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平成17年 6月定例会 (第2日 6月14日)

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  1. 直方市議会 2005-06-14
    平成17年 6月定例会 (第2日 6月14日)


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    平成17年 6月定例会 (第2日 6月14日)                  平成17年6月14日(火) 1.会議の開閉時刻  開議 10時00分            散会 11時36分 1.出席及び欠席議員の氏名           1番       今 定   正           2番       (欠 員)           3番       橋 本   長           4番       有 田 忠 之           5番       田 代 誠 一           6番       石 田 一 人           7番       友 原 春 雄           8番       田 代 文 也           9番       堀   勝 彦          10番       松 田 英 雄          11番       竹 松 房 子          12番       香 原 勝 司          13番       松 田   曻
             14番       松 尾 大 策          15番       太 田 信 幸          16番       澄 田 和 昭          17番       貝 島 悠 翼          18番       安 武 俊 次          19番       石 田 國 輝          20番       村 田 武 久          21番       藤 永 勝 巳          22番       中 西 省 三          23番       田 中 秀 孝          24番       村 上 圭 吾          25番       宮 近 義 人 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名          議会事務局長    永 冨 義 隆          次    長    川 原 精 二          係    長    宮 近 博 之          書    記    藤 木 孝 一 1.説明のため出席した者の職氏名          市    長    向 野 敏 昭          助    役    其 田 浩 和          収入役       青 柳 剛 機          教育長       舟 越 裕 喜          企画財政部長    大 塚 進 弘          総務部長      則 松 正 年          市民福祉部長    青 柳 公 一          生活経済部長    山 上   浩          建設部長      丸 本 直 彦          教育部長      柴 田 ムツ子          消防長       林   友 治          上下水道局長    塩 川 和 之          環境整備室長    竹 内   剛          都市整備室長    植 野 拓 一          消防本部次長    岡 本 義 次                    各課長省略 1.会議事件 一般質問 ┌─────────┬───────────────────────────────────┐ │ 議 員 名   │質   問   事   項                      │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 松田 英雄   │1.跨線橋「ゆたか橋」の歩道の設置について              │ │         │2.公園の環境整備について                      │ │         │3.消防分団の運営費について                     │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 松田  曻   │1.地下壕の対応について                       │ │         │2.通行の支障となる樹木の剪定及び障害物の撤去について        │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 中西 省三   │1.災害、犯罪から地域住民を守るシステムの構築について        │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 有田 忠之   │1.高速バスストップ内の設備について                 │ │         │(1)トイレ、洗面、公衆電話の設置                  │ │         │(2)64号線の外灯設置                       │ │         │(3)光田踏切横(西側)水路の蓋掛け                 │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 安武 俊次   │1.津田町交差点の通行規制について                  │ │         │(1)改修が終わったところを何ゆえ供用できないのか          │ │         │2.市内全域を考慮したコミュニティバスのサービスを考えるべきではないか│ │         │3.洪水対策としての雨水タンクの設置について             │ │         │(1)設置のための助成を考えないか                  │ │         │(2)公共下水の供用が始まった後の不用になった合併浄化槽雨水タンクと│ │         │して利用するための助成を考えないか                  │ └─────────┴───────────────────────────────────┘ ○議長(宮近義人)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元の日程表のとおり進行を図りたいと思いますので、御了承願います。  これより一般質問を行います。質問の順序といたしましては、通告があっておりますので、議長より順次発言を求めます。  なお、質問に当たっては、通告事項に従い簡明に、また答弁に当たっては、質問要旨を把握し、的確なる答弁を願い、円滑なる議事運営に御協力をお願いいたします。  10番 松田英雄議員の質問を求めます。                (10番 松田議員 登壇) ○10番(松田英雄)  おはようございます。10番の松田でございます。  通告をいたしておりますので質問をさせていただきますが、3点目の消防分団の運営費については、調査段階で別の問題点が見つかり、調査が完了しておりませんので、今回は通告質問を取り下げさせていただきたいと思います。  残りの2点につきましては、議長の方からも要請がございましたように、簡潔にご答弁いただきたいと願っております。  1点目は、跨線橋「ゆたか橋」の歩道設置についてのお尋ねをいたします。  JR直方駅西側に「ユメニティのおがた」、直方市立図書館が設置され、道路整備により市道下新入85号線が新増設され、さらには、筑豊本線の電化に伴い、明神踏切の廃止をめぐり、東西を結ぶ跨線橋「ゆたか橋」が設置されました。自転車、歩行者は、既存の明神踏切を残すことで地域とJRの了解をいただき建設されましたが、「ゆたか橋」は車道であると認識をいたしております。  「ゆたか橋」が完成し、2年の歳月が流れ、この間、大きな事故もなく、安心をいたしておりますが、最近、この橋を市民あるいは市外からお越しの方かわかりませんが、橋を渡られる姿を何度か見かけます。このまま放置していれば、多くの方々が往来することになり、危険な状況も考えられます。であれば、いっそのこと歩道を設置した方が歩行者の安全が確保できるのではないかとも考えます。当局の見解をお聞かせいただきたい。  2点目、公園の環境管理について質問いたします。  私どもの中心市街地には、須崎町公園、多賀区公園、新町北公園など、一時期公園整備が多く行われました関係で、多くの公園を有しております。市内にどれくらいの公園があるのか存じませんが、多くの公園に公衆便所が設置され、皆さんが利用されていると思います。直方の玄関口でありますJR直方駅前にございます須崎町公園には立派な公衆便所が設置されております。しかしながら、年月がたてばいろんな問題も出てまいります。私も利用いたす機会が多々ございますが、直方へお越しいただいた方々には、胸を張って「お使いください」と言えるような、御紹介できるような公衆便所ではありません。近々公共下水が供用開始されるとのことでございますが、そうなれば多少なりとも改善できるのかなとも考えております。けれども、におい、天井のほこり等、大変な状況であると思います。  また、公園全体は清掃管理されていることは見かけて承知いたしておりますが、公園の景観として設置されております壁泉を流れる水が青く腐敗した状況であり、公園のイメージを損なうものであります。何とか改善できないのか私なりに頭を痛めております。そこで、市内の公園の数と公衆便所の数並びに中心市街地にあります須崎町公園の公衆便所と壁泉の腐敗した水の管理改善についてのお考えをお尋ねいたしまして、1回目の質問といたします。 ○建設部長(丸本直彦)  10番 松田英雄議員の1点目の「ゆたか橋」の歩道の設置について御答弁いたします。  「ゆたか橋」は平成14年度に地域改善事業で架設されたものでありますが、本事業では歩道が認められず設置できておりません。現在、「ゆたか橋」の道路構造としては、車道部が片側3.0メートル、路肩が1.0メートルでありまして、車道部が滑り止め舗装で、路肩が普通の舗装となっております。路肩部が広く歩道として利用できるように見えますが、これはカーブがきつく、車両の内輪差等を考えて広くしているものであります。また、車両のカーブ箇所の通行時は、ややもすれば内側の路肩部の走行も考えられ、人が歩行するとなれば非常に危険であると思います。  この「ゆたか橋」は、本来車両専用道路として位置づけて計画をいたしたわけでございますが、JR軌道をはさんで東西を結ぶ歩道としては、明神踏切及び直方駅自由通路を利用するように地元と協議してきた経緯もございます。しかしながら、議員御指摘のように、この「ゆたか橋」を歩行される人が多くなりますと、大変危険になることも想定されます。今後、地元を初め利用者の方々へ迂回していただくなどの周知を検討したいと考えます。  それに、この「ゆたか橋」の歩道の設置の件でございますが、この橋の構造上からいたしましても大変難しいものがあると考えます。以上です。 ○都市整備室長(植野拓一)  10番 松田英雄議員の御質問のうち、2点目、公園の環境整備について御答弁申し上げます。  私どもが管理する公園は、現在144カ所でございます。その中でトイレを設置している公園は32カ所となっております。議員御質問の須崎町公園のトイレの清掃管理でございますが、現在シルバー人材センターへ委託をしております。委託内容でございますが、休日を問わず、毎日1回清掃となっておりますが、特に利用頻度の高いこの公園につきましては、1日のうち何度か見回りをしていただき、汚れの程度に応じ、随時清掃をしていただいている状況です。  このような中でトイレ清掃を行っておるわけですが、悪臭がすることや天井部が汚れているとの御指摘であります。私どもは早急に現地の状況を確認し、今後、トイレの清掃のあり方について、委託先であるシルバー人材センターを交え協議を行い、できる限りの改善策を検討したいと考えております。  次に壁泉の管理ですが、業者委託によりまして、ポンプ等の保守点検は毎月1回、壁泉の水槽内や壁及びステージ上は、高圧洗浄器による清掃を2カ月に1回行っておるところですが、水槽内の水が汚いとの御指摘でございます。このことに関しても、現地調査を行いまして、改善策を検討させていただきたいと考えております。  下水道の関係でちょっとお話がありましたけど、一応下水道の計画では、須崎町付近の整備については、上下水道で、現在汚水管渠のルートの見直しを行っており、そのため整備年度につきましては調整中と聞いておりますが、整備が行われ次第、公共下水道に接続したいと考えております。以上です。 ○10番(松田英雄)  まず、「ゆたか橋」ですが、今回質問をいたしますために、橋を再度見学してまいりました。この橋は下原田川久保線の延伸であることも再認識をさせていただきました。それまで下原田川久保線は、北小学校の横を走っております遠賀川の土手から居立川までというふうに考えておりましたが、橋の欄干に下原田川久保線と明記されておるのを、これも私は本当に再認識をしてきたところでございますが、そういう下原田川久保線の延伸であるということであれば、そこまでの間は両側にちゃんと歩道が設置されております。そういうことからすれば、将来的には設置を考える必要があるのではないかなというふうに思います。  大変財政が厳しいこととは十分に承知いたしております。「ゆたか橋」の設置の経緯も今御答弁いただきましたように、その当時もお聞きいたしておりましたが、何とか補助事業を含めて御検討いただきたいというふうに願っております。  早急にとはまいりませんと思いますが、歩道の設置ができないのであれば、先ほど申し上げましたように、皆さん方が往来すると非常に危険な状況になると思います。そういうことで、それまでの間、いつ歩道橋が設置できるかわかりませんけども、それまでの間、歩行者の危険を回避するためにも歩行者に対し、明神踏切あるいは東西の自由通路等を御利用いただくような指導あるいは告知等をするべきではないかなというふうに考えておりますが、この件について再度お尋ねをいたしたいと思います。  次に、公園の環境管理ですが、現状のままであればシルバーセンターから派遣されて、毎日のように掃除されておる姿はちゃんと私も見ております。ただ、その中で、やはりこれまで汚れてしまったというか、非常に使い勝手の悪いトイレになってしまっております。そういうことから、掃除をされる方も大変ではないかなというふうに思っております。
     今御答弁いただきましたように、こういうふうな質問があるときだけの管理じゃなく、行政が市民のためを考えて多くの公園が設置されておりますし、公共施設もあちこち設置されております。つくられた以上は、やはり市民サービスの観点からも年間を通してきちっとした管理ができる体制をぜひとも御検討していただき、「花のまち」、環境管理の行き届いた行政と評価されるような仕事といいますか、行政サービスをぜひとも行っていただきたいと思っておりますので、今御答弁いただきましたように、きちっと今後、管理あるいは清掃をきちっとやっていただきたいということで、この件については終わりたいと思います。以上です。 ○建設部長(丸本直彦)  10番 松田英雄議員の2回目の御質問に御答弁いたします。  確かに、この「ゆたか橋」は、下原田川久保線の延伸ではございますが、先ほど御答弁申し上げましたように、この歩道設置につきましては、この橋の構造上からいたしましても大変難しいものと考えております。  そこで、この橋を利用される歩行者の方に対しましては、居立川沿い遊歩道を通じまして、明神踏切及びJR直方駅自由通路を利用していただくように指導いたしますとともに、歩行危険標識板等を設置するように検討をいたしたいと思っています。以上です。 ○10番(松田英雄)  今回の質問に対しまして、2点については、それなりにきちっとした答弁をいただいておりますので、ぜひとも御答弁いただいたように行っていただきたいというふうに思っております。  最後になりますけども、この「ゆたか橋」、将来的には、やはり歩道が必要じゃないかなというふうに思っております。そういう意味からも、ぜひとも検討をいただき、それまでの間、市民、住民の安全確保のために管理と指導、運営を心からお願い申し上げまして、今回の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(宮近義人)  進行いたします。  13番 松田曻議員の質問を求めます。               (13番 松田曻議員 登壇) ○13番(松田 曻)  おはようございます。13番の松田曻でございます。  通告いたしておりますので、2点質問させていただきます。  まず1点目の地下壕についてですが、先日、鹿児島市の防空壕にて中学生4名が死亡するという痛ましい事故が起こりました。その事故を受けまして、九州各県、市におきましては、防空壕と特殊な地下壕の緊急検査が行われ、2,000有余カ所が確認されたとのことであります。各県は、崩落等の危険度等を詳しく調査をされ、崩落等の危険性のある箇所は埋め戻し等の処置をしていくと聞きますが、直方市においては、そのような検査をされたのでしょうか。もし、検査をされていれば、市内各地にも数多くの防空壕が存在していると思われますが、その状況と今後の処理及び処置方法をお知らせ願います。  次に2点目の通行の支障となる樹木の剪定及び障害物の撤去についてですが、この件は市報にても数回、市民へのお願いがなされておりますが、行政は市報に掲載すれば市民の皆様が早速対応されると思っておられるのでしょうか。  お聞きいたしますと、過去には、市民から対象となる件で指導のお願いをしても対応してもらえなかったということですが、そのような迷惑な樹木の張り出し、通行の障害となるプランター等は、個人が当事者に伐採、撤去等のお願いをするのはなかなか言いにくいものです。それで行政にお願いするのですが、なかなか相手にしてもらえないのでは、この市報によるお願いの実効性は上がらないと思われますが、このような市民からの通報、要望等があった場合の対応は、今までどおり聞き流しされるのでしょうか、それとも積極的に対象者に対して指導、要望をされるのでしょうか。今後の対応と行政の基本姿勢についてお尋ねいたします。以上で1回目の質問を終わります。 ○総務部長(則松正年)  13番 松田曻議員の御質問のうち1点目、地下壕の対応につきまして御答弁申し上げます。  今回の調査につきましては、県から特殊地下壕実態調査ということで、本年5月2日に文書を受け付けております。提出期限は5月20日ということで、調査期間が2週間程度でございました。こういったことから、自治区長会の理事会におきまして協力をお願いいたしました。  結果といたしましては、庁内の関係課でございます建築都市課と土木一課、そして、総務課での既得情報等を中心といたします調査を行ったところでございます。こういったことから、県への提出件数につきましては、直方市では6件を報告いたしております。今回の県の調査での県内での新たな確認数は34件となっております。  今後、市報などを通しまして市民の皆さんからの情報を集めまして、危険なものにつきましては、所有者の判明したものは所有者の御理解を得まして、所有者から対策をしてもらうと。また、場合によりましては、地域の皆さんの御協力を得まして、埋め立て、入り口の閉鎖等、危険防止を進めたいと考えております。以上でございます。 ○建設部長(丸本直彦)  13番 松田曻議員の2点目の通行の支障となる樹木の剪定及び障害物の撤去について御答弁いたします。  通行の支障となる庭木や樹木の市道へのはみ出し枝葉については所有者責任でございまして、その所有者に剪定、伐採されるよう市報により周知を図っております。道路内のプランター等設置についても通行障害物ということで、あわせて市報掲載することにより周知徹底に取り組んでおります。  また、春から初夏にかけまして盛んに枝が伸びておりますことから、「市報のおがた」6月1日号にまた、夏の間にまたさらに伸びますので、同様に「市報のおがた」9月1日号により周知を図るようにいたしております。  なお、市民の方々から苦情の通報等がありました場合には、その都度、直ちに現地を確認いたしまして、所有者に対し直接剪定、伐採、撤去をお願いいたしておるところでございます。以上です。 ○13番(松田 曻)  非常に丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  近ごろですが、これは6月1日付の新聞、それから、6月9日の毎日新聞等々によりますと、これは鹿児島市だけでですね、鹿児島県の新規分よりふえております。これは西日本新聞に載っております、これは5月末分からこれは6月いっぱいの1カ月間の中だけで、鹿児島市だけでもすごい数がふえております。この新聞に載っております、熊本県と鹿児島県、いずれも調査の数が大きく上回ったと出ております。  直方の場合は6件しかなかったちゅうことでございますが、この6件の内訳をできましたらよろしくお願いいたします。  それと、これは鹿児島のように事故が起こって、それに対応し出したんでは何もならないことでありまして、事故を未然に防ぐためのことでございますので、もう少し調査を小まめにやる必要がないんですかね。鹿児島市等は7割以上が把握してなかったことが新聞にも載っています。今までの新しい分、これは2001年から2005年まで、この4年間、5年間の間にもう何倍もなるような数が出て、倍以上の数がおりますので、直方も、まず皆さんが知られてないものが多いんじゃないかなと思うんですよ。  学校等との打ち合わせもですね、子供等の指導もしてもらわないと、隠れてちゃおかしいですけど、調べるだけ調べておって、実際の報告も何もない、皆さん、市民も直方はどうなっちょうやろかと思うとうと思いますので、そこら辺のところの対応、それから、処置をどういうふうにするかちゅうこともあわせましてお願いします。  それと、2点目の樹木等の伐採についてですが、市報等で周知徹底に取り組んでおると今言われております。今、これ「市報のおがた」のくらしの情報という欄に、道路にかかる樹木は剪定をと書いてある。これで何行ありますかね、このくらいぐらいで周知徹底、ちょっと難しいんじゃないかな。  それから、今答弁にありましたように、市民からの苦情の通報等があった場合は、その都度直ちに現地を確認いたしまして、直接剪定、伐採、撤去等のお願いをしておりますということでございますが、現実に、私、去年もほかの方から2、3言われまして、私、市の方へ私からも要望したことがあるんですよ。これは一つの件で2、3回行っても何もないき、松田さん、これはどうなっちょうとなというふうに聞かれましたのでね。あえて今回また載りましたので、この質問をさせていただいております。  もし、今、部長の言われましたように、本当に市民からの通報があった場合に、直ちに現地を確認してちゅうことでありましたら、何も言うことはないんです。それで、これは今の言葉を信じまして、通報があった場合には、ほんとなかなか言いづらいとこがあるんですよ。私、今回のことは樹木とかプランターとかの件しか出していませんけど、例えば商店街から出ておる張り出し用のテント等々もあります。そういうものはやっぱり市民からの苦情はかなり出てきておると思うんですよ。そういうものに関しましても、苦情等、要望等が出てきましたときには、なるだけ、できるだけって言いますか、直ちにって言いますか、迅速な対応の方を要望させていただきます。よろしく。  それから、今さっき言いました方の件。 ○総務部長(則松正年)  13番 松田曻議員の2回目の1点目、地下壕の対応につきまして御答弁申し上げます。今回、確認いたしました6カ所につきましては、このうち2カ所につきましては、子供の入る危険があったことから、また、この2カ所とも地域で共同で設置した壕といったようなことでございました。そういったことから、地元消防団と地元住民の方と行政とで危険防止の処理を行ったところでございます。  地域ごとの内容でございますが、頓野地区で3カ所、植木地区で2カ所、永満寺地区で1カ所という形で、頓野地区の3カ所のうち2カ所につきましては、もう既に入り口がほぼふさがっておりまして、子供等も出入りできるような状況ではございませんでした。1カ所について、そういう人が入れるという状況でございましたので、先ほど申しましたように、消防団と行政で閉鎖をしたと。  それから、植木に2カ所ございまして、1カ所は小学校の社会科で時々見学等を行って、社会科としての利用をしているということでございます。所有者の方の御理解の中で、入り口については危険のないように鉄扉、鉄の扉を設けておるということでございます。それから、もう一つ、植木のもう1カ所については、入り口が小さくて人の出入りが難しゅうございましたが、これもきちんとふさいだという状況でございます。  永満寺1カ所については、この地域の方で埋め戻したという状況でございます。  また、教育委員会を通しまして、学校長、校長会議の中で、学校長に対しまして、この危険な地下壕などの所在の確認、危険箇所へ近づかないような生徒・児童への指導をお願いいたしております。議員言われましたように、今後さらに市報での周知、それから、自治区長会等の協力を得まして、そういった把握にさらに努めたいと思っております。以上でございます。 ○13番(松田 曻)  これは今検査しておるそうでございますので、余りありません。ただ、西日本新聞にも、毎日新聞にも載っております。まだまだ調査中であります、まだ数多くのものが見つかるんではないかちゅうことは出ているんですよ。これは昔の防空壕は、所有者ちゅうより地域の人たちが皆さんつくったのがほとんど、植木の人が所有者ちゅうのは、多分日吉神社の下の分を言われているんだろうと思いますけど、あれも地域の防空壕で、今1カ所だけまだ開いておるのがあるね、そちらは倉庫がわりに使われておるちゅうのもわかっておりますし、もう1カ所、天満宮にもあるんですよ。それは地元の人もあんまり知らんようなところで、このごろ、そこの土地草が刈ってありますので、多分子供がそこら辺で遊ぶごとになるんじゃないかなちゅう危険も感じておりますけど、そういうところが多分出てくると思いますので、また、こういうものに関してはですね、さっきも言いましたように、やっぱり事故が起こってからでは間に合いません。ぜひ早急に、皆さん方の情報等々を得ながらですね、早急にその件を処置及び防護さくっていいますか、そういうふうなものを打っていただきたいと思います。これも要望で終わらせていただきます。 ○議長(宮近義人)  進行いたします。  22番 中西議員の質問を求めます。                (22番 中西議員 登壇) ○22番(中西省三)  おはようございます。クールビズということで、コーナーでパンツを買ってきたんですけども、少々派手だったかなと反省しております。  明治時代の小ばなしでございます。明治時代というのは、いろんな水害があったことで、そういったのを拾ったような小ばなしがございまして、「きょうはすごい水練の達人を見た。川上から川下へ向かってスーッと古式泳法で息もつかずにズーッと流れていくように泳ぐやつを見た」、「それはおかしいんじゃねぇか、おまえ。それは、おまえ、土左衛門じゃねぇか、それはきっと土左衛門だよ」「名前まではだれだか聞いてねぇな」という、そういった小ばなしがございまして、この小ばなしは、この時代こういった会話が日常に行われていたというあかしでございまして、水害の多い日本では、水難で命を落とす人はかなり多かったと推測される小ばなしでもございます。  多くの川を持つ日本の歴史は、治水の歴史と言って過言ではないと思っております。もちろん、その歴史は直方でも同様でございまして、遠賀川の水害は安政の初頭と明治時代に大災害があったと歴史書にも記載されております。改修工事は、慶長年間と明治から大正にかけて大改修が行われておりまして、とりわけ明治の大改修は、今で言う約500億円相当を費やしたということでございます。  しかしながら、この天災は、人間の力が及ぶものでは全くなくて、いまだに直方では梅雨の時期になりますと、水害のおそれのある地域住民ははらはらしながら天を仰ぐという、そういった毎日が続いております。昔のように梅雨どきになると、「雨、雨、降れ、降れ、母さんが」みたいなそういった悠長な歌を歌っているという、そういう場合ではないというのが実情でございます。  数年前の話でございますけれども、何でも気象庁の職員の親睦ソフトボール大会が雨で中止になったそうでございます。気象のプロですら天候の予想をするのが非常に難しい、失敗するぐらいでございますから、我々市民が天候を予想するということは到底不可能でございまして、予防策、事後策を練ることが大切になってまいります。  幸い、せんだって直方市でも、国家予算で日吉町付近にポンプ場の設置が決定いたしまして、中心市街地の住民にとっては朗報となりました。しかし、ポンプ場が設置されたから、即、水害を未然に防げるという簡単なものではありません。しかも、ここ数年の水害は、今までの常識をはるかに覆す規模と頻度で起こっているかのように思います。  そこで質問ですけれども、まず1番、近年の集中豪雨の頻発度、2番目、予想されるポンプ場の処理能力とカバーできる地域について、3番目、被災時の取り組みについて、以上の点についてお答えをお願いいたします。  さらに、もう1点、ただいま水害についてのお話でございましたけれども、水害などの災害と並んで緊急を要する情報提供の必要性を痛感する問題は犯罪でございます。ここ直方でも、本年に入って私の知り得る事件といたしましても、南校区で起こった、早朝、女性が襲われた傷害事件、さらに、事件発生場所は違いますけれども、3人の女性連続殺人事件の犯人が直方在住であったということなど、我々を取り巻く環境は決して安全とは言えないと思っております。  そこで4点目といたしまして、昨年、直方署管内で起こった刑法犯の数並びに身近な犯罪である、ひったくり、空き巣、車上荒らしなどのこれらの件数。さらに、市内で起こった子供にかかわる不審者情報の件数、以上の御答弁をお願いいたします。  以上を1回目の質問といたします。 ○総務部長(則松正年)  22番 中西議員の御質問の1点目、3点目について私の方から御答弁申し上げます。  まず1点目、近年の集中豪雨の頻発度ということでございます。  気象庁の資料によりますと、全国のアメダス地点1,300カ所での1時間降雨量におきます年間の延べ件数でございますが、時間雨量が60ミリ以上の降雨の発生回数につきましては、昭和41年から60年では、年平均で67回、61年から平成7年の間では、年平均で82回、平成8年から15年では、年平均98回、16年では、昨年11月15日現在で179回と、これは1年間だけでございます。  さらに、時間雨量100ミリ以上の降雨の発生回数で申しますと、昭和51年から60年では、年平均が2.2回、61年から平成7年では2.3回、平成8年から15年まででは4.8回、16年につきましては、11月15日現在で7回と、こういうふうに非常にふえている状況でございます。  次に、3点目の被災時の取り組みについてでございます。  昨年は5月の上旬から梅雨のような天候が続きましたけれども、幸いに本市を襲った集中豪雨というものはございませんでした。全国的には、史上最多となります台風の上陸がございましたけれども、直方では大きな被害が発生いたしておりません。一昨年の7月11日、7月19日の災害の後、被災時の対応につきましてさまざまな問題点を洗い出しまして、その総括を踏み台にいたしまして、災害時の対応の迅速化を図るために、この災害対策本部の指令部員を6名から10名に増員し、また、ライフラインの対応につきまして、市を挙げての取り組みとするといったような形で、災害対応の迅速化と的確な対応をすべく水防体制の見直しを図ったところでございます。  また、福岡県内の地域に災害対策基本法第2条第1号に規定いたします、災害が発生し、被災市町村のみでは十分な応急対策及び復旧対策を実施することができない場合を想定いたしまして、福岡県内のすべての市町村が相互に協力、応援する基本協定書を本年4月26日に発効したところでございます。  いずれにいたしましても、先ほど申しましたように、近年豪雨の発生回数がふえておりますので、この対応につきましては万全を期してまいります。以上でございます。 ○建設部長(丸本直彦)  22番 中西議員の2点目の予定されるポンプ場の処理能力とカバーできる地域について御答弁申し上げます。  平成15年7月に甚大な被害をこうむりました直方市街地への本出水は、床上浸水対策特別緊急事業採択要件被害戸数を上回る被害となりました。そこで国土交通省遠賀川河川事務所と協働いたしまして、本地区内水対策について検討し、本市は総合流域防災事業準用河川改修で、それから、遠賀川河川事務所におきましては、床上浸水対策特別緊急事業により対応することは新聞紙上で御承知のとおりと思います。  検討の結果、被災の要因は居立川の流下能力不足でありまして、内水被害の対策といたしましては、居立川の流下能力を向上させ、排水がスムーズに行われるように河道改修を行うことが最適であると結論が出ました。  しかしながら、市街地を流れる河川でありまして、川沿いに住宅、店舗等が立ち並び、用地補償に時間と多額の費用がかかりますし、居立川ポンプの増設も必要となるなど、抜本的な改修は困難な状況にあります。また、既設芝原ポンプの増設も考えられますが、上流の内水被害に効果がありません。  以上の理由から、今回の事業計画といたしましては、10年確率雨量に対しまして、床上浸水被害をなくすため、ポンプの新設計画となったわけでございます。そこで、直方市が居立川中流付近ゆたか橋から直方北小学校間の市道下原田川久保線道路敷地内に導水路を構築します。構造といたしましては、ボックスカルバート幅2メートル、高さ2.5メートル、距離約400メートルを設置し、これによりまして上流の雨水流入路をカットし、河川事務所で設置いたしますポンプ場へ送ります。そのポンプで毎秒4.3トンで遠賀川に排水することにより、市街地の慢性的な被害及び下流域への負担は軽減されるものと考えております。  カバーできる地域といたしましては、新町ポンプ場から居立川ポンプ場流域で、JR福北ゆたか線より東側の地域でございます。しかしながら、近年は異常豪雨の傾向にありまして、浸水の被害が完全に解消できるものではありません。なお、完成予定につきましては、平成21年度を目標といたしております。以上です。 ○市民福祉部長(青柳公一)  22番 中西議員の4点目の昨年、直方署管内で起こった刑法犯の数並びに身近な犯罪である、ひったくり、空き巣、車上荒らしの件数を御答弁申し上げます。  昨年、直方署管内で発生しました刑法犯の数は1,937件でございます。そのうち、身近な犯罪の件数ですが、ひったくりは26件、空き巣は133件、車上荒らしは341件でございます。以上です。 ○教育部長(柴田ムツ子)  22番 中西議員の4点目の御質問であります、昨年、市内で起こった子供にかかわる不審者情報の件数につきまして御答弁申し上げます。  直方市内で起こり、子供たちに関する不審者情報として各小中学校に連絡した件数は21件でございます。そのうち5件は同一犯によるものでございます。以上でございます。 ○22番(中西省三)  ありがとうございます。2回目となります。  我々は、近年漠然と、近ごろ雨が多いとか、ことしは台風が多いとか思っておりましたけれども、今の答弁によりますと、近年の発生頻度を聞いた限りでは、とても悠長に構えていられないレベルに達していると考えております。昭和50年代の約3倍の発生頻度で、しかも、年間7度も100ミリ以上の雨が降っているというこの現状、果たして、この現状の中、行政の力でどこまで災害時に地域住民を守ることができるか、これが非常に問題となってくると思っております。さきの答弁によりますと、建設予定のポンプ場は、毎秒4.3トンの排水能力で、中心市街地をほとんどカバーするということでございますけれども、芝原のポンプ場の5.5トン、これにこの4.3トンを追加されれば処理能力は2倍弱となってまいります。相当な効果が期待できると思います。  しかしながら、これからの水害は我々の想像をはるかに超えたレベルのものが襲ってくることが十分に考えられます。例えば設置予定のこの日吉町のポンプ場に、最も遠隔地であります新町地区の雨水が到達するまでは約1時間近くはかかると予想されます。一昨年の大災害クラスの雨がもし一気に降った場合、いかに日吉町にポンプ場が設置されたとしても、雨水がポンプ場に流入する前に幾つかの地域でオーバーフローするのは必定であります。ポンプ場ができたから安全だ、安心だというのは絶対に言えないと思います。  先ほどの答弁によります災害時のフォロー策にしましても、近隣の市町村の応援を請うということでしたけれども、こういった水害の場合は、近隣にもその被害が及んでいる可能性が十分にございまして、フォローできる環境に果たしてその近隣の市町村があるのかどうか。また、駆けつけようにも、一昨年ですか、7.11災害の折には、交通が麻痺しまして、市役所の職員が立ち往生したという、こういった話も聞いております。  また、さきの阪神大震災の折には、消防であるとか、自衛隊などの公共の機関から救出された人は、ほんの数%に過ぎないと。大半は地域や通りがかった住民から救出されたという話でございました。こういった現状の中、行政はどのような対応策をお考えなのでしょうか。  また、この緊急事態というのは、災害に限らず犯罪においても、いかに迅速に、正確に、幅広く伝達するか、これがキーポイントになってくると考えます。先ほどの答弁から推測しますと、犯罪の件数や子供にかかわる不審者情報はいまだに多く、地域住民は事あるごとに不安な毎日を送らなくてはならないわけですね。市民福祉部、また教育委員会においても、この問題を真剣にとらえて、どのような対応を打つべきかを考える時期に来ているのではないでしょうか。  さきの議会におきまして、私は犯罪から子供を守る手立てとして携帯電話を使った情報提供を提案いたしております。5月24日の新聞報道では、県も携帯やパソコンを使って防災情報、不審者情報を提供するサービスを6月20日より開始するということでございました。最終的な所管は総務となりますけれども、この問題は、各部署が連携しないことには解決できない問題でございます。直接市民に向き合う所管といたしまして市民福祉部、教育委員会はどのようなお考えをお持ちなのでしょうか。以上、2回目といたします。 ○総務部長(則松正年)  22番 中西議員の2回目の御質問に御答弁申し上げます。  まず、水害対策でございますが、行政の水害対策といたしましては、市民の生命と財産を守るという観点から、まず日ごろから予防対策といたしまして、河川や急傾斜地の防災工事等を行っているところでございます。  また、市民に向けましては、昨年の6月、風水害や地震、こういったものに対する災害対策を掲載いたしております「わが家の風水害対策」というパンフレットをお配りいたしております。同時に避難箇所、それから、災害対策本部の電話番号を載せております防災マップを全世帯に配布したところでございます。  また、ことし6月2日の議会の会派代表者会議でお知らせいたしましたように、防災無線にかわります福岡コミュニティ無線が、ことしは市内11カ所に県事業で設置されます。市では、これを次年度以降順次増設して、早期防災情報提供や避難勧告等のできる放送設備の充実を図ってまいりたいと考えております。  一方では、浸水被害の多い地域につきましては、事前にその地域の近くに土のうを配備いたしまして準備を行っております。また、下境小学校の近くには、ことし、万一の場合の非常階段を設置したところでございます。また、遠賀川本線の増水時には、事前に消防署員を、感田、下境の危険箇所に配置いたしまして監視を行っているところでございます。  こういった形で日ごろからの防災対策を図りますとともに、災害発生時には、より迅速に災害の対応に当たります災害対策本部の充実、避難箇所の見直し等を行っておるところでございます。  しかしながら、過去の災害の教訓でございます、各地域ごとでの初期災害対策がいかに重要かということにつきまして、市民に御理解いただきまして、それぞれの地域ごとの自主防災組織の設置に向けた取り組みが既に何カ所かで行われておりますが、この育成と支援に努めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、5月24日の新聞報道に関します福岡県の防災メールの件でございますけれども、このシステムは、災害時に迅速に確実な情報伝達を行うこと、また、安全なまちづくりに資することを目的としまして、携帯電話のメール機能を活用した住民への情報一斉発信サービスでございます。住民側はパソコンでもメールを受けとることが可能でございます。
     このメール配信の内容でございますけれども、県が防災気象情報、災害時の注意の呼びかけ、災害時の安否確認通知を配信いたします。市町村からは、避難勧告等の防災情報、地域の安全に関する情報を配信することになっております。また、安否確認につきましては、安否を知らせたい相手5人まででございますけれども、メールアドレスを登録しておきますと、県内に震度5弱以上の地震が発生したとき等に安否確認を実行することになっております。この情報を得るためには、登録手続が必要でございますので、「市報のおがた」の7月1日号で市民の皆様にお知らせする予定にしております。県での登録の受け付けは6月20日からとなっております。  そこで災害情報以外の、例えば不審者情報と緊急事態にこの防災メールを活用しようとする場合でございますけれども、このときには、警察を初め教育委員会、福祉事務所等とも連携していく必要がございます。また、市民、それから、市民団体の皆さんとの協力関係が重要となってまいります。こういったことから、今後、庁内関係課はもとより、他の行政機関や民間との調整を図りながら検討してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○教育部長(柴田ムツ子)  22番 中西議員の2回目の御質問のうち、不審者情報をリアルタイムで提供する手立てについて、直接市民と向き合う所管である市民福祉部及び教育委員会として、どのように考えているのかということにつきまして、私の方からまとめて御答弁いたします。  地域住民及び学校における安全確保については、万全というものはないと考えられますが、即座の情報伝達ということは、より効果のあるものと思います。しかしながら、現在、関係機関が持っているシステムでは、情報を即座に関係する地域の住民に伝えることや広域の市民へ伝えることができない状況にあります。このことにつきましては、各自治体でも非常に苦慮しているところでございます。  その中で、春日市においては、危機管理システムが取り入れられているということでございますし、また、志免町でも施行されているということを聞いております。我々といたしましても、関係部署と連携してシステム等を調査していく中で、より効果のある方策を研究していきたいと思っております。以上でございます。 ○22番(中西省三)  3回目でございます。  ここ数年、水害は起こるは、地震は起こるは、犯罪は起こるは、直方は10数年分の事件がまとめて降りかかっているような気すらします。しかし、さっきの答弁によります、コミュニティ無線、また防災メールなど、県予算をうまく活用して最小限の予算で災害や犯罪から住民を守れるシステムが構築でき、これらにうまく対応できるのであれば、これに越したことはございません。また、携帯メールで幅広く、コミュニティ無線で細やかに情報伝達ができるのであれば、これが何よりでございます。  まず、この防災メールに関しましては、ここ数年のうちに各自治体で幅広く運用されるのではなかろうかと私は期待しております。ある機関の広告によりますと、近い将来、携帯端末というものは、いずれ据え置き型のパソコンにとってかわるだろうと、そういう報告がございました。例えば先進地区である春日市においては、防災や犯罪の情報にとどまらず、地域のイベント情報などいろんな情報発信をする予定でシステムを再構築中ということでございました。  直方でも、例えばユメニティの自主企画の入場者数が少ないのであれば、こういった一斉メールで発信するとか、花火大会の中止の決定などをメール発信するなど、いろんな活用方法がこれで生まれてくると思います。各部署は、総務は総務、市民福祉は市民福祉といった縦割りの発想をなくして、相互に連絡を取り合って、内容の濃いシステムの構築に努力していただきたいと思っております。  次に、コミュニティ無線に関してですけれども、先日、県に問い合わせをしましたところ、直方が県で唯一のモデル地区指定を受けたということで、中身の構築に関しては、まだ白紙状態ということでございました。したがって、今後の肉づけに関しましては、行政が該当する自治区と相談して決めていかなくてはならないことになると思います。例えばどういった内容で、該当地区のだれが、どのように対応するのか、今から地域住民と話し合って放送内容の範囲などを決めていかなくてはならないと思います。よほどこれ啓発活動をしておかなくてはですね、いざ使おうっていうときになってみたら、使い方がわからない、当人がいないなど、いろんな問題が出てくると思います。  そういった意味では、今後どうしていくかもあわせて問題になってくると思われます。設置さえすれば、後は安心といったシステムではございません。今後はモデル地域が有効に活用されているかを、どうかよく吟味した上で拡充を図るべきではないかと考えております。非常に厳しいお願いにはなりますけれども、しっかりと根を張った自治組織の構築と並行して研究をしていただくようにお願いいたします。  また、最後になりますけれども、今回いろいろと調べるうちに、非常に痛感したことがございました。これはこと災害に関して、直方の現状の人員で果たして大丈夫なのか。かなり無理があるのではないかということでございます。これだけ水害があり、よもやの地震があり、こういった実情の中で、職員が片手間で防災を考える時期ではもう既にないと私は考えております。本来なら、消防署に専門のスタッフが常駐いたしまして、普段から啓発活動、防災マップの作成、危険箇所のチェックなどを行いまして、事あるときには、あらゆる情報を一元管理する。こういった部署があってしかるべきではないかと考えます。どうか当局に関しましては、この点を今後の課題として研究をしていただくよう強く要望いたしまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(宮近義人)  進行いたします。  4番 有田議員の質問を求めます。                (4番 有田議員 登壇) ○4番(有田忠之)  おはようございます。3点ほど通告をいたしておりましたので、いたしたいと思っております。  高速バスストップ内の設備についてでございます。1点目がですね、トイレ、洗面、公衆電話の設置と、2点目がですね、64号線の外灯の設置と、3点目がですね、光田踏切横の西側の水路と書いておりますが、用水路のふたかけと、この3点ほどさせていただきます。  1点目のトイレ、洗面、公衆電話、長い間の懸案事項でありました直方バスストップの上下線も一本化になっております。5月連休明けより、いよいよ着工の運びとなりました。これも各団体の皆様方には大変御協力をしていただいた賜物だと、ありがたく思っております。  そこで1点目のトイレ、洗面、公衆電話の設置をお願いするわけでございますが、毎日のように通学、通勤、また、一般の方々が高速バスをですね、今、鞍手エリアにありますが、利用されておるわけでございます。そこでですね、やはりこの中には体調を崩されている方もいらっしゃると思うわけであります。そこで、毎日が安心して高速バスが利用できるようにですね、この1点目に上げておるのをお願いしたいと、こう思うわけでございます。そこで当局といたしましては、どのように考えてあるかをお尋ねいたします。  2点目の64号線の外灯の設置でございます。  この道路は、筑豊本線より西側に約500メートルと、そこにはですね、500メートル行った先には都市計画路線に合流している道路でもあります。また、高速バスの上がり口の道路でもあるわけであります。日ごろより、この道路には通学、通勤、一般の皆さん方が多く利用している道路でもあります。また、私はここで通学と言いましたけれども、小学校、中学校、高校、皆さんよく利用しているところであります。  また、この地域には、人家が10件ほどあります。住民の皆さんより、ここには外灯が一つもないということからですね、朝夕は大変暗いということで質問させていただいたわけでございます。どうかこれも安心してですね、道路を明るくしていただこうと思って一般質問をさせていただきました。そこで、外灯設置はできないのか、また、これから先、バスストップも完成すれば、まだまだ人通りが多くなると思っております。当局の考え方をお尋ねいたします。  3点目がですね、光田踏切横(西側)の水路のふたかけということでですね、前回より一般質問を出しておりました場所でございます。地元より、私、松田曻議員もこの質問をされておったところでございます。その後、1年9カ月という歳月が経過していますが、その後、どのような状況になっていますかをお尋ねいたします。  また、毎週ですね、私たち校区は、金曜日には光田踏切の学童指導をしている場所でもございます。皆さんよりいろんな話が出ます。一にもこの道は、この交差のところは危ないと、また、二聞けば、二も危ないと皆さん言われるわけでございます。そこで、1年9カ月の間の経過と今後の見通しを当局にどのように考えてございますかお尋ねをして、1回目の質問を終わります。 ○議長(宮近義人)  当局の答弁を保留し、10分間程度休憩いたします。                                  10時58分 休 憩                                  11時05分 再 開 ○副議長(村上圭吾)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  当局の答弁を求めます。 ○生活経済部長(山上 浩)  4番 有田議員の1点目と2点目につきましてお答えをさせていただきます。  高速バスストップの設備につきましては、1点目、トイレ、洗面、公衆電話についてでございます。九州縦貫自動車道の下り線、直方バスストップの設置につきましては、昨年の9月議会で日本道路公団への工事委託を承認いただき、先ほど議員も言われましたように、5月から工事が進んでいるところでございます。  御存じのように、この工事は道路公団の敷地内で行う工事でございまして、減速車線と加速車線とプラットホーム、これを合わせまして約500メートルの区間でございます。この箇所には、トイレ、洗面、公衆電話を設置するようなスペースが設計上ございません。そういうところで、道路公団にも問い合わせましたところ、パーキングに設置されているもの以外は道路公団の敷地内でトイレ等の設置はなされているところは一般的にはないということで、基本的には、バスストップとトイレを併設するという考えは一般論としてはないと、こういうことでございます。  しかし、今、議員御質問のように、利便性を図る意味では、利用者の便利を図るっていうのは大事なことでございます。バスストップの工事の中でできないということでございますので、設置の場所確保等を考えながら、費用対効果を考えて今後どうするのかを検討してまいりたいと思います。  また、公衆電話につきましてでございますけども、現在、携帯電話が普及しておりまして、利用頻度が少ない公衆電話については、逆に徐々に廃止しているというのが現状でございまして、NTTとしては、新設は行わない方向であるというふうにお聞きいたしております。このことにつきましては、NTTに要望してまいりたいと思っております。  それから、2点目の市道64号線の外灯設置についてでございますけども、市道に設置する外灯、いわゆる市道として外灯設置という新たな工事としては、道路工事上の外灯設置ということでは困難な状況ということは言えると思います。  しかし、新たなバスストップの設置ということで、利便者の安全を確保するという観点で物事考える必要はあろうかと、こう考えております。そこで、現在、設計上ありますのが、バス停と階段、ここに外灯は設置を計画されております。そういうことで、利便者、利用者の安全確保をするということで、この道路外灯というんじゃなくして、今設置予定されています外灯の増設、数をふやすということで道路の安全確保ということで、できる方向で、そういう方向で検討していきたいと、こう考えております。以上です。 ○建設部長(丸本直彦)  4番 有田議員の3点目の光田踏切横、水路のふたかけについて御答弁申し上げます。  これは、去る平成15年9月議会におきまして、県道中間宮田線から市道吉野天神線との入り口が隘路となっており、交通阻害を起こしておるということで、JR山陽新幹線ガード下の水路、21メートル区間を有効利用いたしまして交差点改良を検討すると御答弁いたしております。  そこで、平成16年度に予備設計を行い、関係機関との調整を図った結果、県道中間宮田線から市道植木64号線との間、距離で160メートル間を水路にふたをかけまして、2車線化、歩道拡幅をすることとなりました。直方市といたしましては、福岡県に対し地方特定道路事業の申請を行い、平成18年度の事業採択の内諾を得ております。  現在の状況といたしましては、今年度発注いたしております詳細設計と並行いたしまして、関係機関であるJR西日本、JR九州、日本道路公団と用地の協議中でありまして、道路法面、構造物の詳細設計ができた段階で水利関係者、直方土木事務所、直方警察署との協議を行い、平成18年度の着工に向けて鋭意努力しているところでございます。以上です。 ○4番(有田忠之)  答弁を聞いておりますと、トイレ、洗面と、1点目の中身はですね、道路公団の敷地内との答弁でございますが、これまた設置するスペースがないと、こういう答弁でございますけれども、それなら、この上がり口のところが市の敷地、64号線と思います。64号線のところに設置ができないかをお尋ねするわけでございます。  また、1点目に述べておりますように、通学、通勤、この一般の方々が毎日利用されてくる高速バスストップと思います。どうか明々としていただいて、安心のできるよう当局としても設置の方法を考えていただきたいと、このように思っております。  2点目の市道の外灯は、新設は困難という答弁でございますが、一応バス停と階段のところには設置をするというような予定が出されておると、設計上なっておるということでございますので、それは結構なことと思います。しかしながら、行政として検討していただき、協議していただいて、十分に前向きにしていただきたいと思うわけでございます。要望させていただきます。  それから、3点目の光田踏切横の用水路のふたかけについては、なかなか立派な答弁をいただきました。私といたしましても、校区の皆さんと、先ほど言っておりますように、踏切の学童指導しておりますけれども、やはり皆さんには、21メートルの間だけは、交差点が近いところだから早くするということは1年9カ月前に答弁されておるわけでございます。そのことは、私、皆さんに話をしております。  こうなりますと、160メートルも全面的になるということなら、これはもう私たち、地元におります、私と松田曻議員もですね、これを出しておりましたので、とても皆さん本当に安心して交差点に入れるという中身であると思います。私ですね、一日も早う着工に向けて当局としても頑張っていただきたいと、このように思いまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(村上圭吾)  進行いたします。  18番 安武議員の質問を求めます。                (18番 安武議員 登壇) ○18番(安武俊次)  まさか午前中で私までくるとは思っておりませんでした。イメージトレーニングはまだ十分でないので、しり切れとんぼになるような気がします。  始めます。まず、津田町交差点の通行規制についてでありますが、この交差点の最後の改修が行われまして、長期間放置された状態になっております。それで、特に仲野鍼灸院の前なんかは、不法駐車のためのスペースが確保されたような状態が続いておりましたし、市役所側から行った方向あるいは植木から来た方向、両方とも右折レーンが十分とれるスペースが確保されていると思うんですが、ガードレール等で通行規制が行われて、それが利用できない状況が続いておりましたのでこの質問を上げたのですが、質問通告後、数日を経ずして、最後の改修のための準備工事が始まり、中央線等も引き直されまして、ちょっと一部多少無理ではありますが、右折レーン等のスペースも少し確保されたような状況になっております。そういったことで、この工事が一日も早く終わって、安全で快適な交差点になることを願って、この質問は取り下げます。  次に、市内全域を考慮したコミュニティバスのサービスを考えるべきではないかということであります。昨年より竜王峡線、それから、鴨生田団地線とコミュニティバスの運行が始まり、今月からは武谷線の運行も始まっております。ところが、皆さんもう御存じのように、JRバスの内ケ磯線の廃止が見込まれておりますし、これを現実のものとして受けとめなければならない事態になっているのではないかというふうに思います。  このJRバスの内ケ磯線は、それなりに乗車があっているし、特に朝の通学、通勤時間帯には結構利用が多いし、年配の方もかなり多く利用されております。これが廃止になれば、この路線沿いのいわゆる交通弱者と言われる方が困るのは目に見えております。行政としても、コミュニティバスを運行した他路線とのバランスから考えても、何か手を打たなくてはならないと思いますが、どのように考えておりましょうか。  また、ことここまで至れば、今後のことも考えて、市内全域を対象にした総合的な交通サービスを考えるべき時期になっていると思いますが、どのようにお考えでしょうか、お聞きしたいと思います。  次に、私は市街地の洪水問題についてたびたび質問し、抜本的な、根本的な対策をとっていただくようお願いしてまいりました。それが先日、居立川の水をJR直方駅東側から遠賀川へ排水するポンプ場の設置計画が発表され、また、今議会にも、そのポンプ場までの導水路建設のための調査費が計上されていますことは、私としても大変うれしく思い、行政に携わる皆様の理解と努力の賜物であると深く感謝します。  しかしながら、このポンプ場の完成は5年後の予定でありますし、その間にも洪水の危険性は依然としてあります。ことしも梅雨を迎え、カラカラ照りの後は大雨が降るのではないかと心配している方は大勢いらっしゃいます。そこで、その間、少しでも洪水のピークを押さえるべく、各戸に雨水をためるためのタンクの設置を奨励するため助成策を考えることはできないかお尋ねしたいと思います。  また、来年秋より公共下水の供用が始まります。そうすると、現在、合併浄化槽あるいは単独浄化槽で処理しているところでは公共下水につなぎ変えると、これらの浄化槽は不用になります。この浄化槽を洗浄、消毒して一時的な雨水タンクとして利用するための奨励策も同様に考えられないかをお尋ねして、1回目の質問といたします。 ○生活経済部長(山上 浩)  18番 安武議員の2点目のコミュニティバスについてお答えをさせていただきたいと思います。この問題は、住民の生活に密着する大事な問題であるということは十分認識をいたしております。その上で、内ケ磯線に対する考え方、そして、市内全体のコミュニティバスを考えてはどうかと、このことを総括してお答えをさせていただきたいと思います。  路線バスの廃止につきましては、平成15年度に直方市公共交通検討委員会において、直方市における最低限の公共サービスの提供との観点から、検討委員会で抽出された公共交通空白地帯を対象に、住民から要望を上げられた地域に対して事業性の検討を行い、実現性のある地域を対象に対策を実施するとされております。  そこでコミュニティバスにつきましては、今先ほど議員が言われましたように、9月15日から鴨生田線、それから、上頓野線、ことしから、今月1日からは武谷線と、3路線をタクシー事業者が運行をいたしております。  議員御質問の市内全域を考慮したサービスを考えるべきではないかと、こういうことでございます。内ケ磯線につきましては、現在そういうJRの意向等も議員言われたようなことが出ております。そこで、その部分につきましては、その段階で対応しなきゃいけないと考えておりますけども、市内全域を考えるべきではないかということにつきましては、新たな事業者が路線の設定を行う場合には、国の指導で既存事業との協議と、こういうことが指導上ございます。既存のバス路線と競合する路線の許可は非常に難しいというのが実態でございます。  このような状況の中で、市内全域を考慮する路線の設定というのは、検討委員会の報告でもあるように、その地域ごとに具体的な対策を検討することがベストと。そういうことで、全体を一括して考えるというのは非常に考え方としては難しいと、こう考えております。  つきましては、将来バス路線が廃止されたことから公共交通空白地帯となった場合には、住民からの要望をもとに事業者の検討を行い、具体的な対策をすることになると思います。当然、現在バスが運行されている地域につきましては、今の内ケ磯線もそうでございますけども、住民の生活路線であることから路線維持が必要であるとの認識を持っております。そういうことを踏まえた上で今後の対応をしていきたいと、基本的には、全体を考えたことっていうのは、既存路線との競合ということでは、現実的には難しい。個々の問題として対応を考えていく以外にないと、こういうことで御理解いただきたいと思います。 ○上下水道局長(塩川和之)  18番 安武議員の御質問のうち、洪水対策としての雨水タンクの設置につきまして御答弁申し上げます。直方市の中心市街地につきましては、慢性的な浸水被害地区であり、平成15年7月には直方駅前に集中します商店街、住宅等が甚大な被害に見舞われたことは記憶に新しいところでございます。  そこで、地域の住民の方々から一日も早い抜本的な対策が求められており、市といたしましても、国・県に対しまして、この対策について強く要望してまいりました。このたび居立川排水区にかかる市街地部等につきましての浸水被害の軽減を図るために、直方市が居立川からの導水路を河川事業で整備を図り、また、国土交通省は内水対策ポンプ施設を整備することで調整が整いまして、今年度から事業着手の予定となっているところでございます。  そこで1点目の雨水タンクの設置のための助成を考えないかと、それから、2点目の合併浄化槽雨水タンクに改造するために助成を考えないかという御質問につきまして、あわせて御答弁させていただきます。  近年、下水道の役割として、従来の排水処理に加えまして良好な水環境の維持、回復、さらにはリサイクル社会構築への貢献の対応等、新たな役割が求められているところでございます。こうした課題に対応することを目的に国土交通省では、新世代下水道支援事業の制度が創設されております。  御質問の雨水タンクの助成及び合併浄化槽の改造の助成でございますけども、この事業制度の中の水環境創造事業の内容に該当するものと思われます。雨水タンクでございますけども、雨水の流出抑制の有効な手段として考えられます。しかしながら、一般的な市販の雨水タンクでございますけども、100リットルから200リットルという施設能力もある程度限界がございます。他の自治体では、主に渇水対策を目的として行っているのが現状でございまして、議員御指摘の洪水対策としての機能という点では、現時点では、全国的に見ましても少ないようなことが実態のようでございます。  それから、2点目の合併浄化槽の改造についてでございますけども、平成18年9月上旬の公共下水道の供用開始予定区域の中に合併浄化槽が約150基、単独浄化槽は約200基設置されております。設置された年度等の詳細な把握はしておりませんけども、比較的新しいものについては、取り壊してしまうよりも雨水タンクとして再利用した方が、先ほど述べました、簡易な雨水タンクよりも貯留能力も大きく、利用価値もあると思われます。  しかしながら、合併、単独、いずれの浄化槽についても構造上の問題、それから、材質の老朽化等の要因で改造の難しさもあるのではないかと推察いたしております。  また、雨水タンクと改造した浄化槽は、洪水対策として活用する場合、利用されます市民の皆さんが、大雨が予想されるときには、事前に雨水が蓄えられるように準備をしていただく必要がございます。現在、浸水対策でこの水環境創造事業制度も含めた助成制度の導入でございますけども、全国では、雨水タンクの助成が9自治体、浄化槽の改造については3自治体で行われておるようでございます。  しかし、少しでも洪水時に被害軽減を図るべく、直方市におきましても、今後先進都市の事例を見ながら、また、導水路、ポンプ施設の整備とともにこの助成制度も検討課題の一つとして研究していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○18番(安武俊次)  2回目の質問をいたします。  まず、コミュニティバスの件ですが、今の御答弁をお聞きする限り、少なくとも内ケ磯線についての対策は、それなりに考えているっていうふうにとっていいですね。それは近々、目前の問題として非常に重要なことなので、しっかり考えていただきたいし、以前、竜王峡線が廃止になって、ずっと長期間放置されていたというような状況にならないようにですね、既に事例がありますので、ちょっと工夫すれば速やかな対応がとれると思います。それについては十分対策をとられるようお願いします。  それから、直方市全体の問題ですけども、既存の業者との兼ね合いがあって、考えるのは難しいというふうに言われましたけれども、これは今すぐやれということじゃありません。今後長期間予想して、それなりの対策を少なくとも勉強しておく必要はあるのではないかという意味です。  これから先、公共交通手段がどのような状況になるかわかりません。平成筑豊鉄道もかなりの赤字が見込まれますし、これを維持しようとすると、それぞれの自治体の負担がそれなりに、あるいは今後の財政を考えると、結構厳しい負担が出てくることになると思います。そういったことも考えてですね、確かに自家用車が普及し、特に今、それこそ成人がいれば、成人の数、皆が1人1台車を持っているというような状況になっていますけども、高齢社会の中では、そういった運転されていた方も運転できなくなります。そういった方に快適な生活をしていただくためには、そう遠くない将来、考えなければならない問題だと思います。ぜひそういった、少なくとも勉強会でも発足していただきたいとお願いして、これは終わります。  次に、洪水対策としての雨水タンクの件でございますが、私考えると、この議場で行政の方に「深く感謝します」ということを言ったことはないような気がしますけど、非常に今後のポンプ場の設置はうれしく思います。  特に駅から北側の方はですね、かなり、劇的と言っていいぐらい改善されるんじゃないかというふうに期待しておりますけども、依然として、これはある程度感覚的なものですけども、御館橋の東側付近ですね、あそこは少しくぼんだような状態になっております。個々の水が流れていく時間帯、時間を考えればですね、このポンプ場が設置されたとしても、それなりの出水は起こるんじゃないかというふうに思っております。居立川を根本的に、抜本的に改修しない限り、居立川の下流を少々いじったところで、今言った、御館橋の東側付近は改善されるとは思いません。  居立川を改修しないでどうこうしようとすれば、以前私が提案したように、多賀町公園、スペースとしたらそこら辺ぐらいしか考えられませんけども、多賀町公園の地下あたりに巨大水槽をつくって、遊水池として使うぐらいをやっぱり考えないといけないんじゃないかと思っております。  今答弁にありましたように、雨水タンクを各戸が、例え1立方メートルずつためられるようなタンクをつけたとしても、世帯数から考えても、そんなに大きい水をためることはできません。それから、合併浄化槽を全部改修したとしても、洪水時、それこそ先ほどから話があっておりますように、時間当たり60ミリとか、70ミリあるいは100ミリを超すような雨が降った場合、それほど大きな効果があるとは思いませんけども、皆それくらい、やっぱり私は、特に市街地の方は危機感を持っていると思います。何とかこれが設置できればなというふうに、助成策がとれればなというふうに考えております。  実は先日、私たち、ある会をつくっておりまして、「居立川をきれいで洪水のない川にする会」という会をつくっております。これは先日、ユメニティの小ホールでシンポジウムを開いたんですけども、そのシンポジウムの後、パネルディスカッションをやりまして、そのパネラーの一人、九州大学の島谷教授ですが、この方は、ただの学者先生ではなく、実際に国土交通省におられて、最後は松浦川の改修で多自然型の改修をやりまして、遊水池というような考え方を一部取り入れた改修をやられた方で、現在は九州大学の教授になられている方ですけど、この方をパネラーとしておいでいただいたんですけど、その方が言っておられました。  そのパネラーの一人の商店連合会会長の谷口さんが、実は、商店街は年間10日間から2週間、営業できない、必ず年間10日間から2週間、この水のために営業できない店があるんだというふうに言われたら、この教授は、今の日本にそんな中心市街地と言われるところで、そんな場所が存在することが不思議だというふうに言われました。信じられない。それくらい市街地のこの水については放置されていたんですね。ポンプ場の設置が決まりましたけども、私たちの感覚から言えば、もう10年も20年も前にこのようなことがなされていて当然だったというふうに思いますし、これが先ほど言っているようにできたとしても、まだ浸水の危険性は非常に大きな確率で残っているというふうに考えます。気は心かもしれませんけども、こういった助成策を考えていただければというふうに思います。  今の御答弁ではですね、検討していきたいという答弁をいただいております。これは口角泡を飛ばして議論するものでもないし、ぜひですね、前向きに検討していただいて、住民の方が不安に思っていることを少しでも解消していただくようお願いして、私の一般質問を終わります。 ○副議長(村上圭吾)  以上をもって本日の一般質問を終わります。  本日の日程は全部終了いたしました。  明日15日午前10時より会議を再開することとし、本日は散会いたします。
                                     11時36分 散 会...