10番
松井大助議員
を
指名いたします。
日程第3.第1
号議案を
議題とし、
提出者の
説明を求めます。
5
総務部長(
金子忠教君)
別冊の
平成29
年度島原市
一般会計補正予算書の1ページを
お願いいたします。
第1
号議案 平成29
年度島原市
一般会計補正予算(第6号)につきまして御
説明を申し上げます。
第1条は、
歳入歳出予算の
総額は
変更せず、款項の区分及びその
金額等を2ページの第1表
歳入歳出予算補正のとおりとするものであります。
第2条は
継続費の
補正であり、第3条は
地方債の
補正であります。
3ページを
お願いいたします。
第2表
継続費の
補正でありますが、
平成29
年度から
平成31
年度の3カ年の
継続事業で
整備を行う新
庁舎整備事業費に3億3,000万円を追加し、
総額を42億7,200万円とするとともに、30
年度に同額を追加し、各
年割額を
記載のとおりと改めるものであります。
次に、4ページ、第3表
地方債の
補正は、新
庁舎整備事業に係る
地方債の
補正であります。
次に、事項別明細につきましては、10ページの
歳入から御
説明をいたします。
17款.
繰入金、1項3目.
公共施設等整備基金繰入金は、
庁舎整備事業の
財源としておりますが、同じくその
財源としている
地方債の増額に伴い、960万円を減額するものであります。
20款.
市債は、
庁舎整備事業の
財源として960万円を増額するものであり、1項1目.
総務債は
合併特例債に係るもので、660万円を減額するとともに、9目.
災害復旧債は1,620万円を増額
補正するものであります。
12ページ、
歳出は、2款.
総務費、1項11目.
庁舎建設費で、
予算の増減はなく、
財源とする
地方債と
基金繰入金をそれぞれ960万円の
財源組み替えを行うものでございます。
以上で
一般会計の
補正予算の
説明を終わります。よろしく御審議賜りますよう
お願いいたします。
6
議長(
本多秀樹君)
説明が終わりましたので、第1
号議案 平成29
年度島原市
一般会計補正予算(第6号)について質疑を行います。
7 9番(
松坂昌應君)
今回の
臨時議会に提出されたこの
補正予算案ですけれども、
市庁舎建設について、昨年2回にわたって
入札を実施しようとされたけれども、1回目は成立せず、2回目にやっと
入札はあったけれども、不落に終わったというのを受けて、
庁舎建設費、昨年6月に我々
議会でも承認をいたしました39億4,200万円のこの額を、今回3億3,000万円足して42億7,200万円で新
庁舎の
建設を進めていきますよという
提案だと受けとめております。
それで、3億3,000万円をふやす
理由ですね、これを教えてほしいんですけれども、要は、昨年この
予算で
業者が応じてくれるだろうと思ったところに届かなかったと。だから、もう少し
予算を増額して、
金額を上げないと
業者が応じてくれないという判断で3億3,000万円を追加するのだと思うんですけれども、そのように至った
経緯を教えてください。
また、昨年の
入札状況ですね、実際にどのような
状況で不落に終わったのかということを教えてください。
それから、一応これは、
歳入は
質問してもよかですね。今回増額する3億3,000万円について、これは30
年度で同額するということで、今
年度は動かないわけですけれども、30
年度で3億3,000万円増額した場合、その
財源措置として、これまでどおり
合併特例債だとか
災害復旧債とか、そういったものの適用は、同じような比率というかな、同じような割合で受けることができるのかどうか。それがなければ、全額、
島原市の
自己負担になると思うんですけれども、その辺のことを教えてください。よろしく
お願いします。
8
総務部長(
金子忠教君)
まず、今、御
質問いただきました今回に至った
経緯と、それから
入札の
状況について
説明を申し上げます。
今、
議員おっしゃったとおり、これまでに
制限つき一般競争入札の
告示を2回行ってまいりました。1回目につきましては
建築主体工事ですけれども、
応募が
規定の3者に満たずに
入札中止要件に該当したため、
入札を
中止したところでございます。2回目につきましては、
入札参加資格要件を見直すとともに、
入札参加資格者が3
者未満でも
入札を執行するという内容で再度
告示を行いまして、12月6日に
入札を執行したところですけれども、不落に終わったところでございます。
2回目が
入札不落になった
理由でございますけれども、ここ最近におきましては、
東日本大震災や
熊本地震、
九州北部豪雨からの
復興事業に加えまして、
東京オリンピック関連工事の
増加及びこれらに伴います
資材や
人件費の
高騰に加えまして、
建設現場の
増加等によりまして、配置すべき専任の
技術者の
不足等が
要因ではないかと推測をしております。中でも、特に
資材費の
高騰は目を見張るものがありまして、今回の
入札不落の
最大の
要因ではないかというふうに思っているところでございます。このことにつきましては、
新聞報道にもありますように、全国的にも
庁舎を初め
各種公共工事の
入札不調の事例が相次いで発生している
状況のようでございます。
このように、
資材等の急激な
高騰等を背景に
入札が不調、不落に終わったことを受けまして、現在の品質を確保した上で仕様を一部見直すなどの
設計変更を行うとともに、再度積算をし直したところ、
予算不足が生じたことから、今回必要な
予算を確保するために
予算の追加を
お願いしたところでございます。
それから、
財源の
お話がありましたけれども、
財源につきましては今回の
補正予算に
計上しておりますけれども、これまでと同様、
起債を使えるということで今回充当しているところでございます。
9 9番(
松坂昌應君)
昨年、1回目は、
本体工事の
応募者が3
者未満ということで
中止になったと。一方で、
衛生設備、
空調設備、
電気設備の
3つの
附帯工事については、もう既に
入札が終わっているということで、私
たちの手元にもその結果表が届いておりますけれども、この
附帯工事の
3つについては、当然ながら
本体が確定しなければ
工事が発生しないと思うんですね。既にもう
島原の
業者さんも参加して、この
3つの
附帯工事が確定しとるわけですけれども、この
人たちが仕事ができるように、どうしても
本体工事を
落札させんといかんと思っておるわけですけれども、この
3つの
附帯工事の
入札状況ですね、これについての
落札率といいますか、
落札額について教えていただきたいと思います。
あと、先ほどの
起債の
状況ですけれども、かなり有利な
起債だということは確認しておりますけれども、最終的にこの42億7,200万円に上る
予算のうち、いわゆる実質的な
島原市の
単独負担というのかな、
交付税等で充当されますよね。そういう
意味で、
島原市の
単独の
負担は最終的にいかほどになるのか
お願いします。
10
総務部長(
金子忠教君)
まず、
財源の話は私から答弁させていただきます。
庁舎の
本体につきましては、今回の
補正に
計上させていただいておりますけれども、
一般単独災害復旧事業債を充当したいというふうに考えておりまして、これは
充当率が100%、
交付税の
算入率が84%でございますので、市の実質的な
負担は差し引き16%になるものと思っております。
11
契約管財課長(
中村洋司君)
電気設備と
空調設備、
衛生設備の
落札額と
落札率でございますけれども、まず、
電気設備のほうの
落札額が、
契約額が……(「率だけ」と呼ぶ者あり)ああ、率だけ。失礼しました。
落札率でございますけれども、
電気設備が90.4%、
空調設備のほうが90.0%、それと
衛生設備のほうが90.3%となっております。
12 9番(
松坂昌應君)
前回された1回目の
入札、2回目の
入札で
要項が
変更になっていますよね。1回目は1,400点以上の
業者、それを100点下げて2回目は公募したというような話ですけれども、今回の場合、そういう
意味でいうと、広く公募をかけて多くの
業者に参加していただきたいという
意味でいえば、その辺の
要項についてどのような方針で臨もうと思われているか教えていただきたいと思います。
それから、今お聞きした話でいうと、
附帯工事である
衛生、
空調、
電気ですね、合わせて9億円を超える
金額で既にもう
落札をしていると。ところが、その
工事の
落札率はいずれも90%に近い数字。つまり、
入札というのは
最低制限価格と
予定価格の間で
落札するわけですけれども、限りなくこの
最低制限価格に近いところで
落札をしていると。90%というのがよく言われていますけど、
予定価格の約90%で
最低制限価格を設定するという
お話ですから、そういう
意味でいうと、今回の
附帯工事3つがいずれも90%をちょっと超えるぐらいの、本当ぎりぎりの
最低制限価格で推移しているというところを見ると、先ほどの
部長の
説明の
資材の
高騰だの、いろんな
理由はあるかと思いますけれども、現実に
附帯工事に関して応札した
3つの
共同体ですか、
事業者は、
予定価格をはるかに下回る90%の
価格であっても応じようとしたということでありますから、先ほどの
部長の
説明による一連のいろんな
理由ですね、
資材が
高騰したんじゃないだろうかとか、人材が確保できんのじゃないだろうかっていう
理由には当たらないのではないでしょうか。簡単に言えば、その1,300点という高い
ハードルをつけたがために、その高い
ハードルをつけた
業者というのは全て
ゼネコンと言われるところですけれども、つまり、
ゼネコンに足元を見られているんではないか。そういう需要があるんやったらば、
予定価格を超える
金額でも何とかやってくれるだろう、もう少し
予算をつけてくれるだろうと。つまり、もう
競争が成立していない。
大手ゼネコンの思うがままになっているのではないでしょうか。今、その
附帯工事は90%で推移しているのに、何で
本体工事は100%を超える額しか向こうが出してこなかったのか、そこが私には理解ができないんですよ。そこの
説明ができるならば
お願いしたいと思います。
13
総務部長(
金子忠教君)
まず、
参加資格につきましては、この
予算を議決いただいた後に
指名選定委員会等に諮って決めたいというふうに考えておりまして、
現時点では白紙の状態でございます。
それから、
業者の思いの話があったんですけれども、これは
制限つきの
一般競争入札でございますので、
指名競争入札ではございませんので、参加した
業者が自分のほうから手を挙げて参加する
制度でございますので、なぜ
予定価格を上回ったのか、そういうふうなところは
業者が判断するところでございますので、こちらのほうからは差し控えたいというふうに考えております。
14 18番(
島田一徳君)
私もこれちょっとよくわからんとですけど、この
予算の
総額というのは変えないということなんだけれども、
歳入ゼロ、
歳出ゼロでいくわけでしょう。それで、この……(「来年だから」と呼ぶ者あり)よかっさ。だから、
平成29
年度から
平成31
年度の3カ年の
継続事業で
整備を行うと。新
庁舎整備事業に3億3,000万円を追加して、これでいくと
総額を39億何がしから42億何がしに
変更するわけでしょう。そうすると、この
庁舎建設費──ああ、そうか、
予算はほかのとで
調整をすれば、これはゼロになるという
意味なのかね。そこのところ、よくわからんとさな。
この
庁舎建設についての
債務負担行為というのはどがんなっとね。3カ年でやるわけでしょう。当然、
債務負担行為というのが発生してくるんだろうというふうに思うんだけど、そこのところとの関係というのはどうなるのか、もうちょっとわかりやすく
説明してくれませんか。
15
総務部長(
金子忠教君)
予算につきましては、
地方自治法第215条の中に
予算の項目がございます。
予算とは
7つに分かれておりまして、この中に、今、
議員がおっしゃった
債務負担行為も入っております。
通常、
予算と言った場合には、
歳入歳出予算だけをイメージするんですけれども、
歳入歳出予算のほかに、今回
お願いをしております
継続費、それから
債務負担行為、
繰越明許とかいろいろございますけれども、全部で
7つに分かれております。
今回、
継続費でやっておりますけれども、さっき
議員がおっしゃった
債務負担行為も、確かに似たような
制度といいますか、それをもとにして、
歳入歳出予算じゃなくて
債務負担行為を設定することによって、それを根拠にして
契約等をできるんですけれども、今回につきましては、この
継続費を使って
複数年度にわたって
契約をしようとするものでございます。
継続費につきましては、
地方自治法第212条に
記載がありまして、この中で、
予算で定めることによって、履行する
年度が
複数年度に分かれるものについても、その
総額と
年割額を設定することによって
最終年度まで継続して使えるという
制度になっております。今回は
債務負担行為じゃなくて、この
継続費を使って
契約をするということでございます。
16 18番(
島田一徳君)
そうすると、そこのところの
調整というのは、今
年度でいけば231億円でしょう。この中で
調整をする──次の
年度は
総額を決めといて、その
年度内で
調整をするというふうになるんですか。
例えば、これでいくと、
継続費をいじくると、どっかの──
歳入歳出が変わらないと、
予算総額全体が変わらないとなると、
継続費のところで
庁舎建設部分がふえると、ほかのところが縮まるような気がするんだけど、そこのところどうなんですか。
予算が、
歳入歳出がゼロでしょう。29年、30年、31年て3カ年計画でやるじゃないですか。そうすると、何で今29
年度中の
臨時議会で、わざわざ
臨時議会まで開いてやらないかんのか。
あと何日もないわけでしょう。新
年度で何でできないのかというのが、私、もう一つ疑問があっとさ。
17 副
市長(
柴崎博文君)
議員さんの今の
お話は、
予算そのものは本来、基本的には
会計年度独立の原則で単
年度でやるべきだという
お話をされているんだと思います。基本的にはそうなんですが、そのほかに、今、
総務部長が言いましたように、
継続費として、ことしから3年間でこの
事業をやりましょうというのが
継続費の
予算でございますので、少なくともことしから始まるわけですから、ことしの
予算で
皆様方に
お願いをして議決しないと、
継続費として活用できないということは御理解いただきたいと思います。
18 17番(
中川忠則君)
2点ほどお尋ねしますけれども、1点は今の
島田議員に関連して、今回は
継続費で
計上されておりますけれども、多分この
歳入がゼロ、
歳出がゼロという
予算の
提案の仕方は初めてと思います。
債務負担行為で上げて、
繰越明許費で繰り越すというような
計上の仕方はできんやったかというとが1点。
もう一点は、
本体工事が
変更になっていきますと、
附帯工事がもう既に
入札が終わっておりますが、この
附帯工事も変わっていくとやなかろうかと思うとですが、
本体だけ
変更していいものかどうか、2点についてお尋ねします。
19
総務部長(
金子忠教君)
先ほどの
島田議員の御
質問の中で、私が少し
説明が不足したかと思います。
まず、
債務負担行為と
継続費の一番の大きな違いは、
債務負担行為におきましては、
当年度の
歳入歳出予算の
計上は不要でございます。ただし、
継続費につきましては、3ページにございますとおり、それぞれの、
当年度も含めて
歳入歳出予算に
計上が必要となってまいります。
次に、今、
中川議員のほうから御
質問があった件ですけれども、
契約そのものは
債務負担行為でも可能かと思いますけれども、今回は3年で実施するものですから、
当年度を含めまして
歳入歳出予算に
計上することとなる
継続費を使ったところでございます。
附帯工事につきましては、
電気、
空調、
衛生とございますけれども、
電気と
空調、
衛生それぞれに
落札をしております。
ただ、
電気と
空調につきましては、法律で
規定しております1億5,000万円以上になりますものですから、こちらにつきましても本
契約にしていただくために、
契約議案として
議会に提出する必要がございます。この手続は必要でございますけれども、
現時点では大きな影響はないところでございます。
20 17番(
中川忠則君)
私は
入札の方法は詳しくはわかりませんが、本来、
請負というのは、
附帯工事まで入れて
請負工事ですね。ただ、地元の
業者の
人たちに
工事をしてもらおうということで、こういう感じでしよるわけですが、それはよいことと思いますが、
入札の仕方としては、
本体と
附帯工事と
一緒にすべきじゃなかったかと思うとですけど。その点が1つ。
そして、
継続費に上げなければならないというような解釈になっておるのかどうか。私も
島田議員と
一緒で、
継続費だけやったら
予算全体は
歳入ゼロ、
歳出ゼロですから、
臨時議会まで開く必要はなかと思うとですね。もう3月
議会の始まるとやっけん。
そいけん、もう一遍確認しますけど、絶対
継続費で上げんぎつまらんやったかという、その2点
お願いします。
21
総務部長(
金子忠教君)
まず、なぜ一本で
入札をしなかったかということと私は理解しました。それで答弁させていただきます。
今回、
本体工事、それから
電気、
空調、
衛生、
4つの
工種で
入札させていただきました。この
理由につきましては、できるだけ多くの市内の
業者の皆さんに参加していただく機会をふやそうということで、
4つの
工種に分けたところでございます。
それから、
継続費にした
理由でございますけれども、
継続費にした場合は、その
総額につきまして、例えば今回29
年度から31
年度までの3カ
年度で
継続費を設定しておりますけれども、
通常、29
年度で使い切れなかった場合、単
年度でいきますと
不用額で残るわけですけれども、
継続費を設定しますと、
不用額ではなくて
最終年度までに順次繰り越して使用ができるというところが一番の、
最大のメリットといいますか──というところがございます。今回、3
年度事業でございますので、そういうところも活用できるんじゃないかということで、
継続費を使わせていただきました。
22 17番(
中川忠則君)
そしたら、ずばり一言聞きますが、この3億3,000万円の増になる原因は、これは松坂
議員と重複しますが、答弁が余りよくわかりませんでしたので、何が原因ですか。計算間違いなんですか、物価が上がったとなれば、何割鉄骨が上がったとか、見込み違いなのかどうか。建てる前からこういう結果が出ておるわけですから、もう少し
議会にも市民の皆さんにもわかるようにしなければ、あくまで税金を使うわけですから、もう少し原因をはっきりここで
説明してもらいたいと思います。
23
総務部長(
金子忠教君)
先ほどの答弁と重複してしまうんでございますけれども、いろいろな
経緯といいますか、背景で、今回ちょっと
入札が不落になったんですけれども、その中でやっぱり一番大きな原因は、先ほど申しましたとおり、
資材等の急激な
高騰などが背景にあるんじゃないかというふうに考えております。
このようなことから、
工事の均質を確保した上で、仕様を一部見直すなどの
変更を行いまして積算をし直したところ、
予算に不足が生じたということで、今回、必要な
予算を確保するために追加を
お願いしたところでございます。
24
議長(
本多秀樹君)
質疑を終結いたします。
これより議案の委員会付託を行います。
お諮りいたします。第1
号議案については、17人の委員をもって構成する
予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
25
議長(
本多秀樹君)
御
異議なしと認めます。よって、本件については17人の委員をもって構成する
予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
お諮りいたします。ただいま設置されました
予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の
規定により、
議長において、
議長及び
議会選出の監査委員を除くお手元に配付の名簿のとおり
指名いたしたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
26
議長(
本多秀樹君)
御
異議なしと認めます。よって、ただいま
指名いたしました17人の
議員を
予算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
それでは、直ちに
予算審査特別委員会を開き、審査を
お願いいたします。
その間、しばらく休憩いたします。
午前10時32分休憩
午後4時50分再開
27
議長(
本多秀樹君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
この際、時間を延長いたします。
議事の都合により、しばらく休憩いたします。
午後4時51分休憩
午後5時30分再開
28
議長(
本多秀樹君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
第1
号議案を
議題とし、
予算審査特別委員長の審査報告を求めます。
予算審査特別委員長。
29
予算審査特別委員長(馬渡光春君)(登壇)
どうも長らくお待たせいたしました。
予算審査特別委員長報告をいたします。
本日の本
会議において、
予算審査特別委員会に付託されました第1
号議案 平成29
年度島原市
一般会計補正予算(第6号)について、本委員会を開き審査いたしましたので、その概要について御報告をいたします。
平成29
年度島原市
一般会計補正予算(第6号)は、
歳入歳出の
総額を
変更せず、款項の区分及びその
金額等を
歳入歳出予算補正のとおりとするもので、
継続費の
補正は新
庁舎整備事業に3億3,000万円を追加し、
総額を42億7,200万円とするとともに、
平成30
年度に同額を追加するもの、また、新
庁舎建設事業に係る
地方債の
補正をするものであります。
主な質疑と答弁は、
入札の
参加資格について募集はどのようにしているのかとの質疑には、
指名選定委員会で協議した。考え方としては、
工事の品質の確保と多くの
入札参加があることを設定したとの答弁。
買い手市場だと思うが、次の
入札は大丈夫なのかとの質疑には、今回の
補正予算を議決していただければ執行できると考えているとの答弁。
オリンピックや
熊本地震等による増額と思うが、その
経緯はどうなのかとの質疑には、昨年6月の
補正予算で
計上したが、結果として夏以降から値上がりがあった。積算等を含め見込みが甘かったのも否めないとの答弁。
継続費のうち、
平成29
年度分の執行
状況はどうかとの質疑には、支払いは発生していないが、
契約はしているので、
予算執行はしているとの答弁。
設計
業者への支払い等はどうなっているのかとの質疑には、基本設計委託料は支払い済みで、実施設計委託料は支払いの手続中であるとの答弁。
基礎
工事でも
変更があったが、理事者の資料提供が原因だったのか、それとも
業者の責任だったのかとの質疑には、
平成24年に事前の地質調査を行い
業者に情報提供したが、再度調査が必要となり、くいの工法
変更や
熊本地震の対策も加味した内容で、昨年6月
議会に
補正予算を
提案し議決していただいたとの答弁。
オリンピックや
熊本地震などによる
資材の
高騰と言うが、
継続費を
計上した6月
議会では既に織り込んでいなければいけなかったのではないか、設計
業者や理事者の読み不足ではないか。今回の
補正予算で
落札の可能性はあるのかとの質疑には、執行可能と考えているとの答弁。
予算内でおさめる前提でしなければいけない。川床デッキなど過剰設計ではないのか。マッチ箱のような立方体の建物でよいと思う。また、施工後も追加
予算の
補正が出ると思う。結果としておさまっていない。責任は誰にあるのかとの質疑には、今回の
予算の責任の所在というより、物価上昇による
補正と理解してもらいたいとの答弁。
設計の瑕疵担保期間は何年か、また、瑕疵は市が了解すればよいのかとの質疑には、業務委託の場合は業務完了時点で審査するので、一般的に瑕疵は認めていないとの答弁。
設計図書は
契約書の参考書としてあるはずである。見せるべきではないのかとの質疑には、
入札後に
落札業者と仮
契約を行い、仮
契約の議案を上程するときにお示ししたいとの答弁。
指名選定委員会で条件の緩和等を協議してはどうかとの質疑には、今までも研究し論議してきたが、次回に向けても十分協議したいとの答弁。
物価本等で積算するということだが、
落札しないときは市場調査をして積算するのかとの質疑には、基本的にはこれまでのように決められた要件で行うとの答弁。
2回も
入札が不調となったが、
予算が成立して3回目の
入札で結果が出なければ責任はどうするのかとの質疑には、
落札できるよう善処するとの答弁がなされております。
討論では、
予算が足りなければ、それに見合う
設計変更をするべきと考える。過剰設計と思うので、反対である。
国等に要望し、やっと一般
単独復旧
事業債を申請している。早急に進めないと、今後、補助率もどうなるかわからない。まず、進めるべきだと思うので、賛成である。
入札が成立せず、3億3,000万円を追加
補正するものだが、支出内容を検証する資料が示されていないので、反対である。
今後、施工監理等にも多くの支払いが発生するが、設計
業者や理事者にも今後、
最大限の経費節減をするという要望をして賛成する。
指名選定委員会で条件等の緩和を要望して賛成であるとの討論がなされております。
挙手採決の結果、第1
号議案は原案を相当と認め、可決することに決定いたしました。
以上で
予算審査特別委員会の報告を終わります。
30
議長(
本多秀樹君)
これより
予算審査特別委員長報告に対する質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31
議長(
本多秀樹君)
質疑を終結いたします。
これより第1
号議案 平成29
年度島原市
一般会計補正予算(第6号)について討論を行います。
32 18番(
島田一徳君)
私は反対の立場で討論をいたしたいと思います。
本案件は、
庁舎建設の2度の
入札不成立に伴い、3億3,000万円を追加
補正しようとするものであります。
その主な
理由に鋼材の
高騰を挙げておられます。しかし、公金3億3,000万円の支出内容を我々が検証する資料は示されておりません。こうした処理の仕方は、悪しき慣例になりかねません。
よって、本案件の承認には反対をいたします。
33 12番(永尾邦忠君)
賛成の討論をさせていただきます。
熊本地震が発生して眉山が崩れまして、そのときに加藤代議士に非常にお世話になりまして、国の
予算を眉山の治山に充てていただきました。そして、秋野参議院
議員は国会で
質問していただきまして、そのときに
熊本地震の影響を及ぼす範囲は熊本県だけではないという答弁もいただいているところであります。
そして、10月28日、衆議院の解散の日、朝早くでしたけれども、
市長、
議長、それから私と加藤代議士と秋野参議院
議員と
一緒に、総務省の財政局長のところに
お話に行って、この
一般単独災害復旧事業債が大きく前進をしたというふうに思っております。四十数億円の建物を国が84%持つという
お話でしたので、市の手出しとしては16%で済むと。何がいいかというと、
合併特例債に手をつけずに、それを市民のために使えるという、これが一番大きな部分を占めるんではないかというふうに思いますので、早急にこの
予算を通していただいて、必ず
落札を推進していただいて、そして、この
事業債に取り組めるようにしていただくことを要望しながら賛成したいと思います。
34 8番(本田みえ君)
反対の立場で討論をさせていただきます。
東京オリンピックが2年半後に控えて、
資材の
高騰、
技術者の人材不足などから
予算が膨らみ、3億3,000万円の増額ということで
補正予算を上げてこられました。
しかし、東京オリンピックは2年半後という時間に制限があります。この今の
建設ラッシュの時期に、こういった建物を無理してするのではなく、収束後、
資材価格が下がると思われますので、この2年後を目標にやってもいいのではないかというふうに思います。
災害復旧債は時間制限はありません。次の
年度であってもできるというふうに思いますので、それも一案ではないかということで反対をしたいと思います。
35 2番(林田 勉君)
賛成の立場で討論いたします。
本
庁舎建設は、基本設計から概算見積もりをされて、そして本設計、本見積もりをされて、かなり時間が
たちながらですね、そういう時系列も当然あります。
そして、先ほども言われましたけど、東京オリンピックですね、それと現在の景気で、大手がなかなか地方のそういう公共施設まで手が回らないという
状況の中で、実際、今かかる積算というか、今かかる
工事費を調査した中で、現在の追加
予算になっているような
状況を考えたときに、
庁舎が今現在ない中で、防災機能の
庁舎と、そしてまた市民の行政の中心となる
庁舎を一刻も早くつくっていただくという
意味では、実勢
価格が反映された今回の追加
予算は当然認めるべきでありますし、また逆に、
入札の要件緩和によって
工事の質を落とすことなく早期に着工されることを望んで、賛成の立場の討論といたします。
36 9番(
松坂昌應君)
同僚の本田みえ
議員が言うように、慌ててやるのもどうかなと思うこともあります。私は一応、賛成の立場で討論します。今回不落になれば、先はゆっくりやってもいいのかなと思っております。
この本
会議の最初でも
質問いたしましたけれども、報告にあった、今回の委員会でも盛んに理事者のほうは、
価格の
高騰、物価の
高騰をおっしゃいました。ところが、それは本当なんですかと。それは結局、そんなふうに推定している、思っているということであって、本当に物価
高騰が反映しているのかと。結果を言えば、市が用意した
予定価格に応じた
業者の
価格が届かなかった、はるかに超過をしておったということから、その
業者の言い分をそのまま聞けば、ああ、物価が
高騰しているからそういう話だということになっておるようですけれども、11月15日、1回目の
入札、このときには
応募者が少なかったために
中止になりましたけれども、同時に行われた
3つの
附帯工事はそのときに実現しているわけですね。あの
予定価格で、
総額10億円ほどの、
衛生、
空調、
電気、この
3つの
附帯工事については、それぞれが約90%で
落札をしておる。だから、当然その段階で当局のほうが、この
附帯工事は順調に
落札が成立したものですから、まさか
本体の
工事の
予定価格が現状とかけ離れているとは想定していなかったんでしょう、あなた方は。だからこそ、12月6日の再
入札においては、1回目の
入札のときの条件のままで
入札をしておる。当然そこでは、
附帯工事と同じように90%ぐらいでいくかもしれんという予測もあるかもしれませんけど、
応募者が少なかったせいかどうか知りませんけど、
予定価格をはるかに超過するような状態で不落に終わったということではないですか。
私は何度も言っておりますけれども、委員会でも、委員長報告でもきちんと報告できなかったんでしょうけれども、
入札の条件に1,300点とか1,400点とかっていう点数を条件づける必要があるんですかということでいえば、委員会の答弁の中では、それは必ずしも絶対条件ではないと。品質等を保つために1,300点とかっていう数字を入れているというふうな話でしたけれども、私は地元の信頼できる
業者ならば1,000点クラスでも十分対応できるんではないかと考えております。それで、
指名選定委員会においては、その
ハードルをうんと下げて、1,000点クラスでも大丈夫ですよという条件でやってほしいと、それを要望したいと思っております。(「討論ぞ」と呼ぶ者あり)討論ですよ。
そのことで、現実に申し上げますけれども、第一小学校、第三小学校、このときの
工事……(発言する者あり)
37
議長(
本多秀樹君)
松坂
議員、簡潔に
お願いします。
38 9番(
松坂昌應君)続
そのときは5億円とか6億円とかの
事業でありましたけれども、このときの点数は、2者、JVですけれども、主体になるところは680点で年商1億円以上が条件でした。組む相手は630点で5,000万円以上が条件でした。それで、その年商をはるかにオーバーする年商1億円としたときに、5倍、6倍の
事業を当時実際やったわけです。だから、そういう
意味では地元の
業者で十分できるんです。
あと1点、例を示すけれども、委員会でも出ておりましたけれども、対馬市において20億円規模の博物館が今動いております。これはやはり1,000点クラスの
業者でやっておるんです。地元でできるんです。
だから、私、午前中の
質問でも確認しましたけれども、地元
業者を集めて
入札をすれば、十分
予定価格の範囲内で、さらに言えば、
最低制限価格に近いところで
入札は成立するんではないかと期待をしております。
そういう
意味でいうと、まさに
入札の条件のつけ方次第で十分やっていけるんです。地元に仕事をさせるという
意味で、そういう
意味で今回3億3,000万円をプラスすれば、当然その分
予定価格が上に上がり、その分
最低制限価格も上に上がるということになるかもしれません。でもそれで、とにかく
競争が成立して、
最低制限価格のほうにもしいけば、今回上げた3億3,000万円は恐らく先ほどの一連の感じでいえば約1割の範囲になると思いますから、そうすれば、今回たまたま
予算は通過させましたけど……(発言する者あり)
39
議長(
本多秀樹君)
松坂
議員……
40 9番(
松坂昌應君)続
この3億3,000万円は戻ってくる可能性もあると、そういう
意味で。しかも、その仕事を地元がやると。
ゼネコンを入れると、その6割は全部向こうに持っていかれるんですよ。そういう
意味でいえば、地元でやっていいじゃないですか。それを強く訴えて、今度の
要項においては
ゼネコンを指定するような条件づけではなく、いいですか、1,000点ぐらいの規模で募集をかけると。2者でいいですよ、そうすればできるんです。そうしないと、危ないんですよ。
41
議長(
本多秀樹君)
松坂
議員、もう2回目ですよ。簡潔に
お願いします。
42 9番(
松坂昌應君)続
それから
あと1点、私の要望としては、この際、
予定価格はオープンでの
入札でもいいんではないかと。もちろん
最低制限価格はランダム係数を掛けますけれども、そういうことでやって十分いいのではないか。
それから
あと1点、これ、今回……
43
議長(
本多秀樹君)
松坂
議員、討論ですので。
44 9番(
松坂昌應君)続
討論ですよ。
45
議長(
本多秀樹君)
要望はやめてください。討論ですから。
46 9番(
松坂昌應君)続
じゃ、つけません。いいですか。(発言する者あり)
12月の
議会でこの事態はもう見えていたわけです。いいですか、あのときには
入札の報告ができなかった状態でしょう。そういう状態で、これから先、今の情勢を考えたら3億3,000万円を上乗せしないと仕事が進まんだろうというのは予測がついたわけだ。確かにそれ、84%の補填はあってでも、16%は
自己負担なんだ。それを考えたときに、あの12月
議会のさなかにあなた方は何をやったかといえば、職員の給料を上げる、自分
たちのボーナスを上げる、そんなことを出してきておる。
47
議長(
本多秀樹君)
松坂
議員……
48 9番(
松坂昌應君)続
本当だったら、そういったことを抑えて、今回のこの出費に備えるということを考えなきゃいけなかったんだ。
ということで、先ほど申し上げましたように、あくまで地元主体でJVを組んでもらうというような条件を、これからこの通過後、
指名選定委員会で条件を検討するんでしょう。そこで、そういう条件をつくって
競争が成立するような
入札を
お願いして、賛成いたします。
49
議長(
本多秀樹君)
討論を終結し、採決いたします。
本件に対する委員長の報告は原案可決であります。
御
異議がありますので、起立により採決いたします。
第1
号議案は委員長報告どおり決することに賛成の
議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
50
議長(
本多秀樹君)
起立多数であります。よって、第1
号議案は原案が可決されました。
以上で
今期臨時会に付議されました案件は全て議了いたしましたので、
会議を閉じ、1月
臨時会を閉会いたします。
午後5時51分閉会
上記
会議録を調製し署名する。
島原市
議会議長 本 多 秀 樹