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  1. 大野城市議会 2017-09-26
    平成29年第4回定例会(第1日) 提案理由説明 本文 2017-09-26


    取得元: 大野城市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-28
    1:                  開会 午前10時00分 ◯議長(白石重成) おはようございます。  開会に先立ち、本年7月に発生しました、九州北部豪雨災害、また、先日の台風18号で被害を受けられた皆様にお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々とそのご遺族に哀悼の意を表します。被災地の一刻も早い復旧と復興をお祈りいたします。  それでは、ただいまから、平成29年第4回大野城市議会9月定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりです。  これより議事に入ります。      ──────────────・────・──────────────   日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長(白石重成) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  2番、大塚議員、17番、清水議員を指名します。      ──────────────・────・──────────────   日程第2 会期の決定 3: ◯議長(白石重成) 日程第2、会期の決定を議題とします。  本定例会の会期は、本日から10月23日までの28日間としたいと思いますが、これに異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 4: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、会期は28日間と決定しました。      ──────────────・────・──────────────   日程第3 所信表明 5: ◯議長(白石重成) 日程第3、所信表明を議題とします。
     このたび市長選挙で再選されました井本宗司市長より所信表明の申し出があっておりますので、これをお受けします。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 6: ◯市長(井本宗司) おはようございます。  平成29年第4回大野城市議会9月定例会の開催に当たり、私の所信を述べさせていただきます。  その前に、さきの九州北部豪雨にて被災をされ、犠牲となられた方々とご遺族の皆様に哀悼の意を表しますとともに、甚大な被害を受けられた皆様へ心からお見舞いを申し上げます。  被災地では仮設住宅の建設や土砂、災害ごみの撤去作業など復興への取り組みが進められる一方で、いまだに避難所での生活を余儀なくされてある方々が大勢おられます。ご家族やご友人に行方不明の方々もおられる中で不安な日々を過ごしてあることと存じます。  本市では、被災直後から職員を継続して派遣し、避難所の運営支援や支援物資の提供などをさせていただいているほか、市民の皆様からお預かりした義援金や筑紫地区4市合同の見舞金も被災地にお届けをいたしました。今後も被災地の一日も早い復旧・復興のために支援を継続してまいります。  また、先日の台風18号においては、気象庁が統計を開始した1951年以降初めて台風が九州、四国、本州、北海道の4島に上陸し、日本列島を縦断しました。この台風によって西日本各地で暴風雨となり、大分県南部では河川氾濫が相次いだほか、四国や東北、北海道などでも家屋の損壊や農作物への影響など被害は広範に及んでおります。犠牲となられた方々とご遺族の皆様に哀悼の意を表しますとともに、甚大な被害を受けられた皆様へ心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈りいたしております。  それでは、私の所信を述べさせていただきます。  私は、さきの市長選挙におきまして、各方面の方々からのご推薦と力強いご支援を賜り、引き続き市政の重責を担わせていただくこととなりました。  そして、この神聖なる大野城市議会本会議場で4期目の市政運営に向けて私の所信を申し上げることができますことは、まことに光栄であり、寄せられた期待とその責務の重さを改めて痛感をしているところであります。  さて、これまでの3期12年間を振り返りますと、1期目には「新しい挑戦」、2期目には「いざ!次のステージへ」、3期目は「未来につながる確かな実感」をテーマとして掲げ、市民の皆様にお約束をした数々の施策を実行に移してまいりました。  これからの4年間もこれまでと同様に、「市民こそが主人公」、「愛郷の精神」、「先手・先取の対応」を信条に、選挙においてお約束をしたマニフェストの実現に向け、果敢に挑戦をし続けてまいります。  改めまして、議員各位及び市民の皆様により一層のご理解とご協力、そして、ご支援を心からお願いを申し上げます。  皆様もご承知のとおり、今、地方自治体は激動のさなかにあります。少子高齢化の流れの中で増え続ける社会保障費と地方への財政負担、さらには介護や医療、保育などに関するさまざまな問題が山積をする一方、その責任は中央から地方へと少しずつ移行しつつあるように感じます。本来、全国で統一的に提供されるべき教育や福祉などの分野において、国は自治体間の競争を黙視し、その結果、都市間の競争は過熱化をしてきているように思慮します。  また、さきの九州北部豪雨や台風18号を初め、昨年の熊本地震など未曽有の自然災害が猛威を振るう中、近隣諸国との緊張を増す国際情勢も現実の脅威として住民の生活を脅かしております。そして、これらの危機事象への対応と事前の方策は、一人でも多くの住民を守ろうとする地方自治体の意思と覚悟をはかる目安にもなろうとしています。  一方、足元に目を向けますと、全国的に人口減少が叫ばれる中にあっても、本市は市制施行以来、一貫して人口増加を続けており、昨年8月には10万人に達しました。名実ともに中堅都市の仲間入りを果たした本市でありますが、西鉄天神大牟田線連続立体交差事業や乙金第二土地区画整理事業など都市基盤整備も着々と進んでおります。また、来年7月には、ふるさとの宝を知り、次の時代につないでいくための施設、大野城心のふるさと館がいよいよ開館をいたします。街並みが変わり、都市としての成熟期を迎えようとする中で、人の流れも今大きく変わろうとしているこの現実認識を私たちは共有しなければなりません。  これまで、本市が全国に先駆けて取り組んできましたコミュニティによるまちづくりは、多くの郷土を愛する人を育ててきました。地域に根差した公共施設では、住民同士の親睦と新たなにぎわいがさまざまな形で創出されてまいりました。そして、これらのまちづくりは、先人の英知と努力の結晶とも言える強靱な財政基盤があってこそ、なし得たものだと考えています。  国と地方が大きな転換期を迎えようとする中、本市も新たなステージへ向かおうとしています。私は先人が築き上げてこられた礎に敬意を表しながら、本市が誇る「ヒト・モノ・カネ」、この資産を守り、未来世代の期待に応える使命感を持って、市民の皆様とともに歩みを進めてまいります。そして、これまでと同様に、次の世代に負担や責任を先送りせず、今なすべき政策は思い切って打つという決意のもと、安全・安心で魅力あふれるコミュニティまちづくりをさらに進化させ、10万都市の豊かさに一層の磨きをかけてまいりたいと存じます。  今、ここに「わがまち大野城未来づくり宣言」を高らかにうたい、七つの「つながるM-Plan」と43の施策テーマの実現に向けて、果敢に挑戦し続けていくことをお約束いたします。  まず、一つ目の「つながるM-Plan」は「子どもと家族と地域の笑顔があふれるまち“大野城”」です。子育て支援や教育、文化、スポーツの分野について施策をまとめました。全国的な課題となっている「待機児童をゼロ」にしていくための数々の取り組みや、子ども一人一人に寄り添った支援体制の拡充など重層的で切れ目のない子育て支援策を展開していくほか、地域に開かれた学校づくりのさらなる深化や学校施設の改修を通した学びと育ちの環境整備、加えて“ふるさと愛”の醸成など、将来のふるさと大野城を担う子どもたちの育成に心血を注いでまいります。  また、地域文化や市民文化の振興、読書活動の推進、地域を豊かにするスポーツライフの創造など本市で営々と培われてきた文化活動やスポーツ活動を通した住民同士のつながり、その歴史と携わってこられた方々の思いを今に活かし、次の時代につなげてまいります。  次に、二つ目の「つながるM-Plan」は「健康長寿のまち“大野城”」です。長寿支援や健康、福祉の分野について施策をまとめております。生涯現役健康都市の実現に向けて、「大野城健康・食育プラン」に基づく施策を推進していくほか、40歳以上の市民を対象にポイントを付与するインセンティブ制度であります「(仮称)健康ポイントプロジェクト」などの新たな施策も展開をしてまいります。  また、住みなれた地域で健やかに、よわいを重ねることができるよう、地域包括ケア体制の強化や介護予防・生活支援サービスの充実に努めていくほか、ご高齢の方や障がいのある方の社会参加を促しながら全ての人に優しいまちづくりを進めてまいります。  次に、三つ目の「つながるM-Plan」は「一人ひとりの市民力が輝くまち“大野城”」です。男女共同参画コミュニティ活動の分野について施策をまとめました。女性がみずからの希望や夢を実現できる、全ての女性が輝く社会の実現に向けた取り組みや、ワーク・ライフ・バランスの推進などにより、性別に関係なく仕事や家庭を両立し、生き生きと自己実現ができる社会を目指してまいります。  また、昨年度策定いたしました「新たなコミュニティ構想」に基づき、参加と共働による地域コミュニティをさらに活性化させていくほか、市民の公益活動の見える化や参加の促進を図りながら社会貢献活動が盛んな地域社会づくりを進めてまいります。  次に、四つ目の「つながるM-Plan」は「命と暮らしを守り、自然環境を守るまち“大野城”」です。安全で安心なまちづくりや自然との共生の分野について施策をまとめました。災害は私たちの準備を待ちません。きょう発生するかもしれない災害に備え、命と暮らしを守る減災力・防災力を市民の皆様とともにさらに強固なものにしていくほか、急傾斜地対策など雨に強いまちづくりも進め、市民の皆様の生命や財産、そして、この大切なふるさとを堅守してまいります。  また、効果的な交番の配置の検討や課題となっている空き家対策などを進め、市民生活の安全施策を強化していくほか、リサイクルとごみ減量を促進する仕組みの拡充・強化や、里山の保全・活用の計画的な推進など、自然が豊かで安心して住み続けることができる環境を整備してまいります。  次に、五つ目の「つながるM-Plan」は「快適な都市空間を創造するまち“大野城”」です。都市基盤や建設の分野について施策をまとめました。平成33年の西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の完成を見据え、新たに創出される高架下の有効活用や中心市街市のにぎわいと回遊性の向上を進めるほか、水道や道路をはじめ、市民の生活に直結するインフラの適切な維持管理や公園の公益的な活用・管理の推進など、市民が快適に生活することができる住環境のさらなる向上を目指してまいります。  次に、六つ目の「つながるM-Plan」は「ふるさとのにぎわいと魅力があふれるまち“大野城”」です。にぎわいづくりや産業振興の分野について施策をまとめました。本市の地域資源や都市の利便性など大野城市の強みを活かしたシティプロモーションを精力的に展開し、交流人口の増加や定住促進を進めていくほか、市役所周辺の公共施設が集中的に立地する区域を「シビック・ゾーン」として、施設間の連携や回遊性の向上、新たなにぎわいの創出、さらには災害に備えた防災拠点化などを検討してまいります。また、一般社団法人大野城にぎわいづくり協議会商工事業者が連携をし、にぎわいづくりに重きを置いた商工業の振興を図るほか、都市型農業多面的機能の活用やスムーズな移動と利便性を確保するためのサイン整備などを進めてまいります。  最後に、七つ目の「つながるM-Plan」は「市民に信頼され自立し創造するまち“大野城”」です。自治体経営の分野について施策をまとめました。「ともにつくる個性輝くやすらぎの新コミュニティ都市」を都市将来像とした「第5次大野城市総合計画」の計画期間が来年度で満了をいたします。市民の皆様とともにつくり上げたこの計画に基づき、これまでにさまざまな施策を進めてまいりました。これからの本市の新たな都市将来像を市民の皆様と共有しながら、20年、30年先のふるさとの姿も見据え、今後10年の計として第6次の大野城市総合計画を策定いたします。  また、将来に負担を先送りしない強固な財政基盤に裏づけされた持続可能な行財政の確立や老朽化が進む公共施設について、経営的視点に基づいた管理・運営や更新・複合化等を図ってまいります。  そこで、磨くべきは職員力と組織力です。手間を惜しまず事に当たる地域に信頼される職員の育成と働き方、休み方の改革による業務のさらなる効率化、仕事の質の向上を図ってまいります。市役所組織も時代の要請に応えて、必要となれば重点化や細分化を柔軟に行ってまいります。  さらには、市民とのパートナーシップによる「対話型広報」への転換など、広報戦略の充実による情報発信力の強化や災害時の相互応援体制の構築も含めた都市間連携による相互支援・交流の活性化も今後の重要な課題と考えます。  以上、4期目の市政運営に当たり、私の所信の一端を申し述べさせていただきました。  私はこれまで3期12年にわたり、「ふるさと大野城のために今何をなすべきか」という愛郷と献身の思いを心に刻み込み、先例を精査し、改革・改善を断行しながら、国内最高のサービスを提供する自治体を目指し、市政運営に邁進してまいりました。先人たちのたゆまぬ努力と英知を基盤に、大野城市は全国に誇るべきコミュニティ都市へと成長を遂げてまいりました。共働や共生といったコミュニティの理念や文化、その思いを受け継ぎ、私たちは新たなにぎわいの創出を図って、名実ともに10万都市の仲間入りを果たしました。今、過去から現在を見たとき、私たちは予測以上の未来に立っているのかもしれません。12年前に、未来を見据え、市民の皆様とともにまいた種は地域に根を張り、今、大輪の花を咲かせ、大きな実を結ぼうとしています。そして、10万市民の皆様とともにその果実から生まれた種をこれから広く深くまき、未来のふるさとのために新しい芽を育てていかなければなりません。  大野城市には過去から一つ一つ大切に積み上げた今があり、これからも歩み進める未来があります。子どもからご高齢の方まで全ての市民が地域の中でつながり、築き上げてこられたこのふるさとを地域経営のトップとして、責任ある政治家として、そして愛郷者として守りつないでいく使命が私にはあります。  「あなたのこれからが、あなたのこれまでを決める」、まさしくこれからの4期目4年間がこれまでの3期12年の成果を決めます。これからも1日1日を任期と思い、今ここにある脚下の課題解決に向けて全身全霊を捧げてまいります。市民一人一人、みんなが主役の信念を貫き、住民同士が地域でつながる、過去から未来へつながるこのふるさと大野城を守り、そして、開いてまいります。  議員各位並びに市民の皆様には、今後とも旧に倍しますご支援とご協力を心からお願い申し上げ、私の所信表明といたします。  ご清聴ありがとうございました。      ──────────────・────・──────────────   日程第4から日程第7まで 7: ◯議長(白石重成) 日程第4、第52号議案から日程第7、第55号議案までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 8: ◯市長(井本宗司) 平成29年9月定例会におきまして提案をいたします案件は、条例の一部改正4件、契約の変更4件、補正予算6件、平成28年度の一般会計及び特別会計の決算認定6件、公営企業会計の利益の処分及び決算の認定2件、報告案件9件、諮問案件5件、人事案件1件、以上、合計37件であります。  提案理由の説明を申し上げます。  第52号議案は、大野城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により、公営住宅法が改正をされたことに伴うものであります。  この改正の内容としましては、認知症等により収入申告等が困難と認められる入居者については、市が把握した収入状況をもって、当該入居者の家賃を決定できることとされたため、関係規定の整備を行うほか、所要の改正を行うものであります。  第53号議案は、大野城市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  本件は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準及び子ども・子育て支援法施行規則の一部改正に伴い、受給資格等の確認に係る規定を整備するほか、所要の改正を行うものであります。  第54号議案は、大野城市地域包括支援センター包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  本件は、市内4地区の在宅介護支援センター地区地域包括支援センターとして運営することに伴い、地域包括支援センターに配置すべき保健師等の職員の員数に在宅介護支援センターの職員を含むことができることとする規定を削除するものであります。  第55号議案は、福岡広域都市計画大野城市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  本件は、建築基準法施行令の一部改正に伴い、本条例中に引用する条項が移動したことから所要の改正を行うものであります。以上でございます。 9: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第8から日程第11まで 10: ◯議長(白石重成) 日程第8、第56号議案から日程第11、第59号議案までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 11: ◯市長(井本宗司) 第56号から第59号議案までは関連議案でありますので、一括して説明をいたします。  これらの議案は、大野城心のふるさと館建設に係る工事請負契約及び業務委託契約の変更についてであります。  これらの契約は、平成28年6月定例会において議決をいただいておりましたが、議決内容の一部に変更が生じましたので、改めて議会の議決を求めるものであります。  主な変更内容としましては、ふるさと納税制度を活用し、大野城心のふるさと館、平成の石垣づくり共感プロジェクト事業による寄附者の名前を館内に掲示する工事の追加、展示施設実施設計の詳細確定により、館内の展示情報等を来館者の携帯端末等に配信するための無線LANの設置に係る工事の追加、また、水城断面剥ぎ取り標本を展示するため、その標本の補強に係る費用の追加、文化庁等と国指定重要文化財の展示に係る協議を重ねる中で、空調機器にケミカルフィルターを設置する必要が生じたため、その設置費用の追加、その他、国土交通省通知による技能労働者等に係る人件費の増に伴うものなどであります。  これらの変更により建築工事につきましては、契約金額を3,719万1,960円増額し、12億6,407万1,960円に、電気設備工事につきましては、契約金額を291万7,080円増額し、1億9,982万1,600円に、また、機械設備工事につきましては、契約金額を516万7,800円増額し、3億9,085万5,240円に、また、展示設計等に係る業務につきましては、契約金額を471万4,200円増額し、3億6,089万8,200円にそれぞれ変更するものであります。  また、建設工事に係る工期につきましては、当該工事に係る変更内容等に伴い、いずれも本年11月30日までを20日間延長いたしまして、12月20日までに変更をするものであります。以上でございます。 12: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第12から日程第17まで 13: ◯議長(白石重成) 日程第12、第60号議案から日程第17、第65号議案までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 14: ◯市長(井本宗司) 第60号議案は、平成29年度大野城市一般会計補正予算であります。  歳入歳出をそれぞれ5億2,560万5,000円追加し、補正後の予算を357億8,619万4,000円とするものであります。  主な内容は、1点目は、JR大野城駅に内方線つき点字誘導用ブロックを整備するための補助金を追加するものであります。  2点目は、中学校ランチ給食サービスの食数が大幅に増加しており、適正に事業を実施するための費用を追加するものであります。  3点目は、高齢者施設等において、消防機関へ自動で通報する火災報知設備を整備する事業者を支援するため、国の交付金を活用して補助するものであります。  4点目は、高架下利用計画について、協議会が検討を進めるために必要な補助金を追加するものであります。  5点目は、高齢者移動支援「ふれあい号」の運営支援を目的とした寄附を受けたことから、南地区コミュニティ運営委員会への補助金を追加するものであります。  6点目は、大野城まどかぴあ受変電設備の経年劣化により、故障した際に、施設及び近隣への電気供給に影響を及ぼすおそれがあることから、更新費用を追加するものであります。  7点目は、日本年金機構との情報連携を開始するに当たり、連携に必要なシステム改修費用を追加するものであります。  8点目は、相続人が存在せず、管理する者がいない老朽危険家屋において、相続財産管理人を選任するための費用を追加するものであります。  9点目は、災害発生時の円滑な応援や支援が図れるように、災害時相互応援協定を締結するための旅費を追加するものであります。  10点目は、災害情報伝達システムの子局が、福岡県が施工する道路拡幅工事の支障物件となることから、移設費用を追加するものであります。  11点目は、平成28年度の決算の確定に伴い、繰越金の一部を公共施設整備基金に積み立てるものであります。  12点目は、財政健全化を維持する取り組みとして、市債の繰り上げ償還を行うものであります。  その他、4月の人事異動などに伴う人件費の補正や各特別会計の平成28年度の決算の確定などに伴う特別会計への繰出金の補正であります。  以上が、今回の補正の主な内容でありますが、詳細につきましては、国民健康保険特別会計介護保険特別会計後期高齢者医療特別会計の補正予算とあわせまして副市長から説明をいたさせます。  また、水道事業会計下水道事業会計の補正予算につきましては、上下水道局長から説明をいたさせます。私からは以上です。 15: ◯議長(白石重成) 副市長。 16: ◯副市長(興梠寿徳) おはようございます。  それでは、私のほうから今回提案をさせていただいております補正予算の詳細について説明をさせていただきます。  最初に、第60号議案の大野城市一般会計補正予算についてであります。  まず、予算科目に従い、歳出から説明をさせていただきます。なお、2節、3節、4節の人件費関係の補正につきましては、説明を省略させていただきます。
     では、10ページ、11ページをお願いいたします。  まず、2款総務費は、1項2目特別管理費及び7目企画費におきまして、兵庫県芦屋市と災害時相互応援協定を締結するための旅費を追加するものであります。4目財政管理費では、平成28年度決算の確定に伴い、繰越金の一部を公共施設整備基金に積み立てるものであります。8目地域づくり推進費では、高齢者移動支援「ふれあい号」の運営支援を目的とした寄附をいただいたことから、南地区コミュニティ運営委員会への補助金を追加するものであります。9目情報化推進費では、日本年金機構との情報連携を開始するに当たり、連携に必要なシステム改修費用を追加するものであります。15目まどかぴあ管理運営費では、大野城まどかぴあ受変電設備の更新費用を追加するものであります。  次に、12ページ、13ページをお願いいたします。  3款民生費は、1項1目社会福祉総務費におきまして、28節繰出金では、各特別会計の平成28年度決算に伴う繰越金の確定や人件費の補正などにより、国民健康保険特別会計繰出金を6,861万9,000円減額し、介護保険特別会計繰出金を983万7,000円追加することから、合わせまして5,878万2,000円を減額するものであります。  次に、14ページ、15ページをお願いいたします。  5目老人福祉費では、火災報知設備を整備する高齢者施設等の事業者を支援するため、補助金を追加するものであります。8目後期高齢者医療費では、後期高齢者医療特別会計の人件費の補正により、一般会計からの繰出金を追加するものであります。  次に、18ページ、19ページをお願いいたします。  8款土木費は、4項1目都市計画総務費におきまして、19節負担金補助及び交付金ではJR大野城駅に内方線つき点字誘導用ブロックを整備するための補助金を57万4,000円、高架下利用計画の検討を進めるための補助金を450万円それぞれ追加をすることから、合わせまして507万4,000円を追加するものであります。  9款消防費は、1項1目消防総務費におきまして、15節工事請負費では、災害情報伝達システムの子局を移設するための費用を追加するものであります。19節負担金補助及び交付金では、相続人が存在せず、管理する者がいない老朽危険家屋において、相続財産管理人を選任するための費用を追加するものであります。  次に、20ページ、21ページをお願いいたします。  10款教育費は、1項4目学校給食におきまして、中学校ランチ給食サービス事業を適正に実施するための費用を追加するものであります。  次に、22ページ、23ページをお願いいたします。  12款公債費は、1項1目元金におきまして、繰越金の一部により市債を繰り上げ償還するための費用を追加するものであります。  次に、歳入の説明をさせていただきます。  戻りまして、8ページ、9ページをお願いいたします。  14款国庫支出金は、1項1目民生費国庫負担金におきまして、低所得者保険料軽減国庫負担金を追加するものであります。2項2目民生費国庫補助金では、社会保障・税番号制度システム整備費補助金と地域介護福祉空間整備等施設整備交付金をそれぞれ追加するものであります。  15款県支出金は、1項1目民生費県負担金におきまして、低所得者保険料軽減県費負担金を追加するものであります。  17款寄附金は、1項2目指定寄附金におきましていただきました寄附金を追加するものであります。  18款繰入金は、2項1目基金繰入金におきまして、公共施設整備基金繰入金を追加するものであります。  19款繰越金は、平成28年度決算に伴う繰越金を追加するものであります。  20款諸収入は、5項3目雑入におきまして、災害情報伝達システム子局移設補償金を追加するものであります。  戻りまして、3ページをお願いいたします。  債務負担行為の補正につきまして説明をさせていただきます。  来年度の委託事業などにおきまして、今年度中に契約を完了しておく必要があることから、7件の債務負担行為の補正を第2表のとおり行うものであります。  続きまして、第61号議案の大野城市国民健康保険特別会計補正予算の概要について説明をさせていただきます。  歳入歳出をそれぞれ285万8,000円減額し、補正後の予算を111億2,599万4,000円とするものであります。  まず、歳出から説明をさせていただきますので、8ページ、9ページをお願いいたします。  1款総務費は、1項1目一般管理費におきまして、人件費の補正により減額をするものであります。  4款前期高齢者納付金等は、1項1目前期高齢者納付金におきまして、前期高齢者納付金が確定したことから、納付金を追加するものであります。  次に、歳入の説明をさせていただきます。  戻りまして、6ページ、7ページをお願いいたします。  2款1項1目療養給付費等負担金、2款2項1目財政調整交付金、5款2項1目県財政調整交付金は、いずれも前期高齢者納付金が確定したことから、追加をするものであります。  8款繰入金は、1項1目一般会計繰入金におきまして、人件費の補正により職員給与費等繰入金を480万円、平成28年度の繰越金の確定などにより、その他一般会計繰入金を6,381万9,000円それぞれ減額するものであります。  9款繰越金は、平成28年度決算額の確定により、繰越金を追加するものであります。  続きまして、第62号議案の大野城市介護保険特別会計補正予算の概要について説明をさせていただきます。  歳入歳出をそれぞれ2億3,066万3,000円追加し、補正後の予算を58億5,685万5,000円とするものであります。  歳出から説明をさせていただきますので、8ページ、9ページをお願いいたします。  1款総務費は、1項1目一般管理費におきまして、2節、3節、4節では、人件費の補正により追加をするものであります。15節工事請負費では、在宅介護支援センター地区地域包括支援センターとして運営するに当たり、相談業務の機能強化を図る必要があることから、施設の改修費用を追加するものであります。  2款1項1目居宅介護サービス給付費、3款1項1目サービス事業費は、いずれも平成28年度の支払基金による概算交付額の精算により返還額相当の歳入が減額されることから財源の組み替えを行うものであります。  3款4項1目審査支払手数料は、審査件数が当初の見込みを上回ることから、審査支払手数料を追加するものであります。  4款基金積立金は、1項1目介護給付費準備基金積立金におきまして、平成28年度決算が確定し、剰余金が生じたことから、大野城市介護保険保険給付費準備基金条例の規定により、基金に積み立てるものであります。  6款諸支出金は、1項3目償還金におきまして、平成28年度の事業費確定と平成26年度の確定額見直しにより超過交付となっている介護給付費国庫負担金などの返還金を追加するものであります。  次に、歳入の説明をさせていただきます。  戻りまして6ページ、7ページをお願いいたします。  1款保険料、介護予防・日常生活支援総合事業に係る2款国庫支出、4款3項1目地域支援事業交付金及び5款1項2目地域支援事業繰入金は、いずれも審査支払手数料の補正により追加をするものであります。  3款1項1目介護給付費交付金、2目地域支援事業交付金は、いずれも平成28年度の支払基金による概算交付額の精算により返還額相当を相殺するため、減額するものなどであります。  4款3項3目介護施設開設準備等特別対策事業費補助金、5款1項4目その他一般会計繰入金の事務費繰入金は、いずれも地区地域包括支援センターの改修により追加するものであります。  5款1項4目その他一般会計繰入金の職員給与費等繰入金は、人件費の補正により追加するものであります。  7款繰越金は、平成28年度決算の確定により、繰越金を追加するものであります。  続きまして、第63号議案の大野城市後期高齢者医療特別会計補正予算の概要について説明をさせていただきます。  歳入歳出をそれぞれ1,151万2,000円追加し、補正後の予算を12億6,799万8,000円とするものであります。  歳出から説明をさせていただきますので、8ページ、9ページをお願いいたします。  1款総務費は、1項1目一般管理費におきまして、人件費の補正により追加するものであります。  2款後期高齢者医療広域連合納付金は、平成28年度に受け入れた保険料を後期高齢者医療広域連合に支払うため追加するものであります。  次に、歳入の説明をさせていただきます。  戻りまして、6ページ、7ページをお願いいたします。  3款繰入金は、1項1目事務費繰入金におきまして、人件費の補正により事務費繰入金を追加するものであります。  4款繰越金は、平成28年度決算の確定により、繰越金を追加するものであります。  以上で、第60号議案から第63号議案の説明を終わらせていただきます。 17: ◯議長(白石重成) 上下水道局長。 18: ◯上下水道局長(児玉裕二) それでは、私のほうから水道事業及び下水道事業会計の補正予算につきまして、その概要を説明させていただきます。  まず最初に、第64号議案の大野城市水道事業会計補正予算につきましてご説明いたします。  平成29年度の人事異動などに伴う人件費の補正といたしまして、収益的支出におきまして492万4,000円の減額、資本的支出におきまして99万6,000円の増額を行うものでございます。  続きまして、第65号議案、大野城市下水道事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  平成29年度の人事異動などに伴います人件費の補正といたしまして、収益的支出におきまして37万6,000円の増額、資本的支出におきまして356万円の増額を行うものでございます。以上でございます。 19: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第18から日程第25まで 20: ◯議長(白石重成) 日程第18、認定第1号から日程第25、認定第8号までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 21: ◯市長(井本宗司) 認定第1号から第6号までは、一般会計及び各特別会計の決算認定についてであります。これら6議案は、いずれも平成28年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について、地方自治法第233条第3項の規定により、それぞれ監査委員の意見をつけまして議会の認定に付するものであります。  平成28年度は、第5次総合計画の後期基本計画の3年目に当たることから、この後期基本計画に基づく各種事業や市民サービスの向上につながる事業のほか、選択と集中、先手・先取の対応を基本に、今なすべき政策は、思い切って打つという信念のもと、総合計画における将来都市像「ともにつくる個性輝くやすらぎの新コミュニティ都市」の実現と市民満足度の向上を図るため、特に重点的、先導的に展開する施策として位置づけられる三つのリーディング・プロジェクトに関連した事業に積極的に取り組んでまいりました。  また、実施計画での部局マネジメントや予算の枠配分方式、基金の有効活用など大野城市型ニューパブリックマネジメントを実施することで、限られた財源を効果的に活用いたしました。  その結果、一般会計につきましては、歳入総額340億9,706万2,000円、歳出総額333億8,777万3,000円、歳入歳出差引額は7億928万9,000円、繰越明許費による翌年度繰越財源4,927万1,000円を差し引いた実質収支額は6億6,001万8,000円の黒字となっております。  国民健康保険特別会計につきましては、歳入総額102億1,526万6,000円、歳出総額101億41万2,000円、歳入歳出差引額は1億1,485万4,000円の黒字となっております。  介護保険特別会計は、まず保険事業勘定につきましては、歳入総額53億2,111万7,000円、歳出総額50億9,018万円、歳入歳出差引額は2億3,093万7,000円の黒字となっております。  次に、介護サービス事業勘定につきましては、歳入総額6,008万6,000円、歳出総額3,904万1,000円、歳入歳出差引額は2,104万5,000円の黒字となっております。  後期高齢者医療特別会計につきましては、歳入総額11億4,237万1,000円、歳出総額11億3,242万1,000円、歳入歳出差引額は995万円の黒字となっております。  公共用地先行取得事業特別会計につきましては、歳入歳出とも予算に計上させていただきましたが、執行はいたしておりません。  土地区画整理清算金特別会計につきましては、歳入総額、歳出総額ともに167万1,000円となっております。  なお、詳細につきましては、決算概要説明書及び事務事業の成果説明書にまとめておりますので、御覧をいただきたいと思います。  以上で、認定第1号からと第6号までの一般会計及び各特別会計の決算認定についての説明を終わります。  次に、認定第7号は、平成28年度大野城市水道事業会計利益の処分及び決算の認定であります。  収益的収支の決算額は、収入総額20億7,426万1,000円、支出総額19億1,894万9,000円、その結果、1億5,531万2,000円の純利益となりました。  なお、当年度純利益を含む当年度未処分利益剰余金4億266万9,000円の処分につきましては、減債積立金へ3,000万円積み立て、残りは繰越利益剰余金として3億7,266万9,000円を翌年度へ繰り越しております。  また、資本的収支は、収入総額2億8,096万円、支出総額9億9,147万2,000円、不足いたします7億1,051万2,000円については、損益勘定留保資金等で補填しております。  認定第8号は、平成28年度大野城市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定であります。  収益的収支の決算額は、収入総額22億6,156万3,000円、支出総額20億683万4,000円、その結果、2億5,472万9,000円の純利益となりました。  なお、当年度純利益を含む当年度未処分利益剰余金4億2,522万3,000円の処分につきましては、減債積立金へ2億円積み立て、資本金へ7,871万8,000円を組み入れ、残りは繰越利益剰余金として1億4,650万5,000円を翌年度へ繰り越しております。  また、資本的収支は、収入総額11億810万4,000円、支出総額18億7,825万4,000円、不足いたします7億7,015万円につきましては、損益勘定留保資金等で補填をいたしております。以上でございます。 22: ◯議長(白石重成) 次に、監査委員の意見を求めます。  代表監査委員。               〔藤野吉隆代表監査委員 登壇〕 23: ◯代表監査委員(藤野吉隆) おはようございます。  それでは、平成28年度の決算審査の結果について、その概要を報告いたします。  決算については、ただいま市長からご説明がありましたので、重複を避けて説明させていただきます。  平成28年度大野城市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況の審査を、地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項の規定に基づき、議会選出の松崎監査委員とともに実施いたしました。  それでは、審査の結果から申し上げます。
     平成28年度の大野城市各会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、いずれも関係法令等に準拠して作成され、その計数は正確であると認めました。  次に、基金運用状況について申し上げます。国民健康保険高額療養資金貸付基金及び介護保険高額介護サービス資金貸付基金につきましては、いずれも平成28年度には貸付、償還がなく、残高は条例に定める基金の額に一致しています。  決算の概況につきましては、一般会計及び特別会計の総括並びに主要財政指標を意見書の2ページ、3ページに記載しております。  次に、会計別の決算状況でございますが、一般会計につきましては、歳入を4ページから15ページに、歳出を15ページから22ページにわたり記載しております。各特別会計につきましては、国民健康保険特別会計を23ページから27ページに、介護保険特別会計の保険事業勘定を27ページから31ページに、同じく介護サービス事業勘定を32ページに、後期高齢者医療特別会計を33ページに、公共用地先行取得事業特別会計及び土地区画整理清算金特別会計を34ページ、35ページにそれぞれ記載しております。  財産に関する調書につきましては、35ページ、36ページに記載しております。  また、基金運用状況の審査結果につきましては、37ページに記載しております。  38ページの結びで述べておりますように、平成28年度の実質収支は、一般会計で6億6,001万8,000円、特別会計全体で3億7,678万6,000円の黒字決算となっています。  財政構造の弾力性を図る経常収支比率は、前年度に比べると1.2ポイント上昇しておりますが、これは市税収入の増加を地方交付税や地方消費税交付金の減少額が上回り、経常一般財源収入が減少したことによるものと考えられます。  一方、財政力指数は前年度0.79から0.01ポイント上がって0.80、筑紫地区では最も高い数値となっております。公債費負担比率についても毎年度改善が進んでいるところです。  昨今の景気につきましては、緩やかな回復基調にあるものの海外要因の影響に留意する必要があり、地方自治体においては、国の経済財政一体改革の取り組みに合わせた歳出の徹底的な見直しが求められているところであります。このような中、本市においては選択と集中による予算の編成及び執行、将来を見据えた資金管理等により財政の安定を維持しつつ、新規事業にも積極的に取り組まれていました。  今後は少子高齢化の進展に伴う社会保障費の増大や公共施設の総合的かつ計画的な管理に対応するため、財政のマネジメントをさらに強化する必要があり、資産や将来負担の正確な把握、各種データや指標の比較分析を行い、効果的、効率的な事務事業の執行管理を進め、引き続き健全な自治体運営に努められることを要望いたしまして、決算審査結果の意見といたします。  なお、決算審査に係る主要な計数を資料として意見書の39ページ以降に掲載していますので、参考にしていただきたいと思います。  続きまして、平成28年度公営企業会計決算審査の結果について、その概要を報告いたします。  平成28年度大野城市水道事業会計及び下水道事業会計決算の審査を地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき、議会選出の松崎監査委員とともに実施いたしました。  水道事業会計下水道事業会計ともに、審査に付されました決算報告書、事業報告書及び財務諸表等は、いずれも関係法令に準拠して作成され、その計数は正確であり、経営成績及び財政状態を適正に表示していると認めました。  それでは、水道事業会計のほうから申し上げます。  まず、予算決算の対象につきましては、2ページから6ページに、収益的収支、資本的収支、流用制限科目、他会計からの補助金及び棚卸資産購入限度額について記載しています。また、経営状況につきましては、経営成績を7ページから12ページに、財政状態を13ページ、14ページに記載しています。  15ページの結びで述べておりますように、平成28年度決算では1億5,531万2,605円の純利益が計上され、前年度と比較すると8,543万1,451円の増益で、水道料金や水道加入金の収益増が主な要因であります。経営成績は、総収支比率が黒字を示す100%超えとなり、営業収支比率は、前年度に続き、大きく改善した状態を維持し、財政状態を示す指標も良好な値で推移しており、経営状態には問題ないものと判断されます。  建設改良事業につきましては、水道水の安定供給や漏水防止のため、配水管の新設、改良工事等のほか、災害対策として各コミュニティセンターへの応急給水施設設置工事が実施されるなど、整備充実が図られていました。加えて、施設整備面においては、水道施設再編計画及び更新計画が策定され、今後、長期的な施設整備を計画的に行うこととなっています。  現在、財政状態は内部留保資金の確保、企業債残高の順調な減少等により良好と考えられますが、今後とも長期にわたり水道水の安全かつ安定的な供給を持続できるよう適切な事業経営に邁進されることを期待いたしまして、審査結果の意見とします。  続きまして、下水道事業会計について申し上げます。  まず、予算決算の対象につきましては、16ページから20ページに、収益的収支、資本的収支、一時借入金、流用制限科目及び他会計からの補助金について記載しています。また、経営状況につきましては、経営成績を21ページから25ページに、財政状態を26ページ、27ページに記載しています。  28ページの結びで述べておりますように、平成28年度決算では2億5,472万9,145円の純利益が計上され、前年度と比較すると64万5,109円の増益となりました。また、経営成績、財政状態の分析に関する指標については、地方公営企業会計基準の見直しにより、平成25年度以前のものとは単純比較はできないものの、過去数年と大差なく、安定していると考えられます。  建設改良事業につきましては、汚水事業では施設の長寿命化対策として、管渠等の改築工事が行われたほか、災害対策として各コミュニティセンターへの応急排水施設設置工事が行われ、雨水事業では、都市型災害に対する浸水対策として管渠築造工事等が行われました。  また、下水道における施設の維持、修繕及び改築の推進のためにストックマネジメント基本計画が策定されたところです。  今後、受益者からの収入の増加が見込めず、財政運営には厳しい状況が予測されますが、経済状況等を見きわめながら国庫補助金、企業債等の財源を有効に活用し、健全な事業経営に引き続き尽力されることを期待いたしまして、審査結果の意見とします。  なお、水道事業会計及び下水道事業会計の決算審査に係る主要な計数を資料として意見書の29ページ以降に掲載していますので、参考にしていただきたいと思います。  以上で、平成28年度の決算審査結果の報告を終わります。 24: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第26から日程第28まで 25: ◯議長(白石重成) 日程第26、報告第12号から日程第28、報告第14号までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 26: ◯市長(井本宗司) 報告第12号は平成28年度大野城市健全化判断比率についてであります。  本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、平成28年度決算における実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の四つの指標について、健全化判断比率として監査委員の審査に付し、その意見をつけて報告するものであります。  1点目の指標、実質赤字比率について説明をいたします。当該比率は、標準財政規模に対しての一般会計の実質赤字額の比率であります。本市においては実質収支が黒字であり、実質赤字額はありませんので、ハイフンで記載をいたしております。  2点目の指標、連結実質赤字比率について説明をいたします。当該比率は、標準財政規模に対しての公営企業を含めた本市全会計の実質赤字の合計額の比率であります。本市においては、連結実質赤字額はありませんので、実質赤字比率と同様にハイフンで記載をいたしております。  3点目の指標、実質公債費比率について説明をいたします。当該比率は、標準財政規模に対しての一般会計等における地方債の元利償還金と公営企業や一部事務組合等を含む地方債等の元利償還金の本市負担額の比率であります。本市においては2.1%で、早期健全化基準の25%を下回っております。  4点目の指標、将来負担比率について説明をいたします。当該比率は、標準財政規模に対しての本市の全ての会計と一部事務組合、土地開発公社及び出資団体を含めた将来負担額の比率であります。本市においては、将来負担額を算定するに当たり、充当できる基金、交付税措置額等が超過しており、将来負担比率は算定されないため、ハイフンで記載をいたしております。  報告第13号及び第14号は関連をする報告でありますので、一括して説明をいたします。  これらは、報告第12号において説明しました健全化判断比率と同様に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、本市が経営をいたします公営企業であります水道事業及び下水道事業の平成28年度決算における資金不足比率ついて、監査委員の審査に付し、その意見をつけて報告するものであります。指標となる資金不足比率は、公営企業における事業の規模に対しての資金の不足額の比率であります。本市の水道事業及び下水道事業においては、資金不足額がともにありませんので、ハイフンで記載をいたしております。以上です。 27: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第29から日程第32まで 28: ◯議長(白石重成) 日程第29、報告第15号から日程第32、報告第18号までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  総務部長。 29: ◯総務部長(鐘江良介) 報告第15号は、平成28年度大野城市土地開発公社の決算についてであります。  決算書の1ページをお願いいたします。  1ページは、平成28年度大野城市土地開発公社の事業報告書でございます。  2ページをお願いいたします。  別表1のとおり、土地開発公社が市の要請を受けて実施をいたしました公有地取得事業は1事業となっております。その内容は、面積が191.71m2、金額が6,228万5,903円でございます。  次に、別表2のとおり、公有地譲渡事業は3事業となっております。その内容は、面積が8,337.56m2、土地原価と事務費を合わせました合計が4億7,221万4,544円でございます。  次のページには理事会の開催状況と議決事項を、続きまして4ページには、役職員に関する事項を掲げております。  5ページをお願いいたします。  収益的収入及び支出でございます。収入合計が4億7,302万3,964円、支出合計が4億7,573万8,635円でございます。その結果、271万4,671円の損失が生じましたが、準備金で補填をいたしております。  6ページをお願いいたします。  資本的収入及び支出は、収入合計が6億6,061万8,301円、支出合計が10億5,297万7,503円でございます。不足額につきましては、損益勘定留保資金及び翌年度借入金で補填をいたしております。  なお、7ページ以降に貸借対照表、損益計算書、財産目録、キャッシュ・フロー計算書を掲げております。  また、11ページ以降には、附属明細表としまして、収益的収支、資本的収支、現金及び預金、公有用地、固定資産、未払金、短期借入金、資本金の各明細表を掲げております。以上でございます。 30: ◯議長(白石重成) 地域創造部長。 31: ◯地域創造部長(三角哲朗) 報告第16号は、平成28年度公益財団法人大野城まどかぴあの決算についてであります。  決算書2ページの正味財産増減計算書をお願いします。  まず、一般正味財産増減の部の経常収益についてご説明いたします。2ページ下段の経常収益合計は4億7,181万8,807円です。そのうち、事業収益は9,398万9,778円、受取補助金等収益は3億7,339万316円となっております。  次に、2ページから4ページにかけての経常費用についてご説明いたします。4ページ上段の経常費用合計は4億6,050万1,571円です。そのうち、2ページ下段の事業費は4億3,201万1,189円、3ページ中段の管理費は2,849万382円となっております。その結果、4ページ上段の当期経常増減額は1,131万7,236円となり、平成28年度の正味財産期末残高は1億2,216万6,877円であります。以上でございます。 32: ◯議長(白石重成) 建設環境部長。 33: ◯建設環境部長(高原正宏) 報告第17号は、平成28年度公益財団法人おおのじょう緑のトラスト協会の決算についてであります。  まず、1ページの正味財産増減計算書の経常収益についてご説明を申し上げます。I、一般正味財産増減の部、1、経常増減の部(1)経常収益の合計は1,648万9,357円であります。その内訳は、基本財産から生じる利息であります基本財産運用益が103万7,705円、会費・入会金の受取会費が90万300円、市からの受取助成金が1,446万2,000円などであります。  次に、経常経費についてご説明いたします。(2)経常費用の合計は1,764万4,787円であります。その内訳は、自然環境を保全するための事業費支出が1,077万7,816円、人件費、事務費等の管理費支出が686万6,971円であります。その結果、当期経常増減額はマイナス115万5,430円となり、平成28年度の正味財産期末残高は2億591万4,008円でございます。以上でございます。 34: ◯議長(白石重成) 教育部長。 35: ◯教育部長(平田哲也) 続きまして、報告第18号は、平成28年度公益財団法人大野城市体育協会の決算についてであります。  内容については、25ページから26ページにかけての正味財産増減計算書によりご説明いたします。  25ページを御覧ください。  大きなIの一般正味財産増減の部、1、経常増減の部(1)経常収益の合計は1億7,311万1,279円であります。そのうち、事業収益の主なものは、スポーツ教室参加費等の事業収益、まどかパーク利用料金、赤坂・旭ケ丘テニスコート利用料金であります。受取補助金等の主なものは、中学校指導者派遣事業、指定管理料であります。  次に、25ページから26ページにかけての経常費用についてご説明いたします。(2)経常費用の合計は1億7,161万5,648円であります。そのうち、事業費の主なものは、給料手当、光熱水料費、支払助成金、委託費であります。管理費の主なものは給料手当であります。その結果、当期経常増減額は149万5,631円となります。  次に、2、経常外増減の部は、当期一般正味財産増減額の138万9,485円と一般正味財産期首残高4,890万7,323円を合計いたしまして、一般正味財産期末残高は5,029万6,808円であります。  次に、大きなIIの指定正味財産増減の部の期末残高は1億円でありますので、一般正味財産と指定正味財産の期末残高を合計いたしまして、大きいIII、正味財産期末残高は1億5,029万6,808円であります。以上でございます。 36: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第33及び日程第34 37: ◯議長(白石重成) 日程第33、報告第19号及び日程第34、報告第20号を一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 38: ◯市長(井本宗司) 報告第19号及び第20号は、大野城市長の専決処分事項の指定に関する条例第2条第2号の規定に基づき、損害賠償の額の決定及び和解について専決処分を行いましたので、その内容を報告するものであります。  まず、報告第19号であります。この事故は、本年2月10日午後0時15分ごろ、紫台の大野城市道において、カーブミラーが強風により倒壊し、隣接する相手方住宅のフェンスを破損させたものであります。  市といたしまして、市道に関する管理責任を踏まえ、賠償について相手方と話し合い、報告書記載の内容で合意に至ったものであります。  次に、報告第20号であります。この事故は、本年7月1日午後3時ごろ、大利中学校において、運動部活動の際、屋外運動場に設置していた簡易テントが突風に飛ばされ、校内の駐車場に駐車していた相手方車両に接触し、当該車両を損傷させたものであります。  市といたしましては、学校施設に係る管理責任を踏まえ、賠償について相手方と話し合い、報告書記載の内容で合意に至ったものであります。以上でございます。 39: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。      ──────────────・────・──────────────   日程第35から日程第39まで 40: ◯議長(白石重成) 日程第35、諮問第1号から日程第39、諮問第5号までを一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 41: ◯市長(井本宗司) 諮問第1号から第5号までは、人権擁護委員の候補者の推薦についてであります。  現委員であります前川由美子氏、安武隆麿氏、石丸礼子氏、鴛海静香氏、田中善章氏、その任期が本年12月31日をもって満了することから、後任委員の候補者を推薦するものであります。
     前川氏、安武氏、石丸氏については、地域の人権問題に対し、広くご活躍いただいており、再推薦をするものであります。鴛海氏、田中氏つきましては、本任期をもちまして退任されることとなりました。そのため、後任として、中村恵子氏、長野純治氏を推薦するものであります。  中村氏は、南地区コミュニティ運営委員会において青少年育成活動を、長野氏は、雑餉隈町区副区長を務めるなどしておられまして、両名とも人格及び識見が高く、人権擁護について深い理解があり、人権擁護委員として適任であると考えます。  つきましては、以上5名を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。以上です。 42: ◯議長(白石重成) 質疑は、10月4日の本会議で行います。  暫時休憩します。そのままお待ちください。      ──────────────・────・──────────────                  休憩 午前11時45分                  再開 午前11時46分      ──────────────・────・──────────────   日程第40 第66号議案 43: ◯議長(白石重成) 再開します。  日程第40、第66号議案を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  井本市長。                 〔井本宗司市長 登壇〕 44: ◯市長(井本宗司) 第66号議案は、大野城市副市長の選任についてであります。  現副市長の興梠寿徳氏の任期が本年9月30日をもって満了となるため、引き続き同氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものであります。  興梠氏は、本市職員として地域行政に長く携わり、行財政全般に深い識見を有し、副市長在任中もその手腕を遺憾なく発揮されております。重要案件が山積する中、引き続き副市長として持てる力を存分に発揮していただきたいと期待をいたしております。  議員各位にはご同意をいただきますようによろしくお願いをいたします。以上でございます。 45: ◯議長(白石重成) これより質疑を行います。                  〔「なし」の声あり〕 46: ◯議長(白石重成) 質疑を終わります。  お諮りします。  本議案は人事案件でありますので、先例により、委員会付託、討論を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 47: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託、討論を省略します。  第66号議案、大野城市副市長の選任についての採決を行います。  第66号議案は、同意することに異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 48: ◯議長(白石重成) 異議なしと認めます。よって、第66号議案は同意されました。  暫時休憩します。そのままお待ちください。      ──────────────・────・──────────────                  休憩 午前11時48分                  再開 午前11時48分      ──────────────・────・────────────── 49: ◯議長(白石重成) 再開します。  ただいま同意することに決しました興梠副市長の挨拶を受けたいと思います。  興梠副市長、どうぞ。 50: ◯副市長(興梠寿徳) 白石議長より発言のお許しをいただきましたので、まことに恐縮ではございますが、一言ご挨拶を申し上げます。  まずもってご同意ありがとうございました。  このたび井本市長のご推挙を賜り、そして、本日議会のご同意をいただきましたこと、心より感謝を申し上げますとともに、その責任の重大さに思いをいたせば、改めて身が引き締まる思いであります。  もとより微力ではございますが、井本市長のご指導のもと、皆様のご理解、ご協力がいただけるよう、そして、大野城市のさらなる発展のため、誠心誠意努めていく所存であります。今後とも一層のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、甚だ簡単粗辞ではございますが、挨拶にかえていただきます。本日はありがとうございました。      ──────────────・────・──────────────   日程第41 諸報告 51: ◯議長(白石重成) 日程第41、諸報告を行います。  議会報告事項として、皆様のお手元に配付しているとおりです。監査関係、会議等の内容につきましては、関係資料を事務局に保管しておりますので、必要に応じて閲覧していただきたいと思います。  以上で、本日の議事日程は全て終了しました。  次の10月4日の会議は、議事の都合により、特に午前9時30分に繰り上げて開きます。  本日は、これをもちまして散会します。  お疲れさまでした。      ──────────────・────・──────────────                  散会 午前11時50分...