以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
3:
◯平田秀夫議長 次に、教育厚生委員長にお願いいたします。
越智
忍教育厚生委員長。
4:
◯越智 忍教育厚生委員長 教育厚生委員会に付託されました案件について、審査の結果及び概要についてご報告いたします。
3月18日に委員会を開催し、理事者の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されましたすべての議案は、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
次に、審査の過程でありました主な事項の概要について申し上げます。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」の中、付託事項の審査において、総務費のしまなみ海道・国際サイクリングプレ大会事業費負担金について、委員から、具体的な事業の説明と負担金の負担割合について質問があり、理事者から、今のところ基本方針だけが決まっている。場所としては、しまなみ海道愛媛県側のエリアで、行きが本線を使い、大島でおりるコース、伯方でおりるコース、大三島でおりて大三島を一周するコースの3コース、各1,000人ずつ合計3,000人の規模で考えている。通行規制は約3時間程度。詳しいことは関係機関と協議中で、決まり次第公表する。負担割合につきましては、全体事業費の2分の1を県、残りの2分の1を松山市、今治市、上島町でそれぞれ均等割、財政割、事業割に応じて負担額を決定しているとの答弁がありました。
民生費の児童虐待防止事業費について、委員から、今の今治市での児童虐待の状況についての質問があり、理事者から、家庭児童相談、婦人相談、母子相談を子育てプラザとしてまとめて相談業務を受けている。その効果もあると思うが、相談件数は年々少しずつふえている。その中で虐待関係の相談もふえている状況である。平成23年度の実績で、家庭児童相談が1,345件、うち虐待が312件、婦人相談が279件、うち離婚、DV関係が99件の相談である。それと、母子相談は1,422件であるとの答弁があり、さらに委員から、児童の虐待の対応は、児童相談所が今治にはないが、どのようにしているのかとの質問があり、理事者から、要保護児童対策地域協議会を児童相談所、警察、県も含めてつくり、市に事務局を置いている。立入調査とか一時保護の権限は県の機関である児童相談所にしかないが、市としては関係機関で連携し、切れ目のない見守りネットワークづくりということで対応している。できるだけ児童相談所の方にも頻繁に今治市に来ていただいて、リスクの高い家庭については、市の職員と児童相談所の方が一緒に出向くような形で対応している。児童相談所の出先の機関も、以前、県にも要望した経緯はあるとの答弁があり、委員からは、派遣員がおればいいかなと思う、引き続いて県の方にもよろしくお願いをいたしたいとの要望がありました。
また、出会い交流応援事業費について、委員から内容を問う質問があり、理事者から、平成25年度からの新規事業で、街コンなどを展開されている市民の方もいるが、今回は行政が絡んで行おうとしている事業である。テーブルマナー講座とかコミュニケーション講座とか、そういった後々役立つような講座を受講していただきながら、男女の新たな出会いの機会となる交流会を開催するものである。名称は変えるかもわからないが、バリコンという形で実施する。少子化対策の観点で手がけていきたいとの答弁がありました。
委員から、少子化対策は結婚するのが大前提なので、賛成です。県が実施している婚活のように拡大していく用意はあるのかとの質問があり、理事者から、平成25年度は県の組織との連携は考えていないが、効果が見込めるようであれば、平成26年度以降は県の組織とのつながりも考えながら、事業を進めていきたいとの答弁がありました。
次に、衛生費の救急医療施設運営費について、委員から、前年度との対比と内訳について質問があり、理事者から、前年度予算が4,200万円で、今年度は倍増の8,400万円を計上している。内訳は1回当たりの単価を倍増しているとの答弁があり、委員から、輪番制をとっている病院は非常に赤字があり、やればやるほどしんどいという状態が続いており、できたら輪番制から外れたいという病院もあるように聞く。これを前年4,200万円から8,400万円に倍にしただけで解決できると捉えているのかとの質問があり、理事者から、輪番制の10カ所の維持がこの補助金の増額だけで今後できるかどうか、医師不足等のいろんな要件があるので、厳しいものがあると思っている。しかし、今治市の救急体制を確保するためには、現在の輪番制で行っていただくのが今の状態ではベストであると考えているとの答弁があり、さらに委員から、輪番制が壊れると、もう二度と構築できないだろうし、市民の方からしたら、119番すれば必ず救急車が来て、救急病院に搬入されるのが当たり前であるが、そういうことがない市がたくさんあるので、今治はそういう面ですぐれている。これで果たして輪番制をとっている病院が納得できるかどうか、そういう話はできておるのかとの質問もあり、理事者から、輪番制の病院の中にはいろんなご意見もあると思うが、委員さんの言われたご意見を貴重なご意見として今後の体制維持の中で参考にさせていただき、さらに検討してまいりたいとの答弁がありました。
次に、教育費の学校教育充実活性化事業費について、委員から、現在、指導要領が変わって、学校も大変になっておると思うが、どのような事業の内容かを問う質問と、授業内容が難しいところに戻ってきているが、その中で土曜日の授業がないのが今の現実で、学校側の負担が、量だけふえても物理的な時間の制限は変わらないが、そのあたりのところはどうなっているのかとの質問があり、理事者から、学校教育充実活性化事業費の内容は、今治市の単独事業で嘱託講師27人を雇用し、正規の先生の手助けをできるように配置するもので、嘱託講師は子供たちのきめ細かい指導に当たり、教員免許状を有しておるので、専門的な指導に当たっていただいている。土曜日の授業については、今現在、各小中学校において学習指導要領に定められた時数については必ず指導できるよう工夫をしている。これは1年間の各日に何時間授業ができるか、そして各行事がどのように入るか、そしてまたインフルエンザ等で学級閉鎖したような場合も含めて十分な時間の確保ができるように、綿密な計画を立てて各学校で現在取り組んでいる。土曜授業については、今現在検討はしていないとの答弁がありました。
また、調理場建設事業費について、委員から、今まで自校式ということで施設をつくってきたが、共同調理場という方向に転換されたのかとの質問があり、理事者から、今回の調理場は、乃万小学校調理場と現在センターにある南中、西中配送分が一緒になることから、共同調理場ということになるが、方向転換したわけではなく、市内小学校の統合小学校が建設される場合には自校式の調理場計画になるとの答弁がありました。
次に、陳情、請願についてご報告をいたします。
陳情第1号「年金2.5%の削減中止を求める要望について」は、今、日本の経済を何とか立て直さないといけない、財政立て直しの中で、少しでも経済立て直しのためにお互いが痛みを伴うべきであり、また、「限りない年金削減の流れがつくられようとしています。」との文言があるが、また景気がよくなれば年金が上がる可能性もあるので、不採択との意見があり、採決の結果、不採択と決定しました。
以上で委員長報告を終わります。
5:
◯平田秀夫議長 次に、産業環境委員長にお願いいたします。
北
貞丈産業環境委員長。
6:
◯北 貞丈産業環境委員長 産業環境委員会に付託されました案件について、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る19日、委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
まず、議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」の中のごみ減量推進事業費の生ごみ処理機の購入補助について、委員から実績と傾向について質問があり、理事者から、コンポストと呼ばれる農地に伏せる形と台所でも使用できる電気式の処理機がある。補助実績は合わせて、平成23年度164機、平成24年度1月末で120機であり、減少傾向にあるとの答弁がありました。
次に、農産物鳥獣被害対策費について、委員から、年間被害額と特に被害が多い鳥獣は何かとの質問があり、理事者から、すべての鳥獣被害で4,430万1,000円である。特に被害が多いのはイノシシであり、そのほかはハクビシン、タヌキ、カラスなどであるとの答弁がありました。また、委員から、被害を申告していない部分もたくさんあり、実際には3倍も4倍も被害は出ている。現在、海岸では大群のウが発生しており、単発的な駆除ではなく、徹底的にできる駆除対策を検討してほしいとの要望がありました。
次に、商工振興費の市場開設40周年記念事業費について、委員から、いつごろどのような事業を予定しているかとの質問があり、理事者から、平成25年11月10日に表彰式典と模擬競りを含む即売会等を予定しているとの答弁がありました。
次に、議案第31号「平成25年度今治市下水道事業特別会計予算」について、委員から、下水道使用料の見直し、企業会計への移行について質問があり、理事者から、平成25年度が下水道使用料の見直しの年になっている。少し時期はおくれているが、コスト削減、収入確保の方法もあわせた中で協議をさせていただきたい。また、企業会計への移行については平成28年4月から予定しており、今はそのための資産調査をやっているとの答弁がありました。
次に、議案第32号「平成25年度今治市小規模下水道特別会計予算」について、委員から、一般会計からの繰り入れが予算総額の64%を占めており、改善する必要があるのではないかとの質問があり、理事者から、小規模下水道特別会計の特徴として、総務費が高いことが挙げられる。取り組みとして、現在、処理場の統合を進めており、これによって総務費をどれぐらい抑制できるか見据えた上で、新たな対策を考えたいとの答弁がありました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
7:
◯平田秀夫議長 次に、建設水道委員長にお願いいたします。
藤原秀博建設水道委員長。
8:
◯藤原秀博建設水道委員長 建設水道委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る19日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案については、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」の中の付託事項の審査において、まず商工諸費の今治工業用水組合補助金に関し、委員から、今治地区工業用水道事業についての愛媛県との協議はどのようになっているかとの質問があり、理事者から、愛媛県は今治市への移管を希望しており、今治市の考え方としては、早く経営改善をしてほしいということで、今回、維持管理費の予算を上げて、経営改善をしてもらうことになっている。また、古くなっている施設の更新計画を立てるため、現在、愛媛県と協議をしながら作業を進めている段階であり、来年の今ごろをめどにある程度の方向性を出さなければならないと考えているとの答弁がありました。これに対し、委員から、愛媛県との協議内容等については、できるだけ早く委員協議会等で報告をしていただきたいとの
発言がありました。また、この問題に関連して、別の委員から、浄水場の高橋への移転計画について質問があり、理事者から、平成31年を目指して整備をする予定で、事業費は約95億円を見込んでいる。現在は基礎調査の段階であり、平成25年度は地元、高橋部落との協議のための基礎資料の作成を計画しているとの答弁がありました。
次に、道路改良事業費に関し、委員から、高橋の新都市関連の道路について、国道317号線に抜ける見通しはどうなのかとの質問があり、理事者から、都市計画道路として、矢田高橋線を新都市関連で整備しているが、とりあえず平成26年のイオンの開店に向けては、矢田高橋線、今治駅高橋線、県道今治丹原線というルートで流す計画で整備をしており、その後、また矢田高橋線の延長は考えていかなければならないと考えているとの答弁がありました。これに対し、委員から、近いうちにテニスコートも整備され、国体関連でおそらく集客施設もかなり出てくると思われ、早急に国道317号線につなぐ必要があると思うので、鋭意努力をしてほしいとの要望がありました。
次に、住宅管理費に関し、委員から、住宅使用料の収入額や滞納者対策について質問があり、理事者から、平成23年度の現年度分で調定額が5億1,665万6,000円、収入額が5億304万4,000円で、収納率は97.4%となっている。また、滞納者に対する措置としては、悪質な滞納者に対しては、最終的には強制執行で出ていただくことになるが、平成19年度に1件だけ強制執行をした例があるが、その後は分納誓約を交わして、ある程度飛びながらも分納されている状態であるとの答弁がありました。これに対し、委員から、根気よく収納に努めてもらいたいとの意見がありました。
次に、公園事業に関し、委員から、西部丘陵公園の利用状況について質問があり、理事者から、現在、オープンして2年が経過しているが、環境教育プログラムの体験者数は約6,000人となっている。今年度は新居浜や西条地区の学校へ声をかけ、何校か体験をしてくれることになっている。また、市内外の企業にもアプローチをしており、企業研修等で来てくれるところも大分出てきている。また、幼稚園や保育園の園児に対しても、森育(もりいく)という形で自然体験ができるようにもなっている。今後もそのような学校関係や企業等にどんどんアピールしていきたいと思っているとの答弁がありました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
9:
◯平田秀夫議長 次に、新
都市開発整備特別委員長にお願いいたします。
寺井政博新
都市開発整備特別委員長。
10:
◯寺井政博新
都市開発整備特別委員長 新都市開発整備特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る21日、委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は、賛成者多数により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
委員より、土地区画整理事業負担立替費償還金は昨年と同金額を計上しているが、何年間の計画で償還するのかとの質問があり、理事者から、借り入れの翌年度から、3月と9月の年2回で元利均等方式により20年間返済し、最後に借り入れた平成20年度分が平成41年3月末に償還が完了するとの答弁がありました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
11:
◯平田秀夫議長 次に、地域振興対策等特別委員長にお願いいたします。
森田
博地域振興対策等特別委員長。
12:
◯森田 博地域振興対策等特別委員長 地域振興対策等特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る21日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案第22号につきましては賛成多数、その他の議案につきましては、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」の中の公会堂の改修工事に関しまして、委員から、耐震の関係で、工事の過程で追加的な補修工事などの大きな問題はなかったのかとの質問がありました。理事者からは、工事は予定どおり進んでおり、耐震につきましても新たな問題点もなく、ほぼすべて完了しておりますとの答弁がありました。
また、地域活性化推進事業につきまして、3カ年実施した結果と今後の取り組みについて教えてほしいとの質問があり、理事者から、この補助金を使った事業に十分に取り組んだ地域もあれば、余り活用できていない地域もありました。今後の取り組みとしまして、今までの事業は支所単位としていましたが、平成25年度からは島嶼部単位、陸地部単位、また複数の支所が連携して事業に取り組むことができるような制度とすることで、事業内容に幅を持たせることができるのではと考えておりますとの答弁がありました。
議案第26号及び第54号「今治市船舶交通特別会計予算」に関しまして、昨年、航路再編を行い、新しい航路も開設されたのだから、もう少し宣伝を行えば利用客がふえると考えますので、当該予算の中で他の課とも協力して、もう少しPRをしていただきたいとの要望を行いました。
次に、陳情第3号「旭町一丁目土地の再編利用構想に対する支援についての要望について(市道姫宮1号線の付替え)」であります。このことについて、委員から、シビックコア計画に反対する気持ちはないのですが、道路をつけかえることにより、警察署を挟むように市道が2つできるようになる。パトカーが出るときなどに事故が起きる危険性があったり、接続する県道との協議など、その他いろいろな機関との調整、協議が必要であるため、継続とし、もう少し調査を行ってはどうかという意見と、今後、シビックコア計画といったもう一つ大きなところで考えていく必要があるのではないかと思うが、今回の陳情はあくまで市道のつけかえに関して行政の協力をといったことであり、このつけかえによって地域の活性化が図れるのであれば、採択してはという意見、加えて、旭町近辺の一体利用とあわせ、今回、港の再開発を行うことから、それぞれ、まちなか、海側にある程度の核となる施設が建設されれば、間の商店街の活性化にもつながってくるといった大きな含意の中で、今回、この市道のつけかえについては採択してはとの意見があり、採決の結果、採択と決定いたしました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
13:
◯平田秀夫議長 次に、廃棄物対策特別委員長にお願いいたします。
木村文広廃棄物対策特別委員長。
14:
◯木村文広廃棄物対策特別委員長 廃棄物対策特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る21日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案につきましては、全会一致をもちまして原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」歳出4款衛生費2項清掃費3目ごみ処理施設建設費に関し、委員から、土地の単価について質問があり、理事者からは、画地ごとに差異はあるが、宅地を除く土地単価の平均は、坪当たり4万8,000円余りと試算しているとの答弁がありました。
また、第2表債務負担行為に関し、新ごみ処理施設建設予定地の東側旧谷部造成工事費14億円についての質問があり、理事者から、東側旧谷部にかかわる地盤改良工事と新施設の機能と役割を考慮する中、将来に向かって最も心配のないよう、当該区域の埋設廃棄物を掘削撤去するための工事に要する費用として想定しているとの答弁がありました。
また、委員から、事業区域内の埋設廃棄物の範囲についての質問に対し、調査の結果、事業区域内では、東側の旧谷部の区域と考えているとの答弁がありました。
次に、委員から、焼却灰等の処分費用は、新施設になればどうなるかとの質問に対し、理事者から、現状より縮減できると考えているとの答弁がありました。
また、委員から、排ガスの排出基準について質問があり、理事者から、ダイオキシン、ばいじん、硫黄酸化物など、国の基準値より厳しい自主基準値を設定しているとの答弁がありました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
15:
◯平田秀夫議長 以上で委員長の報告は終わりました。
暫時休憩いたします。
午前10時44分
──────────
午後 1時00分
16:
◯平田秀夫議長 会議を再開いたします。
この際、地域振興対策等特別委員長から、委員長報告の訂正の申し出がありましたので、
発言を許可いたします。
森田
博地域振興対策等特別委員長。
17:
◯森田 博地域振興対策等特別委員長 先ほど、地域振興対策等特別委員長の報告を申し上げましたが、その中での文言を一部訂正及び一部削除させていただきます。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」についての中の付託事項の審査については、賛成多数と申し上げましたが、全会一致に訂正させていただきます。また、陳情第3号「旭町一丁目土地の再編利用構想に対する支援についての要望について(市道姫宮1号線の付替え)」の中で、「シビックコア計画に反対する気持ちはないのですが、道路をつけかえることにより、警察署を挟むように市道が2つできるようになる。パトカーが出るときなどに事故が起こる危険性があったり、接続する県道との協議など、その他いろいろな機関との調整、協議が必要であるため、継続とし、もう少し調査を行ってはどうかという意見と」申し上げましたが、その部分を削除させていただきますので、よろしくお願いいたします。まことに申しわけございませんでした。
以上でございます。
18:
◯平田秀夫議長 この際申し上げておきます。森田地域振興対策等特別委員長、議場の
発言は非常に重いものがありますので、今後このようなことがないように、精査してしっかりした報告をしていただくように、厳重注意しておきます。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、許可いたします。
34番山本五郎議員。
19:
◯山本五郎議員 それでは、ただいまより反対討論を行いたいと思います。
議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」についてであります。
予算規模について言えば、歳入歳出ともに742億9,000万円で、前年度比24億8,000万円、3.2%の減となっています。とりわけ市民税の落ち込みがひどく、前年度比7億9,000万円の減となっています。自主財源比率を高める地域経済活性化をどう進めていくのかが問われています。
その点で、地場産業の活性化とあわせ、実証済みの県下の自治体にも広がる住宅リフォーム助成制度の創設はいかがなものかと思います。
当該年度の起債見込額は119億3,560万円、償還見込額は82億1,034万1,000円で、当該年度末現在見込額は792億4,159万6,000円と、借金頼みの財政が強まっているわけです。歳出では、ごみ処理施設建設費10億4,370万円。財源のうち約9億7,000万円の地方債93%は借金頼みとなっています。この問題では、建設に反対する愛郷自治会との絡みがあります。市民は何とか話し合いで合意できないものかと願っているのではないでしょうか。この点でのさらなる取り組みを強化されたいと思います。
みなと再生事業費、いわゆるみなと交流施設整備費ですが、1億8,440万円。財源のうち地方債は1億6,390万円です。97%は借金頼みとなっているのです。平成24年度には3億7,000万円。この事業は平成24年度から始まり平成30年度までの事業で、総事業費30億円と言われています。
新都市整備費約5億8,000万円。ご承知のとおり、新都市開発事業は市と県、それに現在の都市再生機構の3者事業で、当初は面積170ヘクタール、総事業費580億円の構想であったが、これが見直され、492億円となり、そのうち市の負担は219億円とされています。新都市整備費は、平成24年度は約22億円、平成23年度は5億3,000万円、予算計上されておりました。新都市には、本年度予算で、国体用のテニスコート整備費5億8,500万円上げられ、さらにスポーツパークにサッカー場構想が持ち上がっています。十分な討議が求められているところだろうというふうに思います。
以上のことから、大型公共事業は長期にわたるため、政治動向、景気に影響される側面を持ち、また大胆に見直しを求められる場合もあるわけです。さらに、財政規模も大きく、起債、借金を伴い、市財政に大きな影響を及ぼします。こうしたことに十分配慮しなければならないと思います。
私は、大型公共事業優先の市政には反対し、地方自治の本旨に基づく、福祉、暮らし優先の市政を求めるものであります。
次に、総務費を初めとする職員給与費や退職手当についてであります。さきの3月6日に改正された今治市職員退職手当支給条例等の改正は、全くの駆け込み条例の改悪で、定年退職者45人に対し、1人当たり平均138万円の減額を強行採択いたしました。一般会計の給与費明細書によれば、前年度比、給与分が8,425万7,000円、職員手当が1億4,604万3,000円、合計2億3,030万円の減となっています。
今治市定員適正化計画で、本年4月時点で、合併時に比べ約330人の減員となるとし、私に言わしめれば、賃金は削減し、人員は削減し、人事考課で差別し、地域経済を冷え込ませ、公務員バッシングに相乗りした悪あがきそのものだと申し上げなければなりません。
次に、一般会計、委託料78億3,757万1,000円、前年度比約8,670万円の増であります。負担金22億8,225万7,000円、前年度比約1,762万円の増、補助金及び交付金27億1,112万2,000円、前年度比3億4,624万円の増とされています。これらはいずれも増となっているのですが、適切な委託や負担金、補助金や交付金になっているのかどうか、いま一度見直しが求められているのではないかと思います。特に補助金や交付金は一度つければやめられない、とまらない要素が強いとされています。
市長は施政方針の中で、既存の事業や制度を改めて見直し、市民の将来負担を十分に見据えたスリムな行財政構造への改革が喫緊の課題となっていると述べています。第三者委員会等の設置も視野に入れて、見直しを図られたいと思います。
次に、議案第34号「平成25年度今治市国民健康保険特別会計予算」についてであります。今回提出された予算は暫定的なものであり、決定は6月議会となりますが、国民健康保険調書によりますと、被保険者数5万1,000人、加入世帯数は2万9,000世帯、そして1人当たりの保険税医療分6万1,376円、前年度比680円の増であります。1人当たりの保険税後期高齢者支援金分1万5,695円、前年度比170円の増であります。この2つを合算すると、1人当たりの国保税は7万7,071円で、850円の引き上げとなります。さらに、40歳以上65歳未満の人には保険税介護分が課税されます。それが1人当たり1万5,996円で、730円の増です。
したがって、3つを総合計すると9万3,067円となり、前年度比1,580円の値上げとなります。年金の引き下げ、不況の中にあって賃金の引き下げ、さらに2%の物価上昇、その上10%の消費税の増税を言うなら、これ以上の国保税の引き上げは許されません。私は、引き上げどころか、高い国保税1人当たり1万円の引き下げを求めるものであります。
次に、議案第35号「平成25年度今治市後期高齢者医療特別会計予算」についてであります。75歳以上の高齢者を国保や健保などと別建てにしている後期高齢者医療制度は2008年(平成20年)、自公政権のもとで導入され、うば捨て山と国民の怒りがわき起こり、2009年の総選挙で廃止を公約した民主党も、政権につくと公約を投げ捨ててしまいました。今治市での対象者は2万6,800人で、保険料は改定のたびに引き上げられてきました。75歳以上の人口の増加と医療費の増が直接保険料にはね返る仕組みになっているからです。現在、均等割が4万4,194円、プラス所得割率8.72%、保険料は原則特別徴収で年金からの天引きとなり、取りはぐれがありません。こんな制度は廃止する以外にはありません。
議案第36号「平成25年度今治市介護保険特別会計予算」についてであります。介護保険料の歳入は28億7,800万円で、前年度比5,200万円の増、65歳以上の第1号被保険者は今治市では5万372人で、前年度比2,283人増となっています。介護保険料は去年度、第5期介護保険事業計画の策定とともに改定され、基準額年間5万3,900円を6万2,100円とし、8,200円、15.2%も引き上げられています。3カ年ごとの見直しとなり、平成24年、25年、26年の保険料は6万2,100円で、高い保険料となっています。保険料の引き下げが求められているのではないでしょうか。
去年4月の介護保険法の改定は、生活援助の時間短縮で、サービスの低下が問題となっています。高い保険料を掛けながら、適切なサービスが受けられない、とりわけ特別養護老人ホームへの入所を希望しても、入所できない。今治市には待機者が1,000人いらっしゃるからです。「保険あって介護なし」、こう言われる介護保険制度の改善が求められます。
次に、包括的支援事業についてであります。約6,900万円の増の約1億6,900万円の事業費となっています。地域包括支援センターを、前年度3カ所はすべて直営で運営されてきました。今年度は6カ所に増設されますが、直営は1カ所のみ、5カ所は民間委託であります。高齢者の安心と安全を守る、福祉を守る事業のあり方が問われるのではないでしょうか。
議案第37号「平成25年度今治市介護予防支援事業特別会計予算」についてであります。歳入歳出総予算は1,520万円、前年度比6,240万円の減であります。これは直営包括の中央と玉川で行っていた介護予防プラン作成料が民間委託となったため、減額とされたものであります。
議案第41号「今治市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」であります。この問題についての質疑、質問は既にこの議会で行いました。詳細は省略させていただきますが、この改定理由は、人事院の給与勧告に鑑みでした。そして、今治市ではこれまで人事院の勧告に準拠した取り扱いとしていると答弁をしてきています。さきの職員の退職金の改悪は人事院勧告ではありませんでした。何でもありなのです。そして、この改定で、平成25年4月1日現在で55歳以上の職員264人で改正された場合、影響額は給与月額が1人当たり平均1,500円となり、また管理職手当、期末勤勉手当、退職手当に影響すると答弁をしています。一連の公務員いじめは公務員の勤労意欲にもかかわる問題だと思います。反対するものであります。
次に、陳情第1号「年金2.5%の削減中止を求める要望について」であります。委員長報告では不採択であります。なぜ不採択とされるのか。私は、請願や陳情について、それを行う団体や個人の思いをできる限り尊重する、理解する、市民の願いを尊重するのが議員や議会の1つの役割であると思っています。
現在の高齢者は、戦前は戦争に協力をさせられて苦労し、戦後は日本の政治経済の復興のために貢献した人々であります。こうした人たちの決して高いとは言えない年金を、ことし10月から3年間で2.5%を削減するなどという道理はどこにもないと言わなければなりません。削減されれば、当然、日本経済を冷え込ませるでしょうし、一層の年金不信を国民に植えつける結果になると思います。よって、採択を求めるものであります。
さらに申し述べたいことは、議会に請願、陳情を提出された団体や個人にはそれなりの思いが込められています。これらを審議する委員会は、その思い、趣旨を聞く義務があるのではないでしょうか。議会活性化問題とあわせ、審議をされたいと思います。
以上であります。
20:
◯平田秀夫議長 以上で山本五郎議員の討論は終わりました。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、付議事件番号の順序により適宜一括して行いますから、ご了承願います。
番号1、議案第22号「平成25年度今治市一般会計予算」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
次に、番号2、議案第23号「平成25年度今治市用地取得特別会計予算」ないし番号12、議案第33号「平成25年度今治市駐車場特別会計予算」、以上11件を一括して採決いたします。以上11件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上11件は原案のとおり可決されました。
次に、番号13、議案第34号「平成25年度今治市国民健康保険特別会計予算」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
次に、番号14、議案第35号「平成25年度今治市後期高齢者医療特別会計予算」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
次に、番号15、議案第36号「平成25年度今治市介護保険特別会計予算」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
次に、番号16、議案第37号「平成25年度今治市介護予防支援事業特別会計予算」を採決いたします。
その前にお願いしておきます。起立した方はもう少し起立した時間を長くしてください。
採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
次に、番号17、議案第38号「平成25年度今治市水道事業会計予算」及び番号18、議案第39号「平成25年度今治市工業用水道事業会計予算」、以上2件を一括して採決いたします。以上2件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上2件は原案のとおり可決されました。
次に、番号19、議案第40号「今治市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
次に、番号20、議案第41号「今治市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
次に、番号21、議案第42号「今治市立学校給食調理場条例の一部を改正する条例制定について」ないし番号30、議案第51号「今治港沖洲駐車場条例制定について」、以上10件を一括して採決いたします。以上10件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上10件は原案のとおり可決されました。
次に、番号31、議案第52号「市営土地改良事業の施行について(宅間 本村地区)」ないし番号39、議案第62号「菊間消防新拠点施設建設工事の内建家その他工事請負契約の変更について」、以上9件を一括して採決いたします。以上9件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上9件は原案のとおり可決されました。
次に、番号40、陳情第3号「旭町一丁目土地の再編利用構想に対する支援についての要望について(市道姫宮1号線の付替え)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、陳情第3号は採択することに決定いたしました。
次に、番号41、陳情第1号「年金2.5%の削減中止を求める要望について」を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたしますから、お間違えのないようお願いします。本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立少数と認めます。よって、陳情第1号は不採択と決定いたしました。
次に、日程3、委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。
議会改革特別委員長から、現在、委員会において審査中の番号42、陳情第2号について、会議規則第109条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
これより採決を行います。
番号42、陳情第2号「今治市議会議員定数の削減及び議員報酬の減額を求める要望について」は、委員長から申し出のとおり、所管の委員会において閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、陳情第2号は、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
次に、日程4、付議事件番号43、議案第63号「人権擁護委員候補者の推薦について」及び付議事件番号44、議案第64号「公平委員会委員の選任について」、以上2件を一括して議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
21:
◯菅 良二市長 ただいま提案いたしました追加議案につきまして、一括してご説明申し上げます。
議案第63号「人権擁護委員候補者の推薦について」、ご説明申し上げます。
人権擁護委員のうち、齋宮弘之委員の任期が平成25年6月30日をもちまして満了いたします。齋宮弘之委員につきましては、引き続き、人権擁護委員法の規定によりまして議会のご意見をお聞きし、法務大臣に推薦をいたしたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、議案第64号「公平委員会委員の選任について」でございます。
公平委員会委員3名の任期が今月28日をもって満了いたします。川上昭一委員、立花修委員及び矢野眞之委員につきましては、引き続き選任いたしたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
22:
◯平田秀夫議長 以上で当局の説明は終わりました。
これより議題に対する質疑に入ります。ご質疑ありませんか。
( な し )
別にご質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第63号及び議案第64号、以上2件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。ご意見ありませんか。
( な し )
別にご意見なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。
番号43、議案第63号「人権擁護委員候補者の推薦について」を採決いたします。本件は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第63号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、番号44、議案第64号「公平委員会委員の選任について」を採決いたします。本件は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第64号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、日程5、付議事件番号45、「選挙管理委員及び補充員の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法については指名推選によることとし、その指名は議長において行うことにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
それでは、指名いたします。指名は、お手元に配付の被指名者一覧表に記載のとおりの方々といたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました方々をそれぞれ当選人と定めることにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々がそれぞれ当選いたしました。
次に、日程6、付議事件番号46、「愛媛県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法については指名推選によることとし、その指名は議長において行うことにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
それでは、指名いたします。指名は、お手元に配付の被指名者一覧表に記載のとおり、長野和幸副市長、堀田順人議員といたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました両名をそれぞれ当選人と定めることにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました両名が当選されました。
以上で日程のすべてを議了いたしました。
この際、3月31日付をもって退職される管理職員から挨拶があります。
矢野
巧総務部長。
23:
◯矢野 巧総務部長 改めまして、総務部長の矢野巧でございます。まずは、議場で挨拶をさせていただける時間をくださいました議長さんのご配慮に感謝を申し上げます。
思い起こしてみますと、大学卒業当時、まだオイルショックの余韻が冷め切っていないころでございました。私自身、もともと公務員志望ではありましたので、大阪の民間会社に勤務しながら、公務員試験を受け、結果、大学卒業2年後に今治市の正規職員として採用していただきました。
入庁に際しまして、必ずしもお示しするような高い志を持っていたわけではございません。しかし、職場にあっては、私なりに真剣に取り組みをさせていただいたつもりでございます。時には壁の大きさに心がくじけそうになったりもいたしましたが、やはりそこにはよき先輩、よき同僚、よき後輩がいてくれたからこそ、乗り切れてこれたと思っております。
入庁時、農林水産課をスタートにして、納税課、港湾建設課など、課の異動としては私は少ない方だと思っております。中でも港湾畑の14年間、この間は私自身の全勢力を注ぎ込めた時期でもございます。納税課4年目の9月末日の朝、出勤いたしますと、人事課に呼び出されまして、明日から事業課に行ってもらうことになったからという話で申し渡されました。当時、織田が浜の埋め立て差しとめ訴訟が提訴された直後の港湾課にいきなりほうり込まれたわけでございます。あの日のことは今でもはっきりと思い出します。それから13年と半年、港湾分野で庶務を中心に業務を経験させていただきました。
事業課の庶務なんて全くわからないし、さわったこともないし、ましてや港湾法や漁港法を知っているわけでもございません。新たに勉強するしかなく、年度途中の異動ですから、周りでは皆さん日常業務に励んでいるし、異動当初は自分で何から手をつけていいのかわからない。しかし、そのときの経験から申しますと、とにかく自分ができることから何でもやっていけば、それによって自分なりに考えの整理ができたり、充実感が出てくるものだと感じました。
そのほか、しまなみ海道の開通に伴う関連の事業、今治城築城開帳400年事業、広域合併、最近では海事振興事業にもかかわらせていただきました。数々の貴重な経験をさせていただきました。また、市民目線を意識するということも学ばせていただきました。
しかしながら、職員生活最後の1年間は、不本意ながら自分のアクセルを十分に踏み込めない状況でございました。にもかかわらず、私を一人の責任ある職員としていたわってくださいました菅市長さんの細やかな心遣いには深く感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
市役所生活36年の振り返りにいたしましては、まだまだ意は尽くせませんが、菅市長さんのもと、議会の皆さんも職員の皆さんも一丸となってご尽力をいただき、明るい今治市のますますの発展を心よりご祈念申し上げながら、私の退職の挨拶とさせていただきます。
春が訪れ、桜満開の中、私は今治市職員であったことを誇りにして、その誇りを心の支えとして第二の人生をスタートさせたいと思っております。本当に長い間、ありがとうございました。( 拍 手 )
24:
◯平田秀夫議長 青野勲健康福祉部長。
25: ◯青野 勲健康福祉部長 ご紹介いただきました健康福祉部長の青野でございます。3月31日をもって定年退職を迎えます。議会の皆様方には本当に、合併して以降、丸8年になりますが、そして部長として3年間、いろんなところでご親交をいただき、そしてご指導、ご鞭撻をいただきましたことを心から感謝申し上げます。
平成17年1月16日、市町村合併。その合併に伴いまして、旧菊間町から本庁の総務障害課に異動いたしました。そして、そのときは本当に環境が変わり、仕事が変わって、目の前のことを一生懸命する、そういったことに力を注いでおり、当時、私が本当に市の一番神聖な議場に立てる、こういったことは夢にも思っておりませんでした。皆様方と一緒に議場に立てる、これにつきましては、菅市長さんから3年前、部長に任用していただいて、こういう舞台でいろんなことを経験させていただきました。
本当に菅市長さんには、心から感謝とお礼を申し上げたらと思います。ありがとうございました。そして、こういったところで仕事をさせていただいた、これには部下、そして同僚、上司の皆様の心強い支えがありました。改めて、仲間とそして上司の皆様に心から感謝を申し上げたらと思います。また、この席をおかりして、私は仕事に集中させていただいた、家族にも心から感謝を申し上げたらと思います。
この議会という最高の舞台に立たせていただいて、そして常にこの34名の議員さんの前に立つのに、心が折れないように、いつも不安でこの席に立たせていただきました。自分としては、健康福祉部を代表しているんだというふうな強い気持ちと高い意識を持って臨みましたが、議員さんもなかなかしっかりされており、ついつい本当に迫力に負けるようなこともございましたが、本当に貴重な体験と充実した時間をいただきましたことを、この議場と議員の皆様方、そして理事者の皆様方に心から改めて感謝とお礼を申し上げたらと思います。
私の長い公務員生活、菊間町、そして新しい今治市、こういった中でいろんな方と出会い、そして仕事の中で、職業人として公務員として成長させていただき、また社会人として、人間としても、仕事を通じて成長させていただきました。この職場に対しても、心から感謝を申し上げたらと思います。
振り返りましたら、いろんな思い出がございます。厳しいこともありましたし、なかなかつらいこともありましたが、しかし今思い返せば、楽しい思い出でございます。これも本当に議会の皆様、そして同僚の皆様、そういった支えの中、仕事に真剣に集中して、そして打ち込めた結果じゃないかというふうに今思っております。
これから、今治市、合併して、私の思うことでございますが、一回りも二回りも大きくなった市ではないかと思います。工業製品出荷額にいたしましても四国一で、1兆円を超える、これも合併の大きな成果じゃないかと思います。そして、歴史、伝統文化、世界有数の海事都市、こういった魅力いっぱいの今治市が、ぜひこれからも、議会の皆様と市の職員の皆様が心を1つにして、大きく磨いていただきますようお願いをしたらと思います。
そして、市長さんの施政方針にもありましたが、合併10年、そして15年したら、合併時の財政的な優遇措置がなくなる。大変厳しいことが目の前に待っており、目の前に来ると思いますけど、今治市のすばらしい皆さんの知識とそして知恵で、一致団結した1つの心を持って、ぜひそういった困難も克服していただいて、そして今治市がさらにさらに限りない発展をしていくよう、心から念願をいたしております。
終わりになりましたが、改めて、今治市の限りない発展と、そして皆様方のますますのご活躍、ご健勝を心から祈念申し上げたいと思います。
また、私はこれから第二の人生を歩ませていただきますが、私も市職員としてここに皆様と一緒に務めたことを誇りに思いまして、これから一市民となっても、微力ではございますが、今治市を応援し続けてまいりたいと思っております。
きょうは本当にありがとうございました。( 拍 手 )
26:
◯平田秀夫議長 以上で、矢野
巧総務部長、青野勲健康福祉部長の挨拶が終わりました。
お二人の第二の人生に幸多からんことを、議長席よりお祈り申し上げます。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
27:
◯菅 良二市長 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
今議会におきましては、提案いたしました平成25年度の当初予算を初め、市政の重要案件につきまして熱心にご審議をいただき、すべて滞りなく議決を賜ることができました。皆様からいただきました貴重なご意見、ご要望につきましては、2期目を迎えました私の市政運営にしっかりと生かしてまいりたいと考えております。ありがとうございました。
ここで、去る3月7日にご逝去されました、伯方町長を務められ、合併後は伯方地域審議会委員として、特に平成21年4月からは会長としてご活躍されました故岡田哲也氏に、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に衷心よりお悔やみを申し上げたいと存じます。
岡田氏は、平成3年3月に伯方町議会議員に当選され、以来、平成13年2月まで連続3期9年余り在職の後、平成13年3月に伯方町長に就任、平成17年1月の新今治市誕生まで1期3年余りにわたり在任され、伯方町政の伸展のため献身されました。とりわけ、完成は合併後の平成20年となりますが、伯方中学校と西伯方中学校を統合した新伯方中学校の建設におきましては、位置の決定や建設計画の推進に力を注がれ、みずからも用地交渉に当たるなど、当時の首長としての責任感をいかんなく発揮し、子供たちの教育環境の充実に大きな功績を残されました。この場で、氏をしのび、市民の皆様とともに、改めて心からご冥福をお祈り申し上げます。
さて、先週になりますが、本市にとりまして大変喜ばしい報道がございました。我が今治市にご縁浅からぬ伊東豊雄先生が、建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞の受賞の発表がございました。日本人の受賞は、丹下健三先生以来6人目ということであります。日本建築界のレベルの高さを世界に知らしめた快挙であります。昨年8月のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展での最優秀賞である金獅子賞の受賞に引き続いての受賞でもあり、心から祝意を表したいと思います。また、折しも先週の土曜日には、ご多忙の中、本市の地場産業振興センターにおきまして、元サッカー日本代表の中田英寿氏と、「地域の力がこれからの日本をつくる」と題したトークイベントを開催していただきました。
伊東氏の今後ますますのご活躍を祈念いたしますとともに、本市そして釜石市を中心とした復興、被災地の地域振興へのご助力、ご尽力に対しまして、改めて感謝申し上げたいと思います。
また、先ほど49名の退職者を代表して、矢野、青野両部長に挨拶の機会を設けていただき、ありがとうございました。この3月末で定年退職者42名を含む、総数で49名の職員が市役所を去ることとなっております。どうか、退職をしましても、これまでとは違った目線で市役所を眺めていただき、市政発展のため、助言等をいただけたらと願っております。49名の職員の長きにわたる公務に謝意を表しますとともに、今後のご活躍を祈念いたしたいと思います。
なお、ここで、今議会におきましても複数の議員からご質問をいただきましたが、マスコミ報道でも大きく取り上げられております、いわゆる公務員の駆け込み退職の件につきまして報告をさせていただきます。議会初日に議決をいただき、13日に今治市職員退職手当条例等の一部を改正する条例を施行いたしましたところ、本市におきましては、定年退職を迎える職員のうち、2名を除いた皆さんが最後まで職務を全うすることとなりました。退職する職員の皆さんにとりましては厳しい条例改正の内容ではありましたが、長年勤められた公務員としての誇りを持って、仲間と一緒に退職の日を迎えられることに対しまして、改めて心から感謝とねぎらいの意を表したいと思います。
最後になりますが、今議会におきましては、私の施政方針につきまして多くのご意見、ご提言をいただくことができました。今議会冒頭にも申し上げましたが、みなと交流センターや新しいごみ処理施設の整備など、今後、市民の皆様の目に見える形でさまざまなプロジェクトが実践段階に入ってまいります。今後とも、議会の皆様との議論や協議を重ねる中で、50年後、100年後の将来を見据えた責任あるまちづくりに臨んでまいる所存でございます。
議員各位におかれましても、市民にとりまして真に何が必要であるかのご判断をする中で、忌憚のないご意見をいただきますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。皆さん、ありがとうございました。
28:
◯平田秀夫議長 以上で挨拶は終わりました。
これをもって今
定例会を閉会いたします。
午後 1時58分 閉 会
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