長崎市議会 2021-06-15
2021-06-15 長崎市:令和3年建設水道委員会 本文
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◯永尾春文委員長 出席委員は半数以上であります。
ただいまから
建設水道委員会を開会いたします。
〔審査日程及び審査の方法について協議を行った。
その結果は次のとおりであった。
1 審査日程については、審査日程(案)のとお
りに決定した。
2
新型コロナウイルス感染症防止策として、会
議時間を短縮し3密を避けるため、定例的な所
管事項調査については資料配付のみとすること
に決定した。
3 6月16日午後1時から「長崎駅周辺整備の現
況について」現地調査を行うことに決定し
た。〕
〔
建設水道委員会担当の総務課及び
財政課職員が
自己紹介を行った。〕
2
◯永尾春文委員長 それでは、これより議案審査に入ります。
まず、第67号議案「令和3年度長崎市
水道事業会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
3
◯野瀬上下水道局長 説明に入ります前に、本日出席しております
上下水道局の課長級以上の職員のご紹介を申し上げたいと思います。
〔職員紹介〕
4
◯野瀬上下水道局長 引き続き、議案を説明させていただきます。第67号議案「令和3年度長崎市
水道事業会計補正予算(第1号)」について、ご説明申し上げます。
今回の議案は、収入のみの補正に関するものでございまして、国の内示増に伴う補助金その他について予算の補正をしようとするものでございます。
議案書の1ページをお願いいたします。第2条でございますが、中ほどの表の収入の
補正予定額の欄に記載のとおり、第1
款資本的収入第2項出資金を1,230万円、第4項補助金を1億108万3,000円それぞれ増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、
資本的収入の総額を10億912万3,000円にしようとするもので、この収入の補正に伴いまして、
資本的収支の不足額に対する補填財源につきましても、第2条本文記載のとおり改めようとするものでございます。
なお、議案書の3ページから11ページにかけましては、予算に関する説明書として、
補正予算実施計画、
予定損益計算書、
予定貸借対照表、
予定キャッシュ・
フロー計算書などを掲載しておりますので、ご参照ください。
私の説明は以上でございますが、詳細につきましては、担当部長から説明させていただきます。
5
◯中村事業部長 委員会資料に基づき、ご説明させていただきます。
まず、資料の1ページをお開きください。1.概要でございますが、
配水施設整備事業のうち水道管路の
耐震化事業について、
国庫補助金である
生活基盤施設耐震化等交付金の内示増があったことに伴い、財源の補正をしようとするものでございます。
恐れ入りますが、3ページをお開きください。4.
生活基盤施設耐震化等交付金の内示状況についてご説明いたします。
生活基盤施設耐震化等交付金については、国が防災・減災、
国土強靱化の加速化を図ってきていることから、令和2年度第3次補正予算及び令和3年度当初予算においても、増額されているところでございます。なお、内示率の推移につきましては、中央のグラフに示しておりますとおり、平成27年度から平成29年度までの内示率は、おおむね70%程度となっておりましたが、議会の要望活動によるご協力もあり、平成30年度及び令和元年度は100%、令和2年度は102%、令和3年度においては141.5%となっております。また、
ページ下段には、要望額と内示額の推移を掲載しておりますので、ご参照ください。
恐れ入りますが、1ページにお戻りください。補正の内容についてご説明いたします。まず、アの
国庫補助事業と単独事業の見直しですが、国の
補助内示増に伴い、表の一番下2)─1)に記載しておりますとおり、
国庫補助事業を3億324万7,000円増額し、単独事業を同額の3億324万7,000円減額しようとするものでございます。次に、イの財源の見直しですが、補助事業の増に伴い、
国庫補助金が1億108万3,000円の増、見合いの出資金が国の繰出基準に基づき1,230万円の増となることで、自己資金が1億1,338万3,000円の減となっております。次に、ウとして、
国庫補助事業の財源の内訳を記載しておりますので、ご参照ください。
2ページをお開きください。2.補正額ですが、先ほどご説明した財源の見直しに伴い、
資本的収入第2項出資金第1目他
会計出資金を1,230万円、
資本的収入第4項補助金第1目
国庫補助金を1億108万3,000円それぞれ増額しようとするものでございます。次に、3として、財源内訳を掲載しておりますので、ご参照ください。
4ページをお開きください。補正予算第1号の総括表を添付しておりますので、ご参照ください。
説明は以上でございます。
6
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
7
◯中西敦信委員 国の補助金というか交付金が増えて、管路の耐震化が進むというのはいいんですけれども、実際、耐震化って結構進んでいるかとは思うんですけれども、今回この補正を組むことで、今年度の予定が、
耐震化率が上がるのかなと思うんですけれども、どれぐらいになるのか。耐震化の状況について、お示ししていただければと思います。
8
◯辻川水道建設課長 今の中西委員のご質問で、今回補正で計上させていただく分で工事をするに当たって、それで
耐震化率がどのように変わるのか、増えていくのかというようなご質問だと思うんですが、今回の補正に関しましては、その
交付金対象となる大きな管径の部分が対象になっております。そういう中で、財政的なものも含めまして、全体の収支の中では総額、一応年次割で20億円ということでやっていますので、その中で大きい管径は延長が延びますけれども、それ以外の支線管路の小さいほうの管径が、それに伴って少なくなるという部分で、
耐震化率は数字的に出していないんですが、ほぼ変わらないような状況ではないかと思っております。申し訳ございません。一部試算したところでは、今回の補正では耐震化としましては、56.1%となります。
以上でございます。
9
◯中西敦信委員 事業のところに、
委員会資料の1ページにあるように、20億円の中の財源の内訳がこの
国庫補助金が増えて、それで一般会計からの出資金が増えて、自己資金はその分1億1,300万円減るので、事業の進捗としては年度予定と変わらないのかなと思うんですけれども、
これだけ国のほうで、この防災・減災の取組で水道管の耐震化も進めてほしいということで、要望額以上の内示が出ていると思うので、
上下水道局のほうで今組まれている、20億円ずつ何か年でやっていくというのを、やはり前倒ししていかないと、あまり意味がないのかなと思うんですけれども、それはこういう国からの財源等増えているということで、
計画そのものも総額も増やしていく必要があるんじゃないかなと思うんですけど、その辺りはいかがでしょうか。
10
◯野瀬上下水道局長 今ご指摘のとおり、
基幹管路、特に基幹の部分が漏水しますと、水道だけではなく交通状況、市民生活に非常に大きな影響があるということで、
基幹管路の更新を今、
最大限努力をしているところでございます。今回の補正で、2.1キロメートル
基幹管路の更新が促進されるということになりますので、55.9%が先ほど
水道建設課長が申し上げたように56.1%ということで、0.2%でございますが更新されるということでございます。今後とも
基幹管路の更新については、できる限り努力してまいりたいと考えております。
以上でございます。
11
◯中西敦信委員 20億円は変わらないけれども、国からの
国庫補助金等増えることで0.2%進むというのは、それは当初の
予定どおりで、あくまでその財源の内訳が変わっただけということじゃないんですか。要は、この20億円かけて耐震化を進めるという、そういう
総額そのものをやはり変えていかないと、より前に進んでいかないのかなと思うんですけれども。そういう20億円というのは、3年か4年か分からないですけれども、それそのものもやはり言われること、今、水道管破裂して、特に国道なんかだと大変な状況になるということが二、三年に1回ぐらいあっているわけですから、あと、そういう幹線道路だけじゃなくて枝管のところもやはりもっと急いで進めていく必要があると思うんですけれども、年次年次やっていくと思うんですけれども、その
辺り耐震化の
見通しそのものも見直していかなきゃいけないというのは、持たれないんでしょうか。
12
◯野瀬上下水道局長 管路の更新については、私どもも、もう今年が水道創設130周年ということで、非常に歴史があると。その分、非常に管路としては老朽化している部分もございます。これは今、第11次
配水施設整備事業ということで、5か年の計画で来年度まで毎年20億円、5か年で100億円ということで、ずっと年次を重ねるごとに計画を増強して取り組んでいるところでございます。
今現在は、今度第12次
配水施設整備事業に向けて、どういった
施設整備をしていくのかということも当然検討しますし、また同じ財源でも、こういう国庫を有利に活用するということ、また新しい技術の部分で高品質のポリ管、こういったものは施工費用も安くて耐久性もあると。そういったものを採用する、あるいは人口が減少している地区等については、従来の管路の口径よりもダウンサイジングすることで少ない予算で管路の更新ができると。こういった新しい技術、ダウンサイジング、こういったものを若い職員で
プロジェクトチームをつくりながら未来に向けてどうやって、料金が減っていく中で適正に維持していくかということに、今懸命に取り組んでいるところでございますので、財源の確保それから予算をどれだけ投入するか、新しい技術それから時代の推移に合った対応、こういったものを
上下水道局一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
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◯毎熊政直委員 この3か年緊急対策で今年、内示率が141.5%まで上がりました、よかったですの話じゃないでしょう。やはり水道局としては、これだけもう老朽化した水道管、そしてまた構造物の耐震強化を含めて、これずっと今から先もずっとこれ進めていかなきゃならない事業なんでしょう。そうしたら今、内示率が上がったからよかったですよというだけの説明じゃなくて、水道局としては10年スパンでこういうふうにして、ずっと更新していきたいと考えていますという、そういう素案を示して、こういう予算を。それを今後、内示率が上がったことにより、これが何%早く進みますとかね。あとまた次、5か年計画もあるでしょう。だからそこら辺のプランを持った説明をせんと、結果だけ内示率が上がりましたからねと、よかったですねと。
水道事業というのは、それで終わりじゃないでしょう。こういう補正の予算を示すときは、そこら辺をきちんと説明をしてもらいたい。そこを私も聞きたいんですよ。どういう考えで長崎の水道を守っていこうとしているのか。そこを教えてください。
14
◯野瀬上下水道局長 今、毎熊委員ご指摘のとおり、
上下水道事業は市民の皆様から使用料をいただいて、これを長期に維持をするということで、
ライフラインとして安全でおいしい水を提供をするという使命に向かって施設をしっかり更新していくというのが、我々の使命であると理解しております。そういった中で、少し長期的な視点の前提の説明が不足したことについては、誠に申し訳ないと思います。先ほども少しご説明申し上げましたが、ここの
施設整備についてはしっかり更新をしていくということで、長期的な目標を立てて更新をしております。現在は、長期的にはまず
基幹管路をしっかり耐震化を上げると、更新を進めていくということで、
基幹管路の更新を今の第11次
配水施設整備事業においては重点的に進めているところでございます。その効果も若干ありまして、ここ3年間は
基幹管路の事故率というのは、前の5年間と比べると、やや低減をしている状況でございます。やはり管路を更新することによって、事故率が少し下がるということでございますので、ここについては、
基幹管路の更新というのをしっかり進めていく必要があると。それについて努力をしていきたいと思っております。
また、今度第12次
配水施設整備事業の中で、ただそう言いながらも今度、漏水は各家庭につながっている部分の漏水というのが非常に多いというのも状況でございますので、このバランスをどう取っていくのかというのが、私どもとしても大きな課題として捉えておりますので、第12次
配水施設整備事業の資金の投下額、それから
基幹管路と各家庭の支管の整備、こういったものについて鋭意研究をして、一番どうやることで成果が上がるのかという観点から、今後とも取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
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◯梅原和喜委員 先ほど
上下水道局長から説明があっておりましたけれども、今回
耐震化事業という事業自体がどういった具体的な作業になるのか。例えば、先ほど何か新しい管の材質の話もされておりましたけれども、今回2.1キロメートルが更新されるということでしたけれども、長崎の
水道事業が、先ほどのご答弁ではもう130周年になりますよということで、相当古い管もあろうかと思います。特に長崎は海に面しておりまして、塩害で南部地区でも数件漏水事故が発生しておりまして、やはり市民の皆さんが見るたびに、漏水したら相当水があふれ出るじゃないですか。そもそも水が出るということは、お金がそれだけなくなっていくということですので、この
耐震化事業が今後、塩害対策も含めてされていくのか、その辺りを質問したいんですが、ご答弁をお願いいたします。
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◯辻川水道建設課長 梅原委員のご質問で、耐震化についての腐食対策的なことのご質問かと思っております。まず、その耐震化につきましては、今その
水道管自体の継ぎ手の構造によって耐震化がなされていることになっております。一般的に継ぎ手の形式から申しますと、
MS型継ぎ手とか
GX型継ぎ手とか、その継ぎ手のところが
くさび構造になっておりまして、地震とかが起こった場合に、地盤変動があった場合にも継ぎ手が抜けないような形の継ぎ手になっておりまして、そういう継ぎ手を使うことによって耐震管路ということで、管路全体が耐震化へなっていく分でございます。
また、その管の腐食に関しましては、近年外面の腐食に対する塗装関係が以前使われていたものより高度といいますか、腐食に対して有効に、強いものの塗装をされておりますし、さらに言えば、鋳鉄管であったら、外面に
ポリエチレンスリーブといって、
ポリエチレンのスリーブを外面に被覆することによって、外面の土壌とか地下水とかに直接接触をしないような形で腐食にも強いというような形のもので施工しておりますので、腐食に対してもそれで十分今後は耐え得るものと考えております。
以上でございます。
17
◯梅原和喜委員 先ほどの説明の中で、材質も変わっているということと、あとは継ぎ手の工法も新しくなりますということは、やはり先ほど
上下水道局長が言われましたように、事故率も大分減っていますということで、
ライフラインであるこの水道は
本当長崎市民にとっては命の水でございますので、事故率ができるだけもう年間ゼロとか数件しかないような、通常のメンテナンスも含めてしっかり事業を進めていただきたいと思います。
以上です。
18
◯山本信幸委員 確認だけ。まず
基幹管路のみの今度の補正で増えた分が、延長上では0.2%の増と考えていいわけですね。
19
◯春野事業管理課長 令和2年度末の
耐震化率が55.9%です。今回補正がついたことによって56.1%ですので、前年と比べて0.2%の増ということになります。
20
◯山本信幸委員 基幹管路だけの話ではなくて、全体の話ということで考えていいんですね。
21
◯春野事業管理課長 今の
耐震化率につきましては、
基幹管路の率となっております。
以上です。
22
◯山本信幸委員 だから、当初で20億円ついたときに、補助がついて400ミリメートル以上の
基幹管路自体が補助であるから、補助がついた分については400ミリメートル以上の
基幹管路について出すと。残りの分については20億円から引いて、400ミリメートル未満の分に予算を当初はつけていたと。今回補助がついて、
基幹管路を進めることができるようになったと。だから、そこの当初進めんばいかんこの
基幹管路の400ミリメートル以上について予算をつけて、とにかく当初考えていた
基幹管路を進めるという視点に立って、今回そこを進めたということでの理解でいいんですね。
23
◯中村事業部長 今、山本委員が言われましたように、我々例年の補助額を想定して
基幹管路、それからその他の支線の管路400ミリメートル以上、以下に分けて耐震化を図っていく。また、20億円の中で配分を決めていって、優先順位を決めていくというようなやり方を行っています。ですから、今年度は141.5%というふうに補助を充当していただいたもんですから、より
基幹管路の
耐震化率を図るような取組を行うと。過去の76%程度の充当がなかった場合には、これはもう全体額はそのままで、補助はその分で行って、その他の管路の部分を手厚くやっていくということでやっています。来年の先送りした分は、
早期発注分ですぐ対応していこうと考えております。
以上です。
24 ◯吉原 孝委員
水道事業については、もうこれまでの未
普及地域解消というよりも、むしろ今後は老朽管の施設更新という維持管理に力を入れていくということではないかなと思いますが。昨年、
国土強靱化計画の5か年計画を、全体いろんなほかの事業も含めて計画が出されて、それが一定承認されたと思うんですが、それによって2021年から2025年までの5か年の分が、水道のほうでも計画が出されていると思うんですが、これ
社会資本整備総合交付金を充ててするんですか。どうなんですか。今、違うんですか。やはり別の財源なんですか。それを。
25
◯春野事業管理課長 今回の国からの交付金につきましては、
耐震化交付金となっておりまして、
厚生労働省から出る交付金になっておりますので、
社会資本整備総合交付金とは違う交付金になっております。
以上です。
26 ◯吉原 孝委員 今回、
国土強靱化計画で先ほど申し上げたように、普及率を一定の5か年後にはこのくらいまではやりたいという、そういう計画を出されていたと思うんですが、今回141.5%内示率が高かったということがずっと続くかどうかは分かりませんよね。
先ほど説明があったように、もともと70%ぐらいでずっと推移してきたのが、今回特別にこうやって上がったということで。今、皆さんが考えておられる5か年の
国土強靱化計画の中で目標値を達成するに当たって、内示率が非常に大きな要素になってくると思うんです。この辺りについても、その見通しというか、現在のコロナ禍の中でなかなかこういう社会資本整備についての財源が取りにくい環境が出てくるんじゃないかなと思うんですが、その辺り何度も申し上げますけれども、
国土強靱化計画の中で予定されている整備の普及率に対しても、あとは実際にやるよと言えばそれまでですけど、なかなかやはり依存財源に頼っている長崎市としては、どうしても交付金を頼らざるを得ないという部分が多いと思うんですが、その辺りの考え方を教えていただきたい。
27
◯野瀬上下水道局長 水道事業につきましては、国土交通省ではなくて
厚生労働省が所管をしているということで、まずは国全体の枠を広げると。これについては、先ほど吉原委員ご指摘のとおり、
国土強靱化という考え方の中で、
厚生労働省の水道に関する予算というのも一定確保が図られつつあると。このことは今後とも、私ども地方からの声として要望を上げるということで、その確保、
厚生労働省の所管部局の後押しをしっかりすることで、また議会等からの陳情等もお願いをしながら、今後とも確保を図ってまいりたいと考えております。
また今度、枠ができた中で、各地方公共団体としての枠の確保にも努力をせんといかんと。このことについては、昨年度、
厚生労働省の水道課長に長崎に来ていただきまして、長崎県の水道協会に講演ということで来ていただきながら、私どもの状況というものも見ていただいて、管路の更新の必要性というものも説明させていただく機会もいただいたところでございます。こういったことも積み重ねながら、国の予算の確保、枠の拡大、それから長崎市としての事業の必要性、こういったことをしっかり説明することで予算を獲得してまいりたいと考えております。
以上でございます。
28
◯毎熊政直委員 先ほど梅原委員の質問で塩害とかいろんな土質に対するいろんな研究を行いながら布設のいろいろな研究を進めておりますと、そういうものを使っていきますという説明がなされたけど、去年、福田で送水管の1回もまだ本格供用していない水道管があっちもこっちもほげてしまって、もう使わないうちに取り替えなくてはならないという、ああいう経験があるんだから、ああいう経験を踏まえて、特に自分たちで例えば管の腐食しにくい管とか、そして塗布する薬剤とか、そういうものを一段と研究しながらやっていますよと、あれだけの投下しなくていいお金を投下せざるを得なかった結果が出ているんだから。こういう新しい管を布設するときには、ああいう経験を踏まえて、特に
上下水道局は入念にそこはやっていますと。私はそれぐらいの答弁があって当たり前と思ったんだけど、なんばいつもどおり、ちょっと研究していますよという程度の答弁やったから、そんなもんであれだけの経験がまた生きてこんとやなかと。すぐ、あなたたち忘れてしまうんじゃない。あとの人たちもああいうものを絶対やってはいけないという経験をずっと踏襲していかんば、長崎市の
上下水道局の技術は上がらないじゃないですか。そこら辺はきちんとやっておられるんですか。
29
◯野瀬上下水道局長 今、毎熊委員がおっしゃったとおり、私ども福田、大浜、小浦地区で布設した水道管をまだ使用することない中で、漏水が多数発生して、現在今、布設替え、それからその原因の追及ということを取り組ませていただいておるところでございます。このことは、もう委員ご指摘のとおり、このことを踏まえて、いかに今後にこの経験をプラスにしていくかという努力が必要だということは、私からも課長、職員にもしっかり伝える必要があると思いますが、今のご指摘をいただいた現状でございますので、今後さらにこの経験を生かして取り組んでいきたい。今回、所
管事項調査で現在の取組状況については、ご報告をさせていただくようにしておりますので、その際にまた、ご説明させていただきたいとは思いますが、ご指摘の趣旨については、いま一度、もう1回私のほうから所管の課長、担当職員に至るまでしっかり説明をして、
上下水道局の取組として進めていきたいと思います。
以上でございます。
30
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
第67号議案「令和3年度長崎市
水道事業会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
31
◯永尾春文委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第65号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第9号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。
〔審査方法について協議した結果、原則として各項
ごとに理事者から説明を受け、質疑を行った後、
討論、採決を行うことに決定した。なお、審査順
序については、別添の「歳出審査早見表」のとお
り進めることに決定した。〕
32
◯永尾春文委員長 それでは、第4款衛生費第3項上水道費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
33 ◯濱田業務部長 第4款衛生費第3項上水道費第1目上水道費における補正予算についてご説明させていただきます。
予算説明書の24ページ及び25ページをお開きください。第4款衛生費第3項上水道費第1目上水道費、説明欄の1.繰出金の1.
水道事業会計繰出金について、1,230万円増額しようとするものでございます。
恐れ入りますが、
上下水道局提出の
委員会資料の1ページをお開きください。1.概要でございますが、本補正予算は先ほどご審議いただきました第67号議案「令和3年度長崎市
水道事業会計補正予算(第1号)」でご説明いたしましたとおり、
配水施設整備事業のうち
耐震化事業について、国の
補助内示増に伴い、
国庫補助事業を追加して実施するため、見合いの一般
会計出資金についても、国の繰出基準に基づき、増額しようとするものでございます。資料記載の、ア、イ、ウにつきましては、先ほどご審議いただきました
水道事業会計補正予算の
委員会資料と同様でございます。
次に、2ページをお開きください。(2)財源内訳でございます。今回の補正額1,230万円の財源は、全て一般会計出資債でございます。
次に3ページには、繰出金内訳表を掲載しておりますので、ご参照ください。
説明は以上でございます。
34
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
それでは、質疑を終結いたします。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前10時39分=
=再開 午前10時44分=
35
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
36 ◯松浦土木部長 説明に入ります前に、本日出席しております土木部の課長級以上の職員をご紹介いたします。
〔職員紹介〕
37 ◯松浦土木部長 それでは、第8款土木費第3項河川海岸費における補正予算についてご説明いたします。
予算説明書は24ページ、25ページをお開きください。24ページの下段から記載の第8款土木費第3項河川海岸費は、6,000万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。まず24
ページ下段に記載の第1目河川総務費につきましては、25ページ、一番右の説明欄に記載の1.河川総務費の1.洪水ハザードマップ作成費で、長崎県が八郎川の洪水浸水想定区域を指定したことから、増額の補正をお願いしようとするものでございます。
次に、24
ページ下段に記載の第2目河川改良費につきましては、25ページ、一番右の説明欄に記載の1.【単独】自然災害防止事業費の1.急傾斜地崩壊対策で、長崎県から増額の内示があったことから補正をしようとするものでございます。
詳細につきましては、土木部提出の
委員会資料に基づき、担当課長よりご説明させていただきます。
私からの説明は以上でございます。
38 ◯河本土木防災課長 第8款土木費第3項河川海岸費第1目河川総務費についてご説明いたします。
土木部提出の
委員会資料1ページをお開きください。事業名、洪水ハザードマップ作成費として、2,000万円の補正をお願いするものでございます。1.概要でございますが、事業目的としまして、国庫補助を活用し、八郎川の洪水浸水想定区域を基に洪水ハザードマップを作成し、避難に関する情報を住民に周知することで円滑な避難を促し、被害の軽減を図るものでございます。(2)補正予算の理由といたしましては、令和3年3月に長崎県が八郎川の洪水浸水想定区域を指定したことから、ハザードマップを作成するため、予算を補正するものでございます。2の事業内容につきましては、八郎川洪水ハザードマップ作成業務委託でございまして、ハザードマップには洪水予報などの伝達方法、避難所、避難場所、洪水浸水想定区域、浸水深、要配慮者利用施設などを記載する予定です。3のスケジュールにつきましては、令和3年8月から令和4年3月までをハザードマップ作成業務委託の履行期間と予定しており、関係機関と協議を行い、令和3年12月から令和4年1月までの期間で地元説明会を行いたいと考えております。その後、説明会でいただきました意見などを踏まえまして、洪水ハザードマップを作成し、令和4年3月に浸水想定区域内の全戸にマップを配布する予定です。4の財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。
2ページをお開きください。長崎県が示しました八郎川の洪水浸水想定区域図を記載しております。図面下の赤色の上向きの矢印から図面右上の下向きの矢印までが、二級河川八郎川を示しており、その周辺に薄く着色している範囲が浸水想定区域になります。合わせて、八郎川水系の二級河川である8河川を青文字で記載しております。ハザードマップでは本川だけでなく支川の影響も考慮したいと考えております。なお、右側には、八郎川本川の河川延長、指定年月日、今回の想定最大規模降雨、参考に長崎大水害時の降雨を記載しておりますので、ご参照ください。
次に、3ページをご覧ください。第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費についてご説明いたします。事業名、【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策について、4,000万円の増額補正をお願いするものでございます。1.概要でございますが、事業目的としまして、急傾斜地の崩壊による被害から市民の生命と身体を守るため、急傾斜地崩壊対策を実施するものでございます。(2)補正予算の理由といたしましては、長崎県から増額の内示があったことから、今回4,000万円の補正をお願いするものでございます。このことに伴い、2.事業内容の表の、補正後の欄の記載のとおり、田上(6)地区、東町地区及び深堀5丁目地区において、前倒して対策を実施し、事業の進捗を図るものでございます。
次に、4ページをお開きください。3の財源内訳は記載のとおりでございます。5ページには、今回補正をお願いいたします地区の全体の位置図を掲載しております。6ページから7ページには、それぞれの地区の位置図と写真を掲載しておりますので、ご参照ください。
私からの説明は、以上でございます。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
39
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
40
◯中西敦信委員 まずこのハザードマップのことで1点お尋ねしたいと思うんですけれども、この想定最大規模降雨量、6時間で597ミリメートルとなっていますが、これは確率というか頻度的には100年に1回とか、何年に1回というレベルのものなのかというのが1つと、この八郎川もそういう浸水を防ぐいろんな河川改修がされていると思うんですが、そのときも多分30年に1回とか50年に1回ぐらいの雨だと浸水しないような対策が施されているんじゃないかなと思うんですが、その辺り、こういうふうに大雨のときに浸水する可能性があるということで、住民の皆さんに知らせるのは大事だと思うんですけれども、合わせて、このやはり河川改修も何十年に1回くらいの雨だったら災害は起きないような対応も当然されていると思うんで、その辺りどうなっているのか、1回お尋ねしたいと思います。
41 ◯河本土木防災課長 今回の想定最大規模の降雨は、日本を大きく15地区に分けまして、今回長崎は九州北西部地区に一応されています。その中で、これまでの降雨など、またそれぞれの流域から今回想定した雨量で、算定の方法につきましては、国のほうから示された指標に基づいて雨量を出しております。長崎大水害で、八郎川は大きな被害があって、その後、計画を立てまして、河道整備などが行われております。今度、河道整備に当たる降雨の確率といたしましては、50年確率で設計をされています。具体的に申しますと、長崎大水害の雨量に対しましては大丈夫な計画になっております。
以上です。
42
◯中西敦信委員 降雨量の計算方法はいろんなというか、国が示したものはあると思うんですけれども、長崎市からの説明は、例えば中島川はものすごい6万年に1回とか、あと浦上川も同じような、生きているうちに経験しないような状況の確率、確率というか割合での降雨想定でこういうハザードマップを作られているという話だったんですけれども、この八郎川も同様に、そういうものすごい6時間で約600ミリというのは、もうそうそう万が一起きないということなのか。あるいは一方で、この国の示したやつも、もうちょっと1,000年に1回とか、そういうもうちょっと現実的なところで想定してハザードマップを作ってもいいとなっていたかと思うんですけれども、その辺りはどうなんでしょうか。
43 ◯河本土木防災課長 委員が申し上げたように、これまで中島川と浦上川のハザードマップをお願いして審議していただいています。その中で、中島川のときに降雨確率の表現として6万年に1回というようなご説明をさせていただきました。ただ、やはりその数字を聞かれた市民の方が、現実的ではないですねという捉え方をされてもあまりよろしくないので、現在は何年に1回というような表現はしておりません。実際、非常に想定外の降雨ではないかというお話ですけれども、やはり今、異常気象が頻発しておりまして、大変な災害を受けております。そういう中で、この我々が今回お示しをさせていただきました6時間での総雨量597ミリというのは、確率的にはそんな大きくはないかもしれませんけれども、やはり水害のリスクという部分で考えた場合には、そこら辺をきちんと住民の方にお示しして情報を共有して、皆さんの生命や財産を守っていただくのにつながっていけばということでやっております。
以上です。
44
◯中西敦信委員 確かに、本当に想定以上の大雨というか、ゲリラ豪雨が何日も続くみたいなことがありますので、異常気象、気候変動の兼ね合いだと思うんですけれども、こういうようなハザードマップを作って住民の皆さんに注意をというか、身を守る退避行動をと呼びかけるのは大事なことだと思うんですけれども、一方でやはり50年に1回くらいの大雨、それもどれぐらいの降雨なのかあると思うんですけれども、河川改修もしているということも併せて説明をして、この6時間の総雨量600ミリというのが想定されて作っているというところは、何年に1回とかというのは示さなくても、そういう総雨量があったときはこれだけ浸水するリスクがあるということで、併せて丁寧に説明をしていただきたいということで、要望しておきたいと思います。
それと、この急傾斜地崩壊対策のところで予算が増えたということなんですけれども、特にこの深堀5丁目のところ、この法枠工のできる範囲が200メートルほど増えているんですけれども、私の住んでいる周りにも工事中のところがあって、途中で止まっているんですよね。それは、こんなふうに
予定どおり工事が進んでいって、これから年度ごとに進んでいくということなのかなと思うんですけれども、要は植えていた大きな木とか全部取っ払って、地面が地肌が見えていて、これからまた大きな雨があったときに残されたところから崩れてこないのかなみたいな、素人的な心配というか不安もあるんですけれども、それはそういうことがないような形でされているのか。要は、この補正増額がなかったら、この200メートルも来年というか繰り越されていたと思うんですけれども、そういう年次的にやっていかなきゃいけないというのは分かるんですけれども、そういう安全面というか、どういう配慮をされているのか、お尋ねしたいと思います。
45 ◯河本土木防災課長 急傾斜地は一定の時間を対策に要しております。そういう中で、年度計画を立てまして、事業の進捗を図っております。現場の状況を見ながら対策をきちんと、優先順位なんかも考えながらやらせていただいております。
今回の補正では、深堀ほか2地区について増額をお願いしておりますけど、それで一定進捗が図られたものと考えております。
以上です。
46
◯中西敦信委員 こういう崩壊対策事業で着手してと、するまでも一定時間かかっているところもあるし、工事が着手されたら、こういう増額等も県の内示増があって初めて進捗ができる部分もあるんだと思うんですけれども、早期完成を目指して取組をさらに強めていただきたいと、お願いしておきたいと思います。
以上です。
47
◯毎熊政直委員 このハザードマップ作成費についてお尋ねしますけど、これ目的とか一定理解しているつもりですけど、しかし現実的に言って、この八郎川水域で今から浸水地域とかなんとか指定しようとしているけど、この中に、にこにこセンターとか避難所があるわけですね。そうすると、去年の台風のときも東長崎の中で、にこにこセンターが一番避難者が多かったわけ。そういうのはこれは指定したら避難所に使えないということですか。1メートルぐらいの浸水があったら、普通の人は、高齢者なんか特に行けないじゃないの。こういう矛盾を、ただぽんと上から網をかぶせて、避難所はどうするんだという議論を十分しないまま網をかぶせると。ここは住宅密集地ですから、代わりに避難所をきちんと一緒に考えていかれるものなのかどうなのか。それでまた、こういう網をかけたばっかりに、新しく東総合事務所を集約しようということをやっている場所も、この浸水区域のど真ん中に入ってしまう。そういう以前から進めてきたまちづくりにも大きく影響をする。そういうのが全部ストップしてしまうことになるのかどうか、そこまで考えてこういうハザードマップを作ろうとしているのか、どのような対策を取りながら、こういう浸水地域の指定をしようとしているのか、そこを教えてください。
48 ◯河本土木防災課長 今回、八郎川の浸水想定区域を、長崎県のほうで区域を指定していただきました。これは想定し得る最大の降雨があったときに、八郎川の沿川の方にどういう影響が出るだろうかというのを示されたものと理解しております。委員が申し上げましたとおり、今回、色をつけているところに避難所ですとか、新たに総合事務所の市庁舎としたいというようなところも、含まれていると私も理解しております。今回のこの区域を見てみますと、ちょうど長崎大水害のときの区域と似たところが結構あります。そういう中で、地区の方も非常に意識が高いところもあるかなと思っています。そういう中で、少し一定時間もたっていますのでしっかり、委員のほうから2月にありました、あおり過ぎないような形でしっかり丁寧に説明をしていかなければならないと思います。そういう要配慮者施設ですとか避難場所に指定されているところもありますので、そこはきちんと防災危機管理室のほうと、総合事務所のほうと協議をしたいと思っています。
以上です。
49
◯毎熊政直委員 確かにハザードマップは、この八郎川水域のここら辺がこういう洪水浸水がしやすい場所になりますよと地域住民の方に周知をするということは、一定予防という面では、防災という面でも必要だろうけど、あまりにもこれが土砂災害警戒区域でもそうやったでしょう。等高線だけで県が決めてきて、その下に家を建てるなという財産権の侵害にもなるというと、裁判まで起きているところもあるじゃないですか。だから、県とやはりこういうのを確定する前に、もう少しそこら辺のことも事前に協議をしとかんと、そういう等高線を見てああいうもんを決める、これはただ雨の水量が何百年に1回降るか降らないかの、この雨の雨量でこういうハザードマップを作ったら、やはり次は、今度ひょっとすれば、あなたたちは家をこの地区に建てるときは基礎を高くしなさいというようなことに進展していく可能性もあるわけですよね。そうしたら、ここに財産を持った方は非常に財産権の侵害になるんですよ。そこらまで及ぶかもしれないということも、そういうことになったら、どのような対策があるかということを、やはりこういうことを決めるときに県ときちんと協議しとかなければ、もうよかさ、ハザードマップを作って、ぽんとそれで終わりさということにはならないからさ。それはきちんとやはり協議をしてもらわなくちゃならないと思うんだけど、実際、現実にそういう中島川でもあった。そして浦上川でもそういうこともあったし。だから、そこら辺の協議というのは、県とはどの程度進んどっと。
50 ◯河本土木防災課長 今回は洪水の浸水想定区域ということで、想定し得る雨を国のほうで示されて、それを降らせた場合に今回の河川の影響がどのくらいあるのか。実際に、その河川で受けきれない部分があふれるような形になります。それぞれの宅地盤の高さがありますので、単純にあふれた高さからその宅地盤の高さの差で、この浸水深などもエリアも表現をさせていただいています。我々のほうにも、県のほうから情報が来て、こういう形で区域を指定しますという話の中で、やはり繰り返しになりますけれども、水害のリスクがあるよという部分をしっかりご説明をさせていただいて、情報を共有して、皆さんに円滑に迅速に避難をしていただくということにつなげていきたいと思っています。
以上です。
51 ◯吉原 孝委員 ハザードマップは非常に大事なマップじゃないかなと思います。そういう意味では、地域住民、これだけの想定外の雨量がある、それによってこれだけの浸水の可能性があるということで、何かあったときの対策を考えてくださいというのでしょうけれども、私がお尋ねしたいのは、長崎大水害でもそうですが、潮の干満が非常に大きな影響すると思うんです。長崎大水害であれだけの被害が出たのは、ちょうど午後8時から9時に当たって、満潮と重なったおかげで浸水被害が多くなったということがあったと思うんです。もういっぱいいっぱいで地域にあふれて出てくると。だからそういうことが、長崎の河川は非常に短いから、しかもかなり都市開発されてきて土地の保水力が非常に弱くなっているということで、どっと降ったらそれがすぐ出てくる。しかもそれが干満の、特に満潮時と重なれば、非常に被害が甚大になるんじゃないかなと。その辺りの潮の干満と、それから雨量の関係についての考え方というか、その辺りはどうなんですか。
52 ◯河本土木防災課長 吉原委員が言われますように、川は海に流れ込んでいます。海の潮位によって影響を受けます。今回のこの想定図は、過去の橘湾の最高潮位を考慮して図面を作成しております。
以上です。
53 ◯吉原 孝委員 そういう説明があれば、地域住民の皆さんも満潮時を想定して、今回のハザードマップができているんだということで、一定の理解があるんじゃないかなと思います。
それと同時に、水害でこれだけの想定外の雨量があれば、土砂災害が付随して起こると思うんです。長崎大水害でも水源地の上とか鳴滝とか、いろんなところで土砂災害が起こって、それがまた大きな被害をもたらしたということになって、想定外の雨量が出れば、必ず山に囲まれているこの地域であれば、必ず土砂災害が起こると思うんです。だから洪水だけのことを考えるんではなく、土砂災害も合わせて、これだけの雨量があれば、この辺りは崩落する可能性がありますよというぐらいの情報を与えておく必要があるんです。それが、非常に地域住民の避難に当たって大事な要素になってくるんじゃないかと思うんですが、その辺りの連携、どう考えておられますか。
54 ◯河本土木防災課長 吉原委員が言われますように、まさしく雨が降りますと、土砂災害も起きる可能性が高まってまいります。今回のハザードマップには、併せて土砂災害の危険区域なども掲載をしてまいります。今回のこの想定区域の中には一定のここの箇所の土砂が崩れたというところまでは考慮されていません。したがいまして、相当の雨なんですけれども、やはりこれで浸水区域が示されて、それ以外は大丈夫だとは必ずしも、どういうリスクがあるかというのは、しっかりその辺も併せて説明をしていきたいと思います。
以上です。
55
◯梅原和喜委員 3ページ、自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策ということで、それぞれ地図も含めて写真を載せていただいて、特に7ページの深堀5丁目地区の件について、二、三、質問させていただきたいと思います。
今回、補正予算がついて、吹付枠工が440平方メートル増えたということで、これまでこの青のラインで示しておる令和2年度以前の施行箇所、ここは特に90度近い急傾斜地で、それで民家が10軒ほどあるんですけれども、やはり大雨が降るときには危険性を感じたということで、この令和2年度施行以来、皆さん安心しておられるんですけれども、特にここは道路もちょっと狭くて、ここはコミュニティバスも通るんです。三和町とか蚊焼まで行く。それから朝夕の通学のルートになるんです。朝早くは仕事しないんでしょうけれども、ここは予算が一応結審して、これから建設スケジュールが今から決まっていくんでしょうけれども、具体的にこの深堀5丁目地区はどういった建設スケジュールで、この令和3年度は実施されていくのか、その点を質問したいと思うんですが、ご回答をお願いいたします。
56 ◯河本土木防災課長 深堀5丁目の対策事業につきましては、今回予算をお認めいただければ7月に発注を予定しております。併せて8月に契約をしたいと思っております。
以上です。
57
◯梅原和喜委員 今年の4月だったと思うんですけれども、私もここは通勤圏、地元でもありますし、ちょうど職員の方が四、五名ほど、ここの現場に立たれて、打合せとか工事の進捗状況とか多分確認されていたと思うんですけれども、そろそろまた令和3年度の工事が始まるんだな、予算が取れるんだなとは期待していたんです。それでどういったことだったのか、深堀地域センターに確認したんです。すぐここから歩いて二、三分のところですから。そうしたら知らないというわけです。地域センターはやはり地元の苦情処理、それからどういった行政が動いているのか、一番新しい情報を一番市民に近い立場にいらっしゃるんで、これ地域センターに何か情報提供をなされなかったのか、若干不思議に思うんですが、私の考えが間違いなのかどうか分からないんですけど、直接地域センターは、いやちょっとということだったもんですから、後で後日分かったんですけど。その地域センターに情報提供をしたのかどうか、説明していただけますか。
58 ◯河本土木防災課長 私は4月から土木防災課でお世話になっているんですけれども、現場を確認しました。その折に、深堀地域センターのほうに工事をやりますというようなお話はさせていただいています。すみません、これまでその辺の情報が、もしかしたら足りなった部分はあるのかもしれません。申し訳ございません。
59
◯梅原和喜委員 説明するんだったら、一緒に同行して現場に行って、こういったことがあるんですよと。特に地域センターの職員の方は、いろんな地域の行事にも土日にも関わらず、本当に深堀地区の方たちとコミュニケーションを取らんといかんということで出かけているんです。その人たちに、実際に現場でこういう工事がされるんですよと。中には、この工事にやはりクレームつける方もいらっしゃると思います。自治会の方も私もそうなんですけど、やはり丁寧に説明をして、こういうことですから、皆さんの安全安心につながる工事なんですよと。特にここは写真見ているとおり、船が泊まっています。漁港なんです。漁港のここの道路の中間には、はえ縄漁業の水産の作業場所もありますし、この工事で本当に安心している皆さんいらっしゃるんです。ですから、地元からクレームがつかないように自治会とか、それからここはさっき言いましたように、野母崎とか三和町から来る方もいらっしゃいますので、地元でもちろんのこと、工事が始まる時点で連合自治会等々にこういった工事で進みますので、多分交通案内の方がいらっしゃると思います、これまで事故がなかったのって、本当によかったと思います。この計画によりますと、令和4年度も施行予定箇所でございますので、ぜひ地元へのしっかりした丁寧な説明、特に深堀地区は第3金曜日に、自治会の方、みんな集まって、社会福祉協議会の情報交換会、6月18日の金曜日から新型コロナウイルス感染症が大分落ち着いてきたのでということで再開をするようになりました。ですから、皆さんがそろう場所がありますので、その辺り効率よく説明できる機会もありますので、地元の皆さんが理解をした上で、私は事故のない建設がこの公共工事の一番、1丁目1番地だと思うんですけど、その辺りの見解はどうですか。
60 ◯河本土木防災課長 ハード整備の工事におきましては、地域の皆様をはじめ、ここもバス道路ということもありますので、皆さんに多大なご迷惑をおかけします。そういう中で、地区の皆様のご理解というのは、もう必要不可欠だと考えています。しっかり総合事務所と連携を取りながら、説明をしていきたいと思います。
61
◯梅原和喜委員 この事業はもう長崎県もある程度予算も含めて一緒にされていると思うんですけれども、やはりここの急傾斜地が安全につながるということは、ここに深堀教会がありまして、さるくのコースに今からなっていくということで、地元からも期待をされているし、本当安全安心につながります。ですから、先ほど申し上げましたように、今から建設を進めていく中で、やはり地元では理解が得られない方もいらっしゃると思いますので、地元の自治会含めて、ぜひ前広に説明していただいて、理解が得られた上で工事が進めていくように、また期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
62
◯山本信幸委員 先ほどの梅原委員の質問のときに、課長のほうから工事は7月というふうな話がございます。これは当初予算でも、例えば今の深堀5丁目につきましても、当初予算からついているのに、発注時期が当初であれば、この平準化の話が出てきとる中で、なぜ7月になるのか。それをまず説明してください。
63 ◯河本土木防災課長 今回4,000万円の補正をお願いしておりますけれども、先ほどご説明しましたとおり、3地区にその予算を割り当てたいと考えております。そういう考えを持っておりましたので、事業としては当初考えていた分と合わせて発注したいということで、今の予定となっております。
以上です。
64
◯山本信幸委員 当初予算というのは、昨年度の11月から概算要求をして決まってくるはずですよね。それで今回補正があるんだから、単純に当初予算で発注したものに対して、緊急性が高いものについて補正をかけて、それに追加予算があったからそれに変更または追加発注をするというのが当初の考え方だと思うですけれども、それを補正を考えて遅らせて発注したとなれば、当初からその考え方自体が、現地現場の人は安全安心を考えている中で、少しでも早く工事をしていただいて、その管理の中で少しでも早く安全な環境をつくっていただきたいという思いの中で生活をされているわけですから、その意味でいくと、早く発注をしていただきたい。それはこれ全部一緒ですよ。それはどういうことですか。
65 ◯河本土木防災課長 申し訳ございません。委員おっしゃいますとおり、予算をつけていただいていますので、速やかに対策工事に移ることが必要だと考えています。そういう中で、現在予定しているところを順次発注をかけております。そういう中で、深堀5丁目は先ほど言った予定で進んでいるということでございます。
以上です。
66
◯山本信幸委員 やはりこの事業自体の本質を考えると、当初からこれを見ると、測量地質調査設計というのを過去行ったところもございます。ということは、前年度にそういう作業をして、すぐにでも発注される体制を前年度につくって、当初予算から発注するという体制でございますから、これは平準化の観点でいくと、4月にすぐ早期発注を行って、その体制でこの危険な梅雨の時期に少しでも工事着手または少しでも体制をつくると。業者を決めて体制をつくると。安全管理の体制をつくるというのが、当然の姿だと思うんです。補正がいただければ、その対応をすると。その考え方自体が、今までの説明でいくと、これはおかしいです。それについて、いかがですか。その現場の話があるならなんですけど、部長どう思われますか。
67 ◯松浦土木部長 委員がおっしゃるように、やはり早期発注することが現場を早く終わらせると、早く対策を講じることができるということで、これは非常に大事なことだという認識をしております。今回3か所、補正で計上させていただいたんですが、事前に県のほうから、昨年11月、12月時点で内示増があるかもしれないという打診はいただいていたというところで、その中で少しじゃこの3か所を抱き合わせてやったほうがいいんじゃないかというところで、少し発注を見送っていたといったところがございます。しかしながら、やはり早期発注というのは非常に大事なことでございますので、今後そこら辺の見極めをしっかりして、できるだけ早く事業に着手できるように努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
68
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時22分=
=再開 午前11時23分=
69
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
次に、第8款土木費第5項都市計画費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
70 ◯片江まちづくり部長 説明に入ります前に、本日出席しております、まちづくり部の課長級以上の職員で、まだ紹介をしておりません職員を紹介させていただきます。
〔職員紹介〕
71 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費につきましてご説明いたします。お願いするのは、繰越明許でございます。
予算説明書は28ページ、29ページをお開きいただきたいと思います。28ページの目の欄、2の都市開発費の【補助】都市構造再編事業費、長崎駅周辺地区が繰越しをお願いする事業でございます。繰越事由につきましては、その隣、29ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。
詳細につきましては、まちづくり部提出の
委員会資料に基づきまして、担当の室長からご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
72 ◯芝長崎駅周辺整備室長 第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費の繰越明許費についてご説明いたします。
まちづくり部提出の
委員会資料、1ページをお開きください。表に記載の【補助】都市構造再編事業費、長崎駅周辺地区につきまして、太線で囲っている部分の金額の欄、2億円の繰越しをお願いするものでございます。
資料の2ページをお開きください。繰越予定箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方向で、上側が国道202号、下側が浦上川、黒い太線で囲んだ部分が、土地区画整理事業区域でございます。今回、図の中央、上にオレンジ色で着色した部分の駅前広場と国道の歩道橋を昇降するためのエスカレーターやトイレなどを備えた施設の整備工事につきまして繰越しをお願いするもので、右側には、施設1階部分の拡大図を載せております。繰越事由でございますが、この施設の国道側、先ほどのオレンジ部分のすぐ上に、黒い点線で囲っている部分ですが、ここが県営バスターミナルの再整備に伴う国道横断デッキの接続先となることが想定されるため、歩行者動線を阻害しない施設の配置計画について、調整を図る必要が生じました。このことにより、昨年度実施していた設計業務が一時的に止まってしまったこと、また多目的広場でイベントが行われる際の2階デッキからの見物客の雨降り対策として屋根範囲を見直したことなどにより、設計業務の完了が約5か月遅れる見込みとなっております。そのため、今年度4月に予定した工事発注も遅れ、年度内の完成が見込めないことから繰越しをお願いするものでございます。
恐れ入りますが、1ページにお戻りください。下段にスケジュールを載せております。黒線が当初計画、水色の線が変更計画の期間を示しており、表の上段が設計業務、下段が工事でございます。水色の線でお示ししているとおり、設計業務は今年度7月頃に完成する予定ですので、繰越しをご承認いただけましたら、設計業務完了後、速やかに工事を発注し、新幹線開業が予定されている来年秋の少し前の8月頃には完成する予定でございます。
説明は以上でございます。ご審議のほう、よろしくお願いいたします。
73
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
74
◯中西敦信委員 2ページの資料を見たら、この
施設整備、エスカレーターとかトイレとか置くところとこの国道横断デッキの接続の問題ということですけれども、その横断デッキを通る人は、この施設にまっぽし当たるのかなと図面を見る限り思うんですけれども、設計業務ではそういう歩行者動線の確保というのは、設計の仕方で何とか工夫して歩行者動線を確保できるんでしょうけれども、そこは大丈夫なのか不安なんですけれども、どうなんでしょうか。
75 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この県営バスターミナルの再整備に伴いますこの黒い点線で囲っております国道横断デッキの設置予定箇所につきましては、今現在、バスターミナルの再整備と併せまして県のほうで計画を進めているところでございますが、まだまだ課題や調整すべき事項が多く、相当先の整備になるものと想定をしております。したがいまして、新幹線の開業時におきましては、現在の歩道橋を使いながら、管理する県のほうで歩道橋にエレベーターを設置して、現在の歩道橋に接続する計画となっております。
以上でございます。
76
◯中西敦信委員 そうすると、要は新しいプロジェクトというんですか、そういうのとの兼ね合いでこの国道横断デッキは活用するものだから、当面先だからということだったら、この
施設整備、この昇降機とかは実際造ったとしても、向こう側に国道を渡るデッキそのものはないということになれば、何のためのと思うんですけど。よく分からないんですけど。
77 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この国道横断デッキ、現在の歩道橋ですけれども、現在の歩道橋とこの昇降施設を接続するデッキにつきましては、これと別の工事で発注することとなっております。
以上でございます。
78 ◯片江まちづくり部長 すみません、資料が不十分なところがありまして、誤解が生じてございますので、補足させていただきます。
この拡大図のところで書いてありますトイレとかエスカレーターとかを含みました建物につきましては、今の国道を渡っている歩道橋に接続する目的で造っているものでございます。ですから、これが出来上がりましたら、エスカレーターなりエレベーターなり、階段を伝って、今の国道上の歩道橋を渡って向こうに行くことができます。そういった機能があります。ただし、県としては、将来バスターミナルを建て替えるというプランもある中で、今の国道の歩道橋を架け替える時期もいずれ来るであろうと。そのときには、動線としては、どういうふうなものがいいのかといったところが議論になりまして、我々としては少なくとも新幹線開業してから相当の期間この状態であるわけだから、やはりその期間にとって一番ベストな形で設計は組むべきだという主張をして、そこの調整に時間がかかったということでございます。結局のところ、このエスカレーターの位置とか、屋根がかりというのは、今の国道のデッキに上がったときに、スムーズな動線を上げている位置はここの位置がベストであろうし、その反対側といいますか、一定空間が空いているところに関しては、多目的広場に面する部分でございますので、やはり人が、例えばおくんちのときの踊りがあったりとか、お披露があったときにはギャラリーが滞留する場所になるだろうから、そこにちゃんとしたスペースを持っておいたほうが、当面の間の駅利用に関してはマッチした設計になるということで、今のような設計になったということです。ただ、その調整に一定時間がかかって、どうしても工期が入らないというような状況になったもんですから、今回繰越しをお願いしているという状況でございます。
以上でございます。
79
◯毎熊政直委員 来年度、この新幹線も暫定開業をするという確定をしている。そうしたところに、こういう県との折衝で遅れた、これは一番人の移動を促す動線でしょう。駅前、たくさんの人がここに。そして、県との話が何もついとらんけん、その県が造らなければならないデッキは10年先になるか、20年先になるか分からんような話。そうしたときには、当初予算が若干のパースはあったけど、市民の方はどうして渡っていく、どうすれば渡れるんだということが一番の関心事ですよ。そういうのを早く示さなければ、もう時間がないんですから。これでも心配するんですよ。本当に来年開業前にこれが完成しなかったから、開業を遅らせねばいかんということになりはせんやろね。これ、長崎市だけの問題じゃないんだから、諫早市だって大村市だって、武雄市だって嬉野市だってあるわけやから。それは今度逆に開業したときに、まだこの施設がエスカレーターとかトイレとか、そういうものがまだ使えませんよとなったら、これは長崎の玄関口としては、非常にみっともない話、お粗末な話ですよ。この工程表を見てもぎりぎりもいいところじゃないですか。何かあればすぐ遅れるし、そしてあなたたちは県との協議は全然進まないから。この県が将来的に国道の上にデッキば造ると。じゃ、その基礎の部分まで、スペースまで考えてこのトイレとかエスカレーターとかも造るようになっているのかどうか分からない。そこら辺はきちっと、これは長崎の百年の大計の下、大事業ですよ。そこにそんな交渉のやり方とか事業の進め方で、その双方の交渉というものが非常に見ていて頼りなさを感じてしまうんだけれども。市も長崎県の中、長崎県庁も長崎市の中にあって、目的を1つにした同じ自治体じゃないですか。そうしたときに、何でこんな今まで駅前広場になかなか、どういうものが最終形になるか分からないということが、非常に県と市の交渉というのが不安を感じるんだけれど、これ、間違いなく来年の8月までにできますか。
80 ◯芝長崎駅周辺整備室長 新幹線開業までのこの昇降施設の整備でございますけれども、1ページの下段のスケジュールに示しましたとおり、このたびの繰越しのご承認をいただけましたら、設計完了後、早期に工事を発注しまして、新幹線開業に少しまだ余裕がございますけれども、なるべく調整等早期に完了させまして、早期完成に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
81 ◯片江まちづくり部長 県との交渉につきまして、私のほうから補足させていただきますけれども、ご存じのとおり、現場は非常に前面道路が交通量が多い中での話でございまして、実は県と市のほかにも、県警あるいは交通事業者と調整が非常に難航を極めるといいますか、1つの課題を解決すれば次の課題が出てくるということで、やっと今、一定の方向性がいろんな関係者の中で合意が得られたところでございます。ですから、鋭意取り組んでまいりましたけれども、どうしても必要欠くべからざる期間は使い得る必要があったということでございます。ただし、先ほど毎熊委員のほうから、やはり一般市民の方が一番これに関しては心配されているというお話もありました。そういったこともありまして、私どももやっとJRの新駅ビルの概要もおおむねはっきりしましたので、現在、駅の西側と東側に新幹線が開業したときのまちの姿がどうなるかといったことにつきましては、大きなポスターといいますかパネルといいますか、そういったものを貼りまして、一定新幹線開業時期にはこういった形になるんだと。国道を横断するときには、こういった陸橋が架かっていて、電停のほうにはエレベーターも降りるんだということが見て分かっていただけるように、一応今、情報提供に努めているところでございまして、そういったところにつきまして、今後はさらに充実させて、市民の方々が先々当面の新幹線開業時どうなるかといったところのご心配が少しでも少なくなるように、これは継続して進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
82
◯毎熊政直委員 それはぜひそういうふうに、きちんとしたPRをしていただきたいんだけど、今、議題となっている都市構造再編事業費の1ページにスケジュール表を記載しているんだけど、もう設計業務は全部終わったんですか。
83 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今年度に入りましてから、先ほど申しました県との調整、歩行者動線を阻害しないような調整を継続して進めてまいりまして、大体5月のゴールデンウイーク前には調整が整ったところでございまして、その後、委員等とのデザイン会議がその中でこういった機能であるとかデザインを決定していく必要がありますので、そういった委員の方との調整も含めまして、今月既に調整は整っておりまして、まだ設計はその後継続をしております。現在の状況としましては、7月に工事発注のための図面であるとか数量であるとか、そういったものが完了する予定となっております。
以上でございます。
84
◯毎熊政直委員 7月に図面ができると。そして、工事発注はそれから。今年の何月の予定ですか。
85 ◯芝長崎駅周辺整備室長 工事発注はその設計完了後、速やかに積算、発注手続を行いまして、現在の予定としましては、8月中の発注を目指しております。
以上でございます。
86
◯毎熊政直委員 8月中の発注を目指すということは、非常に来年の令和4年8月完成ということも、駅前広場でほかのいろんな工事もふくそうしたり、大変な今、位置になっているわけですよね。本当、何かあったらすぐまた1か月遅れるでしょう。それで、やはり極力1日でも、あなたたちはもう1回工期を決めて業者に発注したら業者の責任と。工期が遅れたり。そういうふうに決めつけてしまっているけど、発注者側の責任もあるんですよ。こんなぎりぎりの工事スケジュールで発注しておいて、自分たちが遅れたことは棚に上げている。あと、工期が遅れれば業者の責任という、こんなやはりひきょうな手はないと思う。だから、発注をする前には、そこもやはり聞き取りはよくよくして、業者も本当間違いなく来年の8月にできるでしょうねと。工期の延長とかいうことは絶対できないんですよという確認を取った上で、入札をそれぞれしないと、入札前にそこら辺の説明をきちんとして、それでも参加意欲があるかどうかということを確認した上で、これは入札にかけないと、また変な話になるんですよ。工期延長できないんだから、これ。そこまでやはり自分たちの責任で、遅らかせてきた責任で、きちんと説明責任を果たした上で発注をするということでやってもらいたいと思うんだけど、そこら辺はどう考えますか。
87 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ただいまご指摘のとおり我々発注者としての、発注前の工期に関する算定といったものは、非常に重要な責任があると認識をしております。したがいまして、私たち今、設計中ではございますけれども、施工業者、設計業者、それぞれにヒアリングを行うなどして、工期を今しっかり、工場製作それから現場の建て込み等々全て含めて、工期をしっかりと算定をした上で、工期の設定、工事発注を行っていくということにしております。
以上でございます。
88
◯山本信幸委員 今、毎熊委員からもお話がありましたが、設計業務委託の完了予定、このスケジュール表ですよ。全く月が、何月に完了して、いつから工事するとかそういうのが、全くこれ出ていないんです。最後の令和4年8月に完了予定としか出ていないと。こんな資料はないですよ。もう少しちゃんと、今回、繰越しで上げるということであれば、そういう理由があるわけですから、その期間延長の部分は何が理由で延びた、もう工期延期して、そこで変更を相手側と結ぶわけですから、それをちゃんと記載していつまで変更と。これ当たり前分かってくる話ですから、その分をしっかり工程の中でして、そんだけの責任を持って、この委員会で説明をしていただかないと分からないですよ。いかがですか。
89 ◯片江まちづくり部長 今、山本委員ご指摘のとおり、何年何月といったところはせめてここに記載をして、皆様のより理解の深まるように、これ資料をきちっと整えるべきでした。それにつきましては、非常に不行き届きなところがあった点に関しましては、大変申し訳ないと思っております。大変申し訳ございませんでした。
以後につきましては、そういった今回特に皆様の関心事の高い事業でございますので、いつ何が完成するのかといったところも含めて、きちっと資料で分かりやすいように調整してまいりますので、ご容赦いただきたいと思っております。
以上でございます。
90
◯山本信幸委員 それと私は、この資料で分かりやすさを論議しているんじゃない。そのことを基にして、しっかりと管理をしていただいて、長崎市は管理の中で、県なら県にいつまでやるんだというのを、これで示さないと分からないでしょうということを言っているんです。だからその意味で、しっかり月数を確認して、ここまで何をするかということを今後ともしっかり管理してくださいということを、今、言ったんです。そのことは理解してください。
91
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時44分=
=再開 午前11時45分=
92
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
次に、第65号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第9号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。
93
◯毎熊政直委員 ただいま議題となっております第65号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第9号)」のうち、第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費について、賛成の立場で意見を付させていただきたいと思います。
この事業に対する繰越明許が上がってきておりますが、繰越事由あたりを聞きましても全く理解できない点が多々あります。なぜこれだけ遅れたのか。そしてまた、いつも出てくるデザイン会議との調整が遅れた、そういう話ばかりで、これは長崎の玄関口です。市民が高い関心を持っておられるこの駅前東口の再開発ですから、そうした場合に、現時点でも本当に長崎の駅前はこうなりますよということを、多くの市民の方々にもそれこそ明示をしなくちゃならない時期に来ているのに、まだ2月の当初予算のときも、今の歩道橋を使いますよというようなことで、だから、じゃ使うなら使うで、あの歩道橋をどれだけ今度、例えば少なくとも塗装をして長崎の玄関にふさわしい色合いで、きちんと訪れる方々にも長崎の情緒を一定あそこで感じていただくような、そういう努力をしなければならない、切羽詰まった時期に来ているにも関わらず、こんな繰越明許を、来年の8月完成ということで非常に心配する点が多々ございますので、これは1日も早く、1日刻みのスケジュール調整をしてもらわなければ、本当にまた大変なことになる可能性があるから、まちづくり部はそれは絶対肝に銘じて、そして早く市民の皆様に長崎駅前こうなりますよということをお示しできるような方策も、重々に早めに考えていただいてこの事業に取り組んでいただくよう、要望して賛成の討論といたします。
94
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
討論を終結します。
これより採決いたします。
第65号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第9号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
95
◯永尾春文委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時48分=
=再開 午後0時59分=
96
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
次に、第82号議案「工事の施行協定の締結について」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
97 ◯片江まちづくり部長 第82号議案「工事の施行協定の締結について」ご説明いたします。
議案書は、45ページから46ページでございます。まず、45ページをご覧ください。本議案につきましては、長崎駅周辺土地区画整理事業に伴う路面電車軌道の移設工事を施工するに当たり、長崎電気軌道株式会社と工事施行協定を締結する必要がございますが、理由の欄に記載しておりますとおり、予定価格が1億5,000万円以上であることから、議会の議決が必要となりますので、ご審議をお願いするものでございます。
46ページをお願いいたします。本議案に係る工事の概要については、記載のとおりでございます。
詳細につきましては、まちづくり部提出の
委員会資料に基づきまして、担当の室長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
98 ◯芝長崎駅周辺整備室長 それでは、工事施行協定の概要についてご説明をいたします。
まちづくり部提出の
委員会資料1ページをお開きください。まず、1.協定の必要性でございます。長崎駅周辺土地区画整理事業におきましては、新しく整備する東口駅前交通広場へ安全、円滑にアクセスするため、国道202号に北部方面からの右折帯を設置することとしており、路面電車の軌道を移設する必要がございます。軌道敷内の工事に当たりましては、国が制定した建設工事公衆災害防止対策要綱に基づき、軌道経営者である長崎電気軌道株式会社と協議を行う必要があり、その結果として、移設工事の施行に当たり、技術的専門知識を有し、運行している路面電車との工事調整を遂行できる同社との協定を締結し、工事を実施することになったものでございます。
次に、2.協定の概要でございますが、(1)相手方は、長崎電気軌道株式会社、代表取締役社長、中島典明でございます。(2)協定金額は12億9,619万6,000円で、(3)施行期間は令和3年度から令和4年度まででございます。(4)内容でございますが、ア.工事の施行は、長崎電気軌道が行います。イ.工事に要する費用及び負担につきましては、工事費の総額が12億9,619万6,000円となっておりますが、工事を行った後の資産が長崎電気軌道に帰属することから、消費税法上の資産の譲渡等に該当しないため、消費税及び地方消費税相当額を除く11億7,836万円を本市が負担するものでございます。ウ.年度協定及び支払いにつきましては、基本協定締結後に工事施行に関する詳細な実施協定を年度ごとに締結し、その実施協定に基づき費用の支払いを行います。エ.工事の執行につきましては、公共事業であることに鑑み、公正性、透明性の確保に努めるものとしております。3.工事の概要は記載のとおりで、工事内容については、図面にてご説明をいたします。
2ページをお開きください。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方角で、上側が国道202号、紫の点線で囲った部分が、NHK前に設置する新しい信号交差点でございます。赤で着色した398.5メートルの区間において、電車軌道の移設を行うものでございます。右下の断面図をご覧ください。左側がNHK側で右側が長崎駅側ですが、上段が現況、下段が整備計画になります。赤で記載のとおり、駅側の歩道のカットや軌道の移設を行い、現況の道路幅員の中で右折帯を追加する計画としております。なお、歩道のカットや右折帯の設置などにつきましては、別途、道路工事で発注をすることとしております。
3ページをお開きください。軌道移設工事の工程表でございます。本議会で議決をいただきましたら、速やかに実施協定を締結して工事に着手し、令和4年度末までに完成する予定でございますが、令和4年度秋頃と公表されている新幹線の開業までには、NHK前の新しい交差点に右折帯を設置し、供用することとしております。
4ページをお開きください。現況の写真に移設後のイメージを重ねたものでございます。上がNHKの北側に隣接する第一生命ビル前付近から、下がさらに北側のチョーコー会館ビル付近から、新しい交差点の方向を見たものでございます。
5ページから10ページには、基本協定書を添付しておりますので、ご参照ください。なお、この基本協定書は仮協定であり、議決をいただいた後に本協定として成立するものでございます。
説明は以上でございます。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
99
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
100
◯毎熊政直委員 これ当初予算で審査をした分で、その分の施行協定ということですけど、いまだかつて、何で6億円の予定をしていた工事が12億円まで倍増したのか。その理由があのときのやり取りのまま、何となくはっきりとした理由がよくよく理解できなかったんだけど。だって仮協定とか、この工事にかかる前に、長崎市が区画整理事業の施行者として右折帯をつくるとか、それに伴い線路を移設せんばいかん。だから原因者負担になるかもしれんけど、6億円と想定していた部分が12億円に急になったのは、あまりにも最初の、あなたたちもこの協定書の中にも移設工事の施工については技術的、専門的知識を有し、運行している路面電車との工事調整をと、こういうのは一番最初から分かっている話じゃないですか。見積もるときに、こういう技術的、専門的知識を有した人は入っとらんやったとね。まず、そこを教えてください。
101 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、昨年度債務負担行為の再設定に当たりまして、その時点で長崎電気軌道からの設計金額がほぼ倍増したというようなことでございます。この件につきましては、長崎電気軌道は先ほどご説明しましたとおり、専門性の高い工事を実施できる、そういう会社でございますので、私どもとしましても、長崎電気軌道と協議を重ねて、これまで進めてきたわけでございますけれども、その当時の6億円の金額を算定した時点におきましては、まだ設計が終わっていないという段階でございましたので、長崎電気軌道から聞き取りを基に算定をしておりますが、やはりまだ設計が未了の中で、詳細な工事費が算定されていない中で、6億円という概算でいただいた上で計上させていただきました。その後、設計が定まりました結果としまして、移設の延長が増加したことでありますとか、具体的な施工方法、様々なステップを経て工事を行っていくわけですけれども、そういった詳細な部分、そして金額が非常に高い部分でございますけれども、材料費こういったものが確定したことに伴いまして、設計の結果も踏まえて、総事業費が決定をしたという経緯でございます。
以上でございます。
102
◯毎熊政直委員 6億円という数字は、設計もしていないのに、最初6億円という数字を出したということですね。それがあなたたちはあまりにも事業に取りかかる担当者として、非常に無責任な見積もりの仕方、長崎電気軌道ともどういう協議をしたのか。そういう図面もないのに両者で6億円ぐらいでしょうということいって、普通やったら、企業やったらあり得んですよ。こんな6億円の予定が12億円なんて。これは市民から見ても、あまりにも市が簡単に長崎電気軌道の言うとおり出し過ぎじゃないんかというような捉え方もあるし、事業の進め方があまりにもずさんというような取り方をする多くの市民もいらっしゃると思う。そうしてこういうのを今、あなたがそう言ったことで、設計が出ていないときに、その金額を、金額が合わなくなる可能性も十二分にある、あなたたちもプロでしょう。そんないいかげんな事業推進でいいんですか。なぜ、そう判断したか、そこら辺を説明してください。
103 ◯芝長崎駅周辺整備室長 このたび、この設計費用が倍増したということにつきまして、私どもとしても精査が非常に甘かったと考えております。当時は、長崎電気軌道がお持ちの資料を、これまでの実績等に応じまして、1メートル当たりの施工単価、こういったもので概算ということでいただいておったわけですけれども、設計が未了の中で、私どももほかに資料を収集して、他都市の事例を集めるなどして、もう少し情報をしっかり集めた上で精査をし、そこで精度の高い費用を計上するべきであったと反省をしております。申し訳ございませんでした。
104
◯毎熊政直委員 こういう事業のやり方では、市民の方からの信頼を本当に失墜しますよ。そうしてあなたは、今のこの先ほどの説明だって、非常に不親切。令和4年9月に新幹線が開業予定と。その前にNHK側のほうから右折帯をどうのこうのと説明したけど、そういうの一番大事なことじゃないですか。新幹線が開業するとき、この右折帯がどうなっていますと。どこからどう入るように、駅前交通広場にどのような形で入るようになるのか、それを説明せんといかんでしょう。口先だけで、NHK側から右折で進入できるようになりますと。開業前にね。それ、これをどこをどう見てイメージが湧くわけですか。どれを見たって、全然湧かんです。それは説明せんばでしょう。一番大事なところでしょう。午前中のあのエスカレーターの審査も一緒やけど。あんたたちは分かっとるかもしれん。市民の人たちは誰一人分からんよ。我々議員も何も今、説明も聞かされとらん。そうしてまた、別途道路工事は市施行でやる予定と。どこをどう工事すっとね。それも分からん。分からないように、分からないように説明して、協定書だけを認めろというような話にならんさ。もう少し親切に分かりやすいような説明をしてくれなければ。これは個人の住宅を造る話ではないんですよ。午前中も大概言ったように、長崎の玄関口をつくるんだから。市民の財産でしょう。そうしたら、それを今、全然説明もなしに言葉だけで理解してくれと、想定してくれと言われたって、少なくとも私の頭の中では、あなたの言葉だけではどういう道路形態になるのか、全然分からんやった。
105 ◯芝長崎駅周辺整備室長 資料の説明が不十分で申し訳ございません。改めてご説明をしたいと思います。
2ページの図面をご覧ください。横にしてご覧いただきますと、上が国道でございまして、このたび、軌道を移設する区間は赤でお示ししております398.5メートルの区間でございますけれども、この紫の点線で囲った部分に、新しい信号交差点ができまして、その右下、駅前交通広場と書いておりますが、これがこのたび新しく東口に整備をされる交通広場でございます。ここにアクセスするために、先ほどの紫の部分に信号交差点を設置して、そこから、図面左側でございますが、北部方面からまいりますと、右折をしてこの交通広場に入っていくというようなアクセスになります。そのため、現在は交通広場に入る右折帯というものは、なかなか短くてございませんけれども、このたび、この区間においてしっかりと右折帯を1車線、整備をいたしまして、信号を待った上で、しっかりと安全にこの交通広場へ進入して、またそこから出ていけるというようなことで考えておりまして、そのためのこの右折帯のレーンを増設するものでございます。先ほど、市の工事ということのご説明いたしましたが、右下の断面図でいいますと、下の整備断面のところに、右側に歩道カットとございますけれども、この部分の歩道を切り込みまして、新たに生まれたスペースに車道を整備して、軌道を図面右側に移動するということでございまして、この歩道部分のカットであったり、そこで支障になります電線類の共同溝の移設とか、そういったものの工事を長崎市で別途発注するという計画にしております。
以上でございます。
106
◯毎熊政直委員 これ、資料を出してでも説明してください。結局、令和4年9月から新幹線開業予定、そうしたら、そこに右折帯供用開始と書いてあるけれど、9月時点でどこからどこまでが供用できるようになるのか。この4ページの写真だけを見ても、供用開始時に実質この938.5メートルあるうちのどこら辺から右折帯ができ、そして最終的に何台くらいまで右折帯の車が並べるのか。そこら辺の説明をしてもらわんと、これだけじゃ全然想定ができないじゃないですか。やはり新幹線開業のときは、右折帯は北部方面から来る右折帯だろうから、せめて現状の今、チョーコー会館ビルのここら辺から右折帯がこうできて、最終的に100メートルができるのか、50メートルできるのか、そういうのを説明してもらわないと、あなたたち何でそう隠す必要があるわけですか。何で大事なこと、こういう委員会でも協定を結ぶ中でも、その協定の中でもこの開業時期にはきちんとこの右折帯をつくっとってもらわんといかんわけですよ。それが協定でしょうが。それも何も説明せずに、議会には内容を見ずに判を押せというような説明をしているみたいなもんやから。これは大事なところやけんさ、どこから右折帯が始まって、どこでどういう形でこの交差点に入ってきて右折するのか。せめて図面ででも示してもらわんと、分からないから。平面図でもいいから。分かるやろ。できていないとね。
107
◯永尾春文委員長 暫時休憩します。
=休憩 午後1時16分=
=再開 午後1時17分=
108
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
ただいま毎熊委員から資料要求がありましたが、本委員会として要求することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
109
◯永尾春文委員長 資料が出るまでの間、ほかの委員から何かご質問はございませんか。
暫時休憩いたします。
=休憩 午後1時18分=
=再開 午後1時51分=
110
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
それでは、資料請求された資料につきましては、お手元に配付させていただいております。
理事者の説明を求めます。
111 ◯片江まちづくり部長 私どもの資料の不足によりまして、審議の停滞を招いたこと、誠に申し訳ございませんでした。おわび申し上げます。
それでは、提出いたしました資料に基づきまして、今回議案に関係するところ、担当の室長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
112 ◯芝長崎駅周辺整備室長 資料の説明が不十分で、大変申し訳ございませんでした。まちづくり部の追加資料に基づきましてご説明をいたします。
お手元のA3の資料、右上がこのたび新しく設置するNHKの前、3)交差点と書いておりますけれども、ここに新しく信号の交差点を設置いたします。その右下、こちらが新しく整備する東口の交通広場でございまして、北部方面、図面左側からまいりますと、この軌道移設区間と書いてある下に少し字が小さいですけれども、滞留長、Lイコール102.6メートルと書いてございますけれども、ここが右折帯として、このたび新しく整備される車線でございまして、102.6メートルのこの右折帯を新しく整備をいたしまして、左側北部方面からまいりまして、このNHKの3)の交差点を右に曲がって、右下の交通広場へ入っていきまして、この交通広場内は一方通行で、今3)交差点から下の方向に、左下に道路が記載しておりますけれども、ここが新しく東西線として整備する道路でございまして、この東西線を図面下から上の交差点に向かって一方通行で出ていくと、そういうような交通形態になっております。ですので、北部方面、左側から来ますと、右折帯を右折して交通広場一方通行で、時計回りに1周をしてNHK前の交差点から出ていくというような状況でございます。
説明は以上でございます。
113
◯毎熊政直委員 その説明が不親切って言うとさ。今のもどうせ説明するのなら、これだけの図面を出したんだから、例えばこの左側の東西軸線が開業時にはどうなるのか。全部東西軸ができてしまうのか。一部供用開始なのか。そして、今の道路あるたいな、1本国道の裏にさ。この道路とこの真ん中の、今のこれガソリンスタンドの付近かなと思うけど、これにまだ道の抜けとるからね。こういうのが開業時にどうなるのか。そこら辺を示してもらいたかったな。それで警察との協議、いろいろあるやろうけど、本当はこの3交差点、NHK前のこれがどういう形で北から来た人がじゃどう駅前広場に入っていくのか。南から来た人はじゃどうやって入っていくのか。それを、これはもう今すぐでということでなくてもいいから、次の議会でもいいから、ここはやはり警察との協議もきちんと終えて、どういう形で進入して出るようになるのか。そういうのをきちんと示してほしかっさ。この平面図だけじゃなくても、少し写真とか捉えて分かりやすいように。それを広く市民の皆様に早く周知するのが、議会の役目でもあるとやけんさ。あなたたちの役目でもあるとよ。前から言っているけど、なかなか出さんもんな。やはりよその機関との協議があるからなのか知らんけど、なるだけやはり大きく市民の皆さん、夢を膨らませて新しい長崎駅はどうなるんだろうか、周辺はどうなるんだろうかという大きな期待もあるんだから、早く情報を開示してやるのが、あなたたちの役目やろ。やはりきちんと我々素人はそういう目で見ないと、なかなか想像がつかんけんね。だからそういう親切な行政運営に努めてくれろ。それから、これは今言ったことは、次の議会まででいいから、交差点なんか特に警察との協議が要るやろうけん、早めに済ませて、もう早くこの駅前のこういう進入口、取付口を早くきちんと分かりやすいように説明できるように、早くやっていただきたいと思うけど、それは次の議会までにできるね。
114 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ただいまご提示した図面は、まだまだ非常に分かりにくくて、道路の形態であるとか、どういう方向に進入、出入りするのかというのが、分かりにくい図面になっておりますので、ただいまご指摘いただきましたとおり、次回の議会には、もう少し分かりやすい図面でご説明をさしあげたいと思います。
以上でございます。
115
◯中西敦信委員 基本協定書の中にもあるんですけれども、例えば発注形態というところで、原則競争に付す方法によってとあるんですが、軌道の移設について、専門的なところは長崎電気軌道はお持ちだと思うんですけれども、この約12億円の工事を全部長崎電気軌道がするわけじゃないような書きぶりになっているんですが、入札ってあるから、例えば入札の差金が出たときは、その金額のお金はどういうふうにするのかとかというのの取扱いと、全体だから、12億円のうち、直営というか長崎電気軌道がされる部分と、ここはできないから発注するというようなのの内訳は、どんなふうになっているんでしょうか。
116 ◯芝長崎駅周辺整備室長 現在、私どもが協定を提携しておりますこの12億円のうち、長崎電気軌道がどれぐらい直営でやって、あと外注をどれぐらいするのかというご質問でございますけれども、申し訳ございません、私ども今手元に資料を持っておりませんが、私どもがお聞きしている中では、直接軌道を移設する、やはり電車の運行に直接関わる、安全に非常に配慮しなければいけない部分につきましては、長崎電気軌道が直接工事をするとお聞きをしております。
以上でございます。
117
◯中西敦信委員 軌道の線路を移すものの実際運行しながら移していくわけだから、ただ、でも実際工事されるのはそういう土木というか、要は工事の業者がされると思うんですよね。そうしたら、協定にもあるように、入札にかけてくださいとなったら、もちろんより低いところが手を上げられて、そっちにお願いとなったら、12億円のうちのお金がどれくらい、よく市役所やったらあるじゃないですか。入札差金で不用額が出ましたとなるけど。その取扱いはどうなるんですか。
118 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今後、長崎電気軌道のほうで発注形態についても精査されることと思いますけれども、工事中は様々な変更であるとか、物価の変動とかもございますので、最終的にはこの6ページの第8条にございますけれども、工事費が変動する場合には、協議をして工事に支障を来さないように精算をしていくということにしております。
以上でございます。
119
◯中西敦信委員 ということは、要はこの消費税を除いた11億7,836万円を最大の金額で、長崎電気軌道に渡して、あとはそちらでやってくださいねと。公平性とか透明性とか確保あるけれども、要は市が直営でやって、必要な部分は長崎電気軌道と一緒にやるという方法もあり得たのかなと思うんですけれども、移設工事丸ごと長崎電気軌道に協定を結んで委託をするということのほうが、やはりメリットがあるからだというのを説明していただかないと、何でかなと思うんですけれども。やはり6億円の見積もりだったのが12億円になったというところからして、もっと効率的なやり方というのをやっていかなきゃいけないと思うんですけれども、その辺りは、何か考えておられることはないんでしょうか。
120 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この軌道の工事につきましては、最初のご説明でもいたしましたとおり、国が定めております要綱に基づきまして、軌道事業者と協議をしなければいけないということがございます。その協議の結果として、軌道事業者としては、施設を保有し電車の運行の安全性も確保しながら夜間工事でやっていくと。電車が運行を始める朝までには工事を完了して解放すると。そういった非常に専門性の高い工事ということもありまして、協議の中で長崎電気軌道が全てをやるということで協議が整ったものでございまして、それについて、今回委託をしているというところでございまして、その中でも基本的に公共工事ということでございますので、公正性、透明性には確保していただきたいということで申し述べているところでございます。
以上でございます。
121
◯中西敦信委員 そうだと思うんですけれども、少なくとも第7条のところで、競争に付すとなっているから、入札の差金についても、この第8条の中でそういう物価労賃の変動等、等の中に含まれるのかもしれないけど、競争入札の結果出た差金も精算の対象にするとかというようなことは要るのかなと思うんですけれども、そこはもう入っているんですか。入っているという理解でいいんですか。
122 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、その差金等も最後精算の中に含まれているということで理解しております。
以上でございます。
123
◯中西敦信委員 分かりました。じゃ約12億円のうち、どれだけ長崎電気軌道のほうでやって、どれだけ請負というか発注するのかというのは、まだ確定というか分からないという説明でしたけれども、精算をする中で、そういったところもしっかりと確認して、なるだけやはり公共事業、必要性はあったとしても公共事業だから、最大の効果を最小限の費用でできるようにというところをしっかり持って進める必要があるというのは申し上げておきたいと思います。
以上です。
124
◯毎熊政直委員 やはり一番、6億円で見積もっとったものが12億円になったというところの、その理由説明さね。こうしてこの図面を見れば、一定想定するんだけど、最初6億円と計算をしたときの軌道敷、移設区間がこの図面では398.5メートルになっているけど、もともと200メートルぐらいだったんですよ、それが倍ぐらいに延びたもんだから、予算も倍ぐらいに延びましたというくらいの、きちんとした理由があれば、一定倍増した後も理解もできるとさ。そういう説明もなしに、最初からこれ398.5メートルでやっていくならば、何で倍に増えるんだと。工事区間をこの交通形態を基に延ばさなければならなかったから、工事費もそれで倍増したんですよというような理由があれば分かるけど、そういうもんなくして最初からこの計画で、こういう協定も一番最初この図面を基に工事費も積算しとっとだろうから。それをお互い長崎市の一番最初この軌道敷を移設するとき、幾らかかってもいいですよと、うちが出しますからという話で取りかかったわけじゃないだろう。幾らかかるんでしょうかということで、それでこれが出せるか出せんかの、妥当か、今になって正当性とか透明性とかその協定書の中で言っているけど、一番最初の正当性、透明性というのは、どう判断ばしたとね。これがやはり最初の計画でこの移動区間が延びたとね。そうでないとね。
125 ◯芝長崎駅周辺整備室長 当初、長崎電気軌道にヒアリングを行って、長崎電気軌道が想定していた延長が、今ご指摘いただいたとおり約300メートルくらいということで想定をしておったということで、約100メートル、実際に延びております。それと合わせまして、やはり資料の9ページにございますとおり、最初は長崎電気軌道がお持ちのメートル当たりの単価で計算しておったのが、一つ一つ工事費用、工種ごとに、このように積み上げたということで、設計が詳細に決まったことに伴って、こういう積み上げができてきたということに伴いまして、先ほどの工事区間も明確に確定をされ、工事費の内容も精査され、このような形で12億円に膨らんだという状況でございます。
以上でございます。
126
◯毎熊政直委員 この協定の締結を議会に認めてくれと言うなら、そこら辺のところをやはりきちんと納得いくような説明をしてくれなければ、これはもう出来上がった品物に、お金をもう丼勘定で最初して、そうして今聞けば、100メートルしか延びていない。3分の1しか延びていないんだから、それで金額が倍になったということでは、やはりなかなか納得し難いところがあるから、これはもう前、あのときはこういう図面とかなんとかまできちんと示してもらってなかったから、この前、倍になったというときの話ではよく想定できんやった。だから、やはりこういう図面で、最初の計画よりこれくらい延びましたと。だから必然的に工事費も上がりましたというような、そういう説明をさ。それ予算の説明で当たり前のことは当たり前に、新しいことを説明してくれ。それ何も説明せんで、倍になりましたから認めてくださいなんて言われたってもう、我々議会も何を根拠に認めればいいのか分からん。だから、これ協定を結ぶならば、本当にこれ一番の契約の基になるやろうけん、よくよくそこら辺の説明をして、それであなたは市民から聞かれたとき、そういう答弁では市民の人が誰一人納得せんよ。だから、そこら辺はきちんとやはり今、延伸した部分とは、それによって工事がふくそうするから費用が上がったとか、そこら辺がやはりきちんとした親切なきめ細やかな説明ばしなければ。もう少し反対の立場になってみてくれろ。思うやろ。6億円て大変な金額よ。それが倍になりましたというのも、ああそうねと、それは仕方なかったねという話でならんでしょう。だからきちんとそこら辺は、上がった理由をもう少し具体的に説明してくれと。そうしないと、この議案を判断するのに非常に難しくなるという私どもサイドからの見方です。そうせんば、私も市民の方から聞かれたとき、答えようのなかもん。何で倍になったんですかと聞かれたときにね。そこはそういう見方を含めて、もう1回やはり、これとこれがこうなったもんだから、最初はこういうふうに長崎電気軌道は見とったけど、より専門家にいろいろ正式に見積もってもろたら、どうしてもそれだけのお金がかかるということになりましたという裏づけばさ。もう1回、簡単にでよかけん、もう1回よう分かるように説明して。
127 ◯芝長崎駅周辺整備室長 当初、軌道事業者との協議の中では、まだ設計が完了していなかったということもあり、図面もないような状況でございましたので、ここの交差点に右折帯を設置する場合に、軌道を移設したという状況を想定した上で、おおむね300メートルの範囲で軌道を移設ということで、軌道事業者のほうが計画をしておりまして、その移設の1メートル当たりの単価ということで、この移設距離に掛け合わせまして、概算工事費を出していたという状況がございます。その後、設計業務が深度化いたしまして、図面、数量等が確定をいたしまして、それに基づきまして、資料の9ページのような工種ごとの金額が算定をされ、また、しっかりとした図面が出来上がることによりまして、軌道移設幅が本日お示ししたとおり、398.5メートルの移設による影響範囲があるということが明確に決まりましたものですから、それに基づきまして、この12億円というような金額が確定したという状況でございます。
以上でございます。
128 ◯片江まちづくり部長 今、毎熊委員のご指摘、大変もっともなことで、例えば自分の家を建てるときに発注したとすれば、もう倍に値段が上がったとなれば、何がどうなってそうなったのというのは、必ず聞かんばいかん。納得いくまで説明を求めるだろうと思います。それがやはり市民の方から見れば、この駅のところでそういったものが起きていて、何で6億円が12億円に上がったのというところは、やはり腑に落ちるところまで、ご説明をさしあげないといかんだろうと考えます。
少し補足させていただきますと、長崎電気軌道も設計の資料がなかなか手元にない中で、過去にやった事業の事例から単位、どれぐらいかかるかというところ、ただ、今回の事業に関しましては、交差点部分が入ってきまして、交差点部分と単路部、それ以外の部分では、やはりブロックに使う石の厚さであるとか、そういったものが違ってくる。それと夜間工事で、どこまで進捗がそれぞれ図れるかというところで、工期がどれぐらいかかるかというのも、やはり後になって図面を精査していく中でできてきた。そういう材料費とか、それから延長、それと工事を安全に管理するための人件費とか手間、そういったものが詳細に分かってくるにつれて、積み重ねが増えていったということで、結局6億円が12億円になってしまったということで聞いております。ですから、どうしてもやはり先方も当時、当初に我々が資料を求めた段階では持ち得ている範囲の中でしか回答することができなかったんですけれども、精査をするにしたがって、やはりここは非常に重要なところであるし、工事も難しいところだということが分かっていった中で、こういった金額になってしまってということで、それは私どもが当然ながらエンジニアとして、そこはこうじゃないのとか、ああじゃないのとかいうふうな指摘をできるような技量を持ち得ておれば、もっと本当の値段に近い価格で当初からご説明できたと思いますけれど、その辺は私どもが技術者としてまだまだ技量が足りなかったところを反省すべき点だと思っておりますけれども、今回はどうしてもそういった中での金額の見積もりしか成し得なかったということで、大変申し訳ないと思っておりますけれども、ご了承いただければと考えております。
以上でございます。
129
◯毎熊政直委員 一番最初、もう全く丼で、長崎電気軌道の言うとおり概算で予算を立てて、この軌道敷の移設をしたからこうなったということで、だから、最初がやはり一番取りかかりがつまらんと思う。きちんとそういうものは、それこそ石橋をたたいて渡るような、きちんと裏づけを持ってそういうのは概算でも出しとって、こんな倍増というようなこと。こういう議案を簡単に認めたら、我々議会人も笑われるよ。だから、そういう仕事のやり方ということを非常に、もしもこういうことがあった場合の申し開きはできないぞと思う気持ちを持って仕事に臨んでもらいたい。
それと、もう1点聞くけど、これ国道でしょう。やはりこれは区画整理事業の施工主である長崎市だけが軌道敷の移設の費用負担をして、道路管理者も1車線増える形になるんだから、道路管理者の県に幾らかほかの負担を求めてもいいんじゃないの。そこはどうなっているの。
130 ◯芝長崎駅周辺整備室長 委員ご指摘のとおり、今回この国道を、県管理の国道を長崎電気軌道の移設も含めて工事を行うわけでございまして、これまで東口の駅前広場には、このようなしっかりとした右折帯がなくて、交通安全上も非常に事故が多いということも指摘されておりまして、スムーズに駅前広場にアクセスできないということがございまして、このたび県の管理の道路、それから駅前広場へのアクセスという機能としましては、非常に上がるわけでございまして、私どももそこを県と協議をした経緯がございます。しかしながら、県のほうといたしましては、やはり原因者が土地区画整理事業であるということであって、なかなか県のほうでは負担はできないというような回答をいただいております。私どもとしては、ご指摘のとおり、どうしても県の施設のグレードアップといいますか、機能向上を図るものですから、少しでも負担をいただきたいということは何度も協議を申し入れたところでございますけれども、残念ながら負担をしていただけなかったという状況でございます。
以上でございます。
131
◯山本信幸委員 お尋ねします。これ基本協定書なんですが、ここで先ほどお話しになり、工事費の見直し及び精算という項目が6ページにございます。そうすると今から、今この図面ではまだ協議に伴って変更等がある。また、警察等の協議を伴って何か変更が出てくれば、基本協定書で金額は出ているわけですから、これは今からまた変更ということが出てくると理解せんばいかんわけですか。
132 ◯芝長崎駅周辺整備室長 交差点の形状等、安全に関わる部分につきましては、一定警察と今、協議を進める中で、ご了解をいただいているところでございますので、大きな変更はないと認識をしておりますけれども、工事でございますので、最後までの間に若干ではございますけれども、変更等がある可能性というのはございます。その変更金額について精算をするということで、この協定書にうたっているところでございます。
133
◯山本信幸委員 そういうことを言っているじゃなくて、最初からその金額自体が変更に伴って、その変更は当然あるでしょうと。あるけれども、そういう大きなものはもう全然ないと。ある程度この交差点の協議を済ませ、交差点設計をやって、右折車両の台数まで決めて、もう計画自体はもうこれである程度決まっているんですよと。あと、やるとしたらば、例えばそこに埋設物でまたいろんなものが出てきたとか、当初想定が全くできないものができない限りは、もう変更がないんですよという意味の、そこまで詰めた今回工事協定書なんですということで理解をしていいということですね。
134 ◯芝長崎駅周辺整備室長 繰り返しになりますけれども、交差点の警察との協議はおおむね整っておりますので、大きな変更、形状等も含めて、変更はないものと考えておりますので、今ご意見いただいたとおり、想定外の埋設物であるとか、そういったものがない限り、大きな変更はないものと考えております。
135
◯山本信幸委員 何度も繰り返しますね。私が言うのは、ここは交差点設計をしっかりやって、台数等の計算まで全てやって、やったんですねということを尋ねとるだけやから。警察ともやって、ここ計画交通量も出して、全てやったんですかと聞いているんだから、それだけ答えてください。
136 ◯芝長崎駅周辺整備室長 当然、交差点の容量、交通量からしっかりと計算をした上で、警察協議を行って整ったということでございます。
以上でございます。
137
◯山本信幸委員 そうなってくると、先ほどから概算で決めた話がありました。これが6億円から12億円になった話がございます。そんだけこの分については、協定書を結ぶについて、精査をやって、台数まで全部決めてやってきた流れがあるわけだから、今後絶対にそういうことを簡単にこれは変更に伴うものがないようにしていかないと、多分、概略設計のときに経費まで考えて、6億円のときに経費なんかも、諸経費ですよ、さっき裏に経費の積み上げのところが資料として、ついとりました。この積み上げている中に、約倍ぐらいの経費がありましたけれども、そういう経費なんかも、先ほど過去の事例に伴ってメートル当たり単価を出したと言いよりましたけれども、そこの経費までしっかり確認を取って、メートル当たり単価を確認を取って、その分を積めたかどうか。
138 ◯芝長崎駅周辺整備室長 このたびの基本協定を締結するに当たりましては、軌道事業者と協議をする中で、工事の直工は当然のことながら、ご指摘の諸経費についても、共通仮設費や現場管理費、一般管理費、こういったものをご提示いただいて、長崎市が通常公共工事として発注する金額としっかりと精査をした上で、問題ないと認識をしております。
以上でございます。
139
◯山本信幸委員 認識は結構だと思います。私が言ったのは、概算払いのときに、こういう形式のところが経費まである金額で、その経費がちゃんと入ったものということを確認してやったのかということをお尋ねしただけです。経費が入っていないメートル当たり単価で延長をかけて、概算払いで6億円ぐらいやったら経費がちょうど乗ると。ちょうど倍ぐらいの12億ぐらいになってくるものだから、あまりにも倍というのが気になるから。だから、こういう今後基本協定を結んでやっていくには、せめてここに計画予算というのが出ているけれども、これに基づいて何がどう違ったんですよというのを出してくれれば、説明が分かりやすいでしょうと。概算のときは6億円出しとったけれども、これに基づいて何が多く増えたんですとか、分かりやすいから。そういうと踏まえて、図面等ではもうこれで変わらないということも明確に言われたから、そういうと踏まえて説明していただくと、非常に分かりやすいけれども、今の状況では非常に分かりにくい。そのことです。お答えください。
140 ◯芝長崎駅周辺整備室長 当初の長崎電気軌道からいただいた概算金額につきましては、当然工事を委託した場合の価格ということで、ご依頼をしておりまして、そこには経費も含めた額ということで、メートル単価というふうに私どもとしては認識をしております。
以上でございます。
141
◯山本信幸委員 それはそれでいいですよ。これについて比較はできるんですか。
142 ◯芝長崎駅周辺整備室長 メートル単価として、経費を含めた単価でございますので、現在ここの9ページで出している予算計画の積み上げの部分につきましては、詳細に工種を積み上げた上で、経費をかけておりますので、単純に比較はできないものと考えております。
以上でございます。
143
◯山本信幸委員 そういうふうにできないというのはよう分かります。とにかく、こういうふうな、せっかく計画予算書が出てきています。過去においてそんだけの、6億円の差が出て来ています。計画は変わらないということも言われました。しっかりと全く変更がないように、より精査してチェックしていただいて、今ここで変わらないということはしっかり言われたんだから。その意味で進めていただきたいと。これは要望にしておきます。
144
◯梅原和喜委員 先ほど予算の件で話があったんで、9ページの計画予算のこの表があります。それぞれ本工事費からトータル12億9,619万6,000円の金額。今回は長崎電気軌道が独自に工事をされるということで、通常工事するとき、ものを購入するときは相見積りとか、2者、3者取って、公平、公正の金額で発注するんでしょうけれども、この中で一式ということで、例えばこの安全費とあります。2,918万4,000円。例えばこの安全費がどのくらいな詳細な見積額があったのか。例えば、人工費が何名の何掛ける何日でこんだけなったとか、工事にやはり人工費、それから材料費、いろんな一式の中に、いろんな細かい金額があろうと思うんですけど、その辺りはしっかり精査したということでよろしいんでしょうか。
145 ◯芝長崎駅周辺整備室長 9ページのこの計画予算につきましては、一式計上と示しておりますけれども、この下の代価表と申しますけれども、単価でありますとか、歩掛かり、こういったものは既に長崎電気軌道から資料をご提示いただきまして、私どものほうでチェックをしております。先ほどもご指摘ありました安全費につきましては、主に交通誘導員の部分でございまして、そこに何人計上されているというようなところもいただいております。
以上でございます。
146
◯梅原和喜委員 計画予算はしっかり詳細に分析したということで理解したいと思います。
それから、先ほど毎熊委員のほうから、市民への説明不足ということもあったんですが、我々は新聞記事を見るとき、やはり地域の方から何でこんなかかるんだろうかということを、多分今日のこの委員会の記事も今、マスコミの方いらっしゃいますけれども、どんな記事になるか分かりませんが、今後市民の方がこの12億円になったと、本当に分かりやすい、例えば週刊あじさいとか、そういったところへ私はリクエストが来ると思うんです。本当に大きなお金がかかってきますので、やはり市民の血税が使われるこの工事費に対して、市民への説明ということであれば、週刊あじさいとかそういったことで市民にしっかり説明していただいて、せっかく100年に一度の新幹線のための工事に関連する事業ですから、市民の皆さんの理解を得るために、ある程度そういった広報の仕方も努力をしていただきたいと思います。
それからもう1点、8ページに工程表があります。九州新幹線西九州ルートのときに、宝町の工事のときには、テレビとかそれから新聞、ラジオ等で交通規制がありましたよね。夜中の何時から何時まで宝町で工事しますから注意してくださいと。ここは長崎県で一番交通量が多いところでありますので、その辺りの事前の準備のときからも、市民の皆さんにこういったことありますよ、その新幹線が来るわくわく感と抱き合わせて、この道路が右折帯を設けて、市民の皆さんの右折帯の安全安心のために、この百何メートルをするんですよという丁寧な説明と、必要な経費がこうかかりますということを、ぜひもう一度、市民の皆さんへフィードバックしていただける、これを強く要望しておきますので、ご見解あればよろしくお願いします。
147 ◯芝長崎駅周辺整備室長 委員ご指摘のとおり、この工事、駅前の非常に交通量の多い重要なところでの工事になりますので、安全対策はもちろんのこと、市民への周知というのは非常に重要なことと認識します。そのため、ご意見ございましたとおり、新幹線が開業するための工事ですよという、そういうわくわく感も含めて、広報、市民の方に伝わるように努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
148
◯山本信幸委員 先ほど、右折帯が20台ぐらい止まるというのがあるんですけれども、その20台ぐらい止まるところのその右折帯の考え方なんですが、これはそれだけ必要というのは、先ほど交差点計画をつくったということやったけれども、その中で出てきた数字ですか。
149 ◯芝長崎駅周辺整備室長 右折帯の設計の根拠でございますけれども、この土地区画整理事業に伴いまして、中の土地利用というのも変わってまいりますし交通形態も変わってまいりますので、こういう新しい道路であるとか施設、この施設については、特に新たな交通需要を発生するものでございますので、そこに最大級の建物が建った場合に、何台車がアクセスするのか、こういったこともしっかりと交通量の中に将来予測として算定をした上で、現在のこの滞留長102メートルで十分であると計算として算出をしております。
以上でございます。
150
◯山本信幸委員 参考までに、それ何台考えとっと。
151 ◯芝長崎駅周辺整備室長 計算の基になる根拠の数字、今、申し訳ありません、手元にございませんので、後ほどお示ししたいと思いますけれど、よろしいでしょうか。
152
◯山本信幸委員 これ、結局滞留長は20台分ということになってくると、非常に大きい課題だと思います。これだけ12億円ぐらいかけてせんばいかん右折帯をつくるために、必要な根拠になってくるので、後で資料としてください。
153
◯毎熊政直委員 この基本協定書のこの条文の解釈がこれできんとばってん、第3条の下段2段目、なお、年度ごとの予算額の変動に関しては、総額概算額に増額が伴わない限り、基本協定の変更を行わないものとすると。これ、違うんじゃない。逆じゃないですか。年度ごとの予算額の変動は認めますと。しかし、総額概算額の増額はあり得ないというぐらいの文章にしないと。これを、そのまま読めば、総額に増額が伴ったら、また来年ぐらいに基本協定でこの金額の変更ばせんばでけんように、これは読み取れるけど、こんな協定ってないんじゃない。1回もう上げているんだから、倍増しているんだから。これ黙って読んだら、これは私もそんな法律家でもないから、よくよく解釈がどういう解釈すればいいのか、これは何か増額が伴った場合は、基本協定の変更を行ってもよいということは、またまだ増額があることを前提とした協定文じゃないの。これはどうしてこういう、増額まだまだ想定しとるわけですか。
154 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今回ご審議いただいておりますのは、基本協定書でございまして、この後、別途年度ごとの協定を締結いたします。その中で、この予算の変動に関しましては、この基本協定は年度ごとに変更を行いませんけれども、最終的に最終年度で、基本協定の中で精算を行うということでございます。
以上でございます。
155
◯毎熊政直委員 それは最終的にまだ増額の可能性がありますということね。
156 ◯芝長崎駅周辺整備室長 大幅な変更が現在ではないと認識をしておりますけれども、小さい数量の変更とか延長の変更というのは、こういったものは工事に伴いまして発生してまいりますので、そうしたものについては、基本協定の中で精算をすると考えております。
以上でございます。
157
◯毎熊政直委員 基本協定の中で精算をすると、あなたその軽微な金額の変更とか言うけど、あなたが軽微と言うかもしらん。あなたの軽微というのが1億円になるかもしれんたい。だからそんなの、それあなたの感想を聞いているんじゃないんですよ。協定はどう組み交わしているのか。この金額、増額の件に関して。一度あったこと、二度ある可能性あるじゃないですか。また3億円も4億円も増えたらどうするんですか。誰が責任を取るんですか。そういうことをきちんと決めるのが、この基本協定でしょう。このあなたの今の説明じゃ、まだ総額に関しては一番最終年度に決めるんですよと言わんばかりの説明やったら、そんな説明で納得できますか。
158 ◯片江まちづくり部長 この第3条の言い方で、最後のところに総額概算額に増額が伴わない限り、基本協定の変更を行わないものとするという表現のところでございますけれども、先ほど答弁もさしあげたとおり、例えば地下の埋設物が見つかって想定外のものがきたとか、そういったことがない限りはあり得ない。ただし、例えば公共工事にもありますけれども、労務単価が変わったりとか、場合によっては消費税とか、我々が手の届かないところで労働単価が変わった中で、それが結局増額に結びつくということもありますので、全く増額がないというふうなことには、協定としてはしておくことが、要は論理的に難しいということで、一定そういったものを受け入れられるように、こういった書き方をしております。ただし、今おっしゃいましたとおり、最初に6億円という金額をいただいて、それが12億円に上がったということに関して、我々も非常に重大なことと受け止めておりますので、そこにはやはりある程度もうこの今日お示しした図面がきっちり固まった上での金額でありますので、そこは長崎電気軌道のほうにもしっかり認識を持っていただいて、安易に何が変わった、これが変わったとかいうことを言わずに、やはり最初取り決めた金額の中で工事を施行していただくように、それは我々としても、しっかり監督して、お互いに無駄のない工事が進んでいく。市民の方にも説明が通るような事業の進め方をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
159
◯毎熊政直委員 それは部長、それは分かるさ。通念上、いろんな社会状況の変化で、例えば材料が上がったとか、今言う埋蔵物が出てきたからと、それ工期が延びたとかというふうなことは。ただ、ここは長崎市としては、基本的に総額これ以上は上げませんよという協定書になっとかんといかん。そうせんと、その下にも第4条の第4項に事業の中止及び長期中断により生じる費用は甲の全額負担とすると。第5項には第3項による工事の遅れについては、乙は一切責任を負わないものとすると。これもう何もかんも市がみますよと。こういう協定というのは、あまりにも一方的な協定じゃなかとや。少しそこの協議をして、表現の方法とか変えるべきじゃないですか。そうせんと、これ工事を任せるのに、中止になったり長期中断とか工事の遅れについては、乙の責任は一切問いませんよということで、これ何をどうしてもいいということたい。
160 ◯片江まちづくり部長 今回の協定に基づいて行います工事につきましては、基本的には長崎市といいますか、行政側が駅前の再整備を行うに当たって必要となったことが原因として、長崎電気軌道側に委託をするということですから、長崎電気軌道側の都合で工事を始めるといったことではございません。ですから、やはり最初の基本的なものの言い方としては、何かしらトラブルとか、そういったものがあった場合については、要請をした側が負いますよという話をしとるんですけれども、7ページの第16条、その他のところでございます。長崎電気軌道側の事情によって、例えばの話、工事を請け負った側の事情で何かしら遅延が生じたとか、そういったものに関しましては、やはりそれは市としても相手側に疑義を申し立てて、それはやはり改めて協議すべきところがあるんじゃないかというふうなことは協議をするようなことでの申合せも、この中でしておりますので、そういったところで、現場の状況に応じて、どちらがどういった責を負うべきかといったところに疑義が生じた場合については、こういったところで議論をしていくとなろうと考えております。
以上でございます。
161
◯毎熊政直委員 それは長崎市のこの区画整理事業と、それで駅前再開発とその事業に伴うこの軌道敷の移設と、それで右折帯をつくらなければならないという原因があるからね。それは認めるさ。認めたけん前回の倍に増えたときも、普通やったらあんな話はないですよ。だから、今後こういうことがないように協定の中身はなっているんでしょうねと、そこの確認をしたかったら、文章を読んだら、まだ増額があり得ますよと、そのときはまた基本協定の変更をしますよと読み取れる条文があるやかね。後で、工事中断、工事の遅れ、そういうのも全部市が責任を負ってくださいと。こんなの協定と言えるの。共に定めるとやろ。協定というのは。これは一方的なあれじゃない。そうしないと、またおそれがあるから。本当にまた工事費が増額しました、また何億円増えました、何千万円増えました、工期がやはり遅れます、新幹線の開業に間に合いません、その責任は長崎電気軌道にはないですよというふうなことになる可能性が、この協定ではあるわけやろ。この協定をつくるときに、そこら辺の担保というのはちゃんと補完されとっとね。
162 ◯片江まちづくり部長 5ページ、第4条の3項のところなんですけれども、一応私ども予算立てをして工事を要請すると。その中で、3の2行目のところなんですけれども、工程表に基づいてやっていく中で、必要な予算を確保できない状況に陥った場合については、一旦そこで工事を中断するということの中で、やはり一方的に工事を進めても、言われた金額を超えましたから、それを払ってくださいということにはならない。やはり予定していた金額を超えそうなときには、一旦そこで止まって、どうするべきかという議論をした上で、先の工事を進むというふうなことで、一定その辺は一方的に工事が膨らんで、それが後から事後請求とならないように、この協定の中には取り決めしておりますので、そういった点からも一定その予算の進捗等については、市としても十分把握できると考えております。
以上でございます。
163
◯毎熊政直委員 今、部長、そのような説明をしたけど、今第4条の3項ば読んだと。これも単純に解釈すれば、必要な予算を確保できない場合は、乙は速やかに安全を確保できる範囲で工事を中断するものとすると。予算を確保できないものは、安全って予算的な安全性を速やかに確保できるということね。これもうそうすれば、予算を市が確保できないときは、工事を中断するものとするというふうなことに受け取れるんだけど。これ本当に紳士協定なっとっと。これ、大丈夫なの。この協定で本当に途中で工事をストップされたりなんかということ、可能性は全くないわけですか。
164 ◯片江まちづくり部長 もとより、最初にお示ししましたとおり、新幹線開業時点におきましては、少なくともこの右折で進入できるような状況をつくり上げるということに関しましては、絶対に工程は守らなければいけないと思います。ですから、ゆめゆめこういったことが実際に起きるとは思っておりません。本当に現場をきちっと動かして、長崎電気軌道とも協議して、できるということの中で金額と工期をいただいておりますから、それはしっかり責任を持って我々監督したいと思っております。ただし、やはりこの協定といいますのは、ある程度不測の事態も備えた中での表現というものは入れておかないと、全体の体裁が整わないことございますので、こういったふうな表現をしておりますけれども、これはあくまでも万々が一の話でございまして、こういったことが発生しないように、私どもは長崎電気軌道と協力して、事業を円滑に進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
165
◯毎熊政直委員 全て協定も契約書も一緒だけど、やはりその不測の事態にというのは、きちんと法にのっとって、双方協議の上、きちんと対処していくというぐらいの条文というもので紙面をくくるというのは分かるけど、これ中身があまりにも長崎市が全ての責任を負うと。工事が中断しても遅れてもとかいうなら、これ工事をしてもらうのは、先方にしてもらうわけでしょう。そうしたらこっちは長崎市が工事が遅れていますよと、開業に間に合いませんよとか言ったって、いや遅れてもそれはそっちの責任たいと。これは例えば、弁護士とかそういうものに相談して、長崎市のきちんとした態度、考え方というのは、この協定書の中に入っているとね。
166 ◯芝長崎駅周辺整備室長 5ページの第4条の3項につきましては、2行目にありますとおり、予算を確保できない場合というところに限っての万が一のことということでございまして、私どもとしては、繰り返しになりますけれども、ないものと思っております。そうした中で、軌道事業者と合わせまして、こういうことがないように、今後とも協議、調整を進めていきたいと思っておりますけれども、この協定書の原文を作成するに当たりましては、国がJR等々協定を結ぶ際に、こういう協定書のひな型というものがございまして、こういったものを参考にしながら、今回作成したというような経緯がございますので、そういった国が示した協定書の例文ということの中で、こういう条項が入っているということで、合わせて私どもはこの際採用をしたということでございます。
以上でございます。
167
◯毎熊政直委員 この法律の専門家じゃないから、この条文の読み取り方、それはいろんな読み取り方もあるやろうと、解釈の仕方もあるかもしれんけど、ここで法律論争をしたって一緒だけど、ただ確認したいのは、あなた方が向こうと協議をする、長崎電気軌道とね。これ、道路は長崎電気軌道の道路を使って軌道敷を引いてお客さんの移動をやっている。お互い、これ県が管理しているけど、市も市民はこれ車道をつくって車で移動をしている。お互い共有の共通の立場たい。そうしたところに、そこの信頼性を持って、1回こういうことがあったから二度とやはり長崎市としても、またこれに、また後で急激な増額とかいうことは絶対あっては、事業としても成り立ちませんから、協定の中には文章的には書けないところがあるかもしれんけど、もうこれ以上、これから先に急激な増額とかいうことは絶対、長崎市の信用をこれ以上失墜できないから、そういうことは絶対あり得ないということで、この事業を進めていきましょうというような、そういう意思の疎通が、協議をしている中であっているとね。
168 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今回の基本協定を締結するに当たりましては、私ども、長崎電気軌道と協議を重ねてきておりまして、当然前回の事業費が倍増したことについては、軌道事業者としても非常に反省をして謝罪もあったというような状況がございます。今回、基本協定を結んで、今後、実施協定を締結していくことになりますけれども、ただいまご指摘を受けた点をしっかり再度、長崎電気軌道と確認をしながら、これ以上よっぽどのことがない限り大幅な増額がないように努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
169
◯永尾春文委員長 暫時休憩します。
=休憩 午後2時48分=
=再開 午後2時49分=
170
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
質疑を続行いたします。
171
◯山本信幸委員 今の関連で、先ほどの損害の処理の第12条なんですけど、後のほうは工事に伴う損害は乙が処理するものと、前のほうが甲・乙協議の上、甲の責めに帰する場合は除きとあるんですけど、これは乙が処理するのは、どういう場合を意味するんですか。
172 ◯芝長崎駅周辺整備室長 このたびの軌道移設工事につきましては、長崎市が長崎電気軌道に委託をするものでございまして、工事の管理、それから工事自体でございますけれども、そういった工事に伴う損害、工事中の事故であったり、そういったものに関する損害というものは、協議した上で基本的には工事を行っている乙、長崎電気軌道が処理するものということでございます。
以上でございます。
173
◯山本信幸委員 さっきから話をしよって、こういう問題が出合い丁場の現場になってきますよと。区画整理事業との出合い丁場になる交通量が多い、非常に苦労するような場所ですよということで、そういう工事上の問題があるから大変ですよと。だから変更に伴って、大きな増額変更がないようにということを、皆さん話が出よるわけよ。だからまさにここでの乙が処理するものとすると書いとるわけだから、こういうところを踏まえて、長崎電気軌道にもしっかり言っていただいて、最初の金額から大きな変額がもしここであった場合は、もうあなたたちの処理と明確に書いとっとやから、その分はちゃんと分かってくださいよと。そのことを踏まえてやってくださいよということを、ちゃんと話をしとっとかということを確認取りたいわけさ。その辺、ちゃんと部長、取っとっとかな。
174 ◯片江まちづくり部長 事務レベルの現場の話とは別に、第6条に乙の責務として、コストの縮減、工期の短縮、それから安全の確保といったところはうたっております。書いておるからということではなくて、やはりこれからも事務レベルではそのような話をしておりますけれど、今後も私としてもやはり長崎電気軌道に関しましては、これまでの予算額の変更とかそういったことで、非常にこれは関心の高い事業であるということを十分認識していただいて、くれぐれもやむを得ない、労務費とか資材の高額とかそういったこと以外の工事施工に伴う工事の増額とかないように、それはしっかり議論をして十分相手にも、それなりのレベルで認識を持っていただいて、先方にも工事監督をしていただきたいと思っておりますし、それは早速取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
175
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。
176
◯毎熊政直委員 ただいま議題となっております第82号議案「工事の施行協定の締結について」賛成の立場で意見を述べさせていただきます。
これは長崎市のまちづくりの中でも、駅前という、そして大きな公共交通機関の拠点としても、この右折帯の設置、そしてまたいろんな各駅前関連の道路の施工、非常に重要な場所です。そこの工事の協定です。ただし、これも一番最初の協定をしたときの予定工事価格からすれば、倍増という、どこに一番最初の工事単価の積算に根拠があったのか、全く分からないような状況の中で、倍増したものの協定を結ぼうとしておりますが、これはいろんな先ほど意見の中でも出たように、これは市民の皆さんも、もちろん我々議会も含めて、非常にまだ疑問視等、そしてまたこれだけの増額があったという事実関係はもう非常に遺憾という気持ちでいっぱいでございますが、しかしやはりこの工事を遅らせて、長崎市のまちづくりが根本的に遅れているようであれば、またそれも非常に困る。ですから、ここはお互い長崎で、市民の足として事業を行っていただいている長崎電気軌道株式会社です。これも長崎市の宝ではあるけど、しかし、お互い長崎の人のため、そしてまちのためにも、そこできちんとした基本協定、紳士的協定を交わして、長崎市が一方的に何もかんもかぶりますよというような意味合いじゃなくても、これだけ倍増したことの大問題ですよ。そういうことがあったことを踏まえた上で、これ以上もう費用が増額しないようにということを前提とした基本協定を、きちんと紳士協定の下に結んでいただくように、それで条文の見直しとか、それで最終的に幾らか安心なのは、安心というか少し理解できるものとしては、ここに第8条に工事の設計、変更または労賃の変動等により、工事費に変動を来す場合は、あらかじめ甲・乙協議するものとし、工事に支障を来さないようにするものとするというように、それは工事が終わったら工事費は速やかに支払いするというのは、それはもうある意味当たり前の話やから、ここら辺の条文でお互いやはりきちんとした紳士協定になるように、改めて中身を長崎電気軌道と正確に協議するということを強く要望して、賛成の意見といたしたいと思います。
177
◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。
それでは、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
第82号議案「工事の施行協定の締結について」原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
178
◯永尾春文委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後2時56分=
=再開 午後3時10分=
179
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
〔審査日程について協議した結果、明日審査を予
定している第83号議案の審査を本日に繰り上げる
ことに決定した。〕
180
◯永尾春文委員長 次に、第78号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
181 ◯山北建築部長 議案説明に入ります前に、出席いたしております、建築部の課長級以上の紹介をさせていただきます。
〔職員紹介〕
182 ◯山北建築部長 それでは、第78号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。
議案書は、35ページ及び36ページでございます。提案理由でございますが、長崎スタジアムシティ地区計画において、地区整備計画が定められた区域内の良好な商業・業務地の形成を図るため、当該区域内における建築物の用途の制限を定めたいことから、条例の一部を改正するものでございます。
改正内容の詳細につきましては、建築部提出の
委員会資料に基づき、建築指導課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
183 ◯大町建築指導課長 それでは、建築部提出の
委員会資料に基づきましてご説明をさせていただきます。
委員会資料の1ページをお開きください。1.地区計画建築条例の概要についてでございますが、地区計画とは、地区住民や関係権利者と合意形成を図りながら、地区の目指すべき将来像の実現に向けて、市が都市計画決定をするまちづくりのルールとして、定められております。この地区計画の実現を図る手段といたしまして、建築物の敷地及び用途等に関する事項については、建築基準法第68条の2に基づく条例に規定することにより、建築を制限することができるということでございます。長崎市におきましては、建築基準法に基づく長崎市地区計画の地区内における建築物に係る制限に関する条例を定めまして、建築計画が条例に規定する建築制限に適合しているのか、確認申請において審査することにより、地区計画の建築制限を担保しております。次に2.改正の理由でございますが、令和3年3月に長崎スタジアムシティ地区については、大規模工場跡地を、計画的に土地利用転換し、良好な商業・業務地の形成を図るため、地区計画が定められ、地区計画建築条例において、地区整備計画における建築物の用途の制限を定めるために、条例を改正するものでございます。
ここで、長崎スタジアムシティ地区計画の概要についてご説明をいたします。恐れ入りますが、
委員会資料の5ページをお開きください。長崎スタジアムシティ地区計画に関する都市計画の決定内容でございます。地区計画の位置は長崎市幸町、面積は約6.9ヘクタールでございます。土地利用の方針としまして、サッカースタジアム、商業施設、宿泊施設、アリーナ等により、土地の高度利用を図るとされております。また、表の下段になりますが、建築物等の整備方針のところに記載しておりますが、スポーツ・文化活動を通じたまちづくりにふさわしい良好な市街地環境の整備を図るため、建築物等の用途の制限を定めるとしております。
委員会資料の6ページをお開きください。その地区整備計画の内容を示しております。表の中段のところ、建築物等の用途の制限の欄に示しております(1)から(5)に記載の、マージャン屋、パチンコ屋、個室付浴場業に係る公衆浴場、自動車教習所などの用途を制限するものでございます。
委員会資料の7ページをご覧ください。当該地区計画の区域図でございます。
それから、
委員会資料の8ページをご覧ください。当該地区の航空写真及び整備後のイメージパースを添付しておりますので、ご参照いただければと思います。
恐れ入りますが、
委員会資料の1ページにお戻りいただけますでしょうか。次に3.経過及び今後のスケジュールについてでございます。長崎スタジアム地区計画については、令和2年9月に、市議会、
建設水道委員会の所
管事項調査において、まちづくり部より、事前に説明を行っているというところでございます。その後、説明会や地区計画案の縦覧を行いまして、令和3年2月に、長崎市都市計画審議会におきまして、地区計画の決定が議決されまして、3月に、同地区計画を都市計画決定し告示をしております。
次、
委員会資料の2ページをお開きください。4.改正の内容についてでございますが、(1)適用区域及び用途の制限を追加するといたしまして、地区計画建築条例に追加する内容を、表に示しております。表の上段ですが、条例の別表第1に定める適用区域としましては、長崎市スタジアムシティ地区計画において地区整備計画が定められた区域ということを追加いたします。次に、別表第2に定める用途の制限としまして、地区計画において、建築物の用途を制限していた内容と同様に、表中の(1)から(5)に記載の、マージャン屋、パチンコ屋、個室付浴場業に係る公衆浴場、自動車教習所などの用途を制限するということを追加いたします。次に、(2)主な建築物の用途制限の比較についてでございますが、建築物用途について、用途地域の制限と地区計画の制限を比較した表でございます。当該区域は用途地域が商業地域ということになりまして、表に記載の計画施設、その下に制限用途とありますが、網かけをしていますマージャン屋、個室付浴場業に係る公衆浴場、自動車教習所などの用途は商業地域ということで、用途地域的には可能なんですけれども、地区計画による制限ということで、それらの用途は建築できないということとなります。なお、サッカースタジアムの計画もあるということでございまして、サッカーくじのtotoの販売も想定をされます。このサッカーくじについては、宝くじ売り場やコンビニで購入できまして、その売り場というものは、建築基準法上は、宝くじ売り場と同様に物品販売店舗の扱いとなりまして、今回の地区計画によって、用途の制限を受けるというものではございません。次に、(3)施行期日につきましては、公布の日としております。
委員会資料の3ページをご覧ください。5.条例新旧対照表について、4ページにかけまして記載をしておりますので、ご参照いただければと思います。
私からの説明は以上でございます。ご審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。
184
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
第78号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
185
◯永尾春文委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後3時20分=
=再開 午後3時22分=
186
◯永尾春文委員長 委員会を再開します。
それでは、第83号議案「市道路線の認定について」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
187 ◯松浦土木部長 それでは、第83号議案「市道路線の認定について」説明させていただきます。
議案書は、47ページから49ページまででございます。議案書47ページをご覧ください。市道路線として、上戸石町25号線を認定しようとするものでございます。
詳細につきましては、土木部提出の
委員会資料を基に、土木総務課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
188 ◯竹内土木総務課長 お手元の
委員会資料に基づきまして説明させていただきます。
資料の1ページをお開きください。資料1ページの表の左側より、図面番号、路線名、道路延長、道路幅員等を記載しております。今回、認定を予定しております路線は、上戸石町25号線、道路延長188.3メートルでございます。本路線は宅地開発により、整備された道路でございますが、都市計画法39条及び40条の規定に基づき、今回、市道として帰属されるものでございます。
2ページをお開きください。今回認定をお願いいたします路線の大まかな位置図を示しておりますので、ご参照ください。
資料の3ページをご覧ください。3ページには、上戸石町25号線の位置図でございます。位置図の中央に左から右に黄色の線で示しております道路が、市道矢上町戸石町1号線(旧国道251号)でございます。その南側には、長崎市東工場、東公園がございます。図の右上に赤色の線で示しております道路が認定予定路線でございます。
4ページをお開きください。上戸石町25号線の写真を掲載しております。1番下の写真が起点、真ん中の2枚が中間地点、1番上が終点の写真となっております。道路延長は、188.3メートルでございます。
今回認定を予定しております路線は、宅地開発により整備された道路でございますが、宅地開発に当たり、都市計画法に基づく開発協議を行い、幅員、勾配等について、市道認定基準に合うように整備を行っており、問題なく整備されていることを確認いたしております。
5ページをご覧ください。5ページには、今回の議案に関連する道路法及び都市計画法の抜粋を掲載しておりますので、ご参照ください。
説明は以上でございます。
189
◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。
質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。
それでは、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
第83号議案「市道路線の認定について」原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
190
◯永尾春文委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
なお、委員の皆様はこの後、協議していただく事項があります。そのまま、お待ちください。
=休憩 午後3時26分=
=再開 午後3時33分=
191
◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。
〔上京陳情について協議を行った。その結果は次
のとおりであった。
1 陳情項目
(1) 道路事業に関する要望
ア 道路事業の予算確保について
イ 道路事業の整備促進について
(2) 街路事業に関する要望
ア 街路事業の予算確保について
イ 街路事業の整備促進について
(3)
社会資本整備総合交付金に関する要望
ア 都市計画道路事業等の予算確保について
イ 長崎駅周辺土地区画整理事業の予算確保
について
ウ 都市公園事業の予算確保について
エ 市街地再開発事業等の予算確保について
オ 公営住宅建替事業等の予算確保について
カ 下
水道事業の予算確保について
キ 世界遺産保存整備事業の予算確保につい
て
(4) 都市構造再編集中支援事業に関する要望
ア 都市構造再編集中支援事業の予算確保に
ついて
(5) 松が枝国際観光船埠頭2バース化の整備に
関する要望
(6) 九州新幹線西九州ルートの整備に関する要
望
(7) 九州新幹線西九州ルートの整備促進と事業
実施時の地元業者活用等に関する要望
(8) 九州新幹線西九州ルートの整備に関する要
望
(9) 九州横断自動車道(長崎IC~長崎芒塚I
C)の今年度中の開通に向けた着実な整備
促進に関する要望
(10)地方創生道整備推進交付金事業に関する要
望
ア 地方創生道整備推進交付金事業の予算確
保について
2 新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、要
望方法、要望書の案文及び要望先については、
正副委員長に一任する。〕
192
◯永尾春文委員長 それでは、これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。
次回の委員会ですが、明日の午前10時から当委員会室で開会いたします。
=散会 午後3時39分=
長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。
建設水道委員長 永尾 春文
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