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  1. 古賀市議会 2000-06-05
    2000-06-05 平成12年第2回定例会(第1日) 本文


    取得元: 古賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    2000年06月05日:平成12年第2回定例会(第1日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                        午前9時00分開会                        〔出席議員20名〕 ◯議長(前田 宏三君) おはようございます。ただいまから平成12年古賀市議会第2回定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。             ────────────・────・────────────    日程第1.会期の決定 2 ◯議長(前田 宏三君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月22日までの18日間といたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月22日までの18日間と決定いたしました。  なお、会期中の会議予定につきましてはお手元に配付のとおりでありますので、御了承願います。             ────────────・────・────────────    日程第2.会議録署名議員の指名 4 ◯議長(前田 宏三君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、今会期中、清原留夫君、森佐敏君、仲道誠明君の3名を指名いたします。  ここで、市長から議会招集に当たりあいさつしたい旨の申し出があっておりますので、これを受けることにいたします。市長。 5 ◯市長(中村 隆象君) おはようございます。本日は、平成12年古賀市議会第2回定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様におかれましては、大変お忙しい中、御参集をいただきましてまことにありがとうございます。  さて、今議会において御審議をいただきます案件は、既にお手元に配付いたしておりますように、報告案件4件、専決処分についての承認案件1件、条例案件1件、予算案件1件、財産の取得案件2件、訴えの提起案件1件の計10件でございます。  議案の細部につきましては、議題とされました際に、私なり、担当部長、課長に説明させますので、よろしくお願い申し上げまして、まことに簡単ですが、議会招集のあいさつとさせていただきます。             ────────────・────・────────────
       日程第3.諸報告 6 ◯議長(前田 宏三君) 日程第3、諸報告をいたします。  今定例会に、議案等説明のため、地方自治法第121条の規定により市長及び監査委員に出席を求めておりますが、市長から、ほかに助役、収入役、教育長、総務、建設、市民、保健福祉、公営企業、教育の各部長及び関係各課長の出席をさせる旨の報告があっております。  次に、監査委員から、別紙配付のとおり、例月出納検査並びに定期監査の報告があっております。  質疑があれば、監査委員、または執行部から説明を願うことにいたしておりますので、これより質疑に入ります。ございませんか。仲道君。 7 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 監査定期報告書の中の監査の結果、その中に個別事項というものがございます。健康福祉課に関連する一番に、身体障害者への補装具給付に当たり、その申請手続きから給付まで医療給付に比べ相当な期間を要しているので、早期給付ができるよう、県、担当部署に働きかけることと指摘がされております。  医療費給付と比べると相当の期間を要しているとのことでございますが、どのような理由でそうなっておるのか、御説明を伺いたいと思います。 8 ◯議長(前田 宏三君) 監査委員。 9 ◯監査委員(舩越 喜荘君) お答えいたします。  先般、定期監査をいたしまして、健康福祉課の方から問題点があればということでお聞きいたしました。身体障害者に関わります補装具等が、医療保険ですね、国保だとか、社会保険、そういうものをもって実施に移されている方については、即医師の方で手当ができますけれども、一方の方については、その審査機関がございまして、その方を経由してまいりますので、相当の期間かかりますということでございます。約1カ月ほどかかるということでございます。  できるだけ早くその決済が出るようにいただけるようお願いしたいということで申し上げております。 10 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 11 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 同じく、健康福祉課関連の4番。購入備品の備品台帳への記載漏れが見受けられるので、適正に整理すること、このような指摘でございます。  この件は、在庫管理の適正化を図るようにという、議会の方からも指摘があったやに記憶しておりますが、あえてこのような指摘を監査委員さんがなさるには、それ相応の理由があろうと思いますが。具体的には、どういう点を指摘されているんでしょうか。 12 ◯議長(前田 宏三君) 監査委員。 13 ◯監査委員(舩越 喜荘君) 備品については、サンコスモ関連についてはほとんど適切な処理がなされております。  今回は、2課に関わります内容でございます。社会課で購入したものが、健康福祉課でそれを利用するということでございます。そういうことで、両課の連携を密に、そういう場合には密にしていただきたいということで、あえて言わさせていただきました。  以上です。 14 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。奴間君。 15 ◯議員(9番 奴間 健司君) 同じく、監査結果報告。後ろから2枚目の2の監査の結果の項目のサンコスモ共通事項の2点目ですが、サンコスモ送迎運転委託については、委託内容に問題点があるので、事故等のこともあり、早急に整備することという指摘がありますが。  この点については、非常にちょっと気になりますので、委託内容の問題点の中身についてお尋ねしておきたいと思います。土曜、日曜、祝日の巡回バス等も始まったことを考えますと、こういった問題は、その点ではきちんとされているのかどうかも非常に気がかりなもんですから、具体的に、問題点の内容についてお尋ねしておきたいと思います。 16 ◯議長(前田 宏三君) 監査委員。 17 ◯監査委員(舩越 喜荘君) お答えいたします。  これは、第1回の本会議でもございました市の公用車の運転委託についてのことと関連するわけでございます。現在、サンコスモの方で送迎関係の業務委託をされておりますのは、運転のみの業務委託ということでなされております。  詳しく聞いてみますと、現在の中では、運転だけの業務委託はできないという指導のようでございます。したがいまして、市の方で取り扱いをしておりますすべての業務、運転から維持管理、そういうもの一切の業務を委託することによって成立するということでございます。また、そのほかに人的な委託をすればという中身もございます。  詳しくは、市の総務課の方で聞いて、そちらの方からさせていただければ、幸いだと思います。  以上です。 18 ◯議長(前田 宏三君) 奴間君。 19 ◯議員(9番 奴間 健司君) ということは、文脈で「そういう委託をしないと、事故等のこともあり」という文章があるもんですから、事故が発生した場合にきちんとした保障はないということにつながるという意味で、今のお話があったんでしょうか。運転のみの業務委託ではなくすべての業務委託にかえるということは、そういう事故に対する対応にとっても必要であるということなんでしょうか。  それと、そうなった場合は、当然委託料にも跳ね返る内容であるのかというふうにちょっと今感じたんですが、その点もちょっと御説明願いたいと思います。 20 ◯議長(前田 宏三君) 監査委員。 21 ◯監査委員(舩越 喜荘君) ちょっと足りない答弁でございました。  運転のみの業務委託ができないという、現在は運転のみの業務委託でございます。そして、それに伴いまして、仮に事故が起こったときに、市の責任が伴う場合には市の責任でやる。そのほか、運転手の故意というか、責任による災害が起こったときには、そちらの方で負担をするというような契約になっております。したがいまして、そういうふうなやり方はいけない、少なくとも、運転を受けた、受託した方はすべの業務を受けるというのが現在の指導のようでございます。  それからもう一件は、市の方で直接臨時雇いか、そういうふうな運転の手当をして実施する場合にはよろしいというような見解のようでございます。したがいまして、市の方の今取り扱いをされております内容に、できるだけ早急に契約がえをやっていただいたら、そういう事故に備えることができるんじゃなかろうかというふうに考えております。 22 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。豊田君。 23 ◯議員(14番 豊田みどり君) 高齢者福祉課のところの2番の、同じページですね、先ほどと。介護サービスケアプランを指定業者から提出させ、内容の研究並びに利用料金の給付に資すること。  これ、4月から介護保険が始まって新しい業務かと思いますけど、現在、スタートに当たってどんな体制がとられているんでしょうか。 24 ◯議長(前田 宏三君) 監査委員。 25 ◯監査委員(舩越 喜荘君) 今回、お聞きしておりましたら、利用料金等の業者からの請求に対して、どのような処置をして出されておるかというようなことをお聞きしております。  それには、利用料金の請求とあわせ計画書を添えてケースが出るということで、内容の中身が担当の方ではわかってないというのが実情のようでございます。したがいまして、現在ではそういう手当はございませんけれども、ケアプランの計画されたものを、写しを提出していただければいろいろと中身の点検もされて、正しい支払いができるんじゃなかろうかと、そういうふうに理解するものであります。  以上です。 26 ◯議長(前田 宏三君) 豊田君。 27 ◯議員(14番 豊田みどり君) 新しい業務に当たって、まだ手順だとか、どういった書類がそろっていなければというところの把握もなかなかかと思うんですけど。  これには、担当の係の1人か、担当の方がきちんとついていらっしゃるでしょうか、その辺を聞きたいんですけど。 28 ◯議長(前田 宏三君) 助役。 29 ◯助役(竹村 文男君) 御案内のように、監査の御指摘について、若干、まだ十分御理解いただけない、いただいてない部分もあると思います。  ここにありますように、「ケアプランを指定業者から提出された内容の点検並びに利用料金の給付に資すること」。もちろん、これから私どもも制度が始まって実態の調査、まだ支払い請求の第1回目来てございませんけど、いわゆるサービス実態がいかなるものかというものを今回進めていくつもりでございます。  ただ、サービスのケアプランを指定業者から全部事前に提出させて、事前に点検していくという作業は、現実問題として不可能だと思っております。今後、サービスがいかに担保とされているか、こういうものについては、私ども意を用いてきちんと整理していくつもりでございますけど。ケアプラン、個々のケアプランすべてを点検、チェックしていく体制というものは、保険者としては持ち得ないというふうに考えてますので、これにつきましては監査に対して御理解をいただくような形でも回答をしてまいりたいというのが現状でございます。  それから、付言いたしますと、先ほどありましたように、県の補装具、健康福祉課の1点でございますけど、早期給付ができるように県の担当部署についてでございますけど、これをいわゆる監査、健康福祉課の職員が言うことについては若干の問題があると、私は考えてございます。と申しますのは、制度ができてきておれば、基本的に、基本的に現在申請を受けますと、県の更生相談所というところがございます。前は古賀市にございましたけど、今春日にございます。ここに申請、障害福祉課を経由しまして、ここに持ち上げまして、ここで嘱託医、県の嘱託医、それぞれ整形であるとか、眼科医であるとか、それぞれのドクターの診断を仰ぎます。この間に、やはり相当な日数を要するというのが実態でございますので、1カ月ぐらいの日にちというものはどうしても必要なわけです、現状、業務の遂行上。これを県に対して働きかけても、物理的に非常に困難を伴う、したがいまして、大変申しわけないんですけど、努力はさせます、努力はしますが、県に対して要望はしますけど、これに対して、今の事実を復現していく方向というのは非常に難しいというふうな考えを、私は持っております。したがいまして、これは監査委員に対して、健康福祉課の職員がそういうことを申し上げたということでございますので、健康福祉課の職員についても、いま少しシステムというものをよく勉強していかないといけないという考えでおります。  申しわけありません、以上でございます。 30 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  次に、市長から報告第1号平成11年度古賀市一般会計予算の繰越明許についての報告があっておりますので、これより質疑に入ります。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  次に、報告第2号平成11年度古賀市公共下水道事業特別会計予算の繰越明許についての報告があっております。これより質疑に入ります。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  次に、報告第3号平成11年度古賀市土地開発公社決算についての報告があっておりますので、これより質疑に入ります。奴間君。 34 ◯議員(9番 奴間 健司君) 土地開発公社事業実績報告書というのが資料の中にございます。  その中の2項目目に、土地造成事業第5工業団地の件についてお尋ねしたいと思います。  一つは、この第5工業団地用地の取得費が約21億6,400万円、造成事業費が約12億3,500万円、合わせておよそ34億円という大変な金額になっております。開発公社の決算において、このことが、最終的には移転する業者への売却という形になろうかと思いますけども、市財政に与える影響は大丈夫なのか、この点について、どんな審議がされたかお尋ねしたいと思います。  もう一つは、その右側の用地と処分について、第5工業団地用地約3億2,000万円という用地等の処分が報告されておりますが、この中身についてはどういう内容なのかお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 35 ◯議長(前田 宏三君) 助役。 36 ◯助役(竹村 文男君) 助役と申しますか、公社の理事長として、内容について御説明申し上げます。  御案内のように、第5工業団地につきましては、現在21億6,400万円あるいは造成費としての12億3,500万円余をつけまして、競争入札による金融機関からの借り入れにより金利を付加した上で、現在事業を実施しております。御指摘のように、これにつきましては、公有地拡大法に基づいて、公社の事業として認められている事業だと認識しております。したがいまして、このものにつきましては、いわゆる公有地拡大法の中で公社が上げるべき利潤というものについてのほか、いわゆるこういう金利等を付加したものに、さらに一定の利益幅を設けて、これを市、もしくは今回の場合につきましては凸版印刷の方に譲渡するという形でございます。したがいまして、市の財政に与える負担というものは、当然ながら出てこないというふうに考えておるわけでございます。  それから、8,519、現在、まだ造成中でございまして、造成後に譲渡するわけでございますけど、3億2,000万円につきましては、いわゆる契約、手付金でございます。したがいまして、今後、工事が完成した段階で、全地を譲渡するという形で契約していくことになろうと思っております。  以上でございます。 37 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  次に、報告第4号平成11年度古賀市水道事業会計繰越明許についての報告があっておりますので、これより質疑に入ります。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  次に、議会閉会中の審査及び調査事項として付託をしておりました事項について、各委員長から報告を願います。  まず最初に、総務委員長。                〔納冨議員 登壇、篠崎議員 副委員長席に着席〕 40 ◯総務常任委員長(納冨 育代君) おはようございます。総務委員会に、議会閉会中の調査事項として付託を受けておりました事項についての調査の概要の報告をいたします。  委員会では、さきの3月議会で予算が可決され、各課の今年度の事業が確定したことから、すべての所管課に対し1年間の事業計画書の提出を求め、年間計画の説明も受けております。  調査に際しましては、総務・市民の両部長と関係課長及び関係係長に出席を求めて委員会を開会いたしております。  まず初めは、総務部総務課所管です。5月3日から運行を開始した公共施設の循環バスは、周知の回覧を出したのが5月2日だったことから、15日までの1日平均利用者は、まだ6、7名程度ということでした。巡回経路は、市役所から中央公民館、千鳥苑、千鳥が池公園、集落センター、グリーンパークで、1日7便、それぞれにバス停を設け、時刻表を表示しているとのことであります。  昨年11月からスタートした情報公開については、資料をもとに説明を受けましたが、4月末までの開示請求は28件あり、うち不開示は0、部分開示は15件、ほかはすべて全面開示となっております。偏りがなく、あらゆるものについて開示請求があっており、議会関係は4件でありました。  防犯灯に関しましては、本来、設置が全額補助で、維持費は地元負担が原則ですが、市が負担している防犯灯も2基あることから、通学路や不特定多数の人が通る道は市の負担とすべきとか、はっきりした設置基準をつくるべきとの要望が委員から出ております。  また、隣組への未加入者の増加の問題が、ごみの分別収集のこともあり、表面化していることから、委員より行政が積極的に働きかけるべきではないかとの指摘がありましたが、転入者へは市民課で加入案内のチラシを配布しているし、強制加入はさせられない。区長、組長には、住民基本台帳の人口・世帯に対して文書配布について委嘱しており、手当も支給している。基本的には、地域コミュニティーに関わる自治会の問題との認識でありました。  ほかに、今年度の課題としては、庁舎内のごみの減量化・温暖化対策の取り組みとして環境管理推進員制度をつくりたいとか、文化の日記念式典や新春名刺交換会のあり方を8、9月ごろまでに検討し、総務委員会に諮りたい旨の報告もあっております。また、今回の国政選挙の候補者掲示板はペットボトルをリサイクルしたものをレンタルで使用する旨の話もありました。  3月議会において、全会一致で可決されました「審議会等附属機関の会議公開制度の導入を求める決議」については、尊重し、前向きに検討を進めるとの答弁を得ております。  次に、4月1日より新たに設置された人事秘書課ですが、人事係・行政管理係・秘書係の3係で、課長を含め11名でスタートしました。  地方分権・行革・介護保険等、行政の基本的な仕組みが変わってきている今、時代に対応するシステムの構築を課の命題として、今年度は職員の事務量調査を早めに取り組み、行政組織機構の見直しを進めたい。人材育成の基本方針は、まだ素案段階であるが、自治体間での競争が激しくなり、職員の行政能力の向上が早急に求められているので、今年度中には作成したい。人事異動については、例えば10年間で3つの部署へとか、5年以上は異動するなど、人事ローテーションの基準づくり等々、課題がいっぱいあるとのことです。  第2次行革大綱は、今年が最終年であることから、新たな行革について委員から質問がありましたが、今は第2次行革の具体的検討課題をまとめている段階で、第3次行革大綱をつくるかどうかはまだ決めていないとの答弁でありました。  民間との人事交流を希望する意見に対しては、今は考えていない。まず、県・国との交流を続け、民間については今後の検討課題とのことでありました。  企画課所管では、まず、第3次マスタープランについてですが。基礎調査報告書はでき上がっており、近々、議員にも配付する予定とのことであります。審議会は、7月に立ち上げ、12月議会に上程したい。審議会委員30名中、議員は5名、市民公募の5名は広報紙で募集し、作文を中心に選考するとの説明を受けました。  ワークショップは、今回のマスタープランだけのものかとの委員からの問いには、先日、ワークショップの班長以上と市長の懇談を持った。市長は、今後も懇談をしていきたい意向もあるが、企画課内で十分検討したいとのことでありましたので、委員からは次につなげていくよう要望があっております。  また、3月に完成した「男女共同参画社会に対する市民意識調査報告書」は、既に議員全員に配付されておりますが、この調査結果を広報5月号の特集で掲載し、市民に広く周知するとともに、懇話会でも検討を深め、今後の女性行動計画づくりに生かしたいとのことでありました。  リーディングプロジェクト事業については、推進計画書のほか、提出された数枚の資料をもとに、事業内容や今までの経緯の説明を受けました。12月議会での特別委員会の最終報告以後の動きとしては、あの報告で指摘のあったユニバーサルセンターのコンセプトの説明文を県に提出した後、実質的な承認通知となるリープロ事業調書の提出依頼文書が1月30日付で市に届いた。2月には、リープロの測量調査と基本計画策定を依頼し、11年度事業として完了。3月に、リープロ事業調書を県に提出した。今年度の事業は、地質調査と測量、それにソフト計画の調整などとのことでありました。委員からは、財政計画を左右するPFIの参入見通しを危惧する意見が相継ぎましたが、大手数社と協議中であり、まだ返事はない。万一、参入がなければ規模縮小も考えられるとの答弁を受けております。  次に、財政課ですが、庁舎前の駐車場整備工事につきましては、9月の放生会を挟んで慰霊塔前と庁舎前に2期に分けて行い、12月中には完成させたいとしております。委員からは、慰霊塔前広場西側の市有地を東区に無償で貸し付け、そこに公民館の建設が進んでいることに疑問の声も出ましたが、駐車場整備の協議の際、神社会より区の公民館建設に協力を求められたとの説明でありまして、区によって取り扱いに差があるのは問題なので、早い時期に整理するよう求めております。  市営住宅の建て替えについては、再生マスタープランに沿って、今年度は市営住宅そばに用地を1カ所取得し、来年度に造成、14年度から建て替え工事を始め、後はローリング方式で進めていくとのことでありました。  また、家賃の滞納状況について、資料に基づき説明を受けましたところによりますと、昨年度末で、滞納者は26名、滞納額合計は559万5,060円でした。委員からは、保証人や管理人についての意見が出ましたが、保証人は死亡されても、現状ではそのまま変更がないので、今後の事務取り扱いの中で検討課題としたい。管理人は、交代の4月当初に、管理人会を開催してはいるが、滞納などの個人のプライバシーの部分にまで関わるのは難しいとの答弁でありました。  別に、入札での最低制限価格の設定に対して、委員からは、企業努力で安く落札しても、仕様書どおりにできるのであればと異論が出ました。執行部からは、公共工事のあり方として、適正な価格で地場産業を育成する意味もあり設定したが、再検討したいとの答弁を得ております。  なお、12月議会での総務委員会の予算要望事項の一つであった補助金交付団体の見直しについては、その後、各課とも廃止はできないと回答してきた。見直しの困難な中で、市民を中心とした検討委員会を設置し、点検することを検討していきたいとの答弁でありました。委員からは、補助金は公金である、情報公開制度の中、予算・決算書だけでなく領収証まで添付させてはどうかとの意見もあり、団体に対する補助金については本当に有効かどうかの見直しが再度必要であろうとの見解を得ております。
     なんでもきく課所管では、昨年度1年間のなんでも相談カード処理件数について、一覧表により説明を受けました。総件数は286件で、多いのは建設関係79件、環境衛生51件、教育45件となっており、1年を通しての担当職員の感想としては、市民の自己責任ですべきことを行政に求められ、婉曲に説明するのに困ることもある。喜ばれたのは街灯の件、大きな声を出す人は少なくなった、などでありました。  年間行事としては、JR古賀駅コミュニティホールの市政情報コーナーを7月に開所の予定。市のホームページは12月から立ち上げたい。市長が語るまちづくりが年4回などであります。  市政モニターは、応募者の4名で、5月9日に発足させた。また、今年度からの広報広聴懇話会を5名の識見者で設置し、広報紙や行事予定表についての意見を聞いていくとの報告も受けております。  総務委員会の予算要望事項の一つであった回覧の回数を減らすことに関しては、一元化処理はまだできていない。便利帳については検討課題、広報紙お知らせ欄の充実を図っているとのことでありました。  情報管理課からは、今年度オフィシャルホームページLAN工事により、各課でも見られるようになる。住民基本台帳法の改正で、8月ごろから全国で住民票が取れるようになるとの報告を受けております。ホームページLAN工事完了後は、各課で更新できるのかとの問いに対して、更新は可能だが、各課での更新は問題があり、なんでもきく課が集約すべきとの見解でありました。  次に、市民部市民課ですが、証明書自動交付機の設置場所は、当初JR古賀駅のコミュニティホールを考えていたが、市民の利用や駐車場の確保も含め費用対効果を考えながら場所の変更を検討中で、来年1月設置を目標に進めているとの報告がありました。  住居表示についての質疑では、対象は市街化区域であり、千鳥が池そばのニュータウンや工業団地は市街化区域に編入されれば実施できるとの答弁でありました。  市税課では、平成3年から6年にかけて固定資産の評価を地価の2割から7割程度にアップし、市政の根幹である税収のレベルアップを図ってきた。また、平成8年から11年には、固定資産税の見直しを進めて3,000万円ほど還付した実績もあり、今後は収納率のより一層の向上に努力したいとのことでありました。  最後の国保年金課所管では、古賀第一病院の破産事件に関して、丁寧な経過報告を受けました。既に2回の債権者集会が福岡地裁で行われ、破産管財人から経過報告を受けた。この事件は、詐欺容疑の刑事事件に関わる事柄を多く含み、また債権者が保険者と被保険者だけという特殊なケースであり、プライバシー情報の漏洩防止の注意が必要等々、報告に先立ち、協力要請があったとのことです。詳細な報告は省略させていただきますが、平成8年の病院開設当時からの増改築工事費が約15億円、平成10年度、県の医療監視で発覚した医師の水増しによる診療報酬の不正請求が約10億円、合計の25億円で、病院の売却を希望していたが、15億円でしか売却できず、診療報酬返還金の10億円が残った状態。破産者の資産は、第1回債権者集会時点で約2億3,000万円だが、まだ未回収分もあり、資産が確定し次第、配当の見込みであるが、配当の時期や金額は未定である。古賀市の債権届け出額は約2億円となっているが、老人保健が大きな割合を占めており、御存知のように、老人保健はそれぞれの保険者からの拠出金で運営しているので、2億円は市の実質的な損害金額ではないとの報告でありまして、最終的には、配当終了後の報告で了解願いたい。実質的な事件の概要は、刑事事件の裁判の推移を見守りたいとのことでありました。委員からは、重ねて患者の医療上の不利益はなかったかとの質問がありましたが、それはないとの答弁を受けております。  また、今年度の予算の中のレセプト点検委託約500万円の効果についての質疑で、平成10年度では約4,400万円の実績が上がったとの答弁がありました。  国保年金課は、介護保険のスタートに伴い業務量が増大しただけでなく、納付書が変わり市民に制度的な説明をするための接客や煩雑な事務もふえたと推察されるが、職員研修を積みながら実質的なトラブルもなくスムーズにこなしているとして評価をいたしております。  担当課を呼んでの所管事務調査は以上ですが、昨年度に、総務委員会では通常の所管事務調査のほかに、平成12年度は個人情報保護制度について別枠で調査研究に取り組み、できれば年度末の3月議会には議員提案で個人情報保護条例案を提出することを目標に学習を積み上げていこうと、委員全員の一致で確認し合っております。4月28日には、某新聞社主催のシンポジウム「個人情報保護とメディア」に委員全員が申し込み、傍聴券の当たった4人が私費で東京まで出かけ、みっちり学習してきましたし、5月16日の総務委員会では、ほとんど1日かけてそのとき学んだことを委員全員で共有化いたしました。今後も、月に1、2回は個人情報保護制度の調査研究を続けていき、その成果については、来年の3月議会でまとめて報告できるようにしたいと考えております。  以上、簡単ですが、調査の概要の報告を終わります。 41 ◯議長(前田 宏三君) これより質疑に入ります。奴間君。 42 ◯議員(9番 奴間 健司君) 私、努めて総務委員会を傍聴するようにしておりますが、漏れてる点、聞きそびれた点を、3点だけお尋ねしておきたいと思います。  まず第1点は、グリーンパーク、運動公園の2期事業に関係してのことです。先ほど、PFIに関して、今大手7社から当たっているが、今のところ返事はないというようなお話がありました。それで、当初予算の中で、総額7,830万円、PFIの検討資料作成ですか、に関連して三千何百万円かの予算があったんですが。先ほどの委員長の報告を聞いてちょっと疑問に思うのは、その予算と大手何社かに当たっているという、既にそういう行為との関連はどうなっているのかということについて、総務委員会の中ではどんな審議をされたのかお尋ねしたいと思います。三千何百万円かけてPFIをいろいろ検討するという作業から始まるのかというふうに、私は想定してたんですが、委員長報告を聞きますと、既に大手数社に当たって返事待ちという段階に入っていると聞きましたので、非常に予算との関連に疑問を感じましたのでお尋ねします。  それから2点目は、マスタープランについてなんですが。7月に審議会を立ち上げ、12月に議会上程ということで、9月議会は到底無理だろうなというふうに思っていたところが、12月になったとのことですが。その中で、基礎調査報告は既にでき上がっているので、近々配付するというのが、5月中旬時点でのお話だったかと思うんですが。御存知のように、いまだに配付はされておらないんですが、このことについて総務委員会はどんなふうに確認されているのか。  それから、もっと肝心な点は、もう6月の上旬に入ったわけですが、7月の審議会立ち上げ前に、当初、市長が表明しておりました素案段階での議会への提示というこの点について、なされるものなのかなされないものなのか、この点についてどのように確認されておるのか、お尋ねしておきたいと思います。  3点目は、市のホームページの件なんですが。12月に立ち上げるということでありましたが、具体的中身はちょっとわからないんですが、3月の予算議会の中では、石狩市をモデルとした検討ということについて、私なりに自分の意見を申し上げたんですが、その方針については、変わりなく進められているのか、あるいはもう少しいろいろとほかの先進例を検討しながら進めているものなのか、総務委員会においてどのように確認され、審議されたか御説明を求めたいと思います。 43 ◯議長(前田 宏三君) 総務委員長。 44 ◯総務常任委員長(納冨 育代君) 奴間議員の御質問にお答えいたします。  PFIの検討について、予算との関連はということでございました。その件につきましては、委員会では審議いたしておりません。  それから、マスタープランの調査報告書は近々配付する予定ということで、まだでございますが、あれは5月の16日の委員会だったかな、だから、多分その議会が終わるぐらいで配付されるのではないかというふうに認識しております。  それと、素案段階での提示ということについても、尋ねておりませんが、ただ、その委員会の中に委員が5人入ってくるのでというふうな話もありました。それで、ただ原案ができてからでは変えにくいので、その前にというふうなことは、委員会でも申し上げております。  それから、ホームページにつきましては、12月に立ち上げるという、年間事業計画書の中での説明を受けただけで、先進例がどうのこうのという話はいたしておりません。  以上でございます。 45 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(前田 宏三君) それでは、質疑を終結いたします。                   〔納冨議員・篠崎議員 自席に着席〕 47 ◯議長(前田 宏三君) 次に、文教厚生委員長。              〔小林議員 登壇、矢野(順)議員 副委員長席に着席〕 48 ◯文教厚生常任委員長(小林 祥子君) 文教厚生委員会に、議会閉会中の調査研究事項として付託を受けておりました事項について、調査の概要の報告をいたします。  本委員会では、4月19日、5月10日、17日に委員会を開催いたしました。調査に際しましては、教育長、教育、保健福祉、市民各部長、関係課長及び関係係長に出席を求め、審議いたしております。  4月19日、当委員会では、介護保険について経過内容の調査をいたしました。保険のスタートに当たり、4月1日、2日(土、日)は出勤し対応体制を整え、県とのホットライン化により対応したとのことです。  高齢者福祉課では、職員体制が13名から14名となりました。今後、賦課、徴収、給付管理、協議会の立ち上げ準備等をやり、窓口業務については全員体制で臨み、5月より第2、第4金曜日10時から12時まで、市役所ロビーで、介護なんでも相談コーナーの設置、介護保険便利帳A4判38ページ保存版の全戸配布を予定しているとのことでした。  4月13日現在の訪問調査審査判定申請件数は、ほぼ予想どおりの1,010件、認定結果通知件数935件、このうち非該当121人でした。ケアプラン作成率は、3月時点95%、4月に100%と高く、ケアマネージャーの努力によるものとのことです。  在宅の非該当121人の自立といわれた方へのフォローは、千鳥苑で準備を進めているが、当面、はーとふる古賀に、土曜日40人の受け入れをお願いしている。3月までにサービスを受けていた人のみを対象としていて、新規はまだ無理とのことです。デイサービスについては、はーとふる古賀、月曜日から金曜日、1日30人。みどり苑、月曜日から土曜日、1日30人。料金は軽・中・重度でそれぞれ異なり、併設しているみどり苑では安いということです。  5月10日、委員会開催前に、介護保険事業の現場視察をしました。  敬愛会みどり苑について。これは善翔会平成倶楽部から名称変更されているものです。敬愛会みどり苑について。ショートステイの利用者が増加していて、今後も増加が予想され、定員20名に職員3名配置。デイサービスは実人数71名に職員6名配置。曜日により利用者のばらつき等もあり、運営の難しさがある。介護度の違う人に対して、メニューをどうつくるかは、今後の課題となっている。生きがい対応の人の受け入れができない理由は、月曜日から土曜日までサービスを実施しており、日曜日開館申し出は難しく、スペース的にも難しいことが上げられました。  特別養護老人ホームの待機者は17人から18人で、申し込み順に受け付ける。新規入所者が、入所中に要介護から要支援になった場合、退去することになるため、そのことへの不安があるとの現場の声でした。  訪問看護ステーションについて。ケアプランづくりのソフトが間に合わなかったため、手書きとなり、作業量が多かった。1年間くらいで考え直してもらいたいとの希望がありました。また、他の自治体のステーションよりは管理費が安く、経営が成り立っているとのことでした。  社会福祉協議会について。ケアマネージャーの話では、自立支援の生きがい対応ミニデイサービスを受けるためには、介護認定申請を出し、審査を受ける必要があり、手続きに40日ほど要するとのことでした。  コムスンについて。まず、古賀ケアセンターで10年間の実績について説明を聞き、次に、宗像センターで訪問入浴車を見せてもらいました。入浴車は古賀市もエリアとなっています。  事業所4カ所視察を終わって、委員から「制度上、不測の事態に備えるためには、65歳以上は介護申請をすること。障害者用が安心して受けられるようなデイサービスの必要性。公民館と空き教室利用の年次整備計画を急ぐこと。現場と執行部との協議が不足している」。「社会福祉協議会利用者は多い、これは今までの実績だと思う。デイサービスに対する市民の期待は強く、千鳥苑の整備が終わった段階でどうなるのか。受け入れ体制を考える必要がある」などの意見が出されました。  義務教育及び社会教育について。  市の教育指導主事及び県より派遣の教育指導主事にも出席を願いました。市の指導主事は、学校の教育課程、学習指導、校区事業推進、適応指導教室等を担当し、県より派遣の指導主事は教育事務所の指導など、市とのパイプ役を果たしているとの話を聞きました。  不登校児は、11年度58人、うち小学生9人、中学生49人。結核の調査は、教職員333人、92.4%の受診率で、調査済みとのことです。  委員から「アジア太平洋子ども会議の子どもたちが、7月中旬、当市に来るが、学校訪問を楽しみにしている。夏休み中ではあるが、対応はできないか。学級編成で、36人以上の規模は学級崩壊率が高いとの目安があるが、古賀中、北中は40人ぎりぎりの実態がある、学校との協議はどのようになっているのか。家庭訪問にはどのくらい時間をかけているのか、校長会・教育委員会で話が出たことはあるか。東小学校用務員棟改造の件で、どのような協議を受けたのか。また、用務員は臨時職員となっているが、状況変化はないのか。不登校児がふえている。給食食器の破損もさらにふえると思うが、これらは家庭のしつけが基本ではないか」との意見等々があり、執行部は「アジア太平洋子ども会議の子どもたちの学校訪問については、受ける方向で検討する。学級編成については、まだ整理できていない状況。家庭訪問については、校長会で聞いて実態を把握したい。家庭のしつけ、道徳教育については、難しい問題だ。具体案は言える段階ではなく、課題であると思う」と答えています。  各小学校学童保育利用登録者は、西44人、千鳥34人、花鶴16人、舞の里46人、小野59人、東20人、青柳18人、花見21人で、条例上では45人以内となっており、問題はあるが、運営連絡会が受け入れたということで、理解願いたいとのことです。  委員から「指導員の役割と身分保障が必要となる。舞の里や東の保育所の位置が奥にあり、グラウンドにいる子どもに目が届かない、目の届く場所につくるべきであった。把握していてほしい。また、指導員と子どもの話す時間が必要であるため、指導員の人数を検討する必要があると思う」との意見が出されています。  第34回全日本高等学校馬術競技大会が、来る7月24日、福岡県馬術競技場にて秋篠宮、同妃殿下をお迎えして開催予定で、玄界高校が出場するとのことです。  中央公民館の成人学級講座の見直しが、以前より出ていた。12年度は8講座、15学級開校する。今年度、新しくパソコン講座を、14名受講で、夜間開校するとのことです。  委員から「陶芸教室の評判が高い、15人に対して60人の申し込みがあると聞く。窯をふやすことはできないか。また、中央公民館の空調設備の音が大きくなったと聞く。十分な検査を行い、対応してもらいたい」との意見が出されています。  給食センターからの報告によると、昨年度12月からの4カ月で、小中191学級1,338個の食器が破損しました。食器の破損について、委員から「物を大切にする教育をしてほしい。また、用務員による給食指導の効果があると思う。大量に破損した場合は、その理由を調査する必要がある。メーカー責任についても整理する必要がある」との指摘がなされました。  福祉事務所所管について。  平成11年度に、児童育成計画基盤調査ができ上がり、現在、内容分析を行っている。4月1日現在の保育所待機状況は、9園定員780名、入所708名、待機者、0歳児1名、1歳児1名の計2名で、この2名は母親が就業されれば入所できるものです。延長保育の申し込み者は、各園5名から6名、時間は6時から7時まで。エンゼルプランについては、策定委員を25名以内構成予定で、人選中とのことです。  障害者の状況は、12年4月28日現在、1,514名の手帳交付をしており、対昨年度150名増となる。委員から「障害者対象ホームヘルプ事業、入浴サービスはスタート時点での問題はなかったか。障害者施策の作業所を東小学校の空き教室を利用していると聞くが、経過はどうか」との質問が出され、執行部は「65歳以下の人のサービス利用についても円滑に移行している。作業所について、詳しくは把握していない」と答えています。  老人ホーム入所者は、12年3月末で、特別養護老人ホーム13施設に66人、養護老人ホーム6施設に19人、市内の待機者は11人あり、申し込み順を待機順番として入所してもらうことになっているとのことです。  緊急通報システム、11年度設置台数44台、累計223台。利用による救急車出動は、1年間で延べ11回あったとのことです。  配食サービス事業は、1ケ月平均昼食40食、夕食80食ある。1日165食、145万円で契約しているが、200食までは予算上対応できるとのことです。1月初旬に実施した利用者アンケートの結果報告によれば、夕食の配達時間が早いとの回答が48%あり、検討中とのことです。全体評価は、おいしい、普通おかずについて87%、ご飯について86%、配達員の対応について、よい、普通87%、料金、ちょうどいい、安い95%とありました。  委員から「ミニデイサービスのための千鳥苑の件はどうなったのか。藤棚は名物になっている。一般利用者と供用する中で、しっかりした設計、運営をせねばならない。ヘルパーの扱い、ふろ、送迎はどう考えるか」。「生きがい対応のミニデイサービスを利用するためには、認定審査を受け、自立と認定を受けなければならないのか。市には、まず保健福祉計画がある。介護を必要としないためにミニデイを利用するのに、自立の認定を必要とするのはおかしいのではないか。花鶴地域で、ミニデイサービスがなされていると聞くが、支援しているのか。検討していただきたい」。「運営協議会のスケジュールはどうなっているのか」等の質問、意見が出されました。  執行部は「千鳥苑については、社協と現場に申し出をやった。藤棚の場所のことを危惧されていた。別な場所に変更を考えている。結論は出ていないが、指摘事項については十分検討する。協議の時間がなく、申請が先行したものだ。現場との打ち合わせについては反省している」「ミニデイ利用について、改善の必要はあると思う。施設面が整っていないために、無制限というわけにはいかない」と答えています。  生活保護の状況は、4月現在455名、298世帯、保護率は0.8%伸びている。法定受託事務により、基準判断を福祉事務所でできるようなった。事務増となったとのことです。  以上、本委員会に付託を受けておりました議会閉会中の調査研究の結果の概要の報告を終わります。 49 ◯議長(前田 宏三君) これより質疑に入ります。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。                 〔小林議員・矢野(順)議員 自席に着席〕 51 ◯議長(前田 宏三君) 次、建設産業委員長。                〔小山議員 登壇、渡議員 副委員長席に着席〕 52 ◯建設産業常任委員長(小山 利幸君) 建設産業委員会に議会閉会中の調査事項として付託を受けておりました案件について調査概要の報告をいたします。  調査に当たりましは、建設部長、公営企業部長並びに関係課長、係長の出席を求め、委員会を開催しております。  建設課管理係所管事業の県営事業につきまして、筑紫野古賀線道路改築工事外5カ所が計画どおり実施中であります。交差点改良工事では、筑紫野古賀線、古賀葬祭場入り口交差点の上り斜線の右折レーンの設置を計画し、実行するようにしているとの報告を受けております。また、国道495号線花見交差点改良については、県と協議は進めている。予備設計に入る前に、地権者、それから地元区長に説明会を5月31日に開くという報告を受けております。  委員の間から、交通渋滞の場所でもあり早朝着工が臨まれている。地権者の同意を得られるよう最大限の努力をされるよう要望が出ております。  また、少子化対策事業のチャイルドシートの貸し出しについては、5月15日に申し込みを締め切りましたとの報告でございます。申し込みの比率から、ベビーシート23台、チャイルドシート、ジュニアシート各10台を指導要綱に沿って貸し出しをしていくということでの報告を受けております。  また、この点について、委員から、貸し出し事業についてはいろいろなトラブルも起こる恐れがあるので、貸し出しをするときに十分の説明をするようにという指摘がなされました。  緊急地域雇用特別基金事業の交通安全施設等点検に、シルバー人材センターから週に3日、それぞれ3人を雇用して、違法看板の撤去、交差点や歩道の除草、草刈りを実施しているとのことであります。  続きまして、農林土木係所管事業につきましての県営ため池など整備事業6カ所が行われております。また、県費補助事業2カ所、国庫補助、農林業同和対策事業、農道改良工事、防災事業の西山訓練場周辺障害防止事業、それから市単独の事業の進捗状況の報告を受けております。それから、農用地未登記処理についての説明も受けております。ため池維持管理費の増額については、さきの新予算によって設けられたものでありますが、これの説明を受けております。  委員から、ため池の工事は2、3年を要しているが、入札は事業ごとにしているのか、単年度に行っているのかという質問がありました。これに対しまして、ため池の工事は単年度ではなく1事業での入札を行っているとのことでございます。また、工事着工についてはできるだけ早期に着工できるように計画し、業者に対しても工期内完了を指導しているとのことでございます。工事期間については、農林土木全般に、水利の関係等で非常に時期的な問題もございますので、注意しながら進めているとの説明を受けております。それから、農用地未登記処理に対する質問については、これは薦野地区から出ている問題でございますが、その他にも農道の拡幅をして、登記が未処理の場所がかなり多いということから、5カ年計画で取り組むとの報告を受けております。  次に、工務係所管事業ですが、地方特定道路整備事業、牟田栗原線については、庄、新原地区関係地権者と協議交渉中でございます。道路維持工事は、計画どおり進行しているとのことでございます。道路新設改良単独事業と交通安全施設整備事業については、各行政区からの要望に基づき現地調査を行っている。工事決定については、緊急性や予算の関係で優先順位を決めているという説明でございます。  委員から、各行政区から取りまとめて要望が出ているが、住民の中には十分理解されていない面もある。今のシステムを続けていくとするなら、住民に対して理解できるように説明すべきだとの意見も出ております。  委員会として、道路改良事業などの要望箇所のうち、今年度事業で実施できない場所については、今後の取り組みについて説明し、切り捨てにならないように強く要望をいたしておるところでございます。  次に、西友出店関連の指導要綱について、建設課それから都市計画課長を同席していただいて説明を求めております。開発申請は、峰製作所社員駐車場と西友店舗の2つの開発申請が出ているとのことでございます。地元説明会も開かれ、ある程度協定もまとまっているとのことでございます。協定の内容としては、福岡県福祉のまちづくり条例に沿った店舗づくりをすること。出入り口の場所を含む交通の問題、ごみ処理の問題、地域の住環境への配慮、地元商品の利用等を申し入れているなどの報告に対しまして、委員から、峰の交差点付近は今でも渋滞している、西友が開店すればもっとひどくなると思われる。そのためには、交通の規制も含め営業時間を工夫するなど、指導要綱に入れ、今後、定期的に協議する必要があるのではないかなどの意見が出されました。これに対し、開店後も、生じた問題については改善策を図るよう指導要綱に入れているとのことです。  次に、都市計画課所管では、都市計画の見直しを今行っています。土地区画整理事業は、鹿部地区が進行中でありますし、続きまして高田地区の調査を進めているという報告でございます。都市計画街路事業は、中川熊鶴線JR立体交差事業を進めていますが、本年度より浜大塚線JR立体交差事業の予備設計に取りかかるとの説明がありました。  委員から、グリーンパークの入場者の状況についての質問がありました。執行部から、大きな変化はないということでの答弁を得ております。  また、筑紫野古賀線の計画変更はいつできるのかとの質問に対しまして、素案はできているが、話は進めていない。今年度中には計画変更の決定を行いたいということでございます。  次に、下水道課所管事業については、補助公共下水道事業の汚水幹線管渠工事、花見地区2工区、それから汚水管渠工事3地区、水処理施設、古賀終末処理場場内の増設工事、そして市単独公共下水道事業6工区の進捗状況は、計画どおり進んでいるとのことでございます。  委員から、下水道整備は全体の何%ぐらい今進んでいるのかとの質問がございました。また、全市の公共下水道の完了は大体いつごろになるのかというような質問がありました。これに対しまして、平成11年度末で55.2%、普及率ですね、普及率は55.2%、全体計画面積が1,063ヘクタール、このうち587ヘクタールが完成しているとのことでございます。また、完了年度につきましては、今のペースで進めばということでございますが、平成25年から27年には何とか完了するのではないかということでございます。  次に、産業振興の農林振興課所管については、水田農業経営確立対策事業、これは水稲生産調整の問題でございますが、中間報告で、計画面積175.5ヘクタールは5月15日現在100%達成の見込みとの報告を受けております。続きまして、農業集落排水事業は、小山田地区の実施設計と管工事の一部を本年度実施するとのことでございます。また、来年度以降の要望があっております箇所につきましては、筵内久保地区、それから小竹地区、米多比地区の3区から要望が出されているとのことでございます。  町川原区でありましたヒメマツタケ栽培についての報告があっております。ヒメマツタケ栽培については、町川原区、ガイアウェーブ、それから連帯保証人の三者で公害防止協定が締結されたとのことです。  委員から、今後もこの問題については注意をして見ていく必要がある。また、このような問題は、今後も起きる可能性は高い、早急に市の公害防止条例などの防止策を検討するなど対策を講じられるように強く要望が出されております。その他市民農園、農業体験教室、ふれあい市の開設、それから地元の米を学校給食に利用するための調査研究も今進められているという報告を受けております。  続きまして、商工振興課所管については、商店街活性化委員会については、委員を増員して活性化を図るということ。道路景観整備事業、中央通り商店街のカラー舗装を本年度事業で実施するという報告。古賀市情報流通システムの連絡協議会の活動状況、それから中小企業信用保険法第2条第3項第6号の規定による、貸し渋りによる認定の状況等の報告を受けております。  委員から、ここでも西友出店について、6月1日から施行されております新大店法の趣旨に沿って指導しているのかとの質問に対しまして、周辺の住環境の配慮をするように申し入れているという答弁がなされております。  続きまして、水道行政については、平成12年度の事業内容についての説明を求めて、質疑を行っております。計画中の大浦貯水池については、採石跡地に何かを埋め立てた場所があり、地下水が浸透し、将来心配だと思う、ボーリングなどをして調査すべきだなどの意見が出され、これに対し、現在採石を続けており、本年は平成10年度にボーリングした場所が2カ所あるので、この場所で水質検査を行うとの答弁を得ております。また、老朽管更新事業については、アスベスト管なのか、今回5カ所の計画延長はどれくらいになるのかとの質問がございました。これに対して、取りかえる管につきましては石綿セメント管であり、延長は今年度部分が2,286メートルであり、これを終わって残り部分が、2,800メートルまだ残るといことでございます。全部取りかえるには後2年間を要するとのことでございます。  また、第9期拡張事業で小竹地区へ配管を布設しているが、引き込み可能な対象戸数と実績はどうなっているかとの質問に対しまして、引き込み対象戸数は約150戸で、引き込んだ実績はまだ0とのことであります。委員会として、説明会などを開いて引き込み可能であるということなどをPRし、ぜひ実績を上げられるように強く要望しているところでございます。  次に、水資源対策についてでございますが、4月から清滝ダム建設事務所古賀派出所が開設されますことから、建設産業委員会では篠栗町の鳴渕ダムの視察を、4月21日に行っております。鳴渕ダムは、総貯水量440万トン、平成4年着工、10年本体完成、12年3月から試験湛水を行い、13年度完成予定とのことでございます。ダムの形式としては、重力式コンクリートダムで、多量の採石、コンクリートを要していますが、建設に当たっては大きな地形の変更はされておりません。また、材料につきましてはほぼ現場で調達しているとのことでございます。周辺については、公園整備し一般開放する。完成後は、篠栗町へ引き渡すとのことでございます。  続きまして、帰りに古賀事務所での清滝ダムの進捗状況の説明を聞いております。12年度の事業は、水質、動植物の生態調査、市内13カ所の流量調査、地質調査の実施、そしてまた、特に地元への説明など、建設採択に向けて調査を行っているとのことでした。  以上が、簡単でございますが、建設産業委員会の報告を終わらせていただきます。 53 ◯議長(前田 宏三君) これより質疑に入ります。篠崎君。
    54 ◯議員(13番 篠崎 秀人君) ため池改修工事のことにつきまして、どういった議論があったのかお尋ねいたしますが。  工期が、かなりどこもおくれて、A地区といいますか、A地区なんか1カ月もおくれて、2月末の完成が3月末ということで、それから水を貯め始めたということで、非常に、恐らく田植えも遅らかされた集落もあると聞いております。そういったことで、これは天気との関係も、この工事はございますので非常に難しいとは思いますけど、発注をもっと早くできないかということ、これが第1点です。  それから、短期間で建てかえるために、私はJVといいますか、企業体ですかね、そういったものを組んでさっとするようにしていかなければ、今からずっとこれ、こういったものになるんじゃなかろうかと思いますので、そういった議論があったのかどうか、お尋ねいたします。 55 ◯議長(前田 宏三君) 建設産業委員長。 56 ◯建設産業常任委員長(小山 利幸君) 篠崎議員の質問にお答えをいたします。  ため池の工期の問題についてお答えをいたします。建設産業委員会では、このため池の問題、それから水路とか、農業施設の問題について、非常に工期の問題が、難しい問題についてはいろいろな角度から議論があっておるところでございます。  特に、ことし、委員会でも、今篠崎議員が言われるような傾向があるという話から、この話になったわけですけれども。具体的に、ため池の場合には、工事着工の時期が非常に問題になるということは、建設課の方でも言ってるわけですけれども、やはり天候の状況だとか、いろいろなものが絡んでおくれているということでございますし、委員会としては、今委員長報告でも言いましたように、農業用水との絡みがございますし、工期をぜひ早く持ってくるようにということでの要望はしているところでございます。  今の2点目の工事の中身といいますか、入札のJV方式だとか、そういったことについては、そこまでの議論はしておりません。 57 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。奴間君。 58 ◯議員(9番 奴間 健司君) 2点だけお尋ねしておきます。  一つは、西友出店に関連して1点だけお尋ねしたいんですが。交通渋滞の問題は、非常に危惧されているんですが、信号のあるところは割りと何回か指摘があるようにうかがっているんですが、いわゆる峰と反対側、東側になりますかね、の通りが1本あるんですよね、非常に狭いし、市役所側のところはちょっと傾斜があったりして非常に危険なんですが。ああいう抜け道としても使われる可能性があるんじゃないか、あるいは当然交通量はふえるんじゃないかという危惧があるんですが、地元の方がどう言ってるか、私は存じ上げませんけども、一般的に想定して、あの東側の4メーターあるかないかの道路についての対策はどうするのかということについて、委員会の方で審議がありましたら、説明願いたいと思います。  もう一点は、ちょっと傍聴できなかったんで資料だけはいただいたんですが、情報流通促進システム連絡協議会についてなんですが。委員長報告の中では、ちょっと項目だけ触れていただいたんですが。資料によりますと、市の施設等のフィールドを貸してもらえれば、市の負担なしにNTTが郵政省から全額補助金を受けて実証実験ができる。その実証実験というのはいわゆる電子商取引、インターネットなどを利用した商店街の活性化の支援ということだと思うんですが。これは、結局、メリットとしてどういうことが考えられるのか。それから、今後、12月には市のホームページが立ち上がるという見通しもあるわけですが、そういうそれぞれのホームページの関連性がうまく生かされるようなメリットがあるのかないのか。それから、これは、当初予算審議のときに、市長が自動交付機もなにかこういった事業の中で検討するかのような発言があったんですが。さっきの総務委員長の報告では、来年1月に、駅ではなくて別のところで設置するという話があったもんですから、それはやっぱり関係なく進められているのかなというふうに受けとめたんですが。この情報流通促進システム連絡協議会で検討しているこの事業の、一言でいえばそのメリット、どんなところにあるのか御説明願いたいと思います。  以上、2点です。 59 ◯議長(前田 宏三君) 建設産業委員長。 60 ◯建設産業常任委員長(小山 利幸君) 奴間議員の質問に対しまして、第1点目の西友の交通問題についての答弁をいたします。  西友の今指摘されております、出店しますあの場所の東側の道路については、委員会でもいろいろな角度からあそこを審議をしたわけですけれども、今指摘があっております東側道路については、あそこは、今回は峰の社員駐車場がつくられる側になるわけですね、土地利用からすると。でありますけれども、前が非常に混雑するということでは、抜け道等になるやっぱり恐れがあるということで危惧をいたして、その点でも意見が出てきたわけですけれども。今の段階で、あそこを、例えば一方通行の規制をかけるとか、そういったことになりますと、今度は地元といいますか、あそこで住んである方に迷惑がかかるという部分もあるということでございますし、後手になるかもしれませんけれども、委員会としてはある程度の混雑は見込んでおりますけれども、事前の対応というところでの結論には至っておりません。  今後も定期的に協議を進めていく中で、その中での再編策を探っていくということでのことに、委員会としても現状ではまとまっておる、申し出をしているところでございます。  それから、もう一点の情報流通システム連絡協議会の活動状況についての質問でございますが。これにつきましては、今奴間議員が質問されましたような中身での質疑は、検討は、今回、委員会の中では行っておりません。  ただ、この活動の中身について、何といいますか、新しい商システムとしての取り組みに対します質疑はあっておりますけれども、今奴間議員の質問に答え得る中身の審議はいたしておりません。  以上でございます。 61 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。清原君。 62 ◯議員(19番 清原 留夫君) 後で議案に出とるようですが、委員長の報告も余り十分になかったんじゃないかなというふうに思いますので、あえて聞いておきたいというふうに思うんですが。  花鶴川河口口の水辺公園の件について、補正予算の組み替え等も出とるんですが。そこで、執行部からいろいろあるだろうと思いますが。委員会で、この問題についてどういった協議をなされておるのか。  それから、ああいった工事を実施した関係で、かなり潮の流れといいますか、川の流れが変わって、浜辺といいますか、が変化をしております。そういったことについて、どういった委員会で協議をなされたのかということが、一点です。  それからもう一つは、集落排水が小山田でということで進みよるようですが。進むことは、私はやぶさかじゃない、結構だというふうに思うんですが。  一方、何といいますかね、後、できての完成の収支の内容ですね、そういったこと等も検討されて、同時にとるのかどうなのかですね。事業は進むは、片一方のそこはうまくいかんということになりますと、一般会計の方なり、どこかで金をつぎ込んでこないかんというふうになるんですが、そことの整合性はどうなっとるのかですね、委員会でどういった方法に、そこら協議されておるのか。2点、お尋ねしておきたいと思います。 63 ◯議長(前田 宏三君) 建設産業委員長。 64 ◯建設産業常任委員長(小山 利幸君) 清原議員の御質問にお答えいたします。  まず、海岸整備事業でのいわゆる今議会での訴訟に関わります問題についての御質問でございます。これにつきましては、今回、あえて委員長報告では取り上げませんでしたけれども、委員会としての審議はずっと継続してやってきているところでございます。ございますし、前議会での委員長報告の中には、その経過については報告をいたしているところでございます。今回、あえて入れなかったのは、そういったことでございます。  委員会では、今回も、もう既に議案として出すということでございましたので、深くこの問題についての協議はいたしておりません。  続きまして、同じく海岸整備事業での砂の流れにつきましても、これは昨年のちょうど6月の大水害によって河口の形体が変わりました。そのことにつきまして、これは委員会の中で再三ずっと言ってきておったわけですけれども、古賀の海岸というのは非常に独特の潮の流れと砂の着床のぐあいがございます。そういったものを十分調査しながら対応するようにということでは、委員会としては継続して言ってきているところでございます。  それから、2点目の集落排水事業についての御質問でございます。今御指摘のように、今後の収支といいますか、そういったところまで審議しているのかということでございますが、正直のところ、我々も、視察段階ではそういったことも含めて委員会としても研究はしてくるわけですけれども、古賀市の今の農業集落排水の進捗の中で、古賀市のそういったものについてどうなのかというところまでの審議は、委員会としてまだ今やっておりません。  以上でございます。 65 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。                   〔小山議員・渡議員 自席に着席〕 67 ◯議長(前田 宏三君) これをもちまして、各委員長の報告を終わります。  以上をもちまして、諸報告を終わります。  ここで、暫時休憩をいたします。正面の時計の10時50分に御参集願います。                        午前10時38分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前10時51分再開                        〔出席議員20名〕 68 ◯議長(前田 宏三君) 休憩中に引き続きまして会議を再開いたします。  これより議案審議に入ります。             ────────────・────・────────────    日程第4.第48号議案 専決処分について(平成12年度古賀市老人保健特別会計補正予算(第1号)につい                て) 69 ◯議長(前田 宏三君) 日程第4、第48号議案平成12年度古賀市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。                      〔市長 中村隆象君登壇〕 70 ◯市長(中村 隆象君) 第48号議案専決処分の平成12年度古賀市老人保健特別会計補正予算について、概要の説明をいたします。  今回の補正は、当会計において、平成11年度に財源が不足したことから、平成12年5月26日付で繰上充用の専決処分をいたしたもので、平成12年度の歳入から233万1,000円を補てんいたしております。財源といたしまして、支払い基金交付金の過年度収入を充当することにいたしております。  細部につきましては財政課長に説明をさせますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 71 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を財政課長。 72 ◯財政課長(小河 武文君) 第48号議案の専決処分についての補正予算の説明をいたします。  平成12年度古賀市老人保健特別会計補正予算(第1号)。平成12年度古賀市老人保健特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるよるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ233万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ38億8,336万円とする。2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。平成12年5月26日専決。古賀市長中村隆象。  事項別明細の歳出の方からの説明にまいります。5ページ、6ページをお願いいたします。3、歳出、4款1項1目前年度繰上充用金、今回233万1,000円を追加するものでございます。22節補償及び補てんということで、繰上充用金といたしまして233万1,000円を追加いたしております。3月補正で、医療費の増額から約2,064万円の追加の専決処分をいたし、この財源がないことから過大計上いたしておりました。その後、最終的には不用額等で財源不足は233万967円ということで、11年度の財源が不足したということで、今回繰上充用を233万1,000円を追加するものでございます。  以上、歳出合計、補正前の額38億8,102万9,000円、補正額追加233万1,000円、合計の38億8,336万円となっております。  続きまして、前ページの歳入の説明にまいります。3ページ、4ページをお願いいたします。2、歳入、1款1項1目医療費交付金、補正前の額に233万2,000円を追加いたしております。11年度の財源不足から、過年度分といたしまして、今回233万2,000円を追加するものでございます。  5款1項1目繰越金、補正前の額から1,000円を減額いたしております。当会計におきまして、11年度赤字のため、前年度からの繰越金が発生しないということで、0とするものでございます。  以上、歳入合計、補正前の額38億8,102万9,000円、補正額233万1,000円、合計の38億8,336万円となっております。  以上で、説明を終わります。よろしく御審議のほどをお願いいたします。 73 ◯議長(前田 宏三君) これより質疑に入ります。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。討論を省略いたしまして、直ちに採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。  第48号議案の専決処分の承認を求める件は、これを原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立19/19名〕 76 ◯議長(前田 宏三君) 起立全員であります。よって、第48号議案の専決処分につき承認を求める件は、これを承認することに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第5.第49号議案 古賀市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の                制定について 77 ◯議長(前田 宏三君) 日程第5、第49号議案古賀市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 78 ◯市長(中村 隆象君) 第49号議案古賀市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案内容の説明をいたします。  本条例の一部改正は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令が平成12年3月31日に公布、4月1日に施行されたことに伴うもので、消防団員の退職報償金の支給額を、平成12年4月1日以降に退職した消防団員の退職報償金を勤務年数及び階級に応じて改正しようとするものでございます。  細部につきましては総務課長に説明させますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 79 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を総務課長。 80 ◯総務課長(古森 重孝君) それでは、細部について説明をさせていただきます。  今回の改正は、古賀市非常勤消防団員退職報償金の支給額の変更についてであります。まず、非常勤消防団員に対します退職報償金の制度は、消防組織法の第15条の8項に「消防団員で非常勤のものが退職した場合においては、市町村の条例で定めるところにより、その者に退職報償金を支給しなければならない」という規定に基づいております。したがいまして、本市におきましても古賀市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例を制定いたしており、その条例の一部を改正するものでございます。  本条例の第2条によれば、「退職報償金は非常勤消防団員として5年以上勤務して退職したものに、そのものの勤務年数及び階級に応じて別表に掲げる額を支給する」と規定いたしております。  ところで、この支給額については、昭和39年に退職報償金制度が、本来損害補償に係る共済事業として発足した消防団員等公務災害補償等共済基金に退職報償金の支給責任に係る共済事務を追加したため、退職報償金の支給額は消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律の施行令で決定されております。当施行令が、平成12年3月31日公布、4月1日から施行されたことから、今回、古賀市非常勤消防団員の退職報償金の支給額を別表2のように改正させていただくものです。  なお、金額のみの改正であり、参考資料として新旧対照表を添付させていただいておりますので、御参照方、よろしくお願いいたします。  さらに、附則として、この条例は公布の日から施行することとさせていただいております。  以上で、説明を終わらせていただきますが、御審議のほどよろしくお願いをいたします。 81 ◯議長(前田 宏三君) 本案の質疑、討論、採決は、6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思っておりますので、本日は大綱的質疑のみお受けいたします。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(前田 宏三君) 大綱的質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第49号議案の質疑、討論、採決は6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、第49号議案は6月22日の本会議において質疑、討論、採決を行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第6.第50号議案 平成12年度古賀市一般会計補正予算(第1号)について 84 ◯議長(前田 宏三君) 日程第6、第50号議案平成12年度古賀市一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。
                        〔市長 中村隆象君登壇〕 85 ◯市長(中村 隆象君) 第50号議案平成12年度古賀市一般会計補正予算について、概要の説明をいたします。  今回の補正は、第53号議案の訴訟経費701万円について、財源が見込めないことから、道路単独事業費から予算の組み替えをいたすものでございます。  細部につきましては財政課長に説明をさせますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 86 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を財政課長。 87 ◯財政課長(小河 武文君) 第50号議案の平成12年度古賀市一般会計補正予算について説明をいたします。  平成12年度古賀市一般会計補正予算(第1号)案。平成12年度古賀市一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条、既定の歳入歳出予算の総額は補正しない。2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。平成12年6月5日提出。古賀市長中村隆象。  事項別明細の歳出3ページ、4ページをお願いいたします。今回の補正は、先ほど市長が説明いたしましたように、53号議案の訴訟経費について補正予算の組み替えをいたすものでございます。8款2項3目道路新設改良単独事業費、補正前の額から701万円を減額いたしております。これにつきましては、今回財源が見込めないことから、とりあえず、この道路改良単独事業費から訴訟経費を充当するものでございます。3項2目海岸環境整備事業費、補正前の額に701万円を追加いたしております。12節役務費、訴訟手数料といたしまして1万円。それから、13委託料といたしまして、弁護士委託料200万円。それから、22節補償補てん及び賠償金といたしまして、供託金500万円をそれぞれ追加計上するものでございます。  なお、供託金につきましては土地の明け渡しの決定が出た場合、担保としての供託が必要ということでの500万円を計上するものでございます。  なお、8款2項3目の単独事業費の、今回701万円を減額いたしておりますが、これにつきましては9月及び12月の補正におきまして財源確保をした場合、交付税なり繰越金などからまた追加する予定にいたしておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、歳出合計、補正前の額158億2,951万5,000円、補正額0、合計の158億2,951万5,000円となっております。  以上で、説明を終わります。よろしく御審議のほどをお願いいたします。 88 ◯議長(前田 宏三君) 本案の質疑、討論、採決は、6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思っておりますので、本日は大綱的質疑のみお受けいたします。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(前田 宏三君) 大綱的質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第50号議案の質疑、討論、採決は6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、第50号議案は6月22日の本会議において質疑、討論、採決を行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第7.第51号議案 工事請負契約の締結について(古賀中学校屋内運動場大規模改造工事) 91 ◯議長(前田 宏三君) 日程第7、第51号議案工事請負契約の締結について(古賀中学校屋内運動場大規模改造工事)についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 92 ◯市長(中村 隆象君) 第51号議案工事請負契約の締結について、提案内容の説明をいたします。  古賀中学校屋内運動場大規模改造工事を施工するため、去る5月23日に指名競争入札を行いました結果、福栄建設株式会社代表取締役一木国隆と工事請負契約を締結するに当たり、市議会の議決をお願いするものでございます。  細部につきましては財政課長に説明をさせますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 93 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を財政課長。 94 ◯財政課長(小河 武文君) 第51号議案の工事請負契約の締結についての詳細の説明をいたします。  まず、工事場所でございますが、古賀中学校、古賀市久保107番地内でございます。工事概要につきましては、古賀中学校の屋内運動場の全面的な改造工事。既存延べ床面積が2,151.48平方メートル、今回の増築部分につきましては157.80平方メートル。契約の方法、指名競争入札。契約金額、1億8,480万円。工事請負人、古賀市天神二丁目1の39、福栄建設株式会社代表取締役一木国隆でございます。  それでは、工事概要の説明にまいります。図面の方をお開き願いたいと思います。  まず、1枚目の図面につきましては位置図でございまして、一番上が正門になろうかと思います。それから入りまして、左側の屋内運動場の今回全面的な工事をやるわけでございます。  それでは、次のページの1階部分の図面をお開き願いたいと思います。古賀中学校屋内運動場につきましては、昭和54年7月に完成いたしております。それから21年10カ月ほどを経過している状況でございます。今回、全体的な改造をやるわけでございまして、鉄筋コンクリートの2階建てで、1階延べ面積1,536平方メートル、2階延べ面積、床面積は615.48平方メートルで、合計2,151.48平方メートルとなっております。今回の大規模改造では、外部及び内部についての全面的に改造を行うと同時に、耐震診断に基づく耐震補強及び増築工事をあわせて施行いたすものでございます。  まず、1階部分を平面図で説明いたしたいと思います。図面の左側、赤で囲っているところがありますが、これが増築部分でございまして、倉庫が3室と、教官室の増築、それからプロパン庫の移設等で、増築延べ面積が92.32平方メートルとなっているものでございます。それから、今回の主な改造部といたしましては、図面右側の玄関のアプローチ及び玄関ホールに、車いす用のスロープの設置をいたします。それから、障害者用便所につきましては男女に各1カ所ずつ、計2カ所を設置します。それから、図面左側の1階ステージと思いますが、の控室に放送設備を設置いたします。それから、全体的な建具、照明器具、体育器具等の取りかえ、それから床、それから壁、天井等の塗りかえもしくは張りかえをやるものでございます。  続きまして、次のページの2階部分の説明をいたします。赤で囲っている4隅の部分が増築部分でございまして、それぞれ部室、4室を今回増築するものでございまして、増築延べ床面積が65.48平方メートルでございます。それから、今回の全面的な外部仕上げといたしましては、屋根はシート防水の張りかえ、それから外壁はアクリル系リシン吹きつけを複層塗剤仕上げにいたすものでございます。  以上で、工事の概要説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 95 ◯議長(前田 宏三君) これより質疑に入ります。矢野順治君。 96 ◯議員(18番 矢野 順治君) 一応、これは中学校の施設ということで設計がしてあると思いますが、こういう設計をされるときに、特にこれはスポーツ課とか、それから教育委員会とか、そういったところの要望なり、あるいは学校当局の要望なり、そういったものがどの程度検討されて、この設計の中に加えられているのか御説明願いたいと思います。 97 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 98 ◯財政課長(小河 武文君) 当然、学校現場とは、行事等の関係もありまして、工期的なもの、それから内容的なものは十分打ち合わせの中での設計をやっている状況でございます。 99 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。矢野順治君。 100 ◯議員(18番 矢野 順治君) ということは、3者なり4者なりで合同で会合を開かれて、そういった結果で、この建築事務所に設計を依頼されたということですか。 101 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 102 ◯財政課長(小河 武文君) はい。あくまでも、財政課の担当と、学校教育課、それから学校の方ですね、その3者で協議しながら設計をやっていった状況でございます。 103 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。仲道君。 104 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 今回の契約締結に先立つ入札については最低制限価格を設けておりますか。 105 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 106 ◯財政課長(小河 武文君) はい。最低制限価格は設けております。 107 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 108 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 先だって、3月議会で、補助公共下水道事業花見1号汚水幹線管渠工事、この契約案件が出ましたが、その折に、最低制限価格を設ける根拠を説明いただきました。私の記憶に間違いなければ、下請け事業者の利益を確保するというような観点で設けたという説明がございましたが。これには、私は問題があると指摘をしておいたものでございますが。  今回、最低制限価格を設けた理由、それが第1点。  2点目は、最低制限価格を設けることには、自治法上、明確な根拠を示してあります。一々、私がここで読み上げませんが、担当課は十分その辺は承知の上で対応されておると思いますが、いかがですか。最低制限価格を設けた、今後、すべての契約案件について最低制限価格を設けるおつもりですか。 109 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 110 ◯財政課長(小河 武文君) 最低制限価格を設けた理由といたしましては、確実な制約の履行確保ができない恐れがあるものという形で、確実な契約の履行保守、履行確保をするために最低制限価格を設けたわけでございます。  それから、最低制限価格の決定につきましては、古賀市の財務規則第97条に、設けることができると、その事業ごとに設けることができるということ、必要があるときは設けることができるということで、今回設けたわけでございます。  それから、今後どうするのかということでございますが、現在、金額的に最低制限価格を設けておりますが、これは指名委員会等でもう一度検討していただいて、すべてやるのか、また特殊なものだけにするのかということを決定し、対応していきたいと考えております。 111 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 112 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 先ほど、総務委員会の委員長報告の中でも触れておられました。最低制限価格を設けることについては見直しをしたいというような執行部の説明であったかと思います。  あえて指摘をしておきたいと思いますが、最低制限価格の制度については、課長が今説明されたように、その制度を設けることについては認められております。  ただし、このようになっております。自治法234条のただし書き、それから自治法の施行令167の10に、「すべての工事、または製造の請負契約について本制度が適用されるものではなく、当該契約の内容に適合した履行を確保するため特に必要があると認める契約について採用されるものである」、「地方公共団体の長において、特に必要があるかどうかを判断し、最低制限価格制度採用の是非を決定すること」となっておる。  ところで、課長の説明の中で、確実な契約履行の確保を目的として今回最低制限価格を設けたと、こういう説明でありました。最低制限価格を設けないと、確実な履行契約が確保できない理由というのは何ですか。 113 ◯議長(前田 宏三君) 市長。 114 ◯市長(中村 隆象君) 最低制限価格については、基本的な考え方に及ぶと思いますので、私の方から、もう一度基本的な考え方を説明させていただきたいと思います。  根拠は2つあると考えております。  1つは、産業の健全な育成ということでございます。いわゆる、ダンピングといいますか、原価を割るような価格での受注につきましては、特に官庁工事あるいは官庁の物品の購入に関しましては、これは必ずしもいいものではないというふうに考えております。  2番目には、工事品質の確保ということでございますが。いわゆる、原価を割ってまでとった工事につきましては、どうしても無理をしておりますから、その工事品質については危惧が生じるということでございまして、以上の2点から、最低制限価格は必要であると。  ただし、これをすべてに適用しますと、事務手続き上の問題、あるいはそれほどの必要性はないということから、一定の金額以上あるいは工事の内容に応じて最低制限価格を設定するということにいたしたいと考えております。 115 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 116 ◯議員(2番 仲道 誠明君) ただいま、市長の方から基本的な考え方を述べられました。  2点ございますが、まず第1点目の産業の健全な育成の観点からと。端的にいうならば、ダンピングは困るんだと。もちろん、ダンピングは困りますが、最低制限価格を設けることによって、公正な競争原理の阻害要因になりはしないかと。産業の健全な育成と市場競争原理をうまく生かしていくということについて、その歯どめをどうお考えなのか。  それから、工事の品質、あるいは原価を割る危惧があると。これは、私は前回のときには申し上げませんでしたが、今回もそうですね、設計監理委託されてますよね。工事の品質がいいか悪いのか、原価のことまではどうかわかりませんが。要は、目的は設計の意図どおり、あるいは施主の期待どおりのものができ上がりさえすればいいわけですね、それは設計監理委託した業者の責任ですよ、別途にお金を払って契約しとるわけですから。その人の監理責任はどうなるんですか。 117 ◯議長(前田 宏三君) 市長。 118 ◯市長(中村 隆象君) 現実には、工事の発注に当たって、落札する価格を見てみますと、最低制限価格を割るような入札というのは、それほどありません。むしろ、最低制限価格すれすれの価格で、常に落札が行われるような状況というのは異常な状況でございまして、これは、最低制限価格というのは利益をほとんど見込んでいない価格でございますから、そういう状況の中でずっと営々と受注が行われますと、それそのものが既にその産業が成り立っていかないというようなレベルでございます。最低制限価格というのは、基本的には原価ペースということで考えておりますので、そういう状況が続くとはとても考えられません。  それから、工事日数の確保ということにつきましては、確かに設計者あるいは監理者あるいは契約の内容で、かなりのところまで確保することはできますが、どうしても工事の全般にわたって契約あるいは監理の中で監督することは不可能であるというふうに考えます。どうしても、信頼関係に基づく部分があるわけでございまして、そこのところは、現実的には余り無理な受注単価、受注価格でありますと、いろんなところで、我々の管理できないところ、あるいは契約の中で縛っておけないところでいろんな無理が生ずるということがあるというふうに考えます。 119 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。仲道君。 120 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 市長の考え方は、現実的には起こり得るであろうという、私は想定だと、そのように私は受けとめておきたいと思います。  その理由は、設計監理委託の委託契約書の中には、読んでいただければおわかりだと思いますが、そういう心配をしなくてもいいような責任が課してあるんですよ、ですから心配要らないと。もし問題が起こったときは、設計監理の業務遂行が不十分、もう少しひらたく言えば契約不履行、これぐらい私は厳しく臨んでもいいんじゃないかと思います。心配御無用。  それから、原価を割ってという発言がありましたが、最低制限価格が原価ぎりぎりであるという根拠については、契約内容、それから設計図書を十分精査しないと、私自身うかつなことを言われませんが、最低制限価格は原価ぎりぎりであるということは、それは何か根拠があっておっしゃっておられますか、それとも社会通念ですか。 121 ◯議長(前田 宏三君) 市長。 122 ◯市長(中村 隆象君) この考え方は、国、つまり建設省ですけれども、建設省の考え方でもございまして、最低制限価格の設定の仕方については文書で指導がされております。指導といいますか、規定があります。  基本的には、監理費等々を除いた工事原価に基づくものというふうに考えられております。古賀市におきましても、その考え方に基づいて最低制限価格を設定したいと考えております。 123 ◯議長(前田 宏三君) 清原君。 124 ◯議員(19番 清原 留夫君) 指名競争入札を、この資料を見ますと8社してあるようですね。この8社をされた根拠といいますか、理由をお尋ねをしたいということです。 125 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 126 ◯財政課長(小河 武文君) これにつきましては、規定の中に設けております、まずランク性、金額によるランク性、それから金額よります業者数の数によりまして決定いたしたものでございます。 127 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 128 ◯財政課長(小河 武文君) 今のをもとに、指名委員会の中で決定し、市長の決済をもらったものでございます。  以上でございます。 129 ◯議長(前田 宏三君) 清原君。 130 ◯議員(19番 清原 留夫君) わかりました。  指名委員会で、かけて、そして8社を選んだというようなことのようですが。この51号議案の工事請負人の事務所か何か知りませんけれども、古賀市天神二丁目1の39番地はどこでしょうか。この8社の中で、ダブっとる、そういった番地もあるんじゃないでしょうかね。そういったこと等は関係ないんですかね、これ。 131 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 132 ◯財政課長(小河 武文君) 事務所がダブっているところはありません。 133 ◯議長(前田 宏三君) 清原君。 134 ◯議員(19番 清原 留夫君) ちょっと具体的にお尋ねをしてみたいというふうに思うんですが。  市民の中からちらほら耳にするわけですが。この中で、3社、8社の中の3社は同一じゃないかというふうに、市民の中からちらほらうわさを聞いております。そういったことで、先ほど仲道議員も言いましたが、最低制限価格をなぜ設けたのかというようなことも、全くこれとは私は関係はないというふうに感じるんですね。確かに、理由は、先ほど言われるように、産業の健全育成とかあるいは工事の品質の云々とかいうことを言われますけれども。やはり、一方、そうじゃないんじゃないかというふうに、私は感じるんです。  そういった意味で、以前は、いいですか、以前は、こういった建設等については、古賀市の建設業者がどれだけ登録されておられるか、私は承知はしませんけれども、AグループとBグループに分けて、そして皆さんに行き渡るような、そういったことでの競争入札をしてあったような記憶をしております。今回は、中村市長になったところが、こういった形でということになると、非常に問題もあるんじゃないかということでお尋ねをしとるわけですが。そういったことで、なぜ今回はこういった形で、Aグループ、Bグループに分けんで、そうしたことでやっていくのかどうか、そこら辺もあわせてお尋ねをしたいんですが、いかがですか。 135 ◯議長(前田 宏三君) 市長。 136 ◯市長(中村 隆象君) 業者の指名につきましては、指名委員会で行われますことから、私が直接タッチする話ではございません。  考え方といたしまして、今議員さんおっしゃいましたAグループ、Bグループというものについては、私はそういうものは認識しておりません。そういうものはあっちゃいけないと思っております。 137 ◯議長(前田 宏三君) 清原君。
    138 ◯議員(19番 清原 留夫君) 市長はそういったことを言っておりますが、今まで、前期、私2期目ですが、前期は、たしかそういったことで、Aグループ、Bグループで分けて、そういった入札をやったという経緯はあると思うんです。それやったら、そういったことが今回取り除かれたということになるんかなというふうに思うんですが。そういったことで、指名委員会なりあるいは財政課長、そういった件についていかがですか、ないんですか。 139 ◯議長(前田 宏三君) 総務部長。 140 ◯総務部長(白石 寛嗣君) 先ほど、この指名の関係につきましてはいわゆる市内でできる仕事はできるだけ市内業者を使うというような議会でのお話等もありますので、先ほども説明をいたしましたランクづけもはっきりいたしておりますので、現在の取り扱いといたしましては、市内業者でできる工事は市内業者で指名をしていく、その方向づけをいたしておるところでございます。 141 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。仲道君。 142 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 関連して質問します。  まず、市長に、これは指名委員長は助役さんですかね。原則論としてお伺いします。業者を指名するに当たり、指名しようとする対象が法律的に独立した企業としての形式を整えてさえいれば、指名対象となるのか。  例えば、これも清原議員の質問に関連するかと思いますが。ある人物が法的に独立した企業としての体裁を整えておる、条件を具備しておる。ところが、その複数の企業を人的あるいは資金的に強い支配力を持っておるというようなことは、表面に出てこないんです。かつての議会で、私はこの点について質疑があったと思います。世間の風評、そういうものは指名するに当たっていわゆる行政としての倫理観が働かないかんというような質疑があったと思うんです。書類の体裁さえ整っておれば、何でもありという、そのことに問題ありという世間の厳しい指摘があっておるじゃないですか。そういうことは、指名委員会の中で議論になったのかということを、私は聞きたいわけです。いかがですか。 143 ◯議長(前田 宏三君) 助役。 144 ◯助役(竹村 文男君) 経営診断に当たりましては、公平性の確保、倫理観というのは重要な要素だと思ってございます。  ただ、私どもの方は、その1企業が他の企業に対して支配権を行使するというようなことのお話ございましたけど、企業としての存立、基本的には、県の経診というふうなもの、それから古賀市の入札実績等を勘案しながら、指名の業者の指定を行っているというのが、現在の事情だと思っております。  したがいまして、県の経診の申請許可を得ているのか、あるいは古賀市においての指名の実績が過去にあるのかという点を踏まえながら、指名業者の選定をして、適否を行っているという情勢にあろうかと思ってございます。 145 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 146 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 助役の考え方、これは形式論ですよ。よくとれば原則論ですよね。しかし、世間の見る目というものを恐れなくちゃいかんと思います。こわがるちゅう意味じゃありませんよ。  先ほど申し上げましたように、かつての議会の中で、たしか私の記憶が間違いなければ、もし間違っておれば後で謝罪をしますが。世間のいろんな風聞というものは軽んずることはできない、そういう答弁であったかと思います。私は大事なことだと思いますよ。  ただし、そのことが根拠がなけりゃ、これは問題ですよ。その点、いかがですか。 147 ◯議長(前田 宏三君) 助役。 148 ◯助役(竹村 文男君) 率直に言いまして、今議員さんの議論されている部分について、私の方が理解を、私の知識では理解の及びかねる部分でございまして、もっと今度知識をふやさないといけないと思ってますけど。  今、私が感じる限り、私の答え、で、今現在、私がこういうふうな指名委員会の選考に当たる段階におきまして、今御指摘の点のいかような部分に、再度留意をして、何をもって風聞というものに対応すべきなのかというものについては、今後、十分内部でも、過去の経過等も十分聴取しながら対応してまいりたいというお答えしか、今しかねる状況にあります。  と言うのが、私は、先ほど申しましたように、県に対する経診を許可を得てるかとか、あるいは過去の実績等々を勘案しながらやられているという認識のもとに、選考に当たっていると。したがいまして、風聞というものについてどう配慮すべきかというのは、非常に実態として、私は了知しておりませんし、現在の段階におきまして、それに対する裁量を行うだけの力量を持たないと。で、それについて不適切であるという話があれば、それは甘んじてお受けしますけど、いわゆる風聞というものに対して、何をもってその風聞というものがあるのかというのを、率直に言って、私はまだ理解しておらない状況でございます。  今後、内部的に十分意見等を聴取する中で、過去の経過等も踏まえて、いかがなものかという情報を集めていくというのが、今の私のお答えでございます。したがいまして、適切でないかもわかりませんけど、今のお答えに対しては、先ほどの答弁でしか、私はお答えできないというふうに考えます。 149 ◯議長(前田 宏三君) ほかに。仲道君。 150 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 助役並びに、先ほど市長はお答えになりました。  私、そのような発言は、私は当然だと思います。こういう場では、そういう話にしかならないわけです。かつて、AグループとBグループに分けてやったというんです。これ、おかしな話なんです。市長が答えられたように、あっちゃならんことですよ。そのとおりなんですよ。それがあったということは、なぜなのかということをいま一度復習されたらいいと思うんです。指名委員会の中で、かつてこういうことがあったということが出てこないのがおかしい。出てくれば、かつて、いいですか、Aグループ、Bグループに分けてやった。なぜそういうような、必要でないようなことがあったのかと、その背景を議論すれば、助役の先ほどの答弁のようにはならないんですよ。私がこういう場で指摘するようなことにならないんです。ですから、Aグループだとか、Bグループだとか、業者指名に当たって必要でないようなことが起こらないように、十分内容、今後、内部で吟味していただきたい。  いずれにしても、今回のこの指名に当たっては、どうも不透明感がある、私はそう感じます。後段の方はいいですが、前段のところは、私は指摘をしておきたいと思います。  回答は要りません。 151 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。納冨君。 152 ◯議員(10番 納冨 育代君) それじゃ、私は風聞の話じゃなくてですね、昨年、国税庁が地方自治体に対して入札の資格審査の際に、消費税の納税証明書の提出を義務づけるよう要請がありました。今回のこの8社からその納税証明書はとってますか。 153 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 154 ◯財政課長(小河 武文君) 消費税及び地方消費税の滞納未然防止ということで、香椎税務署長からことしの2月3日に通知が来ました。それで、古賀市におきましては、今回の指名8社につきましてはとっておりません。  と言いますのは、古賀市は指名の入札の参加資格は2年に1回とってある、これですが、これが来年度予定しております。そのときに、提出させたいと考えております。  以上です。 155 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。内場君。 156 ◯議員(5番 内場 恭子君) すみません。入札の状況について、1回、2回、3回という入札の後に、落札されておりますが、なぜ、3回もの入札になるということか、その経過をお願いいたします。 157 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 158 ◯財政課長(小河 武文君) 3回の入札につきましては、1回目、2回目で予定価格を下回らなかったという形で、3回目になったとものでございます。 159 ◯議長(前田 宏三君) 奴間君。 160 ◯議員(9番 奴間 健司君) 今度の議案については、契約の問題と、工事内容の問題、2つの側面があると思うんですが。  私は、ちょっとお尋ねしたいのは、工事内容の確定に至る経過について質問させていただきたいと思います。先ほど、矢野議員からも同様の趣旨の質問があったんですが、ちょっと具体的にお尋ねしたいのは、今回の体育館のどういう点をどの程度なおすということを決定するまで、いつからいつまでの間に、何回ほど現場との協議、あるいは3者ですね、協議を重ねてきたのか、ちょっと具体的に説明を求めたいと思います。  それから、設計事務所なんですが、建築事務所、資料によりますと株式会社サンコー建築事務所となっております。この業者を選定した方法、契約方法並びにいつ契約したのかについて、設計業務委託をいつ契約したのかについて説明を求めます。 161 ◯議長(前田 宏三君) 総務部長。 162 ◯総務部長(白石 寛嗣君) 内容等については、教育委員会の方から要望等も、まず教育委員会の方で承知をしていると思いますので、教育委員会の方からお願いをするといたします。  それから、設計業者につきましては、指名委員会で業者選定をいたしまして、いわゆる入札して、決定をいたしております。その日にちにつきましては、後ほど、調べさせまして報告をいたします。 163 ◯議長(前田 宏三君) 教育委員会は。(「調査中」と呼ぶ者あり)  暫時休憩します。                        午前11時46分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前11時51分再開 164 ◯議長(前田 宏三君) 休憩中に引き続きまして会議を再開いたします。  資料等の用意が若干時間がかかりそうでありますので、ここで暫時休憩をいたします。正面の時計の13時30分に御参集願います。                        午前11時52分休憩             ………………………………………………………………………………                        午後1時30分再開                        〔出席議員20名〕 165 ◯議長(前田 宏三君) 休憩中に引き続きまして会議を再開いたします。  それでは、先ほどの質問に対する答えの方からお願いします。学校教育課長。 166 ◯学校教育課長(藤井 拓治君) 教育委員会の方の前段の部分の回答をいたします。  例年、4月ごろ、学校に対して予算の説明会があります。今回につきましては、11年の4月、学校長に対して、大規模改造やる旨の説明をいたしております。それに基づきまして、11年の10月の上旬、学校長に対して、具体的にどの部分が必要かという要望を取りまとめるための依頼をいたしております。その際には、当然体育教員の意見も十分に聞いていただきたいという旨の部分もつけ加えております。それに基づきまして、11年11月の17日、学校からの要望に基づきまして、教育委員会の職員とも現地立会した上で、財政課の方に対して、書面による要望箇所を出しております。項目としましては、12項目の要望ということで、書面を提出させていただいております。  後は、財政課の方でお願いします。 167 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 168 ◯財政課長(小河 武文君) まず、学校からの要望12項目ということでございますが、そのうち機能的に無理な1項目を除きまして、あと11項目すべて設計の中に組み込んでおります。  それから、設計監理委託の指名委員会でございますが、11年の12月の15日にいたしまして、7社を指名いたしております。入札が12月の27日ということで、業者が決定いたしました。それから、設計に入っていくわけでございますが、一応学校、それから設計業者、財政課等の3者協議につきましては、正式には4回行っております。最終的には、4月の11日に最終打ち合わせをしてから、決定いたしております。  以上でございます。 169 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。奴間君。 170 ◯議員(9番 奴間 健司君) 今回のこの議案は、趣旨からすれば、中学校の大規模改造ということでありますので、これ早急に実行していただきたいという思いがありますが。時間的制約で、初日に採決をしなきゃいかんという執行部からのお願いもありまして、この議案審議に臨んでおるわけです。  ですから、今始めて学校教育課長から、去年の4月以降の大規模改造の設計の確定に至る経過の御説明をいただきました。しかし、本来であれば、こういったことが質問して、即座に答えていただける。そして、この初日採決ということに十分こたえられるような審議ができるように臨むべきだったんじゃないかというようにちょっと思いますので、意見として申し上げておきたいと思います。  今、学校教育課長からお話を私確認したのは、以前、どこかの小学校で大規模改造のときに十分現場の声が反映されなかったというようなことを、前期の学校訪問の中で確認したことがありました。今のように、12項目要望して、11項目は盛り込んだということでありますので、かなり現場の要望は取り入れられたのかなというように思います。  ただ、構造的に無理だというその1項目というのは、もしよければ、どういう現場の要望だったのか、ちょっとそれもあわせて説明願いたいと思うんですが。よろしくお願いします。 171 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 172 ◯財政課長(小河 武文君) 雨天時の関係でのステージ裏側にもギャラリーを設置してほしいと、ずっと回れるようにですね、それがちょっと無理だということで、これの分だけが機能的に無理だということで、1項目を外させてもらっています。 173 ◯議長(前田 宏三君) 奴間君。 174 ◯議員(9番 奴間 健司君) この問題については、ちょっと最後の質問になると思うんですが。  舞の里小学校の、この場合は新設校ですけど、大規模改造でなくて新設校だったんですが、体育館あるいはプール等の建設事業の中で、1年経たないうちに、いろいろと工事ミスが発覚をし、1年目の総点検のときに、業者責任で全部やり直しをさせる、こういう経過がありました。  それで、お尋ねしたいのは、この設計監理業者を7社指名し、その入札によってということで、随意契約ではなく、入札によって契約をしたということなんですが、設計並びに監理の業務委託ということで、工事中の進行チェックあるいは仕様書に基づいてきちんとやっているかどうか、そういうチェック体制について、この設計監理業者との契約内容の中に、当然ながらそれ盛り込まれているとは思うんですが、その辺のことはどういうふうに、発注者として指摘をしているのか、そこんところだけお尋ねをしておきたいと思います。 175 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 176 ◯財政課長(小河 武文君) 工程会議を大体1週間に1回ほど予定しております。その中で、設計業者、それから施工業者、それから財政課等で、その都度協議していきながら、工事を進めていく状況でございます。 177 ◯議長(前田 宏三君) 清原君。 178 ◯議員(19番 清原 留夫君) 先ほど、納冨議員の方から消費税のことでのお尋ねなり、意見があったんですが。財政課長の先ほどの回答では、2年に一遍、指名業者を登録をしておる。そのときに、そういったチェックをしておるというような回答であったように聞いておりますが。私は、これだけの金額を含んだ、そういった今回の指名業者の選定であるので、私としては、その都度、消費税、あるいは何いいますかね、事業税あるいは個人の所得税等々、実際問題として、こういった選定をする場合、選定の基準にもなりましょうが、そういったことを出して、そして指名業者に選定をするということがいいんじゃないかなというふうに思うんです。  したがって、そういったことで、2年に一遍というようなことは非常に私は不本意だなというふうに思うんですが、そういった考えは、改めるという考えはないんですかね。 179 ◯議長(前田 宏三君) 財政課長。 180 ◯財政課長(小河 武文君) 今現在、2年間の申請期間があるわけですが、その中では、当然法人市民税とか、すべては納税証明はとっております。  ただ、消費税につきましてはとっていないということで、消費税につきましては今後検討させていただきたいと考えております。 181 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。仲道君。 182 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 午前中、私が質問をいたしました内容に関連して、再度の質問になろうかと思います。  一昨年、平成10年の9月議会の28日の日に、6大公共工事契約に関する特別委員会が閉じました。通称百条委員会と呼んでおりましたけれども。その最終報告の中に、契約事務の改善を市執行部に求める決議というのがあります。1)から10)まで10項目にわたっておりますが、その中に、業者の指名選考の基準、経過、推薦理由や変更理由などの記録を保存することという指摘があります。この指摘にのっとって、今回の業者選定にかかわる、今申し上げましたような記録があるのかどうか。  次、3)になりますが、先ほど担当者から回答がありましたけれども、再度、私はお尋ねしますけれども。この文章には、文章を要約をいたします。「請負業者の指名の基準については、県の経営審査結果などを唯一の根拠にするのではなく、実績、経営状況、株価、社会的評価などの情報収集能力を向上されること」以下省略しますが、こういう指摘があります。この指摘に照らして、どの程度の審議がなされたのか。  それから、設計監理に関することでございますが、8)にはこう書いてあります。「竣工検査について、竣工検査のマニュアルの作成、非常勤でもよいから1級建築士を雇うなどして体制を補強すること。また、建設中の監視体制を強めること」と、このようにあります。これについて、どのような監視体制を強めるための方法を講じておられるのか。  以上、3点についてお伺いをいたします。 183 ◯議長(前田 宏三君) 総務部長。 184 ◯総務部長(白石 寛嗣君) お答えをいたします。  1点目の分につきましては、会議録自身はございませんけれども、委員会指名分の決定文を保存し、その中には、指名の理由等を記入し保存をいたしております。  2点目の請負業者の指名の基準でございますけども、指名競争入札参加資格等に関する規定によりまして、経営審査の点数だけでなく、本市の工事を行った分の評価をプラス・マイナスをいたしまして、評点加減方式を経営審査点数に加え、決定をいたしております。さらには、ある情報誌を購入いたしまして、いわゆる経営状況でありますとか、不渡りの状態でありますとか、そういう分のチェックは一応いたしております。  3点目の竣工検査の分につきましては、マニュアル的なものは、現時点ではまだ持ち合わせておりませんが、工事成績評価基準表等により、いわゆる竣工、建設中の監視を行っている状況でございます。 185 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 186 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 当時、この百条委員会が設置に至った経緯は、皆さんともども十分承知をしておるはずですね。百条委員会が設けられるということはめったなことじゃないわけですよ。  この委員会の審議は、約1年間にわたって、精力的に、勇気を持って、慎重にやってきたという経過は、十分皆さんまだお忘れじゃないと思います。その調査を踏まえて、10項目にわたる決議をしとるんです。  で、1)の記録がないというのはどういうことですか。(発言する者あり) 187 ◯議長(前田 宏三君) はい。(「指名関係の審議をしているのに、指名委員長がおらんというのはどういうことでしょうか」と呼ぶ者あり) 188 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 私が今発言してますから。 189 ◯議長(前田 宏三君) ちょっと待ってください。 190 ◯議員(2番 仲道 誠明君) いいですか。
     ないじゃすまないですよ。  それから、社会的評価の件については、株価上場会社はないようですから。ただし、先だっての公共下水道関連の契約案件のあの業者については、株価なども、当然これは評価対象になろうかと思いますけど。今回は、上場会社はないようでございますので、これは対象にはならないと思いますけど。社会的評価などの情報収集能力を向上させることについては、ある情報誌で対応、それは何かわかりませんけど、社会的評価、上場会社じゃない場合の社会的評価というのはどういうことが対象になるんですか。  再度、その認識について、基本的認識についてお伺いしたい。  それから、マニュアルがないというのはどういうことですか。これだけの指摘がされておいて、竣工マニュアルの作成がされてないということについては、非常に遺憾に思います。この項目が設けられた背景、今さら私がここで申し上げるわけにはいきませんけど、またその必要はないかと思いますが。どういうことであったでしょうかね。そのような過去の経過あるいは背景を考えたときに、1年9カ月経過、経った今日、いまだにこのマニュアルが作成されてないということは、いかがですか。どのように考えられておられますか。 191 ◯議長(前田 宏三君) 総務部長。 192 ◯総務部長(白石 寛嗣君) まず、1点目の分についてお答えをいたします。古賀市指名競争入札参加者選定委員会の中の規定の中に、「指名委員会は公正にその職務を行い、審議は公開しないものとし、審議内容については秘密を厳守しなければならない」という規定を設けておるわけでございまして、会議録自身がないわけで、会議録を作成はいたしておりませんけれども、指名の理由等を記入し、あるいは委員会で指名し、決定した書類等の保存、記録保存には努めておりますし、その中に、指名の理由等は記載し保存をいたしておるわけでございます。  それから、2点目の中のいわゆる株価でありますとか、社会的評価の分につきましては、株価上場企業の分につきましては、当然指名委員会をする中で検討はいたしておりますし、しているところでございます。  それから、マニュアルいわゆる竣工検査マニュアルという分でございますけども、検査をする当たっては工事成績評価基準表というのを別途設けておりますので、それによって検査を行い、その検査によってプラスあるいはマイナス点をつけ、それが今後の、次回と申しますか、次のいわゆるランク分けの点数、経審にプラス・アルファする点数と、そういうことで竣工検査の中で工事成績評価基準表をもとに竣工検査をいたしている、その状況でございます。 193 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 194 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 私が、常日ごろから求め、また期待しておるのは、隠しごとがなくても済むように、お互いにやっていきたいと思うんです。我々がやっておることに、いささかの懸念されることはないんじゃ、どうぞ見てくださいというような状態になることを期待しているんです。また、私もそういう気持ちでおります。  会議記録の保存、これ読まれて悪いようなことはあっちゃならんわけですよ。いいですか。  それから、社会的評価ですね。上場会社の場合には、当然有価証券報告書などに書かなくちゃなりませんし、決算は公開しなくちゃならないようになってます。上場会社でない場合の社会的評価ちゅうのは、どういう手だてで掌握するおつもりですか。再度、聞いておきます、これ。  それから、成績評価基準表、これどういうものなのか、これ見せてください。よろしくお願いします。 195 ◯議長(前田 宏三君) 総務部長。 196 ◯総務部長(白石 寛嗣君) 私どもも、いささか何も悪いことをやっているわけじゃございませんで、いわゆる会議録がないわけでございます。Aの指名委員がどう言ったこう言ったちゅうことじゃなくして、そういうのは必要ないということで考えておるわけでございます。  ですから、今申し上げましたように、指名委員会の中で指名し、決定した、そしてその決定に至る内容のいわゆる指名の理由ですね、それは当然保存しとるわけでございますので、いつでも公開の対象になるわけでございます。  それから、社会的評価をどのようなことでやっているかということでございますが、指名を新しく、全く新しく指名をする段階においては、今まで古賀市の実績がない業者をもし指名するというようなことになれば、指名登録願いの中で、官公庁の仕事をやっているのか、どういう仕事をやっているのか、そういうふうな実績報告等を見ながらやっておりますし、あるいは先ほど申し上げましたように、既に指名をした業者であれば、本市のその事業の内容等を見、先ほど申し上げました工事成績評価基準表によって評価した分によって、社会的評価を加えております。  さらに、工事成績表、評定基準表は、例規集には掲載いたしておりませんけども、別途定めておりますので、これは公開しても差し支えございません。 197 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 198 ◯議長(前田 宏三君) 質疑を終結いたします。  先ほどの舩越議員の発言でございますが、助役、指名委員長におきましては、午後公務がありまして、議長の方で許可をいたしております。  次に、討論に入ります。まず、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 199 ◯議長(前田 宏三君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 200 ◯議長(前田 宏三君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 201 ◯議長(前田 宏三君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 202 ◯議長(前田 宏三君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立17/19名〕 203 ◯議長(前田 宏三君) 起立多数であります。よって、第51号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────    日程第8.第52号議案 図書の取得について 204 ◯議長(前田 宏三君) 日程第8、第52号議案図書の取得についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 205 ◯議長(前田 宏三君) 第52号議案図書の取得について、提案内容の説明をいたします。  古賀市立図書館の図書購入に伴い、随意契約による図書1万2,800冊を購入するに当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、市議会の議決をお願いするものでございます。  細部につきましては財政課長に説明をさせますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 206 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を財政課長。 207 ◯財政課長(小河 武文君) 52号議案図書の取得についての説明をいたします。  まず、取得内容でございますが、図書1万2,800冊、それから、納入場所でございますが、古賀市中央二丁目、13番1号、古賀市立図書館内ということでございます。取得価格につきましては、1万2,800冊の2,400万円。納入期限につきましては平成13年3月25日でございます。それから、契約の相手方につきましては、古賀市天神一丁目2番7号、古賀市立図書館納入組合組合長橋本洋でございます。  なお、この納入組合につきましては、市内の3書店の方々によりまして組合を組織していただきまして、その中の代表者として橋本さんと契約をするものでございます。  次に、図書の購入内容でございますが、次のページに参考資料としてつけております。まず、一般図書でございますが、総記から文学まで、総計の1,900冊。それから、児童書につきましては、総記から絵本までで2,900冊、合計の1万2,800冊を購入する予定でございます。  なお、この議案を議決いただきますと、今から選書等をしていくわけでございますが、その選書につきましては、利用者及び市民の方々の要望を十分聞きながら、選書をしていきたいと考えております。  なお、この冊数及び取得金額につきましては、3月に確定いたしますことから、また3月議会に変更契約の案件を提出させていただきたいと考えております。  以上で、説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 208 ◯議長(前田 宏三君) 本案の質疑、討論、採決は、6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思っておりますので、本日は大綱的質疑のみお受けいたします。ございませんか。仲道君。 209 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 2点お伺いします。  ただいま、財政課長から市民の意見、要望を十分反映させて選定をしたという説明がございました。  そこで、図書を選定するに当たって、どういうところで選定をしておるのか、それが1点目です。  それから、図書館要覧の中に、図書館経営要綱というのがあります。その要綱を読んでおりますと、広域的に活用するといいますか、そういう内容のものがございますが、古賀市の市立図書館を、今後、広域的に活用するということについて、基本的にどのような方針を持っておられるのか。  以上、2点についてお伺いします。 210 ◯議長(前田 宏三君) 社会教育課長。 211 ◯社会教育課長(矢野  明君) お答えいたします。  選定に当たっての、どこでしているかということでございますが、図書館の方で選定委員会というのを持っておりまして、館長、それから係長、それから職員6名で、月1回、整理休館日のときに行っているということでございます。  それから、広域的利用の今後の方針ということでございますが、現在、都市圏でもって図書の広域利用の検討がなされております。私ども古賀市、それから新宮町、それから福間町につきましては、大体広域組合が13年の4月ということで大体煮詰まっておりますが、私どもところ、福岡市に隣接します3町につきましても、まだ状況的には無理ではなかろうかということで、随時検討していきたいということで考えております。 212 ◯議長(前田 宏三君) 仲道君。 213 ◯議員(2番 仲道 誠明君) 第1点目の選定委員会において、市民の意見を反映をすると。それでは、市民の意見はどのように、市民の要望とか意見という、それを情報と見立てた場合、どういう方法をとっておられますか。 214 ◯議長(前田 宏三君) 社会教育課長。 215 ◯社会教育課長(矢野  明君) 市民の要望につきましては、図書館に要望書のようなのがございますので、それに基づいて、職員がその要望が図書館に必要なものかどうかということも検討いたしまして、購入するなりしておるところでございます。 216 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。矢野順治君。 217 ◯議員(18番 矢野 順治君) 住民の方から、自分は法務関係の勉強をしたいということで、その法務関係の専門書を図書館で見たいなと。しかし、そういうものがないから福岡市まで行きよるというお話を聞いたことがあるんですが。こういった国家試験とか、そういった資格を取るための専門書といいますか、そういったものは大体どの程度あるんですか。 218 ◯議長(前田 宏三君) 社会教育課長。 219 ◯社会教育課長(矢野  明君) お答えいたします。  専門書のようなものの購入の観点でございますが、かなり専門書を購入しているところではございますが、余りにも専門的なものにつきましてはなかなか困難なところもあると思いますが、できるだけ要望に沿うようにいたしたいと思っております。  それから、なるべく購入するようにはしますけども、専門過ぎるものにつきましてはどうかということで考えるわけでございます。 220 ◯議長(前田 宏三君) 矢野順治君。 221 ◯議員(18番 矢野 順治君) もうちょっと詳しく聞きたいんですけど。  ただ単に、読みたいというだけの方と、それから本当に自分の将来の仕事として図書館を利用したいという方と、いろいろあると思うんです。だから、その方面に対するアンケートを今とっておるというお話でございますが、その中のアンケートの内容で、そういった要望というのはどの程度あるんですか。 222 ◯議長(前田 宏三君) 社会教育課長。 223 ◯社会教育課長(矢野  明君) そこまでは把握いたしておりません。 224 ◯議長(前田 宏三君) 矢野順治君。 225 ◯議員(18番 矢野 順治君) 一応、こういうふうで、議会に対して予算を要求するという場合は、図書館の館長さん等と、そういった面を教育委員会の方でしっかり議論していただいて、そして率直に答えが出るような状況をつくってほしいと思います。要望しておきます。 226 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 227 ◯議長(前田 宏三君) 大綱的質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第52号議案の質疑、討論、採決は6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 228 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、第52号議案は6月22日の本会議において質疑、討論、採決を行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第9.第53号議案 訴えの提起について 229 ◯議長(前田 宏三君) 日程第9、第53号議案訴えの提起についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 230 ◯市長(中村 隆象君) 第53号議案訴えの提起について、提案内容の説明をいたします。  古賀市花鶴が浜公園建設を進めていく上で、河川敷に対する占有者と再三にわたり明け渡しについて協議を行ってきましたが、補償費等、条件面において相当以上の開きがあり、話し合いを継続しても合意が期待できず、今後の公園建設に重大な支障を来すことから、今回、河川敷占有の明け渡しについて訴えの提起をするに当たり、市議会の議決をお願いするものでございます。  細部につきましては建設課長に説明させますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 231 ◯議長(前田 宏三君) 詳細説明を建設課長。 232 ◯建設課長(松崎 正直君) それでは、詳細説明を行います。  今回の訴えの提起につきましては、古賀市が公園整備計画を進めていく中で、河川敷占用に対する明け渡しを求めるものであり、事件名といたしましては、河川敷占有明渡し請求事件ということで、当事者、原告人としては申し立て人古賀市、被告人は、相手方といたしまして、古賀市天神五丁目10番11号に住まいの吉武敏雅氏でございます。  次に、河川敷の場所でございますが、次のページを御参照お願いいたします。面積は赤で着色している0.52ヘクタールでございます。この河川敷は、平成8年8月1日、古賀市が花鶴が浜公園計画策定委員会による提言を基本といたしまして、多目的広場の計画を行い、河川管理者である福岡県から、平成9年1月に、同河川敷の占用許可を受け、事業実施の必要から県とともに再三にわたり河川敷占有者との協議を進めてまいりましたが、補償金等について相当以上の開きがあり、今後、話し合いを継続しても合意が期待できないと判断したところでございます。  占有者は、終戦直後より、同河川敷の荒れ地を開墾し、耕作を行ってきたことから、土地に対する執着が強く、県から占用許可を受けられた時期もございますが、昭和62年3月末をもって、占用許可が期限切れとなり、その間、不法占有のまま現在に至っている状況でございます。  市といたしましては、このまま明け渡しが期待できない以上、事業実施もできず、顧問弁護士と協議を行い、まず民事保全法の仮処分申請による明け渡しを求めていくことで進めていく考えでございます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 233 ◯議長(前田 宏三君) 本案の質疑、討論採決は6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思っておりますので、本日は大綱的質疑のみお受けいたします。ございませんか。清原君。 234 ◯議員(19番 清原 留夫君) この河川敷のことは、先ほど建設委員会の委員長にもちょっと私尋ねた、こういった経緯がございますが。  まず、ここにも出とるようですが、用地といいますか、それは県の用地というようなことですね。それを、古賀市がそういったことで水辺公園をつくらないかんということから、こういったことで県から借るかどうか知りませんけど、そういったことをやるというから、こういった、以前の内容がどうなのか私は知りませんけれども、こういった争いになっとるというような状況ですが。そういったことで、県と市との関係ですね、そこはがっちりこういったことでちゃんと、そういった契約なりあるいはそういった確約書なり、あるのかどうなのか、それが1つ。
     それから2点目は、補償金がなんかの相当の開きがあるというようなことがあるようですが、どのぐらい開きがあるのかということをちょっと聞いておきたい。  以上、2点。 235 ◯議長(前田 宏三君) 建設課長。 236 ◯建設課長(松崎 正直君) この件につきましては、県と十分協議した上で、訴訟の提起をいたしておるところでございまして、さかのぼってみますと、平成元年当時から、県とは再三再四にわたりまして、吉武氏と含めまして協議した中身がございます。それで、5月の末に、最終的には訴訟において、議会提起を行うということで県とは協議を行っております。  それからもう一点の補償金の開きでございますけど、これは歩み寄りの余地がないというふうなことの開きがございまして、このまま協議をいたしましても、とても合意に達しないという金額の開き方がございます。ちょっと、金額面につきましては、今後の訴訟問題がございますので、差し控えさせていただきます。 237 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。矢野順治君。 238 ◯議員(18番 矢野 順治君) これは、無断で使用されておったということですが。話によりますと、十数年、約20年近い期間において、公然とその土地を耕作したりあるいは利用したり、その間、何も請求もないということでなった場合は、裁判を起こすとその方のものになるというお話も聞いたことがあるんですが、これは大体何十年前から起こった話で、そしてその途中でどういうふうな請求があったのか。また、請求に対しては文書でされたのか、そのところをちょっとお尋ねしたいんですが。 239 ◯議長(前田 宏三君) 建設課長。 240 ◯建設課長(松崎 正直君) 先ほど提案、詳細説明を申し上げましたんですが。私どもが吉武氏と協議して行く中では、終戦直後ということです。当然、その当時の書類はないわけでございまして、ただ、吉武氏の方から県の方から占用許可をいただいた期間が当然ございますもんですから、そういった領収書は保管をされておりました。  ただ、県の方と協議の中でも、いつからその占用許可を出したかという部分についてははっきりした書類がないというふうな状況です。最終的には、昭和62年の3月末をもって占用期間が切れたということです。以前は、占用許可をいただいて耕作の事実はございました。  ということから、時効取得には当たらないというふうに判断をいたしております。 241 ◯議長(前田 宏三君) ほかにございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 242 ◯議長(前田 宏三君) 大綱的質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第53号議案の質疑、討論、採決は6月22日の本会議において行うことにいたしたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 243 ◯議長(前田 宏三君) 異議なしと認めます。よって、第53号議案は6月22日の本会議において質疑、討論、採決を行うことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────    日程第10.請願について(新規提出分付託) 244 ◯議長(前田 宏三君) 日程第10、請願の新規提出分の付託をいたします。  配付文書のとおり、会議規則第92条第1項の規定により、所管の委員会に付託をいたします。  委員長におかれましては、最終日の本会議におきまして審査の結果の報告を願います。             ────────────・────・──────────── 245 ◯議長(前田 宏三君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。6月6日から13日及び16日から21日までは休会といたします。  なお、この間、各委員会におかれましては、付託案件の審査を願います。委員会及び次の本会議は別に通知をいたしませんので、お忘れなく御出席願います。  本日は、これにて散会いたします。                        午後2時15分散会 古賀市議会...