令和2年 9月 定例会1 出席議員の議席番号及び氏名 議 長 森 山 林 11 番 内 川 隆 則 1 番 牧 瀬 昭 子 12 番 中 村 直 人 2 番 成 冨 牧 男 13 番 尼 寺 省 悟 3 番 伊 藤 克 也 14 番 藤 田 昌 隆 4 番 西 依 義 規 16 番 飛 松 妙 子 5 番 池 田 利 幸 17 番 古 賀 和 仁 6 番 竹 下 繁 己 18 番 久保山 日出男 7 番 樋 口 伸一郎 19 番 齊 藤 正 治 8 番 久保山 博 幸 20 番 松 隈 清 之 9 番 江 副 康 成 21 番 小 石 弘 和 10 番 中川原 豊 志2 欠席議員の議席番号及び氏名 な し3 説明のため出席した者の職氏名 市 長 橋 本 康 志 健康福祉みらい部長 岩 橋 浩 一 副 市 長 横 尾 金 紹 市民環境部長 橋 本 有 功 総 務 部 長 野 田 寿 建設部長 松 雪 努 企画政策部長 石 丸 健 一 経済部次長 松 隈 久 雄 教育長 天 野 昌 明 教育次長 白 水 隆 弘4 出席した議会事務局職員の職氏名 事務局長 橋 本 千 春 議事調査係主査 大 塚 隆 正 事務局次長 兼議事調査係長 横 尾 光 晴 議事調査係主任 古 賀 隆 介 議事調査係主査 武 田 隆 洋5 議事日程 日程第1 議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号) 〔各
常任委員長審査報告、質疑、討論、採決〕 日程第2 議案甲第37
号鳥栖市部設置条例の一部を改正する条例 議案甲第42号財産(
学習用タブレット端末等)の取得について 〔
総務文教常任委員長審査報告、質疑、討論、採決〕 日程第3 議案乙第21号令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号) 議案甲第39号市道路線の廃止及び認定について 〔
建設経済常任委員長報告、質疑、討論、採決〕 日程第4 議案乙第19号令和2年度鳥栖市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案乙第20号令和2年度鳥栖市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案甲第38号鳥栖市税条例の一部を改正する条例 〔
厚生常任委員長審査報告、質疑、討論、採決〕 日程第5 請願第3号高田・安楽寺周辺を大気汚染から守るためゴミ処理施設の 予定地変更を求める請願書 請願第4
号次期ごみ施設予定地の変更を求める(飲み水を守る)請願書 〔
厚生常任委員長審査報告、質疑、討論、採決〕 日程第6 議案甲第40号鳥栖市教育委員会委員の任命について 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第7 議案甲第41号鳥栖市
固定資産評価審査委員会委員の選任について 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第8 諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦について 諮問第3
号人権擁護委員候補者の推薦について 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第9 意見書案第4号小・中学校の少人数学級の早期実現を求める意見書 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第10 意見書案第5号防災・減災、国土強靭化対策の継続・拡充を求める意見書 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第11 意見書案第6
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な 悪化に対し地方財源の確保を求める意見書 〔提案理由説明、質疑、討論、採決〕 日程第12 休会の件 令和2年9月16日 鳥栖市議会議長 森 山 林 様
総務文教常任委員長 中 村 直 人
総務文教常任委員会審査結果報告書 本委員会に付託された案件は、審査の結果下記のとおり決定したので、
鳥栖市議会会議規則第77条の規定により報告いたします。 記┌──────┬───────────────────────────┬──────
┐│ 議案番号 │ 件 名 │ 審査結果 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙18 │令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)
│ 原案可決 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 甲37
│鳥栖市部設置条例の一部を改正する条例 │ 〃 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 甲42 │財産(
学習用タブレット端末等)の取得について │ 〃 │└──────┴───────────────────────────┴──────
┘ 令和2年9月16日 鳥栖市議会議長 森 山 林 様
建設経済常任委員長 松 隈 清 之
建設経済常任委員会審査結果報告書 本委員会に付託された案件は、審査の結果下記のとおり決定したので、
鳥栖市議会会議規則第77条の規定により報告いたします。 記┌──────┬───────────────────────────┬──────
┐│ 議案番号 │ 件 名 │ 審査結果 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙18 │令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)
│ 原案可決 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙21 │令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号) │ 〃 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 甲39 │市道路線の廃止及び認定について │ 〃 │└──────┴───────────────────────────┴──────
┘ 令和2年9月16日 鳥栖市議会議長 森 山 林 様 厚生常任委員長 江 副 康 成
厚生常任委員会審査結果報告書 本委員会に付託された案件は、審査の結果下記のとおり決定したので、
鳥栖市議会会議規則第77条の規定により報告いたします。 記┌──────┬───────────────────────────┬──────
┐│ 議案番号 │ 件 名 │ 審査結果 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙18 │令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)
│ 原案可決 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙19 │令和2年度鳥栖市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)│ 〃 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 乙20 │令和2年度鳥栖市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1 │ 〃
││ │号) │ │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 甲38 │鳥栖市税条例の一部を改正する条例 │ 〃 │└──────┴───────────────────────────┴──────
┘ 令和2年9月16日 鳥栖市議会議長 森 山 林 様 厚生常任委員長 江 副 康 成 請願審査結果報告書 本委員会に付託された請願は、審査の結果下記のとおり決定したので、
鳥栖市議会会議規則第92条の規定により報告いたします。 記┌──────┬───────────────────────────┬──────
┐│ 請願番号 │ 件 名 │ 審査結果 │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 3 │高田・安楽寺周辺を大気汚染から守るためゴミ処理施設の予│ 不
採択 ││ │定地変更を求める請願書 │ │├──────┼───────────────────────────┼──────┤│ 4
│次期ごみ施設予定地の変更を求める(飲み水を守る)請願書│ 〃 │└──────┴───────────────────────────┴──────┘ 午前10時開議
○議長(森山林) これより本日の会議を開きます。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第1 議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)
○議長(森山林) 日程第1、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 各常任委員長の審査報告を求めます。 まず、
総務文教常任委員長の審査報告を求めます。
中村総務文教常任委員長。
◎
総務文教常任委員長(中村直人) ただいま議題となりました、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)中、当
総務文教常任委員会に付託されました関係分について、その審査の経過と結果の主なものを御報告申し上げます。 まず、歳入について申し上げます。 地方特例交付金につきましては、
住宅借入金等特別税額控除による減収を補填する特例交付金等の額の確定に伴い622万5,000円が補正されております。 地方交付税につきましては、当初予算で3億円が計上されておりましたが、普通交付税の額の確定に伴い1億2,569万7,000円が補正されております。 国庫支出金のうち教育費国庫補助金につきましては、
公立学校情報機器整備費補助金2億673万円、
史跡等購入費補助金1,040万円が計上されております。 繰入金につきましては、財政調整基金繰入金6億1,954万6,000円が減額補正されております。 繰越金につきましては、一般会計の令和元年度の決算に伴うものとして、9億1,495万5,000円が補正されております。 諸収入のうち雑入につきましては、令和元年度鳥栖市
地区広域市町村圏組合負担金返還金4,608万1,000円のうち27万4,000円が計上されております。 市債のうち教育債につきましては、小中学校のICT環境整備に係る事業債1億4,230万円が計上されており、また、普通交付税の額の確定に伴い臨時財政対策債3億円が補正されております。 次に、歳出について申し上げます。 総務費のうち財政調整基金費につきましては、繰越額の確定等に伴い財政調整基金に4億5,800万円が積み立てられております。 教育費のうち小中学校費につきましては、小中学校のタブレット端末の購入などにICT環境整備に要する経費4億7,361万5,000円が計上されております。 社会教育費につきましては、史跡田代太田古墳の追加指定地公有化に要する経費1,341万3,000円が計上されております。 また、中学校完全給食に関する業務委託料につきましては、令和3年度から令和8年度まで、5億8,826万7,000円の債務負担行為が設定されております。 審査の過程において各委員から、
GIGAスクール環境整備事業に関し、タブレット端末を持ち帰った場合の家庭での通信費負担について、タブレット端末の契約方法、仕様及び予備機について、小学校6年生及び中学3年生の人数分の整備から方針転換した経緯について、教職員への研修と外部知見の活用及び保護者への周知について、中学校完全給食に関し、これまでの議論の経緯及び民設民営の考え方について、将来的な施設整備について、今後のスケジュール及び公会計化について、史跡田代太田古墳の将来の計画についてなどの質疑があり、執行部からそれぞれ説明を受けたところであります。 当
総務文教常任委員会といたしましては、慎重審査の結果、採決により原案のとおり可決すべきものとして決した次第であります。 また、議案外ではございますが、特別定額給付金について、第7次鳥栖市総合計画策定について、新庁舎建設工事の入札の経過について、それぞれ報告があったところであります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) 次に、
建設経済常任委員長の審査報告を求めます。
松隈建設経済常任委員長。
◎
建設経済常任委員長(松隈清之) ただいま議題となっております、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)中、当
建設経済常任委員会に付託された関係分の審査の経過と結果の主なものについて御報告申し上げます。 初めに、歳入について申し上げます。 国庫支出金のうち
災害復旧費国庫負担金につきましては、7月豪雨に伴う災害復旧工事費に対する
土木施設災害復旧費国庫負担金として、1,333万3,000円が計上されております。 県支出金のうち土木費県補助金につきましては、花と緑を育む
地域づくり推進事業補助金の内示に伴い53万2,000円が補正されております。 市債のうち土木債につきましては、下岸田中央線の防災対策工事費に対する道路橋梁債として2,000万円、
河川等しゅんせつ工事に対する河川債として1,900万円がそれぞれ補正されております。 農林水産業債につきましては、落石が発生しました保安林斜面の防災対策事業に対する林業債として2,750万円が計上されております。 災害復旧債につきましては、7月豪雨に伴う災害復旧工事費に対する
農林水産施設災害復旧債として150万円、
土木施設災害復旧債として1,030万円、
商工施設災害復旧債として170万円がそれぞれ計上されております。 次に、歳出について申し上げます。 農林水産業費のうち農地等保全管理費につきましては、
河内河川プール整備工事及び平田上ため池の廃止工事に係る工事請負費として1,220万円が補正されております。 林道事業費につきましては、林道管理に係る委託料として250万円が補正されております。 治山事業費につきましては、保安林斜面の落石対策工事に係る工事請負費として2,750万円が補正されております。 土木費のうち道路維持費につきましては、後退道路用地の測量調査に係る委託料として100万円、雨水対策等に伴う道路側溝等整備の工事請負費として2,600万円がそれぞれ補正されております。 道路舗装費につきましては、舗装改修に伴う工事請負費として1,100万円が補正されております。
交通安全対策事業費につきましては、市内一円の交通安全施設に係る工事請負費として500万円が補正されております。
道路防災対策事業費につきましては、下岸田中央線の防災対策工事に係る工事請負費として2,000万円が計上されております。 河川改良費につきましては、河川等のしゅんせつに係る工事請負費として1,900万円が補正されております。 公園管理費につきましては、原古賀町児童遊園ののり面崩壊を防止するため及び7月豪雨により発生しました朝日山公園の土砂を撤去するための工事請負費として770万円が補正されております。 緑化推進費につきましては、花と緑を育む地域づくり推進事業に係る需用費として16万7,000円、花とみどりの推進協議会への補助金として36万5,000円がそれぞれ補正されております。 災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費につきましては、7月豪雨により発生しました農地、林道の災害復旧工事費として、単独災害復旧費に280万円が補正されております。
土木施設災害復旧費につきましては、7月豪雨により発生しました市道河内・大峠線の災害復旧工事費として、現
年発生公共災害復旧費に2,000万円、単独災害復旧費に370万円がそれぞれ補正されております。
商工施設災害復旧費につきましては、7月豪雨により発生しました
西部工業団地調整池の災害復旧工事費として、単独災害復旧費に170万円が計上されております。 次に、債務負担行為の補正について申し上げます。
味坂スマートインターチェンジ(仮称)の設置に係る飯田・
酒井東線等道路改良事業工事負担金につきましては、令和3年度において限度額9,781万3,000円の債務負担行為が設定されております。 審査の過程で各委員から、河内河川プール付替え水路設置時の川床の整備状況と現状について、河内河川プール付替え水路補修工事の工事内容について、保安林斜面落石現場の現状とその対応について、
保安林斜面落石対策工事を4工法で取り組むが、それぞれの工法内容について、商工施設の災害復旧事業における国費負担について、
西部工業団地調整池の災害箇所、隣接する土地の境界及び土地の所有者について、
西部工業団地調整池の災害の未然防止の可否について、虹が丘調整池のしゅんせつ工事に係る経緯等について、花とみどりの祭りの事業内容及びコロナ禍への対応についてなどの質疑があり、関係資料の提出を求めるとともに、執行部からそれぞれ説明を受けたところであります。 以上、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)中、当
建設経済常任委員会関係分につきましては、現地調査を含め、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものとして決した次第であります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) 次に、厚生常任委員長の審査報告を求めます。
江副厚生常任委員長。
◎厚生常任委員長(江副康成) ただいま議題となっております、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)中、当厚生常任委員会に付託されました関係分について、審査の経過と結果の主なものを御報告申し上げます。 初めに、歳入について申し上げます。 国庫支出金のうち総務費国庫補助金につきましては、社会保障・
税番号制度システム整備補助金として890万8,000円が補正されております。 諸収入のうち雑入につきましては、令和元
年度鳥栖地区広域市町村圏組合負担金返還金4,580万7,000円が計上されております。 市債のうち災害復旧債につきましては、鳥栖市
斎場周辺崩落災害復旧工事分として、令和2年発生災害復旧事業900万円が計上されております。 次に、歳出について申し上げます。 総務費のうち戸籍住民基本台帳費につきましては、国外転出者がマイナンバーカード及び
公的個人認証サービスを利用できるようにするため、システム改修委託料977万1,000円が補正されております。 衛生費のうち予防費につきましては、予防接種法改正に伴う
ロタウイルスワクチン予防接種の実施に必要な経費として、
会計年度任用職員報酬2万9,000円、手数料8万7,000円、予防接種委託料1,101万円が補正されております。 塵芥処理費につきましては、小動物死骸受付等に必要な経費として、
資源物回収指導等業務委託料24万4,000円が補正され、
資源物広場電源引込み工事60万円、小
動物死骸保管用保冷庫25万円が計上されております。 災害復旧費のうち単独災害復旧費につきましては、7月豪雨により被害が生じた鳥栖市
斎場周辺崩落災害復旧工事費900万円が補正されております。 審査の過程において各委員から、住民基本台帳及び
戸籍附票システム改修委託料に関し、当初予算計上の戸籍システム改修との整合及び国の考え方について、委託先業者と経費について、予防接種委託料に関し、委託先について、予防接種の時期について、副作用について、接種方法について、周知方法について、交付税措置について、他予防接種の接種率について、
資源物回収指導等業務に関し、小動物死骸受付から焼却までの業務の流れと委託期間について、委託先業者と委託理由について、
次期ごみ処理施設工事期間中の資源物広場利用者の安全確保について、
斎場敷地入り口付近のり面崩落に伴う今後ののり面安全確保の対応についてなどの質疑があり、執行部からそれぞれ説明を受けたところであります。 なお、自由討議の中で、令和2年4月28日以降に生まれ、国の定額給付金の給付を受けられていない新生児に対する支援について、子供の貧困対策推進を目指した子供の生活実態調査の追加実施について、それぞれ意見交換を行ったところであります。 また、総括において委員から、大型事業の着実な推進について、委員会と執行部との一層の連携について、情報提供の充実についての要望があったところであります。 当厚生常任委員会といたしましては、現地視察を含め、慎重審査の結果、議案乙第18号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、議案外ではございますが、市民課窓口での電子マネー決済の開始について、鳥栖市障害者福祉計画、鳥栖市障害福祉計画及び鳥栖市障害児福祉計画策定の概要について、鳥栖市高齢者福祉計画策定の概要について、
一般廃棄物処理基本計画の見直しの概要について、
次期ごみ処理施設整備に係る佐賀県
東部環境施設組合議会8月定例会等の報告について、SAGA2023鳥栖市実行委員会の設立についての報告を受けたところであります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) ただいまの各常任委員長報告に対し質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これより討論を行います。 本案に対しまして、尼寺省悟議員より反対討論の通告がなされておりますので、発言を許します。尼寺議員。
◆議員(尼寺省悟) 日本共産党議員団の尼寺省悟です。 ただいま議題となっています、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算について反対討論を行います。 大きく2点、その理由を述べます。 1点目は、予算説明書6ページ、第2表債務負担行為補正5億8万8,826万7,000円、中学校給食業務委託料についてです。 この中学校給食業務委託料が、今回、債務負担行為として計上されたことについて、大変唐突に感じております。 この件に反対する理由ですが、それは教育委員会が示している鳥栖市学校給食基本理念及び基本計画とは明らかに違うものだからです。 今回の債務負担行為は、民設民営のセンターを前提とした中学校給食となっています。 しかし、計画では公設公営、現在の小学校給食と同じセンターを目指していたはずです。 この方針転換はいつどういった場で確認されたのか、この間、議会への丁寧な説明はあっておりません。今議会での説明も納得できるものではありません。 2つ目、それは債務負担行為額の積算根拠が薄弱であり、将来的な財政負担を懸念するからです。 この債務負担行為の額は何を基に見積もったのか、債務負担行為額は5年間分となっているが、そもそも何年までの契約を想定しているのか、尋ねても明確な答えは返ってきません。 今回可決されれば、後は基本的に教育委員会と業者との関係になります。 令和2年9月下旬から11月に、業者選定、委託契約の締結、そして令和3年8月開始と大変窮屈なスケジュールです。 急いでは事を仕損じる、このことを申し上げておきます。 次は、
GIGAスクール環境整備事業についてであります。この事業に4億7,362万円計上されています。 この財源の内訳は、国からの補助金が事業費の半分以下の2億676万円で、残りが一般財源と借金である市債で賄われています。 教育委員会が、6月議会では、このGIGAスクール構想について、1人1台端末の整備が求められているが、本市にあっては、学校での有効な活用方法を研究し、本市に必要なものを必要な規模で過剰投資にならないよう、また、数年後の更新なども考慮しながら整備をしていきたい。タブレット端末の導入については、児童生徒の学習に与える効果のほか、教職員の指導法改善に係る研修などを考慮しながら、段階的に進めていきたいとして、現時点ではGIGAスクール構想には乗らないと答弁されております。 私が、教育委員会がなぜ今度方針を変えられたのか、こういった問題点が解消したのか、また解消できるのか、本会議や委員会での説明を聞いても、なかなか理解できません。納得できません。なぜ、今この構想に乗るのか。財政的に問題はないのか。 本来ならば、国の政策で始まった事業であるのに、本市においては、自治体負担が半分以上ある。また、更新時やランニングコストの重い負担はどうするのか。 準備は。教職員への研修はどうなのか。今、教職員はコロナ禍の中での対応、4月からは小学校の英語教育、プログラミング教育の指導などで多忙を極めており、そのような中で進めていけるのか。 過剰投資、宝の持ち腐れにならないのか疑問であります。 ところで、今議会の一般質問で、このGIGAスクール構想に乗らなければ、鳥栖市の教育に大きな禍根を残すなどの議論がなされたように聞きました。 私はそのような議論に同意はできません。 教育のICT化について、上智大学理工学部情報理工学科教授の辻元氏の指摘を紹介しておきます。教育のICT化が学力を向上させるのかという点について、教育のICT化を見ると、授業環境の先進度、電子黒板やプロジェクターで1位を取ったのは佐賀県の87.1%、最下位は秋田県の17.3%。佐賀県は教育のICT化の先進県として有名で、例えば、デジタル教科書の整備状況は全国第1位で、ほぼ100%。ところが、昨年の全国学力調査で、秋田県は県別ランキングで1位、一方、佐賀県は43位でした。デジタル教科書や電子黒板の導入が、学力の向上につながっているのか疑問を感じさせる結果だと指摘されております。 私は学力調査を評価しているものではもちろんありませんが、このように言われております。 また、デジタル機器の導入は時代の要請だという側面はあるが、少なくとも現在のところ、デジタル機器が学力を向上させるのに役立つという研究結果は存在していない。 例えば、佐賀県の武雄市では、スマイル学習という生徒1人1台のタブレットPCを使った大規模ICT教育の導入が行われたが、学力への明確な効果は得られなかったという結論になっている。 ほかにも、デジタル機器導入の実践実験が数多く実施されているが、学力への効果が明確に認められているとは言えない。 そして、2010年、情報処理学会、日本数学会、日本物理学会などの8つの学会が、連名でデジタル教科書の導入に関し5つの要望を紹介されています。 そのうちの4項目だけ紹介します。 事項1、デジタル教科書の導入が、手を動かして実験や観察を行う時間の縮減につながらないこと。 事項3、デジタル教科書の使用が、児童生徒が紙と筆記用具を使って、考えながら作図や、計算を進める活動の縮減につながらないこと。 事項4、デジタル教科書の使用が、児童生徒が自らの手で頭を働かせて、授業内容を記録し整理する活動の縮減につながらないこと。 事項5、デジタル教科書の活用が、児童生徒同士が直接的に考えを交換しながら進める学習の活動の縮減につながらないこと。 これらは10年前の提言ですが、デジタル機器が思考を省略してしまうことへの懸念がよく分かる内容になっていますと指摘されております。 ところで、7月の臨時会で、コロナ禍による臨時休校に備えてのオンライン授業を可能にするための小6、中3生全員に、タブレット導入の事業を可決しました。 我々はこれに対して賛成をしました。 教育委員会から、コロナ禍による対応と、このGIGAスクール構想による整備は全く別物であるとの答弁が総務文教委員会ではなされております。 さて、最後になりますが、私は教育のICT化を頭から否定するつもりはありません。 しかし、国が児童生徒の教育に及ぼす効果や影響についての研究、検証を十分に行わないまま進めることに対しては問題があるし、教職員に対して、また自治体に対して、多大な財政負担を強いることになります。 今やるべきことは、教職員を増やし、長時間労働、残業をなくすこと。少人数学級を全ての学年で実現すること。ここに力を注ぐべきだと申し上げて、反対討論を終わります。
○議長(森山林) 討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は起立により採決いたします。 本案に対する各常任委員長報告は可決であります。本案は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案乙第18号令和2年度鳥栖市一般会計補正予算(第5号)は、各常任委員長報告のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第2 議案甲第37
号鳥栖市部設置条例の一部を改正する条例 議案甲第42号財産(
学習用タブレット端末等)の取得について
○議長(森山林) 日程第2、議案甲第37号及び第42号を一括議題といたします。
総務文教常任委員長の審査報告を求めます。
中村総務文教常任委員長。
◎
総務文教常任委員長(中村直人) ただいま議題となりました、議案甲第37号及び議案甲第42号について、その審査の経過と結果の主なものを一括して御報告申し上げます。 まず、議案甲第37
号鳥栖市部設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。 この条例は、組織機構の見直しに伴い、市長部局の部を6部から7部へ再編成するとともに、事務分掌を改めるものであります。 審査の過程において各委員から、新設されるスポーツ文化部に関し、課の構成、業務内容及び人員について、部設置などに伴う他部署への影響及び異動することで不足する人員確保の考え方について、また、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に関連して、県内他市の組織体制及び見直し後の担当課の今後の人員配置について、開催自治体からの情報提供についてなどの質疑があり、執行部からそれぞれ説明を受けたところであります。 次に、議案甲第42号財産(
学習用タブレット端末等)の取得についてにつきましては、小学6年生及び中学3年生の全員が利用できる台数のタブレット端末等を取得するための契約を締結しようとするものであります。 発注に当たっては、公募型プロポーザル方式により、去る8月28日のプレゼンテーション審査を経て、9月1日に株式会社内田洋行九州支店と9,663万7,464円で仮契約が締結されたとの説明を受けたところであります。 審査の過程において委員から、今回の契約に家庭の通信環境整備分も含まれているかの確認について質疑があり、執行部から説明を受けたところであります。 当
総務文教常任委員会といたしましては、慎重審査の結果、以上2議案につきましては、原案のとおり可決すべきものとして決した次第であります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) ただいまの委員長報告に対し質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 両議案に対する委員長報告は可決であります。両議案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案甲第37
号鳥栖市部設置条例の一部を改正する条例及び議案甲第42号財産(
学習用タブレット端末等)の取得については、委員長報告のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第3 議案乙第21号令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号) 議案甲第39号市道路線の廃止及び認定について
○議長(森山林) 日程第3、議案乙第21号及び議案甲第39号を一括議題といたします。
建設経済常任委員長の審査報告を求めます。
松隈建設経済常任委員長。
◎
建設経済常任委員長(松隈清之) ただいま議題となりました、議案乙第21号令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号)及び議案甲第39号市道路線の廃止及び認定について、その審査の経過と結果の主なものを一括して御報告申し上げます。 まず、議案乙第21号令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。 収益的収入につきましては、他会計補助金として1,316万8,000円が補正されております。 収益的支出につきましては、県道・市道改修等に伴うマンホール等に係る修繕費として1,000万円が補正されております。 資本的収入につきましては、工事負担金の増加見込額1,372万8,000円が補正されております。 資本的支出につきましては、西田川河川改修事業に伴う下水道管移設の設計業務委託料及び轟木工業団地内における区分地上権設定地に係る測量業務委託料、合わせて1,689万6,000円が補正されております。 審査の過程で、轟木工業団地内における区分地上権設定契約に関し、各委員から、履行期間について、相手方から管渠の移設を求められた場合の対処について、管渠が老朽化した際の工事についての質疑があり、それぞれ執行部から説明を受けたところであります。 次に、議案甲第39号市道路線の廃止及び認定について申し上げます。 今回廃止する路線は4路線、認定する路線は23路線となっております。 認定する路線の内訳は、開発行為に伴い終点の変更を行うものが3路線、寄附行為に伴い終点の変更を行うものが1路線、開発行為に伴い新たに認定を行うものが17路線、寄附行為に伴い新たに認定を行うものが2路線となっております。 当
建設経済常任委員会といたしましては、慎重審査の結果、議案乙第21号及び議案甲第39号につきましては、原案のとおり可決すべきものとして決した次第であります。 なお、議案外ではございますが、報告第9号決算認定に関する議案の否決を踏まえて講じた措置について及び報告第10号専決処分事項の報告について報告を受けたところでございます。 報告第9号につきましては、平成30年度鳥栖市水道事業会計決算認定に関する議案の否決を踏まえて、鳥栖市水道事業の管理者の権限で行う、鳥栖市長が講じた措置の内容について、各委員から、課長級以上の職員の在籍期間の考え方について、これまでに在籍した上下水道局員の長期在籍する傾向の有無について、在籍期間を制限せず上下水道局職員の専門性を高めることを優先することについて、上下水道局職員一人一人の公務員としての自覚を徹底する方策について、過去1年間の現地検査の件数と実施割合について、機構改革案における検査体制の考え方について、コンプライアンス研修の内容について、不正によって職員が受ける処分が全庁的に周知、理解を得られているかについての質疑があり、それぞれ執行部から説明を受けたところであります。 報告第10号につきましては、市道の管理の瑕疵に基づく損害賠償の額の決定について、各委員から、市道の陥没箇所への対応について、周辺の道路の管理状況についての質疑があり、執行部からそれぞれ説明を受けたところであります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) ただいまの委員長報告に対し質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 両議案に対する委員長報告は可決であります。両議案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第21号令和2年度鳥栖市
下水道事業会計補正予算(第1号)及び議案甲第39号市道路線の廃止及び認定については、委員長報告のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第4 議案乙第19号令和2年度鳥栖市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案乙第20号令和2年度鳥栖市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案甲第38号鳥栖市税条例の一部を改正する条例
○議長(森山林) 日程第4、議案乙第19号、第20号及び議案甲第38号、以上3議案を一括議題といたします。 厚生常任委員長の審査報告を求めます。
江副厚生常任委員長。
◎厚生常任委員長(江副康成) ただいま議題となりました、議案乙第19号、議案乙第20号及び議案甲第38号、以上3議案について、一括してその審査の経過と結果の主なものを御報告申し上げます。 初めに、議案乙第19号令和2年度鳥栖市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 令和元年度鳥栖市国民健康保険特別会計の決算に伴う繰越金が確定したことなどにより、歳入、歳出とも1億1,459万7,000円が補正されております。 審査の過程において各委員から、新型コロナウイルス感染症の影響による減免申請の件数及び金額について、令和元年度国民健康保険特別会計決算に伴う繰越金に関し、県への返還金の財源について、本年度の繰越金の見込みについて、令和3年度保険税率の抑制財源の対応についてなどの質疑があり、それぞれ執行部から説明を受けたところであります。 次に、議案乙第20号令和2年度鳥栖市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 令和元年度鳥栖市後期高齢者医療特別会計の決算に伴う繰越金の確定により、歳入、歳出とも143万2,000円が補正されております。 次に、議案甲第38号鳥栖市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本改正は地方税法等の一部改正に伴うもので、個人市民税において、未婚の独り親に対する税制上の措置及び寡婦控除の見直し、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る課税の特例の創設、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、イベントを中止等した主催者に対し、払戻請求権放棄した者への寄付金税額控除の適用及び住宅借入金特別税額控除の特例期間の延長を行うものであります。 次に、法人市民税については、法人税における連結納税制度の見直しに伴い規定を整備するものであります。 また、固定資産税、都市計画税において、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、中小事業者等が所有する償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税等の軽減、並びに生産性革命の実現に向けた固定資産税の特例措置の拡充を行うものであります。 さらに、たばこ税において、軽量な葉巻たばこの課税方式の見直しを行うとともに、還付加算金と延滞金の特例規定の改正を行うものであります。 当厚生常任委員会といたしましては、慎重審査の結果、議案乙第19号、議案乙第20号及び議案甲第38号、以上3議案については、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) ただいまの委員長報告に対し質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 3議案に対する委員長報告は可決であります。3議案は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第19号令和2年度鳥栖市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案乙第20号令和2年度鳥栖市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)及び議案甲第38号鳥栖市税条例の一部を改正する条例、以上3議案は委員長報告のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第5 請願第3号高田・安楽寺周辺を大気汚染から守るためゴミ処理施設の予定地変更を求める請願書請願第4
号次期ごみ施設予定地の変更を求める(飲み水を守る)請願書
○議長(森山林) 日程第5、請願第3号及び第4号を一括議題といたします。 厚生常任委員長の審査報告を求めます。
江副厚生常任委員長。
◎厚生常任委員長(江副康成) ただいま議題となっております、請願第3号高田・安楽寺周辺を大気汚染から守るためゴミ処理施設の予定地変更を求める請願書について、審査の経過と結果の主なものを御報告申し上げます。 本請願につきましては、委員から紹介議員に対し、過去の請願や陳情と違う点についての質疑があり、紹介議員から説明がありました。 また、委員間での協議の中で、ダイオキシン類のリスクの程度について、ダイオキシンやPM2.5濃度の問題と、次期ごみ処理施設が現予定地に建設されることとの関連性について、子供たちへの影響回避と、近隣の空気汚染の回避の方策についてなど協議がありました。 以上、主なものについて申し上げましたが、請願第3号につきましては、過去に提出された次期ごみ処理施設関連の請願と陳情の協議経過を整理した上で、慎重に審査を行った結果、不採択と決した次第であります。 次に、請願第4
号次期ごみ施設予定地の変更を求める(飲み水を守る)請願書について、審査の経過と結果の主なものを御報告申し上げます。 本請願につきましては、委員から紹介議員に対し、本請願が提出されるに至った経緯について、現建設予定地に旧ごみ処理施設があった頃のダイオキシン等の影響について、鳥栖市の飲み水の評価について、他団体のごみ処理施設の状況についてなどの質疑があり、紹介議員から説明がありました。 また、委員間での協議の中で、令和元年の陳情第21号との違いについて、近隣の空気汚染の問題と次期ごみ処理施設が現予定地に建設されることとの関連性についてなどの協議がありました。 以上、主なものについて申し上げましたが、請願第4号につきましては、過去提出された次期ごみ処理施設関連の請願と陳情の協議経過を整理した上で、慎重に審査を行った結果、不採択と決した次第であります。 以上、御報告といたします。
○議長(森山林) ただいまの委員長報告に対し質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これより討論を行います。 両請願に対し、牧瀬昭子議員より賛成討論の通告がなされておりますので、発言を許します。牧瀬議員。
◆議員(牧瀬昭子) 皆さんおはようございます。社会民主党・小さな声の会、牧瀬昭子です。 今回、請願3号、請願4号の賛成討論をさせていただきます。 このたび、先ほど委員長のほうからも御報告がありましたが、たびたび請願や陳情が行われてきました。 この数、陳情が5件、請願が3件、現在、陳情が1件、請願が2件ということで、合わせて陳情6件、請願が5件提出されたことになります。 その中身に関して、空気のこと、水のこと、今回提案に上がっていた、この請願に上がってたことが重なる部分もありますが、これが、なぜいろいろな方々から心配され、何度も何度もこれが上がってきているのかという質問も受けました。 これに対して、私自身、紹介人として意見を申し上げますと、皆さんが納得するだけのその材料が、根拠が、そして解決方法が見いだせないままに、今進められるというこの状況を、皆さん危惧されていると私は思います。 この解決方法を、どうやったら出せるのだろうかというのを考えるのが、私たちの議員としての仕事でもありますし、それを提案することで、よりよいものを鳥栖市としても提案していくということが必要になってくると思います。 まず、大気のほうから申し上げておきたいと思います。 今回問題になっているのは、高田・安楽寺の周辺の方々の生活、そして通学路になっているという問題です。 委員の中からも、高田・安楽寺の方々の生活のこと、そして、ここを通る子供たちの健康のことはすごく大事に思っていると。これを反対したからといって、ないがしろに思っていることはないというお答えもあったり、御意見もあったりして、本当に考えていかなければならないというのは一致していることだと思います。 ただ、ここに関して申し上げますと、この解決策がいまだ、まだはっきりとしたものが出てきていません。 例えばですが、煙突の高さを高くして、周囲に広がるその拡散の濃度を低くするですとか、拡散の距離を長くすることによって、人々の害の軽減を図るとかっていう住民の方々の声もありますし、その住民の方々に対して、もう頻繁に、月に1回にでも、どういう数値が出ていたのかということを、ちゃんと公表していくこと、そして、その濃度をしっかりと測っていくこと、これが住民の方々に対する誠意であると思いますし、ここに建てることによっての、私たちの、その方々への健康を守るために何ができるのかを真剣に考えていることをお伝えする方法ではないかと思います。 次に、最初に申し上げなきゃならなかったのですが、最初この提案が出されたときに、署名を出された方は、大気汚染のほうで50名以上、水のほうでは60名以上の方から署名がありました。 そこから現在までに至って、まだまだ署名を集めたいというお声がありまして、集まってきている数が合わせまして357件――大気のほうですね、水のほうが399件ということで、まだまだ知られてないことがあるんだなというふうに、集めてある方がおっしゃっておられました。 そういう状況にある、このごみ処理場がどこに建つのか知らなかったと、その水を私たちがずっと飲んでいる、2万6,000立方メートル1日当たりで、私たちが使わさせていただいている、この宝満川の近くにごみ焼却施設ができることが、私たちの水にどんな影響が起こるのかっていうのを、すごく恐れておられる方々が、今知ったことによって、増えてきているんだなということを感じます。 現状として、これがどういうふうにして改善されていくのかということを、本当に真摯に受け止めて考えていかなければならないと思います。 現在、ため池の部分に埋まっているものが出ている、地下に出ていることはないよというお話が、執行部のほうからも御報告いただきました。 ですが、下ではなく横から漏れる可能性というのも、地下水の流れからして考えなければならないと思っています。 現在、この大腸菌類も、環境基準は1,000なんですが、7.9倍が出ていますし、BODに至っては、現在轟木川のほうでは、平常時雨が降っていない場合には、基準値を超えています。 もう現在、既にこういう状況にある中で、この環境基準を超えた状況をそのままにした状態で、その上で、このごみ焼却施設を建てるというのは、住民の方々にとって、周囲の方々にとっては、なぜそれをほったらかしにしておいて、新しいものを建てるのかというお怒りが、この書面の中にも含まれていることを、ぜひ御承知いただきたいなと思っています。 皆さん方の安心、安全を本当に考えているのであれば、この焼却施設を建てる前に施すことが様々あると私は思います。 その辺りを踏まえて、住民の方々の声を聞いていただく場を持っていただくこと、そして、掘り起こしのことや煙突のこと、そして、そこに埋まっているものをどのようにして処分をしていくのかという問題を、皆さんと一緒に考える場を真摯に設けていただくということが、鳥栖市の発展にも寄与すると私は思います。 それを意見として申し上げた上で、賛成討論とさせていただきます。
○議長(森山林) 討論を終わります。 これより採決を行います。 両請願は起立により採決いたします。 両請願に対する委員長報告は不採択であります。両請願につきましては、これを採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、請願第3号高田・安楽寺周辺を大気汚染から守るためゴミ処理施設の予定地変更を求める請願書及び請願第4
号次期ごみ施設予定地の変更を求める(飲み水を守る)請願書は不採択とすることに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第6 議案甲第40号鳥栖市教育委員会委員の任命について
○議長(森山林) 日程第6、議案甲第40号鳥栖市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。横尾副市長。
◎副市長(横尾金紹) ただいま議題となりました、議案甲第40号鳥栖市教育委員会委員の任命について提案理由を申し上げます。 教育委員会委員の戸田順一郎氏が、本年9月30日をもって任期満了となりますので、後任として再度同氏を任命したいと考えております。 このことにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、市議会の同意を得た上で市長が任命することになっておりますので、御提案を申し上げたものでございます。 よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○議長(森山林) これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案甲第40号鳥栖市教育委員会委員の任命については、原案のとおり同意することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第7 議案甲第41号鳥栖市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
○議長(森山林) 日程第7、議案甲第41号鳥栖市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、尼寺省悟議員の退席を求めます。 〔尼寺議員退席〕 提案理由の説明を求めます。横尾副市長。
◎副市長(横尾金紹) ただいま議題となりました、議案甲第41号鳥栖市
固定資産評価審査委員会委員の選任について提案理由を申し上げます。
固定資産評価審査委員会委員の尼寺学氏が本年9月30日をもって任期満了となりますので、後任として再度同氏を選任したいと考えております。 このことにつきましては、地方税法第423条第3項の規定により、市議会の同意を得た上で市長が選任することになっておりますので、御提案を申し上げたものでございます。 よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○議長(森山林) これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案甲第41号鳥栖市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。 尼寺議員の除斥を解きます。 〔尼寺議員着席〕 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第8 諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦について諮問第3
号人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(森山林) 日程第8、諮問第2号及び第3号、いずれも人権擁護委員候補者の推薦についてを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。横尾副市長。
◎副市長(横尾金紹) ただいま議題となりました、諮問第2号及び諮問第3
号人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を申し上げます。 人権擁護委員の山内久仁子氏及び古賀啓氏が本年12月31日をもって任期満了となりますので、後任として再度、山内久仁子氏及び古賀啓氏を候補者として推薦したいと考えております。 このことにつきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市議会の意見を聞いた上で市長は法務大臣に対し候補者を推薦することになっておりますので、御提案を申し上げたものでございます。 よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○議長(森山林) これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りいたします。両議案は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、両議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 両議案は原案のとおり異議ない旨回答することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号及び第3
号人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり異議ない旨回答することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第9 意見書案第4号小・中学校の少人数学級の早期実現を求める意見書
○議長(森山林) 日程第9、意見書案第4号小・中学校の少人数学級の早期実現を求める意見書を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。成冨議員。
◆議員(成冨牧男) おはようございます。日本共産党議員団の成冨牧男です。 ただいま議題となりました、意見書案第4号小・中学校の少人数学級の早期実現を求める意見書について、その提案理由を申し上げます。 今般の新型コロナウイルス感染症の広がりの中で、改めて少人数学級の必要性が浮き彫りになっています。 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の提起を皮切りに、日本教育学会は、教職員を思い切って増やすことを提言しました。 全国知事会長、全国市長会長、全国町村会長は連名で、少人数編成を可能とする教員の確保を提言し、文部科学大臣に要請しました。 今後予想される感染症拡大時にあっても、必要な教育を継続し、子供たちの学びを保障する少人数学級の早期実現は、今や国民共通の願いとなっています。 天野教育長は、少人数学級について、その重要性は認識しているが、教室や教員の確保などの課題があり、今後の国や県の動向を注視していきたいと答弁されました。本定例会一般質問への答弁です。 この意見書は、そうした鳥栖市の学校における課題の解決に資するものであると確信しております。 以上で提案理由の説明を終わります。 皆様こぞっての御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(森山林) これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 可否同数であります。よって、地方自治法第116条の規定により、議長において本案に対する可否を裁決いたします。 本案については、議長は否決と裁決いたします。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第10 意見書案第5号防災・減災、国土強靭化対策の継続・拡充を求める意見書
○議長(森山林) 日程第10、意見書案第5号防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。池田議員。
◆議員(池田利幸) 皆さんおはようございます。公明党の池田利幸でございます。 ただいま議題となっております、意見書案第5号防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提案理由を申し上げます。 現在、世界は異常な気候変動の影響を受け、各国各地でその甚大な被害を被っております。 我が国でも、豪雨、河川の氾濫、土砂崩落、地震、高潮、暴風、波浪など、自然災害の頻発化、激甚化にさらされております。 このような甚大な自然災害に事前から備え、国民の生命、財産を守る、防災・減災、国土強靱化は一層その重要性を増しており、喫緊の課題となっております。 こうした状況を受け、国においては、重要インフラの緊急点検や、過去の災害から得られた知見を踏まえ、国土強靱化を加速、進化させていくことを目的に、国土強靱化基本計画を改訂するとともに、重点化すべきプログラム等を推進するための防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策を策定し、集中的に取り組んでおります。 その期限が令和3年末となっております。 現状では、過去の最大を超える豪雨による河川の氾濫、堤防の決壊、山間部の土砂災害等により、多くの尊い命が奪われるなど、犠牲者は後を絶ちません。 今後起こり得る大規模自然災害を最小限に抑え、迅速な復旧、復興へとつながるよう、防災・減災、国土強靱化はより一層、十分な予算の安定的かつ継続的な確保が必要であることにより、国に強く要望するものでございます。 以上、申し上げまして提案理由とさせていただきます。 皆様の御賛同を何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(森山林) これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、意見書案第5号防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書は、原案のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第11 意見書案第6
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方財源の確保を求める意見書
○議長(森山林) 日程第11、意見書案第6
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
中村総務文教常任委員長。
◎
総務文教常任委員長(中村直人) ただいま議題となりました、意見書案第6
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、提案理由の説明を申し上げます。 私ども鳥栖市議会は、今日まで、この時期に地方財政の充実強化を求める意見書を提出していましたが、今回、新型コロナウイルス感染症という問題に直面し、全国市議会議長会より意見書提出の要請を受け、
総務文教常任委員会より提案するものであります。 内容につきましては、新型コロナウイルス感染症が蔓延し、地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより、来年度においても、地方税、地方交付税など、一般財源の激減が避けがたくなっている。地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災、減災、雇用の確保など、喫緊の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されることから、国においては、令和3年度、地方財政対策及び地方税制改正に向け、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。 その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保することなど、5項目にわたり国に要望するものであります。 皆様の御賛同をお願いして、提案理由の説明といたします。
○議長(森山林) これより、質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 本案は、委員会提出議案のため委員会付託は行いません。 これより討論を行いますが、通告はございません。 討論なしと認め、討論を終わります。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、意見書案第6
号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書は、原案のとおり可決することに決しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第12 休会の件
○議長(森山林) 日程第12、休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。来週9月23日から25日まで及び28日の4日間は、議案調査等のため休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、以上4日間は休会することに決しました。 なお、明日9月19日から22日まで、26日及び27日の6日間は市の休日のため休会となります。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
○議長(森山林) 以上で本日の日程は終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午前11時18分散会...