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  1. 島原市議会 2018-01-01
    平成30年1月臨時会(第1号) 本文


    取得元: 島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-18
    2018-01-10 : 平成30年1月臨時会(第1号) 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前10時開会 議長本多秀樹君)  おはようございます。ただいまから平成30年1月島原市議会臨時会開会いたします。  会議に入ります前に、市長より発言の申し出があっておりますので、これを許します。 2 市長古川隆三郎君)(登壇)  皆さん明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。  市議会臨時会開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日ここに、平成30年1月市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員皆様方には御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。  さて、今回議会に提出いたしましたのは、庁舎建設に伴う補正予算案平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)であります。  よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。 3 議長本多秀樹君)  これより本日の会議を開きます。  日程第1.会期決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。今期臨時会会期は、本日1日間とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 議長本多秀樹君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間とすることに決定いたしました。  日程第2.会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において                           9番 松坂昌應議員
                              10番 松井大助議員指名いたします。  日程第3.第1号議案議題とし、提出者説明を求めます。 5 総務部長金子忠教君)  別冊の平成29年度島原一般会計補正予算書の1ページをお願いいたします。  第1号議案 平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)につきまして御説明を申し上げます。  第1条は、歳入歳出予算総額変更せず、款項の区分及びその金額等を2ページの第1表 歳入歳出予算補正のとおりとするものであります。  第2条は継続費補正であり、第3条は地方債補正であります。  3ページをお願いいたします。  第2表 継続費補正でありますが、平成29年度から平成31年度の3カ年の継続事業整備を行う新庁舎整備事業費に3億3,000万円を追加し、総額を42億7,200万円とするとともに、30年度に同額を追加し、各年割額記載のとおりと改めるものであります。  次に、4ページ、第3表 地方債補正は、新庁舎整備事業に係る地方債補正であります。  次に、事項別明細につきましては、10ページの歳入から御説明をいたします。  17款.繰入金、1項3目.公共施設等整備基金繰入金は、庁舎整備事業財源としておりますが、同じくその財源としている地方債の増額に伴い、960万円を減額するものであります。  20款.市債は、庁舎整備事業財源として960万円を増額するものであり、1項1目.総務債合併特例債に係るもので、660万円を減額するとともに、9目.災害復旧債は1,620万円を増額補正するものであります。  12ページ、歳出は、2款.総務費、1項11目.庁舎建設費で、予算の増減はなく、財源とする地方債基金繰入金をそれぞれ960万円の財源組み替えを行うものでございます。  以上で一般会計補正予算説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 6 議長本多秀樹君)  説明が終わりましたので、第1号議案 平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)について質疑を行います。 7 9番(松坂昌應君)  今回の臨時議会に提出されたこの補正予算案ですけれども、市庁舎建設について、昨年2回にわたって入札を実施しようとされたけれども、1回目は成立せず、2回目にやっと入札はあったけれども、不落に終わったというのを受けて、庁舎建設費、昨年6月に我々議会でも承認をいたしました39億4,200万円のこの額を、今回3億3,000万円足して42億7,200万円で新庁舎建設を進めていきますよという提案だと受けとめております。  それで、3億3,000万円をふやす理由ですね、これを教えてほしいんですけれども、要は、昨年この予算業者が応じてくれるだろうと思ったところに届かなかったと。だから、もう少し予算を増額して、金額を上げないと業者が応じてくれないという判断で3億3,000万円を追加するのだと思うんですけれども、そのように至った経緯を教えてください。  また、昨年の入札状況ですね、実際にどのような状況で不落に終わったのかということを教えてください。  それから、一応これは、歳入質問してもよかですね。今回増額する3億3,000万円について、これは30年度で同額するということで、今年度は動かないわけですけれども、30年度で3億3,000万円増額した場合、その財源措置として、これまでどおり合併特例債だとか災害復旧債とか、そういったものの適用は、同じような比率というかな、同じような割合で受けることができるのかどうか。それがなければ、全額、島原市の自己負担になると思うんですけれども、その辺のことを教えてください。よろしくお願いします。 8 総務部長金子忠教君)  まず、今、御質問いただきました今回に至った経緯と、それから入札状況について説明を申し上げます。  今、議員おっしゃったとおり、これまでに制限つき一般競争入札告示を2回行ってまいりました。1回目につきましては建築主体工事ですけれども、応募規定の3者に満たずに入札中止要件に該当したため、入札中止したところでございます。2回目につきましては、入札参加資格要件を見直すとともに、入札参加資格者が3者未満でも入札を執行するという内容で再度告示を行いまして、12月6日に入札を執行したところですけれども、不落に終わったところでございます。  2回目が入札不落になった理由でございますけれども、ここ最近におきましては、東日本大震災熊本地震九州北部豪雨からの復興事業に加えまして、東京オリンピック関連工事増加及びこれらに伴います資材人件費高騰に加えまして、建設現場増加等によりまして、配置すべき専任の技術者不足等要因ではないかと推測をしております。中でも、特に資材費高騰は目を見張るものがありまして、今回の入札不落の最大要因ではないかというふうに思っているところでございます。このことにつきましては、新聞報道にもありますように、全国的にも庁舎を初め各種公共工事入札不調の事例が相次いで発生している状況のようでございます。  このように、資材等の急激な高騰等を背景に入札が不調、不落に終わったことを受けまして、現在の品質を確保した上で仕様を一部見直すなどの設計変更を行うとともに、再度積算をし直したところ、予算不足が生じたことから、今回必要な予算を確保するために予算の追加をお願いしたところでございます。  それから、財源お話がありましたけれども、財源につきましては今回の補正予算計上しておりますけれども、これまでと同様、起債を使えるということで今回充当しているところでございます。 9 9番(松坂昌應君)  昨年、1回目は、本体工事応募者が3者未満ということで中止になったと。一方で、衛生設備空調設備電気設備3つ附帯工事については、もう既に入札が終わっているということで、私たちの手元にもその結果表が届いておりますけれども、この附帯工事3つについては、当然ながら本体が確定しなければ工事が発生しないと思うんですね。既にもう島原業者さんも参加して、この3つ附帯工事が確定しとるわけですけれども、この人たちが仕事ができるように、どうしても本体工事落札させんといかんと思っておるわけですけれども、この3つ附帯工事入札状況ですね、これについての落札率といいますか、落札額について教えていただきたいと思います。  あと、先ほどの起債状況ですけれども、かなり有利な起債だということは確認しておりますけれども、最終的にこの42億7,200万円に上る予算のうち、いわゆる実質的な島原市の単独負担というのかな、交付税等で充当されますよね。そういう意味で、島原市の単独負担は最終的にいかほどになるのかお願いします。 10 総務部長金子忠教君)  まず、財源の話は私から答弁させていただきます。  庁舎本体につきましては、今回の補正計上させていただいておりますけれども、一般単独災害復旧事業債を充当したいというふうに考えておりまして、これは充当率が100%、交付税算入率が84%でございますので、市の実質的な負担は差し引き16%になるものと思っております。 11 契約管財課長中村洋司君)  電気設備空調設備衛生設備落札額落札率でございますけれども、まず、電気設備のほうの落札額が、契約額が……(「率だけ」と呼ぶ者あり)ああ、率だけ。失礼しました。落札率でございますけれども、電気設備が90.4%、空調設備のほうが90.0%、それと衛生設備のほうが90.3%となっております。 12 9番(松坂昌應君)  前回された1回目の入札、2回目の入札要項変更になっていますよね。1回目は1,400点以上の業者、それを100点下げて2回目は公募したというような話ですけれども、今回の場合、そういう意味でいうと、広く公募をかけて多くの業者に参加していただきたいという意味でいえば、その辺の要項についてどのような方針で臨もうと思われているか教えていただきたいと思います。  それから、今お聞きした話でいうと、附帯工事である衛生空調電気ですね、合わせて9億円を超える金額で既にもう落札をしていると。ところが、その工事落札率はいずれも90%に近い数字。つまり、入札というのは最低制限価格予定価格の間で落札するわけですけれども、限りなくこの最低制限価格に近いところで落札をしていると。90%というのがよく言われていますけど、予定価格の約90%で最低制限価格を設定するというお話ですから、そういう意味でいうと、今回の附帯工事3つがいずれも90%をちょっと超えるぐらいの、本当ぎりぎりの最低制限価格で推移しているというところを見ると、先ほどの部長説明資材高騰だの、いろんな理由はあるかと思いますけれども、現実に附帯工事に関して応札した3つ共同体ですか、事業者は、予定価格をはるかに下回る90%の価格であっても応じようとしたということでありますから、先ほどの部長説明による一連のいろんな理由ですね、資材高騰したんじゃないだろうかとか、人材が確保できんのじゃないだろうかっていう理由には当たらないのではないでしょうか。簡単に言えば、その1,300点という高いハードルをつけたがために、その高いハードルをつけた業者というのは全てゼネコンと言われるところですけれども、つまり、ゼネコンに足元を見られているんではないか。そういう需要があるんやったらば、予定価格を超える金額でも何とかやってくれるだろう、もう少し予算をつけてくれるだろうと。つまり、もう競争が成立していない。大手ゼネコンの思うがままになっているのではないでしょうか。今、その附帯工事は90%で推移しているのに、何で本体工事は100%を超える額しか向こうが出してこなかったのか、そこが私には理解ができないんですよ。そこの説明ができるならばお願いしたいと思います。 13 総務部長金子忠教君)  まず、参加資格につきましては、この予算を議決いただいた後に指名選定委員会等に諮って決めたいというふうに考えておりまして、現時点では白紙の状態でございます。  それから、業者の思いの話があったんですけれども、これは制限つき一般競争入札でございますので、指名競争入札ではございませんので、参加した業者が自分のほうから手を挙げて参加する制度でございますので、なぜ予定価格を上回ったのか、そういうふうなところは業者が判断するところでございますので、こちらのほうからは差し控えたいというふうに考えております。 14 18番(島田一徳君)  私もこれちょっとよくわからんとですけど、この予算総額というのは変えないということなんだけれども、歳入ゼロ、歳出ゼロでいくわけでしょう。それで、この……(「来年だから」と呼ぶ者あり)よかっさ。だから、平成29年度から平成31年度の3カ年の継続事業整備を行うと。新庁舎整備事業に3億3,000万円を追加して、これでいくと総額を39億何がしから42億何がしに変更するわけでしょう。そうすると、この庁舎建設費──ああ、そうか、予算はほかのとで調整をすれば、これはゼロになるという意味なのかね。そこのところ、よくわからんとさな。  この庁舎建設についての債務負担行為というのはどがんなっとね。3カ年でやるわけでしょう。当然、債務負担行為というのが発生してくるんだろうというふうに思うんだけど、そこのところとの関係というのはどうなるのか、もうちょっとわかりやすく説明してくれませんか。 15 総務部長金子忠教君)  予算につきましては、地方自治法第215条の中に予算の項目がございます。予算とは7つに分かれておりまして、この中に、今、議員がおっしゃった債務負担行為も入っております。通常予算と言った場合には、歳入歳出予算だけをイメージするんですけれども、歳入歳出予算のほかに、今回お願いをしております継続費、それから債務負担行為繰越明許とかいろいろございますけれども、全部で7つに分かれております。  今回、継続費でやっておりますけれども、さっき議員がおっしゃった債務負担行為も、確かに似たような制度といいますか、それをもとにして、歳入歳出予算じゃなくて債務負担行為を設定することによって、それを根拠にして契約等をできるんですけれども、今回につきましては、この継続費を使って複数年度にわたって契約をしようとするものでございます。  継続費につきましては、地方自治法第212条に記載がありまして、この中で、予算で定めることによって、履行する年度複数年度に分かれるものについても、その総額年割額を設定することによって最終年度まで継続して使えるという制度になっております。今回は債務負担行為じゃなくて、この継続費を使って契約をするということでございます。 16 18番(島田一徳君)  そうすると、そこのところの調整というのは、今年度でいけば231億円でしょう。この中で調整をする──次の年度総額を決めといて、その年度内で調整をするというふうになるんですか。  例えば、これでいくと、継続費をいじくると、どっかの──歳入歳出が変わらないと、予算総額全体が変わらないとなると、継続費のところで庁舎建設部分がふえると、ほかのところが縮まるような気がするんだけど、そこのところどうなんですか。予算が、歳入歳出がゼロでしょう。29年、30年、31年て3カ年計画でやるじゃないですか。そうすると、何で今29年度中の臨時議会で、わざわざ臨時議会まで開いてやらないかんのか。あと何日もないわけでしょう。新年度で何でできないのかというのが、私、もう一つ疑問があっとさ。 17 副市長柴崎博文君)  議員さんの今のお話は、予算そのものは本来、基本的には会計年度独立の原則で単年度でやるべきだというお話をされているんだと思います。基本的にはそうなんですが、そのほかに、今、総務部長が言いましたように、継続費として、ことしから3年間でこの事業をやりましょうというのが継続費予算でございますので、少なくともことしから始まるわけですから、ことしの予算皆様方お願いをして議決しないと、継続費として活用できないということは御理解いただきたいと思います。 18 17番(中川忠則君)  2点ほどお尋ねしますけれども、1点は今の島田議員に関連して、今回は継続費計上されておりますけれども、多分この歳入がゼロ、歳出がゼロという予算提案の仕方は初めてと思います。債務負担行為で上げて、繰越明許費で繰り越すというような計上の仕方はできんやったかというとが1点。  もう一点は、本体工事変更になっていきますと、附帯工事がもう既に入札が終わっておりますが、この附帯工事も変わっていくとやなかろうかと思うとですが、本体だけ変更していいものかどうか、2点についてお尋ねします。 19 総務部長金子忠教君)  先ほどの島田議員の御質問の中で、私が少し説明が不足したかと思います。  まず、債務負担行為継続費の一番の大きな違いは、債務負担行為におきましては、当年度歳入歳出予算計上は不要でございます。ただし、継続費につきましては、3ページにございますとおり、それぞれの、当年度も含めて歳入歳出予算計上が必要となってまいります。  次に、今、中川議員のほうから御質問があった件ですけれども、契約そのもの債務負担行為でも可能かと思いますけれども、今回は3年で実施するものですから、当年度を含めまして歳入歳出予算計上することとなる継続費を使ったところでございます。  附帯工事につきましては、電気空調衛生とございますけれども、電気空調衛生それぞれに落札をしております。  ただ、電気空調につきましては、法律で規定しております1億5,000万円以上になりますものですから、こちらにつきましても本契約にしていただくために、契約議案として議会に提出する必要がございます。この手続は必要でございますけれども、現時点では大きな影響はないところでございます。 20 17番(中川忠則君)  私は入札の方法は詳しくはわかりませんが、本来、請負というのは、附帯工事まで入れて請負工事ですね。ただ、地元の業者人たち工事をしてもらおうということで、こういう感じでしよるわけですが、それはよいことと思いますが、入札の仕方としては、本体附帯工事一緒にすべきじゃなかったかと思うとですけど。その点が1つ。  そして、継続費に上げなければならないというような解釈になっておるのかどうか。私も島田議員一緒で、継続費だけやったら予算全体は歳入ゼロ、歳出ゼロですから、臨時議会まで開く必要はなかと思うとですね。もう3月議会の始まるとやっけん。  そいけん、もう一遍確認しますけど、絶対継続費で上げんぎつまらんやったかという、その2点お願いします。 21 総務部長金子忠教君)  まず、なぜ一本で入札をしなかったかということと私は理解しました。それで答弁させていただきます。  今回、本体工事、それから電気空調衛生4つ工種入札させていただきました。この理由につきましては、できるだけ多くの市内の業者の皆さんに参加していただく機会をふやそうということで、4つ工種に分けたところでございます。  それから、継続費にした理由でございますけれども、継続費にした場合は、その総額につきまして、例えば今回29年度から31年度までの3カ年度継続費を設定しておりますけれども、通常、29年度で使い切れなかった場合、単年度でいきますと不用額で残るわけですけれども、継続費を設定しますと、不用額ではなくて最終年度までに順次繰り越して使用ができるというところが一番の、最大のメリットといいますか──というところがございます。今回、3年度事業でございますので、そういうところも活用できるんじゃないかということで、継続費を使わせていただきました。 22 17番(中川忠則君)  そしたら、ずばり一言聞きますが、この3億3,000万円の増になる原因は、これは松坂議員と重複しますが、答弁が余りよくわかりませんでしたので、何が原因ですか。計算間違いなんですか、物価が上がったとなれば、何割鉄骨が上がったとか、見込み違いなのかどうか。建てる前からこういう結果が出ておるわけですから、もう少し議会にも市民の皆さんにもわかるようにしなければ、あくまで税金を使うわけですから、もう少し原因をはっきりここで説明してもらいたいと思います。 23 総務部長金子忠教君)  先ほどの答弁と重複してしまうんでございますけれども、いろいろな経緯といいますか、背景で、今回ちょっと入札が不落になったんですけれども、その中でやっぱり一番大きな原因は、先ほど申しましたとおり、資材等の急激な高騰などが背景にあるんじゃないかというふうに考えております。  このようなことから、工事の均質を確保した上で、仕様を一部見直すなどの変更を行いまして積算をし直したところ、予算に不足が生じたということで、今回、必要な予算を確保するために追加をお願いしたところでございます。 24 議長本多秀樹君)  質疑を終結いたします。  これより議案の委員会付託を行います。  お諮りいたします。第1号議案については、17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 議長本多秀樹君)  御異議なしと認めます。よって、本件については17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、議長及び議会選出の監査委員を除くお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 議長本多秀樹君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました17人の議員予算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  それでは、直ちに予算審査特別委員会を開き、審査をお願いいたします。  その間、しばらく休憩いたします。                              午前10時32分休憩                              午後4時50分再開 27 議長本多秀樹君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、時間を延長いたします。  議事の都合により、しばらく休憩いたします。                              午後4時51分休憩                              午後5時30分再開 28 議長本多秀樹君)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     第1号議案議題とし、予算審査特別委員長の審査報告を求めます。  予算審査特別委員長。 29 予算審査特別委員長(馬渡光春君)(登壇)  どうも長らくお待たせいたしました。予算審査特別委員長報告をいたします。  本日の本会議において、予算審査特別委員会に付託されました第1号議案 平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)について、本委員会を開き審査いたしましたので、その概要について御報告をいたします。  平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出総額変更せず、款項の区分及びその金額等歳入歳出予算補正のとおりとするもので、継続費補正は新庁舎整備事業に3億3,000万円を追加し、総額を42億7,200万円とするとともに、平成30年度に同額を追加するもの、また、新庁舎建設事業に係る地方債補正をするものであります。  主な質疑と答弁は、入札参加資格について募集はどのようにしているのかとの質疑には、指名選定委員会で協議した。考え方としては、工事の品質の確保と多くの入札参加があることを設定したとの答弁。  買い手市場だと思うが、次の入札は大丈夫なのかとの質疑には、今回の補正予算を議決していただければ執行できると考えているとの答弁。  オリンピックや熊本地震等による増額と思うが、その経緯はどうなのかとの質疑には、昨年6月の補正予算計上したが、結果として夏以降から値上がりがあった。積算等を含め見込みが甘かったのも否めないとの答弁。  継続費のうち、平成29年度分の執行状況はどうかとの質疑には、支払いは発生していないが、契約はしているので、予算執行はしているとの答弁。  設計業者への支払い等はどうなっているのかとの質疑には、基本設計委託料は支払い済みで、実施設計委託料は支払いの手続中であるとの答弁。  基礎工事でも変更があったが、理事者の資料提供が原因だったのか、それとも業者の責任だったのかとの質疑には、平成24年に事前の地質調査を行い業者に情報提供したが、再度調査が必要となり、くいの工法変更熊本地震の対策も加味した内容で、昨年6月議会補正予算提案し議決していただいたとの答弁。  オリンピックや熊本地震などによる資材高騰と言うが、継続費計上した6月議会では既に織り込んでいなければいけなかったのではないか、設計業者や理事者の読み不足ではないか。今回の補正予算落札の可能性はあるのかとの質疑には、執行可能と考えているとの答弁。  予算内でおさめる前提でしなければいけない。川床デッキなど過剰設計ではないのか。マッチ箱のような立方体の建物でよいと思う。また、施工後も追加予算補正が出ると思う。結果としておさまっていない。責任は誰にあるのかとの質疑には、今回の予算の責任の所在というより、物価上昇による補正と理解してもらいたいとの答弁。  設計の瑕疵担保期間は何年か、また、瑕疵は市が了解すればよいのかとの質疑には、業務委託の場合は業務完了時点で審査するので、一般的に瑕疵は認めていないとの答弁。  設計図書は契約書の参考書としてあるはずである。見せるべきではないのかとの質疑には、入札後に落札業者と仮契約を行い、仮契約の議案を上程するときにお示ししたいとの答弁。  指名選定委員会で条件の緩和等を協議してはどうかとの質疑には、今までも研究し論議してきたが、次回に向けても十分協議したいとの答弁。  物価本等で積算するということだが、落札しないときは市場調査をして積算するのかとの質疑には、基本的にはこれまでのように決められた要件で行うとの答弁。  2回も入札が不調となったが、予算が成立して3回目の入札で結果が出なければ責任はどうするのかとの質疑には、落札できるよう善処するとの答弁がなされております。  討論では、予算が足りなければ、それに見合う設計変更をするべきと考える。過剰設計と思うので、反対である。  国等に要望し、やっと一般単独復旧事業債を申請している。早急に進めないと、今後、補助率もどうなるかわからない。まず、進めるべきだと思うので、賛成である。  入札が成立せず、3億3,000万円を追加補正するものだが、支出内容を検証する資料が示されていないので、反対である。  今後、施工監理等にも多くの支払いが発生するが、設計業者や理事者にも今後、最大限の経費節減をするという要望をして賛成する。  指名選定委員会で条件等の緩和を要望して賛成であるとの討論がなされております。  挙手採決の結果、第1号議案は原案を相当と認め、可決することに決定いたしました。  以上で予算審査特別委員会の報告を終わります。 30 議長本多秀樹君)  これより予算審査特別委員長報告に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 議長本多秀樹君)  質疑を終結いたします。  これより第1号議案 平成29年度島原一般会計補正予算(第6号)について討論を行います。 32 18番(島田一徳君)  私は反対の立場で討論をいたしたいと思います。  本案件は、庁舎建設の2度の入札不成立に伴い、3億3,000万円を追加補正しようとするものであります。  その主な理由に鋼材の高騰を挙げておられます。しかし、公金3億3,000万円の支出内容を我々が検証する資料は示されておりません。こうした処理の仕方は、悪しき慣例になりかねません。  よって、本案件の承認には反対をいたします。 33 12番(永尾邦忠君)  賛成の討論をさせていただきます。  熊本地震が発生して眉山が崩れまして、そのときに加藤代議士に非常にお世話になりまして、国の予算を眉山の治山に充てていただきました。そして、秋野参議院議員は国会で質問していただきまして、そのときに熊本地震の影響を及ぼす範囲は熊本県だけではないという答弁もいただいているところであります。  そして、10月28日、衆議院の解散の日、朝早くでしたけれども、市長議長、それから私と加藤代議士と秋野参議院議員一緒に、総務省の財政局長のところにお話に行って、この一般単独災害復旧事業債が大きく前進をしたというふうに思っております。四十数億円の建物を国が84%持つというお話でしたので、市の手出しとしては16%で済むと。何がいいかというと、合併特例債に手をつけずに、それを市民のために使えるという、これが一番大きな部分を占めるんではないかというふうに思いますので、早急にこの予算を通していただいて、必ず落札を推進していただいて、そして、この事業債に取り組めるようにしていただくことを要望しながら賛成したいと思います。 34 8番(本田みえ君)  反対の立場で討論をさせていただきます。  東京オリンピックが2年半後に控えて、資材高騰技術者の人材不足などから予算が膨らみ、3億3,000万円の増額ということで補正予算を上げてこられました。  しかし、東京オリンピックは2年半後という時間に制限があります。この今の建設ラッシュの時期に、こういった建物を無理してするのではなく、収束後、資材価格が下がると思われますので、この2年後を目標にやってもいいのではないかというふうに思います。  災害復旧債は時間制限はありません。次の年度であってもできるというふうに思いますので、それも一案ではないかということで反対をしたいと思います。 35 2番(林田 勉君)  賛成の立場で討論いたします。  本庁舎建設は、基本設計から概算見積もりをされて、そして本設計、本見積もりをされて、かなり時間がたちながらですね、そういう時系列も当然あります。  そして、先ほども言われましたけど、東京オリンピックですね、それと現在の景気で、大手がなかなか地方のそういう公共施設まで手が回らないという状況の中で、実際、今かかる積算というか、今かかる工事費を調査した中で、現在の追加予算になっているような状況を考えたときに、庁舎が今現在ない中で、防災機能の庁舎と、そしてまた市民の行政の中心となる庁舎を一刻も早くつくっていただくという意味では、実勢価格が反映された今回の追加予算は当然認めるべきでありますし、また逆に、入札の要件緩和によって工事の質を落とすことなく早期に着工されることを望んで、賛成の立場の討論といたします。 36 9番(松坂昌應君)  同僚の本田みえ議員が言うように、慌ててやるのもどうかなと思うこともあります。私は一応、賛成の立場で討論します。今回不落になれば、先はゆっくりやってもいいのかなと思っております。  この本会議の最初でも質問いたしましたけれども、報告にあった、今回の委員会でも盛んに理事者のほうは、価格高騰、物価の高騰をおっしゃいました。ところが、それは本当なんですかと。それは結局、そんなふうに推定している、思っているということであって、本当に物価高騰が反映しているのかと。結果を言えば、市が用意した予定価格に応じた業者価格が届かなかった、はるかに超過をしておったということから、その業者の言い分をそのまま聞けば、ああ、物価が高騰しているからそういう話だということになっておるようですけれども、11月15日、1回目の入札、このときには応募者が少なかったために中止になりましたけれども、同時に行われた3つ附帯工事はそのときに実現しているわけですね。あの予定価格で、総額10億円ほどの、衛生空調電気、この3つ附帯工事については、それぞれが約90%で落札をしておる。だから、当然その段階で当局のほうが、この附帯工事は順調に落札が成立したものですから、まさか本体工事予定価格が現状とかけ離れているとは想定していなかったんでしょう、あなた方は。だからこそ、12月6日の再入札においては、1回目の入札のときの条件のままで入札をしておる。当然そこでは、附帯工事と同じように90%ぐらいでいくかもしれんという予測もあるかもしれませんけど、応募者が少なかったせいかどうか知りませんけど、予定価格をはるかに超過するような状態で不落に終わったということではないですか。  私は何度も言っておりますけれども、委員会でも、委員長報告でもきちんと報告できなかったんでしょうけれども、入札の条件に1,300点とか1,400点とかっていう点数を条件づける必要があるんですかということでいえば、委員会の答弁の中では、それは必ずしも絶対条件ではないと。品質等を保つために1,300点とかっていう数字を入れているというふうな話でしたけれども、私は地元の信頼できる業者ならば1,000点クラスでも十分対応できるんではないかと考えております。それで、指名選定委員会においては、そのハードルをうんと下げて、1,000点クラスでも大丈夫ですよという条件でやってほしいと、それを要望したいと思っております。(「討論ぞ」と呼ぶ者あり)討論ですよ。  そのことで、現実に申し上げますけれども、第一小学校、第三小学校、このときの工事……(発言する者あり) 37 議長本多秀樹君)  松坂議員、簡潔にお願いします。 38 9番(松坂昌應君)続  そのときは5億円とか6億円とかの事業でありましたけれども、このときの点数は、2者、JVですけれども、主体になるところは680点で年商1億円以上が条件でした。組む相手は630点で5,000万円以上が条件でした。それで、その年商をはるかにオーバーする年商1億円としたときに、5倍、6倍の事業を当時実際やったわけです。だから、そういう意味では地元の業者で十分できるんです。  あと1点、例を示すけれども、委員会でも出ておりましたけれども、対馬市において20億円規模の博物館が今動いております。これはやはり1,000点クラスの業者でやっておるんです。地元でできるんです。  だから、私、午前中の質問でも確認しましたけれども、地元業者を集めて入札をすれば、十分予定価格の範囲内で、さらに言えば、最低制限価格に近いところで入札は成立するんではないかと期待をしております。  そういう意味でいうと、まさに入札の条件のつけ方次第で十分やっていけるんです。地元に仕事をさせるという意味で、そういう意味で今回3億3,000万円をプラスすれば、当然その分予定価格が上に上がり、その分最低制限価格も上に上がるということになるかもしれません。でもそれで、とにかく競争が成立して、最低制限価格のほうにもしいけば、今回上げた3億3,000万円は恐らく先ほどの一連の感じでいえば約1割の範囲になると思いますから、そうすれば、今回たまたま予算は通過させましたけど……(発言する者あり) 39 議長本多秀樹君)  松坂議員…… 40 9番(松坂昌應君)続  この3億3,000万円は戻ってくる可能性もあると、そういう意味で。しかも、その仕事を地元がやると。ゼネコンを入れると、その6割は全部向こうに持っていかれるんですよ。そういう意味でいえば、地元でやっていいじゃないですか。それを強く訴えて、今度の要項においてはゼネコンを指定するような条件づけではなく、いいですか、1,000点ぐらいの規模で募集をかけると。2者でいいですよ、そうすればできるんです。そうしないと、危ないんですよ。 41 議長本多秀樹君)  松坂議員、もう2回目ですよ。簡潔にお願いします。 42 9番(松坂昌應君)続  それからあと1点、私の要望としては、この際、予定価格はオープンでの入札でもいいんではないかと。もちろん最低制限価格はランダム係数を掛けますけれども、そういうことでやって十分いいのではないか。  それからあと1点、これ、今回…… 43 議長本多秀樹君)  松坂議員、討論ですので。 44 9番(松坂昌應君)続  討論ですよ。 45 議長本多秀樹君)  要望はやめてください。討論ですから。 46 9番(松坂昌應君)続  じゃ、つけません。いいですか。(発言する者あり)  12月の議会でこの事態はもう見えていたわけです。いいですか、あのときには入札の報告ができなかった状態でしょう。そういう状態で、これから先、今の情勢を考えたら3億3,000万円を上乗せしないと仕事が進まんだろうというのは予測がついたわけだ。確かにそれ、84%の補填はあってでも、16%は自己負担なんだ。それを考えたときに、あの12月議会のさなかにあなた方は何をやったかといえば、職員の給料を上げる、自分たちのボーナスを上げる、そんなことを出してきておる。 47 議長本多秀樹君)  松坂議員…… 48 9番(松坂昌應君)続  本当だったら、そういったことを抑えて、今回のこの出費に備えるということを考えなきゃいけなかったんだ。  ということで、先ほど申し上げましたように、あくまで地元主体でJVを組んでもらうというような条件を、これからこの通過後、指名選定委員会で条件を検討するんでしょう。そこで、そういう条件をつくって競争が成立するような入札お願いして、賛成いたします。 49 議長本多秀樹君)  討論を終結し、採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  御異議がありますので、起立により採決いたします。  第1号議案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 50 議長本多秀樹君)  起立多数であります。よって、第1号議案は原案が可決されました。  以上で今期臨時会に付議されました案件は全て議了いたしましたので、会議を閉じ、1月臨時会を閉会いたします。                              午後5時51分閉会  上記会議録を調製し署名する。              島原議会議長  本 多 秀 樹
                 島原議会議員  松 坂 昌 應              島原議会議員  松 井 大 助 Copyright © Shimabara City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...