次に、榎橋のかけかえ工事に伴う
周辺地域の
交通安全対策についてお伺いいたします。
ご存じのとおり、榎橋のかけかえ工事によりまして、本年2月1日より平成32年4月まで榎橋が通行どめになっております。それに伴い、
立花小学校また
立花中学校を含むその
周辺地域の
交通状況が変わり、
地域住民の生活や、児童の
登下校への影響が懸念されております。実際に通行どめを忘れてうっかり榎橋まで行ってしまい、慌てて
迂回路へ行く車も多くあるようです。また、
小学校周辺は
通学ゾーンであり、通学時間は
許可車以外通行できません。そうした
進入禁止の所へも進入してくる車があるようでございます。狭い道も多く、
子供たちに対する
安全確保が大変重要であります。
そこで、この
周辺地域の
安全対策、また現状についてお聞かせください。
以上、よろしくお願いいたします。
3:
◯中村卓三議長 答弁を求めます。
4: ◯菅 良二市長 春の訪れを力強く感じるような元気いっぱいのご質問、私も気合いを入れて答えさせていただいたらと思います。
永井議員ご質問の
高齢者の
運転免許証の
自主返納についての4番目、
コミュニティーバス、
乗り合いタクシー等の導入についてと
バス路線図についてに関しまして、お答えさせていただきます。
まず、
コミュニティーバス、
乗り合いタクシー等の導入についてでございます。
コミュニティーバスや
乗り合いタクシー等、新しい
交通システムの導入に当たりましては、
交通事業者はもちろん、
利用者等関係者とも協議を行いながら、慎重に検討する必要がありますが、議員ご
発言のように、
高齢ドライバーの
重大事故が社会問題化する中、自家用車に依存しなくても移動できる
環境整備が今後ますます必要になると考えられます。本市におきましては、平成29年度に
交通事業者や行政のほか
利用者等も加えた多様な
関係者で構成する今治市
地域公共交通活性化協議会を立ち上げ、その中でご質問の
コミュニティーバスや
乗り合いタクシー等、新たな
交通システムの導入の
必要性を含め、本市にふさわしい
地域公共交通の実現に向けた調査、検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、
バス路線図についてでございます。ご承知のとおり、
路線バスにつきましては、
少子高齢化や
人口減少により
利用者が減少し、
運行事業者にとって路線の維持は非常に厳しい状況が続いております。
公共交通を利用していただくためには、議員ご提案の
バス路線図の作成も含め、利用しやすい環境を整える必要があり、このことにつきましては、
運行事業者に対し、
バス路線の
周知方法の工夫を促すとともに、先ほど申し上げました今治市
地域公共交通活性化協議会におきましても
公共交通全体の
利用促進策として検討してまいりたいと考えております。今後とも、
高齢者はもとより、市民の皆様にとって、より一層利用しやすい
交通体系の構築に取り組んでまいります。
その他のご質問につきましては、
関係理事者からお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
5:
◯白石卓夫市民環境部長 永井議員ご質問の
高齢者の
運転免許証の
自主返納についてのうち、1番目から3番目に関しまして、私からお答えさせていただきます。
まず1番目の今治市における
高齢者の
自動車運転による
交通事故件数の推移についてでございます。今治警察署に確認いたしましたところ、
高齢運転者とは統計上65歳以上としているということでございますので、65歳以上の件数でお答えさせていただきます。
高齢運転者が関係した
交通事故発生件数は、平成24年に240件、以降、245件、212件、180件と推移し、平成28年は146件発生しております。また、
交通事故発生件数のうち
高齢運転者の占める割合は、29.9%、31.4%、33.4%、33.6%と推移し、平成28年は32.2%を占めております。
次に、2番目の
運転免許証の
自主返納者数の状況についてでございます。今治警察署管内では、平成24年に145人、以降、141人、238人、280人と推移し、平成28年は341人。伯方警察署管内では、平成24年に18人、以降、27人、27人、31人と推移し、平成28年は47人と年々増加してきております。
次に、3番目の
運転免許証の
自主返納に向けた
普及啓発の取り組みについてでございます。
高齢者が自主的に
運転免許証を返納しやすい
環境整備を目的に、
運転免許証の
自主返納支援制度がございます。支援事業者等の数は年々増加してきており、本市といたしましても、今治市のホームページに制度について掲載を行い、周知を図っているところでございます。また、
高齢運転者の尊厳を守ることを念頭に置きながら、警察署、愛媛県などの各種関係機関、交通安全協会、連合自治会などの関係団体と連携をとり、
高齢者に対する交通安全教室などの機会を利用して、制度の周知を行うなど、交通安全への取り組みを続けてまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
6:
◯垣谷光慶都市建設部長 永井議員ご質問の榎橋のかけかえ工事に伴う
周辺地域の
交通安全対策と現状につきまして、お答えします。
榎橋のかけかえ工事は、通行どめ期間が3年3カ月に及ぶため、事業化が決まってから、
関係者、市民への周知活動を行ってまいりました。広報今治には通行どめ半年前の7月号と通行どめ1カ月前の1月号に概要を掲載させていただきました。また、近隣住民の皆様には、榎橋かけかえ工事の説明会を開催するとともに、工事による通行どめのお知らせにつきまして、自治会単位で回覧をお願いするとともに、戸別配布を行ってまいりました。加えて、立花地区連合自治会と連携し、各自治会を初め、学校、PTA、警察、交通安全協会、交通指導委員会、施工業者、今治市などで構成する榎橋改修に伴う立花地区
交通事故防止等対策会議を立ち上げ、各団体で可能な対策を講じるなどの対応を行っております。
具体的には地区内の通過交通を迂回させるため、通行どめ前には、主要な幹線道路にお知らせ看板を設置し、事前の周知を行ってまいりました。そして、通行どめ開始時には、時間経過に合わせた交通誘導員の配置のほか、今治警察署との連携のもと、パトロールの強化、渋滞箇所における信号機の時間制御の変更など対応を実施しております。通行どめ初日は、1時間に10台程度Uターンをする車がありましたが、2日目、3日目と目に見えて迷い込む車は減り、通行どめ開始から1カ月余りが経過しましたが、今では日に五、六台程度になっております。
また、地区内の交通事情としまして、一部生活道路を抜け道として利用するなど、車両の流れに変化が見られましたが、通過交通が少なくなった分、車両の絶対数は減ってきており、今治警察署に確認いたしましたが、2月末現在、事故等の報告はございません。今回かけかえを行っております榎橋は、災害時の緊急輸送道路となっている重要な橋です。今後も工事の状況に合わせて、榎橋改修に伴う立花地区
交通事故防止等対策会議を通じ、情報を共有し、関係機関と連携して、
交通安全対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
7:
◯中村卓三議長 以上で答弁は終わりました。
再質疑、再質問はありませんか。
8:
◯永井隆文議員 議長。
9:
◯中村卓三議長 永井議員。
10:
◯永井隆文議員 高齢者人口がこれからますますふえていく中で、
高齢者に対する
交通安全対策は重要な課題であります。いろいろな角度からの対策が必要でありますが、
運転免許証の
自主返納支援制度もその一つであり、ご家族の協力も必要であります。幅広く市民の皆様に周知を図ることが大切ではないかと思います。
また、先ほど、今年度より今治市
地域公共交通活性化協議会を立ち上げるとのご答弁がありましたが、今治市に見合った
地域公共交通の実現、また
公共交通を利用しやすい
環境整備づくりをしっかりと推し進めていただくことを要望し、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
11:
◯中村卓三議長 再質疑、再質問なしと認めます。
以上で
永井隆文議員の質疑、質問を終わります。
明日、定刻から本会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時18分 散 会
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