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平成27年度第4回定例会(第3日) 名簿 開催日:2015年09月11日
平成27年度第4回定例会(第3日) 名簿 開催日:2015年09月11日
平成27年度第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2015年09月11日
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  1. 川崎町議会 2015-09-11
    平成27年度第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2015年09月11日


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    最終取得日: 2021-04-26
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時01開会 ◯議長(見月 勧君) どなたもおはようございます。  会議を開く前に、このたびの豪雨災害によりまして、関東及び東北地方において甚大な被害が報じられております。被災されました皆様に対しまして、衷心よりお見舞いを申し上げます。  それでは、ただいまより本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(見月 勧君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   本日の会議録署名議員は、繁永議員、大谷議員を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.日程の通告 ◯議長(見月 勧君) 日程第2、日程については配付の議事日程をもって通告にかえます。        ────────────・────・────────────   日程第3.一般質問 ◯議長(見月 勧君) 日程第3、これより一般質問を行います。質問は、質問通告一覧表の順番で行います。  質問に入る前に質問者の方にお願いをいたします。前質問者と重複する質問及び質問者以外の方の関連質問は避けてください。質問答弁はできるだけ簡明にお願いいたします。質問は1人30分以内でございます。  質問通告書を提出している議員は、10名であります。  これより質問に入ります。初めに、櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 12番議員の櫻井英夫でございます。どなたもおはようございます。  私ごとで恐縮でございますけれども、60歳のきょうこの日に、50回目の一般質問をさせていただくという栄誉をいただきまして、ほんとに川崎町には変な人もおりますけれども、圧倒的にいい人がたくさんいるということで。この壇上に立たせていただいているということをほんとに感謝でございます。  先ほど、議長からもお見舞い、お悔やみの言葉がございましたけども、北関東地方では鬼怒川が氾濫し、甚大な被害が発生をしております。また本町でも、去る8月の25日、台風15号が直撃し、各所で被害が発生をいたしました。あわせてお見舞いを申し上げたいと思いますし、また、配備体制をしかれました町執行部の皆さんに対しましては、敬意と感謝を申し上げたいと思います。
     さて、先ごろ安倍首相が、自民党総裁に無投票で再選され、その件に関して新聞がどうのこうのと書いておりましたが、私は安倍さんの総裁選所見の冒頭に興味を引かれました。それはこういうことでございます。3年前日本は、暗く重い空気に覆われていた。困難に立ち向かう危機感が政権交代の原動力になった。これはまさに川崎町にも当てはまる言葉だというふうに思った次第でございます。  私は、今回の統一地方選挙では、762票という身に余る高い支持を賜り、当選をさせていただきました。ところが、たしか6月議会の最終日、議員控室という公の場で、公人であります区長会会長から、私に発せられた言葉に耳を疑いました。それは、さも私が票を金で買って選挙をしたとの言いぶりでございます。多くの議員も聞いておられたと思います。  私は公務員を退職し、国会議員、県会議員の秘書を経て、町議会議員になりました。選挙事務や、そして国会、県会、私の町会の議員選挙を誰よりも数多く経験をしておりますし、警察、マスコミにも知人が多く、その都度、買収、強要は御法度ということを徹底してたたき込まれております。  ところが、本町の選挙事情はいかがでしょうか。前日の区長会会長の暴言。また若いころに替え玉投票をしたことがあるとの、ある方の告白。そして私自身が、平成15年の統一地方選のときに、実際に100枚ほどの投票入場券の束を見せられて、それを買わないかと持ちかけられた経験をいたしております。もちろん、断固拒否いたしましたが、結果は17票の差で落選でございました。あのとき、警察に告発していれば、彼は逮捕されたのだと悔やまれますが、後の祭りでございます。他にも入場券をもらって、替え玉投票を勧められたという話も聞いております。  選挙が終わると必ず、選挙違反で逮捕されるニュースが流れますが、そもそも氷山の一角であり、交通違反と一緒で発覚しなければセーフでございます。ことし70年ぶりに選挙権が改正され、18歳から投票できるようになりました。直近の選挙は、来年の参議院議員選挙でございます。  投票率を上げるために期日前投票が導入されましたが、替え玉投票への備えが不備であります。もはや性善説が通用しない状況にございます。本人確認の徹底など防止策について、執行部の見解を求めたいと思います。答弁お願いします。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長◯総務課長(松田 紀彦君) 総務課の松田でございます。この件につきましては、選挙管理委員長と重々協議の上で、書記長である私がお答えいたします。  公正な選挙事務の執行につきましては、櫻井議員がおっしゃるように厳格に守られなければなりません。また不正行為がなされないように、選挙管理委員会と、その事務を行う職員は、最大限の注意を払わなければなりません。また公職選挙法では、他人の投票入場券を提示し、氏名を偽り、その他詐欺の方法をもって投票したものは、2年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられます。  一方で、櫻井議員もいま言われましたように、期日前投票の制度は15年6月に公職選挙法が改正され、投票率の向上を図ったものでございます。投票用紙を封筒に入れ署名するなど、面倒な手続がなくなりまして、有権者にとっては大変投票しやすくなり、投票率の向上に大変効果があったと思われます。  しかしながら、手続が簡素化された反面、議員おっしゃるように替え玉投票等も危惧されるところではございます。また、議員の言われるように本人確認というのは、厳格に行うことは非常に大切なことではありますが、制度的には、本来入場券を持参してくる方は、本人であるとの前提のもとで、家族の中で間違いがあるとか、そういうものを防止、間違い防止をするために、受付では本人の名前を呼んで、性別を確認し、生年月日等で年齢の確認等をして、おかしいと思ったら本人にもう少しいろいろ住所等を聞いたりするものでございます。  本人確認の厳格のためには、本当は1人ずつ生年月日を言わせるなどの方法が考えられますが、あまり過度の確認をしましたら、善良な有権者にとっては不愉快な思いをさせることにもなりましょうし、高齢者や病弱な方にとっては、ある意味苦難を強いることもございます。  したがいまして、その結果、もう面倒であるというようなことで、投票率が下がるということも懸念されますので、選挙管理委員会で話した結果でございますが。  今後の方針としましては、期日前投票におきましても、投票所におきましても一緒ですけども、名前を呼ぶときはもう少し大きな声で呼んで、立会人に十分わかるようにします。そして選挙が近づいた折には、そういう不正行為の罰則等を広報紙、あるいは場合によっては投票所等に、期日前の投票場等にも張り出してもいいんじゃないかという意見もございましたが、そのようなことを徹底し、投票管理者による責任というのは非常に重大でございますので、投票管理者にその責任を再確認し、緊張感ある選挙事務体制を構築して、替え玉投票を極力防止したいと思っております。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 性善説を取るってのは、これは建前上そのとおりでございますが。現実問題として、こういう選挙違反、替え玉の実例が予想されるということで、これを抑止して行かないといけないと。  私は、この問題は選管委員長とともに、町長にも通告をさせていただいておりますので、御本人も何度も選挙を経験しておりますし、裏も表も御存じだと思います。  町長として、どう選挙管理委員会にアドバイスし、助言していくのか。その辺の心構えをお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 選挙の際に公正に選挙を行うと、これもう民主主義の原点でありますから、それはなんとしても守るような取り組みをしていかなければいけないというふうに思ってます。  そういう中で、いろいろ期日前投票のあり方について、いま田川市のほうでも議論がされておりますし、私どもとしても、これからどういうようなやり方をすれば有権者なり、あるいはまた皆さんの期待に応えられる取り組みができるのか。そういったことについては、十分検討していかなければいけないというふうに思っております。  また、特に最近では、施設等における病院だとか福祉施設だとか、そういったところの不在者投票が、いろいろ指摘をされるというような状況も出ておりますんで、そういったとこも含めて、これからもう少し検討しながら、不正のおこらないような対応を考えていきたいというふうに思っています。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) この選挙の正常化については、私の警鐘乱打ということで、川崎町がイメージ回復のために、本町からしっかりやって行かなきゃならない。川崎の政治がクリーンになっていかなければならないという、私の警鐘乱打というふうに受けとめていただきたいと思いますし、一朝一夕にこれが直っていくものとは私も思っておりませんし、今後一層努力していくんだと。川崎町のこの姿勢を全国に発信することが、私は大事だというふうに思っております。  次、2問目でございますが、長期総合計画についてお尋ねを申し上げます。  第4次長期計画は平成17年度から26年度の10ヶ年を対象に計画が策定され、26年度中に改訂して、27年度から第5次として切れ目なくスタートする予定でございました。  ところが、議会にいまだ提案されておりません。過ぐる日の予算決算委員会でも12月を目途にと、そういう答弁があっておりますけども、もう少し詳しく長期計画策定の今後のスケジュール、総合戦略との関連性についてお尋ねをしたいと思います。答弁よろしくお願いします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 御指摘のとおり、第4次総合計画の計画期間は、平成17年度から平成26年度までとなってます。本来なら平成27年度からの計画となるのでありまして、本年3月議会に提案すべきところでありますけれども、本年4月に統一地方選挙があったことや、今この総合戦略の策定等で非常に事務が錯綜してるというような状況もございまして、総合計画に大きな影響を与えるためにも、もう少し状況を見た上で、ある程度総合戦略の案もでき上がった段階で作成したほうがいいだろうというような判断をいたしまして、実は今日まで見送っておるという状況であります。  しかし、今後については、ごみ焼却場施設建設の関係、あるいはまた御指摘の川崎町総合戦略の内容などを織り込みました総合計画として、12月議会に提案をさせていただきたいというふうに考えているとこでございます。どうぞよろしくお願いします。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 長期計画については、本来速やかに策定されておらなければならないと思いますけれども、そして、それを反映して戦略が、これは戦略のほうが後ですから、国が地方のご機嫌伺いで出してきた話ですから、それはあろうがなかろうが長期計画はきちっと自前で、事前に整備されているというのが理想形だというふうに思いますので、その辺は重々御承知と思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  3問目、駅裏の再開発についてということでお尋ねいたします。  かつて豊前川崎駅周辺では、跨線橋を主体に約13億円の税金の投入がなされました。跨線橋を架け替えること、駅舎を動かすこと、構内タクシーを動かすこと、交番を動かすこと、関連した事業が発生しまして、13億もかかってしまいましたが。  果たして劇的に何かが変わったのだろうかというのが、私の率直な感想でございます。駅裏もほとんど利用されていない状況にございますが、もっと活用、検討の余地はないでしょうか。  そしてまたここにきて、川崎駅無人化の方針が打ち出されておりますが、その対応をいかがなされるのか。  たまさか、きのう石原進相談役と会食の機会ありまして、そしたら石原さん知ってました。私がかまかけて、川崎駅が廃止になるという大変なことになるですねって。いや無人化になるだけだから心配するなって言う話だったんですけど、それもこれも似たようなことで、これは町としても何とか対処しなければならないというふうに思う訳でございます。  町長の見解をお尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 丸山本町跨線橋工事は、平成9年度から平成13年度までの5ヶ年をかけて整備をされた事業であります。地域改善対策事業として大きな費用がかけられてまいりました。  現在の利用状況は、県道から大任町方面に抜けるメイン道路として利用されておりますけれども、御指摘のように裏側の駅裏の駐車場については、ほとんど利用されていないというのが現状であります。  今後の利活用については、商店街の関係もありますが、やはり駅前の活性化が大きな課題であろうと考えております。川崎町の玄関口としての駅前周辺を、川崎町として今後どのように考えていくのか。大変重要ではないかと考えておりますし、当然、今後の活用の余地はあると思っておるところでございます。  また、豊前川崎駅の無人化の件でありますけども、確かにJRのほうから話は聞いておりますし、直接私のところにも説明に来ていただきました。近隣では添田駅が今年の3月に無人化になっておるという現状もございます。  そうした状況の中で、川崎町としては池尻駅でだけでなく、豊前川崎駅までが無人化になれば、治安の問題も含めイメージダウンということもありますし、また本町の活性化、あるいは川崎町全体の活性化にも大きく逆行するという気持ちもございます。  したがって、来年3月からの無人化については、何とか先送りをしていただきたいとこういうような申し入れを今日しているところでございます。また議会の皆さん、あるいは地域住民の皆さんも、ぜひそういった意味で御支援を賜ればというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 駅裏の開発等についてはこれから考えていくと。そしてまた後ほど、手嶋康徳議員もいろいろな提案があるようでございますけれども、その際に具体的に詳しく、また答弁をしていただきたいと思いますが。  駅の存続の問題、有人化の存続の問題、とりあえずは先送りをしてほしいという要望、これは全面的にJRに負担を強いる話でございまして、きのうの石原相談役との話では、やはり町も応分の負担をする必要があるのではないかという話で、お互いまあ納得しあったわけでございますけれども。  やはり町として、具体的にこういうふうにしたいということを提案をしないと、先送りするっていう事はJRに負担感ばかり、またJRにおねだりかというような話になるので、町としても積極的な具体策を持って、交渉に臨むべきではないのかなというふうに思いますが、いかがですか。なにかございませんか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 町として具体的な対案を持ってJRと交渉すべきではないかという御指摘でありますけども、その点についてもJRと話しした段階では、JRとしては駅舎を活用して他所の場合は観光協会とか、そういったものが駅舎を活用してやってると。だからそこに人員を町のほうから派遣をしてもらえれば、完全無人化ということではなくなるんじゃないかというような話がありました。  そこで、そうした場合に、切符はどうなるんですかという話を聞きましたら、無人化になれば当然横に自動券売機を設置をするということになりますけども。町が例えば、観光協会をそこに置いて、そこで1人観光協会の仕事も兼ねて、駅の業務していただくというようなことなれば、それは切符を売る場合については、金券の切符しか売れないと。だから自動券売機で売ってる切符と全く同じ切符を、ただ人間が手渡しをするだけというような話がありました。  それじゃ余り意味がないんじゃないかと、だから今までと同じような切符が売れるというような状況が出てくれば、それはまた考えようもあるけども、全く券売機が金券を売っている、それと同じようなことを直接人間が販売するというようなことでは意味がないから、もう少し何らかの対応というのを考えてもらいたいというようなことも含めて、申し上げております。  しかし、その辺についてはJR側からは、まだ回答あっておりませんけども、全く券売機と同じ切符を人間一人配置をしてそこで売るというようなことでは、私はあんまり職員を1人配置をした意味が薄れるんじゃないかという感じをしておりますんで、そういったところも今後JRと十分詰めていきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 駅周辺の住民からも有人化存続という形で、議会にも陳情要望が出ておりますので、執行部としても鋭意努力していただきたいというふうに思っております。  続きまして、林業振興についてということでお尋ねをいたしたいと思います。  平成21年12月25日付で、農水省は森林林業再生プランを策定しておりますが、本町はこれをどのように検討し、政策に反映させているのか。林業振興策は、どのように考えてるのか。私はかねがね、田代林道の延長を提案してきておりますけれども、地権者の要望がないとか等々で、そういう検討に至っておりませんけれども、そういう提案を改めてここでさせていただきたいと思います。  それから2点目、住民から大ヶ原で大規模な森林伐採と土地造成が行われ、メガソーラーパネルが設置されているが、何かと問われましたが、私も事情がわからず回答できませんでした。大ヶ原地区のソーラー発電事業に関し、町がどの程度把握できているのか、特に次の2点お尋ねいたします。  1点、この事業は森林法にある地域森林計画の対象地域に該当するのかいなか。該当なら町長の意見書も必要でございますが、意見書の要旨はどのようなものなのかということですね。  2点目、森林の開発伐採造成面積。このソーラー企業の町への貢献度、税収等。全く何も、どこでも詳解がありませんので、町が把握できている範囲で答弁をいただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 林道の関係については、今、黒木から嘉麻市に向けての林道建設をしております。これはまだ工事の途中でありますけども、この工事の完成に向けて、さらに努力をしていかなければいけないというふうに思っているところです。  それから田代林道の延長の問題につきましては、平成26年の11月に建設産業委員会で視察を行った際に、そういった話が出たということも承知をいたしております。  町道から添田町に繋がる林道でありますけども、林道計画するについては、まずは地元地権者の熱い要望。それから地域全体の理解というものが当然必要になってくるわけでありまして、現在のところ地元のほうからもまだそういった要望も上がっておりませんので、そういった状況も見ながら対応して行きたいというふうに考えております。  それからソーラーの関係でありますけども、林地開発をする際は森林法に基づきまして0.6ヘクタール未満は市町村に伐採届を提出し、地形を変えずに伐採のみということであれば実施できるということになっております。また、0.6ヘクタール以上、1ヘクタール未満は飯塚農林事務所と事前協議を行い、その後、県に申請し問題がなければ県知事が許可を出す。こういう手続になっております。1ヘクタール以上は、県庁案件となりまして、県に直接申請します。県はその後、市町村に意見書の提出を求め、県が現地調査など行って問題がない、こういうふうに判断すれば、県知事が許可を出すということになっております。  それから今質問がありましたが、これが大ヶ原のソーラーで、税収がどういうような状況になるのかというようなことについては、関係課長のほうで把握をしておれば、ちょっと答えていただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) どちら。はい担当課長◯税務課長(小松 芳文君) 税務課長の小松と申します。  櫻井議員、御質問の太陽光発電施設における固定資産税の額でございますが。前年との比較の中で、約2,020万円の固定資産税収入が増えております。対象の会社につきましては、現在のところ9社、固定資産税を課税しているところでございます。 ◯議長(見月 勧君) 農商観光課長◯農商観光課長(久保山 孝幸君) 農商観光課長の久保山です。先ほどの御質問の中で、森林法の関係につきまして、町長答弁申しましたように、今回の大ヶ原の分につきましては、面積等も大変広い面積でありまして、県庁に直接の案件として出されております。  本町につきましては、意見書を提出を求められまして、それにつきましては周辺の、例えば池だとか周りのところに水の関係、それから災害とか、そういうものが起こらないようにというところの意見につきましては、それを付しまして提出をしているところであります。それから、この太陽光施設についての発電量だとか、そういう分については、私のほうでは把握をできておりません。  以上であります。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 今の答弁で大体わかりました。森林法に該当する事業であったということで、町としてはしっかりそれを確認をして、意見を付してあるということですね。  それから税収も幾らかは具体的に申し上げてませんけども、きちっと入って貢献があるというふうな認識でおるということでございますね。わかりました。そのように、私に尋ねてきた方には伝えておきたいと思っております。  それから、最後に社会教育の活性化についてということでお尋ねをしたいと思います。  元気なまちは社会教育が充実してるとよく言われます。ところが本町は、圧倒的に交流事業が乏しいような気がしております。かつて東欧のブレアザと交流をしてましたけども、これは完全に廃止。雪舟サミットもなぜかしら脱退をしてしまいまして、国内外はおろか町内の交流事業さえも、かつてほど活発ではなくなったと、むしろ停滞気味だというふうに、私がここ22年間定住してみて感じておるというこでございますが。これまでの既存事業を再点検して、さらに活性化すべきではないかというふうに考えております。  中学校は中体連などあり、私も剣道で審判なんかさせていただいておりますけども、小学校にはそんな交流の仕組みがございません。地域によっては、小学校何校か集まって合同運動会とか、陸上競技会とか、そういうのあちこちで見聞きしますけども、公共による新たな連携の仕組みづくりを行う必要があるのではないかというふうに私は思っております。  例えば、4小学校合同の運動会、文化祭、音楽祭、ふれあい合宿などを提案させていただきたいと思います。  また、安宅の交流センターもこれも小田町長時代にわざわざ宿泊ができないように条例改正までして、その都度臨機応変でさせる、させないっていう、そういう条例につくり変えた経緯もありますけども、私は全く理解できなかったわけでございますが。安宅交流センターも、どんどん宿泊もOKと、県の篠栗の社教センターも、あれも非常に簡易な宿泊場ですけどもおおいに利用されております。そういうミニ版ということで私は受け止めておりましたけども、安宅ふれあいセンターの活用をもっともっとすべきと思う。交流事業に役立てていくべきと思いますけども、教育長の考え方をお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 櫻井議員御指摘の社会教育の活性化については、元気なまちづくりについては、欠かせない課題だろうと思っております。特に地域の活性化や基礎づくりは、人と人との繋がりとか、あるいは地域間交流が大きな役割を果たす。そういうふうに思っております。  これまで町が行ってまいりました文化的な全国規模の交流事業としては、日中交流水墨画公募展をやっております。しかしながら、ブレアザ市との交流事業、あるいは御指摘の雪舟サミットの脱退という反面もあります。そういうこともございます。そういう他との交流についての今後の検討も課題として考えておりますが。より重要なのは、町内の子供たち、また町内の住んでいる住民がどのように今後そういう明るい元気なまちづくりに、社会教育活動に関わるかという点でございます。  いま各地区の、地区単位の子ども会とか、地区公民館がそれぞれ加入する子供会育成連合会とか、公民館活動などにおいて、事業を見ますと、それについて事業について参加数も少し減少しております。そういう意味でも、今後力を入れてまいりたいというふうに思い。と同時に今後ともそういった自主的な活動については、ご支援をさせていただきたいと思っております。  先ほどの小学校の交流事業でございますが、現在こども議会を実施しているというのみで、いま指摘のありました、安宅交流センターでの4小学校合同の触れ合い合宿を行うとか、そういうようなことについては、今後学校のほうでも提起をし、そしてある意味では教育委員会主導型になるかもしれませんけど、当面は、そういう形で子供たちの小さいころからの交流で、幅広い人間をつくって行きたいとこう考えております。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 質問が戻って恐縮なんですけども、先ほどの林業振興のところで、この21年の林業再生プランについて、検討したかどうかというお尋ねしたんですが、回答がございませんでした。検討状況を答弁していただきたいと思いますし。  それから林道の開設について、かっての視察時期と同様な答弁というのがございました。地元から要望が上がってない。地権者から上がってないということなんですが。この林業振興に関しては、もう事業として希望が持てないということで、自己所有の森林の場所さえわからないという2代目、3代目そういう状況になってまして、全くその火が消えているような状況です。  ですから、むしろ行政のほうから、やろうじゃないかというふうに持ちかけないと、なかなか自分で間伐もしないというような状況、人の手を借りてやってるというような状況で、行政が政策主導でいかないと、私は立ち進んでいかないと思います。だからこそ、国がこういう再生プランを、国主導で作ったんだろうというふうに思いますし、この検討はどのぐらい、どのような形でされたのか。これらの検討結果を答弁していただきたいと思います。  知らないなら知らない、してないならしてない。それで結構です。今後の取り組む課題にしたいとかですね。 ◯議長(見月 勧君) 農商観光課長◯農商観光課長(久保山 孝幸君) 私のほうから答弁させていただきます。  農林水産省の森林再生プランは、強い林業の再生、やる気のある事業体を育成、また木材の安定供給の構築、儲かる林業の実現というところの、そういう部分を目指して作成をされております。  具体的には、国産材住宅の推進、公共施設等への木材利用の推進だとか、バイオマスの利用、新規需要の開拓などがあげられております。木材の利用の促進につきましては、本町では川崎町の公共建築物における木材の利用促進に関する方針というものを平成24年度より作成をし、活用しておりますけれども、公共建築物、町営住宅でありますとか集会所等では、供給数量の問題等で、実現していないというのが現状であります。  そういう中で、林業の現状という形でお話をさせていただきますけれども、大変やっぱり議員おっしゃられるように、小規模な経営であるとか、担い手がいないだとか、木材の価格が下落しているとか、そういうことによりまして、ほとんど手つかずの森林というのが多くあります。まず、これにつきまして、平成20年度から荒廃森林再生事業というものを行いながら、平成26年度までに206ヘクタール強の山林の間伐等を行っておる状況であります。  林業振興につきましては、そういうところからもしまして、まずは森林の持ち主等の意向等も十分協議をしながら把握をして、進めていく必要があるかなというふうに考えております。  以上であります。
    ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 町長にお尋ねします。総合戦略の中では、この林業振興策について具体的な提案、意見は出ておりませんか。あるいは御自身の考え方でも結構です。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 総合戦略の中で、まだそこまで議論しておりませんけども、私の個人的な考え方としては、今までも木質バイオマスの環境、いろいろ検討してまいりましたけども、川崎町だけを対象として、木質のバイオマスを考えるということになってくると、どうしてもやっぱり量が不足するというようなこともありますんで、田川市郡全体の状況を見た上で、そこに対象にした新たなバイオマス発電、そういったものが検討ができないのかということを今後検討していきたいというふうに思ってます。  それからもう1つはいわゆる竹を、孟宗竹の関係ですけど、安宅のほうでもいま結構筍の販売というのはかなり進んでおります。だから、これをもう少し竹の管理、あるいはまた何とかこの伐採等について手が加えられるような状況が出てくると、もっと生産意欲が湧いてくるんじゃないかというふうに思ってます。  いままでは竹をチップにして、そしてそれを竹林にまいていくと。そうすると雑草の抑制にも繋がってくるし、また竹の消費にもつながってくるというようなことがあって、チップの機械はありますけれども、しかし今度ちょっと私いろいろ話を聞いておりましたら、チップじゃなくして今度それをパウダー状にして、そしてそれを例えば田んぼの苗箱に、いま土を田んぼの苗箱に土で種をまいてますけども、竹をパウダー状にして、それを今度箱に詰めると、その上にもみ種を蒔くと。  そういうことをすると、土に比べたらはるかに軽いから、非常に作業等についてもやりやすいし、そしてそれが竹の有効活用につながってくるというようなこと等もありますんで、今度議会が終わったら、それが日田のほうに1台稼動しているという話も聞きましたんで、1回現地ちょっと見て、そういうのが川崎町で活用できるような状況があるのか。あるいはどの程度、そのパウダー状の品物がどの程度のものなのかというようなことも含めて、現地1回見て、その上で今後検討して行きたいというようなことを考えておりますんで、今度議会終わったら早速それも1回視察に行ってみたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 櫻井議員。 ◯議員(12番 櫻井 英夫君) 本町には水産業が全くないわけでありまして、そういう意味では農業と林業が、この第1次産業の柱でございます。林業を疎かにしてはいけないというふうに私は思って、まさに政策の掘りおこす場所だというふうに思っております。  そしてまた、おとといの決算委員会でもありましたけども、水道の広域化とか、いわゆるゴミの広域化、こういった政策の広域化ってのは、残念ながら田川の最大の弱点ですね。これは県が真ん中に入って音頭をとるという、そういう体質をぜひつくっていただきたいというふうに思います。  でなければ、やはり川崎町が突出する。大任町が突出する。突出する政策をやらないと、やっぱなかなか変わっていかないというふうに思います。広域的な政策はなかなか連携が難しいというのが私の20年間の、これまでの感触であります。  大いに町長に頑張っていただきたいということをお願いして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 皆さんおはようございます。9番議員の千葉加代子です。よろしくお願いいたします。  最初に、土砂災害についてお尋ねします。土砂災害の区域指定には、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域がありますが、本町の危険箇所が何カ所か把握されているでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) どなた。町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 土砂災害につきましては、まさに最近は想定外の土砂災害がおこってる。昨年の広島の災害にしても、昨日の関東、特に常総市あたりの災害。特にまたきょうは東北のほうまで被害が拡大しているというな状況がありますし、これまで考えられなかったような災害がいま頻発しているという状況があります。  そういう状況にありますが、川崎町としては、福岡県知事が指定をしている土砂災害警戒区域が203カ所。それから土砂災害特別警戒区域が192カ所。合計395カ所ということで掌握をしてるところです。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 現在台風等の接近で被害が予想される場合は、防災無線で早めの避難を呼びかけていただいていますし、それは町民の皆さんにも浸透していると思います。  しかし、先日テレビで、東京都の警戒区域の住民に対するインタビューがありまして、その時にほとんどの方が、自分の居住地が警戒区域だと知らないというふうに答えていました。  本町の場合も、全戸にハザードマップを配付していただいていますが、自分の居住区が警戒地域だと知らない方も多いと思います。住民の方に対する周知は、ハザードマップ以外にはないでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 川崎町防災マップにつきましては、平成24年4月に保存版を発行いたしました。平成27年の4月に改訂版を発行したところであります。  この防災マップでは、土砂災害警戒区域や避難場所等の表示のほか、災害時の心構えをはじめ、災害への備えや家庭での安全対策などについて記載をいたしまして、住民に災害に対する意識向上に努めているところでございます。  御質問は、このマップ以外の周知についてでありますが、平成26年4月に発行の広報かわさきから毎月防災かわさきと題して、その時期に適した防災情報を掲載し、住民への注意喚起を行っております。これは東日本大震災後、時事通信社が平成25年4月に実施した自治体広報に関する世論調査で「自治体から得たい情報は」との質問に対しまして、38.1%の国民が「防災対策情報」と答えております。  最も関心が、この国民の関心が高いというのが、防災対策情報ということでありまして、川崎町としても広報誌を通じて住民にお知らせをしているものです。また、広報誌を通じて自分の住んでいる箇所が、土砂災害警戒区域かどうかも再確認をするよう、周知をいたしたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 最近は思いがけない豪雨にみまわれることが少なくありません。防災訓練や避難経路の確保等、実際にやってみることが必要だと思います。  災害時、要援護者の把握はされていると思いますが、支援者の確保や地域の役割分担等、課題はたくさんあります。ぜひ、訓練等を計画していただきたいのですがいかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 福岡県も年に1回防災訓練もやっておりますし、これから川崎町としても、そういったものを具体的に計画をしながら、防災に対する住民の皆さんの関心を高めていくという取り組みを今後計画していきたいというふうに思っています。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) よろしくお願いします。土砂災害防止法は、土砂災害から国民の命を守るため、土砂災害の恐れのある区域について危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進するものです。  本年1月18日に施行された改正法では、都道府県は土砂災害警戒区域の基礎調査の公表が義務づけられました。新聞報道によると警戒区域は3月末現在39万6千カ所ですが、今後65万カ所になるそうです。本町は今後調査をする予定があるでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 現在の土砂災害警戒区域については、平成25年度に行った調査によるものでありまして、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律、こういうものがありますが。この法律の第4条によりますと、都道府県はおおむね5年ごとに調査を行うということになっておりますので、25年にやっておりますから、次は5年ということで30年頃を目途に、計画を進めていきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 大変でしょうけど、よろしくお願いいたします。  次に、ふるさと納税についてお尋ねします。なお、これは手嶋康徳議員と重なりますので、簡単に質問いたします。  昨年度のふるさと納税、かがやけかわさき応援寄附金は、142万1,000円でしたが、今年度4月から8月までの件数と金額がわかったら教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯企画情報課長(中島 利男君) 企画情報課長の中島であります。いまの御質問の回答ですけれども、本年4月から8月末までの件数については4件。金額については3万円というふうになっております。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 福智町は7月26日までの4カ月で5,234件。寄附金額は、計1億300万というふうになっています。15年度ですかね、それが21件の210万ということでした。  昨年の9月、私はふるさと納税のための米、梨、蜂蜜、陶器等の特産品や、作業所に助成金を出して、商品の開発に取り組むことができないのかという一般質問をしました。しかし回答は、特産品の効果で寄附金を募るのは、好ましくない。邪道だという答えでした。  今回新しい体制になりましたが、この件に対してのお考えをお聞かせください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) もともとふるさと納税というのは、都市と地方の税制格差を解消するために、平成20年度から始まったものでありまして、先日の新聞報道でいま千葉議員も御指摘にありましたように、近隣の町で4カ月で5515件。1億円を上回る寄付があったということが報道されておりました。  明らかに特産品などの返礼品を出している市町村への寄附が大きく増加しておりまして、出していない市町村への寄附は少額にとどまり、明暗が分かれているというのが今日の現状であります。  本町におきましては、これまで適正な対応について、国の通知もあって返礼品については、出していなかったようでありますけども、平成27年度より国も地方創生の一環として、寄附に対する減税の上限を拡大するなど、大きく制度を変えてまいりました。  本町といたしましても、今後は特三品の開発や経済の活性化を進めていくためにも、ぜひ寄附に対する返礼品についても実施をしていきたいと、このように考えておりますし、そのために早急にふるさと納税活性化プロジェクトチームというものを立ち上げて、今後対応していきたいというふうに、よその市町村に負けないような、寄附金の確保に向けて努力をして行きたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 川崎町のマスコットキャラクターは、小梅ちゃんですが、イラストを掲載した学用品等が製作されています。しかし、これは使用が限定されているのか知れませんが、なかなか出回っていません。で、商品価値が見ても、とてもかわいくて十分あると思います。川崎町のお土産とかにも使えると思うんですが、大量生産はできないのかどうかを教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) キャラクターをつくって ◯議員(9番 千葉 加代子君) 文房具。 ◯町長(手嶋 秀昭君) いや、それはできないことはありません。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員、まだどなたか。千葉議員。  担当課長。はよ上げて。 ◯農商観光課長(久保山 孝幸君) すいません。農商観光課の久保山です。  キャラクターの小梅ちゃんを使った文房具。例えば鉛筆だとか、三色ボールペン、クリアファイルだとか、ノートだとかいうのもつくっております。  実はこれは、75周年の記念事業のためにつくっておりまして、そのときに随分使っておりまして、いま現在も量的には少しまだ残っております。これ大量的に生産をし、お土産品とかそういう形で使えないかという御質問だと思います。一応キャラクターの分につきましては、増産するという形についてはできます。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) ぜひ、検討していただきたいと思います。  政府は企業版ふるさと納税を2016年度には実施したいとしています。より魅力的な事業を始めた自治体ほど寄附を集めやすくなるということです。ぜひ、いい企画を出して前向きに取り組んでいただきたいと思います。  最後に、子どもの権利条例についてお尋ねします。昨年度、本町の18歳未満の要保護児童の数は122人、要支援児童は76人、総合計198人のうち、終結施設入所28人、転出15人、18歳到達8人で、147人が未解決になっています。今年度に入っての状況がわかるんだったら教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 社会福祉課長の元永と申します。  昨年度の状況については、いま千葉議員がおっしゃいましたとおりでございます。今年度の状況については、申しわけないんですけども、現在私は資料持ってきておりませんので、また後日でも回答したいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 子育て支援センター、民生文教で視察に行ったんですが、とても大変な状況で一生懸命取り組まれて、昨年度の対応回数は延べで3,243件やってるんですよね。  また、昨年度は前の年にはなかった性的虐待も1件ありました。効果的な取り組みが何かないのかなというふうに考えるんですけど、とても難しいことで、児童・生徒の家庭に添田町とか田川市が配置しているスクールソーシャルワーカーを配置していただくというような計画はできないでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 確かに川崎町には要支援や、そうした支援していく子供たちが多いんですが、これについては筑豊教育事務所にソーシャルワーカー等を配置して定期的にきておりますが、回数が少ないということで。  先日9月4日ですけども、教育長会の役員で県の本庁に行きまして、教育長自身にそうした数の回数を多くしてくれ。できれば各校に配置してくれという要望をしておりますが、現在のところそういう体制になっておりますので、数としてはまだまだ週に1回あるいは2回という巡回でございますので、そういう学校に定数として配置されておりませんので、そういう今後とも教育長会を通じて県とも相談をしていきたいと思っております。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 経費がかなり1時間5,000円とか6,000円とかで、特別な資格がないといけないので、財政的にとても厳しいと思うんですけれども、ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。  添田町は週4回で、私たちは女性議員ネットワークで彼から講演を受けたんですが、すごく収入が半分ぐらいに減ったということですけど、一生懸命やっぱり地域に入って夜遅くまでとか、頑張ってされているようですので、配置ができましたらぜひお願いします。  1994年、日本は世界で158番目に子どもの権利条約を批准しました。その後各自治体で子どもの権利条例が制定されています。子どもの権利は4つの柱があり、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利というふうになっています。その中には病気でも放置されて命をなくすとか、あと虐待、特に川崎町の場合はネグレクトが多いんですが、そういうことをしない、そういうことから守られるという権利があります。  子どもの権利条例の目的は、子どもを一人の人間として認めて大人が接する姿勢を示し、生活環境を整えること、子どもには人権があるのは当たり前で、意見表明ができること、自分らしく生きることができることを明らかにするものが主なものになっています。  本町でも制定していただきたいのですが、考えをお聞かせください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 子どもの権利条例につきましては、県下では4市町が制定をしております。現在、福岡県はまだ未制定という状況であります。  子どもの権利を保障するという重要な施策ということで、権利条例の必要性ということは十分認識をしております。  特に御指摘のように、川崎町ではほんとに子どもに対する虐待の件数が非常に多いというような状況もありますし、これについてはいろいろ関係機関とも協議をしながら、虐待の一掃に向けて努力をいたしているところでありますけども、しかし残念ながらなかなか厳しい状況におかれています。  したがって、今後この子どもの権利条例というものの必要性、あるいはまた地域住民の皆さんにも、この条例を制定することによって意識を高めていただく、認識を強めていただくということも必要になってくるというふうに思いますんで、今後は先進地の状況等も十分研究しながら、できるだけ早急に制定へ向けて努力していきたいというふうに思っております。 ◯議長(見月 勧君) 千葉議員。 ◯議員(9番 千葉 加代子君) 近年、子どもの問題が深刻化しています。全国でいじめを苦にした子どもの自殺を多く耳にしますし、幼い子どもが被害者になる事件だけでなく、十代の子どもたちが突然加害者になるケースも後を絶ちません。  事件の根底には大人の思いがきちんと届いてないことがあるように感じます。大人はみんなそれぞれに懸命に子どもを思い育てているはずです。  また、最近はライン等で犯罪に巻き込まれるケースも多々あります。現在の子どもたちの問題がなかなか解消に向かわないのなら、何か行動を起こさないといけないと思います。  町長から力強いお言葉をいただきましたので、ぜひ前向きに御検討していただきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、原議員。 ◯議員(10番 原 節雄君) 10番議員の原節雄でございます。  町執行部におかれましては、行財政におきましては大変御苦労なさっておることと思います。最近の財政力を見ましても非常に厳しいものがございます。  そこで、あえて私は執行部にお尋ねをいたしたいのは、前回私が議会議員でおりましたときに、これ平成13年の財政健全化のため、各団体、議員、職員を含めまして、賃金カット並びにその他、費用弁償、あるいは日当、手当等々をカットをして、5カ年で財政の健全化を目指すということを決めたわけです。  で、どうもその中身を見ますと、13年ですから18年度にこれは健全化計画は終了しなきゃいけない。健全化計画が終了するというのは、財政を見直して、これを解除をするのか、新たに健全化計画をつくり直して、さらに計画を進めていくかという形の中で、非常に不合理な実態があるように見えます。  実際、この財政健全化計画に向けて職員並びに各団体のカットをして、川崎町の財政にどの程度の貢献をしたのか。まずこの件についてお尋ねしたいと思います。
    ◯議長(見月 勧君) どなたがします。  はい担当課長。通告表を渡しとるから、ちゃんと調べとかな。 ◯財政企業立地課長(松江 利行君) 財政企業立地課の松江です。御質問にお答えします。  健全化計画が平成13年から入りました。確かに皆さんのおかげをもちまして、平成16年度には黒字になりました。ただどれだけを削減できたかというのは、報酬とかもろもろたくさんありますので、全体を通して黒字になったと思っております。  計画の中では、報酬とかのカットによりまして、はっきりした数字はないんですけど、大体1億1,800万。5年間でですね。そういった削減額になってると思います。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員。 ◯議員(10番 原 節雄君) 平成16年度に黒字になったと。皆さん方の協力によって、これなし得たということですね。ところが平成27年、現在。まだ財政健全化計画のしっぽが続いておるんですね。いまだにですね。  このことについて、では町の財政を見ますと非常に良いものとは思えませんが、しかし、この健全化計画を押し進めるとするなら、やはりきちっと計画を立てて、どのような方法でやっていくのか。これは事務的にも明らかにしなきゃいけないと思うんです。  そのために行政区長会にしろ農業委員会あるいは消防等々。一番町民の仕事をする方々が、やはり町のために一生懸命少ない賃金でもって、自分の手銭を出してでも職務を推進するということになっとるんですね。  例えば行政区長が村の中、あるいは死人が出た等々のときに喪中に行く。そけど、ただじゃいかれんばいと。報酬は出るけど、もうこういうのやったら、もう最初からもらわんがいいというな話も聞きます。しかし、これは役員であって当然支出をしなければならない。そのための費用ということで、極力有効利用していただきたいということでお話をしましたけれども、実際赤字。うちの奥さんからよく怒られるけど働いた分が何もならんというようなことなんですね。  例えば消防。消防においても緊急出動で、川崎町内で働いてるものは第一に出動しなきゃならないということで、午前中に10時ごろに火災が発生した場合、すぐ出動しなきゃならない。どこの何分団にしろ行く。で、本部のほうから出動はするんですが、最終的には地元の分団が最後まで残らなきゃならないという取り決めがあるみたいですね。したがって10時ごろからきょう1日つぶれた。町から出るのは半分もならんもんな。  要は1日1万円もらっとる分が2時間ぐらいしか仕事してないので、残りの分を町からもらっても、それの欠勤した分の半分にも満たないということなんです。それでも今まで一生懸命頑張ってきた団員につきましても、他の役職を持った方々におかれましても、これには公民館長だとか住宅管理人、それから学童補導、その他いろいろございます。みんなそれぞれ献身的に努力しながらやっておるんですね。  今、財政健全化計画。財政課長、今からどのような方向でやっていけば、元の平成13年の健全化計画のときの状態に戻せるのか。それでも物価指数は違います。違いますから平成13年度じゃなくして平成27年に合った形の中での構成をしなきゃならないですね。けれども平成13年度の状態に戻すには、あとどの程度の努力をしなきゃいけないのか。わかりますか。もしわかるようだったら、答弁お願いしたいと思うんですが。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯財政企業立地課長(松江 利行君) お答えします。昨日の決算委員会の中でもお答えしましたけど、現在川崎町は住新会計と国保会計で12億の赤字があります。一般会計で12億大体黒字を出しています。ですからトータルしたら、大体とんとんの状況なんですね。だから、この辺の状況を良くしないと、なかなか元に戻すというのは難しいと判断しております。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 原議員。 ◯議員(10番 原 節雄君) 確かに言われることはよく分かるんです。  では、どのような方法で努力しなきゃならないかということは、これはこの場で言うのはどうかと思いますけれども、あえて言わせいただきますと。人件費の抑制しかないんですね。と思います。  高齢者医療等々の医療費は増々支出が大きくなってくるというふうに予想されます。出るものは仕方ないけれども、それを抑制する方法というのはあると思うんです。  その方法と言いますのは、町長は今後、農業関係についても力を入れていくということでございますんで、高齢者においても生きがいのある、花をつくる、あるいは庭木をつくる等々の用地等を貸し与えて、そして、そこで軽い農作業をやっていただくということによって身体を動かす。動かすことによって健康になる等々の努力が、やはり町民全体で考えていかなきゃならない。このように思うんです。その点について町長の考え方はいかがですか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 高齢者の生きがい対策、あるいはとにかく元気であり続けていただくというようなことで、医療費を抑制したり、あるいはまた介護保険の費用を抑制したりというようなことが、これから非常に重要になってくるというふうに思います。  したがって、私は4年前のときも町民の健康づくりということに力を入れてまいりましたけども、今回もこれからまた4年間、町民の健康づくり、とにかく町民の意識改革というものをやって自ら身体を動かす。そして自ら行動を展開する。  その中で、この健康管理に十分気をつけていただいて、そしてそれが結果として医療費の抑制につながってくる。病気になった場合については、できるだけ早くお医者さんにかかっていただいて、そして早期発見、早期治療ということに心がけながら、医療費を抑制していくということも大変重要になってくるというふうに思いますんで、そういった啓蒙啓発活動というものも、これから積極的に取り組みを進めていきながら、できるだけそういった抑えられるところについては、みんなが努力して抑えられることができるような環境づくりを進めていきたいというに思います。 ◯議長(見月 勧君) 原議員。 ◯議員(10番 原 節雄君) 財政の非常に厳しい状態というのは、昨日の予算決算の中でも十分に承知しております。しかし、その厳しい中でもなおかつ努力しなきゃならない。差し引いて確かにとんとんでありますが、マイナスになることになりましたら、これは大変な町民に対する負の荷を負担させていただくという形になってきて、忍び難いところが出てくるんです。  我々としましては、早期のうちに何らかの手を打って、元の状態に戻せるように最大限の努力をしなきゃいけないと思うんですね。  したがって、職員におかれましては税の執行。議員においては、その執行が不可避かこれをきちっと精査して、それをやっていくというのがそれぞれの分担でありますが、職員におかれましては、さらなる努力を邁進していただきまして、早い時期にこの計画が速やかに完結するように祈って、私の一般質問を終わります。以上です。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 6番議員の樋口秀隆です。今回の一般質問は1点に絞っての質問といたします。  今後の町営住宅6階建て高層化で、今かなりの部分が動いておりますけども、それをできれば低層化に変更見直しができないか。全部は無理だと思いますけども、かなりの数でできないかというふうな内容で質問をいたします。  この質問に至った最初のきっかけは、大峰地区の住宅改良の計画があって、それを知った住民。そして、その計画地が大峰地区ではなくて、大島地区のある広い敷地をということでしたので、大島あるいは大峰地区の住民の間に若干のあつれきが生まれたという中での、住民の声を聞いたのがきっかけでありました。  その後、あそこに7つか8つほどの事業者がおりまして、まず病院を経営してるところ、介護施設、郵便局、保育園、それから日用雑貨店などが4点ほどありまして、それぞれの生活に関わることだというふうに思いましたので、その人たちにも話を聞きました。  やはり今後のことに対して、生活圏も含めてとても心配な内容であるということでしたので、6階建て構想に対して関心を持ったきっかけであります。  その後、この8事業者に関しては個別に担当の部署とも話をしておりますので、そこは住民と事業者との行政とのやりとりの中で、今後改善されていくだろうと思っておりますので、今回は、この6階建て高層住宅と低層住宅の内容を比較しながら、果たして本町にとって、どちらが今後の計画でふさわしいのか、そぐうのかという内容で質問をさせていただきます。  まず、川崎町町営住宅の長寿命化計画、こうして23年に前町長時代の計画をしていただきました。これをつぶさに調べる中で、その内容に関しても、それから今後の計画に関しても、よくわからない点などもありましたので、それも確認しながらの質問とさせていただきます。  それによりますと、最終的には新しくなるのは2,000戸ほどというふうに、この長寿命化計画には書いております。その2,000戸という今後の計画が、そのまま現時点でも生きているのかどうか。  それから、そのうち360戸、これは6階建てを建てると1棟に36戸入るわけですから、それが10棟ほど建つということでしたから、単純に360戸という計算をしました。これは全体の18%ですが、その2,000戸の中の360戸。約5分の1が高層になる計画であります。  6階建てのエレベーター付き住宅ということですけれども、これはこの大峰の問題を取り組む中で、関係した中小建設業者の方たちの声も伝わってまいりましたが、やはり6階建てとなると町内では数業者しか受注の権利などはないということなので、かなりの数の中小建築業者が懸念を示しました。何とかならないか。  私はその段階では、いや、そげん言うけど2,000戸のうち1,600戸は平屋で皆さんが受注できるんだよというふうな考え方も示しましたけども、できれば1棟でも低層ですることが私たちにとっては望ましいというふうな意見をいただきました。  それは、まさにこの町内の企業の保護。それから企業の育成という観点から考えると、確かに高層住宅は若干その趣旨から外れるのではないかと考えます。加えて資金の地域内循環。つまり経済波及効果は大手あるいは今の入札体系でよりますと、もしかしたら北九州、福岡など、あるいは全国から大きな企業が入札参加する可能性もあって、そこにいわゆる資金が地域から出てしまうということを加えると、やはり資金の地域内循環。それは経済波及効果につながっていくということからも、できれば1棟でも低層で町内業者が受注できるような形が望ましいのではないかというふうに考えております。  それから、その次に書いております高層と低層の1戸当たりの建設費。すいません。これ実は私、資料の読み方が違いました。間違いました。平米当たりの単価を出すときに比較の方法をちょっと違って出しましたが、今ここに出してる通告書によると、高層住宅の1戸のほうが安くて、低層の方が高くなるのでないかというに私は書いているんです。実はその後精査しましたら逆だというふうに、これは後で課長に確認したいんですけど、つまり木造平屋建てのほうが1戸についたら200万円安い。高層6階建てのほうが1戸につき200万円高かったんですよね。これ実は平米単価ですると、人が住むところの単価は確かに変わらない、安いんですが。何とそのエレベーター、それから耐震構造、あるいはつなぐ横廊下、こういうのを面積に全部入れると、結局1戸当たりの単価は、1戸200万円高層のほうが高いんですよ。それは、ここに私が通告書に書いてある表現と違っておりますので、それは後で確認いたしたいと思います。  そうすると360戸で7億2千万。半分でも3億ほどの税金が逆に高層になると無駄になるのではないかというふうに考えられます。これは住民が負担する貴重な税金でありますので、その点もやはり住民の感情、あるいは感覚から考えると低層のほうが望ましいのではないかというふうに考えております。  それでは具体的な数字の質問に入らせていただきます。最初の2点は、これは住宅課長に。あとの分は町長に、この計画の変更見直しについては、町長のほうからお聞きしたいと思います。  まず住宅課長に聞きます。大峰地区で6棟。これは来年度もう既に2棟が計画に入っておりますので、これはもうやむを得ずこのまましなければならないと思いますが、その後残りの4棟の予定。何年度に何棟ずつ建つのか。  それから豊州地区に4棟建つというふうに、今の段階では聞いておりますが、現在1棟がもう既に建築中でありまして、あと残り3棟ですから、そうすると2棟目はいつになるのか。それから残りの2棟がどういう予定なのかを具体的に説明をお願いいたします。  それからもう1点は、さっき私が単価の間違いを確認したいと思います。平屋建てのほうが1戸1,215万円で、高層のほうがエレベーター、廊下などを入れてしまうと1,414万。つまり200万円低層のほうが安いということの確認をいたしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 住宅課長。 ◯住宅課課長(田島 修司君) 樋口議員の御質問についてお答えいたします。住宅課の田島でございます。  先ほどの建設費のことでございますが、樋口議員がおっしゃられるように高層のほうが約200万ほど高うございます。ただし、この高層にする耐用年数と低層の時の耐用年数が違います。低層の場合は45年でございます。高層の場合は70年が耐用年数でございますので、コスト的にはやはり高層のほうが高うございますが、耐用年数から換算いたしましたところ、やはり高層のほうが有利であるという判断をさせていただきました。  それと計画でございますが、まず豊州でございますが、豊州団地は26、27年度にかけ24戸を建設いたしております。これは今年度の11月に完成をいたしまして、12月に引っ越しする予定でございます。  続きまして、どうしても大きい団地を2団地抱えての建設でございますので、財政的にもやはり負担がかかる可能性がございますので、建設につきましては豊州を建設いたしましたら、次年度からは大峰の建設という、そういう計画をさせていただいてございます。  そういうことから、次年度28、29年度にかけまして大峰団地に、とりあえず今の計画では60戸を建設させていただきたいという計画でおります。その後、30、31年度に豊州の24戸。続いて、大峰にいきまして32、33でございますか。そのときに30戸。その翌年につきましては、2カ年にかけて今度は豊州の30戸でございますか。  要するに交互に建設をさせていただきたいという計画でございます。ちなみに豊州のほうの建設計画戸数は126戸を予定してございます。大峰につきましては、今議員がご質問の中にある高層につきましては、186戸を建設予定とさせていただいております。大体が以上のような計画で考えてございます。 ◯議長(見月 勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 具体的な数字は今確認がとれました。そこで町長も何かの話のときに、6階建てはあまりそぐわないんじゃないかというふうな話をちょっと小耳にはさんだことがあるんですけども。その後、この計画に対して町長として就任されてから、この計画全体を今見ておられると思いますけども、今後のこの高層化に対してどういう考えなのか。あるいは先ほど言いましたように、変更の見直しについての考え方を問いたいと。  これ多分15年ほどの単位で、これ全部2,000戸が建て替わっていくわけですから、まだまだ長期的な考えも含んでおくと将来の見直しも十分できる。時限的なものがあるのではないかということも含めて、町長の全体に対する考え方をお尋ねしたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 川崎町の住宅の長寿命化計画の中で、将来的には御指摘のように2,000戸にしていこうという考え方で進めております。その際、長寿命化計画を立てていく場合に、国のほうは、これはあくまでも高層でいきなさいという指導があります。低層でいくと敷地が足りなくなるんですよ。敷地が足りなくなると、新たに敷地を買収するということについては、国のほうは現状の中では認めていただいておりません。  したがって、今回大島のほうに初めて特別に認めてもらったというのは、もう建て替えする場所がないで、そうすると仮設住宅を建てたり、そしてその間にまた引っ越しして、それからまた今度でき上がったらまた引っ越しをするということで、かなり余分な経費が掛かってくるというような状況の中で、国のほうに特別に認めていただいて、新たな今の大島の土地をそこに建てるということで許可をしてもらったという経緯がありますから。そういうこの長寿命化計画を立てていく際に、一定の制約がある中で計画を、その国の枠の中で計画をしてるという状況がありますから。  今、この6階建てを10戸計画をしているのを半分に6階建に、あとは今度低層に建て替えを計画変更するというようなことは、残念ながら今の制度からするとできないという、この国の補助金もらわなければ、勝手に自分とこで建てるんであれば、それは関係ありませんけども、補助金をもらわないと、とても建てられるような状況じゃありませんから、そうなると国の1つの考え方の枠の中で、計画を立てていかなければいけないという制約があるということで御理解いただきたいと。 ◯議長(見月 勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 耐用年数の違いが25年あります。そして、この長寿命化計画の最終年度まであと15年ほどかかるわけで、つまり最終的なすべての事業が終わるのが今から40年後なんですよね、40年後。私はもう100歳をとうに超えておりますけども、そういうふうに考えると、果たして現状の業者育成なども考慮に入れると、このまま進めていいのかどうかというのはちょっと疑問が残ります。  東京オリンピックの国立競技場が変更になりました。つまりあれは見直しをすると。あるいはエンブレムなどを見直す。これはすべて国民の理解が得られないというのが最終的な大きな理由でした。相当の税金をすでに投入しておりましたけども、今後のことも含めて国民の理解を得られないというのが理由でした。  で、町長も実は既に補助金などが確定していた事業を2つ、つまり、焼却場とそれから浄水場。先日話がありました。これを2つを凍結して新たな計画を考えました。これはさっき言ったように町民の理解が得られる方向を選んだのではないかというふうに私は考えております。  そうなりますと、これからまだまだ先が長い。しかも川崎町は人口がこれから減っていくわけですよ。なおかつ川崎町の公営住宅率というのは30数%だと先日聞きましたけども、全国平均が3%から4%の中で、この公営住宅率はとても高い。確かに、それはこの地域の事情があるから、やむを得ないということは分かります。だけども、これも4年の間におこるのは今の大峰と豊州の計画ですが、この間に十分に全体の中身を精査しながら、新たな見直しも視野に入れておいて欲しいというふうに思います。  大島の土地を購入するのは特別だったということでしたけど、これも私はちょっと後で質問しようかと思ったら、先に町長のほうから答えがあったので。いずれにしても池尻の豊州に関しては確かに敷地がない。これから生活空間をもっと豊かにするためには駐車場だとか、その他公園みたいなものも必要になってくるので、豊州に関してはもしかしたら高層でやらざるを得ない部分もありましょうけども、しかし大峰に関してはまだ工夫する余地は多々あるような気がします。そういうことも含めて見直しをするというのを視野に残しておいて欲しいなと思います。  私が今聞いた中で、耐用年数は70年と45年という大きな差異があるということでしたが、こういうことも含めると、確かにメリットデメリットを単純に比較することができない事業だというふうには考えますので、最後に、きょうは結論が出ない状況の質問になってしまいましたけども、今後、この高層化を少しでも低層化に変えていくというふうな変更見直しについて、町民の理解が得られるかどうかも含めて、町長に最後もう一度確認をいたして質問を終わりたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 焼却場の問題、それから水道の問題というのは、広域化はもう国のほうも、むしろそちらのほうを目指しているわけですから、国のほうと同じ方向に向いてるということで国のほうも歓迎してくれて、ぜひそういう方向でやってほしいというようなことでありますけれども。  この高層化の問題を低層化にしていくということについては、国の方向とはちょっと違うんですね。だから、その辺では国の理解が得られるかどうかというのは、今後の問題もありますんで、今ここでそうしますということも言えませんし、そうしないとも言えませんが、議員の意向は十分理解をしておりますんで、そういうことも踏まえて、私どもとしては十分検討していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 樋口議員。 ◯議員(6番 樋口 秀隆君) 議員として、今後も住民の声を十分に聞きながら、現状を踏まえながら、この問題に関してはこの4年間も継続して取り組んでいきたいと思いますので、その覚悟を示して質問を終わりたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 皆さん、トイレ休憩をとるタイミングがちょっとずれましたので、どうぞ遠慮なさらずに各自行ってください。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) それでは次に、手嶋真由美議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 議席番号1番の手嶋真由美でございます。本日は、防災減災の取組み。障害者に対する支援の拡充。生活困窮者自立支援事業の周知の3点について質問をさせていただきます。  初めに8月25日の台風15号におきましては、防災管財課の皆様を中心に執行部の皆様、職員の皆様にご尽力いただき、大変にありがとうございました。  今回の台風15号による川崎町の被害状況と、対策本部で気付いた点、また今後の課題等をお聞かせください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 台風15号の被害状況について報告いたします。  8月28日までの被害状況件数は、181件でございます。そのほとんどが倒木による被害でありまして、応急処置は行っておりますけれども、現在、各担当課において処理を行っております。また家屋の被害につきましては、専用住宅の一部損壊により町営住宅へ引越しされた世帯が2世帯ございます。新聞でも報道されましたように豊前川崎駅前の須佐神社が全壊したという被害も発生をしております。  今後の気付いた点、課題等についてでございますが、川崎町では防災管財課職員による情報収集や初期警戒などを行う第一配備。台風などの被害が予測されるときなどに、管理職、防災管財課職員、それから防災担当職員で組織する災害警戒本部。これは第二配備でありますが、さらに警報が発表され、応急対策が必要になったときに設置する全職員による災害対策本部。これ第三配備です。3段階の配備で災害対策に当たっております。  今回の台風15号におきましては、20日に第一配備。24日16時に警戒本部、第二配備。25日の朝7時40分に災害対策本部、第三配備を設置いたしまして、災害対策に当たってきたところでございます。  議員が御質問の今後の課題でありますけども、今回の台風は25日の早朝が最も風が強くなりました。役場では24日からコミセンを避難所として開放しておりました。早くから避難していた方もいらっしゃいますけれども、朝方、風が強い中を避難してきた方もいらっしゃいます。大変危険なため、電話での問い合わせにおきましては、風の強い時間に外に出ないように指示いたしましたが、それでも避難所に来られた方がいます。  幸いにも避難中にケガ等がなかったのが不幸中の幸いと思っておりますが、今後は自宅などに不安のある住民に対して、より早く安全な時間帯に避難するよう呼びかけを強化したいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 私自身、町内を回ってみて気づいた点が何点かありますが、今町長が言われたとおり、倒木、それと大きな木の枝が折れて、住宅に当ったりとか、車を損傷したりとか、それとか川とか水路の水位の増加も見られました。また雨と強風による被害で道をふさぐところも何件かあったように記憶をしています。  今後の減災対策として、水路とか側溝のまわりの草は刈るとか、道路や家の周辺に覆いかぶる木の枝などは早めに切るとか、そういう日ごろからの環境整備等が重要になってくるんではないかなというふうに私自身は感じました。  また、お尋ねですけれども、災害時に支援が必要な高齢者や障がい者の方々の名簿作成などはしていらっしゃいますでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) その名簿については把握いたしております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今後も町民が安心安全に暮らせるように、防災減災対策をよろしくお願いいたします。  次に、年々増加する障がい者に対する支援について。本町における各種障がい者手帳の所持状況、年齢別所持者数、身体障がい者手帳所持者の部位別状況を教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。
    ◯町長(手嶋 秀昭君) 平成26年度末で身体障がい者手帳所持者は、18歳未満19人、18歳から64歳未満394人、65歳以上1,199人で、合計1612人でございます。  療育手帳所持者は、18歳未満は51人、18歳から64歳未満が167人、65歳以上が18人で、合計236人です。  精神障がい者保健福祉手帳の所持者は18歳未満が1人、18歳から64歳未満が169人、65歳以上が62人で、合計232人であります。  また、部位別状況は、肢体不自由887人、聴覚障がい207人、視覚障がい162人、内部障がい333人、言語障がい23人。  以上です。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今、視覚障がい者の方が163名と言われましたけども、その中で障がい者の級が1級から3級に該当する方は何名くらいおられるしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 社会福祉課の元永と申します。平成26年度末でございますけども、視覚障がい者の級ごとでよろしいでしょうか。  1級が63人、2級が52人、3級が12人、4級が10人、5級が15人、6級が10人となっております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 今回、地域生活支援事業の中の住宅改修事業において、視覚障がい者の方は該当しないということで、手すり等を取りつけることができませんでした。今後見直し等をしていく予定はありますでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 地域生活支援事業の住宅改修につきましては、川崎町日常生活用具給付等事業実施要綱で基準を設けております。住宅改修費の対象者は、下肢体幹機能障がいまたは乳幼児期非進行性脳病変者で、給付限度額は20万円となってます。ゆえに議員の御指摘のとおり、現在、視覚障がい者は対象となっておりません。  しかしながら、障害者福祉費における扶助費は年々増え続け、昨年度は6億1,700万円となっており、これからも増加が予想されます。ご存じのように町の財政状況は大変厳しく、今後の研究課題ということにさせていただきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 先ほど、視覚障がい者の方で、1級から3級の方の人数をお尋ねしました。約120名ほどだと思われます。  香春町では3級以上の視覚がいのある方は、手すり等の住宅改修ができるそうです。なぜ川崎町はできないのでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 厳しい財政状況もございまして、一応規則としてはそこまで入っていないという状況がありまして、現状ではできてないというのが実態です。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) ほぼ全盲に近い方こそ必要なのではないでしょうか。白杖があれば大丈夫だと言われますが、白杖は本来、歩行の際の安全確保のための杖であります。日常生活の家の中では、段差や階段など危険箇所も多々あります。障がい者を取り巻く環境は、障がいのある方にしかわかりません。  現在、川崎町が基調とする要綱は、平成16年ごろの分だと聞いております。今後またさらに見直し等を検討していただきたいとお願いするものであります。  次の質問に移らせていただきます。本年4月に生活困窮者自立支援法が施行されました。この制度は、仕事や健康などで深刻な問題を抱えた人を生活保護に至る前に支えて、新たな人生への挑戦を後押しする画期的な支援事業です。  担当窓口は県の福祉事務所ですが、川崎町での相談窓口はどうなっているでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 社会福祉課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 社会福祉課の元永と申します。議員さんの言われるように生活困窮者自立支援法は、今年の4月1日に施行されました。  本町での窓口は、社会福祉課の社会福祉係が担当しております。  なお、福岡県では生活に困ってる人の経済的自立を支援するためにグリーンコープ生活協同組合と委託契約をしております。県内の4ヵ所で事業を行っておりまして、田川郡、京都郡、築上郡の圏域では行橋市に事務所がございます。  以上でございます。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 4月以降、川崎町の窓口に相談に来られた方はおられますか。また、どのように対応していらっしゃるでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 川崎町の社会福祉課のほうに相談に来られた方は、おられません。  福祉事務所や社会福祉協議会等には相談はあっているようでございます。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 町民への周知はどのようにされていますでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 担当課長。 ◯社会福祉課長(元永 泰彦君) 町民への周知につきましては、今年の6月に町の広報誌を配布の際、各行政区の区長さんに宛ててパンフレットの回覧を依頼しております。また、町民への周知を図るために、川崎町の社会福祉協議会また民生委員児童委員さんに相談を受けた場合の対応について、周知をしております。  それと11月に川崎町で出張相談会を開催する予定でありまして、今後も広報紙等で周知を図っていきたいと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) 他の町村でありますけども、糸田町では困りごと相談員室。そして8月に今言われたように無料出張相談会をして、その後また町民の方に周知をして、秋にまた無料出張相談会を予定していると聞いております。大任町は民生委員による心配事相談室。香春町では町役場のホームページに、このお知らせ等しています。添田町では全戸にこのチラシを配布したというふうに聞いております。  また、いま川崎も社会福祉協議会等にチラシをおいているとありましたが、町が経営する図書館等とかあらゆるところにチラシ等を設置して、皆さんに周知できるようにしていると聞きました。  そして困りごと相談室、行橋にあります福岡県自立相談支援事務所では、4月から9月10日までの田川郡の相談件数は、川崎町が4件、そしてそのうち4件とも面談があったと聞いております。田川郡全体として33件の依頼があって、面談等は26件。川崎町においてはこの4件の相談は、すべて解決のほうに向かっているというふうに聞いております。  昨年の9月に千葉県で生活に困窮して家賃を滞納し、県営団地から強制退去させられる当日、中学2年生の娘を殺害した母親の判決が6月12日に言い渡されました。報道では別れた夫の借金を抱えて、娘の制服を買うためにやみ金に手を出し、保険の窓口では窮状を把握していましたが、生活保護の窓口では情報の共有がされてなく、母親には制度の説明だけで終わってしまいました。いくつかの行政部署との接触があって、この親子の窮状を把握することができた可能性があったのに、救えなかったという痛ましい事例がありました。  この制度の大きな目的は、ともすると制度の狭間に置かれて、本来ならば本当に最も支援されるべき対象にありながら、支援の手が届かなかった人に寄り添い、包括的な支援を受けていただく仕組みになっています。だからこそ皆様に周知することが大事になってくると思います。  最後に、町長にお尋ねします。町民の生活と命を守るため、担当部署に限らず、周知と情報の共有など、精力的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 御指摘のように、横の連携というのが大変重要になってまいりますんで、縦割り行政ということでなくて、できるだけ横の連携がとれるような取り組みというのを今後も精一杯進めてまいりたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(1番 手嶋 真由美君) ありがとうございました。これで一般質問を終わらせていただきます。 ◯議長(見月 勧君) 12時になります。食事休憩をとります。  午後からは1時再開といたします。                  午前11時57分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後01時00分再開 ◯議長(見月 勧君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) お昼からでございますので、こんにちは。2番議席の松岡久代でございます。私は3点お尋ねいたします。  第1点はスクールゾーンの道路整備でございます。今年は戦後70年と言われていますが、その70年前、三井4抗から東田原橋までの砂利道の通学路、馬車の往来、道路の真ん中を平気で歩いていても叱られることもない時代でした。現在は、アスファルトになっていても、車社会、子供たちのほうが車に遠慮して通学しています。  4年前、私が一般質問して、早速手嶋町長の指示で側溝のふたをかけ、歩道として白線を引いていただき、通学路としては役立っています。私が言いたいのは、70年前と道路幅が変わってないことを言いたいのです。三井団地の建て替えのとき整備しなければならなかった道路だったと思います。  手嶋町長は、県道の拡幅のとき一緒にしようとお答えをいただいた記憶が私にはありますが、いかがでしょうか。お答えください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 道路の整備の問題については、平成22年度に号四郎側から県道付近まで整備工事を実施しております。県道67号田川桑野線との間の数十メートル部分が未整備ということになっております。  未整備の状況ではでございますけれども、現在、福岡県田川県土整備事務所において、県道の拡幅及び田原橋の架け替え工事が進められています。県道拡幅工事では道路部分をかさ上げする計画がされており、県道と町道の取付接道部を県と協議し、スムーズに行う必要があるため、現道拡幅工事と合わせて町道側の整備工事を考えております。県の工事が用地買収等の問題により遅れたため、現状は大変危険な状況であるということについては承知をいたしております。  今後は、県道拡幅工事の早期完成と合わせて、十分に県と連携を図りながら、町道整備工事を早期に実施してまいりたいと考えております。また、町内のスクールゾーンの整備については、教育委員会のほうから後ほど答弁をさせていただきます。  また、いま戦後70年間、道路拡幅されてないという話がありましたけども、前回のときに水路部分については、ふたをかけて暗渠にしたということで、少し道路が拡幅されてるということで御理解いただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 町内のスクールゾーン、私も教育長になって約90日過ぎましたけども、その間半数ぐらいは登校指導をさせていただいております。  その中で、安全な場所、危険な場所、これチェックをしながらしておりますが、子供の通学マナーも心配なとこもありますけども、通学路交通安全プログラムの策定をしながら、これを学校、それから道路管理者、警察署と今後チェックをした部分を協議をいたしまして、危険箇所の整備をしていきたいと思っております。今のところ各小学校ともあります。  そういう点で、今後、そういうところで道路管理者、警察と申し上げしながら、うちとしてできることは何なのかということを含めて提供させていただきたいと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 道路を広げ、見通しの良い通学路にしてあげてください。  それと今、全国の出生率は1.42です。本町は1.6人出生率があります。子供がふえることは未来がある川崎町とも言えます。小さな芽を阻むことなく、明るい政策をしていただきたいと思っております。  2点目の質問に入ります。空調機とトイレの件をお尋ねします。本町では3中、4小が存在しています。池中のトイレの改修の補正予算を見落としていました。やっと1中だけトイレの改修ができるということは、本当にうれしいことです。あと2中と小4校が残っています。その後の計画をお尋ねします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 今回の予算で、池尻中学校のトイレの改修を予算について承認させていただくこと、非常にありがたく思っておりますが。ほんとに町内の学校施設は老朽化により修理、改善を必要とする箇所が数多くあります。しかし、短期間に改善するということは財源確保が困難であるという状況があります。  今後は、補助金等を活用した予算確保に努めて、可能な限り順次改善をして洋式トイレの導入等もやっていきたいと思っております。  なお、8月11日に町長を入れた総合教育会議で川崎町の教育大綱を作成いたしました。これにつきましては14日に発表させていただきますが、その際についても、そういう今後の教育のあり方を含めて提案させていただきます。  そういう意味で、今のトイレ等のことについては、非常に緊急を要する部分がたくさんありますが、池尻をはじめ、これから小学校順次、洋式等については予算の許す限り改善に努めてまいりたいと考えております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 便器を洋式にすると言われておりますけど、どのような洋式のお便所なんでしょうか。洋式といってもいろいろございますでしょ。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 今のところ私のほうは、洋式トイレというのは一般的な洋式トイレしか知識がありませんので、今一般的な洋式トイレで池尻中学校がまず先陣を切るということになると思いますし、幼稚園のほうでは、もう既に6月補正でしていただいておりますので、そういう形になろうかと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 洋式といってもウォッシュトイレとかあるじゃないですか。それを言ってるんですよ。  お便所とかいうものは部屋がものすごく寒いんですよね。それで、便器くらいホットな器具にしてあげてくださいっていうことを、申したかったんですけど、どうでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) これも予算を伴うことでございますので、担当課と相談いたしまして、町長とも相談いたしまして、補正を出したいと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) いい方向に向けてください。よろしくお願いしときます。  そしてまた空調機についてお尋ねします。昔の人は学校に冷暖房なんか要るものか、必要ないっていうことを言われておりました。現在の気象は異常としか思えません。そしてまた特に福岡県下は言葉になりません。一番に財政的なことがあろうかと思います。  空調に関してですが、近隣の学校を調べたところ、嘉麻市が中学校5校が2015年ででき上がります。そして2016年度に、小学校8校が冷暖房になるそうです。それと福智町は小学校5校、中学校3校がもう2012年に設置済みということです。赤村は2013年、小中3校、分校も含んで設置済みということです。  本町は中学校3校、小学校4校、全部の教室でなく、絶対的に必要な教室を精査すればいいのではないかと思っておりますけど、お答えください。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 空調設備につきましても、民生文教委員会のほうでもいろいろな要望がありまして、一緒にお話しをさせていただいたことがあります。現在の生活様式を考えると否定するものではありません。必要だろうと考えておりますが。設置費用はいうまでもなく、ランニングコストということも含めて、本町の財政力で維持可能かどうかも見極めていく必要があるということで、現在検討中でございます。  現時点では整備することは、今の段階では困難だということ言いますけども、今後の検討課題というふうでしております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 現在の子供はエアコンあって当たり前の生活をしているんです。そして幼稚園、保育園は冷暖房完備、トイレも温かくしております。  1年生に入学と同時に生活が一変、給食も自園方式から、センター方式になっております。小学生の子供たちが遊びに来て言うことは、給食がまずいと聞く。教育環境を整えるのは大人、また自治体の仕事だと思っております。  それについて小1プロブレムということがあります。子供がどこで先生に対して反抗時になるかっていうことは、私たち幼保ともカリキュラムの中に1年間を通してスイミング、英語、エアロ、和太鼓、器楽、絵画、リトミック、そしてまた就学前の子供たちに観劇も連れていっております。それと子供向けのクラシック鑑賞もしております。
     それが小学校に入れば、それが芽を摘まれるんですよね。そこのところの連携、小1プロブレムというのはそれがあると思うんですよ。これ私の1カ所の保育園ではないんです。全体を通して、これだけのものを子供たちに教えてるんです。それが小学校に入ったら、これがつながってないんですよね。  だから、私どこで悪くなるんかなあと思っていたけど、やっぱり小1に入ってから、なんかが変わってくるんではなかろうかと思っております。そして保育園、幼稚園は戸口から戸口まで先生がお迎えに行く、そしてまたバスで送り迎えする。だから絶対親に手渡すんですよね。そして3月31日まではそういう形をとって、4月7日ぐらいからはもう歩いていきなさい。そういう形とってるんですよね。  だから、そこのところにギャップが子供たちにできているんじゃないかなと思っておりますけど、教育長どういうお考えをお示しください。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 教育プロブレム、すなわち幼稚園、保育所から小学校に上がる、また小学校から中学校に上がる時のギャップをどう埋めるかということは、教育会で大きな話題というよりも課題になっております。  これに対する取り組みとして、今例えば幼保と小学校の交流会をするとか、小学校、中学校の先生たちの交流をして、そして授業をやってみるとか、いろんなとこが試みをなされてますけども、いずれにしろ本町については、そういうことも一切まだ機会が少ない状況になっております。  そういうことで、そうしたギャップがなくなるような取り組みについては、今後研究し、早急に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 交流を深めることが一番大事だと思います。運動会にしても子供たちは一生懸命やっております。そういうのも小学校の先生が来て、見てどれぐらいの能力があるかっていうことを確かめてもらいたいと思っております。  ただ、赤ちゃん扱いするんじゃなくて、子供ものすごく能力を秘めて小学校に入っております。そこを伸ばしていただきたいと思って、私はこの質問させていただきました。よろしくお願いしておきます。  3点目ですが、地方裁量についてお尋ねします。これは私の保育園に限ってのことではございませんので、そういう耳を貸してください。  学校、幼稚園は文科省の関係です。そして保育所等は厚労省になっております。教育、福祉は省が違うことは十分わかった上の質問となります。現在でも恐ろしい記憶としまして、平成3年19号台風、保育園は天の声がないため余儀なく開所、バスは運休、保護者が園児を連れてくるのを断ることもできません。学校、幼稚園は事前の通達で休校、休園となっております。保育園は元々自宅の保育が難しいということで通園しているわけで、経済情勢が非常に厳しい、仕事もなかなか休むことができない、親も大変苦慮しておると思います。  平成3年の9月台風の時、園庭の新しい遊具がどんどん飛ばされ、周りの木々がボキボキと音とともに折れ、登園していた子供たちも早目にお迎えをお願いし、保育士も早々に返したものの、園児2人の保護者との連絡が取れないまま2人の子供と怖い思いをしたのを、台風が来るたびに私は思い出しております。積雪や19号台風までいかなくても、台風は大小関わりなく毎年やってきます。  8月25日の台風は夏休みだったので休校はなかったが、保育園は朝7時開園、風が激しかったので早出の先生に出勤を控えるよう携帯に電話したんですが、早目に出勤、園に着いていました。保育士の気のからあげようには、私も頭が下がります。保護者には自己責任でお願いしますとは言っていますが、それも自分で言っていて怖いことです。保育士に対しても、事故であったらどうしようという気持ちでいっぱいです。  平成15、6年の頃でした。公立と私立の差が生じたとき、子供たちは町長の子供でしょと訴えたことを思い出しております。それぞれの園によっては、災害のとき開所を遅らせるか、休園にするところもあるかもしれませんが、そうした場合、緊急を要する保護者は苦情をどこかにぶつけると思います。  私は田川市に10園、田川郡41園の会長をさせていただいておりますので、苦情相談がものすごくくるんです。保育園のほうから何かどうかならないかっていうことをですね。そのことでも私は言ってるんですけど、そのためにも地方裁量で川崎町から1箇所でも発信できるように受け皿を開設していただけないかなと思って、きょうの質問させていただきました。  きょう答弁は難しいとは思いますけど、厚労省と文科省の違いはわかってても、やっぱ子供と保育士に対して、私たちはものすごく生身の体で接しておりますので、そこのところ町長、お聞かせくださいませ。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 台風等の自然災害時において、町で警報や注意報等の情報を把握してはおりますけれども、保育園の運営に関して各保育園で行っておりまして、保護者や園児の状況もそれぞれ違うと思います。災害時の情報を提供することは可能でありますけども、臨時休園の判断等について、各保育園で決定すべきではないかというふうに考えております。  保育園のそれぞれ園長さんをはじめ、保育士の皆さんも大変なご苦労をいただいてるというふうには思いますけども、一応県のほうにもちょっと問い合わせてみました。県の子育て支援課の考え方としては、保育所の災害時の臨時休園は本来あり得ないと。もともと保育ができない保護者のために園児を預ける施設であるので、保育所の都合で休園はできないと。こういうような県の指導もいただいておるとこです。  したがって、現実に最近の災害、大きな災害が発生してくるその登園途中に事故でもあったらという、そういった心配等については十分理解はできますけども、画一的な対応というのは、町のほうからこういうふうに指示をするというようなことはなかなか困難であるということについては、ぜひ御理解いただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 松岡議員。 ◯議員(2番 松岡 久代君) 地方裁量ということを、私書いたんですけどね。やはり措置権者は町長ですよね。だから、川崎町からそういうことを発信してもいいんじゃないかと思っております。  もうそういう時は、もう年間に言ったら2、3回しかないんですよ。台風にしても、積雪にしても。そういう形で大きな気持ちで、大なた振ってしていただけたら、もうそういう形で川崎町から発信したっていうことになれば、全国的に広がると思うんですよ。  それをきょうお答えできないとは思いますけど、そういう形で川崎町の子供ですから、町長の子供です。そこのとこを重々わかっていただいて、そういう配慮をしていただけたら、もう全国的なあれになると思いますので、今後ともよろしくお願いしておきます。  これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、繁永議員。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) 皆さんこんにちは、3番議員の繁永です。  本日の質問内容は、担当の委員会に所属しておりますので、委員会内で取り組むべく、会合の中や、たび重なる審議と、数年来提案してきた内容でございますが。川崎の議会中継が携帯電話で見れるようになった現在でも実現に至っておらず、とき既に遅しになりかけていますので、子供たちのため町長に直接お願いすべく、本日の質問になりました。  町長が重要課題として掲げています教育環境の充実、無駄な経費や、無駄な時間の削減、残業減など人件費の削減、情報や連絡処理の簡素多様化、企画や説明のさらなる適格性、年に数100万円かかる紙の購入費や処分費の削減、ごみの減量化によるCO2削減などにおいても、他の町村と比較して会計の中の教育費の割合が極端に少ない川崎町としましても、役所や中学校にタブレットを導入、配布することにより、多くのことを簡単に結果としてあらわせるのではないでしょうか。  全国的にタブレット導入により、生徒の学習能力が大幅に向上しています。何より疑問に感じることや得たい知識を辞書を探して開く手間要らずですから、自主的に資料やデータ、数値を学習できるのが魅力なのではないかと思われます。教科書にはない興味や好奇心が湧くようなQ&Aテキスト、一部には漫画やAKBのような芸能人を用いる教材やアプリが豊富で、生徒個人のレベルに合わせて活用、応用できるのが注目されていて、視覚効果、聴覚効果の活用で、障害のある人にも有効だと聞いております。  また、進学時期には全国版の過去問題集なども配信されて、活用率はことしの2月10日現在で98.2%の状況であります。さらに、部活動や文芸クラブ、音楽や技術、海外においても最上レベルのデータ活用や、録画や動画アプリにてフォームチェック、予習復習に必需品となっております。生徒も保護者もタブレットを多用するようになったことで、PTA行事や学校行事、アンケートなども伝達率が95%以上をできているそうです。  導入時にはタブレットのパフォーマンスを理解できない人から、紛失、盗難、有害サイト閲覧などの懸念する声がありましたが、導入地域の武雄市では、上場企業の寄贈により無償で導入されたことで、導入費用もパソコンに対し10対1のうち1の費用もなくなり、懸念される有害サイト閲覧については、市教育委員会にて職員による容易な設定で閲覧制限をかけ、完全に対応管理できているそうです。  さらに大きく目を引いたのは、タブレット画面に悩み相談のメール窓口を開設したところ、日常のささいな出来事から深刻な問題まで、多い時は1日に数10人の生徒や保護者からの相談や意見交換がされて、重大案件に至る前に手だてやアドバイスができ、コミュニケーションが生まれ、信頼関係の構築にタブレットが生かされているようです。  導入済地域では、配布当時に生徒や保護者に十分な説明会を開き、導入の是非、破損や紛失についての同意と制約、注意事項を理解していただくことが必要ですが。これにより自宅でパソコンを持てなかった生徒の差がなくなり、描く目標や進路についても視野が広がりましたなどの感謝の言葉やメールを多数いただいているようで、導入から約1年経過の問題点としましては、2000基配布中、紛失1件、落下による破損が2件、雨による水濡れ破損2件があり、いずれのケースも保護者により補充していただいたそうです。1台費用は約9,000円ぐらいでした。  このようなことから、費用対効果、利害を見ても一目瞭然の行政投資であり、役所、財政のメリットとしましては、パソコンと比較して本体価格と維持管理費が10対1の比率を超えない上に、連絡文書作成配布費用など、人件費で10対3、消耗品雑費で10対1のコストパフォーマンスを維持しているそうです。  さらに各課の窓口では、相談に来る住民にグーグルマップなどで、実際の地区や本人の家の画像データを見せながら具体的な話をしたり、会議や建設、その他多くの説明資料を即時全員で活用できるため、各分野での情報処理に優れ業務効率の向上は著しいとのことです。使い方次第では町を大きく変える機になるのではないでしょうか。町長の見解を求めます。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 情報技術、ITの発達を背景にパソコン、携帯電話、スマートフォン等が急速に普及し、情報伝達のあり方が大きく変わっている現状の中で、行政等がタブレットの導入について検討することは、議員の言われるとおり、時代に合った項目であると認識いたしております。しかしながら現在のところ、全国的な流れとまでは言いがたく、これからの広がりが予想されるところであります。  近隣の市町村では、佐賀県武雄市が教育現場においてタブレットを使った授業を展開してます。また、嘉麻市においては議会の中で導入し、行政としては市長、副市長、教育長と管理職の職員がタブレットを持ち、議会運営や管理職会議を行っているということを聞いております。  議案の配付、差替え等が容易に行え、管理職会議等にあっては資料を作成するための用紙代、時間等が削減されているということでありますが、機械に不慣れであるため、苦慮している方や、用紙に打ち出して使用している方もいると聞いております。  いずれにしても、行政部局だけで導入するよりも、議会、教育委員会の動向も考慮しながら検討したいと考えております。  いずれにしても川崎町はことしの予算でようやく各小中学校の教師に、ようやくそれぞれパソコンが1台配付ができたという現状でありますので、そういうところもぜひ御理解いただきながら、何とかこの財政状況等も考えながら、議員の言われるようなことも含めて、これからの課題ということで考えさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(見月 勧君) 繁永議員。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) はい、大変前向きな回答いただきましてありがたく思います。  しかしながら、パソコンを各小中学校に配付したわけですが、費用がパソコンとタブレットでは問題にならなくて、質問の中でも申し上げましたとおり10対1、比率については10対1ぐらい。その後のランニングコストについても10対1を下回るであろうという予測が出ておりますので、財政上の理由を踏まえるんであれば、もう投資という、今から町のため子供たちのための投資という観点から、導入を早急に目指していただきたいと思います。  これ導入後の行政の方からの言葉なんですが、保守的な立場の人から見れば、新しいアイデアを出すことが批判対象になりがちであります。現在当たり前の多種多様な生活グッズについては、最初に提案した人は批判ばかり上げてきたものです。  そのようなことから、僕も川崎の子供たちのために、この批判を買う役をかって、きょうの質問に至ったわけですが、全国で一番最初に導入した地域の人は、提案者が70代の男性の方で国際交流豊富な方でした。その方が地域と時代を担う上場企業に働きかけて実現したそうですが、今ではなくてはならないアイテムとして100%に近い支持を得ているそうです。  信念を信じて取り組まれてくださいという言葉をいただきましたので、町長が大人にも子供にも、教育や技能において人を育てることに重きを置く場合の手立て、現在考えていることをちょっと教えてください。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 大人も子供も人づくりを進めていくというような場合においては、とにかくお互いが胸襟を開いて、そしてその中で正面と向き合って、そして意見交換をしていく、そんな中でお互いの理解をし合う。それがまた川崎町の人づくりにもつながってくるというふうに思っております。  だから、いいことはいい、悪いこと悪いということをお互いがしっかり言えるような関係というのは、大事ではないかなというふうに思っておりますから、人間関係も重視をしながら、そしてこれから先の人づくりという面においては、子供の頃からの教育ということも大事でありますし、それから子供の時からのしつけというなことも踏まえて、これからの新しい人づくりということを進めていきたいというふうに考えてます。 ◯議長(見月 勧君) 繁永議員。 ◯議員(3番 繁永 英樹君) 町長の回答に関しては、十分に理解をいたしました。しかしながら、町の財政事情によって即答ができずにということでありますが。  さっきの委員会の中でも申しましたように、一般会計で町内12億の黒字を持ってますね。この黒字が住新と国保のための準備金として毎年使われてる。12億円ですよ。この12億円を毎年の剰余金の中から返済していく、12億円用立てていた中のおつりから教育に充てていく、というようなシステムに切り替えていただいて、財政の中の教育費の占める割合をどんどん向上させていただきたいと思います。  タブレットについては、必ず近々に実現していただくように強く要請いたします。  これで私の質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、手嶋康徳議員。 ◯議員(11番 手嶋 康徳君) 皆さんこんにちは。11番議員の手嶋康徳でございます。私のほうから3件の一般質問をさせていただきます。  まず最初の質問でございますが、農産物直売所の活性化について。  農産物直売所がオープンされまして10年が経過をいたしております。経営形態が平成24年度までは生産者組織による利用組合でありましたが、25年度は町営となり、26年度は町が100%出資の株式会社が指定管理者となり、直売所とレストランが運営をされています。  現在の直売所は「元気がない」、「品物が少ない」という状況であります。農産物の出荷量の拡大、生産者の拡大、施設の拡充等の対策。また、出荷者の組織が現在ありませんので、生産者の声が直売所に反映されていないと思われます。早急に出荷者の組織をつくるべきと思いますが、町長のお考えをお尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 生産者利用組合の指定管理による運営時に比べまして、直営所と生産者の意思疎通があまり図られていないとの話も聞いております。事実、町が直営の1年間は、直売所の売り上げが落ちています。  昨年は、株式会社川崎De.愛が指定管理者となり運営を始め、レストラン穀×極との相乗効果もあり、売り上げも来場者も回復基調となっております。しかし、直売所の生産者の高齢化、集荷量の減少、売場施設の老朽化、職員の対応等々多くの課題がございます。農産物の見せ方や職員の接遇などは、専門のコンサルが指導に入るようになっておりますが、主である農産物については生産者との連携、意見交換、調整などが必要です。そのようなことから生産者組合のような組織を再考し、これまで以上に安心安全な直売所を目指して関わっていただくことは重要なことと考えております。  近々に直売所、加工所、レストランの改革推進委員会を立ち上げる予定であり、そこで生産者組合の必要性も含めて検討いたしたいと考えております。特に、この生産者との関係については、以前は生産者一人一人が俺がDe.愛だと、俺が直売所だという認識がありましたけども、今はなかなかそのところの気持ちが薄らいできてると、いう現実があるというふうに思っております。  それから今の状況としては、なかなか生産者もそういうことで少し意識が離れた。そのために品物が少なくなった。そのため消費者が行っても品物がないと。で、今度消費者もまた離れる。そうすると、今度は悪循環になって、買い手がいないから生産者も品物を持っていかない。いうことで品物持っていかないから、消費者がまた離れていくというような、いま状況になりつつありますから、これはやっぱり早急に克服して、そしてもう1回元の生産者と直売所がしっかり連携取れる。そして十分生産者の声が直売所の中に届く。そういうような状況をつくっていかなければいけないと、いうふうに思っておりますんで、私も近々のうちに生産者の皆さんと直接お集まりをいただいて、そこでいろんな生産者の声も聞きながら、議員が御指摘のような組織立ち上げに向けて、努力してまいりたいというふうに思ってます。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(11番 手嶋 康徳君) 前向きな回答、ありがとうございます。直売所におきましては農地の有効利用を図る上においても生産者を拡大し、出荷量がふえれば、当然お客さんも多くなると思います。出荷者の所得増大にも、またつながっていくんではないかと思っております。  ただし、近隣市町村においては、多くの直売所がありますので、やはり元気のある魅力を持った直売所とならなければ、お客さんはふえていかないというふうにも思っております。  直売所と出荷者の組織が知恵を出し合い、おらが町の元気な直売所と言われるように、先ほど町長も言われておったように、おらが町の元気な直売所になるように切に願いたいというふうに思っております。  また、隣接しております野菜レストラン穀×極においても、地元農産物をより一層利用したメニューを考えていただき、また、同じ建物の中にある隣の部屋がカフェコーナーというコーナーがあるようですが、やはりここも十分な利用をされて、例えばファーストフード店、地域の特色を活かしたファーストフード店などの取り組みを行っていただき、隣接のメリットを十二分に出していただきたいというふうにも思っております。  何よりも、農産物直売所De.愛に多くのお客さんが来ることにより、にぎわいが増してくるようにと思っております。そして、本町には住民や来訪者がくつろげる公園や憩いの場所がほとんどない状態でございます。そこで、農産物直売所、野菜レストランを中心とした自然と一体化した、癒しの空間の持てる観光拠点の整備をお願いをしたいと思っております。  それでは、2番目の質問に入らさせていただきます。豊前川崎駅から農産物直売所までの観光道路の整備について。先ほど櫻井議員のほうから豊前川崎駅のことについてお尋ねありましたが、私の質問は、その駅から直売所までという形のものでございます。  町民や来訪者の安全性と快適性を兼ねた観光道路の整備を行うことにより、魚楽園やラピュタファーム、戸山原古墳などの点在している観光資源を活かすためにも必要と思われますが、町長のお考えをお尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 本町においては、魚楽園をはじめ、農産物直売所De.愛、戸山原古墳、ラピュタファームなど、大きな観光資源となっておりまして、また豊前川崎駅からこれを結ぶこのルートは、JR日田彦山ウォーキングのコースにもなっており、多くの観光客が利用いたしております。  これまで川崎町では、この観光ルートの整備については、都市再生整備計画、旧まちづくり交付金でありますけれども、この計画として整備計画があったようですけれども、事業の補助が少ないために平成26年度に申請を見送っているようであります。  御存じのように、川崎町においてこれからの人口減少に歯止めをかけ、さらに経済の活性化を押し進めていくための大きな政策の1つとして、観光事業によって交流人口を増やし、移住、定住の促進を図っていくことが必要でございます。  御指摘のように、このルートは安全性と快適性を兼ねた観光道路として、歩道や花壇などの整備を進めていくことは来訪者だけでなく、町民にとっても大変有効なことであると思っております。今後については、川崎町の観光の拠点でもある農産物の直売所De.愛の周辺整備などと合わせて検討を進めてまいりたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 手嶋議員。 ◯議員(11番 手嶋 康徳君) 川崎町の主な産業は農業でございまして、農産物直売所を農業と観光の拠点と位置づけるということにつきましては、今町長のほうから答弁をいただきました。  豊前川崎駅から農産物直売所De.愛までの歩道の整備の仕方には植栽なり、それから舗装とかインターロッキング等があると思うんですが。ともあれ、そういう歩道整備を行うことによって、点在している観光資源へのルートを明確にするということが一番肝要かというふうに私は思っております。そして、川崎町にしかない風景や文化、歴史、豊かな自然を活かすためにも大変重要であると思います。  また、このルートは町民のウォーキングコースとして利用されておりまして、健康増進の役目も果たしていると思いますので、ぜひ整備をお願いをいたします。  そして、皆さん御存じのように魚楽園におきましては、昨年からライトアップが始まっております。そして彼岸花まつりも行われております。また、文化財におきましては5世紀から7世紀につくられました横穴式遺跡室を有する円墳であります戸山原古墳。それから、ことしの平成27年4月1日に町指定史跡に指定されました中元寺川甌穴、これ鮎返り、永井のところにかけてでございます。それとネコヤナギも併せて町指定にされたということで、非常に観光道路としては歴史、文化を感じ、自然を感じるすばらしい観光道路等になるかと思いますので、どうかひとつ整備をお願いを申し上げます。  それでは、3点目の質問に入らさせていただきます。ふるさと納税についてでございます。このことにつきましては、先ほど千葉議員のほうから、町長のほうからプロジェクトチームをつくり取り組むという答弁をいただきましたので、重複するところは割愛しまして、私の思いを一つ申し述べたいと思います。  進学や就職で地方から都市部に人が移動することで生じる税制格差を解消するためにということの、この取り組みの経過については先ほど説明がありましたので、この辺は割愛したいというふうに思います。  8月10日の新聞に「ふるさと納税福智マジック秘策は」という記事を皆さん見られたと思います。先ほども若干出ておったわけなんですが、4カ月で1億円を超える寄附があったと。そして、このままいけば今年度で3億を超えるんではないかという勢いだというふうに新聞に書かれておったたわけですが。  これには訳があったと思います。まず、お返しの品物でございますが。当初は福智町においては5種類だったのを125種類に数をふやしたと、これ1つですね。そして寄附額にポイントをつけてカタログで好きなものを選べるポイント制の導入を図ったと、これ2つ目です。3つ目にクレジットカードを利用できるようにしたと。この3つによって、この福智マジックと言われるふるさと納税が大幅にふえたということで聞いております。  しかし、寄附をふやすための返礼品合戦も懸念されるという声もあります。どこまでがいいのかと、ある行政区の話、行政間の話によりますと、どこまでの品物をどうやったら寄附がもらえるのかという話もあるかと思います。  しかし、この寄附がたくさんいただけるということにつきましては、財政面においてはもとよりでございますが、他市町村や都心部に住んでいる川崎町をふるさとと持つ方などに対しまして、頑張る川崎町をアピールするためには取り組むべきだというふうに思っております。その取り組みは先ほどご返事をいただいたとおりでございます。  最後にプロジェクトチームをつくるということで答弁いただきましたが、あすの川崎町を担っていく若手職員を中心としたところのプロジェクトチームをつくっていただき、前向きに取り組んでいただけるということを願いまして、私の一般質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(見月 勧君) 次に、谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 7番議員の谷口武雄でございます。きょうは3項目についてお尋ねをしたいと思います。  まず、1点目は教育長にお尋ねをいたします。表題は教育指針で人材を育成をということで、これは児童でなく教職員に対する質問でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  先日、民生文教委員会で古賀市教育委員会に視察に行ってまいりました。古賀市は確かな学力と豊かな人間性を育む学校教育の充実をテーマに、2011年度から「日本一通いたい通わせたい学校」を目指し、小冊子を作成し推進をしております。そのプログラムの骨子は、1つは豊かな心の育成、2つ目は確かな学力の育成、3つ目は健やかな体の育成となっております。  具体的には、地域や子供に信頼される教職員の育成と研修の充実。また、地域に開かれた学校づくりの推進、さらに学校校区の特色を活かした研究の充実であります。事業内容も平成11年度古賀市適用指導教室、あすなろ教室の開設から、平成25年度のスクールカウンセラーによる巡回相談まで、この15年間の中で24項目の事業に対する教育推進をしております。
     この結果、学力の向上はもちろん、家族の協力、地域の協力もあり、楽しい学校づくりができております。すばらしい学校をつくるには、目標、目的ある指針、キャッチフレーズが必要と思います。  いろいろ調査をしてみますと、次のような指針もありました。一つに、全生徒から信頼される先生に。二つに、全保護者から信頼される先生に。三つには、全教職員から信頼される先生であります。また、ある著名人の方は、このようにも言っておりました。人のために、社会のために生きる全ての人に誠実に。次に、信念は一生涯貫き通す。勝つことよりも負けないことなど、指針もありました。  ここで、教育長にお尋ねをいたします。川崎町の中で小中学校の教職員に対する指針がありますか。2点目に、古賀市の例をとって教育事業項目をうかがいますが、川崎町の現在までの教育事業は、何項目ありますか。3点目に、先生の中には児童・生徒の不登校に直面し、悩んでいる青年教育者もいると思います。何にでも気軽に相談ができる教育サポートセンターの導入をしてはどうかと思いますが。  この3点について町長の見解をお願いいたします。 ◯議長(見月 勧君) 町長ですか、教育長ですか。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) ごめん、教育長の見解をお願いいたします。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 川崎町の教職員に対する指針があるかということでございますが。  私が今から6年前に、教育長になったときにありませんでした。それで教育委員会を開きまして、そのときに、まず教職員に何をすべきかということを、私10月1日に就任いたしましたので、即1月に全教職員を集めまして、そして教育委員会で審議した今後の川崎町の教育ということで、教育委員長、当時吉田委員長ですが、二人でそれぞれが分担して、今後の川崎町に対する方向性を示しました。そして、その1月にし、そして4月にはいま毎年できておりますけれども、川崎町教育指針というのをつくるようになりまして、現在まで受け継がれております。  そういうふうにして経緯としては、今までそういう文面がなかったのを6年前につくりまして、今このように続いてることをうれしく思っております。  特に川崎町、やっぱり教育は人なりと、こう言われます。教員をどう育てるかというのは、やはり私たち教育委員会にとっても一番重要課題であります。現在行っているのは、月に1回校長会、それからやはり同じく月に1回の教頭会を開き、そして町の方針等を、そしてその次の重点項目について徹底を図っていくということと同時に、川崎町には学力向上という大きな課題がありますので、学力向上のための委員会も今設置しているところでございます。  それで今、とりわけ本町の教職員に対して一つ一つこうしなさい、ああしなさいという指針等については、今後必要だと思いますけども、今項目別にはつくっておりません。  2点目ですけども、生徒の項目については、やはり一番最大項目が学力つけて社会に通用する力と。それから周りの人と協調していく力。そういうところも含めて、毎年教育施策方針の中に入れさせていただいております。  それから教員の育てる体制については、3カ年の間見ていますけども、体制は今できてないと思っております。正直言ってやはり個人の力に頼らざるをえない体制になってるんで、これをどのように組織的にしていくか、今校長会のほうで試用し、一部の校長さんたちはもうかなり実践をされておりますが、そういう形での青年教師の悩みとか、そういうところについては町内全体にはなっておりませんけども、今やっと動き始めたところでございまして、2、3の学校で行われていると。これを全町に広げていく必要があるというふうに考えております。  特に、若い教師のためのサポートの件では、谷口議員ご質問のとおり本当に重要なことでございますし、教育力向上につながっていると思いますので、早急にこれには努めていきたいと、こう考えております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 教育長から明快な答弁いただきましてありがとうございました。  ただ、もう1点だけお聞きしたいんですが。古賀市に視察行きましたけれども、すばらしいキャッチフレーズと素晴らしい教育の方針でやってるわけですが、最後に私が1つだけ質問したことがあるんです。それは古賀市で不登校の児童がおられますか、と尋ねたときに、20数人おられると言われることなんです。  これだけきちんとした教育の中で、不登校の児童が20数人おられるということ聞いたときに、やはりいろんな面で教育はいいけれども、やっぱり学校に行かない子供がおるんだなということを感じましたので、川崎町現時点で不登校の児童・生徒はどのくらい大体おられますか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 正確に私のほうで、今ここに資料ありませんけども、毎月県の筑豊教育事務所に不登校の出席統計と、特に私が教育長になりましてから毎月各学校の欠席日数を、毎日の欠席日数をとっておりますが。  1学期から今日までの合計の、30日を超えた人数はわかりませんけども、一月ごとで言えば、先月であれば中学校で10名近く、小学校も同じく10数名という状況だったと記憶しておりますが、非常に多い状況です。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) もう1点お尋ねしたいんですが。たしか視察に行ったときに、古賀市はソーシャルワーカーをきちんと週に何回か、ずっと来ていただいてるという形で言っておりましたけど、川崎町にはソーシャルワーカーは今入ってないですかね。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 筑豊教育事務所で毎月配置日程表というのがきまして、そして大体1週間に1回は必ず各学校に入るようにしておりますし、多いときには2回の回もあります。そういう形で一応、教育事務所頼みということになっております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 教育に関しては、一応質問を終わりたいと思います。  次に、町内すべての防犯灯をLED化にということで、町長に質問をしたいと思います。  近年、全国的に省エネや二酸化炭素CO2の排出量削減や、電球の寿命が長く単価も安いということで、防犯灯のLED化が進んでおります。神奈川県秦野市は、これまで市内のすべての防犯灯約1万3,000基の照明をLEDに切り替え、市民に大変喜ばれているそうであります。  市の暮らし安全課によると、LED化で年間の経費は約200万円、CO2の排出量は約6割削減ができたそうであります。切り替えにあたり、市では省エネに向けた照明交換や修繕、維持管理などを一括して民間事業者に委託するローマ字でESCO、エスコ事業を採用しているそうであります。同事業はリース方式により、初期費用が経費削減分で賄える仕組みです。今後さらに約500基の防犯灯を増設する予定とのことであります。  現在の川崎町の防犯灯数は約2,000基ぐらいと聞いております。そのうち昨年11月よりLEDを導入した数、約50基と伺っております。  ここで手嶋町長に伺いますが、将来的にLED推進計画を立て、全防犯灯をLEDにする町長のお考えがあるかどうかお尋ねをいたします。  次に、神奈川県のようにはいかないと思いますけれども、秦野市が実施されてる民間事業者に委託するこのESCO事業についての見解をお尋ねいたします。  以上、2点お願いします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 防犯灯のLED化につきましては、昨年9月に行政区長会から電気料や電球の取替え費用がかさむため、LED化を推進する要望書が提出されたことを受けまして、ことしの5月29日の行政区長会総会で、今後10年間で町内の防犯灯をすべてLED化する計画を示しました。また、これに要する費用はことしの6月定例議会で補正予算として議会に提案したところでございます。  各行政区にLED化割り当て数を示し、行政区からの申し出に基づき、順次LEDに交換をいたしております。ことしの7月までに町内の防犯灯約2,000カ所のうち66カ所がLEDに替わっておるという状況でございます。  ESCO事業の関係も質問がございました。省エネルギー回収に係る全ての経費を光熱水費の削減分で賄う事業です。ESCO事業者は省エネルギー診断、設計、施工、運転、維持管理、資金調達等に係る全てのサービスを提供します。また、省エネルギー効果の補償を含む契約形態、パフォーマンス契約でありますが、をとることにより自治体の利益の最大化を図ることができるという特徴を持ちます。  町内の防犯灯をESCO事業を活用してLED化にしてはとの御指摘でありますが。現在、役場庁舎のESCO事業を活用してLED化を検討いたしているところでございます。防犯灯につきましても、ESCO事業者からの提案があっておりますので、今後具体的な内容を十分に検討をしながら、川崎町で実施できることについて前向きに検討していきたいと、このように考えております。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 私、今再質問しようと思ってましたけど、町長から答弁ありましたが。数年前に庁舎内もLEDをしたらどうかという質問をさせていただきましたが、その当時は厳しかった状況ですが。今、手嶋町長が将来的には前向きに、そういうふうにしたいという考えをお聞きしましたので、その点については質問をやめておきたいと思ってます。  関連で1つだけ質問したいことがあります。それは今川崎町で外灯も防犯灯も、それから防犯カメラというのがありますが。川崎町で今防犯カメラ使ってるのは、ようするに不法投棄の関係で何カ所か使ってる。で、庁舎内の1カ所を使ってるという形の部分で、まだ数はそんなに少ないわけですが。  今の社会状況を見てみますと、いろんな事件において防犯カメラが必ず事件解決につながってる状況でありますので、今後、重要性のあるところに、やはり危険性のあるところとか、そういうとこには川崎町も防犯カメラを推進してつけるべきと私は思いますが、町長の考えをお尋ねいたします。 ◯議長(見月 勧君) 町長。 ◯町長(手嶋 秀昭君) 犯罪を予防する、抑制していくという観点からも、防犯カメラの設置というのは大きな効果があるというふうに考えております。  そういう面で、必要によって予算等も考えながら、必要なところから設置をするというようなことで、今後検討していきたいというふうに思います。 ◯議長(見月 勧君) 谷口議員。 ◯議員(7番 谷口 武雄君) 近頃テレビを見てましたら、マスコミのテレビの中で防犯カメラのことを、全国の県警が防犯カメラの推進をしてるということをぴしっと出ておりましたので、川崎町もそういう面では安全安心の川崎町をつくるためには、できることが、いろんな予算もかかりますけども、努力していただきたいことをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(見月 勧君) ここでトイレ休憩を10分間とります。2時25分にいたします。                  午後02時15分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後02時25分再開 ◯議長(見月 勧君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  最後に寺田議員。 ◯議員(13番 寺田 響君) 13番議員の寺田響です。よろしくお願いいたします。  私は本町が進める教育計画について、質問させていただきたいと思います。この川崎町、再生というものを大きく促していくためには、何よりもこれからの川崎町を背負う子供たちの教育というものを見直さなければならないというふうに強く感じております。  本町が教育改善の一環として進めているはばたけ塾というのがございます。このはばたけ塾2012年の6月に開校して以来3年が過ぎました。現在では対象となる小学校4、5、6年生、69名。中学1、2、3年生、32名。計101名の人がはばたけ塾に登録し通ってると思われますが。対象生徒数全体の割合ではわずかに7%、しかも年々はばたけ塾に通う生徒、子供たちというのは減っているという。しかも夏休みが過ぎたこの時期から、また一段と通う生徒というのが減ってるという報告を受けております。  中学生においては、やはり個々の塾というのもありましょうし、年々生徒数が減少しているというのも差し引いても、このはばたけ塾に通う生徒の割合というものは、少なかろうというふうに考えております。  先日、はばたけ塾のほうを拝見させていただき、講師となる大学生、そして職員の皆さんが休日返上にもかかわらず熱心に子供たちに指導している姿、これを見て本当に感銘いたしました。  このようなせっかくのはばたけ塾です。もっと多くの子供たちに、このはばたけ塾に通ってもらう施策と、そして今後、このはばたけ塾が成果として数的にあらわせるような対策が必要かと思われますが、いかがでしょうか。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) はばたけ塾は、コミュニティーセンターで毎週土曜日に開設しておりますが、街の中心部にあるものの、保護者が送迎しなければいけないという、通えないという状況で、保護者が送迎できる人たちに限られた形で今、数字では7%ぐらい登録している。実質的な出席者は、またぐっと減っております。  そういう点では、多くの子供たちが気楽に通えるためには、子供たちの足でも通えるような体制づくりが必要だと、私は考えてみております。そこで現在、はばたけ塾に加え、例えば学校を校区、今小学校通ってますから、足で通えますから、そういう小学校の校区を単位で家庭支援をできるような、そういうような小学校と地域支援者とが連携した放課後のそういう学習を体系ができないかということを、今検討させていただいておりますし、はばたけ塾の充実と同時に、さらに通いやすい校区単位の学校と地域の支援者との協働作業できる体制づくりを今検討させていただいております。 ◯議長(見月 勧君) 寺田議員。 ◯議員(13番 寺田 響君) ありがとうございます。次の質問のだいぶ答えが入ってるようですが、続けて質問させていただきます。学力向上の取り組みについてでございます。  先日、全国学力・学習調査報告26年度版で、小学校国語A、B、算数A、B。中学におきましては、国語A、B、数学A、Bの調査結果において、小学生では10.7から15.5点。そして中学校では8.1から19点という、例年どおり低い結果となりました。さらには、直近の一番新しい学力調査のほうでは、さらに点差が開いた結果を受けております。  この学力・学習調査の結果を受けて、やはり抜本的な教育というものを見直さなければいけないというふうに改めて感じましたが。以前から手嶋町長が、教育の主に学力において基礎となるものは家庭にあると、そういうふうにおっしゃっております。私もそのように感じますが。  先日、学力改善に成功した先ほど谷口委員からもお話がありましたように、古賀市のほうに視察をさせていただきました。そして、どの県内市町村も学力向上の改善に成功している。その市町村では、学校とそして地域とのつながりというものを重要視しております。  この川崎町におきましても、学校において生徒たちが学校で学び、そして地元の地域の中で、それを実践して家庭に帰るという、そういった良い教育のサイクルを回すために、学校と地域との連携を強く図るということを施策として望みますが、本町が掲げる今後の具体的な学力向上の取り組みについて、教えていただきたいと思います。 ◯議長(見月 勧君) 教育長。 ◯教育長(讃井 明夫君) 今年度の全国学力テストの結果につきましては、御指摘のとおり全国平均、県平均ともご指摘のとおり比較して、昨年より更に差が拡大しております。このことはほんとに残念ですけども、同じ傾向、過去もうこれ以上下がれないという状況までなってきているというのが実情だと私は見ております。  これは先ほど谷口議員が指摘していただきました。学力の向上は、端的に言うと教える側の問題も大きな問題があります。まさにそのとおり、教員の資質向上をどうするかということもありますし、もうひとつは子供の家庭学習の習慣を子供達に定着させるということが、非常に重要だと考えております。  川崎町の特徴といたしましては、小学校の低学年で基礎的な学習基本があまり習得できていない。例えば、4年生なっても掛け算の九九が言えない。これはまさにはばたけ塾の実態でございますが、次の学年に進み学習のつまづきがますますそのことによって開いていってる。そうすると、中学校になってくると、更にもう拡大してしまうという悪循環というよりも、基本ができてないもんで、成長するにつれて全国の差が拡大していくという体制になってます。  それで先ほどふれましたけども、やっぱり学校の先生たちの質の向上とともに、家庭学習支援として小学校と地域支援者等が連携した放課後塾として、これ学び道場と言って県の事業があるんです。これ受けてないんです。したがって早速、来年度申請いたしております。そして学び道場をする。しかし来年度じゃ遅いということで、ことしの10月から試行的にある学校でやらせていただく。  そういうことで、10月から早速学び道場をやらしていく。特に低学年、1、2年生の漢字を覚える。それから掛け算の九九を覚える。それを加勢をしていく地域の支援者を募ると、こういう体制を今つくり上げているところでございます。  できれば今言いましたように、この10月から開校は1校ですけども、11月からもう1校、12月からもう1校というふうに、4校ともすべてが出発が本年度にできれば、来年は県から事業が決まったときには、きれいな姿をとれるというふうに確信しております。  それから、いま全国学力調査が非常に差が開くということを言いましたけども、町内で全体の点数で全国平均を10点ほど上回る学校があるんです。これはもう私は川崎町の可能性があるということを見ました。これは、まさに全国平均を10点ほど上回る。算数のAなんか平均点が94.8点でございます。ほとんどができてるんです。やればできるということを確信しましたし、先生たちがそうして指導力をつけ、子供たちも家庭学習を定着されれば、川崎町は学力向上に夢があるというふうに確信して、今後とも頑張っていきたいと思っております。 ◯議長(見月 勧君) 寺田議員。 ◯議員(13番 寺田 響君) 具体的な方針の説明ありがとうございました。私も議会人として、その学び道場、子供を持つ親として、全力で努力して協力させていただきたいと思います。  最後に、本町におかれます財政状況を見て、お金をかけてでも池尻の小学校大規模改修など、お金をかけてでも教育改善を進めていかなければならない点と、お金をかけなくてもできるという、そういった区分を明確にした上で、今後この本町の教育計画を進めていただきたいと切に願いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。        ────────────・────・──────────── ◯議長(見月 勧君) きょうは残業の覚悟で、心構えはできておりましたが、質問者の議員の皆さん方の適切な配慮で、時間内に終わることができました。  以上で、本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。  なお、次回の本会議は、来週14日月曜日となっておりますので報告いたします。どなたもお疲れさまでございました。                  午後02時37分散会        ────────────────────────────── Copyright © KAWASAKI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...