鯖江市議会 > 2020-03-13 >
令和 2年 3月第423回定例会−03月13日-04号

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  1. 鯖江市議会 2020-03-13
    令和 2年 3月第423回定例会−03月13日-04号


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    令和 2年 3月第423回定例会−03月13-04号令和 2年 3月第423回定例会             第423回鯖江市議会定例会会議録    …………………………………………………………………………………………          令和2年3月13金曜日)午前10時02分開議    …………………………………………………………………………………………    〇出席議員(20人)              1番  林 下 豊 彦                           2番  江 端 一 高                           3番  大 門 嘉 和                           4番  空   美 英                           5番  山 本 敏 雄                           6番  佐々木 一 弥                           7番  福 原 敏 弘                           8番  帰 山 明 朗                           9番  佐々木 勝 久                           10番  奥 村 義 則                           11番  石 川   修                           12番  林   太 樹                           13番  遠 藤   隆                           14番  木 村 愛 子
                              15番  平 岡 忠 昭                           16番  丹 尾 廣 樹                           17番  末 本 幸 夫                           18番  水 津 達 夫                           19番  玉 邑 哲 雄                           20番  菅 原 義 信    …………………………………………………………………………………………    〇欠席議員(0人)    …………………………………………………………………………………………    〇説明のため出席したもの  市長          牧 野 百 男                  副市長          村 修 一                  教育長         辻 川 哲 也                  総務部長        藤 田 裕 之                  政策経営部長      斉 藤 邦 彦                  健康福祉部長      品 川 善 浩                  産業環境部長      宮 本 昌 彦                  都市整備部長      長谷川 伸 英                  教育委員会事務部長   福 岡 正 義                  会計管理者       金 子 明 祐                  監査委員事務局長    田  賢一郎    …………………………………………………………………………………………    〇説明補助者として出席したもの                  都市整備部次長     滝 波 栄 治                  総務課長        小 原 勢津子                  めがねのまちさばえ戦略課長                              服 部 聡 美                  秘書広報課長      高 崎 則 章                  財務政策課長      若 杉 敏 夫                  社会福祉課長      無量小路美夏代                  商工政策課長      乙 坂   薫                  農林政策課長      徳 橋 圭 吾                  土木課長        石 川 晶 康                  教育審議官       鈴 木 和 欣                  教育政策課長      吉 田 和 浩                  生涯学習・スポーツ課長 田 畑 雅 人    …………………………………………………………………………………………    〇職務のため出席したもの  議会事務局長      白 崎 光 男                  議会事務局次長     九 島   隆                  議会事務局参事     笠 嶋 忠 輝                  議会事務局主任     熊 野 宏 信    …………………………………………………………………………………………                開議 午前10時02分 ○議長(水津達夫君) 皆さん、おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。  議会運営委員会が開かれておりますので、その結果につきまして、委員長から報告を求めます。  議会運営委員長 玉邑哲雄君。            〇議会運営委員長玉邑哲雄君)登壇 ◎議会運営委員長玉邑哲雄君) おはようございます。  第423回定例会の運営につきまして、本日3月13に開催いたしました議会運営委員会における審議の結果につきまして、御報告申し上げます。  今期定例会に付議されます案件につきまして、理事者より追加提案されます任期満了に伴う鯖江市教育委員会教育長の任命、鯖江市教育委員会委員の任命および鯖江市公平委員会委員の選任についての人事案件3件、議会運営委員会および総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員会から提出いたしました市会案2件ならびに鯖江市選挙管理委員および同補充員の選挙を日程に追加をし、本日の会議において審議することで意見の一致を見た次第であります。  本委員会の決定どおり議員各位の御賛同と御協力をお願い申し上げまして、御報告といたします。    ………………………………………………………………………………………… △日程第1.請願・陳情の審査結果 ○議長(水津達夫君) 日程第1、請願・陳情の審査結果を行います。  最初に、第422回定例会におきまして総務委員会に付託いたしまして、継続審査となりました請願第5号 老朽原発稼働に関する請願につきまして、総務委員長から委員会の審査結果の報告を求めます。  総務委員長 山本敏雄君。             〇総務委員長山本敏雄君)登壇 ◎総務委員長山本敏雄君) さきの第422回定例会において総務委員会に付託を受け、継続審査となっておりました請願1件について、3月6に行いました審査の主な概要および結果について御報告申し上げます。  請願第5号 老朽原発稼働に関する請願でございますが、前回の審査では、40年を経過した原子力発電所を稼働させることには反対との意見や、原子力発電を最終的にはなくしていくことが理想だとは思うが、今は厳しい状況であろうなどの意見が出されましたが、結論を急ぐべきではなく、状況の把握や専門的知識の習得などを行い、継続的に審査すべきであるとのことから、継続審査とされました。  そして今回、再度審査したところ、原子力発電所は、原子力規制委員会が20年の延長運転を認可したが、老朽化すればするほど危険性は増す。やはり40年を経過した原子力発電所を稼働させることには反対であるとの意見や、原子力発電を少しずつ減らしていき、最終的にはなくしていくことは必要だと思うが、政府が電力供給の在り方をしっかりと示すべきなど、前回と同様の意見が出されました。また、二酸化炭素排出量削減を世界的に求められているで、石炭・石油等に頼るやり方に限界が来ている。現状の技術のでは、原子力の稼働を視野に入れるべきとの意見や、請願要旨の3項目にある、老朽原発がいかに危険なのかについて、私たちの意見を述べる場をつくること、また説明会を開くことについて、UPZ区域から外れている鯖江市として疑問であるとの意見、また、事業者である関西電力において現在調査ではあるが、不明朗な問題が出ているので、その結論を見てから判断したいとの意見も出されました。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、請願第5号は賛成多数により趣旨採択とすべきものと決しました。  以上、総務委員会に付託を受けました請願1件の審査結果報告といたします。 ○議長(水津達夫君) 次に、総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員会に付託いたしました陳情第1号 特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求める陳情について、同委員会の審査結果の報告を求めます。  総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長 帰山明朗君。  〇総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長(帰山明朗君)登壇 ◎総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長(帰山明朗君) 総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員会に付託を受けました陳情1件、陳情第1号 特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求める陳情について、3月10に行いました審査の主な概要および結果について御報告を申し上げます。  委員からは、今回の陳情者からは、過去2回、同様の内容の請願が提出されており、いずれも趣旨採択としている。そうした上で、本市議会では平成27年12月に北陸新幹線金沢敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書を提出した経緯がある。その意見書提出から4年が経過し、本市議会も昨年7月に改選が行われたところでもあり、今の情勢を踏まえ、議会として意見書を改めて提出すべきであるとの意見がありました。  また、別の委員からは、本市および本市議会は、これまでにも県やJRに対し同様の趣旨で特急存続を求める要望を行っているが、そうした現在、県は年内をめどに特急存続についての結論を出したいと示している。そうしたことからも、現在の本市の立場を改めて今明確に示すべきであり、また、その意見書は県だけではなく、国に対しても提出すべきであるとの意見が出されました。  その一方で、ある委員からは、この陳情については、特急存続のための協議を県に求めるものであり、既に県はJRに対し協議を行っており、改めて意見書を提出する必要性はあるのか。特急存続についての協議を求める陳情者の趣旨は理解できるので、趣旨採択とすべきであるとの意見も出されました。  以上のような経過を踏まえ、採決を行いました結果、賛成多数により趣旨採択すべきものと決しました。 なお、この陳情の審査結果につきましては、今ほど申し上げましたとおり趣旨採択となりましたが、その審査の過程において、この審査結果にこだわらず、鯖江市議会として特急存続を求める意見書を出すべきだとの意見が複数の委員から出されたことから、その件について協議を行った結果、本委員会として、国および県に対し、特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書を作成・提出することで委員全員の意見の一致を見たところであります。後ほど市会案として意見書案を提出させていただきますので、議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。  以上、総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員会に付託を受けました陳情の審査結果報告といたします。 ○議長(水津達夫君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、請願第5号 老朽原発稼働に関する請願を採決いたします。総務委員長の報告は趣旨採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、請願第5号は趣旨採択と決しました。  次に、陳情第1号 特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求める陳情を採決いたします。総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長の報告は趣旨採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、陳情第1号は、趣旨採択と決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第2.議案の審査結果 ○議長(水津達夫君) 日程第2、議案の審査結果を行います。  先般、所管の委員会に付託いたしました議案第1号 令和2年度鯖江市一般会計予算ほか23件を議題とし、各常任委員長から委員会の審査結果につきまして、報告を求めます。最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 山本敏雄君。             〇総務委員長山本敏雄君)登壇 ◎総務委員長山本敏雄君) 総務委員会に付託を受けました議案8件について、3月5と6に行いました審査の主な概要および結果について御報告いたします。  初めに、議案第1号 令和2年度鯖江市一般会計予算委員会所管分について。まず歳入について、今回の予算は過去最大の規模となっており、また市の貯金である財政調整基金2億4,000万円も取り崩している。このような予算組みの在り方や、財政調整基金の取り崩しの方針はどのように考えているのかとの質疑があり、これに対し、人口が増加していることもあり、市税が伸びていることに加え、国からの普通交付税地方消費税交付金も増えている。一方、少子高齢化の進展も顕著で、扶助費が初めて63億円を超え、また会計年度任用職員制度への移行、教育関係施設の多額の改修や整備なども増えていることなどが予算規模増大の要因である。今後の財政調整基金の在り方については、今後5年間の財政収支見通しを作成するに当たり、市債残高は減らしながら、財政調整基金は30億円を維持する見通しを作成した。鯖江市においては、持続可能な自治体経営を進めていく上で、自主財源の確保が大きな課題であると考えているとの答弁でした。  続きまして、ふるさと納税について。歳入予算額は令和元年度と同額の2億5,000万円としているが、同額にした意味はとの質疑があり、令和元年度は予算編成後である2月末に予算額の2億5,000万円を達成しているが、平成30年度は前年度に比べ自治体間競争も激しくなり、予算額2億5,000万円に対し決算額2億2,000万円となり、予算額に達しなかった。そのため今後急激に伸びることはないと考え、令和2年度は令和元年度と同額の歳入予算額としたとの答弁でした。  次に、歳出に移りまして、人件費について。委員から、来年度から会計年度任用職員制度となるに当たり、各課の要求を査定したとのことであるが、その要求を削ったのではないかとの質疑があり、各課のヒアリングにおいて、会計年度任用職員に当たるのか当たらないのかなど、職の整理は行ったが、一律に削減するようなことはしていない。住民ニーズが多様化していることから、事業が増えている場合や、逆に事業が終了した場合などがあり、増やすべきは増やし、減らすべきは減らしていくこととし、今後もこの方針にのっとって精査していくとの答弁でありました。  さらに委員から、会計年度任用職員制度導入に当たり、その影響額を令和元年度と比較すると1億5,000万円余の増額となるとのことであり、また、5か年の収支見通しで、5年後には合計で2億円弱の増額と示されている。会計年度任用職員の人件費は今後増加し続けていくのかとの質疑があり、今後5年間は2,000万円前後の増額で推移していくものと見込まれるが、人員の増減や昇給の幅なども影響し、未知数の部分が多いとの答弁でした。  また、委員から、2年前に問題となった職員の法定雇用障がい者数について、現在は達成しているのかとの質疑に対し、昨年9月に総務課内にサポートオフィスを設置した際、4名の職員を雇用し、令和元年度は合計で5名増員となったが、まだ3.5人足りない状況であるため、来年度以降も雇用を推進していきたいと考えているとの答弁でした。
     次に、自家用有償旅客運送実証事業補助金について。理事者から、この事業はタクシー空白地となっている河和田地区において、地域の市民有償ボランティアによる、自家用車を使った運送という新しい移動交通手段を実証していくに当たり、その支援を行うものであるとの説明がありました。  これに対し委員から、この事業のスケジュール、事業の区域および利用料金についての質疑があり、現在、地域と、この事業の母体である一般社団法人とで詳細な運行ルールを定めているところである。その後、地域や有償ボランティアの体制が整ってから、市内の関係交通事業者が参画している地域公共交通会議において合意を得て、運輸局へ申請することになる。そして認可を得た後、実際に運行が始まるのが、早くて夏頃になると考えている。また、事業の区域については、タクシーが配車できない地域、いわゆる交通空白地と呼ばれる河和田地区において実施するものである。河和田地区内の運行および移動範囲は鯖江市内に限定されるが、河和田地区を発着する区域とする。料金については運輸局からの指針に示されており、この事業は営利目的では運行できないため、実費相当額として、おおむねタクシー料金の半額程度と予定している。なお、この事業は実証実験であるため、料金設定などについても、利用者からいろいろ意見を伺いながら、実用化に向けて実施していきたいとの答弁がありました。  次に、窓口業務民間委託について。スタートしたばかりの1年目であるが、順調に進んでいるとのことである。次年度に向けて課題はあるのかとの質疑があり、受託事業者スキルアップはもちろんであるが、市職員のレベル保持も重要であると考えている。民間委託によって、市職員は証明書等発行事務において窓口での応対を行うことはなくなったが、その交付の可否判断や確認などの審査を行うため、その識見が必要となるとの答弁でした。  また、委員から、この事業は年間約4,500万円で5年間のものである。指定管理者制度であれば内部評価外部評価を行うことになる。窓口業務民間委託は、指定管理者制度より市民に与える印象等が一層大きいと思われるので、中間年である3年目くらいに、この事業を評価する仕組みをつくるべきとの意見がありました。  次に、老朽危険空家等除却支援事業について、補助金を支給されても、大部分の自費による部分を用意できないため解体することができないでいると思われる。そこで、不動産業者が仲介して、土地の処分により解体費用が捻出できるような仕組みがあれば、危険空き家の解体が進んでいくと思われるがどうかとの質疑があり、市として土地の売買等に立ち入ることはできないが、さばえ空き地・空き家管理協会や、ふくい町守ネットワークなど、関係団体と連携協定を締結しているため、新規事業である空き家コンシェルジュ事業において、専門的知識のある有資格者の方々による相談会を実施して対応していきたいとの答弁がありました。  また、関連して、中心市街地等空きビルはこの事業の対象になるのか。また、空きビルであっても空き家であり、その防犯・防災対策や災害時の危険性についてどのように考えているのかとの質疑に対し、現在のところ除却支援事業の対象には含んでいない。しかし、空きビルや空き店舗についても、今後、防犯・防災上課題になってくるのは間違いないと思われるため、何らかの仕組みを研究・検討していきたいと考えているとの答弁でした。  次に、SDGs推進プラットフォーム整備事業について。現在、男女共同参画推進の拠点として夢みらい館・さばえという施設が既にあるが、2,550万円をかけて整備する、このSDGs推進プラットフォームとの違いはとの質疑に対し、夢みらい館・さばえは、地域の方々が男女共同参画に係る意識の醸成・啓発を推進していく拠点施設であり、新たに鯖江のランドマークであるめがね会館の9階に整備予定SDGs推進プラットフォームは、SDGsの17の目標全般を推進する拠点とし、世界とつながる窓口という機能を持たせていきたいと考えている。そので、鯖江の女性活躍の取組を世界発信し、また、そこで得られた情報を市民にフィードバックしていきながら、新たな活動につなげていくような役割を持たせたいと考えているとの答弁でした。  また、委員から、この施設の設計図を見る限り、ジェンダーフリー、授乳やおむつ替え、障がい者への配慮がなされているとは思えないが、再考の余地があるのではとの質疑に対し、できる限り既存の設備を活用するとの考えで設計したが、いま一度、施設管理者等と協議の上検討したいとの答弁でした。  次に、車両管理費について、今回、車両購入費として公用車1台分が計上されているが、リース方式は考えていないのか。既に導入している自治体もあるが、リース方式は、購入した場合に比べ保険料など削減される費用もあり、費用対効果の面でも優れていると思われるがとの質疑があり、県内他市においても一部の公用車をリース方式にしている自治体もある。当市の一般会計においては92台の公用車を管理しており、毎年数台の入替えが発生しているので、リース方式が有効であるかどうか研究していきたいとの答弁でした。  次に、議案第13号 鯖江市安全・安心防災基金条例の制定について、議案第15号 鯖江市監査委員条例の一部改正について、議案第16号 鯖江市印鑑条例および鯖江市個人番号カードの利用に関する条例の一部改正について、議案第17号 鯖江市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について、議案第18号 公益的法人等への鯖江市職員の派遣等に関する条例および鯖江市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第19号 鯖江市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、議案第28号 鯖江・丹生消防組合規約の変更についての7議案につきましては、理事者の説明を了とし、特段、申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第1号、議案第13号、議案第15号から議案第19号まで、および議案第28号の8議案は、全て全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(水津達夫君) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。  産業建設委員長 平岡忠昭君。            〇産業建設委員長平岡忠昭君)登壇 ◎産業建設委員長平岡忠昭君) それでは、産業建設委員会に付託を受けました議案8件について、3月5で行いました審査の主な概要および結果について御報告申し上げます。  初めに、議案第1号 令和2年度鯖江市一般会計予算委員会所管分についてでありますが、まず最初に、款4衛生費、ごみ収集委託料について。委員から、昨年度に比べ400万円増額となっているが、その理由についての質疑があり、これに対して理事者からは、昨年10月に消費税が10%に増税されたことを受け、その差額分を計上した。そのほか、ごみ収集の単価を積算する上で参考にしている県の労務単価が約4%増額されたことによるものであるとの答弁がありました。これに対し委員からは、収集するごみの量が増えることは想定していないのかとの質疑があり、理事者からは、ごみの量の量は昨年度と同程度を見込んでいるとの答弁がありました。  次に、款6農林水産業費、さばえブランド菜花米支援事業費についてでありますが、委員から、色彩選別機の購入補助があるが、JAに拠出せず、独自のこだわり米を販売しようとする農家を支援する事業かとの質疑があり、これに対し理事者からは、県が推奨している「いちほまれ」や、さばえ菜花米はカントリー出荷ではなく、生産者が乾燥・調製をする倉前出荷という生産手段を取っており、こだわり米の作付を増やすという目的でこのような補助メニューを設けているとの答弁がありました。  これに関連して委員からは、菜花米生産の取組が後退しているのではないかとの質疑があり、これに対し理事者からは、平成30年の豪雪の影響で、菜花の種をまいたにもかかわらず菜花が生育せず、菜花米の認定ができなかったことで初期の生産者が離れてしまったという事情がある。昨年から今年にかけてまた作付面積を増やしていただいたが、平成29年から「いちほまれ」の生産が始まり、県と市のブランド米の政策のすり合わせが今後も必要と考えている。米の需要量が減少しており、よいものをつくっても競争が激しく、高く売れないという社会的な事情もあるが、継続して米の品質向上を支援することで、引き続き鯖江米のブランド化に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  これに対し委員からは、豪雪で菜花が生育しなかったという説明があったが、播種後に生育しなかった場合の支援策が不十分ではないのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、農業用機械の補助を使っていただき、トレンチャーという機械で溝掘りをし、水田を乾いた状態に保つことで菜花の生育を促すよう支援している。「いちほまれ」の生産が拡大するで、菜花米から「いちほまれ」に移行する方もおられるが、販売価格が担保され、農家の方々の収益が上がれば、結果的に目的は達するが、5年前に策定していた農業・林業・農村ビジョンに沿って支援をしていきたい。令和2年度は、農業・林業・農村ビジョンの改定の年であり、農業団体等と話をしながら、高付加価値、ブランド化の方向性について検討していきたいとの答弁がありました。  次に、田んぼダム推進事業費についてでありますが、委員から、令和2年度、1,500万円が計上されているが、令和3年度以降の整備予定について、どういった計画になっているのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、令和3年度以降の具体的な整備箇所はまだ決定していないが、令和2年度分の工事を終えて、整備面積は市全体の約66%であり、今後も整備を継続し、最終的には鯖江市の全圃場、約2,000ヘクタールを田んぼダムとして整備したいとの答弁がありました。  次に、款7商工費、地域産業振興事業費についてでありますが、委員から越前ものづくりの里プロジェクト事業の職人育成の取組についての質疑があり、これに対し理事者から、国の伝統的工芸品の指定を受けている丹南地域の5つの地場産業の振興を目的とした事業であり、鯖江市においては後継者育成支援事業である長期職人塾の対象として、最長3年をめどに6名の育成を支援しているとの説明がありました。これに対し委員からは、長期職人塾の修了後、その修了生が市内で新しく会社を設立し、かつ、その修了生が女性であった場合には、別事業であるところの未来の伝統工芸士育成支援事業および女性起業応援奨励金の2つの事業の交付対象となるのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、2つの事業が交付の対象となるとの答弁がありました。  次に、ものづくり振興交付金についてでありますが、委員から、ものづくり振興交付金4,084万円について、何年も金額に変更はないようだが、その交付額の基準はとの質疑があり、これに対し理事者からは、次年度の予算の積算前に、眼鏡、繊維、漆器の各業界団体に、次年度どういった事業を行うか事業計画を提示していただき、その事業規模に応じて交付額を決定している。眼鏡協会であれば海外の展示会への出展や国際展示会の開催など、多くの事業を行っており、予算規模も大きなものとなるとの答弁がありました。これに対し委員からは、市からの交付金があるということを知らない組合員もあるようだ。大きな企業しか恩恵を受けられない事業にのみ交付金が使われているのであれば、市として使用用途を指導すべきではないかとの質疑があり、これに対し理事者からは、例えば眼鏡協会であれば、展示会での販路開拓のほか、眼鏡の国際基準の標準化や産学官連携の事業など、全組合員に関係があるような事業も行っている。組合員のには不公平感を感じる方もおられるかもしれないが、一部の組合員だけに恩恵が集中するような使われ方をしているわけではないとの答弁がありました。これに対し委員からは、各業界団体との連絡調整を密にし、事業内容について詳細に目を通していただきたいとの意見が出されました。  次に、成長分野生産技術開発支援事業1,000万円についてでありますが、委員から、この事業は、ここ数年同じ内容で行われている補助事業のようだが、その補助対象は医療、ウエアラブル端末などであり、対象企業が限られているものであるように思うがどうかとの質疑があり、これに対し理事者からは、企業が新しい分野に進出し、事業が軌道に乗るには、1年や2年といった短い期間では足りないと考えている。ようやく芽が出始めた事業でもあり、その事業が成功することで、1つの企業だけでなく、市内のほかの協力事業にも広がり、産地全体の振興につながると判断し、事業を継続しているとの答弁がありました。  また、委員から、産地内の同じ業種の企業のつながりは、どうしても下請などの縦の関係になりやすい。成長分野で新しい事業展開をする際に、産地全体で、あるいは異業種であってもよいが、対等な関係のチームをつくるような仕組みを構築できないかとの質疑があり、これに対し理事者からは、平成30年度と今年度で、機械要素技術展への出展を3回助成対象としているが、これらの事業は、複数の企業が対等な関係で連携し新製品の開発を行った事例であり、今後こういった取組が増えることを期待しているとの答弁がありました。  また、観光施設維持補修費420万円でありますが、この事業はJR鯖江駅の観光案内所を改修し、地場産業の職人の技術を見学できるブースを設置するものとのことだが、年間どのぐらいの方が観光案内所を訪れているのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、平成30年度の観光案内所の利用者数は7,024人、うち県外からの観光客が4,901人、外国からの観光客が160人であったとの答弁がありました。これに対し委員からは、JR鯖江駅周辺の立地は、タクシー乗り場やトイレがホームを出て右側であるのに対し観光案内所は左側である。人の流れが生まれにくい位置関係にあるが、どのようにして人を呼び込むのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、観光案内所の位置が分かりにくいということで、以前から看板を設置するなど幾つかの対策を取ってきたが、あまり効果は見られなかった。今回のブース設置により観光案内所のPRにつなげたい。また、観光案内所の方向にはサンドーム福井があり、コンサートが開催される際には多くの方が観光案内所の前を通行される。そういった方々に、眼鏡をはじめとしたものづくりのまちをPRするチャンスとなると捉えているとの答弁がありました。  また、委員からは、このブースに出店した企業は、収益を上げることが可能と判断しているかとの質疑があり、これに対し理事者からは、このブースの目的は、収益を上げるというよりも鯖江市の産業のPRに主眼を置いている。また、入っていただく企業におかれては、自社PRにつながることに期待を持っていただきたいとの答弁がありました。  さらに委員からは、作業工程の見える化や、自社ブランドの直販に独自に取り組んでいる企業は既にあるが、これらの取組についての反響はどうかとの質疑があり、これに対し理事者からは、「RENEW」をはじめとする複数の店舗を巡る周遊観光の取組ので、自社店舗に観光客を呼び込み、じかに顧客の声を聞き、自社製品をPRできる点で、企業としてのメリットがある。また、観光客の側からは、日頃見られない店舗を巡ることで、いろいろな産地の産品を見て楽しめるといった好意的な反応が得られているとの答弁がありました。これに対し委員からは、そういった店舗をまとめた案内板や案内パンフレットは用意されているのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、産地を一まとめにした案内は作っていないが、産地のPRにつながるので、今後チラシの作成などを検討していきたいとの答弁がありました。  次に、款8土木費、河川管理事務諸経費についてでありますが、委員から、公共空間の環境美化を目的とした河川等の里親制度の現状と成果についての質疑があり、これに対し理事者から、里親制度には河川・道路の2種類があり、例年、合わせて20から25団体が里親として活動しており、令和元年度については23団体が活動している。市としては1団体でも多くの団体に里親として活動していただきたく、引き続き登録を推進していきたいとの答弁がありました。これに対して委員からは、団体によって管理する範囲・面積に差があるにもかかわらず、上限5万円が支給されているとのことだが、このことについてどう思うかという質疑があり、これに対し理事者からは、団体によって管理する範囲・面積はもちろん、除草や看板の設置など、活動内容や経費にも差があることは理解している。費用が足りないということについては、要望があれば検討しなければならないとは思うが、まずは、それぞれの活動ので工夫しながら取り組んでいただきたいとの答弁がありました。  次に、道路除雪費2億1,969万円についてでありますけれども、委員から、企業が所有している除雪車両を市が借り上げる場合があるが、今年のように降雪がなかった場合、除雪車両の補償はされるのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、道路除雪の委託契約には、市が企業に車両を貸し出す契約と、企業の所有している車両を市が借り上げる契約の2種類がある、市が借り上げる除雪車両に対しては、車両を維持するための保険料、税金、格納費用、償却費といったものの基準に従い算定し、除雪の出動の有無にかかわらず支払っているとの答弁がありました。  次に、駐車場管理事務諸経費2,367万8,000円についてでありますが、委員から、駐車場管理委託の業務内容について質疑があり、理事者から、機器の保守点検と、機器にトラブルがあった際の対応、駐車券の用紙の補充、敷地内の清掃および除雪等を委託しているとの答弁がありました。これに対し委員から、委託する企業についての質疑があり、理事者から、駐車場機器メーカーや駐車場の管理運営企業などに委託をしているとの答弁がありました。  次に、議案第5号 令和2年度鯖江市総合開発事業特別会計予算についてでありますが、委員から、平成30年に土地開発公社が解散したが、この特別会計を今後も存続させるべきかどうか検討しているのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、土地開発公社が解散したため、公共用地の先行取得が可能な会計は、この総合開発事業特別会計のみとなった。今後、公共事業を行う上で用地を先行取得する際には、この特別会計が必要となる。今後もこの会計は存続させたいと考えているとの答弁がありました。  次に議案第6号 令和2年度鯖江市水道事業会計予算および議案第7号 令和2年度鯖江市公共下水道事業会計予算につきましては、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき事項はございませんでした。  次に、議案第8号 令和2年度鯖江市農業集落排水事業会計予算についてでありますが、委員から、現在の水洗化戸数は3,700戸であり、公共汚水桝設置工事に1,500万円を見込んでいるとのことだが、処理能力にはどのぐらいの余裕があるのかとの質疑があり、理事者から、それぞれの集落排水区域で多くの家庭が集落排水に接続していただいているが、1人当たりの使用水量は減少傾向にあり、処理能力には若干の余裕が出てきていると考えられる。そのことも考慮して、既に集落排水の汚水管が整備されている地域で、新たな宅地開発があれば受け入れて、農業集落排水事業の収益確保につなげたいと考えている。  一方、汚水管が整備されていない地域については、その地域まで汚水管を延伸することに対する費用対効果についても判断する必要があり、場合によっては合併処理浄化槽での対応も検討したいとの答弁がありました。  これに対し委員からは、今後、農業集落排水へ接続する人口が増加すれば、予算規模も大きくなっていくと考えればよいかとの質疑があり、これに対し理事者からは、宅地化が進み人口が増加すれば、農業集落排水事業は増収すると考えられるが、節水意識の向上や節水型トイレの開発等も勘案すると、人口が増加したとしても、使用料収益も同様に増加していくかは分からない。実際には、今後、人口減少が予想されることから、使用料収益も減少するものと推測されるとの答弁がありました。  次に、議案第24号 地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について、議案第26号 鯖江市営住宅の設置および管理に関する条例等の一部改正について、および議案第27号 鯖江市水道事業の設置等に関する条例および鯖江市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第1号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと、また、議案第5号から議案第8号、議案第24号、議案第26号および議案第27号の7件につきましては、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(水津達夫君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 佐々木一弥君。           〇教育民生委員長(佐々木一弥君)登壇 ◎教育民生委員長(佐々木一弥君) 教育民生委員会に付託を受けました議案10件につきまして、3月5および9に行われました審査の主な概要および結果について御報告申し上げます。  初めに、議案第1号 令和2年度鯖江市一般会計予算委員会所管分について、まず、民生費の高齢者福祉費のうち、緊急通報体制等整備事業について。現状では、65歳以上の独り暮らし高齢者世帯等に対して緊急通報装置を貸与しており、緊急ボタンを押すと直接消防署へつながるようになっているものである。しかし近年、軽微な通報や押し間違えなどの誤報が増えていることなどから、通報の第一報を民間会社へつながる体制へと変更し、軽微な通報を含む緊急事態に対応し、サービスを拡大しようとするものであるとの説明があり、民間会社へ移行することによる利用者へのサービスの向上、改善点はどこにあるのかとの質疑があり、利用者へのサービス向上、改善点としては消防への通報などを含め、通報内容に応じて幅広く対応されるものであり、一つ、月1回の安否確認サービス、2、看護師へとつながる相談サービス、3、本体電池交換などのメンテナンスが不要となるといった3点が挙げられるとの答弁がありました。  次に、障害者福祉費のうち、地域生活支援拠点整備事業について、障がいのある方が地域で安心して暮らせるための機能や、発達障がい児、障がい者の相談窓口となる拠点を整備する事業であり、障がいのある方の重度化や高齢化、親亡き後を見据えて、切れ目なき支援を行うため、光道園に委託しているものである。本市としては、まずは相談窓口の強化に取り組んでいるとの説明があり、事業の内容が分かりにくい、相談窓口は光道園の1つなのか、障がい者が住み慣れた地域で相談できる身近な拠点とするのであれば、市内に複数整備されるとよいのではないかとの質疑があり、この事業は、障がいのある方の1対1のつながりので必要なサービスを提供するものであり、包括的に支えていく視点とともに、必要な支援が何かを踏まえながら個別に対応していくことが必要である。相談の件数も増えており、その一つ一つに対応していくものである。また、拠点の整備についてであるが、障がい者の対応には非常に専門性の高い人材が必要であり、すぐに複数の人材を配置するのは難しいものの、今後検討していきたいとの答弁がありました。  さらに、これに関連して、発達障がいのあるお子さんについて、市での療育支援への取組はどのような状況か。また、今後はどのような展開を考えているのかとの質疑があり、市では、新子育て支援センターが早稲田保育所の跡地に設置されることに伴い、2階で児童発達支援に関する専門的な拠点を整備したいと考えている。乳幼児健診などで気がかりさを指摘された保護者の方の不安の解消や、今後の福祉サービスの利用を知っていただくために、まずは誰でも相談できるような拠点を設置し、そこから医療的な受診や療育へつなげていきたいとの答弁がありました。  次に、教育費のうち、不登校児童生徒自立支援応援事業について、チャイルドセンターにどうしても行けないような子はどのように対応されているのかとの質疑があり、実際、小中学校にもチャイルドセンターにも行けない児童・生徒はいる。市では2名のスクールソーシャルワーカーによる家庭訪問を行い、お子さんの状況把握や保護者との連携を行っている。また、新規事業の不登校児童生徒自立支援応援事業により、チャイルドセンターの相談員が家庭訪問支援員を兼務し、従来スクールソーシャルワーカーしか行えなかった家庭訪問を、相談員も行えるようになるとの答弁がございました。  次に、文化センター施設整備費について、床の張り替え、舞台のつり物収納部分の修理、北壁改修工事などである。このほか、今年度に引き続き耐震補強工事を行い、令和3年2月末に完成予定であるとの説明があり、工事完了後となる令和3年4月以降、文化センターの運営方法についてはどのような考えか。もし指定管理となれば、大きな金額で管理をお願いすることとなり、所管課の役割も大きいが、所見はとの質疑があり、ただいまの工事期間は直営で管理運営を行っているが、リニューアル後、このまま直営とするか指定管理とするかについては、諸般の状況を勘案し、指定管理という形が望ましいと考えている。指定管理者制度による民間活力、経営ノウハウの活用や、芸術・文化事業として、多くの選択肢のからよりよいものを市民へ提供するということが大切だと考えている。新たに指定管理者を公募する際には、議会からの御意見も伺いながら、指定管理者の組織管理能力の確保や所管課の指導・監督がより確実に機能できるような仕組みを仕様書などに明示し、基準を明確にしていきたいとの答弁がありました。  次に、文化の館施設整備費については、空調設備の改修および児童閲覧室特定天井改修工事を行うものであり、令和2年9月と10月の2か月間を全館休館とし、11月については2階の一部を休館とする必要があるとの説明があり、空調設備の熱源を交換するとのことだが、ランニングコストについてはどうなるのか。また、2階の天井改修工事について、天井が高くなるとのことだが、ファンを回すなど、効率的な暖房対策はあるのかとの質疑があり、空調については、従来、灯油によるボイラー炊きであったものを、電気による熱源に変更するものであり、燃料費のほか、機器のメンテナンス費用が抑えられることなどから、ランニングコストとしては約400万円の削減となる予定である。また、2階児童閲覧室の暖房対策については、空間に合った効率のよい空調機を導入する予定であるが、サーキュレーターなど空気の循環を促す対策も検討していきたいとの答弁がございました。  次に、体育振興費のうち、鯖江市2020東京オリンピック(体操)事前合宿推進事業について。これは、準備委員会に対する市からの負担金2,520万円であるとの説明があり、委員から、現在、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が見られ、日本国内においても感染防止の対策を講じている状況のこの時期での中国選手団の招致に関し、市民の理解を得るのは難しい。選手団を迎えるべきではなく再考すべきと考えるがとの質疑があり、理事者から、市としては、新型コロナウイルスに対する日本国内、県内および市内の状況や、地域医療体制あるいは衛生体制確保の難しさを中国側にお伝えしており、開催については現在協議であるとの答弁がございました。  また、委員から、もし市へ招致した際、来日時どのようなメニューを想定しているのかとの質疑があり、選手団は4月25に来日し、非公開による練習を行った後、29には小松から東京へ移動、5月2に有明にて開催されるオリンピック選考会を兼ねたアジア選手権に出場する予定である。市内での滞在期間にはプレス対応や市への表敬、立待体育館で練習を行っているジュニア選手の見学などを想定しているとの答弁がございました。  これらのことから、今日まで多くの関係者の尽力により、体操による日中友好事業の推進を進めてきたことは大いに評価し理解できるものである。一方、今後様々な費用の発生なども考えられるため、この事業に関する予算の執行、それ自体を否定するものではない。また、さらなる延期が不可能と考えられるため、早急に結論を出すべきである。当委員会としては、市民の安全・安心を最重要事項と捉え、今回の中国選手団の合宿招致については中止すべきであることを強く求める。なお、これは委員会における附帯決議に値するほどの強い要望とするとのことで、意見の一致がなされました。  その後、理事者から、先方には国内の厳しい状況をお伝えするとともに、合宿の再検討についても打診しており、現在返答を待っている。その後、小中学校の臨時休業やイベントの自粛という状況になってきたこともあり、当委員会の意見を踏まえ、体操協会とも協議した上で、再度中止の要請をしてまいりたいとの答弁がございました。  次に、議案第2号 令和2年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算の審査でありますが、今回、基金3億円のうち9,000万円余を取り崩すこととなっているが、被保険者が減少し1人当たりの医療費が高額になる国民健康保険事業の制度についてどう考えているのかとの質疑があり、国のほうでも被用者保険の対象者拡大を行っており、その流れので国民健康保険加入者が減少している。なお、被保険者の減少については、人口減少と年齢構成による要因が最も大きい。財源については、もともとの制度設計として5割を公費、つまり税金で、残り5割を保険料で負担するものとされているが、現実には保険料は、鯖江市でも歳入の2割である。国もこの保険制度の重要性を感じており、様々な交付金をつけているが、国全体でこの制度を考え直す時期に来ていると感じているとの答弁がございました。  次に、議案第3号 令和2年度鯖江市後期高齢者医療特別会計予算の審査でありますが、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。  次に、議案第4号 令和2年度鯖江市介護保険事業特別会計予算の審査でありますが、保険給付費に関して、施設を建てると介護保険財政が増えていく一方である。現在、介護施設の入所における充足率は十分なのか。また、自宅介護者の実態について把握しているのかとの質疑があり、介護施設の充足率については、次期計画の策定ので給付検証を行い、需要と供給を見極めて、施設整備が必要かどうかを判断し、次期計画に反映していきたい。また、医療から介護への流れがあり、介護医療院が新しくできるなど、長期療養の方を介護保険サービスで負担することとなるため、給付と負担のバランスに十分考慮していきたい。また、自宅介護の実態については、介護認定を受けていない方の把握は難しいが、民生委員や区長と連携し、地域包括支援センターにおいて実態把握に努めている。今後も地域包括支援センターの訪問活動や相談体制の強化により、自宅介護者の把握を行い、介護者などの負担軽減を図っていきたいとの答弁がありました。  次に、議案第14号 鯖江市手話言語条例の制定についての審査でありますが、手話が言語であることについて、市民への理解・普及への具体策はどのようなものか。また、職員への意識改革を十分に行うなど、まずは市役所内での環境整備が必要と考えるが、対応はとの質疑があり、市民への理解・普及の促進については、手話奉仕員の養成講座や、手話通訳者を派遣する事業を既に行っているが、今後は派遣回数を増やし、利用しやすくしたい。また、市民に広く知っていただくために、広報さばえで特集を組んだり、手話のパンフレットを作成し研修会や出前講座を開催するなど、手話への理解を広めていきたい。さらに社会福祉課の窓口にタブレットを導入し、遠隔で手話通訳ができるサービスを取り入れていく予定である。また、新年度において、庁内における職員への研修会を予定しており、手話に関する理解を含めて十分な研修を行っていきたいとの答弁がございました。  その他の議案についてでありますが、議案第20号 鯖江市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第21号 鯖江市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第22号 鯖江市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第23号 鯖江市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について、および議案第25号 鯖江市勤労青少年ホーム設置および管理に関する条例および公共施設の使用料改定に伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正についての審査でありますが、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第1号から議案第4号まで、議案第14号、議案第20号から議案第23号まで、および議案第25号については、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(水津達夫君) ただいまの各常任委員長の報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  20番、菅原義信君。              〇20番(菅原義信君)登壇 ◆20番(菅原義信君) では、議案第1号 令和2年度一般会計予算に対しまして、反対の立場から討論に参加をしたいという具合に思います。  私はこの間、一般質問のにおきまして、鯖江市の職員数の問題について取り上げて質問をいたしてまいりました。6万9,000人の人口に対しまして、市の職員が400人という体制でよいのかどうかと、こういう問題であります。とりわけ大規模災害が発生した場合などにおいては、その際の緊急対応、復旧・復興への行政機能、こうしたものを確保する上で、極めて、こうした少ない人数では危ういのではないかと、こうした視点からであったわけであります。  さて皆さん、一昨日、3月11というは東日本大震災が起こってから9年目の年であったわけであります。あの災害を風化させない、そうしたでの教訓を酌み取ろう、こういった立場から、特集が各メディアで発せられておりました。そうしたにおきましてもとりわけ自治体職員、その方々が、多数の方々が大きな犠牲となったということも報じられていたわけであります。あの未曽有と言われている大津波のにおきまして、最後まで自らの職責を果たそうとして犠牲となった職員も少なからずおられたわけであります。住民の安全と生命を守る、自治体職員にとりましては中心的な職責だからだと思うわけであります。  また、通常業務のにおきましても、この鯖江市を見た場合に、職員からの悲鳴も上がっていると思うのであります。長期の休暇を取らざるを得ない、あるいはやむを得ぬ事情があったとはいえ早期退職せざるを得ない、そうした職員が毎年毎年生まれてきているからであります。民間委託や非常勤職員の多様化、それだけでは補い切れない分野というのが、この鯖江市役所のにも多数生まれていると思うわけであります。  また、今日の新型コロナウイルスへの対応についても、やはり同様の事態が起こっていると思うのであります。全国的にはこの間、保健所の統廃合というものが多数なされました。あるいは公衆衛生、貿易、こういった面で携わる職員というのも削減をされてきているわけであります。これが今日、検査体制を拡充せざるを得ないといった場面において大きなネックになっているんだということが、国会の議論のでも明らかになされているわけであります。  やはり立脚点を変えるべきだと思うのであります。私は、職員数を計画的に今後とも増やしていく、こうした方向にこそ転換をすべきだということを強く訴えたいと思っているわけであります。  そうした点から、冒頭で申し上げましたけれども、第1号議案に対しましては反対をいたすわけであります。どうか、よろしく御賛同をお願いいたします。 ○議長(水津達夫君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  最初に議案第1号 令和2年度鯖江市一般会計予算を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告はいずれも可決であります。各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号 令和2年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号 令和2年度鯖江市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 令和2年度鯖江市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(水津達夫君) 起立多数であります。  よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号 令和2年度鯖江市総合開発事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号 令和2年度鯖江市水道事業会計予算を採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。
     よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 令和2年度鯖江市公共下水道事業会計予算を採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 令和2年度鯖江市農業集落排水事業会計予算を採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号 鯖江市安全・安心防災基金条例の制定についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号 鯖江市手話言語条例の制定についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号 鯖江市監査委員条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案15号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号 鯖江市印鑑条例および鯖江市個人番号カードの利用に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号 鯖江市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号 公益的法人等への鯖江市職員の派遣等に関する条例および鯖江市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 鯖江市固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号 鯖江市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号 鯖江市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号 鯖江市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号 鯖江市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号 地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号 鯖江市勤労青少年ホーム設置および管理に関する条例および公共施設の使用料改定に伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号 鯖江市営住宅の設置および管理に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号 鯖江市水道事業の設置等に関する条例および鯖江市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号 鯖江・丹生消防組合規約の変更についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第3.議案第29号 鯖江市教育委員会教育長の任命について から △日程第5.議案第31号 鯖江市公平委員会委員の選任について まで ○議長(水津達夫君) 日程第3、議案第29号 鯖江市教育委員会教育長の任命についてから、日程第5、議案第31号 鯖江市公平委員会委員の選任についてまで、以上3件を一括議題といたします。  理事者の提案理由の説明を求めます。  牧野市長。              〇市長(牧野百男君)登壇 ◎市長(牧野百男君) ただいま追加御提案いたしました議案につきまして御説明申し上げます。  最初に議案第29号 鯖江市教育委員会教育長の任命についてでありますが、教育長の辻川哲也氏が3月31をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を任命しようとするものであります。辻川哲也氏は人格、識見ともに優れた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に議案第30号 鯖江市教育委員会委員の任命についてでありますが、教育委員会委員の中村知恵氏が、3月31をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を任命しようとするものであります。中村知恵氏は、人格、識見ともに優れた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第31号 鯖江市公平委員会委員の選任についてでありますが、公平委員会委員の森本茂氏が、3月31をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。森本茂氏は人格、識見ともに優れた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(水津達夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第29号から議案第31号までの3件につきましては、会議規則第37条3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号から議案第31号までの3件につきましては、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。議案第29号 鯖江市教育委員会教育長の任命について、本案は原案のとおり同意することについて御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号は原案のとおり同意することに決しました。
     次に、議案第30号 鯖江市教育委員会委員の任命について、本案は原案のとおり同意することについて御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第30号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第31号 鯖江市公平委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することについて御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号は原案のとおり同意することに決しました。  ここで、今ほど鯖江市教育委員会教育長に任命されました辻川哲也君から発言を求められておりますので、これを許可します。  辻川哲也君。            〇教育長(辻川哲也君)登壇 ◎教育長(辻川哲也君) 辻川でございます。発言のお許しをいただきましたので、一言御礼の御挨拶を申し上げます。  このたびは、再度教育長に御推挙いただきまして、そして、ただいまは市議会の皆様の格別の御高配によりまして御同意をいただきまして、誠にありがとうございました。身に余る光栄と存じますとともに、今日の教育行政を取り巻く環境や課題、とりわけ現在直面しております新型コロナウイルス感染症対策を考えますと、教育長としての職務と、その責任の重さに改めて身の引き締まる思いをいたしております。  何分、浅学非才で微力ではございますが、これまでの経験を生かすとともに、初心を忘れず、市長と教育委員会がお互いに理解を深めながら、鯖江市の教育の振興に全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員各位の一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。  今後も教育大綱を尊重し、教育委員会という立場から、ふるさと鯖江の誇りと愛着を持ち、豊かな人間性、社会性を備えた人づくり、学習環境づくりに取り組んでまいりたいと思います。そのためにも、私自身も教育現場に出向きながら、常に学び続ける姿勢で資質の向上に努め、全力で職務を遂行してまいる所存でございます。  議員の皆様には、これまでにも増してよろしく御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(拍手)    ………………………………………………………………………………………… △日程第6.鯖江市選挙管理委員および同補充員の選挙 ○議長(水津達夫君) 日程第6、鯖江市選挙管理委員および同補充員の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選により行うことに決しました。  お諮りいたします。  指名の方法は議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。鯖江市選挙管理委員および同補充員を指名いたします。  鯖江市選挙管理委員に、鯖江市別司町第45号3番地、田中あけみ君、鯖江市旭町1丁目1番4号、久保田裕之君、鯖江市下河端町第70号19番地、福嶋早苗君、鯖江市有定町1丁目4番5号、濱野和広君。  鯖江市選挙管理委員補充員に、第1順位、鯖江市鳥羽3丁目1番12−2号、屋木洋一君、第2順位、鯖江市石田上町第24号23番地、山本美幸君、第3順位、鯖江市横越町第22号67番地1、岩壁範幸君、第4順位、鯖江市小黒町1丁目14番16−3号、嶋野尚美君、以上を御指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま指名いたしました諸君を鯖江市選挙管理委員および同補充員の当選と定めることに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が、鯖江市選挙管理委員および同補充員に当選されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第7.市会案第1号 市長専決事項の一部改正について ○議長(水津達夫君) 日程第7、市会案第1号 市長専決事項の一部改正についてを議題といたします。議会運営委員長から提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長玉邑哲雄君。            〇議会運営委員長玉邑哲雄君)登壇 ◎議会運営委員長玉邑哲雄君) 市会案第1号 市長専決事項の一部改正についての提案理由を説明させていただきます。  地方自治法の一部改正による条項の繰り下げに伴い、この市長専決事項において引用している地方自治法の条項を改正しようとするものであります。  なお、改正の施行につきましては、地方自治法の当該条項改正の施行と同日の令和2年4月1であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げ、提案理由とさせていただきます。 ○議長(水津達夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております市会案第1号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたします。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。市会案第1号 市長専決事項の一部改正についてを採決いたします。本案は原案のとおり可決することに賛成する諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。よって、市会案第1号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第8.市会案第2号 北陸新幹線福井・敦賀開業の特急「サンダーバード」「しら さぎ」の存続を求める意見書について ○議長(水津達夫君) 日程第8、市会案第2号 北陸新幹線福井・敦賀開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書についてを議題といたします。  総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長から、提案理由の説明を求めます。  総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長、帰山明朗君。  〇総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長(帰山明朗君)登壇 ◎総合交通ネットワーク構築まちづくり推進特別委員長(帰山明朗君) 市会案第2号 北陸新幹線福井・敦賀開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書については、意見書の案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。  北陸新幹線福井・敦賀開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書。  北陸新幹線福井・敦賀間については、3年後の令和5年春の開業に向けて整備が進められている。  そのような国土交通省は、大阪・富山間を直通運転する予定であったフリーゲージトレインの導入を断念する方針を明らかにしており、このままでは、関西圏からの特急「サンダーバード」の利用者も敦賀駅での乗り換えが生じることにより、利便性の大きな低下は避けられない状況である。  このため、住民からは関西圏への利便性を確保するため、大阪までフル規格で開業するまでの間、福井駅までの特急「サンダーバード」の運行存続を求める声がこれまで以上に高まっている。  併せて、敦賀開業後の中京圏への利便性を確保するため、特急「しらさぎ」の運行存続を求める意見も多く寄せられている。  これらの乗り換えの負荷が長く続くことになると、市民の関西や中京圏への移動はもとより、これら地域とのつながりが強く、観光やビジネスでの交流人口も多い鯖江市にとって、その影響は計り知れないものと危惧している。  これまで、鉄道利用者の負担軽減、市民の利便性の確保のために、鯖江市、市民、経済界、そして鯖江市議会も一丸となって、この特急存続の実現を要望し、切望してきたところであるが、福井・敦賀開業まで3年と迫った今、改めて、次のことを強く要望する。  1、特急「サンダーバード」については、フリーゲージトレインの導入を断念したことを踏まえ、その代替案として関西圏への利便性を確保するため、大阪までフル規格で開業するまでの間、国の責任において、その必要な財源措置も含めて、福井駅まで特急を引き続き運行させること。  また、県においては、国やJRに対して強く要請すること。  2、特急「しらさぎ」については、中京圏との利便性を確保するため、福井駅を乗換え拠点と位置づけ引き続き運行させること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。令和2年3月13福井県鯖江市議会。  なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、福井県知事です。  以上、議員各位の御賛同、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(水津達夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  ただいま議題になっております市会案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(水津達夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。市会案第2号 北陸新幹線福井・敦賀開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書についてを採決いたします。本案は原案のとおり可決することに、賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(水津達夫君) 起立全員であります。  よって、市会案第2号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… ○議長(水津達夫君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。  これをもちまして、第423回鯖江市議会定例会を閉会いたします。  御苦労さまでした。                閉会 午前11時55分...