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平成28年 第3回糸島市議会定例会(第4日) 本文 2016-09-13
平成28年 第3回糸島市議会定例会(第4日) 議事日程・名簿 2016-09-13

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  1. 糸島市議会 2016-09-13
    平成28年 第3回糸島市議会定例会(第4日) 本文 2016-09-13


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    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯議長谷口一成君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  議事に入ります前に、岡村一伸議員から9月12日の一般質問における発言について、会議規則第65条の規定により発言を訂正したいとの申し出がありましたので、発言を許可します。岡村議員。 2 ◯4番(岡村一伸君)  9月12日の私の一般質問の中で、不穏当な発言をいたしましたので、その訂正をお願いするものでございます。  訂正部分は、「ゴルフができてもそこまでの交通手段がない」とするものでございます。よろしくお取り計らいのほどお願いを申し上げます。 3 ◯議長谷口一成君)  ただいま岡村議員からの9月12日の一般質問における発言の中で、不穏当部分を「ゴルフができてもそこまでの交通手段がない」に訂正することについては、議長において許可いたします。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 4 ◯議長谷口一成君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は、事前の抽せん順に許可します。  19番浦伊三次議員の発言を許可します。浦議員。 5 ◯19番(浦 伊三次君)  市民福祉常任委員会の浦でございます。議長の許可を得ましたので、ただいまより一般質問を始めさせていただきます。  きょうは教育部を中心にということで、まずは特別支援学校というのがございますけれども、今糸島市の中で特別支援学校に行っている人、今津、生の松原、そして太宰府とありますけれども、何名の方が行ってあるのか、まずそこから始めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
    6 ◯議長谷口一成君)  泊教育部長。 7 ◯教育部長(泊 早苗君)  特別支援学校に就学している本市からの就学者数につきましては、平成28年度現在におきまして、小学校が26名、中学校が17名でございます。 8 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 9 ◯教育長家宇治正幸君)  特別支援学校への通学者でございますが、在籍者でございますが、全員で75名ということでございます。  そのうち、生の松原に行っております小中学部の子供たちが32名、今津のほうに7名、それから高等部、太宰府特別支援学校のほうに17名ということになっております。そのほかに高等学校であってみたり、さまざまな県内の特別支援学校に行っているということを御理解ください。 10 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 11 ◯19番(浦 伊三次君)  先日、保護者の方が糸島でも支援学校を誘致できないかということを訴えられました。  昨年、記憶にございますけれども、この件について松月議員も質問されました。その後の糸島市としての状況はどうなっているのか、支援学校についての動きがございましたら、まず聞かせていただきたいと思います。 12 ◯議長谷口一成君)  泊教育部長。 13 ◯教育部長(泊 早苗君)  特別支援学校につきまして、従来より市教委、それから保護者団体におきまして、本市への設置について要望活動を続けてきておるところでございますが、本市教委といたしましても県に対しまして要望書を出しつつ、また、昨年の8月以降につきましては県と10回程度の情報交換等行い設置に向けて協議を行っているところでございます。 14 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 15 ◯19番(浦 伊三次君)  聞くところによりますと、県も福岡県の中でどこかに支援学校をつくるという請願が採択されたと聞いております。支援学校を設置したいと要望する自治体が幾つあるか知りませんけれども、そこまで県が採択しているなら、力を入れて県に何度も足を運ぶべきじゃないかなと思っておりますが、まず採択されたということについては、教育長初め教育部長御存じでしょうか。 16 ◯議長谷口一成君)  泊教育部長。 17 ◯教育部長(泊 早苗君)  特別支援学校の設置の請願に関しましては、平成28年6月の県議会の定例会におきまして、請願が出され採択されたということについては、教育長を初め私も認識しているところでございます。 18 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 19 ◯19番(浦 伊三次君)  保護者の皆さん方が、ぜひ糸島市のどこかにつくっていただきたいと。ただ県の動きをじっと見ておるだけではよそからとられるんじゃないかなと思いますので、この件につきましては、全庁を挙げて誘致する気持ちはあるのかどうか。ただ教育委員会だけに任せておって、ほかの部も教育委員会のことだから任せておこうといって知らんふりされても困るわけですので、全庁的に誘致するという覚悟はあるのかどうかを聞かせていただきたいし、まず教育長の考えを聞かせていただきたいと思います。 20 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 21 ◯教育長家宇治正幸君)  少し整理をさせていただきますが、当初26年度でございましたが、議会の中で分教室・分校を設置するというような形の方向で取り組みたいという答弁をしたと思っております。しかしながら、その後、生の松原等の児童・生徒が非常にふえまして、やはり糸島市に特別につくる必要があるというような考え方を県が持っているということがわかりましたので、それに私どもも乗じながら、しっかりと情報提供をしていたところでございます。  そして、これにつきましてはどうしてもやはり用地の問題でありますとか、交通アクセスの問題でありますとか、さまざまな問題が出てまいりますので、それにつきましては、私ども各部各課と連携しながら現在取り組みを進めているという状況でございます。 22 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 23 ◯19番(浦 伊三次君)  今、支援学校に通っておられる子供さんたち、100人足らずですけれども、例えば、その100人の子供を学校に入れるとすると、今糸島の小学校の中で、例にとりますと、例えば、東風小学校並みの面積は要るのか、どのくらいの面積が必要なのかをお尋ねしたいと思います。 24 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 25 ◯教育長家宇治正幸君)  現在、県との話の中では2万平米、これほど要るということを聞いております。 26 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 27 ◯19番(浦 伊三次君)  普通の小学校、普通と言ってはいけませんけれども、普通の小学校の児童1人当たりの面積から比べますと、この学校の1人当たりの工事面積というのはかなり要るんじゃないかなと思います。  それで、言われましたように広い工事が必要であるということで、前に申しましたように全庁的にやってもらわなければいけないし、ただ待っておっても来ないんじゃないかなと。この機会を逃したら、多分糸島市の中にはできないんじゃないかなと私は思います。  言いましたように、全庁的に、教育委員会が頑張るということでございますので、ほかの部署の部長さん方は、もしここがいいよというようなところができましたならば、一番問題になります都市計画、協力願えますか。三角部長どうでしょうか。 28 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 29 ◯建設都市部長三角孝志君)  特別支援学校を立地するに当たっての都市計画サイドのお考えということであろうかと思いますけれども、特別支援学校を立地することについては、その立地するための基準というのがございますけれども、糸島市内において立地は可能であるというふうに思っております。  ただ、具体的に進めるに当たりましては、これは県の都市計画区域マスタープランというのがございまして、これと整合を図る必要がございますので、具体的には県と市と協議をしていくということになろうかと思っております。  以上でございます。 30 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 31 ◯19番(浦 伊三次君)  普通、市民はそういった内容はわからんわけですよ、できるかできんかと、つくる意思はあるのかないのか、教育委員会と一緒になって頑張る意思はあるのか。本当言って、学校でございますので、言うちゃ悪いけれども、市街化区域外でもできます。時間がかかるかからんは別にしてですね。  そういった意味で、ぜひ部を挙げて頑張っていただきたいと思いますが、いかがですか。 32 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 33 ◯建設都市部長三角孝志君)  立地の方向で進めば、当然都市計画サイドとしても全面的に協力をして進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 34 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 35 ◯19番(浦 伊三次君)  ともに問題になるのが上下水道部、もしどこかにできるとするならば、上下水道部も御協力願えますか。 36 ◯議長谷口一成君)  瀬戸上下水道部長。 37 ◯上下水道部長瀬戸道孝君)  特別支援学校を市内に誘致する場合は、個別の対応ではなく市として一体的に取り組まなければならないというふうに考えております。  また、上下水道部といたしましては、特別支援学校が市内に建設されるということであれば、公共施設でございますので、基本的には上下水道を整備する必要があるというふうに考えております。しかしながら、現段階では、この建設予定地がわかっておりません。上下水道を整備するには、水道の給水区域、下水道の認可区域等を判断といたしますので、御理解をお願いいたします。  以上です。 38 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 39 ◯19番(浦 伊三次君)  どこでも給水区域外の妙なところと言うちゃいかんけれども、どこでもと言うわけやないんです。給水区域内にもしといったときにはすぐ対応願いたいと。  今2つの部の部長さんにお尋ねしましたが、ほかにも総務部、企画部いろいろありますけれども、全面をもって一緒になって誘致に努力していただけるものと思います。何かうちはでけんばいというような部があったら、この場ではっきり言っていただきたいと。黙っておられるということはみんな協力するということでございますので、そうしますと、教育部もやりようがいいっちゃないかなと。県のほうに、糸島市は全庁を挙げて誘致に協力しますと。県庁のほうに、実は支援学校誘致係というか、誘致人といいますか、支援学校専門の職員を私は設けて、そして、極端にいいますと日参、毎日毎日行って、糸島市はこんなに待っていますよという準備を、心を見せるべきじゃないかなと。風呂敷を広げていらっしゃいと、いつでも来てくださいというような準備を早急にしないと、よその自治体から奪われるんじゃないかなと思いますが、そういった考え方がもしありますならば、必ずしも教育部の職員でなくても、ほかに職員がそういったのがもしできますならばと思いますけれども、いかがでございましょうか。 40 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 41 ◯教育長家宇治正幸君)  特別支援学校の設置というものは、いわゆる県の教育委員会が設置については権限を持っていることは御存じだと思っております。そして、県の教育委員会のほうで、その地域の児童・生徒数、あるいは立地の条件、学校区ならば、そういうものを勘案してまずは設置をするかどうかという方針を決定するというのが近々に行われるということでございます。  そして、今議員指摘されましたことは、それ以後の仕事のほうが非常に多いということになってまいります。いざ設置が決まりましたならば、さまざまな分野で協力をしていかなければならないということでございますので、私ども市全体で取り組んでいくというふうに考えております。  ただし、人を送るかどうかということについては、今の現段階では全く考えていないという状況でございます。 42 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 43 ◯19番(浦 伊三次君)  せっかくの二度とないチャンス、それをじっと指をくわえて待っておっても、自分から求めていくというぐらいの形を県のほうに見せないと、私は本当言うてよそからとられるような気がいたしますので、本当に子供を持つ親の気持ちというのは計り知れないものがあるかと思います。私自身、その身に立ったときには、ぜひ糸島市のどこかに支援学校をつくっていただきたいという要望をするんじゃないかなと思います。  そういった子供を持つ親の気持ちを十分酌んでいただいて、そしてぜひ糸島市に支援学校をつくっていただきたい。  通告しておりますけれども、今後の誘致に関する行動といいますか、活動についてはどんなふうにお考えなのか、お尋ねいたしたいと思います。 44 ◯議長谷口一成君)  泊教育部長。 45 ◯教育部長(泊 早苗君)  今後についてでございますが、先ほども若干申し上げましたけれども、昨年の8月以来、現在までに県とは10回程度の情報交換、協議を重ねております。その辺につきましては、用地の問題でありますとか面積の問題、あとアクセスの問題等々ですね。  今後、県のほうの方針が確定しまして、糸島市への設置が具体化していく課程におきましては、県からの要望に基づきまして、就学する児童・生徒の見込み数、それから設置場所の候補等を初めとする情報に努めまして、県とともに設置に向けて取り組んでまいりたいと考えているところです。  その辺の考えにつきましては、市長の教育大綱にも明記しておることから重要な課題と認識しており、今後も一層取り組んでまいる覚悟でございますので、よろしくお願いいたします。 46 ◯議長谷口一成君)  浦議員
    47 ◯19番(浦 伊三次君)  はっきり言って、福祉と言えば全てを包含するわけですけれども、糸島市に生まれてよかったと、そして糸島市の学校に行ってよかったという福祉のまちづくりといいますか、明るいまちづくりといいますか、住みよいまちづくりのためにも、そこら辺に目を向けていただきたいと、切なる要望ということで、極端にいいますと、家宇治教育長は県の教育委員会におられましたので、県議会が採択した。糸島市の教育長は元県の教育委員の議長であったとするならば、最高のスタッフ、最高の場面がでけたんじゃないかなと思いますので、力いっぱい日夜頑張っていただきたいと思いますがいかがでしょうか。決意のほどを聞かせていただきたいと思います。 48 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 49 ◯教育長家宇治正幸君)  特別支援学校の設置につきましては、私教育長の責務、使命だと思っております。そういう意味で、しっかりと今から県と調整を図りながら具体化に向けて取り組んでまいりたいと思っておりますので、議員もよろしくお願いをしたいと思っております。  以上です。 50 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 51 ◯19番(浦 伊三次君)  ありがとうございました。支援学校を思い立ってからできるまで、来年とか再来年とか、そう簡単にできるものではないということは十分わかっております。しかしながら、家宇治教育長がおられるときに、せめてここに支援学校ができるんだというような棒くいでも打ってもらえれば、保護者もかなり安心するんじゃないかなと思いますので、最大の努力を期待しておりますし、ぜひ教育長の努力、あるいは行動には私も一生懸命応援させていただきたいと思っております。何かつけ加えることがありましたらどうぞ言ってください、ないですか。 52 ◯議長谷口一成君)  家宇治教育長。 53 ◯教育長家宇治正幸君)  つけ加えることということでございますが、特別支援学校が設置されるとどのような状況になるかを少しお話ししたいと思っております。  まず第1に、現在糸島市外に通っている特別支援学校の児童・生徒、非常に近くで専門的な教育を受けられるということでございますので、保護者や児童・生徒ともにいわゆる負担が軽減されるというのが1つです。  2つは、特別支援学校というのは、特別支援教育の核となるセンターとしての機能を果たします。例えば、小・中学校の教員の指導であってみたり必要情報の提供、こういうふうなもので、非常にその中心となる力を発揮していただけると思っております。  3つ目には、特別支援学校は、最後は出るところ、卒業してどう働いていくか、社会に参加していくかというところが非常に重要ですので、そのあたりについて福祉、あるいは労働、あるいは医療、こういうものと非常に密接な関係を持つ施設ということに、機能を持つ施設ということになりますので、糸島にとっては、子供たちの小中高だけではなく、それから先の進路等にも大きな影響を与えるというような施設だというふうに判断しておりまして、こういう要件を踏まえまして、私どもとしては特別支援学校をしっかりと取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 54 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 55 ◯19番(浦 伊三次君)  教育長の思いといいますか、熱意といいますか、伝わってまいりましたので、保護者の方もある意味で一息つかれたんじゃないかなと。いつできるとかいな、いつできるとかいなということばかりでしたので、頑張っていただきたいと思います。  支援学校のことについては、このくらいにさせていただきたいと。  次は、条例についてということで書いております。  糸島には、700か800か知りませんけれども、いろんな条例がございます。執行部の皆さん方と私と、傍聴に来てあった方と、傍聴に来てあった方かインターネットで見てある方か知りませんけれども、若干考え方が違うようでございますので、条例についての考え方がお互いばらばらであるというならば、行政は成り立ちません。  条例とは何ぞやと書いております。総務部長いかがですか。 56 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 57 ◯総務部長(洞 孝文君)  条例とは何かという御質問でございます。  条例とは、憲法により付与されました自治立法権に基づいて地方公共団体が制定する法規範でありまして、その自治体内のみに効力を有するものであります。  普通地方公共団体は、法令に違反しない限りにおいて普通地方公共団体の事務に関し条例を制定することができます。  以上です。 58 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 59 ◯19番(浦 伊三次君)  全くそのとおり、いわゆる糸島市の条例は糸島市の法律、憲法であると、守らなければいけないと。ならば、その条例は誰がつくり、誰が廃止するのでしょうか。 60 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 61 ◯総務部長(洞 孝文君)  誰がつくり、誰が廃止するのかということでございます。  地方自治法第96条第1項第1号の規定によりまして、条例を設けまたは改廃することは普通地方公共団体の議会の議決事項でございます。したがいまして、新たに条例を設けたり条例を廃止したりするには市議会の議決を得る必要がございます。  なお、議決された条例は市長が公布することにより効力を生じることとなります。  以上です。 62 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 63 ◯19番(浦 伊三次君)  いろんな条例案を皆さん方が議会に提案されます。議会で審議し、そして条例として今からずっとやっていこうということで採択ということになった場合は条例が成立します。不採択になった場合はだめなんです。  全く総務部長、意見が合いますけれども、それならば、この条例を破ったら何かあるんですか。 64 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 65 ◯総務部長(洞 孝文君)  条例を違反した場合どうなるのかという趣旨だろうと思います。糸島市にもさまざまな条例がございますので、一概には言えませんけれども、例えば、利用者側、申請者側が条例に違反した場合、条例の規定に違反する行為を行う場合の利用等の制限、あるいは違反した場合の許可の取消し、罰則規定に違反した場合は罰則の適用などがあります。また、条例に基づかない事務を行った場合、市職員が条例に基づかない事務を行った場合でございますけれども、職務遂行に当たっては、地方公務員法の規定により法令、条例を遵守しなければならないというふうになっております。  以上です。 66 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 67 ◯19番(浦 伊三次君)  この件については、条例とは何かと。議員の皆さん方もわかったことを聞きなんなって、こう思っとんしゃあ人もおらっしゃるんじゃないかなと思いますけれども、そこまで総務部長に言っていただきたかった。  そこまで言われるならば、さきの6月議会、いいですか、深江の農業体験広場、あれにこう質問した。答弁が、条例改正案を9月議会に出しますと。確かに出ました。そこでやめておけばよかったんですけれども、また質問して、ならいつから使えるんですか、こう言いますと、答弁は7月からでも8月からでもいいですよと来た。わかります、意味が。条例はまだ生きているんですよ、そして今度の条例改正は平成29年4月1日から施行すると書いてある。とすると、今総務部長言われたけれども、執行部のほうが条例違反を勧めているんじゃないですか。でしょう、その考えはどうですか、条例違反じゃないですか。 68 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 69 ◯産業振興部長(平野謙二君)  今の御質問にお答えをさせていただきます。  6月議会で、確かに議員の御質問を受けました。6月議会以降でも交流体験広場については利用をできますというお話をさせていただきました。  現条例で二丈の交流体験広場については十分に利用をいただけるというところで御答弁をさせていただいたところです。  交流体験広場につきましては、開設当初からそういった利用ができるというふうに、スポーツ利用もできるというふうに考えて利用をさせていただきました。  現条例でございますが、現条例でも第7条第2号の規定に、交流事業に利用する場合、許可を得て占用できるというふうになっております。6月議会の際に御指摘がありましたスポーツ団体につきましても、交流事業とみなして占用を認めていたところでございます。  今回の改正条例につきましては、現在議案第84号ということで、交流体験広場条例の一部を改正する条例についてという議案を建設産業常任委員会のほうに付託をさせていただいておりますので、改正条例については答弁を差し控えさせていただきます。  以上です。 70 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 71 ◯19番(浦 伊三次君)  今の提案されておる議案のことを言っているんじゃないんですよ。今まで6年間も7年間も誰も使わせんと言っておきながら、議会で言われていつから使わせるとですかと聞いたら、7月からでも8月からでもいいです。勝手に、今、総務部長が言ったように、議案の変更なり議案の訂正は執行部ができるんですか、議会の承認を得らないかんとでしょう。そこに3人おらっしゃるけれども、3人とも言わっしゃったでしょう。どうなっているんですか、あれ。  そして、議案の訂正とかできないということを、自分たちだけではできないということを十分わかっておきながら、周りの執行部はその答弁に対してうなずいたんですよ。議員もそれはでけめえもんってすぐ感じましたよ。勝手に7月から、8月から使っていいですって言えるんですか。前の条例は生きているんですよ、いつまでっちゃ使わせんやった条例が。職員の執行部の皆さん方も一言も、ああ、あれが答弁しよるけんあれに任しておこうと、自分には矢が飛んでこんというふうな格好でおられたんじゃないですか。違いますか。本当に議会の権利を執行部は奪っているんじゃないですか。議会は初めて納得して7月から、8月から使っていいですよと言えばいいのに、何でそんなに早く3人で結論を出したんですか、議事録見てくださいよ、どう考えられますか。 72 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 73 ◯副市長(谷口俊弘君)  スポーツ団体の利用につきましては、余りにも覚書を尊重しまして、その実態というのが一部の団体に限定しておったということについては深く反省をしておるところでございます。  ただ、今部長が申し上げましたとおり、利用につきましてはオープン当時からその他の団体の利用を禁止していたということではございません。原則はオープンでございます。ただ、覚書がございまして、結果として一部の団体に偏っていたということを深く反省しているところでございます。  そこで今後は、利用できる団体の範囲というものを明確にしまして、またこれまで十分でなかった周知を行いまして、広く市民の皆様、各種団体にもお使いいただけるように徹底してまいります。 74 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 75 ◯19番(浦 伊三次君)  大体条例が、そういった条例があるということは百も承知の上、そうしておいて、間髪入れず、7月からでも8月からでも使っていいですよと、ただ単に僕を喜ばせるための言葉やったんですか。条例を何て考えておるとかいなと思いました。そして、おかしいねと、そういった答弁おかしいねと思った議員さんも何人もおらっしゃる。執行部はこれだけおって何も言わんやったんですか。誰かおかしいと言うならば、それは答弁しよっても、それは条例があるから条例違反ですよと言うべきやった。いかに世間から見て、執行部の横のつながりがないかってわかりました。  ここまで言うと角が立つか何か知りませんけれども、先日、会計処理のミスで大きな金額を損失しました。  議員の中には、人間誰っちゃ失敗すると言うた人もおる。しかし、これは失敗じゃないんです。職員の怠慢なんです。それを持ってきますと、執行部がこのくらいなら職員も怠慢を起こすくさってつくづく思った。もう少し条例を厳しく見ていただきたい。  条例のプロである副市長どうですか、それは。誰も返事せんやったですよ、誰も注意せんやったですよ、職員は、執行部は。ああ、ちょうどよかった、副市長が今ちょっと骨折りなっけんもう黙っておこうと。間違うとったっちゃ黙っておるとですか。そういったメンバーですか、ここ。総務部長どうですか、立派な条例を説明さっしゃれたが、どうですか、そういったときには注意するべきじゃないですかと言っているんです。注意されていればこういうふうな質問はなかったんですよ、どうですか。 76 ◯議長谷口一成君)  浦議員にちょっと議長として確認いたしますが、今質問しておられることは、執行部側が条例違反したんじゃないか。あるいは勝手に条例を変更して今まで使わせていなかった団体にも使わせるように勝手に変更したんじゃないかという趣旨ですかね。 77 ◯19番(浦 伊三次君)続  変更はされていないです。変更はされていない……。 78 ◯議長谷口一成君)  要するに、条例違反したというような指摘ですか。 79 ◯19番(浦 伊三次君)続  変更する前からもう条例違反をしておるんです。 80 ◯議長谷口一成君)  そういう指摘ですよ、明確に答弁してください。条令違反しているという指摘なんです。条例違反しているならしている、していないならしていない、根拠を明示して答弁してください。谷口副市長。 81 ◯副市長(谷口俊弘君)  先ほど申し上げましたように、オープン当時から他の団体の利用を禁止していたわけではございません。改正前も改正後も何ら変わるものではございませんし、条例違反というふうには思っておりません。  それから、先ほど職員の怠慢というふうに申されましたけれども、6月議会で申し上げましたとおり、この交流広場の整備に当たっては、県の合併特例交付金と国の地域活性化事業債というものを活用して整備をしております。ところが、この交付金と起債には条件がついております。農業体験広場、研修施設、交流の場として利用することという条件が入っておりまして、スポーツということを全面に打ち出すことができませんでした。ただ、お恥ずかしい話でございますが、議会で御指摘を受けまして、その後、県と協議をしまして、スポーツにも使っていいという返事をいただきましたので、今後は幅広く周知をして市民の皆さんに御提供させていただきたいというふうに思っております。職員の怠慢ということではございません。
    82 ◯議長谷口一成君)  平野部長、何か補足答弁ありますか。(「いや、副市長がおっしゃったとおりです」と呼ぶ者あり)  浦議員。 83 ◯19番(浦 伊三次君)  長い間ほったらかしとって、6月の議会で言われたけんいうてころっと変わられるなら、何で前から変えんとですか。何が怠慢じゃないですか、怠慢ですよ、私から言わせると。  そういった意味で、議会の広報委員さん、立派と思いますよ、6月議会の一般質問見てくださいよ、使っていいと書いてあるんですよ、答弁したって。ところが、条例はまだ生きておるって。  あなたたちは、議会から言われて何か知らせるときには広報を使いますって、広報に載せますって、すぐ言われる。多くの市民の方が広報を読んであるんです。あの公園は7月からすぐ使わるったいなと。本当に、うそでしょう、勝手なよかほうにばっかり回しよるでしょう、あなたたちは。今までずっと使われたなら、今度の条例も変えんでよかと。  そういった意味で、今度の条例のことはまだ委員会に付託していますので何も言いませんけれども、何でそげん市民にうそまで言うて、そんなら広報でどうして市民に納得させるんですか。お尋ねします、どうぞ。 84 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 85 ◯産業振興部長(平野謙二君)  改正の件には触れませんけれども、今回条例を扱っておりますのは、当然のことながら6月議会での御指摘もございますが、趣旨としては、施設の利用範囲を明確にすると。運動広場を利用する場合において使用料を徴収すると、こういったものを定めるところで改正を予定させていただいて上程をさせていただいております。  もともと現行条例におきまして、ふれあい広場をスポーツ団体が利用することは、交流事業の一つとして認めていたわけでございます。ただし、先ほど副市長が答弁いたしましたように、一部の団体に占用が偏っていたという御指摘がございましたので、そこの部分を改正させていただくということでございます。  それともう1つは、先ほど副市長の答弁にありましたように、県の交付金、あるいは活性化事業債、こういったものを利用させていただいておりますので、スポーツ利用という明記をしておりませんでした。交流事業という形での利用を認めてまいりました。しかし、今回条例の改正に当たりまして、県とも協議をさせていただいた。運動広場ということを明確に定めること、それから一部使用料を徴収するということについては御了承をいただいたということで今回改正に踏み切ったところでございます。  以上です。 86 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 87 ◯19番(浦 伊三次君)  市民は、何でつくったのか、誰が使われるのか、使われんのか、そんかとはわからんです。あれだけの広場があったら誰でも使えると思う。長い間、あなたたちは選別してきた。あんたたちは使わせんと、あんたたちは使うてよかと。そうしよって、議会が言うたら、7月から8月から使っていいです。市民はたまったものやないですよ。どこでどうして繕うというのをして、なら広報に載っているのをどうしてあなたたちは市民に知らせるんですか、あれは違いましたって。どげんするんですか、すぐ広報を使われますけれども、広報を使っていいですよ、使ってくださいよ、どうするんですか。答弁を求めたいと思います。 88 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 89 ◯産業振興部長(平野謙二君)  6月の議会の折、周知の関係も御指摘をいただきましたので、交流体験広場の利用につきましては、ホームページに今交流体験広場の情報を掲載しおりますけれども、その情報内容につきまして、スポーツ利用という分を加えさせていただいたというところでございます。それから、生涯学習の体育施設のホームページのほうにリンクをさせていただいたというところでございます。そういった形で市民への周知を図っているということでございます。 90 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 91 ◯19番(浦 伊三次君)  ホームページを言うちゃないんです。糸島で一番見ているのは広報でしょう、ホームページ10万人の市民がしきるとですか、ホームページ開ききっとですか。それに対してホームページ、ホームページって、本当に何で認めんとですか。何かかんか理屈つけて、難しい言葉並べて言えば、自分の身を守るばかり。情けないと思いますよ、ほかの部長さん方もそう思っとらんですか、自分の身だけ守っておけばあとんとは知るかいって。それじゃ、議会と執行部はしっくりいかんですよ。どうしても認めんですね、広報に書いてあることは間違いでしたって言えないんですか。 92 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 93 ◯副市長(谷口俊弘君)  繰り返しになりますけど、先ほど交付金と起債を活用して整備したというふうに申し上げました。このように国、それから県との約束事がございました。ただ、一方では公の施設として広く市民の皆さんのために使わなくてはならないという原則論、この原則論との間で難しい問題があって今に至っておりますが、県との協議が整いましたので、今後は広報等を使って広く周知をしていきたいというふうに思っております。 94 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 95 ◯19番(浦 伊三次君)  今後はそうやっていかないかんけれども、今実際ある広報をどうするんですかと聞きたいんですよ。使っていいですよと書いているんですよ。本当に何だかんだ難しいことを言って逃げろう逃げろうとさっしゃあけれども、間違うとりましたって言うべきじゃないですか、条例違反しましたって言うべきじゃないですか、違うんですか。 96 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 97 ◯産業振興部長(平野謙二君)  まず条例違反というのは先ほどからお答えをしておりますように、条例違反という考えはございません。  広報紙につきましては、先ほどホームページ等で周知を図っておるというふうなお話をさせていただきました。広報紙につきましても、今議会へ上程しております改正後、当然ながら10月15日、11月1日、ここについて利用方法の変更等を掲載、詳細に行っていく予定でございます。  また、6月議会以降で8月15日号の広報に掲載の予定を考えましたが、紙面の確保が困難でございましたので見送っているところでございます。今回の条例改正とあわせて詳細について周知を図っていきたいというふうに考えております。 98 ◯議長谷口一成君)  浦議員。 99 ◯19番(浦 伊三次君)  聞いてみますと、広報はうそ書いておるように聞こえる。使っていいですよってあなたたちは言っているんですよ。それをそのまま載せているんですよ。まだ広報は僕は人がいいと思った。7月、8月から使っていいですよとあなたたちは言っているんですよ。ところが、それまで書いていないんですよ、使っていいですよと。それを広報委員さんは非常に温かい気持ちで言ったつもりでも、あなたたちはそれを絶対に拒否されてしまう。これじゃ、信頼関係は結べないと思います。  そこでもう1つ、幾ら言っても聞かっしゃれんけんですね、こっちもそういったつもりでおります。  今議会で議案が委員会に付託されました。付託された委員会は真剣に審議、調査いたしましたが、付託された委員会は真剣に調査しますけれども、ほかの委員会以外の人から圧力をかけられたりすることはとてもできるものじゃない、してもろうたら困るんですね。そして、委員会が結論出します。そしたら、最終議会で、ここで委員長報告とともに採決があります。そこで可となればできるんですけれども、否となれば廃案です。その途中でありながら、誰も圧力をかけてはいけないところに圧力かけたことありますか。はっきり言いましょう、チラシが出た。それに対する圧力、それに対して議会運営委員会が再度開かれた。こういったことがありますか、副市長どうですか。 100 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 101 ◯副市長(谷口俊弘君)  御指摘の件につきましては、多分に今きららの湯の民営化について署名活動、あるいはチラシが配布されていると。その中で市が条例違反をしておるというようなことが書かれておりました。ただ、これにつきましては、そういった条例違反の事実はないと。市としてはきちっと法令に基づいて手続を進めておるということを再三にわたって回答をしてきたわけでございますが、それには応じてもらえず、引き続き条例違反というような事実に基づかないようなことをチラシ等に書かれておりましたので、抗議をしたものでございます。この交流広場とは関係がございません。 102 ◯議長谷口一成君)  浦議員、質問が通告の範囲を超えていると思われますので、通告の範囲内での質問をお願いいたします。範囲内での質問を遵守していただきますようお願いいたします。 103 ◯19番(浦 伊三次君)  これも委員会条例でありますので、条例です。圧力がかかったということによって、委員会の審査に影響を及ぼすようなことはあったら困るわけですよ。  そういった意味で、慎重に委員会付託されたような条例、あるいは議案については、しっかりと目を開いて見てもらわんと、委員会は二番煎じをしたような気になります。せんどきゃよかったと。そういった意味でも、委員会が活性化するためにももう少し考えていただきたいなと思いますとともに、どうしても納得しなかったんですね、僕は条例について条例違反じゃないかと、じゃないということを言われますので、これなら平行線だと、いつまでたっても終わらんと思います。  最後に教育委員会家宇治教育長を初め、職員の皆さん言いましたように、全身全霊をもってぜひ支援学校の誘致に努力していただきたいと。これこそすばらしい糸島をつくるための第一歩じゃないかなと思いますので、よろしくお願いしまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 104 ◯議長谷口一成君)  これをもちまして、浦議員一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時5分といたします。      (午前10時52分 休憩)      (午前11時04分 再開) 105 ◯議長谷口一成君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、17番伊藤千代子議員の発言を許可します。伊藤議員、どうぞ。 106 ◯17番(伊藤千代子君)  建設産業委員の伊藤千代子でございます。ことしの5月、同僚議員が覚醒剤で逮捕されました。糸島市議会は全国で本当に有名になりました。私たち議員は政治倫理を守り、品性のある活発な議会活動を行うことによって、市民の信頼を回復するために力を尽くすべきだと考えます。  では、ただいまより一般質問をいたします。  まず、質問通告の2番目からさせていただきます。  林間施設の10年間無償貸し付けの契約と解約の経過、市の責任について伺います。  昨年度1年間で、二丈の林間施設、二丈一貴山の保安林約19万平米、樋の口ハイランドの建物3棟を使って営業しているフォレストアドベンチャーの運営会社パシフィックネットワーク東京本社が糸島市に賃貸料として払った金額は幾らでしょうか。 107 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 108 ◯産業振興部長(平野謙二君)  御質問の賃貸料でございます。  平成27年度の賃貸料につきましては、年間10万3,390円でございます。 109 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 110 ◯17番(伊藤千代子君)  東京の会社に本当に安く貸してあげているということがわかります。2012年3月26日、糸島市は二丈のキャンプ場真名子木の香ランドと樋の口ハイランド公園の林間施設と森林を、10年間ただで貸す契約を議会の議決を経て、福岡市のネイチャースピリットという会社と結びました。しかし、わずか3カ月足らずで資金繰りが悪化し、契約を解約しました。その後、その後始末に農林水産部長が東京へ出張し、臨時議会まで開き、税金を無駄に使いました。  この年の7月19日の糸島新聞に、松本前市長は市のチェックが不十分だったというふうに述べています。業者選考会の委員長は谷口副市長でした。あなたは市に与えた損害の責任をこのときどのようにおとりになったのか伺います。 111 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 112 ◯産業振興部長(平野謙二君)  ただいまの御質問でございますけれども、この件につきましては、平成24年第2回定例会の議案質疑で、伊藤議員他1名の方に、それから第4回の定例会の一般質問で伊藤議員に、第5回臨時会の議案質疑で伊藤議員他7名に、及び第6回定例会の一般質問でも伊藤議員にお答えをいたしたとおりでございます。 113 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 114 ◯17番(伊藤千代子君)  あなた何を言っているんですか。今ここに来ている人や市民は何もわからないでしょう。新しい議会でちゃんときちっと説明してください。それに私は副市長に聞いているんですよ。前市長が、10年契約がたった3カ月で破綻したことはチェックが甘かったと。それに対して、そのチェックをやったのは、選考会の委員長は副市長、あなたですよ。だから、このとき市に損害を与えた責任を、給料をカットしたとか、何かそういうことで責任をとったのかと聞いているんです。とっていなかったら、とっていないと答えてください。 115 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 116 ◯副市長(谷口俊弘君)  今、選考会の委員長は私というふうに言われましたが、私は委員長ではございません。なお、選考に当たりましては、プレゼンテーション及び応募者から提出されました事業計画、運営方針、収支計画等を審査いたし、採点したものでございまして、責任を問われるようなことはいたしておりません。 117 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 118 ◯17番(伊藤千代子君)  糸島市の林間施設指定管理者選考委員、糸島市副市長谷口俊弘、そして農林水産部長洞孝文、農林土木課長瀬戸利三とこの中に書いてあるんですよ。あと2名の方は市民の方です。この中で谷口副市長が選考委員長をやったと私は聞きましたよ。それでは、誰が選考委員長やったんですか。その件はいいです。ただ…… 119 ◯議長谷口一成君)  ちょっと待ってください。言うこととお互いの答弁が、どっちかがすらごと言いよお。伊藤議員。
    120 ◯17番(伊藤千代子君)  それでは、この3名の中で、副市長と部長と課長と、その中でどなたが委員長だったんですか。 121 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 122 ◯副市長(谷口俊弘君)  進行は事務局でいたしておりまして、特に委員長、副委員長といったものは選任いたしておりません。  なお、責任の問題をおっしゃいましたけど、この選考会には外部の委員さんも選考委員として就任をしていただいております。この外部の委員さん、審査要領に基づいて厳格に審査をなされているわけですから、今のような発言は大変失礼だと思います。 123 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 124 ◯17番(伊藤千代子君)  外部の委員さんというのは、市民の方が2人です。そして、業者選考会には今言ったように、副市長と部長と課長と、市の幹部が3人もいたのに、今のお話では委員長も決めずにやったということですね。  では、市長はこの会議でのチェックが不十分だったと認めているんですよ。副市長はこのときに一番大事なネイチャースピリットの決算書を見ましたか。 125 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 126 ◯副市長(谷口俊弘君)  設立予定でございましたので、実績については見ておりません。 127 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 128 ◯17番(伊藤千代子君)  そうなんですよね。この会社には、市は決算書も出させていなかったんですよね。チェックが不十分だったのではなく、市は財政のチェックをしていないんですよ。それはなぜかというと、市が林間施設の指定管理者を募集したのは2012年の1月でした。それに応募してきたのがネイチャースピリットというところでした。  これがその時の申請書です。こう書いてあります。糸島市林間施設指定管理者申請書、森林公園真名子木の香ランド、樋の口ハイランドの申請者として、福岡市の株式会社ネイチャースピリット設立予定と書いてあります。設立予定。だから会社がないということは、まだそういうものを出せる状態じゃなかったんですよね。この申請書を市は1月27日に農林土木課が受理をしています。  ここで問題なのは、地方自治法によって第244条の2の3というのがあります。普通地方公共団体は、法人その他の団体である指定管理者に施設の管理を行わせることができるというふうに書いてあります。会社設立予定の個人は応募資格がありません。それは、内閣とか国の指針を見ても明らかです。しかし、糸島市では会社設立予定の申請に対して、指定管理者の応募を認めているんですか。 129 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 130 ◯産業振興部長(平野謙二君)  今、議員おっしゃいました地方自治法第244条の2第3項、私どももこの条項を根拠といたしまして、糸島市の林間施設条例第4条で法人その他の団体であって、市長が指定するものというふうに定めさせていただいて、糸島市の林間施設指定管理者公募要項の応募資格で法人または団体などというふうに明示をさせていただいて、その上で公募をさせていただいたということでございます。  指定管理者指定申請書及びその関係書類が完備された団体でございましたので、公募要項に従って受け付けを行い、選考要領に基づいて適正に審査をしたものでございまして、手続は適正に処理されており、問題はないというふうに考えております。 131 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 132 ◯17番(伊藤千代子君)  つまり、市はこの会社設立予定というような、まだ会社もないのにこういうものを受け付けたということについて全く反省をしていないということですね。つまり、これからもこういうような申請を受け付けるということですね。しかし、これはあなた方が幾らこのことを擁護してあっても、正当化されても、これは絶対におかしな話ですよ。違法です。この申請書には農林土木課の職員5人の決裁が押してあります。例えば、農林係の職員が2人、係長、課長補佐、部長、課長ね、こういう方々の決裁印が押してある。これは会社ではない以上、応募資格がない申請書なんですよ。これに対して判こを押した。法律上応募資格がないものに判こを押して受理したら、どういう罪になりますか。 133 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 134 ◯産業振興部長(平野謙二君)  先ほど答弁させていただいたとおりでございます。違法とは考えておりません。  以上でございます。 135 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 136 ◯17番(伊藤千代子君)  この申請書は本当に大事なんです。なぜなら、設立予定なんていうような申請書は受理しちゃいけないんですよ。これを受理したばっかりに、やる必要がない業者選定をやって、人件費、そして多額の税金を無駄に使って、最終的にネイチャースピリットとの契約に至ったんです。  ところが契約に至った途端に、やはり会社が財政的な決算書も財産目録も何にもないから、全くチェックしていなかった。だから資金繰りに困って、破綻したときにあなた方は困ったわけですよ。  この判こが押された設立予定の申請書は、私は刑法第155条、第156条の公文書偽造だとか、あるいは虚偽公文書作成のそういう罪になる疑いがあるというふうに考えていますけれども、それについてはどう考えますか。 137 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 138 ◯総務部長(洞 孝文君)  当時の担当部長として答弁させていただきます。  過去の議会でもこのことについては答弁してきております。この株式会社ネイチャースピリットだけを特別扱いしたわけではございません。  瑞梅寺山の家につきましても、指定管理者として設立される前に、団体として同じような取り扱いをした経過もございますので、どうか御理解をよろしくお願いいたします。 139 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 140 ◯17番(伊藤千代子君)  設立前というのは、何もそれこそ、さっきも言うように、決算書も財産目録も何もないんですよ。そういうものを市が業者選定できるわけでがないでしょう。ネイチャーの社長が、あなた方も知っているこのフォーネットという雑誌の中でこう書いていますよ。松本市長に会って頼んだら、糸島市が異例のスピードでやってくれたと告白しているんです。会社がなかった木村さんという方が市長に会ったのは2011年12月16日ですよ。それからたった3カ月後に、議会で市の施設を10年もただで貸すという条例が可決したんです。ここの議会で。私はあのときも必死になって反対しました。  なぜならね、会社もない人が市長に頼んだぐらいで、3カ月後の議会でただで貸してもらうなんて、あり得ないんですそんなことは。私は、農林水産部ぐるみでこの設立予定という申請書に判こを押したのは、そういう前市長の命令があったからだろうなと思いましたけれども、それについてはそうじゃないんですか。 141 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 142 ◯総務部長(洞 孝文君)  私ども、行政事務を行う場合、常に心がけておりますことはスピード感でございます。よくスピードは最大の付加価値と言われますけれども、そのような気持ちでいつも業務に携わっております。  以上です。 143 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 144 ◯17番(伊藤千代子君)  総務部長、副市長が委員長を務める先ほどの業者選考会が…… 145 ◯議長谷口一成君)  委員長は否定していますよ。質問も正確な質問をしてください。 146 ◯17番(伊藤千代子君)続  待って待って、じゃ、こう言いましょう。副市長や、今は総務部長ね、部長や課長が入っていた業者選考会が、このネイチャースピリットを審査して、合格と点数をつけたのは2012年2月3日です。しかし、登記簿を見たら、会社はその後の2月22日にできているんですよ。スピード感が大事であっても、会社がないうちに業者選定をしちゃう、そういうことが正しいことですか。  副市長、あなたはこういうことはやらせの業者選定であるという自覚がないんですか。 147 ◯議長谷口一成君)  ちょっと伊藤議員にお尋ね申し上げますが、この案件は過去の案件でございまして、そのようなことで、十分うちの議会でも審議、追及された案件でございます。今また新たに質問をしておられますが、何か意図を持って……(「意図があるから、ちゃんと聞いてください」と呼ぶ者あり)意図がありますか。谷口副市長。 148 ◯副市長(谷口俊弘君)  どうしてもおわかりいただけないようでございますが、設立予定であっても団体として受け付けることは可能というふうに部長が答弁しました。そのとおりでございます。  ただ、伊藤議員も御存じのとおり、糸島のフォレストアドベンチャーは、全国で12番目、九州では初めてのものでございます。そうしたことから、合併直後の糸島市の発展を考えた場合、海際の観光はある程度進んでおりましたが、山際の観光というものがいま一つでございました。そういう中で、このフォレストアドベンチャーの話をお聞きしまして、これは糸島市にとっても大変有用な取り組みであるというふうに判断をいたしております。  ただ、設立予定であっても、その代表者というのは十分なフォレストアドベンチャーに対する経験、知識もございましたし、実績はなくても今後の事業方針、企画、運営、そういったものを総合的に勘案しまして、選定をしたものでございます。やらせではございません。 149 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 150 ◯17番(伊藤千代子君)  あなたはちゃんと審査したみたいに言っているけど、前市長は審査が不十分だったと言っているじゃないですか。だから、やっぱりそれで破綻をしたんですよ。ちゃんと財政も出せないようなところをやったわけだから。  今わかりました。糸島市では会社設立予定でも指定管理者の応募を認めているということですね。わかりました。しかしそれは、法律上はおかしいということを今後明らかにしていきたいと思います。なぜならば、議長、このことはまだ時効になっておりません。ですから、私はそのことを申し上げているんです。  それから、今の言っていることは私が言ったことをもっと平たく言うと、こういうことなんですよ。市の仕事を取らせちゃるけん、今から会社をつくっちゃんないて、そういうようなことを前市長はやったわけですよね。私はそういうような業者選定、まだ会社がないうちにそういうことをすることは、私は絶対にやってはいけないことだと思うから、ここで言っているんです。  指定管理者の募集要項もここにありますけれども、この中には不正行為の禁止とか載っています。しかし、市が応募資格がないような会社を、設立予定の会社を受理して事務を進めた。そして、結果的に契約を結んだけれども、その会社が破綻、契約を解除しなきゃいけなくなったとういうことは非常に大きな問題だというふうに思っています。  我々議員は、このことは今回初めて申し上げますよ。我々議員は、この年、2月23日の朝に、つまり会社ができた次の日の朝、ネイチャースピリットとの契約議案というのをもらったんですよ。つまり市は、まだ会社がないうちに議案書を印刷して議会に出す準備をしていたんですよ。そのときに配った議案、この会社、実はきのうできましたけど、これから10年ただで市の施設を貸しますからねと、そんなふうに言ったら、議員、誰が賛成しますか。そりゃ、おかしいとみんな思いますよ。でも、あなた方は、いかにもこの会社があたかもあるかのような説明をして事務を進めたんです。  スピード感が大事と総務部長言いましたよね。会社がないうちに、この会社の契約書もつくって議員に配ってしまう、こういうようなことは、私はスピード感じゃなくて、やってはいけないことだと思いますよ。そのことを反省しないで、今も正当化して言っているということは、これからも糸島の業者選定はいろんなところで今みたいなことをするということなんですよ。年間1,000件もあるような業者との契約がきちんとされる必要がある。その点を私は考えて今申し上げているんです。  そして、2月13日、まだ会社がないときに、農林水産部長は建設産業委員会に報告に来て、立派な会社を選定できましたと言いました。ここに会議録がありますから、それは載っています。私も、そのときには、ああ、そうなのかと思いました。しかし、会社の登記簿をとったら、まだそのとき会社はなかったんですよ。議会に虚偽の説明をして、市民の財産をただで貸すような契約、大変な契約ですよ。市民の財産をただで貸すようなことを、どこの団体もそんなことはしていませんよ、あんだけ広いところを。それを結んだのは、私は地方公務員法違反及び市民を裏切るような背任行為だと私は思っていますけれども、その点について、市長、副市長はどう考えていますか。 151 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 152 ◯総務部長(洞 孝文君)  スピード感を持ってというのが気に入られないみたいでございますけれども、議案送付日、先ほど2月23日と言われましたが、その前日にはちゃんと設立もできておりますので、書面上、何も不備はございません。ちゃんと法令に基づいた手続で進めさせていただきました。  以上でございます。 153 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 154 ◯17番(伊藤千代子君)  糸島市はすごいですね。議員に議案を配る前の日にできた会社に、10年もただであのキャンプ場の木の香ランドや樋の口ハイランドや、あんだけたくさんの施設をただで貸す議案を出して、それを何とも、正しいと言っているんですよね。私は本当に、今聞いていて、そんなふうな言い分が通るんであれば、これからの業者選定、私は全く信用できないというふうに思いました。  このネイチャーの社長は、これができた後、この雑誌の中で、市長に会ったのは糸島の市議会議員を通じて会ったんだというふうに言っているんですよ。私は、議員が利害関係者とつながっていれば、議会で公平公正な審査はできないと考えているんですね。その市会議員は誰だったんですか。 155 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 156 ◯総務部長(洞 孝文君)  過去の議会でも伊藤議員のほうから御質問ございましたけれども、答弁できかねるということで当時も答弁をいたしておりました。今回も同じでございます。 157 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 158 ◯17番(伊藤千代子君)
     胸を張って議会で言えないということ自体が、それが答えですよ。このことが起きたのは、ちょうど下水道課の職員が官製談合で逮捕をされて、糸島市役所に警察が入っていたときの話です。私は職員個人の談合の罪、それも重いと思います。しかし、市長命令によって、まだない会社に、今から3カ月後の議会で議決して取らしちゃるけん、それまで会社をつくっちゃんないとか、そんな話が通るような業者選定、私は絶対にあってはならんというふうに思います。  私はちょっと総務部長に一つだけ聞きたいんですけど、あなたは先ほどから正しいことだとおっしゃっているけれども、私は正しいとは思わない。糸島市役所の中では、例えば上司が命令したときに、それが不適切な命令であった場合、そういうときに、職員はそれを拒否できないんですか。そういう場合でも聞かなきゃ、例えば出世にかかわるとかいうふうなことで、聞かなきゃいけないような体質があるんですか。 159 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 160 ◯総務部長(洞 孝文君)  そういうことはございません。上司、部下の間でもちゃんと協議をして、事務を進める、このように考えておりますし、そのように行っております。 161 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 162 ◯17番(伊藤千代子君)  糸島市では、今の言ったことは、本当にこれが正しいというふうに皆さんはおっしゃる。しかし、私はこのことを社会に提示したときに、市民の中に提示したときに、ああ、正しいことだと、ちゃんとした業者選定やっているねと。私は、市民は思わないと思いますよ。  次に、きららの湯の民間業者への無償譲渡の経過について伺います。  これにつきましては、高齢者、障がい者、市民に本当に愛されている二丈のきららの湯、これを民間業者に無償で譲渡するという中身です。今、市民の税金でつくった二丈温泉きららの湯を民間業者にただであげる問題で、市民の怒りが渦巻いています。  6日の質疑で明らかになったのは、無償譲渡先の日食システムが2年前にできたばかりで、プールや温泉経営の実績がない。契約を結ぶ会社は市役所の裏にある民家であること。会社名義の不動産を持たずに決算書は赤字であること。3,000万円の残高証明は出ているが、1,100万円以上の負債があることなどがわかりました。  副市長は、その6日に社長がフードサプライの取締役だったというふうなことをおっしゃいましたよね。それを聞いた方が、えっ、では日食はトンネル会社なんだろうか、フードサプライがバックについているから赤字でも構わないと思っているんだろうかというような市民の皆さんから、インターネットを見た人たちから私は連絡を受けたんですけれども、そのような認識でいらっしゃるんですか。 163 ◯議長谷口一成君)  内野健康増進部長。 164 ◯健康増進部長(内野孝治君)  現在、議案第78号 糸島市健康ふれあい施設条例を廃止する条例について及び議案第85号 財産の処分及び貸付けについての議案が市民福祉常任委員会付託されており、答弁につきましては控えさせていただきます。 165 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 166 ◯17番(伊藤千代子君)  答弁をしないということですか。今、多くの市民が、自分たちがあんだけ利用しているきららが一体どうなるのと思って議場にも傍聴に来てあるし、インターネットでも多くの方が見てあるんですよ。堂々と答弁したらどうですか。私はこの会社が出した……(発言する者あり)静かにしてください。この会社が出した提案書を見ました。これ、立派ですよね。財政の裏づけがないのに、あれもします、これもしますといっぱい書いてあるんですよ。  この内容は、介護予防とか健康づくり事業に詳しい市の職員かコンサルでなければ書けないような提案書です。社長がこの提案書を自分で書かないで誰かに書いてもらったとしたら、それでも構わないんですか。こんなようなことは質疑では聞けないでしょう、だからお尋ねしているんですよ。大事なことでしょう。 167 ◯議長谷口一成君)  内野健康増進部長。 168 ◯健康増進部長(内野孝治君)  先ほど答弁したとおりでございます。 169 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員に申し上げます。今、質問中の事項は、現在、市民福祉常任委員会に付託されております。御承知のとおりでございます。執行部から答弁はできかねると思われますので、これ以上の質問は控えられますようお願いいたします。伊藤議員。 170 ◯17番(伊藤千代子君)  議長、もう審議終わっているでしょう。私は非常に……(発言する者あり)静かに。(「まだ終わっていないよ」と呼ぶ者あり)井上議員、静かにしてください。この提案書を書いたのが、援助したのがへいせいの疑いがあるから言っているんですよ。なぜなら、今、市がきららの無償譲渡の応募資格を与えたのは、へいせいのワン・ツウ・スポーツクラブを含め、たったの6業者なんですね。もし日食にへいせいが援助をしたりして、これができていたとしたら談合じゃないですか。そういう重大な問題があるから質問しているのに、それを妨害してさせないということですか。  この中には、介護ビジネスの専門家であるへいせいのコンサルタントの方がいらっしゃいますが、非常にその方がふだんいろいろなところでおっしゃっている内容がたくさん含まれています。特に市役所と連携をして、健康づくり事業、健康ビジネスでお金もうけをする時代だということを書いているんですよね。しかも、この4年の間に、きららの事業に参入をしたがっていたのは、へいせいだけです。実際に去年、きららの健康づくり事業に応募をして、入札に参加したのも、へいせいのワン・ツウ・スポーツクラブの経営者だけだったんですね。  ですから、私は日食の決算書が赤字であるのに、市が全くそのことを無視して、これを進める。そのバックにはフードサプライとへいせいがついているからじゃないのかということをお聞きしたいんですけど、副市長、その答弁をお願いします。 171 ◯議長谷口一成君)  谷口副市長。 172 ◯副市長(谷口俊弘君)  先ほどの質問もそうですが、伊藤議員に言わせると、市がやっていること全てが何かおかしいと、しかも私がかかわっていることは全ておかしいと、そんな話でございます。  ただ、今おっしゃっているのは、談合とかトンネル会社とか、あるいはバックにへいせいがかかわっているとか、そういった想像に基づくことで質問をしていただきたくありません。そういった質問は慎んでいただきたいと思います。 173 ◯議長谷口一成君)  先ほど申し上げましたとおり、これは委員会に付託した案件でございまして、委員会でそれこそ先ほどの浦議員の質問の中にもありましたように、付託を受けた委員会は一生懸命真剣に審議をされます。付託した以上は、その委員会の判断にお任せしますし、その審議に影響を与えるような一般質問はしないようにという私ども議会で申し合わせもしております。  そういうことで再度お願いします。この件については質問を控えていただきますようにお願いいたします。伊藤議員。 174 ◯17番(伊藤千代子君)  私、先ほど申し上げたんですけど、ことし本当に5月に、田中菊雄議員がああいうことで逮捕されて、市民の皆さんから議会どうなっているのって、ちゃんとした議会で審議をしているのって、そう思ったときに、こんなに市民の皆さんにかかわることが徹底的に議会で質疑されるのが大事と思って今申し上げているんです。  特に議長、この前おっしゃった実は4年前に、先ほどネイチャースピリットのことを私は言いましたけど、あの後の6月議会で、ある議員がきららについて取り上げて、公共施設の有効活用は民間に大きな期待があるというふうに、今後の経営方針はと聞いているんですよ。そしたら副市長が、きららの民間委託も踏まえて今後検討しますと約束をおっしゃったんです。  私はそれを聞いてね、あっ、次はきららをどこかにただで貸すんじゃないかと思ったんですよ。ところが4年後に出てきたのはただで貸すんじゃなくて、ただであげるだったんですよ。ひっくり返るほど驚きました。利用者の市民の声は聞かないで、議員が述べた民間の業者の期待に応えて無償譲渡を決定したということが、この前の質疑でよくわかりました。  ですからね、今、市役所のほうに、部長、きららの無償譲渡反対と、いろんな市民が市役所に来てやめてくださいと、私たちが楽しみに使っているきららを民間にただでやらんでくださいて抗議に来てあるじゃないですか。その中には、きららの無償譲渡先に上げたへいせい以下6業者というのは利害関係者なんですよ。そういう利害関係者と仲よくゴルフとかマージャンとか飲食などしている議員がもしいたら、議会で公平なチェックできないんです。市役所には無償譲渡に抗議する市民がいっぱい来て、中にはそういう情報を、利害関係者と議員との関係を申し立てていった議員もいたというふうに聞いていますけれども、そういうことがあっているでしょう。ですから、そういう点できちんとした審議をするために、そういう状況、そういうふうな市民の声が届いていませんか。私は聞いていますよ。(発言する者あり) 175 ◯議長谷口一成君)  もう何度も私は全員協議会でもわざわざ皆さんに先ほど申し上げましたとおりのことを言って、一般質問ではできないように申し合わせていますので、答弁できないことになるかもしれませんよ、取り下げてもらえませんかと私は何度もお願いいたしました。それを承知の上で、こうやって質問をされる。今おっしゃっていますけれども、私どもは審議を十分にする、そのために委員会中心主義で委員会に、この案件についてはどうぞ慎重審議をお願いしますということで付託をしております。そこで外部からいろんなことを言われますと、その審議にも影響を与える。与えないように、申しわけないけど、一般質問では控えてくださいと、一生懸命、私どもは信頼してその委員会に付託しておりますので、十分その委員会が審議、審査を深められると思いますので、この件については伊藤議員、もう一度お願いしますが、いかがですか。伊藤議員。 176 ◯17番(伊藤千代子君)  何と申し上げたらいいんでしょうかね、私は前のネイチャースピリットのときも本当に一生懸命この議会で、こういう業者選定の後にできたような会社に任せたらいけないとういことを一生懸命言いました。だけれどもね、議長、残念ながら、あれも議員の皆さん、市が言うことは間違いなかろうがいうて、賛成と言って、通って、そしたら3カ月で解約になったんですよ。それを思ったら、本当に議会で私は審議するのが大事と思って、ここで一生懸命言っているんですよ。 177 ◯議長谷口一成君)  私も一生懸命お願いしています。よろしく。 178 ◯17番(伊藤千代子君)続  はい。じゃ、その件について、私はもう言いませんが、次の質問に移りますけれども、ただ市長に一つだけ聞いていいですか。 179 ◯議長谷口一成君)  きららの件については質問を遠慮していただきたいと思います。 180 ◯17番(伊藤千代子君)続  じゃ、これもそうなのかしら。例えば、伊都国歴史博物館の維持費に4,000万円使っているんですよ。そして、図書館も7,000万円使っているんですよ。そういう事業費を使うということ、これは市民が喜ぶことにお金を使うことは構わないことだと、当然それは必要だというふうに私は思っているから今言っているんですけれども、じゃ、あとは議長。 181 ◯議長谷口一成君)  はい。 182 ◯17番(伊藤千代子君)続  じゃ、あとは最終日に反対討論がございますので、そのときに思い切り言わせていただきたいと思います。  じゃ、次に移ります。  最後の質疑は、これもとても大事なことなんですけれども、最後は環境技研の志摩師吉への移転についてです。  へいせいグループの環境技研が志摩の住宅地に移転する問題で、私は年間、市から最も多額の委託料を受けて事業をしている環境技研が住宅の中にバキュームカーとパッカー車の倉庫を建てて、ごみとし尿の収集運搬業をするということがわかってから、地域住民の皆さん、本当に言葉に尽くせないつらい思いを1年半も耐えてきました。  そもそも、環境技研と(株)へいせいは昨年4月の市の開発審査会でパッカー車の倉庫を建てるだけだと説明をして、バキュームカーによるし尿の収集運搬業をするという事実を隠していました。つまり事実と異なる説明をしていたわけです。  会議をきちんと行う責任、それは開発審査会において誰にありますか。 183 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 184 ◯建設都市部長三角孝志君)  開発審査会の責任者は部長にあると思っております。 185 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 186 ◯17番(伊藤千代子君)  そうですね。糸島市の開発審査会規程というものがございます。その中に、会長は建設都市部長をもって充てるとなっているんですよ。ところが、この中でへいせいが虚偽の図面を出したり虚偽説明をしたにもかかわらず、それによって住民に迷惑をかけたのに、部長が全く責任をとっていないんですよ。それで、どうしたことかと私が調べたら、当日、部長は会議を欠席していましたね。欠席する場合は、委員の中からその職務を代理する人を選ばなきゃいけないんですけど、誰に会長代理の職務を代行させたんですか。 187 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 188 ◯建設都市部長三角孝志君)  当日は、開発担当の係長が私の役割を果たしております。  以上でございます。 189 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 190 ◯17番(伊藤千代子君)  係長に部長のかわりの責任をさせたんですか。この開発審査会規程によりますと、審査会に会長及び委員を置くと書いてありますが、委員というのは危機管理課長、企画秘書課長、地域振興課長、生活環境課長、都市計画課長、都市整備課長、建設課長、施設管理課長、農業振興課長、農林土木課長、農業委員会事務局長、教育総務課長、文化課長、業務課長、水道課長、下水道課長、警防課長、こういう市の幹部の方たちがこの開発審査会で責任を持った審査をしなきゃいけないんですよ。なのに何で係長なんかに頼んだんですか。つまり、市の幹部の給料が高いのは責任が重いからなんですよ。開発をきちっとさせるための審査会というのは、係長がやるような任務じゃないんですよ。  市の関係規約で審査会の委員は、今言ったように課長なんですよね。にもかかわらず、今のお話では部長も出ていない、課長も誰も出ていなかったということですよ。そうでしょう、課長は誰か出ていましたか。 191 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 192 ◯建設都市部長三角孝志君)  当日は、私も当時の都市計画課長も別の用務が入っておりまして出ておりません。それで、今、組織の話をされておりますけれども、審査会規程の中で今言われました課長、もしくはその所属する職員のうちから指名する者をもって充てるという項目がございます。それともう1項目、組織、第3条の4項には「会長に事故があるとき又は欠けたときは、委員の中から漸次その職務を代理する。」という規定になっておりますので、当日の会議に何ら問題はございません。  以上でございます。 193 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 194 ◯17番(伊藤千代子君)  そこのところがとてもおかしいですよね。だってね、部長が会長で、18人ぐらいの課長が委員なんですよ。だけど、その中で出られん人もいるだろうから、それは1人、2人は係長が出てもいいんですよ。ところが、このへいせいの審査のときは、部長、課長、誰も出ていなかったんですよ。そして、係長とか、いわゆる普通の職員にやらせたんです。その人たちはどう違うかというと、例えば、私でももう20年近く議員しているからわかります。へいせいが、環境技研がパッカー車とバキュームカーを同じところに置いて事業しているぐらい、10年も20年も市役所におったら知っていますよ。経験の浅い職員だけでこの審査をさせていたんです。私からすれば、環境技研の虚偽をわざと見逃してやったようなものだと思いましたよ。本気でへいせいや環境技研の審査をしていなかった。それは、きちんと審査する責任者がそこに誰もいていないからですよ。  私はその件では市長にぜひお願いしたい。つまり、市の会議で虚偽を働くような業者がおったら市役所は成り立たないんですよ。ですから、私は市の会議での事実と違うような発言は市長の私が許さんということを、あの会社2つに、へいせいと環境技研にがつんと言うべきやと私は思います。いかがでしょうか。 195 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 196 ◯建設都市部長三角孝志君)  この案件に関しましての開発審査会が、あたかも私、課長が故意に出席をしなかったというような発言に聞こえましたけれども、決してそうではございません。別の用務があって出席をいたしておりません。同じように、どの案件についても出られないときは担当係長が出ておりますし、その責任を果たす職務としては当然今までの知識、経験がある開発の担当係長がすることが一番ベターであるというふうに思っておりますので、その考えに基づいて、当時の開発審査会を開催させていただいたということでございます。  それと、当初から、虚偽あるいは虚偽の説明だったというようなお話でございますけれども、これは3月議会、あるいは6月議会でも答弁いたしましたとおり、虚偽記載、あるいは虚偽の説明には当たりません。それはいま一度ここで申し上げさせていただきます。
     以上でございます。 197 ◯議長谷口一成君)  月形市長。 198 ◯市長(月形祐二君)  今、伊藤議員から言われましたが、虚偽、そういったものがあれば、それはしっかりと拒否をするということでございます。許さんということでございます。ただし、このことについては虚偽記載、あるいは虚偽であるというふうには思っておりませんので、御承知おきをよろしくお願いいたします。 199 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 200 ◯17番(伊藤千代子君)  大事なことは、会社や市がこれは虚偽ではないということじゃないんですよ。一番大事なことは、被害を受ける住民がだまされたと思っているか正しいことを言われたと思っているかなんですよ。会社の立場に立って、会社はうそついとらんというんじゃなくて、住民のほうが私たちはだまされたと、あのときに本当のことを聞いとらんかったと、バキュームカーのことなんか聞いとらんて言ってたら、市民の立場で考えるのが大事なんですよ。私は、そのことをさっきから言っているんですよ。  部長、出られないときもあるでしょう。部長と課長18人、ところが誰も出ていないで、そういうような答弁はおかしいんじゃないですか。そして市長は、住民の皆さんが3月31日に1,300の反対署名を持ってこられました。ところが、その翌日の4月1日には環境技研にごみ、し尿の許可を与えたんです。このことでどれだけ住民がショックを受けてがっかりしたか、わかりませんかね。私は体調が悪化してぐあいが悪くなった方たちも知っています。これ以上紛争が長引けば、体の弱い高齢者の方たちは本当に命にかかわりますよ。地域住民に配慮をするということは、開発業者は必要じゃないですか。  先ほど、浦議員が条例は大事だと、条例を守らないかんということを一生懸命述べておられましたよね。珍しく意見が一致したんですけど。糸島市の田園居住のまちづくり条例、この中に事業者は、開発事業を行うものは周辺地域の環境に配慮しなさいって市の条例に書いてあるじゃないですか。へいせいや環境技研は、これを守らなくても構わないんですか。  もうこれ以上、高齢者につらい思いをさせてほしくないんですよ。ですから、市長がこの条例を守らないんだったら、来年ごみの委託はさせませんよと、糸島市で一番高いお金を払っている、それをやりませんよと一言言えば会社は聞きますよ。それだけのお金を欲しいんだから、やっぱり委託がね。  だから、この条例を守って、この会社に、もう地域住民を苦しめるような開発はやめてくださいと、市長、言ってくれませんか。もう心からお願いしたい。命がかかっています。 201 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 202 ◯建設都市部長三角孝志君)  ちょっと幾つか質問ございました。  まず、1点目でございますけれども、1つはバキューム車の記載がなかったので、住民は知らなかったということでございます。確かに開発審査会当日はその記載がございませんでした。ただ、開発審査会その後に、これも3月議会で答弁をさせていただきましたけれども、地元に行ってバキュームカーを駐車するという説明は行われております。これは3月議会でも答弁させていただきました。  それと、環境づくり、田園居住のまちづくり条例の話をされました。当然この中には事業者の責務として、環境への配慮というのがうたわれておるところでございますけれども、私どもが把握しておるところでは住民の方が満足していただけるかどうかはちょっと別といたしまして、例えば当初の建物3階を2階に変更をするであるとか、洗車の水を下水道に流すとか、そういう配慮はされておるところでございます。  それと、我々といたしましては、これは何回でも繰り返しになりますけれども、住民の気持ちを重く受けとめておりますが、我々は法律に基づいて事務を進める義務を負っておりますので、法的にクリアしているものをたとえ市長といえども、これをここに来るなと、建設をやめれということは言えないというふうに思っております。  以上でございます。 203 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 204 ◯17番(伊藤千代子君)  私は環境省に電話したんですよ。そしたら、法律守るなんて当たり前ですよと、そんなことは当たり前のことじゃないですかと言われました。つまり、市議会で大事なことは、もう法律を守っているのは当たり前の状態で話をしているんですよ。市議会で大事なことは、法律じゃないですよ、市の条例を守っているかどうかなんですよ。  だから市長は、こういう市のまちづくり条例、近隣に配慮しなさいとか、そういうことを守らない企業に対して、あなた条例違反じゃないのと、何で環境条例やら、こういうまちづくり条例を守らんのですかと言わなきゃいけないんですよ。この件で署名がいっぱい来た。そして、住民の皆さんが市長室にまでお願いに行った、そういうのに対して、一回でも会社の社長に、これだけ困っているから、来ないでくれませんかと頼まれましたか。 205 ◯議長谷口一成君)  月形市長。 206 ◯市長(月形祐二君)  今、伊藤議員から御質問をいただいておりますが、私もあの署名もいただいておりますし、住民の皆様ともお話をさせていただいております。その中で皆様のお気持ちというのは、本当に苦しい状況であるということもよくわかっております。その中で、私どもは説明会をやってくれということも文書を出してお願いをさせていただいておりますし、住民の皆様の中で本当に苦しんである部分というのは何とか取り除きたいということで、業者のほうにもお願いをさせていただきました。  ただ、法的にクリアしているもの、このことについては部長が申したとおりの状況で、我々もそこまでは言えないということを御理解いただきたいと思います。 207 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 208 ◯17番(伊藤千代子君)  そこまでは言えないというのが不思議なんですよ。へいせいや環境技研だったら言えませんか。例えば、あの白糸に残土捨て場ができようとしたとき、長糸に残土捨て場つくってもいいと県は許可をしました。それに対して地域住民が大反対した。そしたら、市は、相手はあのときはへいせいじゃなかった。普通のそういう業者だったんですけど、それに対して市は、市の条例で認められんといって、それは中止になったんですよ。  県がたとえ許可をしても、市がやっぱり市民のために条例上できないと思ってたら、できるんですよ。法律がどうとかこうとかじゃなくて、それが市長の役割なんです。市長が弱い立場の市民の方たちの立場に立たなかったら、誰が守ってくれますか。相手は糸島市で一番大きな会社ですよ。そして、市役所にもいっぱい知り合いがおる。グループ全体で市役所と年間10億円ぐらいの取引があるんですよ。相当な力を持っている会社です。そんな会社に対して、高齢者や一般の普通の市民が小さな店をやっていたり、そんな人たちが環境をどうにか守ってくださいって、市長しか頼れないんですよ。市長ががつんとこの会社に言わない限りは、条例を守ってくださいと、まちづくり条例や田園居住の糸島市の環境を守った本当に環境に配慮したまちをつくるためには、へいせいさん、環境技研さんの力が必要だと、頼むから、そういう企業として倫理を守る企業になってくださいと、私は言えないじゃなくて、言うべきと思いますよ。これは、もう1回だけお願いします。 209 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 210 ◯建設都市部長三角孝志君)  今、白糸の話を引き合いに出されました。今回、同じではないかということでございますけれども、これも3月議会で答弁しておりますけれども、私は少し違うというふうに思っております。といいますのは、悪臭防止法、あるいは騒音規制の観点から、問題が発生する施設ではないというふうに判断をしておるところでございます。  それと、これも再三言っておりますけれども、あそは市街化区域の第一種住居地域でございまして、そういう事務所、車庫というのが建築可能な地区でございます。田園居住のまちづくり条例の中でも、同地にこのようなものを建設してはいけないというような規定はございません。そういうところから、条例に反するものではないというふうに判断をしておるところでございます。  以上でございます。 211 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 212 ◯17番(伊藤千代子君)  私は、この会社が本当に市役所に実に深くまで入り込んで、さまざまな委託事業を随契で受けて、市のいろんな、例えばさまざまな市の利害関係者となって、いろんな議員の方にも知り合いがいるし、また市の幹部の皆さんにも知り合いがいる。いつだったか、4年前は私の目の前で、当時の市長と仲よく飲食店に行くところも見ました。私は、そういう市の体質が本当にこういうときにあらわれるなと思いました。私は、この会社に正しいことは正しいと、住民のために守るべきことは守ってやんなさいと言えないでそういう答弁をされるというのは本当に悲しいです。  今回、私が今心配でたまらないのは、この件がわかってから、本当にぐあいが悪くなって、夜じゅう眠れなくなっている高齢者が2人、3人といらっしゃるんですよ。その方たちに何かあったとき、どうやって責任をとりますか。そのことを思うと、いても立ってもいられないから申し上げているんですね。だから、私はちょっとこの間、ことしになってから、この件ときららの件と2度も3度も取り上げていますけど、こういうことが平気で行われる、それはある意味では、私たち市民にとっては本当に悲しいというか、正直言って言葉ではちょっと申し上げられないですね。 213 ◯議長谷口一成君)  よかですか。 214 ◯17番(伊藤千代子君)続  ただ、私は、市は今言ったようなことについて、ここでは前にいらっしゃる執行部と後ろの多くの議員の皆さんは、市の言うことにそうだ、そうだと思われるかもしれない。でも、私は傍聴に来ておられる方たちとか、あるいはインターネットで見ている方たちとか、また市民の皆さんにこのことを本当に広く訴えていけば、やっぱり糸島市おかしいよと、市民の声をもっと聞いた、この前おっしゃったけど、きららでも市民の声を聞かずに無償譲渡を決めたんですよね。本当は市民の皆さんを何より大事にしてやるべき市政にしなきゃいけないのに、本当に何か特定業者のためにやっているような気がするようなことが多過ぎます。  そのことについて、私はもっと福祉とか教育の問題を取り上げたいんですけど、こういうところにお金が行ったら福祉や教育に回すお金がなくなるんですよ。だから、こういうきちんとした事務が市役所で行われるようにということで、議会でいつも申し上げて、時間をとって言っているんですけど、これ以上言っても──議長、うなずいていますね。 215 ◯議長谷口一成君)  はい。いや、質問をしてくださいと言おう思っとった。 216 ◯17番(伊藤千代子君)続  はい。とにかく私はこのことをここだけじゃなくて、本当に広く市民に知らせながら、必ずこのきららの検討を、そして環境技研の移転に関しては注視をしていただくように頑張ってやってきたいと思います。ありがとうございます。 217 ◯議長谷口一成君)  洞総務部長。 218 ◯総務部長(洞 孝文君)  先ほど伊藤議員の質問の中で、前松本市長が林間施設を任せるけん、会社をつくっちゃんないと、そういうふうなことを言ったと言われました。(「いえいえ」と呼ぶ者あり)いえ、そういうふうに言われました。聞こえました。そのような事実はございませんし、聞いたこともございません。また、指示もされておりませんので、答弁をさせていただきました。  以上です。 219 ◯議長谷口一成君)  伊藤議員。 220 ◯17番(伊藤千代子君)  部長、私は平たく言ったんですよ。つまりこの中で、この人はこう言っているんです。松本市長に市会議員を通じて12月16日に会ったと。それは市長が言いました。そしたら、この人はまだ会社がなかったけど12月に市長に言ったんですよ。7月にオープンしたいと、計画を進めたいと言ったら、乗り気になってくれて、すぐに担当者を呼んだと──あなたのことですよ。そして、前向きに調査をするというふうに言ったんです、会社もない人に。本当はこのときに、きちんと会社をつくってくださいと、それからちゃんと市の指定管理者の要綱に基づいて応募してくださいというのが本当なんですよ。そういう意味で、まだ会社もない人に、今から事務を進めるから会社を今からあなたつくりなさいというのと一緒なんですよ、今言ったのは。私はそれを平たく言っただけ、わかりましたか。  以上です。 221 ◯議長谷口一成君)  これをもちまして、伊藤議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時といたします。      (午後0時05分 休憩)      (午後1時00分 再開) 222 ◯議長谷口一成君)  休憩前に続き会議を開きます。  午前中に続いて一般質問を行います。  5番柳明夫議員の発言を許可します。柳議員。 223 ◯5番(柳 明夫君)  5番総務文教常任委員、日本共産党の柳明夫でございます。ただいま議長の指名がございましたので、許可がございましたので、一般質問を行わせていただきます。  まず私は、通告しておりますように、地域経済振興策とプレミアムつき商品券、中小企業振興条例について伺わせていただきます。  まず、市は総合計画の中で、これから市民所得を1人当たり30万円ふやしていくと、この5年の間にということですね。私、3月議会でこの点で質疑を行いました。1人当たり30万円伸ばすということは、市全体の市民所得を290億円もふやさないと、達成できないんですね。それでは、どのように具体的に戦略を考えているのかというふうにお聞きしましたけれども、3月議会では明確なお答えはなかったと思います。その点についてどのようにお考えなのか、まずお伺いしたいと思います。 224 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 225 ◯産業振興部長(平野謙二君)  お答えさせていただきます。  長期総合計画で30万円の増加と、目標を掲げさせていただいております。成果指標を達成いたしますためには、総合計画に定めます仕事づくりプロジェクト、この中に20の事業を掲げさせていただいております。まずはこの各種事業を実施することで達成をしてまいりたいということで考えております。  例えば、企業誘致の基準年度、平成26年度でございますが、従業員数を686人としております。目標年度、平成32年度でございますが、従業員数1,000人を目標としておりまして、この目標の達成のために企業誘致活動、それから、産業団地の整備を進めさせていただいているというところでございます。 226 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 227 ◯5番(柳 明夫君)  その点、私も3月議会で指摘させていただきましたけれども、686人を1,000人に伸ばしても、これは給与所得で市民所得にもちろん反映しますけれども、わずかな金額でしかないんですよ。今、そういうお答えでした。これはまた後でお伺いしたい、私なりの提案もございますので、言わせていただきたいと思います。  市民所得をふやす基本的な戦略として、地域の中の経済循環を高めることが私は不可欠だと思います。そのためには、その地域の中の産業の結びつきを強めること、地域資源を生かした地産地消を高めることが不可欠の要件だと思います。7月に私も含めて6人の議員で海士町ですとか、島根県中山間地域研究センターに行って学習してまいりました。島根県の中山間地域研究センター、これはもちろん、県の研究機関ですけれども、中山間地域の所得増加策として地域内調達の促進、循環による所得定住促進戦略を研究して成果も発表しておられます。つまり、いかにその地域の中の内的循環を強めるかということなんですね。大きな工場を持ってきても、地域の産業と結びつかなければ、地域経済の波及効果は非常に乏しいものになります。この地域内の循環を高める、その視点から見て、各産業ごとの特徴、改善の方向性、これはどのようにお考えでしょうか、分析されておられますでしょうか、いかがですか。 228 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 229 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃいますように、経済成長、市民所得の向上、このためには内的循環を高めるということが必要であろうというふうには認識をしております。本市の産業構造の特徴ということでございますが、特徴としましては、第1次産業の農業生産額、これにつきましては、福岡都市圏トップであるというふうに認識をしておりますが、第2次産業の製造業は低い状況にございます。また、改善すべきポイントということでございますが、地域内の産業間の連携によります相互の産業の生産額を高めることが重要であるというふうに認識をしております。そのためには農商工連携事業の実施、あるいは本年設立をいたしました糸島市食品産業クラスター協議会、ここの事業振興を図ってまいりたいというふうに考えております。 230 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 231 ◯5番(柳 明夫君)  私もその認識は基本的に一致します。  そこで、地域際収支、市際収支とか地域際収支と言いますけれども、ちょっと耳なれない言葉だと思うんですよ。要するに地域の中の収支を国際収支と置きかえたというふうに考えればわかりやすいと思います。要するに、市外に幾ら売って、市外から幾ら買って、それがプラスなのかマイナスなのか、市外に売ったほうが大きくなれば、当然、黒字が大きくなりますね。
     それで考えてみますと、この自治体問題研究所というところが産業連関表づくりに挑戦をしています。最近、2011年の産業連関表、各全市町村ごとのその表を発表されました。この産業連関表というのは、国が非常に緩いテンポですけれども、2005年、そしてやっと新しいのが2011年、そういうところにとどまってはいるんですけれども、非常に地域の経済状況を見ていくうえで、傾向がわかるものなんです。それで見ていきますと、糸島市の地域際収支は1人当たりにしますと、年間100万円を少し超える赤字なんですね。2005年に比べて赤字が少し拡大をしています。それで市民の所得というのは、市民所得というのは、この地域の中での支出額ですね、幾ら企業、市民が支出をしたかという額と、この地域際収支の合計、大まかにこういう式が成り立つわけです。糸島市全体の地域際収支は1,000億円を少し超える赤字になっている。この大きな赤字をなくすことが、これは市民所得の向上につながることは、誰が考えてもわかるわけですけれども、290億円何とかふやそう。そうすると、市際収支の赤字をできるだけ少なくしていく、これが大事なことだと思うんです。  だから、このように産業連関表を用いれば、推計値ではありますけれども、非常に市内の状況、経済状況を深くつかむことができるわけですけれども、市としてこの産業連関表、私は大いに活用するべきだと思うんですが、そこはいかがでしょうか。 232 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 233 ◯産業振興部長(平野謙二君)  地域際収支、市際収支を定めております産業連関表、これにつきましては、産業間の経済取引の実態をあらわした統計表というふうに認識をしております。産業の特徴や経済効果の把握に利用ができるというふうな認識を持っております。  市で産業連関表を定めるというのは、福岡の場合でしたら、福岡県、あるいは福岡市、北九州市でしかございませんので、議員おっしゃいますような一定の機関が発行されます産業連関表、これについては分析をさせていただいて、政策に活用できるのか、研究をさせていただきたいというふうに考えております。 234 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 235 ◯5番(柳 明夫君)  今後検討し、研究もしていくということでよろしいですか。  それで、産業連関表で細かな産業ごとの107部門表というのがあります。それで、糸島市の場合、2011年は25業種が黒字、赤字は70、これは地域際収支のことですね、黒字業種が少しふえています。それで、黒字の業種が何かといいますと、多い順に言いますけれども、農業ですね、耕種農業、72億円の黒字、それから娯楽サービス、58億円と出ていますが、多分これはゴルフ場だと思います。それから、畜産が43億円、電子デバイス、これも黒字、漁業が26億円の黒字、それから、ちょっと下がりますけれども、飲食サービス、小さな飲食店、これが19億円の黒字に転じているんですね。  赤字業種で主なものは、多い順に言いますと、ちょっと残念ですが、食料品の製造が一番多くて112億円の赤字なんですね。それから、乗用車、金融・保険、電力・ガス供給、エネルギーである電力・ガス供給は88億円の赤字、それから商業も85億円の赤字になっています。じゃ、2005年と比べた赤字が拡大したもの、どういうものがあるかということなんですけれども、乗用車、通信、それから残念ながら、エネルギーである電力・ガス供給も赤字が拡大をしています。27億円ほど拡大をしています。糸島地域は自然エネルギーの可能性が非常に高い、県内でも非常に高い地域だと。これは市のかじ取りでかなり改善できる分野であるだけに、これから市の本気の取り組みが市民所得をふやしていく上でも非常に重要ではないかと思います。  ちょっと長くなりますけれども、じゃ2005年に比べてよくなったもの、黒字になったり赤字が大きく縮小したもの、私びっくりしましたけど、商業が、赤字ではありますけれども、この赤字の幅がこの6年間で117億円も縮まったんですよ。これは明らかに伊都菜彩ですとか、志摩の四季ですとか、そういういわゆる産直、これがすごく人気を呼んで、市外からいっぱい客を呼んでいる。これは非常に糸島市の経済に大きく貢献しているということが、この産業連関表でわかります。それから、先ほど申し上げました飲食サービス、これも大きく売り上げが伸びて、黒字に転じています。特に飲食サービスは小さな業者が多い。糸島の食材を売りにした奮闘が地域経済に貢献をしているわけですね。ほかに宿泊、あるいは農業サービスというのも黒字に転じています。  やはりこのように見ますと、先ほど部長もおっしゃったわけですけれども、農林水産業と、それに強く結びつく産業が市全体の地域際収支の改善、市民所得増加の大きなポイントになって、やっぱりここをしっかり重視をしていくということではないかと思いますが、いかがでしょうか。 236 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 237 ◯産業振興部長(平野謙二君)  市の基幹産業でございます農業の産出額につきましては、福岡都市圏トップを誇ると先ほど答弁をさせていただきました。産業別市際収支によりますと、農業は黒字業種と、市外への供給が多い業種というふうに理解をしております。  農林水産物の産出のほかに、農林水産業と製造業の連携によります加工品の製造、あるいは小売、流通業など関連産業の底上げによります相互の産業の所得向上が大きなポイントになってくるんではないかというふうに考えております。先ほども申しましたが、そのためには糸島市食品産業クラスター協議会、この協議会については、その一翼を担えるのではないかというふうに認識をしております。 238 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 239 ◯5番(柳 明夫君)  そこで、この食料品製造業、赤字が2011年の時点ではかなり多い。これはやっぱり非常に残念なことであるし、私も中小企業の担い手として、しっかり糸島に根づく食料品製造業、これをいかに育てていくかということがいろんな点から見て重要なことだと思うんです。  この改善の課題についてですけれども、2011年以降の新たな開業、企業立地、出荷額の動向、それから市内の食料品製造業とか農林水産業者との取引の動向、雇用の動向、この点はいかがでしょうか。 240 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 241 ◯産業振興部長(平野謙二君)  食品産業につきましてでございますが、平成22年、合併以降の新たな開業は6社ございます。また、企業立地につきましては3社ということでございます。雇用につきましてはこの3社で116人という雇用をいただいているところでございます。  また、市内製造業の出荷額の動向はということでございます。出荷額の動向につきましては、大体従業員数1人当たりということでお話をさせていただきますが、平成22年で1,611万2,000円、17市町中5番目に少ないという額でございました。それから、平成25年が1,744万7,000円、17市町中、若干上がりましたが、4番目に少ないという額になっております。平成22年から3年間で133万5,000円増加しておりますが、まだまだ都市圏では低いほうであるというふうに認識をしております。  それから、市内の食料品製造業や農林水産業者との取引動向ということでございますけれども、これにつきましては、市内の食料品の製造業と農林水産業者で取引をされております主なものといたしまして、1つには一蘭の森、ここで使われていますラー麦というのがございます。推計でしかございません。麦については直接の購入はできないということになりますが、大体推計で申しまして34.5トンということでございます。それから、富士食品さんにつきましては、鶏卵を1日大体7トンということで使っていただいております。ただし、まだこれに対応できる鶏卵業者さんはまだまだ不十分だということでございます。  それから、やますえさんにおかれましては、酒、しょうゆ、魚介類等を市内の業者から購入をいただいているということでございます。  それから、最後に雇用の動向でございますけれども、新たな開業6社で市内の在住の従業員数、こちらが本年の4月1日でございますが、336名ということでございます。  以上です。 242 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 243 ◯5番(柳 明夫君)  具体的にそこはわかってまいりました。  続いて、先ほどおっしゃった食品産業クラスター事業の計画、それから、フードバレー構想ですね、フードバレー構想というのは、市の施策にはっきり出てきているわけではないんですけれども、市長がそのようなことをお考えだということはお伺いしております。その方向は非常に私も賛成したいと思ってはおります。この計画の概要について、クラスター事業計画をお伺いしたいのと、あわせて私はやはりしっかりした政策をつくる上で、市内の企業の実態調査、経営状況、あるいは市内、市外との取引状況、そういうものも含めた実態調査が必要だと思うんですが、そのこともあわせてお答えいただければと思います。 244 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 245 ◯産業振興部長(平野謙二君)  まず、食品産業クラスター事業、クラスター協議会の事業計画ということでございます。概要についてお話をさせていただきます。  まずは会員交流会、意見交換会、それから、異業種の方々とのマッチングの場の提供ということでございます。2つ目に、展示会、それから見本市、商談会、物産展等の開催、3点目に、情報発信の実施ということでございます。それから、4点目としまして、会員の知識向上を目的としました講演会、セミナーの開催、もう既に開催をさせていただいているところでございます。それから、事例発表会等、マッチングによります新商品の開発事例等、そういった部分の事例発表会等も行ってまいりたいというふうに思っているところでございます。  それから、企業の実態調査が必要ではないかということでございます。平成27年6月に議会答弁をさせていただいておりますが、実態調査につきましては、既に糸島市商工業振興計画というものを策定いたしますときに、基礎調査として市内企業を対象にアンケート調査を行っております。その際に実態把握をさせていただいているところでございます。  今後は、本議会に上程させていただいております補正の中で上げさせていただいておりますが、雇用コーディネーターを設置する予定をしておりますので、コーディネーターによる企業訪問、あるいは実態調査等も行ってまいりたいと考えております。 246 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 247 ◯5番(柳 明夫君)  企画部、それから産業振興部で市内の企業を訪問しているという記事も糸島新聞にありました。こういう活動は、本当にもっともっと積極的にやるべきだし、そういう方向に踏み出したということは歓迎したいと思うんですけれども、しっかりしたこの地域の産業政策を持っているところというのは、かなりサンプル数の多い悉皆調査、つまり全数調査ですね、それに近いことをやっているんです。時間もお金もかかることかもしれませんけれども、やはり糸島の将来をしっかり見据えて考えていくなら、ぜひそれは真剣にお考えいただければということを申し上げて、次の質問に移りますけれども、プレミアムつき商品券についてです。  商工会がことしも発行してくれということを要望したけれども、一旦は見送られた、こういう表現がありかどうかわかりません。しかし、今度10月1日から県の助成があるので、たしかプレミアムをつけた7,700万円の商品券を発行するというふうに聞いておりますけれども、今年度は市の財政支出を行っていない。その理由は何なのかということが1つ。それから2つ目に、今まで2回行いましたね。この効果ですね、経済効果をどのように分析されているのかということ、それから3つ目に、今後、国や県の補助がなくても、先ほど申し上げましたように、小さな企業は本当に頑張っていますよ。市内の商工業者の皆さんですね。しっかりそれを支えていく上で、そういうものがなくても独自に発行するべきではないかと、支援をするべきではないかと、商工会と力を合わせてですね、私は思いますけれども、いかがでしょうか。 248 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 249 ◯産業振興部長(平野謙二君)  3点御質問というふうに思っておりますが、まず本年度のプレミアム商品券、商工会が実施いたしますプレミアム商品券に市の財政支出を行わなかった理由はということでございますが、商品券、プレミアム商品券の主たる目的、発行目的は消費喚起であるというふうに捉えております。一過性の事業と捉えておりまして、事業が終了した時点では、日常的な消費喚起、あるいは売り上げの向上につながっていないというふうに判断をさせていただいております。また、平成26年度に1億円のプレミアム商品券を発行いたしましたが、その際の分析結果といたしまして、売り場面積500平米の大型店舗10社で換金率が大体41.8%を占めると、大型店に流れているという状況がございます。それともう1点は、加盟店のほうにアンケートをとらせていただきましたが、「特に効果なし」、「売り上げに変化なし」というのが74.4%とマイナスの回答が多かったということでございます。こういった結果から、商工業の振興につながりにくいというふうに総合的に判断をさせていただいて、補助は見送らせていただいたという経緯でございます。  それから、過去2回の市内経済への効果ということでございます。商品券の効果ということでございますが、平成27年度事業につきましては、消費喚起効果について、国の統一試算によりまして計測をさせていただきましたが、平成26年度事業におきましては、国の事業ではございませんで、計測はいたしておりません。平成27年度事業における新規の消費喚起効果で申しますと、約2億4,600万円でございました。  それから、最後の御質問でございます。今後、国、県の補助なしでも市民所得をふやすためということで商品券を発行すべきではないかということでございます。確かに、商品券の発行につきましては、市民所得に直接波及するものではないというふうには考えております。今後の商品券の発行事業につきましては、平成27年度実施いたしました国の経済対策によりますプレミアムつき商品券事業、こういった事業と同事業が実施されれば、商工会と協議をさせていただくということでございますが、市単独で実施する考えは今のところございません。  それから、市財政の投入に対する政策効果をどう分析しているかということでございます。商品券発行事業につきましては、消費喚起に一定の効果はあるというふうには判断しておりますが、一過性に過ぎず、商工業の経営基盤の全体強化には効果がないというふうに考えております。平成27年度事業は国の地域住民生活等緊急支援のためということで交付金を活用させていただきました。今後におきましては、先ほど申しましたように、そういった同事業があれば、協議をさせていただくということに考えているところです。 250 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 251 ◯5番(柳 明夫君)  総体、全体としては一過性のものだという認識をお持ちですね。それは私も、そういう限界はあると思うんですよ。しかし、今できることは何かといいますと、これはすぐやれるという政策でもある。発売をしたら、あっという間に売り切れるわけですよね。市民の皆さん、大歓迎ということがあります。商工会が要望されたということは、それなりにやっぱり商工会の皆さんも効果を感じていらっしゃることであろうかと思うんですね。ちょっとそこは認識のずれもあるようですから、今後また私なりに研究もしながら、提案できるものは提案していきたいと思います。  この分野の最後ですけれども、中小企業振興条例ですが、ずっと研究、検討されてきたというお答えをいただいてきました。現状がどうなっているかということと、もう県も制定をしました。福岡市もさきの議会で市長が制定の方向で考えていきますというはっきりした答弁があったようです。特に小企業の活躍がかなめとなる糸島には不可欠の条例だと。条例をつくるのに、これはお金が要るわけでもないわけで、いわゆる理念条例ですから、市長がかわったとしても、市の政策姿勢は変わらないという、そういうものをきちんと位置づけるものなんです。それはやはりつくるということを明確にすべきだと思うんですが、この点はいかがでしょうか。 252 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 253 ◯産業振興部長(平野謙二君)  議員おっしゃいますように、中小企業振興条例につきましては、今まで勉強会等を進めてまいってきているところでございます。また、今現在もそういった形で進めているところでございます。  条例の制定方針をということでございますが、商工業につきましては、商工業振興計画を平成25年3月に策定をさせていただいております。この中で「出会う・つながる・支え合う~いとしま商工業の元気づくり~」ということを基本理念といたしまして、3つの基本戦略、10の主要施策を踏まえてアクションプランをローリング方式により毎年見直して効果的に事業を進めているところでございます。つきましては、現段階において、中小企業振興条例の制定は考えていないところでございます。 254 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 255 ◯5番(柳 明夫君)  それは制定する方向も考えていないと、方向もというのはあれですけれども、勉強されてきたが、制定は考えていませんと、するつもりはありませんと、そういう意味ですか。 256 ◯議長谷口一成君)  平野産業振興部長。 257 ◯産業振興部長(平野謙二君)  さきに申し上げましたように、中小企業振興条例につきましては、商工会等も含めて勉強会等させていただいております。まだまだ商工会等の御意見を伺う中では振興条例の制定というところまでの御要望等もまだ承っておりません。そういった中では、今後商工会、それからこの中小企業振興条例を進めてある中小企業家同友会というのがございますが、こちらのほうとも検討、勉強会を重ねさせていただくと、その結果で判断させていただきたいというふうに思います。 258 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 259 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、時間もございますので、ちょっと順番を変えまして、大石行政区へのごみし尿運搬車庫建設問題に移らせていただきます。  私はまず、糸島市に田園居住のまちづくり条例というものが、このこれを基本に据えながら、きょうは質問させていただきたいと思うんですね。  住居専用地域、第1種住居地域に住民の反対を押し切って環境技研さんがごみし尿運搬車庫の建設を計画して、県の開発許可も5月に出されてしまっている。この問題の根底には、住民参画のまちづくりという視点が、私は今の行政に欠けている、これがあるんじゃないかと考えています。せっかく田園居住のまちづくり条例、私も読んでみましたけれども、大変いいものです。こういうものがあるのに生かされていない。言葉を変えれば、ないがしろにされているというふうに言ってもいいような状況があるんではないかと思いました。私は今からでも遅くないから、この条例に基づくまちづくりを進める、そういうふうにすべきだということでお伺いしていきたいと思います。  ちょっと言い添えておきますと、住民の皆さんは、この県の開発許可に対して、不服の申し立て、審査請求を今、行っているところであります。この田園居住のまちづくり条例の第1条、目的のところに、計画的な土地利用と市民参画によるまちづくり、田園風景につつまれた環境共生と快適居住のまちの実現に寄与するとあります。第2条、基本理念のところに、暮らしやすさが感じられるまちづくりを市民の創意工夫によって進めるとあります。本条例の趣旨は、第1条、第2条であらわされている、志摩のどこであっても、住民はひとしく本条例に守られて、田園風景に包まれた環境共生と快適居住のまちに暮らすことができる、私はそれが大きな趣旨の一つだと思いますけれども、そう考えて間違いないでしょうか。 260 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 261 ◯建設都市部長三角孝志君)  田園居住のまちづくり条例の考えはどういうことかということだと思います。  条例の趣旨につきましては、今、議員言われますように、田園風景に包まれた環境共生と快適居住のまちの実現に寄与することを目的といたしておりまして、基本理念を、暮らしやすさが感じられるまちづくりを市民の創意工夫によって進めるものといたしております。本条例によって、市民のみの願い、あるいは思いが一律にかなえられて保障をされているというものではないというふうに思っております。本条例は、あくまでも基本理念をあらわしたものでございまして、市民、事業者の責務を明らかにいたしまして、それぞれがそれぞれの立場を認識して、お互いに創意工夫しながら、よりよいまちをつくっていこうということがこの条例の本質であろうかというふうに思っておるところでございます。  以上でございます。 262 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 263 ◯5番(柳 明夫君)  市と市民と事業者ですね、この3つのプレイヤー、それがお互いの役割を自覚していいまちをつくろうと、そういうふうに今おっしゃったわけですね。  私が志摩のどこにあってもというふうに聞いたのは、なぜ大石の住民だけがごみし尿運搬車庫問題で苦しまなければならないのかということなんです。それぞれ3者が役割を果たし合って快適居住のまちをつくろう、これが条例の趣旨だというふうにおっしゃった。6月29日の環境技研さんの住民への説明会のときに、この条例があるじゃないかという声に対して、それはこの条例は、めり張りをつけるまちづくりということなんだと、そういう市の幹部の方のお答えがあった。要するに大石は犠牲になっていいのかと、そう思われたわけですよ、その市民の方は。そのように受け取れる、そういうことでもあったわけです。そういうことではないということですか。それは私は否定していただきたいと思いますが、いかがですか。 264 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 265 ◯建設都市部長三角孝志君)  市の職員の発言についてのお話だと思いますけれども、あくまでもこの条例の趣旨は先ほど私が言いましたとおりでございまして、当然、事業者としても、この条例の中には責務が明記してあるわけでございますから、当然そういう意味では、地域の方だけが犠牲になっていいというようなものではございませんし、市の職員も、そういう発言をした趣旨が違ったのではないか、そういう私が言ったような意味で発言をしたのではないかというふうに理解をいたしております。 266 ◯議長谷口一成君)  柳議員。
    267 ◯5番(柳 明夫君)  やはりそれは、本当に3者が役割を果たして、こういういわゆる環境に非常に負荷の高い、住環境を壊してしまうおそれが強い、そういうものは市民みんなで共有していくと、そういう方向に持っていくのが私は行政の努めだと思うんですよ。  今言われましたこの条例に基づく事業者への規制といいますか、事業者についてはどのように条例の中で書かれてありますか。 268 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 269 ◯建設都市部長三角孝志君)  事業者の責務といたしましては、条例の第6条で規定をされておりますけれども、事業者は、開発行為を行う際に、周辺環境に配慮し、良好な環境が確保されるよう必要な措置を講じること及び紛争が起きないよう、最善の努力をするということが定められております。 270 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 271 ◯5番(柳 明夫君)  周辺の環境に配慮して、良好な環境が確保されるよう努力しなさいよ、それから、紛争が起きないよう、最善の努力をしなさい。この条例の視点から見て、今、そこで行われている事業者の行為はどのように考えておられますか。 272 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 273 ◯建設都市部長三角孝志君)  まず、この条例にうたわれております内容から申し上げさせていただきますと、周辺環境の配慮につきましては、私どもがかかわっておりますものは事務所の階数の変更、あるいは車両洗浄水の下水道への放流、それからパッカー車ホッパー部分のクリーンセンターでの洗浄、洗車、このようなものを事業者の責務として行ってあるというふうに思っております。  以上でございます。  紛争につきましては、市のほうから住民の不安につきましては、再三にわたって要望書等でもお受けしておりますし、実際にお会いして話を伺っておりますので、こういう心配がされておりますと、そういう中でしっかり住民の方には説明をしてくださいという中で、当初、開発審査会後ですけれども、近隣住民の方に説明を行う、あるいは全体集会、説明会ですね、このようなものをやられたというふうに理解をいたしております。  以上でございます。 274 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 275 ◯5番(柳 明夫君)  果たして事業者が、今回の場合、今、部長もいろいろ言われましたけれども、本当にやっぱり事業者として、志摩がいいまちを、快適居住のまちづくりを行っていく、全くそういう対応には私は見えないわけです。そもそも第1種住居地域のすぐそばにああいうものを持ってこようとする。ほかに場所がなかったというふうなお話もありましたけれども、そうであれば、それは市とよく話し合った上で、住民の環境負荷が高い、住民の反対が恐らくかなり出るだろう、事前にやはりそういうことを協議をした上で、住民によく説明する、それが全く行われてこなかった。それがこの問題を非常に大きな、そして住民にとって非常に苦しみを与える、そういう状況になってきていると思うんです。これはいわゆる理念条例ですから、これに違反しても罰則はない。しかし、これでいいのかということなんですよ。そういう場合に、この条例に基づいて、市が環境保持に果たす責務、これはどういうことでしょうか、いかがでしょうか。 276 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 277 ◯建設都市部長三角孝志君)  市が環境保持に果たす責務でございますけれども、当然、市もそういう責任を果たす役割を持っておりますので、仮に規定に違反するような、あるいは法律に違反するような事象が発生すれば、当然市は指導を行っていきますし、これまでもこの紛争解決に向けては、しっかり住民の方と話し合いをして、住民の不安を解消できるような努力はしてくださいというようなことで、もう数回、10回以上にわたってこれまでも指導をしてきたということでございます。  以上でございます。 278 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 279 ◯5番(柳 明夫君)  市が相当、そういう点で物を言ってきたということは私もしっかり聞いております。しかし、全然根本的に解決はできてないわけですね。そこで、この条例の第17条には、市長は、環境負荷や地域の活性化への影響が大きな開発事業計画などに関して、特別地区を指定することができるとあります。今回の開発行為は、まさに環境負荷、地域の活性化への影響、非常に甚大です。市は特別地区の指定を行うべきではないかと思います。長糸地区の地区計画では、汚染物、汚物運搬車両の車庫はできませんと、はっきりうたってあるんですよね。だから、もし環境技研があそこに行こうと思ってもできないということになるわけですけれども、長糸はそうであって、大石はそうならない。住民にとっては非常に不公平感があるわけですね。この17条による特別地域の設定、これはできないんでしょうか。 280 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 281 ◯建設都市部長三角孝志君)  特別地区の指定ができないのかというお尋ねでございますけれども、特別地区につきましては、市街化調整区域において、地区計画を定める場合に必要があるときに特別地区を指定をして、地区計画を決定するというのがこの趣旨でございます。しかし、今回のような事業系の地区計画を定める場合には、要件として5ヘクタール以上の面積が必要という条件がございます。本案件につきましては、面積要件に合致をしませんので、幾ら市街化調整区域であっても、この特別地区を指定することはできないというふうになっております。  それと、長糸の地区計画を今、引き合いに出されましたので、少し説明をさせていただきたいというふうに思っておりますけれども、長糸の地区計画は、市街化調整区域の地区計画でありますけれども、この地区計画の目標が、生活利便性の向上と観光振興のまちづくりを目的としておりますために、その目標達成に必要な用途のみを定めたというものでございます。  一方、大石地区の開発予定地は、市街化区域の第1種住居地域でございまして、建築基準法において汚物運搬車両の駐車施設を設ける事務所の建築は可能であることから、当該施設のみを建築不可とすることはできないということでございます。いずれも、法に基づいた計画であるということでございます。  以上でございます。 282 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 283 ◯5番(柳 明夫君)  法が法がという言葉が住民を苦しめているんですよ。これは法に基づいて行っております、法令違反はございません。しかし、住民は本当に迷惑して苦しんでいるわけです。そこを住民の立場に立ってしっかりといい方向に持っていくのが私は行政の役目ではないかと思うんですね。  時間もございませんから、次に参りますけれども、市長は7月14日に住民の代表と会っていただきました。それは先ほども伊藤議員の質問の中で、あるいは先ほどの部長の答弁の中でも少し出てまいりましたけれども、今後、市はどのように答えていくのか、ちょっと簡潔に御答弁いただければと思います。 284 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 285 ◯建設都市部長三角孝志君)  今までも再三にわたり、開発事業者とは話をして、しっかりと説明責任を果たすようにということを言ってきておりますし、これからも住民の思いについては伝えていきたいというふうに思っておるところでございます。  今回、地元住民の方が大変心配されてある臭気について、市から開発業者に臭気対策を提案いたしまして、パッカー車については、ごみをクリーンセンターで最終投入した後、ホッパーと言われる車両後部のごみを投入する部分をクリーンセンターで洗浄すると。あるいはバキューム車については、し尿を吸引、排出するホース先端部分は、し尿処理センターで洗浄をして車庫に帰るというような対応をするという回答を得たところでございます。  以上でございます。 286 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 287 ◯5番(柳 明夫君)  確かにそういうことを環境技研に話して、それは実現したということですから、私もその点は一定の努力をされたということはわかります。しかし、それでは住民の根本的な迷惑、苦しみというのは解消しないわけですね。  それで、もうちょっと時間もございますので、井戸の計画を立てているようです。図面が6月29日に示されたもので、初めて井戸予定地という表示がありました。私どももこれはちょっとびっくりしたわけですけれども、今後つくるかどうかわかりませんけれども、井戸新設が行われた場合の住民への影響、市としての対策、これについて簡潔にお答えいただければと思います。 288 ◯議長谷口一成君)  金谷市民部長。 289 ◯市民部長(金谷康彦君)  井戸の新設についてお答えをさせていただきます。  井戸の設置に当たりましては、井戸を新設されます事業者の方が対応されるということになります。井戸の設置に関しましては、規制する法律、条例等がございませんので、市としては現在、指導等は行っていないというふうな状況でございます。  以上でございます。 290 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 291 ◯5番(柳 明夫君)  別に条例上の規制もないということですね。市として指導を行っていないと、これでは住民は本当不安でたまりません。地下水への流入はないとかいうふうにおっしゃるけれども、それは万が一あった場合は一体どうなるのか、周辺の井戸が枯渇してしまったらどうなるのか、やっぱりそこは市がきちんといかに自分のところに規定がなくても業者に物を言って指導するべきではありませんか。それはいかがですか。 292 ◯議長谷口一成君)  金谷市民部長。 293 ◯市民部長(金谷康彦君)  井戸の枯渇、汚染等のお話かと思っております。  まず、井戸の枯渇についてお答えをさせていただきます。  仮に事業者の取水が原因で周辺の井戸が枯渇するというふうなことになりましたら、事業者の責任において対処いただくということになります。ただ、今回、こういう形で井戸の部分について洗車等行う場合に、現在の事業者の方が洗車の状況という形で水をどのぐらい使ってあるのかということを確認させていただきました。そうしますと、大体19トン程度で、大体実際に一般家庭が20トン程度でございますので、ほぼ大体同じぐらいの量だということで、特にそれで影響があるというふうには考えておりません。  それと、先ほど洗車のお話もありましたが、洗車のほうをクリーンセンターのほうで行うようになってきますので、その分の水の量は減ってくるのではないかというふうに考えております。  それと、汚染の部分でございますが、基本的に今回、洗浄した水等につきましては、下水道のほうに流されるというふうになっておりますので、その分については地下水の汚染は心配ないのではないかというふうに判断をしております。  以上でございます。 294 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 295 ◯5番(柳 明夫君)  この市議会の答弁で心配ないというふうにおっしゃっているわけですけど、もしそういうことが起こったら、これは大変な問題になってくるということを申し上げておきたいと思います。  この環境技研の問題の最後ですけれども、環境技研、本当私びっくりしましたけど、ただ1つ、住民の要望を受け入れてきたと言っていた車庫の位置、北側に予定していたものを南側に持ってきました。日照に影響があるからですと、それを1通の文書で、行政区長を通じて回覧板を回してきた。何と書いてあったか。住民の皆さんは、この点について意見がないようですので、当初の計画どおり、北側に持ってきます、実に一方的です。区長が説明に来てほしいと言っても、にべもなく断っています。こういう対応なんですよね。  先ほど部長も、十数回説明会を持つように環境技研には言ってきましたと言っておられました。答えたのはというよりも、むしろこれは実行しないといけないからということで、6月29日に開いただけなんですよ。だから、田園居住のまちづくり条例、あるいは開発行為に関する指導規定、この中には、フローで示されているものですけれども、開発審査会の前に住民にちゃんと説明しなさいということが書いてある。市もチェックしていませんが、環境技研、見事にそれを守ってないですね。  これは、本当にやっぱりコンプライアンスに問題があると私は思います。コンプライアンスに欠けている。住民の声に耳を傾ける、こういう業者に今後も随意契約で委託を続けるつもりなのか、続けていいのか、私はこういう企業は市の公的事業を任せるにふさわしくないということで、きっぱりと態度を市は明らかにすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 296 ◯議長谷口一成君)  三角建設都市部長。 297 ◯建設都市部長三角孝志君)  まず、私のほうから、今回の事務所、車庫の建築場所の変更について御発言がありましたので、お答えさせていただきますけど、日照の問題につきましては、これは建築基準法で、建築物の高さが10メートル以上の場合は日影規制の検証が必要になります。また、建築物の高さが20メートル以上の場合は、隣地斜線制限がございます。ただ、今回予定されている建築物の高さは7.5メートルでございますので、一般的な2階建て住宅と同程度のものでございまして、日照被害が発生するとは考えにくいというふうに思っております。  それから、住民の要望について、唯一受け入れたというようなお話でございましたけれども、住民の要望につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。  それから、私どもが今回の建物の位置の変更についての理由を開発事業者のほうからお伺いしておるところでは、6月29日の地元説明会におきまして、住民の方のほうから、車庫、事務所の位置の変更については要望していないという発言があったと。それから、南側に建物があることで、県道への出入りの際、見通しが悪くなり、危険であることから、住民の安全を担保する意味で当初の北側に変更したということを聞いておるところでございます。市といたしましては、この変更につきましては、地元にきちんと説明をしてくださいと、それから、行政区長からの要請については、きちんと答えて、特に近隣住民には丁寧に説明をするようにということをお伝えをしておるというところでございます。  以上でございます。 298 ◯議長谷口一成君)  金谷市民部長。 299 ◯市民部長(金谷康彦君)  委託の件についてお答えをさせていただきます。  今回の件につきましては、基本的に条例等に違反はされてあるというふうな状況ではございません。都市計画法の中で今回の建築というふうになっておりまして、委託につきましては、廃掃法の第4条の基準を満たされまして、適正に業務を行ってあるということで、委託を続けることにつきましては、現段階で問題ないというふうに考えております。  以上でございます。 300 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 301 ◯5番(柳 明夫君)  率直に申し上げて、まるで市は問題ない、問題ないということで、結局は環境技研を守っているようにも聞こえるわけですよ。非常に残念なお答えです。  この点はもう時間がございませんので、そういうお答えというか、市の対応でしたら、住民の皆さんの反対運動、これは今後も長く続いていくんではないかというふうに私は思います。  最後に、きららの湯の問題です。  これは伊藤議員の質問が一般質問の要件に該当しないというふうなお言葉もありました。しかし、私は少し角度を変えてお伺いしたい。
     ちょっと時間もございませんので。  1つは、このきららの湯の今までの市の健康増進策の中での位置づけの問題ですね。健康増進策に市は毎年幾らぐらい予算を使ってきたのかということ、大変これは政策として私はヒットしているものだと、そこに行った方、大変喜ばれている。最近も入湯者がふえた。市も相当、経営努力をされているわけですけど、市外からの人気も非常に最近高まっているんですよね。こういう政策はなかなか今の市のいろんな政策を見ても見当たらない。そこで市は、3,500万円のメリットがあると言うんだけれども、この施設があるから、その金額を出すわけですよね。それを失ってしまう。それを補完する施策は行いますというふうなお話がこの前の質疑でありましたけれども、どういう施策を行われるかわかりませんけれども、3,500万円の市にとってのメリットというのが本当にメリットかと。私はむしろ、大事な健康増進策を失ってしまう大きなデメリットになっていくんではないかという危惧があります。ですから、予算の問題、今私が言った、本当はデメリットになっていくんではないかという問題、これが2つ目。  3つ目です。3,500万円のメリットの中に入湯税800万円が今後は民間の業者の方から入ってくる。しかし、この800万円という入湯税は、これからは日食システムに移れば、利用者から取っていいですよということになっているわけでしょう。今の例えば、500円、300円が550円、350円になる。利用者にすれば、早速値上げが始まるんです。利用者に転嫁される金額なんですね。それが本当にメリットと言っていいのか、この3つ、お答えいただければと思います。 302 ◯議長谷口一成君)  内野健康増進部長。 303 ◯健康増進部長(内野孝治君)  3点についてのお尋ねでございますが、第1番目の市民の健康増進対策への財政支出でございますが、健康増進対策をどう捉えるかにもよりますが、平成27年度におきまして、一般会計の4款.衛生費の保健予防費等で約4億3,000万円、国民健康保険特会、介護特会等を含めますと、プラス1億1,000万円で合計5億4,000万円程度の支出になると思います。  それから、2番目、3番目の質問につきましては、議案第78号 糸島市健康ふれあい施設条例を廃止する条例について及び議案第85号 財産の処分及び貸付けについての議案が市民福祉常任委員会に付託されており、答弁につきましては控えさせていただきます。 304 ◯議長谷口一成君)  柳議員。 305 ◯5番(柳 明夫君)  そういうことも答弁は控えることになるんですか。私は800万円メリットと言われる部分は、結局、利用者に転嫁されるんでしょうと聞いているんですよ。それは間違いないんじゃないですか、いかがですか。 306 ◯議長谷口一成君)  柳議員に申し上げます。今、こういう問題も関連することになるんですかと言われましたですね。伊藤議員のときも申し上げましたように、議案を市民福祉常任委員会に付託させていただいております。その審議に影響を与えるおそれがある一般質問をされますと、そういうおそれがあるということで一般質問は控えるように(発言する者あり)静かにしてくださいよ、私が言っているんですから。そういうことで一般質問を控えるようにということで私ども議会でルールを決めております。その遵守をしていただきますようにお願いいたします。  どうぞ、柳議員。 307 ◯5番(柳 明夫君)  議長には御迷惑をおかけしております。それはある程度承知の上で、しかし、これは本当に市民の皆さんが、今までただでやるなんて全然知らなかったと、一体なぜただでやるんですかと、非常に大きな疑問が湧いているんですよ。この議会の中で、議会みずからが一般質問を制限して一体どうなるんですか。それが議会でしょうか。私はそう思います。  それでは、時間もあと5分と表示されておりますから、今後の問題です。 308 ◯議長谷口一成君)  ちょっと待ってください。議会が一般質問を控えてどうなるんですかということですが、私が議長でございますので、議会を代表して物を言わせていただきます。  議会がその問題について質問してないとか、そういうことではないのは柳議員が一番御存じのはずです。議会はこの案件につきましては多くの皆さんが質疑された。じゃどうしてただなのですかと、その問題についても多くの議員が質疑されまして、執行部側が答弁しております。そして、その質疑を受けてこの案件は市民福祉常任委員会に付託しますということで、審査をお願いしますということで付託しております。付託を受けた市民福祉常任委員会は、そこでもっともっと掘り下げて審議をされるはずでございます、その責任において。そういうことで、議会が審議してないとか、質問してないとか、決してそういうことではありません。慎重審議をしているのは、議員が一番御存じでしょうが。そういうことでございますので、これ以上、この案件について質問をされるということであれば、議会を混乱させるということで、私のほうから発言を停止させていただきます。  以上です。どうぞ。 309 ◯5番(柳 明夫君)  時間があと3分になりましたですね。このきららの湯がもし仮に移譲された。その後の問題についても質問してはいけませんか。 310 ◯議長谷口一成君)  いけません。 311 ◯5番(柳 明夫君)続  なぜですか、それはおかしいでしょう。 312 ◯議長谷口一成君)  もうここで、あなたとそういう議論はいたしません。ここでは私の判断を優先させていただきます。  以上です。(「議長、動議」と呼ぶ者あり)  伊藤議員。 313 ◯17番(伊藤千代子君)  委員会の質疑に影響する、影響するとおっしゃいますが、もう市民福祉委員会では審議が終わってらっしゃるでしょう。ですから、審議に影響いたしません。ですから、きちっとここでやはり議員の質問に答えるということをされたほうがいいんじゃないでしょうか。 314 ◯議長谷口一成君)  今、伊藤議員、動議出されて発言されましたが、賛同者がございませんので、動議は成立いたしません。  何かきららの件以外でございますか。柳議員。 315 ◯5番(柳 明夫君)  きららの件以外で聞きたいことは終わりました。  最後に申し上げておきますけれども、午前中、浦議員が取り上げられましたけれども、市は公文書をもって私に条例違反であるとの発言の即刻中止と訂正を、公文書ですよ、市長名の、申し入れてきました。これは大変不当な議員活動への妨害であるということを申し上げさせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。議長、どうも御迷惑をおかけいたしました。 316 ◯議長谷口一成君)  これをもちまして、柳議員の一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。      (午後2時00分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...