二つ目は、
中国向けSNSウィチャットでの
情報発信でございます。約十二億人が利用しております中国のSNS、
ウィチャットを用いて、二年前から
情報発信を行っておりましたが、昨年十二月に県の
アカウントをリニューアルいたしまして、より見やすいデザインに変更するとともに、
ネイティブのライターが中国人の好みそうな観光地や記事を発信しております。
三つ目は、
台湾向けフェイスブックでの
情報発信でございます。台湾での利用が多い
フェイスブック上に、福岡県の
アカウントを開設しまして、台湾人に人気のある情報を発信しております。
県といたしましては、
インバウンド回復期に福岡県を旅行先として選んでいただけるよう、
ウィズコロナ期における
外国人観光客の誘客の取組をしっかり行ってまいります。
私からの説明は以上でございます。御審議よろしくお願いいたします。
3
◯佐々木允委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。
冨田委員。
4
◯冨田徳二委員 やっていらっしゃることは、ちゃんと分かります。
コロナ禍ということもありますし、状況を見ながらということもありますし、これまでもいろんなところで問合せがあったかと思いますが、福岡県として、東南アジアを含めて、
観光産業がいろんな関わりがありますよね、経済的な関わり、どう認識をして向かっていくかという認識のところを、ちょっと具体的に、短くていいですから、聞かせていただければと。
5
◯佐々木允委員長 酒見観光振興課長。
6
◯酒見観光振興課長 冨田委員のおっしゃるとおり、
観光産業は多くの、裾野が広い産業となっております。これまで
インバウンドが大変好調でございましたけれども、今回の
コロナ禍によって、今観光での入国ができない状況でございます。しかし、このコロナが終息した暁には、しっかり海外から、またお客様に福岡に来ていただけるように、しっかり福岡県の魅力を発信し続けたいと思っております。以上でございます。
7
◯冨田徳二委員 分かりました。みんな同じ、共有をした中でやっている世界ですよね。だから、コロナが終わったときに、終わったときにというのは、だからこそ、今何をやらなければいけないかという課題みたいなものを、どう感じて、どういうふうに発信をするかというところをちょっと。
8
◯酒見観光振興課長 コロナが終息した後は、これまでと観光のスタイルが変わることが、今、想定されております。密を避けるということと、
団体旅行から
個人旅行にシフトすることが想定されております。このため海外からのお客様、今、東京や京都、大阪などの
ゴールデンルートを訪問される方が多いかと思いますけれども、そういった方々に九州、そしてまた福岡のほうにも足を運んでいただけるように、そしてまた、県内におきましても、都市部以外の地方部のほうにも足を運んでいただけるよう、地方部の魅力もしっかり発信をするとともに、
受入体制にも力を入れてまいりたいと思っております。
先ほど説明いたしました
オンラインツアー動画、六つの県内で体験できるツアーを、今回動画で紹介をすることにしております。資料にございます、地方部の
伝統工芸の体験であったり、自然、
アウトドア、これ以外にも
歴史体験、日本食を巡るツアー、そういういうものを準備しております。
コロナが終息し、
インバウンドが回復した際には、しっかりと
受入体制を整えてお迎えしたいと思っております。
9
◯冨田徳二委員 一緒に頑張りましょう。ありがとうございました。
10
◯酒見観光振興課長 ありがとうございます。
11
◯佐々木允委員長 ほかに質疑はありませんか。
神崎委員。
12 ◯神崎 聡委員 ちょうど
決算特別委員会で、私も外国人の
観光誘客について質問をいたしました。そのときにも、今の説明があったわけでありますけれども、要は、令和六年以降の、コロナ後の誘客に向けての取組を、今こういった
プロモーションを作ったりとか、
オンライン商談会をやったりとかということで取り組まれている思うんですけれども、
インバウンドで一番大きいのは、多くの外国人の方々が県内に来て、そしてお金を落としていくということが非常に大きくて、それが今ないものですから、非常に疲弊してきているのもあるんですけれども、ここに書いているように、いろんな工芸品とか、あるいはグルメとか、そういうふうな形で、それぞれの地域でお金を落としていく。今、
プロモーションばっかりやっているんですけれども、福岡よかもん市場とか、そういうものとマッチングさせたりして、この
プロモーションの中に、ちょっとサンプル的なものを購入してもらうと、今のこの時期にですね。そして、福岡県の食の文化とか、あるいは小石原の
伝統工芸品とか、八女茶のサンプルとか、そういうものを、実際に
プロモーションを見るだけじゃなくて、具体的にここに来てお金を落とすと同じような仕組みを作っていければ、コロナ後も、ああ、やっぱり行ってみたいなと、そういう愛着というか、そういうものも、また
一つアイデアとしてあるんじゃないのかなと、今説明を受けながら思いましたので、ちょっと御提案というか、一回研究していただければと思います。どうでしょうか。
13
◯佐々木允委員長 酒見観光振興課長。
14
◯酒見観光振興課長 ありがとうございました。現在も、先ほど申し上げました、県の
インバウンド向けのサイトであったり、SNSの中で、福岡県が誇ります
伝統工芸だったり、食の魅力を発信しておりますけれども、ウェブ上でそういうものが購入できるような仕組み、そしてまた、
インバウンド回復後には、福岡で実際に体験しよう、購入しようと思っていただけるような形で発信をしてまいりたいと思います。
15 ◯神崎 聡委員 よろしくお願いします。今言ったように、既にもうサイトがありますので、そういうふうなお金を落とす仕組みを、この段階から作っていくことを要望させていただきます。以上です。
16
◯佐々木允委員長 ほかに質疑はございませんか。
加地委員。
17
◯加地邦雄委員 ここで論じることじゃないということを前提に、ちょっと意見を聞かせてください。
確かに、福岡を見ていても、豪華客船による中国各地からの来県が全国で一番、非常にありがたい話ですよね。
皆さん御存じだと思いますけれども、実際、どれだけお金が落ちているのかという分析はなされていますか。
なぜこんなことを言うかというと、ほとんど免税店、中国系とか、そういうところですよね。そういう分析がなされていますか。向こうからお客さんを連れてきて、日本で消費しているけれども、実際それは、お金は日本に落ちていないというのが現実ではないかなと。これ、本当かうそか分かりませんよ、僕が聞いた話ね。そういうことを考えると、例えば、
太宰府一つにしても、ちっともありがたくないとよねと、太宰府の人は言うんですよ。おさい銭も入れないで、お金を落としてもまんじゅう一個やろうと。そしてごみだけを落として帰っていくというのが現実であるならば、湯布院とか、そういうところを見ていてもそうなんだけれども、やっぱり中国、韓国だけの誘客を考えても、本当の意味での観光の
レベルアップに、僕はつながらないんじゃないかなと。
ヨーロッパとか、アメリカとか、そういうところのお客さんを本当に入れて、質の高い、そして今回も、
前回観光議連であったように、本当に地域の人たちが、
自分たちが誇りを持って情報を発信していくという本来のあるべき観光の姿というものが育つのかなと、そこばっかり注目しているわけじゃないと思いますけれどもね。そういう意味で、県としてはどういう認識をお持ちなのか。私が言っていることがうそなのか、本当なのかも含めて、ちょっと答弁していただければと思います。
18
◯佐々木允委員長 酒見観光振興課長。
19
◯酒見観光振興課長 回答させていただきます。
本県を訪れていただいております外国の
インバウンドのお客様の
旅行消費単価は分析をしております。その結果を見ますと、やはり近い、韓国であったり、台湾であったり、香港からの旅行者の方々の
消費単価と、先ほど委員御指摘のとおり、欧米からお見えになった
旅行単価は違っております。やはり遠くから、欧米からお見えになる方は、滞在日数も長くなっておりますし、また消費される金額も高いような状況でございます。
我々も、コロナ前、福岡県の観光は、約半数近くが韓国からのお客様でございました。韓国からのお客様は、消費額がちょっと少ないことでございますので、なるべく多くの国から、特に滞在時間が長い欧米豪のお客様に来ていただけるように、今回取り組んでおります県内の魅力を体験してもらうツアーにおきましても、
ターゲットを欧米豪、それと中国の
個人旅行者に向けまして、そういった方々が興味を持っていただける内容の
プロモーションを行っているところでございます。
20
◯加地邦雄委員 私の質問が悪かったのかもしれませんけれども、そういうことではなくて、中国系とか、そういうところの免税店がほとんどであれば、日本に税金として入ってこないんですよ。売上げが上がっているようだけれども、実際は日本のためになっているのかなという、僕の質問なんです。その辺の分析はされているのかなと。その辺はどうなんですか。僕はそういう話を聞いたので、確認をしているんですけれども。免税店で買っても、ほとんどが中国系の免税店であれば、お金は日本に落ちないでしょう。だから、中国で消費させなくて、日本に来て、日本で中国のを消費させているという理屈にならんかなと。
21
◯佐々木允委員長 神代観光局長。
22
◯神代観光局長 今、
加地委員がおっしゃいましたように、
クルーズ船がたくさん来ておりましたときに、運輸局等と、そういった
クルーズ船の現状について分析するような会議も行っておりました。やはりその中では、中国の
ビジネスモデルの中で成立をしているということ、そして、二〇一九年にはクルーズも少なくなっていたんですけれども、それもやはり、中国の
ビジネスモデルの中で、なかなか船主が買い上げても、今までのような爆買いの傾向も減っておりましたので、お買物がされない傾向の中で、日本に対する
クルーズ船が減ってきているということ。それからお食事も、
クルーズ船の中でかなり豪華なお食事が出るということで、正直上がって食べていただく量というのもそんなになかったとは聞いております。
23
◯加地邦雄委員 それが現実ですよ。それは悪いとは思わないけれども、それだけに表向き、観光客がいっぱい来て、何千万人になったとかいったって、実際それが本当の意味で日本の
観光振興につながっているのかなということを、
冨田委員も先ほど言われたけれども、もう一度、
コロナ禍で何を論じなければいけないかというのは、本当の意味で、どうあることが本当の
観光振興になるのか。それが地域の活性化につながって、地域の人たちの生きがいになって、本当の観光のあるべき姿、コロナが始まった二年前に、星野リゾートの星野さんが言いましたよね。
インバウンドは全体の中でわずかじゃないかと。そういう
コロナ禍だからこそ、もう一度地域を、本当に宝を探していこう、宝の人材を探していこうという、あるべき
観光振興の姿というものを、今だからこそ見直さなければいけないのじゃないかというのが、
冨田委員の質問なんだろうと思うんですよね。だから、数とか、売上げとかだけじゃなくて、それは体制が変われば、こんなに変わりますよ、中国、韓国にしても、そこばっかり見ていたのではね。だから、僕が言っている
ヨーロッパとか、欧米を含めて、そういうお客さんを呼べる地域にならないと、本当の意味での地域の活性化というか、
レベルアップにつながらないんではないかなということを、疑問に思っているという質問です。
24
◯神代観光局長 今、
加地委員おっしゃったとおりだと思っております。コロナが始まる前は、国のほうも
インバウンドの
入国者数、ここに着目をして、六千万人という目標も立てておりました。コロナが始まりまして、私どもも
観光審議会という審議会の中で、委員の先生方とも議論しているんですけれども、やはり今まで数ばかりを見過ぎていたんじゃないかと。来られた方が、そこで、私どもが
観光指針の中で、住んでよし、訪れてよしということ、そういった
観光振興をやっていこうというのをポジションにしております。そういった意味では、何人人が来たかではなくて、来られた方が、そこでどういった満足をして帰っていって、そしてまた来たいと思っていただけたのか、そういったことが重要なんじゃないかということで、今まさにそういった議論をさせていただいているところで、
観光地域づくりにつきましても、既にあるものだけではなくて、地域の方々が、
自分たちはこんなことができるという、そういったおもてなしができる、そのための
コンテンツをつくるでありますとか、それを継続していくために、人が必要になりますので、そういった人材を育成していくこと、そういった基盤をつくることが大事じゃないかということで、今考えているところでございます。
25
◯加地邦雄委員 皆さんが十分に、私ごときが言ったことを理解してあることは分かっています。ただ、それは地域にまだ下りていないと思う。だから、皆さんがやってこられた努力を、さらに進めていただいて、
冨田委員がおっしゃったように、コロナが終わった後に形が変わりますよ、観光だけじゃなくて、世界の在り方が変わると思う。その中で、我々はどう生きていくか、観光も含めて、今からしっかり、さらに努力をしていただきたいと要望して終わります。
26
◯佐々木允委員長 ほかに質疑はございませんか。
壹岐委員。
27 ◯壹岐和郎委員 今の話と重複するかもしれませんが、確かに量から質に変わっている、そういう観光の在り方というのは、議論のとおりだと思うんですが、経済効果についても、きちっと数字が出ているはずですから、今の
加地委員の質問に対して、経済効果の事実だけはきちっと伝えられるでしょう、今。それをお伺いしたい。
もう一つは、例えば、文化の交流とか、教育の交流とか、また学術とか、いろんなものが、人と人がなかなか交流できない時期なんですけれども、だからこそ、そういうものとの商工との兼ね合いとか、連携とか、いろんな可能性を見つけ出すということにおいても、そういう文化の面から、教育の面から、学術の面からということがあると思うんですが、そういうものを探り出すという意味で連携とか、そういうことは教育されているんですかね。この文面だけを見ると、なかなか、経済に期待して、観光客をどう呼び込むかということは、確かに大事なことなんでしょうけれども、それがなかなか難しいから、今悩んでいるので、いろんな多方面から、免税とか、具体的にやられているんですか。
28
◯佐々木允委員長 酒見観光振興課長、答えられる範囲があれば。文化振興になったら、また別なところでしょうけれども。
酒見観光振興課長。
29
◯酒見観光振興課長 前段で、経済効果のお話に対してお答えさせていただきます。
これは、国の訪日外国人消費動向調査の結果でございますけれども、二〇一八年の結果でございます。このときの福岡県内での旅行の消費額でございますけれども、一千七百三十一億円となっております。
30
◯佐々木允委員長 神代観光局長。
31
◯神代観光局長 先ほど
壹岐委員から御指摘がありました文化、教育、学術の交流ということで、教育につきましては、教育旅行という形で、
コロナ禍前につきましては、外国からの教育交流の場合、教育旅行の場合、少人数の教育旅行になるんですけれども、そういったものに対して、私ども支援をする、あるいは
九州観光推進機構でもそういう取組がございましたので、一緒になってやるということをやらせていただいております。
また、文化、学術の交流ということになりますと、なかなか私どものほうから仕掛けていく形にはならないんですけれども、MICEの形で、そういったものがある際には、会場のほうで県の観光について、いろいろとPRさせていただく、そういったことを国際交流局とも連携をしてやらせていただいたところでございます。
32 ◯壹岐和郎委員 なかなか難しいんでしょうけれども、質の向上というのは、本当に大事な点と思うので、今だからこそできることをしっかり取り組んでいただければと思います。広く取り組んでいかないと、今言ったように、経済効果だけを狙ってどうのこうのというのは、皆さんその辺はしっかりやっておられるんでしょうけれども、もう一回原点に戻るというか、どういうことが日本に役に立つのかということを、しっかり頭に置いてやっていただきたいと思います。以上でございます。
33
◯佐々木允委員長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
34
◯佐々木允委員長 ほかにないようでありますので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「県産農林水産物の輸出促進について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。山北輸出促進課長。
35 ◯山北輸出促進課長 県産農林水産物の輸出促進について、御説明いたします。
農林水産部、委員会資料の一ページをお願いいたします。
少子高齢化、人口減少による国内需要の減少に対応するため、海外での販売拡大を目指し、輸出の取組を進めております。現在
新型コロナウイルス感染症の影響により、渡航しての
プロモーションや対面式の商談が実施困難であるため、輸出先の状況に応じまして、現地の輸入業者と連携した販売促進フェアの開催やウェブを活用したPRや商談等を実施しております。
では、御説明いたします。二、令和三年度の主な取組です。(一)量販店での販売促進フェアの開催です。あまおう、ミカン、柿などの品目について、香港、台湾、シンガポールなど六か国・地域におきまして、予定も含め十六回開催することとしております。
続きまして、(二)飲食店での福岡フェアの開催です。本県産農林水産物を使用したメニューを提供するフェアを、香港、シンガポールなど四か国・地域におきまして、予定も含め五回開催することとしております。既に実施したものとしましては、昨年十二月一日から十五日まで、香港のミシュラン星つきレストランで、本県産のカキやアマダイなどを使用したメニューを提供しました。シェフからは、毎日満席となり、お客様から食材の鮮度がよいの声をいただくなど、大変好評であったということです。フェア終了後も、あまおう、福岡の旬の魚、糸島産のハーブなどが継続して提供されております。
(三)
インフルエンサーを活用したPRです。コロナの影響により、店頭での
プロモーションが難しいため、今年度から販売フェア等に合わせ、現地で人気の
インフルエンサーを活用し、本県産農林水産物のPRを行っております。具体的には、香港の高級スーパーで、十一月に実施しました柿の秋王フェアについて、四人の
インフルエンサーが
フェイスブックやインスタグラムで紹介し、日本の柿は甘くておいしいなど、多くのコメントをいただいております。また、十二月に香港のレストランで開催しました福岡フェアにおきましては、ラジオのDJでもある
インフルエンサー等から発信いただいたところです。現在予定している販売フェアにおいても、
インフルエンサーを活用し、県産品の拡大を図ってまいります。
次に、(四)ウェブを活用した商談会の開催です。県では、産地と海外バイヤーをつなぐウェブ商談会を実施しております。昨年八月、博多万能ねぎの輸出に向け、JA筑前あさくらと日系量販店との商談を行いました。船便での試験輸出の結果が良好であったことから、年間取引が実現いたしました。十一月からシンガポールやマレーシアへの定期輸出が始まっております。今後、県産酒、あまおう、八女茶等についても商談を行う予定です。
続きまして、(五)輸出促進研修会の開催です。生産者やJAなどを対象に、農林水産物の輸出に関する最新情報の提供や意識啓発を目的に研修会を開催しております。今年度は福岡の会場とシンガポールをつないで開催することとしております。
最後に、三、経済対策関連事業です。十二月補正で予算措置いただきました県産酒の輸出拡大についてです。国内での酒類の消費量が年々減少する中、有望な市場である中国や香港への輸出を拡大させるため、県の海外事務所を活用した高級中華レストラン向け商談会の開催、多くのバイヤーが集まる大規模展示会への酒蔵出展支援、輸出に意欲的な酒蔵の海外営業ツール、ホームページやパンフレットなどの翻訳費用等の支援を行います。当事業につきましては、本年度から来年度にかけて取り組んでいくこととしております。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願いします。
36
◯佐々木允委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
冨田委員。
37
◯冨田徳二委員 今、いわゆる県として独自の輸出をしているという、東南アジアがメインだろうと思うんですが、どれぐらいあるんですかね。そして、これからもうちょっと販路というものが広げられるかどうかという、この二点について、普通に話してもらえればいいです。
38
◯佐々木允委員長 山北輸出促進課長。
39 ◯山北輸出促進課長 今、海外への輸出で、福岡県独自の取組といいますのは、アメリカ向けにミカンを輸出しているのは、今のところ福岡県だけになっております。ただ、アメリカ向けミカンというのは、数年前に解禁されたんですが、やはり検疫体制への対応が、いろいろ手間もかかるということもありまして、他県産のものが、まだあまりされていない、輸出業者等に聞きましても、国に聞きましても、本県だけが出しているところです。
その対応につきましては、県と、県が出資して設立しました輸出業者である九州農産物通商と一緒になりまして、アメリカ向けの栽培、そして園地登録、アメリカに出すための消毒みたいな、国内では必要のない手間がかかりますけれども、そういったものを実施しまして、今、アメリカのほうに出している状況です。
また、二点目の販路拡大につきましては、今、本県で一番出荷が多いのは、イチゴのあまおうになりますけれども、やはりあまおうにつきましても、引き続きPRを行うとともに、また新しい輸出先国の開拓といたしまして、香港が、本県では一番大きな輸出先ですけれども、東南アジア、そしてそれに加えまして、アメリカのほうが人口も多いということと、それと、やはり日本産の果物がおいしいという、有望市場であるということを踏まえまして、今後アメリカへの輸出を販路拡大していきたいと思っております。
また、先ほど、三の経済対策、十二月補正で予算措置いただきましたけれども、県産酒、今まで本県の県産酒は、飲食店等で出しておりましたので、少しコロナの影響で飲食店等が休業したときに影響を受けましたけれども、今後は、コロナの巣籠もり需要で中国、香港というのが、すごく需要が伸びておりますので、そういったところを
ターゲットに、もっと福岡県産酒の魅力をPRしていく、そして、いろんな販売チャンネルを増やしていくことで、販売拡大をしていきたいと考えております。
40
◯冨田徳二委員 すみません、ものの言い方として、ああいう言い方になりましたけれども、頑張っていらっしゃることは十分分かっていますので、これからもその可能性を探っていただきたいという思いがしていますから、よろしくお願いいたします。
41
◯佐々木允委員長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
42
◯佐々木允委員長 ほかにないようでありますので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
43
◯佐々木允委員長 特にないようでありますので、次に進みます。
次に、「今後の委員会活動について」、お諮りいたします。
このことにつきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが。いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
44
◯佐々木允委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
また、二月定例会において行うこととなっております、本特別委員会の委員長報告につきましても、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
45
◯佐々木允委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名委員を指名いたします。
加地邦雄委員、栗原悠次委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
以上で、本日の議事は全て終了いたしました。
本日はこれをもちまして、国際化・多
文化共生社会調査特別委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午 後 一 時 四 十 一 分 閉 会
Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...