春日市議会 2017-12-18
平成29年第4回定例会(第5日) 本文 2017-12-18
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、第80
号議案「
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第5号)について」であります。
本案は、
歳入歳出予算の総額を6億9,735万円増額し、335億3,475万2,000円に
補正するものであります。
委員会では、
補正の内容について
執行部に
説明を求め、
歳入歳出予算補正事項別明細書をもとに慎重に
審査を行いました。
審査の過程で、
市民税個人現年分について、
委員から、県が推進している
特別徴収が
見込みよりも増加したということだが、来年度以降も続くのかとの
質疑が出され、
執行部から、
システムが間に合わないという
事業所が20社ぐらい残っているが、今回でほとんどの
事業所が
特別徴収になったと考えているとの回答を得ております。
また、
課税情報入力等業務委託料について、
委員から、
債務負担行為を廃止するということだが、どのように業務を見直したのかとの
質疑が出され、
執行部から、
課税事務の中で
職員と
臨時職員が行う事務を整理し、
臨時職員でも
課税情報の
入力業務を行い、
職員がチェックする体制に見直した。また、業者とのやりとりをデータで行うなど、
入力業務以外でも事務の
効率化を図ったとの回答を得ております。
また、
保育所管理業務委託料について、
委員から、
キャリアアップも含めた新たな仕組みにより、
保育士の給料はどれくらいふえるのかとの
質疑が出され、
執行部から、
保育主任の下に副主任あるいは
専門リーダーが設けられ、月額4万円の加算、その下に
分野別専門リーダーが設けられ、月額5,000円の加算が行われるとの回答を得ております。
また、
中学校電気料について、
委員から、
空調機を設置して以前とどれぐらいの差があるのかとの
質疑が出され、
執行部から、4
中学校の合計で、
契約電力に係る
増額分が147万円、
電力使用料に係る
増額分が57万円であるとの回答を得ております。
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、第86
号議案「財産の取得について」であります。
本案は、
小中学校等の
教職員及び
指導員用の
パーソナルコンピューターを取得するに当たり、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第3条の規定により、
市議会の議決を求められたものであります。
審査の過程で、
委員から、
パソコンの機器と設定を別にすれば、もっと入札に参加する企業がふえるのではないかとの
質疑が出され、
執行部から、9社の応札は、
指名競争入札のほうではかなり多く、
競争環境は十分確保されたと考えているとの回答を得ております。
また、
委員から、
パソコンには
校務支援と
学習支援の
システムの
ソフトが両方入るのかとの
質疑が出され、
執行部から、今回購入する
パソコンは市販されているものと同じである。今後の
教職員の働き方改革と、
教育現場の
ICT化の進展の中で、
校務支援の
ソフトの
あり方も含めて十分に検討する必要がある。
学習支援ソフトの活用の
あり方、わかりやすい授業の手法を共有するために、
ICT活用委員会を活性化していきたいと考えているとの回答を得ております。
また、
委員から、
パソコンの600台は全ての
教職員に行き渡らないということだが、必要な
教職員には配置できるのかとの
質疑が出され、
執行部から、
教育委員会で必要であると認識している
教職員に配置する。校長、教頭、主管、担任、
中学校の教科の教員、
特別学級の教員、
養護教諭、
栄養教諭、
事務官、不
登校専任教員などに配置するとの回答を得ております。
また、
委員から、
平成22年に購入した
パソコンはほとんど更新するということだが、まだ使えるのではないかとの
質疑が出され、
執行部から、学校と確認し、精査した上で、使用できるものは教室に持ち込むなり、可能な限り使用していきたいと考えているとの回答を得ております。
また、
委員から、購入するより
リースのほうがメリットがあるのではないかとの
質疑が出され、
執行部から、
教職員の
パソコンについては購入を基本とするが、今後も購入するか
リースにするかは、
財政状況を含め、総合的に検討していきたいとの回答を得ております。
採決の結果、
全員が
原案に同意することに
賛成いたしております。
次に、第88
号議案「
春日市
職員の
給与に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」であります。
本案は、
国家公務員の本年度の
給与の改定及び
給与制度の
総合的見直しの
実施状況に鑑み、これに準じて本市の
一般職の
職員の給料及び
勤勉手当について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、第89
号議案「
春日市
特別職の
職員で常勤のものの
給与等に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」であります。
本案は、
一般職の
職員の
給与の改定に合わせて、常勤の
特別職の
職員の
期末手当について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、第90
号議案「
春日市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当の支給に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」であります。
本案は、常勤の
特別職の
職員の
期末手当の改定に準じ、
市議会議員の
期末手当について改定を行うものであります。
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、第91
号議案「
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第6号)について」であります。
本案は、
歳入歳出予算の総額を2,000万円増額し、335億5,475万2,000円に
補正するものであります。
委員会では、
補正の内容について
執行部に
説明を求め、
歳入歳出予算補正事項別明細書をもとに慎重に
審査を行いました。
採決の結果、
全員が
原案に可決することに
賛成いたしております。
次に、
報告第6号「
専決処分について(
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第4号)について)」であります。
本案は、
歳入歳出予算の総額を2,576万7,000円増額し、328億3,740万2,000円に
補正するものであります。
採決の結果、
全員が本
報告を承認することに
賛成いたしております。
次に、
報告第7号「
専決処分について(
地区公民館における扉の開閉による児童の
負傷事故に伴う
損害賠償の額の決定について)」であります。
本案は、
地区公民館における扉の開閉による児童の
負傷事故に伴う
損害賠償の額を決定し、緊急に
和解契約を締結する必要が生じたため、
平成29年11月10日付で
専決処分したことについて、
市議会の承認が求められたものであります。
審査の過程で、
委員から、議会に対する
報告は今の時点が妥当な時期だったのかとの
質疑が出され、
執行部から、
報告がおくれたことについてはまことに申しわけない。今後は随時
報告することとし、努めてこのような事故がないよう気をつけていきたいとの回答を得ております。
採決の結果、
全員が本
報告を承認することに
賛成いたしております。
以上で、
総務文教委員会の
審査結果の
報告を終わります。よろしくお願いいたします。
4:
◯議長(
金堂清之君) ただいまの
総務文教委員長の
報告に対し、まず初めに
質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
5:
◯議長(
金堂清之君)
質疑なしと認めます。
これをもって、
質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6:
◯議長(
金堂清之君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに
採決に入ります。
第76
号議案「
春日市
教育委員会委員の任命について」、
総務文教委員長の
報告は同意であります。
本
議案について、同意することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
7:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第76
号議案については同意することに決定いたしました。
次に、第79
号議案「
春日市営住宅条例の一部を改正する
条例の制定について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
8:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第79
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第80
号議案「
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第5号)について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
9:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第80
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第86
号議案「財産の取得について」、
総務文教委員長の
報告は同意であります。
本
議案について、同意することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
10:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第86
号議案については同意することに決定いたしました。
次に、第88
号議案「
春日市
職員の
給与に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
11:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第88
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第89
号議案「
春日市
特別職の
職員で常勤のものの
給与等に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
12:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第89
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第90
号議案「
春日市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当の支給に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
13:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第90
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第91
号議案「
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第6号)について」、
総務文教委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
14:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第91
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、
報告第6号「
専決処分について(
平成29年度
春日市
一般会計補正予算(第4号)について)」、
総務文教委員長の
報告は承認であります。
本
報告について、承認することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
15:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、
報告第6号については承認することに決定いたしました。
次に、
報告第7号「
専決処分について(
地区公民館における扉の開閉による児童の
負傷事故に伴う
損害賠償の額の決定について)」、
総務文教委員長の
報告は承認であります。
本
報告について、承認することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
16:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、
報告第7号については承認することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第2
市民厚生委員会審査結果
報告、
質疑、討論、
採決│
└───────────────────────────┘
17:
◯議長(
金堂清之君) 日程第2、第77
号議案、第81
号議案から第83
号議案まで、第87
号議案及び第92
号議案から第94
号議案までを
一括議題といたします。
市民厚生委員会の
審査結果の
報告を求めます。
市民厚生委員長、
米丸貴浩議員。
18:
◯市民厚生委員長(
米丸貴浩君)〔登壇〕
市民厚生委員会委員長の
米丸貴浩です。
本
定例会において付託を受けました
条例案件1件、
予算案件6件及びその他の案件1件について、
市民厚生委員会の
審査結果の
報告をいたします。
初めに、第77
号議案「
春日市
スポーツセンター条例の一部を改正する
条例の制定について」であります。
改正の内容は、
春日市立北スポーツセンターNHKラジオパークの
野球場に
簡易照明設備を整備すること等に伴い、
当該施設の
野球場及び
卓球場の利用時間を拡大するものであります。
なお、
審査に際して
現地調査を行い、
整備予定箇所の確認と期待される効果について
説明を受けております。
委員会では、
議案の
要旨等をもとに慎重に
審査いたしました。
審査の過程において、
委員から、
簡易照明と
総合スポーツセンターなどの通常の照明とは、照度がどの程度違うのかとの
質疑が出され、
執行部から、
総合スポーツセンターは比較できる数値がないために、
西野球場の照度と対比を行った。
西野球場の
平均照度は内野が400ルクス、外野が200ルクスであり、
整備予定の
簡易照明は内野が124ルクス、外野が11.9ルクスである。今回の利用は内野での
練習程度となるとの
説明がなされました。
また、
委員から、
簡易照明を選択した理由は何かとの
質疑が出され、
執行部から、通常の
ナイター照明には支柱が必要だが、
NHK施設の
無償貸与であり、
支柱設置はできないため
簡易照明を選択したとの
説明がなされました。
また、
委員から、
照明設備がある
小中学校の利用時間は午後9時までだが、今回の
条例改正は午後7時までで、2時間短い理由は何かとの
質疑が出され、
執行部から、
簡易照明は
春日北小学校及び
天神山小学校に整備されており、これに準拠して午後7時が妥当と判断したとの
説明がなされました。
また、
委員から、
春日北小学校と
天神山小学校を基準にして、利用時間を午後7時までに決めたということだが、午後9時にという意見はなかったのかとの
質疑が出され、
執行部から、
平成24年度以降、これまでの
委員会審査の中で時間に関する意見は見受けられないとの
説明がなされました。
また、
委員から、働いている方は午後7時までだと時間的に利用ができない。6月から9月までの午後7時は明るく、試合で使用できなくとも、利用時間を午後9時までにできないのかとの
質疑が出され、
執行部から、利用時間を午後7時までとし、実施後は
利用者から声をいただいた上で、その後の検証を行いたいとの
説明がなされました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第81
号議案「
平成29年度
春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、歳入において、
平成30年度の
国民健康保険制度改正に伴う
システム改修費に係る
国庫補助金の増額に伴うもの、
歳出において、
人事異動等により
職員給与費等の減額に伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を738万9,000円減額し、126億8,300万円に
補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に
審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第82
号議案「
平成29年度
春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、
歳出において、
人事異動により
職員給与費等の減額に伴うものであり、
歳入歳出予算の総額を90万4,000円減額し、13億7,370万3,000円に
補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に
審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第83
号議案「
平成29年度
春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について」であります。
補正の主な内容は、
歳出において、
介護給付費が当初
予算より減額の
見込みとなったもの及び
人事異動等に伴う
職員給与費の減額に伴うもの、また、第7期
介護保険事業計画に伴う
地域包括支援センター業務委託料に係る
債務負担行為を追加するものであり、
歳入歳出予算の総額を1億6,061万3,000円減額し、65億9,871万4,000円に
補正するものであります。
委員会では、
補正予算資料等をもとに慎重に
審査いたしました。
審査の過程において、
委員から、今回は早目に措置できるところから
補正を行うものなのかとの
質疑が出され、
執行部から、現時点で当初
予算編成時から
給付費が大きく増減する
見込みとなった科目を
補正するものであるとの
説明がなされました。
また、
委員から、第6期の
見込みと比べて要介護が少なく、要支援がふえているということだが、要
支援者は
介護予防サービスも何も受けていないのかとの
質疑が出され、
執行部から、要
支援者も
サービスは受けているが、要介護の方が
給付費が高いため、要介護が減り、要支援がふえているということで、
給付費全体としては下がっているとの
説明がなされました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第87
号議案「訴えの提起について」であります。
本案は、滞納市税について、
差し押さえ債権取り立て請求事件に係る訴えを提起することについて、
市議会の議決が求められたものであります。
委員会では、
議案説明資料等をもとに慎重に
審査いたしました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第92
号議案「
平成29年度
春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について」、第93
号議案「
平成29年度
春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)について」及び第94
号議案「
平成29年度
春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について」であります。
これら3
議案の
補正の内容は、
歳出において
国家公務員の本年度の
給与の
改定等に準じた
職員の給料及び
勤勉手当の改定による
人件費の増額に伴うものであります。
第92
号議案は、
歳入歳出予算の総額を95万5,000円増額し、126億8,395万5,000円に
補正するものであります。
第93
号議案は、
歳入歳出予算の総額を16万5,000円増額し、13億7,386万8,000円に
補正するものであります。
第94
号議案は、
歳入歳出予算の総額を80万1,000円増額し、65億9,951万5,000円に
補正するものであります。
委員会では、
補正予算総括表等をもとに慎重に
審査いたしました。
採決の結果、第92
号議案、第93
号議案及び第94
号議案について、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
以上で、
市民厚生委員会の
審査結果の
報告を終わります。どうかよろしくお願いいたします。
19:
◯議長(
金堂清之君) ただいまの
市民厚生委員長の
報告に対し、まず初めに
質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
20:
◯議長(
金堂清之君)
質疑なしと認めます。
これをもって、
質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
21:
◯議長(
金堂清之君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに
採決に入ります。
第77
議案「
春日市
スポーツセンター条例の一部を改正する
条例の制定について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
22:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第77
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第81
号議案「
平成29年度
春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
23:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第81
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第82
号議案「
平成29年度
春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
24:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第82
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第83
号議案「
平成29年度
春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
25:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第83
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第87
号議案「訴えの提起について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
26:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第87
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第92
号議案「
平成29年度
春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
27:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第92
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第93
号議案「
平成29年度
春日市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
28:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第93
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第94
号議案「
平成29年度
春日市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について」、
市民厚生委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
29:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第94
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第3 地域建設
委員会審査結果
報告、
質疑、討論、
採決│
└───────────────────────────┘
30:
◯議長(
金堂清之君) 日程第3、第78
号議案、第84
号議案、第85
号議案及び第95
号議案を
一括議題といたします。
地域建設
委員会の
審査結果の
報告を求めます。
地域建設
委員長、岩切幹嘉議員。
31: ◯地域建設
委員長(岩切幹嘉君)〔登壇〕 地域建設
委員会委員長の岩切幹嘉でございます。
本
定例会において付託を受けております
議案4件について、地域建設
委員会の
審査結果の
報告をいたします。
初めに、第78
号議案「
春日市地区計画の区域内における建築物の制限に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」であります。
本案は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の一部改正及び南部白水地区地区計画の区域内における用途地域の指定を踏まえた、同地区の地区計画の変更に伴い、地区計画の区域内における建築物の制限に関し、所要の規定の整備を図るものであります。
審査の過程において、
委員からは、風俗営業等の規制について、桜ヶ丘地区と南部白水地区で地区整備計画区域の名称の表現が異なっているためわかりにくいので、整理ができないのかとの
質疑が出され、
執行部からは、今後はなるべくわかりやすい表現になるよう努力していくとの
説明を受けました。
また、地区計画の区域内における建蔽率等の建築物の制限に係る具体的な内容についての
質疑が出され、
執行部からは、南部白水地区においての建築物の制限に関する基準については、もともと地区計画の基準しかなかった。今回の改正により、新たに都市計画法における基準が加わったが、より厳しい基準を残すことにより、結果的には現行の地区計画による基準のままとなったとの
説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第84
号議案「
平成29年度
春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な内容は、災害に伴う朝倉市への
職員派遣についての
職員給与費の減額であります。
補正予定額及び
補正後の額につきましては、収益的収入は79万7,000円を減額し、23億1,466万3,000円に
補正するものであります。
また、収益的支出は14万6,000円を減額し、19億7,435万1,000円に
補正するものであります。
次に、資本的収入は150万円を増額し、5億692万6,000円に
補正するものであります。
また、資本的支出は302万円を減額し、14億3,987万7,000円に
補正するものであります。
審査の過程において、
委員からは、
職員給与費の減額に伴い、資本的収入及び支出とも減額されるのではないか、資本的収入に対する
補正がない理由は何かとの
質疑が出され、
執行部からは、
職員給与費は資本的支出で支払い、その財源は一般会計からの繰入金が含まれている。収益的収入の補填財源で賄っているので、今回の
補正では資本的収入には増減がないとの
説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
次に、第85
号議案「財産の減額貸付けについて」であります。
本案は、公共交通機関の円滑な運営に資するため、土地の減額貸付けを行うことに当たり、
地方自治法の規定により、
市議会の議決が求められたものであります。
指定用途については、西鉄路線バスの折り返し場及び駐車場であり、貸付料については、
春日市財産管理要綱の規定により算定した額の50%に該当する額、91万4,734円である。
貸付期間については、
平成30年4月1日から
平成35年3月31日までの5年間である。
審査の過程において、
委員からは、50%減額及び5年間の貸付期間の根拠について
質疑が出され、
執行部からは、公益に供する事業と判断したことにより、市の財産を時価より低く貸し付けることができる。減額率及び貸付期間については、道路法施行令を準用したとの
説明を受けました。
また、
委員から、この地区は特に交通弱者が多いので、今後、バスの運行本数が減らないよう配慮をお願いしたいとの意見が出され、
執行部からは、西日本鉄道株式会社に対し、減便にならないように働きかけをしていきたいとの
説明を受けました。
また、
委員会では、西日本鉄道株式会社の関係者のもと、
現地調査も実施いたしました。
採決の結果、
全員賛成により同意することにいたしております。
次に、第95
号議案「
平成29年度
春日市下水道事業会計
補正予算(第3号)について」であります。
本案は、
国家公務員の本年度の
給与の改定及び
給与制度の
総合的見直しの
実施状況に鑑み、これに準じて本市の
一般職の
職員の給料及び勤務手当についての改定に伴うものであります。
補正予定額及び
補正後の額につきましては、収益的収入は46万6,000円を増額し、23億1,512万9,000円に
補正するものであります。
また、収益的支出は44万4,000円を増額し、19億7,479万5,000円に
補正するものであります。
次に、資本的収入については
補正による増減はありません。
また、資本的支出は18万7,000円を増額し、14億4,006万4,000円に
補正するものであります。
審査の過程において、
委員からは、今回の
補正の対象者は何名かとの
質疑が出され、
執行部からは、対象者は庶務担当、施設担当合わせて11名であるとの
説明を受けました。
採決の結果、
全員賛成により
原案を可決することにいたしております。
以上で、地域建設
委員会の
審査結果の
報告を終わります。よろしくお願いいたします。
32:
◯議長(
金堂清之君) ただいまの地域建設
委員長の
報告に対し、まず初めに
質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33:
◯議長(
金堂清之君)
質疑なしと認めます。
これをもって、
質疑を終結いたします。
次に、討論をお受けいたします。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34:
◯議長(
金堂清之君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに
採決に入ります。
第78
号議案「
春日市地区計画の区域内における建築物の制限に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について」、地域建設
委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
35:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第78
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第84
号議案「
平成29年度
春日市下水道事業会計
補正予算(第2号)について」、地域建設
委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
36:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第84
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第85
号議案「財産の減額貸付けについて」、地域建設
委員長の
報告は同意であります。
本
議案について、同意することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
37:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第85
号議案については同意することに決定いたしました。
次に、第95
号議案「
平成29年度
春日市下水道事業会計
補正予算(第3号)について」、地域建設
委員長の
報告は
原案可決であります。
本
議案について、可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
38:
◯議長(
金堂清之君)
全員賛成であります。よって、第95
号議案については
原案のとおり可決することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────┐
│日程第4 第3号意見書案の上程、
質疑│
└──────────────────┘
39:
◯議長(
金堂清之君) 日程第4、第3号意見書案を議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
1番、吉居恭子議員。
40: ◯1番(吉居恭子君)〔登壇〕 1番、吉居恭子です。
第3号意見書案「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について」、上記意見書案を別紙のとおり提出する。
平成29年12月18日。提出者、
春日市議会議員吉居恭子。
賛成者、
春日市議会議員内野明浩、同じく北田織。
提案理由。本年7月に、核兵器を違法とする核兵器禁止条約が、122カ国の
賛成を得て
採決され、50カ国以上の国々が署名をし、来年中にも正式に発効する見通しとなりましたが、日本はまだ署名を行っていません。
私たちの
春日市は、昭和60年に非核平和都市宣言を行っている自治体です。また、
春日市長も加盟し、国内の1,683都市を含む世界162カ国・7,400を超える都市で構成する平和市長会議の第9回総会でも、人類の悲願である核兵器廃絶への大きな一歩となる核兵器禁止条約の採択を心から歓迎する旨の特別決議を採択しています。
唯一の被爆国である我が国は、核兵器廃絶の実現に向け、特別な役割と責任を負っています。国会及び政府が核兵器廃絶のリーダーシップをとり、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への一日も早い日本の参加を、被爆者はもちろん、国民も、国際社会も心から待ち望んでいます。よって、この意見書を提出します。
案文はお手元に配付しておりますので、御一読の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
41:
◯議長(
金堂清之君) 以上で提案理由の
説明を終わります。
第3号意見書案に対し、まず初めに
質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
42:
◯議長(
金堂清之君)
質疑なしと認めます。
これをもって、
質疑を終結いたします。
──── ─ ──── ─ ────
┌─────────────────────┐
│日程第5 第3号意見書案の
委員会付託の省略│
└─────────────────────┘
43:
◯議長(
金堂清之君) 日程第5、第3号意見書案の
委員会付託の省略についてを議題といたします。
お諮りいたします。
春日市議会会議規則第37条第3項の規定により、第3号意見書案の
委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44:
◯議長(
金堂清之君) 御異議なしと認めます。よって、第3号意見書案の
委員会への付託は省略することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────┐
│日程第6 第3号意見書案の討論、
採決│
└──────────────────┘
45:
◯議長(
金堂清之君) 日程第6、第3号意見書案を議題とし、これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。14番、川崎英彦議員。
46: ◯14番(川崎英彦君)〔登壇〕 14番、創政会、川崎英彦でございます。
私は、「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書」案に反対の立場から討論いたします。
まず初めに、日本政府の核兵器についての立場を私なりの見解で述べたいと思います。
日本は、1994年から24年間連続して、国連の本会議に対して、核兵器廃絶決
議案を提出し続けてきました。また、核兵器を持たず・作らず・持ち込ませずの非核三原則を堅持していることも含めて、日本という国が国是として核兵器の使用による核戦争に反対していることはもちろんのこと、核兵器廃絶を世界の国々に求め、核兵器のない世界の実現に向けて努力していることは明らかであります。
しかし、この核兵器禁止条約に関しては、これまで日本は一貫して
賛成をしてきませんでした。そのため、日本国内ではまるで現在の政府が核兵器廃絶に消極的であるかのような印象報道が広がり、そうした政府の姿勢を批判する動きも続いています。しかし、そのような批判は全くいわれのないものであります。
現在における日本の判断と行動は、主に以下の三つの立場から成り立っています。
まず一つ目には、日本政府は今まで、核兵器の非人道性を訴えながら、安全保障上の政策は現実論に立つという立場を踏まえて、発言し、行動しています。つまり、唯一の被爆国だからこそ核兵器の恐ろしさを発信する役割を持っている、それと同時に、核の傘に入って防衛をするという現実も踏まえています。核兵器禁止条約は、現在の世界情勢を踏まえると、日本における安全保障環境の現実にはそぐわないということです。
2点目として、以前から日本政府は、核保有国と非核保有国の双方が協力して取り組める枠組みづくりを実現し、現実的な核兵器のない世界に向けて努力するというものを基本方針にしてきました。また、そうすることが核兵器のない世界を実現する近道だと信じているからにほかなりません。これは、1970年にスタートした核拡散防止条約の原点であり、その核拡散防止条約の創設に努力した日本とすれば、核保有国と非核保有国の両者が協力して取り組めるものが最善の策であると考えており、一方が不在の取り組みは考えられません。
3点目としては、北朝鮮危機のように現在進行形である核拡散問題について、日本は理想だけでなく、実際に経済制裁や関係諸国の協議を通じて問題の解決に取り組んでいるのに対して、核兵器禁止条約はこのような具体的な動きにはなっておらず、現実的ではありません。
以上3点、日本の立場を論じさせていただきました。
私も、核兵器のない、また、戦争のない平和で安心な暮らしを望んでいます。日本国民の誰もが、戦争のない平和な暮らしを望んでいるんです。そこで、現実に核兵器が存在しているという状況にある中で、核兵器廃絶を求めるには、理想の一方からの視点で論じる核兵器禁止条約ではなく、核保有国と非核保有国とが協力した枠組みの中で、核兵器のない世界の実現に向けて努力することが重要と考えます。
現にこの条約には、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国といった核保有国は反対し、加盟することはないと明言しています。また、我が国だけでなく、韓国、ドイツ、そして北大西洋条約機構諸国の、核兵器の脅威にさらされている非核保有国からの支援も得られておりません。また、核兵器禁止条約は国連加盟国193カ国中122カ国の
賛成で採択されておりますが、署名した国は56カ国にとどまっています。そして、核兵器禁止条約は50カ国が批准を終えた90日後に発効することになっていますが、署名国は56カ国あるものの、条約を批准した国は3カ国にとどまっております。このことは、現実を一方の立場から論じ、実現していく難しさを物語っています。
核保有国と非核保有国とが対立する構図をつくることは、核兵器のない世界に対して、核兵器と非核保有国の対立を一層深めることになると懸念するものであります。これからも日本政府に対して、今までどおり核保有国と非核保有国の両者への協力をしっかりと得た上で、現実的かつ実践的な取り組みである、さきの国連総会本会議において、国連加盟国193カ国中156カ国の
賛成多数で採択されました核兵器廃絶決議を推進しながら、核兵器のない世界の実現に向けて努力していただくことを要望し、本意見書の提出に反対いたします。
47:
◯議長(
金堂清之君) 2番、内野明浩議員。
48: ◯2番(内野明浩君)〔登壇〕 2番、民進党の内野明浩です。
私は、第3号意見書案「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について」、
賛成の立場で討論いたします。
本年7月にニューヨーク国連本部での会議において、国連加盟国193カ国のうち3分の2に当たる122カ国と地域の
賛成で採択されました。その後、9月20日での国連総会では、核ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応が焦点となる中、核兵器の開発や保有、使用などを法的に禁止する核兵器禁止条約の署名式が行われ、条約の早期発効を目指して、核兵器保有国からの圧力を受けながらも、20日中に50カ国以上の国と地域が署名いたしました。
この条約は、50カ国が批准の手続を終えた90日後に発効することになっておりますので、来年中にも正式に発効する
見込みとなっております。このことは、法的拘束力を持つ核軍縮関連の条約として、実に20年ぶりの成立となります。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、「条約は、核兵器のない世界に向けた重要な一歩となる。世界と子どもたちの未来を危険にさらすことはできない」として、条約の意義を強調しました。
アメリカやロシアを初めとする核兵器保有国と核の傘で守られた国々は、「現実的な核軍縮にはつながらない、意味がない」として、国連の条約決議で反対していますが、そんなことは決してございません。仮に最初は核兵器保有国の参加が得られないとしても、国連加盟国の大多数がその政府の
賛成によって核兵器禁止条約を締結することができれば、核兵器は人類史上初めて違法化され、あらゆる兵器の中で最も残虐なこの兵器に悪の烙印が押されることになるのです。そのことにより、核兵器を保有し、使用しようとする国は、政治的・道義的責任を大きく問われることになります。
72年前、広島と長崎に原子爆弾が投下され、世界で唯一の戦争被爆国であるにもかかわらず、我が国、我が日本国政府は、まだ署名も批准もしていません。その理由はやはり、アメリカの傘の下にあるというのが本音ではないでしょうか。しかしながら、我が国には唯一の戦争被爆国として、世界の平和のために果たすべき責任があると考えます。他方では、非保有国として核兵器不拡散の取り組みのリーダーシップをとることも必要だと考えます。
条約交渉で議長国を務めたコスタリカのソリス大統領は、「いまだに核兵器を安全保障政策の中に据えている国は、人類と地球を危機に陥れている。全ての国が核廃絶に向けた歩みを進めることを求める」と述べ、核兵器の保有国にも条約への参加を促しています。
先日発表がありました、ことしのノーベル平和賞は、2017年7月に核兵器禁止条約が国連で採択されたことの貢献が評価され、国際的なNGOの連合体である核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞しました。12月10日には、ノルウェーの首都であるオスロで授賞式が開かれましたことは、皆さんも御存じのことだと思います。
授賞式では、被爆者として初めてICANで活動する、広島での被爆者、被爆体験者、現在カナダ在住のサーロー節子さんが演説しました。「この会場で皆さんに、広島と長崎で亡くなった全ての人々の存在を感じていただきたい。一人一人に名前があり、誰かに愛されていました。彼らの死を無駄にしてはなりません」。このことは、多くの方の共感を得るものでした。また、演説の中では、「核兵器は必要悪ではなく絶対悪であり、核兵器の終わりの始まりを切り開くために、全ての国を核兵器禁止条約に参加させよう」と訴えかけました。
我が国では、国民の圧倒的多数が「戦争嫌い、核兵器禁止」のアピールに署名し、8割を超える自治体が非核平和都市宣言をしています。そして今、被爆者が呼びかけた「核兵器のない世界を願う署名」に、現時点で18の知事を含む985の自治体市長が署名しています。そして、私たちの
春日市でも、昭和60年、非核平和都市宣言に関する決議を
春日市議会で行っています。その決議の文面をそのまま読まさせていただきます。
「恒久の平和と安全は人類共通の念願であり、この至高の目標の達成なくして、
春日市が希求する健康と文化の公園都市の実現もまたあり得ない。私たちは、生命の尊厳を深く認識し、国是である非核三原則が完全に実施されることを願い、核兵器の廃絶を全世界の人々に訴えるとともに、人類普遍の大義に向かって不断の努力を続けることが肝要である。よって、
春日市は戦後40年を迎えるに際し、平和への誓いを新たにして、ここに非核平和の都市を宣言する。以上、決議する。昭和60年10月2日、
春日市議会」。
今から32年前、先輩議員たちが思想、信念の違いを乗り越えて決議した崇高な精神を受け継ぎ、私たち
春日市議会もまた核兵器のない世界を求め、党派を超えて平和を願う各派議員の皆様に御賛同いただくことを、切にお願いいたします。
それでは、私の
賛成討論の最後に、核兵器禁止条約を採択した国連の会議で、オーストラリア代表が、核抑止力論をめぐり、次のような趣旨の発言をしましたので、御紹介いたします。「核兵器が安全保障に有益なら、多くの国が核兵器を持てば、より安全な世界になるということになる。そんな議論を信じるわけにはいかない。核兵器は少ないほうが、そしてないほうが、世界にとって一番よいのだ」。まさにここに真理があるのではないでしょうか。
以上で
賛成討論を終わらせていただきます。
49:
◯議長(
金堂清之君) 10番、武末
哲治議員。
50: ◯10番(武末哲治君)〔登壇〕 10番、みらい
春日の武末哲治でございます。
私は、第3号意見書案「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書」案に反対の立場から討論を行います。
我が国は、核兵器の恐怖と悲惨さを体験した世界唯一の被爆国であり、ゆえに核兵器なき世界という理想の実現に向け、国際社会による核軍縮、核兵器不拡散の議論を主導していく立場にあります。また、広島や長崎で被爆した国民も、現在、生き証人として数多く存在し、その方々の気持ちを考えれば、この条約に署名・批准することは当然だと思われる方も多いと思います。では、なぜ日本がこの核兵器禁止条約に批准できないのか、私なりに分析し、申し上げたいと思います。
一つは、日米同盟による立場からです。
現在、我が国は国家安全上、深刻な危機に直面しております。朝鮮民主主義人民共和国、通称北朝鮮によるたび重なる核実験と、その核を搭載可能な弾道ミサイル発射実験であります。北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁決議を無視し、非道である核弾道ミサイルのさらなる開発計画を進展させ、国際社会全体の平和と安定を破壊する存在になっています。
ことし9月14日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和
委員会は13日、報道官声明を出し、国連安保理での対北朝鮮制裁決議に関し、「日本は米国の制裁騒動に便乗した」と非難し、その上で「日本列島四島を核爆弾で海に沈めなければならない」と威嚇しました。戦後このように明確な形で我が国の安全を脅かす発言を行ったのは、北朝鮮が唯一かつ初めてです。
ことしは15発ものミサイルが発射され、日本海や日本の排他的経済水域に着水しました。記憶にございますように、8月29日と9月19日に発射されたミサイルは、北海道、襟裳岬をいずれも通過し、全国瞬時警報
システム(J-アラート)の警戒情報が発令されました。これは昔でいう空襲警報に値します。北朝鮮の核弾頭搭載可能な弾道ミサイルは、日本国全土を射程圏内におさめる性能を持っています。まさに脅威が目前に迫っている状況であり、現実です。
現在、我が国は日米安全保障条約のもと、米国の軍事力、核の傘による抑止力のもとで安全保障政策を行っており、日本が平和に過ごせていることも、米国の大きな軍事力による作用が大きいことは、多くの国民が認識していることと思います。このような北朝鮮の暴挙に対しても、米国と共同歩調をとり対応していく必要があるため、米国が反対している核兵器禁止条約には署名・批准できない状況にあります。
また、この条約には、核保有国に対する支援も禁止されており、核保有国である米国と同盟関係にある日本は、署名・批准できないのは当然であります。ドイツやオーストラリア、北大西洋条約機構諸国がこの条約に賛同しなかった理由も、日本と同じ安全保障体制を築き上げているためであります。
ほかにも、この条約の問題点を申し上げたいと思います。岸田外務大臣の会見記録を参考に申し上げますと、アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、中国等の核保有国が不参加の中で採択に至っている点です。世界から真の核廃絶を実現するためには、核兵器保有国を動かさなければなりません。
また、今現在、包括的核実験禁止条約や兵器用核分裂性物質生産禁止条約といった、核兵器禁止条約よりも前の段階に存在する条約ですら核兵器保有国が参加していない状況で、この核兵器禁止条約の実効性は厳しいものがあります。核兵器保有国と非核兵器保有国の双方がともに参加する枠組みをしっかりと追求し、これからも辛抱強く、核軍縮を前進させる努力をすることが大切であると考えます。
「日本は核兵器禁止条約に反対した」と報道が多く流れていますが、日本は核兵器の廃止に反対しているわけではございません。先ほど川崎議員からもございましたとおり、日本主導で核兵器廃絶決
議案が23年連続で167カ国の
賛成により採択されました。核兵器不拡散条約や包括的核実験禁止条約、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約に、核兵器保有国も、非核兵器保有国も参加する取り込みを着実に実施すべく、努力をしております。この体制を確立し、核兵器保有国と非核兵器保有国の信頼関係を築き上げ、核軍縮が進み、将来は核兵器禁止条約に署名・批准できるよう、世界唯一の被爆国として、被爆者の思いに応えるためにも、日本政府は努力し続けなければなりません。
恐ろしく悲惨な核兵器が二度と使用されることがないよう、核兵器のない世界が一刻も早く実現することは、人類共通の願いです。
以上、申し上げた理由により、現在の状況下では核兵器禁止条約に署名・批准できず、この意見書案に反対を表明し、討論を終わります。
51:
◯議長(
金堂清之君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52:
◯議長(
金堂清之君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
直ちに
採決に入ります。
第3号意見書案「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について」、
原案のとおり可決することに御
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
53:
◯議長(
金堂清之君)
賛成少数であります。よって、第3号意見書案については否決することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────┐
│日程第7 議員の派遣│
└──────────┘
54:
◯議長(
金堂清之君) 日程第7、議員の派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしております「議員の派遣について」のとおり、福岡県中部十
市議会議長会議員研修会が、
平成30年1月17日に開催されます。
お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び
春日市議会会議規則第165条第1項の規定に基づき、「議員の派遣について」のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
55:
◯議長(
金堂清之君) 御異議なしと認めます。よって、「議員の派遣について」のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。
──── ─ ──── ─ ────
┌──────────────────────────┐
│日程第8 議会閉会中における各
委員会の調査事件の付託│
└──────────────────────────┘
56:
◯議長(
金堂清之君) 日程第8、議会閉会中における各
委員会の調査事件の付託についてを議題といたします。
各
委員長から、
地方自治法第109条第8項の規定に基づき、お手元に配付いたしておりますとおりに、議会閉会中における各
委員会の調査事件の付託の申し出があっております。
お諮りいたします。
各
委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57:
◯議長(
金堂清之君) 御異議なしと認めます。
よって、議会閉会中における各
委員会の調査事件につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりに付託することに決定いたしました。
以上をもちまして、今期
定例会の日程の全てを終了いたしました。
これにて、
平成29年第4回
春日市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
──── ─ ──── ─ ────
閉会 午前11時11分
地方自治法第123条第2項及び
春日市議会会議規則第88条の規定により下記に署名する。
平成29年12月18日
春日市議会議長 金 堂 清 之
会議録署名議員(7番) 北 田 織
会議録署名議員(8番) 近 藤 幸 恵...