる、みやこ町の標準財政規模67億円と比べまして、決して低い数字ではないというふうに私は思います。 しかし一方で、基金残高はここ数年来130億円程度をずっと維持していますので、借金が110億円、基金が130億円、このことが、財務諸表上、財務状況いいですよ、というふうになっているという考えなんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) それをもってしてよいというふうな判断には至っていないところでございます。いわゆる、今回答弁させていただいた、よい悪いで言うとまあよい、というふうな判断というのは、財政健全化っていう形に対しての指標で大きく下回っているというふうなところから、現段階という条件付きではございますが、それでいきますと、よい悪いでいくとよいだろうというふうな判断である。 ただ、町長の答弁にもありましたように、いろんな課題、それから懸念材料ございますので、今後はちゃんと見据えていく必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 その健全化判断比率なんですけれども、例えば、その実質公債費率、これ何かといいますと、要は、財政規模に対して借金を返していく能力はどれくらいありますかっていうとこだと思うんです。これが、みやこ町は今5%ちょっとということで、まあ大丈夫だと。それで、まだみやこ町大丈夫だと言われているというふうに思うんです。 ただ、ちょっとやっぱり心配なのが、この110億円という借金が今後減っていく見通しがあるのか、そこについてちょっとお尋ねしたいんですけれども。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) もちろん借金については減らしていかなければならないというふうな考えが基本の下、ただ、交付税の算入に使っている、いわゆる、──借金という言葉があれですけど──起債がございますので、それについては有効に交付税に反映されるような起債をしてございますので、それについて端的に、ただ単純に、今全部返したらそれでいいのかっていう計算式にはなかなかならない部分もあるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 今おっしゃったのは、やっぱり合併特例債であるとか、そういうことだということですね。 聞くところによると、7割ぐらいは交付税措置されると伺っていますので、実際のこの110億のうち何がしかは、そういう形で交付税措置されるということだから、実質そんなに大きくないんですよっていうとこなんでしょうね──という理解でいいですか。実質どのくらいなんですか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) すいません。実質ということになると、おのおの──例えば、合併特例債であると交付税算入率が70%であったり、過疎債でまた違っている部分もあったり、その他もろもろ起債によってそれぞれ率が違いますので、ちょっとすみません、実質幾らっていうのは、ちょっとすぐにお答えできない部分がございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) なかなか難しいんですけど、一概に110億円という数字だけを見て心配ばかりしなくてもいいですよというところは言えますよね、今の御説明だと。だけど、そうは言ってもまた聞きたくなるんですけど、実際、じゃ、どうなのかなって。ちょっと今日は私は、すみません、そこまで深堀りできないんですけど。 一方で、今度、基金残高なんですけども、先ほど申しましたように、数年来130億円程度で維持しています。これが適正規模なのかどうかというのを端的にお聞きしたいんです。みやこ町、本当、まちづくりしていかなきゃいけないと思っている方多い中で、お金ないって言われますけれども、基金130億円あるじゃないかっていうことも、やっぱり住民の皆さんおっしゃるわけです。 ですから、この130億円っていうこの規模が適正なのかどうか、この部分についてお考えを教えてください。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) これが、適正規模がいくらなのかというのも、またちょっと難しい部分はあるとは思いますが、ただ、この130億円の基金の中で約100億円については、ある一定の目的を持った基金がございます。例えば、大きな部分といたしましては、公共施設整備基金であったりとか、これは、もう、つくるときに必ず、これは当たるというふうな形でつくっている基金でございますので、そういったものの目的基金が約100億、それから、財政調整基金というのが約30億ございますが、これは年度間であったり、その年の調整をしながら行く部分でございますので、例えば、先ほど町長も御説明いたしましたが、ここ数年来、実質単年度収支につきましては赤字がでております。赤字が出ているというのは、いわゆる財政調整基金を食いつぶしているというふうなことにもつながるところがございますので、なかなか一概にこれの適正規模が幾らなのかというのが、ある程度はもしかしたらあるのかもしれないですが、状況としてはそのような形でつかんでおります。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 財政調整基金が大体30億ぐらいで、それ以外の目的基金が100億ぐらいだと。30近くの基金があったと思うんですけれども、例えば、そういう公共施設等に関して言えば、ある程度見通しついているんじゃないかなと、私はそう考えているんです。いつまでにこれを造んないといけないとか、修繕しなければならない。となると、基金の目標ってある程度立てられるんではないかなと、私は思うんです。そういうことを考えたときに、目的の部分の基金、これはある程度もう十分だとお考えでしょうか。 不安だから積み立てればって、それはいいですよ。いくらでも積み立てればいいと思います。だけれども、そうもいかないと思うんです。基金というのは今を我慢して将来に備えるものですから、じゃ、どこまで住民の皆さん我慢すればいいんだっていう話になると思うんです。だから、ある程度、目安として、目的基金もこれくらい見通しがついているから、一旦ここで基金はもう止めて、今度住民の皆さんに還元していきましょうとか。そういった方針であるとか、目標っていうのはおありなんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 今まで進課長が答えましたけれども、私も聞いていました。 なぜ、みやこ町が合併したのか、そして、このみやこ町が合併してきてどういう状況であったのかっていうことを、やっぱり原点に考えながら、このみやこ町が今日まで来ているっていうことを、私は考えてやるべきではないかと。 その中で、大変厳しい財政の中で私も仕事をしてきました。私も100兆円近くのところで仕事をしたこともありますし、2兆円の世界で仕事をしたことがあります。今、みやこ町、合併して130億円程度の予算でやっているんです。その中で、本当に、合併特例債、そういう交付金を貯めてきながら今日に来た。しかも、さっき課長がおっしゃったように百十数億円の借金もあるんです。その中でこつこつ貯めてきたお金を、先般、町民の皆様に1万円の還付をした。さらにはプレミア商品券で5,000円という、できる限りのことを私はしてきたんではないかなと思います。 しかし、今議員がおっしゃったように、これからどういうふうに使うかって、残念ながらここ2年間、コロナでいろんな町政報告はできておりませんけども、例えば学校を造ったり、そういう施設を1つ造ることによって、もう既に15億円程度のお金がかかるんです。お金がなくなった後にどうするかっていうと、何もできません。ある程度の余裕を持って持続可能な町をつくっていかなきゃいけない。 議員が生まれる前ですけど、旧犀川町は赤字再建団体に落ちたんです。かっこいい花火を上げることは簡単かもしれません。しかし、一番困ったのは町民なんです。何も公共工事もできなかった。そして職員の採用もできない。そういうことを考えてやっぱり政治っていうのは……。みんな、地方自治体がつぶれないと思っているんですけど、隣の田川郡でも町がつぶれました。そういうことがないように、やっぱり、持続可能をこの財源の少ない町でどうやっていくのか。私なりにいい格好したいです、正直言って。ぱっと花火を打ち上げてやって。しかし、そうして誰が困るかっていうと、そのツケは全て町民に来るんです。 私はやっぱり、財政っていうのはずっと持続可能なものをしていきながら、次の人が来ても、やっぱりみやこ町にはこういうものがあるね、というふうにしていかないと私はまちづくりってできないんじゃないかなって思っております。 今おっしゃった中で、たしかにみやこ町、今みんなが言うんです、30億円持っていいねと。しかし、これから学校造ったりいろんなことしよったらすぐになくなりますよ。私はそういうところを考えた持続可能なまち、そして必要経費を使いながら町民が豊かに生活ができる、そういうことが、私は、今求められているんじゃないかなと。これから、さらにコロナによって国からの交付金も減ってくるんじゃないかと。そのときに、やはり基金があることによって町が持ちこたえられる。私はそういうことを考えたまちづくりっていうのが大事じゃないかなと。 今、先ほど進課長も述べたように、我々はここにいるみんなの、課長さんたちからのいろんな意見を聞きながらまちづくりっていうのを考えているんです。町長1人がこうしろ、ああしろと命令しても、やっぱり動くのは職員ですから、職員の意見も聞かなけりゃいけない。私はそういう感じでやっておりますので、基金のことに関しては、多い、少ないということだけでは考えないでほしいなと思います。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。 ちょっと2点あるんですけれども、今町長がおっしゃった内容については、いつかは忘れたんですけども、私がこちらで一般質問したときにも同様のお話伺っていますので、その部分については私も理解はしているんです。 ただ、私が伝えたいのはそういうことじゃないんです。 まず、1つ目は、住民の皆さんがそこを分かっていないということをお伝えしたいんです。ですから、ここはやっぱり住民の皆さんにお伝えいただきたいんです。これが1つ目。私の今日の一般質問の趣旨もそういう目的です。 もう一つは、私は使ってくださいというよりも、方針が大切だと思っているんですよね、方針。だから、その方針があるのかないかを聞きたいんです。ないならないで、またどうかなと思うとこもありますけど、そこら辺の基金としてあるべき数量なのか、割合なのか分かりませんけども、そういった部分で方針っておありなんでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) それについては、要所、要所において、中長期財政計画というふうなものも立てております。その中で、財政調整基金は別として、特定目的基金のほうについては必要があるからその時点で積み立てる、積み増しをするというふうになっておりますので、いわゆる通常の目的基金については、もう使途は決まっていますので──いついつまでに使う、どういう事業に使うっていうのは、全て、ほとんど決まっているというふうに御理解いただいてようございます、というふうに思います。その中できっちりまとめていっておりますので、方針ということであるならば、もう決まっていると──特定目的基金については、というふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 決まっているという意味は、ここまで貯めますよっていうのが決まっているっていうことですね。承知しました。 まだそこまでは至っていないということですね。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) すみません、説明不足でした。 いわゆる、額についてもその時点で必要な額、それから、そこからまた新たに事業が発生するということであれば積み増しも必要になる場合もあるかもしれませんが、あとは、期間の問題です。いついつまでにどういうふうに事業をやって、幾ら崩していくっていう、あらあらの計画を持ってやっているという形になっております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) その意味は、ですから、いついつまでに幾ら積み立てなきゃいけないというのがもう決まっているということでよろしいですか。そういうことですね。分かりました。ありがとうございます。 ここまでで、指標の観点、それから今のその公債の残高であるとか、基金の部分でお話をさせていただきました。 結果から言うと、何か新しいことを引き出せたかっていうと、やっぱり厳しいんだなと。なかなか自主的に使えるお金っていうのは、なかなか捻出するのは難しいんだなということが、どうなんですかね、なんにも新しいこと、私、言えなかったんですけど、まあ、それ、そういうことだというふうに思います。 それで、今後の見通しについてちょっとお尋ねしたいんですけれども、今後の財政に影響する主な要因として何が挙げられるのか、改めて教えていただければというふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 今後の財政状況の見通しについては、決して明るい材料は多くございませんで、例えば、歳出の面については少子高齢化による社会保障費のさらなる増加、それから、直近の例でいきますと、新型コロナウイルス感染症の対応費用、それから、公共施設再配置計画に基づく再配置の進み具合──いわゆる、見通しを立てた上での財政計画も立てておりますのでこういったのが着実に進めるのか、それから、統廃合事業の経費、それから、あとは、残った施設についての維持費、修繕費とか、そういったところも懸念されている部分がございます。 こういった形を考えますと、経常経費のさらなる増加が見込まれるのではないかというふうなところも考えておりますし、今後は選択と集中が必要になってくるというふうなところも考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) 心配になる材料、ファクターというか要素がたくさんあるので、どれが1つだとなかなか言えないということなんだろうというふうに思います。 そんな中でも、それでもまちづくりはやっぱりやっていかなければならない。先ほど町長おっしゃったように、持続的なまちづくりっていうのはやっぱりやっていかなければならない。 それで、今課長おっしゃったように、選択と集中というふうにおっしゃっていました。それは、その経常的経費を削減していく上で大切な方針だと、私は思っております。 しかし、この選択と集中というのは、行政が持っている公平性という部分と矛盾する部分もあると思うんです。ですから、難しいと思うんです。選択と集中、掲げるのはいいんですけども、これ、どうやって乗り越えていきますか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 具体的な話はなかなか申し上げられない部分もあるんですが、選択と集中、私が申し上げたのは、事業をやるに当たってあれもこれもというやり方ではなくって、もっと絞り込んだ選択と集中という意味合いで言ったというふうに思っておりますので、あれもこれもではない、ちゃんと選択と集中をしながらやっていくんだと。その中には、公平性を保ちながら、当然、やっていかなければならないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ちょっと補足させて話をさせてください。 私はよく言うんですけど、役場のための役場じゃないぞと、町民あっての役場だぞと。そこをやっぱり忘れないで仕事をしてほしいと。 その中で、さっき言った、しかしながら町が持続可能的に進んでいくには、さっき進課長が言ったような、そういう選択もしてかなけりゃいけないのかなと。大変厳しいかじ取りを、これから日本という国も、地方も、私たちはそういう局面に接してくるのではないかと。そのときにどういう方法で進むかっていうことを、私は町民の皆様にも訴えていかなければいけないし、今のようなパラダイスはないと、そういうふうに考えております。 本当に厳しい財政状況の中でまちをどういうふうにつくっていこうか、このことを我々は真剣に考えて、そして町民の皆様に知らせていく、このことが大事じゃないかなと。先ほど議員が指摘されました、もう少し明確にということも、これは私もそのとおりだと思いますので、その辺は報告をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) この選択と集中は、多分もうずっとやっていかなければならないことだと思います。経済が右肩上がりの時代であればいろんなこともできたでしょうけれども、その意味では優先順位つけなきゃいけないと思うんです。あまたある事業の中から優先順位をつけなければならない。 その部分で、理解いただくにはどうしても、これ、住民の皆さんの御理解なくしては優先順位つけるのは難しいと思います。ですから、次にお尋ねしたいのは、どうやって住民の皆さんと積極的な理解、コミュニケーションを取っていくことができるのかと。 ここはもう、具体的な方法論として考えないと、今までのやり方じゃ多分駄目だろうなというのは、私はちょっと感じています。難しさもあります。いろんな方、生活リズム違いますし、年代によって、職業によって違いますので。だけれども、一人でも多くの方に御理解いただけないと、この選択と集中、優先順位つけるのは大変難しいと思います。今ここで、どうやって周知するんですかって言ってもなかなか難しい話なので、難しいと思いますので、今後の課題として、住民との対話、これが非常に重要だということは強調させていただきたい。 具体的な方法としてやっている自治体もあります。これ、以前御紹介させていただきました。例えば、大刀洗町なんかは住民協議会という形でやっております。無作為に住民を抽出して、1年間どういう事業が必要でどういう事業をもうやめようという話をされているところもある。最終的に1年の総決算として事業仕分けをやったりとか、そういうことをやっております。 もちろん、ここに至るまで大変な御努力あったと思います。急に住民協議会をやりましょうといってなったものではないと私は理解しています。いろんな試行錯誤の中からそこに到達したんだというふうに思います。 みやこ町の人口減少、例えば、一口に人口減少、毎年300人っていっても、内訳もいろいろあるんです。こういったところも住民の皆さんに積極的にオープンにしていくところから、つまり、危機感を共有していくところから、このみやこ町のまちづくりがスタートするんじゃないかなというふうに思います。 犀川地区なんですけれども、10年前の平成24年を100として、今、毎年2%ちょっと人口が減っております。10年前は6,600人でしたけれども、今5,500人です。勝山ですけれども──勝山地区、10年前、平成24年を100として、毎年1.3%の減です。10年前は6,800人、今は6,100人になっています。それから豊津地区ですけれども、10年前を100として、今、毎年1.4%の減。10年前は8,200でしたけれども、今は7,300人となっています。それを合算しまして、今、みやこ町は、平均して10年前を100として1.6%人口が減少しているということであります。10年前から10年過ぎていますので、その分を差っ引きますと、単純計算しますと、あと50年とか60年で人口がいなくなってしまうと、こういう状況なんです。その意味では、私は焦ってはいけないとは思うんですけれども、のんびりもしてはおられんなというのが率直なところであります。 各自治体、日本には1,700以上の市町村ありますけれども、私が会社を辞める10年前──会社辞めてもう10年になるんですけれども、10年前に調べたところによりますと、1,700以上の市町村のうち半数が過疎指定されていると、総務省が指定するんですけれども、過疎指定されておりました。人口の急激な変化、減少、それから、今日冒頭で議論させてもらいました、自主財源が乏しいと、この2つの要件で過疎指定されております。 現時点でどうなっているかは、私は調べていないので分からないんですけれども、恐らくもっと増えているんだろうというふうに思います。 10年前、3.11がありました。私は、もうそのとき、会社辞めて1年経っていたんですけれども、半年間ボランティアに行って、岩手県の三陸沿岸にお世話になりました。ボランティアさせていただいたつもりがいろんなお世話になったんですけれども、当時、そちらの県議会の方と一緒に活動したんですけれども、津波が来る前から、三陸沿岸は、過疎が大変県内で大きな問題だったと。そこに、あの3.11が来て追い打ちをかけたと。当初は、瓦礫の山でどうするんだという状況の中で、皆さん四苦八苦されていた。状況がだんだん落ち着いてきますと、まちづくりどうするんだと、こうなってきたんです。そのとき議論されましたのが、今の状況のまま新しく家建てても、新築の過疎ができるだけだと、こう言っていたんですね。この言葉が、私はずっと心の中にありまして、必ずしもつくればいいってもんでもないなっていうのは、やっぱりあったんです。 その中で、この10年間、いろいろ私なりの取組をしてきて感じたのは、やっぱり人と人をまずつなぐことだろうなというふうに感じております。お金ないなら、まずは、人と人をつないでいきましょうということなんです。それは、行政と住民をつなぐことも非常に大切なことだと思います。 コロナによって人と人のつながりが本当に薄れました。それ以前から、この田舎にあっても、だんだんと人と人のつながり薄くなったと言われていましたけれども、このコロナになってますますその状況が激しくなったという気がします。幸い、今、感染落ち着いていますので、私はまた再び、このみやこ町のよさっていうのは、人と人のつながりだと思うんですよね。そこをやっぱり取り戻す。取り戻していかないといけないと思います。 そして、住民と行政をやっぱりつないでいく。異業種間をつないでいく。つないでいくっていうことをやっぱりやらないと、財政厳しいんですから、そこに最も力を入れていただきたいなというふうに思います。 ほかにも技術的にやれること、まだまだたくさんあると思います。 これも以前質問させてもらいましたけれども、例えばPPPとかPFI、公民連携のやり方もあります。みやこ町、使わなくなった公共施設あるならば、民間にどんどん開放して、有効活用していただけばいいと思います。今すぐできる部分もあるのではないかなと、私は思っています。 それから、地方創生ということで国はさまざまな事業を準備しております。地方創生に関わらず、ほかにもいろんな事業を用意しておりますので、ここをやっぱり使わない手はないなというふうに思っています。これをぜひやっていただきたいなと思います。 ですから、私の今日の一つの結論としましては、財政的に厳しい。住民の皆さんが行政の皆さんに、これやって、あれやって、その回答が、いや、町も財政厳しいんでね、お金がないからね、それはよく聞く話で、私は半分当たっているとは思いますけど、半分どうかなってちょっといつも思っているんです。なぜなら、今言ったように、国はいろんなメニュー用意しているわけですから。それを活用した上でもなお厳しかったら、多分厳しいんだろうなというふうに思います。だけれども、まだ使える手段、武器というのはたくさんある。それを使っている自治体はまだまだたくさんあるというのは、私は知っています。恐らく皆さんも知っているんだろうというふうに思います。 すみません。最後は質問ではないんですけれども、私も、先ほど申しましたように、会社辞めて10年になります。個人的な話なんですけれども、辞めた理由は、もう、1つです。私の両親のふるさと、過疎化が進んでいるのでこれを何とかやっていきたい、元気にしていきたい、その1点だけで今日までやってきました。その中で、この10年間、いろんな方に御縁いただきまして、町長はじめたくさんのこと教えていただきました。町長にもいろんなこと教えていただきました。先輩議員の皆様にも、本当にいろんなことを教えていただきました。そして、この、議員になって、執行部の課長さんの皆さんとか、職員の皆さんに御迷惑をおかけしながらいろんなことをお願いして、そしていろんなことを教えていただきました。 今日、2人の先輩議員から、同僚議員というお言葉頂きました。しかし、ここは私は聞かれてもないので発言できないとは思っているんですけれども、しかし、この10年間振り返って、いろんな方に御縁頂いて、ここまで来たことに、まずは感謝を申し上げたいと思います。 その上で、みやこ町が抱えている問題は、今はよくなっていないと思っています。ますます厳しいというのは今日明らかになったところであります。ですから、また再び、私は当初の志を思い出して、原点を思い出して、そして、近く、私なりの覚悟の示し方を皆さんに御提示して、私なりのみやこ町への恩返しをしていきたいというふうに思っております。 本当にありがとうございました。私の一般質問はこれで終わります。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(田中勝馬君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会にしたいと思いますが、御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 本日はこれにて散会といたします。お疲れさまでございました。午後3時53分散会──────────────────────────────...