令和2年第200回名護市定例会 第200回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 令和2年9月3日 木曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────────┤│開
議│ 令和2年9月23日 水曜日 午前10時0分 │├─────────┼───────────────────────────────┤│閉
会│ 令和2年9月23日 水曜日 午後0時23分 │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 26名 欠 席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 1 │ 島 袋
力 │ 出 │ 15 │ 翁 長 久美子 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 2 │ 長 山 正 邦 │ 出 │ 16 │ 仲 村 善
幸 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 3 │ 大 浜 幸
秀 │ 出 │ 17 │ 比 嘉 拓
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 4 │ 吉 居 俊 平 │ 出 │ 18 │ 宮 城 安
秀 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 5 │ 川 野 純
治 │ 出 │ 19 │ 比 嘉
忍 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 6 │ 石 嶺 康
政 │ 出 │ 20 │ 岸 本 直
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 7 │ 仲 尾 ちあき │ 出 │ 21 │ 金 城 善
英 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 8 │ 金 城 隆
│ 出 │ 22 │ 大 城 秀
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 9 │ 宮 城 さゆり │ 出 │ 23 │ 岸 本 洋 平 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 10 │ 宮 里 尚
│ 出 │ 24 │ 神 山 正
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 11 │ 大 城 敬
人 │ 出 │ 25 │ 小 濱 守
男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 12 │ 東恩納 琢 磨 │ 出 │ 26 │ 比 嘉 祐 一 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 13 │ 比 嘉 勝
彦 │ 出 │ │ │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 14 │ 平 光
男 │ 出 │ │ │ │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員 13番 比嘉 勝彦 14番 平 光男 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり議会事務局出席者 事務局長 上 地 健 次長 新 垣 和 吉 議事係長 宮 城 建 庶務係主査 大 城 和香子 議事係 島 袋 ちえり 議事係 岸 本 健 伸
○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。9月15日受付で、名護市代表監査委員から9月の例月出納検査結果について報告の文書がありました。以上で諸般の報告を終わります。 次に、議会運営委員会、常任委員会及び特別委員会の正副委員長の改選について報告いたします。議会運営委員会は比嘉忍委員長、金城善英副委員長、
総務財政常任委員会は比嘉勝彦委員長、長山正邦副委員長、
民生教育常任委員会は川野純治委員長、宮城さゆり副委員長、
経済建設常任委員会は宮里尚委員長、石嶺康政副委員長、
軍事基地等対策特別委員会は金城隆委員長、岸本洋平副委員長、
北部基幹病院等建設推進特別委員会は神山正樹委員長、大浜幸秀副委員長、広報広聴委員会は翁長久美子委員長、仲尾ちあき副委員長がそれぞれ再任されました。正副委員長の皆様、後期の委員会運営をよろしくお願いいたします。 去る9月9日及び9月16日に議会運営委員会において、協議をいただいておりますので、その結果について、議会運営委員長から報告を求めます。
比嘉忍議会運営委員会委員長。
◎
比嘉忍議会運営委員会委員長 おはようございます。それでは去る9月9日開催の第29
回議会運営委員会及び9月16日開催の第30
回議会運営委員会の結果について報告いたします。1 令和2年度
一般会計補正予算案質疑における大城敬人議員の発言のあった件については、9月16日の本会議において、当該議員の発言取消しについては議会の許可が出て結論を得ており、審査不要となりました。なお、今後このような案件については、議会運営委員会では取り扱わないということに決定されました。2 陳情の委員会付託については、陳情第75号は総務財政委員会へ、陳情第76号は民生教育委員会へ、議会最終日、本日付託し、閉会中に審査していただくということで決定されました。3 議会におけるコロナ感染状況の連絡体制については、今議会の一般質問等において、数名の議員からコロナ感染症の状況についてタイムラグがあり問題であるなどとのご指摘があり、議会運営委員会で見直しを検討した結果、現在の連絡体制を見直し、議会事務局から議員へのメール等は行わず、議員各位は必要に応じコロナ感染状況の最新版を沖縄県及び名護市のホームページから情報を収集するということで決定されました。4 傍聴席における3密を避けるためのコロナ対策については、3密を避けるため、傍聴席の間隔を空けて対策を行うということで決定されました。5 傍聴人への議長からの注意の件については、規則にのっとり、傍聴人の遵守事項を守らない者に対しては、議長から直ちに注意等を行うということで決定されました。以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○大城秀樹議長 委員長報告に対する質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これで
議会運営委員会委員長報告を終わります。 お諮りいたします。ただいま議会運営委員長から報告のありました件につきましては、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように決定されました。 日程により委員会報告及び処理を行います。
△日程第26 請願第2号から日程第49
北部基幹病院建設推進に関連する問題等についてまでと、今期定例会において付託した日程第50 陳情第68号から日程第56 陳情第74号までを一括議題とします。請願第3号、請願第4号、請願第6号並びに陳情第2号、陳情第4号、陳情第8号、陳情第61号、陳情第62号及び陳情第64号並びに今期定例会において付託した陳情第68号について、
総務財政委員会委員長から委員長報告を求めます。
比嘉勝彦総務財政委員会委員長。
◎
比嘉勝彦総務財政委員会委員長 皆さん、おはようございます。それでは私のほうから
総務財政常任委員会の委員会報告をさせていただきたいと思います。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿
名護市議会総務財政常任委員会 委員長 比嘉 勝彦 委員会報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。 記件 名 請願第3号 現集落センターにかわる
地域交流拠点施設建設について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 地域力推進課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 請願第4号 「ジンガ森ふれあいの里」(仮称)広場整備について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 地域力推進課長、観光課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 請願第6号 名桜大学の学生緊急支援に対する貴議会からのご支援のお願いについて審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 企画政策課長より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定した。件 名 陳情第2号 為又区公民館建設について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 地域力推進課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第4号 港区公民館建設について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 地域力推進課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第8号 幸喜区公民館の建設について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 地域力推進課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第61号
屋我地ビーチ保安林全面解除について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 財政課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第62号 防犯カメラ設置に関することについて審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 総務課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第64号 FMやんばる聴取エリア拡大に向けた新電波塔設置について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 総務課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第68号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 財政課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定し、意見書を提出することに決定した。 以上、
総務財政常任委員会の報告でございます。
○大城秀樹議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、委員長報告に対する質疑を終わります。委員長報告に対する討論を許します。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、委員長報告に対する採決を行います。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本件は、委員長報告のとおり決定されました。
△陳情第52号並びに今期定例会において付託した陳情第72号から陳情第74号までについて、
民生教育委員会委員長から委員長報告を求めます。
川野純治民生教育委員会委員長。
◎
川野純治民生教育委員会委員長 それでは4ページをお開きください。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿
名護市議会民生教育常任委員会 委員長 川野 純治 委員会報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。 記件 名 陳情第52号
名護市立中央図書館での警察警らの見直しについて審査月日 令和2年9月17日結 果 取下げ審査経過 本案件は、閉会中に
民生教育常任委員会正副委員長が陳情者並びに中央図書館長等が同席する面談の場を設け、陳情者にこれまでの審査内容について説明をし、意見交換を行ったところ、陳情者から現在の状況について一定の理解が得られたとの理由により、令和2年8月13日付けで取下げの文書が提出された。これを受け、再審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、陳情者の意思を尊重し、取下げと決定した。件 名 陳情第72号 過度な競争になっている「学力推進運動」を改め、子どもたちに豊かな教育を求めることについて審査月日 令和2年9月17日結 果 一部採択、一部
審査不要審査経過 陳情者より説明を受け、学校教育課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、陳情文記4については願意妥当であり採択と決定した。また、陳情文記1から記3については、同陳情者による同様の陳情が昨年9月定例会において
民生教育常任委員会へ付託され、審査を行い、採択との結果が出ている。その結果が本議会において生きていることから、審査不要と決定した。件 名 陳情第73号 学校教職員の労働環境の改善を求めることについて審査月日 令和2年9月17日結 果 一部採択、一部
審査不要審査経過 陳情者より説明を受け、学校教育課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、陳情文記5及び記6について願意妥当であり採択と決定した。 また、陳情文記1から記4については、同陳情者による同様の陳情が昨年9月定例会において
民生教育常任委員会へ付託され、審査を行い、採択との結果が出ている。その結果が本議会において生きていることから、審査不要と決定した。件 名 陳情第74号 「一年単位の変形労働時間制」を導入しないことを求めることについて審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 陳情者より説明を受け、学校教育課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定した。また、
民生教育常任委員会として本案件の緊急性に鑑み、意見書及び決議を作成し提出すべきとの結論に至り、併せて意見書及び決議を提出することに決定した。
○大城秀樹議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 民生教育委員の皆さん、お疲れさまでした。陳情第74号についての質疑をいたします。審査経過によると、本案件の緊急性に鑑み、意見書及び決議を作成し提出すべきとの結論に至り、併せて意見書及び決議を提出することに決定したとありますけれども、その内容について、もう少し詳しく説明していただけますか。
○大城秀樹議長 答弁を求めます。
川野純治民生教育委員会委員長。
◎
川野純治民生教育委員会委員長 ただいまの石嶺康政議員の質疑にお答えしたいと思います。なお、今9月定例会におきまして、石嶺康政議員ほか、島袋力議員、岸本洋平議員、吉居俊平議員、そして仲村善幸議員ほか、陳情に関する案件とも関連する一般質問が今回出されまして、私
たち民生教育常任委員会としても、非常に陳情の内容が理解ができましたので、改めて皆さんにもお礼を申し上げます。また、その他の議員の皆さんも教育行政について様々な形で一般質問がなされました。本当にありがとうございます。おかげさまで、
民生教育常任委員会はスムーズな審査とスムーズに結論が出るということで、本当にありがたく思っております。そこで、先ほどの石嶺議員からの質疑にお答えしますが、緊急性ということでありました。今回、改めまして追加議案で意見書並びに決議について皆さんにお諮りをいたします。ですが、今回の一年単位の変形労働時間制の導入につきましては、もう既に国の法律が決まっていまして、結局、国の法律を基に都道府県で条例改正をしないといけないということがあります。そこで、文科省のスケジュールによりますと、昨年2月で、今年からこの法律は施行されているわけですけれども、9月定例会で、県議会等で、県議会とそして政令市で条例を改正するということが予定として上がっております。現在の教育行政を考えると、どうしても国の決めたことになかなか都道府県独自で転回するというのは非常に厳しい状況もあります。この一年間を単位とする変形労働時間制の導入については、様々な課題が指摘されていますし、この問題が単にこの法律を施行することによって、学校現場の超過勤務、過剰な労働時間の改正ができるかというと、非常にまだ難しい面があります。そういうことで、私たちとしては問題提起を含めて、県が条例改正をしていきますと、今度は市町村教育委員会で規則の改正ということになってまいります。そういう意味で、この条例制定、そして規則改正のこの過程で、しっかりと意見、問題点を点検し、学校現場、教職員の皆さん、そして教育委員会関係者と協議をしっかりとやっていくことが大事だということで、私たちは今回委員会の中で、この問題について、陳情者の陳情書には、普通、意見書も出してくれという要望があるのですが、それがなかったものですから、委員会としては、これはしっかりと意見書を出そうという中身で結論を出した次第であります。そこで改めて、先ほどの繰り返しになりますが追加日程で意見書、そして決議案を提出いたしますので、どうぞ議員諸公の皆さん、ご理解と、そしてまた一緒になって、問題解決のために努力していただければと思います。
○大城秀樹議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、委員長報告に対する質疑を終わります。委員長報告に対する討論を許します。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、委員長報告に対する採決を行います。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本件は、委員長報告のとおり決定されました。
△請願第2号、陳情第16号、陳情第20号、陳情第24号、陳情第44号、陳情第45号、陳情第51号、陳情第55号、陳情第56号、陳情第58号、陳情第60号、陳情第66号及び陳情第67号並びに今期定例会において付託した陳情第69号から陳情第71号までについて、
経済建設委員会委員長から委員長報告を求めます。
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 おはようございます。
経済建設常任委員会から委員会報告を行います。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿
名護市議会経済建設常任委員会 委員長 宮里 尚 委員会報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。 記件 名 請願第2号 名護市食肉センターの移転整備について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 園芸畜産課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第16号 里道、個人有地及び区有地(保安林)の侵奪について審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 建設土木課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定した。件 名 陳情第20号 済井出区における建築物の高さ基準緩和を求めることについて審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 建築住宅課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定した。件 名 陳情第24号 上水道布設のお願いについて審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 環境水道部工務課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第44号 市道為又17号線沿いの農振除外について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 農業政策課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第45号 国道58号沖合に離岸堤を設置することについて審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 建設土木課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第51号 公営住宅の入居に保証人を不要とする条例改正等を求めることについて審査月日 令和2年9月17日結 果
審査不要審査経過 建築住宅課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、連帯保証人を廃止した場合の、家賃や退去に係る費用等の債権回収率の低下、単身高齢者等の安否確認や死亡時における退去手続等に関連する対応等の課題等について勘案した結果、審査不要と決定した。 なお、市当局には入居を希望する者の努力にもかかわらず保証人が見つからない場合や災害時の緊急避難により保証人を立てることができない場合には、条例にある特例条項を適用し、連帯保証人の免除などの配慮を行う必要があるとの指摘も併せて行った。件 名 陳情第55号 道路整備について①審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 建設土木課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第56号 道路整備について②審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 陳情者より追加で説明を受け、建設土木課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第58号 真喜屋ダム農業用水の浄化について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 農林水産課長及び園芸畜産課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第60号 名護市城(地区)観光客レンタカー利用者向け駐車場整備について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 維持課長、農林水産課長、商工・企業誘致課長及び観光課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第66号
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う花卉生産者支援について審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 園芸畜産課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、願意妥当であり採択と決定した。件 名 陳情第67号 政府に消費税減税を求める意見書提出について審査月日 令和2年9月17日結 果 採 択審査経過 審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件の「コロナ禍の中で、中小企業経営者及び被雇用者の経済的負担を減らすために、国においては、何らかの施策を行うことで、着実な経済成長を実現させ、国民所得を引上げ、雇用を創出し、生活環境の改善を行う必要がある」という陳情の趣旨については、本委員会として異論がなく、願意妥当であり採択と決定したが、その方法論の一つである消費税減税については、地方財源に影響を与えかねないなどの懸念があり、慎重に検討を行うべきとの意見があり、委員会としては意見がまとまらず、意見書の提出については見送られた。件 名 陳情第69号 上水道布設について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 現地踏査を行い陳情者より説明を受け、
環境水道部工務課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第70号 下水道整備について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 現地踏査を行い陳情者より説明を受け、
環境水道部工務課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。件 名 陳情第71号 水路改修について審査月日 令和2年9月17日結 果
継続審査審査経過 現地踏査を行い陳情者より説明を受け、農林水産課長等より意見を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。
○大城秀樹議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。神山正樹議員。
◆神山正樹議員
経済建設常任委員会の皆さん、大変お疲れさまでした。私のほうから2件伺いたいと思います。まず、陳情第20号 済井出区における建築物の高さ基準緩和を求めることについて。採択とされておりますけれども、この建築物の高さ基準緩和というのは市内全域に求められているんですね。為又地域でも宇茂佐地域でも重なっているところ、そこでもありました。こういった市内全域に関わる問題で、条例等の改正については言及されていなかったのか。例えば、景観条例というのもあるし、用途区分というのもございますね。そういったもろもろの条例とかの変更改正等は、当局との調整はどうなっているのでしょうか。もう1点、7ページの陳情第44号 市道為又17号線沿いの農振除外についてですが、名護市は各地域で道路の改良整備、それと道路新設等がございまして、市道認定されてきているわけですが、その辺も含めて、農振除外を希望されている方々がいるかと思うんですね。例えば、この道路の整備によって、市道為又17号線ができているわけですけれども、やはり農振除外について、例えば今回、5年に一度の大がかりな農振関係の調査が入って、意見を持って各地域は出されているはずですけれども、この辺については出されているのか、情報とかはないのでしょうか。それと、個別的に大がかりな農振関係ではなくて、年度年度で個別に申請はできないものなのか。その辺を伺いたいと思います。
○大城秀樹議長 答弁を求めます。
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 陳情第20号については、令和2年9月14日に、今まで保留されていたのですが、景観形成書全種類の提出が完了しまして、15日に関係区域の設定を行い、後は景観審査委員会実施スケジュールに従いまして、景観形成書の縦覧、それから意見書受理、公聴会の開催告示、見解書の作成、提出、そして見解書の縦覧。11月頃に、名護市景観審査委員会を開催して、事前協議完了通知にて業務完了となっております。それから、陳情第44号の農振除外ですが、当該地域は総合見直しにて検討を行うこととされております。そして、令和2年6月定例会以降の経過について説明しますと、申出期間の完了が令和2年5月11日から8月11日まで。申出書の回収、これは各公民館及び各支所で令和2年8月12日まで。そして、これについて市民のひろば7月号に掲載、それからホームページの更新です。過去に相談があった方への申出期間の通知、それから申出筆数、今回は635件ございます。前回は524筆で今回111筆の増。前回ですが、524筆のうち317件が農振除外になっております。約60%です。そして今回の申出面積が95.59ヘクタール。今年度における今後の総合見直しのスケジュールですが、要望地を含めた土地の現地調査、関係機関への意見照会を行い、沖縄県との予備調査にかけて準備を進めていきたいと考えております。
○大城秀樹議長 神山正樹議員。
◆神山正樹議員 お疲れさまでした。陳情第44号については、総合的見直しの結果を待ってからということでよろしいですよね。
○大城秀樹議長
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 そういうことでご理解願います。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員
経済建設常任委員会の皆さん、審査お疲れさまでした。1件だけ質疑をさせていただきたいと思います。陳情第67号 政府に消費税減税を求める意見書提出についてですが、採択とされた中で、その方法論の一つである消費税減税について、いろいろな意見があったということですけれども、もうちょっと具体的に、どのような意見があったのか、お聞かせ願いたいと思います。
○大城秀樹議長
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 陳情第67号について、本陳情は
新型コロナウイルス感染症により、経済が苦しくなっているので、消費税率を引き下げてほしいとの陳情であります。当該陳情の趣旨については理解できますが、その方法論として、本委員会として消費税減税まで求めるかというところで議論になり、採択と決定するが、意見書の提出は見送るということになりました。
○大城秀樹議長 比嘉祐一議員。
◆比嘉祐一議員 陳情第67号につきまして、補足説明をさせていただきます。消費税減税、今、国は、赤字国債をばんばん出しています。確保しています。今、消費税を減税しますと、国民がばんばん購買力を上げれば助かります。しかし、消費税を減税しても、もし購買力が上がらないと、経済が停滞した場合、消費税というのは地方公共団体にまで交付されるわけですよ。そういった意味からして、この問題は、私ども市町村の委員会では取り上げる問題ではないと思いまして、そういった結果が出ております。
○大城秀樹議長 平光男議員。
◆平光男議員 経済建設の皆さん、大変ご苦労さまでした。私は1点だけ。陳情第66号、願意妥当でありますけれども、採択になっておりますけれども、もうちょっと詳しく説明していただけたら助かります。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 陳情第66号にお答えいたします。現在、コロナウイルスに係る農家への緊急支援策として、農薬や堆肥の補助率を通常の補助率より上げて、市当局は支援しております。農薬補助は現行の10%から15%増の25%に、それから堆肥補助は現行の50%から25%増の75%に上げて助成をしているところであります。
○大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員
経済建設常任委員会の皆様、たくさんの案件のご審査お疲れさまでした。陳情第60号についてですけれども、これはたしかホテル側からの陳情だったと思うのですが、その内容について、今回も継続審査になっていますけれども、そのやり取り、ホテル側からどういうことがあってこれが継続となったのか。各課から、皆さんへ報告があったと思いますので、その内容をお聞かせください。
○大城秀樹議長
宮里尚経済建設委員会委員長。
◎
宮里尚経済建設委員会委員長 陳情第60号は、港緑地が県有地でございまして、沖縄県管財課へ覚書等、担当課を確認した結果、6月までは担当のほうが分からなかったんですよ。その後、県の担当課が道路街路課と判明しましたので、今後、道路街路課と調整を図っていきたいと考えております。
○大城秀樹議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、委員長報告に対する質疑を終わります。委員長報告に対する討論を許します。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、委員長報告に対する採決を行います。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本件は、委員長報告のとおり決定されました。
△
北部基幹病院等建設推進特別委員会へ付託された案件1件について、
北部基幹病院等建設推進特別委員会委員長から委員長報告を求めます。神山正樹
北部基幹病院等建設推進特別委員会委員長。
◎神山正樹
北部基幹病院等建設推進特別委員会委員長 委員会報告を行います。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿 名護市議会
北部基幹病院等建設推進特別委員会 委員長 神山 正樹 委員会報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。 記件 名
北部基幹病院建設推進に関連する問題等について審査月日 令和2年9月7日結 果
継続審査審査経過 企画部長、振興対策室長等より第1回公立北部医療センター整備協議会の資料を基に北部基幹病院の基本的枠組みに関する合意書締結後の協議の進め方案、基本構想の骨子案、スケジュール案等の説明を聞き、審査の結果次のとおり結論を得た。 本案件は、引き続き審査する必要があり継続審査と決定した。
○大城秀樹議長 委員長報告に対する質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、委員長報告に対する質疑を終わります。委員長報告に対する討論を許します。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、委員長報告に対する採決を行います。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本件は、委員長報告のとおり決定されました。 これをもって委員長報告を終わります。 これから議案に対する討論、採決を行います。 議案採決の一括処理についてお諮りいたします。反対討論通告のありました議案第52号を除く、議案第44号から議案第56号までの議案の討論、採決については議事日程として配付してありますので、議案番号を宣告するのみで一括して処理することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように処理をします。 お諮りいたします。議案第52号を除く、議案第44号から議案第56号までの議案については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように決定されました。 議案第52号を除く、議案第44号から議案第56号までの議案については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第52号を除く、議案第44号から議案第56号までの議案は、原案のとおり可決されました。 お手元に配付してありますように、議員提案として意見書案2件、決議案1件及び陳情2件の計5件が提出されております。この際、日程追加第2号、日程第1 意見書案第13号から日程第5 陳情第76号までを日程に追加したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 お諮りいたします。日程追加第2号 日程第1 意見書案第13号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、提出者から趣旨説明を求めます。
比嘉勝彦総務財政委員会委員長。
◎
比嘉勝彦総務財政委員会委員長 それでは私のほうから意見書案第13号を提案したいと思います。
△意見書案第13号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源 の確保を求める意見書 上記の意見書案を別紙のとおり提出します。 令和2年9月23日 名護市議会 議長 大城 秀樹 殿 提出者 名護市議会議員 比 嘉 勝 彦 長 山 正 邦 島 袋 力 吉 居 俊 平 仲 村 善 幸 宮 城 安 秀 岸 本 直 也 神 山 正 樹宛先 内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、 まち・ひと・しごと創生担当大臣、衆議院議長、参議院議長
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源 の確保を求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延(まんえん)し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。第二波と言われる時期が落ち着くも地域経済には大きな影響が及び、本年度はもとより次年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。 記1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに償還財源を確保すること。2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。4 財源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 令和2年9月23日 沖縄県名護市議会
○大城秀樹議長 ただいまの説明に対し質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、質疑を終わります。 お諮りいたします。意見書案第13号について、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よってそのように決定されました。 お諮りいたします。意見書案第13号については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって意見書案第13号については、原案のとおり可決されました。 日程案第2 意見書案第14号 「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める意見書及び日程第3 決議案第14号「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める決議の2件は、説明者が同一ですので、一括して説明させることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 意見書案第14号及び決議案第14号の2件について、提出者から趣旨説明を求めます。
川野純治民生教育委員会委員長。
◎
川野純治民生教育委員会委員長 先ほど、委員会報告の際にも述べましたけれども、今回、教職員の働き方改革、学校現場の過重負担の問題、社会的に非常に大きな問題となっております。そこで、今回、意見書案と決議案を提案いたしますが、少々長い文章になっておりますが、ぜひこの問題を皆さんと共に理解をしていって、学校現場の問題解消、ひいては子どもたちの健全育成のために資すればと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それでは意見書案を読み上げて提案したいと思います。
△意見書案第14号 「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める意見書 上記の意見書案を別紙のとおり提出します。 令和2年9月23日 名護市議会 議長 大城 秀樹 殿 提出者 名護市議会議員 川 野 純 治 宮 城 さゆり 大 城 敬 人 平 光 男 翁 長 久美子 比 嘉 拓 也 比 嘉 忍 金 城 善 英 岸 本 洋 平宛先 沖縄県知事、沖縄県教育委員会教育長 「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める意見書 教職員の「働き方改革」の一つとして「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(以下、「給特法」と略)の一部改正案が文部科学省より提出され、昨年12月4日可決成立しました。これにより、都道府県・政令市の条例で公立学校に「1年単位の変形労働時間制」の導入が可能となりました。入学式や新学期で忙しい4月の労働時間を長くして、夏休みなどで授業等が減る8月の労働時間を短くして、教職員がまとまった休みをとれるようにすることを想定したものです。 そもそも「1年単位の変形労働時間制」は、「休日の増加による労働者のゆとりの創造、時間外・休日労働の減少による総労働時間の短縮を実現するため、1か月を超え1年以内の期間を平均して1週間当たりの労働時間が40時間を超えないことを条件として、業務の繁閑に応じ労働時間を配分することを認める制度です」(厚生労働省)。変形労働時間制を採用するためには、労使協定または就業規則において所定の事項(対象となる労働者の範囲、対象期間、労働日ごとの労働時間等)を定めることが必要とされています。 ところが、改正給特法では、1年単位の変形労働時間制を規定した労働基準法第32条の4(地方公務員は地方公務員法第58条により適用除外)について、公立学校の教職員に対して適用できるよう地方公務員法第58条の読み替えがなされ、また労使協定により定めることとされる事項については、勤務条件条例主義を盾に条例により定める読み替えがなされ、労使交渉すら無視しようとしています。 本来労働基準法の規定では、1日8時間を超えて残業した場合は残業代を請求できますが、教職員は給特法の規定により、残業代を支給しない代わりに給料月額の4%に相当する教職調整額が支給されています。文科省の2018年勤務実態調査でも1日平均の超過勤務時間は小学校3時間30分、中学校3時間37分となっており、調整額4%の根拠となった1966年当時の勤務実態調査での月8時間(1日20分)と10倍以上の格差があります。 また「勤務時間」ではなく「在校等時間」という造語で、授業準備などは「自主的活動」として実際の勤務時間を短く見せようとする意図も見え隠れします。文科省働き方改革答申では「在校等時間」の縮減について、8時15分出勤など登校時間等の適正化による年間150時間の縮減目安を提示していますが、学校現場からすると実態を見ない「机上の計算」だという指摘もなされています。ましてや「閑散期」とされる夏休み期間中の「休みのまとめ取り」についても、部活動や各種大会・コンクール、校内研修、初任研・2年研・3年研あるいは日直等など業務は多く、5日間の夏季休暇ですらまともに取れていない現状があります。 今日、教職員の長時間労働は全国的に問題化し、文科省調べ(2016年)でも時間外労働・月80時間の「過労死ライン」を越えて働く教職員は、中学校で約6割、小学校で約3割に上ります。特に沖縄の教職員の病気休職者率・精神疾患者率は全国ワーストで、しかも11年間も更新しているという不名誉な記録は深刻な事態です。さらに小学校は今年度から(中学校は来年度から)新学習指導要綱が完全実施され、その対応で教職員の業務はむしろ増加する傾向にあります。ましてや
新型コロナウイルス感染症の拡大により、全国一斉休校や夏休み短縮、行事見直しなどを余儀なくされ、コロナ対策(検温や手洗い、マスク指導、3密防止等)での新たな負担増の中で、児童生徒の学習権を保障するための努力がなされています。 このような学校現場の実態を見るにつけ「1年単位の変形労働時間制」の導入は、教職員の働き方改革・長時間労働の解消とは程遠いものでしかありません。むしろ、30人以下学級の実現と教職員定数増、スクールカウンセラーや学習指導支援員等の全校配置・増員、あるいはコロナ対策のための検温や消毒作業を担うサポートスタッフの全校配置・増員などを通して、教職員の業務負担の軽減を図ることが求められています。さらに根本的には、教職員の長時間勤務の「温床」とも言うべき「給特法」の1日も早い改正が求められており、現場実態の是正にそぐわない「1年単位の変形労働時間制」導入には大きな懸念が残ります。 よって名護市議会は、学校現場における教職員の長時間労働を是正し、児童生徒の健全な育成、適切な学習権保障のためにも、拙速な変則労働時間制を導入せず、各市町村教育委員会や教職員団体等関係団体との協議を重ね、慎重な検討を行うことを要請します。 記1 改正「給特法」による「1年単位の変形労働時間制」を導入しないこと。2 深刻な教職員の長時間労働実態を早急に是正するため、「給特法」の抜本的改正に向け、国、文科省に強く働きかけること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。令和2年9月23日 沖縄県名護市議会
△決議案第14号 「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める決議 上記の決議案を別紙のとおり提出します。 令和2年9月23日 名護市議会 議長 大城 秀樹 殿 提出者 名護市議会議員 川 野 純 治 宮 城 さゆり 大 城 敬 人 平 光 男 翁 長 久美子 比 嘉 拓 也 比 嘉 忍 金 城 善 英 岸 本 洋 平宛先 沖縄県議会議長 「1年単位の変形労働時間制」の導入をしないことを求める決議 教職員の「働き方改革」の一つとして「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(以下、「給特法」と略)の一部改正案が文部科学省より提出され、昨年12月4日可決成立しました。これにより、都道府県・政令市の条例で公立学校に「1年単位の変形労働時間制」の導入が可能となりました。入学式や新学期で忙しい4月の労働時間を長くして、夏休みなどで授業等が減る8月の労働時間を短くして、教職員がまとまった休みをとれるようにすることを想定したものです。 そもそも「1年単位の変形労働時間制」は、「休日の増加による労働者のゆとりの創造、時間外・休日労働の減少による総労働時間の短縮を実現するため、1か月を超え1年以内の期間を平均して1週間当たりの労働時間が40時間を超えないことを条件として、業務の繁閑に応じ労働時間を配分することを認める制度です」(厚生労働省)。変形労働時間制を採用するためには、労使協定または就業規則において所定の事項(対象となる労働者の範囲、対象期間、労働日ごとの労働時間等)を定めることが必要とされています。 ところが、改正給特法では、1年単位の変形労働時間制を規定した労働基準法第32条の4(地方公務員は地方公務員法第58条により適用除外)について、公立学校の教職員に対して適用できるよう地方公務員法第58条の読み替えがなされ、また労使協定により定めることとされる事項については、勤務条件条例主義を盾に条例により定める読み替えがなされ、労使交渉すら無視しようとしています。 本来労働基準法の規定では、1日8時間を超えて残業した場合は残業代を請求できますが、教職員は給特法の規定により、残業代を支給しない代わりに給料月額の4%に相当する教職調整額が支給されています。文科省の2018年勤務実態調査でも1日平均の超過勤務時間は小学校3時間30分、中学校3時間37分となっており、調整額4%の根拠となった1966年当時の勤務実態調査での月8時間(1日20分)と10倍以上の格差があります。 また「勤務時間」ではなく「在校等時間」という造語で、授業準備などは「自主的活動」として実際の勤務時間を短く見せようとする意図も見え隠れします。文科省働き方改革答申では「在校等時間」の縮減について、8時15分出勤など登校時間等の適正化による年間150時間の縮減目安を提示していますが、学校現場からすると実態を見ない「机上の計算」だという指摘もなされています。ましてや「閑散期」とされる夏休み期間中の「休みのまとめ取り」についても、部活動や各種大会・コンクール、校内研修、初任研・2年研・3年研あるいは日直等など業務は多く、5日間の夏季休暇ですらまともに取れていない現状があります。 今日、教職員の長時間労働は全国的に問題化し、文科省調べ(2016年)でも時間外労働・月80時間の「過労死ライン」を越えて働く教職員は、中学校で約6割、小学校で約3割に上ります。特に沖縄の教職員の病気休職者率・精神疾患者率は全国ワーストで、しかも11年間も更新しているという不名誉な記録は深刻な事態です。さらに小学校は今年度から(中学校は来年度から)新学習指導要綱が完全実施され、その対応で教職員の業務はむしろ増加する傾向にあります。ましてや
新型コロナウイルス感染症の拡大により、全国一斉休校や夏休み短縮、行事見直しなどを余儀なくされ、コロナ対策(検温や手洗い、マスク指導、3密防止等)での新たな負担増の中で、児童生徒の学習権を保障するための努力がなされています。 このような学校現場の実態を見るにつけ「1年単位の変形労働時間制」の導入は、教職員の働き方改革・長時間労働の解消とは程遠いものでしかありません。むしろ、30人以下学級の実現と教職員定数増、スクールカウンセラーや学習指導支援員等の全校配置・増員、あるいはコロナ対策のための検温や消毒作業を担うサポートスタッフの全校配置・増員などを通して、教職員の業務負担の軽減を図ることが求められています。さらに根本的には、教職員の長時間勤務の「温床」とも言うべき「給特法」の1日も早い改正が求められており、現場実態の是正にそぐわない「1年単位の変形労働時間制」導入には大きな懸念が残ります。 よって名護市議会は、学校現場における教職員の長時間労働を是正し、児童生徒の健全な育成、適切な学習権保障のためにも、拙速な変則労働時間制を導入せず、各市町村教育委員会や教職員団体等関係団体との協議を重ね、慎重な検討を行うことを要請します。 記1 改正「給特法」による「1年単位の変形労働時間制」を導入しないこと。2 深刻な教職員の長時間労働実態を早急に是正するため、「給特法」の抜本的改正に向け、国、文科省に強く働きかけること。 以上、決議する。令和2年9月23日 沖縄県名護市議会 よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 ただいまの説明に対して質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、質疑を終わります。 お諮りいたします。意見書案第14号及び決議案第14号の2件については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よってそのように決定されました。 お諮りいたします。意見書案第14号及び決議案第14号の2件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって意見書案第14号及び決議案第14号の2件は、原案のとおり可決されました。 次に、日程追加第2号 日程第4 陳情第75号及び日程第5 陳情第76号については、陳情第75号は総務財政委員会へ、陳情第76号は民生教育委員会へ付託し、閉会中に審査させることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定されました。暫時休憩いたします。 休 憩(午前11時9分) 再 開(午前11時20分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから議案第52号 令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)について討論を許します。原案に反対の発言を許します。大城敬人議員。
◆大城敬人議員 議案第52号 令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に反対する立場で討論を行います。議案第52号の全てに反対しているのではありません。歳出10款 教育費、5項 社会教育費、4目 文化財保護費、12節 委託料、発掘調査支援業務委託料(キャンプ・シュワーブ内)3,986万4,000円が計上されています。コロナ対策関連支出として計上されています。当然、これらの予算には賛成であります。しかし、議案第52号の歳出2款 総務費、1項 総務管理費、24節 積立金4億1,188万7,000円が計上されています。新基地建設と引換えに行われる再編交付金を認めることはできません。名護市の子どもや孫たちの未来のために、戦争につながる新基地建設は止めなければなりません。ところで、議案第52号、歳入23款 市債、1項 市債、10目 商工債、1節 商工事業債、観光事業債として1億4,590万円がワーケーション拠点施設整備事業債として計上されています。歳出7款 商工費、1項 商工費、3目 観光費、12節 委託料6,439万7,000円がワーケーション拠点施設建築実施設計業務委託料及びワーケーション拠点施設不動産鑑定委託料として計上されています。さらに、16節 公共財産購入費として、ワーケーション拠点施設整備事業(沖縄振興特定事業推進費)として8億5,091万6,000円が計上されています。市は、
新型コロナウイルス感染症の影響により、首都圏企業の地方へのテレワーク導入需要が高まる中、伸び悩む観光需要を取り込むための新たな取組として、ワーケーション拠点施設を整備すると、提案理由の説明をしています。東京リサーチの7月14日現在の調査によると、在宅勤務、リモートワークを「現在も実施中」は31.0%、「実施したが現在は取りやめた」が26.7%、「一度も実施していない」が42.2%だった。このように欧米諸国のように夏に長期休暇、バケーションの習慣がない日本では、家族が私費で長期休暇を取ることは困難視されています。議会で当局は、ワーケーション拠点施設整備事業の事業概要の説明をしました。説明によると、事業期間は令和2年度から令和3年度、概算事業費は19億4,600万円、うち国費15億5,700万円、80%補助で市の負担は3億8,900万円とのことであります。市が8億円で購入を予定している施設は、名護市喜瀬と恩納村との境目にある廃止された築27年の総合事務局研修所で、鑑定によると建物1億円余、土地7億円余です。市民の税金が無駄になってはなりません。令和2年2月28日に提出された当施設の鑑定評価によると、1鑑定評価額7億5,600万円。2評価方針で取引事例比較法は適用しない。また、対象不動産と類似する不動産の賃料水準の把握が困難な地域であること及び最有効使用の状態にない建物であることから、適切な収益価格の査定が困難であるため、収益還元法の適用を断念したと述べています。そして、建物査定額として1億231万円、総合計1億1,108万7,000円としている。その他の構造物、プール。皆さん、これが現在のプールです。(写真提示)それからテニスコートは査定ゼロとしています。最後に、積算総額7億5,600万円となっています。この施設の全景がこれですが、この中が、今朝皆さんにお配りしたように、周辺はこのように草が繁茂している。これが実態です。しかも、これで分かるように玄関入り口の上のほう、屋根側が一部損壊している。剥落しています。令和2年9月21日、沖縄総合事務局研修所跡周辺を歩きました。現地は、事業が廃止されていて、建物周辺は草木が繁茂し、足の踏み場がないほど荒れています。建物の一部に剥落部分がありました。施設の改築のために耐力テストが行われます。当地は海に近く、建物の査定は塩害の影響による劣化は考えたのか疑問です。議会に提出された令和2年2月28日付鑑定評価に大きな疑問を持たざるを得ません。リフォームに3億円もかかる築27年の中古建物を購入するのではなく、全てを新規に計画しての事業そのものによって、名護市の活性化につながる計画を進めるべきであると考えます。消防署跡の土地を売らなければ、この土地を有効に使えたものと考えると、渡具知市長の計画性のなさに疑問を持つものです。今回の予算は白紙に戻し、計画の練り直しをしても遅くはないと考えます。よって、議案第52号に反対の討論とします。
○大城秀樹議長 次に、原案に対する賛成の発言を許します。神山正樹議員。
◆神山正樹議員 私は賛成の立場で討論をさせていただきます。ただいまの大城敬人議員の反対討論、資料提供ありがとうございました。よく分かる資料でありました。しかしながら、名護市一般会計補正予算(第6号)、その一部分だけを取り除くということはなかなか難しい。我々も多くの仲間がどうすればその部分だけ外せるのか、本当に悩んできました。これは説明不足、資料不足、全く話にならないような状態です。ただ、そういった中でも、子どもたちの教育環境を守る事業も多く含まれており、感染症緊急経済対策費でいろいろな事業を行う補正予算であります。そういった中で、先ほど来、大城敬人議員が言っていることは、私も理解しております。ただ、これについてはしっかり附帯決議の提出もあるようですので、そこでしっかり議論していきたいというところです。ということで、私はこの補正予算全体が反対になるのは大変厳しいものがあるということで賛成として、しっかり子どもたちの教育環境も整備していけたらと考えております。
○大城秀樹議長 仲村善幸議員。
◆仲村善幸議員 私は補正予算に反対する立場から討論させていただきます。先ほどのワーケーションのことについても、大城敬人議員が出されたことについて私もそうだと思います。私は、予算全体に反対するわけではないのですが、これまでずっと反対してきた再編交付金による事業実施については、今回も提案されていて、それには反対であるということを申し上げて反対討論をいたします。反対する理由は、これまでもずっと申し上げてきているとおりですけれども、再編交付金というのは、辺野古新基地建設を円滑に進めるための、影響を受ける地域に出される交付金であるということからすると、この再編交付金は基地建設を促進する役割、そういう目的であるということはまず明確にしなければいけません。それから、そうであるにもかかわらず、渡具知名護市長は、賛成でも反対でもないという自らの考えの下で交付されたので「私は辺野古容認が前提であるとは思っていない」という答弁をこれまでやってきましたけれども、これは市長がそう思っているだけであって、国は先ほど申し上げたとおり、辺野古新基地建設を推進するための交付金であると明確に言っているわけです。さらに渡具知市長は、交付は国が決めることだということを言っていますけれども、再編交付金の目的と、市長がこれは国が決めることだとか、賛成でも反対でもないものだから、容認が前提とはなっていないということと全く矛盾することです。この矛盾を、何ら解決もしない、質問に対してはまともに答えないで、自分の都合のいい解釈で答弁をすることによって受け取ることを正当化する、そういう言い逃れでしかないという意味で、これまでの市長の答弁は詭弁(きべん)であり、詭弁に基づいた予算が措置されているという点で大きな問題だと思います。2点目には、再編交付金、前回、僕も話をしたけれども、予算全体からすると僅かなものですよ。しかも基地建設を認めるものからすると、何ら割の合わないものだということも申し上げましたけれども、再編交付金が出されることによって、名護市の予算は増えたのでしょうか。豊かになったのでしょうか。全く違いますよ。普通の事業を再編交付金事業に切り換えただけの話であって、ほとんど変わらない。そういう面では、国の思うつぼであるということにしか過ぎないわけです。将来にわたって基地建設による負担を押しつけられるということが容認の根拠になって、僕は、市長の責任はとても重大だと。将来にわたって重大な禍根を残すものだと思います。それから、予算が増えたわけではないと言いましたけれども、私たち会派で、3月でしたか、東京に研修に行きました。経済問題の、予算の学習で行きましたけれども、講師からこう言われました。「沖縄県の名護市は国庫に頼りすぎているので、ほかの県とは一律に比べられない」みたいなことを言っていました。そのとおりだと思います。基地に頼るような政策しか出されていない。そういうことによって、基地に頼った財政というのが、僕は財政の健全化を失うものだと思います。原発を受け入れて財政をつくった東北の二の舞になると私は思いますし、再編交付金を受け取ることによって、財政をつくり出していくということはゆがんだものであるということは、これまでの歴史から見てもはっきりしていることだと思いますし、そういう意味では、この予算に毎回出されてくる再編交付金事業というのは、基地建設を容認するだけではなくて、将来にわたって市民に基地を押しつけるものであり、さらに財政の健全化も失うというものでしかないということを考えると、再編交付金予算を使った予算というのは認めることはできないということで、反対討論といたします。
○大城秀樹議長 岸本直也議員。
◆岸本直也議員 それでは議案第52号 令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に係る賛成討論をさせていただきます。これは再編交付金関連事業に対しての反対だということが、先ほど大城敬人議員、仲村善幸議員からございましたが、豊原区区民広場のこれまでの件についてでありますが、これは2年前に本議会におきまして予算を可決しました。名護市が豊原区の人口、豊原区450人から引き継いでいる事業でございます。当局も、振興に向けて取り組んでいるところでありますが、引き続き振興に向けて、当局には必要な取組を進めていただきたい。また、豊原区民広場の変更計画については、豊原区からの今後の管理を考えた中、必要な整備として追加すると認識しております。持続的な施設管理を考えた提案と認識していることから、妥当な変更だと思われます。また、久辺三区地域コミュニティ事業の再編事業でありますが、基金積み増しの必要についてでありますが、地域づくりに必要な基金として計上され、その予算を活用し、地域づくりにつながる事業がこれまでも行われてきました。今後においても継続が必要な事業と認識しております。今回の積み増しは妥当だと考えております。それから久志診療所、診療機器整備事業につきましては、久志地域の医療の安定のために、久志診療所の診療機器更新は必要な取組である。あらゆる予算を使ってでも実施すべきものだと考えております。先ほどから再編交付金に対しての反対だということでございますが、渡具知市政においては、再編交付金のみならず、一括交付金や北部振興事業など、執行可能な予算を最大限に活用し、市民生活の向上を図っていくとあります。それから、今後も引き続き、あらゆる財源を活用して、市民の要望を踏まえ、事業を展開していただきたい。再編交付金活用は、基地受入れと取らないかとございましたが、渡具知市長はこれまで、普天間代替施設の基地の建設について容認したことはないと認識しております。反対でも賛成でもなく、あくまでも国と県の法的な争いを注視し、その結果を踏まえた対応となっております。こうした市長のスタンスを前提に交付がなされている再編交付金であります。市民に還元されるべき予算であると思っております。それから一方では、渡具知市長は官房長官や防衛大臣と直接面会し、地域の声を届け、ヘリパッドの撤去など、基地被害の解消について声を上げております。再編交付金を受け取ったから、それに対して物が言えなくなるとかというのは全くなく、むしろ直接対話ができることが渡具知市長の強みではないかと、そのように思っております。大城敬人議員からもワーケーション拠点整備事業についてございましたが、これは部瀬名地区実施優位性についての事業でありますが、部瀬名エリアは、沖縄県策定の部瀬名岬地域海浜リゾートマスタープランを基にリゾート化が進められている地域であり、ブセナやマリオットなど、リゾートホテルが多く立ち並ぶエリアでもあります。最近におきましては、コロナ禍においてテレワークが進み、さらには、様々なリゾートにおいてワーケーションの取組が進められている中であります。沖縄県でも一大リゾート地として確立している部瀬名岬海浜地区、ワークとともにバケーションを楽しむワーケーションとして最高の立地となっております。また、周辺にはバス停も近くにありまして、高速道路の入り口とも近いと。交通の立地もありまして、いろいろな方にも利用されやすい場所と認識しております。喜瀬区からの要望としても、地域の物産品、6次産業化などがありまして、本地域で、施設で販売の取組ができればということで、ワーケーション利用の消費にもつながり、区の6次産業化がさらに進み、地域の活性化にもつながるものと思っております。ほかにも、喜瀬区からの要望として、本施設整備によりまして、背後地へのさらなるリゾート開発など、地域の活性化につながる取組につながるという意見もございます。そのためにも、当該地の積極的な活性化は必要であるものと考えております。提案事業の説明不足についてもございましたが、昨年度においては、土地鑑定が入っている。それから予算額の計上については問題ないのではないかと思います。土地鑑定では、直近の近隣、または同様の土地鑑定と比較されているものと思われます。昨年度の土地鑑定を参考に、土地の概算額が出されております。それについても土地にかかる予算額の算定のためであり、今年度、再度必要な鑑定を行う予算も計上されているものと認識しております。今後、本予算が可決された後には、当局は責任を持って事業の実施をされる、今後の土地購入や、来年度の予算計上の、特に精査の状況を深めていくものと考えております。よって、私としては賛成でございます。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 議案第52号 令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に反対の立場での討論をさせていただきたいと思います。先ほどから反対討論でも補正予算全体に対する反対ではなく、その中の一部分に関するものであり、ほかにコロナ対策の関連、それからキャンプ・シュワーブの発掘調査の件も上がっていますので、通したいのはやまやまですが、その中でも指摘しておきたい点がいくつかあるので、反対とさせていただきたいと思います。まず1点目は、先ほど岸本議員からも指摘があったのですが、久志診療所の診療機器の件ですが、僕も久志診療所の空調設備が必要なことは分かっているのです。去年、6月定例会において補正予算で上がっていました久志診療所機器等整備事業がありました。そのときの当局の説明としては、久志診療所のほうが市の管理になるということになりまして、緊急に整備をしないといけないということで、予算を確保する時間がなかったから再編交付金を使うということでの説明がありました。しかし今回は、あれから1年半もたっているわけです。その中で、なぜ予算を確保する時間がなかったのか。こういうものについて、本来であれば優先して、この診療所の空調ということですので、熱中症対策にもなりますし、快適な環境を提供するということは、市の責務であると思いますので、ぜひ再編交付金でなくても、本来であればやらないといけない事業であると思います。ここで再編交付金を使った理由として一番に挙げられるのは、再編交付金があるからなのです。そこに財源があるから、それに飛びついてやっているとしか思えません。先ほど岸本議員がお話をされていましたが、渡具知市長は基地建設について賛成であると表明したわけではないと。賛成でも反対でもないという形で発言はされていますが、再編交付金を交付されている時点で、防衛省からは再編に対する支障がないと判断されていることは間違いありません。そこは変わらない事実でありますので、確認をさせていただきたいと思います。今回、久辺三区地域コミュニティ事業、それから豊原区民広場整備事業、この3件について再編交付金のものが上がっていますが、再編交付金には基地と引換えの側面があるということは、皆さんも周知の事実だと思いますので、この点については反対しなければなりません。それから、大城敬人議員からありましたワーケーション拠点施設整備事業、これについてもやはり説明が不足しているということは言わなければなりませんし、本当にこれが必要なのか。費用対効果はどうなのかというところが、本当に検討されているのか。検討されていれば、議案説明のときに私たちに対して、しっかりとした説明ができたはずなのですが、それがなかったということは言わなくてはいけません。こういった何点か反対しなければならないと思う点がありますので、反対とさせていただきたいと思います。
○大城秀樹議長 ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、これをもって討論を終わります。 これから議案第52号の採決に入ります。議案第52号については賛否両論がありますので、起立により採決を行います。 原案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数) 起立多数であります。よって議案第52号は、原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。お手元に配付してありますように、日程追加議案2件が提出されております。この際、日程追加第3号として日程に追加したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よってそのように決定されました。 それでは日程追加第3号 日程第1 決議案第15号 議案第52号令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に関する附帯決議について、提出者から趣旨説明を求めます。岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 休憩をお願いします。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前11時51分) (字句の訂正あり) 再 開(午前11時52分)
○大城秀樹議長 再開します。岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 それでは議長から許可をいただきましたので、決議案第15号について読み上げて提案させていただきます。
△決議案第15号 議案第52号令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に関する附帯決議上記の決議案を別紙のとおり提出します。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿 提出者 名護市議会議員 岸 本 洋 平 吉 居 俊 平 川 野 純 治 石 嶺 康 政 大 城 敬 人 東恩納 琢 磨 比 嘉 勝 彦 平 光 男 翁 長 久美子 仲 村 善 幸 神 山 正 樹 小 濱 守 男 比 嘉 祐 一宛先 名護市長 議案第52号令和2年度名護市一般会計補正予算(第6号)に関する附帯決議 標記補正予算には、ワーケーション拠点施設整備事業の予算が計上されている。本事業は「未利用国有地等の処分等における地域の整備計画等に関する意見照会について」として、名護市字喜瀬部瀬名原にある「群星荘(平成4年竣工(しゅんこう))」跡地の活用意向調査を受け、市役所内部で検討し、また同時期に実施していた「名護湾沿岸基本構想策定業務」においても検討がなされ、実施する運びとなっている。 本事業の事業費は、歳入では16款2項12目1節にワーケーション拠点施設整備事業費感染症対応地方創生臨時交付金として3,711万円、16款2項14目1節にはワーケーション拠点施設整備事業費沖縄振興特定事業推進費国庫補助金(補助率80%)として7億3,225万円が計上されている。市債として計上している23款1項10目1節ワーケーション拠点施設整備事業債1億4,590万円を合わせると9億1,526万円となっている。(市一般財源5万3,000円と合わせ9億1,531万3,000円) 歳出では7款1項3目12節にワーケーション拠点施設建築実施設計業務委託料及びワーケーション拠点施設不動産鑑定委託料として6,439万7,000円、同じく16節公有財産購入費ワーケーション拠点施設整備事業として8億5,091万6,000円が計上され、合わせて9億1,531万3,000円となっている。また、公有財産購入費(用地予定価格)の内訳は、土地7億2,799万1,000円、建物1億2,219万6,000円、立木72万9,000円、総額8億5,091万6,000円である。 本事業費は概算で総額19億4,600万円(国費15億5,700万円)という多額の予算を投じる事業であるが、その事業の説明においては、用地購入についての不動産鑑定評価書は半年以上前に鑑定されており、建物は築27年と老朽化しているにもかかわらず購入後に改修し使用する計画となっているが、建物の状態が分かる資料がない。また、事業効果のデータに基づく説明はなく、今後の維持管理費を含め、市が負担する費用や費用対効果の説明が十分に尽くされていない。 よって、本議案については、議会は行政監視機能を有することから、ワーケーション拠点施設整備事業について指摘したことを鋭意説明することを求める。以上、決議する。令和2年9月23日 沖縄県名護市議会
○大城秀樹議長 決議案第15号に対して質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって決議案第15号についての質疑を終わります。 次に、決議案第15号の討論を許します。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、これで討論を終わります。 これから決議案第15号の採決に入ります。決議案第15号については原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように決定されました。
○大城秀樹議長 次に、日程追加第3号 日程第2 意見書案第15号 辺野古新基地建設を中止し、その財源を
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に充てることを求める意見書について、提出者から趣旨説明を求めます。東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 意見書案第15号の趣旨説明を読み上げさせていただきます。
△意見書案第15号 辺野古新基地建設を中止し、その財源を
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策 に充てることを求める意見書上記の意見書案を別紙のとおり提出します。 令和2年9月23日名護市議会議長 大城 秀樹 殿 提出者 名護市議会議員 東恩納 琢 磨 吉 居 俊 平 川 野 純 治 石 嶺 康 政 大 城 敬 人 比 嘉 勝 彦 平 光 男 翁 長 久美子 仲 村 善 幸 岸 本 洋 平 神 山 正 樹 小 濱 守 男 比 嘉 祐 一宛先 内閣総理大臣、財務大臣、外務大臣、厚生労働大臣、防衛大臣、 沖縄及び北方対策規制改革担当大臣、経済財政政策担当大臣、沖縄防衛局長 辺野古新基地建設を中止し、その財源を
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策 に充てることを求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を振るっており、アメリカ合衆国ではベトナム戦争の被害者を超える死者を出し、経済的ダメージはリーマンショックをはるかに超えると言われ、世界的な経済の低迷を引き起こしています。
新型コロナウイルス感染症拡大の防止に道筋が示され、安心感が得られなければ、今後も失業や倒産が相次ぎ、負のスパイラルに陥ってしまいます。 近隣諸国の韓国やフィリピンでは、国防予算を見直し、不急事業の取りやめによる財源(韓国では日本円で1,600億円)を
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で落ち込んだ経済の立て直しに充てており、タイ政府も国防費の8%を削減し、
新型コロナウイルス感染症の対策に回すとしています。 日本政府は、山口県と秋田県への地上型イージスアショア配備計画を地元の反対や技術的な不備によって断念しました。 辺野古新基地建設ついては、名護市民投票や沖縄県民投票で長年にわたり反対の意思を示してきました。最近では、活断層や軟弱地盤の発覚によって工事が難航視されることが予想され、建設費は9,500億円(県の試算では2兆5,500億円)と無尽蔵に膨れ上がり、技術的に困難な工事により多額の税金と年月が費やされることが予想されております。 よって、名護市議会は県民・国民の生命を守る立場から、政府はイージスアショア配備計画を断念したように、このコロナ禍の中、辺野古新基地建設を強行に推し進めるのではなく、工事を一旦中止し、その財源を
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に充てることを強く求めます。 記1 政府は名護市民投票や県民投票で示された辺野古新基地建設反対の民意を尊重し、工事を一旦中止し、沖縄県と話合いを行うこと。2 政府は工事の中止により削減した予算を、発症の可能性のある全ての市民・県民に対し速やかにPCR検査を行うことや医療従事者支援等の
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に充てること。3 政府はコロナ禍での税収減対策として、各国と協調し防衛予算の見直し等を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。令和2年9月23日 沖縄県名護市議会 よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 ただいまの説明に対し質疑を許します。質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって意見書案第15号についての質疑を終わります。 次に、意見書案第15号の討論を許します。原案に反対者の発言を許します。長山正邦議員。
◆長山正邦議員 それでは意見書案第15号 辺野古新基地建設を中止し、その財源を
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に充てることを求める意見書に反対の立場から意見を申したいと思います。現在、新型コロナが蔓延(まんえん)して、この拡大防止を図ることはとても重要なことだと認識しております。ただ、これと国防の問題というのはまた別問題で、現在、日本並びに沖縄県を取り巻く状況は楽観視されている状況でもないと感じているので、国防に関しては、これと問題を分けて考える必要があると思っております。国のほうも、コロナウイルス対策については十分審議し、新たな予算でもって着実に対応する予算は図られると思いますので、あえてこの予算を充てるということについては反対の立場から、賛成しかねるということから反対討論としたいと思います。
○大城秀樹議長 原案に賛成の発言を許します。吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 この意見書案第15号に対して、賛成の立場から討論させていただきたいと思います。今、
新型コロナウイルス感染症については世界的に猛威を振るっているというのは、皆さん周知の事実だと思います。ヨーロッパの各国では、第二波と言われるように、GoToキャンペーンのようなもので再感染拡大が起こっています。日本でも、この時季が冬になっていくにつれて、また感染症の拡大が見込まれるような状況になっています。10月1日からはGoToトラベルでこれまで除外されてきた東京都の制限が解除され、多くの出入りが沖縄県にも増えると思います。その中で、辺野古の新基地建設については、5月頃でしたか、新基地建設の工事関係者が発症したときには、一旦中止をされましたが、現在では工事が再開されております。新型コロナウイルスの感染症拡大防止にはかなりのお金がかかってくるということで、国のほうでも国債の発行だったり、いろいろな手段を尽くしていると思いますが、この辺野古の新基地建設について、例えば山口県、秋田県の陸上イージスの件もありましたけれども、財政的に、本当に見合った工事なのか。国の試算で1兆円近くかかる。県の試算では2兆5,500億円かかると言われているような、財源的にも無尽蔵に膨れ上がっていると、そういう事実は確かにあるわけですよね。その工事を一旦中止して、コロナで困っている皆さんのためにお金を使っていくというのは、すごく当たり前のことではないかと思います。国防について財源を見直すべきではないという話がありましたが、近隣諸国の韓国、フィリピン、タイも、国防費の削減をしております。そういった点でも、国防予算でも見直すべきときは見直して、新型コロナの対策に回したほうがいいというのはすごく当然のことだと思います。それから、国防の面から見ても、沖縄に基地を置くことが本当に安全保障上必要なことなのかというところは、しっかりと考えなければならないと思います。アメリカでも、沖縄にこれだけ集中させておくことが本当に必要なのかというところが議論されていると聞いています。そういった点でも、この沖縄、特に名護市辺野古に基地を持ってくることではなく、まず今は、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策にどんな予算でも、それこそあらゆる予算を使うべきではないでしょうか。そのための賛成討論とさせていただきたいと思います。
○大城秀樹議長 岸本直也議員。
◆岸本直也議員 それでは意見書案第15号について反対の立場から討論をさせていただきます。このほど第99代日本国総理大臣に菅さんが就任されました。安倍政権の安全保障政策を継承を掲げている菅さんでございますが、安全保障政策の継承を掲げ、それから電磁波の件もございました。電磁波で相手の攻撃を防ぐ電磁波戦の専門部隊の新設、それから自衛隊部隊の新型コロナ感染予防対策のほか、脅威なる北朝鮮のミサイル技術の技術向上や中国の軍備状況への対応についてもございました。県としても、国に対して地方創生臨時交付金を創設し、補正予算では3兆円を計上されております。都道府県と市区町村で、地域経済の再生や休業要請に伴う協力金など、幅広く使えるのが特徴であります。医療体制の整備については、緊急包括支援交付金を設けまして、PCRの検査体制の拡充などを後押ししている制度でございます。また、菅総理におかれましては、就任記者会見で、日本の全ての地方を元気にしたい、地方を活性化する政策に取り組んでいくとございます。よって我々は、この案件については反対の立場を申し上げたいと思います。
○大城秀樹議長 仲村善幸議員。
◆仲村善幸議員 一言だけ。意見書案第15号に賛成の立場で討論いたします。ここでの意見書の趣旨というのは、国防費とコロナ対策の問題は別問題だという一つの考え方は、考え方としてあると思いますが、ここで言いたいことは、今日、新聞を皆さん見たと思いますが、防衛費は最大が5.4兆円です。もう5兆円を超えてから五、六年になります。もう一つの新聞には、自治体財政悪化88%と。これからどんどんサービス低下が出てきて財政が厳しくなるということが言われている。同じ記事の中に、今年の防衛費は最大の5.4兆円ということに私は違和感を持っています。こういうコロナの時期に、ほかの各国も余分なと僕は言いたいのですが、あるいは将来やるべきものを一時的に止めてでもコロナ対策をやろうという各国の動きがある中で、日本は防衛費だけは聖域、どんなことがあっても増やすという考え方が僕はおかしいと。そういう意味では、コロナで各県が、国民が困っているときに、余りにも無感覚なものであって、そういう意味では、この意見書に書かれているように、そういうことを考えることが国民に求められていて、政府にも求められているものではないかということだと思いますので、ごく単純に考えておかしい。やはりコロナ対策に力を入れるべきで、私は余計と言いますけれども、国防に5.4兆円もの最大予算を出すということは考えられないという意味でも、この意見書はぜひともみんなで賛成していただきたいと思います。
○大城秀樹議長 ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、これをもって討論を終わります。 これから意見書案第15号の採決に入ります。意見書案第15号については、賛否両論がありますので、起立により採決を行います。原案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数) 起立多数であります。よって意見書案第15号は、原案のとおり可決されました。休憩します。 休 憩(午後0時19分) (大城敬人議員の沖縄県市議会議長会40年表彰あり) 再 開(午後0時21分)
○大城秀樹議長 再開します。 次に、本日可決されました意見書案等に係る要請行動の日程については、相手側との調整がありますので、事務局で調整後に連絡したいと思いますが、よろしいでしょうか。 (「はい」との声あり) 要請行動のない案件については送付とします。 令和2年度名護市一般会計補正予算の議会費1款1項8節及び18節については、地方自治法第100条第13項及び名護市議会会議規則第166条の規定により、議長において議員派遣を行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように決定されました。 地方自治法第100条第7項の規定に基づく案件については、議会運営委員会で閉会中に審査していただくことにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、そのように決定されました。休憩します。 休 憩(午後0時22分) (広報広聴委員会調整会議開催の連絡あり) 再 開(午後0時23分)
○大城秀樹議長 再開します。 今定例会において議決されました案件等のミスプリント等を事務局において認めた場合は、議長権限によってミスプリントということで、修正させていただきます。 以上で日程は全部終了しましたので、これをもって令和2年9月第200回名護市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。 閉 会(午後0時23分) 名 護 市 議 会 議 長 大 城 秀 樹 署名議員 比 嘉 勝 彦 署名議員 平 光 男...