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平成16年第1回定例会(第6日) 名簿 2004-03-26
平成16年第1回定例会(第6日) 本文 2004-03-26

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  1. 筑紫野市議会 2004-03-26
    平成16年第1回定例会(第6日) 本文 2004-03-26


    取得元: 筑紫野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    1:                 午前10時00分開議 ◯議長(田中  允君) おはようございます。出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  お手元に配付しております議事日程の順序に従い、本日の会議を進めます。       ────────────・────・────────────   日程第1.議案第8号   日程第2.議案第9号 2: ◯議長(田中  允君) 日程第1、議案第8号筑紫野在宅障害者通園施設の設置及び管理に関する条例の制定の件及び日程第2、議案第9号筑紫野講座等受講料徴収条例の一部を改正する条例の制定の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 3: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 おはようございます。議案第8号筑紫野在宅障害者通園施設の設置及び管理に関する条例の制定について、審査の経過と結果について御報告いたします。  本件は、カミーリヤの南側に建設中の障害者施設等、本年4月落成予定ですが、そこに入居予定のさるびあ学園につきまして、これまで筑紫野市在宅心身障害児(障害者)通園事業実施要綱に基づき各地の障害施設に入所、通所できない方たちを預かってきた施設ですが、今回の移転を契機に施設を充実し、定員、職員をふやして公の施設として位置づけ、その設置及び管理について、地方自治法第244条の2の規定に基づき条例化しようとするものです。  第4条で施設の名称を筑紫野市在宅障害者通園施設、愛称「さるびあ学園」と定め、第5条で施設の事業として日常生活訓練に関すること、療育訓練に関すること、社会適応訓練に関すること、その他障害者の自立と社会参加の促進に関することの四つの事業が上げられています。  第9条の使用料については、別表第1に、使用者から徴収する使用料が収入等による階層区分ごとに月額ゼロ円から4万500円まで徴収金額が定められていますが、備考欄には、負担すべき使用料の上限が3年未満の人は1万6,000円、3年以上の人は2万6,500円とされております。扶養義務者から徴収する使用料についても同様の規定が設けられています。執行部の説明では、現在、さるびあ学園の学園生は17名で、全員が20歳以上、未婚であり、扶養義務者はおられず、本人の所得は障害年金ですから、通所については通所の必要経費が認められるので、それを差し引けば本人の費用負担は発生しないということです。  委員の中から、B棟3階のふれあいルームは自由に他の団体も使えるということを、わかりやすく知らせるべきではとの意見が出され、生活福祉課長よりそのようにアピールをしていくとの回答がありました。  また、療育相談、療育訓練については、大切な事業だが、使用料はとの質問に対し、さるびあ学園でやる療育訓練は1回40分で1,000円の使用料をいただく。B棟3階で行う療育相談事業は無料にするとの回答があったところです。  委員会としては慎重に審査した結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しております。  次に、議案第9号筑紫野講座等受講料徴収条例の一部を改正する条例の制定の件について、審査の経過と結果について報告いたします。  本件については、執行部より現在行っている昼と夜のパソコン講座のうち夜の講座を受講者の希望により1回3時間を1回2時間に変更するに当たって、受講料の単位を1講座並びに1回から1課程に改正するもので、受講料そのものに変更はないとの説明を受けました。  パソコン講座の受講者の意見を聞き、受講しやすいように改善するための改正であり、委員会としては慎重に審査した結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 4: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長の報告に対する質疑に入ります。
     まず、筑紫野市在宅障害者通園施設の設置及び管理に関する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 5: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 6: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  しばらく休憩いたします。                 午前10時04分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前10時05分再開 7: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 8: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、筑紫野市講座等受講料徴収条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 9: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 10: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 11: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第3.議案第10号   日程第4.議案第11号   日程第5.議案第12号 12: ◯議長(田中  允君) 日程第3、議案第10号上水道給水協定の件から、日程第5、議案第12号筑紫野自動車駐車場条例の全部を改正する条例の制定の件までの3件を一括して議題といたします。  本3件に関し、委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 13: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 おはようございます。議案第10号上水道給水協定、議案第11号下水道の排水協定及び議案第12号筑紫野自動車駐車場条例の全部を改正する条例の制定についての3件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。  まず初めに、上水道の給水協定の件について御報告申し上げます。  本給水協定は、当市と隣接しております太宰府市と行政区域の境界が入り組んでいることから、上水道の工事の施行及び維持管理を効率的に行うため、地方自治法の規定により両市が協議を行い、上水道の給水に関する事項を定めているもので、本年3月31日をもって期限切れになることに伴い、協定を更新しようとするものでございます。  審査の中では、5年前と今回の給水戸数の増減について質疑が出され、執行部からは給水戸数は168戸が96戸となっている。理由は、当市の本管設置に伴い、当市からの給水が可能になったためと答弁がなされました。  委員会では、住居表示の変更に伴う地名の表記及び期間以外は、現協定からの変更がないため、特に問題もなく、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、下水道の排水協定について御報告申し上げます。  本排水協定は、当市と隣接しております太宰府市と行政区域の境界が入り組んでいることから、下水道の工事の施行及び維持管理を効率的に行うため、地方自治法の規定により両市が協議を行い、下水道の排水に関する事項を定めているもので、本年3月31日をもって期限切れになることに伴い、協定を更新しようとするものでございます。  審査の中では、上水道に比べ、協定の項目が多いがなぜか、との質疑に対し、執行部からは、工事の施行による排水面積割合維持管理の負担割合、また、使用料及び受益者負担の賦課や徴収に上水道と仕組みが違う点について説明がなされました。  委員会では、住居表示に伴う地名の表記及び期間以外は、現協定からの変更がないため、特に問題もなく、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、筑紫野市自動車駐車場条例の全部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  本件は、利用者からの利用時間や料金の見直し、要望にこたえるため、大門高架下駐車場における利用時間の拡大及び駐車料体系の改善を図り、利便性をさらに高めるため、現条例の全部を改正しようとするものでございます。  審査の中では、無人化のための機械化の導入経費はどうなったのか。最初の4時間以内無料化の設定はどのように検討されたのかとの質疑に対し、執行部からは、6年程度のリース契約と試算では、年間300万円程度の導入経費となること、契約内容は保守点検、修理、料金収納、トラブル対応などの全般を含む管理委託を予定している。また、最初の4時間以内無料化については、駐車場設置の主たる目的である天拝公園や登山、湯町の御前湯の利用客の多くがおおむね4時間程度の利用範囲が統計的にも想定されることから、その時間設定に至っているとの答弁がなされました。  あわせて利用時間を超えた場合の使用料の考え方や深夜における防犯体制のあり方等についても説明を受けたところでございます。  また、委員から、今回の改正は、よい取り組みであるが、交通緩和、環境保全の観点から本駐車場パークアンドライドの拠点化として検討したらどうか。常時利用される方へ定期券の発行を導入したらどうか等の意見が出され、執行部からは、駐車場の有効かつ円滑な運営のため、利用状況の推移を見ながら将来的には検討を進めたいとの答弁がなされました。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会としましては特に問題もなく、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 14: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、上水道の給水協定の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 15: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論をされる方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 16: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 17: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、下水道の排水協定の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 18: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論をされる方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 19: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 20: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、筑紫野市自動車駐車場条例の全部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 21: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 22: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 23: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第6.議案第16号 24: ◯議長(田中  允君) 日程第6、議案第16号平成15年度筑紫野市一般会計補正予算(第5号)の件を議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 25: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 おはようございます。議案第16号平成15年度筑紫野市一般会計補正予算(第5号)について総務委員会に付託を受けていましたので、審査の経過と結果を報告いたします。  本補正予算の内容につきましては、年度末となったことから、事業費の確定並びに予算額の確定、または、入札等に伴う精算的な補正でありまして、減額する分と増額する分を差し引きいたしまして、結果的には588万6,000円を追加補正を、歳入歳出予算の総額を282億222万3,000円とするものと、あわせて繰越明許費の設定及び債務負担行為の補正並びに地方債の補正がなされるものであります。  減額になる主なものにつきましては、昨年の人事院勧告に伴う人件費の減9,930万6,000円、社会福祉法人寿光園施設整備補助金の減1億1,613万8,000円、宝満環境センターの建設が1年延期になったことから、清掃施設組合負担金の減1億3,719万7,000円などであり、増額となるものは、基金積立金の増8億5,766万7,000円、福岡水道企業団出資金3,345万1,000円、公債費の7,005万円が主なものであります。  委員会といたしましては、款項にわたる説明を受け、慎重に審査をいたしました結果、全員一致、本件を原案どおり可決するべきものと決しました。  以上でございます。 26: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 27: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、反対討論をされる方、挙手を願います。1番、城間議員。 28: ◯1番(城間 広子君) 1番、日本共産党の城間広子です。  平成15年度一般会計補正予算案について反対討論を行います。  本補正案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ588万6,000円を追加し282億522万3,000円とするものです。  しかし、本補正案には、昨年の11月の第7回市議会臨時会で可決された筑紫野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に基づいて、職員給与の減額が組み込まれています。この条例につきましては、人事院勧告に準じて市職員の給与を減額するもので、私たち日本共産党市議団は、反対討論の中で人事院勧告公務員労働者労働基本権を奪っている代償措置として労働者の福祉、利益の保護機能を負っているにもかかわらず、その役割を放棄して2年連続の賃下げ勧告であること。減額は市職員1人平均18万円、一般職総額で約9,279万円にも上り、市職員の家族の生活への影響だけでなく、筑紫野市への経済にも影響を与えること、また、民間労働者に対する賃下げに利用され、賃下げの悪循環を招くおそれがある。このことを指摘して反対を表明しました。  本平成15年度一般会計補正予算案は、この条例に基づいて、市職員の給与の減額、約9,000万円が組み込まれたものであり賛成することはできません。  以上の理由で反対いたします。 29: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方は挙手を願います。                 〔「なし」の声あり〕 30: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                   〔起立多数〕 31: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第7.議案第17号
      日程第8.議案第18号 32: ◯議長(田中  允君) 日程第7、議案第17号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の件及び日程第8、議案第18号平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。17番、市民環境委員長。 33: ◯市民環境常任委員長古瀬富美子君)〔登壇〕 おはようございます。市民環境委員会に付託されておりました議案2件について、その審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、議案第17号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の件であります。歳入歳出それぞれ3,843万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ61億8,367万2,000円とするものであります。  この補正につきましては、年度末予算執行見込みと国及び交付金等の額の決定に伴うものであります。  主なものとして、歳出では、一般被保険者療養給付費の補正増、高額療養費共同事業医療費拠出金の補正減、また財源の組み替えなどであります。  歳入での保険税については、平成15年度からの税の賦課制度が変わり、当初予算時の試算と誤差が生じたための減額であります。  また、平成15年度から高額医療費拠出金に対して拠出金額の4分の1の相当額を国と県がそれぞれ負担するように改正になり、補正で計上されているものです。  委員会といたしましては、審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)の件であります。  歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,003万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ75億622万4,000円と定めるものでございます。  この補正につきましては、年度末予算執行見込みと国及び交付金等の額の決定に伴うものであります。歳出では、医療費支給費の減額であります。これは高額医療費に当たる費用が月1,000万円程度予算計上されていたものが、現実的には500万円程度で済んだための補正減であります。  歳入は、医療費交付金の減額であります。国庫支出金、県支出金、繰入金を歳出が減った分、その割合で減額されているものであります。  委員会といたしましては、審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。 34: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 35: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 36: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 37: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 38: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 39: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 40: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。                 午前10時24分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前10時25分再開 41: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第9.議案第19号   日程第10.議案第20号 42: ◯議長(田中  允君) 日程第9、議案第19号平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)の件及び日程第10、議案第20号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 43: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 議案第19号筑紫野奨学資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、審査の経過と結果について御報告いたします。  奨学金については、本年度から全市民対象奨学資金貸与事業同和対策奨学資金貸与事業が一緒に編成されています。平成20年3月には、統合したものをつくる方向とのことです。  本件は、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ452万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ741万9,000円とするものです。  現在、この奨学金の貸し付けを受けているのは、全市民対象が高校生15名、大学生はありません。同和対策奨学金は、高校生が9名、専修学校が2名です。  委員から、全体的に不景気な社会状況の中で、子どもを学校にやりたくてもやれない人が何人もいると思うが、せっかく予算を組んだのになぜ減額になっているのかとの質疑がありました。  これに対し執行部より、一つには、全市民対象奨学資金貸与事業は、今までの制度を継続しているが、同和対策奨学資金は、今まで貸与で運営していたもので、今回は1年生の分を貸し付け、2年生、3年生は、現行制度で運用している状況であること。二つには、他の奨学金制度日本育英会、福岡県奨学会の方が貸付金額が少し高いこともあり、そちらを希望されたのではないかと考えられる、との説明がありました。  また、本制度は1年目であり、1年生が対象であるが、来年度は1年生、2年生が対象になり、対象人数もふえていくので、さらに予算も必要になると考えているとの説明も受けたところです。  審査の中で、委員会としては、厳しい財政ではあるが、本事業の予算がカットされることがないよう、奨学金制度の設立の意義を踏まえ、さらに充実発展させられるよう要請し、執行部からも予算がカットされないよう制度の意義も踏まえ努力するとの回答を得たところです。  審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、審査の経過と結果について報告します。  本件は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ642万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ36億6,516万8,000円と定めるものです。  歳入の主な内容は、介護給付費交付金の減2,864万円と一般会計繰入金7,495万9,000円です。  歳出の主な内容は、居宅介護サービス給付費の増3,392万円と施設介護サービス給付費の増1,085万7,000円です。  委員より居宅介護サービスが伸びているということだが、件数にしてどのくらいかとの質問があり、月々伸びてきていて、3月で1,045人、12月で1,166人と120人ほど伸びている。今後2月まで伸びると予想しているとの説明でした。  また、スタートして4年たつが、介護保険が第2の国保になるのではという心配の声がある、大丈夫かとの質問に、課長より、給付が伸びれば市の負担12.5%も伸びてきます。市としては介護予防の対策や3カ月で1,000件程度のケアプランをチェックし、各事業者に指導、助言をしている。市職員の超過勤務分については、この件についての市職員の超過勤務分については、国から適正化事業の補助金をもらっている。新年度では、ケアマネジャーを1人雇用して事業の適正な運用のチェックに当たらせたいと考えているとの説明を受けたところです。  また、健康福祉部長より、国の社会保障審議会で15、16年度で導入後5年の見直しに向けてさまざまな見地から検討がされているので、平成17年度から新しい内容が出されると思うが、自治体においても行政運営の工夫がさらに必要になってくると考える、との説明を受けました。  審査の結果、原案のとおり可決することに決しました。  以上、報告を終わります。 44: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 45: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論に入ります。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 46: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 47: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 48: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 49: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 50: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第11.議案第21号 51: ◯議長(田中  允君) 日程第11、議案第21号平成15年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 52: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 議案第21号平成15年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。  今回補正されます内訳といたしましては、歳入の面では、受益者負担金や施設使用料、県支出金などの確定による増減補正とともに一般会計からの繰入金の財源調整が主なものです。  また、歳出の面では、農業集落排水施設の維持管理費や建設費などの事業費がほぼ確定したことなどによるもので、歳入歳出それぞれ1,667万8,000円を減額し、6億741万7,000円とするものでございます。  審査の中では、22節補償補てん及び賠償金61万9,000円、27節の公課費1,133万6,000円の増額補正の理由は、なぜこのような事態になったのかについて質疑が集中し、本件については、昨年10月に平成12年度、13年度、14年度の3カ年に対し税務署の課税調査が行われた際、現年度繰越分を課税仕入れ等にかかわる特定収入以外の特定収入として計上するように修正申告指導があったため、過去3カ年の還付に対する修正を行い、消費税の本税、加算税、延滞税を一体とする納付額が生じてきたものであるとの答弁がなされました。  委員会では、過去からの税務署協議に継続性はないのか、本税だけの納付にできないのか、他市にも同様な指摘を受けていたのか、税とはいえ、公金の支出に少し安易過ぎるのではないか等の質疑、意見が出たため、再度、執行部において、税務署協議内容等の確認のため時間をとり、再度委員会を開催することになりました。  改めて開催いたしました委員会では、執行部から、前任者を含め過去から税の申告相談は行っていたが、消費税申告の数字的な計算まではいかず、記載内容の指導にとどまっていたものであるとの答弁がなされました。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会では、審査のまとめに当たり、今後、事務処理の執行に当たっては、適正かつ正確を期すためにも一層の研さんを図っていただきたい。あわせて今後は関係機関との相談・協議については密に行われたい。  以上の2点について意見を付し、全員一致にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 53: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 54: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方、ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 55: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。
                   〔「異議なし」の声あり〕 56: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第12.議案第22号 57: ◯議長(田中  允君) 日程第12、議案第22号平成15年度筑紫野市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  本件は、川上議員、横尾議員、天原議員及び秋岡議員と利害関係のある事件であります。よって、地方自治法第117条の規定によりただいま申し上げました4人の議員の退席を求めます。         〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 退席〕 58: ◯議長(田中  允君) 本件に関し委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 59: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 議案第22号平成15年度筑紫野市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、総務委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果を報告いたします。  本件は、現行の予算から6,986万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を14億1,256万5,000円といたすものでありますが、内訳は土地取得の減と公債費の減に伴うものであります。本関係は土地開発公社健全計画のために設置されたものでありまして、この会計で買い戻す場合には、公共用地先行取得債が認められますとともに、償還利息の2分の1について特別交付税措置がなされるというものであります。  このような中で、今年度は、次田・大門線関連土地、二日市西2丁目1052の1、7億6,225万2,397円。具体的に言いますと、シルバー人材センターがありますところですね。それから、道路公園のサービス課が今使用している土地であります。  それから、二つ目が、消防署拡張事業に関する土地であります。大字立明寺655の1、ほか隣接地の4筆で4億3,511万7,921円です。  それから、三つ目が、杉塚・上古賀線事業に関する土地であります。上古賀1丁目322の7、これは4,365万9,741円です。  四つ目が学校給食施設整備事業関係の土地であります。永岡722番地の1です。1億6,237万4,893円です。  以上の4件の土地を買い戻すというものであります。当初予算は14億2,700万円の用地取得費を計上されていましたが、取得額が確定したために2,440万円の減額をするものであります。あわせて償還利息4,321万9,000円を減額するというものでございます。  執行部からは、平成13年度から17年度の5カ年計画で土地開発公社健全計画は順調に進んでおりますという報告を受けております。  なお、採択にあたりましては、土地開発公社理事の秋岡、横尾両委員の退席を地方自治法第117条の規定によって退席をしていただきまして、採決の結果、全員一致原案どおり可決すべきものと決しました。  以上でございます。 60: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 61: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 62: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 63: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  ここで4人の議員の除斥を解除いたします。         〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 着席〕       ────────────・────・────────────   日程第13.議案第23号   日程第14.議案第24号 64: ◯議長(田中  允君) 日程第13、議案第23号平成15年度筑紫野市水道事業会計補正予算(第2号)及び日程第14、議案第24号平成15年度筑紫野市下水道事業会計補正予算(第3号)の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 65: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 議案第23号平成15年度筑紫野市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第24号平成15年度筑紫野市下水道事業会計補正予算(第3号)の2件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。  まず初めに、平成15年度筑紫野市水道事業会計補正予算(第2号)の件について御報告申し上げます。  今回、補正されます主な内容といたしましては、人事院勧告に伴います給与改定及び事業費の確定に伴う補正減でございます。内訳といたしましては、3条予算の収入の補正はなく、支出の水道事業費用を15億3,295万9,000円とするもので、4条予算におきましては、収入の資本的収入を5億2,189万8,000円とし、支出の資本的支出を10億8,848万8,000円にするものでございます。  審査の中では5,000平方メートルを超える御笠配水池関連用地の取得について、議会の議決と予算組みの連動はどうなっているのか。現在の進捗状況はどうかについて質疑が出されました。  執行部からは、今回三つの関連用地を取得するに当たっては、一般会計は地方自治法による議決事項になるが、公営企業の資産の取得は、地方公営企業法の規定により予算で定めるものとなっていること。用地の取得については、地元の同意はいただき、回収行為に至っているとの答弁がなされました。  また、あわせて関連用地の地目内訳等についても説明がなされたところでございます。  また、委員からは、今後提出される説明資料については、詳細にお願いしたいとの要望もあり、執行部からは今後そのように努めていきたいとの回答が行われました。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、平成15年度筑紫野市下水道事業会計補正予算(第3号)の件について御報告申し上げます。  今回補正されます主な内容といたしましては、人事院勧告に伴います給与改定及び事業費の確定に伴う補正でございます。  内訳といたしましては、3条予算の収入の補正はなく、支出の下水道事業費用を18億4,623万9,000円とするもので、4条予算におきましては、収入の資本的収入を15億5,203万7,000円とし、支出の資本的支出を20億105万5,000円にするものでございます。  審査の中では、流域処理場赤字負担金の減額の理由、また、不明水調査の委託料減額の理由は何かとの質疑が出され、執行部からは、赤字負担金の減額は、宝満川流域下水道及び宝満川上流流域下水道の経費が当初見込みより大幅に減になることによるもの、また、不明水調査の予算計上は行っていたが、平成15年度は福岡県が先行して調査を行い、その結果により関係構成団体が平成16年度に実施することとなったため減額するとの答弁がなされたところです。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。 66: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成15年度筑紫野市水道事業会計補正予算(第2号)の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 67: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方、ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 68: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 69: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成15年度筑紫野市下水道事業会計補正予算(第3号)の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 70: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 71: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 72: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。                 午前10時48分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前10時49分再開 73: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第15.議案第25号 74: ◯議長(田中  允君) 日程第15、議案第25号平成16年度筑紫野市一般会計予算の件を議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 75: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 議案第25号平成16年度筑紫野市一般会計予算について総務委員会に付託を受けていましたので、審査の経過と結果を報告いたします。  本予算につきましては、3月12日から18日までの延べ5日間にわたって予算書、予算資料、委員会が要求いたしました審査資料、これはもうほとんど全課にわたりページ数で217ページに及び、執行部には大変御苦労をかけ、これをもとに審査を進めました。  執行部の説明を受ける中で、国の三位一体改革の推進の影響を受け、非常に苦慮をした予算編成をなされたということもお聞きしましたが、特に地方交付税や臨時財政対策債を合わせると、平成15年度比16.4%の大幅な減収になり、収入不足となり、歳入不足を基金取り崩しと地方債の借り入れによって補った予算となっています。  審査の中では、こうした中にありましても、福祉や教育予算については積極的な配分がなされており、一定の評価をするものであると。その他の予算につきましても、苦慮して予算編成をされた経緯が伺われると。  しかし、施政方針の中では、今年度は行財政改革元年と位置づけられているという市長の方針からすれば、その改革の姿がどこに具体的にあらわれ、どういった取り組みをされたのか、現時点では昨年12月議員全員協議会に提案された財政健全化に向けての取り組みの中の具体的実施要綱に示されているものだけではないかと。今後の予算執行の中で、具体的に取り組まれることを大いに期待するというような意見が出ました。  また、審査においては、11課の課長以下職員の出席を求め、2日間にわたり集中的に審査を行い、その集約として、総務委員会としては次の9項目を集約意見といたしました。そして、市長にその見解を求めたわけでありますが、その9項目について御報告を申し上げます。  まず1番目は、行財政運営についてであります。  平成16年度予算は、行財政改革元年と位置づけられておると。この改革は国の三位一体改革の影響が大である。筑紫野市にとっては将来を左右するものであると認識する。この改革の成功に向けては、行政はもとより市民にも十分理解と協力を得て、行政、市民一体となって目に見える形で改革が推進されるよう要請をする。  2番目には、地域交通対策についてであります。  地域交通対策の一環として、上西山バス路線運行の赤字分の補てん及び平等寺と御笠地区のバス路線の一部区間が廃止されたため、暫定措置としての予算措置が講じられている。これらを含めて今後の地域交通体系の確立に万全を期されるよう強く要請をする。  三つ目には、住基ネットシステムのセキュリティーについてであります。  住基ネットについては、平成14年8月から稼働している。執行部の説明では、二重、三重のセキュリティー対策を講じている。さらに、個人情報等の保護には一層の注意と厳重なる管理を図られるよう、なお要請をいたしました。  4番目には、福祉行政であります。  福祉行政は、社会的弱者への扶助及び支援が大きな役割であり、市の福祉政策においても積極的に推進されることは十分に認められる。真に困窮している弱者が見過ごされることがないようきめ細かな対応をされるよう要請をいたしました。  5番目に、農業政策であります。  近年、農業を取り巻く環境は大きく変貌しておる。特に、食の安全に対する関心も著しく高まっている。そうした中で消費者が安心して食されるよう、また、地産地消を発展させるような施策も講じられるよう要請をいたしました。  6番目の商工観光についてであります。  市の3大祭りは、商工、観光両面の育成発展に寄与しているということは明らかである。今後も一層の内容の充実に努められるとともに、祭りのあり方についてはより一層の工夫と検討をされるよう要請をする。  7番目、商工業対策であります。  中小企業金融預託制度は、市内中小企業者の事業経営に大きく寄与していることは明らかである。今後ともさらなる制度の充実に努められるよう要請をする。  8番目、区画整理事業の推進であります。  筑紫駅西口土地区画整理事業については、さらなる住民合意形成を図られ、財政計画を明確にして、できるだけ工事期間を短縮し、早期完成を図られるよう要請をする。  9番目、生活環境についてでありますが、宝満環境センターの新施設については、1年延期されるが、平成19年の供用開始に向け最大の努力をされたい。また、山神ダム周辺地区の上流域における産廃処理場による水質保全には十分なる対策をとられるよう要請する。  以上、9項目にわたる意見を集約いたしまして、3月18日に先ほど申し上げましたように、市長並びに助役の出席を求めまして、それぞれの項目に対する考え方、取り組みの姿勢について見解を求めたところであります。  市長は、項目ごとに見解を表明されましたけれども、それぞれの要請事項に対しましては、その要請内容が実現できるよう、可能な限りの努力をしてまいりますという総括的にそういった意味のことで決意を示されました。このことについては、市長にも確認済みでございます。
     その後、討論をいたしました。討論の中では、1名の委員から、特別措置法の期限切れにもかかわらず同和対策予算が組まれていること。二つ目、ごみ減量化は、今、本市では進められている。宝満センターの規模縮小については再検討すべきだと。三つ目、ごみ袋代金の値下げは新宝満センターの稼働を待たずに実行すべきだ等の反対の理由で反対討論がなされました。  採決の結果は、賛成多数で原案どおり可決するべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 76: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 77: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、反対討論をされる方は、挙手を願います。2番、篠原議員。 78: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。  平成16年度一般会計予算案について、反対の立場で討論をいたします。  平成16年度の財政状況は、政府の進める三位一体の改革の影響で地方交付税の6億4,900万円、臨時財政対策債の2億6,100万円、合わせて10億3,000万円の前年度比16.4%の減と厳しい財政状況にあります。基金の取り崩しは27億4,441万円に上り、初めての財政調整基金の4,500万円の取り崩しまで行われています。また、市債は41億6,780万円と歳入の14.2%を占め、昨年度比3.8%の増となっています。  市税については、法人税は若干の増になっているものの、個人の市民税は1億4,818万円の減の38億7,399万円と引き続く不況を反映して、市民の生活の厳しさをあらわしています。  歳出についてですが、公債費が38億3,379万円と歳出全体の18.7%を占め、前年度比8.1%の増となり、経常収支比率は96.3%と、昨年よりさらに5.7%の悪化となっています。ますます硬直した予算となっています。  そのような本市の厳しい財政状況の中で、身体・知的障害者への支援事業などで一定の前進は見られるものの、2002年3月に国の施策が終結しているのにもかかわらず、同和対策事業が継続されています。予算審査資料の同和対策事業性質別予算状況及び財源内訳で見ると、総額7億3,069万円と一般予算歳出の2.5%を占めています。  また、その財源は、県補助金は291万円のみで、厳しい市の一般財源から6億5,257万円を充て、一般財源の3.5%を占めています。  老人長寿見舞金、老人医療費助成、保育所の減免、公営住宅使用料などの個人給付事業や団体補助事業が依然として残っています。少なくとも個人給付事業は、平成18年3月に廃止すべきであるにもかかわらず、廃止のめども立ってはいません。  保育所への予算措置についても、児童1人当たりの予算は一般保育所が133万円に対して、解放保育所は261万円と大きな格差が生じています。  この大きな差は、保育内容に歴然としてあらわれてきています。職員1人当たりの保育児童数は、二日市保育所5.55人、街道保育所4.7人に対して、下見保育所は2.88人、京町保育所は2.71人となっています。他の民間保育所についても5.07人から5.8人となっています。  賄い材料費は、保育児1人当たり、一般保育所が8万7,000円から9万7,000円に対して、解放保育所は10万9,000円から12万1,000円になります。  また、消耗品を見てみれば、二日市保育所、昨年の入所保育児222人で104万円に対して京町保育所57人について107万5,000円と格差が生じています。保育内容に公平さが欠いていることは明らかです。直ちに是正すべきです。  永岡第一の同和向け市営住宅の建てかえが予算化されていますが、一般市営住宅栗木団地は老朽化が進み、危険度大にもかかわらず改築が具体化されていません。早急が改築がなされるべきです。  市民から低家賃の公共住宅の要望が強く出されています。生活密着型の公共事業として、地域経済活性化にもつながる市営住宅の建設に取り組むべきです。  また、一般市営住宅、戸数が非常に少ない中で、同和住宅の入居対象者を地区内外にかかわらず開放すべきであると考えます。  宝満環境センターの建てかえに絡んで3億601万円の臨時予算が組まれています。市長の施政方針の中で示されているように、筑紫野市では筑紫野市ごみ減量市民会議を立ち上げ、ごみ発生の抑制や減量について協議検討が行われ、循環型社会形成アクションプログラムの策定がなされようとしています。  このように、ごみ減量化の取り組みが進められています。宝満環境センターの規模縮小について再検討すべきです。また、ダイオキシンなどの環境汚染に対して安全確保のために連続監視システムの設置を行うべきです。  条件整備についてですが、建てかえの全体の合意がないまま、一部の条件整備だけが先に進むのは問題であると考えます。  ごみ袋の代金ですが、予算では売却代として2億6,261万円が計上されています。ごみ袋の代金の値下げについては、市民からの強い要望があります。市長は、議会の中で、宝満環境センターの新施設が稼働したとき検討するとの見解を示されています。稼働時期が1年延びた今、市民の強い要求でもあり、また、市長の公約でもあります。直ちにごみ袋の値下げを行うべきです。  以上をもって反対討論といたします。 79: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方、挙手を願います。                 〔「なし」の声あり〕 80: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                   〔起立多数〕 81: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。                 午前11時04分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前11時36分再開 82: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第16.議案第26号   日程第17.議案第27号   日程第18.議案第28号 83: ◯議長(田中  允君) 日程第16、議案第26号平成16年筑紫野市国民健康保険事業特別会計予算の件から、日程第18、議案第28号平成16年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の件までの3件を一括して議題といたします。  本3件に対し委員長から御報告願います。17番、市民環境委員長。 84: ◯市民環境常任委員長古瀬富美子君)〔登壇〕 市民環境委員会に付託されておりました議案3件について、その審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、議案第26号平成16年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計予算の件であります。歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ62億8,517万円と定めるものであります。  歳出の主なものは、保険給付費、これは医療費として支払いするもので、全体の62.9%、老人保健給付金、老人保健事業基金への支出27.4%、介護納付金、介護保険基金へ5.6%、そのほかが2.2%、総務費1.9%であります。  次に、歳入です。国民健康保険税は、平成15年度に法改正があり、平成15年度の課税額をもとに被保険者の所得状況、被保険者数、世帯数の伸び率を推計し、過年度分滞納繰越分は、過去3年の実績をもとに推計し、予算計上されているとのことであります。  また、平成15年度から高額医療費拠出金に対して、拠出金の4分の1に相当する額を国、県が負担するとのことであります。  収納率については、平成14年度実績で計上されていますが、平成14年度の収納率は88.66%で、交付金が7%減額されたとのことでしたので、委員からは交付金のカットを減らすために収納率のアップに努力してほしい旨の意見が出されました。執行部からは、収納対策本部を設け徴収率アップに努力しており、成果が出ているとの回答を得たところです。  委員会といたしましては、審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号平成16年度筑紫野市老人保健事業特別会計予算の件であります。  歳入歳出予算総額は、歳入歳出それぞれ72億2,163万4,000円と定めるものであります。歳出の一般管理費、総務費は平成16年度1,205万7,000円で、前年度と比較して680万9,000円の減額となっております。  減額の理由は、レセプト点検委託料を老人保健会計で予算化していたものを国の適正化事業で補助対象となり、一般会計に組み替えをしたので減額されたものであります。  また、医療給付費、医療費支給費審査支払い手数料は、対象者の減少に伴う減額であります。  続いて、歳入についてでありますが、平成18年の10月以降は支払い基金から5割、国が3分の1、残りの12分の1づつが県、市が負担する形に変わる予定であり、現在、段階的に調整中であります。平成16年度の歳入の医療費交付金、審査支払い手数料交付金は、交付金の率が下がっていることと、対象者の減少も含めての減額でありますが、国庫支出金、県支出金、市の繰入金については、毎年率がふえていくため増額になるということであります。  委員からは、制度改正に伴うクレームについての質疑がありましたが、執行部からは、市民の不安に対しきちんと説明しているので今は苦情はないとの回答を得たところであります。  委員会といたしましては、審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号平成16年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の件であります。  歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,675万2,000円と定めるものであります。特に、歳入の基金繰入金については、積立金からの繰り入れで、一般会計からの繰り入れはなく、前年度と比較して108万4,000円の増となっており、これは、県補助金の減少、債務者の数の減少と償還金の減少が大きな要因になっているとの説明であり、今後は償還率の向上に向けさらに努力をしていくとのことでありました。  委員会では、今までの取り組みとして努力されていることはわかるが、今は返済だけの特別会計であるから、きちんと返してもらうように。一番大事なのは不公平をなくし、借りたものは返してもらうということを念頭に置いて鋭意努力され、償還について頑張ってもらいたいと意見が出たところであります。  委員会といたしましては、審査の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 85: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成16年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 86: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  次に、平成16年度筑紫野市老人保健事業特別会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 87: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  次に、平成16年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 88: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、平成16年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 89: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 90: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市老人保健事業特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 91: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 92: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。まず、反対討論をされる方は、挙手を願います。2番、篠原議員。 93: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。  議案第28号平成16年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計について、反対の立場で討論をいたします。  住宅新築資金貸付事業は、同和対策事業の中の中心的な重要事業で、地対財特法が平成13年度末をもって失効なった後も公債費の最終納期は平成33年と大きな負債となって残っているものです。  貸付金の滞納繰越額は、平成14年度決算で1億543万円、平成15年12月末の資料では、滞納金の類型は1億1,253万円になり、さらに膨らむ傾向にあります。平成14年度の決算審査意見書で、未償還額の回収については今後も格段の努力を要望するとなっています。  しかし、平成16年度予算では、償還金は前年度比78万5,000円の減で1,631万2,000円、一方で基金からの繰り入れは108万4,000円の増で1,217万8,000円となっています。同和対策事業の重要な残事業である本件事業には、毅然とした対応をとり、未償還については放置したまま先送りにせず解決に当たり、償還率の向上に努めるべきです。  以上を指摘し、反対討論といたします。 94: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方は挙手を願います。                 〔「なし」の声あり〕 95: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                   〔起立多数〕 96: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第19.議案第29号
      日程第20.議案第30号 97: ◯議長(田中  允君) 日程第19、議案第29号平成16年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計予算の件及び日程第20、議案第30号平成16年度筑紫野市介護保険事業特別会計予算の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 98: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 議案第29号平成16年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計予算について、審査の経過と結果について報告いたします。  本件は、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1,401万2,000円と定めるものです。  1款事業費1項貸付事業費1目奨学資金貸付事業費は610万6,000円、前年度対比116万4,000円の増、対象人員は、高校19名、大学2名、合計21名で前年度より4名増となっております。  2目の同和対策奨学資金貸付事業費は790万6,000円、前年度対比90万4,000円の増、高校19名、大学1名、専修学校4名、合計24名、前年度より3名増となっております。  2款繰入金1項繰入金で、一般会計より1,083万9,000円、前年度比268万3,000円増の繰り入れとなっております。  審査の中で、基金繰り入れ分の基金はどのくらいあるのかとの質問に対し、16年3月末で1,655万1,000円との説明を受けました。  また、文教福祉委員会として、今後市内の子どもたちのうち、他の奨学金も含めてどの程度の子どもたちが奨学金を受けているのか。その全体的な増減の推移を見ていく必要があるという意見が出され、執行部に今年度の奨学金の利用者数を調査され、報告されるよう、また、今後は、委員会に奨学金の利用者数、増減の推移がわかる資料を提出されるよう要請したところです。  委員会では、慎重に審査した結果、原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第30号平成16年筑紫野市介護保険事業特別会計予算について、審査の経過と結果について報告いたします。  本件は、第1条で歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ36億2,785万5,000円と定め、第2条で歳出予算の流用について定めようとするもので、総予算で、前年度対比3.5%の増となっております。  歳入の主なものは、介護保険料のうち、65歳以上の市民で月額1万5,000円以上の年金から差し引かれる特別徴収が5億5,754万1,000円、人員では1万2,140名です。月額年金1万5,000円以下の市民から徴収する普通徴収は9,886万6,000円となっています。国庫負担金の中で今年度事務交付金がゼロになっているのは、三位一体の改革で事務費が一般財源化されたため、一般会計からの繰り入れとなっているためです。  歳出のほとんどは保険給付費で、そのうち居宅介護サービス費は10億6,237万4,000円、施設介護サービス費は20億5,732万3,000円で、入所者は500人です。一番大きな給付になっています。  また、手すりや段差の解消など、住宅改修のための居宅介護住宅改修費は、1人平均14万円で180件分計上されています。  審査の中で、委員より、高齢化社会にあわせて保険給付費は出ていくが、入ってくるのは三位一体の改革などでカットされる。どのあたりで努力をするのかとの質問に、適正化事業と長期的な介護予防の取り組みに努力していく。介護予防は即効性はないが、施設介護は今500人で20億円、2倍の1,000人になれば40億円になる。介護予防はできるところからやっていきたい。  同時に、全国ベースで言えば、保険料で3.3倍の開きがあるなど、同じ法律なのに保険料が2,000円切っているところから6,000円近くまでの格差がある。これらの是正を含め、福岡県市長会等を通じて財源確保等について国に改正するよう求めているとの説明を受け、また、40歳以上、65歳未満の保険料徴収は、若年者の減少により年々減っていってしまうのではとの質問には、課長より、確かに支払い基金は財源的に苦しくなっていくが、法で決まっている給付額の32%はきちんと入ってくることは間違いないとの説明を受けました。  保険料を滞納しているので利用できないという人はいるのかとの質問には、給付制限に該当している人は現時点ではいないとの説明を受けたところです。  委員会としては、財源確保や低所得者対策など市長会が国に出している要望書を資料要求し、本件については全員一致、原案のとおり可決することに決しました。  以上、報告を終わります。 99: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成16年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計予算の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 100: ◯議長(田中  允君) 次に、平成16年度筑紫野市介護保険事業特別会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 101: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、平成16年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 102: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 103: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市介護保険事業特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 104: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 105: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第21.議案第31号 106: ◯議長(田中  允君) 日程第21、議案第31号平成16年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計予算の件を議題といたします。  本件に関し委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 107: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 議案第31号平成16年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計予算の件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。  本事業は、農業振興ゾーンにおける快適な住環境の形成、雑排水による環境悪化の抑制を目的として、平成4年度より年次整備計画に基づき実施されているところでございます。  本予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、対前年度比0.4%減の6億1,615万7,000円とするもので、主な内容といたしましては、御笠、阿志岐、平等寺、吉木の4処理区の維持管理費用と現在進めております山口処理区の管路施設工事等が計上されているところでございます。  審査の中では、市行財政改革元年の縮減施策として、時間外勤務手当の考え方と積算方法、受益者分担金と全世帯加入促進の働きかけはどうなのかについて質疑が出され、執行部からは時間外勤務手当は前年度の1人当たりの給料月額の8%を計上しているが、新年度においては縮減に向けて努力をしていきたい。  また、世帯加入率は88%であり、家庭の事情等による未加入世帯にも地元の管理組合と一緒に引き続き加入促進を働きかけていくことなどが答弁されました。  あわせて運営管理委託料や役務費の内訳、国、県補助の財源内訳にも質疑が出され、地元管理組合への負担額、汚泥処理費の説明、補助、単独工事の計上方法について説明を受けたところでございます。  また、委員からは、市行財政改革元年の趣旨を理解され、事業を進めていく上におかれても、常にその意識づけを持たれたいとの意見が出されたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。 108: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 109: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 110: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 111: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第22.議案第32号 112: ◯議長(田中  允君) 日程第22、議案第32号平成16年度筑紫野市土地取得事業特別会計予算の件を議題といたします。  本件は、川上議員、横尾議員、天原議員及び秋岡議員と利害関係のある事件であります。よって、地方自治法第117条の規定により、ただいま申し上げました4人の議員の退席を求めます。         〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 退席〕 113: ◯議長(田中  允君) 本件に関し委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 114: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 議案第32号平成16年度筑紫野市土地取得事業特別会計予算について総務委員会に付託を受けていましたので、審査の経過と結果を御報告いたします。  本件につきましては、歳入歳出11億1,296万1,000円で予算を編成するものであります。  歳出では、まず、若江公園事業関係の土地、大字若江183の5、地目は宅地であります。1億9,760万226円、現在は、地域の方々がゲートボール場として使用されているものであります。  二つ目が、筑紫駅広対象地事業に関する土地であります。大字若江183の9、地目は宅地であります。ほか隣接の3筆、7,791万8,430円です。  3点目がむさしケ丘公園事業に関する土地、大字萩原586番地の3、地目は山林です。1億4,438万6,676円です。  4点目が、筑紫・津古線事業関係の土地です大字若江146の5、地目は田です。5,361万234円。  5点目がJR二日市駅西側代替地事業関係の土地、二日市西1丁目869の6、地目は宅地です。ほか、隣接の3筆で1億68万5,536円。  6点目、芸術の森公園事業関係の土地です。これ武蔵の1丁目、地目は山林ほか14筆であります。2億8,025万280円。  それから、7点目が天拝子どもの森公園事業に関する土地です。武蔵の1丁目557の3、地目は山林です。2億1,241万1,957円の土地。  以上、7件の土地を含めて合計10億6,686万7,000円の事業費と償還のための元利金4,609万4,000円であります。  歳入では、歳出に見合った用地取得事業債と一般会計からの繰出金であります。  特に、質問の中で、原田の運動広場の買い戻しを見送った経緯があるが、これはいつ買い戻すのかという指摘がございました。  これに対して執行部は、この土地開発公社健全化計画は17年度まででありますから、17年度には買い戻すよう市長と協議をしておるということでございました。  なお、本件につきましては、秋岡議員、横尾議員につきまして、開発公社理事ということから、地方自治法第117条の規定により退席をいただきまして、採決の結果、全員一致、原案どおり可決すべきものと決しました。  以上でございます。 115: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 116: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 117: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 118: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  ここで4人の議員の除斥を解除いたします。         〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 着席〕       ────────────・────・────────────   日程第23.議案第33号   日程第24.議案第34号   日程第25.議案第35号 119: ◯議長(田中  允君) 日程第23、議案第33号平成16年度筑紫野市二日市財産区特別会計予算の件から日程第25、議案第35号平成16年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計予算の件までの3件を一括して議題といたします。  本3件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 120: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 議案第33号平成16年度筑紫野市二日市財産区特別会計予算から議案第35号平成16年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計予算までの3件の審査を総務委員会に付託を受けていましたので、一括してその審査の経過と結果について御報告をいたします。  まず、二日市財産区特別会計予算でありますが、歳入歳出300万円で予算は編成されているところであります。歳入では、土地の貸付収入で湯町にあります駐車場の貸し付け201万6,000円及び石崎公園貸付料60万円などが主な収入であります。歳出は市費の事務費繰り出し金117万7,000円ほか一般管理費となっているところであります。
     本会計の質疑において、前議会の審査の中で湯町駐車場の貸付料の滞納がある旨報告されていたが、この件にどうなっているのかと質問に対しては、その収入については収入済みとなっておるという回答を得たところであります。  委員会といたしまして、本特別会計につきましては特に問題もなく、全員一致、原案どおり可決するものと決しました。  次に、議案第34号平成16年度筑紫野市御笠財産区特別会計予算であります。歳入歳出41万6,000円で予算が編成されております。歳入の主なものといたしましては、基金からの繰り入れ26万5,000円並びに九電、NTTへの電柱敷地貸付分として9万6,000円などが主なものであります。歳出は一般管理費が主なものであります。  審査の中で御笠財産区については、従前から財産区の管理費もないような状態であると。何らかの対応をなされるよう申し入れていたが何かなされたか、という質問が出され、執行部からは財産区管理会の中でお話を申し上げ、理解していただいておるが、財産区管理会だけではなく、今後御笠区区長会ともお諮りをいたしたいと。また、御笠財産区は過去各世帯から1,000円ずつ負担をし、運営してきた経緯もあると、これらを整理しようと考えるということで、これからの経緯を見守りたいという回答がございました。  そういう見通しもない、放置するのはよくないのじゃないかと、相手の結論待ちではなく、市としての方針を持ってやっていかないと、いつまでも解決をしないといった意見などが出されました。  したがいまして、御笠財産区は事務費の繰り出しもできない財政状況、また運営もままならない状態であり、存続をどのようにするのか、市としての明確な方針を出して検討されたいとの附帯意見をし、本件については全員一致、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号平成16年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計予算についてであります。本会計は、歳入歳出1,258万7,000円で予算の編成をなされるものであります。収入の主なものといたしましては、基金繰り入れ1,062万1,000円、造林補助金99万円、電柱敷地貸付金の44万5,000円などが主なものでございます。歳出では、育林事業の森林組合の委託料、作業道維持管理の森林組合の負担金などが主なものであります。  本会計につきましても、特に問題はなく、全員一致、可決すべきものと決しました。  以上、3財産区を一括して、その報告を終わります。 121: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成16年度筑紫野市二日市財産区特別会計予算の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 122: ◯議長(田中  允君) 次に、平成16年度筑紫野市御笠財産区特別会計予算の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 123: ◯議長(田中  允君) 次に、平成16年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計予算の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 124: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、平成16年度筑紫野市二日市財産区特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 125: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 126: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市御笠財産区特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 127: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 128: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 129: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 130: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第26.議案第36号   日程第27.議案第37号 131: ◯議長(田中  允君) 日程第26、議案第36号平成16年度筑紫野市水道事業会計予算の件及び日程第27、議案第37号平成16年度筑紫野市下水道事業会計予算の件の2件を一括して議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 132: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 議案第36号平成16年度筑紫野市水道事業会計予算及び議案第37号平成16年度筑紫野市下水道事業会計予算の2件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。  まず、平成16年度筑紫野市水道事業会計予算の件について御報告申し上げます。  本事業は、市民の日常生活が豊かで潤いのある環境づくりを目指し、安定的水資源の確保とともに、安全・確実な水道水を供給することを目的に、事業が展開されているものでございます。  本予算といたしましては、3条予算の収入の水道事業収益を15億5,786万2,000円とし、支出の水道事業費用を15億1,730万5,000円とするもので、4条予算におきましては、収入の資本的収入を5億5,278万2,000円とし、支出の資本的支出を14億2,030万3,000円とするものでございます。  審査の中では、水道事業の収支の推移及び事業展開の中で経費縮減に向けた施策について質問が出され、執行部から15年度は昨年12月の試算の段階で5,700万円程度の赤字が見込まれるところであるが、16年度としては4,000万円程度の黒字となる見込みである。  理由としては、普通加入金を4条予算から3条予算に変更したこと、支払い利息が減少すること、料金収入が15年度と比較した場合、4,000万円程度の増が見込まれることが黒字の要素となっている。また、縮減対策としては、義務的経費の縮減は厳しいが、職員の研修旅費の見直し、時間外勤務の手当については内部で対策委員会を設置し、縮減対策を講じていることなどが答弁されました。  あわせて海水淡水化事業に伴う配水エリアの検討について説明を受けたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、平成16年度筑紫野市下水道事業会計予算の件について御報告申し上げます。  本事業は、市民の生活環境の向上はもちろん、公共用水域の水質保全を図るため、地域性、社会的諸条件を勘案しながら、効率的な下水道施設の整備と水洗化普及・促進を目的に事業が展開されているものでございます。  本予算といたしましては、3条予算の収入の下水道事業収益を18億8,207万円とし、支出の水道事業費用を18億7,207万3,000円とするもので、4条予算におきましては、収入の資本的収入を12億8,578万6,000円とし、支出の資本的支出を16億6,769万円とするものでございます。  審査の中では、営業外費用の支払い利息の内容、資本的収入及び支出、第4条における補てんの内容、企業債の借換債について質疑が出され、執行部からは支払い利息は企業債約158億円の元金に対する利息であること、第4条の補てんは、損益勘定留保資金を充てているが、積立額の残高が減少していること、企業債の借換債は、許可範囲内で低利の融資に変更していることなどが答弁されました。  あわせて水道事業同様、経費の縮減に向けての対策を鋭意講じているとの説明も行われたところでございます。  また、委員会では、財政状況が非常に厳しい昨今、将来的な資金運用のあり方についても、今後論議が必要ではないかと意見も出されたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 133: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。  まず、平成16年度筑紫野市水道事業会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 134: ◯議長(田中  允君) 次に、平成16年度筑紫野市下水道事業会計予算の件に対する質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 135: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、平成16年度筑紫野市水道事業会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 136: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 137: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、平成16年度筑紫野市下水道事業会計予算の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 138: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 139: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。                 午後0時17分休憩       ………………………………………………………………………………                 午後1時00分再開 140: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第28.請願第1号 141: ◯議長(田中  允君) 日程第28、請願第1号年金課税強化の撤回を求める請願の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 142: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 請願第1号年金課税強化の撤回を求める請願書につきまして、総務委員会に付託を受けていましたので、審査の経過と結果を報告いたします。  本請願につきましては、総務委員であります上村委員から再度、提案理由の説明を受け、さらには国における法律の改正がどのような状況になっておるかについて、税務課長にも出席をお願いして、種々説明を願ったわけであります。  審査の中で年金受給者でも、他に所得があれば別ですが、年金所得だけで生活している方がたに対して、現行65歳以上は140万円までは非課税扱いであるとなっているのですが、改正後は120万円まで引き下げられることなど、押しなべてみますと、課税される範囲が広がっていくというものであります。で、ささやかな年金生活者であり、本当に低い年金額の人には課税しないでほしいという内容である、そのような請願であることを確認をいたしまして、総務委員会といたしましては、全員一致、採択すべきものと決しました。  以上です。 143: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 144: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。まず、反対される方は挙手を願います。18番、森田議員。 145: ◯18番(森田 健二君) 請願第1号に反対の立場で討論いたします。  年金をもらっているお年寄りの方の中にも、ある程度高額の年金収入がある方、例えば共働きだった世帯の方や、年金収入以外の収入も含めると、高額の収入になる方がおられます。しかしながら、現在のお年寄りに対する課税は、お年寄りであるだけで、現役世代と比較して優遇されている仕組みになっております。  こうした不公平を見直し、負担する力のあるお年寄りにはある程度の負担をしていただこうと、いうのが今回の課税の見直しの考え方であります。  したがって、年金額が平均以下でその年金収入のみで暮らしておられる方に対しては、課税されない水準となっております。例えば40年加入で現役世代サラリーマンだった夫と専業主婦の妻の場合の、モデル年金においては、見直し後においても税金がかからないように配慮されています。  当該、請願の内容につきましても、法改正の趣旨は年金制度を支える現役世代と受給者との税負担のバランスを確保するため、所得の比較的高い高齢者に対する課税を見直すものでございます。  なお、見直しの結果発生する年金に対する課税分は、そのままお年寄りに対して支給される年金の国庫負担に充てられることになっています。  したがって、今回の見直しは、単にお年寄りの税負担をふやすだけではなく、いわばお年寄りの中での支え合いと言われるものと理解できます。  以上の趣旨から当該請願には反対せざるを得ないことを表明いたします。 146: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方は挙手願います。2番、篠原議員。
    147: ◯2番(篠原 範子君) 2番、篠原範子です。賛成の立場で討論をさせていただきます。  今回の年金課税強化は、政府は基礎年金の国庫負担の2分の1の財源の一部を年金課税を強化することによって確保しようとするものです。公的年金等の控除を140万円から120万円に減額し、老年者控除50万円を廃止するものです。  先ほど委員長の方から報告ありましたように、このことにより押しなべて課税される範囲が広がり、低い年金額の人たちにも課税されるということにもなり得ます。このことによって、増税は5万円以上となることは年金者の生活を直撃することになり、到底容認できるものではありません。  さらに年金改悪が今財源確保のために行われようとしております。年金の保険料を自動的に引き上げる一方、給付水準を現在の年金生活者も含め、2023年度までに15%をダウンするという内容です。今でさえ暮らせないという声が多く上がっている国民年金も現在の平均額である月4万6,000円を実質月3万9,000円にする計画になっております。今、低過ぎる基礎年金の水準を引き上げ、安心して暮らせる水準を保障することこそ年金改革の第一歩ではないかと私どもは考えます。  保険料の財源は、今、年金の財源確保ということで、今回、年金課税されようとしておりますけれども、年金の積立金は2005年末には175兆円にもなると言われております。日本医師会の坪井会長でさえ毎年2兆円取り崩しても75年、80年近くもの財源はあると、このように述べられております。  保険料の引き上げや年金課税を強化することは、到底私どもは容認することができません。よって、本請願に賛成いたします。  以上です。 148: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を採択することに賛成の方は御起立願います。                   〔起立多数〕 149: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件を採択することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第29.請願第2号 150: ◯議長(田中  允君) 日程第29、請願第2号教育基本法改正にかかわる意見書提出を求める請願の件を議題といたします。  本件に対し、委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 151: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 請願第2号教育基本法改正にかかわる意見書提出を求める請願について、審査の経過と結果について御報告いたします。  本請願の審査に当たりましては、濱武委員が欠席でございました。報告しておきます。  審査に当たって紹介議員の出席を求め、請願の趣旨について説明を求めました。紹介議員より、教育基本法は全文にもあるように、日本国憲法の精神を受けてつくられたもので、憲法13条の個人の尊厳、19条の思想及び良心の自由などが今回の改正の方向で守られるのか危ぶまれること、また、中央教育審議会において、平成14年11月に教育基本法改正の中間報告が出され、賛否両論ある中で15年3月には答申案をまとめて出されたことが余りにも拙速過ぎる、次の世代を担う子どもたちの育成に関することであるから、教育基本法の改正については、国民的な議論を起こし、慎重に進めてもらいたい旨の説明がありました。  委員から憲法改正の動きと連動したものなのかとの質問に対して、紹介議員よりそうだとの回答がありました。また、戦前の国のための人材づくりと戦後の個人の尊厳を重んじる教育があるが、また、もとに戻ろうとしているから拙速にせず、今までの教育を精査してやれということと理解してよいのかとの質問や日本弁護士会会長の声明について説明を求めるなどの意見が出され、紹介議員に日本弁護士会会長の声明について概要の説明を求めました。  日本弁護士会会長声明では、中央教育審議会の答申について、以下の7つの点で問題があるとしています。第1には、21世紀を切り開く心豊かでたくましい日本人の育成という観点から改正していくというのは、教育を国家に優位な人材づくり、国家に役立つ人材づくりとして行うことであり、個人の尊重に基づく人権としての教育を危うくするものであること。  第2に、改正の新たな理念に、日本人であることの自覚や郷土を愛する心の涵養が上げられているが、これは公の教育が国を愛する心を押しつけ、個人の内面の価値にまで立ち入ろうとするもので、内心の自由を保障した憲法19条に抵触するおそれがあること。  第3には、保護者の果たすべき役割や責任について規定されているが、これは家庭教育に国家が介入することを認めるもので国際準則に照らしても疑問があること。  第4に、男女共学の規定を削除するとしているが、これは男女共同参画社会を実現する観点から問題があること。  第5に、国、地方公共団体の責務について規定するに当たり、教育行政が教育内容に積極的に介入することを認めるとする内容になっていることは、教育内容に対する国家的介入は、できるだけ抑制的であることが要請されるとする最高裁判決に反していること。  第6に、学校の教員に対し、研修と修養に励み、資質向上を図ることの必要性を規定すべきとしている点は、教員の自主的研修を制約し、教員に対する管理を一層強化することにつながるおそれがあること。  第7点は、国公立学校における特定の宗教教育や宗教活動は禁止する。現行9条2項は残すと言いながら、他方で宗教的情操に関する教育を道徳を中心とする教育活動の中で行うとしていることは、信教の自由を保障した憲法20条に抵触するおそれがあること、これを指摘し、声名は答申の取り扱いには慎重を期し、議論を重ねるように求めているとのことです。  審査の結果、本請願につきましては全員一致、採択すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 152: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 153: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 154: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を採択することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 155: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件を採択することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第30.発議第1号 156: ◯議長(田中  允君) 日程第30、発議第1号2005年度国家予算編成において義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 157: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 発議第1号2005年度国家予算編成において義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について、審査の経過と結果について報告します。  この案件の審査についても、濱武委員は欠席でしたので、御報告しておきます。  本件の審査に先立ち、発議提案者の野口議員から発議の表題の中の2005年度国家予算編成においてという文言が意見書案の表題では欠落しているため、発議の表題にあわせてほしいとの申し出があり、委員会としてこれを了承し、審査をいたしました。  本件は、教職員給与の半分を国が負担する義務教育費国庫負担制度が、政府の三位一体改革の中で事務職員の一般財源化制度からの除外、さらには義務教育国庫負担全体の一般財源化の方針が5月にも決定される可能性がある。義務教育費国庫負担制度を堅持し、交付金化や一般財源化を行わないように学校事務職員、栄養職員を対象職員として今後とも措置されるよう求める意見書を国に提出してもらいたいとの議員発議案件であります。  審査に当たり、提出者及び教育長、教育部長、教務課長に出席を求め、提出者にさらに詳細な説明を求めました。具体的には、第1には、筑紫野市の事務職員18人、栄養職員3人、計21人の年間給与1億500万円は現在国が2分の1、県が2分の1の負担であるが、これを国がなくすといえば2分の1の5,250万円が市の負担になるおそれがあること、第2には、もし義務教育費国庫負担制度が廃止されれば、それに対応する税源移譲によって教育費が増となるのは全国で9件のみで、福岡県は増の見込みはないので、不足分はまた市町村にしわ寄せされることになることから、何としても3月議会で採択していただき、意見書を提出していただきたいとの説明がありました。  本審査には、教育長より昨今の教育を取り巻く現状、新たな方向や試み、課題なども紹介していただきました。委員の中から、栄養職員が春日市では8人、本市では3人の理由は何かとの質問に、教育長より、法律で給食単独校は500名以上に1名の栄養職員の配置が認められ、共同調理方式は、管理栄養士がまとめて3人いればいいとなっている。本市では、栄養職員が16校の小中学校に入って、子どもたちに食の指導を丁寧にするということはできておらず、不合理であるので、教育長会では共同調理の市町村が一緒に法の改正を訴えないと無理だと考える。このような説明がありました。  また、委員から国が国庫補助制度から外した場合、市が一般財源で対応することになるのか、子どもたちへの食の指導は本当に大事なことで、栄養職員の果たす役割は重要であり、切られるのはもってのほか等々の意見が出されたところです。  審査の結果、本件については、全員一致、可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 158: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 159: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 160: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 161: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  なお、提出先については、議長に御一任願います。       ────────────・────・────────────   日程第31.発議第3号 162: ◯議長(田中  允君) 日程第31、発議第3号年金課税強化の撤回を求める意見書の件を議題といたします。  提出者より説明願います。19番、秋岡議員。 163: ◯19番(秋岡 宏昌君)〔登壇〕 発議第3号年金課税強化の撤回を求める意見書につきまして、提案者として提案の御説明を申し上げます。  本提案は、お手元に既に配られておりますが、発議第3号年金課税強化の撤回を求める意見書ということでお手元にございますが、総務委員会の副委員長であります私、秋岡が提出者となりまして、総務委員会全員の方々に賛成者になっていただきまして、提出するものでございます。  この意見書につきましては、さきに採択されました請願第1号に基づき、本意見書を関係機関に送付していただくものでございます。内容としましては、お配りしました裏面に意見書を書いてございますが、「公的年金等控除」及び「老年者控除」の縮小廃止を求めるというものに対します意見書でございまして、ささやかな老後の生活を送る糧として受給している年金収入まで課税を強化されることになれば高齢者に一層の不安と失望を与えることになるもので、こうしたことを十分御賢察の上、御配慮いただくよう要請する内容の意見書でございます。  どうかよろしく御審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。 164: ◯議長(田中  允君) 本件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 165: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本件は、筑紫野市議会会議規則第37条第3項の規定より、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 166: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまから討論を行います。まず、反対討論をされる方は挙手を願います。18番、森田議員。 167: ◯18番(森田 健二君) 発議第3号に反対の立場で討論を行います。  先ほど採択された請願第1号にて、反対討論を行いましたので趣旨は表明しておりますが、今回の法の改正の目的は、少子・高齢化が急速に進む中、給付と負担の見直しを行い、公的年金制度を持続可能で、安定的、また安心なものにしようとするものでございます。  よって、当該発議第3号による意見書に関しても、反対せざるを得ないことを表明させていただきます。 168: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論される方、挙手を願います。1番、城間議員。 169: ◯1番(城間 広子君) 1番、日本共産党、城間広子です。この発議に対して賛成の立場で討論いたします。  高齢者世帯は、2003年度までに医療改悪、介護保険料引き上げ、年金給付カットなどの負担増がありました。また、年金が2004年度からカットされた上、年金への課税も強化されようとしています。世帯によっては、配偶者特別控除廃止の影響も受けます。  政府は年金課税について、モデル年金以下の世帯は増税にならないように配慮したといっています。確かに年金受給者65歳以上控除対象配偶者がある場合、所得税の課税最低限は約205万円で、モデル年金203万円に比較して、これでは課税されません。  しかし、その場合も所得が計算上ふえることになるため、多くの自治体では国民健康保険料の負担がふえることになります。年金額250万円くらいだと所得税も住民税も増税になり、国保税も介護保険料もふえることになります。政府の年金改正、改悪ですが、改正の提案理由では、100年間の均衡を図るために給付水準を自動的に調整する、要するに引き下げる、この仕組みを導入するといっています。100年間の均衡の意味は、今までと同じ財政積立金運用の方式を100年間にわたって続けるということです。つまり毎年、国の年金収入よりも支出を少なくして、黒字を積立金に回し、投融資や株式投資を続けようとしています。  法案の参考資料によれば、この結果、先ほども篠原議員が言いましたように、年度末の積立金が厚生年金だけでも2050年のピーク時に335兆円にもなる、このようなため込み計画です。100年の安心どころか100年の不安、これを象徴しているのがこのようなやり方を維持する保険料値上げと年金引き下げという、全国民への犠牲・痛みの押しつけ、このようなことになると私どもは言わざるを得ません。  以上の立場から本発議については、賛成であることを表明いたします。 170: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                   〔起立多数〕 171: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件を原案のとおり可決されました。  なお、提出先については、議長に御一任願います。       ────────────・────・────────────   日程第32.発議第4号 172: ◯議長(田中  允君) 日程第32、発議第4号教育基本法改正にかかわる意見書の件を議題といたします。  提出者より説明願います。12番、若松議員。 173: ◯12番(若松 道子君)〔登壇〕 発議第4号教育基本法改正にかかわる意見書について、提出者として提案理由の説明を申し上げます。  本件は、先ほど請願第2号が採択されたことに伴いまして、議員による発議として、この教育基本法改正にかかわる意見書を関係機関に提出しようとするものでございます。内容は別紙のとおりでございます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 174: ◯議長(田中  允君) 本件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 175: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本件は、筑紫野市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
                   〔「異議なし」の声あり〕 176: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 177: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 178: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  なお、提出先については、議長に御一任願います。       ────────────・────・────────────   日程第33.議案第38号   日程第34.議案第39号 179: ◯議長(田中  允君) 日程第33、議案第38号筑紫野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件及び日程第34、議案第39号筑紫野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件の2件を一括して議題といたします。  執行部に提案理由の説明を求めます。市長。 180: ◯市長(平原 四郎君)〔登壇〕 議案第38号筑紫野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定及び議案第39号筑紫野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定の2議案は、条例の改正理由が同じでございますので、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、本市の財政状況が極めて厳しいこと、また、市職員の給与を人事院勧告に基づき2年連続して引き下げたこと等を勘案し、平成16年4月1日から平成17年3月31日までの間、私、それから助役、収入役並びに教育長の現行給料月額を10%削減するために条例を改正するものでございます。  以上2議案の提案理由を一括して御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 181: ◯議長(田中  允君) 本2件に対する質疑に入ります。まず、筑紫野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑ありませんか。  22番、横尾議員。 182: ◯22番(横尾 秋洋君) 今、市長の提案について、質疑をいたします。  まず本条例の改正の理由は、財政が厳しいということと、市職員に関しては人事院の勧告に応じて2年連続下がっているというお話でありました。そこでお尋ねですけども、非常に平成16年度行財政の改革元年または財政の健全化へ取り組みということですけども、この四役の10%カットがどのような財政状況とかいう形になればまた復元されるのか、そこでまた1年間という期限を限定されたのは、どういう理由かお尋ねをしたいと思います。  それから、さらに本市において過去にこういう事例があったのかどうか、あれば教えていただきたいなあと思います。  それから、計算しますとちょうど10%カットという形になってますので、10%カットの基準はどういう基準で10%ということをされたのか、その辺をお尋ねをしたいと思います。  最後に、市四役が非常に10%カットという非常に厳しいといいますか、形をされたんですけども、財政健全化という形でほかに取り組む姿勢がなかったのかどうかお尋ねをします。  以上です。 183: ◯議長(田中  允君) 市長。 184: ◯市長(平原 四郎君)〔登壇〕 御答弁を申し上げます。  まず、期限の件についての御質問がございました。私ども四役協議をいたしまして、当面1年ということで全力をあげたいということで1年で期限を設定をさせていただいたところであります。  それから、本市の過去の事例にはいかがかという御質問がございますが、私が議員経験をして市議会として昭和50年から始まった経過の中では、財政再建に当たっての補助金カットというものは、──補助金といいますか、この報酬のカットというのはございませんでした。ただ1点、前市長時代に不祥事がございまして、その分について市長を初めカットされた例はございます。  それから10%の基準についてでございますが、今回のカットにつきましては、特に本市の財政状況が厳しいということにかんがみて、私ども四役で協議をして決定をしたところでございますが、特段報酬カットについて基準があるわけではございませんけれども、まず「隗より始めよ」ということで私ども四役が当然この予算の御可決をいただきましたが、その中でも努力をしてまいるわけでありますが、一定の方向として私どもは内々には大体5%程度の経費節減を進めたいという思いがございますが、そういうものも勘案して10%ということに四役で協議の上決定をしたところでございます。  それから、財政再建につきましては、御案内のとおり財政健全化に向けてという案を出しております。そして、なおかつ代表質問、その他でもございましたように、特に一般の歳入の関係でいきますと、まだ不確定なものを施政方針の中にあげるわけにはまいりませんでしたから、歳入についても最大限努力をしてまいりますし、なおかつ歳出については代表質問でも申し上げましたとおり、節減に向けて努力をし、特にさまざまな分野での節減策を具体化をしてまいりたいと、このように考えております。  先ほども申し上げましたように、まず「隗から始めよ」ということで、私ども四役が協議の上に提案をさせていただいている内容であります。  以上であります。 185: ◯議長(田中  允君) 22番、横尾議員。 186: ◯22番(横尾 秋洋君) いや1年っていうのは、もうこの条例に1年って期限を切ってありますからそのとおりだと、そういうふうに認識してます。  さらに、もう少しちょっと質疑するとすれば、平成16年三位一体で、ようわからない中での今回の平成16年度の予算編成でありましたので、特にこの16年度の中でどう健全化に向けて一生懸命やっていくかということを踏まえて、当面1年間という形で理解をしてよろしいかと、そういうことだけ最後にお尋ねします。 187: ◯議長(田中  允君) 市長。 188: ◯市長(平原 四郎君)〔登壇〕 はい、そのように御理解をいただきたいと思います。  以上です。 189: ◯議長(田中  允君) 次に、筑紫野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 190: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。筑紫野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件は、筑紫野市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 191: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 192: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 193: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。筑紫野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件は、筑紫野市議会会議規則第37条第3項の規定より、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 194: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 195: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 196: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第35.人権・同和対策特別委員会審査報告について 197: ◯議長(田中  允君) 日程第35、人権・同和対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。16番、人権・同和対策特別委員長。 198: ◯人権・同和対策特別委員長(下田 淳一君)〔登壇〕 人権・同和対策特別委員会の審査の件が閉会中の継続審査となっていましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。  委員会では、閉会中の2月16日から18日まで兵庫県三木市と大阪府堺市を視察しました。三木市では、人権尊重のまちづくりについて、堺市では人権ふれあいセンターの事業概要と特別措置法執行後の同和行政について視察し、本市における今後の取り組みに大変参考になりました。  本委員会は、会期中の3月19日に委員会を開催し、関係部課長の出席を求め、事務事業の説明を受け、審査を行ったところでございます。  初めに、各課等の事業報告として、人権・同和教育課から平成15年度人権問題市民懇談会のまとめ及び平成15年度筑紫野市における差別事象ついて報告を受けました。  1点目の人権問題市民懇談会のまとめについては、実行委員・担当者の事前研修を4回実施し、行政区推進委員会が81行政区すべてで組織化され、機関・団体の研修では21機関・団体中20機関・団体で実施、行政区ごとの市民懇談会は81行政区すべてで実施され、全参加者1,745名のうちアンケート結果で96.9%の参加者から、「よかった」、「ややよかった」という感想を得ている。  市民懇談会は、昭和57年からの取り組みであり、人権教育・啓発推進法にうたわれている「地方公共団体は、地域の実情を踏まえ、人権教育及び人権啓発に関する施策を策定し、実施する責務を有する」という趣旨を十分に踏まえたものであると同時に、これまでの成果の積み上げが懇談会の内容の充実にもなってきていると考えられる等の内容でした。  2点目に、12月議会の報告以来、2月16日までに教育委員会が報告を受けた学校現場での4件のガイジ発言についての報告がなされました。委員からは発言に対する個別指導とそれ後の取り組みの経過、結果についても報告してほしい、また、スポーツクラブ等地域で活動している諸団体指導者への研修等を検討するようにとの意見が出されました。  次に、平成16年度各課等の事業について、人権・同和政策課、人権文化センター及び人権同和教育課から報告がありました。人権・同和政策課の重点項目は、同和問題の早期解決と人権尊重のまちづくりの推進、同和対策検討委員会が決定した基本方針に基づく施策の推進、住宅新築資金等貸付事業の収納対策の強化であり、諸事業の計画実施として、同和問題啓発強調月間、人権擁護の日・人権週間、同和対策事業の見直し、住宅新築資金等貸付事業の収納対策等の報告がなされました。  委員からは、これ以上同和対策事業を続けることは市民の理解が得られるのか、地区住民の自立を阻害しないのか、という意見が出されました。  また、他の委員からは、地対財特法は国の予算措置のための法であり、部落差別の実態がある限り、積極的に同和問題解決に推進しなければならないので、事業見直しに当たっては、さらに実態の把握に努めるようにとの意見が出されました。  次に、人権文化センターから重点事業として生活相談事業、健康・福祉事業、児童・生徒の教育事業、地域交流促進事業等や各隣保館の年間計画について報告を受けました。  続きまして、人権・同和教育課の重点項目は、人権尊重の心を持ち、温かい人間関係づくり、人権問題に対する市民啓発に努め、市民の主体的な取り組みの推進、人権同和問題推進体制の充実、人権教育のための国連10年筑紫野市構造計画「実施計画」の推進等であり、諸事業の実施計画として、社会同和教育における人権問題啓発実行委員会、行政区推進委員会の育成事業、同和問題啓発冊子の編集・発行等、学校同和教育における同和教育推進校区事業の実践、同和教育の研究、活動の推進、研究団体の育成事業等について報告を受けました。  最後に、その他の項において、同和対策事業の見直し作業の事業内容について、人権・同和政策課において十分把握しておくようにとの意見が出されました。  以上、審査の概要報告いたしましたが、委員会といたしましては、今後とも事業面や啓発面の審査のため、閉会中の継続審査をお願いいたしまして、報告を終わります。 199: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 200: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は委員長の報告どおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 201: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第36.産業廃棄物問題対策特別委員会審査報告について 202: ◯議長(田中  允君) 日程第36、産業廃棄物問題対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。23番、産業廃棄物問題対策特別委員長。 203: ◯産業廃棄物問題対策特別委員長(川上 弘道君)〔登壇〕 産業廃棄物問題対策特別委員会の審査が閉会中の継続審査となっていましたので、その後の経過と結果を報告いたします。  委員会では、閉会中の2月4日と5日に和歌山県橋本市と滋賀県栗東市を視察しました。まず橋本市では、平成6年ごろから処理業者が谷を埋め立てしていた土地に、阪神大震災による廃材を大量に持ち込み、消却されました。周辺の農園主や住民がこれに反対して、和歌山県や業者に抗議しましたが、解決に至ってはいませんでした。  その後ダイオキシン汚染に対する法が整備され、県もダイオキシン調査をした結果7万ピコに達する大量のダイオキシン汚染が確認され、県は代執行により汚染された土壌の改良取り組みが開始されました。3,000ピコ以上の670立方メートルの土壌は、電気溶融方式により、ジオメルト処理で無害化され、1,000~3,000ピコの土壌2,000立方メートルはコンクリートボックスに封じ込め、低濃度土壌は選別後場外へ搬出処理されております。これに要する費用は国が12億円、県が18億円負担しています。  次に、栗東市では安定型処分場跡から硫化水素ガスが発生し、調査ボーリング孔から最大2万2,000ppmを検出し、ガス抜きと処理を開始するとともに、汚水が地下水に浸出しないよう流出防止工事と状況を測定するため、観測井戸を県で処理場周辺に5カ所、栗東市が住宅地地下水動向汚染度調査のため8カ所設置し、2カ月に1回の取水調査を実施しています。いずれも市民の粘り強い取り組みと県の理解により大きく解決へ向かっており、大変参考になりました。  次に、3月22日に委員会を開催しました。執行部から関係部課長の出席のもと、資料により説明を受けたところです。主なものは4項目あり、1の硫化水素発生地の現状説明によると、当該地は15年8月19日に硫化水素のにおいがするとの通報により、20日と28日に現地に県が調査に入り、硫化水素11ppmの検出測定と土壌及び周辺河川調査を行いました。また、9月3日、12日に掘削調査を行い、サンプルを採取してきた経過があります。  その後、県による事情聴取と報告聴取が行われ、掘削調査で古畳の確認と土壌分析で硫酸カルシウム(石こう)を確認しています。これらについては、堆肥や土壌改良としての使用者目的があったとしても、産業廃棄物である古畳及び石こうを処分場以外で処理したものと判断し、実行工事者の西島農園に産業廃棄物を処分場以外で処理した法第12条第1項違反として厳重注意書を交付し、同地に処理した廃棄物の撤去をするよう指導しています。  一方、排出事業者の株式会社産興に、法第12条第5項違反で処理が適正に行われるために必要な措置を講じなかったとして注意書を交付し、排出事業者責任を全うし、自社から排出される廃棄物処理が適正に行われるため必要な措置を講じるよう指導しています。  また、改善計画では、実施期間を3月1日より3月13日の間に廃棄物の撤去及び撤去後の整地をするとなっていますが、既に期間の延長は図られています。現地では、農地の掘削調査が警察の立ち会いで行われましたが、大量の古畳が掘り出されており、とても土壌改良の目的とは言いがたい状況です。  これらの行政指導に対する県の見解は、県の権限は限られており、明確に土壌改良か不法投棄かとの判断ができなかったとしております。現在警察の調査が進行中で推移を見守っていくとの説明でした。  次に、平等寺地内の産業廃棄物処理場周辺のモニタリング調査結果の説明を受けました。これは、15年9月17日の第47回から12月17日の第50回までの調査結果の報告です。調査は水質で1期処分場の浸透水外13検体、ガスではボーリング孔等6カ所を水質47項目、ガスでは5項目を定期的に調査しているものです。  今回基準値を超えている数値は、9月17日の調査では、S─1地点でCODの値40の基準値に対し、47の数値以外基準値内でおさまっていますが、ボーリング孔発生ガス調査では、第2期のB─2で20、B─10で40ppmの数値が測定されています。孔内温度も地下10メートルで33度から50度の高温を示しています。
     また、1期処分場過積みに対する改善命令の履行状況は15年1月31日の期限に対し、県は履行期限を16年5月12日に変更しています。その理由は、梅雨期の降雨による。降雪や路面凍結により、1月の期間改善作業ができなかった。廃棄物の選別作業がうまくできなかった分の全量再選別を実施した。としています。  ほかに12月24日に筑紫野市は、県知事に産業廃棄物の不法投棄についての要望書を出しています。これは、この処分場は、県の許可区域外に不法投棄されていると思われる。このことは処理法違反であり、早急に許可区域の境界復元の上、埋立物の撤去を含む行政処分等の適切な措置をとられるよう強く要望するとしています。  次に、山神ダム付近の中間処理施設建設について説明を受けました。これは筑紫野市の業者より申請されているもので、木くず、瓦れき類の破砕を行い、リサイクルしようとするもので、処理能力が木くず破砕で1日39トン、瓦れき破砕は1日640トンを有するものです。県は予防及び調整に関する条例により、手続フロー図をつくっており、現在の時点は、周辺住民の意見を調節する段階で、山口地区より32項目及び他の団体より意見書が出されています。  その中では大気汚染、振動、通学路の安全、また蛍などの環境への影響などに触れられております。今後フローの中で市町村の意見の提出を求められるので、意見の調整をしていくとのことです。  最後に、平等寺地区環境調査を16年度に実施するとの報告を受けました。今回も3年前に実施した時点で、水質、底質、底生動物、ダイオキシン類を調査するもので、1期処分場の下流、2期拡張分の下流、山神ダムに流入する地点及び処分場の影響がない支流を予定しているとの報告でした。  以上の説明に対し、委員から硫化水素ガスが発生した場所の地権者自体、産興の経営者ではないか、同一人物として見なされなかったのか。また大量の畳の埋設が土壌の改良とは思われない。平成11年に産興で硫化水素ガスが発生して大騒ぎしている最中、13年ごろ持ち込まれているのは大変悪質である。  また、産興処分場については、16年間過積み、死亡事故と問題が続いているが、解決へ向けての対策は進展していない。完全消却するなどの方策はないのか、水の保全面からの問題提起はできないのか、それから中間処理施設が建設されるが、630トンの処理能力が稼働されると搬入、搬出で多量の車両が心配である。破砕された瓦れきの持ち出し先は決まっているのか、申請されてる業者は地場業者であり、周辺地元と十分納得できる話し合いをさせ、信頼関係がよくなるよう指導すべきであるなどの意見が集中したところでございました。  委員会としては、ダム上流の畳等の埋め立てに関しては、刑事告発をして警察の手にゆだねられており、その推移を注目し、何か変化があれば直ちに報告すること、産興処分場の解決方策はまだ見出してないが、国、県、市と同一テーブルについて解決策を見出す場づくりへ向け、努力を続けるよう、また中間処理施設建設に関し、適切な指導を行うよう意見を集約したところでございます。  今後、この産廃問題は非常に流動的で、引き続き閉会中の継続審査をお願いして、報告を終わります。 204: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。4番、濱武議員。 205: ◯4番(濱武 振一君) 濱武でございます。審査の話はずっと聞きましたのでわかりやすかったんですが、私が一般質問でいたしました村川組について、そういう議題は何か報告や話はなかったのか、それが一つと。あとはもう一つは、今、破砕施設のこともるる述べられましたが、今までの産廃というのは、結局県と地元の民民の話し合いの中で県がいろいろ仲裁をしてるという構図でした。そしてうちの市が後追いでいろいろ条例をつくってきているというふうに見えるとこがあるんですが、そういうところで、例えばもう、どうしても個人の、住民の皆さんと、企業では、もう勝ち目がないわけです、相手の方が組織ですから。そういうときにうちの市が後追いで全部条例がきてますけど、そういうのを何とかしようということに関して、執行部からいろいろお話や提起はなかったのかどうか、その2点についてお尋ねします。 206: ◯議長(田中  允君) 産業廃棄物問題対策特別委員長。 207: ◯産業廃棄物問題対策特別委員長(川上 弘道君)〔登壇〕 村川組の件については、特段、市からの説明はありませんでした。また破砕施設についての条例の話は一部ありましたけど、論議としては取り上げておりません。  以上です。 208: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は委員長の報告どおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 209: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第37.地域生活交通対策特別委員会審査報告について 210: ◯議長(田中  允君) 日程第37、地域生活交通対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。20番、地域生活交通対策特別委員長。 211: ◯地域生活交通対策特別委員長(尾野 正義君) 地域生活交通対策特別委員会から御報告申し上げさせていただきたいと思います。  地域生活交通対策特別委員会の付託案件が継続審査となっていましたので、その審査の経過と結果について御報告申し上げさせていただきます。  本委員会は、閉会中の平成15年12月24日及び本年1月26日、そして本議会開会中の3月19日の3回開催をいたしました。いずれも関係部課長等の出席を求め、本市内において廃止となった3区間のバス路線にかかわる今日までの経過と執行部の生活交通対策の考え方について説明を受けたところでございます。  まず、12月24日の委員会におきましては、執行部から次のような報告がなされました。路線廃止に伴う代替運行については、過去における小学校の統廃合の経過から通学のための交通手段の確保を基本とし、一般の利用者、特にお年寄りの交通弱者にも配慮をする。料金については、現行料金を基本に業者から徴収する。ただし、児童・生徒に対しては、補助、減免等の措置を行い、運行ダイヤについては関係する小中学校からの要望を初め、地域の利用者の意見を尊重することで早急な協議、調整を行う。また、運行は日、祝日及び年末年始を除く毎日とすること。道路運送法並びに安全性の確保の観点から、バス事業者による運行とし、運行区間は廃止区間とすることなど報告されました。  以上のような報告を受け、委員からは中学校の通学の関係があるので、区間の延伸できないか、入札の委託仕様はどのようなものなのか疑問が出され、執行部からは学校統合時の経過から、通学のための交通手段を確保することが大前提であり、廃止区間を対象としている、入札の仕様は検討中であるなどの答弁がなされました。  委員会としては、地元との協議を密に行われ、執行部においてもこの問題に気を引き締めて取り組んでいただきたいとの要望をいたしたところでございます。  次に、本年1月26日の委員会においては、執行部から前回12月24日の委員会以降の学校並びに地元に対する対応について報告がなされました。  まず、地元からは運行については廃止区間のみでなく、利便性を考慮し、延長してほしいという新たな要望が出されましたが、市といたしましては、民間バス事業者との競合の問題や費用対効果の面から運行は廃止区間に限定せざるを得ない旨理解を求めた。  なお、小中学校からの運行ダイヤの要望については、可能な限り努力することといい、その内容について報告を受けました。  委員会では、積雪時、運行されない日、祝日等における対応はどうなのか、廃止代替案は両地区とも協議が進んでいるのか、入札業者はどうなのかなどの質疑に対し、執行部からは運休時における学校行事や積雪時等には、1年のうち数日であることを考慮して、タクシー対応などで学校と協議を進めている。また、両地区に廃止代替案を提案しているが、おおむね了解をいただきつつある。現在はバスの時刻について鋭意協議を進めているが、最終的な詰めが必要となっている。入札業者は、バス事業者免許を持つ会社等になるが、対象業者としては多数予定される。などの答弁がなされました。  次に、3月19日に開催した委員会では、執行部から代替バスの運行について、最終的な対策方針を決定し、これに基づき、運行方法や仕様書を作成して入札準備を行った。そこで、意向調査を12社に対して行ったが、うち10社が辞退され、入札の段階では2社になり、指名競争入札により西鉄バス二日市株式会社が落札した。  また、落札金額は年額税込みで1,307万8,000円となっていること、路線名称は、筑紫野バス御笠線、筑紫野バス山口線としていること、運行区間は柚須原から吉木間及び平等寺から山口間としている。運行方式については、同社の路線バスを運行する車両をそのまま利用し、吉木及び山口、それぞれのバス停において、方向幕(行き先案内表示)を切りかえ、廃止代替バスであることを明示することにより、乗りかえ等の不便さを解消できることなどが報告されたところでございます。  また、代替バスの運賃は、大人・子ども同一の料金100円としている。しかし、地域によっては代替バスと乗り合いバスを乗り継ぐことで、現行乗り合いバス運賃よりも高くなる区間が発生する。遠距離通学補助対象となる児童・生徒については、証明書を発行することにより、廃止代替バスについては、無料で利用できる。  また、路線バスを乗り継いで利用する場合、小学生については、路線バス区間に係る費用の全額、中学生については半額を従前どおり補助をする。詳しい運行方向決定に当たっての懸念事項として、小中学校の下校時におけるダイヤの要望に対する問題、現行運賃より高くなる区間などの問題があること。しかしながら、路線の利用状況や関係者の要望・意見なども参考にし、あらゆる代替方策を検討して、安全性・効率性・費用対効果、さらには高額の市費による財政負担が生じること等、総合的な観点から対策を講じたものでございます。今回の代替バスによる交通対策の理解が得れるものではないかと判断しているところでございます。とありました。  また、年間の運行経費から運賃収入を減じて費用を支払うことから、多くのバス利用を図る必要があることなどの報告を受けたところでございます。  委員会では、入札結果内容、両地区の運行便数の確認、両地区の料金体系の説明について質疑が出されました。  執行部からは、業務仕様は1日の運行単価に1年の運行日299日を乗じたものである。運行便数は、両地区とも6便であるが、朝の往路・夕の復路は回送便であること、料金やダイヤの仕様方法は近く地元に説明し、協議を行うことなどの答弁がなされました。  さらに委員からは、100円、ワンコイン均一の意義、障害者や高齢者の割引制度についても、質疑が出されました。執行部からは、乗りつけ区間における運賃体系や運賃収入の整理がつきにくいことから、10円単位での細かな運賃設定は運行業務上好ましくない。また、近隣の自治体や今後本市におけるコミュニティバスとの兼ね合いがあることから、廃止区間ワンコイン、100円均一としたと。  また、割引制度については、今回の廃止代替策においては適用できない。また、これまで委員会から教示をいただいた点については、今後の生活交通対策においての参考とさせていただきたいとの答弁がなされました。  また、筑紫野市生活交通対策の取り組み経過と今後の計画について、委員会の開催状況を含むこれまで経過並びに今後の予定について報告を受けました。  執行部としては、この生活交通対策については、助役をトップとする庁内委員会、市民参加の委員会を立ち上げ、審議・検討を進めている。しかしながら、乗り合いバス路線廃止対策との関係等により、当初予定から計画策定作業がおくれているということでございました。  あわせて委員からは、今回の廃止路線の代替バス問題は、緊急避難的に取り組む必要から御苦労はされておりますが、この問題に限らず、地域生活交通対策は市全体の問題として真摯に取り組みを進めていただきたいとの要請があったところでございます。  以上、審査の概要を御報告いたしましたが、委員会といたしましては、今後とも本市の地域生活交通対策の諸問題を審査する必要から、引き続き閉会中の継続審査をお願いを申し上げまして、報告といたします。  終わります。 212: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」の声あり〕 213: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は委員長の報告どおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 214: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第38.議会閉会中の継続調査付託について 215: ◯議長(田中  允君) 日程第38、議会閉会中の継続調査付託の件を議題といたします。  各常任委員長から閉会中の継続調査の申し出があっております。  お諮りいたします。各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 216: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。       ────────────・────・──────────── 217: ◯議長(田中  允君) これにて本日の議事は終了いたしました。  これをもって、平成16年第1回筑紫野市議会定例会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。                 午後2時12分閉会       ────────────────────────────── ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │                                         │ │                                         │ │  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     │ │                                         │ │                                         │ │    平成16年 3月26日                          │ │                                         │ │                                         │ │                 筑紫野市議会議長    田中  允       │ │                                         │ │                                         │ │                 会議録署名議員(7番) 里永 紘一       │ │                                         │ │                                         │ │                 会議録署名議員(18番) 森田 健二       │ │                                         │ │                                         │ │                                         │ └─────────────────────────────────────────┘...