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平成29年決算審査特別委員会 本文 2017-09-19
平成29年決算審査特別委員会 名簿 2017-09-19

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  1. 春日市議会 2017-09-19
    平成29年決算審査特別委員会 本文 2017-09-19


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開会 午前9時58分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長(與國 洋君) おはようございます。時間前ではありますけれども、全員出席であります。  ただいまから決算審査特別委員会を開議いたします。  まず最初に、総務部の審査において持ち越しとなりました人件費についての追加説明をお受けします。  又吉総務部長。 2: ◯総務部長(又吉淳一君) おはようございます。さきの総務部の決算審査におきまして、ただいま委員長から御紹介ありましたように、川崎委員から人件費の関係でのお尋ねをいただいておりました。その関連で、本日、資料を皆様方のお手元に配付しております。人事法制課長からその件につきまして説明をいたします。よろしくお願いいたします。 3: ◯委員長(與國 洋君) 横山人事法制課長。 4: ◯人事法制課長(横山政彦君) お手元のほうに、平成28年度嘱託・臨時職員決算資料を配付させていただいております。こちらのほうに、28年度の4月1日現在の嘱託と臨時職員のまず人数。嘱託が211人、臨時が82人、合計で293人。こちらはいずれも週5日の常勤換算の人数でございます。年度末、29年3月31日現在が、嘱託が227人、臨時が92人、合計の319人。約320人の常勤換算での臨時・嘱託の任用数となります。  この分の年度での決算額ですけども、臨時の賃金と嘱託の報酬合わせまして6億4,791万4,757円。こちらの支払いと、それと関連の社会保険料もございますので、合計で約7億3,000万という金額になっております。  以上でございます。 5: ◯委員長(與國 洋君) この説明に対して質疑はありませんか。川崎委員。 6: ◯委員(川崎英彦君) 細かい数字を出していただいてありがとうございました。僕がこのときにお尋ねしたのは、もう1点ですね。指定管理者等の働いてる方々の大体の人数、金額というよりも大体の人数ということでお尋ねした部分もあるんですけど、その部分に関してはもう数字としては出ないのか出せないのか、その見解だけをお答えいただけますか。 7: ◯委員長(與國 洋君) 横山法制課長。 8: ◯人事法制課長(横山政彦君) 指定管理者委託業務については、人数ではなくて業務として委託なりをしておりますので、その従業員の人数というのはですね、なかなか換算が難しいというふうなことでございますので、数字としては把握できておりません。申しわけありません。  以上でございます。 9: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。 10: ◯委員(川崎英彦君) 確認なんですけど、その業務として委託しているので、10人でなされようが1人でなされようが、その業務が全うされれば、別に問題がないということでしょうか。 11: ◯委員長(與國 洋君) 横山課長。 12: ◯人事法制課長(横山政彦君) そういうことでございます。
    13: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。川崎委員。 14: ◯委員(川崎英彦君) 正規職員の方の人数としては、近辺の自治体ではですね、少ないほうだと、全国的にも少ないということなんですが、この嘱託とか臨時職員の方を加えた中ではどういった割合というか、少ないほうなのか平均なのかというところは把握されてらっしゃいますか。 15: ◯委員長(與國 洋君) 横山課長。 16: ◯人事法制課長(横山政彦君) 近隣の市町村、特に類似団体として資料等をよく提出をさしていただいてます大野城市、筑紫野市さん。こちら同じような団体ということで、正規職員の人数の比較になりますけども、ほぼ同じような形で、臨時職員、嘱託職員を任用しておりますので、臨時職員、嘱託職員含めても、近隣の中では職員数としては少ないというような認識でございます。 17: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。 18: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございました。以上です。 19: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、これでもって総務部の追加説明に対する質疑は終了いたします。どうもお疲れさまでした。  続きまして、前回の都市整備部での質疑で保留しました事項についての追加説明をお受けしたいと思います。  黒田都市整備部長。 21: ◯都市整備部長(黒田一輝君) おはようございます。都市整備部でございます。  先週の15日の当委員会におきまして、主要な施策の成果、松くい虫防除事業の説明の中で、近藤委員の御質問に対して、明確な回答ができませんでしたので、本日説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 22: ◯委員長(與國 洋君) 樺島課長。 23: ◯都市計画課長(樺島義隆君) それでは、松くい虫防除事業の県補助金の財源は森林環境税ではないのかとのお尋ねにつきまして、県に確認をしましたところ、本市が受領している補助金の財源については、森林環境税ではなく、県も一部ですね、国の補助金の交付を受けまして、それと、県の一般財源とを合算して、市町村に交付をしているということでした。なお、県補助金の交付の根拠としましては、福岡県森林病害虫等防除事業補助交付規程でございます。  以上でございます。 24: ◯委員長(與國 洋君) 追加説明終わりましたけど、質疑はありますか。近藤委員。 25: ◯委員(近藤幸恵君) じゃあ、本市の場合は、森林環境税ではないということをわかりましたけれども、あそこの一覧の中にはね、松くい虫もオーケーということが書いてあるんですけど、あれは特定の場所を示してるんでしょうか。そういう説明は何もなかったでしょうか。例えばですね、松原がありますでしょう。あの辺の松原の松くい虫とか、特定の場所を示しながらの松くい虫に対する防除ということを、とかいう説明は何もなかったんでしょうか。 26: ◯委員長(與國 洋君) 樺島課長。 27: ◯都市計画課長(樺島義隆君) 森林環境税をつかってという意味でしょうか。森林環境税につきましてですね、確認しましたところ、県内のほかの自治体において、その松くい虫防除事業の中で伐倒駆除を、本市が行っている樹幹注入ではなくて、伐倒駆除の事業についてですね、一部森林環境税、こちらを財源として交付を一部されていると。そういうことは一応確認をしております。こちらについては、福岡県の森林環境税基金条例、これをもとにして交付されてるということでございます。 28: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長(與國 洋君) 質疑なしと認めます。これで、追加説明に対する質疑並びに都市整備部に対する質疑を終了いたします。どうもお疲れさまでした。  それでは、引き続き、一般会計歳入歳出決算認定において、教育部関係の審査を行います。  委員並びに説明員の皆様に申し上げます。発言の際は、挙手して発言を求め、委員長の指名を受けた後、マイクのスイッチ入れてから発言をしてください。  それでは、早速、審査に入ります。説明員の説明を求めます。  西岡教育部長。 30: ◯教育部長(西岡純三君) おはようございます。教育部でございます。  初めに、平成28年3月の予算審査特別委員会において議論となった案件、主要な施策に記載のないものについての説明を1件させていただきます。  内容でございます。日本語指導事業における補助員の配置の実績についてでございます。よろしくお願いいたします。  目的でございます。日本語の習得に課題を抱える児童・生徒の状況に対しまして、日本語指導補助員を配置することにより、教育活動を支援するものでございます。  28年度の指導補助員の配置状況でございます。春日野小学校に2名、英語でございます。春日北中学校に2名、中国語と韓国語それぞれ1名を配置いたしました。  勤務形態でございます。1日4時間から5時間、週3日から5日と。これは補助員の採用が非常に厳しい状況から、さまざまに補助員に、任用を希望していただける方の状況に応じて任用形態を柔軟に対応したところでございます。  児童・生徒の状況でございます。日本語指導が必要な児童・生徒数、日本国籍の有無にかかわらず、昨年度11名在籍しておりました。学校別では、春日野小学校に7名、春日中学校に2名、春日北中学校に2名でございました。それぞれの児童・生徒の状況でございますが、言語は中国、マレーシア、スリランカ、韓国、さまざまでございまして、それぞれの国の教育課程と日本の教育課程との違いから、児童・生徒に合わせて、個別に日本語の習得並びに学びの習得に努めてきたところでございます。一例を挙げますと、宗教によりまして、食材が非常に提供が難しいことがありました。英語によるコミュニケーションが可能な児童・生徒については、英語版の資料を準備するなど、保護者にも学校通信英語版で便り等を発行したところでございます。  成果といたしまして、学習内容がわかる楽しさを徐々に実感できたことで、表情が明るくなったり、自信を持って発言する姿が見られるようになりましたが、児童・生徒間の交流で、日本語での単純な会話等は可能になったと思いますが、まだまだ学びの分野までですね、学習の分野まで到達できているかっていうのは、非常に課題として残ったところでございます。  また、具体的な課題といたしましては、指導方法とか指導内容が確立しておりません。国・県等によるですね、指標がなくて、見通しを持った指導ができにくいことが、まず挙げられます。今後それぞれ、国、県、市、果たすべき役割を明確にすることで、今後、ますますふえていくであろうグローバル化の時代の中で、外国からの児童・生徒の教育環境の整備、これは日本全体の課題であるというふうに考えております。  私のほうからは以上でございます。 31: ◯委員長(與國 洋君) この分の説明が終わりましたけども、質疑はありませんか。中原委員。 32: ◯副委員長(中原智昭君) お聞きしたいんですけど、この児童・生徒に関しましては、通常は普通教室かなんかに入れてあるんですか。それで、その日本語教育をするときだけ別教室ですか。 33: ◯委員長(與國 洋君) 金堂学校教育課長。 34: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 基本的には、通常学級、通常教室に入れております。あくまでも学びを基本にしますので、学習に応じた日本語指導というアプローチでしておりますので、基本、通常教室におります。また、給食時間等のあいた時間は、取り出して、個別にカードとか挨拶文とか、そこら辺の指導をしておるところでございます。  以上です。 35: ◯副委員長(中原智昭君) わかりました。 36: ◯委員長(與國 洋君) そのほか。近藤委員。 37: ◯委員(近藤幸恵君) 今、職員配置人数と対象児童数をお尋ねしたところ、配置人数が4名で対象者が11名という報告でしたけれども、まず、人数が足りてるのかなというのがちょっと心配になりましたことと、それからもう一つ、市民ボランティアさんは、今、活動をしてらっしゃるのかと。この二つをお尋ねいたします。 38: ◯委員長(與國 洋君) 同じく金堂課長。 39: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 補助員が足りてるのかというふうな御質問ですけども、正直言いますと、十分に足りてるかと言われたら、まだ欲しいというふうな状況でございます。  ただ、地域づくり課で所掌しております日本語の国際交流の切り口から、あちらの事務局にも、随時、情報共有を図りながら、人材の発掘と情報収集に努めているところでございます。 40: ◯委員長(與國 洋君) 近藤委員。 41: ◯委員(近藤幸恵君) 現在は、市民ボランティアさんといいますか、そういう方は活動してらっしゃるんでしょうか。 42: ◯委員長(與國 洋君) 同じく金堂課長。 43: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 現在4名いらっしゃる補助員については、市民ボランティアの方ではありません。今現在、全小中学校には市民ボランティアの方は基本的には入ってないというふうに認識しております。  以上です。 44: ◯委員長(與國 洋君) 近藤委員。 45: ◯委員(近藤幸恵君) わかりました。以前、市民ボランティアさん頼りにしてましたんで、これが導入されることによって、専門の教員が入るということになりましたので、それはよかったかと思います。  また、先ほど回答の中に、地域づくり課のですね、そちらのほうと連携をしながらということでしたけども、地域づくり課のほうでは、専門の方を対象として補助員はなるんでしょうか。どうでしょうか。 46: ◯学校教育課長金堂円一郎君) もう一度、済みません。 47: ◯委員(近藤幸恵君) 済いません、ちょっとあれだったですね。今、地域づくり課と連携をとりながらというか、リストというか、そういうので探すようなふうに聞こえたんですけれども、その方たちは、資格をお持ちとか、教職員、補助員としてですね、また、市民ボランティアという形になるんでしょうか。そこだけお尋ねします。 48: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 49: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 地域づくり課が窓口となってる国際交流協会において、そういった人材を、そういった情報をですね、共有してる部分については、あくまでも語学の面での切り口でございますので、教員の免許を持ってらっしゃる方はいらっしゃいません。あくまでも語学が使える方、その仲介、間を担わせることができる方を探しておるところでございます。 50: ◯委員長(與國 洋君) 語学を使えるって何。通訳のことですか、語学が使えるってことは。 51: ◯学校教育課長金堂円一郎君) はい、通訳です。 52: ◯委員長(與國 洋君) 近藤委員。 53: ◯委員(近藤幸恵君) ありがとうございます。その方たちも、何かね、以前はね、市民ボランティアさんのときは、謝金とかいうのが発生しなかったですけれども、何らか謝金とかが発生すると考えてもよろしいんでしょうか。 54: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 55: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 今現在、日本語指導補助員については、臨時職員の雇用形態をとりまして、賃金をお支払いをしております。  以上です。 56: ◯委員(近藤幸恵君) ありがとうございました。 57: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。西川委員。 58: ◯委員(西川文代君) 西岡部長のですね、御説明を聞いていると、補助員の採用がなかなか困難であるということで、そちらの状況を見て、週に3日から5日、また1日4時間とかですね、決めてっていうことですが、春日市としては、もうちょっと補助員になってくださる、採用できる方がおられれば、実際はもうちょっと採用したいっていう意向なんでしょうか。ちょっとそこをお知らせください。 59: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 60: ◯教育部長(西岡純三君) 御質問のとおりでございまして、確実に充足しているとは言いがたいと、学校教育課長も申し上げましたとおりでございまして、ただ、何分、言語の、委員長からも御質問いただきましたけども、通訳的な部分もありまして、多言語に対応できる、そういうふうな人材ってのが非常に少ないという現実がございますので、仮に、国際交流協会等を通じて御紹介いただいた方にあっても、やはり1日のうちの限られた時間というふうな現状が引き続いているというふうに御理解ください。  以上でございます。 61: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 62: ◯委員(西川文代君) そういう面から、採用の面からも、県とか国からの支援というようなことは、今のところは全くないということですかね。 63: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 64: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 29年度の決算でのお話ではないのですけども、今年度、29年度に入り、県費の日本語指導の加配教員が1名、春日野小に配置されました。ようやく、1名加配することによって、各クラスの担任の先生と教科のかかわりが、教職員の免許を持ってますので、こういった学習内容であるということ、その共有ができるということ。で、このポイントで入るクラス、入る児童を決めてるということ。非常に、補助員だけではなくて、学校の先生と補助員をつなぐ役割の立ち位置の方、これがやっぱり、今後、あわせて、補助員も含めてですね、必要になってくるというふうに認識しております。  以上でございます。 65: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、この項についての質疑は終了します。引き続いて、説明をお願いします。西岡部長。 67: ◯教育部長(西岡純三君) それでは、教育部関連、主要な施策の成果に御説明を移らせていただきます。教育部は、主要な施策の成果83ページからでございます。担当、所管のほうからそれぞれ説明をいたさせます。よろしくお願いいたします。 68: ◯委員長(與國 洋君) 藤井教務課長。 69: ◯教務課長(藤井謙一郎君) それでは、まず83ページをごらんください。コミュニティスクール事業です。当初予算額503万5,000円、決算額565万1,000円、差し引き額マイナス61万6,000円でございます。6月に、151万7,000円を増額補正し、その後、3月に11万5,000円を減額補正しています。補正増額の主な理由ですが、84ページをお開きいただいてよろしいでしょうか。この84ページの3、文部科学省委託研究事業、福岡県補助事業に係るものであります。首長部局等との協働による新たな学校モデルの構築の採択を受け、平成27年度から実施しております本事業につきまして、補正予算で増額させていただいてるところでございます。  目的でございます。子どもの健やかな育ちと市民性の育成を目指すとともに、学校を核とした協働のまちづくりを推進する事業費でございます。  内容でございます。学校、家庭、地域、三者の取り組みといたしまして、学校運営協議会実働組織を中心として、三者が連携・協働し、子どもの課題や学校の実情に応じて、さまざまな取り組みを展開しました。  83ページのほうに、また戻っていただいてよろしいでしょうか。申しわけありません。83ページ中ほどに、取り組み例を掲載しております。また、教育委員会事務局の取り組みといたしまして、取り組みの改善に向けた検証を行うとともに、市民等への広報・啓発や関係機関との連携体制の構築を図りました。  済いません、再度84ページをごらんください。昨年6月の補正予算により実施させていただきました文部科学省委託研究事業の首長部局等との協働による新たな学校モデル構築事業と、福岡県補助事業の学校支援地域本部導入事業であります。  まず、首長部局等との協働による新たな学校モデル構築事業につきましては、春日中学校校区において、これまでのコミュニティ・スクールとしての活動を通じて築き上げてきた学校、家庭、地域の連携・協働関係を基盤に、さらに、福祉部局、教育委員会、保育所・園、幼稚園や商工店会等との協働により、子どもの生活習慣の未確立や学力格差、不登校増加といった課題解決に向けたプログラムを実施いたしました。  また、本事業を通じて、教育委員会、福祉部局間の連携強化を図りました。  次に、福岡県補助事業でございます。学校支援地域本部導入事業につきましては、コミュニティ・スクールの実働組織の取り組みとして、見守り活動や学習支援ボランティア活動等、各学校、地域の実情に応じたさまざまな支援活動を実施しているところでありますが、学校、地域の負担が大きくなってきていることや、地域住民への広がりが不十分である等の課題もあることから、学校支援の核となる組織、学校支援地域本部を設置し、地域コーディネーターを中心に学校支援活動を行い、学校、地域の負担軽減、さらなる地域人材の確保を実現させたいと考え、実施したものであります。  85ページをごらんください。成果でございますが、教職員や学校運営協議会委員を対象に、コミュニティスクール進捗状況評価を行い、各学校において、現状確認、取り組みのアイデアや改善点の見い出しの機会としたこと、また、評価について、学校運営協議会で議論を行うことで、方向性の共通理解が図られました。  次に、成果の項目2、春日中学校ブロックで実施いたしました首長部局等との協働による新たな学校モデル構築事業につきましては、学校ごとの特色ある学力向上策が実施され、全体的に学力向上の傾向にあります。  次に、成果の項目3、学校支援地域本部導入事業につきましては、コミュニティ・スクールの取り組みに関する学校、地域の負担が軽減し、学校と地域間の連絡・調整もスムーズになりました。  以上でコミュニティスクール事業についての説明を終わります。 70: ◯委員長(與國 洋君) 続いていきましょう。金堂課長。 71: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 次の86ページからになります。1の11、確かな学力の定着です。土曜日の教育活動推進事業になります。当初予算額391万3,000円、決算額312万円、差し引き額79万3,000円。執行残でございます。  目的です。平成27年度から、小学生を対象にモデル事業として実施しているもので、国語、算数の単元の理解に課題を抱える児童に対して、土曜日に復習中心の補充学習を行うことにより、基礎学力の向上及び学習習慣の定着を目指すものです。あわせて、中学校においても、自主学習が行える環境を整えることにより、学力の向上等を図るものです。  内容でございます。4小学校をモデル校として、4年生から6年生を対象に、おのおのの理解度に合わせた復習中心のプリント学習を少人数指導で行いました。また、これまでの小学校での取り組みに、中学生への学力向上等の視点を加え、全中学校の職員室前などの廊下に椅子等を準備した学習スペースを設け、自主学習を行える環境を整備いたしました。  成果でございます。小学校では、参加児童の算数において、学習前後に実施いたしました確認テストで、全ての学年で単元の定着が見られました。また、中学校では、当該学習スペースを活用した自己学習に取り組む生徒の姿が全中学校で見られました。
     続いて、87ページ上段になります。小学校少人数学級編制です。当初予算額3,025万円、決算額2,020万5,000円、差し引き額1,004万5,000円。883万5,000円を減額補正しております。  目的でございます。小学校の学級編制を少人数にすることにより、きめ細やかな指導体制の整備を図るものでございます。  内容です。全小学校の第6学年を30人以下の学級編制となるよう、小学校9校に市雇用の非常勤講師9名を配置いたしました。  成果でございます。一人一人に目が行き届くきめ細やかな指導体制をしくことができました。  次に、87ページの下段になります。外国語指導事業です。  当初予算額1,976万3,000円、決算額1,975万4,000円、差し引き額9,000円。執行残でございます。  目的です。小学校における外国語活動及び中学校における外国語科の一層の充実を図るものです。  内容でございます。英語を母国語とする外国語指導助手ALTを雇用し、小中学校の外国語活動及び外国語科の授業補助に当たりました。また、小学校においては、外国語活動指導員JTEを配置し、担任の授業補助を行うことで、全学年での外国語活動の充実を図りました。また、例年、夏休みを利用して行う中学校の代表生徒による英語暗唱スピーチ大会や、外国語指導助手ALTの保育所への派遣を継続して行い、就学前である園児に外国語に触れる機会を設けました。  成果でございます。実践的な英語に触れる機会を設けることにより、児童・生徒の英語への関心、意欲の向上及び学習内容の定着を図りました。  確かな学力の定着については、以上になります。 72: ◯委員長(與國 洋君) 続いてお願いします。教育支援事業かな。 73: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 88ページから89ページの上段にかけてになります。1-13、不登校児童・生徒の支援です。教育支援事業(登校サポート)でございます。現計予算額5,285万1,000円、決算額5,183万6,000円、差し引き額101万5,000円。90万1,000円を増額補正しております。これは、国の不登校児童学校復帰支援事業の採択を受けたため、9月補正予算に計上したものでございます。なお、平成27年度の主要な施策の成果では、施策区分学校教育の充実における施策心のサポートの充実として、不登校対策の事業を登校サポート事業と不登校特別対策事業の2本で報告をしておりましたが、今回は、不登校が発達障がいの二次的障がいの面を持つことなどから、当該教育支援事業登校サポートの1本で報告をさせていただいております。  目的でございます。不登校状態及びその傾向にある児童・生徒とその保護者が抱える課題を軽減することにより、児童・生徒の登校を促進し、教育の確保、また、卒業後の進路の確保を図ることを目的としております。また、不登校の要因の一つであります発達障がいについて、発達検査等に基づく指導・助言へつなげるものでございます。  内容です。不登校対策の中核を担う教育支援センターには、センター長以下、指導員3名、おはよう指導員3名、非常勤のスクールカウンセラー1名の8名体制で、全小中学校の不登校対策に当たっております。また、各中学校には不登校専任教員9名、中学校区にはスクールカウンセラー6名、スクールソーシャルワーカー6名の外部人材を雇用。また、児童・生徒の状況に応じて、特別支援教育士による発達検査による指導・助言により、学校を組織的に支援しております。  また、各学校においては、校長、教頭等の管理職、担任、不登校担当教員、養護教諭などやスクールソーシャルワーカー等の関係者による定期的に開催いたします、不登校対策委員会を通して、児童・生徒の状況把握、支援、指導内容の確認等に努めるとともに、保護者との連絡・相談等の共有を図りながら、総合的な対応につなげております。  また、平成27年度から、文部科学省の不登校児童生徒学校復帰支援事業の受託研究に取り組んでおり、28年度は在宅での学習支援に取り組みました。  成果でございます。不登校対策における教育支援センターと学校との連携や、小中学校ブロック単位での情報交換により、相談・支援体制が図られ、組織体制の強化につながっております。  特に学校においては、個別の指導計画のもと、関係者との情報共有、進行管理等の組織的対応をしておるところでございます。また、不登校児童学校復帰支援事業では、これまで、昨年度ですね、受託研究で取り組んできました生徒の実態に応じた、定期または不定期な家庭訪問等による登校刺激を継続的に実施する一方、28年度は、学力保障の観点から在宅での学習支援に取り組みました。今後、不登校対策の一方策として、検証等を含め、検討していきたいと考えております。  また、平成28年度の不登校の出現率についての状況でございますが、本日配付しております資料を御用意いただけますでしょうか。カラー版のほうが、28年度の本市と、あと福岡教育事務所管内の出現率の把握できましたので、あわせてグラフ化しております。  小学校のほうは、出現率、28年度が0.81ということで、27年度の0.69から上昇をしております。ただ、支援センターの詳細な分析によりますと、個別の指導計画をもとに、組織的な対応により解消する児童も確実に増加しておりますが、新たな不登校の出現により、総合的に悪化している状況だということでございます。  次に、中学校のグラフのほうをごらんください。28年度が出現率3.71、福岡教育事務所管内が3.50でございます。中学校においては、平成24年度から徐々に出現率が減少傾向にあり、27年度以降、若干上昇している傾向ではあります。しかし、平成23年度から本市で実施しております不登校対策の成果は確実に出てきているものと認識しているところでございます。このグラフ等から推測できる分析でございますが、やはり、不登校状態、今現在、不登校にある児童・生徒への対応はもちろんですが、不登校傾向にある生徒への対応、並びに兆候がある生徒への対応を強化して、新規の出現を抑えるというふうな、この観点が今後より一層必要になってくるのではないかと考えておるところでございます。  特に小学校では、遅刻の多さ、これがやはり不登校につながる一つの事象であるということ。中学校では、逆にもう、我慢し切れずに早退をするということが事象としては見受けられますので、こういった観点を含め、今年度以降の不登校対策につなげていっているところでございます。  教育支援事業(登校サポート)は以上になります。 74: ◯委員長(與國 洋君) あと続いて2項目だけで、ちょっと区切りたいと思いますで、済いませんがお願いします。 75: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 89ページの下段になります。1-14、特別支援教育の充実です。担任サポート事業になります。現計予算額2,795万円、決算額2,753万4,000円、差し引き額41万6,000円。執行残でございます。集団での学習活動等において、発達障がいがあることなどにより支援が必要な学級や児童・生徒に対する支援が目的です。  内容です。発達面等により、特別に配慮を要する学級や児童・生徒に、特別支援教育支援員を配置いたしました。  成果でございますが、個別の配慮等を要する児童・生徒への指導、安定的な学級運営及び教育環境の維持を図ることができました。  次の90ページから91ページにかけてになります。1-21、豊かな心の育成です。チャレンジ精神育成事業です。当初予算額1万8,000円、決算額ゼロ円、差し引き額1万8,000円です。執行残になります。  目的でございます。児童が、チャレンジKASUGAにみずから取り組むことで、チャレンジ精神の向上を図るものです。  内容でございます。生きる力である知育、徳育、体育、食育のうち、知育及び体育を育む事業として実施いたしました。  成果でございます。知育を育む「知のチャレンジKASUGA」では、最後まで諦めず、国語、算数の問題に取り組み、他校の同学年児童と一緒に、緊張感を味わいながらチャレンジする心の醸成に寄与することができました。また、体育をはぐくむ「体力アップチャレンジKASUGA」では、健康スポーツ課との連携による小学校長縄跳び大会を開催し、本市の児童の体力面の課題である跳躍力の向上に寄与いたしました。加えて、大会開催を通じ、運動に親しむきっかけづくりや、個人個人のチャレンジする心、また、仲間とともにチームとして目標に向かってチャレンジする心の醸成にも寄与することができ、体力面の課題克服にとどまらず、幅広い教育効果のある事業を展開することができました。  学校教育は以上になります。 76: ◯委員長(與國 洋君) ここで一旦区切って質疑をお受けしたいと思います。質疑のある方は、ページ数を明確に言ってからしてください。そして、その項目については、ほかの方の意見もできるだけまとめて質疑をお受けしたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。  それでは、質疑に移ります。質疑ありませんか。近藤委員。 77: ◯委員(近藤幸恵君) お尋ねします。90ページ、チャレンジ精神育成事業の中のですね、体力アップチャレンジ。なかなかね、成果も出てきてるようで、本当にうれしく思いますけれども、天神山小学校は体力のモデル学校ということですよね。ということで、数値的なものが文科省かどこかに上がってると思うんですけど、そういうモデル小学校がありながら、そこの、何て言うんですか、成果とかそういうものは、体力アップチャレンジとかに生かしてあるのか、それだけお尋ねいたします。 78: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 79: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 天神山小学校がモデル校になっているかどうかについては、ちょっと調べさせていただけたらと思います。現状、その認識はないものですから。  ただ、今回の体力アップチャレンジについては、天神山は従前から、わんぱくウォーク等を初め、体力に教育活動を重点を置かれてる学校ではありますけども、その中でも、全国の体力の面から、本市の課題である、傾向が強い跳躍力の改善にこの長縄跳び大会を導入した経緯がございます。27年度までは、運動が嫌いなといいますか、なかなか運動に親しみのない子供だけを対象に、アクシオンの先生をお呼びしてとか、取り組んでたんですけども、それも一つの事業効果ではあろうかとは思いますけども、やはり、より教育効果の高い事業として、今回、長縄跳び大会が跳躍力の向上につながるという観点から実施しておったところで。この部分と天神山小学校の取り組み、体力面がつながる面がなかなか、分析は、済いません、いたしておりません。 80: ◯委員長(與國 洋君) 近藤委員。 81: ◯委員(近藤幸恵君) 長い間、天神山小学校は、体力の面ではですね、随分、体力向上の部分で、モデルとなってるかと思ってたんですが、そのあたりで、何か春日市の体力向上にですね、つながってるのかなと思ってお尋ねしたところですけど、この体力アップチャレンジではつながってはいないということですね。わかりました。ありがとうございます。 82: ◯委員長(與國 洋君) そのほか、この項目等でありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯委員長(與國 洋君) ないようでしたら、次のほかの項目でいきましょう。西川委員。 84: ◯委員(西川文代君) 85ページです。コミュニティスクール事業ということで、成果のところの3ですね。学校支援地域本部導入事業。ここで、「コミュニティ・スクールの取り組みに関する学校、地域の負担を軽減し」という説明が、ここにも明記されています。具体的に、この進捗状況、評価結果からは、ここが軽減したっていうところと直接的に結びつくところと考えますと、13)の子どもの地域行事参加、地域活動に対する保護者の関心の高まり等あって、何ですか、地域活動が活発になって、そして地域の負担が軽減されたとか、14)の保護者の自治会加入促進は変化はないですけど、そこらあたり、どういうふうに分析して、声とかを聞いて、「負担が軽減された」と判断されているのか、ちょっと教えてください。 85: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。 86: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今回のこの地域支援本部の事業の関係なんですけれども、まず、コーディネーターを配置しておるところなんですが、このコーディネーターにつきましては、元PTAの役員さんにお願いしております。その関係で、コミュニティ・スクールとしての活動に加え、学校や家庭、地域の動きや内情を把握しておられたということでですね、その部分で、協働支援活動をうまく展開することができたというふうに認識しております。  また、学校運営協議会を運営委員会と位置づけ、積極的に情報提供を行いまして、本部の存在をいち早く家庭、地域に周知することができました。このことから、学校運営協議会の意向を反映させる形で、事業の成果につながっているものであると思っております。  また、アンケートをとらせていただいております。この中でも、連絡は学校の負担が減少したというアンケートの回答をいただいてるところ、また、保護者の参画意識を高めるための方策やPTA組織の改編等の検討を学校と一緒になって考えてくれるので非常に助かるといった形で、学校の声をいただいてるところでございます。また、地域の声といたしましては、地域と学校の連絡・調整が非常にスムーズになった、非常に有益であるので今後も積極的にかかわってほしい等の意見をいただいてるところでございます。 87: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 88: ◯委員(西川文代君) わかりました。やはりですね、学校と地域の負担が軽減されるっていうことは、大変重要なことだと思ってますので、その成果があったということであればですね、本当にこの事業は有益であったと思います。今後の課題としてですね、さらに、市民の理解と協力が広がっていくように、人材の発掘と育成、広報・啓発が必要ですというふうに書いてますが、やはり、このコーディネーターの配置っていうことが、すごく、このコミュニティ・スクールの今後の発展に寄与しているのかなと思いますけど、その点についてはどのように、今後、考えていらっしゃるか、ちょっと教えてください。 89: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。 90: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今回の地域本部の促進事業に伴いますさまざまな結果を、いろいろ確認いたしまして、このコーディネーターとしての役割が、学校に非常に、学校運営協議会、また、地域の活動に、非常に有益に効果を発揮してるということでございますので、この分につきましては、引き続き検討をしていきながら、必要に応じて、各学校のほう、可能な限り配置等も考えていきたいというふうに考えております。 91: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 92: ◯委員(西川文代君) わかりました。28年度、この事業を通して成果がはっきりしたところをですね、やはり、次の年度以降に、さらなるコミュニティ・スクールの、春日市のすばらしい点ですので、充実させていただくようによろしくお願いいたします。 93: ◯委員長(與國 洋君) 次にありませんか、ほかに。中原委員。 94: ◯副委員長(中原智昭君) 86ページの、土曜日の教育活動推進事業なんですが、去年、27年度の決算のときの課題として、教育支援するボランティア等の大学生を確保するのが課題だということで言ってあったんですが、今回、28年度というのは、その辺の課題というのはどうクリアされたんでしょうか。 95: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 96: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 後ほどの決算書のところでも、ちょっと触れるんですけども、その課題は、なかなか大学生のサポーターの確保は、28年度も引き続き大変苦労しました。正直申し上げると、教育委員会の職員を初め、今年度については、もう全庁的に、若手の職員に応援を強いて、実施したところでございます。あわせて、現在の予定でございますけども、平成30年度からは、各学校の放課後等を活用して、週1回程度でいいので、算数の学びについて、学校現場のほうでできないかということで、そういった人的配置も含めて、特に先ほどの説明と重なりますけども、小学校段階での不登校の側面の視点、あと、学びのつまずきの視点。この2点を捉えた人的配置も、30年度予定しております。そういう状況でございます。28年度も引き続き、学びのサポーター、非常に確保に苦労いたしました。  以上になります。 97: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。 98: ◯副委員長(中原智昭君) 28年度は27年度同様、ほとんど、今の話ではサポーターを確保できなかったと。ちょっと、決算ですので、あまりあれでしょうけど、30年度以降、学校でやっていくっていうことになると、先生たちをそこに使っていくという考えになるのですか。 99: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 100: ◯学校教育課長金堂円一郎君) やはり、学びについては、まず学校の教員並びに、やはり、家庭学習の側面からすると、各家庭の取り組み。この当事者である両面のかかわりは必要不可欠であるというのは、この学び、土曜日の教育活動推進事業の展開の中の視点でございます。したがって、先ほど申した予定している人的資源を中心に、保護者にボランティアと、1時限40分程度になりますけども、応援を頼むのも一つでありますし、各担外の先生の協力を仰ぐのも一つの手だと考えております。引き続き、校長会並びにそういったものを通じて、学校現場への周知を含めて、今、行っているところです。  以上になります。 101: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。 102: ◯副委員長(中原智昭君) もともと、この事業はすごい可能性を持ってると思ってました。それで、学校でできないっていうところ、学校でどうしてもついていけないから、土曜日の時間を使って、まなびや春日っていう形にして学習支援をしていくっていう大きな考えを持ってあって、物すごくそのことに賛同していたわけですけど、2年だけで学校、教員のサポート等が足りないからっていうことで──まあ努力はされたんでしょうけど、何とか今後もですね、これだけ結果が、算数にしても、数字が出てるわけですから、何とか広げていただいて、目標としては春日市全体に広げていきたいという希望を持っておりましたけど、要望としてお願いしたいんですが、もう一度ですね、その辺のところを、何か違う方策を考えながらもサポーターを集めるという努力をしていただきたいと思いますけど、お考えをお願いします。 103: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 104: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 教育委員会が実施する以上は、やはり学びを少しでも底上げしたいという思いがあります。全国的にはやはり、子どもの居場所づくりの観点から、そういった居場所づくりから学習の支援を行っている取り組みも多々あるのは存じ上げております。ただ、居場所づくりの観点でどれだけ単元のつまずきがフォローできるのかというのは、大きな課題であると考えております。やはり、教育委員会として取り組む以上は、何らかの学力向上は至上命題であるとも認識しております。  現在、29年度の土曜教育活動については、春日高校の高校生の応援もいただいておるところなんですけども、引き続き、教育委員会として、学校を支援するという、市の事業として実施するのであれば、そういった人的なものを使って行うっていうのも一つであろうかとは思いますが、非常に、学校教育含めて教育委員会、さまざまな課題が山積しておる中での日々の業務ですので、個人的には、これ以上余り職員に負担をかけたくないなというのが本音な部分ではあります。  ただ、子どもたちの学びのためにどの方法がいいのかというのは、引き続き福祉部局も含めてですね、検討していきたいとは考えております。中原委員がおっしゃる視点も十分持った上で、総合的に取り組んでいきたいと思っております。 105: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。近藤委員。 106: ◯委員(近藤幸恵君) 88ページ、教育支援事業の不登校サポートなんですけども、解消児童・生徒も多くなっているが、今、出現率も上昇してきていると報告でありまして、そこの中でですね、不登校傾向にある児童・生徒を早期対応していく必要があるということでまとめられてありますよね。私もそう思うんですよ。早期対応していくことによって、不登校がですね、解消されていくのではないか、問題解決がされていくのではないかと思っておりますが、そこの中で一番大切なのが、スクールソーシャルワーカーの配置だと思うんですね。やはり、今、中学校に一人ですね、中学校に配置してますよね。それは、小学校配置とかいうふうになればもっと進むのではないかと思いますけど、そのあたりはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 107: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 108: ◯学校教育課長金堂円一郎君) スクールカウンセラーと、今回お尋ねのスクールソーシャルワーカーは、中学校ブロックに1人ですので、中学校だけを当たってるかというとそうではありません。ただ、実際、週1日の勤務でありますので、それで十分かと言われると、やりくりしてますというふうな回答になろうかとは思いますが、近藤委員のお尋ねの内容も十分承知しながら、このスクールソーシャルワーカーの勤務時間のさらなる確保等も含めて、注視しながら業務に当たっております。御意見は、はい、足りてるかと言われたら非常に、どうにかやりくりをしておるところでございます。 109: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。近藤委員。 110: ◯委員(近藤幸恵君) ちょっと続きをいいですか。ブロックに1人ということですけれど、やはり、回答のとおり、不足してるというのは重々承知でやってらっしゃるようですが、そこがですね、解決しないと、早期発見、早期解決というのがしていかないと、やっぱり中学校になると、もっともっと課題が重くなっていくと思いますので、小学校単位で、できるならつけていただくように御努力願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 111: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。西川委員。 112: ◯委員(西川文代君) ちょっと戻ります。先ほど中原委員の方からありましたところの86ページ、土曜日の教育活動推進事業ですね。これ、27年度から2年間、県の補助事業を活用して、この4校をモデル校として行った事業ということで報告がありました。  先ほど中原委員もおっしゃられましたように、前期10回、後期10回、合計20回の補充学習で、そんなに多いとは決して言えないと思うんですけれども、やはり正答率ですか、結果を見ると、6年生などは前期は実施前34から実施後は60.4っていう目覚ましい成長ぶりを考えますと、やはりこれは、そうやって一人一人の子どもにかかわるということによって子どもが変わるっていうことの成果がわかる事業だったと思っています。  先ほど、30年度からはまた違った形で行っていきたいということでしたけれども、やはりですね、まだここは4校だけのモデル事業です。春日市には12小学校あります。やはり、中学校以降の不登校とか、そういうものを解消していくためにも、小学校におけるかかわりというのは、かなり大切になってくると思いますので、ぜひですね、やはり、前向きな方向で考えて、もっとほかの学校の、12小学校に普及させていただくような、そういう考えというのは今後は、まだ、今、検討段階でしょうか。それとも、もうやっていこうっていう方向でしょうか。 113: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 114: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 27年度と28年度の2カ年間は補助事業を活用して4小学校、北中ブロックと西中ブロックの4校をしておりました。今年度の29年度は、前期は残りの8校を、また4校ずつに分けて、前期、後期それぞれ取り組んで、30年後以降に広げていく視点も含めて実施しているところです。基本的には、やはり全校に広めていくべきものと考えております。 115: ◯委員(西川文代君) 理解いたしました。ありがとうございます。 116: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。中原委員。 117: ◯副委員長(中原智昭君) 87ページの少人数学級編制の件なんですが、短期で行ってある事業だと思うんですけど、今、福岡県教委のほうも教員が足りないという状況ですが、今後、例えば30人学級を続けていく上で、その辺の、例えば非常勤講師の確保であるとかっていう問題については、問題ないんですか。 118: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 119: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 中原委員お尋ねの件は、春日市教育委員会としても非常に苦労してます。今年度、29年度の配置においても、なかなか雇用が難しくて、最終的には副担任──学校長の判断によって、少人数の職員を配置することで、担外の先生を担任に持っていくか、それとも副担任として持っていくかを、学校長のほうの選択にして、ちょっと臨機応変な対応をさせていただきましたが、やはり、実際、教職員の確保については、あらゆる面から課題が浮き彫りになっておりますので、非常に苦労しているところが正直なところです。 120: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。 121: ◯副委員長(中原智昭君) これこそやっぱり少人数学級っていうのももちろん市長の公約でもありましたので、何とかそこら辺もですね、要望ですけど、難しいでしょうが、確保していってもらうしかないんでしょうけど、とりあえず確保してくださいとお願いするしかないですから、よろしくお願いします。 122: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。米丸委員。 123: ◯委員(米丸貴浩君) 88ページの不登校サポート。今までいろんな議員さんの発言と、それから執行部の回答を聞いてると、なかなか学校だけでこれに対応していくのが難しいような話だけど、私、不登校に至る要因っていうのは、学校だけで解決するものではなくて、その背景には、なんか、学校に入る以前、それから家庭環境の問題とかあって、ここに至ってるのかなと思うとですね。  コミュニティ・スクールのところでも御説明があったように、15年子育てサポート連絡協議会をつくって、課題解決のプログラムを実施していくわけでしょう。となるとですね、福祉部門との連携というのが図られるのが、私は大事だと思ってるんだけど、そこをやられるわけですよね、今からはですね。そういうことにでいいんでしょう。そう理解していいわけですね。学校が単独でするんではなくて、福祉部門といわゆる全庁的にこれやっていくよということなんでしょう。そういう理解でよろしいんですかね。 124: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 125: ◯教育部長(西岡純三君) 御質問のとおり、そのように考えております。ちょっと補足というか、追加で発言させていただきたいと思いますけども、小学校に入った段階で既に対応が困難というふうな子どもたちも少なからずおります。やはり、幼稚園、保育所等とですね──15年子育てサポートでございますので、ゼロ歳から15歳、義務教育修了前までというのを視野に入れて、生まれたときの乳幼児健診から保育所、幼稚園との情報連携、それから小学校につなぐという、非常に重要な考え方でありますし、我々も今後、そこに力点を置いてきたいというふうに考えております。  以上でございます。 126: ◯委員長(與國 洋君) 米丸委員。 127: ◯委員(米丸貴浩君) せっかくね、84ページでそういう、15年子育てサポート連絡協議会かな、これをつくって、課題の解決のプログラムを実施していきますよということを言ったんであれば、ここでもあわせて、先ほど御説明しましたがということであれば、もっと理解が深まって、学校だけじゃなくて、もうみんなで取り組んでるなということが理解できたんじゃないかなと思います。そういう認識でよろしいですね。 128: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。西川委員。 129: ◯委員(西川文代君) ちょっとまた戻りますが、先ほど中原委員のほうからありました87ページの小学校少人数学級編制の部分です。これは、やっぱり春日市の大きな特色だと考えて、ありがたいことだと思ってます。この目的の中に、小学校6年生を、きめ細やかな指導体制を整備するということですけれども、これが中1ギャップを解消するっていうところも含めた目的があるとふうに考えてよろしいですか。 130: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。
    131: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 今、西川委員がおっしゃった中1ギャップの解消を含むのかと、この事業について。一応そういった部分についても含んではおりますが、実際、ただ、不登校の中学校の出現率を見ますと、そういった効果があるケースもあれば、そうでないケースもあるのかなというふうな感じであります。ただ、この事業とすれば、中1ギャップの解消は目的の一つであります。 132: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 133: ◯委員(西川文代君) わかりました。ただ、それがどのくらい効果につながっているのかっていうところを、今おっしゃられましたけど、今後ですね、この少人数学級が中1ギャップにも対応して、不登校等の出現率を減らしていくっていうことの効果を出すために、もう少しこの少人数学級にしたというところで、何か必要なこと、中1ギャップの解消につながるようなことということは、何か分析とか、今後、考えておられてますか。 134: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 135: ◯教育部長(西岡純三君) はい。少人数学級編制はですね、一人一人の発達段階に応じて教職員がきめ細やかに個別指導ができる時間的な余裕も生まれるというふうなことで、これは効果は明らかでございます。ただし、春日市独自施策でございますので、低学年から入れるというのが非常に有効な手法だとは思いますが、ちょっと今のところ、そういうふうな効果は確実に分析はできておりますけども、今後、拡大するとかいうふうな方向性については申し上げられないかなというふうに思ってます。 136: ◯委員(西川文代君) ちょっと質問を違ってとられてると思いますが、拡大とかではなくって、中1ギャップの解消に、まだ寄与できてるかどうかわからないっていう課長からの御回答をいただいて、中1ギャップを解消するために、小学校6年生に導入している少人数学級が効果をあらわすようなことを、どのようにしていけばいいのかというような分析。そこらあたりができてるものがあれば、今後の方向性とか、そこをちょっと教えていただきたいなと思ったところでした。 137: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 138: ◯教育部長(西岡純三君) 課長も申し上げましたけども、6年生の少人数学級は確実に不登校とかその他もろもろの要因についての解消につながっているというふうに分析してます。ですので、今後の方向性としては、引き続き継続をしていきたいというふうに思っております。 139: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。松尾委員。 140: ◯委員(松尾徳晴君) 今の件でちょっと質問します。文科省ではですね、不登校のあれは、少人数学級が必ずしも有効でないと、そういう数字も聞きました。春日市が不登校学級に対して、これが効果があってるってことだったら、何か根拠をちょっと示していただきたいと思います。というのが、きめ細かな分をやるので効果があるというのはわかります。ただ、不登校についてはどれだけ効果があってるかというのは、ちょっと私は疑問だと思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 141: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 142: ◯教育部長(西岡純三君) 松尾委員のおっしゃるとおりで、30人以下学級については、そういうふうな結果、効果をあらわす一つの要因であるというふうには捉えております。きめ細やかな学習指導、さまざまな事業の総体としてあらわれるものというふうに思っております。  以上でございます。 143: ◯委員長(與國 洋君) なかなかその効果をそのまま分析することはできないという、総合的には効果が明らかだということで、当面は、その効果を分析しつつ、引き続き継続していくというふうに先ほど言われたんですが、そういうことでいいんですかね。そういう考え方で。 144: ◯教育部長(西岡純三君) それでよろしいと思います。 145: ◯委員長(與國 洋君) わかりました。そのほかありませんか。川崎委員。 146: ◯委員(川崎英彦君) そういうことならということで御質問をさせていただきますけど、その前にですね、89ページの不登校の状態にある児童・生徒の状況というところの数字を確認したいんですが、28年度で小学校が59名出てます。その横に25名ということで、登校できるようになった児童生徒数と書いてある。これは59名の中の25名が解消したということですかね。それとも59名は不登校で、それとは別に25名が登校できるようになったという数字ですか。それをちょっと教えてください。 147: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 148: ◯学校教育課長金堂円一郎君) はい。本日お配りしているカラー版の裏面をごらんください。今、説明が漏れておりました。一番上に、28年度の30人以上の小学校の欠席が59名、うち学校に行けるようなったのが25名です。中学校のほうは142名のうち27名と。これを前年度と比べますと、こういうふうな状況であります。  以上になります。 149: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。 150: ◯委員(川崎英彦君) ありがとうございます。その中でですね、小学校では登校できるようになった児童数が増加しましたということで、効果として御説明をいただいたんですけど、総括として、施策の効果は確実に出ていると。先ほどもおっしゃいましたが、今後、これを研究進めてですね、さらに続けていきたいと。ただ、この数字を見るとですね、確かに小学校においてはそうなんですけども、中学校もですね、トータルにおいても、やっぱりふえてるわけですよね。  今のやり方でいいんだということよりもですね、いろんな施策をやっていただいて、教育委員会の方がですね、不登校専任教諭とかスクールソーシャルワーカーとかの配置でですね、さまざまな施策で不登校をなくそうというふうに御尽力していただいてることについてはですね、本当に感謝しておりますけども、この効果が出ているという判断をすることよりも、これでは一定のその効果はあるものの、全体的にですね、やはり、不登校がふえてる現状、それをですね、まず認識した上で、今のやってることを継続というよりもですね、その他の政策がですね、全国的に効果のある施策があると思います。そういったものをですね、研究して、新たな施策を取り入れるというふうなことをですね、された方がいいんじゃないかなというふうに思っておりますが、その辺についてはどうでしょうか。 151: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 152: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 今、不登校については、教育支援センターを中心に展開しておるわけですけども、不登校の問題は全国的な課題でもあります。その中で、より効果のあるものがもしあるのであれば、逆に御教示いただきたい面もありますし、やはり、それぞれ子どもたちに寄り添いながら、子どもたちの状況を確認しながら、どういうふうに学びにつなげていくのかという部分は、これはぶれる必要がないものであると思いますので、それに付随するといいますか、そういった部分で活用できるものはどんどん、もしかしてトライアンドエラーになるかもしれませんけども、進めていっておる状況でございます。  以上でございます。 153: ◯委員長(與國 洋君) できるだけ具体的に質疑をしてください。 154: ◯委員(川崎英彦君) 具体的に御教示をということですけども、僕は、子どもたちが不登校になる原因というのは、子供たちの家庭環境とか育った環境というのもあるでしょうし、後でもう一回質問しますけど、発達障がいによる部分もあると思います。ただ、子どもたちが学校に行きたくないような状態になったんですね。学校が嫌いなんですよ。子どもたちが学校が嫌いになった心を変えるのか、学校を変えるのかというもう一つの方策もあると思います。行きたくなるような学校っていうのを施策としてされたことありますか。 155: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 156: ◯教育部長(西岡純三君) 不登校対策というのが、委員もおっしゃられたとおり、要因がもう一人一人違うというふうなことで、学校だけで解決できる問題ではないというのは、さきに御質問、御意見いただいたところです。魅力ある学校づくりという面からすれば、学校が取り組むべきことは今からもあるというふうに考えておりますけども、今ここで、過去何をやられたかというのはちょっと、さまざまな魅力ある学校づくり、これには教職員が日々邁進しておりますので、御容赦いただきたいというふうに思います。 157: ◯委員長(與國 洋君) 川崎委員。 158: ◯委員(川崎英彦君) 済いません、僕の言葉足らずかもしれません。過去、魅力ある学校づくりをですね、やってきてないということを申し上げてるわけではない。ただ、不登校が多くなって、子どもたちが学校へ行きたくない、その今の現状を見て、どういうふうにこれから子どもたちが行きたくなる学校をつくっていくか。僕は別の視点だと思うんですよね。ここではこれ以上聞きませんけども。  最後にもう1点だけ。不登校とですね、発達障がいの関係についてなんですが、発達障がいのお子さんが今、現状ふえてます。不登校の数もふえてます。不登校と発達障がいの増加っていう関連性についてはどういうふうにお考えですか。 159: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 160: ◯教育部長(西岡純三君) さまざまな研究者の学説も違うんですけど、一つ共通した問題としては、やはり我が国の社会構造の変化が挙げられている。過去と現在も、発達障がいにかかわる子どもたち、大人たちの数はさほど変わらないというふうな意見もありまして、やはりそれが、教育活動や社会参加の際に、限られた職種、過去あった職種等もなくなって、非常に目立ってきているんじゃないかなと。それが、地域社会の中でも学校の中でも目立ってきているんじゃないかなとは言われてますので、今後、やっぱりそういうふうな研究が進む中で、教育活動の中で何ができるかというふうなことを、今からも、我々がしっかりと捉えて学習活動を支援するというふうなことでお答えにしたいというふうに思います。 161: ◯委員長(與國 洋君) ちょっとなかなか、今後の方針だとか何とかというのじゃなくて、今、川崎委員は、できるだけ単品で物事を考えないで、総合的にいろんなことを検討してほしいよということが根本にあるんだと思いますけれども。非常に、事象としては答えにくい話なんですよね。だから、その辺のことで。 162: ◯委員(川崎英彦君) 済いません、もう質問を終わりますけども、発達障がいの対策としてですね、やっぱり取り組んでいくべきことで、ただ、不登校の中に発達障がいによって起こる要因が、発達障がいによって不登校が起きてくるというふうな要因もですね、随分ありますから、発達障がいは発達障がいとして対処していくということと切り分けてですね、考えていくと、不登校の数もですね、より原因が明確になって、対策になるんじゃないかなというふうに思いましたんで、そのことを聞かしていただきました。  以上です。ありがとうございます。 163: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。金堂委員。 164: ◯委員(金堂清之君) この件についてですけれども、るる学校の対応のあり方、不登校への学校の対応のあり方っていうのも言われておりますけれども、学校は学校なりに一生懸命努力されているというのは、今の説明の中でよくわかるわけですが、一番問題は、不登校ができる、できないというのは、保護者が一番大事なことだと思うんですけども、学校と保護者との連携っていうのは、どういう対応をしてあるんでしょうか。子どもの不登校のパーセンテージからするならば、保護者が80%の責任があって、20%が学校、いろいろな諸問題じゃないかなと僕は判断しておりますけれども、その辺の保護者との兼ね合いというのはどうなっておるんですか。もう少し保護者との連携をとられれば、不登校も少なくなるんじゃないかなという気がしますけれども、いかがでしょうか。 165: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 166: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 金堂委員が申されますように、不登校とか発達課題については、学校だけでは対応はしにくい問題も当然あります。当然、発達課題とか、不登校も連動してですけども、いわゆる就学前から、要は、就学する前の子育ての段階から、やはり保護者のかかわり方が非常にキーポイントかなというのをつくづく感じるところです。そういった状態で学校に就学してまいりますので、やはり、そこの就学前との関係性、やはり保護者からすれば、今まで何も言われなかったのに、小学校に上がった段階でいきなり発達課題とかですね、そういったものを突きつけられると、やはりその心理は、推測できる範囲ではあります。ただ、そこのジョイントの部分をいかに構築していくのか、保護者の方に、いかにそういった観点でフォローしていけばその部分が改善するよという部分をどう周知していくのかは、教育委員会も含めて、福祉も含めての大きな課題であると思います。  日々、やはり中学校になりますと、当然、高等学校への進学が保護者の方の目の前に現実問題で起きてきますんで、ちょっと意識のスイッチが変わります。ただ、それまでに、もうちょっと早くスイッチが変わっていただけたらなって思うところですけども、そこの認識のスイッチがいつ入るのか、本当は小学校に入る前からスイッチを入れていただきたいんですけども。  答えになっていないかもしれませんけども、以上でございます。 167: ◯委員長(與國 洋君) 金堂委員。 168: ◯委員(金堂清之君) 今御説明いただきました件も、学校は学校なりに本当に苦労されておるということは、もうお聞きしてよくわかるわけでございますけれども、問題は、学校も保護者の人に、もう少し自分の子供に責任を持ってくれっていうことを伝えてほしいっていうのが、私も子どもを育ててきておりますので、その辺はよくわかっておるし、保護者が一番責任があるということをもう少し保護者の皆さん方に認識していただきたいという啓発をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 169: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 170: ◯教育部長(西岡純三君) 金堂委員、貴重な御提案ありがとうございます。しっかりと保護者にもアプローチを、教職員と二人三脚か、保護者が八で学校が二か、そこはさまざまなケースがあると思いますけども、貴重な御提言でございます。しっかりと、子どもたち、子育てに家庭が向き合うというのを、もう1回、改めて我々も認識して支援をしてまいりたいと思います。ありがとうございます。 171: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。中原委員。 172: ◯副委員長(中原智昭君) 済いません、その登校サポートの件なんですが、先ほどからの話の中で、中学生に対しては、進路指導も含めて、その後のですね、もやってるということでしたが、教育支援センターの中で、中学生の高校であるとか専門学校とか等々の進路指導っていうのは、実際的にはどの程度、わかる範囲でいいんですけど、どの程度あそこから高校に行ったりなってるんですか。 173: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 174: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 28年度の不登校の生徒の進学状況についてですけども、48名おりまして、そのうち42名が高等学校へ進学しております。6名については、就職をした者が4名、家事手伝いが1名、未定の者が1名でございます。なお、この高等学校への進学については、春日市から、まず各高等学校へ照会等を行って、高等学校の関係者をお呼びしての、進路説明会を行い、スタートして、今現在は筑紫地区に輪が広がって、筑紫地区合同で進路説明会を行っております。その中でも、本市の参加者がやはり非常に多い状況でございます。  済いません、以上になります。 175: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。 176: ◯副委員長(中原智昭君) どうしても保護者の方は、中学校以降の進路っていうのが気になることでしょうから、引き続いて今後ともよろしくお願いします。 177: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 178: ◯委員長(與國 洋君) では、次の項目に移ります。引き続き、説明をお願いします。藤井課長。 179: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 92ページをごらんください。学校施設の整備についてでございます。まず、小学校施設耐震化事業についてであります。小学校施設耐震化事業につきましては、前年度からの繰り越し予算額1億4,317万1,000円、決算額1億2,669万9,000円でございます。差し引き1,647万2,000円でございます。  目的でございます。児童の活動の場、災害時の地域住民の避難場所となる小学校施設の安全性の確保を図るためでございます。  内容でございます。92ページに記載しております小学校8校の多目的ホールのつり天井の撤去、照明器具等非構造部材の落下防止対策工事などを実施しております。  成果でございます。平成26年度から実施しておりました小中学校の非構造部材の耐震化が図られ、安全な教育環境を確保しております。これで、全ての小学校の体育館、多目的ホールの非構造部材耐震補強が完了いたしました。  続きまして、92ページの下の欄、小学校大規模改修事業についてであります。小学校大規模改修事業につきましては、当初予算額1,788万7,000円、決算額1,439万9,000円でございます。差し引き348万8,000円でございます。  目的でございます。昭和56年に開校いたしました天神山小学校の老朽化した校舎の大規模改修を行い、教育環境の改善及び建物の耐久性の確保を図るものであります。  内容でございますが、平成28年度から実施しております天神山小学校大規模改修工事の設計業務でございます。  成果でございます。平成29年度から32年度までの天神山小学校大規模改修工事計画を作成しております。なお、本来29年度当初予算に計上を予定しておりました天神山小学校の大規模改修監理費・工事費につきましては、平成28年度中に、国の補正予算の補助採択によって予算の前倒し計上を行い、その全額を繰り越ししています。  次に、93ページをごらんください。小学校既設空調設備改修事業についてであります。当初予算額4,425万6,000円、決算額3,780万円でございます。差し引き645万6,000円、入札残でございます。補正額といたしましては、3月補正で616万1,000円の減額をさせていただいております。  目的でございます。老朽化した空調設備を更新することにより、教育環境の改善を図るものであります。  内容でありますが、春日東小学校、春日西小学校、須玖小学校、大谷小学校の校長室や保健室等の管理諸室の空調設備の改修事業でございます。  成果でございます。教育環境の改善を図ったものでございます。  次に、同じく93ページの春日東小学校エレベーター改修事業についてであります。  当初予算額1,420万7,000円、決算額1,409万4,000円でございます。差し引き11万3,000円でございます。  目的でございます。春日東小学校の経年劣化により稼働停止中のエレベーターを更新することにより、教育環境の改善を図るものであります。  内容でございますが、春日東小学校の平成26年12月から稼働停止中のエレベーターにつきましては、交換すべき部品のメーカー供給が終了していることから、新規改修を実施しております。  成果でございます。老朽化したエレベーターを更新することにより、教育環境の改善を図っております。  次に、同じく93ページ、春日西小学校プール改修事業についてであります。  当初予算額はございません。9月補正で365万8,000円を増額しております。  目的でございます。配管の老朽化による漏水の発生により使用に支障を来している春日西小学校プールの配管設備を更新することで、教育環境の改善を図るものでございます。  内容でございますが、高学年プール用のろ過配管を新規に配管しております。  成果でございます。老朽化したプールの配管設備を更新することで、支障なくプールの使用ができるようになり、教育環境の改善を図りました。  次に、94ページを開いていただいてよろしいでしょうか。94ページ、小中学校放送設備改修事業についてであります。  当初予算額はございません。9月補正で1,535万1,000円を増額し、3月補正で入札残の460万5,000円減額しております。決算額1,074万1,000円でございます。  目的でございます。春日東小学校と須玖小学校、春日中学校3校の放送設備が、老朽化により故障が頻発し、教育活動に支障を及ぼしていることから、放送設備を更新し、教育環境の改善を図ったものであります。  内容でございますが、春日東小学校、須玖小学校、春日中学校の校内放送設備とあわせて、春日東小学校につきましては、消防設備であります自動火災報知設備を交換、更新を行っております。  成果でございます。老朽化した校内放送設備を更新し、教育環境の改善を図っているものでございます。  次に、同じく94ページ、天神山小学校増築事業についてであります。  当初予算額902万6,000円、決算額738万6,000円でございます。差し引き164万円でございます。  目的でございます。校区内の土地開発による児童数の増加に対応するため、天神山小学校の普通教室を増築し、教育環境の確保を図るものであります。  内容でございますが、構造が鉄筋コンクリート造3階建、約65平米の空調設備つき普通教室を各階に1教室、計3教室を増築するもので、この増築工事に係る設計業務及び建築確認申請を行っております。  成果でございます。平成29年度に行う天神山小学校増築工事の設計を完了いたしました。  次に、94ページ、中学校普通教室空調設備整備工事についてであります。  当初予算額1,195万8,000円、決算額865万9,000円、差し引き329万9,000円は入札残でございます。補正額といたしましては、3月補正で入札残の329万8,000円の減額をさせていただいております。  目的でございます。春日中学校、春日東中学校、春日西中学校、春日南中学校の4校の普通教室に空調設備を整備することにより教育環境の改善を図るものでございます。  内容でございますが、4中学校の普通教室への空調設備整備のための現地調査を行い、必要な設計とその作成を行っております。  成果でございます。平成29年度に行う春日中学校、春日東中学校、春日西中学校、春日南中学校の空調設備整備工事の設計を完了いたしました。  なお、本来、29年度当初予算に計上予定しておりました4中学校の空調設備整備の監理費、工事費につきましては、28年度中に国の補正予算の補助採択によって予算の前倒し計上を行い、その監理費、工事費を繰り越しています。  なお、本件につきましては、本年度夏休み中に工事を実施し、夏休み明けから空調設備は稼働、利用していただいてるところでございます。  次に、95ページ、中学校屋上防水改修事業についてであります。  当初予算額6,142万4,000円、決算額5,115万9,000円、差し引き1,026万5,000円、入札残でございます。補正額といたしましては、12月補正で入札残の1,026万5,000円の減額をさせていただいております。  目的でございます。春日中学校、春日東中学校、春日西中学校校舎で老朽化してる施設の屋上防水工事を行い、教育環境の改善及び耐久性の確保を図るものでございます。
     内容でございますが、3中学校の屋上防水工事のために現地調査を行い、方法を比較・検討し、設計監理及び校舎屋上防水改修工事を行っております。  成果でございます。中学校3校におきまして、校舎の屋上防水改修を実施し、防水効果を上げることで教育環境を改善し、建物の耐久性を確保することができました。  以上で学校施設の整備に係る分についての説明を終わらせていただきます。 180: ◯委員長(與國 洋君) ここで一旦区切りたいと思います。質疑をお受けいたします。質疑はありませんか。中原委員。 181: ◯副委員長(中原智昭君) 93ページの春日西小プールと94ページの小学校放送設備の改修なんですが、これは緊急的なことで補正予算で対応されたというのはよくわかるんですけど、この辺というのは、もともと長寿命化として計画的にはやってないんですか。 182: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。 183: ◯教務課長(藤井謙一郎君) まず、今回の春日西小学校プールに関する部分の改修工事でございますが、こちらの分につきましては、長寿命化には対応してないものでございます。 184: ◯副委員長(中原智昭君) 対応してないからやられたんでしょうけど、本来はその辺も含めて、例えば予算段階で長寿命化として考えられて、もう古いプールですし、放送設備にしてもかなり古いということであればですね、検討して、当初予算で出しておくべきだと思うんですけど、そこのところのお考えはどうなんでしょうか。 185: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。 186: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 中原委員おっしゃられるとおり、本来、老朽化等で改修が必要な部分につきましては、当初予算等も含めまして、事前の計画にのっとって改修を進めていくべきものだと思っております。今回の西小学校のプールの件、また、放送設備の件につきましては、当初予算編成段階におきましては、まだ改修が必要になる状況であるという想定がちょっと十分にできておりませんでしたので、実際にこの事象が発生したということで、今回、工事をさせていただいてるところでございます。 187: ◯委員長(與國 洋君) 中原委員。 188: ◯副委員長(中原智昭君) どうしても学校のことですので、例えば、それが壊れて、修理する間使えないとか等々もありますので、その辺はですね、壊れてするっていうところも、いろいろ予算の考え方をしてあるんでしょうけど、使えないときとかを考えれば、私は、予算的に計画していくっていうことは大事だと思いますので、今後、その辺も検討していただければと思います。 189: ◯委員長(與國 洋君) 藤井課長。 190: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 今後は、今おっしゃられてましたように、計画をしながら改修していこうというふうに考えております。 191: ◯委員長(與國 洋君) 公共施設の長寿命化のために、今、調査してるんですよね。これは学校なんかは対象外なんですか。 192: ◯教務課長(藤井謙一郎君) 学校施設も対象となっております。 193: ◯委員長(與國 洋君) これは今後も、具体的に調査が進められて整備計画がつくられるというふうなことですので、今の中原委員の回答もあわせて、的確な見積もりをするようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  そのほかありませんか。西川委員。 194: ◯委員(西川文代君) 今のところに関連なんですが、公共施設の長寿命化っていうのは、例えば、放送設備だとか空調設備とか、そういう設備面に関しても計画が立ててあるものなんですか。建物の構造上の部分だけかと思っておりましたが。ちょっとお尋ねいたします。 195: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 196: ◯教育部長(西岡純三君) 我々教育委員会としては、全ての情報を経営企画課のほうに提供させていただくというふうな意味では、構造部材、構造部、それから設備、両方というふうに認識しておりますが、ちょっとそこは、どういう情報をお渡しをしてますので、それ以上は教育委員会ではちょっと認識をして……、お答えでできない部分になると思います。 197: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 198: ◯委員(西川文代君) 先ほどの御回答からすると、そこらあたりも含めてっていうような形の御回答っていうふうにとれましたので、ちょっとそういうことなのかなと思って、再度確認してみました。 199: ◯委員長(與國 洋君) 西岡部長。 200: ◯教育部長(西岡純三君) 計画は、かなり大きな部分に触れる、ただ、それを実行していくローリングの実施計画なり基本計画っていいますか、そういうふうなものは後年度にできていくものだというふうに我々認識しております。 201: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 202: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、この項目については終わります。  では、続いて説明をお願いします。三丸社会教育課長。 203: ◯社会教育課長(三丸瑞恵君) 社会教育課になります。95ページをごらんください。  2-10、家庭、地域の教育基盤形成でございます。  95ページ下段、星の館管理運営事業になります。  当初予算額1,322万5,000円、決算額1,319万7,000円、差し引き2万8,000円。執行残でございます。  目的は、天体観測を通して青少年の健全育成及び市民の生涯学習を図ることでございます。  内容でございます。星の館は、施設の管理、事業運営を天文に関する専門的知識を有する事業者に委託しております。週3日、金曜日から日曜日に開館し、天体・天文現象の観望会、学習会等の実施に加え、ボランティア育成等も行っております。  96ページをごらんください。成果でございます。平成28年度の開館日数166日……、済いません、表のほうは95ページになっております。延べ人数1万3,187人の方に御利用いただきました。平成23年度からの累計9万8,985人になります。星や宇宙に親しむ機会を多くの方々に提供できたと考えております。また、各種事業には、毎回多くのボランティアの協力をいただいており、学びの場、活動の場となっております。ボランティアの方々の活躍と市民に愛される施設であることが専門家にも評価され、新たに発見された小惑星の名称へ推薦していただき、Hoshinoyakata(星の館)と命名されました。  また、施設環境の整備といたしまして、観測棟天文ドームの水漏れ補修及び外づけの水栓設置工事を行っております。  次に、96ページ、弥生の里児童画大賞展になります。  当初予算額256万3,000円、決算額203万1,000円、差し引き53万2,000円でございます。執行残でございます。  目的は、絵を描くことを通じて、子どもたちの豊かな心と独自性を育み、作品を表彰することによって、自尊感情と向上心を育むことでございます。  内容でございます。28年度は、テーマを「感じるまま、思うまま、自由に描こう」として、福岡県内の小学生を対象に募集を行い、本年1月28日に、ふれあい文化センターサンホールで受賞式を実施し、その後2週間、ギャラリーにおいて入賞・入選作品合わせて298作品の展示会を行いました。  成果でございます。応募は4,273点でございました。児童画大賞展の認知度が上がっていることに加え、テーマを自由にしたことで、子どもたちの発想が広がり、昨年に比べ500点近く総応募点数が増加いたしました。市内小学校からの応募は全体の約5割でございます。  なお、対象作品は、大谷ふれあい公園のバスセンターから正面玄関につながる歩道の壁面に飾り、市民の皆さんに絵を親しむ環境を提供しておりますので、ぜひごらんください。  次に、2-12、家庭教育力の向上です。家庭教育学級事業でございます。  当初予算額340万円、決算額287万9,000円、差し引き52万1,000円でございます。3月に20万7,000円を減額補正しております。  目的は、家庭教育における保護者に役割が重要になってきていることから、一定の期間、計画的、継続的、集団的な学習の機会、また、学級活動に参加できない保護者へ家庭教育を考える機会を提供することでございます。  内容でございます。家庭教育学級においては、年間を通して、講師を招いての講座や、学級生みずからが企画運営するものなど、さまざまな学習を行っております。小中学生の保護者を対象に参加者を募り、28年度は93名が学級生として活動に参加いたしました。また、学級生のほかにも、多くの方に学習の機会を提供するものとして、公開講座を実施し、参加をしていただいております。  次に、入学説明会時における子育て講演会では、市内全小中学校の入学説明会を活用し、日ごろの学習会や公開講座に参加していない保護者へ家庭教育の重要性を再認識する機会を提供いたしました。講演の主な内容は、小学校では、基本的な生活習慣の家庭での役割や親子のかかわり方、中学校では、スマホ・SNSとのつき合い方など、学校が希望するテーマで行っております。  成果でございます。98ページをごらんください。事業を通じて、多くの方々へ家庭教育の重要性を学ぶ機会を提供することができました。また、学級生同士の交流により、子育ての悩みを相談する仲間づくりができたことに加え、家庭教育学級でみずから講座を企画運営することで、活動への意欲も高まり、学校や地域で活動する人材育成にもつながったと考えております。  次に、2-13、地域教育力の活性化、アンビシャス広場づくり推進事業でございます。  当初予算額763万5,000円、決算額748万9,000円、差し引き額14万6,000円でございます。3月に10万円を減額補正しております。  目的は、地域で子どもを育む環境づくり、子どもの居場所づくりを推進し、地域教育力の活性化、青少年の育成を通じたコミュニティの形成を図ることとしております。  内容でございます。地域の大人が見守りのもと、放課後や土曜、日曜日に、小中学校や地域公民館を活用して、19の広場を開設し、子どもたちにさまざまな体験や交流活動の場を提供しております。また、広場事業にかかわる地域のボランティアのネットワークづくりとして、春日アンビネットを実施し、安全管理や魅力あるチラシづくり、子どもが楽しむ工作やレクリエーション等を学ぶとともに、交流と連携を図っております。  成果でございます。地域の方々との交流や日常的な地区公民館等の利用がふえ、子どもたちは地域をより身近に感じることができるようになっております。また、活動する方々が交流や連携し、目的と課題を共有することで、地域の子どもは地域で育てること、地域の課題にも主体的に取り組むという意識の向上が図られたと考えております。  次に、成人式事業になります。  当初予算額118万9,000円、決算額103万7,000円、差し引き15万2,000円でございます。執行残でございます。  目的は、新成人の新たな出発を祝い、成人としての自覚を促し、青年を励ますことでございます。  内容でございます。28年度も新成人8人で実行委員会を構成し、式典の構成等から、当日平成29年1月9日成人式の運営・司会進行までを一体的に行う、新成人を主体とした成人式を実施いたしました。  成果でございます。式典には、新成人1,302人のうち1,008人の参加がありました。当日は、関係機関に御協力をいただき、警備体制を強化し、式典等も粛々と執り行うことができました。今回は、オープニングアトラクションを例年の吹奏楽団による演奏等にかえ、夢を追いかける同級生を応援するという趣向を凝らしたものであり、参加者に一体感が感じられる成人式となりました。参加した新成人は堂々とした姿で式典の運営を行う実行委員の姿を見て、成人としてどう社会に参画するべきかということを意識するきっかけになったと考えております。  また、実行委員自身も、主催者としてみずから考え行動することで成長を感じているところです。また、実行委員経験者からボランティア活動や内閣府主催青年リーダー研修に参加するなど、社会参加への意欲向上が見受けられ、青年層の人材育成にもつながっております。  次に、100ページをごらんください。  図書館運営事業になります。前年度、図書館運営事業と移動図書館更新事業に分けておりましたが、28年度は図書館運営事業としてまとめております。  当初予算額8,682万円、決算額8,629万9,000円、差し引き額52万1,000円でございます。3月に14万円の減額補正をしております。  目的は、豊かな人間性を育むことができる市民生活を実現するため、図書館を中心とした読書のまちづくりの推進、子どもの読書活動の推進を図ることでございます。  内容でございます。図書の貸し出し、課題解決の支援等のサービスを提供し、市民の暮らしに役立つ図書館運営及び関連事業の充実に努めました。  成果でございます。102ページの別紙をあわせてごらんください。こちらで事業内容とあわせて報告をさせていただきます。  1の図書館基本運営についてです。来館者数は54万4,498人、貸出冊数は81万3,569冊と、どちらも27年度より増加しております。また、28年度末の蔵書数が33万9,247冊でございます。なお、昨年御提案いただきました寄贈受け入れ冊数と除籍点数も追加して、この表に記載をさせていただいております。  次に、2の子ども読書活動の推進についてです。子どもの読書推計画に基づき、学校図書館や読書ボランティアと連携し、ファーストブック事業やおはなし会など、読書の習慣化の定着を図りました。あわせてボランティアの養成等も行っております。  また、地域読書ボランティアから約300冊の本を寄贈していただき、児童コーナーに春の日文庫を設置いたしました。児童書の蔵書数は6万62冊となり、児童図書の充実を図ることができました。  次に、3番の課題解決支援でございます。案内・調べものカウンターも定着し、相談・図書案内等、2万9,369件の御利用がありました。また、関心の高い医療、健康、子育て等の情報のコーナーを設置するとともに、医療機関と連携して健康講座を開催し、90人の参加をいただいております。利用者の抱える課題解決の一助を担う場として機能しているとも考えております。誰でも立ち寄ることのできる図書館が主催する事業で、気軽に参加していているようでございます。  次に、4番の市民及び企業等との協働・連携による図書館づくりです。夜の図書館、ビブリオバトル等を実施し、市民との協働による図書館づくりを推進いたしました。また、雑誌スポンサー制度では、23社の企業等に御支援をいただき、30冊20万7,020円分の御支援をいただいているところです。  次に、5番、図書館利用が難しい人へのサービスについてでございます。高齢者や障がいのある方々にも使いやすい図書館となるよう、大活字本や朗読CD等を充実いたしました。あわせて、児童向けの点字つき絵本や大活字本を設置し、見る・聞く・さわるコーナーを新設し、障がいのある子供へのサービスの提供とともに、子どもたちの障がいのある方への理解を深めるきっかけになったと考えております。  また、移動図書館車の運行や地域文庫への図書の貸し出し支援により、市民図書館へ来館が難しい方々へのサービスの提供、利用促進を図っているところでございます。  社会教育課の主要な施策事業の成果については、以上でございます。 204: ◯委員長(與國 洋君) ここで説明を区切ります。質疑はですね、その後にお受けしたいと思います。とりあえずここで休憩をしたいと思います。 205: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 委員長、済いません。1点、先ほどのも体力アップチャレンジの近藤議員の回答をさせていただきたいんですが、よろしいでしょう。 206: ◯委員長(與國 洋君) もう休憩しよう。再開は13時よりといたします。よろしくお願いいたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時58分                 再開 午後0時58分                ──── ─ ──── ─ ──── 207: ◯委員長(與國 洋君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  社会教育課の所掌する6事業の説明が終わっております。この事業に関して質疑をお受けしたいと思います。主要な施策の成果については、95ページから100ページの間の事業になります。  それでは、質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。  野口委員。 208: ◯委員(野口明美君) 199ページの成人式ですけども……。28年でしたね。いいです、勘違いしました。 209: ◯委員長(與國 洋君) 西川委員。 210: ◯委員(西川文代君) 102ページです。図書館基本運営業務ですが、27年度から28年度で来館者数がかなり多くなってると思います。この増加の要因とかは何か考えられることがありますか。 211: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。 212: ◯社会教育課長(三丸瑞恵君) 増加の要因ですけれども、27年度は、総合スポーツセンター側の入り口を工事で使えませんでしたので、駐車場も手狭でしたから、そちらが終わりまして、28年度から通常に開館し、駐車場も確保できてますので、それが大きな要因になってると考えてます。 213: ◯委員(西川文代君) わかりました。そうしましたら、27年度が若干、いつもよりは少なくて、また通常の状況に戻ったという形で捉えてよろしいですか。 214: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。 215: ◯社会教育課長(三丸瑞恵君) そのとおりです。 216: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。松尾委員。 217: ◯委員(松尾徳晴君) 直接、決算とは関係ないですけど、お礼を言うとこうと思って。102ページのですね、除籍と受け入れを書いていただきましてありがとうございます。それだけです。 218: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。竹下委員。 219: ◯委員(竹下尚志君) 99ページの成人式。これ、スプリングホールは満席になって何席入るんですか。 220: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。 221: ◯社会教育課長(三丸瑞恵君) 600席になります。 222: ◯委員長(與國 洋君) 竹下委員。
    223: ◯委員(竹下尚志君) 600席ですよね。参加者が1,008人で、これどうやってね、皆さん、集めて式典をやるっていうんであれば、やはり今後はね、スポーツセンター、あんな新しいのができたんだから、音響設備がどうのこうの、何とかかんとか理由はつけられるけれど、ある程度のね、予算はこういうところに使って、若い人がみんな一度に入れる場所をしてやるようなね、設営をするのが、我々執行部ちゅうか、準備するほうのあれじゃないかと思うんだけど。ずっとこのままスプリングホールでやられるんですか。 224: ◯委員長(與國 洋君) 三丸課長。 225: ◯社会教育課長(三丸瑞恵君) スプリングホール600席と、あと、現状で言いますと、サンホール250席、あとはギャラリー等使って、大体1,000人の方が、会場には直接入れませんが、モニターなどを使って参加できるような形はとっております。総合スポーツセンターの利用につきましては以前から御提案いただいておりますので、費用面、あと管理面や使用状況等を考えて、今後も検討は続けていきたいと考えております。 226: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 227: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次の項目の説明をお願いします。  神崎文化財課長。 228: ◯文化財課長(神崎由美君) 文化財課でございます。文化財課は107ページから112ページまでになっております。  それでは、107ページをお開きください。国指定史跡須玖岡本遺跡保存活用計画策定事業です。  当初予算額は621万4,000円、決算額は285万2,000円で、差し引き額は336万2,000円でございます。同計画策定事業委託料の入札残の325万6,000円を補正減しています。  目的でございます。国指定史跡の適正な保存活用のために、専門家や地域代表などの意見を聞いて、保存活用計画を策定し、将来にわたって史跡の価値を維持し、活用を図りながら、後世に継承することを目的に実施するものでございます。  内容です。本事業は、平成28年度、29年度の2カ年事業として実施するもので、平成28年度は、専門家や地元自治会の代表等から構成される保存活用計画策定委員会において、表に記載しております内容での協議を行いました。  成果でございます。成果としては、記載内容で、須玖岡本遺跡保存活用計画の策定に向け、現状把握や意見交換を行うことができました。なお、今年度は、計画の保存管理の方針と具体的な内容についての協議を行っているところでございます。  続きまして、108ページになります。遺跡発掘調査事業でございます。  当初予算額7,289万1,000円、決算額は4,202万2,000円で、差し引き額は3,086万9,000円でございます。1,824万5,000円の補正減を行っています。  この主な要因は、個人住宅等の建設の際の発掘調査費については、御相談があっていたものの実施が流れてしまったもの1件、緊急対応用の予備分1件の計2件、及び受託調査2現場について、遺構などの発見で追加予算が生じることを想定して予算を留保したものでございます。この詳細については、後ほどの不用額の部分で説明をさせていただきます。  目的でございます。文化財保護法の理念に基づきまして、埋蔵文化財を開発等による棄損・滅失から保護し、本市の貴重な歴史的資料として後世に継承することを目的としております。  内容です。家屋の新築・建てかえや事業所・マンションなどの建設といった開発が行われる場合に、未発見、未調査の遺跡が破壊される可能性があります。そのため、所有者の方がこれらの開発等の計画をされた際は、窓口で事前審査の依頼を受けます。依頼を受けましたら、これまでの調査結果等を踏まえ、調査が必要とされる場合は、試掘調査等を行い、その結果によっては本調査まで実施をするものでございます。  成果でございます。平成27年度末に、須玖岡本遺跡岡本地区20次補足調査において、国内最大規模の甕棺墓から、銅剣及び剣の柄飾り、把頭飾を取り上げましたが、平成28年度は、この取り上げたものの三次元計測CT解析などの最先端の科学的分析による調査を行いました。これらのデータをもとに、新たな知見が得られるとともに、今後の活用に向けての準備を行うことができました。  平成28年度の発掘調査の実績としては、試掘調査が前年度に比して2割増程度、事前審査については微増、本調査は半数になっているといった状況でございました。なお、109ページに、この発掘も含めて、平成28年度発掘調査一覧を掲載しておりますので、あわせましてこちらも後ほど御確認をお願いしたいと思っております。  続きまして、110ページでございます。奴国の丘フェスタ2016でございます。当初予算額は400万円、決算額は382万5,000円で、差し引き額は17万5,000円でございます。残額の返還金分17万4,000円の減額補正を行っております。  目的でございます。この事業は、奴国の中心地であったとされている本市の歴史や遺跡、また、奴国の丘歴史資料館を市民に広く周知し、文化財に対して理解と関心を深め、まちへの愛着や誇りを感じてもらうことを目的としております。  内容です。資料館や周辺遺跡をめぐる奴国ラリー、勾玉づくりなどの体験型イベント、また、歴史公園のステージでは、元大関KONISHIKIさんやオカリナの和田名保子さんのコンサートなどを実施いたしました。  成果です。多くの方に御参加いただきましたこととあわせまして、地域や学校等の関係者で構成される実行委員会や多くのボランティアの方々の協力によりイベントが行われ、春日市の文化財に対しての興味、ひいてはみずからが暮らすまちへの誇りや愛着の醸成に寄与することができました。なお、参加者は、第5回を上回る約2,200人の参加を得ることができました。  続きまして、111ページの銅戈土製鋳型再現実験及び記録映像制作事業でございます。  当初予算額は629万6,000円、決算額は501万円で、差し引き額は128万6,000円でございます。全額、減額補正を行っております。  目的及び内容です。平成26年度の須玖タカウタ遺跡5次調査において、国内では極めて貴重な弥生時代の青銅器の土製鋳型が発見されました。この歴史的な発見をもとに、当時の形状や素材を可能な限り再現して、土製鋳型を復元し、その記録映像を制作することによって、古代鋳造史の解明や発見の意味をわかりやすく、市民を初めとする多くの方々に伝えることを目的としております。  成果です。再現実験により、弥生時代の土製鋳型の構造や製造方法の鋳造技術の解明に向け、貴重な知見を得ることができました。また、アニメーションや実験の様子に解説等を加えて、わかりやすい映像資料を制作したことにより、市民はもとより、広く市内外に向けて本市の文化財のPRを行う準備ができました。  続きまして、112ページの資料館事業でございます。当初予算額は310万2,000円、決算額は287万1,000円で、差し引き額は23万1,000円でございます。  目的です。この事業は、歴史講座や特別展示等の事業を通して、市民に歴史や文化財に関する学習の場を提供するとともに、広く文化財の理解と関心を深めることを目的としております。内容、各事業の名称、参加人数等については、表を掲載しておりますので御確認をお願いいたします。  平成27年度からの取り組みとして、春日北中学校の美術の時間に、奴国の丘歴史公園でスケッチ大会を行い、その際の作品を特別展示室に展示した奴国の丘歴史公園絵画展がございました。28年度は、引き続きこの取り組みを行うとともに、須玖小学校の社会科見学の成果をまとめた歴史新聞をあわせて展示いたしました。地域資源を学校教材化するカリキュラム、コミュニティ・スクールの教材、課程の中での活動として、貴重な文化財を知ってもらうという取り組みを今後とも進めてまいりたいと存じます。  成果です。これらの事業により、館への来館や事業への参加等により文化財の普及啓発を図ることができました。前年度と比較しますと、資料館事業の参加者が、前年度6,047人から5,196人と、約1割強減少しました。しかし、これは一昨年度とほぼ同数ということで、事業の内容によりましての波というふうに考えているところでございます。  教育部の主要な施策の成果は以上でございます。 229: ◯委員長(與國 洋君) ここで質疑をお受けしたいと思います。質疑はありませんか。米丸委員。 230: ◯委員(米丸貴浩君) 110ページ、奴国の丘フェスタでありますけれども、フェスタの開催自体についてはもう、市内外の方へだいぶ周知が図られてきて、このころにやるんだなというのが皆さんおわかりかと思います。そこまで来たんであればですね、この目的に書いてありますように、本市の歴史や遺跡、及び関連施設を市内外に広く周知するというところをやっぱりもう少し前面に押し出して、今度は須玖タカウタ遺跡のこともあるし、その後もまた、いろんな春日市の中に本当に貴重な遺跡、遺構があると思いますので、そういうところを知ってもらう、前面に押し出すような方向に持っていけたら、さらに費用対効果が増すのじゃないかと思いますが、そのあたりの御見解はいかがでしょうか。 231: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。 232: ◯文化財課長(神崎由美君) 米丸委員、ありがとうございます。まさに、今、御指摘をいただいたとおりで、進めていかなくてはいけないというふうに考えているところでございます。今年度につきましても、平成29年度ということにはなりますけれども、企画展、特にですね、須玖タカウタ遺跡の企画展を同時期に実施するということとあわせましてですね、今年度につきましては、須玖タカウタ遺跡の再現実験の映像のほうがございますので、こういったものもですね、体験の一つのブースということで準備のほうしてるところでございます。できるだけですね、体験型の楽しいものからですね、よりステップを上げるというかですね、より深く知っていただくほうの準備も少しずつ進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 233: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。中原委員。 234: ◯副委員長(中原智昭君) 111ページの銅戈土製云々というやつ。これ、映像をつくってあるっていうことですけど、そして広く市内外に公開するっていうことですが、どういうふうに公開してあるんですか。 235: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。 236: ◯文化財課長(神崎由美君) 今現在のですね、取り組みという形になるかと思いますので、そちらのほうの御紹介をさせていただきたいと思います。まずですね、この映像ができましたということで、市報かすがでも取り上げましたし、あるいは、新聞等へのプレスリリースを行いまして、全紙に記事として取り上げていただきました。そういったものとあわせまして、この映像については、ユーチューブのほうにもアップさせていただいておりまして、市民の方、もしくは世界中に向けてというとちょっと大げさなんですけれども、興味がある方にですね、広く発信をするという形の動きをしました。それとあわせましてですね、興味がない方に向けてもということで、春日市役所の1階のフロアでもですね、モニターのほうを設けまして、2カ月ほど、上映のほうさせていただきました。あとですね、ちょっとあれなんですけど、市長トークの待ち時間ですね、待っていただく間にもですね、流していただいたり、あるいは関係の先生方にお願いいたしまして、学界等でぜひ活用してくださいということで、先般、西日本新聞のほうにも載っておりましたけれども、台湾のほうでの学界にも活用していただいたり。あるいは、これはまだ予定なんですけれども、福銀の本店で2月ごろにちょっと上映をしていただくというような、そういった、ちょっと今、お願いをしているところでございます。  以上でございます。 237: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。西川委員。 238: ◯委員(西川文代君) ちょっと戻りますが、この奴国の丘フェスタ2016ですね、市内外に広く周知するっていうことですけれども、この周知の仕方っていうのはどのようになっていますか。何か先日、今年度のテレビでのPRを見たんですが、そこらあたりも含めて、ちょっと教えてください。 239: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。 240: ◯文化財課長(神崎由美君) ありがとうございます。今まさにおっしゃっていただいていたように、マスコミ等の活用ということで、昨年度──今年度も引き続きなんですけれども、テレビの告知コーナーでですね、こちらは実行委員会形式のほうにしておりますので、委員さんたちとですね、一緒に、こういったイベントがありますよということでテレビでの告知、あるいはラジオでの告知を行っております。あと、JR等にもお願いいたしましてですね、チラシを置いていただいたりとかですね、もちろん私どもが持ってるような広報の手段ですね、そういったのは活用していきながら、プラスアルファの部分でということで、これからもまた広くですね、いろいろ方策を考えながら、周知のほうはしていきたいというふうに思ってるとこですけど、今のところ、取り組みは以上でございます。 241: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありますか。金堂委員。 242: ◯委員(金堂清之君) 111ページですけども、これ、実際に出た出土品はどこで展示されるとですかね。今、鋳型のこういうふうなものをつくってあるとは、レプリカばどげんでも展示されても結構ですけども、春日市から出た出土品は春日市で保存されるんですか。それ、どんなふうになっておるんですかね。 243: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。 244: ◯文化財課長(神崎由美君) 今、お尋ねの、こちらの再現実験をされたレプリカっていうか、つくったものにつきましてはですね、現在行っております企画展のほうで展示のほうをさせていただいてるところでございます。現物の土製の鋳型のほうですね、こちらのほうにつきましても、今現在、市のほうで保管のほうをしておりまして、今回の展示にあわせて戻ってきているところなんですが、実は今、レプリカ作成の途中でございまして、そのレプリカ作成のために、今回の企画展が終わったら、もう1回、年度内、お願いしてるとこに戻して、それができましたら、また、市のほうに戻ってくるという形で、基本的には市のほうで保管というふうに考えているところでございます。 245: ◯委員長(與國 洋君) 金堂委員。 246: ◯委員(金堂清之君) 春日市は有名な品物が出土して、それが春日市に全然ない。国が取りあげてみたり、県が取りあげてみたり、いろいろなもので、春日市にないというのが非常に残念でなりませんので、その辺は、市で保存できるように努力していただきたいと思いますので、お願いいたします。 247: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。内野委員。 248: ◯委員(内野明浩君) 110ページの奴国の丘フェスタですが、予算が382万円ですけども、このうち、KONNISHIKIのグループを呼んでますよね。幾らぐらいギャラとして払ったんですか。 249: ◯委員長(與國 洋君) 神崎課長。 250: ◯文化財課長(神崎由美君) 約80万円でございます。以上です。 251: ◯委員(内野明浩君) ちょっと別件ですけど、奴国のPRがね、なかなか、春日市民でも知らない人がいるんですよね、奴国の丘フェスタをやってるというのを。先ほど、PRされてるということでしたけど、もっと市民にね、PRしてほしい。去年は何か、この奴国のフェスタがあるとき、どっか市の別の行事と重なってませんでしたっけ。そうでしたね。ですから、もっとね、市民の祭りというような形で開催できるようにしてほしいと思います。  以上です。 252: ◯委員長(與國 洋君) そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 253: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次に移りますけども、先ほど主要な施策の成果の中で、質疑があって、積み残した分についての補足説明を受けます。  金堂課長。 254: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 先ほど、90ページから91ページにかけてのチャレンジ精神育成事業の中で、近藤議員から天神山小学校の体力面についての指定校、そういった取り組みについてのお尋ねでした。  天神山小学校は、昭和56年に開校した後ですね、58年に文部科学省の体力づくりの推進指定校を58、59、60年の3カ年間を受けました。その後、平成16年、17年、18年の3カ年にかけて、文部科学省の委託事業子どもの体力向上推進事業に取り組まれたところでございます。現在のところは、国・県の指定、もしくはそういった委託事業を受けられておりません。  以上になります。 255: ◯委員長(與國 洋君) いいですか。 256: ◯委員(近藤幸恵君) いいです。 257: ◯委員長(與國 洋君) それでは、主要な施策の成果についての質疑は終了いたします。続いて、説明をお願いします。  西岡教育部長。 258: ◯教育部長(西岡純三君) 失礼します。それでは、別途資料でございます。春日市歳入歳出決算書によりまして、また、100万円以上の不用額を中心に、所管のほうから御説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 259: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 260: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 平成28年度、歳入歳出の決算書になります。94ページから95ページにかけてになります。 261: ◯委員長(與國 洋君) お願いします。 262: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 95ページのほうにあります10款1項2目の事務局費でございます。8節の報償費、不用額112万460円がございます。不用額が生じた主な内容でございますが、先ほどの主要な施策の成果においても若干触れましたけども、土曜日の教育活動推進事業が主なものになります。  備考欄については、次のページの下から上に四つ目になります。主な内容ですが、当初予算、前期、後期それぞれ12回ずつ、計24回の開催を予算上取っておりましたが、実際の開催が前後期それぞれ10回ずつでございますので、4回分の開催の予算分が不用であったこと、並びに2点目が、運営に必要な大学生等のサポーターの確保が難しく、職員等で対応したことによるもので、112万円ほどのうち、79万3,000円が主な要因になります。  2目は以上でございます。 263: ◯委員長(與國 洋君) 次に移ってください。 264: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 続いて96ページから97ページにかけての10款2項1目の学校管理費でございます。97ページのほうにあります11節の需用費で不用額315万6,002円が生じております。  この不用額が生じた主な要因が3点ございます。  まず1点目は、同じページの備考欄の一番上になります小学校管理費の事務局です。こちらの水道光熱費等の執行残が118万5,000円ほどあります。これは、プロパンガス等の単価が91.8円安くなったために生じたものでございます。  2点目でございますが、学校管理費の春日小学校から、同じく学校管理費の白水小学校までの12小学校全体の消耗品費等の執行残が34万円ほどございます。  3点目は、98ページの備考欄になりますが、中ごろから下段にかけての施設維持補修費の春日小学校から白水小学校までの小学校12校全体の修繕料の執行残が125万8,000円ほどございます。  1目は以上でございます。 265: ◯委員長(與國 洋君) 続いてお願いします。 266: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 99ページになります。10款2項2目の教育振興費です。20節の扶助費、不用額が141万3,000円生じております。こちら、備考欄の右側にあります要保護・準要保護児童生徒援助費が主な内容になります。経済的理由により就学困難と認められる児童の保護者に対して、入学準備金を含む学用品費、修学旅行費、医療費等を援助するもので、不用額は受給者の見込みが決算見込みよりも少なかったために生じました。  2目は以上になります。 267: ◯委員長(與國 洋君) 続いて行きましょう。藤井課長。 268: ◯教務課長(藤井謙一郎君) それでは、決算書の102ページをごらんください。  10款2項3目13節委託料、不用額132万1,320円です。委託料不用額の内訳でございますが、先ほど、主要な施策の成果で御説明申し上げました前年度からの繰り越し事業であります小学校施設耐震化事業の非構造部材耐震補強工事設計監理業務101万7,000円が執行残となっております。また、この大規模改修工事設計監理業務につきましては384万円を29年度に繰り越しています。  次に、下の段をごらんください。  10款2項3目15節工事請負費でございます。不用額1,560万8,880円です。工事請負費不用額の内訳ですが、春日東小学校エレベーター改修6万円、プール改修9万4,000円、非構造部材耐震補強1,545万4,880円となっております。このうち、非構造部材耐震補強工事の1,545万4,880円は前年度からの繰り越し予算の入札残となります。  なお、天神山小学校校舎大規模改修工事費として2億6,642万2,000円を29年度に繰り越ししています。  3目については以上です。 269: ◯委員長(與國 洋君) 続いて行きますかね。もう少し行きましょう。金堂課長。 270: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 同じページなります。  10款3項1目の学校管理費でございます。103ページのほうにあります11節の需用費、不用額378万4,367円ございます。この不用額が生じた主な内容でございますが、まず1点目は、先ほどの小学校の管理費と同様に、水道光熱費の執行残が42万6,000円ほど、また、消耗品費の執行残が177万1,000円ほどあります。こちらは、28年度に教科書の改訂がありまして、中学校の教師用の指導用教科書2,160万円を計上しておりまして、その不用額が162万ほどあるためでございます。  二つ目でございます。103ページの備考欄の一番上、学校管理費の春日中学校から北中学校までの管理費の全体の消耗品費の執行残が54万7,000円ほどあります。  三つ目は、同じ備考欄でございますが、同じく、施設維持補修費の春日中学校から春日北中学校まで6校全体の修繕料の執行残が63万7,000円あるためです。  1目は以上になります。
    271: ◯委員長(與國 洋君) ここでちょっと区切りますかね。今までの不用額の説明について、質疑はありませんか。吉居委員。 272: ◯委員(吉居恭子君) 99ページの、2目の2番目ですかね。要保護・準要保護児童援助費の分なんですけど、見込みよりってことだったんですが、見込みの人数と実際の人数がもしわかれば、お願いしたいなと思います。 273: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 274: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 99ページは、小学生をお持ちの保護者に対する就学援助の分になります。当然、20節の扶助費でございますので、予算上は若干多目に持っておかないといけません性質がありますので不用額はどうしても生じるものでございます。ここでは、小学生の要保護・準要保護の、まず受給率を申し上げますと、20.3%で、受給している児童数が1,483名、全体の児童数が7,303人でございます。  以上になります。 275: ◯委員長(與國 洋君) 一応、見積もりと現実の差があったから、どのくらいかってのは言ってください。明確じゃない。 276: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 済みません。決算見込みと当初予算……、ちょっと手持ち資料のほう用意しておりません。申しわけありません。ちょっと準備をさせていただきます。 277: ◯委員長(與國 洋君) 先ほど言われました20.3%1,483名ちゅうのは実質分ですね。  はい、じゃあちょっと保留しましょう。次に、そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 278: ◯委員長(與國 洋君) では、引き続いて不用額の説明を先に。同じく金堂課長。 279: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 104ページになります。  10款3項2目の教育振興費です。20節の扶助費です。不用額149万5,341円です。こちら、同じページの備考欄中ごろにあります要保護・準要保護生徒援助費が主な内容になります。経済的理由により就学困難と認められる生徒の保護者に対する就学援助になります。不用額の要因は、受給者が決算見込みよりも少なかったためです。内容については、また後ほど、補足の説明をさせていただきます。  2目は以上になります。 280: ◯委員長(與國 洋君) 続いてお願いします。神崎課長。 281: ◯文化財課長(神崎由美君) 文化財課でございます。決算書の108ページになります。4目の文化財保護費でございます。不用額の主な要因については、先ほどの主要な施策の成果でも申し上げましたが、市費分2件、受託調査の追加調査分の留保分の以上の2項目でございます。  それでは、中ほどになります。7節賃金で、不用額551万5,692円でございます。この内訳は、遺跡発掘調査事業費393万2,642円、受託事業遺跡発掘調査事業費158万3,050円で、遺跡等の発掘に携わる屋外作業員等の賃金の不用額でございます。  市費調査につきましては、今回、1件は事前相談があり、実施を想定しておりましたが、相手方都合によりなくなったもの、そしてもう1件は、緊急調査用として留保していたもの、計2件分の不用額でございます。  また、受託分につきましては、年明けに2件の現場を持っておりまして、遺構などの発見で追加予算が生じることを想定して、予算を留保しておりまして、このための予算が今回の不用額となったものでございます。  続きまして、使用料及び賃借料でございます。14節の使用料及び賃借料で不用額300万1,063円でございます。遺跡発掘調査事業費、受託事業遺跡発掘調査事業費、文化財施設管理費における不用額です。この主な要因の内訳といたしましては、遺跡発掘調査事業費198万2,029円、受託事業遺跡発掘調査事業費100万6,096円の両事業費の発掘調査用機器等賃借料の残額298万8,125円でございます。これは、発掘現場の重機等の賃借料でございますが、この不用額の主な要因は、先ほどの賃金と同じ理由で、市費分が、年度末までに発生が予想される緊急対応などへの留保分、また受託分につきましては、現場での遺構の発見等への対応の留保分が不用額になったものでございます。  4目は以上でございます。 282: ◯委員長(與國 洋君) 続いてもう一つ行きます。金堂課長。 283: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 111ページお願いいたします。  10款5項4目学校給食費です。2つの節で不用額の説明をさせていただきます。まず、11節の需用費、不用額237万6,220円です。不用額が生じた主な内容が二つございます。まず一つが、小学校給食管理費の事務局分です。同じページの中ごろにあります。燃料費等の執行残179万円ほど生じたものです。二つ目は、同じページの備考等の下段のほうにございます学校給食管理費の春日小学校から白水小学校まで12校の消耗品の執行残が37万4,000円あるためでございます。  次に、20節の扶助費、不用額315万314円です。こちらは前のページに戻っていただいて、備考欄上から四つ目の要保護・準要保護児童生徒援助費、学校給食分になります。経済的理由により就学困難と認められる児童・生徒の保護者に対する学校給食に対する就学援助です。不用額の要因は、受給者が決算見込みよりも少なかったためです。  4目は以上になります。 284: ◯委員長(與國 洋君) これで不用額は終わりですよね。不用額の分、今、説明があった分についての質疑をお受けします。ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 285: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次に移ります。  50万円以上かつ執行率60%未満の事業がありますので、説明をお願いします。金堂課長。 286: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 最終予算額が50万円以上かつ執行率が60%未満の事業でございます。  学校教育課管理の10款2項1目、ページで行きますと98ページから99ページにかけての維持補修費の春日原小学校分がこれに該当をいたします。ページのほうは98ページになります。予算額が55万円で、執行決算額が30万132円のものでございます。執行率が54.57%の分でございます。こちらの予算は、学校の枠配予算として、学校のほうで年間を通して維持補修に努めるもので、学校の予算の執行が10万円未満の改修費については学校予算の中で対応、それを上回る場合は、教務課の予算で対応するようになってます。今回、28年度につきましては、学校での執行予算の方が少なかったことが一つの要因でございまして、10万を超える予算が実は、春日原小のスピーカーの改修、これが14万5,000円ほどの支出、並びにカーテンの取りかえ工事12万1,000円を教務課の方で執行等をしております。したがって、10万未満の工事費の執行が春日原小ではなかったというふうにお考えいただければよろしいかと思います。  以上になります。 287: ◯委員長(與國 洋君) この項目についての質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 288: ◯委員長(與國 洋君) ないようですので、次に移ります。 289: ◯教育部長(西岡純三君) 教育部の決算の中身につきましては以上でございます。なお、吉居議員から今しがた御質問をいただいています小学校、中学校、及び給食費にも及びますので、後ほど、早急にお持ちいたします。よろしくお願いいたします。 290: ◯委員長(與國 洋君) 教育部の説明に関する質疑は終了しました。そのほか、委員から教育部所掌事業について質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 291: ◯委員長(與國 洋君) なしと認めます。よって、質疑は終了いたしました。以上で教育部の審査を終了しますが、先ほどの事項につきましては、この後に補足説明をしていただきます。きょうじゅうにできますよね。  それでは、よその部の補足説明の後に時間を設定したいと思いますので、よろしくお願いします。どうも御苦労さまでございました。                  〔執行部入れかわり〕 292: ◯委員長(與國 洋君) 神田部長。 293: ◯健康推進部長(神田芳樹君) 健康推進部です。こんにちは。  本日は9月6日の決算審査特別委員会で後日報告するようにというということになっておりました2項目について説明します。 294: ◯委員長(與國 洋君) 岩隈健康スポーツ課長。 295: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) まず、資料をお手元に配付しておりますが、行き渡っておりますでしょうか。  では、金堂委員からお尋ねいただきました西野球場の那珂川町の団体の利用状況について御説明いたします。  資料はございません、済いません。口頭で申し上げます。平成28年度の現在の西野球場の利用団体は全32チームです。この中で那珂川町のチームはございませんでした。なお、32チームの構成を見ますと、合計430人で、うち市民264人、市外住民166人となっており、市外住民のうち那珂川町民は17人となっております。  これにつきましての説明は以上でございます。引き続きよろしゅうございますでしょうか。 296: ◯委員長(與國 洋君) 続いて説明をお願いします。岩隈課長。 297: ◯健康スポーツ課長(岩隈和則君) 引き続き、中原委員からお尋ねいただいた総合スポーツセンターの施設送迎無料バスについて御説明いたします。  まず、施設送迎無料バスの運行ルートについてでございます。お手元の資料1をごらんください。平成28年度は、西鉄春日原駅からJR春日駅を経由して、総合スポーツセンターに向かう運行ルートで、往復の運行です。次に、便数ですが、火曜日、金曜日、土曜日、日曜日に、往路1日5便、復路1日4便の合計9便が運行されておりました。主に週末としておりますのは、総合スポーツセンターの利用者が多いため、利用者の利便の向上に加え、駐車場の混雑緩和のための事業でございます。施設送迎無料バスはどなたでも御利用できます。  次に資料2をごらんください。写真が載っているものでございます。平成29年度は、ルート、便数を見直しております。ルートが三つになりました。春日原・春日駅ルート3便、宝町・奴国の丘歴史公園ルート3便、白水大池・紅葉ヶ丘ルート2便の1日合計8便で運行されています。詳しいルートにつきましては、この資料2の裏面にルートが載っておりますので御確認ください。  変更しました理由は、施設送迎無料バスの利用者が思いのほか少なく、各駅と施設の送迎よりも巡回ルートとしたほうが、より市民の利用者の利便が高まると考えた結果です。また、運行時間帯は、コミュニティバスと重ならないようになっています。  施設送迎無料バスにつきましては、9月6日の本委員会で米丸委員の質疑に対する答弁の中で申しましたように、コミュニティバスとの調整は今後の課題であると認識しております。  次に、米丸委員からお尋ねいただいた施設送迎無料バスに子どもたちだけで乗ることについて、御説明いたします。  教育委員会は、基本的に全学年児童に対し、子どもだけで校区外へ行ってはいけないと指導しており、習い事など、子どもたちだけで校区外へ移動する場合は、保護者に家庭内で安全面などの指導をお願いした上で判断していただいております。そこで、9月6日の私の「施設送迎バスの運行は、主に小学生の方々等が、夕方のスイミング等に来られるよう、安全にお越しいただけるようという配慮の中で運行しているものである」との答弁を次のように修正させていただきたいと考えております。  申し上げます。施設送迎無料バスは、総合スポーツセンターの利用が高まるように、また、週末の駐車場の混雑解消の対応を含め、どなたでも利用できるバスでございます。そこで、先ほどの施設送迎無料バスの小学生の利用についてですが、小学校校区外へ出かける際は、できる限り保護者同伴で、それが困難な場合は、家庭での安全に移動する指導を徹底するという教育委員会の方針でございますので、健康スポーツ課と教育委員会と連携して、保護者への周知について、教育委員会を通じて、改めてお願いしていきたいと考えております。  説明は以上でございます。 298: ◯委員長(與國 洋君) 竹下委員。 299: ◯委員(竹下尚志君) 今のその子どものやつは、相互の調整でやって何かあやふやだな。はっきりぴしゃっと、親の了解つけたから子どもに何か持たして乗したとかにせんと、なすり合いの感じがせんでもないけども。責任が。 300: ◯委員長(與國 洋君) 岩隈課長。 301: ◯健康推進部長(神田芳樹君) ただいまの説明は、教育委員会の方針に健康スポーツ課も従っていくという意味でありますけれども、実態として、子どもたちが1人でそういったバスに乗るというところについては、例えば、保護者の了解なり同意ということまでは、現在、想定しておりませんので、そういった御意見もあったということは、教育委員会のほうにも伝えてまいりたいと考えておりますが。 302: ◯委員長(與國 洋君) ここで暫時休憩します。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後1時50分                 再開 午後2時00分                ──── ─ ──── ─ ──── 303: ◯委員長(與國 洋君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。金堂課長。 304: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 先ほどの就学援助の関係での吉居議員からのお尋ねにお答えいたします。  28年度は、まず、当初予算編成した後、12月補正で受給状況等を確認して、決算見込みを行いました。その際、小学校費は減額、中学校費は増額をした経緯がございます。  まず、12月補正に計上した時点がですね、決算見込みが小学校が1,451名で、これに対して、決算が1,430名。21名分の予算が余剰になったと…… 305: ◯委員長(與國 洋君) ちょっと今の部分を説明してください。1,451名で計画して、1,430名になったのが補正して、最終的には1,483名になったってことになるんですか。 306: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 申しわけございません。この要保護・準要保護の仕組みがですね、各費目の中に、この部分は生活保護費でみるものがあったりとか、他法優先でですね、一概に紋切り型で整理がつきにくい費目があります。先ほど冒頭申し上げたのは、要保護・準要保護全ての受給の児童数であったりとか生徒数、それに基づく受給率でございました。予算ベースは今度は、生活保護費でみるものと、そうでないものをさらに細かく分けていきますので、率というよりも細かい費目ごとの児童数とかの見込みを立てて積み上げる必要が予算上はあります。したがって、先ほどの説明と若干予算における数字上の相違が生じてくるものでございます。 307: ◯委員長(與國 洋君) 吉居委員、単なる人員だけで言ったってなかなか理解しにくい部分があると思うんですよね。 308: ◯委員(吉居恭子君) 要保護・準要保護って言ったからあれなんですけど、例えば準要保護の資格っていうか、条件の範囲に入る人と、実際に受けた人っていうのとがもしわかればと思ったんですけど、それはわからないんですかね。 309: ◯委員長(與國 洋君) 金堂課長。 310: ◯学校教育課長金堂円一郎君) 28年度は所得要件等を見直したスタートの年でもありました。これは、当初予算の予算審査の中でも資料をもとに御説明した部分になります。28年度当初は、26年度の実績に基づいてお話をさせていただいたんですけども、結果ですね、27年度は受給対象者が、28年度の実績でございます、小中学生のいる保護者の数、世帯数でいけば7,792世帯です。そのうち、認定基準を満たす世帯、所得の要件を満たす世帯が2,246世帯。2,246世帯の方が所得要件を満たす世帯になります。このうち、実際に申請をされ認定された方が1,581世帯になります。全体の世帯数から要保護・準要保護の認定の率は20.3%なんですけども、所得要件を満たす世帯のうち実際に受けられた世帯は、70.4%の方が受けられております。これは、26年度、27年度の比較をしますと、26年度は60.9%の方でした。一昨年度、27年度は66.2%でございました。28年度は70.4%でございましたので、徐々に周知を図って、就学援助の制度の御案内を確実にしておりますので、認定世帯の方の申請率は向上しているところでございます。  以上になります。 311: ◯委員長(與國 洋君) 吉居委員。 312: ◯委員(吉居恭子君) ありがとうございました。 313: ◯委員長(與國 洋君) じゃあ、補足説明については終わりますが、質疑はありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 314: ◯委員長(與國 洋君) 質疑なしと認めます。どうも教育部の皆さんありがとうございました。  これで予定しておりました質疑は全て終了いたしました。その他、委員の皆様から、第66号議案に対し、質疑漏れはありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 315: ◯委員長(與國 洋君) ないようでありますから、第66号議案に対する質疑を終結いたします。  次回の委員会は、9月21日木曜日。なお、代表者会議終了後、議案の採決及び委員長報告案の調整としております。  以上で本日の決算審査特別委員会を散会いたします。お疲れさまでした。  ここで事務局から連絡事項がありますので、緒里局長、よろしくお願いいたします。 316: ◯局長(緒里哲司君) 事務局から、あすとあさってのスケジュールにつきまして、改めて御確認という意味で御案内をさせていただきます。  初めに、あす20日水曜日につきましては、午前10時から、各常任委員会で議案の採決で、午後1時30分から議員研修会が予定されております。議員研修会につきましては、開催場所は全員協議会室、研修内容は議会基本条例についてでございます。午後1時30分から午後3時30分までの約2時間の予定でございます。  次に、あさって21日木曜日につきましては、午前10時から、代表者会議、意見書案についてでございます。代表者会議終了後に、決算審査特別委員会で議案の採決、また、午後1時から議会運営委員会開催の予定で、協議事項は議会基本条例についてでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 317: ◯委員長(與國 洋君) 連絡事項が終わりましたので。本当に御苦労さまでございました。よろしくお願いします。                ──── ─ ──── ─ ────                 散会 午後2時08分...