第96
号議案 古賀市
水道事業基金条例の
制定について
第97
号議案 古賀市
公営企業職員の給与の種類及び基準に関する
条例の
制定について
5
◯議長(
結城 弘明君) これより
議案審議に入ります。日程第3、第94
号議案古賀市
下水道事業の
設置等に関する
条例の
制定についてから、第97
号議案古賀市
公営企業職員の給与の種類及び基準に関する
条例の
制定についてまでの4
議案を一括して議題といたします。
これより一括して
大綱質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、
阿部友子議員。
6
◯議員(1番 阿部 友子君) おはようございます。よろしくお願いします。この94
号議案は、
総務省の指導による
地方公営企業法を適用するということで今回の
議案提案になっていると思っておりますが、その適用することによる
メリット、
デメリットについてお願いいたします。それからまた、この時期になった理由を述べていただきたいと思います。
2点目につきましては、
公債費、
下水道とそれから
農業集落排水、
地方債の残がかなりあると思いますが、そのことについての処理はどのようになさるのか伺います。
7
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
8
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
阿部議員の第94
号議案に対する御質問にお答えいたします。
1点目についてお答えします。
地方公営企業法を適用することの
メリットにつきましては、
経営成績や
財政状態など、みずからの
経営状況のより的確な把握が可能となります。また、
類似団体との比較が可能になり、
経営の
透明性向上とさらなる
健全化につながります。さらに、弾力的な
経営を行うことが可能となることから、
住民ニーズへの迅速な対応が可能となり、
サービス向上等につながります。
デメリットといたしましては、法を適用するため一連の事務が広範な分野にわたるため、
一定程度の時間と手間を要することです。
法適用の時期につきましては、人口3万人以上の団体にあっては、平成27年度から平成31年度までの5年の
集中取り組み期間内に移行することが必要である旨の通知が、
総務大臣から平成27年1月に発出されました。これにより本市でも平成27年度から
移行作業を開始し、
資産調査、評価、
会計システム整備及び
各種移行事務への
取り組みを進め、平成31年4月の移行を予定しているところでございます。
2点目についてお答えします。
法適用に際し、
公債費の
引き継ぎ等に係る
特別措置等はありません。従来の
下水道事業特別会計及び
農業集落排水事業特別会計に係る
各種起債の
借入額及び条件を、
法適用後の
下水道事業会計がそのまま
引き継ぎ償還を進めていくことになります。
9
◯議長(
結城 弘明君)
阿部議員。
10
◯議員(1番 阿部 友子君) ありがとうございました。
地方公営企業法を適用するということで、
市民にとりましては福祉の増進につながるのかなとは思っております。それで、追加で申しわけございませんが、そのことによって料金の
値下げが可能になる、
値下げが行われるような
可能性というのはあるんでしょうか。
11
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
12
◯建設産業部長(松尾 佳久君) 今後の
料金等につきましては、定期的に
古賀市
上下水道事業経営等審議会を開催していきますので、その中で議論を進めていきたいと考えています。
13
◯議長(
結城 弘明君) 次に、
内場恭子議員。
14
◯議員(14番
内場 恭子君)
議案第96
号古賀市の
水道事業基金条例の
制定について御質問いたします。
まず、この
条例を
制定することによって
水道事業はどのような変化があるんでしょうか。どう変わるのものなのかを御質問したいと思います。
2点目として、
市長の
水道事業への基本的な見解はどのようなものを持たれているのか。この点をお尋ねしたいと思います。
15
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
16
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
内場議員の第96
号議案に対する御質問にお答えいたします。
1点目についてお答えします。今回の
条例制定により、災害が発生した際の経費や
水道施設の保全や
修繕等にも使途を広げることで
水道事業の
収益的収支バランスの確保が図られ、
健全経営を堅持できるものと考えております。
2点目についてお答えします。
水道事業は
市民の生活の骨幹にかかわる重要な
事業であります。安全安心な
水道水の
安定供給を持続する上で、
人口減少や
老朽化の進む
水道施設の更新に対し
スピード感を持って
事業を進め、さらなる
経営基盤の強化に努めてまいります。
17
◯議長(
結城 弘明君)
市長、基本的な見解はどう考えるかということです。
市長。
18
◯市長(田辺 一城君)
内場議員の御質問にお答えをいたします。
ただいま
建設産業部長が答弁いたしましたとおり、
水道事業は本当に私たちの
市民生活の根幹にかかわるものだと認識をしております。また、
水道料金等に関しましても、非常に
市民の関心が高いものと認識しておりますので、しっかりと現状を踏まえながら、安全安心な
水道水の
安定供給を、
持続性を担保した上で進めていかなければならないものと考えております。
19
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
20
◯議員(14番
内場 恭子君) では、この
条例の中、確かに説明のとおり災害時の復旧や
水道施設の保全、また、
企業債の
繰上償還、その他の財源が不足する場合の財源に積み上げるということです。では、
バランスで健全的な運用をするためということを言われますが、もしこの
水道会計が赤字となった場合、それでも
基金として積み上げていくという計画なんでしょうか。そして、一体その
財源不足というのはどんなときをいうとお考えなんでしょうか。また、積み上げる財源が収益というような形で出てくるというのは、市と職員、それから
市民の努力の結果の黒字が収益というような形で出る場合があると思います。そういうときに
水道料金の
引き下げなどに使う
可能性はこの
基金であるんでしょうか。
市長は今、料金の
引き下げについて、
市民はすごい関心を持っているということを言われました。そういうことを考えれば将来性はあるんでしょうか。
水道料金の
引き下げに使えるような余地を考えていいんでしょうか。
21
◯議長(
結城 弘明君)
水道課長。
22
◯水道課長(星野 孝一君) 今回設置します
基金につきましては、
一般会計でいうところの
財政調整基金に似た部分があるかと思っております。
財源不足を生じた場合、予算を組むに当たって繰り入れて
予算を組んでいくと。赤字になった場合はもちろん補填しながら使っていくと。
市民の皆さんに還元するのかというところにつきましてはですね、
基金残高を見ながらですね、検討していく必要があろうかと考えております。
23
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
24
◯議員(14番
内場 恭子君)
基金をつくるということ自体に反対するものではありません。ただ、赤字にならないような
経営をしっかりやっていただく。さらに、
市民が求めている
水道料金の
引き下げについても検討を進めていただくということ求めたいと思いますが、
市長どうでしょうか、お考え。
25
◯議長(
結城 弘明君)
市長。
26
◯市長(田辺 一城君) 今御指摘の
水道料金の
引き下げにつきましては、しっかりと状況を見ながら判断しなければならないと思っています。ただ、一方で、中村前
市長もですね、
議会答弁におきまして、実現への方策について自分は持っていると言及をされています。この点につきましては、考え方については
引き継ぎを受けておりますし、そのときそのときに合った状況を踏まえて検討をすることの
必要性は認識しておりますので、私自身もそこは
継続性を持って検討していきたいと思っています。
27
◯議長(
結城 弘明君) よろしいですか。次、
田中英輔議員。
28
◯議員(7番 田中 英輔君) お尋ねいたします。まず、第90
号議案古賀市
水道事業運営基金条例の
制定についてであります。
古賀市、この
条例案の第2条の中には、毎年積み立てる額は
予算で定めるとされておるところですけれども、どのような基準に基づくのかという点をお伺いいたします。
29
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
30
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
田中議員の第90
号議案に対する御質問にお答えいたします。
予算で定める額については
特段基準はありません。積み立てる金額について、今後
予算書に示していくいうことでございます。
31
◯議長(
結城 弘明君)
田中議員。
32
◯議員(7番 田中 英輔君) 例えば、
財政調整基金の
条例の中に、積み立ての範囲とかこういうものが示されております。今、そういうものはないということですが、それに当たるようなもの、あるいは今の答弁でありますと
予算ごとにその額が示されるということなんでしょうか。もう一度お伺いいたします。
33
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
34
◯建設産業部長(松尾 佳久君) 今のところ大体
想定額としましては、例えば
災害等で
使用料収入等が途絶えた場合であっても安定的に
下水道事業の
運営が行えるような額を、最低3カ月程度行えるような額を目標にしているところでございまして、それにつきまして今後、
目標額に向けてですね、少しずつ積み立てていくということを考えているところでございます。
35
◯議長(
結城 弘明君) よろしいですか。続けてください。
36
◯議員(7番 田中 英輔君) 第96
号議案も同様の内容でありまして、内容が違っているのかどうか、その点があればお答えいただければと思います。
37
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
38
◯建設産業部長(松尾 佳久君) 引き続き、
田中議員の第96
号議案に対する御質問にお答えいたします。
予算で定める額、これにつきましては明確な基準はございません。平成31年度から策定する
経営戦略の中で中長期的な
財政計画に基づいた
基金管理を行ってまいります。
39
◯議長(
結城 弘明君) 以上で、
通告者の
大綱質疑は終わりました。ほかに
質疑はございませんか。
村松議員。
40
◯議員(17番 村松 謙二君) 通告しておりませんでしたけど、2件伺います。
まず、
議案第95号の
古賀市
下水道事業運営基金条例の
制定について、先般、部長から今回の
条例の趣旨、目的をですね、お話しいただきました。この第95
号議案に限らず第96
号議案も関連しているんですけども、まず今回の
基金条例のですね、名称が、一方では
運営基金条例で、第96
号議案にかかってしまうんですが、こちらのほうは「
運営」がないんですね。何を言いたいかと申しますと、設置の目的がですね、
水道事業の場合、財源に不足を生じたときと。ところが、第95
号議案の場合は、
下水道の場合は安定的に
運営すると。これ、目的がちょっと違うのかな、それとも広い意味で同じことを言っているのかなと。そこの違いですね。説明していただきたいなと思います。
もう1点ですね、処分というところに、第6条、
下水道事業では「安定的な
運営に必要な経費に充てる場合に限り」と書いてあるんですが、一方で、
水道事業の場合には、同じく処分の第6条で「各号のいずれかに該当する場合に限り」と限定してですね、6項目あるんですね。ということは、この
下水道事業の
運営に関しては何か具体的な、こういった場合によって処分をするといったものは記載ないんでしょうか。
41
◯議長(
結城 弘明君) 第95
号議案、第96
号議案、またがっておりますので、大綱的な
質疑と受け取って回答をお願いいたします。
建設産業部長。
42
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
村松議員の第95
号議案、第96
号議案に対する御質問にお答えいたします。
まず、第95
号議案の
古賀市
下水道事業運営基金条例の
制定についてにつきましては、理由のほうに書いてございますとおり、
災害発生時等緊急の場合においても安定的な
運営をめざしていくというところで
基金を設置するところでございます。第6条の処分のところで「
基金は、
下水道事業の安定的な
運営に必要な経費に充てる場合に限り」というのが、先ほど申しました
災害発生時等の緊急な場合においてというところでございます。
第96
号議案につきましては、先ほど
水道課長が申し上げましたとおりの運用を図っていくというところでございます。
43
◯議長(
結城 弘明君)
村松議員。
44
◯議員(17番 村松 謙二君) ありがとうございます。今の答弁を聞きますと、そうなれば逆に目的を災害って、
下水道事業は安定的と書いてあって「災害」って文言がないんですね。一方、第96号は災害復旧の項目もありますし、処分の中にもしっかりと2番に「災害により」とうたっていますので、そうであるならば、
下水道事業運営基金条例というのが、目的は災害ですよというものをうたうべきでないかなと思っていますけど、これを最後にしますのでお願いいたします。
45
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
46
◯建設産業部長(松尾 佳久君) 先ほど「
災害発生時等緊急の場合」ということで「等」と言いましたが、これが、例えば災害以外の事故等も想定しておりますので、あくまでも
下水道事業が安定的に
運営を行っていくための必要な経費に充てるというところでございます。
47
◯議長(
結城 弘明君) ほかに
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております第94
号議案から第97
号議案までの4
議案は、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
────────────・────・────────────
日程第4.第98
号議案 古賀市特別職の職員の給与等に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定について
第99
号議案 古賀市一般職の職員の給与に関する
条例等の一部を改正する
条例の
制定について
第100
号議案 古賀市
水道事業の
設置等に関する
条例等の一部を改正する
条例の
制定について
第101
号議案 古賀市水道の布設工事監督者の資格等に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定につ
いて
49
◯議長(
結城 弘明君) 次に、日程第4、第98
号議案古賀市特別職の職員の給与等に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定についてから、第101
号議案古賀市水道の布設工事監督者の資格等に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定についてまでの4
議案を一括して議題といたします。
これより一括して
大綱質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、
内場恭子議員。
50
◯議員(14番
内場 恭子君)
議案第98
号古賀市特別職職員の給与等に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定について質問いたします。
1、行政区長及び行政隣組長の報酬を改定するとのことですが、この改正により、行政区長及び行政隣組長の仕事や役割は一体どのように変わるんでしょうか。
2、市と
市民をつなぐパイプ役として市のほうも重要な役割を果たすということを認識してあります。このように重要な役割を示している行政区長及び行政隣組長の役割について、また、
古賀市のコミュニティについて
市長の見解はどのようなものをお持ちでしょうか。
51
◯議長(
結城 弘明君) 総務部長。
52 ◯総務部長(吉村 博文君)
内場議員の第98
号議案に対する御質問にお答えいたします。
第1点目についてお答えします。今回の報酬の改定に伴う行政区長及び行政隣組長の仕事や役割の変更点は、文書の各戸配布業務の削減であり、そのほかに大きな変更点はございません。
第2点目についてお答えいたします。行政区長及び行政隣組長は、行政情報の伝達や地域意見の集約など、市と地域住民をつなぐパイプ役として重要な役割を果たしており、市と地域との共働体制の維持に寄与されています。また、本市のコミュニティについては自治会、校区コミュニティなどが活発に活動しておられる一方で、核家族化、共働き家庭の増加等により、役員の担い手不足等の課題があります。今後も地域の実情や課題に対応したコミュニティづくりを推進する必要があると認識しています。
53
◯議長(
結城 弘明君)
市長。
54
◯市長(田辺 一城君)
内場議員の御質問にお答えをいたします。
私たちの社会の根幹は隣組及び自治会だと思っております。この隣組と自治会がしっかりと機能しなければ、文化活動もそうですけれども、子ども会育成会の活動等にもつながってきますので、地域の横のつながりを維持していく上では、自治会活動が活性化をしなければならないと考えております。そうした意味で、今回の所信表明におきましても、自治と共働を基本理念として、
市民の皆様とともにお互いさまの近所づき合いや支え合いの地域福祉を推進していきますと申し述べたところであります。
ただ一方で、担い手の課題が大きなものとしてあると認識をしております。やはり社会状況が変容しまして核家族化とかサラリーマン家庭の増加、あと共働き家庭の増加といった社会構造が変容している中ですね、この自治会組織、その他、所信表明では消防団等にも触れましたけれども、こうしたものの
運営に現場で
市民の皆様お一人お一人が苦慮しているというものを目の当たりにしています。こうしたことについては、私ども行政も市行政もそうですし、
市民の皆様とともに知恵を出してこの社会構造の変化に対応した効率的、効果的、そして持続可能な
運営を模索していかなければならないと考えております。そこで行政区長と隣組の役割についてですけれども、この自治会
運営があってこそ、我々市行政と連携をした行政区長の皆さんの働きがあると思っております。ですから、こうした市行政と地域住民とをつなぐパイプ役として行政区長及び行政隣組長は、共働体制、先ほど申し上げました自治と共働の理念を具現化していくに当たって極めて重要なものと認識しています。
55
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
56
◯議員(14番
内場 恭子君)
市長言われますように、自治会の大切さ、隣組の大切さ、本当に痛感しております。そこで、この改正によって、確かにお仕事のうち文書の各戸配布だけが委託されるということになっております。ただし、これについても
市民の中からは賛否両論があります。賛成される方は、区長や隣組長の負担が少しでも軽くなる、そういうことを言っていただく方もいらっしゃいます。反対に心配される方、区長や隣組長が行っておりました近隣住民ですね、隣組の中の安否確認であったり、おひとり暮らしの方の状況様子、また、子どもさんたちの様子を見るということ、こういうことが各戸配布の中で、文書を届ける、その中で行われていた、実際も今行っていただいているということです。確かに隣組長さんの中には報酬が減ったからその仕事をしませんというような方はいらっしゃらないと思います。しかしながら、そういうことができにくくなる、また状況、担い手が不足しているということを今言われたように、そういう方たちを支援するという意味では報酬の改定を行う、このことが私は一つしっかり考えていくべきところの基礎ではないかと考えております。
例えば、相談相手になったり、様子を見に行ってさしあげたり、入院のときの連絡先になったり、いろんなことを役立っていただいております。そういう機能が低下しないかと心配される
市民の皆さんに対して、これから市がその隣組長や区長、そういう方たちを支援していくような、またサポートするような、今までやってこられたような仕事をより一層深く広くやっていただけるような、そういう補完するようなシステムなどを考えていくべきだと私は考えております。そういう方もたくさんいらっしゃるということを考えて、
市長、どうお考えでしょうか。
57
◯議長(
結城 弘明君)
市長。
58
◯市長(田辺 一城君) まず、今回の行政区長制度の中の一部である運用面における文書配布の事務委託の見直しにつきましては、この間、行政区長会でも区長会で10回、代表区長会で10回、さまざま協議を行ってきて、そこでさまざまな御意見を行政区長の皆様からもいただきながら、最終的には、
市民の代表でもある行政区長の皆様の御意思をいただいて、今回
議案の提出をさせていただきました。私自身も46行政区をくまなく回る中で、今議員御指摘のような現状があるというのは認識をしておりますが、一定結論をいただいたと考えております。その上で今回のですね、委託によって、むしろ本来の自治活動の相互扶助活動に一層力を注いでもらいたいという思いが私どもにはあります。行政区と自治会は異なりますので、行政区における市との共働によって市がお願いをしている部分を、むしろ本来の自治会の相互扶助活動、さまざまな
取り組み、これは自治会ごとにアイデアを出していろいろな
取り組みがなされていると認識しておりますけれども、議員御指摘の住民の見守り等の活動についても自治会活動の中でその力を発揮していただける、そうした思いも込めましての今回の
議案提案になっております。
また、見守り活動につきましては自治会の中だけではなく、例えば、新聞配達の
事業者さんだったりガスの
事業者さんだったりと、こういった民間の
事業者さんにも御協力をいただきながら、孤立死等起きないようにですね、高齢者の皆様を地域の中で、これは市全体で見守っていくという
取り組みも進めておりますので、こうしたことも補完的にやっていくことによって、市全体で高齢者の皆様とともにある社会をつくりたいと考えております。
最終的に、その他市行政として自治会活動等を補完する
取り組みが必要ではないかという御提案をいただいておりますので、この点については受けとめさせていただくとともに、また、アイデアがあればいただきながら、ともに考えていけたらと思っております。
59
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
60
◯議員(14番
内場 恭子君) 基本的な考えとしてはそれでいいのかもしれません。しかし、
市長が言われた担い手不足ということを考えれば、今回の改正では隣組長の年間の報酬が下がってしまいます。担い手が本当にふえていく
可能性があるでしょうか。お金があれば、報酬があればその仕事をするというわけではありません。なくても隣組の皆さんのお互いの相互扶助でやっていただいている部分はあります。しかし、皆さんお仕事をされていたり、いろんな事情の中でされている部分、たくさんあります。隣組を、組長が回ってきたからといって「自分は関係ないからしません」とはなかなか言えない状況なんです。そういう中での報酬改定というのは、やる気をそいだり、担い手不足について援助をしていくというようなものに私はならないんではないかなと考えます。
また、支援を受ける側、ひとり暮らしの高齢者であったり子どもを持たれている方、それからシングルのひとり親家庭であったりさまざまな事情がある方、こういう方たち、また、隣組に参加してない、自治会に参加していないような方たちにとってもやはり不安なものを感じる。その方たちの御意見などを聴取された上での対応だったのかというのを本当に心配しております。そういう私の意見を聞いて、
市長どうお考えでしょうか。
61
◯議長(
結城 弘明君)
市長。
62
◯市長(田辺 一城君)
内場議員おっしゃっていますですね、地域コミュニティを存続する上で
市民それぞれの主体がですね、金銭というものではなくお互いに支え合うという理念は、恐らく共有は私もさせていただいていますし、そこは一致していると思います。一方での御懸念をそれでも示していただいているというのは受けとめさせていただきますけれども、私はそれでも
内場議員が最初におっしゃっていただいている理念、その地域で生きている限り、お隣さんと一緒に支え合って生きていく。それはいつ自分が支えが必要になるかもしれないし、ならないかもしれない。だから日常的に隣組自治会の活動の中でつながり合い続けておくことが大事だというこの基本理念を、
市民の皆様と一緒に共有をまずしていくということが大切だと思っています。こうした意識が
市民の皆様全体に広がっていくことによって、隣組の担い手不足、また隣組や自治会の役員等の担い手不足の解消に私は努力をしていきたいと思っておりますし、今回の行政区の文書配布事務委託のあり方の変更については、むしろ、そうした自治会活動の活性化に資すると考えております。
63
◯議長(
結城 弘明君) 以上で、
通告者の
大綱質疑は終わりました。ほかに
質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
64
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
ただいまの議題となっております第98
号議案から第101
号議案までの4
議案は、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会において付託いたします。各委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
────────────・────・────────────
日程第5.第102
号議案 古賀市
水道事業水源開発等
基金条例を廃止する
条例の
制定について
65
◯議長(
結城 弘明君) 次に、日程第5、第102
号議案古賀市
水道事業水源開発等
基金条例を廃止する
条例の
制定についてを議題といたします。
これより
大綱質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
内場恭子議員。
66
◯議員(14番
内場 恭子君) 第102
号議案古賀市
水道事業水源開発等
基金条例を廃止する
条例の
制定について御質問いたします。
古賀市での大規模な水源開発の
必要性がなくなったことから廃止の提案であるということです。
古賀市の水源について、
必要性についてを私は
市長にお尋ねしたいと思います。いかがでしょうか。
67
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
68
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
内場議員の第102
号議案に対する御質問にお答えいたします。
本市の水源につきましては、大根川や
古賀ダムなどの自己水源を一次水源としますと、福岡地区水道企業団からの受水が二次水源、北九州市からの受水が三次水源となっております。十分に
安定供給が行える状況にあると認識しているところでございます。
69
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
70
◯議員(14番
内場 恭子君) 今まで行ってきた大規模な水源開発とは一体どのような規模のものをいうんでしょうか。大規模な水源開発の
必要性がなくなったということですから、これからは小規模な開発は行われるという考えはそのままでいいんでしょうかという点をお尋ねしたいと思います。
2点目としましては、これは昨年行われました9月の決算で出ましたもので、
古賀市の水道の水源、割合については福岡市の水道企業団、福岡水道企業団で約56%、北九州導水から17%、
古賀市の自己水源は27%という割合があるということです。これから北九州市の水道用水からの用水をふやす
可能性があるということも考えられての水源開発の
必要性がないというふうなものでいいと考えていらっしゃいますか。ということは、
古賀市の自己水源が減るという方向性になるという考えでいいんでしょうか。この点を確認したいと思います。いかがでしょうか。
71
◯議長(
結城 弘明君)
水道課長。
72
◯水道課長(星野 孝一君) 当
基金条例につきましては、平成4年に、当時清瀧ダムの建設予定がございました。あるいは採石場の中にあります大浦池の大規模な改修予定を踏まえたところで
基金を設置して積み立ててまいったところでございますけども、今、清瀧ダムの計画は平成17年に完了しましてつくらないことになっております。その関係もありまして今回廃止させていただきます。
そして、先ほどの水源につきましては、ある意味、福岡市水道企業団に対しましては負担金という形で五ケ山ダムの建設改良費も出しております。言い方を変えますと、依存水源でございますけども、うちの取り分ということで自己水源という考え方もできることはあるのかなと思っております。今後の大規模な開発はないのかということでございますけども、うちの
基金条例のほかに建設改良積立金というのを持っておりまして、約8億円ほど積み立てておりますので、仮に官渠並びに
水道施設の改修があった際にはですね、そちらを活用していきたいなと考えているところでございます。
73
◯議長(
結城 弘明君)
内場議員。
74
◯議員(14番
内場 恭子君) 私が自己水源の
必要性を訴えておりますのは、災害時、それから災害があって、例えば福岡水道企業団それから北九州導水と関係をつないでいても、災害が起こればこの導水管が破損してつなげないということがあるということから考えて、大規模な水源開発の
必要性がなくなったということであれば、この問題については安心できる部分としての補完として自己水源の確保、そういうところを進めていただきたいという思いから質問いたしました。説明の中に清瀧ダム、それから
古賀採石場の水源等についての説明が全くなかったので、この辺についてちょっと不安でしたので質問いたしました。
先ほど私、
市長の見解を尋ねるということにしております。確かに部長、課長、それらの方、職員が回答されれば
市長の答えをそのままもらったものと同じだと考えております。しかし、
大綱質疑であれば、なぜこういう提案をされたかの詳細を説明をいただくというのが当然だと思って質問しましたので、あえて質問いたしません、
市長には。
75
◯議長(
結城 弘明君) 以上で、
通告者の
大綱質疑は終わりました。ほかに
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
76
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております第102
号議案は、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
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日程第6.第103
号議案 平成30年度
古賀市
一般会計補正
予算(第4号)について
第104
号議案 平成30年度
古賀市国民健康保険特別会計補正
予算(第3号)について
第105
号議案 平成30年度
古賀市後期高齢者医療特別会計補正
予算(第2号)について
第106
号議案 平成30年度
古賀市介護保険特別会計補正
予算(第2号)について
第107
号議案 平成30年度
古賀市公共
下水道事業特別会計補正
予算(第3号)について
第108
号議案 平成30年度
古賀市
水道事業会計補正
予算(第2号)について
77
◯議長(
結城 弘明君) 次に、日程第6、第103
号議案平成30年度
古賀市
一般会計補正
予算(第4号)についてから、第108
号議案平成30年度
古賀市
水道事業会計補正
予算(第2号)についてまでの6
議案を一括して議題といたします。
これより一括して
大綱質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、
田中英輔議員。
78
◯議員(7番 田中 英輔君) 第103
号議案平成30年度
古賀市
一般会計補正
予算について御質問いたします。
この中に西鉄宮地岳線跡地土地利用整備
事業費が計上されております。今回の補正
予算で土地家屋の購入を予定されております。報道によりますと国の補助金も活用ということを聞きました。地元との協議も残されているわけでありますが、整備時期というものはどのようなお考えをお持ちなのかお伺いいたします。また、あわせてこの件については
市長の所信表明の中でも触れられておりました。これに沿ってこの
事業が行われると考えられるのかどうか、その点についてお伺いいたします。
79
◯議長(
結城 弘明君)
建設産業部長。
80
◯建設産業部長(松尾 佳久君)
田中議員の第103
号議案に対する御質問にお答えいたします。
1点目についてお答えいたします。整備時期につきましては、今後も意見交換を行い、地元の意見を踏まえ合意形成を図りながら順次着手していきたいと考えております。
2点目についてお答えします。今回の補正については、あくまで西鉄宮地岳線跡地の用地取得であり、所信表明に十分に沿うものと考えております。
81
◯議長(
結城 弘明君) いいですか。以上で、
通告者の
大綱質疑は終わりました。ほかに
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第103
号議案から第108
号議案までの6
議案については、委員会
条例第6条の規定により、補正
予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査といたしたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯議長(
結城 弘明君) 異議なしと認めます。
よって、第103
号議案から第108
号議案までの6
議案は、補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中の審査とすることに決定いたしました。
ただいま設置されました補正
予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会
条例第7条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午前10時13分休憩
………………………………………………………………………………
午前10時35分再開
〔
出席議員17名〕
────────────・────・────────────
84
◯議長(
結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
ただいま休憩中に補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選をお願いしておりましたので、その結果の報告を願います。
事務局長。
85 ◯事務局長(渋田 倫男君) 報告をいたします。
補正
予算審査特別委員会委員長、村松謙二議員。副委員長、井之上豊議員。
以上のとおりでございます。
86
◯議長(
結城 弘明君) 補正
予算審査特別委員会委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
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日程第7.第109
号議案 古賀市社会福祉センターの指定管理者の指定について
87
◯議長(
結城 弘明君) 日程第7、第109
号議案古賀市社会福祉センターの指定管理者の指定についてを議題といたします。
これより
大綱質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております第109
号議案は、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
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日程第8.第110
号議案 市道路線の認定について
第111
号議案 市道路線の変更について
89
◯議長(
結城 弘明君) 日程第8、第110
号議案市道路線の認定について及び第111
号議案市道路線の変更についての2
議案を一括して議題といたします。
これより一括して
大綱質疑に入りますが、ただいまのところ通告はございません。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
90
◯議長(
結城 弘明君)
大綱質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております第110
号議案及び第111
号議案の2
議案は、お手元に配付いたしておりますので、
議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。
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日程第9.第112
号議案 古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任について
91
◯議長(
結城 弘明君) 日程第9、第112
号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
これより
質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
92
◯議長(
結城 弘明君)
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第112
号議案は、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
93
◯議長(
結城 弘明君) 異議なしと認めます。
直ちに採決に入ります。採決は押しボタンにより行います。
第112
号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任について、吉田稔徳氏を選任することに対し同意を求める件について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。
〔賛成者16/16〕
94
◯議長(
結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数16人、賛成16人、賛成全員であります。
よって、第112
号議案古賀市固定資産評価審査委員会委員の選任については、吉田稔徳氏の選任に対し同意することに決定いたしました。
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95
◯議長(
結城 弘明君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午前10時39分散会
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古賀市議会...